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  1. 大和高田市議会 2018-09-01
    平成30年9月定例会(第3号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(泉尾安廣君) ただいまより、平成30年9月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(泉尾安廣君) これより、本日の会議を開きます。  各常任委員長及び特別委員長より議案審査結果報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 認第1号平成29年度大和高田市一般会計決算の認定について 外 11 件 3 ◯議長(泉尾安廣君) これより日程に入ります。  日程第1、認第1号平成29年度大和高田市一般会計決算の認定についてほか、認第2号から認第10号まで、議第51号及び議第52号の12議案を一括して議題といたします。  本件12議案は決算特別委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。18番中谷修一議員。            〔決算特別委員会委員長(中谷修一君)登壇〕 4 ◯決算特別委員会委員長(中谷修一君) 皆さん、おはようございます。  去る9月10日の本会議におきまして、決算特別委員会に付託を受けました認第1号平成29年度大和高田市一般会計決算の認定についてほか、認第2号から認第10号まで、議第51号及び議第52号の12議案について審査を行ったところ、採決の結果、賛成多数で原案どおり認定及び可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、認第1号平成29年度大和高田市一般会計決算の認定についてであります。  歳入、第1款、市税における市民税についてであります。  委員より、市税の徴収において、不納欠損とならないよう対策を強化されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第6款、地方消費税交付金についてであります。  委員より、「社会保障財源分への充当金額はどのように算出しているのか」との問いに、担当者は、「充当事業を社会保障費の扶助費とし、要した経費のうち、国・県の補助金を差し引いた市が負担すべき一般財源を事業費で按分した額で充当した」と答弁されました。
     次に、第11款、分担金及び負担金における負担金についてであります。  委員より、衛生費負担金における胃がん検診一部負担金について、「胃カメラによる検診希望者は、全員が受診できるのか」との問いに、担当者は、「医療機関により受け入れが可能な人数が異なるため、希望する医療機関とは限らないが、受診希望者は全員受診可能である」と答弁されました。  また、委員より、教育費負担金における給食費負担金について、「平成29年度から公会計化されたところであるが、未収金が発生した場合はどのような対応となるのか」との問いに、担当者は、「毎月、督促状、また、年に3回、催告状を出すとともに、家庭訪問等を行っている」と答弁されました。  また、委員より、教育費負担金における給食費負担金の収納率についてただされたのに対し、担当者は、「小学校が98.88%、中学校が98.66%、幼稚園が99.09%である」と答弁されました。  また、委員より、教育費負担金における児童ホーム保育料負担金の未済額について、「徴収をどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「月1回程度、文書による督促を行っている。また、現年度の未収を少なくするため、銀行で引き落としができなかった場合、都度電話等での連絡により回収に努めている」と答弁されました。  次に、第12款、使用料及び手数料における使用料についてであります。  委員より、総務使用料の市民交流センター使用料について、決算額が予算額に届いていない理由についてただされたのに対し、担当者は、「貸館事業について、予算編成時に前年度の7割程度の利用を見込んでいたが、3割程度の利用であったためである」と答弁されました。  また、委員より、教育使用料の文化会館使用料が減少している理由についてただされたのに対し、担当者は、「市制70周年によるさまざまな催しや国民文化祭等、使用料が無料となる催しが多数開催されたためである。また、補修工事等により閉館日が前年度よりも多くあったためである」と答弁されました。  同じく委員より、利用率についてただされたのに対し、担当者は、「利用率自体は減っていない」と答弁されました。  次に、手数料についてであります。  委員より、指定ごみ袋の取扱量が減少している理由についてただされたのに対し、担当者は、「ごみ減量大作戦として広報した結果、資源ごみが増加し、ごみ袋に入れるごみの量が減少したものである」と答弁されました。  次に、第19款、諸収入における雑入についてであります。  委員より、山辺・県北西部広域環境衛生組合分担金精算による返還金について、「平成28年度に支出した負担金4,164万円に対し、返還金の額が大きいのではないか」との問いに、担当者は、「環境影響評価調査委託の入札による差金である」と答弁されました。  また、委員より、市町村職員中央研修所等研修助成金の助成内容についてただされたのに対し、担当者は、「市町村職員中央研修所及び全国市町村国際文化研修所については、派遣に係る負担金の全額、全国建設研修センターについては、5万円を限度に奈良県市町村振興協会より助成されるものである」と答弁されました。  大和高田市の未来につなげるためにも、より多くの職員が研鑽を積まれたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、ふるさと財団助成金についてただされたのに対し、担当者は、「市民交流センターの施設の利用促進や市民活動の活性化の取り組みに対し、外部の専門家を活用することで充実を図ることを目的とした事業に対する助成金である」と答弁されました。  また、委員より、資源ごみ等売払収入の内訳についてただされたのに対し、担当者は、「紙類775万8,000円、鉄くず561万円、スチール缶216万5,000円、アルミ缶1,091万5,000円である」と答弁されました。  次に、弁償金についてであります。  委員より、弁償金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「市営住宅の家賃滞納者に対する法的措置により、裁判所の判決により出された支払い命令の総額である」と答弁されました。  次に、第20款、市債についてであります。  委員より、「臨時財政対策債の発行可能額の100%を借り入れしているのか」との問いに、担当者は、「臨時財政対策債の発行可能額8億6,574万円に対し、8億6,560万円借り入れた」と答弁されました。  同じく委員より、経営収支比率が99%から96%になった要因についてただされたのに対し、担当者は、「分母となる歳入の要因として、経常一般財源収入において、普通交付税と臨時財政対策債を合わせ3億6,200万円の増、また市税収入6,200万円の増があった。歳出については、扶助費に係る一般財源が増加しており、0.5%悪化の要因となっている」と答弁されました。  同じく委員より、「大和高田市を健全運営するには、経常収支比率はどれぐらいが妥当と考えているか」との問いに、担当者は、「類似団体においては90%以下のところもあるが、まずは95%以下を目指していきたい」と答弁されました。  経常収支比率によって財政状況を示すものとされているが、数値にとらわれることなく、必要な事業を見極めた行政運営に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、歳出についてであります。  第2款、総務費における総務管理費の中の一般管理費についてであります。  委員より、障がい者の雇用の状況についてただされたのに対し、担当者は、「障がい者については、採用時及び年末調整時に障害者手帳によって確認している。平成29年時点の雇用率は2.46%となっており、法定雇用率の2.3%を上回っている」と答弁されました。  次に、企画費についてであります。  委員より、予算計上されていた地域づくり補助金が執行されなかった理由についてただされたのに対し、担当者は、「相談は2件あったが、地域づくりの推進のための補助対象事業に沿った内容ではなかったため、申請には至らなかった」と答弁されました。  補助制度が有意義に活用できるよう検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、「公共バスの利用者はわずかながら増加しているが、どう評価しているのか。また、どのように周知を行っているのか」との問いに、担当者は、「交通手段として徐々に認知されてきているものと考える。高齢者などの交通弱者に活用してもらえるよう、充実していきたい。周知については、見やすく変更した時刻表と路線図の広報誌への挟み込みや乗り継ぎの例を広報誌に掲載したところである」と答弁されました。  また、委員より、「公共バスが狭隘な地域での運行に支障は来していないのか」との問いに、担当者は、「乗務員への聞き取りや奈良交通との協議により、築山、吉井、根成柿には通過予定時間を示す看板を設置し、対向車に注意を促している」と答弁されました。  また、委員より、報償費の不用額についてただされたのに対し、担当者は、「市制70周年記念式典に伴い記念品購入を予定していたが、記念品をカレンダーにしたことにより、印刷製本費からの支出となったためである」と答弁されました。  同じく委員より、報償費の中の運営補助者謝礼についてただされたのに対し、担当者は、「未来は元気フェスティバルの運営において、日本ご当地キャラクター協会に協力してもらったものである」と答弁されました。  次に、男女共同参画推進費についてであります。  委員より、印刷製本費が大きく増加している理由についてただされたのに対し、担当者は、「市民会議のヒートハートたかだが発足15周年を迎え、活動記録集を作成したため、印刷製本費が増加したものである」と答弁されました。  また、委員より、女性相談について、相談件数が増加傾向ではあるが、相談の例示などにより、さらに啓発されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、消費生活対策費についてであります。  委員より、「高齢者を標的とする詐欺行為や悪質商法がより高度となっているが、啓発はどのように行っているのか」との問いに、担当者は、「消費生活相談員による地域での出前講座の実施や市役所ロビーでのパネル展の開催により啓発を行った。また、文字を大きくしたパンフレットを作成し、敬老会などのイベントにおいて配布し、啓発に努めたところである」と答弁されました。  次に、地方創生事業費についてであります。  委員より、「昨年好評であった結婚応援イベントは今年度も実施するのか」との問いに、担当者は、「平成30年度は募集人数をふやし、12月にさざんかホールで実施する予定である」と答弁されました。  次に、市民交流センター運営費についてであります。  委員より、多額の経費で運営されている市民交流センターの評価についてただされたのに対し、担当者は、「市民活動団体との協働で、内容の充実に努めているところである。所期の目的であるにぎわいを創出し、高田の元気を発信できるように努めていきたい」と答弁されました。  託児施設について、利用者が伸びない原因を究明し、ニーズに合った運営をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、市民交流センターの開館時間である時間帯であっても夜間は正面入り口が閉鎖されているが、利用しやすくなるよう再考されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、住民基本台帳費についてであります。  委員より、マイナンバーカードの交付についてただされたのに対し、担当者は、「平成30年7月末現在、7,309枚の発行で、率は10.9%である。月1回、休日窓口の開設や住所の異動届け時の案内により、普及に勤めている」と答弁されました。  次に、第3款、民生費における社会福祉費の中の身体障害者福祉費についてであります。  委員より、難聴児補聴器購入費の助成件数についてただされたのに対し、担当者は、「平成29年度は1件である」と答弁されました。  難聴児補聴器購入費助成について、利用しやすい制度となるよう、県とも協議されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、老人福祉対策費についてであります。  委員より、「緊急通報装置について、民間の見守り型の導入は検討されているのか」との問いに、担当者は、「導入に向けた協議を行っているところである」と答弁されました。  次に、後期高齢者医療費についてであります。  委員より、「高齢者の人口は増加しているが、医療費が前年より減っているのはどうしてなのか」との問いに、担当者は、「負担金の精算を翌年度に行うため、実質的には平成28年度は約6億2,000万円、平成29年度は約6億6,000万円となっており、増加している」と答弁されました。  次に、生活困窮者自立支援事業費についてであります。  委員より、住宅確保給付金についてただされたのに対し、担当者は、「住宅確保給付金は、求職活動中の離職者に対し家賃相当分を支給するものであるが、平成29年度は4か月分の支給であった」と答弁されました。  次に、児童福祉費における児童福祉総務費についてであります。  委員より、「こども食堂に補助を行っているが、衛生上の指導は行っているのか」との問いに、担当者は、「食品衛生法の遵守や講習の受講を促すとともに、万が一に備え傷害保険への加入をしてもらっている」と答弁されました。  次に、生活保護費についてであります。  委員より、「かかりつけ薬局などの医療費抑制の対策は行われているのか」との問いに、担当者は、「かかりつけ薬局の医療費への影響ははかることができないが、先進地視察も踏まえ、現在、しおりへの記載及びチラシの配布により啓発しているところである」と答弁されました。  次に、第4款、衛生費における保健衛生費の中の公害対策費についてであります。  委員より、自動車騒音常時監視業務の内容及び結果についてただされたのに対し、担当者は、「騒音規制法に基づき道路の騒音調査を行うもので、測定結果を環境省に報告している。平成29年度は、国道165号線の北ふれあいセンター前で実施し、基準値以下であった」と答弁されました。  次に、斎場運営費についてであります。  委員より、委託料のうち火葬業務等委託料及び施設管理業務委託料において不用額が生じている理由についてただされたのに対し、担当者は、「火葬業務等委託料については、入札による差金が生じたものである。また、施設管理業務委託料については、夜間受付の日数を180日として予算計上していたが、実績として57日間であったため不用が生じたものである」と答弁されました。  次に、清掃費におけるじん芥焼却場費についてであります。  委員より、資源ごみの処理委託料の積算方法についてただされたのに対し、担当者は、「ペットボトル及び缶・びん処理については作業日数で、トレイ、乾電池及び蛍光灯処理については処理量での積算となっている」と答弁されました。  次に、第6款、農林水産業費における農業費の中の農業振興費についてであります。  委員より、農業経営基盤強化資金及び農業経営改善促進資金の利子補給金が執行されなかった理由についてただされたのに対し、担当者は、「農業経営基盤強化資金は、規模の拡大を図るための借り入れであるが、平成28年度の1件については、国の無利子枠で融資を受けることができたため、利子補給はなかった。また、農業経営改善促進資金については、短期運転資金であることから利用がなかったものである」と答弁されました。  次に、第8款、土木費における土木管理費の中の土木総務費についてであります。  委員より、空家等対策計画策定業務委託料の執行に関連し、空き家対策について組織的に対応されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、道路橋りょう費の中の道路維持費についてであります。  委員より、工事請負費において多額の不用が生じている理由についてただされたのに対し、担当者は、「入札による差金や夜間施工で計画していた工事が昼間施工となったことにより生じた差金が主なものである」と答弁されました。  次に、側溝維持費についてであります。  委員より「工事請負費の47%が不用額となっているが、未執行となっている工事があるのか」との問いに、担当者は、「地元からの要望に基づき進めていたが、住民の合意がなされていなかったため、改めて町内での協議の結果、先送りとなったものがあった」と答弁されました。  次に、河川費における河川改良事業費についてであります。  委員より、補償、補填及び賠償金の多額の不用額についてただされたのに対し、担当者は、「池田地内の雨水貯留施設の築造に当たり、埋設されている吉野川分水の水管の移設をすることなく工事ができたため不用となったものである」と答弁されました。  また、委員より、「蔵之宮町の雨水貯留施設は大雨に効果があったのか」との問いに、担当者は、「蔵之宮町地内の施設は1,300立方メートルが貯水でき、完成してから4回から5回の流入があった。直近の8月23日の台風の際には満水になり、下流の減水効果はあったものと考えている」と答弁されました。  次に、都市計画費における都市計画総務費についてであります。  委員より、「近鉄大和高田駅バリアフリー整備補助金が支出されているが、ホームに内方線つき点状ブロックは設置されたのか」との問いに、担当者は、「車椅子で券売機が利用できるように改良するとともに、ホームに内方線つき点状ブロックを設置したものである」と答弁されました。  次に、住宅費の中の市営住宅管理費についてであります。  委員より、耐用年数が経過し、募集を行っていない住宅の管理について協議されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第9款、消防費の中の広域消防費についてであります。  委員より、奈良県広域消防組合の平成33年度以降の運営についてただされたのに対し、担当者は、「平成33年度以降については確定していないが、旧の12消防本部の管理者をメンバーとする運営協議会で協議しているところである」と答弁されました。  次に、非常備消防費についてであります。  委員より、「消防団員は火災時だけではなく大雨等の防災においての出動も多くあるが、委託料の増額は考えていないのか」との問いに、担当者は、「活動の実態は把握しているが、委託料については現行変更は考えていない。今後検討していきたい」と答弁されました。  次に、災害対策費についてであります。  委員より、子どもへの防災教育についてただされたのに対し、担当者は、「幼稚園、小学校、中学校、高校において、風水害、火災、地震に対して状況を変えた実質的な訓練を行っている」と答弁されました。  また、委員より、災害対応時に職員とわかるように統一した服装とされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第10款、教育費における教育総務費の中の教育振興費についてであります。  委員より、備品購入費のうち特別支援学級用備品の内容についてただされたのに対し、担当者は、「弱視児用の据置型拡大読書器及び単眼鏡、難聴児用の補聴器及びマイク・送受信機、病弱児用の加湿空気清浄機を購入したものである」と答弁されました。  次に、人権教育振興費についてであります。  委員より、「インターネットによる人権侵害について、児童・生徒に対しての教育はどのようにされているのか」との問いに、担当者は、「インターネットでのさまざまな書き込みが人権侵害につながるおそれがあることなど、発達段階に応じた教育をするとともに、授業以外の場面においても指導を行っている」と答弁されました。  次に、幼稚園費の中の教育振興費についてであります。  委員より、「高田カトリック幼稚園が子ども・子育て支援新制度に移行したことで変更となったことはあるのか」との問いに、担当者は、「保育料について、これまでは幼稚園が定める一律の額であったが、移行後は市が定める所得に応じた負担額と変わったため、保護者には負担の軽減となった」と答弁されました。  次に、社会教育費の中の図書館費についてであります。  委員より、「図書館の蔵書が12万冊と少ないが、どのようにしていくのか」との問いに、担当者は、「書架のスペースが限られている中で、書籍の整理を行っている。また、平成30年7月より電子書籍を開始したところである」と答弁されました。  次に、保健体育費の中の学校保健費についてであります。  委員より、思春期保健指導とあわせ相談機関の紹介など生徒が相談しやすくなるよう工夫されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、県民運動場費についてであります。  委員より、第二健民運動場のナイター利用回数についてただされたのに対し、担当者は、「平成29年度は7回、平成28年度は6回であった」と答弁されました。
     照明設備について、設置から年数が経過しており、十分に安全確認されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、認第2号平成29年度大和高田市国民健康保険事業特別会計決算の認定についてであります。  委員より、療養給付費の執行率が低くなっている原因についてただされたのに対し、担当者は、「人口の減少、75歳以上の人の後期高齢者医療への移行及び社会保険の適用拡大等が主な原因である」と答弁されました。  また、委員より、全体的に予算に対する不用額が大きくなっている原因についてただされたのに対し、担当者は、「平成27年度決算をもとに高齢者医療の伸びを勘案して予算編成しているため、その後に行われた薬価改正等の要因が含まれていないこと、また、特定健診の受診率が目標に届かなかったため、その委託料において不用が生じたことが主な原因である」と答弁されました。  また、委員より、「現在積み立てられている基金を活用して保険料を引き下げることは可能なのか」との問いに、担当者は、「基金を活用した保険料抑制は、標準保険料が導入される平成36年度以降は難しいが、平成33年度の見直し時に被保険者の急激な負担とならないよう県と協議を行っていきたい」と答弁されました。  次に、認第3号平成29年度大和高田市国民健康保険天満診療所特別会計決算の認定についてであります。  委員より、経営安定化のための方策についてただされたのに対し、担当者は、「月1回開催している健康教室や、広報誌に健康コラムを毎月掲載することによりPRに努めている」と答弁されました。  地域密着の医療機関として地域の健康づくりの拠点となるよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、認第4号平成29年度大和高田市住宅新築資金等貸付金特別会計決算の認定についてであります。  委員より、「事業として残務段階に来ていることから、特別会計の廃止は検討しているのか」との問いに、担当者は、「現在検討中であるが、赤字を補填する財源の確保と、継承する債務と債権を一般会計の中で明確にすることができれば、特別会計を閉鎖することは可能であると考えている」と答弁されました。  次に、認第5号平成29年度大和高田市駐車場事業特別会計決算の認定についてであります。  委員より、「駐車料金が無料となっているものはどのようなものなのか」との問いに、担当者は、「5分以内に出庫した車両及び担当課が業務として駐車場に行ったときのものである」と答弁されました。  次に、認第6号平成29年度大和高田市介護保険事業特別会計決算の認定についてであります。  委員より、地域支援事業費が大幅に増加している理由についてただされたのに対し、担当者は、「平成29年度より介護予防訪問介護及び通所介護が総合事業に移行したことから、支出費目が介護給付費から地域支援事業費に移行したものである」と答弁されました。  次に、認第8号平成29年度大和高田市水道事業会計決算の認定についてであります。  委員より、収益的収入及び支出における予算額と決算額の乖離についてただされたのに対し、担当者は、「収入については、給水収益において3,650万円、手数料で160万円、予算に比べ少なかった。また、支出については、人件費で280万円、動力費500万円、受水費1,500万円、物件費5,200万円が主な不用額である」と答弁されました。  同じく委員より、資本的収入及び支出における負担金及び建設改良費の予算額と決算額の乖離についてただされたのに対し、担当者は、「工事箇所の変更及び下水道事業関連工事の進捗状況により、予定していた工事が行われなかったためである」と答弁されました。  同じく委員より、「水道事業をコンパクト化させて料金を下げていくことは考えられないか」との問いに、担当者は、「水道料金収入は毎年減少傾向にあり、それにあわせ費用も縮減させているところである。今後もコンパクト化を図っていきたい」と答弁されました。  次に、認第9号平成29年度大和高田市下水道事業会計決算の認定についてであります。  委員より、水洗化率及び水洗化の助成等の件数についてただされたのに対し、担当者は、「水洗化率は88.6%である。平成29年度の改造助成金は95件、改造資金貸付は7件であった」と答弁されました。  また、委員より、新たに企業会計となった下水道事業について、会計を十分理解し、経営につなげられたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、認第10号平成29年度大和高田市病院事業会計決算の認定についてであります。  委員より、純利益が前年度決算と比較して大きな差となった要因についてただされたのに対し、担当者は、「年度当初に医師を十分確保できていなかったことや、近隣に大きな病院が開院したことにより、患者数が減少したため、医療収益が減少した。また、人事院勧告によって給与等の経費が増加したためである」と答弁されました。  また、委員より、「研修医が定着するための取り組みはしているのか」との問いに、担当者は、「これまで診療科ごとに初期研修を行っていたが、均一な研修となるよう、今年度より研修医チームで作成したプログラムに沿った研修を行っている」と答弁されました。  なお、認第7号、議第51号及び議第52号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 5 ◯議長(泉尾安廣君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  10番向川征秀議員。 7 ◯10番(向川征秀君) 今回、決算特別委員会に付託されました各議案に関しまして、認第3号及び認第5号、議第51号、議第52号については賛成、その他の議案については反対といたします。一括採決ですので反対となります。  以下、理由を説明いたします。  昨年度は、長年の懸案であった中学校の給食の実施、公共施設のトイレの改修など、市民の願いを積極的に実現する施策が行われています。また、昨年10月の台風21号による災害に対しても、全庁一丸となって市民生活を守るための対応に取り組まれ、速やかに復旧に必要な予算措置が講じられたことも評価したいと思います。  他方で、3年前から連続して起きております行政の手続をめぐる不祥事、その背景として市役所の体制の問題が指摘されています。業務量に対する人員配置の見直しが求められますが、職員の超過勤務時間については、平成27年度から28年度で10%増加したのに対し、昨年の平成29年度はそれから微減にとどまっています。職員の士気と健康を維持し、適正に職務を執行していく上でも改善が必要です。  また、障がいを負った職員の処遇に関して、県弁護士会から勧告を受けるという問題もありました。この問題発生自身は、さらに過去の年度のものでありますが、この件をきっかけに職員の労働安全衛生にもさらなる改善を求めます。  