• 伊丹市(/)
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  1. 大和高田市議会 2017-03-01
    平成29年3月定例会(第3号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(沢田洋子君) ただいまより、平成29年3月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(沢田洋子君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 ◯議長(沢田洋子君) 各常任委員長及び特別委員長より議案審査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第1号平成29年度大和高田一般会計予算 外 11 件 4 ◯議長(沢田洋子君) 日程に入ります。  日程第1、議第1号平成29年度大和高田一般会計予算ほか、議第2号から議第10号まで、議第24号及び議第25号の12議案を一括して議題といたします。  本件12議案は予算特別委員会に付託して審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。18番中谷修一議員。            〔予算特別委員会委員長(中谷修一君)登壇〕 5 ◯予算特別委員会委員長(中谷修一君) おはようございます。去る3月6日の本会議におきまして予算特別委員会に付託を受けました議第1号平成29年度大和高田一般会計予算ほか、議第2号から議第10号まで、議第24号及び議第25号の12議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第1号平成29年度大和高田一般会計予算についてであります。  委員より、今後、交付税や税収入の減少が見込まれる中で、財源確保等、としての考え方をただされたのに対し、担当者は、「適正な課税を行い、徴収率の向上に取り組んでいく。有利な補助金の活用等、あらゆる方面で歳入の確保に努めなければならない。また、歳出の削減についても緩むことなく取り組んでいかねばならない」と答弁されました。  次に、歳入、第1款、税における市民税についてであります。  委員より、個人市民税の納税義務者数は微増であるにもかかわらず前年度より減額となった理由についてただされたのに対し、担当者は、「本市の1人当たりの所得額が前年に比べ下がっており、納税義務者はふえているが所得額が下がっていることから、予算としては減額となった」と答弁されました。  次に、たばこ税についてであります。
     委員より、「喫煙者が減っているにもかかわらず、なぜ前年度と同額の予算計上をしているのか」との問いに、担当者は、「平成28年度決算見込額が3億8,000万円であり、たばこ税の含まれない電子たばこの普及や喫煙者の減少による減収を加味し、3億6,000万円とした」と答弁されました。  次に、第4款、配当割交付金、第5款、株式等譲渡所得割交付金及び第6款、地方消費税交付金についてであります。  委員より、前年より減額での予算計上となっている要因についてただされたのに対し、担当者は、「県税収入を一定の割合で交付されるものである。全国的な株安などの経済的不安定要素から、県税収入の減収が見込まれることから減額となった」と答弁されました。  次に、第12款、使用料及び手数料における使用料についてであります。  委員より、市民交流センター使用料が前年度に比べ減額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「貸館等使用料が前年度より112万円減額している。運用開始が平成28年5月であったこと、また利用実績が3割程度であったことに基づき予算計上したものである」と答弁されました。  同じく委員より、総務使用料の中の行政財産使用料内訳についてただされたのに対し、担当者は、「主に市民交流センター内の奈良県行政施設使用料などである」と答弁されました。  次に、第19款、諸収入における雑入についてであります。  委員より、山辺・県北西部広域環境衛生組合負担金精算による返還についてただされたのに対し、担当者は、「山辺・県北西部広域環境衛生組合の平成28年度事業において執行残が発生したものである。主な要因として、環境影響評価等の入札による差金である」と答弁されました。  次に、第20款、債についてであります。  委員より、臨時財政対策債の発行予定額が約5,000万円ふえた要因をただされたのに対し、担当者は、「前年度発行額に国の地方財政計画で示された13.1%の伸び率を乗じて得た額である」と答弁されました。  次に、歳出、第2款、総務費の中の総務管理費における一般管理費についてであります。  委員より、防犯灯LED化推進事業補助金の助成対象者についてただされたのに対し、担当者は、「町総代連合会に加入の自治会をはじめ、未加入の自治会などの団体が対象になる」と答弁されました。  また、委員より、この補助金の募集時期についてただされたのに対し、担当者は、「平成29年4月以降の開始となり、申請順に助成する。予算額を超える場合は次年度に助成することとなる」と答弁されました。  また、委員より、職員研修の具体的な取り組みについてただされたのに対し、担当者は、「管理職への研修を重点的に行っていく」と答弁されました。  次に、企画費についてであります。  委員より、市制70周年記念事業の一環として行われる楽曲制作の委託先についてただされたのに対し、担当者は、「市内在住の作詩作曲活動をされている方への依頼を検討している」と答弁されました。  また、委員より、市制70周年記念式典の内容についてただされたのに対し、担当者は、「10月22日、さざんかホールでの開催を考えている。1部は式典、2部では市民参加型のアトラクションを検討している」と答弁されました。  次に、交通安全対策費についてであります。  委員より、「通学路補修等工事が前年より減額となっているが、通学路の補修は終わったのか」との問いに、担当者は、「工事請負費の通学路補修等工事で計上しているのは、防犯カメラ設置に要するものである。通学路のカラー舗装化等は役務費において計上しており、地元からの要望への対応及び先進的な取り組みを継続して行っていきたい」と答弁されました。  また、委員より、「放置自転車の対策として、児童絵画の路面シートの貼り付けを行われたが、平成29年度も引き続き行われるのか」との問いに、担当者は、放置自転車の数は激減したが、完全にはなくなっていないため、他の方法も含め現在検討しているところである」と答弁されました。  次に、地方創生事業費についてであります。  委員より、婚活支援事業の内容についてただされたのに対し、担当者は、「商工会議所や商工会議所青年部ボランティア団体による実行委員会を立ち上げ、早い時期に実施したい。1回から2回の開催を考えているが、内容については実行委員会で検討し、実施していくことになる」と答弁されました。  婚活支援と並行して、定住促進につながる支援も検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、市民交流センター運営費についてであります。  委員より、地域再生マネジャー事業についてただされたのに対し、担当者は、「ふるさと財団の助成を受け、各分野の専門的知識を有する外部専門家を招聘し、住民が主体となった地域再生の仕組みづくりを行うものである」と答弁されました。  次に、徴税費についてであります。  委員より、「コンビニ収納は利便性として有効であるか」との問いに、担当者は、「コンビニ収納の件数は増加しており、市役所窓口での納付は減少傾向であると答弁されました。  次に、監査委員費についてであります。  委員より、新しく計上された弁護士事務委託料の目的についてただされたのに対し、担当者は、「監査において法的判断を要する事案が見受けられ、弁護士の意見や助言を受けるため、年間を通じた契約を予定している」と答弁されました。  相談回数など必要頻度を検討し、契約内容を十分精査されるよう要望しておきます。  次に、第3款、民生費の中の社会福祉費における社会福祉総務費についてであります。  委員より、民生委員の委嘱状況についてただされたのに対し、担当者は、平成28年12月に新たに委嘱を行った。定員は139名であるが、現在のところ9名が欠員になっている」と答弁されました。  欠員をなくすためにも、民生委員の活動の負担軽減を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、児童福祉費における児童福祉総務費についてであります。  委員より、こども食堂補助金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「こども食堂活動を行うボランティアに対し、材料費の一部やボランティア保険を補助するものである」と答弁されました。  次に、保育所費についてであります。  委員より、「現在、4月1日採用の臨時職員の保育士を募集しているが、基準を満たす人員は確保できているのか」との問いに、担当者は、「保育に必要な人員は確保できている。今後の加配や途中入所に速やかに対応できるよう募集を行っているものである」と答弁されました。  また、委員より、「保育士の正規雇用と非正規雇用の人員や賃金はどのようになっているのか」との問いに、担当者は、「人員は、正規雇用が79名、臨時職員が96名、パート臨時職員が13名で、賃金は1年目正規雇用で242万8,000円、臨時職員が227万7,000円である」と答弁されました。  人件費全般において臨時雇用賃金が多く見受けられるが、不合理な待遇の格差の解消を目指されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、母子等福祉対策費についてであります。  委員より、扶助費のうち高等職業訓練給付金が増額となった理由についてただされたのに対し、担当者は、「給付金は経済的自立に効果的な資格を取得するため修学する場合に、生活の負担軽減として支給している。平成28年度は4名であったが、平成29年度は新規と継続を合わせて7名の支給を予定している」と答弁されました。  次に、生活保護費についてであります。  委員より、被保護世帯を含め生活困窮世帯の子どもの学力について把握し、学習支援の取り組みをされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第4款、衛生費における保健衛生費の中の健康増進費についてであります。  委員より、がん検診に新たに加わる胃内視鏡検査についてただされたのに対し、担当者は、「従来、40歳以上の人に対し1年に1回、エックス線検査を実施しているが、50歳以上の人については2年に1回の胃内視鏡検査を実施していくものである」と答弁されました。  次に、清掃費における清掃総務費についてであります。  委員より、山辺・県北西部広域環境衛生組合においての事業の進捗状況についてただされたのに対し、担当者は、「施設整備基本計画の策定及び環境影響評価を行っているところである」と答弁されました。  次に、じん芥焼却場費についてであります。  委員より、「多くの修理を予定しているが、使用できない状況となった場合はどのようにされるのか」との問いに、担当者は、「広域化となるまでの間、計画的に修繕を行っているが、緊急時には、相互応援協定を締結している奈良県内の自治体の支援を受けることになる」と答弁されました。  次に、第8款、土木費の中の土木管理費における土木総務費についてであります。  委員より、「空家等対策計画を策定されるが、条例制定の予定はされているのか」との問いに、担当者は、「空家等対策計画は空き家に対する基本的な考え方や取り組みを定めるものである。空き家対策業務は独自の条例ではなく、法に基づき行っていく」と答弁されました。  次に、河川費における河川改良事業費についてであります。  委員より、補償金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「池田地内における雨水貯留施設整備に伴う分水管移設に対する補償である」と答弁されました。  次に、都市計画費における本郷大中線街路事業費についてであります。  委員より、「事業認可の期間があと2年となるが、完了のめどはあるのか」との問いに、担当者は、「用地交渉は難航しているが、あらゆる手段を講じ平成30年度末の完成を目指したい」と答弁されました。  次に、住宅費における市営住宅管理費についてであります。  委員より、測量委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「長寿命化計画の中で将来的に建替えが予定されている吉井住宅において、境界を確定させるものである」と答弁されました。  次に、第9款、消防費の中の災害対策費についてであります。  委員より、「策定される災害対応マニュアルの中で市民に向けた防災の取り組みはどのようにするのか」との問いに、担当者は、「風水害に対応する市民向け避難マニュアルを作成し、全戸配布を予定している」と答弁されました。  また、委員より、自主防災組織を結成している数についてただされたのに対し、担当者は、「自主防災組織は44団体であり、結成率は全世帯の56%である」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の中学校費における学校管理費についてであります。  委員より、中学校での少人数授業の実施についてただされたのに対し、担当者は、「現在、数学の授業を1年生は少人数授業で実施している。数学で苦しむ生徒が多く、きめ細かな指導を2年生まで拡充するものである」と答弁されました。  次に、社会教育費における文化会館費についてであります。  委員より、国民文化祭の内容についてただされたのに対し、担当者は、「奈良県において国民文化祭が実施されることに伴い、においては合唱の祭典を開催する。参加者については1,000人程度を見込んでいる」と答弁されました。  次に、保健体育費における学校給食費についてであります。  委員より、「中学校給食の調理業務委託は3中学校一括して行うのか」との問いに、担当者は、「募集において1校につき1者ごとで行った結果、片塩中学校及び高田西中学校が同一業者となり、2者への委託となる」と答弁されました。  校内での運営を円滑に行い、安全でおいしい給食の提供に努められるよう要望しておきます。  次に、総合体育館運営費についてであります。  委員より、「総合体育館の修理工事を予定しているが、使用に影響はないのか」との問いに、担当者は、「たてといや雨漏り修理など建物の外部の修理を行うため、体育館の施設利用には影響がない」と答弁されました。  次に、公債費の中の元金についてであります。  委員より、「平成29年度に償還が開始される公債費のうち、交付税の対象となるものは幾らか」との問いに、担当者は、「新たに償還を開始するものは約8,651万円で、そのうち交付税措置があるものは約6,680万円となっている」と答弁されました。  次に、議第2号、平成29年度大和高田国民健康保険事業特別会計予算についてであります。  委員より、国民健康保険税の軽減世帯の比率が若干下がる見通しとなっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「軽減世帯については、後期高齢者に近い人が多く、今後、後期高齢者医療へ移行される人が多数を占めているため減少傾向にある」と答弁されました。  次に、議第3号、平成29年度大和高田国民健康保険天満診療所特別会計予算についてであります。  委員より、診療報酬収入が減少している原因についてただされたのに対し、担当者は、「近隣地域に新たな診療所等ができており、患者数が減少傾向にあるためである」と答弁されました。  同じく委員より、「患者数が減少しないよう、どのような対応をしているのか」との問いに、担当者は、「健康診断や健康教室を開催し、診療所の周知に努めている」と答弁されました。  次に、議第4号、平成29年度大和高田住宅新築資金等貸付金特別会計予算についてであります。  委員より、「債の償還期限はいつまでなのか」との問いに、担当者は、「平成36年度までである」と答弁されました。  次に、議第6号、平成29年度大和高田介護保険事業特別会計予算についてであります。  委員より、介護予防が地域支援事業へ移行するが、利用者に支障はないか」との問いに、担当者は、「サービスの提供が可能な事業所に不足はないものと考えている。円滑に移行できるよう、既に利用している人には、現行相当型サービスを提供することとなる」と答弁されました。  介護予防に重点を置いた施策に転じているが、としても検証結果に基づいた事業展開をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第7号、平成29年度大和高田後期高齢者医療保険事業特別会計予算についてであります。  委員より、保険料の納付方法について、特別徴収が減少し普通徴収がふえている理由についてただされたのに対し、担当者は、「保険料の徴収については、一定額以上の年金収入のある人は年金から天引きする特別徴収となるが、これに該当しない人がふえていると考えられる」と答弁されました。  次に、議第8号、平成29年度大和高田水道事業会計予算についてであります。  委員より、「水道施設の改修や更新に関連し、広域化に関する議論はされているのか」との問いに、担当者は、「昨年8月に奈良県より、新たに用水供給事業との垂直連携の提案があった。その効果については県において算定中である」と答弁されました。  また、委員より、未収金の回収見込みについてただされたのに対し、担当者は、「平成26年8月から弁護士事務所に水道料金の回収事務を一部委託するとともに、昨年12月から窓口業務の包括委託等も開始し、未収金の回収に努めているところである」と答弁されました。  次に、議第9号、平成29年度大和高田下水道事業会計予算についてであります。  委員より、今後の事業計画についてただされたのに対し、担当者は、「認可区域である市街化区域について、おおむね8年から9年で整備を終えたい」と答弁されました。  次に、議第10号、平成29年度大和高田病院事業会計予算についてであります。  委員より、「一般会計負担金のうち小児医療業務に係る部分が大幅に減少しているが、小児科医療に影響はないのか」との問いに、担当者は、「一般会計補助金5億4,000万円を放射線治療にかかわる高度医療や債償還元金に要する経費等に重点的に振り分けた結果、小児医療分が減少したものである。ただし、これにより小児科の外来や入院診療に直接影響を与えるものではない」と答弁されました。  なお、議第5号、議第24号及び議第25号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 6 ◯議長(沢田洋子君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(沢田洋子君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  8番砂原弘治議員。 8 ◯8番(砂原弘治君) 委員長の報告に対しまして、公明党市議団として賛成の立場から討論させていただきます。  今回の一般会計予算では、中学校給食関連経費公立保育所空調設備更新事業、市内施設の洋式トイレ改修費コミュニティバス「きぼう号」運行事業、防犯灯LED化推進事業補助金、また近鉄大和高田駅バリアフリー整備補助金などは、市民サービスとして公明党としても推進してきたものであります。  また、特定空き家等の認定基準を盛り込んだ空家等対策計画策定空き家対策事業が盛り込まれておりますが、早急に策定、早期実施して、市民の皆様が安心して暮らせる環境を整えていただきたいと思います。
     そして、道路維持関連予算は前年の当初予算と比較して全体的に減額となっております。本は道路幅が狭い箇所も多く、また道路も傷んでおり、歩行者や自転車等のより安全を図るためにも、さらなる予算投入をいたし、整備されることを要望し、賛成討論といたします。  以上です。 9 ◯議長(沢田洋子君) ほかに討論はありませんか。  10番向川征秀議員。 10 ◯10番(向川征秀君) 日本共産党議員団を代表いたしまして、先ほどの委員長報告に対する態度を明らかにしておきます。  今回の委員長報告に関連する議案のうち、議第3号及び議第24号、議第25号に関しては賛成、その他の議案に対しては反対です。一括採決でありますので、全体として反対という立場になります。  その理由について説明いたします。  新年度の予算、歳入においては税収入は減少が続き、また地方経済の停滞を反映して、地方消費税交付金等、その他交付金も減少という日本経済における地方の疲弊を反映したものとなっています。そして、それを補完すべき地方交付税も減額の見込みであり、全体として市町村、地方自治体に対して厳しいという今回の地方財政計画の問題点があらわれています。  そうした中で、本市の新年度予算においては、限られた財源の中、公共施設のトイレ改修やこども食堂への補助制度、防犯灯LED化補助制度、また近鉄大和高田駅のバリアフリー化補助など、市民の暮らしの要望を反映した施策が一定盛り込まれている点は評価できます。しかしながら、中長期的な視点に立って本の行政を考えた場合に、看過しがたい問題もあります。昨年、本市では交付金の不正をめぐり、行政の緩み、チェック体制不備などが指摘されました。体制を整備し、職員を育成し、そして行政の業務の質的向上で市民の信頼を回復することが急務です。  しかし、人員の配置という点では、予算上の職員数はふえているものの、その多くは、これまでは再雇用という扱いで給与として計上されていなかった再任用職員によるものであり、医療職を除いた正規職員は全体で6人の増加にとどまっています。もちろん過剰人員を抱えるべきではありませんが、この間、職員の超過勤務が増加傾向です。とりわけ、市民サービスを直接担う部署での増加が大きくなっています。超過勤務の常態化は業務の能率の低下や粗雑化をもたらし、行政の質の低下につながります。また、仕事を教える余裕もなくなり、人員育成の障がいともなるものです。市民サービスの向上と本市の中長期的な運営のために、本来の職員定数を満たすことを目指した人員配置の抜本的な見直し、増員が必要です。  個々の予算に関しますと、まず、市民交流センターの事業は、ホールの利用や託児所の利用が見込みを大きく下回っている現状は問題であり、利用しやすいものにする見直しが必要です。また、人権施策については、昨年、国でヘイトスピーチ対策法が成立し、人権施策も新たな展開を迎えています。隣保館事業も含めて同和事業から継続している部分については見直し、あらゆる差別や人権侵害を許さない社会をつくるための施策への転換が必要です。  また、さきに述べたこととも重なりますが、生活保護、障がい者福祉、地域包括支援など、ケース対応を必要とする社会保障分野の配置はいまだに過少であり、ケース数に見合った人員配置を求めます。及び保育所や学童ホーム、就学援助など、この間、国の施策において基準の見直しや拡充がされている分野では、国の改善策を取り込んだ改善策をも取り組むことが必要です。  特に就学援助に関しては、全国で50以上の自治体が新たに新入学費用の支給を繰り上げる取り組みを行い、また、奈良県内でも準要保護世帯への基準の引き上げが広がっています。子どもの貧困対策としても、これは早急な対応を求めるものです。  国民健康保険事業特別会計においては、平成27年、平成28年度と国の施策によって基盤安定交付金が増額されています。これは低所得者対策に使う趣旨のものですが、本市ではこれを将来に備えた基金として投じており、保険税の見直しは行われていません。平成29年度においてもこういったことが継続していますので、反対といたします。  また、介護保険事業特別会計では、総合事業導入に当たり、今後の新しい要支援の対象者は原則として現行相当型サービスではなく、基準緩和型サービスの対象であるという答弁があり、介護予防の質の低下が懸念されます。  後期高齢者医療保険特別会計では、新年度より低所得者の軽減措置が縮小され、徴収される保険料が増額となります。これらは国の施策の反映でありますが、高齢者、とりわけ低所得の高齢者の暮らしへの深刻な負担となるものであり、反対いたします。  水道事業会計では、高い水道料金が本の暮らしにくさの一つであるとして、以前より市民から声が上がっています。今後の更新費用の準備も必要ですが、平成28年度も見込みで経常収支が黒字であり、水道料金の見直しを求めます。  下水道事業特別会計は、普及率の上昇に対して水洗化率が追いついていません。助成制度の拡充、市民への説明や広報などの改善が必要です。  また、病院事業特別会計では、差額ベッドを徴収する個室、この運用に対して、今後、病床稼働率の向上の観点、市民サービスの観点から、見直しが必要と考えます。  日本社会には今、広く将来への不安が蔓延しています。いかに消費拡大があおられても、将来への不安が解消されなければ経済活動は活発化しません。限られた財源の中でありますが、自治体が不安に対して手を差し伸べ、市民の困難や悩みを緩和することに取り組む行政の機能強化が必要であり、それがめぐりめぐって地域の活力を引き出すことにもつながります。  私たちも市民と行政をつなぎ、そして、そうしたまちづくりに力を合わせることを申し上げた上で、反対討論といたします。 11 ◯議長(沢田洋子君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(沢田洋子君) ほかに討論もないようですので、これより本件12議案を一括して採決いたします。  本件12議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件12議案は委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 13 ◯議長(沢田洋子君) 起立多数と認めます。よって、本件12議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第11号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第6号) 外 3 件 14 ◯議長(沢田洋子君) 次に、日程第2、議第11号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第6号)ほか、議第17号から議第19号までの4議案を一括して議題とします。  本件4議案は総務財政委員会に付託して審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。12番戸谷仁史議員。            