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  1. 大和高田市議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(萬津力則君) 皆さん、おはようございます。ただいまより、令和2年3月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(萬津力則君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 施政方針に対する代表質問 3 ◯議長(萬津力則君) 日程に入ります。  日程第1、施政方針に対する代表質問を行います。  質問時間につきましては、各党会派ともそれぞれ1時間30分に制限いたします。  まず最初に、創生高田の発言を許します。15番西村元秀議員。            〔15番(西村元秀君)登壇〕 4 ◯15番(西村元秀君) 皆さん、おはようございます。創生高田の西村でございます。議長のお許しをいただきましたので、施政方針に対する代表質問をさせていただきます。  まず、早速ですけども、質問に入らせていただきます。  1点目ですが、今回、総合計画にかわる大和高田市まちづくりの指針についての質問をさせていただきます。  市長に就任されてから約1年が過ぎようとしていますが、さまざまなことが新鮮であり、思っていたことと違うところも多々あり、苦労されたことであったと認識をしておるところでございます。  今回の大和高田市まちづくりの指針を基本に施政方針を立てられましたが、この指針につきましては8年間ということで、また4年ごとに見直すということになっております。本市におきましても大変急速な少子高齢化や人口減少が進み、2045年には3万7,131人となるというように推計をされています。この指針作成に当たり、市長の考え、思いについてはどのように反映されたのか、お尋ねしたいというようなことでございます。  また、キャッチフレーズにもあるように、「笑顔の花咲くまち大和高田」とされましたが、そのことについて、市長の思いをお尋ねしたいと思います。  次に、2点目ですが、企画広報課を、未来のまちづくりを含む市政全般に関する施策の立案、そして進捗管理等を行う企画創生課と、市政に対する市民の皆様からのご意見を広くお聞きする広聴業務と現産業振興課から新たに観光部門を加え、私の魅力情報発信や国際交流事業等を総合的に所管する広報広聴課に分離するとのことですが、まずは企画創生課についてでございます。  市政全般に施策の立案となっていますが、具体的にどこからどこの範囲で施策について立案を実施するのか、また、その施策に対しまして進捗管理等についてもどこまで踏み込んで実施されるのかをお尋ね申し上げたいと思います。  また、令和3年度の新庁舎移転時から新たな機構で人員配置し、スタートできるような抜本的な見直しを進めていくと言われていますが、新たな機構というのは、各部の統廃合があるのか、また、各課の編成等を見直すのか、お尋ね申し上げます。
     次に、3点目ですが、行政評価制度の見直しについてです。  現在の行政評価システムでもPDCAサイクルを回しながら実施されていると思われますが、何かふぐあいがあり見直しを実施するのか、また、評価シートの変更を行い、よりよいPDCAサイクルを回すように変更を実施して、本当の意味での評価制度の見直しを行うのか、お尋ねしたいと思うところでございます。  また、PDCAを回すということは、大きな目標を持って、そして、行動を行い、そして、その行動に対してチェックを行い、よい点、悪い点を見つけて、悪い点については改善策を求めていって、よりよい目標を持ち、新たな改善策を求めてやっていくのがPDCAサイクルを回すというようなことでございますけども、具体的にそのPDCAを今後どのようなサイクルで見直すのかもお尋ねしたいと思うところでございます。  次に、4点目ですが、新庁舎完成後の現庁舎跡地の有効活用についての検討ですが、以前にシビックコアエリアとして説明を受けたことがございまして、今回上がっている現庁舎跡地の有効活用の検討を進めていくとありますが、以前の説明との違いについてお尋ね申し上げます。  5点目ですが、eスポーツについてです。  昨年の9月議会において否決された案件です。市長におかれましては再提案とすることについても理解させていただきます。  この秋ごろに実施されますが、実施に当たっての市民への理解活動を実施しなければいけないと考えております。特にeスポーツのブームに乗るのではなく、本市の地方創生・地域活性化に向けた取り組みをしなければならないと考えますが、どのようなお考えか、お尋ねします。  また、教育委員会との連携や、子どもたちのゲーム依存についての対策についてもお尋ねを申し上げます。  6点目ですが、総合体育館の老朽化への対応についてですが、以前に総合公園に移転するということで話があったようですが、今回の基本的な施設整備構想の策定についてはどのようなお考えか、お尋ね申し上げます。  7点目ですが、高田商業高等学校の今後についてです。  高田商業高校の大学進学が令和元年度で162名となっています。平成30年度では161名となっています。多くの生徒が大学進学や専門学校に進んでいます。私たちの時代には、商業高校、工業高校というのはここまで進学率があったかなというように思いますので、大きな違いだなというようなことでございます。1学年が大体200名いるということで、75%、4分の3人以上の人が大学進学をしているということでございます。また、専門学校を含めれば、これが80%ぐらいになるのではないかというように思っておりますけども、今後、この高田商業高等学校をどのような位置づけにするのか、また、これだけの進学率があるので教育をどのように、充実するかということについて検討されてはいかがかなと思いますが、どのようにお考えか、お尋ねをします。  8点目ですが、児童ホームについてです。  今回の新型コロナウイルスでの学校の休校で、児童ホームの状況や実態がわかってきたと思っているところでございます。日ごろの児童ホームの預かり時間では日常に何も問題はないと思いますけども、今回、休校があったことで、本市では8時30分から14時までは学校が預かり、そして、14時から18時までは児童ホームで預かっております。  このことはよろしいんですけども、まず、このことにつきまして、今、両親が共働きということで大変苦労されているということもお聞きします。まず、大手企業や公務員につきましては、就学前までは短時間勤務ということで、就業時間が短時間の就業ができるというような制度を持たれております。そのことで、小学校入学になりますと、やはり夏休み、冬休み、春休みにつきましては8時30分からしか預かってもらえないということで、公務員につきましても市役所の就業時間が8時30分からということで、なかなかそれでは両親がそういうように働いていれば、やはり始業前までに送られないという状況が生まれてくるのが実態だというように思っております。そうしたこともよく考え、公務員のことも考えながら、やはり時間延長について市としてしっかりと、子どもたちが住みやすいまちづくりをするためには、やはりこのホームの時間延長が必要であると私は認識しておりますが、家庭の事情もいろいろあります。大手、そして公務員の就業時間についてもありますので、よろしくお願いしたいのと、もう1点ですけども、やはり今、指導員の方たちがなかなか集まらないということでございますので、年収から見てみても大変低いということですので、その処遇改善に向けた取り組みについても今後どのようにするか、お尋ねしたいと思います。  次に、9点目ですが、ビジネスサポートセンターの設置・運営についてです。  令和2年度は、経営の安定や後継者不足・事業継承などの、多くの市内事業者や農業者が直面している課題に重点を置き、新たな視点から相談等を受け、各事業者の強みを生かした商品開発や発想の提案等により市内事業者の収益を高め、雇用の創出、事業の継承・廃業抑制及び経営基盤の強化を図り、定住人口の確保と地域産業の活性化に努めるとありますが、このビジネスサポートセンターの今年度の予算が、本市では1,247万円、広陵町が1,447万円となっております。この運営方法、そして、このビジネスサポートセンターの事務所、拠点はどこに置くかを詳しく具体的にお聞かせ願いたいと思うところでございます。  10点目ですが、財政基盤の確立についてでございます。  現在の社会経済情勢につきましては、雇用状況の改善は見られますが、経済の先行きは依然として不透明感があり、人口減少、少子高齢化、頻発する自然災害など、地方自治体を取り巻く環境はさらに厳しいものとなっております。いかなる局面においても自立した行財政運営を進めることができるよう、安定した財政基盤の確立に向けた取り組みが必要だと私は思っているところでございます。財政確保のために、さらに適正、公平、公正な市税の賦課に努めるとともに、引き続き、税務専門員を賦課担当課に配置するなどの課税体制の強化は重要だと考えます。  財政健全化として、何を指標として取り組むことが重要だと考えているか、お尋ねします。私が思いますのは、やはり単年度の経常収支比率がよいと考えますが、市長のお考えをお尋ねしたいと思うところでございます。  次に、本年度予算につきましてお尋ねします。  市税については、昨年10月から12月期に実質国内総生産(GDP)が1年3か月ぶりにマイナス成長に陥ったわけでございますけども、消費増税による個人消費の落ち込みが主因だと思っているところでございます。しかしながら、落ち込みが想定より大きかったというようなことも言われているところでございます。消費税の増税が消費マインドに与える打撃の大きさを見つける結果となったというようなところでございます。  また、今年度になりまして新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で、企業活動は打撃を受けているところでございます。1月から3月期も2四半期連続のマイナス成長になると観測されますが、本市での市税・法人税について、予算どおりでよいのかというところも、お尋ねしたいと思うところでございます。  以上で、私の施政方針に対する代表質問を終わらせていただきます。 5 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 6 ◯市長(堀内大造君) おはようございます。マスクを着けたまま失礼します。  15番西村議員のご質問にお答え申し上げます。  最初に、将来都市像についてであります。  私は、今回策定いたしました大和高田市まちづくりの指針におきまして、今後8年間で目指す将来都市像を「笑顔の花咲くまち大和高田~みんなで奏でる幸せのハーモニー~」と定めました。  人口減少や少子高齢化の進展等、本市を取り巻く環境は第4次大和高田市総合計画策定当時に比べ、大きく変化しました。また、将来を見据えた際にも、本市に新たに変化をもたらす可能性のある機会が数多く存在します。これらに適切・柔軟に対応しながら、先人たちから受け継がれてきた土台の上に、「みんなが笑顔になる、みんなが笑顔で暮らせる」、そんな大和高田市を築いてまいりたいと考えております。  次に、組織づくりについてであります。  まず、企画創生課において行う具体的な施策の立案、進捗管理等については、令和2年度より大和高田市まちづくりの指針が発効することを受け、これに基づく新しい評価制度の構築を行います。この運用を通して、一層効果的な施策・事業の進捗管理と、新たな施策の立案推進に努めてまいりたいと考えています。  また、新庁舎への移転に合わせた組織・機構の見直しにつきましては、社会情勢や市民ニーズに的確に対応できる行政組織づくりを目指し、早急に改編案の取りまとめを行ってまいりたいと考えております。  次に、行政評価制度の見直しについてであります。  今回の見直しにつきましては、現行の事務事業評価制度が第4次大和高田市総合計画の体系に基づくものであることから、大和高田市まちづくりの指針の発効に合せてこれを一新し、令和2年度をかけて当該指針に基づく新しい評価システムの構築を目指すものであります。  現行の評価につきましては、事業完了後、担当において改めて当該事業を振り返り、見つめ直すという点において一定の効果を得ているものととらえていますが、これを活用する方法については確立されていなかったのが実情です。庁内協議はもちろん、有識者等にご意見をちょうだいしながら、よりよい手法を検討してまいりたいと考えております。  次に、現庁舎跡地の有効活用についてであります。  現庁舎跡地の有効活用につきましては、大和高田市新庁舎建設基本計画において、新庁舎敷地では賄えない来庁者用駐車場の一部、公用車用駐車場職員用駐輪場などの整備、また、大和高田市シビックコア周辺地区まちづくり基本計画において、緑地等の整備と、お示しをさせていただいております。  これらの計画に基づき、新年度予算におきまして現庁舎跡地整備に係る設計費を計上し、来庁者用駐車場等の整備に取り組むとともに、緑地等整備の部分につきましては、今後のシビックコア周辺地区の整備に合わせた有効な活用方法を検討してまいりたいと考えております。  次に、eスポーツについてであります。  eスポーツにつきましては、本市への集客や交流人口の拡大、ひいては地域の活性化に資する可能性のある事業であると認識しております。本市で大会の開催を行うことにより、集客、特に若者を呼び込むことができれば、また大会の開催によってeスポーツ界での本市の認知度が高まれば、より大きな大会の誘致の可能性も生まれてくるのではないかと考えています。そうなれば周辺産業の振興にもつながりますし、集客した若者に本市の魅力を発信することもできます。このようなサイクルをつくることによって、本市への新しい人の流れをつくることが地域の活性化につながるのではないかと考えているところでございます。  また一方で、依存の問題等の課題があることも承知しております。今回の大会の開催に向けては、担当課である企画広報課職員教育委員会事務局担当職員との実務者レベルでの意見交換を行った結果として、参加者を募集する競技種目はサッカーを題材としたものとする、参加資格は高校生以上とすること等の配慮を行いながら進めてまいりたいと考えております。  また、学校現場には、従来からスマホの利用方法等に対して行っていただいている「何事についても、やり過ぎやのめり込み過ぎは、健康や生活上のバランスを崩すおそれがある」との指導を今後も継続して実施いただけるようお願いしてまいります。  加えて、現在、担当課において、本市にある依存症回復等を支援する民間団体のゲーム依存症担当者とお会いさせていただいております。今後、定期的に情報交換等が行えるよう体制づくりを行うことができればと考えております。  次に、総合体育館の施設整備構想についてであります。  今後、総合体育館の整備構想を策定するに当たり、令和2年度当初予算において、総合体育館建替等検討業務委託料を計上させていただいております。  業務内容として、現状把握の調査、改めて、現地での新改築、移転新改築、既存施設の改修の3案における課題を整理し、評価・検証の上、報告書の作成を予定しております。  この報告書を踏まえ、市民スポーツの拠点としての総合体育館のあり方について関係部局・機関とも協議を行いながら、施設整備構想の策定に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、高田商業高等学校の今後についてであります。  施政方針にもお示しさせていただきましたように、高田商業高等学校は市立の高等学校として、社会に通用する人材の育成、確かな学力の育成を目標に、上級資格の取得、部活動の充実等を教育の基本方針として人材育成を目指しております。  その成果は、クラブ活動や大学進学等の進路においても数多くの実績を重ねており、生徒の意欲や能力を伸ばす高等教育を進めてまいりたいと考えております。  次に、児童ホームについてであります。  児童ホームの充実に向けては、保護者らのニーズを踏まえながら、特に課題となっている閉所時刻の延長を最優先に、民間のノウハウの活用など新たな運営方法の導入なども検討しながら、その充実に努めていきたいと考えています。  また、環境整備についても、利用児童数の増加状況などを踏まえながら、必要性が高い児童ホームから順次進めてまいりたいと考えています。  次に、ビジネスサポートセンターについてであります。  まず、令和2年4月にビジネスサポートセンター設置・運営協議会を設置し、センター設立及び運営方針等を定め、一般社団法人広陵産業振興総合機構へセンターの設置・運営を委託いたします。運営方法等については、毎年検討会を開催し、協議いたします。  想定しておりますビジネスサポートセンターの運営は、大和高田市と広陵町に相談事務所を設置し、両市町が均等に相談できる体制を構築いたします。  次に、財政健全化における財政指標についてであります。  財政の健全性をはかる指標として、短期的な財政状況を示す指標が幾つかございますが、そのうち実質収支比率連結実質収支比率は各会計の決算状況をあらわし、経常収支比率は財政構造の弾力性を示すものであり、また、実質公債比率は公債費等の負担の状況を示しており、各指標はそれぞれに連動性のあるものだと考えております。  次に、将来負担比率は中長期の公債費の負担を示す指標でありますが、この指標についても短期的な指標と関連性のあるものでございます。  これらの指標を総合的に判断し、財政健全化に取り組むことが重要であると考えております。  最後に、令和2年度の市税予算についてであります。  令和2年度の法人市民税の計上に当たっては、地方法人課税の偏在是正措置における税率改正に伴い、対前年度比9.8%の減収を見込んでいるところでございます。  また、議員おただしのように、令和2年度では新型コロナウイルス感染症拡大により企業業績に影響を及ぼし、法人市民税が予算に対し減収となることを見込んでおります。  本市に所在する法人の企業業績に対する影響については、今後の各法人の決算状況を注視してまいりたいと考えております。  以上、西村議員のご質問にお答えさせていただきました。どうかご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 7 ◯議長(萬津力則君) 15番西村元秀議員。 8 ◯15番(西村元秀君) ご答弁ありがとうございました。  数点だけ、ちょっと私の思いだけを言わせてもらいたいなというようなことでございます。  まず、今回の大和高田市まちづくりの指針についてでございますけども、この4年間のことをやっていくのかなというようなことを思いますけども、やはりもうちょっとわかりやすくやってほしいなというのがあります。