時津町議会 2016-03-01
平成28年第1回定例会(第1日 3月 1日)
平成28年第1回定例会(第1日 3月 1日)
平成28年第1回定例会 (平成28年3月1日)
出席及び欠席の状況
出欠議員
出席15名
欠席 1名
議席番号 氏 名 出欠 議席番号 氏 名 出欠
1 大 塚 俊 久 出 9 新 井 政 博 出
2 平 埜 靖 出 10 久 保 哲 也 出
3 川 原 貴 光 欠 11 水 口 直 喜 出
4 濱 﨑 幸 德 出 12 濵 田 孝 則 出
5 山 口 一 三 出 13 相 川 和 義 出
6 浜 辺 七美枝 出 14 川 口 健 二 出
7 中 原 裕 子 出 15 矢 嶋 喜久男 出
8 山 脇 博 出 16 山 上 広 信 出
議会事務局
~日程第2 会期の決定~
○議長(山上広信君)
日程第2、会期の決定の件を議題とします。
お諮りします。
本定例会の会期は、本日から3月23日までの23日間としたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ声あり)
御異議なしと認めます。
したがって、会期は本日から3月23日までの23日間に決しました。
~日程第3 諸般報告~
○議長(山上広信君)
日程第3、諸般報告を行います。
議長としての報告事項は、お手元に配付のとおりであります。
したがって、朗読を省略します。
次に、本日までに受理した陳情書はお手元に配付のとおりであります。
以上で、諸般報告を終わります。
~日程第4 町長の行政報告~
○議長(山上広信君)
日程第4、町長の行政報告であります。
町長。
○町長(吉田義德君)
皆さん、改めまして、おはようございます。
本日は、平成28年第1回
時津町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には御健勝にて御出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
まず、皆様御承知のとおり、1月24日から25日にかけて、全国的に記録的な寒波に見舞われました。
本町におきましても、凍結等により個人宅内の水道管の破損が249件発生し、罹災証明書を1件発行したところでございます。1月25日には、相当量の漏水が確認されましたが、水道管の止水作業のほか、空き家の漏水確認等を緊急に行い、断水を避けることができました。また、今回の寒波に伴う漏水につきましては、漏水分の料金を全額免除する特例措置を行うようにいたしております。今後も、いつ起こるかわからない災害等に万全の備えをしてまいりたいと考えております。
それでは、議会閉会中の行政報告を申し上げます。
まず、元
時津町議会議員で
自治功労者の尾道哲朗様が、昨年12月18日に永眠されました。
尾道様は、昭和62年から平成11年までの3期12年もの長きにわたり、
時津町議会議員としてそのすぐれた手腕を十分に発揮され、時津町政の発展に貢献されました。
また、元時津町監査委員で
自治功労者の一瀬甫二様が、今年1月4日に永眠されました。
一瀬様は、平成3年から15年までの3期12年もの長きにわたり、時津町監査委員として郷土愛護の精神と確固たる責任感を持って時津町の適正な行政執行に御尽力され、多大なる御功績を残されました。
ここにお二方の御逝去を惜しみ、生前の御功労に感謝申し上げますとともに、安らかな冥福をお祈り申し上げます。
次に、総務部について御報告いたします。
1月6日に新春恒例の
消防出初め式を開式いたしました。町内外から多数の御来賓の御出席を賜り、盛大に式を挙行することができ、住民の生命と財産を守る決意を新たにしたところでございます。
当日は、議員の皆様方には寒い中、分列行進、一斉放水と最後まで御臨席賜り、厚くお礼申し上げます。
次に、同じく1月6日、朝鮮民主主義人民共和国が核実験を実施したことを明らかにいたしました。
この実験は、核兵器のない世界へと向かう国際社会の流れに逆行するとともに、私たちの平和への願いを踏みにじり、不安と強い懸念を抱かせた暴挙であり、絶対に容認することはできません。
時津町民を代表して、私と町議会議長との連名で核兵器開発の即時中止を求める抗議文を送付いたしました。
次に、2月4日、「町長と若者たちとの座談会」を実施いたしました。
この座談会では、本町で働く若者5名に参加していただき、時津町のイメージや良い所・悪い所、住みたいと思う町、また、子育て環境の充実についてさまざまな御意見をいただきました。
今後はいただいた御意見を参考にしながら、町政運営に役立てていきたいと考えております。
次に、2月20日、
時津公民館で
男女共同参画推進講演会を開催いたしました。
講演会では、「お母さんが働く、ということ」をテーマに、女性のワーク・ライフ・バランスについての講演を行い、約160人の住民の皆様に御参加いただきました。
近年、全国的な少子化や人口減少が課題となっており、女性が働きやすい
環境づくりが求められております。
今後とも、女性が働きやすい
環境づくり、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた啓発活動に取り組んでまいります。
次に、2月26日、平成27年度
国勢調査人口速報集計結果が発表されました。
この速報値によりますと、本町の人口は2万9,814人、世帯数は1万1,125世帯で、前回、平成22年の国勢調査と比較しますと、人口は296人減少し、世帯数は338世帯増加いたしております。
次に、5月18日、日並郷の第10工区埋立用地におきまして、長崎県
総合防災訓練が実施されることが決定いたしました。この訓練は、毎年県内各地区で行われており、来年度が長崎地区の開催ということで、本町、長与町、長崎市及び県による主催で行われています。
当日は、警察、消防、自衛隊など関係機関が一堂に会し、さまざまな訓練が予定されており、本町からも町職員、消防団員、各
地区自主防災組織の方々を初めとする多くの関係機関の方々に訓練への参加をお願いすることといたしております。
次に
福祉部関係でございます。
昨年12月14日に
時津公民館1階駐車場奥にありました
地域包括支援センターの事務所が、旧法務局の建物の2階へ移転いたしました。
新しい事務所は、高齢者の皆様が御利用しやすいよう、エレベーターや多目的トイレの設置などの改修工事を行い、
相談スペースも確保されるなど、これまで以上に高齢者の
総合相談窓口としての機能強化が図られております。
地域包括支援センターでは、今後も高齢者の皆様が住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう、介護、福祉、健康、医療などさまざまな面から高齢者及びその御家族を支えてまいりたいと考えておりますので、いつでもお気軽に御相談いただきますよう、よろしくお願いいたします。
次に、本日3月1日に
時津北小学校区学童保育所「わんぱくハウス」が新設移転し、開所いたしました。
場所は、
時津北小学校の敷地内でございます。児童室は、これまでの1.7倍の広さとなり、利用児童の増加に対応するとともに、快適な遊びの場、生活の場を確保いたしております。
学童保育所の運営管理につきましては、引き続き
時津北小学校区学童保育会の方々にお願いをすることになりますが、放課後等における児童の健全な育成のため、地域の方々及び町議会議員の皆様方の御支援、御協力をお願いいたします。
次に、
マイナンバー法関係でございますが、まず、住民一人一人に個人番号の通知を行う
通知カードの
受け取り状況につきましては、昨年11月下旬から12月上旬にかけ、1万3,134通を郵便局を通じて配達し、このうち928通、全体の約7%が宛て所に尋ね当たらない、
保管期間経過などの理由で配達されず、役場に送致されております。
その後、役場から
通知カードの
受け取り案内を対象者宛に郵便で送ったり、居住の実態調査などを行い、2月26日現在で受け取られていないものは、213通、全体の約1.6%まで減少しております。
今後も引き続き、対象者の方に
通知カードの受け取りについて郵便等で案内を行い、
通知カードの
受け取り推進に努めてまいります。
次に、
個人番号カードの申請、交付状況ですが、申請者数が2月26日現在、1,601人で、住民の約5.3%となっております。
また、交付につきましては、2月26日までに
地方公共団体情報システム機構で作成された約768人分のカードが役場に届き、役場で交付のための事前処理を行った後、対象者に受け取り方法などの案内を郵送し、順次交付を行っており、2月26日現在、60名の方に交付を行っております。
また、本年1月から
マイナンバーを利用した
行政事務手続が本町でも始まっておりますが、特に問題なく運用をしております。
次に、
教育委員会関係でございます。
12月6日にとぎつ
カナリーホールにおいて「とぎつ生涯学習を考えるつどい」及び「少年の主張大会」を開催いたしました。
会場には約430名の町民の皆様に御参加いただき、「生涯学習を考えるつどい」では、「子供は地域の宝」をテーマに、「スマホ社会の子供たち・地域と家庭でできること」と題して講演を行っていただきました。
また、「少年の主張大会」では、県立盲学校と青雲中学校を含めた
町内小・中学校の児童・生徒2,547名を代表して、13名の子供たちに日常の生活の中から感じたこと、思っていることについて堂々と意見を発表していただきました。
次に、1月10日には、とぎつ
カナリーホールにおいて成人式を挙行いたしました。
本年は、353名の対象者のうち239名の新成人が出席され、議員の皆様を初め多くの御来賓の方々に御臨席を賜り、華やいだ雰囲気の中で厳粛な式典をとり行うことができました。
式典前には、鳴
鼓太鼓愛好会や
時津東小学校合唱部の皆様のアトラクションで会場を盛り上げていただき、式典では、新成人の代表から「自分一人がこんなちっぽけなことをしても意味がないだろうと思わずに、常に自分に何ができるのかを考え、それらを行動に移しながら日々を過ごしていきたい。」という決意とともに、お礼の言葉を述べていただきました。
また最後には
交通安全宣誓を行い、
時津警察署長に対し宣誓書を渡していただきました。
次に、2月6日に開催されました
九州アンサンブルコンテストにおきまして、鳴北中学校が金賞の成績をおさめました。大会に出場した生徒たちの健闘を心からたたえたいと思います。
以上で、議会閉会中の行政報告を終わります。
○議長(山上広信君)
以上で、町長の行政報告を終わります。
~日程第5 町長の施政方針~
○議長(山上広信君)
日程第5、町長の施政方針であります。
町長。
○町長(吉田義德君)
それでは、平成28年度各
会計予算案を初め、各議案を提案するに当たり、町政運営の基本方針並びに所信の一端と施策の大綱を申し上げます。
政府は、50年後も人口1億人を保ち、国民全員が活躍できる社会を目指すため、「1億総活躍社会」を旗印にGDP600兆円、出生率1.8、介護離職ゼロの実現を目指す「新3本の矢」を唱えました。本町におきましても、町民の皆様一人一人が活躍できる「町民総活躍社会」を目指し、町政のかじ取り役として2期目のスタートを切りたいという決意を新たにしているところでございます。
そのためには、高齢者の皆様にもっともっと活躍してもらうことが重要でございます。我が国の平均寿命は、女性が3年連続世界一、男性も3位となり、世界のどの国も経験したことのない超高齢化社会を迎えます。問題となっている現役世代の重い
社会保障負担は、自立する高齢者がふえることで和らいでいきます。高齢になっても住みなれた地域で、いつまでも健康で生き生きと過ごしていただくため、引き続き高齢者の
健康づくり事業を積極的に推進してまいります。
高齢者の方だけではなく、若い世代の方にも活躍してもらわなければなりません。都会に出て行った若者をどう呼び戻すのか。人口減少が現実味を帯びてきた本町にとってUターン・Iターンへの期待は大きいところでございますが、現実的には都会で既に仕事についている人たちを転職させることは容易なことではありません。本町では、昨年9月に「時津町総合戦略」を策定いたしました。この総合戦略では、若者の地元就職を促進するための雇用の創出や、
ふるさと納税を活用した産業の育成出生率を回復するための子育て支援の充実など、幅広い分野で人口減少に歯どめをかけるための施策を盛り込んでおります。駆けおりた出生率の坂ならば、登ることもきっと見つかるはずでございます。子3人と言わずとも子2人、
合計特殊出生率を2.07に改善すれば、人口は維持できると言われております。もっと住みやすく、育てやすく、遠回りのようでも一つ一つ、結婚や出産をためらわせる原因を取り除いていく施策を実践し、たくさんの子供たちの声でにぎわう明るいまちづくりを進めてまいります。
また、都市基盤の整備では、住環境を整備することが大切ございます。平成41年度の完成を目指す時津中央第2
土地区画整理事業を初め、国道206号線の慢性的な
交通渋滞解消の切り札として期待される西彼杵道路の早期完成を目指すとともに、
町道日並左底線や子々川日並線、田下線等の
生活関連道路の整備に全力で取り組んでまいります。
以上のような重点施策を実施するとともに、第5次総合計画に掲げる本町の将来像「生活都市とぎつ~誰もが住みたくなる町へ~」を目指して、3つのテーマである「快適で活力のあるまち」「健やかで美しいまち」「人が育つ協働のまち」の実現を図ってまいります。
それでは、平成28年度の施策の大綱につきましては、配付資料のとおりでございますが、主なものについて申し上げます。
まず、総務部関係でございます。
行政管理課の新設につきましては、電算システムの民間委託(
クラウドサービス)によるものでございます。これに伴い、情報管理課を廃止し、
文書管理体制及びシステム化された業務を集約した
行政管理課を新設することで
行政管理体制の強化を図ります。
次に、
人事評価制度の導入につきましては、
地方公務員法の改正及び施行に伴う
人事評価制度を導入し、能力評価及び業績評価を実施することで職員の特性を踏まえた人材育成を行います。
次に、消防力・防災力の強化につきましては、10工区埋立地において、時津町、長崎県、長崎市及び長与町の共催による長崎県
総合防災訓練を実施し、大規模災害にも関係機関や各種団体と連携して対応できる体制づくりの強化を図ります。
次に、時津町総合戦略の施策の推進と検証につきましては、昨年9月に策定した時津町総合戦略の施策を積極的に推進し、基本目標や
重要業績評価指標(KPI)の達成に向けた進捗状況の検証や個別施策などについての必要な見直しを行ってまいります。
最後に、UIターン・移住対策の促進につきましては、
UIターン相談窓口を設置し、町の魅力発信や不動産・就職情報など移住に必要な情報を提供するとともに、県や町内企業と連携し、
企業合同説明会などUIターン・
移住対策事業を推進します。
次に、
福祉部関係でございます。
まず、児童福祉の推進につきましては、子育て世帯の経済的な負担を軽減するため、福祉医療の対象者を小学生まで拡大し、安心して子育てができる
環境づくりに努めます。
次に、高齢者の
健康づくりの推進につきましては、
ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が増加していく中で、高齢者の皆様が住みなれた地域で、いつまでも健康で生き生きと生活できるよう、高齢者の
健康づくりや
生きがいづくりへの取り組みを積極的に推進してまいります。
また、高齢者が地域で安心・安全に暮らしていけるよう地域住民及び自治会、民生委員などの関係機関との協働により、高齢者を地域全体で見守り支える活動に取り組んでまいります。
次に、
全国健康福祉祭ながさき大会(ねんりんピックながさき2016)の開催につきましては、10月に
全国健康福祉祭が長崎県で開催され、本町では、時津町
コスモス会館において
将棋交流大会が開催されます。
大会には、全国から多くの高齢者の方やお客様が訪れますので、温かいおもてなしの心でお迎えし、大会の成功に向けて取り組んでまいります。
次に、保健事業の推進につきましては、
各種健康診査・がん検診などの受診率のさらなる向上に努め、住民の健康に対する意識の向上を図るとともに、疾病の早期発見・早期治療を促すなど、住民の健康保持に努めます。
また、健康診査の結果、各項目の基準値を超える方に対しては、訪問指導等による指導、助言を行い、重症化の予防に努めてまいります。
次に、
国民健康保険事業の推進につきましては、時津町
国民健康保険データヘルス計画をもとに効果的かつ効率的な保険事業の実施について、保健、福祉、医療が連携をとりながら、一体となった健診事業や
疾病予防対策などを推進し、医療費の適正化に向けた取り組みを実施いたします。
最後に、ごみの総排出量の抑制、分別の適正化及び再資源化率の向上につきましては、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進し、ごみの総排出量の抑制及び資源物の再資源化を図るため、ごみの分別の徹底、生ごみの減量化、可燃物中に含まれる古紙や雑紙の回収によるリサイクルなどを促進し、再資源化率の向上と処理コストの削減に努めてまいります。
次に、建設部関係でございますが、まず、快適な市街地の整備につきましては、時津中央第2
土地区画整理事業によって元村地区の密集した住宅地の建物移転を計画的に推進し、狭あいな生活道路や水路等の公共施設の整備改善と宅地の造成を一体的に行うことで良好な市街地の形成を図ってまいります。
次に、交通安全施設の環境整備につきましては、定期的な道路パトロールに加え、通学路の交通安全の確保に向けた時津町通学路交通安全プログラムをもとに、ガードレール、カーブミラー、区画線、視覚障害者誘導用標示、点字ブロック・点字シート等でございますが、これらの維持補修を行うとともに、舗装、側溝等における危険箇所の解消にも取り組み、交通安全施設の環境整備に努めます。
