南島原市議会 > 2023-12-06 >
12月06日-04号

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  1. 南島原市議会 2023-12-06
    12月06日-04号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年 12月 定例会(第4回)第4日 12月6日(水曜日)出席議員(19名)       1番  寺澤佳洋君    11番  隈部和久君       2番  松本添花君    12番  林田久富君       3番  日向栄司君    13番  松永忠次君       4番  井上修一君    14番  小嶋光明君       5番  田中克彦君    15番  黒岩英雄君       6番  末続浩二郎君   16番  井上末喜君       7番  永池充宏君    17番  吉岡 巖君       8番  酒井光則君    18番  田中次廣君       9番  中村哲康君    19番  吉田幸一郎君       10番  高木和惠君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    環境水道部長    溝田勝幸君 副市長       山口周一君    教育次長      五島裕一君 教育長       松本弘明君    総務秘書課長    隈部修司君 総務部長      米田伸也君    財政課長      石川伸吾君 地域振興部長    山口篤弘君    会計管理者     吉田英雄君 市民生活部長    北村哲也君    農業委員会事務局長 小渕 忍君 福祉保健部長    栗田一政君    監査委員事務局長  松尾修一君 農林水産部長    内田繁治君    代表監査委員    宮崎 太君 建設部長      柘植善和君議会事務局出席者 局長        松藤義孝君 次長        高原 洋君 書記        吉武洋謙君 書記        山口梨沙君第4回定例会議事日程 第4号 令和5年12月6日(水)午前10時開議日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ12月6日井上修一議員1南島原市中期財政見通しについて1642世界遺産センターの進捗状況について3物価高対策としての重点支援地方交付金について4マイナンバーカード利用について5ふるさと納税について中村哲康議員1農業振興について1772入札について3サイクリングロードについて4河川災害について松本添花議員1子どもを育てやすい環境づくりについて1922今後の財政について3イノシシ被害の現状と今後の対策について高木和惠議員防災行政無線整備事業について2092指定管理者制度について3松本市長の政治姿勢について4市民の声 (議案質疑)日程第2 議案第36号 南島原市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について日程第3 議案第37号 南島原市長及び副市長の給与に関する条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第38号 南島原市税外収入督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第39号 南島原市税条例の一部を改正する条例について日程第6 議案第41号 南島原市保健センター条例の一部を改正する条例について日程第7 議案第42号 南島原市農村婦人の家条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第43号 南島原市農産物処理加工施設条例を廃止する条例について日程第9 議案第44号 南島原市空家等対策協議会条例の一部を改正する条例について日程第10 議案第45号 南島原市公共下水道条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第46号 南島原市公共下水道事業等受益者負担に関する条例の一部を改正する条例について日程第12 議案第47号 令和5年度南島原市一般会計補正予算(第6号)日程第13 議案第48号 令和5年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) (質疑、受理)日程第14 報告第20号 専決処分の報告について(南島原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について) (提案理由説明、質疑)日程第15 議案第50号 南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について (委員会付託)日程第16 各議案の委員会付託     午前10時00分 開議 ○議長(吉田幸一郎君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は19名であります。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第4号により、本日の会議を開きます。 ここで、追加議案について、議会運営委員長から報告を求めます。井上末喜委員長。 ◆議会運営委員長(井上末喜君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 それでは、先ほど、追加議案につきまして議会運営委員会を開催いたしましたので、その協議結果を報告いたします。 市長から、議案第50号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」を追加提案したいと申出があっております。議会運営委員会における協議の結果、追加議案とすることに決定いたしました。 なお、追加議案につきましては、本日、提案理由説明後、通告なしで質疑を行い、委員会付託とし、12月19日に討論、採決することといたしました。 以上が議会運営委員会の協議内容であります。 報告を終わります。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  日程第1、市政一般質問を行います。 まず、4番、井上修一議員の質問を許します。4番、井上修一議員。 ◆4番(井上修一君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 4番、公明党、井上修一です。 議長のお許しを得ましたので、通告に従い一般質問いたします。質問方式は、一問一答方式でお願いします。 質問は5項目ですが、既に同僚議員の方々が同じ質問をされているものもありますので、重複する内容もありますが、今日は、我が母校の有家中学校の3年生の皆さんも傍聴に来られていますし、下手に質問を変えるとイレギュラーな質問になりかねませんので、通告どおりそのまま進めさせていただきたいと思います。 まず、1つ目の質問です。南島原市中期財政見通しについてですが、前回定例会において、南島原市中期財政見通しの資料を頂き、目を通してみますと、本市の財政は、財政健全化指数の数字上では問題ないと思われますが、その中身があまりよくないのかなと感じています。病気のがんに例えれば、手後れになる前に早期発見・早期治療が重要だと痛感しております。 そこで、資料にある問題点、改善策について、市長はどのように受け止められているかお伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) おはようございます。 一般質問も今日で3日目、最終日でありますが、今日は、井上議員がおっしゃったように、また議長がおっしゃったように、有家中学校の生徒の皆さんが傍聴に来ていただいております。こうして関心を持っていただくということは、大変ありがたいところであります。 それでは、井上修一議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、南島原市中期財政見通しにある問題点、改善策について、どのように考えているかということでありますが、南島原市中期財政見通しの問題点で記載しているように、本市は、財源、収入の多くを普通交付税や国・県支出金、地方債などの依存財源で賄うという脆弱な体質でございます。加えて、歳出予算額に対し、歳入予算が不足する財源不足が常態化している状況であるために、財政調整基金等の繰入れなしでは予算編成ができない状況となっております。 公債費など義務的経費が増高した場合、財源不足の拡大に直結をすることから、歳入、歳出全般において厳しく精査をし、危機感を持って中期財政計画に示した改善策に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  今、市長の答弁にありましたとおり、本市は慢性的な財源不足の状態にあるということで、危機感を持って中期財政計画に示した改善策に取り組んでまいりたいということですが、その改善策と問題も含めて、資料に沿ってお伺いします。 まず、問題点として、財政調整基金の減少が上げられていますが、その説明をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  まず、中期財政見通しにおける問題点の一つとして、令和5年度の予算状況を踏まえて今後の事業計画を従前のとおり実施した場合に陥る状況を示しております。 このときに、要するに入ってくるお金と出ていくお金がございますけれども、入ってくるお金が少ないという状況になっておりますので、これを、財源不足を補うために、いわゆる貯金であります財政調整基金の取崩しを続けることで何とか賄うということでございますが、8年度ではほとんどなくなり、9年度では、その貯金である財政調整基金がなくなるという見通しとなっているのが今の問題点でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  財政調整基金の取崩しのみで財政不足を補った場合、つまり家計に例えるなら、貯金を切り崩して生活に充てるということでしょうが、その試算表を見てみますと、令和5年度当初予算の財政調整基金年度末残高見込みで33億7,900万円とあったのですが、令和6年、7年と、約6億円ずつ減り、今、総務部長がおっしゃったとおり、令和8年度は一気に減って基金残高が7,300万円と、この表に載っていますが、これはなぜなのか。 これは前日、田中次廣議員が質問され、重複するところがありますが、いま一度説明を財政課長にお願いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  財政課長。 ◎財政課長(石川伸吾君)  中期財政計画におきまして問題点2に掲げております財政調整基金、ここが特に令和7年度から8年度にかけて大きく落ち込む、この理由ということでございますが、先ほどおっしゃられましたとおり、先日の田中次廣議員の御質問の際にも若干触れましたけれども、地方交付税のうち普通交付税、これにつきまして、令和8年度から、その前年の令和7年度の国勢調査の結果の人口、これを基に算出することになります。そういうことで、地方交付税が令和8年度から大きく減少するだろうというふうに想定をしております。 そうなった場合に、この歳入が落ち込むことになりますので、それを財政調整基金で補填するというか賄うということになりますので、令和8年度に、この表のとおり落ち込むことになるというふうに想定をしているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  今、財政課長がおっしゃったとおり、地方交付税が、この表で見ますと、10億5千万円ぐらい減るということで心配されるところでありますが、これはあくまでも試算ですので、そうなるとは限らないと思いますけど、その可能性も十分考えられるという認識でよかったでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  財政課長。 ◎財政課長(石川伸吾君)  おっしゃったとおりです。 この中期財政計画をつくるに当たりましては、これは予算編成の鉄則なんですが、歳入に関しましては、やはり厳しく手堅いところで見込んでいくというところで作っておりますので、これは最悪のパターンといいますか、かなり厳しい見方をまずは一旦させていただいた上で、その上で改善策をやっていこうというふうな作りでしておりますので、今、議員がおっしゃったとおりの考え方でやっているということでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。
    ◆4番(井上修一君)  分かりました。 それと、あともう一つの問題点として、地方債残高、公債費の増加について質問を上げていますが、それについて、その改善策も一緒に説明をお願いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  地方債残高、公債費が増えるということですね。 本市も税収が少ないので、いろんな道路を造ったり建物を造ったりするときには、借金である地方債を借り入れて事業を実施します。地方債は借金でありますから、当然、後の年度で借金を返済していくということになります。 地方債残高、公債費が増えるということは、今行っている自転車歩行者専用道路整備事業あるいは過去に建てました学校給食センター整備事業、有家小学校の建設事業などによりまして、その財源を借金で賄っておりました。その結果、借金である地方債残高が増えると。当然借金が増えれば、毎年支払う部分という公債費も増えるというところでございます。 中期財政見通しの4ページに記載をしておりますけども、現在の状態でいきますと、令和10年度には公債費が35億円を超える見通しとなっているところでございます。 したがいまして、公債費が、毎年借金を払う部分が増えていきますので、このままではもう借金払いでどうもならなくなりますことから、そういう状況を改善するために、令和5年度から令和9年度までの5年間、各年度10億円程度繰上償還、借金をまとめて払うことになります。これを実施することによりまして、地方債残高、借金の残高が増えるのを抑制します。また、各年度支払う単年度の公債費も減らしていきますということで、それを現在と同じような25億円程度に抑制しようというふうな改善策を考えているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  繰越金を恐らく5億円ぐらい積み立てながら繰上償還を実施するということだと思いますけど、これは持続的に可能なのかどうなのか、それをお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  これは、同じ基金の種類で、財政見通しの3ページの下のほうにございますが、借金返済をするための基金を設けております。これは減債基金といいますけども、その減債基金の残高見込みを参考として、財政見通しの3ページに記載をしているところでございます。 この部分については、各年度積み立てるということで、この部分の基金の残高は積み立てることによって増えるということでございます。その増える分もありますので、その分を生かして、この減債基金を取り崩して借金返済に充てるということで、この部分の財源の見通しは、今立っているという状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  先ほど、その前の答弁で、本市は公共施設がたくさんあるということで、確かに有利な起債や補助金を使って建てられたと思います。また、今後予定されております世界遺産センターの財源となる過疎債も負債には変わりありませんので、必然的にそうなってくるのかなと思います。 また、それ以上に問題なのは、先ほども言いましたけど、本市は多くの公共施設を保有していることから、今後の維持管理費が財政を圧迫するような大きな原因でもあり、そちらのほうが今後こたえてくるのではないかと心配していましたので、今の持続的に可能なのかという質問をさせていただきました。 あと、改善策として、人件費、物件費の抑制についてはどうか、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  歳出の改善策として、中期財政見通しの5ページにも記載をしております。 1つ、人件費につきましては、定員適正化計画を作成しておりますので、それの実施により、職員並びに会計年度任用職員の減によりまして抑制を図るというものでございます。 また、物件費につきましては、主に公共施設の管理経費、これが、数が多いということで当然経費がかかるということでございます。これにつきましても、使わなくなった施設を統廃合や除却、解体するなどして縮小するような形で、着実にその経費を抑えていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  人件費については分かりました。 また、先ほど言われました公共施設の統廃合や除却についても、これは先日の同僚議員の質問の答弁にありましたが、2つほどでしたか、予定というか、それをもう一回ちょっと答弁お願いできますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  今、使わなくなった施設、使うのが少なくなった施設というのはございます。それについて、令和6年度で解体するということで計画しております。 その2つの施設、先日も答弁をいたしましたが、布津支所の別館が1つです。あと、南有馬の白木野の体育館、この2施設を来年度解体する計画で進めているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  ありがとうございます。 そして、あと気になるのが、この改善策として、DXによる業務の効率化を実施し、物件費の抑制を図るということですが、その一つとして効果が期待される、本市で作成されたDXアクションプランに上げてあるマイナンバーカードに特化したデジタルIDの実用化があります。その期待される効果と、今、取組はどうなっているのか、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  DXの推進を今行っておりますが、昨日も答弁いたしましたとおり、新年度から施設の予約と料金の支払い、そういった部分をスマートフォンでできるようにすると。実際に行って、紙に記載して申し込み、現金の支払いではなくて、スマートフォンで申請・予約をする、支払いもできると、こういうことで、可能な限り、その鍵の開け閉めも、鍵ではなくてスマートフォンで施錠・開錠ができるような部分も取り組んでいくということなどによりまして、その部分で少し経費が削減される可能性があります。 また、それ以外でも、いろんな通知の関係で、例えば郵送していた分を、LINEの通知であったり、そういった部分の登録された方が個人でスマートフォンを利用して電子申請をすると、そういった部分を積み重ねていって、物件費の抑制を図るというところに役立てていきたいと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  今、マイナンバーカードを使って、そういった経費の削減をする取組をちょっと言われましたけど、その後、xIDを使って、SmartPOSTという取組が載っていたんですけども、これは郵送料とかペーパーレスとか、物すごく削減が期待されるものだと思いますけども、その部分はどうなっているのかお伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  先ほどお尋ねのxIDアプリ、これにつきましては、令和4年度、昨年度、無料トライアルの期間ということで、1か月実施したところですが、実際そのアプリの内容が、メールという形で利用者が登録された、その登録された部分に対して、行政側がメールを送るという形ではあるんですけども、いわゆるメールの本文しか送れない。書類なんかを添付ファイルで送ることができないということがありましたので、なかなか本市の状態で、ちょっとそぐわないのかなというところで、DX、DXといっても、当然市の節約につながる部分は取り入れていきますけども、なかなか役に立たないというか、ちょっと市に向かないという部分であれば、それはちょっと見送ったというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  そういうことであれば仕方ないということで、分かりました。 これまでいろいろ質問しましたが、先日、山梨県のある自治体、市川三郷町が財政的な危機に陥って、自治体独自の財政非常事態宣言を出されたという報道を目にいたしました。 報道によると、2021年度の経常収支比率が98.1%、全国ワースト11位。将来負担比率が約120%で全国ワースト25位。その他の数値も軒並み悪化しており、このままでは最低限の行政サービスもできなくなるということでありました。そのため、今回、財政非常事態宣言が出され、今後3年間、集中的な財政改革を進めるというものです。 恐らく、今後、様々な事業の縮小・廃止、補助金のカット、行政サービスの見直しなどがなされ、住民生活に非常に大きな影響を与えることになるものと思います。南島原市が今後同じような危機に陥らないようにしないといけないと感じたところです。 今回、この山梨県の自治体がこのような状況に陥った原因は、税収減や地方交付税の合併算定替えが終了し、自主財源が減少しているにもかかわらず、従来どおりの行政運営を行ってきた。特に、本来進めるべきであった公共施設の統廃合、地元の反対もあって先送りにしてしまったことが主な原因であるというような分析がされております。 今回策定された南島原市中期財政見通しによれば、現時点では、先ほども言ったように、財政健全化比率の数値では特に大きな問題はなく、先ほど述べた財政非常事態宣言を出すような状態では全然ございません。しかし一方で、依存財源に頼る財政構造に変わりなく、今後このまま財政運営を漫然と続けていくと、近い将来、予算編成ができなくなる可能性もあるということです。 そのため中期財政見通しに示された改善策、今聞いてきましたけども、公共施設の適正配置やDXによる業務の効率化、人件費の抑制、補助金制度の見直しなど、取り組む必要があることがよく分かりました。市長はじめ職員のみならず、我々議員も、今後さらに危機意識を持って、問題を先送りすることなく行政運営に努めなければならないと感じたところです。 最後に、改めてこの財政運営についての思いというか、決意を伺えればと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  財政のことについて、井上議員からるる質問もあっておりまして、南島原市の財政状況を見ますときに、予算の、市内の皆さんが市民税として納めていただくお金は約1割であります。そのほかは国あるいは県交付金であったり、あるいはいろんな形で借り受ける、そういうふうな形で財政が回っていっているところでありますが、何とかして市民税が、ここで働いていらっしゃる、事業をしていらっしゃる皆さん方が多く納めていただくような、そういう南島原市になっていかなければいけないというようなことで、いろんなことで仕掛けといいましょうか、なかなか企業誘致も現段階ではままなりませんけれども、いろんな形でそういう部分も大きく膨らんでいくような、そういう行政をしていかなければという思いではいるわけでありますが、現段階で、皆さん方が心配していただくような、財政をしっかりと守ってというよりも、取り組んで、財政運営にしっかりと取り組んでいかなければというふうなことで、先ほどから部長、課長も申し上げましたような形で、議会の皆さん方の御理解をいただいて進めているというところであります。 これからも行政としてしっかりとやっていくつもりであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  ありがとうございました。中期財政見通しに基づいた安定的な財政運営に努められることを期待して、次の質問に移ります。 次の質問は、世界遺産センターの進捗状況についてですが、複合施設としての物産展に出展するテナントの募集は進んでいるのかという質問を上げていますけれども、複数回の同僚の議員さんから質問がありましたので、1つだけ質問します。 複合施設として予定されているこの物産展については、ガイダンス施設と違って、収益を上げる、採算が取れるという要素が加わってくると思います。 そこで、先月の初旬に視察に行かせていただきました香川県高松市の屋島山上交流拠点施設で、そこの10年間にわたる計画推進の取組について研修させていただきました。 その計画推進においては、国・県・市、関係事業者プラス市民、市民活動団体も参画し、行政、事業者、市民一体となって、10年にわたり44項目の実行すべき具体的施策や事業を協議し、2022年に完成に至り、完成後も新たな課題に取り組んでいるということでした。総事業費は16億4千万円。目的、規模は多少違うところはありましたし、環境に関しても、景観、見晴らしもよく、本市に比べて恵まれている環境が確かにありましたので、単純に比較はできませんが、逆に言えば、そのようなところでさえ、精査に精査を重ね、協議し、取り組まれたということです。 そこで、その取組の中で、総合的課題として重視されていたのが、そこの市民の屋島に対する価値の認識と愛着の醸成、つまり、いかに市民が協力して機運を高めていくかということに注力を注がれていたそうです。 先日の答弁にありましたけども、令和6年までにテナントを決められるということで、これは物産展に限らず全体に言えることだと思いますが、そういった市民の協力機運を高めていくという点で、今後何か進めていくというか、考えていらっしゃるのか、これを一つお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  市民の協力、また機運、そういったものを高めていく必要があるんじゃなかろうかというようなお話をいただきました。 先ほど議員さんがおっしゃったように、施設の規模等、そういったもののいきさつあたりも違うかと思いますけども、確かに今、直売所的な物産館を計画しております。基本的に市民の皆様に利用いただくような形も想定をしております。