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  1. 大和高田市議会 2019-12-01
    令和元年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(萬津力則君) 皆さん、おはようございます。ただいまより、令和元年12月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(萬津力則君) これより、本日の会議を開きます。  各常任委員長より議案審査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第61号大和高田一般会計補正予算(第6号) 外 6件 3 ◯議長(萬津力則君) それでは、日程に入ります。  日程第1、議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)ほか、議第69号から議第73号及び議第79号の7議案を一括して議題といたします。  本件7議案は総務財政委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。12番森本尚順議員。            〔総務財政委員会委員長(森本尚順君)登壇〕 4 ◯総務財政委員会委員長(森本尚順君) 去る12月6日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)ほか、議第69号から議第73号及び議第79号の7議案について審査いたしましたところ、採決の結果、議第61号については全会一致で否決、議第70号及び議第71号については賛成多数で原案どおり可決、議第69号、議第72号から議第73号及び議第79号については全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告します。  まず、議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)についてであります。  第2表、債務負担行為補正についてであります。  委員より、「本庁舎空調設備借上料について、予算計上している内訳のうちの設置工事費の比較で、機器を購入する場合と異なっているのはなぜなのか」との問いに、担当者は、「いずれも機器の設置及び撤去の費用であるが、レンタルは3者見積もりの平均値を用い、購入は官庁営繕仕様の工事費用から算出したものである」と答弁されました。  委員より、教育用パソコン借上料についてただされたのに対し、担当者は、「リース期間が令和2年8月で終了するため、タブレット端末を増設して更新するものである。これにより、個別学習の強化やきめ細やかな指導につながるものと考えている。また、授業を円滑に進められるよう、アクセスポイントを全ての普通教室に整備したいと考えている」と答弁されました。  児童生徒一人一人がIT端末を持ち、活用できる環境の実現を目指すことを閣議決定されたところであるが、国の動向を注視し、財源確保に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、歳出、第10款、教育費の中の中学校費についてであります。
     委員より、「高田西中学校校舎規模改造工事事業の一連に関し、実施設計と工事監理が同一業者であることにより、チェック機能が働かなかったことも一因ではないのか」との問いに、担当者は、「従来より、実施設計を行った事業者と随意契約により工事監理を請け負ってもらっているが、是非についても検証していきたい」と答弁されました。  また、委員より「工事は契約期間内に完了するのか」との問いに、担当者は、「期間内に完了する見込みである」と答弁されました。  また、委員より、「追加の工事請負費は材料費に相当する額となるのではないのか」との問いに、担当者は、「材料費と工賃が必要である」と答弁されました。  9月定例会において否決した案件であり、委員会より3点の確認がなされました。1点目に、「具体的な再発防止策」に対し、「さきの全員協議会で示した今後の再発防止の対策を徹底していきたい」。2点目に、「市長及び副市長の管理責任」に対し、「職務を全うし、責任を果たしたい」。3点目に、「関連業者の責任」に対し、「設計委託をした業者について行政処分を速やかに行いたい。委託料の取り扱い等は別途検討していきたい」とそれぞれ答弁がありました。  次に、議第70号大和高田一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正についてであります。  委員より、「会計年度任用職員制度の導入により、職員定数の見直しはあるのか。また、移行を行わずに業務委託に切り替えるものはあるのか」との問いに、担当者は、「現時点において職員定数の見直しは考えていない。また、業務委託については検討中である」と答弁されました。  費用の増大が見込まれる中、処遇の切り下げとならないよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてであります。  委員より、「市民の状況を把握した上での期末手当の改定となっているのか」との問いに、担当者は、「独自で市内の状況を把握していないが、国においての調査の結果によるところで、同様に改定していきたい」と答弁されました。  なお、議第69号、議第72号から議第73号及び議第79号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上、報告といたします。 5 ◯議長(萬津力則君) 本件に対し、西村元秀議員ほか3人の議員から、お手元に配付しておりますとおり、議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)に対して修正動議が提出されております。これを本件とあわせて議題とし、修正案の提出者より説明を求めます。  15番西村元秀議員。 6 ◯15番(西村元秀君) それでは、議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)に対する修正動議を、地方自治法第115条の3及び大和高田市議会会議規則第17条の規定に基づき、本日議長へ案を添えて提出をさせていただきましたので、提出者を代表いたしましてご説明申し上げます。  議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算に上程されております歳出、第10款、教育費、第3項、中学校費、第3目、学校営繕費、第15節、工事請負費の校舎大規模改造工事につきまして、高田西中学校の校舎大規模改造工事にかかわる追加補修工事費用1,760万円でございますが、予算可決前に工事に着手していたことを受け、その理由、経過等について、内部調査委員会からの報告を踏まえ、総務財政委員会で審査した結果、同委員会におきまして否決されました。  しかしながら、今定例会上程の補正予算案には、障がい者自立支援事業給付費や小児深夜診療負担金など、福祉向上に資するため早急に予算措置が必要な経費が計上されております。したがいまして、議第61号の一部として、当該追加工事分の経費を歳入歳出それぞれ1,760万円減額修正し、その他は原案どおりするものでございます。  また、当該部分においては、工事業者にとっては支払い留保されているという状態になっており、その影響は多大なものであると推察するところでございます。早急に、この問題で対象となっている職員、管理職、業者の対応、関係性を精査し、それに応じた処分を明らかにし、また、それを議会へ報告し、年内、年明け早々にも臨時会の開催を求めるなり、早急の問題解決を図るとともに、あわせまして修正の趣旨に付加するものでございます。  市民への公明正大なる説明責任を果たされることを要望して、提案説明とさせていただきます。議員各位におかれましては、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 7 ◯議長(萬津力則君) これより質疑に入ります。  委員長報告並びに議第61号に対する修正案について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  なお、議事の進行上、討論及び採決については分割で行います。  まず、議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)及び議第61号に対する修正案について討論はありませんか。  4番所進議員。 9 ◯4番(所進君) ただいまの修正案に賛成、原案に反対の立場で討論いたします。  教育費の中に中学校営繕費、工事請負費が1,760万円計上されておりますが、すでに実施された工事の予算であり、極めて異例のものです。当初の見積もりになかった外壁補修の工事にかかった費用が費用として妥当であったか明らかでなく、この工事請負費の根拠がありません。関係者の処分、再発防止対策がどのように行われるのかも不明瞭です。到底市民の皆様の理解を得られる内容でなく、予算の再検討を求めるものです。  以上です。 10 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより議第61号に対する修正案について採決いたします。  おはかりいたします。  議第61号に対する修正案に賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 12 ◯議長(萬津力則君) 起立全員と認めます。よって、議第61号に対する修正案は可決することに決しました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く議第61号の原案について採決いたします。  おはかりいたします。  修正議決した部分を除く議第61号の原案についてに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 13 ◯議長(萬津力則君) 起立全員と認めます。よって、修正議決した部分を除く、議第61号の原案は可決することに決しました。  以上、ただいまの採決により、議第61号令和元年度大和高田一般会計補正予算(第6号)は修正可決されました。  次に、議第70号大和高田一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正について及び議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についての2議案は、それぞれ討論採決を行い、議第69号大和高田功労者表彰条例の一部改正についてほか、議第72号、議第73号及び議第79号の4議案は一括して討論採決いたしたいと存じます。ご了承願います。  まず、議第70号大和高田一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正について、討論はありませんか。  4番所進議員。 14 ◯4番(所進君) 議第70号について、ただいまの委員長報告に反対の立場で討論いたします。  会計年度任用職員制度の導入で、非正規職員の一定の処遇改善が実現をします。しかし、フルタイムの方とパートタイムの方で処遇の格差が大きく、雇用の期限の上限が5年で、5年をたつと報酬の引き上げがリセットされるという問題があります。また、これを機に業務の民間委託拡大につながる懸念もございます。非正規職員の実質的な処遇切り下げを起こさないために、再検討を求めます。  以上です。 15 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより議第70号大和高田一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正についてを採決いたします。  おはかりいたします。  議第70号大和高田一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正について、賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 17 ◯議長(萬津力則君) 起立多数と認めます。よって、議第70号は可決することに決しました。  次に、議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、討論はありませんか。  12番森本尚順議員。 18 ◯12番(森本尚順君) 議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、反対討論いたします。  奈良県議会は、期末手当の額の決定方法のうち、これまで県職員の例により定めていたものを条例で直接規定を行うため、令和元年10月23日に日本維新の会から提案された奈良県議会議員の報酬額、費用弁償額及び期末手当の額並びにその支給条例の一部を改正する条例を賛成多数で可決し、今後は期末手当の額の決定にあっては、平成30年度の基準1.675月分に据え置くこととしました。ただし、引き下げ勧告があった場合は見直しが行われます。  議員の期末手当にあっては、特別職報酬審議会の対象ではないことから、多くの自治体では、人事院勧告の実施によって変動する国の指定職に合わせて改定されているのが実態であり、奈良県議会議員期末手当支給月数の改定も同様に繰り返されていました。この条例改正は、法などに定めのないことに対し、議会が住民目線に立って議員提案を行ったよき事例だと思います。  10月1日からは消費税が8%から10%となり、実質的な市民所得の減少が見込まれるときに、大和高田市議会議員が人事院勧告に連動した期末手当上昇分を受け取ることはできないものと考えます。私たち議員は悪しき慣例や既得権を見直すべきであることをかんがみ、大和高田市議会の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例に反対いたします。 19 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はありませんか。  11番戸谷仁史議員。 20 ◯11番(戸谷仁史君) 議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、反対の立場で討論させていただきます。  市議会といたしましては、今年の3月議会において、議会として委員会視察の廃止と議員定数の削減を実施いたしました。これは、議会として財政面での削減を行うことにより、より市民サービスの向上を目指すものであると考え、私自身、賛成させていただきました。また、市民の状況を把握していない、すなわち大和高田市民の生活が向上しているということが確定していないのが現状ではないでしょうか。  このような現状を踏まえ、私は、市議会議員の期末手当を引き上げる今回の条例改正について反対とさせていただきます。 21 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はありませんか。  9番南幾一郎議員。 22 ◯9番(南幾一郎君) 今回の人事院勧告に基づく議第71号については、賛成の立場で討論いたします。  これは、もととなる議員報酬について、現在進められておられる議会改革特別委員会において議論すべきであると考えるからでございます。この委員会では、議員報酬のみならず議員定数、政務活動費も活発に議論しております。そして、その結果として、3月議会において1名削減、また、政務活動費を上乗せして委員会視察を廃止するなど、議論されたところでございます。この議員報酬についてはこの特別委員会にてはかるべき、そして、そこで公明正大に皆さんの意見を闘わせた上で結果を出せばいいのであり、人事院勧告についてはこのまま認めるべきであるということで、賛成の立場で討論いたします。  以上です。 23 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  おはかりいたします。  議第71号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 25 ◯議長(萬津力則君) 起立多数と認めます。よって、議第71号は可決することに決しました。  次に、議第69号大和高田功労者表彰条例の一部改正についてほか、議第72号、議第73号及び議第79号の4議案について、討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより議第69号大和高田功労者表彰条例の一部改正についてほか、議第72号、議第73号及び議第79号の4議案を一括して採決いたします。  本件4議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件4議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 外 8 件 28 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第2、議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第63号から議第65号、議第68号、議第74号及び議第76号から議第78号までの9議案を一括して議題といたします。  本件9議案は民生文教委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。8番砂原弘治議員。            〔民生文教委員会委員長(砂原弘治君)登壇〕 29 ◯民生文教委員会委員長(砂原弘治君) 皆さん、おはようございます。去る12月6日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第63号から議第65号、議第68号、議第74号及び議第76号から議第78号の9議案について審査いたしましたところ、議第62号から議第65号、議第68号、議第74号及び議第76号から議第77号については全会一致で原案どおり可決、議第78号については全会一致で否決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、葬祭費の支給件数が前年よりも増加している要因についてただされたのに対し、担当者は、「国保加入者の高齢化に加え、猛暑及び急激な気温の変化などが増加の要因の1つと考えられる」と答弁されました。  同じく委員より、保険税を滞納している世帯への支給についてただされたのに対し、担当者は、「支払いの差しとめは行わず、支給するとともに、本人の意思に基づき、滞納保険税分として納付することも可能である」と答弁されました。  次に、議第63号令和元年度大和高田国民健康保険天満診療所特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、「債務負担行為補正の受付・料金計算業務委託料について、職員での対応は考えられないのか」との問いに、担当者は、「人材の確保及び業務の専門性をかんがみると、専門業者への委託が最善であると考えている」と答弁されました。  次に、議第68号令和元年度大和高田病院事業会計補正予算(第2号)であります。  委員より、医療機器の保守委託料の減額についてただされたのに対し、担当者は、「契約期間の変更及びメーカーとの直接契約にするなど、契約内容の見直しにより不用額が生じたものである」と答弁されました。
     次に、議第78号契約の変更についてであります。  委員より、「追加工事に関する契約の変更が議会の議決を得ずとも、当初工事に係る契約金額を支払うことは可能なのか」との問いに、担当者は、「契約変更の議決を経た後に、実際には当初工事分の残金とあわせて追加工事分の契約金額を支払うこととなる」と答弁されました。  なお、議第64号から議第65号、議第74号及び議第76号から議第77号については、提案の趣旨を了としました。  最後に、委員会からの要望事項であります。  安易な予算執行とならないよう、契約の更新時などにおいて契約内容を改めて精査されるよう要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。 30 ◯議長(萬津力則君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、議事進行上、まず、議第78号契約の変更については個別で討論採決を行い、次に、議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第63号から議第65号まで、議第68号、議第74号及び議第76号から議第77号までの8議案は、一括して討論採決をいたしたいと存じます。ご了承願います。  まず、議第78号契約の変更について、討論はありませんか。  5番沢田洋子議員。 32 ◯5番(沢田洋子君) 議第78号の契約の変更については、高田西中学校校舎の大規模改造工事の契約についてです。  さきに採決が行われました補正予算は、当該工事予算を削除し修正可決されましたので、予算の根拠がなく、賛成することはできません。委員長報告に賛成、原案に反対という立場を申し上げまして、討論とさせていただきます。 33 ◯議長(萬津力則君) ほかに討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、議第78号契約の変更についてを採決いたします。  おはかりいたします。  議第78号契約の変更について、賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 35 ◯議長(萬津力則君) 起立なしと認めます。よって、議第78号は否決することに決しました。  次に、議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第63号から議第65号まで、議第68号、議第74号及び議第76号から議第77号までの8議案について、討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより議第62号令和元年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第63号から議第65号まで、議第68号、議第74号及び議第76号から議第77号までの8議案を一括して採決いたします。  本件8議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件8議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件8議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第66号令和元年度大和高田水道事業会計補正予算(第1号) 外 3 件 38 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第3、議第66号令和元年度大和高田水道事業会計補正予算(第1号)ほか、議第67号、議第75号及び議第80号の4議案を一括して議題といたします。  本件4議案は環境建設委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。3番向川征秀議員。            〔環境建設委員会委員長(向川征秀君)登壇〕 39 ◯環境建設委員会委員長(向川征秀君) 去る12月6日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました議第66号令和元年度大和高田水道事業会計補正予算(第1号)ほか、議第67号、議第75号及び議第80号の4議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第67号令和元年度大和高田下水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。  委員より、委託料及び補償費から請負工事費への予算組み替えについてただされたのに対し、担当者は、「来年度に予定している片塩小学校周辺のJR和歌山線軌道下に下水道管を布設するに当たり、近接する前後区間について、今年度の3月に契約を締結するため組み替えるものである」と答弁されました。  次に、議第75号大和高田下水道条例の一部改正についてであります。  委員より、「井戸水など水道水以外を使用している実態を把握しているのか」との問いに、担当者は、「下水道使用の届け出の際にチェックシートを用いて確認を行っており、現在、井戸水の使用で3件、雨水の使用で1件を把握している」と答弁されました。  次に、議第80号奈良県葛城地区清掃事務組合規約の変更についてであります。  委員より、本における今後のし尿運搬に係る共同処理の方針についてただされたのに対し、担当者は、「他の組合構成市町への影響や現状のスケールメリット等、組合としての運用バランスを踏まえた熟慮が必要であると考えている」と答弁されました。  また、委員より、「御所が運搬業務を単独で行うことによって34町となるが、本市の経費負担は増加しないのか」との問いに、担当者は、「現在は処理量に対し3,400円の単価で契約しており、金額に変更はない」と答弁されました。  なお、議第66号については、提案の趣旨を了といたしました。  最後に、委員会からの要望事項であります。  下水道事業について、より一層計画的な下水道整備に努められるよう要望しておきます。  また、奈良県葛城地区清掃事務組合での共同処理について、今後、本が加入する利点など適宜精査し、より合理的な運営に努められるよう要望しておきます。  以上、議員各位におかれては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 40 ◯議長(萬津力則君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(萬津力則君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(萬津力則君) 討論もないようですので、これより本件4議案を一括して採決いたします。  