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平成29年第4回定例会(第1日12月 5日)

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  1. 時津町議会 2017-12-05
    平成29年第4回定例会(第1日12月 5日)


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    平成29年第4回定例会(第1日12月 5日)               平成29年第4回定例会 (平成29年12月5日)  出席及び欠席の状況  出欠議員   出席15名   欠席 1名   議席番号   氏   名  出欠 議席番号    氏   名   出欠     1   大 塚 俊 久  出    9   久 保 哲 也   出     2   平 埜   靖  出   10   水 口 直 喜   出     3   川 原 貴 光  出   11   矢 嶋 喜久男   出     4   濱 﨑 幸 德  出   12   濵 田 孝 則   出     5   山 口 一 三  出   13   相 川 和 義   出     6   浜 辺 七美枝  出   14   川 口 健 二   欠     7   中 原 裕 子  出   15   新 井 政 博   出     8   山 脇   博  出   16   山 上 広 信   出 議会事務局  事務局長     松 尾 祐 二   補助職員      若 杉 幸 治
    地方自治法第121条により、説明のため出席した者の職氏名  町長       吉 田 義 德   住民環境課長    永 尾 和 敏  副町長      森   達 也   建設部長      朝 長 郁 雄  教育長      相 川 節 子   産業振興課長    松 園 喜 秀  総務部長     田 口 房 吉   農業委員会事務局長 濵 崎 憲 睦  総務課長     中 尾 博 英   区画整理課長    江 頭 春 彦  企画財政課長   大 宅 啓 史   都市整備課長    出 岐 貴 弘  行政管理課長   溝 上 辰 雄   水道局長      小 森 康 博  税務課長     帶 山 保 磨   上下水道課長    菊 野 一 朗  福祉部長     前 田 純 孝   会計管理者兼会計課長                               小佐々 光 子  福祉課長     太 田 信 孝   教育次長      請 田 和 則  保育所長     平 子 末 代   教育総務課長    栗 山 浩 毅  国保・健康増進課長          社会教育課長    蒔 添 浩 明           大 石 三 幸  高齢者支援課長  大 串 亮 治   学校教育課長    岡   由紀子 議  事  日  程                  開会、開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般報告 日程第4 町長の行政報告 日程第5 議案説明      議案第64号 時津町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例      議案第65号 時津町福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例      議案第66号 時津町コスモス会館条例の一部を改正する条例      議案第67号 時津町コミュニティセンター条例の一部を改正する条例      議案第68号 平成29年度時津町一般会計補正予算(第4号)      議案第69号 平成29年度時津町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)      議案第70号 平成29年度時津町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)      議案第71号 平成29年度時津町介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第72号 平成29年度時津町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)      議案第73号 平成29年度時津町水道事業会計補正予算(第2号)      議案第74号 平成29年度時津町下水道事業会計補正予算(第2号)      議案第75号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例      議案第76号 町長及び副町長の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正す             る条例      議案第77号 平成29年度時津町一般会計補正予算(第5号)      議案第78号 平成29年度時津町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)      議案第79号 平成29年度時津町介護保険特別会計補正予算(第4号)      議案第80号 平成29年度時津町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号)      議案第81号 平成29年度時津町水道事業会計補正予算(第3号)      議案第82号 平成29年度時津町下水道事業会計補正予算(第3号) 日程第6 一般質問(新井政博議員山口一三議員濱﨑幸德議員川原貴光議員)       新 井 政 博 議員         1 中学生の英語圏派遣交流事業について         2 時津町に於ける史跡の整備と観光促進について       山 口 一 三 議員         1 実践型地域雇用創造事業について         2 軽度介護について       濱 﨑 幸 德 議員         1 災害時における、避難所の整備について         2 飲み残した薬の有効活用について         3 ヘルプマーク導入について       川 原 貴 光 議員         1 環境行政について         2 北小体育館について                  散  会            (開会、開議 午前 9時30分) ○議長(山上広信君)  ただいまから、平成29年第4回時津町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議に入ります。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。            ~日程第1 会議録署名議員の指名~ ○議長(山上広信君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、5番、山口一三君、6番、浜辺七美枝君を指名します。              ~日程第2 会期の決定~ ○議長(山上広信君)  日程第2、会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から12月7日までの3日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (異議なしと呼ぶ声あり)  御異議なしと認めます。  したがって、会期は本日から12月7日までの3日間と決定しました。               ~日程第3 諸般報告~ ○議長(山上広信君)  日程第3、諸般報告を行います。  議長としての報告事項は、お手元に配付のとおりであります。  したがって、朗読を省略します。  次に、本日までに受理した陳情書はお手元に配付のとおりです。  以上で、諸般報告を終わります。             ~日程第4 町長の行政報告~ ○議長(山上広信君)
     日程第4、町長の行政報告です。  町長。 ○町長(吉田義德君)  皆さん、おはようございます。  本日は、平成29年第4回時津町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には御健勝で御出席を賜り、厚くお礼申し上げます。  それでは、早速でございますが、議会閉会中の行政報告を申し上げます。  まず、叙勲など表彰関係について御報告申し上げます。  警察官や自衛隊など、著しく危険性の高い業務に精励された方々に授与されます危険業務従事者叙勲である瑞宝双光章を浜田郷にお住まいの本田利廣様が受章されました。  本田様は昭和47年4月から平成25年3月までの41年間もの長きにわたり、消防士として危険を伴う業務に携わり、社会の安全・安心に貢献され、その御功績が評価されたものでございます。  次に、総務部及び選挙管理委員会関係について御報告いたします。  9月10日に時津第10工区埋立地におきまして、時津町消防団土のう積み訓練及びホース延長訓練を行いました。  大会に当たりましては、多数の議員の皆様にも御臨席を賜り、まことにありがとうございました。  土のう積み訓練では、近年各地で発生しております大雨による災害を想定し、2段積み土のう工法改良積み土のう工法、月の輪工法の3パターンを実践いたしました。  また、ホース延長訓練では、小型ポンプから消防ホースを延長する時間と技能を各分団が競い、実際の火災現場でもいち早く放水できるよう実践的な訓練を行いました。  本訓練を通して、団員の消防・防災技術向上と士気の高揚が図られ、本町消防力の強化にもつなげることができたと考えております。  次に、平成29年10月22日に執行されました衆議院議員総選挙の結果についてでございますが、当日有権者数は、男性が1万1,219人、女性が1万2,855人の合計2万4,074人でございました。  投票者数は、小選挙区の結果を申し上げますと、期日前投票者が4,477人、不在者投票者が187人、在外選挙人投票者が1人、当日投票者が8,072人の合計1万2,737人で、投票率は52.91%でございました。  次に、11月3日に町民表彰式を開催いたしました。当日は、町議会の皆様を初め、多くの御来賓の出席を賜り、まことにありがとうございました。  ことしは、本町のまちづくりに多大な御貢献をいただきました自治功労表彰4名、町長表彰1名、特別賞5名、教育委員会表彰6名、合計16名の皆様の表彰をさせていただいたところでございます。  受賞された皆様の今後の御活躍と御健勝を祈念申し上げます。  次に、福祉部関係でございます。  11月25日に時津町及び時津町教育委員会の主催により人権啓発パレードを実施いたしました。  これは12月4日から10日までの人権週間における人権啓発行事として例年実施をしているものでございます。  当日は、時津中学校、鳴北中学校の吹奏楽部を先頭に、役場周辺でパレードを実施し、住民の皆様に人権について関心を持っていただくよう、リーフレットや啓発グッズをお配りいたしております。  今後も住民の皆様に人権について御理解いただけるよう、啓発活動を続けてまいりたいと考えております。  今回のパレードにおきましては、町議会議員の皆様を初め、15団体、200名の方々に御参加をいただいたところでございまして、まことにありがとうございました。  次に、建設部関係でございます。  10月28日に役場第2庁舎大会議室において、学生などの求職者、UIターン者を対象とした時津町合同企業面談会を開催いたしました。  当日は、地元から12の事業所に参加していただき、19名の就職希望者に対して、延べ46回の面談を行いました。  参加者からは「町内の企業に就職したいと思った。」、事業所からは「採用活動や企業の魅力を伝える場として役立った。来年も参加したいと思う。」などの声がありました。  御協力いただいたハローワーク長崎や長崎振興局、西そのぎ商工会の皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。  次に、11月11日と12日の2日間、イオン時津店においてとぎつふれあい産業まつりを開催いたしました。  まつりでは、農協が紅白もちの無料配布を行ったほか、ミカン等の販売を行い、漁協がマグロの解体ショーや海産物の販売、カキ焼きを行いました。  また、町内に店舗を構える皆様も出店し、自慢の商品の販売や新規顧客を確保するための店舗宣伝を行いました。  さらに、会場には本年度から来場者の皆様にお楽しみいただこうと、ステンドグラス制作無料体験コーナー段ボール遊具のコーナーを設けました。  2日間で約1万人の町内外の皆様が訪れ、大変にぎわったところでございます。  場所をお貸しいただきましたイオン時津店様には、大変感謝いたしているところでございます。  次に、11月18日に鳴鼓岳中腹においてとぎつの森の再生に向け、「プロジェクトDどんぐり」の作業を行いました。  今回は、過去5年間にわたり植樹したドングリの補植やシャクナゲの植栽を地域や企業のボランティアの方々など約90名の方々に参加していただきました。  また、作業の後に参加者によるバーベキューを行い、交流を深めることができました。  次に、教育委員会関係でございます。  10月1日、とぎつ海と緑の運動公園において町民体育祭を開催いたしました。全18チーム、延べ4,300名余りの町民の皆様が参加され、最後のもちまきまで大変にぎわいました。  また、今年度は郷土芸能保存事業として、浜田地区の「浜田浮立」を総勢150名の皆さんに披露していただき、体育祭に華を添えていただきました。  次に、10月4日に開催されました西海市・西彼杵郡合同中学校駅伝大会では、時津中学校男子駅伝部が2位、鳴北中学校女子駅伝部が2位という成績をおさめました。  その後、11月9日に開催されました長崎県中学校駅伝大会に両チームが出場し、時津中学校男子駅伝部が3位の成績をおさめました。各大会に出場した生徒たちの健闘を心からたたえたいと思います。  次に、10月26日から11月5日にかけまして、時津町文化祭を開催いたしました。  まず、10月26日から30日までコスモス会館におきまして作品展を開催し、1,113名の方の作品を展示させていただき、2,206名の方が来場されました。  11月3日には、とぎつカナリーホールにおいて芸能祭と子供お茶会を開催いたしました。  芸能祭には43団体、318名の方が出演され、764名の方が来場されました。  11月5日には、同じくとぎつカナリーホールにおいて音楽祭を開催し、16団体、396名の方が出演され、780名の方が来場されました。  次に、11月11日には時津公民館講堂におきまして、時津図書館主催による「時津町児童生徒読書感想発表ビブリオバトル大会」が開催されました。  読書感想発表では、各町立小学校と県立盲学校の児童9名が、本を読んで感じたことや思ったことなどを発表し、また、ビブリオバトルでは、町立中学校と青雲中学校の生徒6名が、5分間の制限時間内でそれぞれ自分が好きな本について精いっぱい紹介し、その熱弁に多くの観客が魅了されました。  次に、このほど、本町のとぎつサタデールームが、土曜日等の教育支援活動の評価を受け、平成29年度地域学校協働活動推進に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。  本事業を長年にわたって実施・運営されている関係者の皆様には、改めて感謝と敬意を表したいと存じます。まことにおめでとうございました。  次に、11月19日にとぎつ海と緑の運動公園並びに周辺道路におきまして、第39回町民ロードレース大会を開催いたしました。  大会当日は寒風が吹く悪条件ではありましたが、ロードレース、ミニ駅伝、ウオーキングの種目に小・中学生から一般の方まで、合わせて2,027名の方々が出場され、元気いっぱい健脚を競っていただきました。  ロードレースには一般の部に最高齢76歳の方が、ウオーキングには最高齢82歳の方が出場され、また、中学生の部には県立盲学校の生徒も2名出場されました。おかげさまを持ちまして、多くのボランティアの方々の御協力もあり、大きな事故もなく大会を無事に終了することができました。  次に、12月3日には、とぎつカナリーホールにおいて「とぎつ生涯学習を考えるつどい」及び「少年の主張大会」を開催いたし、約400名の町民の皆様に御参加いただきました。  生涯学習を考えるつどいでは、「まちづくりの新しい風」と題し、人間牧場主・年輪塾塾長 若松進一氏による講演を行いました。  また、少年の主張大会では、青雲中学校を含めた町内小・中学校の児童・生徒2,545名を代表して12名の児童、生徒たちに日常の生活の中から感じたこと、思っていることについて堂々と意見を発表していただきました。  以上で、議会閉会中の行政報告を終わります。 ○議長(山上広信君)  町長の行政報告を終わります。               ~日程第5 議案説明~ ○議長(山上広信君)  日程第5、議案第64号から議案第82号までの19件を一括議題とします。  提出者、町長の議案の説明を求めます。  