南島原市議会 2023-02-27
02月27日-02号
令和 5年 3月 定例会(第1回)第2日 2月27日(月曜日)出席議員(19名) 1番 寺澤佳洋君 11番 隈部和久君 2番
松本添花君 12番
林田久富君 3番 日向栄司君 13番 松永忠次君 4番 井上修一君 14番 小嶋光明君 5番 田中克彦君 15番 黒岩英雄君 6番
末続浩二郎君 16番 井上末喜君 7番 永池充宏君 17番 吉岡 巖君 8番 酒井光則君 18番 田中次廣君 9番 中村哲康君 19番
吉田幸一郎君 10番 高木和惠君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長
松本政博君
環境水道部長 溝田勝幸君 教育長 松本弘明君
教育次長 五島裕一君 総務部長 米田伸也君
総務秘書課長 隈部修司君
地域振興部長 菅 三郎君 財政課長 石川伸吾君
市民生活部長 山崎康徳君
会計管理者 笹田 勝君
福祉保健部長 栗田一政君
農業委員会事務局長 松尾 強君
農林水産部長 内田繁治君
監査委員事務局長 松尾修一君 建設部長 柘植善和君
議会事務局出席者 局長 綾部洋一君 次長 松藤義孝君 書記 近藤大輔君第1回
定例会議事日程 第2号 令和5年2月27日(月)午前10時開議日程第1
市政一般質問月日質問者質問要旨ページ2月27日
林田久富議員1市長の
施政方針について452市の
ホームページの
リニューアルについて3建設工事について4島原半島は一つの考え方について
小嶋光明議員1入札について602潮流発電について田中次廣議員1令和5年度当初予算編成及び
施政方針について702出産・
子育て応援事業について
寺澤佳洋議員1
妊産婦医療費助成制度に関して832道路状況に関して3副市長人事に関して4加津佐町地区での医療体制に関して5
子育て支援の充実について 午前10時00分 開議
○議長(
吉田幸一郎君) おはようございます。 ただいまの
出席議員数は18名であります。井上末喜議員から遅刻の申出があっております。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第2号により、本日の会議を開きます。 ここで、市長より発言の申出があっておりますので、これを許します。松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。
一般質問の前に少し時間をいただいたところでございますが、昨日、
原城マラソン大会が、第30回の
マラソン大会が3年ぶりに開くことができました。寒さはあったんですが、天気にも恵まれまして無事終了することができたところであります。 議員の皆様におかれましては、大変それぞれお忙しい中に御出席を賜りまして、大変ありがとうございました。 例年に比べて小学校・中学生は、今回は参加をしていただかないような、高校生以上ということで、したところであります。そして、通常であったら二千何百人の参加者ということでございましたが、今回はそういうことでございましたので、786名。当初申込みは782とか聞いておったんですが、最終的に
実行委員長が最後の挨拶の中、786名の参加ということでありましたので、そういう参加をいただいて、
大変皆さん方が頑張っていただいたという状況でありました。 そして、いつもなら各商店といいましょうか、いろんなものを作っていらっしゃる方々が出店をしていただいて、皆さん方に振る舞ってというか、いろいろ食べていただくようなものを準備していただいて、それぞれ参加者の皆さんが買い求めて食べたり、あるいはボランティアの方々がお出しになったものを頂いたり、そういう状況であったんですが、今回はそういうようなことは遠慮させていただいて、次の機会に、1年後はしっかりとそういうふうなこともできて、たくさんの皆さん方に参加できるように、そういう思いで閉会式を迎えたところでございました。 皆さん方には大変ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) 日程第1、
市政一般質問を行います。 なお、質問の際に、一括質問・
一括答弁方式と一問一答方式のどちらかを選択されるか明確にしていただきますようお願いいたします。 まず、12番、
林田久富議員の質問を許します。12番、
林田久富議員。
◆12番(
林田久富君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 12番、
会派経世会の
林田久富です。今回は、令和5年第1回定例会の
一般質問の1番になりましたので、よろしくお願いをいたします。それでは議長のお許しをいただきましたので、
一般質問通告書に従って4件の質問をさせていただきます。私の今回の
一般質問は、一問一答でお願いをいたします。 1件目、市長の
施政方針について、2件目、市の
ホームページの
リニューアルについて、3件目、建設工事について、4件目、島原半島は一つの考え方について、以上4件の質問をさせていただきます。 それでは1件目、市長の
施政方針についてでありますが、1点目として、今回、新たに取り組まれる施策は何か、また特に力を入れようと考える施策は何かを、まず1点目として市長にお尋ねをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) これより答弁を求めます。松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) それでは、
