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令和 2年第2回定例会(第1日 6月 2日)

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  1. 時津町議会 2020-06-02
    令和 2年第2回定例会(第1日 6月 2日)


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    令和 2年第2回定例会(第1日 6月 2日)               令和2年第2回定例会 (令和2年6月2日)  出席及び欠席の状況  出欠議員   出席16名   欠席 0名   議席番号   氏   名  出欠  議席番号    氏   名   出欠     1   森   孝太郎  出    9    中 原 裕 子   出     2   濵 﨑 一 敏  出   10    新 井 政 博   出     3   大 塚 俊 久  出   11    山 上 広 信   出     4   平 埜   靖  出   12    矢 嶋 喜久男   出     5   川 原 貴 光  出   13    相 川 和 義   出     6   濱 﨑 幸 德  出   14    川 口 健 二   出     7   山 口 一 三  出   15    濵 田 孝 則   出     8   浜 辺 七美枝  出   16    山 脇   博   出 議会事務局  事務局長     松 尾 祐 二   補助職員      中 上 真 紀 地方自治法第121条により、説明のため出席した者の職氏名
     町長       吉 田 義 德   高齢者支援課長   今 西 加津子  副町長      森   達 也   建設部長      江 頭 春 彦  教育長      相 川 節 子   産業振興課長    菊 野 一 朗  総務部長     前 田 純 孝   農業委員会事務局長                               濵 崎 憲 睦  総務課長     太 田 信 孝   区画整理課長    大 串 亮 治  企画財政課長   出 岐 貴 弘   都市整備課長    久保田 慎 一  行政管理課長   野 田 秀 樹   水道局長      朝 長 郁 雄  税務課長     岡   由紀子   教育次長      松 園 喜 秀  福祉部長     大 石 三 幸   教育総務課長    栗 山 浩 毅  福祉課長     中 尾 博 英   社会教育課長    蒔 添 浩 明  国保・健康増進課長          学校教育課長    帶 山 保 磨           成 富 義 徳 議  事  日  程                   開会、開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般報告 日程第4 町長の行政報告 日程第5 議案説明      議案第52号 令和2年度時津町一般会計補正予算(第4号)      議案第53号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について      議案第54号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第55号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第56号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第57号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第58号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第59号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第60号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第61号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第62号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第63号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第64号 時津町農業委員会の委員の任命について      議案第65号 時津町固定資産評価審査委員会委員の選任について 日程第6 一般質問(新井政博議員・川口健二議員・濱﨑幸德議員・山口一三議員           川原貴光議員・中原裕子議員)       新 井 政 博 議員         1 新型コロナウイルスの対応について         2 歩くまちづくり事業について       川 口 健 二 議員         1 新型コロナウイルス対策について       濱 﨑 幸 德 議員         1 新型コロナウイルスによる休校中の学習支援について         2 書籍消毒器導入について       山 口 一 三 議員         1 自然災害の防災・減災について         2 消防団活動について       川 原 貴 光 議員         1 新型コロナウイルスの影響による支援について         2 鳴鼓岳の活用について       中 原 裕 子 議員         1 新型コロナウイルス感染症関連の対策等について                    散  会              (開会、開議 午前 9時30分) ○議長(山脇 博君)  ただいまから、令和2年第2回時津町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議に入ります。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。             ~日程第1 会議録署名議員の指名~ ○議長(山脇 博君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、13番、相川和義君、14番、川口健二君を指名します。                ~日程第2 会期の決定~ ○議長(山脇 博君)  日程第2、会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から6月10日までの9日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (異議なしと呼ぶ声あり)  御異議なしと認めます。  したがって、会期は、本日から6月10日までの9日間に決しました。                ~日程第3 諸般報告~ ○議長(山脇 博君)  日程第3、諸般報告を行います。  議長としての報告事項は、お手元に配付のとおりあります。  したがって、朗読を省略します。  次に、本日までに受理した陳情書、要望書はお手元に配付のとおりです。  以上で、諸般報告を終わります。               ~日程第4 町長の行政報告~ ○議長(山脇 博君)  日程第4、町長の行政報告であります。  町長。 ○町長(吉田義德君)  皆さん、おはようございます。  本日は、令和2年第2回時津町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には、御健勝で御出席を賜り、誠にありがとうございました。  それでは、早速でございますが、議会閉会中の行政報告を申し上げます。
     まず、自治功労者の御逝去について御報告します。  元固定資産評価審査委員の平石博様が、去る3月24日に永眠されました。  平石様は、昭和62年から6期24年もの長きにわたり、時津町都市計画審議会委員を務められ、さらに、平成元年から4期12年にわたり、時津町固定資産評価審査委員会委員長を務められ、その優れた手腕で時津町政の発展に御貢献いただきました。  ここに御逝去を惜しみ、生前の御功労に感謝申し上げますとともに、安らかな御冥福をお祈り申し上げます。  次に、春の叙勲など表彰関係について御報告申し上げます。  春の叙勲において、浜田郷にお住まいの三好徳明様が旭日小綬章を受章されました。  三好様は、平成6年から7期25年間の長きにわたり、長崎県議会議員として、またその間、平成19年から約2年間は、議長として県政の発展に御尽力され、その御功績が評価されたものでございます。  また、警察官や消防署員など著しく危険性の高い業務に精励された方々に授与されます危険業務従事者叙勲において、浜田郷にお住いの相川繁春様が瑞宝双光章を、左底郷にお住まいの田添等様が瑞宝単光章を受章されました。  相川様は、昭和41年から平成21年までの43年間もの長きにわたり警察官として、田添様は、昭和47年から平成20年までの35年間もの長きにわたり消防署員として、自己を犠牲にして社会の安定に貢献され、その御功績が評価されたものでございます。  今回、受章されました方々に心からお祝い申し上げますとともに、今後とも御健勝にてますます御活躍されることを祈念いたします。  次に、総務部関係について御報告いたします。  長崎バスが運行する中山ダム線につきまして、地域の皆様の御要望にお応えいただき、4月6日のダイヤ改正に合わせて、子々川交差点まで延伸されました。  これに伴い、停留所が3か所新設され、買物など、お出かけでバスを利用される方々の利便性の向上が期待されるところでございます。  次に、福祉部関係でございます。  例年、とぎつカナリーホールで実施しております時津町戦没者追悼式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止といたしましたが、4月5日、浦郷の慰霊碑公園におきまして、町戦没者慰霊奉賛会代表、町議会代表、遺族代表、約10名の方々で献花式を実施いたしました。  桜満開の厳かな中、本町戦没者491御柱の御英霊に黙祷をささげ、御英霊の祖国発展への熱い思いを改めて心に刻み、恒久平和の実現に努めることを誓ったところでございます。  次に、教育委員会関係でございます。  4月7日に中学校、4月8日に小学校の入学式が開催され、小学生261名、中学生303名が入学いたしました。  名前を呼ばれ、大きな声で返事をする小学生の声や中学生の引き締まった表情に、これから始まる新しい学校生活への様々な思いが感じられたところでございました。  5月17日に町内中学校の体育大会が、また、5月24日には町内小学校の運動会が予定されておりましたが、新型コロナウイルス感染防止のため、残念ながら開催を中止といたしました。  5月30日と31日には、西彼杵郡中学校総合体育大会の球技、武道の種目の開催が予定されておりましたが、新型コロナウイルス感染防止のため延期となっております。  以上で、議会閉会中の行政報告を終わります。 ○議長(山脇 博君)  町長の行政報告を終わります。                ~日程第5 議案説明~ ○議長(山脇 博君)  日程第5、議案第52号から議案第65号までの件を一括議題とします。  提出者、町長の議案の説明をお願いします。  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、今議会で御審議をいただく議案第52号から議案第65号について、順次御説明いたします。  まず、議案第52号、令和2年度時津町一般会計補正予算(第4号)について御説明いたします。  今回の補正では、歳入歳出予算にそれぞれ8億4,614万9,000円を追加し、予算総額を160億6,327万1,000円とするものでございます。  それでは、第1表、歳入歳出予算補正の主なものについて御説明いたします。  予算書では、2ページからになりますが、補正額の主な内容を参考資料に整理しておりますので、参考資料を御覧ください。  まず、歳入についてでございますが、15款の国庫支出金では、国の内示に伴い、第2土地区画整理事業などに係る社会資本整備総合交付金の増減額や、国から新たに採択を受けた地方創生拠点整備交付金などを計上しております。  19款の繰入金では、とぎつっ子の夢を育む基金を町立小中学校情報機器整備事業へ充当するための繰入金のほか、財源不足を補うため、財政調整基金から繰り入れることといたしております。  22款の町債では、国の内示に伴う土地区画整理事業債などの増減額のほか、新たに地方創生事業債を計上いたしております。  次に、歳出についてでございますが、2款の総務費では、新たに採択を受けた地方創生拠点整備交付金事業として、茶屋(本陣)改修事業などを計上しております。  8款の土木費では、国からの内示に伴う第2土地区画整理事業の増額や子々川日並線道路事業の減額などを、10款の教育費では、町立小中学校におけるGIGAスクール構想の実現に向け、1人1台のパソコン端末整備を行う情報機器整備事業を計上いたしております。  次に、予算書に戻りまして、4ページを御覧ください。  第2表の地方債補正ですが、茶屋(本陣)改修事業について、交付税措置がある有利な地方債を新たに追加するほか、事業費の補正に伴い、地方債の限度額を変更するものでございます。  次に、議案第53号、あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について御説明いたします。  本案は、長崎県土地開発公社が施工いたしました公有水面埋立が竣工し、認可となりましたので、あらたに生じた土地の確認及び字の区域を変更するため、議会の議決をお願いするものでございます。  埋立の場所は、日並郷字中曽根地先の公有水面で、用途は、工業用地、護岸、準幹線道路、緑地、支線道路及び水路護岸でございます。  なお、このあらたに生じた土地の面積は、3万5,125.54平方メートルとなっております。  次に、議案第54号から議案第64号までの時津町農業委員会の委員の任命について御説明いたします。  農業委員会の委員につきましては、公募推薦による候補者を評価委員会に諮って審議し、その評価報告を基に、農業委員会等に関する法律第8条第1項により、町長が議会の同意を得て任命することとなっております。  定員は11人で、現在の委員は7月19日で任期満了となり、新しい委員の任期は、本年7月20日から令和5年7月19日までの3年間となります。  それでは、順次御説明いたします。  議案第54号は、子々川郷の岳川守氏で、子々川地区実行組合からの推薦でございます。  議案第55号は、日並郷の吉川勝氏で、日並地区実行組合からの推薦でございます。  議案第56号は、日並郷の坂本敬治氏で、同じく日並地区実行組合からの推薦でございます。  議案第57号は、左底郷の一瀬照政氏で、左底地区実行組合からの推薦でございます。  議案第58号は、浜田郷小島田地区の野間文雄氏で、小島田地区実行組合からの推薦でございます。  議案第59号は、西時津郷の森康博氏で、西時津地区実行組合からの推薦でございます。  以上の6人は、認定農業者でございます。  次に、議案第60号は、辻文美氏で、法第8条第6項の規定により、農業者以外の者が含まれるようにしなければならないとされており、これに該当する者として、現在の農業委員2人からの推薦でございます。  議案第61号は、久留里郷の山上俊市氏で、久留里地区実行組合からの推薦でございます。  議案第62号は、野田郷の溝上勝也氏で、野田地区実行組合からの推薦でございます。  議案第63号は、元村郷の池田稔氏で、元村地区実行組合からの推薦でございます。 ○議長(山脇 博君)  ただいま、議案第52号から議案第63号までの説明がありました。  次に、議案第64号につきましては、15番、濵田孝則君が地方自治法第117条の規定により、除斥に該当すると認められますので、説明に入るに当たり、濵田孝則君の退場を認めます。                「濵田孝則君 退場」   それでは、議案第64号の説明をお願いします。 ○町長(吉田義德君)  議案第64号は、浜田郷の濱田信氏で、浜田地区実行組合からの推薦でございます。 ○議長(山脇 博君)  濵田孝則君の入場を求めます。                「濵田孝則君 入場」 ○町長(吉田義德君)  それでは、引き続き説明いたします。  次に、議案第65号時津町固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。  委員の定数につきましては、地方税法第423条第2項の規定により、3名以上と定められており、本町におきましては、3名の委員を選任いたしております。  この3名の委員のうち、浦川裕水様の任期が6月30日で満了となります。  浦川様には、平成29年7月以降、1期3年にわたり、固定資産評価審査委員会委員として御貢献いただいたわけでございますが、引き続きお願いをしたいと考えております。  浦川様は、御承知のとおり、人格、見識共に優れておられ、適任と考えておりますので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意をお願いしたく、提案するものでございます。  以上で、議案第52号から議案第65号までの説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山脇 博君)  以上で、議案の説明を終わります。  暫時休憩します。               (午前 9時46分 休憩)               (午前10時00分 再開) ○議長(山脇 博君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。                ~日程第6 一般質問~ ○議長(山脇 博君)  日程第6、一般質問を行います。  質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。なお、通告外にわたっての発言はできないことを申し添えます。  まず、10番、新井政博君。 ○10番(新井政博君)  改めまして、皆様、おはようございます。10番、自由民主党の新井政博でございます。  議長の発言許可を頂きましたので、通告に基づき、順次質問をさせていただきます。  今回、中国武漢で発生した新型コロナウイルスによって感染された多くの方々にお見舞いを申し上げ、また、亡くなられた方に心より哀悼の誠をささげたいと思います。  そして、医療従事者の方、本当にお疲れさまでございます。