〔総務財政委員会委員長(戸谷仁史君)登壇〕 15 ◯総務財政委員会委員長(戸谷仁史君) 去る3月6日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第11号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第6号)ほか、議第17号から議第19号までの4議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  まず、議第11号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第6号)についてであります。  歳出、第3款、民生費の中の社会福祉費についてであります。  委員より、さくら荘運営費における指定管理料が増額となった要因についてただされたのに対し、担当者は、「さくら荘の指定管理料については精算方式をとっており、利用料収入が当初の見込みより少なかったため増額補正するものである」と答弁されました。  次に、第8款、土木費の中の都市計画費についてであります。  委員より、近鉄大和高田駅前仮設階段設置工事の補正予算計上に至った経緯についてただされたのに対し、理事者は、「歩道橋についてはオークタウンの土地を借りて設置しており、オークタウンの建物まではで管理し、建物の中についてはオークタウンで管理するように協定が結ばれている。オークタウン建替えの工事により一部歩道橋が使用できなくなるため、仮設階段の設置が必要となったものである。やオークタウン側、それぞれが納得できるように話を進めてきたところであり、仮設階段についてはが設置することとなった」と答弁されました。  また、委員より、仮設階段を設置する必要性についてただされたのに対し、担当者は、「交通量調査を実施した結果、歩道橋の利用者が1日当たり約5,500人であった。安全面において、信号で対応することは難しいことから、仮設階段を設置し、工事中も歩道橋を利用できるようにする必要があるためである」と答弁されました。  この事業については、の将来の利益を考えて事前協議を進められたいこと、そして、事業者との協議における会議録を必ず作成することとの委員会からの提言には、理事者の同意を得ております。  次に、議第18号職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び大和高田職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてであります。  委員より、「育児休業等の範囲を拡大する条例改正であるが、これにより業務に支障を来すことはないのか」との問いに、担当者は、「臨時職員の雇用等により対応していく」と答弁されました。  なお、議第17号及び議第19号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 16 ◯議長(沢田洋子君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(沢田洋子君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(沢田洋子君) 討論もないようですので、これより本件4議案を一括して採決いたします。  本件4議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件4議案は委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長(沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第12号平成28年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 外 5 件 20 ◯議長(沢田洋子君) 次に、日程第3、議第12号平成28年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第13号、議第15号、議第16号、議第20号及び議第21号の6議案を一括して議題といたします。  本件6議案は民生文教委員会に付託して審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。3番森本尚順議員。            〔民生文教委員会委員長(森本尚順君)登壇〕 21 ◯民生文教委員会委員長(森本尚順君) 去る3月6日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第12号平成28年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか、議第13号、議第15号、議第16号、議第20号及び議第21号の6議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告します。  まず、議第12号、平成28年度大和高田国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。  委員より、「出産育児一時金の支給額は他と同額であるのか」との問いに、担当者は、「支給額は他と同額であり、通常1人につき40万4,000円、産科医療補償制度加入の医療機関で出産された場合、42万円が支給される」と答弁されました。  また、委員より、償還金の内訳についてただされたのに対し、担当者は、「平成27年度特定健康診査等負担金精算に伴う返還金として1万4,000円、平成27年度療養給付費負担金精算に伴う返還金として3,815万3,000円が計上されている」と答弁されました。  次に、議第13号平成28年度大和高田国民健康保険天満診療所特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、「寄附金による空気清浄機の購入は入札を行うか」との問いに、担当者は、「入札は行わない予定である」と答弁されました。  次に、議第15号平成28年度大和高田介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。  委員より、「昨年12月に介護保険システム改修事業に係る補正予算を計上した際、平成29年度への繰り越しは決定していなかったのか」との問いに、担当者は、「昨年12月の時点では平成29年度への繰り越しは決定していなかった」と答弁されました。  次に、議第16号平成28年度大和高田病院事業会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、「医療機器の除却による減価償却費の減額と資産減耗費の増額は同一資産の除却によるものか」との問いに、担当者は、「同一資産以外の除却費も資産減耗費に含まれている」と答弁されました。  同じく委員より、減価償却が終了する前に資産を除却した理由についてただされたのに対し、担当者は、「現行よりすぐれた情報提供を実施するため、機器の入れかえを行った」と答弁されました。  また、委員より、中途退職者の退職理由についてただされたのに対し、担当者は、「今年4月に近隣で新規病院が開院されることに伴い、人材の流出が生じたのではないかと考える」と答弁されました。  市民に安心・安全な医療を継続して提供するためにも、病院職員が働きやすい職場環境を提供されるよう要望しておきます。  次に、議第20号大和高田歯と口腔の健康づくり推進条例の制定についてであります。  委員より、「条例の具体化に向けて歯科医師会等との話し合いはされているのか」との問いに、担当者は、「歯科医師会、歯科衛生士会及び中和保健所と協働し、ワーキング会議等を実施している」と答弁されました。  同じく委員より、県との連携による今後の普及活動についてただされたのに対し、担当者は、「今後、中和保健所とのワーキング会議の継続及び県歯科医師会等と連携しながら、いい歯の日の啓発に努めたい」と答弁されました。  また、委員より、歯と口腔の健康づくりの推進にかかわる施策の計画策定時期についてただされたのに対し、担当者は、「策定時期については未定だが、現在実施している歯と口腔の健康づくりに関する教室等を再度見直し、策定の検討を行う」と答弁されました。  市民の健康保持及び増進のため、歯と口腔の健康づくりの積極的な啓発活動を実施されるよう要望しておきます。  次に、議第21号大和高田市立高田商業高等学校授業料等徴収条例の一部改正についてであります。  委員より、授業料の表記を年額から月額に改めた理由についてただされたのに対し、担当者は、「中途者の授業料は月額単位で徴収していること、及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律において、就学支援金の1か月の支給額を支給対象高等学校等の授業料の月額とすると規定されていることから、月額表記とすることとした」と答弁されました。  また、委員より、「授業料と就学支援金との差額は発生しているのか」との問いに、担当者は、「差額は発生していない」と答弁されました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。  また、付託を受けた議案の審査終了後、大和高田市立病院公立病院改革プランについて報告を受けましたので、その概要を報告いたします。  国から示されている新公立病院改革ガイドラインにより、平成29年度から平成32年度の4年間を対象とした大和高田市立病院公立病院改革プランを策定されました。改革プランの4つの視点である地域医療構想を踏まえた役割の明確化、経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しについて説明があり、特に経営の効率化に係る計画については数値目標達成に向けての具体的な取り組みが示されており、削減、抑制対策として、後発医薬品の積極的採用、診療材料費や医薬品、医療機器のさらなる購入価格の適正化に取り組むことによる費用削減等に努められます。収入増加・確保対策では、医師の確保を最重要課題として取り組み、地域の医療機関からの紹介患者の確保、救急車搬送患者の受け入れを強化し、収益の増加を図る等、様々な対策を構築されております。  今後、このプランの取り組みを推進し、地域に必要な医療提供体制の確保を図り、安定した経営のもとで市民に良質な医療を提供することで、地域の医療を担う公立病院としての役割を果たされるよう要望し、報告といたします。 22 ◯議長(沢田洋子君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(沢田洋子君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(沢田洋子君) 討論もないようですので、これより本件6議案を一括して採決いたします。  本件6議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件6議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    25 ◯議長(沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本件6議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第14号平成28年度大和高田下水道事業特別会計補正予算(第2号) 外 5 件 26 ◯議長(沢田洋子君) 次に、日程第4、議第14号平成28年度大和高田下水道事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第22号、議第23号及び議第26号から議第28号までの6議案を一括して議題といたします。  本件6議案は環境建設委員会に付託をして審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。17番朝井啓祐議員。            〔環境建設委員会委員長(朝井啓祐君)登壇〕 27 ◯環境建設委員会委員長(朝井啓祐君) 去る3月6日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました議第14号平成28年度大和高田下水道事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第22号、議第23号及び議第26号から議第28号までの6議案について審査をし、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第14号平成28年度大和高田下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、「国庫補助金は今後も減少傾向となるのか」との問いに、担当者は、「平成28年度は5億7,000万円の国庫補助金を要望していたが、3億9,160万円の補助金額となっている。今後も同程度の減額となるものと見込んでいる」と答弁されました。  同じく委員より、「国庫補助金が減額される中で、今後の持続的な布設費用の確保についてはどのように考えているのか」との問いに、担当者は、「今後8年間で補助金の打ち切りが国より通知されているが、布設費用を確保するためにできる限りの要望を上げていきたい」と答弁されました。  同じく委員より、「下水道事業は独立採算制となるのか」との問いに、担当者は、「平成29年度より公営企業法の適用を受けるが、さらなる設備投資が必要なため、一般会計から繰入金を計上し事業を進めることになり、独立採算制とはなっていない」と答弁されました。  市民の生活環境をよりよくするため、必要な予算を確保し、下水道事業の早期の普及率向上に取り組んでいただきたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第22号訴訟の提起についてであります。  委員より、訴訟に至った原因についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年4月に関係者の1人からの申し出により、本件土地の所有権移転登記がなされていなかったことが判明した。所有権移転の登記を行うため、移転登記手続を求める訴訟を提起し、判決をもって登記を行う方法を選択した」と答弁されました。  本件以外にも同様の案件がないのか、再度見直しされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第23号損害賠償の額の決定及び和解についてであります。  委員より、「昨年12月定例会において安全運転に努めるよう指摘したところであるが、安全運転に対する指導は行われているのか」との問いに、担当者は、「安全運転講習の受講や啓発資料の配付等、注意喚起を促しているところである。今回事故を起こしたのは派遣職員であり、今後は収集車両を運転する全ての者に対し、安全運転に努めるよう指導を徹底していきたい」と答弁されました。  なお、議第26号から議第28号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願いをいたします。 28 ◯議長(沢田洋子君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(沢田洋子君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(沢田洋子君) 討論もないようですので、これより本件6議案を一括して採決いたします。  本件6議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件6議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本件6議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 発議第1号無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書の提出について 32 ◯議長(沢田洋子君) 次に、日程第5、発議第1号無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書の提出についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、14番仲本博文議員。            〔議会運営委員会委員長(仲本博文君)登壇〕 33 ◯議会運営委員会委員長(仲本博文君) ただいま上程になりました、発議第1号無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 34 ◯議長(沢田洋子君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(沢田洋子君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長(沢田洋子君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 一般質問 39 ◯議長(沢田洋子君) 次に、日程第6、一般質問を行います。  一般質問は一問一答方式で行います。質問の通告のありました者は6人であります。質問時間につきましては、創生高田は3時間30分、絆は2時間、公明党は1時間30分、日本共産党は1時間に制限をいたします。  最初に、4番南幾一郎議員の発言を許します。4番南幾一郎議員。            〔4番(南幾一郎君)登壇〕 40 ◯4番(南幾一郎君) それでは、議長のお許しを得まして、所属会派創生高田、南幾一郎が大和高田水道事業に関する提言、そしてもう1つは教育行政による大和高田創生という、この2つの質問をさせていただきたいと思います。  まず、資料を今回議長にお許しをいただきまして配らせていただきました。大和高田水道事業に関する提言ということで、1つ、こんな話がございます。大和高田に1人の男性がいた。しっかりとした息子さんで、一人前に育ちました。大阪の会社に勤めることになりました。大和高田に住んで生まれ育った1人の男性が大阪の会社に勤めて、そこで大阪の女性と出会い、結婚することになりました。彼は彼女に言います。私の生まれ育った大和高田で一緒に住んでほしいと。彼女はちょっとちゅうちょするんですね。やっぱり大阪で生まれ育ったから、高田、どんなところやろうと。二上山を越えて山の奥に行くのはちょっとというようなことを思うんですけれども、彼氏を愛しているということで、大和高田に引っ越してきました。同居も何だということで、ハイツという場所を借りて、ハイツの中で2人で生活を始めるわけでございます。彼女は二上山を越えてちょっと嫌な思いをしたけど、高田は意外と便利なところやないかと。下町で情緒あふれる、人も優しい、大和高田はいいところやなと感心して、ここなら一生住み続けられると思うわけでございます。  ところが、2か月後にすごい不幸が訪れるんです。彼女は、もうその不幸が訪れたから、その次の日の夜から、彼が寝静まったら耳元で言うんです。「高田から出ていこうな、高田から引っ越ししような」と。住んですぐ2か月やから、むくつけては言えない。耳元で「高田から出ていこう、高田から引っ越ししよう」と言うわけです。なぜか。それは、水道料金の請求書が来たからなんです。  では、資料に入りましょう。今回は資料を配らせてもらっています。水道料金と有収率からまずお話ししたいと思います。  まず、問題提起をする前に、どういった問題があるのかということなんですけれども、大和高田と香芝、この2つの水道行政に関する数字、財務諸表を集めてこの比較をさせていただきました。  まず、今、水道料金というのは13ミリ口径と20ミリ口径、一般家庭についてはこの2つでございます。一般家庭で今、大体半々の割合ですけれども、新しい家庭は全部20ミリで契約をするということでございます。  では、この水道口径13ミリで2か月間、40立米使った場合、大和高田は8,726円でございます。比べまして、香芝は6,048円、大阪にいたっては4,146円で、大阪から来た人は高田の水道料金を見ると倍になってしまうわけです。50立米でも1万1,426円、香芝で8,262円、大阪は5,486円です。さすがに大阪と比べたら2倍と言われても、大阪とあんまり比較しても意味がないんですけれども、香芝とは十分比較できるわけでございます。なぜかというと、香芝の水道は県水100%、要するに、大和高田も県水100%、県から全部供給してもらっていますので、仕入れの値段が一緒なんです。ですので、香芝と高田は比較しやすい。ましてや金額もよく似ておりますので。  なぜこのような問題が発生するのか。仕入れ値段が一緒やのに何でこんなに値段が変わるんやと。1.44倍、量によっては1.5倍以上差がついてしまうわけです。一番よく言われるのは、有収率というのを言われるんです。有収率というのは、水道量全体から見た収入の発生する水道量の割合です。大和高田は92%、香芝は95%、1%で大体1,700万円の収入になると。ただし、これはなぜ発生するかというと、老朽管から漏れた水の量なんです。だから、これは資源利用、収益向上から課題ではありますけれども、たちまち改善できるものではないと。  では、何が違うのか。ページをめくっていただきますと、損益計算書に係る問題点、これをまずご説明したいと思います。  損益計算書の中で横に番号を振っておりますので、その番号を見ていただいたらよくわかりやすいんじゃないかと思います。大和高田の平成26年度、平成27年度のもの、香芝の平成26年度、平成27年度のもの、これは全て決算ベースで数字を並べております。  まず1番、営業収益の総額はということなんですけれども、平成27年度で大和高田が16億5,428万6,000円、そして香芝が16億2,053万円と、ほぼ数字は似通っております。なので、非常に比較しやすい。  続きまして、2番です。営業費用、つまりどれだけの経費をかけたかということになるんですけれども、これは高田が14億9,878万8,000円、香芝が15億6,368万8,000円ということで、営業費用の割合は香芝の方が高いんです。つまり、香芝の方が経費をかけている。何の経費かというと、これは実は香芝は配水費、県への支払いの割合が高いということになるんです。これはなぜかというと、原価率が高い。つまり、香芝は安く売っているということになります。  ここで1つ、大体一般の企業者は経費削減、経費削減ということを言うと思うんですけれども、その経費というのはこの3番のことです。総係費、これが一般的な経費、一般の会社で言うと、鉛筆を大事に使いましょうとか、電気を消しましょうとか、人件費を減らそうとかいった部分なんですけれども、確かに大和高田は若干かさんでおりますけれども、これがたちまち問題かと言えば、これは問題ではない。これを問題にして水道料金を下げなさいといったところでも微々たるものなのであります。  4番の減価償却費です。これは香芝が多くかさんでいますけれども、損益上黒字であれば減価償却は成立しているということになります。  もともと水道というのは総括原価方式、かかった分を請求できると、この大前提がありますので、これからどんどん何か経費をかけていっても、水道状況は赤字にならない、料金を上げればいい、総括原価方式ですので。こういう状況があるということは、まずしっかりと前提としてご存じいただきたいと思います。  5番は2つ書いていますけど、上の5番が受取利息・配当、下の5番が支払利息企業債取扱諸費ということになっておりますけれども、香芝は財務状況がすごくいいんです。受け取り利息から支払い利息を引く、要するにもらった利息から払った利息、払った利息というのは企業債でお金を借りている分です。それを引くと、香芝は何と4,000万円の黒字になるんです。大和高田は5,000万円の赤字になる。これは上下で1億円近い、香芝が優位な数字となっております。  これはなぜか。本当に申し上げましたとおり、財務状況がいいからなんです。この6番の長期前受金戻入が実際には、これは後でもう1度説明させてもらいますけれども、金銭を伴う収益ではありません。なので、真水部分でいきますと、香芝の実質の経常利益は平成27年度は6,500万円、そして本は1億1,000万円ですので、何かここに大きなインパクト要因はないんです。損益計算書から高田は無駄が多いというのは言えるんですけれども、じゃ、この値段の料金、1.3倍、1.4倍、1.5倍の料金の差がここで発生しているかといったら、そうではないということをご理解いただきたいと思います。純利益でも当然大きな差がありません。  では、香芝と高田の決定的な違いは何なのか。これを次のページでご紹介させていただきます。ページ数は5ページになりますけれども、収益的収入及び支出、資本的収入及び支出に係る問題点です。  まず、表が3つに分かれておりますけど、一番上が収益的収入及び支出、そして2番目が資本的収入及び支出、そして3番目が不足金額充当財源、これは実は非常になじみがないんです。一般の企業会計で出てくるものではないんです。これは公企業会計、本当に独特なものでございます。  まず、この収益的収入及び支出については、一般的に損益計算書と横に並びますので、損益計算書とほとんど数字が似通ってまいります。1番が水道事業の収益、そして営業外収益というのもあるんですけれども、これは香芝の場合は給水分担金というようなことでございます。最終的には水道事業の支出、これが高田は3%から5%悪いと。3%から5%と言いましても分母が大きいので、19億円、20億円になりますので、5,000万円、6,000万円、ちょっと経費をかけ過ぎなのかということになってくるんですけれども、もっと大事なインパクトのある数字がその下に出てくるんです。  資本的収入及び支出、この資本的収入及び支出というのは、実は、水道事業の予算書をもらったとき、最初は興味がなかったんです。なぜ興味がないかというと、一般企業の会計ではほとんど出てこない表なんです。だから、そんなに重要なものではないというように勝手に解釈をしたんですけれども、ここに大きな問題点があるということがわかりました。  ちょっと詳しく説明しますと、資本的収入及び支出とは、事業の中心となる設備投資、特に配水管布設に係る工事について収入と支出についてあらわすもの。水道事業では管の布設入れかえが主たる事業であり、投資先行型、お金は常に足りないというのが当たり前だと。もともと公営企業の会計は資本的支出、インフラ事業整備は大きな赤字となることが前提なんです。不足分をどういうぐあいに埋めるかということを書いたのがこの資本的収入及び支出という表なんです。  資本的収入、収入の3番のところです。これは企業債です。要するに借金、お金を借りてきたという金額です。大和高田で、平成26年度で8,000万円、平成27年度で1億1,000万円です。これだけのお金を借りてこなければいけない。見ていただいたらわかるんですけど、香芝はゼロ、ゼロなんです。香芝は今、借金せずにこの事業をやっているということになります。  その後、4番の負担金というのがございます。これも非常に大きい金額になっております。これは何の負担金かといいますと、下水道からもらう負担金です。これはなぜかといいますと、今、下水道がどんどん高田で進められております。下水道工事にかかるときに水道工事がかかってしまうんです。そのときに水道の管をいったんどけたり、戻したりということで場所を変えなければならない。