やはりこれだけ少子高齢化が進み、人口減少していく中で、もっとおもしろいまちづくり、笑顔と言っていますけども、なかなか笑顔になれない。12月議会の一般質問にあったように週刊東洋経済でのランキングが最下位であるということがございますので、そこら辺をわきまえて、きちっとした対応をやってほしいなというように思っているところです。  あと、2点目ですけども、企画創生課ということで、これはPDCAを回していくということで、これは本来、本当にPDCAサイクルを回しているのかなというのがありまして、そこら辺をどのようにやっていくかというのが一番問題かなと思っていますけども、そこら辺の本来のPDCAを回すというのを知っている職員っているのかなというのが私は実感として持っておるところです。民間企業であれば、このPDCAを回すというのが、言ってみますと20年ぐらい前からQCサークルということで、アメリカから伝わったやつでやっていましたので、根づいているというようなことで、要因分析をしながら、その要因に対しての対策を打っていくとか、いろいろやり方がありますけども、そのようなやり方を本当にやっていく。ただ単なる目標を設置して、やっているのかなということを思いますので、そこら辺の検証の方もしっかりしてほしいなというのがあるところでございます。  あと、児童ホームですけども、やっぱりニーズが高い。公務員にしたって就学前まではちゃんと時短勤務ということで、朝は10時出勤ですよ、16時に帰ってもよろしいですよという勤務制度が全部就学前まではあると。途端に、小学校へ入学したらそれがなくなってしまって、今までの勤務どおりに働くという制度ですので、公務員であれば8時30分から17時15分までは勤務しなければいけない。遅れれば遅刻になるということで、春休み、夏休みとかだったら実際には8時30分からしか預かってくれない。なら、勤務は8時30分からで、その前に入らないといけない。やっぱり朝の勤務時間も配慮した、きちっとしたことをやってほしい。  また、この今回のコロナウイルスですけども、その中で指導員さんの給料が安いということも、やはりこれはなかなか来ないということでございまして、1名の人は、教員免許が要って、2年以上か何かという規定もあるということでございますので、やはりここら辺の処遇改善もしなければなかなか集まらないというようなのが現状ですので、そこら辺のことも考えてしっかりしてほしいなというように思っているところでございます。  また、eスポーツにつきまして、先ほど言われましたけども、これも9月に米田議員の方から言われていたように、やはりIT企業とかそういう企業についてはスポンサーになりやすいけども、高田として本当にこのスポンサー制度を、多分これはスポンサー制度をやっていかなかったらなかなか長続きがしない。いつまでたっても市が300万円の金をずっと払ってやっていくのかという問題は大きな問題ですので、これはやはり民間に任せてスポンサーをつけるなり、きちっとしたルールづくりをしてもらわないことにはなかなか長続きがしないと思いますので、そこら辺のこともよろしくお願いしたいなと思います。  また、高田商業高校ですけども、商業高校、工業高校というのは就職するところだと思っていましたけど、いざ調べてみるとやはりこれだけの商業高校でも進学率があるということでございますので、国公立でも20名程度が常に合格するということですので、時代が変わってきており、本当の意味での高田商業高校のあり方というのを考えていかなければいけないと思っていますので、よろしくお願いしたいと思っているところでございます。  最後ですけども、財政基盤ということで言わせてもらいましたけども、ずっと見てみますと経常収支比率は平成30年度が99.4%ということでございますので、これだったら弾力性がないということで、昔であれば、私たちは議員になった16年前であれば、経常収支比率が九十一、二%であれば大体良好やでというのは、市であればそれがよい財政ですよということでござました。これであれば、ゆとりある市政運営ができるということでございますけども、経常収支比率が99.4%であれば、経常的経費の方へ、何もかもが行ってしまって、余裕ある仕事ができないということでございますのでそこら辺のことも、もう少しきちっとこの経費を見てみますと、ずっと100%近い比率になっていますので、そこら辺のことを考えながら、きちっとこれからの財源の確保に向けた、人口減少ということで大変難しいと思いますけども、その辺のことに気をつけてやってほしいということでございます。  以上で、私の代表質問を終わらせていただきます。 9 ◯議長(萬津力則君) 次に、絆の発言を許します。14番仲本博文議員。            〔14番(仲本博文君)登壇〕 10 ◯14番(仲本博文君) 改めて、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、絆を代表いたしまして、堀内市長の令和2年度施政方針について質問いたします。  日にちがたつのは早いもので、堀内市政になってもうすぐ1年になろうかと思いますが、波乱万丈の1年ではなかったのかなと思います。9月議会におきまして16年ぶりに総務財政委員会における補正予算全て否決、12月議会でも同じ議案を否決、おまけに減給までされ、本当に気の毒と思いますが、これを教訓にとらえ、気を引き締めていただき、今後の市政運営に生かしてもらえることを期待しております。  また、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、本市におきまして、小中高の休校、各イベント行事の中止や自粛が続く中、市長をはじめ、職員の皆様には大変ご苦労されておられますことを心から感謝申し上げますとともに、引き続きよろしくお願いいたします。  それでは、質問の方に入らせていただきます。  先ほどの西村議員とかぶるところが2つありますが、質問書を出しておりますので、そのとおり質問させていただきます。  最初に、組織づくりについて質問いたします。  企画広報課を企画創生課と広報広聴課に分けられたのは、今後の高田市のあり方を考えた市長の強い思いがあったからだと思いますが、今までと違いがわかるところが具体的にあれば説明してください。  それと、つけ加えになりますけれども、このことを観光に結びつけていくのかという、そこら辺も市長の思いがあれば言っていただけたらと思います。  あと、わたし的には、もっと既存の部局をもう少し考えてほしかったと思っておるところでございます。例を出すと、市民部のことですが、抱えておる課が多過ぎるのではと思います。次長はおられますが、部が分かれていないため、次長、部長が同じこと全てを2人で管理していかなければならない体制は難しいように思います。これを半分に分けて管理できれば、もっと目が行き届き、市民サービスの向上につながると思いますが、市長の考えをお聞かせください。  次に、昨年否決されたeスポーツについてですが、世界での競技人口は約1億人以上、日本でも約390万人と言われております。市民の皆様にどのようなものか知っていただくことが、とありますが、否決されたことで新聞にも大きく載り、奈良県全体にも十分周知されたのではと思います。この議案を再度提案するためには、9月から約5か月、いろいろな調査をされての提案だと思います。  そこで質問ですが、高田市民の何%の人が今実際知っておられるのか、何%の方に周知ができることが目標なのか、それと、対象年齢も教えてください。  ネットで検索したら、すでに高校生の部活でしているところもあるようです。それほどeスポーツにこだわるのでしたら、高田商業高校でeスポーツ部をつくってはどうかと思いますが、市長の考えをお聞かせください。  それから、このeスポーツを今後この市でどのようにしていきたいのかもあったら教えてください。  次に、「認め合い、高め合う 人が輝くまちづくり」についてお聞きします。  その中の人権施策についてお聞きします。  各種研修や啓発活動は活発的にしておられることをよく認識しております。そこで、少し中身に触れたいのですが、人権三法のほか、たくさんの個別法が制定されておりますが、救済措置に対して詳しく明記されておりません。本市は被害者に対する救済措置をどのようにされておるのでしょうか、教えてください。  また、障害者差別解消法が設置され、国からも制定を求められております職員対応要領や障害者差別解消支援地域協議会の設置はされているのでしょうか。また、障害者虐待防止法では障害者虐待防止センターの設置も求められておりますが、されておられるのでしょうか。  次に、子どもたちの笑顔あふれるまちづくりについてお聞きします。  その中のいじめ問題についてですが、最近では片塩中学校のことをよく耳にしました。これは子ども同士のいじめもですが、一部の保護者の勝手な意見も影響があるように聞いております。学校の先生をはじめ、市教育委員会や一部のPTAの方も大変ご苦労されたと聞いております。少し内容はずれるかと思いますが、堀内市長もPTAの役員のOBなのでよくわかっておられると思います。学校の中で子どもたちが笑顔あふれるためには、まず、先生の本当の笑顔が必要です。先生や教育委員会を守るためにも、これを機にモンスターペアレントに対する条例を制定してはと思うのですが、市長のご意見をお聞かせください。  次に、健康でいきいきと暮らせるまちづくりについてお聞きします。  その中の市立病院についてお尋ねします。
     病院業務は、本庁と違って、朝早くからの勤務、また、ドクターの診察終了後、19時ごろから会議を始めるなど、特殊な勤務状態になっているのは市長もご存じだと思います。給与体系や今後の計画も独自でされたらと思うのですが、そこでお聞きしますが、(仮称)大和高田市立病院将来のあり方検討委員会を設置するとありますが、今まで幾度か私も質問しております、市立病院を独立行政法人化にしてはと思うのですが、このことも視野に入れてされるのでしょうか、お聞かせください。  次に、地域支援事業についてお聞きします。  市民主体の地域の居場所の立ち上げ支援とありますが、このことをすることによって、空き家対策も含めて考えておられるのか、具体的な考えがあればお聞かせください。  また、市民主体とありますが、今後どのように連携していかれるのかも教えてください。  次に、活気あふれるにぎわいのまちづくりの中の農業についてお聞きします。  計画はすばらしい計画だと思いますが、2023年1月には生産緑地が解除となることで宅地化が進み、調整地域でも特別区にしている地域の宅地が進んでいるのは皆さんもご存じだと思います。このことを考えると、どこまで支援されるのかが問題だと思います。農業法人や担い手を育成しても、農業用地がなくなれば努力は無駄になります。メリット、デメリットを説明し、事業を慎重に進めていかれることを要望しておきます。また、担い手を育成するだけして、農地がなくなったから終わりにならないように、それもお願いしておきます。  そこで質問なのですが、農地がなくなった後、そうなった場合の対処は考えておられるのでしょうか。具体策があればお聞かせください。  次に、自立と協働のまちづくりについてお聞きします。  その中の人事評価について質問します。  今は各課の上司が部下の評価をしているように聞いておりますが、成果としてよくなったところがあれば教えてください。  令和2年度より給与等の処遇に反映するようにとありますが、当然よければ上がり、悪ければ下がることを意味していると思いますが、これは簡単にできるのでしょうか。また、評価のあり方にも、悪ければ降格も視野に入れてはと思うのですが、市長の考えをお聞かせください。  また、評価ですので、部下から上司に対しても必要だと思いますが、その点についても教えてください。  最後になりますが、さざんかホール1階レストランの空きスペースについてお聞きします。  レストランが閉鎖して約2年になろうかと思いますが、畿央大学の学生が設計し、工事を半年かけて、やっとオープンができるとのことですが、小さな拠点、まちライブラリーの具体的な説明をお願いします。  以上で、壇上からの質問を終わります。答弁、よろしくお願いいたします。 11 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 12 ◯市長(堀内大造君) 14番仲本議員のご質問にお答え申し上げます。  最初に、組織づくりについてであります。  加速する少子高齢化や人口減少等、本市は今、非常に困難な状況に直面しておりますが、こうした状況を打開していくためには、まちの状況をいかに的確にとらえ、効果的な施策を立案、推進していくことができるかが非常に重要になってくるものと考えております。そこで、今回策定いたしましたまちづくりの指針やまち・ひと・しごと創生総合戦略をもとに、将来のまちの姿をしっかりと見据え、人口減少対策や地方創生の実現等に向けた政策調整を行う機能を一層強化することが必要であると考え、企画広報課から企画政策係を分離独立し、企画創生課を立ち上げることといたしました。  また、同時に、本市に新しい人の流れをつくるための手だてとして、魅力の発信を強化していくことも欠かすことができません。企画広報課広報広聴係と、現在、市民部産業振興課商工観光係で所管しております観光部門を統合し、国際交流事業等を総合的に所管する広報広聴課とすることによって、これに取り組んでまいりたいと考えております。  次に、市民部の件については、社会情勢や市民ニーズに的確に対応できる組織づくりを進めていくことは、欠かすことのできない非常に重要な課題であると認識しております。今回、第1段階として一部組織の改編を先行いたしましたが、他の組織につきましても、必要に応じ、令和3年度の新庁舎への移転時から新たな体制でスタートできるよう抜本的な見直しを進めてまいります。  次に、eスポーツについてであります。  本市では独自の調査は行っておりませんが、昨年、全国47都道府県に在住する15歳から69歳の男女を対象に実施された民間調査におきまして、eスポーツの認知度調査が行われております。その結果、「内容も知っている」、「大会経験あり」の回答を合わせて40%程度であり、本市のようにeスポーツに触れる機会の少ない地方においてはさらに低いポイントとなるのではないかと推測するところであります。  とはいえ、吹田市における国内最大級の民間eスポーツ施設の開設や、eスポーツに特化したテレビ番組の放映など、今、eスポーツには大きな注目が集まりつつあります。  そういった中で、本市では、大会を開催することにより、これまでeスポーツを知らなかったより多くの人たちにその可能性に触れていただくとともに、そのeスポーツの持つ可能性に期待をし、本市への集客や交流人口の拡大、ひいては地域の活性化に資する施策の1つとして位置づけてまいりたいと考えております。  なお、今回の大会における競技参加への年齢要件は、高校生以上とさせていただく予定でございます。  次に、高田商業高等学校におけるクラブ活動につきましては、生徒の自主性や自発性を最大限に尊重する必要があり、また、教育委員会や学校そのものでの判断も必要となってくるのではないかと認識しております。  次に、人権施策についてであります。  理念法として制定されている各法では、確かに救済措置の具体像はなく、人権侵害や差別に対する被害者の救済をどのように実現していくかは大きな課題であると受けとめています。  現在、本市では、救済へ向けた相談体制の充実が重要であるととらえ、被害者からのご相談を傾聴し、関係各課や関係機関と適切に連携しながら対応することで、救済に向けての支援を行っています。  今後につきましても、相談体制をさらに充実させるとともに、人権侵害を未然に防ぐため、啓発活動にも取り組んでまいります。  また、本市の障害者虐待防止センターにつきましては、平成24年10月に福祉部社会福祉課に設置しております。しかしながら、障害者差別解消法におけます職員対応要領の制定及び障害者差別解消支援地域協議会の設置はいたしておりません。  本市の対応といたしましては、法律や県の条例に基づき、県とも綿密に連携をとりながら、適切な対応、できる限りの合理的配慮を行うよう努めております。今後も障がいを理由とする差別解消に取り組んでまいります。  次に、モンスターペアレントに対する条例の設定についてであります。  モンスターペアレントの対応に特化した条例、規則等の制定について確認いたしましたが、奈良県だけではなく、全国の自治体においても該当する条例等は見当たらない現状であります。今後、さらに学校と連携を密に図りながら対応してまいります。  次に、市立病院についてであります。  令和2年度に、仮称でありますが、大和高田市立病院将来のあり方検討委員会を立ち上げ、議員おただしの独立行政法人化を含めた経営形態についても議論を進め、中和地域の中核病院として、地域住民の要望に的確に応えられる医療をこれからも持続可能とするために、どのような経営形態がふさわしいかをしっかりと議論し、検討してまいりたいと考えております。  次に、地域の居場所の立ち上げ支援についてであります。  地域の居場所の立ち上げ支援については、公民館や集会所を利用した居場所の立ち上げ支援は行っておりますが、空き家対策を含めての支援は地域包括支援課では考えておりません。  市民との連携については、市民が立ち上げた居場所に地域包括支援課の職員が出向くほか、リハビリ専門職や栄養士、歯科衛生士等の専門職の派遣を行ってまいります。  次に、農業振興についてであります。  活気あふれるまちづくりの中の農業について、生産緑地制度30年を迎えるに当たり、生産緑地指定の解除や調整区域の特区により宅地化が進み、農地の減少を懸念していただいております。  現在、各地域、集落ごとで、5年後、10年後の農業をどのようにして守っていくかという話し合いを進め、その計画書である人・農地プランの作成を農業委員会とともに進めております。  地域の農業の現状を把握し、地域に協力を求めながら、守るべき農地と宅地化を進める地域とのすみ分けを考え、今後、担い手が農業を継続していきやすいように進めてまいりたいと考えております。  次に、人事評価についてであります。  本市の人事評価につきましては、平成26年度より試行しておるところでございますが、本年度の評価結果をもって来年度の給与等の処遇に反映させることになっております。処遇への反映については、評価結果を5段階に区分し、その区分に応じて処遇に反映していくものとなっております。  現状においても、処遇への反映という目に見える形での評価ができることにより、仕事に対するモチベーションの向上につながっているところです。  