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  1. 大和高田市議会 2000-06-01
    平成12年6月定例会(第3号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時6分開議 ◯議長(竹中健次君) ただいまより、市議会6月定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(竹中健次君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 ◯議長(竹中健次君) 本定例会再開に当たり、地方自治法121条の規定により選挙管理委員会委員長に出席を要求いたしておりますのでご了承ください。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第51号平成12年度大和高田市一般会計補正予算(第1号) 外 3 件 4 ◯議長(竹中健次君) 日程に入ります。  各常任委員より議案審議報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたからご精覧おき願います。  日程第1、議第51号平成12年度大和高田市一般会計補正予算(第1号)ほか、議第54号、議第55号及び議第57号までの4議案を一括して議題といたします。  本件4議案は総務財政委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。13番島田保継君。            〔総務財政委員会委員長(島田保継君)登壇〕 5 ◯総務財政委員会委員長(島田保継君) 去る6月26日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第51号平成12年度大和高田市一般会計補正予算(第1号)ほか、議第54号、議第55号及び議第57号の4議案につきまして、審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第51号平成12年度大和高田市一般会計補正予算(第1号)についてであります。  歳入、第13款財産収入の中の財産売り払い収入として、今回、いわゆる調整財源として計上されていることについて、委員より「苦労されていることは十分承知しているが、財源を確保できなかったのか。」との問いに、担当者は「前年度決算が未確定の状況のもとで処置したので、この財源を充てたが、黒字分を今後活用したい。」と、答弁されました。  次に、歳出、第2款総務費における総務管理費の中の一般管理費についてであります。委員より嘱託員報酬に関連して、「再来年度から年金支給年齢も上がっていく中、退職された職員の再雇用の対応を、どのように考えておられるのか。」との問いに、担当者は「今回、欠員補充で11名、高齢者再雇用の職域拡大により5名、育児休業の補充として3名の計19名分の嘱託員報酬をお願いしている。再雇用については、これから十分に検討していかなくてはならないと考えている。また、基本的な考え方を組合にも提出している。」と、答弁されました。  年金支給が遅れると、60歳で退職しても生活していくことは大変であり、再雇用の拡大を検討されますよう、要望しておきます。
     また、市としての方向性ができているのであれば、組合との協議も大切であるが、話し合いの内容によっては、議会にも提起していただきたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  同じく、財産管理費の中の工事請負費に関連して、委員より、教育委員会の移転及び、その後の庁舎の使用について、ただされたのに対し、担当者は、「介護保険課が手狭になっており、相談室の設置を考えている。また、教育委員会には、ご協力を願い、旧の葛城納税協会に移転していただき、その後に、企画調整部が入り、企画調整部の後には児童福祉課が、児童福祉課の後には保護課が、保護課の後には介護保険課が、人事課の後には財政課が、財政課の後はミーティングルームにと考えている。」と、答弁されました。  そのような案が確定しているのであれば、早急に資料等配付していただきたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第3款民生費における社会福祉費の中の社会福祉総務費についてであります。委員より「JR歩道橋の滑り止め工事と聞いているが、バリアフリーの立場に立つと、スロープの検討も必要ではないか。」との問いに、担当者は「現在の階段は、同色であり、段差がわかりにくい。段差をわかりやすく、また、滑りにくくしてほしいとの要望をいただいた。今後、スロープ・エレベーター等将来的に考えていかなくてはならないと考えている。」と、答弁されました。  今後も引き続き、バリアフリー化に向かって検討を重ねられますよう、要望しておきます。  次に、第4款衛生費における清掃費の中の清掃総務費についてであります。  委員より、「清掃事務組合分担金が計上されている。3市6町の施設として御所市に建設するものと聞いているが、橿原市の動向が気になるところである。その現状はどうなのか。」との問いに、理事者は「橿原市については、最終的にこの6月21日に加入しないということになった。分担金の積算等は、当初から3市6町で進めており、変わりはない。」と、答弁されました。  同じく委員より、じん芥焼却場費の中の、委託料について内容をただされたのに対し、担当者は「平成14年12月1日から、ダイオキシン濃度が5ナノグラムの基準値が適用され、さらに厚生省の通知では、1ナノグラムの基準値となっている。それをクリアするための炉の改修に必要な、施設整備を行うための、コンサル会社への委託料です。」と、答弁されました。  炉の改修には、多額の費用が必要と考えられますので、補助金等、利用できる制度を十分に活用できるよう、創意工夫されますことを、要望しておきます。  また、これに関連して、委員より、炉の改修における市の考え方をただされたのに対し、担当者は「現在の炉は、連続ストーカー方式であり、そのうえに、再燃焼室を設置する考えだ。集塵機として、バグフィルターや触媒等の方式があるが、いろんな方向から、資料を集め検討していきたいメーカーありきでは進まない。」と、答弁されました。  最善の方法で、最少のコストになるよう、要望しておきます。  次に、議第54号、議第55号及び議第57号についてであります。  委員より、一般職の職員によるとなっているが、常勤の者と非常勤の者とは、同じ基準で適用されていたのかとただされたのに対し、担当者は「非常勤の職員とは議会の議員、常勤とは、市長等であり、過去、率が違うことは、全然なかった。3つの条例の改正が一本化できるものです。」と答弁されました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 6 ◯議長(竹中健次君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件4議案を一括して採決いたします。  本件4議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件4議案は委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第52号平成12年度大和高田市国民健康保険事業特別関係補正予算(第1号) 外 2 件 8 ◯議長(竹中健次君) 次に、日程第2、議第52号平成12年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第53号及び議第56号の3議案を一括して議題といたします。  本件3議案は民生文教委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。17番戸谷隆史君。            〔民生文教委員会委員長(戸谷隆史君)登壇〕 9 ◯民生文教委員会委員長(戸谷隆史君) 去る6月26日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第52号平成12年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第53号及び議第56号の3議案につきまして審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告させていただきます。  まず、議第52号平成12年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。  委員より「介護保険導入に対処するための嘱託員2名の増員とのことだが、7月から国保税に介護保険分を上乗せしての徴収となるが、市民に納得してもらえるような対応ができるのか。」と、ただされたのに対し、担当者は「7月初旬に、介護保険分と医療保険分の課税明細書の記載され農政通知書を送付する。しかし、保険税が増加したようにうつり、いろいろな苦情や問い合わせ等が予想されるので、増員をお願いした。今後は、国保加入者に介護保険への理解が得られるよう努力するとともに、徴収の強化も図りながら、全課員が一丸となった取り組みを展開していきたい。」と、答弁されたわけでございます。  この不況の中、市民が、不安感を抱かないよう、十分に理解したなかでの事業となりますよう、要望しておきます。  次に、議第53号については、提案の趣旨を了としました。  次に、議第56号大和高田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてであります。  委員より「職員の拘束時間を減らすのには賛成だが、時差出勤をするに当たっての障害は、考えられないか。」との問いに、担当者は「具体的な協議はまだ組合と重ねていないが、例えば、手術等は、午前中は少なく、午後に多い。また、外来等についても、実態に合わせた形で時差出勤について対処していきたいと考えている。」と、答弁されました。  職員の健康管理を考慮されることはよいことだが、患者サービスの面についても十分に考慮に入れながら、対処していただくよう、要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 10 ◯議長(竹中健次君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。3番太田敦君。 11 ◯3番(太田敦君) ただいま委員長の報告がありましたので、日本共産党議員団の態度を明らかにしておきたいと思います。  議第52号、53号に対しては賛成です。ただこの際、52号で提案されております介護保険の徴収に伴って嘱託員を2名増やすという提案については、委員長の報告にもございましたけれどもぜひとも市民から無理な徴収ではなく、制度導入に当たって理解を求めていくようにより一層の丁寧な対応にしていただくことを要望しておきます。  議第56号については、超勤を減らすということで手術場や小児病棟は40時間を超している、このようにお聞きしているなかで、このこと自体は超勤を減らすということは賛成ですが、時差出勤を導入するということでいろんな勤務形態が増えてしまいます。また人を増やさないということなので当然、今まで朝2人でやっていた仕事を1人でこなさなければならない、こうした問題も起こってまいります。そうなれば患者へのサービスも今までどおり行き届くのか、こうした不安も生まれてくるわけです。委員会の中ではこれから職員と調整していく、このようなことでしたけれども、職員とは時差出勤ありきで話を進めていくのではなく、まず最初に職員の意見を率直に出し合ってからの方がよいのではないかと思うわけでございます。これらの理由から議第56号には反対をいたします。  委員長の報告に対しては一括採決ということですので、反対をしておきたいと思います。  以上です。 12 ◯議長(竹中健次君) ほかにございませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  ほかに討論もないようでございますので、これより、本件3議案を一括して採決いたします。  本件3議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件3議案は委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立を願います。            〔賛成者起立〕 13 ◯議長(竹中健次君) 起立多数と認めます。よって、本件3議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第58号損害賠償の額を定めることについて 14 ◯議長(竹中健次君) 次に、日程第3、議第58号損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。  本件は環境建設委員会に付託して審議をわずらわしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。11番泉尾安廣君。            〔環境建設委員会委員長(泉尾安廣君)登壇〕 15 ◯環境建設委員会委員長(泉尾安廣君) 去る6月26日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました議第58号損害賠償の額を定めることについてを審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  委員から、「公用車の事故が、最近では、議会ごとに報告されている。車両の管理・運転指導等、どのようになされているのか。」とただされたのに対し、担当者は、「全職員が一丸となって、交通事故には、注意をしなければならないと考えている。今後とも、安全運転等について、十分に指導していきたい。」と、答弁されました。  交通モラルや安全運転教育・指導等の徹底については、行政全体としての取り組みをされますよう、要望しておきます。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定に賛同賜りますようお願い申し上げます。 16 ◯議長(竹中健次君) 委員長の報告に対し質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  おはかりいたします。本件は委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 諮第4号人権擁護委員の推せんについて 18 ◯議長(竹中健次君) 次に、日程第4、諮第4号人権擁護委員の推せんについてを議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 19 ◯市長(松田利治君) ただいま上程なりました諮第1号人権擁護委員の推せんについてでありますが、人権擁護委員、金子賢太郎氏は、平成12年8月31日付をもって任期満了いたしますが、再度推せんいたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を問うものでございます。  どうかよろしくお願いを申し上げます。 20 ◯議長(竹中健次君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 発議第6号道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出について 23 ◯議長(竹中健次君) 次に、日程第5、発議第6号道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを議題といたします。
