ツイート シェア
  1. 大和高田市議会 2017-09-01
    平成29年9月定例会(第3号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(中谷修一君) ただいまより、平成29年9月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(中谷修一君) これより、本日の会議を開きます。  各常任委員長及び特別委員長より議案審査結果報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 認第1号平成28年度大和高田市一般会計決算の認定について 外 11 件 3 ◯議長(中谷修一君) これより日程に入ります。  日程第1、認第1号平成28年度大和高田市一般会計決算の認定についてほか、認第2号から認第10号まで、議第37号及び議第38号の12議案を一括して議題といたします。  本件12議案は決算特別委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。16番西村元秀議員。            〔決算特別委員会委員長(西村元秀君)登壇〕 4 ◯決算特別委員会委員長(西村元秀君) 皆さん、おはようございます。  去る9月4日の本会議におきまして、決算特別委員会に付託を受けました認第1号平成28年度大和高田市一般会計決算の認定についてほか、認第2号から認第10号まで、議第37号及び議第38号の12議案について審査を行ったところであるが、今回の審査の中、答弁が質問の趣旨とは異なる内容であったり、提出されていた資料に誤りが見受けられた。今後は、適切な答弁及び資料の作成に努めるとともに、市を代表して事業の結果報告を行っているということを認識し、委員会に臨んでいただくよう要望しておきます。  なお、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり認定及び可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、歳入、第1款、市税における市民税についてであります。  委員より、本市の人口が減少しているにもかかわらず、個人市民税の納税義務者数が増加している理由についてただされたのに対し、担当者は、「未申告者に申告を促したことが原因であると考えている」と答弁されました。  次に、固定資産税についてであります。  委員より、前年度決算より増額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「調定ベースで土地については、地価の下落により430万円の減額、家屋については、家屋の新築により2,100万円の増額、償却資産については、新規の法人の申告や太陽光発電設備の申告等により7,200万円の増額となっている」と答弁されました。
     家屋の新築により、固定資産税が増収となることからもわかるように、本市の財政が豊かになるよう多方面から政策的な意図を持った施策を実施されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、収入未済額がふえている理由についてただされたのに対し、担当者は、「年度末に固定資産税のうち償却資産の大きな課税があったが、年度内に収納できなかったためである。ただし、その分については、6月5日に完納となった」と答弁されました。  また、委員より、「納税義務者からの納税相談は、何件あったのか」との問いに、担当者は、「4月から3月の1年間で、相談件数は775件である」と答弁されました。  個々の事情を考慮した納付となるよう適切な相談に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第9款、地方交付税についてであります。  委員より、昨年度より減少している理由をただされたのに対し、担当者は、「国勢調査人口の置きかえにより、基準財政需要額でおよそ2億3,000万円減少したこと及び基準財政収入額において、地方消費税交付金や配当割交付金の大幅な増収により、全体で1億6,000万円の増収となったことから、交付税と臨時財政対策債全体で3億9,000万円の減少となった」と答弁されました。  次に、第11款、分担金及び負担金における負担金についてであります。  委員より、高齢者肺炎球菌予防接種一部負担金について、「予防接種の対象者への周知はどのように行っているのか」との問いに、担当者は、「広報紙への掲載や接種対象年齢の人に個別通知し、周知に努めている」と答弁されました。  次に、第12款、使用料及び手数料における使用料についてであります。  委員より、児童福祉使用料における行政財産使用料について、「これは保育所敷地内に駐車している職員から徴収したものであるが、保育所敷地内に駐車できない職員はどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「私費で民間の駐車場を借りて駐車している」と答弁されました。  同じく委員より、「保育中の子どもが急な病気で受診するとき等、私有自動車を公用車として使用することはあるのか」との問いに、担当者は、「私有自動車を公用車として使用することはなく、自転車やタクシーを利用している」と答弁されました。  同じく委員より、小学校使用料における行政財産使用料について、「保育所に比べ、車の台数を考えると金額が低いが、公用車扱いしている車は何台あるのか」との問いに、担当者は、「市内8小学校全体で許可件数230件あり、うち使用料を免除している公用車扱いの車が199台である」と答弁されました。  また、委員より、市民交流センター使用料が予算額に比べ、半分程度となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「施設の貸し館について利用開始が4月から5月になったこと、また、7割程度の利用率を見込んでいたが、3割程度の利用であったためである」と答弁されました。  多くの市民の方に施設を利用してもらえるよう、さらなる周知に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、墓地永代使用料について、市営墓地の利用状況をただされたのに対し、担当者は、「602区画あり、残りは平成29年8月末現在55区画となっている。本年度は3件の申し込みがあり、また、8月号の広報紙にて募集を行っている」と答弁されました。  次に、第19款、諸収入における雑入についてであります。  委員より、文化会館チケット売捌手数料及び文化会館入場料が大幅に増収となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度、さざんかホールは20周年を迎え、記念事業をはじめとして規模の大きなイベントを開催したため増収となった」と答弁されました。  次に、第20款、市債についてであります。  委員より、「臨時財政対策債の発行を抑制していくことは考えていないのか」との問いに、担当者は、「臨時財政対策債の発行を抑制していくことは目標であるが、今後の財政事情を考えると、発行可能額の満額を借り入れすることが必要であると考えている」と答弁されました。  次に、歳出についてであります。  第2款、総務費における総務管理費の中の一般管理費についてであります。  委員より、退職者数のうちの定年退職者数及び今年度の定年退職者の見込みについてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度は一般管理費の退職者26人のうち、定年退職者は19人であった。平成29年度は医療職を除き14人の予定である」と答弁されました。  計画的に職員の採用等を行い、定数を確保されるよう要望しておきます。  同じく委員より、町総代連合会補助金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「自治会の運営費や事務費、研修会等に充てられている」と答弁されました。  また、委員より、「固定資産台帳作成業務委託料が支出されているが、台帳の整備と複式簿記の導入はどのようになっているのか」との問いに、担当者は、「平成27年度より着手した固定資産台帳の整備は、平成29年12月中に完成する見込みである。確定した固定資産データと財務会計の仕訳を公会計システムに取り込み、12月末に一般会計と特別会計の財務諸表を完成できるよう進めている。また、公営企業会計や一部事務組合を含めた連結の財務諸表については年度末になる見込みである」と答弁されました。  次に、企画費についてであります。  委員より、「公共バス運行委託料は前年度決算より倍増しているが、利用者や収入は余りふえていない。これは、市民交流センターを起点とすることに無理が生じているのではないか」との問いに、担当者は、「昨年4月より3路線6系統への拡充に合わせ、運行時間の延長も行ったため、経費は大きくなっている。また、経路の変更により空白地の一部まで延長し、市民が集う場である市民交流センターを結節点として、地域の活性を狙う。徐々にではあるが、利用者は増加している」と答弁されました。  ニーズを把握し、よりよい運行形態にされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、イベント設営の委託が随意契約となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「平成26年度のイベント開始当時、市内に対応できる業者が1社であったため、随意契約をしてきた。平成28年度、それまで随意契約していた業者が、急遽事業撤退されたため、後継である事業者と契約したものである」と答弁されました。  また、委員より、報償費の中の記念品購入費の内容についてただされたのに対し、担当者は、「ふるさと納税45件のうち、辞退3件を除く42件に対し返礼の品を送ったものである。送った品目はうねび漬、靴下セット、水枕、湯たんぽ、プロテイン、ナッツセット、大衆演劇鑑賞券、みくちゃんグッズセット、新米であった」と答弁されました。  同じく委員より、「企画費において多くの予算流用が見受けられ、議会での審議を軽視しているとも考えられるが、流用についてはどのような見解を持っているのか」との問いに、担当者は、「執行科目である目、節については法的な制限はないが、予算に過不足が生じた場合は補正予算が第一と考えている。流用の発生を抑えられるよう、新年度の予算編成時において精査したいと考える」と答弁されました。  同じく委員より、多くの流用が生じた理由についてただされたのに対し、担当者は、「未来は元気フェスティバルの開催において、参加するキャラクターが当初の予定より増加し、舞台の形態に変更等が起こったため、委託料や報償費が必要となった。また、他市で開催されるイベントに参加するための旅費についても不足を生じた。原因は当初に綿密な事業計画を立てることができなかったことと考える」と答弁されました。  次に、男女共同参画推進費についてであります。  委員より、「女性相談が増加しているが、希望者全員が相談できる体制となっているのか」との問いに、担当者は、「全ての希望者に対し相談を行っている。また、緊急時にも随時相談を受けている」と答弁されました。  また、委員より、男女共同参画推進に総額640万9,000円を投じた成果と今後についてただされたのに対し、担当者は、「認知度などは上がっているものの、成果として見えにくいものと考える。女性の就労支援やDV対策などの多くの必要施策があり、今後も継続していきたい」と答弁されました。  ほかの事業にも係るところであるが、既存の事業の効果や必要性を精査し、市民や社会の要請に応じた施策を展開されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、財産管理費についてであります。  委員より、公共施設においての障がい者トイレと多目的トイレの設置状況をただされたのに対し、担当者は、「主な15施設のうち、11施設に設置されており、そのうち5施設は多目的トイレとオストメイトが設置されている」と答弁されました。  誰もが利用しやすいものとなるよう、現状でもでき得る対応をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、「草刈り業務等委託料において草刈りを委託した先での事故等の責任は市に及ぶものか」との問いに、担当者は、「委託先において対応すべきものと考える」と答弁されました。  また、委員より、「庁舎整備基金積立金について、平成27年度までは相応の額が積み立てられていたが、今回小額となったのはどうしてなのか」との問いに、担当者は、「平成28年度の収支は厳しい状況であったため、新たな基金の積み立てには至らず、基金残高に対する利子分を積み立てたものである」と答弁されました。  同じく委員より、プライマリーバランスについてただされたのに対し、担当者は、「普通会計のプライマリーバランスは8億5,760万2,000円の黒字決算である」と答弁されました。  次に、交通安全対策費についてであります。  委員より、「防犯カメラの設置について、現行の固定型カメラから360度見渡せる防災にも利用できるカメラを用いることはできないのか」との問いに、担当者は、「道路管理用のカメラの設置を5か年計画で順次行っている。今後は、子どもの安全に加え、防災への対応として自治振興課と連携し、現行のメモリーカード録画のカメラ並びにライブ映像のカメラの検討を行いたい」と答弁されました。  また、委員より、予算流用が多い理由についてただされたのに対し、担当者は、「カーブミラーの老朽化により、支柱の倒壊や鏡面のひび割れなど予測の立たない修繕が多く発生したこと、ゾーン30について警察との再協議により、通学路の安全確保のため危険箇所への路面表示の施工が増加したこと、放置自転車対策として行っている路面シートの張りつけをふやしたことにより多くの流用が生じたものである」と答弁されました。  また、委員より、カラー舗装や路面表示による通学路補修の状況についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度は土庫校区で補修工事を行った。今後は、平成29年度に菅原校区、陵西校区、磐園校区を、平成30年度に高田校区、浮孔西校区を、平成31年度に片塩校区、浮孔校区の施工を予定している」と答弁されました。  次に、消費生活対策費についてであります。  委員より、学校等での消費者教育への取り組みについてただされたのに対し、担当者は、「消費生活相談員により、高田商業高校及び奈良文化高校においてインターネットトラブルへの注意や悪質商法について出前講座を行った」と答弁されました。  次に、地方創生事業費についてであります。  委員より、「予算の流用が多く見受けられるが、計画に無理が生じているのではないか。また、地方創生に役立ったと考えるか」との問いに、担当者は、「国・県と協議しながら進めており、計画自体に大きな変更はなかった。人と人のつながりを生かしたまちづくりに向けての市民協働推進のために活用できたものと考える」と答弁されました。  地方創生の趣旨を再考し、マクロ的な観点から大和高田市の活性を考えられたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、市民交流センター運営費についてであります。  委員より、多額の経費で運営されている市民交流センターの効果についてただされたのに対し、理事者は、「高田の未来を見据え、高田の元気を発信するシンボルとして建設した。市民のパワーを上げていくため、創意工夫をして活発な市民交流を進めたい。また、議会の力添えもいただきたい」と答弁されました。  次に、徴税費についてであります。  委員より、申請による換価猶予の件数についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度は個人、法人ともにゼロ件であった」と答弁されました。  次に、監査委員費についてであります。  委員より、弁護士事務委託料についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年8月に受理した住民監査請求に伴う相談であった」と答弁されました。  次に、第3款、民生費における社会福祉費の中の社会総務費についてであります。  委員より、他市の事例なども参考にし、民生委員の活動を軽減するための対策を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、身体障害者福祉費についてであります。  委員より、難聴児補聴器購入費助成制度について改善を図られたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、老人福祉対策費についてであります。  委員より、「緊急通報装置の貸与について、対象者の拡大など制度の充実は検討されないのか」との問いに、担当者は、「民間への委託などを視野に検討していきたい」と答弁されました。  次に、人権啓発推進費についてであります。  委員より、決算額が前年と比べ倍増している理由についてただされたのに対し、担当者は、「奈良県人権・部落解放研究集会が本市で行われたこと、全国人権部落問題研究大会が奈良市で行われたことにより、例年より多くの人の参加があったためである。また、市場集会場の雨漏りの修繕を行ったためである」と答弁されました。  次に、隣保館運営費についてであります。  委員より、「介護保険の地域支援事業が変わったが、曙隣保館で行われている生きがいデイサービスは、今までどおり利用できているのか」との問いに、担当者は、「介護保険によるサービスではなく、独自で行っているため、変わりなく利用可能である」と答弁されました。  次に、臨時福祉給付金給付事業費についてであります。  委員より、年金生活者等支援臨時福祉給付金の対象者数と支給した人数についてただされたのに対し、担当者は、「支給が見込まれる個人に通知した数は5,763人で、支給した人数は5,608人であった」と答弁されました。  次に、生活困窮者自立支援事業費についてであります。  委員より、「生活困窮者の相談のうち、困窮から脱却できたものはあるのか」との問いに、担当者は、「264件の相談に対する支援の内訳は、生活保護による支援が52件、就労支援が22件、住居確保給付金による支援が7件、他法他施策での支援が5件、相談のみが178件であった。そのうち10件が就労支援により就職した」と答弁されました。  一人一人に寄り添ったきめ細やかな相談に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、児童福祉総務費についてであります。  委員より、育児サポートクラブ子育て支援ショートステイなど育児に必要な情報について、わかりやすく情報提供をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、保育所費についてであります。  委員より、多額な予算流用の理由についてただされたのに対し、担当者は、「子ども子育て支援新制度となったことから変更点があり、事務が煩雑化した中、私立保育園からの保育委託料の請求に誤りがあることがわかったのは3月補正の後であったため、流用して対応したものである」と答弁されました。  次に、乳幼児及び子供医療対策費についてであります。  委員より、「平成28年8月診療分より、中学校卒業までが助成の対象となったが、対象者には医療証の交付はできているのか」との問いに、担当者は、「3,902人に申請書を送付し、平成29年3月末現在で3,704人に医療証を交付している」と答弁されました。  次に、母子等福祉対策費についてであります。  委員より、高等職業訓練給付金を受けた人数についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度は4人であった」と答弁されました。  次に、生活保護費についてであります。  委員より、「貧困の連鎖とならないよう、子どもが高等教育を受けるための支援はどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「秋ごろから進路相談を主とする家庭訪問を行い、支援金などの説明を行っている」と答弁されました。  次に、第4款、衛生費における保健衛生費の中の保健衛生総務費についてであります。  委員より、「乳幼児健診の未受診者について、保育現場から何らかの報告があった場合はどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「児童福祉課内に設置されている家庭児童相談室と連携し、対応を行っている」と答弁されました。  次に、清掃費における清掃総務費についてであります。  委員より、し尿収集運搬業務委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年7月28日及び9月6日の集中豪雨と9月20日の台風16号による大雨の際に、し尿収集を委託したものである」と答弁されました。  次に、じん芥収集費についてであります。  委員より、「行きどまりとなる道路沿いの住宅については、個別収集ではなく集積場所を設けて収集しているが、場所をめぐって近隣トラブルとなるような場合はどのような対応をしているのか」との問いに、担当者は、「地元総代を通じて要望してもらい、道路幅員等を確認した上で協議を行っている」と答弁されました。  次に、第6款、農林水産業費における農業費の中の耕地事業費についてであります。  委員より、「国土調査が多くのところで未実施であるが、今後実施する考えはあるのか」との問いに、担当者は、「災害復旧等においても重要であり、実施については慎重に検討していきたい」と答弁されました。  次に、第7款、商工費の中の商工振興費についてであります。  委員より、「おかげ祭り、活活まつり、元気ウイークそれぞれは有用であるのか」との問いに、担当者は、「3つのイベントは本市のにぎわいを創出する重要な事業と考えている」と答弁されました。  また、委員より、「保証料や利子の補助を受けている中小企業に対し、支援のニーズなどのアンケートを行ったことはあるのか」との問いに、担当者は、「アンケートなどを行った実績はない」と答弁されました。  企業が求める支援を的確に把握し、時代に合ったサービスを展開されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第8款、土木費における土木管理費の中の道路新設改良事業費についてであります。  委員より、予算流用を行った後に多額の不用額を出している理由についてただされたのに対し、担当者は、「市道天30号線の仮設橋設置工事の入札に際し、2度の不落札となったため、工事内容に変更を加えて改めて入札を行ったが不落札となり不用となったものである」と答弁されました。  次に、公園費についてであります。  委員より、警備保障委託料が増加している理由についてただされたのに対し、担当者は、「公園での火気使用の禁止を追加する条例改正後、初めての桜の時期を迎え、職員のパトロールとともに不測の事態に備えて警備員の配置を行ったためである」と答弁されました。  次に、総合公園新設事業費についてであります。  委員より、全額不用となっている公有財産購入費について、土地が購入できなかった理由をただされたのに対し、担当者は、「地権者の合意が得られなかったためである」と答弁されました。
     次に、本郷大中線街路事業費についてであります。  委員より、「鑑定手数料や調査委託料などが増加しているが、平成30年度完成の見通しが立ったのか」との問いに、担当者は、「平成30年度中に完成する予定である」と答弁されました。  次に、住宅費の中の市営住宅管理費についてであります。  委員より、長寿命化計画を踏まえ、老朽化している住宅の更新についても検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第9款、消防費の中の非常備消防費についてであります。  委員より、「消防団の装備の基準の改正に対応する装備はされているか」との問いに、担当者は、「法改正前にMCA無線を全ての分団に配備を終えている。資機材の充実としてAEDやチェーンソーを順次配備していく予定である」と答弁されました。  次に、災害対策費についてであります。  委員より、「防災スピーカーは市内全域を網羅しているのか」との問いに、担当者は、「全市域はカバーできないが、災害メールやエリアメールなどの利用とあわせて対応していきたい」と答弁されました。  また、委員より、「防災会議での女性委員の意見は反映されているのか」との問いに、担当者は、「防災計画の改訂時に避難所や備蓄品に関して女性委員の意見を反映させた」と答弁されました。  次に、第10款、教育費における教育総務費の中の教育振興費についてであります。  委員より、「児童ホームの保育時間が延長されたが、指導員の増員など人的配置の強化は行われたのか」との問いに、担当者は、「保育時間の延長とともに入所者数も増加しており、平成29年度については指導員を8人増員した」と答弁されました。  次に、人権教育振興費についてであります。  委員より、「インターネットによる人権侵害が数多く発生しているが、児童・生徒に対しての教育はどのようにされているのか」との問いに、担当者は、「人権教育担当教員や推進教員を中心に指導を行っている。また、警察関係者を招いて人権侵害の危険性を学ぶ機会を設けるなど、情報モラルの向上に努めているところである」と答弁されました。  インターネットの利用に当たり、子どもたちが正しい知識と人権尊重意識を持てるよう、より一層の指導に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、小学校費の中の学校営繕費についてであります。  委員より、「耐震工事の一環として、片塩小学校体育館のつり天井改修工事を行われたが、ほかの7小学校の状況はどうなっているのか」との問いに、担当者は、「非構造物のつり天井となっていたのは、片塩小学校のみであった」と答弁されました。  次に、中学校費の中の学校管理費についてであります。  委員より、プログラミング授業の必修化に向け、さらなるICT機器の整備と教員の負担軽減策を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、社会教育費の中の図書館費についてであります。  委員より、「指定管理料のうち、図書の購入の費用は幾らか」との問いに、担当者は、「図書の購入は約390万円であった」と答弁されました。  次に、文化財保護費についてであります。  委員より、「修復された出土品等はどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「出土した遺物は郷土資料室において、継続して実測などの整理を行っているところである」と答弁されました。  観光資源としての活用など、有効利用を図られたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、青少年健全育成推進費についてであります。  委員より、啓発物品の購入については、精査して購入されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、「かたらい教室から学校に復帰はできているのか」との問いに、担当者は、「日ごろから学校と連携し、子どもに寄り添った判断を行っている」と答弁されました。  次に、文化会館費についてであります。  委員より、「現行のホームページはいつごろ作成したものなのか。また、更新等はどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「17年前に運用を開始したもので、更新については月に2回程度、職員がイベントの掲載を行っている」と答弁されました。  集客に結びつく情報発信のもととなるホームページについて、より効果的なものとなるよう改善を図られたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、保健体育費の中の学校保健費についてであります。  委員より、思春期保健指導委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「将来、適切な時期に子どもを産み育てることができるよう、市立病院の助産師と奈良県助産師会による出前講座を行っている」と答弁されました。  思春期保健指導とあわせて、性的少数者についての理解を深める機会とされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、国民健康保険事業特別会計についてであります。  委員より、検診助成事業補助金の不用額が発生した要因についてただされたのに対し、担当者は、「脳ドック受診費用を助成する事業であるが、平成28年度の受診者数が平成27年度の約半数となったため、不用額が生じたものである」と答弁されました。  また、委員より、平成30年度からの国保の県単位化に向けたスケジュールについてただされたのに対し、担当者は、「今年の秋ごろに県の制度設計が完了し、運営方針が決定される予定である。また、県への納付金については、来年1月から2月ごろに確定する見込みである」と答弁されました。  同じく委員より、「県単位化により、県内統一の標準保険料となるのか」との問いに、担当者は、「平成30年度からの6年間で、段階的に標準保険料となる予定である。現在の本市の保険税率と大きな差異は生じないものと見込んでいる」と答弁されました。  次に、国民健康保険天満診療所特別会計についてであります。  委員より、「天満診療所2階部分について、介護・健康づくりと連携した有効活用を検討してはどうか」との問いに、担当者は、「介護分野との連携は大切と考えるが、老朽化した施設への新たな経費を鑑み、慎重に研究していきたい」と答弁されました。  地域住民の医療を担う役割を果たすとともに、住民のニーズに合った施設の活用を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、住宅新築資金等貸付金特別会計についてであります。  委員より、市債の償還が完了する時期及びその時期までに回収が見込まれる債権についてただされたのに対し、担当者は、「平成36年に市債の償還が完了する予定であり、回収を見込んでいる債権については64件で約7,560万円である」と答弁されました。  次に、下水道事業特別会計についてであります。  委員より、「公共下水道管の布設について、いつまでに布設工事を完了させる予定なのか」との問いに、担当者は、「認可区域について、平成37年度に整備が終えられるよう取り組んでいるところである」と答弁されました。  