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03月21日-05号

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  1. 奈良市議会 2008-03-21
    03月21日-05号


    取得元: 奈良市議会公式サイト
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    平成20年  3月 定例会平成20年奈良市議会3月定例会会議録(第5号)-----------------------------------     平成20年3月21日(金曜日)午後4時52分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算       議案第16号 平成20年度奈良市下水道事業費特別会計予算       議案第17号 平成20年度奈良市住宅新築資金等貸付金特別会計予算       議案第18号 平成20年度奈良市国民健康保険特別会計予算       議案第19号 平成20年度奈良市老人保健特別会計予算       議案第20号 平成20年度奈良市土地区画整理事業特別会計予算       議案第21号 平成20年度奈良市市街地再開発事業特別会計予算       議案第22号 平成20年度奈良市公共用地取得事業特別会計予算       議案第23号 平成20年度奈良市駐車場事業特別会計予算       議案第24号 平成20年度奈良市介護保険特別会計予算       議案第25号 平成20年度奈良市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算       議案第26号 平成20年度奈良市針テラス事業特別会計予算       議案第27号 平成20年度奈良市簡易水道事業特別会計予算       議案第28号 平成20年度奈良市後期高齢者医療特別会計予算       議案第29号 平成20年度奈良市宅地造成事業費特別会計予算       議案第30号 平成20年度奈良市病院事業会計予算       議案第31号 平成20年度奈良市水道事業会計予算       議案第32号 奈良市行政組織条例の一部改正について       議案第33号 奈良市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について       議案第34号 奈良市防災会議条例の一部改正について       議案第35号 奈良市特別職の職員の給与に関する条例等の一部改正について       議案第36号 奈良市手数料条例の一部改正について       議案第37号 奈良市立保育所設置条例の一部改正について       議案第38号 奈良市母子家庭医療費の助成に関する条例等の一部改正について       議案第39号 奈良市立診療所設置条例の一部改正について       議案第40号 奈良市総合医療検査センター条例の一部改正について       議案第41号 奈良市保健所条例の一部改正について       議案第42号 奈良市国民健康保険条例の一部改正について       議案第43号 奈良市介護保険条例の一部を改正する条例の一部改正について       議案第44号 奈良市後期高齢者医療に関する条例の制定について       議案第45号 奈良市安全安心まちづくり条例の制定について       議案第46号 奈良市男女共同参画センター条例の一部改正について       議案第47号 奈良市営駐車場条例の一部改正について       議案第48号 奈良市自転車駐車場条例の一部改正について       議案第49号 奈良市道路占用料に関する条例等の一部改正について       議案第50号 奈良市消防団条例の一部改正について       議案第51号 奈良市公民館条例の一部改正について       議案第52号 奈良市体育施設条例の一部改正について       議案第53号 包括外部監査契約の締結について       議案第54号 市道路線の廃止について       議案第55号 市道路線の認定について       議案第56号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第57号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第58号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第59号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第60号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第61号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第62号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第63号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第64号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第65号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第66号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第67号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第68号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第69号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第70号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第71号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第72号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第73号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第74号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第75号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第76号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第77号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第78号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第79号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第80号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第81号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第82号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第83号 公の施設の指定管理者の指定について  日程第2 議案第85号 奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部改正について  日程第3 議案第86号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について  日程第4 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について       諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について  日程第5 議会選挙第1号 選挙管理委員会委員の選挙について  日程第6 議会選挙第2号 選挙管理委員会委員補充員の選挙について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、報告 予算特別委員会の正副委員長の互選報告について  第2、日程第1     動議 「議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算」の組み替えを求める動議  第3、日程第2・第3・第4・第5・第6  第4、日程第7 議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 外2件(日程追加)  第5、動議 老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の設置について  第6、動議 メディカルコントロール体制の充実を求める意見書 外4件  第7、動議 峠 宏明議長不信任について  第8、閉会中継続審査・調査申し出について----------------------------------- 出席議員(43名)  1番 奥田正治君      2番 天野秀治君  3番 植村佳史君      5番 柿本元気君  6番 東久保耕也君     8番 山中益敏君  9番 藤本孝幸君      10番 松岡克彦君  11番 北村拓哉君      12番 山口裕司君  13番 浅川 仁君      14番 三浦教次君  15番 中西吉日出君     16番 幾田邦夫君  18番 北 良晃君      19番 高杉美根子君  20番 大橋雪子君      21番 山口 誠君  22番 松村和夫君      23番 井上昌弘君  24番 西本守直君      25番 森田一成君  26番 蔵之上政春君     27番 上原 雋君  28番 峠 宏明君      29番 矢追勇夫君  30番 矢野兵治君      31番 高橋克己君  32番 金野秀一君      33番 松石聖一君  34番 岡田佐代子君     35番 原田栄子君  36番 小林照代君      37番 松田末作君  38番 山本 清君      39番 和田晴夫君  40番 米澤 保君      41番 横井健二君  42番 土田敏朗君      43番 船越義治君  44番 岡本志郎君      45番 橋本和信君  46番 大谷 督君 欠席議員  なし 欠番  4番 7番 17番----------------------------------- 説明のため出席した者  市長      藤原 昭君    副市長     福井重忠君  市長公室長   平岡 譲君    企画部長    中屋 卓君  総務部長    戸田勝康君    市民生活部長  林 啓文君  保健福祉部長  上谷嘉澄君    保健所長    松本善孝君  環境清美部長  豊田正博君    観光経済部長  西本安博君  都市整備部長  佐々木 繁君   建設部長    小島重一君  水道局長    中尾一郎君    業務部長    坂本榮二君  技術部長    山田 要君    消防局長    猪岡秀夫君  教育委員長   小谷勝彦君    教育長     中尾勝二君  教育総務部長  中室雄俊君    生涯学習部長  神田義隆君  監査委員    吉田 肇君    財政課長    田村隆嗣君----------------------------------- 議会事務局職員出席者  議会事務局長  吉村安弘     議会事務局次長議事課長事務取扱                           芝野勇夫  庶務課長    竹本尚史     調査課長    加井康章  議事課長補佐  福井俊史     調査課長補佐  前田広明  議事係長    梶 正樹  速記      伊藤亜希子-----------------------------------     午後4時52分 開議 ○議長(峠宏明君) 休会前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(峠宏明君) 議事の都合により、会議時間を午後9時まで延長いたします。