私のほうからお答えいたします。
まず、
GIGAスクール構想についてでございますけれども、こちらのほうについては、現在
社会におきまして、今まで
学校では
鉛筆とか
ノートを使って
授業等をやっていますけれども、
社会においてはこれに
パソコンが入っております。そういった
社会情勢に合わせるため、今の小
学校、中
学校、
義務教育のところからその
社会に適合するようにしなければいけないと、それが世界的にも
日本は遅れているというところが基本的なところにございます。
結局
パソコンも、いわゆる、今となっては
鉛筆や
ノートや消しゴムと同じようなところでの
扱い方が必要とされているというところで、それを見据えて
GIGAスクール構想のベースとなっております。
これに合わせて、これまで
日本の
教育として培ってきました
先生方のスキル、こういったものと新たな
パソコンを使ったところで融合をさせて、より高度な、深度の深い
教育をしようというところが
考え方でございます。
それから、
クラウドなんですけれども、
クラウドにつきましては、
インターネットでつながって、いわゆる、
サーバーが別にあるわけです。そこの中に
ソフトウエアとか、あるいは作った
データ、こちらのほうを保存するということで、
通常ならば、今まででしたら
手元の
パソコンの中に
ソフトウエアが入ったりとか、作った
データを保存すると。それを動かすためには、いわゆる
高性能の
パソコン、たくさんの
ソフトウエアを動かしてたくさんの
データを保存するということで、
高性能の能力を持った
パソコンが必要ですし、たくさんの
容量を保存するためのハードディスクも必要ということですが、これを
クラウドにすることによって
手元に置かなくていいと。そちらのほうの
クラウド上の
サーバーというのは物すごく大きいものですから、そういった
容量の制限もないと。そういったことで、
手元の
パソコンがすごく軽い状態で使える。また、セキュリティもそれだけ深くしなくても済むというようなことがございますので、
クラウド化というような方向で進んでいるところでございます。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
教育長。
○
教育長(
相川節子君)
今の
課長の答えに合わせて、私のほうからもお答えいたします。
この
GIGA構想で一番狙っていることは、
子供たちが個別最適化された学び、つまり、
算数なら
算数の
授業の中で、スタートは一緒でもそれぞれの
子供たちによって
理解度が違います。そうしたときに、どんどん分かって先に行く子は、やはり応用的な教材を与える。そして、途中でつまずいている子は、またそこを今度は元に戻って復習をさせながら
理解をさせて次に進ませるというふうな、それぞれ一人一人の
理解度、それをやはりきちっと押さえた上で、そして伸ばしていくという、つまりそれは、個別に、その子によって一番最適な
授業の流し方を一人一人組み立てていくと。そういう
意味でこのオンラインの
授業というのが非常に、今後、
子供たちの一人一人の
学習の質を高め、そして充実していく、そういうツールであると。そういうことからこの
授業が始まっていると思います。
それと併せて、やはり
社会とつながる、探求的な学びということを、もっともっとやはり、
授業の中以外に、
インターネットの中の世界を広げて実現していくと。そして、今回の
コロナによる実証で、
災害等における
遠隔授業ということで、全ての
子供たちの学力の
保障ができると。そういう
意味でこの
GIGAというのは狙いがあると思います。
以上です。
○
議長(
山脇 博君)
10番、
新井君。
○10番(
新井政博君)
分かりました。
それで、大まかな
構想としては、一人一人の格差があるのを標準化して把握していくということで解釈していいのでしょうか。
それで、この
GIGAスクール構想のこれについての
フローをつくっていただくことはできませんか。
そうでないと、どこからどうなってどうなっていくというのが頭の中で
理解できないので、分かりやすく、我々も
GIGAスクールとはこんなもんだよと
説明できるように
フローの構図をつくっていただきたいと思っておりますけど、いかがですか。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
フロー図につきましては作成をしたいと思います。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑はありませんか。
2番、濵﨑君。
○2番(
濵﨑一敏君)
この
GIGAスクール構想、
教育の中の
IT化という問題を私は今度質問させていただこうと思ってある程度整頓しております。18年から22年にわたって5か年
計画でこれをやっているわけです。LANをそろえて、そして1人1台
端末を持つということなんですが、これはまた質問のときにしっかりさせていただきますけど、今お聞きしたいのは、1人1台
端末を持つようになっていますが、
パソコンを使える子ばっかり、どうなんでしょうか、小さい頃から訓練しているのでしょうか。一人一人の
パソコンが使える、
端末が使えるように
教育をするというのはどういう、一言二言でいいのですが、22年度までは
予算がつくわけですから、23年度からはもう1人1台持っているはずなんですよね。その場合の訓練について、ちょっと、端っこの問題ですけど、本筋はちゃんと9月に質問させていただきますけど。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
まず、1人1台
パソコンの
整備ですけれども、
議員おっしゃるとおり、当初は5か年
計画でそろえることになっていました。ただ今回、国のほうでそれを加速させようということで、1人1台
パソコンを実現するために
補助金をつけて、1人1台を早くするということで、今回の
購入で1人1台というのが実現するということにまずなります。
それから、今度
子供たちに配った後の
教育ですけれども、
使い方も含めて、具体的には
学校のほうの
授業でいろいろなソフトを使いながらやっていくことになりますが、それも
学校の
教育の中で今後進めていくということになります。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑ありませんか。
12番、
矢嶋君。
○12番(
矢嶋喜久男君)
運用のことでちょっとお尋ねしたいんですけれども、2,820台やったですかね、入れるわけですけど、これ、
個人個人に全てやるということだと思うんですけど、ふだんの
保管はどういうふうに考えてあるのかというのと、それと、年度が替わったときに、この