また、委員より、「公債費の支出が大きいが、財源の内訳はどうなっているのか」との問いに、担当者は、「元利償還金の一部については一般会計からの繰出金が充当されるが、そのうち、4億円程度については交付税措置がされている」と答弁されました。  次に、駐車場事業特別会計についてであります。  委員より、利用状況及び今後の運営についてただされたのに対し、担当者は、「利用状況については年間で3万1,490台の利用があった。今後について24時間無人化などの検討を行ったが、利益増加を見込めないと断念をした。当面は、LED化により光熱費の減少を図るなど、経費の削減に努めていきたい」と答弁されました。  次に、介護保険事業特別会計についてであります。  委員より、「積み立てた基金は次期介護保険事業計画において、計画的に取り崩していくのか」との問いに、担当者は、「保険料が現行よりも大幅に上昇するような場合は、基金全額を取り崩し、上昇を抑制することとなる。  また、そのような事態でなくとも、給付費の抑制のための一部を除いた基金を活用し、保険料の上昇を抑制したいと考える」と答弁されました。  また、委員より、住み慣れた地域で自分らしい暮らしが続けられるよう、医療・介護の関係機関が連携し、サービスの充実を図られたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、水道事業会計についてであります。  委員より、「昨年度の純利益を鑑みると、水道料金の引き下げは可能ではないか」との問いに、担当者は、「今後の安定した水道供給のため、純利益については全額積み立てをし、水道資産の維持管理のための財源として活用していきたいと考えている」と答弁されました。  また、委員より、昨年度の水道料金の収納率についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度の収納率については、現年度分で92.56%、過年度分で51.86%である」と答弁されました。  次に、病院事業会計についてであります。  委員より、貸倒引当金が増加した要因及び平成28年度から業務委託している未収金の回収業務についてただされたのに対し、担当者は、「平成27年度不納欠損額はゼロであったが、平成28年度においては158万円を計上したため、貸倒引当金が増加した。未収金の回収業務については、平成29年1月から7月末までに70件、976万円分の徴収を委託し、そのうちの30件、87万円を徴収できた」と答弁されました。  また、委員より、「臨床研修医の受け入れについて、ここ2年実績がないが、どのような対策をとっているのか」との問いに、担当者は、「当院で研修のできない診療科について、近隣の奈良県立医科大学に協力を依頼するなど、研修体制の充実に努めている。来年度から初期研修を実施する学生については3名の応募があり、研修医の確保ができるものと見込んでいる」と答弁されました。  なお、認第8号、議第37号及び議第38号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 5 ◯議長(中谷修一君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  10番向川征秀議員。 7 ◯10番(向川征秀君) 今回の決算特別委員会に付託されました議案に関しまして、日本共産党議員団の立場を明らかにいたします。  認第3号及び認第6号、議第37号、議第38号については賛成、その他の議案については反対といたします。一括採決でありますので、反対となります。  以下、理由を説明いたします。  一昨年に発覚した市道建設をめぐる交付金不正問題、その後にも行政の不備を指摘する問題が続きました。市民の信頼回復が急務ですが、問題の背景として指摘されている市役所の体制の問題、業務量と人員配置のアンバランスの改善は十分であるとは言えません。職員の超過勤務時間は、対前年度比で約10%伸びており、特に休日や深夜の超過勤務が増加しています。職員の志気と健康を維持し、そして、規律を守って適正に職務を執行していく中で市民の信頼を回復するという点でさらなる改善が必要です。財政の面では、昨年度の決算は厳しいものになっています。そうした中で、税負担の公平性からも収税をしっかりすることが必要ですが、それは市民の不信をもたらすものであってはなりません。分納している人に対しての一律督促手数料徴収が行われていることや、また、換価猶予が運用されていないことについての改善を求めます。  民生の分野においては、高齢者への緊急通報装置の貸与、中等度聴覚障害児への補聴器購入費用助成など支援を必要とする人に対しての施策が適正に執行されない、あるいは必要な人に届いていないという実態があります。これは、昨年度の決算でも指摘しました。強く改善を求めます。  教育の分野では、家計が苦しい子にも必要な学習環境を整えるための就学援助制度の必要性が増しています。新入学準備金の早期支給など、他市の事例を検討し改善を求めます。また、児童・生徒数の減少によって教員の配置も減り、結果的に一人一人の教員に求められることがふえています。教育の質を高めるという点からもバックアップ体制が必要です。人権啓発、人権教育は同和対策特別措置法から続いている分野については、すでに実態が社会福祉、社会教育事業となっていることから適正な分野に移行するとともに、外国人に対するヘイトスピーチやインターネットを通じた差別の扇動など、現代の人権問題に対する重点化を進めてください。  そして、今次決算においては、国からの剰余財源が大きく減少している点があります。今、一部に利益が集中する一方で、賃金や国内消費が伸び悩み、地域経済は疲弊しているという今の国の経済政策の問題点をもあらわしていると考えます。これに対して、地方創生事業を含んだ地域経済の振興策が必要です。本市でも新規に取り組んでいることもありますが、商工業振興対策補助制度の執行が減少していることや、また、商工業振興促進補助の実績が大手企業の支店出店に偏っているなどの問題があり、地域経済、地元振興という点で制度の改善を求めます。  次に、特別会計については、まず、国民健康保険事業の特別会計ですが、今、国保世帯は6割が軽減措置の対象となるという低所得者が多い構造です。そうした中、国保の平成30年度からの都道府県単位化を控え、本市には保険者支援のための交付金が1億700万円、これは前年度に続いて交付されています。これを次年度の保険税に反映することなく基金に積み立てています。黒字が続く中、基金を積むのではなく、負担能力に応じた保険税への見直しの財源とすべきであると考えます。  住宅新築資金貸付事業については、現在、債権の回収の見通しに対して、これまでの累積の赤字は大きなものになっています。市債の償還終了をめどとして、この特別会計の廃止、事業の終結に向けた検討をしてください。  続いて、下水道事業特別会計ですが、今、急ピッチで工事が進む中、今後、事業を安定的に運営していくためにも本管が通っている地域の全ての住民に接続して利用していただくことが必要です。繰り返し求めてまいりましたが、この接続工事費についての助成制度、また、貸付制度の拡充を重ねて要望します。  介護保険事業については、地域包括ケアについて新しい取り組みが進んでいますが、今、介護やまた支援を必要とする高齢者は増加しており、老老介護や長期介護による問題も増してきています。それに対して対応する地域包括支援センターの体制の拡充が必要です。包括センターの職員の超過勤務も増加しており、人員を充実して地域に入って専門的視点から高齢者を支える取り組みができるように改善を求めます。  後期高齢者医療保険制度については、今、国の方針によって保険料の軽減制度の縮小が進んでいます。特に所得が低い人の負担が増してきています。介護保険料も上がってきている中、低中所得者の社会保険料負担が大きくなっています。これらの点について、現場から見直しの中止や負担能力に応じた保険料とするように声を上げていただくよう要望いたします。  水道事業会計については、水道料金が高いというのは市民の方から数多く聞いています。黒字は将来の更新事業を見越して積み立てられていますが、何年間でどれくらいの財源が必要で、それに対しどれくらいの蓄えがいるか、こういったことが明らかではなく積み立てられています。今後、必要な財源の見通しを検討し、その上で料金についても見直しをされるように要望いたします。  病院事業会計については、地域包括ケアの推進、また、産科、小児科医療など本市の地域医療において市立病院に求められる役割もまた大きくなっています。公立病院という特性を生かし、市民が経済的な事情にかかわらず必要な医療が受けられるよう、一部負担金減免制度導入や差額ベッド料の見直し、また、地域包括ケア病棟の運用の改善などのさらなる改善を求めます。あわせて、中和地域の拠点医療機関として教育・研修の充実も求められています。  これら平成28年度の決算の問題点を指摘しましたが、本市においては、この間の不備や不正の問題も含め、今、行革の中でも単なる行政のスリム化という観点ではなく、主体的に政策を運用するという点での行政の機能強化、適正に業務を執行し、さらに自ら考えて行動できる、そうした行政機関への改革が求められています。市民に信頼される行政、高田市政のために私たちも立場を越えて改善に取り組み、また、提案もしていくことを申し上げて、今回、決算に対する反対討論といたします。 8 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 9 ◯12番(戸谷仁史君) 認第1号以下12議案について、賛成の立場で討論させていただきます。  今回、決算特別委員会では、提出された資料に誤りがありまして、決算の数字自体に疑義が生じましたので反対させていただきました。しかしながら、全員協議会で教育委員会から訂正と謝罪がありまして、決算の数字自体が正しいことが証明されました。また、委員長からこのことについて委員長報告で要望を入れていただきましたので、賛成させていただきます。  以上です。 10 ◯議長(中谷修一君) 6番藤田精子議員。 11 ◯6番(藤田精子君) 委員長報告に対しまして、公明党市議団を代表いたしまして、賛成の立場から討論させていただきます。  平成28年度決算歳入に対し歳出では、約14億8,300万円の剰余金が生じました。一方、財政指標指数では経常収支比率は悪化をしております。一般会計の歳入を見ますと、各会計で増加している箇所もございますけれども、全体を見ますと減少しているところでございます。歳入増加の工夫と今後、経常的な経費の節減も必要であるかと感じているところでございます。  歳出につきましては、前年度と比較すると減少となっております。しかし、限られた財源の中で学校施設の耐震化事業にも取り組んでいただき、子どもたちの安全確保に努力をいただきました。また、中学校給食施設新築工事に対しましては、多くの市民の方からご支持をいただき、私ども公明党市議団といたしましてもかねてから要望してまいりました事業であり、これにつきましては高く評価するところでございます。今後におきましても、子どもたちの安全な食育に努めていただきますよう要望するところでございます。  また、今回の大雨で冠水し、市民の生活を脅かす水害、また、内水、防水対策など住民に密着したこの問題に対して、今後は質のよい住民サービスを提供するためにも持続可能な財源確保にご努力をいただきますよう意見を述べさせていただき、賛成討論とさせていただきます。  以上でございます。 12 ◯議長(中谷修一君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(中谷修一君) ほかに討論もないようですので、これより本件12議案を一括して採決いたします。  本件12議案に対する委員長の報告は、いずれも認定及び可決であります。  おはかりいたします。本件12議案は、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 14 ◯議長(中谷修一君) 起立多数と認めます。よって、本件12議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第43号大和高田市役所の位置を定める条例の一部改正について 15 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第2、議第43号大和高田市役所の位置を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本件につきましては、お手元に配付いたしております閉会中継続審査申し出書のとおり、総務財政委員長より閉会中もなお審査を続けたい旨を申し入れられています。  委員長の申し出に対し質疑はありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(中谷修一君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は委員長の申し出どおりに決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の申し出どおりに決しました。  暫時休憩します。11時10分再開いたします。            午前10時55分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時10分再開 19 ◯議長(中谷修一君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第39号平成29年度大和高田市一般会計補正予算(第4号) 外 1 件 20 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第3、議第39号平成29年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)及び議第44号の2議案を一括して議題といたします。  本件2議案は総務財政委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。10番向川征秀議員。            〔総務財政委員会委員長(向川征秀君)登壇〕 21 ◯総務財政委員会委員長(向川征秀君) 去る9月4日の本会議におきして、総務財政委員会に付託を受けました議第39号平成29年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)及び議第44号の2議案について、審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第39号平成29年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)についてであります。  歳入、第16款、寄附金についてであります。  委員より、ふるさと納税の受け入れ件数及び受け入れ額と市民が他市へ寄附した件数及び額をただされたのに対し、担当者は、「平成28年度の受け入れ件数は45件で、受け入れ額が294万3,280円であった。また、他市へ寄附された件数は517件で4,502万6,000円であった」と答弁されました。  同じく委員より、「寄附してもらうために、返礼品などで工夫はしているのか」との問いに、担当者は、「返礼品を通して地域の魅力を発信し、応援してもらえるよう事業者に協力をお願いしている。また、全国に広く情報が発信できるよう、他市でも利用されているポータルサイトの導入を検討しているところである」と答弁されました。  なお、議第44号については、提案の趣旨を了としました。  以上、報告といたします。 22 ◯議長(中谷修一君) 本件に対しては、森本尚順議員ほか2人から、お手元に配付しておりますとおり、修正の動議が提出されています。  これを本件とあわせて議題とし、提案者の説明を求めます。  3番森本尚順議員。 23 ◯3番(森本尚順君) 議長のお許しを得ましたので、修正動議提出について説明をいたします。  まず、今定例会において理事者側から提案されました、議第39号平成29年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)に対しての修正案を出させていただきました。  先ほど総務財政委員長より、同委員会に付託されました3議案のうち重要案件であります議第43号大和高田市役所の位置を定める条例の一部改正については、閉会中もなお審査を続けたい旨の申し出があり、申し出どおり継続審査となりました。また、同じく総務財政委員会に付託されておりました残りの2議案、議第39号及び議第44号については、原案どおり可決との報告がありました。しかしながら、私が修正案を出させていただきました、議第39号平成29年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)には、継続審査となりました議第43号に密接に関係する予算が含まれており、関係部分を修正し提出したものであります。  修正の内容は、歳入歳出予算の補正について、歳出、総務費の中の総務管理費、庁舎建設準備費の新庁舎建設基本構想、基本計画策定業務委託料の減額及び補正予算の第2条を削除するものであります。削除した第2条は、平成33年7月末までを期限とする新庁舎建設事業管理支援業務に係る債務負担行為補正であります。この2点の修正部分は、大和高田市役所の位置を定める条例の一部改正について議決しなければ執行することができないとの考えから削除したところであります。  私はこのことにより、議案間の整合性が保たれると考えております。理事者側の皆さんには削除部分の再度の提案をお願いするとともに、議員各位におかれましては、修正の趣旨をご理解いただき、ご賛同いただきますようよろしくお願い申し上げます。  以上で、修正案提案理由の説明を終わります。 24 ◯議長(中谷修一君) これより質疑に入ります。  委員長報告並びに修正案について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  委員長報告並びに修正案について、討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(中谷修一君) 討論もないようですので、これより本件2議案を採決いたします。  まず、本件に対する森本尚順議員ほか2人から提出された修正案について採決いたします。  おはかりいたします。修正案に賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 27 ◯議長(中谷修一君) 起立全員と認めます。よって、本件は修正案のとおり決しました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く2議案の原案について採決いたします。  おはかりいたします。修正議決した部分を除く部分については、本件2議案の原案どおり決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 28 ◯議長(中谷修一君) 起立全員と認めます。よって、修正議決した部分を除く部分については、本件2議案の原案どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第40号平成29年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 外 4 件 29 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第4、議第40号平成29年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第41号から議第42号まで、議第47号及び議第48号の5議案を一括して議題といたします。  本件5議案は民生文教委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。7番米田昌玄議員。            〔民生文教委員会委員長(米田昌玄君)登壇〕 30 ◯民生文教委員会委員長(米田昌玄君) 去る9月4日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第40号平成29年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第41号、議第42号、議第47号及び議第48号の5議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第40号平成29年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。  委員より、財政調整基金へ積み立てている前年度繰越金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「過去の黒字額及び基盤安定繰入金のうち、保険者支援分を積み立てている」と答弁されました。  同じく委員より、財政調整基金の残高及び国保財政を運営する上での適当な積立額についてただされたのに対し、担当者は、「財政調整基金の残高は2億1,400万円である。また、国の指針として、保険給付費の5%を最低限として積み立てることが適当であるとされている。安定した運営のため、保険給付費の約1か月分の額は確保しておきたいとの考えから、約4億円から5億円の積立額を考えている」と答弁されました。  同じく委員より、県単位化に向けた保険料の試算についてただされたのに対し、担当者は、「過去2回、県が試算を行ったところ、県への納付額を保険税が上回っている状態であったため、税率は現状のままで給付できると算定された。給付金が、給付実績、国からの補助金の確定等をもって、今秋に算定される予定である」と答弁されました。  また、委員より、「県単位化が開始された後、財政調整基金をどのように使っていくのか」との問いに、担当者は、「今後、保健事業の充実などの施策を考えていきたい」と答弁されました。  低所得者に対して、税負担を和らげられるよう検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第47号損害賠償の額の決定及び和解について及び議第48号についてであります。  委員より、「消防団員が起こした事故であるが、示談交渉は、消防団の方が行ったのか、市職員が行ったのか」との問いに、担当者は、「市が加入している全国市有物件災害共済会の事故担当者と職員が連携しながら、4回の示談交渉を行った」と答弁されました。  職員の負担の軽減となるよう、示談交渉つき保険の導入を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また、委員より、「事故が起こった際、庁内で周知されているのか」との問いに、担当者は、「具体的な事故の内容について周知は行っていないが、7月5日付で庁内メールにより、公用車の使用と安全運転についての注意喚起をした。また、6月末に正規職員を対象に安全運転研修を実施し、来月には臨時職員を対象に実施する予定である」と答弁されました。  全庁的に情報を共有し、事故防止に努められるよう要望しておきます。  なお、議第41号及び議第42号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 31 ◯議長(中谷修一君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  9番沢田洋子議員。 33 ◯9番(沢田洋子君) ただいまの委員長報告に対し、日本共産党市議団の態度を明らかにしておきます。  民生文教委員会に付託されました、議第41号、42号、47号、48号については賛成ですが、議第40号国民健康保険事業特別会計の補正については反対です。一括採決のため、委員長報告に対し反対の立場になります。  反対の理由は、この補正されました1億700万円の基金積み立ての財源となっているものは、前年度において国から交付されました基盤安定交付金保険者支援分の増額分です。この増額分は、国保財政の基盤強化のために恒久的な制度として整備されたものです。この趣旨は、平成26年に全国知事会が提言した国保の構造問題の解決です。本市は、平成22年度から黒字財政が続いており、基金の積み立てを重視しなければならない状況ではないと考えます。また、今進められている平成30年度からの国保都道府県単位化では、滞納分を上乗せした保険料の算定を認めています。こうした点からも基盤強化の財源を使い、保険料を引き下げるなど、国保世帯の負担軽減に取り組み滞納を減らす努力をしていただきたく、今回の議案に賛成することができません。  以上、反対討論といたします。 34 ◯議長(中谷修一君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(中谷修一君) ほかに討論もないようですので、これより本件5議案を一括して採決いたします。  本件5議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件5議案は、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 36 ◯議長(中谷修一君) 起立多数と認めます。よって、本件5議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 議第45号大和高田市営住宅条例の一部改正について 外 1 件 37 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第5、議第45号大和高田市営住宅条例の一部改正について及び議第46号の2議案を一括して議題といたします。  本件2議案は、環境建設委員会に付託して審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。5番島田宗彦議員。            〔環境建設委員会委員長(島田宗彦君)登壇〕 38 ◯環境建設委員会委員長(島田宗彦君) 去る9月4日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました、議第45号大和高田市営住宅条例の一部改正について及び議第46号の2議案について審査し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第45号大和高田市営住宅条例の一部改正についてであります。  委員より、市場団地の戸数が8戸から4戸に減少となった理由についてただされたのに対し、担当者は、「老朽化しており危険性が高いため除却することとした」と答弁されました。  同じく委員より、「市場団地以外の市営住宅について戸数の変更はないのか」との問いに、担当者は、「市場団地以外の市営住宅については、条例で定められている戸数に変更はない」と答弁されました。  同じく委員より、「老朽化が進む市営住宅において、安全をどのように確保するのか」との問いに、理事者は、「長寿命化を図る住宅については、持続的により安全に住んでもらえるよう努める。また、老朽化住宅は計画に基づき、新たな集約化と可能な範囲での除却を考えていきたい」と答弁されました。