林田久富議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、
施政方針についてでございますが、最初に、今回、新たに取り組む施策は何かと、また特に力を入れようと考える施策は何かということでございますが、本市にとって喫緊の課題であります
人口減少対策を、国の方針も踏まえながら解決を図るため、令和5年度は、特に、移住対策、
子育て支援、脱炭素化、DX推進に力を入れていくことにしております。 具体的な新規または拡充事業としましては、移住対策では、
移住コーディネーターを採用し、積極的な情報発信や空き家の掘り起こし、
移住希望者の支援などを行う
移住促進プロジェクト、お試し住宅を追加で整備、活用するお
試し住宅拡充事業、市が空き家を借り受け、改修し、移住者へ賃貸する
空き家活用促進事業。 次に、
子育て支援では、小中学生に係る
こども医療費の
現物給付制度の導入、妊産婦の
医療費助成制度の創設。 次に、脱炭素化では、国の補助金等を活用し、
公共施設照明のLED化や効率の高い空調設備の整備、公共施設への
太陽光設置に向けた
再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査。 次に、DX推進では、
キャッシュレス決済システム、書かない
窓口支援システムの導入等による市民の
利便性向上のための
DX推進事業などを取り組むこととしております。 また、継続中の主な大型事業として、
自転車歩行者専用道路整備事業、
世界遺産センター整備事業、
防災行政無線整備事業などの予算を計上いたしております。これらについては、早期完成を目指し、確実な事業推進を図ってまいります。以上でございます。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) ありがとうございました。 それでは、
施政方針の施策については、私も、この後再質問を何点か挙げておりますので、最初の市長の答弁についてはこれくらいにして、一点だけ市長にお尋ねをしておきたいと思います。
施政方針についてですけども、今回の議会だよりで見出しに、
施政方針についてということで書こうかなと思っているんですけども、次の段に市長のコメントを書くようになっていますので、一言で言えば、この
施政方針については、市長はどんな考えを持っておられますか。そこだけちょっとお聞きしておけば、議会だよりもスムーズに書けるんではないかなと思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) なかなか一言でって難しいような気もするんですが、市民の皆さん方が安心してここで気持ちよく暮らせるための施策というのが、一番基本になろうかというふうには思っているんですが、なかなかどういう表現でしたほうがいいでしょうか。取りあえず、そういうふうな思いがするんですが。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) ありがとうございました。 今のをまとめて、ちょっと書いておこうかと思います。 それでは、中身に入っていきたいと思います。
子育て支援の充実ということで、小中学生の
医療費助成について、これまでの答弁では簡単にはできないとされていた
現物給付を、今回10月から導入することに予定しているということですけども、この経緯を、なかなか過去、
近藤一宇議員ですかね、何回も質問されておったようですけども、いろいろ理由をつけて簡単にはできないという答弁ばっかしだったかなと思ったもんで、ちょっとその辺の経過をお尋ねしたいと思います。
◎市長(
松本政博君) この小中学生の
医療費助成について、
現物給付を導入することにした経緯についてのお尋ねでありますが、小中学生の
医療費助成の方法につきましては、県内の自治体において、償還払いから
現物給付への移行が徐々に進んで、令和4年12月現在では、9市町で導入されていることから、懸念しておりました医療機関での医療費の
支払い手続などの対応につきまして、理解が得られるめどがついたというところであります。 また、長崎県が、令和5年度から、
高校生世代に対する医療費の助成制度を創設することに伴って、市の財政負担が約950万減少する見込みになったことから、小中学生の
医療費助成の
現物給付化によって増加が見込まれる扶助費約1,500万円の財源につきましても、一定のめどがついたというところであります。 こういうことから、近隣市とも協議を進めながら、小中学生の
医療費助成の
現物給付を導入することとして、令和5年、来年度の10月の開始を目指して準備を進めて、この秋ですね、令和5年ですから。来年度でありますけど、開始を目指して準備を進めるようにしたところであります。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 そうすれば、今までも結構問題になっていた医師会とか近隣市と言われましたけども、3市はもちろんだと思うんですけども、そういったところとか、例えば諫早ぐらいまで結構かかる人もいるんですかね。そういうところまで統一して
現物給付にするという考え方でよろしいんでしょうか。答弁を願いします。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 先ほど市長から答弁がありましたとおり、近隣市とも協議を重ねたところでございますけれども、雲仙市につきましては、本市と同様に小中学生の
医療費助成の
現物給付化を、今年の10月開始を目指して準備を進めるということでお聞きをしております。 島原市につきましては、