そうしないと、なかなか持続可能な運営ができないだろうと。観光客だけの商品を置くということであれば、なかなか売上げ自体も上がってこないだろうと。そういった部分では、市民の意見も聞く必要があろうかと思っております。 今現在、設計の段階で、市内にある直売所の方々に、設計に当たってお話をお伺いしております。その後、テナント募集という形で進めていくわけですけども、それについては、しっかり条件等を付してテナント業者を募集したいという形で思っておりますけども、そのテナント募集の要件をつくるに当たっては、先ほど議員がおっしゃったような、市民の皆さんからもちょっと意見が必要かなという形で思いますので、その辺はちょっと検討をしていきたいという形で思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  完成が2026年度ですので、2年と3か月ですか、ありますので、なかなかこれも大変なことだと思いますが、その点を意識して取り組んでもらいたいと思います。 それでは、次の質問です。 物価高騰対策としての重点支援地方交付金についてですが、ここで、本市の実情に応じた具体策で、非課税世帯の7万円とはまた違うやつですけども、国の補正予算において、政府の物価高騰対策として、これは前からされているんですけども、電気代、あと都市ガス代、燃油費の高騰の抑制を来年の4月まで持続するということになっておりますが、その中に、南島原市はLPガス、プロパンガスがほとんどだと思いますけど、その料金の補助を予算編成の中に組み込めないかと思います。 先日の寺澤議員の質問の答弁で、本市の給付額がたしか1億4,240万円でしたか、これは限られた予算なので、あれもこれもとは言えないですが、その点を考慮してもらえないか、お尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  先日、国の補正予算で成立いたしました経済対策、重点支援交付金、これにつきまして、まず、本市は1億4,280万1千円の交付限度額を受けております。結局、このお金を使ってそういう物価高騰対策を自由にしてくださいということでございます。 ただ、国が示しております推奨事業メニュー、8項目ございます。この中から、それぞれの自治体で判断してくださいという通知がなされているところでございます。 そこで、本市の重点支援交付金の使途につきましては、基本的にガソリン価格等の物価高騰の影響が著しいという状況が続いているということでございます。現時点では、市民に広く支援を行う必要性があると考えております。今回は、生活者支援対策を中心に、その分を含めたところで実施ができないか、現在、事業の検討を行っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  あれもこれもとは言えないんですが、市民全体に行き渡るようであれば、もうそれでいいのかなと思います。 それでは、次の質問に移ります。 マイナンバーカードについてですが、本市の交付率はどれぐらいか、また、マイナポイントも10月でしたか、9月やったかな、終了して、その後どれぐらい推移しているのかなというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  マイナンバーカードの交付率はどのくらいか、その後の推移はということでございますが、マイナンバーカードの交付率につきましては、まず、マイナポイントの受付が9月末で終了いたしました。その時点では、3万2,215人に交付しておりまして、交付率は75.0%でございました。 その後、今確定している数字ですが、10月31日現在では3万2,385人に交付をしております。交付率については76.1%、パーセントにして1.1%の増、人数にして170人の増となっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  75.9、今最終的に76.1と、これだけ普及していれば、もう物すごく結果が出せたのかなと思っています。 今後また交付率を上げるために取り組んでおられると思いますが、その取組について、防災無線でも聞きますけど、時間外というか、そういった時間を設けて、5時までに来られない方のために、そういった窓口を開いているということで、そのことについてちょっとお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  マイナンバーカードの普及促進で、今、取組をということでございますが、マイナンバーカードの普及促進対策として、先ほど議員さんがおっしゃったとおり、時間外、午後の7時まで夜間受付をしております。また、商業施設や事業所、自治会公民館での申請受付をしましたり、第2・第4日曜日の休日の受付、来庁が困難な人に対しましては、連絡があれば戸別訪問を行っております。 これまでの効果といたしましては、実績といたしまして、休日開庁で延べ1,163人、夜間受付は延べ525人、戸別訪問については約28人の御利用をいただいております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  結構来られていると思います。 ちょっと元に戻りますけど、マイナポイントが終了してから現在までの申請率が僅か1.何%でしたか、ちょっと少ないということで、これ、ポイントがもらえるから申請して、国もそうやって促してきたということもありますけども、本市が作成された、先ほども言いましたけど、DXアクションプランによるマイナンバーカードの満足度・重要度のアンケートの結果がありますけども、これは、「満足している」「やや満足している」が13.2%、「重要である」「やや重要である」と思うのが32.8%と、やはりこのマイナンバーカードの利便性を実感されていないのかなというのが現状ですね。 ただ、これは、業務の効率化や利便性だけではなく、ここまで政府がマイナンバーカード普及に、今年の4月に医療関係のシステムを導入するのを義務化したということもありますし、これはもうさっき、マイナンバーカードと保険証のひもづけに関わることですけども、このひもづけにここまでこだわる理由が、それは、来年秋廃止予定の紙の保険証についてですが、医療機関のレセプトにおいて、年間大体、保険証を使う回数が20億回ぐらいあると。その中で、本人の確認ができない事例というのがたくさんあって、医療機関への差戻しが起きている、これが大体500万件もあると。これの事務処理に相当なコストがかかるということで、このことを改善するために、国民の皆さんに協力をという意味合いもあるようですので、これは大変ですが、その窓口機関を設ける期間が終わるまで粘り強く進めていってもらいたいということをお願いして、次の質問に移りたいと思います。 次に、マイナンバーカードの利便性の一つに、各種証明書のコンビニ交付がありますが、本市ではまだ実施されていません。本県の13市ではどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  コンビニ交付について県内の状況をということでございますが、県内でコンビニ交付を実施しておりますのは、12月から開始する諫早市、来年の2月から開始を予定しております雲仙市を含め、13市のうち8市が実施をしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  13分の8ですから、結構半分以上になっていますけども、これは本市で実施する考えはないのか、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  コンビニ交付の実施の予定はないのかという御質問でございますが、各種証明書のコンビニ交付については、時間にとらわれない行政サービスの一環として有効な手段であることを認識しております。 第1回の定例会でもお答えをいたしましたが、導入については、費用やランニングコスト、費用対効果などを考慮し、他市と共同運営するシステムの改修、自治体で使用する基幹業務システムの全国的な統一化の進捗などを、適切な時期を見極めながら検討を進めていこうと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  また、DX推進アクションプランのアンケートが出てきますけど、これは市民の声ですので、「市役所の手続の中で、不便、面倒、手間だと感じていることは何ですか」という質問で、圧倒的に多いのが、「平日の昼間しか手続できない」、開庁時間、市役所に直接行かなければ手続できないという結果が出ています。 あと、また、一つの例として、本市に籍を置いている大学生が、家計を助けようとしてなのか、小遣いのためなのか分かりませんけど、バイトを始めるときに、住民票が必要なところが今かなり増えてきています。うちもそうでしたけども、そんなとき、このコンビニサービスがあれば、市役所に行って住民票をもらって、郵送しなければいけない、これがもし土日やったら遅れるということで、そういったものがあれば、本当に便利かなと思っております。 あと、先ほども答弁がありましたけども、少しずつ長崎県でもそういったコンビニ交付の導入をしているところが増えてきています。本市では、ただでさえ交通事情とか不便な本市ですので、だからこそ、こういった便利なサービスは、いろいろ先ほど検討していかれると言われていましたが、今もう早くはないですけど、始めるべきではないかということで、質問を上げさせていただきました。 これは前向きな検討をされるということでよろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  マイナンバーカードの活用といいましょうか、必要性ということで井上議員からお話があっておりまして、先ほど部長のほうからも答弁をしておりますが、今こういう状況の中、マイナンバーカードを利用して、皆さん方がスムーズにいろんな手続ができるような、そういうことに向けて南島原市もやっていかないけんというふうなことで考えておりまして、先ほど部長もそういう意味合いのことを言ったところでありますが、私としても、この件については、なるだけ早い時期に、やっぱり取り組んでいかなければという考え方を持っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  それではお願いします。 次の質問、最後ですけど、ふるさと納税についてお伺いします。 10月から、ふるさと納税のルールが一部改正されましたが、その内容と本市への影響はどうなのか、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  ふるさと納税寄附につきましては、自治体間における返礼品の競争激化を受け、返礼品を寄附額の3割以内、返礼品送料及び手数料などを含めた1年間の費用総額が寄附額の5割以内ということで定められております。 この5割以内に係る経費について、10月からですけれども、これまでの対象経費に加え、新たに税金の控除に係る経費、それから受領書の発行に係る費用などが加えられることになりました。 また、返礼品の基準においても一部変更があっております。例えば、米の精米について、お米ですね、県外で生産された米を市内で加工したものを返礼品としてこれまでは許可をされていました。しかし、これからは県内で生産された米に限ると。これは一例ですけれども、そのような商品についても制限がかかっているという状況でございます。 それから、本市における影響ということですけれども、本市の場合には、返礼品とかその他の手数料あたりも含めまして、現在5割以内で推移をしておりますので、この10月から制度改正が行われたからといって影響があるものではございません。 ただ、おっしゃったように、寄附者にとってみれば、10月からの寄附については返礼品の価値が落ちるといいますか、そういったマイナス面もありましたので、かなりの数で、9月に飛び込みの寄附があっております。 金額でいいますと、昨年の9月は約2,700万円ぐらいの寄附でした。今年の9月は約10倍の2億7,700万円ということで、寄附が行われております。また、10月になって寄附額が落ち込むんじゃないかということで心配をしておりましたけれども、10月、11月についても、寄附額はこれまでの寄附額を上回っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  ルールが改正になった後も寄附額が上がっているということで、安心しました。 あと、ふるさと納税の拡大の取組についてですが、この質問は同僚議員も質問されていますので重複するところもあると思いますが、その成果というか、令和4年、令和5年のふるさと納税の額というのをいま一度教えてもらえないでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  これまでの寄附額を上げる方策といたしましては、高価格の返礼品、例えば野菜、果物を数回に分けて送付する定期便の増設。これは、毎月、野菜や果物が送ってくる、年に12回とか、1か月置きとか、年4回とか、そういったものになります。それから、広告やメールマガジンなどを通してのPR、魅力ある返礼品の充実を図るための出品者への説明会、それから相談会の開催などを行っております。 また、現在は、職員の親戚や友人などへ、南島原市のふるさと納税を周知していただいて、ふるさと応援寄附を検討する際に、南島原市に寄附をしていただく、そういった取組も行っております。 また、寄附者の目につくように、ポータルサイトを開いたときに検索した結果、本市の返礼品が上位に表示されるような取組なども行っているところです。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  ふるさと納税は、ちょっと右肩上がりで増えているということで、これは去年から始まった申請書の印刷やマイナンバーカードのコピーを郵送する手間が省ける、オンラインによるワンストップ申請ができるようになったことも背景にあると思いますが、本市が提携しているふるさと納税サイトは幾つぐらいあるんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  現在、13ポータルサイトあります。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  その利用頻度というか、効率のいいサイトに集中してされていると思いますが、それをちょっと教えてもらえれば。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  一番人気のあるサイトが楽天になります。それから、さとふる、ふるなび、その辺が上位を占めておりまして、13ポータルサイトのうちの4つぐらいのポータルサイトで9割を超えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  その、一番多い楽天ですか、そこに上位にアピールしてもらうというか、開いたときに、少しでも上位にあるようにということで、そこに手数料というか、そういったものを、ほかのサイトに比べたら払っているということでいいんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  特に寄附額が多い11月、12月に、一番多い楽天を中心に広告料を払って、南島原市の商品を見ていただきやすいような状況ということで、そこにPR経費を入れております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  効率のいいサイトに集中して、コスパを考えてされていると思います。 また、このふるさと納税については、本市の大事な歳入の一つですので、公債費の右肩上がりは困りますけど、ふるさと納税の右肩上がりは、地方創生という点から大変うれしいことですので、これからも頑張っていただきたいと思います。 最後に、このふるさと納税とは、税制を通じて、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、また、これから応援したい地域へも力になる制度でありますが、今日傍聴に来てくれていらっしゃいます有家中学校の生徒の皆さんも、大きくなって働くようになって、やがて大半が市外に出て働いて、そんな彼らが、お世話になった南島原市、応援したい南島原市と思えるように、私たちも頑張っていかなければならないと思いますが、最後に市長、一言お願いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、井上議員がおっしゃった、まさに私もそういうふうに思っております。 こうして、今、有家中学校の皆さん方が傍聴して、議会でどういうことが話されるのか、どういうふうな答弁をされるのか、関心を持って、こうして見ていらっしゃる、聞いていらっしゃると思うんですが、今、ふるさと納税の件が出て、その仕組みといいましょうか、100%理解はどうかなと思うんですが、ふるさと納税にまつわるいろんな話を、両方から、問いかけがあったり、返答したり、そういうことをしっかりとやっぱり受け止めていただいて、皆さん方が将来、もう中学3年生ですから、あと高校、あるいはそこで就職される方、あるいはまた大学に行って就職される方、それぞれの立場がありますけれども、そうやって社会人になられたときに、ふるさとに思いを寄せていただいて、しっかりとふるさとに、こういう形を持ってでも貢献をしてほしいなというふうに市長としては思っております。 どうぞ皆さん方、よろしくお願いをいたします。楽しみしています。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  以上で私の一般質問を終了したいと思います。 ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、4番、井上修一議員の質問を終わります。 ここで11時10分まで休憩いたします。     午前10時59分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、9番、中村哲康議員の質問を許します。9番、中村哲康議員。 ◆9番(中村哲康君) (登壇) こんにちは。もっと大きな声でお願いします。こんにちは。 9番、自民党創政会、中村哲康でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき質問させていただきます。今回の質問は一問一答方式で行います。 1つ目が農業振興について、2つ目が入札について、3つ目が自転車歩行者専用道路について、4つ目が河川災害について、以上4項目について質問いたします。 まずは、農業振興について質問いたします。 南島原市を代表する産業であります農業ですが、現在、原油価格の高騰や材料、肥料等の高騰、有害鳥獣による農作物の被害、夏場の猛暑による農作物の育成不良等により厳しい経営状況にあります。また、農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加等、様々な問題を抱えており、このままでは農業が衰退してしまいます。 このような現状を打破し、農業を活性化し、農業者の所得を向上させ、様々な問題を解決していくためにも、市が中心となって、利益の出る農業に変えていかなければなりません。 例えば、スマート農業の積極的な導入や基盤整備の推進等により、農産物の品質向上、収穫量の増加、作業の効率化・低コスト化を実現していく必要がありますし、それと並行して、南島原市といえばこれと言われるような、ブランド力のある商品を生み出す必要があると思います。その他にも改善できることは改善し、新しいことにも積極的に挑戦していかなければなりません。 そこで、農業にも様々な分野があると思いますが、南島原市の農業の発展のために、市は今後どのような分野に特に力を入れていこうとお考えか、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 中村哲康議員の御質問でございますが、その前に、今、傍聴席に有家中学校の生徒の皆さん方がおいでていただいて、傍聴に来ていただいております。先ほどは別のクラスといいましょうか、別の班の皆さん方がおいでていただいて傍聴していただいたところでありますが、こうしておいでていただいて、大変ありがたく思っております。 議会でのいろんな議員さんと、また市のほうとのやり取り、そういう中で、皆さん方がまたいろんなことを受け止めていただくのかなというふうに思っておりますが、今、中村議員の時間をお借りして、こういう形で挨拶をさせていただいておりますが、どうぞしっかりと傍聴をお願いいたします。 それでは、中村哲康議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は農業振興についてであります。 最初に、南島原市の農業の発展のために今後どのような分野に力を入れていこうと考えているのかとのお尋ねでありますが、まず、本市農業における大きな課題は、農業従事者の高齢化や担い手不足であると認識をいたしております。 今後、本市農業の持続的な発展のためには、人材の確保は必要不可欠であります。そのための対策の一つとして、農業を魅力的でもうかる、また、若者から選ばれる産業にすることで担い手の確保につなげていく取組が、まず必要であると考えております。 そのような中、皆さん御承知のとおり、先日、本市のイチゴ農家の本多衛治さん、裕子さん夫妻が、令和5年度長崎農林業大賞の「トップファーマー施設野菜部門」において、最高位の農林水産大臣賞を受賞されたところであります。 本多さんは、イチゴ栽培において、大規模面積でありながら、環境制御技術の導入によって全国でもトップクラスの収量を達成し、かつ高品質なイチゴを生産されております。西有家の方でありますが。スマート農業を推進することにより、本多さんのように、高収・高品質の農業生産や、農作業の効率化、負担軽減、規模拡大などができます。 現在も、スマート農業の推進に努めているところでありますが、今後も力を入れていかなければならないと考えております。 まず、今回のこの質問に対する答弁とさせていただきます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  今ここで、中学生も傍聴に来ていることですし、ちょっと説明をしていただきたいというのが一つ。スマート農業について説明をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  スマート農業についての説明をということでございます。 先ほど市長のほうからも御紹介しました本多さんが、イチゴの生産においてトップファーマー賞、農林水産大臣賞を受賞されたということでお話をしましたけども、このスマート農業については、特に力を入れているのが、ハウス施設栽培において、環境制御装置を入れたり、また二酸化炭素発生装置、そういったことを入れることによって収量が上がるというようなところでございます。 もう少し具体的に申し上げると、作物を作るには、光合成という部分が大事なものです。まず太陽光である、水である、二酸化炭素である、これは、中学生の皆さんもご存じのとおりでございますけども、そういったハウスの施設内の環境を、この環境制御装置によって一番最適な状況に持っていく、このことによって生産量が増える、効率のいい農業ができるというようなところがスマート農業の一つでございます。 また、ほかにも、トラックの自動運転であったり、あと、ドローンを使った農薬等の散布、そういったものを含めたところがスマート農業という形で言われているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  ありがとうございます。 そういった市の活動をもっと大々的に大きく皆さんに知らせていってもらって、これからの若手農業者が、もっと農業をしたいという思いになるように、これからも頑張っていただきたいと思います。 次に、耕作放棄地の増加について、市も様々な対策を講じられているが、これまで行ってきた耕作放棄地対策の効果はあったのか、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(小渕忍君)  耕作放棄地対策の効果はあったのか伺うとの御質問でございますけども、まずは、耕作放棄地の現状について、一言お話をしたいと思います。 令和4年度に実施しました農地利用状況調査、いわゆる農地パトロール調査の結果でございますが、これを取りまとめたのが令和5年4月1日現在になりますけども、市内で1,013ヘクタールの農地が耕作放棄地となっている状況でございます。 次に、対策の効果につきましては、先ほど申し上げました農地パトロールの結果を受けまして、所有者の方などに、今後の農地利用の意向を調査いたしております。その意向の内容を踏まえまして、農地利用最適化推進委員と共に、農地の利用増進に向けて農地中間管理機構の利用や、早急に耕作などを行うように促すなどの取組を行っておりまして、その結果、令和4年度では168筆、13.2ヘクタールが耕作放棄地の解消となっております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  農林水産部農林課における取組について御説明をさせていただきます。 農林課におきましては、中山間地域等直接支払制度を活用し、集落内の話合いの下、耕作放棄地の発生防止活動に努めておりまして、令和4年度で71集落において、農用地約488ヘクタール、1,115戸が取り組んでおられます。 また、令和元年度から農地等有効活用推進事業を創設しまして、耕作放棄地の伐採整地等を行い、有用な農地に再生し、担い手農業者等へ利用集積を図る場合に、10アール当たり15万円を上限に経費の2分の1を補助しております。実績としましては、現在まで3.9ヘクタールでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  これまでの効果というか、今までどのぐらいの土地が耕作放棄地だったのかというとこら辺の数字をよろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(小渕忍君)  これまでの耕作放棄地の増加の経緯でございますけども、平成27年4月1日現在、全て年の4月1日現在の状況でございますけども、平成27年が533ヘクタール、平成28年が625ヘクタール、平成29年が698ヘクタール、平成30年が750ヘクタール、平成31年が767ヘクタール、令和2年が807ヘクタール、令和3年が819ヘクタール、令和4年が962ヘクタール、令和5年は、先ほど申し上げました1,013ヘクタールが耕作放棄地の増加の状況でございます。 これまでの8年間で480ヘクタールが耕作放棄地となっておりまして、年間平均いたしますと、毎年60ヘクタール程度、耕作放棄地が増加しているという状況でございます。
    ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  ヘクタールというのを、よく東京ドーム何個分というふうな形で表すんですけども、それを今の1,013ヘクタール、令和5年度ですね、その辺を東京ドームで例えると、大体どのぐらいになりますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(小渕忍君)  誠に申し訳ございませんが、東京ドームが分かりませんので、ここでの答弁は控えさせていただきます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  そしたら、今ここでちょっと分かりやすく説明していただきたいと思うのが、何メーターの何メーターでヘクタールという形になるのかというのを、ちょっと具体的に言ってもらってよろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  100メーター掛ける100メーターが1ヘクタールで、1万平米ということです。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  物すごい土地が、毎年毎年、多分耕作放棄地になっていると思われます。 このまま耕作放棄地を放置した場合、近隣にどのような被害が予想されるかをお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(小渕忍君)  どのようなことが予想されるかということでございますけども、実際、ここ数年で耕作放棄地になったところ、ここ20年ぐらい、そのまま耕作されずに、現在は樹木が生い茂っているというような状況がございます。 そういった中で考えますと、水利施設、特に水田の地域では、用水路ですね、水利施設の維持管理、そちらのほうに支障が出ているものかと思います。水田、畑地をいとわず大きく樹木が伸びたところになれば、日照、日当たりの問題が出てくるかと思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  今、耕作放棄地で結構問題になってきているのが中山間地域です。山と平地の間、ここの部分で大きく耕作放棄地が増えてきているわけですけども、やはりここは耕作放棄地が増えることによって、イノシシ等の有害鳥獣が増えてきているというような問題が今現在発生しているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  そうですね、耕作放棄地になると、そのような被害が今現在起きております。また、そして民家に近い状況でいうと、生い茂った草木が家などにかぶり、それを管理する者が誰もいないという状況にもなる。 先ほど局長がおっしゃられた水田に対しても、上の方がちゃんと水を流していただけない限り、下にうまく水が伝わらないと。水は低いところに流れていくんですけども、そういった形で管理ができていないと、隣の土地の方も、もうこれは農業をここでやっていくわけにはいかないという悪循環が生まれるというふうな形になります。 そういった中で、今話があっているのが、下の方が水路、暗渠等、その辺の土砂、そしてまた草木等が詰まって、水がうまく下に流れてこないという話があります。そういったときの処置としては、市はどのような感じで、それをしていくという方向でいらっしゃるのかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  先ほど、耕作放棄地の対策でも少し御紹介をさせていただきましたけども、中山間地域等直接支払制度、現在71集落、488ヘクタールを1,115戸の農家の皆さんで取り組んでいて、まず、この制度を使うことが重要かなと思っております。 この制度自体は、耕作放棄地の解消、草刈りであったり、あと泥上げとか、あと水路の管理であったりとか、そういった活動に対して市のほうが支援をしておりますので、まず、こういったものを利用していただいて、水路等の維持管理に努めていただく。あと、耕作放棄地を出さないというようなところでお願いしたいという形で考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  その耕作放棄地の解消に係る地元の人の負担割合というものは、どのようになっているのか、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  中山間地域等直接支払制度というのは、その場所場所によって少し手当といいますか、支給する金額が変わってきます。勾配がきついところにつきましては、反当たり2万1千円であったりとか、少し緩くなると、10アール当たり8千円とか、そういった部分が交付されます。これは国が2分の1、県4分の1、市が4分の1ということで支援をしているところです。これは受益者負担、農家さんの負担はございません。 今現在、支払っております金額につきましては、本市の場合、令和5年度の金額で申し上げますと、8,912万7,747円を交付額として支給をしているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  ぜひ、その辺を周知していただき、農業者の負担の解消につなげていってもらいたいと思います。 次に、後継者不足について市も様々な対策を講じておられますが、問題解決には至っておりません。今後、さらなる対策が必要だと思いますが、市はどのようにお考えかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  後継者不足対策としまして、就農者の農業経営の安定化や初期投資の負担軽減を図るため、国の支援制度の活用のほか、市単独での取組としまして、農業後継者育成のための研修事業やIターン等の新規就農者に対する機械、また施設の導入に対する支援及び親元就農者に対する資金の交付により支援などを実施しているところでございます。 また、都市部で開催される就農相談会への参加や、農業専門サイトの情報発信、また、県と連携をしまして移住就農希望者に対する農業暮らしの情報発信、また、研修受入れ体制の整備、オンラインの就農セミナーや農業インターンシップによる移住促進対策を実施しまして、市外からの新規就農者の確保に努めているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  昨年の新規就農者の後継者不足の解消に対する問合せは、大体何件ぐらいあったのかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  すみません、今現在、問合せの数自体がちょっと資料として持ち合わせていませんが、昨年度におきましては、新規就農者につきましては、45名が就農されております。そのうち移住者につきましては、Iターンで6名、それからUターンで7名、計、移住者は13名という形の新規就農者の人数となっているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  日頃より、南島原市に帰ってこいと、やっぱりIターン・Uターンを望んでいる我々にすれば、最もすばらしい事業だと思いますので、その辺は、もっと大々的に周知していただいて、本当に、土地をこれだけ譲りますという大きな看板を造りながら、いろんなPRの仕方も多分あると思いますんで。 農業者の廃業者というのも結構多分増えてきていると思われます。その方たちの情報なり何なりは入っておりますか。昨年度に農業者が何件廃業されたというふうな状況とかは入っておりますか。すみません、これは、上げていなかったんですけども。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  人口減少、本市で大きな課題となっておりますけども、人口減少におきましては、毎年800名ほどの人が減少しているような状況の中で、本市の基幹産業の農業におきましても、やはり農家数自体は大幅に減少はしております。 農林業センサスというのが5年に一度調査があるわけですけども、総農家数、これは10アール以上の耕作を行っている農家の数でいきますと、1990年と2020年、30年前を比較したときに、1990年が5,061農家数ありました。それが2020年の調査結果におきますと2,576ということで、差引き2,485、30年間で、49.1%ですから約半分ぐらい農家数自体は減少はしております。 実際、農家数が減ってきておりますので、そうした関係で、耕作放棄地ももちろん増えてきているわけですけども、ただ、農業生産額を見てみると、今現在、直近の2年でいきますと240億円、今、240億円から250億円ぐらい農業産出額というのがあるんですが、先ほど申し上げた1990年というのが、統計資料におきますと235億6千万円、あまり金額的には農業産出額自体は落ちていないと。 というのは、専業農家自体は、一生懸命、規模拡大をしながら頑張っていらっしゃるのかなと。兼業農家あたりが、自給農家とかありますけども、そういった部分で、やはり農業をやめられて、その分で農地が耕作放棄地になっていると。いい農地については、専業農家で頑張っている農家さんが、新たに土地を借入れして、そういったことで規模拡大をしながら農業を経営されている関係で、農業産出額自体は、30年たってもあまり落ちていないんではなかろうかというところが分析できるんじゃなかろうかと思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  そうですね、その売上げの金額を見る限りは落ちていないような気はしますけども、しかし、耕作放棄地もこれだけずっと年々広がっていく中、そしてまた後継者も30年で約半分に減ったと。あと、ここ10年を考えたときに、もっとたくさんの農業後継者が減っていくことと予測されます。 そういった中で、農業に対しての魅力、そしてまた耕作放棄地の増加を抑制するために、まずは皆さんの意識を改革していかなければならないと思います。 島原半島の美しい景観、豊かな自然、伝統的な守りを伝え、将来に受け継いでいこうという高い意識を持つためにも、ぜひ、いま一度、世界農業遺産登録を検討してみてはどうかと思いますが、現時点で市はどのようにお考えかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  以前、中村議員さんのほうからも、世界農業遺産を目指すことはできないだろうかという御質問もいただいておりました。世界農業遺産の認定を受けるためには、保全計画の策定と、あと、5つの認定基準をクリアしなければなりません。5つの認定基準は、食料及び生計の保障、あと、農業生物多様性、地域の伝統的な知識のシステム、文化、価値観及び社会組織、ランドスケープ及びシースケープの特徴、こういった5つの基準がありますけども、本市において、この認定基準を満たすものがあるかどうかというところなんですが、国内の認定地域、特に九州では、熊本県の阿蘇の地域であったり、大分県の国東半島宇佐地域であったり、宮崎県の高千穂峡・椎葉山地域などが現在認定されて、その事例も私もちょっと見させていただきましたけども、部内で協議をしてみましたが、現在、基準に見合ったものがなかなかちょっと見いだせないのかなという形で、部内の中では検討しましたが、そういった結果になっております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  島原半島は、歴史は古く、早崎半島が430万年前に生まれ、そこに50万年前、雲仙火山の噴火、30万年前、阿蘇山の噴火から4度の噴火を繰り返し、できた土地は肥沃な土地ではありませんでした。水がたまりにくく田んぼにしにくい、現在の島原半島からは想像できないくらい痩せた土地でした。 時代を経て、江戸時代に肥料が劇的に改良され、イワシを使った肥料に変わりました。肥料を作るためにたくさんのイワシが必要になり、漁業が盛んになりました。 同じ頃、南蛮船が口ノ津港に来航し、木綿を伝え、イワシで肥料をどんどん作り、土地を肥やし、木綿を栽培し糧にする、これを繰り返し、先人たちは木綿の衣類を身につけるようになりました。このことで肥沃な土地が出来上がっていき、現在に至るわけです。大自然の恵みを生かした漁業と農業の融合が、南島原市の口之津港に南蛮船が渡来したことをきっかけに日本全国に広がっていったのです。 世界農業遺産登録申請に必要な条件として、農業生物多様性をクリアしていると思いますが、いま一度検討してみてはいかがでしょうか。 そこで、そういった夢・希望を持って、前向きに、世界農業遺産を目指していくべきだと思います。世界農業遺産に登録されたときのメリットとは何か、内田部長、お分かりになられますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  世界農業遺産に登録されたときのメリットでございますけども、認定機関が国連の食糧農業機関というところで、農林水産省のホームページ、また様々なメディアに紹介されるというところが、まず大きいところかなと思っております。紹介されることによって、本市の知名度の向上が期待されまして、それに伴って農産物のブランド化や認定地域の観光客の誘致とか、あとは農産物の販売促進にもつながっていくんじゃなかろうかと思っております。そういったところがメリットになるんじゃなかろうかと思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  原城の世界遺産登録も一緒ですけども、やっぱり誰かがやろうという気持ちで前にちょっとでも出していかないと、なかなかできないものです。多分、よそから見ると、ほかから見ると、島原半島はすばらしい土地だなと思われる方もたくさんいらっしゃると思います。地元に住んでいて気づかないこともたくさんあると思います。 そういった中で、島原半島を一つとした世界農業遺産登録とか、そういった感じで、本市がまず先陣を切ってリードしていただいて、今後の農業活性化につながっていくように仕向けていただければと願っております。 それはさておき、次に移りたいと思います。 次に、入札について質問いたします。 工事関係の入札で不落があるようですが、何か対策は講じられているのか、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  不落対策のお尋ねでございます。 今年度の不落・不調の案件としては、いろんな工事で発生しているところでございます。 対策といたしましては、指名業者の変更、工事場所の状況に応じた設計内容を変更して、再入札を執行するということで対策を取っております。それでも決まらない場合は、見積り合わせにより落札者を決定しているという状況でございます。 昨年度と比較しますと、今年度は不落・不調の件数も減少傾向にございますけども、今後とも不落・不調の対策を継続してまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  中村議員の入札の不調・不落の御質問で、建設部での状況を説明させていただきたいと思います。 最初に、自転車歩行者専用道路の整備工事についてでございますけども、自転車歩行者道路の工事が本年度は鉄橋から道路橋に改修する工事が多い。その工事が不調となっているところでございます。 入札方式も、制限付一般競争入札という形で執行されておりまして、入札参加者も少なく、そして予定価格に達していない形の入札となって、不落・不調というところになっております。 次ですけども、災害復旧工事におきましては、指名競争入札により入札を執行しているところです。入札前に指名された業者からは、やっぱり契約された手持ち工事の状況、人手不足という辞退の苦渋の判断をされた申出もあって、入札の不調・不落に至っているところでございます。 前後しますけども、入札の不調・不落が発生しましたときには、担当部局でも、逐次その状況を確認し、原因を確認しているところでございます。 最後になりますけども、市内、半島、県内の公共工事も多い状況にございますので、そのことも踏まえながら、市が発注している工事の進捗、そして完成を見据えた中で、災害復旧というところになれば、渇水期がもう始まっていますけれども、出水期の前に早期の完成を目指すように努めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  補助金の関係等もございます。そういった上で、ぜひ、この不落という、言わば辞退とか、そういうふうな形はないのが一番好ましい形だと思います。 ちなみに、1回そこで不落になった場合のコストというか、金額も多分変わると思うんですけども、やっぱりそこに市役所の業務としてコストもかなりかかると思いますけども、その辺の金額も大分変わってきますよね、大体。どうですか、総務部長。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  設計内容を見直す場合は、当然金額の変更があると思います。設計内容はそのままで、業者を変えるという場合もございますので、そこの部分については、直接工事費用に影響することはないと考えておりますが、ただ、その前後で当然事務が発生しますので、何らかの一定の費用は発生するものと考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  本当に、これが指名競争入札という形で取られている限り、なかなかその辺の解消は難しいのかなと。やっぱりこの一般競争入札、これが指名競争入札になってくると、何かちょっとでも解消されるのかなと思ったりするんですけども、その辺も、これからもっと考えていくべきだと思いますけど、どうですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  工事の価格の影響ですね。市にとっては発注工事になりますので、適正な時期の発注で、その採用単価の積算を行って入札をしてもらうという形になっておりますので、受注者の方におきましては、適正なところで契約していただきたいなというところで思っています。 事務的な部分につきましては総務部長が説明しましたとおり、不落・不調に伴って、設計書なんかも作り直すという手間はございますけど、それはこちら側の事情でございますので。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  しかし、建設部長、こちらの事情といいましても、それも税金の一環と考えていただければと思いますけども、やっぱり皆さんの時間も決まった時間内で、結局これが残業につながってしまえば、またそれも、皆さんの税金からちょっとずつ出ているような状況になりますんで、その辺はスムーズにいくような形を取っていただいて、今後頑張っていただきたいと思います。 これにちなんでですけども、業者から聞いた話では、特に災害工事とか、そういうふうな感じですけども、市が設定した価格と業者が購入する価格に大きな差があるようです。 例えば、再生アスファルトが2千立米以下の場合、1トン当たり価格1万3,400円で、購入価格が1万4,400円、1トン当たり1千円ですね。アスファルト乳剤が1トン当たり設計価格10万7千円で、購入価格が11万円。ここには、1トン当たり3千円の誤差があります。砂が1トン当たり、設計額3,800円で、購入価格が5,500円、プラス1,700円。生コンが1立米当たり、設計価格1万8,600円で、購入価格は2万1,650円。これには、小型運搬の割増しの料も含まれておりますけども。 そういった形で、落札しても業者が赤字となるため不落が多くなっていることも考えられると思いますけども、市はその辺に対して、まず、周知はしておられるのか、それに対しての対策を何か講じているのかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  建設部ですけども、資材の単価でございますけども、まず最初に、自転車歩行者道路とか、土木工事には鋼材も使うこともございますので、その鋼材等の価格の相違につきましては、設計書作成時には、見積りを徴取した価格で進めております。その聴取した時期から契約に至って、業者さんとですね、そこの資材の調達、注文される期間に数か月要していくというところもあり、物価の変動が生じているものと感じておるところでございます。 その中で、南島原市建設工事標準請負契約書第26条第5項の規定の中に、単品スライド条項によりまして、該当する場合、単価の変更が可能なので、担当のほうに相談していただきたいと思っております。 また、その中で、直接的な工事じゃなくて仮設的な部分の工事になりますけども、工事進入路に伴う仮設道路に使用する敷鉄板のリース料についても、その対象となっております。その辺も確認されて協議はしていただきたいと思っております。 次に、生コン搬入に伴う小型車割増しにつきましては、主に建設課のほうでは河川災害が該当することになると思いますけども、先ほど申しました仮設道路には敷鉄板というところを設けております。その幅については3メートルというところがありますので、計上はしていないところでございます。 しかしながら、その工事用道路に進入する際の既存の道路、農道とか生活道路とかございますけども、その道路の幅が狭小な区間、箇所があるというところも確認できましたら、今後の検討にしていきたいと思いますので、その協議は行っていただきたいと思っております。 最後になりますけど、自転車歩行者専用道の小型車割増しについては、完成幅員4メーターというところの道路工事にしておりますので、現況幅もおおむね3メーター近くが確保されておりますので、小型車割増しの対象にはしていないというところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  作業的な面をちょっと言わせていただくと、完成後には、ある程度の道路幅もありますけども、工事を行っている区間は、どうしてもその道幅が確保できていない状況にあります。そういった中で、これだけあるじゃないかと、もし言われても、そういう危ない状況の設計を行う行政側も多分悪いんじゃないかなというふうに思うので、その辺は今後ちょっと見直して、ちゃんとしていくべきだと思いますけど、どう思われますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  中村議員がおっしゃいましたとおり、私も先ほど説明しましたけど、工事に織り込んだ部分は、そこはもう入札の際に確認していただいているところでございますし、いざ工事をなさるというときの円滑な安全な通行の進入の確保のためには、その検討というところは担当部局も判断していきたいと思っておりますので、その部分につきましては検討というところでお願いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  ぜひ、その辺は検討していただいて、地元業者も最近高齢化が進んでいて、なかなか若い人がいません。そういった中で、行政に対してなかなか簡単に話ができない人が結構いらっしゃるみたいなので、その辺は上手に周知していただいて、なるべく業者さんが苦しまないような状況をつくっていただければ、業者さんも助かるんじゃないのかなというふうに思います。 それでは、次にいきたいと思います。 自転車歩行者専用道路について質問いたします。 自転車歩行者専用道路の全線開通はいつ頃を予定しているのかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  自転車歩行者専用道路の全線開通ですね、これは今までも説明しておりましたとおり、令和6年度の完成を目指して進めているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  今の現状を見て、我々がどのくらい仕事ができるのかというと、把握はあまりできませんけども、多分それ相当に頑張っていただけることだろうと思い、頑張ってもらうしかないのかなというところであります。 あと、今後予想されるであろう深江-島原間、その辺は、今どのように話が進んでいるのかというところを伺ってもよろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  今質問されました、南島原市と島原市の連絡というところの状況でございます。 島原市さんと南島原市のみならず、半島3市、雲仙市、島原市、南島原市の島原半島一周というところで、これは県が主になって、国の長崎河川国道事務所も参画いただいた、3市も含めて島原半島一周サイクルルートというところの整備は進めているところでございます。 ただ、島原市さんも、昨年、廃線敷の跡を自転車歩行者道路に整備されるという計画も策定されまして、その推進計画も図られているというところで、つながりあるというところは、現在、一定の話はあっていますけど、具体的な部分は、まだ今からの協議というところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  ぜひ、脱炭素化を目指し、サイクリングロード、とにかく九州一周コースというのを計画に掲げて頑張っていただきたいと思います。 それと、工事関係の話ですけども、防草シートの耐用年数は何年かを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  防草シートの耐用年数ですけども、今のところ設計で採用しておりますのが、現場にも施工しておりますのは、メーカーの公表ではおおむね10年というところで表示がされております。