奈良市議会 > 2021-06-10 >
06月10日-04号

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  1. 奈良市議会 2021-06-10
    06月10日-04号


    取得元: 奈良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    令和 3年  6月 定例会令和3年奈良市議会6月定例会会議録(第4号)-----------------------------------   令和3年6月10日(木曜日)午後2時0分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第69号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて       議案第70号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて       議案第71号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について       議案第72号 奈良市手数料条例の一部改正について       議案第73号 奈良市救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営の基準に関する条例の全部改正について       議案第74号 奈良市立学校設置条例の一部改正について       議案第75号 奈良市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について       議案第76号 財産の取得について       議案第77号 工事請負契約の一部変更について  日程第2 議会議案第3号 東京2020オリンピック・パラリンピックの中止に関する決議について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、報告 議案審査特別委員会の正副委員長の互選報告について  第2、日程に同じ  第3、閉会中継続調査申出について----------------------------------- 出席議員(37名)  1番 道端孝治君      2番 塚本 勝君  3番 樋口清二郎君     4番 山出哲史君  5番 林 政行君      6番 松下幸治君  7番 阪本美知子君     8番 山本直子君  9番 白川健太郎君     10番 山本憲宥君  11番 太田晃司君      12番 階戸幸一君  13番 横井雄一君      14番 宮池 明君  15番 早田哲朗君      16番 三橋和史君  17番 大西淳文君      18番 柿本元気君  19番 酒井孝江君      20番 山口裕司君  21番 北村拓哉君      22番 八尾俊宏君  23番 東久保耕也君     24番 内藤智司君  26番 藤田幸代君      27番 田畑日佐恵君  28番 九里雄二君      29番 三浦教次君  30番 松石聖一君      31番 鍵田美智子君  32番 井上昌弘君      34番 森田一成君  35番 土田敏朗君      36番 北 良晃君  37番 中西吉日出君     38番 伊藤 剛君  39番 森岡弘之君 欠席議員  なし 欠番  25番 33番----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      向井政彦君  副市長      西谷忠雄君   危機管理監    國友 昭君  総合政策部長   真銅正宣君   総務部長     吉村啓信君  市民部長     中川昌美君   福祉部長     小澤美砂君  子ども未来部長  鈴木千恵美君  健康医療部長   佐藤敏行君  環境部長     奥田晴久君   観光経済部長   仲西範嘉君  都市整備部長   中原達雄君   建設部長     木村康貴君  企業局長     池田 修君   消防局長     東川洋志君  教育長      北谷雅人君   教育部長     増田達男君  監査委員     東口喜代一君  総合政策課長   山岡博史君  財政課長     小西啓詞君----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     中井史栄    事務局次長    児林尚史  議会総務課長   井ノ上寿苗   議事調査課長   秋田良久  議事調査課長補佐 杉野真弥    議事調査課主査  米浪高之  議事係長     中山辰郎    議事調査課書記  石川悠介-----------------------------------   午後2時0分 開議 ○議長(三浦教次君) 休会前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △報告 議案審査特別委員会の正副委員長の互選報告について ○議長(三浦教次君) 私より御報告申し上げます。 去る4日の本会議において設置されました議案審査特別委員会の委員長に26番藤田君、副委員長に1番道端君がそれぞれ互選されました。----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 次に、お手元に御配付いたしておりますとおり、去る4日の本会議において議案審査特別委員会に付託いたしました案件について、委員長から議長宛て、審査報告書が提出されております。 以上、御報告申し上げます。