次に、地区内生活道路網、都市計画街路の整備につきましては、町道子々川日並線及び町道田下線において引き続き用地買収や工事を行い、
町道日並左底線においては、県が実施する地域高規格道路、西彼杵道路の時津工区の工事用道路としての活用を図りつつ工事を行い、生活道路網の整備に努めます。
また、都市計画街路
西時津左底線(野田工区)においては、道路計画を着実に進めてまいります。
次に、農業の振興につきましては、
ふるさと納税を活用し、農業の活性化及び農産物のブランド化を図ってまいります。
次に、とぎつの森再生計画の推進につきましては、「とぎつの森再生計画-プロジェクトD“どんぐり”」において、これまで植樹したどんぐりや果樹の栽培管理を引き続き住民との協働により行います。また、花木の植栽を行うなど、憩いの場としての環境整備に取り組んでまいります。
次に、水産業の振興につきましては、
ふるさと納税を活用した振興に努めます。
次に、商工業の振興につきましては、ふれあい産業まつりの内容の拡充や、西そのぎ商工会と新規事業の実施等について協議を行い、商工業の振興を図ってまいります。
最後に、道路台帳維持管理システムの導入につきましては、道路台帳図を電子データで整備し、図面と調書、道路施設等の情報連携を図り、各種情報を一元管理し共有化することで、計画的かつ効率的な道路管理を実施してまいります。
次に、
教育委員会関係でございます。
まず、将来を豊かに生きる力の基礎を培う学校教育の推進につきましては、確かな学力の向上を目指し、児童生徒に基礎的・基本的な学習内容を確実に身につけさせるため、学習の手引「進んで学ぶ時津っ子」を活用し、家庭と連携して子供の学びの習慣化に向けた取り組みを推進するとともに、電子黒板やデジタル教科書等のICT機器を活用した効果的な授業実践に取り組んでまいります。
次に、安全・安心で伸び伸びと学習できる教育環境の整備につきましては、
時津北小学校体育館建設に係る基本設計業務に着手し、平成30年度の着工、完成を目指してまいります。
また、鳴鼓小学校校舎の一部及び体育館のトイレを改修し、児童が利用しやすく、清潔で快適な教育環境に改善いたします。
さらに、幼児、児童、生徒の就園・就学を援助するため、幼稚園就園奨励補助及び就学援助に引き続き取り組むほか、経済的な理由によって高等学校、大学等への修学が困難な者に対する奨学資金の貸付を新たに実施いたします。
次に、家庭教育支援の推進につきましては、幼児や小・中学生を持つ親を対象に家庭教育学級を開催し、親に家庭教育の必要性を啓発し、学習する機会の提供に努めます。
最後に、青少年の健全育成活動の充実・促進につきましては、子供たちをネットトラブルや犯罪から守るため、時津町PTA連合会が取り組む「子供のケータイ・スマホの使用は夜9時までのルールづくり」を支援します。
最後に、水道局関係でございます。
まず、水道工事負担金の減額につきましては、土地開発、住宅、店舗等の建築による転入者や定住人口の増加を図るため、水道工事負担金の減額を段階的に実施します。
そして、信頼される水道水の安定供給につきましては、時津町水道事業基本計画に基づき、管渠を含む老朽化した水道施設の改築更新を計画的に進めます。
また、水源の適正管理と細やかな浄水管理によって、安全でおいしい水の安定供給に努めてまいります。
以上の施策の大綱に基づき、編成いたしました平成28年度
一般会計予算案は、前年度当初予算に比べて3.9%増加し、103億7,000万円になっております。
その主な要因といたしましては、
ふるさと納税に対する返礼品事業の増加等により、物件費が1億6,500万円増加し、11.1%増となっていることや、町道点在舗装事業等の増加により、維持補修費が2,100万円増加し、47.2%増となっていることなどが挙げられます。
また、投資的経費は、前年度比4.6%増の18億6,400万円となっております。その主な事業を紹介しますと、時津中央第2
土地区画整理事業に11億2,800万円、子々川日並線の道路整備に2億5,600万円、日並左底線の道路整備に2億1,500万円、田下線の道路整備に2,100万円、西彼杵道路の建設事業負担金に700万円、
西時津左底線の野田工区道路整備に600万円などとなっております。
次に、歳入におきましては、これらの大型事業の集中に伴い、1億5,000万円の収支不足が見込まれることから、大型事業に伴う財政支出のために蓄えてきた基金などを活用し、この収支不足を補うことといたしております。
本町の行財政運営については、これからも厳しい状況が続くことが予想されますが、今後も健全な町財政を堅持しつつ、選択と集中の観点を持って、町民の皆様の生活を支える各種施策を計画的に推進してまいりたいと考えております。
議員各位におかれましても、町民の皆様の御支援と御協力をお願い申し上げます。
以上で、平成28年度施政方針を終わります。
○議長(山上広信君)
以上で、町長の施政方針を終わります。
~日程第6 議案説明~
○議長(山上広信君)
日程第6、議案第1号から議案第37号までの37件を一括議題とします。
提出者、町長の議案の説明を求めます。
町長。
○町長(吉田義德君)
それでは、今議会で御審議いただく議案第1号から議案第37号について、順次御説明を申し上げます。
まず、議案第1号、平成27年度時津町
一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて御説明いたします。
今回の補正につきましては、ふるさと時津応援寄附金において、予想を大きく上回る寄附の申し出があったことに伴い、
ふるさと納税に係る予算の補正が必要となったため、1月4日付で専決処分を行ったものでございます。
この5号補正では、予算書の1ページに掲載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ7,000万円を追加し、予算総額を102億1,975万3,000円といたしております。
それでは、第1表、歳入歳出予算補正の内容について御説明いたしますので、2ページをご覧ください。
まず、歳入につきましては、寄附金額として1億円の増加が見込まれますが、歳出予算と同額にするため、7,000万円を計上するものでございます。残りの3,000万円につきましては、議案第9号、平成27年度時津町
一般会計補正予算(第7号)に計上しております。
一方、歳出につきましては、
ふるさと納税の返礼品事業に係る報償品、郵便料、業務委託等として寄附金額1億円の70%となる7,000万円を計上するものでございます。
以上で、議案第1号の説明を終わります。
次に、議案第2号、町長及び副町長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
本議案は、三役及び議員の手当につきまして、昨年8月に行われました大臣等の特別職に係る人事院勧告の内容や、近隣市町の状況を踏まえて改正するものでございます。
内容でございますが、三役及び議員の期末手当を0.05月分引き上げるよう改定するものでございます。
以上で、議案第2号の説明を終わります。
次に、議案第3号、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について御説明いたします。
本議案は、職員の給与につきまして、昨年8月に行われました人事院勧告及び10月に行われました県人事委員会勧告並びに
地方公務員法の改正等を踏まえて改正するものでございます。
改正内容といたしましては、人事院勧告等に基づき、給料表の水準を平均0.21%引き上げ、また、期末・勤勉手当を0.1月分引き上げるよう改定するものでございます。
また、
地方公務員法の改正により、職務の級や名称を定める等級別基準職務表を新設し、枠外昇給の根拠となっている附則を削除することといたしております。
以上で、議案第3号の説明を終わります。
議案第4号、執行機関及び附属機関としての各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
本議案は、駐在員の報酬につきまして、平成15年度から現在までの長崎県の最低賃金の変動率を踏まえて改正するものでございます。
改正内容といたしましては、均等割額を年額2万円引き上げるよう改定するものでございます。
以上で、議案第4号の説明を終わります。
次に、議案第5号の
行政不服審査法等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について御説明いたします。
行政不服審査法が全部改正され、新しい行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されることになっております。
この新行政不服審査法により、審査請求における裁決に当たり、公正性の向上のために第三者機関へ諮問手続を行うことになりましたので、本町の体制といたしまして、第三者機関として従前からありました時津町情報公開・個人情報保護審査会に諮問を行うようにする等の関係条例の整備を行うものでございます。
以上で、議案第5号の説明を終わります。
次に、議案第6号、時津町地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
この条例は、時津町内における適正な都市機能と健全な都市環境を確保することを目的として、地区計画の区域内における建築物に関する制限を定めておりますが、今回、長崎都市計画10工区地区計画の変更に伴い、土地利用を誘導する用途に応じて、現在、住居地域及び準住居地域の2つの地区区分で制限を行っていたものを、住居地域Ⅰ、住居地域Ⅱ、準住居地域、工業地域の4つの地区区分に変更しようとするものです。
準住居地域につきましては従来の制限内容どおり、マージャン屋、ぱちんこ屋、射的場、勝馬券投票券発売所、場外車券売り場、その他これらに類する遊戯施設等を制限しております。
今回、地区計画を新設した工業地区につきましては、住居系・老人ホーム、身体障害者福祉ホーム、図書館、博物館、その他これらに類するもの遊戯施設等を制限し、工業に特化した建築物を誘導するよう計画いたしております。
住居地域Ⅰにつきましては、従来の「住居地域」の制限内容に加え、カラオケボックス等の建築について制限し、戸建て住宅の地区へ規制誘導するよう計画いたしております。
住居地域Ⅱの区域につきましては、都市計画法上の用途地域が、準住居地域となっておりますので、マージャン屋、ぱちんこ屋、射的場、勝馬投票券発売所、場外車券売り場、その他これらに類する遊戯施設等の建築が可能となることから、良好な住環境に規制誘導するため、住居地区Ⅰで制限を行っている内容に加えて、これらの建築物を抑制するための建築制限を追加しております。
また、住居地域Ⅱの海側上部に位置する区域につきましては、公有水面埋立法上における用途が、現在、商業用地となっておりますが、住居用地に用途変更となった後に都市計画の変更を行い、戸建て住宅の地区へ規制誘導する制限へ変更するよう考えております。
以上で、議案第6号の説明を終わります。
次に、議案第7号、時津町
就学指導委員会条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
本議案は、文部科学省から「就学指導委員会は教育相談・支援や就学先決定時のみならず、その一貫した支援についても助言を行うという観点から、委員会の名称変更について留意すること」の通知が発出されたことに伴い、当該通知の趣旨を踏まえて委員会の名称及び本文中の設置目的を改正するものでございます。
なお、本条例の改正に伴いまして、執行機関及び附属機関としての各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例についても改正を行おうとするものでございます。
次に、議案第8号、平成27年度時津町
一般会計補正予算(第6号)について御説明いたします。
本議案は、本議会に提案しております議案第2号、町長及び副町長の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例及び議案第3号、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例に伴う人件費の補正額等を計上いたしております。
内容につきましては、予算書の1ページに掲載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ651万2,000円を追加し、予算総額を102億2,626万5,000円とするものでございます。
また、これに伴う財源といたしましては、普通交付税と国民年金事務委託金といたしております。
以上で、議案第8号の説明を終わります。
次に、議案第9号、平成27年度時津町
一般会計補正予算(第7号)について御説明いたします。
今回の補正では、予算書の1ページに記載しておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ3億4,310万5,000円を追加し、予算総額を105億6,937万円とするものでございます。
それでは、第1表、歳入歳出予算補正の主なものについて御説明いたします。
予算書では2ページからになりますが、補正額の主な内容を参考資料に整理しておりますので、参考資料をご覧ください。
まず、歳入についてでございますが、6款の地方消費税交付金では本年度に見込まれる交付額を、10款の地方交付税では普通交付税の交付確定額を計上いたしております。
14款の国庫支出金では、国の補正予算に伴う地方創生加速化交付金や地方公共団体情報セキュリティ強化対策費補助金を計上いたしております。
15款の県支出金では、国保基盤安定制度負担金に係る対象範囲の拡大や補助率の引き上げに伴い、増額の補正を行うことといたしております。
16款の財産収入では、普通財産の売払収入を、17款の寄附金では、5号補正で留保していたふるさと時津応援寄附金を計上いたしております。
20款の諸収入では、長与・時津環境施設組合負担金の精算金や退職手当旧負担金制度の差額調整金を計上し、その他につきましては、それぞれの事業に応じて歳出に充当される歳入の増減額を計上いたしております。
次に、歳出についてでございますが、全科目にわたり、各事業において執行残が見込まれる事業の減額を行っております。
その他、主なものですが、2款の総務費で、国の補正予算に伴う地方創生加速化交付金事業として地方創生人材育成事業や地域産業活性化事業及び情報セキュリティ強化対策業務委託を計上いたしております。
13款の諸支出金では、今後の大型事業に備えるため、用地取得等基金への積立金を計上しているものでございます。
次に、予算書に戻りまして、6ページをご覧ください。
第2表、繰越明許費でございますが、国の補正予算に伴う地方創生加速化交付金事業や情報セキュリティ強化対策事業など、年度内に支出が終わらない見込みのある事業につきまして、翌年度に繰り越して活用するための限度額の設定を行っております。
次に、第3表の地方債補正でございますが、国の補正予算に伴う情報セキュリティ強化対策事業の財源として交付税措置のある有利な地方債を追加するものでございます。
以上で、議案第9号の説明を終わります。
次に、議案第10号、平成27年度時津町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,434万3,000円を追加し、総額42億1,588万8,000円といたしております。
まず、歳出でございます。予算書3ページをご覧ください。
1款の総務費において、公用車購入費の入札による減額、医療費適正化特別対策事業費において、医療費通知処理手数料等の減額分を計上いたしております。
2款の保険給付費につきましては、一般被保険者療養費等の増加に伴う増額分を計上いたしております。
8款の保健事業費につきましては、健診委託料において減少が見込まれる減額分を計上いたしております。
次に、歳入であります。予算書2ページをご覧ください。
1款の国民健康保険税につきまして、収納見込みに基づき、減額を計上いたしております。
5款の国庫支出金につきましては、交付額決定に基づく増額分を、6款の療養給付費等交付金、7款の前期高齢者交付金、8款の県支出金につきましては、交付額決定に基づく減額分をそれぞれ計上いたしております。
12款の繰入金においては、保険基盤安定繰入金等の増額分を計上いたしております。
14款の諸収入においては、延滞金の増額分を計上しております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第11号、平成27年度時津町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ16万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億7,841万2,000円とするものでございます。
まず、歳出でございますが、2ページをご覧ください。
1款総務費につきましては、給与改定に伴う人件費として総務管理費に16万9,000円を計上いたしております。
次に、2ページの歳入でございます。
総務費の増額に伴い、2款分担金及び負担金につきましては、後期高齢者医療広域連合負担金として9万1,000円を計上いたしております。
4款繰入金につきましては、一般会計からの事務費繰入金として7万8,000円を計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第12号、平成27年度時津町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ980万円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億8,821万2,000円とするものでございます。
