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06月22日-05号

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  1. 奈良市議会 2020-06-22
    06月22日-05号


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    令和 2年  6月 定例会令和2年奈良市議会6月定例会会議録(第5号)-----------------------------------   令和2年6月22日(月曜日)午後2時0分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第60号 令和2年度奈良市一般会計補正予算(第2号)       議案第61号 令和2年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)       議案第62号 奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について       議案第63号 奈良市手数料条例の一部改正について       議案第64号 奈良市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について       議案第65号 奈良市水道事業給水条例の一部改正について       議案第66号 奈良市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について       議案第67号 財産の取得について       議案第68号 財産の取得について  日程第2 議会議案第2号 奈良市議会の議員の議員報酬費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例の一部改正について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、報告 補正予算等特別委員会の正副委員長の互選報告について  第2、日程に同じ  第3、報告 本庁舎のあり方検討特別委員会調査報告書提出報告  第4、動議 中高年のひきこもりに対する実効性のある支援と対策を求める意見書----------------------------------- 出席議員(37名)  1番 道端孝治君      2番 塚本 勝君  3番 樋口清二郎君     4番 山出哲史君  5番 林 政行君      6番 松下幸治君  7番 阪本美知子君     8番 山本直子君  9番 白川健太郎君     10番 山本憲宥君  11番 太田晃司君      12番 階戸幸一君  13番 横井雄一君      14番 宮池 明君  15番 早田哲朗君      16番 三橋和史君  17番 大西淳文君      18番 柿本元気君  19番 酒井孝江君      20番 山口裕司君  21番 北村拓哉君      22番 八尾俊宏君  23番 東久保耕也君     24番 内藤智司君  26番 藤田幸代君      27番 田畑日佐恵君  28番 九里雄二君      29番 三浦教次君  30番 松石聖一君      31番 鍵田美智子君  32番 井上昌弘君      34番 森田一成君  35番 土田敏朗君      36番 北 良晃君  37番 中西吉日出君     38番 伊藤 剛君  39番 森岡弘之君 欠席議員  なし 欠番  25番 33番----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      向井政彦君  副市長      西谷忠雄君   危機管理監    國友 昭君  総合政策部長   真銅正宣君   総務部長     吉村啓信君  市民部長     深村 浩君   福祉部長     米浪奈美子君  子ども未来部長  鈴木千恵美君  健康医療部長   佐藤敏行君  環境部長     奥田晴久君   観光経済部長   梅森義弘君  都市整備部長   荻田勝人君   建設部長     木村康貴君  企業局長     池田 修君   消防局長     西岡光治君  教育長      北谷雅人君   教育部長     立石堅志君  監査委員     東口喜代一君  総合政策課長   谷田健次君  財政課長     小西啓詞----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     梶 正樹    事務局次長    中井史栄  議会総務課長   児林尚史    議事調査課長   秋田良久  議事調査課長補佐 杉野真弥    総務係長     佐々木正義-----------------------------------   午後2時0分 開議 ○議長(森田一成君) 休会前に引き続き、会議を開きます。 最後列の理事者の方は、控席にお移りください。