----------------------------------- △日程第1 議案第69号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて 外8件 ○議長(三浦教次君) 日程に入ります。 日程第1、議案第69号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについてより議案第77号までの9議案を一括して議題といたします。 本案は、去る4日の本会議において議案審査特別委員会に付託いたしました案件であります。 これより委員長の報告を求めます。 26番藤田君。   (26番 藤田幸代君 登壇) ◆26番(藤田幸代君) 私より、去る4日の本会議におきまして、議案審査特別委員会に付託を受けました議案第69号より第77号までの9議案につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 委員会は、去る4日及び8日の2日間開催し、審査を行いました。 8日は、付託議案に対する質疑を行いました。 主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、議案第70号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて、特定財源として国庫負担金国庫交付金、一般財源として繰越金が充当されているが、財務会計上の繰越金の運用について。また、平城西中学校区に新しく開校する施設一体型小中一貫校における特色ある教育についての質疑がありました。 次に、委員より、議案第69号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて、固定資産税額の負担調整における令和3年度限りの措置に伴う課税額への影響の程度について。また、地籍調査による固定資産税の課税業務への影響についての質疑がありました。 次に、委員より、議案第70号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて、新型コロナウイルス感染者に対する積極的疫学調査を補助するための臨時措置としてやむを得ないと考えるが、職員の異常な長時間労働が続いており、保健師の増員などの抜本的な対策を講じる必要があるのではないか。また、議案第73号 奈良市救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営の基準に関する条例の全部改正について、国の基準省令の引用方式を採用すれば、内容の変更が議案として提出されなくなり、議会のチェック機能が働かなくなるのではないかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第75号、奈良市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正の具体的な内容について。また、平成28年度の奈良県汚水処理構想において、奈良市衛生浄化センターを含む県内し尿処理施設の処理水を流域下水道へ受け入れることが明記されているが、接続時期に関する県との協議状況についての質疑がありました。 次に、委員より、奈良市全体の保健師数と、はぐくみセンター内の保健師数について。また、新型コロナウイルス感染症流行の第1波及び第2波以降のはぐくみセンター勤務の保健師と、それ以外の保健師の時間外労働についての質疑がありました。 次に、委員より、感染症予防対策経費の目的と内容についての質疑がありました。 次に、委員より、新斎苑を60年以内に解体撤去するという、契約とも言える覚書を地元自治会と締結したことによる新たな損害額と、地元対策費を含む新斎苑の総事業費について。また、最高裁で確定する損害賠償請求権の行使により、契約に要した費用の一部を回収できるが、その見込みについての質疑がありました。 次に、委員より、議案第74号 奈良市立学校設置条例の一部改正について、施設一体型小中一貫校としてではなく、義務教育学校として開校しないのか。また、ならやま小中学校開校までの実務的な準備についての質疑がありました。 以上が質疑の概要であります。 質疑終結の後、討論、採決を行いました。 その結果、議案第73号及び第74号の2議案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第77号は多数をもって原案に同意すべきものと決定し、議案第71号、第72号及び第75号の3議案はいずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第69号及び第70号の2議案はいずれも満場一致をもって原案を承認すべきものと決定し、議案第76号は満場一致をもって原案に同意すべきものと決定した次第であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(三浦教次君) ただいま議案審査特別委員長より報告がありましたが、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 9番白川君。   (9番 白川健太郎君 登壇) ◆9番(白川健太郎君) 日本共産党奈良市会議員団の白川です。私は会派を代表し、討論を行います。 議案第73号 奈良市救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営の基準に関する条例の全部改正について、議案第74号 奈良市立学校設置条例の一部改正についての2議案に反対いたします。 