歳出の民生の分野においては、障がい者の雇用や生活の相談援助、生活困窮者及び生活保護受給者の支援において市が果たすべき役割が大きくなっていますが、人員配置は足りていません。増員と知識や経験を踏まえた職員の育成を進めてください。  教育の分野では、就学援助の入学準備金の支給を入学前に行うこと、また、児童生徒が増加している支援学級へのバックアップを強めることを要望いたします。人権啓発、人権教育においては、同和対策特別措置法から続いている事業については適正な事業分野に移行するとともに、ヘイトスピーチやインターネットを通じた差別の扇動など、現代の人権問題への重点化を進めてください。  市民交流センターについては、開設2年目であってもまだ貸し館業務においては利用率が目標に大きく届かない状況が続いております。会館利用のルールについても改善を図り、利用率を高める努力をしてください。  そして、新庁舎建設事業においては、国の補助制度を活用し市民負担の軽減を図るという目的は理解しますが、平成32年度末の完成というスケジュールを最優先した事業の進め方には賛成できません。今議会でも一括発注による契約案件についても議論が出ましたが、スケジュール最優先のもとで不測の事態に対しての柔軟性を欠いた事業の進め方では今後に無理が生じ、将来に禍根を残すことにもなりかねないと考えます。  次に、特別会計については、まず、国民健康保険事業特別会計についてですが、本市の国保税は特に所得割の税率が高くなっており、住民税のような各種の控除がないために低所得層でも大きな負担になっています。国民健康保険会計は黒字決算が続いており、また、基金の準備もできている状況です。加入世帯数減少もあって税収は減っていますが、それ以上に医療給付費の減少があり、今後もその傾向は続くと考えられます。医療給付費の必要額の計算を見直して、それに基づいて国保税の引き下げを行うべきです。  住宅新築資金等貸付事業特別会計においては、今回、決算委員会の審査において、もはや残務段階となっているこの事業についての特別会計の廃止についての検討が行われている点は評価いたします。この事業に関しましては、2億円を超える現状での累積赤字がある、これを一般財源で最終的に解消しなければならない可能性が高いものとなっており、この事業について十分な検証をすることを要望いたします。  介護保険事業については、いわゆる総合事業の実施で地域支援事業の比重が高まる中、対応する地域包括支援センターの体制の拡充が必要です。また、昨年度平成29年度を最終年度とする第6期介護保険事業計画を通して介護保険事業の収支は準備基金をふやせる状況が続いており、国民健康保険同様、この介護保険事業についての必要な給付サービスの量と、そして介護保険料の設定についても疑問が残ります。  後期高齢者医療保険制度については、保険料の軽減制度の縮小が国の方針のもとで進んでいます。介護保険料の段階的な引き上げとあわせまして、収入が少なくて家族の扶養を受けている高齢者に重いものになっています。負担能力に応じた保険料とするように声を上げていただきますよう要望いたします。  水道事業会計については、水道料金が高いというのは市民の方から最も多くお寄せいただく要望の1つです。黒字は将来の更新事業に対しての蓄えとなっていますが、どれくらいの蓄えが必要なのか、この点を明確にした上で料金についての見直しをされますように要望いたします。  続いて、下水道特別会計についてですが、市街化地域での整備率100%を目指しての工事が進んでいますが、事業の安定的運営のためにも本管が通っている地域の全ての住民に接続して利用していただくことが必要です。繰り返し求めてまいりましたが、この接続工事費に対する助成制度や貸付制度についての拡充を重ねて要望いたします。  病院事業会計においては、公立病院という特性を生かし、市民が経済的事情にかかわらず必要な医療を受けることができるよう、一部負担金の減免制度導入や差額ベッド料等の見直し、また、地域包括ケア病棟の運用の改善などを要望いたします。あわせて、中和地域の拠点医療機関として教育や研修についての機能をさらに充実されますように要望いたします。  平成29年度の決算の問題点を指摘しましたが、今、好景気と言われている一方で、子どもの貧困、高齢者や障がい者、非正規雇用の労働者など、弱い立場の人がより厳しい状況にさらされる格差の広がりも指摘されています。今求められる市の行政の役割は、そうした人たちに積極的な支援の手を差し伸べ、置き去りにされる人をつくらないようにすることだと考えます。私たちも立場を超えて改善に取り組んでいくことを申し述べまして、反対討論といたします。 8 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにありませんか。  8番砂原弘治議員。 9 ◯8番(砂原弘治君) まず、公明党といたしまして、委員長の報告に対し賛成といたします。  予算との差、不用額が多く、一般会計では次年度繰越額を合わせれば約12億5,000万円にも上ります。不用額にもいろんな性質がありますが、また、毎年同じような数字となっているようですが、全体的にも不用額が多額となっております。予算編成時には慎重に、また執行時には責任を持って対応をお願いいたします。  そして、道路整備事業、下水道整備事業、災害対策など市民生活に直結した事業については、今年度においても、また来年度の予算編成時においても多くの予算をかけていただき、今後進めていただきたいと要望いたします。  以上、討論を終わらせていただきます。 10 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(泉尾安廣君) ほかに討論もないようですので、これより本件12議案を一括して採決いたします。  本件12議案に対する委員長の報告は、いずれも認定及び可決であります。  おはかりいたします。本件12議案は、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 12 ◯議長(泉尾安廣君) 起立多数と認めます。よって、本件12議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第53号平成30年度大和高田市一般会計補正予算(第4号) 外 1 件 13 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第2、議第53号平成30年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)及び議第61号の2議案を一括して議題といたします。  本件2議案は総務財政委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。4番南幾一郎議員。            〔総務財政委員会委員長(南幾一郎君)登壇〕 14 ◯総務財政委員会委員長(南幾一郎君) 去る9月10日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第53号平成30年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)及び議第61号の2議案について、審査いたしましたところ、採決の結果、議第53号については、全会一致で原案どおり可決、議第61号については、賛成少数で否決することに決しました。  以下、審査の概要を報告します。  まず、議第53号平成30年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)についてであります。  歳出、第2款、総務費の中の総務管理費についてであります。  議員より、「ふるさと納税において高額な返礼品が全国的な問題となっているが、本市の返礼品はどうなっているか」との問いに、担当者は、「寄附額に対する返礼品の調達価格の割合を3割以下とするよう国からの通達があったが、本市の返礼品は全て3割以下となっている」と答弁されました。  次に、歳出、第3款、民生費の中の社会福祉費についてであります。  委員より、「隣保館及び集会所のブロック塀補修工事が予算計上されているが、全て改修するのか」との問いに、担当者は、「改修が必要なブロック塀については、子どもの安全に考慮し、建築基準法で定められている基準の高さより低くなるよう補修を行う。それ以外の場所についてはフェンス等への置きかえを予定している」と答弁されました。  また、委員より、「さくら荘について、雨漏り及び天井の石膏ボードの落下によって営業に支障を来していないのか」との問いに、担当者は、「職員による応急処置を施しており、営業に支障はない状態である。今後、総点検を行いたいと考えている」と答弁されました。  次に、第4款、衛生費の中の保健衛生費についてであります。  委員より、葛城地区2次救急の仕組み及びメリットについてただされたのに対し、担当者は、「6病院による輪番制により、平日夜間と土日の救急搬送の受け入れ体制を整えるものである。これにより救急搬送の応需率向上につながると考えている」と答弁されました。  次に、第8款、土木費の中の都市計画費についてであります。  委員より、緑化美化推進協力事業費について、「幸町地内の街路樹伐採・伐根に伴う歩道舗装工事であるが、他の地域での工事は計画しているのか」との問いに、担当者は、「まず3か年計画で幸町地内の歩道整備を行った後、検討していきたい」と答弁されました。  また、委員より、総合公園新設事業費の測量委託料についてただされたのに対し、担当者は、「本年5月ごろに地権者と面談を行い、土地の境界確定を行いたい旨を伝えたところ、6月下旬ごろに了承を得たため、予算計上するものである」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の小学校費についてであります。  委員より、「教育施設へのエアコン設置について、来年の夏休みまでに設置されるのか」との問いに、担当者は、「全体のスケジュールについては、空調設備整備に向けた熱源調査及び実施設計完了後に決めていきたい」と答弁されました。  来年の夏までに工事が竣工できなかった際の猛暑対策についても検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第61号契約の締結についてであります。  委員より、「50億4,900万円の契約金額について、適正であると考えているのか」との問いに、担当者は、「技術提案書及びこれまでの実績を踏まえて受託候補者が積算された金額であり、適正と考えている」と答弁されました。  同じく委員より、「建設資材や労務単価の高騰が見込まれる中、契約金額に大幅な変更は生じないのか」との問いに、担当者は、「専門的な支援を受けるため導入したコンストラクション・マネジャーを活用し、要求している水準を下げることなく契約金額内におさめられるよう、コスト及び品質の管理に努めていきたい」と答弁されました。  同じく委員より、「現段階において建設資材の量や単価などの詳細な部分についても精査が必要ではないのか」との問いに、担当者は、「契約締結後、約1年をかけて基本設計・実施設計を行う予定である。その後、提出される図面及び工事費内訳明細書等を精査し、建設資材の量や単価について確認していきたい」と答弁されました。  また、委員より、「市民の負担を軽減するとの観点からも、国からの財政支援を受ける必要があると感じるが、どのように考えているのか」との問いに、担当者は、「熊本地震による庁舎の損壊を受けて国が創設した財政支援制度を活用するためにも、平成32年度中に工事を竣工したいと考えている。また、熊本地震以降も全国各地で大規模な災害が発生していることから、一日も早く市民に安心・安全な庁舎を利用してもらえるよう、最大の努力をしていきたい」と答弁されました。  また、委員より、「市内事業者の活用についてはどのように確認されるのか」との問いに、担当者は、「技術提案書で提案された活用策について十分確認していきたい」と答弁されました。  以上、報告といたします。 15 ◯議長(泉尾安廣君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  なお、議事の進行上、討論及び採決については1議案ずつ行います。  まず、議第53号平成30年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)について、討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(泉尾安廣君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  おはかりいたします。本件は、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕
    18 ◯議長(泉尾安廣君) 起立全員と認めます。よって、本件は委員長の報告どおり決しました。  次に、議第61号契約の締結について、討論はありませんか。  12番戸谷仁史議員。 19 ◯12番(戸谷仁史君) 議第61号契約の締結について、反対の立場から討論させていただきます。  まず、今回の議案のもととなる技術提案書について、現在の事実とは異なり、かつ将来において実現する予定のない事項が盛り込まれており、提案書の審査において疑義が生じております。  また、市役所庁舎移転についての住民説明会、ボーリング調査前の住民説明会は行われておりません。このような状況で、日程も決まっていない、この案が通過したら行う予定という解体工事の住民説明会が行われるのでしょうか。このことを勘案いたしますと、現状は近隣住民の理解を得られているとは言えないと断じざるを得ません。  以上の2点から本議案は大和高田市民の理解を得られないと判断し、反対させていただきます。  以上です。 20 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。  3番森本尚順議員。 21 ◯3番(森本尚順君) 議第61号契約の締結について、反対の立場で討論いたします。  新庁舎建設予定地の大中自治会とその周辺住民の説明会も行わず、今後の説明会の日程も決まっていない。このような住民を無視した行政のやり方は認めるわけにはいきません。また、市民より情報漏えいの情報が正式にあり、新庁舎建設特別委員会でも再三調査すべきと意見があったにもかかわらず、調査すらしない理事者側の対応は住民無視、議会軽視と言わざるを得ない。このような市民と議会を無視して進めようとする新庁舎契約の締結には反対いたします。 22 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにありませんか。  7番米田昌玄議員。 23 ◯7番(米田昌玄君) 議第61号契約の締結についてを賛成の立場で討論させていただきます。  現庁舎は昭和38年建築で新耐震基準に合わず、震度6で倒壊してしまいます。自然災害が頻発している中、庁舎の早期建替え、堅固な防災拠点建築は多くの市民が熱望するところであります。  平成28年4月に発生した熊本地震、甚大な被害により災害救助法が適用されました。死者49人、関連死16人、負傷者1,556人、避難者は熊本・大分両県で6万人を超え、建物損壊3万3,423棟、うち全壊2,112棟でありました。庁舎においては、3つの市役所と2つの役場が使用不能となりました。災害時の司令塔が壊れ、避難場所機能も失われたということであります。  消防庁によると、防災拠点となる全国19万棟の耐震化率は、平成26年3月時点で88%、学校や病院の耐震化は進んでおりますが、自治体庁舎は遅れており、77%と低い水準であります。原因は財政事情により後回しにされているということであります。そこで、国が動いたのが庁舎建設の財政支援です。翌平成29年に市町村役場機能緊急保全事業による交付金制度が創設されました。  高田市においては、学校の耐震化に取り組み後回しになっていた庁舎建替えを決断するときが来たということであります。総事業費60億円、積立金22億円、起債額38億円というスキームで資金調達し、緊急保全事業に該当する交付金10億円を受け、市債償還額を減額し、将来負担額を減らそうということであります。  ここで重要なことは、2年前の熊本地震で5つの庁舎が崩れた今、震度6の地震が起こったら、この庁舎は潰れてしまうということであります。ゆえに、第一に優先すべきは、一日でも早い強い庁舎を建てるということです。  第2に考えることは財政負担です。今回、国が補助してやろうと言っている10億円は大きな金額であります。命にかかわる猛暑が続く中、小中学校のエアコン設置は急務で、費用は8億円の多額に上ります。交付金でエアコンを設置しても2億円おつりが来ます。庁舎もエアコンも命にかかわる被害となります。どちらもしないといけない。ならば、行政は迅速に動き、交付金受給要件を整えていくことは当然の責務であると考えます。  次に、委員会質問でありました情報漏えい、談合疑惑についてですが、談合とは、国や地方自治体の公共事業入札の際に、入札業者同士で事前に話し合って落札させたい業者を決め、その業者が落札できるように入札内容を調整することで、目的は公共事業体と業者の癒着を防ぎ、不正な利益を得る汚職を防ぐためのものであります。私たちは、独占禁止法に基づく調査権を持った公正取引委員ではありません。したがって、業者間で行われる受注調整にまで口を挟む立場ではないと考えます。議会のチェック機能を働かせるところは官製談合の有無であります。政治家や行政職員が受益者に働きかけて賄賂が流れる贈収賄事件となる政治腐敗は決して許してはならない。その意味において、いずれの場合にも証拠となる事実はなかったということであります。  地元業者への受注確保については、50年に1度、50億円の大型公共調達事業にもっと地元業者を使うべきということであります。日ごろの地域の災害復旧工事や道路や河川の補修工事をお願いしている地元業者の受注増大に努めることは、地元選出議員、地域で働く行政職員にとって当然な要求であると思います。中小企業庁取引課は、地元の中小企業者への受注機会増大のための措置を発表しています。請負業者に関しては、下請発注は地域内業者への受注を要請し、契約書に特約事項を設けて下請企業への県内企業優先努力義務を課しております。  今回の請負契約者を決める公開プレゼンテーションの2次審査基準に地域貢献を評価する項目があります。1、市内の建築業者の活用、2、市内の建築資材の購入、3、市内の建築業者以外の業種の活用であります。仮契約時では、建築工事で1億5,000万円、建築資材で2億5,000万円、合計4億円が地元企業に発注される金額ですが、請負金額50億円の8%にとどまる少額であります。  市内・県内の中小企業の受注拡大、地域経済の活性化に結びつく公共調達事業となることを強く要望して賛成討論といたします。 24 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。  14番仲本博文議員。 25 ◯14番(仲本博文君) 私は総務財政委員会にも入っておりまして、そのときも反対させていただきました。その内容をこの場所で報告したいと思います。  今、米田議員が言われた地元業者採用ということで、本当を言えば、このことを反対討論でしてほしかったということ、その中身といえば、業者のプレゼンのときにきっちり指名しておるわけです。指名しておりながら、選定委員会の方で、地域貢献でA社に10点、それともう1社、次点のところに5点という、こんなあやふやな点数のつけ方をした人が2人おります。そのことも理事者としてしっかり見届けていただきたかった。それと、この中に金額を明記しております。4億円という明記がね。やはりプレゼンしたということで、業者もこれを変えるということは多分ないと思います。そのことに対して私は地元業者をできるだけ優先的に使っていただきたいということを強く要望いたしました。新庁舎建設特別委員会でも言っておりましたけど、その結果はまだ来ておりません。このことは多分、私は無理だと思っております。それが1つ。  それと、これもまた米田議員が言っておられたんですけれども、国からの補助金約10億円つきますということを聞いておりましたけれども、この次点の大和ハウス工業さんは1億円安く提示しております。それと、工期も3か月早く上がるということは、職員さんもその分の費用がこのことに対してかからなくなるわけですよ。1億円以上の費用が浮いてくるということになれば、10億円プラス1億円、そういう費用対効果があったのかなと思います。  それと、3番目に、仮契約書ですけれども、仮契約の時点では金額の明細、大ざっぱな明細だけいただいておりながら、中の細かい明細は一切もらっておりません。これを契約締結後5日以内に提出して、適正な工事となっているかどうか、そこを十分チェックすると。した後どうするのかとこの間委員会で問うたところ、それから是正をさせますと、変更させますと。こんないいかげんな仮契約の仕方があるのかというところでございます。  この3点を考慮して、私は反対とさせていただきます。 26 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。  9番沢田洋子議員。 27 ◯9番(沢田洋子君) 議第61号契約の締結について、反対の立場で討論いたします。  私たち日本共産党市議団は、庁舎の建替えについては必要という立場です。しかし、補助金の交付に基づき期限が切られるといった進め方に問題があると指摘し、当初から反対してまいりました。  また、今回の議案の審議から、価格の見積もりの信憑性や性能の安全性に不安に感じざるを得ませんでした。契約金額は契約後には変更されることはなく、契約後の材料費の高騰などのイレギュラーにも質・性能を低下させることなく対応できるとの説明でした。逆に、余っても返金されるものではなく、ほかの性能をさらに強化することもできるとの説明がございました。これでは約10億円の補助金を活用し、市民の負担を軽減しながら安全性を重視した庁舎の建設に努めるとしながらも、適正な金額の契約がされたのかと疑念を抱きます。  こうした理由から反対であることを申し上げ、討論といたします。 28 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。  16番西村元秀議員。 29 ◯16番(西村元秀君) 議第61号契約の締結について、賛成の立場から討論させていただきます。  新庁舎建設に当たりまして、一応過去の議会の議事録を読ませていただきました。まず、昨年の9月の臨時議会におきまして、大和高田市役所の位置を定める条例の改正案、そして、新庁舎の建設にコンストラクション・マネジメント方式を導入するということで、これは可決されたわけでございます。また、平成26年の3月議会におきまして、施政方針の中で市長の方から庁舎の建替えについての検討を進めていくというような提案がございました。そのとき私も代表質問をさせていただき、先ほど米田議員が言われましたように、耐震性がない、風水害に対応できないというようなことで早急に進めていただきたいという意見を述べさせてもらいました。  また、亡くなられましたが、森村議員もこのことについて意見を言われております。築50年を経過している中、耐震性、そして、先ほど言いましたように、風水害に対応できないということで、そのために市民の安全・安心、そして市民の財産を守るために災害拠点が必要であるというようなことで早期にしてくれという意見も述べられております。  今回は、先ほど米田議員からもありましたように、補助が10億円であるということでございますので、10億円あれば、私も同じようにエアコンがつくのかなという思いでございます。ほかにも、もしかしたら避難場所になる体育館にもエアコンがつくのではないかということです。また、期限につきましても、平成32年度、平成33年3月末竣工でなければならないということでございますので、今このような判断をしなければいけないと思っているところでございます。  このようなことから、議第61号契約の締結についての賛成討論とさせていただきます。 30 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(泉尾安廣君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は否決でありますので、原案についておはかりいたします。  本件は、原案どおり可決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 32 ◯議長(泉尾安廣君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第54号平成30年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 外 8 件 33 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第3、議第54号平成30年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第55号から議第60号まで、議第62号及び議第63号の9議案を一括して議題といたします。  本件9議案は民生文教委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。16番西村元秀議員。            〔民生文教委員会委員長(西村元秀君)登壇〕 34 ◯民生文教委員会委員長(西村元秀君) 去る9月10日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第54号平成30年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第55号から議第60号まで、議第62号及び議第63号の9議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第54号平成30年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。  委員より、「財政調整基金は、今後どのように活用するのか」との問いに、担当者は、「保健事業である特定健康診査や特定保健指導に活用し、医療費の適正化に努めたい」と答弁されました。  次に、議第60号児童ホーム設置条例の一部改正についてであります。  委員より、「片塩小学校の第一児童ホームと第二児童ホームの所在地が異なるが、学校敷地外を利用するのか」との問いに、担当者は、「新たに幼稚園の空き教室を利用するものである」と答弁されました。  同じく委員より、「他の児童ホームで学校敷地外を利用しているところはあるのか」との問いに、担当者は、「磐園児童ホームと陵西児童ホームで幼稚園の空き教室を利用している」と答弁されました。  同じく委員より、室内環境と指導員の配置についてただされたのに対し、担当者は、「室内環境については、空調設備を設置している。また、全ての児童ホームで2名以上の指導員を配置している」と答弁されました。  また、委員より、「児童をどのように2つの児童ホームに分けるのか」との問いに、担当者は、「低学年と高学年に分けることを検討している」と答弁されました。  同じく委員より、「幼稚園施設の利用に際し、小学生が使うため、どのような工夫をしているのか」との問いに、担当者は、「小学生が使用する学習机を配置するとともに、床にはカーペットを張って利用することとしている」と答弁されました。  小学校の空き教室の活用も含め、合理的で利用しやすい環境となるよう検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第62号契約の変更についてであります。  委員より「どのような経緯で追加工事が必要となったのか」との問いに、担当者は、「7月末に施工業者から指摘を受け、設計監理者とともに県の担当者へ確認したところ、存置したくいが廃棄物に当たるとの指導があり、撤去工事が必要となったものである」と答弁されました。  計画当初に内容を十分精査し、追加発注とならないよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第63号損害賠償の額の決定及び和解についてであります。  委員より、「市職員と相手方にけがはなかったのか」との問いに、担当者は、「双方にけがはなかった」と答弁されました。  同じく委員より、「公用車に市民を乗せることは認められているのか」との問いに、担当者は、「業務で必要な場合、公用車に職員以外の者を乗せることもある」と答弁されました。  事故防止とともに、保険の補償について再度確認されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第55号から議第59号までについては、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 35 ◯議長(泉尾安廣君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長(泉尾安廣君) 討論もないようですので、これより本件9議案を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件9議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、本件9議案は委員長の報告どおり決しました。  暫時休憩します。11時35分に再開いたします。            午前11時21分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時35分再開 39 ◯議長(泉尾安廣君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第64号行政区域外の公の施設の使用について 外 2 件 40 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第4、議第64号行政区域外の公の施設の使用についてほか、議第65号及び議第66号の3議案を一括して議題といたします。  本件3議案は、環境建設委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。7番米田昌玄議員。            〔環境建設委員会委員長(米田昌玄君)登壇〕 41 ◯環境建設委員会委員長(米田昌玄君) 去る9月10日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました、議第64号行政区域外の公の施設の使用についてほか、議第65号及び議第66号の3議案について審査いたしましたところ、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。
