令和 6年 3月 定例会(第1回)第1日 2月22日(木曜日)出席議員(18名) 1番 寺澤佳洋君 11番 隈部和久君 2番 松本添花君 12番 林田久富君 3番 日向栄司君 13番 松永忠次君 4番 井上修一君 14番 小嶋光明君 5番 田中克彦君 15番 黒岩英雄君 6番 末続浩二郎君 16番 7番 永池充宏君 17番 吉岡 巖君 8番 酒井光則君 18番 田中次廣君 9番 中村哲康君 19番 吉田幸一郎君 10番 高木和惠君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長 松本政博君 建設部長 柘植善和君 副市長 山口周一君 環境水道部長 溝田勝幸君 教育長 松本弘明君 教育次長 五島裕一君 総務部長 米田伸也君 総務秘書課長 隈部修司君 地域振興部長 山口篤弘君 財政課長 石川伸吾君 市民生活部長 北村哲也君 会計管理者 吉田英雄君 福祉保健部長 栗田一政君
農業委員会事務局長 小渕 忍君 農林水産部長 内田繁治君
監査委員事務局長 松尾修一君
議会事務局出席者 局長 松藤義孝君 次長 高原洋君 書記 吉武洋謙君第1回
定例会議事日程 第1号 令和6年2月22日(木)午前10時開議日程第1
会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 議長報告日程第4 雲仙・
南島原保健組合議会議員の選挙について日程第5 施政方針 (提案理由説明、質疑、
委員会付託省略、討論、採決)日程第6 議案第1号 南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について (提案理由説明)日程第7 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて (令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号))日程第8 議案第2号
南島原市ふるさと応援寄附条例の一部を改正する条例について日程第9 議案第3号
南島原市コミュニティ原城条例の一部を改正する条例について日程第10 議案第4号 南島原市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第5号
南島原市漁港管理条例の一部を改正する条例について日程第12 議案第6号
南島原市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について日程第13 議案第7号 南島原市自然環境、景観等と
太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について日程第14 議案第8号
南島原市公共下水道条例の一部を改正する条例について日程第15 議案第9号
南島原市社会体育施設条例の一部を改正する条例について日程第16 議案第10号 財産の処分について(旧
深江学校給食センター)日程第17 議案第11号 市道路線の廃止及び変更について日程第18 議案第12号 令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第10号)日程第19 議案第13号 令和5年度南島原市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)日程第20 議案第14号 令和5年度南島原市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第21 議案第15号 令和6年度南島原市
一般会計予算日程第22 議案第16号 令和6年度南島原市
国民健康保険事業特別会計予算日程第23 議案第17号 令和6年度南島原市
後期高齢者医療特別会計予算日程第24 議案第18号 令和6年度南島原市
水道事業会計予算日程第25 議案第19号 令和6年度南島原市
下水道事業会計予算日程第26 報告第1号 専決処分の報告について (南島原市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について)日程第27 報告第2号 専決処分の報告について (損害賠償の額の決定について)日程第28 報告第3号 専決処分の報告について (南島原市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について)日程第29 報告第4号 専決処分の報告について (
南島原市営住宅条例の一部を改正する条例について)日程第30 報告第5号 専決処分の報告について (南島原市監査委員に関する条例の一部を改正する条例について)日程第31 報告第6号 専決処分の報告について (南島原市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について)日程第32 報告第7号 専決処分の報告について (南島原市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例について)日程第33 報告第8号 専決処分の報告について (損害賠償の額の決定について)日程第34 諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について日程第35 諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦について日程第36 諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について日程第37 同意第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第38 同意第2号
固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第39 同意第3号
固定資産評価審査委員会委員の選任について 午前10時00分 開会
○議長(吉田幸一郎君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は18名であります。 地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、これより令和6年第1回
南島原市議会定例会を開会いたします。 会議に先立ちまして、謹んで報告いたします。
南島原市議会議員井上末喜議員は、去る2月4日に逝去されました。誠に哀悼痛惜の極みでございます。 つきましては、
林田久富議員から弔意を表するための発言の申出があっておりますので、これを許します。
林田久富議員。
◆12番(林田久富君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 議長のお許しを得ましたので、去る2月4日に御逝去されました故井上末喜議員に対しまして、
南島原市議会を代表し、謹んで追悼の言葉を申し上げます。 その日の夜、突然にあなたの訃報を知らされ、誰もが驚きとともに深い悲しみに包まれました。今こうして議場を見渡しても、あなたの姿はありません。信じ難い現実を受け入れなければならないと思うと、言いようのない寂しさが込み上げてまいります。 年明けの成人式や出初め式に出席されており、少し体調が悪いと言われておりましたが、まさかこのようなことになるとは思ってもおりませんでした。本当に残念でなりません。 隣町で、仕事の関係もあり、若い頃からの飲み仲間でもありました。お互い議員となって活動をしておりましたが、私にとって気心が知れた末喜さんは、存在の大きく、頼りになる先輩でした。今は心に大きな穴が空いたように感じております。 あなたは、平成11年に口之津町の議員に初当選をされ、平成18年からは南島原市の議員として、本日まで合わせて24年余りの長きにわたり政治の世界に身を置かれ、郷土の発展のために御尽力をされてきました。この間の誠実さと行動力は、誰もが認めるところでございます。 特に、平成30年6月からの4年間は副議長としてその重責を立派に務められ、当時議長であった私を支えていただいたことは感謝の念に堪えません。 人が好きで、動物も好きで、親しみやすくユーモアもあり、人との関わりを大切にされていたお姿が今でも目に浮かびます。あなたの周りには、いつも多くの人が集まっていました。多くの仲間や支援者に愛され、幸せな議員生活を歩まれたのではないかと思います。 まだまだこれからそのお力を発揮して活躍していただかなければならないのに、志半ばで人生の幕を下ろさなければならなかったことは、御本人はもとより、奥様をはじめ御家族の無念さはいかばかりかと心中を察するものであります。 郷土愛に裏打ちされた確固たる信念と包容力のある人柄で郷土発展のため尽くしてこられたあなたの志を継いで、私ども議員一同、今後さらなる精進をしていくことをお約束いたします。 申し上げれば限りはなく、惜別の情は尽きませんが、今はただ井上末喜議員の在りし日の面影をしのびつつ、心から御冥福をお祈りし、併せて御遺族様並びに南島原市の前途に限りない御加護を賜りますようお願い申し上げまして、追悼の言葉といたします。 令和6年2月22日
南島原市議会議員 林田久富 末喜さん、お疲れさまでした。
○議長(吉田幸一郎君) 以上で、故井上末喜議員への追悼演説を終わります。 続きまして、故井上末喜議員の御冥福と、このたび令和6年能登半島地震により犠牲になられました方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと思いますので、全員御起立をお願いいたします。 黙祷を始めます。 黙祷。 (黙祷)
○議長(吉田幸一郎君) 黙祷を終わります。御着席をお願いします。 これより、議事日程第1号により、本日の会議を開きます。 日程第1、「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、17番 吉岡巖議員、1番 寺澤佳洋議員を指名いたします。 日程第2、「会期の決定」を議題といたします。
議会運営委員長から報告を求めます。田中克彦副委員長。
◆議会運営副委員長(田中克彦君) (登壇) 皆さん、おはようございます。
議会運営委員長が逝去され、現在、委員長不在のため、副委員長の私、田中が委員長に代わって報告をいたします。 令和6年第1回定例会に先立ち、2月14日に本定例会の運営につきまして
議会運営委員会を開催いたしましたので、その協議結果を報告いたします。 まず、市長提出議案でありますが、専決処分による承認案件1件、条例関係9件、令和5年度補正予算関係3件、令和6年度当初予算関係5件、その他の議案が16件、合わせて34件となっております。 議案の審査の方法ですが、議案第1号「南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について」につきましては、委員会付託を省略し、本日、先議といたします。令和6年度一般会計予算につきましては、
従前どおり予算審査特別委員会を設置し、審査いたします。また、承認第1号「令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号)」及び議案第12号「令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第10号)」につきましては、所管の委員会で分割審査いたします。このほか、令和6年度の特別会計、企業会計予算及び令和5年度
特別会計補正予算並びにその他の議案につきましては、所管の委員会に付託して審査いたします。 それから、議案に対する質疑の通告につきましては、申合せにより2月26日の正午までといたします。 今回の一般質問は、質問者は15名ですので、1日に5名の3日間とし、3月4日に議案質疑、委員会付託を行います。 議案の審査は所管の委員会で十分に審査していただくことにしておりますので、質疑につきましては概要のみにとどめていただきますようお願いいたします。 以上のことを踏まえ、会期は本日令和6年2月22日から3月22日までの30日間と決定いたしました。 以上が
議会運営委員会の協議内容であります。議論を十分に行い、円滑な議事運営をお願いし、報告を終わります。(降壇)
○議長(吉田幸一郎君) お諮りいたします。今期定例会の会期は、
議会運営委員長報告のとおり、本日から3月22日までの30日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 異議なしと認めます。よって、会期は30日間と決定いたしました。 なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付しております会期日程のとおり御了承をお願いいたします。 日程第3、「議長報告」を行います。議長報告につきましては、印刷して皆様のお手元に配付しておりますので、報告に代えさせていただきます。 日程第4、「雲仙・
南島原保健組合議会議員の選挙について」を議題といたします。 欠員となっております雲仙・
南島原保健組合議会議員の選挙方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。 雲仙・
南島原保健組合議会議員に
末続浩二郎議員を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長が指名した議員を雲仙・
南島原保健組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 異議なしと認めます。よって、ただいま議長が指名した
末続浩二郎議員が雲仙・
南島原保健組合議会議員に当選されました。 会議規則第32条第2項の規定により、当選を告知いたします。 日程第5、「施政方針」について、市長の説明を求めます。松本市長。
◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 本日ここに、令和6年第1回