     本議会もこの影響で3密を避けるため、一般質問は30分と時間短縮を余儀なくされたわけでございますが、答弁内容も簡潔に、短くお願いいたします。よろしくお願いします。  今回の私の質問は、新型コロナウイルスの対応についてと、歩くまちづくり事業についての2問の8点でございます。  初めに、新型コロナウイルスの対応については、既に時津町として、防疫や経済対策、生活支援等はしっかりとられておりますし、感染者も発生しておりませんが、具体的に、今までどのような対応をとられてきたのかの報告と、アフターコロナ対策はどのように考えているのか。  既に国内でも第2波が発生し、北九州では小学生にも感染者が発生し、クラスターになっているようでございます。  このような観点から、次の点について伺います。  1点目は、今までのコロナウイルスの対応について、時津町としてどのような感染予防対策をとられてきたのかお示しください。  2点目、高齢者施設における取組は、どのように考えているのか。  3点目、コールセンターは設置されているのか。  4点目、教育委員会との連携はどのように図られているのか。  5点目、保育所、幼稚園、学童等との対応はどのようにしているのかでございます。  続いて、2問目は、歩くまちづくり事業についてでございますが、本事業を通じ、崎野自然公園ウオーキングコース、文化の森ウオーキングコース及び新規事業として第2区画整理事業におけるゴムチップ路面舗装計画など、ウオーキングコースの底辺を拡大されようとしておりますが、このことは町民の健康増進・健康管理に寄与できるものと大いに期待を寄せているところでございます。  今後さらに利用者の視野を広げるためにも、シニアクラブや高齢者サロン、時津町総活躍プロジェクト委員会、また、町内外のあらゆる世代の方々とも連携を図りながら、ウオーキングを通じて交流の機会を創出しながら、世界に一つだけの時津町の魅力アップに改めて貢献できるのではないかと期待を寄せているところでございます。  そのような観点から、次の点について伺います。  1点目、時津町の豊かな海、山、街中を生かしたウオーキングコースを策定してほしい。  2点目、現在のウオーキングコースの危険箇所や整備不良箇所はないのか点検してほしい。  3点目、国土交通省の「歩くまちづくりビジョン」を導入し、時津町版を策定してほしい。  以上でございます。答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、新井議員の御質問についてお答えいたします。  まず、1問目、新型コロナウイルスの対応についての1点目、今までのコロナウイルスの対応について、時津町としてどのような感染予防対策をとられてきたのかについてお答えいたします。  新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律が3月14日に施行され、本町におきましては、3月16日に時津町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、住民の皆様への啓発を初め、各種感染症予防対策に取り組んでいるところでございます。  まず、町民の皆様への啓発や情報提供といたしましては、防災行政無線放送により、1日2回、マスクや手洗いなど基本的な感染予防の取組への啓発を実施するとともに、町ホームページでは、町長メッセージにより感染予防対策への協力をお願いしております。また、密集、密接を避けた公共施設の利用制限、各種イベントの中止もしくは自粛をお願いしてきたところでございます。  庁舎内の感染予防対策といたしましては、役場の出入口や各フロア、会議室などに消毒液を設置し、町民の皆様に手指消毒や手洗いをお願いしています。また、窓口業務におきましては、各受付窓口にシールドを設置するとともに、マスク着用で対応を行うこととし、住民の皆様が各種申請で使用するカウンターやテーブルなどは、1日3回消毒を行い、感染予防に努めております。  さらに、本町への転入手続をとられた方には、感染症予防対策のチラシを配布し、協力を呼びかけるとともに、ケースに応じて、別室でのワンストップ手続について御協力をお願いいたしております。  そのほか、町内で感染症が発生した場合の施設消毒に備えまして、消毒班の編成や、対応に当たる職員のためのサージカルマスクやゴーグル、防護服などを準備するとともに、施設消毒マニュアルを作成し、スムーズな対応ができるよう準備を整えてきたところでございます。  次に、2点目、高齢者施設における取組はどのように考えているのかについてお答えいたします。  高齢者施設では、厚生労働省の通知に基づき、各施設の判断で対応しているところでございますが、入所施設の多くは、面会や外部からの訪問を原則禁止にするなどされております。  また、通所事業所では、一人当たりの通所回数を減らしたり、利用時間を短くするなどなされているところもございます。  いずれの施設につきましても、職員、利用者共に、マスクの着用、消毒の徹底、体温管理を図られ、3密の回避に努められております。  本町では、それぞれの事業所との提出書類の郵送でのやりとりや、運用の変更等の御相談に応じながら、事業所の運営継続への支援を行っております。  また、緊急に対応が必要な事業所からは連絡を頂くように周知を行うとともに、希望があった事業所へは、町から直接マスクや消毒液等を配布いたしております。  次に、3点目のコールセンターは設置されているのかについてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症に関する受診などの相談につきましては、全国の都道府県の保健所内に「帰国者・接触者相談センター」を設置し、一元的な相談窓口として、検査や受診などの判断等を行うこととされております。  時津町の窓口は、西彼保健所となっておりますので、本町では、お問合せがあった場合には、西彼保健所を御案内いたしております。  また、国、県、町の支援対策などにつきましては、それぞれの機関に窓口が設けられておりますので、町民の皆様の新型コロナウイルス感染症に関するお問合せにつきましては、その御相談内容に応じ、関係する役場内の各課が内容をお伺いし、御説明したり、国・県の機関へ御案内したりするなどの対応を行っているところでございます。  次に、4点目、教育委員会との連携はどのように図られているのかについてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染防止に係る町立小中学校の臨時休業につきましては、これまで3月4日から24日までと、4月22日から5月10日までの2回行われております。  町立小中学校が休業になると、期間中に社会的支援が必要な子供たちの受皿となる学童保育と放課後等デイサービスでは、密集した施設内での感染予防対策はもとより、開所時間の変動に伴う支援員の増員等の体制を整備する必要が生じます。  このような課題につきましては、個々の事業所への財政的な支援だけでは限界もございますので、本町では、即座に教育委員会と連携を図り、次のような支援を行ったところでございます。  まず、狭い空間での感染リスク軽減のため小学校の体育館や図書室などの学校施設を、校区内の学童保育と放課後等デイサービスに限り使用許可を出し、支援を行いました。  次に、学童保育と放課後等デイサービスに勤める支援員や利用児童たちのストレス軽減のために、小中学校に配置されている教育支援員を各施設に派遣し、ソフト的な支援を行いました。  さらに、期間中、各学校長を初め教職員の方々には、学童保育、放課後等デイサービス、児童館などの児童福祉施設を巡回していただき、本町の子供たちを見守っていただいたところでございます。  また、その他、社会教育施設や社会体育施設等の教育委員会が所管する各施設におきましては、随時、教育委員会と連携を図りながら、感染予防対策や利用の決定に努めているところでございます。  次に、5点目、保育所、幼稚園、学童などとの対応はどのようにしているのかについてお答えいたします。  保育所、幼稚園、学童保育などの町内児童福祉施設とは、福祉課が各施設と連絡を密に取り、それぞれの状況を確認しながら、町から各施設に対し直接、マスクや消毒液等の必要な数量を配給するなど行っており、各施設と連携して新型コロナウイルス感染予防対策に取り組んでいるところでございます。  次に、2問目の歩くまちづくり事業についてお答えいたします。  まず、1点目の時津町の豊かな海、山、街中を生かしたウオーキングコースを策定してほしいについてでございますが、本町には時津ウォーターフロント公園や海と緑の運動公園のウオーキングコース、崎野自然公園や文化の森公園の遊歩道など、風景を楽しみながらウオーキングに適した箇所が各所にあり、時津ウォーターフロント公園及び海と緑の運動公園のウオーキングコースにつきましては、本町ホームページでも紹介しているところでございます。  また、本町では、幅広い世代の方々にウオーキングを楽しみながら御自身の健康増進を図っていただくことを目的として、町内の歩道にゴムチップ舗装を使用した弾力性舗装のウオーキングコースを整備し、歩くまちづくり事業を実施しております。  昨年度は、時津中央第2土地区画整理事業区域内の都市計画道路西時津左底線の元村側の歩道に弾力性舗装を整備しております。  区画整理区域内及び新たに整備する都市計画道路において、順次同様の舗装を整備してまいりたいと考えております。  また、今年度につきましては、町道西時津小島田線の歩道において、溝川バス停付近から長崎県立盲学校入口の交差点付近までの延長970メートルのウオーキングコースと神崎花園に隣接する公衆用道路で、延長95メートルのウオーキングコースを整備し、時津ウォーターフロント公園のウオーキングコースへつながるようにいたしております。  来年度には、町道左底横尾線の歩道において、なづみ団地口バス停付近から臨港道路畝刈時津線に向かって、延長1キロのウオーキングコースを整備するよう計画しております。  なお、現在整備を進めております鳴鼓岳の登山道につきましては、途中に休憩所を設けまして、ウオーキングを楽しんでいただけるように整備しておるところでございます。  次に、2点目の現状のウオーキングコースの危険箇所や整備不良箇所などないか点検してほしいについてお答えいたします。  既存のウオーキングコースにおいて点検を実施いたしましたところ、段差が生じている箇所や舗装が剥がれている箇所などが17か所ありました。  これらの箇所のうち、緊急性が高い箇所については、既に補修を実施いたしております。  また、文化の森公園において、カナリーホール付近の遊歩道の防護柵が老朽化により腐食・破損しているため、延長200メートルの防護柵を今年度設置するようにいたしております。  次に、3点目の国土交通省の歩くまちづくりビジョンを導入し、時津町版を策定してほしいについてですが、国土交通省は、昨年12月に「居心地がよく歩きたくなるまちなか」の形成を目指し、多様な主体が連携する取組を推進していくために「まちなかウォーカブル推進プログラム」を取りまとめました。  この「居心地がよく歩きたくなるまちなか」の考え方は、都市再生の取組を推進するものであり、官民の公共空間を人が歩きたくなるような空間に転換するため、民間事業者と協力しながらまちづくりを進めることにより、交流人口を増やして、町の魅力アップを図りながら、豊かな生活の実現に寄与していこうとするものでございます。  本町におきましては、時津中央第2土地区画整理事業や時津第10工区埋立事業など新しいまちづくりを進めておりますが、これらの事業地内においては、建築物の用途の混在や敷地の細分化などによる環境の悪化を排除し、ゆとりある良好な市街地の形成を図るために、まちづくりを進める段階で地区計画の策定を行うことで、建築物等が立地した後でも、都市景観の向上を推進し、住民の皆様には快適で住みよい町並みになるように努めているところでございます。  さらに、1点目でもお答えしましたとおり、時津中央第2土地区画整理事業地内におきましては、弾力性舗装による歩きたくなるまちづくりの取組を既に行っているところでもあり、時津第10工区埋立事業地内にづきましても、緑地用地を確保することで、ゆとりのある空間の中で、大村湾を眺めながら、多くの方々にウオーキングを楽しんでいただけるように、まちづくりを進めているところであります。  今後もこういった景観に配慮したまちづくりを推進することにより、多くの方々に時津町を訪れていただき、さらには海岸線や町中を散策していただけるような魅力あるまちづくりに努めてまいりたいと考えているところではございますが、既存の町並みを再生する手法として用いるための「まちなかウォーカブル推進プラグラム」につきましては、活用する意向はございません。  ウオーキングのしやすいまちづくりを進めてまいりたいというふうに考えております。  以上で、新井議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  10番、新井君、再質問をどうぞ。 ○10番(新井政博君)  では、再質問させていただきます。  町長もスピードアップして答弁してもらってありがとうございます。助かります。  今回、コロナについては、今、万全な防疫、経済、生活支援等を立てておられて、町民の皆さんも大変喜んでおられるのじゃないかと察しているところでございますけれども、アフターコロナ、日本全国、少しずつ出てきております。  特に、身近な北九州では、小学生の児童にも感染したというニュースがあっておりますので、ぜひ今後も、そこら辺も踏まえて、防疫のほうをひとつよろしくお願いしたいと思います。  この点について、アフターコロナ、これについてどうでしょうか。少し、簡単でいいですから。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  コロナウイルスはいつ収束するかというのは分からない。また、世界じゅうどこでもあってますので、よそからまた入ってくるというようなことも非常に懸念されます。  したがいまして、まず第一は、3密を防ぐというふうなことが非常に大事だと。それから、感染が拡大している、起こっているという地域は、できるだけ差し控えていただくというふうなこと等を基本に置いて、そしてまた、今までも取り組んでおりますようなせきエチケットとか、あるいは消毒、特に手洗い、こういうふうなものを今後とも進めていく中で、感染予防に対して皆さんにも御配慮をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(山脇 博君)  10番、新井君。 ○10番(新井政博君)  ありがとうございました。  町民の健康を守るためにも、町長自ら陣頭指揮をとっていただいて、絶対時津町から感染者を出さないんだという気持ちで頑張っていっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  次に、5月29日に政府は、国や自治体が実施する災害対策を示した防災基本計画を改定しました。これはもう皆さんお分かりでしょうけれども。  この案件は、新型コロナウイルス感染が拡大したのを踏まえ、避難所の過密、先ほど言われた3密を抑えるなど、感染病の観点を取り入れた対策が必要と明記したものでございます。この改正についてどのように考えておられるか。  近頃、規模は比較的小さいですが、地震が全国各地で発生しております。これは大きな地震が来る前触れじゃないかなと思っておるんですけれども、また、梅雨の季節にも入りますので、避難所対策はどのように考えておられるか。これも3密にかかってくると思いますけど、ちょっと簡単に答弁をお願いします。 ○議長(山脇 博君)  総務部長。 ○総務部長(前田純孝君)  新型コロナウイルス感染症対策、これは避難所にとっても、まず3密を防ぐということが一番でございます。  大体、1人当たりの避難スペースが2平米ということになっておりますが、3.5平米の間隔を取るということで、各避難所の収容人数、それに適した人数とすると。  あと、もし避難所を開設したとき、そういったときには、消毒液とかマスクとか、そういったものを準備して受付をすると。もし、体温とかを計っていただいて、熱とかがございましたら、その対応をするということで、今後、県ともそういったところで関係者とも協議をして、どういった対策が一番適しているのか、今後協議していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(山脇 博君)  10番、新井君。 ○10番(新井政博君)  避難所の確保が大事だと思いますので、早めにやっぱり、この地区の方はここに行ってくださいとか、早めに皆さんにお知らせしていただきたいと思っていますので、その点よろしくお願いいたします。  次に、時津町のキャッチフレーズですが、住みたくなるまちづくり、これをうたってきたわけですけれども、これはもう既に定着してきたのかなと思っております。区画整理事業も着々と済み、時津町の町中も随分変わりつつあります。  そのような中にあって、国土交通省が唱えている「居心地がよく、歩きたくなるまちづくり」の形成が町民の健康管理のためにも必要じゃないかなと思っておりますので、町長答弁の中では、幅広く、歩く歩道を整備されていかれるようでありますし、また、今後もさらに進めていくという答弁がありましたので、期待をしているところでございますけれども、この歩く歩道、自転車が入らないように、区域をちゃんと、看板なんかも立ててほしいと思っております。その点ひとつよろしくお願いします。