このことがありまして、この負担金というのが非常に多いということになります。  本市の大きな相違点があるのは、5番、建設改良費なんです。これを見ていただいたら、すごく金額が違うわけです。平成26年度で、大和高田で4億171万円、平成27年度で7億円。そして香芝は、平成27年度に至っては約3分の1以下です。2億4,300万円、2億2,200万円と、非常に少ない数値で進められているということなんです。要するに、資本的支出というのは借金を返す分と新しく工事をする分なんです。これが非常に高田は高いわけでございます。この不足金額の充当、これが足りない分をどこで埋めているかということなんですけれども、香芝は、これも非常に財務体制がよくわかる数字なんですけど、ちょっと専門的になりますけど、一応説明しておきたいと思います。  まず、消費税というのがあるんですけれども、これは工事に関する消費税分ということなんですけど、香芝は過年度留保、そして当年度留保、この2つで資本的収入の不足分を補っています。これはどういうことか。今までためたお金でこの足りない分を補っているということなんです。逆に高田はどういうことかというと、過年度留保、過去の積立金はもうなくなりました。今、当年度留保だけ。そして、積立金をどんどん取り崩してやっているという状況でございます。積立金もほとんどなくなってまいりました。実は僕はこの話をするときに水道局に言いましたけれども、だんだん自転車操業になっていくん違うんかいという心配をさせていただいております。  では、この資本的収入及び支出が何なのかということを、次の資料で説明させていただきたいと思います。資料は7ページになります。  まず、資本的支出の推移表ということで、香芝の表をごらんいただけますでしょうか。まず、左上から資本的支出、年度、設備改良費、そして設備新設工事で移設工事、布設替工事、布設工事、そして設備新設工事の合計ということになっているんですけど、この違いをちょっと皆さん理解していただかないと、実はこの水道の問題は語りにくいんです。  右上に書いておりますけれども、まず移設です。移設というのが、下水道工事に伴って水道管をどけなければならない。だから、これは下水道工事があったら水道はついていかなあかんわけです。これが非常に高田は高いんですけれども、このことはまた次、高田のところで説明させてもらいます。  次は、布設替え、今までも古い老管、非耐震老朽管を入れかえていかないかんということでやっている分が布設替工事です。そして布設工事、これは新しい水道を入れるということなんですけれども、この3つの工事があるということと、もう1つは一番上の設備改良費、これは、水道管以外です。例えばポンプの配水の大きな入れかえをするとか、そういうポンプの入れかえとか建物の補修とか、そういった水道管以外の工事でございます。  全般的に、香芝の場合は工事費は抑制されております。資本的支出の営業収入、大体17億円、20億円ぐらいあるんですけれども、その支出に対して工事費が約17%、平成27年度は15%、大体7分の1をこれに使っているんです。財務体質は健全であり、償還金、要するに借金、お金を返している分も1割以下で推移。この香芝の水道事業を見て一番感心したのは、これが平成24年度に投資金で10億円と出ているんですけれども、これは何なのかと聞きましたら、何と一般会計に貸し付けしているんです。親孝行ようないい息子さんだと。親が金が足りなかったら、すぐにぱっと出してくれるわけです。平成28年度の予算でも5億円、平成29年度の予算でも3億円。お父さん、困ったらいつでも貸しますよというのが、この水道事業の一般会計に対する立場でございます。  では、この工事費がどのくらい違うのか、これが一番下の2つの項目なんですけれども、資本的支出の項目だけを抽出しました。設備改良・設備新設・工事事務費・工事費関連を合計した場合に、平成23年、平成24年はそんなに差がついていかないのに、そこからどんどん差がついていくわけです。平成27年度に至っては、香芝が2億1,453万4,000円、大和高田は7億191万5,000円と、一遍に3倍以上に変わってしまうんです。  資本的支出の合計、これは借金も何もかも入れた、借金の返済も入れた金額になりますと、同じ一番右端の高田を見てもらいますと、8億8,429万8,000円、そして香芝は2億4,326万4,000円でございます。これだけの差が出てくると、それはいろんな問題が起きてまいります。  資料の次のページを見ていただきますと、大和高田の資本的支出の推移表をつくりました。これで先ほど申し上げたとおり、やはり移設工事というのが大きなボリュームを占めてくるというのはあるんです。もちろん布設替工事、今の老配水管をかえていかなければならないという問題もあります。もう1つ、これはちょっと僕が水道局さんと問題視したのは、非常にお金がかかる体質になっているのに、例えば一番左上の表から見ると資本的支出、年度があります。設備改良費という本来の水道管とは違う事業の予算は発生するんです。ポンプの整備とかいろんな問題で。それがどんと出ても、工事費を全然おさめない。香芝との比較で、巨額の設備改良費を計上している問題がある。資本的支出、要するに工事に関する借金の返済等々で、平成26年度で全体の売り上げの36%、平成27年度に至っては、約20億円の売り上げに対して9億円です。これだけの支出をしているわけでございます。  一般企業で言いますと、売り上げの5割を施設設備改良に回すということはちょっと考えにくい。もちろん公的な事業なのでそういった性質はあるのですけれども、そんなことをしたら会社がおかしくなってしまうでという現状があります。  ただし、下水道工事に伴う移設工事は、これはなかなか否定できにくいと。これの工事費の負担は、入れかえる水道管がどういう水道管なのか。古い水道管だったら、もう水道局が全部出しなさいと。新しい水道管を入れる場合には割合に応じて下水道課が見ましょうかというようなことをやっておりますので、下水道の工事に対して入れかえが発生した場合は、その工事の50%は下水道課からもらっております。また、償還金返還、今までの借金を返すのが非常に多い。年間で約2億円、今までの借金を返しております。  提起する問題の1つに、やはりこの工事費をなぜ抑制できないのかということで、ここでもし質問が終わると、答弁はわかっているんです。大和高田は水道事業が早くから始まり、老朽管、そういったもろもろの問題でお金がかかりますということになるんですけど、次の資料が僕は今回のメーンだと思っております。  9ページ、管種配水管延長でございます。これは何かと言いますと、大和高田と香芝でどういう水道管が入っているのかということなんです。内容を上の表から大事なポイントだけ抜き出しますと、耐震化率が、既に一番最新の水道管が入っていますよというのが、大和高田はもう8.4%入っています。香芝はまだ1.6%なんです。準耐震化率、ここに今言ったダクタイル鋳鉄管を入れると、大和高田は今、76.2%、香芝は86.2%なので、ここの数字はさすがに香芝が上回ってくるわけです。全体で見た場合には、先ほど申し上げましたとおり耐震化率は大和高田の方が進んでいる。問題は準耐震化率でありますけれども、この10%の差がこれだけのものを生むのか、それも格段の差があるわけではない、これはたちまち問題となるのかということを私が今回質問の中で大きく取り上げたい部分でございます。  つまり、現在の工事増額は十分に検討の余地があると。政策判断により見直しが必要ではないか。もう今、すぐにやらなければならない事業ではないと。ある程度政策判断によりコントロールをしていかなければならないのではないか。一番わかりやすく言いますと、この庁舎の整備なんかそうですね。耐震化がもうあかんとわかってきたので、今ここで震度7、震度8の地震が来たら、皆さんここで倒壊してしまうわけです。それでもお金が足りないし、いろんな問題があるということですぐにやっていない、これは政策判断やと思います。  そういった政策判断を水道局でもしっかりと実行していかなければならないのではないか。今後の水道事業の財政状況などを踏まえて、市民の負担をどう捉えていくのか。このまま自転車操業でどんどん建設改良費を上げていったときに、最後は誰が払うのか。そのお金、総括原価方式ですが、当然、市民が払わなければならないわけであります。  では、財務状況はどうなのか。資料、ちょっと長くなりましたが、10ページです。ちょっと広げていただいて、最終的には財務状況を見ていただきますと、まず、水道事業とはどういう事業かというのがよくわかるのは1番の項目です。構築物、要するに水道管なんです。もちろんパイプ、ポンプとかも入っていますけど、構築物が大和高田で70億円、香芝で74億円ということで、これをつくっている事業がこの水道事業ということになります。資産といっても、当然、売買できるものではありません。赤字になったから、さあ売ってしまえというようなものではありません。この水道施設を守り、安全でおいしい水を送ることがこの事業の目的です。  では、この説明は置きまして、財務状況はどうなのか。香芝、2番の項目は2つございますけれども、投資合計というところがありまして、これが一般会計への貸し付け7億4,000万円、そして流動資産、香芝の場合は現預金が28億円ある。ということは、36億2,000万円のキャッシュを持っているということになります。比べて大和高田、現預金5億7,000万円、この差はすごいと思わざるを得ません。
     そしてもう1つは、企業債、今している借金、これが3番です。香芝、1億7,100万円です。大和高田、18億2,700万円、この資料をいろいろやっていますと、僕、この高田と香芝が桁が違うことを勘違いしてしまうことがあるんです。同じ数字かなと思っていて見ていたら、よく見てみると高田の桁が1つ多いということには何回もぶち当たりました。  同じく4番の企業債、これは流動負債ということは、1年以内の償還義務がある企業債ですけれども、これも香芝が2,100万円、大和高田が1億9,000万円です。要するに、これだけの金を借りれば、当然ながら年間2億円ぐらいの金も借金で返していかなければならないということになってまいります。  企業会計で、公企業会計の中ではどうしてもわかりにくいんですけれども、触れておかなければならないところがありまして、5番なんですけれども、繰り延べ収益というのがございます。ちょっとこれは説明させていただきますと、繰り延べ収益とは、当期に受け取った収益を来期以降に配分する会計処理。特に公会計独自色が強く、過去の補助金とか負担金、これを長期前受金として処理する。以降、減価償却未払い分を長期前受金戻入として収益化していくと。  ややこしいことを言うたらわかりにくいので、これは負債やと書いてあるんですけど、負債じゃないんです。もうお金を払わなくていいんです。最終的には資本剰余金になって資本に組み入れたりするんですけれども、このスキームについては、もし興味があればまた調べていただきたいと思います。要するに、繰り延べ収益については負債で上がっているけれども、返す必要はないものやということでご理解いただけたら一番わかりやすいと思います。そうなると、負債の総額、高田は27億5,000万円の負債を持っております。香芝は5億円。  そして歳出の6番、利益剰余金、今までの利益をため込んだもの、これについても圧倒的に差が出てしまっているわけでございます。  こういった問題の中で水道事業を捉えた場合、今、大和高田は借金にまみれながら何とか水道事業をやっている。ただし、建設改良費等々で圧縮していかんと、この問題は解決できないのではないか。今後の課題、建設改良費の圧縮等々、やることはいっぱいあります。もちろん、途中でそんな大きなインパクトはないと言ったけど、3%、4%の経費もそうです。財務体質の健全化を図る、もって市民負担を軽減しましょうと。この水道料金、どういうことになるのか。  一番最初のエピソードで紹介しましたとおりに、わかっている方は一生払うものやと。だったら安い方がいいというのは選択肢の中で、例えばこれから家を建てる、どこかに住もうという新婚夫婦が、いろんなことを調べたらすぐにそれはわかってしまうと思います。そんなにあなどれない。せっかくさっき申し上げましたように、1人息子さんが大和高田に住もうと決意してくれているんですけれども、門前払いを食らわせているのではないかと。やはりこれは市民の立場に立ってしっかりと事業を進めていただきたい。この問題についてしっかりとご答弁をいただきたいと思います。  では続きまして、教育行政による大和高田創生でございます。  2つ目の質問でございますけれども、要するに、教育を通じて大和高田の創生を図れるかどうか。私たちは常より、あれが足りない、これが足りない、不足ばかりで今あるものへの感謝は余りありません。しかし、市内を見渡して見ると、行政財産の中でもとりわけ輝いているものがあります。それは、まず1つは市立病院、そして商業高校、そして看護専門学校です。  今回、大和高田市立商業高校が甲子園に出る、これで大和高田の宣伝効果というのは非常にあると、これは本当にめでたいことだと思います。そして、これらは大和高田の先人が築いた財産の中でも私は代表的なものだと思っているわけでございます。なぜなら、この庁舎は、50年たっていたら建て替えていかなければならない。もちろん高田商業高校も市立病院も建て替えていかなければならないんですけれども、そこで回転するお金がある、経済的な効果がある、そういった価値が生まれているわけです。  そして、このものができたのは昭和28年、昭和29年、昭和42年という昭和の時代でございますけれども、幾ら拡張期とはいえ、1つのがこれだけの事業をした。大変な時代に困難を乗り越えて先人たちが学校、病院をつくっていただいたことに私たちは敬意を払い、感謝をしなければなりません。と同時に、この成功を私たちはわかっているわけですから、もう1度この成功を考えてみてはどうですかと。今後、私たちが未来への大きな礎を築くことができるのか、これが問われている。  この人口減、収縮の時代に何かをつくることは並大抵のことではございません。拡張期ならまだしも、これから収縮に入ってまいります。ただし、この時代だからこそ行政に問われているのは、地域のリーダーとして大胆な発想、そして果敢な行動でございます。人口の減少をとめ、活気あふれるまちとするためのかなめは、やはり経済の活性、そしてその維持。雇用や市場の確保、経済的な価値や効果が発生し、維持されるもの、その基礎をつくっていかなければなりません。先人の知恵に従い、専門教育を通じた地域創生についてご検討いただきたい。  私の場合は必ず提案させていただきますので、2つ提案させていただきます。  まず1案が、教育による再生の一部分として、新しい高校専攻科を創設しましょうと。高田商業高校のさらなる活性化を企図するということで、愛知県で今、何が起こっているか。愛知県ではものづくり産業強靱化国家戦略特区を申請し、愛知県立愛知総合工科高校専攻科を創設、特区で認められたのは、教員人件費の普通交付税化、つまりお金がかかりませんよ、やってくださいよということなんです。この専攻科については教員免許は不要であり、トヨタなどの自動車産業から派遣された社員で構成され、地域産業へと人材を送り込んでいる。同校専攻科は私立大学である名城大学に委託運営、つまり公設民営で地域が必要としている人材を育成しているという例がございます。  だったら高田もやろうじゃないですか。愛知のトヨタ、これに負けない高田の何とか、これをつくっていこうじゃないかということなんです。高田商業高校も特区指定を申請して、専攻科を創設しようと。教員人件費などは当然、運営費は普通交付税化を図り、本市の財政負担をなくしながら大きな拠点をつくり、地域ニーズに合った人材育成を図るべきでしょう。また、多様な人材育成による活性化を期し、さらに就職と連携した実務的なものとなるような高校専攻科の創設を提案します。  せっかくなので、専攻科の1案としては、例えばここから1時間以内に両方とも、伊丹、関空、大体行けます。その中で、例えば航空産業への人材供給をできる専攻科。航空産業はまだまだこれから伸びます。間違いございません。航空貨物を扱う運輸や輸出入関連業務、空港や航空会社でのキャビンアテンダント、搭乗受付、ゲート案内、航空機誘導、特殊車両整備など、また機内食製造をはじめとする関連産業、こういった航空産業というのは非常にいろんな雇用を生みますので、これに特化した専門教育を行う専攻科を創設してはどうか。雇用確保の拠点となり、また多くの人が集うことによって経済的な価値の創出がされる。多くの利点があり、今後の本市創生の大きな基点、拠点となるはずでございます。  もう2案目を紹介させていただきます。教育による再生第2案、日本語教育、介護職への人材供給を想定した海外留学生の受け入れ拠点をつくろうと。実はこれから何が大きな問題になっているか。もう既に始まっていますけれども、介護事業者の人手不足でございます。あちらこちらの介護事業の中でも人手が不足している。もちろん原因は給料が安いからということに尽きるんですけど、やはり3K、厳しい状況に置かれているのは間違いない。  これからどんどん介護難民がふえてまいります。2025年、団塊の世代が75歳を超えていく。そういった中で、厚生労働省はこれから10年後に40万人、介護職が足りないと想定しております。この40万人、簡単に言いますけれども、現実にはどういうことかといいますと、これは介護保険なんです、制度じゃありません。保険ということは、掛けた人が平等にそのサービスが受けられなければならない。制度というのは、例えば途中で締め切ってしまっても構わないわけです。予算は10億円用意しました。ところが、6月で終わってしまいましたから、7月から12月までの人はもうだめですよというのは制度でございます。保険というのは、1年間を通じてしっかりとその払った金額に見合うサービスを提供していかなければならない。なのに、現実それはできなくなります、今のままでは。この問題は非常に大きな問題になっておりまして、今は実感がないですけど、実際、2025年を過ぎてこの問題が解決されていなかったら、ほとんどの人は介護のことで頭を悩ます世代がどんどんふえてくるのではないかと思います。  そういった中で、海外からの介護職を担う人材を養成する専門学校を公設する。現在の海外留学生がなかなか介護職になじめていない問題を解明し、実践的な教育機関として位置づける。当然ながらこれは国策に対応するものでございますので、特区申請をした上で運営費は地方交付税化していただくと。多くの人がこれによって大和高田に移住してくる。例えば1学年200人とした場合に、毎年200人の人口がここにやってくるので、これは国内人口減などものともしない。高田だけは優秀なになります。その中で、同時に教職員もふえ、市内消費減退にも大きく歯どめをかけることができる。多数の人々が学校を卒業してもまだ高田に住み続けることを想定した場合、本及び周辺についても介護難民の問題は発生することがなく、安心な老後を送ることができる。また、例えばこういう人たちが大和高田のいろんな空き家の方に住んでいただく、旧村、古いまちなんかですと、やっぱり今、どんどん空き家がふえております。3人、4人でシェアをして住んでもらえば、その問題も解決するわけであります。そういったさまざまな利点があるわけであります。  以上、教育による創生の市立病院、市立商業高校、市立看護専門学校などの経営ノウハウ、これが大和高田にはあるんです。教育による創生という新たな試みを通じて本を活性化させる、本当の大和高田の地域資源を生かした創生策をご検討いただきたいと思います。  以上でございます。ありがとうございました。 41 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 42 ◯市長(吉田誠克君) まず、南議員、大変ご苦労様です。資料をゆっくりと見させていただいて、わかりやすい説明もいただきました。しっかり参考にしていきたいなと、そういう思いをしております。まずはありがとうございます。  その中で、私なりに感じたことを二、三点。議員もそのときにおっしゃっていましたように、まず香芝と高田をお比べになりました。高田は市制70周年を迎えますし、香芝は市制20周年か30周年ぐらいで、若いぴちぴちとした、これから上へ向いて上がっていこうという、まだまだ途上のと、そして一定の年月を経て安定期に入った大和高田を比較されました。現実的に、全ての面で方向性とか立場が違ってくるのではないかなと、そういう思いをしておりますし、まず今、大きくは人口減少の中で、香芝の人口は一定ふえていく、そして高田は毎年のように500人、600人、ボディブローのように減っていく、ここにも大きな差がございましょうし、昭和の終わりから平成9年にかけて、高田は大きく人口がふえました。発展するときには大きな成長期を迎える、そして安定期を迎える、こういう差も大きな差ではないかなと、そういう思いをしております。  そういう中で、議員ご指摘のありましたように、高田は昭和10年に水道事業の事業認可を受けて、11年から水道事業を開始しております。そして、81年が経過した中で、施設につきましても、議員もご指摘がありましたように、老朽化しているのも事実でございますし、構造上、2クール、次の新しいのに布設替えをしていく、そういう時期に高田は入っております。そういう中で、今、香芝との差をご指摘いただきました。そういう厳しい環境の中にあります。そして今、大きく環境で変わりますのは、人口減少問題、そして水需要の減少、そういう中で、水道料金が大幅に減少していくであろうということが想定できますし、そういう中において老朽化していきます80年たった施設をしっかりと維持管理、そして継続をしていく、これが高田に課せられた大きな仕事である、非常に難しい仕事でありますが、やっていかなければならないなという思いをしております。  こういう中で、奈良県のファシリティマネジメントが提言をしてくれます中南和のエリア10市町村に対して業務の広域化や共同化について、それぞれの業務において補完できるようなところがないか、今、検討を重ねております。そういう中におきましても、奈良県がいつも市町村の横の連携と、そして県と市町村との垂直連携、そういうものも提案してくれています。そういうのを視野に入れながら、関係市町村で前へ進めていこうと今考えております。  そして、高田は今、橿原と窓口などの業務提携ができないか、ここ二、三年、話し合いを進めながら、平成31年10月の共同化を目指して歩調を合わせつつございます。そういう中で、成功裏にお互いの努力がもう少し必要ですけれども、しっかりとやっていきたいなと思っております。  そして、大きな変革をしますと、市民に大きな心配も与えます。そういう心配を与えないような形でしっかりとこの水道事業というのはライフラインの1つでございます。市町村が責任を持って行っていかなければならない重要な施策の1つでございますので、そこは安全で、そして安心をしていただいて、できるだけ議員もご指摘になりました安価な水が提供できるように、私なりに精いっぱい考えていきたいと考えております。  その他の具体の質問については、担当からまたお答えをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 43 ◯議長(沢田洋子君) 上下水道部長。 44 ◯上下水道部長(杉本勝正君) 南議員の、水道事業のご提言についてお答えいたします。  水道事業は水道料金収入をもって経営を行う独立採算制を原則としながら、市民の方に安定して水道水を提供する役割を果たしております。将来にわたって必要なサービスを続けていくことが求められております。  本市の水道事業の抱える課題といたしまして、人口の減少、節水機器の普及などによる水道料金収入の減少傾向が予測されます。また、老朽化した施設や給水管の更新工事、耐震化工事により多額の費用が必要となりますので、今後の水道事業経営は予断を許さない状況であるものと認識いたしております。  しかしながら、上下水道工事は市民の生活環境の向上、安全な水の安定供給、災害時に備えての耐震化などによりまして、常にライフラインを確保することを目的としておりますので、今後も財政状況を十分に勘案しながら、効率的な運営により財政基盤の安定化を図る必要がございます。  水道事業では、これらの状況を踏まえて平成31年度までに公営企業の経営に当たっての経営戦略を策定するよう国から通知がございました。本市水道事業におきましても、経営戦略策定に向けて、現在、経営状態把握のために経営比較分析表を作成しておりまして、その経営指標を活用し、現状の課題等を的確に把握して、経営の基本計画である経営戦略を策定してまいります。  今後も財政状況を十分に勘案しながら、効率的な運営により財政基盤の安定化を図り、市民に安全で安心できる安価な水を提供できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。 45 ◯議長(沢田洋子君) 4番南幾一郎議員。 46 ◯4番(南幾一郎君) 香芝は昭和41年に水道事業が始まる、大和高田は昭和10年ということは、これは私も承知しております。じゃ、香芝は昭和41年まで誰も水を飲んでいなかったのかということはございません。当時、香芝町ですかね、衛生部という形で、水道事業ではないですけど、水道のいろいろなさまざまなサービスを行っておりました。当然ながら、大和高田は昭和10年に水道事業としてやるということなんですけれども、何かあたかもその日から始まったというわけではございません。その中で、やはり、実はこの問題というより、1つの地方財政の中で比べるというのは非常に無理があるというのは私も承知しているんです。財政の問題を他市町村と比べて、なかなか答えが出ないというのは非常に難しい問題であることも理解しております。そうした中で、やはりもう1つは原点に帰って、市民の目線で、市民にとって本当に有益な方向はどういう方向なのか、これについては十分に私は検討の余地があると理解しております。その中で政策判断をしっかりとしていただいて、今後の水道事業に生かしていただきたいと思います。  以上です。 47 ◯議長(沢田洋子君) 教育長。 48 ◯教育長(早川博君) 4番南議員の、教育行政による大和高田創生に関するご質問にお答えをいたします。  南議員のスケールの大きなご提案をお聞きし、教育に携わる者の一人といたしまして、高田市内にある行政財産の有効活用や、高田商業高等学校、看護専門学校等で学ばれている生徒の皆さんの可能性について思いが膨らんでいるところでございます。  議員ご指摘のように、市立病院、市立高等学校、市立看護学校という3施設を全て持っている市町村は奈良県下では奈良と大和高田だけでございます。先人のご尽力に感謝するとともに、市民の宝物とも言えるこれらの施設の価値を高め、その意義ある活用を図っていくことは、現在の教育行政をお預かりしている私たちの責務であると自覚しているところでございます。  議員ご提案の内容につきましても、大変貴重なご意見としてしっかり参考にさせていただきながら、今後の地域資源の活用について、教育行政を預かる者としてしっかりと研究してまいりたいと考えております。  以上、よろしくお願いいたします。 49 ◯議長(沢田洋子君) 4番南幾一郎議員。 50 ◯4番(南幾一郎君) 実はこの質問をするに当たっての経緯をちょっとご紹介させていただきたいと思います。  