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09月08日-01号

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  1. 奈良市議会 2020-09-08
    09月08日-01号


    取得元: 奈良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    令和 2年  9月 定例会令和2年奈良市議会9月定例会会議録(第1号)-----------------------------------   令和2年9月8日(火曜日)午前10時0分開会----------------------------------- 議事日程  日程第1 報告第42号 令和元年度決算に基づく奈良市財政の健全化判断比率の報告について       報告第43号 令和元年度決算に基づく奈良市公営企業資金不足比率の報告について       報告第56号 奈良市第4次総合計画基本計画に係る実施状況(平成28年度~令和元年度)及び実施計画(令和2年度)の報告について       報告第57号 市長専決処分の報告について       報告第58号 市長専決処分の報告について       報告第59号 市長専決処分の報告について       報告第60号 市長専決処分の報告について       報告第61号 市長専決処分の報告について       報告第62号 市長専決処分の報告について       報告第63号 市長専決処分の報告について  日程第2 諮問第6号 人権擁護委員の候補者の推薦について       諮問第7号 人権擁護委員の候補者の推薦について       諮問第8号 人権擁護委員の候補者の推薦について  日程第3 報告第44号 令和元年度奈良一般会計歳入歳出決算の認定について       報告第45号 令和元年度奈良住宅新築資金等貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第46号 令和元年度奈良国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第47号 令和元年度奈良土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第48号 令和元年度奈良市市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第49号 令和元年度奈良公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第50号 令和元年度奈良介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第51号 令和元年度奈良母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第52号 令和元年度奈良後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について       報告第53号 令和元年度奈良病院事業会計決算の認定について       報告第54号 令和元年度奈良水道事業会計決算の認定について       報告第55号 令和元年度奈良下水道事業会計決算の認定について       議案第94号 令和2年度奈良一般会計補正予算(第5号)       議案第95号 令和2年度奈良国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       議案第96号 令和2年度奈良介護保険特別会計補正予算(第1号)       議案第97号 令和2年度奈良病院事業会計補正予算(第1号)       議案第98号 奈良市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について       議案第99号 奈良市債権管理条例等の一部改正について       議案第100号 奈良市税条例等の一部改正について       議案第101号 奈良市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について       議案第102号 奈良市立保育所設置条例の一部改正について       議案第103号 奈良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第104号 奈良市老人軽作業場条例の一部改正について       議案第105号 大和都市計画事業奈良国際文化観光都市建設事業JR奈良南特定土地区画整理事業施行に関する条例及び大和都市計画事業奈良国際文化観光都市建設事業近鉄西大寺南土地区画整理事業施行に関する条例の一部改正について       議案第106号 奈良市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について       議案第107号 奈良市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について       議案第108号 令和元年度奈良水道事業会計処分利益剰余金の処分について       議案第109号 奈良市基本構想目標年度並びに奈良市第4次総合計画後期基本計画目標年度及び計画期間の変更について       議案第110号 工事請負契約の締結について       議案第111号 工事請負契約の締結について       議案第112号 工事請負契約の締結について       議案第113号 工事請負契約の締結について       議案第114号 工事請負契約の締結について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、日程に同じ----------------------------------- 出席議員(36名)  1番 道端孝治君      2番 塚本 勝君  3番 樋口清二郎君     4番 山出哲史君  5番 林 政行君      6番 松下幸治君  7番 阪本美知子君     8番 山本直子君  9番 白川健太郎君     10番 山本憲宥君  11番 太田晃司君      12番 階戸幸一君  13番 横井雄一君      14番 宮池 明君  15番 早田哲朗君      16番 三橋和史君  17番 大西淳文君      18番 柿本元気君  19番 酒井孝江君      20番 山口裕司君  21番 北村拓哉君      22番 八尾俊宏君  