また、議案第69号及び議案第70号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて、議案第77号 工事請負契約の一部変更についての3議案には、意見を付して賛成いたします。残余の議案にも賛成いたします。 以下、理由を述べます。 まず、議案第73号についてです。 この議案は、救護施設更生施設などについて、その施設や運営についての基準を定めようとするものですが、国の基準省令の変更を市の条例改正に自動的にリンクさせ、議会に提案されないまま条例の内容が変わってしまうという問題があります。 2018年の3月定例会でも、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の全部改正など19議案について、今回と同様、国の基準省令を引用する形での改正が行われました。議案審査特別委員会で、19条例全てで議会の関与がないまま内容変更があったことが判明をいたしました。 介護職の平均給与は全産業平均で月10万円低い上、過酷な労働環境で介護人材は深刻な不足が続いています。本来なら処遇を改善して人材を確保すべきなのに、逆に管理者や看護職の配置、兼務の拡大など、基準緩和で対応しようとの意図が透けて見えます。こうしたことが議会に諮られないまま、自動的に決まってしまうことは問題です。 次に、議案第74号です。 これは、学校規模適正化及び小中一貫教育の推進のために、右京小学校神功小学校を統合し、名称をならやま小学校に、平城西中学校の名称をならやま中学校に変更する議案です。 本案については、平城西中学校区における施設一体型小中一貫校計画として市が進めてきたものですが、議会にも当時、右京地区から、自治会や右京ママの会からは右京小学校の存続を求める請願、右京小PTAからは保護者説明会への回答や避難所計画などの資料を求める請願が出され、一方、取下げとなりましたが、神功地区からは早期開校を求める請願が出されるなど、地域住民の間に分断や対立まで生まれるなどした経過がありました。 我が党は、こうした状況をつくり出した根本原因に、当事者の意見を十分に聞かずに強引に計画を進めた市や教育委員会の姿勢に問題があったと指摘をし、本計画の予算や関連議案に反対をしました。そのような経過から、本議案にも反対をするものであります。 なお、今日、コロナ禍の下、少人数学級・小規模校の役割が再認識をされています。これまでの規定の基準や統廃合ありきではなく、学校規模適正化計画も抜本的な見直しを求めます。 以上が2議案の反対理由です。 以下の3議案には、意見を付して賛成いたします。 まず、議案第69号です。 市税条例改正内容自体は、市民の税負担を軽減するものとなっております。固定資産税については、今年度は3年に一度の評価替えの年でありますが、この評価替えの際に、地価の上昇などにより評価額が急激に上昇した場合でも、税額の上昇が穏やかになるようにする負担調整措置を3年後まで延長する、また、コロナ禍の下で、地目などの現況が変わったものを除き、評価額が上がっても前年度の税額に据え置くという内容であります。軽自動車税についても、環境性能割の税率を1%軽減する特例措置について、適用期限を9か月延長する内容となっております。また、個人住民税については、住宅ローン控除の延長などが含まれます。 しかし、今回の市税条例の一部改正の根拠となった地方税法の改正は、主に消費税10%増税を前提として導入した需要喚起策、増税後の反動を減らすための対策をコロナ禍の下で延長しようとするものであります。当面、消費税は5%に戻す、低所得者層への負担増をもたらす住民税のフラット化を改めるなど、新型コロナの影響で貧困と格差が広がる中、税制面でもこの格差を是正する抜本的な対策こそ強く求められていると考えます。 次に、議案第70号であります。 陽性者に対する積極的疫学調査を主な内容とする臨時的な措置としては、やむを得ない予算と考えます。しかし、健康医療部の昨年度の時間外労働の状況について資料請求をしましたが、大変な長時間労働が足かけ2年にわたって続いております。働き方改革関連法の成立で、月45時間・年360時間という時間外労働の上限が大臣告示から法基準に格上げをされ、臨時的な特別の事情があったとしても、労使が合意をする場合でも、年720時間を超えることはできないとされています。この360時間超えが31人、最長は1,841時間となっています。深夜に家族が保健所まで車で迎えに来る、週ぎめ・月ぎめの賃貸住宅を借りる、保健所の近くに引っ越してきた職員もいます。 奈良市の人口10万人当たりの保健師等の数は18人となっておりますが、1位の鳥取市の38人の半分、中核市60市中43位となっています。健康医療部、保健所の体制の補充、保健師の増員などが緊急に必要と考えます。 最後に、議案第77号であります。 新斎苑建設に当たっては、当初から工事費の増額が懸念されておりました。我々も様々な定例会や委員会で指摘をしてまいりましたが、ようやく、さきの3月定例会にて、増額に必要な予算6億8000万円が提案をされました。 その中では、橋梁建設や地元自治会などの要望、また、許認可関係などに起因して増額が必要とのことでした。既に工事が終盤に差しかかり、必要な事業費としてこの予算は可決され、これに基づき今回契約を変更しようとする議案が提案されました。今回、資料として、新斎苑に係る地元自治会との約束事などについて、市が自治会などと交わした全ての文書を我が党は要求し、市はそれに応えていただきました。火葬場の建設については、地元に歓迎される施設ではなく、施設建設に伴って一定の還元事業が必要なことも理解をいたします。 しかし、全ての合意内容を公開していただくことが前提条件であるという思いで今回要求をいたしました。