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平成29年第3回定例会(第1日 9月 5日)

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  1. 時津町議会 2017-09-05
    平成29年第3回定例会(第1日 9月 5日)


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    最終取得日: 2021-04-29
    平成29年第3回定例会(第1日 9月 5日)               平成29年第3回定例会 (平成29年9月5日) 出席及び欠席の状況  出欠議員   出席16名   欠席 0名   議席番号   氏   名  出欠 議席番号    氏   名    出欠     1   大 塚 俊 久  出    9   久 保 哲 也   出     2   平 埜   靖  出   10   水 口 直 喜   出     3   川 原 貴 光  出   11   矢 嶋 喜久男   出     4   濱 﨑 幸 德  出   12   濵 田 孝 則   出     5   山 口 一 三  出   13   相 川 和 義   出     6   浜 辺 七美枝  出   14   川 口 健 二   出     7   中 原 裕 子  出   15   新 井 政 博   出     8   山 脇   博  出   16   山 上 広 信   出 議会事務局
      事務局長    松 尾 祐 二   補助職員      若 杉 幸 治 地方自治法第121条により、説明のため出席した者の職氏名  町長       吉 田 義 德   住民環境課長    永 尾 和 敏  副町長      森   達 也   建設部長      朝 長 郁 雄  教育長      相 川 節 子   産業振興課長    松 園 喜 秀  総務部長     田 口 房 吉   農業委員会事務局長 濵 崎 憲 睦  総務課長     中 尾 博 英   区画整理課長    江 頭 春 彦  企画財政課長   大 宅 啓 史   都市整備課長    出 岐 貴 弘  行政管理課長   溝 上 辰 雄   水道局長      小 森 康 博  税務課長     帶 山 保 磨   上下水道課長    菊 野 一 朗  福祉部長     前 田 純 孝   会計管理者兼会計課長                               小佐々 光 子  福祉課長     太 田 信 孝   教育次長      請 田 和 則  保育所長     平 子 末 代   教育総務課長    栗 山 浩 毅  国保・健康増進課長          社会教育課長    蒔 添 浩 明           大 石 三 幸  高齢者支援課長  大 串 亮 治   学校教育課長    岡   由紀子 議  事  日  程                  開会、開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般報告 日程第4 町長の行政報告 日程第5 議案説明      議案第43号 時津町福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例      議案第44号 平成29年度時津町一般会計補正予算(第2号)      議案第45号 平成29年度時津町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)      議案第46号 平成29年度時津町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号             )      議案第47号 平成29年度時津町介護保険特別会計補正予算(第2号)      議案第48号 平成29年度時津町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号             )      議案第49号 平成29年度時津町水道事業会計補正予算(第1号)      議案第50号 平成29年度時津町下水道事業会計補正予算(第1号)      議案第51号 平成28年度時津町一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第52号 平成28年度時津町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定             について      議案第53号 平成28年度時津町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認             定について      議案第54号 平成28年度時津町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につ             いて      議案第55号 平成28年度時津町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認             定について      議案第56号 平成28年度時津町水道事業会計利益の処分及び決算の認定に             ついて      議案第57号 平成28年度時津町下水道事業会計利益の処分及び決算の認定             について      議案第58号 財産の取得について〔省スペースパソコン等購入(平成29年             度)〕      議案第59号 町道の路線の認定について(十工区団地線)      議案第60号 時津町固定資産評価審査委員会委員の選任について      議案第61号 時津町教育委員会委員の任命について      議案第62号 時津町教育委員会委員の任命について 日程第6 一般質問(新井政博議員・山口一三議員・濱﨑幸德議員・大塚俊久議員)       新 井 政 博 議員         1 時津ウォーターフロント整備計画について         2 狭あい道路の拡幅整備について       山 口 一 三 議員         1 教職員の勤務状況について         2 マイナンバー制度について         3 空き家対策について       濱 﨑 幸 德 議員         1 時津町の公共トイレに対する温水洗浄便座の実態について         2 学校および公共施設のAED設置場所について       大 塚 俊 久 議員         1 長崎広域連携中枢都市圏について         2 ウォーターフロント公園ウオーキングコースについて                  散  会            (開会、開議 午前 9時30分) ○議長(山上広信君)  ただいまから、平成29年第3回時津町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。           ~日程第1 会議録署名議員の指名~ ○議長(山上広信君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、3番、川原貴光君、4番、濱﨑幸德君を指名します。             ~日程第2 会期の決定~ ○議長(山上広信君)  日程第2、会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から9月22日までの18日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (異議なしと呼ぶ声あり)  御異議なしと認めます。  したがって、会期は本日から9月22日までの18日間に決しました。              ~日程第3 諸般報告~
    ○議長(山上広信君)  日程第3、諸般報告を行います。  議長としての報告事項は、お手元に配付のとおりです。  したがって、朗読を省略します。  次に、本日までに受理した陳情書はお手元に配付のとおりです。  以上で、諸般報告を終わります。            ~日程第4 町長の行政報告~ ○議長(山上広信君)  日程第4、町長の行政報告です。  町長。 ○町長(吉田義德君)  皆さん、おはようございます。  本日は、平成29年第3回時津町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には御健勝で御出席を賜り、厚くお礼申し上げます。  それでは、早速でございますが、議会閉会中の行政報告を申し上げます。  まず、元時津町議会議長で自治功労者の野村一男様が、去る7月10日に永眠をされました。  野村様は、昭和42年から平成7年までの7期28年もの長きにわたり時津町議会議員として、またその間、昭和54年から昭和58年までの4年間は、時津町議会議長として、そのすぐれた手腕を十分に発揮され、時津町政の発展に貢献されました。  野村様は、地方自治の育成発展に貢献し、功績顕著であったことから、平成14年に勲五等瑞宝章を受章され、また、今月、正六位を受章されました。  ここに、御逝去を惜しみ、生前の御功労に感謝申し上げますとともに、安らかな御冥福をお祈り申し上げます。  次に、総務部関係について御報告いたします。  まず、8月5日にとぎつカナリーホールにおいて開催をいたしました時津町安全・安心まちづくり町民大会について御報告いたします。  ことしで10回目となりました時津町安全・安心まちづくり町民大会には、町内の安全・安心まちづくりのために活動されている関係団体を初め、各事業所の代表等約600名の皆様の御参加をいただきました。  この大会は、「高齢者がいつまでも安心して健康で過ごせる町」というテーマで開催し、時津町地域包括支援センターの石丸友子保健師から「住みなれた我が家で安心して生活するために」と題し、また、時津警察署生活安全課長の金子龍太郎様から「高齢者が犯罪にあわないために」と題し、JAF長崎支店事業係長の小林輝彦様から「高齢者が交通事故の被害者と加害者にならないために」と題して、それぞれに御講演をいただきました。  さらに、時津警察署の若手警察職員で結成された継石ボーイズによる振込詐欺をテーマとした寸劇、また、時津北小学校交通少年団の代表の皆様から交通安全の願いを手紙にして祖父母様に朗読し、手渡していただきました。  また、最後には、長崎県警察本部音楽隊の皆様によります演奏で大会に華を添えていただきました。  今後も関係団体等の御協力を賜りながら、安全・安心のまちづくりに努めてまいります。  次に、8月9日、長崎原爆被爆者の会時津支部との共催で、平和のつどいを時津ウォーターフロント公園で開催しました。  つどいには、約300名の方々に御参加をいただき、時津中学校の生徒による平和への誓いや、各小中学校などから平和への願いを込めた色鮮やかな折り鶴を寄贈していただきました。  また、「核兵器廃絶平和の町宣言」を、山上議長に続いて参加者全員で唱和し、予定していたプログラムを滞りなく挙行することができました。  その他の平和推進事業ですが、6月から8月にかけて町内の小中学校へ講師を派遣し、紙芝居や被爆体験記の朗読を通して、児童・生徒らに平和について考えていただきました。  7月末には、役場玄関ロビーで原爆パネル展を開催したところでございます。  被爆から72年の歳月が流れ、被爆者の平均年齢は81歳を超えました。被爆体験の継承は、今を生きる私たちに課せられた大きな課題であり、今後とも積極的に平和推進事業に取り組み、その役割を果たしてまいりたいと考えております。  次に、8月24日に長崎市北消防署浜田出張所の高規格救急自動車の納車式を行い、翌25日から新たな車両で救急救命業務を開始いたしました。  今回、更新した最新式の車両と機材一式は、地域の安全・安心に十分に寄与できるものと考えております。  次に、9月3日、朝鮮民主主義人民共和国が6回目の核実験を実施したことを明らかにしました。  この実験は、核兵器のない世界へと向かう国際社会の流れに逆行するとともに、私たちの平和への願いを踏みにじり、不安と強い懸念を抱かせた暴挙であり、絶対に容認することはできません。  時津町民を代表して、私と町議会議長との連名で核兵器開発の即時中止を求める抗議文を昨日送付いたしました。  次に、建設部関係についてでございます。  先日、8月27日に開催されましたとぎつ夏まつりについて、御報告いたします。  当日は、午前中に農協の巨峰販売や漁協の朝市、町内各種団体の皆様による露店、午後からのスタンプ会による抽せん会を初め、地元音楽団体の演奏、盆踊り大会、例年よりも大玉を増量した花火の打ち上げなどが催され、子供から大人まで多くの方々が参加し、盛大に開催することができました。  出演された皆様を初め、まつりに携わっていただきました多くの方々に感謝を申し上げます。  次に、教育委員会関係であります。  夏休み期間中に本町中学生が長崎県中学校総合体育大会九州中学校体育大会全国中学校体育大会並びに長崎県吹奏楽コンクールに出場しております。その結果につきまして御報告いたします。  まず、県中学校総合体育大会の団体につきまして、時津中学校が、バドミントン女子で3位、鳴北中学校が、ハンドボール男子、女子ともに3位、空手道女子で、組手で3位、形で3位の成績をおさめております。  個人につきましては、九州大会出場者及び全国大会出場者を御報告いたします。  陸上女子では、時津中学校3年の三宅ひかりさんが、九州大会において、100メートルハードル走で8位の成績をおさめ、全国大会出場を果たしております。  卓球競技では、九州大会の女子シングルスで、時津中学校1年の山本音寧さんが、2回戦進出を果たしております。  バドミントン競技では、九州大会の女子ダブルスで、時津中学校2年の宮崎咲穂奈さんと3年の脇野舞さんが2回戦進出を果たしております。  体操競技では、九州大会男子個人総合に時津中学校3年の坪井郁弥さんが出場しております。  次に、長崎県吹奏楽コンクールにつきましては、時津中学校が出場し、優秀賞を受賞しております。  大会に出場した生徒たちの健闘を心からたたえたいと思います。  次に、8月6日に第22回時津町B&G海洋センター水泳大会を開催しました。  町内4小学校の3年生から6年生の子供たち、男女合わせて35名が参加し、全17種目の競技を行いました。今回参加した子供たちが、将来の日本を代表する水泳選手に成長されることを期待したいと思います。  以上で、議会閉会中の行政報告を終わります。 ○議長(山上広信君)  町長の行政報告を終わります。              ~日程第5 議案説明~ ○議長(山上広信君)  日程第5、議案第43号から議案第62号までの20件を一括議題とします。  提出者、町長の議案の説明を求めます。  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、今議会で御審議をいただく議案第43号から第62号について、順次御説明いたします。  まず、議案第43号、時津町福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  本案は、子供の医療費の助成につきまして、現在、小学生までの子供を対象に実施しているものを入院について中学生まで拡大し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ろうとするものでございます。  改正の内容でございますが、福祉医療費の支給対象を満15歳に達する日以後、最初に到来する3月31日までの者に拡大するほか、所要の改正を行うものでございます。  なお、この条例につきましては、平成29年10月1日から施行し、同日以後の診療に係る医療費から適用しようとするものでございます。  次に、議案第44号、平成29年度時津町一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  今回の補正では、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算からそれぞれ1億5,122万3,000円を減額し、予算総額を110億891万3,000円とするものでございます。  それでは、第1表、歳入歳出予算補正の主なものについて御説明いたします。  予算書では、2ページからになりますが、補正額の主な内容を参考資料に整理しておりますので、参考資料をごらんください。  まず、歳入についてでございますが、9款の地方特例交付金や10款の地方交付税では、普通交付税の交付額の決定に伴う増額を計上しております。  14款の国庫支出金では、国の内示に伴う社会資本整備総合交付金や社会保障・税番号制度システム整備費補助金を、15款の県支出金では、障害者自立支援給付費負担金の過年度精算分などを計上しております。  18款の繰入金では、財源調整のための基金繰入金の減額や前年度の特別会計決算に伴う繰入金を計上しております。  19款の繰越金では、前年度決算における純繰越金を、21款の町債では、臨時財政対策債の発行可能額の確定や国の内示に伴う道路整備事業債を減額したほか、新たに消防施設整備事業債を計上しております。  次に、2ページをごらんください。  歳出についてでございますが、2款の総務費では、都市公園・児童遊園地の修繕料のほか、8人乗り公用車の購入費や社会保障・税番号制度システム改修費を計上しております。  3款の民生費では、ひまわりの園の外壁改修工事費や前年度の国や県からの補助金の精算返納金などを計上しております。  4款の衛生費では、長与・時津環境施設組合負担金を、6款の農林水産業費では、農道整備事業補助金農業生産基盤整備事業補助金を増額しております。  8款の土木費では、町道点在舗装・補修事業を増額するほか、下野田線の道路拡張事業や、国の内示に伴い、子々川日並線や西時津左底線(野田工区)などの事業費を補正しております。  9款の消防費では、防災・減災対策のためのJアラート整備事業防災行政無線整備事業を計上しております。  次に、3ページをごらんください。  10款の教育費では、各小学校の教育支援員を増員する小学校教育支援員配置事業を初め、カナリーホールの調光操作卓設備の更新や海洋センタートイレの改修事業を計上しております。  12款の公債費では、3月と5月に借り入れた地方債の借入額や借入利率などの確定に伴う補正を計上しております。  次に、4ページをごらんください。  環境整備協力費の予算措置についてでございますが、とぎつっ子の教育環境整備事業について、英語指導助手配置事業を追加したほか、地域活動等支援事業について、時津町婦人会70周年記念事業補助金を今回の補正で追加しております。  次に、予算書に戻りまして、5ページをごらんください。  第2表の地方債補正ですが、Jアラート整備事業及び防災行政無線整備事業について、交付税措置がある有利な地方債を新たに追加するほか、臨時財政対策債の発行可能額の確定や事業費の補正に伴い、地方債の限度額を変更するものでございます。  以上で、議案第44号の説明を終わります。  次に、議案第45号、平成29年度時津町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  予算書1ページをごらんください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,208万2,000円を追加し、総額を42億1,421万1,000円といたしております。  まず、歳出であります。  予算書3ページをごらんください。  2款の保険給付費につきましては、今年度の執行状況などから、療養諸費1,512万7,000円を増額いたしております。  8款の保健事業費につきましては、特定健康診査等負担金の交付額決定に基づく返納金など、87万1,000円を計上いたしております。  11款の諸支出金につきましては、昨年度の国庫支出金の精算返納金及び一般会計事務費精算に伴う返納金3,575万2,000円を計上いたしております。