23番 東久保耕也君     24番 内藤智司君  26番 藤田幸代君      27番 田畑日佐恵君  28番 九里雄二君      29番 三浦教次君  30番 松石聖一君      31番 鍵田美智子君  32番 井上昌弘君      34番 森田一成君  36番 北 良晃君      37番 中西吉日出君  38番 伊藤 剛君      39番 森岡弘之君 欠席議員(1名)  35番 土田敏朗君 欠番  25番 33番----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      向井政彦君  副市長      西谷忠雄君   危機管理監    國友 昭君  総合政策部長   真銅正宣君   総務部長     吉村啓信君  市民部長     深村 浩君   福祉部長     米浪奈美子君  子ども未来部長  鈴木千恵美君  健康医療部長   佐藤敏行君  環境部長     奥田晴久君   観光経済部長   梅森義弘君  都市整備部長   荻田勝人君   建設部長     木村康貴君  企業局長     池田 修君   消防局長     西岡光治君  教育長      北谷雅人君   教育部長     立石堅志君  監査委員     東口喜代一君  総合政策課長   谷田健次君  財政課長     小西啓詞----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     梶 正樹    事務局次長    中井史栄  議事調査課長   秋田良久    議事調査課長補佐 杉野真弥  議事調査課主査  米浪高之    議事係長     中山辰郎-----------------------------------   午前10時0分 開会 ○議長(三浦教次君) ただいまより奈良市議会9月定例会を開会いたします。-----------------------------------市長招集挨拶 ○議長(三浦教次君) 市長より招集の挨拶がございます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 皆様、おはようございます。 9月定例市議会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本年は5年に一度の国勢調査の年に当たります。第1回の調査は大正9年に行われ、今回の調査は実施100年目の節目を迎えます。第1回目の調査では、日本の人口は約5596万人、世帯数は約1122万世帯であったのに対しまして、前回の調査の平成27年度では、人口は2.3倍の約1億2709万人、世帯数は約4.8倍の約5345万世帯でございましたが、調査開始以来初めて人口が減少に転じ、人口減少社会の始まりという結果となったわけであります。 奈良市の人口につきましては、平成17年をピークに減り続けており、転入者数から転出者数を差し引いた社会増減につきましてもマイナス、いわゆる貿易赤字と言われる状況が続いてきたところでございます。一方、先日の会見でも発表いたしましたとおり、令和元年につきましては384名の社会増となりまして、前年の261名の社会減と比較をしてプラスに転じ、645人の改善が見られたところでございます。 奈良市は、身近に豊かな歴史、文化、また自然に触れることができるという恵まれた環境にあります。奈良市への移住に関する資料の請求件数も、昨年度は1か月平均約7件であったのに対し、本年は約22件、多い月には30件を超えるときもあり、本市に対する関心の高さを感じます。 コロナ禍における新しい生活様式への対応として、リモートワークなどの推進により、居住地を選択する際、通勤しやすい場所から安心して豊かな生活が送れる場所へとシフトをしていくことが考えられます。本市の魅力をさらに高め、さらなる価値を創造し、感染症の状況下におきましても安心して心豊かに過ごしていただけるまちとして、奈良市を訪れ、また奈良市で暮らすという選択をしていただけるような取組を展開していきたいと改めて感じております。 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、7月下旬から8月上旬にかけまして新規感染者数がピークを迎え、その後は徐々に減少傾向にございますが、市内、県内ではクラスター事案も発生している状況にございます。一旦クラスターが発生いたしますと急速に感染が広がる危険性があり、引き続き検査体制及び医療提供体制の整備に力を入れるとともに、公立の施設における感染拡大防止対策をしっかりと講じてまいりたいと考えております。 また、コロナ禍の長期化によりまして、観光業をはじめとして本市への経済的影響は深刻なものとなってございます。単なる事業者への支援にとどまるのではなく、プレミアム付商品券の発行など市民生活への支援も併せて行うことにより、地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えておるところでございます。 今議会におきましても、引き続き耐震改修工事により議場が使用できないため、さきに工事が完了いたしました大会議室での開会となります。皆様方の御理解、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 さて、今回御提案申し上げ、御審議をお願いする案件は、報告22件、議案21件、諮問3件でございます。それぞれの提案の趣旨及び内容につきましては、各案件が上程をされますその都度、詳細に御説明申し上げたいと存じます。 以上、簡単でございますが、9月定例市議会の開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。----------------------------------- △開議 ○議長(三浦教次君) 会議を開きます。 控席の理事者の方は、退席願います。----------------------------------- △議席の指定 ○議長(三浦教次君) 初めに、議席の指定を行います。 議席はお手元に御配付いたしております議席表のとおり、私より指定いたします。----------------------------------- △会期の決定 ○議長(三浦教次君) 会期についてお諮りいたします。 本定例会は、本日より9月30日までの23日間といたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしまします。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(三浦教次君) 会議録署名議員を指名いたします。  