10年といいましても、その施工した箇所、やっぱり日当たりとか日陰とかいうところで、その耐用年数はまちまちになるのかなと思っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  後々の手間や維持費を考えると、張りコンクリートや砕石のカタマ等を施工したほうがいいのではないかと業者さんのほうから提案があっております。そういった形で、5年後にするぐらいなら、多分もっと長く日持ちしたほうがいいのかなと思いますので、後々負担にならないように、現時点で行っていただきたいと思います。 そして、防犯対策として街灯やカメラの設置はどのようになっているのか、今の現状をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  道路照明、防犯灯、あと防犯カメラでございますけども、防犯灯、街路灯、道路照明灯と、いろいろ道路には電灯がございますけども、その防犯灯も含めた街路灯は、設計はもう進めておりますし、最初に大きな道路の交差点となる部分が、やっぱり歩行者の方や自転車に一旦止まっていただくという形になりますので、優先的な形で整備を進めている計画でございます。 あと、防犯カメラ、その部分については、現在のところ、まだ設置というところまでは具体的には詰めておりません。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  今後、一般道に対しても、そういう形で国が動いてくるとか、自治体が多分動いてくるような形になってくると思いますけども、ぜひ、その辺も前向きに検討していただいて、工事を進めていってもらいたいと思います。 次に、レンタサイクルについて、1台当たりの購入費と、これまでにかかった経費を伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  レンタサイクルの1台当たりの単価ですけれども、何種類か購入しておりますけれども、1台、全てアシスト自転車ですけれども、14万円から20万円の経費がかかっております。 それから、全体の事業費ですけれども、平成27年度に初めて20台を導入いたしました。それから平成4年度に7台の自転車を導入しております。また、休憩用のベンチであったり、サイクルイベントの事業費であったり、合わせまして650万円の経費がかかっております。そのうち360万円が補助金となっておりまして、市の負担は290万円程度となっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  結構、経費もかかっているような形と思いますけども、本市において、以前より無料貸出しについて伺っておりましたが、今どのようになったのか、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  現在、原城温泉真砂と有馬キリシタン遺産記念館の2か所にレンタサイクルを配置しておりますけれども、この2か所につきましては、現在も無料で利用していただいているところです。 これは、平成27年に最初整備をしたとき、世界遺産登録前ということで、多くの皆様に利用していただいきたいということで、無料でスタートをしております。その後、コロナウイルスの拡大によりまして、これまで来たわけですけれども、来年の10月をめどに、自転車歩行者道路の完成の前に有料化をする方向で現在調整を進めているところです。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  今、ちなみに島原半島レンタサイクルキャンペーンの一環では、島原市は1日1,100円、雲仙市は1時間1,500円、3時間で3千円、5時間で5千円となっております。やっぱりそういうところを見ると、本市も、付加価値というか、値段をつけて、結局いくべきだと思いますので、今後検討していただきたいと思います。 次に、河川災害について伺います。 今、2級河川、水草が増えている対策はどのようになっているのか、そのあたりをよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  有家川、先ほど質問されました水草ですね、現地を確認しまして、管理者となられます長崎県のほうにも状況を説明し、対策をお願いしているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  あれ、ずっと見ていると、1週間、1週間、かなり増えていっているんですよね。やっぱり最近は大きな雨が降らないせいか、ああいうのがずっとたまって、大変あれがまた、ちょうど水田の必要な時期になりますと、あれが詰まったりとかして、多分ほかの別の災害も考えられますので、ぜひ、その辺の対策は前もって行っていただきたいと思います。 そして、2級河川有家川において、一人で川竹など、草などを行っておられるという話を前回もいたしましたけども、その方に対しての何らかの補助なり何なりの案はあるのか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  今質問されました河川の愛護活動というところで、一人で作業をなさっていただいているというところでございます。 道路の愛護団体というところは、私も、この場で使う機会が多いんですけども、河川においても、県のほうで、2級河川の愛護団体というところの登録はなさっております。 おっしゃれる2級河川有家川につきましては、県の所管の河川区域というところにありまして、やっぱり一人の活動というところの奉仕になれば、補助金というところの手だてというのは厳しいと思いますので、先ほど言いました愛護団体の登録とか、その辺になれば、その活動に伴う助成といいますか、その辺は有効に活用されていかれるものと感じております。 一人でなさるというところも、川でございますし、危険というところもございますので、やっぱり困ったというところがございましたら、まず、建設課のほうに御一報いただいて、県と一緒に立会いをお願いしたいと思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  以前より質問しておりましたが、有家川の亀渕の橋と久保橋の復旧の件は、その後どのようになったのか、その辺もお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  有家川にあります潜水橋の亀渕潜水橋と久保潜水橋、2橋の分です。 この潜水橋につきましては、令和5年6月29日に地元説明会を開催し、地域の意見を踏まえまして、潜水橋の復旧に向けて県と協議を進めていくために、今回の定例会に補正予算として計上しております。 また、今からの作業となりまして、年度内の履行の可能性も難しいこともありまして、年度内の完成が見込めないための繰越明許も併せてお願いしているところでございます。以上でございます。
    ○議長(吉田幸一郎君)  中村議員。 ◆9番(中村哲康君)  ぜひ、地域住民の方もいろいろと困っていらっしゃる方がいますので、その辺を十分に検討していただいて、とにかく一日も早く橋が復旧できるように頑張っていただいて、今回の私の一般質問を終わりたいと思います。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、9番、中村哲康議員の質問を終わります。 ここで1時30分まで休憩いたします。     午後0時10分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番、松本添花議員の質問を許します。2番、松本添花議員。 ◆2番(松本添花君) (登壇) こんにちは。2番、新風南島原、松本添花です。 議長のお許しを得ましたので、通告に従い、一問一答方式で質問いたします。 まず、1つ目の質問に入ります。子供を育てやすい環境づくりについてです。 子供を育てやすい環境づくりについて、本市のお考えを伺います。 本市は、様々な子育て支援やサポートがあり、子育てしやすい環境であると思いますが、昨年も子育てについて質問したのですが、またそれから新たに始められた支援やサポートなどがあれば、それもお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、松本添花議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、子供を育てやすい環境づくりについてのお尋ねでありますが、本市の子育て施策につきましては、令和2年3月に策定をしました第2期南島原市子ども・子育て支援事業計画におきまして、基本理念を「地域の人の優しさに見守られながら心身ともに健やかな子どもが育つまち」としておりまして、これまで、放課後子ども教室推進事業、寺子屋21、放課後児童クラブの運営支援などの子供の居場所づくりや保育料の減免、乳幼児から高校生世代までの医療費助成などの子育て家庭の経済的支援のほか、ひとり親家庭などを支援する施策を進めるとともに、妊娠期を含め、子育てに関する様々な相談に応じているところでございます。 また、本年2月には出産・子育て応援給付金の支給を開始し、4月には県内で初となる妊産婦医療費助成制度を創設、6月にはスマートフォンなどで気軽に相談ができる小児科・産婦人科オンライン相談を試験導入したほか、10月には小・中学生の医療費助成の現物給付を開始いたしました。 加えて、地域の子育て支援センターの活動支援など、地域ぐるみで子育て家庭を支援する機運を醸成し、安心して子供を産み、育て、暮らしていける環境づくりを推進しているところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  いろんな形に合わせられて、相談なども聞かれた上で応じられて、妊産婦医療費助成など、またスマホで気軽に相談できる、現物給付など、いろいろなことがまた新たに始められたということで、安心して育てられる本市であると思います。 次に、本市の公共施設においての授乳室やおむつ替えができる場所はどれくらいあるのか教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  現在、市内の主な公共施設におきまして、専用の授乳室を備えておりますのは、深江町のふるさと伝承館と南有馬町の原城図書館の2か所でございます。 また、おむつ替えの設備を備えておりますのは、ありえコレジヨホールや口之津港ターミナルビル、加津佐支所など17か所の施設でございまして、保健センター、南有馬支所など7か所にはベビーベッドを備えているという状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  安心して産んで育てられると最初の市長の答弁でもあったと思うんですが、今のお答えでしたら、授乳室が2か所、市内8町いろんな公共施設がありますが、その中で授乳室がたったの2か所しかないということはやはりどう考えても少ないと思いますが、そのあたりを本市としては、今の現状をどうお考えでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  施設も大分建設から長くたっているのがほとんどでございます。新しい施設にはおむつ替えあたりの設備がついているところが多いようでございますけれども、特に市内には古い公共施設もかなりございます。 そういったところでは、特に乳児を連れられたお母さんあたり、お父さんあたりが来られる、利用が多いような施設では、今後、建物の構造面もありますので、専用の授乳室を造るというのはなかなか難しいこともあろうかと思いますけれども、例えば相談室とか今ある部屋、設備を利用した中でそこに授乳専用の椅子を置くとか、子育て家庭の方が公共施設を利用される場合も安心して利用できるような、そういった工夫をする必要があるのかなというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  次の質問でその事項も質問しようと思っていたんですが、子育てしやすい本市であると思うんですが、やはりもう少し女性からの目線で考えていただけたらと思います。 子連れであったり、乳児を連れて来られる施設では、例えば南島原市図書館などがありますが、そこでは子供たちへの読み聞かせなどいろんなイベントが開催されていると思います。きょうだい児を連れ、乳児も連れ、参加される場合もあると思いますが、そんなとき、授乳をさせてほしいのですがなどの声が出たときの対応はどうされているのか。また、図書館だけではなく、支所などでも聞かれた場合の対応をもう一度お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  専用の授乳室とか、おむつ替えの設備がない施設でのことでございますけれども、基本的にはそういった施設で御来庁の方が授乳をさせたいとか、おむつ替えをしたいという御要望がある場合には、基本的には空いているお部屋を御案内するというのが基本になってこようかと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  図書館は。図書館も言われますか。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  図書館も、基本的には複合施設にある図書館が多うございますので、また、専用の図書館、加津佐とか口之津は図書館だけの建物になってございますけれども、そういったところでも、専用の個室みたいなスペースはございます。ですから、使っていれば別ですけれども、使っていないようでしたら、御案内して、どうぞ使いくださいというふうな配慮は必要かと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  専用の個室を造られるのは難しいということで、ある部屋を有効活用されていくということなんですが、その意識を、どこの施設建物の職員の方に聞いたときも、そこら辺の共通理解はなされているのですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  授乳室のお話、すみません、図書館のお話が出ましたんで図書館のお話をさせていただきたいと思いますが、こういう事例があったというのをお聞きしたんですけれども、西有家のカムスの図書館で授乳をしたいということになりまして、西有家の図書館で、そこの職員が、西有家の図書館の中にお話コーナーというのがありまして、そこに御案内をして、それでカーテンを閉めて、カーテンなんで心細いということで、職員が前に立って誰も入ってこないように見張りをしておったということだったんです。 ただ、カムスという施設でしたので、先ほど福祉保健部長が言いましたように、カムスの職員のほうと連携が取れておったら、空いている部屋を御案内して、そこで授乳をしてくださいというふうにお伝えをすればよかったんですけれども、その辺の認識といいますか、共通理解が取れていなかったところがあったかと思います。 今は、全ての施設にそのようなことがあったら、まず空いている部屋を御案内してくださいというふうに指導はしているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  そうです。この方に聞いたらあそこで、この方に聞いたらあの部屋でというようなことがないように、今後、職員の皆さんで共通理解をしっかり持っていただきたいなと思います。 また、今後、今ある建物、施設にそういう部屋を設置してほしいという声が出た場合は、建物の構造的など古い建物でもあるので難しいのかなとは考えます。今ある部屋を有効活用して、ここは授乳室だということをお示しできるような案内などができればいいのかなと思いますが、その辺は検討されているのでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  先ほどお答えしましたように、今ある施設に、新たに授乳室あたりを造るというのは、構造上なかなかやはり難しい面があろうかと思います。 ですから、松本議員がおっしゃるように、例えば相談室に使っている部屋を授乳室にも使えるようにということで、そこに授乳室にも使えるというふうな表示をするとか、あるいは授乳の際やおむつ替えの際は職員にお声かけくださいといった表示を窓口辺りにしておくとか、そういった配慮はやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  大変よく分かりました。 授乳室等についてちょっと説明させていただきたいんですけど、授乳室とは、ママ専用でカーテンなどで必ず仕切りができるようになっています。その中でゆっくり授乳をすることで、赤ちゃんは落ち着いておっぱいを飲むことができるそうです。 もう一つ、ベビールームというルームの呼び名があるんですけど、そこは赤ちゃん連れ専用の部屋で、室内には調乳用に熱湯が出る蛇口やおむつを替えるベッド、また休憩用の椅子などが設置されているという内容です。 でも、授乳室となると、やはり女性限定となり、1坪、2畳ぐらいの部屋だと想像するんですが、ベビールームとなると男性もオーケーだということで、男性も育児休暇を取られる方もいらっしゃいますし、育児に関しても協力的だと思います。人目につくところでは、やはりミルクをやりにくいなどの男性の声もあります。 今後、新たな施設を造られることがあるのならば、この授乳室専用の部屋は設置するのが難しいので、空いている部屋、スペースを利用してもらうと決め、男女関係なくミルクやおむつ替えをできるようにベビールームを設置していただけると、さらに子育てをしやすい環境になるのではと考えます。 そこで質問ですが、今後予定されている本市の大型事業の中に世界遺産センターがありますが、そこには授乳室やベビールームの設置のお考えはあるのでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  今、整備を予定しております世界遺産センターでございますけれども、多目的トイレのほうにおむつ替えの施設、これは設ける計画をしているところでございます。しかしながら、授乳室とかベビールームというのは、今、計画にはございません。 そのような場合が生じたらどうするのかということですが、先ほど来から御説明しているように、施設の運用面において、そのような場を提供できるように配慮していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  今の返答だと、考えていないという返答だと認識していますが、隣の島原市役所であったり、雲仙市の小浜体育館などは授乳室があるようです。 遺産センターとなると、世界遺産について学びの場もあり、物産館で買物をするスペースもあり、軽食、食べるコーナーもあると予定されていると思いますが、やはり家族連れ、子連れ、乳児も連れて見に来られて滞在時間が長くなった場合、女性は買物が好きなので、物産館に関して長く買物したいとなったときに、父親が子供を見ておくよと、ミルクを飲ませておくとなれば、ベビールームとかもあれば、そこで父親がゆっくり見ておいてもらえれば、母親、女性とすればゆっくり買物もできるかなという考えもあると思うので、この場で造る造らないを決められなくてもいいので、市民の皆さんの方々の意見ももう少し聞かれてもらってもいいのかなと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  そうですね。体育館だったりとか、図書館であったり、公共施設であったり、乳幼児がたくさん集まるような施設、そして先ほど申されました世界遺産センターというふうな施設、ほとんどの方が車で来場されるんではないかというふうには思っているところでございます。 今、思っているのが、車で来られる方が多いということと、あとは、やはり世界遺産センターとかそういう観光施設はちょっと乳児は少ないのかなと、利用頻度は低いのかなと今時点で思っているところではございますけれども、その辺の需要があるようであれば、そこは検討していかなければいけないのかなというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  分かりました。 乳児、それだけではなく、遺産センターができたときには、やはり多くの人に来てもらうように考えていただけることも大事だと思います。 次の質問に入ります。 絵本の読み聞かせや本を読むということは、子供にとってとても重要だと思いますが、南島原市図書館の新刊購入の予算はどれくらいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  図書館の予算、令和5年度の予算で申しますと1,211万円でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  令和5年度は1,211万円ということですが、その1,211万円という予算は、ここ数年同じ予算だということでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  令和4年度は同じでございます、1,211万円。令和3年度までは1,611万円でございました。平成28年度まで調べたんですが、それまでは1,611万円でございます。令和4年度から1,211万円になったということでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  令和4年度、令和5年度の前の令和3年度までからすると400万円減っているということですが、その予算、減らされた1,211万円ということで南島原市図書館の方たちは満足されていると思われますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  満足されているか、されていないかというのは、ちょっと私は承知しかねるところなんですけれども、これ、図書館に限った話じゃないんですけれども、予算の配分につきましては、市全体の執行の中で考えて配分があるというふうに理解をしているところでございます。 教育委員会としましては、それは多いにこしたことはないんですけれども、あくまでも市全体を考えての配当というふうに私は理解しておりますので、その辺は御了承いただきたいというふうに思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  予算の配分があり、減らされているということで仕方がないことかなとは思います。 例えば、新刊とか、新しい本や人気がある本は市内8町、図書館、図書室があるんですが、8町全部、8か所の図書館にそろえられているということでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  基本的にどういう図書を購入するかというのは、各図書館の判断ということになります。 ただし、聞くところによりますと、芥川賞とか、直木賞とか、有名な本については各図書館に入っているというふうにはお聞きしているところでございますけれども、先ほど言いましたように、各図書館で購入をしているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  分かりました。 さっき予算の話も出たんですが、今現在いろんな思いで市内8町、図書館、図書室があると思うんですが、今後、人口減少などに伴い、また予算が削られる、また利用度が急激に少なくなるなどの問題が考えられるようになってきた場合、8か所あるのを集約していくことも本市としては視野に入ってくるのではないかと考えます。どうでしょうか。 また、本当は地元からすると、できる限り集約はしたくないことですが、考えないといけないときも来るのかなと思います。そうなったときに、一方でまた新たな問題として、集約され地元から離れた図書館へとなると、子供たちだけでは行けなくなります。保護者の方と一緒に行くなどもありますが、仕事で忙しくて連れていけないなど、ますます図書館へ行く回数が減るなどの問題も考えられると思います。 そこで、集約された場合、本市として図書館まで行く支援やサポートなどは、今の時点でどのようなことが考えられるでしょうか。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  まず、すみません、その前に図書館が集約されるということの想定を今はしておりませんので、申し訳ございませんが、それへの答弁はちょっと差し控えたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  まだ考えられていないという答弁ですが、今後、そうなることも考えられるのかなとは思います。 また、南島原市図書館のほうでは、いろんな読み聞かせなどをされているようですが、そのあたりについては、好評なのか、どんな感じなのか、知っているのならお知らせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  読み聞かせのお話ですけれども、今、各図書館において読み聞かせを行っているんですが、令和4年度、昨年度から、幼稚園や保育園の幼児が絵本に親しむための活動として、図書館の職員が直接幼稚園等に出向いて読み聞かせをするという取組を行っているところでございます。 非常に幼稚園や園児、保護者からも大変好評をいただいているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  図書、本を読む、聞く、見るということは、やはり子供にとってはとても大事だということなので、できる限り8か所全て存続していけるように頑張っていただきたいと思います。 次に、市内の公園の遊具についてリノベーションされたものや新しくできた遊具はあるのか、伺います。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  近年の状況でございますけれども、西有家町のみそ五郎の森総合公園、ここの遊具の大規模改修を行っております。それから、加津佐町の野田児童公園に、新たに遊具を設置いたしております。 このほか、ふかえ桜パーク、ありえ俵石自然運動公園など、市内10か所の公園に設置をしております遊具の補修等を行っているという状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  みそ五郎公園など大規模改修をされたということで、このテレビを見られている方、このラジオ聞いている方は、改修されたので安心されたと思うので、たくさん遊んでいただけるようお願いしたいです。 