南島原市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 まず、去る2月4日に亡くなられました井上末喜議員を悼み、心よりお悔やみを申し上げます。 先ほど議長から、また
林田久富議員から追悼の言葉がありましたが、井上末喜議員は、長年にわたり本市発展のため御尽力をいただいたところでございます。井上末喜議員の御冥福をお祈り申し上げます。 次に、1月1日に発生をいたしました令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。 多くの家屋が倒壊し、道路や水道等の社会インフラが寸断されるなど、震源域に近い地域を中心に甚大な被害があり、多くの方々が避難生活を余儀なくされておられます。本市でも可能な限りの支援を行いたいと考えており、石川県から長崎県への要請に基づき、職員派遣による人的支援を行っているところでございます。 また、市民の皆様や団体からお寄せいただいた義援金は、2月1日時点で約183万円となっており、日本赤十字社を通じて順次、被災地へお送りいたしております。 次に、収賄容疑で逮捕、起訴された職員を2月2日付で懲戒免職処分といたしました。今回の不祥事で、市及び市職員に対する市民の皆様の信頼が大きく損なわれることになり、誠に申し訳なく思っております。 今回の事件に対する責任として、本定例会に私と副市長の給料の減額に関する条例を提出いたしましたので、御審議くださいますようお願いを申し上げます。 また、今後このようなことが二度と起こらないように、全体の奉仕者として職務に専念し、市民の皆様の信頼を回復するよう、職員に対しても強く求めたところでございます。 それでは、開会に当たり、今後の市政運営についての所信並びに令和6年度当初予算の大綱など施政方針を申し述べ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 さて、1月の国の月例経済報告によりますと、景気は、このところ一部に足踏みも見られるが、緩やかに回復している。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動などの影響に十分注意する必要がある。さらに、令和6年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要があるとされております。 こうした中、令和5年12月8日に閣議決定された令和6年度予算編成の基本方針において、国では、足元の物価高に対応しつつ、持続的で構造的な賃上げや、デフレからの完全脱却と民需主導の持続的な成長の実現に向け、人への投資、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)、半導体・AI等の分野での国内投資の促進をはじめ、少子化対策・こども政策の抜本強化を含む包摂社会の実現に向けた新しい資本主義の加速や、防災・減災、国土強靱化等の国民の安全・安心の確保といった重要な政策課題について必要な措置を講ずるなど、めり張りの効いた予算編成を行うとされております。 本市においては、これらを踏まえつつ、少子高齢化と人口減少が著しい本市にとって人口減少対策は喫緊の課題であることから、効率的で持続可能な自治体経営に努めるとともに、地場産業振興や企業誘致などの雇用拡大策と定住・移住対策等の地域の担い手確保などの地域の活力向上をはじめ、子育て支援や脱炭素施策、健康づくりなどの住み続けたくなる環境づくり、公共交通対策やDX推進等の住みよい地域のための礎づくりなどに優先的かつ重点的に取り組まなければならないと考えているところでございます。 それでは、令和6年度における施政方針につきまして、御説明申し上げます。 初めに、基本柱の1点目「
自然環境 ~人と自然が共生する
まちづくり~」でございます。 まず、脱炭素施策等の推進についてでありますが、令和3年12月のゼロ
カーボンシティ宣言に続いて、令和4年度には、2050年に
温室効果ガス排出量実質ゼロを実現するための方向性を示した脱炭素全体計画を策定いたしました。 現在、本市が目指す脱炭素化に向け、市民、事業者が一体となって市内全域で温室効果ガスの排出削減を推進する
地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定と、道の駅ひまわりを中心にモデル地区を設定し、太陽光や地熱などから発電された
再生可能エネルギーを地域内で循環させる地産地消型の
エネルギーシステムの構築や、災害時であっても避難所等の拠点施設に蓄電池等を活用してエネルギーを供給する仕組みづくりを目指す
分散型エネルギーインフラプロジェクトマスタープランの策定を進めているところでございます。 今後、道の駅などにおいて、
再生可能エネルギー設備の導入による実証を進め、そこで得たノウハウを市内に展開していきたいと考えております。 令和8年度から市内全域の可燃ごみを
県央県南クリーンセンターで処理することに伴い、
廃棄物運搬中継施設となる
南部リレーセンターが
南有馬衛生センターの敷地内に建設されます。 令和6年度には、
県央県南広域環境組合により旧焼却棟の解体工事と
南部リレーセンターの建設工事に着工される予定であります。 また、既存の焼却施設は、令和7年度いっぱいの受入れを予定しておりますが、令和6年度から施設の解体計画の策定など、解体に向けた準備を進めることにいたしております。 続いて、基本柱の2点目「
郷土文化 ~郷土の誇りを守り活かす
まちづくり~」でございます。
世界遺産センターは、原城跡のガイダンスをはじめ物産販売や観光案内などの地域の活性化に資する機能を持った施設として、国や県のほか関係機関と連携しながら、令和8年度の供用開始に向け、令和6年度は造成・建築・展示工事に着手する予定としております。 定住移住の促進につきましては、市外からの移住促進に向けて、本市の魅力を理解いただき、南島原に住みたいと思っていただけるよう、引き続き情報発信や移住相談に取り組んでまいります。 また、空き家の活用策としまして、子育て世帯等の移住希望者を後押しするため、市が主体となって住宅改修を実施して移住者に貸す
空き家活用促進事業に取り組むほか、シェアハウスとしても活用可能なお試し住宅の追加整備に取り組むことで、さらなる関係人口の拡大を図ってまいります。 さらに、若者が結婚しやすい環境を整えるため、市民を対象に結婚に伴う家賃に対して支援するとともに、子育て世帯が本市へ転入する際の引っ越し費用についても支援してまいります。 本市では、少子化や市外の高校への進学者の増加に伴い、市内の高校へ通う生徒数が年々減少しています。そこで、市外の生徒が市内の高校へ入学しやすい環境をつくるため、学生寮などに入居する生徒の保護者に対し、一月当たり3万円を補助する制度を創設することで、市外からの生徒の確保を図ります。 基本柱の3点目「
産業経済 ~賑わいと活力を興す
まちづくり~」でございます。 初めに農業の振興についてですが、
スマート農業につきましては、イチゴ、トマトなどの施設園芸作物における環境制御機器の導入支援をはじめ、
スマート農業の効果的な実践に向けた勉強会の開催や農作業の効率化、負担軽減を目的とした
農業用ドローンによる農薬散布の推進に取り組んでいるところです。 これらの取組の結果、昨年、
スマート農業技術を活用している本市のイチゴ農家が高単収・高品質を実現され、ながさき農林業大賞の最高位である
農林水産大臣賞を受賞されました。 これからのもうかる農業を目指す上で、
スマート農業への取組は欠かせないものであることから、今後もさらなる普及拡大に努めてまいります。 次に、農業後継者の確保、育成につきましては、令和4年度から独自の取組であります
未来農業フロンティア事業として、果樹に特化した農業研修事業に取り組んでいるところです。第1期の研修生2名につきましては、現在、就農に向けた準備を進められており、10月には就農予定でございます。 令和6年度も新規就農者に対する支援や就農相談会への参加、インターネットを活用した情報発信を行い、積極的な農業人材の確保、育成に努めてまいります。 おいしい南島原ワイン・
リキュール特区につきましては、令和5年3月に国の
構造改革特別区域法に基づく果実酒・
リキュール特区として県内初の認定を受け、現在1件の農業者が8月の開業に向けて準備を進められております。今後は参入者の拡大に努め、新たな
南島原ブランドを創出し、農産物の高付加価値化に取り組んでまいります。
農業経営収入保険制度は、農業者を取り巻く厳しい経営環境を支える重要な制度であることから、令和6年度から3年間、制度の普及と加入推進を目的とした
農業経営収入保険の補助金制度を新たに創設いたします。 本市の農業振興を図るため、これらの施策を農業者の所得向上はもとより、担い手の減少や農業従事者の高齢化などの課題解決につなげ、安定した農業経営と持続可能な地域農業の実現に努めてまいります。 水産業につきましては、捕る漁業に加え、育てる漁業を推進しております。市内全域においてワカメやヒジキの養殖が盛んに行われておりますが、令和4年度からはアサリとウニの養殖実証事業にも取り組んでおり、養殖技術の確立を目指しております。 また、従来から行っている種苗放流や
イカ産卵用施設設置への補助についても引き続き取り組み、資源回復に努めてまいります。 漁港の整備につきましては、令和5年度に引き続き貝崎漁港整備に取り組むとともに、早崎漁港(久木山地区)の
しゅんせつ工事を予定しております。 農地の基盤整備につきましては、生産効率を高め競争力のある攻めの農業に向け、担い手への農地集積の加速化や作物の高付加価値化等を推進するため、農地の区画整理・
農業用用排水施設の整備等を行っております。 取組内容でございますが、令和5年度に加津佐町空池原地区の基盤整備約76ヘクタールを完了する予定です。 また、西有家町見岳地区、深江町馬場地区、加津佐町津波見地区につきましては、引き続き事業を実施してまいります。 有家町の有家中部地区は、令和7年度の事業採択に向けて推進してまいります。 そうめん産業の振興につきましては、島原手延そうめんの知名度を向上させるため積極的に情報発信を実施しております。これまでの取組により知名度、消費者の評価も上昇してきていると考えております。引き続きメディアPRによる知名度を高めながら、試食イベントやキャンペーンなどを充実させることにより、島原手延そうめんの需要拡大を図ってまいりたいと考えております。 また、産地を維持していくためには生産量の確保が必要不可欠であることから、製造設備導入や施設の改修、人材の確保などを支援する生産量拡大支援事業補助金により、生産力を強化し産地の活性化を図ってまいります。 地元企業等の振興でございますが、電子地域通貨MINAコイン事業は、現在、加盟店舗数416店舗、令和5年の決済額10億7千万円と、順調に利用が拡大しており、今後も地域経済の活性化のため、地域になくてはならない事業として一層の推進を図ってまいります。 雇用の場の拡大に特に効果がある企業誘致につきましては、関係機関とも連携を取りながら企業の情報収集に努めるとともに、企業等設置奨励事業などの優遇・奨励措置をさらに拡充、強化し、積極的な推進に努めてまいります。 また、住民の住生活環境の改善と市内事業者の売上拡大を目的に実施しております住宅・店舗・旅館等リフォーム資金補助金は、多くの皆様に活用していただいており、今後も市内への経済波及が見込まれることから、令和6年度も対象者の拡充を図りながら、引き続き実施してまいります。 物産振興につきましては、本市の優れた物産品を「おいしい
南島原ブランド」として認定し、商品のPR、販路拡大などの支援を行っているところであります。しかしながら、コロナ禍により、十分な活用支援ができていなかったことから、国の地域活性化起業人制度を活用し、民間企業で培われた専門知識、人脈やノウハウを持った民間人材の活用を視野に入れ、特産品PRやブランド化の推進を図ってまいります。 このほか、新たに創業する事業者への創業支援をはじめ、設備投資や販路拡大など事業拡充に取り組む事業者に対する支援などにも、引き続き取り組んでまいります。 かねてより埋立工事が進められておりました堂崎港埋立地については、埋立工事が完了し、現在、国において竣功手続が進められております。令和6年度には、新たに生じた土地の確認をはじめ、県における土地の登記や土地鑑定評価などの手続が行われることとなっております。 これを受け、市の産業振興を図る企業誘致用地としての活用を前提に、令和7年度に長崎県から土地を購入することとしております。 観光の振興につきましては、株式会社日本航空や株式会社JTBから派遣いただいている地域活性化起業人を活用した観光推進体制の充実を進めてまいりました。令和6年度はコロナ禍も落ち着き、インバウンドの需要が高まっている状況に加え、豊かな自然、歴史、食等の多様な体験がインバウンドに人気であることから、農林漁業体験民泊、九州オルレやサイクリング等のアドベンチャーツーリズムを積極的に展開してまいります。 次に、基本柱の4点目「健康福祉 ~健康でつながりを大切にする