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、今議会で御審議いただく議案第64号から議案第82号について、順次御説明を申し上げます。  議案第64号の時津町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  本議案は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、非常勤職員の育児休業について改正するものでございます。  改正内容といたしましては、非常勤職員の育児休業につきまして、特別な事情がある場合には、例外的に2歳に達するまで休業をできるように改正するものでございます。  次に、議案第65号、時津町福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。  子供の医療費の助成につきましては、ことし10月から中学生の入院に係る医療費を対象とするよう拡大を行ったところでございますが、これをさらに中学生の通院に係る医療費についても対象とし、さらなる子育て世帯の経済的負担の軽減を図ろうとするものでございます。  改正の内容でございますが、中学生については、入院に係る医療費のみを支給対象とすることを規定した条項を削り、入院以外の医療費についても支給対象とするものでございます。  なお、この条例につきましては、平成30年4月1日から施行し、同日以後の診療に係る医療費から適用しようとするものでございます。  次に、議案第66号、時津町コスモス会館条例の一部を改正する条例及び議案第67号、時津町コミュニティセンター条例の一部を改正する条例について、関連がございますのであわせて御説明いたします。  現在、浜田郷にあります東部コミュニティセンターの改修工事を行っているところでございますが、1階調理実習室と講座室1を新たに調理実習室として一体的に使用できるように改修し、また2階研修室と講座室2をフィットネスルームとしてトレーニングマシンを利用できるように改修しております。  この改修工事によりまして、1階講座室1及び2階の研修室と講座室2がなくなることから、時津町コミュニティセンター条例の施設使用料及び冷暖房使用料を明記している別表から、それぞれの室名及び使用料を削除し、あわせて新たにフィットネスルームに設置するトレーニングマシンの使用料に関する規定を追加するものでございます。  また、このフィットネスルームには、新たにトレーニングマシンを購入し設置する予定でございますが、これまでコスモス会館に設置していたトレーニングマシンも全てここに移設し、活用することといたしておりますので、時津町コスモス会館条例におけるトレーニングマシンに関する規定を削除するものでございます。  なお、いずれの条例も平成30年1月1日から施行することといたしております。  次に、議案第68号、平成29年度時津町一般会計補正予算(第4号)について御説明いたします。  今回の補正では、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算からそれぞれ4,158万7,000円を減額し、予算総額を109億7,852万6,000円とするものです。  それでは、第1表、歳入歳出予算補正の主なものについて御説明いたします。  予算書では2ページからになりますが、補正額の主な内容を参考資料に整理しておりますので、参考資料をごらんください。  まず、歳入についてでございますが、12款の分担金及び負担金では、保育料調定額の見込み増により、私立保育園保育料の増額を計上いたしております。  14款の国庫支出金、15款の県支出金では、施設型給付費障害児通所給付費の増による国や県の負担金の増額などを計上いたしております。  18款の繰入金では、財源不足を補うため、財政調整基金から繰り入れることといたしているほか、20款の諸収入では、環境整備協力費の確定に伴う増額を計上いたしております。  次に、2ページをごらんください。  歳出についてでございますが、2款の総務費では、地方創生拠点整備交付金を活用して進めている崎野自然公園バンガロー増設事業の増額を計上いたしております。  3款の民生費では、福祉医療費支給対象者拡大による増額や前年度の国や県からの補助金の精算返納金のほか、時津北保育園の増改築について、今年度中の着工の見通しが立たないため、保育所等整備交付金の減額などを計上いたしております。  6款の農林水産業費では、農道整備事業補助金農業生産基盤整備事業補助金の申請件数の増加分を、8款の土木費では、田下線道路改良事業を増額しております。  10款の教育費では、小・中学校準要保護児童・生徒の就学援助費について、新入学用品を入学前支給に変更することに伴う増額などを計上いたしております。  13款の諸支出金では、環境整備協力費の確定に伴い、とぎつっ子の夢を育む基金への積立金ととぎつっ子の教育環境を整備する基金への積立金を計上いたしております。  次に、予算書に戻りまして、5ページをごらんください。  第2表の債務負担行為補正ですが、日本政策金融公庫が長崎県林業公社に貸し付けた資金について、県が損失を受けた場合、事業割合に応じて本町が損失補償すべき限度額を追加するものでございます。  次に、6ページをごらんください。
     第3表の地方債補正ですが、久留里郷日当平地防火水槽設置事業について、交付税措置や充当率においてより有利な地方債に変更することができましたので、地方債の限度額を増額するものでございます。  次に、議案第69号、平成29年度時津町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  予算書1ページをごらんください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ25万2,000円を追加し、総額42億1,446万3,000円といたしております。  まず、歳出でございます。予算書3ページをごらんください。  1款の総務費につきましては、平成30年度から開始されます国民健康保険の新制度に向けた協議など、例年よりも協議事項がふえたことから、時津町国民健康保険運営協議会を開催する費用など、25万2,000円を増額いたしております。  次に、歳入でございます。予算書2ページをごらんください。  12款の繰入金につきましては、運営協議会費などに必要な25万2,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきたいと思います。  次に、議案第70号、平成29年度時津町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  予算書の1ページをごらんください。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ165万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を3億373万9,000円とするものでございます。  まず、歳出でございますが、3ページをごらんください。  1款総務費につきましては、共済組合負担金等の変更に伴う人件費及び後期高齢者医療健康診査委託料など、合わせて165万8,000円を計上いたしております。  次に、歳入でございますが、2ページをごらんください。  2款分担金及び負担金につきましては、後期高齢者医療広域連合派遣職員人件費負担金として4万5,000円を計上いたしております。  4款繰入金につきましては、事務費繰入金の減額分6万3,000円を計上いたしております。  6款諸収入につきましては、長崎県後期高齢者医療健康診査業務委託料167万6,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきたいと思います。  次に、議案第71号、平成29年度時津町介護保険特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。  予算書の1ページをごらんください。  今回の補正は、保険事業勘定のみを予定しております。  歳入歳出それぞれ150万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を22億2,307万3,000円とするものでございます。  まず、歳出でございますが、3ページをごらんください。  1款総務費につきましては、共済組合負担金等の変更に伴う人件費など合わせて99万7,000円を計上いたしております。  2款保険給付費につきましては、介護予防サービスの訪問介護と通所介護分として、介護予防サービス等諸費に2,517万6,000円を計上いたしております。  4款地域支援事業費につきましては、先ほど申し上げました2款保険給付費との組みかえとして、介護予防・生活支援サービス事業費の減額2,517万6,000円及び共済組合負担金等の変更に伴う人件費として、包括的支援事業・任意事業費に50万7,000円を計上いたしております。  次に、歳入でございますが、2ページをごらんください。  総務費及び保険給付費の増額、地域支援事業費の減額に伴い、1款保険料、4款国庫支出金、5款・支払基金交付金、6款・県支出金及び9款繰入金について、合わせて150万4,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきたいと思います。  次に、議案第72号、平成29年度時津町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  補正予算書の1ページをごらんください。  今回の補正では、歳入歳出それぞれ1万1,000円を追加し、総額を4,864万2,000円といたしております。  予算書の3ページをごらんください。まず、歳出につきまして御説明いたします。  総務費で、共済組合負担率等の変更により、共済費を3万円増額し、事業費で報償金を1万9,000円減額計上いたしております。  次に、歳入でございますが、2ページをごらんください。  分担金を29万4,000円減額し、一般会計繰入金を30万5,000円増額計上いたしております。  詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんいただきますようお願いいたします。  次に、議案第73号、平成29年度時津町水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  今回の補正の主なものは、決算見込に基づく減価償却費及び繰延収益の調整、共済組合負担率等の変更に伴う法定福利費の増額等でございます。  補正予算書の1ページをごらんください。  まず、収益的収入でございますが、営業外収益を8万円増額し、補正後の予算額を7億7,289万円といたしております。  次に、収益的支出でございますが、営業費用を46万6,000円減額し、補正後の予算額を5億7,893万4,000円といたしております。  次に、2ページをごらんください。  資本的支出でございますが、建設改良費を5万6,000円増額し、補正後の予算額を4億7,337万2,000円といたしております。  詳細につきましては、7ページ以降の見積もり基礎をごらんいただきますようお願いいたします。  次に、議案第74号、平成29年度時津町下水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  今回の補正の主なものは、決算見込に基づく減価償却費・資産減耗費及び繰延収益の調整、下水道受益者負担金収入の増額等でございます。  補正予算書の1ページをごらんください。  まず、収益的収入でございますが、営業外収益を176万3,000円減額し、補正後の予算額を9億4,959万2,000円といたしております。  次に、収益的支出でございますが、営業費用を605万9,000円減額し、補正後の予算額を8億187万3,000円といたしております。  次に、2ページをごらんください。  資本的収入でございますが、負担金を35万6,000円増額し、補正後の予算額を1億5,446万2,000円といたしております。  資本的支出でございますが、建設改良費を1万3,000円増額し、補正後の予算額を5億6,398万6,000円といたしております。  詳細につきましては、7ページ以降の見積もり基礎をごらんいただきますようお願いいたします。  議案第75号、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について御説明いたします。  本議案は、職員の給与につきまして、ことし8月に行われました人事院勧告に伴う国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律を踏まえて改正するものでございます。  主な改正内容といたしましては、給料表を国家公務員の給料表と同じとし、期末・勤勉手当を0.1月分引き上げるよう改定するものでございます。  次に、議案第76号、町長及び副町長の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例について御説明いたします。  本議案は、三役及び議員の手当につきまして、改正特別職の職員の給与に関する法律や近隣市町の状況を踏まえて改正するものでございます。  内容でございますが、三役及び議員の期末手当を0.05月分引き上げるよう改定するものでございます。  次に、議案第77号、平成29年度時津町一般会計補正予算(第5号)から議案第82号、時津町下水道事業会計補正予算(第3号)までは関連がございますので、一括して御説明いたします。  各議案とも、本議会に提案しております議案第75号、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例及び議案第76号、町長及び副町長の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例に伴う人件費を各会計の各科目にわたり計上するものでございます。  また、これに伴う財源といたしましては、財政調整基金等で調整いたしております。  まず、議案第77号、平成29年度時津町一般会計補正予算(第5号)についてでございますが、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ828万8,000円を追加し、予算総額を109億8,681万4,000円とするものでございます。  次に、議案第78号、平成29年度時津町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ10万1,000円を追加し、予算総額を3億384万円とするものでございます。  次に、議案第79号、平成29年度時津町介護保険特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ62万3,000円を追加し、予算総額を22億2,369万6,000円とするものでございます。  次に、議案第80号、平成29年度時津町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ4万1,000円を追加し、予算総額を4,868万3,000円とするものでございます。  次に、議案第81号、平成29年度時津町水道事業会計補正予算(第3号)についてでございますが、予算書の1ページをごらんください。  まず、収益的支出でございますが、営業費用を27万円増額し、補正後の予算額を5億7,920万4,000円といたしております。  次に、資本的支出でございますが、建設改良費を11万円増額し、補正後の予算額を4億7,348万2,000円といたしております。  次に、議案第82号、平成29年度時津町下水道事業会計補正予算(第3号)についてですが、予算書の1ページをごらんください。  まず、収益的支出でございますが、営業費用を5万3,000円増額し、補正後の予算額を8億192万6,000円といたしております。  次に、資本的支出でございますが、建設改良費を10万5,000円増額し、補正後の予算額を5億6,409万1,000円といたしております。  以上で、議案第64号から第82号までの説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山上広信君)  以上で、議案の説明を終わります。               ~日程第6 一般質問~ ○議長(山上広信君)  日程第6、一般質問を行います。  質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。なお、通告外にわたっての発言はできないことを申し添えます。  まず、15番、新井政博君。 ○15番(新井政博君)  改めて、皆さん、おはようございます。15番、自由民主党の新井政博でございます。  議長の発言許可をいただきましたので、通告に基づき、順次質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  今回の質問は、2問の12点でございます。  まず初めに、1問目の中学生の英語圏派遣交流事業についてでございます。  時津町においての国際交流事業については、若者の日中交流事業として平成13年から23年までの11年間行い、中国上海に交流事業として、時津町の若者を含め、渡航した関係者は延べ304人となっております。  しかしながら、2012年の中国での日本企業にする暴徒が発生して以来、時津町の若者の日中交流事業は実施されておりません。これは、中止になりました。  時津町は長崎外国語大学とのパートナーシップ協定を締結しておりますが、その一文にも国際交流事業についての連携がうたわれております。まさに、来年度からは小学校における英語教育の教科化が始まるわけでございますが、中学生の英語教育についても外大との連携を強化しながら進めていただきたいと考えております。  私は、この英語教育の確認のために時津小学校においてのALTによる英語授業の参観に行ってまいりました。子供たちの英語に関する考え方が既に高まっているように感じられました。  このグローバルな世界にあって、特に英語を学ぶことは、自分の世界を客観的に知るということで大切なことだと考えております。  中学生から海外に留学する生徒は、近年増加傾向にあると言われており、高い英語力を求められているようでございます。また、義務教育期間中である中学生の間に留学を経験できるということは、将来の進路選択にも大いにつながっていくと考えております。  政府の第2期教育振興基本計画、これは2013年から2017年の間でございますが、中学校卒業段階で英語検定の3級以上、高校卒業段階で英検準2級から2級以上を50%以上で達成するという目標を定めておりますが、目標計画の実現は困難な状況にあるとされております。生徒たちが意欲を深めるためにも、この計画は私は必要と考えております。  時津町には長崎外国語大学もあります。また、NPO法人時津町国際交流協会では、同大学の留学生や文科省の外郭団体、これは海外青年協会、JOCAと言いますけれども、そちらの要請で留学生の受け入れなども実施しております。そのような点から今回の質問の実現については、微力ですが協力できるものと考えております。  将来を見据えたグローバル化対応に向け、時津の子供たちに世界へ羽ばたいてもらいたいと思いますので、実現に向けた対応をお願いいたしたいと思います。そのような観点から次の点について伺います。  まず1点目は、中学生の英語圏への派遣事業は時津町の将来にとっても大事と思うが。  2点目、研修先としては英語圏で安全なオーストラリアがいいと思うが。
