8 ◯3番(
沢田洋子君) 他の
会計におきましても、この
滞納や
不納欠損という額が年々増えています。こうした今後の
納税意識を高める
取り組み、また、
未収金対策というのは、
市民の
モラルのあるところでさらに
モラルをアップするだけにとどまらないようにしていただきたいと思います。あとのことは、
委員会で取り上げさせていただきます。
以上です。
9
◯議長(
島田保継君) ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
10
◯議長(
島田保継君) ほかにないようですので、
歳出に入ります。
質疑はありませんか。8番
上田浄議員。
11 ◯8番(
上田浄君) それでは、
認第1号の
平成20年度
大和高田市
一般会計決算の
認定の
歳出について、
質疑を行わせていただきます。
人件費の中の
退職手当についてです。近年、
団塊世代の
大量退職や
早期退職者が続いており、
原則退職者不補充によって
定員適正化の
目標年次を2年も前倒しで達成されていますが、これは見方によっては、
定員の減らし過ぎという考え方もできるわけでございまして、もちろん
現有定員の中で頑張ってこられた
職員の皆様の多大なご苦労によって支えられていることは言うまでもありませんが、組織の
フラット化や
プロジェクトチーム化、あるいは
業務委託、
指定管理者制度、
臨時雇用制度など仕事のやり方の見直しや、さまざまな工夫、工面によって経営努力されてこられたことによって達成されたものと敬意を表するものであります。
しかしながら、
職場環境において人と人、人間の中にすきま風が吹いてはいないかと懸念しております。そこでお伺いいたします。
退職手当について、
退職理由の内訳を教えてください。また、
退職者が増えたことについて、
市長及び幹部はどういう
認識を持たれているのかをお聞かせください。加えて、来年度以降3年間の
退職者見込み数もあわせてお教えください。
以上、よろしくお願いいたします。
12
◯議長(
島田保継君)
企画政策部長。
13
◯企画政策部長(
高橋信夫君)
上田浄議員さんの
退職者に関するご
質問に
お答え申し上げます。
まず、
平成20年度
一般会計における
退職者の
退職理由の内訳でありますが、
定年退職者12名、
管理職員の
早期退職制度による
退職者3名、勧奨による
退職者が14名、
普通退職者2名の
合計31名でございます。
次に、
退職者が予定より増えたことについて、どういう
認識かとのお
ただしでございますが、増えた要因といたしましては、
勧奨退職者及び
普通退職者が16名に上ったことが上げられます。これらの
職員につきましては、
個人の事情によるものと考えております。
次に、今後3年間の
退職者見込み数でありますが、
定年退職者及び
管理職員早期退職制度による
退職者を含め、
一般会計といたしましては、
平成21年度が28名、
平成22年度が25名、
平成23年度が21名の74名の
見込みであります。なお、これ以外にも
勧奨退職者及び
普通退職者が十数名程度出てくるものと思われます。
以上のような
状況を踏まえまして、引き続き簡素で効率的な
行政組織の整備と
公共サービスの安定的な提供を念頭に置きながら、
職員数の
適正化に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
14
◯議長(
島田保継君) 8番
上田浄議員。
15 ◯8番(
上田浄君)
高橋部長、ご
答弁ありがとうございました。ご
答弁によりますと、今後毎年約30名ずつ90名
退職予想が立てられるわけでございますね。しかし、20年度
決算では、
退職手当基金の積み立てはされなかったし、現在、残高ゼロの
状況であります。これも大変懸念されることでありますが、後日
決算特別委員会で
ただしてみたいと思います。
以上、ありがとうございました。
16
◯議長(
島田保継君) ほかにありませんか。3番
沢田洋子議員。
17 ◯3番(
沢田洋子君) 20年度
決算は、19年度に続き、2年連続の単年度の
黒字決算となったわけですが、これは、長い間にこの間進められてきた
行財政改革や
交付金などの増収が要因にあったと思われます。しかし、この間の行革などの痛みは、
市民の限界を超えています。これは、
国民生活をつぶした今の政治を変えたいとの声が強く出た今回の総選挙にもあらわれているのではないでしょうか。
本市の今回の
歳出についてですが、
吉田市長は、これまで
市民に
負担をお願いしてきた中でも、これだけは
市民サービスを守ってきた、低下させないと配慮されてきた点をお聞かせください。
次に、
教育費についてですが、
日本の
教育機関に対する
公的支出の割合を国内総
生産比で見ますと、
OECD平均の5.0%に対し、
日本はわずか3.5%。比較可能な国のうち下から2番目に低い水準です。今、
教育予算の水準を高めることは、政府の課題となっています。
本市においての
教育費を見ますと、
構成比率は少し高くなっているのですが、今後の
見通しをお聞かせください。
また、今後も
市税の
落ち込みが予測される中で、今回の
決算を新
年度予算にどのように生かし、