現物給付の導入については、ちょっと、するというところまでは、まだお聞きしておりません。 諫早市につきましては、昨年から既に
現物給付を導入されているところでございます。 それと、医師会のほうでございますけれども、今、島原半島に
南高医師会と、それから島原市医師会のほうが2つございますけれども、この2つの医師会と、それから
島原南高歯科医師会、それから薬剤師会の関係団体、半島内のこういった団体につきましては、市の小中学生の
現物給付化の意向をお伝えしましたところ、特に異論も出ませんで、円滑な導入ができるんではなかろうかというところで、めどが立っているところでございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) そしたら、今の答弁で、一点だけ確認をさせていただきたいと思います。 島原市は、まだ
現物給付にはというところまで至っていないということでしたけども、こちらから島原辺りの病院にかかるということは結構あると思うんですけども、そういった部分については、
現物給付で支障ないんでしょうか。そこだけ確認をさせてください。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 子供さんが、小中学生の方が、いろいろ市内の病院、それから島原市内の病院、あるいは、諫早とか大村の病院にかかられたときの
現物給付ですけれども、今のところ想定をしておりますのは、島原半島内の医療機関にかかられたときには、
現物給付化ということで考えておりますけれども、雲仙市さんとも相談をしながら、できれば、もう少し諫早とか拡大をする方向で、10月までにその辺は調整をして、準備を進めていきたいということで考えております。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 頑張って進めていただきたいと思います。 これで2点目の質問を終わり、次にいきたいと思います。 同じく、
子育て支援の充実の中の3点目ですけども、本市におきましては、これに加え、妊産婦の医療費について、特に
自己負担が多い妊産婦の医療費を助成する制度を、県内では初めて創設いたしますとありますけども、この内容をもう少し具体的に、私は担当から聞き取りがあったときに、
ホームページに2月2日から似たような
妊産婦支援か何かというのがあったから、そのことかなと思ったら、それとは違うということでしたので、その辺も含めて答弁をしていただければと思います。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君)
妊産婦医療費助成制度は、妊娠・出産に伴います高血圧や糖尿病などの治療に要する医療費の
自己負担を助成することにより、妊娠・出産に要する
経済的負担を軽減し、安心して妊娠・出産できる環境を整えるものでございます。これは、あくまで
保険診療の対象になった分の
自己負担と、その分を助成するということでございます。 今回、妊娠から出産までの約11か月間に支払われました妊産婦の医療費につきまして、令和3年度の
自己負担の状況を調査いたしましたところ、
自己負担額が5万円未満の方が約53%、5万円以上10万円未満の方が約25%、10万円以上20万円未満の方が9%、それから20万円以上30万円未満の方が9%、30万円以上の方が約4%おられ、中には50万円以上負担された方もおられまして、それぞれの負担額についても個人差がありまして、大きな差があることが分かったところでございます。 このため、妊娠の届出から出産までの約11か月間に妊産婦が負担された医療費を対象に、5万円を超える
自己負担額の3分の2を助成するようにしたものでございます。 なお、令和5年度の対象者数は、4月1日以降に出産をされる方で、約100人を見込んでいるところでございまして、助成総額は710万円を当初予算に計上いたしているところでございます。 それと、
先ほど関連でお尋ねがありました出産・
子育て応援給付金、これにつきましては、今年度から国が導入をしている制度でございますけれども、これは2つ種類がございまして、
出産応援ギフト、これは妊娠をされたときに5万円相当の
クーポン券を差し上げる。それから、
子育て応援ギフトは、出産されたときに、また5万円相当の
クーポン券を差し上げるというふうな制度でございまして、当面は現金で支給することになっておりますけれども、その人につきましては、
妊婦健康診査などの交通費、それから
育児関連用品の購入・レンタル、それから家事・
子育て支援サービスなどの利用に使えるようになっております。ですから、今回の
妊産婦医療費助成制度とは人が異なっているというところでございます。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 確認をもう一点お願いします。 先ほど、妊娠中の方の高額な医療費に対しての補助だという感じの答弁だったと思うんですけども、5万円以下は53%、5万円から10万円は25%、いろんな段階で調べて
パーセントをおっしゃいましたけども、これは妊娠をされている全体の
パーセント、それとも、妊娠中に病気をされた方の
パーセントになりますか。その辺はどっちですか。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 調査をいたしましたのは、
国民健康保険の被保険者の方で、令和3年度に妊娠された方を全て調査をさせていただいて、通常分娩でありますと