私が滋賀県の研修所で出会った方がおられまして、その方といろんな話が盛り上がりまして、大和高田のことをいろいろと紹介させていただいた。その中で、市立病院、専門学校、商があるということに、え、そんな、すごいじゃないですかと。人口6万6,000人と言いますと、もう驚かれたわけなんです。そんな小さい都市でそれだけの社会基盤を持っているというのは珍しい、それは先人に感謝しなければいけない。そして、それは財産であり、また活用もできますよということの助言をいただきました。私も実は、自分でこれを言っておきながら、今までそれについてすごいありがたいと思ったことはなかったんです。ただし、その方にそうおっしゃっていただいて、自分もいろいろ考えてみた場合、市立病院がなかったらどうなんだろうか、看護専門学校がなかったらどうなんだろうか、市立商業高校がなかったらどうなるかと考えたときに、これはやはり非常に有益であると、他人に言われて実感したわけでございます。この方は先般、市長にもご紹介させていただきまして、いろいろとお話しさせていただく機会もいただきました。  特に今までの高田創生で、よくメイドイン高田と言います。私は前回、メイドバイ高田でもいいんじゃないかという意見を言わせてもらいましたけれども、3つのノウハウ、市立病院、看護専門学校、そして市立商業高校という、このノウハウが高田にはあるんですよ、これが非常に役に立ちますよと言われましたので、この質問をつくらせていただいた次第でございます。これは敬意を表して、その方にお礼を申し上げたいと思います。そして、この資源を生かした創生をこれからもしっかりと考えていただきたいと思います。  私は以上で結構でございます。 51 ◯議長(沢田洋子君) 暫時休憩いたします。午後1時、再開いたします。            午前11時50分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時再開 52 ◯議長(沢田洋子君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  次に、5番島田宗彦議員の発言を許可いたします。5番島田宗彦議員。            〔5番(島田宗彦君)登壇〕 53 ◯5番(島田宗彦君) 議長より発言の許可をいただきまして、5番、創生高田、島田宗彦、一般質問をさせていただきます。  質問に入る前に、市立高田商業高等学校の選抜甲子園出場を心よりお喜び申し上げます。対戦相手も決まり、選手皆さんが日々練習し努力された成果を十二分に発揮し、甲子園において大いなる活躍をされますことを祈念いたしまして、一般質問に入らせていただきます。  まず最初に、その高田商業高校の入試制度についてであります。  高田商業高校におきましては、近年、文武両道で年々学力のレベルも向上し、部活動のソフトテニス部は全国トップレベルであり、ここ数年の入学者選抜実施状況を見ましても、特色選抜入試で募集定員を大きく上回る出願状況であると伺っております。  しかしながら、文部科学省の調査では、2016年において全国の公立高校約3,600校の生徒数は約225万人で、ピークだった1989年の6割程度に減ってきております。先日実施されました奈良県公立高校一般入試の出願状況では全日制が1.07倍となり、前年度をさらに下回る状況で、年々減少傾向で県内13校が定員割れの状況にあります。  そのような状況において奈良県教育委員会は、平成27年度入試より、全国大会で活躍する御所実業高等学校ラグビー部ほか、県立高校の4校にて5つの部活動を対象に、特色選抜の全国募集を新たに制度化し、実施されております。地元の自治体と連携して県外生徒のサポートを行い、スポーツを通じた学校の特色づくりと地域の活性化を目指すとしており、御所実業高校におきましては、平成27年度は18名、平成28年度は13名と、県外からこの制度を利用し入学されております。  そこで、高田商業高校におきましてもソフトテニス部や野球部においてこの制度を取り入れ、全国募集を可能にすれば選手強化につながり、ひいては大和高田のイメージアップにもつながるのではないでしょうか。これに関し、市長、教育長のご意見をお聞かせください。  次に、孤独死についてであります。  民間の調査会社であるニッセイ基礎研究所が2012年に公表した資料によると、65歳以上の死亡者のうち6%弱が死後4日以上経過してから発見されており、その人数は男性で1万5,000人、女性で5,000人と、計2万人に及ぶともされております。2015年には年間3万人を超えるという推計データもあります。2014年に総務省が発表した結果によりましても、日本における65歳以上の高齢者の数は3,296万人と、過去最高の数字を記録。いまや日本は、全人口の約26%が高齢者となっております。さらに、ひとり暮らしをしている高齢者の数は年々増加の一途をたどり、平成22年の国勢調査では、65歳以上の高齢者のうち、男性で10人に1人、女性で5人に1人がひとり暮らしをしていることが明らかになっております。  大和高田におきましても、平成29年2月末現在で65歳以上の高齢者推計人口は1万2,734名で、高齢者のみの世帯数は約9,000世帯と推計されます。ひとり暮らしをする高齢者、いわゆる独居老人は今後とも全国的に増加すると見込まれており、2035年には高齢者のうち男性の16.3%、女性の23.4%がひとり暮らしをすることになると推計されております。  少子化、未婚率の上昇など、さまざまな事情から家族と世帯をともにしない高齢者がふえている中で、多くの高齢者が直面しているのが社会からの孤立と孤独死の問題です。一昔前までは向こう三軒両隣といった親しい近所づき合いがありました。しかし、最近では地域のつながりの減少や家族関係が希薄な家庭がふえ、地域の支え合う力が低下しているのではないかと思います。  孤独死という言葉がメディアに出始めたのは1970年代であると言われております。2005年9月にNHKスペシャル「ひとり団地の一室で」というドキュメンタリーで放映された、千葉県松戸の常盤平団地の孤独死問題は大きな反響があり、孤独死という問題への社会の注目度が高まりました。常盤平団地では、2001年春に死後3年が経過した男性の白骨化遺体が発見され、翌年にもコタツに伏したままで亡くなった男性が4か月後に発見されるという痛ましい出来事が相次いで起きました。  これを受け、住民の3分の1以上が65歳以上である常盤平団地自治会では、孤独死ゼロ作戦という取り組みを2002年から始められました。孤独死ゼロ作戦の主な取り組みは、65歳以上のひとり暮らしの方を対象に、緊急時に親族やかかりつけの医師に連絡するための安心登録カード、新聞配達時の見守り活動、コーヒーなどの飲み物が常備され、100円の入室料で誰でも利用できるいきいきサロンの運営などがあります。  痛ましい孤独死の事例をもとに、民間のIT企業でも高齢者の孤独死を防止するためのさまざまな対策に乗り出しました。NTTドコモは2015年6月1日より「おらのタブレット」という、タブレットに内蔵したアプリを通じて高齢者を見守るというサービスを開始しました。高齢者でも使いやすい画面にし、自治体からのメール配信による開封時の安否確認をしたり、血圧データが自動で保健師に送られたり、民生委員とのテレビ電話やメールで訪問の必要の有無を判断したり、多方面から高齢者をサポートできるアプリが搭載されております。今後、このような機器を導入することも検討課題ではないでしょうか。  内閣府が60歳以上の男女に行った調査によると、単身世帯、特に男性の単身世帯では、会話は1週間に1回未満、また、ほとんど話をしないが17.5%、また1週間に1回や二、三日に1回を含めると、日常生活でほとんど会話をしない人の割合が実に全体で28.7%という驚くべき状況がわかりました。日ごろから近所の住民とコミュニケーションがとれていれば、いざというときに頼ることもできますし、また周囲の人も気にとめる機会がふえ、そのときに高齢者のぐあいなどを知ることもできるでしょう。異変があったときにいち早く見つけるという対策だけではなく、ふだんから孤独にさせないために周囲が何をできるかを考え、行動していくことが求められていると思います。  これらのことを踏まえてお尋ねいたしますが、2012年の介護保険法改正の際に、見守りなどの生活支援を行うことが国や地方公共団体の責務として規定されました。これについて、本市ではどのような取り組みをされているのでしょうか。また、近隣他では関西電力など民間企業との間で見守り活動に関する協定書を結んでおられますが、本市ではそのような取り組みはなされているのでしょうか。ご答弁、よろしくお願いいたします。  次に、ごみ中継地建設についてであります。  平成27年12月議会において、山辺・県北西部広域環境衛生組合として10市町村によるごみ広域化事業に高田も参加することが議決されました。その後、平成28年4月に同組合が設立され、私もその議会の一員として施設建設に向けての議論をさせていただいております。  しかしながら、先般、市長の施政方針に対しての朝井議員の代表質問で、市長は中継地建設について、「かねてより地元になるべく早い時期に説明をさせていただきたいと考えていたが、4月中に説明する機会を設けていただいている」と答弁されました。既に決定より1年以上が経過した現在までに、市長自らが1度でも地元に出向かれてお願いされた事実はあるのか、お尋ねいたします。  平成27年12月議会での議論をする前の11月に地元住民ヘの説明会があり、私も同席させていただきました。昭和38年当時より10年間ほど野焼きの状態から始まり、ほこりやにおいがひどかったと、当時の大変な状況を聞かせていただきまして、私も衝撃を受けました。昭和46年に新炉を建設してから、施設及び設備の更新を経て、50年近くにわたり地域住民の皆様に多大なご負担とご迷惑をおかけしてきたことの重みを市長はどのようにお感じになっているのでしょうか。市長の施政方針には、広域化によるごみ共同処理に伴う施設整備の推進についての文言は入っておりますが、地元の中継地建設については何ら触れられておりません。  現在のクリーンセンター跡地に中継地建設を考えておられるのなら、施政方針の中のごみ処理対策事業の項目の中ではそのことも触れられるのが当然ではないでしょうか。ごみ処理広域化の施設と中継地処理施設は表裏一体であると私は思いますが、市長はどのようにお考えなのでしょうか、お聞かせください。  以上で壇上での質問は終わります。 54 ◯議長(沢田洋子君) 教育長。 55 ◯教育長(早川博君) 5番島田議員の、県外からのスポーツ特待制度による市立高田商業高等学校の入試制度についてのご質問にお答えをいたします。  島田議員ご指摘のように、奈良県では平成27年度より地域の活性化を目的といたしまして、県内で山辺高等学校、御所実業高等学校、榛生昇陽高等学校、十津川高等学校の4校で、高校入学後、各校が指定する運動部に所属をし、選手として3年間継続して活動する意欲がある生徒が志願できる全国募集を実施しております。この入試制度を導入することで高田商業高等学校が全国に名をとどろかせることは、高田にとりましても大変名誉なことであり、本市の活性化につながるものと考えます。  一方、市立という観点からしますと、市内の3中学出身者に一人でも多く、この伝統ある高田商業高等学校で学んでいただきたいという思いも強く抱いております。したがいまして、クラブ活動指定の全国募集につきましては、今後、どのクラブで募集をするのか、またその定員何名募集するのか等々、しっかりと研究、検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いを申し上げます。 56 ◯議長(沢田洋子君) 5番島田宗彦議員。 57 ◯5番(島田宗彦君) ありがとうございます。  教育長の思いはわかるんですけど、やはり市内の中学校を優先というのはわかるんですが、年々その生徒数も減少してきている現状もあるわけです。なおかつ、今のソフトテニス部を見ましても、合法的かとは思うんですが、やはり全国から高田に、一時的にせよ移り住んで入部されているという事実を聞いております。大体ここ数年で毎年10人程度おられるようです。野球部も、今回、甲子園に出られた中で、やはり活躍次第では全国から来たいという入部希望者が集まってくると思うんです。  つい最近の3月8日付の読売新聞の一面にも記事が載っていましたが、今週の公立高校入試で受験生を地元の都道府県などに限定しない全国募集枠を設けた学校は、22道県の134校にのぼり、ここ5年で2.4倍になったことが読売新聞の調査でわかった。少子化や過疎化を背景に、地方を中心に生徒の減少傾向が続いており、各地から生徒を集める狙いがあるとあります。  昨年6月議会でも質問させていただきましたが、小中一貫校の取り組みということもありました。教育環境の充実というのは、やはり高田の未来に向けて、その魅力を高めていく大変重要なプロセスであると私は考えるのですが、いかがでしょうか。先々、生徒数が減少してから考えるのでは遅いと思うんです。ですから、今からできる手だてとして、できることはいち早く取り入れていただきたいと思うわけです。  では、次の答弁をよろしくお願いします。 58 ◯議長(沢田洋子君) 保健部長。 59 ◯保健部長(笹岡貞宏君) 5番島田議員の、孤独死対策についてのご質問にお答え申し上げます。  一般的に言いまして、孤独死はひとり暮らしをしていて誰にもみとられずに亡くなった場合を示すものであると考えられますが、全国的にもまだ統計がはっきり存在しておりませんで、実態を把握することは困難な状態でございます。しかし、議員おただしのように、近年、マスコミ等で取り上げられている事案は確実に増加しているものと考えられます。  孤独死がふえた要因としましては、議員がご指摘の近所や地域のつき合いが希薄になったこと、そして核家族化で子どもと世帯をともにしない高齢者がふえてきていること、そして最近では、親とともに生活する未婚者が増加しておりまして、そのような方が高齢化したことなども上げられております。  対策としましては、地域の見守り活動として民生児童委員による70歳以上の単身高齢者世帯の訪問や老人クラブ等による友愛活動を通じた安否確認、そしてまた、ひとり暮らし高齢者に対し、発作性疾患を持つなど一定の条件のもとで緊急通報装置の設置等を行っております。  また、地域包括支援課におきましては、従来から虚弱な独居高齢者へのお弁当の配達による安否確認を実施しておりますが、介護保険法の改正も受けまして、平成29年度よりは社会福祉協議会や在宅介護支援センターに生活支援コーディネーターの配置を委託しておりまして、市民から見守りの要望があり次第、生活支援サポーター、そして民生児童委員、そしてその他必要とされるサービスにつなぎまして、継続した見守り、声かけも行っていく予定をしております。  また、閉じこもり等、自ら社会との交流を断つ方につきましては、新聞や郵便物等の確認等による見守りネットワークづくりを地域を挙げて行っていけるようにしてまいりたいと考えております。  あと1点、ご指摘の見守り協定なんですけれども、本市におきましては各種団体や企業、例えばおっしゃったように通信、電気、ガス、水道等の日々の生活痕跡を残すようなインフラ企業、そして郵便局やコープ等の宅配を有するような企業、そしてあと、生活と密着しております地元商店街、それらのところと高齢者との見守り協定をできるだけ早い時期に締結してまいりたいと考えております。
     以上、よろしくお願いします。 60 ◯議長(沢田洋子君) 5番島田宗彦議員。 61 ◯5番(島田宗彦君) ありがとうございます。  今現在、その協定は結ばれていないということだと思うんですね。近隣の橿原とか桜井なんかは結構積極的に結ばれているわけです。電力会社、ガス会社、そのほか弁当の宅配とか新聞の販売店ほかです。ですから、これらの協定を結ぶというのはそんなに負担もかからないし、早急に取りかかれることであると思うんです。民間の事業者も、その家庭に訪問する機会においてその手助けをしていただけるということやから、において予算が発生するとか、負担が起こるということではないと思うんです。ですから、できることは速やかに取り組んでいただきまして、庁内においても縦割り行政ではなく、庁内一丸となってそのことに関して、やはりいいことはすぐ取り組むということの姿勢でやっていただきたいということを要望しておきます。  では、次の質問によろしくお願いします。 62 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 63 ◯副市長(松田秀雄君) 5番島田議員の、ごみ中継施設建設に当たってのご質問にお答え申し上げます。  議員ご承知のとおり、クリーンセンターはごみ処理の広域化という方針が定まり、本市においてこの中継施設の建設が必要となっております。地元へは、かねてより早い時期に説明をさせていただきたいと考えておりましたが、本市といたしましても説明するに当たり、施設整備の根拠となる資料の整理が必要であるため、施設のあり方、整備内容の検討を今年度行ってきました。  内容といたしましては、ごみ処理の現状の整理と将来のごみ量の予測を行い、それをもとにした施設規模の設定、また本におけるごみの収集状況、天理の広域施設への搬入条件等を考慮した中継施設の設備方式を検討いたしました。また、現状では点在しております既存の粗大ごみ処理施設や資源ごみのリサイクル施設などを合理的に集約し、省スペース化を図り、余ったスペースに、例えば誰でも立ち寄れるような公園的なものの整備等を行うことも検討してまいりたいと考えております。これらをもとに、施設整備のスケジュールについても検討しております。  なお、平成27年12月大和高田市議会定例会において、ごみ処理の広域化に向けて山辺・県北西部広域環境衛生組合の設立についての議決をいただきましたので、その報告を兼ね、また中継施設の思いもありまして、市長が平成28年1月27日に曙町公民館において曙町の総代を含む役員3名と、また同日、同様の趣旨で今里町の総代には市長室まで出向くというお話をいただいておりましたので、市長が市長室において面談していただいておるところであります。  地元説明につきましては、ようやく資料が整い、説明する準備ができ、その旨の連絡等をとらせていただく中で、4月中に説明する機会を設けていただきましたので、本市の思いをお伝えし、それに対する地元の皆様の意見をお聞かせいただきたいと思っております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 64 ◯議長(沢田洋子君) 5番島田宗彦議員。 65 ◯5番(島田宗彦君) 平成27年12月のクリーンセンター施設整備特別委員会で審査し、賛成多数で参加が決まったわけです。そのときに私は市長に、自ら早急に地元に出向かれて、住民の皆さんに説明をしていただきたい、地域の声に耳を傾けていただいて、真摯に地元住民及び議会、市民に対しても対話をしながら進めていただきたいということを要望したはずです。これを早急にしていただきたいということは副市長にも話したはずです。なのに、片方で広域化の議論が進んでいる、1年以上が経過しているにもかかわらず、例えば総代や役員に対してお話はしているのかもわかりませんが、地元住民の方に対しては何ら説明もないわけです。耳を傾けますと、もうそんなん、中継地なんか要らんの違いますかという声もありますし、そんなんじゃ、地元今里には中継地に関しては協力できないというご意見もあります。  昨年3月議会での市長の答弁でも、中継地建設につきましては地元の皆様の、また市民の皆様のご理解をいただきながら進めてまいりたいと考えておりますと発言されております。それからもう既に1年が経過しているわけです。今、副市長が答弁されたように、施設の概要や内容というもの、それはもちろん大事ですけれども、やはり方向性として、今のクリーンセンターの跡地に中継地の立地を考えておられるのであれば、もっと早くから対話を重ねていくべきであると私は思うんです。  地元に反対運動が起こって、やっぱり絶対反対やとなればどうされるんですか。ちょっと安易に考えられているところがあるのかなと思います。市長の答弁を求めます。 66 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。 67 ◯市長(吉田誠克君) おただしでございます。安易に考えておるのではないかというおただしですが、私はこの問題は大変重要な問題であり、市民に理解を得ることができて初めて進んでいける問題と理解をしております。  私は一定の方向性が決まったら、すぐに説明に行きたいということを再三述べさせていただきました。それは、この3月10日過ぎにやっと土地の賃貸借契約が天理と天理教の間に結ばれた、まだ1週間たつかたたないかなんです。そして、今度は天理と組合とが土地の賃貸借契約をこれから結んでいきます。そういう中で、土地を借りることができて、やっとスタートラインにつけた、確実な話が地元へしていける、私はこの日を一日も早く来るように、天理には頑張っていただきたいということでお願いをしてきましたし、何かありましたら協力もさせてもらいますよということで、ともに組合としてやっていこうという話をやってきました。  今回、天理教の大きなご理解と、そして地元天理の大きなご努力によりまして、めでたく締結がなりましたので、早急に組合と結ばせていただいて進めていこう、そして地元にはしっかりとその趣旨、説明をしていきたいと考えております。それを4月に説明していけるような段取りを組んでいただいておりますので、しっかりと地元に説明をしていきたいと思います。  以上でございます。 68 ◯議長(沢田洋子君) 5番島田宗彦議員。 69 ◯5番(島田宗彦君) ありがとうございます。  長きにわたって大変なご迷惑をかけているわけです、地元に対して。ですから、市長の今おっしゃった広域化の方の段階を踏んでいかないかんという、それはわかります。しかし、これは10市町村がタッグを組んで、もう既に進めていっている段階で、その1つの段階を踏む中での土地賃貸借契約、今後、施設に進んでいくということなんですね。当然、その中継地というのは必要なわけです。ですから、地元の今里地区に中継地を設けるということは、やはりもっと早くから決められているわけですから、住民の皆様にもその経過というのは早くからお知らせできるようにしていただけたらなと思うわけです。ですから、これから4月に説明会があるということですが、どうか地元の皆様の目線に立っていただいて、真摯な態度で今後の地元交渉が円満に進みますことを要望しておきます。  最後に、2017年は高田商業高校の選抜甲子園の出場や、「天使のいる図書館」の映画封切りなど、よい話題がありました。今後も、市制70周年の行事や新庁舎の建設の計画もあります。どうか前向きで高田の輝く未来に向けての建設的な議論をできますことを祈念いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 70 ◯議長(沢田洋子君) 次に、3番森本尚順議員の発言を許します。3番森本尚順議員。            〔3番(森本尚順君)登壇〕 71 ◯3番(森本尚順君) 議長のお許しをいただきまして、日本維新の会、会派絆の森本尚順より質問させていただきます。  市民の方からご相談がありました内容での質問をさせていただきます。その内容は、大和高田に本店を置く株式会社A設計という会社が、虚偽記載で奈良県、奈良で設計工事等入札参加停止措置を受けていますが、大和高田でも停止措置を受けています。どのようなことで6か月も停止措置を受けているのですか、森本さん、調べていただけませんかと。悪いところを正してくださいという内容のご相談がありました。  私なりに調べました結果、平成26年6月23日契約の大和高田学校施設耐震改修設計業務、耐震補強計画・耐震実施設計(高田中学校)を落札された株式会社A設計の社長が、大和高田に提出していた一級建築士免許の写しは偽造したものであるということがわかりました。平成27年11月2日に大和高田は偽造に気づき、この株式会社A設計を平成27年11月4日から平成28年5月3日まで6か月、入札参加資格停止を行いました。停止理由としては、不正行為に基づく措置、入札参加資格申請書の建築士資格に関し虚偽申請を行ったためとあります。なぜこのような建築士免許証の偽造による建築士なりすまし事案が発生したのか、ご説明していただきたい。  次に、大和高田市営住宅についてお尋ねいたします。  平成28年11月中旬ごろ、私のもと、また後日、沢田議長、そのほかの職員の何名かに同じ手紙が送付されました。私のもとに大和高田住民と名乗る方からのお手紙をいただきました。その手紙の内容は、一部省略いたしますが、大和高田市営住宅の問題はどう考えているんですか。大和高田日之出町の市営住宅で他人名義で、第三親等ではなく、全くの他人が名義人へ賃貸料を支払い住居しておられます。今の段階で名前は触れないでおきます。そして、大和高田の職員の親が住宅で商売をなさっている件は。(大和高田東雲町です)と書いたお手紙をいただきました。  大和高田市営住宅に他人名義で契約されている第三親等以外の人が住まわれている住宅はありますか。  次に、市営住宅で商売をなさっているところはありますか。  手紙にも書いていましたが、本当にの職員の親が法律、条例違反をされているのでしょうか、お答えいただきたい。  これで壇上からの質問を終わります。 72 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 73 ◯環境建設部長(田中清隆君) 3番森本議員の、高田中学校施設耐震改修設計についてのご質問にお答え申し上げます。  高田中学校の事案発生についての経緯でございますが、平成26年6月20日に高田中学校施設耐震改修設計業務の入札を行い、株式会社A社が落札し、平成27年1月30日に業務が完了いたしました。その後、平成27年2月26日に高田中学校耐震改修工事(南館No.25)の入札を行い、特定建設工事共同企業体が落札し、平成27年8月28日に改修工事が完成いたしました。  平成27年10月末、建築物の耐震改修の促進に関する法律により、の施設の耐震補強計画結果を県に報告いたしましたが、高田中学校の耐震改修設計の担当技術者が記載されていないとの指摘が県よりあり、株式会社A社の代表者B氏で報告いたしました。しかし、県がこのデータ照会をしたところ、該当者が見当らないとの指摘があり、詐称の可能性が浮上いたしました。このため、本が一般社団法人奈良建築士会で代表者B氏の建築士の資格を照会したところ、一級建築士ではないことがわかり、代表者B氏の詐称が判明いたしました。  高田中学校の耐震改修設計に関しましては、実際に業務を行ったのは詐称した代表者B氏ではなく、株式会社A社の一級建築士です。本業務は、入札参加時に業務担当技術者(管理技術者と構造の主任担当技術者の2名)の記載を求めておりますが、この2名は正規の資格を持った建築士であり、その建築士が設計業務を行っております。また、設計業務の成果品である耐震補強計画を第三者機関である耐震判断判定審査委員会へ妥当性の判定を依頼しており、高田中学校の補強計画が適切であるとの判定結果を得ております。このように耐震補強計画の安全性が確認されておりますので、実際の耐震改修工事は安全適切に施工されております。  