今回、議会で承認されれば、工事費が増額変更となるわけでありますが、新斎苑事業については、建設工事だけでなく、15年間の運営事業費地域活性化対策事業といった様々な予算を伴う事業が今後も続いていきます。 事後的に変更を提案するといった姿勢を改めていただくよう要望して、討論を終わります。 ○議長(三浦教次君) 12番階戸君。   (12番 階戸幸一君 登壇) ◆12番(階戸幸一君) 無所属の階戸でございます。 私は、議案第70号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて、意見を付して賛成し、残余の議案については賛成をいたします。 以下、理由を述べます。 今回の議案は、感染症予防対策経費として提案されています。急激に増加した業務の処理を安定的に行うことを目的に、陽性者の疫学調査や自宅待機中の体調確認、入院・入所が決まった陽性者への連絡、法定文書の説明等を行うための人材派遣として8人分が示されているという答弁をいただいております。確かに第4波以降にはなりますが、人員体制に予算を提案されておられます。 しかし、第1波の緊急事態宣言下では、保健所への庁内からの応援があったものの、第2波以降、全庁挙げてとは言い難い状態が続いていました。連日、勤務が深夜、早朝まで続き、休みすら取れない状況が続いていたのです。専門職など限られた人員の職場では、365日中ほとんど休むことができずに従事されたとも聞いています。疲弊した現場からは、事あるごとに応援などの相談があったと思いますが、第2波以降も変わることなく時間だけが経過していました。また、職員の中には、自宅が遠い方は保健所近くに引っ越しをされたり、近くの親戚を頼ったりして、専門職としての責任感だけで業務を続けてきたこと--いえ、今も続けておられます。このことは市長も御存じでしょうか。なぜ第2波以降、全庁の応援がかなわなかったのでしょうか。 特別委員会では副市長は、本庁の業務を止めてまで応援することはできないという理由を示されたわけでありますが、しかし、時間外労働の比較を見ていただければ歴然であるわけであります。第1波では、本庁が1に対して保健所では1.7倍、第2波では6.5倍、第3波・第4波では4.5倍もの時間外労働がなされています。また、昨年の健康医療部全体の最長時間だけを合計してみましても、4,326時間という膨大な長時間の労働となっているわけであります。これには管理職は含まれておりません。 市長は、少ない人員で効率よく市民サービスを低下させずに行える体制づくりを実施されてきたと思われます。しかし、今回の新型コロナウイルス感染拡大という非常事態であること、現場の状況を目の当たりにすれば、早急に対応すべきと強く感じました。ワクチン接種体制に対しても、年明けから4人体制でスタートされましたが、予約クーポン券の内容や発送方法など、様々な問題があったと思われます。ゴールデンウイーク明けの混乱などは最たるものでした。また、関係団体との交渉も思うように進まず、必要以上の経費や人員を税金や職員で賄わなければなりません。 市長は、現場に激励などで来られたと思いますが、場当たり的な思いつきのような発言によって、現場に混乱を招いたのも事実であります。保健所だけではなく、救急医療のドクターカーについても、新型コロナウイルス感染拡大からコロナ対応としてドクターが必要となり、同乗すべきドクターがその役割を果たせていません。いかに日頃から関係団体との友好関係が構築できずにいるか、このことは、構築できないでいることの表れであります。このようなことでは、来年には新斎苑や子どもセンターなどのハード面が進んでいても、運営委託や人員配置がうまくいくものでしょうか。 担当課の努力は認めますが、また場当たり的な状況が続けば、職員一人一人の負担が増え、継続性のある事業に支障が出ないとも限りません。適時、適材適所に人材を配置し、迅速に対応することを強く要望し、私の討論といたします。 ○議長(三浦教次君) 19番酒井君。   (19番 酒井孝江君 登壇) ◆19番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いします。 議案第73号に反対し、その他の議案に賛成します。 以下、理由を述べます。 議案第73号、奈良市救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営の基準に関する条例の全部改正に反対します。 これについては一般質問でも述べましたが、厚生消防委員会にも報告されず、条例改正新旧対照表がつくべきところに条例制定改廃調書というものが代わりについているだけです。平成25年に制定された現条例を調べると、39条を11条に縮小するものです。打合せの際に、この調書にあるハラスメント対策、感染症や災害発生時の業務継続計画地域住民との連携の新設についてすら改正案にないと聞いたのですが、「あるんだ」、「ある」と強弁されるだけで、まるで日本語の対話になっていません。あきれたものです。 議案審査特別委員会の資料要求の打合せでも、新旧対照表をつけろと何度も言ったのに、出てきた資料にはついていませんでした。選挙前だから議員は見ないとでも思っておられるような態度なのでしょうか。失望します。どうかこのような態度を改めるように要望します。 次に、施設一体型の小中一貫校について、ならやま中学校への改称と改正に賛成の立場で討論します。 平城ニュータウン右京地区の議員との懇談集会に参加しましたが、反対の声が高かったです。開校準備委員会で統合再編に向けた協議を重ねており、地域の理解と協力を得ながら進めるとの回答だったので、それを信じて、期待して改正に賛成します。 学校は地域の要であり、再編には行政側からの押しつけではなく、地区との協議と同意が必要です。以前、担当課長に話をしても、分かっていただけませんでした。