去年、私の議会だよりの写真に載せていたありえ俵石自然運動公園のターザンロープは使用できるようになったのか。また、シーサイドパーク、前の口之津公園のローラー式の長い滑り台が安心して滑れるのかどうかと市民の方の不安の声もあるようですが、今現在の状況はどうなのか。もう一つ、北有馬交流わんぱく広場の壊れた遊具がそのままされているということですが、その点に関しても、どうなっているのかお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  まず最初に、教育委員会が所管いたします俵石公園でございますが、ターザンロープにつきましては、令和5年1月に修理が完成をしております。それから、北有馬の公園ですが、滑り台のことでしょうか。すみません、今、そこはまだ修理が終わっていないところなんですが、早急に対応するようにしているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  松本議員が御質問されました口之津のシーサイドパークの遊具でございますけども、この遊具につきましては、点検も決まって実施しております。本年になって2月にも点検をしたところでございまして、その中ではやっぱり設置から相当年数もたっておって、基準に適合しない有害的なけがとかが発生しやすいような隙間とか、金具の劣化等も確認されたところも多く、今、子供様、利用者のけが等が生じないような形で利用は差し控えているところでございます。 利用を早く再開したいところなんですけども、この遊具も子供たちが渡ったり、上ったり、滑ったりという複合施設であって、年数がたったと先ほど話もしましたけど、その部品あたりの調達にも相当時間がかかって、その費用の算定にもやっぱり高額になったりするもので、その辺の検討もきちんとしているところでございます。もうしばらくお待ちしていただきたいというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  分かりました。 俵石自然運動公園のターザンロープだけは、今の3つの中では使用できるということで間違いないと思います。今後また、いろいろ検討され部品も取り寄せるということで、子供たちのためにもよろしくお願いします。 次の質問です。 雨の日でも過ごせる遊び場はあるのか、また、今後新たな遊び場を造る考えなどはあるのか、お聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  子供さんが土日などの休みの日に、雨が降ってどこかで遊べる場所はというお尋ねだと思いますけれども、市内には南有馬町の多目的運動広場Arrivo!、ここに屋内交流広場が、これは全天候型で設置をしてございますので、ここを使えます。 そのほか各町に体育館もございます。閉校した学校の体育館も社会体育施設として使えるようになってございますので、雨天時にはこういった施設を御利用いただければと思っております。 それから、今後新たにそういった雨の日でも使えるような遊び場を設置する考えはないのかというふうなお尋ねでございますけれども、確かにそれはあったほうがいいと思います、私は。ただ、月曜日からずっと一般質問の中で市が示した中期財政の見通しあたりを御説明したとおり、なかなか新たな施設を造るというのは難しい状況でございます。 今、南島原市で子育てをやっているのは、冒頭に市長が答弁をされましたとおり、子育てをする中で経済的な支援、それから、地域子育て支援センターとか寺子屋21とか居場所づくり、こういったものに、今、力を入れているところでございまして、全天候型のそういった遊び場を新たに設置するというのは、現在、計画はございません。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  予算の関係上、財政の問題にしても、また新しい遊び場の建設は無理だという考えだと分かりました。 市内で雨の日に遊べるとなれば、南有馬のArrivo!、体育館などがあると言われましたが、Arrivo!の屋内交流広場は予約して使うのか、またそこは有料なのか、社会体育施設の体育館も予約して使うのか、そこは有料なのか無料なのかもお知らせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  基本的に社会体育施設は予約をして使うということになっておりまして、有料でございます。 予約につきましても、現在は当日でも空いていたらできますので、御利用いただければと思います。 金額のほうですが、Arrivo!の屋内が1時間で200円、体育館が、ちょっと資料がないんですが、1時間100円程度だったんじゃないかなというふうに記憶しております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  分かりました。 市内でもそうやって雨の日でも体を動かしたいとか、遊びたいという場合はそういうところがあるということが市民の方に周知になったので大変いいと思います。 また、今後、そういう施設があるので、たくさん市民の方にも、子供たちにも利用していただきたいなと思いますので、周知のほうもよろしくお願いします。 次に、2つ目の質問に入ります。 今後の財政についてですが、この財政については同僚議員の質問などもたくさんあり、少し重なる部分もあると思いますが、よろしくお願いします。 昨日の同僚議員の質問にもありましたが、本市の自主財源の割合はどれくらいか、また、その割合は多いのか、少ないのか。財政課の石川課長、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  財政課長。 ◎財政課長(石川伸吾君)  本市の自主財源のことですけれども、令和4年度の決算状況で申しますと、歳入総額が358億827万円。このうち自主財源、市税等になりますが95億796万円ということで、割合からいいますと26.5%というようなことになります。 これが多いのか少ないのかという話でございましたが、これ、総体的な答弁になるかと思いますが、県下の各13市の平均で申しますと31.3%。これに対してうちが先ほど申しましたとおり26.5%なんで、本市は県の平均よりもまず低いと。順番的にも、13市の中で8番目に位置しているというようなことです。 全国の平均が、最新の数値がちょっと見当たらなかったんですけれども、コロナ前でいいますと、大体50%ぐらいが平均になっておりますので、やはりそれからしても本市の自主財源の割合というのは少ない、小さいというような状況でございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  全体の26.5%が自主財源ということで低い、少ないというお答えでしたが、少ないならばやはり増やしていく努力が必要だと思いますが、今後、また自主財源が増加となるよう本市が取り組んでいかれることについて伺います。 働く人が増えることや地方法人税を納める企業が増えれば、自主財源は増えると思いますが、人口減少に伴い難しいのではないかと思います。 そこで、今後、本市が自主財源増加となるよう取り組んでいかれることについてお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  本市の自主財源の比率は、先ほど財政課長が申したとおりでございます。それ以外の財源を、結局、普通交付税とか国・県支出金で賄っている状況でございます。 こういう状況でございますので、午前中にも申し上げましたとおり、中期財政見通しにおいては、歳出を賄うだけの歳入がないと。その分を財政調整基金を取り崩して賄っているということでございます。 そういうことですから、午前中には歳出のほうを幾らか節約するというお話をさせていただきました。ただ、片や一方、歳入のほうを増やすということも手法の一つだと考えておりますので、この自主財源を増やすという取組、これにつきましても、令和3年3月に策定いたしました第4次集中改革プランにおいて、自主財源の確保として、3つの取組を設定しております。 1つ目が広告収入の確保でございます。 市の広報紙、ホームページや公用車などを広告媒体として活用し、有料広告を掲載することにより財源の確保並びに地域経済の活性化が期待されるということで、今後は新たな利用者を開拓するために、有料広告制度のPRを図っているところでございます。 2つ目が一番大きなものになりますけども、ふるさと応援寄附の推進でございます。 これは、今回の答弁の中にもありましたとおり、近年、ふるさと応援寄附金は増加傾向にあります。全国でも増えていますし、本市でも増えています。 ただ、本市のほうは、同規模のほかの自治体と比較した場合に、平均の寄附の単価、あるいは1事業者当たりの返礼品の出品数、そういったものが少ないということから、市のPR強化、それとあと返礼品の出品事業者の支援に努めて、ふるさと応援寄附金のさらなる拡大を図りたいということで考えております。 3つ目が遊休財産の利活用でございます。 市が所有する財産のうち、廃止した財産や備品など、施設も一緒ですが、そういった利活用の用途がないもので売却が可能な、売れるものは売っていきましょうというところで、この遊休財産の有効活用を図っていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  3つの取組を設定されて頑張っていかれるということが分かりました。 1つ目の広告収入の確保についてですが、これに関しては、現在までの状況はどうなのか。また、市の広報紙、ホームページ、公用車以外に広告媒体として活用できると考えられることもほかにあるのかどうか。また、新たに利用者を開拓するための取組は、例えばどういうことを考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  まず、広告の収入の実績でございますが、令和4年度におきましては122万円収入があっております。広報紙の分で104万円、ホームページの広告で18万円となっております。令和3年度、2年度も同じような金額で推移しているところでございます。 広告媒体につきましては、各自治体とも、広報紙やホームページ、公用車を活用している状況でございます。中には、エレベーターなどの公共施設のスペースなどを活用している自治体もございます。大きいところでいいますと、市の施設に施設の命名権、こういったものを使って収入を得ている、都市部の自治体はそういうところを行っている自治体もございますが、そういうふうな部分を参考にしながら、広告収入という形で収入が増加できるように、取組を進めていきたいと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  大変よく分かりました。少しでもアップできるよう頑張っていただきたいと思います。 2つ目のふるさと応援寄附金については、また後で質問いたします。 3つ目の遊休財産の利活用についてですが、これは用途廃止した財産や備品等を利活用するのは例えばどういうことか、具体的にお聞かせ願いたいです。また、売却可能なものはどういったものがあるのか、お聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  財産の処分ですけども、分かりやすく言いますと、多分市で所有している土地、これは条件がそろったところから公募にかけて順次売却を行っているところでございます。条件によってなかなか売却が進んでいない土地もございますが、一部では進んでおります。 あと、それ以外でいいますと、公用車です。公用車につきましては、年数が過ぎているというか、新しいのに買い換えるときに、古い公用車をオークションという形で売買を行っておりますので、そういった部分で、実際市が持っているよりも民間の人に買ってもらって使ったほうがいいという部分について、土地なり、建物なり、公用車、そういった部分を売却するということでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  分かりました。売却が少しでも進むよう、これもまた頑張っていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 市民の方から、若者が働く場があればなどの声がありますが、企業誘致の活動をされていることについて伺います。 市の企業誘致パンフレットには、「海あり山あり食材あり、自然がいっぱいの南島原、私たちの町ではIT関連企業や地元食材を活用できる食品関連企業へ積極的に誘致の御案内をさせていただいています。南島原市で新事業を展開してみられませんか」とありますが、実際にはどのような活動をされているのか、お聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  企業誘致についてですけれども、市内外の企業が市内に工場の建設をしているなどの相談があった場合、市有地や廃校となった学校跡地などを紹介し、企業の市内進出をあっせんする活動を行っています。 また、本市へ進出する市外の企業だけでなく、工場を増設するなど新たな雇用を創出する地場企業に対しても、企業等設置奨励金などの優遇措置を設け、雇用の場の創出に対する支援を行っているところです。 また、堂崎港の埋立てが今年度で完了するということでございますけれども、これまで工業団地と言えるような大きい企業誘致をするような土地もなかったということで、今後につきましては、この広い土地を広く企業誘致に結びつけていけるように、そんな取組をやっていきたいと思っております。 企業誘致につきましては、地域経済の活性化のほか、雇用の場の創出など、人口減少対策としても大変重要な意義を持っていると思いますので、今後も引き続き事業の推進に努めてまいります。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。
    ◆2番(松本添花君)  誘致活動をされているということですが、今までに来られた企業はどれくらいあるのか。また、企業誘致へとつながらないことへの問題点がどういったものがあるのか。例えば、交通アクセスがよくなればもっと誘致しやすいと考えられているのか、本市のお考えをお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(山口篤弘君)  これまで企業誘致の実績ですけれども、平成22年に深江庁舎の2階に誘致しました日本トータルテレマーケティング株式会社、ここが現在雇用人数が201名ということです。それから、平成25年に旧山の寺分校に誘致しました南島原ITメディアリレーションプロジェクト、ここは現在場所を移しておりますけれども、それから平成28年に旧山口小学校に誘致しました株式会社セラクの3社であります。3社が実績であります。 また、企業誘致の課題、問題点ということでございますけれども、本市が条件不利地域であるということから、設備投資にかかるコスト、それから輸送時間や輸送コストがやっぱり他の都市部に近い地域と比べると、コストがかかると。それから、操業に必要な人材の確保などが難しいなどのことが課題として考えられると思っております。 また、交通アクセスですけれども、島原道路のほうも近いうちに完成をするということでありますけれども、やはり交通の便がよくなればよくなるほど、今後、誘致しやすい状況になるのではないかと考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  今現在3社が来られて、堂崎港跡地にも一生懸命頑張ってもらえるようにしていただくということで、やはり交通の便がよくなればと部長もおっしゃいましたが、例えば道路の要望活動へ私たちが陳情に行くと、地方整備局の方は、道路を造ることへの地元の方々の盛り上がりが何よりも大事です。そして、その道路ができることによってのメリットはどのようなことが考えられるのかがとても大事だと言われます。 私たち南島原市民からすると、島原半島は一つという考えの下、まさに道路整備、高規格道路や島原半島西回り道路、島原天草長島連絡道路の完成が何よりも大事だと考えます。市民の多くの方もそう思われていると思います。だから、早急な道路整備をとお願いしているわけですが、今後も要望が届くよう私たちも頑張っていかねばと思っています。これに関しては、市長はどのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  島原半島をまく幹線道路も含めて、議員がおっしゃった高規格道路、西回り道路、これは本市にとって大事な交通網でありますので、皆さん方と一緒に、現在も県あるいは国の機関へ上京をしまして、議会共々、この秋も議長さんとも本当に何回もそういう要望をさせていただいたところでありまして、これはもう議会もまた地域の皆さん方の応援もいただきながらしっかりと進めていかなければという考え方で今おりますので、どうぞよろしく応援もお願いをさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  大変よく分かりました。やはりこの道路が一番大事だと考えますので、今後とも頑張っていくということで、お互いよろしくお願いします。 次の質問に入ります。 多くの公共施設を保有していることにより、維持費が多く、慢性的な財源不足とありますが、公共施設の統合へのお考えはあるのか伺います。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  将来的にいいますと、本市の人口は減少していくのは間違いないと。それに比例して税収の減少が見込まれます。さらに施設の維持管理に必要な経費に充てることができる財源に、大きな制約が生じるということが予想されます。 そういう状況でございますので、将来的な人口規模に応じた公共施設の適正な配置が必要であるということが基本的な考え方でございます。 それに基づきまして、公共施設等総合管理計画を策定し、公共施設の適正配置と施設総量の縮減を図る。計画的な予防保全等による長寿命化を図る。効率的な管理運営を目指すと、以上、3つの基本方針を定めまして、適正な管理に努めているところでございます。 今後は類似用途を目的とした施設の集約、統廃合になるかと思いますが、そういったものを含めまして、利用が少ない施設につきましては、廃止、除却、解体について少しずつでも促進していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  3つの基本方針の下、今後、類似用途を目的とした施設の集約であったり、少しずつ進められて今現在もいると思います。 私たち市民からすると、やはり集約されていき、地元からなくなっていくということは、本音を言えば非常に悲しく寂しいことです。しかし、やはり維持費を考えると、必ず行っていかねばならないことだと思います。若者や子供たちにツケを回さず、住み続けたいまち、魅力ある南島原市へとしていかなくてはいけないと思います。 公共施設の中には、学校であったり、社会体育施設であったり、支所なども含まれますが、いろんな思いがあると思いますが、このような施設もやはり統合していかなくてはと考えますが、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  公共施設の中で、今、学校の件も上げていただいたところでありますが、昨日、酒井光則議員の御質問にもお答えをしたところでありますが、学校も含めてその他の公共施設につきましても、先ほど総務部長のほうからも答弁がありましたが、今後は、類似の用途、これを目的とした施設の集約というのは大事なことだとふうに思いまして、そういうことも含めて利用の少ない施設については廃止または除却について、少しでも促進をしていかなければいけないというよりかは、そういうふうにならないとという時期に来ているというふうに思っておりますので、これも議会の皆様方の御理解をいただきながら進めていかなければというふうに思っているところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  やはりもう避けては通れない道だと思うので、前向きにと言ったらあれですけども、やはり今からの子供たち、若者のためにも考えていくべきだと、とても大事なことだと思います。 次の質問に入ります。 今後予定されている大型事業について伺いますが、予定されているのはどういうものがあるか、お知らせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  これは中期財政見通しも記載しておりますとおり、現在も進行中でございますが、自転車歩行者専用道路整備事業、これと世界遺産センター整備事業などが上げられます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  自転車歩行者専用道路整備事業に関しての確認ですが、予算が35億円から45億円になってプラス10億円ということで、市民の方からどうなっているんだという意見も聞きますが、これ以上この予算から増額、増えることがないのかどうか、また令和6年度完成へ向けてしっかりしていただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか、予算のほうは。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  松本議員の自転車歩行者専用道路整備事業の事業費ですけども、これは先日の隈部議員の質問にも申し上げましたとおり、今年になりましてからの経済情勢の変動もございまして、資材費、人件費の変動もございます。よって45億円というところの堅持できるところじゃない状況にあるということを御理解していただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  仕方ないと思いますが、造り始められたのはもう完成へ向けて進めていかないといけないので、市民の方にも理解をいただき進めていただきたいと思います。 次のふるさと応援寄附金に関しては、寄附金額も増え、次の目標は12億円だということで、継続して頑張っていただきたいと思います。 3つ目の質問に入ります。 イノシシ被害の現状と今後の対策についてですが、本市のイノシシ被害の現状について、今現在の被害状況はどうなのか。減ってきているのか増えているのか、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  イノシシ被害の現状についてでございますけども、過去5年間のイノシシによる被害報告を見ますと、平成30年度は546万1千円、令和元年度につきましては118万6千円、それから令和2年度は629万9千円、令和3年度は431万7千円、令和4年度につきましては316万6千円と、直近3年間では減少傾向にあるのかなというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  被害額はちょっと減ってきていると感じました。イノシシの個体数、猟友会の方などが捕ってくださっていると思うんですが、捕獲数はどれくらいかお知らせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  30年度から申し上げますと、イノシシの捕獲数ですが、30年度が2,925、令和元年度が2,670、令和2年度が3,150、令和3年度2,621、令和4年度については3,322ということで、これは令和4年度が少し増えてきているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  そうですね。増えているということで、やはり今後も捕獲を頑張っていただきたいと思います。 耕作放棄地が増える。そこで作物を作る、イノシシからやられる、ワイヤーメッシュなどで対応、対策をしてもしても、米の収穫前になれば、入られて踏みつけられて全然全く駄目だったという例も最近もあるので、やはりワイヤーメッシュ、電柵などで予防、寄せつけないように対策をしても、やはりイノシシ自体を捕っていってもらわないといけないと思います。 今後、そういう被害が増えないように、本市としてできることなどがあれば、お知らせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  対策としましては、先ほど議員がおっしゃったように、防護柵という部分の対策であったり、あと捕獲の対策、大きくはこの2つかなという形で考えております。 防護柵の対策につきましては、平成20年度から始まりまして、昨年度まで、整備した距離で申し上げますと、ワイヤーメッシュの柵につきましては800キロメートル、それから電気柵につきましては180キロメートル、トータル980キロメートル、直線距離で申しますと、ここから千葉市まで整備しているような状況でございます。 なお、捕獲対策につきましては猟友会の御協力をいただきまして、イノシシの個体削減に努めておりまして、昨年度は、先ほど申し上げました3,322頭を捕獲していると。過去5年間では最高の数字を捕獲しているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ワイヤーメッシュで囲い続けても、やはり人間とイノシシどっちが囲われているんだという状態にならないように、猟友会の方であったり、やはりたくさん捕獲、適正規模の数であれば問題ないんですが、危害を与えるイノシシの捕獲に努めていただきたいと思います。 また、市民の方がイノシシを見たとか、イノシシの被害があったときの場合の対応は、市としてはどうされているんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  被害がありましたら、市のほうでは、農業関係につきましては、今、農林課のほうが受付をしております。 また、住宅地に出没するというようなそういったこともございまして、そちらについては環境課のほうが対応しておりますので、もしも御心配がございましたら、いずれかの課のほうに御連絡をいただければという形です。