保険診療にはなりませんので、先ほど申しました糖尿病であったり、妊娠に伴う高血圧であったり、あるいは、歯科にかかったりとか、そういったものも対象になりますし、あるいは帝王切開で出産された場合は
保険診療の対象になりますので、
国民健康保険の被保険者で、
保険診療の対象になった分を調べさせていただいたというところでございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりましたけども、今の答弁でもう一点確認をしたくなりましたので、お願いします。 その
国民健康保険の被保険者ということを言われたと思うんですけども、そしたら保険はいろいろありますよね、社会保険とか組合とかいろいろあると思いますけども、そういった方々には、これは対応しないということと、もう一点確認ですけども、令和3年度の妊産婦の全体の方に調査をして、これを調べたということでしたけども、そしたら、全体の
パーセントということで、この段階的な割合は考えてよろしいでしょうか。お願いします。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 今回調査をいたしましたのは、あくまで
国民健康保険の被対象者の方を調査をして、先ほどのような割合が出たというところでございまして、議員おっしゃいましたとおり、
国民健康保険以外の社会保険の対象者も被保険者もいらっしゃいますので、その分につきましては、来年度に240人の出生を見込んでおりますけれども、その人数の割合で予測をしたというところでございます。ですから、調査をいたしましたのは、あくまで
国民健康保険の被保険者の方の分だけということでございます。 それから、助成の対象でございますけれども、当然、南島原市に住所がある方であれば、
国民健康保険の被保険者は当然ですが、その他の社会保険の被保険者の方も対象になるということでございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 この辺で止めておきましょうか。ちょっと4件ありますので、15分ずつ行かなければならなかったんですけども、少し食い込んでおりますので、次の質問にいきたいと思います。 学習環境の整備というところで、4点目で、今後の児童生徒の減少を踏まえ、学校施設の適正規模・適正配置による統廃合を視野に入れながら、
市内小中学校の
在り方検討を進めてまいりますとありますが、この前まで、小学校なんかは統廃合をしてきたばっかりだというふうに私は認識していますけども、またそういう時期に来ているのか、ちょっと時間がないので、次も一遍に答えができればしてもらいたいと思います。 本市の適正規模・適正配置というのは、例えば、中学校で何学年で1クラス何人でというような、その辺が分かれば、それも一緒に答弁してもらえばと思います。よろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 教育長。
◎教育長(松本弘明君) 議員の御質問にお答えをしたいと思いますが、
学校教育法施行規則において、学校規模の標準は、
小中学校ともに12学級以上18学級以下とされております。標準です。この標準というのは、非常に弾力的なものとなっておりますので、こういう適正規模の検討というのは、12学級を下回るか否か、そういったことだけでなく、下回っても、その程度に応じて、具体的に教育上のいろんな課題とか、そういったものはどうなのか、そういったものを非常に検討していく必要があるということですので、その数だけではなかなか難しいところがありますが、今申し上げましたように、そういうように、数値的なものはなっておるところです。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 本市のそういう時期に来ているかの答弁もお願いします。教育長。
◎教育長(松本弘明君) 失礼しました。 小学校の統廃合につきましては、議員もおっしゃったように、令和3年の4月に
有家小学校が新たに開校したところで、一区切りついているわけなんですけれども、さらなる児童数の減少というのは、もう承知のとおりだと思います。複式を抱える学校も、本市には2校ほどございます。そういったことから、引き続き、この課題はあろうかと思っておりますし、中学校では、当然、生徒数の減少により部活動が困難なところも出てきておりますので、そういう課題を抱えております。 統合となると、旧町をまたぐ形になりますので、非常に
数字合わせだけということではなくて、しっかりと子供たちにとってどんな学校が必要なのか、あるいは子供たちにどう育ってほしいのか、そういったことをしっかりと保護者の方や地域の方と一緒に考えていく必要があろうかと思いますので、今後そういったところを十分踏まえながら進めていきたいなと考えているところです。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 今の答弁ですけども、複式の学校もあるということなのでということをおっしゃって、検討していかなければならないという意味は分かるんですけど、クラスの人数とか、その学級だけではないと、都合いい逃げ言葉ですよね、政府の。そういったことじゃなくて、やっぱり会議をしていく中では基準があると思うんです。例えば1クラス何人以上とか、1つの学校で何クラス以上はあったがいいとか、そういう部分をちょっと説明してもらえばいいんですけどね。
○議長(
吉田幸一郎君)
教育次長。
◎