     住民の意見に耳を傾けながら、安心・安全なまちづくりに努めていただきたいとの意見がありましたので申し添えておきます。  なお、議第46号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましは、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 39 ◯議長(中谷修一君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(中谷修一君) 討論もないようですので、これより本件2議案を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件2議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 発議第3号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出について 43 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第6、発議第3号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。  議会運営委員会委員長、16番西村元秀議員。            〔議会運営委員会委員長(西村元秀君)登壇〕 44 ◯議会運営委員会委員長(西村元秀君) ただいま上程になりました発議第3号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 45 ◯議長(中谷修一君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  9番沢田洋子議員。 48 ◯9番(沢田洋子君) 全国森林環境税の創設に関する意見書について、日本共産党市議団の態度を明らかにしておきます。  本意見書は、地方が行う森林整備の財源確保のためとし、来年度の税制改革において森林環境税の創設を求めるものです。意見書が指摘するとおり、森林は木材の供給源であるとともに、中山間地域の維持と国土の保全や水源の涵養など公益的機能を有し、そこで営まれている林業は地域社会を支える重要な産業であると認識をしています。今、輸入自由化による木材価格の低迷や、中山間地域の高齢化や担い手不足などを背景に森林の荒廃が進んでいます。森林の保全と林業の振興には、国の役割が重要であることは言うまでもありません。しかし、国の森林整備予算は2008年度の1,624億円から2015年度の1,202億円と、この8年間だけでも422億円も削減されています。必要なことは、森林整備は林業対策において国の責務を明らかにし、国内林業の保護と国土保全を国の林業政策の根幹に位置づけ抜本的な対策を講じることです。  意見書が求める森林環境税は、政府与党が平成28年度税制大綱に明記し、必要な財源として都市、地方を通じて国民に広く負担を求めるとし、地方税である個人住民税に上乗せする形で国による徴収が想定された税であります。  私たち日本共産党市議団は、国民に広く負担を求めるのではなく、CO2の排出量に応じた負担となっている既存の地球温暖化対策税の拡充を図ることで財源を確保し、その使途として森林吸収源対策を位置づけることより、森林、林業における地球温暖化対策の実行に必要な財源を確保するよう求めるものです。  こうした立場から、国民に広く負担を求めることを想定した森林環境税の導入には賛同できず、委員長から提案された本意見書には賛同できないことを申し上げまして討論といたします。 49 ◯議長(中谷修一君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(中谷修一君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は、原案どおり可決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 51 ◯議長(中谷修一君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 発議第4号受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書の提出について 外 1 件 52 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第7、発議第4号受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書の提出について及び発議第5号の2議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。  議会運営委員会委員長、16番西村元秀議員。            〔議会運営委員会委員長(西村元秀君)登壇〕 53 ◯議会運営委員会委員長(西村元秀君) ただいま上程になりました発議第4号受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書及び発議第5号小中学校におけるプログラミング必修化に対して支援を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 54 ◯議長(中谷修一君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(中谷修一君) 質疑もないようですので、本件2議案は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長(中谷修一君) 討論もないようですので、これより本件2議案を一括して採決いたします。  おはかりいたします。本件2議案は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第8 議員派遣について 59 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第8、議員派遣についてを議題といたします。  おはかりいたします。議員派遣については、お手元にお配りしました資料のとおり派遣することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、議員派遣については、お手元にお配りしました資料のとおり派遣することに決しました。  なお、この際、おはかりいたします。ただいま可決いたしました議員派遣については、派遣期間、派遣議員等について、その後の事情により変更が生じた場合、議長に一任願いたいと思います。  これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま可決いたしました議員派遣については、その後の事情等により変更が生じた場合、議長に一任願うことに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第9 奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 62 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第9、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。  選挙を行う前に、今回の選挙は広域連合議会議員のうち、市議会議員区分での欠員1名に対し2名の立候補者がありましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合規約に基づき、各市議会において選挙が行われることになったものであります。  また、会議規則第32条の規定には、選挙結果報告及び当選人の告知をしなければならないと規定されていますが、この選挙は広域連合規約第8条の規定により、県内各市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することになっておりますので、選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人への告知は、この場では行えません。  よって、選挙結果の報告につきましては、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票総数までを報告することといたします。  これより、投票を行います。議場の閉鎖を命じます。            〔議場閉鎖〕 63 ◯議長(中谷修一君) ただいまの出席議員は17名であります。  投票用紙を配付いたします。  なお、候補者名簿につきましては、お手元にすでに配付しておりますので、参照願います。            〔投票用紙配付〕 64 ◯議長(中谷修一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(中谷修一君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。            〔投票箱点検〕 66 ◯議長(中谷修一君) 異状なしと認めます。  念のため、申し上げます。  投票は単記無記名であります。投票用紙には被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。  点呼を命じます。            〔点呼・投票〕 67 ◯議長(中谷修一君) 投票漏れはありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(中谷修一君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。
               〔議場開鎖〕 69 ◯議長(中谷修一君) これより開票を行います。  おはかりいたします。議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に2番橋本俊哉議員、3番森本尚順議員の両名を指名いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、2番橋本俊哉議員、3番森本尚順議員の両名を指名いたします。  両名の立会をお願いいたします。            〔開票〕 71 ◯議長(中谷修一君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数は17票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。うち有効投票17票、無効投票0票。  有効投票中、北良晃議員15票、白川健太郎議員2票。  以上のとおりであります。  ただいまの選挙結果につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙長へ後日報告いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第10 一般質問 72 ◯議長(中谷修一君) 次に、日程第10、一般質問を行います。  一般質問は、一問一答方式で行います。  質問の通告のありました者は7人であります。質問時間につきましては、創生高田は3時間30分、絆は2時間、公明党は1時間30分、日本共産党は1時間に制限いたします。  最初に、4番南幾一郎議員の発言を許します。4番南幾一郎議員。            〔4番(南幾一郎君)登壇〕 73 ◯4番(南幾一郎君) 議長のお許しを得、創生高田、南幾一郎、一般質問をいたします。  まず、質問の前に一昨日、早朝よりの集中豪雨により床上、床下浸水、激しい雨に恐怖を感じられた方も多く、被災されました皆様にお見舞いを申し上げます。また、本市職員におかれましては、被災復旧への大変なご苦労に感謝を申し上げます。  さて、今回の一般質問通告書では2つの質問を通告しておりました。1が中小企業支援策の提案、地方創生に向けて、2として職員の倫理意識の向上に向けてです。申しわけありませんが、今回1については省かせていただきます。  理由を申し上げます。当初この質問にて準備をしていましたのは、静岡県富士市での中小企業支援策の取り組みでした。成果を出すことが全てと厳しい人選、研修を受けたスペシャリストを中心に据えて中小企業の支援を行う公設民営の事業です。非常にすばらしい評価を得て、富士市が初めて10年近くたった今、全国の市町村がぜひ我がまちにもと誘致している事業です。先んずれば即ち制すと、ぜひ、本市にもという思いで一般質問をさせていただこうと思いましたが、今回は留保します。なぜ、この質問を留保するかというと、これはプロの事業なのです。静岡銀行を中途で退職して強い熱意を持った方がプロとして、スペシャリストとして中小企業が元気にならないと未来は危うい、危機感と使命を持って取り組んでいる。現在の大和高田市では残念ながら、この事業の受け皿になり得るのかという疑問を感じるわけです。  例えて言うなら、プロ野球の選手が投げた球をそこらの素人が受け取ることはできません。顔にぶつけて大けがをしてしまう。つまり、プロがやっている事業を本市が受けとめることができるのか、もっと練習をして、せめて投げた球を受け取るぐらいにならないとだめだろうと。練習とは何か、職員の技術、学術的な啓蒙啓発を通じての知識向上、そして、最も大事なものは倫理意識、公平・公正に職務に当たること、この2つが両輪となって行政力が上がってプロとなっていくわけです。そうすれば、全国での成功事例であるいろんなプロの事業を受けることができるようになる。そのためにはまずやることがある、それができなければ幾らすばらしい事業を誘致しても宝の持ち腐れとなります。無駄な予算の積み重ねとなります。  そのために今回は、1については質問を留保し、2の質問である職員の倫理意識向上について問題を提起したいという次第です。  先般、奈良市では病気休暇を取得している職員がプールで焼きそばを販売しているという報道がなされ物議を醸しました。公務員は病気休暇では全額給与が保障されている病気休暇が90日、それ以降は分限休職、つまり病気休職として以降、8割の給与が1年間保障されます。さらに1年を越えると奈良県市町村職員共済組合により1年半、約6割の給与が保障されます。また、公務員は解雇に関して非常に厳しい要件を満たす必要があり、容易に解雇できるわけではありません。私が思うに、上司から何らかの違法行為の片棒を担がされるような事態があっても、そして、それに協力しないときに首にするぞと脅されても身分保障をされている。不利益を被ることがないように定められているという解釈をしております。しかし、これをもって問題のある態度を見せても解雇できないという逆の問題を起こしております。  こういった制度は、私は公権力を正当に行使するときに、安全かつ安心できる制度として認められているという解釈でおります。先ほどの奈良市の例を見るまでもなく、一般市民としてはとても容認できない事態を引き起こしているのも事実です。そして、これらの制度を支えているのは税金です。市民からいただいた税金で賄われている、さらに人件費の負担を減らそうということで、最低時間給にわずかに上乗せされた臨時職員や指定管理者制度などにより、安い賃金で働いている労働者がいることによって成立しているのではないか。昨今の厳しい社会状況の中で本市職員におかれましても、公明公正にさらなる精勤に励んでいただきたいと思う所存でございます。  では、本市において本年4月まで市民部に所属し、4月から環境建設部に異動となっている職員が本市と納入の取り引きのある、つまり利害関係業者に対してお金を借りたという事実があります。これは複数回にも及びながら何ら懲戒処分を受けることもありませんでした。このことについて経緯、そして処分に至らなかった理由についてご答弁ください。  以上です。再質問については、席の方からさせていただきます。 74 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 75 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 今、南議員よりおただしのありました、職員についての私どもの、今までその事実を知り得た経緯を申し上げます。  先週の金曜日、選挙管理委員会事務局の職員から私と副市長、人事課長にこういうことがあったという説明がありました。こういうことと申しますのは、当時、市民部におりました課長級の職員ですが、市役所と取り引きのある業者さんに2回にわたって計25万円のお金を借りた。その後、3回目に行ったときに市役所の職員がその事実を知って、当時の市民部長と企画政策部長が本人に問いただして返すように言って、その現金自体は返した。そのときは厳しく2人から注意があったという事実を聞きました。  私も4月以降、この職にまいりましたけれども、お二人とも部長はすでにこの春に退職されておられまして、私どもも何もそのことについては引き継ぎを受けませんでした。これが今の経緯です。おととい、市長に初めてそういうことがあったという事実を説明いたしました。  経緯については以上でございます。 76 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 77 ◯4番(南幾一郎君) 質問の中で懲戒処分をしなかった理由についても聞いております。 78 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 79 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 失礼しました。当時の退職した2人の部長のうち、企画政策部長に問いましたところ、その当時、お金を返すことに、厳しく口頭で注意したということで、そこで終わっていると聞いております。 80 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 81 ◯4番(南幾一郎君) それでは、時系列を追って質問させていただきたいと思います。  今の答弁では、1回目を借りに行ったことは市役所では知らなかったということですが、これで正しいでしょうか。 82 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 83 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 私どももそのように聞いております。 84 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 85 ◯4番(南幾一郎君) もうしょっぱなからずれております。実は今回のことについては、市民部長、そして、企画政策部長も両方とも今年の4月に人事異動でかわっております。ですので、どのあたりまで事実把握をされているのかわかりませんけれども、1回目で報告を受けていなかったのか。これはもう根本的に間違っているんですよ、私の方で調べている話とは。もうそれで通すのやったらそれで通して結構ですわ。 86 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 87 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 理事者側には通告はなかったと聞いております。ただ、私が聞いた事実の中にはそこまでしか聞いていません。 88 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 89 ◯4番(南幾一郎君) では、企画政策部長は誰からどういった情報を聞かれたのですか。 90 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 91 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 現在の選挙管理委員会事務局の職員と村上部長に聞きました。 92 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 93 ◯4番(南幾一郎君) もう1つ1つ、多分こう最初からずれると最後までどんどんずれていくと思います。1つずつ検証してもこれは非常に時間がかかるので、もうどんどん進めていきたいと思います。  まず、1回目の借りに行ったことについては行政側は誰も知らなかったということでまずスタート、これを確認させてもらいます。そういう答弁であるということでよろしいですね。 94 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 95 ◯副市長(松田秀雄君) 再度ご質問をいただいております。  少なくとも、例えば、私の方が把握しましたのは、一番冒頭の経緯の答弁と重複するところがございますが、この職員が3月年度末までは選挙管理委員会事務局におりました。そして、4月1日の異動で現在環境建設部と、議員ご指摘された部署におります。その3月の人事異動を行う折に、先ほどの担当部長の経緯に加えて、私も申し上げるところでございますが、私はその当時の企画政策部長と人事課長、たしかこの両名だったと思います。この職員については、次の異動で異動をさせたく思っていると。それは、先ほどの部署では1年間ということであったので、通常、1年ぐらいでということは当然あるわけで、その折にこれは今の部署で少し問題があると。そのときには、その問題というのは現状片づいていますがというようなニュアンスで私も報告を受けましたので、それなら異動ということは仕方がないなというところで人事異動へ臨んだところであります。  少し長い話になりますが、その間、例えば、昨年の6月とかいう時期に先ほど議員ご指摘のことがあったというような報告は全く聞いておりません。議員のおただしの中で、市として、あるいは市職員として本当に知っていなかったのかという先ほどもおただしだと思いますが、その職員のどの分野分野というようなこともあろうし、どの段階段階ということもあろうかと思いますが、少なくとも私の段階では、3月にそれとおぼしきことが伝わるまでは全く伝わっておりませんでした。  そういう意味では、昨年の6月ぐらいに、私が把握していたかといいますと、そういうことは全くわからない状態でおりました。  以上であります。 96 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 97 ◯4番(南幾一郎君) 質問はすごくたくさんありますので、簡潔にお願いいたします。  私が今聞いたのは、この時点で市は誰も知らなかったのかということだけなんです。答弁が長くなると焦点がぼけますので、この時点で、つまり最初に借りたのはいつですか。それはどういう報告が上がっていますか。 98 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 99 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 1回目の要求が6月の初旬と聞いております。 100 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 101 ◯4番(南幾一郎君) その報告の中で、6月の初旬にどういう名目で借金に行ったかというのはご存じでしょうか。 102 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 103 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 問いただしたときに、東京へ出張するときの費用と選挙の応援の職員の賄いに充てたと本人は申していると聞きました。 104 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 105 ◯4番(南幾一郎君) その選挙はいつの選挙ですか。 106 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 107 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 参議院議員の通常選挙の後の打ち上げだと聞いております。 108 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 109 ◯4番(南幾一郎君) 参議院選挙は7月10日です。6月10日に賄いが発生することはないと思いますけど。 110 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 111 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 職員の賄いにこういうお金を使っているという事実はないので、あくまでもこれはこの職員が言葉にしたことでございます。 112 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 113 ◯4番(南幾一郎君) 疑問だらけになりますけれども、ちょっと全体のことがありますので進めさせてもらいます。  まず、とりあえず6月の時点では、もし間違っていたら途中でも構いませんので、挙手をもって遮っていただいて結構です。6月の時点では、行政職員は誰もこのことを知らなかったということでいいですね。もうそうおっしゃっているということですね。はい、じゃ、その次に行きます。  これまた後でゆっくり言いますけど、この1回目から2回目にお金を借りた間に選挙管理委員会の金庫からお金がなくなっているということを聞いております。これは幾らですか。そして、それがどういう経緯でどういう処理をされたのか。 114 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 115 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 8月の中旬に近畿都市選挙管理委員会連合会選挙事務研究会の開催費用に充てる予算で、封筒に入った20万円のうち10万円が据え置き金庫からなくなっているのを担当職員が見つけました。周りにいる人間に聞いて回ったけれども、結局、犯人がわからず、当時の市民部長が5万円、今、名前が上がっている当時の選挙管理委員会事務局長が5万円の合わせて10万円をもとへ戻したと聞いております。 116 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 117 ◯4番(南幾一郎君) この金庫からお金がなくなったことは、どこまで幹部で共有されていましたか。 118 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 119 ◯副市長(松田秀雄君) その幹部という意味は私あたりを想定していっていただくなら、全く事実は把握しておりませんでした。そういう意味では共有はできておりませんでした。  加えて済みません。先ほど市職員としてはそれは全部わかっていなかったのかというのは、先ほど私も申し上げましたように、市職員のとある部署についてはわかっている職員がおったかもわからないけれど、私の方へ話が上がってきていたかという意味では上がっていなかったと、そういうことでございます。重ねて申しわけございませんが、よろしくお願いいたします。 120 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 121 ◯4番(南幾一郎君) 市幹部とかそういう漠然とした聞き方をしているのは、私は誰と誰と誰までだったということをはっきりおっしゃっていただいたら結構なんですよ。副市長が知らなかったとかそういうことではなくて、この部長とこの部長しか知りませんでしたと言ったら、だったら副市長は知らないんだな、市長は知らないんだとかそれはわかりますので。  では、刑事訴訟法第239条第2項に、公務員は不正を知り疑惑を持ったときには捜査機関に告発すべき義務があります。先ほど企画政策部長の答弁の中でも犯人という言葉をおっしゃいましたよね。これは、刑事訴訟法の違反になりますけども、それは大丈夫ですか。 122 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 123 ◯副市長(松田秀雄君) この金庫の件について私も今聞いています限りは、誰がそういう紛失をさせたかということは不明だということが最近、私の方に報告が上がった段階でもそう聞いております。特に直接その原因とかいうことが、こちらの方でつかめないまま、要するに紛失をしたという状況でおりますので、恐らくそういうようなところへはつながっていっていないと、その当時に立ち返って言いましても、つながっていっていないことだろうと捉えております。 124 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 125 ◯4番(南幾一郎君) 20万円入った封筒から10万円が紛失するという状況が起きるんですか。封筒ごと紛失するならわかりますけど、封筒の中から10万円だけ紛失するというのは非常に不可解なんですけど、そのあたりどうご理解されていますか。 126 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 127 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 当時の状況を選挙管理委員会事務局の職員に聞きましたが、選挙管理委員会事務局の職員も封筒の中から全てがなくなるわけではなくて10万円だけ減っていたというのを知ったということで、それだけの金額がいつからなかったのかということもわからなかったということで、どうしようということで、なくなった分を当時の部長とこの職員がもとへ戻そうということで、じゃ、半分ずつ戻そうということになったと聞きました。 128 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 129 ◯4番(南幾一郎君) 紛失と盗難、どちらで解釈されていますか。 130 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。
