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  1. 大和高田市議会 2016-06-01
    平成28年6月定例会(第1号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時1分開会 ◯議長沢田洋子君) ただいまより、平成28年6月大和高田市議会定例会を開会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長沢田洋子君) 本日、議会が招集されましたところ、議員各位には、何かとご多用の中ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。どうか、ご精励をいただきますとともに、議事運営に格別のご協力をお願い申し上げます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 ◯議長沢田洋子君) 市長より招集の挨拶がございます。吉田市長。            〔市長吉田誠克君)登壇〕 4 ◯市長吉田誠克君) 本日、6月定例市議会を招集申し上げましたところ、議員各位には、何かとご多忙の折、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。  さて、今議会におきまして、ご審議をいただきます案件であります。専決処分報告が1件、人事案件が1件、補正予算案が1件、条例案件が1件、和解案件が3件、契約案件が3件、以上10議案を提案しております。何とぞよろしくご審議をいただき、議決を賜りますようにお願いいたします。  続きまして、5月末日をもちまして出納整理期間が終了いたしましたので、平成27年度の決算の状況について報告申し上げます。  一般会計におきましては、12億1,100万円余りの実質収支黒字となり、実質収支では、平成22年度決算から6年連続で黒字決算の状況となっております。  また、普通会計実質収支においても平成26年度決算に引き続き黒字決算となった状況でございます。  今後も、強固な財政基盤の確立とともに、市民サービスの充実を目指して努力を重ねることを申し上げまして、開会の挨拶といたします。よろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯議長沢田洋子君) この際、閉会中において、所管事項調査として、議会運営委員会が開催されておりますので、報告を受けます。議会運営委員会委員長、14番仲本博文議員。            〔議会運営委員会委員長仲本博文君)登壇〕 6 ◯議会運営委員会委員長仲本博文君) 皆さん、おはようございます。  去る6月6日に開催いたしました議会運営委員会の結果は、お手元に配付の運営予定表のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。  次に、平成28年6月6日付で、中谷議員橋本議員南議員島田議員泉尾議員西村議員、そして朝井議員の7名による会派結成届が提出されました。会派の名称は「創生高田」であります。したがって、各会派の構成は、創生高田が7名、政友クラブが6名、公明党3名、日本共産党が2名となりました。  また、一般質問の制限時間につきましては、創生高田が3時間30分、政友クラブが3時間、公明党が1時間30分、日本共産党が1時間となります。
     次に、「次期介護保険制度改正における福祉用具住宅改修見直しに関する意見書」を議会運営委員会の有志で、「食品ロス削減に向けての取り組みを進める意見書」を議会運営委員会のメンバーで提出させていただきますので、よろしくお願いいたします。  以上、報告といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 7 ◯議長沢田洋子君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 会議録署名議員の指名について 8 ◯議長沢田洋子君) 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議会会議規則第81条の規定により      13番  西 川 繁 和 議員      14番  仲 本 博 文 議員      15番  森 村 和 男 議員 の3人の諸君を指名いたします。ご了承願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 会期の決定について 9 ◯議長沢田洋子君) 次に、会期についておはかりいたします。  本定例会の会期は、本日より6月17日までの5日間といたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、会期は5日間と決定いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 11 ◯議長沢田洋子君) 次に、本定例会地方自治法第121条の規定により出席を要求いたしました者は、お手元に配付の要求書の写しのとおりであります。ご了承願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 12 ◯議長沢田洋子君) 次に、監査委員より例月出納検査結果報告書が提出されておりますので、お手元に配付いたしておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 13 ◯議長沢田洋子君) 次に、平成27年度大和高田一般会計繰越明許費繰越計算書報告について、平成27年度大和高田下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書報告について、及び平成27年度大和高田水道事業会計予算繰越計算書報告についてが提出され、お手元の議案書の末尾にございますので、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会報告について 14 ◯議長沢田洋子君) これより、日程に入ります。  