まちづくり~」でございます。 まず、高齢者福祉についてでありますが、本市の高齢化率は、令和5年12月末現在で42.04%となっており、今後、団塊の世代の高年齢化が進むにつれ、75歳以上の後期高齢者の増加が見込まれております。 このような状況にあって、高齢者の皆さんが、いつまでも安心して住み慣れた地域で暮らしていくことができるよう、現在、第7期の高齢者福祉計画の策定を進めております。令和6年度は、策定した計画に基づき、適切な介護保険サービスの提供と併せ、認知症高齢者などの見守り支援事業、独居高齢者の緊急時に備える緊急通報システム設置事業、高齢者等の社会参加を促すための高齢者・障害者交通費助成事業などを継続して実施するほか、当事者自らが望む医療やケアを、家族や関係する医療・介護従事者において共有し、提供する取組を推進してまいります。 障害者施策については、令和6年度から始まる第7期障がい福祉計画と第3期障がい児福祉計画に沿って、「障がいのある人もない人も共に生き、共に過ごすことのできる「共生社会」の実現」を目指し、相談体制と福祉サービス提供体制の確保・充実に努めるとともに、障害者の方々の就労機会を確保するため、令和6年度から、新たに、職場実習に要する交通費の助成と実習奨励金の制度を設けます。 次に、子育て支援でございますが、令和5年2月には、出産・子育て応援給付金の支給を開始し、4月には、県内で初となる妊産婦医療費助成制度を創設、10月には小・中学生の医療費助成の現物給付を開始したほか、公的医療保険が適用となった不妊治療に対しても生殖補助医療費助成事業として助成を継続しており、妊娠期を含めた子育て世代の支援を充実してまいりました。 令和6年度におきましては、現在、試験導入しております小児科・産婦人科オンライン相談を本格導入するとともに、全ての妊産婦、子育て世帯、子供への相談・支援を一体的に、切れ目なく行うため、南島原市こども家庭センターを南有馬庁舎に設置いたします。 このほか、令和5年12月に決定された国のこども未来戦略において、児童手当の拡充や、就労要件を問わず柔軟に利用できる通園制度の創設、保育士の配置基準の見直しなど、今後3年間の集中取組期間に実施する子ども・子育て施策が示されましたので、本市におきましても、その具体化の状況を注視しながら積極的に取組を進めてまいります。 新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、令和6年度から季節性インフルエンザの予防接種と同様の定期の予防接種として、65歳以上の高齢者と60歳から64歳までの重症化リスクの高い方を対象に、秋冬に接種を行う方針が示されております。 本市では、今後、国から示される時期に接種を始められるよう地元医師会と協議しながら、接種体制の整備などの対応を適切に進めてまいります。 また、帯状疱疹ワクチンにつきましては、公費助成を求める要望などを踏まえ、令和6年度から接種費用の助成を開始することといたしました。 この助成制度は、帯状疱疹の発症を抑制することを目的に、50歳以上の方を対象として、接種費用の2分の1相当額を助成することで、帯状疱疹ワクチンの接種に要する経済的負担を軽減し、接種の促進を図るものでございます。 本市の医療提供体制の確保につきましては、医師の高齢化が進むなど、医療機関の維持が懸念される状況にあって、市民の皆さんが健康で安心して生活していく上で欠かせない日常の医療サービスをはじめ、住民健診や母子保健、学校保健などを適切に維持していくことは喫緊の課題であることから、令和6年度に診療所の開設・承継と在宅医療などを促進する本市独自の支援制度を創設することにいたしました。 具体的な支援内容については、今後、県や地元医師会などの御意見を踏まえながら、早急に検討を進めてまいります。 救急医療につきましては、県内において救急搬送の困難事例が生じていることから、県と県内全市町が連携し、令和6年度に救急安心センターを開設することになりました。 この救急安心センターは、看護師や医師が24時間体制で電話(#7119)により、救急搬送の必要性や医療情報の相談に応じるもので、救急車や救急病院の適正利用と市民の安心・安全につなげられるよう、周知などに努めてまいります。 次に、市民の皆さんの健康づくりにつきましては、令和6年3月までに、新たな健康増進・食育推進計画(ひまわりプランⅣ)を策定することとしており、市民の皆さん一人一人が積極的に健康づくりや食育に取り組んでいただけるよう、医療・福祉などの関係機関・団体と連携した取組を推進してまいります。 特に、特定健康診査、がん検診の受診率を高めるため、SNSや関係団体の集会を活用した受診勧奨や、AIを活用した未受診者の状況分析により効率的・効果的な個別勧奨を行うなど、受診率向上の取組を強化してまいります。 また、国民健康保険や後期高齢者医療保険などの健康保険証につきましては、国において、令和6年12月2日から、マイナンバーカードと一体となったマイナ保険証に移行することが決定されたところでありますので、市としましては、引き続き、広報紙やホームページ、ダイレクトメールなどを通じてマイナ保険証のメリットをお知らせし、利用登録の促進を図ってまいります。 基本柱の5点目「人づくり ~次世代を育む人づくり~」でございます。 学習環境の整備につきましては、学校施設の老朽化などの問題に対応しながら、将来にわたって子供たちがよりよい環境で学校教育を受けることができるよう、防犯カメラの設置、照明のLED化、トイレの改修、校舎外壁改修及び校舎内部建具改修などに取り組んでまいります。 また、今後の児童生徒数の減少を踏まえ、学校施設の適正規模・適正配置につきましては、検討委員会を設置して、小中学校の在り方の検討を進めてまいります。 次に、学校教育におけるデジタル技術の活用につきましては、児童生徒に貸与している1人1台端末を活用したデジタルならではの学びを実現していくために、国や地方自治体が作成した問題を無償で利用できる、オンライン学習システムMEXCBTのさらなる活用を進めてまいります。 加えて、端末を活用した不登校児童生徒等への支援を拡充するとともに、端末の効果的な活用を通して学習指導要領に示されている主体的・対話的で深い学びを実現することで、児童生徒の学力向上を図ってまいります。 昨今の食材費や燃料費の高騰に伴い、現在の学校給食費では質や量を維持した学校給食の提供が困難になることから、令和6年度から給食費の値上げを予定しております。 しかしながら、全額負担とならないよう、値上げ分の給食費の半額を支援し、物価高騰の影響を受けている子育て世代の負担軽減を図ってまいります。 先進的
海洋センター整備事業とは、B&G財団が全国のB&G
海洋センターを対象に公募を行い実施するもので、海離れや環境問題など様々な社会問題を分析・検証し、併せてそれらに関する人材を育成できる、全国の
海洋センターの先駆けとなるような
海洋センターを整備しようとする事業であります。 本事業が採択されれば、全国唯一の
海洋センターとして様々な形で地域活性化につながるものと考えております。 現在の状況は、10月の一次審査を通過し、12月に行われた二次審査、これは現地調査、プレゼン、ヒアリングを受けて、現在その審査結果待ちでございます。 今後、最終的に採択された場合は、令和6年度にB&G財団と協議を開始し、艇庫等既存施設の解体を行うとともに、並行して基本・実施設計を行い、令和7年度からソフト・ハード事業を順次進めていき、令和9年度の供用開始を目指します。 基本柱の6点目「安全安心 ~安全安心に暮らせる
まちづくり~」でございます。 初めに、防災行政無線機能拡充等整備工事についてでありますが、既存設備の老朽化と放送設備の部品供給期間を終えることから、設備全体の更新工事を行っております。工事の進捗状況については、西有家庁舎の無線機器や南有馬町上原に設置している無線中継局の設備工事が完了しているところです。 現在、屋外拡声子局の設備工事を進めているところであり、これにより、放送エリアを拡大できるとともに局数を減らすことができることから、情報伝達の向上と施設の管理運用面における効率化、合理化の実現のため、令和7年3月の完成を目指して整備を進めてまいります。 消防ポンプ自動車の主流である3.5トン以上の車両を運転するためには、現行の免許制度では準中型免許以上の免許が必要でありますが、運転の条件を満たしていない若手消防団員が増加しており、今後、消防ポンプ自動車の運転ができない団員の増加が見込まれています。 そこで、消防車両の運転者を確保し、団員の活動幅を広げることを目的として、消防車両の運転資格を満たしていない団員に対し、準中型免許取得等に係る費用の一部を助成する制度を創設いたします。 災害に強いまちづくりとしまして、災害発生時などに1人で避難することが困難な高齢者や障害者などの避難行動要支援者について、より円滑な避難支援につながるよう、令和5年度から個別避難計画の策定を始めており、令和6年度中に、ハザードマップ上の危険区域にお住まいの要支援者約250名の個別避難計画の作成を完了するよう進めてまいります。 浸水対策等の危険箇所対策の推進についてでありますが、南有馬町北岡地区の浸水対策事業につきましては、令和4年度から排水路整備工事に着手し、令和5年度に完了いたしました。この整備により、農地の冠水や住宅浸水被害の軽減が図られることを期待しているところであります。 また、深江町馬場地区の浸水対策事業につきましては、令和4年度から旧島鉄跡地を活用した排水路整備工事を進めており、住宅浸水被害の軽減のため、早期完成を目指してまいります。 地滑り対策につきましては、南有馬町矢竹地区、加津佐町山口地区の対策工事に加え、市内の耕地地滑り指定区域、14区域内における老朽化が進行した施設について、長寿命化計画に基づき、県が事業主体として対策工事へ向けた詳細設計を実施することとしております。 また、ため池整備事業につきましては、令和6年度に口之津町新堤のほか、県が定めた、ため池整備計画に基づき改修工事を実施するなど、危険箇所対策の推進に取り組んでまいります。 基本柱の7点目「基盤整備 ~世代を問わず暮らしやすい
まちづくり~」でございます。 まず、市内道路網の整備につきましては、利便性の向上や安全性を確保した道路の有効的な活用のため、市道改良事業、市道維持事業、橋梁の長寿命化事業、市道舗装の長寿命化事業により、計画的な整備を行ってまいりました。引き続き、道路整備の有効性、緊急性等を勘案し、優先度が高く、現場条件の整ったものから計画的に整備を進めてまいります。 自転車歩行者専用道路の整備につきましては、令和5年度までに27.7キロメートルを着手し、このうち約17キロメートルの供用を予定しております。 令和6年度は、二級河川有馬川ほか10河川の橋梁上部工と接続する道路本体の4.4キロメートルの整備工事を進め、全線の完成を目指してまいります。 市民の自転車利用に対する機運醸成を図るため、令和5年度に引き続き、市内のサイクル団体との共催により、市内の飲食店や観光施設等を自転車で周遊するイベントや本市の地形を生かしたヒルクライム等のサイクルイベントの開催を計画しているところであります。 また、企業版ふるさと納税制度によりイオン九州株式会社から電動アシストサイクル21台の寄附をいただいております。本市を訪れる観光客が手軽に自転車で市内を周遊できるよう、寄附をいただいた電動アシストサイクルを活用するとともに、レンタサイクルの設置場所の増設やさらなる設置台数の増車等に取り組んでまいります。 令和3年7月に国で策定された九州地方新広域道路交通計画において、南島原市が起点となる島原天草長島連絡道路が広域道路ネットワーク路線の構想路線として位置づけられました。この路線のうち南島原市の約30キロメートルの区間は、県央地域につながる島原道路と連続した、島原半島を縦断する重要な道路であります。 また、同じく構想路線であります島原半島西回り道路につきましても、本市南西部から雲仙市につながる重要な道路であることから、島原半島の安定的な通行や輸送確保はもとより、自然災害における避難や緊急医療体制強化などを図るため、早期事業化に向けて、令和5年度に市議会に設置されました島原半島南部地域高規格道路建設促進特別委員会と共に、島原半島近隣自治体や道路整備促進期成会と連携した要望活動に取り組んでまいります。 公共交通空白地域における、市民の移動手段を確保するために、西部地区に加え、令和5年9月1日から東部地区において、デマンド型乗合タクシー「チョイソコみなみしまばら」の実証運行を開始いたしました。 今後、西部及び東部地区の実証運行期間中における様々な課題等の検証を行った上で、運行内容の見直しを含め改善を図りながら、令和6年10月から市内全域において本格運行に移行します。 本市が管理する普通河川及び準用河川については、国の制度である緊急自然災害防止対策事業、緊急浚渫推進事業を活用した河川の護岸改修、しゅんせつ、除草、樹木伐採により氾濫を防止し、多目的な機能の向上並びに回復を図ってまいりました。 引き続き、事業の対象となる市内全域の河川の調査を実施し、事業計画の策定を行うとともに、有家町の榎田川、高野川の改修や西有家町の龍石川、丸尾川のしゅんせつなど、現場条件が整ったものから計画的に整備を行ってまいります。 本市における空き家の総数は、現在約1,800軒となっており、危険な空き家の増加に伴い、防犯・防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼすおそれがあります。 そこで、老朽化した危険な空き家所有者の自主的な除却を促進し、安全・安心で良好な住環境を確保するため、危険家屋の除却に要する経費に係る支援を1軒当たり50万円から80万円へ増額し、地域住民の生命、身体、財産の保護、生活環境の保全に取り組んでまいります。 本市におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進につきましては、令和4年度に策定した南島原市DX推進基本方針に基づき、令和5年度は自治会運営におけるタブレットを活用した電子回覧板システムや妊娠期・子育て期におけるオンラインでの医療相談システムといった実証をはじめ、各支所窓口における申請書作成支援サービスやキャッシュレス決済サービスといった新機能の導入など、市民の皆さんの利便性の向上や行政手続の効率化に取り組んできました。 令和6年度は、公共施設予約のオンライン化や施設予約システムと連動して、施設利用の際に鍵の受渡しが不要となるスマートロックシステムの導入に取り組むとともに、防災や観光など、市が保有する様々なインフラ情報を一元管理し、オンライン上で閲覧が可能となる公開型地理情報システム(公開型GIS)の導入、市の公式LINEに道路の不具合を通報する機能や、し尿処理の予約機能といった新たな機能を追加するなど、さらなる利便性と市民サービスの向上を図ってまいります。 基本柱の8点目「協働行政 ~健全で持続可能な