本件4議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件4議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 選挙管理委員会の委員選挙について 44 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第4、選挙管理委員会の委員選挙を行います。  おはかりいたします。  選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。  おはかりいたします。  指名の方法につきましては議長において指名することにいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。  選挙管理委員会の委員に、酒本繁雄氏、佐々木央子氏、岡本均氏、北本政治氏、以上4人の方を指名いたします。  ただいま指名いたしました4人の方を選挙管理委員会の委員の当選人と決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました4人の方が選挙管理委員会の委員に当選されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 選挙管理委員会の補充員選挙について 48 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第5、選挙管理委員会の補充員選挙を行います。  おはかりいたします。  選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。  おはかりいたします。  指名の方法につきましては議長において指名することにいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。  選挙管理委員会の補充員に、堂前圭司氏、古谷壽朗氏、福西弘氏、水井敏豪氏、以上4人の方を指名いたします。  なお、補充員の補充の順序につきましては、ただいま指名いたしました順序によりたいと存じます。  おはかりいたします。  ただいま指名いたしました4人の方を選挙管理委員会の補充員の当選人とし、その補充の順序は、ただいま指名いたしました順序と決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました4人の方が選挙管理委員会の補充員に当選されました。その補充員の順序は、指名いたしました順序によることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 一般質問 52 ◯議長(萬津力則君) 次に、日程第6、一般質問を行います。  一般質問は一問一答方式で行います。質問の通告のありました者は10人であります。質問時間につきましては、創生高田が3時間、絆が2時間30分、日本共産党、公明党は各1時間30分に制限いたします。  最初に、17番島田宗彦議員の発言を許します。17番島田宗彦議員。            〔17番(島田宗彦君)登壇〕 53 ◯17番(島田宗彦君) 皆さん、おはようございます。ただいま議長より発言の許可をいただきまして、17番、創生高田、島田宗彦、一般質問をさせていただきます。  本年10月より、新たに梶木教育長が就任されました。今議会より初めてご答弁をいただきます。本来ならば「おめでとうございます」とだけ申し上げたいところではございますが、就任早々にさまざまな事件や諸問題が発生し、何かとご苦労をかけていることと存じます。課題山積ではございますが、早々に諸問題が解決し、存分にその手腕を発揮され、大和高田の教育振興とその発展に向けてご尽力いただき、ご活躍されますことをお祈り申し上げまして、私の教育関連の一般質問に入らせていただきます。  まず初めに、小中一貫教育についてであります。
     平成28年6月議会でも取り上げさせていただきましたが、それ以降も全国的に小中一貫教育についての取り組みがふえてきてまいります。国も平成28年に、現行の小中学校を、義務教育9年間を一貫して行う義務教育校を新たな学校の種類として規定し、同年4月より法施行されました。しかしながら、いきなり義務教育校に移行するにはさまざまなハードルもあり、時間がかかるのも現状であります。ただ、現状の小中学校のままで各中学校区別にブロック分けし、そのブロックごとに小中一貫教育を行っている事例もございます。  小中一貫教育の施設形態としては4つの形態が見受けられ、まず第1番目に、施設一体型。同一の校舎内に小学校及び中学校の全学年9学年があり、組織、運営ともに一体的に小中一貫教育を行う。学校施設は新規に施設を建設するか、または既存の施設を改築する必要がございます。組織運営は、小中学校の教員、教職員が一体となって教育活動を実施されます。これには施設の統廃合が伴う場合が多いです。  2番目に、施設隣接型。隣接する小学校及び中学校で、教育課程及び教育目標に一貫性を持たせる。学校行事を小学校及び中学校で合同で実施します。一体感のある教育活動を実施する。これには施設の統廃合がありません。  3番目に、施設の分離型。離れた場所にある小学校と中学校で、教育課程及び教育目標に一貫性を持たせる。小中学校で互いに連携を図りながら、教育活動を実施します。これは、施設の統廃合はありません。  最後に、4番目は、先ほどお話ししました義務教育校であります。初等教育6年と中等教育3年の計9年間の課程を一体化させた学校種。2016年4月に制度化されました。校長は1人。9学年の校務を1人の校長がつかさどります。義務教育学校の標準学級数は1校当たり18~27学級。これには施設の統廃合も伴います。  このようにさまざまな形態がある中で、我が大和高田に合う小中一貫教育をぜひ導入していただきたいと思います。  次に、市内中学校の剣道部及び柔道部の再興についてであります。  人口減少及び少子化が進む中で、昔に比べ中学校のスポーツ部活動の人気も変遷し、試合参加などにおける活動もままならないクラブがあると聞いております。その中でも剣道部については、2015年の片塩中学校を最後に部活動がなくなり、高田中学校と高田西中学校においてはかなり前から部活動がなくなりました。柔道部におきましても、片塩中学校で現在約10名の部員が在籍し、活動しておりますが、高田中学校と高田西中学校では部活動が数年前よりなくなりました。  文部科学省は、平成20年3月28日に中学校学習指導要領の改訂を告示し、新学習指導要領では中学校保健体育において武道、ダンスを含めた全ての領域を必須とすることとし、平成24年度から完全実施されました。  武道は武技、武術などから発生した我が国固有の文化であり、相手の動きに応じて基本動作や基本となるわざを身につけ、相手を攻撃したり、相手のわざを防御したりすることによって勝敗を競い合う、楽しさや喜びを味わうことができる運動であります。また、武道に積極的に取り組むことを通して武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動でもあります。  その各中学校の授業におきましては、片塩中学校は柔道を必須とし、部活動はありませんが高田中学校は柔道、高田西中学校では剣道を取り入れて、それぞれ指導されていると聞いております。せっかく小学校で経験しても、中学校で部活動がないために大会に出場できず、私立の中学校や他の中学校に行くという事案もあると聞きます。人数的に厳しければ、市内3中学校が合同で活動するなどの方法で、以前は盛んであった剣道部、柔道部の再興を検討していただきたい。  以上で壇上での質問を終わります。 54 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 55 ◯市長(堀内大造君) 17番島田議員の質問にお答え申し上げます。  平成27年の「学校教育法の一部を改正する法律」の公布により、義務教育学校とともに、隣接する、組織上独立した小学校及び中学校が一貫とした教育を施す形態として、併設型の小中学校等が設置できることとなりました。これにより、県内他市町村でも教育政策の充実を目指し、このような学校が誕生していると聞いております。  小中一貫教育は、小中それぞれの学校の教員が目指す子ども像を共有し、9年間の義務教育を通じた教育課程の編成により、系統的な教育が実施できるという特徴があります。また、これまで課題となっていた、小学校から中学校に進学する際の環境の変化による中1ギャップの解消にも効果があるとされておりますので、本市においても、今後、住みよいまちづくりにつながる教育環境の充実の視点から模索してまいりたいと考えております。  なお、詳細については担当よりお答えします。 56 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 57 ◯教育長(梶木義敏君) 17番島田議員のご質問にお答え申し上げます。  小中一貫教育につきましては、その効果について報告される一方で、指導に当たる教員には小中一貫校としての教育に対する共通の認識やスキルの統一が求められ、教育目標の設定や系統性、体系性の確保に向けた調整等に課題があるとされております。また、本市の場合、現状において卒業生が2つの中学校に分かれて進学する小学校がございまして、教育目標の共有や系統性の確保に課題がございます。  ただ、本市におきましても、将来的な児童生徒数の見通しにつきましては楽観視できる状況にはございませんので、中長期的な展望の中で、魅力ある教育の創造につながる手だての1つとして研究してまいりたいというふうに考えております。  よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 58 ◯議長(萬津力則君) 17番島田宗彦議員。 59 ◯17番(島田宗彦君) 答弁ありがとうございました。  今、市長、教育長、ご答弁いただきましたが、これも子どもが減ってきて消極的に行うというのではなく、まだ我がに、今の段階では中学校、それぞれ小学校もございますので、余裕あるうちに取り組んでいただきたいと、こう思うわけでございます。  奈良でのこの小中一貫教育の事例についてお話ししますと、奈良では平成27年度より市内全ての小中学校で小中一貫教育を展開し、21の中学校区を小中一貫教育推進ブロックとして位置づけされております。これまでの奈良の小中一貫教育の取り組みをお話ししますと、「平成16年3月24日に『世界遺産に学び、ともに歩むまち─なら』小中一貫教育の特区として認定され、平成17年度より田原小中学校において小中一貫教育を開始しました。本における研究発表会も回数を重ね、児童生徒の学習や活動の様子を公開するとともに、小中一貫教育の成果を広めてきました。本市では、新設の中学校の開校や統合により、平成23年度から8小学校、7中学校がパイロット校として、また、平成27年度に小中一貫教育を全市展開するために、それぞれの中学校区がそれぞれの推進ブロックの実態に応じた小中一貫教育のあり方について研究を進めてきました」とあります。  お手元にお配りした資料にもありますように、現在、施設一体型のモデル校として田原小中学校、富雄第三小中学校、月ヶ瀬小中学校の3校が、小学校と中学校が同じ施設の中で学習しています。連携型のスタート校として18中学校区では、小学校と中学校は同じ施設にはありませんが、小学校と中学校、また、小学校同士が連携しながら学習を進めておられます。  この奈良の小中一貫教育は、地域とも連携しながら、各推進ブロックにおける小中学校の教職員の共同と、奈良の特色ある教育を推進しています。各推進ブロックでは、教科指導や生徒指導、特別支援教育の部会などを設置し、それぞれの推進ブロックの小中一貫教育推進プランに基づき、小中の教職員がともに手を携えて子どもの教育に当たっているとのことです。  私もつい先日、会派の視察にて、熊本県の玉名というところの小中一貫教育を視察してまいりました。玉名は、日本マラソンの父としてNHK大河ドラマの「いだてん」の主人公の1人である金栗四三さんの出身地であり、また、玉名学という教育目標を持つ、大変教育熱心なまちでありました。  この玉名も、奈良と同様に全市で小中一貫教育を導入し、取り組んでおられます。その導入の過程は、平成25年の3月に玉名小中一貫教育推進計画を策定し、公表され、同年4月より体制づくりに着手されました。そこからわずか1年後の平成26年4月より、市内全域の小中学校において小中学校一貫教育を実施されました。形態は、当初は各中学校単位の施設分離型で運用され、本年4月に新たな1つの中学校区内の6つの小学校が統合され、施設一体型の小中学校が開校されました。  何事もメリット、デメリットはあるとは思うんですが、文部科学省の調査では、先ほど市長も答弁されましたように中学校への進学の不安をおぼえる児童が減少した、いわゆる中1ギャップが解消されたということが言われております。そのほか、いじめの問題が減少した、不登校が減少した、暴力行為の発生件数が減少した、上級生が下級生の手本となろうとする意識が高まったなど、さまざまな成果があったとの報告もございます。  私もこの小中一貫教育を導入すれば全てがよくなるというふうには思いませんが、将来の高田の教育に向けてしっかりと取り組んでいることを内外にアピールしていただきたい。そこに関心も集まり、是非ともこのまちに住みたいという声もふえてくるのではないでしょうか。  後ほど南議員が「全国住みよさランキング」というところで手ぐすねを引いておられるとは思うんですが、やはりこの向上にもつながっていくと思います。一度やってみてはどうかと思うんですが、再度市長のお考えをお聞きしますが、いかがでしょうか。 60 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 61 ◯市長(堀内大造君) 議員の内容、よくわかりました。本当に先ほども私も答弁したように、これも1つの魅力的な施策だと思うんですけども、今、実際奈良で行われているのはやはり一体型。なかなかこうやって合併しての連携型の実態はありません。なかなか連携型ですと諸問題が、本当にたくさん課題もあります。今度、また天理福住でこれを実施するような話も聞いております。やはり今のところ、奈良県ではそういった生徒が少数化していて、それを合併して1つにまとめて9年合同でするのが主流になっております。今後、またこういったことが高田でも可能か、模索しながら考えていきたいと思っております。 62 ◯議長(萬津力則君) 17番島田宗彦議員。 63 ◯17番(島田宗彦君) ありがとうございます。  是非ともご検討いただきたいと要望しておきます。  次、お願いします。 64 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 65 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 17番島田議員の、中学校剣道部、柔道部の再興についてのおただしにお答え申し上げます。  議員おただしのとおり、平成24年から実施されている中学校学習指導要領では、主な改善事項として、伝統や文化に関する教育の充実が図られ、保健体育科においては武道が必修化されたところです。武道については、その学習を通して我が国の伝統と文化を尊重するとともに、自らを律し、相手を尊重する態度を養うことなどが期待されています。これは学校教育の中で部活動が重要視される要因とも重なるところであり、部活動は教育課程外の活動ではありますが、その重要性が学習指導要領に記述されるなど、中学校教育において果たしてきた意義や役割は一定の評価を得たものとなっております。  ただ、生徒数や教員数が減少する中で、部活動については精選が必要となっているところであり、現状では、新しい部活動を創設したり、かつて存在した部活動を復活させたりすることは相当困難であると言わざるを得ません。  今後、学校や地域の実態をかんがみ、地域の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等との連携などを模索することも1つの方法であると考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 66 ◯議長(萬津力則君) 17番島田宗彦議員。 67 ◯17番(島田宗彦君) ありがとうございます。  現在もそれぞれに授業として取り入れられているわけですから、その剣道、柔道に授業としてやった子が新たに興味を持って、やってみたいと言う生徒もふえてくるかなと思うんです。  私も実は片塩中学校の剣道部出身でございまして、当初、1年の終わりぐらいに剣道部に入部いたしました。そのときは竹刀を持っての活動をしておらず、空き教室でボール遊びをしておりました。あるとき、その当時の校長が、これではいかんと、剣道部を続けるのであれば担当講師も呼んでちゃんと活動せえと、こういうお話がございまして、1年の終わり、2年になるときでございましたか、正式に剣道部として活動が始まりました。以来、中学校、高校と剣道部に所属させていただきました。  この議場にもうちの後輩がおるわけでございますが、やはり母校に剣道部がないというのがOBとして寂しい限りであります。私もしばらく竹刀を握った経験がございませんから、再度機会があれば挑戦をしてみたいと思うんですが、是非とも何らかの形で、単独で無理であったらどこかの中学校で1つ合同チームをつくってやるとか、何らかの方法を考えていただきたい。これを要望しておきます。  最後に、いよいよ令和元年もわずかとなりました。今年は新庁舎が着工し、再来年の完成に向けて工事も着々と進んでおります。来る令和2年は東京オリンピックも開催されますので、輝く未来に向けて、暮らしよいまち高田を実現するために、来年こそはよき話題がふえまして大和高田の市政が発展することを願いまして、私の一般質問は終わります。どうもありがとうございました。 68 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。11時20分より再開いたします。            午前11時2分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時20分再開 69 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、2番植田龍一議員の発言を許します。2番植田龍一議員。            〔2番(植田龍一君)登壇〕 70 ◯2番(植田龍一君) 2番植田龍一でございます。議長より発言許可をいただきましたので、島田議員に引き続きまして一般質問をさせていただきます。  まず最初に、9月議会でも質問させていただきましたが、高田の現在の課題と高田の未来を決める新年度予算案策定に向けての考えについてお伺いいたします。  9月議会で平成30年度決算が認定され、本市の厳しい財政状況が明らかになり、財政健全化に向けた取り組みをさらに強化していかなければならない状況が続いていくと考えられます。現在建設中の新庁舎やごみ処理焼却炉の広域化、さらには市立病院の耐震対策による建替えか移転、総合体育館の建替えか移転など、まだまだ多額の費用が必要な事業が残されております。  そのような状況の中、今後の高田の未来をどのようにつくっていくかという令和2年度新年度予算がまさしく策定されているところだと思います。予算策定には、新市長の初めての予算編成になりますので、市長の思いも大いにあると思いますが、その基礎となる施策の大部分は職員さんたちのこれまでの経験や経緯、考えが反映されていると思います。現在抱えている高田の諸問題や課題、明るい未来に向けて変えていかなければならない点など、多くの改善点があり、さらなる改革が必要になってまいります。  私自身も、市民の方々や行政関係や他の議員などからいろんな要望や情報をいただきながら、日々勉強しております。そこで、今回も職員さんのトップである各部局長に、本の抱える諸問題、解決策、高田をもっともっとよくするためにはどのようにすればいいのか、今の職場にとらわれず、これまでの豊富な経験と知識、実績からその方策を教えていただきたいと思います。  前回5名の部局長にお答えいただきましたので、今回は仲田企画政策部長、森本財務部長、大中福祉部長、佐藤保健部長、安川市立病院事務局長、ご答弁よろしくお願いいたします。前回同様、細かい再質問はいたしませんので、各部局長におかれましては遠慮なく、高田の未来への思い、そして方策を語っていただきたいと思います。  続きまして、コンプライアンス体制の構築についてお伺いいたします。  の職員さんの業務は多岐にわたっており、各自の持ち場において日々一生懸命頑張っていただいていると思います。その職務におきましては、全ての職員は全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ、職務の遂行に当たっては全力を挙げて、これに専念しなければならないとあり、法令、条例等及び上司の命令に従う義務、信用失墜行為の禁止、守秘義務など、地方公務員という立場上、さまざまな義務や制限、禁止事項があり、遵守しなければなりません。  職務の遂行に当たっては、多くの市民や関係者と直接かかわらなければならない場合も多くあります。市民個人、各種団体や教育関係、業者関係などから、市政相談をはじめ、さまざまな相談を受ける場合や、依頼や協力をお願いすることなど、また、未収金の督促や外勤徴収など、市民の方々を直接訪問しなければならない業務など、さまざまなものがあります。相談事やお願い事において、ご理解、ご協力いただける場合が多いと思いますが、中にはなかなか理解が得られない場合や、過剰な要求やクレームを言われ、対応が難しい場合など、さまざまなケースが出てくると思います。これまで、特殊なケースでは、勤務時間内は都合が悪いと言われ、仕方なく勤務時間外に対応されていた場合や、勤務時間内であってもなかなか納得していただけず、複数回、それも毎日のように頻繁に呼び出されたりすることもあったと聞いております。  そこで、お伺いいたします。特定市民からのパワハラと言えるケース等も数件あったようですが、実際どのような問題があり、問題が起こった場合はこれまでどのような基準で対応をされていたのか、また、解決に至ったのか、お伺いいたします。  次に、記録についてお伺いいたします。  現在、職員が庁舎から外出される場合は、行き先、時間、内容などについては、部局内で口頭のみの報告で記録がされていないと聞きましたが、これまで業務時間内にあり得ない長時間の訪問があったり、その行き場所が市内など明確にされていなかったり、訪問内容の報告も上がっていないなど、あり得ない勤務状態が続いていた職員がおられたと聞きましたが、残念ながら記録も残っていないようです。いかがでしょうか。  また、内勤において、窓口や庁舎内で対応する場合はどのように記録、報告されていますでしょうか。  平成30年2月には、職員の倫理意識向上に関する調査特別委員会で、15分ルールにより迅速な情報伝達と情報共有に努めると報告されていましたが、ほとんど実行されていないようです。いずれの場合も問題が起これば管理責任もあると思いますが、職員の管理体制についてはどのようになっておりますか。それが部局長であれば、直属の上司である副市長、教育長が管理者になるのではないでしょうか。  全ての職員が襟を正し、法令を遵守し、毅然たる態度で勤務に当たっていただかなければならないところですが、これまでの蔓延した風潮が障壁となって、このような異常事態を払拭することができない状態が続いております。このことを多くの職員さんたちもご存じで、心配され、不安にも思っておられます。また、市民の方々から早急に改善するべきとの声も上がっております。  企業では、法令遵守はもちろん、倫理観や道徳観、社会規範や社員規定など、消費者や社員に信頼される体制づくりにコンプライアンスが重要視されております。本市でも、市民から信頼され、職員も輝いて職務に当たれる状況を早急につくっていかなければならないと思います。そのためにも、より一層のコンプライアンス体制の構築が必要だと思いますが、本市では今後どのように取り込まれるのか、お伺いいたします。  以上で壇上での質問を終わります。 71 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 72 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 2番植田議員の、各部局の現在の課題と新年度予算に向けての考え方という形で、企画政策部としてお答え申し上げます。  まず、現在、本市の中期的なまちづくりの方向性を示す大和高田まちづくりの指針の策定を進めておりまして、本年度の完成を目指しておるところでございます。来年度につきましては、その当該指針を効果的に機能させるための仕組みづくりとして、事務事業評価の見直しなどにしっかり取り組んでまいりたいと考えております。  また、令和3年3月に新庁舎の完成を控えまして、本を取り巻く環境は大きく動いております。来年度は、こうした状況に対応した組織改編にも取り組んでまいりたいと考えております。  また、会計年度任用職員制度の創設に伴う条例の一部改正、先ほど可決をいただきました。しっかり新年度の予算についても固めていきたいと思っております。  法令遵守し、市民の皆様に安心、信頼していただけるよう職員一丸となり、また情報の共有を図れる職場環境をつくりながら、しっかり頑張っていきたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 73 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 74 ◯財務部長(森本佳秀君) 続きまして、財務部の方からお答え申し上げます。  まず初めに、課題でございます。  少子化による急速な人口減少と高齢化が進む中、安定して持続可能な形で住民サービスを提供し続けることができる財政基盤を維持するため、経常収支比率の抑制と、今後、更新費用の増加が見込まれます公共施設等の老朽化対策を計画的かつ効率的に進めることが大変重要であると認識しております。  そのうち経常収支比率につきましては、平成28年度決算以降、95%を上回る水準で推移しておりまして、その主な要因は人件費の増加ではございますが、臨時的な歳出や公共施設等の老朽化対策などに持続的かつ柔軟に対応するため、後年度の負担も含めた経常経費の抑制を常に意識し、予算編成に当たりたいと考えております。  また、公共施設等につきましては、整備時期や現在の老朽化の状況に応じ、補修や修繕により対応するもの、または改修によるもの、あるいは長寿命化対策を図るものなどでありますとか、老朽化等により更新を行うもの等がございます。これらの公共施設等をより長く、安全に利用し、トータルコストの縮減や平準化を図るため、適切な維持管理または修繕、あるいは長寿命化対策が計画的に行われるように、予算編成においても精査を十分行い、適切な予算計上に努めてまいりたいと考えております。  以上、よろしくお願い申し上げます。 75 ◯議長(萬津力則君) 福祉部長。 76 ◯福祉部長(大中和彦君) 続きまして、福祉部よりお答え申し上げます。  福祉部の現在の課題といたしましては、子育て世代の減少に伴う少子化が目立ち、人口の減少に大きな影響を与えているところです。  これまで、少子化対策として、子育て中の親子が集い、子育て相談を受けるための地域子育て支援拠点事業や、看護師の訪問による乳児の成長過程の確認や、育児の不安、悩みの相談を受ける乳児家庭全戸訪問事業を実施してまいりました。また、本市での子育てに関する情報を1冊の冊子にまとめた「すこやか情報誌」を関係機関に常備するなど、子育て支援に努めております。  今後さらに、少子化対策として、子育て世代の定住と転入を促進し、子どもたちの安全安心な保育を確保するために、老朽化が進んでいる保育施設のリニューアルを検討したいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 77 ◯議長(萬津力則君) 保健部長。 78 ◯保健部長(佐藤博美君) 続きまして、保健部からお答え申し上げます。  保健部では、健康の保持増進と疾病、介護予防、安定した社会保障制度としての医療保険と介護保険の運用が大きな課題であります。その背景には、少子高齢化や人口減少等の問題があることから、中長期的な視野のもと、短期の方針、計画を遂行していく必要があると感じております。中でも健康寿命の延伸という課題は、保健部の4課に共通の課題であります。  疾病の予防と早期発見、早期治療、フレイル対策や介護予防、リハビリテーションなどがどの健康レベルであっても受けていただける地域包括ケアシステムを構築してまいりたいと考えております。