教育次長(五島裕一君) 御質問にお答えいたします。 ちょっと先ほどの教育長の答弁と重なる部分もあるかと思うんですけれども、まず、適正規模はどんなものかといいますと、
学校教育法の施行規則において、学校の規模は小学校、
中学校ともに、12学級以上18学級以下とされております。しかしながら、この標準は地域の実態等を踏まえて判断することとなっておりますので、このようなことから、本市におきましては、平成21年2月の
南島原市立小・中学校適正規模・
適正配置調査検討委員会の答申を受けまして、学年の学級数は2学級以上が望ましいというところで判断しているところでございます。 しかしながら、
先ほど教育長も言いましたように、単に数合わせをするだけじゃなくて、地域にとって、どういう学校が必要なのかというのを十分に検討していく必要があろうかというふうに思っております。 それからクラスの人数ですが、これはちょっと決まっておりまして、小学校でしたら、1年生が30人、2、3年生が35人、4年生、5年生が40人、6年生が35人、中学生ですと、1年生が35人、2、3年生が40人ということになっております。これを超えますと2クラスになるということでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) そうですね、基礎になるのはこういった1クラスの
人数当たりが基礎になっていくと思います。でしたら、通告はしていませんので、答弁ができなければできなくて結構ですけども、本市の今の小中学校の現状は何人ですか。各クラスとか学年とか、分かれば教えていただきたいと思います。
○議長(
吉田幸一郎君)
教育次長。
◎
教育次長(五島裕一君) 5年の1月20日現在ですが、小学校で1,916名、中学校で1,003名、合計の2,919名となっております。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) ちょっと今の答弁は不親切ですね。 現状は、例えば
加津佐小学校で、1学年は、今、何人ですよとか、2学年は何人です。議長、これを聞いていたら時間が足りませんので、一覧表か何か、できれば議員さん、みんな多分、これは興味があるちゅうか、勉強しなくてはいけない部分だろうと思いますので、そういう提出を願えれば、それをもって答弁に代えてもいいと思っていますが、どうでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 分かりました。後で配布をお願いいたします。よかですか。五島次長。
◎
教育次長(五島裕一君) 大変失礼いたしました。 資料的には、全て分かるような資料は持っているんですけれども、全部しゃべると長くなると思いまして、ちょっと割愛させていただきました。資料をお配りしたいと思います。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) よろしくお願いします。 それでは、次の市内道路網の整備というところで、5点目、市道舗装の個別施設設計とあるが、詳細についてお尋ねしますということでしていますので、よろしく。まず、それを聞いてからですね。よろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 市道舗装の個別施設計画についてということでございますが、南島原市公共施設等総合管理計画において、市が管理する公共施設の中には、市内地域の生活で通行されている市道もその該当施設になるところでありまして、現在、市道の総延長が1,082キロメートルあります。これ、市民生活や経済活動を支える重要な道路であることは言うまでもないわけでありますが、舗装整備から相当の年数が経過しておりまして、皆さん方からゴトゴトするとか、いろんな要望も上がってはきているところでありますが、修繕や更新が必要な時期となっているところであります。 公共施設等総合管理計画の個別計画としては、幹線市道の道路舗装の長寿命化を目指す舗装修繕計画を作成して、舗装路面の調査を行い、診断結果や優先度を基に効果的かつ計画的に舗装の整備補修を実施しながら、維持管理コスト縮減や舗装の長寿命化を図るものでございます。 なお、令和5年度については、一級市道野田西越崎線、これ加津佐町と、一級市道田中高貝野線、これ西有家町の2路線について実施を計画いたしております。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 それでは再質問として勉強されてきていると思いますので、多分建設部長になると思いますけども、この計画は、何年で完了する予定になっているのか、分かれば予算は幾らなのかと、計画箇所はどのくらいあるのか。それと、結構、議員さんどなたも一緒だと思う、個人的に、ここの舗装が傷んどるとかなんとか、そういう問題とか、多分そういった人に、個人の人には私は自治会を通じてなるべく言ってくださいと。そうすれば、その回答がもらえませんよというふうには言っているんですけども、この個別施設計画の中には、そういう自治会から上がってきている要望は入っているのか。その辺を再質問としてさせてください。よろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 舗装の補修計画でございますけど、公共施設災害、この事業財源の期間につきましては令和8年度というところになっております。その中で、市内の市道、これは議員からもお尋ねありましたとおり、私たちが計画しております6路線、これは、野田西越崎、田中高貝野、石札与次山等、各町あるんですけども、その分につきましては、自治会からの要望と、あと、市のほうの道路管理上、点検をしていった分の疲労度が高い、損傷度も高いような内容の路線を今の時点では計画しております。