----------------------------------- △報告 補正予算等特別委員会の正副委員長の互選報告について ○議長(森田一成君) 私より御報告申し上げます。 去る15日の本会議において設置されました補正予算等特別委員会の委員長に29番三浦君、副委員長に26番藤田君がそれぞれ互選されました。----------------------------------- △日程第1 議案第60号 令和2年度奈良市一般会計補正予算(第2号) 外8件 ○議長(森田一成君) 日程に入ります。 日程第1、議案第60号 令和2年度奈良市一般会計補正予算より議案第68号までの9議案を一括して議題といたします。 本案は、去る15日の本会議において補正予算等特別委員会に付託いたしました案件であります。 お手元に御配付いたしておりますとおり、補正予算等特別委員長から議長宛て委員会審査報告書が提出されております。 これより委員長の報告を求めます。 29番三浦君。   (29番 三浦教次君 登壇) ◆29番(三浦教次君) 私より、去る15日の本会議におきまして、補正予算等特別委員会に付託を受けました議案第60号より第68号までの9議案につきまして、審査の経過及び結果を報告します。 委員会は、去る15日、17日及び18日の3日間開催し、審査を行いました。 17日及び18日は付託議案に対する質疑を行いました。 主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、リモートワーク等対応システム経費について、導入が当初予算ではなく補正予算となった経緯について。また、プレミアム付商品券発行事業について、今回のコロナウイルス感染症により影響を受けている小規模店舗に対して、大手量販店とは異なった商品券の利用の工夫が求められると考えるが、販売店舗の在り方についてどう考えるかとの質疑がありました。 次に、委員より、本年1月から5月までの本市の観光客数と前年同月比がそれぞれどのように推移しているのか。また、奈良県と奈良市が合同設置している帰国者・接触者相談センターを、令和2年5月1日から24時間体制にして民間事業者からの人材を派遣しているが、当センター開設から24時間体制に至るまでの経緯と5月1日から6月14日までの相談件数についての質疑がありました。 次に、委員より、リモートワークシステムを全庁で有効に運用するための平時からのシステム活用の工夫について。また、障害者支援施設等に対するマスク、消毒液等の配付のための臨機応変な予算措置についての質疑がありました。 次に、委員より、登園自粛に対する保育料を還付することに関して、認可外保育施設については、保育料を減額しても公的には補填されない仕組みとなっていることについての質疑があり、また、観光事業者支援について、奈良市の観光事業者は、今回支援を受ける3業種だけでなく、二次的に関わる事業者も含めるとその裾野は大変広く、そこに対する配慮に欠けているとの意見がありました。 次に、委員より、議案第65号 奈良市水道事業給水条例の一部改正について、集合住宅など親メーターで契約しているところについては、建物管理者などを通じて各戸へ水道料金の請求が行われているが、その場合の取扱いについて。また、議案第66号 奈良市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、市立奈良病院地域医療支援病院に変わるという条例改正が含まれている。地域医療支援病院に変わると、どのような変更があるのか。また、紹介状がなければ初診料が6倍になってしまい、市民の利益が損なわれてしまうのではないかとの質疑がありました。 次に、委員より、リモートワーク等対応システム経費出先機関等の来庁者とのオンライン相談受付支援システムの導入について。また、一条高校修学旅行キャンセル料補償金についての質疑がありました。 次に、委員より、補正予算に関し、観光対策における旅館、貸切りバス、タクシーへの補助金の査定根拠について。また、財産の取得に関し、北消防署配備予定のはしご車の費用負担についての質疑がありました。 次に、委員より、令和2年度奈良市一般会計補正予算について、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのリモートワークの実施において、在宅勤務等により庁内システムへのリモートアクセスオンライン相談受付の際に、どのようにセキュリティー対策ヒューマンエラー対策を取っていくのか。また、GIGAスクール構想の実現について、今後、コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波が来ることを想定し、オンライン授業を定着させる取組の必要性についての質疑がありました。 以上が質疑の概要であります。 質疑終結の後、討論、採決を行いました。 その結果、議案第63号及び第66号の2議案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第60号より第62号までの3議案、議案第64号及び第65号、以上5議案はいずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第67号及び第68号の2議案はいずれも満場一致をもって原案に同意すべきものと決定した次第であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(森田一成君) ただいま補正予算等特別委員長より報告がありましたが、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 20番山口君。   (20番 山口裕司君 登壇) ◆20番(山口裕司君) 私は、日本共産党奈良会議員団を代表し、議案第63号 奈良市手数料条例の一部改正について、議案第66号 奈良市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についての2議案に反対し、議案第60号 令和2年度奈良市一般会計補正予算第2号、議案第64号 奈良市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について、議案第65号 奈良市水道事業給水条例の一部改正についての3議案については、意見をつけ賛成します。残余の議案についても賛成します。 以下、理由を述べます。 議案第63号についてです。 これは国の法改正に伴い、住民票等を削除した後も、除票として現行5年から150年の保存期間に延長し、必要な場合の証明書の交付手数料を定めるものです。また、あわせて、マイナンバー通知カード廃止に伴い、当該手数料の項目が廃止されるもので、根拠法が昨年成立したデジタル手続法です。これにより、住民基本台帳法の一部改正が行われ、行政手続デジタル化オンライン化が促進されることになります。他自治体では窓口の縮小や、連絡所が廃止され住民サービスの低下につながったところもあります。また、障害者や高齢者の方々の行政手続に関する困難を一層深刻にしかねない問題もあります。さらに、デジタル手続法では、マイナンバー法の一部改正も行われ、マイナンバー通知カードが廃止されます。これは、思うように進んでいないマイナンバーカードの普及を促進することが狙いと指摘されています。マイナンバーについては、その利用拡大により情報のひもづけも拡大され、情報漏えいのリスクが高まります。これらのことから、本議案には賛成できません。 次に、議案第66号についてです。 本議案には、市立奈良病院地域医療支援病院の承認を受けたことから、紹介状を持たずに受診した患者から保険外併用療養費として初診5,500円、再診2,750円を設定しようとする内容が含まれています。 市立奈良病院は、2004年、国立奈良病院の存続を求める運動の結果、奈良市に移管された病院です。今日まで多くの市民の皆さんの健康を支える病院として役割を果たし、多くの方から信頼されてきた病院でもあります。今回の条例改正保険外併用療養費が設定されれば、今後は気軽に外来で診察を受けることができなくなります。外来診療の締め出しとも取れる方針に果たして市民は納得するでしょうか。経済的に苦しい方の医療という面を見ても、市立病院では無料定額診療など、お金がなくても安心して受診できる医療は提供されていません。高度な医療も必要ではありますが、市民のための病院として、奈良市民であれば誰でも安心してかかることができる病院としていくことが何よりも必要ではないでしょうか。利用される市民へ一方的に負担を求める本議案には反対いたします。 次に、以下の議案については、意見をつけ賛成します。 議案第60号、一般会計補正予算について数点意見を述べます。 まず、リモートワーク等対応システム経費についてです。 これは、新型コロナウイルス感染症対策として、在宅ワークなど多様な働き方の構築と遠隔からの市民相談等に対応する仕組みを構築することで、窓口業務における市民の利便性を維持するとされています。 一方で、代表質問でも指摘したとおり、市民との直接対面でこそ効果を発揮する業務もあり、それらがないがしろになっては問題です。また、職員減らしにならないように改めて求めておきます。 次に、プレミアム付商品券発行経費についてです。 担当課では、この事業を実施するに当たり、市内の飲食店営業許可を受けている約3,600店舗を対象に、今後の支援策を検討する上での参考にアンケート調査を行われました。その中で、プレミアム付商品券利用店舗への関心についても質問されたようですが、アンケートの回答が得られたのは1割の約360店舗で、そのうち約120店舗からプレミアム付商品券利用店舗に関心があるとの回答があったそうです。アンケートへの回答の低さもありますが、プレミアム付商品券について関心があると答えられた方は、さらに3分の1しかありませんでした。 これまで2度実施したプレミアム付商品券の総括や分析もどのようにされているのか不明です。地元の事業者支援というなら、どのようなものが効果的な支援につながるのか、事業者の声をもっと丁寧に聞き取り、施策に当たるべきではないかと意見を申し上げておきます。 GIGAスクール構想実現経費についてです。 1億6299万8000円が盛り込まれ、国が財政措置する1億4485万円のうち、1億3161万9000円は地方創生臨時交付金を充当するとしています。