----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 議事の都合により、暫時休憩いたします。     午後4時53分 休憩     午後8時10分 再開 ○議長(峠宏明君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △報告 予算特別委員会の正副委員長の互選報告について ○議長(峠宏明君) 私より御報告申し上げます。 去る11日の本会議において設置されました予算特別委員会の委員長に26番蔵之上君、副委員長に6番東久保君がそれぞれ互選されました。----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、お手元に御配付いたしておりますとおり、去る11日の本会議において予算特別委員会に付託いたしました案件について、委員長から議長あてに審査報告書が提出されております。 以上、御報告申し上げます。----------------------------------- △日程第1 議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算 外68件 ○議長(峠宏明君) 日程に入ります。 日程第1、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算より議案第83号までの69議案を一括して議題といたします。 本案は、去る11日の本会議において予算特別委員会に付託いたしました案件でありますので、これより委員長の報告を求めます。 26番蔵之上君。   (26番 蔵之上政春君 登壇) ◆26番(蔵之上政春君) 私より、去る3月11日の本会議におきまして、予算特別委員会に付託を受けました議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算より議案第83号までの69議案につきまして、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 委員会は、去る3月11日、13日、14日、17日及び18日の5日間開催し、必要な資料の提出を求め、慎重に審査いたしました。 まず、一般会計についてであります。 平成15年度から平成19年度の財政調整基金の取り崩し状況と、今回の予算編成の財源不足対策について質問があり、理事者より、財政調整基金の取り崩し状況については、平成15年度は取り崩しは行っておらず、16年度は1億円の取り崩し、17年度、18年度はいずれも取り崩しは行っていない。平成18年度末の決算で、財政調整基金の残高は30億1263万6000円となっており、平成19年度、当初予算においては16億6000万円の取り崩しを予定していたが、現在の取り崩しの予定は6億9000万円である。今回の予算編成での収支不足額は約60億円で、計画をしていた平成20年度の収支不足額と20億3000万円の差がある。主な理由としては、財政見通しを作成した際から、人件費、一般行政経費の増、臨時的な要素の還付金等で計20億2500万円ふえている。計画額との差額20億3000万円については、財政調整基金の取り崩しを行い対応を図ったとの答弁がありました。 委員より、このままでは財政調整基金は平成20年度末までは残らず、平成21年度予算編成への大きな課題を感じる。さらなる行財政改革への取り組み強化を進めていただきたいとの要望がありました。 次に、合併に伴う国の財源措置、特に地方交付税による支援措置についての質問があり、理事者より、合併市町村の普通交付税の算定方法には、合併後の10年間は、合併前の市町村ごとに算定した額の合計と市として一本算定した額を比較して有利なほうを選択できる合併算定替が認められている。さらに、10年経過した後、5年間は激変緩和措置がなされ、合わせて15年間特例が適用される。そのほか、合併後の臨時的に必要となる相当分として、17年度から21年度までに毎年5億円が普通交付税に算入され、特別交付税においても17年度からの3カ年で約4億3000万円が算定される予定になっている。さらに、合併特例債の償還についても、償還額の70%が交付税として補てんされるとの答弁がありました。 次に、政策監の機能強化のための明確な位置づけについて質問があり、理事者より、政策監は、市のまちづくり行財政改革の市の重要施策について、庁内の総合調整を図るために設置したもので、その職務である市の重要施策の総合調整と市長の特命事項の推進について、庁内における実務として十分に機能していると考えている。政策監の充実を図る上で、決裁権等の検討もしていきたいと考えているとの答弁がありました。 委員より、議会の本会議、委員会にも出席して、責任を明確にし、期限を切ってやり切るという覚悟を持って取り組まれたいとの要望がありました。 次に、管理職及び審議会の数がふえている。市民から見れば、もっとスリムな形で効率的な行政運営をしていくことが大事と思うがとの質問があり、理事者より、合併により組織がふえたこと、組織改正により室を置いたことによるもの、課長昇任試験を実施していることが増加要因としてあり、今後は、団塊の世代の退職人数と管理職に上げる人数等について十分精査をしていくと、また審議会については、新たな事業がふえ、それに対して幅広く意見を聞きたいということが基本に、広く意見を議論し、まとめられた1つの方向性を提示していただいたものであるとの答弁がありました。 委員より、スリムな執行体制にするため、退職勧奨制度を充実させ、管理職の合理化策をとられたい。また、審議会の数がふえているため、不要な審議会等精査をされたいとの要望がありました。 次に、行財政改革における客観的な判断基準と政策評価の必要性について質問があり、理事者より、20年度予算編成に当たり、厳しい財政状況を踏まえ、必要な行政サービスを見きわめて、将来の都市像の実現に向け、施策の選択と集中によって編成に努めた。その判断基準は、具体的に提示する必要性は感じている。また、現在、施策評価の試行を行い、客観性を高める外部評価の導入等を検討し、さらに政策評価について検討していく必要があると考えている。一番大切なのは、市民満足度調査が大きな判断基準の1つになるのではないかと思っており、その充実を図り、効果的な調査を実施して施策に結びつけていきたいと考えているとの答弁がありました。 委員より、選択と集中の客観的な基準をしっかりとつくり、その指標をもって積極的に行財政改革にも切り込まれたいとの要望がありました。 次に、本庁舎の耐震化について質問があり、理事者より、建築物耐震改修の促進に関する法律に基づき、平成9年、10年の2カ年にかけて、中央棟、東棟、西棟の耐震診断を、11年度には劣化診断調査を実施した結果、本庁舎は構造物に耐震補強を要する建築物であるとの結果が出た。耐震改修については、庁舎を使用しながらの補強工事か、または建てかえということが考えられるが、いずれも多額の費用が必要となることから現在に至っている。しかし、庁舎には多くの来庁者があることから、その必要性は認識しており、耐震化について、改修を視野に入れて検討していくとの答弁がありました。 次に、先日、本庁舎の停電によってホストコンピューターが停止し、住民票の発行等基幹業務がストップする事故が発生した。本市の危機管理対応はどうなっているのか。また、災害対策本部について、6階という場所が適正であると考えるのかとの質問があり、理事者より、昨年6月に作成した危機管理指針に基づき、危機管理対応マニュアルを作成することになっている。早急に作成するよう努めていきたい。また、災害対策本部は、奈良市地域防災計画に基づき、中央棟6階第2研修室に設置することになっているが、緊急対応や行動性に支障があることは認識している。防災行政無線設備の整備等、あわせて災害対策本部の場所についても検討していきたいとの答弁がありました。 次に、同和行政にかかわっての助役の依命通達の破棄、また奈良市部落差別等あらゆる差別をなくすることを目指す条例の見直しの必要性について質問があり、理事者より、同和対策諸事業を進めてきた過去の経緯として、当該団体の活動が市内で広域的に根づき、市民啓発活動の一翼も担ってきたので、こうした観点から依命通達が出されたと考える。依命通達の中にもあるように、行政効果を上げるためには地元住民との協力関係は必要不可欠であり、住民の代表者である運動団体との協議はぜひとも必要である。人権文化センター等のあり方についても、本市としての方向性を検討しており、一定の結論を見る中で、依命通達については検討すべきと考える。条例については、できるだけ早い時期に改正に向けての見直しを進めたいと考えているとの答弁がありました。 次に、少子化問題を総合的に取り扱う課の必要性について質問があり、理事者より、平成20年度は奈良市次世代育成支援行動計画後期計画策定準備段階に当たり、前期計画の経過を踏まえ計画を策定する。また、少子化対策は、関係部局がより一層連携して横断的に取り組んでいくことが効果的な対策を推進する上で重要であると考えている。このことから、今後、少子化対策を最重要課題として、子育て支援室子育て課を窓口課として部局間の連携を強化し、協議会の検討もしながら、幅広く総合的な対策を打てるよう取り組みたいとの答弁がありました。 委員より、少子化対策を最重要課題として取り組んでいただきたいとの要望がありました。 次に、保育園の施設設備について質問があり、理事者より、公営保育園の建物や設備等の維持管理については、財政多難な折ではあるが、毎年各園から営繕要望を取りまとめ、年次的に計画性を持って維持・改善に努めている。特に、入所児童にとって安全にかかわるものについては優先して修繕に努めているが、多くの園から施設・設備の修繕要望が上げられ、対応に苦慮している。保育環境の整ったもとでの保育を推進するためには、奈良市保育所運営検討委員会でも検討いただいているように、民間活力を活用することも視野に入れて検討しなければならないと考えているとの答弁がありました。 委員より、選択と集中の精査をして、できる限り保育園の環境整備の優先順位を上げていただきたいとの要望がありました。 次に、学童保育について、厚生労働省が示すガイドラインと本市の学童保育の設置、運営基準作成の必要性、また子供1人当たりが生活する面積基準1.65平方メートルを下回るバンビーホームの改善について質問があり、理事者より、厚生労働省の示す放課後児童クラブガイドラインは、子供の発達成長に望ましい内容が示されていると認識しており、積極的に活用すべきと考える。本市の学童保育の基準づくりについては、まずは他都市の設置、運営基準の状況を調査、研究していく。また、バンビーホームの改善、建てかえは20年度予算でも計上しているが、今後も特に老朽化、狭隘化の進んだホームで検討していくとの答弁がありました。 