     3点目、ホームステイを利用した中学生の交換留学生制度を検討してはどうかと考えております。  4点目、留学は英語力をつけることもあるが、スポーツクラブ活動や習い事などの意見交換も大事と考えております。  5点目、国際理解を深め、国際感覚を高めるためにも最適と思うが。  6点目、英語学習に対して子供たちが意欲を生かせるかどうかは、教師の役割・力量にかかっていると思うが。  7点目、期間としては、夏休みの10日間を私としては考えております。  8点目、グローバル化対応を柱とした新学習指導要領において英語嫌いをなくすためにも必要と考えておりますが。  2問目は、時津町における史跡の整備と観光促進についてでございます。  時津町には、歴史的な価値が高い史跡などの遺産が数多くあることは、町民の皆さんもよく知られていることと思いますが、その歴史的遺産を基本的に守っていくのは町しかありません。町の旗振りのもと、下支えするのは町民ではないかと思っております。11月3日には時津町史談会によって茶屋の一般公開がなされました。このときは、庭の植木の刈り込みもなされ、見やすい状態でしたが、一方、裏のほうに回っていくと、全然表と違った殺風景な風景でございました。このことはまさに、頭隠して尻隠さずではないかと思っております。ほかにもこのようなことがあるのではないかと不安になりました。  1995年、茶屋の表門が町の文化財に指定されておりますが、そのときに見たところによると、腐食、腐敗が進み、下のほうはぼろぼろの状態で、このまま手を加えなければ、恐らく壊れてしまうのではないかと危惧しているところでございます。時津街道は時津にとっては宝物で、町もですが、私もよく自慢しておるところでございます。その割には余り整備が行き届いていないような気がしてなりません。そのような観点から次の点について伺います。  まず1点目、史跡の管理・整備についての当初予算はどのくらい確保されているのか。  2点目、社会教育課、都市整備課、区画整理課、企画財政課など、関係課との連携が大切と思うが。  3点目、時津町には学芸員はいるのか。  4点目、時津街道の看板を大きく、見やすい場所に設置してほしい。  以上、2問の12点でございますが、答弁の後、必要なところについては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、新井議員の御質問についてお答えいたします。  まず、1問目の中学生の英語圏派遣交流事業についての6点目、英語学習に対しての教師の役割と力量についてと8点目のグローバル化対応を柱とした新学習指導要領について、2問目の時津町における史跡の整備と観光促進についての1点目、史跡の管理・整備の当初予算の確保についてと2点目の関係課との連携について、3点目の本町の学芸員については、私の後に教育長がお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。  初めに、1問目の中学生の英語圏派遣交流事業についての1点目、中学生の英語圏への派遣事業は時津町の将来にとっても大事と思うが、についてでございますが、グローバル化が加速する中で、海外の異文化や慣習などを実際に体験して国際的な感覚を養う機会を与えることは、非常に意義深いものだと思っております。  また、将来、子供たちが国際社会で活躍するために、英語などの語学力やコミュニケーション能力を身につけ、さまざまな分野で活躍できるグローバルな人材を育成することは、非常に重要なことであると思っております。  中学生の英語圏への派遣事業につきましては、パートナーシッププログラムの覚書を締結している長崎外国語大学を初め、学校関係者や保護者、生徒などの関係者の皆様の御意見をお伺いしながら、今後検討していきたいと思っております。  次に、2点目の研修先としては英語圏で安全なオーストラリアがいいと思うが、と7点目の実施時期につきましては、あわせてお答えいたします。  オーストラリアは比較的治安がよく、日本との時差もほとんどないため、修学旅行や留学などで渡航される学生が多いとお聞きしております。  県内では、新上五島町の中学生が、英語によるコミュニケーション能力の向上や異文化を学ぶため、夏休みの期間を利用してシンガポールに行っております。  そのほかにも英語圏の国は数多く存在すると思いますので、中学生の英語圏への派遣事業を行う場合には、実施時期も含めまして、関係者の皆様の御意向や、治安などの安全面を考慮しながら選定してまいりたいと考えております。  次に、3点目のホームステイを利用した中学生の交換留学制度を検討してはどうかでございますが、その国の一般家庭に寝泊まりし、ともに生活することで、現地の文化や慣習に直接触れることができるとともに、より語学力の向上につながるのではないかと考えておりますので、実施する場合には、相手先等の選定とあわせて、関係者の皆様の御意見等もお伺いしながら、検討してまいりたいと考えております。  次に、4点目の留学は英語力をつけるだけでなく、スポーツクラブ活動や習い事などの意見交換も大事だと考えているが、でございますが、現地の同世代の子供たちと活発にコミュニケーションを図ることで、語学力の向上だけでなく、自分の価値観や考え方などを見詰め直すいい機会となり、国際的な視点の習得にもつながると思いますので、スポーツ活動や習い事などの意見交換も大切なことだと考えております。  次に、5点目の国際理解を深め、国際感覚を高めるためにも最適と思うが、でございますが、海外の歴史や文化、経済、生活習慣を体験することは、子供たちが将来、国際社会で活躍するために必要な資質や能力を培うことにつながると思いますので、国際理解を深め、国際感覚を高めることになると考えております。  次に、2問目の時津町における史跡の整備と観光促進についての4点目、時津街道の看板をもっと大きく、見やすい場所に設置してほしい、でございますが、この案内板は、平成23年3月に誘導板を6カ所、町内の始点と終点である時津港と打坂峠に説明板を2カ所設置したものでございます。  この案内板の設置は、長崎市が先行して実施したもので、平成20年11月に長崎県営野球場ビッグNスタジアムで日本で初めてとなるペトロ岐部と187殉教者の列福式が行われた折に西坂から大橋までの間に設置したものでございます。  その後、長崎市のさるく観光課から大橋から時津までの間に案内板を一体的に設置しないかとのお話をいただきましたので、色や形状、文字のフォントなどにつきましては、時津街道の案内板としての連続性を保つため、長崎市のデザインに合わせたところでございます。  そこで、案内板をもっと大きく、見やすい場所に設置してほしいとのことでございますが、長崎市と協議を行い、整合性を保つことにしていることや、現在のところ老朽化も進んでいないことから、建てかえや移設をする考えはございません。  今後、道路状況の変化などにより、建てかえや移設の必要が生じた場合には、長崎市と協議を行い、設置してまいりたいと考えております。  以上で、新井議員に対する私の答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、新井議員の御質問にお答えいたします。  初めに、1問目の中学生の英語圏派遣交流事業についてという御質問のうち、6点目の英語学習に対して子供たちが意欲を生かせるかどうかは教師の役割・力量にかかっていると思うが、についてお答えいたします。  英語学習に対して子供の意欲を向上させるためには、授業を行う教師の役割や力量といった資質を向上させることが必要であると考えます。  学習指導要領の改訂により、平成30年度より小学校では第3・4学年から外国語活動が導入されるとともに、第5・6学年の外国語活動が教科化され、授業時数も増加することとなっております。このことから、特に小学校教員の英語教育についての資質向上が課題となってまいりますが、本町では、県教育センター主催の外国語教育研修講座に教員を派遣したり、小学校における外国語教育の充実に向けた研修会を長与町と連携して開催したりするなど、小学校教員の資質向上を図っているところでございます。  なお、本町では、平成27年度より小学校英語専科加配教員を中学校に配置し、中学校の英語科担当教員が各小学校を巡回し、小学校の学級担任やALTとともに外国語の授業を行っております。  中学校教員の専門性を活用することにより、小学生の英語学習に対する意欲の向上とともに、小学校教員の資質向上にも効果が上がっております。  また、中学校の教員については、昨年度、時津中学校が文部科学省の指定を受け、大学等と連携して英語教育の充実に向けた研究に取り組んだ結果、中学校の英語科の授業においては、全ての教員が英語を半分以上使用して授業を行うなど、資質が向上したとの成果が報告されております。  教育委員会としましては、引き続き英語教育についての小中連携の充実や教員研修の実施等を通して教員の資質向上を図り、英語教育への子供たちの意欲向上につなげてまいります。  次に、8点目のグローバル化対応を柱とした新学習指導要領において、英語嫌いをなくすためにも必要と考えているが、についてお答えいたします。  社会のグローバル化が急速に進展する中で、英語を初めとする外国語によるコミュニケーション能力は、これまでのように一部の業種や職種だけでなく、生涯にわたるさまざまな場面で必要とされることが予想されています。  一方、中教審の答申等でも、これまで行われてきた英語教育について、文法や語彙等の知識がどれだけ身についたかという点に重点が置かれ、英語を使って相手とやりとりしたり、その場の状況に応じて即興で会話したりする活動が十分でないことなどが課題として指摘されました。これらの課題を受け、新学習指導要領では、特に他者とのコミュニケーションの基盤づくりが重視され、聞くこと、読むこと、話すこと(やりとり)、話すこと(発表)、書くことの5つの活動を通してコミュニケーション能力を育成することが示されています。  このようなことから、学校における授業を初め、子供たちが実際に英語を用いて自分の考えや気持ちを伝え合う機会がふえることは、英語によるコミュニケーションへの興味関心を高め、主体的に英語を学ぼうとする意欲の向上につながると考えます。  次に、2問目の時津町における史跡の整備と観光促進についての1点目から3点目についてお答えいたします。  まず、1点目の史跡の管理・整備についての当初予算はどのくらい確保しているのかについてですが、御質問が史跡の管理・整備に係る予算ということですので、ここでは社会教育費の文化財保護費に計上している当初予算について申し上げますが、今年度の当初予算では、文化財保護費の全体予算額205万1,000円のうち、史跡等の維持管理に係る予算を178万3,000円計上いたしております。  この内訳といたしましては、お茶屋や長崎甚左衛門の墓に係る光熱水費、お茶屋の建物保険料、土地賃貸借料などが経常的な予算となりまして、このほかにお茶屋の修繕費用や敷地内の生け垣・樹木の維持管理費用、備品購入費、それから平成25年度から年次計画で行っております史跡等の説明看板の修復費用の予算について計上しております。  なお、過去2カ年の文化財保護費の当初予算額を見ますと、平成27年度が180万4,000円、平成28年度が123万円となっております。  次に、2点目の社会教育課、都市整備課、区画整理課、企画財政課など関係課との連携が大切と思うが、についてですが、本町の文化財の保護、活用及び調査等に関しましては、教育委員会の社会教育課が事務を分掌することとなっておりますが、ケースによっては担当課だけでは解決が難しいことも考えられますので、その場合は、議員御指摘のとおり、関係課と連携することが必要になるかと思います。これまでも常に関係課との連携を密にしながら、事務の執行に努めておりますが、今後も関係課との意見調整を十分図りながら、文化財の保護、活用等に努めてまいりたいと存じます。  次に、3点目の時津町には学芸員はいるのか、またその役割は、についてですが、まず、本町の職員に学芸員として採用されている職員はおりません。しかし、とぎつカナリーホールに併設している時津町民俗資料館に学芸員の配置が必要であることから、その運営・管理を本町が指定管理者として委託している時津町教育振興公社に学芸員が1名おります。  この民俗資料館は、本町の民俗資料を収集保存し、その活用を図り、あわせてこれらに関連する調査、研究を行い、町民の文化的向上に資することを目的として設置されております。そして、その役割は郷土の歴史や民俗、文化等に関する資料の収集・保管・展示を行うとともに、生涯学習活動や地域の情報教育の拠点としての機能を発揮することであり、その機能を果たすために学芸員が配置されております。  今年度も「ふるさと散歩」、「昔あそび教室」、「親子でつくるしめ縄教室」等の体験型学習、あるいは、「時津古写真展」や「未来に残す時津遺産写真コンテスト」等のイベントの開催など、子供から大人まで幅広い年齢層が一緒に学べるような事業を実施しております。  また、一方で、学校が行う郷土学習での講話や町が行う歴史・文化等に関する業務への情報提供・支援なども行っており、民俗資料館の中だけではなく、広い範囲で学芸員としてその専門性を発揮してもらっております。  以上で、新井議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問はありますか。  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  では、再質問させていただきます。  1問目の中学生の英語圏派遣の交流事業については、前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。この件についてはもう、あとは検討していただいて、前へ進めるような施策をとっていただいて、この件は了としたいと思います。よろしくお願いします。  この件についても、民間の旅行会社さんが、最近特にいろいろと提案をされておりますので、そこら辺も参考にしながら、また、町長おっしゃった上五島、東彼杵、西海市なんかも結構行ってますので、外大ともよく相談されて、ぜひ前に進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  教育長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、冒頭言いましたように、英語嫌いですね、時津には結構英語嫌いな子供たちが多いんですけれども、今の中学3年生を対象にした調査報告書があるんですが、それには、今の中学3年生は小学校の5・6年のときに外国語の活動を取り入れた時期なんです。それが今、中学3年生になっているわけです。その子供たちが、英語が好きだという子供たちは56.1%、嫌いだというのはそのほかです。