日程第1、国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会報告についてを議題といたします。  委員長報告を求めます。国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会委員長、8番砂原弘治議員。            〔国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会委員長砂原弘治君)登            壇〕 15 ◯国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会委員長砂原弘治君) 皆さん、おはようございます。  本委員会は、国庫交付金に係る虚偽報告等に関する調査を行うため、平成28年3月定例会において設置されました。  先般の臨時会において中間報告を申し上げて以降、5月27日に最終の審議を行いました。  以下、調査結果について報告をいたします。 1.調査の趣旨  地方自治法第109条第1項及び大和高田市議会委員会条例第6条第1項の規定に基づき、特別委員会を設置し、本事案の原因を究明するものである。 2.調査事項 (1)国庫交付金の返還の事務手続について (2)国庫交付金虚偽報告等の全てについて (3)市長事務委任事項について (4)再発防止のための方策について (5)その他関連する事務の全てに関すること 3.委員会開催状況 第1回委員会 平成28年3月14日 午前10時から ・事案全体の説明 第2回委員会 平成28年3月22日 午前10時から ・本郷大中線街路事業について質疑 第3回委員会 平成28年4月6日 午後1時から ・都市再生整備事業について質疑 ・両事業関連実績報告書提出以降について質疑 第4回委員会 平成28年4月19日 午前10時から ・「再発防止に向け、今後の業務のあり方」の提示に基づき質疑 第5回委員会 平成28年5月2日 午後1時7分から ・「国庫交付金返還等についての考え方と今後の方針」の提示に基づき質疑 第6回委員会 平成28年5月27日 午前10時から ・「文書による質疑に関する回答について」 4.調査結果 (1)概要と結果  本郷大中線街路事業のうち、用地・家屋補償及び都市再生事業のうち、アーケード補償の2事業に関し、国より国庫交付金返還指示を受けたものであります。  本郷大中線街路事業については、平成25年度に単年度契約した家屋補償において、事業予算の一部を平成26年度に明許繰り越しされましたが、平成26年度末をもっても、家屋の取り壊しが難航する中、事故繰越手続等をとらず、平成27年度においても事業が未完了であったが、虚偽の完了実績報告書を提出し、奈良県の検査で指摘されるところとなり、国より当該事業に対する国庫交付金返還指示を受けることとなった。  また、都市再生整備事業については、平成25年度国庫交付金対象事業として、市民交流センター東側市道の拡幅に伴う片塩本通りアーケードの撤去の交渉を行われていたが、難航し、補償契約に至らず、平成26年度に明許繰り越しをされた。平成27年1月に地元商店会補償契約を交わし、同年3月に補償金を支払われたが、地元商店会において取り壊しが行われない中、事故繰越手続等をとらず、平成27年度においても事業が未完了であったが、虚偽の完了実績報告書を提出し、奈良県の検査で指摘されるところとなり、国より当該事業に対する国庫交付金返還指示を受けることとなった。 (2)明らかになった事実関係・問題点 1)履行期限が近づいた時点で、残事業は容易に完了するであろうと状況を見誤り、事故繰越など事務的な検討がされなかった。事業進捗状況を組織として管理できていないため、この判断は曖昧なままに行われた。 2)土地取得及び補償工事完了検査については、担当課での実施にとどまることや支出命令書に写真の添付の定めがなかったことから、未完了にもかかわらず、契約相手方へ支払いが行われた。 3)平成27年6月23日に県へ提出された社会資本整備総合交付金完了実績報告書起案文書の決裁について、決裁規程により国への補助金申請及び実績報告市長決裁とされているが、部長専決により決裁が行われていた。 4)一連の事務の中で一部の公印の使用について、公印使用簿への未記載があるなど、公印規則の定める押印手続等にのっとった適正な事務が行われていなかった。 5)平成27年8月3日の奈良県による完了検査において、未竣工事案として指摘された旨を同年8月12日、市長報告し、早急に完了するよう指示が出された。 6)未竣工事案の発覚後、早急にアーケードの撤去及び家屋の解体が進められ完了した。これをもって市長が奈良県へ報告のため訪問した平成27年9月4日に完了実績報告書の提出がなされていたことを知ることとなった。10月19日に再び県を訪問した際に、それは虚偽の完了実績報告書となることを認識する。 7)平成27年12月定例会において、生じた返還金についての補正予算が提案されたが、法的に違反があったことを認知するに至るには不十分な説明のもとでの可決となった。 8)市として未竣工事案の責任の所在を確認し、「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」第12条及び「地方公務員法」第32条の規定に違反したことに対して、平成28年2月5日、関係者4人に給料100分の10減額2か月の懲戒処分が行われた旨、市議会報告があった。