また、評価結果については、地方公務員法において「人事評価を任用、給与、分限その他の人事管理の基礎として活用するものとする」とされているところであります。  今後も、現制度の定着に努めてまいりたいと考えております。  最後に、小さな拠点事業についてであります。  小さな拠点事業としましては、自治会よりも少し大きな単位による地域コミュニティを再構築するための居場所づくりを想定しております。子どもから高齢者まで、全ての世代において、さまざまな立場ある人がさまざまな目的を持って集い、世代間交流ができる、身近な開かれた拠点を目指しています。そのモデルケースの1つとして、まちライブラリーをさざんかホールのレストランに構築するものであります。  まちライブラリーの具体的な運営につきましては、汽車の形や、秘密基地となるような、子どもたちがわくわくとする本棚をつくり上げ、その仕上がりとともに、地域の方が持ち寄った絵本を設置し、親子が一緒に過ごせる空間をつくり上げます。  このような活動を基盤とした上で、学生と市民の有志、地域の方とともに、この場所の特徴である文化の拠点と、レストラン設備を十分に活用した飲み物の提供等、多種多様な多くの人々が集まる仕掛けや、地域の人が自慢できるこの場所独自の仕組みを構築していきたいと考えております。  以上、仲本議員のご質問にお答えさせていただきました。どうかご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 13 ◯議長(萬津力則君) 14番仲本博文議員。 14 ◯14番(仲本博文君) 答弁ありがとうございます。  その中で何点か、もう1度お聞きしたいことがあります。  そのeスポーツのことですけれども、競技人口は、この間見とったらテニスの競技人口より多いぐらいということがわかっておるんですけれども、どこら辺まで市の人が知らないかということを全然調査していないと。民間の機関が調査しただけのことをもとにしとったのでは、ちょっとだめかなと思うんですけれども。  それと、15歳以上と書いておりますけれども、これは僕の個人的なことになるんですけど、うちの孫が、実際、小学校6年ですけれども、アジア大会にどんどん行っとるわけですよ。ですから、これ、本当に競技で市民にわかってもらおうと思えば、小学校の子どもが親子で来たらもっと広まるんじゃないのかなと。競技する人を、15歳以上じゃなくて小学校や中学校の子どもさんを入れたら、保護者を通じて来るからもっと広まると思うんですけど、そこら辺もちょっと考慮していただけたらと思います。本当に皆、楽しみにしておるようですよ。  それと、高田商業高校でということで、eスポーツをつくってはということですけど、これは先生方や生徒さんがつくりたいなと思えばつくってもいいよということで解釈させてもらっておきます。  それから、先ほどの被害者に対する救済措置をされておると言っておられましたけど、窓口としてはどこら辺が窓口になっておるのか。人権施策が窓口になっておるのか、障がい者だったら福祉の方が窓口になっておるかと。救済措置になるので、どこら辺がどうこうということなしに、1つの大きな窓口を、市民課なり大きな窓口をつくったらどうかと思うんですけども、窓口はどこか、またそれを教えていただきたい。  それと、僕の要望としたら、1か所どこかにまとめて窓口をつくっていただいて、これは虐待防止法やからここへ行ってくださいとか、ここは障がい者だからとか、人権の方になればまた人権施策課の方とか、そういう窓口が必要じゃないかと思います。  それと、モンスターペアレントに関してですけど、条例というので難しくじゃなしに、僕が言っているのは、モンスターペアレントはどうやという定義というものをつくったらどうかと。そこで告発する、告発しないは、これが定義に当てはまるものであれば、告発するというのは威力業務妨害とかもあるでしょう。先生もできるわけでしょう。これがモンスターペアレントという定義に当てはまらなかったらできないということなので、その辺の告発できるまでの基礎をつくっていただけたらと。条例もですけど、条例がもしできないなら、その基礎、どこら辺までしたときはモンスターペアレントとして定義ができるのかなと、高田市として訴えることができるのかなという、そういう定義もつくっていただきたいなと。要望にしておきます。  それと、次、地域支援事業についてですけれども、この中で空き家対策もどんどんしとる中で、高田市は今しておられるのは公民館とかでしておると聞いておりますが、橿原市は今、実際、空き家を使ってどんどんしておるところがあるんですよ。そこで、僕はそこの人とかかわってこの間いろいろ教えてもらったんですけれど、要支援の方が働けるということになれば、そこで働ける、内職もできるということになって、それが支援がどんどん消えていっとるわけですよ。市としたら、物すごくこれ、これからの負担も減るし、物すごくお互いが見守りができるということなので、できたら空き家対策も含めて各拠点をたくさんつくっていただけたらと。地域地域によって、10個あっても全然いいと思うんですよ。歩いていける人も、近くなら歩いていけると思うんですけど、遠かったらやっぱり車で行かなければならないとなったらなかなか行けないと思うので、ここは本当に市民主体ということになるので、そこら辺、少ししっかり連携していただけたらと思います。  それから、この農業法人の方ですけど、僕が言いたかったのは、法人化で担い手をどんどんつくる中で、していっても、なくなったときに、その人の仕事を、担い手をわざわざ育成しながら、農業の場所がなくなった、貸してくれないとかなったときに、この人らはどうなるのかなと。そのときに、ほかの仕事についとったらよかったのかなと。当然、定年した人は年金もあって、それでいいと思うんですよ。この担い手というのは若い人のことを示していると思うので、その後の救済措置なり、合特法やったら国から定めたもので、このことがなくなったら違うことをさせますよとかいう、そこら辺もある程度視野に入れてしっかり進めていただけたらと思います。  それと、先ほどの中で、次、人事評価ですけれども、答弁がなかったと思うんですけども、部下から上司に対しての評価が必要だと僕は思うんですよ。民間は結構やっておるんですけれども、この答弁がなかったのですが、今後どういうふうに考えていくか教えてください。  以上で、質問と要望ですけど、今のことを答弁できたらしていただきたいんですけど、わかりますか。できたらよろしくお願いします。 15 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 16 ◯市長(堀内大造君) ただいまの仲本議員のおただしですが、6点あったと思います。順に答えてさせてもらいます。  eスポーツにつきましては、今回15歳以上ということで、それより低年齢ですね、小学校、中学校も参加すればいいということなんですけども、今回、先ほど西村議員への答弁にもございましたように、担当者レベルで協議した結果、今回は15歳以上ということで、サッカーを中心にやりたいと思っています。この結果をもとに、次回からそういったことを考えていきたいと思っております。  2つ目、障がい者のことですが、大きな窓口があればということで、またそういったところは担当課とともに検討してまいりたいと思います。  次、モンスターペアレントの定義ですけども、これは本当に非常に難しいところで、どこまでがモンスターなのか、ではないのかというのは、客観的に見るのはなかなか難しいと思います。これも法務情報課とまた協議してまいりたいと思います。  4つ目ですけども、空家対策条例については、この間、今議会で空き家対策の非常事態の緊急回避において条例を制定しますけども、これの会議を今年度3回行いましたが、この利活用については次の課題であると私も認識しております。また、令和2年度において、この先ほどおっしゃっていました利活用についてもまた検討していきたいと考えております。  5つ目ですね。農業についても、これも確かになくなった後ということでありますけども、これもまたそういうことについては担当課と協議してまいりたいと思います。  最後ですけども、人事評価でございますけども、これは答弁がなかったということでございますが、今のところ、この現制度の定着に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 17 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。11時15分より再開いたします。            午前11時4分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時15分再開 18 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 19 ◯議長(萬津力則君) 次に、公明党の発言を許します。8番砂原弘治議員。            〔8番(砂原弘治君)登壇〕 20 ◯8番(砂原弘治君) 議長のお許しを得、公明党大和高田市議団を代表し、施政方針に対して代表質問をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルスの猛威は収まらない状態であります。亡くなられた方々にはお悔やみを申し上げます。また、感染された多くの方々にはお見舞いを申し上げ、一日も早く回復されることをお祈り申し上げます。  本市におきましても、新型コロナウイルス対策をさまざまにとられてこられました。引き続き、市民の皆様のためにご尽力されますことをよろしくお願い申し上げます。  他の代表質問と重なっているものもございますので、同種のご質問をさせていただきますが、ご了承願います。  「住んでよかった」、「住み続けたい」、「住みたい」まち、「笑顔の花咲くまち大和高田」をテーマに、社会情勢や市民ニーズに的確に対応することが重要と述べられております。そのとおりではあります。今回示された組織編成には、教育委員会が独自に所管しておりました施設の建設や営繕業務を環境建設部に移管するとありました。昨年、高田西中学校大規模改修工事の追加工事発生による問題が生じました。より専門分野が担当することにより、問題の再発防止につながるとの決意にも思います。強靱な組織体制を構築するには、より一層各課の連携が重要だと思います。市長を中心に庁内団結し、住民行政を進めていただきたいと思います。  そこで今回、今、教育委員会が所管している、働く親御さんのために小学生を預ける児童ホームの、福祉部への移管についてはどのようにお考えでありますか、お教えください。  そして、次に、人口減少について。  大和高田市まちづくりの指針において、1995年をピークに緩やかに減少しているとありました。また、将来の人口予測では、5年ごとに記され、40年後の先、2060年には、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口の予測では2万4,613人と現行の3分の1になり、本市の戦略人口として3万5,891人の目標とされております。  そこで、まず、これまでの人口減少の原因、また理由など、市長はどのように認識しておられますか、お教えください。そして、人口ビジョンの素案も出ておりますが、人口減少対策についてのお考えをお教えください。  さて、来年度の主な施策、大和高田市まちづくりの指針のもと、6つの基本目標として示されていました。順を追って、何点か質問させていただきます。  まず、1つ目の「認め合い、高め合う 人が輝くまちづくり」。  人権を尊重する社会の実現及び平和を願う市民意識の醸成を目指していかなくてはならない。  また、生涯学習機会の充実、文化活動の推進、スポーツ環境の整備では、総合体育館の老朽化への対応について基本的な施設構想の策定に取り組むとありました。前市長が示された総合公園への移転計画は見直されるのでしょうか、お答えください。  また、国際交流推進では、これまで交流を図られてきたオーストラリア、リズモー市以外の国との交流はどのように考えられているか、お尋ねいたします。  次に、基本目標の2の子どもたちの笑顔あふれるまちづくり。
     教育環境の充実は将来への投資であり、最大限の環境づくりをしていただきたいものであります。平成30年度からアンガーマネジメントを採用され、2年、その効果は、また、今回、スクールサポートスタッフを試験的に配置されますが、どういった効果を期待されているのか、お聞きします。  若者と地域をつなぐモデル事業として、若者の居場所「ヒサかた」を開設されることは非常に好ましいことであります。なかなかひきこもりやニートから脱却したいと思っていても、何らかのきっかけがないと抜け出せない。親もどうすればいいのかわからない。本市では、中央公民館で定期的に若者サポートステーションが出張相談会をとられておりますが、常に若者が集える居場所がありませんでした。今回の事業は、私も期待しているところであります。  そこの運営などを、もう少し具体的にお話をしていただきたいと思います。  3つ目の健康でいきいきと暮らせるまちづくり。  市立病院のあり方について、市長はどのような認識をされているのか。市立病院の将来のあり方を検討する委員会を立ち上げて、将来像を示していくとあります。昨年、ニュースにも取り上げられ、多くの市民の皆様にご心配をかけている、老朽化に伴う市立病院の旧館の耐震化、建替えについて、早急に方向性を示さなくてはならない。いや、対応をしていかなくてはならないと思います。お考えをお聞かせください。  地域事業支援について、本市もさまざまな取り組みをされております。地域福祉計画を立てるに当たり、市内の高齢者がどのような介護予防に取り組んでいるのか、実態調査をすることの重要性を感じております。そのことについて、どう思われますか。  4つ目の活気あふれるにぎわいのまちづくりのビジネスサポートセンター設置について、もう少し具体的に、また、効果などを教えていただきたいと思います。  5つ目の安心して暮らせる快適のまちづくり。  高齢者が免許を自主返納しても、かわる足がない、移動手段に困るといった声が聞こえてきております。コミュニティバス「きぼう号」は、そういった人たちの足の役割も大きいものであります。平成28年から運行が改編されましたが、まだまだ利便性を高めていかなくてはならないと思います。  今回、通勤・通学の定期券、回数券の導入とありました。現行の運行開始時間は8時からであります。どのように改編を考えられているのか、お聞かせください。  長年かけて取り組んできた本郷大中線の進捗状況をお聞かせください。  また、生活環境の整備では、水道事業の広域化について市長のお考えを、また、認識をお聞かせください。  安全で災害に強いまちづくりの推進では、防災対策の強化、新規ハザードマップの作成、配布などが行われるようでありますが、抜本的に災害における危険箇所の掌握、対策を学術的、専門的に分析し、対策を進める災害対策専門機関の設置についてのお考えをお聞かせください。  最後の自立と協働のまちづくりについてであります。  いよいよ新庁舎が来年度、令和3年3月に完成します。さらに総合体育館、市立病院旧館等の建替え事業などが控えている中、財政が厳しくなるように思います。本市の今後の財政見通し、認識をお答えください。  以上、ご答弁よろしくお願いいたします。 21 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 22 ◯市長(堀内大造君) 8番砂原議員のご質問にお答え申し上げます。  最初に、児童ホームの所管についてであります。  児童ホームにつきましては、児童福祉法に基づき、放課後児童健全育成事業の一環として運営されており、現在、本市におきましては、施設が小学校敷地内に設置されていること、また、当該施設を利用する児童が同小学校に通学する児童であること等から、教育委員会での所管とさせていただいているところでございます。  ご指摘の移管につきましては、令和3年度の新庁舎への移転時に合わせた組織の見直しの中で、他の組織の課題とあわせ、さまざまな観点から研究を行ってまいりたいと考えます。  次に、人口減少対策等についてであります。  本市におきましては人口減少が続いておりますが、原因につきましてはさまざまな理由があり、主なものとして、全国的な少子高齢化や、第2次ベビーブーム世代が成人された時期以後、比較的若い世代の他の自治体への転出が目立つようになってしまっていること等が挙げられるのではないかと考えています。  こうした状況に対応するため、平成27年に大和高田市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、対策を進めておりますが、同戦略が令和元年度末をもって計画期間満了となることから、現在、現行の人口ビジョン及び総合戦略の改定作業を進めており、パブリックコメントの手続を経て、3月末には新しい人口ビジョンと第2期の総合戦略が完成する予定となっております。  令和2年度以降は、この第2期の総合戦略をもとに、「本市における安定した雇用を創出する」、「大和高田への新しいひとの流れをつくる」、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」、「地域が連携し、安心して暮らせるまちをつくる」の4つの基本目標に基づき、人口減少対策に向けた各種の施策を進めてまいりたいと考えています。  次に、総合体育館についてであります。  先ほど西村議員の質問にもお答え申し上げたとおり、総合体育館の施設整備につきましては、令和2年度予算において総合体育館建替等検討業務委託料を計上させていただいており、改めて建替え等3案における課題を整理・検証した上で、施設整備構想を策定していきたいと考えています。  次に、国際交流の推進についてであります。  現在のところ、市として公的に他の都市との交流を進めていくことは検討しておりませんが、市民レベルでの交流につきましては、国際交流推進に向けた施策の中で都度判断しながら、必要に応じた取り組みを行ってまいりたいと考えております。  次に、アンガーマネジメントについてであります。  アンガーマネジメント事業については、教職員が子どもを理解する資質を向上するため、実践的な教員研修を実施するとともに、市内全教職員にリーフレットを配布し、理念の共有を図ることで、アンガーマネジメントの手法を取り入れた指導ができる教員の育成に努めてきました。  研修受講者からは、「児童を多面的、多角的にとらえるようになった」や「生徒の問題行動の背景に目を向けることができ、広い視野を持って生徒に接することができるようになった」といった感想が出されるなど、教員の意識や指導の方法に変容があらわれてきたと感じています。  