4割ぐらいの子供たちが英語が嫌いになっているということなんですけれども。時津町ではこの数字を御存じかなと思いまして。時津町においての中学生の英語嫌い、英語が好きだというのは。わかっていたら教えてください。大体のところでいいですので。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えします。  時津町内の子供たちの英語嫌いの数字については、今、手元にございませんので、調査してから後でお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  資料として、後でまた提出をしていただきたいと思っております。  この海外の英語圏への交流事業は、最初から1カ月とか2カ月とかいう感じじゃなくて、やっぱり、サマースクール等の短期の体験入学を経験しながら、少しずつ期間を延ばしていくというやり方が一番いいのかなと思っておりますので、助言としてこの場で言わせていただきました。  英語についての教師の役割ですが、これは一番大事なのは、子供たちの自立性を身につけるということだと思うんです。それで、英語が上手になるのは当たりまえなんですけど、そこら辺の自立性を身につけさせるということも今から進めていかないといけないわけなんです。日本の英語教育というのは、我々も経験してますけれども、文法ばかりを優先して、話せないんです。自分たちも含めて。この文法中心を今後はコミュニケーション重視にして、ALTさんたちが今2名に増員していただいているんですけれども。そこら辺のところも、ちょっと、ALTの皆さんにも、英語の担当の教師にも伝えてほしいと思うんですけど。どうなんでしょうか。文法中心からコミュニケーション中心にということで。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  本町では3名のALTが、今、小学校、中学校をそれぞれ回って、T2の役割をしながら一緒にやってくれております。  来年度からが新学習指導要領の移行期ということで、今、議員がおっしゃいましたように、以前の文法中心というふうな、そういう英語が、非常にやはり、子供たちが英語を余り好まないようになってきているという、その事実に反省をいたしまして、今後は、まずは聞くこと、それから話すこと。話すことについては、表現でございますけど、やりとりとか会話ですね。そして、書くことということで、文法の位置づけは最後に回っておるという、そういうことで、まずはおっしゃるように、コミュニケーションをしながら、やはり英語を楽しむと、そういうことから英語を好きにさせていくという、そういうふうな指導要領の内容にもなってきております。  現在、時津町では、中学校の専門の英語教師が小学校に出向きまして、授業の中で本当にネイティブに近い形の発音をしながら、楽しい授業をしてくれております。そしてそこにALTも入っておりますものですから、担任と3人での、非常に子供たちに行き届いた、楽しい英語の学習ということで、個人的な考えではありますけれども、子供たちは非常に、英語を嫌うというよりも楽しんで英語の授業を待っているという、そういうふうな学級が今多くなってきていると、私は確信しております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  私もこの前、ALTの授業を参観に行きまして、それは確信、受けました。結構、子供たちもワーワー騒いで楽しくやっているなということはわかりました。大体そこから始まるんですからね。いい騒ぎ方ですね。いいと思いますけれども。  長崎外国語大学が時津町にはありますので、これは何回も言っていることですけれども、そのALTさんと、外大にも欧米の留学生がたくさん来ております。この人たちは日本語がかなりできます。それで、英語教育のときには外大に要請していただいて、日本の文化を留学生は知らなければいけないわけで、文化を知るということも含めて、ぜひ要請していただいて、あと2、3人、市におられれば、もっともっと英語教育が盛んになるんじゃないかなと思うんですけど、その点、お考えはないですか。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  学校ももちろんなんですが、やはり学校外でも子供たちが、せっかく3名のALTが時津町においでいただいておりますので、その3人を含めて、崎野公園で、例えば夏にイングリッシュ・イン・キャンプ・時津ということで、子供たちを集めて、そしてその中ではほとんど日本語を話さないような、そういうキャンプをして、子供たちに英語の楽しさ、喜びを体験させる、そういうふうな授業も考えてみたいということを考えています。  そして、やはり3人では無理ですから、その折にはぜひ、外大の学生さんたちにもボランティアでお頼みしながら、そしてたくさんの人たちと子供たちとを会話をさせる経験をぜひやる、そういうふうな授業を組み立ててみたいということで、今、研究中であります。  以上です。 ○議長(山上広信君)
     15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  そういった外国人と直接話をする、触れるということが、一番、英語教育では大事じゃないかなと思っておりますし、幸いにも外大がそこにあって、100人以上の欧米人もおりますから、ぜひそこら辺を来年度は実現していただきたいと思っております。  中学校も、今まではずっと小学校しか行ってませんでしたけど、中学校においてもどういうようなことを考えておられますか。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  先ほどの答弁で申し上げましたけど、昨年、文科省の研究の中でも、外大の先生をお招きしながら、そして、教員が研修を受けたということはもう事実であります。また、今後も中学校の、先ほどのイン・キャンプにおいても、小学生のみならず、中学生も募集しながら、そういう体験ということについては、ぜひ合同で実施していきたいというふうなことも考えております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  進んだ意見を言っていただき、ありがとうございます。言うのは誰でも言えるわけで、実行するということが大事なんですから、よろしくお願いします。  それと、史跡の件ですけれども、社会教育、関係課がもう話をしていることも、やっていると、社会教育課、都市整備課、区画整理課、企画財政課との話し合いも進めているということですけれども、これもしょっちゅうすることでもないと思うんです。これを日ごろから密にすることによって、要望とか意見が上がってきたときに即動けると思いますので、そこら辺の、会議をしょっちゅうしろというわけじゃないんですけれども、密にする方法も今からは考えていかなければいけないと思うんです。結構入り組んでますので。その件は都市整備課ですよ、こっちは企画財政課だとよく言われますので、そこら辺の役割分担を決めておったほうがいいと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(山上広信君)  教育次長。 ○教育次長(請田和則君)  お答えいたします。  議員おっしゃるように、やっぱり、そのときそのときいろんなことが、状況が発生をいたします。その中で、これまでも例にとりますと、継石坊主の周りの伐採とか、そういうことにつきましては、都市整備のほうと連携をさせていただいたりとかいうことをさせていただいてますので、そういう部分については、連携と言いますか、共有しながらということで、今後もやりたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  継石坊主さんは、整備をよくしていただきまして、ありがとうございました。あれで、倒れそうで倒れないのがあのよさですから、木に埋もれたら、何も、下のほうはわかりませんので、ちょうどよかったと思ってますし。一応、社会教育課のほうに話は行くわけですか、こういったことは。それはもう、知りません、あっち行ってくださいじゃなくて、私以外にもいろんな人が尋ねてこられると思うんですけれども、じゃあそこと相談して、結果を知らせますと、そこまで言ってほしいんです。我々としては。そのようにしていただいている課もありますけど。ぜひ、そこら辺はよろしくお願いしておきます。  それと学芸員の件ですけど、資料館のほうに1人おられるということで。これはどんな方と言ったらおかしいけれども、待遇というか、それはどうなっているのか、これは非常勤とか、職員とか何とか、どんな方ですか。初めて聞くもんですから。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  お答えいたします。  教育振興公社の職員であります。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  そうですか。時津にはおらんのじゃないかなと思って。こんな史跡がいっぱいあるのに、そう思ってましたので、一応安心しました。  学芸員の方には時津の歴史をよく勉強していただいて、指導をしていただきたいと思いますけれども。この方は、今どんな勉強をされてますか。 ○議長(山上広信君)  教育次長。 ○教育次長(請田和則君)  お答えいたします。  民俗資料館のほう、教育振興公社のほうで雇用しております学芸員ですけれども、カナリーホールと同時に民俗資料館が開設されまして、その当時に採用したということでございます。  現在、学芸員のほうは、カナリーホールのほうで収蔵資料の整理とか、そういうものの調査とかを行っております。それとあわせて、やはり研修、必要ということで、県のほうで実施をしております古文書の修復ですとか、それから解読といいますか、そういうふうな研修にも参加をしているという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  それで、あそこの茶屋のほうの話になりますけど、表門が一応町の指定を受けているわけですよね。あれ、下のほうがぼろぼろになっているのはお気づきですか。 ○議長(山上広信君)  社会教育課長。 ○社会教育課長(蒔添浩明君)  茶屋の門についてお答えいたしますが、確かに、もう長年たちまして、門の裏のほうが腐食をして、そのあたりが気になっているというようなこともございましたもんですから、一応、ことし、もともとの所有者の方からちょっとそういった話もあったもんですから、現地のほうをよく確認をして、今現在、専門の業者さんのほうに見積もりを依頼しているところでございまして、今後、どのような形にしていくか、そのあたりは検討をしていきたいと、そのように思っております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  わかりました。それも初めて聞きましたけれども。どこまで手を加えたらいいかというのは、文化財だからわからないんですけど、そこら辺もよく含めて、やっぱりちょっと動けるような状態にしとったほうがいいんじゃないかなと思うんです。今度の補修をされるときに。ある程度動かないと、そのままの状態だったら、動いて初めて意味があるんでしょうから。そこら辺ぜひ、よくよく検討していただいて、腐敗防止を即してもらいたいと思っておりますので。よろしくお願いします。  時津街道の看板の件ですけれども、長崎市が立てたということをお聞きしましたけれども、もう全然わからないですよね、あれは。本当によく、あそこら辺にあるよということを言われて初めて気づくぐらいであって、ぜひ、あれも本当に、観光で来られる方がわかりやすい位置に、町民もほとんどわかってないと思うんです。どこにこの看板があるか。町長の答弁でも、今後、そのような機会があったら考えるということですので。  ちょっと、課長、今の考えをお聞かせ願えませんか。わかりやすいところがあると思いますか。 ○議長(山上広信君)  企画財政課長。 ○企画財政課長(大宅啓史君)  時津街道の看板につきましては、平成23年につくっておるんですけれども、時津港のところに、ウォーターフロントのところに最初地図がございます。そこに時津の打坂までの地図がございますので、そこを見ていただいて、基本的に歩く方がわかりやすいような場所につくっております。そこから6カ所、時津の役場の近くですとか、お茶屋の近く、それから、元村の国道沿い、それから県営住宅の裏のほう、入るところに案内板がありますので。一応、歩いて行かれる方には見やすい場所になっております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  15番、新井君。 ○15番(新井政博君)  広報とぎつにも説明を、半ページでもいいですから、一度か、また何回かに分けて宣伝を、こういったところに看板がありますよ、説明板がありますよということを町民の皆さんがわかるように、広報とぎつでちょっと掲載してほしいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  きょうは2問の質問でしたけれども、ぜひ、子供たちを英語圏への海外派遣、ぜひ実現してほしいと思いますし、実現してあげたいと思ってますので、よろしくお願いします。  それと、史跡は時津に結構あります。議会だよりでもシリーズで今載せてますけれども、結構時津は多いほうだと思うんです。時津街道を中心に。ぜひ、保存活動をもっと密にしていただいて、将来にわたって大事にしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山上広信君)  以上で、15番、新井政博君の質問を終わります。  暫時休憩します。             (午前10時50分 休憩)             (午前11時00分 再開) ○議長(山上広信君)  休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。  次に、5番、山口一三君。 ○5番(山口一三君)  おはようございます。5番、民進党の山口一三でございます。  選挙のときには、民進党がちょっといろいろ、分党とか言われまして、ちょっとお騒がせいたしまして、私たち地方議員はまだ民進党で行動しています。よろしくお願いします。  議長の発言許可をいただきましたので、先に通告しておりました一般質問通告書に基づき、質問させていただきたいと思います。  本年もあと1カ月を切っております。そういうことで、今現在、インフルエンザとかがはやっているようでありますので、学級閉鎖とかが発生しているということでありますので、罹患しないように、健康な体で新年を迎えたいと思っております。執行者の皆様も体調には十分御留意されて新年を迎えていただきたいと思います。  今回の一般質問は、1問目は実践型地域雇用創造事業について8項目、2問目は、軽度介護についての5項目を質問させていただきますので、よろしくお願いします。  1問目の実践型地域雇用創造事業についてでありますが、本件については、2016年6月、長崎市と本町、長与町の1市2町でつくる長崎地域雇用創造協議会の申請事業が採択されまして、国から約1億6,000万円の財政支援を受けて、2016年度から2018年度までの3年間で321人の雇用創出を目指すということになっております。  そこで、以下の質問をいたしますので、町長、御答弁をよろしくお願いします。  ①2016年度(平成28年度)に開催した雇用創出のための事業者向けのセミナー及び求職者向けのセミナー並びに企業面談会などの開催実績を教えていただきたいと思います。  ②2016年度の雇用実績、業種別の人数は、どんな業種にそれぞれ何人雇用されたのかを教えていただきたいと思います。  ③本年9月、長崎市内で合同企業面談会が開催されたようでありますけれども、何社、業種別に出席されたのか、求職者は何人参加されて、男女、年齢構成別に参加したのかを教えていただきたいと思います。  ④本年度の各種セミナーや企業面談会の開催予定及び雇用目標人数等について計画状況を教えていただきたいと思います。  ⑤合同企業面談会が実施されておりますけれども、今まで企業の見学会は実施されたか。また、今後企業見学会の実施予定はあるのかを教えていただきたいと思います。  ⑥先ほど町長の行政報告の中にもありましたけれども、先に提出しておりましたので、質問させていただきます。  本年10月28日、本町主催で初めての試みとして若者の地元定着に向け、町内企業を対象に企業面談会が開催されましたけれども、事業所が何社、求職者が何人参加されたのか、教えていただきたいと思います。  ⑦今回の合同企業面談会の結果、事業所及び求職者の感想はどうだったのか、教えていただきたいと思います。  ⑧これも先ほど町長の行政報告にありましたけれども、その中で事業所から来年も参加したいという御意見がありましたので、今後も引き続き開催していく予定なのか。計画はあるのか。今後とも本町の若者の就職、定住化に向け、引き続き開催してほしいと思っておりますので、お考えを聞かせていただきたいと思います。  2問目につきましては、軽度介護についてであります。  ことし4月までに介護保険から切り離され、市区町村に移行した軽度の要介護者向けのサービスについて、全国市区町村向けに実施したアンケート調査結果が公表されております。回答があった1,575自治体のうち45%が運営に苦慮している、採算が取れず、軽度介護から事業所撤退が発生している現状があるようです。そこで、本町の現状について質問しますので、よろしくお願いします。  ①アンケート調査の回答率は約90%、全国で1,741市町村のうちの1,575自治体の回答であったけれども、本町は回答したのか、教えていただきたいと思います。  ②本町で運営に苦慮している事業所はあるのか、教えていただきたいと思います。  ③全国の市区町村の中で、採算が取れず、軽度介護から事業所を撤退するなど混乱が起きているということであります。本町では事業所の撤退はなかったのか、教えていただきたいと思います。  ④苦労している理由として、新たな担い手の確保が難しいと挙げた自治体が49.5%と最も多かった。本町では担い手の確保はできているか、お聞かせいただきたいと思います。