また、平成28年3月定例会において、報告された専決処分は、当該事態についての執行責任として、市長及び副市長の給料100分の20の減額を追加し、2か月間100分の40の減額とする条例改正であったが、全会一致不承認とした。 (3)指摘事項改善点 1)・法令遵守の徹底(研修の実施)  担当者それぞれに職務を遂行する意欲はあったと考えるが、「適正に」が欠落していたことは否めない。全職員がいま一度、倫理観法令遵守の意識を持つよう、職員研修を通じて努められたい。  ・検査体制の充実、支払審査厳格化公印管理見直し  適正な事務が行われているかどうかをチェックする機能を充実し、不正な事務を未然に防止されたい。  なお、これらについては、再発防止あり方として執行部より示されており、すでに実施されている。 2)事業進捗管理の徹底  曖昧なままに誤った判断が行われるのを防ぐため、事業を客観的に把握し、管理されたい。また、困難事案工事関係以外の事業においても、上層部部長級)が情報の共有化を行い、連携がとれる仕組みづくりをされたい。  なお、進捗管理については、今年度より集約する部署を設定された。 3)市長と職員との意思疎通が図られること  明らかになった事実関係の5)及び6)で述べたように、市長へは事業進捗状況として報告されたものではなく、未竣工事案として指摘され、発覚することが明らかになった時点での報告であった。また、十分に理解できる説明がなされているとは言えない。これは、組織としての連携が欠けており、市長報告しづらい風潮があると考えられる。市長には組織のトップリーダーの意識を改めて持っていただき、「自ら変わる」ことも実践されたい。  なお、平成28年2月5日報告関係者への処分及び3月定例会において不承認となった市長と副市長の減給は何らかの根拠が示されることがなかったが、本委員会において責任の所在を究明する中で、返還金を生じさせたことに対して「加算金」部分には「交付金返還を免れようとしていた」ことについての責任があるとし、「加算金」部分の補填を決定された。  終わりに、この報告をもって本委員会調査は終了することとなりますが、市長以下執行部においては、委員会からの問題点の指摘や改善点を真摯に受けとめ、再発防止と市政への信頼回復のため、万全を期すことを強く要望します。  また、大和高田市議会としては、今回の事案の発生を教訓に行政のチェック機能の強化に努め、議会の責務を果たしていく所存であります。  以上で国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会最終報告とします。  以上でございます。 16 ◯議長沢田洋子君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  4番南幾一郎議員。 17 ◯4番(南幾一郎君) 私も調査委員会委員でございましたので、報告自体に関しては、おおむねそのとおりで問題ないかと思っております。  ただし、少し問題を提起させていただきたいんですけれども、先週の土曜日、2日前ですね、実は、各新聞の折り込みチラシの中で、副委員長森本尚順議員意見表明森本尚順ニュースということで新聞を出されたと。その中の表現で、「また、調査特別委員会では市長を擁護し、速やかに調査を打ち切ろうとする委員もあり、犯罪隠蔽組織と危惧され、マスコミの注目も非常に大きい」という文章を書かれておられます。ということは、この調査特別委員会での議事進行の中で、そういった犯罪を隠蔽するような意図で行われた部分があったのか、もしくは、調査を打ち切ろうとするような、少数意見を尊重せずに多数意見で押し切ろうといったような委員会の進め方があったのかどうか、これを委員長質疑としてお伺いしたいと思います。 18 ◯議長沢田洋子君) 8番砂原弘治議員。 19 ◯8番(砂原弘治君) 今、議員からご質問をいただいた件でございます。  今の資料というか、この件については、知る由もないので私の方から答える必要はないんですけれども、今言われたように、委員会の進めについては、委員さんとともに公正・公平、また、とめるような質疑があったとは、私自身、考えておりません。  以上でございます。 20 ◯議長沢田洋子君) 4番南幾一郎議員。 21 ◯4番(南幾一郎君) 実は、私も全く委員長に同感であります。委員としてそう申し上げます。  これ、もともと委員長を決めるときにも、副委員長をはじめ政友クラブの方々が、ぜひとも砂原委員長にということで、砂原議員委員長に選ばれた。そして、副委員長砂原委員長が指名されて決まったということで、委員長、副委員長がしっかりとタッグを組まれてこの問題に当たるということで進められてきたということでしたけれども、残念ながら、副委員長の方が、今度、「市長を擁護し、速やかに調査を打ち切ろうとする委員もあり、犯罪隠蔽組織と危惧される」という表現を使われましたので、非常に問題がある行為ではないかということで、委員長にたださせていただいた次第でございます。  こういった委員会あり方について、犯罪隠蔽組織という言葉を使われた以上、私も、これはまだ、この場では委員長に対してこれがなかったということの答弁をいただきましたので、私もそれに同感でございますので、今後問題視していきたいと思いますけど、委員長の方で、こういった犯罪隠蔽組織はなかった、そして少数意見を封殺するようなことはなかったということを聞いておりましたので、十分得心いたしました。