     令和2年度は、大和高田高齢者保健福祉計画、第8期介護保険事業計画の策定年度に当たることから、保健部のみならず全部局に働きかけ、2025年問題に取り組んでまいりたいと考えております。  また、母子保健の立場から、少子化対策に取り組むことが急務であると考えます。これは、法に定められた健診や事業の実施を確実に行うとともに、子育て世代包括支援センター機能を十分に生かし、児童福祉課や保育課、教育委員会との連携を図りながら、きめ細かく、質の高い支援を行っていきたいと考えております。  以上、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 79 ◯議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 80 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 続きまして、市立病院からお答え申し上げます。  市立病院を取り巻く医療制度改革が加速する中、令和元年9月27日に厚生労働省が再編・統合の検討が必要と公表した公立あるいは公的病院に奈良県内からは5病院が発表され、今後においても、地域医療構想を契機に、これからの病院、病床の機能再編と集約が進行することが予想されます。  このような状況のもと、市立病院の基本理念である、市民から愛され、信頼される病院を目指し、中和地域の中核病院として地域住民の要望に的確にこたえるためにも、将来の大和高田市立病院のあり方を検討する必要があることから、9月定例市議会におきまして補正予算の議決をいただき、現在、仮称ではございますが、大和高田市立病院の将来のあり方検討委員会を立ち上げる準備を行っております。令和2年度には、大和高田市立病院の将来のあり方について検討を進め、当院の将来像をお示しし、次のステップへと進めていきたいと考えております。  また、これらを実現するためには、当院の財政基盤の安定と医師、看護師の確保が必要と考えております。今後とも安心・安全の医療を提供するためにも、現在の経営形態の見直しについても検討する必要があると考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 81 ◯議長(萬津力則君) 2番植田龍一議員。 82 ◯2番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございました。仲田部長、森本部長、大中部長、佐藤部長、安川局長、本当にありがとうございます。  各部局におかれまして、本当にいろんな課題を教えていただきました。少子高齢化や人口減少、そして財政健全化というのがやはり共通した大きな課題であるということです。教えていただきました貴重なご意見や政策、思いなどを今後の高田の未来に生かしていただけるよう、私自身も活動してまいりたいと思います。  部局長におかれましては、引き続き高田の明るい未来のため、各政策の推進に当たっていただき、市政発展にご尽力、ご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。  次に、コンプライアンス体制の構築について答弁をお願いします。 83 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 84 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 2番植田議員の、コンプライアンスの体制の構築についてのご質問にお答え申し上げます。  先ほど、議員も言っていただきました。職員につきましては、日々の業務の中で多くの方と接しており、要望、苦情、提言など、さまざまな形で働きかけを受けることがございます。こうした中、情報の共有や組織としての適切な対応を徹底していくために、大和高田法令遵守推進条例を平成24年に定めたところであります。職務上の問題は、当然上司に報告、連絡、相談するなど、組織で対応する環境づくりに努めてきたところでございます。  先ほど、議員からございました、不当な要求等としてのケースがあったのかというご質問でございます。少し前にもなりますけども、窓口の対応時に特定の市民の方から圧力を受けて、不当な請求を拒むことができずに、必要な手続も踏まずに法令に違反する事案もございました。当時は、その後、管理職を含めて、窓口担当職員複数名で対応に努めまして、相手方にご理解をいただいたところでございます。  次に、職員が外出する際の報告についてでございますが、勤務時間中の離席につきましては、大和高田職員服務規程第6条において、「職員は勤務時間中、みだりに所定の勤務場所を離れてはならない。また、職員が勤務時間中に一時所定の勤務場所を離れるときは、上司または他の職員に対し、行き先を明らかにしておかなければならない」とされております。  出張の場合においても、復命として「出張を終えた者は、帰庁後速やかに書面により復命しなければならない。ただし、軽易なものについては口頭で復命することができる」とも規定されているところであり、口頭での報告については記録をとっておらない状況でございます。  また、窓口や庁舎内での対応については、上司への報告をするとともに、当然所属内において情報を共有、他の職員とも情報共有しているところであります。  次に、職員の管理体制についてでございます。  管理監督責任につきましては、まず、職員については当然各所属長にあるところでございます。議員おただしの部局長につきましては、当然副市長、教育長が管理監督者となります。  最後に、コンプライアンス体制の構築全体のことにつきましては、市民の皆様に満足していただける行政サービスを提供できるよう当然努めるとともに、特に強い要求等に対しては毅然とした態度で臨み、常に複数人で対応していくよう心がけながら、体制の確立に努めてまいりたいと考えておりますので、どうかご理解よろしくお願いいたします。  以上です。 85 ◯議長(萬津力則君) 2番植田龍一議員。 86 ◯2番(植田龍一君) ご答弁ありがとうございました。  どのような問題があったのかということにつきましては、やはり特定の市民の方からいろんな圧力等が実際あったということです。また今後、こういう事例というのはさまざまな事例が起こると思いますので、しっかりと対応できる体制をつくっていただきたいと思います。  報告については、記録をとっておられないというようなことです。やっぱり記録をしっかりとっていただくというのは重要なことになるのではないかなというふうに思いますので、今後はしっかりそれも記録をとる、残していくということをやっていただきたいと思います。  管理体制につきましても、しっかりとやっていただいているということなんですけど、管理監督責任というのもしっかり明確にしていただきたいと思います。  コンプライアンス体制の構築については、今後、市民に納得していただけるように、サービスが充実するようにやっていただけるということなんですが、現在の状況ではまだまだ不十分な状況だと思います。現に最近でも、さまざまな大きな問題が起こっておりました。今回の高田西中学校の工事につきましても、一定の職員が、仕事量もふえ、1人で抱え切れなくなった状態で、上司や他の職員に相談も報告もできなかった状態で判断したことが、予算も通っていない、契約の締結もしていない工事の施工がすでに終わっていたという大きな問題を引き起こした要因になりました。  また、先日新聞報道にありましたように、10月24日付では、高田市役所の男性職員が傷害事件の被害者になっていた。11月14日付では、高田市役所の男性職員が50万円分の家電製品を恐喝されていた。12月5日付では、またほかの元職員が現金100万円恐喝の被害に遭っていた。ほかにもこの一連の事件にかかわっておられる職員、また元職員が多数いると聞いております。これらの被害者となった職員や元職員さんたちの関係する事件は、現職時代から加害者との不適切と思われる関係があり、そのことが以前問題視され、平成27年12月、平成28年3月議会の一般質問では仲本議員がこの問題を取り上げられておりました。当時の吉田市長や松田副市長、土谷教育長がしっかりと取り組んでいくと答弁されておりましたが、きっちりと問題解決していなかったために、その後もずるずると関係が続き、結果、相手側の要求も大きく増大し、今回の職員や元職員が実質的な被害に遭われたと言わざるを得ません。要は守られていなかったんです。多数の現職の職員さんたちもこの事件をよくご存じだと思います。市長も、PTAの会長されていたとき、このような問題は聞いておられたと思います。  今後、職員が規律を守り、安心して、また自信を持って職務に当たることが、市民の信用を取り戻し、また職員を守ることにもつながると考えます。今後のトップの姿勢、取り組みが大いに影響いたします。本年4月に新しく就任されました堀内市長、そして、また教育現場では9月に新しく就任されました梶木教育長、これまでの流れを変え、新たにコンプライアンス体制を構築していくことが急務だと思いますが、いかがでしょうか。市長、教育長、ご答弁をお願いいたします。 87 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 88 ◯市長(堀内大造君) ただいまの植田議員のおただしについてお答えします。  先ほど植田議員がおっしゃったとおり、私がPTA会長のときにあった問題で、新聞を私も読んで承知しております。本当にこの問題は私がPTA会長の時から起っている問題で、当然解決しなければいけないという思いは持っておりました。今回こういう立場になって、この問題に対しては本当に真面目にちゃんと取り組んでいきたいと思っております。  また、コンプライアンスにつきましては、5月7日、初登庁以来、毎月部長会議を行っておりますけども、当初の部長会議からコンプライアンスの徹底は職員に対して言っておりました。ただ、残念なことにまだまだ、議員のご指摘のとおり徹底されていないという状況であります。引き続き、そこら辺をもっとしっかりと責任を持ってやっていきたいと思っております。今後、そういうことを徹底し、体制づくりし、市民に対してよりよいサービスができるよう頑張っていきたいと思っております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 89 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 90 ◯教育長(梶木義敏君) ただいまの植田議員のご質問にお答えいたします。  公務員にとりまして、法令遵守しながら職務に専念することというのは極めて重要なことだというふうに認識をしております。このため、あらゆる機会を通じましてその徹底に努めておりまして、市民から信頼される存在となりますよう、職員との報告、連絡を密にしながら、今後も継続的に指導してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくご理解いただきますようお願いいたします。 91 ◯議長(萬津力則君) 2番植田龍一議員。 92 ◯2番(植田龍一君) 市長、教育長、ご答弁ありがとうございます。  コンプライアンスについては徹底していただいていると。ただ、まだの部分については引き続きやっていただけるという、本当に力強いお答えをいただきました。教育長につきましても、しっかりと取り組んでいただけるということでした。  今後、管理者の皆さんにつきましては、自ら法令遵守、率先垂範を徹底していただき、部下が隠さず報告できる環境というのをきっちりとつくっていただきたいと思います。パワハラや不適切な関係があれば、当事者やクレーマーと職員との関係を断ち切り、どんな無理を聞いてもノーというふうに言える強い意志を持って職務に当たっていただく。もしこれに違反した場合は、厳しい処分を科することで関係を断ち切る。明るい未来に前進することができることとなります。すなわち、職員を守ることにつながります。  また、部下や同僚が悩みを抱えていそうなときは、周りが相談に乗っていただいたり、上司に報告するということも大事なことになってくると思います。内部通報というのはネガティブな印象を受ける場合もありますが、その方がコンプライアンスについて相談しやすい環境と言えると思います。  最後になりますが、コンプライアンス体制の確立は今後の市政運営にとって重要な要因の1つとなって、また、市民サービスの向上につながると思います。市民にとって信頼できる行政となり、職員にとっては輝いて自信を持って職務に当たれる状況を市長が先頭になって早急につくっていただけますように強く要望し、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 93 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。13時より再開いたします。            午前11時50分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時再開 94 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 95 ◯議長(萬津力則君) 次に、9番南幾一郎議員の発言を許します。9番南幾一郎議員。            〔9番(南幾一郎君)登壇〕 96 ◯9番(南幾一郎君) 議長の許可をいただきまして、創生高田、南幾一郎が一般質問をさせていただきます。  内容につきましては、通告させていただきましたとおり、「週刊東洋経済」が発表した「DATA BANK2019都市データパック」の中で、実は大和高田がワーストワン。対象は812市区。792のと東京23区から港区、千代田区、中央区を除いた812の中でワーストワンになった、この実態について答弁を求めるものでございますが、まず、それについてご説明をさせていただきたいと思います。  実はこの指標については、いろいろと政治活動なり、またのことについていろいろとしっかりと活動されているある市民の方から「南さん、こういうデータがあるのはご存じですか」という話がありまして、実は私は葛城が34位で非常にいい成績をとったというのは知っておりまして、「あ、あの葛城はいい成績でしたね。34位でしたね」ということをお答えしますと、「高田は何位かご存じでしたか」と言われまして、私は下の方だろうとは思ったんですけれども、「実は高田は812番目、ワーストワンですよ」ということをお伺いしまして、えっという話になりました。幾ら何でも812あって812番目はないだろうという思いで、その図書を購入させていただきまして、いろいろと調べさせていただきました。  まず、調査の内容についてご説明させていただきたいと思います。  対象数812に対して住みよさランキング812位、県内ランクは当然ながら12位となります。この指標を見て、大体皆さんもお気づきになっているかと思いますけれども、トップが葛城、そして、これをAグループとするならば、Bグループが奈良、大和郡山、橿原、生駒、香芝といったところになるのかと思います。そして、天理、桜井、五條、御所、宇陀などがCグループ。そして、当然大和高田はCグループになります。  住みよさランキングのちょっとご説明をさせていただきますと、いろんなデータをせっかくでございますので何枚かページにわたった資料を皆さんにお配りさせてもらいました。  住みよさランキングの中で安心度。人口当たりの病院・一般診療所病床数、老年人口当たりの老人福祉・保健施設定員数。 20歳~39歳女性人口当たり0~4歳児数、そして、子ども医療費助成、人口当たりの刑法犯罪認知件数、人口当たりの交通事故件数が安心度が、今回新しく追加された指標でございます。  そして、利便度として、人口当たり小売販売額、人口当たり大規模小売店舗面積、可住面積当たり飲食料品小売事業所数、そして、人口当たりの飲食店数ですね。  快適度として、転出人口比率、人口当たり財政歳出額、水道料金。この財政歳出額と水道料金の2つが、が新しく追加された指標でございます。そして、汚水処理人口普及率、都市計画区域人口当たり公園面積、そして、気候。  そして、富裕度として、財政力指数、1事業所当たり所得、納税義務者1人当たり所得、1世帯当たり延べ床面積、持ち家世帯比率、住宅地平均地価。  言うなれば、安心度に関しましては病院や介護福祉施設が充足しているか、子どもがたくさんいますか、安全ですかということが安心度です。快適度というのは、これは非常にわかりやすいのが、そのまちから誰が出ていっているんですか、どれだけの数が出ていっているんですか、住みやすいところなんですか、そういったところが快適度でございます。そして、富裕度というのは納税義務者1人当たりの所得等があるわけでございます。  まず、このランクがそれぞれつけられて、この812位になったということをご理解いただきまして、進んでいきたいと思います。  まず、配布しています資料の表の見方だけご説明させていただきます。  一番左端に適用、内容がございます。次に、大和高田のその数字がございます。そして、全国ランク、県内ランク。そして、横にずらっとがありまして、黄色でアクセントをつけておりますのは大和高田より上だった数値ということになります。もちろん社会増減率などは数字としては低いほうがいいですし、内容によっては高いほうがいいですというような数字もありますので、そこらあたりはご注意して見ていただきたいと思います。  あと、人口推計に関しましては、2015年の国調人口を1として増減比をあらわしております。  あと、資料がなかったために私の方で独自に調べたもの、もしくは2次加工したデータもございます。  全部の指標を説明するのではとてもじゃないけど時間がないし、時間の無駄もございますので、特に今回問題となる項目についてピックアップしてご説明させていただきたいと思います。  まず1番目は、人口6万5,905人から入りますけれども、4番目の社会増減率、これがマイナス2.04%となっております。これは、増減率は3年分、2015年から2017年分の3年分でございます。全体として約3.28%、自然減が1.24%、社会減が2.04%ですので、毎年約1%の人口が減っているというのが非常にわかりやすい内容かなと思います。ですので、約6万5,000人ですから、毎年650人の人口が減っていると。そのうちの3人に2人は高田から出ていった方ということになります。この数字が非常に大きいというのがまず1つの問題点。特に全国ランクに当たっては749位でございます。  それから、年少人口比率は当然ながら低いわけでございます。10.07%と、奈良県内のランキングでも9位、全国ランキングでも728位という数字が出てございます。  さらに、20歳~39歳女性当たり0~4歳児数が0.284人。これが非常に低いんですね。ちょっと私なりに心当たりのことを考えてみた場合、年少人口比率の低下というのは、不透明な未来、要するに子どもたちがどんどん減っていくということに対して余りいいイメージがないというのは、これは皆さんもおわかりになるかと思います。ところが、同じ人口である天理が、この当たりの数字が非常に高いわけですね。年少人口比率で12.61%ということで、これは天理教、天理大学、天理よろづ病院など、若い人が集まる場があるのかなという思いでございます。それが結果的には2045年の推計人口で大きな差になってくると。今、天理と高田の人口というのはほとんど変わりませんけれども、推計では、天理は2045年で4万8,998人、高田は3万7,131人と、大きく高田がどんどん減らしていくということになります。  もう1つは、合計特殊出生率というのがございます。これは、1人の女性が何人の子どもを産むのかというところで、実は高田が1.23人で非常に少ないと。葛城、香芝あたりになりますと1.45人、1.57人と非常に元気な様子をうかがい知ることができるわけであります。  さらに、一次産業の人口比というのもございます。これは0.9%で、県内では非常に少ないと。農産業、農林業等に従事する方が少ないなというのは、イメージ的にわかるのではないかと思います。  そして、女性労働力率というのがあります。これは、15歳以上の女性がどれだけ働いているのかということになります。  そして、もう1つ、私が実は一番驚いた数字なんですけれども、完全失業率でございます。これが7.8%。全国ランク7位、県内ランクは当然1位という結果になり、高田で働く場所がないのかなということで、これはまた後で質問の対象になっておりますけれども、完全失業率の高さというのは私は今まで考えたこともなかったので、非常に驚きでございました。  そういった状況の中で、人口が2025年推計で高田の場合は5万5,818人、2045年の推計で3万7,131人と、人口がこれからどんどん減っていくと。御所、五條、宇陀、そして大和高田というのが、奈良県で非常に人口が減っていくまちであるということが問題視されるのではないかと思います。  なぜ、大和高田でこれだけの人口が減っていくのか。五條、御所、宇陀等であれば、やはり交通の便、例えば産業とかのいろんな問題、大阪までの通勤など、問題があると思うんですけれども、高田ではそうではないのに、こんなことになっているのかということを非常に感じるわけでございます。  次に財政・所得に参ります。  当然ながら歳出総額、一般会計の歳出総額の金額があり、それを1人当たりで割った金額というのも当然出てきます。1人当たり大和高田は36.4万円でございます。ほかの市町村、これは確かに過疎地域ですとか、どうしても面積の広いところはこの数字が大きくなります。五條あたりですと1人当たり62.1万円という金額になっておりますので、このあたりでサービスの差が出るというのはいたし方ないのかなという面がございます。  地方税収額として67.1億円。前年増減比で1.1%。何といってもここで私が実は問題だと思うのは、この地方税収額当たりの1人当たりですね。これが10.2万円ということで、要するに地方税、我々、としていただきます固定資産税や住民税等々ですね、それを1人で割った場合、10.2万円しかないということなんですね。この金額が非常に多いと、これは正直ありがたいわけでございます。1人当たり、例えばわかりやすく言うと、葛城、香芝が11万円。香芝が11.3万円、葛城が11.1万円でございますので、1人1万円多いと。高田の人口でもしこれが11.2万円、1万円多ければ、約6億6,000万円の税収アップにつながると。これは当然ながら留保分を差し引いても約1億五、六千万円ぐらいの自由に使える税金がふえるということなんですけど、残念ながら高田は非常に今貧困の状態にあるというところでございます。  その後は、経常収支比率、実質公債比率、将来負担比率などが出てきます。今、この数字は非常にいいんです。問題はないんですけれども、実はこれは庁舎の整備が始まります。また、その向こうで病院の問題も始まってまいります。このあたりはそれによって数字がどんどん悪くなっていくということになっていくんだろうと思います。  また、職員の皆さんについては、ラスパイレス指数。