4番  山出君    19番  酒井君    32番  井上君 以上3名の方にお願いいたします。-----------------------------------監査報告 ○議長(三浦教次君) 監査委員より報告書1件が、また教育長より奈良市教育委員会施策評価報告書がそれぞれ提出されておりますが、既に皆様のお手元に御送付申し上げております。----------------------------------- △日程第1 報告第42号 令和元年度決算に基づく奈良市財政の健全化判断比率の報告について 外9件 ○議長(三浦教次君) 日程に入ります。 日程第1、報告第42号 令和元年度決算に基づく奈良市財政の健全化判断比率の報告について、報告第43号 令和元年度決算に基づく奈良市公営企業資金不足比率の報告について及び報告第56号 奈良市第4次総合計画基本計画に係る実施状況及び実施計画の報告についてより報告第63号までの8件、以上10件を一括して議題といたします。 報告を求めます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) ただいま一括上程になりました案件につきまして、その内容を御説明申し上げます。 まず、報告第42号 令和元年度決算に基づく奈良市財政の健全化判断比率の報告について及び報告第43号 令和元年度決算に基づく奈良市公営企業資金不足比率の報告については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、御報告申し上げるものでございます。 まず、報告第42号の財政の健全化判断比率につきまして御報告申し上げます。 実質赤字比率につきましては、一般会計等を対象とした実質赤字額標準財政規模に対する比率でございますが、一般会計等実質収支額が黒字となりましたため実質赤字比率はございませんが、参考といたしまして実質黒字比率で算定をいたしますと0.77%となり、前年度に比べまして0.16ポイント改善をしているところでございます。 次に、連結実質赤字比率につきましては、公営企業等を含む全会計を対象とした実質赤字額標準財政規模に対する比率でございます。この比率につきましても実質収支の総額が黒字でございますので、連結実質赤字比率はございません。参考までに連結実質黒字比率を算定いたしますと11.76%となり、前年度に比べまして0.11ポイント改善をしているという状況でございます。 次に、実質公債費比率でございますが、一般会計等が負担をする元利償還金及び準元利償還金標準財政規模に対する比率でございます。これにつきましては3か年平均の数値で表しておりますが、この比率につきましては、令和元年度におきまして11.2%となり、前年度の11.9%に比べまして0.7ポイント改善をしております。単年度の数値で見てまいりますと、令和元年度は10.6%、前年が11.2%、前々年、平成29年度が11.9%ということでございますので、前年度と比べましても0.6ポイント、3か年連続で数値が改善をしているという状況でございます。 次に、将来負担比率でございます。一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率を示すものでございますが、この比率につきましては、市債残高の減少などによりまして将来負担額が約68億2000万円減少となりましたことから、令和元年度の比率につきましては137.3%でございます。これは前年の153.0%に比べますと15.7ポイントの改善となるものでございます。これらの比率につきましては、定められております早期健全化基準を全て下回っているところではございますが、特に将来負担比率につきましては、平成26年度と比較いたしますと5か年で45.6ポイント改善しており、市債残高の縮減により毎年度着実に改善している状況にございます。 続きまして、報告第43号の公営企業資金不足比率について御報告申し上げます。 水道事業会計下水道事業会計病院事業会計の3会計につきましては、いずれも資金不足額はございませんでした。 次に、報告第56号 奈良市第4次総合計画基本計画に係る実施状況及び実施計画の報告についてでございますが、奈良市行政に係る基本的な計画の議決等に関する条例第5条の規定に基づき、第4次総合計画後期基本計画に係る平成28年度から令和元年度までの実施状況と令和2年度の実施計画を御報告申し上げるものであります。 続きまして、報告第57号から第63号までの地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分をさせていただきました7件につきまして御報告申し上げるものでございます。 まず、報告第57号は、令和2年度国民健康保険特別会計補正予算第1号についてであります。 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者に係る国民健康保険料の減免に対する過年度還付金が当初予算を超える見込みでございましたことから、8000万円を増額措置させていただいたものでございます。なお、補正予算の財源といたしましては、県の保険調整交付金分特別交付金を充当した次第であります。 次に、報告第58号から第63号につきましては、7月臨時市議会以降におきまして、和解及び損害賠償の額の決定について専決処分をさせていただいたものであります。 報告第58号は、朱雀一丁目地内におきまして、冠水した市道を走行したことにより、相手方の普通自動車アンダーカバーが損傷した事故に対する賠償であります。 報告第59号は、月ヶ瀬石打地内におきまして、市道の穴により相手方の軽自動車タイヤ等が損傷した事故に対する賠償であります。 報告第60号は、学園大和町二丁目地内におきまして、収集車が相手方の軽自動車に接触した事故に対する賠償であります。 報告第61号は、学園朝日元町二丁目地内におきまして、収集車が相手方のトラックに接触した事故に対する賠償であります。 報告第62号は、奈良阪町地内におきまして、市道にせり出した樹木の枝により、相手方のトラックの積荷が損傷した事故に対する賠償でございます。 報告第63号は、中山町西一丁目地内におきまして、市道の穴により相手方の自転車のタイヤが損傷した事故に対する賠償であります。 以上、報告案件10件につきまして、その概要を御説明申し上げました。 御了承を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(三浦教次君) 質疑に入ります。 通告がございますので、発言を許します。 19番酒井君。   (19番 酒井孝江君 登壇)