     次に、歳入でございます。  予算書2ページをごらんください。  13款の繰越金につきましては、平成28年度決算額確定に伴う前年度からの繰越金、5,182万8,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきたいと思います。  次に、議案第46号、平成29年度時津町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  予算書の1ページをごらんください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ322万円を追加し、歳入歳出予算の総額を3億208万1,000円とするものでございます。  まず、歳出でございますが、3ページをごらんください。  1款総務費につきましては、人事異動等に伴う人件費など合わせて65万4,000円を計上いたしております。  2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、過年度後期高齢者医療保険料負担金として138万円を計上いたしております。  3款諸支出金につきましては、平成28年度決算の精算に伴う、一般会計への繰出金として118万6,000円を計上いたしております。  次に、歳入でございますが、2ページをごらんください。  2款分担金及び負担金につきましては、後期高齢者医療広域連合派遣職員の人件費として221万2,000円を計上いたしております。  4款繰入金につきましては、人事異動等により、減額分155万8,000円を計上いたしております。  5款繰越金につきましては、平成28年度後期高齢者医療特別会計決算に伴う繰越金として256万6,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきたいと思います。  次に、議案第47号、平成29年度時津町介護保険特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  予算書の1ページをごらんください。  今回の補正は、保険事業勘定と介護サービス事業勘定ともに予定しております。  先に、保険事業勘定でございますが、歳入歳出それぞれ1億5,339万,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を22億2,156万9,000円とするものでございます。  まず、歳出でございますが、3ページをごらんください。  1款総務費と4款地域支援事業費につきましては、人事異動等に伴う人件費などとして、総務管理費に減額分207万4,000円及び包括的支援事業・任意事業費に88万2,000円をそれぞれ計上いたしております。  6款基金積立金につきましては、平成28年度保険事業勘定繰越金過年度分地域支援事業追加交付金の合計額から国庫支出金、県支出金、支払基金交付金の返納金及び保険料還付金並びに一般会計繰出金を差し引きました額7,188万8,000円を介護保険財政調整基金積立金として計上いたしております。  9款諸支出金につきましては、先ほど申し上げました国庫支出金、県支出金・支払基金交付金の返納金・保険料還付金及び一般会計繰出金を合わせて8,270万円を計上いたしております。  次に、歳入でございますが、2ページをごらんください。  総務費の減額、地域支援事業費の増額及び過年度分地域支援事業交付金の追加に伴い、1款保険料、4款国庫支出金、5款支払基金交付金、6款県支出金及び9款繰入金についてそれぞれ補正を行っております。  また、10款繰越金につきましては、平成28年度保険事業勘定における繰越金1億5,233万1,000円を計上いたしております。  次に、介護サービス事業勘定でございますが、もう一度予算書の1ページをごらんください。  歳入歳出それぞれ83万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,846万7,000円とするものでございます。  まず、歳出でございますが、10ページをごらんください。  2款事業費につきましては、コピー機の借りかえに伴う費用として3万円を計上いたしております。  4款基金積立金につきましては、平成28年度介護サービス事業勘定における繰越金80万3,000円を介護サービス事業基金積立金として計上いたしております。  次に、同じく10ページの歳入でございます。  8款繰入金として基金繰入金3万円を計上いたしております。  9款繰越金として、平成28年度介護サービス事業勘定における繰越金80万3,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきたいと思います。  次に、議案第48号、平成29年度時津町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  補正予算書の1ページをごらんください。  今回の補正では、歳入歳出それぞれ579万9,000円を追加し、総額を4,863万1,000円といたしております。  予算書の3ページをごらんください。まず、歳出につきまして御説明いたします。  総務費で人事異動等により人件費を30万1,000円減額し、公債費で町債償還利子を7万8,000円減額し、諸支出金で一般会計繰出金を617万8,000円増額計上いたしております。  次に、歳入でございますが、2ページをごらんください。  繰入金で人事異動等により一般会計繰入金を37万9,000円減額し、繰越金で前年度繰越金を617万8,000円計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきますようお願いいたします。  次に、議案第49号、平成29年度時津町水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  今回の補正の主なものは、人事異動等に伴う人件費の調整のほか、河川流況調査費用の増額及び、10工区埋立地の整備に伴う工事負担金収入の増額並びに配水池流量計更新費用の増額等でございます。  補正予算書の1ページをごらんください。  まず、収益的収入でございますが、営業収益を19万2,000円増額、営業外収益を316万9,000円増額し、補正後の予算額を7億7,281万円といたしております。  次に、収益的支出でございますが、営業費用を186万1,000円減額し、補正後の予算額を5億7,940万円といたしております。  次に、2ページをごらんください。  資本的収入でございますが、負担金を1,144万8,000円増額し、補正後の予算額を8,642万7,000円といたしております。  資本的支出でございますが、建設改良費を593万3,000円増額し、補正後の予算額を4億7,331万6,000円といたしております。  詳細につきましては、7ページ以降の見積もり基礎をごらんいただきますようお願いいたします。  次に、議案第50号、平成29年度時津町下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  今回の補正の主なものは、人事異動等に伴う人件費の補正でございます。  補正予算書の1ページをごらんください。  まず、収益的収入でございますが、営業外収益を7,000円減額し、補正後の予算額を9億5,135万5,000円といたしております。  次に、収益的支出でございますが、営業費用を1,208万9,000円増額し、補正後の予算額を8億793万2,000円といたしております。  次に、2ページをごらんください。  資本的支出でございますが、建設改良費を15万6,000円減額し、補正後の予算額を5億6,397万3,000円といたしております。  詳細につきましては、7ページ以降の見積もり基礎をごらんいただきますようお願いいたします。  次に、議案第51号から第57号の7議案について御説明いたします。  本案は、平成28年度の一般会計及び国民健康保険など特別会計の歳入歳出決算並びに水道・下水道事業会計決算の認定についての議案であります。  いずれの議案につきましても、既に決算の内容等をそれぞれ監査委員の審査に付しまして、その意見書を添付いたしております。  また、附属書類や主要な施策の成果等報告書を参考資料としてお手元に配付いたしておりますので、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。  次に、議案第58号、財産の取得について御説明いたします。  本議案は、職員が使用する省スペースパソコンやノートパソコン、プリンタ等の更新に係る購入契約について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものです。  今回は、平成23年度に導入した機器等を更新するもので、契約金額は、1,436万4,000円となっています。詳細につきましては、仮契約書、入札結果表、仕様書を添付しておりますので、御参照ください。  次に、議案第59号、町道の路線の認定について御説明いたします。  本路線は、長崎県土地開発公社が、第10工区埋立事業の2工区の4として整備し、町に帰属された道路を町道十工区団地線として認定するもので、起点が町道十工区海岸中央線に接道し、終点が町道岩山埋立線に接道する、幅員6メートル以上で、延長が約731.2メートルの道路でございます。  以上で、議案第59号の説明を終わります。  次に、議案第60号、時津町固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。  委員の定数につきましては、地方税法第423条第2項の規定により、3名以上と定められており、本町におきましては、3名の委員を選任いたしております。  この3名の委員のうち、本山公利様の任期が9月30日で満了となります。  本山様には、平成23年10月以降2期6年にわたり固定資産評価審査委員会委員として御貢献いただいたわけでございますが、引き続きお願いをしたいと考えております。  本山様は、御承知のとおり、人格、見識ともすぐれておられ、適任と考えておりますので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意をお願いしたく、提案するものでございます。  次に、議案第61号及び第62号の時津町教育委員会委員の任命について御説明いたします。  教育委員会につきましては、平成27年4月1日に施行されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律附則第2条第2項の規定による経過措置として、5名の委員をもって組織することが定められております。  この5名の委員のうち、森信隆氏及び中川むつみ氏の任期が平成29年9月30日で満了となることから、同規定に基づく改正前の地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、森信隆氏を引き続き再任し、また、天田明香氏について新たに選任をいたしたく、議会の同意を求めるものでございます。  議案第61号の森信隆氏は、元村郷にお住まいで、平成12年4月から時津中学校PTA会長、同校PTA監査役、町PTA連合会会長、社会教育委員、時津小学校PTA監査役、元村2地区青少年育成協議会会長、時津地区少年補導員などを歴任され、平成21年からは、2期8年間にわたり本町教育委員の職に就かれております。また、平成26年からは、教育委員長職務代理者として選任され、現在に至るまで御尽力をいただいているところでございます。  次に、議案第62号の天田明香氏につきましては、中川むつみ氏の後任としてお願いするものでございます。  中川氏におかれましては、平成21年から2期8年の間、教育委員会の運営にかかわっていただきました。中川氏には、本町の教育行政の発展に御尽力いただきましたことに深甚なる敬意を表しますとともに、今後ともますます御壮健にて活躍されますことを祈念いたし、この場をおかりしてお礼を申し上げます。  その後任としてお願いしようとしております天田明香氏は、日並郷にお住まいで、平成25年4月から平成26年3月までの間、日並地区体育部長を務められ、現在、時津北小学校のPTA副会長やサマースクール地域指導者などの職務に就かれ、地域において御活躍されております。  また、天田氏におかれましては、小学生お二人と未就学児お一人の3名の児童の保護者でございます。なお、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条の規定では、委員の構成要件として、委員のうちに保護者である者が含まれるようにしなければならないと定められており、天田氏につきましては、当該規定に従った選任となっております。  両氏におかれましては、これまでの活動の経験なども踏まえつつ、社会情勢や動向の的確な把握と情報収集により、教育行政に対する有用な意見具申を行っていただけるものと考えております。また、人格も高潔で、教育、学術及び文化に対しても高い識見をお持ちであり、本町の教育委員として適任者であると考えますので、議会の同意をお願いしたく、提案するものでございます。  なお、委員の任期についてですが、改正法におきまして、教育行政の継続性、安定性を確保する観点から、任期が異なる教育長を除き、改正法施行の日から4年間の間において、4年の任期である委員が、毎年一人ずつ選任されることとなるよう調整することが経過措置として求められております。  このため、本町におきましては、これらの改正法の趣旨を踏まえ、議案第61号及び第62号による教育委員会委員の任命について、他の委員の任期を考慮し、議案第61号の森氏の任期を1年間とし、議案第62号の天田氏の任期を4年間とすることで、4名の委員がそれぞれ毎年1名ずつ交代することになるよう調整したいと考えております。  なお、委員の任期につきましては、地方公共団体の長が定めるものであり、議会の同意を要する事項ではないとされておりますことから、議案への記載はされておりませんので、御了承いただきたいと思います。  以上で、議案第43号から第62号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  議案の説明を終わります。              ~日程第6 一般質問~ ○議長(山上広信君)  日程第6、一般質問を行います。  質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。なお、通告外にわたっての発言はできないことを申し添えます。  また、新井議員につきましては、パネル使用の申請が出ておりますので、これを許可しておりますのでお知らせいたします。  まず、15番、新井政博君。 ○15番(新井政博君)
     改めまして、皆さん、おはようございます。  15番、自由民主党の新井政博でございます。  議長の発言許可をいただきましたので、通告に基づき、順次質問をさせていただきます。  初めに、九州北部豪雨では、多くの方々がお亡くなりになられたことに対しまして、心より御冥福をお祈りし、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。  また、ことしの夏まつりは、天候にも恵まれ、花火も2,000発以上上がり、大変な盛り上がりを見せました。  主催者側の発表では、入場者数が3万3,000人ということで、関係者の皆様に対しましては、大変お疲れさまでした。  今回の質問は、2問の12点でございます。  1問目の時津ウォーターフロント整備計画についてでございますが、町民総活躍プロジェクトがいよいよ動き出しました。「生活都市とぎつ~誰もが住みたくなる町へ~」のキャッチフレーズが現実味を帯びてきたような気がしますし、時津町が将来にわたってどのような展望になっていくのかと、期待を寄せているところでございます。  また、時津町は、地方創生交付金を総額で今まで2億5,050万も獲得できたことは、職員各位の努力の賜と思っております。この件につきましては、他の自治体においては、このような多額な交付金を獲得はしておりません。大いに評価する価値があると思っておりますし、これからも獲得に向けて、よろしくお願いしたいと思います。  町民総活躍プロジェクト策定会議の冊子を見ますと、すばらしい発想でまとめられておりますが、一過性にせず、実現に向けて、皆さんで英知を絞っていただき、ぜひ頑張っていただきたいと思っております。  時津港は、海の玄関口であるとともに、空の玄関口でもあります。また、時津町は、昔から交通の要衝としても栄えてまいりました。このように天然の地に恵まれた時津町をもっと生かさない方法はないのではないかと考えております。  時津町は、昔から時津の港から時津街道を通って長崎へと人が往来し、また、物資も運ばれていたように、悠久歴史遺産をもっと活用しながら、経済活性につなげるべきと考えております。  私は、時津町を長崎への入り口として考えたらどうかと思っております。  今回は、議長の御許可のもと、パネルを利用して説明をさせていただいた後に質問をさせていただきますが、このパネルの絵、漫画は、あくまでも私個人の考えでございますので、地権者の方々には御容赦願いたいと思っております。  このパネルの内容については、配付させていただいておりますので、参考にしていただければ幸いでございます。  では、御説明をいたします。  この茶色の部分はウッドデッキで、両護岸に沿って設置をし、この左護岸、エレナの裏手になりますが、ここはくい打ちをして拡幅し、レストラン街にしたらどうかと考えております。  この紫色、周囲を囲っておりますけれども、これは、現在、西時津の海岸に沿ってあるサイクリングロードをこのエレナの裏手まで延伸したらどうかと考えておりますが、このためには時津川の河口に、下流のところに橋をかける必要があると考えております。  この赤色は、長崎バスさんと共和タクシーさん、これ、移転もしくは移転しそうなところでございますけれども、そこら辺で有効利用ができないかと考えております。  このグリーンの色は、今、ウォーターフロント公園と、向こうの上のほうは1年契約でお借りしている神崎花園でございますが、この背後には割と深い森になっておりますので、もっと公園と背後を何か生かす方法はないかと考えておるところでございます。  このオレンジ色は、県有地、町有地、ありますけれども、この一番大きいところは、第2工区の工場地帯になってますけれども、これはまだ私有地ですので、ここを大型の大駐車場にしたらどうかと考えております。  このオレンジ色は、空港から、海から人を呼び込むためには、この今の桟橋、大きいのと小さいのと2つしかありませんけれども、これを増築、補強する必要があるのではないかと考えております。  パネル説明は以上でございます。  では、そのような観点から、次の点について伺います。  まず、1点目は、日本財団との関係構築が大事ではないか。  2点目、桟橋の改善と増設が必要ではないか。  3点目、時津港を生かした海の遊び場をつくることはできないか。  4点目、大村湾で採れるシーフードレストラン街や海の道の駅はできないか。  5点目、崎野自然公園から時津港までのサイクリングロードの延伸はできないか。  6点目、大型駐車場の確保はできないか。  7点目、PR用のグッズ、チラシ、パンフレットですね、ポスター等の作成の進捗状況はどうなっているのか、でございます。  2問目は、狭あい道路の拡幅整備でございます。  安全・安心のまちづくり町民大会が毎年開催されておりますが、安全で心地よい快適な暮らしをするには、広くて使いやすい道路の整備が不可欠と思っております。時津町は、約20キロ平方メートルの面積の中に約3万人が暮らしている超過密なコンパクトシティと私は考えております。これは、便利なゆえに急速な人口増により入り組んだ地域まで住宅が建つことによって狭あい道路が生まれてきたと思っております。このようなことは、行政の都市計画のおくれがあったのも一因ではないかと考えております。  そのような観点から、次の点について伺います。  1点目、狭あい道路の取り組みについて、時津町マスタープランに取り上げているのか。  2点目、狭あい道路の把握はされているのか。  3点目、用地買収のための財源の確保はされているのか、でございます。  4点目、安全・安心のまちづくりにとっても解消すべきではないかと思います。  5点目、消防署と狭あい道路についての解消等について意見交換はされているのかの5点でございます。  以上でございますが、答弁の内容によっては、再質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、新井議員の御質問についてお答えいたします。  最初に、パネルを作成されて、御説明をしていただいたわけでございますけれども、両面に絵を描いていただいて、準備に相当時間がかかられたんじゃないかなというようなことを思ったところでございますけれども、わかりやすい説明をいただいたというふうに思っております。  それでは、初めに、1問目の時津ウォーターフロント整備計画についての1点目、日本財団との関係構築が大事ではないかでございますが、日本財団では、公営競技の一つである競艇の収益金をもとに、海や船にかかわる事業を初め、社会福祉・文化・教育事業などに対して助成を行っておられます。  本町では、この日本財団からの助成事業を活用して、時津町防犯協会が行っている防犯パトロールの活動範囲を広げるため、青パトをもう1台追加配備できるようにお願いしているところでございます。  また、日本財団では、海に触れ合うイベントなどに対して助成を行う「海と日本プロジェクト」も行っておられます。  そこで、本年度はこの「海と日本プロジェクト」を活用して、大村市を中心とする大村湾沿岸市町と連携を図りながら、大村湾に関するイベント「海フェスタ大村湾」を各市町で実施しているところでございます。  本町では、先月27日に行われました夏まつりにおいて、「海フェスタ大村湾inとぎつ夏まつり」と題して、約400万円の助成金を活用して、例年より迫力のある大型の打ち上げ花火や魚つかみ取り大会、夏まつりPR動画の制作を行ったところでございます。  また、今月下旬には、大村湾漁業協同組合と連携して、「海フェスタ大村湾とぎつ稚ナマコ体験放流学習会」も開催する予定としております。  