国家公務員に対する給料比率に対しては97.6%ということで、これは我慢していただいているのかなと。奈良県内でも10番目ということで、職員の方にはご負担いただいているということは、ここは如実にあらわれる結果だろうと思います。  もう1つ、納税義務者1人当たり所得というのでございます。これは納税義務、住民税非課税世帯ではない家庭の1人当たりの所得を平均したものでございます。これがどんどん上がっていかなければ、うまく進んでいかないんだろうということでございます。  それから空き家率ですね。何と、これも25.7%。4軒に1軒が空き家の状態で、これが全国ランク25位、県内ランクも1位ということで、空き家対策というのは今まで議員の方々も何度かご質問されていると思います。今回も戸谷議員の方で通告があったと思うんですけれども、この空き家の問題が非常に大和高田では重大な問題であるということは、皆さんもご理解いただけるのではないかなと思います。  では、続きまして、経済産業に関するものでございます。  これは数字はよくないですし、まあまあというようなところなんですけれども、私が1つ注目しておりますのは粗付加価値額。要するに大和高田の製造物が出荷されて、付加価値がどれだけついたんだろうかということなんです。同1人当たりという数字があります。要するに大和高田で例えば繊維を買って、靴下として出ていった場合、それが付加価値になります。それが1人当たりの金額ではどうなのかといった場合に、県内ランクで7位でございます。これ、数字はすごくばらつきがありまして、大和郡山が229万円ですね。五條あたりも96万円、御所も79万円と、葛城も136万円といった形で、やはり大企業の工場があるところは非常に強い数字なのかなと思います。やはり大和高田の今の構造的に繊維産業では付加価値が少なく、また、人口割にすると非常にこの価値が少なくて、結果的に貧困に結びついているのかということが推測できるわけでございます。  それから大和高田での小売の数字。どれだけの小売販売額があるのかということで、年間販売額が487億円。それに対して同1人当たりが72.1万円でございます。これはどういうことかというと、大和高田からこれから商売をしようとするときに、やっぱり実は商売に適していないんじゃないかなと。例えば奈良が94万円、大和郡山が109万8,000円ですね。橿原が154万円ですから、これは考えてみればイオンモールがあるので、こういった商売、小売の販売がすごく高いのかなと。ということは、商圏が我々大和高田からどんどん今橿原に移っていって、そして、その結果、大和高田の地盤沈下があるということがわかるのではないのかなというような数字ではないかと推測する次第でございます。  経済産業はここまでにさせていただいて、続きまして、医療環境に参りたいと思います。  医療環境の中で、建築物の着工面積、これが6万5,438平米ですね。同1人当たりということが0.99平米で、実はこれは県内ランクナンバーワンになりました。ほとんどの数字が悪い中でちょっと頑張ったというのは、細かくデータを見ておりませんけど、実はこの年度にトナリエの建築がありました。ですから、私なりに、これはトナリエがちょっと影響しているんじゃないかなとは推測するところであります。  実際には、新設住宅着工数が275戸、1,000人当たりの着工数で4.17戸ですので、大和高田は大体6番目のランクですね。新築住宅の着工面積もやはりそんなに高いものではございません。  それから病院とか一般診療所数については、市立病院もあるし、ほか、総合病院もあるのですけども、そんなにいいわけではないなというのをまた改めて思ったところでございます。  ただ1つ気になったのが、介護老人施設定員数ですね。これが1万人当たりに392人。そして、後期高齢者100人当たりに施設定員数が4.17人でございます。これが奈良県内でランキングで11番、10番と、奈良県の中では非常にそういった老人介護施設、保健施設の定員数がプア、貧相であるということがわかってまいりました。  あともう1つ、少し気になるところが平均寿命でございます。私はこれをちょっとネタにして話をしたことがあるんですけれども、「もし皆さん、2歳長生きしたければ生駒に引っ越ししましょう」というような冗談を言ったわけでございます。平均寿命が奈良県で一番低いのは、実は男性に関しては五條、そして、次が大和高田でございます。女性に関しては、実は桜井と高田が一緒で11番目ということになっております。大和高田の平均寿命が、1歳、2歳といえども、このランキングでは非常に小刻みにございますので、数字として考えれば非常に大きい数字でございます。残念ながら、大和高田に住むと長生きできないと言われてしまうのかなと案ずるところでございます。  続きまして、今回の指標で私が一番問題視している分の1つの中に、水道料金。これが13ミリ口径、1か月24立米使ったときに5,443円という数字になります。これは全国ランク52位、県内ランク1位でございます。さらに申し上げるならば、これ、2位はどこなのかといいますと、ずっと下がっていって橿原が4,752円でありますので、2番目が橿原なんです。ところが、大和高田の水道料金を1割下げてもまだ橿原より高い。十二、三%まで下げないと橿原には並べないというところで、非常にインフラとしては負担の大きいところであると思います。  そして、もう1つ、私もこれは気づいていなかったんですけれども、1人当たりの都市公園面積というのがあります。これが1人当たり3平米、3平方メートルです。全国でも736位、県内ランクとしても12位であります。公園の施設。公園というのは、我々にやっぱりゆとりもあります。それが実はもう奈良県ではすごく少ない場所であったということがわかる指標でございます。
     あと、今回追加されました1,000人当たり刑法犯罪認知件数、1,000人当たり交通事故件数ですけども、これが一遍にこの数字を悪くしたということではない。全国ランクで229位、279位なので、前の方ではあるけれども先頭集団ではございません。  次は子育てでございますけれども、子育てに関しましては特に指標としてランキングをしているわけではございませんけれども、やはりこういうのを見ていますと、五條、御所、宇陀の例えば小学校、1小学校当たりの人数が百四、五十人、百二、三十人というのを考えると、やはり行政もこれからしっかりと大和高田も考えていかなければならない問題があるのだろうかなということは推察するわけでございます。  では、最後、質問の本題に入らせていただきたいと思います。  なぜこのような全国ワーストワンの住みよさランキングとなったのか、原因を探ると。  指標の中で特に悪かった、つまり最下位からおよそ15%以内となった結果は何だろうか。  パソコンやスマホで「大和高田 住みよさ」と検索をかけると、上位にこの結果が出てまいります。大阪などに住んで、奈良で居住をと考えている人にそれがどういう結果を生むのかは、これはわかり切ったことでございます。山間や島嶼などの地域的なハンディも見当たらず、それどころか交通の要衝として発展してきたまち、高い人口密度はコンパクトな行政を行うに非常に効率のよい環境なのに、なぜこの結果がと。なぜ多くの住民が高田から出ていくのだろうか。  際立つのが社会増減率であります。本市から出ていく人口の増加。特に住みよさランキング上位34位、今、葛城の市長さんは、あちらこちらの行事などに出ると、葛城がどれだけ住みよいかということをアピールされておられるようでございます。その葛城にどんどん人口が行くのは、まさしく川下へ水が流れるがごとく。それが結果的に年少人口比率を押し下げているという結果。当然ながら急激な人口流出は活力の低下と同時に、大量の空き家を発生させる要因となる。さらなる悪循環を生んでいるのではないか。  さらに完全失業率が全国7位と非常に落ち込んでおり、その結果だろうか、地方税1人当たり額が極めて少ない。  女性が子どもを産んで育てるのが難しい結果が出ているが、この問題は一筋縄では解決できないだろうと。  1人当たりの小売販売額の寡少は、小売業や飲食業を開業するのに適さないまちになっているのでは。  昼間人口比を見るまでもなく、多くの人が外に出て働いており、これは交通の便のよさがあるからだろうと。しかし、それを生かし切れていない現状。  また、公園はまちの景観を美しくし、心のゆとりを生み出すけれども、残念ながら県下においては最低の面積である。  特に水道料金の高さについては、常々問題視されてきたが、有効な手だてを打ってこなかったということで、それを全部抜き出した指標がございます。  今後の施策について、具体的に質問をさせていただきます。  ワーストワンは、これはあくまでもこれらにある幾つかの指標を統計した結果でございます。これらの指標以外に、本として住みよさについて強く取り組み、成果を出した施策はあるのでしょうか。  社会増減率の減少に伴う年少人口比率の悪化など、人口要因の問題解決を図る施策についてはいかがでしょうか。  それと同時に、1人当たりの収入をふやすこと、ふやすための具体的な施策についてはいかがでしょうか。  完全失業率が高いことと同時に、女性労働力を生かし切れていないことの分析と対応について。  それぞれとリンクする空き家対策については、どのような体制で臨み、どのような対応をしていくのか。  そして、水道料金については今後どのような対応をしていくのかということを、この中から抜粋した質問としてお伺いしたいと思います。  質問につきましてはそれぞれ担当部長の方とのやりとりで、担当部長ごとに質問、答え、それに対して私がまた再質問という形で進めさせていただきたいと思います。  以上をもちまして、壇上での質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 97 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 98 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 9番、南議員のご質問にお答え申し上げます。  6つの問いがございました。まず、私の方から説明させていただきますので、よろしくお願いします。  まず、1番目のワーストワンは幾つかの指標を統計した結果だったが、これらの指標以外に本として住みよさについて強く取り組まれた、成果を出した施策はあるのかというおただしでございます。  本は、財政がかつて経験したことのない厳しい状況に陥っているとして、平成17年度に財政構造改革宣言を行いまして、市民の皆様と一体となった行財政改革に取り組んでまいりました。これは、住みよいまちづくりに取り組んでいくにも、それを可能とするための財源的な基盤づくりを行うことを先行させなければならない状況にあったためでございます。その結果、平成22年度一般会計決算の実質収支において黒字転換を実現いたしまして、現在では、議員おただしの資料にもご記載いただいておりますように、その健全度は県内でも上位に今位置づけられるところまで回復しております。  これにつきまして、まずは住みよさを高めるための施策に着手していくための基盤づくりという点において強く取り組み、その成果を得ることができたものであると理解をしております。その後、健全化への見通しが立ち、こども園の開園、市立病院の放射線治療棟や市民協働の拠点でもございます市民交流センターの開設、中学校給食開始等の事業を進めまして、市民サービスを充実させていくための施策に取り組んでまいりました。いずれも、本市の住みよさを高めるための施策として、一定の成果があったのではないかと捉えております。  よろしくご理解ください。  また、2番目でございます。社会増減率の減少に伴う年少人口比率の悪化など、人口要因の問題解決を図る施策があるかとおただしでございます。  年少人口比率とは総人口に占める15歳未満人口の割合であり、議員おただしのとおり、本市のそれは県内でも下位に位置づけされている状況でございます。担当においても要因の分析を行っているところでございますが、国立社会保障・人口問題研究所による2015年から2020年までの純移動率を示す推計において、本市の20歳~30歳代の転出は他に比して多い傾向が見られることから、恐らく比較的若い世帯が家族で転出をし、このことが年少人口の減少の要因の1つになっているのではないかと捉えております。  これを解決するためにも、こうした若い世帯に本にとどまっていただき、さらにはほかの地域から転入していただくための取り組みが当然必要であります。例えば子育て環境の充実や産業の活性化によるまちのにぎわい、雇用の創出等に効果を発揮する施策が必要となってくるのではないかと考えております。  現在、まちづくりの指針策定に係る部局長協議等において、施策の立案に係る意見交換等を進めておりますので、しっかりやっていきたいと。  よろしくご理解賜りますようにお願いいたします。  もう1つ、私の方から最後でございます。  1人当たりの収入をふやすための具体的な施策があるのかというおただしでございます。  1人当たりの収入をふやすためには、市内における企業の成長、発展や雇用の確保等を支援できるような施策が必要になるのではないかと考えております。  現在、具体の施策立案検討に向けて担当部局との協議を進めておりますので、よろしくご理解賜りますようにお願いいたします。  私の方から、以上3点についてお答えさせていただきました。よろしくお願いいたします。 99 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 100 ◯9番(南幾一郎君) 財政の問題につきましては、実はこれは大和高田だけの問題ではなくて、当時、小泉政権が行いました三位一体の改革を通じて、地方に大分しわ寄せが来た時代がありました。そのときに非常に地方自治体の財政指標が悪くなったということで、大和高田だけの特有の問題ではございません。  そして、もう1つは、20歳、30歳のそういった層が出ていくということは、基本的に収入が一番ある、そして、これから伸びていく世代が出ていくことになってしまうということをしっかりと理解していただかないと、結局1人当たりの収入がどんどん下がっていくというのは、皆さんの給料が下がっているのではなくて、収入がある人が出ていってしまっていると。そして、これからどんどん上がっていく、40歳、50歳の収入が上がっていく人が出ていくので、葛城にとっては非常にありがたい話で、育ててくれたのは高田で負担をしてくれた。最後のそういった成果は葛城がとっていくというような状況になっているということをしっかりとご理解していただきたいと思います。  どうも今の企画政策部長のご返答では、私が考えるのは具体的な施策。子育て環境の整備をする、産業の活性化をすると言われたところで、具体的なことは何も見えないわけでございます。もちろん具体的なことをやろうと思えば、実際には市議会の承認、また予算化ということが必要になると思いますけれども、もっと具体化したような答弁はできないものでしょうか。 101 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 102 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 再度のおただしでございます。  私どもの方で今策定をしておりますまちづくりの指針、その中でいろんな重点事項というのも、この前にも、市議会の方にもちょっと相談的な形はさせていただいたところでございます。そういった重点事項について、今しっかり各部局で考えて、予算要求して、来年度に向けて頑張っていこうという形で、それを効果的に機能させるための仕組みづくりは私どもの責務でございますので、それをしっかりやっていって、施策に、立案につなげていきたいなと思っております。  よろしくお願いします。 103 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 104 ◯9番(南幾一郎君) では、今それをおっしゃいました、今までのこれからの計画の中で、これらの数字がどの程度改善されるかということについては、見込みは考えておられるんでしょうか。 105 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 106 ◯企画政策部長(仲田智彦君) いろいろ、まちづくりの指針の中で、今後4年間の重点施策というのはいろんな協議の中で出てまいりました。その中で、医療、保健、福祉の充実など、当然先ほどおっしゃいました若者世代、子育て世代の住みよいまちづくりと産業の活性化といったところについて、重点的に考えていきたいと思っております。  よろしくお願いします。 107 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 108 ◯9番(南幾一郎君) 重点的という説明ではちょっとわからないんですよ。  今、この話でいきますと、例えば社会増減率でいきますと、年間に毎年600人の人口が減っていっていると。その中で自然減は200人、そして、社会減が400人と。自然減の倍の数字の人口がどんどん減っていく。そして、それが20歳、30歳代の一番これから、ある意味では子どもたちを育てていただいて収入も上がっていく、そういった世代がどんどん減っていくという状況の中で、しかもこれが、私は全国の中で社会増減比が749位という数字、また県内ランクで4位。県内ランクで4位というのは御所、五條、宇陀、そして大和高田なんですね。このランク、この今の交通の要衝ということで考えれば、これは申しわけない、高田はこの場所にいてはいけないと思うわけでございます。  非常に大変な思いをされている五條なんかは、今、自衛隊の誘致とかである意味ではちょっと逆転のホームランをつくろうかというような気概を感じるわけでございます。それがうまくいくのかどうか、それはまたこれから内容、これからもたくさんいろんな障害があると思いますけれども、そういった本当にやっていくという気概があるのかないのかというのが、このの大きな問題ではないかと考えます。  企画政策部長の答弁に関しては、それ以上の答弁はちょっと難しいのではないかと思いますので、次に行っていただいて結構でございます。 109 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 110 ◯市民部長(吉村保喜君) 完全失業率が高いことと同時に、女性労働力を生かし切れていないことの分析と対応について、9番南議員のご質問にお答え申し上げます。  本市の完全失業率が県内1位につきまして、失業される方の理由はさまざまな理由があると考えますが、全国的に若者の失業率が高く、非労働力化の進行という問題が挙げられております。労働条件や職場環境等の問題も考えられますが、いずれにいたしましても行政とともに関係各所も解決策を研究していく必要があると考えております。  女性労働力率につきましては、奈良県は全国で最も低い県でございます。奈良県は、結婚して夫が県外で働き、妻が専業主婦の世帯が多く、女性単身の世帯が少ないという家族構造となっており、本市におきましてもこのような要因が女性労働力率の低下につながっていると考えております。  以上、完全失業率や女性労働力の状況をかんがみ、高齢者から若者まで、全ての人が活躍できる社会を構築するため、市内中小企業の経営の安定や事業継承などの問題を解決するとともに、働きたいと思う人が働ける場所の創出と雇用対策に努めてまいりたいと考えております。  ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 111 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 112 ◯9番(南幾一郎君) 完全失業率につきましては、就職は、大和高田市民は大和高田でなければならないという法律はございませんので、当然ながら地域的な問題と100%リンクするわけではございません。ただ、申し上げるならば、例えば五條であるとか宇陀にお住まいの方よりも大和高田の方が交通至便であり、そういった問題を解決しやすい状況にあるのではないかという中で、この完全失業率がワーストワンになったということは、私は非常に驚いております。  特に、大和高田でいろんな事業があるわけでございます。会社がたくさんあると。ただ、その会社自体は元気がなくて、やはりどうしても働きたいという場合、職住近接ということが1つの目標になる、やっぱり自分の近くで働きたいというのは当然あると思います。そういった中で、大和高田の企業をどんどん育てる、そういった具体的な施策はないのでしょうか。 113 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 114 ◯市民部長(吉村保喜君) 人口減少や経済のグローバル化など、厳しい状況に置かれている中小企業におきまして、事業計画書や決算書の分析でアドバイスするのではなく、どうすれば成功するか、どうすれば売れるかという観点で知識を出し、中小企業や起業家の強みを引き出し、新商品の開発や新分野進出で売り上げアップにつなげるほか、事業者の本質的な課題解決を行うことができる施策の展開により、雇用の創出と活気あるを目指していきたいと考えております。 115 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 116 ◯9番(南幾一郎君) 今のご時世ですので、また大和高田の立地から考えますと、よく大企業、大工場の誘致という言葉が出ますけど、現実にはそれはそぐわない結果であろうと。実際、大企業は、じゃ、大和高田の今の立地に対して進出してくるかといえば、なかなか進出してこない。それよりも大きな工業団地があるとか、港、交通至便であるといっても輸送に関しての交通至便である場所を選ぶというような傾向がある。そうなってくると、大和高田はやっぱり中小企業のまちだろうと思います。  そういった中で、やっぱり大企業がぽんと来て100人の雇用を生むといったようなことはなかなか想像はできないわけでございます。ぜひともそういった1つの会社ではなくて、100の会社が1人ずつ雇用をふやせば100人の雇用になるといったような施策を目指していただきたいと思う次第でございます。  市民部長、答弁ありがとうございました。  次、よろしくお願いいたします。 117 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 118 ◯環境建設部理事(山本善一君) 空き家対策についての、どのような体制で臨み、どのような対応をしていくのかの質問にお答えさせていただきます。  空き家対策は、現在空家対策協議会に施策の検討をしていただき、空家対策係で取り組んでいるところでございます。  ご理解賜りますようにお願い申し上げます。 119 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 120 ◯9番(南幾一郎君) 空き家対策について、今、山本理事がお答えになりましたけれども、これは所管はどちらでやっておられるんでしょうか。 121 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 122 ◯環境建設部理事(山本善一君) 営繕住宅課でやっております。 123 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 124 ◯9番(南幾一郎君) 営繕住宅課でこの空き家対策に取り組んでいる理由。私はこの空き家対策については体制、対応を聞いております。なぜ営繕住宅課でやっているのかを少しお伺いしたいんですけど、いかがでしょうか。 125 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 126 ◯副市長(松田秀雄君) 空き家対策について、所管が営繕住宅課であると。営繕住宅課の方で空家対策係をつくるに当たって、なぜそうしたかというのは、全体の組織の中でそういうことをしていったもちろん経緯がございますので、私の方から説明させていただきます。  当初、空き家対策のスタート時点で、全くまだ国からもそう明確な姿が見えていないときに、例えばやはり空き家という物件を見るときに、建築系の知識のある職員のいる場所で具体的に空き家を見て、その対処、対策を考えていってもらうという観点で、の中でいろいろ考えたんですが、営繕住宅課がベターであろうかということで、そこで空家対策係を置き、当初は明確な対策係はございませんでしたけども、そこで受け持って今日に至っている現状でございます。  よろしくお願いします。 127 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 128 ◯9番(南幾一郎君) この空き家の問題は、実は人口流出、もしくは戻ってこない。おじいちゃん、おばあちゃんたちが住んでいた家に、もう子どもたちが戻ってこない、もしくは人口流出していく過程の中で発生している部分があるのではないかと思うところでございます。  そういった中で、これは一番最後にもう1度まとめさせていただきたいところで、もう1度申し上げる予定なんですけれども、施策の一貫性というのは非常に大事な問題だろうと思います。特に空き家に関しては、その問題発生原因とその問題を解決する部署がばらばらではないのかというところが、私は非常に疑問に思っているところでございます。  これは最後にまとめて、また質問として申し上げますので、空き家対策についての対応は以上のご返答で結構でございます。  最後になりますけど、水道料金についてお願いします。 129 ◯議長(萬津力則君) 上下水道部長。 130 ◯上下水道部長(沼部厚史君) 水道事業の問題についてお答え申し上げます。  本市の水道料金が他と比較して高くなっている理由につきましては、地理的、歴史的要因など幾つかの要因が考えられますが、最大の要因といたしまして、自己水源が乏しい点が挙げられます。平成元年から奈良県営水道より水道水を100%受水しておりますが、水道事業費用の過半数を受水費が占めており、将来人口の減少による給水収益が必ず減少していくという利益確保が非常に難しい状況にある中、受水費を含めた費用の節減に努めていく必要がございます。  本市の水道料金は、平成25年4月、県の受水単価の見直しに伴いまして従前より平均7.2%の値下げを実施いたしました。令和2年度は現行の県受水単価の見直しが検討されますことから、県営水道に対し、令和3年度から適用されます新単価の引き下げを強く要望してまいりたいと考えております。  また、本市におきましても令和2年度に経営戦略の策定を予定しており、現状の財政状況を十分に分析し、中長期的な予測のもと、将来にわたって事業を安定的に継続していく中で、共同化や広域化を含め、費用を抑えてコンパクト化を行い、水道料金に反映できるよう前向きに努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 131 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 132 ◯9番(南幾一郎君) 県営水道100%につきましては、橿原、香芝も同様でございます。香芝との料金の差は一目瞭然であります。  特に今申し上げました中で、県営水道が安くなったら安くさせるというのは、別に特に当市として努力した結果ではない。そして、今おっしゃいました、当市として努力する内容については、もう少し具体的に教えていただけますでしょうか。