委員より、改善に向けてしっかり計画を持って取り組んでいただきたいとの要望がありました。 次に、老春手帳優遇措置事業の改正案についてであります。 制度の改革については理解したい、ある程度の個人負担も、この事業を円滑に継続実施していくためにはやむを得ないとの意見がある一方、西日本JRバス利用者への制度の適用、住民税非課税世帯への配慮やワンコイン制度の運用の問題、奈良市と奈良交通における事業費の負担割合については議論する余地があるのではないか、よりよい方法、より財政負担の少ない、そして市民の人にも受け入れられるシステムにもう少し議論する余地はあるのではないかとの指摘や、今回の提案は一たん白紙に戻し、改めて慎重に検討するべきではないか、提案のあった制度ではこれらの問題解決には至っていない、10月の実施を凍結して、特別委員会を設置し、十分検討を行い、制度を見直すべきではないかとの意見もあり、理事者より、平成20年度予算案において、バス優待乗車制度では1回100円の利用者負担によるワンコイン制を、公衆浴場入浴制度については利用者負担を取り入れた案で新年度の10月から実施し、映画館無料入場制度を廃止するとの予算を提出したが、本会議や予算委員会等によって多くの意見をいただいたところから、議会での審議をさらに継続し、進めていただくことが必要なことかと思う。10月実施をめどとする中で、その検討結果が出るまでの間は現行制度を継続することとし、映画館無料入場券についても現行のまま継続することとしたい。この制度は、10月から翌年の9月末までの期間で執行されているので、10月に新しい制度が実行できることを目指し、内容を詰めていけるようにしたいと考える。なお、このため必要となる予算については、老人優遇施策の現予算枠の運用をもって対応し、議会の審議の結果、必要となる経費については補正予算等の対応を図ることとしたいと考えているとの答弁がありました。 委員より、10月から新しい制度ができれば一番と思うので、工夫をお願いしたいとの要望もありました。 次に、幼稚園や保育園などの小児用のAEDを設置するべきではないかとの質問があり、理事者より、AEDに小児用、大人用の区別はなく、小児用の電極パッドの取りつけにより使用が可能となる。幼稚園、保育園については、設置推進会議で今後の計画を検討し、大人用と小児用のパッドを整備する方向で検討したいとの答弁がありました。 次に、三条通りの拡幅について質問があり、理事者より、地元では平成6年ごろから早期整備の陳情があり、平成18年4月及び19年2月には早期事業認可の陳情もあった。19年6月から、土地所有者ほかに事業内容等の説明をし、11月からは各自治会単位で説明会を行っている。地権者の声については真摯に受けとめ、今後十分協議をしてまいりたいとの答弁がありました。 さらに委員より、三条通りをシンボルロードとして整備するのであれば、地権者だけでなく市民の意見も聞くことが必要ではないのかとの質問があり、理事者より、この事業は国の補助認承を得て実施しており、平城遷都1300年を迎える折に、JR奈良駅付近連続立体交差事業も順調に進捗し、三条通りの整備は最重要であることから、前向きに推進させていただきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、奈良市消防団条例の一部改正について、改正条文の言葉の表現があいまいで消防団員間に混乱を生じる可能性があり、消防団員の確保の点からも問題である。また、憲法第21条ほかに抵触する可能性があり、問題が多いのではないかとの質問があり、理事者より、今回の条例改正は、大災害に対する組織改正、消防団員の減少といった課題に対する助成、指導等を視野に入れている。また、消防団は消防本部と同様の公的機関と位置づけられており、消防団または消防団員としての立場を利用して政治活動等を自由に行うことは、やはり社会通念上好ましくないものであると考える。混乱を招かぬよう、消防団分団長を通じ、全消防団員に周知を図ってまいりたい。内容的には、社会通念上、特段に大きな課題を提供するような条文でもないと判断されるので、御理解いただきたいとの答弁がありました。 次に、放課後子ども教室の今後の取り組みについて質問があり、理事者より、平成20年度は実施校を10校にふやし、今年度の成果や課題を検討しながら活動内容を充実させ取り組んでいくとともに、指導者の養成に努め、バンビーホームとの連携も実施し、子供にとって望ましい運営をしていきたい。今後は、全校区実施に向けて実施校区をふやしていきたいとの答弁がありました。 委員より、放課後子ども教室の充実で保護者が安心して仕事に励んでいただけるようになり、少子化に歯どめがかかり、若者の定住がふえ、地域の活性化にも結びつく。年間を通しての活動には、熱意と責任を持って当たれる人材の確保と安定雇用の確立、また専用の教室の確保について検討するよう要望がありました。 次に、針テラス事業特別会計についてであります。 針テラス事業の年間9000万円の土地使用料の支払いが滞っているが、未納額とその理由及び市の対応について質問があり、理事者より、平成20年3月10日現在で、平成18年度分の滞納額7200万円と平成19年度分の未納額9000万円の合計1億6200万円が未納となっている。その理由は、土地使用料が不当に高額で、この使用料を前提に事業を継続すれば多額の赤字が発生する事態となっていると主張しているためで、現在、調停の場において相手方の財務状況の確認をしている段階である。解決に至らなかった場合には、法的な手段も視野に入れ、契約解除も念頭に入れながら、毅然とした強い姿勢で臨みたいとの答弁がありました。 委員より、契約書には、契約不履行の場合は30日以内に契約解除することができるとなっている。今日の状況を放置しておけば、雪だるま式に歳出がふえ、奈良市の支払い超過を議会として看過するわけにはいかない。なぜ、債務不履行を盾に直ちに契約解除を迫らないのかとの強い意見がありました。 次に、宅地造成事業特別会計についてであります。 保有する土地のうち、活用の見込みが立っていない未成土地を整理するため、計画を立てて整理していく必要があるのではないかとの質問があり、理事者より、未成土地については、市民により負担が少なく、有効的な利活用を図ることができるよう計画を立てていく必要があるものと考えているとの答弁がありました。 委員より、早急に手当てを着手していただきたいとの要望がありました。 次に、病院事業会計についてであります。 まず、小児科・産科などの診療科別の経営状況を精査すべきではないかとの質問があり、理事者より、診療科別の経営状況について、現在の病院の会計システムでは、医業支出について、病棟が混合棟であったり、検査部門の割り振りができていないため、診療科別に正確な数字を把握できない。今後は、診療科を絞ってでも把握できるように協会と調整していきたいと考えているとの答弁がありました。 委員より、救急・小児・周産期イコール赤字とは思わず、数値的根拠を出せるようにされたいとの要望がありました。 次に、市立病院にかかわって、総務省が定めた公立病院改革ガイドライン、県が策定する地域医療計画での市立奈良病院の役割、病院の建てかえ計画について質問があり、理事者より、奈良市も改革ガイドラインを策定する必要があるが、経営形態の見直しは該当せず、経営の効率化も進んでいるが、今後さらに検討を加えながら市民の多様なニーズに対応したい。また、地域医療計画の中では、市立奈良病院の役割を、採算性の面から民間医療機関に提供が困難と言われている医療、特に救急医療、小児科、産婦人科の維持充実が最も重要な役割と考え、さらにがん医療の充実や地域連携にも力を入れたい。建てかえについては、来年度の後半には基本設計に入りたいと考えている。病院の南側は、現在、職員駐車場等のある場所に新病院を建設する計画であり、平成20年度前半に文化財の発掘の予備調査と地質調査を実施し、20年度後半には基本設計、地元説明、建築審査会、景観審議会等における各種審議、さらに建設予定地にある既存建物の解体・撤去の段階に進めていきたい。平成21年度には、文化財の発掘の本調査と実施設計を行い、平成22年度から本格的な建設に入り、平成24年度前半には新病院を完成させたい。現在、県に対して50床の増床を申請しており、基本的な計画を地域医療振興協会と協議を重ね策定中であるとの答弁がありました。 委員より、市立奈良病院が果たす役割は大変大きく、地域の共有の財産であるので、住民とともに歩む病院づくりを進めていただきたい。また、事業費が膨大にならないように抑えながら、しっかりと取り組みをお願いしたいとの要望がありました。 次に、市立奈良病院が、高度専門医療を重視していく方向が打ち出されている中での脳卒中の優先取り組みについての質問があり、理事者より、脳卒中対策については、運営市民会議報告書においても脳卒中センターの設置を求められている。救急医療を充実させるためにも、循環器系と神経系の強化をする必要があり、脳神経外科と神経内科を中心とした横断的なチーム医療を実施するための脳卒中センターの設置に向けて、現在、関係医療機関と協議して調整しており、実現できるように努力してまいりたいとの答弁がありました。 委員より、スピードと連携が非常に重要な分野であり、市立奈良病院が担うべき高度専門医療の中で、ぜひ脳卒中を優先して取り組んでいただきたいとの要望がありました。 次に、市立奈良病院のSPD納入業者が、談合の疑いで公正取引委員会から排除措置命令を受けたことに伴う対応についての質問があり、理事者より、地域医療振興協会と診療材料定数管理業務について契約している株式会社ムトウが公正取引委員会の排除措置命令を受けていることは市も把握しているが、指名停止の措置は行っていない。基本的には、指定管理者は開設者の入札制度の適用をそのまま受けるわけではないが、今後、市に指名停止された業者については、地域医療振興協会と情報を共有し、奈良市の入札基準に合わせた形で適切に対応していくように話をしているとの答弁がありました。 委員より、公的なルールにのっとって、入札制度や出入り業者のペナルティー等きっちりとした対応をされたいとの意見がありました。 次に、水道事業会計についてであります。 まず、水道事業の財政状況について質問があり、理事者より、有収水量の減少から料金収入が計画を下回っているが、工事負担金等の収入増により、平成20年度末の資金留保額は9億1541万4000円を見込んでいる。後期基本計画の最終年度である平成22年度末留保資金額は7億2256万2000円を予定しており、従前の財政計画よりも好転している。しかし、平成17年度から料金収入は前年度を下回っているため、かなり厳しい状況にあるとの答弁がありました。 委員より、大変厳しい状況であるのには変わりはないため、健全経営と安定した供給に努めるようとの要望がありました。 次に、災害備蓄用及びPR用として製造されたペットボトルの水のPRと販売について質問があり、理事者より、今回製造したペットボトル水は、市の防災訓練や地域の自主防災訓練での活用や、小学校児童の緑ヶ丘浄水場の施設見学等で配付し、奈良市の水道水はおいしいと感じてもらい、安全・安心な水道水をPRしていきたいと考えている。また、自然流下一万メートルの名前にもなっているように、布目川、白砂川の水は高低差を利用して導水しているため、環境に優しく、災害にも強い水道であることもPRしていきたいと考えている。ペットボトル販売は、100円程度で販売するとなれば、原価から考えれば赤字が出るが、どの程度まで製造原価が下げられるか、また市民の反響も考慮しながら検討したいと考えているとの答弁がありました。 以上が審査の概要でありますが、植村委員ほか2名の委員より、議案第50号 奈良市消防団条例の一部改正についてに対する修正案が提出され、提案者の説明を求め、その後、質疑、討論を行い、採決いたしました。