今後も引き続き、B&G財団等を通じたアプローチのほか、大村湾沿岸の5市5町で構成する「大村湾を活かしたまちづくり自治体ネットワーク」とも連携を図りながら、日本財団との関係をさらに深められるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の桟橋の改善と増設が必要ではないかでございますが、御質問にあります桟橋を含む時津ウォーターフロント公園は、長崎県が管理する港湾施設でございます。  現在、桟橋につきましては、長崎空港への高速船の発着所として利用されております。利用状況といたしましては、時津発が1日16便、長崎空港発が同じく1日16便、合計32便で、港湾統計調査によりますと、平成26年が、時津発が4万4,810人、長崎空港発が4万4,991人、合計8万9,801人、平成27年が、時津発が4万565人で、長崎空港発が4万1,209人、合計8万1,774人、平成28年が、時津発が4万4,131人、長崎空港発が4万3,406人、合計8万7,537人の方に御利用いただいております。  現時点では、利用者などから改善要望などをお聞きしたことはなく、また、利用状況からも桟橋の改善や増設は必要ないと考えております。  しかしながら、今後、桟橋の利用状況に大きな変化があった場合や改善等の要望があった際には、管理者である長崎県に対し要望等を行いたいと考えております。  次に、3点目の時津港を生かした海の遊び場をつくることはできないかでございますが、時津港は長崎県が管理する港湾施設として、これまで浜田郷から久留里郷にかけて、埋め立て等により、主に工業団地などが整備され、その利用範囲を広げてきた経緯がございます。  また、時津港と長崎空港を結ぶ航路が開設され、大村湾における海路での利便性の向上にも取り組まれてきたところでございます。  さらに平成16年3月には、町民の憩いの場として時津ウォーターフロント公園が整備され、現在に至っております。  時津ウォーターフロント公園には、海沿いに階段状の場所があり、現在、子供たちが海とふれあう場として利用されております。  本町といたしましては、利用状況など総合的に勘案し、引き続き既存の場所を海の遊び場として活用していきたいと考えております。  次に、4点目の大村湾で採れるシーフードレストラン街や、海の道の駅はできないかについてでございますが、議員御承知のとおり、昨年度、時津町民総活躍プロジェクト策定会議が開催され、各種プロジェクトを検討した結果、実施計画を策定することができました。  その中に「フィッシュ・ファミリー・キッチン」の構想があります。この構想の背景として、大村湾にはナマコやカキ、シャコ、カニ、ヒラメなど、町内外から高く評価される水産物があるものの、それらを町内で気軽に食べられる飲食店が限られるなど、町内外に魅力が十分に伝わっていないこと、魚のさばき方や調理方法を知らない人がふえ、家庭で調理する機会が減少し、魚食文化の普及、消費拡大に向けた対策が必要であることが挙げられております。  そのため、構想実現に向け、平成29年度から住民参加による検討組織の立ち上げ、漁業や魚食に関する体験イベントの開催、大村湾の水産物やイベント等の情報発信の強化を行うことにしており、具体的な実施アイデアとしてレストランの開設も含まれております。  一方、漁協においては、平成28年度から魚食普及と漁業者の所得向上、直売所の効率的経営を目指すため、海鮮レストランの開業に向けた検討が進められております。  このようなことから、海鮮レストランの実現に向け、町民総活躍プロジェクトの取り組みを進めながら、レストランの設置・運営の中心となる漁協に対しどのような支援ができるのか協議してまいりたいと考えております。  なお、シーフードレストラン街を設けることは現在のところ考えておりませんが、町内の飲食店が大村湾の魚介を活用し、魅力ある魚食文化を発信することで多くの方々が本町を訪れるよう、取り組みについては町民総活躍プロジェクトで十分に検討できるのではないかと考えております。  また、議員の御質問にあった海の道の駅についてですが、国土交通省によれば、道の駅は、道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供と地域振興への寄与が設置目的となっており、基本コンセプトとして24時間無料で利用できる駐車場とトイレを有すること、道路情報や地域の観光情報などを提供すること、物産や農水産物の直売所、レストランなどの地域振興施設を有することが挙げられています。  そのため、道の駅を設置することで地域の核が形成され、活力ある地域づくりや地域連携が促進されるなどの効果が期待されております。  しかしながら、本町には農協や漁協の直売所、民間の直売所やレストラン、物産を製造販売する事業所など、魅力ある店舗が数多く存在し、町の活性化には十分役割を果たしておりますので、現在のところ、道の駅につきましても設置する考えはございません。  次に、5点目の崎野自然公園からの時津港までのサイクリングロードの延伸はできないかでございますが、現在、サイクリングロードにつきましては、崎野自然公園付近から西時津地区の第7工区工業団地までの町道沖ノ瀬線の一部に延長約550メートルの自転車・歩行者道として、平成7年度に整備をいたしたところでございます。  御質問にございますサイクリングロードの時津港までの延伸につきましては、現在整備済みの町道沖ノ瀬線を利用し、第7工区工業団地内を経由し、時津ウォーターフロント公園内を通過する延長約3.6キロメートルのルートが想定されます。  想定されますルートにおきまして、第7工区工業団地内は、大型車両の通行が多く、サイクリングを行う際には危険ではないかと考えております。また、時津ウォーターフロント公園におきましても、小さいお子さんや家族連れなど、一般的な公園の利用者に加え、健康づくりのため、朝夕にウオーキングを楽しむ利用者の方が多い状況でございますので、サイクリングロードとして利用した際には、公園利用者の安全性の確保が難しいのではないかと考えておりますので、サイクリングロードの延伸につきましては、考えておらないところでございます。  次に、6点目の大型駐車場の確保はできないかでございますが、現状、時津ウォーターフロント公園には、公園利用者のために障害者の方の専用駐車スペースを含め、35台程度の駐車スペースが確保されております。  現状といたしましては、日常的に駐車スペースが不足している状況にはなく、また、大型車両の駐車やイベント等を開催する際に駐車スペースが不足する場合には、利用状況にもよりますが、時津公民館別館裏手の町有地を臨時的に駐車スペースとして貸し出しておりますので、今後も引き続き同様の対応を考えたいと思っております。  次に、7点目のPR用のグッズ、チラシ、ポスター等の作成の進捗状況はどのようになっているのかでございますが、昨年度に策定した時津町民総活躍プロジェクトを着実に実施するため、6月に時津町民総活躍プロジェクト推進委員会を設置したところでございます。  この推進委員会には、産業界、大学、金融機関など幅広い分野の方々にお集まりいただき、民間的な手法を積極的に取り入れ、本町の魅力を多くの方に伝える「とぎつ再発見!プロモーション強化プロジェクト」を進めているところでございます。  現在の進捗状況でございますが、延べ3回の会議を開催し、PR用のグッズやチラシの制作を担当していただく業者の選定を行い、今後のスケジュールについて協議したところでございます。  今後は、ターゲットやテーマをどうするかなど具体的なコンセプトについて協議を行う予定で、さばくさらかし岩をモチーフにしたグッズにつきましては、受験シーズンに合わせた年末の販売を目指し、チラシやパンフレット、PR動画につきましては、年度内に完成させたいと考えております。  次に、2問目の狭あい道路の拡張整備についてお答えいたします。  1点目の狭あい道路の取り組みについて、時津町都市計画マスタープランに取り上げているのかでございますが、時津町都市計画マスタープランにつきましては、都市計画法第18条の2の規定に基づく市町村の都市計画の基本的な方針であります住民の皆様の意見を反映しながら、本町の都市計画及びまちづくりに関する基本的な方針を示すことを目的に、平成24年3月に策定し、平成27年5月に一部見直しを行ったところでございます。  具体的には、まちづくりの現状や第5次時津町総合計画などを踏まえ、おおむね10年から20年後の目指すべき都市の将来像を定めるとともに、土地利用や道路、公園、公共施設などの都市施設等の整備方針を示し、今後のまちづくりの道筋となるものでございます。  御質問にございます狭あい道路の取り組みにつきましては、マスタープランの策定に当たり、学識経験者や関係機関・団体や住民の皆様の代表者などから組織された策定委員会やまちづくり懇談会におきまして、狭あい道路の改善について意見が取りまとめられました。  また、そのマスタープランには、狭あい道路の解消による身近な生活道路の改善をまちづくりの主な課題の一つとして位置づけております。  次に、2点目の狭あい道路の把握はされているのかについてお答えいたします。  狭あい道路は、法律上の定義はございませんが、一般的には幅員4メートル未満の道路でございます。町道につきましては、道路台帳において把握しており、平成28年度末時点におきまして、総延長10万9,437メートルのうち、幅員4メートル未満の区間延長が2万2,910メートルで、全体の約21%が該当することとなります。  なお、現在、取り組んでおります時津中央第2土地区画整理事業区域内の道路の総延長は約4,100メートルで、平均幅員が約2.4メートルでございます。そのうち、町道につきましては、総延長約2,530メートルで、幅員4メートル未満の狭あい道路は約1,950メートルでございます。  次に、3点目の用地買収のための財源は確保されているのかについてお答えいたします。狭あい道路に限らず、道路拡幅整備に伴う関係予算につきましては、地元などからの要望等を踏まえ、現地確認、施工方法等の検討を行い、事業評価制度を有効に活用し、優先順位をつけて、必要に応じその都度予算措置を行っている状況でございます。  次に、4点目の安全・安心のまちづくりにとっても解消されるべきではないかについてお答えいたします。  現在、本町におきましては、元村・浜田地区を施工区域とする時津中央第2土地区画整理事業に取り組んでおり、密集した住宅地の生活道路や水路等の公共施設の整備改善と宅地造成を一体的に行うことで、狭あい道路の解消はもとより、良好な市街地の形成を図っているところでございます。  また、野田地区におきましても、生活環境の改善が図られるよう、都市計画道路西時津左底線野田工区に事業着手をしたところでございます。  また、これらの事業以外にも町道認定されている路線などにおきましては、関係者の御理解と御協力のもと、路肩や離合場所の整備、側溝ふたの設置など、道路幅員の拡幅につながるよう、必要な箇所につきましては、順次整備を進めているところでございます。  本町といたしましても、安全・安心なまちづくりのため、引き続き計画的な事業推進を図ってまいりたいと考えております。  次に、5点目の消防署との狭あい道路についての意見交換でございますが、長崎市北消防署浜田出張所では、道幅が狭いとか急勾配であるとか、町内で救急車が通りにくい道路を8カ所ほどチェックしております。  消防署の救急隊は、救急車の出動要請があったときには、まず、出動前に付近の地図を確認し、道路状況がよくないと判断した際には、通常出動する救急隊員3名以外に、支援隊員として3名から4名ほど増員し出動いたします。  現場付近では、状況が悪くなる手前で駐車し、救命措置を行いながらストレッチャーや担架で患者を搬送するなど、状況に合わせ工夫して臨機応変に対応しているとのことでございます。  浜田出張所でチェックされている8カ所以外にも、町内には車の進入が困難な場所も幾つかございますが、時津中央第2土地区画整理事業の区域内など、順次解消されていく道路もございます。  狭あい道路における切り返し場所やカーブミラーの位置など、救急車の運行上注意を要するハザードポイントの連絡につきましては、浜田出張所の救急隊から随時その情報を教えていただいておりますが、本町といたしましては、容易に改善が可能なものにつきましては、直ちに対応するように努めているところでございます。  今後も、救急救命活動や消火活動に必要な道路等のインフラに係る情報につきましては、日ごろから密に、長崎市北消防署浜田出張所と情報交換を行ってまいりたいと考えております。  以上で、新井議員に対する答弁を終わります。
    ○議長(山上広信君)  再質問がありますか。  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  詳しい答弁、ありがとうございました。  順次再質問させていただきます。  日本財団の件ですけれども、要するに、日本船舶振興協会ですね、笹川財団と言ったほうがわかりやすいと思います。ここは総資産額が3,000億円、今のところあります。これはモーターボートの収益金等のプールされたやつが入っているんでしょうけれども、時津町は非常に縁がありまして、B&Gも建ててもらいました。それと、ボートピアも。いろいろ問題点があったけれども、舟券を買うお客さんも多いようで、時津町も少しは、財源の一部として潤っているみたいでございます。  そういったところから、この日本財団、海の関係ですけれども、今まで随分もらってます。青パトとか夏祭りの花火とかですね、400万。結構資産があるところですので、今後も担当を決めていただいて、時津町の海に関する事業について、たびたび上京していただき、今まで以上に事業のお手伝いをしてもらうような体制をとるためには、やっぱり上京して説明しなければわからないんです。だから、そこら辺を含めて、今後はこのような体制の強化をしていただきたいと思っておるんですけど、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  今、議員がお話しになられたこの日本財団、それから、B&G財団ですね、これ2つあるわけですけど、日本財団のほうも今お話をしたとおりに、青パトを寄贈していただいたり、そしてまた、今回の花火というようなこと等でも貢献をしていただいているところでございますけれども、またB&G財団のほうも海洋センターの便所等の改築につきましても、ことし補助を、700万ぐらいだったですかね、それくらいもらってするよにしておりますし、また、今、新たにあそこの海洋センター、それから艇庫、そういうふうなものについても申請をさせてもらうようにしております。  私も上京したときに、あそこに時間を見つけてちょっと寄って、専務等とも話をしながら、そうした要望等もやってきておりますので、今後ともそうしたことをしながら、そうした補助というふうなものをいただいていきたいというふうに思っております。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  私たち議員も、先ほど町長の答弁もありましたけれども、大村湾沿岸議員連盟というのがありまして、これは沿岸の自治体が全部入っている議員の団体があります。私たちもこっちは9名、時津町で入ってますので、ぜひ、私たちも口添えすることができますので、我々議員団も利用していただきたいと考えております。  こんなに資産があるところですから、これと含めて、今まで地方創生の交付金も十分いただいています。これと合わせて。何とか時津港の再開発の企画をしたいんだけれども、そういった財源がないから、ひとつお願いしてくれというような頼み方をしたら、何とかなるんじゃないかなと、安易な気持ちですけど思ってますので、ぜひ、我々議員も使っていただいて、表裏一体となって頑張っていきたいと我々も考えてます。ひとつよろしくお願いいたします。  桟橋の件で、これは県の所有で、港湾課の、それはわかっておるんですけれども、空港、空の玄関口、海の玄関口、今までは恐らく、8万ぐらいということは往復ですね、利用者がおられるんですけれども、やっぱりこの時津のPRをしていかないと、これはふえないと思うんです。そのためにはいろんな、後で申しますグッズとか、チラシが必要になってきますので、まず、こっちがこういったことをしたいと考えているから、桟橋も身近な問題として、8万が10万、20万になったときに、恐らく船を接岸することが難しくなると思うんです。将来のことですよ、私が考えているのは。そう思いますので、県ともそういった港湾のことでいろいろと話せる機会があると思いますので、ぜひ、そこら辺も含めたところで、今後は話をしていただきたいと思っております。  その点、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  都市整備課長。 ○都市整備課長(出岐貴弘君)  お答えいたします。  今御指摘をいただいた部分につきましては、今後も状況に応じて、長崎県のほうとも協議のほうをしていきたいと思いますので、そのような考えでおります。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  もう腐食が激しいんです。桟橋も、左のほうはもうぼこぼこして。ペーロンのときだけしか我々は行くことはないですけれども。腐食も激しいし、建物も腐食していたのを今度ペンキをきれいに塗ってもらいましたけど。補修もちょっと考えていただきながら、そのついでにでもそういったことをお話しできたらと思っております。  それと、時津港外ですね、港の外では、今ヨット競技、オリンピックに出そうな人もここで競技の練習をされておるんですけれども、それとか長大生のボートの練習等もやっておりますけれども。これが支障になるって言ったら支障になるのかもわかりませんが、今はシーカヤックとかサップ、一人で立って漕ぐやつなんかも今人気の高いウォーターアクティビティのスポーツですけれども、そういったのもありますし、ペーロン体験、ちょっと狭いような気がするんですけど、そういったのも考えていけば、できんことはないと思うんです。小さい船で。今後は、そういった体験、本当の海の遊び場も計画できないかなと考えておりますけれども、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  今、新井議員おっしゃったように、大村湾は非常に波が静かで風光明媚というようなことがございますので、そうした船等を使ったレジャーと言いますか、そういうふうなものについては、非常にいい体験ができるんじゃないかというふうに思っております。  そうしたいろいろカヌーとか何とか、B&Gのほうでいろいろ教室とかやっておりますけれども、また、ペーロン体験なんかも長与町のほうでもやっておるんですけど、こういうふうなところの受け入れるときの体制、そしてその指導とか、そういうふうなもの等、ペーロン協会等が、今、長与はやっておられるんじゃないかというふうに思っております。ですから、そういうふうな体制づくりというようなことはどうしていったらいいのかというふうなこと等が、ちょっと問題としてあるんじゃないかというふうに思っておるというところでございます。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  漁協とのタイアップで、松田組合長にお聞きすると、大村湾で採れた魚介類を食べていただけるシーフードレストラン等の話も既に漁協で進んでいるみたいです。それで、今計画があるのは、体験のほうでカキの収穫体験、調理実習体験、そして網を引き揚げる、網引きの体験などを計画されていて、プロジェクトの策定会議でもこのような発表をされておるみたいですけれども、私はもう夢の夢になるかもわかりませんけれども、小樽港は倉庫を利用してれんがづくりでやってますよね。門司港も十分脚光を浴びてます。こういった大きなところを目指すわけではないですけれども、時津は時津に合った、そういった、もしどうせやるなら、シーフードレストランなどに付随するグッズの販売、ショップも置いてもいいんですけど、そういったところも必要じゃないかと思っています。中通り商店街も十分、皆さん、地域で頑張っておられるけど、なかなか日の目を見ないみたいで、もうそれだったら、もう一つそういった新しい形のレストラン街もつくるのも一つの方法ではないかと考えておりますので、これは漁協さんとよく相談していただきながら計画を進めていただけたらなと。将来の話ですから、きょうの話は今すぐの話じゃないですので。今すぐできるものはほとんどないと思いますので、将来にわたって、私の考えをすり込んでいただいたら助かります。将来の子供たちのためにも。  それとサイクリングロードの件ですけれども、この件については、何人もの議員さんがもう随分言われてきているし、私も言ったことがありますけど、なかなか、このサイクリングロードもできて20年ぐらいになるんですか、何年になるかわかりませんけれども、せっかくですから、あそこの利用方法をもっと考えられないのかなと。  例えば、どこかにレンタルサイクルを置く場所をつくったり、そしてあそこから先に、湾岸を通った崎野自然公園も随分今脚光を浴びているみたいなので、下の海岸線をずっと通って、あそこの下まで持っていくとか、何か活用方法を考えないと、いつまでたってもサイクリングロードがサイクリングロードでないという状況が続くと思うんです。ぜひ、ここら辺は前から言われていることですから、どのように持っていったらいいと考えているんでしょうか。どうでしょう、この辺は。