    ◆19番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いいたします。 報告第56号 奈良市第4次総合計画基本計画に係る実施状況及び実施計画の報告についてお聞きします。 奈良市第4次総合計画後期基本計画実施状況の105ページ、4-04-01、一般廃棄物の処理、施策の展開方向①再生資源リサイクル事業プラスチック製容器包装等)のところで、プラスチックごみ収集時に異物が20%以上を占めるとあります。多くの市民が営々と努力して悩みつつ分別しているのに、まだそんなに異物があることに驚きました。どのように推移していて、なくせるのでしょうか。かなり限界に近いのではと思いますが、どのように市民に理解を求めるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(三浦教次君) 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) ただいまの酒井議員の報告に対する質疑につきましてお答えを申し上げます。 プラスチック製容器包装収集時における異物の混入について、どのように対策をするかということでありますが、収集時に混入する異物につきましては、食品等の残渣が付着をしたものや小型の金属類、また容器包装ではないプラスチック製品等が考えられ、異物混入の割合につきましては、平成28年度から現在までおおむね20%前後を推移している状況でございます。 この異物の混入を減らすためには、市民の皆様に向けましてはプラスチック製容器包装識別マークであります、いわゆるプラマークのついているものが収集の対象であるということ、また中身を使い切り、汚れを取ってからお出しいただくように、市民だよりやごみ分別アプリごみ事典、またごみ・再生資源の分け方と出し方のリーフレットなど、様々な方法を通じて周知をさせていただいているところでございます。 現在、地球温暖化への影響や、特にマイクロプラスチックによる海洋汚染の拡大に対しまして、地球規模プラスチックごみの削減が要請されており、国としても、昨年度大阪で開催されましたG20において共有された海洋プラスチックごみ削減への国際的な目標の実現に向けまして、プラスチックごみ削減リサイクルのさらなる推進を目指すという動きがございます。 このような動きを踏まえまして、本市といたしましても、さらに広報媒体等を活用した市民に対する分別排出の徹底の御協力をお願いしてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(三浦教次君) 19番酒井君。 ◆19番(酒井孝江君) ありがとうございました。終わります。 ○議長(三浦教次君) 他に質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 質疑なしと認めます。 以上で質疑を終結いたします。 本報告は承りおき願います。----------------------------------- △日程第2 諮問第6号 人権擁護委員の候補者の推薦について 外2件 ○議長(三浦教次君) 次に、日程第2、諮問第6号より第8号までの人権擁護委員の候補者の推薦についての3件を一括して議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) ただいま上程になりました案件につきまして、その内容を御説明申し上げます。 諮問第6号から第8号 人権擁護委員の候補者の推薦についてでございますが、本市より推選をいたしております人権擁護委員のうち、令和2年12月31日をもって任期が満了いたします西塔京子氏、三谷誠一氏2名の委員につきまして再び推薦をさせていただき、同じく12月31日をもって任期満了となります古本好成氏の後任といたしまして、新たに宮久保ひとみ氏を推薦させていただきたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御意見を求めるものであります。 今回推薦をいたします方々の経歴につきましては、議案書に添付をいたしております履歴書により御承知いただけるものと存じますが、誠実にして見識も豊富であり、かつ人権問題に対し熱意を持って取り組まれており、人権擁護委員として適任であると存じます。 御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(三浦教次君) お諮りいたします。 本案はいずれも原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、諮問第6号より第8号までの3件は、いずれも原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △諮問第6号 人権擁護委員の候補者の推薦について 外2件   原案同意と決定----------------------------------- △日程第3 報告第44号 令和元年度奈良一般会計歳入歳出決算の認定について 外32件 ○議長(三浦教次君) 次に、日程第3、報告第44号 令和元年度奈良一般会計歳入歳出決算の認定についてより報告第55号までの12件及び議案第94号 令和2年度奈良一般会計補正予算より議案第114号までの21議案、以上33件を一括して議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) ただいま一括上程になりました案件につきまして、その内容を御説明申し上げます。 まず、報告第44号から第52号の令和元年度奈良市一般会計及び8特別会計の決算の認定について、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、御報告申し上げます。 その詳細なる内容及び実績等につきましては、御提出申し上げております歳入歳出決算事項別明細書及び主要な施策の成果説明書などにより御了承賜りたいと存じます。 令和元年度の一般会計につきましては、歳入におきまして、予算額1434億4706万2200円に対しまして、決算額1279億1842万7701円でありまして、翌年度への繰越額81億6969万9000円を差し引きました結果、予算に比べ73億5893万5499円の減となったところでございます。 一方、歳出におきましては、予算額1434億4706万2200円に対し、決算額では1266億7315万5451円であり、翌年度への繰越額82億7827万7000円を差し引きますと84億9562万9749円の差が生じ、実質収支といたしまして11億3669万4250円の黒字決算となった次第であります。 予算と決算を比較いたしました歳入面での主な増減といたしましては、社会資本整備総合交付金や医療扶助費等負担金の減などによりまして、国庫支出金が約23億2000万円の減、道路橋梁新設改良事業債などの減によりまして、市債が約18億4000万円の減となってございます。 