赤字解消を行っていく
見通しをされているのか、お伺いをいたします。
18
◯議長(
島田保継君)
吉田市長。
19
◯市長(
吉田誠克君)
沢田議員さんの
質問に
お答えを申し上げます。
まず
最初に、
市民サービスへの配慮についてでありますが、
行財政改革の実行に際し、
市民の方々に相応の
負担をお願いしているところであります。また、それと同時に
職員においても
人件費など
本市の
財政再建に向け、
削減をお願いしているところでもあります。
大和高田市全体で行革に
取り組み、少しでも早く
赤字体質からの脱却を目指している次第であります。このような
状況においても、
子どもの安全の確保、
少子化対策については配慮いたし、学校の
耐震化や
こども園の建設、そして並びに
中和幹線道路の促進など、財政大変厳しい折ではありますが、
予算化をしているところであります。
次に、
赤字額の
削減についてでありますが、
平成21年度
施政方針でも申し上げましたように、将来持続可能な
行財政基盤の確立に向け、
平成22年度以降においても、新たな
行財政改革プランを作成いたし、
赤字額の
削減に取り組んでまいります。
最後に、
教育費についてでありますが、当初
予算におきまして学校の
パソコン教育の充実など、将来を担う
子どもたちに対する
予算の確保に努めている次第であります。また、
行財政改革によりまして、いわゆる箱ものの建設が近年、行っておりませんので、その結果として
教育費の
決算額が少なくなっているのではないかと
認識をしております。
以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
20
◯議長(
島田保継君) 3番
沢田洋子議員。
21 ◯3番(
沢田洋子君)
教育予算についてですが、
子どもたちを担うこうした
予算、
子どもたちにかかわる
予算、これは国の方でも
平均値を高めていこうという
取り組みがされています。
本市でもそうしたいい点は足並みをそろえて行っていただけますように、そして
税収入の
落ち込みの中で
赤字を解消していくという、これは
市民に
負担を押しつけて行うのではなく、十分に
市民に理解を得た上で、また、
吉田市長はこの
サービスだけは低下させないんだというものを持って取り組んでいただきたいと思います。こうした点も踏まえて
委員会の中で細かくお伺いさせていただきたいと思います。
以上です。
22
◯議長(
島田保継君) 13番
植田龍一議員。
23 ◯13番(
植田龍一君)
平成20年度
一般会計決算における
光熱水費、この中の
水道料金についてお伺いします。この
水道料金につきましては、20年度
予算特別委員会で
公共施設全般における
水道料金の
節減、
節水の
対策についてお伺いした経緯がございます。
節水対策は日々の積み重ねが大切であり、
節水に努めていくというふうにご
答弁をしていただいておりましたが、この
決算でどのような結果、
数字になったのかお伺いいたします。
24
◯議長(
島田保継君)
財務部長。
25
◯財務部長(
柴原修二君) 13番
植田龍一議員さんの
水道料金の
節減についてのご
質問に
お答えを申し上げます。
公共施設全般にわたります
水道料金のお
ただしでございますので、私の方から
お答えを申し上げます。
平成20年度
一般会計におきます
水道料金の
決算額は、
合計で約1億1,400万円となっております。
平成19年度
決算額と比較いたしますと、約960万円の
節減となっており、具体的には例えば本庁舎の
水道使用料で約110万円、
共同浴場で約200万円、
クリーンセンターにおきまして約380万円、
公園管理費で約180万円などが大きな
節減額としてあらわれております。その他、多くの部署や
公共施設におきまして
水道使用料は前年度より減少もしくはほぼ横ばいという結果が出ております。その結果、
水道料金当初
予算額約1億3,000万円から見まして、
不用額が約1,600万円と多額なものとなっております。
職員の
経常経費削減意識の徹底や漏水などの
早期発見等、日々の
取り組みが
水道料金節減につながってきていると考えております。今後とも
節水の意識を常に持ち、
市民の皆様にも
水資源の大切さを呼びかけながら、引き続き
水道料を含めた
経費の
削減に取り組む所存でございます。
以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
26
◯議長(
島田保継君) 13番
植田龍一議員。
27 ◯13番(
植田龍一君) ご
答弁ありがとうございます。全体の
数字と主な
施設について教えていただきました。
一般会計での
水道料の
合計は
予算額約1億3,000万円に対し、
決算額で約1億1,400万円。
不用額が約1,600万円出たということです。前年度と比べましても、約960万円の
節減をしていただきました。この
数字は全体的に大変ご努力いただいたものと思います。今後も先ほどのご
答弁のとおり、
経費の
節減に努めていただきますようお願いいたします。
また、先ほどご
答弁いただいた以外の部署や
施設、
市立病院や水道局など