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  あそこの7工区の海岸線沿いに、20年ぐらい前ですか、ウオーキングとサイクリングロードを兼ねたようなことで整備をしたというようなこと等であるんですけど、今議員がおっしゃるように、あそこの利用というのがなかなか促進されていない。非常に難しいというようなこと等もございまして、今サイクリングロードというようなこと等でのお話もあったんですけど、私もこの答弁の中でちょっと申しましたけど、距離が非常に短いと。3キロぐらいではサイクリングロードにならないと私は思っているんです。野母崎あたりにサイクリングロードが、15キロ以上ぐらいじゃないですかね。ですから、ある程度サイクリングロードと言うためには、それ相当の距離がないとなかなか難しいと。ウオーキングというようなこと等で考えた場合には、そういうふうな使い方もあるのかなと思うんですけど、あれを接続するといいますと、先ほど申しましたようなこと等もあって、町のほうでここがウオーキングロードですというような格好で指定してするとなると、7工区のところの交通等もいろいろ、大型車等も通ったりなんかするので、ちょっと危ないというようなこともあるもんですから、今、とりあえず、ウォーターフロント公園内から神崎までのところを、そうしたこと等でもう少し活用していただけるようなことができないかというようなことで、今検討をしておるところでございますので、あの件につきましては、もう私のほうも何かちょっといいあれがないかなと、まだ、そういうことでございます。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  本当に10キロ以上じゃないとサイクリングロードと言えないですもんね。何のためにつくったのかなというのをいつも思うんですけど。何とかこう名称を変えて、それだったらもうどうしようもないというのであれば仕方ないけれども、何とか利用価値を考えていただきたいと思っておりますので、この点はもうずっと、質問されている議員も多いですので、何とか考えていただきたいと思っております。  それと、グッズの件ですけれども、時津町を幅広く知ってもらうためには、このグッズとかパンフレット、それとポスター、これをもって宣伝していかないと時津のことがわからないです。今、動画で、ハイビジョンでどんどんやっているみたいですけど、もっともっと出るわけでしょうけれども。井手園のハイビジョン、家の近くだからよく見てますけれども。ハイビジョンプラスこのグッズ関係、特にパンフレットが、時津町が出しているパンフレットないですよね。今、ありますかね。ないでしょう。それとか、ポスター。我々もよく上京して陳情に上がるんですけれども、ほかの町のポスターはかかっています、議員さんの部屋に行くと。時津町のポスターはないですもんね。いや、はっきり言って。だからもっと、時津町のポスター、PRのためのポスターをよく企画のほうで考えていただいて、やっぱりいいのをつくってもらいたい。そうしたら、時津町はこれだけ遊休資産があるところですから、目に見えるようにちょっと頑張っていただいて、そしてまた、地方創生の交付金を勝ちとっていただいて、日本財団からも補助金を勝ちとってもらって、そうしたら何とかいけるのかなと。時津町の財政はもう使わなくてと思ってますので、ぜひこのPR用のグッズ関係を早急に、年度内にはもうつくるということでしたけれども、ポスターもぜひこの中に入れていただいてつくってもらいたい、作成してもらいたいと思っております。  それと、鯨ですね。時津は西彼杵ですか、鯨をさばいて時津港に船で持ってきて、冷却されて出島とか長崎市に行ったんです。もちろん川棚から江戸のほうに行ったかもわかりませんけれども。それで、当時は時津町はどんなものがピックアップされたかというと、鯨油、油ですね。油を、要するに出島に運んで、出島から海外に輸出して燃料になっておったんです。そういったこともあるので、赤身は献上品としてもちろん江戸のほうに運んだわけですけれども、時津には鯨文化がありますので、鯨も割とグッズにはいいのじゃないかなと思ってますので、鯨もひとつそのグッズの中に、継石坊主さんもいいですけれども、ぜひ入れていただいて、長崎のほうでも鯨のグッズはあると思いますけど、時津も、時津風の鯨のグッズなんかも考えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  どうですか、課長。 ○議長(山上広信君)  企画財政課長。 ○企画財政課長(大宅啓史君)  お答えいたします。  今、新井議員がおっしゃるように、今いろいろなアイデアが多分、皆さんあると思います。  今、3回の会議が終わっているんですけれども、今はまだ、私どもの事業の説明をしただけで、アイデアをもらうのは4回目以降になってくるんですけど、今ありました鯨のアイデアとか、そういったものを参考にしながら、今から協議をしたいと思っています。  まず、ことしは、3年間のプロモーション計画と言いますか、そういった計画をまずつくりたいと思っています。まず、1年目の平成29年度は、「磨く」ということをキーワードに、時津の資産を、先ほどありました鯨とか、いろいろな資産があると思いますので、そういった資産を皆さんから出してもらって、まずはそういう洗い出しと言いますか、「磨く」というのをキーワードにやりたいと思っています。  2年目の30年度は、今度は「発信」をキーワードに、先ほどありましたポスターとかパンフレットとか、そういったものを使って、時津の魅力をたくさんの人に伝えたいと思っています。  3年目の31年度は、今度は「ふやす」ということをキーワードに、時津のリピーターをふやすと言いますか、観光客をふやしていきたい、そういった考えで今進めているところでございます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  ぜひ、どんどん進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それと、狭あい道路の件ですけど、詳しい説明を今町長のほうからしていただきましたけれども、消防自動車も各分団、新しくなりました。そして、高規格の救急車も購入予定になっております。  せっかく、自動車関係については万全な体制になろうとしているんですけれども、道路が狭くて通れないんじゃ消火や救助に手間がかかり、人命を救うことができないかもわかりません。  私の聞いた話では、消防車は約5、6分で到着する、救急車は約8分ぐらいで到着しなければいけないとなっているみたいですので、この範囲内でなるべく早目に着けるためには、道路の拡幅、狭あい道路の解消が非常に問題になっておると思うんです。これは、議長も言われたし、いろんな人が今まで質問されてきておりますので、そのときに言われた内容は、現時点、わかっておられますか。その言われたことは解消できているんですか。できてなかったら別に構いませんけれども。当時の3名の方が言われておると思うんですが。中原さんとかですね。それはもうわかりませんか。 ○議長(山上広信君)  内容を具体的に言ってください。 ○15番(新井政博君)  いや、それはわからん。じゃ、いいです。わからなかったらいいです。  いろんな方が質問されているじゃないですか。その解消とかはできたのかなと、ちょっと思ったもんですから。  わからなかったらいいです。 ○議長(山上広信君)  建設部長。 ○建設部長(朝長郁雄君)  お答えいたします。  基本的に、御指摘をいただいた分、自治会から改良の要望が出た分というものについては、一定解消はいたしております。  ただし、いろんな諸条件がございまして、どうしても手がつけられないというものもございますが、その分につきましても、議員もしくは自治会長さんのほうには、その旨回答をいたしておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  狭あい道路、消防署とちょっと相談したんですけど、どうも入れないところが、結構、二十何カ所ぐらいあったみたいです、細かく言うと。話を進めた結果では。  それで、狭あい道路が、道路が狭いから周囲を抜粋しなければいけません。そして、私が強く思っているのは、自治会から狭あい道路について、狭いから広くしてくれという申請が来るとします。そうしたら、これは、その土地については町が買い取るんですか。それとも寄附ですか。ここら辺をちょっと明確にしとってもらいたいと思っているんですけど。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  以前は寄附をお願いすることもあったんですけど、今は買わせていただくというようなことでやっておりますし、また、狭あい道路、先ほど申しましたように、非常に、まだ多くのところが残っておるというようなところはあるんですけれども、これはその交通量とか、人家がどうなのかというようなこと等で、4メートル以下の道路というのはあってでも、それが本当に、それほど町道であってでも交通量はそう多くないというようなところと、交通量がちょっと多いというところでは、町のほうの対応の仕方というのもちょっと変わらざるを得ないというようなところがございますので、そういうふうな要望等があったときにも、できるだけ地権者の方の御理解をいただきながら拡張をしていっているんですけど、そうでないところは、側溝にふたをつけるようなやり方とか、いろいろ工夫しながらやっております。  いずれにしましても、今、区画整理事業で狭あい道路等が相当ありますので、そこら辺については、もうしばらくしたら解消ができるというようなことで進めておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  道路は寄附でないとつくらないということが町内に蔓延しているみたいなので、精査していただいて、買うこともするということで解釈していいんでしょうか。  わかりました。ありがとうございます。  最後になりますけれども、さらなる時津町の発展のためにも、時津港を中心に楽しめる空間を計画してほしいと思いますし、道路については、今、おかげで町長の肝いりでどんどん整備が進んでおります。それで、この前新聞を見てみますと、高田知事の話なんですけれども、知事時代は、道路の高田とよく言われたそうなんです。そして、高田さんいわく、道路は血管に当たると。ぼろぼろでは健康でないということをよく言われて、県の職員の方にはっぱをかけられていたそうです。時津町は、この前、安全祈願祭が行われましたけれども、西彼杵道路早期完成が、今のところこれが一番大義名分ですけれども、地域の狭い道路の整備も、それも今後お願いしたいと思うんです。  毎年ですが、私たち議員団も国の陳情に行っているわけです。そして、公明党さんと一緒に同行していただきながら行っているんですけれども、特に大臣官房の石塚氏と町長は懇意の仲のように見受けられました。引き続きよく御相談をしていただいて、ぜひ時津町にそういった補助を優先的に持って帰れるように努力していただき、ぜひ、時津では道路の吉田と言われるぐらいに頑張っていただいて、今回の私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(山上広信君)  以上で、15番、新井政博君の質問を終わります。  暫時休憩します。             (午前11時 6分 休憩)             (午前11時20分 再開) ○議長(山上広信君)  休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。  次に、5番、山口一三君。 ○5番(山口一三君)  おはようございます。5番、民進党の山口でございます。  朝晩は大分涼しくなりまして、過ごしやすい時期となってきました。  議長の発言許可をいただきましたので、先に提出しておりました一般質問通告書に基づきまして質問させていただきます。  今回は3問の14項目について質問させていただきますので、よろしくお願いします。  1問目につきましては、教職員の勤務状況についてであります。  本件については、先の第2回定例会でも一般質問し、教育長答弁をいただきましたが、その後、長崎県議会やその他自治体においても長時間労働について問題視され、早急なる対策が必要と指摘されております。  教職員の働き方改革が叫ばれている中、以下、質問しますのでよろしくお願いします。  ①去る6月22日の中教審総会の席上において、松野前文科大臣から対応のおくれが指摘される教職員の勤務時間管理に関する改善策などを検討するよう諮問されておりますけれども、本町としての改善策の検討状況はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。  ②町内小中学校教員の出・退勤時間管理方法はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。  文科省の調査によりますと、校務支援システムなどのICTやタイムカードを使って管理する学校は、2割にとどまっておるということでありまして、管理職の点呼や日課、出勤簿への捺印などで対応している学校が6割を占めておる。特に何もしていないという学校もありましたので、教員の勤務時間が正確に把握されてない事実がありますので、教えていただきたいと思います。  ③教職員の働き方改革に向けた多忙化解消のため、お盆や夏休み取得状況はどのようになっているのか。  ある県では、教職員の負担軽減のため、お盆の8月13日から15日までの3日間を学校閉校日として設けたり、夏休みの期間中、可能な範囲で休暇を取得するよう呼びかける通知をしたところがあります。本町の実態を教えていただきたいと思います。  ④部活休養日は第3日曜日の家庭の日以外に設定はされているか、また部活休養日の基準はあるか。  文科省の調査によりますと、1,718市町村のうちに、本年3月時点で部活休養日の基準を設けていたのは、42.9%の737自治体だということであり、文部省は取り組みが不十分として基準設定を促していく方向であります。  土日の大会出場もあり、部活の休養日が設定され、本当に取られているのかを教えていただきたいと思います。  ⑤全国の小中学校の教員のうち、約4万人が臨時的教員で雇用されているとの報道があるが、本町にも非正規教員は配置されているのか。配置されているのであれば、各小中学校の人数の内訳はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。  次に、2問目であります。2問目はマイナンバー制度についてであります。  マイナンバー法、2015年10月15日施行後約2年を経過しようとしているが、総務省住民制度課発表による普及率は、7月上旬で約5%、636万枚となっております。政府が作成したマイナンバー制度利活用推進ロードマップには国民の交付枚数の目安として、2016年3月末1,000万枚、2019年8,700万枚と記載されております。現状とかけ離れた数字となっている。このような現状を踏まえて、以下質問したいと思います。  ①本町の年度ごとのマイナンバーカード交付実績はどうなっているか。  ②本町職員のマイナンバーカード交付実績はどうなっているのか。  総務省は、職員は必ずマイナンバーを取得しなさいということで、全国の自治体に指示を出したようでありますけれども、200人ほど集まった全国の自治体職員の会合があり、マイナンバーカードを持っている人は1割もいなかったようであります。本町の交付実績を教えていただきたいと思います。  ③システムトラブルが頻発しているという情報もありますけれども、どんなトラブルなのか、また、トラブルが交付おくれの原因になっているのではないか。  ④国民はマイナンバー制度についてどう感じていると思うか。教えていただきたいと思います。  ⑤国として、先行きマイナンバー制度をどう展開していくのか、教えていただきたいと思います。  3問目であります。空き家対策についてであります。  全国で空き家の増加が問題となっている現状を受け、2015年5月、空き家対策特別措置法が全面施行されたが、国土交通省が実施した同法に基づく対策計画策定済みの市町村の調査結果は、本年3月末時点で全体の21%でありました。  ①本町は対策計画は策定しているのか。教えていただきたいと思います。  ②町内に倒壊などの恐れのある特定空き家は何戸あるか、教えていただきたいと思います。  ③特定空き家の解体・撤去や修繕の対策状況はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。  ④本町には解体・撤去・修繕費用などの補助制度はあるか、教えていただきたいと思います。  以上、3問の14項目について、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、山口議員の御質問についてお答えいたします。  なお、1問目の教職員の勤務状況については、私の後に教育長がお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。  初めに、2問目のマイナンバー制度についてお答えいたします。  まず、1点目の本町の年度ごとのマイナンバーカードの交付実績でございますが、本町でのマイナンバーカードの交付は、平成28年2月から開始されました。年度ごとの交付実績といたしましては、平成27年度548枚、平成28年度2,022枚、合計2,570枚で、交付率は8.5%となっております。  また、平成29年3月8日現在の公表されている全国のマイナンバーカード交付率は8.4%、長崎県の交付率は7.9%、本町の交付率は8.3%となっており、長崎県の交付率を超え、全国の交付率と同等の交付率となっております。  なお、平成29年7月末時点での本町のマイナンバーカードの交付実績は、2,754枚で、交付率は9.1%となっております。  次に、2点目の本町職員のマイナンバーカード交付実績についてお答えいたします。  本町職員のマイナンバーカード取得実績については、団体や個人を特定して情報を調べることとなり、個人情報をマイナンバー利用の目的以外に収集することにもなりますので、確認することはできません。  また、これまで住民へのマイナンバーカードの交付を優先にと考えておりましたが、町民へのマイナンバーカードの交付も落ちついてまいりましたので、今後は職員を含め、住民へのマイナンバーカードの周知を図ってまいりたいと考えております。  次に、3点目のシステムトラブルが発生しているとの情報もあるが、どんなトラブルなのか。また、トラブルが交付おくれの原因になっているのではないかについてお答えいたします。  平成28年1月中旬から3月下旬までの間に、マイナンバーカード管理業務に係る国のマイナンバー管理システムのふぐあいにより、市町村のマイナンバーカード交付端末が正常に動作せず、システムが停止したり異常終了するという現象が頻繁に発生しました。このことにより、本町ではマイナンバーカードを即日交付することができないという事態が、平成28年2月23日に6件、3月22日に5件発生し、その対応を行う必要が生じ、本人受け取り郵便により交付をするという対応を行いました。  障害発生の原因としては、マイナンバー管理システムの特定の機器の組み合わせとタイミングに起因するものと中継サーバの業務アプリケーションに起因するものの2つに原因がありました。  マイナンバー管理システムの特定の機器の組み合わせとタイミングに起因するものについては、管理システム内での処理が重なった場合に、処理電文の暗号化、複合化を担う装置が正しく動作しなくなるというものでございました。  また、中継サーバの業務アプリケーションに起因するものについては、データを処理するための作業領域をメモリ内に確保する前に、パソコンの基本ソフトウエアであるウインドウズからのタイムアウト通知を受け取った場合に、業務アプリケーションが異常終了するというものでございました。  これらの原因事象に対しては、平成28年4月22日までに、国においてマイナンバー管理システムの改修が完了しており、その後は、国のマイナンバー管理システムは安定的に稼働し、マイナンバーカードについても正常に交付することができており、システム改修後のマイナンバーカードの交付のおくれは発生しておりません。  次に、4点目の国民はマイナンバー制度についてどう感じていると思うかについてお答えいたします。  マイナンバー制度は、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平・公正な社会を実現する基盤として、将来の世代に社会保障制度を引き継いでいくため導入するものであります。しかし、マイナンバー制度の導入では、マイナンバーを利用して個人情報を名寄せして管理するのではないか、マイナンバーカードの紛失等による個人情報の流失などセキュリティ対策への不安といったものを感じたのではないかと思います。さらに、マイナンバー制度に反対し、マイナンバーの通知カードの受け取り拒否をされた方もいらっしゃいます。  また、マイナンバー制度の導入により、国民が行政手続を行う上で必要となる添付書類が削減されるなど、利便性の向上が図られることとなっておりますが、行政手続での情報連携の本格運用開始は本年秋以降となっており、利便性の向上についてはこれからという状況でございます。  