     以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第64号及び議第65号行政区域外の公の施設の使用についてであります。  委員より、行政区域外の公共下水道施設の使用に係る経費の負担についてただされたのに対し、担当者は、「下水道料金の徴収や維持管理については、流入先の市で行うこととし、維持管理に係る経費については、下水道使用料等を鑑み、負担する金額を定めるものである」と答弁されました。  また、委員より、市街化区域においては環境整備を進めることを目的とした都市計画税が課税されていることからも、引き続き公共下水道管の布設に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第66号奈良県葛城地区清掃事務組合規約の変更についてであります。  委員より、「分担金の区分及び負担割合を見直すための規約変更であるが、本市の負担金額はどのようになるのか」との問いに、担当者は、「本年度の分担金と比較すると、組合運営に関する経費で641万8,000円の減額、施設維持管理に関する経費で1,994万4,000円の増額となり、合計で1,352万6,000円の増額となる」と答弁されました。  また、委員より、組合議会議員の定数削減にあたり、市議会の副議長を削る理由についてただされたのに対し、担当者は、「副議長については、各市議会において組合議員として選出されることが可能であることから構成から削ることとした」と答弁されました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 42 ◯議長(泉尾安廣君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長(泉尾安廣君) 討論もないようですので、これより本件3議案を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件3議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、本件3議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 発議第3号2025年国際博覧会の誘致に関する決議の提出について 46 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第5、発議第3号2025年国際博覧会の誘致に関する決議の提出についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。  議会運営委員会委員長、14番仲本博文議員。            〔議会運営委員会委員長(仲本博文君)登壇〕 47 ◯議会運営委員会委員長(仲本博文君) ただいま上程になりました発議第3号2025年国際博覧会の誘致に関する決議の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 48 ◯議長(泉尾安廣君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  9番沢田洋子議員。 51 ◯9番(沢田洋子君) 2025年国際博覧会の誘致に関する決議案について、日本共産党市議団を代表して反対の討論を行います。  私たちは、万国博覧会が持つ意義や理念に反対するものではありません。万博は、産業や技術の進歩・展望を示し、広く教育的に広げようという目的で開催されるものです。この意義や理念には大いに賛同するものです。しかし、大阪府・大阪市などが進める万博には次の3つの点について問題があることを指摘し、反対いたします。  1点目は、大阪府の2025年度版の誘致基本構想では、万博会場は大阪湾の人工島夢洲であり、万博会場に隣接して、カジノを含む総合型リゾート施設IRの事業が計画されていることです。カジノなどギャンブルは刑法で禁じられている賭博です。カジノは何の財産も材も生み出さず、社会的荒廃を招くのは明白で、万博の理念とは相入れないものがあり、万博会場がカジノに隣接して建設されることはふさわしいものではありません。  2点目は、大阪府や大阪市の巨大な負担が懸念されています。万博会場の建設費は約1,250億円に上る上、地下鉄の延伸などに730億円を要すると試算されています。かつてバブル経済のもと、大阪湾の夢洲、咲洲、舞洲でゼネコン浪費型の巨大開発事業が進められてきました。しかし、事業はバブル崩壊とともに破綻し、大阪府・大阪市は大きな財政負担を背負うことになりました。これに対して真剣な検証と総括を行わず、再び巨大開発を進めることは、無駄な大型開発の二の舞になります。  3点目に、予定地の夢洲は埋め立て完了後390ヘクタールの人工島になります。約100ヘクタールを万博会場、70ヘクタールをIR用地にする予定です。近い将来、南海トラフ地震が起きる可能性が大きいと指摘されています。大地震、大津波により大きな被害を受けるおそれのある夢洲に半年にわたって大勢の人を集中させようとする計画は、余りにも無謀です。何より、さきの台風21号による記録的な高潮で西日本の玄関口の関西国際空港が冠水するという異例の事態が起こりました。この夢洲も高潮の影響で冠水し、強風でクレーンが倒壊し、積んでいたコンテナが崩れるなど、想定外の水害を受けており、人工島の弱さが浮き彫りになりました。  以上の3点から、万博の誘致開催に当たっては、夢洲及びカジノを含む総合型リゾート施設と切り離し、最少の予算で最大の効果が得られる別の候補地を選定し、誘致を行うべきだと考えます。  以上で反対討論を終わります。 52 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(泉尾安廣君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は、原案どおり可決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 54 ◯議長(泉尾安廣君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 発議第4号国民健康保険県単位化の下での国保運営のありかたに関する意見書の提出について 外 1 件 55 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第6、発議第4号国民健康保険県単位化の下での国保運営のありかたに関する意見書及び発議第5号奈良県医療費適正化計画における「地域別診療報酬」活用検討の撤回を求める意見書の提出についての2議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。  議会運営委員会委員長、14番仲本博文議員。            〔議会運営委員会委員長(仲本博文君)登壇〕 56 ◯議会運営委員会委員長(仲本博文君) ただいま上程になりました発議第4号国民健康保険県単位化の下での国保運営のありかたに関する意見書及び発議第5号奈良県医療費適正化計画における「地域別診療報酬」活用検討の撤回を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 57 ◯議長(泉尾安廣君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  10番向川征秀議員。 60 ◯10番(向川征秀君) 国民健康保険制度の意見書及び地域別診療報酬に関する意見書、両議案につきまして、賛成の立場から討論いたします。  国民健康保険事業は、他の健康保険制度に加入していない全ての人が対象となる国民皆保険制度の根幹をなす制度です。平成30年度から都道府県単位化が行われました。私たちは、この都道府県単位化に対しては疑念を呈してまいりましたが、国民健康保険制度の安定的運営を求める考えのもとで進められた制度であると解しております。しかしながら、現状は、全国的に国民健康保険の保険税引き上げが行われる見通しが出ており、また、都道府県単位での統一保険料ないしは統一保険料水準、標準保険料、こういった制度の導入は、それまで各市町村が国保運営において行ってきたさまざまな健康の増進、そして医療費抑制の努力というものを評価せず、一律の負担と給付を押しつけるものとなっています。  そうした中でも、今回、奈良県は、特に県単位化ということで統一保険料の導入を6年後に進める、それに先駆けて各市町村独自で行ってきた法定外繰入の解消、また各種の減免制度の見直しといったことを進めてきております。これは国民健康保険制度の長期的・安定的な運用という観点、そして地域の健康状況や医療に関する状況は県内でもさまざまな事情があるにもかかわらず、一律の保険料負担、そして給付条件、これは公平を目指しながら、むしろ逆に県内で不公平を生んでしまうものであると考えます。そういったことから、現在のこの県の広域化の方針には見直しを求める必要があると考えます。そして、国に対しても国保に対する財源投入をより強化することを都道府県の立場から求めていただきたく思います。  国民健康保険はもとより、合計所得が100万円に満たない人が半分以上という構造になっています。経済的に苦しい人が多い中で、医療機関にかかることができずに手遅れとなるケース、昨年度600余りの医療機関が調査した結果、64事例があり、そのうちの約8割は国民健康保険、もしくは本来なら国民健康保険証をもっていなければならない人でした。こういった現状があります。国民の健康と公衆衛生の向上という本来の国民健康保険制度の趣旨に基づいて国に対して財政負担を求めるべきと考えます。  そして、地域別診療報酬に関しましては、これは医療費抑制政策の中でも最も悪手であると考えます。奈良県内の医療機関だけ保険の診療報酬が下がってしまう。仮に1点10円が1点9.5円、5%下がった場合、例えば高田市立病院ではおよそ3億円の減収となります。そして、民間の医療機関であれば、まさに存続にかかわります。奈良県がこういったことを全国でいち早く検討している、こういったことが伝わるだけでも、今、医療機関を開業しようという人、また現在運営している人にとっては、奈良県というのは医療上のリスクとならざるを得ません。県が検討しているという時点でこういった問題が生じます。これについて撤回するべきであると考えます。  以上から、この意見書に対しても賛成といたします。 61 ◯議長(泉尾安廣君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(泉尾安廣君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 63 ◯議長(泉尾安廣君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 発議第6号改正地方公務員法及び改正地方自治法の施行に向け、自治体臨時・非常勤職員の処遇 改善のための施策を求める意見書の提出について 外 1 件 64 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第7、発議第6号改正地方公務員法及び改正地方自治法の施行に向け、自治体臨時・非常勤職員の処遇改善のための施策を求める意見書及び発議第7号学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書の提出についての2議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。  議会運営委員会委員長、14番仲本博文議員。            〔議会運営委員会委員長(仲本博文君)登壇〕 65 ◯議会運営委員会委員長(仲本博文君) ただいま上程になりました発議第6号改正地方公務員法及び改正地方自治法の施行に向け、自治体臨時・非常勤職員の処遇改善のための施策を求める意見書及び発議第7号学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 66 ◯議長(泉尾安廣君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(泉尾安廣君) 質疑もないようですので、本件2議案は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長(泉尾安廣君) 討論もないようですので、これより本件2議案を一括して採決いたします。  おはかりいたします。本件2議案は、原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は原案どおり可決することに決しました。
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第8 議員派遣について 71 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第8、議員派遣についてを議題といたします。  おはかりいたします。議員派遣については、お手元にお配りしました資料のとおり派遣することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、議員派遣については、お手元にお配りしました資料のとおり派遣することに決しました。  なお、この際、おはかりいたします。ただいま可決いたしました議員派遣については、派遣期間、派遣議員等について、その後の事情により変更が生じた場合、議長に一任願いたいと存じます。  これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま可決いたしました議員派遣については、その後の事情等により変更が生じた場合、議長に一任願うことに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第9 一般質問 74 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、日程第9、一般質問を行います。  一般質問は、一問一答方式で行います。  質問の通告のありました者は9人であります。質問時間につきましては、創生高田は3時間30分、絆は2時間、公明党は1時間30分、日本共産党は1時間に制限いたします。  最初に、16番西村元秀議員の発言を許します。16番西村元秀議員。            〔16番(西村元秀君)登壇〕 75 ◯16番(西村元秀君) 創生高田の西村でございます。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。  まずは、最初に、本年は大変災害が多い年でございます。まずは大阪北部地震、次に西日本豪雨災害、そして台風21号で大阪などいろいろなところで風水害があったということ、また北海道でも地震があったということでございますので、被災された方のご冥福及びお見舞いを申し上げたいと思っているところです。早い復旧を願うばかりでございます。また、先ほど、災害の拠点ということで庁舎の建替えの契約の締結について、可決されたということで、大変喜んでいるところでございます。  それでは、質問をさせていただきます。市長につきましては、平成15年4月に就任され、15年6か月となっております。私も市長と同じで、4期目で15年6か月が経過しています。私が思いますには、この間ですが、前期と後期と分かれるのではないかと考えております。  まずは前期ですが、平成15年から16年にかけては、当市の財政は大変厳しい状況でありまして、全国の自治体で最後から数えた方が早いところにありました。また、政府が進めていた三位一体の改革で交付金が減らされた時期だと認識しております。このような状況ですので、財政立て直しを一番でやらなければいけないということで取り組まれました。財政健全化プログラムを策定され、それにのっとり実施した結果、8年間で累積赤字が解消されました。また、事業につきましても、中和幹線や認定こども園の新設・増設で古い施設の廃止等がなされたわけでございます。厳しい状況の中、市長は「元気な高田・誇れる高田」をスローガンに実施されてきました。ほど遠い状況であったと思いますが、よく耐えて実施されてきたと私たち議員も思うところでございます。  後期につきましては、財政的には確立ができたということで、右往左往でしたが新規事業を多く実施されました。学校の耐震工事、市立病院のがん放射線治療棟、市民交流センター(コスモスプラザ)など多くの事業がなされました。また、ごみ焼却場の問題も、広域化ということで一歩前進しました。また、文化会館、葛城コミュニティセンター、高田温泉さくら荘の公債費の返還が終わりということで、やっと「元気な高田・誇れる高田」になってきたのではないかと思うところでございます。  さて、私自身もこの15年6か月を振り返りますと、さまざまなことが思い浮かびます。まずは、平成15年の9月議会で管理職の増員による補正予算が否決されたということでございまして、こういうこともあって臨時会が開催されたということがございました。また、教育委員会の移転ということで、ハローワークの跡地に移転するということで、これも多分否決されて飛んでしまったかなというようなことで、今はこの庁舎の中に入っているというところですね。また、その跡地が9億7,000万円で売却されたということで、これは大きな財産収入になったかなと思っております。また、市民交流センターでは、さまざまな議員間の論議がありながら新築されたというところでございまして、なかなかおもしろかった時期かなと。まず、最初の方は市長が提案いたしまして、私も否決ばっかりしておりましたが、後半の方は大体賛成に回ったなと思っているところでございます。  また、議会の方でも財政に協力しようということでございまして、平成17年4月から議員報酬を10%削減、そして、政務活動費を半額にしたということでございまして、また、平成18年12月議会で議員定数の2名削減ということをやらせてもらったということで、少しは財政的に議員も協力したと思っているところでございます。  もう1つ思い出すのが、個人的に言えば、副市長と言い合いをしてけんかみたいなことをやってしまったということも思い浮かぶわけでございます。現在の副市長と違います。ということでございまして、いろいろあったなということで、否決されたことをよく思い浮かべるかなという感じでございます。  さて、市長につきましては、4期目も残すところあと6か月でございます。そこで、今までこういう思い出があったなということをぜひ自分の口からお聞かせ願いたいなと思っているところでございます。  また、この間ですが、市職員が大変辛抱してきたと思うところでございます。給与の減額が平成19年からマイナス3%、平成24年からは1.5%、平成25年からはゼロ%となっており、今はもう回復したというところでございます。地域手当については、国の基準では6%支給でありますが、いまだに4%のままであるというようなこと、また、管理職手当についても、行政職、医療職、教育職も減額されたままであります。また、期末手当、勤勉手当といったところも減額されているわけでございます。このことを見まして、やはり新規採用を抑えられて職員数が減っているという中で、大変職員さんは労苦を重ねたかと思います。そのことで職員に対して市長の思いをお聞かせ願いたいなと思っているところです。  最後ですが、私たち議員も来年選挙でございます。同じようにあと残すところ6か月でございます。私たち議員につきましては、いろいろな事情がありまして、来年選挙に出ますと早くから表明しているわけですけれども、市長につきましても、やはり早くからこういう方向性を見い出してほしいなということでございます。後継者を選ぶのではなく、私がやりますよということで、先に言った方が今度の市長が勉強期間がもっとあるのではないかなという感じがしますので、なるべくなら判断を早くしたらよいと思います。そこら辺のこともお聞かせ願いまして、以上、壇上での質問を終わらせていただきます。 76 ◯議長(泉尾安廣君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 77 ◯市長(吉田誠克君) 16番西村議員からいろいろご意見を聞かせていただきました。  まず、振り返るにはまだまだ早うございますが、平成15年4月から、同じように西村議員は大手の企業から経済人として、そして私は個人商店の店主として、今まで行政経験のないところから急に今のポジションに選挙でつかせていただきました。その間、本当に多くの人にお世話になりましたし、それこそ温かいご理解とご協力をいただいた結果、今日、4期務めることができた。全て振り返りますと、多くの人に助けていただき、また理解をいただき、ご支援をいただき、今日まで務めることができた。感謝の気持ちでいっぱいであります。  特に、議員の立場から職員についての質問がございました。確かに行財政改革の中で職員数の削減と給与の削減に第一にとりかかってきました。いまだにそれは続いております。これは私も含め行政に携わる者がしっかりと意識の中で高田市の将来を我々が担っているという意識を持つ意味でもみんなと協力し、一致団結をし、高田を改革しようと、そういう形でご理解をいただいていると理解しております。しかし、いつまでもこういう状態は正しい状態ではないということも理解しております。職員をはじめ議員、そして市民の皆さん方にも、いろんなところで無償でされていたことを有償にしたり、一定額いただいておるやつを自主返納で2割カットしますよ、3割カットしますよというような申し出をいただいて、現在も甘える形でそれは継続させていただいております。しっかりと基金をためることができ、現時点ではある程度安定的な財政基盤の確立になってきております。  そういう中で、今、全精力を市役所庁舎建設に向けて、高田市の20年後、30年後の市民のためにしっかりと取り組むのが今の私の仕事ではないかなと、そういう思いをしております。しっかり振り返ってという言葉がございましたが、私自身、現時点では今抱えている仕事を精いっぱい、職員、また議員のお力もかり、市民の理解をいただきながら前へ進めていく、そういう思いでいっぱいであります。  しかし、来年4月というのはやってきます。私も4期務めさせていただいて、私の考え方は、4期という理解ではなく、1期の延長を4回やってきた、4年間で完結するという思いで精いっぱいの力を4年間で発揮する、そういう思いで続けてまいりました。その考え方は変わっておりません。しかし、52歳で市長に就任させていただいて、現在67歳であります。来年は68歳を迎え、選挙のときには68歳を超えます。そして、健康面も含めて考えることはたくさんございます。しかるべき時期に私の考えをしっかりとまとめ、市民の皆さん方にご報告させていただける機会をつくりたいなと思っております。現在は、抱えている仕事をまだまだ精いっぱいやらせていただきたいと、その思いでいっぱいであります。また時期を考えて、私自身のことにつきましては発表させていただく機会をつくらせていただきます。どうかご理解をいただきたいと思います。ありがとうございます。 78 ◯議長(泉尾安廣君) 16番西村元秀議員。 79 ◯16番(西村元秀君) まずはご答弁ありがとうございました。  ちょっと1点だけ、職員さんの給料ということでご質問させていただきたいんですけれども、一応、特別職につきましては、来年の3月で減額が消えると聞きました。給料は現在も健全化のために20%を削減している。そして、期末手当につきましても、市長が100分の50減額、副市長が100分の30減額、そして教育長が100分の20減額となってます。この期限につきましては、来年の3月までとお聞きしましたけども、それは間違いないですか。 80 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 81 ◯副市長(松田秀雄君) そのとおりでございます。 82 ◯議長(泉尾安廣君) 16番西村元秀議員。 83 ◯16番(西村元秀君) そういうことですので、職員さんの給料は、期限なしというようなことになっていると聞いてます。このパーセンテージでの減額がずっと期日なしということになっていますので、このことについて2年に一遍なり更新する制度をつくっていかなければと私は思う。期日なしにしてしまったら、これ、いつ戻るのかというようになってしまいます。財政的に黒字になっているということで、2年縛りとかにして、そのときにもう一遍労働組合と交渉するなり、いろいろな手当をして見直していくという体制をつくらなければいけない。市長、副市長、教育長については、減額は来年の3月30日で終わりですよとなりますので、新しくまた提案されるというふうになります。それであれば、同じように職員の給与の見直しの方も、期日を決めて、一遍条例化を検討されたいなと思います。  そして、先ほどいろいろ私も笑い話で過去を振り返りましたけど、多分、市長もいろいろな思い出があるのかなと思います。あと、進退ですけども、なるべくなら自分の状況とか、庁舎がやっとめどが立ったということ、60億円近い予算を組んでやっていかなければいけないというものですので、これは一応区切りがついたということでございますので、早い時期に判断。議会の中ではなく、やはり記者会見なりして、公衆の場で早く判断された方がいいのかなと。先ほど述べましたように、次に出たいという人があれば、期間が長ければ長いほど市の財政とかがどういう状況というのを勉強する期間がありますので、よろしくお願いしたいなと思います。  それでは、私の一般質問を終わらせていただきます。 84 ◯議長(泉尾安廣君) 暫時休憩します。1時15分に再開いたします。            