また、「友達の気持ちに共感する姿勢を示す児童が少しふえた」や「落ちつきを取り戻しやすくなった児童もいる」といった感想もあり、徐々にではありますが、子どもの変容にもつながり始めていると考えています。  次に、スクールサポートスタッフについてであります。  スクールサポートスタッフについては、教員にかわって、授業に必要な準備や、各機関からの調査に関する統計処理、報告書の作成などの業務を行うことがその役割となります。  これらの業務をスクールサポートスタッフが教員にかわって行うことで、教員の教育以外の業務量は削減され、新たに生まれた時間は、教員が児童生徒への指導や教材研究等に注力できる体制を構築することに効果的に作用すると考えています。  次に、若者の居場所「ヒサかた」についてであります。  若者の居場所「ヒサかた」については、今年度、県の委託を受けて、原則毎週土曜日の午前中に青少年センターを活用し、若者に居場所を提供しております。対象年齢としては、中学校卒業後から40歳未満です。また、毎月第3金曜日の夕方には1時間程度の運営会議「ヒサ会」を開催し、今までの活動を振り返ったり、今後の活動計画を立てたりもしています。  「ヒサかた」には5名から10名程度の若者が集い、2名の指導員が支援に当たっております。若者は、家でも学校でもない第3の居場所にそれぞれのペースで参加しており、トランプやオセロをするなど、若者同士で交流を深めております。若者は、心配事や悩み事について、若者同士での会話や指導員への相談により不安を軽減することができているように思います。  本市といたしましては、若者の居場所「ヒサかた」を提供することで若者の生き方支援の第一歩を担えるように、来年度も引き続き取り組みを推進していきたいと考えております。  次に、市立病院についてであります。  市立病院のあり方についてでありますが、公立病院に期待される、民間医療機関では担うことのできない医療機能だけでなく、市民から愛され、信頼される病院として、地域住民の要望に的確に応える医療を提供することも、公立病院としての役割であると考えております。  これからも安心・安全な医療を提供できるよう、(仮称)大和高田市立病院あり方検討委員会でしっかりと議論し、市立病院の将来像を示しながら、これを実現するためには旧館の建替えなどの今後の方向性についてもお示ししたいと考えております。  次に、介護予防についてであります。  今年1月から2月にかけて、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査において、本市が行う介護予防事業の利用状況や社会参加の状況についての調査を行っています。  回答については、要介護の要因である生活習慣病や閉じこもり等の実態、生活圏域における高齢者の生活実態や課題を把握し、効果的な介護予防に取り組んでいただけるよう、小学校区、生活圏域ごとに集計、分析を行う予定です。  また、令和2年度に策定する地域福祉計画や第8期介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画にも反映していきたいと考えております。  次に、ビジネスサポートセンターについてであります。  現在、中小企業が抱えている課題は、経営の安定や後継者不足・事業継承等であると思われます。その根底にあるのは売り上げの向上であると考え、市内事業者の売り上げ・稼ぐ力をアップさせることに重点を置いた、新たな視点から相談を受けてもらうことができるビジネスサポートセンターの設置・運営が必要となります。  各事業者の強みを生かした商品開発やアイディアの発想を生み出し、市内中小企業の収益を高めつつ、雇用の創出、廃業抑制及び経営基盤の強化を図り、人口流出の抑制と地域経済の活性化を図るべく、広陵町と連携し、ビジネスサポートセンターを設立いたします。  今後については、ビジネスサポートセンター設置運営協議会を設置し、広陵町と協議を行い、より具体的な効果を明確にできるよう、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。  次に、コミュニティバス「きぼう号」についてであります。  コミュニティバス「きぼう号」は、平成28年4月1日に大きな再編を行い、運行ルートの拡大、運行日数の増加、運行時間の延長及び増便を行っております。通勤・通学の早朝の時間帯は奈良交通の路線バスが運行しており、コミュニティバス「きぼう号」による定期券、回数券の導入は、市民の多様なニーズに対応するものと考えております。  次に、本郷大中線についてであります。  南側歩道につきましては、昨年3月末に市町通りから県道大和高田斑鳩線まで接続し、供用を開始しております。北側歩道及び車道につきましては、ご存じのとおり、収用委員会に採決申請を行っておりました案件の建築物の撤去が現在もなされておらず、工事着手が困難であり、工事が行えない状況です。  当該案件の建築物におきましては、平成31年4月26日に奈良県に行政代執行の請求を行い、受理されております。現在、代執行庁である奈良県と行政代執行のスケジュールを調整しております。  次に、水道事業広域化についてであります。  奈良県域水道事業一体化は、令和8年度に経営統合、さらに、おおむね10年で事業統合を進めておりましたが、現在、さらにスピードアップを求める意見が多数あり、令和7年度に向けて事業統合の検討を進めている状況であります。  本市におきましても、事業統合が早く進み、水道料金の県内統一化、業務共同化・官民連携による体制強化を図れる等、メリットがありますので、一日でも早く一体化が図れるよう積極的に進めてまいります。  次に、災害対策専門機関の設置についてであります。  災害対策につきましては、これまでも大変重要な課題であるととらえ、平成30年に危機管理室及び危機管理課を設置、その後、任期付職員を配置する等、機能的な組織づくりに向けて取り組んでおります。  おただしの災害対策専門機関につきましても、災害に強いまちづくりに向けた施策検討の1つとして、情報収集等に努めてまいりたいと考えます。  最後に、財政見通しについてであります。  新庁舎建設事業や、後年度に想定される大型の施設整備事業においては、財源の多くを市債により賄うことになります。当面の公債費負担については急激に増加する見通しではございませんが、長期的にはこれらの事業債の償還において、基金も活用しながら公債費負担の抑制や平準化を図ることが必要であると考えております。  また、義務的経費において人件費や扶助費が増加傾向となっていることから、安定した財政運営を行っていくため、経常経費の抑制や歳入の確保における不断の取り組みにより、持続可能な財政基盤の確立に努めてまいりたいと考えております。  以上、砂原議員のご質問にお答えさせていただきました。どうかご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 23 ◯議長(萬津力則君) 8番砂原弘治議員。 24 ◯8番(砂原弘治君) ご答弁ありがとうございました。  再質問はございませんけれども、1つ要望だけ。災害対策専門機関でありますが、組織をつくるというのではなくて、本当に現在、豪雨などが発生する場合、床下浸水や床上浸水する箇所とか危険箇所というのは市である程度の状況がわかっているので、具体的に、また科学的な見地から、その対策をしっかりと進めていただきたい。そういう意味では、そういった専門分野の方も入っての、そういった調査をしっかりとしていただいて、前を向いて進んでいただきたいということで、要望とさせていただきます。  新年度において、新規事業、継続事業が、さまざまな事業が行われます。各事業の十分な効果などをしっかりと検証しながら、より市民のための施策として進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしておきます。  私の代表質問は終了させていただきます。ありがとうございました。 25 ◯議長(萬津力則君) 次に、日本共産党の発言を許します。5番沢田洋子議員。            〔5番(沢田洋子君)登壇〕 26 ◯5番(沢田洋子君) 議長のお許しをいただきましたので、日本共産党議員団を代表し、私、沢田洋子が市長の施政方針に対する代表質問を行います。  質問が重なるところもあると思いますが、予定どおり質問させていただきます。  まずは、最初に述べられています市政運営の基本的な考え方について、お聞きいたします。  社会情勢や市民ニーズに的確に対応できる組織づくりの第1段階として、令和2年度は、企画創生課と広報広聴課への分離や、教育委員会が所管する施設の建設や営繕業務を環境建設部に移行するなど、一定の組織の改革を進められますが、これには相当の職員の人員配置の強化が必要になると思います。また、行政評価制度の見直しについても、各施策の効果を評価するなど、職員の能力の向上も必要になってくるのではないかと思います。  そこで、職員の人員配置の強化や、職員がやる気を持って専門的能力を高めるための研修制度はどんなようにされるのか、お聞かせください。  次に、eスポーツについてですが、eスポーツについては、昨年6月の所信表明で、まちおこしのための新しい取り組みとして市長の思いが述べられました。しかし、9月の議会においてさまざまな問題点が指摘され、再検討を求められることになりました。私たち日本共産党議員団も、eスポーツは大会の開催ではなく、まず、市民の皆さんにeスポーツとは何かを知っていただくことが第一ではないかということを指摘させていただきました。  eスポーツとは何かを知ってもらうイベントを調べましたが、会場にゲームのキャラクターの展示や、大会のレイアウトを設置し、雰囲気を感じられるイベント、また、プロのゲーマーによる体験談を聞くイベントや、パンフ、映像から学ぶことなど、さまざまなものがありました。大会の開催ありきではなく、まず、こうしたイベントの開催で市民に知っていただく、触れることからはじめ、長期的な取り組みにするべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。  「認め合い、高め合う 人が輝くまちづくり」の中では、人権施策についても述べられています。人権施策については、イコール同和問題になってはならないと思います。一人一人の人権を尊重するという点では、各自治体ではさまざまな取り組みが進められています。最近では、特定の国籍や民族に対するヘイトスピーチを解消するための条例を制定する自治体もふえています。また、性的少数者、LGBTの権利を守る動きとして、同性パートナーシップ条例を制定する自治体がふえてきました。  市長は、ヘイトスピーチの問題やジェンダーの問題などについてはどのように認識されていますか。  次に、体育振興についてですが、総合体育館老朽化に伴い、基本的な施設構想の制定に取り組まれますが、スポーツ施設という観点から、屋外・屋内の幅広い競技に対応した施設に取り組んではと考えますが、いかがでしょうか。  次に、子どもたちの笑顔あふれるまちづくりについてです。  時代に即した教育の推進に向けて、ICT教育や外国語教育の充実に加え、平成30年度から取り組んでこられたアンガーマネジメント教育を強化しつつ、さらに教員の資質や能力の向上、子どもたちの学習意欲や学力の向上へと取り組み、総合型校務支援システムの導入により教職員の働き方改革につなぐ、校務業務に取り組むと述べられています。  そこで、4点お伺いいたします。  教育現場の環境を改善することは大事な課題ですが、子どもたちの成長は学力だけではありません。市長も述べられているように、知・徳・体のバランスのとれた教育・保育の提供という点では、子どもたちの生活の場である環境の問題、また、子どもたちの心の変化に気づける環境をつくらなければなりません。今回、施政方針の中でも、いじめの問題では、いじめの見逃しゼロを目指してと対策を進められるとされていますが、こうした問題は一日も早く子どもの変化に気づくことが大事です。今回、これまでにも全ての小中学校にスクールカウンセラーを配置し、日々の子どもたちの声に寄り添える教育環境をつくるべきだと申し上げてまいりましたが、この点についてはいかがでしょうか。  また、教職員の業務の削減のため、2つの小学校にスクールサポータースタッフを配置されますが、市内の8校それぞれには特色があります。学校ごとに改善されるべき内容も違うと思いますが、2校の配置でそれぞれの教職員の声が反映されるのでしょうか、お聞かせください。  次に、学童ホームについてですが、市長も施政方針の中で述べられているように、保護者から時間延長の要望が出されています。ちょうど1年前の議会では、時間延長を求める保護者やご家族、地域の方々が署名された請願書が提出され、議会でも全会一致で採択いたしました。しかし、いまだに実施される見通しは立っていません。市長は学童ホームの本来の役割をどのようにお考えでしょうか。  次に、健康でいきいきと暮らせるまちづくりについてです。  高齢化が進む中で、一定の施策が述べられています。しかし、経済的困難な高齢者の世帯への負担を支援するといった施策も行うべきだと思いますが、いかがでしょうか。  また、現役世代に対する福祉施策についてどのようにお考えなのか、お聞かせください。  次に、活気あふれるにぎわいのまちづくりについてお伺いいたします。  市長は、人口減少時代に対応し、持続可能な地域社会をつくり出していくためには、地域産業の振興、農業の振興が重要な課題とし、今回も一定の施策が述べられています。しかし、市内の業者さんや農業を営んでおられる方々の状況を把握した施策になっているのでしょうか。  内閣府が発表しました昨年10月から12月期の国内総生産速報値(GDP)は、物価上昇分を差し引いた実質成長率が前期の7月から9月期に比べ1.6%低下し、年率に換算するとマイナス6.3%で、事前の民間シンクタンクの予想を上回る落ち込みとなっています。GDPのマイナス成長は5四半期ぶりで、日本経済が消費税の増税後、新たな消費不況に突入したことを示すものです。  こうした中、本市の経済状況をどのように理解されているのか、お聞かせください。  次に、安心して暮らせる快適のまちづくりについてです。  「きぼう号」については、ルートの見直しや新たなバス停の設置などの改善に取り組んでいただいていますが、依然としてルートを見直してほしいなど改善の要望や、バス停の改善を求める声が寄せられています。この間、温暖化による異常気象のもと、昨年は命の危険がある温度とし、気象庁は危険な暑さと何日間も表現をいたしました。  市内でも、バスを待っている間に、猛暑の中、気分が悪くなられた方もおられました。市内のバスの利用者は高齢者が多く、また、運転を控える妊婦さんの利用も多いと聞いています。こうした健康にリスクのある市民の方々が安心して利用できるよう、バスを待っている間、暑さや寒さがしのげるようにバス停に壁や屋根をつけ、椅子を設置するなどの改善が求められていると思いますが、いかがでしょうか。
     また、ごみ処理対策事業としては、広域化に伴い、本市での中継地の整備が進められているところですが、中継地の問題は地元の声を聞くことが一番大事だと考えます。本市が進めようとしている施設への理解や合意が得られているのか、お聞かせください。  最後に、自立と協働のまちづくりについてです。  市民参画による協働のまちづくりという点では、市長と市民と地域が交流し合い、さまざまなアイディアや意見が出され、それぞれが役割の認識を持つことができると思います。しかし、今、本市にはそういった取り組みがありません。市長は市民交流センターを活動の拠点と位置づけ、さまざまな市民活動が活性化するような仕組みを進められると述べられていますが、市長と市民、市民と市民、地域と市民が気軽に交流できる施設へと取り組んでいかれるのか、お聞かせください。  以上で、壇上の質問を終わらせていただきます。 27 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 28 ◯市長(堀内大造君) 5番沢田議員のご質問にお答え申し上げます。  最初に、行政評価についてであります。  今回の行政評価制度の見直しにつきましては、令和2年度より大和高田市まちづくりの指針が発効することを受け、現行の評価制度が第4次大和高田市総合計画の体系に基づき構築されたものであるため、これを当該指針の体系に合わせて一新するものであります。  具体的な仕組みにつきましては、庁内協議はもちろん、有識者等のご意見もちょうだいしながら、令和2年度をかけて検討することになりますが、まちづくりの指針に定める施策の進捗管理や事業の改善等を行う手段の1つとして、よりよい進め方を検討してまいりたいと考えております。  また、評価制度につきましては、すでに平成19年度より第4次大和高田市総合計画に基づく事務事業評価として実施しているところであります。新たな組織、新たな仕組みでスタートする際には、職員自身がその制度をしっかり理解して進めることが重要であります。必要に応じ、研修等を取り入れることも検討しながら進めてまいります。  次に、eスポーツについてであります。  施政方針でも述べさせていただきましたように、eスポーツにつきましては、本市への集客や交流人口の拡大、ひいては地域の活性化に資する可能性のある事業であると認識しており、今回計上させていただいております予算は、秋ごろに本市初の大会の開催を目指すものであります。  eスポーツという言葉自体は、新聞やテレビ等で取り上げられる機会もふえ、広く浸透し始めているように感じておりますが、実際に体感できる機会は少なく、eスポーツはどのような競技かを知っていただいている方はまだまだ少ないのではないかと認識しております。大会の開催を通じて、これまでeスポーツを知らなかった多くの人たちに、これを知り、その可能性に触れていただくことができるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、人権施策についてであります。  ヘイトスピーチについては、特定の民族や立場の人々を排斥しようとする極めて不当な差別的言動で、許されないものと認識しています。また、ジェンダーに係る課題については、男女の性別役割意識にとらわれず、個性と能力を十分に発揮し、喜びも責任も分かち合えるジェンダーフリーの社会を目指すことが重要な視点であると認識しています。  次に、総合体育館についてであります。  先ほど、西村議員、砂原議員の質問にお答えしましたとおり、総合体育館の施設整備につきましては、令和2年度予算において総合体育館建替等検討業務委託料を計上させていただいております。  議員ご指摘のことは十分理解しているところでありますが、改めて建替え等の3案の課題を整理・検証した上で施設整備構想を策定いたしたいと考えています。  