特別会計に含まれますものにつきましては、後日開催されます
決算特別委員会で詳しく審議をさせていただきたいと思いますので、
委員会で報告をよろしくお願いいたします。
以上です。
28
◯議長(
島田保継君) ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
29
◯議長(
島田保継君) ほかに
質疑もないようですので、次に、
国民健康保険事業特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
30
◯議長(
島田保継君) 次に、
国民健康保険天満診療所特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
31
◯議長(
島田保継君) 次に、
住宅新築資金等貸付金特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯議長(
島田保継君) 次に、
老人保健医療事業特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯議長(
島田保継君) 次に、
下水道事業特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯議長(
島田保継君) 次に、
駐車場事業特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯議長(
島田保継君) 次に、
介護保険事業特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
島田保継君) 次に、
後期高齢者医療保険事業特別会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯議長(
島田保継君) 次に、
水道事業会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯議長(
島田保継君) 次に、
市立病院事業会計決算の
認定について
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯議長(
島田保継君) おはかりいたします。本件11
議案は、8人をもって構成する
決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審議をいたしたいと存じますが、ご
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
40
◯議長(
島田保継君) ご
異議なしと認めます。よって、本件11
議案は、8人をもって構成する
決算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。
おはかりいたします。ただいま設置されました
決算特別委員会の
委員の選任につきましては、
議会委員会条例第8条の
規定により
1番 萬 津 力 則
議員 3番 沢 田 洋 子
議員
8番 上 田 浄
議員 9番 平 郡 正 啓
議員
11番 泉 尾 安 廣
議員 13番 植 田 龍 一
議員
15番 西 川 繁 和
議員 18番 中 谷 修 一
議員
以上8人の諸君を指名いたしたいと存じますが、ご
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
41
◯議長(
島田保継君) ご
異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました8人の諸君を
決算特別委員会の
委員に選任することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第2 議第43
号平成21年度
大和高田市
一般会計補正
予算(第2号) 外 1 件
42
◯議長(
島田保継君) 次に、
日程第2、議第43
号平成21年度
大和高田市
一般会計補正
予算(第2号)ほか、議第51号の2
議案についてを一括して議題といたします。
これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。8番
上田浄議員。
43 ◯8番(
上田浄君) それでは、議第43号21年度
一般会計補正
予算について、2点
質疑を行わせていただきます。
まず1点は、地域活性化のための新たな
交付金として、経済危機
対策臨時
交付金事業30の事業につき2億6,035万円計上されています。これについては、麻生内閣における経済
対策により創設された地方公共団体向け
交付金ですが、奈良県及び県内市町村の経済危機
対策臨時
交付金合計額は137億1,000万円となっておりまして、
本市分としては随分少ないような気もしますが、これは
本市が国に提出した実施計画の内容と実際に交付されて実施する内容との差異、ずれはあったのでしょうか。お教えください。
もう1点、第3款、民生費、第3項、生活保護費の住宅手当緊急特別
対策事業、離職者への家賃補助として598万円計上されています。1人当たり月額4万6,000円で6カ月分支給するとのことでございますが、これは