何らかの対策ができるかもしれませんので、御連絡いただければと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  同じ場所で同じところでよく見るということは、やはりその辺で捕れるということなので、何よりも市役所のほうへ連絡をいただけるということが、皆さん、市民の方へ伝えられたのでよかったのかなと思います。 少し早口になりましたが、これで松本添花の一般質問を終わります。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、2番、松本添花議員の質問を終わります。 ここで2時40分まで休憩いたします。     午後2時30分 休憩     午後2時40分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、10番、高木和惠議員の一般質問ですが、代表監査委員に対する質問の通告があっておりますので、宮崎太代表監査委員に出席をしていただいております。 それでは、10番、高木和惠議員の質問を許します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君) (登壇) 改めまして、こんにちは。 今定例会の14名の一般質問通告者の最後の質問者です。10番、偏西風、高木和惠です。代表監査委員、いつも御出席いただきましてありがとうございます。 令和5年第4回定例会での一般質問は、一問一答で行います。4項目に分けて通告しています。 1つ、防災行政無線整備事業について、2つ、指定管理者制度について、3番目、松本市長の政治姿勢について、その中に市民の声を伝えたいと思います。 それでは、市民の一部ではなく全体の奉仕者として質問、また、市民の思いを伝えます。 まず最初に、防災行政無線整備事業について、職員の収賄について説明を求めます。簡単で結構ですので。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、高木和惠議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、防災行政無線整備事業についてでありますが、最初に、職員の収賄について説明を求めるとのことであります。 総務部防災課の職員が11月10日に収賄容疑で逮捕され、12月1日に収賄の罪で起訴されました。事件の概要は、防災無線の設置に関する調査・設計業務について、特定の設計業者が受注できるよう便宜を図り、見返りとして接待を受けたというものでございます。 接待内容は、令和3年10月下旬から12月の間、熊本市内の飲食店で接待を受けたとのことでした。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  ただいま報告いただきましたが、私も11月10日の夜8時45分のNHKのニュース、これいつも見ていたんですが、まず最初にこの事件を知ってびっくりしました。 その中で、松本市長もおわびのコメントをされておりましたけれども、私は8時45分だったんですが、もう既にその前の時刻にテレビ放送があっていたということも聞いたんですが、市長自身はいつ頃知られたのか、明確な答弁を願います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  時間でいえば、4時回って二、三分たったぐらいかなと思っています、時間的には。(「日にちは」という高木議員の発言あり)その放送があった日であります。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  なぜ私がいつ知ったのかと聞いたのは、後日の新聞で、本人は9月19日からずっと休んどるという報道があっていたんです。だから、えっと思ったのと、そしたら、あの日、11月10日に東のほうから入っていっていましたよね、警察かどうか分からないけど。最初の人は箱の折り畳みを1個持っていった。その次の人は書類を抱えて持っていった。私、それを見たときに、これはいつから事情聴取じゃなかけども、9月19日というのは、これ、何があった日ですか。やっぱりそこに警察が来たんですか、庁舎に。知らないか。知らんなら知らんでよかよ。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  9月19日というのは、警察のほうから連絡がありまして、その職員を任意で事情聴取を行っているという連絡を受けた日でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私がこの防災行政無線のことを通告したときに聞き取りがありましたので、職員に。何をしゃべればよかかなと思いながら雑談をしていました。 その9月19日のことを伝えたんです。市長は、そしたら知っとったとね、早くからと。9月19日というと、私たち第3回定例会中だったと思うんです。あれは10月に終わったのでね、10月14日だったと思うんですが。だけんね、それを今日私は確認をしたかったんですが、そのときの聞き取りのときに、じゃ市長は早くから知ってらっしゃったとねと言ったら、いや、市長は知らっさんとですと言うけん、えっ、この日から事情徴収に行ったと、その職員はね。それからずっと休んどると。あなたたちは事情聴取に行った職員がおることを市長に届けんとねと、私、言ったんですが、市長は全然知りませんでしたか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  先ほど言ったのは、逮捕されたときのことを私は言ったんですよ。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は逮捕とか知ったのはと言ったのは、結局、ああいう事件を市長が知ったのはというのを聞いたつもりだったんですけどね。いいです。逮捕を知ったのが、そう。 そしたら、本人がこういう事件に関わったということと警察沙汰になっておることをいつ知ったのかというのを聞きたい。なぜかというと、あの報道では、逮捕される前に本人がもう便宜を払ったとか、飲食をしたとかというのを、市で本人が伝えたということが載っていましたので、報道で。逮捕される前に、何でもう少しこういう騒動にならんごと配慮が足らんやったとかなというのを聞きたかったんですが、答弁できなければいいですけども、答弁できれば、どうぞ。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  その手前のことは捜査の段階でありますので、こうだそうだというふうなことでは、まだ私の立場からそれは言えないと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  じゃ、9月19日から本人は事情聴取で、それからずっと欠席だったということについて私は疑問を持ったんです。両輪ということですから、秘密会でも結構なんですが、議会のほうにも相談してほしかったなと私個人は思いましたけども。 それでは、この職員が飲食をして御馳走になった、起訴された。御馳走をしたその提供した人は不起訴ということですか。これ、市長、何か感じませんでしたか。私は、何で、不公平と思ったんですけども、市長は何か感じませんか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  職員じゃなくて、向こうの相手方は起訴されなかったということは新聞報道で見ておりますので、それはどうしてかなという思いは、私自身はしました。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私もそうでしたので、どうかなと聞きましたけども。 それでは、相手の業者のコンサルティングとかは出ているんですが、業者の名前は出ていないんですが、本市の職員はでかでかとずっと名前まで載っていたんですが、相手の業者というのは名前は出ていますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  相手の業者の名前は公表されておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私の手元には持っていませんけども、職員には言っていませんか。部長、局長じゃなかけど、そういう上司のほうの会議のときに発表されていませんか。知らないんですか。知らんなら知らんでいい。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  内部の会議ではこういうことですということで、当然、発表はしていますが、警察にお尋ねしたところでは、警察は公表していないということです。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私はそういうことを聞きよらん。 相手は入札もせんでということやから、契約ばしとっとだから、令和3年ですよ。これ済んどっとでしょう。業者の名前は市民の方は調べれば分からじゃと言うて、そういうことだったので聞いてみたんです。私も聞きましたよ。今、メモがないから分からないけども。 だから、その業者を今度どうするのかと聞きたかった。指名停止にするのか、向こうから指名を出されるかどうか分かりませんけども、そういうほうの考え方、ありませんか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  相手方につきましては、今のところ不起訴処分ということでございますので、契約書上で反することもないので、今のところ、相手方に対する処分は現時点では考えていないところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  そしたら、林田さんというのは班長という立場ですが、この人が独断でそういうことを決められる立場なのか。よく決裁というたら、ずっともらっていきますよね、決裁。どこまでの決裁があったのか、全く決裁なくて1人で独断でされたのか、お尋ねします。どうぞ。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  該当する契約の決裁につきましては、副市長までの決裁をいただいて執行しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  そしたら、決裁の行った人たちも知っている、みんなでその業者はいいということで、林田さんは事業を進めたと思うんですけども。ということになれば、あなたたち、林田さんだけの問題じゃなくて、市の体制の問題ですよね。と思うんですが、副市長までいったということで、副市長、今のお気持ちをお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  入札、執行につきましては、私たちは法令にのっとり、それに準じてやってきたというふうに思っておりますので、特に私たちとしては問題があったとは思っておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  松本市長が市長になったときに、入札の監視委員会ですか、あれをつくっていますよね。あそこには意見を求められましたか。何か大型給食センターのときには意見を求められましたよね、議会ともめたときにね。副市長じゃなくて市長、お尋ねします。あなたがつくった監視委員会ですから、そこに、この問題が起こったときに意見を聞かれましたか。それでどういう回答があったのか、お尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  この委員会に、この件について意見を求めたところであります。(「結果」という高木議員の発言あり)(「結果出とらんとね」という声あり)(発言する者あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  南島原市のトップは誰ですか。トップの責任ば問うとよ、私は。あなたがつくったでしょう。私はそのとき反対したとですよ。私が市長ならば、監視委員会つくらんて。自分が悪かことせんならいいと思っていたんですよね。そのとき何人か反対だったんですよ。あなたの考えを聞かんばならん。あなた、そこに意見ば求めたとでしょう。じゃ、何か返ってきたとでしょう。来んやったんですか、監視委員会の結果。     (「放棄さした」という高木議員の声あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  それでは次に進みます。 私は時間が足りないので、もう待てません。 業者選定に問題がなかったのかという市民の声があります。経済的な損失がある、これは賠償責任問題ですね。これは昨日、隈部議員がおっしゃっていましたので私は省きますが、市民の声があったことをお知らせします。監視委員会の意見も求めたのかというのを。メンバーは分かりますか、監視委員会のメンバー。これは副市長で結構です。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  メンバーは、委員長を入れて4名でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  この条例を読みましたか、副市長。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  もう一度、意味がちょっと分かりませんでしたけど。
    ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  5名以内ということは私も知っているんですが、これ、年に何回か定例会を開きますよね。これ、ずっと開いていましたか。大体意見求めんでも、こういう問題があれば、集まって審議すると思いますけど、私は。そして、メンバーの4人というのは、公表できますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  名前はちょっと控えさせていただきますけども、弁護士の方、それから税理士の方、それからこういうふうな入札に関係された県のOBですけども、この方お二人でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  決算委員会か予算委員会のときに、これは非公開ですと言っていたんですが、議長の力で、いや、これ、公開されていますよということだった。 名前は公開してあると思うんですが、一番最初、27年のこの委員会を立ち上げたときに、最初の委員さんは次のときには替わるということが特例で決まっていたんです。いつか私がここで聞いたときに、副市長は、ああ替えとらんやったという反応があったんですが、今でも替わっていませんよね、その4人は。これも違反ですよね、特例で決めた。それで条例読みましたかと聞いている、条例。監視委員会の条例、後で見とってください。定例会は年に2回ぐらい開いていましたか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  恒例的に年に2回、多いときは3回開いております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  多いときはというたら、何か問題があったんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  2年を一つの区切りとしておりますので、2年間の審査の結果をまとめるということで、3回目にそれをまとめていただいて、市長に意見書として提出していただくと、そういうような方法になっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  第三者の意見の聴取を求めたいという市民の声、組織の改革を行う考えは市長にないのか聞いてくれということでした。 それと、減俸等の処分について、関係者の処分はしなくていいのかというような声が出ていますので、市長にお尋ねします。そういうことをするお考えはないのかどうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  現在起訴されて、その後どうなるかということでありますが、判決を待って、それに対応するというふうな形になろうかと思っているんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  この職員は休職扱いですが、大体いつ頃までというか、裁判して結果の出るまで本人は休みですか。 ということになれば、私も期間が分からないんですが、職員の人数として新たに採用しようという考えはないのか。その人が帰ってくるまでということなのか。その辺分かりませんけども、期間が分からないので、必要でない職員数だったら今のままで結構と思ったんですけども、市長にお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  現在は休職扱いであります。そして、担当を外して総務部付というような形になっております。(「採用する考えはないのかと聞いたんです。職員採用は要らないのかと聞いたんです」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今の高木議員のあれは、その代わりに誰かを入れるとか入れんとかいう話ですか。どういうつもりの今、あれですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  人数は必要であるから、常勤の職員、置いとらすとでしょう。いつまでおらっさんとか知らんけど、この間、防災課に電話したんですよ。誰もおらんということで、1人だけだった。3つに分かれとると、3、3、3、課長が1人おって10人、会計年度職員はといったら1人おると。今、何しに行っとらすとね誰でんと言ったら、研修とかいろいろ。研修はせっかくするなら、新しい人を入れて研修ばさせれば、こういう問題も起こらんかもしれんねということを私しゃべったんですが、だけん、困っとった、職員が。防災はやっぱり必要でしょう、いろいろあっち行ったりこっち行ったり。だから、欠員はいつまでか分からんけども、代わりを入れる考えはないのかと聞いたんです。ないならないで結構。言うてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  現段階では、まだ考えておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  いつ考えらすとですか。今、考えとらんと、いつ考えらすと。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは、裁判があって結果が出るときだと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  それならそう答えればよかじゃないですか。結果が出るまでは考えないということは、私はその期間ば知らんけん。その間、職員が忙しかったやろかと思ったけん、代わりを誰か入れればよかろうにと思っただけのことでね。分かりました。 次、このことについてはよくよく考えてください。今、私も言いました。市民の声を伝えましたよ。これ、よそのことを言うて悪かけど、隣の町は、ほら、減俸されましたよね、1年間の半分。そればまねしろとは言いませんけど、その本人だけじゃなく自分たちもやはり反省する気持ちがないのかとお尋ねしましたので。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それはありますよ。だから、そういうふうなところは、市長として職員のいろんなことについては、最終的には、やっぱり責任があるわけでありますので、その辺のところは考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  最終的には、起訴はされとるけん、結果の出るまでですよね。他市はそうじゃなかったですよ。もう手前でされましたけれども。まあいいです。 2番目にいきます。 指定管理者制度について、指定管理者制度の内容について説明を求めます。市長にお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  指定管理制度の内容についてということでしたかね。違いますか。(「指定管理者制度はどういうものかということです」という高木議員の発言あり) 指定管理者制度とはどういうものかということですね。公の施設の管理運営を民間事業者を含む幅広い団体に包括的に代行させることができる制度。制度とは何かと言われれば、そういうことだと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私もあなたも多分一緒に合併して、していたんですが、これ平成15年に法の改正があって、自治法改正、今までは管理の委託があったんですが、あなたたちが今のように本来の自分の仕事じゃなくて、なかなか仕事がうまくいかないだろうということで、地方自治法の改正が244条の2やったかな、3やったかな、ということで、これがちょうどその話をしよったら、平成15年、2003年だったかな、これ、小泉さんのときという話が出てきました。ああ、そうかと。郵便ね、郵政省もそうなったじゃなかですか。あのときに法の改正があったんですよ。 でも、あなたたちが今しているのは指定管理、指定管理と言うから、指定管理制度とはどういうことかと。民間に任せることが指定管理ですよ。南有馬のときには多分第三セクターだろうと私は思っていたんですけども、違いますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  原城真砂についてなんでしょうか、南有馬のときというのは。(「ああ、原城真砂のね」という高木議員の発言あり)あそこの指定管理について。副市長。 ◎副市長(山口周一君)  真砂になってからは指定管理だと思いますけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私、もらったんです。何でここに今回飛びついたかといったら、南有馬は平成11年からスタートしているんです。そして、一番最初はふるさと振興公社、ふるさとです。地元の人たちの建物、あれ、ふるさと振興公社。今は、原城振興公社になっとる。これは多分原城が世界遺産になったから、なる前だったかな、そういうこと。 そして、私が一番思うのは、市が100%出資しとると言いますよね。100%出資しとるから何かと私は思うんですが。本来は、こんなの言うたら時間が足りないんですが、外郭団体はうちはないのかというたら、うちは外郭団体はない、定義がないとかいろいろ言ったけども、100%出資して外部にさせるのは、それこそ外郭団体というと。外部がするのがね。あなたたちが経営者ですよね、真砂の。何であなたたちがそこの経営ばできるとかなと、私は思う。真砂の問題の補助金をやるとかやらんとかは問題ですけども、経営を一生懸命しよらす人たちに、あなたたち、どう思いますか、真砂のことはと言うたら、経営ばしきらん人間が経営しよるもんばあがんなっとって、こういうことでしたが、どう思いますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  真砂の指定管理について、私、先ほど話をさせていただきましたけども、旧南有馬町、平成11年5月11日からですけども、それから平成17年3月いっぱいは委託管理です。新市が発足してから、平成17年4月1日からは指定管理ということになっております。 今、真砂は、私たちが経営しているんじゃないかということでございますけれども、それはちょっと私は違うんじゃないかと思っています。 具体的には、真砂は原城振興公社という株式会社組織でございます。そこに委託をしていると。人格的に違う組織だということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  指定管理制度になって、今、うちには指定管理先って幾つあるか、総務部長、お答え願います。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  6つか7つだったと思います。ちょっと正確な数は覚えていないので。すみません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  体育館でも何でもいっぱいあるはずよ。あそこのB&Gじゃなかけど何かいっぱい前あったよ。それでほら、社協にあるだけで幾つでもあったじゃなかですか。 いや、突然振ったけんね、数が分からないのはいいですけども、よう社協のとがあるんですが、指定管理は公募させるんですよ。公募して応募があるんですよ。令和2年に何者応募がありましたか。 そして、あなたたち、原城振興公社に決めるのは、審議会のメンバーが5人で決めるんですよ。知らないんじゃない、あなたたち、もう長年だから。任期が令和2年から5年間が一番間近なときですけど、その前もあっていますよね。その前も公募をして、応募者が3者とか2者とかあっているんです。そして、審議会は非公開ですよね、5人のメンバーさん。これ、どげんして審議会をつくりますか。あなたたち全然知らんわけね、そがんとも。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員、指定管理は、ほかにも保養センターとか、保健センターとかありますが、真砂の件だけでいいんですか。(「真砂だけたいね、知らんけん、さっき言うとった。あんま変かけん幾つあっとやろかいと聞いた」という高木議員の発言あり)副市長。 ◎副市長(山口周一君)  真砂の指定管理については、先ほど来話をしているように17年から指定管理をしております。最初は10年間、その後は、今、高木議員がおっしゃられたように、(「21年から」という高木議員の発言あり)平成17年からですよ。17年から10年間ですよ。27でしょう。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁をしてください。途中で2人で話さないでください。 ◎副市長(山口周一君)  27年4月1日から5年間、その後も、令和2年から5年間ということになっています。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は書類ば持っている。今、言いよったの出てこんと、書類をちゃんともらっています。 