次に、スクールカウンセラーについてであります。  本市の3中学校には県よりスクールカウンセラーが配置され、週一、二回程度、生徒のカウンセリングを担当してくださっております。あわせて、ソーシャルワーカーである生活支援アドバイザーも県より配置され、市内2小学校に隔週で勤務し、児童及び保護者の支援に当たってくださっております。  このように、県及び市から小学校への直接的な支援はできておりませんが、本市といたしましては青少年センターに4名の心理相談員を配置し、市内小中学校の児童及び保護者への心理的支援を施しております。今年度からは高田商業高等学校にもスクールカウンセラーを配置するなど、よりきめ細やかな支援が施せるような体制整備を進めております。  また、アンガーマネジメント教育の推進を目指し、市主催の教職員の資質向上研修を行うなどして、教職員のスキルアップを目指した取り組みも進めております。引き続き、子どもたちが安心して学校生活を送れるように、体制整備を進めてまいります。  次に、スクールサポートスタッフについてであります。  スクールサポートスタッフについては、教員にかわって授業に必要な準備や各機関からの調査に関する統計処理、報告書の作成などの業務を行うことがその役割となり、これらの業務をサポートスタッフが教員にかわって行うことで、教員の教育以外の業務量は削減されると想定しております。  令和2年度については、まず試験的に市内2小学校にスクールサポートスタッフを配置し、効果の検証を図り、令和3年度以降について検討してまいりたいと考えております。  次に、児童ホームの役割についてであります。  本市児童ホームは、児童福祉法に基づき、その保護者が労働等により昼間家庭にいない小学生を対象に、授業終了後、適切な遊び及び生活の場を与え、子どもの状況や発達段階を踏まえながら、その健全な育成を図ることを目的とする、放課後児童健全育成事業の一環として運営しております。そのため、児童ホームの役割は、子どもが安全に安心して過ごすことができる環境を提供することで子どもの育成支援を行うとともに、その家庭の子育てを支援することと認識しています。  次に、現役世代に対する医療・保健事業についてであります。  保健部各課におきまして、現役世代向けの事業に取り組んでおります。保険医療課、健康増進課の事業として、がん検診は、子宮頸がん検診を20歳以上対象として、その他のがん検診も40歳以上対象としており、令和2年度からは、国民健康保険にご加入の40歳以上の方に乳がん検診、子宮頸がん検診、前立腺がん検診の自己負担額を、申請により全額補助させていただきます。  また、国民健康保険にご加入の方を対象に、特定健康診査事業及び脳ドックの助成事業を実施しております。脳ドックにつきましては、令和2年度から対象年齢を今までの40歳以上から30歳以上に拡大するとともに、自己負担額を9,000円から5,000円に引き下げます。特定健診事業では、事後フォローとして特定保健指導は40歳以上を対象として行っています。  より若い世代に対しては、20歳以上の市民を対象に健康チャレンジを行い、健康づくりに取り組んでいます。  地域包括支援課では、地域支援事業として、生活介護支援サポーター、認知症サポーター、脳トレサポーターの養成は年齢を問わずさせていただいており、地域で行うさわやか生活教室、転倒予防教室につきましても普及啓発をしていただくため、若い世代にも参加いただいています。  保健部各課が連携し、取り組み、一人でも多く、健康保持・増進・介護予防に努めてまいります。  次に、地域産業の振興についてであります。  本市の経済状況につきましては、古くから主要産業として靴下・メリヤス等の繊維産業が中心となっておりますが、近年は中国等、外国からの格安繊維製品の輸入等により厳しい状況にあると思われます。また、いずれも中小の零細企業が中心で、長引く経済の低迷により事業所数は年々減少しております。  本市の商工業者及び中小企業が抱える問題は、後継者不足、事業継承と経営基盤の強化等が課題となっているのが現状であると認識しています。  次に、「きぼう号」についてであります。  コミュニティバス「きぼう号」は、平成28年4月1日に大きな再編を行い、運行ルートの拡大、運行日数の増加、運行時間の延長及び増便を行っており、利用される方もようやく現行の運行形態に慣れてきていただいている過程であり、利用者数も増加しています。今は、コミュニティバス「きぼう号」の定時、定路線での運行をしっかりと行ってまいりたいと考えております。  バス停の環境整備について、現時点では、道路占用許可、安全面、道幅等の状況を勘案しながら整備しており、今後も引き続き安全等を確認しながら適宜検討してまいります。  次に、ごみ中継施設についてであります。  ごみ処理の広域化に伴うごみ中継施設整備については、広域化参加前より今里町及び曙町と協議し、曙町については当初より理解をいただいており、また、今里町については、平成29年4月に前市長参加のもと、住民の方々にお集まりいただき、ごみ中継施設整備のための説明会を開催させていただきました。  その後、それを踏まえたごみ中継施設整備についての申し入れに対して真摯にお応えしているところであり、今里町ではこれらを受けて一定の理解をされているととらえています。  また、クリーンセンター施設整備基本計画については、令和元年8月と9月に今里町と曙町に対して説明会を開催し、詳細に説明させていただいております。  なお、今後、クリーンセンター施設整備事業の計画や進捗状況等を広報誌やホームページなどで公開し、市民の方々に周知してまいりたいと考えております。  最後に、市民交流センターの役割についてであります。  市民協働とは、市民が自発的に行う活動、いわゆる市民活動の上に成り立つものとしてとらえております。また、団体登録については、これまでさまざまな縦割りの部門で認知されていた団体を一元化し、大和高田市にある市民活動という資源を多くの方に知ってもらうことを目的としております。  市民協働に関する活動であれば、団体登録をしない方であっても、市民の方は全て施設をご利用できますが、多くの活動実態を広く市民に認知していただくためにも、できるだけ活動される市民の方には団体登録をお願いし、その活動を積極的に支援することで本市の市民協働を推進してまいりたいと考えております。  以上、沢田議員のご質問にお答えさせていただきました。どうかご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 29 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 30 ◯5番(沢田洋子君) ご答弁いただきましてありがとうございます。  市長も、施政方針の最後に、本市は少子高齢化や人口減少が加速的に進んでいるというふうに述べられています。やはり高田で子育てをしたい、そして、老後を高田でと思ってもらえるようなまちづくりを進めることが大事だと思います。そういった点では、高齢者を支援する、また子育て世帯をとか、若者を支援する施策がもっともっと必要ではないかなと思います。これらは、これからですが、始まります予算特別委員会の中でも私たちも深めていきたいと思います。  1つだけ質問させていただきたいと思います。  今回、市長が施政方針で打ち出された施策、この中で、壇上でも質問させていただきましたが、学童ホームも今年度、早期の実施に向けてとあります。ほかの施策を見させていただきますと、予算の中でも一定の予算が反映されています。しかし、学童ホームについては、今年度、進めていくといっても予算が見当たらないんです。一日も早く、早期に実現に向けて取り組むと市長は述べられていますが、令和2年度では、時間延長を進めるに当たっては、やはりこれまでも議会でも取り上げさせていただいていますが、私たちはいいとは思いませんが、答弁では民間委託という声も出てくるようになりましたが、民間委託をするにせよ、今いてる指導員さんに1時間延長してもらうにせよ、予算が必ず発生するのではないかなと思いますが、今回、新年度予算に反映されていませんが、この令和2年度では学童ホームの時間延長についてどのように進めていこうと思っているのか、お聞かせください。 31 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 32 ◯市長(堀内大造君) 学童ホームの時間延長につきましては、前回質問にありましたように、まず、今時点の指導員に希望等、アンケートをとりました。その結果をもとに、現在、やはり人が足らない、そこら辺をどう補うかということで、言っているように民間も視野に入れて検討しております。  本当に学童保育の延長については積極的に進めておりますが、まだ現時点では予算化できるところまではいっておりません。後退したわけではなく、前に進めております。そういう意味で、予算化できるところまでいけば、途中でまたそういうのを上げていきたいと思っています。ただ、この3月の予算に至るまでは間に合わなかったということで、延長については引き続き検討を行っております。  以上です。 33 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 34 ◯5番(沢田洋子君) 市長も学童ホームの役割についてはご答弁いただいたように、本当に働くお母さんたちが必要としているということを理解していただいているなということはわかりましたので、今後、これからも、私も一日も早く実現できるように引き続き考えてまいりたいと思います。  ありがとうございました。 35 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。13時10分より再開いたします。            午後0時6分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時10分再開 36 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算 外 10 件 37 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第2、議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算ほか、議第5号から議第12号まで、及び議第30号から議第31号までの11議案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。  議事の進行上、議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算の歳入について、質疑はありませんか。  4番所進議員。 38 ◯4番(所進君) 議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算の歳入について、借換債が4億5,300万円計上されておりますが、その要因についてお答えください。 39 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 40 ◯財務部長(森本佳秀君) 4番所議員の借換債についてのご質問にお答え申し上げます。  借換債につきましては、市中銀行におきまして、償還期間が10年を超える市債を借り入れた場合に、借り入れから10年後に、その時点での現在高をいったん全額繰上償還いたしまして、利率を見直した上で、その繰上償還に相当する額を借り入れる、こういったものでございます。そのため、市中銀行からの市債の借り入れのうち、償還期間が10年を超えるものの借入額が大きくなると、10年後に発生する借換額が増加するもの、こういったことでございます。  議員おただしの、令和2年度の予算におきまして借換債が増加した要因につきましては、臨時財政対策債の借換額が増加したものでございまして、具体的には前年度予算における臨時財政対策債の借換額が5,880万円でした。新年度予算における臨時財政対策債の借換額が3億1,730万円となっておりまして、この増加が影響しているところでございます。  よろしくお願いいたします。 41 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、次に、一般会計予算の歳出について、質疑はありませんか。  12番森本尚順議員。 43 ◯12番(森本尚順君) 議第4号令和2年度大和高田市一般会計予算、第7款、商工費、第1項、商工費、2目、商工振興費の18節、負担金補助及び交付金の中の高田活活まつり実行委員会補助金について、新規事業になっておりますが、2年前に行われていた高田活活まつり実行委員会補助金との違いと、同じ実行委員会でされるのでしょうか。また、実行委員会の具体的なメンバー構成を教えていただきたいと思います。 44 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 45 ◯市民部長(吉村保喜君) 12番森本議員の高田活活まつり実行委員会補助金についてご回答いたします。  2年前に行われていた実行委員会と形態が少し変わりまして、今年度の事業の内容といたしましては、大和高田市PTA協議会及び大和高田市商工会議所と地元商店街等が一体となって、商都高田のアピールと、子どもの夏祭りとしてのにぎわいの創出と、市内の活性化を図ることを目的とした事業を計画しております。  また、この事業は、本市の未来ある子どもたちと地元商店街などが一体となって行う夏祭りであり、本市のにぎわいの創出を図るものでございます。  実行委員会の構成メンバーといたしましては、大和高田市PTA協議会、大和高田市商工会議所、大和高田市商工会議所(青年部)、天神橋商店街振興組合、ボランティア団体等の予定でございます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 46 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 47 ◯12番(森本尚順君) この件については、詳しくは予算特別委員会で聞かせていただきたいと思います。  次に、新型コロナウイルスの感染症対策等の当初予算が盛り込まれていないと思うのですが、万が一、新型コロナウイルス感染症対策等の予算が必要となったときにはどこから予算を捻出されるのか、お聞きします。 48 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 49 ◯保健部長(佐藤博美君) 12番森本議員の、コロナウイルスの予算計上についてのご質問にお答えいたします。  今回、新型コロナウイルス感染症に対する予算につきましては、令和2年度当初予算計上には間に合いませんでしたので、必要に応じ、専決処分等で対応させていただきたいと考えているところでございます。  なお、現在、令和元年度におきましては、予備費等からの充当という形で運用させていただいているところでございます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 50 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 51 ◯12番(森本尚順君) 今、予算に間に合わなかったとおっしゃったんですけども、じゃ、間に合っていたらどういう費目で、どういうものを幾ら予算計上しなければならないと思っておられるんですか。 52 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。
    53 ◯保健部長(佐藤博美君) こちらの分は健康増進課の方の予算といたしまして、第4款、衛生費、第1項、保健衛生費の中の予防費の中に計上する予定にしておりまして、その中で必要なものといたしましては、現在考えておりますのは、マスク、アルコール消毒薬、それから印刷製本費等でございます。  金額につきましては、現在、例えば印刷製本費ですと、各戸配布のものを2回といたしますと約50万円、それから、あと、マスクにつきましては、現在のところ、値段と個数がどの程度入ってくるかがわかっておりませんので、そちらの方は状況がわかり次第計上させていただきたいとは思っておりますが、枚数としては備蓄枚数を算定した上で決定したいというふうに思っております。それから、アルコール消毒薬に関しましては、現在考えているところでは約10万円ほどになろうかと思っております。  以上でございます。 54 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はございませんか。  9番南幾一郎議員。 55 ◯9番(南幾一郎君) 今回、当初予算として588億1,200万円という金額となりました。行政の場合はどちらかといえば予算至上主義で、予算が認められると一段落といったような傾向があると拝察しております。  そういった中で、本来であれば、こういった予算が当初想定していた目的をきちんと果たしたのかどうか、また、対象人数、対象の内容、対象の効果等々を、きちんとその成果を出したことをはかることができるのかどうかといったことが非常に私は重要だと考えております。  こういったことを、今、予算特別委員会の中で当然審議もするわけでございますけれども、予算が決まったから終わりというわけではなく、この執行される予算ではどのような事業に対する評価をなさるのかをお伺いしたいと思います。 56 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 57 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 9番南議員の行政評価制度についてのご質問だととらえております。  先ほど市長の方からも、代表質問の方でも答弁はさせていただいたと思います。現在の事務事業評価は、第4次大和高田市総合計画の体系に基づきまして、限りある資源を有効に活用して、行政活動の質的向上を図るとともに、市民に対して行政としての説明責任を果たすことを目的として、平成19年より実施しているものでございますが、このたび、その計画にかえまして、新たに本市の中期的指針として、大和高田市まちづくりの指針を策定したことに伴いまして、それを一新させていただきまして、令和2年度にかけまして、新しい評価システムを構築してまいりたいと思っております。  これまでの評価につきましては、事業完了後、担当課より改めて当該事業を振り返り、見詰め直すという点においては一定の効果があったととらえておりますけども、これにつきましてもこの企画広報課で集約させていただいて、そういった形をいろんな形で活用するという方法については確立されていなかった。