まず、歳出でございますが、2ページをご覧ください。
2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、後期高齢者医療保険料負担金など合わせて980万円を計上いたしております。
次に、同じく2ページの歳入でございます。
1款後期高齢者医療保険料につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金の増額に伴い、後期高齢者医療保険料を853万3,000円、4款繰入金を126万7,000円、それぞれ計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第13号、平成27年度時津町
介護保険特別会計補正予算(第4号)について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
今回の補正は、保険事業勘定のみを予定しております。
歳入歳出それぞれ25万円を追加し歳入歳出予算の総額を21億1,471万9,000円とするものでございます。
まず、歳出でございますが、2ページをご覧ください。
1款総務費と4款地域支援事業費につきましては、給与改定に伴う人件費として、総務管理費に10万5,000円及び包括的支援事業・任意事業費に14万5,000円をそれぞれ計上いたしております。
次に、同じく2ページの歳入でございます。
総務費・地域支援事業費の増額に伴い、1款保険料を3万円、4款国庫支出金を5万7,000円、6款県支出金を2万9,000円、9款繰入金を13万4,000円、それぞれ計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第14号、平成27年度時津町
介護保険特別会計補正予算(第5号)について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
今回の補正は、保険事業勘定のみを予定いたしております。
歳入歳出それぞれ1億2,413万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を19億9,058万3,000円とするものでございます。
まず、歳出でございますが、3ページをご覧ください。
1款総務費につきましては、制度改正等に伴うシステム改修業務委託料など合わせて131万4,000円を計上いたしております。
2款保険給付費につきましては、執行状況に伴い、1億2,455万円の減額を計上いたしております。
4款地域支援事業費につきましては、介護予防事業費の執行状況に伴い、90万円の減額を計上いたしております。
次に、2ページの歳入でございます。
保険給付費・地域支援事業費等の減額のため、1款保険料を2,945万6,000円、4款国庫支出金を2,235万1,000円、5款支払基金交付金を3,512万6,000円、6款県支出金を2,280万円の減額をそれぞれ計上いたしております。
9款繰入金につきましては、一般会計繰入金として1,440万3,000円の減額を計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第15号、平成27年度時津町
浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ5万2,000円を追加し、総額3,910万円といたしております。
予算書の3ページをご覧ください。
まず、歳出について御説明いたします。
総務費で、給与改定等による人件費を5万2,000円増額計上いたしております。
次に、歳入でございますが、2ページをご覧ください。
分担金を5万2,000円増額計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第16号、平成27年度時津町
水道事業会計補正予算(第3号)について御説明いたします。
今回の補正は、給与改定等に伴う人件費の増額を計上いたしております。
補正予算書の1ページをご覧ください。
まず、収益的収入でございますが、営業収益を29万2,000円増額し、補正後の予算額を7億4,505万9,000円といたしております。
次に、収益的支出でございますが、営業費用を26万3,000円増額し、補正後の予算額を6億3,820万9,000円といたしております。
詳細につきましては、7ページ以降の見積もり基礎をご覧いただきますようお願い申し上げます。
次に、議案第17号、平成27年度時津町
水道事業会計補正予算(第4号)について御説明いたします。
今回の補正の主なものは、営業収益で水道使用料の収入見込みに基づく減額、営業費用で執行見込みに基づく減額のほか、資本的収入で負担金の収入見込みに基づく増額でございます。
補正予算書の1ページをご覧ください。
まず、収益的収入でございますが、営業収益を726万7,000円減額し、補正後の予算額を7億3,779万2,000円といたしております。
次に、収益的支出でございますが、営業費用を1,997万1,000円減額し、営業外費用を170万円増額し、補正後の予算額を6億1,993万8,000円といたしております。
次に、2ページをご覧ください。
資本的収入でございますが、負担金を6,259万3,000円増額し、補正後の予算額を9,213万4,000円といたしております。
詳細につきましては、5ページ以降の見積もり基礎をご覧いただきますようお願い申し上げます。
次に、議案第18号、平成27年度時津町
下水道事業会計補正予算(第4号)について御説明いたします。
今回の補正は、給与改定等に伴う人件費の補正を計上いたしております。
補正予算書の1ページをご覧ください。
まず、収益的支出でございますが、営業費用を15万6,000円増額し、補正後の予算額を7億8,627万8,000円といたしております。
次に、資本的支出でございますが、建設改良費を6万8,000円増額し、補正後の予算額を7億6,752万円といたしております。
詳細につきましては、7ページ以降の見積もり基礎をご覧いただきますようお願い申し上げます。
次に、議案第19号、平成27年度時津町
下水道事業会計補正予算(第5号)について御説明いたします。
今回の補正の主なものは、下水道使用料の収入見込みに基づく増額、人事異動に伴う引当金繰入額の増額及び執行残が見込まれる事業の減額でございます。
補正予算書の1ページをご覧ください。
まず、収益的収入でございますが、営業収益を798万5,000円増額し、補正後の予算額を9億5,217万3,000円といたしております。
次に、収益的支出でございますが、営業費用を231万2,000円、営業外費用を68万4,000円それぞれ増額し、補正後の予算額を7億8,927万4,000円といたしております。
次に、2ページをご覧ください。
資本的収入でございますが、企業債を2,160万円、補助金を1,750万円それぞれ減額し、補正後の予算額を3億339万4,000円といたしております。
最後に資本的支出でございますが、建設改良費を3,342万3,000円減額し、補正後の予算額を7億3,409万7,000円といたしております。
詳細につきましては、6ページ以降の見積もり基礎をご覧いただきますようお願いいたします。
次に、議案第20号、平成28年度時津町
一般会計予算について御説明いたします。
1ページに記載しておりますとおり、総額は103億7,000万円、前年度比3.9%増、金額にして3億9,000万円の増と、過去最大の当初予算となっております。
増加した主な要因につきましては、
ふるさと納税に係る予算を昨年度は補正予算に計上しておりましたが、本年度は当初予算に1億8,000万円計上したこと、県が実施する西彼杵道路事業に伴い、日並左底線道路事業の事業費を1億円拡大したこと、町道点在補修事業を2,000万円増額したことなどが挙げられます。
それでは、予算書2ページの第1表、歳入歳出予算の主なものについて、歳入から御説明いたします。
まず、1款の町税から10款の地方交付税につきましては、国が定めた地方財政計画や前年度の実績を踏まえ、収入見込額を計上いたしております。
14款の国庫支出金では、国保基盤安定制度負担金の増加や年金生活者等支援臨時福祉給付金の新設などにより、前年度より8,589万6,000円多い19億3,157万4,000円を見込んでおります。
15款の県支出金では、
時津北小学校区学童保育所建設事業や国勢調査が昨年度で終了したことなどにより、前年度より638万4,000円少ない7億61万5,000円を見込んでおります。
18款の繰入金では、町債の償還財源として減債基金を1億5,000万円繰り入れることといたしており、前年度より2,630万4,000円多い2億1,953万6,000円を見込んでおります。
21款の町債では、区画整理事業や子々川日並線道路改良事業などにおいて後年度の元利償還金に交付税措置のある地方債を発行することとし、前年度より6,120万円多い10億5,250万円を計上いたしております。
次に、5ページ以降の歳出では、事業評価制度などを活用し、限られた財源の中でより効果的に事業を推進することを念頭に置いて編成を行っております。
まず、2款の総務費では、社会保障・税番号制度システム整備事業費の減や国勢調査の終了により、昨年度よりも4,000万円程度減少いたしております。
3款の民生費では、年金生活者等支援臨時福祉給付金や時津ゆり保育園移転に係る保育所等整備交付金などの新規計上により、昨年度より1億4,900万円程度増加いたしております。
4款の衛生費では、ごみ袋の購入費や、じんかい収集運搬委託等の増などにより、昨年度より3,000万円程度増加しております。
7款の商工費では、
ふるさと納税の返礼品事業に係る経費を計上したことなどに伴い、昨年度より1億2,800万円程度増加いたしております。
8款の土木費では、時津中央第2
土地区画整理事業を初め、子々川日並線や日並左底線の道路事業により、昨年度より5,800万円程度増加いたしております。
10款の教育費では、北部コミュニティーセンター空調機更新工事や鳴鼓小学校のトイレ改修工事などに伴い、昨年度より5,700万円程度の増加となっております。
なお、具体的な内容につきましては、施政方針や参考資料などを御参照いただきますようお願いいたします。
次に、予算書の8ページをご覧ください。
第2表、債務負担行為についてでございますが、福祉医療システム・申告受付支援システム用のサーバや庁内LANサーバなどの更新事業の債務負担行為の設定を行っております。
次に、9ページをご覧ください。
第3表、地方債では、臨時財政対策債や道路事業などの地方債の限度額と借入条件などを定めたものでございます。
以上で、議案第20号の説明を終わります。
次に、議案第21号、平成28年度時津町
国民健康保険特別会計予算について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
平成28年度当初予算につきましては、歳入歳出予算の総額を41億6,305万2,000円といたしております。
前年度と比較いたしますと、287万3,000円の増となっております。
平成28年度の歳入としては、国民健康保険税及び療養給付費等交付金の減収が見込まれます。主な要因といたしましては、国民健康保険税につきましては、国保加入者の所得に係る軽減判定基準が見直され、軽減対象者の幅が広がったこと等が挙げられます。これを補うものとして、保険基盤安定繰入金が増額されています。これは、保険税軽減相当額を補填する制度として、国、県、町それぞれが公費で補填するものでございます。
なお、国、県の負担金は、保険基盤安定繰入金として町の一般会計に交付されますので、国保特別会計へは一般会計からの繰入金として計上されることになります。
また、療養給付費等交付金については、毎年度、被用者保険等の保険者が社会保険診療報酬支払基金に納付する拠出金から市町村に交付されているものとなりますが、退職被保険者の数が減少しているため、減額した予算を計上いたしております。
それでは、歳入、歳出について御説明いたします。
まず、歳出でございますが、予算書4ページから5ページをご覧ください。
1款の総務費につきましては、事務費のほか、徴税費及びヘルスアップ事業を含む医療費適正化特別対策事業等の経費を計上しております。
2款の保険給付費には、療養諸費及び高額療養費、出産育児諸費等を計上いたしております。
3款につきましては、後期高齢者支援金等を、4款には、前期高齢者納付金等を計上いたしております。
5款の老人保健拠出金につきましては、事務費拠出金を計上いたしております。
6款には、介護納付金を計上いたしております。
7款の共同事業拠出金につきましては、高額医療共同事業費拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金を計上いたしております。
8款の保健事業費につきましては、特定健康診査等事業費及び保健事業費を計上いたしております。
そのほか、10款には公債費、11款には諸支出金、12款には予備費を計上いたしております。
次に、歳入については、2ページから3ページをご覧ください。
1款には、国民健康保険税を計上いたしております。
4款には、使用料及び手数料を計上いたしております。
5款の国庫支出金には、一般被保険者にかかわる医療費等に対する負担金及び財政調整交付金等を計上いたしております。
6款には、療養給付費等交付金、7款には、前期高齢者交付金を計上いたしております。
8款の県支出金には、共同事業負担金、財政調整交付金等を計上いたしております。
9款には、共同事業交付金として高額医療費共同事業交付金及び保険財政共同安定化事業交付金を計上いたしております。
このほか、12款には繰入金、14款には諸収入を計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧ください。
また、本件につきましては、国民健康保険運営協議会におきまして御審議いただいたところでございます。
以上で、議案第21号の説明を終わります。
次に、議案第22号、平成28年度時津町
後期高齢者医療特別会計予算について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
平成28年度当初予算は、歳入歳出予算の総額を2億8,666万5,000円といたしております。
それでは、歳入歳出予算の主なものについて御説明いたします。
まず、歳出でございますが、3ページをご覧ください。
1款総務費として2,081万円を計上いたしておりますが、これは職員の人件費等の一般管理費のほか、徴収費となっております。
2款後期高齢者医療広域連合納付金として2億6,398万9,000円を計上いたしておりますが、これは保険基盤安定負担金及び後期高齢者医療保険料となっております。
このほか、3款諸支出金及び4款予備費を計上いたしております。
次に、歳入でございますが、2ページをご覧ください。
1款後期高齢者医療保険料につきましては、2億1,203万7,000円を計上いたしております。
4款繰入金につきましては、事務費繰入金及び保険基盤安定繰入金として6,357万9,000円を計上いたしております。
このほか、2款分担金及び負担金、3款使用料及び手数料及び6款諸収入を計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第23号、平成28年度時津町
介護保険特別会計予算について御説明いたします。
予算書の1ページをご覧ください。
平成28年度当初予算は、保険者としての予算である保険事業勘定を20億2,022万3,000円、事業所としての予算である介護サービス事業勘定を1,397万3,000円、合計で歳入歳出予算の総額を20億3,419万6,000円といたしております。
それでは、歳入歳出予算の主なものについて御説明いたします。
まず、保険事業勘定の歳出でございますが、3ページをご覧ください。
2款保険給付費として18億6,600万円を計上いたしております。
保険給付費につきましては、第6期時津町介護保険事業計画及び本年度の執行状況に基づき計上しているところでございます。
このほか、1款総務費として1億463万6,000円を計上いたしておりますが、これは職員の人件費等の総務管理費、徴収費、介護認定審査会費などとなっております。
また、4款地域支援事業費として4,846万5,000円を計上いたしておりますが、これは介護予防事業費、包括的支援事業・任意事業費となっております。
このほか、8款予備費及び9款諸支出金を計上いたしております。
次に、保険事業勘定の歳入でございますが、2ページをご覧ください。
1款保険料につきましては、保険給付費及び地域支援事業費の22%相当額を計上いたしております。
このほか、4款国庫支出金、6款県支出金につきましては、保険給付費地域支援事業費において、国・県がそれぞれ負担する割合に応じて算定した額を計上いたしております。
5款支払基金交付金につきましては、保険給付費及び介護予防事業費の28%を計上いたしております。
また、9款繰入金につきましては、一般会計繰入金として、保険給付費と地域支援事業費で町が負担する割合に応じて算定した額及び事務費を繰入金として計上いたしております。
基金繰入金につきましては、介護保険財政調整基金繰入金3,000万円を計上いたしております。
このほか、3款使用料及び手数料と12款諸収入を計上いたしております。
次に、介護サービス事業勘定の歳出でございますが、18ページをご覧ください。