    133 ◯議長(萬津力則君) 上下水道部長。 134 ◯上下水道部長(沼部厚史君) 先ほども申し上げましたように、経費の削減などを当然図っていきたいと考えております。 135 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 136 ◯9番(南幾一郎君) では、この一番料金が高い要因って何なんでしょうか。具体的に。古い配管だとか、そういう言い方を一切せずに。  私はこの問題を昨日協議させていただきましたときに、水道料金に関してはもっとしっかりと前向きな答弁をしてほしいと。もし前向きな答弁ができないなら、決算書を通じて議論をしたいという旨を申しておりますので、数字でもって、要するにどういった内容があって、どういった問題があるからこの料金なのだということをしっかりとご説明いただきたいと思います。 137 ◯議長(萬津力則君) 上下水道部長。 138 ◯上下水道部長(沼部厚史君) さきも指摘されましたように、同じ受水率100%の橿原、香芝より高い理由はということで、料金格差が生じる要因といたしましては、先ほど申し上げました地理的、歴史的要因のほか、さまざまな要因が考えられます。事業開始年度や人口の違いもございますが、人口規模の近い香芝と平成30年度決算で比較しますと、収入面において有収率が約3%高い点、費用面においては企業債残高が少なく、地方債の償還金が少ないことなどから、給水原価が本より低く抑えられている点にあるのではないかと考えられます。  以上です。 139 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 140 ◯9番(南幾一郎君) 根本的に私が思っていますことは、資本的支出における建設改良費の営業収入に対する比率だと思っております。要するに営業収入がそんなに上がっていないのに、どんどん建設改良費については歯どめをきかせないという状況でございます。  この資本的支出における建設改良費が、営業収入に対してどれだけのパーセンテージがあるのでしょうか。 141 ◯議長(萬津力則君) 上下水道部長。 142 ◯上下水道部長(沼部厚史君) 再質問でございます。  管路経年変化率が高い本の課題といたしまして、災害時のライフラインでもある水を今後とも安定して供給していくために、適宜更新作業を行い、管路の老朽化対策や耐震化率の向上を図っていくことが必要であると考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 143 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 144 ◯9番(南幾一郎君) 資本的支出に関する、建設改良費が営業収支における売り上げに対する比率はいかがでしょうか。 145 ◯議長(萬津力則君) 部長、答えられますか。  上下水道部長。 146 ◯上下水道部長(沼部厚史君) 今、資料の方を持ち合わせておりません。申しわけございません。 147 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 148 ◯9番(南幾一郎君) 実はこの数字というのは、何もひねくれて不意打ちをして出しているわけではないんです。要するに1年間、建設改良費が売り上げに対してどれだけの比率を占めているかなんていうことは、数字を、諸表を見なくてもぽっと出てくるぐらいでなければ話にならない。これは正直申し上げましてね。何かそういう本当にささくれた数字をやいやい言っているわけではなくて、これは正直申し上げます。平成30年度が16億2,600万円の売り上げに対して5億4,400万円、33%です。平成29年、28年、27年、26年に返りますと、33%、38%、45%、54%、36%。売り上げの3分の1を建設改良費に使っているんですよ。もちろん建設改良費といっても全部が建築じゃないです。企業債の取り扱いの借金もありますので、今までの借金はたくさんありますので、それの利子補給とかもあります。ですから、全部が建設改良費じゃないんですが、建設改良費に該当するものが売り上げの3割を超えているわけですよ。ちなみに香芝、平成25年度が15%、平成26年度が17%なんです。この差が結果的に今、水道料金を高どまりさせている要因の第1なんです。これをすっと答えられないというのが私は非常に疑問に思います。  さらに申し上げます。今まで水道の方で何度か決算諸表が出てきましたけれども、毎回間違って直して、間違って直してされていますけど、これは原因は何なんでしょうか。 149 ◯議長(萬津力則君) 上下水道部長。 150 ◯上下水道部長(沼部厚史君) 申しわけございません。それにつきましては、担当の者が機械的に入れるんですけども、それを最後チェックしなかったというのが原因でございます。 151 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 152 ◯9番(南幾一郎君) 部長は諸表について、当然ながら今の決算書が出てくるんですけど、決算書のそれぞれの項目についてはご理解されておられるんでしょうか。 153 ◯上下水道部長(沼部厚史君) 私は技術畑でずっと歩んできましたので、その辺の理解の方はなかなかできておりません。申しわけないです。 154 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 155 ◯9番(南幾一郎君) 水道料金に関しましては、今、水道局の担当の方にやいやい言いましたけれども、現実は、例えば他市町村としてどう比較していくのか、それがどういう位置づけであるのかといったことを本当に理解できているのかと、私が一議員として疑問に思うわけでございます。ちょっと言い方は悪いんですけれども、毎年同じことをして、どんどんひどくなった結果がこの水道料金にあらわれているというふうに私は思っているわけでございます。  この5,443円については、前回、私が予算委員会ですね、今年の3月の予算委員会で当時の担当課長に、「市長がもし5%下げろと言ったらできるのか」と言ったときに、「当然ながら、5%市長が下げろと言ったら、そのための努力をします。やります」と答えました。これについては、私はこの質問をするということで局長と一緒にヒアリングをさせていただいたときに、その総務課長、今はもう嘱託ですけれども、総務課長も呼んで、その話をさせていただきました。当然事業管理者として、私は部下なので、そういう指示が出たらそのようにしますといったことでございますので、確約しているというわけではございませんけれども、5%程度は、これは正直言いましたら頑張ったらできるわけです。もちろん来年の3月、4月からできるというわけではございません。そのために財務体質を改善し、建設改良費における問題点を精査し、また、入札などそれぞれの項目をしっかりとチェックしていく中でやるということなんです。  ですから、水道料金が、県営水道が5%、6%、もし下がるのであれば、大和高田も一緒になって5%、6%下げれば10%下がるわけですよ。でも、10%下げても、実はまだ奈良県でワーストワンでございます。ただし、そういった仕組みをしっかりつくらないと、今、人口が減っていく中で水道料金をどんどん上げざるを得なくなってくるんだったら本末転倒じゃないかと。この水道料金については皆さんもよくご存じで、やっぱり何度も何度も問題提起されてきたわけですよ。ただ、現実にはこれは全然動いてこなかったという事実がございます。もう今まで取っているからいいじゃないかと。水道料金の設備更新のために必要なんだと。必要なんていうのは、有収率3%の差がそれだけのものなのかという話になります。有収率3%でございますので、大和高田だったら15億円として3%、4,500万円。そのために年間何億の工事をして、その何%改善されているんですかということを私は聞きたいわけですよ。  一つ一つの数字はばらばらに動いているわけですね。その中で大和高田がどうあるべきかという議論がないというのが、私の非常に今回残念に思ったことでございます。一人一人の職員の方といろんな話をすると前向きな話が出てくるんです。ところが、いざ、だんだん話が煮詰まってくると、後ろ向き、後ろ向きになっていくというような現状があるわけでございます。こういった本当に大和高田をどう考えているのか、大和高田がどうあるべきなのかということをしっかりと考えていかなければならない。  そして、先ほど申し上げました空き家対策については、なぜ営繕住宅課がやっているのか。人口をふやす、これは誰がするのか。今回の問題は全部一連の流れでございます。一連の流れの中で、企画政策部長が答え、市民部長が答え、環境建設部が答え、そして、水道料金に関しては水道料金の性質上、仕方がないのかと思いますけれども、もっと一連の流れをつくってこの問題に対応しないと、これは空き家率の数字をまた次回入れられましたら、812番目は大和高田の固定席になります。特にこの指標が全てをあらわしているとは言いませんけれども、この指標は結構いいところを突いております。さすがに何年もやってきて、それなりにプロがつくっているんだなというところであります。  今後、こういった大きな考え方の中で、やはりこの高田をどうしていくんだ、その部署は誰がやるんだ、誰が責任を持つんだということについてはいかがでしょうか。 156 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 157 ◯副市長(松田秀雄君) ただいまの南議員のおただしでございますが、おっしゃっていただくことは十分よくわかっているつもりでございます。  その部署を全体としてというのは、やはり捉え方が相当ダイナミックなお話じゃないかなとは思います。といいますのは、政策あるいは企画部門が直接それを持てるか、いや、そういうことではない。空き家対策の実際をどこがするか。それがいかに有機的に有効に連結するかということが大事な点だと思っております。それをばらばらに持っているという印象を与えているようなところはあろうかと思います。  今後、決してそれをばらばらで動かすんじゃなくて、できれば重要なことにつきましてはプロジェクト化を考えるなど、シンクタンク部分と、そして本当に対処する部分と、そこが一体に取り組むような発想も選択肢として持ちながら、ただいまいただきましたご意見を大変参考にさせていただいて考えていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 158 ◯議長(萬津力則君) 9番南幾一郎議員。 159 ◯9番(南幾一郎君) 最後、少し私の意見を言って、この質問を終わりにしたいと思います。  今、大和高田で何が欠けているのかといいますと、例えばこの高田西中学校の問題でコンプライアンスという言葉が出ておりました。私はコンプライアンスを超えてガバナンスの問題ではないかと。要するに統治能力の問題でないかということを危惧しているわけでございます。特に一つ一つの部署がばらばらでというのと同時に、今、こういった高田西中学校の問題でも、それぞれ担当部局、担当者の間でのコミュニケーション、そういった問題がなかったのかどうか。先ほど植田議員が質問された中で、そういった不適切な行為がどんどん行われてきたのではないか。そういった中で、自分の仕事さえうまくいっていれば、ほかの人の面倒なんか見ておられないというような状況にあるのではないかということを危惧するわけでございます。  特に、本来でありましたら、ガバナンスというのは一人一人の目的意識、大和高田をどうしていくのか、大和高田がどうあればいいのか、それをしっかりと議論させ、共通の目標を持ってそのが動いていくというのが、ガバナンスの統治ができたという状況でございます。ガバナンスができていないというのは、目標を誰もわかっていない、何をしていいのかわからない、そして、お互いに連絡をとらない、そして、コミュニケーションの不足から来る問題が発生する。そして、それは結果的にコンプライアンスの問題になるといったような状況が、ガバナンスの低下と言われるものでございます。  しっかりとこのガバナンスについてもう1度職員の方々にお考えいただいて、大和高田が本当に、この812位にこだわることはないんですけれども、本当にいいまちになる、それぞれのまちがしっかりといい方向に向いていって、市民の方にいいまちになるということだろうと思います。今すでに住んでおられる市民の方も、例えば極端に言えば不動産の単価がどんどん下がっていくわけですよ。すでに家をお持ちの方はその価値が下がっていくということで、市政全般に影響があることだと思います。今後、しっかりとガバナンスについて考えていただいて、職員の方一人一人がしっかりと目的意識を持ち、大和高田市民の福祉向上について検討していただき、そして、この大和高田をすばらしいまちに変えていただくように切に要望しまして質問を終わります。ありがとうございました。 160 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。14時10分より再開いたします。            午後1時56分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時10分再開 161 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。 162 ◯議長(萬津力則君) 次に、12番森本尚順議員の発言を許します。            〔12番(森本尚順君)登壇〕 163 ◯12番(森本尚順君) 議長のお許しをいただきましたので、日本維新の会、会派絆の森本尚順より質問させていただきます。  今後の災害対策について。  本年も広域災害が頻発しており、今年の10月には、観測史上最大と言われた台風19号による被害は特定非常災害と激甚災害への指定がなされ、国を挙げて復旧に乗り出しております。これにかんがみ、日本維新の会奈良県総支部においても、福島県知事に義援金150万円を11月20日にお渡ししました。  福島県では、台風19号と10月25日の大雨に伴う災害ごみを約50万トンと推計し、1年半後の2021年4月の処理完了を目標とされています。川が氾濫して広い範囲で浸水被害を受けた福島県いわきでは、被災した住宅から持ち込まれた災害廃棄物の仮置き場は21か所だそうです。置き場によれば、道路にもあふれているところもあるようです。また、小学校の運動場も仮置き場になっており、子どもたちの活動の妨げになっております。  大和高田では、災害が起こったときの災害ごみの処理、仮置き場、保管対策などをどのように考えているのか、お聞かせください。  次に、東日本大震災では、ため池決壊によりとうとい人命が失われるとともに、住宅や農地などでも被害が発生しており、大規模地震に備えた耐震照査と必要な整備の実施が急務となっています。  ため池の多くは水利組合や集落などの受益者を主体とした組織によって管理されていますが、農家戸数の減少や土地利用の変化から、管理及び監視体制の弱体化が懸念されています。  豪雨や大規模震災等により多くのため池が被災し、大きな被害が生じたことを踏まえ、都道府県や市町村が主体となって、平成25年度から平成27年度の3か年で全国のため池の一斉点検を実施されたと聞いております。  大和高田において、ため池は幾つあるのでしょうか。そのうち対策が必要なため池はあるのでしょうか。お答えいただきたいと思います。  次に、9月に上陸した台風15号の強風で、千葉県市原のゴルフ練習場の鉄柱が住宅に倒れ込んだ被害がありました。倒壊の原因の1つに、鉄柱とコンクリートの基礎部分を固定するボルトが複数箇所破断していることなどを、国土交通省や市原の調査で確認したとあります。  大和高田市民グラウンドの北面、東面のネットは、今から三十数年前に設置されたと聞いています。基礎部分はひび割れ、鉄柱もさびが目立ちます。北面の2つの鉄柱は道路側に傾いています。早く対応しないと、地震や大型台風が来たときに倒壊するおそれがあります。対応はどのように検討されているのでしょうか。  次に、さざんかホール駐車場について。  11月29日、さざんかホールにおいて、県主催の第66回奈良県小学校音楽発表会が催されました。奈良県内からマイクロバスや観光バスで来られました。さざんかホールにはバスをとめる駐車場がありませんので、JR高田駅の東側ロータリーから東西の市道に朝から夕方4時ごろまで、十数台の観光バス、マイクロバスが駐車されていました。片側1車線を塞いだまま長時間駐車し、横断歩道上にも駐車をしていた状態です。担当課に連絡をし、担当課長に来ていただき、交通整理をしていただきました。事故が起こってもおかしくない状況でした。駐車場がないから迷惑駐車をしていいわけではありません。駐車場がないのであれば、解決策として大和高田はどのようにお考えなのか、ご答弁よろしくお願いいたします。  最後の質問ですが、一般職の職員の給与について。  一般職の職員の給与に関する条例、第15条の2には、「前条に規定する市長が規則で定める職にある職員(次項において『管理監督職員』という)が、臨時または緊急の必要その他の公務の運営の必要により勤務時間等条例第3条第1項、第4条及び第5条の規定に基づく週休日または祝日法による休日等もしくは年末年始の休日等(次項において『週休日等』という)に勤務した場合は、当該職員には、管理職員特別勤務手当を支給する」とありますが、長年、一部の管理職員にのみ支給され、ほとんどの管理職員には支給されていないと聞いております。  先日、国会へ行きまして、その参議院会館へ、総務省自治行政局公務員課理事官にこの件をお聞きしたところ、一部管理職員にのみ支給するのはおかしい、地方自治法、条例等に基づいて支給しなければならないとのことでした。  大和高田ではどのような法的根拠で一部管理職員にのみ支給されているのか、ご答弁よろしくお願いいたします。  壇上での質問を終わります。ありがとうございました。 164 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 165 ◯環境建設部長(勝山孝君) 12番森本議員の、災害が発生した際の災害廃棄物の処理対策についてお答えいたします。  平成29年3月に改定いたしました大和高田地域防災計画と、国の災害廃棄物対策指針に基づいた、大和高田災害廃棄物処理計画を平成30年11月に策定しており、想定されます大規模災害時に発生する災害廃棄物の対応や処理について規定されております。  発災後の初動期は人命救助が優先されますが、その後は災害廃棄物の処理の問題が発生するため、体制の構築、支援、災害廃棄物の発生量に応じた仮置き場の開設が必要になります。災害廃棄物の処理につきましてはクリーンセンターで処理を行うものとしますが、処理能力を超える場合や施設が被災していた場合は国や県に広域処理の協力や支援を要請いたします。  仮置き場や保管については、被災現場の近くで災害廃棄物を仮置きする一次仮置き場と、処理施設へ運ぶための分別や保管のための二次仮置き場を確保する必要がありますが、災害の規模や被災状況に応じて設置場所を設定し、発災後、速やかに災害廃棄物処理実行計画を策定するものとします。  何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 166 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 167 ◯12番(森本尚順君) 私、ちょっと風邪を引いているので申しわけないです。聞き取りにくいかもわかりませんけども、質問では、全国で災害が起こったときに、災害ごみの仮置き場が非常に多い。小学校にも置いてある。道にもあふれていると。こういうことをかんがみて、やはり高田でも、細かくは用意されていなくても、具体に大和高田を4分割するなりして、例えば上の土庫小学校区域であるとか、下でしたら菅原校区ですとか、また陵西校区、こっちでしたら浮孔西校区とか、真ん中だったら高田校区とか、そういう4つ、5つのブロックに分けたときでも、答弁では災害が発生してから近くで用意するとか言われていますけど、やはり今の時代、そういういわきみたいに21か所も想定するのではなくて、やはり起こったときにはここだというところを具体に考えておかないとだめだと思うんですけども、そういう具体なところというのはないんですかね。現状、今決まっているところは。 168 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 169 ◯市民部長(吉村保喜君) 具体例といたしまして、災害の規模にもよりますけど、避難所開設や仮設住宅などが必要でない小規模な災害では、処理の効率化を図るため、クリーンセンター駐車場約1,200平米及び近隣地の所有地、旧福祉会館隣の土地で4,000平米に設けるように、一応今は考えております。 170 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 171 ◯12番(森本尚順君) 今2つ考えておられるということなんですけども、通告は1週間ほど前にしているんですけどもね。やはり全国的に、今、災害が起こったら非常に大きいというのは皆さんご存じだと思うんです。だから、そういった部分でやはり2か所というのは少ないと思いますので、が所有している空き地であるとかそういうところも、そういう災害が起こったときのごみ置き場というのもちゃんと決めていただいて、そして、災害が起こったときにはその地域の人らにはすぐ言ってあげて、そこへ置いておけば処理できると。  そして、ごみの処理なんですけども、先ほど答弁されましたけども、これから中継所を令和5年度に開設されて、焼却は天理の広域の焼却炉をつくって、そこで燃やすという形にはなると思うんです。それまでは、大和高田が災害に遭って、うちので処理できない部分は、近隣の市町村と提携を結んでいるとか、そういったものはあるんでしょうか。 172 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 173 ◯環境建設部長(勝山孝君) お答え申し上げます。  大規模災害の場合、の処理施設だけでは処理できない場合、二次置き場で保管した上で、国や県に広域処理の支援要請を行います。  以上、よろしくお願いします。 174 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 175 ◯12番(森本尚順君) 提携を結ばれるということはそれはいいことだと思いますし、ほかの市町村も多分こういう災害が多いですからされているとは思うんですけどもね。  最近では、非常に集中豪雨ですとか台風、そういった大雨、非常に広範囲に広がっての災害が多いわけでありまして、やはり大和高田というのは、いつも言われますように4キロ四方のコンパクトな立地条件ということもありまして、うちの大和高田というのは山もありません。当然ありません。そうしたときに、大きい道が非常に少ないわけで、そして、を超える、橿原ですと葛城川ですか、そういった部分も川に挟まれているわけで、結局、大和高田全体が浸水した場合、よそのへ持っていけない可能性もあるんです。そういった部分というのは、こちらの課か、市民部長なのかわかりませんけども、そういった場合、長期間にわたってごみを野積みするということになると思うんです。そのとき、今また、よその被災された県で問題になっていますのが汚水とか、あと、悪臭、衛生面、そういったことを今検討されているのかされていないのか。その辺、ちょっとお答えいただけますか。 176 ◯議長(萬津力則君) 市民部長。 177 ◯市民部長(吉村保喜君) 先ほど被災状況によってということで説明させていただきましたけれど、市内各所のの所有地の公園61か所ございます。規模に応じて、その61か所を地元と協議しながら検討していきたいと思います。 178 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 179 ◯環境建設部長(勝山孝君) 申しわけございません。場合によりましては消毒等を行い、衛生面には十分気をつけていきたいと思います。 180 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 181 ◯12番(森本尚順君) 先ほどの質問は、野積みしている状態で、もうそのごみを燃やすんですね。そこで、そのごみに消毒してどうするんですか。私が言っているのは、ごみを野積みされますよね。そしたら、今、福島県にしても千葉県にしても長野県にしても、学校や公園に積まれているごみというのは1年間か1年半焼却できないんです。先ほど冒頭に質問でも言いましたけど。それの野積みしているところの衛生面のことを言ってるんですよ。それを消毒されるという答弁でよろしいんですか。もう燃やすものですよ。 182 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 183 ◯環境建設部長(勝山孝君) 野積みしている、その期間は市民の方の衛生を気をつけなければいけませんので、やっぱり消毒等を行わなければならないと思います。 184 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 185 ◯12番(森本尚順君) そうするならば、先ほど61か所でしたかね、公園。言われたと思うんですけど、そういう考えじゃなく、やはり公園というのは子どもや地域のお年寄りの憩いの場ということで公園があるわけで、それでしたら、例えば陵西地区の方でしたら第2健民グラウンドを全部仮設置き場にして、そして、そこから近隣の市町村やうちのクリーンセンターの方でごみを焼却していくと。そしたら、そこだけが今言われた消毒や、後のグラウンドの土をいったんさらって入れ替えるにしてもいいんじゃないかなと思いますので、やはりそういったことを、ペットボトルの水をたくさん買うとか、乾パンを用意しておくとか、それは大事かとは思いますが、それプラスそういったごみの問題ですね、しっかり計画に入れていただいて、そして、市民の方にも聞かれてもすぐ誰もが言えるようにしていただきたいと思います。  次に、関連しまして、令和5年から中継所ができるわけなんですけども、今考えておられるのは、中継所で圧縮をして、そして、大型コンテナで天理まで運搬するわけです。そうした場合、圧縮するというわけですから当然ごみには水分が入っています。今ですとそのまま炉にパッカー車がぶっちゃけて、そういう水分量もかまで一緒に燃やしていると思うんですけども、今後は圧縮をして水分量を減らせば、天理の炉に行ったときに、計量したときに無駄なお金を払わなくていいわけですね。水分が多くても目方に乗ってしまいますから、はっきり言って損するわけですよ、高田としては。だから、その圧縮した水分量というのは、1トン当たり大体何%ぐらいの水分量を今想定されているんでしょうか。 186 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。