    131 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) なくなった時期がいつなのかということが確定していないので、保管中のことも、様子も毎日見ていたわけではないということで、盗難なのか紛失なのかという判断は当時はできなかったと聞きました。 132 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 133 ◯4番(南幾一郎君) 20万円入った封筒から10万円抜かれていて、紛失か盗難かわからなかったということで議事録に残ったら私はこれで結構です。次へ行かせてもらいます。  まず、そういった問題が起きたときに上に話が上がっていないので、ちょっとこの答弁はどんどん空回りしていくんですよ、正直言うと。もう前向いていかないですわ、それ覚悟で言うていきますので、そのことに対しての解釈を言っていただいたら結構です。精査は最後にしましょう。  実はこういったことの問題が起きたときに、各部署でたくさんお金を預かっていますよね。それは各課で任せているということでよろしいですか。 134 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 135 ◯副市長(松田秀雄君) 当然、一定の公金の取り扱いということは職務の中の重要な業務でございますので、小出しした、それであっても公金、現金はやはり会計室なりの完全に保管できるところに預けて管理をするというのは当然のことでございます。  基本的には、各部署においては、そのような公金管理を徹底して執り行っているということでご理解をいただきたいと思います。 136 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 137 ◯4番(南幾一郎君) 私が言いたかったのは、要するにそういった危機が起きる、問題が起きたときに次にどんどん再発防止の対応をしていかなあかんわけですよ。そういったことが全然起きていないと。本当は私はそういうことがなぜ起きなかったのかということを聞きたいんやけれども、誰も答えられないでしょうね。それだけ聞いておきます、議事録へ残していきましょう。そういう問題が起きたときに、全員で次の再発防止策は想定していないんですか。10万円なくなったときには想定しないんでしょうか。次はどうしたらこの問題が起きないようになるといったようなことは考えないんでしょうか。 138 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 139 ◯副市長(松田秀雄君) 今、言っていただいていますように公金の管理の中で公金がなくなると、それが仮に紛失であれ、盗難であれ、いずれにしろ重要な件でございますので、まずはその部局、そして、先ほどのお話にあります10万円とか何とかの無心、業者さんへの借財、このようなことが起こっているという段階で、やはり組織として情報を共有できる形で、しっかり組織で対応できる次の手だて、対策、またその職員に対する対応、こういうことをきっちりしておくのは当然のことだと考えております。  その点私も3月に、今から思えばそれをにおわすようなことでその人事異動に当たっておった折に、その内容は何であるのかということを私自身もそれを質問し、ただしていくべきであったと今は本当にそう思っております。組織というのはそういう形で適正に対応するのが組織だととらえておりますので、当然、これからもそれに精いっぱい対応していきたいと考えております。 140 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 141 ◯4番(南幾一郎君) 話を少し戻します。金庫の鍵は誰が持っていたのでしょうか。 142 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 143 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) その事実については、私は聞いておりません。 144 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 145 ◯4番(南幾一郎君) ヒアリングされたときにそこまで確認されなかったんですか。 146 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 147 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) そのときは向こうからの事実だけを聞いただけで、改めてまだ1つ1つの事象については、細かいことについては聞き及んでおりません。 148 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 149 ◯4番(南幾一郎君) もうそうなってくると空回りするんですよ。まだ次の話もいっぱいあるんですけれども、そこで知らないと言われたら次へ行けないんですね、現実はね。  要するに私が言うてるのは、この金庫の鍵を持っていた人が完全にキーマンになるでしょうと。紛失、盗難はもうやめましょうよ。どう考えても20万円の封筒から10万円紛失することはあり得ない。20万円の封筒をポケットに入れといて落としたというのだったらあり得るけれども、封筒から10万円だけ抜き取られて紛失ということを言うてる時点で、私から見たらおかしいわけですよ。  なぜかというと、これは多分、刑事訴訟法に引っかかってくるから。だから、心配やから今言わんとこう、そういう答弁して時間がどんどんたって全てのことがわかってきたら、あなたたちはうそをついたことの上乗せをしていくわけですよ。  もう1つ言います。職員で補てんをするということになりましたけど、これは結局、紛失に対して罰則を与えたと、紛失したから5万円をあなたは出しなさい、あなたは5万円を出しなさいとやったわけですね。それは公的な根拠、理由はあるんでしょうか。 150 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 151 ◯副市長(松田秀雄君) 恐らく紛失というようなことであっても、当然、大事なお金ですから、そこの責任者とその上司の部長と何とかしようという話の中で、恐らく行われたことだと思います。これは、公的な対応としての理由も当然ないことでありますし、もっと毅然とした公的なところへ話を出して、全体で対処する問題だと改めて思うところでございます。 152 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 153 ◯4番(南幾一郎君) もう次へ行かせてもらいます。  2回目を借りに行ったときは、結局、今までの答弁ですと、2回目を借りに行ったときも当時は行政の職員は誰も知らなかったということの最初のお話になりますが、それでよろしいですか。 154 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 155 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 私が聞きました話では、2回目の要求時には選挙管理委員会事務局職員が当時の市民部長に報告するとともに、人事課長と当時の企画政策部長にも報告したと聞いております。4人で相談して、当時の市民部長と選挙管理委員会事務局職員が本人を問いただすこととなり、翌日問いただそうと2人で話していたが、翌日本人が来なかったため、その日は何も問いただすことができなかったということを聞きました。 156 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 157 ◯4番(南幾一郎君) そこで問いただすことはできなかったんですね。これはなぜ、もうこれ、またこの質問をしても意味がないんですよ、部長の2人はかわっておられますから。なぜ報告が上がらなかったんですかと言うても私は知りませんということになるんですか、それはどうでしょうか。 158 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 159 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) これはあくまでも私の推測することでございますが、これも先ほどの金庫のお金と同じで、自分たちの中で解決しようとした。周りの誰にも相談をしなかったというふうに私は推測しております。 160 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 161 ◯4番(南幾一郎君) じゃ、2回目に借りに行ったときの借金の名目は何と言って借りに行っていますか。 162 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 163 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 参議院議員通常選挙の応援職員の打ち上げ費用に充てたと本人は後に言っているそうです。 164 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 165 ◯4番(南幾一郎君) 結果ではなく、相手に借りに行ったときに何の金やと言うて借りたかという話です。 166 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 167 ◯副市長(松田秀雄君) 相手方、お金を貸した側が何と言われているのか、要するに何と言って借りに行ったのかというとこまで、少なくとも現在の企画政策部長と私は報告を受けておりません。 168 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 169 ◯4番(南幾一郎君) こっちはちゃんと聞いとるんですけど、まあ黙っときます。  要するに、内容だけを言いますと、両方とも公的な目的を建前にしているんですよ。さっき言った参議院議員選挙で何か使うとか、要するに公的な目的で要る金やということで借りに行っているということで、私は理解しております。2回目借りに行ったときに1回目のお金は返していると聞かれましたか。 170 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 171 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 私が聞いたのは、3回目に未遂に終わったときに、1回目と2回目に幾ら借りたかということを聞いて、その合計金額をそのときに返したと聞いています。 172 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 173 ◯4番(南幾一郎君) もう次へ行かせてもらいます。  3回目を借りに行った、さっきから選挙管理委員会事務局の担当者は聞いていたということだと思うんですけど、なぜ毎回毎回、お金を借りようとするたびにその業者は市役所へ連絡してきたのか、それについてはどう理解されていますか。 174 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 175 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 私が聞いたのは、選挙管理委員会事務局職員がその業者さんにそういうことがあったら知らせてほしいと言ってあったと聞きました。 176 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 177 ◯4番(南幾一郎君) 要するに金を借りに行ったけれど、全く私的な問題ではないと。向こうは毎回毎回、公的な名目でお金を借りに行って、そしてそれを毎回毎回、市役所に連絡を入れていたということをしっかり、それはもう認められているということでよろしいですか。はい、ほかはいっぱいずれていますけど、いいです。  3回目を借りに行って、断られた翌日本人を呼び出すことになりますね、これは誰の指示でやられたんでしょうか。 178 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 179 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 当時の企画政策部長と市民部長と人事課長、選挙管理委員会事務局職員の4人でこの職員を呼び出して問い詰めた、そのときに初めてこの職員がそうであったということと、謝罪を口にしたと聞いております。 180 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 181 ◯4番(南幾一郎君) 一部には、要するにこれは15万円を借りた、10万円を借りた、2月か3月にその分の請求書を出せと、15万円分、10万円分、ちょっとあれやさかい15万円の請求書を出してくれといったような空請求書で対応していたんと違うかというような話がありますけど、それは大丈夫でしょうか。 182 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 183 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 請求書を業者さんから私たちへいただいたら、商品を受け取った者と上司の印鑑をもらって、支出命令書を回すという作業をしているので、私の今までの経験としては、何を買ったかはわかった上で判こを押すと認識しているので、紙1枚だけもらって回すというようなことで支出ができるとはちょっと推測できないです。これは私個人の意見です。 184 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 185 ◯4番(南幾一郎君) 私が言うてるのは、今回はそういった問題はなかったのではないかとは推測しています、正直言いまして。ただし、その担当者は以前にも選挙管理委員会事務局におられた。もしくは、例えばさまざまな部署を回っておられますよね。そういった中で途中で業者からどんどんお金を引っ張っている職員が、例えば、その請求書で最後、私の、課長の決裁やということで、そのお金の貸し借りを市役所のお金で相殺というようなことはないということで大丈夫ですか。 186 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 187 ◯副市長(松田秀雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。  そのようなことはないと信じております。 188 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 189 ◯4番(南幾一郎君) 事実認定が非常にずれておりますけれども、質問についてもこの事実認定でどんどん右や左や行っても仕方がないので、次へ行かせてもらいます。  以降は市長にお答えいただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、市長はこの問題を答弁にもあったと思いますけれども、最終的に初めて知ったのはいつですか。 190 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 191 ◯市長(吉田誠克君) 南議員の質問の中にそういう質問があるということを提出していただいて、それに対して私に緊急にこういうことですという大まかな説明は受けました。議会で議員が質問をされるという事実がわかってからの話でございます。 192 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 193 ◯4番(南幾一郎君) じゃ、市長、今から私が質問することについてどう思われるかで結構です。  まず、法律で国家公務員倫理法というのがございます。これは、国家公務員のあり方について定めているんですけれども、第43条で地方公共団体には、この法律の規定に基づく国及び行政執行法人の施策に準じて、必要な施策を講ずるということなんですけど、これは公務員法でそういったものが定められています。そして、実際には政令で倫理規程というのがあります。この倫理規程の中で禁止事項というものが上げられております。禁止事項で第3条の中に、金を貸し付けること自体が倫理規程に違反しているということになっておりますけれども、これについてはどうお考えでしょうか、この案件はどう判断されるべきだと思われますか。 194 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 195 ◯市長(吉田誠克君) 議員ご指摘のとおりあってはならないことでありますし、もってのほかであります。  現時点で一番残念なのは、発覚したときにこちらの方に上がってこなかった、この件については私自身大きな反省をしなければならない、組織として対応ができていない、これが事実ではないかなと把握しております。  以上でございます。 196 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 197 ◯4番(南幾一郎君) それはなぜでしょうか。 198 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 199 ◯市長(吉田誠克君) それを今聞かれても、即答する能力は私にはございません。私はふだんから職員には、ドアはいつでもあいております、意見があったらどうぞ来てくださいということも申しておりますし、ともに全庁一丸となって改革なりに取り組んできた事実の中で、職員にそういう一番言いにくいことでも言いに来てもらえるという信頼関係の中で私はやっていたつもりなんですけども、実際にはそうではなかったということで今受けとめております。 200 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 201 ◯4番(南幾一郎君) 私は門戸をあけていたけども、職員が来ないから悪かったと、職員が悪いということでよろしいですか。 202 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 203 ◯市長(吉田誠克君) 私は今、そういう意味でしゃべったつもりはございません。全庁一丸となって目的に向かってやっていこうと、心を共有する、情報も共有する、そういう中で進めてきたつもりでございます。残念な限りであります。 204 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 205 ◯4番(南幾一郎君) 今おっしゃることは全て空回りしていますけども、それについてどう思われますか。 206 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 207 ◯市長(吉田誠克君) 何に対して空回りをしておるんでしょうか。 208 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 209 ◯4番(南幾一郎君) 全庁一丸となってと言っても、誰もあなたに報告を上げていないことです。これが空回りです。 210 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 211 ◯市長(吉田誠克君) だから残念なことであると受けとめております。  以上でございます。 212 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。
    213 ◯4番(南幾一郎君) 残念なことと言われて、これは誰が損するかいうたら市政、市民なんですね。こういった問題が常々起きているから、情報が上がらないから、今こういった市役所の倫理規程に反する問題がいっぱい起きているんじゃないでしょうか。今、実際にどんどんそういった問題、もう枚挙にいとまがないわけですね。  過去の処分を言いますけど、平成29年8月、住民票の写しの交付の請求を拒むべき事案への誤った対応、平成28年の資源ごみの売却に係る業者選定並びに売却業務の不適切事案、平成28年には3件の国庫交付金の返還事案、平成27年は過失運転致死等事件、平成27年8月は酒気帯び運転事件、またさらにこれは処分の対象にまだなっていませんけど、偽造建築士免許、浮孔の教育施設による確認申請の未了、そして、教育施設における喫煙ルームの問題、本郷大中線の土地家屋の査定の問題、毎回毎回問題が起きていて、市長、その答弁でいいんですか。毎回毎回、これ同じことをやっているわけでしょう、ということはまたやってまた同じ答弁をして、それで済むんでしょうか。 214 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 215 ◯市長(吉田誠克君) 再度の質問でございます。  同じ答弁というご意見をいただいておりますが、私はその都度しっかりと職員とは話をしておりますし、担当者に思いをしっかりと述べさせていただいております。組織として対応していく仕組みづくりを私は精いっぱい進めていきたいと考えておりますし、職員が公務員としての倫理、そして、法令の遵守、人間としての常識ある行動、これは最低限度守っていただけるという上に公務員としての、それ以上の倫理観を持っていただきたいということをしっかりと私は言うていきたいなと思っております。  以上でございます。 216 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 217 ◯4番(南幾一郎君) 倫理観を職員に伝えるということでしょうけれども、私に言わせたら、毎度毎度この問題が起きて、毎度毎度そんなことをされているのか。もっと具体的にこれをしていく、あれをしていくというのはないんですか。 218 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 219 ◯市長(吉田誠克君) 私はしっかりと職員研修の中でしっかりと勉強をしてもらいたい、そういう中で担当にも管理職研修をふやしてほしいとか、そういう実際の行動もしておりますが、十二分に私は職員間での情報の共有、それが一番大事かなと。よく今言われております見える化、しっかりと高田市全体が見える化に向かって頑張っていかなければならない事態が起きておるという認識を持っております。  以上でございます。 220 ◯議長(中谷修一君) 4番南幾一郎議員。 221 ◯4番(南幾一郎君) 実際にこの問題は、企画担当部長、市民担当部長の人事がかわっているということで、はっきり申し上げまして答弁も私が今確認している事実とは大分違うところがございます。ただし、今それをどっちが正しいと言ったところでこれはもう堂々めぐりになるので、それについては差し控えました。こっちが正しい、あっちが正しいと言っても、バトンのやりとりで1時間も2時間も3時間もかける必要は全くありません。いっぱいいっぱい言いたいことはたくさんあるんですよ。  結局、私がこの疑問を呈したときに何があったかというと、一般質問の通告をしてから職員何人かに聞きました。知っている職員が結構いたんですよ。結局、これはどういうことかというと、職員がもう全て上に上げていかないということがみんな蔓延しているということなんですよ。この危機意識も持っていない。また逆に言うと、まじめにやっている職員はこの問題を承知して上が何ら対応もしないもんやから、これは黙って見て見ぬ振りしておこうというような、意識の本当に低下したレベルの低い市役所になっているんですよ。  私は第1の質問をしない、やめた、保留するのはこれが原因なんですよ。この市役所に何を持ってきてもうまくいかないだろうと、本当はすごくいい施策なんですよ、第1の質問はね。ほんまにプロがやっている中小企業支援で、大和高田の中小企業に対してすごい力を与えていきたいと。ところが今それを私がやいやい言うたところで受けとめることもできないだろうし、来たとしても対応できない、それ今、市役所の問題を私は言うとるわけですよ。  これはちょっと議員さんに、また後で私も相談させていただきたいんですけど、もうちょっとこの事実はしっかりと解明せんと、この答弁はほとんどずれています。これだけは私最後に申し上げまして、質問を終わります。  以上です。 222 ◯議長(中谷修一君) 暫時休憩します。1時30分に再開いたします。            午後0時34分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時30分再開 223 ◯議長(中谷修一君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、14番仲本博文議員の発言を許します。14番仲本博文議員。            〔14番(仲本博文君)登壇〕 224 ◯14番(仲本博文君) 議長のお許しを得ましたので、会派、絆の仲本博文が一般質問をいたします。  月日がたつのは早いもので、平成23年3月11日に発生した東日本大震災、また、同年9月には紀伊半島大水害、昨年、平成28年4月14日に発生した熊本地震ほか多くの災害が発生し、とうとい命が犠牲になっております。当然、災害で亡くなられた方が大半だと思いますが、難を逃れたのに発見が遅れ亡くなられた方、また、ストレスが原因で亡くなられていく人も後を絶たないのが今の現状だと聞いております。一昨日も高田市では水害が起こりました。災害が起きてからではなく、起きる前に少しでもできることをしてはと思い質問をいたします。  それでは、通告どおり質問に入らせていただきます。  まず、1つ目のヘリサインについて質問いたします。  大規模災害が起こった場合、救助活動や物資の輸送に使われるのは主にヘリコプターが主流になります。その場合、何を目標にどこに行ったらいいのかわからないことが現実に起こっているようです。そこで、施設の屋上に施設名が判別できるようにペイントをすることで、ヘリコプターなどに目的地を知らせることができるヘリサインが有効となります。近隣市では御所市立葛城小学校が設置されております。葛城小学校でいただいたヘリサイン作戦についての工程表を市長、副市長、教育長、それと部長と各議員さんに配付しております。コスト面においても少ない予算でできており、また、児童も作業を手伝うことによって、今まで以上に防災意識が高まったと聞いております。防災意識の向上も含め、今後起こり得る大規模災害に備えて必要だと思いますが、本市のお考えをお聞かせください。  2つ目は、防災かまどベンチについて質問いたします。  皆さん、ご存じかもしれませんが、防災かまどベンチを簡単に申しますと、ふだんはベンチとして使用でき、災害時には座る椅子のところに板がありまして、その板を外してかまどとして炊き出しなどいろいろな使い方ができるベンチのことを言います。近隣県では滋賀県が先進的に取り組んでおられまして、奈良県におきましては、平郡町が4年前に防災かまどベンチ実行委員会をボランティア団体が中心となって結成されております。香芝市では一部の自治体が公園の中に2基設置されておるようでございます。  今紹介したところは、市民が中心となって設置活動をされております。本市におきましても、防災関係の団体とか市民に呼びかけてはと思います。それと、今後公園など公共施設にベンチを設置する場合、防災かまどベンチに変えてはどうかと思いますが、この2点、本市の考えをお聞かせください。  次に、3つ目ですが、災害用マンホールトイレについて質問いたします。  災害が起こった場合、一番苦になるのがトイレではないでしょうか。特に高齢者や女性のトイレ我慢が健康を阻害したとして社会問題としてクローズアップされております。住民の生命保持と衛生面から見ても、災害時におけるトイレ対策の重要性が改めて認識されております。近隣市の香芝市では、国の補助金を利用しながら学校を中心に平成28年度末には50基設置しておられるようですが、本市におかれましてはまだ手つかずの状態だと聞いております。  昨年、根成柿自治会総会で非常用トイレが紹介されました。下水道が通っていない地域は仕方がないと思いますが、下水道が通っている地域は人口も多いので、この非常用トイレだけでは対応できないと思います。このことも踏まえトータルで考えますと、災害用マンホールトイレは簡易的な非常用トイレと違って下水道に直結しているため衛生面にもすぐれておりますし、大勢の人数にも対応ができます。  そこで質問ですが、今、下水道が通っていて避難場所と指定されている建物に対して設置する義務があるのではないかと私は思います。本市のお考えをお聞かせください。  以上で壇上での質問は終わります。答弁、よろしくお願いいたします。 225 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 226 ◯市長(吉田誠克君) 14番仲本議員の本市の防災対策についてのご質問にお答えを申し上げます。  まず、12日朝に降りました大雨によりまして、記録的な短時間大雨情報が発令されるという初めての経験でございます。本市におきましても、床上、床下浸水、そして、道路の冠水など被害が大きく出ました。貴重なこの苦い経験を参考にしながら、しっかりと防災対策に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  まず、災害対策につきましては、東日本大震災以降、住民の皆さん方に迅速に情報を伝えることが一番大事ではないかなと、そういう考えのもとにしっかりと生命の安全を確保していただく手段の1つとして、平成24年、8小学校の屋上をはじめ、西坊城・市場の市営住宅の屋上にJアラート、全国瞬時警報システムと連動いたしました防災スピーカーを10か所に設置させていただきました。またさらに、国、県、関係機関との連携、市役所と市民交流センターに情報を共有するために衛星携帯型の電話機2台、並びに災害時の確実な情報収集、そして伝達、災害対策本部への連絡確保のために消防団、そして警察、市立病院やライフラインの事業所に携帯型の無線機21台、そして避難場所や保育所等に簡易無線機を43台整備を行い、防災訓練等で実践的な活用に努力をし、災害時のネットワークをしっかりと強化しているところでございます。  また、気象や震災の情報等のメール配信をします職員参集システムを活用させていただいて、消防団員の皆さん方、そして、総代会の役員の皆さん方も登録をしていただいて、災害情報や避難情報など緊急的な情報の共有をしっかりと図っていって、本人の体はもとよりではございますが、地域住民の方々に身を守る行動をとっていただけるような体制づくりも考えております。  内水の対策といたしましては、一時的な貯留池の設置整備を行っております。また、幼稚園・保育所をはじめ、避難所に指定をしております小学校・中学校につきましては、順次、耐震化を進めております。平成30年に竣工いたします高田中学校の体育館が最後、教育施設の耐震化率100%となる予定でございます。また、平成28年度は災害や水道施設の損傷と緊急時におきまして、飲料水の確保を図るために橿原市との相互の融通管の布設整備を終えさせていただきました。そして、かねてから改訂をしておりました、大和高田市地域防災計画も完成をいたしまして、防災機能も備えつつ、市民交流センターを有事の際の災害活動の拠点として、さらに市役所庁舎での災害対策本部が困難になった場合、第2の対策本部として設置をしていく施設とさせていただいております。  また、職員の初動体制や避難所の開設等につきましても、今後も職員防災研修を通じまして、職員全体の防災意識の向上、対応能力を高め、地域の協力を得ながら市民の皆様に正確で適切な避難誘導、避難勧告や避難指示ができますように体制づくりの整備を行っているところでございます。平成29年度に入りましては、市民の皆さん方に風水害や地震を想定いたしました、家庭向けに避難マニュアルを全戸配布させていただきました。このマニュアルを本市のホームページ、そして出前講座等を通じて活用し、市民の皆さんにも防災意識を高めていただくとともに発表される避難情報に従いまして、例えば、自宅の2階に逃げたら垂直避難等の自己判断によります避難行動を行っていただくことや、少なくとも3日間程度の家庭内備蓄をお願いするなど、平常時からしっかりと意識をしていただく、そういう活動を広めさせていただいております。  また、有事の際に市民の皆様には生命をしっかりと守っていただくライフライン、これは生命にかかわる一番大事なところですので、迅速に復旧対応ができるように取り組んでいるところでございます。  今、ご提案をいただきましたヘリポートのサイン、そして、かまどのベンチ、トイレといろいろご提案をいただきました。参考にさせていただいて、より充実した防災体制の整備に努めていきたいと思います。細かくご指摘をいただきました点につきましては、各担当からお答えを申し上げます。  以上でございます。 227 ◯議長(中谷修一君) 市民部長。 228 ◯市民部長(吉村保喜君) それでは、14番仲本議員の、まずはヘリサインについてのご質問にお答え申し上げます。  災害時の物資をおろす目印となる災害用のヘリサインは、大規模災害が発生した場合、他府県からの応援ヘリが上空から活動場所の特定を行える建物屋上に施設名などを付するものです。大和高田市地域防災計画では、災害時の緊急航空輸送に使用するヘリコプターの離着場所を総合公園多目的グラウンド、奈良県大和高田第二健民運動場、市民運動場に指定し、災害時には緊急搬送、物資の輸送等、迅速な輸送の確保に向け、緊急輸送体制の整備を図っております。巨大地震などの大規模災害における対応といたしましては、市民の安全を重視し、状況に応じた対応を考えてまいりたいと思っております。  次に、防災かまどベンチについてのご質問にお答えいたします。  防災かまどベンチは通常時はベンチとして使用し、災害時には座板を取り外すことでかまどとして利用できるものです。災害時のライフラインの確保にはいろんな計画を持っており、万全を期しております。総合公園にはライフラインが完全に寸断されたときに備え、80トン、1日1人3リットルで2万6,000人の飲料水を確保するための貯水槽を設置しております。  現在、自治会管理の公園があり、有事の際の緊急避難場所として指定されている場所がございます。公園などで避難生活を余儀なくされる場合には、防災かまどベンチは有効であると考えております。このような観点から今後検討してまいりたいと考えております。  最後に、災害用マンホールトイレについての質問にお答えします。  災害時に避難所のトイレ空間の快適さが失われることは、身体、精神の両面から健康被害につながることは認識しております。現在、指定避難所20か所の敷地内の防災倉庫内に組み立て式の洋式簡易便所各10基、合計200基を配備しております。