ご指摘のとおりでございます。  これを、今後におきましては企画創生課のもとで、庁内はもちろん、有識者等にもご意見をちょうだいしながら、まちづくりの指針にありました施策の評価を行うシステムを構築しまして、進捗管理等を進めてまいりたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 58 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 59 ◯9番(南幾一郎君) 当然、そういった評価の先には事業の見直し、事業の廃止ということを含んでおられるということでよろしいでしょうか。 60 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 61 ◯企画政策部長(仲田智彦君) はい。そういった、やっぱり先ほども申しましたように事務事業評価等もされますので、これについてもしっかりと部局間で連携をとらせていただきまして、さらに財務部とも協議しながらやっていきたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 62 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 63 ◯9番(南幾一郎君) すいません、質問と整合しておりません。私は配置をちゃんとするためにやっているのかどうかと聞いているだけで、同じ答えを繰り返されても困るんですけど。これは3回目になりますけど、今のは2回でカウントをお願いいたします。 64 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 65 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 施策については当然させていただいて、改善等、いろんな形で考えて協議してまいりたいと思っております。  よろしくお願いします。 66 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 67 ◯9番(南幾一郎君) 企画政策部長、はっきり申し上げて、もごもご言わずに、やめることはやめていきますとはっきり言ったらいいんですよ。改善していくというんじゃなくて、やめるものはやめ、新しいものは新しく取り入れていく。そのための事業評価をやっていくということなんです。それができなければ、経常収支比率99%、この数字で弾力的な予算編成が来年はできないということはわかり切っているんでしょ。違うんですか。わかり切っているんですよ。これからこのままいってしまうと、もう高田市の予算というのは、要るもの、今までやったことをやったら終わる予算になるんです。だから、減らすものを減らして、身を切っていく改革をして新しいものをやっていかなければ、高い構造変化についていけない。これはきっと企画政策部長はご存じやと思っております。思っておるけれども、諸般の事情といいますか、大人の回答をされたのではないかと思いますけれども、私としては、こういったことをしっかりと踏まえて、今後、いろんな事業を廃止していく、そして、新しい社会の中、新しい社会構造の中で必要な予算を組んでいくということをしっかりとお願いして、私の質問を終わりたいと思います。以上です。 68 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。  4番所進議員。 69 ◯4番(所進君) 令和2年度の大和高田市一般会計予算歳出について、昨年10月の消費税の増税がどのように市民生活に影響を与えていると認識されているでしょうか。また、それは本予算にどのように反映をされているか、お答えください。 70 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 71 ◯財務部長(森本佳秀君) 所議員のご質問にお答え申し上げます。  令和2年度の予算を編成するに当たりまして、教育ICT環境の充実でありますとか、公立幼稚園の預かり保育の拡充、公立保育所への外国人講師派遣事業など、子育て支援施策や教育施策の重点事業に取り組みまして、市民生活の充実を図るように努めたところでございます。  以上、よろしくお願い申し上げます。 72 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、次に、議第5号令和2年度大和高田市国民健康保険事業特別会計予算について、質疑はありませんか。  4番所進議員。 74 ◯4番(所進君) 議第5号令和2年度大和高田市国民健康保険事業特別会計予算について質問します。  本市は、国保滞納世帯には、保険料を納めてもらって短期証を交付するという対応をとっています。  先般、新型コロナウイルスの感染対策の強化は本当に喫緊の課題で、国としては命を守る政策を検討されております。本市におきまして、国民健康保険証の留置きや資格証明書となっている世帯に対してはどのような対応をとられるでしょうか、お答えください。 75 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 76 ◯財務部長(森本佳秀君) ただいまの所議員の、いわゆる短期証、この件についての問いにお答え申し上げます。  我々は短期被保険者証と呼んでおりますが、これの発行につきましては、議員もご存じのとおり、納税相談を行う中で、完納につながる納税をされておるのか、分納誓約を守っておられるのかが重要なポイントであると考えておりまして、その段階に応じて保険証の有効期間を決定しているところでございます。  今回、議員がおただしになられましたような急な発熱であったり、病気にかかられた、こういった場合につきましては、国民健康保険税に滞納がありましても、これまでから短期被保険者証の発行を行っているところでございます。  よろしくお願い申し上げます。 77 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、次に、議第6号令和2年度大和高田市国民健康保険天満診療所特別会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第7号令和2年度大和高田市駐車場事業特別会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第8号令和2年度大和高田市介護保険事業特別会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第9号令和2年度大和高田市後期高齢者医療保険事業特別会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第10号令和2年度大和高田市水道事業会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第11号令和2年度大和高田市下水道事業会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第12号令和2年度大和高田市病院事業会計予算について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、次に、議第30号及び議第31号指定管理者の指定についての2議案について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長(萬津力則君) おはかりいたします。  本件11議案は、7人をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件11議案は、7人を持って構成する予算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。  おはかりいたします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任につきましては、議会委員会条例第8条第1項の規定により、2番植田龍一議員、4番所進議員、7番横田誠治議員、9番南幾一郎議員、11番戸谷仁史議員、12番森本尚順議員、17番島田宗彦議員、以上の7人の諸君を指名いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました7人の諸君を予算特別委員会の委員に選任することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第13号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第8号) 外 6 件 89 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第3、議第13号令和元年度大和高田市一般会計補正予算(第8号)ほか、議第18号から議第20号まで、及び議第22号から議第24号までの7議案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  7番横田誠治議員。 90 ◯7番(横田誠治君) 補正予算につきまして、まず、子どもの移動経路等安全対策事業についてはかなりの予算の補正をしておられますけども、この中で防止柵の設置というのがありますけども、交通上の安全防止柵は当然必要なんですけども、昨年、私が一般質問の中で側溝への転落の安全対策ということで訴えさせていただきましたが、この中で側溝への転落防止柵の設置はどれぐらいやっていただけましたでしょうか。  また、市内・市外の保育委託費と市内・市外の施設型給付費、これについては昨年10月1日からの幼保無償化についての計上だと思われますが、この中で保育士の処遇改善についてはどう取り組んでいただいていましたでしょうか。  以上、お答えお願いいたします。 91 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 92 ◯市民部長(吉村保喜君) 7番横田議員の子どもの移動経路等安全対策事業における側溝への転落防止対策についてのご質問にお答えします。  この事業は、幼稚園、保育所、こども園、小学校、中学校等の周囲500メートルを中心とした、子どもが日常的に集団で移動する経路や生活道路に対する交通安全対策事業であります。  具体的な対策内容ですが、交差点や路側帯のカラー化、区画線の高輝度化、防護柵やラバーコーン等の設置、注意喚起のための路面標示の設置等を行います。  防護柵やラバーコーン等の設置は、歩行者の安全対策のため、交差点や路側帯に設置するほか、側溝等の危険と認められる場所においても、転落防止対策として地元と調整を図りながら設置する予定であります。それと、対策予定箇所付近の地元関係者と調整し、防護柵を設置していきたいと思っております。防護柵が設置困難な場合には、ラバーコーンを設置したり、側溝や水路への気づき対策として反射びょうを設置していきたいと考えております。  以上です。 93 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 94 ◯福祉部長(大中和彦君) 7番横田議員より、保育所費、負担金補助及び交付金の補正要因についてのご質問をいただきました。お答え申し上げます。  まず、市内・市外の保育委託費の補正につきましては、市内・市外の私立保育所の入所児童数が260人から278人に増加したものでございます。そして、保育士さんの処遇改善といたしましては、処遇改善等加算分といたしまして、職歴や職責への増額を行ったものでございます。  また、市内・市外施設型給付費の補正につきましては、入所児童数の増加、特にゼロ歳児が10人から13人にふえたことや、保育委託費と同じく処遇改善を行ったところの加算分の増額を行った要因がございました。  ご理解いただきますようお願い申し上げます。 95 ◯議長(萬津力則君) 7番横田誠治議員。 96 ◯7番(横田誠治君) 転落防止柵の対応については、これからもよろしくお願いをいたします。  また、保育士の処遇改善につきましては、昨年、私どもが幼保無償化についてのいろんなアンケート調査によりまして、育てた保育士が大都市の方に流れていってしまうという、そういうことをお聞きをいたしましたので、これからも大切な保育士さんが外に流れていかないような、そういう処遇をまたしっかり考えていただいて、対応をよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 97 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はありませんか。  4番所進議員。 98 ◯4番(所進君) 一般会計補正予算の中の、教育費、工事請負費について質問いたします。  小中学校に通う児童生徒に対し、1人1台タブレット端末を使用できるよう、情報通信ネットワーク整備工事が行われます。タブレット端末を導入することで、紙の教材では表現が難しい、映像やアニメによる視覚的な表現、授業内容を子ども自身が理解できるまで繰り返し学習できる環境の提供、また、ITスキルの習得など、効果が期待される一方で、端末のふぐあいによる授業の停滞、子どもが端末環境を変えてしまい、有害な情報に接してしまうネットリスク、OSやアプリのアップデート作業の繁忙化など、さまざまな課題があるかと思います。  適切な端末の運用管理を行うために、教員の負担増加を生まない体制整備が必要だと思いますが、どのような対策を検討されているでしょうか。  また、導入費用は国の補助金で対応できますけども、長期にわたる運用で発生するメンテナンスなどの費用が保護者負担につながる可能性はないでしょうか。  この点についてお答えください。
    99 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 100 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 4番所議員の情報通信ネットワーク整備事業についてのご質問にお答えいたします。  「子どもたちがネット情報に触れるリスクや、機器の起動や操作において教員の負担増になるのでは」とのおただしですが、ネット情報に触れるリスクにつきましては、フィルタリングソフトにより、悪質または不適合なサイトを閲覧できないようにいたします。  教員の負担については、研修等で活用能力を高め、効果的かつ効率的に運用することで教員の負担を軽減できるものと考えております。  次に、「端末数がふえることによる故障の増加、メンテナンス費用が将来的に保護者の負担になる可能性などの懸念されるようなことは起こらないのか」とのおただしですが、市で購入し、保守してまいりますので、保護者の負担はございません。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 101 ◯議長(萬津力則君) 4番所進議員。 102 ◯4番(所進君) ありがとうございます。ITの導入に当たって、いい部分を最大限に児童生徒に還元ができるよう、しっかり取り組み、検討していただきたいと思います。  また、義務教育は無償化というのが憲法でもうたわれているところでもございますので、それを本市においても実現できるよう検討をお願いしたいと思います。  ありがとうございます。 103 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、本件7議案は総務財政委員会に付託いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第14号令和元年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 外 7 件 105 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第4、議第14号令和元年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第15号から議第17号まで、議第21号、議第25号、議第26号及び議第29号の8議案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  5番沢田洋子議員。 106 ◯5番(沢田洋子君) 議第25号の大和高田市市民交流センター条例の一部改正について、お伺いいたします。  これは今回、市民交流センターで行っている託児所の使用料引き下げを行うものですが、託児所では1日当たりの最大利用時間を延ばしてほしいなどの要望もたくさん出されていたと思いますが、利用時間または開所時間についてお聞かせください。 107 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 108 ◯福祉部長(大中和彦君) 5番沢田議員の、市民交流センター託児室の使用料以外の変更点についてお答え申し上げます。  利用いただく皆さんができるだけ利用しやすい環境とするため、今回、託児室の使用料引き下げを提案させていただきました。  このこと以外に、開所時間及び利用時間の見直しを考えております。  内容といたしましては、託児室の開所時間を午後9時までから午後7時までに、利用時間を1日最長4時間から1日最長6時間に変更する予定をしております。  ご理解いただきますようお願い申し上げます。 109 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 110 ◯5番(沢田洋子君) 1日の最大の利用時間を延長されるということで、利用者がふえるのではないかと思いますが、9時から7時に開所時間が短くなるというふうになった経緯をお聞かせください。  また、7時から9時の現在の利用状況についてもお聞かせください。 111 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 112 ◯福祉部長(大中和彦君) 沢田議員のただいまの質問にお答えさせていただきます。  開所時間を短縮させていただきたい理由といたしましては、現在の利用状況が、午後7時を超える夜間は昼間に比べ極端に利用者数が少ないことが挙げられます。  また、館内の出入りが午後7時以降になると非常口しか使用できないことから、防犯上の問題も考慮し、利用者の安全やニーズに合った託児事業を実施したいと考えております。  