    187 ◯環境建設部長(勝山孝君) ごみの水分量につきましては約2%程度を想定しております。 188 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 189 ◯12番(森本尚順君) 2%。そうしましたら、このごみの問題、最後なんですけども、今クリーンセンターがあるところというのはトイレですとか、そういった下水は公共下水道が入っているのか、入っていないのか、お答えいただけますか。 190 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 191 ◯環境建設部長(勝山孝君) 今、クリーンセンターの建っている場所につきましては市街化調整区域に当たりますので、公共下水道の方は入っておりません。 192 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 193 ◯12番(森本尚順君) 先ほど言われた1トンで2%の水、これは1日にするとかなりの水が出てくるわけです。そして、先ほどちょっとお聞きしたら下水道は当面入れられないということなんですけども、やはり今、浄化槽とかそういったもので処理して川へ流す。検査しているから大丈夫かとは思いますけども、今後わからない、はっきり言って。新たなことをしていくわけですから、そのまま放流して水が汚くなった。じゃ、その下水処理どうするとなったときに問題が生じる可能性もありますので、中継所をつくるに当たって、この下水も今、高田が考えている計画で基準値がクリアできるのか、水のそういう国の基準を超えないのか、ちゃんとまた調べていただいて、そして、その水が濁ったとか、問題の生じないように検討していただきたいと思います。  次の質問をお願いします。 194 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 195 ◯環境建設部理事(山本善一君) 12番森本議員の、ため池についてのご質問にお答えいたします。  市内ため池は40か所でございます。そのため池を対象に、平成25年度に一斉点検を実施しております。その結果といたしましては、14か所のため池で詳細調査が必要と判定されました。その14か所のため池を対象に平成28年度及び平成29年度に詳細調査を実施し、結果といたしましては、対策を必要とするため池はございませんでした。  以上、よろしくご理解賜りますようお願いします。 196 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 197 ◯12番(森本尚順君) そうしますと、平成29年ですかね、片塩中学校近くの新池、台風によって決壊といいますか、護岸が崩れたということで、からも予算を出して改修工事をされたと思うんですけども、この平成28年、平成29年に検査をされているんであれば、その護岸もクリアできていたということなんですね。となりますと、どういった調査をされたんですかね、これ。目視なのか、業者を使って、どういった点検、国が定めた点検をされたのか、ちょっと教えていただけますか。 198 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 199 ◯環境建設部理事(山本善一君) 平成28年度、平成29年度にその詳細調査は委託業務でしております。池の護岸がずれ落ちたことに関しましては、上が堤防敷きになっておりましたので、その荷重からも滑り落ちたというようなことかなと思っております。  以上です。 200 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 201 ◯12番(森本尚順君) また資料をちょっと見せてほしいんですけども、ちゃんと業者さんがやっていましたら、若干違うと思うんですけど、秋吉の葛城川ですかね、橋のところのアスファルトも池が横にあったと思うんですけども、あそこの道路も結局池の方に崩れて、これも国の補助金をもらって直したと思うんですね。結局、大和高田が業者に発注していても、少なくとも2つの池は潰れたわけですよね。だから、やはりこれ、平成28年、平成29年に点検したと言われても、一体業者さんは何をどういった基準でされたのか。何か穴をあけてやったのか、水を抜いて全部見られたのか、その辺は報告書としては、具体にわかりやすい部分だけでいいので、どういう点検をしたというのをちょっと教えていただけますか。 202 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 203 ◯環境建設部理事(山本善一君) 同じく先ほどの奥田の池も、道路の荷重で道路の堤防が崩れたために、池の護岸がそれゆえに押されて崩壊したということです。  以上です。 204 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 205 ◯12番(森本尚順君) もう何か言っても一緒だと思うので、道があったからそれの荷重に耐えられなかったと。結局、そういう池というのはたくさんあると思うんですよ。だから、そういう予期しないところから決壊が起こって、水が氾濫していって災害が起こるというのがあると思うんですね。  ちょっと質問を変えさせてもらいたいと思うんですけど、天神橋筋商店街のところにあります馬冷池は農業のため池なのか、どういった部類のため池でしょうか。 206 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 207 ◯環境建設部理事(山本善一君) 馬冷池は、一応農業用のため池として位置づけております。  以上です。 208 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 209 ◯12番(森本尚順君) それも長年、馬冷池の水は農業に使われていないと聞いておるんですけども、いかがでしょうか。 210 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 211 ◯環境建設部理事(山本善一君) 今はため池としては一応使っておりませんけども、日之出の方で水利権を持っておられますので、一応それで水利権が発生していると思います。  以上です。 212 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 213 ◯12番(森本尚順君) 馬冷池の水利権は持っておられる組合がある。その下の地面は、池の地面は大和高田なのか水利組合なのか、どちらでしょうか。また、そのほかの方が持っておるのか。 214 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 215 ◯環境建設部理事(山本善一君) 底地は大和高田です。  以上です。 216 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 217 ◯12番(森本尚順君) それで、毎年水面管理料を払っていると聞いているんですけども、これは幾ら払っておられるんですか。 218 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 219 ◯財務部長(森本佳秀君) 水面管理料につきましては財務部で所管しております。  今年度につきましては年間12万1,000円を支払うことになります。  以上です。 220 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 221 ◯12番(森本尚順君) そうしましたら、この池が先ほどみたいに何らかの理由で災害が発生したときに水がたまったり、また、地震で亀裂が走って被害が天神橋筋商店街ですとか本郷町、その他近隣が水没して被害が出た場合、水利組合に補償の義務が発生するのか、大和高田に発生するのか、もう何もないのか。  これ、私が言いたいのは、水面管理料を払っているということは管理をしているということだと思うんですけども、実際これは管理されていませんよね。管理されていますか。 222 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 223 ◯財務部長(森本佳秀君) すいません、実際のところ私も見たことはないんですが、私の聞いているところによりますと、大雨が降ったときに馬冷池の方の一定の水位が上がることになります。一定の水位になりますと、この水路を通じて水が流れる。そちらの方の出入り口というんですか、出るところにごみがたまる、これを掃除していただいているというふうに聞いております。  以上です。 224 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 225 ◯12番(森本尚順君) そこの水面管理料をもらっているから、そこのごみのところだけはやっているということなんですけども、そしたら、この水利組合さんは、多分馬冷池から水路が天神橋を通って、そして、幸町、そして日之出へと流れていく用水路というんですかね、水路があると思うんですけども、その道中、一個も三十数年されてなくて、高田が水路の泥、ヘドロみたいなものをとっていただいているということなんですけど、そこらも一連の流れじゃないんでしょうかね。 226 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 227 ◯財務部長(森本佳秀君) 水路に水を流して管理していただいているのは水利組合だというふうに、私は聞いたことがございます。  以上です。 228 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 229 ◯12番(森本尚順君) 結局、先ほど壇上で質問もしましたけども、もう日本中どこでも一緒なんですけど、農家さんが減ってきて水利組合も減少してきていると。そういった中で、やはり今まで水面管理料も払っている、ごみをとっていただいているというのもよくわかるんですけども、やはり災害のこととかいろいろなことを、高田の方ももうそろそろ、言わなくてもわかっておられると思いますけど、考えていただいて、しないと、本当にあそこの池が災害で氾濫したりすると非常に大きな災害にもなりかねないので、その辺、よろしくお願いしたいと思います。  そして、水面管理料をほかに払っているところ、そして、先ほど言われた馬冷池のように下が大和高田で、上が水利組合で、農家が減ったから水利やめますと言って放棄された池とかはあるんでしょうか。 230 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 231 ◯財務部長(森本佳秀君) 私の方で把握しておりますのは、馬冷池公園以外に水面管理料を支払っているところでございまして、そちらの方につきましては大中池が対象になっています。  以上です。 232 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 233 ◯12番(森本尚順君) もう1つ、水利組合が今まで使われていた池で、もう大和高田に返された池、1つあると聞いているんですけども、ないですか。 234 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部長。 235 ◯環境建設部長(勝山孝君) 常光寺池の水利組合の方が水利権を返されたというのはお聞きしましたが、底地については、個人名義です。 236 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 237 ◯12番(森本尚順君) 個人名義の池だそうですけども、今言うのは、結局は水利。これ、また言うたら農家の人にまた怒られるかもわかりませんけども、水利権ばかり主張されて、やはり実情に合った、そして、もう日之出町の場合ですとの予算もつけて、井戸もつくって、そしてポンプの修理もしたにもかかわらず、もう作物をつくらんと毎年お金を渡している状態になっていると思うんです。やはりもう管理のできないところには相談して、総合的に。水利のこともあります。でも、防災のこともあります。そして、ほかのいろんな部分もあると思うので、その辺、防災とまちづくりを一貫しての方で考えていただかないと、誰も個人的では多分まとまらないと思いますので、よろしくお願いいたします。 238 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 239 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番森本議員の、今後の災害対策、市民グラウンドについてのおただしにお答えいたします。  森本議員おただしの、大和高田市民グラウンド北面、東面ネット及び北面2本の防球ネットの柱について、教育委員会事務局職員により現場の確認は行っております。  今後、できるだけ早く専門家に現場を検証していただき、高田商業高等学校とも協議を行い、必要に応じた安全対策に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。ご理解賜りますようよろしくお願いします。 240 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 241 ◯12番(森本尚順君) 早急にと言われたんですけども、私が思うのは、予算のこととかもありますけども、やはり来年の台風や、地震の場合はいつ来るかわからないですけど、台風というのは大体夏から秋というのが、大体それぐらいかなと思うんですけどもね。そこまでには検討して、これを撤去するなり、新設するなりということを考えていただいているわけですか。 242 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 243 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  先ほど答弁させていただきましたとおり、まず、専門家に現場を検証していただき、どういった形で補修というか、改修をすればいいかということをまず協議させていただいて、適切な方法によって取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 244 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 245 ◯12番(森本尚順君) これは先ほどの質問とかとまた違って、やはり目に見えて、誰が見てもあの20メートルぐらいの鉄のネットを支える支柱が道の方に傾いて、下はボルトもさびて、ひび割れて、しているわけですよ。だから、早急に専門家の方に見ていただいて、どうしたらいいかという計画を立てていただかないと、やはり千葉県のあのゴルフ場のようなことになってからでは遅いですので、よろしくお願いいたします。  次、よろしくお願いします。 246 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 247 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番森本議員の、さざんかホールの駐車場についてのおただしにお答え申し上げます。  議員ご承知のとおり、さざんかホールには地下駐車場に普通車両32台を駐車することは可能でありますが、大型車両、バス等は地下駐車場の構造上、車両の高さに制限があるため駐車することができない状況であります。なお、地下駐車場は大ホールを使用したイベントの開催、また、複数のイベントが同時に開催されるなどのときは多数のイベント開催関係者の方が使用するため、一般の皆様には利用することができない状況となります。地下駐車場が満車の場合、市営駐車場または周辺の民間駐車場を利用していただきますようお願いしているところでございます。  議員のおただしのとおり、11月29日にさざんかホールで開催されました奈良県小学校音楽発表会に参加する児童等を送迎するため、奈良県内各地からバスにより来られ、JR高田駅東側の市道、駐車禁止となっている区域に約10台のバスが路上に連ね、駐車していた事象が発生しております。このことは、さざんかホール事務担当職員から音楽発表会を主催する部会担当者に、当該周辺は駐車禁止区域であると事前通告しておりましたが、指導が不十分であったことが要因の1つであったと思われます。  教育委員会といたしましては、今後、イベント主催者だけでなく、利用するバス運行会社等に対しても、さざんかホール事務担当職員から直接、JR高田駅東側の市道のほか、駐車禁止区域の駐車について注意、指導を行うとともに、駅東側ロータリー中央のスペースを管理しております本の都市計画課に送迎バスの乗りおりを行う駐車場所として使用するための申請を行い、目的外での使用許可を得ることなど、安全対策に努めてまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 248 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 249 ◯12番(森本尚順君) 今、巽局長が言われて、教育委員会の考えはそうなのかもしれないんですけども、私が思いますのは、高田の観光バスとか臨時的にとめようと思いましたら、JR東側のロータリーの真ん中ね、あります。そして、産業会館も催しが毎日あるかといったら、ないわけですよ。そしたら、産業会館が催し物がないという日にと県と提携なりを結んで、今度、逆に産業会館で観光バスをとめたいというときは提携に基づいて無償でロータリーの真ん中を貸してあげる。そのかわり、こっちの産業会館の大きい駐車場があいているときには大和高田が借りるというようなね。お互いが駐車場がないわけですよ。特に大和高田としては体育館でも近畿大会とか奈良県大会とかありましたら、結局、体育館だけでは駐車場に入らないわけですよ。しかもすばらしいデザインで、観光バスが通れない状態なんですよね。当時、すばらしいデザインだったと思うんですけどもね。そうすると、やはり駐車スペースがない。  だから、市長、これは県と一度お話をしていただいて。知事さんとでも、機会があれば。県議会の方でも、日本維新の会の県会議員の先生があの駐車場を、私が今言ったことを言っていただいているんです。そうした場合、荒井知事はいい回答をしていただいています。「また大和高田さんとお話しさせていただいて検討します」という答弁だったんです。ですから、市長、一度また機会があればお話ししていただけますか。 250 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 251 ◯市長(堀内大造君) ただいまのご指摘があったことにお答えします。  この駐車場問題、今、議員から言われたとおり、機会があれば一度お話ししてみたいと思います。 252 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 253 ◯12番(森本尚順君) ありがとうございます。  そして、もう1案。もう1案といったらおかしいんですけども、多分いろんな問題があって難しいとは思いますが、さざんかホールの池、埋めて。埋めて、当然いろんな問題がありますよ。水利権を放棄してもらわなあかん問題とか。しかし、さざんかホールの駐車場にも使える、そして、天神橋筋商店街、西天神橋商店街、本郷商店街、馬冷池公園に来られる市民、また市外の方々に使ってもらえる駐車場としては一番いい場所ですし、利便性もいいと。やはりせっかく馬冷池公園、さざんかホールの南側には公園、2年ほど前にですかね、遊具も1,000万円以上のお金をかけて設置しているわけです。そして、小さい子どもさん連れで、天気のいい日とかでしたらたくさんのお母さん方、お父さん方が来られています。やはり駐車場がないというのが問題な部分も私はあると思うんです。  だから、今すぐに池をどうのこうのじゃないですけども、総合的に、先ほども言いましたけども、商店街やさざんかホール、また公園、いろんなことを考えて、駐車場がやはりあの地域に必要だと思いますので、また今後検討していただきたいと思います。  次、答弁をお願いします。 254 ◯議長(萬津力則君) 企画政策部長。 255 ◯企画政策部長(仲田智彦君) 12番森本議員の、一般職の職員の給与、特に管理職特別勤務手当についてのご質問でございます。