     その点、どうでしょうか。 ○議長(山脇 博君)  建設部長。 ○建設部長(江頭春彦君)  通常、歩道につきましては、自転車は車道のほうをまずは通るというふうなことになりますし、歩道につきましては、自転車が入らないようにといったウオーキングコースで、安全性を確保するためにもそういった看板等は考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(山脇 博君)  10番、新井君。 ○10番(新井政博君)  要するに、車道が危ないから歩道に上がってくるんです、自転車の方も。その辺は警察ともよく相談されて、看板等の設置をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  できるだけ、歩道への自転車は自粛をお願いするというようなことはあるんですけど、一部高齢者等、歩道を確か行くことが認められていると思うんです。確かそう思っています。  ですから、そこら辺は十分調査して、そういうふうなものに抵触しないようなこと等で対応していきたいと思います。 ○議長(山脇 博君)  10番、新井君。 ○10番(新井政博君)  その辺も含めて、よろしくお願いしておきたいと思います。  今回の新型コロナウイルスは、第2波も出ていまして、なかなか収束には向かわないような気が、私、個人的にはするんです。今まで職員の皆さんも疲労困ぱいの様子ですので、皆さんも健康には十分留意されて、コロナを抑え込むんだという気概を持って、困難、国難を乗り切っていただきたいと思っております。  以上で、今回の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山脇 博君)  以上で、10番、新井政博君の質問を終わります。  暫時休憩します。               (午前10時27分 休憩)               (午前10時39分 再開) ○議長(山脇 博君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、14番、川口健二君。 ○14番(川口健二君)  おはようございます。  世の中、コロナ、コロナでございまして、今までにない、世界的な規模の大不況が来るであろうと予測されております。  そういう中で、安倍さんも自分の責任上、いろいろと支援策を講じてくれておりまして、その最たるものが、昨日、今日、我が家に来ておりますアベノマスクといわれるマスクでございます。  もっと大きく言えば、1人当たり10万円の支援金ということでございます。ほかは、企業とか団体にそれぞれの支援をしたいということで頑張っておられます。  恐らく、今後、自民党を支えております各種団体、企業あたりからいろんな要求、要望がありまして、自民党としても、現在の政府としても、そういう方々に対する思い、願いを聞き入れるために、相当な補正予算を組まざるを得んだろうと思います。現在八百何十億かの借金があると言われておりますけど、国民一人当たりですね。これは1,000億を超えざるを得んのじゃないかなと、私は思います。  そういう意味で、現在のいろんな施策に対する思いを込めながら、ぜひ町長にも御理解いただいて、今後、3万人の町民のために御尽力いただければありがたいと。  特に私がここに上げておりますのは、新型コロナウイルス対策についてということで、(1)が商工業者に対する支援についてであります。見解と対応を明確に答弁していただきたいと。売上げの減少、家賃、雇用者の人件費に対する支援などということを含めて、御答弁いただきたいと思います。  特に、せんだってから商工会が五百何十名かの皆さん方にアンケートをとったということも言われておりまして、資料を頂きました。その中には、7割から9割以上の人が、今のままではどうにもならんということを結果として出しております。  ぜひひとつ、そういう人たちの声も聞きながら、一般町民の声を聞きながら、町長として出来得る限りのことを対応していただきたいと思うところでございます。  特に、アルバイト先を失ったり、あるいは、親も失業しているため退学せざるを得ないというのが一時問題になりました。大学も自らが補助しようと。あるいは、それはいかんということで、何とか安倍内閣でも自民党政権の中でも、何とかしてあげたい、学校を辞めさせるなという状況で、何とかひとつ対応したいということで、具体的に進んできております。私がこれをなぜ時津で上げたかといいますと、本町はある奇特な人のおかげで奨学金制度がスタートしました。そこで、この奨学金制度をどのくらいの人が、高校生、大学生が利用しているのかということを知りたいということでございます。その中で退学せざるを得ないような高校生、大学生がいるのかいないのか。  次に、タクシーや貸切バス会社も経営が厳しく、特にタクシー運転手は歩合制であります。そのために生活ができないという話を聞いております。  タクシーや貸切バス会社への支援及びタクシードライバーの救済についてどのように考えているか、取りあえずはこれで質問をしておきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、川口議員の御質問についてお答えいたします。  先に私のほうから、1問目の1点目、商工業者に対する支援についての見解と対応をと、3点目、タクシーや貸切バス会社への支援及びタクシードライバーの救済について申し上げ、私の後に教育長が、2点目、本町独自の奨学金制度を利用している高校生・大学生は何人か。その中で退学せざるを得ない学生はいないかについてお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。  1問目の新型コロナウイルス対策についてでございますが、まず、1点目の商工業者に対する支援について、見解と対応を明確に答弁いただきたいについてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大により、様々な商工業者に影響が出てきております。  その中で、本町といたしましては、密閉、密集、密接の3つの密を避ける取組要請や、感染拡大地域との移動の制限など、感染拡大防止に向けた社会的要請により、経営に影響を大きく受けた町内の飲食、宿泊の各事業者の方に対して、時津町独自の第1弾の緊急支援を5月8日から開始いたしました。  事業持続化支援金等として、3月から5月のうち、いずれか1か月の売上が前年同月比20%以上減少していることなどの申請要件で、飲食店に最大30万円、宿泊業者に最大150万円を支給しております。  また、交通事業緊急感染予防対策支援金として、タクシー業に1台当たり1万円、貸切バス等の事業者に1台当たり10万円を支給しております。  そして、第2弾の時津町独自の緊急支援といたしまして、第1弾で支援を始めました業種以外にも経営に影響が出ていることから、支援する対象業種を町内全業種に広げた事業持続化支援を6月1日から開始いたしました。町内に本社・本店のある中小企業及び個人事業者で、国の持続化給付金の要件に当てはまらない売上減少50%未満の町内事業者を対象に、3月から5月の1か月平均売上が前年同期平均売上と比較して、20%以上50%未満減少していること等を支給要件として、中小法人に最大30万円、個人事業者に最大20万円を支給するものでございます。  これらの支給金の使途は制限しておらず、事業の継続を下支えし、再起の糧としていただくため、売上の減少、家賃、雇用者の人件費など、事業全般に広く使っていただけるものといたしております。  また、行政からの支援金だけでは、商工事業者の支援には限界があることから、町内産業の活性化策を図る必要があると考えて、7月4日から、プレミアム率66.7%のとぎつ活性化協力クーポン券を5億3,200万円分発売する予定でございます。  町民の皆様にプレミア分を還元し、町民の皆様の御協力をいただきながら、町内の消費を喚起し、経済再生の呼び水として、町内商工業者の売上回復のきっかけになるものと考えております。  また、本町独自の制度のほかに、国及び県が行っている制度がございます。  国の支援制度としては、持続化給付金、雇用調整助成金、セーフティネット保証や日本政策金融公庫の実質無利子無担保融資などの資金繰り支援がございます。県の支援制度としては、休業要請協力金、緊急雇用助成金、緊急資金繰り支援資金などがございます。  このような、国、県、町の経済対策制度を有効に活用していただき、町内商工業者を支援してまいりたいと考えております。  次に、3点目のタクシーや貸切バス会社への支援及びタクシードライバーの救済についてどのように考えているかについてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大による経営への影響に対しまして、時津町独自の緊急支援の第1弾を5月8日から開始し、タクシーや貸切バス会社への支援としましては、交通事業緊急感染予防対策支援金を、タクシー業者に1台当たり1万円、貸切バス等の事業者に1台当たり10万円を支給しております。  そして、第2弾の時津町独自の緊急支援といたしまして、経営が悪化した町内事業者の経営の持続と強化を図るため、国の持続化給付金の要件に当てはまらない売上減少が50%未満の町内事業者に対し、対象業種を全業種に広げた事業持続化支援を6月1日から開始いたしました。町内に本社・本店のある中小企業及び個人事業者を対象に、3月から5月の1か月平均売上が前年同期平均売上と比較して、20%以上50%未満減少していること等を支給要件として、中小法人に最大30万円、個人事業者に最大20万円を支給するものです。  法人のタクシー業や貸切バス会社業の方、個人タクシー業の方につきましては、この制度の利用をお願いしたいと考えております。  タクシードライバーの方だけではなく、全業種にわたって、雇用されている方につきましては、賃金の減少などの影響が少なからずあると把握しております。雇用されている方への本町独自の救済制度はございませんが、国の雇用調整助成金制度や県が上乗せ助成する緊急雇用助成金を活用した休業手当受給などの生活を支えるための支援制度を活用していただくことになろうかと考えております。  また、7月4日のとぎつ活性化協力クーポン券の発売開始に伴いまして、買物や飲食による消費の機会が多くなれば、タクシー利用も増えてくるのではないかと考えております。  クーポン券の取扱店には、当然町内タクシー事業者も登録できますので、町民の皆様のタクシー利用の際にも御利用いただきたいと思います。  なお、本年4月から始まった時津町高齢者交通費助成事業において、運転免許証をお持ちでない70歳以上の本町住民にタクシー運賃支払いにも御利用頂ける年間最大6,000円分の助成を行うこととなっております。  5月現在で、タクシー助成券の申込みが1,013件あっているとのことですので、約600万円のタクシー利用増加の効果が出てくるものと考えております。  以上で、私の川口議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、川口議員御質問の1問目、新型コロナウイルス対策についての2点目のアルバイト先を失ったり親も失業したりしているため、退学せざるを得ない状況にある大学生がいると聞いている。本町は独自の奨学金制度があるが、現在、この制度を利用している高校生・大学生は何人いるのか。その中で退学せざるを得ない学生はいないかについてお答えいたします。  議員御承知のとおり、本町では経済的な理由で高校・大学等へ進学できない町内の子供たちへの就学支援として奨学金制度を創設し、平成28年度から運用しているところでございます。  現在、本町奨学金制度を利用し学校に通っている学生については、大学生4名となります。  その中で、学校を退学せざるを得ない学生はいないのかとのお尋ねですが、今のところ、貸与を受けている学生、または保護者からの相談等はあっておりません。  しかしながら、今後、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、経済的に厳しく、就学が困難になる学生に対しましては、通常、奨学生の募集は6月と9月の年2回実施しているところですが、随時、奨学金の申請等を受け付けてまいりますので、御相談頂ければと思います。  以上で、川口議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  14番、川口君、再質問をどうぞ。 ○14番(川口健二君)  町長から丁寧な答弁を頂きました。  安倍さんの政策、これを国内にずっと広げていきたい、利用してもらいたいということですよね。それをやるには、みんな、地方自治体ですよ。限られた数の職員でやって、そのしわ寄せは全部市町村に来る。そこでお尋ねしておきたいんですけど、それだけの商工会員がおって、企業の町ということを標榜しておりながら、産業振興課は今2人か3人でしょ。対応しているのは。それでいいのかどうかということです。かゆい所に手が届くような行政を願うとするならば、職員ももっとふやしていただきたいなと、実は考えもあるわけです。それに対しての御答弁をください。  それから、タクシーや貸切バス、それぞれの国の定めたデータにのっとって、1台当たりタクシーは1万円と。それから、バスにしては10万円ということですけれども、せんだってレンタルのバスを経営している人と会いました。解雇したんですかと言ったら、いや、解雇したら次にやるときに来てくれんからんということで、現在20万5,000円と言ったかな、払っていますよと。売上げはほとんどゼロですと言いました。  そこは農協のさくら会館の葬式も組んでおるんです。火葬場に行くのにマイクロバスか大型バスを使うという現実があるんです。ところが、通夜に行ってびっくりしたんですけど、お寺の坊さんからの申し出で、御焼香が終わったらそのまま帰ってくださいという指導があったんです。もちろん私もそうしましたけど。だから、火葬場に行くときもそういう面でようけ来るなという形の中で、帰ってきたら、おときと言いまして、仏法用語で、食事をする。それもほとんど減っておりますということでして、かなり苦しいんじゃないかなと。ところがインバウンドの事業で、それなりの金をかけてバスをそろえておるわけです。だから、実際言って、国の制度はあるんですけれども、結局、よく評論家なんか、テレビで無責任に言いますけど、それは借りた金だから払わないといかんというようなことをよく皮肉たっぷりに言う人おりますけど、確かに金利なしで借りられると。でもそれは払わないといかんからということですけれども、もし、時津町で町長にそういう腹づもりがあるとすれば、できれば、縁故債でも借りて、何とかして、少しでも運転手が困らんように、企業が困らんように、人が困らんように出来んかなというのが実はあるわけです。  私が一番知ったのは、一番仕事したと言うと失礼ですけど、塩見町長のとき、彼の業績から来るもんからいきますと、一番仕事されたというと、これはもう吉田町長、一番、御承知のとおり。ところが、136億ぐらいの借金を残したわけです。平瀬町長が、これも塩見さんからの引継ぎみたいなもんでしたけれども、第2区画整理事業、今やっています。いよいよ浜田に入ってきました。これをどうしてもやりたいと。やるには136億の借金を少しでも減らしておかないといかん。しゃにむになって返してきたはずなんです。そこでようやく元村地区、第2区画整理事業に手をつけられたという現実があるわけです。最初の事起こしはあなたが所管課長やったと思うけれども、もう少し広げろと、私は相当この議場を通じて言いましたけど、それは入ったわけです。  だから、その135億から6億の借金を平瀬町長とも大体、3期12年間で80億から90億まで減らしたんです。4、50億減らしております。そういう方法でやった人もおるわけです。  だから、ぜひ、あなたみたいに事業の所管課長をしたりなんかしてきた人ですから、そういう面での運用をうまくやり切らんかなと。タクシーのドライバーにも、バスのドライバーにも、町でできる限りのことを政府のほかプラスアルファで出来んかなということを実は願っておるわけです。いかがでしょう。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  まず、商工業者とかが非常に時津町は多いので、商工業に対する職員等の今の配置というふうなものを増員ができないかというふうな御意見でございます。  こうした職員等の配置につきましては、そのときの事業の実施の状況とか、今後の予定とか、そういうふうなもの等を踏まえながら計画を立てて、順次進めているところでございます。  職員等につきましては、今、定年退職してもその後に再任用というようなこと等であとをまたやっていただくというようなことで、前に比べたら職員等の数もふえていっていると思うんですけれども、何せ業務が相当複雑、多量になってきているというようなことで、どこの部署においてもそうしたもの等が起きておるわけでございます。その状況に応じた採用は今後も考えていきたいというふうに思っております。  それから、タクシー業とか、そういうふうな人たちが非常に生活に困窮をしていると。答弁の中でも申し上げましたように、非常に今、大きな、レナウンとか、あるいは航空会社等もそうした危機に陥っている中で、雇用調整というふうなことで休業を余儀なくされたり、いろいろそういうふうなことが社会全体に起きております。  そういうこともあって、政府等はそうした雇用調整の助成金制度というふうなものを設けたり、あるいは、持続化給付金というふうなことで、そうした対応等をやっております。  そうしてまた、第2弾等でも、いろいろ今計画をなされておるようでございます。町としてできることというのは、非常に限りがあるというふうに思っておりますけれども、今度、全業種にわたって出す私どものほうの持続化給付金、こういうふうなもの等をこのタクシー等に1台1万円といたしたのは、これは持続化給付じゃなくて、これは感染予防対策費として、消毒代として出しておりますので、今回こういうふうなもの等も御利用いただいて、そしてまた、町が出すこのプレミアムクーポン券、こういうふうなものでも町内の事業の活性化を進めていきたいというようなこと等で考えておるところでございます。 ○議長(山脇 博君)  14番、川口君。 ○14番(川口健二君)