     議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。14番藤本進君。            〔14番(藤本進君)登壇〕 24 ◯14番(藤本進君) ただいま上程なりました発議第6号道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご精覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 25 ◯議長(竹中健次君) これより、質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑もないようでございますので、本件は委員会付託を省略して審議をわずらわしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論はありませんか。5番稲葉吉彦君。 27 ◯5番(稲葉吉彦君) ただいま委員長から、道路特定財源制度の堅持に関する意見書について、議員運営委員の諸氏により、私を除く諸氏により提案をされたわけでありますが、まず最初に結論からいいまして私はこの意見書の採択に反対であるということを表明しておきます。  なぜ反対するのかということでございますが、この意見書の文書の中にも出されているわけでありますが、この道路を一層整備をするということのためにこの特定財源は続けたいというのが、基本的な趣旨であります。しかし今、道路、交通、運輸、この全体を見たときに、政府の予算においても、あるいは社会的資本の投入という点から見ましても、道路整備に対しては圧倒的に他の面に比べて比較ができないほどですね、多額の投入がされているというのが現状であります。  しかも一方では朝夕の通勤ラッシュ、こういうものは依然として解消されない。道路、交通、運輸の関係では、道路だけが優先されているというのが今の現状であり、そのことによって交通災害その他多くの犠牲者もまた増加をすると、こういう状況にもなっているわけで、私はこの道路整備だけに重点的に予算を、固定的に財源を確保しようと、こういう内容のものについては反対でございます。  同時にまた、政府の税制調査会においても種々論議をされている内容もこの中で書かれているわけですが、道路整備というものがすべて環境破壊につながるというふうには考えませんけれども、しかし現実に環境破壊を進めているということも事実、幾つかのところであるわけであります。例えば奈良県で見ましてもあの大台ケ原、林道が開通したことによってあの豊かな自然の宝庫、こういうものが見るも惨憺たる状況に変わってきているというのは、もう多くの人々が知っているところであります。道路を考えもなしにどんどんそれだけをつけていくということは、まさに環境破壊につながる証のようなものがあそこに示されておりますが、それだけではありません。香芝市の、今は市ですが、町の段階のときにもあの超低周波公害ということが大きな問題になり、とうとう道路公団もその因果関係を調べて、結果、和解に応じるというふうなことになったことについてもご承知のとおりであります。  ですから、とにかく道路がつけばいいんだということだけでは問題は済まないというふうに私は思うわけです。しかもこの特定財源というのは基幹道路、こういうものに、主に国道ですね、こういうものの整備に当たられて、住民が日常使う生活道路、そういうものの整備には初めから予算配分がもう少なくするというふうな仕組みになっている、これでは本当に住民が住みよい、そしてまた利便性のある道路整備を促進をしていただくという点から見ましても、大きな問題を抱えているわけであります。  そういうことでございますので、私どもはこの意見書の採択には賛成できないということを表明して、討論といたします。 28 ◯議長(竹中健次君) ほかにございませんか。            (「なし」と呼ぶ者あり)  ほかに討論もないようでございますので、これより、本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 29 ◯議長(竹中健次君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案どおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 一般質問 30 ◯議長(竹中健次君) 次に、日程第6、一般質問を行います。  質問通告のありました者は、4名であります。  質問時間につきましては、新風リベラル及び新政友クラブは2時間30分、その他の党会派はそれぞれ1時間30分に制限いたします。  最初に、12番松村広司君の発言を許します。12番松村広司君。            〔12番(松村広司君)登壇〕 31 ◯12番(松村広司君) 新風リベラルを代表いたしまして松村広司が5件、引き続いて奥本議員が関連質問をいたしますのでよろしくお願いいたします。  1.中心市街地商業等活性化 ──基本計画の具体策について──  去る3月1日に大和高田市中心市街地商業等活性化基本計画策定委員より市長に答申のあった本計画が、4月10日の環境建設委員会で説明され傍聴さしていただきました。策定委員もそうそうたるメンバーであり、内容は格調高くよく本市の現状を分析してあると思います。しかし現実の問題としましては、1994年に行われた商業振興ビジョン構成策定委員会で指摘されています、個店の魅力低下・欠如、商店街の魅力低下・欠如、地域との一体性が希薄等々、本計画書50ページにも記載されている5年前からの枠から脱却されていない、できないのが実情であります。それだけ問題が深刻であり原因が理解され、協力があったとしても、決定打がないというのが本市のみならず大多数の自治体の悩みであります。  私も空き店舗対策としてそれなりの投資をしてチャレンジショップを開かせていただきましたが、感想の第1は、極めて通行量が少ないことであります。そのうち特に休日にはなお少ないというのが悩みであります。対策としてアーケード、カラー舗装、また大露店市、御坊まつり、おかげまつりなどなどイベントが開催されていますが、お金をかけた割には一過性でその効果が上がらず、普段の集客につながっていない嫌いがあります。  そこでお尋ねいたしますが、この計画をこれからどう実施、実行されようとするのか、その調査結果をどう生かされようとするのか、今年度、さらに来年度にはどう手を打とうとされているのか、具体策と展望をお聞かせください。予算も必要と思われますが、市長の決意を合わせてお聞かせください。また、本計画を実行するには市、商工会議所はもちろんのことでありますが、個々店主の投資それなりの負担も必要であります。今このような経済事情下ではそれだけの余裕があるのかも問題であります。その辺の感触も教えてください。  2.自動交付機による住民票などの交付について  私は平成11年12月議会において、あらかじめ暗唱番号を登録した市民カードを配布しておき、わざわざ市役所の窓口に来なくてもせめて陵西、土庫、菅原の市立公民館で住民票の写し、印鑑登録証明、外国人登録済証明書など交付できないものかと質問いたしました。実際実施をしている宇都宮市や岐阜市の例を挙げました。そのとき担当部長は、本市の状況では自治省からの住民基本台帳処理要領で住民票の写しは交付できないことになっているとの答弁でした。しかし、近鉄高田駅舎の改築時には市民サービスコーナーを設置したいと答弁されました。配付されています会議録を読み返してもそうなっています。矛盾すると思いませんか。自治省から交付できないと指摘されているといわれながら近鉄駅舎ではやることになると、公民館ではだめだということですが、その辺の事情をもう一度説明してください。納得できないのであります。この問題についてどのように考えておられるのかお聞かせください。  3.車いすタクシーについて  各家庭に車1台という時代は到来していますが、障害者や高齢者が通院しようとしたとき運転者が仕事などでいなくて困ることがあると聞きます。幸い近所の人の手助けがあればよいのですが、それとて度重なると依頼するのも気が引けます。また、ボランティアの人々にという手段もあろうかと思いますが、まず第1次的には自らというのがだれしもの考えであると思います。そこで福祉タクシーがあればそのうち気軽に利用できると思いますが、市内にリフトが付いたりストレッチャーが付いた営業用タクシーは何台あるのですか、民間営利企業のことなので干渉はできないかと思いますが、調査をされていますか、指導はどうですか。車いすのまま乗り降り可能なストレッチャーで寝たきりの人が通院できるとなると大歓迎だと思います。実現すれば救急車も呼べないしという状況から開放されます。要介護認定を受けても通院はだめと聞いていますので、ぜひ実現をさしていただきたいと思います。市長の考え方をお聞かせください。  4.家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の実施について  家電リサイクル法が2001年から本格的に施行されることになっていますが、大型ごみとして出されてくる分とどう整合されようとされるのか。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など家電メカーは再利用を義務づけられていますが、すべて回収されるとは思えないのであります。これらの製品を市自治体は漏れた部分として今までどおり回収するならば、収集運搬手数料を徴収しなければならなくなるし、条例も改正するなり訂正するなりしなくてはならなくなります。このこと自体は本市のみの問題ではないのですが、来年に向かっての手順、PRなどはどう考えておられるのか、特にテレビは本年12月よりデジタル化されます。買換えなど増加すると思われますのでお尋ねしておきたいと思います。  5.市の花コスモスの栽培について  過日の市政だよりで市の花にコスモス、市の奨励花にポピーが決定されたようであります。私は、コスモスやポピーは単花ではなく大量に植栽されてこそ景観が増すものと思います。かつて礒野でひまわりが休耕田を1か所に統合して植えられ、テレビやマスコミで取り上げられ、市外からも多くの人たちが来られたのを見ています。秋風に可憐になびく色とりどりの花、大変きれいだと考えますのでぜひ休耕田を1か所に集めてほしいと思います。もしことしが遅いのなら来年の取り組みとして公園緑地課と農政振興課と横の連携を取り実現してほしいと思います。願わくは外客誘致にもつながればと思います。参考までに、ことしはどれぐらいの休耕田があるのかも併せて教えてください。  以上。 32 ◯議長(竹中健次君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 33 ◯市長(松田利治君) 松村議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず、中心市街地商業等活性化事業についてのおただしでございます。平成11年度に国の補助事業といたしましての採択をいただきまして、策定委員会にて協議され、本年3月末に基本計画が策定されました。4月の環境建設委員会におきましてご承認をいただいたところでございます。  松村議員おただしの今後の推進計画につきましては、基本計画に基づきます各種の事業を円滑かつ効果的に実施するために、行政、学識経験者、商工会議所、商業者、市民が十分に情報交換を行いながら、連携を図ることが必要でございます。本年度はその推進体制を確立すべき準備委員会を設置し、十分に意思統一を図り、協議をいたしまして、平成13年度には国の補助事業としての実施計画まで盛り込んだ基本構想を策定いたしたいと考えております。  その実施すべき機関は市だけではなくて、第三者機関、いわゆるTMO組織、言い換えますと、タウン、マネージメント組織でございます。その設立のあり方を探るとともに市も協調しながら、大和高田市中心市街地にふさわしい組織形態の検討を行い、その設立に向けまして連携、協力し、国との協議、調整を図りながら実施事業を展開してまいりたいと考えております。  私は時代の推移による商業の疲弊からかつての商都復活へ、当事業の推進によりまして実効あるものにしたいと考えているところでございます。よろしくご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  なお、松村議員さんには天神橋空き家対策に自らご出店をいただきましてご協力願っておりますことに、深く感謝を申し上げる次第でございます。  次に、自動交付機による住民票等の交付についてのおただしでございます。  住民票等の写しを自動交付機で交付することにつきましては、本市の電子計算機の本体が、業務委託しております民間会社にあります関係上、自治省の住民基本台帳事務処理要領の改正に伴う自治省行政局振興課長通知によりまして交付できないことになっておりますことは、ご案内のとおりでございます。今般改築されます近鉄高田駅の駅舎における市民サービスコーナーを設置し、住民票等の写しを発行することにつきましては、サービスコーナーに職員を配置し、市役所と同様に市民の皆様と窓口で応対のうえ住民票等の写しを発行しようとするもので、そういうことで可能になるところでございます。  なお、当サービスコーナーで実施いたしますサービスの内容につきましては、現在、関係部局が協議をいたしているところでございます。この措置によりまして男女共同社会参画に呼応し、あるいは通勤者、乗降者等への市民サービスの向上になることを願っているところでございます。  次に、市の花コスモスの栽培についてのおただしにお答えを申し上げたいと思います。  平成12年4月に市民の公募によりまして市の花として、優しく思いやりのある花「コスモス」が選定されました。松村議員さんのご指摘のとおりコスモス栽培につきましては、単花ではなくて大量に栽培させてこそその美しさは増大するものと考えております。本年度は、沿道いっぱいモデル事業といたしまして、本市北の玄関口でございます県道大和高田斑鳩線神楽の国道交差点より北へ広陵町の境界まで、地主の方々のご協力を得ながら延長約400メーター、両サイド約30メーター、面積にいたしまして約2.4ヘクタールの休耕田を集積いたしましてコスモスの栽培を予定しているところでございます。その名も「コスモス街道」と名付けて内外にPRをいたしまして、本市の良好な景観形成に努め、都市住民との交流を深めるとともに近郊都市との経済効果をも図ってまいりたいと考えております。  コスモスの花言葉は真心でございます。それにふさわしい美しい環境を守り、自然と調和した“夢と希望と感動にであうまちづくり”を進めてまいりたいと考えております。また、本年度の休耕田面積につきましては、現時点での集計は、耕地面積484ヘクタールのうち約60ヘクタールでございます。よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  以上、私からの答弁とさせていただきます。 34 ◯議長(竹中健次君) 健康福祉部長。 35 ◯健康福祉部長(川本益大君) 12番松村議員さんから車いすタクシーについてのおただしをいただいております。担当いたしております私の方からお答えを申し上げます。  現在、障害者の移動範囲の拡大と社会参加の促進を図ることを目的として、タクシー利用券を交付し、タクシーの基本料金分の助成を行っておりますが、おただしのリフト付き、ストレッチャーが付いた営業タクシーの台数は県下において奈良市、生駒市、橿原市の3市で3台でございます。現在本市で営業されているタクシーにつきましては、タクシー乗務員が障害者に対しての介助及び車いすの介助を含め、資質の向上を図っていただいているところでございます。今後、障害者や高齢者が積極的に社会参加できるような環境づくりのためにタクシー会社へリフト付きタクシーの導入の要請を積極的に図ってまいりたい、このように考えておりますので、よろしくご理解賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。 36 ◯議長(竹中健次君) 環境衛生部長。 37 ◯環境衛生部長(中村泰彦君) 失礼します。家電リサイクル法についてご説明申し上げます。  平成13年4月1日より家電リサイクル法、先ほど申し上げた特定家庭用機器再商品化法が本格施行されます。対象機器は、家庭用エアコン、テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機の4機器となっております。小売り業者には買換え等の場合、対象機器の引取義務が生じます。その際、排出者、ご家庭の皆さんは収集運搬料金、再商品化料金等を支払わなければなりません。これらの料金につきましてはまだ現在のところ確定してないのが状況でございます。そのためまだ公表されておりません。  したがいまして、この4品目は大型ごみとしては受け入れられないということになります。ただ、小売り業者が引き取らない、引き取り義務が生じない機器につきましての場合、市が引き取りを求められることになります。市が引き取った対象機器は引き取り義務を有する製造業者等に再商品化料金等を排出者から徴収することになります。現在のところ、再利用化料金、あるいは引き取り場所が確定しておりませんので、これらが確定した後に条例等を改正してまいりたいと考えております。なお、この制度につきましては、詳細が確定次第市政だより等を通じて市民の皆さんに周知してまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 38 ◯議長(竹中健次君) 9番奥本英子君。            〔9番(奥本英子君)登壇〕 39 ◯9番(奥本英子君) 議長の許可をいただきましたので、新風リベラルの奥本英子が一般質問をいたします。今回の質問は、福祉関係が3件と環境衛生に関するものが1件です。  