災害発生時でも安心して快適に使用できるトイレ環境を整えることで、被災地の衛生対策や被災者の心身の確保について必要と考えております。  議員おただしの災害用マンホールトイレにつきましては、まず、総合公園においてマンホールトイレの設置計画を持っておりますが、県とも綿密に協議した上で進めてまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 229 ◯議長(中谷修一君) 14番仲本博文議員。 230 ◯14番(仲本博文君) 答弁、ありがとうございます。市長の前向きな答弁、どうもありがとうございました。  そこで、ヘリサインですけれども、グラウンドの方にヘリコプターがおりられるということになっておるということで、私が言ったヘリサインというのは、各学校の屋上、避難場所に名前を書いて、さっき資料を渡していると思いますけれども、葛城小学校だったら葛城小という形の名前を書いて、そこが目印となるようにという意味です。それと公園は、高田市がただ決めとるだけで、実際にはヘリポートになっていないでしょう。上空から見た場合にヘリポートはヘリという形で、その周りはみんな舗装かコンクリートにせんと、ヘリコプターがおりた地点に行ってもうたらわかるとおり、10センチぐらいの石やったらどんどん飛ぶわけですよ。ただ決めとるだけで、整備はできていないと思いますけれども、この整備についてはどういう形でしていかれるのか、ヘリポートとするのであれば、ヘリポートの場所を決めるのやったらそういう整備をどうしていくのか、今はできていないですよね。  それと、学校のヘリサインですけども、ヘリサインは先ほど言ったようにほとんどボランティア的に材料さえ確保すればできるのではないかなと、各学校の生徒さんも手伝って。この間もらった資料では、消防団の人、あと市の職員さん、それで最後に消防防災航空隊の人がまた来たりしてくれています。この間、質問を提出してから時間がなかったかわかりませんけども、今、とりあえずこの2点に対して、総合運動公園をヘリポートとするのであれば、ヘリポートの着陸サインの場所をどうするのか。それと、学校のヘリサインはどうしていくのか。予算がかかるところはある程度置いても結構ですけれども、計画的にはどういうふうに考えておられますか。 231 ◯議長(中谷修一君) 市民部長。 232 ◯市民部長(吉村保喜君) 総合運動公園のヘリポートにつきましては、敷地面積がありますので、その中で対応できると思いますけれど、関係機関とも協議させていただきます。  そして、もう1つの学校のヘリサインですけれど、これにつきましては、他府県の例もインターネットでいろいろ見させていただきまして、議員ご指摘のようにボランティア的に防災教育の中でやられているところもあります。まず、本市につきましては、人口密度も非常に高く、市域が4キロ四方ということもあって、避難所につきましては、避難指定を行っていますので、人口が密集しておるというのもありますので、住民の安全等も考えながら慎重にまた検討させていただこうと思いますけれど、よろしくお願いします。 233 ◯議長(中谷修一君) 14番仲本博文議員。 234 ◯14番(仲本博文君) 検討してください。それ以上はもう言わんときます。  それから、かまどベンチですけれども、これは他市ですね、香芝市でもあるし、斑鳩町ですか、そちらの方はボランティア団体の方へ声をかけていっておるみたいなので、高田市も各自治会に防災組織があると思いますので、そこへぜひ声をかけていただきたい。  それと、公園施設をつくるときには、値段的には変わらんと思います。ただ、ベンチの上の板を外したらそのまま鉄骨だけが出てきて、すぐかまどに変わるという簡単なものだと思います。ぜひ、それはこれから公園の新設をするときでも予算の中に入れていただきたいなと要望しておきます。  それと、このトイレですけども、この間、上下水道部長に聞いたら余り知らなかったようで、皆さんに言っても余りこういうふうなのは聞いたことないと。ただ、そこら辺のマンホールをあけて便所を持ってきて置いたらええかなというレベルで、私自身もそうかなと思っていたら、香芝市の方を見たら、全然設備が違ったわけですね。それなりにやっぱり設備の費用もかかる、それで補助金もつくということになっています。先ほど部長言っておられたように、密集しておると。そこで先ほど言うておった簡易トイレを見たことありますか、したことありますかと言うたとき、多分したことないでしょう。人がした後にすぐできるようなトイレじゃないですよ。私は実際に全部見せていただきました。こういうふうにするんやでということもみんな説明していただきました。あそこに30人も40人も一遍に来られたらあふれてしまってどうもいきませんよ。  その辺、やはり市街化区域の下水道の通っておる学校にはぜひとも設置していただきたいと思っておりますけど、そこら辺の計画はどうですか。 235 ◯議長(中谷修一君) 上下水道部長。 236 ◯上下水道部長(杉本勝正君) 上下水道部といたしましては、現在、管路整備に重点的に取り組んでおるところでございます。ただいまの災害用マンホールトイレにおきましては、担当部署から要請があれば迅速に対応させていただきたいと考えておるところです。  以上です。 237 ◯議長(中谷修一君) 14番仲本博文議員。 238 ◯14番(仲本博文君) 部長、答弁ありがとうございます。  今、担当部署から要望があればということを聞きましたので、すぐ要望していただいて、これからの緊急の災害に対してしていただけたらと。それとまた、これは補助金がついてくるように聞いております。今、高田市は交付税等々でも絞られて、土木の方も絞られて、下水道の方も六十何パーセントとか、他市では80%をもらえているところ、そんな形になっておると思いますので、ここら辺もいろいろ活用していただいて、高田市の下水道にかかわらず補助金をたくさん取って、よき整備をしていただけるように要望して私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 239 ◯議長(中谷修一君) 次に、3番森本尚順議員の発言を許します。3番森本尚順議員。            〔3番(森本尚順君)登壇〕 240 ◯3番(森本尚順君) 議長のお許しをいただきまして、日本維新の会、会派絆の森本尚順より質問させていただきます。  まず初めに、小中学校教職員等が私有自動車等の公務使用の承認を受け、学校敷地内で車をとめられるスペースがあれば、ところ構わず学校の昇降口、下駄箱前、花壇の前、中庭、防災倉庫前、勝手に駐車場と決め使用していますが、教育長はどのようにお考えですか。私有自動車等の公務使用とはどのようなものか、ご説明願います。  次に、小学6年生と中学3年生の全員を対象に、平成29年4月に実施された全国学力・学習状況調査で、国語A、国語B、算数A、算数Bの各4教科実施されました。その結果、全国平均正解率、奈良県平均正解率と大和高田市平均正解率を比較したところ、大和高田市の小学6年生、中学3年生の平均正解率が低いと聞いております。  教育長にお尋ねします。大和高田市の平均正解率の結果をどのようにお考えでしょうか。  次に、平成26年度より11月にJR高田駅前広場で、「未来は元気フェスティバル~みくちゃんのおともだち大集合in大和高田~」が行われています。毎年来場者もふえ、子どもさんから大人の方まで楽しみにされています。しかしながら、その一方で不可解なことが判明しました。このイベントの会場設営業務委託で、平成26年から昨年までの3年間、約360万円以上の契約にもかかわらず、大和高田市は3年間随意契約を行っています。これは、地方自治法第234条第2項、地方自治法施行令第167条の2第1項、大和高田市契約規則第21条に反するものと考えますが、至った経緯の説明を求めます。  以上で壇上からの質問を終わります。ありがとうございました。 241 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 242 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 3番森本議員のおただしにお答え申し上げます。  公務使用の承認を受けました私有自動車等を学校敷地内に駐車する場合には、教育活動や環境面、防災面に支障のなきよう配慮しなければならないと考えております。  次に、私有自動車等の公務使用とは、教職員等が特にやむを得ない事情により私有自動車等を公務に使用する場合、大和高田市教職員等の私有自動車等の公務使用に関する要綱にのっとり、私有自動車等を公務に使用しようとする教職員等は、あらかじめ当該私有自動車等について登録申請書を旅行命令権者である校長に提出し、その許可を受けるものでございます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 243 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 244 ◯3番(森本尚順君) ありがとうございます。  そうしましたら、今、巽局長から言われましたけども、実際私、高田小学校へ2週間ほど前に視察に行かせていただきまして、まず、今言われた教育環境に配慮し、そして防災等々言われました。  それじゃ、市民部長にお聞きします。防災倉庫の前に先生の車が以前からずっととまっていたということを聞いているんです。何度か注意されましたか。 245 ◯議長(中谷修一君) 市民部長。 246 ◯市民部長(吉村保喜君) 注意は行っておりません。そして、認知もしておりませんでした。防災倉庫は緊急有事の場合に使用するものであり、いつ、その状況になるかわかりません。その観点から、当然理解をしていただいているものと認識しております。そうでないのであれば、教育委員会と意思疎通を図ってまいりたいと考えております。 247 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 248 ◯3番(森本尚順君) この先生が、県費の先生、小学校の先生、そして中学校の先生は高田市から給料を払わずに県の方から給料をいただく。そして、保育所の先生、幼稚園の先生は市費、いわゆる市からお給料を払う、これについて教育長、私の言うてること合うていますか、間違っていますか。 249 ◯議長(中谷修一君) 教育長。
    250 ◯教育長(早川博君) 3番森本議員のご質問にお答えいたします。  今、議員おっしゃったとおり市費と県費と違いがございます。 251 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 252 ◯3番(森本尚順君) そうですよね、決算特別委員会でも質問させていただきましたけども、この小中学校の先生は高田市が平成26年につくった公務使用車という要綱で、後で聞きますけど、やむを得ない理由があれば公用車になるという定めがあるんです。しかし、市費で幼稚園の先生、保育所の先生というのは保育所や幼稚園の敷地にとめる場合は月3,000円支払っておられる。これは、俗に言います行政財産の目的外使用ということで、年間3万6,000円払われている。とめられない学校は民間の駐車場で3,000円なり、4,000円なり、5,000円を払っておると。これが現実なんです。  そこで、不公平さがあるので、今から教育長に問いただしていきますけども、教育長はたしか高田西中学校の校長先生をされていたと思うんです。そのときに私有自動車等を公務使用されていましたか。 253 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 254 ◯教育長(早川博君) 私、校長時代も公務使用ということで申請を申し上げて、使用させていただいておりました。 255 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 256 ◯3番(森本尚順君) そのときに大和高田市の要綱には、一番最初にやむを得ない理由と、先ほども巽局長からの説明でもありましたけども、通告していますからどういう条項かよくおわかりだと思います。大和高田市教職員等の私有自動車等の公務使用に関する要綱第1条に、特にやむを得ない事情とあります。当時、早川教育長はどのようなやむを得ない理由で公務使用届を出されたのかお聞きします。 257 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 258 ◯教育長(早川博君) 再度のおただしでございますが、議員もご承知だと思いますが、校長としての充て職の公務の出張が大変多うございます。市内問わず県としての役員もしていた関係で公務の出張は校長のみならず教頭、あるいはほかの役職もそうですけども、大変多うございます。  以上でございます。 259 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 260 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、公務が多いと言われますけども、当時、その公務で使用された回数は具体的に幾つですか。 261 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 262 ◯教育長(早川博君) 私個人のでしょうか、校長時代のものはちょっと今ここには持ち合わせておりません。申しわけございません。 263 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 264 ◯3番(森本尚順君) その多い、少ないの基準は何回ですか、ここには理由書はないんです。例えば、公務を50回以上が多いと言われているのか、100回なのか。やむを得ない理由を言ってくれと言っているから、校長は公務が多いから、出張も多いから、理由書をそういう内容で書かれているんですか。そもそも理由書ないでしょう、あるんですか。公文書開示しましたけどなかったですよ。それちゃんと言っていただかないと、今から高田小学校の26名の先生のやむを得ない理由全部聞きますから、ちゃんと基準を今言ってください。教育長がやむを得ない理由として乗っていた理由を言ってくださいと言っているんやから、校長は出張が多いとか、それは多いのやったらその基準を言ってくださいと言っている、50回か100回か。 265 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 266 ◯教育長(早川博君) 基準ということに対して正確に答えることは私としては今持ち合わせていないところです。感覚ということになろうかと思うんですね。ただ、ほかの先生方の公務としての例を挙げることでしたらできるんですが、それではだめでしょうか。 267 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 268 ◯3番(森本尚順君) 結局、ほかの先生って、自分のことを言っているんですよ。自分のことがわからずに人のそんなやむを得ない理由なんかなぜわかるんですか。  私が言っているのは結局、やむを得ない理由はないのになぜ、許可を出しているんですか。公務の使用は校長ですけども、駐車場を目的外使用するときに教育長は最終決裁していますよね、私の手元にもありますけど。何を基準に判断して、公務使用にしているんですかと言っている。  この高田小学校の先生の中には、一番多い人で校長先生、年間、平成28年は70回、しかし、26名中2人の先生、1回ずつ、1人は産業会館へ乗って行っただけ、1人は浮孔西小学校へ行っただけ。これ1回以上はやむを得ない理由となるんですか。幼稚園の先生や保育所の先生は、年間3万6,000円払って、駐車場目的外使用で払っている、また民有地を借りている。おかしいんじゃないですか。市内の施設、市役所であるとか小学校であるとか公民館や産業会館、県の施設へ行くときは、皆さん自転車で行かれている、徒歩で行っていると言われている。おかしくないですか。  じゃ、この2人のたった年間1回しか公務使用として行っていない先生のやむを得ない理由を2人ちゃんと言ってください。わからなかったら今、事務局おりてその書類を持ってきてください。そちらから暫時休憩は求められへんから、こっちへ言っていただいたら議長に私の方からお願いいたしますから。 269 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 270 ◯教育長(早川博君) 再度のおただしでございますが、やむを得ない理由ということでのご質問だというふうに認識をしております。  例えばというところで二、三お話をさせていただきたいと思います。            〔発言する者あり〕 271 ◯教育長(早川博君) 例えば、昨日、おとといの雨によります休校があったことは皆さんもご承知かと思います。あるいは9月5日にも東京の方で早くもインフルエンザによる休校がございました。つまり、インフルエンザやそういった休校、急な、学校に登校してから子どもたちの様子を見て、これはすぐに下校させるべきであるという判断をした場合を想定していただきたいんです。そうした場合、10人ほどのクラスの子どもがインフルエンザ、あるいはそれに近い姿で欠席をしていると。そしたら、直ちに帰りなさいという文書をつくって持ち帰らせます。最低インフルエンザの場合は土日を入れて5日間ぐらいの休養を要するということで、校医さんからの指示・助言が発生します。そうしますと、出席している子どもたちはそれを持って帰ります。しかも、5日間じっとしているわけにはいきませんから、課題を与えて健康な子どもたちが元気なうちに家ではこういう課題をしましょうと。ところが、出席していない子どもたちにはそれが伝わりません。何を言いたいかといいますと、出席していない子どもたちのところには、当然感染が怖いですから出席した子どもたちに連絡をさせるわけにいきませんので、担任が一軒一軒回るわけですね。担任も会うことはできません。電話を入れて、ポストに連絡などを投函していくこと。これが学年閉鎖になればさらに広がります。学校閉鎖になればもっと広がりますので、自動的に教員がたくさん家庭訪問に出かけて行くというのが私の捉えている公務だと。  あるいは、生徒指導上で課題や問題が発生しましたならば、その日のうちにできるだけ問題を解決しないと、いわゆる今よく言われているいじめや不登校に連動していくことが考えられますから、丁寧な対応をしなくてはいけないと。  したがいまして、当時校長であった私、今、教育長であるわけですから、全ての学校を校長会でもってそういう1つのマニュアルといいますか、問題が発生したときには必ず家庭訪問に行きましょうと。ただ、その場合も共働きのおうちが大変多うございますので、保護者の帰宅の時刻を考えて行きますから、夜が遅くなるということも当然あり得るわけでございます。そこで小学校の場合は女性の先生も多いですし、近くであっても複数で、しかもできるだけ車を利用してもらうようにとか、そういった話をよくしておりますので、そういったものを含めまして、公務としてお考えいただけたらと、認識していただけたらと思うわけでございます。  ただし、そのお二人もしたがって担任をされていると思いますので、副担任も行きますし、そういうものもたくさんあるのではないかというふうに推察をしております。  以上でございます。 272 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 273 ◯3番(森本尚順君) いや、そういうのはもうやむを得ない理由にならない。そして、家庭訪問と言われていますけど、平成28年に高田小学校26人の方が、私有自動車を公務使用として届け出て、396回公務使用されています。後で言いますけど、書類不備な人もいます。今、教育長が言われた家庭訪問は誰もされていません。家に行かれる場合は先生は、どう言われたかと言ったら、駐車場が各家庭にはございません。だから、駐車違反と子どもたちの道幅をとるから、危ないから自転車で行っていますと言われているわけですよ。教育長は高田西中学校ではそういう家庭訪問、インフルエンザのときには手紙を車で持って行って路上駐車して、子どもたちやまちのお年寄りとかの安全が担保できないようなところでもそういう指導をしていたかもしれませんけど、この点だけは高田小学校の校長はまだいいかなと、今言われた、憶測で物を言ったのか、昔のことを言ったのか、どちらですか。これは公務使用者の理由に値しないですよ、この2人、地場産業会館へ、しかも往復40円の交通費をもらっています、県から。  安川福祉部長にお聞きします。  たしか、保育所の先生方は子どもさんが体調を崩したりした場合、それと、小さないざこざ、子ども同士であったりして先生がやむを得なく親御さんの家へ行くという場面が多々あるかと思うんですけども、その場合、車で行って家の前で車をとめて、そして、親御さんと話していいよとか、今言われた件ですね、どういうふうに指導されていますか。 274 ◯議長(中谷修一君) 福祉部長。 275 ◯福祉部長(安川盛久君) ただいまの森本議員のご質問にお答え申し上げます。  まず、保育所現場では、さきのお答えになるんですけれども、高田西保育所と天満保育所だけが使用料を払い、市の敷地内に車をとめております。そして、どういう場合に公用車扱いをするかとの問いなんですけれども、基本的に保育所におきましては自転車、徒歩を手段として利用しております。しかしながら、緊急を要する場合につきましては、保育所の場合はタクシーチケットというシステムを使っておりまして、タクシーにお子様が何らかの形でけがをした場合、病院等への搬送に利用しております。  しかしながら、なかなかタクシーが来ない場合につきましては、その場合に限って私用車を使うこともございます。そういうときには保育担当課長の方に緊急ですので、口頭での報告をしていただいている状況でございます。  以上です。 276 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 277 ◯3番(森本尚順君) 教育委員会も家庭訪問とか先生は、高田小学校の場合ですと5台の公用車、自転車があるわけですから、皆さんそれを使っているわけですから、自転車も車ですから公用車でしょう。じゃ、何と言うんですか、教育長、自転車のじゃ、それは何と言うんですか、チャリンコと言うんですか。不思議な顔をされていますけども、じゃ、自転車にしましょう、自転車で行かれている。実際、この記録を見ますとほとんど半分は市内小学校、市役所、中央公民館、地場産業センター、あとの25%は田原本の教育研究所です。あとの25%は近隣の市町村の中学校ですとか県の施設、そういったとこへ行かれています。高田小学校ほか7小学校、3中学校においても多分学校から2キロ、3キロ離れているような、しかも山があったり谷があったりするような、車でどうしても行かなという場所は私はないと思うんです、この高田市。いつも4キロ四方のコンパクトシティーと言われているぐらいです。にもかかわらず、減免ありきのこの要綱、3万6,000円を減免するがために公用車扱いにしているだけではないんですか。まだ納得できませんか、じゃ、納得するまでやりましょう。  そしたら、規則というのは決められたことをしていなかったらもうだめなんです。全部条例にしてもそうなんですよね。平成28年で高田小学校26人申請出されています。6人の方、免許証の切りかえの写し1人出していません。私が開示請求出すまでしていなかったということは、少なくとも1年以上提出していません。それといまだに保険に入っていたかどうかもわからない車が1台、残りの4台は平成29年、今年ですよ、切りかえ時点で書類出していない、提出していないのにあなたは決裁印を押しています。確認しないで判を押している(後刻訂正の申し出あり)、いまだにまだそういうことをしているんですか。去年からいろんな不祥事ずっと、きょう朝の一般質問でも南議員もただしておられましたけども、あなたは教育委員会のトップでしょう、まだそんな書類もちゃんと見ないで判こを押しているんですか、言ってください。 278 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 279 ◯教育長(早川博君) 再度のおただしでございますが、先ほど何点かご指摘を受けたうちの、例えば、玄関ですとか。            〔発言する者あり〕 280 ◯教育長(早川博君) 公用車としての判を押すというところにおきましては、今年度4月から7月まで、つまり各小学校で各校長先生の責任において、それぞれの先生方が1学期の間にどれほど家庭訪問へ行かれましたかという報告を実は上げていただきました。先ほどご指摘を受けました高田小学校も合計800回を超えております。つまり授業日数でいきますと、1日につき平均8回ぐらいになるのかなと思うぐらいの家庭訪問を実施しているという報告を聞いているわけでございます。  ですから、その家庭訪問1つをとらえましても、先ほどありましたような複数で行くのが常道ですので、あるいはとめるところがない場合には送り迎えをするというような手段も考えながら各学校では対応しているというふうに私は認識しておるようなところでございます。 281 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 282 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、それ今800回言われましたけど、年に1回高田の公立小中学校は5月ごろに家庭訪問をされているんです、そうでしょう。今それで800回行ったと言ったら、私は、平成28年度に公務使用した、番号で言うと2番です。開示請求で全て出せと言っているにもかかわらず、その800回は抜けているじゃないですか。開示請求を出したのに800抜けているということになるんですよ、そういうことを言うと。それでいいですか。また違う論点になりますよ。その家庭訪問というのは、高田小学校は何人いてるんですか。例えば、500人おったら1週間の間に各家庭を回っているだけじゃないですか。何かいかにも毎日毎日それだけ先生は問題があって8か所も行っていると、そういうふうに聞こえますけど、それは普通に年に1回の決められた家庭訪問に行かれているだけじゃないんですか。  それと車で行ったとしましょう、800回行かれたと思っているんですか。これははっきり言って1回でも行って、あなたがそれを黙認して駐車違反切られたらどこから駐車違反代は出るんですか、公務やから、またこれ、税金ですか、答えてください。駐車違反切られたときに、公務使用車として家庭訪問に教育長自ら認めて行かせているわけでしょう、こっちの福祉の方は自転車で行く、何かあったらチケットを出してタクシーで行ってください。言っていること全然違うじゃないですか。駐車違反切られたら、誰がお金を出すんですか。 283 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 284 ◯教育長(早川博君) 先ほど言いましたように、駐車違反にならないように複数で行きながら送り迎えをするということも当然考えに入れて行ってもらっているように認識していますし、現に私が校長時代もそういった問題発生時の家庭訪問というのは単独で行くことは大変少ない、ほとんどないという事実がございます。  ですから、1人で行くことはないわけですから、2人で行った場合、1人が駐車場を聞きながら、家庭訪問の行き先のおうちの方にとめていいところ、あるいは公的にとめていいところにとめさせていただきながら行くというのが常道だというふうに認識しております。ない場合にはやはり車では行かないというのが一般的だというふうに思っています。 285 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 286 ◯3番(森本尚順君) もうこんなの何回言っていても一緒ですから、平成28年と平成29年の家庭訪問へ行かれて、そして2人で旅行命令簿兼私有自動車等使用承認簿、これ全部校長は判こを押されて出しておられます。家庭訪問へ行かれたその記録800回について、資料の提出を求めます。そして、公用車であろうが私有車であろうが、生徒を乗せて帰るという行為は、これはしたら本当はだめなんですよ、やむを得ない場合はしてもいいけど、今の言い方やったらしょっちゅうしているように思いますけども、違反しますよ、どうですか。 287 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 288 ◯教育長(早川博君) 基本的には子どもたちを先生方が乗せて帰るというのはなしでございます。ただ、先ほど議員もおっしゃったように、特例で緊急時の場合まれにあるのは校長の責任においてというか、認めてする場合がございます。  一般的にはしんどい子どもが出てきた場合もタクシーを利用する、これも学校で行っているところであります。あと、800回という回数も先ほど言いましたが、これらは教員が問題発生時に行くということで、出張伺という公文書のようなものを求めないケースがほとんどでございますので、昨年度の分がそういうふうに残っているかというと、私は恐らく残っていないだろうというふうに認識しております。 289 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 290 ◯3番(森本尚順君) 800回とさっき言われたその資料はあるはずやから、それを出してください。もうそんな話をしていても前へ向いて行かないので、どっちにしても今のままやったら最後あれですよ、だめですよ。  そしたら、ちょっと最初に戻りますけど、教育長は高田西中学校のどこに車をとめられていましたか。 291 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 292 ◯教育長(早川博君) 私は高田西中学校の校長時代は玄関先でございます。 293 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 294 ◯3番(森本尚順君) 先ほども言いましたけども、法律とまでは、条項とかじゃないですけど、文部科学省は別に学校敷地内を駐車場に絶対したらだめだということは言っていないです。ただし、教育活動、自由な運動・活動空間ができるだけ保障されること、そして、消防活動空地を保障することと言っているわけですね。大体校長自ら、子どもたちが、たしか高田西中学校は玄関のところには下駄箱があります。そういうところに駐車場とは認めておらない、特に消防車、はしご車が入ってきたときに明らかに邪魔なスペースになぜか勝手にとめておるんですよね。違うんですか、違かったらあの駐車場、誰が認めたんですか。私は図面とか教育委員会にくれと言いに行きました、ほとんどの学校が駐車場とは許可されていません。なぜかと言うと、消防法ですとかもともと建築確認をとっていたときには、そこは緑地帯であるとか中庭であるとか、そういうふうになっておるんです。  