市民にどのように広報するおつもりですか。また、どのような形、手順で実施するのですか、お教えください。
また一方、県社協が実施主体となっている生活福祉貸付制度も、4年前の6割程度で利用が減る傾向にあり、失業や減収などで生活が苦しくなった人にとって利用しにくく、消費者金融などによる多重債務者を生む一因にもなっているとして、利用要件を大幅に緩和されるようでございます。連帯保証人がなくても借りられ、金利を引き下げ、理由や用途を限定しないなど、雇用保険と生活保護をつなぐ安全網づくりを目指すとしております。これらの制度との連携をどのように考えておられるのですか、お教えください。よろしくお願いいたします。
44
◯議長(
島田保継君)
財務部長。
45
◯財務部長(
柴原修二君) 8番
上田浄議員さんの臨時
交付金についてのご
質問に
お答えを申し上げます。
今般、
平成21年度国の第1次補正
予算によりまして、地方自治体に交付されます地域活性化・経済危機
対策臨時
交付金を活用いたしまして、総額2億6,000万円余りの補正
予算を計上させていただいております。この
交付金の対象事業といたしましては、国から示されました4つの分野、具体的には環境
対策、少子高齢化
対策、安心・安全の実現、教育環境の充実であり、すべての事業に対応いたすところでございます。
また、
交付金事業の実施計画につきましては、国、県に提出することが義務づけられており、
本市におきましても補正
予算として計上いたしております事業を県に提出しているところでございます。これは、県から示されました総額、真水部分といたしまして、1億9,100万円、これはすでに県から提示されました額そのものでございます。
よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
46
◯議長(
島田保継君) 福祉部長。
47 ◯福祉部長(木村修造君)
上田浄議員さんの住宅手当緊急特別
対策事業についてのご
質問に
お答え申し上げます。
まず、この事業の趣旨をご説明申し上げます。就職活動を行って就労するためには、住民票や金融機関の口座などが必要となる場合が多く、これらをそろえるためには安定した住居が必要であること、アパート等の家賃は毎月発生する固定的
経費であること等から、住居を喪失している等の離職者が就職活動を安心して行えるよう、2年以内に離職し、就労能力及び就労意欲のある方に対して住宅手当を給付する事業で、ハローワークが行っている就労や生活支援の雇用
対策を補完する制度として実施するものであります。
本市では生活相談を保護課で受けておりますが、離職者から相談があればまず、ハローワークでの就労生活支援相談を受けていただき、さらに生活資金に困っておられる場合には、社会福祉協議会での生活福祉資金貸付制度の利用を検討していただきます。
今回、失業者等に対する総合支援資金が創設されるなど、生活福祉資金貸付制度がより借りやすくかつ貸しやすくの基本方針のもとに、効果的な支援を実施できるよう抜本的に見直しされたところであります。この生活の立て直しのための総合支援資金の利用には、住宅手当の申請が要件となっていることからも、ハローワーク、社会福祉協議会と連携を密にしながら、本事業を実施してまいりたいと考えております。
このような事業の性格から、周知についてはハローワークでの広報が最も肝心と考えておりますが、
本市での
市民に対する広報については、議会でご承認をいただいた後、広報誌、ホームページで周知を図り、さらに市役所ロビーにチラシの設置を考えているところであります。
よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
48
◯議長(
島田保継君) 8番
上田浄議員。
49 ◯8番(
上田浄君)
最初の
質疑では、柴原部長、ご
答弁ありがとうございました。経済危機
対策臨時
交付金は、県の示された指導、内示によって計画したもの、こう解釈したいと思って間違いございませんですね。それから、木村部長、ご
答弁いただきましてありがとうございました。失業者や低所得者の就業や自立を効果的に支援できるよう、また、
市民がこれらの制度を利用しやすくなるようご配慮いただきますよう要望いたしまして、
質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
50
◯議長(
島田保継君) ほかに
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
51
◯議長(
島田保継君) ないようですので、本件2
議案は総務財政
委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第3 議第44
号平成21年度
大和高田市国民健康保険事業
特別会計補正
予算(第2号) 外 9 件
52
◯議長(
島田保継君) 次に、
日程第3 議第44
号平成21年度
大和高田市国民健康保険事業特別事業
会計補正
予算(第2号)ほか議第45号、議第47号から議第50号、議第52号から議第54号、及び議第56号の10