一方で、歳出におきましては、給料、職員手当等人件費が約5億3000万円の減、生活保護をはじめとする扶助費が約10億9000万円の減となりましたほか、投資的経費における入札差金等の執行不用、また行政サービスの確保に留意しつつも、予算執行において効率的な執行と経費の節減に努めたことなどにより、不用額が生じたものであります。 こうしたことによりまして、令和元年度におきましても、厳しい財政状況の下、黒字決算を確保できたところでございますが、これまでも民間委託の推進や職員数の適正化など、本市の業務の在り方の見直しをはじめ行財政改革を推進してきたところであり、今後とも財政健全化に向け、さらに取組を強めてまいりたいと考えている所存でございます。 次に、特別会計につきましては、8特別会計のうち7つの特別会計が黒字もしくは収支均衡の決算となっており、赤字となりました住宅新築資金等貸付金特別会計につきましては、令和2年度繰上充用する措置を専決処分し、6月定例会において御報告申し上げたところでございます。 次に、報告第53号から第55号の3公営企業会計の決算の認定につきまして、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、御報告を申し上げます。 まず、病院事業会計についてであります。 令和元年度は、診療体制について、昨年度末と比較し看護職17名を増員し、診療体制の強化を図ったところでございます。また、診療機能につきましては、地域医療の確保を図る病院としてふさわしい構造設備等を有するものについて、県知事が個別に行います地域医療支援病院の承認を受けたところでございます。 令和元年度の経営状況につきましては、収益的収支におきまして5155万2015円の当年度純損失が発生し、当年度未処理欠損金につきましては13億8293万926円となった次第でございますが、これらは減価償却費など現金支出を伴わない要因によるものであり、必要な運転資金につきましてはしっかりと確保されており、また市立病院自体におきましても順調な経営がなされており、経常収支も黒字となっておりますことを併せて御報告申し上げます。 次に、水道事業会計の収益的収入及び支出につきましては、収入では水道料金等の営業収益と一般会計補助金及び長期前受金戻入等の営業外収益を合わせまして92億6359万7009円となり、支出におきましては、人件費を含む水道施設の維持管理の営業費用と企業債等の利子支払い等の営業外費用などを合わせまして84億440万2065円となり、収支差引きといたしましては8億5919万4944円の税込み純利益となっております。 また、資本的収入及び支出につきましては、収入につきましては負担金及び分担金等によりまして9億3274万3504円、支出では人件費を含む建設改良費及び企業債、ダム負担金などの元金支払いなどで36億4148万3194円となり、次年度に繰り越す収入額1375万9900円を除いた収支差引き不足額27億2249万9590円につきましては、減債積立金及び損益勘定留保資金等で補填をするものであります。 下水道事業会計の収益的収入及び支出につきましては、収入面におきましては下水道使用料等の営業収益と一般会計補助金及び長期前受金戻入等の営業外収益等を合わせまして76億142万6877円となり、支出におきましては、人件費を含む下水道施設の維持管理の営業費用と企業債等の利子支払いなどの営業外費用等を合わせまして76億9742万3165円となり、収支差引き9599万6288円の税込み純損失となっております。 また、資本的収入及び支出につきましては、収入では企業債及び一般会計補助金等によりまして27億8401万6198円、支出では人件費を含む建設改良費及び企業債の元金支払いなどによりまして41億6589万6787円となり、次年度に繰り越されます収入額767万3600円を除いた差引き不足額13億8955万4189円につきましては、損益勘定留保資金等で補填をするものであります。 以上、令和元年度の各会計の決算につきまして、概要を御説明申し上げました。 御審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第94号から第97号までの令和2年度一般会計外2特別会計及び病院事業会計補正予算についてであります。 最初に、一般会計について御説明を申し上げます。 5月臨時会、6月定例会、7月臨時会に続きまして、主に新型コロナウイルス感染症への対応のための予算を御提案させていただいており、これらにつきましては、7月臨時会と同様に、4つの柱でございます医療提供体制の整備と感染拡大の防止、そして市民・事業者等への支援、またデジタル化・非接触社会への対応、さらには新たな暮らしと将来を見据えた経済対策の4つのテーマごとに御説明を申し上げたいと存じます。 まず、1つ目のテーマであります医療提供体制の整備と感染拡大の防止に係るものといたしましては、まず医療提供体制の整備といたしまして、医療検査センターで実施をいたしておりますドライブスルー検査体制の再拡充の費用といたしまして1343万3000円、またPCR検査数の増に対応する経費といたしまして3482万4000円、そして病院事業会計における市立奈良病院の病床確保支援と医療提供体制整備のための費用への一般会計からの補助金といたしまして1億2425万6000円を措置するものでございます。 次に、保健所機能の強化のため、24時間対応いたしております新型コロナウイルス感染症に係る電話相談につきまして、11月以降についても引き続き夜間帯の業務を外部に委託する費用といたしまして598万2000円を、また保健所で現在職員が行っておりますPCR検査等の受診調整の業務に対しましても、同じく外部に委託をする費用といたしまして、今回新たに2760万円を措置させていただいたところでございます。 また、学校・園等の感染拡大防止対策といたしましては、学校における感染症対策を徹底するための消毒液や非接触型体温計等の衛生用品等の購入費用といたしまして1億459万3000円を、また園児に対する継続的なサービス提供が可能となるよう、消毒液等の衛生用品や感染防止用備品等の購入、また民間園への補助金を交付する費用として5000万円、バンビーホーム等において子供用マスクや消毒液、空気清浄機等の感染拡大防止用消耗品等の購入、また民間施設への補助金を交付する費用といたしまして4285万2000円を、また新型コロナウイルス感染症に対する不安や長期休業等による心理的ストレスへの心のケアとしてスクールカウンセラーの派遣回数を増やし、子供たちへの支援体制を整える費用として369万1000円を、さらに保護者が新型コロナウイルス感染症に罹患し、入院療養が必要となった際に、同居する子供の養育を親族等が行うことが困難である場合において、市の施設を利用して一時的に子供を預かる預かり支援及び自宅を訪問して見守る在宅支援を行うための費用といたしまして230万4000円を措置するものでございます。 