     今日はもう時間がほとんどありませんから、また後にこの関連でやらせていただきたいと思います。  教育長、先ほどの答弁ありがとうございました。  幸い時津町は、大学生、高校生、そういう保護者からの相談は一件もないということで、喜ばしいことでございます。  ただし、これから、この2次、3次、4次と、どうなっていくか分からんと言われておるんです。恐らくこれからは、中東のほう、それからアフリカ、南米と広がっていくだろうと。今大きく日本でも問題になった2次的な、3次的な、また大きな問題に展開していくんじゃないかと言われております。  そこで、ぜひひとつ、学校の授業も現在、あれは何て言うかな、テレビを通じてやる、パソコンを通じてやる、度忘れするよ。それで、私は、夜中、不眠症で寝てませんので、NHKの夜中の番組を見ていました。そしたら、教育評論家の尾木さん、それから、全国的に今、売上げが物すごくよくなってきておる温泉旅館、そこの社長とかが出てNHKでやっておりました。それを見て、やっぱり、現場のことを分からん人は、時津もかつてそうでしょ。誰がそれを教えるのかと。よっぽど知識がないと教え切らんぞというようなことを言いました。同じことを星野観光リゾートの社長が。尾木さんが、いや、それは心配せんでいいんだと。もう今4歳の子がやるんですよと。やりよったらすぐ覚えるというわけです。なるほどなと。  それで、学校の授業、分散で今やったりしておるのもあるんですね。本町は幸い、みんな一緒に行っている。そういうことを考えれば、授業がこれからどうなるか分からんでしょ。時津から1人出たら、まずそうなっていきますね。北九州は3名、4名出たからといって、学校全部大掃除して、消毒してということになってますから。だから、時津もいつそれが発生するか分からんわけですから。そういうところについて新井議員が心配して、どう対応しているんですかということを聞いたと思うんです。  問題は、学校の中でそういうことがあったときにどうするか。例えば、給食、調理工場がございます。あそこから1人でも出たら、まず給食をストップするはずです。だから、時津の工場は2つありますから、左底で仮に出ても、こっちは、中学校のところは運営できると思う、調理できると思う。ところが、これが1か所だったらとてもじゃない。何千食がストップするわけです。何日間か。そういうことを含めて、給食工場あたりの対策、栄養士、調理人、あるいは事務員、どのように対応されているのか。そういうことも含めて、ひとつ答弁してください。 ○議長(山脇 博君)  教育次長。 ○教育次長(松園喜秀君)  それでは、お答えさせていただきます。  今、もし仮に給食センターでコロナウイルスの感染者が出た場合でございますけれども、そういった場合には、これまでのいろいろな、県内とか全国の例を見ますと、一旦その関係しているところは全て止めてしまうことになります。そこから濃厚接触者が誰なのかというのが判明しまして、順次、給食センターであれば、安全なところから給食の調理を始めるとなると思いますけれども、私どものところでも同じようにしまして、仮に第2調理場から発生した場合でもいろいろなことが考えられますので、全ての給食を止めて、調理人さん、関わっている方々は当然職場に来れませんので、自宅待機をしながら、保健所等との協議をしていって、再開できるところは再開していくという方法をとると思っております。  以上でございます。 ○議長(山脇 博君)  14番、川口君。 ○14番(川口健二君)  これからの問題として、どう展開していくか分からんから、僕は取り越し苦労で言いよるんです。万が一あったら、もうどうにもならんから。なぜかと。給食費は前金でもらっておるわけです。それすら払い切らない家庭もあるわけです。そういう面で、ぜひ今後、最悪の事態が、事件として発生しないように、常に心していただいて、対応してもらえばありがたいということで、実は聞いているわけです。  だからひとつ、今後とも、教育長は大変心配でしょうけど、よそみたいにいろいろと、何か班編成みたいにして、半分来て半分は休んで、あとはパソコンでやる、ああいうことがないように、ぜひひとつ気を遣ってください。そして、時津町がそういうことで、子供たちを最低のところに送り込まんように。  だからもう、運動会はどうなるかというのは、ちょっと話題になっておりますけど、私は運動会は中止していただきたい。なぜかと。今まで、春休みもちょっと長く休んだとか、夏休みもという形になっては困るわけですから。だから、中学生になった場合は、特に高校受験というのが控えてますので、そういう受験体制に入ってください。運動会はいつでもいいです。これは一過性の問題ですから。  ぜひそういう形で、受験体制をつくる意味でも、学校側がまだ結論を出しきらずにおるとするならば、校長会あたりで教育長から指示をしていただきたい。そういうことで、要らんところで気を遣うよりも、そうしたら学校の先生方も安心です。子供と親にしてみれば、勉強する時間が足らないじゃないかと。それで運動会をするなんてなったら、特におかしく、おもしろくないと思います。  ひとつ、いろいろ申し上げましたけど、町長、今度のこのコロナの問題は、世界的な大きな事件であり問題ですから、時津町で解決しろということは、私はそこまでは考えておりません。恐らく、安倍さんも2次、3次の政策を打ち出してくるはずですから。私がいつも言う、現在の安倍内閣の29%の支持率、これでは選挙できませんから。多分、いろいろあったって、手を入れて、いろんな方々に救済の手出しをしてくれると思います。  ひとつ、これを期待して、皆さんも頑張って、自ら、私もそうですけど、私は特に糖尿を持っていますから、持病を持った人はかかりやすいそうですから、だからお互いがそういう思いで、我が身にそういうことがふりかかってこんように、心してやっていただきたいと思います。  もう終わります。すみません。ありがとうございました。 ○議長(山脇 博君)  以上で、14番、川口健二君の質問を終わります。  暫時休憩します。               (午前11時 9分 休憩)               (午前11時25分 再開) ○議長(山脇 博君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、6番、濱﨑幸德君。 ○6番(濱﨑幸德君)  皆さん、こんにちは。公明党の濱﨑でございます。  今回、ほとんどの議員さんがこのコロナウイルスについて質問をしていただくようになっていると思っております。私もコロナについて質問させていただきたいと思っております。  本当に全世界が、今このコロナで悲鳴を上げているという状態で、今考えると、本当に普通の生活というのがありがたいことだったなと思っております。早く収束して、また普通の生活に戻れるように願っております。  では、通告書に従いまして、私の質問をさせていただきます。  まず1番、新型コロナウイルスによる休校中の学習支援について。  新型コロナウイルスの感染拡大で学校の休校が長期化する中で、時津町も5月11日より町立小中学校が授業再開となりました。3密を避けることに留意しながら通常授業を実施することになり、一安心ではありますが、休校中の学習支援はどのような体制をとられていたのかを伺いたいと思っています。  ①通常の授業日数からはどのくらいの日数遅れているのか。  ②休校中の学習支援はどのようにしていたのか。  ③時津町のオンライン環境整備はできていたのか。  ④小中学生に1人1台のパソコン配備はされているのか。  ⑤教育長として、今話題になっております9月入学について、教育長としてのお考えをお聞かせ願いたいと思っております。  続きまして、書籍消毒器導入についての質問をさせていただきたいと思います。  何回か、この書籍導入の質問を私はさせていただきましたけれども、平成27年第3回定例会におきまして、書籍消毒器の質問をさせていただきました。  当時の教育長の答弁といたしましては、書籍消毒器は図書館の本を住民に気持ちよく快適に利用していただくための有効な設備であると考えるとの答弁でありましたが、現在コロナウイルス感染予防対策を考える中で、安全な図書を考えると、書籍消毒器の必要性を重視すべきではないかと今思っております。  前回の答弁では、図書館サービスの充実に向けて、今後、図書館利用者に書籍消毒器を使ってもらい書籍を消毒する方法も含め研究をしていくとの答弁でしたが、どのような研究をしたのか。今こそ感染予防のため、書籍消毒器の導入を決断すべきではないのかと思っております。  ぜひ、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、濱﨑議員の御質問についてお答えいたします。  まず、1問目の新型コロナウイルスによる休校中の学習支援についての1点目。通常の授業日数からどのくらい遅れているかについてでございますが、本町では、コロナウイルスの感染拡大防止対策として、昨年度3月4日から3月24日までの間、本年4月22日から5月10日までを臨時休業といたしました。  このうち、通常授業を実施する日を臨時休業とした日数は、3月において卒業式、修了式を除いて13日間、4月においては6日間、5月においては3日間となっており、合計22日間の遅れが生じております。  なお、この期間の学習内容を補完するために、本年度は7月末に6日間、8月には、9日と21日の登校日も含めて5日間、各4時間の授業を実施し、授業時間の確保に努めてまいります。  なお、7月に追加して行う授業日におきましては、給食も実施することにしております。  次に、2点目の休校中の学習支援はどのようにしていたのかについてでございますが、学校が休業している期間におきましては、各学校において、それぞれの学年に応じて単元ごとにプリント課題を作成したり、教科書の問題や購入した副教材に取り組ませたりしております。また、各校共各校のホームページに課題内容を掲載したり、文部科学省のホームページ「子どもの学び応援サイト」に掲載されている教材や動画等を利用した学習を紹介したりして、家庭内における学習の支援を行っております。  また、学校再開後は家庭学習課題の誤答などを授業で取上げたり、確認テスト等を行ったりして、学力の定着へとつなげる取組を行っております。  次に、3点目の時津町のオンライン環境整備はできていたのかと4点目の小中学校に1人1台のパソコン配備はされているのかにつきましては、関連がございますので併せてお答えいたします。  本町の小中学校における児童生徒用のパソコンは、現在のところ指導者用を含め、これまで各小中学校ごとに42台を整備しておりますが、学校と家庭を結んだオンラインによる学習環境は整っておりません。  また、本町では、本年度から令和5年度までの4か年計画で国庫補助金等を活用し、学校における1人1台のモバイルノート型パソコンを順次整備することとしておりました。  そのような中、今般の新型コロナウイルス感染の拡大により、国が感染予防の観点からも遠隔・オンライン教育の実施を推進するために、1人1台のパソコン整備を加速させる目的で補助事業を拡大し早期に整備を図る方針を打ち出しました。  本町におきましても、この方針に沿って町内全小中学校に校内ネットワーク環境の整備を行うため、その設計に着手しており、今年度中に整備を終える予定でございます。  また、これに合わせて1人1台のパソコン整備につましても早急に行ってまいりたいと考えており、本議会におきまして関連予算を計上しておりますので、よろしく御審議をお願いいたします。  なお、整備されたパソコンの利用による将来に向けた学校と家庭を結んだオンラインによる学習環境の整備につきましては、各家庭におけるインターネットへの接続環境の整備や接続により発生する利用料金などの家庭への負担も生じますので、このようなことも含めて、今後どのように運用を行っていくべきなのか、国の方針も踏まえて考えてまいりたいと思います。  次に5点目の教育長として9月入学についての考えを教えていただきたいについてでございますが、新型コロナウイルスの感染拡大により、国内の多くの学校で休業が相次いでいることから、国内においても9月入学への関心が高まっていることは御承知のとおりでございます。  文部科学省でも2021年度の新入生のみ17か月分に増加する案、1学年の誕生月を1か月ずつずらしながら5年間は新入生が13か月分になるような案、4月から8月までを新たな学年として「小学ゼロ年生」とする案などが出されているところでございます。  新学年のスタートを9月に後ろ倒しすれば、今年度の状況を鑑みた場合には、本来4月から、学ぶべき内容が十分学習できていないところを改めて最初からしっかりと学ぶことが出来、学習の遅れを補うことができるという意見や、国際標準に近づくことで、留学などグローバルな学びが充実できる可能性があるという意見もございます。  また、一方では、義務教育の開始年齢が遅れることにより子供たちの学びが遅れてしまうことや、これまで級友として互いに学び合い、励まし合ってきた子供たちが分断されることにならないかなど、多くの危惧が生じる恐れがあるといった意見もございます。  このようなことから、9月入学制度につきまして、私としましては、感染防止対策に取組ながら、目の前の子供たちの学習の遅れをどのようにして取り戻すのかを最優先に考え、拙速に判断するのではなく、社会全体の足並みをそろえる必要もあると考えておりますので、感染症問題が終息したあと、十分な時間をかけ、子供たちのために最高の選択肢は何なのかを慎重に検討していくべきだと考えております。  次に、2問目の書籍消毒器導入についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、平成27年第3回定例会におきまして、書籍消毒器の設置については、今後、図書館利用者に書籍消毒器を使ってもらい書籍を消毒する方法も含め研究してまいりたいと答弁いたしておりました。  その後、どのような研究をしたのかということですが、その当時の県内における書籍消毒器の導入状況につきましては、答弁でも申し上げておりましたが、県内の公立図書館ではまだどの図書館も設置されていない状況でございました。全国的には、導入している図書館がございましたので、その実例を確認いたしましたところ、メーカーによって機器の大きさなど多少の違いはありますが、機械の中に数冊の本を入れ、本に挟まったほこり等の不快な要素を除去するとともに、紫外線を照射することで殺菌効果があるとなっておりました。  導入した図書館によりますと、貸出カウンターの横など館内の適当な場所にその機器を設置し、本を借りた方が必要に応じて利用しているのが現状のようでした。  しかしながら、書籍消毒器が、図書館の本を住民に気持ちよく快適に利用していただくための一つの有効な設備であることに一定理解をしておりますが、機器の導入価格が1台当たり70万円から90万円程度と高価であること、県内他市町の図書館に導入事例がなかったこと、また、本町図書館の本の表紙には抗菌仕様のカバーフィルムを貼り付けていることなどの理由により、本町図書館への設置を見送ってきた次第でございます。  