本町といたしましては、これからのマイナンバー制度の本格的な運用に備えた準備をしっかりと行い、制度運営を円滑に実施できるよう、またマイナンバー制度に対する信頼をさらに得られるよう、努めてまいりたいと考えております。  次に、5点目の国として先行きマイナンバー制度をどう展開していく予定なのかについてお答えいたします。  マイナンバー制度は、先ほども申し上げましたが、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平・公正な社会を実現する基盤として、将来の世代に社会保障制度を引き継いでいくため導入するものでございます。  現在のところ、税分野、社会保障分野、災害対策分野での情報連携を図ることで、行政の効率化、国民の利便性の向上が図られていくものと考えております。  また、このほかにマイナンバーの利用については、現在、国において年金事務等の行政手続の効率化のため、戸籍事務をマイナンバー制度の利用範囲とすることの検討がなされているようでございます。  なお、マイナンバーを利用するものではございませんが、国においてはマイナンバーカードの交付促進を図る目的で、マイナンバーカードを公共施設の利用カードや自治体ポイントカードとして利活用することや、マイナンバーカードに格納された電子証明書を利用した公的認証サービスの利活用を推進しております。  次に、3問目の空き家対策についてお答えいたします。  まず、1点目の本町は対策計画は策定しているのかでございますが、人口減少や既存住宅等の老朽化、社会的ニーズの変化などに伴い、議員御質問のとおり、全国的に空き家の増加が大きな社会問題となり、この問題を総合的に対応するため、平成27年5月に空き家等対策の推進に関する特別措置法が全面的に施行されました。  法律におきまして、市町村においては、当該区域内で空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため、国が示す基本指針に基づき、空き家等対策計画を策定することができると規定されております。  本町におきましては、法施行時に各地区の自治会長に対し、危険な空き家等がある場合は、御連絡をいただくようお願いいたしたところでございます。  その結果、これまでに3件の空き家情報がございましたが、全ての案件において所有者が判明しており、適正な管理等を行うよう所有者への指導を継続的に実施いたしております。  長崎県内におきましては、本年7月末時点において、21市町のうち6市町が対策計画を策定しており、策定率は28.57%でございます。  本町におきましては、現時点で、発生した事案に対し個別の対応を行っており、また、その件数も少ないことから、対策計画は策定いたしておりません。  次に、2点目の町内に倒壊などの恐れのある特定空き家等は何戸あるか、3点目の特定空き家の解体・撤去や修繕の対策状況は関連がございますので、あわせてお答えいたします。  御質問にございます特定空き家等につきましては、空き家等対策の推進に関する特別措置法において、倒壊等著しく保安上危険となる恐れのある状態、著しく衛生上有害となる恐れのある状態、適正な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にある空き家と定義されております。  本町におきましては、現時点で特定空き家に該当する案件はなく、また、そのような情報も寄せられておりません。  今後、特定空き家に該当する案件を把握、または情報が得られた場合には、早急に当該案件の調査等を行うことといたしております。  次に、4点目の本町には解体・撤去・修繕費用などの補助制度はあるのかでございますが、長崎県内におきましては、本年7月末現在において、21市町のうち11市町において、空き家の除去に関する補助制度がございます。  本町におきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、特定空き家に該当する案件は把握いたしておりませんので、現時点では、解体、撤去、修繕費用などについての補助制度はございません。  以上で、山口議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、山口議員の1問目の教職員の勤務状況についてという御質問にお答えいたします。  まず、1点目の去る6月22日の中教審総会の席上、松野前文科大臣から、対応のおくれが指摘される教員の勤務時間管理に関する改善策などを検討するよう諮問されているが、本町としての改善策の検討状況は、についてお答えいたします。  山口議員御指摘のとおり、文部科学大臣から諮問を受け、中央教育審議会において新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について審議がなされております。  主には、学校が担うべき業務のあり方、教職員及び専門スタッフが担うべき業務のあり方及び役割分担、教員が子供の指導に使命感を持ってより専念できる学校の組織運営体制のあり方の3点について審議を行うこととされているところです。  教員の長時間勤務の改善につきましては、平成27年度に文部科学省より学校現場における業務改善のためのガイドラインにおいて基本的な考え方や改善の方向性、実践事例等について示され、本町においても、ガイドラインを参考としながら教職員の長時間勤務の縮減に取り組んでおります。  調査への回答や報告書等、学校の書類作成の負担軽減を図るため、学校基本情報や各種調査の集計結果等を教育委員会においてデータベース化し、重複調査を避けるなど、学校への調査回数を極力減らす取り組みを行っております。  また、全教職員に校務用コンピュータを整備するとともに、県が作成・配布している校務支援ソフトウエアを活用するなど、校務のICT化を推進するとともに、ICT支援員を配置し、校務支援、教材作成支援を行っております。  さらに、多様化・複雑化する課題への対応には、他の教職員や専門スタッフとの連携が効果的であるとされており、各学校では、校長・教頭を初め生活指導・生徒指導主事や養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等、課題の状況や解決方策等について協議し、「チーム学校」として組織的に取り組む体制が構築されております。  このほか、特別な配慮を要する児童生徒の支援を行う教育支援員の配置や、生徒の悩み事の相談やストレス緩和のために中学校へ配置している心の教室相談員も、教員の円滑な学級経営や生徒指導において先生方の助けになっております。  また、県教育委員会においても、今年度より超勤改善対策会議を開催し、改善のための具体的な方策について検討が行われております。  教育委員会としましては、これまで述べてきた改善のための方策を進めるとともに、国の動き、あるいは、県の対策会議における協議等を注視しながら、可能なことから随時改善を図ってまいります。  次に、2点目の町立小中学校教員の出・退勤時間管理方法はどのようにしているのかについてですが、各学校においては、校長が出退勤時間を管理し、その状況を学期ごとに教育委員会へ報告することとしております。  次に、3点目の教職員の働き方改革に向けた多忙化解消のためのお盆や夏休み取得状況は、についてお答えいたします。  長崎県は、県下各市町へ対し休暇等の取得促進による教職員のさらなる健康増進と夏季の省エネルギー対策を目的として、学校閉庁日の設定について通知がなされております。  学校閉庁日とは、勤務時間が割り振られた日に全ての教職員が休暇等を取得する日を意味しますが、県からの通知に基づき、本町においても平成28年度より学校閉庁日を設けております。  平成29年度は、8月14日から16日の3日間を学校閉庁日とし、祝日の8月11日金曜日、12日土曜日、13日日曜日の3連休と合わせて連続する6日間を学校閉庁期間といたしました。
     学校閉庁期間中は、部活動も行わないこととしており、先生方も家庭に戻り、家族でゆっくり過ごしていただいたり、また、子供たちのリフレッシュを図り、家庭でのふれあいや地域活動への参加などに活用するよう、保護者の皆様へお願いをしているところです。  また、学校閉庁日は、学校に問い合わせ等に対応する者がいないため、緊急に連絡が必要な場合は、町教育委員会学校教育課へ連絡をするよう、保護者へのチラシや広報紙、ホームページ等でお知らせいたしました。  夏季休暇につきましては、教職員は5日間となっておりますが、各学校において夏季休業中の職員の勤務動静を作成し、できるだけ連続した休暇となるよう計画的な取得に努めております。  次に、4点目の部活休養日は第3日曜日の家庭の日以外に設定されているか、また、部活休養日の基準はあるかについてお答えいたします。  部活動の休養日については、教員の負担軽減を初め、過度な練習によるスポーツ障害等の予防の観点からも必要であると考えております。町教育委員会としましては、毎月第3日曜日の家庭の日と週2回の休養日を設定するよう各学校に指導しております。  次に、5点目の全国の小中学校の教員のうち、約4万人が非正規で雇用されているとの報道があるが、本町にも非正規教員はいるか。いるのであれば、各小中学校の人数の内訳は、についてお答えいたします。  本町の教員のうち期間を定めて雇用されている教員は、小学校が非常勤講師5名、常勤講師5名、計10名、中学校が常勤講師4名、小中合わせて14名となっております。主な配置理由としましては、年度末の転入による学級数増等に伴う欠員補充や育児休業教員の代替、あるいは、少人数指導等に対する加配措置等によるものであり、長崎県より配置をいただいているものでございます。  以上で、山口議員の御質問に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問はありませんか。  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  御答弁ありがとうございました。  今、答弁が済んだばかりですけれども、まず、教職員の勤務状況について、確認とか質問をさせていただきたいと思います。  ①につきましては、改善対策を実施済みということでありまして、安心しております。  それから、2項目目、校長がチェックして、それから教育委員会のほうに報告があっているということでありますけれども、校長はどういう確認をされているんですか。ちょっと教えてください。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  基本的には、自己申告であります。自己申告されたものを教頭が収集し、一応把握をいたしまして、中身を見て、実態は教頭のほうが教職員の働きぶりについては見ておりますので、そこについて正確かどうかを指導し、そして整理したものを校長が把握し、また、校長がいろいろ調査するということで、そのでき上がったものを教育委員会のほうに出していただくというふうな手順になっております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  自己申告というのは、出勤簿か何かあって、捺印するとか、そこら辺のことはどうなんですか。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  一応、それぞれ個人が、何時に出勤して何時に退庁したかということについての毎日のメモ用紙といいますか、用紙が配られておりまして、それにずっと記入をして、それを集計した1カ月のものを教頭に出すということになっております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  各先生はパソコン持ってらっしゃるんですね。最近はICTが発達してまして、私が去年まで勤めていた会社は、パソコンを起動した時点で出勤ということで、パソコンを切った時点で退社ということになっているんですが、そこら辺の活用とかは考えておられるんでしょうか。システムの改修とか、そこら辺はあるかもしれませんけれども、それが一番確実な方法かなとは思っているんですけど。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  今おっしゃったパソコン利用のことについても、私どもも一応、今考えてはいるところでありますが、県のほうで超勤対策会議が今始まっております。その中で、やはりそういう出退勤の正確な把握と、そのことについても県としてどういうふうにしていくかという、そういう話も出るだろうと思っておりますので、そういうふうな県の動向と申しますか、それを見ながら、どういう方向で時津町は正確に把握していくかということについて考えていきたいと思っております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  ありがとうございます。  次に、3点目の関係ですけど、多忙な中でお盆休みとか、長期休暇の関係ですが、今、計画的に、28年度から学校の閉庁日をしていただいているということで、ありがたいと思っています。ことしは5日間、6日間、連続で取られているということで、計画的に休暇も取られているということで安心しております。  それから、4点目の部活休業費、これは今、第3の家庭の日と週2回と言いましたね、休業日を取るようにという話をされるんですけど、実際どうなんでしょうか、そこら辺は。確認とか、そこら辺のことはされているんですか。一応予定はされていると思いますけれども。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  少し前までは、家庭の日と、それから週1回は休養しようということで、校長、教頭等に指導を行い、そして各教職員の意識を高めて、そこら辺については、同日ではなくても必ず週の中で1回取るということについては、中学校等は私どもも把握しておりました。  つい先日、県のほうからきちっとした通知で、先ほど申し上げましたが、週2回の休養日を取るようにという通知が全学校のほうに回りましたものですから、私どももそれにのっとりまして、これから9月になりましてから、しっかり校長等に指導を行い、それについての月ごとの把握とか、そういうことにも努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  今後ともよろしくお願いします。  それから、5点目ですけれども、非正規の関係です。今、小学校が非正規の方が5名、常勤が5名、それから中学校が常勤4名、14名の方々が配置されておるということでありまして、年末の多忙期の関係に採用されているということでありますけれども、正規職員の方は教員免許を持っておられるんですけれども、各教育委員会の試験も合格、持っておられるんでしょうか。どうなんですか、その辺は。今従事されている方は。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  こういう常勤、非常勤講師というのは、もともと県教育委員会のほうで登録が済まされております。その登録の条件として、必ず教員免許というのは当然のこととしてありますので、この14名の先生方は、当然教員免許はお持ちでございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  ちょっと申しわけないですけど、14名の方々の年齢構成というのはどうですか。もしよかったら教えてください。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  20代はゼロです。30代が5名、40代が4名、50代が5名の14名となっております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  この14名の方々は、個人の関係になっとばってん、保険制度とかそこら辺は、共済組合とか国民年金とかに入ってらっしゃるんですか。ちょっと聞くところによると、賃金も安いようなんで。そこら辺をわかっておれば教えてください。 ○議長(山上広信君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(岡 由紀子君)  お答えいたします。  まず、時間が短い非常勤の方につきましては、社会保険等の加入はございません。常勤の方につきましては、教職員の共済組合に同じ条件で入っておられます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  先ほど、期末の繁忙期とかに配置されているという話ですけど、最長1年とかになるんですか。非正規の方の期間はどうなんですか。最長何年というのはあるんですか。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  1年更新ではありますが、常勤は最長2年ということになっています。  よろしゅうございますか。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  1年で、最長2年というのは、1年で終わって、再更新の手続とかして、2年配置していただくということになるんですか。もう最初から2年間という話になるんですか、そこら辺は。もしわかれば。 ○議長(山上広信君)  お答えいたします。  一応、校長の人事評価がございます。それで、もう1年置きたいという場合は、校長の具申がございますので、それにのっとって教育委員会としても県教委のほうに、また内申を行うということになっています。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  ありがとうございます。
     文科省のほうが、来年度予算につきまして、概算要求で長時間労働が深刻な教職員の働き方改革を進めるということで、20年度から全面実施される次期学習指導要領に沿った授業を円滑に実施できるように、公立の小中学校の教職員の定数を3,800人ふやすということが盛り込まれて、もう決まったんですかね。少しは長時間労働の低減につながるんじゃないかと思いますので、そこら辺はいい話だと思うんです。教育長はどうお考えでしょうか。定年退職とかでやめる方がいらっしゃると思いますけれども、そこら辺はどうでしょう。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  3,800人ということでございますけれども、全国の小中学校を考えた場合には、まだ不十分だというふうには考えておりますが、年次計画で少しずつこのように増員していただければ、各学校にも1名なり、また2校に1名なりということで、学校としては助かっていくんじゃないかなと、今後も期待したいと思っております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  ありがとうございました。以上で、教育関係を終わります。  次に、マイナンバー制度についてであります。  マイナンバー制度につきましては、今、町としての交付率、8.5%という話でして、県より突出しているということで話がありました。町の職員の方はどのぐらいとられているかというのは、個人情報になるので把握できていないということであります。国の方針より大分少ないということでありますので、今後ともマイナンバーカードを申請といいますか、そういうことで進めていただきたいと思ってますけれども、ある市では、先ほど話があったかもしれませんけれども、図書館や図書室の施設でマイナンバーカードで本の貸し出しや予約ができる利用サービスを始めたり、総務省が本年秋から施行する、先ほど話があったと思いますけれども、クレジットカードのポイントをマイナンバーに移してネット上で地域特産品の購入とか公共施設の利用などに使うことができるということで、地域活性化を図るという取り組みをする自治体も出てきております。なお一層の普及拡大、サービス向上を図るために、本町もマイナンバーカードの発行増を目指して、先進の自治体を調査したり、検討していただきたいと思いますので、その辺、いかがでしょう。 ○議長(山上広信君)  福祉部長。 ○福祉部長(前田純孝君)  お答えいたします。  マイナンバーカードの利用につきましては、マイナンバー自体じゃなくてカードの利用ということで、図書館のカードであるとか、ポイントとか、そういった利用が検討されている市町がございます。うちのほうはまだそういった利用はされておりません。  しかし、利便性の向上についてはこれからという状況ですので、今後研究をしてまいりたいと考えております。  まだまだマイナンバーカードの普及については、これは強制ではございません。職員を含めて、住民へのマイナンバーカードの周知を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  強制ではないというのは私もわかってますけれども、やっぱり国のほうの方針としては、前、住基カードとかいうのがありましたけれども、あれも余りよくなかったということを聞いておりますので、せっかくこういう大きい金を全国的に、国民全体にということで進められておるので、強制ではありませんけれども、一人でも二人でも、利便性を考えて申請していただくようにはお願いしたいと思います。  全国的には8割ぐらいの方が申請していないということで、4人に1人は今後も申請する必要がないということであります。  