その結果、議案第50号 奈良市消防団条例の一部改正についてに対する修正案については可決と決定し、さらに修正議決した部分を除く原案については、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。すなわち、議案第50号については、予算特別委員会審査報告書に別紙として添付しております修正案のとおり修正可決すべきものと決定した次第であります。可決されました修正案の概要は、消防団条例の一部改正案の第11条の改正規定のうち、第5号及び第6号を追加する規定を削除する修正を行うものであります。 以上が、議案第50号についての修正可決の経緯であります。 次に、残りの採決については、議案第15号、議案第18号、議案第20号及び第21号の2議案、議案第23号、議案第28号、議案第32号及び第33号の2議案、議案第42号、議案第44号より第46号までの3議案並びに議案第51号及び第52号の2議案、以上14議案については、いずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第16号及び第17号の2議案、議案第19号、議案第22号、議案第24号より第27号までの4議案、議案第29号より第31号までの3議案、議案第34号より第41号までの8議案、議案第43号、議案第47号より第49号までの3議案並びに議案第54号より第83号までの30議案、以上53議案については満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第53号については満場一致をもって原案に同意すべきものと決定した次第であります。 以上のごとく審査を終えたところでありますが、理事者におかれましては、委員会の審査過程における指摘事項、要望のありました点を謙虚に受けとめて予算の執行に当たられ、今後の市政運営に努められますよう要望いたします。 以上で、予算特別委員会の報告を終わります。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(峠宏明君) 議事の都合により、会議時間を午後10時30分まで延長いたします。----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、12番山口裕司君より、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議が提出されましたので、この際、提出者の説明を求めます。 12番山口裕司君。   (12番 山口裕司君 登壇) ◆12番(山口裕司君) 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表し、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議の趣旨説明を行います。 格差と貧困が広がる中で市民の暮らしは大変です。こういう中にあって、奈良市政は市民の暮らしを応援しなくてはなりません。新年度予算案についての意見の詳細は後ほどの討論で触れますが、30人学級の拡大など、我が党も要求した市民要求が反映された面はあるものの、老春手帳優遇措置事業の改悪や公民館有料化など、一層の市民負担が含まれています。一方で、JR奈良駅周辺のまちづくりや、今後どのようになっていくか不明な点も多い平城遷都1300年祭を推し進めるものとなっています。 特に、今議会提案された老春手帳優遇措置事業の改悪は、高齢者に対する一層の負担増となり、福祉の増進に寄与する目的で実施されてきた本制度の趣旨からも制度を後退させるものです。4月からの後期高齢者医療制度実施など、高齢者の暮らしが大変になる中で、市民の中ではこの制度の継続を願う声が大多数です。市長は、制度の詳細については議会と話し合っていくと答弁しましたが、10月からの制度改定を前提としたものです。 したがって、新たな負担増に反対し、高齢者の社会参加や日常生活の維持に欠かせない現行制度の継続を図るため、総務費、企画総務費のうち平城遷都1300年記念事業経費を1億6000万円減額し、民生費、老人福祉費のうち、老春手帳優遇措置事業経費を1億6000万円増額する予算に組み替えるべきであると考え、動議を提出するものです。 各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上で趣旨説明を終わります。 ○議長(峠宏明君) これより委員長の報告及び議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論は、議案第15号外68議案及び議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議を一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 11番北村君。   (11番 北村拓哉君 登壇) ◆11番(北村拓哉君) 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表して、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算、議案第18号 平成20年度奈良市国民健康保険特別会計予算、議案第20号 平成20年度奈良市土地区画整理事業特別会計予算、議案第21号 平成20年度奈良市市街地再開発事業特別会計予算、議案第23号 平成20年度奈良市駐車場事業特別会計予算、議案第28号 平成20年度奈良市後期高齢者医療特別会計予算、議案第32号 奈良市行政組織条例の一部改正について、議案第33号 奈良市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について、議案第42号 奈良市国民健康保険条例の一部改正について、議案第44号 奈良市後期高齢者医療に関する条例の制定について、議案第45号 奈良市安全安心まちづくり条例の制定について、議案第46号 奈良市男女共同参画センター条例の一部改正について、議案第51号 奈良市公民館条例の一部改正について、議案第52号 奈良市体育施設条例の一部改正についての14議案に反対し、残余の議案に賛成します。 以下、その理由を述べます。 まず、議案第15号 一般会計予算についてです。 市長は、国同様、奈良市としても厳しい財政の状況を踏まえ、選択と集中による財源の重点配分により積極予算としたと述べました。しかし、提案説明の中で、市民の暮らしの言葉は一言もありませんでした。財政難の中でも公共投資はしっかり進めるというのが来年度の予算です。 一般会計は1177億円、対前年度5.7%の伸びと、奈良市としては過去最高の予算額となっていますが、歳入では市税収入が昨年を下回る中で、多額の基金取り崩しや市有地の売却、昨年に続く退職債などの市債発行、4億円の地方再生交付金などで何とかやりくりしています。一方、歳出で見ると、30人以下学級については、これまでの小学校1年生に加えて2年生と幼稚園に拡大された点や、妊産婦の健診助成の拡大、バンビーホームの時間延長、AEDの設置、学校施設の耐震補強など評価できる部分もありますが、我が党議員団が繰り返し要求し、市長も中核市の中では高いと答弁されていた国民健康保険料については、平均的な保険料で見ると、引き下げにはならず、むしろ引き上げになる上、他都市と比べても国保、後期高齢者医療制度のどちらも減免制度も十分ではありません。 また、老春手帳制度は、当初提案を一部変更し、今年度末で廃止としていた映画券をこれまでどおり続けるとしたものの、バス、ふろ、映画の現行制度の継続ではなく、改悪を前提とした見直しを来年度に行おうとしています。また、受益者負担論を振りまき、本来無償であるべき社会教育施設の有料化に踏み切るなど、一層の市民負担を押しつけるものとなっています。 しかし、その反面、新市建設計画に基づく複合施設や都祁行政センターの建てかえ、合併記念公園などで投資的経費を圧迫するもとで、地元からの反対意見も多く、奈良らしさを失うという指摘のある三条通りの拡幅や、JR奈良駅前整備、JR奈良線の連続立体事業など、2010年の遷都1300年祭までに完成させるという姿勢の上、あやめ池遊園地跡地の開発にあわせ、駅前広場の整備や道路の拡幅も一気に進めるという予算になっています。 さらに、我が党が奈良県に対して抜本的な見直しを求めてきた1300年祭には、派遣職員の人件費を除いても3億円を超える予算が計上され、総額で20億円が予定をされています。さらに、自主的な運営が原則の人権同和教育研究全国集会という民間の一研究集会に、奈良市が多額の参加費や負担金を出し全面的に協力するという、依然として同和を特別扱いする姿勢も残しています。 財政難を言うのなら、先に市民負担ありきではなく、内部から徹底した無駄や不公正を見直し、投資的経費も極力抑え、市民の暮らしを応援する予算とすべきと考えます。 次に、議案第18号及び議案第42号についてです。 来年度の国民健康保険料は、4月から予定されている後期高齢者医療制度による後期高齢者支援金が新たに付加され、これまでの医療分、介護分と合わせて、平均で1人当たり3,800円、率で4.7%の引き上げとなります。今回、初めて一般会計からの繰り入れがされたことは評価するものでありますが、制度が改められたとはいえ、健康診査の費用が一般会計より国保会計に移行したことなどを勘案し、繰り入れ額をふやして国保料を引き下げるよう求めます。 次に、議案第20号及び議案第21号についてです。 これらについては、従前から我が党が反対してきたとおり、住民無視のまちづくりであること、また膨大な財政負担を強いるものとして反対します。 次に、議案第23号についてです。 日航ホテル真下の駐車場は、奈良市の駐車場附置義務条例から見ても、原因者のホテルが設置し、経費を負担すべきと考えます。 次に、議案第28号及び議案第44号についてです。 2006年6月に小泉政権が強行した医療改革関連法のうち、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、この4月から後期高齢者医療制度が実施されようとしています。この制度は、主に2つの大きな問題点があります。第1の問題は、高い保険料を年金から天引きし、しかもその額は将来自動的に引き上げる仕組みになっていることです。第2の問題は、保険で受けられる医療の内容が差別、制限をされることです。高齢者だけを別の医療制度に押し込め、死ぬまで保険料負担を強いる制度は世界でも異常であり、同制度の4月から実施の中止撤回を国に求めるよう市の姿勢をただしたところ、まず4月から混乱なく実施することを先決とする姿勢であり、認められません。 次に、議案第32号及び議案第33号についてです。 これらにより、社会教育に関する基本部分を教育委員会から市長が執行することになりますが、戦後、新憲法のもとで行政から独立した教育委員会制度が発足した歴史認識を欠いたものですし、社会教育の実質的な空洞化につながりかねませんので反対します。 次に、議案第45号についてです。 これは、奈良市安全安心まちづくり条例を新たに制定しようとするものです。この条例案は、本来警察がすべき治安活動を市民に押しつけるもので、市民が互いに監視し合う社会につながる危惧があるとともに、この4月から施行となっており、余りに拙速です。条例制定の是非も含め、もっと市民的な議論が必要と考え、反対します。 次に、議案第46号についてです。 これは、使用時間を一部延長し、新たに附属設備の使用料を設けようとするものです。時間延長については評価をしますが、生涯学習センター、公民館では無料であり、利用者への負担増となるため反対します。 次に、議案第51号についてです。 これは、公民館の使用料を新たに徴収しようとするものです。社会教育法の理念からすれば、公民館の使用は無料が原則であり、有料化は認められません。 次に、議案第52号についてです。 これは、都祁球技場用地に都祁複合施設を建設するため、当球技場を廃止しようとするものです。都祁行政センターなど複合施設建設については、見直しを求めるものであります。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(峠宏明君) 14番三浦君。   (14番 三浦教次君 登壇)