処理方法というのか、
そこらはどういうふうに考えてあるのですか。
例えば、今使っている人がそのまま持ち上がるというのはいいと思うんですけれども、新しくした場合には、
消毒とか、やっぱりいろんな
コロナの問題というのが乗ってくるだろうと思っておるんですけれども、
そこらの対処をどう考えてありますか。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
まず、
保管の問題ですけれども、これは
学校のほうに
保管庫を置きまして、充電もしないといけないもんですから、そちらのほうで一括で管理をするようにしております。
それから、
パソコンの利用ですけれども、先ほど
クラウドの話がございましたけれども、
パソコンの中には
個人データというのは残らないものですから、どの
パソコンからでもどの人でもアクセスができる、使えるということになっておりますので、ずっと持ち上がりで持っていくというふうな
やり方にはならないと思います。
それから、
消毒につきましては、
授業の前、いわゆる使用する前と後での
消毒をしながら、そこは使っていこうというふうに考えております。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
12番、
矢嶋君。
○12番(
矢嶋喜久男君)
消毒については十分やっていくということですからいいと思うんですけど、特に今、
コロナの問題で、人が使った分はあまり使いたくないというような風潮が出ていると思うんです。だから、特に
消毒関係については
十分配慮をしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
以上です。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑はありませんか。
8番、
浜辺君。
○8番(
浜辺七
美枝君)
この
一般競争入札に関してなんですけれども、この一社、
扇精光ソリューションズ株式会社しか載っていませんけれども、ほかに
入札に関わった
業者がいるのか。
あと、
参加団体12
団体と書いてありますけれども、21
市町村あるうちで、12しか
団体が入っていませんが、それはどういうわけなのか。
参加されていない
市町村はどういう
理由で
参加されなかったのかというのをちょっと
説明をお願いします。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
まず、
最初の
入札に
参加したのは1社のみでございます。
扇精光ソリューションズ株式会社のみの
入札参加でございます。
それから、2点目のほかの
市町村が
参加をしていない
理由ですけれども、これは
共同入札をするに当たりまして、そこそこの
自治体で導入する機器とか
考え方がございますので、そこのところで同じ
考え方がそろったところだけが
参加をして、今回の
入札を行っているということでございます。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
8番、
浜辺君。
○8番(
浜辺七
美枝君)
この1社しか
入札されていない、その
理由が分かれば教えていただきたいです。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
今回の
入札につきましては、
長崎県の
市町村振興協議会のほうでの統一のに出すということになっております。ここのほうで募集を行ったところ、1社しか応募がなかったということでございます。その原因については、どういうことかということで一応
協議会のほうに聞いてみたんですけれども、確定ではないのですが、今回の
入札というのは非常に多くの
自治体のところが
参加をしておりますので、それだけ全体
金額としてはかなり多くて、30億を超えるような額になっています。となると、実際に
入札に
参加した後の資金の問題も出てくるので、そういったことも影響したのではないかというふうに聞いております。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
8番、
浜辺君。
○8番(
浜辺七
美枝君)
3回しか聞けないのでいいです。分かりました。
時津町は2,820台、
あと全体でどれぐらい
入札、12
団体全部で幾ら
購入したということと、
あと、
パソコンの
メンテナンスというのはどこが今後していくのか。できれば地元の
業者にできないものなのか。最後なんですけど、教えていただきたいです。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
まず1点目の全体で何台の
購入かというところでございますけれども、こちらのほうは全体で6万6,577台ということになっております。
それから、2点目の
メンテナンスですけれども、基本的な内容については、いわゆる機械の
メンテナンス自体は1年間の
保障の中で行っていくことになります。
やり方としては、故障した
部分があるところにつきましては、
メーカーのほうに送って、修理をして送り返してもらうというふうなことになっております。
それから、
通常の
設定につきましては、
クラウドのほうに今度移行しますので、
クラウドの中で一括して各
パソコンの
設定ができるというふうな機能がありますので、そちらのほうで各々進めていくというふうになっております。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑はありませんか。
9番、
中原君。
○9番(
中原裕子君)
パソコンは
共同入札をされているんですけれども、これで
メリットと考えるところ、あまりにも
台数も多いし、それぞれにしたほうが、
価格的なことも含めて、それぞれのほうがいいのではないのか。その後の
メンテナンスとか、そういうのを考えてもそれぞれがよかったのではないのかなと。あまりにも多過ぎてどうなのかなと思ったりもします。
そこら辺は何か不都合を感じているところはないのかというのを
一つお聞きしたいです。
それと、今後取扱いに関して。これに教えてくれる人というのが要ると思うんですけれども、以前、
電子黒板のときには
メーカーさんが来ていたようですが、今回はそのような
説明員みたいな方はどういうふうにしようと思っていらっしゃるのかというのを
一つ。
それと、
遠隔授業をできるようにということでさっき
教育長のほうから
説明があったんですけれども、今後また
コロナがひどくなってきて
学校が休まないといけないとなった場合に、前も質問しましたけれども、そのあたりを含めてどうにかしようというような考えはその後出てきてないのでしょうか。