GIGAスクール構想は、文部科学大臣が昨年12月、児童・生徒1人1台コンピューターを実現、高速大容量の通信ネットワーク整備等政策パッケージを発表し、国の令和元年度補正予算に2318億円の補助金を計上、従来の教育ICT化地方財政措置と合わせ、合計4123億円という莫大な予算規模一大国家プロジェクトとして打ち出されました。 同構想は、当初、国において令和5年度まで段階的に1人1台端末環境を整えようとしていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止を理由にした長期の臨時休校時の対応に便乗する形で、一気に計画を前倒しし、令和2年度中に1人1台端末の整備を強行しようとしています。 奈良県では、本市を含む県下33自治体1組合が参加する業務委託による共同調達を行い、約9万4000台の情報端末を整備するとしており、これにより本市では、小学1年生から中学3年生まで1人1台端末、計2万2967台が令和2年度中に整備されることになります。 コロナ禍に直面し、感染対策における緊急時の学びの保障の課題が浮かび上がったのは事実ですが、GIGAスクール構想は日本で教育ICT化を進めるための政策であって、コロナ禍に対応して政策立案されたものではありません。政府の成長戦略かつ目指すべき将来社会像として描くSociety5.0実現のために同構想は位置づけられており、コロナ禍ビジネスチャンス到来とばかりに巨大な新しい市場を興すことを狙う政府・経済界の意図はほとんど報道されていません。Society5.0実現には、それを担う人材の育成が不可欠です。この人材づくりは、経産省、総務省、文科省によって進められており、公教育の場に最新技術を駆使するICT・教育・人材系などの企業が積極的に参入し、市場として開放させようとしています。 今回、コロナ禍オンラインによる家庭学習を性急に進めることは、教育格差を一層拡大させる危険が浮き彫りとなりました。また、子供たちがパソコンやタブレットを前にして、AIに導かれた学習を各自のペースで個別に行う学びの展開は、一斉授業、クラス、学年、教室での学習といったこれまでの学校教育の形態を解体させ、これまで以上に学力の格差を広げ、学習が究極の自己責任になってしまう危険もあり、それなればこそ、取り返しのつかないダメージを与えてしまいかねません。今年度中に児童・生徒1人1台端末や校内通信ネットワークが整備されたとしても、今後、端末リース料として本市では1億8000万円、それ以外にも校内通信ネットワーク維持管理経費などが毎年必要になります。オンラインに関連した情報機器やソフトは常に更新されるので、リース期間の5年間が経過し、端末が本市所有になったときには遅れた機器となってしまいます。また、オンラインの端末による家庭学習に要する通信費の支払いを心配する保護者の声が既に出されています。 これまで当たり前だと考えてきた取組をもう一度見直すとか、GIGAスクール構想の奈良市モデル--子供の学びを変える、学びを止めないなどといってあおるのではなしに、感染対策における緊急時の学びを保障する課題と教育ICT化を進めることの課題を混在させずに、丁寧にかつ慎重に検討するべきです。全ての子供たちの学びを保障するために、子供の生活の実態などを踏まえ、各学校が実態に応じて工夫することができるようにすることが求められています。有効なICTの活用方法の研究、情報リテラシー教育の充実、自主的な創意工夫を凝らした教材づくりができる環境整備について、学びの最前線にある学校現場はもちろんのこと、市民の中で大いに議論を重ねることが必要です。そして、まず何よりも長期休校の下での学びの保障、心のケア、学校における新型コロナウイルス感染症対策などの点からも、少人数学級の実現が焦眉の課題となっています。そのための予算こそ至急抜本的に増やし、条件整備を急ぐことを強く求めるものです。 次に、議案第64号についてです。 今回の条例改正は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律--整備法の改正に含まれているもので、成年被後見人等であることを理由に不当に差別されないよう法整備が行われるものです。 現在、奈良市印鑑の登録及び証明に関する条例では、成年被後見人は一律に印鑑の登録ができないとしているため、条例中、「成年被後見人」と規定されている部分を「意思能力を有しない者」に改めることにより、成年被後見人であっても印鑑の登録ができるように改めるものです。条令改正後、奈良市が運用することによって、判断能力を有しない者と規定されている方の人権が守られ、また詐欺などの被害に遭うことがないように、市として慎重な判断で運用していただくことを要望します。 次に、議案第65号についてです。 この条例の改正案は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う一般家庭生活支援及び事業者への営業支援として、5月、6月の2か月分の水道の基本料金を減免しようとするものであり、その内容には賛成するものです。 一方、企業局にとっては、この減免によって総額で約5億6000万円の減収となります。今年度の純利益予算の大半を失うことになることから、一般会計からの補填を強く求めるものであります。中核市の中でも、東大阪市など7市は全額または一部を一般会計からの繰入れで減収を補填しているところもあり、地方創生臨時交付金の活用も含めた検討を求めます。