まちづくり~」でございます。 ふるさと応援寄附につきましては、制度開始以来初めて寄附額が10億円を突破し、令和6年2月14日までの寄附額は約10億2千万円となりました。 令和6年度は、これまでの取組に加え、事業者訪問による連携強化や、新たなふるさと応援寄附ポータルサイトの検討、出品方法の改善などに取り組むことで、寄附目標額15億円を目指してまいります。 次に、行財政改革についてでございますが、歳入の大半を依存財源に頼り、歳出の大半を義務的経費が占める財政構造にある中、多くの公共施設を保有していることから、経常的な管理経費が財政運営を圧迫している状況にあります。 さらに、人口減少や少子高齢化が進む本市において、税収等の増加を見込むことが難しいことから、今後厳しい財政運営が予想されます。 このため、DXによる業務効率化や定員適正化計画の前倒しによる人件費抑制といった行政経費の圧縮をはじめ、公共施設等総合管理計画に基づく公共施設の統廃合、合併以降増加してきた市単独の各種補助金の見直しなどについて、これらを先送りすることなく、令和6年度中に方向性を示すことができるよう、調整や検討を進めることとしております。 これら行財政改革によって確保した財源により、市の課題解決や市の活性化に資する施策に取り組みたいと考えております。 最後に、令和6年度当初予算の編成に当たっての考え方について御説明申し上げます。 本市では、これまでの財政健全化への取組の結果、令和4年度決算における経常収支比率は安定しており、財政健全化判断比率も問題ない状況にあります。 しかしながら、近年のエネルギー価格・物価高騰などの影響が継続・拡大する可能性が高いこと、地域経済・景気の減退に伴う市税等の減が見込まれること、さらに本市の財政構造や合併特例債の発行可能残額、近年の大型事業の影響による公債費や公共施設の維持管理経費が増加傾向にあることなどを勘案すると、これまで以上に厳しい財政運営を余儀なくされることが見込まれます。 このことから、令和5年8月に策定した南島原市中期財政見通しに基づく行財政改革の歩みを進め、安定的かつ健全な財政基盤を確立し、堅持していくことが重要であります。 一方で、国の指し示す、DX、少子化対策・こども政策の充実等の方針を踏まえながら、少子高齢化と人口減少が著しい本市にとって喫緊の課題である人口減少対策を推し進めるため、地場産業振興や観光振興、定住・移住対策などによる「元気な産業と定住促進のまちづくり」、子育て支援や健康づくり、脱炭素施策などによる「住み続けたくなる環境づくり」、公共交通対策やDX推進などによる「便利な地域のための礎づくり」に関する取組を推進していく必要があることから、これらに資する事業に重点配分を行い、優先的に取り組むこととしました。 その結果、一般会計の予算総額は、令和5年度当初予算と比べて6.24%増の327億3,406万5千円、国民健康保険事業特別会計など特別会計予算の総額は0.10%減の86億3,248万4千円となりました。 また、企業会計の総額は3.16%増の29億3,683万8千円となりました。 なお、詳細につきましては、定例会参考資料に掲載しておりますので、説明を省略させていただきます。 以上、施政方針について申し述べさせていただきました。議員の皆様方、どうぞよろしくお願いをいたします。(降壇)
○議長(吉田幸一郎君) ここで11時20分まで休憩いたします。 午前11時07分 休憩 午前11時20分 再開
○議長(吉田幸一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、日程第6、議案第1号「南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について」を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。
◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、議案第1号につきまして御説明を申し上げます。 議案第1号「南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について」でございますが、この条例の改正につきましては、前防災課の職員が収賄罪によって起訴されるという不祥事を発生させました。なお、当該職員は2月2日付で懲戒免職の処分を行ったところでございます。 今回の事件に伴い、市政への信頼を失墜させたその責任の所在を明確にするため、令和6年3月分から1か月間、市長の給与を20%、副市長の給料を15%減額するものでございます。 なお、令和6年3月分の給料を減額するため、先議をお願いするものでございます。 以上で議案第1号の説明を終わりますが、何とぞよろしく御審議いただきますようにお願いを申し上げます。(降壇)
○議長(吉田幸一郎君) 議案第1号については、
議会運営委員長報告のとおり、直ちに審議を行います。 それでは、議案第1号について質疑を行います。質疑ありませんか。13番、松永忠次議員。
◆13番(松永忠次君) 議案第1号「南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について」でありますが、先ほどから市長のほうから、不祥事のために3月分の給料を20%、副市長は15%削減するというこの条例であります。 ちょっとお聞きしたいんですが、過去、松島市政のときとか藤原市政のときは何度かあったと思うんですが、そのときの減給というか、それは何%で何か月間、今回1か月間の減給となっておりますが、ちょっとそこの辺をお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(吉田幸一郎君) 副市長。
◎副市長(山口周一君) 過去に収賄事件は2回あっておりますけども、平成22年度、それから23年度、22年度分につきましては市長が100分の10、副市長が100分の5でございます。平成23年度につきましては、加重収賄ということで市長が100分の20、副市長が100分の15ということでございます。
○議長(吉田幸一郎君) 期間は。何か月とかあれば。
◎副市長(山口周一君) 期間は1か月でございます。
○議長(吉田幸一郎君) 13番、松永議員。
◆13番(松永忠次君) 今、1か月というお話で、基準があるのかなと思って、特に今回、特命随契というのは市長、副市長の公印が打ってあるということは、本当に4万人の住民の血税だと思っていたんですよ。それなのに1か月って、うわ6月までかなと思ったですけどね。5月いっぱいのボーナス基準日のね。その辺までいっているのかなと思ったんですが、1か月というのは妥当といえば妥当かもしれないけど、その辺の皆さんに対する反省の弁も含めて、基準というのが曖昧な点があると思いますが、その辺ちょっとお聞きしたいんですが。
○議長(吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(松本政博君) 今、副市長のほうから申しましたけれども、松永議員のほうからその金額というか期間、そういうようなことが妥当かという御質問でございますけれども、一応私としては、そういうことで過去のそういうふうな事案も検討しながら、今回そういう処置をさせていただくということで提案をさせていただいたところであります。
○議長(吉田幸一郎君) ほかに質疑ありませんか。10番、高木議員。
◆10番(高木和惠君) 10番、高木です。 今、質疑がありました。それを聞いとったんですが、市長と副市長だけなのかなということで、私、極端に思ったんですけども、この結論ですね。1か月で15%と20%というのはどこで誰が決められたのかというのと、私は贈収賄という言葉を知っていたので、贈収賄ってごちそうした人とごちそうになった人の関係で何で片方だけかなという思いがあったので一般質問で言ったんですが、これ、初めから収賄、収賄ということですよね。 ということで、この事件については私はあまり詳しく知らないんですが、本当に林田さんだけの問題だったのかというのをお尋ねしたいんです。 失墜したと、市民に対して迷惑をかけたということの1か月だけの減給なのか、それとも自分たちにも責任のあったところを認めての減給なのか、その辺のところをちょっとお尋ねしたいと思います。
○議長(吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(松本政博君) 金額を決めたのはという、まずですね。それについては、先ほど申し上げましたようなことを踏まえて私が判断して、皆様方に判断を仰ぐという形を致したところであります。
○議長(吉田幸一郎君) 高木議員。
◆10番(高木和惠君) 失墜だけのおわびの分か、それとも自分たちにも非があったところも入れての減額なのか。
○議長(吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(松本政博君) 職員の事案ではありますけれども、やっぱり市長として管理監督といいましょうか、そういうふうな立場におる市長としてそういう責任をやっぱり感じておりますので、こういう提案をさせていただいたというところであります。
○議長(吉田幸一郎君) 高木議員。
◆10番(高木和惠君) 本人が提供された、ごちそうになったのかというのは、ちょっと私も判決を聞いたときに、熊本で食べれば、場所が熊本ならばばれんやろうというようなことが判決の理由の中にあったように聞きました。それを聞いたときに、その辺をちょっと私も心外と思ったんですけどもね。 だから、林田さんだけがごちそうになったというところに対するとか南島原市の職員だったということで、市民の方に失墜で、とにかく申し訳なかったと、こういう事件が明るみに出たことが申し訳なかったということだけの責任を感じて、1か月、それの20%と15%ということを市長自身が決めたということですが、私は特命随意契約ということについては、一番最初、やはりこれは入札をしなきゃならないというようなことがあったように聞こえたんです。 だから市長に、市長がつくった監視委員会の意見を聞いたんですかと言ったら聞きましたということでしたが、そこから意見が出ましたかと言ったら、意見が出たのか出らんのか返事がなかったんですが、出ているようですので、市長がつくった監視委員会の意見ですね。これは弁護士と税理士と、こういう入札に詳しい県の職員、県のOBだった人ということの説明はもらいました。その人たちの意見を交えての1か月の20%なのか、そこにも相談されたのかですね。でも多分、市長が1人で決めたということですから、そこにも現在、減給の分は相談されていないというふうに私も今認識しているんですけども、その辺のところを伺いたい。一応それを伺います。その意見をですね。
○議長(吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(松本政博君) この意見については、高木議員が一般質問にも出しておられましたので、意見というか、監視委員会の意見についてどういうことがあったのかということについては、それあったあれを文面としてちょっと準備はしておったんですが、今、委員会の処分についての私どもの先ほどから提案しましたこのようなことについての御意見は、あっていないと思います。 しかし、先ほどからおっしゃった随意契約に係る考え方というか、これについて監視委員会のほうから意見をいただいてはおります。その監視委員会からいただいた文面を、今ちょっとここでまた文言で間違えるようなことを言ったらあれですので、そういうようなことでありますが。
◆10番(高木和惠君) 読みましょうか。読みますか。暫時休憩。
○議長(吉田幸一郎君) 何で暫時休憩しなければならないんですか。
◆10番(高木和惠君) ここにありますけど。読みますか。準備しとらんて言わすけど。参考にされたのかというのを今聞いているんです。参考にしたかどうかが聞きたい。
○議長(吉田幸一郎君) 参考にしたかしないかを言ってもらえればいいと思います。
◆10番(高木和惠君) 参考にしとらんとやろもん。分かってる人が答えればよかろもん。
○議長(吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(松本政博君) 先ほどから申し上げましたようなことで、委員会のほうの意見ということについては、今、減額の数字といいますか、これについては私としては参考にしていない。
◆10番(高木和惠君) そうじゃない。それもやったけど、それじゃないですよ、私が聞いたのは。それも結局、今回のは、聞いたかと言ったら聞いてないとでしょ。市長が一人で決めたと言ったので。
○議長(吉田幸一郎君) 高木議員。
◆10番(高木和惠君) 何ね。質疑じゃろもん。
○議長(吉田幸一郎君) 立ってませんけど、これ(氏名標)。
◆10番(高木和惠君) 何が。 ああごめんありがとう。私だけばい。はいはい、どうもどうも。
○議長(吉田幸一郎君) 暫時休憩します。 午前11時33分 休憩 午前11時35分 再開
○議長(吉田幸一郎君) 休憩を解き会議を開きます。 高木議員、もう一度簡単に説明してください。
◆10番(高木和惠君) 10番、高木です。 私が聞いたのは、この事件を知って、逮捕される前で、いつかは知りませんけども、あなたが入札監視委員会をつくっていますよね。そこに意見は求められたかと聞いたら求めたということだったので、その求めた後の向こうの意見を聞いて判断されたのかだから、判断したか判断せんかというのは市長、答弁してください。
○議長(吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(松本政博君) 向こうの意見というのは、監視委員会の意見というのは随意契約のありようについての意見をいただいたということでありますので、私がただいま提案をいたしましたこの件についてのことはいただいておりませんので、私が判断したというところであります。
○議長(吉田幸一郎君) 高木議員。