まず、介護保険事業につきまして。  国の施策、そしてやり方が実施直前までころころ変わっていたので、担当課のご労は大変だったとお察し申し上げます。措置制度から契約制度に変わって質の高い介護サービスを受けられるかどうかは、個人的には金銭や情報を持っているかにかかわってきます。また、その人が住んでいる地域の首長のやる気や職員の専門性、情報量、それからがんばりにもかかっていますし、また、NPOやボランティアなどの市民の参加の度合いにも左右されることでしょう。私は民生文教委員の一員としてこの問題に絶えず熱心でありたいと思っています。だからこれからも折あるごとにこのことに触れてまいりたいと考えております。あとに他の方も介護保険について質問されますので、私はきょうは介護保険事業のこれまでの実態がよく把握されているかということと、情報が隅々にまで届いているかという2点に絞って質問いたします。  まず実態について。市は保険者として常に実態を把握する責任があると思います。措置制度のときは介護を必要とする人は必ず市を通して、どこの老人ホームに行きたいとか、ホームヘルパーをお願いしたいとかいうように市を通していましたので、市の方ではその実態が非常にわかりやすかったと思います。ところが契約制度になってからは、個人と業者との直接契約で事が運ばれてまいります。間に市が介在していないので毎日の動き、出入り等大変がつかみにくいことは想像できます。しかしサービスの基盤は足りているのか。当初に予想していたように大体、予想していたとおりに進んでいるのかとか、質のよいサービスが行われているのだろうか、また金銭的なことでサービスの利用が控えられていないか、そのことが高齢者自身にとってマイナスにはなっていないだろうかとか、よく実態を見ていただきたい。  私の知っている人でホームヘルパーの講習を受けるためにあらゆる事業所、施設に、あらゆる施設に実際に講習に行った人がおります。そしてその人は高田管区のところではなかったんですが、実にそのサービスの実情が本当にまちまちであると。質の高いところもあれば、これでというようなところもたくさんあって驚いたということを申しております。それで、担当課としまして現在まで全般的にどのように実態把握されましたか、これからもその把握のためにどのような工夫をされていかれるおつもりですか、お聞きしたいのです。  情報の徹底ということでは、私は9月の一般質問のときに要望しました。相手が高齢者でございますからできるだけ、本当に手をとるように伝えてほしいというようなことを申し上げた、要望したと思います。情報の徹底ということはもちろん、高田市のみの課題ではありません。契約制度なのに肝心の高齢者に情報が届いていないという場合には、買い物に行って何を買ったらいいかわからないということだと思います。市の広報にももちろん何遍も載せられて各家庭に配られているはずでありますが、書いた文字だけではわかりにくいのです。現実に若い夫婦と同居しておられる高齢者の場合には、デイサービスとかショートステイとか、特養に入れてくださいとか上手にサービスを利用しているように見受けるけれども、ひとり暮らしや高齢の夫婦だけで住んでる人で、本当にサービスを必要としている人がもっとおられるはずではないかとは、施設で働いている人の話でした。情報徹底のためにどのように努力されているのですか、そのことについてもう一度お聞かせください。  次に、(仮称)総合福祉施設は13年4月竣工なって、いよいよオープンなります。それは高齢者、障害者のみならず一般市民にとっても朗報です。34億円かけた立派な施設。3階建ての総合福祉施設と2階建ての心身障害者施設からなっています。機能性、安全性、バリアフリー、快適性、優しさなどが考慮されているはずです。さて、ハード面は十分整いました。ソフト面はどうでしょうか。この立派な施設を十二分に活用してほしいというのが私の切なる願いです。活用に対してどのような青写真をかいていらっしゃいますかお聞かせください。  その次、これからの保育所のあり方について  先般、市立病院の託児所の存続が問題になり、結局のところこの1年で打ち切りが決定されました。行政もそして議員も大勢の人がこのことに関心を持ち、話し合ったことは意義があったと私は考えています。少子化対策と保育所の存在は切り離すことができません。女性が安心して働き子どもを育てることができるように、これからは社会全体で支援する必要があります。  高田市には11の市立保育所があります。それに3つの私立保育所。最近では無認可の保育所が増えてきているような感じを受けます。そこで私は11の市立保育所について、定員と、現在入所されている児童の数について調べてみました。ほぼ満員と考えられる80ないし90%台の入所児童を持っているところは4か所で、あと60%台、50%台、そして40%台も実に2か所あります。ということは一見、高田市の保育所はまだまだ受け入れてくれる余裕があると思えるのですが、しかしよく考えてみると、保育条件等が今母親たちが必要としているニーズとズレているのではないかなという疑問が生じてきました。保育時間は朝の7時半から夜の7時までのところが2か所、7時半から6時までのところが6か所、そして8時半から4時半のところが3か所になっています。冒頭に申し上げました市立病院の看護婦さんたちは、勤務の都合で遅くなることがある、せめて夜8時までしてほしい、軽度の、軽い行事の場合は受け入れてほしい。それからスーパーなどで働く人も、これは原則として夜8時までの勤務ですから、初めから市立の、公立の保育所では間に合わないはずです。そして休日も合いません。土曜、日曜はないですから。  ということで、このごろ不況ですからね、スーパーでパートをしたいと若い人が思ったときに、今までだったら午前中のパートお願いしますといったらよかったそうですが、午前中だけではだめですよ、週に何回かは8時まで勤務してください、それに土曜日、日曜日いつも休んでもらっては困ります、というふうな勤務状態になっているそうです。また大阪や県外などで勤めている人は、子どもを迎えにいく時間は7時でもきついことでしょう。ところで一方で、一方で昼間の内職の間子どもを見てほしい、パートの時間の間見てほしい。それから周りに子どもさんがいないのでうちの子どもは社会性が足りないねん、保育所でちょっと取ってほしい、そういうお母さんたちの要求に対しては8時半から4時半、昼からの4時半で十分なわけです。  母親の働き方は多種多様です。それに伴って調査してきめ細かい行政をしていただくことが、地方分権時代には大変重要な、必要な姿勢ではないかと私は思います。どうかニーズを調査して保育所の見直しをしていただきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。  最後に、少し変わって環境衛生に関することで、し尿処理に関する委託金と補てん金の問題について質問申し上げます。  実は私の隣組の寄り合いで5月にこんな話が出ました。家庭浄化槽の領収書を持っていった人だけが市役所で1,000円くれると。そんなやり方はおかしい、そんなんやったら初めから、頭から1,000円引いとくべしやと、こんなこといわれました。それを担当課に聞きましたら、一般の毎月のくみ取りの場合にはこれは市が委託している事業です。一般家庭浄化槽の場合、あれ年1回来ますね、あの場合は個人の契約です。また個人の契約を買い物に置き換えてみると、個人が買い物したものを市が何も見ないでパッと1,000円引くということは、これは技術的に難しいんやというような話でした。これがきっかけとなって私は、ああ、くみ取りのやり方が違うねんなと改めて思ったことです。それで委託料ということをもう一度見てみました。そうすると委託料は年々減ってきます。なぜかというと下水が普及してきますから。そして下水道になったために委託料の減った分を補てん料で補償しているわけですね、その額を私の手元にある10年度の決算書、11年度の予算書、12年度の予算書で調べてみました。  10年度の決算のところでは委託料は1億2,000万円、補てん料は約4,000万円、11年度予算書では委託料は1億1,000万円、補てん料が約5,000万円、12年度は委託料は9,500万円、補てん料は6,600万円、概数でお話していますけれども、そうすると、委託料プラス補てん料の合計は何とどの年度も1億6,000万円でした。担当課のおっしゃるには、これは平成7年度の委託料の金額が基になって5年間の約束がなされているという話でした。それでこれは合特法という法律で認められているというわけです。合特法というのは、長いんですが、下水道の整備に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法と、平素はこんな法律見たことないんですけれども、その部分を開けてみると合理化事業の計画を出しなさいとか、事業の転換を行うのに必要な資金を国や自治体は融資してあげなさいとか、就職のあっせんをしなさいとか、それから廃棄した運搬車、設備、機械などの原価を見てあげなさいとかいうことが書いてあって、厚生省から知事ですね、各知事宛に書いた通達では、地域の実情に応じてしなさいという一文がありました。地域の実情に応じてということで私はこういう契約になったんだなあと一応理解したことです。  そしてそれは、12年度で終了して13年度からは次の5年間の約束になると思うんです。次の5年間の見直しはいかがされるつもりでしょうか、お聞きしたいと思います。  以上、よろしくお願いいたします。 40 ◯議長(竹中健次君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 41 ◯市長(松田利治君) 奥本議員さんの総合福祉施設についてのおただしについて、お答えを申し上げます。  (仮称)総合福祉施設建設事業につきましては、平成13年3月、明年3月竣工、4月オープンを目指しまして目下工事を進めておるところでございます。当施設の目的はご承知のように本市の総合福祉施設として、高齢者や心身障害者等の共同利用複合施設としまして、総合的な福祉サービスの提供と、モータリゼーション時代における高齢者と子どもの交通安全教育の場とする施設でございます。  具体的には社会福祉協議会事務局を当施設に移転いたしまして、それに伴います天満診療所の2階にありますホームヘルプサービスステーションの一部を移転し、市西部のヘルプサービスの拠点といたします。また現在の心身障害者センターを移転し、より充実した施設で心身障害者の自立更生を図ってまいりたいと思っております。また現在、市立病院内にございます訪問看護ステーションを移転いたしまして、訪問看護活動の拠点とするものでございます。  以上のように市内に点在いたします福祉施設を当施設に集中いたしまして、保健・福祉・医療の連携を図り、ネットワークを確立してまいりたいと考えているものでございます。その他施設内に多目的ホール、交流広間、研修室等を設置し、老人会のボランティア団体等、福祉団体及び福祉関係者の活動の場として、またふれあいの場として利用いただくためによりシビアに、よりきめ細かくソフト面、福祉の充実に努めてまいりたいと考えております。  なお、施設の管理運営につきましては、より効率的な管理運営がでますようその所管を含め現在検討しているところでございます。  あと、保育所のあり方、あるいはくみ取り等の委託金等のおただしにつきましては、担当部よりお答えを申し上げたいと思います。 42 ◯議長(竹中健次君) 健康福祉部長。 43 ◯健康福祉部長(川本益大君) 9番奥本議員さんより介護保険について2点のおただし、それから保育所について1点のおただしをいただいております。担当いたしております私の方からお答えを申し上げます。  まず最初に介護保険事業の実態をどのように把握しておられるのか、こういうおただしをいただいています。その前に、介護保険制度が本年4月1日に実施され、はや3か月が経過しようとしておりますが、これまで大きな混乱もなく、これもひとえに市議会の皆様方をはじめ関係の方々の深いご理解とご協力の賜であると感謝を申し上げる次第でございます。  さて、おただしの介護保険の実態についてでございますけれども、まず4月以降の相談、苦情等は5月末現在で県においては93件、そのうち本市には5件寄せられております。その内容のほとんどが、利用者が制度を十分理解されていないことに起因する誤解や行き違いが多く、担当の窓口で説明をいたしご理解をいただいておりますが、内1件につきましては、県介護保険審査会に介護認定処分に係る不服申し立てが行われておりまして、現在調査が進められているところであります。  次に、要介護認定についてでございますけれども、5月末現在で1,281名の申請を受付をいたし、1,151名について審査判定が終わっている状況でございます。判定結果につきましては、自立16名、要支援98名、要介護1度242名、要介護2度216名、要介護3度212名、要介護4度213名、要介護5度154名となっており、この結果を全県平均と比較をいたしますと、自立、要支援及び要介護1度の割合につきましては大変低く、要介護度2から要介護度4まではやや高めとなっており、要介護5につきましては大体同様の数値となっているところでございます。
     また、サービス利用者が自ら希望するサービスを十分に提供されているのかどうかの問題でございますけれども、この6月初めての介護給付費用の支払いを、また個々のサービス利用状況が国保連合会を通して報告されてくることになっておりまして、現時点ではこのうち、保険給付費用につきましては支払いを完了いたしたところでございます。  今、介護保険制度がスタートいたしましたばかりでございまして、この1年間は介護保険の助走期間と位置づけ、本市に参入していただいている居宅サービス全事業者、並びに現在居宅サービスを利用されている方のうち、無作為に抽出した400名の皆様方のご協力をいただきまして、アンケート調査を実施する予定をいたしているところでございます。  このアンケート調査を実施することによりまして、事業者並びに利用者の生の声をくみ上げ、本市における介護保険制度の実態を把握するとともに、制度そのものに対する不備な点がございましたならば、その運用面におきまして研究、検討、討議を重ねながら、利用者に喜んでいただき、利用しやすい制度として定着させていくために国や県に対しまして県市長会、並びに県下市町村福祉事務所長会等を通して要望をいたしてまいりたい、かように考えておりますのでご理解を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  次に、介護保険事業の情報が必要としている人に伝わっておるのかどうか、こういうおただしをいただいております。  ご承知いただいておりますように介護保険法が施行されて今日まで市広報への掲載、校区説明会、パンフレットの全戸配布等を通じ、介護保険制度についてのご理解、ご協力をいただくべく対応いたしてまいったところでございます。しかし未だ十分にご理解をいただけないという実態は確かにございます。制度がスタートしてはや3か月、担当といたしましても相談窓口、あるいはまた苦情窓口を設けまして市民の皆様方への情報提供、相談などへの対応を行っているところでございますが、また、本年度より在宅介護支援センターを増設いたし、介護を必要とする方及び介護者の方々の相談業務の強化を図っているところでございます。  今後、介護保険料の徴収を10月より実施をしていくのに伴いまして、新たに制度の内容、保険料の納入、協力方などにつきましてのパンフレットを全戸に配布する予定をいたしておりまして、今後も引き続きまして市広報紙(誌)等を通じて介護保険制度についての市民周知を図り、ご理解とご協力をお願いしてまいりたい、かように考えているところでございますのでよろしくご理解を賜りますようにお願い申し上げる次第でございます。  それから、次におただしをいただいております市民の願っている保育についてでございますけれども、現在、本市の少子化傾向は顕著には進んでおりませんが、この傾向は近い将来に現れてくるものと考えているところであります。したがいまして質問議員さんのアンケート調査につきましては、平成10年11月に市内全域無作為で子どもを持つ保護者2,000名を対象に、子育てに関するアンケート調査を実施いたしましたところ、68.8%の回答をいただきまして、その結果を基として延長保育、並びに障害児保育、乳児の全保育所での受け入れ体制の有無、あるいはまた一時保育等特別保育事業を実施するとともに、子育てに不安を持つ保護者に対応するため、平成11年度に児童館に子育て支援センターを開設いたしまして、育児相談、育児サークルの育成、子育て情報の提供等を行い、子育て支援事業の推進を図っているところでございます。  