以上、3点お願いします。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
まず、
共同入札の
メリットでございますけれども、これは少ない数を買うよりも多くの数を買ったほうが
スケールメリットが出てきて、
購入するほう、いわゆる
メーカー側もその
調達をするときに、それから私
たちの買うときに
メーカー側のほうが多く買うことによって
価格を下げることができるということがございますので、そういったところを狙って同じようなものを買う
市町村が集まって全体の大きさを大きくすることによって
価格を下げようという
やり方でございますので、そこに
メリットがございます。
それから、2点目ですけれども、いわゆる導入した後の
教育、まず
先生方になると思いますけれども、こういったところにつきましては、県のほうと、今回の分は
グーグルのほうがOSを入れておりますので、
グーグル社のほう、こちらのほうで基本的な
設定とかについて
サポートが入るような形になっています。
それから、個々の
学校の分については、今
ICTサポートをする
職員がございますので、こういったところからも
サポートしながら、
使い方についての
説明とかアドバイスをしながら進めていこうというふうに考えておるところでございます。
それから、3点目のところの
遠隔授業につきましては、今回システムにおいても
遠隔授業ができるような仕様になっておりますので、そういったところについては、そういった
コロナとかで休業とかが出た場合の使用につきましては、考慮していくというふうに考えております。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
9番、
中原君。
○9番(
中原裕子君)
価格的に安くなっているということで言われたんですけど、大体どのぐらい1台につき安くなったというふうに考えていらっしゃるのか。
それと、
遠隔なんですけれども、
学校内では
遠隔ができるような設備が多分入っていると思うんですけど、各家庭に関しては難しいということだったんですけど、
そこら辺はまだこれから考えていくことなんですか。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
まず、
最初のどのぐらい安くなったのかというところでございますけれども、
落札率は
予定価格に対しまして、98.7%でございます。
予算額に対しては97.29%で、大体344万円、
予算からすると安くなっているというふうな
状況でございます。
今回、
落札率の
部分につきましては、国のほうで
補助を行いますけれども、その
金額を4万5,000円ということで
最初から
設定をしておりました。そういったことで、
メーカーのほうもそこを目標に開発をしているという背景があると思っておりますので、そういったところから大幅な
落札率を下げることができないのではないのかなというふうには考えております。
2点目のほうです。
学校のほうは校内LANで当然結ぶということで、家庭と結ぶときにつきましては、家庭のほうの、いわゆる
インターネットの接続環境というのが必要になりますので、そういったところで、今のところ、この間6月に各家庭の調査をしたところで、大体何らかの
インターネットに接続する環境がある家庭というところが、全体の97.7%ぐらい今あるということになっているので、ここに入っていない方々につきましては、各家庭である程度の準備をお願いしたいというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑はありませんか。
3番、大塚君。
○3番(大塚俊久君)
いろいろ質問が出ましたので。1点だけお願いします。
この
端末機、2,820台
購入ということですけど、
台数も結構ありますし、これからの維持費、
メンテナンス面で
金額的にも多額になると思いますけど、この
端末機の耐用年数はどれぐらいだと考えておられますか。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
具体的な耐用年数というところは難しいものがありますが、参考としまして、役場のほうの事務
パソコンでやっているところ、あるいは、今
学校で校務用
パソコンとして入れているところですけど、基本的には最低5年間です。それから
状況を見ながら1年、2年延ばしたりということなので、5年から7年ぐらいの耐用年数があると思っております。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑はありませんか。
5番、川原君。
○5番(川原貴光君)
例えば、児童生徒が
パソコンをちょっと壊してしまったとか、そういった場合には違反金とか罰則金とか、そういった規定もあるわけですか。
○
議長(
山脇 博君)
学校教育課長。
○
学校教育課長(
帶山保磨君)
お答えいたします。
基本的には家に持って帰るときの故障といいますか、そういったことが起こったこと等の、1年間は
メーカー保証がついておりますけれども、それ以降については、今のところ検討中ということでございます。個人負担にするのか、あるいは、一部負担していただくのか、全部役場のほうで持つのかという
部分については。そういった取扱いの注意点というのも併せて、
学校、子供のほうにもお伝えを今後していかなければいけないというふうに思っております。
以上でございます。
○
議長(
山脇 博君)
ほかに
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ声あり)
これで
質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ声あり)
反対討論なしと認めます。
次に、賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ声あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第67号は、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ声あり)
御
異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
以上で、本
臨時会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
これで、
令和2年第2回
時津町議会臨時会を閉会します。
お疲れさまでした。
(閉議、閉会 午前11時55分)...