     ⑤要介護1・2向けサービスの移行について、回答した1,562自治体のうち63.7%が反対をしております。反対の理由として、要支援1・2向け事業の検証が先と過半数を占めているが、本町としてどう考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。  以上、2問の13項目について、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、山口議員の御質問にお答えいたします。  初めに、1問目の実践型地域雇用創造事業についてでございますが、議員も御承知のとおり、本事業は、本町と長崎市及び長与町の1市2町において国の認可を受け、長崎地域雇用創造協議会を実施主体とし、平成28年度から3年間、世界遺産と夜景を生かした雇用創造事業に取り組んでおります。  その中で、事業所向けセミナーを行う雇用拡大メニュー、求職者向けセミナーを行う人材育成メニュー、合同企業面談会を行う就職促進メニュー、商品開発・販路開拓を行う実践メニューの4つのメニューにより雇用の創出に取り組んでいるところでございます。  初めに、1点目の平成28年度の雇用創出のための事業者向けセミナー及び求職者向けセミナー並びに企業面談等会等の開催実績についてお答えいたします。  まず、事業所向けセミナーでございますが、販売戦略・販路開拓セミナーやユニバーサル観光対応セミナーなどを7回開催し、参加企業数は延べ85社でございました。  次に、求職者向けセミナーでございますが、観光関連人材養成セミナーや販路拡大IT活用セミナーなどを9回開催し、参加者数は延べ183人でございました。  そして、合同企業面談会及び面談会直前セミナーをそれぞれ2回開催し、延べ130人の求職者が参加いたしております。  そのほかに実践メニューとして、ビワとユウコウを素材とし、ビワ杏仁豆腐やユウコウゼリーなど6種の商品開発を行っております。  次に、2点目の平成28年度の雇用実績についてお答えいたします。  まず、御質問にございます業種別の雇用実績については、協議会では把握できておりませんが、雇用拡大メニューの実施により、事業所向けセミナー参加企業において24人の雇用がございました。  次に、人材育成メニューの実施により、求職者向けセミナー参加者のうち48人が就職または創業いたしております。  そして、就職促進メニューの実施により、合同企業面談会参加者のうち26人が就職いたしております。  そのほか、実践メニューにおいて、雇用創造協議会で3人を雇用しておりますので、平成28年度の雇用実績は、合計で101人でございました。  次に、3点目の合同企業面談会の実績についてお答えいたします。  本年9月26日の火曜日に長崎市内のメルカ築町で長崎地域雇用創造協議会主催の合同企業面談会を開催いたしております。学生を除く一般求職者を対象として行われ、20社の企業と67人の求職者が参加をいたしております。  参加した企業の業種について、協議会では正確に把握できておりませんが、参加企業名がわかっておりましたので、業務内容から分類いたしますと、ホテルやレストランなどの宿泊・飲食サービス業が5社、ソフトウエア開発などの情報通信業が4社、機械や構造の設計業務が2社、病院や介護施設などの医療・福祉が2社、住宅建築などの建設業が1社、携帯電話販売業が1社、労働者派遣や警備業務などその他のサービス業が5社となっておりました。  参加した求職者の内訳ですが、男女別では、男性33人、女性34人、年齢構成別では、10代が1人、20代11人、30代14人、40代16人、50代19人、60代6人でございました。  次に、4点目の本年度の各種セミナーや企業面談会の開催予定及び雇用目標人数についてお答えいたします。  まず、雇用拡大メニューにつきましては、昨年同様、事業所向けセミナーを6種、計7回開催するよう予定しておりまして、160社の参加、13人の雇用を目標としております。  次に、人材育成メニューにつきましても、昨年同様、求職者向けセミナーを4種、計9回開催するよう予定しておりまして、260人の参加、67人の雇用を目標としております。  そして、就職促進メニューでは、合同企業面談会及び面談会直前セミナーを2回開催し、110人の参加、28人の雇用を目標といたしておりますので、本年度は合計して108人の雇用が目標となっております。  次に、5点目の企業見学会をこれまで実施したか、また今後の開催は、についてお答えいたします。  平成21年度から長崎地域雇用創造協議会を実施主体として、実践型地域雇用創造事業に取り組んでおりますが、企業見学会につきましては、これまで実施いたしておりません。また、既に平成30年度までの事業計画を策定しておりますけれども、企業見学会の開催は盛り込まれておらず、実施する予定はございません。  次に、6点目の時津町合同企業面談会の実績についてお答えいたします。  本年10月28日土曜日に役場第2庁舎4階大会議室で午後1時から午後4時まで、ハローワーク長崎、長崎振興局、西そのぎ商工会に御協力をいただき、本町主催の合同企業面談会を実施いたしました。  面談会の実績につきましては、参加企業は町内事業所12社、求職者は19人が参加し、延べの面談回数は46回でございました。  求職者の内訳につきましては、男女別では、男性15人、女性4人、求人区分別では、新卒高校生1人、新卒大学生等7人、卒業後3年以内の既卒者5人、一般求職者6人で、そのうち県外からのUIターン希望者が2人でございました。  次に、7点目の時津町合同企業面談会についての事業所及び求職者の感想についてお答えいたします。  時津町合同企業面談会において、参加企業及び求職者ヘアンケートを実施いたしております。  まず、参加企業アンケートでございますが、12社から回答をいただいております。12社とも「採用活動に役に立った」、「企業の魅力を伝える場として役立った」、「コンタクトを取りたい求職者がいた」、「今後も面談会に参加したい」との回答でございました。  次に、求職者アンケートですが、18人から回答をいただいております。17人が「就職活動に役立った」、16人が「面接を受けたい企業があった」、10人が「町内企業へ就職したい」との回答があり、参加企業数については、16人が「適切である」、2人が「少ない」との回答でございました。  最後に、8点目の時津町合同企業面談会を今後も引き続き開催するのかについてお答えいたします。  若者の地元雇用、UIターンの促進及び地元事業所の採用活動を支援するため、町主催の合同企業面談会を本年度初めて開催いたしました。寄せられたアンケートの結果やハローワーク長崎の見解から、一定の成果があったと判断しております。  今後も、今回の成果を生かし、合同企業面談会の開催時期や対象者、開催方法などについてハローワーク長崎や商工会との協議を重ね、さらなる地元雇用の拡大を図るため、継続した開催に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2問目の軽度介護についてでございますが、1点目のアンケート調査の回答率は約90%であったが、本町は回答したのかについてお答えいたします。  御質問のアンケート調査でございますが、一般社団法人共同通信社が、少子高齢化対策の現状と課題、取り組みを多面的に探るためのアンケートとして、少子高齢化対策に関する首長アンケートを全ての市区町村を対象に実施したところであり、本町におきましても、本アンケート調査について回答いたしております。  次に、2点目の本町で運営に苦慮している事業所はあるかについてお答えいたします。  現在、本町では、平成30年度から平成32年度までの介護保険事業の運営指針となる第7期介護保険事業計画の策定を行っておりますが、その策定に当たり、介護保険サービス提供事業者にアンケート調査を実施しております。  そのアンケートの中で、平成29年度の各事業所の収支状況の見込みについてお尋ねしたところ、回答があった33事業所中2事業所が「黒字である」、22事業所が「収支はほぼ均衡」、7事業所が「赤字である」、2事業所が「無回答」との調査結果でありました。  また、事業運営についてお尋ねしたところ、従業者の確保が難しい、事務作業が多い、利用者の確保が難しいなどについて、円滑な事業運営を進めていく上で特に困難に感じているとのことでありました。  次に、3点目の本町では事業所の撤退はなかったかについて、お答えいたします。  本町内にある訪問介護の事業所のうち、介護予防・日常生活支援総合事業を開始した平成29年4月以降に廃止となった事業所が2事業所ございます。  そのうち1事業所につきましては、廃止理由として、「訪問介護員の確保が困難になり、事業継続を断念した」とのことでありました。  なお、もう1つの事業所につきましては、事務所を町外に移転したことにより廃止となったものでございます。  次に、4点目の苦労している理由として、新たな担い手の確保が難しいと挙げた自治体が49.5%と最も多かったが、本町では担い手の確保はできているのかについてお答えいたします。  今回のアンケート調査の設問において、貴自治体は、要支援1及び要支援2向けにサービス業務の移行全般をどのように評価しますかとあり、1.順調に進んでいる、2.運営に苦労している、3.どちらとも言えないの3つのうちから1つを選択し回答するものでございました。  このうち、2.運営に苦労しているを選んだ理由の1つとして、住民やボランティアなど新たな担い手の確保が難しいとの選択肢があり、これを選択し回答した自治体が49.5%であったとのことでございます。  本町では、介護予防・日常生活支援総合事業における多様なサービスの1つとして、元気な高齢者の方が、生活支援サポーターとして日常生活に少しの支援が必要な高齢者に生活支援サービスを提供する生活支援サポーター活動事業を実施しております。  この事業を実施するに当たり、高齢者の方に生活支援サポーター養成講座を受講していただき、講座を修了された方のうち実際に活動していただける方に生活支援サポーターとして登録していただき、支援が必要な高齢者の方へ調理や掃除、洗濯、買い物等の生活支援サービスを提供していただいております。  この生活支援サポーターの数は現在25名となっており、新たな生活支援サービスの担い手として御活躍いただくこととしております。したがって、担い手の確保はできているものと考えております。  今後も引き続き生活支援サポーター養成講座を開催し、サポーターの養成及び登録を進めていくことといたしておりまして、生活支援サービスの担い手の確保とともに、サポーターとして活動していただく高齢者御自身の健康づくり、生きがいづくりにつなげていただくよう、生活支援サポーター活動事業の取り組みを進めてまいります。  次に、5点目の要介護1、要介護2向けサービスの移行について、回答した自治体の63.7%が反対している、その理由として、要支援1、要支援2向け事業の検証が先と過半数を占めているが、本町はどう考えているかについてお答えいたします。  今回のアンケート調査の設問において、政府内では要介護1及び要介護2向けのサービスも介護保険から切り離し、市区町村に移行させる議論があります。賛否及びその理由をお答えくださいとございまして、1.賛成、2.反対、3.どちらとも言えないの3つのうちから1つを選択し回答するものでありました。このうち、本町は、どちらとも言えないと回答しております。  要支援1及び要支援2の訪問介護、通所介護が介護給付から地域支援事業に移行した介護予防・日常生活支援総合事業については、平成29年4月から開始されたばかりであり、全国でも地域の実情に応じた多様なサービスへの移行は、まだ十分に整っていない状況にあります。  本町におきましても、現行の事業の検証は必要と考えており、要介護1、要介護2の方の地域支援事業へのサービス移行を進めるのは時期尚早であると考えております。  一方で、急速な少子高齢化により、社会保障を支える現役世代に対して高齢者が大幅に増加している状況の中で、介護費用等の社会保障費は増加の一途をたどっており、将来、子供や孫といった世代への負担を少なくし、次世代に安定的に引き渡していくためにも、持続可能な社会保障制度の確立は必要不可欠であると考えております。  今後、高齢者が増加していく中、利用者の増加が見込まれる介護保険制度についても、持続可能な制度となるよう見直しが必要と考えておりまして、今後どのような議論がなされていくのか、国の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上で、山口議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問はありますか。  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  答弁、大変ありがとうございました。  まず、地域実践型の雇用創造についてであります。  1問目のセミナーの回数、7回、85社出席されたということでありまして、それで延べ183人出席されたということであります。これの当初の目標というのは、これで大体もくろみは達成されているのかなと思って、どうでしょうか、そこら辺は。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  それでは、お答え申し上げます。  平成28年度の実績でございますけれども、一応計画は、雇用拡大メニュー事業所向けセミナーにおきましては、120社の計画で85社、達成率が70.8%でございます。人材育成メニュー休職者向けセミナーでございますけれども、225人の計画で183人の実績、達成率が81.3%。続いて、就職促進メニューでございますけれども、合同企業面談会の開催で、110人の計画に対して130人の実績があったということで、118.2%の達成率となっております。  ですから、計画に届かなかったものもありますけれども、こういう御時世でございまして、非常に企業のほうの人材の採用が難しい中では、おおむね満足できる内容ではないかと思っております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  求人倍率も1.004かな、1以上に上がってきてますので、今後とも計画されている回数とか、それからセミナーの参加人数とか、そこら辺はある程度確保していただいて、長崎市内とか時津町に就職していただくということを念頭に置いて、このことも積極的に進めていただきたいと思っております。  それから、②ですけれども、101人雇用されたと。26事業所ですか、そこら辺の主な業種はわかっておりますか。101名の方の。そこら辺はわからないですか。先ほど答弁のときはわからないという話でしたっけ。  あ、そうですか。わかりました。何とか調べてもらうわけにはいかないでしょうか。直接聞きに行っていいですか。協議会のほうに。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  お答えいたします。  私どももこの御質問にお答えするときに、事務局が長崎市のほうにございますので、内容をお聞きしました。そういった中で、業種というのを把握することはしていないということで、これにつきましては、国の補助事業を受けてこの事業をしておりまして、報告書を作成する折に業種という区分けは必要とされてないので、事務局としても業種ごとに何社ずつあるかというのは全く把握できないという回答でございましたので、私たちも事務局の意見をそのままお聞きしまして回答した次第でございます。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  事情はわかりました。  ③につきまして、企業の出席者数の中でそれぞれ年代別に回答いただきました。これは女性・男性の大体の割合というか、そこら辺はどうなんでしょうか。わかっていますか。わかっておればちょっと教えてほしいと思いますけど。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  申しわけございません。ただいまちょっと手元のほうに男女別の資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)