しかし、指名願いに虚偽の申請をしており、本市入札参加資格停止措置要綱の虚偽表示要件に当たりますので、直ちに大和高田業者選定等審査会で審議をし、平成27年11月4日から平成28年5月3日まで、株式会社A社に対し指名停止措置を行いました。  また、奈良県におきましても、平成28年4月27日から平成28年10月26日までの6か月間、虚偽記載により株式会社A社を指名停止しており、奈良も同様な措置をしております。  高田中学校の耐震改修設計についての経緯は以上でございます。何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 74 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 75 ◯3番(森本尚順君) 説明ありがとうございます。  ちょっとこれ、部長が今説明していただいたのは簡単なんですけど、かなり高田の事務の手続、そして今言われている部分で若干いいところばっかり言われていますので、1つずつ検証していきますので、約2時間ぐらいはかかると思うんですけれども、議員の皆様、おつき合いをよろしくお願いいたします。  それと、予算特別委員会でも私、ちょっと質問させていただいた答弁で、後日訂正とかそういうものが多々あったんですけれども、やはりこれは高田中学校の子どもたちが入っている耐震工事のことですので、命にかかわることですので、後日訂正ですとか、そして質問内容は2週間前に各部長に通知していますから、わからないとか、資料がないとかいう答弁はやめていただきたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、事務的なことから言わせていただきます。このA者が平成25年に高田に対しまして入札参加申込書をされておるんですけれども、この中で、本籍地と、そしてこの建築士事務所登録証明書には同じ住所を書かなければいけないのに、この人の住所は、本籍は三和町にあるものの、なぜこの建築士事務所登録証明書には日之出町の住所が記載されているのか。橋本次長の説明では主たる営業所と書いていればよしとしますが、高田の場合は本店所在地が記載されていることと書いていますので、この時点でここはおかしいということで指摘をしないのはなぜなんでしょうか。 76 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 77 ◯環境建設部長(田中清隆君) 森本議員の再度のご質問にお答えします。  事務所登録は日之出町でございますが、謄本が三和町でございます。  以上でございます。申しわけございません。 78 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 79 ◯3番(森本尚順君) それは私が言ったんですよ。だから、この参加申込書の審査要領というものがあるんですね。これに従って業者は登録するんです。その中で、本店所在地が記載されていることと書いてあるんですよね。だから、これは主たる営業所をこの人は書いているから、これは住所間違いだから、なぜこういう間違っているのに受理をされたのか。わかりますか、言うてる意味が。本店所在地というのはどこも1つしかないと思うんですけれども、なぜ住所が違う、登記されていないところで高田は受け付けたのかと言っているんです。 80 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 81 ◯環境建設部長(田中清隆君) 本店も主たる現在の所在地でございます。 82 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 83 ◯3番(森本尚順君) 建築士事務所登録証明書というのと、これ、法務局からとられている住所が違うでしょう。だから、高田の場合は両方同じ住所地にしていないと受理はできないはずなんです、要領が。愛知県ですとかそういうところは主たる営業所でも構わないと書いているらしいんですけど、高田の場合は、ここは合ってないからといって、過去にははねられている業者もいてるんですよ。でも、この業者はなぜ本店が登記されているところじゃない日之出町で通っているのかというのを質問しているんです。 84 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 85 ◯環境建設部長(田中清隆君) 本店も主たる営業所の所在地でございます。  以上でございます。 86 ◯議長(沢田洋子君) 暫時休憩いたします。            午後1時48分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時50分再開 87 ◯議長(沢田洋子君) 休憩を解いて、再開いたします。  3番森本尚順議員。 88 ◯3番(森本尚順君) じゃ、いつまでたってもお互いの主張が合いませんので、まあいいです。  次、この株式会社Aの社長と田中部長は、お会いされたことはありますか。 89 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 90 ◯環境建設部長(田中清隆君) 森本議員のおただしです。  私は会ったことはございません。  以上です。 91 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 92 ◯3番(森本尚順君) 副市長はどうですか。 93 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 94 ◯副市長(松田秀雄君) 全く面識はございません。 95 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 96 ◯3番(森本尚順君) 巽事務局長はどうですか。 97 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 98 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 会ったことはございません。 99 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 100 ◯3番(森本尚順君) 市長はどうですか。 101 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。 102 ◯市長(吉田誠克君) どこかの会議で会ったような記憶はありますけれども、個人的に親しいとか、知り合いとかいうわけではございません。 103 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 104 ◯3番(森本尚順君) ということは、お会いされたことはあるということでよろしいですね。  そうしましたら、これは事務的なことなんですけれども、巽事務局長が今、お会いされたことがないと言われたんですけれども、これは開示請求で出していただいた書類なんですけれども、委託業務完了検査検了書というものが3通あるんです。この中に、私は専門家じゃないのでわからないんですけれども、平成26年12月22日の分と平成27年1月30日、そして平成27年8月31日、3枚、業務完了検査検了書というものがあるんですけれども、これは、職員ですから名前を言わせていただきますけれども、勝山さん、竹村さん、巽さん、大中さん、そしてこのA社の免許を持っておらない社長が立会人として入られているんですけど、これ、普通に考えると、免許も持っていなくて知識もない人がこの完了報告書のこういった立ち会い検査に入って技術的なことをから質問されたときに、答弁できるんでしょうか。ちょっとこの辺、このとき、巽さん、本人が来ましたか。 105 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 106 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 私はこのときには課長補佐の大中に任せて、私は立ち会っておりません。後ほど報告はもらっています。 107 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 108 ◯3番(森本尚順君) 結局、ここに書かれている方は、部長、この場合は行かれたのは誰なんですか。 109 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 110 ◯環境建設部長(田中清隆君) 申しわけございません。行ったのは誰かというのは、今わかりません。  以上です。 111 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 112 ◯3番(森本尚順君) それじゃ、通常、この業務完了検査検了書というのを、ここに名前を書かれて判こがみんな押してあるんですけど、これはどういう部分で、私からすると、立会人と書いているし、職員が4名も書かれているので、当然、全員が参加したもので図面とかを確認したと私は思うんですけれども、これは一体何なんですか。 113 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。
    114 ◯環境建設部長(田中清隆君) 業務完了届け、検査の内容だと思うんですけれども、事業者が代表で来られる場合もございます。担当技術者と一緒に来られる場合もございます。  以上です。 115 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 116 ◯3番(森本尚順君) 私が聞きたいのは、設計知識のない、俗に言うばったもんのそういう人が設計を持ってきて、しかも子どもの学校の耐震工事の図面を持ってきて、もし役所側から質問されたとき、この方は何の権限もないですよね。でも、これ、ここへ来て一言でも仕事の内容の図面の話をしていたといったら、これは問題ですよね。その辺を聞いているんですよね。だから、この会議というのは別に納品だけされて、ただ単に後から職員の名前を入れ込んで印鑑を押しただけでもよしとするような書面なのですかと聞いているんです。これは一体何なんですか、この検査書というのは。 117 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 118 ◯環境建設部長(田中清隆君) 森本議員のおただしです。  業者への質問も出ますので、その担当技術者と、あるいは代表者と理解のできる人が同席するのが通常でございます。名前は代表者と連名で書くことがある場合もございますが、大体1人を書く場合が多いです。 119 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 120 ◯3番(森本尚順君) この場合、先ほど耐震工事には問題がないとおっしゃっていますけど、こういうところにもこのばったもんの社長じゃなく、ちゃんと許可を持っておられる方が名前を書かれて提出されているんでしたらいいんですよ。これ、図面もはっきり私は見させていただきました、教育委員会の方で開示請求をかけましたから。名前が載っていないですよね、ここの図面。ほかの設計士の書類とか、いろいろうちもビルを持っていますので、ビルの図面を見ましたけど、全部書かれた人の番号も全て書かれています。ここの物件、何も書いていないです。しかも、この立会人というところのほかの職員は全部判こを押されているんです。この方は押されていませんけど、これはよしですか。 121 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 122 ◯環境建設部長(田中清隆君) 立会人の場合は印鑑を押さない、押される場合もございますが、押さなくても了といたしております。うちのの担当検査官は印鑑を押すようになっております。  以上です。 123 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 124 ◯3番(森本尚順君) これ、2週間前から開示請求の書類も全部渡して、質問内容もある程度渡してやっているにもかかわらず、この部分、誰が参加したかわからない、巽さんの名前は書いているけれども行っていない、これはでたらめじゃないですか。これは巽さんは行かれていないのに、なぜ名前が入っているんですか。 125 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 126 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) ただいまの議員のおただしでございます。  主管課長として検査員、監督員の大中の方から報告を受けまして、主管課長として印鑑を押させていただいております。  以上でございます。 127 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 128 ◯3番(森本尚順君) 主管課長は福西さんじゃないんですか。 129 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 130 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 議員の再度のおただしでございます。  平成27年度でございますので、教育総務課長が私でございましたので、印鑑を私が押させていただいているということでございます。 131 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 132 ◯3番(森本尚順君) わかりました。  そうしましたら、この中学校の耐震が満たされていると言われていますけれども、私が開示請求をかけています書類なんですけれども、ここには調査結果が入っていないんです。教育委員会の方にもあるのかもしれませんけれども、いつ調査を、どのように、誰がしたのか、お答えください。 133 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 134 ◯環境建設部長(田中清隆君) 耐震補強判定書がございますが、この結果は平成27年1月26日に松阪耐震診断判定審査委員会がやっております。  以上でございます。 135 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 136 ◯3番(森本尚順君) それは株式会社A設計が耐震工事を入札して受注してから判定を受けたものであって、それが正解かどうかというのは、虚偽が発生してからは調査されていないということでよろしいですか。 137 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 138 ◯環境建設部長(田中清隆君) 議員おただしの件ですが、調査はしておりません。  以上です。 139 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 140 ◯3番(森本尚順君) そしたら、何か新聞の記事ですけれども、誰が言われたのかわかりませんけれども、の調査では耐震化に問題はなかった。は調査してないじゃないですか。されたんですか。 141 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 142 ◯環境建設部長(田中清隆君) 設計業務については、答弁でも申しましたように、一級建築士の持っている資格のある人間でやっております。判定委員会にも提出しております。その結果が耐震性に問題はないということで、高田中学校の耐震性は保たれているという結果でございます。  以上です。 143 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 144 ◯3番(森本尚順君) 先ほど言われた年月日の平成27年1月26日でしたか、これは高田が発注したものではないと思います。相手方のA社が名古屋の方へ出されたもので、は調査はしていないでしょう。 145 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 146 ◯環境建設部長(田中清隆君) 森本議員のおただしどおりです。  以上です。 147 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 148 ◯3番(森本尚順君) そしたら、いいかげんな会社がいいかげんな図面を出して、本来なら、これは私、奈良県の住宅課の方に聞いたんですけれども、全部が全部じゃないですけれども、普通は大体、奈良県の業者は奈良建築住宅センター耐震診断委員会という奈良にある委員会を使われるらしいんですけれども、ここは名古屋を使っておられるということなんです。余り評判もよくはないということも聞いております。専門じゃないので、どこが悪いとかという話は聞いていません。  でも、高田も知らずに平成27年11月2日に番号が虚偽ということがわかったということなんですけれども、わかってから何も調査はされていない。そして、平気で調査はした、耐震に問題がないと言いますけれども、その大丈夫だという根拠が私はないと思うんですけれども、その辺はどうですか。根拠を示せますか。 149 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 150 ◯副市長(松田秀雄君) ただいま森本議員のおただしにつきまして、具体的にが調査をしたかということであれば、その新聞の記事を見て言っていただいていると思いますが、松阪の判定所の判定結果というのは十分尊重できるという捉え方と、そして実際の実務に当たっていますのは一級建築士の資格のあった建築士によって業務が行われているというような諸点から、設計業務ないし建築施工については瑕疵がないと、安全であるというふうに捉えております。  また、施工管理におきましては、所定の技術者と契約して施工管理も滞りなくやってもらっているということでございますので、それらを総合的に判断させていただいて問題はないと、こういうふうに認識しているところでございます。  よろしくお願いいたします。 151 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 152 ◯3番(森本尚順君) 今副市長が言われたのは、何を根拠に言われているのかさっぱりわかりませんけれども、国の方からは、なりすまし事案が2012年ごろ横行しておるということで、奈良県、そして大和高田に、なりすまし事案が発生した場合は告発するようにという通達が出ているわけです。そして、国土交通省は平成24年から今に至るまで、かなりの方を告発していっています。その中で、関与が認められた建物については調査並びにそれらの安全性の確認を要請しているわけです。要請ですから、命令じゃないですから、するところもあればしないところもあるんでしょうけれども。でも、国ではこういうふうになっているわけです。当然、これは後で言いますけど、告発されている物件ではありませんので。  国は、このなりすまし事案というのは非常に厳しく、各都道府県、また地方公共団体に通達を打っていると思うんですけれども、この通達を知っておられましたか、田中部長。 153 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 154 ◯環境建設部長(田中清隆君) 当時、知り得ていませんでした。 155 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 156 ◯3番(森本尚順君) そうですよね。田中部長は今期、平成28年4月から今の職につかれていますので。でも、その下の方は見たことはあると言われておりました。ですから、やはり認識をしているにもかかわらず、この株式会社Aも明らかに偽造公文書行使等、刑法犯罪を犯していると私は思いますが、その辺、村上部長、どうですか。 157 ◯議長(沢田洋子君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 158 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 刑事訴訟法239条の2項のことを言っておられるのでございますか。 159 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 160 ◯3番(森本尚順君) いやいや、部長にもちゃんと、きょう、法規的なやつは勉強しといてくださいねと言って渡していますけれども、今言ったのは刑法158条です。 161 ◯議長(沢田洋子君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 162 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 刑法158条については、偽造公文書行使等の規定であると認識しております。専門家でないので、その辺ははっきりわからないと言えばわからないんですけど、当然、該当すると思われます。 163 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 164 ◯3番(森本尚順君) そうですよね。そして、虚偽の提出もされていますから、建築士法第26条第2項第2号にも該当すると思います。村上部長に言っても言えない部分もあると思いますので、余り責めたりはしたくはないので、責めません。  それと、一番問題に私が思うのは、高田中学校もなんですけれども、この株式会社A、ほかにもずっとこの高田の設計、入札参加されていたと思うんですけれども、そこら辺はどうなんでしょう。過去、この平成26年の仕事をとる何年も前から公共入札に入られているんですか。 165 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 166 ◯環境建設部長(田中清隆君) 指名は平成14年からやっております。平成21年に片塩中学校の施設耐震診断業務をやっております。平成26年度に今の高田中学校の耐震補強計画及び耐震実施設計をやっております。それと、同じ平成26年に学校施設耐震改修工事管理業務委託をやっております。  以上でございます。 167 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 168 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、平成21年の片塩中学校のときなんですけれども、このときのものは、もう免許証偽造の分とか、書類一式はもうないですか。ありますか。 169 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 170 ◯環境建設部長(田中清隆君) 指名願いの書類はございません。 171 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 172 ◯3番(森本尚順君) 何年保存されていますか。 173 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 174 ◯環境建設部長(田中清隆君) 切り替え時に処理をしております。 175 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 176 ◯3番(森本尚順君) それは大和高田文書規則別表の中ではどれに該当するのですか。私は12番の工事に関するものだと思うんですけれども、それでいきますと10年保存ですから、この平成21年の片塩中学校のときの分も残っていて当たり前だと思うんですけれども。 177 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 178 ◯環境建設部長(田中清隆君) 成果物としては残っておりますが、指名願いに関しては残っておりません。 179 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 180 ◯3番(森本尚順君) そうしますと、入れ替え時ということは2年だと思うんですけれども、どの規則でそれを2年と定めてやられているのか、ちょっと教えていただけますか。 181 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 182 ◯環境建設部長(田中清隆君) 指名願いに関しては文書規定には記載しておりません。  以上です。 183 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 184 ◯3番(森本尚順君) 記載されていませんて、その条例に当てはまらないようなものですか。ということは、こういう公文書にも残さんでええようなものということになってきますよ。重要なものじゃないんですか。だから、これのどれを準用されているのかを教えていただきたいと言っているんです。 185 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 186 ◯環境建設部長(田中清隆君) 文書管理表はございますけれども、そこに指名願いの更新時に差し替えるとなっております。 187 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 188 ◯3番(森本尚順君) どこですか。何ページの何番か言っていただいたら、私は持っていますので。 189 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 190 ◯環境建設部長(田中清隆君) 申しわけございません。契約監理室の文書管理表の中に2年ごとの更新で入れ替えるというように明記はしております。 191 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 192 ◯3番(森本尚順君) その書類、次の暫時休憩が入ったときに提出していただけますか。  そしたら、私が思うのは、当然、工事に関するものの書類に入ると思うんです。勝手に高田のルールをつくられてそうやっていると思うんです。もっと悪く言えば、この虚偽問題があったから、証拠品がなかった方が楽やから隠蔽されているのかなと私は思っております。  そして県からこの事案について、大和高田さん、告発したらどうですかとかいう類いの連絡とかはありましたか。 193 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。