午後0時13分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時15分再開 85 ◯議長(泉尾安廣君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、4番南幾一郎議員の発言を許します。4番南幾一郎議員。            〔4番(南幾一郎君)登壇〕 86 ◯4番(南幾一郎君) それでは、議長のお許しを得まして、創生高田、南幾一郎が一般質問をさせていただきます。  今回のテーマは行政の事業評価導入への提言ということで、来る少子高齢化、またAIの進展など、さまざまな社会変化に対して行政がどう対応していけばいいのか、それについて事業評価という手法の活用について一般質問させていただきたいと思います。  まず、一般質問に入る前に、近隣の商業地域で、皆さんもご存じだと思いますけど、イオンモール橿原というのがございます。現在8万4,000平米で売り上げ大体500億円程度まで上がっていると聞いております。大和高田市では、市民交流センターと近商がある、あの土地はもともとニチイという会社がサティという店舗を運営しておりました。90年代、2万2,000平米の売り上げで130億円あったということで、非常に優秀な店舗でございました。皆さんもご存じのとおり、ジャスコがサティを運営していた会社ニチイを吸収合併して、現在、イオンモールを運営しいているイオングループがございます。  要するに、ニチイの経営は失敗して、ジャスコの経営は成功した。結果、ニチイはジャスコに吸収合併されたということになるんですけれども、私は、当時、ニチイの経営幹部の方になぜジャスコは成功してニチイは失敗したのか、ニチイは結局お国をとられてしまったのかという質問をしたときに、ジャスコのやり方とニチイのやり方の違いについて説明を受けました。そのニチイの経営幹部の方はこうおっしゃいました。ジャスコという会社は、スクラップアンドビルドがしっかりしていた。売り上げの出ない店舗をどんどん潰して、売り上げの出る店舗に経営資源を集中し、そこから出る余剰で新しい店舗展開をしていった。ところが、ニチイの場合はそうはならなかった。もうかっている店舗はたくさんあったけれども、もうかっていない店舗もたくさんあった。もうかっていない店舗を潰さなかった。もうかっていない店舗を潰さないので、いつまでたっても財政収支がよくならない。なぜ潰さなかったのかというと、例えば、今経営者の誰々が血のにじむ思いをしてできた第1号店舗だったからとか、最初にすごい苦労をしてあの専務取締役がやった店舗だったからというような、あまり大したことのない理由でそういった経営を続けられて、結局、ニチイは会社がなくなってしまったということなんです。  私は何が言いたいかといいますと、今、行政が一番求められていることは、このスクラップアンドビルドだろうと思います。そして、そのスクラップの手法です。現在の事業をどうやってやめていくのか、現在の事業をどうやって廃止していくのか、この問題にしっかり取り組むことができている市町村とできていない市町村でどんどん差が開いてくるだろうと思います。  今、地方自治体、行政は公経営だと言われております。一般企業の経営というのは利益を出す。非常にわかりやすい構造なんです。お金もうけができればいい。それが最終手段なので、非常にわかりやすい。ところが公経営の場合は、住民の福祉向上であるとか、住民の幸せであるとか、そういった尺度の難しいものが最終目的であるがために、経営の評価というのは非常に難しい部分があるというのは私も理解しております。ただし、それを乗り越えてやっていかなければならない。その中では、例えば最小限の資源で最大限の効果を発揮する、そういったことも非常に大事になってくるわけでございます。そして、もう1つは、今、大和高田市は、例えば予算を含めて計画する、執行する、ここで終わっています。間違いなく、私が見た限りでは。計画をして執行する、その中で評価をして改善する、この2つがなければ、残念ながら公経営が成功しているとは言えません。  そういった中で、今後の大和高田市の公経営という観点から行政評価をどのように活用していくのか、これについて私の質問を始めたいと思います。  資料をお手元に配っております。5ページございます。まず、一番最初、1ページ、2ページというのは私が書いた資料でございます。3ページ目になりますけど、この横欄が決算資料でついている資料でございます。私は常に決算資料でたくさんの資料をもらっているけれども、あれ、あまり意味がないのと違うかというようなことを申し上げておりますけれども、きょうはそのこともしっかりと説明したいと思います。その後、最後の2ページ分が事務事業評価シートでございます。この事務事業評価シートというのは、市役所のホームページにそのまま出ております。大和高田市行政評価もしくは事務事業評価といったキーワードで検索してもらえば、その画面がぽんと出てくると思います。そこからとった資料でございます。何も、今、私がこのためにわざわざつくらせた資料ではなく、すでに今、事務事業評価はしていると。しているんだけれども活用されていないという観点もありますので、質問の対象にさせていただきたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきたいたと思います。まず、決算の目的とは何だ。昨年度平成29年度の決算の内容について、今議会でも決算特別委員会が開かれました。大体は要望であるとか、現在の施策内容の確認であるとかということに終始しておりますけども、私は、決算の目的というのは正確に事業の内容を知ることだと。そして、今後の社会や人口の変化に対応する施策として必要かどうかを検討し、廃止を含めて判断をすることが決算特別委員会に課せられた非常に重要な使命だと思っております。なので、そういった決算特別委員会に変えていきたい、していきたいという思いがあります。  ただ、どういうようにすればいいのか、どういう手法を持てばいいのかということになるんですけれども、まず今の決算の中についている附属資料がこの3ページ目でございます。この附属資料からわかること、月別の利用者数、運賃収入、稼働日数、平均利用者日数、そしてトータル予算、補助金を引いたトータル予算がわかるわけであります。私はこれだけの資料ではこの事業が要るかどうかわからない。この事業が必要なのかどうかわからない。要するに、この事業がどういう事業なのか、今どういうぐあいに役に立っているのか、過去においてどうだったのか、今どうなっているのかということをしっかりと把握しなければ、決算特別委員会の方でそういった事業評価はできないと思っております。  それで、この事務事業評価シート、4ページ目をごらんいただいてよろしいでしょうか。この事務事業評価シートというのは、今、行政の方々でつくっておられます。このままホームページからアウトプットしたものでございますけれども、平成29年度の決算については、私は確認させていただいて、この表に記入させていただきました。手書きの文字は私が記入した分で、これは平成29年度の分でございます。またホームページでは平成29年度の予算しか書いておりませんので、ここは最新の資料にさせていただきたいと思います。  この事務事業評価シートでわかるということが、これは非常に多くわかるわけです。例えば平成28年から2台のバスを運行していたのを3台にふやして、路線も1路線、2系統から3路線6系統にふやしたことがわかります。そして、もう1つは一番下の矢印にございます。平成27年度一般財源として2,924万8,000円使っていたのが平成29年度に5,683万3,000円にふえたこともわかります。これ、決算シートではわからないですけれども、事務事業評価シートからわかるわけでございます。予算額をおよそ2倍近くにふやしたけれども、これは次のページにございます。最後のページを見ていただいたらわかりますけれども、利用者数の問題があります。平成29年度の利用者数は9万4,036人。となりますと、平成27年度から見た場合には1.3倍程度しかふえていない。予算は倍になったけれども、利用者数は1.3倍程度だったと。1人当たりのコストが、平成27年度は401円から平成29年度は604円、1.5倍になったということがわかるわけであります。こういった事務事業評価シートをどんどん活用して、この事業に対して評価をしなければならない。決算資料ではわからないだろうということを私は言っているわけでございます。  じゃ、もう少し具体的に説明させていただきますと、評価シートから考えられる今後の展開、要するに、この事務事業評価シートがあればこういった議論ができるんじゃないかということを幾つか挙げさせていただきました。2020年には75歳以上の高齢者の人数は約9,500人程度と予想される。さらなる高齢化が進む中で、今度はバス停まで行くことすらできない人が多くなるだろうと。自宅まで送迎するデマンドタクシーが検討すべき課題になるのかどうかといったときに、このデマンドタクシーと今の「きぼう号」の評価をしていかなければならないとなります。次のページめくっていただいて、後期高齢者の年代層だけを対象とした場合には、1人当たり年間で6,000円分程度のタクシーチケットを支給することができるサービスと同等の事業、これが「きぼう号」の事業であると。どちらが選択肢としていいのかということがまず考えられると思います。  もう1つは、今、年間9万4,000人の利用ということがありますけれども、延べ人数ではなく実人数は何人いるのか。例えば利用者が全て毎週1回利用しているといった場合、実人数は1,942人、2,000人弱になります。もし利用者全員が週に2回以上利用していると答えた場合は、1人当たりの金額は5万6,864円。人数的にも1,000人を切るわけでございます。そういった中で、実人数ですね。実際にこの受益権者となっている方々が何人いるのかということを理解しなければ、「きぼう号」についての評価はできないわけでございます。ところが、新しく平成29年4月にバスのアンケートをとっております。このアンケートの中では、こういった週何回利用しているという選択肢はありませんでした。こういった中で、やっぱり第三者の提言とか、2次評価の中では、このアンケートをとらなくちゃだめでしょうと。このアンケートをとらなければ「きぼう号」の全体の人数はわかるけど、実人数、実際の人数がわからないだろうと。このアンケートをとることによって、大体実人数の想定がつくわけであります。  また、こういったことの議論の中で、現在は奈良市の事業者に対して発注しているわけですけれども、デアンドタクシーになった場合、大和高田市になるだろうと。大和高田市の事業者に発注するとさらなる地域活性化になるんじゃないかと。また、今後の課題として、この事業としてリンクする統計指標、関連する指標は何なのかということも議論できると思います。1つは後期高齢化率。何%になった時点で見直しを図るということを考えるべきなのか。もしくは、定期的にアンケートを実施して内容を精査する必要があるのではないか。このような議論がどんどん出てくるわけでございます。  きょうの内容はいろいろ疑問がありますけれども、市民部長にお答えしていただく問題ではなく、こういった手法を通じて事業の廃止をする、また事業を見直していく、そういった事務事業評価の活用をどのように考えているのかということが重要なテーマであります。今後、大和高田市で年間240億円程度の予算ではございますけれども、どんどん事業をやめていかないと新しい事業は入ってこないわけです。ところが、なぜ事業をやるのかというと、一番の理由は、間違いなく、去年やったからだろうと。去年やったから今年もやるというのが一番の理由ではないか。そうではなくて、今年何が必要だから今年何をするんだというような形での施策提案に変えていかなければならないと考えるわけでございます。  そういった中で、実際にはこういった事業評価をしているわけでありますから、これをもっともっと導入する。そして、その中で、当然、事務作業も減らしていくということになります。今、行政職員の方にとったら、予算案は予算案でつくらなければならない、事務事業は事務事業でしなければならない、決算資料は決算資料でつくらなければならないということで一生懸命になっているわけ。そうじゃなくて、この事務事業評価シートをつくることによって、予算、決算、事務事業、これ全部できるようにしたらいいじゃないですかと。最初に1枚つくっておけば、そういったことでコンピュータをシステム化すれば予算要望も簡単にできるじゃないか。そういったシステムをつくるということも当然考えられるわけであります。いろんな選択肢、いろんな提案があるかと思いますけれども、こういった行政の事業評価導入、そして活用について、本市は今後どのような取り組みをされる予定であるのか、これについてお伺いしたいと思います。  壇上からの質問は以上でございます。 87 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 88 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 4番南議員の行政の事業評価導入の提言についてのご質問にお答えいたします。  本市の事務事業評価は、限りある行政資源を有効に活用し、行政活動の質的向上を図るとともに、市民に対して行政としての説明責任を果たすことを目的として平成19年度より実施しております。対象事業は、第4次大和高田市総合計画後期基本計画に挙げられた事業のうち65事業としており、それぞれの事業ごとに活動指標、成果指標、提供したサービスの成果を示す指標を設定し、妥当性、効率性、有効性の3つの観点から評価を実施しております。  こうした評価を行うことは、事業完了後、各担当において改めて当該事業を振り返り、見つめ直すという点において一定の効果があったものと考えておりますが、これを活用する方法については確立されていないのが実情でございます。  今後は、当該評価が総合計画に基づく基本計画に位置づけられた事業の評価であるとの考えのもとに、まずは当該評価に基づき、庁内で一層精度の高い評価ができる体制づくりを進めてまいりたいと考えます。その上で、議員ご指摘の第三者評価の導入につきましても、先進地等の事例の研究に努めてまいりたいと思います。  なお、決算資料の当該評価の添付につきましては、評価の活用方法の確立に向けた体制づくりとあわせて手法の研究に努めてまいりたいと思います。よろしくご理解賜りますようにお願いいたします。 89 ◯議長(泉尾安廣君) 4番南幾一郎議員。 90 ◯4番(南幾一郎君) 実際には、この事務事業評価については、職員の中では進めておられたけれども活用はされていなかったということの内容になるかと思います。特に活用に当たって何か障害になること、もしくは活用されなかった理由については何かあるのでしょうか。 91 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 92 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 今まで行っておりました事務事業評価というのは、担当課内でのその事業の評価にとどまっておりまして、それを見直す、発展させるということをその担当課に投げてしまっていて、それをより精度の高い2次評価、例えば理事者の評価というところにまで引き上げていなかったというところが今回のご指摘の決算に利用できなかったということになるかと思います。 93 ◯議長(泉尾安廣君) 4番南幾一郎議員。 94 ◯4番(南幾一郎君) このフォーマットの中に、最終2次評価という欄がありまして、この欄は空欄になっております。特にこの2次評価の部分が担当者以外の客観的な評価の選択肢になるんだろう、また評価の内容についての記述になるんだろうと思いますけど、この2次評価については現在どのような手法を考えておられるのかお伺いしたいと思います。 95 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 96 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) ただいま、評価の活用方法を確立していくために当該評価の精度を高めていくことを行うために、毎年、決算後に行ってきた事務事業評価を早めて、それを部長クラス、また理事者クラスでの段階を追った評価、2次評価を進めてまいりたいと考えております。こうした仕組みの構築と2次評価を行った評価をもって担当部署によって予算・決算の資料に反映していくものにでき上がっていくかと思っております。精度の高い有効な資料のつくりに今後努めていきたいと考えております。  以上でございます。 97 ◯議長(泉尾安廣君) 4番南幾一郎議員。 98 ◯4番(南幾一郎君) 実際には、私が申し上げました決算資料もしくは今回は議案に上がっております予算資料についても、非常に分厚い資料をいただいております。私は、常々、ほとんど役に立たない資料だということを申し上げてきました。申し上げてきた内容については、この事務事業評価シートの方がはるかにすばらしいでしょうと、これによっていろいろな判断ができるのではないかということを申し上げている次第でございます。  来年度予算、今からどんどん編成が始まると思いますけれども、来年度の予算委員会の中でこの事務事業評価シート等々を予算資料としてつけるということについては、可能性としてはありますか。いかがでしょうか。 99 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 100 ◯副市長(松田秀雄君) 南議員からの再度のおただしでございますが、先ほど担当部長が申しましたように、そのための仕組みづくり、体制づくり、やはりこれは相当大事なことだなと思っております。そもそも、今、1次評価で終わっていますのも、全体としてそれを構築する体制・組織づくりといいますか、そのものが未成熟なため、言いわけのような話になるかもわかりませんが、その体制づくりなり手続を十分とって初めて予算にしろ決算にしろ資料として供していけるものだと思っておりますので、いましばらく時間をいただきたいなと思います。その中で2次評価以上の評価が成り立つように取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願いします。 101 ◯議長(泉尾安廣君) 4番南幾一郎議員。 102 ◯4番(南幾一郎君) 私が申し上げておりますのは、今、予算資料を全てこれにしてくれと、この内容に全部変えてくれとまでは申し上げておりません。とりあえず、今、ホームページへ出している分がございます。ホームページに出して、市民の方どなたでも見て、しかもダウンロードもできる内容です。これ、別にそのまま予算資料、我々はそこにつけてもいいですよ。いいですけども、実際には行政の方々がそれをそのまま予算資料につけて何ら問題もないと思いますよ。そのあたりいかがでしょうか。2次評価があるとかないとかいうのは別問題です。あればさらによしということで、2次評価がないから予算資料としては完璧ではないという言い方をするのであれば、今、完璧じゃない資料がホームページには出ているということになりますが、いかがでしょうか。 103 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 104 ◯副市長(松田秀雄君) ただいまホームページで出ております資料につきましては、当然、予算・決算、それに供するためにホームページで出させていただいているものでは当然ございません。本市の行政評価として、とりあえずでき上がっている姿をそのまま出させていただいております。  そして、議員もおっしゃっていただきますように、現状の予算・決算等に供されています資料につきましても、もちろんその中には当然有効な資料も、意義のある資料もあることかと思っております。  ただ、今の行政評価をそのまま精度を高めていく中で、1つ重要なことは、やはり2次評価、3次評価で施策的にこの事務事業についてどう判断できるかというものも踏まえ、予算の資料、決算の資料に供していくことが行政評価の観点からいえば当然重要なことだとは捉えてはおります。できれば、その点、少し検討もし、研究もし、そういうところにも使っていけるように考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 105 ◯議長(泉尾安廣君) 4番南幾一郎議員。 106 ◯4番(南幾一郎君) ということは、今の予算資料等にはまだ活用を持っていくことはできないと、今の予算資料の方がすぐれているからだということでよろしいでしょうか。 107 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 108 ◯副市長(松田秀雄君) どちらがすぐれているとかいうような観点で話はさせてもらっておりません。評価システムということから言えば、やはり2次評価なり3次評価なりの何らかの施策的な判断を下していけるといいますか、その時間をいただきながら資料としても使っていきたいな、こういう意味で申し上げております。よろしくお願いします。 109 ◯議長(泉尾安廣君) 4番南幾一郎議員。
    110 ◯4番(南幾一郎君) 私が申し上げているのは、今、この事務事業評価をしても十分検討できるということなんですよ。さらに2次評価あればなおよしだろうと。そして、さらに第三者委員会でのさまざまな提言があれば、それもよしだろうということを言うているわけで、私は根本的に一番大事に考えておりますのは、今後、事業をどうやってやめていくか、そして、新しい事業にどうやって受け継いでいくかなんです。新しい事業をするとき、皆さん必ず財政課から言われると思うんです、予算ないですよと。予算がないから、もうそれできませんよということからスタートするんです。もしくは、予算を要求したときには、まずはない、ここから始まってしまいます。となると、ある程度ダイナミックなものはできないということになってしまいます。そうじゃないでしょうと。今やっている事業の無駄なものを全部やめたらどうですかと言うんですよ。  一時的に財政改革の中でマイナスシーリングという言葉がはやったんです。マイナスシーリングというのは、予算の総枠、10%のシーリングをかけたという表現をするわけです。どういう意味かと申しますと、1つの予算に対して10%全部削減するように言った。各部局に10%の削減を命じた。市長が強く指示したというような新聞の論調があった。これはどういうことかというと、各部署に対して10%の財政削減を要求したと。これは結果的に無駄な事業も10%の削減でよかったし、大事な事業も10%削減されてしまったという結果になって、結果的には笑われた、こういう手法自体が。本来なら1つ1つの事業をしっかりと見直していく、そういった中で人口変化、社会変化があると。ここでどのような事業をしていくのか、どのような事業を廃止していくのか、その根幹に当たるものをしっかりと構築していただきたいということが私の質問の趣旨でございます。最後、これについては市長、しっかりと答弁していただいて、私、質問を終わらせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 111 ◯議長(泉尾安廣君) 吉田市長。 112 ◯市長(吉田誠克君) 南議員はいつも独特の感覚でご指摘をいただいて、ありがとうございます。スクラップアンドビルド、そして、去年もやったから今年も継続してやっているのは事業やないかと、いろんな考えを教えていただきました。しかし、行政に携わる者、去年やったから今年もやるではなく、その後ろにそれを待っていただいている市民がおいででございます。1つの事業を廃止するというのは大きな課題であり、それを向こう側に大勢の人がおいででございます。それも含めてしっかりと南議員ご指摘のような効果、そして新たな事業を生むには、しっかりと減らすところは減らし、足すところは足していくと、そういう発想のもとで行政を今までやってきたつもりでございます。  しかし、評価システム自体、今の資料のやり方がベストかと言われますと、やはりそれは改善していく余地は多分にあると思います。議員ご指摘のところはしっかりと大勢の職員が聞いております。そういう観点からも、見直しをかけていってくれるものと理解しております。  以上でございます。 113 ◯4番(南幾一郎君) 最後に一言だけ申し上げまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  今、市長がおっしゃいました、すでにある施策における受益権者の方々がおられるという問題は非常に重要な問題だろうと思います。私もそう思います。ただし、この考え方のもう一歩先に現在の受益権者がおられると同時に未来の受益権者もおられるわけです。現在の受益権者を優先するがあまりに、未来、本来なら今の社会経済の中で時代要請の中で受益権者となるべき人たちの権利が失われている可能性が出てくるわけでございます。そのあたりについては重々にご理解いただきたいと賜ります。  以上です。ありがとうございました。 114 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、2番橋本俊哉議員の発言を許します。2番橋本俊哉議員。            〔2番(橋本俊哉君)登壇〕 115 ◯2番(橋本俊哉君) 議長のお許しをいただき、創生高田、橋本俊哉が質問いたします。  まず、初めに、スポーツ大会派遣費補助について。  本市におかれましては、生涯スポーツの振興として、他市と比べましてもしっかりとした補助ができていると思いますが、予算で見るところ、平成28年度は194万5,000円、平成29、30年度は174万5,000円ついており、決算を見ますと、平成28年度は30万円以上、29年度は40万円以上も残っている状況であります。もう少し補助の出し方を考えていただければ、なお一層のスポーツの振興になるかと考えますが、どのようにお考えですか。  次に、警報発令時の職員対応について質問いたします。  昨今の異常気象で今年は猛烈に暑く、台風も異常発生しており、職員の皆様におかれましては、警報発令時の動員で、たとえ夜中や休日でも市役所または各自の持ち場にて待機や巡回しているとお聞きしています。プライベートの時間もあってないようにも思えますが、動員配備体制を見ますと、予備動員で毎回69名前後の主に管理職の職員が市民サービスのため頑張っていただいていると思うのですが、この動員数は本当に必要でしょうか。県や他市では輪番制で職員の負担を軽減されているように聞いておりますが、本市では検討されたことはありますか。  壇上からの質問は以上です。答弁よろしくお願いします。 116 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 117 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 2番橋本議員のスポーツ大会派遣費補助についてのご質問にお答え申し上げます。  本市では、平成14年3月6日、スポーツ大会出場者派遣費補助要綱の制定において、社会体育に寄与する各種スポーツ大会に出場する個人または団体の経済的負担を軽減するため、その出場に要する経費の一部を補助することについて定めております。  直近では、平成28年3月31日、要綱の一部改正を行い、大会区分を細分化し、補助金額の増額を図っております。  今後も本市のスポーツ振興推進につながるよう考えてまいります。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 118 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 119 ◯2番(橋本俊哉君) 今年のことなんですが、学童の野球チームが県大会で3位になり、西日本大会に出場したと聞いておるんですが、この大会は福岡で行われたらしく、経費だけで150万円前後かかったらしいんです。近畿地方や近隣で行われた日帰りの大会であれば、現地に1泊したとしてもこれだけの費用はかからないと思うんですが、この大会派遣に対して補助額は10万円だったんですよね。壇上からも質問いたしましたが、他市と比べても本市はしっかりとした補助を出せている中、せっかく予算がつきましても余るようであれば、例えば距離に応じて補助してあげるとか、別の出し方も考えてあげればよいかと思いますが、その点どう思われますでしょうか。 