今後も新エンゼルプランに基づきまして、安心して子どもを産み育てることのできるまちづくりを推進するため、少子化に対応した保育事業の充実を図ってまいりたい、このように考えているところでございますので、よろしくご理解を賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。  以上でございます。 44 ◯議長(竹中健次君) 環境衛生部長。 45 ◯環境衛生部長(中村泰彦君) 失礼します。くみ取り委託料と補てん金の関係についてご説明申し上げます。  下水道の整備などによりその経営の基礎となる諸条件に著しい変化を生じる業者について、その受ける影響を緩和し、その業務の安定を保持するとともに、し尿の適正な処理を図るため、平成7年、委託2業者との間に、下水道整備等に伴う廃棄物処理業減少等対応に関する基本契約を締結いたしました。この内容については先ほど奥本議員さんが質問の中でおっしゃったとおりでございます。  平成12年でこの5年間の契約が終了いたします。そこで本年度中に、厚生省の指導によります、先ほどいわれました合特法、「下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法」に基づいた業者との話し合いを行い、合理化事業計画を策定し、特別措置法に基づいた委託料と補てん金の額を定めたいと考えております。  併せて、最初にちょっとおっしゃいました浄化槽の維持管理に対する助成金に関してでございますけれども、少しだけ説明さしていただきます。  浄化槽法第10条で義務づけられた維持管理、すなわち、年1回以上の清掃を行った家庭に対して助成金を出してきております。法に定められた維持管理が終了したかどうかを申し込みにより確認し、助成金を渡しております。議員さんご指摘のように支給漏れのないように今後とも啓蒙啓発を積極的に進めてまいりたいと思っております。ご理解いただきますようにお願い申し上げます。  以上です。 46 ◯議長(竹中健次君) 9番奥本英子君。 47 ◯9番(奥本英子君) 席から再質問させていただきます。答弁いただきました順番に言わせていただきたいと思います。  まず、市長が答弁くださった(仮称)総合福祉施設のことですが、大体社協が入ってくれるとか、それから作業所とか、そういうことは大体前からも聞いてますしわかってるんですけれども、私ちょっと申し上げたい、これは要望にもなるんですが、心身障害者施設の方ですが、ここの2階には機能訓練室、それから創作軽作業室、それに42.2平米のかなり広いと思います、浴室があります。私は、養護学校を卒業してどこへも行くことができないで在宅、そして介護はすべて家族にかかっている、そうした人たちにデイサービスの道を開いてほしいと思っています。入浴、食事、それから創作活動、機能訓練、レクリェーションなど、この身体障害者のデイサービスには、奈良市、大和郡山市、生駒市、桜井市、大淀、下市、吉野の3町、平群町ではすでに行われていて、五条市も12年度から行われることになっています。  本市の障害者福祉計画は、基本福祉計画は平成11年3月に策定され、巻末の方には在宅福祉サービスの実施目標が掲げられております。17年度をめどに障害者のデイサービス施設が1と、1か所必要だとあります。17年とは言わず13年の竣工をきっかけに取り組まれてほしいと思うわけですが、いかがですか。  それから、総合福祉施設では、同じようにホールとか対話室のほかに創作室、研修室、日常生活訓練室があります。高齢者の自立支援、寝たきり予防サービスにこれは大いに使ってほしい、もちろん使われるはずだと思うのですが、使いたいと要求があって決まらないとき、不定期に使うという形じゃなくて、市からある程度メニューを出してほしいと、こんな御馳走があるからぜひ来なさいとメニューがあれば、皆さんよけい活用されると思うので、ただ、不特定多数の人が使うといったらおかしいですが、会議室とか多目的な部屋の使い方じゃなく、定期的なそうした使用方法をぜひ考えてほしいと思います。  それから、川本部長がお答えくださった分で私は、実態ということで、例えば具体的な話になると、慈光園ですが、50床増設されたと、それはきっとことしは50床あったら大丈夫やないかなという見通しもあって、まあ、それだけじゃないです、施設を拡張する、そりゃ余裕もあったでしょうけれども、度合いもあったでしょうけれども、それについて慈光園に聞いてみましたら、6月に一部増床して、8月でその分増床して、まあまあまだ、まだ何人か残りまっしゃろなと。それは世間話ですから責任持ったお話でないということを聞いてください。20人ほど残りまっしゃろなといわれましたんで、私は1年にどのぐらい入れ代わりますかと、これは聞きにくい問題ですけど、そしたら、平均して10人から12、3人ですなと、こういう返事でした。  ということは、慈光園に限っていえば待機者はまだまだ待機してんならんという状況があるわけです。こういうふうな具体的な情報をね、私は市にお聞きしたときに、わかってますか、そりゃわかりませんな、だって利用者は例えば県外の方にも、三重県の方を利用する人も、大阪の施設を利用する人もあるでしょうから、それに毎日毎日変わっていくからつかみようがありませんなと、こういうふうにいわれたんで、これはつかんでほしいと。いけてますか。まあ言うたらいけてますかということで、はい、いけてますとか、この辺まではいけてるけれど、ちょっとここの部分無理ですということを市に、担当課に言うてもらわないでどこで言ってくれるんでしょうか。私は在宅機関型の在宅支援センターでわかるのかなあと思って行きましたら、そこはそういうふうなことはしていないと、全体の情報をつかむことは私は、してないというような答えでした。これはやっぱりつかんでほしいと思います。例えばケアプランの写しを市に提出してもらうとか、それからその写しを絶対目を通していただくとか、そういうことがあまりできないはずはないと思います。それからコンピュータでチョンチョンとタッチしたら、1、2ぐらいは入る時代ですから、そういうふうなことをまとめることも不可能ではないと思います。その件はいかがなものでしょうか。  それから、400名を抽出してアンケート調査をすると、これは大変いいことだと思います。けれども、こうしたことは時間がかかります。これもやっていただきたい。そして日々の変化とか、そういうことも両方ぬかりなくやっていただきたいと思うわけです。いかがなものでしょうか。  それから情報が届くということで、何度も書いた文字だけではわからないと、これはマニュアル書のようなものだと私は思うのです。私自身も大いに誤解してた点、何度も何度も担当課へ聞きにいって、やあ、誤解してましたわということも幾つもありました。それで私は高齢者に届くように、ひとり暮らしの人に届くように、民生委員とか総代さんとか中に入っていただくわけにはいきませんかと。多分民生委員さんも動いてはると思うんです。前そんなことも、市から依頼されているようなこともいわれてたように思います、ある民生委員さんが。そういうふうに優しく、手を取るようにお話していただける人。施設や業者関係の人が言った場合には何か自分とこへ来い、自分とこへ来なさいという利益を、そういうふうに欲しがってるように思われるから行かれないんですと、ぜひ第三者のそういう立場の人に協力いただきたいと言っておられました。その点いかがなものでしょうか。  それから保育所の問題については、10年にアンケートがされてるとは私は知りませんでしたのであのように申し上げましたが、障害児保育や一時保育というのはきっと、きょう病気になったからお願いしますとか、きょうどうしてもお葬式に行かなければならないから預かってくださいとか、そういうことだと思いますが、そういう特色ある保育を大いに進めてください。特色を持たせてください。一律に市立の保育所は条件皆一緒やと、今は一緒じゃないですけれどね、保育時間は様々ですから一緒じゃないですけれども、保育内容にもそれぞれ特色があっていいんだと思います。  ここでも1つ例を申し上げていいかと思いますが、名前を出さなくてもわかると思いますが、近鉄高田市駅の側に私立の保育所があります。あそこは定員よりも溢れています。そして保育時間を見たら7時から夜の6時。朝の7時のところは公立、私立通してあそこしかありませんでした。私は大変工夫されてるなあと。7時だったら子どもをさっと預けて大阪までも通勤できるな、夕方の6時はもちろん帰ってきてすぐだったらうまくいくな、場所もいいですからね。何かやっぱり工夫をされていると思います。市の保育所もそれぞれに工夫をしていただいたら、特に私は夜間保育まで言いたいんですけど、あえて言いません、夜間保育まで。8時の延長もあっていいんではないか。片方では8時半から4時半のところもあってはいいんではないかと考えます。もう一度お願いします。  中村部長様がおっしゃったことですが、平成12年度までは一応契約が終わったと、これはもう既成事実ですからいいんですが、平成12年度まで終わったということは、平成12年度までの補てんは終わったと、補償は終わったと考えて、私は次の5年間は平成7年度の委託料を基に考えるんではなくて、平成12年度の委託料を基に考えて5年間を考えるとか、それからこれはもともとこの法律は合理化事業に対して融資しなさい、補償しなさいとかいうふうなことですから、事業をしてなかったら縮小したら職業に就けない人たちに新たな就職口をあっせんすると、そのために例えば、分別作業に、缶、ペットボトル、ビンとか、有色ビンとか無色ビンとかいろいろこれからそういうことが起こってきますから、そういうふうなところに雇用を進めていただくこととか、何かそこも市のお金が厳しい財政の中で6,600万とポーンと出ていく、それをいいとか悪いとか私は言う立場にないですけれども、工夫をしてこれもやっていただきたいと思うので、13年度からの契約についてもう一度おただししたいと思います。よろしくお願いします。 48 ◯議長(竹中健次君) 健康福祉部長。 49 ◯健康福祉部長(川本益大君) 再度のおただしをいただいております。  まず最初に、総合福祉会館の各部屋の利用のことについて、どのような考えかというようなおただしでございます。各部屋の利用につきましては先ほど市長の方からご答弁申し上げておりますようにホールでありますとか、あるいはまた広間、あるいは研修室等につきましては、老人会とか、あるいはまたボランティアの団体、あるいは福祉関係団体等によりましていろいろとご利用いただいていくというような方向で進めさしていただいております。なお、当施設の新規事業といたしまして、2階部分で先ほど質問議員さんおただしのとおり、現在保健センターで実施をいたしております老人保健事業とは別に介護保険の認定からはずれた方を対象といたしまして、機能訓練及び日常生活訓練事業の実施を現在検討さしていただいているところでございます。  これにつきましては4月1日にはオープンに向けて人的作業、理学療法士でありますとか作業療法士でありますとか、そういう方々の人選に当たっているところでありまして、障害者のデイサービスについてもこれと相合わせながら検討協議を重ねてまいりたい、このように考えております。  それから介護保険の方での実態についてどうかと、こういうことで再度のおただしをいただいておりますが、介護保険の実態ということにつきましては、先ほどもご答弁申し上げておりますとおりに今回、400名の皆様方を対象といたしましてアンケート調査を実施をいたしてまいります。このアンケート調査の結果を踏まえながら、この実態把握に一段と力を入れてまいりたいなと、このように考えております。  それから、情報が必要な人に伝わっておるのかということのなかで質問議員さんの方から民生委員さんを通じて、ひとつそういう方向でやってはどうか、書いたものでは字を読まなきゃわからんではないかというようなおただしでございました。  介護保険が始まりまして民事協の皆様方にも協力をいただいているところでございます。中身的には小地域ネットワーク事業の組織をつくっていただく方向で現在進めさしていただいておりまして、今後地域の中で質問議員さんおただしの方向へ進めていけるんではないかな、このように考えております。  保育所のおただしでございますけれども、おっしゃっていただきますようにひとつ今後は少子化も踏まえまして、保育所における特色のある保育内容について協議、検討を重ねてまいりたい、このような考え方でおりますのでご理解を賜りたいと思います。 50 ◯議長(竹中健次君) 環境衛生部長。 51 ◯環境衛生部長(中村泰彦君) 再度のおただしについて、ご説明申し上げます。  下水道の普及に対する影響に伴う補てんなんですけれども、お金でする部分もあるでしょう、あるいは他の業務を委託するという2種類の方法、あるいはもう1つ、就職を世話するという方法があるんですけれども、金額でするか業務委託でするかということで時に応じた、条件に応じた採用をしてまいりたいと思っております。  それから、今年度合特法による協議を進めて計画をつくるわけでございますけれども、過去に払った補てん金については、新しくできた計画についてその補てん金の中に充当して再度計算し直すというふうになりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 52 ◯議長(竹中健次君) 9番奥本英子君。 53 ◯9番(奥本英子君) 大体私の意見が届いているように思います。一部ちょっと納得し難い面もあります。けれどももう十分言わしていただいたと思いますのでこれで打ち切りさしていただきます。ありがとうございました。 54 ◯議長(竹中健次君) 次に、17番戸谷隆史君の発言を許します。17番戸谷隆史君。            〔17番(戸谷隆史君)登壇〕 55 ◯17番(戸谷隆史君) 議長のお許しをいただきまして、新政友クラブを代表して質問をさしていただきます。時間が時間でございますのでかやくを飛ばして筋だけでしゃべりますので、ご理解願いたいと思います。  第1点目として、新聞報道ということについて質問をさしていただくわけでございますけれども、この問題は奈良新聞の方でこの平成12年1月24日、新聞で報道されたわけでございますけれども、これからずうっと今日まで、きのうもきょうも奈良新聞の方でいろいろ取り沙汰をしていただいておるわけでございます。それとこの本議会の3月議会でですね、他の議員さんの方からもこの問題に対して質問があったわけでございます。そのことに対して市長は、黒い交際問題はない、大変くやしい思いをしておるという3月議会で答弁をしていただいておるわけでございます。それとその当時は、新聞屋さんからの取材に対して当初は公務多忙だという報道があったわけですけれども、最近は取材にも会見にも応じる必要がないという市長の方は報道をされておるわけでございます。  この問題ということに対してなんですけれども、私は、大和高田市の市長というものはトップでございます。私は会見に応じて、議会でそういうふうにご答弁をいただいておるわけでございますから、応じられるべきじゃないかと。それが市民に対して、また議会に対して市長ということで選んでいただいた市民に対する私は当然のサービスじゃないかと思っておるわけでございますけれども、この点に対して、ここで市長に対してお聞きするわけでございますけれども、交際はないということではっきり拒否をしていただいておるわけでございますけれども、私の方でお聞きしたいのは、組長に会ったことがあるのかないのか、これが第1点。  それから第2点目としてですね、近々に会見される意思を持っておられるのかおられないのか。もし会見を、取材ですね、取材に応じる意思がないと言われるんでしたらその理由、なぜ会見、取材に応じられないのか、その市長の理由を明らかにしていただきたい。この2点だけ新聞報道ということに対してご質問いたします。  続きまして、ごみ手数料問題についてということになるわけでございますけれども、この問題について私は昨年の9月に質問をしておるわけでございますし、他の議員さんからもるる質問をされております。だけど、これをですね、一応最初から整理をして、角度を変えて私は質問をさしていただくわけでございますけれども、平成11年3月5日、処理困難物の使用料が合わないということで議員さんの方から質問があったわけなんです。そのときに業者の滞納はないという答弁があったわけなんです。にもかかわらず平成11年3月16日にこの問題があったということが明らかになった。  確かに市長は議会で謝罪もしておられますし、そしてまたこの平成11年6月議会の所信表明の中で、毅然とした姿勢で一日も早い解決をしたい、しますというふうに市長は所信表明の中で言っていただいたわけでございます。にもかかわらず、もう1年という時間がたつんです。何の処置もしておらないということのなかで私はここで再度質問をせざるを得ないということになっておるわけでございます。  ということは、第1点目として私は申し上げるわけでございますけれども、発覚するまで議会に対してですね、要するに収入未済額、もらってないお金に対して決算書の中に記載がされておらなかった。