これは、普通の目的外使用と公園、JR高田駅前広場の使用目的とまた違って、子どもたちが教育的活動をする場所と定められておるわけです。それで、文部科学省や県や高田土木、いろんなところで許可をとったわけ。高田小学校で言うと、中庭を先生方は勝手に駐車場として使っている、そうじゃないですか、答弁してください。高田小学校の中庭は駐車場と定められているのか、そして、あなたが高田西中学校の玄関の前にとめたのは消防法に引っかからないのか、この2点をお答えください。 295 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 296 ◯教育長(早川博君) まず、私自身のことでお答えさせていただきます。  高田西中学校の場合には職員でスパンを決めておりまして、消防法に引っかかるかどうかは、申しわけありません、ちょっと認識が足りないので理解しておりません。ただ、駐車場を高田西中学校の場合はご存じのように校舎周辺にとめられることのできるスペースとしては存在しているように思いますので、職員の例えば、緊急時に出て行かなくてはいけない生徒指導担当、あるいは養護担当、また妊娠されている方専用ということで玄関のところ、そして、校長、教頭の公務の出張が多いというので、そういったところでもってどういう職員をどこへとめるかという1つの学校の中での、議員からおっしゃると勝手なこと、そういうことをおっしゃるかもわかりませんが、そういう決め事をして場所をそれぞれの教員がとめていたと、そういう事実がございます。  それから、高田小学校の件につきまして、数日前にそういうご指摘を受けたことが私の耳にも入りましたので、すぐに指導をしました。防災倉庫の前にとめているという事実もありました。それについては現在、そこはとめないことになっておりますし、定期的に教育委員会の方で黙って様子を見に行くということを繰り返しやっております。それが駐車場として決めたかどうかということでは、はっきりと答えることができないというふうに思っています。  以上でございます。 297 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 298 ◯3番(森本尚順君) 幾ら言っても一緒ですから、ここは企画政策部長にお聞きいたします。  この高田市の公務使用にするには、やむを得ない理由というのが要るわけなんです。今の答弁を聞いていただいていても、やむを得ない理由というのは、決算特別委員会でも言われましたけど、小学校では199人が公務使用の許可をとっておるんです。しかし、この199名全員がやむを得ない理由はありません。そして、年にたった1回しか乗らない人でも、今、ああや、こうやと言うておられますけども、実質は1回だけの先生もたくさんいてます。そして、私有自動車等を目的外使用に使う場合は教育長の印鑑が要るんですけども、そのときには車検証のコピー、そして保険証のコピー、そして教育長に対しての申し込みみたいな書類が要るんですけども、先生によっては免許証の期間が切れている先生ですとか、車検証が切れている、保険証が切れている、それでも確認しないで判を押されているんです。(後刻訂正の申し出あり)しかも、上位法の法律では、地方自治法の第238条の4第7項には、行政財産はその用途又は目的を妨げない限度においてその使用を許可することができるとあるわけなんです。しかし、今の答弁を聞いていただいたらわかるように、子どもたちの下駄箱の前に、元高田西中学校の校長、早川教育長の車を置いていたり、子どもたちが一生懸命ナスビですとか、トマトとかヘチマとかをつくっている花壇の前に先生が車をとめて、排気ガスは子どもたちのつくったナスビやキュウリ、トマトにかかる。水をやろうとしても先生の車が邪魔。前は防災倉庫の前に車をとめている。そして、中庭というのは教育財産で、子どもたちが活動する場。誰が見ても子どもたちの活動する花壇であったり、下駄箱であったり、万が一のときの防災倉庫の前ということを鑑みると、この上位法である地方自治法の目的を妨げない限度とあるけど、目的を100%妨げると私は思いますが、解釈はいかがでしょうか。教育長が言われているへ理屈といいますか、それと私が読み上げた自治法の解釈、いかがなものでしょう。 299 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 300 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 今、お話をお伺いさせていただいていて、また、私どもの立場といたしましては、必要な書類はきちんとそろえて提出していただくのが本来の姿であると思います。あと、駐車場所は、やはりそれぞれの学校でこれを機会にもう1度お考えいただいて、子どもたちの教育に差し障りのない場所を、狭い敷地内とは思いますけれども、再度、点検、確認、移動も含めてご検討していただく必要があるのではないかと思いますので、これをよい機会にしていただけたらと思います。 301 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 302 ◯3番(森本尚順君) ありがとうございます。やっぱり企画政策部長は今初めて聞かれて、やはり今読み上げました自治法とかそういうのをよくご存じですから、そうなんですよ。私が言っているのは、ああや、こうやとそれを認めるのじゃなくて、だめなものはやっぱり訂正しないと、子どもたちの教育の場なんですよ。ある中学校、あえて言いますけど、片塩中学校の先生がもと自転車置き場があった場所を潰して、そこへ自分の車をとめていた。そして、子どもたちがバレーの練習をしていてワンバウンドして車に当たって怒鳴りつける、これ、どういうことだと思いますか、ほんまは勝手にとめているだけじゃないですか。教育長、そういう現実があるんですよ。片塩中学校においては、校門入ってすぐに黒のワゴン車がいつもとまっています。そして、池のような噴水ですか、何かありますけども、そこにも車がいっぱいとまっていますよね。これは正論化したらだめだと思いますよ、子どもたちの教育の場なんです。先生の駐車場じゃない、違いますか、まだ駐車場でこのまま使われますか、あすからルール違反は乗って来ないでくださいと言われますか、どうですか。 303 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 304 ◯教育長(早川博君) 再度のおただしでございますが、私自身も今現状がベストとは決して思っておりません。本来、学校の周辺にそういった駐車する場所、つまり敷地内にとめられない環境整備というのができれば、これが最善だと思っているところであります。しかし、今現在の高田市の学校の周辺の現状から考えてみたときには、今の現状もやむを得ないのかなというふうに思っています。ただし、今幾つかご指摘をいただいた訂正をしなくてはいけない、あるいは書類の不備、そういったものに対しては厳正に指導もしていかなくてはいけないと、そんなふうな思いでおります。 305 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 306 ◯3番(森本尚順君) でも、もう間違いとか、書類が出ていない人は本来、あなたは確認しないで判で押しただけで、(後刻訂正の申し出あり)車検証が切れていたり、保険が切れていたり、免許の更新がされているのかされていないのかもわからないわけですよ。だからさっきも言われたけども、これは法律ですよ、高田市が定めた条例とか規則じゃないですよ。あなた、これ、自治法に抵触しているのにそのままいくんですか。子どもたちの教育現場を、中庭を車が占領したり、花壇の邪魔になるのに、まだそのまま考えるとかいう話をしているんですか。これは違反なんですよ、だめなんです、使っては。でも、あなたが判こを押している。高田小学校の近くに民間の駐車場はいっぱいありますよ。  それと、もう1つ、高田小学校の校長先生が勝手に来客用駐車場というのもつくられているんですよ。これ、どういうことですか。来客駐車場、窓ガラスに張ってますわ、だんだんエスカレートしていませんか。、子どもたちの邪魔になる車はあすからもう乗ってこないでください。乗って来るのであれば、保育所の先生や幼稚園の先生みたいに民有地を借りればいい。市の職員もそうですよ、職員さんもみんな借りているん違うんですか。教育長、あすからちゃんと子どもたちの教育、伸び伸び遊ばせてあげてください、いかがですか。 307 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 308 ◯教育長(早川博君) 再度のご指摘でございますが、子どもたちが伸び伸びと遊ぶのを妨げているというふうには今の現状では私は認識しておりません。ただ、来客用であったりとか、その駐車場に関しまして、教育活動に支障があるのはやはり一度きちんと点検をし、それに支障がある場合には改めさせるような指導、これはお約束したいと思います。ただそれが、何台かというのはこれからの調査によると思っています。 309 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 310 ◯3番(森本尚順君) 議長、私の発言の中で印鑑についての表現に関し、確認しないで判を押すに訂正の許可をいただきたいと思います。 311 ◯議長(中谷修一君) 森本尚順議員の申し出どおり、訂正を許可します。 3番森本尚順議員。 312 ◯3番(森本尚順君)  そうしましたら、じゃ、いつまでにされますか、そして、もう公用車はこんなちゃんとはっきりした理由もないんですから、公用車じゃなく、もう3,000円を払ってもらってください。これ、まず理由がないじゃないですか。いるのであれば全員にやむを得ない理由を書いてもらってください。そしてまた私、開示請求で見ますから、やむを得ない理由のない人、そして、法規、条例いろんな、法規に抵触する場合は全員もう認めないということにしていただけますか。 313 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 314 ◯教育長(早川博君) ご指摘の趣旨は理解しているつもりではおります。ただ、やむを得ない理由として先ほど二、三紹介をしましたが、本当に多岐にわたっております。それら全て網羅すると相当な時間を要しますので、その辺はまた後日見ていただくということでご理解いただきながら、ただし、やむを得ない理由がないという場合には、やはり公用車としての乗り入れは、これはよくないと思いますので、そこについてはきちんとしてまいりたいと思います。 315 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 316 ◯3番(森本尚順君) のらりくらり言っていないで、するかしないかはっきり言ったらいいでしょう。大体、市長ちょっと聞いてくださいね。これ私、高田小学校の調査をさせていただいて、396回が公務使用車とされているものなんですけども、そのうち、担当のこの高田小学校の事務の人、精算確認印というのが100個以上抜けている。そして、校長は旅行命令年月日、396のうち16、日づけを書かずにこれもまた普通に判こを押している、決裁印を。そして、これまたおかしいんですけど、お金のあるときは出張のお金を支払っていますけども、お金のないときは先生に旅費を払っていない、これはどういうことですか。お金がある、ない、意味がわからないんですけどね、ちょっと教育長。 317 ◯議長(中谷修一君) 教育長。
    318 ◯教育長(早川博君) 今のお金がある、ないということについては、はっきりと私の中の認識でありませんが、現場に校長としておった者として想像するにですが、年間の出張旅費というのが各学校に割り当てられているんです。それを年度の終わりに出張の内容や回数によって、最初から全費用を充てていきますと、もう早い時期に全部精算が終わってしまいます、予算が。ですから、それをうまく均等割できるようなことを管理職を入れながら事務の先生方とご相談していると、そういうことから発生しているのかなというふうに今聞いておって想像しています。 319 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 320 ◯3番(森本尚順君) 保育所とか幼稚園は市内を自転車で行ったりして、旅費を取らないんですよ。でも、私、高田小学校の事務員さんに聞き取りをしました。どう言われたかいったら、地場産業センターまで行くのに、高田小学校から地場産業センター、JR高田駅の東側、あそこまで1キロありますか言うたら、行きようによったらあるんですと。だから、行きようによって20円、1キロは20円らしいです。往復40円をもらう先生もいれば、斜線を引っ張ってもらわない先生もいる。どう考えても高田小学校から中央公民館は1キロはまあないでしょう。でも、行きようによったら20円払うんですって、40円。そんなばかな基準をしているからお金がなくなるんじゃないですか、違いますか。  そしてこの先生、先ほども言いましたけど、やむを得ない理由を言えと言ったら、どう言ったかいうたら、昔から慣例でやっています。そうしたら、なあなあですかと言うたら、そうですと、何でも正直な方なんですよ、この事務員の方ね、何でも教えていただきました。  だから、先ほどから教育長はいろいろ言っておられますけども、全く違う認識ですよ。そして、書類の不備、半分以上がこの事務員さん不備を認められましたけど、校長も認められました。今後はちゃんとやっていきますと言われているので、改善してくださいねという話はしていますけども、もうなあなあらしいですわ。中央公民館まで1キロあるらしいです。そういう教師、校長先生に教わっている、子どもがかわいそうです。その結果、次の質問をさせていただきます。  次、2問目、よろしくお願いします。 321 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 322 ◯教育長(早川博君) 3番森本議員の全国学力・学習状況調査についてのご質問にお答えをいたします。  本年度の調査結果につきましては、小学校、中学校ともに対象となる教科A・B両問題、国語と算数あるいは中学校は数学になりますけれども、いずれも県平均を下回っております。特に小学校国語の活用に関する問題、一般にはB問題といいますが、それにおける県平均との差が最も大きくなっているのが現実でございます。その結果から見まして、本市の学校教育の課題は児童生徒に話すこと、あるいは聞くことに関する十分な力を教員がしっかりとつけさせることであるというふうに考えます。  このため、教育委員会といたしましては、各小中学校において、それぞれの児童生徒のデータを細かく分析するとともに、本来、この学力・学習状況調査というのは、個々の子どもたちのいいところ、それから、ちょっとしんどいところ、あるいはアンケート様式でもって家庭的にしんどい思いをしていないかなというところも含めて、個々のものをしっかりと見るものでございますから、その辺をしっかりと洗い出しまして、どういった指導が個々に必要かというところを分析し、各学校がこの秋から私どもに校長、そして、その担当の者2人で学校ごとに報告にまいります。そういったことも含めまして、理解力を高める指導の工夫と改善のため教員がしっかりと取り組むということで、学びの質、そして学力の向上へとつなげてまいりたいと、そんなふうに思っています。  以上、よろしくお願いいたします。 323 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 324 ◯3番(森本尚順君) 今年何ひとつ、いつもですけど、全国、奈良県、平均は全部下です。ちなみに奈良県は大体多分、47都道府県中、順位はわからないんですけど、見る限りでは大体上から30番目ぐらいかなというような点数ですけども、大和高田市は県内12市の中で大体何番目だったんですか、これ。 325 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 326 ◯教育長(早川博君) 市別ごとの順位ということは私の手元に今届いておりませんので、申しわけありません、報告できません。 327 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 328 ◯3番(森本尚順君) 順位は言えないんでしょう、国語B、これは全国平均57.7ですけど、奈良県は56.7、大和高田市50点、7.7も下ですよ。教育長は当時おられたかどうか知りませんけど、2年前の9月議会でもこれは同じ質問をさせていただいたんです。多分、土谷教育長さんですか、そのときに答弁もいただいたんですけども、2年前も同じように成績が悪かったんです。そのときの議事録に、「各学校に振り返っていただき、次の方向を見定めて、そして、10月には私の方で話を聞かせていただいて、取り組んでいきたい」と言われていたんですけど、これは毎年毎年、点数がだんだん悪くなっていっていますけども、一体、子どもたちの教育をどのように考えていただいているんですか。長々しゃべられても私はわかりませんから、点数を上げるには具体的にこれをした、あれをした、したことを言ってください。 329 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 330 ◯教育長(早川博君) 長くなってしまっていることをまずおわびしておきたいと思いますが、必要最低限のことだけはよろしくお願いいたします。  去年の教育総合会議というのがございました。これは、二、三年前から毎年実施しているものだと思います。そこでも委員さんたちのご指摘も受けながら、実は去年と今年を単純に比較するものでは正式な比較ではないと、つまり母集団が違う。受験している子どもたちが違いますのでね。そこで、例えばということで、今6年生の子たちが受けましたが、2年前、奈良県は県独自で4年生でも受験をしようという方法をしてくれているんですね。それと比較をしますと、むしろ6年生までのこの2年間でよく頑張っている子どもたちというものも見受けられます。  つまり何を言いたいかといいますと、ご存じのように教育というのは大変時間のかかるものですから、昨年度、私は就任しまして、これは議会でもご紹介したと思います。ただいま幼稚園でアルファベットや数字を遊びの中へぜひ入れていってくださいとか、そういうことを実際にしていただいております。それが花開いていくのはさらに先になるのかなと。また、教員の指導力向上のために各種研修やら、また、それ以外にも知徳体のバランスのとれた子どもたち、生活基盤が安定してと、そういったことも大きく成績に影響すると思いますから、そういったことを全て総合的にやっぱりやっていかなくてはいけないというような認識でおります。  以上です。 331 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 332 ◯3番(森本尚順君) 何を言っているか全くわからない。幼稚園からアルファベットを教えて、高田の中学生、よく言われますよね、中学校1年生終了時にアルファベット、ABCが書けない子がおる。幼稚園から何年アルファベットをやっているんですか。結局、教え方が悪い、それは生徒も悪いかもしれませんよ、でも、教え方に問題があるんじゃないですか。それと環境にも問題があるんじゃないですか。いつも言うように、暑い中で集中もできずにだらだら、先生も暑いからいうてタオルかけて教えておられますわ。環境をちゃんと整えないと。  小学校の卒業時に掛け算のわからない生徒、大体どれぐらいいてるんですか。パーセンテージで教えてください。 333 ◯議長(中谷修一君) 傍聴の皆様に申し上げます。静粛に願います。  教育長。 334 ◯教育長(早川博君) 今のご質問に対する正確な数字は申しわけありません、持ち合わせておりません。 335 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 336 ◯3番(森本尚順君) それは言えませんよね、小学校卒業のときに掛け算がわからない人が5%いますとか、でも、現実はいるんですよ。私もそういう子どもたちと1年間、2年間やってきた中でやっぱりいるんですよ、いるでしょう、教育長、いますか、いませんか、それだけ答えてください。 337 ◯議長(中谷修一君) 教育長。 338 ◯教育長(早川博君) おります。 339 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 340 ◯3番(森本尚順君) だからやっぱり幼児教育、これは当然必要だと思います。でも、私は毎年毎年、学力を比べるのはいいか悪いかと言えば、やっぱり学力を上げてあげないとだめなわけです。それのもとになるのが数字ですから、数字にあえてこだわって言いますけど、やっぱり小学校卒業するときに掛け算がわからんかったら、中学校へいって方程式わかりっこないんです。掛け算は多分2年か3年で習うわけですよ。ちゃんと5年、6年に、中学校へいくまでには最低掛け算をちゃんと覚えさせてあげて、そして社会では、奈良県はどこにあるのか、そして、大和高田市はどこにあるのか、それもわからん生徒がいます。多分否定はできないと思う、いてます。そして、アルファベットがわからない子も中学校になってもいます。だから、そういう子らを切り捨てる教育じゃなく、そういう子もしっかり高等学校へいっていただいて、そして、就職活動もできやすくしてあげないと、中学校卒業ではなかなか就職も厳しいものがあります。  そういった点で、小学校の先生もいろいろ不備が、書類つくるのも不備、条例や法律に従わんと駐車場を勝手につくったりしていますけども、やっぱりそういうのを先生自らが直さないと、教育長自ら考えをちょっと変えてもらわんと、子どもらに影響しているんですよ、そうでしょう。ナスビやヘチマやつくっている花壇の前で車の排気ガスを毎日受けるわけですよ。それまた帰って食べるんでしょう、そういう教育をしているんでしょう、校長は。それを見て見ぬ振りしている教育委員会、負の連鎖、かわいそうですよ、教育長、私の言っていること理解していただけますか。  もうわかっていただいたということで、教育の面にしても高田市の子どもたちのために教育委員会と学校ともっともっと話し合って具体的にどうするか考えてあげてください。  次、最後のお願いします。 341 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 342 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 3番森本議員の「未来は元気フェスティバル」イベント設営業務委託に係る入札について、ご説明申し上げます。  年代を追って順に、平成26年度、本件は所期の目的を達成に向けた効果的なイベントとするための企画力、集客力を高めるための演出を必要とすることから、価格のみの競争により契約相手を決定する競争入札は適しないため、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号に該当し、随意契約の方法により契約を行いました。  次に、契約相手の選定については、このイベントは市民との協働による観光機能の強化を目的としており、このイベントにおいても実施する、うまいもん市の出店条件についても市内に店舗を有する事業所であるということをモットーとしておりましたので、当時の唯一の市内業者である業者を選定しました。  平成27年度は、前年のイベント結果から来場者の規模や会場における人の流れを見直したい、ステージ位置や会場全体の配置を大きく見直したいという課題や改善点が見つかったため、前年の受託事業者の協力が必要であり、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号により、再度同じ業者と随意契約に至りました。  平成28年度は、前年度の規模の拡大、開催期間を2日間としたことで、初年度同様に随意契約の方法による契約を行うこととし、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号に該当する随意契約の方法による契約を行うこととなりました。  次に、契約相手の選定でございますが、前年の事業者から事業を引き継いだ事業譲渡先である事業者と随意契約を行うに至りました。  参考に今年平成29年度は、平成28年度とほぼ同じ内容であることから、競争入札を行うための仕様書を作成し、入札の方法により契約を締結しました。地方公共団体が行う契約の締結は、地方自治法第234条第2項の規定により、一般競争入札を原則とし、政令で定める場合には指名競争入札、随意契約をすることができるとなっております。  これは結果としてでございますが、ほぼ同一仕様の平成29年度の競争入札の落札価格が324万円、平成28年度の随意契約の価格が369万4,248円となっております。担当者としては差が少ない、小さかったと評価しているようでございます。  今後、このイベントについては、よそのまちでやっていることと同じことを高田でしたいという職員の希望がありまして、先にこういうものをしたいという希望ありきで、それに近づけようと毎年毎年、努力を重ねてきたという経緯があると思います。このような初めての取り組みで計画を実行とする際には、計画期間を十分にとって熟考を重ねて十分な準備を整えて実行に移すことがもっと必要ではないか、少々前のめり感を感じる次第でございます。  よろしくご理解賜りますようにお願いいたします。 343 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 344 ◯3番(森本尚順君) 答弁ありがとうございます。結局、私が指摘していますように随意契約は結果的に、本当は3年間50万円以下の物件ですからしたらだめだったということでよろしいですか。 345 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 346 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) この施行令第167条の2第1号は、少額随契についてでございますが、これに該当しない場合は第167条の2第2号を条件として、その他の契約で性質又は目的が競争入札に適しないものというものを該当させていただいて、今回、随意契約にさせていただいた次第でございます。 347 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 348 ◯3番(森本尚順君) だから、最初はそれでいいんですけど、結果的には今言っています地方自治法第234条第2項で指名競争入札をされているわけですから、そっちの方が正しいということで、今までの随意契約は間違いだったということじゃないんですか。 349 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 350 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 平成26年から平成28年は、自分たちでその仕様書がつくれなかったということがそもそもの原因でございまして、今年平成29年度にしてようやく仕様書をつくることができましたので、それをお示しして入札に至ることができるようになったというのが現状だと思います。 351 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 352 ◯3番(森本尚順君) でも、大和高田市の条例を見ても、この上の自治法を見ても、多分私が言っている方が正しくて、仕様書云々がつくれる、つくれないは、そういう場合はほかの物件やったらコンサルとか入れて仕様書とかつくってもらっているんじゃないですか。なぜ、この高額な昨年は369万4,248円、これは2日間開催になりましたけど、その前も250万円、200万円、これは随意契約、それで仕様書ができたからといって今年からやられていますけど、以前は仕様書じゃなく、高田市の業者とか、高田市でイベントするからやっぱり一業者しかないのにね、特定じゃないですか。それはやっぱり私はおかしいと思う、それはどうですか。 353 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 354 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 最初に事業をさせていただいたときに、こういうものがしたいという思いはあったんですけれども、値段だけでそれを比較することが、入札してその価格だけで自分たちが思っているだけのイベントが打てるよりは、自分たちが思っているイベントを実現したいという方で随意契約を選んだというふうに理解しています。 355 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 356 ◯3番(森本尚順君) 自分たちがとか、職員さんの思いが大和高田市では法律や条例を上回るということでよろしいですか。今私が言っているのは、地方自治法、大和高田市の条例、契約というのは全てそれでやられていると思うんです。しかし、部長が言われる職員の思いが一番であって、条例も何も関係ないというやり方でこれからもされますか。 357 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 358 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 必ずしも職員の思いだけではいけないということは重々承知しております。それだけの力をやはり職員が持ち得た上で初めて実行に移せることだと思うので、そこには自分たちのパワーをアップしてから実行に移していくということも必要であるというのは承知しております。 359 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 360 ◯3番(森本尚順君) そもそも金額が設定されているのであれば、誰かが考えた仕様書もあるべきものでしょう、違います。最初にやられた平成26年度は200万円ぐらいです。そして、だんだん金額が上がっていきます。それはそうですよね、何もわからへんかったら業者もああやこうや言うて、商売ですから、200万円、250万円、最後は360万円、そして、入札になったらなぜか324万円。部長は、高田市は損をしていないという答弁をされていますけども、実際に結果的に私が調べましたら、平成28年は369万4,248円、さっきも言われました。今年が324万円、入札することによって部長は小さい金額と言われましたけど、45万4,248円安くなっている。ということは、入札することによってこの金額が浮いてきたわけですよ、それが部長、今の答弁で安かったと、その差額は余りなかったと言われていますけど、私からしたら去年からちゃんと指名入札でもしていれば、このお金は去年も安かったんじゃないのという考えなんですね。  