    ◆14番(三浦教次君) 政翔会の三浦でございます。 私より、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算に対し、原案賛成したことの趣旨説明を行わせていただきます。 今議会初日に市長からの提出議案の説明があったわけでありますが、それによりますと、「本市では、単独事業として障がい者や高齢者等の医療費の単独助成や幼稚園・小学校での30人学級の実施等多くの事業をしておりますが、市一般財源の負担が大きいものといたしまして老春手帳優遇措置事業がございます。19年度におきましては、バス優待乗車、公衆浴場無料入浴、そして映画館無料入場の3つの制度で合計9億円程度の市費負担となっており、さらに将来を考えますと、今後毎年2,000人の対象者の増加が見込まれ、そのためこの事業を将来的にも安定して実施していくための方策について検討委員会を設置し、バス優待乗車についてのICカードによる利用の実態把握やアンケート調査の結果をもとに議論、検討していただき、一定の報告をいただいた次第でございます。その内容は、バス優待乗車制度につきましては、簡潔、明瞭な方法として、乗車賃に利用者負担をしていただくこと、また公衆浴場無料入浴制度につきましても利用者負担を導入し、一方、映画館無料入場制度は廃止を目途とすることが基本方向とされたものでございます。この背景といたしましては、バスに関しましては、年間の利用総額が14億4000万円にも及び、また1年間で100万円にも及ぶ利用をされる方がおられるなど、4,000人から5,000人の方で7億円から8億円を利用されるという偏在した利用実態が見られ、公平性に問題があるなどの点が指摘されたものであります。これらのことから、この制度を将来とも安定して実施していく方策として、新年度の10月からワンコイン、すなわち1乗車100円の利用者負担を設定し、遠距離利用者の方にも配慮するとともに、カードに事前チャージすることにより降車時の煩わしさをなくすこととしたものであります。さらに、従前までの年間2,000円の利用者負担を廃止するとともに、生活保護受給者の方には一定の利用料金がチャージされたICカードを交付するなどの配慮も行っております。さらに、発着のいずれかが市内であることを条件に市外への利用もできるようにいたした次第でございます。また、公衆浴場入浴料におきましても、新年度の10月から利用者負担制度を取り入れることとし、一方、映画につきましては、娯楽の多様化により新年度から廃止することとさせていただいたところです。この制度改正により想定されます年間の費用低減額につきましては、生きがいを持って健康に長生きする施策や、特定健診の実施等により増大いたします国民健康保険特別会計の保険料負担軽減等に充当していくことといたしたものでございます」とされていたわけであります。 ところが、予算特別委員会の市長総括における質問の中で、井上委員の「もう少し時間をかけて審議を」との要望に対し、市長はその必要性を認め、さらに金野委員の「議会に特別委員会の設置を」との意見に対し、議会の審議にゆだねる考えを示し、事案説明の際に廃止としていた映画無料入場券も継続とし、必要な予算については老人施策の現予算枠で対応し、新たに必要となる経費については補正予算などでの対応を図る旨の答弁をされたのであります。 私たち政翔会といたしましても、今議会中を通して本市の厳しい財政状況や制度検討委員会からの提言を慎重に検討していたわけでありますが、その結果、市長の提出議案に沿った形での対応がベストではないかとの考え方に達したのであります。しかしながら、市民に現行制度の継続を要望する声が少なくないことから、この際、議会内に特別委員会を設置し、もう一度精査することを条件に原案賛成といたした次第であります。 以上で、第15号議案 平成20年度奈良市一般会計予算に原案賛成したことの趣旨説明といたします。 ○議長(峠宏明君) 33番松石君。   (33番 松石聖一君 登壇) ◆33番(松石聖一君) 市民クラブを代表いたしまして、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算外68議案に、以下の意見を付して賛成いたします。 最初に、老人優遇施策について、既に質疑並びに委員会審議を通じて基本的な立場を明らかにしてまいりました。すなわち、一定の制度改革の必要性はこれを否定しませんが、低所得者への配慮とワンコイン制、100円の一部負担の公平性について意見や要望を申し上げてきたところであります。仮に、生活保護世帯への公費負担の制度を市民税非課税世帯にまで拡大したとして、その必要額は約9000万円と明らかにされています。これらの制度改革については、この後、議会において特別委員会を設置し、さらなる検討を加えていくことが明らかになりましたので、これらの要望点を踏まえ、よりよい制度改革となることを期待したいと思います。 次に、道路特定財源と暫定税率についてであります。現在まで、国会において与野党で協議が続けられています。本市の平成20年度予算には、この暫定税率分約14億円が歳入として見込まれていますが、国会の動向はいまだ定かとならず、不確定要素を含んでいるものと考えます。地方財政計画では、これらの予算は既定のものとして計上されていますが、暫定税率の期限が本年度末とされ、加えて国民の多くは暫定税率の廃止を望んでいます。しかしながら、本市20年度予算における暫定税率分配分の多くには、長年懸案のまちづくりや生活道路整備・補修など市民の切実な要望に基づくものであることも理解できます。さらに、国では地方財政に与える影響を考慮して、与野党ともども、この財源の確保には積極的に対処するとされています。 現時点では代替えの財源もありませんが、今後、国の制度改革により、歳入予算の組み替えも可能であることが委員会で明らかにされました。また、本会議における市長答弁、すなわち暫定税率が廃止された場合、本市では14億円余りに影響し、道路建設を初め福祉や教育にも影響云々のくだりは、今日までの国の政策が、さきの三位一体改革を含め、結果的には地方自治への負担増となったことを踏まえての、これが危惧に基づく御発言と理解します。 私たちは、道路特定財源の一般財源化、暫定税率の廃止を図る一方、地方には地方分権と自立の立場から同額の財源移譲を行うべきであると考えます。自治体における予算編成は地方財政計画に基づいていますが、国の動向など不確定要素がある場合は、これに対処できるような予算編成の仕組みが今後とも必要であることを申し添えたいと思います。 さらに、平成20年度予算案では、地区公民館の使用料受益者負担の考え方など、唐突でにわかに承服しにくい点もありますが、同時に、市民の生活に直結する福祉や教育などへの配慮は一定評価することができます。急激な高齢化、少子化はとどまるところを知らず、これが対策のために示された予算の執行は時を待ちません。 これらの点を踏まえ、市民クラブは以上の意見を付し、大局的見地に立って賛成するものであります。 残余の議案については、本会議や委員会等を通じて意見を申し上げましたので討論は省略いたします。 以上。 ○議長(峠宏明君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議について採決いたします。 本動議に賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(峠宏明君) 起立少数であります。 よって、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議は否決されました。----------------------------------- △動議 「議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算」の組み替えを求める動議  否決と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、議案第50号 奈良市消防団条例の一部改正について採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、修正でありますので、まず委員会の修正案を採決いたします。 委員長報告どおり、委員会の修正案に賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(峠宏明君) 起立多数であります。 よって、委員長報告どおり委員会の修正案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第50号 奈良市消防団条例の一部改正について  委員長報告どおり修正可決と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。 修正部分を除くその他の部分については、原案どおり可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案どおり可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第50号 奈良市消防団条例の一部改正について  修正議決部分を除き原案可決と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算、議案第18号 平成20年度奈良市国民健康保険特別会計予算、議案第20号 平成20年度奈良市土地区画整理事業特別会計予算及び議案第21号の2議案、議案第23号 平成20年度奈良市駐車場事業特別会計予算、議案第28号 平成20年度奈良市後期高齢者医療特別会計予算、議案第32号 奈良市行政組織条例の一部改正について及び議案第33号の2議案、議案第42号 奈良市国民健康保険条例の一部改正について、議案第44号 奈良市後期高齢者医療に関する条例の制定についてより議案第46号までの3議案並びに議案第51号 奈良市公民館条例の一部改正について及び議案第52号の2議案、以上14議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(峠宏明君) 起立多数であります。 よって、議案第15号、議案第18号、議案第20号及び21号の2議案、議案第23号、議案第28号、議案第32号及び第33号の2議案、議案第42号、議案第44号より第46号までの3議案並びに議案第51号及び52号の2議案、以上14議案は、いずれも委員長の報告どおり原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第15号 平成20年度奈良市一般会計予算 外13件  委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、議案第16号及び17号の2議案、議案第19号、議案第22号、議案第24号より27号までの4議案、議案第29号より第31号までの3議案、議案第34号より第41号までの8議案、議案第43号、議案第47号より第49号までの3議案並びに議案第54号より第83号までの30議案、以上53議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、議案第16号及び第17号の2議案、議案第19号、議案第22号、議案第24号より第27号までの4議案、議案第29号より第31号までの3議案、議案第34号より第41号までの8議案、議案第43号、議案第47号より第49号までの3議案並びに議案第54号より第83号までの30議案、以上53議案は、いずれも委員長報告どおり原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第16号 平成20年度奈良市下水道事業費特別会計予算 外52件  委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 次に、議案第53号 包括外部監査契約の締結について採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案同意であります。 