また、明石市、西宮市など、県営水道の値下げを活用して減免しているところもあり、奈良市として県営水道の値下げを県に働きかけることを要望いたします。 以上で討論を終わります。 ○議長(森田一成君) 19番酒井君。   (19番 酒井孝江君 登壇) ◆19番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いします。 一言申し上げます。 今回、ならしみんだより6月号は、新型コロナウイルス対策の大特集でしたが、大変評判がいいです。SNSで奈良市民から、「全生活の対処についてまとめられ、全34ページのうち、2から17ページが情報、相談先、お金の話、注意喚起など。受診相談からPCR検査の結果が判明するまでという図解、ごみ処理、詐欺、DVについても総覧している。広報として安心できるし、目配りが優れていて役に立ち安心できる」と絶賛の声があります。高く評価したいと思います。 また、報告にあったなら工藝館の奈良伝統工芸後継者育成事業は、資料を出していただきましたが、平成18年10月から奈良伝統工芸の後継者を育成、支援し、その技術、技法を後世に伝承することを目的に公募で選定して、専門の工房主がついて、3人、3年間ずつ研修、育成しており、なら工藝館で開催される各種催し関連催しへの参加など努力されていると思います。衰退しかけていた伝統工芸の今後に期待できるものと分かりました。これも高く評価したいと思います。 さて、議案第60号と第68号に賛成し、その他の議案にも賛成します。 以下、理由を述べます。 宿泊施設への支援金ですが、6月19日、観光での全国移動、都道府県をまたぐ遠距離移動の自粛が解除になりました。しかし、新聞などでの意識調査でもまだ観光どころではないという意見が多いようです。そのため、宿泊施設についても客足はまばらです。これは、市民ではどうしようもなく、行政側が知恵を絞り、キャンペーンする以外ないと思います。ぜひ努力していただきますよう要望します。 次に、臨時休業中のオンラインなどの学習では、今、光が当たっているのは全くの小部分のうまくいっている少人数だけで、個々それぞれの進展が違うことが分かりました。これがより格差の原因になるのは、本人の責任ではなく、学校や教職員側の責任です。ぜひ細かい目配りをして、それぞれの調査と対処をしてください。 さらに、議案第68号、木津川市とのはしご付消防自動車共同購入議案について、賛成の立場から討論します。 はしご付消防自動車相楽中部消防組合との共同運用については、頂いた運用文書をよく読み、詳細に決められているのは理解しました。確かに奈良市の火事件数が多く、お得なのは理解します。また、奈良市北消防署に配置する点も分かり、同額出資ならメリットが大きいとの説明も分かりました。木津川市へ出て行って、万が一という点を危惧します。そういうことのない機動的な運用を要望します。 これに関連した質問で、木津川市が北部図書館増床工事に対して、資金を約1割出資したとのことでしたが、一部共同化が進んで、奈良市が木津川市に奉仕する片務性が緩和されつつあるという点で評価したいと思います。ですが、これだけ重要な施策に対して、市議会に報告もなく、相変わらず行政の共同化に対して計画性も決まりもない。きちんと計画性を持つようにしていただくよう要望します。 以上です。 ○議長(森田一成君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第66号 奈良市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(森田一成君) 起立多数であります。 よって、議案第66号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第66号 奈良市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について  委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(森田一成君) 次に、議案第63号 奈良市手数料条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(森田一成君) 起立多数であります。 よって、議案第63号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第63号 奈良市手数料条例の一部改正について  委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(森田一成君) 次に、議案第60号より第62号までの3議案、議案第64号及び議案第65号、以上5議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、議案第60号より第62号までの3議案、議案第64号及び議案第65号、以上5議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第60号 令和2年度奈良市一般会計補正予算(第2号) 外4件  委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(森田一成君) 次に、議案第67号及び議案第68号の2議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案同意であります。 