120 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 121 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のご質問にお答え申し上げます。  現状におきましては、現行の大会区分に基づき補助金を交付してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 122 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 123 ◯2番(橋本俊哉君) もう1点あるんですけど、本市で起きたことで、あるスポーツをしているお子さんの話なんですね。ある大きな大会に出場できると決まり、宿泊を伴うとなったときに、家庭の事情もあり、これだけ費用がかかるということを親に言えず、だから、行けませんとそのお子さんが言ってこられたらしいんです。いろんな話し合いをしたらしいですが、最終的には行けなかったと聞いておるんです。恐らくほかにも同じような事例があるかとは思うんですが、お聞きになったことはあるでしょうか。 124 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 125 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のご質問でございます。  つい最近までは、ただいまの事例につきましては聞いておりませんでした。  以上でございます。 126 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 127 ◯2番(橋本俊哉君) ということは、最近知ったということでいいですよね。 128 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 129 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) はい、そのとおりでございます。 130 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 131 ◯2番(橋本俊哉君) 何のために厳しい練習に耐えてきたのか、本当に残念な気持ちになったと聞いたんですよね。派遣補助だけで足りる話でもないかもしれませんが、いまだに幼稚園卒園と同時に高田から引っ越していく家庭が多いと聞いております。もっと高田の子育て、子どもたちの未来に対して力を入れていただけるようお願いいたします。  次、よろしくお願いします。 132 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 133 ◯市民部長(吉村保喜君) 2番橋本議員の警報時の職員対応についてのご質問にお答え申し上げます。  議員おただしのとおり、気象警報発令時には、本市では災害に対する警戒の態勢としてまず災害対策本部を立ち上げ、予備動員体制といたしまして自主避難所開設職員の動員も含め76名で対応し、自主避難所としては、市内20か所の避難所のうち4か所の避難所、菅原校区公民館、武道館、葛城コミュニティセンター、総合福祉会館を開設しております。  動員いたしました職員は、主に市内巡視及び教育・保育施設等の公共施設の確認と土のう配布の業務に従事しております。  動員人数につきましては、気象警報が発令される曜日や時間帯の状態により、全員の参集完了までに時間を要する場合もあります。また、気象警報発令の情報だけでは今後の災害規模の予想を行うことが困難でありまして、最大被害を想定した中で災害への初期対応としては現状の人数は必要と考えております。  輪番制の件ですが、確かに長時間続く気象警報や立て続けの気象警報などは、特定の職員だけでの対応では対応への不備や事故、けがの原因につながるおそれもあるかもしれません。今後は、予備動員職員以外の職員への研修も含め、検討してまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 134 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 135 ◯2番(橋本俊哉君) まず、平成30年4月の動員配備体制を見ますと、動員人数は予備動員では69名となっておるんですが、これ、今言われたのが76名と聞いたんですが、その人数の違いは何でしょうか。 136 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 137 ◯市民部長(吉村保喜君) 4月配付のものにつきましては、避難所の開設要員の人数が含まれておりません。予備動員の中に、ゆうゆうセンターにつきましては管理職でありまして、予備動員として含まれておりまして、残り3か所の予備動員が6名、それと9月から危機管理課参事として1名採用しておりますので、7名ふえまして76名ということです。よろしくお願いします。 138 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 139 ◯2番(橋本俊哉君) 管理職の人数がふえたわけではございますよね。1名だけふえたということでいいんね。  数点質問させていただきます。例えば警報発令時に本市職員が巡回中にもし何か危機的な状況にあったときに、何か職員としてできることってありますでしょうか。 140 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 141 ◯市民部長(吉村保喜君) 専門的なものが伴うものについては職員で対応しづらいところが出ると思います。水害となった場合は、消防団のご協力を仰ぎましてポンプアップしたりして作業を行っております。だから、職員は携わっておりません。 142 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 143 ◯2番(橋本俊哉君) 言えば、見回りをしているということで把握していいですよね、大半が。例えば各課によって、教育委員会やらそちらやら、いろんな立ち回りがあると思うんですよ。学校を見回る人だってあったり、河川を見回りに行く班であったりあると思うんですけど、予備動員の人数を、今76名、これを3分の1の人数で回すことってできないと思いますでしょうか。 144 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 145 ◯市民部長(吉村保喜君) 現在、気象の方で把握できない面もありますので、時間帯とかによっても全てがそろわないところもありまして、その点を踏まえて今の体制で実施したいなと思っておるところであります。 146 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 147 ◯2番(橋本俊哉君) 76名にこだわるということであれば、それでいいと思うんですけど、自宅待機、例えば市長は自宅待機だと思うんですよ。副市長、教育長は出てはると思うんですけどね。もちろん家で電話を待ってますよね、何かあったときのために。今出動されている76名、これ、3分の2は自宅待機で何か悪いことありますか。 148 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 149 ◯市民部長(吉村保喜君) 何回も同じ答弁で申しわけございませんが、その時間帯とかによりまして、全部が参集できていないときも多々あります。災害とかによりまして、この前も地震とかで遮断機が閉まったままとか、そういう影響もありまして、76人が全てそろうこともないですし、巡回にも直ちに回らなければならないところもありますので、現状の体制でまだ実施したいということでよろしくお願いします。 150 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 151 ◯副市長(松田秀雄君) 橋本議員さんの質問に重ねてお答えさせていただきます。  76人の人数が必要か、あるいはまた自宅待機でも一応役割といいますか、そういうことが果たせるんじゃないかというような意味もあろうかと思うんですが、実際、やっぱり警報が出てます状況でさらに被害予測が刻々とシビアになってくる。例えば河川の水位にしたって、本当に刻々と変化をするというような、私たち、災害のための対応をしているときに本当に肌身で感じることでございます。  災害の警戒本部というレベルで総勢、先ほどの話で76名と言っておりますが、これがさらに水位が高まりますと1号動員の配備にいたします。ただ、私たち言いたいのは、常に備えをできるだけ市民の安全のために人的に、職員が、体制維持に備えて、機動的に動けるか、機敏に動けるか、自宅でスタンバイするか、あるいは役所の、一応仮に現場といいましたら、その現場でスタンバイするかということにおいて大分災害対策の実態が変わってくると思います。  やはり警報が発令されているような折には、少なくとも76名全部がそろうということも言い切れません。市民部長が先ほど言っていますように。直ちに来れる人が何人かということになれば、もっと絞られてきますが、少なくともそういう人的対応をして市民の安全の負託に応えていくべきだと思っておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。 152 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 153 ◯2番(橋本俊哉君) お二方の答弁を聞いてますと、76名にすごいこだわりがあるんだなと。自分がちょっと理解しがたい点は自宅待機でも十分に間に合うのではないかという考えでありますので、質問を変えていきますね。  しつこいようですけど、過去に予備動員で集まった職員が全員何かに対して一斉に出動されたことはありますでしょうか。 154 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 155 ◯市民部長(吉村保喜君) 一斉に出動したことはございません。 156 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 157 ◯2番(橋本俊哉君) 自分はあると聞いてたんですけど。先ほども、1回目の答弁にあったように、土のうをつくることが多いということで、自分も昨年の12月議会で土のうの質問をさせていただいたと思うんですけど、研究してもらうということで聞いてたんですけどね。今年、炎天下の中、土のうをつくられていた職員の方がおられたんですが、昼間、総合公園ですか、向こうで今つくっていると思うんですけど、よく使われる言葉で、土のうをつくるのも研修やと、職員の研修になるから、それはそれでいいんだというふうに聞くんですけどね。その土のうをつくった後に、帰ってきて、土のうをつくったことによって残業してるんですよ。職員さんて残業手当がもちろんつきますわね。管理職はつきませんわね。この辺、費用対効果がおかしくなりませんか。 158 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 159 ◯市民部長(吉村保喜君) 議員おただしのお話は少し聞いたことがございます。時間中に研修を兼ねて土のう作成に行ってますので、自分の業務が残っておりましたので残業したというのは聞いております。  費用対効果とか、今おっしゃっていますけど、この前からご指摘のどのうくんとか、そういうのも今後は検討していかなければならないとは思っております。 160 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 161 ◯2番(橋本俊哉君) 今、どのうくんという言葉もあったんですけど、別に機械を買っていただきたいというこだわりは一切ないんですよね。ちょっと楽にできるように、緊急時にはいっぱいつくれるという意味で言ったので、もし予算づけ、もらえないのであれば、多分、前言ったかどうか覚えてないんですけど、ビー・ビー・ワーカーってパレット型のやつありますよね。二、三十万円であると思うんですよ。あれ、4、4の16個一遍につくれるという、二、三人でつくれるやつもあるので、そちらも検討していただいたらなと思います。  さっきも言うたように、76名にこだわるのであれば、逆に、管理職の方ばかり出ているじゃないですか、ほぼほぼ。若い職員さんにも緊急時には管理職以外にも足して出てもらえるのであれば、76名を補填すればいけると思うんですよ。その辺どうお考えでしょうか。 162 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 163 ◯副市長(松田秀雄君) 橋本議員のご質問にお答えいたします。  76名にこだわっているわけではございませんが、なかなか76名というのはすぐに参集できる人数ではございません。実際には30名かもわからないし、すぐに駆けつけられるのは15名かもわかりません。もちろん担当部署としては特に精いっぱい先に参集してくれているというのは常々のことでございます。ただ、今、管理職でという話がありまして、1つの考え方としましては、やはり若い職員も、先ほどの研修じゃございませんが、実地を経験して、やがて管理職になったときに大きな立場で災害対策についても力量を発揮できるように、できれば若い職員の参入を得て、また管理職七十何名という中もローテーションをかけながら、総勢必要な人数を災害警戒の態勢の場面でそろえていく。さらに1号動員以降の話はまた別になるかと思うんですが、そういう考え方を検討していきたいなと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 164 ◯議長(泉尾安廣君) 2番橋本俊哉議員。 165 ◯2番(橋本俊哉君) 今、管理職限定の話と若い職員も入れたらうまいこと回るんじゃないかという質問をしたんです。これ、ちょっと要望になるんですけど、もし、今、管理職の方は何もないと思うんですけど、ほかの職員、今から新しく入ってきて、予備動員として若い職員が対応できた場合、管理職の皆さんは、警報が出て、もし朝までここで待機したとしても、次の日に出てると思うんですよ、ここにね、平日であれば。若い職員がなったとしたら、例えば、今、警報が出ました。あしたの朝の4時、5時に途切れました。次、出勤せなだめですと。これ、結構しんどいと思う。おっても働けないと思うんですよ。その辺に対してのひとつ提案と、若い職員が入った場合、時間外の出動になるので、しっかりとした手当も考えていただきたい。それだけちょっとお願いします。  今年もまだ台風が来るかもわかりませんし、大雪も考えられます。来年の今ごろには2018年よりもひどかったと言われているかもわからないです。異常気象、異常気象と言いますけど、多分、これ、異常気象じゃなくて、異常が当たり前やと考えてないと何の対応も進んでいかないと思いますので、過度な働き方で職員が体を壊せば市民サービスもできないと思いますので、早急な対応をしていただけるよう要望いたしまして、質問を終わります。 166 ◯議長(泉尾安廣君) 次に、14番仲本博文議員の発言を許します。14番仲本博文議員。            〔14番(仲本博文君)登壇〕 167 ◯14番(仲本博文君) 議長のお許しを得ましたので、会派、絆の仲本博文が一般質問をいたします。  冒頭、西村議員の方からもありましたが、今年に入って大阪北部を中心とする地震、また、北海道南部を中心とする地震、日本全土を巻き込んだ台風災害等で亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げます。また、難を逃れましたものの、避難生活をされている皆様方に心からお見舞いを申し上げます。  今年は9月半ば過ぎたところですが、これほど多くの災害が重なるとは誰も予想していなかったのではないかと思います。今後、また近々起こるであろうと言われておる東南海地震もあります。このことも踏まえて、いつ起こるかわからない災害に対して自治体はどう対応していくのかが今後の大きな課題だと私は思っております。そのことも踏まえて、通告どおり質問に入らせていただきます。  まず最初に、大和高田市全体のまちづくりについてお聞きします。私の場合のまちづくりは、福祉ではなくて道、インフラ整備について質問したいと思っております。  本市に隣接している市町を見ますと、民間企業が勢いよく開発事業を手がけており、大型店舗が多くできているのは皆さんご存じだと思います。これは事業者と行政がお互い努力、協力をし合うことでできるものだと私は思っております。それと、これは私が思うところでありますけれども、首長の営業努力もあるのではと思うところでございます。  そこで、市長にお聞きしますが、市長になられてからどのような企業に誘致等々のお願いに行かれたのか、もし行ってなかったら、ないで結構です。もし行かれておるのであれば何社ぐらい行かれたのか、教えていただけたらと思います。  それと、市全体のまちづくり構想を考えておられたら教えてください。道のことでインフラ整備ということですので、本郷大中線、大和高田当麻線街路事業を除いた形で、考えておられたら答弁をお願いしておきます。  次に、インフラ整備についてですが、先ほども言っておるように、大型店舗が出店しにくい理由の1つにインフラ整備が不十分ではないのかなと思っております。例えば6メートル、8メートルの道幅の道路があって、途中でとまっているところは高田市ではたくさんあります。また、道路があっても下水道が通っていない、また、水道の本管が入っていない、そういうところもたくさんあると思います。例えば電気にしたら、電柱さえ立てれば関電さんの方は電気を通してくれます。ガスは、都市ガスがなくてもプロパンガスをどこにでもつけられます。このことを思うと、行政主導のもと、しなければならない仕事ばかりが大半だと思います。委員会でも少し触れましたが、今後の計画をお聞かせください。このことは下水道も含めてよろしくお願いいたします。  次に、商業地域の整備について質問いたします。
     本市の中心であります商業地域は、昔栄えたためもあるかと思いますが、道も狭く、家の建替えもできないところがたくさんあります。2年くらい前ですが、市の指導で建物が危険建物と指摘され、解体するように指導され、親族の方々が家1軒を機械を入れずに手でばらし解体したものの、排出する道路がなく、仮囲いをしてそのままの状態で放置を余儀なくされておりました。近隣からもシロアリがわくとか、いろいろ苦情があったように聞いております。私が思うところ、その場所にたとえ2メートルの道でもあったら、そういうことはなかったのかなと思うところでございます。  また、この言うておる商業地ですけれども、路線価も多分高いと思います。当然、市街化区域ですので、都市計画税も課税されております。道路さえあれば、どんな建物でも建てられるすばらしい立地の地域だと思うのですが、高田市として今後どのような駅前を中心とする商業地域の開発の計画を立てていくのか、お聞かせください。  以上で、壇上での質問は終わります。よろしくお願いいたします。 168 ◯議長(泉尾安廣君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 169 ◯市長(吉田誠克君) 14番仲本議員のまちづくりについての質問にお答え申し上げます。  今後におきまして、大和高田市の人口はさらに減少傾向にあると予測されます。そういう中で、現在の行政水準をいかに維持しながらさらに推進していくために、やはり地域の特性を生かしたまちづくりを図る、そして、地域の拠点としての再整備が必要であろうと考えております。本市におきましても、まちづくりのコンセプト、将来像、基本的な取り組みを示したまちづくりに関する包括協定を奈良県と締結しております。  そのまちづくりに関する包括協定のうち、行政機関や医療機関など中心市街地の形成を目的としたシビックコア周辺地域におきましては、まちづくりの基本構想を現在策定し、さらに、まちづくりの基本計画を策定中でございます。その他、誰もが安心して暮らしていただけるような市街地の維持・再構築に取り組むことを目的といたしまして、近鉄大和高田駅・JR高田駅周辺地区、そして近鉄高田市駅周辺地区、常光寺池公園周辺地区の3つにつきましても、まちづくりの基本構想策定を検討していかなければならないと考えています。  議員ご指摘の企業につきましては、南大阪線、私は非常に大事に思っておりました。近隣の市長さんと皆で近鉄の本社にお願いに行こうやと、そして、南大阪線にもう少し力を入れてくださいと、そういうお願いにも行きました。今、市民交流センターが建っているあの土地に関しましても、もともとファンド化された企業が持っていましたので、高田市の有効な今まで元気の源になっていた大変重要な地域やと、それにふさわしい開発をしてほしいとか、今工事中であります大和高田駅のトナリエにつきましても、わざわざ社長に東京から来ていただいて、私は買われたときに大変土地としての値打ちのある場所というのは費用的には理解しておられてお買いになったんだと思いますが、そのまま分割していいとこどりされたら困るなということを先に申し上げました。しかし、会社としてしっかりとうちは責任を持って開発しますよという言葉をいただきました。高田市のまちづくりにも協力しますと、そういう話もさせていただいています。今思い出すのはその程度でございます。  その他の質問については、担当からお答えいたします。 170 ◯議長(泉尾安廣君) 環境建設部長。 171 ◯環境建設部長(杉本勝正君) 14番仲本議員のインフラ整備について、商業地域の整備についてのご質問にお答え申し上げます。  本市は古い時代から発展してきたまちでございます。道路は狭く、私道も多く、住宅が密集しておるような状況でございます。このような状況の中、商業地域等の整備をはじめ、本市の今後のまちづくりにつきましては、先ほど市長も答弁いたしましたとおり、奈良県とのまちづくりに関する包括協定をもとにして、近鉄大和高田駅・JR高田駅周辺地区、近鉄高田市駅周辺地区、常光寺池公園周辺地区のまちづくり構想に取り組み、検討していきたいと考えております。どうぞご理解のほど、よろしくお願いします。 172 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 173 ◯14番(仲本博文君) 答弁、ありがとうございます。市長が営業というか、企業に行った、南大阪線の方の誘致に動いてくれたということで、少しはやってくれておったのかなと。全然してないのかなと思ってましたけど。それ、何件くらい行かれたかなと思っておるんですけど、これ、答弁なかったので、また後で答弁お願いします。  それと、南大阪線ということは、高田市駅のところもありますし、例えば浮孔駅もあるわけですよ。浮孔駅の方に営業ということは、今、調整区域の特区というところに建て売りとか入っていますけど、それからもうひとつ東の方に行ったら、橿原市新堂町にあるイオンモール橿原に隣接するのは、今里の領土になるんですかね、そこら辺にも誘致を企業に来てくださいというような要望をされたんでしょうか。 174 ◯議長(泉尾安廣君) 吉田市長。 175 ◯市長(吉田誠克君) そういう個別のことに関しては、私自身、直接はかかわっておりません。近鉄に行きましたのは、南大阪線の活用がどうしても古市どまりで、大阪府下で近鉄は力を入れている。奈良県側も同じようにしっかりと力を入れて、吉野の駅まで沿線全て近鉄として力を入れてほしいということで要望させていただきました。  以上でございます。 176 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 177 ◯14番(仲本博文君) 企業の誘致でなくて、近鉄に要望に行ったということですね。企業といってもいろいろ、説明したら細かい話ですけど、大型店舗なり、今、先ほど言っておられたイオンもあれば、例えば桜井の方であれば桜井の駅前にホテルが来るというような誘致もしておられます。それは当然、民間のことですから、その地域も調べてとあるんですけれども、その辺を市長は何もしてなかったということで、近鉄だけに南大阪線のことで行ったということでよろしいんですか。 178 ◯議長(泉尾安廣君) 吉田市長。 179 ◯市長(吉田誠克君) 話が平行線になってしまっているんですが、私の言うてる高田を活性化するための直接動いた点といいますのは、やはりもう少し大きな意味で、トナリエの場所につきましては高田市の顔、大阪線、高田市が一番乗降客の多い大和高田駅がございます。今まで高田の顔として発展してきたところでございますので、しっかりとそれにふさわしい企業として協力してほしいということをお頼みに行きました。  議員おただしの個別の企業をどこへどう誘致するかというような問題につきましては、私自身、不動産に携わっているわけでもございませんし、どこにどういうような空き家があるとか、そういうことも知りませんので、そういう直接個別の動きはしておりません。  以上でございます。 180 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 181 ◯14番(仲本博文君) よくわかりました。ほかの市町村の首長さんは結構しっかりといろいろな企業、大手企業を持ってきたいとかいうことで頑張っておるようですので、また市長もその辺少し勉強していただいて、高田市活性のためにご尽力していただけるようにお願いしておきます。  それと、今杉本部長が言われました、市長も言われておりましたが、県との包括協定の中でということでありますけれども、まだ完全にはできてないのかなと思っております。市としての構想というのは、今調査してくれてはるコンサルタントに対していろいろな要望をまだしておられないのか、それが今調査しただけで、どういう形になってくるのかという具体策が出ておったらまた言っていただきたいし、出てなかったら、そのことに対してどこに道をつけたんやと、例えば今できた市民交流センターからさざんかホールに真っすぐな道を歩道でもつくりたいんやと、そういう構想も交えてつくってほしいよとかいう要望はしたことあるんですか。 182 ◯議長(泉尾安廣君) 環境建設部長。 183 ◯環境建設部長(杉本勝正君) ただいまのご質問にお答えいたします。  まちづくり包括協定におきましては、ただいまシビックコアにつきましては基本計画策定中でございます。あと3地区につきましては、まだ個別協定には至っておらないところでございます。  以上です。 184 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 185 ◯14番(仲本博文君) まだ個別協定はできてないということで、その中で、私、今言っておったんですけど、高田市から、市長でも誰でもいいんですけど行政からの意見というのは、述べて取り入れてもらっているのか。何の調査をしてどういうふうにしようかとかいうのは、向こうが決めるわけではないでしょう。高田市がやはりここに道をつけたい、こうしたいとか、インフラ整備をこうしたいとかいう思いがあると思うんですけど、そういう思いは全然要望とかはされていないんですか。 186 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 187 ◯副市長(松田秀雄君) ただいま杉本部長が答弁しましたように、シビックコアの構想はつくらせてもらっておりまして、それと、今、基本計画策定中でございます。確かにその計画の支援業務をやってもらっておるコンサルタントと作成に当たって推進してもらっているところでございますが、そもそも構想にしろ、計画にしろ、計画づくりの意見交換会といいますのは、シビックコア周辺地区に関係します団体、また官公庁から参加してもらっておるところ、そしてまた地元、総代さん等も入っていただいております。職員も入っております。そういう意見交換会を通しながら大きな方向性を出していっていただきます。また、必要に応じてワーキング部会とか、そういうものが動くようでしたら、より細かいところも検討しつつ、コンサルタントの支援も受けながら、もちろんこちらの方向性を示しながら、計画なら計画の作案に向けて作業しているところでございます。