◆10番(高木和惠君) 3回ですね。終わりますけども、私は、飲食もそれは関係するとは思いましたけども、特命随時契約、あくまでも特命随時契約に基づいてはやはり入札が原則だと。特命随時契約にするためにはいろいろやはり市民に説明するところもあるんだということなので、私は担当部長あたりも個々に関わると思っていたんです。 だから、ここにそういうことが出ていなかったので聞いてみたんですよ。 その4人の意見というのは、その随命契約のところを詳しく書いてありましたのでね。
○議長(吉田幸一郎君) 高木議員、質疑をしてください。
◆10番(高木和惠君) 質疑ですよ。
○議長(吉田幸一郎君) それは意見になっています。質疑をしてください。
◆10番(高木和惠君) いやいや、だから、私が質疑ばしましたでしょう。
○議長(吉田幸一郎君) 質疑をしてください。
◆10番(高木和惠君) 質疑は、4人の入札監視委員会の意見を私は質疑したんですよ。
○議長(吉田幸一郎君) 今質疑をしてください。
◆10番(高木和惠君) そいけん、その中にはいろいろ書いてあったから、それを参考にされて今日出されるのかなと思ったら、職員が出ていなかったので、私はその質疑を聞きたかった。質疑をしたことを聞きたかったんですよ。判断できません、私は。
○議長(吉田幸一郎君) それは質疑じゃないでしょうか。
◆10番(高木和惠君) 質疑が出てきとらんもんば。質疑したけど。
○議長(吉田幸一郎君) ほかに質疑ありませんか。 〔「なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 質疑なしと認めます。 これで議案第1号の質疑を終結します。 お諮りいたします。議案第1号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 異議なしと認めます。よって、議案第1号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論、採決を行います。 議案第1号「南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について」、討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。10番、高木議員。
◆10番(高木和惠君) この議案が今日出されて今日議決するんですが、市長も副市長も1か月、市長が20%、副市長が15%、金額にすると市長が約17万ですかね、そういうことを伝えました。そしたら反応がただ1か月ですかという反応だったので、それを受け止めて、私はああ納得されてないなということで、私は反対討論といたします。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、賛成討論の発言を許します。 〔「なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) ほかに討論ありませんか。 〔「なし」という声あり〕
○議長(吉田幸一郎君) 以上で討論を終結します。 これより議案第1号を採決します。本件は起立によって採決します。議案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(吉田幸一郎君) 起立多数です。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 日程第7、承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号))」から日程第33、報告第8号「専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)」まで、以上27件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。
◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、承認第1号から報告第8号につきまして、その概要を御説明申し上げます。 承認第1号から報告第8号は、専決処分による承認案件が1件、条例関係の議案が8件、令和5年度
一般会計補正予算ほか補正予算関係が3件、令和6年度
一般会計補正予算ほか、6年度の当初予算関係が5件、その他の議案が10件でございます。 それでは、議案の主なものを御説明いたします。 まず、承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号))」は、個人住民税均等割のみ課税がなされる世帯への低所得世帯支援給付金並びに住民税均等割非課税世帯給付金及び住民税均等割のみ課税世帯給付金の給付対象世帯へのこども加算金について、令和6年1月26日に専決処分を行ったものでございます。 補正予算の総額は、一般会計2億3,249万5千円の増でございます。 この専決処分につきまして、地方自治法第179条の規定により本定例会に報告し、承認を求めるものでございます。 次に、条例関係ですが、議案第2号「
南島原市ふるさと応援寄附条例の一部を改正する条例について」は、ふるさと納税に係る募集適正基準が改正されたことに伴い、寄附金の額からふるさと納税制度の運用に要する経費を除いた額を基金へ積み立てるため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第3号「
南島原市コミュニティ原城条例の一部を改正する条例について」は、南島原市コミュニティ原城の浴室利用料金について、燃油高騰及び物価高騰を踏まえた適切な上限額を設定するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第7号「南島原市自然環境、景観等と
太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について」は、太陽光発電設備の設置が防災、自然環境、景観等に及ぼす影響に鑑み、
太陽光発電設備設置事業計画の許可に係る面積要件等を変更するとともに、関係法等に基づく太陽光発電設備等の適正な維持管理及び事業廃止後の適正な処分について規定するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第9号「
南島原市社会体育施設条例の一部を改正する条例について」は、南島原市北有馬坂下体育館を文化財遺物を保管する施設として活用するため、また、南島原市南有馬白木野体育館及び南島原市加津佐ゲートボール場を廃止するため、所要の改正を行うものでございます。 続きまして、補正予算関係でございますが、一般会計を含む3会計の補正予算でございます。 このうち、議案第12号「令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第10号)」は、5億4,293万7千円を増額し、総額を357億7,835万3千円とするものでございます。 今回の補正予算(第10号)は、国補正予算に係る畑地帯総合整備事業及びため池整備事業に要する経費、市内事業者の設備投資を支援するための地域総合整備資金貸付事業に要する経費などを計上したほか、令和5年度決算見込みによる事業費の増減に要する経費を計上しております。 なお、令和6年度当初予算関係につきましては、先ほど御説明いたしましたので省略をさせていただきます。 このほかの案件としては、法改正等に伴う関係諸条例の改正、財産の処分について、市道路線の廃止及び変更について、議会において指定されている専決処分した事項の報告を提案しております。 各議案につきましては、この後、担当部長から説明をさせますので、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。以上でございます。(降壇)
○議長(吉田幸一郎君) 引き続き、各議案について担当部長から説明を求めます。 まず、承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号))」について説明を求めます。米田総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) それでは、承認第1号を説明させていただきます。 承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号))」でございますが、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、令和6年1月26日に専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものでございます。 令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第9号)につきましては、令和5年12月14日付、低所得者支援及び定額減税を補足する給付として示された個人住民税均等割のみ課税がなされる世帯への低所得世帯支援給付金並びに住民税均等割非課税世帯給付金及び住民税均等割のみ課税世帯給付金の給付対象世帯へのこども加算金について、令和6年2月以降に順次給付開始することが求められていたことから、低所得世帯支援給付金給付事業に要する経費を計上いたしました。 歳入補正について御説明いたします。 予算に関する説明書の3ページをお願いいたします。 15款2項1目総務費国庫補助金では、今回の給付事業の財源として、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金2億3,249万5千円を増額したものでございます。 次に、歳出補正について御説明いたします。 4ページをお願いいたします。 3款1項1目社会福祉総務費では、住民税均等割のみ課税世帯に対する低所得世帯支援給付金を1世帯当たり10万円の1,700世帯分1億7千万円と、その事務費を79万6千円、住民税均等割非課税世帯給付金及び住民税均等割のみ課税世帯給付金の給付対象世帯へのこども加算金を1人5万円の1,200人分6千万円とその事務費169万9千円、合計で2億3,249万5千円増額したものでございます。 以上で、承認第1号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第2号「
南島原市ふるさと応援寄附条例の一部を改正する条例について」、議案第3号「
南島原市コミュニティ原城条例の一部を改正する条例について」、以上2件について説明を求めます。山口地域振興部長。
◎地域振興部長(山口篤弘君) 議案第2号「
南島原市ふるさと応援寄附条例の一部を改正する条例について」でございますが、ふるさと納税に係る募集適正基準が改正されたことに伴い、基金への積立てについて、寄附された額としていたものを寄附された額からふるさと納税制度の運用に要する経費を除いた額へと改正するものでございます。 以上で、議案第2号の説明を終わります。 続きまして、議案第3号を説明させていただきます。 議案第3号「
南島原市コミュニティ原城条例の一部を改正する条例について」でございますが、
南島原市コミュニティ原城条例において、原城温泉真砂の入浴料金の上限額を大人500円と定めており、同額の500円で運営しております。子供は300円を上限と定めておりますが、200円で運営しております。 今回の条例改正につきましては、現在の燃油高騰や物価高騰による経費が高騰していることを踏まえ、適切な上限額を設定できるようにするため、大人の入浴料金の上限額を引き上げるものです。引上げ額といたしましては、近隣施設の現状を踏まえ、大人の入浴料金を500円から700円に引き上げるものでございます。 なお、子供料金につきましては、上限額の改正は行わないこととしております。 以上で、議案第3号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第4号「南島原市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」説明を求めます。栗田福祉保健部長。
◎福祉保健部長(栗田一政君) 議案第4号を説明させていただきます。 議案第4号「南島原市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」でございますが、今回の改正につきましては、子ども・子育て支援法に基づき内閣総理大臣が定める特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容について、新旧対照表により説明をさせていただきます。 1ページの第23条の改正につきましては、保育所などの特定教育・保育施設の運営規程の概要、職員の勤務の体制などの重要事項を施設の見やすい場所に掲示しなければならない旨のこれまでの規定に加え、電気通信回線に接続して行う自動公衆送信、いわゆるインターネットにより公衆の閲覧に供しなければならない旨を新たに規定するものでございます。 次に、2ページを御覧ください。 第53条第2項第2号の改正につきましては、特定教育・保育施設が行う電磁的記録により作成されている書面等の交付または提出の方法に関して「磁気ディスク、シー・ディー・ロムその他これらに準ずる方法により一定の事項を確実に記録しておくことができる物」という規定を、特定の媒体の種類を示さない「電磁的記録媒体」に改めるものでございます。 以上で、議案第4号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第5号「
南島原市漁港管理条例の一部を改正する条例について」説明を求めます。内田農林水産部長。
◎農林水産部長(内田繁治君) 議案第5号を説明させていただきます。 議案第5号「