なお、その後の県内図書館の設置状況を改めて調査いたしましたところ、県立図書館も含め、県内には書籍消毒器を導入している図書館はございませんでした。  そのような状況の中にあって、今こそ新型コロナウイルス感染予防のため、書籍消毒器の導入を決断すべきではないのかという御提案でございますが、本町図書館におきましては、新型コロナウイルス感染予防対策のため、消毒液の設置による職員や来館者の手指消毒の徹底、あるいは室内の換気やカウンター等の定期的な消毒を行いながら感染予防に努めてまいりました。さらに、全国的に緊急事態宣言が発令された折には、図書等資料の貸出の際に、職員にマスクや手袋の着用を義務付け、本の返却は返却ポストのみとして、一定時間置いた後にその表面を消毒するなど、図書等を介しての感染リスクの回避に努めてきたところでございます。  議員が御提案されております書籍消毒器は、ほこりの除去や殺菌、カビの防止に有効とされておりますが、多くの方が利用されております県立図書館や県内他市町の図書館も導入を見送っております。  また、新型コロナウイルス対策におきましても、本町図書館の利用者が、本町と近隣市町に限られ、非常に感染の可能性が低く、仮に、今後感染が拡大し、再び長崎県に緊急事態宣言が発令された場合でも、これまで行ってきたような図書館利用の制限や感染予防対策を行うことで、感染拡大を防ぐことができると考えておりますので、現段階では、書籍消毒器を導入する予定はございません。  以上で、濱﨑議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君、再質問をどうぞ。 ○6番(濱﨑幸德君)  答弁ありがとうございました。では一つずつ、答弁に対して、また質問させていただきたいと思っております。  まず、書籍消毒器のほうからいきたいと思っております。  この書籍消毒器ですけれども、なかなか長崎県内は、前回のときもそうおっしゃって、やっぱりよそがしていないうことでお話がありました。  今回も、ぜひ消毒器を導入していただいて、コロナ対策にもどうかなと思いまして質問させていただきました。  これは、図書事業の中でも、本を気持ちよく借りていただくというふうに考えると、やはり、ぜひこれはしていただきたいと思っております。  この中で、私もまたそれから調べてみましたけれども、消毒器のあるところは、今回、この消毒器を、今までの通常からすると、2倍も3倍も使用する方が増えたと。ということは、結局はやはり、借りる方もコロナに対して、ちょっと気がけているんじゃないかと。  それとまた、本の中に髪の毛とかフケとかが入っている状態のときもあるということで、やっぱりそれを自分なりに消毒をして持って帰ることができるということで、今回書籍消毒器が有効に使われていると、調べたところそういうことがありました。  また、今回、私たちも頂いたこの地方創生臨時交付金の活用事例の中に、図書館パワーアップ事業、中でも図書環境の充実に向けた取組を実施するのに必要な経費に充当するということであります。  70万から90万ぐらいかかったということですけど、普通はなかなか充当できないと思いますけど、今回、コロナ対策としてはこういうものには入らないのかなと思いまして、ちょっと私、出してみたんですけど、いかがですか。 ○議長(山脇 博君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(蒔添浩明君)  今回のコロナの対策の関係で、補助金とかそういったものを活用することができないのかということかと思いますが、これにつきましては、ちょっと細かいところまでは対象になるのかどうかというところはまだよく理解しておりませんけれども、まずはその書籍消毒器が本当に必要なのかどうかというところでございますので、補助金の対象になるから購入するとか、そういうことじゃなくて、やはり、本来必要であれば、当然購入することが必要であろうかと思いますが、現在ところではそういった、答弁でも御説明しましたとおり、導入事例が少ないということ、それから金額もやはり、一定高価な金額ということでありますので、そのあたりについては慎重に対応していかなければいけないのかなと、そのように思っております。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  今の答弁でいきますと、まず、書籍消毒器が要るか要らないかという考えで、この助成金も、交付金も、全然問合せていないというような感じで、今話がありますけれども。
     これは、図書館を使っている方に聞いたことがあるんですか。要るか要らないかということを。どうですか。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  一応、時津図書館の職員にこの書籍消毒器について必要性はどうかということについては質問しております。  今のところは、幾分自分たちで一生懸命、そういう消毒に値するような、いろんな衛生的なことはできていると思っている、だから、必要性というのは今のところ感じていないと。  また、この消毒器は、全国的に見ますと、私が調べたところでは、全国で公共図書館が約三千ちょっとあります。そして、今、消毒器が導入されているのが1割です。320です。そういうことで、少しずつは導入が広がってきているとはいいながら、やはり、図書館員の、自前でって申し上げたらあれですけど、やはり衛生面ということについては徹底をしている、そういうふうな実情であると、調べております。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  今、教育長のお話では、結局、図書館にお勤めの方に聞いたということでありまして、図書館を利用されている方に聞いたのかということを私は質問したんですけど、いかがですか。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  直接的にアンケートをとってということについては、しておりません。  私の知っている範囲では、1名の方が消毒器を紹介していただいたと。非常にいいよということで紹介をしていただいたことは事実ございます。  以上でございます。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  私は27年に質問させていただきましたけれども、これは研究してみますということで、いろいろな研究をされたのかなと思っていましたけれども、今の答弁でいうと、もう完全にしないような感じで、研究はなされていないような感じがいたします。  できたら皆さんに声をかけていただいて、それで必要じゃないとおっしゃったら、もう私も諦めますけれども。  今回も、やっぱりあるところは、使えば何倍も使用量が増えたところがあるということは、結局は、皆さん本の管理はちゃんとしていただいても、また借りるときにはそれをしたいという希望じゃないかなと思っております。  それは抗菌カバーをしているからということで、時津町はちゃんとやっていますよということですけれども、どこの図書館もちゃんとやっていると思います。その中でもやっぱり借りられる方が、あればそれを使いたい。それも結局は、今それがコロナによって何倍も増えたということは、やっぱりそれを思いながら、誰が使ったかなというところがちょっと気持ち悪いということで、これを使おうかなというところがあるんじゃないかと思っております。  27年に質問させていただいて、いろいろな研究をするということでしたけれども、もう一遍、皆さんに、どっちかというと、消毒器があることも知らない方も多いと思います。あればしたいというのが、私が調べた範囲では皆さんそうでした。あったらやっぱり使ってみたいんですという方がいらっしゃいました。  それは、あるかないかというのは、結局、教育長初め教育課の、導入するか導入しないかの考えでありまして、完全に今のところは、導入しないから、結局、補助金のほうも、私が今回言っているのは、このコロナで、70万から90万ぐらいかかって高いから、自前ではなかなか難しいでしょうけど、これを使っていただければ、どうにかできる範囲にあるのじゃないかと思って打ち出してみたんですが、この予算にもまだ全然話してなかったということですけれども、今回、一遍出してもらうことはできませんか。 ○議長(山脇 博君)  教育次長。 ○教育次長(松園喜秀君)  それではお答えしますけれども、一応、書籍消毒器につきましては、私たちのほうは、町民の方には聞いておりませんけれども、答弁にもありましたように、県立図書館というのが導入しておりません。一番新しくできた図書館だと思いますけれども。  そのような中で、施設の計画の段階から機器の設置については想定もしていなくて検討もしなかったということがありまして、そういう効果が不明という、いろいろな御意見もありましたので、私たちのほうとしましても、そういった県立図書館とか、近隣の長崎市立の図書館とか、そういったところでの、もう少し詳しく導入しなかった経過というのをお聞きしたいと思っていますが、今回の予算で話をしなかったというのは、答弁の中にもありましたように、導入を考えていない、導入をするということを想定していなかったというのがありましたので、予算要求等はしておりません。  以上でございます。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  大村の県立図書館ですけれども、あれもコロナが発生する前に多分できていると思うんです。今回、またこういうふうな大きな災害が世界各国であって、また、私が最初に言ったみたいに、普通の生活様式じゃないような、今は時代になっているということですので、ぜひ大村に、もう一遍、導入しなかった経緯というよりも、今回コロナの関係で導入を考えてみたらどうですかぐらい言ってもらいたいと思っております。  ぜひ、普通の生活ができないようになったので、今回、コロナに対してもう一遍、皆さんが気持ちよく使えるような図書を考えていただきたいと思って提案させていただきました。  ぜひ、大村の県立図書館にももう一遍問合せていただいて、こういう話が出てますけれどもというような感じで、ぜひお話をしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  続きまして、学校の質問ですけれども、今回、休業されてから22日、今は減っているということで、先ほど教育長がおっしゃっていたのは、夏休みをちょっと削って、今度は日数を稼ぐというふうな考えでいいのですか。お答えください。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  夏休みを短縮して4時間授業を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  長崎市もそういうふうにするということですけれども、特に今、小学校の6年、中学校の3年の年代は特に受験がありますので、その辺はしっかり考えていただいて、しっかり教育をしていただきたいと思います。  今年からまた英語が増えて、ふだんでも密になっているという状況だと聞いております。そういうことで、消化するだけでも大変だったのに、今回コロナでまた足りなくなったということは聞いておりますので、ぜひ、その辺はよろしくお願いいたします。  あと、オンライン環境がだんだんと整備されるということで、時津も1人1台のパソコンといいますか、1人1台ずつ用意できるようになったということで、今回、GIGAスクール構想の中で、今度できるということになりますけれども。  今回1台ずつできるとなると、来年ぐらいからオンラインもできるようになるのですか。ちょっとお願いします。 ○議長(山脇 博君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(帶山保磨君)  お答えいたします。  今回入れる分につきましては、いわゆるネットを介してのテレビ電話といいますか、ウェブ会議といいますか、そういった部分の機能も当然使いますので、方法論としては使えるようになるものと考えております。  ただし、それを使うまでの間の教育とか使い方とかがありますので、即4月からというのは、今の段階では難しいかなと思っております。  以上です。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  先ほどの答弁の中には、オンラインをする中で、家庭でもオンラインをしていないところもあるということで、これを対象のGIGAスクール構想では、国からも補助が出るような感じで今話がありますよね。  それと、今度はまた、保護者の方にも負担金が出るんじゃないかということがありましたけれども、対馬なんかはそれをやっているということを聞きましたけれども、対馬はどういうふうにやっているかは知りませんか。 ○議長(山脇 博君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(帶山保磨君)  申し訳ございません。対馬の分については承知しておりません。すみません。 ○議長(山脇 博君)  6番、濱﨑君。 ○6番(濱﨑幸德君)  もう時間がありませんので。対馬は18年の5月から、全生徒にタブレットを用意して、もうやっているということで聞いております。ぜひ、その辺は家庭でもどういうふうにやっているのかというのは研究していただいて、早く時津もしていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(山脇 博君)  以上で、6番、濱﨑幸德君の質問を終わります。  暫時休憩します。               (午前11時55分 休憩)               (午後 1時15分 再開) ○議長(山脇 博君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、7番、山口一三君。 ○7番(山口一三君)  7番、国民民主党、山口一三でございます。  議長の発言許可を頂きましたので、通告書に基づき質問させていただきたいと思います。  今回、コロナが多いと思いまして、あえて別の話を考えてみました。一部コロナに関することもちょっと、中には質問したいと思いますので、よろしくお願いします。  今回は、2問の7項目であります。  1問目につきましては、自然災害の防災・減災についてであります。  近年、全国で自然災害による川の決壊・氾濫や崖や土砂崩れによる家屋の損壊が多数発生しております。多くの尊い命を奪い、多くの方々が犠牲になっております。  九州では、皆さんも御承知のとおり、2017年7月の九州北部豪雨で福岡県の朝倉市ほか、甚大な被害を受けております。熊本城が大きな損壊を受けた地震などもあります。亡くなられた方々におきましては、安らかな御冥福をお祈りし、犠牲となられた方々の一日でも早い復興を願っております。  今年も沖縄や九州の一部は梅雨に入りまして、全国的に梅雨を迎える時期となっております。そこで本町の自然災害時の防災・減災に基づく避難情報等の対応について伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず①、町民向けの避難情報については、防災行政無線放送以外にどのような情報伝達方法を実施しているのか。  ②視覚、聴覚等の障害者や高齢者が逃げ遅れ防止のため、特別に配慮した避難情報の伝達はどのようにされているのか。  ③避難指示や避難勧告などの避難情報は、通常、防災行政無線や携帯電話の緊急速報メール、防災ラジオなどを通じて伝えられておりますけれども、ある市では、高齢者が携帯を所有していなかったり、屋外の防災行政無線放送が聞き取りづらかったなどの課題があったため、浸水想定区域や土砂災害警戒区域に住み、携帯電話を持っていない高齢者を対象に、事前に自宅の固定電話を登録してもらい、緊急速報メールなどが発信されるのと同時期に同じタイミングで固定電話を鳴らし、自動音声で避難情報を伝える取組をしているところがあります。  自然災害時に一人でも犠牲者を出さないことを前提として、本町としても取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  ④国土地理院が公式ホームページで全国の地図データを無料で公開し、白地図に建物や地名、避難場所を表示・非表示と切り替えられるなどの編集ができるようになっております。また、災害時は航空写真を重ねることで被害状況を把握しやすくなり、防災・減災に役立つと思われるが、採用の検討をしてはいかがでしょうか。  2問目に入ります。消防団活動についてであります。  日夜町民の安全と財産を守っていただいている消防団員の方々には大変な御苦労をかけ、日頃から団員の方々には感謝しておるところで、以下について伺います。  ①今年度歳出予算に9款消防費、1節報酬、特別職報酬(非常勤)として、消防団員240人分の777万円が計上されておりますが、本年4月1日現在の240人の団員数は確保されているか。また、各分団ごとの団員数はどうなっているか。内訳を教えていただきたいと思います。  ②消防団員の各年代ごとの構成はどうなっているのか。  ③ある市では、消防団員の高齢化解消のため、学生(大学生、専門学校生)の消防団活動を通じた地域への貢献を認証する制度を導入しているところがあります。