どうかまちづくりを住民とともに進めるという根本的なものを守られるように要望します。 次に、補正予算について、賛成の立場で討論します。 コロナ禍以後の今後を考えていくべき段階に来たと信じて、今回は質問しました。コロナ感染症が広がっていましたが、6月7日発表の奈良市新型コロナウイルス感染症モニタリング結果で、6月に入り、かなり改善してきていることが分かりました。また、県の病床利用率は一時期約80%に、しかし、現在約30%に改善していると分かりました。この新型コロナパンデミックも出口が見えてきたと思いますし、ワクチンの副反応は心配ですが、一定の有効性も判明してきているように感じます。 奈良にとり、根幹となる観光やサービス業の回復を見据えられるように要望して、討論を終えます。ありがとうございました。 ○議長(三浦教次君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第74号 奈良市立学校設置条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(三浦教次君) 起立多数であります。 よって、議案第74号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第74号 奈良市立学校設置条例の一部改正について   委員長報告どおり原案可決決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 次に、議案第73号 奈良市救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営の基準に関する条例の全部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立)
    ○議長(三浦教次君) 起立多数であります。 よって、議案第73号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第73号 奈良市救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営の基準に関する条例の全部改正について   委員長報告どおり原案可決決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 次に、議案第77号 工事請負契約の一部変更についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案同意であります。 委員長報告どおり、原案に同意することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(三浦教次君) 起立多数であります。 よって、議案第77号は、委員長報告どおり、原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第77号 工事請負契約の一部変更について   委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 次に、議案第71号、議案第72号及び議案第75号、以上3議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、議案第71号、議案第72号及び議案第75号、以上3議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第71号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について 外2件   委員長報告どおり原案可決決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 次に、議案第69号及び議案第70号の2議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案承認であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を承認することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、議案第69号及び議案第70号の2議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を承認することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第69号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて 外1件   委員長報告どおり原案承認と決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 次に、議案第76号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案同意であります。 委員長報告どおり、原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、議案第76号は、委員長報告どおり、原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第76号 財産の取得について   委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- △日程第2 議会議案第3号 東京2020オリンピック・パラリンピックの中止に関する決議について ○議長(三浦教次君) 次に、日程第2、議会議案第3号 東京2020オリンピック・パラリンピックの中止に関する決議についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 21番北村君。   (21番 北村拓哉君 登壇) ◆21番(北村拓哉君) 私より、議会議案第3号、東京2020オリンピック・パラリンピックの中止に関する決議案の提案趣旨につきまして、説明をさせていただきます。 今夏の東京オリンピック・パラリンピック開催に対して、多くの専門家が感染拡大や医療体制の逼迫の危険を指摘しています。既にコロナウイルスの変異種が発生し、ワクチンの効能も過信できない状況です。 五輪開催まで2か月を切った今も、日本各地は緊急事態宣言下にあります。日本の感染状況を憂慮した米国政府は5月24日、日本を渡航中止国に指定し、米国のCDC--疾病対策センターは、ワクチン接種済みでも変異ウイルスに感染するリスクがあると警告をしています。 国内外の専門家が繰り返し、今夏、諸外国の多数の人々が入国し、1か所に集中させることによる感染爆発や医療崩壊のリスクが甚大であることを指摘し、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会長の尾身氏も、今のパンデミックの状況で開催することは「普通はない」と述べ、人流増による感染拡大について懸念を示しています。 感染拡大リスクとして、具体的に3点挙げています。 第1に、全国から競技会場に観客が移動すること、第2に、競技会場の外で無数に行われるパブリックビューイングなど、様々なイベントに観客が集まること、第3に、夏の連休やお盆と同時になるため、都市から地方へと人の流れが起こることです。 大規模に人が移動すれば、感染急拡大につながります。それは、5月の大型連休明けに北海道や沖縄などで感染急拡大を招いたように、私たちが何度も経験をしてきたことです。「開催すれば、今より感染リスクが高くなるのはどう考えても普通」、「開催するというならリスクを最小限にすることが必要だが、ゼロにはできない」とする尾身氏の指摘は、専門家からの責任ある重い発言です。 しかし、政府は警告を無視し、感染症専門家にリスク評価を諮問することもなく、開催に突き進んでいます。分科会は、政府が専門家の知見をコロナ対策に生かすために設けられた会議です。感染爆発の危険が強い五輪のリスクについて見解を求めないなど、あり得ないことです。人の流れの抑制など、国民に忍耐を求めるときは専門家の説明を利用する一方、五輪開催に都合の悪い意見には耳を塞ぐ政府の姿勢は、最悪の御都合主義と言われても仕方ありません。 東京五輪には選手、大会関係者、メディア関係者で10万人近い外国人が入国をします。しかも、入国後14日間の行動制限は取り払われます。全世界からデルタ株をはじめ、あらゆる変異株が東京に集まり、変異株の集中と拡散・爆発、さらには、新たな変異株を生み出す環境をつくり出す危険があります。選手の中で感染が抑えられたとしても、国内での人の流れが増え、感染や医療提供体制に影響を及ぼすことは避けられません。この間の国会質疑を通じて、入国時の検疫で陽性と判定されなかった人が、その後発症した例があること、選手以外の五輪関係者、メディア関係者や大会業務に関わる日本人の検査に穴が空いていることも明らかになりました。 国民世論からは、東京五輪・パラリンピックの開催中止を求める署名が短期間に41万筆を超えて広がるなど、開催ありきで国民の命を犠牲にしても意に介さないとばかりに突き進む政府の姿勢には厳しい目が注がれています。メディアからも政府に開催中止の決断を求める意見が出されています。 感染拡大が長期化し、医療従事者は相当疲弊し、悲鳴を上げています。五輪開催で新たな重い負担がかかろうとしていますが、医療従事者はオリンピックのための道具ではありません。尊い人間です。 奈良市もオーストラリア女子サッカーチームのホストタウンになっており、東京五輪・パラリンピックと無関係ではありません。パブリックビューイングも奈良市内で計画されています。開催することで、国内外へ感染を拡大させる危険があると市民の中でも深刻な不安と中止を求める声が広がっています。 感染拡大のリスクをゼロにできないということは、五輪の開催で新たな感染拡大の波が起こる危険があり、新たな感染拡大が起これば、それに伴って重傷者が増え、そして亡くなる方が増えます。そうまでして五輪を開催しなければならない理由は一体何かについて、政府は一切語ることができません。リスクを科学的根拠に基づいて検討せず、国民の命を危険にさらし、五輪・パラリンピックを開催することは極めて無責任であり、開催強行は許されません。人の命に代えられるものはありません。 よって、東京2020オリンピック・パラリンピックは中止すべきです。その意思を奈良市議会として明確に表すため、同決議案を提案するものです。 議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦教次君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 質疑なしと認めます。 2番塚本君。 ◆2番(塚本勝君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第2、議会議案第3号につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(三浦教次君) 28番九里君。 ◆28番(九里雄二君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(三浦教次君) ただいま2番塚本君より、日程第2、議会議案第3号については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 これより討論を行います。 