     5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  じゃあ、よろしくお願いします。  それから、⑤ですけれども、企業面談会後の見学会について、実施していないという話でしたよね。ちょっと机上説明だけでは企業の実態はわからないんじゃないかなと思ってまして、私が就職したときの話を言うのはおかしいんですけれども、私は造船所に勤めておったんです。それで船しかつくってないということで、就職のときの要旨までは聞かれてなかったもんですから、希望の。そういうことで船しかつくってないんじゃないかなと思って就職したんですけれども、配属先が火力プラント関係の職場だったんです。そういうことで、職場の中がどういうふうになっているのかということを先に知っておきたいということを自分は思っているんですけど、今、火力プラントの関係の仕事をさせていただいて、地図に残るような仕事をさせていただいたんで、今は満足しているんですけど、やっぱり就職するときには、どういう企業のどういう職場が自分に向いているのかとかという話もあると思いますので、今後も実施しないということの理由とか何かあるんですか。そこら辺はどうなんでしょうか。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  この3カ年の事業におきまして、3カ年分の計画を立てて国のほうに申請して認可をいただくようになっておりまして、その時点で既に企業への見学会というのを予定してなかったということでございます。その意味で、あと29年度、30年度も企業見学会のほうは実施しないというふうにしているということで、計画に盛り込まれていないというのが、実施しない一番の要因というふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  わかりました。じゃあ、30年度で終わるんですね。今回の分は。  また引き続きもしされるときには、31年度以降、また実施されるかどうかわからないけれども、そのときには企業の見学会とかを網羅した申請書にしたらどうかなと思うんですけど、そこら辺はどうでしょうか。そこら辺はちょっと1市2町で検討していただきたいと思いますけれども。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  一応、私たちのほうと長崎市のほうと、当然長与町さんも入っておりますけれども、そういった会合の中では、既に計画のほうがかなり練り込まれた中での総会等になってきておりますので、今お伺いした御意見につきましては、長崎市のほうの事務局のほうにこういった意見がありましたという連絡をさせていただいて、あと、長崎市のほうが中心となっておりますので、どのように判断されるのかというのをお聞きしながら、盛り込めるか盛り込めないかというのを調整できればとは思いますけれども、なかなか非常に難しいところがあるのではないかなと、自分的には考えております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  それでは、2016年、28年に就職された方は百何名いらっしゃいますけれども、そこら辺の方々は、やっぱり企業の見学はされずに就職されたんですか。面談だけで。そこら辺、自分が思っていたところとちょっと違うなとか、そこら辺の意見は出てないんですか。意見聴取とかで出てきてませんか。就職して、辞めた方とかはいないんですか。まだ1年ですけど。そこら辺の意見は聞いてませんか。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  お答えいたします。  一応、就職されたかどうかというところまでは追跡調査をされていると聞いております。ただ、うまいぐあいに就職した後、企業と就職した方のマッチングがうまくいかずに離職されたというところまでは把握をするに至っていないと思います。あくまでも就職したことが実績になりますので。  ですから、この事業ではございませんけれども、やはり就職した後に自分が思っていたのと違うということで離職される方は、高校卒業、大学卒業とかでもかなりの割合を占めるということはお聞きしておりますので、全員が全員、ここで就職をしてうまくいってはいないものと推測いたします。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  それでは、町主催で行われました企業面談会の話に移ります。  今回は、19人中10人の方が、求職者の感想として、町内に就職したいということでありまして、先ほどの町長の答弁でも、今後とも継続していきたいという話がありましたので、やっぱり雇用の流出を防ぐために計画的に継続して若者の就職を定着ということで進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、長崎県の平成29年度の当初予算等のポイントというのを予習しておりまして、ここに新若者県内就職対策事業費ということで、予算額4,671万9,000円の予算がつけられておりまして、補正予算をされたかどうかわかりませんけれども、ここは当初予算であります。その中に、事業の目的とした中で、県内就職を戦略的に実施するために企業の見学会とかを実施したいということを書いてあります。県のほうでこういうふうにうたっておりますので、そこら辺のこともちょっと、町のほうにもおりてきているかどうかわかりませんけれども、そういうことで見学会を実施ということをうたっておりますので、そこら辺を今後とも何とか進めていただきたいと思いますけれども。  町内企業の12社でしたか、出席されてますよね。そこら辺も企業の見学会というのはしてないんですか。今終わったばっかりでしょうけど、希望とかはなかったんですか。見学させてくれとか。 ○議長(山上広信君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(松園喜秀君)  お答えいたします。  今回の企業面談会につきましては、あくまでも面談会のみということで御案内をさせていただいております。そういった中で、企業見学会というのは話をさせてもらっておりませんので、参加した12社の企業の方々には、企業の見学会という認識はなかったものと思っております。  ですから、今後お聞きすることはできると思いますけれども、あくまでも、答弁の中にもありましたように、企業の面談会をするとか、高等学校、専門学校とか高技専とか大学等に企業の紹介をしていくという形で当分の間は進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  5番、山口君。 ○5番(山口一三君)  そうしましたら、県のほうで計画されている事業内容の中で、高校2年生とか保護者、教職員を対象に県内3カ所で実施すると、説明会、それから企業見学会を実施するということになっているんですが、そこら辺の情報とかは聞いてないんですか。  全然わかりませんか。  もういいです。わかりました。  そうしたら、次に移ります。2問目の軽度介護についてであります。  いろいろ答弁いただきましてありがとうございました。  アンケートに町として回答しているということでありまして、結構、今、話を聞いてますと、町内では大体スムーズにいっている事業所が多いのかなと思って、その中で2件の離脱といいますか、そこら辺の1件は町外移転ということであって、1件はちょっとやっぱり、訪問介護の方が難しいという話がありました。  そういうことで、そこら辺の事業所の方の相談にも今後撤退しないような相談をしていただきたいと思います。  それから、今後とも支援サポーター養成講座ですか、そこら辺を続けていくということでありましたので、そこら辺で少しでも確保、今25名いらっしゃるという話でありましたので、そこら辺を今後ともずっと進めていただいて、やっぱり高齢化が進みますので、そこら辺で落ち度がないように、今後とも続けていただきたいと思います。  以上で私の一般質問を今回は終わらせていただきます。今後とも皆さんの御要望に応えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(山上広信君)  以上で、5番、山口一三君の質問を終わります。  暫時休憩します。             (午前11時42分 休憩)             (午後 1時15分 再開) ○議長(山上広信君)  休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。  次に、4番、濱﨑幸德君。 ○4番(濱﨑幸德君)  皆さん、こんにちは。お昼の第一弾として私が質問させていただきます。皆さんもおなかいっぱいで、私も愛妻弁当を食べて、しっかりと頑張りたいと思っております。議会のときには愛妻弁当と決まっております。  では、通告書に従いまして、質問させていただきます。  まず第1、災害時における避難所の整備についてということです。  熊本地震を教訓に、避難所の機能強化を求める政府の緊急提言を受けて調査を実施しております。これは文部科学省の調査でありますけれども。その中で、避難所に指定されている全国の小中高校など約3万1,000校を対象に、非常時の電力やトイレについて、ことし4月1日時点での整備状況の調査結果によりますと、断水時に使用できる携帯トイレや下水管に直結できるマンホールトイレの整備率は、全国平均で49.5%に対し、九州・山口・沖縄のいずれも平均を下回っております。またその中で、長崎県は全国最低の3.1%であったということであります。その他、耐震性貯水槽や浄水装置などで確保する飲料水でも全国最下位の16.4%であったということであります。避難経験者を対象にした調査で不足して困ったものについては、生活用水が最も多く、益城町では給水所や仮設トイレの前には被災者の長い列ができたということだそうです。  まず、そこで本町の避難所整備について質問をさせていただきます。  ①学校及び町が指定する避難所には、携帯トイレやマンホールトイレは整備してあるのかということです。  ②学校及び町の指定する避難所には、耐震性貯水槽や浄水装置は設置してあるのかということであります。  続きまして、大きな2番であります。飲み残した薬の有効活用について質問させていただきます。  通院の際に処方されたものの、飲み残された薬は全国で年間500億円規模と推定されております。この飲み残された薬を有効活用することができる方法があります。福岡市などで行われている、節薬バッグというものであります。この節薬の「やく」は薬ですけれども。  患者本人が家庭で飲み残した薬を節薬バッグに入れて行きつけの薬局に持参、薬剤師が使用期限などを確認して、その後再利用できる薬を薬局で一定期間保管いたします。薬が再び処方された場合には、薬剤師がかかりつけ医に連絡した上で、重複分を残薬で賄う仕組みであるということです。保管されていた薬を受け取るので、本人の費用負担も緩和されることになるということで、ジェネリック医薬品を使い、薬代が安くなっていると言いますけれども、やはり飲み残しの薬が多ければ何にもなりません。  ということで、①医療費節約は喫緊の問題であり、時津町として薬の回収袋の配布を推進してはどうでしょうか、ということで提案したいと思っております。  大きな3番であります、ヘルプマーク導入についてです。  公明党の宮本県議が、6月の定例議会でヘルプマークの導入について県に要望をしております。県内の各市町と連携して取り組んでいくとの回答であったそうです。  ヘルプマークとは、人工関節や義足、難病、妊娠初期などのために援助や配慮を必要としていることを周囲の人に知らせるマークのことであり、導入により1人で苦しんでいる人が減るのではないかと思われます。そこで次の点について質問いたします。  ①ヘルプマークについて県からの問い合わせはあったのか。  ②ヘルプマークについての町の見解は、ということで質問させていただきます。  答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、濱﨑議員の御質問についてお答えいたします。  初めに、1問目、災害時における避難所の整備についての1点目、学校及び町が指定する避難所には携帯トイレやマンホールトイレは整備してあるのかについてでございますが、御承知のとおり、本町では町立小中学校体育館を含む合計16カ所の公共施設を指定避難所として指定しております。  指定避難所には、携帯トイレやマンホールトイレをあらかじめ整備してはおりませんが、災害時には優先的に本町に対し救急トイレを供給してもらうための協定をイオン九州、NPO法人コメリ災害対策センター、ホームプラザナフコ時津店と締結しております。  現在、これに加えて、仮設トイレを優先的に設置してもらうことを目的として、建設資材リース会社との協定書締結協議を進めることとしておりまして、大規模災害により水道や下水道の機能が停止した場合は、その復旧までの間、これらの協定を活用しながら対応してまいりたいと考えております。  次に、2点目の学校及び町が指定する避難所には、飲料水確保のために耐震性貯水槽や浄水装置は設置しているのかについてでございますが、現在、指定避難所で耐震性貯水槽や浄水装置が設置されているところはございません。  水道機能を復旧するまでの間の飲料水の確保につきましても、イオン九州、NPO法人コメリ災害対策センター、ホームプラザナフコ時津店との締結により、本町に優先的に飲料水を供給していただきますので、これらの協定を活用しながら対応してまいりたいと考えております。  また、本町の地域防災計画では、「町は県と協力し、飲料水、食料、生活物資、医薬品、防災資機材等の緊急物資について町内商業施設との協定による流通備蓄を主として体制を整備する。」としておりますので、トイレや飲料水に限らず、緊急物資につきましては、県とも協力して確保に努めてまいります。  次に、2問目の飲み残した薬の有効活用について、医療費削減は喫緊の課題であり、時津町として薬の回収袋の配布を推進してはどうかについてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、病院で処方する薬については、重複投与や飲み忘れなどから生じる飲み残しによる残薬が問題となっています。  町内の薬局は、おおむね長崎市薬剤師会に所属しており、長崎市薬剤師会におきましては、平成28年5月から残薬を回収すべく、「節薬バッグ」並びに「残った薬は袋に入れて薬局へ」といった内容の専用チラシを薬局に配布し、薬の有効かつ安全服用に関する運動に取り組んでいただいているところでございます。したがいまして、町内の薬局での節薬バッグ等によります残薬回収のための体制は整っている状況となっているところでございます。  町といたしましては、長崎市薬剤師会で取り組んでいただいております残薬対応等の運動が適切な服薬の一助となり、医療費の適正化につながるといった効果が期待されることから、この運動を広く町民へ周知したいと考えているところでございます。  周知する方法につきましては、薬を処方する医師で構成されています西彼杵医師会との連携を図りながら内容を検討するなど、残薬問題の解決に向けた取り組みを開始したいと存じます。  次に、3問目のヘルプマークの導入についてお答えいたします。  御質問の1点目のヘルプマークについて、県からの問い合わせなどはあったのかについてでございますが、ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは援助や配慮を必要としていることがわかりにくい方々が、周囲の方に配慮を必要としていることをお知らせし、援助や配慮を得やすくなるよう東京都が作成したマークでございます。