委員長報告どおり、原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、議案第53号は委員長報告どおり原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第53号 包括外部監査契約の締結について  委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- △日程第2 議案第85号 奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部改正について ○議長(峠宏明君) 次に、日程第2、議案第85号 奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 藤原 昭君 登壇) ◎市長(藤原昭君) ただいま上程に相なりました案件につきまして、その内容を御説明申し上げます。 議案第85号 奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部改正につきましては、中央社会保険医療協議会の答申を受けて、3月5日に後期高齢者医療制度の診療体制の導入、産科・小児科医、病院の勤務医不足対策等を改定内容とする診療報酬の改定が、診療報酬の算定方法として厚生労働省から告示されたところであります。 この告示は、現行の算定方法を廃止し、4月1日から新たに施行されるものであります。このため、同算定法を引用している奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例、奈良市立診療所諸料金条例、奈良市総合医療検査センター条例及び市立奈良病院使用料及び手数料条例の4条例について、その引用条文の整理を行うとともに、奈良市立診療所における診療科目の変更に伴う所要の改正を行わんとするものであります。 よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(峠宏明君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 質疑なしと認めます。 16番幾田君。 ◆16番(幾田邦夫君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第2、議案第85号につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(峠宏明君) 3番植村君。 ◆3番(植村佳史君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(峠宏明君) ただいま16番幾田君より、日程第2、議案第85号については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 これより討論を行います。 討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(峠宏明君) 起立多数であります。 よって、議案第85号は原案どおり可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第85号 奈良市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部改正について  原案可決と決定----------------------------------- △日程第3 議案第86号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について ○議長(峠宏明君) 次に、日程第3、議案第86号 固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 藤原 昭君 登壇) ◎市長(藤原昭君) ただいま上程に相なりました案件は、本市の固定資産評価審査委員会の委員の選任についてであります。 固定資産評価審査委員会の委員につきましては、今西駒治氏の任期が平成20年3月31日付をもって満了いたします。今西駒治氏には、税務行政各般において長きにわたり御尽力をいただき、心より感謝を申し上げる次第であります。 今回、その後任として田邊章三氏を任命いたしたいと存じ、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の御同意を仰がんとするものでございます。 同氏の経歴につきましては、添付いたしております履歴書により御承知いただけることと存じますが、人格高潔で、かつ税務行政にも豊富な識見をお持ちでございます。 よろしく御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 本案は、原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、議案第86号は原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第86号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について  原案同意と決定----------------------------------- △日程第4 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について 外1件 ○議長(峠宏明君) 次に、日程第4、諮問第1号及び第2号の人権擁護委員の候補者の推薦についての2件を一括して議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。   (市長 藤原 昭君 登壇) ◎市長(藤原昭君) ただいま一括上程に相なりました案件につきまして御説明申し上げます。 提案いたしております諮問第1号及び第2号の人権擁護委員の候補者の推薦についてでありますが、これは本市より推薦いたしております人権擁護委員のうち、藤原好雄氏、福西智子氏の任期が平成20年6月30日付をもって満了いたしますので、今回、そのうち福西智子氏を再び推薦するとともに、退任されます藤原好雄氏の後任として、笠原俊彦氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御同意を仰がんとするものでございます。 今回、新たに推薦いたします笠原俊彦氏の経歴につきましては、議案書に添付しております履歴書により御承知いただけるものと存じますが、誠実にして識見も豊富であり、かつ人権問題に対しましても熱意を持って取り組まれており、人権擁護委員として適任者であると存じます。 よろしく御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 本案はいずれも原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、諮問第1号及び第2号の2件は、いずれも原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について 外1件  原案同意と決定----------------------------------- △日程第5 議会選挙第1号 選挙管理委員会委員の選挙について ○議長(峠宏明君) 次に、日程第5、議会選挙第1号 選挙管理委員会委員の選挙について、これより選挙管理委員4人の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法は、いかがいたしましょうか。 16番幾田君。 ◆16番(幾田邦夫君) 動議を提出いたします。 選挙管理委員の選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定による指名推選の方法により行うこととし、議長より指名されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(峠宏明君) 3番植村君。 ◆3番(植村佳史君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(峠宏明君) ただいま16番幾田君より、選挙の方法については指名推選によることとし、私より指名せよとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、選挙管理委員の選挙の方法は指名推選によることに決し、私より指名いたします。 選挙管理委員に、  六条一丁目13番31-3号 西久保武志氏  佐紀町3173番地の2   玉永 進氏  東向北町14番地     大西敏之氏  二条町一丁目3番5号  河村 武氏 以上4名の方を指名いたします。 ただいま指名いたしました4名の方を当選人と定めることに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました4名の方が選挙管理委員に当選されました。----------------------------------- △議会選挙第1号 選挙管理委員会委員の選挙について  六条一丁目13番31-3号 西久保武志氏、佐紀町3173番地の2 玉永 進氏、東向北町14番地 大西敏之氏、二条町一丁目3番5号 河村 武氏 当選と決定----------------------------------- △日程第6 議会選挙第2号 選挙管理委員会委員補充員の選挙について ○議長(峠宏明君) 次に、日程第6、議会選挙第2号 選挙管理委員会委員補充員の選挙について、これより選挙管理委員補充員4人の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。 16番幾田君。 ◆16番(幾田邦夫君) 動議を提出いたします。 選挙管理委員補充員の選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定による指名推選の方法により行うこととし、議長より指名されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(峠宏明君) 3番植村君。 ◆3番(植村佳史君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(峠宏明君) ただいま16番幾田君より、選挙の方法については指名推選によることとし、私より指名せよとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、選挙管理委員補充員の選挙の方法は指名推選によることに決し、私より指名いたします。 選挙管理委員補充員に、  西千代ヶ丘三丁目15番21号 吉田恒俊氏  阪原町1834番地の2    阪田義博氏  大平尾町731番地      徳田幸子氏  帝塚山一丁目36番8号   西田 浩氏 以上4名の方を指名いたします。 