議案についてを一括して議題といたします。
これより
質疑に入ります。
質疑ありませんか。13番
植田龍一議員。
53 ◯13番(
植田龍一君) 13番
植田龍一でございます。
議第52号
大和高田市立
こども園条例についてお伺いいたします。
いよいよ来年、
平成22年4月1日、(仮称)高田
認定こども園が
大和高田市立高田
こども園としてオープンを迎えることとなりました。幼保一元化の
施設としても大変注目されております。その
施設のオープンに向けての今回の条例制定でございますが、この
こども園への入園基準というのか、入園要項はどのようになっているのかお伺いいたします。
皆さんご存じのとおり、幼稚園は
平成19年から校区制が取り払われ、現在は市内の希望するどの幼稚園にも入園ができるようになっております。この
こども園に入園したいと希望する
子どもたちも、平等に受け入れられるのでしょうか。希望者が多い場合は、廃止されたはずの校区制を優先するとか、抽選になる場合も考えられるというふうに聞いておりますが、実際はどのようになっているのでしょうか。
お答えください。
54
◯議長(
島田保継君) 教育
委員会事務局長。
55 ◯教育
委員会事務局長(江南博仁君) 13番
植田龍一議員さんの高田
認定こども園の入所についてのご
質問に
お答えを申し上げます。
幼稚園につきましては、就学前児童に対する教育保育の振興に関する
取り組み方針にのっとりまして、
平成19年度からこれまでの小学校の附属園から独立園として特色ある園づくりに努めているところでございまして、保護者の希望によりまして幼稚園を選べるようになっております。しかし、小学校校区の幼稚園を選択されているのが実情でございます。高田
認定こども園の短時間利用児すなわち幼稚園児でございますが、この定員につきましては、3歳児から5歳児までそれぞれ40名の定員となっておりまして、応募者が
定員以下の場合は、希望者全員を受け入れいたします。応募者が年齢別受け入れ枠人員を超えた場合には、小学校校区の幼稚園を選択されております実態を踏まえまして、入園を希望する園児が
施設の所在する高田小学校校区に在住していることを優先して決定してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
56
◯議長(
島田保継君) 13番
植田龍一議員。
57 ◯13番(
植田龍一君) ご
答弁ありがとうございます。今回、3歳児から5歳児まで各学年40名の
定員となっており、現状の実態を踏まえて校区を優先される方針だということであります。幼稚園は保護者が送り迎えをするのが原則であり、保護者にとっても近いにこしたことはないのは言うまでもありません。
しかし、校区となると、この
こども園からすごく近い高田以外の校区、またすごく遠い高田校区もございます。距離にしましても3倍以上違うところもございます。そして、もう1つの問題は、4歳児、5歳児については、他の校区の幼稚園でも受け入れられるのですが、3歳児を受け入れる幼稚園は高田市内で唯一ここだけとなります。
市民からは、不公平が出るという意見も聞いております。
質疑はこれでおきますが、今回初めてスタートする
施設、今後のためにもしっかりと考えていかなければならないと思います。詳しくは民生文教
委員会でじっくりと議論したいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
58
◯議長(
島田保継君) ほかにありませんか。3番
沢田洋子議員。
59 ◯3番(
沢田洋子君) 議第52号
大和高田市立
こども園条例の制定についてお伺いします。
8月21日に開かれました民生文教
委員会の中で、
認定こども園についての概要についての説明がありました。その中で、事前に行ったアンケート調査でも、希望者が定員数を超えていることや、希望者が
定員を超えた場合の対応についてなどの問題も明らかになりましたが、こうした
対策が決まらないままに開設されることについて、どのようにお考えなのかお伺いします。
また、以前の議会の中で取り上げさせていただきました、他の市立幼稚園での3歳児の受け入れ、これについてその後、検討された点をお聞かせください。
60
◯議長(
島田保継君) 教育
委員会事務局長。
61 ◯教育
委員会事務局長(江南博仁君) 3番
沢田議員さんの幼稚園における3歳児の受け入れについてのご
質問に
お答えを申し上げます。
高田
認定こども園では、
本市といたしまして初めて短時間利用児、すなわち幼稚園児の3歳児を受け入れいたします。
認定こども園の
認定基準といたしまして、定員を定めなければならないこととされておりますので、短時間利用児並びに長時間利用児それぞれの定員を定めているところでございます。応募者が3歳児の
定員40名を上回った場合は、
施設の収容能力や将来の小学校入学のことなども考慮いたしまして、一定の基準を設けまして高田校区優先で受け入れをいたしたいと考えております。
他の幼稚園での3歳児の受け入れについてのお
ただしでございますが、
平成24年度に開設予定の土庫
認定こども園、続いて片塩
認定こども園で3歳児の受け入れをいたしたいと考えております。このように、