     団員の高齢化や団員の確保に悩む消防団に学生の入団を促し、団員の高齢化解消や地域の防災力向上に貢献してもらっている現状があります。  認証制度の導入はしなくても、団員の高齢化解消及び防災力向上に向けた学生の消防団入団に対する見解は、どう考えておられるのか伺いたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、山口議員の御質問についてお答えいたします。  初めに、1問目の自然災害の防災・減災について、お答えいたします。  まず、1点目の町民向けの避難情報は、防災行政無線放送以外にどのような情報伝達方法を実施しているかについてでございますが、避難情報等の伝達につきましては、時津町地域防災計画におきまして、防災行政無線のほか、無線放送の内容を携帯電話、スマートフォン、パソコン等で受け取り、文字で確認できる防災メール配信サービス、町ホームページへの掲載、広報車の巡回等により住民に伝達することとしております。  このほか、防災行政無線の放送内容の聞き直しができる電話応答サービスや、防災行政無線放送が聞こえない世帯に戸別受信機の無償貸与も行っております。  さらに、今年の1月14日、本町はヤフー株式会社と災害に係る情報発信等に関する協定を締結し、2月3日からヤフー防災速報による本町の防災情報の発信を開始したところでございます。  また、地方公共団体等が発信する避難勧告、避難所情報などの災害関連情報を地域住民に迅速かつ効率的に伝達することを目的としたLアラートも運用されております。  本町が発信する避難勧告、避難所情報などの災害関連情報につきましては、Lアラートを通じて、テレビ事業者、ラジオ事業者、新聞社、携帯事業者等、様々なメディアに対し一斉に送信しており、住民の皆様は、テレビ・ラジオ放送、携帯メール、スマートフォンの防災アプリなど、多様で身近なメディアから確実かつ迅速に情報を入手することができます  これらの情報伝達方法を複合的に使用することにより、確実に災害情報を伝達できるものと考えております。  住民の皆様にも、自分の身を守るために、災害時における情報の入手方法をあらかじめ確認し、準備していただくとともに、気象庁が発表する警報や注意報、気象情報を確認し、予想される災害に備えていただきたいと考えております。  次に、2点目の視覚、聴覚等の障害者や高齢者が逃げ遅れることを防止するための特別に配慮した情報伝達についてでございますが、自ら避難することが困難な高齢者や障害者等の避難行動要支援者の避難につきましては、平成28年5月に策定した時津町避難行動要支援者避難支援プランに基づいて対応しているところでございます。  この避難支援プランでは、避難行動要支援者名簿を作成し、この名簿に掲載された方に対し、自治会・自主防災組織、民生委員・児童委員などの避難支援関係者へ情報提供してよいかの同意・不同意を確認し、同意された方につきましては、自治会等へ情報を提供して、一人一人の避難支援について具体的に記載した個別計画を作成いたしております。  災害情報の伝達ルートといたしましては、町は、自治会・自主防災組織、民生委員・児童委員、消防団に対して情報伝達を行い、自治会等は、互いに連携を図りながら、避難支援者と避難行動要支援者に情報伝達を行うこととしております。  具体的には、まず、本町の災害対策本部から各自治会長や各地区自主防災組織の連絡調整員等に災害連絡メールを送信いたします。各自治会等においては、避難支援者と避難行動要支援者に情報の伝達を行い、各自治会長がその結果を集約して、災害対策本部に伝達が完了した旨を報告していただくことといたしております。  昨年度、各小学校区単位で実施された防災訓練におきまして、全ての小学校区で避難行動要支援者への情報伝達訓練も行っていただいたところでございます。  次に、3点目の固定電話に避難情報を伝える取組についてでございますが、避難勧告、避難所情報などの災害関連情報につきましては、住民に迅速かつ確実に伝達するため、より多くの手段、方法により行われることが望まれます。  先ほどお答えいたしましたとおり、本町におきましても、防災行政無線放送、戸別受信機の無償貸与、防災メール配信サービス、電話応答サービス、ヤフー防災速報アプリ、テレビ・ラジオ放送といった様々な手段、方法により災害関連情報を伝達しているところでございます。  御質問の固定電話に避難情報をお知らせすることにつきましては、本町は、県内の他の自治体と比較しても、屋外スピーカーの数が多く、放送も聞こえやすい環境にあると考えております。また、防災行政無線放送が聞こえない世帯には戸別受信機の無償貸与も行っておりますので、今のところ実施する考えはございません。  次に、4点目の国土地理院の地図データの利用についてでございますが、国土地理院のホームページでは、土地条件図、地形分類図、災害情報など様々な地図情報が公開されており、過去の災害状況や災害リスクの把握など、防災に活用できるものもございます。  過去に災害の発生した場所や、土地の成り立ちなどから災害リスクを把握し、災害に備えることが考えられますが、土地の成り立ちを示す土地条件図や地形分類図につきましては、本町の区域は掲載されておらず、今のところ本町が活用できる情報は少ない状況でございます。  なお、国土地理院は、大きな災害が発生したときは、速やかに被災地の空中写真を撮影するなど、被災状況を地図に表示し、公開しております。特に、被災後の空中写真や推定浸水図などは、地域の被害状況を容易に確認することができますので、罹災証明書の正確かつ迅速な発行に活用できると考えているところでございます。  次に、2問目の消防団活動についてお答えいたします。  まず、1点目の240人の団員数は確保されているのか、各分団の団員数はについてでございますが、令和2年4月1日現在の消防団員数は、本部10名、第1分団23名、第2分団23名、第3分団22名、第4分団23名、第5分団21名、第6分団19名、第7分団22名、第8分団23名、第9分団23名、第10分団23名、合計232名となっており、充足率は96.7%でございます。  令和2年度の県内他市町の状況につきましてはまだ公表されておりませんが、昨年度4月1日における本町の消防団員の充足率は今年度と同じ96.7%で、県内で4番目に高い状況になっております。  次に、2点目の消防団員の年代毎の構成についてでございますが、19歳以下の団員が3名、構成比率は1.3%、20歳から29歳が31名、13.4%、30歳から39歳が93名、40.1%、40歳から49歳が84名、36.2%、50歳から59歳が18名、7.8%、60歳以上が3名、1.3%となっており、比較的若い団員が多い状況になっております。  次に、3点目の学生消防団活動認証制度と学生の消防団入団に対する見解についてでございますが、まず、学生消防団活動認証制度は、大学等に通学しながら消防団活動に取組、地域社会に貢献した大学生等に対してその功績を認証する制度でございます。  具体的には、就職活動等において、市町村が交付する学生消防団活動認証証明書を企業の採用担当者等へ提出し、消防団員として社会貢献してきた実績を評価してもらえるようにする制度となっております。企業にとっても、地域貢献に意識の高い人材、団体行動や規律等を身に付けた人材の確保につながることが期待されております。  この制度は、近年、団員不足や団員の高齢化の解消を目的として導入されつつあり、平成31年4月1日現在、全国で290の市町村が導入しております。  長崎県内におきましては、この制度を導入している市町はなく、本町の消防団は先ほど答弁いたしましたとおり、おおむね団員数は確保できており、かつ、比較的若い団員が多い状況にありますので、今のところ学生消防団活動認証制度を導入する考えはございません。  なお、本町の消防団におきましても、既に学生にも団員になっていただいております。  以上で、山口議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君、再質問をどうぞ。 ○7番(山口一三君)  御答弁ありがとうございました。  避難情報につきましては、事細かに本町としてはやっておられるということで、他市町に比べて雲泥の差があるということと思っております。  そういうことで、一人でも犠牲者が発生しないようなことで、今後進めていただきたいと思っております。  やっぱり、視覚とか聴覚障害者の方につきましては、災害の状況が見えないとか聞こえないということがありますから、自治会の役員さんとか民生委員の方、いろいろ関係の方々がいらっしゃいますので、そこら辺の連絡体制を密にとって、犠牲がないようなことで進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  再質問になりますけれども、今、災害時の避難場所、町内に、まず役場を入れて4か所です。そのほかに、状況に応じて37、8か所ぐらいありますけれども、それの中で、コロナの関係が今ちょっと話をされていましたので、関連してですけれども、現状の4か所、役場、北部コミセン、コスモス会館、福祉センター、4つありますけれども、そこでの通常のときの避難に対する収容人員数といいますか、そこら辺は大体どのぐらいになっておるんでしょうか。何人ぐらい受入れをできるんでしょうか。 ○議長(山脇 博君)  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  お答えいたします。  今、議員がおっしゃられた避難所4か所、通常の場合の避難受入れ想定人数が、合計で1,830名という状況でございます。  なお、本町の避難所16か所指定しておりまして、そこを全て合計しますと、6,682名の方を収容可能という状況でございます。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  再確認です。  6,682人は、全部含めてですね。分かりました。  そうしましたら、新井議員からの質問のときに、スペースとして大体1人2平米ぐらいという話が出ておったと思うんですけれども、コロナの関係で3密状態を避けるとすれば、収容人員はどのぐらいになるのか、そこら辺を教えていただきたい。 ○議長(山脇 博君)  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  お答えいたします。  通常避難場所につきましては、2平方メートル当たり1人という換算で収容人員を決めているという状況ですが、コロナ対策といたしまして、人と人との間隔を空けるということで、4平方メートル当たり1人というふうな形で換算しまして、先ほど言いました、いつも空けている4か所、そこの合計が914名分で、16か所全体で言いますと、3,338名分となっております。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  ありがとうございました。  まだコロナが続いておりますので、今、梅雨も近づいております。九州の南部まで入っていますので。もし大雨とか、最近大きな水害とかが発生しておりますので、そこら辺で皆さんが安心して避難できるような、確保できるよう場所を今後ともしてもらわんといかんのですけれども。取りあえず全体で3,300人という話がありましたので、町内全員3万人が避難するということはまずないのでしょうから。大体これで確保できているのかなとは思っております。  それから、国土交通省が土砂災害の可能性があるということで、全国で約67万か所の警戒区域指定を受けたということで、その基礎調査が3月末に終わったということの発表がありました。  この調査では、土砂災害防止法に基づいて、がけ崩れや地滑りなどの危険性があるところを調べるものでありまして、場所によっては規制されて、建物の移転とかが発生してくるということになっております。  平成28年10月に発行されました。もともとこれが、25年の6月にハザードマップが発行されましたが、それの見直しというのが各地域ごとにこれが発行されていますよね。各地域で全戸配布されていると思います。  そういうことで、28年のやつが一番新しいということであります。  それで、国土交通省の調査結果が本町にも届いているのかどうか、そこら辺はどうなんですか。 ○議長(山脇 博君)  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  お答えいたします。  時津町の指定の状況、指定されたのが平成28年でありまして、その指定に基づいてそのハザードマップを作成したという状況でございます。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  今回、この基礎調査をした結果というのはまだ来ていないんですよね。  県を通じてとか。67万か所、一応調査しているんですけど。そこをちょっと、来ているかどうかの確認です。 ○議長(山脇 博君)  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  届いております。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  届いておるということであれば、この今、各地域に配布されたやつの見直しとか、3月頃に終わっているので、それが来ておるということであれば、今後の見直しとか、そこら辺の作業は出てくるのでしょうか。 ○議長(山脇 博君)  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  時津町の地域におきましては、平成28年度にもう既に完了して、その状況を踏まえてそのハザードマップを作成しておりますので、今のところそこは変わっておりません。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  分かりました。じゃあ、これが一番最新版ということですね。分かりました。  あと、内水ハザードマップというのが発行されていますけど、内水、洪水ハザードマップ。これは水道局のほうですか、担当は。  災害の関係でちょっと確認したいと思って。近年、豪雨が結構あちこちで発生しておりますので、この浸水地域のハザードマップは、最近の気象状況に応じた見直しとか予定とか、そこら辺はないのでしょうか。何年につくられたか分からない、何年何月という作成日は書いてなかったので、そこら辺の状況を確認したかったのです。 ○議長(山脇 博君)
     通告外の部分でありますけど、よろしいですか。  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  そのときの内水ハザードマップのデータも含めたところで、28年度のハザードマップとして作成をしたということであります。  それと、今後のハザードマップの改訂、見直しの予定ですけれども、今年度、県のほうが時津川を水位情報周知河川という形で指定をいたしました。その関係で、長崎県のほうにおきまして、浸水想定区域図というのを時津川流域において作成をいたしますので、それに基づいたハザードマップを今年度本町が作成するように、当初予算に計上いたしているという状況でございます。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  続きまして、消防団活動についてであります。  本町としては、充足率が96.7%ということで、県内でも高い位置にあるということでありますけれども、予算は、240人分は一応確保されておるということで、消防団員の欠員とか、消防団に入りましょうというポスターをあちこちで見かけるんですけど、改めてホームページとかチラシとかで欠員の募集などの方法は考えておられるのか、そこら辺を。 ○議長(山脇 博君)  総務課長。 ○総務課長(太田信孝君)  消防団員につきましては、随時欠員が生じているところにつきましては、分団が中心となって団員の確保のためにしております。本町のほうも、ホームページのほうで周知を重ねて、あと、商工会のほうとも昨年協定を締結させていただきまして、協力をお願いするという状況でございます。 ○議長(山脇 博君)  7番、山口君。 ○7番(山口一三君)  分かりました。  やっぱり消防団の方には、生命、財産を守っていただくということが第一でありますので、欠員が大幅にしないように、それぞれ予算、240人分を取ってあるので、そこら辺を確保しながら、町民の安全を守っていただきたいと、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山脇 博君)  以上で、山口一三君の質問を終わります。  暫時休憩します。               (午後 1時44分 休憩)               (午後 2時00分 再開) ○議長(山脇 博君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、5番、川原貴光君。 ○5番(川原貴光君)  皆さん、こんにちは。  6月に入りました。庁舎内ではクールビズということで、ノーネクタイ、軽装の業務がなされております。  皆さんお気づきのとおり、私も、体つきも性格も非常に暑苦しいものですから、髪型だけでも清涼感漂う格好にしようということで、坊主にしてまいりました。