そのような状況で進めております。 188 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 189 ◯14番(仲本博文君) ということは、まだまだ進んでいないということで、先ほども言っておったんですけれども、本郷大中線、大和高田当麻線以外に大きい8メートル道路をつくるような計画というか思いは、市長の方には今何もないんですか。 190 ◯議長(泉尾安廣君) 吉田市長。 191 ◯市長(吉田誠克君) 多分、都市計画道路をほかに考えているところがあるかというようなおただしだと思いますが、私は、市長になって15年たちますが、今まで都市計画されておって途中でとまっていた道をいかに開通するか、その信念でずっとやってきました。私自身は新しく都市計画道路の計画とか構想は持っておりません。  以上でございます。 192 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 193 ◯14番(仲本博文君) もう何も持ってないということでありますので、これ以上質問しても無理かと思います。  今、高田市で何が必要かといったらやはり大きな道、先ほども言っておったんやけど、途中でとまる道が結構あります。農免でもそういうところがあるんじゃないのかなというところがありますので、その辺はまたこれからの検討課題として考えていただくように要望しておきます。  次、高田市の商業地というところで、用途でしたら80の400といって、庁舎が建つ場所よりかもっと立地条件がいい場所です。先ほど言ったように、昔は大地主がおったというようなことで、いろいろ家を建てておりながら、その家を地主が建物だけを定期借地権と、今は定期借地権というんですけども、借地権契約で貸しておって、道は実際あるんですけれども公的な道になっていないというところがたくさん高田市にはあると思うんです。その辺の整備について、もし地元の人から要望があって道をつけたいと、これ、高田市に帰属しますよとか、そういう要望があった場合、高田市としてはどういうふうにしていかれるのか。何か計画があったら教えていただけますか。 194 ◯議長(泉尾安廣君) 環境建設部長。 195 ◯環境建設部長(杉本勝正君) ただいまの再質問にお答えいたします。  民地の中で道をこさえていくというような捉え方でいいかと思うんですが、まずは市にとって必要であるのかどうかを十分に判断した中、市として有効であるとするならば、もちろん全ての方、分筆をした中、寄附をいただくとするところでございます。ただ、必要はないと言うたら語弊があるかもしれませんが、市として特に今必要としてない場合におきましては、やはり民間事業者等で動いていただくのが筋かなと思うところでございます。 196 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 197 ◯14番(仲本博文君) それは市民から要望があって、例えば、今開発しとるところがようけありますよね。今、認定をどんどんしていってるところ。それは市として必要なのかというたら、これ、屁理屈になるけど、別に市としては必要じゃないでしょう。その市民の方から、開発したときに6メートル道路をつけたら市に帰属します、とってくださいといって、とっておるわけでしょう。その行きどまりのとこでも、一番奥に回転道路、8メートル道路があったらとっておるわけですよ。これはやっぱり市民からの要望だと思います。市民というか業者。業者から要望ということは、そこに建て売りを建てた人はこれから使っていく。ということは市民からの要望なので。市としては、別にそれ、受け取ったら受け取るだけ、これから管理していかなあかんし、損でしょう。そうじゃなしに、その答弁はちょっと間違うとるんかなと思うんですけども、市民のためにつくっていく。市が必要としなければ要らないとか、そういう問題はさておいて、ちょっと間違った答弁だと思いますよ。  それと、水道の方、よくわかると思う。今、片塩の方をしてくれとると思うんですけども、実際、人の土地の中に水道管を入れていかないと、その地域の水道はできないわけですよ。そういうところがたくさんあるというのを市長は知っておられますか。 198 ◯議長(泉尾安廣君) 松田副市長。 199 ◯副市長(松田秀雄君) 密集地ですよね。市街地の密集地等には私道の扱いで下水管がなかなか設置できないような状況のところもあるというのは一応知っております。ただ、具体的にどこどこというような話はございませんが。  それと、先ほど部長の答弁でございましたけど、あくまでも市が必要とするかというような前提では大きな道を通していくとかいう面から言いますと、やっぱりまちづくりの計画性の中でしっかり検討して考えさせてもらうところかなというふうに捉えております。  以上です。よろしくお願いします。 200 ◯議長(泉尾安廣君) 14番仲本博文議員。 201 ◯14番(仲本博文君) このことはいろいろ難しいと思います。私の地元、片塩の方の地元に入って、こんなとこがこんなんやったんやなとか、これ、2メートルの道あるけど誰の土地と。個人の土地ですと。それ、昔、1つの解体した建物にしたら1つの大きな土地になりました。そこには道があったように思うけど、道ではないとか、そこを通さないと水道は入れられませんと、そういうところがたくさんあるわけですよ。やはり、そこの場所を道として市民が提供するということは、その場所、この間少し携わってお願いされたところですけども、その空き地を通らないとバキュームカーが入らんわけですよ。くみ取りもできないと。いまだにくみ取りの状態です。浄化槽も入れられません。出すとこもないという場所、まだ片塩の中とか、大国町、あの辺も結構あると思います。  その辺も踏まえていただいて、これから包括協定はどんどん進んでいくと思いますけれども、高田市の意見も当然そうだろうし、総代さんの意見もあると言っておりましたけど、総代さんはそれなりまだ聞いてないようなことを言うておられましたけれども、市民の意見もたくさん取り入れていただいて、本当にすばらしい土地、商業地域の活性化のために役に立てるような計画を進めていっていただけるように要望しておきます。  これで私の質問は終わります。ありがとうございました。 202 ◯議長(泉尾安廣君) 暫時休憩します。2時45分に再開いたします。            午後2時32分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時45分再開 203 ◯議長(泉尾安廣君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、12番戸谷仁史議員の発言を許します。12番戸谷仁史議員。            〔12番(戸谷仁史君)登壇〕 204 ◯12番(戸谷仁史君) 議長のお許しを得ましたので、絆を代表いたしまして、戸谷仁史が一般質問をさせていただきます。  皆さん、最近、命について考えさせられることが多いと感じませんか。最近、特に命について扱ったものが多いと私は感じております。『コウノドリ』『暗殺教室』『東京喰種』『ビースターズ』『この世界の片隅に』『ブラックペアン』『グッド・ドクター』、枚挙にいとまがありません。また、奈良市の市長も公約で掲げておられましたが、殺処分ゼロへの取り組みもこれに当たるのではないでしょうか。  私自身も先日、図書館のレファレンスサービスを利用しまして、この命ということについての本を探していただきました。そのときに『神様のカルテ』『ミルキーウエイ』『青い鳥』などを紹介していただきました。この中で石田依良さんの『再生』という本も紹介していただきまして、命について、そして命の再生について非常に真摯に取り組んでおられるという印象を受けました。もし興味があれば、また読んでみてください。図書館に入ったばかりの本なんですけども、『学校に行きたくない君へ』、こういう本も入っております。以前、私が一般質問させてもらいました9月1日に自殺者が一番多いということを受けまして、芸能人の方がいろいろ書いておられます。8月頭ぐらいからネット上でもその議論が盛んにされておりました。  では、なぜこんなに命について取り扱ったものが多いのでしょうか。私自身は、世の中が成熟してきている、こういうふうに感じております。世の中が成熟することによって、命について真正面からきちんと取り組める、そういう世の中になってきているのではないでしょうか。そういう世の中の流れを考えますと、私たち行政もこの大切な命についてしっかりと向かい合っていくべきだと感じております。今回、この命という大切なものを念頭に置きながら、5つの題材に向き合っていきたいと思っております。  では、具体的に質問に入らせていただきます。  まず、1つ目、子どもの命と安全について質問させていただきます。  特に家庭での安全を1つ目に取り上げます。  家庭での子どもの虐待について、最悪の事態に至るケースが非常にふえております。昨日も生駒市でこのような事件があったと報道されております。このことについては6月議会で米田議員が質問されておりますが、少しだけ絞って質問させていただきます。  私自身は、この目黒区の事件が最悪の結果になったのは、児童相談所が子どもに会えてなかった、これが一番の原因だと感じております。では、大和高田市では、親が子どもに会わせない、こういう対応をとったときにどのような対応をとられるのでしょうか。  次に、通学路の安全について質問させていただきます。  通学路における交通事故などに対する安全性につきましては、グリーンベルトであったり、通学路の安全点検の実施など対策が講じられており、非常によい状態になってきていると感じております。しかし、誘拐や個人情報についての安全性という点では、名札をつけていることで危険ではないかと質問させていただきました。その後、本市におきましてはどのような対応をとられているでしょうか。  次に、学校内での安全について質問させていただきます。  今年の夏の猛暑につきましては、国も災害級だと言っております。この状況を踏まえて、大和高田市でも小中学校の熱源調査が行われる予算が組まれました。空調設備の設置が行われていきますが、具体的にいつまでに設置する予定で考えておられるでしょうか。  また、国は、2学期の開始時期を遅らせたらどうかということもおっしゃってましたけれども、本市ではそのような対応はとられませんでした。どのような理由で夏休みを延長し2学期の開始を遅らせるという対応をとられなかったのでしょうか、お答えください。  次に、学校のブロック塀につきましては、違法状態の部分と道路に面している部分に関しては全て着手されていると聞いておりますが、今回の工事が終了した後、ブロック塀はどの程度残るのでしょうか。また、残る部分につきましては、今後撤去する予定はあるのでしょうか。  次に、学校行事の安全について質問させていただきます。  現在、市内の小学校において9月末に運動会が予定されております。しかしながら、9月といえども、以前と比べると残暑も厳しく、運動するのに適した気候とは言えない状況であります。にもかかわらず、9月に入ってすぐに運動会の練習を行い、9月末に運動会を行う理由について説明をお願いします。  この点につきまして、陵西小学校においては、今年は工事の関係で6月に運動会をされましたが、問題なく行われたのでしょうか。  次に、音楽会についてですが、市内の小学校では大体2月に音楽会が行われております。しかしながら、2月は冷たく乾燥した時期ですので、喉に対しては一番悪い条件がそろっております。また、インフルエンザが流行する季節でもありますので、この時期に団体で行動することはインフルエンザの流行等を促すことにならないでしょうか。この状況であえて音楽会を2月に行う理由をお聞かせください。  次に、学校でのICT化と電子図書館について質問させていただきます。  子どもたちの学習意欲を向上させるために大和高田市においてもICT化が進められてきました。また、現在は目標としている週10時限の目標を達成し、週13.8時限利用されていると聞いております。これは非常にすばらしい成果だと感じております。これはICT化の導入促進を考えられた市長の思いと教育委員会や現場の先生方の思いが重なった結果によるものだと思います。  この点に関しまして、他市においては生徒1人につき1台のタブレットを配布しているところもありますが、本市におきましては、現在の導入状況で十分だと考えておられるでしょうか。  次に、ICT機器の利用の仕方についてですが、市に関連する部分、市のホームページの閲覧や利用の仕方、市民交流センターのフェイスブック、SNSの利用、プログラミングの授業など、こういう公共の部分に関しましても指導されているのでしょうか。  また、7月から大和高田市立図書館において電子図書館が導入されました。利用状況につきましては、ログイン数は、7月が896回、8月が723回、閲覧数は、7月が1,436回、8月は1,172回、貸出数は、7月が773回、8月が734回で、非常に良好な状況です。では、この電子図書館の利用方法など、学校の授業の中でICT機器を使い、紹介されたりはしているのでしょうか。  次に、コーラスのまち大和高田市について質問させていただきます。  昨年、国民文化祭のコーラス部門は大和高田市のさざんかホールで行われました。そして、市長は挨拶文の中で「コーラスのまち」大和高田市という言葉を使われておりましたが、どのような意味でこの言葉を使われたのでしょうか。  また、大和高田市では、合唱祭やコンクール予選が行われ、またコーラスのつどいでは500人を超える方々がステージに乗られるなど、県下でも有数のコーラスの盛んなまちだと感じております。今年は、合唱祭でおかあさんコーラスの奈良県代表は2団体とも大和高田市の団で、全国大会ではアンダンテさんがおかあさんコーラス賞、エコーかたしおさんがひまわり賞を受賞されました。ほかにも奈良県合唱コンクールにおきましては、高田高校が金賞をとり、9月23日の関西合唱コンクールに出場します。  では、大和高田市のコーラスは質・量ともに兼ね備えていると感じておりますが、大和高田市はどのようにコーラスをバックアップし、かかわり合いを持つべきだと考えておられるでしょうか。  次に、大和高田市とリズモー市について質問させていただきます。  大和高田市とリズモー市は、今年、姉妹都市55周年の記念すべき年でした。市長もリズモー市に行かれましたが、どのような目的で行かれ、そして、どのような成果を持って帰られましたでしょうか。  また、本市は最初にオーストラリアの都市と姉妹都市になったと聞いていますが、このことは非常に誇れることだと感じております。このことについて私自身も最近まで知らなかったのですが、周知をどのように図っておられるのでしょうか。また、現在どの程度周知されているでしょうか。  最後に、パブリックコメントの現状について質問させていただきます。  前回、パブリックコメントについて質問してから要綱ができ、募集期間も長くなりました。そして、コメント数もふえたと感じております。これについては、職員の皆さんの努力の結果だと思いますので、まずお礼を申し上げます。ありがとうございました。  具体的には、大和高田市空家等対策計画(案)、大和高田市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画(素案)については、パブリックコメントはゼロ件でしたが、この結果をどのように捉えられているでしょうか。
     また、大和高田市第5期障害福祉計画及び第1期障害児福祉計画(素案)については7人12件、大和高田市新庁舎建設基本計画(案)は17人52件のコメントが出されました。そして、大和高田市新庁舎建設基本計画に関しましては、このコメントから、フロアにエスカレーターを設置することや多目的トイレに大人用のおむつ交換ベッドを設置することが盛り込まれました。このことは非常に大きな前進であると思いますが、増加の理由はどのようなところにあると考えておられるでしょうか。  以上、5点について質問させていただきますが、この答弁に関しまして、できるだけ具体的に的を射た答弁をお願いします。『学校に行きたくない君へ』の西原理恵子さんがなぜ社会で好まれるかというと、問題の核心を真っすぐにつかれるからです。私の質問の意図をしっかり踏まえていただいて、具体的に的を射た答弁をお願いして、壇上の質問を終わります。ありがとうございました。 205 ◯議長(泉尾安廣君) 福祉部長。 206 ◯福祉部長(大中和彦君) 12番戸谷議員の子どもの命と安全、家庭での安全について。まず、私の方から目黒区の事件についてのご質問にお答え申し上げます。  近年、全国的に児童虐待に対する社会の認識が高まるとともに、虐待防止に向けて虐待相談の実態把握や重症事例の検証など、さまざまな対策が講じられ、未然防止に向けた取り組みが推進されています。しかしながら、児童虐待の相談件数は年々増加しており、今年6月に東京都目黒区で起きました痛ましい児童虐待死亡事件のように、時にはとうとい命を奪う最悪の事態に陥っている事例が後を絶たないなど、依然として深刻な状況にあります。  議員おただしのように、目黒区の事件が最悪の結果になったのは、やはり児童相談所の職員が子どもを現認していないことが最大の要因と思われます。本市では、潜在的なリスクがあると思われる家庭に対しましては、奈良県が策定した虐待防止マニュアルに基づき、高田警察署や高田こども家庭相談センターなどの緊急対応機関へ要請をするなど、児童の現認と安全確認を最優先に考え、あらゆる関係機関と連携して未然防止に当たっております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 207 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 208 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 戸谷議員のご質問にお答え申し上げます。  初めに、通学路の安全について。名札をつけていることでの危険性についてのおただしでございますが、名札については、子どもの個人情報の漏洩や防犯的な観点から、登下校時においては名札を裏返したり、胸ポケットの内側にしまったりするなど、名前が見えないようにする対応をとるよう、教育委員会より各学校に通知しております。今後は、2学期以降の段階的な定着に向けて取り組んでまいります。  次に、学校内の安全について。  1点目、小中学校の空調設備についてでございますが、小中学校の普通教室等への空調設備設置につきましては、工期等さまざまな課題もありますが、来年の夏を目標に設置したいと考えております。  2点目、2学期の開始時期についてのおただしでございますが、2学期の開始時期については、臨時の校園長会を開催し、教育委員会といたしましては、一律的に開始時期を遅らせるよりは、子どもの健康・安全を最優先に考えて始業式の時間の短縮や放送による教室での実施、授業中の給水タイムの設定などの各学校の実態に応じた対策を検討するよう、暑さ対策について指示したところです。また、市教委から各校にWBGT指数測定器を配布し、常に熱中症指数を確認しながら教育活動を実施するよう指導しております。  3点目、学校のブロック塀につきましては、今回のブロック塀の工事は、学校敷地内にある建築基準法に抵触等しているブロック塀を対象とする改修工事であります。一方、安全面において問題がない適法のブロック塀は、高田小学校、高田西中学校、高田商業高校にあります。それらについては、現在のところ、撤去等の予定はございません。  最後に、学校行事の安全について。運動会と音楽会の実施時期に関するおただしでございます。  9月に入ってすぐ運動会の練習を行い、9月末に運動会を行う理由についてでございますが、学校行事は、運動会のほかにも各式典や音楽会、修学旅行、校外学習などがあり、これらを1年間の中で実施することを考えると、比較的暑さがしのぎやすくなるとされる9月の運動会実施を年度当初に計画する学校が多いのが現状でございます。なお、6月に実施されました陵西小学校の運動会につきましては、熱中症等が発生することなく、無事終了しております。  また、音楽会を2月に実施する高田小学校、磐園小学校の2つの小学校についても、いろいろな学校行事を1年間の中で振り分けていく中で、1学期、2学期にも多くの行事があるため、音楽会を2月に実施する計画を立てております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 209 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 210 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  まず、1つ目なんですけど、児童虐待に関して、何を具体的にどうされるというのは聞けなかったと思うんです。もし親が子どもに会わせないということが起こりましたら、具体的にはどういうことをされるんでしょうか。相談されるとかというのは聞いたんですけども、相談してどうするのかというのがやっぱり見えないんですね。具体的にどうするのかというのを教えてもらえたらと思います。 211 ◯議長(泉尾安廣君) 福祉部長。 212 ◯福祉部長(大中和彦君) 先ほども申しましたように、立ち入り調査、また立ち入り検査ができます高田警察署や高田こども家庭相談センター、ここへまず相談をいたしまして、子どもの現認もしくは安全確認をいたします。ただ、悲しいところではございますが、職員が行っても拒否権が向こうには発生しておりますので、どうしても高田警察署や高田こども家庭相談センターに相談しなければいけないというようにはなっております。  以上です。 213 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 214 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。そうすると、タイムラグが生じると思うんですね。相談に行ってる時間がかかります。その間に最悪の事態が起こるという可能性は非常に高いと思うんですけども、そのときはどのように考えておられるでしょうか。 215 ◯議長(泉尾安廣君) 福祉部長。 216 ◯福祉部長(大中和彦君) まず、この目黒区の件なんですけども、まずは引き継ぎがされていたことと考えておりますけども、その引き継ぎが潜在的にリスクの高い引き継ぎだということの認識が薄かったのが原因だと思っております。やはり以前にも香川県においてもその部分で警察の事情聴取を受けたりしている家庭でしたので、引っ越しをしてもリスクが高いという認識があれば救えたかなというようには感じております。  以上です。 217 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 218 ◯12番(戸谷仁史君) これにつきまして、他市で警察署等々と協議せずにできる方法が6月28日にネット記事で出てたんですね。これはどこかというと明石市なんですよね。明石市の市長がこどもスマイル100%プロジェクトという施策を実行されており、実際に子どもに100%会えているということです。  本市でも子どもに会うことが重要だと理解はしてもらっていると思うんです。そのためにどうするかというときに、必ず会って子どもの状況を確かめる。確かめることで虐待が発見でき、助けられるという考えには基づいてはおられると思うんです。ただ、具体的に事件が発覚するまでにタイムラグがあったりとか、実際的にすぐに対応できないことが多いと思うんですね。  そのために明石市は、全ての子どもに対して4か月健診、1歳半健診、3歳児健診、5歳児入学前健診の機会を捉まえて小学校入学前までに面談を4回実施しておられます。健診で子ども本人に直接会えなかった場合には児童手当の振り込みをとめられます。児童手当を払わないというのは違法なんですね。ただ、これを手渡しに切りかえることは違法ではないです。これは厚生労働省からもオーケーが出ているそうですが、こういう対応をとれば親御さんが会わせないという方はいらっしゃらなくなると聞いております。  このことについて、明石市の市長は、「保護者の方が子どもに会わせないという権利はないと思うんですね。子どもは親の所有物ではないのですから」とおっしゃっています。私もそのとおりだと思います。大和高田市においては、子どもの虐待を早期発見し、最悪の事態を起こさないためにこのような施策をとることは考えておられるでしょうか。 219 ◯議長(泉尾安廣君) 福祉部長。 220 ◯福祉部長(大中和彦君) ただいまの再度の質問です。明石市の状況は、今お知らせいただき、わかりましたけれども、本市におきましても、虐待防止ネットワークを生かし、支援機関である母子医療分野や子育て分野の連携、妊娠期・子育て期までの切れ目ない支援の体制は整えてはおりますので、それの連携を現在強化しているとともに、最悪の事態にならないよう早期発見に努めているところでございます。  以上です。 221 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 222 ◯12番(戸谷仁史君) それで十分だとお考えでしょうか。私、このやり方が絶対正しいと言っているわけじゃなくて、これが今のところ私が知っている中で一番具体的で一番直接的な手段だと思ったんですね。こういう手段を知った上で、当然、今の現状をもっと改善していくというのは必要です。それ以外にもこういう方法もとろうというのは考えておられますか。それとも、まだ全然そういうのは考えておられませんか。 223 ◯議長(泉尾安廣君) 福祉部長。 224 ◯福祉部長(大中和彦君) 再度の質問ですが、現在のネットワークを強化することにおいて、今のところ連携がうまくいき、最悪の死亡の状態も防げていると私は感じております。ただし、今おっしゃいましたような状況で、今後さらに相談件数は増加していくことのは間違いございませんので、それを防いでいくということにつきましては、今後も対策は講じていく必要があるとは考えております。  以上です。 225 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 226 ◯12番(戸谷仁史君) 子どもの命という大事な問題のことなので、今やっておられることが間違っているというわけじゃないですけども、それをやりながら、もっとよりよい方法がないのかしっかり模索していただく。これに関して最善を尽くしたところで、これで十分だというラインはないと私は考えておりますし、部長もそのように考えてくださっていると今感じました。ほんとに子どもの命という大事な問題ですので、相談件数がふえているというのは、市民の皆さんにも大分理解してもらって来ていただけてると思うんですけれども、自分が聞きたくても来れてない人、自分の内側にこもっている人が最悪の事態まで行ってしまうんじゃないかなという部分もありますので、しっかり最善を尽くして、十分であるということは存在しませんので、さらにいろいろ考えていただきたいと要望しておきます。  次に、名札に関することなんですけれども、教育委員会の方から指導していただいているということで、非常に迅速に対応していただいたと思います。ただ、これ、高田小学校の場合なんですけど、冬服の場合は折り返せると思うんですけども、夏服は体操服も兼用しておりますので、丸々書いてある状態なんですよね。こういうのも含めて今後どのように対応しようかと。あと、今のところ学校ごとに対応ということなんですけども、私服の場合はどうするのかとか、いろいろ問題点もあると思うんですけども、今後どのように考えておられるでしょうか。 227 ◯議長(泉尾安廣君) 教育長。 228 ◯教育長(早川博君) ただいまのご質問にお答えいたします。  先ほど局長の方から全体的な答弁はさせていただきましたが、たかが名札、されど名札ということで、これはかなり時間をかけて協議いたしました。といいますのも、名札には、中に血液型が書かれておったりで、不慮の事故があった場合、それが迅速に病院の治療にも役立つということで、外す、外さないというところでも随分、校長会でも私どもと一緒に協議をしたところでございました。  というところから、制服のある学校、1校だけが小学校、制服ないんですけども、制服のある学校は全て胸ポケットがありますので、それで裏向けて入れていきましょうと。