委員長報告どおり、いずれも原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、議案第67号及び議案第68号の2議案は、委員長報告どおり、いずれも原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第67号 財産の取得について 外1件  委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- △日程第2 議会議案第2号 奈良市議会の議員の議員報酬費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例の一部 改正について ○議長(森田一成君) 次に、日程第2、議会議案第2号 奈良市議会の議員の議員報酬費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 39番森岡君。   (39番 森岡弘之君 登壇) ◆39番(森岡弘之君) ただいま上程されました議会議案第2号 奈良市議会の議員の議員報酬費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例の一部改正について、私より提案の趣旨を御説明申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、市民生活に大きな影響が生じております。緊急事態宣言が解除されて一月以上が経過した現在においても、この状況は依然として変わっておりません。この間、飲食業や宿泊業などの事業者からも、行政からの支援の要請が寄せられているところでございます。 令和2年5月臨時会において、市長をはじめ特別職の今年度の期末手当が減額されており、我々議員といたしましても、本年7月1日から令和3年3月31日まで、自らの報酬月額の10%を削減し、市の支援策の財源として少しでも活用していただこうとするものであります。 なお、施行期日については、本年7月1日からとするものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(森田一成君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 質疑なしと認めます。 22番八尾君。 ◆22番(八尾俊宏君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第2、議会議案第2号につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(森田一成君) 27番田畑君。 ◆27番(田畑日佐恵君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(森田一成君) ただいま22番八尾君より、日程第2、議会議案第2号については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 これより討論を行います。 通告がございますので、発言を許します。 19番酒井君。   (19番 酒井孝江君 登壇) ◆19番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いいたします。 議会議案第2号について、反対いたします。 まず、地方議会である奈良市議会は、一般に悪口として言われる何でも賛成議会などとは程遠く、きちんと仕事をして、奈良市長と奈良市政をチェックしています。そして議会以外の地域活動も全力でされています。 現在の全国の自治体議会が陥っている存在感のない原因は、国側の法制によることが多く、首長側に権限が集中しています。全国町村議会議長会などでも、自治体議員制度の要請書を出したことがあると聞いていますが、効果がない。そんな中で、奈良市議会と議員は営々と努力し続けて、その領域を広げようと努力し続けています。それなのに、なぜ議会軽視の世論におもねるように議員の報酬を削減されようとするのか、これには何の論理もないと思います。 ぜひ反対されるように全議員にお願いし、討論を終えます。 ○議長(森田一成君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(森田一成君) 起立多数であります。 よって、議会議案第2号は、原案どおり可決することに決定いたしました。-----------------------------------議会議案第2号 奈良市議会の議員の議員報酬費用弁償及び期末手当の額並びにその支給に関する条例の一部 改正について  原案可決と決定----------------------------------- ○議長(森田一成君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △報告 本庁舎のあり方検討特別委員会調査報告書提出報告 ○議長(森田一成君) 次に、お手元に御配付いたしておりますとおり、昨年6月27日の本会議において設置いたしました本庁舎のあり方検討特別委員会の委員長から議長宛て、委員会調査報告書が提出されております。 