何か悪かことして、奥さんから反省を強いられているということではございませんので、皆さん御理解くださいませ。  今議会では、もう同僚議員も先輩議員もしかりですけれども、往々にして新型コロナウイルスに関する質問をされています。  やっぱり、国のほうでも指針は定められていますけれども、この新型コロナウイルスの対処法としては、各自治体に詳細は任せられているということがありますので、もちろん我々も、うちの町が、時津町がどういう考えをしているのかということで、議員さんは興味があるかと思います。  私は、今回、この件について、経済支援はどういったことをするのかということで、すぐ質問をさせていただこうと、商工会からも御相談がありまして、ちょっといろいろ聞いてくれという話もあったもんですから、この6月議会に向けて質問を考えておりました。その中でも、もうこの1問目に関しては、これは一番初め、5月の連休明けに考えた話ですけれども、それじゃ間に合わんということで、先日の臨時議会でこの1番目の1番から3番までは、もう内容が議決しておりますので、この分、答弁はもう要りません。結構です。もう内容も分かっていますし、町長もこの前の議会の中で、精いっぱい、緊急性を持ってやりたいという方向でありましたので、今回はもう質問をさせていただきません。  2問目、鳴鼓岳の活用についてでございますけれども、この前の3月の広報委員会の後に、実は、僕たち委員で弁当を持って鳴鼓岳に登ってきました。桜がちょうど咲いているときでございました。非常によかですね、あそこ、最高ですね。上から見たときに、景観が、あら、これは整備されとってもよかばってん、こういったところにもう一回、新しい時津町の全体を見られる場所に気づくということは非常にいいことだと思いますし、子供たちにとっても、結構、保育園児から小学生までずっと活用されているみたいですので、非常にいいことだと思っております。  そうした中で気付いたところで、今1問目になりますけれども、登山コースはあることはあるんですよね。ただ、もうちょっと歩きやすいような、誰でも行けるような整備をしっかりとやっていってもらえればまだいいなと思ったし、あそこを下から登るにしても、駐車場がないですから、そういったのも含めて、ひとつ鳴鼓岳に登るという、登山道としての確立したものをやってほしいという思いの中で、この登山コースの整備をという話をしております。  それから、2つ目。登っていって、確かにきれいではありますし、この前行ったら、あずまやもできておりました。そこでゆっくり座って、みんなで語りながら弁当を囲んだわけですけれども、これに子供たちが遊べるような遊具施設を、アスレチックとか、これはジップラインと書いておりますけれども、ワイヤーを頂上から張って、下までゆっくりと下っていって、景観を楽しめるような、そういった遊具も面白いかなというような中で。そうすれば、子供たちが来れば、その付添いの親たちも来るし、活気がだんだん出てくるんじゃないかなということで、こういった提案をしております。  時期が時期だけに、今はコロナ対策で大騒動しよっとに、こういった質問を今すぐ言ってどうかという話も当然分かっておりますけれども、今後の、将来の時津町を見据えたときに、展望としてどういった見解を持っていらっしゃるかということで、こういった質問をさせていただいております。どうかよろしくお願いします。 ○議長(山脇 博君)  今の1問目に対しては、町長のほうでどうしても話をしたいというのであれば、それを答弁していただきたい。内容等をです。  それはもう、削除しても構いません。町長の判断にお任せします。  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、川原議員の御質問についてお答えいたします。  1問目につきましては、議員もこの前聞いたので、十分承知をしておるというようなことでございますので、特に私のほうからは、取立てて新しく御説明をするというようなことはございませんので、十分御理解をいただいておるというようなこと等で、この部分につきましては、省略をさせていただきたいというふうに思います。  2問目のほうからお答えをさせていただきたいというふうに思っております。  まず、2問目の鳴鼓岳の活用についてお答えいたします。  まず、1点目の登山コースの整備をして、車ではなく、健康のために歩いて登れる名所にしては、についてですが、議員御承知のとおり、鳴鼓岳自然公園を含めた事業としましては、平成24年度に鳴鼓岳中腹において、荒廃した山林の伐採、整地を行い、ドングリなど実のなる木を植栽し、里山を再生することで、イノシシを山に戻すことを目的として、とぎつの森再生計画プロジェクトDどんぐり事業を始めました。  これまで、地域の皆様や有志の方々に御協力をいただき、季節の花々を楽しめるように、アジサイ1,000本、ツツジ700本のほか、果樹や桜など10種類以上の樹木も新たに植樹してまいりました。  また、平成28年度からは、左底地区の有志の皆様が、なづみの森再生推進会を組織され、通常の維持管理作業の他にも、花木を植える植栽地の整備などを進めていただいております。  このように事業を順調に進めてこられましたのも、左底地区の皆様や有志の方々が除草や肥料まきなど維持管理を地道に行ってこられた結果であり、この場をお借りして、御協力をいただいた皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。  町といたしましても、平成29年度は、事業費約1,500万円で、鳴鼓岳中腹の駐車場をアスファルト舗装し、そこに至るまでの林道の一部について舗装や拡幅を行うなど、車と登山客が安全に安心して通行できるように整備を行いました。  また、事業費約460万円で、駐車場横にトイレも設置いたしましたので、子供から高齢者まで、男女を問わず、多くの方々がすばらしい眺望と景観を楽しむことができるようになりました。  平成30年度は、事業費約1,850万円で、林道の一部につきまして拡幅工事を行い、プロジェクトD事業の植栽地におきましても、園内路や遊歩道の整備を行いました。  昨年度は、時津町民総活躍プロジェクト事業において、地方創生推進交付金のハード事業として、鳴鼓岳の整備に3,000万円の事業費が満額配分され、植栽地内においては、4か所の休憩所の設置や、園内路や遊歩道を散策しやすいよう整備を行い、駐車場に至るまでのアクセス道である林道の一部に登山者の休憩所の整地を行いました。  今年度につきましても、時津町民総活躍プロジェクト事業において、地方創生推進交付金のハード事業として、鳴鼓岳の整備に2,000万円の事業費が満額配分されましたので、引き続きアクセス道を登山客と車が安全に通行できるよう整備し、休憩するためのベンチや案内表示板などを設置して、幅広い年代の方が、健康のためやすばらしい景観を楽しむために、歩いて登山を楽しめるようにしてまいりたいと考えております。  また、駐車場から頂上までの登山道は、勾配が急な箇所、幅員が狭い箇所など歩きにくい箇所もございますが、地域の皆様にお願いして、登山道の倒木などの除去や枝払い、登山道途中の芝生広場の草刈りなどの整備も行っていただいております。  今後も鳴鼓岳の景観を生かして、住民の皆様を初め、近隣市町の皆様が訪れやすいようにアクセス道や登山道の整備を進め、本町の魅力アップや交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。  次に、2点目のアスレチックやジップラインなどの遊具を整備して、子供連れをターゲットにした総合森林公園を目指しては、についてお答えいたします。  先に申し上げましたとおり、鳴鼓岳自然公園を含めた事業といたしましては、とぎつの森再生計画プロジェクトDどんぐり事業を実施しており、町内を一望できる絶景の景観や、植栽地に植樹してきた花木など、鳴鼓岳の自然の資源を活用した交流人口の拡大を図ってまいりました。  町内には、鳴鼓岳のほかにも様々な観光資源がございます。アスレチック施設や宿泊施設などがある自然体験型施設の崎野自然公園、子供が遊べる遊具のある憩いのスポットである時津ウォーターフロント公園、本町の名所となっているさばくさらかし岩など、これらの観光資源と組み合わせながら、鳴鼓岳につきましては、アスレチックやジップラインなどの遊具を整備した総合森林公園ではなくて、できる限り自然の状態を残し、住民との協働によって作り上げた憩いの場として活用するとともに、今後も自然の景観を生かした自然公園として、本町の魅カアップや交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。  以上で、川原議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  5番、川原君、再質問をどうぞ。 ○5番(川原貴光君)  今、鳴鼓岳の町長の考えはしっかりと分かりました。自然の景観を生かして、そのままの自然の山を築き上げていきたいと。しかも、周りの住民もそこに取り寄せたいと。一つの名所だけじゃなくて、時津町全体の、周りをぐるっと回れるような、その中の一つの名所としたいという話がございました。それでもう、話は分かりました。町長がそう考えていらっしゃるのなら、そういうことも一つの点であるし、登山ではゆっくりできるように整備するということでございますので、それは私もそれに従って、周りの住民にもそういう考えでやっていくよという話をしていきたいと思っております。  さっき一番の話はせんという話はしたんですけれども、ちょっと関連で、今回のプレミアムクーポン券、それで財政調整基金の中から2億いくら取り崩すということでございました。ほかにもちょこちょこ、事業者に関しても取崩しをしますよね。そういった中で、あと、財源は、財政調整基金としてそういったところを使ってしまった場合には、どのぐらい残っているのかというところを教えてください。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  大体、今、財政調整基金が7億8,000万ほどございました。その中で、今回のコロナウイルス対策とか、あるいは、この後に御審議をお願いしている第4号補正、こういうふうなところにおきまして、補助事業等に対応したところでの基金の取崩しというふうなものを含めまして、大体、その半分の3億8,000万近く、それぐらいを取り崩すというような格好になってまいります。  ただ、今度決算等が生じてきますので、そこの中の決算剰余金の中で、その繰越等に充てる財源を除いた、10%以上を財政調整基金に充てるというようなことが、これは地方財政法上、義務付けておりますので、大体そこら辺で、5,000万以上は積立てられるだろうというようなことで、あと4億以上の財政調整基金はできるんじゃないかというようなこと等で考えております。 ○議長(山脇 博君)  5番、川原君。 ○5番(川原貴光君)  分かりました。  そういった中でも、コロナウイルス自体がいつ収束するかも分からないという状況でございますので、もしかしたら第2波、第3波が出ないとも限らないです。  この商工会のクーポン券の話でも議論があったように、もし第2波、第3波が来れば、今後もこういったところを取崩して、まずは、百年に一度の、本当に未曽有の事件ですから、このことは。これにもしかしたら今後一生付き合っていかんばということの中で、思い切った政策を町長がされると思っていますので、財政調整基金も限りがございますけれども、今吐き出せる部分はしっかりと事前の対策、早め早めの対策をしていただきたいと思っております。  そういったことを願いまして、私の質問はこれで終わりたいと思います。本当にみんなで力を合わせて、今の苦難を乗り切って頑張りましょう。どうもありがとうございました。 ○議長(山脇 博君)  以上で、5番、川原貴光君の質問を終わります。  暫時休憩します。               (午後 2時17分 休憩)               (午後 2時30分 再開) ○議長(山脇 博君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番、中原裕子君。 ○9番(中原裕子君)  皆さん、こんにちは。よろしくお願いします。  今回、私はまた喉がひりひりしますので、議長にお茶の許可を頂いております。  そうしたら、始めます。9番、中原裕子です。  今日は6月2日、16年前の6月1日に佐世保で小学校の同級生殺害事件が起きてから17回忌の年となります。その同級生も既に27、8歳になりますが、一生記憶に残ることとなっているでしょう。  今回は質問時間が30分ということで、いつもの半分になりましたので、早々に質問に入りたいと思いますが、小中学校の間に起きた事象は、大人になっても残る思い出となっていくこととなり、人格形成に大きく関わることから、このことを考えて次の質問はしたいと思います。  1、新型コロナウイルス感染症関連の対策等について。  ①厚労省が妊婦さんへの対策として、(1)普及啓発等の各自治体への要請、(2)マスクの配布、(3)職場での配慮の要請、(4)周産期医療の提供を関係医療機関に依頼という4項目を要請しているが、時津町はできているのか。  ②障害者、高齢者、認知症や要介護者とその御家族への配慮などは町として行ったのか。  ③いろんな活動や地域行事などが取りやめになったので、出かけたり人と会う機会が少なくなり、心身共に動かす機会が減っている。高齢者はこれでは生活の不活発化が進み、要介護になる可能性が高くなる。そのような御家庭に、高齢者の皆様へ「新型コロナウイルス予防+元気でいるために」等のチラシを各家庭に配布して啓発をしたらどうか。  ④小学校の運動会が中止となったようだが、全く行われないのか。また、中学校も含めて遠足や修学旅行など、いろんな行事は今後のコロナの収束状況に応じて決めるのか。  ⑤子供たちの学習状況が遅れているので、オンライン授業を行う自治体も出てきている。時津町としても、機材はあるので取り組んでみてはどうか。今後の第2波の襲来に備えてとか、社会に出てからオンライン就業の機会や会社が増えてくる実情に沿って、オンライン授業を経験するのは必要だと思う。
     また、せめて中学3年生は、遅れている分を家庭で取り戻すためにもタブレットを活用して受験に備える必要があるのではないだろうか。  ⑥授業の遅れている分を取り戻すために夏休みの短縮などが考えられていると思うが、学校の教師は、せんだっての自粛期間も学校へ出勤している。なので、夏休みの期間が短くなると休みが取れなくなり、心身共に疲弊する懸念がある。それはどのようにすることになるのか。  ⑦大学生がアルバイトがなくなったり、御家庭の収入減で学費が払えなくて大学を辞めざるを得ない学生が現在もいるし、今後も増える可能性がある。大学生への支援の考えはあるか。大学生の夢をつぶさせてはいけないし、今後の日本全体の労働力、納税者の減少等が、このままでは懸念される可能性もある。  ⑧現在の時津町独自の支援対策として、いろんな経済的な支援が行われるが、飲食店以外の個人事業主への支援策はまだ入っていない。今後実施する計画はあるか。また、交通事業に対する支援金が定員10人以下の場合は、支給額が1台に付き1万円である。少ないので増額は考えられないか。  ⑨一人親家庭に対する給付金も考える必要があると思うが、どのように考えるか。  ⑩これから熱中症の季節になるが、救急車で熱のある人の搬送をする場合、コロナの熱なのか熱中症の熱なのか分からないまま搬送すると、隊員や医療関係者の感染リスクが増大する。そこで、県では長崎大学が開発したコロナ感染の検査機を21台購入すると新聞報道にあっていた。それを借用するなどして、救急隊員や医療関係者のリスクの削減などの対策ができないか。  以上、10項目、よろしくお願いいたします。 ○議長(山脇 博君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、中原議員の御質問にお答えいたします。  なお、4点目から7点目までの質問につきましては、私の後に教育長がお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。  初めに、1点目、厚労省が妊婦対策として、(1)普及啓発等の各自治体への要請、(2)マスクの配布、(3)職場での配慮、(4)周産期医療の提供を関係機関に依頼という4項目を要請しているが、本町は行っているかについてお答えいたします。  まず、(1)普及啓発等の各自治体への要請につきましては、厚生労働省で作成した妊婦向けのリーフレットを産科医療機関、子育て世代包括支援センターや保健センター等を通じて妊婦に配布してくださいという要請でございますので、本町では、町子育て世代包括支援センターで、母子健康手帳交付時にそのリーフレットも配布いたしております。  また、妊産婦等が新型コロナウイルスに感染した場合には、心のケアを含めたよりきめ細やかな支援を講じるように要請されておりますので、不運にもそのようになられたときには当然、きめ細やかな支援に努めてまいりたいと考えております。  次に、(2)マスクの配布につきましては、国で一括購入した布製マスクを母子健康手帳の交付時等に配布してくださいという要請でございます。  これにつきましては、国から届いたマスクを点検いたしましたところ、異物混入や汚れ等がございましたので、一旦、国に返品いたしております。  