また、福祉施設等の感染拡大防止対策といたしましては、聴覚障害者やその支援者の方々へ、手話で意思疎通を行う際に円滑なコミュニケーションが図れるよう、フェイスシールドを配布する費用として50万円、また総合福祉センター体育館の利用者の新型コロナウイルス感染症拡大防止策といたしまして、換気設備の修繕を実施する費用として300万円を措置いたします。 また、健康診査における感染拡大防止対策といたしまして、10月以降に行う予定をいたしておりました1歳7か月児及び3歳6か月児の健康診査を、集団健診の方式から医療機関等における個別健診に切り替えるための費用といたしまして3200万8000円を措置いたすものであります。 また、公民館や図書館等の感染拡大防止対策といたしまして、各公民館の換気の悪い部屋や窓がない部屋におきまして、空調・換気設備等を整備する費用といたしまして2656万1000円、図書館における新型コロナウイルス感染拡大防止のための消耗品等の購入やトイレの洋式化、水道蛇口の改修の費用として1848万6000円を措置するものであります。 また、市施設等の感染拡大防止対策として、消防隊員同士の感染拡大を防ぐことを目的とした各消防署、また分署におけます仮眠室の個室化をいたします費用といたしまして5235万円、また期日前投票所や投票所、そして開票所におけるマスク等の消耗品や投票用紙自動交付機等の購入費用といたしまして4180万円を、さらには収集作業員の3密回避のための待機室拡大に伴う空調設備の整備費用として344万9000円を、そして市役所庁舎内において大人数で開かれる会議等で使用する感染防止対策を施したマイク設備等の整備費用といたしまして750万円を措置するものでございます。 続きまして、2つ目のテーマでございます市民・事業者等への支援に係るものといたしましては、まず指定管理者への支援として、緊急事態宣言時などに施設利用を休止していた施設において、当該期間中に発生した減収を補填する費用として428万4000円を措置いたします。 また、住まいの確保等に対する支援としましては、空き家バンクを活用した東部地域への主に首都圏等からの転入を促す取組への費用として1300万円を措置いたします。 また、福祉施設等への支援としては、障害者支援施設におきまして、新型コロナウイルスへの感染の疑いのある利用者の一時的な隔離に備えた簡易陰圧装置等の整備への補助として900万円、救護施設及び授産施設で衛生用品を購入する経費への補助、そして救護施設の職員に対する慰労金給付に対する補助として295万4000円を、そして介護施設において、施設に設置いたします簡易陰圧装置及び換気設備の設置に係る経費の補助として4147万円を、そして、小学校の臨時休業期間において、放課後児童クラブの特別開所及び閉所期間における利用料を免除した民間事業者に対する必要経費の補助といたしまして351万7000円を措置いたします。 また、生活困窮者等に対する支援といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響により増加が見込まれます生活保護新規申請件数の増加に対応するための会計年度任用職員の任用に係る経費といたしまして495万8000円を、また、新型コロナウイルス感染症の影響により支給要件が緩和されました住居確保給付金の増額に対応するものとして1億円を措置するものでございます。 また、独り親世帯への支援といたしましては、先日も新聞紙面で、NPO法人のしんぐるまざあず・ふぉーらむの調査によりまして、7月以降に1,800人のシングルマザーに調査をしたところ、1日の食事回数が減ったという家庭が18.2%というデータが出ておりました。 このように勤務先の休業、廃業等の影響で、もともと少ない収入がさらに減少している母子家庭等に対する食料援助を主に行っていくことが必要であると考えており、そのためのフードバンクセンターというものを新たに設置し、市民の皆様や事業者の方々から提供いただいた食品の集積、また仕分、管理等の拠点として活用するとともに、余剰食品の提供や受け取りのマッチングを行う費用として1300万円を措置いたしたいと考えております。 また、市民生活支援と地域経済活性化のために、家計と市内事業者の支援を目的として、6月補正に引き続きましてプレミアム付商品券を発行する費用といたしまして3億4000万円を措置いたしまします。 また、高齢者の外出支援のために、ななまるカード所持者に対しましてバス運賃のチャージ優待券を配付する費用といたしまして6330万円を措置いたすものでございます。 次に、3つ目のテーマでございますデジタル化・非接触社会への対応というものにつきましては、まず行政事務のデジタル化・無線化ということで、本庁舎におけますクラスター発生時の分散業務への対応、またパソコンの増設やレイアウトの変更を容易にするために、保健所・教育総合センターの無線LAN化の費用といたしまして1804万1000円、また入札参加者の参集による3密の回避のための物品調達における電子入札システムの導入費用として1157万2000円を、また在宅勤務においても適切な文書管理ができ、かつ電子決裁による職員の接触頻度を下げるための文書管理システムの導入費用といたしまして1億2500万円を措置するものでございます。 また、児童・生徒等への対応に係るデジタル化といたしましては、保護者への一斉連絡やお知らせのデータ配信等、保護者の利便性向上と保育業務の効率化のための保育ICTシステムの導入費用といたしまして2504万1000円、また放課後児童クラブにおいても、登所や降所等の情報、また出席簿のデータ管理、保護者への一斉お知らせ、緊急連絡などを行うためのシステム導入費用といたしまして3621万円を、また、児童虐待防止のため、関係各課との情報共有や、現場や在宅でのリモートワークを実現する児童相談システムの導入費用といたしまして8312万1000円を措置いたします。 続きまして、4つ目のテーマでございます新たな暮らしと将来を見据えた経済対策に係るものといたしましては、まず、新しい生活様式に対応した文化・芸術・スポーツ活動への支援といたしまして、文化芸術活動の再開、継続のため、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた文化芸術イベントの開催や動画配信など、文化芸術プログラムの実施に係る経費の補助といたしまして2024万9000円を、またバンビシャス奈良や奈良クラブなどのプロスポーツチームのホームゲームの配信などに要する費用といたしまして800万円を措置いたしたいと存じます。 