    194 ◯環境建設部長(田中清隆君) 県の方から連絡はいただきました。  以上です。 195 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 196 ◯3番(森本尚順君) 大体いつ連絡があったんでしょうか。 197 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 198 ◯副市長(松田秀雄君) 平成28年の2月ごろ、県とのやりとりはございました。この件で、から刑事告発すべきではないですかというようなことではございました。  以上です。 199 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 200 ◯3番(森本尚順君) なぜされなかったんですか。 201 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 202 ◯副市長(松田秀雄君) まず、県の方もこの案件については、当然、県から連絡、報告があり、本が上げたB氏については建築士の登録がないということは県も十分わかった状況にありましたので、できればと県と両者でその対応ができないものですかというような投げ返しをしております。それについて、県の方はの方に登録が上がった段階での添付書類のコピーですが、そこにそういうものがあるんだから、できればでやってくださいよとやりとりはございました。  ただ、こちらとしてもいろいろ法律関係のこととも協議するような時間もございましたし、ある程度県の方も段階、段階でこちらへ連絡をしてくれるようなところもございましたから、すぐに時間的に淡々といけるようなものではございませんでした。  そしてもう1点は、先ほど申し上げましたように、公式な判定機関を経ながら県の方へも報告して、耐震補強計画を上げて、施工して、実際の業務に携わった人はれっきとした建築士の資格のある人においてとり行われていると。また、工事も所定内に完了していますことから、本市において特に現実的な損害があるのかということになれば、現実的な損害には至っていない。そしてまた、この件が平成27年中でございますが、明らかになるとともに、速やかに業者の指名停止措置、行政処分を行っておりますので、それらをあわせまして刑事告発には至らなかったという状況でございます。 203 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 204 ◯3番(森本尚順君) そしたら、損害が出ていないから告発をしないということは、損害が出れば罰せるけど、損害が出ていなかったらということは、これから、じゃ、こういうなりすましの建築士がんばんばん登録してきても、損害がなかったらいいですよという理論でよろしいですか。 205 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 206 ◯副市長(松田秀雄君) 決してそのようには捉えておりません。大変これは厳しいものだと受けとめております。 207 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 208 ◯3番(森本尚順君) 損害が出る、出ないとかじゃなく、そしたら、未遂に終わる事件は全てよしとするんですか。そういうのは、ちょっと副市長、おかしいん違いますか。それは正しいんですか。訂正されるんでしたら訂正されても構いません。 209 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 210 ◯副市長(松田秀雄君) 決して正しい見解とは捉えておりません。ただ、時系列の中で告発するには至らなかったという状況を申し上げたいと思います。 211 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 212 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、大和高田は国交省並びに奈良県からの通達を無視するということですね。国交省はもう5年前から、なりすまし事案があった場合は刑事告発するよう求める。そして、後で言おうと思っていましたけれども、これは全て建築確認申請を受け付ける自治体にも、確認申請書に記載された建築士の免許登録があるかなどをデータベースで照合し、確認するよう要請するとまで国交省は言ってきているんですよ。だから、これだけ建築士の虚偽が多いということで、1回1回、成果物を納品する、確認申請を出すたびに免許証を見せてください。そしてデータベースと照会して、本当の建築士ですねというところまでやれと言っているんですよ。でも、高田はしないというんですね。 213 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 214 ◯副市長(松田秀雄君) 今も国交省の技術的助言というんですが、各都道府県に国交省が通知した文書を私も持っております。平成24年7月18日付で、各都道府県の建築士行政担当部長宛ての文書のことを指して言っていただいていると思います。偽造免許証の写しによる建築士なりすまし防止及び所属建築士の定期講習受講の徹底について、今まさに森本議員がおっしゃっていただいている文書であると思っております。  これにつきましては、きょう、確認をこちらも急遽とらせていただいた中では、都道府県の部局へ通知をされて、本市に、といいますのは、各市町村かもわかりませんし、とりわけ本がそこを十二分に確認していないのかもわからないですが、本市においてはこの文書が、当時、県庁から発信されているということがございませんでした。それと、しかしながら大変重要なことでございますので、その内容を確認させていただくと、こういうなりすまし事案もあることから、県においては、もしもそういうなりすまし事案が発覚したときには、当該株式会社、あるいは建築事務所の開設者がなりすました者を告発する等の適切な措置を講じるよう、都道府県は開設者を指導することというような一文がございます。至極当然のことだと思っております。  ただ、その市町村に対して、これはこちらへもこの文書が来ていないと現時点では捉えておるんですが、市町村に対してこのような被害に遭うようなこと等があれば刑事告発をしなさいというような措置をあらわした文書にはなってはおりません。都道府県においてそのような十分な指導をしなさいというような通知文書であろうかと捉えております。  ただ、先ほどおっしゃっていただきました建築確認申請の許可権を持つような官庁といいますのは、例えば奈良県の高田土木事務所であるとか、住宅建設センターとか、あるいは政令市、中核において権限を持っておりますが、高田においてはその権限はございません。ただ、ご指摘いただいていることは大変厳しく、重要なことでございますので、しっかり業者登録、またそういうもろもろの業務履行に当たっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 215 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 216 ◯3番(森本尚順君) 今言われたように、奈良県から言われているんだから、都道府県から言われているわけでしょう。違いますか。 217 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 218 ◯副市長(松田秀雄君) 文書上は、高田にはこの文書は発信されていなかったということでございます。ただ、重要なことということは十分承知しております。 219 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 220 ◯3番(森本尚順君) 私の調査では、橋本次長はその文書は見たことがあると言われていましたけど。だから、見るとか見ないじゃないんですよ。事実、もう、じゃ、言いましょう。そこまで言われるんでしたら、これが犯罪であるということなんですから、副市長、あなたは刑事訴訟法の239条、公務員は犯罪があったと思料したときには告発をしなければならないとなっているんです。この件についてはどうですか。  今のなりすまし事案は、今、ああだ、こうだ、文書がどうのこうの言われていますけれども、これは犯罪なのか、犯罪ではないのか。犯罪だと思うんだったら、あなた、告発してください。書いているでしょう、刑事訴訟法。副市長ができないんだったら、市長にした方がいいですよと助言してあげてください。 221 ◯議長(沢田洋子君) 暫時休憩いたします。45分に再開いたします。            午後2時27分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時45分再開 222 ◯議長(沢田洋子君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  吉田市長。 223 ◯市長(吉田誠克君) 貴重な休憩時間をいただきまして、ありがとうございます。  議員の質問と職員の答弁を聞いておりました。私の中にも疑義が浮かんできました。大変恥ずかしい話ですが、6月議会まで3か月猶予をいただいて、法的根拠を含め、一から洗い直したいと思っております。6月議会には正式に報告をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 224 ◯議長(沢田洋子君) 次の質問の答弁をお願いいたします。  環境建設部長。 225 ◯環境建設部長(田中清隆君) 3番森本議員の、市営住宅についてのご質問にお答え申し上げます。  議員おただしの市営住宅についてですが、市営住宅に名義人及び三親等以内の同居人ではない人が住んでいるところがあるかということは認識しております。現在、市営住宅の管理戸数1,113戸あり、入居戸数870戸のうち、請書のない戸数が78戸、保証人がいない戸数が58戸であることを確認しております。  また、住宅を改造し商売しているところはございますが、その行為は公営住宅法第27条第3項、第4項及び大和高田市営住宅条例第27条、第28条に違反しております。口頭による通知や再度にわたる文書による通知を行い、違反している旨を伝え、是正するよう通告はしております。  また、家賃滞納者や不正入居者などへの法的措置は平成25年度より行い、現在まで法的措置件数39件、そのうち27件については、判決を得て住宅の明け渡しを完了しており、残り12件が訴訟の継続中でございます。  以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 226 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 227 ◯3番(森本尚順君) 予算特別委員会でも全体の戸数と住まわれている戸数、そして請書がない、保証人がないというあれなんですけれども、そもそも、1つだけちょっと田中部長、また要らないことを言うんですけど、私は昨年の9月議会で保証人のないところは何件ですかと。そしたら答弁で、今、調査中ですと。調査がわかり次第報告しますと言ったから今していただいているのかわからないんですけれども、先日聞いたときに、請書がないと。びっくりされて、それまで全然調査されていなかったということでしたけれども、結局、虚偽の答弁をされたんですか。 228 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 229 ◯環境建設部長(田中清隆君) 実態調査等は継続中ではございましたけれども、議員おただしの中で請書がないことに気づきまして、全て調査をしたわけでございます。申しわけございません。 230 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 231 ◯3番(森本尚順君) 調査中に請書がないことがわかったんじゃなく、私が開示請求をかけて、そして初めてえらいこっちゃということで調べられて判明したというのが事実だと思うんですけれども、そうじゃないですか。 232 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 233 ◯環境建設部長(田中清隆君) 議員おただしのとおりだと思います。  以上です。 234 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 235 ◯3番(森本尚順君) いつも部長にはお世話になっていますので、これからは虚偽の答弁はやめてくださいね。  そうしましたら、今後、この請書がない78戸、そして保証人が58戸、これは今後どうされますか。 236 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 237 ◯環境建設部長(田中清隆君) 住宅全般のことだと察しております。担当課をもとに会議等を開き、全課題を拾い上げて問題に取り組んでいきたいと思います。  以上です。 238 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 239 ◯3番(森本尚順君) いつもの答弁なんですけれども、もう副市長でも市長でもいいんですけれども、やはりこの住宅の問題、古くて建替えも10年後には多分、どこかの地域の部分では考えていかないと、やはり今で60年、50年たっております。10年後ということは、もう70年、60年、そして前も指摘しましたけれども、法律では水洗便所、そしてお風呂がついていなければならないですけれども、これもついていないということで、総合的に考えていただかなければいけないと思います。  具体的に、いつをめどにしてやっていくのか。いつもぬるいあれじゃなく、当然、後でも言いますけれども、条例上、ご商売をされたらあかんわけやけれども、されているところもひっくるめて、住宅全般を改革というか、正常に戻し、そして請書、保証人もつけていくと。非常に厳しい仕事だとは思うんですけれども、やはり今ちゃんとしておかないと、もうこれ、何でないかという質問はもうしません。もう、ないのはないんだから。78、誰かがほったのか、とってないのか、なくなったのか、もうそこは言いませんから。今言っているように、もう小さい話じゃなく、全体的と考えてどう進めていくか、そして会議もちゃんと行っておられないと思います。今後ほんまにするのか、そこをご答弁ください。 240 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 241 ◯副市長(松田秀雄君) 森本議員のご質問にお答え申し上げます。  前の議会の答弁とも重複しますが、今、公共施設の総合管理とか、住宅の長寿命化計画とか、やはりこれを大きく視野にして、前提にして取り組んでいきたいと思っております。  ただ、今般、予算も上げさせていただいた中で、吉井の市営住宅の敷地の境界確定等のための委託料なども、その環境を図っていくための第1段階として今そういう調査もさせていただこうとしております。そういうような環境面とかを整えながら、やがて統廃合を視野にしながら全体的な住宅管理を、建設を含めて、除却もそうですが、やっていきたいと思っております。  それとともに、今おただしの、このような請書の問題とか保証人の問題とか、こういうことの適正に向けては部局も私ももちろん含めまして、できるだけ1つずつ解決できるように、協議も十分積みながら取り組んでいきたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 242 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 243 ◯3番(森本尚順君) だから、毎回そういう答弁をされているんですよ。  じゃ、お聞きします。昨年1年間で、この住宅問題、吉井の住宅改良のことを除き、そして土庫の除却を除いた住宅全般にかかわる会議を何回、いつされたか、ご答弁ください。 244 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 245 ◯副市長(松田秀雄君) 正直申し上げます。私のところまでその部局をもって協議したということは残念ながらございません。ただ、部局において、日々業務の中でそのような検討の協議機会は設けてきてくれていると思います。当然、私も含めましてしっかり取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 246 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 247 ◯3番(森本尚順君) それは部局に振ってあげるのはかわいそうじゃないですか。人数の少ない中で、そしていろんな職員も仕事内容もふえてやっているにもかかわらず、自分は答弁して、その場しのぎで言っておけばいいですけれども、それを部局、すなわち職員に振るというのは、副市長、あんまりじゃないですか。あなたが答弁したんだから、あなたが主導してそういう会議をつくっていけばいいんじゃないですか。どうですか。 248 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 249 ◯副市長(松田秀雄君) 当然おっしゃっていただいているように、私にはその責任がありますので、精いっぱい取り組んでいきたいと思います。 250 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 251 ◯3番(森本尚順君) じゃ、今年はしていただけるんですか。 252 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 253 ◯副市長(松田秀雄君) 重要な業務でございますので、していくとかしていかないとか、あるいは成果がとかいうようなこともございましょうけど、精いっぱい取り組んでまいります。そういう意味では何らかの検討を講じていきたいと思っております。 254 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 255 ◯3番(森本尚順君) 全体の意見はこれからしていただくということですけれども、じゃ、副市長にお聞きします。この請書、そして保証人58人、これはどういうふうにされるのか、お答えください。 256 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 257 ◯副市長(松田秀雄君) もちろん部局とも十分話をさせていただいて、私もこれの全容を捉えていないというところもございますので、そういうことを把握させていただきながら、ともに進めていきたいと思っております。 258 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 259 ◯3番(森本尚順君) では、副市長、言っておきますよ。これ、請書、保証人、ないこと自体は住んでおられる方が請書も保証人もつけていた紙を職員がなくしたかもわからないし、もともとなかったかもわからないし、まずそこから調べていかなければいけないとは思うんですけれども、早急に、これは高田の住宅条例を見ますと、整えないとだめということになっているんです。その辺、よくご理解していただいていますか。 260 ◯議長(沢田洋子君) 松田副市長。 261 ◯副市長(松田秀雄君) 条例上、そういうような取り決めになっているということは承知しております。 262 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 263 ◯3番(森本尚順君) 私は条例や法律やばっかり言いますけれども、日本は法治国家ですから、法律、そして条例、それに従って職員の皆様もお仕事をしていただいている、そして市長もしていただいている、私たち議員もそういうふうにしているわけです。だから、先ほどの1問目の虚偽の問題でもありましたけれども、正直者がばかを見るような高田ではだめなんです。  市長も施政方針でも言われましたけれども、そしてきょう朝も島田議員も言われましたけれども、今年は高田商業が選抜に選ばれて、明るいニュースもあります。だから、私もこんな要らんことを言いたくないんです。でもやっぱり、正義の見方じゃないですよ、私は悪い人間ですから。でも、やっぱり嫌われ者もいてないと、まちは変わらないと思う。だから、僕は言うたら言いたい放題言っているかもわかりませんけど、副市長の方が僕はいいと思うんです。やりますとか適当なことを言っとっても、別にせんかっても守られていると思うんです。  だから、最後に、この住宅なんですけれども、さっきも言いましたけれども、本当に住宅課、そして建築部を主導して、今年からちゃんと請書、保証人、そういった部分を検討していただけますか。 264 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。
    265 ◯環境建設部長(田中清隆君) 議員おただしの請書、また保証人等の書類の整備について、本年度からやってまいります。  以上です。 266 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 267 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、先ほど田中部長も私の質問の中で、三親等以外の人が住まわれていますかというところもあったんですけれども、その辺も含めて早期に、やはり名義人と住んでいる人、そして請書、そして保証人、そういった部分をきっちり精査していってください。  そして次に、これは言いにくい話なんですけれども、質問しましたけれども、実際にこの市営住宅で商売をしたらだめだということは、先ほど田中部長の答弁にもありましたけれども、実際に職員の親御さんであるのかというのを一応確認しておきたいんですけれども、どうでしょうか。 268 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 269 ◯環境建設部長(田中清隆君) 職員の親御さんというのは、ちょっと個人情報ですので、申しわけありませんが答弁するわけにはいきません。 270 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 271 ◯3番(森本尚順君) それはどうでもいいんですけど。そうしましたら、これ、事実であるということで間違いないですか。市営住宅で何らかのご商売をされている方が何軒かある、は何軒ぐらいを把握されていますか。 272 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 273 ◯環境建設部長(田中清隆君) ただいま3軒は同じような営業をされているのは確認をしております。  以上です。 274 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 275 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、市営住宅では商売をしてはいけないという公営住宅法と条例に基づいて、高田は適正に措置をしていかれるとは思いますけれども、どのようにされるのか、ご答弁いただけますか。 276 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 277 ◯環境建設部長(田中清隆君) 今の3軒につきましては、今も弁護士相談も行っておりますが、現在で通告書を2回出しております。今後、また期日をはっきり決めながら、最終段階には最終日を決めて、それでなおかつ商売されているようであれば、法的措置にいくという方向になると思います。  以上です。 278 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 279 ◯3番(森本尚順君) 次も通告書を打たれるんですか。次は命令書ですか。 280 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 281 ◯環境建設部長(田中清隆君) 次につきましても、現在、弁護士と相談しております。2回出しておりますので、今までの流れも十分協議をいたしまして、命令書並びに内容証明とか、また弁護士と相談いたしまして実施してまいります。  以上です。 282 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 283 ◯3番(森本尚順君) 弁護士さんのところへ何回行かれましたか。 284 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 285 ◯環境建設部長(田中清隆君) この件については、ちょっとうろ覚えで申しわけございませんが、2回は行っております。期日はちょっと覚えておりません。  以上です。 286 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 287 ◯3番(森本尚順君) きょうも冒頭に言いましたけど、これは大事なんです。これはきょういきなりの質問じゃないですよね。もうこれ、部長とは去年の私が手紙をもらってからですから、かなりいろいろお話もさせてもらっているわけです。もうすぐそちらは逃げ道としては、弁護士さんのところに行っています、県に言うてます、国に言うてますとか言われますけど、調べていったら全然行っていなかったりとか、そんなん多いじゃないですか。だから、本当にもう1回弁護士さんのところへ行って、そしてその人たちも、長年高田が黙認してきたという部分も私はあると思います。だから、こんなん言うたら悪いですけれども、やっぱりあした出ていきやとかじゃなく、猶予期間も設けながら法的に措置を講じなければいけないということですから、一番いいのは、弁護士さんに早く相談して、そして来年の3月議会までにはそういった問題がないようにしていただきたいというのを要望したいんですけれども、いかがでしょうか。 288 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 289 ◯環境建設部長(田中清隆君) 森本議員の今のおただしですが、担当部といたしましても早急に弁護士と相談いたしまして、時期は今申し上げられませんが、早い時期に対応していきたいと思います。  以上です。 290 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 291 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、2時間もたっていないんですけれども、先ほどのは市長が受けていただきましたので、そして今も田中部長が来年の3月までに住宅の問題、やるとおっしゃっていただいたので、この辺で終わりたいと思うんですけれども、最後に、市長、この住宅問題、本当にいろんな問題があると思うんです。請書がない、保証人がない、商売をされている、老朽化している、いろんな問題がありますけれども、前も同じ質問をしたかもわかりません。市長は一歩踏み出していると言っているんですけれども、若干その一歩が僕の考えとまた違うんですけれども、来年、再来年でなくても僕はいいと思うんですけれども、やっぱりきっちり住宅問題を、小さく1個ずつ考えるんじゃなく、さっき言いましたような請書、保証人、そんなんは当たり前やと思うんです。