なお、町子育て世代包括支援センターでは、この要請にかかわらず、町独自で妊婦の感染予防対策として母子健康手帳交付時等にマスクを配給しているところでございます。  次に、(3)職場での配慮の要請につきましては、厚生労働省が、日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、日本労働組合総連合会に対して、非正規雇用労働者を含む妊娠中の女性労働者に配慮した休みやすい環境整備、テレワークや時差通勤の活用促進等の取組への協力要請を行ったということでございますので、本町といたしましても、職場として妊娠中の職員に対する配慮に取り組んでいるところでございます。  最後に、(4)周産期医療の提供につきましては、周産期医療提供体制について、都道府県に対し、周産期医療協議会を開催して具体的な検討をしてください、また、妊産婦を感染させないために新型コロナウイルス患者を診ない医療機関を設定してください、また、通常の患者と疑いの患者の動線分離をしてください、感染が疑われる妊産婦に早めの相談を呼びかけてくださいという要請でございますので、長崎県のほうでその要請に対する検討がされているものと考えております。  次に、2点目、障害者、高齢者、認知症や介護者及びその家族等は相当不安があると思うが、その相談等の対策は、についてお答えいたします。  本町では、障害者やその御家族に係る御相談や子供、家庭全般に係る御相談を福祉課または町子育て世代包括支援センターで、また、高齢者、認知症や介護者及びその御家族等に係る御相談を高齢者支援課または町地域包括支援センターで受付をいたしております。  これらの相談窓口につきましては、福祉課で作成し、随時必要な町民の方々に配布しております福祉のしおりに概要とともに連絡先を掲載しておりますので、御心配なこと等がございましたら、ぜひ御相談いただきたいと思います。  また、とりわけ町内の医療的ケアを必要とする子供を御自宅で看護している御家族に関しましては、福祉課から各御家庭に連絡をとり、状況をお伺いするとともに、マスクや消毒液など必要な物資を町から直接配給するなど、町としてもできるだけの御支援を行っているところでございます。  次に、3点目、高齢者の介護予防のため、「新型コロナウイルス予防+元気でいるために」等のチラシの配布を考えないかについてお答えいたします。  町地域包括支援センターで支援を行っております事業対象者や要支援1及び2の方へは、厚生労働省から事業所宛てに送付されました布製マスクに自宅で行える軽運動のチラシなどを同封して送付いたしております。  また、高齢者サロンの皆様へは、サロン開催時の感染予防対策の工夫等をお知らせすると同時に、高齢者として気をつけたいポイント等のチラシを送付いたしております。さらに、感染予防対策を講じた上で、各高齢者サロン代表のみにお集りいただき、情報の交換や共有を行い、自宅で行える軽運動等の情報提供や周知を行っております。  また、外出自粛による健康への影響が心配されることから、高齢者の皆様へ心がけていただきたい内容を広報とぎつ5月号に掲載いたしております。  このように、適宜、機会を捉えて感染予防対策を実施しながら、高齢者が虚弱になることを防ぐための呼びかけを行っているところでございます。  次に、8点目の飲食店以外の個人事業主への支援は、また、タクシーに対する支給額が1台1万円としているが、増額は考えられないかについてお答えいたします。  第2弾の時津町独自の緊急支援といたしまして、第1弾で支援を始めました業種以外も経営に影響が出ていることから、支援する対象業種を町内全業種に広げた事業持続化支援を6月1日から開始したところでございます。  また、タクシーに対する1台1万円支給する支援につきましては、第1弾支援のうち交通事業緊急感染予防対策支援金として、新型コロナウイルス感染の拡大防止に係る経費が増大している交通事業者に対し、感染防止にかかる費用に支援金を支給したものです。そのため、経営に影響を受けたことによる支援は、第1弾の支援金の増額ではなく、第2弾の町内全業種に広げた事業持続化支援制度等で行うことと考えており、交通事業者に対する感染防止に係る費用の増額は考えておりません。  次に、9点目、一人親家庭への給付金も必要と思うがについてお答えいたします。  政府は、一人親家庭について、保護者の収入が減ると貧困状態に陥りやすく、支援の強化が必要であると判断し、今年度の第2次補正予算案において、所得水準が比較的低い一人親家庭に支給している児童扶養手当を特例に増額する方針を示しております。  本町におきましては、国の第2次補正予算が成立いたしましたら、県と協力して速やかに対象者に特例分を給付できるように準備を整えてまいりたいと考えております。  次に、10点目の救急隊員や医療関係者の感染リスク削減のため、県が購入する長崎大学が開発した検査機の借用を考えないかについてお答えいたします。  本県の救急隊員や医療関係者の方々は、新型コロナウイルスの感染者や疑われる方の救急搬送や検査、受診を行うため、マスクやフェイスガード、防護服など感染予防具を装着し業務に当たっております。  長崎県に確認いたしましたが、現在のところ、救急搬送や医療機関での感染予防物品の不足やPCR検査の要望は出ていないとのことでございました。  以上で、中原議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、中原議員の御質問のうち、1問目の新型コロナウイルス感染症関連の対策等についてお答えいたします。  まず、4点目の小学校の運動会は今年度開催しないのか。また、小・中学校の遠足や修学旅行などの各種行事は、今後のコロナウイルス感染の収束状況に応じて開催するかしないかの決定をするのかについてでございますが、今年度の小学校の運動会につきましては、開催を断念しております。  子供たちや保護者が楽しみにしている行事ではありますが、2学期以降の学校行事の精査やカリキュラムの調整、練習時間の確保等について検討を行った結果、延期しての開催は無理があると判断いたしました。  修学旅行を含め、今後の学校行事の実施につきましては、新型コロナウイルス感染の収束状況を見ながら判断してまいりたいと考えております。  次に、5点目の小中学校のオンライン授業に取り組まないか。また、せめて中学3年生に対しては、授業の遅れを家庭学習で取り戻すため、タブレットを活用して受験に備える必要があるのでは、についてでございますが、小中学校のオンライン授業につきましては、今回の新型コロナウイルスによる対応や災害時の教育環境整備の観点からは、有効であるものと考えております。  しかし、各家庭におけるパソコン等を用いたオンライン授業を行うための接続機器の有無やインターネットへの接続環境については、現在のところ調査中であり、把握できていない状況でございます。  また、仮に中学3年生に限定して実施する場合には、280台のパソコンが必要となり、各小中学校には指導者用を含め各校42台のパソコンしか整備されていない状況であり、必要数が不足している状況でございますので、対応は難しいと考えております。  なお、本町では、今後1人1台のパソコンの早期整備を進めていく計画でございますので、整備完了後は、児童生徒に学校のパソコンを貸し出すなどして、オンライン授業に利用することも可能になってくるものと思います。  しかしながら、各家庭におけるインターネットへの接続環境の整備や接続により発生する利用料金など家庭への負担も生じますので、今後、国の方針も踏まえ、運用について考えてまいりたいと思います。  なお、学校の休業による中学3年生の授業時数不足の対応につきましては、全ての小中学校の全学年を対象として、この期間の学習内容を補完するために、本年度は7月末に6日間、8月には、9日と21日の登校日も含めて5日間、4時間授業を実施するなど授業時間の確保に努めてまいります。  次に、6点目の授業の遅れを取り戻すため夏休みの短縮が検討されており、そうなれば、教師は休みが取れず、心身共に疲弊する懸念があるが、その対策は、についてでございますが、教職員の勤務につきましては、児童生徒の夏季休業中でも勤務を要する日であり、2学期の授業準備や研修等を行っているところでございます。  また、学校閉庁期間を設け、教職員の一斉休暇を実施し、健康の保持・増進に努めているところでございます。  したがいまして、夏休み期間中に授業を行ったとしても午前中のみであり、勤務時間が増加するわけではございません。議員の御心配されるようなことがないよう、今後も十分配慮を行ってまいります。  次に、7点目のアルバイトがなくなったり、家庭の収入減により大学を辞めざるを得ない学生がいる。今後も増える可能性があるが、大学生への支援を考えないかについてお答えいたします。  議員御指摘のような状況の中、国においては、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として家計への支援を行うため、対象者1人につき10万円を給付する特別定額給付金事業を実施しているほか、5月19日には、新型コロナウイルスの影響によりアルバイト収入が激減するなどして、修学継続が困難になった学生に1人当たり10万円を、住民税非課税世帯の学生には20万円を給付する学生支援緊急給付金の創設を閣議決定しております。  また、本年4月から大学等の入学金・授業料の免除、減免や給付型奨学金の支給といった支援を行う高等教育の修学支援新制度を開始しております。  したがいまして、本町としましては、国等の制度を活用することで就学を継続していただきたいと考えておりますが、本町奨学金制度につきましても、新型コロナウイルスの影響などで家計が急変した場合には、随時、申請を受け付けておりますので、御相談いただければと思います。  以上で、中原議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山脇 博君)  9番、中原君、再質問をどうぞ。 ○9番(中原裕子君)  御答弁ありがとうございました。順次再質問をさせていただきます。  まず、妊婦さんへの対応ですけれども、一生懸命していただいているということで、ありがたいと思います。  やっぱり、妊婦というのは、精神的にも不安定になりますので、そこに支えがあるということは、本当に大事なことだと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。  それと、次の高齢者、障害者、その家族などですけれども、こちらのほうも抜かりなくなっていただいているということで、本当にありがたいことだと思います。  やっぱり、こちらもすぐ相談に行ける場所がある、そしてまた、親身になって答えていただける、それが本当に一番大事なことだと思いますので、またよろしくお願いいたしたいと思います。  3番目の、高齢者が引き籠もりになってなかなか外に出る機会がないということで、チラシ等を作ってみてはどうかということを質問させていただいたのですけれども。  これは、広島県のホームページに載っているのですが、こういうチラシがホームページに出てきているんですけれども、実際にこういう運動をしたらいいですよというのが、各家庭に配布されています。  実際にスクワットとか膝伸ばし、もも上げ、いろいろと写真つきで説明してあるんですけど、なかなか、文字だけで書いてあると、さらっと読んでしまって頭の中に入らないということがあるんですけど、こういう写真付きで、どういうふうにしたらいいかということがあれば、ちょっとやってみようかなと、しかも簡単ですので、こういうのを町民に対して出していただきたいと思ったんですけれども、これはどうでしょうか。 ○議長(山脇 博君)  高齢者支援課長。 ○高齢者支援課長(今西加津子君)  お答えいたします。  先ほどの町長の答弁の中でありました包括支援センターのほうで支援を行っている対象者について、マスクと一緒に配付した資料の中にこういったものがありまして、先ほど言われたような、スクワットとか、そういったものを絵柄で示したようなもの、そちらをお送りしております。同じく高齢者サロンのほうにもそのような内容のものをお送りしているところです。  全住民の方にということにつきましては、広報紙の中で注意事項というところで羅列をして掲載しましたので、それについてはちょっと、図を示したものというのはないんですけれども、機会を見つけて、そのように周知を図っているところでございます。 ○議長(山脇 博君)  9番、中原君。 ○9番(中原裕子君)  今ありましたように、全高齢者というわけではないので、そこが、やっぱり高齢者支援課に支援をしていただいている方と同じぐらいか、それ以上の方がしてもらっていないわけですので、そちらのほうにもやっぱりきちんと、図とか写真とかで示していただきたいと。やっぱり、実際見るのと文字で読むのとはまた違うと思いますので、機会を見つけてということでしたので、なるべく早く機会を見つけて、お願いをしたいと思います。  本当に高齢者とほとんど会わなくなって、前は何だかんだで会っていたのですけど、それがもうほとんど外に出ないような状況に今なっていますので、それを幾らかでも軽減するためにお願いをしたいと思います。  それから、子供たちのオンライン授業ですけれども、1人1台ずつというのがなかなか、何年か先じゃないとできないということみたいですが、タブレットがないとなかなか全部というわけにはいかないんでしょうけど、今度、第2波、第3波というのが来たときに、必ずそれは必要となってくるのではないかと思います。自宅にパソコンが大体今85%ぐらい普及していますので、Wi-Fiが使えるのではないかと思うので、その辺を、どのぐらい小中学生の家庭に普及しているのかというアンケート調査とかをしてみたらどうかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(山脇 博君)  学校教育課長。 ○学校教育課長(帶山保磨君)  お答えいたします。  今おっしゃいましたアンケート調査は、先月から行っておりますので、今月末には家庭の状況が大体判明するような見込みでございます。  以上でございます。 ○議長(山脇 博君)  9番、中原君。 ○9番(中原裕子君)  アンケートをしていただいているということなので、ぜひ取り組んでいただけるような方向に持っていっていただけたらと思います。  今、ケーブルメディアさん、モバイルルーターとかだったら月1,000円でありますので、そこら辺に対しての整備がされていない家庭に補助として出すとか、そういうやり方もあると思うので。大学なんかはそういうふうなことで環境がないところにはお金を出すというやり方でやっているみたいですので、そのやり方、仕方というのも研究していただいたらありがたいと思います。  やっぱり、中学校3年生は補修の授業があるということで、受験の遅れというのに対して取り組んでいただくということなんですけれども、そのあたりは子供たちは、それで頑張るというふうに思っているんでしょうか。 ○議長(山脇 博君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  まず、昨年度の臨時休業がございました。あのときは中学校が2月で全ての内容を教え込んでしまっておりました。あとは、要するに習熟、復習という、3月がもし開校しておれば、それをやはり家庭学習等、いろんなことで学校のほうで指示をしておりましたので、さほど慌てて、どうしたらいいかというふうな、そういう学校の状況ではなかったと思います。
     今年度も臨時休校がありましたけれども、それの補填として、夏休みを短縮して、そこら辺は重点的に、教員が意識して指導を行うということで頑張ってくれると思いますので、安心をしていただければと思います。  以上です。 ○議長(山脇 博君)  9番、中原君。 ○9番(中原裕子君)  子供たちの将来に関わっていることですので、子供たちが納得するように、もっと補修をしてもらいたいとか、そういうのがあれば、先生たちもそれに取り組んでいただければありがたいと思います。  そして、先生たちが、時間がオーバーしてきつくなるのではないかと思ったのですけど、そちらのほうも考えていただいているようですので、それはありがたいと思います。先生たちの心のケアとかも一緒にしていただければありがたいと思います。  将来のことを考えるとすれば、やっぱり大学生も非常に今不安定な、就活、一回採用してもらっても後で取消しとかがあったりして、本当に大学生も不安定な生活をしております。収入も減ったりとかしていますので。  そういうところも、心のケアもしていただいたりとか、奨学金も相談していただければということでしたので、ぜひそれもしていただきたいと思います。  今回はコロナに関することに限っての質問をいたしましたけれども、町民の中でも経済的、生活的に困っている方が大勢います。そんな中の議会でした。  3密を避けることは大事ですけれども、町民の生活のためにもっとしっかり話合いをする議会であるべきだったのではないかと思っております。今後そのような議会でありますよう切望して、今回の質問を終わりたいと思います。  以上です。 ○議長(山脇 博君)  以上で、9番、中原裕子君の質問を終わります。  これで、本日の日程は全部終了いたしました。  明日も定刻から本会議を開き、一般質問を行います。  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               (散会 午後 3時00分)...