これはですね、議会に対して私は、嘘をついたことになっとるんじゃないか。要するに私は、議会と市民に対する、私はこの問題は大変な私は背任行為だと、ではないのかと私は思うわけでございますけれども、市長の方はどういうふうに捉えられておるのか。  それから第2点目としてですね、平成10年、9年、8年、7年、4年間の未納額がはっきり出たわけなんです。ところがですね、6年度に関しては計算すらできなかった。一体この役所、市役所というものは一体何をしておったのか。こんなばかげたことが現実においてあったわけなんです。  それと続きまして3点目に入るわけですけれども、当初ですね、この問題が発覚いたしまして、市の方から業者に対して内容証明という、支払いしなさいという内容証明というものが送付をされたわけなんですけれども、そのときにですね、未納額に対しての延滞金、これを記載されなかったということで、私も特別委員会でこれ質問をさしていただいたわけでございますけれども、なぜ滞納金の請求をしなかったのかと。そのときの収入役、現在ここにおいでになりますけれども、答弁としてですね、督促状を出しておらないから滞納金の請求はできなかったというご答弁をいただいておるわけです。ということは、これは理事者側の責任なんです。議会としてはですね、先ほど申し上げましたように未納額すら要するに決算書に出てこなかったという大変な不祥事があったわけなんです。だから私はこの延滞金、この11年、12月31日現在で延滞金を計算さしていただきましたわけですけれども、そのときの金額で、3,989万2,440円というこの金額が出てきたわけです。だから私はこのお金というものは、なぜ市民側が負担しなきゃいけないのかということが第1点。  それから弁護士に対して委託をされたわけでございますけれども、113万。これですね、これも市民の要するに一般財源から出すということはいかなるものか。大変おかしい。といいますのは何を言いたいかといいますと、人間でございますから失敗と間違いは私はつきものだと思っております。しかし、間違いということで許せる間違いと許せない間違いがあるんじゃないか。これは間違いじゃないです。これはだました。だまし打ちを受けたんじゃないかと言わざるを得ない。  それから、管理職たるものはですね、管理職手当というのがちゃんとついとるわけなんです。だから、責任あるわけなんです。だからその責任をですね、これは私、9月議会でも申し上げたと思うのですけれども、要するに責任を取るのが嫌だったら管理職にならなきゃいいんです。それぐらいの気持ちで私はやっぱり管理職であっていただきたい。一体この問題どういうふうに、これ1年間たちながら未だに何の手立ても見えない。多分私、この回答としてですね、予測をするわけでございますけれども、裁判所の問題が解決したら考えたいというふうに答弁されるんじゃないかと思いますけれども、裁判所の問題はお金をもらうだけの話なんです。私が今こちらの方で申し上げた3点に関してはもうはっきりした事実があるわけなんです。だから、もう事実が、要するに決まっておるわけですから、裁判所から、解決しようがしようまいがそれはお金をもらうだけの話ですから、それよりも1年という以上の時間がたっておるんですから、市長を含めてこの関係者に対する適切なやっぱり処置をするべきじゃないかと、私はそういう捉え方をしておるわけでございます。  だから先ほど申し上げました委託料と延滞金含めまして4,102万2,440円、これが要するに私ども、このときの担当の責任者は私は支払うべきなんじゃないかというのが私の一貫した考え方でございますので、この点に対してどういうふうに捉えられておるのかご回答をいただきたい。  次に第3点目、近鉄高田駅周辺整備事業ということになるわけでございますけれども、この問題は私、当初から特別委員長も昨年さしていただきましたし今回もその委員に入っております。当初ですね、昨年の9月の市長の答弁の中で、近鉄が約、大方10億ほどお金いるでしょう、そのぐらいいるんでしょうかねと申し上げておったわけなんです。ということは近鉄が当初言うとったのは4階、または一部5階建ての建物になるんじゃないかという話があったわけでございます。それが最終決まってまいりましたら一部3階建てということで大変なトークダウンをしておるというこの経緯があるわけなんです。  私はこの問題の中で、地元のタクシー業界さんやらいろんな問題があったわけなんですけれども、もっとタクシーのとめる場所を少なくしなさい、タクシー乗り場を要するに駅の正面で取られたんでは、バリアフリーという関係でとても、大変これは困ると、もっとタクシー業者さんに言いなさいということで、理事者の方はそれはちゃんとやっていただいて、本当にうまく運んできたわけなんです。ところが今申し上げたように近鉄はそんだけトークダウンしたという論法からいいますと、高田市がですね、この2階の要するに改札口の自動改札の機械ありますね、これを全額高田市がこれ負担するわけなんです。これは市民の乗降客、ご互いさまということのなかで、このことに対して私はクレームをつけておるわけじゃなくて、そういうふうにトークダウンするんだったら、高田市の負担金を一部トークダウンできませんかと、これ当たり前の話なんです。ということは近鉄が10億というとったのが今、12億8,500万、要するに2億1,500万トークダウン、近鉄さんがしておりますので、私はこの2階の自動改札口の費用、高田市の負担分が5,930万、これがもっと安くなりませんかということと、それから近鉄さんが1階でコンビニをつくるということのなかで、せめて軽四1台分ぐらいの自転車置場ぐらい近鉄さんに持たすのが当たり前じゃないかと、要するにこれは商業道徳じゃないか、自分とこへ来るお客さんの自転車ぐらい、要するにセットバックしなさいよ。折角みんな寄っていろんな知恵を絞って、あそこの通路、東西へ流れる、自転車もお客さんもおいでになるでしょうし、やっぱり車いす、乳母車、折角あの前の道を開けたにもかかわらず近鉄さんがですね、コンビニをするのに当たって自転車置き場ぐらいちゃんと中へ入れるようにつくるように指導しなさいよというて、私が質問をしておって終わったときにですね、市長の方から、戸谷議員は近鉄に対して敵対心を持っておるのではないかという発言をいただいた。言っていいことと、私は悪いことがあるんじゃないかと。  ということはですね、私が言いたいのは、近鉄と交渉しているのは議員じゃないんです、理事者なんですよ。私らは、議員というものは、理事者から提案されたことに対して問いただすのが議員としての務めでございます。それと私自身思っておるんですけれども、企業と公共団体というものは私は共存共栄だと思っています。特に近鉄と、近畿日本鉄道というものは、通勤の私たちの足ということのなかで半公共性を私は持っておると思うのです。そういう捉え方で私は近鉄さんに対しては思っておるわけでございます。だから私は、交渉する方法論ということのなかで質問したことに対して、そういう言われ方をしたと。これは大変ゆゆしき言葉ではないかなと私は思っておりますので、一体私のどの点を指して言われたのかお伺い申し上げます。  とりあえずこれでちょうど12時に終わらしていただきます。また答弁によりましては、また再度議席の方から質問さしていただきます。 56 ◯議長(竹中健次君) 暫時、休憩いたします。            午前11時58分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時再開 57 ◯議長(竹中健次君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 58 ◯議長(竹中健次君) では、答弁の方よろしくお願いします。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 59 ◯市長(松田利治君) 午前中の戸谷議員さんのご質問にお答えを申し上げます。  まず、新聞報道についてのおただしでございます。私は戸谷議員さんが改めてこの件にご質問をいただきましたことに、私の所信を述べる機会をいただきましてまことに敬意を表する次第でございます。また議員皆様には、今日までこのことにつきまして多大のご心配を賜っておりますことに大変申し訳なく思っております。  おただしの、記者会見を拒否しているのはなぜかというおただしでございますけれども、私は当初虚心坦懐に対応を考えておりましたけれども、大方の皆さんがご承知のように本年1月24日以来、ほとんど連日執拗に中傷的に報道されてまいりました。特に先般の私の健康診断にかかわる入院、そして昨今の市議会を前にしました市の公共工事発注云々、会社経営が云々、妻が云々、弟の社長が云々というように誇張、あるいは誹謗、中傷的かつ個人攻撃の報道に対しまして断腸の思いであり大変無念に思っております。また今、家族とも心身の変調さえ危惧するところであります。  私は平成7年市長に就任以来個人を顧みず、全身全霊を傾注いたしまして今日まで市政の進展に没頭してまいりました。幸い議員皆さんはじめ職員の協力、市民皆様の絶大なご支援と激励で気を取り直し、意欲を燃やし、厳しい財政と環境下、21世紀のニュー大和高田市構築に邁進をしているところでございます。おかげさまで市政は着実に進捗していることはご賢察のとおりでございます。  地方分権の進むなか大和高田市は攪乱することなく清々粛々と行政、市議会、市民一体となって近隣市町村に光輝くまちづくりを進めることが緊要の課題であり、私の使命でもあると考えております。今日まで、そして昨今の報道を見ますとき、今後市議会はじめ市民皆様の正当なご判断のもとに後援会、並びに有識者とご相談申し上げ、慎重、冷静かつ毅然とした妥当な対応を考えなければならないと考えております。議員皆さんのご賢察のもと、今後ともよろしくご理解を賜るようお願いを申し上げる次第でございます。  次に、近鉄高田駅整備問題にかかわるご質問でございます。  まず、去る特別委員会におきましての問題についてお答えを申し上げます。ご叱責を受けましたさきの特別委員会におきます議員さんへの答弁につきまして、私の不適切な表現は深く反省をしているところでございます。ご容赦を願いたいと存じます。  次に、市の負担についての問題のおただしでございます。平成11年9月議会におきまして同様のご質問をいただき、ご答弁申し上げましたところでございますけれども、近鉄高田駅周辺整備事業に対します本市の事業費は、昨年8月の特別委員会で申し上げました、約5億4,700万円で、本年3月議会にて平成12年度の予算といたしまして、2億2,823万8,000円をご承認願っているところでございます。  また、新たに2階改札口を設置する費用が増えたのではというおただしでございますけれども、計画当初から2階改札口の設置を要望してまいりましたので、先ほど申し上げました事業費に含まれているところでございますのでご理解を賜りたいと存じます。  また市の事業といたしましては、大国町歩車共存道路整備、南側歩道橋、北側道路、駅前広場の整備、地下自由通路の一部市の負担分と、近鉄駅ビル内の2階改札口設置に伴います自動改札機器、バリアフリー化に伴いますエレベーター、エスカレーターの負担金等でございます。どうかよろしくご理解を賜るようにお願いを申し上げる次第でございます。  なお、戸谷議員さんには地元の信頼も大変厚うございますし、先般までは特別委員会委員長としても種々ご指導、ご鞭撻をいただきましたことに深く感謝申し上げますとともに、今後ともよろしくお願いを申し上げる次第でございます。  以下、ご質問の件につきましては担当部の方からお答えを申し上げたいと思います。 60 ◯議長(竹中健次君) 都市整備部長。 61 ◯都市整備部長(北谷敦美君) 戸谷議員さんから近鉄高田駅整備問題につきましてご質問いただいた中で、市長がご答弁申し上げました以外の件につきまして私の方からご答弁を申し上げたいと思います。  近鉄高田駅周辺整備につきましては、歩行者の通行安全性の向上と、利便性の高い歩行者空間の確保並びに、快適に通行できる交通環境の改善を目的に国の支援を受け、奈良県、大和高田市並びに鉄道事業者等民間活力の協力と連携によりまして、一体的に整備を進めるべく事業に着手しているところでございます。  近鉄駅ビルの計画変更に伴いまして駐輪場等の施設の充実を指導するべきではないのかというおただしでございますが、計画当初より近鉄に対しましては各種施設の開設を含め、せめて4階建て程度の駅舎ビルの建設ができないかと要望をいたしておりましたが、開設をいたします施設の利用度及びテナントの入居の市場調査を踏まえた結果、一部3階建ての駅舎ビル建設となったところでございます。どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。  また、テナント利用者の駐輪場等のスペース確保の指導につきましては現在、近鉄側に対しまして設置に向けて強く申し入れを行っておるところでございますが、駅ビル内の利用者の空間形成を確保する観点から大変厳しい現状でございます。戸谷議員さんには地元発展のためにいろいろと貴重なご提言をいただき、深く感謝を申し上げているところでございますが、この点につきましてもどうかご理解賜りますようよろしくお願いを申し上げるところでございます。  以上で、答弁を終わります。 62 ◯議長(竹中健次君) 環境衛生部長。 63 ◯環境衛生部長(中村泰彦君) ごみ問題、特にごみ処理処理手数料未納問題で大変ご心配をおかけしていますこと大変申し訳なく、また心からありがたく存じております。  まず、延滞金を請求し調停にもこの額を加えて申し立てをすべきであるというご指摘でございます。ご指摘の趣旨は十分に理解できるわけでございますけれども、この問題の特殊性に鑑み請求徴収は困難ではないかという考え方をもちまして、請求をしなかったわけでございます。  また、調停費用の問題につきましては昨年9月市議会で議決していただきましたように、行政からの調停の申し立てを行っておりますので、その費用は本市から支払うべきものだと理解しております。  次に、平成6年度の請求ができなかったこと、あるいは未収金を決算書にあげなかったということを含めた責任の所在について、種々ご心配いただいております。現在、葛城簡易裁判所で調停を行っている最中でございます。もうすぐ調停案が提示されるというところまでこぎつけております。そのときに議会にもご報告申し上げながら来たるべき措置などについてご相談申し上げたいと考えております。私どもといたしましては、現在調停に委ねている未収金の解決が先決であり、この解決に全力を傾注することが今最も大切なことだと考えております。  問題が明らかになって以来、議員皆さんのご指導、ご支援を背中一杯に受けてクリーンセンターの正常化に向かって努力を重ねております。戸谷議員さんからのいろんなご叱声、ご指摘、ご助言なりご指導をいただくなかでごみ問題の解決、あるいはクリーンセンターの正常化な営みをより有効なものにしていきたいと考えております。またこのことについて肝に銘じているところでございます。何とぞよろしくご理解いただきますよう切にお願い申し上げます。  以上でございます。 64 ◯議長(竹中健次君) 17番戸谷隆史君。 65 ◯17番(戸谷隆史君) ただいまご答弁をいただいたわけなんですけれども、順番にやらしていただきます。  新聞報道ということについて、私の質問したことに対してはちょっとズレた回答であったんじゃないかなと。だけどこれはね、市長自身の問題でございます。議会とは関係ないと言いたいわけですけれども、私はね、市長さん、お願いしたいのは、市民の信頼の中で市長が選ばれた。だからいろんな方がおいでになると思います。市長の方にも、こんなんほっといたらいいじゃないか、こんなんかまう必要ないじゃないと、必要がないという市民の方もおいでになるでしょうけれども、またやはり私は議員として、そして私もいろんな市民の方との接触があるわけなんですけれども、その人たちの声の中で、はっきりと議会のところでですね、黒い交際問題はないということを言っておられるんだからすっきりして処理をしていただくことが望ましいんじゃないかなと、こういう市民の方もおいでになるということを市長さん、ご理解をしていただきたい。  そして、私も長年議員をいたしておりますからいろんな問題にぶつかるわけなんですけれども、顔を見ないで電話でしゃべりゃ喧嘩できるんです。言いたいこと言えます。しかし顔合わせて話することがご互いさまの不信感というのですか、そういうものが取れて、顔を合わせて話し合いすることが一番解決が早い。私以上に市長さんもいろんなご経験をお持ちでしょうからそういう経験も多々あるんじゃないかと思うわけでございますので、私が質問したことに対してもう一度考えていただきまして、これ以上新聞で市民の目にさらすことのないように早く決着をつけていただきたい、これが私のお願いでございます。  それから第2点目のごみ問題なんですけれども、本当にそれこそ平成11年6月議会の所信表明の中で、毅然とした姿勢で一日も早い解決をするんだと市長さんが言われたわけなんです。そのあとですね、やはりこの担当しておられた部長さんももう退職されたわけなんです。助役さんも代わられておるわけです。どんどんどんどんやっぱり時間とともにこの問題に対して薄れていくんじゃないかと、そういうことはないと思うんですけど、だから私がお願いしたいのは、こういうことを踏んまえた中で早く市長自身自らが、この当時のこういう間違いを起こしたという、それこそ私先ほど申し上げておりますように、管理職たるものはそれだけの自覚がなかったら管理職、市長の方から任命を受けたってしなけりゃいいんですよ。これは厳しい言い方かもわかりませんけれどもそれだけやっぱり管理職というのは責任がある。そういう私は管理職であっていただきたいし、そのトップである市長さん自らがそういうことを踏んまえた中で、それこそ今、調停というところへ今入っておるわけでございますけれども、これはお金のもらうだけの話でございます。ほかの問題は皆こういうことがあったということは、事実関係はっきり残っておるわけでございますので、今の時点で処理をしていかないと、どんどんどんどん職員さんが退職だとかそういうことのなかで代わっていかれるということでございますし、そういうふうにさえしていただければ私はこうしてあえて質問する必要もなくなってくるわけでございます。  だから、間違ったら間違ったということのなかで、1年以上もこのまま引きずっているということでございましたので、あえて私は質問さしていただいたということでございますので、適切な処置を早急に講じていただきたいなと、こういうふうに思っておるわけでございます。