学校へ着けば出しましょうと。ただし、これ一つにとっても、なぜそういうふうにするかという理由が子どもたち自身あるいは保護者がわかってくれないと、やはり意味としては半減するだろうと。そこで、そのときにはソフトランディングという言葉を私は使いましたけれども、1年かけてでも、あるいは来年度の新入生、小学校でしたら保護者会の中でしっかりとご説明することで徐々に定着していくことが望ましいというふうな思いでいました。中学校ぐらいになりますと、そういった意味はすぐに理解できるでしょうけども、小学生の低学年になるとそれぐらい時間がかかるだろうと思っています。  そして、今おっしゃったような体操服というのは、特定の期間だけに今のところは限られているというような判断で、その期間に何かないことを祈りながらも、例えば暑いですけど、薄い上着を着ることを推奨するとか、そういうところで学校にも考えてもらう1つの部分は残してあるというのが今の段階でございます。今後もそれについてもしっかりと検討していかなくてはいけないと思っています。  以上です。 229 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 230 ◯12番(戸谷仁史君) 現状に関して十分考えていただいているなと感じました。ほんとに名札1個、されど名札なんですよね。そのことをしっかり理解してもらっていると感じております。  ただ、ほんとに夏服に関しては、体操服ですので、制服じゃないんですよね。学校の制服じゃないからどうという問題も含めて、どうしていくのか。当然、現場の意見もあります。保護者の意見もあります。子どもの意見もあります。そういう状況をしっかり踏まえてもらって、当然、市民の意見というのも最優先で考えていかなければいけないと思いますので、状況に応じてしっかり対応していただきたいと。状況が許す限りの最善の策を打っていただきたいと要望しておきます。  次に、空調設備についてなんですけども、今、夏までにという答弁をいただいんですけどね。これ、なぜ聞いているかというと、当然のことだと思うんですけど、目標を掲げて、そこまでにやる努力をすると。それでできなかったら、なぜできないかと考えて最善を尽くすということをしなければいけないと思うんです。今回に関しては夏までにということなんですけど、夏までにということは何月までにというのは今言えるのか、熱源調査が終わって具体的に設置に動き出したときになったら初めてわかるのか、その辺、答弁お願いできますか。 231 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 232 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  今のところではございますが、本9月議会において調査業務・実施設計委託業務についての財源、予算を計上させていただいたところでございます。今後、業者を選定し入札、そして業務にかかっていただくという運びになるかと思いますが、その業務の完了につきましては、業務期間というのがございますので、そこで成果品が出てくる、そこで熱源も決まり、事業全体の規模というのも決まると思います。そういった中で実際にその後の事務的なことも含めまして段階的に進めていく中で実際このぐらいの工期がかかるであろうという、あくまでもこれも目安にはなりますが、その時点で大体の目安が出るのではないかと考えております。  以上でございます。 233 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 234 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。今の説明だと、熱源調査等々が終わり次第、ある程度具体的に決まってきますので、それから具体的な期日はわかるということだと思うんです。そしたら、調査等が終わるのは一応何月ぐらいを予定されているでしょうか。 235 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 236 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) あくまでも現時点での想定でございますが、早くて年内、状況に応じては1月にかかる可能性もございます。  以上でございます。 237 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 238 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。非常にむちゃなことを聞いているという自覚はあります。ただ、市民の方からしたら、7月につくのか、6月につくのかで全然違うと思うんですね。最悪9月についたらどうなのかということも考えておられると思うんです。だから、具体的な日付がすぐに知れればいいんですけども、そういうわけにはいかないということは理解しましたので、12月もしくは1月に調査等が終わりまして、具体的な段取りがわかり次第教えていただきたいと思います。  2年前から私も言っておりますし、ほかの議員さんも空調設備については一般質問もしていただいていると思うんです。今回、空調設備がつくということで非常に喜んでおります。市民の皆さんも安心しておられると聞いております。ただ、どうせやるのであれば、一日でも早くできるように最善の努力をしていただいて、わかり次第情報はできるだけ共有していただきたいと要望しておきます。  次、9月の授業をスタートを遅らせるべきじゃないかということに関して答弁いただいた分なんですけども、暑さ、今年の9月は比較的ましだったと思うんです。7月に災害級の猛暑だと言われたころに比べて大分過ごしやすかったと思うんですね。そういう状況に関しましては非常によかったと思うし、具体的に学校現場でもいろいろ対応していただいていると聞いております。今まで6月、7月の時点で学校へ持っていくのはお茶のみということだったんですけども、これに関しまして、やっぱり熱中症対策ということも踏まえまして、スポーツドリンクも構わない、塩分の補給も構わないという形で対応していただいていると聞いております。本当に今回はたまたまだったと思うんですね。この対応で十分かどうかというのは、多分、今年もはかってもらってたと思うんですけども、来年度以降も常にはかっていかなければいけないと思うんですね。  来年度以降、今年以上の暑さが9月に来た場合には、具体的に遅らせるということも視野に入れて考えていただけるんでしょうか。 239 ◯議長(泉尾安廣君) 教育長。 240 ◯教育長(早川博君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。  来年度以降も考えるかということの答弁の前に、まず、お話をしておきたいのは、1学期の終業式の前にも相当暑い時期がありました。先ほどご指摘を受けたとおりでございます。随分考えまして、それぞれの学校を回り、1学期の終業式、とにかく短時間でやる、あるいは放送でやるというどちらかで指示をしたところ、そのとおり、ほんとに短時間または放送で各学校がやってくれました。  また、夏休み中のこと、それから先ほどおっしゃってました、この暑さが2学期も続くだろうという想定のもとで、文科省から夏休みを延ばしてはというような指示が出る前も、2学期以降、それから来年度エアコンがつくまでとか、その辺を想定してかなり詳しいところのマニュアルのようなものを教育委員会で作成いたしまして、各学校に8月17日の臨時校長会を開いた折にそれを指示したところでございます。ですから、来年度もそういう暑さがあれば、それがそのまま生きているというふうに解釈してもらえればいいと思います。  その中身として、少しだけ例を挙げますと、あえて短縮授業を奨励する、それから、スポーツドリンクを持ってきてもいいと先ほど議員おっしゃっていましたが、むしろ奨励しました。スポーツドリンクを持ってくるようにしなさいと。あるいは、授業中に必ず給水タイムを設けますということを明言する。それから、先ほどWBGT指標のことも言いましたが、それによる指数で基準値を超えた場合は運動場には出さない。事実、9月に入りまして、私、随分学校を回りましたけれども、きちんと実践してくれておりました。というところで、来年度もこういった内容がそういった気象の場合には生きていると解釈してもらえればと思います。  以上でございます。 241 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 242 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。今回、国が休みを延ばした方がいいんじゃないかというのは、空調設備がついてることが前提だったと思うんですね。東京では100%ついております。その状況でも学校に通学するだけで熱中症にかかる危険性があるぐらいの暑さだったという判断だと思うんですね。実際、今年の9月にはそこまで暑くなかったので、多分、順調に過ごせてると思うんです。  今の答弁ですと、その状況を常に見守りながら、危険な場合には午前中で授業を終わるなり休みにするなりという対応をしていただけるように私には思えたんですけども、そのような理解でよろしいでしょうか。 243 ◯議長(泉尾安廣君) 教育長。 244 ◯教育長(早川博君) 再度のおただしですけれども、授業を即休みにするかということに対しての返答は差し控えさせていただきたいと思います。今回言っています短縮というのは、1時限の授業を50分を45分や40分、あるいは45分の授業を40分や35分にしながら、下校時刻を早めていくとか、休憩時間を長くとるとか、そういう学校に登校させながらの工夫でありましたり、各学校には今すでにエアコンを設置している教室も幾らかございますので、それの活用も精いっぱい考えていくというものも中に含まれております。そういったところで対応していくというのが現在の考えでございます。 245 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 246 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。多分、来年また暑い夏がやってきます。このときに想定外であったと言わなくていいようにしっかり準備していただいて、今年、幸いなことに誰も死亡者が出ていないと聞いておりますので、来年もそういう最悪の事態が起こらないように精いっぱい対応していただきたいと思います。  次に、ブロック塀については、全部撤去ではないというのは聞いていたんです。当然、危険度が高い部分、違法部分であったり、道路に面していたりというところは今回全部着手されていると。ただ、残りの部分はまだ今のところ撤去する予定はないということなんですけども、ブロック塀自体がやはり危険なものだと思うんですね。当然、何十センチという低いものに関しては比較的危険度は低いだろうと思うので、これまで撤去ということはなかなか順番的に難しいとは思いますけれども、最終的にはそのブロック塀がなくなるように。今回やらないけれども、現在残っている分がもう使えなくなってブロック塀を撤去したそのときに、つくらなあかんというときにはもうブロック塀はやめていただきたいと思うんです。そのようなことは検討されていますでしょうか。 247 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 248 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  ただいまのご質問の中身といたしましては、今後、経年劣化等によりブロックそのものが劣化して危険な状態にもなり得るであろうということを想定してのご質問かと思いますが、点検等、業務を毎年させていただく中でブロックの状況を把握しながら対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 249 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 250 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当にブロック塀というのは危ないので、最終的には全部なくなった方がいいと私は考えておりますので、そのようにしっかりと対応していただきたいと要望しておきます。  次に、運動会なんですけども、ほかの学校行事との兼ね合いもあって、今年に関しては9月末に行われているということです。私たちのときには、10月10日の体育の日やったと思うんですね。そこからかなり前倒しになっているように感じるんですけど、年々やっぱり暑くなっているんですよね。子どもにとって、その暑い時期、9月末はまだそんなに暑くはないかもしれないですけれども、授業が始まるのが9月1日ですよね。9月1日は始業式で、数日したら運動会の練習が始まるわけですよ。その時期は非常に暑いと思うんですね。そのことを考えると9月末に運動会をすることに合理性がないと思うんですけども、どうでしょうか。 251 ◯議長(泉尾安廣君) 教育長。 252 ◯教育長(早川博君) ただいまのご質問にお答えいたします。  確かに、私たちの時代も10月であったかというふうに記憶しています。ただ、社会の情勢といいますか、例えば、私は中学校現場が長いものですから例に出させていただきますと、入試制度がどんどん前倒しになってきているということがございます。随分昔は3月であったり2月であったりというところが、早いところでは12月に進路が決定してしまうような、こんな入試制度を受け入れている以上、できるだけ早くということがあり、中には文化祭、修学旅行と。あまり知られてないんですが、中学校3年生で行く修学旅行は1年生の時点で行き先や業者、日程がほぼ決まっているんです。したがいまして、そこを変えることが大変難しくなります。しかしながら、今議員がおっしゃったようなことも鑑みまして、実は2年後、つまり今すでに来年の修学旅行の日にちは決まっているわけですね。ですから、今の1年生が3年生になったときには、そこはしっかりと考えましょうということで、各学校の担当はもちろん校長にもそういう指示を出しております。  ですから、2年後を目標にそういう1年間トータルとしての行事予定を見直す機会を今年にしなくてはならないと、そういう認識でおりまして、できますれば10月の方にという思いがございますので、その旨はすでに伝えております。ただ、来年度それができるかというと、先ほど言いましたような1年間トータルの予定表ですでに決まっていること、あるいは特別支援学級の子どもたちの合同運動会だとか、そういう市内全体の行事なんかもすでに入っているということがあるわけです。そういう意味から2年後にはそういうものはさらに精査された形で必要なものができ上がるのではないかなと期待をしていただきたいですし、私自身もそれを目指していきたいということで、すでに指示をしているところでございます。  以上です。 253 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 254 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。秋は確かに忙しいと思うんです。修学旅行、文化祭、いろいろあると思うんです、そう考えますと、先ほど磐園小学校では6月にやって問題なかったというのであれば、その時期にずらすということも考えられるのではないでしょうか。9月は、今、末です。日程が許すのであれば、10月にずらしますというのも1つの考え方ですし、1年間の行事日程全体を考えまして、6月頭ぐらいに運動会をするというのも1つの方法だと思うんですね。実際、春に運動会をされているところに聞きますと、クラスがえとか、新しく入ってきて5月ゴールデンウイーク明けてちょっと慣れてきたころにクラスで合同練習とか団体競技の練習をすると非常に子どもたちの相互理解が深まると。最初の時点でそういう共同作業をするというのは非常に有効であるという話も聞いております。  学校行事という大人の都合もあるとは思うんですけども、子どもたちにとってどうなのかということもしっかり考えてもらって、どの時期が一番適切なのか。正直、今の9月末というのは一番悪い選択だと私は感じております。どの時期が一番いいのか。音楽会に関しても、運動会を6月にすれば、秋に予定があくわけですよね。そのときに秋、一番音楽にとってもいい時期ではあります。こういう時期にやるなりということも考えられます。1年間トータルで考えて、どの時期が子どもにとって一番負担がないのかという観点からしっかり考えていただきたいと要望しておきます。今すぐにできなくても、それはしようがないとは思うんですけども、これも子どもの命にかかわる問題なんですよ。ほんとに暑いときにちょっと無理してやるだけで熱中症でなくなってしまう可能性もあるわけですから、そういうことも考えて、何が一番いいのか、しっかりと考えていただきたいと要望しておきます。  次、お願いします。 255 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 256 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 戸谷議員の学校でのICT化と電子図書館についてのご質問にお答え申し上げます。  初めに、タブレットの導入状況についておただしでございますが、本市のICT環境整備事業は、教育振興基本計画の目標水準を満たすとともに、本市のICT教育の充実のために平成27年度から進めているところです。その中でもタブレットは、小学校全体で138台、中学校全体で60台、計198台を整備しました。1クラス当たり生徒2人に1台の割合で各校にタブレットを配布し、各学校でグループ学習等、工夫しながら学習の効果を高めているところでございます。タブレットにつきましては、平成32年度のICT機器の更新の時期に考えてまいりたいと思います。
     次に、ICT機器の利用方法についてでございますが、ICT機器については、子どもたちの理解を促進するためにデジタル教科書を導入した小学校算数科や中学校数学科・英語科の学習を中心に教科等の授業において活用しているところでございます。その他にも、調べ学習や授業の中で調べたことをまとめたり、説明・発表したりする活動などを行う際にも利用しております。  市をはじめさまざまな官公署等のホームページ閲覧やSNSの利用の仕方などを指導する際にもICT機器を活用した実践的な指導を行っており、ICT機器を利用する際に起こり得るさまざまな事象に対応できる技能や感覚を養うことに取り組んでおります。  プログラミング教育につきましては、平成32年度の本格的な実施に向けて、昨年度は奈良県立教育研究所の指導主事を招いた市内各校の代表による教員研修を実施いたしております。本年度は、各校の校内研修にICT支援員を派遣し、授業での活用促進や情報セキュリティについて、実際にICT教材を利用した実践的な教員研修を実施しているところでございます。今後も、本市の子どもや教員のICT機器利用にかかわる資質や能力の向上に努めていきたいと考えております。  次に、学校の授業でICT機器を使った電子図書館の利用についてのおただしでございますが、電子図書館の各学校の授業における利用については、利用カードの作成をはじめとした学校内での利用にかかわる幾つかの制限など、実施に向けて課題があると考えております。  本市においては、子どもたちの読書活動や教科等における調べ学習をサポートするため、学校図書の充実を図ってきたところでございます。今後は、学校図書にはない資料の閲覧ができる電子図書館を教員や児童生徒に紹介していきたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 257 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 258 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  まず、タブレットに関しては、今、1クラスにつき、2人に1つということなんですけど、せっかくICT機器を使ってタブレットを使うわけですよね。せめて1クラス分、1人に1台あれば、そのときに操作できるわけですよね。他市においては、全校生徒1人につき1台タブレットというところもあるんですね。そういうところで教科書、資料集等々をタブレットに全部入れてしまえるわけですから、置き勉の問題も解決すると思います。ただ、そこまではなかなか遠い道のりだとは思うんですけども、せめて1クラス分1人に1台行き渡るように今後導入を考えていただきたいと要望しておきます。  ICT機器の導入に関して、電子教科書は導入していただいているということなんですけども、現在、算数、数学、英語ということなんですけども、ほかの教科に関しては導入される予定はありますでしょうか。 259 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 260 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。現状においては、そのような計画を持っておりません。  以上でございます。 261 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 262 ◯12番(戸谷仁史君) 電子教科書に関しましては、算数・数学は、特に図形の問題とか、実際目で見てできると。英語に関しても、読み上げ機能がありますので、ネイティブの美しい発音を聞けるということで、非常に有効性が高いということで先行導入されたと思うんです。ただ、この読み上げ機能というのは非常に有用でして、例えば学習障がいをお持ちのお子さんにとって、文字がきちんと見えない場合ってあるんですね。そういう方に関しては、読み上げ機能というのは非常に有効なんです。  学習障がいで今何が一番問題かというと、子どもさんが学習障がいを持っているということに親御さんが気づいていないと。気づいていれば、当然、検査を受けて、障がいの認定を受けていただいて、それ相応の対応ができるんですけども、潜在的にそういう障がいを持っておられる方が非常に多いと聞いております。学習障がいに関しましては、表面上わからないという場合も含めて、全体の大体6%ぐらいいるのではないかと言われています。ということは、30人クラスで1人か2人は必ずいるという計算になってくるんですね。そういう方のことも考えると、ほかの科目、国語などでも導入すると非常に有用な部分も出てくると思います。  ほかの科目でも非常に有用です。小学校1年生のときに導入すると一番効果的ではないかという話も聞いていますので、ほかの科目についても、できるだけ導入をお願いしたいと思います。  次に、電子図書館についてなんですけども、これ、各小学校、小学校3年生のときに図書館見学をして図書カードをつくっておられると思うんです。そのときに登録をして学校へ帰ったときにきちんと登録すればすぐ使えると思うんですけども、そのようなことをされる予定は今のところないでしょうか。 263 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 264 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。学校の授業等も含めまして電子図書館とのかかわりといいますか、そういう連携というとこら辺を、この7月1日より電子図書館を開設いたしておりますので、今後そのようなことも含めて検討、また研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 265 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 266 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。非常に厳しいことを言って申しわけないなという気持ちもあるんですけども、図書館を子どもたちに利用してもらうという面で、図書館の近くに住んでおられる方は利用しやすいと思うんですね。ただ、子どもたちだけでは図書館まで行けないようなところに住んでおられる方もいらっしゃいます。そういう方の補完に関しては、今のところ、ほかに方策をとられていないと思いますので、電子図書館は1つの方策だと思うので、そういうことも考えていただきたい。  電子図書館に関しましては、パッケージ分と、あと別に購入分とあったと思うんですけども、パッケージ分は非常に児童書が少ないんです。ただ、それ以外の部分で自分のところで選んでチョイスする部分に関しては、かなり児童書、たくさん入っております。これは図書館も子どもたちに読んでほしいという意図だと思いますし、学力状況調査におきまして読書時間というのが必ず調べられていると思うんです。これは学習にとって読書が非常に重要だということを国も認識しているというあらわれだと思うので、子どもの読書支援に関して非常に有用ですので、利用も考えていただきたいと。  学校図書館に関しては、まだ現状学校司書を置いておりません。本の冊数に関しても、生徒数割なので生徒数が少ない学校に関しては、まだ十分に本があるとは言えない状況の場所もあるように思うんですね。そういう部分の質・量ともの補完に関しても、電子図書館は非常に有用だと思いますので、この利用の方法をしっかり考えていっていただきたいと思います。  英語の学習に関しても、英語の原書での絵本というのが多数導入されているんですね。これ、読み上げ機能がついていますので、先ほども英語の電子教科書と同じように非常に有用に使えると思います。中学校での電子図書館の利用の促進もしていただけると、子どもたちの学習にとって非常に有用だと感じておりますので、学校でも促進をお願いしたいと要望しておきます。  次の質問、お願いします。 267 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 268 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 戸谷議員さんの「コーラスのまち」大和高田市についてお答え申し上げます。  初めに、「コーラスのまち」大和高田市についてのおただしでございますが、昭和57年から毎年開催されております大和高田市コーラスのつどいをはじめ、各コーラスグループ主催の発表会が1年を通して開催されるなど、大和高田市はコーラスが盛んなまちであります。このようなことから、コーラスグループの皆さんがコーラスのまち大和高田市と自然発生的に言うようになったと伺っております。  次に、コーラスに対する市のかかわりについてでございますが、議員ご承知のとおり、本市では、コーラスグループ18団体、約500名の皆さんが中央公民館、校区公民館、葛城コミュニティセンター、市民交流センター等におきまして生涯学習の一環として主体的に活動しておられます。生涯学習としてコーラスに取り組まれている皆さんの活動を支えていくため、本市といたしましては、活動拠点である中央公民館等社会教育施設の適切な維持管理に努めていかなければならないと考えております。  また、市が主催するイベント等への出演を依頼・協力をお願いするなど、日ごろの練習の成果を発表する機会をふやすための取り組みを進めていきたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 269 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 270 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本市におきましては、現状、どちらかというと市主導というよりはかなり市民の皆さん主導で音楽、コーラスに関しては進められていると思うんですね。他市を見ますと、かなり市の方が主導してやっている事例もあります。例えば天理市におきましては、天理第九合唱団が活動されております。毎年12月に第九の演奏会をされているんですけど、今年に関しては、ジョン・ラターのマニフィカートを9月30日に演奏されます。これに市もかなり協力されているということで、その象徴として市長が一緒にステージに立たれるという話も聞いております。  