また、新しい生活様式に対応した公共施設の整備といたしまして、なら工藝館における感染防止対策や、伝統工芸の拠点として市民や観光客が安全に伝統工芸を感じることができる施設とするための改修費用といたしまして4000万円、また勤労者総合福祉センターにおきまして、感染防止対策を施し、新しい生活様式に対応した仕様とするための費用といたしまして6000万円を、また創業支援施設BONCHIの4階を新しい生活様式に対応したワークスペースに改修するための費用といたしまして3000万円を、また町なかの道路空間を利活用したオープンテラスの実証実験を行う商店街に対し、必要な費用を補助するための経費といたしまして800万円を、また旧月ヶ瀬学校給食センターを多様な働き方につながるワーケーションやリモートワーク等に対応する施設として改修するための費用として2800万円を措置いたすものでございます。 また、学校ICT化の推進のため、一条高等学校におきまして全校生徒に1人1台の端末を整備する費用といたしまして7000万円を、また市内の中学校におけるヘッドセットマイクの追加配備によるオンライン英会話の感染防止対策として421万4000円を、また保護者への配付物のデータ配信や保護者からの出欠届、健診結果等の電子化を図るための統合型校務支援システムの機能拡充費用といたしまして2202万2000円を、また平城西中学校区の統合に関連したGIGAスクール構想対応経費といたしまして746万7000円を措置いたします。 また、密を避けた不登校対策といたしまして、スクールカウンセラーを増員し、ウェブを活用した教育相談体制を充実させる費用といたしまして216万円を、また教育センターでの適応指導教室の3密を避けるために、旧鼓阪北幼稚園舎を分教室として改修する費用として5764万円を措置いたすものであります。 また、新型コロナウイルス感染症対策とは別に、保健所・教育総合センターの非常用発電機の機能強化等に要する費用といたしまして5億4300万円を、また財政調整基金の積立てのための費用といたしまして4億721万2000円を、また市税の還付に要する費用といたしまして、過誤納還付金の増額分といたしまして3300万円を、マイナンバーカードの新規申請の増加に対応するための体制整備等の費用といたしまして9890万5000円を、障害者福祉施設への施設整備費用補助といたしまして1億800万円を、令和元年度後期高齢者医療給付費奈良市負担分の精算に伴う不足分といたしまして8150万3000円を、認知症高齢者グループホーム等への防災改修工事に対する補助といたしまして860万円を、特別養護老人ホーム等への非常用自家発電設備設置に対する補助といたしまして1265万3000円を、令和2年度創設の緊急浚渫推進事業債を活用した普通河川等のしゅんせつ事業の費用といたしまして2640万円の措置をそれぞれ講じるものであります。 その他、過年度の国・県支出金の精算に伴う返還金といたしまして、合計7億1832万7000円を措置いたしました結果、一般会計の補正総額といたしましては38億8500万9000円といたした次第であります。 また、債務負担行為の補正につきましては、令和4年度当初からの開園に向け、事業者選定を行うため、私立保育所施設整備費補助事業につきまして債務負担行為を設定するものでございます。 続きまして、国民健康保険特別会計につきましては、新型コロナウイルス感染症対策3つ目のテーマでありますデジタル化・非接触社会への対応に係るものといたしまして、国民健康保険手続のデジタル化、オンライン化のための費用に2343万1000円を措置いたします。また、新型コロナウイルス感染症対策とは別に、制度改正に伴う国保年金システムの改修費用として367万9000円を措置いたします。その他、過年度分の県支出金の精算に伴う返還金といたしまして749万8000円の補正措置を講じるものでございます。 また、介護保険特別会計におきましては、過年度の国・県支出金等の精算に伴う返還金といたしまして1億8705万5000円の補正措置を講じるものであります。 次に、病院事業会計につきましては、新型コロナウイルス感染症対策1つ目のテーマであります医療提供体制の整備と感染拡大の防止に係るものといたしまして、市立奈良病院において新型コロナウイルス感染症の感染が疑われる患者を受け入れ、必要な治療を行う医療体制を構築し、必要な病床の確保に対する支援といたしまして7億7856万8000円の増額補正を行うとともに、患者の入院環境整備を図るため、病室へのシャワールーム設置に対する支援として597万3000円を措置いたします。また、CT撮影装置、超音波診断装置、血液浄化装置等の医療機器購入に対する支援も行うことで医療提供体制の強化を図るため、合わせて1億9593万4000円の増額補正を行うものであります。 続きまして、条例及びその他の議案についてであります。 まず、議案第98号 奈良市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでございます。 会計年度任用職員に対しましては、特殊勤務手当、また特殊勤務に係る報酬が従来支給されておりませんが、これを支給できることといたしますため、所要の規定の整備を行おうとするものであります。 次に、議案第99号 奈良市債権管理条例等の一部改正についてでありますが、地方税法の一部改正に伴いまして延滞金に関する用語が改められたことから、奈良市債権管理条例、そして奈良市国民健康保険条例等、7つの条例につきまして所要の文言の整理を行おうとするものでございます。 次に、議案第100号 奈良市税条例等の一部改正についてでありますが、地方税法の一部改正に伴うものでございまして、個人の市民税に係る未婚の独り親に対する非課税措置及び寡婦控除に係る規定の整備、そして固定資産税について使用者を所有者とみなす制度の拡大に係る規定の整備等を行うほか、新型コロナウイルス感染症の拡大に対応し、徴収猶予の特例に係る手続の整備等を行おうとするものであります。 次に、議案第101号 奈良市固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてでございますが、条例で引用する法律の一部改正に伴いまして、引用する法律の題名を改めるほか、所要の文言整理を行おうとするものであります。 次に、議案第102号 奈良市立保育所設置条例の一部改正についてでございますが、奈良市幼保再編基本計画及びその実施計画に基づきまして富雄保育園を民間移管し、公私連携型保育所へ移行するため、同園の規定を条例から削除いたそうとするものであります。 