     それから3点目の近鉄高田駅の問題なんですけれども、この自動改札の費用なんですよね、これは要するに設計金額そのまま鵜呑みをしてここへ計上されておるわけなんです。市長さんもご商売をされてきた経緯があるわけでございますのでご存じだと思いますけれども、定価で普通商品を買うということはるる少ないわけです。特に私も自分の会社を持っておるわけでございますけれども、定価よりも安く仕入れてそれをまた販売しているわけなんです。だからこういうルールの中で言わしていただくならば、この改札の費用一つを捉えさしていただいても設計単価より安く私はなるんじゃないかということの経緯の中で、特別委員会でお話をさしていただいたと私は思っておるわけなんです。  それと折角バリアフリーということでタクシーさんからいろんなところにご協力いただいてうまく持っていったにもかかわらず、最終、今部長の方から近鉄さんとしっかり交渉するというご答弁をいただいておりますからいいんですけれども、そういうふうにこれをやはり商業道徳だと、義務と権利と、これはまあすべてのことで言えるわけなんですけれどもお間違いのないように、だから交渉事とまとめるのとは違うんだということで私は質問しておったわけでございますし、ただいま市長さんの方からこの点に関しては、適切でなかったと言っていただきましたのでそれはそれでいいわけでございますけれども、理事者の皆さん方、市長さんはじめ理事者の皆さん方ね、私が一体何を言いたいかということは十二分にご理解していただいておると思いますので、これ以上あえて追求はいたしませんけれども、ここではっきり申し上げておきますけれども、今度この問題で私が一般質問をしなくて済むように適切な処置をちゃんとしていただきたいということを要望して、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 66 ◯議長(竹中健次君) 次に、3番太田敦君の発言を許します。3番太田敦君。            〔3番(太田敦君)登壇〕 67 ◯3番(太田敦君) 議長のお許しを得ましたので、日本共産党を代表いたしまして一般質問をさしていただきます。  まず、介護保険制度についてです。  4月から介護保険制度が始まりました。住み慣れた家や地域で老後を送りたい、多くの高齢者が願っています。家族もまたできることならそうしたいと願っています。本来であれば喜ぶべき長寿が公的な介護制度の立ち遅れで家族介護を余儀なくされ、介護のために仕事をやめざるを得ないほど深刻な社会問題になってまいりました。こうしたなかで始まった介護保険制度は国民の期待に応えるどころか今まで受けていたサービスが受けられなくなる人も多く、予想以上の混乱と矛盾が巻き起こっています。本市においても混乱している実態がケアマネジャーさんとの話によっていろいろ明らかになってまいりました。その例を挙げますと、利用者の負担能力に応じたプランを立てるのが精一杯、オーバーした分は一体どうなるの、お金はないし、ADLは下がる、支援対策を早急に何とかしないと本当に大変なことになってしまう。あるいは、介護保険優先のために今まで身体障害者で負担がなかった方にもこれから介護保険制度が優先させられるために負担が重くのしかかってしまい、本当に申し訳ない思いでやっている。また、介護度5を受けた人が実態としてよくなって、今では大体介護度3ぐらいにまでよくなっているけれども、家族の人は今後もそのままこの介護度5のままでお願いしたいと希望されて大変対応に困っている。また限度額が低すぎる。特に重度の人、ヘルパーが毎日行くと超えてしまう。そして各市町村が保険者らが差がありすぎる。転居されたらややこしい。サービス制限もある。最後に、ケアプランの作成はプランを立てては電卓を叩き、自己負担が幾らになるのかを計算し依頼者に示すという作業の繰り返し。結局幾らまで負担できるのかということで決まっていく。  こういったことで、必要な介護ではなく負担できる範囲のなかでの介護となっているのが現状です。これらの具体的な事例を挙げれば枚挙にいとまがございません。利用料の負担が重すぎるの問題も大変深刻です。費用の1割が自己負担ですが、高すぎて払えず利用料が払えないので楽しみにしていた訪問入浴の回数を減らした、ヘルパーの回数を減らしおむつの交換も我慢してもらっている、家族の介護負担が軽くなるどころか重くなったなど、ある調査では経済的な理由でやむなくサービスを削った人が15.3%にも上っています。  これでは一体何のために介護保険を導入したのか、政府の責任が問われています。保険を導入して新たな負担を私たち市民や国民に求める以上、すべての人へのサービスがこれまでよりもよりよくなって当たり前ではないでしょうか。  日本共産党は、住民税非課税や低所得のお年寄りからは保険料を取るべきでないと考えています。多くの市民の皆さんや国民の声もあって4月からの半年間はお年寄りからの保険料は取らないことになりました。今保険料を取っていない状況においてもこれだけのサービスの低下がある中で、10月から保険料を取るわけにはいかない、このことを検討すべきだと思います。  なぜ介護保険で高すぎる利用料や保険料という問題が起こるのでしょうか。それは前の政府がこれだけの国民的事業をスタートさせるのに、国民には2兆円もの保険料の負担を押しつけながら、国の負担は今年度で2,300億円も削りました。こんなことが許されるのでしょうか。日本は社会保障への税金の使い方が先進国の中でも際立って低い国です。1980年と比べてアメリカ、フランス、ドイツ、イギリスはみんな社会保障の予算を増やしているのに、日本だけが社会保障への負担を4.1%から3.4%に減らしています。なぜこんなことになるのでしょうか。それはばらまき公共事業に50兆円、社会保障20兆円という逆立ちした税金の使い方をしていることに原因があります。公共事業に50兆円もの税金を毎年使うこの使い方を改めて、国民のために使えばこの不況を解決し、介護や医療、年金などを充実させることは十分できるのです。  一日も早く財政の使い方を国民向けに切替えなければなりません。根本の原因は国の税金の使い方にあり、国家予算の使い方を減らし、福祉、医療、教育など私たちの生活に密接にかかわるところに予算の組み立ての柱を置くべきなのですが、ここでは本市としてぜひ取り組んでいただきたいところ、検討していただきたい問題についてお伺いいたします。  まず第1番目の質問は、保険料の問題です。  いよいよ国民健康保険料の徴収の時期が7月に入るとやってまいります。65歳以上の第1号保険者の方々は猶予があるものの第2号保険者である40歳以上の方々からは月々平均1,300円もの保険料が徴収されることになります。本市は商都のまちといわれるように商店や町工場を営んでいらっしゃる方が非常に多くおられます。そうした方々の中には現在の国民健康保険料でさえ払うことできず何と加入者の1割が滞納しているとお聞きしております。それに加えて介護保険料が平均1,300円、これを上乗せさせられるとなると、国民健康保険料も介護保険料も滞納せざるを得ない方々が増えてしまうのは必至の状況ではないでしょうか。これらの滞納に対して何か対策を立てているのでしょうか。日本共産党は先ほども申し上げましたように低所得者からの保険料の取立を見直すべきだと考えています。条例にも低所得者に対する減免が盛り込まれておらず、本市独自でもってでも低所得者に対しての条例をつくり、減免制度をつくるべきだと思いますが、その考えあるのどうか、まずこのことについて第1点お尋ねいたします。  2番目は、利用料の減免についてです。  国の特別対策としてすでに訪問介護利用者のうち低所得者で法施行時にサービスを利用ていた高齢者、障害者を対象に、原則1割の自己負担額を3年間に限り3%に引き下げ以後段階的に引き上げるなどとしています。平群町や御所市などでは低所得者に対して新規の利用であってもホームヘルパーの利用を3%を実行しております。御所市は今年度介護保険低所得者助成金として1,300万円を計上し、訪問介護の分野で特別対策の対象となる約70人に加え枠外となる4月からの新規サービスの利用者についても国の所得基準に応じて負担割合を3%にする、今年度は150人まで軽減措置が講じられる予算額を計上するとしています。御所市の介護保険課は制度施行時を待って利用を始めるという高齢者もおり、国の基準をあてはめると軽減されない人に不公平感が生じると考えたと、このように説明しています。平群町でも訪問介護で同様の軽減拡大を実施するほか施設のショートステイ利用者の軽減措置も独自に実施、低所得者に限りショートステイ利用者の負担割合を3%にするとしています。  本市といたしましては、介護の認定漏れの人に対しての制度は確かに国の制度以上に整えていただいております。これと同じように認定漏れのお年寄りだけでなしに経済的に困窮しているお年寄りに対しても、御所市や平群町のようにこの4月から初めて介護サービスを受けても3%の負担となるようにしていただきたいと思います。本市としてこれを導入するのかどうか、このことを2点目の問題としてお尋ねいたします。  3点目の問題です。平成11年度まで在宅寝たきりの介護者を高齢者を介護されている方の介護負担を軽減するために、手当を支給し生活の一部とする、そのために6か月以上継続して寝たきりの状態にある65歳以上の高齢者を介護している介護者に対し、年2回5月と10月に分けて1万5,000円ずつ、合わせて年間3万円を支給されていました。この支給を打ち切られたことを大変残念に思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。ぜひともこの手当を復活させてほしい、こんな声が上がっております。本市が支給していた介護手当を復活させるのかどうか、このことをお尋ねいたします。  第4番目の質問です。市内循環バス「きぼう号」についてです。  3月議会においても公明党の上田議員さんから質問がございました。私どもも市民の皆さんと多くの懇談、あるいは対市交渉などを行ってまいりましたが、その中でも依然根強くこの市内循環バス「きぼう号」は多くの市民から見直しの声が上がっていることを改めて痛感されます。その1つは巡回ルートの問題です。大字によっては全くバスが回ってこない、このことはさきの3月議会の中でも上田議員さんが明らかにしておられたんですけれども、こういう状況を本当にほっといていいのかどうか、このことが今多くの市民の皆さんから問われているのです。こういう現状を踏まえてぜひとももう一度市民の声を吸収してルートの拡大、また見直しなど再検討できないのかどうか、このことについてお尋ねいたします。  もう1つは、市民の中で福祉バスという認識が強くなってまいりました。こうした中で今までは有料化だったこのバスの利用を無料化にできないのか、介護保険の市独自の対策には大変力を注いでおられる、これをぜひ福祉バスにも広げていただいて無料化に踏み切っていただきたい、このことを要望しますが、本市としてはどのように考えているのかこのことをお尋ねいたします。  それから最後に付け加えて質問させていただきますが、朝の一般質問の中で院内保育所の託児所、これを今年度で打ち切る、こういうふうな話がございましたけれども、私としては今年度で打ち切るというふうにははっきりとした確認では聞いていないのですけれども、病院の方としてはこれは決まっているのかどうか、このことについて質問をさせていただきます。  以上です。よろしくお願いいたします。 68 ◯議長(竹中健次君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 69 ◯市長(松田利治君) 太田議員さんのご質問に一部お答えを申し上げたいと思います。  まず、寝たきり老人介護手当復活についてのおただしでございます。  ご指摘の寝たきり老人介護手当につきましては、平成6年から11年度までの制度といたしまして、在宅寝たきり高齢者を介護されている主たる介護者に対しまして、所得制限なしで全額3万円を支給しておりましたが、新たに介護保険制度が施行されるに伴いまして、その基本理念である介護を必要とする方々を社会全体で支える共同連帯としての社会保障制度が確立し、あくまでも現物による給付が原則となっております。介護手当の支給制度につきましては、改めて事業化することは現在は考えておりません。  ただ、国におきましては、介護度4度及び5度の認定を受けた要介護者でかつ低所得者の方が、1年間在宅サービスを利用せず家族による介護を受けた場合に、年間10万円の家族慰労金を支給する家族支援事業が制定をされておりまして、本市においても国に準じた制度として新年度に向けての対応を行っているところでございます。今後事業が推移するなかで国制度を基本としながらも対象者枠の拡大、支給額の細分化等この家族慰労金制度が本市市民にとって有効な施策として定着していくための柔軟、かつきめ細かな対応を検討してまいりたいと思っております。  次に、市内循環バスについてのおただしでございます。  ご質問の市内公共施設循環バス「きぼう号」は、福祉向上と市民サービスを理念といたしまして平成8年9月より運行を開始し、4年近く経過いたしております。この間平成9年には11便から13便に増便をいたしまして、平成11年4月には市立病院の増築に伴いましてルートの拡大をいたしたところでございます。  ご指摘のとおりルートの見直し、あるいは拡大に対しまして市民、各界各層からも数多くのご意見をいただいているのはすでにご承知をいただいているところでございます。このことにつきましては市の公共施設を利用していただく市民の皆様の利便性を図るため、バス停の設置場所やバスの車体の大きさ等を勘案しながら、また財政的にも考慮しながらルートの拡充、変更について現在検討を進めているところでございます。いずれ確定次第また議会にお諮りを申し上げてまいる所存でございます。ご理解賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。  料金問題についてでございます。  現在本市におきましては、70歳以上の高齢者の方や身体障害者手帳を有する方につきましては、優待乗車証を発行し無料、また公共施設を利用されるその他の方につきましては、施設利用優待乗車証を発行し帰りを無料にしております。本市が採用しております運行方法は、一般旅客自動車運送事業、すなわち一般乗合免許による運行方法にあたります。この運行方法では、競合するバス事業者と異なった運賃は設定できないという同一地域同一運賃の慣例がございます。ご質問の利用料金の無料化につきましては受益者負担の原則もございまして、すぐに無料化というわけにはまいらないと思います。しかしながら、13年秋には道路運送法の改正が行われ乗合バスの規制緩和が図られまして、料金もバス事業者が自由に設定できるようになると聞き及んでおります。したがいまして現行料金でいくか、それとも低額の均一料金にするか、あるいは無料化にするかを慎重に検討してまいりたいと考えております。  以上、私からのお答えといたしまして、あと担当部長からお答えを申し上げたい、かように思います。 70 ◯議長(竹中健次君) 市民生活部長。 