南島原市漁港管理条例の一部を改正する条例について」でございますが、漁港漁場整備法(昭和25年法律第137号)の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 新旧対照表を御覧ください。 1ページの第1条の改正は、法律名の改正でございます。 第13条第3項の改正は、占用期間を10年に改正するものでございます。これは、漁港施設用地の有効活用のため設置させる建物は簡易な建物で耐用年数が10年程度であることから、期間を延長するものでございます。 第20条の改正は、漁港施設等活用事業の創設に伴い、漁港施設を利用する認定計画実施者を追加するものでございます。 以上で、議案第5号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第6号「
南島原市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について」説明を求めます。柘植建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 議案第6号を説明させていただきます。 議案第6号「
南島原市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について」でございますが、この条例の改正につきましては、道路法施行令の一部改正に伴い所要の改正を行うものでございます。 道路占用料は、固定資産税評価額を基にしており、令和3年度に行われた固定資産税評価額の評価替えや地価に対する賃料の水準等の変動を踏まえ、占用料の額を改正するものでございます。 以上で、議案第6号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第7号「南島原市自然環境、景観等と
太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について」、議案第8号「
南島原市公共下水道条例の一部を改正する条例について」、以上2件について説明を求めます。溝田環境水道部長。
◎環境水道部長(溝田勝幸君) 議案第7号と議案第8号を続けて説明させていただきます。 議案第7号「南島原市自然環境、景観等と
太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について」でございますが、森林法施行令の改正により、太陽光発電設備の設置を目的とする林地開発行為で0.5ヘクタールを超える事業について知事の許可対象とされました。 本市におきましても、太陽光発電設備の設置が防災、自然環境、景観等に及ぼす影響に鑑み、
太陽光発電設備設置事業計画の許可に係る面積要件等を森林法施行令の基準に準じて変更するとともに、関係法等に基づく太陽光発電設備等の適正な維持管理及び事業廃止後の適正な処分について規定するため、所要の改正を行うものでございます。 新旧対照表1ページを御覧ください。 第13条第1項につきましては、
太陽光発電設備設置事業計画に係る市長の許可を要する事業区域の面積を、1ヘクタールを超える事業から0.5ヘクタールを超える事業に改正し、あわせまして、事業者が新たに行おうとする太陽光発電設備の事業区域の面積と、当該事業区域と同一の事業区域とみなす区域にある既存の太陽光発電設備の事業区域との面積を合算し、その面積が0.5ヘクタールを超える場合にも市長の許可を受けなければならないように改正するものでございます。 第33条につきましては事業者等から報告または資料の提供を求めることができる面積を、次の第34条第1項につきましては市長が職員に立入検査等を行わせることができる面積を、いずれも1ヘクタールを超える事業から0.5ヘクタールを超える事業に改正するものでございます。 新旧対照表2ページを御覧ください。 第35条第1項につきましては事業者における太陽光発電設備及び事業区域の安全かつ良好な維持管理に関する規定を、第2項につきましては災害等により太陽光発電設備が破損した場合の必要な措置及び市長への報告に関する規定を追加するものでございます。 第36条につきましては、事業廃止後、事業者による関係法令等に基づく太陽光発電設備の適正な処分についての規定を追加するものでございます。 なお、本条例の施行につきましては、令和6年5月1日からとしております。 また、改正後の第13条第1項、第33条及び第34条第1項の規定は、施行日以降の事業計画の許可または変更の許可を受けている者から適用します。 改正後の第35条第2項の規定は、本条例の施行の際、現に太陽光発電設備の設置工事を開始している事業者及び工事を完了している事業者についても適用することといたしております。 以上で、議案第7号の説明を終わります。 続きまして、議案第8号を説明させていただきます。 議案第8号「
南島原市公共下水道条例の一部を改正する条例について」でございますが、この条例の改正につきましては、下水道法施行令の一部改正に伴い、条文中の数値と項目が変更されることとなったため、所要の改正を行うものでございます。 新旧対照表を御覧ください。 下水道法施行令の一部を改正する政令が閣議決定され、令和6年1月4日に公布されました。 特定事業場から下水道等に排除される下水に含まれる六価クロム化合物に係る排出基準を定めておりますが、今般、水質基準が強化されることを踏まえ、改正内容に合わせて、第19条第1項第5号中の「1リットルにつき六価クロム0.5ミリグラム以下」を「1リットルにつき六価クロム0.2ミリグラム以下」に改正するものでございます。 この改正につきましては、国の施行日に合わせて令和6年4月1日から施行することとしております。 また、公共下水道等からの放流水に含まれる大腸菌群数に係る基準も定めておりますが、測定技術の向上により大腸菌数の測定が可能となり、基準対象項目が改正されることから、第19条第1項第43号中の「第38号に掲げる項目に類似する項目及び大腸菌群数を除く。」を「第38号に掲げる項目に類似する項目及び大腸菌数を除く。」に改正するものでございます。 この改正につきましては、国の施行日に合わせて令和7年4月1日から施行することとしております。 以上で、議案第8号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第9号「
南島原市社会体育施設条例の一部を改正する条例について」説明を求めます。五島教育次長。
◎教育次長(五島裕一君) それでは、議案第9号を説明させていただきます。 議案第9号「
南島原市社会体育施設条例の一部を改正する条例について」でございますが、南島原市北有馬坂下体育館を文化財遺物を保管する施設として活用するため、また、南島原市南有馬白木野体育館及び南島原市加津佐ゲートボール場を廃止するため、所要の改正を行うものでございます。 なお、白木野体育館につきましては、廃止後解体を予定しております。 新旧対照表を御覧ください。 別表第1から別表第3までの南島原市北有馬坂下体育館、南島原市南有馬白木野体育館、南島原市加津佐ボール場に係る部分を削除するものでございます。 以上で、議案第9号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第10号「財産の処分について(旧
深江学校給食センター)」について説明を求めます。米田総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 議案第10号を説明させていただきます。 議案第10号「財産の処分について(旧
深江学校給食センター)」でございますが、本財産は、平成16年建築、平成17年供用開始され、令和3年10月末廃止された施設とその敷地でございます。 令和5年12月に広報紙及びホームページで公募を行い、同じ月の一般競争入札により落札者を決定し仮契約を締結いたしております。財産処分の対象となる建物及び土地の予定価格が2千万円以上であるため、
南島原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議決をお願いするものでございます。 資料1、2を御覧ください。 本箇所は、深江町丁7630番2、7630番4に位置しております。 処分する財産は、建物806.19平方メートル、土地4,370.78平方メートル、売却価格4,200万円で、旧
深江学校給食センターだった土地付建物及び設備、備品等を一括売払い処分するものでございます。 契約の相手方は、議案に記載のとおりでございます。 なお、参考に市有財産売払仮契約書を添付しているところでございます。 以上で、議案第10号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。(「10番、議事進行に対する発言」という高木議員の発言あり)
○議長(吉田幸一郎君) はい。
◆10番(高木和惠君) 上程された議案が終わるまでですか、お昼が来ていますけども。私、昼に用事があるんですけども、いつまで続行されるのか、お尋ねします。
○議長(吉田幸一郎君) 続行して進めたいと思っております。
◆10番(高木和惠君) 終わるまで。
○議長(吉田幸一郎君) はい。 それでは、次に議案第11号「市道路線の廃止及び変更について」説明を求めます。柘植建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 議案第11号を説明させていただきます。 議案第11号「市道路線の廃止及び変更について」でございますが、道路法(昭和27年法律第180号)の第10条第3項の規定により、別紙のとおり、市道路線の廃止及び変更を行いたいので、議会の議決を求めるものでございます。 現在管理しております市道の中で、道路の機能を喪失しており通行の実態がない3路線につきまして、路線の廃止及び路線の変更としまして起点の変更を行うものでございます。 資料1を御覧ください。 市道路線の廃止及び変更を行う位置図でございます。 路線数につきましては、南有馬町1路線、有家町2路線となっており、廃止路線が1路線、変更路線が2路線となっております。 次に、資料2を御覧ください。 廃止及び変更する路線網図でございます。 市道の路線名、路線番号、区間(起点と終点)を記載しております。廃止する路線の延長は676メートル、起点の変更により減少する路線の総延長は387メートルでございます。 路線の廃止分につきましては、法定外公共物として管理を行ってまいります。 以上で、議案第11号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第12号「令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第10号)」について説明を求めます。米田総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) それでは、議案第12号を説明させていただきます。 議案第12号「令和5年度南島原市
一般会計補正予算(第10号)」でございますが、今回の補正予算(第10号)は、国の補正予算に係る畑地帯総合整備事業及びため池整備事業に要する経費、市内事業者の設備投資を支援するための地域総合整備資金貸付事業に要する経費などを計上したほか、令和5年度決算見込みによる事業費の増減に要する経費を計上いたしました。 歳入歳出それぞれ5億4,293万7千円増額し、歳入歳出総額をそれぞれ357億7,835万3千円とするものでございます。 予算書の4ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費補正では、国の補正予算による農業生産基盤整備事業及びため池整備事業を含む年度内に完了しない見込みのある61事業、20億4,460万5千円について繰越明許費の追加を計上し、公共土木施設災害復旧事業については6,188万円から5,420万5千円増額して1億1,608万5千円へ変更するものでございます。 次に、8ページをお願いします。 第3表地方債補正でございますが、国の補正によります農業生産基盤整備事業及びため池整備事業に係る起債の増額を含む6件と、あと各事業の決算見込みによる変更を行いまして、地方債は合計で1,010万円減額するものでございます。 次に、歳入補正の主な事項について御説明いたします。 予算に関する説明書の3ページをお願いいたします。 11款1項1目地方交付税では、普通交付税の再算定があったことから、普通交付税を1億5,130万5千円増額するものでございます。 4ページをお願いいたします。 16款1項2目民生費県負担金では、国民健康保険基盤安定負担金保険者支援分及び保険税軽減分が確定したことによりまして保険基盤安定負担金を1,391万3千円増額。 6ページをお願いします。 18款1項2目指定寄附金では、県内外の事業所5社からの寄附があったことから企業版ふるさと納税寄附金を220万円増額、また、市内の個人、法人から寄附があったことから教育寄附金を270万円増額するものでございます。 19款2項1目財政調整基金繰入金では、7億8,723万4千円を減額しております。 7ページをお願いします。 22款1項1目総務債では、市内の事業所の設備投資に係る地域総合整備資金貸付事業の財源として地域総合整備資金貸付事業債を4,800万円増額、3目農林水産業債では、国の補正予算に係る事業の財源として農業基盤整備事業債を3,900万円増額するものでございます。 次に、歳出補正の主な事項について説明いたします。 8ページをお願いいたします。 2款1項6目地域振興費では、市内事業所の設備等整備事業に対して地域総合整備資金貸付金を4,800万円増額するものでございます。 9ページをお願いいたします。 10目財政調整基金では、後年度の財源調整を目的として財政調整基金積立金を1億5,101万4千円増額、11目減債基金では、後年度公債費の財源として積立金を9億9,431万5千円増額、15目庁舎建設基金費では、積立金を1億2千円増額、公共施設整備基金費では、積立金を1億8千円増額するものでございます。 次に、11ページをお願いいたします。 3款1項1目社会福祉総務費では、国民健康保険基盤安定負担金保険者支援分及び保険税軽減分が確定したことにより、国民健康保険特別会計繰出金を541万8千円増額するものでございます。 次に、16ページをお願いいたします。 6款1項6目農村整備費では、国の補正予算に係る事業に要する経費として、県営土地改良事業負担金を3,560万円増額、農村地域防災減災事業負担金を1,287万円増額するものでございます。 次に、18ページをお願いいたします。 10款1項2目事務局費では、市内の個人、法人から教育寄附があったことから、その寄附金を積立金として270万円増額。 19ページをお願いいたします。 4目の学校整備基金費では、学校施設整備基金積立金を1億円増額するものでございます。 以上で、議案第12号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第13号「令和5年度南島原市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」、議案第14号「令和5年度南島原市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、以上2件について説明を求めます。栗田福祉保健部長。