そういうことで、申請していない理由の約5割は、必要性を感じないということで、3割の人が何ができるのかわからないという回答が多いということであります。  マイナンバーカードのメリットとか用途が広く浸透していないということが推測されますので、今後町民の方々にも広報活動を、強制的ではないということでありますけれども、せっかくのシステムでありますので、全国的に取り組んでおりますので、そこら辺の広報活動をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、3問目の空き家対策であります。  先ほど、各自治会長さんに調査をお願いして、3件ほどあったという話があったんですけど、一応空き家対策の法には触れてないということでありましたので、安心しております。  そういうことで、今後出てくる可能性もありますので、随時各自治会長さんとかそこら辺との連携をしながら、そこら辺を調査していただきたいと思います。  もし、撤去とか解体の場合が出てきたときのために、今、県内で11市町が補助制度ということをしておるということなので、町内にはないということがありましたので、今後出てくるかもしれませんので、そこら辺の解体費用とか修繕費用とかをしていく段階に来ているんじゃないかなと。全国的になっているんじゃないかなと思いますので、そこら辺をよろしくお願いします。  ある市では、少子高齢化で空き家の増加が全国的に問題となっておりますので、リフォームによる住みかえのほか、福祉施設や文化施設の転用促進とか、老朽化で危険な住宅の解体・撤去費用をサポートする取り組みを実施されるところがありますので、本町もよそごとではないということで、早急なる検討をしていただきたいと思いますけど、そこら辺は町長としてはお考えはどうでしょうか。今、実際はないんですけど、今後出てくるだろうと思ってますので。そこら辺の関係はどうでしょうか。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  この空き家対策等でいろいろそうした社会的な要因といいますか、そうしたこと等でこの解体等の必要性が生じてくるというようなことで、所有者等が見つからないとかいうふうなこと等の中で、どうしてでも公的なこと等でやらなければいけないというふうなもの等が発生してくるときには、そうしたもの等とも考えていかなければいけないだろうというふうに思っておりますけれども、今後のものについては、十分検討しながら対応はしていきたいというふうに思っております。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  済みません、今後のことで申しわけないですけれども、よろしくお願いしたいと思います。  以上で、今回の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(山上広信君)  以上で、5番、山口一三君の質問を終わります。  暫時休憩します。             (午後 0時 7分 休憩)             (午後 1時15分 再開) ○議長(山上広信君)  休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。  次に、4番、濱﨑幸德君。 ○4番(濱﨑幸德君)  皆さん、こんにちは。  お昼第1番目の質問をさせていただきます。公明党の濱﨑でございます。  食事も終わったばっかりで、トイレの話はちょっと恐縮だと思いますが、トイレ議員としては、お話を絶対しなければいけないという思いでさせていただきます。  通告書に従いまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、第1番目です。時津町の公共トイレに対する温水洗浄便座の実態についてお伺いいたします。  現在において、トイレはその町の文化であると私は考えております。おかげさまで、町内の小学校・中学校のトイレの洋式化は、県内小値賀町に次いで時津町は第2位であり、実質的には県下で1位だと思っております。  これは、町長もいたる所でおっしゃっていると思いますけれども。  ようやく、時津町においてトイレ文化が定着してきたのではないかと思っておりますが、いざ、他の公共施設のトイレを拝見すると、いろんなことが時津町として見えてまいります。そこで、質問をいたします。  ①多目的トイレには洗浄便座がついているのか。  ②一般の町民の皆様が使うトイレには、洗浄便座がつけてあるトイレは幾つあるのか。  ③マレーシアやインドネシア人の方などは、宗教上の理由におきまして、トイレットペーパーを使用しない水洗い式文化の方が多数を占めておるということがあります。当然お尻を洗わなければならない水洗式、水洗い式文化の方が多数を占めているということです。  ということで、当然、この発展を続けている時津町におきましても、そういう国の人たちがどのくらい住んでいるかということをお聞きしたいと思います。  また、④小学校・中学校の教職員のトイレに洗浄便座をつけていただけないかということであります。  続きまして、2つ目です。  学校及び公共施設のAED設置場所について質問いたします。  現在は、学校及び公共施設には必ずAEDが設置されております。心肺停止状態になった人に対して、救急隊の到着までの非医療従事者ができる唯一の心肺蘇生法であります。  心臓突然死は年間で約6万人に及び、単純計算で毎日160人以上が死亡しておるということであります。これは交通事故死の12倍以上に当たっているということであります。  心室細動発生から2分以内にAEDを使うことで、救命率が85%、5分後では救命率は50%まで下がるそうであります。少しでも素早い対応が必要であるということから質問をいたします。  ①時津の学校及び公共施設にはAEDは置いてあるのか。  ②各設置場所は全員が知っているのか。  ③厚生労働省のAED配置に当たっての配慮すべきルールでは、ふだんから人目につくわかりやすい場所に配置すべきであるとあるが、設置場所はどの施設でもわかりやすいかということです。  ④体育館及びグラウンドには設置の予定は今のところはないのかということを質問させていただきます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、濱﨑議員の御質問についてお答えいたします。  先に、私のほうから、1問目の時津町の公共トイレに対する温水洗浄便座の実態についての1点目から3点目と、2問目の学校及び公共施設のAED設置についての1点目から3点目について申し上げ、私の後に教育長が、1問目の4点目、小学校・中学校の教職員用のトイレに洗浄便座をつけてやってはどうかと2問目の4点目、体育館及びグラウンドには設置予定はないかについてお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。  初めに、時津町の公共トイレに対する温水洗浄便座の実態についてでございますが、まず、1点目の多目的トイレには洗浄便座がついているかについてお答えいたします。  本町の公共施設の多目的トイレ等37カ所のうち、既に洗浄便座が設置されているのが10カ所、設置を予定しているのが3カ所、未設置が24カ所となっております。  なお、未設置のうち9カ所は、公園など屋外のトイレでございます。  次に、2点目の一般の町民の皆様が使うトイレには洗浄便座がつけてあるトイレはあるのかについてでございますが、先ほど申し上げた多目的トイレ等以外で洗浄便座が設置されているのは、地域包括支援センターと東児童館の2カ所でございます。  なお、多目的トイレ等につきましては、誰でも利用することが可能でございますので、必要な場合は、そちらも御活用いただきたいと考えております。  次に、3点目の宗教信仰上、トイレットペーパーを使用しない水洗い式文化の方が多数を占める国の人たちは、時津町に住んでいないかについてでございますが、イスラム教徒の方は、用便の後、水で洗浄する習慣があるようでございます。  イスラム教徒の人口が多い国としては、インドネシア、パキスタン、インド、バングラデシュ、イラン、イラク、エジプト、ナイジェリアなどがございます。  これらの国の中では、本町にはことし7月末現在、インドネシアの方が12名お住まいです。  次に、2問目、学校及び公共施設のAED設置場所についての1点目、時津の学校及び公共施設にはAEDは置いてあるのかについてでございますが、御承知のとおり、AEDは、心臓のリズムに異常が発生した場合に、電気ショックを与えることにより再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器でございます。  心肺停止状態になった方に対し、救急隊の到着までの間にAEDによる素早い対応を行えば、救命率が格段に高くなることから、現在、町立小中学校と人が集まる公共施設の合計23カ所にAEDを設置しております。  本年度は、子々川地区の子々川コミュニティ消防センター、崎野自然公園の管理棟及びキャンプ場に新たに設置いたしております。  次に、2点目の各設置場所は全員が知っているのかについてでございますが、施設管理者及び職員につきましては、全員設置場所を知っており、毎年、心肺蘇生法やAED使用のための講習会にも参加させております。  また、施設利用者や通行人に対しましては、施設入り口や、施設の外側からも配置していることがわかるように、見えやすい場所にステッカーを表示して周知に努めております。  また、どこの施設にAEDが設置されているか広くわかっていただけるように、町広報紙やホームページに掲載しているほか、地区の防災訓練などでもお知らせしているところでございます。  次に、3点目のAEDの設置場所はどの施設でもわかりやすいかについてでございますが、厚生労働省は、平成25年9月9日にAEDの適正配置に関するガイドラインをまとめ、公表しております。  ガイドラインでは、AEDの配置場所は、容易に把握できるように施設の見やすい場所に配置し、位置を示す掲示、あるいは位置案内のサインボードなどを適正に掲示することが求められております。  本町では、このガイドラインに沿って、施設の出入り口付近でふだんから人目につきやすい場所にステッカーによる掲示をし、AEDの設置を行っているところでございます。  今後も、AEDの設置場所に関しましては、周知に努めるとともに、積極的な広報にも努めてまいりたいと考えております。  以上で、濱﨑議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、濱﨑議員の質問の1問目、時津町の公共トイレに対する温水洗浄便座の実態についての4点目、小学校・中学校の教職員用のトイレに洗浄便座をつけてやってはどうかについてお答えいたします。
     学校のトイレにつきましては、児童生徒の良好な学習環境への改善を図るため、これまで校舎の大規模改修工事等に合わせて、洋式化を推進してきたところであります。  小学校におきましては、今年度、夏季休業中に鳴鼓小学校校舎2階・3階のトイレ改修工事を実施しましたので、一定終了したと考えております。  今後は、中学校におきまして、トイレの洋式化を進めていきたいと考えておりますが、これまでと同様に大規模改修工事等に合わせての実施を考えているところであります。  議員御質問の教職員のトイレにつきましても、平成23年度に時津中学校を、平成26年度に鳴鼓小学校を、また平成28年度に鳴北中学校を洋式化したところであり、今のところトイレを洗浄便座にすることは考えておりません。  次に、2問目の学校及び公共施設のAED設置場所についての4点目、体育館及びグラウンドには設置予定はないかについてですが、町立小中学校におけるAEDの設置場所につきましては、校舎内の保健室、保健室前、職員玄関など、児童生徒がどの場所で緊急の事態になっても、養護教諭や教職員が速やかに対応できる場所に設置しております。  したがって、体育館やグラウンドにおいて、万が一そのような事態が起きた場合でも十分対応できるものと考えております。  グラウンドなど屋外に設置する場合、屋外専用のボックスを設置することも必要となり、いたずらやAED機器の温度調整等、機器の管理にも課題があることから、現時点では、体育館及びグラウンドへの設置は考えておりません。  しかし、学校の体育館や運動場については、平日の夜間や土日祝日において一般地域住民等の利用もあるため、近隣の社会教育施設のAED機器を利用できるよう、引き続き周知に努め、また、平日の夜間や土日祝日でも対応できる医療機関や福祉施設などにも利用ができないか、協力をお願いしてまいりたいと考えております。  なお、体育館や運動場からAED機器を設置している施設まで少し離れているところもあるなど、まだ課題もあるようですので、今後も費用面や運用面を考慮しながら、AED機器の貸し出しやその他の方法を模索してまいりたいと存じます。  以上で、濱﨑議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問はありますか。  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  答弁ありがとうございました。  まず、トイレのほうから、洗浄便座のほうから行きたいと思っておりますが、実は、これが最初に出たのが、私は特に多目的トイレには洗浄便座もついていると思っていたところ、時津町の中には、多目的トイレに洗浄便座がついてないところがありまして、こういう質問をさせていただきましたけれども、設置予定を今度されているというのはどこでしょうか。教えてください。 ○議長(山上広信君)  行政管理課長。 ○行政管理課長(溝上辰雄君)  お答えいたします。  今回設置を予定しておりますのは、本庁舎5階の多目的トイレ1カ所と、あと福祉センターのほうで2カ所予定をいたしております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  町におきましては、この多目的トイレは、今まで洗浄便座をつけてなかったというのは、やっぱり私もいろいろ調べてみますけれども、多目的トイレにはやはり洗浄便座をつけるように、どっちかというと財政管理課からもそういうふうに打ち出しがあるということと、また、それこそ福祉センターみたいに高齢者の方には特にこういうふうな洗浄便座が必要だと。どっちかというと、洗浄便座を使う人が若い人よりも高齢者の方のほうが多いという統計が出ております。そういうことで、できたらやはり、高齢者の方の多いところには、ぜひつけていただきたいということで、今回お願いしましたけれども、この時津町の5階と福祉センター、2カ所が今回つけていただくということで、本当に感謝しております。ぜひ早目に、よろしくお願いします。いつごろかわかりますか。 ○議長(山上広信君)  行政管理課長。 ○行政管理課長(溝上辰雄君)  今回、9月の補正予算のほうで要求をさせていただいておりますので、それが通りましたら早急に対応したいと考えております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  ありがとうございます。  あと、一般の町民の方のところですけれども、いつも、この間からもずっとお願いしているんですが、例えばカナリーホールなんかは、お客さんが来られて、今から特に冬になると、すわったときに冷たいと。そしてまた、温便座といいますか、温水洗浄便座は温便座がついているということで、まず冬は温かくて気持ちがいいと。しかしながら、時津町のカナリーホールに冬に行くと、トイレが冷たくてびっくりしたという話を聞いたもんですから、ぜひ、一般の町の管理の中でもカナリーホールなんかは、特にお客さんからお金をいただく施設でありますので、洋式トイレの中にも幾つかは、例えば、お客様が選択できるような、なければ選択はできませんけれども、あればしたいという方がいらっしゃると思います。例えば、カナリーホールに6つあったとしたら、2つぐらいは洗浄便座をつけると、自分で選んでしたいところに行けるんじゃないかと。そういうような選択の方法もお金をもらっている以上はするべきじゃないかと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  教育次長。 ○教育次長(請田和則君)  お答えいたします。  基本的にカナリーホールにつきましては、洋式ではありますが、一般の方がお使いになるところにはないという状況でございます。  これにつきましては、要望等もあろうかと思うんですが、カナリーホールの多目的トイレにつきましては、洗浄便座、それから温便座もございますので、そういうものの利用について周知をしていければと思っております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  前回のときもそういうことで、今回、カナリーホールの多目的トイレを使っていただくと。洗浄トイレにしてもらうためにはしていただくと。ということで、表示をしていただくようにしました。私の質問によって、時津町の役場にも多目的トイレですという表示をしていただきました。それと、カナリーホールにもしていただきましたけれども、やはり多目的トイレはどっちかというと、障害者の方とか高齢者の方とかが優先になると思います。町としては、どなたでも使っていいということでよろしいんですか、考えは。 ○議長(山上広信君)  総務部長。 ○総務部長(田口房吉君)  役場のほうもございますので、私のほうからお答えしたいと思いますが、使い方としては、議員がおっしゃるように、そこのトイレでしかできないという方を当然優先していただきたいと思いますが、使用について制限はございませんので、必要な方は使っていただいたほうがよろしいんじゃないかというふうに思っております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  そういうことで、やはり、特に障害者の方とか高齢者の方が優先的になるのはもうわかっておるんです。東京あたりは特に、多目的トイレも障害者の方とかが使ってないときには使っていただこうと。やっぱり洗浄便座を使いたい方がいらっしゃるだろうということで、呼び方と言いますか、それを多目的トイレというのじゃなくて、みんなのトイレというふうに、どなたでも使いやすいような感じで呼んでいるということがありますけれども、やはりなかなか、洗浄便座を使いたい方は多目的トイレにどうぞとおっしゃっても、なかなか行きにくいということがあるということで、東京ではみんなのトイレというふうな感じで、どなたでも使えますと。優先的にはやはり高齢者の方とか障害者の方が使うようになってますけれども、そういう方が使ってないときには皆さんどうぞということで、そういうふうに名前をかえておるというようなことがありますけれども、時津町もそういう考えならそういうふうに皆さんに呼びかけて、どうぞというような感じの名前をかえるぐらいのことをしたらどうでしょうか。いかがですか。 ○議長(山上広信君)  総務部長。 ○総務部長(田口房吉君)  みんなのトイレというふうな呼び方を確かにしているところもございますが、単純にみんなのトイレという言葉だけを捉えますと、当然、皆さんのトイレですから、誰でも使っていいですよというふうなことになりますから、先ほど議員もおっしゃいますように、どうしてもそこでしか用を足せないという方はやっぱり優先していただきたいと、そういうふうなことも当然裏にはございますので、やっている自治体等もちょっと調べてみますと、やはり条例等で縛りをかけて、みんなのトイレとはどんなものかというのを定義づけた中でそういった運動をされているところがあるようでございます。  ただ、本町の場合にはやはり、人口3万と、面積もそんなに大きいところではございません。みんなのトイレというふうなのを仮に条例等でしても、町外からもたくさんの買い物客とかそういった方がおられまして、やはり一つの町では少し意を汲んでもらえないというか、そんなところがあるんじゃないかと。  例えば、神奈川県とか佐賀県は、県のほうでこれを指定してやっておられるんです。それくらいの範囲でやっていただくほうが望ましいのかなと思いますので、時津町独自の取り組みというのは考えていないというふうなところでございます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  今、私が質問したのは、結局は役場とかそういうところには、もうわかっているんです、やはり優先的にしていただきたいと、そういう考えならみんなのトイレはどうかということを言ったんですけれども、役場とか、それは特に、ちゃんと障害者の方とかを優先的にやってもらいたいと言いながら、それならカナリーはどうかと。カナリーも使っていいんですよというぐらいなら、普通のトイレにつけたらどうですかと。カナリーですよ。お金をもらうところなら、せめて洗浄トイレはつけたらどうかと。役場とか公共的なところなら私は言いません。でも、お金をもらってお客さんが来るところにつけたらどうかというと、多目的トイレがありますからそこを使ってくださいというような考えで、一体それならどっちなんですかと。どっちなんですか。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  今、多目的トイレをみんなのトイレというような格好で、みんな使うような格好で奨励をしたらどうかというようなことにつきましては、先ほど総務部長が答弁をしましたように、やはりそうした障害者の方が使われるというときにはその方たちを優先していただきたいというようなことで、その呼び方を続けていきたいと。