結局、結果的に市は損をしているじゃないですか、違うんですか。随意契約より指名入札した方が安かった、違うんですか。 361 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 362 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 私が安いと申しましたのは、今回、平成29年度の開札録を見たときに、今落ちた金額が、一番安いところに落ちたんですけれども、一番高いところと比べると随分大きな差があったので、それを思うとこれを一昨年に入札していても、同じような金額になったのかなというふうに思ったので、今回の入札の価格の中では前年度の随契のときと余り変わらない価格で落ちているというふうに判断しました。 363 ◯議長(中谷修一君) 3番森本尚順議員。 364 ◯3番(森本尚順君) 今も言われましたけど、この45万4,000円が部長の中では知れた金というような、安いと言われていますけど、私が言っているのは、競争入札をしたから前の会社も45万円ほど、これは税が抜けて40万円ほど安くしてきているわけですよ。だからやっぱり、随意契約を3年間もしたことは悪かったというのは認めなだめですよ。ああやこうや、仕様書がどうやとか言われても、結果的に条例には抵触していますよ。仕様書というのは、誰かが最初に金額を定めているときに仕様書はあるんですよ。それは、高田市はまた言ったら怒られるかもしれませんけども、仕様書がなくても教育委員会みたいに建物を建てるまちですけどね。だから、やっぱりちゃんとやっていきましょうと言っているわけですよ、私は。  何でこれをきょう出したか言いますと、新庁舎建設特別委員会も設置されて、今度3年後に向こうへ行きましょうという計画も出ています。そのときに、以前の市民交流センターの立ち上がる3か月ほど前から高額な200万円、100万円でも随契でずっと買われた、それを決算特別委員会でも私は指摘しましたけど、今後やっぱりそういうときでも仕様書がどうやとかじゃなく、ちゃんと高田市のルールにのっとって、入札せなあかんものは入札して、随意契約するものはして、特別なもの、早目に注文するとかそういうふうにちゃんとできることからやっていけば私はいいと思う、それできょうこれを言わせていただいている。  だから、もう部長の言われることも大体わかります。私が言っているのも今後、大型物件の備品を買うにしても、入札するにしてもちゃんと議員も、そして市民も納得できる入札のあり方をとっていただきたいということなんです。市長、わかっていただけますか。  そしたらもう最後に、この入札ですね、もう今までのことはいいです、もうちゃんと入札していただいていますからね。ただ、前の分はだめですよ、随意契約はだめ。今後、どれという表現は構いません、今後、やっぱり入札のあり方としてちゃんとルールにのっとっていくというような、そして、きょう初めて市長に質問しますので、入札、教育も市長が聞いておられて、高田市の現状を大体わかっていただいたと思います。その辺、総合的に最後に締めていただける答弁をお願いします。 365 ◯議長(中谷修一君) 吉田市長。 366 ◯市長(吉田誠克君) まず、森本議員、最後にしゃべる機会を与えていただいてありがとうございます。  まず、午前中から南議員、そして、午後からは森本議員にご指摘をいただきました職員の基本的な法令遵守とか、公務員としてのあり方とか、本当に基本的なところのお叱りを受けているような気がいたしました。今後におきまして、しっかりとあらゆる面で襟を正して、まずは法令を自分たちでしっかり守る、これが最低の原点ではないかなと、そういう気がいたします。1つ1つ襟を正して法令遵守、規則遵守、そして条例遵守、しっかりと前へ進めていきたいと考えております。よろしくご理解賜りますようにお願いをいたします。  以上でございます。 367 ◯議長(中谷修一君) 暫時休憩します。3時半に再開いたします。            午後3時16分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後3時30分再開 368 ◯議長(中谷修一君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  本日の会議時間はあらかじめこれを延長いたします。  次に、12番戸谷仁史議員の発言を許します。12番戸谷仁史議員。            〔12番(戸谷仁史君)登壇〕 369 ◯12番(戸谷仁史君) 議長の許可をいただきましたので、絆を代表いたしまして、戸谷仁史が一般質問をさせていただきます。  夏休み真っただ中の8月5日、『プレバト!!』などのテレビ番組でもおなじみの夏井いつき先生による句会ライブがさざんかホールで催されました。炎天下にもかかわらず2時間も前から行列ができており、市外のみならず県外からも来館されていて、これは夏井先生の魅力と大和高田市の企画力にほかならないと思いました。  夏井先生は俳人として俳句の種をまき、俳句の裾野を耕すのが仕事であるとおっしゃっておりました。私たち市議会議員もまた、市民の皆さんに一番近いところでかかわる裾野を耕す仕事、このように思っております。市長は冒頭の挨拶で、大和高田市は心豊かな市民を標榜している、そして、教育長は人に寄り添う豊かな言葉を学ぼうとおっしゃったと聞きました。お二人の言葉が私には大変心強く、今後も教育や文化に理解ある市政の先頭に立ってくださることのあらわれだと感じました。  では、具体的に質問に入らせていただきます。  まず1つ目、なぜパブリックコメントは必要なのか、市民参加の重要性について質問させていただきます。  今、市民アンケートとともにパブリックコメントが間接民主制を補完する制度として非常に重要視されております。このような現状を踏まえて大和高田市は、パブリックコメントについてどのように考え、どのように位置づけているのでしょうか。例えば、現在、大和高田市の最重要課題と言ってもいい新庁舎の問題について、市民アンケート、パブリックコメント、両方とられております。ここで市民アンケートに関しましては、回収率43.1%と非常に関心が高いと感じました。しかし、パブリックコメントにつきましては、2人、4件のみでありました。では、なぜ大和高田市においてパブリックコメントはこのように少数なのでしょうか。  次に、「働き方改革」の実現に向けて~非正規雇用のキャリアアップ~について質問させていただきます。  大和高田市においては、正規職員の数は平成17年には1,069人だったのが、平成24年には928人まで減少しました。これに対し臨時職員は年々増加しており、平成17年には194人でしたが、平成29年には313人となっております。このような状況を大和高田市としてはどのように捉えているのでしょうか。特に市民サービスの面で同様のサービスを維持するために、どのように臨時職員を使っていこうと考えているのでしょうか。  次に、「コーラスのまち」大和高田市~市歌と愛唱歌とさざんかホール~として質問させていただきます。  大和高田市は、コーラスのまちと言われるぐらい市民コーラスが盛んです。今年奈良県で行われる国民文化祭・障害者芸術文化祭においても、大和高田市のさざんかホールで合唱の祭典が行われます。また、大和高田市は市制70周年を迎え、それに伴い愛唱歌をつくることになっております。このような状況で、大和高田市は市歌と愛唱歌とさざんかホールについてどのように認識しておられるでしょうか。  最後に、本郷大中線の開通に向けて質問させていただきます。  平成27年6月議会で市内の道路について、私自身が質問させていただきました。これに対して市長は、本郷大中線、大和高田当麻線の開通に向けて精いっぱい努力されると答弁いただきました。では、本郷大中線の開通に向けて努力する上で不祥事の解決も必要だと思います。去年12月議会で問題になった本郷大中線の補償金の問題はどのように解決されるのか質問させていただきます。  今回もできるだけ具体的で誠実な答弁をお願いして、壇上での質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 370 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。
    371 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 12番戸谷議員の、なぜパブリックコメントが必要なのかとのご質問にお答えいたします。  パブリックコメントは多様な住民意見の把握や政策立案プロセスを明らかにすることにより、政策や施策の選択、立案に対する説明責任を果たそうとするものです。パブリックコメントはより多くの市民の市政への参加を促進し、行政運営における公正の確保と透明性に資するために重要であると考えております。今年になってから本市がパブリックコメントを求めた件数は、大和高田市男女共同参画計画第3次(案)、大和高田市地域防災計画(案)、大和高田市新庁舎建設基本構想(案)の3件で、その回答数は合計でも5件でした。公表場所は市内公共施設1か所から3か所、市ホームページ、募集は郵送、持参、メールで、1件のみファクスにも対応していました。募集期間は11日から21日間、いずれも構想案を資料として添付し、応募には住所、氏名、連絡先を必要としていましたが、意見を公開の際、住所、氏名など個人情報は公開しないとしていました。  今後は、より多くのご意見をお寄せいただくための工夫、例えば、公表する情報では関係書類として案を作成した趣旨、目的、背景や経費、その他必要な情報を提供する。最低必要な募集期間を確保する、障がいを持っている人も応募しやすい方法を工夫することなどが必要であると考えます。また、ご意見を記入いただく意見書の様式につきましても、住所、氏名等の個人情報に関しては担当課で厳重に管理するとともに、公表しない旨を明記するなど、安心して記入していただけるように配慮する必要があると考えます。  大和高田市としての指針を持つことも含め、より多くのご意見をいただく努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようにお願い申し上げます。 372 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 373 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  まず、1つ目なんですけども、住所、氏名、連絡先を明記させるようになっていますけれども、これを明記させる理由は何でしょうか。 374 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 375 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) その意見に住所、氏名を書くことでより正確なものを期待しているというふうには感じますが、反対意見などは住所、氏名を書きにくいというお考えもあるかと思います。ですので、市内在住、通勤とか、市外在住とか、そういう書き方を選ぶということも選択肢の1つにこれからは考えていく必要があるかと思います。 376 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 377 ◯12番(戸谷仁史君) 多分、パブリックコメントをとるときに市内に住んでいる人からほしいと、そういう状況で書いていただいていると思うんです。ただ、このことに関しまして、大阪市の例なんですけども、大阪市は明記することをせずに、差し支えなければ書いてくださいという形になっています。やり方1つだと思うので、本当に住所を確認するのであれば書いてもらう必要はあると思うんですけども、そこまでしなくても市内在住ということはわかると思うので、少しでも市民の方が書きやすいように考えていただきたいと思います。  この個人情報に関しましては、個人情報保護法等で守られると思いますけども、これは明記されていないんですけども、明記されていない理由がありましたらお教え願えますか。 378 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 379 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 今申しました3件を見てみますと、いずれも前の様式を引き継いで使っているだけで、その辺に深い考えがなかったのではないかと推測します。  ですので、今後はこういう様式のルールというのも基準をきちんと持つべきだというふうに考えます。 380 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 381 ◯12番(戸谷仁史君) これに関しまして、また、市庁舎に関してもパブリックコメントをとられるということで、できればそれまでにちゃんと考えていただいてやらないと、市民の人からしたら、自分の名前、住所を書かなければいけないとなると反対意見を書きにくいと思うんですね。市としては欲しいのは反対意見だと思うんです。なぜ反対されるのかという意見をやっぱり取り入れたいと思っていると思うんですよ。そのためには、少しでも書きやすいように考えていただきたいと思います。  これに関しまして生駒市においては、パブリックコメント手続条例を制定されています。市民への説明責任の確保、市民参加の促進、行政運営の公平性と透明性の向上など、市民についていろんなメリットをちゃんと掲げられております。大和高田市においてもこういうパブリックコメント手続条例などを定めるということをお考えではないでしょうか。 382 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 383 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 済みません、今すぐ条例という考えは私の中になかったもので、まず、基準とか様式とかいうところから考えたいと思います。ただ、そこにはそういう明確なパブリックコメントに対する市の思いというものは明記されるべきだというふうに判断します。 384 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 385 ◯12番(戸谷仁史君) 本当に大事な部分だと思うんです。条例化するかどうかまでは、先々考えていただければいいと思うんですけども、次、パブリックコメントをとるまでにどういう様式にするかとか、どういう形が市民から支持されるのか、市民からコメントをいただけるのかということをしっかり考えてやっていただかないと、形式的にパブリックコメントをとっているだけという結果に終わりかねません。市庁舎に関しましては、本当に市民の皆さんの関心は高いと思うんです。いろんなことを私も聞かれます。にもかかわらず、パブリックコメントがこれだけしか来ていないというのは、やっぱり手続上であったり、形式上であったり非常に不備があると思いますので、しっかり考えて次のときまでに直していただけるように要望しておきます。  それでは、次、よろしくお願いします。 386 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 387 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 12番戸谷議員の「働き方改革」の実現に向けて~非正規雇用のキャリアアップ~へのご質問にお答えします。  臨時職員は育児休業の代替と欠員補充、業務増に対応するために雇用しております。平成17年に比べ平成29年には約100人以上の臨時職員が増加しておりますが、主な増の要因は保育士の配置基準を満たすためのものと、各課における業務増に対応するものでございます。非正規雇用の問題を解決することは、女性の就労支援という面においても男女共同参画の考えにつながると考えます。臨時職員の積んだキャリアは市にとって大きな戦力となるもので、市の業務の充実のために取り組んでいただいております。適材適所、配属していきたいと考えております。正規職員の採用に当たりましては、今後の制度改正と業務増をも視野に入れ、大和高田市の将来を担う職員の配置を考えていきます。  今後も、市民サービス向上のため適正な人材の確保に努めてまいりたいと思います。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 388 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 389 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当に非正規雇用の方は女性がほとんどです。2017年の総務省による地方公務員の臨時、非常勤職員に関する実態調査で、女性が48万人、男性が16万人、ほぼ4分の3が女性です。日本という国は、ジェンダーギャップ指数というのは非常に悪くて144か国中111位、G7の中では断トツの最下位です。そういう状況が特に女性の非正規雇用の使い方というのに非常に影響を与えていると思うんです。非正規雇用の方をどうやって使っていくかということに関しましては、一般企業は非常にいろいろ考えてやっていると思うんですよね。本市におきましては非正規雇用に関しまして、当然キャリアを同じ部署で積んでおられるわけですから、そのキャリアをどのように使おうと思っておられるでしょうか。 390 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 391 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 日々市のために正規職員同様のお仕事をしていただいていますが、こういうお仕事をしてみたいとか、もっとこういうこともしてみたいというご希望も配属の考えに入れて配置していくのが市としても、非正規の職員さんとしてもメリットのあることだというふうに考えています。また、これからは今までは研修とかも職員研修のみだったんですけれども、臨時職員さんにも研修を受けていただく機会をつくっていきたいとは考えています。 392 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 393 ◯12番(戸谷仁史君) 非正規雇用の職員に対してどのように使うべきかという1つの指針として、やっぱり私企業で成功している例に倣うというのが1つの方法だと思うんですね。  例えば、ユニクロなんですけども、キャリアを積めば正社員になるシステムを入れております。普通に一発目から正社員でとるよりも、パート等でキャリアを積んでもらって上げる方が教育コストもかからず失敗も少ないということで考えてもらっている、そういう一般企業はいっぱいあります。そうやって労働意識を持ってもらって仕事の効率を上げてもらうというのも必要だと思うんですね。当然、臨時職員さんであっても日々キャリアを積んでいただいております。そういう場合に何が必要かというと、この積んでいただいたキャリアをどのように評価するかということが大事だと思うんですね。  大和高田市では、非正規雇用の職員さんに関してキャリアを積んでもらったそのキャリアに対してはどのように評価されているんでしょうか。 394 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 395 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 高田市の場合、臨時職員さんの半年更新の最高3年というルールがあるんですけれども、その中では、本当に職員さんと同じ仕事をしてくださって、かつ新規の職員さんを育ててくださっている臨時職員さんもいらっしゃるのは事実です。 396 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 397 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。結局、キャリアを積んでもらって充実感を感じてもらうというのが必要だと思うんですね。キャリア充実感の6因子というのがあるんですよ、まず1つ目が、自分が生かされているか、2つ目が自分が成長・発達しているか、3番目が社会や他者に貢献できているか、4番目が自分が必要とされているか、5番目が自分が評価され、認められているか、6番目が自分が期待され信頼されているか、こういうところのキャリア充実感がさらなる仕事への動機づけになります。非正規であっても、正規であっても同じようにキャリアを積むことによって充実感を感じられるようなやり方を考えていただきたいと思います。充実感が得られないと、やる気、意欲を失います。ということは、人件費を単純に圧縮することはもろ刃の剣だと思うんです。非正規雇用を雇う場合に、理由の一番がやっぱりコストが安いというところに尽きると思うんですよね。ただ、これではやっぱり先行きは見えてこないと思うんです。  そういう意味で、大和高田市においては、平成24年度が正職員が一番少ないんですね。平成29年には1,013人と少しずつふやしてきていると見えるんですね。ということは、ある程度ちゃんとキャリア充実感を感じてもらえる正職員をふやしていきたいという方向で考えてくださっていると思うんですね。その辺はどのように本市では考えているのでしょうか。私はそういうふうに考えていると思いましたが。 398 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 399 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 正職員の採用に当たりましては、制度改正とかを将来像を見詰め、あくまでも大和高田市の将来を担う職員がどれほど必要なのかということを考えに入れて採用の計画を立てています。 400 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 401 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当にこれ、制度的に非正規雇用を正規雇用に登用するということはできないので、非常に難しい問題だと思うんです。ただ、どうやって非正規雇用の人にも充実感を感じてもらうかというのはしっかり考えていただきたいと思います。その中で特に専門性の高い職を担っている方々もいっぱいいらっしゃると思うんです。例えば、保育士さんであったり、図書館司書であったりというのがそういう職に当たると思うんですね。この辺の非正規雇用の方々をどのように使うかということに関して、司書に関しましてはまた次回一般質問させていただきますので、よろしくお願いします。  では、次、お願いします。 402 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 403 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 12番戸谷議員の市歌と愛唱歌についてのご質問にお答えいたします。  市歌は市制30周年を記念して、昭和53年に歌詞が公募され、それに曲をつけて30周年の記念式典にママさんコーラスの歌唱で発表されました。その歌詞は、堂々と大和高田市を誇りに思う郷土愛に満ち、曲も当時高田の未来を願うにふさわしいものです。そして、今年市制70周年記念に当たり、市歌とともに今という時代にどの年代にも歌っていただける歌を制作すべく愛唱歌をつくることになりました。最近、市歌を聞く機会がほとんどない、聞いたことがないという市民の声もお聞きします。  そこで今回、広報紙「やまとたかだ」10月号で市歌を取り上げることにいたしました。今後は、市主催の式典や行事で歌う、学校生活の中に取り入れてもらう、商店街で流す、市施設のBGMやテレフォレストで流せないかなどを検討し、大和高田市民にいつまでも歌い継がれるよう周知方法を工夫しながら、2つの歌のPRに努めたいと考えています。  よろしくご理解賜りますようにお願い申し上げます。 404 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 405 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。まず、愛唱歌について質問させていただきます。  愛唱歌は市民の皆さんに口ずさんでいただける歌にしたいと聞いております。では、まず愛唱歌を口ずさんでもらうためには、まず、愛唱歌を気に入ってもらう必要があると思うんですね。世代によってやっぱり好みが大分違うと思うんですけども、どこか世代を絞られたのか、それとも全世代に歌ってもらえるようなものを考えられたのか、どちらでしょうか。 406 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 407 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 全ての世代に子どもからご高齢者の方まで歌っていただけるような、メロディーも単調にしていただくように依頼しております。 408 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 409 ◯12番(戸谷仁史君) 世の中に歌はいっぱいあふれていると思うんです。その中で全世代に歌ってもらうような歌はどれぐらいありますかね、ということを考えると、非常に難しい課題に取り組んでおられる、そのように思います。ただ、いろんなところで流すとかやっていただけると今答弁いただきました。市歌に関しても非常にすばらしい歌だと思うし、歌詞についても非常にすばらしいと思います。それでもなかなか知ってもらえていないんです。この愛唱歌がどういうものになるのかは、ちょっと私もまだ聞いていないのでわからないんですけども、非常にハードルが高いことをされているなと感じます。そのハードルを越えるためにいろいろやっていただきたいと思いますけども、まず最初に、やっぱり市の職員の皆さんにも知ってもらう必要があると思うんですよね。市歌に関しまして前回も質問させていただきましたけども、ほとんどの方が、市歌があることぐらいは知ってるけどという答えだったんですね。その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。 410 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 411 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 本当に職員でも聞いたことがないという話は私も聞いております。今、コーラスひまわりさんが成人式で歌ってくださってから初めて聞く機会をつくっていただいたというふうに認識しておりますので、市歌を歌う機会を市の行事の中にも取り入れていくことが必要かと思いますし、やっぱり聞く回数をふやすことが一番知っていただくにはいいのかなと思います。あと、子どもたちに聞く機会をつくる努力も学校のご協力を得てやっていきたいというふうには考えております。 412 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 413 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。コーラスの集いであったり、成人式であったりでコーラスひまわりの方が歌われております。それと同じように、市の職員さんでも歌の好きな方はいっぱいいらっしゃると思うので、もしできるのであれば、そこでコーラスグループをつくって市歌と愛唱歌を歌うなりして、少しでも市民の皆さんに知ってもらって、職員の皆さんにも知ってもらうような努力をお願いしたいと思います。  愛唱歌を口ずさんでもらうというところがゴールだと思うんですけども、口ずさんでもらうというのは、どのような状況になればそう評価できるんでしょうか、評価基準とかあれば教えていただけますか。 414 ◯議長(中谷修一君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 415 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(山口容視子君) 評価をするのはすごく難しいというふうには思っております。ただ、やっぱり耳慣れたら思わず出てくるとか、歌詞の風景が高田の風景を思い出すような歌詞になっていますので、希望としては高田を離れた人がこの曲を聞いて高田に帰ってきたいな、ちょっと帰ってみようかなと思ってもらえるような曲のイメージを今回依頼していますので、そういうふうなタイミングもつくっていきたいとは思っています。 416 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 417 ◯12番(戸谷仁史君) 済みません、非常に無理なことを言っているのは重々承知なんですけども、市歌に関しましては、成人式のときに若い人たちが聞いて初めて知ったとおっしゃる方が非常に多いんです。だからせめて市歌と愛唱歌について、成人式のときに聞いて初めて知ったということだけはないように、いろんなところで流していただきたいと思います。  例えば、ホームページに市歌の歌詞は載っているんです。ただ、音源がないんですよね。大和高田市、市歌で検索しますとあるブログが出てきまして、市歌の歌詞を載せてくれているんですね。でも、節がわからないと書いてあるんですよ、そのとおりですよね。楽譜載せてもすぐに読める人はあんまりいらっしゃらないと思うので、できたら音源を一緒に載せるなり何なりして、具体的に歌が聞けるような形も考えていただきたいと思います。少しでも市民の皆さんに知ってもらって、私も市民の皆さんと一緒に市歌や愛唱歌を口ずさめる日が来るように願っておりますので、よろしくお願いします。  では、次、さざんかホールについて質問させていただきます。 418 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 419 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番戸谷議員のさざんかホールについてのご質問にお答え申し上げます。  議員ご承知のとおり奈良県において、平成29年9月1日から11月30日までの3か月間、国民文化祭・なら2017、全国障害者芸術・文化祭なら大会が開催されます。大和高田市では、11月5日、さざんかホールにおいて合唱の祭典in奈良を全国の合唱団30団体と県内合唱団が参加し、交流と演奏を行う予定でございます。  