2款事業費として居宅介護支援事業費1,369万3,000円を計上いたしております。
このほか、6款予備費を計上いたしております。
続いて、同じく18ページの介護サービス事業勘定の歳入でございますが、1款サービス収入として介護予防サービス計画費収入1,393万2,000円を計上いたしております。
このほか、11款諸収入を計上いたしております。
詳細につきましては、予算に関する説明書をご覧いただきたいと思います。
次に、議案第24号、平成28年度時津町
浄化槽整備事業特別会計予算について御説明いたします。
当年度は、8基の設置費及び平成27年度末設置見込基数218基を含めた維持管理費を計上いたしております。
予算の概要でございますが、予算書の1ページをご覧ください。
まず、第1条に歳入歳出予算総額としてそれぞれ4,628万1,000円を計上し、前年度と比較して568万2,000円の増額となっております。
次に、第2条、第3条にそれぞれ地方債・一時借入金の限度額を計上いたしております。
各項目の詳細につきましては、予算に関する説明書を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案第25号、平成28年度時津町
水道事業会計予算について御説明いたします。
当年度の主な事業といたしましては、配水管漏水予防対策としての布設がえ工事、水道施設整備計画に基づく浄水場施設の更新及び上下水道料金徴収等業務包括委託を行う予定にいたしております。
まず、予算の概要でございますが、予算書の1ページをご覧ください。
第1条から第4条まで総則、業務の予定量及び予算の予定額を定めております。
第3条の収益的収入は、水道使用料及び長期前受金戻入等によるもので、7億6,113万3,000円を計上いたしております。前年度と比較すると1,452万9,000円の増額となっております。
収益的支出は、子々川浄水場運転管理等業務委託、アオコ抑制装置処理業務委託及び浄水施設の動力費等によるもので、6億2,024万5,000円を計上し、前年度と比較すると2,452万6,000円の増額となっております。
増額の主な理由は、中山ダムの長寿命化計画策定業務に係る県への負担金、上下水道料金徴収等業務包括委託等によるものでございます。
次に、予算書の2ページをご覧ください。
第4条の資本的収入は、工事負担金、水道加入金及び水道施設の移転補償金等によるものでございます。8,164万9,000円を計上し、前年度と比較すると、4,656万3,000円の増額となっております。
資本的支出は、配水管布設がえ工事、道路改良事業・区画整理事業等に伴う水道管布設がえ工事等で、2億9,586万1,000円を計上し、前年度と比較すると、1億7,193万6,000円の増額となっております。
資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億1,421万2,000円は、内部留保資金で補填する予定といたしております。
次に、第5条から第8条までに債務負担行為、一時借入金の限度額、予算の流用禁止項目、棚卸資産の購入限度額についてそれぞれ定めております。
詳細につきましては、予算に関する説明書並びに参考資料を添付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案第26号、平成28年度時津町
下水道事業会計予算について御説明いたします。
当年度の主な事業としましては、平成29年度から実施予定の時津浄化センター長寿命化改築更新工事に係る実施設計でございます。
まず、予算の概要でございますが、予算書の1ページをご覧ください。
第1条から第4条まで、総則、業務の予定量及び予算の予定額を定めております。
第3条の収益的収入は、下水道及び中水道の使用料収入や一般会計補助金等によるもので、9億6,060万円を計上し、前年度と比較すると1億6,239万6,000円の増額となっています。
増額の主な理由は、一般会計補助金のうち、企業債元金償還に係る部分を収益的収入に計上する取り扱いとしたことによるものでございます。
収益的支出は、下水道施設維持管理業務包括委託や企業債支払利息等によるもので、8億1,407万3,000円を計上し、前年度と比較すると、2,375万2,000円の増額となっています。
増額の主な理由は、上下水道料金徴収等業務包括委託の開始に伴う下水道会計負担金の計上及び区画整理事業に伴う管渠布設がえにより生じた既設埋設管の除却費用等によるものでございます。
次に、予算書の2ページをご覧ください。
第4条の資本的収入は、企業債や国庫補助金、一般会計補助金等によるもので、9,957万2,000円を計上し、前年度と比較すると、3億8,050万5,000円の減額となっています。
減額の主な理由は、先ほど収益的収入でも御説明いたしました一般会計補助金の取り扱いの変更によるもの及び時津浄化センター長寿命化事業の事業費が減少することに伴う企業債並びに国庫補助金の減少でございます。
資本的支出は、時津浄化センター長寿命化改築更新工事に係る設計委託等によるもので5億1,396万6,000円を計上し、前年度と比較すると2億4,431万4,000円の減額となっています。
資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億1,439万4,000円は、内部留保資金で補填する予定にいたしております。
次に、第5条から第7条まで債務負担行為、企業債、一時借入金に関する事項及び限度額等を定め、第8条から第10条まで予算の流用禁止項目、一般会計からの補助金額、預金債権と地方債債務の相殺についてをそれぞれ定めております。
各項目ごとの詳細につきましては、予算に関する説明書及び参考資料を添付いたしておりますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案第27号から議案第36号までの町道の路線の廃止及び認定につきましては、関連がございますのであわせて御説明いたします。
これらの案件は、熱回収施設建設に伴い築造が完了した都市計画道路、
西時津左底線の交差点部分において、各路線の起終点に変更が生じたことから、関係する路線を一旦廃止させていただき、改めて路線認定を行うものでございます。
関係する箇所といたしましては、セブンイレブン西時津郷店付近の交差点部において既に築造が完了していた部分を町道
西時津左底2号線として認定しておりましたが、今回、築造が完了した区間を
西時津左底3号線として改めて認定するに当たり、起点の整理を行ったものであります。
また、県立盲学校理小林商店付近の交差点部分において、交差点改良を行ったため、関係する4つの路線の町道
西時津左底3号線、長券寺線、
浜田西時津線、第2
浜田西時津線の起終点の変更を行ったものでございます。
次に、議案第37号の第4木場崎線の認定についてですが、本路線は日並大橋付近の住宅団地開発により築造され、町へ帰属された道路を認定するもので、起点が町道岩山埋立線、終点が日並臨港道路に接道する幅員6メートル以上で、延長が約125メートルの道路でございます。
以上で、議案第1号から議案第37号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山上広信君)
議案の説明を終わります。
暫時休憩します。
(午前10時56分 休憩)
(午前11時10分 再開)
○議長(山上広信君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
~日程第7 一般質問~
○議長(山上広信君)
日程第7、一般質問を行います。
質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。なお、通告外にわたっての発言はできないことを申し添えます。
まず、9番、新井政博君。
○9番(新井政博君)
皆様、改めまして、おはようございます。
9番、自由民主党の新井政博でございます。よろしくお願いします。
今、議長の発言許可をいただきましたので、通告に基づき、順次質問させていただきます。
その前に、地域関係といったらおかしいんですけども、野田地区で中学1年生の男子生徒が、私がたまたまそこを通った直後に、トンビに襲われる被害がありまして、教育委員会のほうにはもう伝えておるんですけれども。どういうことかといいますと、お菓子の袋を開けた途端に電信柱の上におったトンビがいきなりお菓子を目がけて下りてきて、目のふちとか口を突いたりといったような感じで、幸い私がそこに通りかかったものですから、救急車をお呼びしまして、大事には至らなかったんですけど。そういった被害が本当にあるのかなと、たまたま私がそこを通ったもんですから。そういったことがありましたので、町を挙げて注意喚起をしていただきたいと。既に中学校、学校では伝えているということでしたので安心しました。よろしくお願いします。
では、通告に基づき、順次質問させていただきます。
今回の私の質問は、3問の10点でございます。
1問目は、野田地区におけるということで書いてますけれども、私、町会議員として地域に絞るのはいかがかなとは思ってはおりますけれども、特に今回は野田地区について整備計画をお聞きしたいと思います。
左底横尾線は、おかげを持ちまして工事が順調に進み、道路の概要が見えてくるようになりました。多くの地域住民の方々から喜びの声をいただくようになっております。この場をかりましてお礼を申し上げます。
また、生活道路は町民が日常的に利用する生活の一部と思っておりますが、野田地区の町道は、206号線の渋滞等もあり、他地域からの乗り入れでバイパス化になっており、朝夕は過度な制限速度違反や、それに伴って危険箇所が多く見られるようになってきております。
今回の質問内容につきましては、野田郷自治会長の佐々野氏と御相談のもと、整備、危険箇所の調査の上、質問するものでございます。
今までも町長の出前講座や、事あるごとに都市整備課の職員にも足を運んでいただき、その都度改善はしてきていただいておりますが、改めて確認の意味を込めて、次の点について伺います。
1点目は、都市計画道路の
西時津左底線の延伸約300メートル位ですけれども、来年度着工の計画のため測量等に着手されているわけでございますが、着工及び完成の時期、立ち退きの家屋数、突き当たりの故岳野先生の前の道路の下野田方面に行く道や、山口方面に行く道は拡幅するのか、改良されるのかということであります。
2点目は、計画中の西彼杵道路の臨港道路側はいつ着工するのか。
3点目は、三浦産婦人科横から山口方面へ行く町道、野田郷では中央線と言っておるんですけれども、非常にひび割れがひどく、陥没などの状況が悪いということで、整備計画はいつごろの予定か。
4点目、三浦産婦人科前の信号機、右折用信号機の設置はどのようになっているのか。
5点目、山口から横尾に抜ける道路は道幅が狭く、通行する車両が多いため危険である。速度制限などの対策はできないかということであります。
2問目は、参議院選挙についてでございます。
政府は、1月17日、国政・地方選挙で低迷している投票率向上を目指して公職選挙法を大幅に改正する方針を固め、3月末までに成立させるとなっておりますが、時津町としてはどのように捉えているのか、次の点について伺います。
1点目は、選挙権が18歳以上に引き下げられるわけでございますけれども、教育現場、小学校・中学校においての指導はどのように考えているのか。
2点目、障害者の方々への支援はどのようにしているのか。
3点目、投票所の増設や投票時間の延長、投票所内への幼児・児童の同伴は考えられないか、ということであります。
3問目は、
国旗掲揚普及の取り組みについてでございます。
日の丸はさしのぼる太陽を形どったと言われ、古来より自然の恵みに感謝をしてきた日本人の心を表わしております。
日の丸の歴史は古く、第42代文武天皇の祝賀儀式に使われたことが初めとなっております。それから数えても1,000年以上にわたって日の丸は日本人に親しまれ大切にされてきました。そして平成11年に「国旗及び国歌に関する法律」、いわゆる国旗国歌法によって改めて法的根拠のあるものとなりました。しかしながら、日本全国及び時津町内においても言えることでございますが、祝日・祭日における国旗掲揚はいまだに広く普及しているとは言いがたい状況にあります。
国旗の意味を正しく理解し、尊重する態度を生まれ育つ地域の中で身につけていくことは大切なことであると考えております。国旗掲揚を地域全体で取り組むことによって地域の一体感を培っていくのは当然のことと思っております。
そのような観点から、次の点について伺います。
まず1点目は、全ての公的施設には、毎日、また祝祭日には掲げられておりますが、このたび、自治会の回覧や自治公民館、消防団、西そのぎ商工会等にも掲揚推進の依頼は済ませておりますが、町としての取り組みはどのように考えているのか、ということでございます。
2点目は、町職員が自ら推進役になって、自宅にはぜひ掲揚をしてほしいと考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(山上広信君)
町長。
○町長(吉田義德君)
それでは、新井議員の御質問にお答えいたします。
先に私の方から、1問目の野田地区における道路の整備計画と3問目の
国旗掲揚普及への取り組みについて申し上げ、私の後に教育長が、2問目の参議院議員選挙についての1点目の選挙権が18歳以上に引き下げられるが、教育現場、小中学校においての指導についてお答えし、その後に選挙管理委員長が、2点目の障害者への支援と3点目の投票所の増設や投票時間の延長、投票所内への幼児・児童の同伴についてお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。
まず、1問目の野田地区における道路の整備計画についての1点目、都市計画道路
西時津左底線についてでございますが、平成27年度は、線形の見直し及び概算事業費を算定する基本計画業務委託を行っております。
着工及び完成の時期についてでございますが、予定といたしましては、平成28年度中に地元との協議及び詳細設計業務委託、都市計画決定変更の手続を行うとともに、補助事業採択に向けての県協議を行っていく予定でございます。
平成29年度には、事業認可をいただき、用地測量及び物件調査を行った後、平成30年度から用地取得と交渉を開始する予定でございます。
用地取得の進捗により工事に着手することとなりますが、順調に進みますと、完成年度は平成34年度になる予定でございます。
次に、立ち退きの家屋数については、先ほど申し上げました、今年度発注の基本計画業務委託が3月中に完了いたしますので、今年度末までには把握できるものと考えております。
次に、町道野田線と町道下野田線の拡幅でございますが、計画では町道野田線と交差し、町道下野田線に接続する予定であり、接道する部分については、必要最小限の改良を行い、それ以外の道路拡幅については、今のところ予定はないところでございます。
次に、2点目の西彼杵道路の臨港道路側の工事着工時期についてでございますが、来年度も引き続き用地取得を行い、用地取得完了後に工事着手となるとのことで、まだ明確な着工時期については確定していないとのことでございます。
次に、3点目、三浦産婦人科から山口方面へ行く町道が、ひび割れ・陥没など道路状況が悪いが、整備計画はいつごろの予定か、についてお答えいたします。
御質問の路線は、町道第2野田線となりますが、平成26年度に舗装状況を調査したところ、御指摘のとおり、ひび割れやわだち掘れが多く見られました。この調査結果により舗装補修が必要と判断いたしましたので、平成28年度に国道から約100メートルの区間におきまして、補助事業にて舗装補修を行う予定といたしております。
また、町道
西時津左底1号線との交差点部までの残区間につきましては、上下水道課が行う工事とあわせて舗装補修を実施しようと考えております。
なお、当該路線につきましては、とぎつっ子の教育環境を整備する基金を活用し、通学路の交通安全対策として路側帯のカラー化もあわせて平成28年度に実施する予定をしているところでございます。
次に、4点目の三浦産婦人科前の信号機についてでございますが、信号機の改修につきましては、長崎県公安委員会の管轄となりますので、時津警察署交通課にお尋ねいたしたところでございます。
信号機の改修を行い、町道から国道へ右折するための進入時間を新たに追加すると、国道の通行時間が短くなり、国道206号でさらに交通渋滞が発生すること、また、国道の信号機につきましては、交通管制センターで制御しておりますので、野田郷の信号機1カ所の時間を変更することは、国道206号周辺の信号機と交通状況に影響が出てくるそうでございます。このため、現在のところ、信号機の改修は非常に難しいとの回答をいただいております。
次に、5点目の山口から野田に抜ける道路についてでございますが、時津警察署交通課にお尋ねいたしましたところ、交通規制を行うためには、通行している車両が実際にどれくらいの速度を出しているのか確認してから速度規制の必要性や効果を判断する必要があり、また、規制をかけようとする区域周辺の住民の同意が必要になるとのことでございます。
本町といたしましては、現在、スピード落とせの看板を設置し、安全対策を講じているところでございますが、看板の設置数や交通規制に係る御意見など、改めて自治会と協議してみたいと考えております。
次に、3問目の
国旗掲揚普及への取り組みについて、1点目の町としても推進に取り組む考えはないか、についてでございますが、国旗はどこの国でも国家の象徴として大切に扱われており、国民の間に定着することを通じ、国民のアイデンティティーの証として重要な役割を果たしているものと考えております。