     その中で、長年、一部の管理職員にのみ支給され、どういった形でその法的な根拠でされておるのかという問いでございます。  本市におきましても、一般職の職員の給与に関する条例第15条の2について、臨時または緊急の必要、その他の公務の運営の必要により週休日等に勤務した場合は、当該職員には管理職員特別勤務手当を支給することとしております。また職員の勤務時間、休暇等に関する条例もございまして、その中に休日の代休日という形で明記されております。休日数の確保や職員の健康及び福祉への配慮という観点から、この第10条におきましても休日の代休日という形で、職員が休日に勤務した場合の代休制度について規定をされておるところでございまして、こういった形については代休にて対応していただいているところでございます。  ただし、公務の運営上、代休での対応が困難な場合が出てまいります。そういった場合につきましては、15条の2にあります管理職職員特別勤務手当の支給にて対応しているところでございます。  どうかよろしくお願いいたします。 256 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 257 ◯12番(森本尚順君) いや、その解釈はおかしいんですよ。同じ地方公共団体の職員であって、もらえる人と代休を渡す人というのが公平性がないじゃないですか。幾ら課が違えど、例に挙げますと、都市計画課公園係の係員というのは5人か6人で、高田の先ほど言われた公園61か所プラス、いろんな公共施設とか、路上の剪定とか、また水やりとかしていただいていますよね。そして、桜まつりとかになりますと休日出勤していただいていますよね。ここも代休なんかとれないんですよ、人数が少ないから。だから、出すのであれば、この条例や地方自治法に定められている、支払いすると書いてある。そして、国は統一しろと言っているんですよ。法的根拠にならないですよ。なぜ一部の人、課にのみ払って、その他は支給しないんですか。おかしいじゃないですか。 258 ◯議長(萬津力則君) 松田副市長。 259 ◯副市長(松田秀雄君) 森本議員のご質問にお答え申し上げます。  法的根拠というところでは、1つは、議員に言っていただいております本の条例の15条、給与条例の15条、そこに定めさせてもらっておりますが、同時に、本市におきましても職員の勤務時間、休暇等に関する条例という定めもございまして、その条例の中には一応、基本的に休日の代休日というところの既定がございます。  先ほど仲田部長の答弁させてもらった中で、休日の確保、職員の健康、福祉への配慮とかいうようなことがございましたけど、総勤務時間の短縮というような観点もどうも国の方針としても持たれているようでございます。国の法律におきましては、これも1つの根拠になるかなと認識しておりますが、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律ということがございまして、その法律の中で、職員に祝日法による休日または年末年始の休日である勤務日等に割り振られた勤務時間の全部について、特に勤務することを命じた場合には、人事院規則の定めるところにより、当該休日の前に当該休日にかわる日を、代休ですね、として指定することができると。というような法律の定めもございます。  もう1つは、先ほどちょっと繰り返したことになるんですが、やはり職員の総勤務日数を勘案していくということも大事な見方かなと思われます。そういうことで、一方では代休措置をとって、できるだけ休むように処遇しなさいというような背景はございます。  その解釈の中では、特にそれが困難なときといいますのは、今、議員が言っていただく中でどういう捉え方ができるかというのは確かにございますけども、例えて言えばクリーンセンターのように、年末年始、特に年末連続で31日までやり、年明け2日でしたかね、やってもらう。それとまた、ごみの有料化に伴いまして、祝日などは従来休んでいましたけども、クリーンセンターの職員によってごみの収集に当たるというような状況にかんがみて、クリーンセンターについては一概に代休措置はやはり少し無理があるのかなというところで、議員ご指摘の特別勤務手当を支給させていただいている経緯がございます。  そういう中で、この問題に対しては、これからも我々も検討しつつ捉えていかなければならないところかと思っております。  どうかよろしくお願いいたします。 260 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 261 ◯12番(森本尚順君) 今、最初に話の途中で国の法律を言われましたけど、多分、今それを言われたのはできる規定であって、高田は支給すると書いてある。すると書いてあるということは、支給をしないとあかんということだと私は思うんです。多分そうやと思うんですよ。支給するや。  管理職ですね、クリーンセンターのようにそうそう出勤されていることはないと聞いているんです。管理職のね。だから、やはり今、管理職になりたくないという職員さんも多く聞いております。やはり1つにはお金の問題だと思うんです。管理職になっても、責任は負わされるけど管理職手当は出ないとか。大和高田は、昨年までは災害のときに管理職の方が出勤しても手当がついていなかったわけですよ。そうでしょう。それもやはり私の方からいろいろ質問させていただいて、やはりこれは条例のとおりせなあかんということで本年から支給されているようですけどもね。  やはり今、これ、答弁で来年度から支給しますとかという即決な回答は多分出ないと思うんですけども、やはり支給すると書いてあって、しないということは、やはり不公平さが出ているわけですよ。私もこれは知らなかったけど、実際職員の方からたくさん、OBの方も含めていっぱい話を聞いていますので、やはりこれは同じ大和高田の職員さんとして、片や支給、片や代休で。でも、代休といっても管理職の方は非常に忙しくて、多分有給休暇を消化できないほど休みを持っておられると思うんです。そこへプラスアルファで積み上げていかれても、全部これは消化できないですよ、休みも。だから、市長、今言いましたこの給料ですね、即決は無理だと思うんですけども、来年の当初予算までにはご検討いただけますでしょうか。 262 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。 263 ◯市長(堀内大造君) 内容を把握しながら、また検討していきたいと思っております。 264 ◯議長(萬津力則君) 12番森本尚順議員。 265 ◯12番(森本尚順君) 検討していただけるということですから、よろしくお願いいたします。  質問は終わります。 266 ◯議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。15時20分より再開いたします。            午後3時5分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後3時20分再開 267 ◯議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、11番戸谷仁史議員の発言を許します。11番戸谷仁史議員。            〔11番(戸谷仁史君)登壇〕 268 ◯11番(戸谷仁史君) 議長のお許しをいただきましたので、絆の戸谷仁史が一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  先日、今年の流行語大賞が発表されまして、ラグビーの日本代表の「ONE TEAM」というのが大賞に選ばれました。もともとラグビーには「ONE for ALL,ALL for ONE」という言葉があります。サッカーにおいては、今、主流は全員攻撃、全員守備ということです。私がやっておりますコーラスにつきましても、全体のバランスを考えながら、全体のために1人が頑張る、そして、1人のために全体が頑張ると。吹奏楽というのも多分そうだと思うし、オーケストラもそうだと思います。  今回のONE TEAMに関しましては、チーム全員で1つになって、1つの目標について一致団結して戦おうと強い意志が込められていると聞いております。これは大和高田においても同じではないでしょうか。現在の大和高田、少子高齢化の問題であったり、空き家問題、公共施設の老朽化、さまざまな問題を抱えております。こういうときだからこそ、市長をはじめ、行政、そして議会、そして市民の皆様、それぞれが大和高田が少しでも住みやすい幸せなまちになるために協力して、1つのチームとしてそれぞれの役割を果たし、協力することが必要なのではないでしょうか。  このような観点から、今回は3点について質問させていただきます。  まず1つ目、空き家対策の進捗状況について質問させていただきます。  現在、日本だけでなく、世界中で空き家の問題が取り上げられております。ドイツにおきましては8%、アメリカでも10%空き家があると言われております。日本においては、これを大きく上回る13.5%の空き家があると、このように言われております。大和高田では、この13.5%をもとに計算しますと3,000軒以上、先ほど南議員が質問されておりましたこの25.7%という数字を入れますと、もっと多くの空き家が存在することになります。  では、大和高田におきましては、この空き家について、件数も含め、どの程度把握されているでしょうか。  また、昨年12月議会で私自身が空き家対策の現状と今後について質問させていただきました。このときに専門部署の組織編成を検討すると答弁いただき、空家対策係ができております。では、全国版空き家バンクの運用に向けて準備を進めると答弁されておりますが、現在どの程度進んでおるのでしょうか、質問させていただきます。  次に、教育。「大和高田の将来を見据えて」と題しまして、質問させていただきます。  今年は市長、教育長、両方がかわられまして、今後、大和高田が教育についてどのようなかじをとられるのか、全体的な方向性について質問させていただきたいと思います。  大和高田の子どもたちにどんな大人になってもらいたいか、こういうところから教育というものは考えるべきだと私は考えております。私は、きちんと生活ができる、飯が食える大人になれるようにすることが教育の根本だと考えております。すなわち、自分が何に向いているのか、何ができるのか、考えられることが必要ではないでしょうか。そのためにはさまざまな体験をし、選択肢をふやす。子どもたちがたくさんの選択肢を持てるように教育していく。このことが必要ではないでしょうか。  大和高田としては、これに対してはどのように考えておられるでしょうか。  次に、「公共施設マネジメント」と題しまして質問させていただきます。  現在、大和高田の公共施設においても、バブル時代に建設され、大規模改修や建替えの必要な施設が多数あります。しかしながら、少子高齢化の進行もあり、全ての公共施設をすぐに建て替えられるような財源もありません。  このような状況で、平成18年7月、ふじみ野大井プールで小学校2年生の児童が給水口に吸い込まれる死亡事故が発生しております。このプールの管理者は民間業者へ業務委託しておりましたが、最高裁はの担当職員の業務上過失死傷罪を確定しております。これは、施設所有者は業務上、施設利用者の安全を確保できる施設を提供する責務を負っているということです。すなわち、公共施設で事故が起こる前に速やかに安全性を確保しなければ、事故が起こったときには公務員である皆さん方が刑事責任を負う可能性があると、そういう最高裁判例が出たということです。  では、大和高田においてはどのようにして公共施設の安全性を確保し、マネジメントしようと考えているのでしょうか。  以上3点、壇上での質問を終わらせていただきます。できるだけ具体的に、わかりやすく答えていただけるよう要望しておきます。よろしくお願いします。 269 ◯議長(萬津力則君) 堀内市長。            〔市長(堀内大造君)登壇〕 270 ◯市長(堀内大造君) 11番戸谷議員の、空き家対策の進捗状況について、ご質問にお答え申し上げます。  空き家問題は、人口が減少する一方、空き家は増加し、全国的な問題となっており、本市におきましても重要な課題であると捉えております。  本市では、平成29年度に、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施することを目的として、大和高田空家等対策計画を策定いたしました。この計画をもとに、緊急安全措置を盛り込んだ条例の策定、特定空家等の認定基準、相談体制、管理体制の整備、全国版空き家バンクなどによる体制の整備により、危険空き家になることを抑制することを期待しております。  また、10月に開催された空家等対策協議会において、条例、認定基準、空き家バンクについて協議を行い、委員の皆様には活発に意見を出していただいた中で、空き家をいかに活用するか、高田のまちづくりをどうするか、議論をしたいと意見をいただきました。  今後は、3つの基本的な方針を軸に、空家等対策協議会にもはかりながら、本市の空き家対策に取り組んでいく所存でございます。  なお、空き家の軒数につきましては、平成25年住宅・土地統計調査の結果、約8,860戸と把握しております。  全国版空き家バンクの運用につきましては、現在要綱の作成を行っており、今年度中に運用を開始する予定です。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 271 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 272 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  8,800戸ということは物すごく多い数ですよね。これを全て空き家バンクに登録しようというのは正直不可能だと思うんです。そういうことを考えまして、空き家バンクに使う分はどうするのか、そして、それ以外で市内で何とかできる部分は何とかするのか、しっかり考えていただきたいと。  空き家は特に少子高齢化が進んだ地域で多く、空き家の増加は地域の景観の悪化、治安の悪化、倒壊や火災の発生といった防災上の問題が発生し、地域の魅力の低下につながっております。そのことも多分、行政側の皆さんがよくおわかりのことだと思うんですけども、現状で必要だと思われているとは思うんですけども、進んでいない、ほぼほぼまだ進んでいないのが現状だと思うんですね。早急に手を打つ必要があると考えております。  では、利用が不可能な空き家については倒壊する前に撤去する必要があると思うんですけども、更地にすると固定資産税が上がります。こういうことも含めて撤去が進まないのが現状だと思うんですけども、これについて、としては具体的にどのような対策をとられておるでしょうか。 273 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 274 ◯環境建設部理事(山本善一君) 11番戸谷議員のご質問にお答え申し上げます。  固定資産税が上がることで撤去が進まないということは原因の1つではあると考えますが、そのためにもまちの魅力を高める不動産流通の促進を図ることが必要なことだと考えます。  具体的な施策といたしましては、空き家対策における公益性や所有者責任の部分をしっかり議論しながら検討してまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 275 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 276 ◯11番(戸谷仁史君) 不動産流通を使いながら魅力を上げると言われるんですけど、撤去するしかない状況の場合、撤去を進めるために責任を追及するというのは確かに必要だと思うんです。ただ、それだけで進むとは考えられません。だから、現状こうなんじゃないですか。だから、所有者が壊しやすいような法整備もされている市町村もありますので、しっかりそれも検討していただきたいと思います。  利用可能な空き家に関しましては、どのように利活用するかというので、全国空き家バンクに登録することが多分スタートだと思うんです。今、その準備をされているということで聞いているんですけども、全国空き家バンクの方にはさまざまな企業から連携依頼が入っていると、自治体に対して連携企業を紹介してくれると聞いておりますので、早急に進めていただけたらなと思います。  空き家バンクを中心に、自治体、企業、住民の3者で空き家問題を解決することで、まちの活性化を図ろうというのが全国空き家バンクの趣旨だと聞いております。具体的には、別府に関しましては空き旅館のリノベーションと空き家対策、北秋田では教育留学制度と空き家対策、武雄市では高齢者福祉、オートサイクルと空き家対策、こういう形で、いろんな形でコラボされています。それ以外に官民連携されているところもありまして、尾道に関しましては、豊田雅子さんが尾道空き家再生プロジェクトというのを立ち上げられております。これはもともとガウディハウスの修繕から始まって、移住希望者、移住は希望しないが空き家を再生させたいという若者へと広がりまして、の空き家バンクと連携をするようになって、空き家の利活用が非常に進んでいると。非常に少ない成功例だと思います。  このように、単独でやってもなかなか空き家対策というのは進んでいかないと思うんですね。当然がしっかりとやらなければいけない部分、整備しなければいけない部分というのはあると思うんですけども、こういう場合に全国空き家バンクとか民間企業、市民とか連携することが必要だと思うんです。そうじゃないと、本当に空き家って放っておいたらよくならないので、が整備している間にどんどん悪くなっていきます。  こういう現状を考えて、ほかの官民連携も考えていくべきだと思うんですけども、大和高田では利活用に関しましてどのような方向性で考えていこうと思っておられるでしょうか。 277 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 278 ◯環境建設部理事(山本善一君) 再度のおただしでございます。  全国版空き家バンクには今年度登録を完了し、来年度より所有者への啓発及び物件の登録申し込みを受け付けし、運用を開始する予定です。  その他の利活用全般についても、組織体制づくりを図りながら関係部署と連携し、検討してまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 279 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 280 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。早急に進めていただきたいと。  今、空き家対策係というのがあると思うんです。ここが最先端だと思うんですよね。その空き家対策係が最先端で、そこが当然企業とか市民さんとかからの意見も聞きながら連携していくと思うんですね。それが部としては環境建設部だと思うんですけども、空家対策係が音頭をとってほかの部、市民部であったり、ほかの部と連携をとらなければいけないときに中心になってやっていてくれると思うんですけども、そのような理解でよろしいでしょうか。 281 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 282 ◯環境建設部理事(山本善一君) 今おっしゃっていただいたように理解していただいて結構だと思います。 283 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 284 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  当然、空き家対策というのはほかの対策と一緒にやっていかなければいけない部分があると思うんですね。そのために、やっぱりどこかが音頭をとらなければいけないと。そのために空家対策係というのを立ち上げられたと思うので、これが十分に使えるように考えていっていただきたいと思います。  空き家対策を行うについては、お金とかも非常に必要だと思うんですね。こういうときに、広島県が「さとやまよ、甦れ! 広島に眠る廃校をみんなの居場所に再生しよう」という形でクラウドファンディングを利用して、3,800万円ほど資金を集められております。  また現在、空家対策係、多分お一人でされていると思うんです。こういう場合に、当然職員さんが得意な分野ってあると思うんですけど、どうしても職員さんだけでは足りない部分って出てくると思うんですね。こういうとき、日南なんですけども、公募によって空き家カウンセラーを募集されて、行政と異なる視点を取り入れられております。  このように、行政側だけの中でやるのではなくて、ほかと連携するということに関しましてさまざまな視点を取り入れる必要があると私は思うんですけども、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 285 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 286 ◯環境建設部理事(山本善一君) 再度のおただしでございます。  空き家対策係につきましては現在1人で対応しております。空き家対策の進展に伴いながら、職員について検討してまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 287 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 288 ◯11番(戸谷仁史君) 1人でやるというのも大変なことやと思うし、の職員さんでは向かない部分というのも出てくると思うんですね。だから、そういうことが出てきたときにどうやって市民の皆さんからお手伝いいただくのか、それともほかの企業さんからお手伝いいただくのか、そういう視点も必ず持って進めていっていただきたいと。行政ができないと言っているわけじゃなくて、行政が向くところはいっぱいあるんです。でも、行政が向かない部分もあると思うんですね。そこをしっかりと見きわめて、官民連携という形で民間の知恵もかりながら、力もかりながら、しっかりと考えていっていただきたいと思います。  空き家対策というのは、個人情報の保護の観点もあって非常に成功例が少ないと思うんですね。僕もいろいろ調べたんですけど、結局きちっとうまくいっているのって先ほど言わせてもらった尾道と日南、多分この2つだけだと思うんですね。あとはなかなか、いろんなことを対策していても進んでいないというのが現状なんですね。  大和高田でこういうのはどうかなというのが1つありまして、空き家対策と地域の居場所づくりという観点から、今、「りっぷキッチン」というカフェ兼こども食堂が行われております。これは、地域の居場所づくり、子どもの貧困対策と空き家対策というのと両方いろいろと兼ねていると思うんですね。こういう形で、空き家対策単体でやるのではなくて、いろんなほかの対策の観点も入れながら、特に地域の居場所づくりであったり地域包括ケアであったりというのは、地域との連携というので非常に今難しい状況にあると思うんですね。  こういうのと空き家対策を一緒にコラボさせて考えていくという視点も必要だと思うんですけども、こういうさまざまな観点から研究するべきだと私は思いますけども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 289 ◯議長(萬津力則君) 環境建設部理事。 290 ◯環境建設部理事(山本善一君) 再度のおただしでございます。
     空き家対策につきましてはさまざまな視点があり、住みよいまちづくりにつなげるため、空家対策協議会での意見を踏まえながら今後検討していきたいと思います。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 291 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 292 ◯11番(戸谷仁史君) しっかり考えていただきたいと。なかなか行政は縦割りの部分も多くて、横の連携って非常に難しいと思うんです。だからこそ、せっかくの専門部署ですから、専門部署がしっかり音頭をとって他部署と、また外の企業さんや市民さんと協力するということをしっかり念頭に置いて考えていっていただきたいと。  空き家対策って本当に喫緊の問題だと思うんです。虫歯と一緒で、置いといてよくなることは絶対ありません。放っておいたら必ず悪くなります。今の状況だと利活用できたのに、実際に対策するときにはもう使えなくなっている特定空家になってしまう場合もありますので、早急に考えていただいて、しっかりと進めていっていただきたいと要望しておきます。  では、次、よろしくお願いします。 293 ◯議長(萬津力則君) 教育長。 294 ◯教育長(梶木義敏君) 戸谷議員から、私の方には大和高田の教育の将来についてのご質問を頂戴しました。  これまでから、本市の子どもたちに生きる力を育むことを目標として教育に取り組んできたところですが、新しい学習指導要領が公示され、これからの学校教育に求められるものが改めて示されました。その中では、現在の子どもたちが大人になって社会で活躍するころには、社会の変化は誰もが予測困難な時代になると予想されております。そのような時代を生きる子どもたちには、変化の激しい社会の中で主体的に学んで、必要な情報を判断し、よりよい人生や社会のあり方を考え、多様な人と協働しながら問題を発見し、解決していくという、より汎用性の高い資質、能力や、自分のよさや可能性を認識できる自己肯定感等の育成が求められているところです。  これらを具現化するために、さまざまな教育活動の中で体験活動を重視することや、子どもが学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的、職業的自立に向けて必要な基盤となる資質、能力を身につけていくことができるよう、キャリア教育の充実を図ることが学習指導要領にも盛り込まれております。  今後、本市の子どもたちが予測困難な社会の変化に主体的にかかわり、感性を豊かに働かせながら、どのような未来をつくっていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生のつくり手となる力を身につけられるよう、本市学校教育に取り組んでまいる所存でございます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 295 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 296 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当に社会の変化は非常に速いです。流行等々もあっという間にはやり、あっという間に廃れていく時代です。だからこそ、子どもたちにはさまざまな体験をさせてあげたいと。  学校教育の中でいろんな体験をさせていただけるように課外学習等々が非常にふえてきているというのは聞いているんですけども、やっぱりそれだけでは足りない部分というのがあると思うんですね。そういうときに、本市におきましては、生涯学習であったり社会教育の部門が非常に充実しているように思うんですね。これを学校教育の中にうまく取り入れる方法はないかというのを考えていただきたいと思います。  これは市長もごらんになられましたけども、議長もそうですけども、展、見られたと思うんですけどね。表彰式も来られていました。非常にすばらしい作品、たくさん出ておりました。公民館活動の中で土曜塾というのもありまして、そこで展の審査員の先生方が絵の指導をされているんですね。その指導された子どもたちが描いた絵が先日、またこれも市長も議長も来ていただいたんですけども、MOAの児童画展の方の作品の中にたくさん出展されているんですね。  こういうふうに、やっぱり特に芸術の分野というのは、今、音楽の先生は専科の先生がいらっしゃるんですけども、それ以外の先生は専門の先生が意外といらっしゃらないんですね。そういうところに課外授業であったり、生涯学習であったり、社会教育であったりというところで学校と協働してうまく取り入れて、専門の方による指導に触れることを考えるべきかと思うんですけども、このように学校と学校以外の分でうまく連携をとることは考えておられるでしょうか。 297 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 298 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  芸術文化における専門家等による指導についてのご質問でございます。  中央公民館における土曜塾では、美術協会員などを講師とし、絵画教室、陶芸教室、書道教室などを開催しております。  学校教育の中において、中央公民館で芸術活動をされている方々がゲストティーチャーの1人として指導に当たっていただく方法も考えられます。