そういうのもきっちりし、そして高田全体の住宅除却が、例えば今稼働しているのが900ぐらいでしたか、それを、空き家もありますから800にするとか、全体的なことを1年、2年かかって、そして建て増しされている住宅もあります。これははっきり言って条例違反です。そういった部分でも、出ていただくときには潰してねという確約も、僕はとっておいた方がいいと思います。結局、除却の建て増し部分というのも、の税金で除却をしていかなければいけない。それは非常にもったいない。市民がばかを見るのはだめです。  そういった部分で、最後に市長、住宅問題、もう一歩、二歩の問題はいいです。いつからもいいです。市長の思われるような答弁で終わりたいと思っています。どうぞ。 292 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。 293 ◯市長(吉田誠克君) 最終的にご指名をいただきました。  ご指摘のとおり、住宅問題は非常に難しい問題でございますし、長い経緯の中でいろいろ問題が積み重なってきた複雑な問題でございます。そして、公平公正で厳格に進めていきたいという思いの中にありますが、相手は同じく人同士、人間同士でございます。相手の立場をしっかりと聞かせていただいて、こちらの立場を理解していただく努力、精いっぱいやっていきたいなと思っております。  何よりも高田の発展、市民に希望を持っていただけるような高田づくりの中の1つでございます。前を向いてやらせていただきます。  以上でございます。 294 ◯議長(沢田洋子君) 3番森本尚順議員。 295 ◯3番(森本尚順君) ありがとうございました。  それでは、一般質問を終わります。ありがとうございました。 296 ◯議長(沢田洋子君) 次に、12番戸谷仁史議員の発言を許します。12番戸谷仁史議員。            〔12番(戸谷仁史君)登壇〕 297 ◯12番(戸谷仁史君) 「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」と申します。年明けのこの時期は非常に重要で、しかも印象的な時期でもあります。  3月議会では予算の審議もあり、この1年間、大和高田がどの方向に行くのかを決める重要な時期でもあります。また、私にとってこの時期は、非常に印象的な出来事も多い時期です。議員になりましてまだ2年目ですけれども、去年、今年と成人式に出させていただいて、ここでも非常に印象に残ったことがあります。  今年に関しては、一番印象に残ったことは、2つあるんですけれども、1つ目が成人代表の答辞でした。成人代表の方が答辞で、インドのことわざについて述べられました。皆さんもお聞きだとは思うんですけれども、私たちが生まれるときは泣いて生まれてくるけれども、周りが笑ってくれる。だから自分は死ぬときには笑って死にたい。周りが泣いてくれるように死にたい、そういう内容でした。  私はこれを聞いて、非常に感動しました。私たち行政に携わる者として、大和高田の市民皆さんが泣いて生まれ、笑って死ねるように、そういう人生を送ってもらえるように何ができるのか、真剣に考えてやっていかなければならない、そう私は心に誓いました。市民の皆さんの笑顔のために、今すぐに、ひたすらに、真っすぐに進まなければならない、そういうことを再認識させていただいたすばらしい答辞だったと思います。  では、質問に入ります。  まず1つ目、歌をもっと知ってもらいませんかということで質問させていただきます。  これが私が成人式で感じた2つ目のことなんです。去年も今年もそうだったんですけれども、コーラスひまわりの団員の方々が非常にすばらしく歌を歌ってくださいました。このコーラス自体もすばらしかったし、歌自体も非常にすばらしい歌だと思うんです。でも、壇上の方々もそうですけれども、新成人の方々もほとんど歌っていらっしゃらないんです。これはどういうことなのかなと思いまして、後で新成人の方々に、何人か知り合いが来ていらっしゃったので聞いてみたんですけれども、全員の方が、歌があることすら知らなかったとお答えされました。  こういうすばらしい歌があるにもかかわらず、今、全く歌を知ってもらえていない、この現状に関して市長はどのように思われますか。よろしくお願いします。  次、2つ目、動物の殺処分ゼロを目指してと題しまして質問させていただきます。  今現在、全国の保健所で多くの動物の命が奪われております。これに対して、今、殺処分をなくそうという運動が盛んに行われております。有名なところでは、東京都の小池知事は選挙公約で殺処分ゼロをうたっておられました。そして、東京オリンピック前の2019年までに実現するとおっしゃっております。また、芸能界ではSEKAI NO OWARIが殺処分ゼロプロジェクト「ブレーメン」を立ち上げ、動物殺処分ゼロプロジェクトの支援シングル「Hey Ho」をリリースされております。  このように、私は今、世の中が命のあり方について考え、進んでいこうとしていると感じております。これに対して大和高田ではどのように考えていらっしゃいますか。答弁をお願いします。  次に、働きたいお母さんたちヘと題しまして質問させていただきます。  今、子育て中だけど働きたいというお母さんは多いと聞いております。ただ、働きたいけれども働く環境がない、働けないというのが現状であります。私が新聞の投書で読んだ話なんですけど、あるお母さんが、「この子を背負って働けるなら時給400円でもいい。それで月2万円稼げれば本当に家計が助かるのに」とおっしゃるのを聞きました。皆さんはどう思われますか。確かに本では、保育園の待機児童はゼロだと思います。ただ、保育所に子どもを預けてフルタイムで働くというのが働き方でしょうか。これは男女共同参画にもかかわることなんです。なぜ問題かというと、女性に子育てか仕事か、この2択を迫っているのが現状だからです。  この答えを求めまして、去年、葛城にママスクエアというのがオープンしましたので、視察に行ってきました。ここでは子育て中のお母さんたちが、子どもを直接見れる場所で仕事ができる場所でした。オープンのときには30人の定員に対して3倍以上の応募があったと聞いております。また、テレビや新聞といったメディアにも取り上げられましたので、既に見に行かれた方もいらっしゃるかと思います。  大和高田では、働きたいと思っているお母さんたちの働く環境づくりについてどのように取り組まれているのでしようか、質問させていただきます。  次に、伝統のまち、大和高田と題しまして質問させていただきます。  皆さんにとって大和高田の伝統といえば何でしょうか。私にとってはだんじりが伝統だと思うんです。だんじりのおはやしを聞くことが多いんですけれども、やっぱり自分が子どものころも参加していたんです。そしたら、そのおはやしを聞くだけで心が躍る部分があるんです。また、非常に懐かしく思う部分もあるんです。  私の曖昧な記憶で申しわけないんですけど、たしか吉田市長も鐘をたたいてはったような記憶があるんです。すごい、やっぱり楽しい行事やと思うんです。これは多分、市長も体験してくださっているのでよくおわかりだと思います。この中にはほかのところで参加されている方々もいらっしゃると思います。そういうすばらしい伝統に対して大和高田はどのように考えておられるでしょうか。  最後に、ビブリオバトルとコミュニケーションと題しまして質問させていただきます。  1月に大和高田市立図書館でも第8回のビブリオバトルが開催されました。去年は小学生大会も開かれ、本市でも裾野を広げるという努力をいろいろなされていると思います。前回の一般質問でも話させてもらったんですけれども、2020年からセンター試験は大きく変わります。今以上にコミュニケーション能力が問われると聞いております。  では、コミュニケーション能力をみがくために何が必要でしょうか。ビブリオバトルというのは皆さんもご存じのとおり、書評合戦ともいわれ、バトラーが参加者に本のすばらしさを訴えるものです。そのためには、単に本に対する知識や情熱だけではなく、いかに伝えるかという能力も必要となってきます。コミュニケーション能力も、いかに伝えるかを考え、実際に話してみることによって得られるのではないでしょうか。  では、大和高田においては、このようなコミュニケーション能力向上についてどのようにお考えでしょうか。  以上、5つ質問させていただきます。答弁をよろしくお願いします。 298 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 299 ◯市長(吉田誠克君) 戸谷議員の、歌をもっと知ってもらうというおただしでございます。  ご存じのように、大和高田歌は市制30周年を迎える昭和53年につくられて、今なお市民の間で歌い継がれております。私は、この歌を先人が残していただいた貴重な財産であるという認識をしております。おほめをいただきました成人式、平成27年からコーラスひまわりグループにお願いをして歌っていただいております。ちなみに、この曲の作詞者は、ご存じのとおり高田の方で橋本竹茂さんの作品でありまして、「若い日本」は代表作として昭和38年、国民の歌に選ばれており、昭和40年に建てられた記念碑は、現在、市役所のところにも残っております。  平成29年度は市制70周年という大きな節目の年であることから、地域の和、市民の輪を広げ、さらなる市民の一体感と郷土愛を育むための、誰もが親しみやすい70周年の記念ソング的な作詞をしていただきたいなと考えております。歌がその制定から40年をたった今でも歌われておる、歌というものは時代が変わっても受け継がれていく、いい歌であれば受け継がれていくものと強く感じております。  ちなみに、みくちゃんのテーマを発表させていただいて、YouTubeで実に視聴回数7,000回を超えていると聞いております。かけがえのない歌、そしてみくちゃんのテーマも、そして今回つくらせていただきたい愛唱歌も含めて、より多くの市民が知っていただける機会をつくらせていただいて、また歌っていただける場を設けるなど、大和高田でいろんなところからいろんな歌声が聞こえるまちにしていきたいなと考えております。歌をはじめとする歌によりまして、大和高田市民であることの誇りと、ふるさとへの愛着を感じていただけるような、精いっぱいいい歌をつくって広めていく努力をしていきたいと考えております。よろしくお願いをいたします。  その他の質問は担当からお答えをいたします。 300 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 301 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。そもそも歌に関しては、市長は歌い継がれているとおっしゃっていますけれども、みんな知らないですよ。40年たっても周知されていないです。どうですか、職員の中で歌えるという方、どれぐらいいらっしゃいますか。非常に少ないと思うんです。そこが問題なんです。できてから40年たっているんですよ。それでもまだ知られていないんです。僕はそこがまず問題だと思っております。  非常にいい歌だと思うんです。コーラスひまわりの方も歌ってくださっています。あと、僕、1年間でいろいろ行事も出たりするんですけれども、成人式とコーラスのつどい以外で聞いたことがないんです。これに関して、予算特別委員会のときにも話があったんですけれども、やっぱり歌というのはの校歌やという話もありました。僕もそのとおりだと思うんです。校歌とかという意味で、まず国歌がありますよね。国歌に関しては、やっぱりオリンピックでは国の誇りを背負ってみんな歌うわけですよね。表彰式のとき、国歌が流れたら感動しますよね。  身近なところで言えば、市長も出身の商が甲子園に出ますよね。これを見に行って、もし勝ったらみんな商に誇りを持って校歌を歌いますよね。歌いたいですよね。じゃ、市長もおっしゃるように、自分がに対して誇りを持つために、やっぱり歌を知ってもらうということは非常に必要なことだと思います。  今、市長から70周年の話も出ましたけれども、周年記念というのはやりたい人がお金を出してやるものだと僕も思うんですね。僕も今年、うちの大学のクラブが90周年だったもので、90周年の記念コンサートをやりました。出る人間がお金を出しました。現役生は別にしたいわけじゃないということだったので、OBがみんなお金を出して、いずみホールでコンサートをやったんですけど。だから、今回、70周年記念イベントをやるときに、市民の税金を使うわけですから、市民が本当にやりたいのかというところが一番問題だと思うんです。  この問題に関しては予算でも聞きましたので、多分、市民がやりたいということなんだろうとは思っております。ただ、周知してもらうということに関しては、歌でもできていないのに、次、愛唱歌で本当にできるのか、このことについて少し答弁をお願いできますか。 302 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。 303 ◯市長(吉田誠克君) 市民が歌を覚えていただくのが目的か、それとも我が郷土を愛する人が手段として歌を誇りとして歌っていただけるのか、相互関係にあろうかと思います。私は郷土愛を育むために、歌というのも1つの手段であろうかと思っております。元気で誇れる高田というのが私の大きな目標でございます。その中の1つと捉えております。 304 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 305 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。市長の言うとおりだと思うんです。本当に誇りを持っての政治を行っていく、そういう市長の意思だと思うんです。それを僕らも感じなければいけないと思います。  歌に関して、なかなか知られていないということで、ちょっとほかの議員にも聞かせてもらったんです。やっぱりほとんど歌えるという方はいらっしゃらないんです。何人かは、流してもらったらそれに対して楽譜があれば歌えるという方もいらっしゃいます。家族に聞いたら、僕は一応歌えるんです、楽譜があれば。うちの妻もコーラスをやっておりましたので、歌えると言っております。そういう人を1人でもふやすためにどうすべきかということを考えてほしいんです。  70周年記念の歌もそうなんです。これが必要かどうかは余り関係ないと思うんです。どれぐらいの人が口ずさんでくれるかということが一番大事だと思うんです。愛唱歌という意味でつくられると聞いています。これは市民の皆さんが口ずさんでくれれば大成功だと思うんです。じゃその大成功をおさめるためにどのような仕掛けをするのか。それと一緒に、できれば私、すごいこの歌を好きなんです。だから、この歌も知ってもらえるようにどのような仕掛けを考えておられるのか、答弁願えますか。 306 ◯議長(沢田洋子君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 307 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) ただいまの戸谷議員のご質問にお答えいたします。  もともと高田はコーラスのまちでございますので、コーラス団体の方にこの歌、みくちゃんの歌、今度できる愛唱歌を歌ってもらうような機会をいろいろつくりまして広めていきたいと思っております。よろしくお願いします。 308 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 309 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  みくちゃんの歌も、JRの裏でみくちゃんが来てやっているイベントで非常によく流れていました。僕も思わず口ずさんでしまうぐらいよく流れていました。それと同じように、歌もいろんなところで流してみる必要があるんじゃないでしょうか。当然、愛唱歌もそうです。これから考えていきますと言ってやっていて間に合うんですか。予算化する前に考えとかなあかん話じゃないですかと思うんです。  だから、どういうところでやるのか、全部今やることを決めているわけではないと思うんです。ただ、こういうことを考えていますという具体例を2つ、3つでもいいので挙げてもらえますか。 310 ◯議長(沢田洋子君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 311 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) この愛唱歌につきましては、CDをつくるなりを計画しておりますが、歌についても、例えば幼稚園、小学校で歌っているような機会をつくるとか、そのようなことを考えていきたいと思っております。  以上でございます。 312 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 313 ◯12番(戸谷仁史君) 愛唱歌につきましてはCDにしてもらって、それで配って終わりじゃないということを思っておいてください。それを配って聞いてもらう、歌ってもらうというところが最終到達点だということを理解していただきたいと思います。  歌に関しましては、例えば市役所で始業のときと終業のときとか流すなりして、やっぱり市民の耳に触れる機会をできるだけふやしていただければ、もう少し市民の皆さんに周知してもらえると思うんです。そういうことも含めて、どれぐらい聞いてもらえるか、どれぐらい流しているかというところが非常に重要になってくると思いますので、その辺も含めてしっかり考えていただきたいと思います。
     歌はやっぱり校歌だと言っておられると思うんです。校歌というのは本当に自分がその学校に対して誇りを持っていれば、大体の方は歌えると思うんです。これは議員の方にも聞いたら、やっぱり校歌は歌えるという方は多いんです。私自身も、別にそんな大した大学を出ているわけでもないですけれども、小学校、中学校、高校、大学、全部歌えます。私は本当に誇りを持って歌えます。皆さんもそうだと思うんです。校歌に関しては誇りを持って歌えると思うんです。  そしたら、の行政に携わる人間にとって、を誇りに思うことと歌を歌えることはある程度リンクしてもいいんじゃないかと思うので、やっぱりの職員たちにももっと聞いてもらいたい、耳に触れる機会をふやしてもらいたいと思いますけれども、どうでしょうか。 314 ◯議長(沢田洋子君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 315 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 戸谷議員の再度の質問でございます。  私自身もはっきり言いまして、歌をすぐ歌えるかといいますと歌えない人間でございます。メロディーを聞きましたら歌えると思いますけれども、そんな状況でございます。皆さんが歌えるようにしていきたいと思っております。 316 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 317 ◯12番(戸谷仁史君) 現実として、今すぐ歌えと言われて歌える人は本当に少ないと思うんです。ただ、そのことをしっかり考えてほしいと。やっぱり聞かないと歌えるようになりませんので。みくちゃんの歌、先ほど市長も言ってくださいましたけど、YouTubeで7,000回の再生回数というので、やっぱりみんな聞いて知っている方は多くなりつつあると思うんです。それと同じように、歌や愛唱歌に関しましても、できる限り耳に触れるようにこれから努力していっていただきたいと要望しまして、終わります。  次の質問をお願いします。 318 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 319 ◯環境建設部長(田中清隆君) 12番戸谷議員の、動物殺処分ゼロを目指してについてご質問にお答え申し上げます。  本市におきましては、現在、広報誌「やまとたかだ」を通じて動物の適切な飼い方を市民の皆様に広くお知らせしているところですが、まだまだ動物の飼い方や接し方を勘違いされておられる方が多数おられます。  動物の殺処分については、動物愛護の観点から対応すべき課題として受けとめており、特に猫につきましては繁殖力の強い動物であり、殺処分される動物の中でも全国的に突出して多数を占めており、対策を重点的に進めていく必要があると考えております。  殺処分ゼロは行政だけでは解決できる問題ではございません。市民の皆様方をはじめ地域ぐるみでのご協力とご理解が不可欠であり、さらなる周知に努め、動物愛護の機運を一層醸成し、人と身近な動物の共生する社会の実現に向け、市民の皆様、県保健所とも協力し取り組みを進めてまいりと考えております。  何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 320 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 321 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  部長のおっしゃるとおり、これは行政だけでできるんなら苦労しないんです。特に猫に関しましては非常にふえております。  この件に関しましては生駒が非常に進んでいるという話を聞きましたので、ちょっと生駒で話を聞いてきたんですけど、まず一番大事なのは、元栓を閉めるということみたいなんです。というのは、普通、猫は今まで年2回の繁殖期だったんです。ただ、殺処分がふえてきまして、殺処分で殺されるのって7割から8割は子猫なんです。どういうことかというと、子猫がどんどんつかまえられて殺されるから、猫の繁殖期が今、年3回になっているんです。どんどん子どもを産むんです。こういうことを繰り返していては、いつまでたっても野良猫というのはいなくならないんです。  ということは、どうすればいいかというと、まず、野良猫の親猫に対して対処しなければいけないんです。単純にこれを殺して終わりかという話ではなくて、殺さずに去勢するなり、避妊手術するなりというところからスタートしていけばいいんじゃないかということが、まず元栓を閉めることだと聞いてまいりました。  そのための活動がTNR&Sという地域ねこ活動という話なんです。Trap(捕獲)し、Neuter(避妊・去勢)し、Return(もとの場所に戻す)ことによって、Save(人と共生していく)という取り組みなんです。こうすることによって、次の世代さえ生まれてこなければ、野良猫に関しては地域で見守っていけば10年かからずにいなくなる。  先ほど、猫の飼い方という話を部長がしてくださいました。猫の飼い方にしても、自分のところで繁殖させる気なければ、去勢もしくは避妊をすべきなんです。外へ出ていく生き物ですので、基本は家で飼えれば一番いいんですけど、どうしても外飼いの猫もいらっしゃいます。そういうときには去勢、避妊手術をしておかなければ、またそこでふえてしまうわけですから、そういうことで当然、としてもそういうことを啓発していってもらっていると聞いております。  こういう中で、地域で見守っていくということが必要だと言われています。生駒では、地域ねこ活動サポーター制度として設置要綱など、きちんと法制化されております。生駒、橿原、大和郡山では、避妊、去勢の手術に対して補助金制度が設けられております。この補助金制度も非常に高額かというと、実はそうでもないんです。3でも予算としては50万円しか上がっておりません。実際に一番使われている生駒でも30万円しか実際には使われておりません。  こういうことに関して、やっぱりまず地域ねこということの法制化と補助金制度というのは必要だと思うんですけれども、そのことに関してはどのようにお考えでしょうか。 322 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 323 ◯環境建設部長(田中清隆君) 戸谷議員の再質問にお答え申し上げます。  議員がおっしゃいましたように、、また町で、補助金は1頭で5,000円とか4,000円とか出されているところが多くございます。一応、地域と行政ということですので、議員がおっしゃる補助金に対しても今後は考えていくべきではないかと考えます。ただ、今ここでいつとか、そういう回答はできませんけれども、そういう補助に対してもこれはすべきだと思っております。  以上です。 324 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 325 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  これに関しても、すぐにしたら解決するかという問題ではないので、ちゃんと将来的には法制化していただいて、補助金というのも考えていただきたいと思います。  このTNR&Sの活動に対して、猫のボランティアの方がお手伝いはくださるんですけれども、結局やるのは地域なんです。そのことは地域の方々に認識してもらわなければいけない思っております。ただ、どうやってやったらいいのかというのがわからない事案が多いと思うんです。私の方も猫の話、野良猫の問題を聞くことがあります。例えば餌をやっている人が同じ地域内にいらっしゃるんです。夏なんかはやりっ放しになっているので、食べ残した残飯が腐ってにおいを発している、そういう話も聞きます。あと、そこらじゅうにふん尿をするので、非常に迷惑だという話を聞きます。  結局、これは地域ねこの会とか、そういうボランティアもあるんですけど、最終的に誰が得するかというと、これは猫を好きな人が得するんじゃないんです。猫を好きな人は、それに携わっていろいろ手を加えなあかんから大変なんです。でも、一番得するのは猫を嫌いな人なんです。何でかというと、最終的には野良猫がいなくなるからです。そういう意識をまず持ってもらうことが大事だと思うんです。  そういうことを広報してもらうとなれば、一般のボランティアさんがやるよりは、当然、がやってくれたらすごく早く広まると思うんですよね。いろんなことで情報の周知というのは非常に今、難しい時代になっております。ただ、そのことで一番できるのは、やっぱりだと思うんです。やっぱり市政だより、何だかんだ言って読んでいる人は多いです。よくホームページと比較されますけれども、ホームページを見られる方よりは断トツ市政だよりを見て調べられる方が多いです。そういうところでも協力していただけたらなと思うんですけれども、そのことに関してはどうでしょうか。 326 ◯議長(沢田洋子君) 環境建設部長。 327 ◯環境建設部長(田中清隆君) 戸谷議員の再度のおただしです。  ホームページ等についても今後は検討してまいりたいと思います。  以上です。 328 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 329 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  猫のことに関しても、猫の存在を誰かのせいにするのではなくて、地域の問題として地域で解決していく、それに対してやり方がわからない部分はそういうボランティアの方もいらっしゃいます。そういうボランティアの方にご協力願いながら解決していけたらと思います。  