     以上です。 22 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長沢田洋子君) ほかに質疑もないようですので、これをもちまして、本委員会調査の終了を宣言いたします。            〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長沢田洋子君) 10番向川征秀議員。 25 ◯10番(向川征秀君) ただいまの調査特別委員会委員長報告を受けまして、吉田誠克市長に対する辞職勧告決議を提案いたします。            〔「動議賛成」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長沢田洋子君) ただいま向川征秀議員から辞職勧告決議案について動議が提出されました。この動議は、所定の賛成者がありますので、成立しています。  おはかりいたします。  この動議を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本動議は日程に追加し、議題とすることに決しました。  暫時休憩します。            午前10時24分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時38分再開 28 ◯議長沢田洋子君) 休憩を解いて会議を再開します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程追加 市長辞職勧告について 29 ◯議長沢田洋子君) 本動議について、提出者提案理由の説明を求めます。  10番向川征秀議員。            〔10番(向川征秀君)登壇〕 30 ◯10番(向川征秀君) 市道本郷大中線街路事業及び都市再生整備事業において、本市が虚偽の報告によって国庫交付金を不正に受けていたこの事件は、市政に対する市民の信頼を大きく損ない、また交付金返還加算金支払いとして市財政に負担を来す事態となっています。  市議会平成28年3月議会において「国庫交付金にかかる虚偽報告等に関する調査特別委員会」を設置し、5月27日まで集中した調査を行ってまいりました。委員会での調査を通じて、公印の不適正な管理、市長決裁されるべき書類が部長決裁になっていた決裁手順の不徹底、金銭支払い時の点検の不備など、本市行政執行の深刻な緩みが明らかになっています。こうした行政の緩みが、虚偽報告が行われる土壌となっていたことは明らかです。  また、事業進捗状況の管理体制が現場任せであったこと、市長と幹部職員との間の意思疎通が不十分であったことが事態を悪化させた原因であることも判明しています。これらの問題により、今回の事件の発端となった2事業の遅滞の発生時、事業未竣工の判明時など、事件に至るまでの重要な場面において市がすべき対応を誤ることになっています。今回の事件は、単なる職員の不祥事ではなく、本市行政の体質的・体制的問題が表面化したものであり、行政が適正に運用されていれば回避し得た事件であると考えます。  市当局に対しては、この事件を徹底的に教訓とし、綱紀の粛正、体制の改革など刷新を進め、信頼回復再発防止に努めることを強く求めるものです。しかしながら、そのかじ取りを吉田市長に求めることには重大な疑念が生じています。  そもそも今回の事件が浮き彫りにした行政執行の緩みや体制上の問題は、12年間の吉田市政のもとで形成あるいは存続してきたものであり、職員との意思疎通の問題も含め、吉田市長も責任を免れません。  また、平成27年12月議会において、交付金返還加算金支払いを含む補正予算案を提出するに当たり、市長はすでに虚偽報告の事実を認識していたにもかかわらず、議会への説明にはそれを省いて専らやむなき未竣工の事案として議会に説明し、成立を求めています。その後、近畿地方整備局からの返還命令が決定した際にも、また、平成28年2月1日に関係職員に懲戒処分を行うに当たっても、虚偽報告の事実を含む事件の全容を議会報告してきませんでした。市長のこうした対応は、議会を欺き、事件の隠蔽や矮小化の意図を持っていた疑いを拭うことはできません。  事件によって生じた損害に対する関係者の責任追及に当たっても、地方自治法など法的手順にのっとり、その経緯や基準を明らかにして行うのではなく、内部的協議により関係者間で加算金の補填を定め、それをもって市の損害は実質的に解消したものとして決着としようとしています。このようなやり方では責任を不明瞭にし、将来にあしき前例となりかねないものであり、市民の理解を得ることはできません。  以上のことから、市議会としては、現在の吉田市政の継続のもとでは、市政に対する市民の信頼回復を進めていくことは困難であると考えます。吉田誠克市長に対し辞職を勧告するものです。  以上、提案理由であります。  同僚議員各位におかれては、何とぞ提案に対して賛同いただけますよう、また、賛同いただけぬ場合にあっても、どうか忌憚なく理を尽くした討論の上で採決いただけますよう、お願い申し上げます。 31 ◯議長沢田洋子君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長沢田洋子君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。  7番米田昌玄議員。 34 ◯7番(米田昌玄君) 公明党市議団として、意見表明させていただきます。  今回の交付金虚偽完了報告に関しては、行政としてはあってはならないことと考えますが、本郷大中線街路事業、片塩商店街アーケード撤去事業は、いずれも市民生活にとって重要な事案で、高田市の社会資本整備充実にとっても重要な案件と考えます。虚偽の完了報告は二度とあってはならないことと考えますが、処罰を考えるとき、地方公務員法、高田市の処罰規程に基づいたもので処罰されるべきと考えます。  