ただ、そこら辺について、あいているときに使われるのは御自由に使っていただきたいというふうに思っております。  また、カナリーホール等につきましても、そうした多目的トイレというようなことで、2カ所ぐらいですか、そういうようなもの等をやっております。洗浄便座を、じゃあ町民がどれぐらい公共施設等のそういうようなものを望んでいるのかというようなことで、私も町民の50人以上にアンケートをとりました。そうしましたら、60%以上の人は、公共施設の洗浄は使いたくないというふうな回答でございました。  ですから、私のほうとしては、そうした声等もまだ十分ある中で多目的トイレ等については、洗浄を進めていくというふうなことでやっていきたいと。ただし、公園等でやっているところがどうしても不特定多数の人が用を足されて、その後きれいな洗浄等がその都度されないというふうな後、やはりこれは相当その後使うときは飛散すると。私もためしてガッテンでちょっと見ておりましたけど、びっくりするほどあれは飛散するんですよ。ですから、そういうふうなことがあるので、やはりそうした声も大事していかなければいけないというようなこと等で思っておりますので、洗浄トイレというふうなものの普及については、そこら辺も踏まえながらやっていく必要があるんじゃないかというようなことで思っております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  町長のアンケートでは、したくない人がいたということで、町長の周りは多分そういう方が多いんでしょうか。私の周りは、やっぱりつけていただきたいという人が結構いるもんですから、どこでアンケートがというのが一つ問題があると思いますけれども、どっちかというと、私、ブリックでもどこでも行きますけれども、ついてないところはないと思います。  飛散も、町長もおっしゃってましたけど、私もいろいろ調べてみると、飛散するというほどのものじゃないと。これはトイレのメーカーからの資料で見ただけでありますから、どのくらいまで飛散するかというのはわかりません。しかしながら、飛散するから飛散しないからじゃなくて、使いたい方がいることも事実なんです。ですから、結局、使いたくなかったら、ないのを使えばいいじゃないですかと。使いたい人には1つか2つぐらいでも用意したらどうですかというのが私の意見でありますので、ぜひ、飛散するから、町民の皆さんが、例えば病気になるからとか、カナリーに来る人が病気になるからしませんじゃなくて、使いたい方も来るんです。そういう人たちのことはどう考えているのかということをひとつお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  ですから、先ほどから申しますように、多目的トイレをカナリーにもつけております。それで、温水洗浄じゃないと用が足せないというわけじゃないんです。ですから、そういうふうなこと等があるならば、そうした不特定多数の人が使うところで嫌だというふうな人もいらっしゃると。だから、障害者等のそうした方たちを対象としたところはできるだけその状況も踏まえながら、洗浄にはしていくけれども、そういう多目的以外のところで全て公共施設等で、それを普及させんでも用は足せるわけですから。ですから、私はそこら辺を言っておるわけでございまして、御理解をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  わかりました。  なかなか、私も一遍多目的で入りましたけれども、あそこは広いんですね。物すごく広くて、うちのトイレからすると何倍もありますので、落ちついてできなかったんですけれども。これは町長のところみたいに広いトイレじゃなくてちょっとあれですけれども、やはり、考え方によって、そういう、もうどうしても我慢できん人は、時津町の考えとしては、そういうときには多目的トイレでしてくださいということが時津町の今のところの考えだと思いますが、やはり今から先と言いますか、大体もう普通、公共施設であってもだんだんと洗浄便座は普及しているんじゃないかと思っています。今からまた徐々に考え方は変わってくるかなと思いまして、次の質問に移らせていただきます。  続きまして、AEDです。  学校のAEDですけれども、時津町が管理しているところは23カ所ですか、AEDを置いているということであって、あとは時津町の管理、公共施設以外にもAEDがあるところは御存じですか。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  うちのほうで今把握しているAEDの箇所につきましては、民間の会社等も含めて、時津町全体では78カ所ございます。そして、あとホームページで公表している外に貸し出しをしてもいいというふうな会社を含めたところでは、33カ所把握しています。  その中で公共施設というのが23カ所というふうな形で把握をしております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  この時津町の、例えば小学校とか、いろんな公共施設に置いてあるAEDは、何年かに一遍、ずっとこのAEDというのは交換せんばいけんとですかね。あるいは、買っているのか、レンタルなのか、ちょっとお願いします。 ○議長(山上広信君)  総務課長。
    ○総務課長(中尾博英君)  AEDにつきましては、全部買い取りをしております。あとパットとかバッテリーとか、大体5年に1回は全部かえないといけないというふうなので、そこも定期的にちゃんと点検を行いまして、常に使える状態で保守しております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  管理はちゃんとしてくださっているということで、安心しております。  このAEDですけれども、やはりとっさのときに使うということでありまして、町民の皆さんも、自分たちもみずから、例えばファミマにAEDがあるとか、そういうことも心がけていかなければいけないと思いますけれども、町としても、広報でもこの間何かしていただいたということで聞いておりますけれども、例えばこのAEDの配置場所、または貸し出しとか何かのときには使っていいよというふうな許可をもらっているところのAED設置場所を、例えば地図なんかにして、防災マップの横に一緒に張るようなことができないのかなと思っているんですが、そういうことは考えていらっしゃいませんか。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  先ほど申しましたように、結構町内にはAEDというのがあります。78カ所ぐらいのAEDがあって、33カ所あると。そういったマップも必要があれば、そういった地図に落としたところでお出ししてもいいかなと思うんですけれども、まずはAEDを誰でも使えるというわけじゃなくて、そのAEDの使い方というふうなものを周知していく必要もあろうかと思います。呼吸がとまっている方に対してAEDを使っていくとか、AEDを使う前にどういうふうな作業しないといけないのかとか、そういったものもございます。  そういったことで町内の公共施設につきましては、職員にそういったAEDの使い方、救急救命講習とか、そういったのを受けさせておりますので、実際に使うときに誰もが使うんじゃなくて、そこの施設の職員とか、学校の先生であるとか、そういった方が使う可能性が一番高いと思いますので、そういった実際の使用の訓練、そういったものをしっかり充実させていきたいというふうには思っております。  そういった意味で、広く町民の方に周知するというふうなことも必要かとは思いますけれども、実際にそういった場面に居合わせて、実際に対応ができる方、そういった方々への訓練とか、そういった周知のほうもあわせてやっていきたいと思っています。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  やはり使う人たちも大事だと思います。  しかしながら、AEDを設置している場所というところは、ただ置いているじゃなくて、多分、先ほどおっしゃったみたいに訓練をするなりされているところじゃないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  そういうふうなところで訓練をやっております。この訓練につきましては、北消防署の浜田出張所のほうがそこの場所に行って随時訓練をやっておりますし、あと救急救命の講習とか、そういったものであれば、地区からの要望があったら、地区にも出向いて、そこでそういった心肺蘇生法であるとか、そういった簡易的なもの、AEDの使用について説明を行っておりますので、浜田出張所のほうでも協力をしてそういったものに取り組んでいきたいと思っています。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  ということで、やはりAEDが置いてあるところには、必ずというか、訓練をされている方がいらっしゃるんじゃないかと思っております。ということで、AEDがあるところを皆さんが知っていると、自分が使うのじゃなくて、その設置場所で、今こういうことがあっているんですよ、使ってくださいと持っていける、その人が、責任者が行ってくれるわけですよね。ということで、AEDの置いてあるところの地図は要るんじゃないかと思っていますが、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  ですので、そういうふうな地図あたりがあればいいのかもしれないですけれども、そこの施設については、厚生労働省の指針にもありますように、見やすいところにステッカーを張って、ここにありますという表示をやっておりますので、そういったものでそこの場所を特定していくわけなんですけれども、その地図自体につきましては、そういったところで、皆さんがわかりやすいようなものについては、出してもいいのかなとは思っているんですけれども、そういったところで、随時AEDの設置箇所について、変わっていくこともございますので、置いたり、置かなかったり、公共施設につきましては、当然出していいとは思っております。民間施設につきましては、ちょっとそこについては配慮しながら出す必要があろうかと思いますので、そこは検討させてもらいたいと思います。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  やっぱり周知がまず大事ですので、よかったら防災マップと一緒で、常に目に見えるところに置いていれば、ああ、ここにあるんだなというのがわかると思います。  ぱっと見ただけではなかなかわかりません。やはり、防災マップもそのことで町内の皆さんに配ったと思うんですが、常に見るというのが、頭の中に入ると思いますので、大変だと思いますが、AEDの地図は、やはり私は必要だと思いますので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。  あと、各設置場所は全員が知っているということです。例えば、学校とか、来た人がすぐぱっとわかる、AEDはここにありますというのがわかるようにシールなんかが張ってあるということです。私も今回役場を見て回って、役場にはどこにあるか、皆さん、御存じですよね。ちゃんと夕方になって役場が閉まるときになると、今度は管理人さんのところに設置をすると。持っていってから置いとって、また何かのときには管理人さんがすぐ使うということでされておると。また、朝になると今度は設置場所に置くということになっているということで、さすがだなということでありましたけれども。  各学校なんですが、実は、これを質問しようと思ったのが、各学校はどっちかというと保健室前に設置されているというのがあるんですけれども、ちょっと1カ所だけで申しわけないんですが、私、しょっちゅう鳴鼓小学校に行くんですが、鳴鼓小学校というのは保健室が職員室の奥のほうにあるんです。例えば、運動場で何かあったときにぱっと入っていってさっとするようなところにないよなと。例えば、これだったらかえって玄関にでも置いたほうがすぐわかるんじゃないかと思っていたんですが、この設置場所というのは、必ず保健室前と決まっているんですか。どうですか。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  保健室前とは決まっておりません。それぞれ学校のほうで学校長を含めた教職員で検討して、どこが一番適切かということで鳴鼓小学校は保健室のところに設置されていると思います。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  あそこはさっと取れると思いますか。 ○議長(山上広信君)  教育総務課長。 ○教育総務課長(栗山浩毅君)  鳴鼓小学校につきまして、先日トイレの改修工事のほうを見に行きまして、そのときに先生ほうから御相談があって、AEDにつきまして、今まで保健室の前に設置しておるんですが、職員用玄関の前に移動したいけれどもどうだろうかということで御相談を受けてまして、そちらの方向で今、学校のほうも準備していると思います。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  そういうふうにしていただければ。大体この質問をしたのが、先ほどから答弁が最初から保健室前とかいう答弁が出たもんですから、決まっているのかなと思いましたけれども、やはりそれぞれ学校で、学校でも役場でもどこでもなんですが、すぐさっと取れるような、どなたでもわかるような場所がいいんじゃないかということで、もう一遍、できたら、特に学校なんかは、もう一遍点検をしてもらいたいと思ってますけれども、いかがですか。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  一応、今、濱﨑議員がおっしゃいましたように、しばらくAEDを置いてみてのその使用度とかそういうことで、不都合、いろんなことがないかどうかという、そういうふうな検討をするということは大事なことだと思いますので、校長会の折にでもそういうことについて提案をしてみたいと思います。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  鳴鼓小学校も、実は、私もトイレの改修の実態を見せていただいたときに、ついでにAEDばどこにあっとと聞いたときに、こういうふうに奥にあるということで、初めて私もわかったような状態で、でもやっぱり、先生たちはここにあるのが当たり前だというような感覚じゃなかったかなと思います。ここに設置されているのはなぜかというのまでは、やっぱりその先生たちも、ずっと転勤、転勤でかわってくるもんですから、もう前任のときからここに置いてありますというような感じでしか答弁が返ってきませんでした。  やはり、使用するときにどうしたらいいかと、どこが一番使いやすいかというのをもう一遍、皆見ていただいて、場所を確認していただきたいと思います。  そういうことで、また確認しにいきますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それとあと、体育館、グラウンドとか設置予定はないということでしたけれども、例えば体育館とかを社会教育課が貸すときなんかに、例えばその団体にAEDをもう一緒に貸し出すということはできないんですか。 ○議長(山上広信君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(蒔添浩明君)  お答えいたします。  今、議員おっしゃったように、体育館の鍵を貸し出す際に一緒にというような方法も当然考えられることでもございます。今まで近隣の施設等、医療機関等にあるAEDを使っていただくような考え方というのもございますので、それについては今後、いろんな課題等もございますので、運用面等も含めて研究をしてまいりたいと、そのように思っております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  ぜひ、その団体が借りるときに、何かあったときに近隣にというのもありますけれども、例えば、鳴鼓でも鳴北でも山の上ですので、近隣にということであったら下までおりていくなり、もう学校のは使われんわけですよね。学校のAEDをそのときに使えるのですか。使えないんでしょうね。使えないんでしょ、そのときは。例えば社会教育課が使うときは、もう学校は閉まっているということで、学校のAEDは使えないんですよね。  どっちですか、使える、使えない。 ○議長(山上広信君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(蒔添浩明君)  社会体育で使う際に、学校が鍵がかかっていたりとか、そういうことであればなかなか使いにくいということはあるかと思います。ただ、使ってはいけないということはないと思います。そのあたりは、例えば、そのときに学校の先生方がおられて、使えるような状況でしたら使うことは可能かと思います。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  先生がいないときはもう使えないということですよね。学校はもう施錠しているんですよね、結局は。体育館だけしか使えないし、グラウンドしか使えないし、学校には入れないということですよね。ということで、結局は、もういろいろ言わんで、ちゃんと社会教育課が、貸し出しというふうな考えで、借りる方には貸し出しをすると。これを持っていってくださいというふうな感じでしたほうが、学校の先生がいるときにはどうのこうのと言うよりも、そういうふうな考えでまずやっていただきたいと思っております。  そこまで言うのは、先ほどからずっと言ってますけれども、早さの勝負なんです。AEDを使うのが、2分でも80%、5分になると50%の救命率しかないということで、やはり、使う人も自分たちが持っておかなければいけないんじゃないかということを、私は今回、しっかりと調べる中で、ああ、こういうことはやっぱり自分たちがしっかり持っとかんばいけんとじゃなかかなと思ってからこういう質問をさせていただきました。  例えば、役場の町の行事なんかのときには、もうちゃんとそういうことは用意されてますよね。お願いいたします。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  町の行事とかの場合、そういった場合については、その施設をあけてますので、AEDがほぼあるところで行事は行われています。  AEDにつきまして、議員よく調べられていらっしゃると思うんですけれども、まず、AEDにつきましては、AEDを使う前段階で胸部圧迫であるとか、人工呼吸であるとか、そういったところの作業が必要になってきて、同時に救急隊の救急車を呼ぶという作業、そして、AEDを持ってきてくださいという作業、一人じゃとてもできないので、周りの人間に呼びかけを行っていくという作業があります。そういった胸部圧迫であるとか、人工呼吸をやっておきながら、心細動がある方について、AEDが有効になってくるので、AEDをつけたときに、そのAEDが必要かどうかというのは、またAEDが判断をしていくので、必ずしもそのAEDだけで救急救命とか心肺蘇生法が成立するというものではございません。  そういったこともございますので、直ちに持ってくるというのはいいかもしれませんけれども、ある程度の施設の中であれば、そういったAEDを持ってくるまでの間に、5分以内で持ってくるとか、3分以内で持ってくるとか、そういうふうなものも状況によっては考えらますので、そういったのを考えながら、施設の設置箇所、そういったものについては検討を行っていきたいというふうに考えております。持ち出しも含めましてです。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  先ほどもお話があったみたいに、AEDをつけても、別にAEDが要らないときにはAEDは要らないんですよね。そういうのがわかるということでしょ。  ということで、でもやっぱり、持ってきておけば使えるんですよね。ということですから、ぜひやっぱり、準備はしとったほうがいいと。それとやはり、それぞれ自分たちでもAEDを使えるような人たちをどんどんどんどん町内でもふやしていくということで、考えていきたいと思っております。  やはり、人間どんなときにも、やはり緊急のときも勉強をしているとそれがぱっと出るということがわかりますので、どんどんどんどん、広報なんかでもAEDに対する講習なんかも、いろいろまた町で参加者をいっぱい呼びかけていただきたいと思いますし、それと、AEDの数もどんどんどんどんふやすべきじゃないかと思っておりますので、その辺を交えて、また今から時津町としてもいろいろな行事に対してAEDを今からまた町民の皆様のために数多く用意していただければ助かるなということを要望しまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(山上広信君)  以上で、4番、濱﨑幸德君の質問を終わります。  次に、1番、大塚俊久君。 ○1番(大塚俊久君)  皆さん、改めまして、こんにちは。  