認定こども園から順次受け入れをいたしたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
62
◯議長(
島田保継君) 3番
沢田洋子議員。
63 ◯3番(
沢田洋子君) やはり幼稚園での3歳児の受け入れ、これは
市民が求めているものですし、公平な保育という点でも他の幼稚園での3歳児の受け入れ、これについては今後も取り上げてまいりたいと思います。また、
本市の
認定こども園は、県下でも初めての
取り組みで、今後のモデルケースとなることも伺えます。今の時点では、
大和高田市立であるということや幼保連携型で行う、こういう点は評価できますが、
認定こども園、これを新しいものを高田市でつくっていくという点では、
市民の声を聞く、そして、
市民に知っていただくという点については、本気で取り組んでいただけていないと思います。行政本位の
認定こども園、このようにならないように取り組まなければならないという点を踏まえて、民生文教
委員会の中で取り上げてまいります。
以上です。
64
◯議長(
島田保継君) 8番
上田浄議員。
65 ◯8番(
上田浄君) 議第54号市立幼稚園保育料入園料
徴収条例の一部改正について
質疑を行わせていただきます。
市立幼稚園の保育料、入園料の値上げ改定の根拠と財政効果をどのように考えているのですか。お教えください。
以上、よろしくお願いいたします。
66
◯議長(
島田保継君) 教育
委員会事務局長。
67 ◯教育
委員会事務局長(江南博仁君) 8番
上田浄議員さんの市立幼稚園の保育料、入園料の値上げの根拠、そしてその財政的効果についてのお
ただしについて
お答えを申し上げます。
市立幼稚園の保育料、入園料につきましては、これまで3年に1回見直しておりまして、直近では
平成17年度に料金改定を行い、
平成20年度が従来の改定時期でございましたが、料金を据え置いた関係で5年ぶりの改定となります。現在の市立幼稚園における保育時間は、月水金の週3日が8時30分から14時まで、火木が8時30分から11時30分までとなっておりますが、
平成22年4月からは月曜日から金曜日の毎日14時まで保育をいたします。今回、幼稚園における保育時間を延長することにより、内容の充実も図ってまいりますので、
平成19年度の基準額に合わせまして現行の月額6,100円から200円アップの月額6,300円、年額にいたしまして7万5,600円に改定するものでございます。なお、入園料につきましては、保育料に連動して改定しておりまして、現行の4,400円から4,600円に改定するものでございます。
また、財政的効果につきましては、
平成21年度の園児数で試算いたしますと、保育料で92万4,000円、入園料で3万5,000円の増額を見込んでおりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
68
◯議長(
島田保継君) 8番
上田浄議員。
69 ◯8番(
上田浄君) 江南事務局長、ご
答弁ありがとうございました。
市立幼稚園を利用する父母の皆さんに文書で通知したり説明会を行うなどの措置を講じて、わずかな値上げでも可処分所得が減少している子育て世代の家計には、反応は敏感でありますので、よくご理解ご納得いただくよう要望いたしまして、
質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
70
◯議長(
島田保継君) ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
71
◯議長(
島田保継君) ほかに
質疑もないようですので、本件10
議案は民生文教
委員会に付託いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 議第46
号平成21年度
大和高田市下水道事業
特別会計補正
予算(第1号) 外 1 件
72
◯議長(
島田保継君) 次に、
日程第4 議第46
号平成21年度
大和高田市下水道事業
特別会計補正
予算(第1号)ほか議第55号の2
議案についてを一括して議題といたします。
これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
73
◯議長(
島田保継君) ないようですので、本件2
議案は環境建設
委員会に付託いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
74
◯議長(
島田保継君) 以上で、本日の
日程は終了いたしましたので、これで散会し、明日8日から9月15日まで休会とし、9月16日に再開いたしたいと存じますが、ご
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
75
◯議長(
島田保継君) ご
異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時40分散会
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