また、午後7時から午後9時までの託児室利用者数につきましては、平成30年度が、託児稼働日数、平均が2.3人となっております。また、平成29年度につきましては1.5人、平成31年度、まだ全てではないですが、今のところ2.1人となっておる状況です。  以上です。 113 ◯議長(萬津力則君) 5番沢田洋子議員。 114 ◯5番(沢田洋子君) 少ないとはいえ、利用者はふえている状況にあると思います。それと、あと、利用できる最大時間が延長されたということで、さらに人数がふえるのではないかと思います。  これは今言われたように出入り口の問題だけであれば、昼間あいている、出入りするところがあるので、これはこの時間が来たら閉めるというだけのことであって、利用できる出入り口があるので、そうした改善をしながら開所時間を短くするというのはちょっと検討していただきたいと思います。  詳しい点については、委員会で取り上げさせていただきます。 115 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、本件8案は民生文教委員会に付託いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例の制定について 外 3 件 117 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第5、議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例の制定についてほか、議第28号、議第32号及び議第33号の4議案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  3番向川征秀議員。 118 ◯3番(向川征秀君) 議第27号大和高田市空家等対策の推進に関する条例につきまして、質問いたします。  この条例案に関しまして、すでに定められております大和高田市空家等対策協議会条例第2条第2号、この内容とこの条例との関係はどうなっているでしょうか。 119 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 120 ◯環境建設部理事(山本善一君) 3番向川議員の、大和高田市空家等対策の推進に関する条例についてのご質問にお答えさせていただきます。  大和高田市空家等対策協議会条例第2条第2号の所掌の事項は、特定空き家等の認定、その他空き家等に関する施策の推進に関し必要な事項と、今回の条例との整合性につきましてはとらせていただいております。  以上です。 121 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 122 ◯3番(向川征秀君) 整合性の細かいことはまた委員会の方で質問したいんですけれども、あともう1点ですけれども、今回この第5条で必要な最小限度の措置を市長が行うことができるとしていますけども、具体的に想定されている措置というのはどういったことでしょうか。 123 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 124 ◯環境建設部理事(山本善一君) 条例第5条の必要な最小限度の措置につきましては、緊急安全措置は憲法第29条に基づく財産権の侵害を伴うことから、必要な最小限度の措置をする必要があります。  具体的な例を挙げさせていただきますと、瓦や外壁等が今にも道路に落ちそうな状態であるとき、前面道路が広いときはコーンの設置などで注意喚起をさせていただくということで、職員においても一番簡単な方法でその危険への回避ができるように措置を行うものでございます。  以上です。 125 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 126 ◯3番(向川征秀君) 詳細の方は委員会の方で質問させていただきますけれども、他の市町村がつくっている類似条例には、例えばこの措置の内容について具体的な内容を記載している条例があったりしますので、先ほどの答弁にもありましたように、この財産権侵害をも伴い得ることであるということですので、何らかの私はこれは明文化が必要と思います。それのまた詳細は委員会で質問します。 127 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 128 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、本件4議案は環境建設委員会に付託いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 同第1号副市長の選任について 129 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第6、同第1号副市長の選任についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 130 ◯市長(堀内大造君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  現副市長であります松田秀雄氏は、令和2年3月31日をもって任期満了となります。このたび、今任期をもって退任の申し出があり、やむを得ず承諾させていただきました。  松田副市長は、昭和48年、大和高田市に奉職後、平成20年に副市長に就任され、以来、豊富な行政経験とその熱意をもって、本市行政の推進に多大なご貢献をいただきましたこと、ここに熱く感謝を申し上げる次第であります。  その後任として、谷河照美氏を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。  谷河照美氏は、昭和56年、大和高田市に奉職後、秘書課長、広報情報課長を歴任し、平成24年に財務部長となられ、本市の財政改革や新庁舎建設事業の推進に熱心に取り組まれ、平成31年3月に定年退職されました。その後、引き続き財務部庁舎建設室参与として勤務され、現在に至っておられます。  その職務遂行においては常に厳正であり、かつその人柄は温厚実直であり、本市の副市長として適任であると存じております。  よろしく同意を賜りますようお願い申し上げます。 131 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  3番向川征秀議員。 132 ◯3番(向川征秀君) 副市長の選任案について、質問いたします。  今回、選任の対象となっております谷河氏は、市の職員としての谷河氏については私たち議員もよく知っているところであります。行政に関する経験や識見ということは、その点については確かにあると思います。ただ、副市長という職務は一般職員とはやはり異なりまして、あらかじめ職務や職責が定まっているというものではなく、市長を補佐し、行政の全般を監督する、そういった立場であり、そういった点について谷河氏がどういった姿勢で臨まれるかということについては私たちとしても未知数なところがあります。  今回、市長が選任されるに当たりまして、谷河氏にどういった任務、また能力、そういったことを期待されて、どういった理由で選任されたのかという点につきまして、市長のお考えを聞きます。 133 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 134 ◯市長(堀内大造君) 私の施政方針でも述べましたように、本市はいろいろな問題に直面しております。これから高齢化が進む中で社会保障の予算が膨大となり、経常収支比率が悪化しています。社会課題では、子どもたちの教育、子育て世代の支援とともに、産業振興、インフラ整備など、課題が多岐にわたる中、その中でこの大和高田市の予算をどう配分していくか、どう財源を生んでいくかという問題があります。  それらを解決するためには、財政分野に精通している谷河氏が副市長で適任であると私は考えました。谷河氏は財務部長を長らく務め、財務分野に精通しています。これが私が選んだ1つの理由であります。そういった意味で、私は谷河氏を任命いたしました。 135 ◯議長(萬津力則君) 3番向川征秀議員。 136 ◯3番(向川征秀君) 谷河氏は、確かに私たちも議場で相対する中で、財政分野に対する識見は私たちも認めるところでありますが、今回、谷河氏を副市長に選任されるということで、副市長選任というのはまさに市長の意思の表明であると思います。この市長の行われる行政施策に対して、当然谷河氏もしかるべき責任を負っていただきますし、また、谷河氏の行われることに対して市長も任命責任を負うと。その点について、市長の見解はいかがでしょうか。 137 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 138 ◯市長(堀内大造君) 向川議員のおただしにお答えします。  おっしゃるとおり、これは私の任命ですので、任命責任はすべて私にございます。 139 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。  11番戸谷仁史議員。 140 ◯11番(戸谷仁史君) 副市長の人事について質疑させていただきます。  まず、副市長の人事の方法といたしまして、県や国からもらう、公募する、職員及びその経験者の中から選ぶという方法があります。今回は、谷河氏の選任ということで、職員経験者の中から選ばれているということですけれども、県からもらう、国からもらう、公募する、そういう方法がどういう点で劣っていると考えられたのか、その理由と根拠、そして、職員経験者を選ばれておりますが、この選択がほかよりもよりすぐれていると考えられた理由と根拠をお答えください。  次に、谷河氏は前財務部長でありましたが、市長は財務部長であった谷河氏をよく知らないという発言をなされておりますが、その真意についてもう1度説明をお願いします。  また、谷河氏と面談もされているとのことですけれども、谷河氏が面談で示されたどのような点がすぐれており、そして、副市長にふさわしいと市長が思われたのか、お答えください。  よろしくお願いします。 141 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 142 ◯市長(堀内大造君) 副市長におきましては、本当に業務が多岐にわたり、行政が担う幅広い分野を網羅していく必要があります。財政や民生、建築など、ほか、さまざま、多くの、本当に施策に精通していること、さらに多くの施策の合意に至ったプロセスも理解している必要があります。また、それらに対しての人員の配置の観点から、職員の適性や能力、その他客観的に把握していることも必要です。それがやはりこの本市の行政の中から、内部から登用した主な理由です。  その後、外部からのことですけども、外部から新しい意見、斬新な取り組み、視点等が必要とは考えておりますけども、それらに至っては議員の皆様のご意見、また、それぞれの分野で活躍されている大きな事例等を勉強していきたいと思っております。  面接につきましては、谷河氏と私は面談をしました。大和高田市をどうにかしたいという私の思いに、本当に同じ方向に向いてもらえると確認しています。本市に行政手腕が期待できる職員がいることから、それをもって本副市長に登用したところでございます。
     以上です。 143 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 144 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  それでは、市長と副市長のバランス及び役割分担についてはどのようにお考えでしょうか。  市長が改革遂行、非常に前を向いて進まれる方であれば、やはり副市長の人事は安定性を重視される方が必要であるだろうし、逆に市長が安定性を重視されるのであれば、改革を進められる副市長が必要だと私は思っております。そう考えますと、今回、堀内市長と谷河氏との関係をどのような関係であると考えておられるでしょうか。 145 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 146 ◯市長(堀内大造君) 戸谷議員のおただしにお答えします。  今の相反する立場ということですけども、そういったやはりブレーキをかけるところも必要だと思います。私は本当に、皆さんご承知のとおり、行政経験なく市長になりました。この11か月、頑張っておりますけども、そういった意味で、やはり私と相反する、行政経験豊富な谷河氏を迎え入れることによって、私にないところを補足しながら、また、谷河氏の経験でない、私のまた新しい観点からやっていくところで、相反する対応というか、そういったところが生まれると思っております。  以上です。 147 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 148 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当にどうやっていくかという面で、市長が行政経験がないというのはメリットでもあると思いますね。そのメリットを谷河氏が十分生かせるかどうかというところが非常に重要だと思っておりますので、その点もしっかり考えていただきたいと思っております。  以上です。 149 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はございませんか。  2番植田龍一議員。 150 ◯2番(植田龍一君) 副市長の選任についてお伺いいたします。  この前、3月6日に開催されました全員協議会での各議員からの質問で、市長は、谷河氏の職員時代の行動や実績については余り知らない、また、過去の業務内容、答弁等についてもわからないというふうにお答えされておりました。また、立場が人をつくるというふうにも言われておりましたが、これまでの行動や実績が今後の業務において大きく影響し、また、評価されていくのではないかと思われます。また、これまでの内部の評価や外部の評価も重要だと思いますが、そういう検証をされたというような説明も余りございませんでした。  それでは議会としても判断材料が少ないのではというふうに考えております。市長は熟考されたというふうにもおっしゃっておりましたが、その内容をオープンに、市民にもわかるように、この場でしっかりと説明していただきたいと思います。1つは、今、財務にたけているというのは向川議員からの質問にお答えされました。ほか、たくさんあると思いますのでよろしくお願いします。  次に、また同じく全協で、副市長の推薦ではない。現松田副市長ですね。また、松田副市長の後継でもないというふうにおっしゃっておりました。副市長とか全く関与されていないというように答弁されていたんですけど、これはどういうことかなと思っております。関与されたらだめなものなのか、今までの部長の行政経験や反省等を踏まえて、今後の人選についても副市長は、高田の未来についてこういう人がいいですよとかいうように進言するべきではないのかと思うんですが、全く関与されていなかったのか、お伺いします。  もう1点、同じく全員協議会で、今後の体制や状況が変わらなかったときは、また、不測の事態が起こったようなときの進退はというふうにも仲本議員からも聞かれていたと思うんですけど、そのときに考えるというような答弁をされておりました。余りにも場当たり過ぎではないかと思います。  現在の高田市の状況はそんな悠長な状況ではない。高田をよくしていくためには今までどおりではらちがあかない。いろんなところをどんどんどんどん変えていかなければならないのは、市長が一番よくわかっておられると思います。それであれば、何をどうするために、どういう理由で谷河氏が必要だ、自信、覚悟を持って選任する、だめな場合は任命責任をとって辞職するといった決意で臨んでいただきたいと思いますが、全員協議会ではその覚悟や決意が見られませんでした。この場で、覚悟、決意があるのかないのか、お答えいただきたいと思います。 151 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 152 ◯市長(堀内大造君) 植田議員のおただしにお答えします。  谷河氏は本当に、先ほど述べましたように新庁舎建設事業に熱心に取り組まれたこと、財務部長として現在まで行政改革にかかわったこと、そして、先ほども何回も言いますように、この大和高田に大きな問題、これが施政方針にもありますように中継施設、体育館、そしてまた病院等、いろいろございます。そういった部分には、やはり財務分野に精通している谷河氏がいいのではないかと。そして、その中の人員配置も重要になってきます。そういった意味で、やはりそういったこともわかっている谷河氏がいいんじゃないかということで、私の判断で選任させていただきました。  当然、先ほども言っていますように、その任命責任は全て私にございます。市長の責任というのは本当に重いものでありますし、その責任を果たすことができなければ当然続けていくこともできません。続けるべきでもないと思います。当然ながら、市民の方々の信用がなくてはならないと思っております。そうならないよう、精いっぱい市長としての責任をこれから果たしていく所存であります。よろしくご理解お願い申し上げます。  今言ったように、私の判断によって選任いたしました。推薦とか、そういったものは全くございません。 153 ◯議長(萬津力則君) ほかにございませんか。  12番森本尚順議員。 154 ◯12番(森本尚順君) 副市長の選任について質疑します。  冒頭申し上げておきますが、私は市長が提案されている谷河さんのことが好きや嫌いで質疑するのではないということをご理解いただきたいと思います。  先ほど植田議員の質問にもあったのですが、提案されている方、谷河さんなんですけども、その推薦は誰もしていない、自分で決めたと今おっしゃったんですけども、3月6日の全員協議会のときには、「財務部の谷河さんを知らないが、大和高田市の歴史、また市役所の流れを知っている方に任せたほうがいい。この大和高田市をどうにかしたいという私の思いに、同じ方向でついていけるかどうか、その思いを確認の上、決めた」とおっしゃったんですね。谷河さんのことを知らないのに、誰の提案もされずに。じゃ、全員の部長経験者とか、そういった方に、じゃ、市長は全員を呼んで1人ずつ声をかけられたのか、その辺がちょっと不思議に思うので質問しています。  覚えておられるかどうかわかりませんので、もう1度、私が全員協議会で質問した内容を言いますので、それにお答えください。  私は、県に相談に行かれて頼まれたとか、また、国の方からは来ないかと思いますが、2人しか声もかけていないと。