また、国旗の意味を正しく理解することは、我が国のみならず、他国の国旗についても尊重することにつながり、次世代を担う子供たちが、国際社会で必要とされるマナーを身につけ、尊敬される日本人として成長することも期待されております。
御承知のとおり、町といたしましては、役場庁舎を初め、
時津公民館、
コスモス会館、北部コミュニティセンター、
カナリーホール、各小中学校等の各公共施設におきまして国旗を掲げております。
議員御紹介のとおり、各自治会長の方から町民の皆様に祝日における
国旗掲揚普及への取り組みのお願いをされたところでございますが、町といたしましても、国旗掲揚の普及につきましては、広く町民の皆様への呼びかけを行ってまいりたいと考えております。
次に、2点目の町職員が推進役になって自宅に国旗を掲揚してほしいと考えているが、についてでございますが、御承知のとおり、職員個人に対しまして、国旗の掲揚に関し義務を課すようなことはできませんが、国旗及び国歌に関する法律の趣旨を踏まえた自発的な取り組みを促すよう呼びかけにつきましては、行ってまいりたいと考えております。
以上で、新井議員に対する答弁を終わります。
○議長(山上広信君)
教育長。
○教育長(相川節子君)
それでは、新井議員の2問目の参議院選挙についてという質問のうち、1点目の選挙権が18歳以上に引き下げられるが、小・中学校の教育現場においての指導はどのように考えているのかについてお答えいたします。
学校においては、選挙が民主主義の大きな柱であるという認識のもと、学習指導要領に沿った指導を徹底させなければならないと考えております。
町立小中学校における指導の実際といたしましては、小中学校ともに教科の学習として明確に位置づけられています。
まず小学校では、6年生の社会科において国民としての権利及び義務であることの指導を行い、中学校では、社会科の公民においてより詳しい指導がなされております。
町立中学校における授業の実際といたしましては、中学3年生において選挙権の歴史に触れての指導がなされています。今般の選挙権18歳以上への引き下げは、1890年の第1回帝国議会、1925年の普通選挙法の制定、戦後、女性の選挙権が認められたことに次ぐ歴史の大きな転機であることに触れて、年齢引き下げの意義を理解させています。
また、これまで以上に広く社会の出来事に目を向けなくてはならないといった指導もなされています。そこでは選挙は国民としての主権を行使する重要な機会であることに触れ、選挙権を有する年齢が引き下げられたことは、18歳になってから有権者としての義務を果たせばよいということに止まらず、中学生である今のうちから、これまで以上に広く社会事象や政治分野に関心を持たなければならないことを強く投げかけ、選挙に対する意識の高揚を図っております。
現在このような指導を行っておりますが、選挙権を有する18歳に達する前に必要な知識と心構えを確かなものとするため、町立小中学校においても年齢引き下げに関してこれまで以上にしっかりと触れ、民主主義のあり方、そして国民の権利である選挙について一層充実した指導を施すべきであると考えております。
以上で、新井議員の質問に対する答弁を終わります。
○議長(山上広信君)
選挙管理委員長。
○選挙管理委員長(宮部武夫君)
失礼します。選挙管理委員長の宮部武夫でございます。よろしくお願いします。
それでは、新井議員の御質問にお答えいたします。
2問目の参議院議員選挙についての中の2点目の障害者への支援についてでございますが、投票所における支援としましては、期日前及び選挙当日の各投票所に車イスや点字器、候補者等の情報が記載された点字名簿などを用意しており、必要に応じて御利用いただいております。
また、視覚障害や病気、けがなどで本人では投票用紙への記載ができない場合には、投票所で職員が代筆する代理投票も行っております。
このほか、入り口に段差がある投票所には簡易スロープを設置するなど、障害者の方に安心して投票所に来ていただける
環境づくりに努めております。
また、今年の参議院選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられることに伴い、先月、長崎県立盲学校において、今後新たに18歳になる生徒を対象に、投票の仕組みや選挙運動などについての生徒説明会を実施しております。
さらに今月15日には、長崎県立鶴南特別支援学校時津分校においても同様に生徒説明会を実施する予定としております。
今後も障害者の方が安心して投票ができる
環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
次に、3点目の投票所の増設や投票時間の延長、投票所内への幼児・児童の同伴は考えられないかについてお答えいたします。
まず、投票所の増設についてですが、本町は8つの投票区にそれぞれ1カ所ずつ投票所がございます。投票所は、1つの投票区に2つ以上の投票所を設置できないこととなっているため、投票所を増設することはできません。
しかし、公職選挙法の改正により、今年の参議院選挙から指定された投票所のほかに市町村の有権者であれば誰でも投票ができる共通投票所を設置することができるようになります。
この共通投票所は、選挙人の投票の便宜のため必要があると認める場合には、投票所のほか、その指定した場所に当該市町村の区域内のいずれの投票区に属する選挙人も投票をすることができる共通投票所を設けることができるとされておりますが、設置場所など具体的な設置基準等が国から示されておりませんので、まだ検討が難しい状態でございます。
選挙管理委員会としましては、投票環境を整備する必要はあると考えておりますので、今後、国から示される共通投票所の設置基準や設置にかかる経費、その費用対効果などを検討しながら、共通投票所の設置について研究してまいりたいと考えております。
次に、投票時間の延長についてでございますが、本町の期日前の投票所の開閉時刻は、午前8時30分から午後8時までとなっております。
期日前における投票所の繰り上げ、繰り下げにつきましては、今回の公職選挙法の改正により、開所時刻を2時間繰り上げ、閉所時刻を2時間繰り下げることが可能になりました。
なお、本町の選挙当日の投票所の開閉時刻につきましては、午前7時から午後8時までとなっており、繰り上げ、繰り下げにつきましては、従来の公職選挙法どおり閉所時刻の2時間以内の繰り上げまたは繰り下げ、そして、閉所時刻を4時間の範囲内で繰り上げることが可能です。
しかし、投票所の開閉時刻の繰り上げや繰り下げによる投票時間の延長は、選挙人の選挙機会の拡大につながり、投票率の向上が期待されますが、一方で、投票立会人を初め事務従事者の負担や選挙執行経費が増えることも考えられます。
このため、選挙管理委員会といたしましては、現時点では投票時間の延長は考えておりませんが、他市町の状況や費用対効果などを見ながら、今後研究してまいりたいと考えております。
次に、投票所へ幼児及び児童の同伴は考えられないかについてですが、これまで公職選挙法では、選挙人の同伴者は、「幼児及びその他やむを得ない事情がある者」とされておりましたが、今回の法改正により、同伴者の範囲が、「幼児、児童、生徒その他の年齢満18歳未満の者」と拡大されます。
選挙管理委員会といたしましては、投票者の利便性の向上のみならず、保護者が児童、生徒を同伴し、投票の大切さを教示していただくことも意義あることではないかと考えておりますので、今後、投票所への同伴状況等を見ながら、明るい選挙推進協議会とも協議してまいりたいと考えております。
以上で、新井議員に対する答弁を終わります。
○議長(山上広信君)
再質問ありませんか。
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
では、再質問させていただきます。答弁ありがとうございました。
まず初めに、野田地区の
西時津左底線の延伸300メートルの件でございますけれども、これは先ほどの町長の答弁で大体わかりました。しかしながら、計画がもう公に出ているわけですよね。そして地域住民の方が、突き当たりのところはどうなるんだ、私たちの立ち退きはいつごろになるのだろうかと言っているのをちらほら聞くようになっているんです。そこら辺を、最終的には地元との協議をされてからという判断ですけれども、大体のところを早目に、町長も出張講座なんかをしていただいてますけれども、大体の概要について、また改めて大体のところがわかったところでしていただきたいと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山上広信君)
都市整備課長。
○
都市整備課長(朝長郁雄君)
お答えいたします。
先ほど町長が申しましたとおり、今、基本設計等を行っておりますが、これが3月の25日が工期でございます。
この後にある程度の検討ができるものと思いますので、28年度になりましたら、地元のほうに出向きまして、地元と協議をさせていただきながら、この道路の完成を目指していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(山上広信君)
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
なるべくそのようにお願いします。
大体のところを地域の方に説明していただいたら安心するんじゃないかなと思っていますので、よろしくお願いします。
それで、今回はその突き当たりまでですけれども、左右の道路については、設計、様子を見て考えるということでございますので、そこら辺も含めて、地域の方に説明をしていただきたいなと思っていますし、その先の左底まで抜けるトンネルもできないということに一応はなっておるわけですけれども、ちらほら聞くんですけれども、本当にその件については計画がないのか、都市計画に基づいてこれもされているんでしょうけど、そこら辺もまた、あそこに住んでいる人がトンネルを掘っていくんでしょうかねということも、これも不安になっておりますので、それは説明会のときに一緒にでいいですので、そこら辺も含めたところで説明をしていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。これはもう答弁はいいですから、よろしくお願いします。
次に、井手園交差点のほうですけれども、測量等は進んでおりますけれども、どのようになっているのかというのは議員だけしかわかっていない部分がありますので、ここら辺もその説明会のときに、道路状況について2点目も一緒に説明していただければと思いますので、よろしくお願いします。
それと、道路の陥没状況ですけれども、第2野田線ですか、野田に限って今回やらせてもらいますけれども、非常にひび割れと陥没が多いです。これはもう職員の方々も何回も見に来られて確認はとれていますので、これの全面舗装についてのそこの長さ、町長は国道から100メートルのところまでということを言っておられましたけれども、やはり、さっきの
西時津左底線のところの水道工事なんかがあるときに、一緒にそこまでするということで解釈したんですけれども、その先に消防団の詰所があります、あそこで陥没のときに破損事故が起こったんです。とにかく、あそこまでひどいんです。だから、できたら何とかしていただいて、ほかの地域も修理するところがたくさんあろうかと思いますけれども、あそこは何とか町長采配でしていただいたら、非常に助かるとみんなも言ってますので、とにかくあそこはちょっと検討していただきたいと思ってますので、いかがでしょうか。
○議長(山上広信君)
町長。
○町長(吉田義德君)
野田地区の道路の状況というふうなものも、傷みがひどいというふうなことは十分認識をしております。
今回、三浦産婦人科さんの前から100メートルぐらいを補助と、それとその後、都市計画道路とぶつかるところまでは、水道のそういった工事等とあわせてその後にやるというようなことでの先ほど説明をさせていただいたわけでございますけど、その上部のほうの今おっしゃっていただいたところも、そうした傷み等がひどいというようなことはわかっておりますので、今回は点在的にそうした部分等の補修についてはやらせていただくと。それで、ことしも道路のそうした舗装等をする予算につきましては、昨年は当初予算で1,000万上げておったと。そして補正で1,000万組んだわけです。そうしたことじゃなくて、そうした危険等を伴う道路の傷みというのはもっと本格的に力を入れてやろうというようなことで、今年は当初予算から3,000万、そして補正であと1,000万ほどをお願いしようかというふうに思っておるところでございます。
そうしたこと等も力を入れていきますので。ですから、全体の状況等もございます。
そこの中で緊急を要すると、早急にこれはする必要があるというふうなところから、今までとは違う2倍ぐらいの予算をかけてやろうというようなことで考えております。行っていきたいと思いますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長(山上広信君)
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
随分地域の人にも辛抱していただいてますので、ぜひ早急に、来年度は取りかかっていただきたいと思ってますので、よろしくお願いします。
スクールゾーンのほうは、もう28年度から一部カラー舗装するということでお聞きしておりますので、これも順次進めていただくようによろしくお願いします。
それと、信号機の件ですけど、これは警察の関係があって非常に難しいと自身も思っています。しかし、昔と違って、町長も町民の皆さんも御存じのように、206号線の交通量が非常に多いわけです。それで私が言ったのは、打坂のところからとりあえず港のところまでの交通量が非常に多いわけです。その先も多いのは多いですけど、特に信号機が多いんです。そうすると、近年大きく道路状況が変化してきているんです。それで、私は今回、三浦産婦人科の信号機を挙げてますけれども、元村1の自治会のほうからは、既に御存じでしょうけれども、牛右衛門の前、そして南川橋、そして今度の井手園も大きな変化をされますよね。それと、野田地区からはヤマダ電機の横、そして、浦郷の農協のところ、親和銀行のところ、そして今回の三浦産婦人科の、申請が出てますよね。だから、総合的に、全体的に考えていただいて、1つ、2つは恐らく無理だと思うんですけれども、総合的に、長与を緩和していただいて、やはり、警察との話をしていく場が必要じゃないかなと。1つ2つじゃなくて。そう考えているんですけれども、どうでしょうか。
○議長(山上広信君)
総務課長。
○総務課長(中尾博英君)
事務的なところですので、私のほうからお答えさせていただきます。
議員おっしゃるように、とにかく206号線の渋滞というふうなものは問題として捉えております。そして、ここの、今、古川橋のかけかえの完成によって、湾曲していたところが直線となって、また、交通状況も変わってくると思います。
一応そういったものも踏まえまして、各自治会とか、どちらの方々ともよく話をさせていただいて、そして、そういったものを取りまとめをさせていただいて、警察のほうに改めて要望のほうをしていきたいと思っております。
何分そういったことで、この206号線につきましては、全体的なところで協議をして、そして要望のほうを町としても取り組んでいきたいと思っておりますので、そのようにさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(山上広信君)
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
どこの地域でも大変、変えるのは難しいと思うんです。だからやっぱり、そのように何遍もこう、警察とやりとりしてやっているのにだめだったじゃなくて、全体で考えていかないとこれはだめだと思いますので、ぜひ、早急に警察関係と協議していただいて、なるべく地域から上がった要望については、かなえてあげてほしいと思っていますので、よろしくお願いします。
それと、古川橋の話が出ましたので、これはもう既に都市整備課のほうには言ってますけれども、あそこの橋のそういうのも、国道があって歩道があって、橋のところに手すりがありますね。だから、国道と歩道のところに安全柵がないんです。それで、たまたま私が見たことを言うんですけれども、あの上の車どめみたいになっているところを子供たちが上を歩いていって、こうしているんです。だからぜひ、危ないので、道路側に落ちると交通事故で死亡事故が起こるかもわかりませんので、あれは県と早目に相談されて、やっぱりあの橋の車道側の柵はぜひつくったほうがいいと思うんです。ほかは全部あるわけです。どうですか、その要望を上げていただくことはできますか。
○議長(山上広信君)
都市整備課長。
○
都市整備課長(朝長郁雄君)
お答えいたします。
横断防止柵につきましては、県のほうにちょっと確認をさせていただきたいというふうに考えておりますが、安全対策はなるべく講じなければいけないということはわかっておりますので、そこら付近については、県のほうにもこちらからお願いはするようにいたしたいというふうに考えております。
○議長(山上広信君)
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
では、そういうことで、道路のほうはそれで終わります。
あと、国旗掲揚推進についてですけれども、既に時津町内においては、消防の各分団は既に掲揚していただいております。また、自治会においても回覧等で周知させていただいておりますけれども、今月は自治会公民館連絡協議会において、既に掲揚されている公民館もありますけれども、ここでも議論をしていただくようになっておりますので、このように少しずつではありますけれども、時津町内でも広がってきておりますので、より一層、皆様の御協力をしていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