討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(三浦教次君) 起立少数であります。 よって、議会議案第3号は否決することに決定いたしました。-----------------------------------議会議案第3号 東京2020オリンピック・パラリンピックの中止に関する決議について   否決と決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △閉会中継続調査申出について ○議長(三浦教次君) お諮りいたします。 お手元に御配付いたしております閉会中継続調査申出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続調査申出書が提出されております。 申出どおり、閉会中の継続調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △閉会中継続調査申出について  申出どおり閉会中継続調査と決定----------------------------------- ○議長(三浦教次君) お諮りいたします。 本定例会の会期は11日までとなっておりますが、提出されました案件は全て議了いたしましたので、会議規則第7条の規定により、本日で本定例会を閉じることにいたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、本定例会は本日で閉じることに決定いたします。----------------------------------- ○議長(三浦教次君) 市長より挨拶がございます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 6月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本議会におきまして御提案申し上げました案件につきましては、慎重なる御審議をいただき、原案どおり御議決並びに御同意を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。 新型コロナワクチン接種に関しましては、本議会中におきましても、様々な御意見、御助言を賜ったところでございます。 先週末に65歳以上の方への接種案内の通知が完了し、現在もたくさんの御予約をいただいているところでございますが、本市の高齢者の接種率につきましては、進捗が遅れているのではないかとの心配のお声もいただいているところでございます。これは、国の接種状況を管理いたしておりますVRSというシステムへの入力と実際の接種状況に約4万5000人分のタイムラグが生じていることが一因でございます。 実際に直近の具体的な接種状況を申し上げますと、1回目、2回目を合わせまして、高齢者施設等での巡回接種につきましては8,491回分、正庁はじめ4か所で実施をいたしております集団接種につきましては2万4716回分、かかりつけ医等におけます個別接種につきましては3万72回分でありまして、合計で6万3279回分の接種が今週末までに完了する見込みとなってございます。 今後も一日も早く、希望される全ての市民の皆様方への接種を完了するとともに、データの入力にも力を注いでまいりたいと考えております。また、来週月曜日からは、ロートアリーナ奈良におきましても大規模な職域接種を実施いたします。65歳以上の高齢者への接種が滞りなく完了できるよう、接種体制の確保と、また高齢者以外の接種に向けましても、国・県の動向をしっかりと把握し、関係機関ともより一層情報の共有を図りながら、1人でも多くの皆様方に一日も早く接種を完了できるよう、取組を進めてまいりたいと考えております。 さて、本議会は、議員の皆様方にとりましても任期中最後の議会となるわけでございますが、今期をもちまして御勇退なさいます議員におかれましては、長きにわたりまして奈良市政のために御尽力をいただき、数多くの御功績を積み重ねてこられましたことに対しまして心より敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げる次第でございます。 また、私の今期の任期につきましても、あと1か月半となりました。3期目におきましても、本市が抱えていた長年の課題や新型コロナウイルス感染症への対応という新たな課題に対し、今すぐにできることは何か、また、先々を見据え、今何をすべきかということを常に考えながら取り組んできたところでございますが、議員の皆様方と数々の議論を積み重ね、御意見、また御指導を賜りましたことにより、多くの進展が図れましたことは、ひとえに皆様方の御指導のたまものであると、御厚情に心より感謝を申し上げる次第でございます。 最後になりましたが、皆様方の御健勝と今後ますますの御活躍を心よりお祈り申し上げまして、甚だ簡単でございますが、6月定例市議会閉会の挨拶とさせていただきます。 大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(三浦教次君) 以上で奈良市議会6月定例会を閉会いたします。   午後2時45分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             奈良市議会議長   三浦教次             奈良市議会議員   山本直子             奈良市議会議員   内藤智司             奈良市議会議員   中西吉日出...