ほかに桜井市、今年は桜井市で大きなイベントが行われます。まほろば国際音楽祭、こういう非常に大きなイベントを行われます。10月30日から11月4日まで毎日、市内の神社仏閣等でイベントを開催され、フィナーレに関しましては、シュテファン・モアをドイツから招聘いたしましてテレマン室内オーケストラとフォーレのレクイエムを演奏されると。このイベントは、一般社団法人まほろば芸術ラボと桜井市民会館との共催で行われると聞いております。しかも、これ、2年に1回やりますということでスタートされております。  このように、他市においては、コーラスをまちの活性化につなげようと市ぐるみで考えて前へ進められているように感じるんですけども、大和高田市においてはそのような考えはございませんでしょうか。 271 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 272 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまの再度のおただしでございます。  現在のところ、具体的なところについて計画、またそういった考え等についてはございません。  以上でございます。 273 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 274 ◯12番(戸谷仁史君) 正直なところ、大和高田市って大きな資源があるまちではないと思うんですね。ただ、コーラスをはじめ文化的な事業であったり、芸術的な事業であったりというのは、非常に盛んなところだと思うんですよ。まちおこしということを考えたときに、あるものを使う方が当然コストは安くなると思います。せっかく大和高田市、非常にレベルの高いコーラス団体も多うございます。他市と同じことをしろとは思いませんけども、明らかに負けていってるというのはコーラスに携わっている者として非常に寂しく感じます。また、他市から共催のお願いとか来たときには一緒にやっていけるようにしっかり考えいただきたいと思います。  コーラスのまち大和高田市を維持していく上で、練習環境の整備等々も非常に必要だと思うんですけども、主に使われているのは中央公民館であったり、市民交流センターであったり、さざんかホール、この3つだと思うんです。この3つにつきまして、どれも十分使いやすい施設であるとは思いません。まず、中央公民館ですが、社会教育、生涯学習の拠点として非常によく稼働しております。伝統・文化・教育のまち大和高田市を支える非常に重要な施設だと思います。しかし、施設自体も老朽化、エレベーターもありません。空調設備も温度調整が十分できるものではないと聞いておりますが、中央公民館をこれからどのようにしていこうとお考えでしょうか。 275 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 276 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  先ほども申し上げましたとおり、社会教育施設につきましては、今後とも現状に応じた形で適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 277 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 278 ◯12番(戸谷仁史君) できれば具体的な方策を聞きたかったんですけど、市全体の話ですので、この公民館だけについて聞くというのもちょっとフェアではないと感じます。  現状で十分ではないと聞いております。この間、台風の前には、水が中に入るかもしれないということで、市の職員の方が目張りしておられたんですよね。そういうのを見ると、もうちょっと環境整備できないかなと。市民の皆さんが使われる場所で、コーラスに関しては3階を使われることが多いんですけども、オンかオフしかできないので、夏場でも暑いか寒いかしか選択できない状況にあると聞いておりますので、その辺を含めてしっかり考えていただきたい。  次、市民交流センターなんですけども、中央公民館とか葛城コミュニティセンターとかゆうゆうセンターに関しましては駐車料金は無料ですが、市民交流センターはなぜ有料なのでしょうか。コーラスの練習というのは、多目的室とか交流スペースを使われていると思うんですけども、大体1回3時間程度使うんですよね。そうなったときに、1時間に関しては補助が出ると聞いておるんですけども、それ以上に必ずその場で使っているわけですから、その分の補助というのはできないものなんでしょうか。 279 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 280 ◯市民部長(吉村保喜君) 駅前でもありまして、目的外利用等も多々ありますので、今のところ1時間200円の割引ということで実施させていただいております。 281 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 282 ◯12番(戸谷仁史君) 目的外利用というのであれば、その3時間を利用していることさえ証明できれば、3時間分出しても問題ないのではないでしょうか。 283 ◯議長(泉尾安廣君) 市民部長。 284 ◯市民部長(吉村保喜君) 今後いろいろ検討させていただきたい。ちょっと勉強させていただきます。 285 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 286 ◯12番(戸谷仁史君) 検討、勉強していただけるということですので、早急に検討していただきたいと。検討した結果をできれば教えていただきたい。長いこと教えていただけなければ、またこういう形で質問せざるを得なくなりますので、しっかり検討して早期に回答を出していただけたらと思います。  次、さざんかホールにつきましても、駐車場の台数が十分でないため、出演者がホールの駐車場を使えなくて、JRの駅のところの駐車場を使っているということを聞いております。市は、さざんかホールをもっと使っていただくために、この駐車料金に関して何か方法を考えておられますでしょうか。 287 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 288 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  さざんかホールにおきましては、大ホール、小ホール、レセプションホール等、各使用ホールに対しての地下駐車場の駐車台数が取り決めをされております。大ホールが使ってなければ小ホールを使っておられる方がその分を使うとかいうことは可能ではございますが、やはり土曜、日曜等、そういったイベント等があるときには、どうしても足りない状態になっているのが現状でございます。  先ほど議員おっしゃったとおり、もちろん出演者に対する配慮も必要かとは思いますが、そのイベントを見に来られる市民の皆様方の配慮も考えていかなければならないというところで、文化会館の地下駐車場の現在の駐車台数から考えれば、それを無料とか減免とかいう形にはできないかなと考えております。  以上でございます。 289 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 290 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。さざんかホールに関しましては、現状、大ホールを使われてなければ、最大三十数台とめられる分を精いっぱい開放していただいているとは聞いております。ただ、コーラスのつどい等におきましては500人の方が来られるわけですね。今回、決算で無料券、無料の使用台数というのが出ておりましたので、無料ということも可能なのかなと、無料券を配布することも可能なのかなと感じておるんです。以前にさざんかホールを利用される方に無料券を配布されたということはあるのでしょうか。 291 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 292 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  担当課にも確認いたしておりますが、現在そういったことはやっていないということを確認させていただいております。  以上でございます。 293 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 294 ◯12番(戸谷仁史君) 以前、私、確認したときに、成人式のときにあったと聞いている。現在はやっておられないと思うんです。成人式のときに、成人の方が来られたときに成人式の入場券を見せると無償にするということをやっておられたと聞いているんです。ただ、非常に事務が繁雑で、それをこの後続けていくというのは無理だということでやめられたと聞いているんです。  今回に関しては、出演者の問題だけであれば、出演者の方に何人分まではという形で無料配布も不可能ではないと思うので、そのことも検討していただければと要望しておきます。  次に、大ホールの使用に関してなんですけども、大ホールを使用するときに、コーラスが使用しようとすると反響板を設置したり、いろいろと設置費用がかかります。今聞いていますと、さざんかホールに関しましても、平日ずっとあいている日もあるということを聞いておりますので、この週はコーラス団体に貸しますよということを決めてしまって、月曜日に設置して金曜日に外せば設置と解体の作業は1回で済むと思うんですね。そういう形でコーラスの練習場所の確保ということでさざんかホールを利用することも可能だと思うんですけども、そのようなことはお考えでしょうか。 295 ◯議長(泉尾安廣君) 教育委員会事務局長。 296 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  さざんかホール、文化会館の管理を行っております文化振興課、事務局、窓口受付等、実際に使用される団体様との協議の中で決めていくべきことではないかと考えます。  以上でございます。 297 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 298 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。いろんな方法があると思うんです。大和高田市は本当にコーラスのまちとして非常に有用な資源を持っていると考えております。市にとっても、市歌であったり愛唱歌であったりというものの周知に関しましても、コーラス団体の協力を得ていると思うんですね。具体的には、市商のアカペラ部の方にも協力していただいていると聞いております。市とコーラス団体と一緒に、少しでも大和高田市が活性化できるように協力していっていただきたいという思いもありますので、できるだけこういう文化的事業に関しましても精いっぱいやっていただきたいと要望しておきます。  では、次の質問、お願いします。 299 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 300 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 大和高田市とリズモー市、今年、姉妹都市55周年の記念すべき年だったが、リズモー市に行った目的とどのような成果を持って帰ってきたのかとのご質問にお答えいたします。  今回のリズモー市訪問については、ジェニー・ダウェル前市長の後任として平成28年9月にリズモー市長に就任したアイザック・スミス市長が昨年8月に本市を表敬訪問された際、ぜひ55周年はリズモー市に来て、毎年6月に開かれるランタンパレードにともに参加しようと申し出がありました。  両市間では5年ごとに相互の市を訪問し、再盟約書を交わすことになっています。それを受け、今年6月21日から27日まで、泉尾議長、吉田市長、職員3名、通訳1名ほか5名の市民とともに訪問団を結成し、リズモー市を訪問いたしました。今回は一人でも多くのリズモー市民に大和高田市を知っていただくことを目標としました。リズモー市では、両市長・議長が再盟約書にサインし、今後の変わらぬ姉妹都市としての友好関係を確認いたしました。翌日には、リズモー市で制作された大きな本市マスコットキャラクターみくちゃんのランタンとともに、在シドニー総領事、日本外務省政務次官、自治体国際化協会シドニー事務所長、リズモー市交換学生OBとともに、両市メンバーが一緒にランタンパレードに参加し、両側に3万人の人が並ぶ1キロメートルの通りを1時間かけてパレードしました。  前日にテレビ局やラジオ局が訪問団を取材し、パレード当日の朝にニュースで流れたこと、日中に子どもたち向けのイベントでみくちゃんを登場させたり、英語表記の大和高田市パンフレットを配布したこともあってか、先頭を歩く訪問団に英語や日本語の呼びかけとともに大きな拍手が最後まで続きました。さらに、滞在中は、市内にあるサザンクロス大学のジャパンセンターや高校、幼稚園を訪問しました。その後、今回訪問した幼稚園が本市にある高田カトリック幼稚園と姉妹幼稚園を結ぶ方向で話し合っています。  今後も、55年間の姉妹都市関係を絶やすことなく、交流していきたいと考えております。  次に、どのように周知を行っているか、また、実際にはどの程度周知されているのかについてのご質問にお答えいたします。  現在、リズモー市との姉妹都市交流は、大和高田・リズモー都市友好協会に事業委託しており、市からの委託料と会員の会費で運営しています。国際交流の根幹と考えます交換学生派遣事業については、ホームステイ等、両市市民の大きな協力のもと、本市からリズモー市への学生派遣事業は今年で32回を迎えました。また、友好協会はホームページを開き、会員向けの英語と日本語の会報は、会員のみならず、本市の小学校、中学校、高田商業高校、図書館をはじめとする6公共施設に配置し、リズモー市へも送付しています。片塩小学校、浮孔小学校、磐園小学校、陵西小学校及び高田商業高校については、リズモー市内の学校と姉妹提携を結び、学校間での交流に取り組んでいます。  なお、今回の55周年事業につきましては、「広報誌やまとたかだ」8月号で市民にお知らせし、8月21日から30日まで市役所で写真展を行いました。今月28日からは市民交流センターでも同様の写真展を開催します。また、両市が今までに交わした文書や記念品は、管理の都合上、3階秘書課前に展示しておりますが、新庁舎では多くの市民の皆様の目に触れるよう努力していきたいと考えております。  本市といたしましては、50周年記念事業に44名の市民が参加されたことを考えますと、今後も長く続いてきた友好協会会員の熱心な活動を支援するとともに、多くの市民の方々とともに日本とオーストラリアの姉妹都市締結第1号であることを誇りに思い、活発に交流が続くように努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 301 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 302 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当にリズモー市と姉妹都市であることは誇りに思えるすばらしいことだと思うんですけども、市民の中でどれぐらい知られているかというところなんですよね。いろいろやってくださっているのはわかるんですけども、まだまだ知られていないと思いますので、しっかり頑張っていただきたい。  今回、市長、議長をはじめ行かれていると思うんですけども、一般の方は5名と今聞いたんですけども、この中で元留学生の方は参加されているんでしょうか。 303 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 304 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 平素の交流は、8月7日が姉妹締結記念日なので夏休み中ということで参加してくださる方もいらっしゃるんですが、今回はランタンパレードが6月ということで、大人の方ばかりになりました。  以上でございます。 305 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 306 ◯12番(戸谷仁史君) 大人の方の中でも、元留学生で今回再びリズモーに行って交流を深められたという方はいらっしゃいますでしょうか。
    307 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 308 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 前回50周年のときにはたくさんの方が行ってくださったんですが、今回、55周年ということで交換学生で行った方のご参加はございませんでした。 309 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 310 ◯12番(戸谷仁史君) せっかくの再会の機会だと思うんです。今回はランタン祭りという縛りもありましたのでタイミング的には難しかったと思うんですけども、交換留学生同士の再会というのは非常に有用なことだと思いますので、次60周年のときには何とかならないかと考えていただきたい。  また、これに関しまして、一般の方の参加に関しまして今回補助がなかったと聞いておりますけれども、その理由はどのようなものでしょうか。 311 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 312 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 補助につきましては、私たち職員は、入札を行ったツアーで行かせていただいておりますけれども、市民の方は個人で、今でしたらインターネットとかで安くチケットを購入することもできますので、向こうに行かれる方法は特に問うておりません。向こうでは記念式典とかには、どういう方法でいらっしゃっても参加していただくように利便を図らせていただいておりますので、特に毎回補助金は頭の中には入れていないで、個人の選択で参加していただいているのが現状でございます。 313 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 314 ◯12番(戸谷仁史君) 個人でできる限り安く行くように頑張ってもらっているということなんですけども、少しでも留学ということに関しましても友好を深めるためにも、補助があればふえるのであれば、そういうことも検討していただきたいと思います。  次、リズモー市から交換留学で来られまして、交換留学のときは短期留学なんですけども、長期間において留学したいということで、大和高田市から通いたいという話があったと思うんですね。そういう長期留学を希望されている方が今年何人ぐらいおられて、どのように対応されたか、お願いできますか。 315 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 316 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 今年4月から1名の方が半年間留学しておりまして、ホストファミリーさんが面倒を見てくださっております。秋にまたもう1名、そこに加わるということを聞いております。今、いっときですが、2名滞在しておられます。  以上です。 317 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 318 ◯12番(戸谷仁史君) 2名の方が長期で来られていると聞いております。これ、大和高田市から通いたいとおっしゃってるらしいんですよね。本当にうれしい話ですよね。これって55年間、大和高田市とリズモー市がしっかりとした関係を築き上げた証拠だと思います。今後もこういうことが継続されるように協力していただきたいと思います。  大和高田市の方からリズモー市の方に長期留学したいという方はいらっしゃるのでしょうか。 319 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 320 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 個人でサザンクロス大学に留学しておられる方は今までに何人かいらっしゃいます。特に向こうでホストファミリーを今までご希望されたという方はいらっしゃいませんけれども、一度向こうに滞在しておられたホストファミリーさんのところにホームステイしておられた方はいらっしゃいます。 321 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 322 ◯12番(戸谷仁史君) 本当にこれ、リズモー市と大和高田市の親密な関係を示すものだと思うんです。これからも大和高田市とリズモー市が友好的で協力的で緊密な関係を築いていけるように。まだまだ周知に関しては足りてないと思うんですね。しっかり周知に関しても頑張っていただきたいと。  ランタンパレードだったのでテレビ放映もされたということなんですけども、次60周年のときにどうなるかわからないんですけども、テレビ等のメディアも活用して、大和高田市の市民の方、奈良県の県民の方、日本全国の方に大和高田市とリズモー市はこんなすばらしい関係なんですよということをアピールできるように、また次もしっかり考えていただきたいと要望しておきます。  では、次、お願いします。 323 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 324 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 大和高田市空家等対策計画(案)、大和高田市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画(素案)におけるパブリックコメントの募集結果がゼロ件であった結果をどのように捉えているかのご質問にお答えいたします。  本市パブリックコメント手続実施要綱につきましては今年4月1日から施行しているところでありますが、規定上に、施行日前であっても現に意思決定をしようとする計画については本要綱に準じた手続の実施に努めるものとする旨の定めを設け、昨年12月の告示日以降、でき得る限りの計画についてこの附則規定に基づく運用に努めてまいりました。  今回ご指摘の2計画につきましては、この附則規定に基づきパブリックコメントを実施させていただいたものであり、運用は本則規定によるものでなく、あくまでこれに準じた手法により実施させていただきました。よって、広報手段が市ホームページへの掲載のみであったり、また、募集期間も大和高田市空家等対策計画(案)が7日間、大和高田市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画(素案)が14日間と短くなっており、これらのことがご意見の応募につながらなかった原因でないかと推測しております。  次に、大和高田市第5期障害者福祉計画及び第1期障害児福祉計画(素案)、大和高田市新庁舎建設基本計画(案)への意見は多かったが、増加の理由はどこにあるかについてのご質問にお答えいたします。  両計画へのパブリックコメントの募集は「広報誌やまとたかだ」と市ホームページにより告知し、募集期間も大和高田市パブリックコメント手続実施要綱本則の20日以上を満たしています。また、計画案やその資料を市役所以外の公共施設にも配置し、より多くの方の目にとまるような利便が図られていました。  このことから明らかなように、今後も大和高田市パブリックコメント実施要綱を遵守し、広く意見を求める機会をつくることに努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 325 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 326 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。パブリックコメントに関しては、昨年9月に聞かせてもらってからいろいろと改革していただきました。実施要綱に基づいてやっていただけると、応募日数等々いろいろと変えていただけると応募も多くなったということで、前者のゼロ件というのは、経過措置だったので7日間と14日間で非常に短かったと思います。ただ、空き家対策にしても介護保険事業に関しましても、非常に重要な施策ですので、今回はこういう結果になりましたけども、これから行われることに関しては要綱どおりやっていただきたいと。要綱どおりやってコメントがふえれば、非常に市民の意見を取り入れやすいと思うんですね。  今回、新庁舎に関しましても、パブリックコメントから意見を取り入れられて変更されているところが2点ありました。こういう形で市民の意見をどうやって取り入れていくかというのは非常に有用だと思うんです。  ただ、これ、まだパブリックコメントというもの自体がまだまだ周知されていないと思うんです。パブリックコメントというのは、そもそも市民から広く意見を取り入れるための制度で、これは市がちゃんと返答するものであると。こういう制度の周知についてはどのように行っておられるでしょうか。 327 ◯議長(泉尾安廣君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 328 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 今までパブリックコメントについて特にこれのみを強調してPRしたことはございませんが、計画立案のときからこのパブリックコメントを求めることを想定して時間的な余裕を持ち、広報誌やさまざまな新聞等にもPRできる時間的余裕も計画の中に含めて運用してまいるように各担当課が努力していきたいと思っております。  以上でございます。 329 ◯議長(泉尾安廣君) 12番戸谷仁史議員。 330 ◯12番(戸谷仁史君) パブリックコメント自体もまだまだ市民に周知されている制度とは言えません。ただ、このパブリックコメントというのは、間接民主制を補完するための制度としては非常に有用な制度と考えております。市役所、理事者側としてはこのことをしっかり踏まえてやっていただいているということで、これから市民の方に知ってもらう機会がふえてくると思います。市民の方も、新庁舎を含めて市政に関して興味を持っておられる方が非常にふえてきていると思います。私たち自身もしっかりそれをアピールしていくべきかなと思っております。  私自身もパブリックコメントに関してはチェックさせてもらって、それに関していろいろと要望なり意見なりを聞いている場合には、こういうのがあるから、もしよかったらパブリックコメントとしてコメントを出してもらったら、ちゃんと市が返答してくれますよということは言っていってるんです。そういうのも含めて、パブリックコメントは非常に重要な制度ですので、これからもしっかりと広めていただけるようお願いしておきます。  以上、今回5項目と非常に多くのことを質問させていただきました。私自身もまだまだ足りない部分がいっぱいあります。皆さんと一緒ですね。これからも少しでも住みやすい大和高田市にできるように、今すぐにひたすらに真っすぐに進んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 331 ◯議長(泉尾安廣君) おはかりいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、明日21日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 332 ◯議長(泉尾安廣君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって延会いたします。            午後4時19分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...