審議会が選ぶんですよ、指定管理先は。あなたたちは何か変なことを言うけども、指定管理になるのは、公募をして、1人だったら1人、5名でとにかく審査するんですが、これは聞いた話。3人は行政寄りじゃけん、どがん点数ば新しい人に入れたってかなわんとですよと聞いたんです。だけん、これ審査するんですよ、指定管理先は。だけん、来年何か変わるという話ですよね。来年どうして変わるんですか、その手続。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  指定管理を指定するときには、委員会的なものを設けて、そこの合意に基づいて選定されるということでございます。だから、それを誰がどうするとか、私たちがどうするとかということでなくて、合意に基づいて決めるわけですから、そういう恣意的なことは入らないと思いますけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  副市長、あなたたちは長年していた。任期が切れたときに新たに審議するんですよね。真砂に手を挙げられた方、3者で競争していたんです。そこに審議会が出てきて審議をして、やっぱりあなたたちを選んだわけですよ。その後もあなたたちを選んだわけです。 この審議会のメンバーが、ここがおかしいという声が入ってきました。だけん、あなたたちがしたわけじゃなくて、審議会の人たちがあなたたちを選ぶんです。それは、ほら、社協のときもそうだったでしょう、湯楽里のときも。湯楽里のときも、審議会のメンバーの名前、非公開ということですので、そういうことなんですよ。 真砂は、私はお金ばやるとかやらんの問題じゃなくて、指定管理だったら民間のノウハウに依存するんです。個人には渡しません。そういうことを知らんで、ほら、松本市長もこっちの経営者の中におられますよね。この原城振興公社の協定書があるけども、相手が乙とか甲とかあるけども、あなたたち2人の名前ですもん。甲といったら松本市長、乙というたらあなたが代表取締役だから、2人でお金のやり取りとか、決め事とか。 だけん、民間の人に任せれば、昨日もありましたよね。入浴料をねと。だから、同じレベルであそこの真砂の経営も民間の人がすれば、仲よく経営される。これ、補助金が入らんと言わしたでしょう。あなたが昨日言うたとは、継続してコロナで経営が苦しかったので、持続型とか国からたくさん来ましたよね、補助金が、支援金とか。そういうのはあなたが代わってやったということを、あなた、昨日、報告されていましたが、市独自だけの金じゃなくてね。 もう一回、指定管理についてはゆっくり話を聞きたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  ちょっと今のは、私も疑問があります。 というのは、指定管理というのは、あくまでも私と市長がしているんじゃなくて、(「しとる。原城振興公社ですよ」という高木議員の発言あり)だから、そうですよ。何でそれを…… ○議長(吉田幸一郎君)  2人で話さないでください。 ◎副市長(山口周一君)  どうしてそれを一つというふうに、同一人格としてみなすのか、それは私は分かりませんけども。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  同一人格とは言っていません。株式会社原城振興公社は一つの事業でしょう、事業所。そこの取締役はあなたに決めらしたでしょう、4人で。 ------(発言取消)---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  取締役の一人である楠田さんが、そういうふうなことを言われたということは、私は今、9年目になりますか、社長になってから。そういうようなお話は一回も聞いたことありませんけども。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  いや、私は、あなたたちは、ほら、この間も何か訓告したとか行ったとか言っていますけど、真砂のあそこで働きよらす人たちに聞いたら、一回も来らっさん、見たことないと。何回ぐらいあそこに行かれた、今まで。1週間に1回か、月に4回か5回か行っていますか、定期的に。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  私のことですか。(「うん」という高木議員の発言あり)行っています。(「行っていますか。じゃ、聞いてみます」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  あそこに料理人という人って何人雇っていますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  正式な社員は2人です。あと助っ人の方が2人でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は5人と聞いたけど。違いますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  5人というのは、不定期的にお見えになる方がおられるというのは聞いています。その方を入れて多分5人じゃないかというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  何人かと聞いたんですから、料理人。それに当てはまる数を言うてもらえればよかったんですが、私は現場で聞いたら5名ということでした。 ------(発言取消)---------------------------------------------------------------- 一応次に進みます。もう到底ありませんが。 3番、松本市長の政治姿勢ですけども、この中で、市民の人の声が大きく上がっていますので、市民の声からいきますけども。 1番、申請の手続に必要な情報の周知について。 これは、11月22日、いい夫婦の日にありましたね、金婚式が。あれに対して知らなかったということを言われる人が多かったので、本当ですね、ついつい忘れるもんねということで、期日の迫ったときには防災無線で言うてもらえれば助かるという声がありましたので、検討しとっておいてください。 マイナンバーに対しては、もうしょっちゅう防災無線で言っていますということですので、この辺のところも市民の声です。どうぞよろしくお願いしておきます。 自治会配布の委託料は、多分出てくるかなと思うんですが、これに対しても、委託料が幾らかというのを、市民生活部長でいいです。 市政懇談会の開催は、私が聞いたときにはする予定になっていますが、詳細については、まだ日程は決めていませんということだったのでしばらく聞いていませんが、もう12月、迫っていますけども、市政懇談会はいつなのか、お答えください。 そして、市政への提案箱、回答。この市政への提案もされているそうです。でも、今、ここの住民じゃなく、前はここの住民だったけどということで、回答がなかなかなかけど言うとってもらえんだろうかということだったので、なかなか私も伝えるのが難しいので、その回答を、多分、今、見ていらっしゃると思いますので、市への提案箱の回答、市外の人に、市内の人じゃなく市外の人にやっておられるのか。 それと、もう一つ、このシルバー人材センターのところに不燃物の収集を委託されていますよね。これは調べてもらったら、加津佐から有家までシルバーに委託、布津、深江は違うということでした。 それがなかなかこの頃、何かセクハラ的な発言とかいろいろあって、シルバーに連れていってもらいたいということで、シルバーの事務所に私も行きました。田中先生と話をしました。元の部長もおった、伊藤さんもね。 そして、私たちにさせてもらえんだろうかと言って、有家の方だったんですが、とにかくボランティアですよ、おどんたちはと言うらしいんですよ。しかし、ボランティアじゃないということを発見しましたけども、私たちはボランティアでよかけん、させてもらえんやろうかということだったんです、その人たちが。 そしたら、よかですよとシルバーではおっしゃったんですが、いや、それは、シルバーから委託はおかしかけん、市のほうから委託になると思うから、今回、これ通告してなかったけども、そこまでの話をしていますので、後で結構です。これはしゃべらせてもらうだけで結構です。(発言する者あり)何て。(発言する者あり) ○議長(吉田幸一郎君)  進めてください。 ◆10番(高木和惠君)  はい、今、聞いた分の回答があれば、お答え願います。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員、ちょっと質問なんですが、3番と4番を入れ替えるということでよろしいんでしょうか。(「そうそう、時間なかけんね」という高木議員の発言あり)市民の声からということで、通告外の質問があるんですけども、答弁できなければできないでいい。(「よかよか」という高木議員の発言あり) それでは、答弁を求めます。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  金婚式の件について答弁をさせていただきますけれども、今年度の金婚式につきましては、7月号の広報紙でお知らせをさせていただいておりまして、9月22日までの期限で受付をいたしておりますけれども、申込みが遅れた場合は、祝い状などの準備が間に合うようであれば、参加の受付をさせていただいております。 当年度に参加できなかった方については、翌年度に参加したいということであれば、それも受付をするようにしておりますので、いずれにしましても、そういった場合は福祉課まで御相談をいただきたいと思っております。 防災無線については、防災無線の放送基準にはちょっと該当しないのかなと思っております。総務部とは相談をさせていただきますけれども、現在はそういう状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  委託料。市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  自治会長配布物の委託料は幾らかという御質問ですが、自治会長に対します委託料については、事務全体として委託料を設定しておりますので、配布物だけという委託料の設定をしておりませんので、配布物だけの委託料は、すみませんが分かりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  3番の市政懇談会。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  市政懇談会についてのお尋ねでありますが、本年度は、開催テーマを、(「開催するか、せんか」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  すみません、答弁中です。 ◎市長(松本政博君)  します。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  市政懇談、待たれていたので、よかった。ありがとうございます。(「いやいや」という市長の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  いつするって言わさんやった。します……(「だから、今から言おうと思ったら、あなたが止めたから言われんやった」という市長の発言あり)ああ、そうね。せんとじゃなくてすると言うたやろう。違う。 ○議長(吉田幸一郎君)  市長、答弁お願いします。(「するか、せんか」という高木議員の発言あり) ◎市長(松本政博君)  それは、しますと言ったんですよ。だから、したということを言われたから、いやいや、したんじゃなくて、しますと言った。
    ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  じゃ、私が時間がなかけん、ちょっと急いどったんですが、市政懇談会を私は言っていたんです。そして、まだ詳細については聞いていなかったんですが、何か今年は市政懇談会はしないと。保育園で開催するということが耳に入ったので、ええ、それは聞いていなかったけど、じゃ、市政懇談会をさっさんとばいなと思ったんですけども、それは名前は市政懇談会であって、保育所ですることは、私は今までの市政懇談会と違うということなので、今までどおり開催するか、開催せんかを聞きたかったんです。中身は要らなかったんです。今までどおりの市政懇談会、今までしていた、それはされるのかと聞いたんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  言わんとすることを聞いてもらわんと、今のようなあなたの発言になってしまうんですよ。 保育園でするということは言っておりません。今回は少子化対策って、子育てを考えるということで、市内の保育園あるいはこども園の保護者の方との懇談会といいましょうか、それを市内2か所でするということで、今年度の市政懇談会はそういう形ですると。これが市政懇談会として今回捉えております。過去においても、農業部門であるとか、そういう形でした経緯もありますので。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  だから、私も各部門でやっているのは知っていたので、そがん保育園でするとば、今までの市政懇談会に代えたとはおかしかよねと。なら、保育園に私たちは行かれんとやろかとかといろいろ話がありましたので、確認しますということだったので、あなたが言いたいことは分かったけど。 そして、代表監査委員、せっかく来ていただいたので、この委託料というのは、自治会長個人の口座に振り込んでおられます。自治会長になったら、まず最初に何をするかと。自分の個人の口座番号を役所に届けるということが第一の仕事なんですけども、この世帯数掛ける2千円、これは自治会長が行政マンのときに報酬としてもらっていた計算方法がそのまま3万6千円プラスの2千円掛けるの世帯数なんですが、この世帯数というのは誰も知らないんですよ。自治会の世帯数の資料を誰にも渡していないから。 だから、ここをチェックするとき、個人の口座をチェックできますか。委託料のチェックをするときに、個人の口座のチェックはできますか。世帯数も間違うているか、間違うとらんか、これ、誰も知らんとですよ、世帯数というのは。本来ならば、会議のときに渡さんばならん、どこの自治会どれだけて、そしたら分かるんですよ、自分たちで見れば、うそか本当か。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員、市民の声の自治会配布物では、代表監査委員を指名されていないんですが、通告外になりますが、代表監査委員、発言できますか。できませんか、はい。高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  できなけりゃ、できないで結構です。後でまた次のときに回します。 監査委員に頼らなければ、私たちは調査できません。今、これだけ事件になっていますけども、いろいろ言われますけども、公金の使途に対しては、私はこの次に詳しくしますけども。 上に上がりますね、3番に。政治姿勢、省エネ家電、もう時間がないので、省エネ家電の予算と執行額を教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  省エネ家電の予算と執行額というお話でございますが、予算がトータルで2,960万円でございます。執行額が2,879万3千円でございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私はびっくりした。通告したときに話をして、一番最初は810万円だったですよね、予算額が。そして、途中で分かってきましたね。市長が喜んで買換えに協力してくれらしたということで、自分たちで既にもろておる予算をためて、あれ何て言ったっけ、ちょっと出てこん。 そして、9月14日に改めて議会の議決をもらって800万円予算を立てましたよね。三八、二十四、2,400万円ぐらいと私は思っていたんですが、2,800万円と言うた。その流用の財源は何ば使ったとねと聞いたんです。そしたら、ごみ袋を買いましたよね。ごみ袋を先議で決めて買いました。この執行残があったけん、これば800万円使うたと。そしたら、三八、二十四と思っとったら、今おっしゃったように、また、流用ばしとらすよね。この流用は、今度何じゃったんねと言うたら、何か入札の執行残と。 市長、流用、流用と、流用したなら流用した、流用したいなら流用してもいい、これもやっぱり今の林田さん、逮捕されておらすけども、これも何かちょっとおかしかねと、家電ね、また改めてと言わす人もおらすですよ。今回は知らんけんで行っとらんけども、改めてまたしてくれらせばよかってねという喜びの声はあるんですが、ちょっと不公平ねということが出ています。 流用、流用と、なぜ一番最初に流用したなら流用したと教えてくれらせばよかったとに。あのときからまた増えとる。…… ○議長(吉田幸一郎君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  先ほど申し上げましたように、最終的な予算が2,960万円ということでございます。 この経緯というのが、議員先ほど申し上げられましたとおり、6月の定例会でまず補正で810万円をいただきました。その後、事業を執行する中で予想以上の反響があり、約1週間で予算が切れたということで、前回の議会でもおわびを申し上げましたけど、予算の不足状態で受付をしていたということもございまして、9月11日に800万円を流用いたしました。その財源はごみ袋の執行残ということでございます。 その事業を実施している中でやはりどうしても不足するという予測がありましたので、9月の定例会に、9月14日、先ほどお話があったように先議をしていただいて800万円の予算を確保していただきました。 その後、10月末までという受付をしておりましたけど、やはり期間を延ばすとそれだけ予算の確保が難しくなるということで、10月2日までという期間にいたしますという回覧を回しましたら、これが予想の数倍の反響がございまして、こちらの想定した予算が確保できなかったということで、予算が今度は切れる前に、9月27日に550万円の流用をいたしております。これは収集運搬業務でございますけれども、その執行残で確保した予算、これが合計いたしますと、2,960万円ということで予算執行をしたという状況でございます。 制度的なものですけれども、説明させてください。地方自治法で決められている内容であり、市の予算規則でも流用はできるということになっておりますので、法に基づいた手続をしているということを申し添えます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  これもいーとばいの発行数と、これは後で聞きます。もう出とるけんね。 ただ、私のスマホに入ってきました、5%のキャッシュバック。これが12月1日から1月31日まで、予算がなくなり次第締め切りますと。そして、もしも予算が残っておっても、来年の1月31日の11時59分で締め切りますということ。できるじゃないですか、地域づくり課は。何であんたたちは、私、言ったんですよ。10月31日を10月2日にしたと。そしたらいっぱい来らしたとやろ。それを全部受け付けたら550万円足らんやったじゃろうって。はいと。今、私が言うたやろ、キャッシュバックのとね。予算は幾らですかと書いてなかった。予算は1,500万円、キャッシュバック、5%のMINAコインのキャッシュバックね。これが、今、宣伝されていますよね。 これはどういうことかというと、3億円の売上げがあった場合に、簡単に言えば、5%のキャッシュバックをしたときに1,500万円。1,500万円ね。先ほど自主財源が上がるためにどうすればよかかと言うけど、自主財源を何に使うかは市長の考えで結構ですけども、MINAコインにばっかり幾ら使っているのかなという問いを聞くんですが、私も知りませんと。とにかくMINAコインに1,500万円。2か月で3億円売れたときに、5%のキャッシュバックが1,500万円準備されていますので、買物をされる方は買物してください。ちょうど買物時期ですからね。 遅くなりました。自転車道路、ごめんなさいね。 昨日、増額は聞きましたけども、今日も計画どおりいくかというたら、今までどおり計画に基づいて進んでいますと、それはもう何回も聞きました。絶対そうなるかというたら、いや絶対は言わえん。何で、大雨とか大風とか何か災害になったときには計画どおりいかんと思うということでしたね。 もう堂崎で舗装が、要するに剥げていますよね。舗装が、堂崎の。私も見て言いましたけども、あそこは水の出てくるけんですね。それはあなたたち、水の出るところは水が出てても舗装が壊れないようにせんばならんでしょうと言ったんですけど、あそこはきれいにしてくれとらす、管理して前の人が。そしたら、みんな言わすとって、ここだけはきれかねとみんな言わすそうです。だけん、私、本当のこと言うてねと言います。令和6年度の末まで、年度末までに絶対完成しますかということをお尋ねします。災害になったときは許します。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  終わりますかというところですので、やっぱり今までも(「短めに」という高木議員の発言あり)はい。入札の執行状況もございますので、来年度の3月末というところは難しいかなというところもございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  ありがとうございます。 そがん言わんば、責められるとですよ、市民の人に。口之津に久々行きました。できるとねて言わすけん、できよるでしょうと言うたら、まだ名義が変わっとらんとかと言わしたけん、忘れておりました。名義が5つも変わっとらんけど、これが幾つに減りましたか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  名義変更をしている土地というのは、15筆と(「短めに」という高木議員の発言あり)はい。15筆の中で1筆は済みました。あと工事を進めるところになった土地が7筆、継続しておりますのが8筆という状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  3分か。 この財産の処分についてというので、前回本当に申し訳ありませんでしたけども、-------(発言取消)-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 電子回覧板の結果を教えてもろうて、やめましょうかね。はい、どうぞ。電子回覧板、結果。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  電子回覧板システムの実証事業を7月1日から9月末までの3か月間、市内3自治会等の協力を得て実施いたしました。その後、いろいろ成果報告会を開催して取りまとめたところです。 参加した自治会からは、自治会の運営の省力化につながった、記録が残るため後で確認することができた、情報伝達の迅速化につながったという報告はありました。 その一方で、課題として上げられたのは、タブレットを見る習慣がない、積極的に見るような仕掛けが必要などの基本的な運用方法に対する意見がありまして、いろんな課題が上げられたというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  500万円も使ってそれで済むわけですか、実証実験ばして。私ならタブレットで実証実験して、もしもこれがいいという評判になれば、印刷の製本代も浮くと。自治会長さんにやる委託金、配布物の委託金4,500万円ですから、これも要らなくなるだろうと、そういう努力の下にそういう実証実験をされたんだろうと私は思っていたんですが、市長は、初めは、これは結果がよかったら、みんなにやらなんごとなっとですよと、自治会は1万4千世帯ですよと言うたら、そうなるとおっしゃったんですが、ここで私が質問すると言うたらころっと変わって、いや、やるでなくて、便利かどうかは試してもろうて、買えてですかと私言うたけど、買いませんとみんな言います。今もあったごとね。触り切らん。触る気持ちがない。もらえば別かもしれませんけども。そういうことで私は思ったんですよ。だけん、この500万円使って実証実験、これどうされるんですか。タブレットの話、駄目。電子回覧板はもう諦めますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  今回の結果で分かったことは、タブレットを配付して、それぞれの家庭に配付してやるというやり方ではなくて、個人のスマートフォンに登録して見るというやり方もあるのではないかということで、いろいろやり方があると思いますので、そういった部分を検討していきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。時間です。 ◆10番(高木和惠君)  私もそういう意見を言っていましたね。 これで終わります。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、10番、高木和惠議員の質問を終わります。 以上で、市政一般質問を終了します。 隈部議員は早退されましたので、ここで報告しておきます。(「議長」という声あり) 代表監査委員から申出があっておりますので、ここで質問終了を取り消しまして、発言を許します。代表監査委員。 ◎代表監査委員(宮崎太君)  先ほど高木議員がおっしゃいました私の答弁を聞いて、恐らく布津の旧給食センター、これの建物の無償譲渡、これは議会の責任だと言われておったんだけども、契約書どおりしたんで、それは市長の責任だというふうな、何かそういうニュアンスで聞こえたんですけれども、この間の質問は、私、今回、この議会だよりを見ておって、これ、議会だよりの中に、一般質問というコーナーがありますよね。議員さんがそれぞれ自分の質問をした内容を市民の皆様に公表するというふうなことでされている記事だと私は思っております。 この中でちょっと読んでおったんですけれども、私に対する質問、これが契約と議会の議決、どちらが優先かというふうな質問をしたという形になっています。