ただいま指名いたしました4名の方を当選人と定めることに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました4名の方が選挙管理委員補充員に当選されました。 なお、補充員の補充の順序は、ただいま指名いたしました順序にいたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △議会選挙第2号 選挙管理委員会委員補充員の選挙について  西千代ヶ丘三丁目15番21号 吉田恒俊氏、阪原町1834番地の2 阪田義博氏、大平尾町731番地 徳田幸子氏、帝塚山一丁目36番8号 西田 浩氏 当選と決定  補充の順次は指名した順次と決定----------------------------------- △日程追加 ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 本日、議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議会議案第2号 奈良市議会委員会条例の一部改正について及び議会議案第3号 奈良市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についての3議案が提出されました。 この際、これを日程に追加して、直ちに議題といたしたいと思いますが、そのようにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △日程第7 議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 外2件 ○議長(峠宏明君) 日程第7、議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議会議案第2号 奈良市議会委員会条例の一部改正について及び議会議案第3号 奈良市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についての3議案を一括して議題といたします。 提案者の説明を求めます。 31番高橋君。   (31番 高橋克己君 登壇) ◆31番(高橋克己君) 私より、ただいま上程されました議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議会議案第2号 奈良市議会委員会条例の一部改正について及び議会議案第3号 奈良市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてでありますが、財政健全化の取り組みの一環として平成15年より実施しております議会の議員の報酬月額の5%減額を、さらに1年間延長して平成21年3月31日までとする改正を行おうとするものであります。 次に、議会議案第2号 奈良市議会委員会条例の一部改正についてでありますが、先ほど可決されました奈良市行政組織条例の一部改正に伴い、厚生委員会の所管に市民活動部を追加する改正を行おうとするものであります。 次に、議会議案第3号 奈良市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についてでありますが、政務調査費の透明性の確保を図るため、領収書等の証拠書類の写しの提出を義務づけることとし、関係条文の所要の改正を行おうとするものであります。 なお、施行期日については、いずれも平成20年4月1日からといたしたものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(峠宏明君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 質疑なしと認めます。 16番幾田君。 ◆16番(幾田邦夫君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第7、議会議案第1号外2議案につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(峠宏明君) 3番植村君。 ◆3番(植村佳史君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(峠宏明君) ただいま16番幾田君より、日程第7、議会議案第1号外2議案については、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 これより討論を行います。 討論は一括して行います。 討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は議会議案第1号より第3号までの3議案を一括して行います。 本案をいずれも原案どおり可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、議会議案第1号より第3号までの3議案は、いずれも原案どおり可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議会議案第1号 奈良市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 外2件  原案可決と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △動議 老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の設置について ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 31番高橋君より、老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の設置について、動議提出の申し出がありますが、発言を許すことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 31番高橋君。   (31番 高橋克己君 登壇) ◆31番(高橋克己君) 私より、老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の設置について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 高齢者の積極的な社会参加を支援する制度として定着している老春手帳優遇措置事業について、市長において老春手帳優遇制度検討委員会を設置し検討を重ねられてまいりましたが、その提言を受け、本定例会に制度改正の予算案を提案されてきました。 その内容は、バス優待乗車については、現行2,000円の利用料負担を廃止し、1乗車に100円の負担を求め、新たに市外にまたがる乗車の場合も制度の対象とすること、また公衆浴場無料入浴については、入浴券1枚につき100円、共同浴場は50円の利用者負担とすることとし、それぞれ本年10月から実施する。そして、映画館無料入場については、平成19年度限りで廃止するとされたところであります。 この制度改正の予算案については、本会議及び予算特別委員会において慎重に審議を重ねたところでありますが、審議の過程における質疑で、市長提案の制度改正案については一定の理解が示されました。しかし、バス優待乗車の利用者の負担額、市及びバス会社の負担割合等に意見があり、廃止の方向の映画館無料入場についても現行制度の継続を求める声もあるところから、市民の理解を得るよりよい制度とするための審議が十分に尽くされていないのではないかとの意見も出され、また市長からも、予算特別委員会の質疑で、改正の必要性を前提にした中で、その内容について御議論をいただくという必要性はあるとの考えも示されましたので、本市議会において、老春手帳優遇措置事業の今後のあり方についてあらゆる角度から調査・検討を行うため、12名の委員をもって構成する老春手帳優遇措置事業検討特別委員会を設置しようとするものであります。 なお、設置の期間につきましては、調査終了までとし、制度改正案の実施が本年10月であることから、それまでの間に早期の結論を得られるよう、議会閉会中も継続調査することといたしたいと存じます。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峠宏明君) 18番北君。 ◆18番(北良晃君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(峠宏明君) ただいま31番高橋君より、老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の設置について動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 質疑、討論を省略して、直ちに採決いたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、12名の委員をもって構成する老春手帳優遇措置事業検討特別委員会を設置し、審査終了まで議会閉会中も継続して御審議いただくことに決定いたしました。----------------------------------- △老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の委員の選任 ○議長(峠宏明君) ただいま設置されました老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、  3番  植村君    5番  柿本君    8番  山中君  10番  松岡君    14番  三浦君    18番  北 君  21番  山口 誠君  23番  井上君    26番  蔵之上君  27番  上原君    44番  岡本君    46番  大谷君 以上12名の方を老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の委員に指名をいたします。----------------------------------- △老春手帳優遇措置事業検討特別委員会の委員の選任   議長指名どおり選任----------------------------------- △動議 メディカルコントロール体制の充実を求める意見書 外4件 ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 31番高橋君より、メディカルコントロール体制の充実を求める意見書、割賦販売法の改正を求める意見書、中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書、米兵の女子中学生拉致暴行事件に関する意見書、食の安全・安心の確保に関する意見書について動議提出の申し出がありますが、発言を許すことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 31番高橋君。   (31番 高橋克己君 登壇) ◆31番(高橋克己君) 私より、意見書5件について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、メディカルコントロール体制の充実を求める意見書についてであります。 外傷等の救急治療を要する傷病者に対する救急出動件数は、平成18年523万件余りに上ります。この救急・救助の主体的役割を担う人材が救急医及び救急救命士等であり、一刻を争う救命処置とともに高い専門性が求められることから、救急隊が行う応急措置の質の向上を協議するメディカルコントロール体制の充実、特に医師による直接の指示・助言を行うオンラインメディカルコントロール体制の整備が求められております。 