これより委員長の報告を求めます。 10番山本憲宥君。   (10番 山本憲宥君 登壇) ◆10番(山本憲宥君) 私より、本庁舎のあり方検討特別委員会の調査の経過及び結果を報告します。 本委員会は、令和元年6月27日の本会議におきまして、本庁舎の耐震化問題を早急に解決し、また、現地建て替えや移転建て替えを含め、本庁舎がどうあるべきなのか調査検討するため設置されました。 去る令和元年6月27日、7月22日、7月24日、7月26日、7月30日、9月20日、10月2日、11月26日、令和2年2月19日及び6月19日の計10回にわたり開催し、調査・審査を行いました。 このうち令和元年7月26日、7月30日、10月2日の議案審査における質疑の概要は、令和元年7月31日及び10月4日の本会議で既に御報告しておりますので、令和元年11月26日、令和2年2月19日及び6月19日に行った調査検討の質疑の概要について御報告いたします。 まず、令和元年11月26日の主な質疑については、次のとおりであります。 まず、委員より、概略工程表において工事工程がタイトになっている理由について。また、議会棟の工事期間中の議会開催場所についての質疑がありました。 次に、委員より、市民の利用頻度が高い窓口への工事の影響について。また、南都銀行奈良市役所出張所の営業終了に伴う再配置についての質疑がありました。 次に、委員より、工事に伴う駐車スペースの減少の影響とそれに対する対策について。また、工事期間中における災害発生時の避難誘導経路についてのシミュレートをどのように考えているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、工事期間中の市民や職員の負担への配慮について。また、職場環境及び安全確保を最優先とする考えについての質疑がありました。 次に、委員より、工事の騒音、振動等による影響の軽減についての質疑がありました。 次に、委員より、最終的な各課のレイアウトをいつ頃示すのか。また、工事の請負契約に含まれていない工事の設計や予算化についての質疑がありました。 次に、委員より、災害対策本部の設置場所について。また、什器類の新設と情報システム更新を一体的に考えることについての質疑がありました。 次に、委員より、新しい非常用発電機の能力について。また、平城京復元模型の活用についての質疑がありました。 次に、本年2月19日に質疑を行いました。 主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、アスベスト対策について、JVと市がそれぞれ行った調査結果が異なる場合のアスベスト対策の実施の有無について。また、工事期間中の議会のインターネット中継の方法や最終的な議会開催場所の決定時期についての質疑がありました。 次に、委員より、アスベストを封じ込めた場合の将来解体する際の課題について。また、封じ込め対策により、今後30年間対応が可能であるのかとの質疑がありました。 次に、委員より、工事工程ごとの全庁の協力体制について。また、夜間・休日工事の対応に関わる職員の体制の強化についての質疑がありました。 次に、委員より、アスベスト含有調査において、市とJVとで結果が異なったことに対する市の見解について。また、アスベストの含有が判明した場合の市民への周知についての質疑がありました。 次に、委員より、本庁舎を65年間使用することを想定した長寿命化工事追加の必要性と地球温暖化防止対策の重要性について。また、市役所駐車場を無人化することによる業務効率化についての質疑がありました。 次に、委員より、南都銀行閉鎖後のスペースの活用について。また、受注者が下請契約をする場合の市の承認についての質疑がありました。 次に、委員より、平城京復元模型の見せ方の工夫についての質疑がありました。 次に、6月19日に質疑を行いました。 まず、委員より、居ながら工事における騒音の職務への影響が懸念されるが、職員からはどのような課題を聞いているのか。また、本庁舎南側広場の整備は大宮通りプロジェクトと連動した要素が求められるが、今年度予算計上の設計業務にはどのように反映しようとしているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、健康管理面における執務室の環境測定をしていたのか。また、職員の労働安全衛生の観点から、工事前、工事中にどのような議論をし、対応してきたかとの質疑がありました。 次に、委員より、作業員のコロナウイルス感染防止はどのようにしているのか。また、アスベスト除去に係る補正予算を計上したが、全体工事の清算金額の見込みは契約予算内に収まりそうかとの質疑がありました。 次に、委員より、中央棟、西棟、東棟の各棟における騒音や振動の今後の具体的な状況について。また、庁内各所の天井及び配管やダクトのアスベスト対策の進捗状況についての質疑がありました。 