     このヘルプマークにつきまして、ことし9月、長崎県からヘルプマークに関し町が実施できる周知方法、県がヘルプマークを導入した場合、町において配布が可能か等についてアンケート調査があっております。  本町といたしましては、ヘルプマークについて町のホームページや広報とぎつ、障害者を対象とした各種サービスなどの情報を掲載した福祉のしおりを用いた周知が可能であること、県が作成したヘルプマークの配布に協力できることを回答いたしております。  次に、2点目のヘルプマークについての町の見解は、についてでございますが、ヘルプマークにつきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、外見から判断しにくい障害のある方や妊娠初期の方などが、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせ、援助や配慮を得やすくすることを目的としたものでございます。  ヘルプマークを持つことで、支援を必要としていることを周囲に知らせる効果とこれを見た方に支援を促す効果があり、また、障害のある方などと支援する方とのコミュニケーションのきっかけとなったり、障害について理解を深めるきっかけとなることも期待できます。  このようにヘルプマークは、配慮を必要とする方々の安心と周囲の方々の助け合いの機運を高め、必要な支援や援助を得やすい共生社会の実現に寄与するものと考えております。  なお、ヘルプマークは、それを見た方に支援を促すことを目的としており、広く住民の方々に趣旨を御理解いただく必要がございますので、その普及につきましては、県及び各市町と連携、協力し、広域的に取り組むことが望ましいと考えております。  以上で、濱﨑議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問ありますか  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  答弁ありがとうございました。  まず、災害時における避難所の整備について質問させていただきます。  時津町の避難所は16カ所あるということで、そこには携帯トイレやマンホールトイレは今のところは整備をしていないと、学校にも一つもないということですけれども、災害時のときにはイオンとかコメリとかナフコとか、またリース会社などに優先的に町の避難所に持ってきてもらうということで、今のところは対応しているということですけれども、災害時の場合には、なかなかイオンとかコメリとかナフコも持ってこれるのかなというのが一つあります。すぐさっと来れるのかなというところがありますし、できたら、多くじゃないとは思いますけれども、やっぱり1つでも2つでも、町のほうでも、やはり自分のところでも自前として持っているべきじゃないかと思います。  これは、国の補助制度があると聞いております。九州でも長崎県は特にその整備は低いということで、今度、周知、後押しを県がするということで話が来てますけれども、県のほうからはそういうふうな問い合わせ、またそういうふうな避難所に対する整備なんかの回答といいますか、時津町としてはどういうふうになっているかというような問い合わせがあったのかどうか、ちょっとお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  避難所における備蓄品につきましては、県のほうも全市町一律に何パーセントとか、そういうふうなところで整備を進めるというようなことで指針を持っております。本町におきましてもそういった照会等はございます。  うちのほうは、時津町の状況を見れば、コメリさんとかイオンさんとか大きい商業施設がございます。そして、行政面積というか、面積も21平方キロメートルぐらいの範囲に詰まっているというふうなところで、その災害協定を結んでいる大型店舗さんにこちらのほうも照会をかけて、すぐに確保できる数というのはどのぐらいあるのかというふうな、そういうふうな打ち合わせみたいなものをさせてもらっています。そういうふうなので、そこの商店がすぐ確保できるということであれば、その分の数というふうなものは、こちらの流通じゃなくて普通の備蓄みたいな形で考えてもいいんじゃないかというふうなところで数を押さえています。  そういった中で、大体簡易トイレ等につきましては、最低でも200の数は確保できると。飲料水等につきましても最低1万リットルは確保できるというふうなところで確認をしております。  当然、飲料水につきましては、水道施設がございますので、そこの復旧をして、そして給水車とかで出すというのが当然ですし、そちらのほうを迅速に対応したいと思っています。  下水道につきましては、何よりも下水道の機能をそのまま回復させると、要するにマンホールでトイレを使ったにしても、その下水管自体が詰まっていれば、マンホールトイレは使えないわけなんです。ですので、そういった下水道の機能というのを回復させた上で、トイレのほうをするとなってくれば、今度はそのトイレにつきましては、通常の下水道のトイレが、水さえあれば使えるわけなんです。ですので、何といってもやっぱり水の確保というのを第一に考えないといけないというふうなところで、水の確保をどうするかとか、そういうふうなところを考えて、対応のほうをこちらのほうで考えて、県のほうには、要するに県が示す基準というふうなところまでは行ってないけれども、こちらのほうは考えている、災害想定の必要物資、飲料水とかそういったものの確保についてはできますということでお答えをしているという状況です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  わかりました。すぐ近所にあるということだそうです。  トイレというのは、大体有効に使えるのは、避難所でも50人に1つぐらいのペースであれば不便なく使えるということで計算されているということで、今の数でいけば、トイレも200ぐらいは用意されているということですかね。そういうことでいきますと、十分それで賄えるということで計算されているということですかね。ちょっとお願いします。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  簡易トイレとして200というふうなものは、大体、災害がどの程度の規模で、どれほどが避難所に集まるかというふうなところを想定しないと、なかなか難しいところがございます。  簡易トイレが200というふうなものが確保できるとすれば、その分を優先的に必要な避難所のほうに配分をしていこうというふうに思っています。同時にそういった災害復旧作業についても行っていきますので、対応としては十分対応できるんじゃないかと思っています。  私どもが考えるときの災害想定というふうなものは、地震であれば5弱か6弱というふうなものを県のほうは想定をされているということですけれども、5弱か6弱かというふうなものの震度については、時津町の歴史の中でそれほどまでの震度があったという史実はございません。  そしてあと、もう一つは、水害です。長崎の57年の7.23の大水害のとき、そういったときに避難所のほうに人が集まった、そのときの想定が、大体、実人員で2,400人ぐらいが避難所に避難をしたということになっております。その時代から比べたら、35年たっておりますし、大体、区画整理区域とかそういったところで都市基盤のほうも整備されてきましたので、あの程度の雨量であれば、2,400人の避難者というふうなものは、今となってはそこまでの避難者は出ないんじゃないかというふうに考えております。そういったところで、避難所に行く避難者の数、そして簡易トイレの数とか、あと復旧させるための都市基盤の強化のこれまでやってきたこと、そういったものを勘案して、そこまでの対応はできるんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  もう一つ、ちょっと心配なのが水なんですけれども、耐震性貯水槽及び浄水装置が一つもないということで、やはり飲料水は結構いっぱい集まるということだそうです。益城町の方がうちの広報の研修のときに来られたときにいろいろお話を聞きました。その中で一番あったのが、飲料水はもうどんどんボトルで集まるんですが、生活用水、手を洗うなりするその水がなかなか難しいと。せっかくもらった飲料水をそういうものに使うのは使いにくいというふうなところがありましたということですけれども、耐震性貯水槽がありませんが、水の確保自体は、もう一遍、どのように考えているか、お願いします。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  その耐震性貯水槽というのが、耐震性の防火水槽のことを指します。防火水槽自体はございます。耐震性貯水槽という形での高機能の防火水槽が今そういったところにないだけで。今、防火水槽のほうも順次つくっていっているところ。久留里郷の日当平とか、ああいうふうなところについては耐震性貯水槽を今つけていっています。だけど、学校とかそういった施設には耐震性貯水槽はつけずに普通の防火水槽をつけているというような状況です。その防火水槽にたまっている水につきましては、ポンプアップをして、そして、そういった手洗いとか、そういったものにも利用ができる範囲のものは利用できると思いますので、そういったものの確保は大丈夫だと思っていますし、あと、防災計画上の給水計画の中で、子々川の浄水場の復旧についても計画で定めております。そこをまず第一に復旧をさせて、そこから給水車とかそういったもので運んでいくというふうなところで計画をしております。  時津町の行政面積からいけば、端から端まで行くにしても、そこまでの時間はかかりませんので、そういったものでも対応できると思いますし、7.23の災害のときもそういった給水車とかを活用させてもらって対応していたという実績もございますので、そういった形で対応できると考えております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  貯水槽からのポンプアップでそれを使うということで聞きましたけれども、一つは、停電のときにはポンプアップはできないんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどう考えてらっしゃいますか。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  停電につきましては、九州電力とも協定を結んで、すぐ迅速な対応をするようになっておりますが、消防の車にポンプアップ機能がございます。ですので、その災害のときには当然消防団のほうにも協力を要請いたしますし、ポンプ車とかそういったものを使ってポンプアップをして、そして水のほうを使える状態のところにためていくというふうに考えております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  そういうふうに消防団が有効に災害時には使えるということで、消防団にはポンプ車というのは、もう各団全部そろっているということでよろしいですか。  そういうことで、それで使っていただくということで、あと浄水装置なんですけれども、結局その水をきれいにする装置が最近は災害時で経験されたところが、浄水装置をやはり一つでも役場、市でも市役所でも要るんじゃないかということで、最近計画されて準備をされているところが多いと聞いております。結局浄水というのは、汚れた水をきれいにして飲み水やら手洗い水に使うというふうな装置だそうですけれども、今のところは、一つぐらいは浄水装置を整備しようかという考えはございませんか。 ○議長(山上広信君)  総務課長。 ○総務課長(中尾博英君)  今のところ、先ほどおっしゃられたように、通常の飲料水、ペットボトルの飲料水の確保というのが見込まれることと、そして、浄水につきましては、子々川の浄水場があるということで、役場にあろうが子々川浄水場にあろうが、1個あればそれは機能を果たせると思いますので、そこを拠点にして、子々川浄水場を拠点にして、そういったものについては運びたいというふうに考えております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  わかりました。  そういうふうに、耐震性貯水槽も各消防用のが設置されているということで、しっかり水の確保ができているということをお聞きしたので、ちょっと安心しております。  続きまして、飲み残しの薬の有効活用について質問させていただきます。  先ほどから長崎市のほうの薬剤師の協会が節薬バッグをもう配っているということでお聞きしておりますけれども、これは時津の薬剤師というか、薬局の方も市の薬剤師の会の中に入ってらっしゃるのかなと思いますけれども、時津にも節薬バッグというのが置いてあるのかどうか、ちょっとお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  国保・健康増進課長。 ○国保・健康増進課長(大石三幸君)  お答えいたします。  町内の薬局は23薬局あり、22の薬局は長崎市薬剤師会に入っておるところでございまして、当然、先ほどから答弁で申し上げましたとおり、長崎市薬剤師会は飲み残しに対応できるバッグというのは、もう既に現場的にはスタートしているということでございますし、長崎市薬剤師会に入っていない1薬局についても、飲み残しに対応できる残薬のバッグというのも対応しているというような状況でございます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  ということは、時津でも周知はされているということでいいんでしょうか。なかなか自分の周りでは知ってらっしゃる方がいらっしゃらなかったんですけれども。  町としてはこれは周知されているということで捉えていいんですか。お願いいたします。 ○議長(山上広信君)  国保・健康増進課長。 ○国保・健康増進課長(大石三幸君)  お答えいたします。  各薬局でそういった薬剤師が対応しているというような状況を今私が御報告をさせていただきましたので、それが広く町民の皆様に周知といいますと、今度はまた話が変わってこようかと思いますので、先ほど町長が答弁させていただきましたとおり、周知の方法としては当然、今度はドクターサイドといいましょうか、長崎市医師会のほうの連携をとりながら、周知の方法についてよく研究させていただきながら検討させてもらって、今度は、町はそういった周知の方向で検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  今、お話があったように、個人個人では多分されてらっしゃると思います。最近、お薬手帳なんかもしっかりと薬局のほうからも配布されて、同じ薬を飲まないようにとか、そういうことで各個人個人の薬を薬局の方が管理してくれると、だんだんとそういうふうになっております。ジェネリック薬品を使うということで、時津は特に、長崎県の中でもジェネリックをよく使って薬代を節約されているということで聞いております。  その上にまた今度は、節薬バッグを御存じですかというふうに、もう一遍、せっかくですので薬剤師の協会の方はもうされているということですので、あとはもう一度、時津町の町としても周知のほうをしっかりしていただいて、皆さんにこういうふうにやっているということでおっしゃっていただければ、またそれを見た患者さんが、自分もやっぱり薬局に行ってこれをお願いしますというふうにやれるようになると思いますので、まず皆さんにもう一度、薬剤師会ではこういうふうにやっておりますというふうな周知をぜひしていただきたいと思いますけれども、周知方法なんかは今のところはどのように考えてらっしゃいますか。 ○議長(山上広信君)  国保・健康増進課長。 ○国保・健康増進課長(大石三幸君)  お答えいたします。  町としましては、先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、周知の方法につきましては、まず長崎市薬剤師会、そして西彼杵医師会、そういった方々と協議しながら、周知の方法を検討してまいりたいというふうに思っております。  ですから、まずはどんな具体的な周知の方法があるかというのは、例えば、広報紙掲載であるとか、そういったことが考えられますが、そういった方法について、周知していいのかどうかというのも含めて、そういった西彼杵医師会等に協議をしながら進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)