◎福祉保健部長(栗田一政君) 議案第13号と議案第14号を続けて説明させていただきます。 議案第13号「令和5年度南島原市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」でございますが、今回の補正予算につきましては、財源の組替えを行うもので、歳入のみの補正でございます。 それでは、予算に関する説明書で説明をさせていただきます。 2ページを御覧ください。 まず、下の欄の6款1項1目一般会計繰入金につきましては、地方交付税措置等の交付額の確定に伴う補正で、保険基盤安定繰入金保険税軽減分を1,596万5千円、保険基盤安定繰入金保険者支援分を775万5千円、未就学児均等割保険料繰入金を4万円それぞれ増額、財政安定化支援事業繰入金を1,834万2千円減額し、合わせまして一般会計繰入金を541万8千円増額するものでございます。 その上の欄の1款1項1目一般被保険者国民健康保険税につきましては、財源の調整を行うため、541万8千円を減額するものでございます。 以上で、議案第13号の説明を終わります。 続きまして、議案第14号を説明させていただきます。 議案第14号「令和5年度南島原市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)でございますが、今回の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,453万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額を7億3,724万8千円とするものでございます。 それでは、予算に関する説明書で説明をさせていただきます。 最初に、歳出でございますが、4ページを御覧ください。 2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、令和5年度の負担金の額が確定したことに伴い、後期高齢者医療広域連合保険基盤安定負担金1,453万4千円を減額するものでございます。 次に、歳入でございますが、3ページを御覧ください。 3款1項2目保険基盤安定繰入金につきましては、歳出予算で御説明をいたしました令和5年度の負担金の額が確定したことに伴い、1,453万4千円を減額するものでございます。 以上で、議案第14号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いをいたします。
○議長(吉田幸一郎君) ここでですが、高木和惠議員は早退されました。 続けていきます。 次に、議案第15号「令和6年度南島原市一般会計予算」について説明を求めます。米田総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) それでは、議案第15号を説明させていただきます。 議案第15号「令和6年度南島原市一般会計予算」でございますが、令和6年度予算の総額は327億3,406万5千円となり、前年度当初予算と比較しますと、19億2,239万8千円の増、6.24%の増となっております。 詳細につきましては、3月5日から7日までの3日間、議員全員が委員で構成される予算審査特別委員会におきまして、別冊の令和6年度南島原市当初予算(案)の概要を中心に各部局より説明を申し上げることとしておりますので、ここでは概略のみを説明させていただきます。 歳出の主なものについて御説明申し上げますが、先ほど言いました令和6年度南島原市当初予算(案)の概要、こちらの4ページをお願いいたします。一般会計当初予算の歳出目的別内訳として、歳出予算額が款ごとに記載されているページでございます。 まず、総務費の総額は45億8,689万7千円を計上しております。 主なものとして、ふるさと応援寄附事業に要する経費で15億88万5千円、お試し住宅の拡充や空き家活用に関する経費として田舎暮らし推進事業に5,273万4千円、行政手続のデジタル化などを進めるDX推進事業として3,676万3千円、布津支所別館の解体に要する経費として3,600万7千円を計上しております。 次に、民生費の総額は104億5,642万3千円を計上しております。 主なものとしましては、障害福祉給付サービス事業に19億2,681万4千円、多子世帯の経済的負担を軽減するための保育料軽減事業に要する経費として1,405万2千円、子育てに係る医療費助成として、乳幼児等分で4,170万6千円、高校生までの子供分で5,098万円、ひとり親家庭等に対する医療費として1,579万2千円を計上しております。 次に、衛生費の総額は28億2,782万3千円を計上しております。 主なものとして、令和6年度から導入する妊娠期・子育て期オンライン医療相談事業に248万6千円、新規事業である帯状疱疹ウイルスワクチン接種事業に206万1千円、浄化槽設置整備事業に要する経費として2億586万5千円などを計上しております。 次に、農林水産業費の総額は16億8,094万8千円を計上しております。 主なものとしまして、農業後継者育成事業に8,542万円、令和6年度から開始する
農業経営収入保険加入推進事業費補助など経営所得安定対策等推進事業に1,711万4千円、農道整備事業に1億9,300万9千円、貝崎漁港等の改修など漁港整備に要する経費として2億498万8千円を計上しております。 次に、商工費の総額は8億1,786万6千円を計上しております。 主な内訳として、そうめん産業振興事業に8,437万4千円、鮎帰りの滝トイレ整備事業など観光地等周辺整備事業に要する経費として6,483万9千円、ふるさと応援寄附金を活用したアニメ・アーティストコラボ作品作成など観光情報発信事業に1億1,962万1千円を計上しております。 土木費の総額は39億1,863万7千円を計上しております。 主なものとしまして、市道維持管理事業に4億1,695万5千円、市道改良事業に9億666万円、自転車歩行者専用道路整備事業に12億1,313万3千円、河川維持管理事業に2億1,962万円、河川改良事業に1億3,740万円を計上しております。 消防費の総額は17億5,193万5千円を計上しております。 主なものとして、防災行政無線整備事業に要する経費として6億5,978万2千円でございます。 教育費の総額は37億318万6千円を計上しております。 主なものとしまして、
世界遺産センター整備事業に4億3,786万3千円、小学校施設整備・改修事業に4億106万5千円、中学校施設整備・改修事業に2億787万9千円、学校給食管理費に2億8,772万2千円を計上しております。 次に、歳入についてでございますが、1枚戻って同じページの概要の3ページをお願いいたします。一般会計当初予算(案)の歳入内訳として、歳入予算額が款ごとに記載されているところでございます。 先ほど申し上げました歳出予算の事業費を賄うため、市税や使用料、手数料などは見込める額を手堅く見込み、また、地方交付税や地方消費税交付金などの各交付金につきましては、今年度の決算見込額や地方財政計画の伸び率等を勘案し計上しております。 国・県支出金につきましては、自転車歩行者専用道路整備事業の財源である社会資本整備総合交付金、小中学校の改修財源である学校施設環境改善交付金、漁港整備事業の財源である地域水産物供給基盤整備事業補助金などによりまして、国庫支出金は49億7,164万2千円、県支出金は28億1,494万1千円を計上しております。 繰入金では、小中学校の施設整備・改修事業の財源として学校施設整備基金繰入金1億4,146万8千円、ふるさと応援寄附金を活用した事業の財源としてふるさと応援寄附基金繰入金3億6,466万円など、12億6,354万2千円を計上しております。 市債では、防災行政無線整備事業債、緊急防災・減災事業債ですが、これを6億5,970万円、自転車歩行者専用道路整備事業債、過疎債を4億8,870万円、河川整備事業債、緊急自然災害防止対策事業債を2億8,240万円など、合計で38億2,030万円を計上しております。 また、当初予算編成において歳入が不足する分につきましては、財政調整基金からの繰入れ6億8,519万7千円で対応しているところでございます。 以上、概略を申し上げて、議案第15号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第16号「令和6年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」、議案第17号「令和6年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」、以上2件について説明を求めます。栗田福祉保健部長。
◎福祉保健部長(栗田一政君) 議案第16号と議案第17号を続けて説明させていただきます。 議案第16号「令和6年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ78億775万6千円で、前年度に比べ8,319万7千円、1.05%の減となっております。 これは、団塊の世代の後期高齢者医療保険への移行が進み、被保険者数が前年度に比べ約430人、3.05%の減少が見込まれることが主な要因でございます。 それでは、歳入歳出予算の主なものにつきまして、予算に関する説明書で説明をさせていただきます。 最初に、歳出でございますが、8ページを御覧ください。 2款保険給付費、1項療養諸費は合計で48億9,383万8千円で、前年度に比べ2,466万8千円、0.5%の減となっており、これは被保険者数の減少に伴い、1目一般被保険者療養給付費が1,880万5千円減少することが主なものでございます。 次に、次の9ページを御覧ください。 2款2項高額療養費は合計で7億5,933万2千円で、前年度に比べ3,111万8千円、4.3%の増となっており、これは、入院件数の増加や入院期間の長期化に伴い1目一般被保険者高額療養費が3,211万7千円増加することが主なものでございます。 次に、次の10ページを御覧ください。 3款国民健康保険事業費給付金、1項医療給付費分は合計で13億1,897万8千円で、前年度に比べ4,692万4千円、3.4%の減となっており、これは被保険者数に応じて県に納付する1目一般被保険者医療給付費分が減少するためでございます。 次の欄の3款2項後期高齢者支援金等分は合計で4億3,731万7千円で、前年度に比べ2,318万3千円、5.0%の減となっております。これは、県納付金の算定基礎となる国保の被保険者数の減少に伴い、1目一般被保険者後期高齢者支援金等分が減少するためでございます。 次に、11ページを御覧ください。 3款3項介護納付金分は1億6,729万8千円で、前年度に比べ1,247万5千円、6.9%の減となっております。これは、県納付金の算定基礎となる40歳以上の国保被保険者数の減少に伴い、県に納付する1目の介護納付金分が減少するためでございます。 次に、歳入でございますが、戻っていただいて3ページを御覧ください。 1款国民健康保険税、1項国民健康保険税は合計で13億8,912万円で、前年度に比べ7,988万8千円、5.4%の減となっております。これは、国保税の課税世帯の減少に伴い1目一般被保険者国民健康保険税が減少するためでございます。 次に、4ページを御覧ください。 4款県支出金、1項県補助金は58億8,666万6千円で、前年度に比べ1,255万5千円、0.2%の増となっております。これは、歳出で説明いたしましたが、2款2項高額療養費の増加に伴い、県から交付される普通交付金が増加するためでございます。 以上で、議案第16号の説明を終わります。 続きまして、議案第17号を説明させていただきます。 議案第17号「令和6年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ8億2,472万8千円で、前年度に比べ7,480万2千円、10%の増となっております。これは、団塊の世代の後期高齢者医療保険への移行が進み、被保険者数が前年度に比べ約220人、2.2%の増加が見込まれることが主な要因でございます。 それでは、歳入歳出予算の主なものにつきまして、予算に関する説明書で御説明をさせていただきます。 最初に、歳入でございますが、3ページを御覧ください。 1款後期高齢者医療保険料、1項後期高齢者医療保険料は、合計で5億6,717万4千円で、前年度に比べ5,986万5千円、11.8%の増となっております。これは、被保険者数の増加に加え、後期高齢者医療広域連合が定める保険料率が令和6年度に引き上げられることが予定されておりますので、これが要因でございます。 次に、歳出でございますが、5ページを御覧ください。 一番下の欄の2款後期高齢者医療広域連合納付金、1項後期高齢者医療広域連合納付金は8億1,463万9千円で、前年度に比べ7,384万8千円、10.0%の増となっております。これは、歳入で説明をいたしました1款後期高齢者医療保険料が増加することに伴い、後期高齢者医療広域連合に納付する保険料負担金が増加するためでございます。 以上で、議案第17号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、議案第18号「令和6年度南島原市水道事業会計予算」から報告第1号「専決処分の報告について(南島原市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について)」まで、以上3件について説明を求めます。溝田環境水道部長。