さざんかホールは開館20周年を経た現在、公演や式典を中心とする催し物に支障を来さないよう設備の整備に努めているところです。昨年度は、展示ホールの壁面及び床面の改修、LED照明機器の増設、また、レセプションホールの床面改修を行いました。今年度におきましては、各フロア1基を除きトイレを洋式化にする改修工事15基を実施いたしました。11月5日、合唱の祭典当日、食のフェア及び物産展を同時に開催、食のブースを8か所設置し、さらにホール周辺に食事のためのテントも設営することにより、全国からご参加いただく方々に地域の産業、食の魅力を発信してまいりたいと考えております。  これらによりまして、国民文化祭の開催や市制70周年式典等の開催に当たり、設備面には十分に対応できるものと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 420 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 421 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。さざんかホールに関しましては、ホールのステージはすばらしいホールだと思います。私自身もステージに立たせてもらいまして、音響等、非常にいいホールだと感じております。しかし、まず、さざんかホールの前には大きな立て看板は全然ないんですよね。私自身、いろんなホールを見に行かせてもらうことが多いんですけども、大体演奏会となると大きな立て看板が立っています。今年の1月、いずみホールで私自身も演奏会に出させてもらったんですけども、このときもやっぱり自分たちがやる分ですので大きな立て看板を上げるんですね。それは私にとって非常に誇らしい思いで立てるんですよね。こういう立て看板がないのはなぜかなと思います。さざんかホールは特に天神橋筋商店街からちょっと入らなあかんところにあるんですよね。ということは、さざんかホールで何をやっているかわからない、立て看板がないから本当に何をやっているかわからないんですよね。去年、第九に立ちましたときに、他市の先輩方にもチケットをお送りしまして来ていただいたんですけども、そばまで来てんけど、最後なかなかわからんかったわと言われました。なぜ、さざんかホールの入り口のところには大きな立て看板がないのか質問させていただきます。 422 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 423 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番戸谷議員の再度のおただしでございます。  屋外における立て看板が設置されていないとのご質問だと思います。これにつきましては、今後、実際設置できるような形で検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 424 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 425 ◯12番(戸谷仁史君) 特に立てることに何か不都合があるのであればしようがないと思うんですけども、そういう不都合がなければ、例えば、次の市制70周年の記念イベントに関しましては、これは非常に誇らしいものだと思うんですね。そしたら、それに見合うだけの堂々たる看板をつけられるように、また考えていただけたらと思います。  次に、コーラスに関しましてやっぱり衣装というのに問題点があると思うので、衣装について2つ質問させていただきます。  まず1つ目は、合唱の祭典に関しましては多くの合唱団や先生方が来られると思うんです。そういう先生方、合唱団の方の着がえる場所というのは十分確保できているんでしょうか。 426 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 427 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 戸谷議員の再度のおただしでございます。  現在のところ、リハーサルの体制等につきましては、本番当日、前日練習日など、小ホール、リハーサル室を練習準備に充当する予定となっておりますが、やはりそれでは不足である可能性もございますので、コスモスプラザ、またはゆうゆうセンターを借用し、そういったリハーサル等に充当できる予定をしております。また今、衣装の着がえの件でございますが、そういったところも十分に準備できるように今考えているところでございます。  以上でございます。 428 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 429 ◯12番(戸谷仁史君) 着がえに関しては、着がえてからよそから歩いて来るというのは余りにも不細工ですので、ちゃんとさざんかホール内で着がえられるように手配をお願いします。  次、衣装に関しまして2つ目なんですけども、ホールにエスカレーターを設置されていると思うんです。合唱がよく行われているホールは、基本的にはエスカレーターはないんですよね。なぜかと言うと、裾が長い衣装が多いんですね、巻き込むんですよ。こういう巻き込み事故が起こっていないのかというのと、あと、フェスティバルホールはエスカレーターあるんですけども、必ず職員さんが立って、巻き込みに気をつけてくださいと声をかけておられるんですね。本市におきましてもエスカレーターありますけども、それに対してどのような対応をされているのか質問させていただきます。 430 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 431 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  開催当日は職員の動員に加え、アルバイトを雇用いたします。さらに、奈良県合唱連盟からも協力をいただける予定となっております。その中、案内係、誘導係を配置することにより対応させていただきたいと考えております。それと、巻き込み事故等につきましてですが、私の聞いている限りでは大きな事故はないように聞いております。  以上でございます。 432 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 433 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当にせっかく盛大な祭典ですので、巻き込み事故等、そういう事故で水を差すようなことがないように万全の注意を払っていただきたいと思います。  次に、障がいのある方に対する対応について2つほど質問させていただきます。  まず1つ目は、目の不自由な方に対する対応です。  さざんかホールはもうできて20年以上たっていますので、バリアフリーや点字ブロックの点で十分ではないと感じておりますが、目の不自由な方が来られたときにどのように対応する予定でしょうか。
    434 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 435 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  先ほども申し上げましたとおり、職員の動員に加え、アルバイトを雇用いたしまして、そういった者が案内係、誘導係としてサポートできるものと考えております。  以上でございます。 436 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 437 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。市民交流センターでは、ちゃんと職員が対応しますということでやっているんです。そういうことをしっかり職員さんの方にも伝えてもらって、ちゃんと対応していただくように要望しておきます。  2つ目は、車椅子の方の座席に関しましては、非常に少ないと感じております。今現在、ふやすのは非常に難しいかと思いますが、それに関してはどのようにお考えでしょうか。 438 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 439 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。車椅子の台数が現状では不足ではないかというおただしでございます。  文化会館には、あらかじめ2基を設置しておりますが、それ以上の要望に応えるため、市内の各施設から開催当日のみ貸与してもらえるよう調整中でございます。  以上でございます。 440 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 441 ◯12番(戸谷仁史君) 済みません、ちょっと趣旨が違ったんですね。車椅子のままで入れる座席があると思うんです、車椅子席というんですかね。それに関して非常に不足だと思うんですけども、車椅子の方が見えるような対応、もしくは車椅子を近くまで持っていって職員さんが椅子に座らせてあげるとか、そういう対応をされるのかどうかというのが質問させていただきたい点です。お願いします。 442 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 443 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 申しわけございません、再度のおただしでございます。  障がい者の座席をさらにふやせるかというおただしでございます。そういったところにつきましても、ふやしていけるようにまた努力してまいりますので、よろしくお願いします。 444 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 445 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当に物理的にふやすのはホール自体をつくりかえなあかんので、そこまでは非常に難しいと思うんです。そしたら、今の現状でどうするかということで、例えば、先ほどのように職員さんがついて行って、座席のところへ座らせてあげるお手伝いをするなり何なり考えていただいて、障がいのある方もない方もみんなが安心して楽しめるホールにしていただきたいと思います。  さざんかホールは確かに少し小さいかなという気はするんですけども、本当にすばらしいホールだと思うんですね。今年は70周年記念イベント、合唱の祭典、大きなイベントが2つ続いてあります。1人でも多くの人々に使ってもらって、楽しんでもらえるように最善を尽くしていただきたい。いろんなことが考えられると思うんです。いろんなことを想定して、事故がないように最善を尽くしていただきたいと思います。  最善を尽くした上で、観客がたくさん来られる思うんです。そういう状況で、もし急な体調不良を起こされたりとかいうときに、さざんかホールには医務室がないように思うんですけども、どういう対応を考えておられるでしょうか。 446 ◯議長(中谷修一君) 教育委員会事務局長。 447 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 再度のおただしでございます。  1階フロアの1室を臨時の救護室という形で設置いたしまして、本市の保健師1名が待機する予定でございます。また、市立病院におきましても救護体制がとれるよう連携し、調整済みでございます。  以上でございます。 448 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 449 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当に急な体調不良とか不測の事故は起こり得るので、それに対する準備もしっかり怠らずやっていただきたいと思います。  では、次の質問、お願いします。 450 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 451 ◯環境建設部長(田中清隆君) 12番戸谷議員の昨年12月議会で問題になった、本郷大中線の補償金の問題はどのように解決されたのかについて、ご質問にお答え申し上げます。  奈良県が実施いたしました、平成26年度実施国庫補助事業完了検査にて指摘を受けた事項のうち、補償費の根拠としている家屋補償調査報告書の積算誤りにつきましては、主な原因が家屋の増築部分の建築年月日の誤り、増築面積の誤りにあり、家屋補償調査業務委託をした業者に家屋移転補償費の算定誤りによって、本市が被った損害金について責任追及ができないかを顧問弁護士に相談しながら検討してまいりました。  弁護士の方から、まずは委託先業者と当時の担当職員に家屋補償調査業務をどのように行ったのかについてヒアリングを行い、事実関係を明確にするべきであるとの助言を受け、平成28年12月28日に委託先業者である、株式会社S代表取締役T氏を呼び、なぜS氏の家屋補償調査において誤った積算が生じたのか、どのように業務を行ったのかについてヒアリングを実施いたしました。  ヒアリングの際にT氏は、S氏の所有していた家屋の増築部分の建築年月日については、当時、担当職員からの指示に従って積算しただけであると主張いたしました。T氏がヒアリングの際に主張していた事実を確認するため、平成29年1月30日に当時の担当職員にヒアリングを行いました。当時の担当職員は、ヒアリングにおいて、家屋補償調査は専門性の高い業務であり、専門家である委託先業者に業務を任せており、増築時期について指示はしたことがないと主張しておりました。双方の主張が食い違っていることがわかりました。しかしながら、双方とも自身の主張を裏づけるような打ち合わせ記録等の物的なものが存在いたしませんでした。  本市側の状況も踏まえて、過失相殺の方向もございます。裁判における最終的な決着は具体的に現在、想像することはできませんが、本市に損害を与えることになった原因とその責任のあり方について明らかにすることが行政の責務であると考えられます。重ね重ね弁護士と協議をしながら最善の方法を検討してまいります。何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 452 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 453 ◯12番(戸谷仁史君) いろいろと説明いただきましたけども、現在の状況として部長の方では十分調べはしたと、ヒアリングもしたということで、あと、最終的に市としてどうやっていくかというとこまで来ていると思うんです。そのことに関しまして、市長、副市長の方にはもうきちんと説明はされているんでしょうか。 454 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 455 ◯環境建設部長(田中清隆君) 副市長を通じて説明はいたしております。まだ結論は出ておりませんが、今も申し上げましたように、また弁護士とも相談しながら結論は出していきたいと思います。よろしくご理解賜りますようお願いします。 456 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 457 ◯12番(戸谷仁史君) 非常にこの問題に関しましては、うさんくさいというか、何か不思議なところがあるんです。単純に平米数が間違っていました、経過年数が間違っていましたという問題だと認識されている気がするんですけども、それでよろしいんでしょうか。 458 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 459 ◯環境建設部長(田中清隆君) この物件に対しての市の責任問題というのも、発注時期もございます。その工期の短さ等で市には責任があると思います。  ですから、先ほど申しました双方、やはりいろいろ食い違いと、市の判断が悪かったことも考えられます。  以上でございます。 460 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 461 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。まず、平米数の間違えと経過年数の間違えというのがあったと思うんですけども、補償業務管理士の方がそれを算定されていると思うんですね。なぜ、そういう間違った算定が行われたのか、この理由は何かあるのでしょうか。 462 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 463 ◯環境建設部長(田中清隆君) 補償業務を請け負っておった業者に依頼しておりました。何か問題があるのかと言われると、現地の聞き取り等を自分たちでしていなかった、市がやっていた、完全なこれも市の職員等との意見の食い違いもございます。いろいろ問題は多くございます。ですから、その業者の姿勢等も私としましてはちょっとおかしいと思います。 464 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 465 ◯12番(戸谷仁史君) 今、実際に見てという話で、実際に見て計算をしたのではないということは、登記簿上の面積とかそちらの方で計算された、だから登記簿上の面積と実際の面積と食い違っていた、だから間違えたということでよろしいでしょうか。 466 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 467 ◯環境建設部長(田中清隆君) 登記簿上とか税務台帳等を調べてやられたものと思います。 468 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 469 ◯12番(戸谷仁史君) そしたら、この間違えた計算が出たわけですよね、それの根拠としては登記簿上の面積、経過年数で計算したということであれば、その根拠となる登記簿の写しとかが資料として出てきていないというのには何か理由があるんでしょうか。 470 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 471 ◯環境建設部長(田中清隆君) 登記簿等は業者も当然とられていると思っております。あと、税務調査、固定資産税の調査等はこれも同じく業者の方で通常はとられるべきものでございます。  以上です。 472 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 473 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。非常にうさんくさく恣意的に聞こえますよね。どういうことでこういう金額になったのか、資料とかも非常に少なくて、全体的に見て恣意的に幾らの額というふうなのが決まっていたのじゃないかというふうに見えるようなので、できるだけ資料はしっかり出していただいて、しっかり考えていただきたいと思います。  この件に関しまして市にも問題があるという答弁もいただいていますけども、私はこの件、少なくともこの補償金を受け取られた市民の方、仮にAさんとしますけども、Aさんが悪いとは思わないんですね。では、市か補償業務管理士のどちらかに問題があると思いますけど、その辺はどのようにお考えでしょうか。 474 ◯議長(中谷修一君) 環境建設部長。 475 ◯環境建設部長(田中清隆君) 過大に事業費を支払ったこと、それは市が支払う必要がなかったようなものではないか。しかし、元契約者の方と市との契約はあくまでも任意契約でございます。地権者の方には何ら落ち度もなく、市の提示した金額どおり契約をしていただきました。過大に支払いました金額の返還をお願いすることは、本市としてはできないと思います。  以上でございます。 476 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 477 ◯12番(戸谷仁史君) 本市としては返還請求できないということなんですけども、余分に支払った分に関しては何か根拠があるんでしょうか。根拠があれば、500万円以外の、余分に払った分以外の部分に関しては、家屋の補償であったり、土地の補償であったりというちゃんとした根拠があると思うんですね。でも、過剰に支払った分に関しては根拠がないと思うんですね。だからそれに関しては、不当利得となるのかどうかわからないですけど、当然、不当利得になれば返してもらう必要があるやろうし、それで迷惑をかけているわけですよね。迷惑をかけた分に関しては当然、損害の賠償というのを支払わなければいけないと思います。その辺はしっかり分けて考えるべきだと思うんですけども、どのようにお考えでしょうか。 478 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 479 ◯副市長(松田秀雄君) その補償金を受けられた方の、例えば、500万円とかの積算上の誤謬ですよね。それに関しましては弁護士にも確認しておりますけど、契約行為上の行為でございますので、その方にとっての不当利得というような見方はできないと。先ほど田中部長が少しそういうような観点で答弁したかなと思うんですが、そういうようなことになるようでございます。  以上であります。 480 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 481 ◯12番(戸谷仁史君) そしたら、不当利得ではないということで余分に当然支払っているわけですよね。ということは、ほかの地権者、もしくは元地権者の方との公平性という問題では問題ないんでしょうか。 482 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 483 ◯副市長(松田秀雄君) その点に関しまして、議員この件でご質問していただいている今回の質疑応答といいますか、まさにそれにかかわる話だと思います。といいますのは、積算がどういう形でなってしまったのか、それに関する責任の所在はどこであるのかということが問われてくる問題だと承知しております。  こちらとしましては、その責任のありようを十分判断できるような時期といいますか、もうそれは最終的にはどういう判断かというような場面になってこようかと思いますが、そこのところを十分説明できるように、今、最終的に弁護士さんと相談しながら検討しているところでございます。先ほど田中部長の答弁の中でも、正直申し上げまして、やっぱり市としてはどうだったのか、具体的には増改築年月日のとらえ方が実は違ったんやいうのは確かでございます。同時に、増改築の面積も違ったわけですから、増改築年月日が近年に近い方が当然、補償金額は上がります。増築面積が大きい見立てをすればするほど上がります。それを結果的に市が委託をして、委託事業者から上がった成果でもってその差を生んでしまったところが、どちらに多くの問題があるのか、責任があるのか、こういうことも最終的には明らかにして市は判断していかなければならないと思っておりますので、どうかご理解をお願いしたいと思います。 484 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 485 ◯12番(戸谷仁史君) まだはっきりしていない部分なので、ただ1つだけ言えることは、この余分に払ったお金は市民の税金から出ているわけですよね。これで、市に問題がある場合にはやっぱり市がもつべき話だと思います。ただ、もし問題があるのが補償業務管理士の方であれば、その方にはきちっと請求していただかないといけないと思います。市というか自治体がやる話なので、正直、負ける戦をしてしまうと非常に問題があると思うんです。だからその部分で、非常に今慎重にやってもらっていると思うんですけども、これ、いつごろぐらいまでかかりそうですかね。去年の12月ですので、もうかなり年月日がたっていると思うんですけども、いつごろをめどで考えておられるでしょうか。 486 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 487 ◯副市長(松田秀雄君) なるべく早期に最終的な判断をさせていただけるように努力したいと思います。 488 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 489 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本郷大中線に関しましては、もう非常に長い時間かかっております。平成30年度までには開通させないといけないという状況もよくわかります。そのためにやっぱりこういう問題は早期に解決していただかないと、なかなか先へ進まないような気がいたしますので、精いっぱい努力していただきたいと思います。  去年からずっとこういう不祥事が続いています。それに関して、特別委員会を立ち上げたこともありました。それに関してこういうことをやっていきますと、副市長の方からもいろいろ提案をいただきましたけども、それに対してどういうことをやって、どういう結果があったかという結果報告は全く議会の方にはなされていないと思うんですね。議会の方に上がってくるのは、毎度毎度新しい不祥事が上がってくるわけですよね。こういうことに関して、どのように今感じておられますでしょうか。 490 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 491 ◯副市長(松田秀雄君) 大変申しわけなく、また、大変じくじたる思いでおります。そもそも都市計画事業の中で、街路事業のところで出てきた、今回の今ご質問していただいている点もそうなんですが、それらにつきましては、工期の厳正な管理とか、それと検査の管理とか、そういうことは本市の事業分野といいますか、業務分野の皆さんと十分協議できる場を持ってお互いに確認しながら一歩ずつ進んでいくというようなことを実際には行っております。  ただ、それも含めてですが、いわゆる全般的な法令遵守とか、倫理観の欠如であるとか、公務員としてのふさわしい当然な姿であるとか、そういう観点に立ちましては、一からしっかり取り組んでいきたいと思います。また、そのようなことができるような折には議会の方にも何らか報告できればとは思っておりますので、よろしくお願いいたします。 492 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 493 ◯12番(戸谷仁史君) そしたら1つ、いろいろ不祥事起こっていますけども、これの起こった理由というのは倫理観の欠如だと考えておられるのでしょうか。 494 ◯議長(中谷修一君) 松田副市長。 495 ◯副市長(松田秀雄君) 基本的にどういう職場であっても、恐らく公務員じゃなくてももっと、厳しい社会等々あると思います。難しい言葉ですけど、倫理観というのは基本的な、同じ言葉やないかと思われるかわからないですけども、基本的な、社会的なモラルといいますか、そういうことの確立は大変重要なことだと思います。人間性に根差す部分もあろうかと思いますが、しかしやっぱりどこかで、例えば、公務職場であれば公務職場なりにその倫理観を醸成していくというようなことに取り組んでいくというのは重要なことだと思っております。  それと、その制度について公務員というのは、るるきょうの一般質問の場でもご指摘していただいていますように、法令ルールにのっとって行政を進めていくというのがもちろん適正・公平な一番の原点でございますから、そのいわゆる法令遵守といいますか、絶対守るべきルールから出発やというような根本的な考えをそれぞれ職員がみんなで持っていくというのも大変重要なことだと思います。総じて、組織全体でそれをつくり上げていくというような過程も大変重要かと思っております。  以上でございます。 496 ◯議長(中谷修一君) 12番戸谷仁史議員。 497 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。今回の問題に関しましては、倫理観の欠如もあるかもしれないですけど、それ以上にやっぱり、仕事に対して真剣にやっているけれども出てしまうミスという場合もありますよね。今回は、本来であればちゃんと職員さんが見ていれば気づいたような部分ではあると思うんですけども、十分に見る余裕がなかったという可能性もあると思うんですね。本来であればお金を支払う前にきちっと見とくべきことを見ていなかったということで、人員配置の問題もあると思うんですね。  そういう問題も含めて、全ての不祥事に関して一律に理由というのは無茶な問い方をしているなと自分では思っているんです。1つ1つしっかり見据えて、しっかり対策を立てていかないと、もうずっと続いていますので、どこかでこの負のスパイラルは断ち切らなあかんと思うんですよ。この件に関しましては、ちゃんと裁判にするなり、何なりで結論が出るようにしっかりやると副市長もおっしゃってくださっています。田中部長の方もしっかり調べていただいておると、そのように感じております。ただ、意見の食い違いであったり、市としてやる場合にはやっぱり負け戦はできないという部分で、しっかり今考えていただいていると思うんですね。そういうことも含めて、これからどうやっていくかというのは、本当に市長、副市長、2人ともしっかり考えていただきたいと思います。  本市に関しましては、非常にいい点もいっぱいあるんですね。いろんなところで市長のお言葉も聞いております。非常に心強く思うこともいっぱいあります。でも、足りないところもいっぱいあると思うんですね。足りないところをみんなで正していかないと、助けていかないといけないと思いますので、議員としても精いっぱい頑張ってまいりますのでよろしくお願いします。  本当にいろいろ質問をさせていただきました。いろいろ問題があると思います。でも、みんなでやっていく必要があると思います。私自身も市民のために今すぐに、ひたすらに、真っすぐに進んでいきたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。  以上で終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 498 ◯議長(中谷修一君) おはかりいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、明日15日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 499 ◯議長(中谷修一君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日はこれをもって延会いたします。
               午後4時35分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...