それと、選挙についてですけれども、教育長のほうからも答弁ありましたけれども、かなり、小中学校で今から指導していくということでしたので、ありがとうございます。
選挙については、一朝一夕にはいきませんので、10月になったからといって、はい、あんた選挙権ありますからやってくださいよと、これじゃ済まないわけです。だから、小学校、中学校も教育の指導をする大事な期間ですので、よろしくお願いして、既に6年生では社会科、中学校では、これも社会科の学習の時間に教えていただいてますけれども、より一層掘り下げた指導をしてほしいなと思っております。
それと、選挙というのは先生の影響力が大きいんです。先生の一言でごろっと考えが変わってきますので、先生方への指導も忘れることなくしてもらいたいし、親が行かないところが多いでしょ。時津は特に投票率が50%を切ってますので、親の指導もついでに、先生の指導と親御さんの指導もこの際してほしいし、親が行かないのに子供が行くわけないんですよね。そう思いませんか、教育長。
○議長(山上広信君)
教育長。
○教育長(相川節子君)
お答えいたします。
まず、先生方にこの選挙の重要性ということについてはさらに指導をしていただきたいということについては、やはり18歳以上というこの選挙のことにつきましては、学校側の教師の指導に対する意識も変わっております。先ほど答弁いたしましたけれども、中学校は特に広く社会事象や政治分野に関心を持たなければならないことを強く投げかけるということで、新聞記事を利用したり、ほかのいろんな話題を提供しながら、この政治参加ということの一つの方法の選挙について、今まで以上に学校現場では意識した指導がなされておると確信しております。
それから、親が行かなければ当然子供も行かないということでございますが、逆に言えば、大人の背中を見て子供は育つということもありまして、大人が選挙に対してもっと意識を持っていただいて、そして、100%に近い参加率で政治参加を行う、そういうことが私は大事ではないかなと思っているんです。
それで、今後のことですけれども、明推協、選管の方々の御協力も得ながら、例えば、公民館の中での講座として選挙に関する講座等を開きながら、そして、議員の皆様方の力もお借りしながら、各地区で選挙参加についての意義についての講座を開いて、一人でも二人でも意識改革ができると、そういうふうなことが先にできるのではないかなというふうに考えております。
○議長(山上広信君)
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
失礼な話ですけれども、小学生とか中学生の親御さんがまず行ってないのが統計的に見ると多いので、我々のような高齢者は結構なパーセンテージがいってますけど、ここら辺がネックなんです、この親御さんたちが。だからぜひ、子供の指導も含めて、親御さんの指導もついでにしていただきたいと思ってますので、よろしくお願いします。
それと、障害者の方々への選挙の支援ですけれども、知的障害者の方で言えば、理解とか思想表示が難しく、投票を諦める方が多いんです。先ほど委員長が言われたのは結果ですよね。今やっていることですよね。私が言うのは、今から先のことを言わせてもらいますけれども。そしてまた、精神障害者の方は人が大勢おられるところには行きたがらない。苦手だと。そして身体障害者の方は投票所に向かうのに、言われたように誰かの補助が必要と。車で連れていったりしなければと。このように、障害者の投票の機会は町の支援次第ではかなり広がっていくと思うんです。やっぱり、障害者の方にも政治参加していただいて、奪うようなことがあってはいけないと思ってますので、実態は、まだ今からこういったことをしてもらわないといけないわけですけれども、この障害者に対しての、私が今言ったことは、今までされてこられましたか。
○議長(山上広信君)
福祉部長。
○福祉部長(前田純孝君)
お答えいたします。
昨年、一昨年の選挙でも、障害者団体の方からの呼びかけで、知的障害者とかそういった方に呼びかけて投票率のアップを行いたいということで、協力していただきたいという呼びかけがありました。
町としても福祉課の職員もそういった障害者の対応に、投票の際には当てるように協力をしたところでございます。
以上です。
○議長(山上広信君)
9番、新井君。
○9番(新井政博君)
そういうのはわかるんですけれども、やっぱり今まで障害者の方々に対する支援が、私は怠ってきたんじゃないかなと断言したいんです。大体そうなんです。だから、ほとんど、障害者の方の投票率は把握されてないと思いますけれども、ぜひ障害者の方にも目を向けていただいて、政治参加を必ずしていただくような方法を今からとってもらいたいと強く要望しておきます。よろしくお願いします。
それと、3月末ぐらいになると思います。恐らく法改正が4月以降となると思うんですけれども、改正案についての内容は、もう総務課とか選挙管理委員会のほうも把握されておられると思いますけれども、これは読んでから質問させていただきますけれども、1つは、幼児及びやむを得ない事情があるものに限られていいということだったですね。そして、聾唖者についても、18歳未満の児童や生徒を連れていけるようにしたらどうかという改正案のことを言っているんです。
2番目に、時間についても、市町村の裁量を、できないと言っておられましたけど、市町村の裁量で時間も場所も拡大できるようになるということも、これも案の中に入れられております。そして、人が多く集まるところ、例えば、時津町だったらジャスコのところとか、その他、10工区の近くとか、たくさんありますので、ここにも投票所を設置するようにできると。
それと、4番目には、自治体全体で、今決められている、野田の人、浦の人は
時津公民館に決められてますけど、仕事の都合もあるでしょうから、全体どこでも投票できるようにすると。5番目は、これは法改正ないですけれども、この4点が法改正の骨子になっているわけです。そこらをよく精査していただいて、今度の参議院選挙、ひょっとしたら衆参同時選挙になるかもわかりませんけれども、ここら辺にはばたばたしないように、今からじっくり考えて、方策をとってほしいと思います。
それと、ポスターも庁舎内にはおかげさまで今たくさん張られています。これはチラシもあるんです。チラシも結構総務省に連絡されたらあると思いますので、これは今度の参議院選挙までにぜひたくさんいただいて、ポスターもたくさんいただいて、それと関連施設も今ポスターを張ってますけれども、チラシも置いておくと。そして、青雲学園とか、鶴南特別支援学校の時津分校、それと盲学校等にもそのようなポスターを張っていただいて、選挙の啓発に。何せ時津町は県下で一番投票率が低いわけですから、だから啓発して、少しでも今申し上げたことを実行されて、投票率を上げてほしいと思っております。
きょうは、以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(山上広信君)
以上で、9番、新井政博君の質問を終わります。
暫時休憩します。
(午後 0時 3分 休憩)
(午後 1時14分 再開)
○議長(山上広信君)
休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。
次に、14番、川口健二君。
○14番(川口健二君)
改めて、こんにちは。
26日から風邪をひきまして、大変具合いが悪い中で初めての経験でしたけど、下半身が全く麻痺した状態でいうことききませんで、家族も大分心配したようでございました。きょう何とか歩ける状態になりましたので、無理して通告書を出しておりましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。
きょう、朝から町長より103億7,000万というかつてない大型予算を提案いただきました。私も総務文教委員ですから、この一般質問が終われば、委員会付託の中で4日間、5日間、審査をさせていただきますけれども、いずれにしましても非常に国家財政窮迫した中で、こういう大型の予算を組んでいく、しかも大型事業を多用していくということについては、町長の苦労も並大抵じゃなかろうという思いも持っております。
そういう中で、私が質問しておりましたのは、ことしは1月だったと思います。身障者の役員ともどもに陳情をいたしまして、その中の一つが視力障害者の、実は音声ガイドです。音声信号機の設置についてであります。
きょうもそれぞれ町長からの答弁もあっておりましたけれども、三浦さんの前とか、ほかにも優先順位をつけて、実は身障者の皆さん方は、ぜひ音声ガイドの信号機のところをつけてくださいと、視力障害者は全くわかりませんということでございまして、特に、日並の方でもう亡くなりました、透析患者で、糖尿で失明されまして、海洋センター側から日並の神社のほうに渡る、いわゆるオサダの入り口、昔そうでした、そのころでした。何としてもつけてくださいと、もう全くわかりませんと。渡っていいのか悪いのか、車が来てるか来てないか、本当に視力障害者になってみてくださいよとまで言われたことがあります。その人はとうとう亡くなりましたけれども。
同じ思いで、視力障害者の方がおられるわけですけれども、特に県立の盲学校の近くにも欲しいということもありますし、視力障害者の方々の辛さ、苦しみ、昨年も申し上げましたとおり、白杖と点字ブロックが頼みなんです。視力障害者にしますと、音声ガイドが頼りなんです。実際、視力障害者にならないとわからないです。私はたった2、3日の間でしたけれども、完全に下半身が麻痺しまして、多分麻痺だと思います。膝が真っすぐにならんのです。体を支えようという意識があるんだけれども、すぐ倒れると。座り込んでしまうという、そういうことを考えまして、私が目に浮かんだのは、大村の亡くなった松本市長でした。松本市長はこうして歩きよったもんなというのを思い出しまして、やっぱり、お互い身障者というのはその身にならんと、健常な時分ではわからんということを改めて痛感しておりますので、ぜひそういう形で、信号機の設置について、大変いろいろと陳情ごとばっかりでございますけれども、ぜひ、何とか視力障害者の皆さんのせつない願いを聞き入れていただいて、この渋滞が、激しい、車両の通過も多い時津の町に何としてもひとつ実現してほしいなと思って、実は質問をいたしたわけであります。
それから、次に、
ふるさと納税の現状と今後ということでございまして、安倍内閣のもとで石破先生を中心とした自民党の政策の
ふるさと納税の問題について、今全国の市町村は大変この問題を真剣に受けとめまして、ひもつきでない、フリーな納税でございまして、ぜひ、これはしばらくは安倍内閣も続けてくれるんじゃないかなと。もしこれをやめたら、それぞれ自民党に対する批判もまた新たに出てくるんじゃなかろうかと。国民受けのする、市町村自体の受けのいい
ふるさと納税については、今後ともぜひひとつ続けてもらいたいという思いを込めてお願いしております。まず、現在の納税額がどの程度かということでございます。
それと、2に
ふるさと納税額の目標額、28年度、新年度中です。新年度はどういう目標額を持っておられるか。
それから、吉田町長の今後の取り組む姿勢。これを知りたいと。
それから、
ふるさと納税も新たに企業関係もできるように、今進められているようでございますけれども、新たな商品開拓といいますか、商品開拓についてどのような考えを持っておられるのか。やっぱり、もうふるさと、ふるさとって、例えば、和牛日本一ということで、川棚町はそうでありますけど、もうどこもそれをやっておるんです。平戸もそうですし、平戸は20億円以上ですか、これは
ふるさと納税のおかげです。今までゼロだった税金が20億になったわけですから、私はすごい財力だと思います。原資になると思います。
そういう面で、商品開拓についても教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(山上広信君)
町長。
○町長(吉田義德君)
それでは、川口議員の御質問にお答えいたします。
1問目の音響信号機の設置についてでございますが、現在、音響信号機が設置されている交差点は、町内に18カ所ございます。
設置場所は、主に、国道206号、207号線及び長崎県立盲学校の通学路上などでございますが、本年3月には西時津郷の町道
西時津左底3号線にも音響信号機が設置される予定となっておるところでございます。
音響信号機の設置につきましては、今年1月に時津町身体障害者福祉協会から優先順位を付して、町内3カ所の要望をいただいておるところでございます。
まず、優先順位の1番として、西時津郷の盲学校正門下の道路と都市計画道路の西時津小島田線が交わるところの横断歩道、2番目が野田郷のさがら整形外科前の横断歩道、3番目が浜田郷の元さかい寿司前の横断歩道でございました。また、これらにつきましては、昨年度も同じ要望が時津町身体障害者福祉協会からございました。
音響信号機の設置につきましては、公安委員会の管轄になりますので、時津警察署交通課へ要望したところ、昨年度の回答では、盲学校正門下の横断歩道は現地調査の結果、視覚障害者の通行量が少ないため、信号機の設置が難しいとの回答でございました。また、元さかい寿司前の信号機につきましても、視覚障害者の通行量が少ないため、音響機の設置が難しいとの回答でございました。
また、さがら整形外科前の信号機につきましては、時津川河川工事に伴い、国道206号が改良中であったため、昨年の時点では対応ができないとの回答でございました。
しかし、陳情いただきました場所への音響信号機の設置につきましては、本町といたしましても必要性があるものと考えておりますので、本年も昨年と同様に、時津警察署へ要望してまいりたいと考えております。
次に、2問目の
ふるさと納税の現状と今後の対応についてお答えいたします。
ふるさと納税の制度は、平成20年に創設され、ことしで9年目を迎えております。
この制度は、地方で生まれ育ち、都会へ出て行った方が、自分のふるさとを応援するという趣旨で始まったものですが、近年、多くの自治体がお礼品を出すようになりまして、寄附をされる方が大きく伸びてきている状況でございます。
本町も昨年の2月からお礼品を送るようにしまして1年を経過しますが、この間、全国の多くの皆様から多額の御寄附をいただいておるところでございます。
そこで、まず1点目の現在の納税額はどの程度かの御質問でございますが、平成27年2月から現在までの寄附金額は、約2億3,000万円でございます。
次に、2点目の
ふるさと納税額の目標額は、でございますが、来年度は、3億円を目標としておるところでございます。
次に、3点目の町長の今後の取り組み姿勢についてでございますが、私としましては、今後とも
ふるさと納税額の増加を目指し、取り組んでまいりたいと考えております。
本町では、お礼品としてミカンやブドウなどの本町特産の農産物や大村湾産のカキなどの海産物のほか、町内事業所が製造・販売する商品や町内店舗が販売する県産品などを送っております。
これらの売り上げ増加により、町内産業の活性化を図りたいと考えており、特に、農産物や海産物につきましては、とぎつブランドの確立のため、この
ふるさと納税を通して宣伝にも努めてまいりたいと考えております。
先ほど、来年度の目標額を3億円と申しましたが、そのためには人気の高い商品の数量をふやすこと及びお礼品の品数をふやすことが有効と考えております。
人気の高い商品では、ミカンやブドウの農産物やカキなどの海産物がインターネットに公開後、短時間で品切れするような状況でございましたので、来年度はできるだけ数多く出していただくよう、農協及び漁協に対しましてお願いをしているところでございます。
この農産物と海産物に関しましては、農業及び漁業に従事されている方々に奨励金を交付するようにしておりますが、この奨励金をよりよいものをより多く生産するために活用していただき、来年度以降、年々数量をふやしていければと考えております。
また、お礼品の品数をふやすことにつきましては、これまでも随時商品の開拓に努めてきましたが、今後とも積極的に取り組みたいと考えております。
最後に、4点目の商品開発についての考え方についてお答えいたします。
お礼品につきましては、まず第1に、町で生産される農産物や海産物であること、第2に、町内の事業所が製造・販売している商品であること、第3に、町内の事業所が販売している県産品であることを条件といたしております。
この1年間は、これらに当てはまる品物を取り扱っている事業所を探しまして、商品構成や発注・発送の手順、代金の決済等、事務的な協議を行い、追加してきたところでございます。
事業所につきましては、西そのぎ商工会からの情報により把握してまいりましたが、町内には、ほかにもお礼品として提供できるものがあると思いますので、今後とも新商品の開発には積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上で、川口議員に対する答弁を終わります。
○議長(山上広信君)
14番、川口君。
○14番(川口健二君)
音響信号機について、まず再質問をさせていただきます。
答弁を聞いておりまして、盲学校の下とか、あるいは、さかい寿司さんの前だったと思いますけれども、視力障害者の交通量が少ないということですね。警察がそういうことを言うということは、もう視力障害者のことは、何名以上ならいいのかということですよね。それを警察自身が、横断歩道を渡るのに安全に渡りたいという視力障害者のお願いを、渡る人が少ないから無理であると。確かに音声ガイドつきの信号機は高いそうです。高いのはわかっておるけれども、じゃあ高いから、あんた方はしょうがないんだと。通る人が少ないから、ここは渡るなというのと一緒です。そこでひかれたら、警察はどうするんですか。ひいた人が悪いというのか、渡っておった視力障害者が悪いとなるか知りませんけど、そういう感覚だから私は納得しないというんです。