71 ◯市民生活部長(奥保男君) 太田議員さんのご質問の中で、介護保険について保険料の低所得者減免についてのおただしでございますので、お答えを申し上げます。  介護保険第2号被保険者の介護保険料は、それぞれ加入している医療保険の医療保険料に上乗せをしてご負担をしていただくことになっており、国民健康保険加入者では従来の国保税に合算して賦課徴収することになります。おただしの低所得者につきましては、国民健康保険制度で適用されている法定軽減制度が介護保険料部分にも適用されることとなりますので、均等割、平等割を軽減することにより、一定基準以下の低所得者の場合には1人世帯では月額約300円、2人世帯では月額480円の負担となり、全被保険者1人当たりの平均ではご指摘のとおり月額約1,300円の介護保険分の負担となる見込みでございます。  滞納者対策といたしましては、国民健康保険法で明示されております内容に沿いまして資格証明書の交付等個々の事情を十分に勘案して、適切に運用してまいりますとともに、滞納者の状況を把握した徴収に努力してまいりたいと考えております。  なお、ご心配をいただいております低所得者、あるいは納税が困難な方につきましては、国民健康保険、並びに介護保険制度の相互扶助の趣旨を十分にご理解をしていただきますようにご説明を申し上げますとともに、納税相談にも十分応じてまいるように努めてまいりたいと、かように考えておりますのでご理解を賜りますようお願いを申し上げます。 72 ◯議長(竹中健次君) 3番太田議員に申し上げます。先ほど通告を見ましたらございませんでしたのでね、病院の保育所の件につきましては、担当者より後刻、直接答弁をさしていただくということでご了承ください。よろしくお願いします。  健康福祉部長。 73 ◯健康福祉部長(川本益大君) 3番太田議員さんより介護保険の利用料の減免についての中で経済的に困窮している高齢者に対して、4月から初めて介護サービスを受けても利用料を3%に軽減することは考えられないのか、こういうおただしをいただいております。担当いたしております私の方からお答えを申し上げます。  ご承知いただいておりますように介護保険制度におきましては、利用者負担は原則1割となってございます。しかし、制度の円滑な実施を図るための特別対策といたしまして、国においては制度施行前に訪問介護を利用されていた低所得者につきましては当面、3%とし、その後段階的に引き上げまして、障害者施策による訪問介護を利用していた低所得者につきましても、平成16年までの間3%とする利用料負担の激減緩和措置が設けられておりまして、本市においてもこの特別対策による低所得者に対する利用料負担の軽減措置を実施いたしているところであります。  ご質問の低所得者で新規に訪問介護を利用された方につきましては、月々のご負担を低く抑えるため、市町村民税非課税者に対しまして2万4,600円、老齢福祉年金受給者につきましては1万5,000円を上限額とする高額介護サービス費の適用を受けることになり、低所得者に対する負担の緩和が図られていることから、本市においても現時点では法制度上の応分のご負担をお願いしてまいりたい、このように考えているところであります。  なお、おただしの4月1日以降の利用者につきましては、社会福祉法人等が提供する訪問介護、また通所介護(デイサービス)、また短期入所(ショートステイ)及び特養の施設入所にかかる生活困窮者に対します利用負担軽減措置の適用について、現在、奈良県市町村介護保険担当課長会議におきまして検討をいたしているところでございまして、今しばらくお時間をいただきたいと存ずるところであります。  以上でございます。ひとつよろしくご理解を賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。 74 ◯議長(竹中健次君) 3番太田敦君。 75 ◯3番(太田敦君) ありがとうございました。質問の順番でもう一度聞いておきたいところ、確認しておきたいところについて発言をさしていただきます。  まず1番最初の、国保の徴収に伴って介護保険料も上乗せして徴収されることになると、こうしたなかで減免制度を設けられないかということなんですけれども、今この7月から保険料を徴収される人というのは40歳から64歳までの方で、実際にその介護を受けるのは40歳の方であればその25年後、これまで積立をしていかなければならないということで、実際にサービスを受けない方がこれから負担をしなければならないという状況になってまいります。ですから、なかなかこの制度自体の不備もあって、保険料を納めるということに当たっては納得できないというふうな市民の方々も多くいらっしゃいます。それだけでなく、本当に今生活に困っていらっしゃる方がこの上乗せによって、1,300円の上乗せによってますます払いにくい状況になってくるというなかで、これが国民健康保険も一緒に滞納せざるを得ないという状況になってしまうということに、大きな問題があると思うのです。  これから、部長の方ではそういう払えない人の中でも懇談をしていくということなんですけれども、そういう配慮というか話し合いの中でどこまで市としては経済的に困っていらっしゃる方を受け入れることができるのか、この点についてお尋ねをいたします。  第2点目なんですけれども、御所や平群でやっている、住民税非課税の方がホームヘルパーを新たに4月から受けるということなんですけれども、本市の試算をちょっと教えていただいたんですけれども、その住民税非課税で市の予算が160万円あれば在宅ホームヘルパーが1週間に2回、これを50世帯弱実施することができるというふうにお聞きしているんですけれども、こういう試算も出していただいているなかでどうなのかどうか、それでも実施ができないのかどうか、この点について再度ご質問をさしていただきます。  それから3番目なんですけれども、市長の方からも答弁がございましたけれども、市独自でやっていた介護手当年間3万円、それに代わるものとして要介護度4度、5度の方々に対して介護サービスを使わなかった家庭、介護を受けていらっしゃる方に対し年間10万円を支給するというふうに今なっていると、それに代わるものだというふうに発言されたというふうに私は認識しているんですけれども、実際この4度、5度の方が年間1回もその介護サービスを受けないで家族の方々だけによって、このサービスを、年間10万円のサービスを受けるというふうなことが本当に現実的なものとして可能かどうか。ほんとにこれ今、国はとても、一般の家庭で要介護4度、5度を持っていらっしゃる方が一つもサービスを受けないで、この年間10万円をいただこうということになれば、その方がますます不可能だと思うのですけれども、そういった中でこの家族介護の3万円を支給するというのは、それとは切り離して全く別の問題として、今現在保険料をお年寄りから取ってない段階においても実際サービスが本市の中でも低下している方もいらっしゃるという方に対しての手当としてこの3万円を支給することができないのかどうか、このことについてお尋ねいたします。  それから4点目なんですけれども、循環バスの「きぼう号」、これは市長の答弁からこの巡回ルートを今後見直すと、拡大する余地はあるというふうに受け止めてよろしいのでしょうか。  それから第5点目なんですが、この福祉バスとして運用していく、無料化していくということに対してなんですけれども、ここでもう一度、財源は確かに苦しいことだとは思うんですけれども、この福祉バス、今回っているのが市立病院であったり温泉であったり、温水プールであったり、本市の公共施設を回っているわけですけれども、これから高齢者の方々が老後の余暇を楽しむ場として温水プールだとか温泉を利用されると思うんですけれども、そういったところの収益も無料化することでさらに増えていくと、このように見込んで実施するというふうな考え方はできないのかどうか、このことについて質問いたします。  以上です。 76 ◯議長(竹中健次君) 市長。 77 ◯市長(松田利治君) 「きぼう号」の巡回ルートについてお答えを申し上げます。  再度ご質問をいただきましたように現在のルートからさらに拡大をして、そして各市内の今現在のルート以外の方からご希望がございます。しかし、そのご希望どおり100%できるかいいますと、いろいろな交通規制上、あるいは停車場等々いろいろ皆制約がございまして、なかなか意の如くならないんですけれども、結論的にいいますと拡大する予定でございます。 78 ◯議長(竹中健次君) 市民生活部長。 79 ◯市民生活部長(奥保男君) 太田議員さんの再度のご質問にお答えを申し上げます。  介護保険料の減免制度を設けられないのか、経済的に困っている人にはどうするのかというご質問でございます。お答えを申し上げます。  納税者の個々の事情を十分に勘案して適切に運用してまいりますとともに、滞納者の状況を把握した徴収に努力してまいりたい、このように考えております。  それからまた、災害その他特別の事情のある場合には市条例によります減免もございますので、それらを適用してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくご理解のほどお願い申し上げます。 80 ◯議長(竹中健次君) 健康福祉部長。 81 ◯健康福祉部長(川本益大君) 再度のおただしをいただいております。介護保険の利用料の減免の中で、もう一度確認でひとつ3%の軽減は考えられないのか、こういうことでございます。  先ほどもご答弁の中で申し上げておりましたけれども、4月1日以降の利用者につきましては、ただいま社会福祉法人などが提供いたします訪問介護、それからデイ、それからショートといいます在宅サービスの三本柱につきまして、おただしをいただいておりますような方向でひとつ奈良県市町村介護保険担当者会議の方でただいま鋭意検討をいたしておる最中でございまして、今しばらく時間をいただきまして、おっしゃっていただくような方向になりますかどうかそれはただいま申し上げるわけにはまいりませんけれども、そのような方向に向かって検討をさしていただいているところであります。  それから、寝たきり老人介護手当の復活についてのおただしでございますが、これにつきましては先ほど市長の方からお答え申し上げておりますように、ひとつこの介護保険の事業というものが推移をいたしてまいりますなかで、対象枠をひとつ拡大をして、寝たきり老人介護手当とは違った意味合いでの他のサービスを充実する方向で予算を調整してまいりたいな、このようなことを申し上げておりますので、ひとつその点についてご理解を賜りたいと思います。 82 ◯議長(竹中健次君) 3番太田敦君。 83 ◯3番(太田敦君) 市民部長からのご答弁なんですけれども、実際払えない人に対して十分その状況を勘案しながら考えていくということなんですけれども、要望だけしておきます。  実際国の方からもこれからは、今まで保険料を払う意思がある人に対してはバッサリと切り捨てないで、短期保険証というものでとりあえず対応していくというふうな形で、ある程度猶予を設けていたんですけれども、これからはそういうものもなくして払える人には保険証を渡すけれども払えない人に対しては保険証を渡さない、こうした中で医療も介護も受けられなくなってしまうという状況を突きつけてしまうことになります。ですから、ぜひとも市の方でワンクッションを置いて国の制度をそのまま市民の皆さんに押しつけるのではなくて、本当に市民の皆さんの状況を見ながら丁寧な対応にしていただくようによろしくお願いいたします。  それからあとは利用料の減免と、それから家族手当の3万円の復活なんですけれども、先ほども申し上げましたように今65歳以上のお年寄りから保険料を取らない状況においても、これだけ様々な問題があると。今制度が始まったばかりでそれが整うまで待ってくれというふうなことが部長さんからの答弁だったんですけれども、しかし実際受けていらっしゃるお年寄りやそのお年寄りを抱えていらっしゃる家族の中で、具体的に様々な問題が起こっているなかで前よりも利用料を払ってなおかつそのサービスが悪いというふうな状況に置かれていては、本当に一体何のための介護保険制度かということが問われてくると思います。  ですから私は、その制度が整うまでではなくて整うまでだからこそ今までやってきたサービス、これを充てていただいて、サービスが整ってきた段階でそれをはずしていくというふうな考え方、こういうふうな考え方にも立っていただくようによろしくお願いをいたします。  市内循環バスのことなんですけれども、拡大を考えているということですのでぜひとも市当局からの一方的な市民への押しつけではなくて、この際ですから市民の皆さんの要望を聞きながらこの巡回ルートの拡大に当たっていただきますように、またその中で無料化のことも市民の皆さんからの意見としてあるということを十分認識していただいてこの事業に取り組んでいただくように、加勢していただくようによろしくお願いを申し上げまして、私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 84 ◯議長(竹中健次君) 次に、6番堂本正信君の発言を許します。6番堂本正信君。            〔6番(堂本正信君)登壇〕 85 ◯6番(堂本正信君) 議長のお許しをいただきましたので、公明党市議団を代表して一般質問をさせていただきます。私が一番最後でございますので時間短縮に協力いたしまして、質問の要点のみ申し上げ、予め通告しております通告の項目に沿ってご答弁いただきますようお願いをいたします。  まず1点目の、本市の財政再建と今後の公共投資についてお伺いしたいと思います。  今後本市の財政支出で予想される大きなものといえば、広域でのし尿陸上処理施設建設工事、またごみ焼却施設の大型改造工事、近鉄高田駅周辺整備事業や教育施設の増改築工事等々がございます。一方、起債償還は文化会館さざんかホール建設、市立病院増改築工事等の企業債の償還が始まっており、財政は至って逼迫した状態にあります。そこで今後、先ほど申し上げた大型事業を進めるに当たって財政計画はどのようになっているのかご説明いただきたいと思います。  財政再建については、主財源の乏しい本市にあっては市債や補助金、地方交付税に頼る俗に言う親父日の丸型依存財政運営から、自主自立の財政運営への転換、すなわち本市の財政再建計画を説明いただきたいと思います。またそれに伴って今後の公共投資については、厳しい財政事情の中ではございますけれども、より市民生活に密着した公共下水道の普及や、障害者や高齢者に優しいまちづくり、すなわちバリアフリー化、また老朽化した教育施設や保育施設の増改築を今後どのように進められるのかお聞かせいただきたいと思います。  次に、2点目の循環型社会に向けた本市の取り組みについてお伺いしたいと思います。  まず、本年1月に環境庁が発表いたしました循環型社会基本法についてご説明をいただきたいと思います。基本法に沿った本市の今後の取り組み、考え方を併せてお聞かせください。また、市内事業所の排出ごみの分別収集についてはいつごろから実施される予定なのかお聞きしたいと思います。  3点目の障害者介護と、ガイドヘルプサービス事業の充実についてお伺いしたいと思います。  介護保険制度が実施されて高齢者の介護につきましてはまだまだ問題点は多々ありますが、制度としては一定の成果を見ているところでございます。しかしながら、障害者の介護については未だ立ち遅れている感がございます。厚生省の通達にもサービス料の上限を撤廃し、必要に応じたサービスを提供するように指導されております。また障害の内容を熟知したヘルパーの確保やガイドヘルプサービスの充実も指導されているところでございます。  そこで、本市の実態はどのようになっているのか。サービスに制限を加えていないのか、ヘルパーの人材の確保はできているのか、ガイドヘルプサービスは資格を持った人が行っているのか、またその人たちの待遇面はどのようになっているのかお聞きしたいと思います。また今後これらのサービスの充実をどのように進められようとしているのか、併せてお聞きしたいと思います。  4点目の、特別養護老人ホームにおける不在者投票の在り方について、お伺いしたいと思います。  委員長さんにおかれましては大変お忙しいなか、曲げてご出席いただきまして、心から御礼を申し上げる次第でございます。今回のことにつきましてはすでに終わっていますので、今さらどうこうできるものではございませんが、今後の問題として十分な対応をしていただくためにも取り上げさしていただきましたのでよろしくお願いを申し上げます。  ある特別養護老人ホームに本年6月16日に、市内のあるお年寄りが施設サービスを受けるため入所いたしました。今回の衆議院選で家族の人が投票権がまだ家の方にあるので当日投票所に連れていったところ、すでに投票は終わっているとのことで、本人が知らないうちに不在者投票が行われていたとの苦情が寄せられたわけでございます。