     では、周知のほうは、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、ヘルプマークの導入です。  これも、今、長崎県の中では雲仙市だけがヘルプマークをやっているということですけれども、県でもやはり力を入れてやりたいということで、多分、町のほうにも問い合わせが来たと思いますけれども、町のほうもぜひやりたいということで、今お話をいただいております。  もし、これが来た場合に、やっぱりしっかりと、また周知のほうも、結局はヘルプマークを持っている本人ですけれども、その周りの人たちも結局はこのヘルプマークがどういうものかをしっかりと勉強していかなければいけないと思いますけれども、今のところは、県としてはする方向に行っているのかなと思いますけど、ほかに何か新しい情報は入っておりませんか。 ○議長(山上広信君)  福祉課長。 ○福祉課長(太田信孝君)  お答えいたします。  この一般質問をいただきまして、早速県のほうに進捗状況を問い合わせたんですが、今のところ、まだちょっと話は具体的に進んでいないということで、各市町のアンケート結果を取りまとめた段階ということで伺っております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  今のところそれから進展がないようですけれども。県としてするようになると、時津町もぜひ協力をしていただきたいと思っておりますし、協力するというふうな答弁を町長からもいただいております。  そのときには、やっぱり周知のほうをしっかりやっていただきたいと思いますけれども、来てませんけれども、周知のほうはどのような感じでされていくのかなと思っておりますが、今のところ何か、周知の方法はどのようにするか、ちょっとお願いいたします。 ○議長(山上広信君)  福祉課長。 ○福祉課長(太田信孝君)  周知の方法につきましては、このあと県が導入した際にどのような周知の方法をとるかというところに合わせて実施をするというところがありますけれども、今のところ町として想定をしておりますのは、広報紙、町のホームページ、あと、答弁でもありました福祉のしおりへの掲載、そういったもの等で対応したいというふうには考えております。 ○議長(山上広信君)  4番、濱﨑君。 ○4番(濱﨑幸德君)  まだ、それなりに決まっておらんということですけれども、ぜひ、このヘルプマークも障害者の皆様にとっては大事なマークですので、時津町としてもぜひ御協力をよろしくお願いいたします。  周知については、いろいろありましたけれども、本当に新しい試みがあったときには、特に、町民の皆さんに御連絡というか、周知をしていただいて、しっかり効用を徹底していただきたいと思っております。  今回はこれで終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(山上広信君)  以上で、4番、濱﨑幸德君の質問を終わります。  次に、3番、川原貴光君。 ○3番(川原貴光君)  3番、川原貴光です。  早速質問に入らせていただきます。  今回の質問は2点でございます。  1点目、環境行政についてと書いてありますけれども、実は、せんだっての9月議会の中で、総務文教委員会、決算委員会の中で住民環境課に私も質問をしましたし、ほかの議員さんからも質問があったんですけれども、まだちょっと明確な答えが出なくて、研究をしたいという話でございました。その中で、いつ回答が来るものなのか、そのあたりをちょっと聞いてなかったもんですから、あえて今回の一般質問の中に質問として入れてみました。  1つ目です。町で管理している墓についてでございますけれども、旦那さんと一人娘に先に亡くなられてしまった高齢者、70代の方ですけれども、今1人で管理していると。週に4回ぐらい来てらっしゃるということだったんですけれども、ほかに身寄りもなくて、その人がもし倒れてしまえば、どうなってしまうのかという心配が上がっていると。こういった対応を時津町に限らず、今からどんどんふえてくるんじゃないかなと思うんですけれども、町で管理している以上、町の管理、責任が問われると思いますので、そのあたりの対応を今のうちに研究していく必要があると思ったので質問しました。その答えをください。  それから、2つ目。  今、牛乳パックを学校等で集めてますね。そしてそれをリサイクルして、各公共施設のトイレットペーパーに再利用をするという町長のせんだっての事業が始まりましたけれども、ちょっと普及率がまだ少ないのじゃないかなと。もっともっと集めてもいいんじゃないかなと。  それから、収集場所をそこの何点かに限らずに、もうちょっとふやしてもいいのじゃないかという議員さんの質問があったと思います。それも研究したいということでしたので、その結果がどうなったのか、教えてください。  それから、2つ目です。北小体育館についてでございます。  いよいよ来年度から着工になるということですけれども、このようにずっと言ってきました問題ですけれども、更衣室の設置の問題ですが、前回の議会のときにも、その前の6月議会のときにも関係課と話をさせてもらいまして、その後、地元の人たちとの協議も行われたみたいですけれども、実際私は全く聞いておりません、どうなったのか。心配でございます。最終の方向性がどうなったのかということを教えてください。  以上、質問をして、また答弁の後に再質問をしたいと思います。お願いします。 ○議長(山上広信君)  町長。 ○町長(吉田義德君)  それでは、川原議員の御質問についてお答えいたします。  なお、2問目の北小学校の体育館については、私の後に教育長がお答えいたしますのでよろしくお願いいたします。  まず、1問目、環境行政についての1点目、町が管理している墓地で、高齢で身寄りがなく管理ができなくなる心配があるお墓の取り扱いについてでございますが、町が管理している墓地としましては、左底郷にあります時津町左底墓地が1カ所ございます。  墓地の維持管理につきましては、共用部分の維持管理や墓地周辺の雑草除去、雑木の伐採などを町が左底墓地管理組合に委託して行っております。個々の区画につきましては、各使用者が清掃など維持管理をしていただくことで、左底墓地全体としての維持管理や保全が行われている状況でございます。  また、個々の区画の使用については、町の使用許可を受け、区画の使用を開始し、使用する必要がなくなった場合には、原形に戻し町へ返還していただくこととなっております。  なお、使用者が死亡した場合は、亡くなられた使用者を含め、先祖の祭祀を主宰する直系血族者は使用権を承継することができます。ただし、使用者が死亡し、5年経過しても先祖の祭祀を主宰する者がいない場合や、使用者が住所不明となり7年を経過した場合には、区画の使用権が消滅することとなります。  この場合、区画の原形復旧は町が実施し、遺骨については左底墓地内にあります無縁者の墓に納められることとなります。  次に、2点目の牛乳パックを利用して作成したリサイクルトイレットペーパーの普及が少ないのではないか、また収集場所をふやすことは考えないのかについてお答えいたします。  本町の牛乳パックを利用して作成するリサイクルトイレットペーパーについては、子供のころからリサイクル意識を持ってもらい、家庭内においてもリサイクルに積極的に参加してもらえるよう、町内小中学校から回収される牛乳パックを利用し、リサイクルトイレットペーパーを作成し、町内小中学校で利用してもらうことといたしております。  また、ひいては町民のリサイクル意識の高揚を図り、ごみの減量化や町民一人一人の手による循環型社会の構築を目指すことを目的とし、今年度から開始いたしました。  今年度は事業開始の初年度でありましたので、リサイクルトイレットペーパー作成のために町内小中学校から回収する牛乳パックの量を年間4,000キログラムと見込み、2万個のリサイクルトイレットペーパーを作成しました。  町内小中学校への配布については、ことし5月下旬から開始し、最初に各小中学校へ200個ずつ配布し、その後は必要数を各小中学校から連絡をもらい、随時配布をしております。  これまでの配布実績といたしましては、11月20日現在で7,600個を各小中学校へ配布しております。  今年度につきましては、作成した2万個のリサイクルトイレットペーパーで各小中学校で使用するトイレットペーパーを全て賄うことができ、多少余裕が生じるのではないかと考えております。今年度末に余裕が生じた場合は、地域でのリサイクル意識の高揚やリサイクル活動の推進に活用していただくよう、各自治会へ配布できないかと考えております。  また、今後のリサイクルトイレットペーパーの作成及び利用につきましては、当初4,000キログラムと見込んでいた牛乳パックの回収量が、1,000キログラムほど多く回収できる見込みであります。これにより、来年度のリサイクルトイレットペーパーの作成数は2万5,000個程度作成できるのではないかと考えますので、各自治会への配布や町公共施設などでの利用も可能になってくるのではないかと考えております。  なお、リサイクルトイレットペーパーを作成するための牛乳パックの回収につきましては、町内小中学校での回収のほか、各自治会でのリサイクル活動により回収するものがあります。  しかし、各自治会でのリサイクル活動で回収される牛乳パックは、年間400キログラム程度と少ない状況であります。また、各自治会で回収された牛乳パックは、段ボールなどの古紙類と一緒に買い取り業者へ搬入し、搬入した量に応じて各自治会へ売上金が還元されていますので、各自治会で回収している牛乳パックにつきましては、これまでどおりリサイクル業者への搬入となるのではないかと考えておるところでございます。  以上で、川原議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  教育長。 ○教育長(相川節子君)  それでは、川原議員の質問の2問目、北小体育館についての1点目の北小体育館の更衣室設置の問題で地元関係者等との協議も行われたようだが、最終の方向性を聞きたい、についてお答えいたします。  時津北小学校体育館の更衣室につきましては、6月議会において、川原議員より更衣室が必要ではないかとの御質問があり、学校との協議の中で更衣室の必要性が確認できれば、基本設計の範囲内で検討できると思う、とお答えしたところです。  また、7月に行いました地域の関係団体の方々に対する基本設計の説明会においても同様の御意見をいただいたところでございます。  説明会の折に、更衣室の設置については、学校とよく協議を行うよう御意見をいただきましたので、その後、学校と協議を行い、学校からは児童数の増加に伴い、今まで着がえを行っていた教室に空きがなくなってきており、体育館に着がえができるスペースが必要とのことで、最終的に器具庫の一つを更衣室として設置することといたしました。  なお、このことにつきましては、8月に時津北小学校運営協議会へ報告を行い、御理解をいただいたところでございます。  以上で、川原議員に対する答弁を終わります。 ○議長(山上広信君)  再質問はありませんか。  3番、川原君。 ○3番(川原貴光君)  答弁、ありがとうございます。よく理解できました。  まず、環境問題のことですけれども、左底墓地の件です。私の記憶というか、議事録に載っているから間違いないと思うんですけれども、今おっしゃられた町長からの答弁の中で、最終的には、5年間誰も管理する人がおらんやったら原形に戻すと。住所不明から7年間、おらんやったら原形に戻すと。それは町がしますよと。左底墓地の無縁仏のところでおさめますよということを答弁いただきましたけれども、それは委員会のときには全然承知してなかった話なんでしょうか。それとも、もうわかっとったのか、そのときにわからんやったから、後から研究してという言葉が多分出たと思うんですけど、そのあたりも研究してみますということだったんですか。そのあたりのいきさつというか、中身を教えてください。 ○議長(山上広信君)  住民環境課長。 ○住民環境課長(永尾和敏君)  お答えいたします。  左底墓地の使用につきましては、利用者が行方不明とか死亡とかで、ある一定年数、5年もしくは7年経過した場合については、その使用権が消滅をするということについては把握をしておりましたけれども、これまでそういった事例が生じておりませんでしたので、その後、そのお墓についての原形復旧、それから、お骨の処理といいますか、どういうふうにするかというところについての事例がございませんでしたので、そういったところについては、今後よく研究をしながら、支障が生じないように処理をしていきたいということで、委員会の折には答弁をしたということで考えております。  以上でございます。 ○議長(山上広信君)  3番、川原君。 ○3番(川原貴光君)  わかりました。これもちょっと個人的な問題になってしまうんですけれども、いつも思うんですが、委員会のときに質問というか、例えば、何らかの予算委員会、決算委員会がありますけれども、その中で大体の準備と申しますか、言われたことに対して、言われるような、こういうことがないかなということに対して、準備がなってないんじゃないかなと。全部じゃないですよ。すぐ即答して、質問したら回答が来る課がほとんどですけれども、済みませんけれども、住民環境課は今回もですけれども、決算委員会の中で本当に明快な回答が来なかったというのが、私も本当、思いました。ですから、あえてこういう話をしたんですけれども。  例えばですよ、その中で検討していきたいと、質問をしとって、その後、わかっとるなら、私、この前の一般質問のときも言ったと思うんですけれども、質問したら回答をもらうのが当然ですよねと、町長にも言ったと思います。そしたら、町長、それはもう当然ですから、そういった確実な回答をせんばいかんと、そういった教育をしとるというふうな感じで言われたと思います。しかし、これを例えば、私が一般質問をせんやったら、いつ回答が来とったかわからんと思います。多分せんやったと思います。だから、そういったところを、実は今回、あえてこういった、9月議会の総務委員会のことも言ったんですけれども、もう一回、職員の方々の中で、本当にすぐに、対応できた時点で連絡をくれる課がほとんどです。しかし、こういったところが、やっぱり報告、連絡、相談、何回も言いますけど、報連相をちゃんとしてほしいと思います。  それから、これはもう答弁はいいですけれども、今後、そういった対応をしてほしいという要望ですので、願いをちゃんとしてください。  それから、牛乳パックも初めて聞きました。4トン回収して2万個もトイレットペーパーをつくっていると。2万個といったら、小中学校では対応できると。全部の分を賄えるということで、それが5,000キロぐらいあれば、1トンで5,000できるから、来年度は2万5,000ぐらいできるよという話でしょうけれども、それもまた繰り返しになりますけれども、こうこう、こうなってますよと、明確な答弁をいただければ、これはわざわざここで言うような質問でもないんです。でも、改めてこういった議事録に残して、議員としての立場として、住民の人たちに知ってもらいたいという中であえて出させていただきました。私の言いたかったところは、結局はそこだったんですけれども。今後、こういった、例えば委員会でも、急に各担当課に来てちょっと教えてくださいとなって、ああ、ちょっと待っとって、どがんなっとるかわからんけれども、調べてみるけんということであれば、わかった時点で早急に対応をしていただきたいと。もう一回改めて言います。よろしくお願いいたします。  もう環境問題についてはわかりました。  それから、北小問題で、北小体育館の件ですけれども、器具庫の一部を更衣室にするということでございました。これは後からまたはっきりと見せてもらいたいと思いますけれども、実はその協議会の中でも、私も多分参加させていただいたと思うんです。どこからどこまで話が来とるのかもわからんし、一緒におった人たちも状況を知らん人たちが結構おりました。どがんなっとっとって、逆に私が聞かれたぐらいですから。それもこの前ですよ。日並川の掃除をしたときですから、11月ですよ。だから、本当はもうずっと、教育課に行って、すぐにでも聞きたくてたまらんやったですけど、ずっとふくふくしながら、この一般質問で言うてやろうと思って構えとったですけれども。やっぱり、地元の議員、最低議員には言うとってくれんばですたい。設計書がこうなっとるから、これでどがんやろかとか、そういった話をしてほしかったです。するべきだったと思うんですけれども。特に私は地元の現役の小学校に通っている子供の親の立場としても、やっぱり聞かれるんですよ。体育館、大まかにしか皆さんわかってらっしゃいません。ですから、事細かに聞かれても、正直、私も答えようがなかとですけれども。わかる範囲の中ではずっと言ってきたんですけれども。今後の更衣室の件も、実はちょこっと話は聞いてました。校長からは聞いてたんですけれども、内容も、本当は私が校長に聞きに行って、校長の口から聞くとじゃなくて、できれば、教育長、教育次長、総務課長とおるんですから、誰か、電話でいいじゃないですか。こうこうなっとるけど、ちょっと詳細ば聞きに来んやと言うてくれれば、私も喜んで行きますよ。そういったところをもうちょっと徹底してもらいたい。というか、何のために議員がおっとかなと。何のために、住民から言われた言葉を我々は伝えて、そしてそれを、聞いたことですけれども、聞いたことを知ったかぶって言って、みんなが納得してもらえればそれでいいじゃないと私は思っているんですけれども。もう要らんじゃないかって思ってしまうんですよ。こっちが聞いとらんなら別ですが、聞いとったことを教えてくれんとは、本当、疎外された感じになってしまうんです。だから、これはもう執行者側にお願いですけれども、私に限らず、やっぱり議員さんというのは、よかときばっかり言いやがってと思うかもしれんですが、聞かれたことに対しては、住民に対して真剣に答えんばいかんと思っております。  今回もくどくど、くどくど言いますけれども、住民あっての我々、そして行政だと思っておりますので、やっぱり、一緒に、行政の考えはこうですよというのを議員のほうにも、ここからここまでといってやってくれれば、我々はやいやい言うだけじゃなくて、逆に住民のほうにも、ここはこうなっとるとやけん、ちょっと押さえねっていうような話も、腹割ってすればできるんじゃないかなと思っています。  これを機に、今後、行政の考え、町長の考え、副町長の考え、総務部長の考え、教育長の考え、教育次長の考え、それぞれの部長、課長の考え、部下の考え、いろいろあると思いますけれども、やっぱり関連の議員とか、関係議員には話をしていただきたいという願いを込めます。  ということで、今回、北小学校の体育館はいよいよ来年着工、31年度の2月には新しくできるということですので、期待しておりますし、非常にうれしいことでございますので、やっぱりみんなで盛り上げていって、理解してもらって、そしてみんなの活躍の場になってもらえるような体育館をみんなで築いていければいいなと思っておりますので、今後、ひとつよろしくお願いいたします。  ということで、私の一般質問、もう要望になってしまいましたけれども、非常に大事なことだと思いますので、今後、ひとつよろしくお願いしますということで、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(山上広信君)  以上で、3番、川原貴光君の質問を終わります。  これで、本日の日程は全て終了いたしました。  明日も定刻から本会議を開き、一般質問を行います。  本日は、これで散会します。
                 (散会 午後 2時12分)...