本日4人目ということで、最後になります。お疲れかと思いますが、最後までよろしくお願いいたします。  本日は、2項目の8点ほど質問させていただきます。  まず、最初に、長崎広域連携中枢都市圏についてお伺いします。  昨年12月27日に長崎市、時津町、長与町、1市2町による長崎連携中枢都市圏形成の協約が締結され、少子高齢化に伴う人口減少対策、活力あるまちづくり、地域づくりなど、いろいろと検討、協議が行われていると思われます。それを踏まえ、質問いたします。  ①協約が締結し、8カ月が過ぎました。本格的な始動はこれからだと思われますが、現況としてどのような取り組み、計画が実行されているのか。  ②平成29年3月に長崎連携中枢都市圏ビジョン会議が策定されたが、どのような人たちでメンバー構成されているのか。  ③人口減少は今後の町政における大きな問題点であると考えられる。時津町、長与町は現在横ばいの状態であるが、長崎市はかなりの勢いで減少しております。連携により、長崎市だけの問題ではなくなるが、その取り組みはどのように進められているのか。  ④連携による1市2町の経済活性化の現況、これからの取り組み、計画を伺います。  ⑤連携による住民サービス、行政サービスなど、さらなる向上が必要だと思われます。具体的にどのような対策を考えているのかお伺いします。  2項目目、ウォーターフロント公園ウオーキングコースについてお伺いします。  最近は健康づくりのためウオーキング、トレッキングを楽しむ人たちが増加しております。健康寿命を伸ばすため積極的に運動される町民のためにウオーキングコースなどの充実が必要だと思われます。  ①ウォーターフロント公園の芝生広場の外周コースは、半分が目や足に優しいカラーチップで舗装されております。これを全面カラーチップに舗装できないものでしょうか。  ②ウォーターフロント公園も海と緑の運動公園にあるような距離、目標値を示した看板を設置したらどうでしょうか。利用者が楽しく、かつ目標を持って利用できると思われます。  ③最近、崎野自然公園の整備がいろいろと進んでおりますが、ウォーターフロント公園との間をウオーキングコースとして認定し、看板の設置、距離の表示などしたらどうでしょうか。風光明媚な景観とともに魅力的なウオーキングコースとして町内外の利用もふえ、観光の推進にもなると思われますが、町の考えを伺います。  答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、大塚議員の御質問についてお答えいたします。  初めに、1問目の長崎広域連携中枢都市圏についての1点目、現況としてどのような取り組み計画が実行されているのかでございますが、昨年の12月27日に、長崎市と長与町との1市2町で連携して、地域活性化や人口減少対策に取り組むため、長崎広域連携中枢都市圏形成の協約を締結いたしました。  そして、本年3月には、この連携協約を具体化する長崎連携中枢都市圏ビジョンを策定し、ホームページで公表したところでございます。  連携初年度である本年度は、協約を締結する前から取り組んでいる二次救急医療施設の運営支援や図書館の相互利用を引き続き行っているところでございます。  新たな取り組みといたしましては、独身男女の出会いの場を創出し、結婚希望者の婚活を支援する婚活支援事業として、1市2町の企業や団体の独身グループの募集を始めております。  また、職員の資質向上や職員間の交流を図るため、職員合同研修を実施し、本年2月に長崎市が2回開催した異業種交流研修である「コラボ長崎」に本町職員が1名参加し、4月から8月に3回開催した「長崎市まるかじり講座」に本町の職員が延べ5名参加したところでございます。  さらには、子育て支援のネットワークづくりとして、子育てを援助してほしい人と子育てを応援したい人をマッチングさせるファミリー・サポート・センターについて、1市2町で相互利用できるよう、担当者レベルでの協議を始めたところでございます。  次に、2点目の長崎連携中枢都市圏ビジョン会議のメンバーについてでございますが、このビジョン会議は、昨年8月に設置され、15名のメンバーで構成されております。  その内訳を申しますと、産業界からは長崎商工会議所の事務局長と中小企業振興部長を、大学・研究機関からは長崎大学経済学部の准教授を、金融機関からは株式会社十八銀行の地域振興部長を、観光分野からは長崎国際観光コンベンション協会の専務理事を、医療分野からは長崎市医師会の会長を、公共交通機関からは長崎自動車株式会社の総務部マネジャーを、子育て分野からは長崎市子育て支援センターのセンター長を、福祉分野からは長崎市社会福祉協議会の総務課長と長崎市民生委員児童委員協議会の理事を、雇用分野からは長崎公共職業安定所の業務部長を、連携町として、長与町からは長崎県立大学国際社会学部の教授と長与町総合開発審議会の会長を、そして本町からは、平成27年に時津町総合戦略を策定するときに委員として協力していただいた長崎放送株式会社の経営戦略室長と西そのぎ商工会の会長の2人に就任していただき、合計15名で構成されております。  次に、3点目の人口減少に対する取り組みについてでございますが、平成27年国勢調査人口の1市2町の合計は50万1,860人で、5年前の調査から1万4,551人減少しております。  これを市町別に見ますと、長崎市が1万4,258人の減少、長与町が13人の増加、本町が306人減少しております。  そして、本年3月に策定した長崎広域連携中枢都市圏ビジョンにおける今後の将来人口におきましても、平成32年の1市2町の合計は50万人を割り込み、今後も減少していく見込みとなっております。  このように人口減少が進む中、経済・生活圏をともにする1市2町が協力して人口減少に歯どめをかけるため、昨年12月に長崎広域連携中枢都市圏形成の協約を締結したところでございます。  具体的な取り組みといたしましては、若者の地元企業への就労を促すために、1市2町で合同企業面談会を実施したり、独身男女の出会いの場を創出し、結婚希望者の婚活を支援するために、1市2町合同で独身グループの募集を始めているところでございます。  このような人口減少対策事業を1市2町で連携して展開することで、圏域全体の人口減少に歯どめをかけてまいりたいと考えております。  次に、4点目の連携による1市2町の経済活性化の取り組みについてでございますが、中枢都市である長崎市が国から上乗せされる地方交付税を活用して、圏域の経済成長をけん引するための経済成長戦略の策定を初め、圏域の交流拠点としての機能整備として、MICE機能を中核とした複合施設の整備や、松が枝国際観光埠頭の整備拡張などを推進し、交流人口の拡大や経済活性化を図ることを計画いたしております。  次に、5点目の連携による住民サービスのさらなる向上のために具体的にどのような対策を考えているのかでございますが、この長崎広域連携中枢都市圏ビジョンでは、圏域の都市機能を生かし、ネットワークを強化して、圏域全体の生活関連機能サービスの向上を図ることといたしております。  まず、生活機能の強化に係る政策の医療分野では、広域的な二次救急医療体制の維持・確保に取り組むための二次救急医療施設の運営支援を行い、介護の分野では、高齢者ケアに係る研修会を合同で実施し、介護の質の向上を図ることといたしております。  福祉の分野では、子育て支援のネットワークづくりの支援やファミリー・サポート・センターの相互利用を図り、子育て支援サービスの向上に向けた環境整備を行うことといたしております。  教育の分野では、図書館の相互利用を促進し、生涯学習の機会の充実を図ることといたしております。  土地利用の分野では、都市計画に関する情報を共有し、長崎都市計画区域の一体的な整備や開発と保全を図ることといたしております。  地域振興の分野では、農業ヘルパーの育成・あっせんを行い、一次産業の担い手を育成・確保するための就業支援に取り組むとともに、合同企業面談会を実施し、地元企業への定着や、圏域での雇用創出を図ることといたしております。  災害対策の分野では、1市2町で締結した災害応援協定に基づき、大規模災害発生時における圏域住民の安全を図ることといたしております。  次に、結びつきやネットワークの強化に係る政策の公共交通の分野では、地域公共交通ネットワークの維持・形成に取り組み、圏域の住民の移動手段の確保と利便性の向上を図ることとしております。  道路交通の分野では、関係機関と連携し、高規格道路網を初めとする広域幹線道路網の整備促進に取り組み、圏域内の交通の円滑化を図ることといたしております。  情報発信の分野では、各種行事において連携した取り組みを行うとともに、圏域のメディアを活用し、住民への情報発信と情報共有を推進することといたしております。  地産地消の分野では、農水産物の特産物やイベントについて相互にPRを行うとともに、市町におけるイベントの共同開催や、生産者・事業者の相互参加の促進に取り組むことで特産品の消費拡大を図ることといたしております。  そのほかにも、独身男女の出会いの場を創出し、結婚希望者の婚姻活動を支援することにいたしております。  圏域マネジメント能力の強化に係る政策では、職員の資質向上を図るとともに、職員間の交流を深めるため、職員合同研修の実施や、圏域の7大学の学生の自主的な社会参加活動を促進する学生地域連携活動支援事業(U‐サポ)を推進することにしております。  今後も、1市2町での協議を引き続き行い、新たな事業を検討してまいりますが、お互いの住民にとってメリットがあるものとなるよう、十分な議論を重ね、よりよい連携に努めてまいりたいと考えております。  次に、2問目のウォーターフロント公園ウオーキングコースについてお答えいたします。  まず、1点目のウォーターフロント公園の外周コースを全面的にカラーチップ舗装にしたらどうかでございますが、時津ウォーターフロント公園は、平成17年の竣工後10年以上が経過し、小さいお子さんや家族連れなど一般的な公園の利用者に加え、健康づくりのため朝夕にウオーキングを楽しむ利用者の方が増加しております。  このような状況ではございますが、御質問にございますカラーチップ舗装がされていない箇所につきましては、公園の維持管理のための管理用道路として車両が通行する必要がございますので、カラーチップ舗装を行っておりません。  次に、2点目の海と緑の運動公園間にあるような距離、目標値を示した看板を設置したらどうかについてお答えいたします。  ウォーターフロント公園から神崎までの往復は、約1,200メートルでございます。先ほど答弁いたしましたが、現在、健康づくりのため、ウオーキングコースとして多くの方が御利用されております。  本町といたしましても、ウオーキングコースとしての内容等の充実を図るため、路面標示に加え、見取り図などを掲載した看板を設置する準備を進めているところでございます。  次に、3点目の崎野自然公園とウォーターフロント公園との間をウオーキングコースとして認定し、看板の設置、距離の表示などしたらどうか。町内外の利用者もふえ、観光の推進にもなると思われるが、町の考えは、についてお答えいたします。  現在、崎野自然公園付近から西時津地区の第7工区工業団地までの町道沖ノ瀬線の一部に延長約550メートルの自転車・歩行者道として、平成7年度に整備いたしたところでございます。  御質問にございます崎野自然公園とウォーターフロント公園間のウオーキングコースにつきましては、整備済みの町道沖ノ瀬線を利用し、第7工区工業団地内を経由する延長約3.6キロメールのルートが想定されます。  想定されますルートにおきまして、第7工区工業団地内は、大型車両の通行が多く、利用者を誘導することは危険ではないかと考えております。  本町といたしましては、現時点では、崎野自然公園からウォーターフロント公園間のウオーキングコースの設置は考えてございません。まずは、先ほど答弁いたしましたが、今年度整備いたしますウォーターフロント公園と神崎を結ぶコースを御利用していただき、健康遊具の利用もあわせて、町民の皆様がさらなる健康増進を図っていただきたいと考えておるところでございます。  以上で、大塚議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問はありますか。  1番、大塚俊久君。 ○1番(大塚俊久君)  それでは、再質問をさせていただきます。  詳しく今、答弁いただきまして、8カ月が過ぎて、いろいろと計画を実行されているんだなということを感じましたけど、これによってどうしても長崎市が中心になってくると思うんです。それによって、やはり長崎市と時津町、長与、そこに平等と言いますか、いろんな施設を使うときなんかに不平等とか出てくる可能性も考えられますけど、その辺、今までそういう公共施設の使用で不平等があったという話は来てないでしょうか。 ○議長(山上広信君)  総務部長。 ○総務部長(田口房吉君)  この制度につきましては、生活圏が同じというふうな範囲でお互いに協力して、地域の発展をしようというふうなことでございます。  今、長崎市が中心になって、いろいろな協議の中で不利になってくるところがあるんじゃないかと。こういったことについては、当初、首長同士で集まっていただいたときに、本町の吉田町長から、お互いのためになることをやるというふうなことで、そういったことがないようにということで協議をして進んでいるところでございます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  1番、大塚君。 ○1番(大塚俊久君)  ぜひ、そういう、住民から不満と言いますか、不平等にならないように、町としてもチェック体制を整えて、ぜひ平等に、長崎市民も時津町、長与町、みんな平等に借りられるとか、使用できるようにしてもらいたいと思います。  それに、ビジョン会議というのが、先ほどメンバーとか、名簿が発表されておりましたけど、このメンバーの任期とかは決まっているんでしょうか。 ○議長(山上広信君)  暫時休憩します。             (午後 2時30分 休憩)             (午後 2時31分 再開) ○議長(山上広信君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  企画財政課長。 ○企画財政課長(大宅啓史君)  今、資料を持ち合わせておりませんので、後ほど調べて御報告させていただきます。 ○議長(山上広信君)  1番、大塚君。 ○1番(大塚俊久君)  後でお知らせ願えればと思っております。  それでは、このメンバーですけど、時津から2名ほど、長与から2名、長崎市内から8名で構成されているみたいですけど、これは、先ほど任期を聞きましたけど、選ぶときは首長さんのあれで選んでいるんでしょうか。 ○議長(山上広信君)  企画財政課長。 ○企画財政課長(大宅啓史君)  お答えいたします。
     規約を定めるときに15名の総員を首長会議のほうで決めまして、その中で連携町であります長与町から2名、時津町から2名で、長崎市のいろいろな機関から11名ということは、首長会議で決めております。  本町の2名につきましては、総合戦略を平成27年9月につくりましたけれども、そのときにお手伝いをいただいた総合戦略のときのメンバーでございまして、そのときに子育ての分野と雇用の分野と2組に分けてワークショップをしておりましたので、子育て・出産の分野からNBCの方を、それから、雇用の分野からは西そのぎ商工会の会長さんをお願いしたところでございます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  総務部長。 ○総務部長(田口房吉君)  少し補足をさせてください。  この連携ビジョン会議というのは、本来、中心都市、こちらのほうで設置をするというふうになっております。ですから、法律上は、本来は長崎市の方だけでもよろしいんですが、連携という配慮の中で、各町2名ずつ入るようにというふうなことで、市との協議があっておりまして、その中での2名というふうになっております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  1番、大塚君。 ○1番(大塚俊久君)  先ほど答弁の中に、連携中枢都市はメリットが出るようにやっていきたいという答弁がありましたけど、先ほどもちょっと言いましたけど、どうしてもその辺で、メリットもあればデメリットも出てくると思うんです。その辺を十分注意しながら、なるべくと言ったらあれですけど、デメリットが出ないような体制を強化してもらいたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(山上広信君)  総務部長。 ○総務部長(田口房吉君)  協議というふうな事業をしていく中では、そういった話になりかねないというふうなところもあろうかと思いますが、本町の場合につきましては、一定の協議については担当部局で先にしていただきますけれども、実際に事業をするというふうな場合には、当然、その自治体のトップの決裁というのが必要になってまいりますので、その中で事業評価等も本町にはございますが、こういった一般の事業の流れの中と同じように中の精査はチェックしていくというふうな制度になっておりますので、そういったことはないだろうというふうに思っております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  1番、大塚君。 ○1番(大塚俊久君)  そのところはよろしくお願いいたします。  それで、この連携中枢都市のいろんな話がどんどん進んでいるみたいですけど、これの経過とか、そういうのを町民の皆さんにわかりやすく、広報とかで説明と言いますか、そういうのをやっていってもらいたいと思います。進行状況ですかね、それをお願いいたします。  それをお願いして、次のウオーキングのほうに行かせていただきます。  最初のカラーチップの件ですけど、これ、海と緑の運動公園にも一周されていると思うんですけど、話を聞きますと、非常に評判がいいと思います。歩きやすいとか足腰に負担がかからないとかありますので、ウォーターフロントから神崎までもできていると思いますので、ほかにウオーキングコースとしてはカナリーホールから南公園あたりまでもいいウオーキングコースがあると思います。ほかにも、予算的にも結構かかるかと思われますけど、いろんなウオーキングコースとしてカラーチップをどんどん推進していってもらいたいと思いますが、どうでしょうか。予算的なことがありますので、かなり難しいと思うんですけど。どうでしょう。 ○議長(山上広信君)  建設部長。 ○建設部長(朝長郁雄君)  お答えいたします。  議員おっしゃるとおり、カラーチップ舗装については、かなり評判はようございます。それは十分認識をいたしております。  先ほど答弁もいたしましたけれども、このウォーターフロント公園に今のカラーチップのところに路面表示を行いまして、距離表示、それと看板も設置をいたしまして、カロリー消費等も表示をするようにいたしております。まずこちらをさせていただいて、こちらを利用していただきたいというふうに考えております。  それで、現在、ウォーターフロント公園のカラーチップをしていないところ、これにつきましては、トイレとか遊具等がございますので、この管理が当然必要になってきます。車両乗り入れというのが必要になってきますので、その分についてはカラーチップにしていないという現状でございますが、今ある健康遊具と一緒に今回のカラーチップに路面表示をすることによって、住民の皆様の健康づくりに寄与できればと思っておりますので、まずはこちらを設置させていただいて、こちらを利用していただくというふうなことを考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  1番、大塚君。 ○1番(大塚俊久君)  今、健康遊具と兼ね合わせて整備をやっていくということですので、よろしくお願いいたします。  それに、崎野公園とウォーターフロントとの間で認定はできないという回答を得ましたけど、この間、1週間ぐらい前だったですか、私、個人的に、ちょっとこの質問をせんばと思って、自分でウォーターフロントから崎野公園まで歩いてみました。確かに、7工区ですか、あそこのところがちょっと危険じゃないかなということも感じましたけど、やはり、そのほかを除けば、今、崎野公園もいろんな整備が進んで、1週間ぐらい前に行ったときも、公園はもう本当にきれいなんです。花とかがいっぱいで。これはやはり、観光の面から考えても、町外からでも結構、ウオーキングしながらでも、御存じのように風光明媚で、最高のウオーキングコースだと感じましたので、認定はできないということでしょうけど、やはりこれを推進していってもらえたらと思っております。  これはもう希望ですけど、やはり時津町というのは、そういう観光の面からしても、ちょっと町外にアピールするのが、まだ知れ渡ってないと思うんです。崎野公園とウォーターフロント公園とうまいこと連携をしながらやっていけば、観光にもいいと思われます。  ぜひ、その辺を考えていただいて、これで私の質問は終わらせていただきます。本日はありがとうございました。 ○議長(山上広信君)  以上で、1番、大塚俊久君の質問を終わります。  これで、本日の日程は全て終了しました。  明日も定刻から本会議を開き、一般質問を行います。  本日は、これで散会します。             (散会 午後 2時42分)...