選管の調査では、その施設で本人の意思を確認して不在者投票を実施したとの調査結果が返ってまいりました。しかし本人が知らなかったとのことですので私なりに調査いたしました結果、そこの特別養護老人ホームには現在、98人が入所しております。そしてその中で不在者投票者が95人、投票率が何と96.9%でありました。通常特別養護老人ホームでの投票率は平均30から40%であると聞いております。投票率だけでも異常な数値を示しております。大和高田市の投票率は56.96%でございました。この特別養護老人ホームに入所した人の中には投票したくない人もいたのではないか、個人の自由が十分守られたのかどうか大変疑問でございます。98人の中には介護度4、5の重度の人が36人います。また、28人の痴呆症の症状を持った方がおられます。これらの人たちが不在者投票を自ら希望し、候補者名を十分意思表示できたのか疑問が残るところでございます。委員長の見解をお聞きしたいと思います。  また、もしそのような人権を無視するような事実があるならば、施設サービス事業者としての資質はいかがなものか、一事が万事でありまして、施設内でいじめがあるのではないか、介護サービスは十分行われていないのではないか心配でございます。担当部より答弁をいただきたいと思います。  以上で、壇上での質問を終わります。回答によっては自席より再質問さしていただきますのでよろしくお願いいたします。 86 ◯議長(竹中健次君) 市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 87 ◯市長(松田利治君) 堂本議員さんのご質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず、堂本議員さんの本市まちづくり行政と市財政の窮迫につきましてご配慮願っていることに対しまして、敬意と感謝を表する次第でございます。  ご指摘のとおり目下本市財政は、県下10市の中におきましても下位にございまして、極めて厳しい状況下にございます。その主な要因は先行公共施設建設等、当市の借入金の返済期にございます。しかしこれは、市民の幸せ度を先取りしたツケでもあるというように思います。1番目には、現在の経済景気不良によります各市税の減収でございます。その他歳入、収入等の減少は多岐にわたっております。一方、反面、支出、歳出は時代的に膨張するばかりでございます。全体的に市民需要、あるいは要望が増大をいたします。そして2番目には都市形成の基盤整備、すなわち上下水道、道路、農道、側溝整備、あるいは公園、住宅等環境整備でございます。3番目には福祉施設の整備、あるいは医療・福祉・保健のネットワーク、介護保険に象徴されます福祉にかかわるいろいろなハード及びソフトの強化、充実でございます。4番目には商業、工業、農業等の振興であります。5番目には教育施設のハード面における充実等々でございます。6番目にはライフラインに象徴されますようにごみ、し尿処理場の改造、あるいは建設等々でございます。  こういうようにしせつ事業と施策は全くメジロ押しでございます。そしてご案内のとおり、なおかつ明年は新世紀、21世紀のスタートの年でもございます。したがって行政、まちづくりを預かる私どもにとりまして画期的な施策も必要かと存じます。目下、担当部局で知恵を絞っているところでございます。  かような状況下、行政運営から行政経営へ知恵ある活動をもって本市の特性の涵養、あるいはまちの活性化、そして21世紀へのまちづくりを進めてまいらねばなりません。その意味では行政、市議会、市民各位の協調とご理解のもと、中心市街地活性化事業に象徴されますようにTMO等々と相まって一体となったまちづくりを行財政機構改革を軸として進めなければならないと決意を新たにしているところでございます。議員皆さんの一層のご理解とご協力、ご鞭撻をお願いするところでございます。  次に、循環型社会に向けた本市の取り組みについてのおただしでございます。  目前に控えました21世紀は、環境の世紀といわれますように環境問題は私たちが真剣に取り組まなければならない大きな課題でございます。これまでの大量生産、大量消費、あるいは大量廃棄というシステムを大きく返還し循環型社会を構築しなければなりません。このような中で本年5月に「循環型社会形成推進基本法」が制定されたところでございます。  本市におきましては現在、ビン、缶の分別収集、子供会、自治会などの集団資源回収団体への助成、粗大ごみからの金属回収、使用済み食用油の回収、家庭ごみの減量に向けた広報活動の強化、そして本年度から電動式生ごみ処理機の購入助成制度を実施するなど、循環型社会の実現に向けた取り組みを目下進めておりますけれども、今後さらにその取り組みを強化、推進していかなければならないと思っているところでございます。このため今秋を目標にペットボトル、紙パック、トレイ、乾電池などの分別回収に取り組んでいくための準備を進めているところでございます。
     循環型社会の実現に向け市民、事業所、そして行政が一体となってこれからの取り組みを進めてまいりたいと考えております。細分化した分別収集制度の確立と実施に向け行政の取るべきシステム、さらに市民皆さんの依頼と協力、そして周知と申しますかPR等、実効ある生活システムの確立を図ってまいりたいと、かように考えているところでございます。  あと、議員さんから障害者福祉にかかわる問題のおただしにつきましては、助役さんの方からお答えを申し上げたいと思います。よろしくご了解を賜ります。 88 ◯議長(竹中健次君) 助役。 89 ◯助役(佃政弘君) 堂本議員さんの障害者介護とガイドヘルプサービス事業の充実についてのご質問について、お答え申し上げます。  まず、サービスの制限をしていないかとのご指摘でございますが、本年4月の介護保険制度の施行に伴いまして介護を必要とする障害者の方につきましては、本制度に基づきましてご利用いただいているところでございます。また、本制度適用外の障害者の方で介護を必要とされる方々につきましては、平成12年、本年度より24時間ホームヘルプサービス事業、デイサービス事業、訪問入浴サービス事業等事業を充実しているところでございます。  また、ガイドヘルプサービスの制限についてでございますが、本制度の目的であります自立と社会参加の趣旨を尊重し、できる限りご利用いただけるよう努力しているところでございます。  今後も高齢者も障害者も同じサービスを受けていただくよう環境づくりに努めてまいりたい、このように思っているところでございます。  2点目のヘルパーの人数が十分であるのかとのご指摘でございます。平成12年度より介護保険法が施行されまして介護認定による要介護者の方につきましては、介護保険のサービスを受けられていますが、その他の高齢者及び障害者につきましては、社会福祉協議会に委託しておりますホームヘルプサービスをご利用いただいているところでございます。  また、大変ご心配いただいておりますガイドヘルパーにつきましては、登録者32名のヘルパーがガイドとして活動していただいており、今後もより一層ガイドヘルパーの登録者を募り充実してまいりたいと考えておるところでございます。  最後の、ガイドヘルパーは資格を保持して行っているのか、また今後のさらなる事業の充実はどのように進めるのかとのご指摘でございます。  本市のガイドヘルパーの資格につきましては現在、ホームヘルパーの養成研修1、2級課程修了後、別にガイドとしての研修カリキュラムを修了した者に与えられています。しかし過去におきましては、県が独自に養成するガイドヘルパー課程を修了した者にも資格が与えられております。したがいまして、本市のガイドヘルパーは何らかの課程を修了した人に登録していただいているところでございます。  なお、今後本市といたしましても、県社会福祉協議会で例年行われておりますガイドヘルパー養成講座を積極的に受講していただき、ガイドヘルパーの充実に努めてまいりたいと、このように思っているところでございます。  また、本年4月1日にガイドヘルパー派遣事業実施規則を定め、それに沿って事業を推進しているところでございます。よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。  最後に、養護施設におきます養護老人に対する人権の問題で市の対応についておただしがございます。老人福祉施設におきまして養護老人等入所者の方々につきましては、人権を尊重しながら現在もお世話願っているところでございます。今後、市といたしましても入所されている方々の人権を軽視することのないよう十分配慮していただくよう、老人福祉施設に対しより一層の意思の疎通を図ってまいりたいと考えておりますので、どうかご理解賜りますようよろしくお願いします。 90 ◯議長(竹中健次君) 選挙管理委員会委員長。 91 ◯選挙管理委員会委員長(中井豊一君) 私、中井と申します。堂本議員さんのご質問に対してご答弁申し上げます。  ご質問は、特別養護老人ホームにおける不在者投票の在り方についてのということでございますので、それにお答えを申し上げます。  施設における不在者投票につきましては、事前に県の選挙管理委員会が不在者投票指定の施設を集めて、その方法等についての注意事項等につきまして指導をしているところでございます。そして、各指定施設におきましては、その施設の長を不在者投票管理者といたしまして、施設に入所されておられます選挙人からの請求により法律、あるいは指導に基づいて不在者投票を行っておりますところでございます。  したがいまして、このような手順に基づきまして適正かつスムーズな不在者投票事務が実施されていることと確信をいたしているところでございます。ご質問の内容を十分検討いたしまして、今後におきましてはかかるようなご質問のないように処置していきたいと考えております。ご理解を賜りますようお願い申し上げまして、以上お答えといたします。終わります。 92 ◯議長(竹中健次君) 6番堂本正信君。 93 ◯6番(堂本正信君) ただいま明快なご答弁をいただきました。ほとんど再質問はございませんけれども、1点だけすんませんけど、1点目のですね、市長さんからご説明いただきました財政問題につきまして、聞かしていただきましたところ、大変窮屈で無理、大変無理があるような気がいたします。今後数年大きな事業ができないんじゃないかという心配がございます。これがまず1点。そしてまた、今までの事業計画にいささか無理があったのではないか、借金に借金を積み上げていけばいつかはこうなるというのはだれでも想像ができたところでございます。この2点について市長からもう一度答弁をいただきたいと思います。  あとにつきましては、2点目、3点目について、また4点目につきましても委員長さんから明快なご答弁をいただきましたので再質問はございませんけれども、3点目の障害者介護とガイドヘルプサービスについては、今助役さんから答弁いただきました。確かに前向きな、聞いとったら本当に素晴らしい進んでおるような答弁でございますけれども、現実は決してそういうわけじゃございません。大変立ち遅れが目立つわけでございますので、早急な対応を要望しておきます。  市長からご答弁いただきまして終わりたいと思います。よろしくお願いします。 94 ◯議長(竹中健次君) 市長。 95 ◯市長(松田利治君) ご心配いただいております財政運営につきましてでございます。  1つは、先行投資が過剰ではなかったのか、あるいは計画等を含めてというご指摘でございますけれども、その都度、その時々の首長、市長、あるいはその都度また議会にお諮り申し上げて進めてこられたところでもございますし、私もまた平成7年就任以来そういう形の中で推移をしてまいりました。先ほども申しますようにその借財、ツケと申しますか、それは現在返済期に重複をしておりますから大変厳しい状況にあることは事実であります。がしかし、それは市民の公共施設投資を通じた幸せ度のツケということにもなりますし、また同時に起債、あるいは交付税等々50%、ものによって違いますけれども前後の交付がございますから、そういうことで、運営から経営という感覚でクリアしていかなければならない、かように思っております。  それからまたご心配いただいております、必ずまちづくり、あるいは行政のハード面を通じてしなければならない点はもちろんございます。はっきりなりますのは、まず葛城清掃組合に基づきます葛城、御所市に今度設置することになっておりますし尿処理場の分担金でございます。しかしこれは、市民の重要な施設として葛城、3市6町とともどもに進めていかなきゃなりません。また、ゴミ焼却場にかかわるダンオキシンの数値の抑制であります。今は本市は大体6ナノグラムから大体8ナノグラムぐらいでございます。それは大気中に浮遊するダイオキシンを薬剤注入によって比重を下げて処理をして空気中に散布、散飛しない方法をとっております。しかしそれとても6ないし8ナノグラムですから、今後厚生省が指示します平成14年以降ですか、1ナノグラム相当に持っていかなければなりませんので、それに基づく改造をしなきゃなりません。これは避けて通れない問題でございます。  その他福祉はご案内のとおりでございます。教育にかかわる問題につきましても今の青少年の健全育成、あるいは教育の視点から考えまして放置できない問題でございます。したがって、そういう行政の重要度から案分をいたしまして、重要度を優先的に考えながら財政と支出とのコントロール、バランスを計りながら続けてまいらなければならないと考えているところでございます。そういう意味で、行政運営から行政経営にということを強く要望しているところでございます。  したがいまして、行財政機構改革、いわゆる行政コストをいかに下げて効率のよい行政経営を行うかというのは、企業に課せられた課題と似てまいっております。そういう意味で今後もそういう観点で進めてまいりたいと。いろいろ難しい点はございますけれども知恵を絞ってクリアしてまいりたい、そういううえにおいて国、県の大きいバックアップと市議会の皆様のご理解とご協力をお願いを申し上げる次第でございます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 96 ◯議長(竹中健次君) 以上で、日程は終了いたしました。  この際、おはかりいたします。お手元に配付いたしております閉会中の継続調査申し出一覧表のとおり各委員長より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。申し出どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 98 ◯議長(竹中健次君) 以上で、本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしましたので、会期中ではございますがこれで閉会いたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 99 ◯議長(竹中健次君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議員各位におかれましては、去る22日の開会以来連日ご精励をいただき厚く御礼申し上げます。  各執行機関におかれましては、議会の意思を十分尊重のうえ市政を執行されますよう要望しておきます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 100 ◯議長(竹中健次君) 市長の閉会のあいさつがございます。市長。            〔市長(松田利治君)登壇〕 101 ◯市長(松田利治君) 去る6月22日より開会されました6月定例市議会にご提案申し上げました案件につきまして、それぞれ適切なご決定を賜りましてまことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。  本定例議会でご指摘、ご要望のございました点につきまして十分に意を払い、今後の行政経営、並びに運営につきまして遺憾のないよう努めますことを申し添えまして、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 102 ◯議長(竹中健次君) これをもって、平成12年6月大和高田市議会定例会を閉会いたします。            午後2時23分閉会 本会議録の正当なることを証明するため、ここに署名する。                   議 会 議 長    竹  中  健  次                   署 名 議 員    朝  井  啓  祐                   署 名 議 員    太  田     敦                   署 名 議 員    浅  野  間  正 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...