次に、委員より、工事中及び工事後の執務室、市民窓口、共用部分における新型コロナウイルス対策の見解について。また、地方創生臨時交付金の活用についての質疑がありました。 次に、委員より、中央図書館を廃止し、市民課窓口を移転することにより、空いたスペースで仮称子どもセンターを整備できるのではないか。また、文書管理システムの導入についての質疑がありました。 次に、委員より、南都銀行以外の銀行ATMの設置について。また、シンナー臭への対応についての質疑がありました。 次に、委員より、本庁舎のLED照明の改修内容とコストメリットについて。また、議会棟の今後の改修スケジュールについての質疑がありました。 以上が質疑の概要であります。 委員会の設置から1年近くにわたり、我々は様々な角度から調査検討を行ってまいりましたが、現在、その中で一定の方向性が定まり、耐震化工事は完了に向け着々と進められておりますことは、皆様も御承知のとおりであります。本庁舎の耐震化工事完了はまだもう少し先となりますが、市民の皆様が安心して利用できるような庁舎の完成を心より期待いたしまして、本庁舎のあり方検討特別委員会の報告とさせていただきます。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(森田一成君) ただいま本庁舎のあり方検討特別委員長より報告がありましたが、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 委員長の報告を了承し、これをもって調査を終了いたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、委員長の報告を了承し、これをもって調査を終了することに決定いたしました。----------------------------------- △動議 中高年のひきこもりに対する実効性のある支援と対策を求める意見書 ○議長(森田一成君) お諮りいたします。 1番道端君より、中高年のひきこもりに対する実効性のある支援と対策を求める意見書について動議提出の申出がありますが、発言を許すことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 1番道端君。   (1番 道端孝治君 登壇) ◆1番(道端孝治君) 私より、中高年のひきこもりに対する実効性のある支援と対策を求める意見書について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 ひきこもりは、主として若年・青年層の課題としてイメージされてきましたが、最近では就職氷河期世代も含め、中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきています。ひきこもり期間の長期化や高齢化により、高齢者の親とともに社会的に孤立するケースも少なくありません。 よって、国におかれては、中高年のひきこもりは個々人やその家族だけの問題ではなく、社会全体で受け止めるべき大変重要な課題と捉え、自立相談支援機関の窓口にアウトリーチ支援員を配置し、対本人型のアウトリーチ支援を実施することや、そのための新たな財源支援の仕組みを創設することなどの3項目について取り組むことを求めるものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森田一成君) 38番伊藤君。 ◆38番(伊藤剛君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(森田一成君) ただいま1番道端君より意見書について動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 質疑、討論を省略して、直ちに採決いたします。 意見書案のとおり可決して、提出することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 なお、ただいま可決されました意見書の提出先、方法等は議長に御一任願います。----------------------------------- △動議 中高年のひきこもりに対する実効性のある支援と対策を求める意見書  意見書案のとおり可決と決定----------------------------------- ○議長(森田一成君) お諮りいたします。 本日の会議はこれで打ち切り、明23日は本会議を休会し、24日午前10時30分より本会議を再開いたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森田一成君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 本日はこれで散会いたします。   午後2時52分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             奈良市議会議長   森田一成             奈良市議会議員   塚本 勝             奈良市議会議員   大西淳文             奈良市議会議員   松石聖一...