この2人というのは、松田副市長と谷河さんのことですね。それで、人選をちゃんとしたのか。谷河さんのことはわからない。希望や地位で人を育てるみたいなことを言われますが、実際に県やそのほかにも人選に関して声をかけられたのですかと言ったら、市長は、他の市長やいろいろな人に意見を聞きながら、数人の人に声をかけたとおっしゃったんです。  じゃ、このほかの市長さん、いろんな人、数人の人に声をかけた。ここの上の文章からいいますと、数人の人になってもらわれへんか当たったという意味合いだと思うんですね。だから、ほかの市長さん、何人の市長さんに、どんな意見を聞いたのか、そして、何人の人に市長は実際当たられたのか、具体な職業を教えてもらえますか。公務員であるとか、弁護士であるとか。それやったら多分問題はないと思うんです。ただ、大和高田市の何々部長さんといったら問題がありますからね。そういう何人に声をかけたの部分は、具体にそれを教えていただけますか。 155 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 156 ◯市長(堀内大造君) 3月6日の全員協議会のことですけども、私の本当に説明不足があったと思いますけども、財務部を知らないというその内容ですけども、それは、私がそのときは一般市民であり、一緒に財務部で仕事をしたことがないという意味で言いました。財務のことに関してしたものではないということで、ここで訂正しておきます。本当に説明不足があったと思います。  この議場の答弁が全てだと承知しております。谷河氏におきましては、本当に皆さんもよく記憶にあると思いますけども、平成10年から地方自治体の財政構造が大きく変わり、本当に赤字の財政に陥り、その財政再建を一緒に乗り切ったところ、それを本当に評価しており、そういったところを皆様、財政が収縮している中で多くの批判を受けることもありましょうが、仕方なく縮小、削減した取捨選択についてはいろいろあると思います。そういうところもしっかり耳を傾けていきますけども、そういったところをしっかり財政にやっていかれたということ、そういうところをやはりとらえて思っております。  それで、ほかの、部外の人に聞かれた具体的なことですけども、これは個人的なことであるので、この席では差し控えさせていただきます。 157 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 158 ◯12番(森本尚順君) いやいや、私が聞きたいのは個人的なことじゃないですよ。個人的なことやったら、この3月6日に言えばいいんじゃないですか。何で他の市長やいろいろな人に意見を聞きながら、数人の人に声をかけたとか議事録にも残っているんですよ。これがうそかほんまかわかりませんけれど、ここが大事なんですよ。先ほどからずっと質問の中で言われている、財務部で施策に精通しているとか、多くの政策に精通している、新庁舎に熱心に取り組んでいる。こんなん、はっきり言って、すいませんけど森本部長がやめられても、みんなこういうことを言いますよね。みんな熱心にやってくださっていますよ。  私が聞きたいのは、ほんまに市長がもう谷河さんオンリーで、例えば前の吉田市長、副市長、今の堀内市長と3人で約束をされて、誰も探してないねんと、吉田市長に頼まれたからもう谷河さんやねんと言われるのでしたら、それをはっきり言われたらいいと思うんですよ。うそといったらおかしいですけど、答弁が全部ばらばらなんですよ。さっき言った谷河さんのことは知らないと言うといて、また、財務部の谷河は知らないとかね。本市の行政マンの中からと考えたと言っているけど、実際にはこれもどうかわからない。ここもはっきり言うてください。もう吉田市長と松田副市長と3人で話されて、谷河さんと決められたのか、いや、そうじゃないと。何名。個人的なんじゃだめですよ。何人かに具体に市長が頼みに行ったと。そこをはっきりしてください。そこ、はっきり言ってください。3人で決められたら、それでいいじゃないですか。お願いします。 159 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 160 ◯市長(堀内大造君) 正直に言います。相談は全くしていません。私の一人の判断で決めました。  以上です。 161 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 162 ◯12番(森本尚順君) いや、3回しかないですよ。全くなかったら、ほか何人ですかと言っているじゃないですか。さっきから何人ですかと言っているじゃないですか。何人に打診されたんですかと言っているんです。もう一本やりだったら一本やりでいいです。谷河さんオンリーやったらオンリー、違うかったら違うと言ってください。人数を。 163 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 164 ◯市長(堀内大造君) 今のご質問にお答えします。  打診はしていません。私の判断で決めました。 165 ◯議長(萬津力則君) 何人の方に「副市長、どうですか」みたいな打診をされたかということですね。複数人の中で選んだのかということ。 166 ◯市長(堀内大造君) いや、今言ったように打診はしてなく、私が考えて、判断して決めました。 167 ◯議長(萬津力則君) 市長、副市長を選ぶに当たって、市役所内部で何人の方の中から谷河さんを選んだかということを言われている。 168 ◯市長(堀内大造君) 熟考を重ねた上、谷河氏で判断しました。声をかけたのは谷河氏のみです。 169 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 170 ◯議長(萬津力則君) ほかに質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 171 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  14番仲本博文議員。 172 ◯14番(仲本博文君) 今の質疑の中を少し整理させていただいたら、やはり市長は市長になられたときから谷河氏を推薦しようと思っていたように聞こえました。けれど、あなたは市長に立ったときに、高田市を変えたい、高田市の流れを変えたいと言いながら来たと思うんですよ。別に僕は谷河氏がだめだとかそういうことじゃなしに、やはり流れを変えていくのであれば、例えば県からもらうとか、そういうふうな打診もあったかなと思っておったんです。ほんで、それでだめだったからこうなりましたとかいう話だったらよかったんですけど、最初から谷河氏一人ということになっておるのであれば、少しこれは疑義が生じるんではないかなと思います。  それと、谷河氏が財務部長のときの立場で物すごくやったと、これから来てもらってやるということに対しましても、森本部長も元課長ですごくよくやられたと思いますよ。それをどこでどういうふうにして知ったのか、誰にも聞いていなかったから、谷河氏の方から、私がこれをやりました、こんだけ変えてきましたとか、庁舎のことに関しても、澤井次長がおる中で、私も庁舎を全部やりましたと、自分を評価したということに対して、少し私自身おかしいのかなと思います。  こういうことをもって、私からの気持ちとしては、反対としての討論をさせていただきます。 173 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はありませんか。  9番南幾一郎議員。 174 ◯9番(南幾一郎君) 今回の副市長人事に賛成の立場から討論させていただきます。  まず、大事なことは、今、大和高田市がどうあるべきかということが一番重要なことでございます。そして、もう1つ申し上げるならば、流れを変えるということは、これは皆さんの大きなコンセンサスを得ていく、皆さんのその方法を持っておられるというところでございます。副市長一人がこの仕事をするわけではございません。副市長はもちろんかなめでありまして、そういった重要なポジションにいるということは私も承知しておりますけれども、流れを変えるというのは皆様の考え、皆様の協力が絶対必要でございまして、副市長が一人決まれば流れが変わるというものではございません。  その中で、私が一番、現在大和高田市で何が必要なのか、どうしていけばいいのかということに関して申し上げますと、まず、内部、中をしっかり固めることであろうと思います。特に今、財政分野が非常に厳しいということはご承知のとおりでございます。どのように財政を組みかえていくのか。また、一つ一つの部署、一つ一つの財政との予算プロセス、そういったことをしっかりと理解しておかないと、なかなかこれは変えられるものではないんです。過去においていろんな予算が、疑問という予算があったとしても、その合意プロセスが非常に重要でございます。そのプロセスを理解していない人が、いきなりその予算をばっと切ってしまうことは無理だろうし、逆に言えば、今非常に重要な予算であったとしても、今後はこれは必要ないなという判断も必要でございます。まずお金ありきというのは、この地方自治体の中で必要な職務を担当する重要な仕事だろうと考えております。  そういった中で、今回、財政畑を上がってこられた元財務部長の谷河氏が、現在参与でございますけれども、副市長ということになりましたら、私は適任であろうと思います。特に副市長の職務というのは、例えば中の人員配置、誰がどういった仕事をしてきたのか、誰がどういった役割をしてきたのか、誰がどういった適性を持っているのかということを理解しておかなければ、なかなか進むものではございません。新しい血を持ってきて、ぽんとやって、じゃ、新しいことができましたということは、どちらかといえば私はリスクが高いものであろうと考える次第でございます。  そういった中で、私は、今回、谷河氏を副市長に選任することに対して賛成の立場から討論させていただきました。以上です。 175 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 176 ◯12番(森本尚順君) 反対の立場から討論いたします。  市長は、先ほどの質疑の中でも財政分野に精通したとかいろいろ言われましたけども、実際、財務とかそういう、これから大和高田市は大型事業もいっぱいありますけども、そうなれば、谷河氏は昨年までずっと財務部長でやってこられて、吉田市長と松田副市長と頑張っていただきました。しかし、結果的に、結果的に住みやすさランキングというものもワーストワンになっていたりとか。自分たちはこの大和高田市で生まれ育って、いろんな経験もしてきましたけども、余りそのときそのときのこれがいい、あれが悪いというのは実感していない人もたくさんいると思うんです。やる気のある、高田を引っ張っていくという堀内市長の意気込みからすると、やはりここはいったん民間からなり、民間がだめだというのであれば総務省であるなり、財務省なり、国の方から来ていただいて、抜本的改革ができる能力のある方が僕はいいんじゃないかと。先ほど熱い思いで市長は言っていただいたんですけども、市長の気持ちもわかるんですが、私はこの際、新しい血を入れていただくということで反対討論といたします。 177 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はございませんか。  2番植田龍一議員。 178 ◯2番(植田龍一君) ただいまの副市長の人事案件について討論をさせていただきます。  いろいろと質疑、4名の議員が質疑に立ちました。人事案件ってなかなか質疑でというのは今までもなかったということは、みんな大事だなというふうに思っているのは確かだと思います。  私もいろんな懸念はありますが、先ほど市長からの覚悟が見られましたので、賛成させていただいて、そして、今後の高田市の発展に対してしっかりと尽くしていただけるように要望いたしまして、賛成の討論とさせていただきます。 179 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 180 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件を同意することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 181 ◯議長(萬津力則君) 起立多数と認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 同第2号固定資産評価員の選任について 182 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第7、同第2号固定資産評価員の選任についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 183 ◯市長(堀内大造君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  このたび、固定資産評価員として谷河照美氏を新しく選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定により、同意を求めるものであります。よろしくお願い申し上げます。 184 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 185 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して、審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 186 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 187 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。
     おはかりいたします。  本件は、同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 188 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第8 諮第1号人権擁護委員の推薦について 189 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第8、諮第1号人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 190 ◯市長(堀内大造君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  現人権擁護委員、布施正保氏は、令和2年6月30日の任期満了をもって退任されます。  布施氏は、5期15年にわたり人権擁護委員としてご貢献いただきましたこと、ここに厚く御礼を申し上げる次第であります。  この後任として森正司氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき意見を求めるものであります。  森正司氏は、昭和56年3月に奈良教育大学教育学部を卒業され、同年4月より河合町立河合第二小学校に赴任されて以来、県内各小学校で教諭・教頭として勤務されました。そのうち平成13年から7年間にかけては、本市人権教育研究会事務局長としても務められ、また、本市市民部人権施策課指導主事としても4年間務められました。そして、平成31年3月に広陵町立広陵東小学校を教頭として定年退職されました。  その豊富な識見と人柄から、人権擁護委員として適任であると考えております。  よろしくお願い申し上げます。 191 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 192 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 193 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 194 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件は、同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 195 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第9 諮第2号人権擁護委員の推薦について 196 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第9、諮第2号人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 197 ◯市長(堀内大造君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  本市より推薦いたしております人権擁護委員、巽正年氏は、令和2年6月30日で任期満了となりますが、再び同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき意見を求めるものであります。  よろしくお願い申し上げます。 198 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 199 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 200 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 201 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件は、同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 202 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 203 ◯議長(萬津力則君) 以上で、本日の日程は終了いたしましたので、これで散会し、あすから3月17日まで休会とし、3月18日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 204 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって散会いたします。            午後2時23分散会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...