今回の理事者が提示された処罰は、これに逸脱するものではなく、正当な処罰と考えます。  以上です。 35 ◯議長沢田洋子君) ほかに討論はありませんか。  5番島田宗彦議員。 36 ◯5番(島田宗彦君) 辞職勧告決議に対する反対の立場で討論させていただきます。  今回の提案者の思いは理解できます。この件は特別委員会でも幾たび議論してまいりました。また、市長として、職員との意思の疎通やそのリーダーシップなどにおいて欠如があったということに関しては否めません。  しかし、今回の問題では、本会に所属する議員議会及び特別委員会に対し何ら相談もなく、検察庁に告発されました。仮に告発どおりに起訴され、市長が法令違反についても司法当局の厳しい判断が下された場合については、本議会といたしましても毅然とした態度を示さなければなりません。ただ、司法に告発されたことで、その結論が出ていない中、現段階において辞職勧告については賛同できません。  以上です。 37 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。  14番仲本博文議員。 38 ◯14番(仲本博文君) 今、反対討論のことに少し触れさせていただきます。  私自身、告発した人間でもありますし、やはりここははっきりしておかなければいけないと思っておるところでございます。  今、辞職勧告決議案が急に出たわけですけれども、この内容を休憩の時間に読ませていただきました。中に平成27年12月議会において、説明不足があったということに関しまして、やはり議員に賛同を得たいという中から、わかっていながら隠蔽をしたということに対して、私はこの部分に対しては本当に賛成できるのかなと思っておるところでございます。その中で、今後こういうこともあってはいけない、それとまた、ぬるぬるになってしまった高田市の中の職員さん、理事者側のことにもかかわってくると思います。  その中で、私、告発をしたわけでございますけれども、資料のある中でしておることでありまして、別に誰を逮捕しよう、どうするということではなく、司法の場でどういうふうな裁きをしていただけるのか、実際受理していただいたわけでもありません。それは提出しただけであって、もしそれが起訴されることになった場合は、辞職勧告決議案以上のもっと厳しい処罰が下されるのではないかと思っております。  辞職勧告決議案というのは、市長、考えなさいよと、市長の判断でできるわけです。といって、議会は両車輪で回っていかなければいけないということで、議会からの1つの牽制だと私は思って、この決議案に対して賛成の立場で討論させていただきます。 39 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。  3番森本尚順議員。 40 ◯3番(森本尚順君) 私も動議に賛成の立場でお話しさせていただきます。  まず、最初なんですけども、私も仲本議員と一緒に告発をしております。今、仲本議員が言われましたように、1つだけ言わせていただきたいんですけど、受理の解釈が仲本議員の方は弁護士さんから言われて受理をまだしていないという考えなんですけども、私の弁護士さんと党の見解としては、現在で、もう受理、捜査も若干始まっているので受理という部分なので、その辺は、皆様、誤解を招かないようにしていただきたいというのが1つ。  それと、賛成側から言いますと、やはり、今回の問題は、委員会等々で調査をしましたけども、虚偽報告以前に公印の不適正な管理、そして市長決裁されるべき書類が部長決裁になっていたとか、そういう決裁手順の不備もたくさんあり、そして金銭支払い時も、やはり点検の不備などがあったということで、いろんな部分で虚偽報告をなされる土壌があったということ。そして、6回の特別委員会の中でも、やはり、市長議会を軽視されたり、また、真摯に答弁をしていただかなかったと、もろもろありますので、私は賛成の立場として発言させていただきました。 41 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。  4番南幾一郎議員。 42 ◯4番(南幾一郎君) 辞職勧告決議案に反対の立場から討論をさせていただきます。  まず、確かに当初の市長、そして市行政の対応に問題がなかったのかといえば、それはあっただろうと。そしてまた、職員との意思疎通等々についても、これは確かにあっただろうと思います。  しかし、現実に、かばうわけではありませんけども、例えば、全国1,700ある市町村、どこに意思疎通がしっかりできている市長がいるのか、町長がいるのかと。ただし、これは問題の論点から外れるのでやめておきます。  現実には、これは一連のプロセスとして考えるべきであり、そしてまず、この12月の議会報告、そして3月から委員会が開かれた。そして、委員会の中でさまざまな問題が提起されました。現実に、最終的に決着がついたのは、加算金部分については市長170万円、副市長150万円、そして職員150万円の470万円が返済されると。そしてまた、今回の問題をしっかりと捉え、責任を感じたということで、市長235万2,000円、副市長97万2,000円という、さらに責任を示されたわけでございます。私は、この一連のプロセスとしてこの問題を捉えた中で、やはり市行政としてしっかり対応されたという判断をしているわけでございます。  申しわけないですけれども、私は議員として申し上げますと、こういった案件で一々辞職勧告決議、もしくは当初不信任案という意見もあったようにお伺いしておりますけれども、そういうことを一々するべきではない。もっとしっかりとした事案でやればよいのであって、このような事案で一々そういったことを上げていきますと、高田市政での足の引っ張り合いかというような思いもするわけでございます。  