やっぱりいろんな問題、それぞれの地域で抱えておられると思います。そういう問題を解決するときには、やっぱり地域の方と、と、あとそれに関して専門の知識を持っておられる方と、この3者が協力し合いながらやっていけば解決できる問題は非常に多いと思うんです。  だから、この殺処分に関してもそうだと思うんです。地域の方に知ってもらうことであったり、地域の方と協力することであったりというところはボランティアさんにもご協力願えると思います。また、それに関して周知してもらうことであったり、お金の問題で補助金をつけるとか、そういう問題であったりというのはができることだと思います。と地域とボランティアの方々と、3者でしっかりタッグを組んでやっていただけたら、殺処分に関しても進んでいくと思います。  全国的にこういう流れになっておりますので、やっぱり命という問題がクローズアップされていると思うんです。これは教育の中でも必要だと思うんです。命の教育という面で、このボランティアの方がなぜこのことをやられているのかというので、その方は小学校のときに、やっぱり学校でウサギとかを飼っていたと。飼育委員をやっていた、それがもとだとおっしゃっていました。  今現在、なかなか小学校とかでも動物を飼っていることは非常に少ないと思うんですけれども、これに関しまして、学校教育の現場で命に関してどのようなことを考えておられるか、答弁願えますか。 330 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 331 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番戸谷議員の、命の大切さ等について学校での取り組みはとのご質問かと思われます。  生命の大切さに関する教育につきましては、これまでから学校教育における重要ポイントの1つとして捉え、指導に力を入れているところでございます。本年度は大和高田市立病院と連携し、助産師による命を大切にする心、他人を思いやる心を基盤とした性教育「いのちの出前講座」を既に7小学校、3中学校で実施しており、残す小学校1校につきましても、3月23日、実施を予定しております。このことにつきましては、今後も続けてまいりたいと考えております。  以上、よろしくお願いいたします。 332 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 333 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  先ほど南議員もおっしゃっていましたけれども、市立病院があるからできることですよね。非常に大和高田、市立病院があることでこういうこともできるんですよね。大和高田、そういう意味ではいろいろそろっているだと感じております。  命の問題に関しては、当然、人間の命だけではなくて、やっぱり動物の命ということもあります。よそのですけれども、動物病院の先生がそういうことをボランティアでやってくださっているもあると聞いております。そういうことも含めて、今後、命に関する教育というのは本当に大事になってきます。世の中、悲惨な事件もいっぱいあります。そういうときに、やっぱり命の問題というのを私たち自身もしっかり考えなあかんと思いますし、そういうことを子どもたちに知らせていけるのも僕らの仕事だと感じておりますので、今後ともそういう命の学習ということに関しては続けていっていただきたいと思います。  では、次の答弁をお願いします。 334 ◯議長(沢田洋子君) 市民部長。 335 ◯市民部長(吉岡輝明君) 12番戸谷議員の、お母さんたちの働く環境づくりについてのご質問に、初めに市民部よりお答え申し上げます。  就職を目指す子育て中の女性を対象に、本市とハローワーク大和高田が共催し、就職活動の進め方や保育所等の情報やハローワークの情報提供を行い、仕事と子育ての両立を図ることを目的に、マザーズセミナーを開催しております。平成28年度は10月に実施し、10名の参加がございました。また、そのマザーズセミナーと同時に、仕事と子育ての両立を支援している事業所との直接面談の場の提供も行っております。市内5事業所の参加をいただきまして、2名の採用が決定いたしました。  次に、女性の能力活用と家庭の両立支援等、性別にかかわらず誰もが働きやすい環境づくりを進めている事業所を大和高田いきいき会社宣言事業所として登録をしていただき、その取り組みを広く紹介して、働きやすい職場づくりの促進を図っております。現在、14の事業所に登録をしていただき、毎年2月に開催をいたします女と男(ひととひと)ハートアップフォーラムの場におきまして、優秀な事業所につきましては表彰をさせていただいております。なお、この表彰につきましては、県内12の中では本のみが実施をしている事業でございます。  今後も、働きたいお母さんのために事業を継続してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。  市民部からは以上でございます。 336 ◯議長(沢田洋子君) 福祉部長。 337 ◯福祉部長(安川盛久君) 続きましてまして福祉部より、12番戸谷議員の、お母さんたちの働く環境づくりについてのご質問にお答え申し上げます。  働きたいと考えておられるお母さん方は、さまざまな働き方を考えておられると思います。保育所に子どもを預けてフルタイムで働くという働き方、またパートタイムで短時間、あるいは短期間で働くという働き方などが考えられますが、では、このように多様なお母さん方の働き方の要望に応えるため、さまざまな事業を行っております。  まず、フルタイムで働きたいお母さん方には、議員もご承知のとおり、保育所、こども園での保育事業がございます。また、こども園の3歳児以上につきましては、保護者の就労状況が変わった場合でも、お子様の認定区分の変更を書類的にすることにより、そのままこども園に在園することが可能となっております。そして、パートタイムで働きたいお母さん方には、高田こども園、土庫こども園、高田西保育所での一時預かり事業に加えまして、市民交流センターの託児室での休日や夜9時までの託児事業を行っております。このように、働きたいと考えておられるお母さん方のさまざまな要望に応えられるよう努力してまいりました。  今後も働くお母さんたちの支援につながるように努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 338 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 339 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当に働きたいというお母さん方は非常に多いと思うんです。ここで何が問題かというと、フルタイムで働きたいという人は大和高田、非常に保育園も充実しているし、こども園もありまして行き届いているとは思うんですけど、そうじゃない、すき間の方々のことも考えているかというところなんです。  男女共同参画というので、よく横断幕が市役所にありますけれども、こういうときに何が問題になるかというと、女性の場合は育児をするか働くかという2択を迫られる場合が多いんです。そこが問題というところなんです。育児をしながら働くというのは、単純に保育園に預けて働くというやり方もあります。ただ、それだけじゃないんですよね。やっぱり目の届くところで見ながら働きたいというお母さん方も非常に多いんです。  その1つの答えが、やっぱり葛城にオープンしたママスクエアだと思うんです。これはテレビでも取り上げられて、僕もテレビを見て、あ、すごいなと思ったんです。見に行ってきたんですけれども、仕事をしながら、すぐそばで託児所があるわけですよね。そこで子どもたちがどうやっているかというのを常に、見ようと思えば見れる環境で仕事をしているんです。これがまず1つのやり方だと思うんです。  もう1つ、3月13日、つい先日、生駒でイコマドというのがオープンしまして、これは在宅で仕事をするテレワークという事業を推進する事業所みたいなんです。これはまだ僕も見に行ってはないんですけれども、これは高齢者とか女性が在宅で仕事をできる。ということは、子どもを自分が見ながら仕事できる、こういうのも考えておられるんです。こういうことを考えながら、すき間の場所って結構労働力があるんです。こういう労働力を活用する、そういう場所があれば、より市民にも住みやすいまちとアピールできると思うんですけれども、そのことに関してはどうでしょうか。 340 ◯議長(沢田洋子君) 福祉部長。 341 ◯福祉部長(安川盛久君) 戸谷議員の再度のご質問でございます。  私もママスクエアの地元に住んでおりまして、よくその横を見ながら、観察しながら走っておる状況でございます。その中では、保育所でいう未満児、大抵、3歳以上になると保育所等にお母さん方は預けておられます。そこではゼロ歳、1歳、2歳というお子様を預かっておられる、そして窓越しにお子様を見られるという状況を確認しております。  議員おただしのように、そういう場が本にとっても有効な働くお母さんの仕事の場となるか等につきましては、やはり今後検証し、そして生駒をはじめ葛城、そして先進地等を研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 342 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 343 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。本当にしっかり見ていただきたいと思います。  やっぱり女性に関してはM字カーブとよく言われます。結婚、出産を機にいったん離職して、また再就職する、このM字カーブは何が問題かというと、特に奈良県は右肩下がりのM字になっているんです。なかなか再就職できていないんです。そういうことも含めて、やっぱりしっかりこの辺は考えていただきたい。  あともう1つ問題なのは、結婚している家庭の方に子どもを何人欲しいかという調査と、実際に何人産んだかという調査をしてみると、やっぱり産んだ数の方が少ないんです。というのは、それだけ経済的な状況が悪くて、なかなか働けていないために、なかなか予定どおり自分が欲しいだけの子どもを産めていない、そういう状況もあるんです。そういう状況で育児を行うお母さんたちに、できるだけ負担の少ない形で少しでも働いていただいて、世帯収入の増加を図る、このことは出産、子育てに対する希望をかなえてあげるということになると思うんです。  そういう施設に関して、ママスクエアに関しても葛城に行ったときに聞きました。非常に応募も多くて、順調にいっていると。だから、規模を拡大したいとおっしゃっていました。近隣の市町村にも声をかけてやっていきたいと担当の方がおっしゃっていました。もしそういう話があったら、その話も聞いていただきたい。ママスクエアに関しては、王寺町と上牧町、もう既に手を挙げておられるそうです。首長も議員も、何人も視察に行かれています。実際に誘致の方向で動いておられると。また、葛城はこの誘致の環境整備に関しまして、地方創生加速化交付金を活用されております。ということは、ほぼ持ち出しゼロで葛城はこれをやっているんですよね。しかも、それを知ってもらって、葛城はいいよとアピールするのにマスコミが飛びついてくれました。これもただでできていますよね。やっぱり最初にやるというのは非常に重要なんです。ただ、まだ間に合います。今のうちにできるだけ早いところそういうことを考えていただきたい。イコマドみたいにテレワーク事業に関しても、もう既に天理や三郷町もこれに続くべく検討に入られているということです。  これに関しても、大和高田にとってできるかどうか、有効かどうかというのは当然検証しなければいけないと思うんですけれども、それが有効とわかったときには、できるだけ速やかにスタートさせてもらいたい。遅れたら遅れただけインパクトは小さくなります。早ければ早いだけ市民は喜んでくれます。どうせやるなら早くやって、より大きく市民に喜んでもらえる方がいいんじゃないかと思っておりますので、できるだけ早いこと検討していただいて、もしやるのであれば速やかにやっていただけたらと要望しておきます。  次、お願いします。 344 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 345 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番戸谷議員の、伝統のまち、大和高田、すばらしい伝統に対してどのように考えているのかについてのご質問にお答え申し上げます。  議員ご承知のとおり、伝統文化とは、長い年月の中で先人たちができるだけ原形をとどめるよう努力を重ねて受け継がれてきたものでございます。市内には有形、無形の文化財や生活の中で育まれてきた伝統文化が残されています。これらは地域の歴史や文化を理解する上で重要であるとともに、将来の文化の発展の基礎となるものです。このため、市民が文化財や伝統文化を身近に感じ、理解を深められるよう幅広く情報を発信していく必要があると考えます。  本市におきましても、民俗文化財や伝統文化について行政、地域、団体等により保存や継承の取り組みが行われていますが、後継者不足などのことにより消滅が危惧されている文化財等につきましては、記録を保存し、後世に残していく必要があると考えております。  以上、よろしくお願い申し上げます。 346 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 347 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当に伝統とか文化とかというのは、本も70周年を迎える古いですから、いっぱいあると思うんです。非常にいいものもいっぱいあるけれども、大切に守り育てなければどんどん失われていってしまうと思うんです。  本市でもいろいろイベントごともあるんですけど、例えば去年の12月23日なんですけど、第九を毎年やられております。去年が10周年だったんです。そのときに、市民交流センターのライトアップの点灯式とちょうど重なりました。こういうときに、一緒にやったらいいん違うかなと思うんです。例えば、僕は第九の方に出ていたんですけど、第九が終わってすぐその足で市民交流センターに行って歌を歌ったらどうやというのを思ったんです。それと同じように、だんじりもおかげ祭りと当たっているんです。だんじりに関しましては、基本、神事ですので日にちはずらせません。おかげ祭りも多分、そうだと思うんです。ここと決めたら、その日にちは簡単にずらせないと思うんです。そしたら、ただ単に別々にやっていたら、お互い、お客さんの取り合いだけですよね。でも、これを企画として一緒にやれば、お互いメリットがあるんじゃないかと思うんです。  まず、一緒にやればお祭りの規模として大きくなります。そうすれば、広報としてもやりやすいと感じると思うんです。やっぱり大和高田はだんじりが非常に優秀というか、一部のところでは有名らしいんです。おはやしに関しましても、これだけきちっとおはやしが残っているのは、奈良県下では大和高田だけだそうです。岸和田とか、大阪の方は結構残っているらしいんですけど、それだけ大和高田のだんじりというのは非常に優秀なわけですよね。だから、そのことも知ってもらうために、やっぱりと一緒にやったらもっと知ってもらえるんじゃないかなと思うんですけれども、今、だんじりとおかげ祭りに関して、一緒にやるということはやっぱり考えていらっしゃらないでしょうか。 348 ◯議長(沢田洋子君) 吉田市長。 349 ◯市長(吉田誠克君) だんじりの鐘をたたいていた、事実でございます。私は、実はあいているところへずっと、あれ行け、これ行けと回されていたので、全てできるようになりました。そういう感覚の中で育ちましたが、議員もわかっていただいていると思いますが、天神社、龍王宮の神事が1日違いでございます。それはあくまでも神事に対して氏子である町が豊年満作を祝って参加をするという修養行事でございます。が先頭を切って采配を振るとか、そういう考えは私は持っておりませんし、また、するべきではないと思います。そうすることによって、市民文化が長く続いていく、行政がいっとき手を出して大きくしますと、継続的なところで将来的には大変難しいことになります。やり続けられるのであればいいと思うのですが、それは不可能でございます。市民に任すところは市民に任せていった方が、私は結果として長続きするのではないかなと思っております。  以上でございます。 350 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 351 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  神事なので、非常に重要な事項なのでそういう考え方も1つだと思います。ただ、できるかどうか、やるかどうかは別にして、やっぱり話し合いの場はあってもいいんじゃないかと思う部分はあるんです。50周年のときにだんじりが全部集まりました。非常に壮観でした。お客さんもいっぱい見に来てくださいました。それからもう20年たちますけれども、その後どうやったんかなという思いもあるんです。もしできるのであれば協力しながら、大きくするだけでもない、大きくするのも1つの方法だろうし、お互い利用し合うのも1つの方法だし、お互い広報し合うのも1つの方法だと思うんです。だから、単純に1つのことをやるのに、お互いぶつかり合っていないということは重要だと思うんです。お互い邪魔だけはしないとかじゃなくて、邪魔する可能性があるのであれば、話し合いの場、そういう話し合いの場をつくるのはやっぱりじゃないとできないと思うんです。そういうところはちょっと考えていただけたらなと要望させていただいて、終わらせてもらいます。  次の質問をお願いします。 352 ◯議長(沢田洋子君) 教育委員会事務局長。 353 ◯教育委員会事務局長(巽正也君) 12番戸谷議員の、ビブリオバトルとコミュニケーションについて、コミュニケーション能力の向上についてのご質問にお答え申し上げます。
     コミュニケーション能力は、自分の思いや考えを相手に伝え、相手の思いや考えとの違いを理解し、尊重するために重要な力であり、教育活動のあらゆる場面を通し、身につけさせたい力の1つと認識しております。その育成のため、各学校では授業にディスカッションを取り入れたり、同じ課題に集団で取り組んでチームとしての答えを導き出したりする活動を実施しております。また、異文化交流学習やALTとの外国語活動、創作ダンスや文化芸術の鑑賞等は、1つの正解を見つけようとするのではなく、多角的な考え方や自由で柔軟な発想を生み出す豊かな心を育むことを狙いとしており、ビブリオバトルにつきましても、児童生徒の記録、要約、説明、論述といった言語活動を行う能力を培う活動として有効であると考えております。  今後もコミュニケーション能力の向上のため、グループ単位で協働して創作的な活動に取り組むワークシヨップ型の学習手法や、演劇的活動などの表現手法を積極的に授業に取り入れることで、子どもたちの生き生きとした活動を通じ能力の向上を図ってまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 354 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 355 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  ビブリオバトルに関しましては、非常に有効な手段としていろんなところで取り入れられております。小学校に関しましては、室蘭市立旭ヶ丘小学校では1年生の授業に取り入れられております。小学校1年生ですよ。でも、1年生でも平仮名を覚えたら絵本を読めるんですよね。個人がそれぞれ自分の好きな絵本を持ち寄ってビブリオバトルを行うということをやれば、非常に本に対する気持ちが盛り上がったりとか、同じ本を選んでいても、それぞれいろんな角度から好きなところを言ってくれる、人が発表していることを一生懸命聞く、そういう効果があると聞いております。やっぱり子ども同士がかかわり合うことができるというのは非常に有効だと聞いております。  ビブリオバトルに関しては大和高田でもやられております。ただ、もっと進んでいるところが、またこれも生駒なんです。生駒で、今週日曜日なんですけれども、第2回の全国大会が行われます。生駒でビブリオバトルが進んでいるということで聞きに行ってきたんですけれども、やっぱり学校全体も巻き込んで、いろんなところでやっておられるんです。12月22日、市長杯中学生大会、ビブリオバトルが行われました。市長も副市長のころにバトラーとして参加されていたそうです。非常に理解があって、何だかんだいって、やっぱり市長がやるというのは違うんです。市長が市長杯という名前をつけてくださると、非常に知ってもらえるんです。だから、一緒にバトラーとして参加してくれという思いもありますけれども、そこまでは言わないので、せめて1回見てもらわれへんかなと思います。  もしよろしければ、19日に全国大会、もう満員御礼なんですけれども、私は1つ席を持っておりますので、もし行ってくださるなら譲りますし、来週の土曜日、本市の市立図書館であるので、もしよかったら見ていただけないかなと思います。  どうしても今現在、本離れということが言われております。小学校、中学校でもいろいろ対策はとられていると思うんですけれども、それに対して若い世代から、ビブリオバトルのおかげで本が好きになったという話もよく聞いております。今、本に関しましては中高生の間で、非常に純文学が読まれております。予算特別委員会でも言いましたけれども、そういう事情もあるので、ビブリオバトルというのを、見られたことがある方はいいんですけど、もし見られていない方があれば1度見ていただきたいなと思うんですけれども、その辺に関しては、もしよろしければ教育長、もし見られていないのであればどうですか。1度見に来ていただけないですか。 356 ◯議長(沢田洋子君) 教育長。 357 ◯教育長(早川博君) ご指名ありがとうございます。戸谷議員のご質問ですが、私も見たことはございますが、今回、近くでそういう企画があるのでしたら、何とか機会を狙ってみたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。せっかくの機会ですので、単にビブリオバトルというのが最終到達点ではなくて、むしろそれを1つの契機にコミュニケーション能力というところを強く思われているんだろうというふうに認識しているわけでございます。  先ほど局長の方からもありましたが、私たち学校教育の中でも、自分の思いを正確に相手に伝えるということ、これは本当に大事だと思うんです。実は平成29年度から高田を中心にアンガーマネジメントというのを本格的に県下でも中心に取り組むことを狙っております。つまり、自分の気持ちをいかにコントロールして、怒り、また腹立たしいという思いを出すのは、これは間違ってはいないんですが、それをいかに表現していくか、そして正確に相手に伝えていくか、そういうことが子どもたちが学校現場で荒れたり揺れたりとか、そういったことにもならないという大きな枠で、大変重要なことの1つのように思っています。そういうことも含めまして、ぜひせっかくの機会ですので、また行かせていただこうかなと、そんな思いでおります。  以上でございます。 358 ◯議長(沢田洋子君) 12番戸谷仁史議員。 359 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  無理言ったみたいで申しわけないんですけれども、やっぱり教育長にしても市長にしても、副市長は最初、僕にビブリオバトルを教えてくださったのは、実は副市長なんです。そうやって副市長から教えてもらって、僕も第2回から参加しておりまして、この間、第8回まで続けて参加させてもらっているんですけれども、本当に非常にゲーム感覚なんです。子どもたちが参加できるゲーム感覚の遊びなんです。遊びでコミュニケーション能力であったりそういうのが積み上げられるというのは非常にいいことだと思います。  少しだけ、ちょっと紹介させてもらうんですけど、これはしおりなんですけど、生駒の市長杯の中学生大会のときに、ビブリオバトルだけじゃなくて一緒にポスターも募集しているんです。ポスターを募集して、そのポスターの最優秀作品をしおりの形にして配っているんです。こういう仕掛けもありだと思います。  今、本に関しては非常に純文学というのがはやっているという話で、国木田独歩の「武蔵野」なんですけど、僕はこんなん読むような人間じゃないんですよ。読んだんですけど、非常に難しかったです。ただ、このもとになっているこの絵、「文豪ストレイドッグス」という漫画の絵なんですけど、この漫画の本で国木田独歩というキャラクターが出てくるんですけど、非常に格好よかったです。それだけで思わず買って読んでしまいました。  こういうこともありますので、ビブリオバトルも含めて、コミュニケーション能力の向上のためにいろんな仕掛けができると思うんです。いろんな仕掛けを考えていただきたい。できたら、いろんなところの現場を見ていただきたいと思うんです。これはよかったよとあったら、逆に僕にも教えてください。僕もできるだけアンテナは張っているんですけれども、なかなか全部わかっているわけじゃないので、その辺も含めて皆さんと一緒にこれからも勉強していけたらなと思っております。  以上、今回も5項目とたくさんのことを聞かせてもらいました。全てに関して非常に誠実に、真面目に答えていただきましてありがとうございます。本当に大和高田というのは伝統と文化と教育のまちだと思っております。  先日、市長がタウンミーティングに出られておりまして、杉本清さんと対談されていました。そのとき市長が、来年度、教育に力を入れると、予算もしっかり入れるとおっしゃってくださっています。やっぱり教育のまち、高田だなと思います。市長の思いも非常に伝わってきました。ただ、足りないこともいっぱいあると思うんです。それは僕らも一緒に考えていけばいい話だと思うんです。私たち議員も含めて、理事者側の方々も一緒に、大和高田が少しでもよくなって、少しでも市民の皆さんが楽しく幸せに暮らせるまちづくりのため、私自身も今すぐに、真っすぐに、ひたすらに進んでいきたいと思いますので、またこれからもどうぞよろしくお願いします。  これで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 360 ◯議長(沢田洋子君) おはかりいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、あす17日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 361 ◯議長(沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これをもって延会いたします。            午後4時10分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...