次に、議案第103号 奈良市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございますが、基準省令の一部改正に伴い、家庭的保育事業者等の連携施設の確保に係る例外を定めるほか、居宅訪問型保育事業者が提供する保育に係る規定を整備しようとするものであります。 次に、議案第104号 奈良市老人軽作業場条例の一部改正についてでありますが、並松老人軽作業場につきましては、指定管理者から業務の継続が困難であるとして指定取消しの申出がございましたことや、施設の利用者も減少しているということから、同軽作業場につきまして廃止をいたそうとするものでございます。 次に、議案第105号におきましては、JR奈良南特定土地区画整理事業施行に関する条例及び近鉄西大寺南土地区画整理事業施行に関する条例の一部改正についてでありますが、民法の改正によりまして土地区画整理法施行令の一部改正があり、それに伴い、清算金の分割徴収、または分割交付に係る利子の利率を改めようとするものでございます。 次に、議案第106号 奈良市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてでございますが、関係政令の改正に伴いまして非常勤消防団員等の損害補償の補償基礎額を改めるほか、民法改正による利率の改正等所要の改正を行おうとするものであります。 次に、議案第107号 奈良市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてでありますが、企業局におきましても会計年度任用職員に特殊勤務手当を支給できるようにするため、所要の規定の整備を行おうとするものであります。 次に、議案第108号 令和元年度奈良水道事業会計処分利益剰余金の処分についてであります。 地方公営企業法第32条第2項の規定により、令和元年度未処分利益剰余金17億3948万2113円のうち9億円を資本金に組み入れ、残りの8億3948万2113円につきましては次年度に繰り越すものでございます。 続きまして、議案第109号 奈良市基本構想目標年度並びに奈良市第4次総合計画後期基本計画目標年度及び計画期間の変更についてでございます。 第5次総合計画の策定に当たりまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による社会情勢の変化や、今後の社会全体の在り方への影響などを踏まえた計画内容とするために、新型コロナウイルス感染症の影響等について、今後、より詳細な分析を行っていく必要がございます。このため、第5次総合計画の計画開始年度につきまして、当初予定いたしておりました2021年度、つまり令和3年度を2022年度、つまり令和4年度にすることとし、現行の奈良市基本構想目標年度並びに奈良市第4次総合計画後期基本計画目標年度及び計画期間を2021年度、つまり令和3年度まで1年間延長するものでありまして、奈良市行政に係る基本的な計画の議決等に関する条例第3条第1項に基づきまして議会の御議決を得ようとするものでございます。 続きまして、議案第110号から第114号までは工事請負契約の締結についてでございます。 まず、議案第110号につきましては、奈良市デジタル同報系防災行政無線屋外拡声子局設備工事を行う契約でございまして、契約金額2億8600万円で日本電気株式会社奈良支店長 中川裕子氏と一般競争入札により契約を締結いたすものでございます。 次に、議案第111号は、大和中央道敷島工区の街路改良工事を行うものでありまして、契約金額2億9668万9800円で大和中央道(敷島工区)街路改良工事森高・三和特定建設工事共同企業体代表者 森高建設株式会社代表取締役 森高美樹氏と制限付一般競争入札により契約を締結いたそうとするものでございます。 続きまして、議案第112号につきましては、(仮称)平城西小中学校建設その他工事を行うものといたしまして、契約金額21億1750万円で(仮称)平城西小中学校建設その他工事村本・大倭特定建設工事共同企業体代表者 村本建設株式会社奈良営業所所長 原田徹雄氏と一般競争入札により契約を締結いたすものでございます。 続きまして、議案第113号は、JR奈良駅南特定土地区画整理事業雨水調整池築造及び整備工事を行うものでありまして、契約金額2億9392万円でJR奈良駅南特定土地区画整理事業雨水調整池築造及び整備工事奈良県緑化土木・廣岡建設特定建設工事共同企業体代表者 奈良県緑化土木協同組合代表理事 野島岩雄氏と制限付一般競争入札により契約を締結いたそうとするものでございます。 続きまして、議案第114号につきましては、六条奈良阪線街路改良工事でございまして、契約金額5億2580万円で六条奈良阪線街路改良工事村本・森高特定建設工事共同企業体代表者 村本建設株式会社奈良営業所所長 原田徹雄氏と一般競争入札により契約を締結いたすものでございます。 以上、一括上程になりました案件につきまして、その概要を御説明申し上げました。 御審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(三浦教次君) 2番塚本君。 ◆2番(塚本勝君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第3、報告第44号外32件につきまして、市長より説明がありましたが、我々議員といたしましても詳細に検討したいと存じますので、本日はこれで散会し、明9日及び10日の2日間は議案熟読のため本会議を休会し、11日午前10時より再開されたいと存じます。 各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(三浦教次君) 28番九里君。 ◆28番(九里雄二君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(三浦教次君) ただいま2番塚本君より、議案熟読のため、明9日及び10日の2日間は本会議を休会し、11日午前10時より再開されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三浦教次君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 本日はこれで散会いたします。   午前10時54分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             奈良市議会議長   三浦教次             奈良市議会議員   山出哲史             奈良市議会議員   酒井孝江             奈良市議会議員   井上昌弘...