これはあくまでも個人的な所見ではございますけれども、やはりしっかりとこれから高田市が前を向いて市政をどのようによくしていくかといった形の討論をすべきではなかろうかと。1つの事案があれば、間違いなくこれを意思疎通がなかった、あれが問題あった、これが問題あったということで、辞職勧告決議もしくは不信任案等々の意見に、表題に決議という議会が絡まれますと、どうも違うのではと思います。  以上の立場をもちまして、私は辞職勧告決議案に対しては反対の立場を表明させていただきます。  以上です。 43 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。  12番戸谷仁史議員。 44 ◯12番(戸谷仁史君) 辞職勧告決議案に関して、賛成の立場で討論させていただきます。  今回の件に関して、議会の場で行うべきは政治的判断だと思います。これに関して、司法の場で行われるのは適法か不適法かという法律的な判断であると思います。この議会の場では、適法か不適法かではなく、適切か不適切かに関して議論すべきだと考えます。  調査特別委員会において、吉田市長の対応を聞いておりました。これに関して、市長の対応は、市長として適性を欠く、疑義を生じる、そういうふうに感じました。  よって、私は辞職勧告に関して賛成の立場で討論させていただきました。  以上です。 45 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長沢田洋子君) ほかに討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件は可決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 47 ◯議長沢田洋子君) 起立少数と認めます。よって、本件は否決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 報第4号専決処分報告について 48 ◯議長沢田洋子君) 次に、日程第2、報第4号専決処分報告についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、市長の説明を求めます。吉田市長。            〔市長吉田誠克君)登壇〕 49 ◯市長吉田誠克君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  本件は、5月31日付をもちまして、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、補正予算専決処分したものであります。  その内容でありますが、地方自治法施行令の規定に基づき、平成27年度決算において、実質収支が赤字の会計につきまして、繰上充用の措置を行ったものであります。  補正額といたしましては、住宅新築資金等貸付金特別会計2億5,293万2,000円、駐車場事業特別会計3億3,804万3,000円であります。  以上、5月31日付専決処分の概要について、ご説明申し上げた次第であります。  何とぞよろしくご審議の上、承認賜りますようお願い申し上げます。 50 ◯議長沢田洋子君) これより質疑に入ります。
     質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長沢田洋子君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長沢田洋子君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件は承認することに、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第50号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第1号) 外 7 件 55 ◯議長沢田洋子君) 次に、日程第3、議第50号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第1号)ほか、議第51号から議第57号までの8議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して、市長の説明を求めます。吉田市長。            〔市長吉田誠克君)登壇〕 56 ◯市長吉田誠克君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  最初に、議第50号一般会計補正予算(第1号)についてであります。  本市の産業力の強化に要する経費1,735万円、市営住宅の補修に要する経費550万円、地域未来塾の環境整備に要する経費44万6,000円など、総額で2,645万7,000円の増額補正を講じております。  続きまして、条例案件であります。  議第51号特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正については、国庫交付金の返還という事態を招いたことを重く受けとめ、従前の減額措置に加え、加算金の、私、市長の補填分とその責任から、私、市長と副市長のさらなる減額措置を講ずるものであります。  次に、議第52号から54号損害賠償の額の決定及び和解に関する案件につきましては、西坊城市営住宅敷地内での事故について、和解により損害賠償の額を決定しようとするものであります。  最後に、議第55号から57号につきましては、中学校給食棟新築工事に係る請負契約及び中学校給食用厨房機器に係る売買契約についてであります。