◎環境水道部長(溝田勝幸君) 議案第18号から報告第1号までを続けて説明させていただきます。 議案第18号「令和6年度南島原市水道事業会計予算」でございますが、本市の水道事業は、市内全域が地方公営企業法の適用となっております。収益的収入の予定額は、水道事業収益12億7,415万7千円、収益的支出の予定額は水道事業費用11億4,244万円を計上しております。 また、資本的収入の予定額は3億7,312万5千円、資本的支出の予定額は8億326万6千円を計上しております。 一時借入金の限度額を4億円、たな卸資産の購入限度額を2千万円と定めるものでございます。 続きまして、本予算の主なものについて、南島原市水道事業会計予算に関する説明書により御説明をいたします。 予算実施計画の1ページを御覧ください。 収益的収入の主なものについて、1項営業収益の1目給水収益6億7,448万8千円につきましては、令和5年度の水道料金決算見込額を勘案して計上しております。 また、2項営業外収益は、5目他会計負担金として1億9,112万8千円及び6目資本費繰入収益2億1,484万2千円を計上しております。 その内訳でございますが、5目他会計負担金では、基準内繰入れ分の償還金利子などと基準外繰入れ分の人件費となっております。 また、6目資本費繰入収益は、基準内繰入れ分の起債償還金元金となっております。 次に、2ページを御覧ください。 収益的支出の主なものは、1項営業費用、1目原水及び浄水費2億1,270万6千円、2目配水及び給水費で1億8千万6千円などでありますが、これらはいずれも水道施設の維持管理費を含めた水道施設の稼働に要する経費で、電話料金、機器の保守点検や水質検査委託料、漏水調査などの委託料、施設の修繕料、電気代、水質管理用の薬品代などの経費を計上しております。 そのほか、5目総係費で人件費など2億1,567万8千円、6目減価償却費で4億2,888万2千円などを計上しております。 続きまして、3ページを御覧ください。 資本的収入につきましては、1項1目負担金として工事負担金を8,839万6千円、2項1目企業債として借入金2億7,700万、4項1目交付金として県からの交付金772万9千円を計上しております。 資本的支出の主なものは、1項1目企業債償還金で3億7,922万7千円、2項建設改良費で4億2,403万9千円を計上しております。これは、起債元金の償還分と深江地区関連施設整備工事、交付金事業による重要給水施設配水管布設替工事及び設計業務委託などの事業費を計上しております。 以上で、議案第18号の説明を終わります。 続きまして、議案第19号を説明させていただきます。 議案第19号「令和6年度南島原市下水道事業会計予算」でございますが、本市の下水道事業は令和2年度より地方公営企業法の適用となっております。 収益的収入の予定額は下水道事業収益6億2,217万5千円、収益的支出の予定額は下水道事業費用5億8,064万3千円を計上しております。 また、資本的収入の予定額は2億1,172万円、資本的支出の予定額は4億1,048万9千円を計上しております。 一時借入金の限度額を3億円と定めるものでございます。 続きまして、本予算の主なものについて、南島原市下水道事業会計予算に関する説明書により御説明をいたします。 予算実施計画の1ページを御覧ください。 収益的収入の主なものとして、1項営業収益の1目使用料6,234万2千円につきましては、令和5年度の下水道使用料決算見込額を勘案して計上しております。 また、2目他会計負担金1億6,127万2千円につきましては、雨水処理に要する経費負担となっております。 2項営業外収益は、2目他会計補助金や4目長期前受金戻入など3億9,837万4千円を計上しております。 内容でございますが、2目他会計補助金では、基準内繰入れ分の起債償還元金及び利子などと基準外繰入れ分の人件費となっております。 また、4目長期前受金戻入として1億6,474万5千円を計上しております。これは、国庫補助金等を差し引いて減価償却費を算定していたみなし償却制度の廃止に伴う減価償却費見合い分の戻入となっております。 次に、2ページを御覧ください。 収益的支出の主なものは、1項営業費用、1目管渠費1,189万5千円、2目ポンプ場費4,435万3千円、3目処理場費6,396万5千円などでありますが、これらはいずれも下水道施設や雨水施設の維持管理費を含めた施設の稼働に要する経費で、電話料金、機器の保守点検や施設管理業務の委託料、汚泥処理などの委託料、施設の修繕料、電気料金、燃料費などの経費を計上しております。 そのほか、4目総係費で人件費など7,914万7千円、5目減価償却費3億2,230万7千円などを計上しております。 続きまして、3ページを御覧ください。 資本的収入につきましては、1項1目建設企業債として借入金1億380万円、3項1目国庫補助金1億390万円、4項1目受益者負担金及び分担金402万円を計上しております。 資本的支出の主なものは、1項建設改良費2億1,190万、3項企業債償還金1億9,858万9千円を計上しております。これは、開田雨水ポンプ場自動除塵機・しさ搬出機の改築・更新工事などの事業費及び下水道事業債の元金償還分を計上しております。 以上で、議案第19号の説明を終わります。 続きまして、報告第1号を説明させていただきます。 報告第1号「専決処分の報告について(南島原市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項もしくは用語に係る規定の改正または字句の修正をすること)について、令和5年12月27日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表を御覧ください。 地方自治法の一部改正に伴い、引用する地方自治法の条ずれを改正したもので、第5条中「第243条の2の2第8項」を「第243条の2の8第8項」に改めるものでございます。 以上で、報告第1号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、報告第2号「専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)」説明を求めます。内田農林水産部長。
◎農林水産部長(内田繁治君) 報告第2号を説明させていただきます。 報告第2号「専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(損害賠償の額の決定)について、令和6年1月5日に専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 令和5年11月1日午前10時50分頃、公務のため公用車を駐車していた福岡県福岡市中央区天神一丁目8-1の福岡市役所地下駐車場において、公用車を発進させようとした際、右側の柱に気を取られやや左寄りに進行したところ、確認不足のため、左隣に駐車していた相手車両右前方バンパーに接触し破損させた事故について、損害賠償の額を決定したものでございます。 賠償の金額は32万5,800円、賠償する相手方につきましては記載のとおりでございます。 なお、損害賠償額につきましては、全国自治協会自動車損害共済の対象となっております。 以上で、報告第2号の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に報告第3号「専決処分の報告について(南島原市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。栗田福祉保健部長。
◎福祉保健部長(栗田一政君) 報告第3号を説明させていただきます。 報告第3号「専決処分の報告について(南島原市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項もしくは用語に係る規定の改正または字句の修正をすること)について、令和6年1月25日に専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表により説明をさせていただきます。 第12条の改正につきましては、国民健康保険法が一部改正され、引用しております第9条の「第9項」が「第5項」に繰り上がり、また、被保険者証の返還を求める規定が削除されましたので、該当する規定を改正したものでございます。 なお、この改正につきましては、国民健康保険法の一部改正の施行日に合わせて、令和6年12月2日から施行することといたしております。 以上で、報告第3号の説明を終わります。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、報告第4号「専決処分の報告について(
南島原市営住宅条例の一部を改正する条例について)説明を求めます。柘植建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 報告第4号を説明させていただきます。 報告第4号「専決処分の報告について(
南島原市営住宅条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項もしくは用語に係る規定の改正または字句の修正をすること)について、令和6年1月25日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表をお願いいたします。 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部改正に伴い、引用する「配偶者暴力防止等法第10条第1項」の次に「又は第10条の2」を追加したものでございます。 以上で、報告第4号の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、報告第5号「専決処分の報告について(南島原市監査委員に関する条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。松尾
監査委員事務局長。
◎
監査委員事務局長(松尾修一君) 報告第5号を説明させていただきます。 報告第5号「専決処分の報告について(南島原市監査委員に関する条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項もしくは用語に係る規定の改正または字句の改正をすること)について、令和6年1月25日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表を御覧ください。 地方自治法の一部改正に伴い引用する「第243条の2の2」が「第243条の2の8」となったものです。 以上で、報告第5号の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) ここで報告します。松本議員、隈部議員は早退されました。 次に、報告第6号「専決処分の報告について(南島原市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。溝田環境水道部長。
◎環境水道部長(溝田勝幸君) 報告第6号を説明させていただきます。 報告第6号「専決処分の報告について(南島原市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項もしくは用語に係る規定の改正または字句の修正をすること)について、令和6年1月29日に専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表を御覧ください。 水道法の一部改正に伴い、第5条第1項中の「厚生労働省令」を「国土交通省令」に改めたものでございます。 以上で、報告第6号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、報告第7号「専決処分の報告について(南島原市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。柘植建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 報告第7号を説明させていただきます。 報告第7号「専決処分の報告について(南島原市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項もしくは用語に係る規定の改正または字句の修正をすること)について、令和6年1月31日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表を御覧ください。 独立行政法人水資源機構法の一部改正に伴い、引用する「独立行政法人水資源機構法第12条第1項第4号」を「独立行政法人水資源機構法第12条第1項第5号」に改める。漁港漁場整備法の一部改正に伴い、引用する題名「漁港漁場整備法」を「漁港及び漁場の整備等に関する法律」に改めるものでございます。 以上で、報告第7号の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(吉田幸一郎君) 次に、報告第8号「専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)」説明を求めます。米田総務部長。