高齢者との世代間交流を貴重な体験として、芸術の機会を子どもたちに提供できるのではないかと思われます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 299 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 300 ◯11番(戸谷仁史君) 本当になかなか外との交流というのは難しいと思うんですけど、やっぱりそうやって少しでも子どもたちにプロのわざというのを体験させる。これはスポーツでも一緒だと思うんですね。スポーツではサッカー選手を呼んだり、プロ野球選手に来てもらったりということもされていると思うんですね。それと同じように、芸術分野でもしっかりと専門のプロの方の技術というのに触れる、そういう機会が少しでもふえたらなと思います。  しかし、実際に体験できることというのは限界があると思うんですね。やっぱり体験できたら一番ベストなんですけども、そうじゃない場合に、じゃ、どうやって疑似体験させるかということを考えますと、いつも言っている読書支援というところが必要だとは思うんですけども、例えば現在、学校図書館が司書を置いておりませんけども、学校図書館に司書を置いたりして、職業についての本を特集する、子どもたちにさまざまな職業についての本を読んでもらうというのも、1つの方法だと思うんですね。実際に、今、小学校で学校図書館に司書は置いていないんですけども、地域の方に協力していただいてそういう図書館づくりをされている学校もあると思うんですね。こういうやり方も1つの方法だと思います。  ほかにも、中高一貫の私立の中学校、高校にちょっと目を向けてみますと、こうやって学校図書館でこういう職業の特集をしながら、さまざまな職業についた先輩方に来ていただいて、自分が今やっている仕事について講演してもらったり、グループディスカッションに参加してもらったりして、実際にやっている人の話を聞く、そして疑似体験するということもやっておられるところが最近非常に多いと聞いております。  明石の図書館に関しましては、図書館の中に企業年鑑を置いているんですね。そうやって、こんな仕事が明石の中にありますよという形でやっているところもあるんです。  こうやって読書を通じることによって、実際に職業に触れていく、職業を疑似体験していくということも必要だと思うんですけども、このように考えますと、子どもの教育にとって図書館、本の存在は非常に重要で、有効的に活用すべきだと思います。  市立図書館と学校図書館で連携して、司書を置くなど、また、地域のボランティアさんと協力してよりよい学校図書館づくりを行うなど、さまざまな方法が考えられると思うんですけども、本市におきましてはこういう図書館、特に学校図書館ですね、の利活用についてはどのようにお考えでしょうか。 301 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 302 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  現在、各学校においては、学校・地域パートナーシップ事業において、地域のボランティアの方々により学校図書館の図書整理について協力をしていただいております。  あわせて、学校図書館をより充実したものとしていくため、「たかだおはなしろうそくの会」などの絵本の読み聞かせボランティアの協力も仰ぎながら、読み聞かせを通して一人でも多くの子どもたちが本への興味を深め、読書の楽しさを知るきっかけづくりとしていきたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 303 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 304 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当に必要なことはきちっとやっていただきたい。学校の中に外から人を入れるというのはなかなか難しいと、やりにくい面もあると思うんです。やっぱり親御さんからしたら、安全性の問題であったりというのもあると思うんですけども、上手に地域と連携する。そして、地域の方に学校の教育にもちょっと参加してもらうという形をしっかりと模索していただけたらと思います。  このように子どもを教え、育むという教育というのは非常に重要なものなんですけども、の事業におきまして、子どもたちの教育に悪影響を及ぼす可能性がある場合には最大限の配慮が必要だと思うんです。先日、市長から出されましたeスポーツの問題なんですけど、私自身はこれは賛成なんです。というのは、産業振興に関しては非常に将来性のある事業だと思うんですね。非常に魅力的で、しかも新しいことです。私も以前、一般質問でブルーオーシャン戦略という話もさせてもらったとおり、新しいことにチャレンジするというのは本当に難しいことではありますけれども、これは非常に大事なことだと思うんです。  ただ、唯一、1点問題があるとすれば、教育への配慮だと思うんですね。どうしてもゲームを使用しますので、市民から見ますとゲームをが推奨するのかと見えてしまう部分があるんですね。じゃ、これにどうやって歯どめをかけるかというところが非常に重要だと思うんです。9月議会のときには、親からの同意が必要であるという形で歯どめをかけますということを聞いているんです。  もう少し頑張ってもらって、できれば年齢制限までいってもらえないかなと。年齢制限をかけて、例えば中学生以上はオーケーですけど、小学生は基本的には参加できない形。この形がどれが正しいかはちょっとわからないんですけども、歯どめがきつ過ぎたときに緩めるということは非常にやりやすいと思うんですけども、緩過ぎたときにきつくすると悪影響が出てしまう可能性があります。そのことも考えて、どの程度の歯どめにするかということはしっかり考えていただきたい。IR等々が問題にならないというのは、あれは年齢制限があるからだと思うんですね。そういうことも考えて、どういう歯どめが必要なのかというのさえしっかり考えていただければ、eスポーツというのは非常に将来性も高い、非常にすばらしいものだと私も感じております。  中毒性という意味ではかなりあるのかもしれないんですけども、やっぱり盛り上がりというのもあると思うし、昨日テレビで見たんですけども、NTT西日本が社員運動会のかわりにeスポーツの大会をやっていたんですね。こういう取り組みも非常に有効ですし、実際運動会をやるよりも、eスポーツの方が実際場所を借りたりしなくてもいいのでコストが安いと。その分、家族も呼べるという形で、浮いたコストを使うというやり方もされているんですね。そういう意味では、eスポーツというのは使い方によったら非常に強力な武器になると思います。これからしっかり進めていただきたいと思います。  しかしながら、やっぱり最低限の歯どめというところで配慮が必要だと思うんですけども、どのようにお考えでしょうか。 305 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 306 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  eスポーツに限らず、子どもたちがさまざまな知識を吸収し、多くのことを経験できる機会を提供することは、子どもたちを育む上でとても重要なことであると考えております。しかし、同時に、限られた時間の中で健康や生活上のバランスを崩してしまうほど1つのことにのめり込んでしまうことを防ぐことも、家庭との連携のもと、取り組んでいく必要があるのではないかと考えております。  また、eスポーツに係る年齢制限につきましても、子どもたちの発達段階に応じて考慮していく必要があると認識しております。  秋に実施された茨城国体での取り組み等も参考にしながら検討させていただきたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 307 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 308 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  本当にこれはどこまでやったら正解なのかというのがないので、非常に難しい問題だと思いますけども、やっぱり家庭の状況であったり、親御さんの状況であったり、学校の状況であったりというのを総合的に考えて、しっかり判断していただきたいと思います。  教育についてなんですけども、いろいろちょっと話をさせてもらったんですけど、今、全体的にの行政についてもそうなんですけども、ちょっと欠けているなと感じるのは、機能的な考え方というのがちょっと欠けているんじゃないかなと。1つの事業をやっていく上で、1個ずつ積み上げていくというのは非常に皆さんお得意で、非常に上手にやってくださっているんですけども、逆に結果から考える、最終目標がどこで、そこへ向けてというところが、考えてないとは思わないんですけども、少しこちらには見えにくいかなと思います。  文系は基本的に演繹的な考えだと思うんですね。理系は基本的には帰納的な考えだと思うんですね。ちなみに音楽は理系ですので、帰納的な考え方をするんですね。そういうことも考えて、教育のこともそうなんですけども、最初私が言いましたように飯が食える子どもにするという目標をしっかり見据えて、だから、としてはこういう目標を据えますよというのをきちんとコンセプトとして出していただいて、じゃ、そのためにどうしますかということも、そういう考え方もしっかり取り入れて、教育について、子どもたちの将来は大和高田の将来につながっていくことですから非常に重要です。しっかりとそこを考えて、しっかりとしたコンセプトのもと、考えていただきたいと要望します。  次の答弁をお願いします。 309 ◯議長(萬津力則君) 財務部長。 310 ◯財務部長(森本佳秀君) 11番戸谷議員の、公共施設マネジメントについてのご質問にお答え申し上げます。  議員おただしのように、本市では公共施設を管理するに当たり、利用者の安全性を確保することについては大変重要なことであるというふうに認識をしております。その観点から、各公共施設において、安全性の確保に十分配慮しながら管理運営に努めているところでございます。  また、本市では、過去に建設されました公共施設等の多くがその更新時期を迎えることから、公共施設等における現状の課題や取り組みの方向性を踏まえ、施設の利用需要のあり方や最適化を検討し、今後も安全で安心な公共施設サービスを提供し続けるため、平成29年3月に公共施設等総合管理計画を策定いたしました。現在は、その次の段階でございます個々の施設ごとの個別施設計画の策定に向け、取り組んでいるところでございます。  公共施設の管理につきましては、これらの公共施設に関する計画等に基づきまして、各施設所管課が所管施設ごとの劣化あるいは損傷等の具体的な状態を把握しながら、維持更新等に係る対策、実施時期、対策費用を想定し、優先順位に基づいて施設の点検あるいは修繕等を行うことにより、安全な施設の管理運営が行えるように努めてまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 311 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 312 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  公共施設というのは本当に今ちょうど危険な状態になりつつある状況で、個別にやっていては間に合わない状況になっているんじゃないかなと考えます。  公共施設のマネジメントということに関しまして、公共施設をより複合化し、多機能化することが必要ではないかと考えます。ほとんどの施設は、稼働率は非常に低い。そして、公共施設といっても利用者はある程度特定された一部の方であると。また、学校や庁舎でも、夜間であったり休日であったり長期休暇の活用は可能だと考えます。また、数十年の時代の変化を想定すれば、より効率化することは可能だと思うんです。民間と協力するPPPとかPFIなどを使えば、さらに効率的に行えるのではないかと考えております。  具体的には、現在、早急に考える必要がある施設というのは、市立病院と総合体育館、そして中央公民館、これが大きな施設であると思うんです。  まず、市立病院については、私は今の病床数が必要かも含めて考える必要はあると思うんです。でも、病院に関しては代替施設がないという状況だと思うんですね。稼働率も非常に高いと聞いております。これは事故が起こる前に早急に建て替える必要があると考えております。そのときに、全部を自分のところでやろうと思うと非常にリスクも大きいし、金額も大きくなると思うんですね。そういうときには民間を活用するPPPであったりPFIであったり、民間との連携を考えてコストダウンを検討して、少しでも早く建て替えていく必要があると考えますけども、現状はどのように考えておられるでしょうか。 313 ◯議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 314 ◯市立病院事務局長(安川雅清君) 市立病院の建替えの際、PPPやPFIなど、民間との連携を考えることでコストダウンを検討すべきとのご指摘につきましては、9月の定例市議会におきまして補正予算の議決をいただき、現在、仮称ではございますが大和高田市立病院の将来のあり方検討委員会で検討していきたいなというふうに考えております。  民間企業の資金やノウハウを用いて公共施設の建設や運営を効率的に行うことを目的としたPFI方式において、特に病院建築を行う上で、一部、これは一部の専門家のご意見なんですけども、500床以上の大病院の整備であったりとか、最近5年間で医業収支比率が100以上を3年以上達成し、一時借入金がないことであったり、また、普通会計の財政力指数が1.0以上であること、また、医師の欠員がないなどを条件とする意見も一部あることから、当院に最適な手法であるかというのを今後しっかりと検討していきたいなというふうに考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 315 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 316 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当に市立病院、重要な施設だと思うんです。市内を見渡してでも小児科専門のお医者さんは非常に少ない状況であったりとか、産科や婦人科というのもリスクが大きいというので民間では敬遠される部分も多い科も存在しております。本当ににとって重要な施設だと思うんですね。だからこそ、安全性ということをしっかりと見きわめてもらって、悠長なことを言っていて、地震が来てだめになりましたということのないように、スピードも大事だと思います。しっかり検討することも大事ですが、スピードのことも考えてしっかりやっていただきたいと要望しておきます。  次に、総合体育館については、大きな大会は別にして、小中学校の体育館を代替施設として使えるのではないかと感じております。学校施設の稼働率をちょっと計算してみますと、学校が動いているのは年間12か月のうち10か月ですので80%。週に換算しますと、週5日間ですので70%。1日大体子どもたちがいて稼動しているのが7時間と考えますと、0.8×0.7×0.3で全体の0.168、16.8%しか使っていないんですね。ということを考えると、残り8割以上を使うことは可能なんではないかと。小中学校の体育館を代替施設として、総合体育館の代替施設として、ふだんの市民の皆さんが体を動かせる場所として利用することは可能ではないか。総合体育館に来るよりも近くの小中学校の体育館に行く方が当然近いわけですから、利便性は高まると感じます。  愛知県の半田では、中学校の敷地内に市民体育館を設置しております。学校内に公の施設が入って指定管理されるということは、問題ないことになっております。また、イギリスではPFIを利用して学校施設を地域に開放したりしております。  本市でも総合体育館を建てるか、建てないか、どこか移設するか、現地建て替えするかという選択の1つとして、代替施設による方法も検討してほしいと思うんですけども、総合体育館に関してはどのように今お考えでしょうか。 317 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 318 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  総合体育館では、午前、午後、夜間の3区分に分け、本市の主催事業、体育協会主催事業、貸し館事業を実施しております。休館日、毎水曜日を除き開館し、稼働している状況でございます。  議員おただしにある、小中学校等の体育館を使用し、現在、総合体育館において実施している事業を行うことは、学校の授業や部活動に支障を来すことからも非常に困難であると考えます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 319 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 320 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  何が一番困難かといいますと、結局管理が一番難しいと思うんですね。先ほども申しましたとおり、学校施設の中に外の人間が入ってくるというのは非常にリスキーだと思うんですね。じゃ、その部分を民間に頼んでPFIで管理していただくなど、方法は考えられると思います。  ただ、大きな大会とかとなるとやっぱり総合体育館が必要なんですね。じゃあ、総合体育館を建て替えるコストと、その大きな大会をするメリットということを考えてもらったときに、どちらが大きいかというのは実際に計算してみないとわからないとは思いますけども、そういう観点も入れて考えていただきたいと要望しておきます。  次、中央公民館についても、同様に小中学校を代替施設として使えるのではないかと。音楽室とか美術室とか図書室など、公民館活動でも使えるような設備がたくさんあると思うんです。学校を地域に開放する場合、先ほど申したとおり問題となるのは施設の管理と。先ほど言ったようにPFIを使って民間に任せれば、それは可能なんだと思うんです。  ただ、学校施設で絶対開放できないのは、学校の先生がいらっしゃる教員室と子どもたちが使うクラスルームなんですね。これは開放するべきではないと私も考えております。  民間で建物管理を任せれば、現在、校長先生だとか学校の先生方が施設管理もしてくださっていると思うんですけども、その業務の負担は軽減できると思うんですね。ただでさえ学校の先生方の過重労働というのは問題になっている部分で、この部分で少しでも負担が軽減できるのではないか。  地域開放によって収益が当然上がりますので、民間に任せればね、収益が上がりますので、これを教育に還元するという方法も方法としては考えられると思うんです。  セキュリティーに関しましても、授業時間内に関しましては全面的に学校施設に入れないようにしてしまう。そのかわり、授業時間外に関しましては、外部から入れる場所を特定してそこには出入りできるように、入れない場所はきちっと入れないようにしてしまう、施錠してしまうというのを民間に委託すれば、コスト的には合うんじゃないかと考えますけども、こうやって効率的に管理して学校を地域に開放するということは現在考えてくださっているでしょうか。 321 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 322 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  中央公民館におきましても、午前、午後、夜間の3区分に分け、中央公民館主催の定期講座や自主サークル活動を実施しているところでございます。  先ほど答弁させていただきましたとおり、総合体育館と同様に学校の授業や部活動に支障を来すことからも、非常に困難であると認識しております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 323 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 324 ◯11番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  学校の授業に支障を来さない場合は利用可能だということだと思いますので、現在、午前中、午後、夜間という形でやっていると思うんですね。ただ、数がふえますと夜間だけでも十分回せる可能性もありますので、実際に公民館を建て替える、また総合体育館もそうですけど、建て替えるときにどちらのコストが安いかというのは一度検討していただきたいと要望しておきます。  あと、学校施設で非常に効率が悪い施設が屋外プールだと思うんですね。この屋外プール、大体年間通して実際使われているのは約3週間、1か月ないと聞いております。にもかかわらず、各小中学校に1個ずつあるんですね。そう考えると、非常に効率が悪いのではないかと。屋内型の温水プールにすれば、市内で1個だけつくれば、市内の小中学校全部賄えるのではないかと、授業時間として十分満たされるのではないかと考えております。
     佐倉、岡山では、民間に水泳指導を委託して、小学校の先生がやっていますけども、現在の小学校の先生では十分水泳指導ができているのか、非常に疑問です。屋内プールであるならば、年間計画で確実な指導ができると思うんです。また、これ、コスト削減できますので、全ての小中学校のやつが1個で済みますので、非常にコスト削減できると。どうしても1個になりますと、そこまでの輸送手段というか、学校から子どもたちが行く手段が必要だと思うんですけども、そこで循環バスを浮いたコストで増発すれば、その分は賄えると思うんです。そういうことを考えて、そうすればそのバスは市民の皆さんの買い物とか通院とかいろんなことに利用できる部分もありますので、非常に効率的になるかと思うんですけども、現在、屋外プール、全部にありますけども、どのようにお考えでしょうか。 325 ◯議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 326 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  1か所の屋内プールにおいて、市内8小学校、3中学校、全ての学校の授業、プール授業ですけども、授業時間に対応するのは現在のところ非常に困難であると考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 327 ◯議長(萬津力則君) 11番戸谷仁史議員。 328 ◯11番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  実際、数字上の問題だけであればクリアはできるけども、実際いろんなインフラ整備であったりというところは非常に難しいと思うんですね。ただ、小中学校のプールが今のところ特に問題なく使えていると思うんですけども、実際につくり替えが必要になった場合にコスト計算してもらいたいと思うんですね。今、私は1個と言いますけども、これが1個が2個でもいいと思うんですね。幾つかつくることによって、何個かの学校で共同化することで、より効率的に使える。屋内型にすれば年中使えるというメリットもありますので、実際につくり替えが必要なときにどちらのコストが安いかということをしっかり考えていただきたいと。全部それぞれの屋外プールで使うと非常に効率が悪いというのは、多分理解していただけると思うんです。だから、建設コストのことも含めてしっかりと、そのときに、必要なときになったら考えていただきたいと要望しておきます。  このように公共マネジメントという観点から今後の公共施設のあり方を考えていかないと、全部をきれいに建て替えることは不可能だと思うんですね。もしそれができたとしても、そのコストをもっと使うべきことはあると思うんですね。そういうことで、公共施設をしっかりマネジメントしてほしいと。現在、1個の部署でそれぞれ担当されていると思うんです。今、体育館であったり公民館であったりは教育委員会で管理しているので答弁してくださっていますけども、本当は全体を考えてマネジメントするべきじゃないかと私は思っております。そうすることによって、機能の効率化、多機能化することによってコストダウンできると思うんです。そういうマネジメントという考え方をしっかり入れてやっていただきたいと要望しておきます。  今回3つ質問させていただきましたけども、何が大事かというと、行政だけでやっていては間に合わないこと、足りないことというのをどうやって民間と連携していくのか。そのときに行政側は議員を使うのか、それとも民間を使うのか、いろんな使い方があると思うんです。そういうのもしっかり考えていただいて、大和高田が少しでもよくなるように、私自身も今すぐにひたすらにしっかりと頑張ってまいりたいと思いますので、理事者側の皆様方もそういうことをしっかり念頭に置いて考えていただきたいと要望して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 329 ◯議長(萬津力則君) おはかりいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、あす13日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 330 ◯議長(萬津力則君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって延会いたします。            午後4時14分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...