契約の締結に当たり、条例の規定に基づき、議決を求めるものであります。  以上、ただいま一括上程となりました議案につきまして、その概要を申し上げた次第であります。  よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 57 ◯議長沢田洋子君) 議事の進行上、議第50号平成28年度大和高田一般会計補正予算(第1号)及び議第51号の2議案について、質疑はありませんか。  10番向川征秀議員。 58 ◯10番(向川征秀君) 議第50号一般会計補正予算の歳出、総務費の地方創生費、商工業支援事業等補助金についてであります。  この支援事業補助金は、地方創生を目的として商工業振興のための各種の事業に対して3年間かけて補助を行うと、こういった新しい補助金でありますが、本市において、この事業の選定はどういう形で決定したものでしょうか。 59 ◯議長沢田洋子君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 60 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 10番向川議員の地方創生費の決定プロセスについてのご質問にお答え申し上げます。  地方創生推進交付金には地方版総合戦略に位置づけられた地方公共団体の自主的・主体的な取り組みで、先導的なものを複数年度にわたり安定的・継続的に支援するために創設された交付金となっております。支援対象として、これら要件に、官民協働、地域間連携、政策間連携のうち、2つ以上の要素を含む事業となっております。  本年4月末、県より地方創生推進交付金の制度についての詳細な情報提供がありましたので、すぐに庁内に向けての上記要件を満たす事業提案募集を行いました。しかし、国及び県の事前相談を受けるまでの期間が約2週間と非常にタイトであったため、事業提案が非常に厳しい状況でございました。  そんな中、大和高田商工会議所から、平成28年2月の地方創生加速化交付金の申請時に、事業要望を行うべく検討していた事業が国の交付金申請の締切日に間に合わなかったため、事業要望には至りませんでしたが、今回改めて、この事業が地方創生推進交付金の対象となるようにと、市へ事業要望がなされました。  本市としましても、事業内容等につきまして、交付金及び本市総合戦略の趣旨にかなうものとなるよう、商工会議所と十分協議を行った上で、本市総合戦略の基本項目の1つである「本市における安定した雇用を創出する」分野における地域産業の振興や地域雇用の創出、及び「大和高田への人の流れをつくる」の中における集客力の向上と人的交流の拡大を図るため、今回の申請に至ったものでございます。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 61 ◯議長沢田洋子君) 10番向川征秀議員。 62 ◯10番(向川征秀君) ありがとうございます。  今、答弁にもありましたように、官民連携ということが、今回、この地方創生において強くうたわれております。また、詳細は委員会での審査が行われるかと思いますが、官民連携が実のあるものとなるような、そういった事業となることを要望します。 63 ◯議長沢田洋子君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長沢田洋子君) ほかに質疑もないようですので、本件2議案は総務財政委員会に付託いたします。  次に、議第52号損害賠償の額の決定及び和解についてほか、議第53号から議第57号の6議案について、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長沢田洋子君) 質疑もないようですので、本件6議案は環境建設委員会に付託いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 同第5号固定資産評価審査委員会委員の選任について 66 ◯議長沢田洋子君) 次に、日程第4、同第5号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。  市長の説明を求めます。吉田市長。            〔市長吉田誠克君)登壇〕 67 ◯市長吉田誠克君) ただいま上程になりました案件につきまして、ご説明申し上げます。  本市の固定資産評価審査委員会委員であります吉井正人氏は、平成28年6月30日付をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により同意を求めるものであります。  よろしくお願い申し上げます。 68 ◯議長沢田洋子君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長沢田洋子君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長沢田洋子君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。  本件は同意することに、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 73 ◯議長沢田洋子君) 以上で、本日の日程は終了いたしましたので、これで散会し、あすから6月15日まで休会とし、6月16日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これをもって散会いたします。            午前11時6分散会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...