私が契約書に沿って行うのが一般的だと答えたとなっているんですが、私はそういう質問は受けた記憶がないんです。 私もこれを見て、ちょっと違っていたような気がしたなと思いまして、ビデオを私、何回も見直したんです。そのときのビデオをですね。そしたら、高木議員さんがおっしゃっているのは、監査委員の見解をお願いしますということで、建物もそのまま返してくださいという契約書を新しい地権者と交わしてありますと。契約書のとおりすべきなのか、契約書はあくまで契約書であって、市がただではなく、売らにゃんと思ったときには売れるのか、契約が生きるか生きらんかという質問だったんですね。こういう質問でしたから、私は、市が契約を交わしているという事実があります。交わしている以上は、それは当然無視はできないわけです。そういう理由がありましたので、通常であれば、契約を交わしておりますので、契約書に沿ってやるというのが一般的ではないでしょうかとお答えをしております。 この広報紙には、契約と議会の議決、どちらが優先かという質問が書いてあるんですよ。違うでしょう。そういう質問じゃなかったんですよ。議会の議決という言葉は全く出ていないんです。だから、こういうふうに細工をされても、私が聞いた質問と全く違う質問に変えてあるんで、これは私も非常に困るわけです。 だから、これについては、私、広報委員会にも話をしておりますけれども、この記事の訂正、それと謝罪、これを求めたいと思います。 はっきりと申し上げますと、今回の旧布津給食センターの譲渡につきましては、これは最終的に議会の議決というのが要るわけです。議会の議決がないと無償譲渡はできません。それを議会が可決したということで、これは大きな重みがあります。そういうことで譲渡になったということでございますので、これは一言申し上げておきたいと思います。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで、一般質問を終わります。 ここで3時55分まで休憩いたします。     午後3時45分 休憩     午後3時55分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第2、議案第36号「南島原市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について」から日程第13、議案第48号「令和5年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」まで、以上12件を一括議題といたします。 これより通告に基づいて質疑を行います。 なお、委員会付託前の質疑につきましては、概要・大綱にとどめ、詳細につきましては委員会でお尋ねいただきますよう御協力をお願いいたします。 また、質疑でありますので、会議規則第55条の規定により、意見、要望は差し控えるようお願いいたします。 まず、議案第36号「南島原市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。6番、末続浩二郎議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  議案第36号について質疑をさせていただきます。 この改正条例につきましては、人事院及び人事委員会の勧告に準じた改正を行うこととしてあることと思います。 今回上程されている改正の内容につきましては、労使協議を行い、相互同意に至った内容について上程をされているのかお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。米田総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  末続浩二郎議員の質疑にお答えいたします。 議案36号につきまして、条例改正は労使協議の結果に基づくものかという御質疑でございますが、当然、労使協議の結果で今回条例改正を提出しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第36号の質疑を終わります。 次に、議案第37号「南島原市長及び副市長の給与に関する条例等の一部を改正する条例について」、議案第38号「南島原市税外収入督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例について」、以上2件については、通告がありませんので、質疑を終わります。 次に、議案第39号「南島原市税条例の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  督促手数料に係る収納事務の手続に、手順ということでもいいんですが、手続について伺いますという通告をしています。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。北村市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  高木和惠議員の質疑にお答えをいたします。 議案第39号につきまして、督促手数料に係る収納事務の手続についての質疑でございますが、市税につきましては納期までに徴収金を完納しない場合は、納期限後20日以内に督促状を発しなければならないと地方税法第329条第1項で定められています。 本市におきましても、納期限後20日までに督促状を発送し、条例で定められた督促手数料を督促状1通について100円を徴収しております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  督促手数料は、今回かからないようになるということですけども、催促するような通知というのは、もしも忘れられとった場合には通知らしいのはやられるんですか。その督促料の催促じゃなくて、忘れていませんかみたいな感じで。 ○議長(吉田幸一郎君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  今のところ督促状の前に忘れていませんかというようなお知らせは、今現在のところやっておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第39号の質疑を終わります。 次に、議案第41号「南島原市保健センター条例の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  議案第41号、提案理由は市長の政策なのか、また、譲渡する場合の方法を伺いますということです。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。栗田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  高木和惠議員の質疑にお答えをいたします。 議案第41号につきまして、提案理由は市長の政策なのかと、また、譲渡する場合の方法はとの質疑でございますけれども、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の配置方針により、公共施設の統廃合を進めることにつきましては、令和5年第1回市議会定例会において、市長が述べられた施政方針の中にもありますとおり、市長の政策でございます。 また、口之津保健センターの廃止後の用途につきましては、まずは市役所内での活用を検討し、活用策がない場合に個別施設計画に沿って、民間への譲渡等を検討することといたしておりますけれども、この民間に譲渡等を行うこととなった際は、基本的には公募をするということになろうかと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  今、基本的には公募することになると思いますというのは、それ絶対ではなかとですね。 旧布津の給食センターも入札するからと待たされとったけども、どうなったんですかと言ったら、もう無償譲渡だったんですが、そういうこともあろうかと思うので、ここで確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  将来のことですので、絶対ということは現状では申せません。 ですから、基本的には公募ということでお答えをさせていただいておりますけれども、公有財産活用評定委員会というのが意見を聞く場がありますので、そこの意見を聞いてどうするかというのを判断するということになろうかと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  私が心配するのは、入札をするから待っとってと言われたのに、そこをその後の報告はないままに、どうなったんですかと言われて、あれ無償譲渡だったよと言ったら、そういうことを聞かされたので、そういう行き違いがないように、やっぱり市民の人たちに、公募をしないなら公募をするつもりだったけども、もう公募をやめてこういうことをしたということを、やっぱり市民に知らせてほしいと思ったので、そういうこと、将来のことであろうと思うんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁、福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  そのときの状況はどうなのかというのはちょっと今、想定をできません。 ですから、できるだけ市民の方に疑念を抱かれないような取扱いはしていかなければならないとは思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第41号の質疑を終わります。 次に、議案第42号「南島原市農村婦人の家条例の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  北有馬農村婦人の家は何年に建設されたのか。廃止後、活用がない場合はどうされるのか、ちょっと聞き取れなかったのでお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。内田農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  高木和惠議員の質疑にお答えをさせていただきます。 議案第42号につきまして、北有馬農村婦人の家は何年に建設されたのかとの質疑でございますが、北有馬農村婦人の家は昭和60年に建設をされております。 次に、廃止後、活用がない場合はどうされるのかとの質疑でございますが、廃止後につきましては、市役所内での公的な利活用の検討を行い、公的活用をしない場合は敷地と施設の譲渡の一般公募を実施し、応募がない場合は、除却する予定としております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第42号の質疑を終わります。 次に、議案第43号「南島原市農産物処理加工施設条例を廃止する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  北有馬農産物処理加工施設は何年に建設されたのか。廃止後、活用がないときはどうされるのかについては、第42号と同じであれば割愛されて結構です。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。内田農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  高木議員の質疑にお答えいたします。 議案第43号につきまして、北有馬農産物処理加工施設は何年に建設されたのかとの質疑でございますが、北有馬農産物処理加工施設は平成5年に建設をされております。 2番の廃止後の活用方法がないときはということは、先ほどの答弁と同様でございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第43号の質疑を終わります。 次に、議案第44号「南島原市空家等対策協議会条例の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  提案理由の柔軟な会議運営とは、どのような会議運営なのかを聞きたいと思います。以前のと比較してお知らせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。柘植建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  高木和惠議員の質疑にお答えいたします。 議案第44号につきまして、提案理由の柔軟な会議運営とはどのような会議運営なのか、以前との比較を求めるとの質疑でございますが、協議会の会長と議長の役割を明確にすることを目的としております。 会長と議長を別にすることにより、各委員それぞれの立場からの発言が反映でき、よりよい議論ができるため改正をするものでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  10番、高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  会長を市長に替えると書いていなかったですかね。私は、市長が入ったほうが柔軟に進むのかなと、ちょっとそういう説明が入るかなと思っていたんですが、違っていましたかね。 ○議長(吉田幸一郎君)  柘植建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  市長が会長として座っていただく形になります、今までは委員という形で。そういう形になります。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第44号の質疑を終わります。 次に、議案第45号「南島原市公共下水道条例の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  第45号です。 督促手数料の年間収入額は幾らなのか。収納事務については割愛してください。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。溝田環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  高木和惠議員の質疑にお答えいたします。 督促手数料の年間収入は幾らかということでございますが、令和4年度決算で3万2,100円でございます。 2つ目は割愛でよろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  はい。 これで議案第45号の質疑を終わります。 次に、議案第46号「南島原市公共下水道事業等受益者負担に関する条例の一部を改正する条例について」、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  第46号です。 督促手数料の年間の収入額は幾らなのか。事務の手続については割愛をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。溝田環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  高木和惠議員の質疑にお答えいたします。 督促手数料の年間収入は幾らかという質疑でございますが、令和4年度の決算で100円となっております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第46号の質疑を終わります。 次に、議案第47号「令和5年度南島原市一般会計補正予算(第6号)」について、質疑の通告がありますので、発言を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  繰越明許費については、これは細かく書いていませんけども、土木のほうが8か所ぐらいあったと思うんですが、大きく尋ねますけども、既に入札をしていて工期が迫っているのかということ、もう工期が初めからもう来年に入るような状態なのかというのを、簡単で結構ですけども、実際もう入札されていて年内に終わらないのかですね。 それと、新型コロナウイルス予防接種健康被害給付費負担金4,441万2千円について説明を求めたいと思います。 宮原道路整備基金繰入金103万3千円の宮原はどこなのか。これ、西有家に2か所あった同じ名前で、だから、そこら辺でお尋ねします。 補正額は全て緊急性が理由なのか、お尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  議案第47号の補正予算の繰越しについてでございますけども、建設課の事業分でございますけども、補正予算に伴うものでございまして、市道維持管理事業、これが市道緊急自然災害防止対策事業で市道4路線、普通河川緊急自然災害対策事業で、普通河川の1河川というところで、補正予算と併せて繰り越すというところです。 また、そのほかの繰越しにつきましては、橋梁長寿命化事業の4橋と自転車歩行者専用道路、緊急浚渫推進事業、それと、都市計画マスタープラン及び立地適正化計画策定事業、公共土木施設災害復旧事業につきましては6か所というところで、現予算と未契約の部分と現契約の分がございますので、その分も、今後、標準工期の設定とか、その分の適正な確保のために今回繰越しをしての承認をお願いしたものでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  新型コロナウイルス予防接種健康被害給付費負担金の関係の質疑でございますけれども、予防接種法に基づく予防接種を受けた方の健康被害につきましては、同法におきまして予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、医療費などを給付する旨の定めがございます。これは、国の予防接種健康被害救済制度と申しますけれども、こういった制度が設けられております。 今回、補正予算第6号の歳入に計上をいたしております新型コロナウイルス予防接種健康被害給付費負担金、これは、この制度に基づく新型コロナワクチンの接種を受けられ、その後お亡くなりになった御高齢の女性1名の御遺族に対する給付費に、市が給付するわけですけれども、それに対する国の負担金で、給付費は死亡一時金と葬祭料でございますけれども、その負担金で全額国が負担をするということになってございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  高木和惠議員の質疑にお答えいたします。 宮原道路整備基金繰入金103万3千円の宮原はどこなのかとの質疑でございますが、須川港背後地埋立事業の土取場跡である西有家町須川字宮原の一部及び西有家町龍石字鹿ノ内の一部で、須川港多目的防災広場の進入口の山側の付近となります。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  次に、補正額の全てが緊急性が理由なのかという御質疑でございますが、今回の補正予算では、ふるさと応援寄附事業に要する経費のほか市道維持管理事業、地域総合整備資金貸付事業、原の館指定管理運営事業など、市民の安全・安心の確保や、市内事業者の支援に要する経費並びに令和4年の実績に基づく国・県補助金の返還金や、人事院勧告に基づく人件費の調整などを計上しているところでございます。 いずれの事業も緊急性があるものと判断をしておりますので、今回計上したものであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  繰越しの分は、まだ入札をしていない分もあったということですね。 それと、この宮原道路というのは、通称私たちあそこを善徳丸と、こういうんですが、あの辺のところが宮原、こっちの風呂川のほうも宮原と言っていたので、もう風呂川のほうは終わったと思っていたので、これ、通告したときに、聞き取りのところで十分説明いただきましたので、この103万3千円、これでゼロになるんですかね。これを一般会計に繰り入れるということだったけども、もう基金はゼロですかね。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  基金につきましては、この地区の事業につきましてはゼロになります。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第47号の質疑を終わります。 次に、議案第48号「令和5年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について」、質疑の通告がありますので、質疑を許可します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君)  第48号議案ですね。産前産後保険料40万円を一般会計からの繰入れについて、保険税を免除することになったことの説明を求めます。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。北村市民生活部長
    市民生活部長(北村哲也君)  高木和惠議員の質疑にお答えをいたします。 議案第48号につきまして、産前産後保険料40万円を一般会計からの繰入れについて、保険税を免除することになったことの説明を求めるとの質疑でございますが、今回、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律によりまして、こども・子育て支援の拡充として、産前産後期間における国民健康保険料・国民健康保険税を免除することとなっております。 このことによって、地方税法等の一部改正によりまして、来年1月から出産する被保険者の産前産後期間に係る国民健康保険税の所得割額と均等割額を減額するものでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  これで議案第48号の質疑を終わります。 以上で、議案第36号から議案第48号までの質疑を終結します。 日程第14、報告第20号「専決処分の報告について(南島原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について)」、質疑の通告がありませんので、質疑を終わります。 以上で、報告第20号の質疑を終結します。 ただいま、報告第20号の報告につきましては、地方自治法の規定により、議会に報告するものでございますので、以上の報告をもって御了承をお願いいたします。 日程第15、議案第50号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」、議題といたします。 暫時休憩します。     午後4時19分 休憩     午後4時19分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 市長から提案理由の説明を求めます。 松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、本日、追加提案をいたしました議案第50号につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議案第50号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」は、地方税法の一部改正に伴い、令和6年1月から産前産後期間に係る国民健康保険税の軽減措置を実施するため、所要の改正を行うものでございます。 内容につきましては、この後担当部長から説明をさせますので、何とぞよろしく御審議くださいますようにお願いを申し上げます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  引き続き、担当部長から説明を求めます。北村市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村哲也君)  それでは、議案第50号を説明させていただきます。 議案第50号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」でございますが、今回の改正につきましては、地方税法等の一部改正に伴い、これに関連する南島原市国民健康保険税条例の一部について、所要の改正を行うものでございます。 内容につきましては、新旧対照表により説明を申し上げます。 新旧対照表の1ページをお願いいたします。 今回の改正では、第23条でございますが、国民健康保険税の減額について規定をしているものでございます。 今回の改正で、同条に第3項を追加し、出産被保険者の所得割額及び被保険者均等割額を産前産後期間の4か月分、多胎の場合--双子以上の場合ですね--は6か月分を減額するものでございます。 次に、2ページを御覧ください。 第24条の3でございますが、出産被保険者に係る届出について規定をしたものでございます。 今回の改正で、産前産後期間に係る減額の届出の規定を追加するものでございます。 なお、産前産後期間に係る減額は、令和6年1月以後の期間に係るものから適用するものでございます。 以上で、議案第50号の説明を終わります。 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより質疑を行います。 何か質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  質疑なしと認めます。 これで議案第50号の質疑を終わります。 以上で、議案第50号の質疑を終結します。 日程第16、各議案の委員会付託を行います。 お手元に配付しております付託表のとおり、それぞれの常任委員会へ付託いたします。 なお、議案第47号「令和5年度南島原市一般会計補正予算(第6号)」については、それぞれ所管の常任委員会へ分割付託いたします。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 なお、あした7日、8日、11日は、常任委員会審査となっておりますので、それぞれ所属の委員会に御出席いただきますようお願いいたします。 次の本会議は、12月19日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時24分 散会...