本当に、県の障害者、いわゆる差別をなくそうという、昨年議会で議決された、それを長崎県警も公安委員会も知らないんだということです。差別のない長崎県をつくりましょう、健常者も障害者も全く同じ立場なんですよと。そういう事前的な認識を捨てなさいというのを中村知事が願ってつくり、そして議会が認めた差別のない長崎県づくりの、あの条例の骨子なんです。ぜひひとつ、そういうことを含めて、今後とも、町長は幸い、去年もやったけどことしもやりますよと、その必要性を認めてますとおっしゃいましたから、一応心強く受けとめておりますけれども、今後そういう中で、少し突っ込んだ話を時津署とできないのかどうか。あるいは町村会でできないのかどうかです。そうしないと、長崎県の障害者と健常者の差別をなくすという、あの条例はどうなるのですかということです。長崎県の執行機関の一つが県警本部であり、そして、それぞれ24署ですか、今あるのは。県内の警察署。それと公安委員会です。そういうところが、通る人が少ないから無理ですと。特に私がこれを何で強く言っているかというと、町長御承知のとおり、長崎県には独特の、いわゆるそういう障害者の学校があるからということを僕は言うんです。ほとんど視力障害者です。そういう方々はあの学校に行って何を学ぶか。最終的には福岡にある専門学校に行って鍼灸師の免許を取って自活していくという道を選んでおるわけです。
ぜひ、そういう、時津はよその町と違う、そういう視力障害者の教育をする県立の盲学校があるんだということを前提で時津署と話し合いをしていただきたい。
なおかつ、どうにもならんときは町村議会でぜひ対応していただきたい。これは議会の内部の問題ですから、議長にもお願いしておきたいです。県の議長会でもこの中村法道知事がつくり上げた、県議会が満場一致で認めた、障害者の差別をなくすという意味で、これはもう町議会も町村会も一緒です、町長も。ぜひひとつ、そういうことがないように、県の団体レベルで考え方を改めていただきたい。それをひとつ、この際議長にも、この議場からお願いしておきたいと思います。
次に、
ふるさと納税の問題についてでございまして、時津のブランド化を図りたいということです。ブドウの生産者、ミカンの生産者、それぞれいらっしゃる。アスパラも、かつてほどはないにしても、今でもおられるということでございます。そういう意味で、少しこの
ふるさと納税を機に、それぞれの生産者にちょっとテコ入れをしていただきたいなと。テコ入れをしていただいて、そして、よりいい商品、特にブドウについては、甘い、うまいと言われております。これは全部じゃないです。やっぱり、差はあるんです、食べてみて。だから、これが味が統一化できるような技術を、ノウハウを確立していくと。ミカンにしてもそうです。そういうことで、よそに負けない巨峰をつくる、ミカンをつくるということ。それと、いわゆるナマコですね。ナマコも大村湾の独特のものですけれども、確かに、私は瀬戸内海のナマコも食べてみました。やっぱり、長崎の大村のこの湾内のナマコを食いつけていると言われればそれまででしょうけど、やはり柔かいし甘いし、うまいです。だからそういう面で、外にもそれで毎年上がっておりますけれども、大村湾のナマコの何倍という大きさです。もともとが。これがちょっと弱ってきますと、昔の洗濯機のあれにだらっと伸びるぐらい。私はかつてナマコを売ったことがありますからわかるんですけれども、そんな状態であります。大村湾のナマコも、ひとつ漁協と十二分に協議をしていただいて、どうしたら生産性が上がっていくのか。そういうのも含めて、この際、特に地場の漁業関係、地場の農業関係の、ブドウ、ミカンについてはこの際、時津町がテコ入れしていただいて、少し金もつぎ込んでいただいて、例えば、きょう言われておりましたけれども、2億3,000万、28年度は3億円と言われましたけど、その1割でも2割でもいいじゃないですか。できる限りを当面の投資として、私は予算を生かしていただいて、ぜひ、時津はブドウがうまい、ミカンがおいしい、ナマコなんか特にいいよというものを確認してもらえればありがたいと思います。
それと、町長が答弁されました、町内の企業で生産しているもの、物品、これについても力を入れたいと言われました。まさにそうです。ぜひひとつ、そういう意味では、町内にもいろんな製造している、例えば、7工区に行けば、ブランドのパッケージをつくっている会社もあります。これは有名なもんです、このパッケージ、有名なブランドの、世界的なブランドのメーカー、売っているところがオーダーしてくるわけですから。そういうことを考えて、ぜひひとつ、企業が至らんところは時津町が協力して、幅を広げていくと。シフトを広げていくという形で企業を応援してやるということを企業の町としての時津は、私は何もおかしくないし、何も責任問われる人はないと思います。
ぜひひとつ、そういう形で、世界的な特許商品と言われるやつを、かつて、今でもそうだと思いますけど、長崎市ですか、新東工業ですか、あるいは美装ですか、何社かあります。ぜひ、これを機に、商工会等を通じてでも、そういう会社と談じ合いをしていただいて、どうしたらいいのか。どうして伸ばしていくのか。時津は企業の町らしいということを必ず定着させていただいて、やるようなこと考えていただきたいと思うんですけど、改めて、そういう企業と言いますか、時津の企業としての産品をどのように扱うかということについて、改めて町長の言葉をいただきたい。
○議長(山上広信君)
町長。
○町長(吉田義德君)
お答えいたします。
ただいま議員申されましたように、この
ふるさと納税制度というものを国がさらに推進をするということを表明しましたので、私は去年の2月から、じゃあ私のほうも、趣旨は趣旨として、そういうふうな国の方針にのっとって、これを進めていくということで、方針転換をやりました。
そして、今申しましたように、
ふるさと納税にお礼品を送るということを進めてきまして、現在、1年ぐらいで2億3,000万ほどの納税をいただいたというところでございます。
こうしたことで、今後ともこの
ふるさと納税を通じて、そして、町内産業の活性化を図っていくというふうなことを私としては第一義的に考えております。
そういうこともありまして、特に今取り組んでおりますのは、もう議員も御承知のように、農産物等に対しての奨励金、そして、海産物等に対する奨励金というふうなものにつきましても、そうした取り組みを進めております。
昨年はブドウ部会等でこうした
ふるさと納税にお礼品としてその産品を出していただくということがございましたので、私は出していただいたこの
ふるさと納税、私どもが約50%のお礼品をお返ししています。それから送料等がかかります。そうしたものを除きますと、約35%程度は町に残るということになりますので、私はこうしたところから農産物とか海産物、こうしたところから出てくるものにつきましては、その35%は全てその部会に還元をするというふうなこと等で考えまして、そしてさらにそれに1.5倍して、そして町のこうした産物等の特産品か、あるいは農業者等におきましても、だんだん高齢化をしていく中で、後継者もいないというふうなことになってくるもんですから、そうしたものにテコ入れをさせていただきたいということでやっております。
それで、そのいただいた、そうしたお礼品等につきまして奨励金を出す。これは、生産コストの削減に使ってくれというふうなことで、会食とかいろいろのものについては、また別の補助を考えるので、これについては、そうした産品等をつくっていく中でコストを削減する、例えば、農薬とか肥料、こういうふうなものに使ってくれと。そして、そうした中で、農業をしておってでもある程度もうかっていくんだというふうなこと等で、後継者にもつなげていけるようなものにしてくださいということ等で、今事業を進めております。
今、ミカン等も出していただいております。このミカン等につきましても、今農協の青果所、ここを通って糖度等がいろいろ関係してくるもんですから、ここでそうしたこと等に基づいて、出されたものをやっているわけですけれども、私はこれについても、時津町で生産される品物に名前を売って、時津町の特産物になるようなものをできないかというふうなこと等につきましても、今後農業者とも話をしていきたいというふうなこと等で思っております。
また、海産物等につきましても、今、カキとか、あるいは、コノコ、コノワタとか、あるいは、アジの開きとか、いろいろなものを出していただいておりますけれども、こうしたものにつきましても、まだ大村湾の海産物には、全国に送る中で非常に魅力のあるものがあるんじゃないかと。そういうふうなものにつきましても、こうした産物等でいただいたものについての奨励金をするように、もう要綱を決めておりますので、そういうふうなところでやっていきたい。そしてまた、海産物等の奨励につきましては、漁協と話をして、これとは別にそうしたもの等については取り組んでいきたいと。そして、町内産業の製品というふうなものにつきましても、いろいろ出していただいております。ただ、まだ掘り起こしがあるというふうに思っております。そうしたもの等についても商工会と協議をして、そして、新たな品物の開発を進めていきたいと。
昨年、産業まつりを、今までとはスタイルを変えて、そして、時津町の特産品の奨励をする、PRをするというようなことを主眼にした産業まつりに変えてくれというようなことでお願いをしておりまして、それが昨年そうしたことで実施をしていただきました。この中で、昨年は食をテーマにした産業まつりをやったんですけれども、非常に好評でございました。
私は、これも産業まつりの1日、2日の売り上げ、そういうふうなものにとどまらず、非常に時津にはおいしい食も、そうしたお菓子類もあるんだというようなことを今後もっと発展させて、それを契機にほかのいろいろなものに展開をしていくべきじゃないかというふうなこと等もございます。
そうしたことにつきましても、商工会の方と話をしていきたいと。そしてまた、今、地方創生というようなことで、地域の活性化というようなことを主眼においてやっておりますので、いろいろな企業等に対しましても、今御指摘があったようなことも含めて、今後取り組みをしていきたいというふうに思っておるところでございます。
○議長(山上広信君)
14番、川口君。
○14番(川口健二君)
町長の答弁をいただきまして、この
ふるさと納税についても大変心強く受けとめました。ひとつこれを機に、時津は企業の町だと。その企業から生産されるもの、あるいは、もともと第一次産業の町ですから、ブドウ、ミカン、これについてもよりブランド名の高い、いい品質のもと、生産者と時津町と農協、もしくは漁協、あるいは部会、一緒になって、少し金をかけて、投資して、新しいものを生み出すというようなことを考えていただければありがたいと思いますので、どうぞ町長、今の御答弁をぜひ実現していただいて、5年後、10年後に、時津の生産者が、「町長、よかったですよ、おかげさんで、考えを切りかえて、こんないい生活をできると思ってなかった」というようになるように御指導いただきたいと思います。どうぞひとつ、今後大変御苦労はされると思いますけれども、荒れ地がふえている時津町でございますので、これ以上荒れ地がふえないように、ぜひひとつ御指導いただきたいと思います。
それと、農業委員会の存在というのは、時津町にとってみれば、それぞれ大事な機関であります。ぜひ農業委員会も、ただ、私がいつも言ってきた、農業の土地の転用だけじゃなくて、農業政策の振興というものをもっと表に出していただきたい。その旨の指導も私はしていただきたいと思うんです。そうしないと、本来の農業委員のあり方というのは、どうしても崩れていっています。ぜひひとつ、そういうことで、農業委員会をこの際、農協と農業委員と時津町と部会が一緒になって、新しいブランドを確立するということをぜひ努力していただきたい。これを特にお願いしておきたいと思います。
それから、音響信号機については、もう大体、今のような状態で、町長も今後とも取り組みたいと、今後とも努力するということを言っていただきました。ぜひひとつ、障害者のために、特に音響信号機は視力障害者のために、これはもう、音声ガイドは一番命ですから、そこだけは町長、忘れずに、時津署とも話し合いをしてください。
それと、言いましたとおり、町村会でも出していただいて、音声ガイドを必要とする視力障害者が少ないからという、そんな失礼な言い方で予算を削ってもらったら困ります。ぜひひとつ、そういうことで、今後とも町村会を通じて、そういうことのないように、県の条例は、いわゆる、差別がない、差のない社会ということを目指したのが、中村知事の長崎県の条例ですから。ぜひひとつ、今後それも含めてお願いしておきたいと思います。
もうこれ以上の答弁はいただきませんので、今後ともひとつ、私もこの問題については十分関心を持ってまいりますけれども、町長の最大の努力をお願いいたして、終わります。ありがとうございました。
○議長(山上広信君)
以上で、14番、川口健二君の質問を終わります。
次に、4番、濱﨑幸德君。
○4番(濱﨑幸德君)
皆さん、こんにちは。公明党の濱﨑でございます。
通告書に従いまして、質問をさせていただきます。
その前に、まずお礼を言いたいのは、鳴鼓小学校のトイレの予算がまた付いたということで、これでもう小学校は、みんなトイレがきれいになったということで、あとは、今度中学校のほうをぜひ、また予算をつけていただきたいと思っております。
では、まず第1問ですけれども、
障害者優先調達推進法の厳守について。
平成25年4月1日から施行された
障害者優先調達推進法は、独立行政法人及び地方公共団体等が、物品等の調達に当たっては、優先的に障害者就労施設等から物品等を調達するように努めなければならないという法律であります。地方公共団体は毎年度、障害者就労施設からの物品等の調達方針を作成するとともに、当該年度の終了後、調達の実績を公表することになっております。
私は、平成26年9月議会で優先調達推進法について質問させていただきましたが、そのときは、まだ町として策定していない状態であり、質問により数値目標を年度内までに作成するとの回答を引き出せました。
そこで、本町における優先調達推進法の取り組みについて、改めて質問いたします。
①平成26年9月に質問したときは、優先調達推進法が施行されて1年以上経過していたが、なぜ数値目標が出ていなかったのか。
②質問により数値目標を年度内までに策定するとの回答であったが、数値目標と実績を年度別に教えていただきたい。
③町としてのこれからの新しい取り組みはあるのか。
④調達の実績の公表はどのようにするのか。
⑤優先調達推進法ができて2年になるが、障害者就労施設に足を運び、施設の実態調査をしたことがあるのか、ということです。
そして、大きな2番ですけれども、全国学力・
学習状況調査についての学校教育課の取り組みについて。
毎年4月に行われている全国学力・
学習状況調査では、長崎県は全国平均を毎年下回る結果であり、県内の市町村別の成績では、毎年長与町が小学校、中学校とも全国平均を上回る成績を残していますが、隣町である時津町の成績は、平成27年度においては、中学校の国語B、数学A・Bと理科が全国平均を上回っておりますが、中学校の国語Aと小学校においては、全教科が全国平均を下回っております。
テストの成績が全てではないというのはわかっておりますが、学校教育課や現場の先生たちの日ごろの努力もわかりますが、平成26年度、平成27年度と我が町は同じような成績であり、改善の余地があるのではないかと思い、質問させていただきます。
①教育委員会としては、全国統一学力テストをどのように捉えているのか。
②27年度、26年度の結果の分析はできているのか。また、教育長としての見解は。
③他県では学力向上対策委員会などができているが、時津ではできているのか。
④ICT設備によりほかに比べて学校環境が充実してきており、これからは教育の町として発展していくべきだと思うが、見解を教育長及び町長にお願いいたします。
以上です。
○議長(山上広信君)
町長。
○町長(吉田義德君)
それでは、濱﨑議員の御質問にお答えいたします。
その前に、ただいま、学校のトイレ等の改修についての予算が確保されたというようなことで、お礼の言葉がございましたけれども、私のほうといたしましても、このボートピアの益金というふうなものを、学校教育の環境整備に一部使わせていただくというようなことで、議員皆様の御理解をいただきまして、そして、学校のICT化、電子黒板の導入、そしてまた、今回、便所等の改善というふうなことにも使うことができたというようなことで、お礼を申し上げたいというふうに思っております。
今後とも、そうした資金等を活用しながら、よりよい教育環境の整備というふうなものを進めていきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、濱﨑議員の御質問にお答えいたします。
2問目の全国学力・
学習状況調査についての学校教育課の取り組みにつきましては、一部私が答弁した後に、教育長がお答えいたします。
1問目の
障害者優先調達推進法の厳守について、1点目の数値目標についてでございますが、本町の障害者優先調達方針を策定するに当たり、町内にある障害者就労施設との協議を重ねた上で、各施設が提供できる物品等を調査し、各課への情報提供を行い、調達可能な物品等を把握し、調達物品等の数値目標を設定いたしました。
そのため、昨年、議員から御質問いただいたときには、まだできておりませんでした。
次に、2点目の年度別の数値目標と実績についてでございますが、平成26年度につきましては、数値目標が60万円で、実績は75万1,560円、平成27年度につきましては、数値目標が70万円で、実績は12月末までで114万8,228円となっております。