昨年5月に全国メディカルコントロール協議会連絡会が発足し、国として各地域の現場の声を集約する環境が整ったことから、地域のメディカルコントロールにおける課題や先進事例等について、しっかりと意見交換をした上で、速やかに情報をフィードバックしていくシステムを構築すべきであります。 よって、国に対し、全国メディカルコントロール協議会連絡会を定期開催し、地域メディカルコントロール協議会との連携強化を図ることや、メディカルコントロール協議会を充実させるための財政措置の増大を図ることなど、5項目について早急に実施されるよう強く要望するものであります。 次に、割賦販売法の改正を求める意見書についてであります。 近時、住宅リフォームや呉服、貴金属など高額商品の次々販売などに係る悪質商法の被害が大きな社会問題となっておりますが、こうした被害は、販売業者が顧客の支払い能力を考慮せずにクレジット販売を行える仕組みとなっており、クレジット会社も顧客の支払い能力をきちんとチェックせずに契約を認めることで発生しています。 経済産業省は、これまでにも割賦購入あっせん業者に対して、加盟店の実態把握・管理の徹底、悪質な販売店の加盟店からの排除等を求める通達を数多く出してきましたが、これらの通達が出された後もダンシング事件等、多数の消費者を被害者とする事件が多発しています。 そうした被害対策の一環として、クレジットの過剰与信等による被害の防止が重要であり、そのために割賦販売法を抜本的に改正すべきであります。 よって、国におかれては、実効的な過剰与信規制を行うことなど、5項目について割賦販売法を改正することを強く要望するものであります。 次に、中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書についてであります。 原油・原材料の高騰など中小企業を取り巻く経営環境は厳しいものがあり、親事業者への納入価格、公共事業体の落札価格は低迷を続けるなど、中小企業は今や危機的状況にあると言っても過言ではありません。 こうした状況にかんがみ、昨年12月、福田総理は関係省庁に対して、原油高騰の影響を受ける中小企業に所要の緊急対策を指示したところでありますが、今後は、中小企業における金融支援策の強化や経営指導を効果的に行う相談窓口体制の構築など、中小企業底上げに対して一段と踏み込んだ対策を講じることが必要であります。 よって、中小企業が健全な経営環境を取り戻し、地域経済の発展に寄与するため、政府に対して中小企業底上げ対策の一層強化を図るよう、中小・小規模企業者の金融支援をトータルに行う法制度を早期に制定することなど4項目について強く要望するものであります。 次に、米兵の女子中学生拉致暴行事件に関する意見書についてであります。 去る2月10日、またもや沖縄県において、在沖米海兵隊員による女子中学生拉致暴行事件が発生しました。今回の事件は、平成7年の少女暴行事件や平成14年の婦女暴行未遂事件を想起させ、この米兵による蛮行は、沖縄県民を初め米軍基地を抱える国民に強い衝撃と不安を与えています。 よって、本市議会は、今回の女子中学生拉致暴行事件及び米軍に起因する相次ぐ事件・事故に関し、米軍当局並びに関係機関に対して抗議するとともに、事件・事故の再発防止等に向けて、事件の全容解明と速やかな公表や被害者と家族に対する謝罪及び誠意ある対応、再発防止に向けて実効性のある施策を講じることなどについて強く要請するものであります。 次に、食の安全・安心の確保に関する意見書についてであります。 食の安全・安心は国民にとって最大の関心事でありますが、輸入食品の安全性をめぐる問題や国内の相次ぐ食品の偽装事件等、食品に関する問題が相次いで発覚し、国民、消費者に大きな不安を与えています。 そこへ、今般発生した中国製の冷凍ギョーザ中毒事件で、今や食の安全・安心に対する信頼は大きく後退しており、その信頼の回復は喫緊の課題であります。 よって、国におかれては、中国製冷凍ギョーザに殺虫剤が混入した原因の徹底究明と、こうした輸入冷凍加工食品を含め、食品に対する国民の不安を払拭し、食の安全・安心の確保を図るため、輸入食品の検疫強化や原料原産地表示を義務づけることなど4項目について強く要望するものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(峠宏明君) 18番北君。 ◆18番(北良晃君) ただいまの動議に賛成いたします。
    ○議長(峠宏明君) ただいま31番高橋君より、意見書について動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 質疑、討論を省略して、直ちに採決いたします。 本動議のとおり可決して意見書を提出することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 なお、ただいま可決されました意見書の提出先、方法等については、議長に御一任願います。----------------------------------- △動議 メディカルコントロール体制の充実を求める意見書 外4件  動議のとおり可決と決定----------------------------------- △動議 峠宏明議長不信任について ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 14番三浦君より、私、峠 宏明議長不信任について動議提出の申し出がありますが、発言を許すことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 本動議は、私の一身上に関する事件であるため、議長席を副議長に交代いたします。   (議長席交代) ○副議長(松田末作君) 提案者の説明を求めます。 14番三浦君。   (14番 三浦教次君 登壇) ◆14番(三浦教次君) 私より、峠 宏明議長不信任案について動議を提出いたします。 去る3月10日に市長より、議案第84号 奈良市副市長定数条例の一部改正についてが提出されたところでありますが、当該議案の副市長2人制については、今定例会の予算特別委員会等で、本市の行財政改革のさらなる推進などの厳しい意見等があったところから、しばらく見合わせられたいと考えますとの議長の判断で、副議長に何ら相談もなく、市長に対して議案の撤回の申し入れをされ、その結果、市長は議案を撤回されたのであります。市長からの回答文書が届いた後に、申し入れ文書の決裁欄に副議長の押印を求めたことは、手続を無視した行為であり、非難されるべきものであります。 また、副市長2人制という重要案件を、各会派に相談もなく、議長の独断で市長に撤回の申し入れをされたことはまことに遺憾であり、幹事長会の席上、峠議長から釈明が行われたところでありますが、峠議長は、議会の民主的運営を図ることなく、今回の議案第84号を取り下げるよう働きかけたものであり、このことはこれまでの議会の手続を無視し、混乱を企てた許しがたい行為と言わざるを得ないのであります。 よって、峠 宏明議長を信任しないものであります。 各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(松田末作君) 3番植村君。 ◆3番(植村佳史君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○副議長(松田末作君) ただいま14番三浦君より、峠 宏明議長不信任について動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松田末作君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松田末作君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本動議を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○副議長(松田末作君) 起立少数であります。 よって、本動議は否決することに決定いたしました。----------------------------------- △動議 峠宏明議長不信任について  否決と決定----------------------------------- ○副議長(松田末作君) 議長席を交代いたします。   (議長席交代)----------------------------------- △閉会中継続審査・調査申し出について ○議長(峠宏明君) お諮りいたします。 お手元に御配付いたしております閉会中継続審査・調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。 申し出どおり閉会中の継続審査及び調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(峠宏明君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △閉会中継続審査・調査申し出について   申し出どおり閉会中継続審査・調査と決定----------------------------------- ○議長(峠宏明君) 以上で3月定例会に提出されました案件はすべて議了いたしましたので、本定例会はこれで閉じることにいたします。 市長よりあいさつがございます。 市長。   (市長 藤原 昭君 登壇) ◎市長(藤原昭君) 3月定例議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 本日をもちまして3月定例議会が終了いたしたのでございますが、議員の皆様には、去る3月4日より長期間にわたり、提案申し上げました各案件につきまして慎重なる御審議をいただき、一部を除き原案どおり御議決、御同意を賜りましたことを心より厚くお礼を申し上げます。 なお、特に御意見を賜りました老春手帳優遇措置事業につきましては、議会での審議を継続して進めていただき、より一層、市民の皆様に納得していただく制度となるようお願いをいたすところでございます。 本会議等におきまして賜りました御意見につきましては、真摯に受けとめ、十分に尊重し、予算執行並びに今後の市政運営に反映させてまいりたいと存じております。 また、先ほどは議員皆様方の報酬月額の5%減額措置について、平成21年3月31日まで1年間延長するとの御議決をいただき、行財政改革推進に向け、力強い後押しをいただいたところでございます。ありがとうございます。 さて、お水取りが終わり、春の訪れとともに本格的な観光シーズンが参り、国内外より多くの観光客を向かえる季節となっております。本年は、平城遷都1300年祭まであと2年となり、文化観光集客都市として、さらなる飛躍・発展を目指し、市民の皆様が奈良に住み続けたいと実感していただけるまちづくりに取り組んでまいりたいと存じております。議員の皆様方におかれましても、なお一層の御協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。 以上、甚だ簡単でございますが、3月定例議会の閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(峠宏明君) 以上で奈良市議会3月定例会を閉会いたします。     午後9時56分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。              奈良市議会議長  峠 宏明              奈良市議会副議長 松田末作              奈良市議会議員  浅川 仁              奈良市議会議員  上原 雋              奈良市議会議員  船越義治...