次に、3点目の町としての新しい取り組みについてでございますが、本町といたしましては、調達実績を拡大することも重要であると考えておりますが、就労者の技術支援の観点から、新たな調達物品及び役務の発注に心がけております。今年度につきましては、新たに公用車の洗車作業委託、文化祭開催の際の参加賞の物品を発注いたしました。今後も、町内にある障害者就労施設と協議を行い、各施設が提供できる物品等の把握に努めてまいりたいと考えております。
次に、4点目の調達実績の公表についてでございますが、調達実績はホームページで公表することといたしております。
平成26年度につきましては、平成27年8月に公表いたしました。平成27年度につきましては、平成28年5月ごろに公表する予定といたしております。
次に、5点目の障害者就労施設の実態調査についてでございますが、本町が障害者就労施設に発注をする際、担当課のほうで作業所などそれぞれの現場確認を行っているところでございます。
次に、2問目の全国学力・
学習状況調査についての学校教育課の取り組みについての4点目、教育の町としての町長の見解についてお答えいたします。
本町では、人口減少に歯どめをかけるためにさまざまな施策を盛り込んだ時津町総合戦略を昨年9月に策定いたしました。
この総合戦略の中で、教育環境の整備による地域の活性化を挙げ、時津町の魅力向上を図り、定住化の促進につなげていくことといたしております。
そこで、国からの地方創生交付金やとぎつっ子の教育環境を整備する基金を活用して、昨年8月に町内全小中学校に電子黒板やパソコンなどのICT機器を設置したところでございます。
平成28年度も引き続き、ICT支援員を継続して配置するほかデジタル教科書の購入や全小中学校へのサーバーの設置などを予定いたしております。
また、今回整備したICT機器を子供たちだけではなく、大人の皆様にも活用していただくため、小学校や幼稚園などでメディア安全講演会を行ったり、長崎外国語大学と連携した英会話教室なども行っているところでございます。
今後とも、昨年10月に定めた時津町教育大綱に基づき、心豊かにたくましく生きる子供たちの育成や、町民の皆様が生涯にわたり生き生きと暮らす生涯学習社会の創造に努め、家庭や地域の教育力を高めてまいりたいと考えておるところでございます。
以上で、濱﨑議員に対する答弁を終わります。
○議長(山上広信君)
教育長。
○教育長(相川節子君)
それでは、濱﨑議員の2問目の全国学力・
学習状況調査についての学校教育課の取り組みについてお答えいたします。
まず、1点目の教育委員会としては、全国統一学カテストをどのように捉えているかについてですが、児童生徒の学力、学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることが全国学力
学習状況調査を行うことの意義だと考えております。各学校においても、学習課題を把握し、児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てられなければなりません。この調査で児童生徒の学力の全てをはかることができるとは考えておりませんが、調査から課題を徹底的に検証し、改善に向けて次の対策を考えるよう伝えております。学力向上は学校現場に課せられた使命であり責務だと考えております。
次に、2点目の27年度・26年度の結果の分析はできているのか、また教育長としての見解は、についてですが、結果を分析し、改善に生かすことが本調査の目的でありますので、平成26・27年度についても時津町として結果の分析を行い、課題を捉え、改善に取り組んでおります。
濱﨑議員の御指摘のとおり、今年度は中学校の国語B、数学A・B、理科については全国平均を上回ったものの、その他については全国平均に達しませんでした。また、分析の結果、小学校、中学校共通した課題として、国語では「根拠を明らかにして自分の考えを書くこと」、また、算数・数学では「理由を説明すること」など書くことについてつまずきが見られましたので、全ての教科において書く活動の充実が図られるよう指導をしております。
今後も児童生徒の学力、学習状況の把握・分析を行い、課題改善に努め、小・中学校9年間でしっかりと児童生徒を育て、さらに学力向上を図っていきたいと考えております。
次に、3点目の他県では学力対策委員会などができているが、時津ではあるのか、についてですが、時津町においても各学校の学力向上担当を集め、年間2回の学力向上委員会を行っております。
教育委員会において、全国学力
学習状況調査だけでなく、県学力調査、NRT標準学力検査の結果を分析し、本町の学力の状況及び課題を捉え、校長会、教頭会、学力向上委員会で示しました。
これを踏まえ、各学校においてはさらに結果を細かく分析し、学力向上プランを作成し、学力向上に取り組むよう指導しております。また、確実な取り組みがなされるよう、各学校の取り組みや進捗状況について情報を共有し、情報交換も行っております。
具体的には、算数の指導ではチームティーチングや少人数指導を積極的に取り入れ、習熟度別学習を実施するなど、個に応じた指導の充実を図ったり、根拠となる事柄を明らかにして考える力を高めるために子供たちが問題から読み取ったことを線分図などに表わし、説明することを徹底するなど、それぞれの学校で課題改善に努めております。
また、今年度は、家庭学習の充実を本町共通の課題として捉え、発達段階に応じた家庭学習のあり方について協議を行い、よりよい自主学習の例を取りまとめ、各学校に配布いたしました。学校では、これらの自主学習の例を児童生徒、保護者に示し、学力向上プランに掲げる家庭学習の時間の確保や宿題プラスの家庭学習に取り組んでおります。
次に、4点目のICT設備によりほかに比べて学校環境が充実してきており、これからは教育の町として発展していくべきだと思うが、教育長の見解は、についてですが、今年度、普通教室に電子黒板が整備されるなど、ICT機器が導入され、教育環境が充実いたしました。また、ソフト面では、長期休暇等を活用した土曜学習の実施について現在研究を行っているところでございます。
今後も、さらなる教育環境の整備充実を図るとともに、「夢や志を抱き、ふるさと時津を拓く人づくり」を目指して、家庭や地域など町を挙げて、ともに学び合い支え合う教育風土を醸成し、自己成長の原点であるふるさと時津を愛し、ふるさと時津の発展を志向する人材や創造力・国際性を備えた人材育成に努めてまいりたいと考えております。
以上で、濱﨑議員への答弁を終わります。
○議長(山上広信君)
再質問ありませんか。
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
どうもありがとうございました。
まず、優先調達推進法の厳守ということで、平成26年の9月に私が質問をしたときに、まだ施行されていなかったということで、数値目標がそのときは出ていなかったということでしたけれども、これはもうちょうど施行されてから1年以上たっていたんですよね。そのときにもできてなくて、実は、この質問をしたのは、障害者施設の方から、時津町はなかなか目標が出ないということで、ぜひ質問をしてくださいということであったんですけれども、実際は、自分が質問してから数値を出したんじゃないかなと思うところがあるんですけれども、それはいかがですか。
○議長(山上広信君)
総務部長。
○総務部長(田口房吉君)
私のほうから少し事務の流れについて説明をさせていただきたいと思います。
確かに、議員がおっしゃるとおり、少し動きが遅かった部分は申しわけないと思うんですが、25年の4月ですか、国のほうが調達の基本方針というふうなものを出されて、その後、各自治体等もこの検討に入ったかと思うんですが、9月のほうでは、まだちょっと間に合ってなくて、まだ内容の調査とか、どういった形で公表するのかとか、そういった検討をまだしていたというふうに聞いております。
その後、一定の各課の予算等も確認をしまして、2月ぐらいだったと思いますが、うちのほうの方針を決めまして、公表をさせていただいたというふうな状況でございます。
以上でございます。
○議長(山上広信君)
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
わかりました。なかなかそうやって、その取り組みがちょっと遅かったんじゃないかなと思います。
自分がそれによって調べたときには、もう長崎市も西海市も長与もそういうふうな数字が出ていたということで、時津はないということで質問をしたということです。ぜひ、特に当事者と言いますか、障害者の施設の方から言わせれば、こういう法律がようやくできたんだから、してくれないかなということで、待っていてもなかなか出なかったということであったと思いますので、ぜひ、この辺は早目に動いていただきたかったと思います。
今回、ようやくこうやって数字が出たということで、よかったと思います。
数値目標が60万で75万ですかね。次が70万に対して114万と。これは、多分国体があったから、ちょっと多かったんじゃないかなと思うんですけれども。目標というのは大体どういうふうに立てるのか、教えてください。
○議長(山上広信君)
総務部長。
○総務部長(田口房吉君)
私のほうから説明をさせていただきたいと思います。
まず、国体のほうは、また県との協議の中でずっと進めておりまして、直接はこの調達法には関係してなかったかとは思うんですが、町内でいろいろと物品等を扱う場面というのはございます。ですから、こういったものについて、町内の障害者団体等で取り扱えるもの、こういったものを調査して発注をかけさせていただいているというふうなことで、ですから、年々中身について精査しながら、ほかにできないだろうかというふうなことを毎年協議をしまして、目標は上げているというふうな段階でございまして、町長の答弁にもあったと思いますが、例えば、町用車の洗車とか、花壇の草取り等の簡単な部分というふうなものは優先して発注しようというふうなことで、26年度よりも27年度がまた伸びてきたというふうなことで、今後も伸ばすように努力をしていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(山上広信君)
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
わかりました。ありがとうございます。
この調達の実績の公表というのは、ホームページでされているんですよね。ちょっと自分も調べ切らんでですね。ということは、調達の推進に関する方針というのをちゃんと書いているんですかね。
○議長(山上広信君)
総務課長。
○総務課長(中尾博英君)
事務的なところなので、私のほうからお答えさせていただきます。
調達の方針と、そしてその結果の公表というふうなものを2つ合わせてホームページのほうで公表しております。
まず調達の方針が決まりますので、調達の方針が決まった年度当初のほうで調達の方針をホームページで公表させていただいて、その年度が終わりまして、その結果というのが出てまいりましたら、終わった後の、大体5月ぐらいになるんですけれども、そのあたりで結果の公表をさせていただくようになっております。
○議長(山上広信君)
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
どこでもこの方針のホームページを見ると、担当窓口が福祉課になっているんですが、時津はなぜ総務課なんでしょうか。お願いします。
○議長(山上広信君)
総務部長。
○総務部長(田口房吉君)
お答えさせていただきます。
各自治体、いろいろと窓口の選択というのはあろうかと思うんですが、契約担当を総務課のほうが持っておりまして、幅広く各課に呼びかけるという都合が、本町の場合は総務課のほうがよかったもんですから、総務課のほうに置かせていただいております。
以上でございます。
○議長(山上広信君)
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
ぜひ、またこれからも障害者施設に優先的に注文していただきたいと思っております。
続きまして、学力・
学習状況調査についてですけれども、27年と26年の分析でいきますと、全く時津が数字が変わってないんですけれども、これは25年も24年もですか。わかりますか。
○議長(山上広信君)
教育次長。
○教育次長(請田和則君)
お答え申し上げます。
申しわけございません。24、25年度の結果につきまして、この場に持ち合わせておりません。内容につきまして、確認できましたらお知らせするようにいたしますので、お願いいたしたいと思います。
以上です。
○議長(山上広信君)
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
自分も26年、27年しかなかなか出し切らなくていたんですけれども、全く特徴や改善された点というところが、どの市町村も余り変わらないような感じで書かれているんです。時津なんかは、読むこと、書くことが改善、学校が楽しいと感じている子供が非常に多いというのが書いてあります。27年度も学校を楽しみにしている子供の割合が高いと。中学校の数学、理科で基礎的な知識、技術が定着ということが書いてありますけど。
確かに、こう書かれているのを見ると、子供たちは喜んで学校に、楽しんで来てるんだなというのはわかりますけれども、やはり、この学力調査というのは、先ほどからもずっと言ってますけれども、点数というのはおかしいのじゃないかなと私も思っておりますけれども、なかなか改善ができない。そして、隣の長与町は全部の成績が上がっているというのは、どこが違うのかなと思いながら私も考えておりました。
この調査の目的というのが、義務教育の機会均等とその水準の維持・向上の観点から全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握し、分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善に役立てると。さらにそのような取り組みを通じて教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立するというのが目的だそうですけれども、成績というのはすぐぱっぱっと出るものじゃないと思うんですけれども、26年、27年が全く数字が一緒だというのは、先生たちも努力をされてらっしゃると思うんですけれども、もう一度努力する目標があるんじゃないかなと思います。例えば、長与で言いますと、夏休みに、もう退職された先生が長与の老人福祉センターの1階ホールを借りて、エアコンのきいた部屋で自主学習をするということを社会福祉協議会でしているということを、ちょっと自分も資料として入れています。時津もやはりそういうふうに、夏休みもありますし、やはり、学力を上げるために何か施策というのを考えられているのかどうか、ちょっとお願いいたします。
○議長(山上広信君)
教育長。
○教育長(相川節子君)
お答えいたします。
先ほどの24年度の結果はないかということでございましたが、手持ちに資料がございました。
24年度は、小学校は平均より上です。そして、中学校のほうも全国平均、長崎県平均よりも上でございます。両方ともです。一応それをお答えさせていただきます。
それから、次に土曜学習、先ほどちょっと研究をしていると申し上げましたが、3月に退職校長及び塾講師経験者で実行委員会を立ち上げまして、そして、夏休みにまず土曜日を入れた1週間程度を、今のところはっきりは申せませんが、大体小学校高学年と中学校1年の児童生徒を対象に、算数・数学を主に募集を行って、そして、楽しく、エアコンのきいたところで学習をしようかと、そういうふうな計画の話し合いを今後3月の中旬に集まって、これからの方針を検討するということになっております。
そして、でき得るならば、夏休み、うまくいけば、それからずっと土曜日、月2回、2時間程度を、ずっとそういうふうに土曜学習という、寺子屋塾でもいいんですが、そういう名目で子供たちに少しでもわからないところを教えて自信をつけさせるという、そういうふうな学習の場を提供していきたいという、そういうふうなことで今研究中ということを申し上げました。
○議長(山上広信君)
4番、濱﨑君。
○4番(濱﨑幸德君)
ありがとうございます。
やはりそういうふうに時津も頑張っていただければ、うれしい限りです。
やはり、先ほどの質問でもしましたけれども、時津のICT設備をそろえて、今からは教育の町としても頑張ってもらいたいなと思っております。
実は、長与第二中学校が全国で一遍一位になったことがあるということで、第二中学校の周りにマンションが建って、そのマンションの売りが第二中学校の校区内ですということで、すぐ売れたというのがあります。
やはり教育というのは、町が栄えるし、町のためになると。また、子供のためになるし、時津から優秀な子が育つことによって、また時津が栄えるんじゃないかと思っております。
そういうことで、質問の中にも教育の町として発展していくべきじゃないかということで質問をさせていただきました。
町長も、また教育長も、今から教育の町としてICTを充実させながら、また先生たちも今度は子供たちのために時間を割いてでも勉強をさせていただくということで聞いてますので、楽しみにしながら、今回は質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(山上広信君)
以上で、4番、濱﨑幸德君の質問を終わります。
次に、3番、川原貴光君から質問が出ておりましたが、本日、本人が欠席でございます。会議規則第61条5項により、通告の効力が失われました。
これで、本日の日程は全て終了いたしました。
明日も定刻から本会議を開き、一般質問を行います。
本日は、これで散会します。
(散会 午後 2時20分)...