今から5年、6年、7年、8年とするときに、おおむね5千万程度の事業費としまして、2億円の計画で進めていく計画でございます。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) もう一点だけで、自治会あたりから、もっと小さくここもというような感じで上がっている分もあると思うんですけども、今の計画を聞いていますと、ある程度、大きなというか、おおむねといいますか、そういった補修になっているような気がしますけども、そういった小さい部分については、従来どおり、いつになるか分からないというような考え方でよろしいんでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 今、御質問いただきました地域の要望でも、規模的に小さい分とか延長が短いとかというところは、今までも市の単独予算をもって、舗装の補修、修繕は行ってまいりました。これは、その枠はきちんと財政とも協議しながら確保して、身近な部分の早期の対応というところも考えて対応していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) なかなか建設部も頑張ってやっておられると。市長のほうも、ない袖を振って予算をつけて頑張っておられるというのは分かっておりますけども、できるだけ市民の要望に応えられるような施策でやってもらえばと思います。これで、1件目は終わりたいと思います。 次に、2件目、市の
ホームページの
リニューアルについて、1点目、
リニューアルに当たり、今回新しく取り組まれたテーマは何かをお尋ねいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 市の
ホームページの
リニューアルのテーマについてのお尋ねでございますが、利用される方が、見やすく、目的のものが探しやすい画面になることをテーマに、
リニューアルに取り組みました。 主な改善点としましては、スマートフォンやタブレットで利用する際に、それぞれの端末のサイズに合わせて、自動で記事が縮尺する機能を加えるなど、操作しやすい画面にし、利便性の向上を図ったところでございます。 また、管理するほうとしても、記事を掲載する際の操作性の向上や、
ホームページのコンテンツ状況が簡易に抽出できるなど、管理機能を強化したところでございます。 このことによりまして、古い記事、閲覧されていない記事などが明確に判断できます。その結果、削除や修正などを行いやすくなっているところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 総務部長、一点だけ。スマートフォンやタブレットということで説明をされましたけども、このスマートフォンやタブレット、私は1日1回市の
ホームページで見るようにしていますけども、年代別の利用状況といったような調査はされたことありますか。 例えば、見ていますと、年を重ねていくにつれて、やっぱりスマートフォンとかタブレットを使う人は少なくなっていくような傾向にあると私は思うんです。そういう部分の調査はされたことありますか。もしあれば、教えていただければと思います。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 今のところ、そういう調査は行っておりませんので、今後、必要かどうかの判断になると思いますけども、そういった部分で、いろんな面で操作しやすい、見やすい
ホームページの作成に努めてまいりたいと思います。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 利用される方の年代層というのも、これから時代が進んで、コンピュータを使ったいろんなやり方はいいとは思うんですけども、それを使い切るかというところが問題になってくるんじゃないかなと私は考えますので、何かの機会があれば、そういったこともちょっと一回調べていただければと思います。これはこれで終わりたいと思います。 次に、防災関係で、一目で分かるように、今回、天気予報とか、そのあたりをされておりますけども、やっぱり緊急なところに防災があって、そこを見ていくわけですので、私とすれば、まず天気予報は全国から入るんじゃなくて、全国から入って段階的に見ていって、やっと南島原市ぐらいまではありますけども、町別にはないですよね。そういったことを考えれば、やはり緊急性があるときに、防災関係の天気予報も見る方が多いと思うので、やっぱしまず開いたときには、まず南島原市の天気予報が分かるような仕組みが、一番市民の方はいいんじゃないかなと私は考えています。だから、こういう質問をしているんですけども。 そうせんば、時間のあるときは、ほかのサイトから拾っていけば、加津佐町はどういった天気で、温度はどんなでというところまで出るんですよ。ちょっとせっかく新しくされたんだから、まず開いたら南島原市じゃないかなと思いますけど、その点よろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 天気予報につきましては、日常生活における一番身近な情報ではありますけども、まずは防災上の観点から、災害に直結する雨量について、南島原市雨量観測という項目を表示しているところでございます。 現状におきましては、議員おっしゃったとおり、市の
ホームページから、また「防災WEB」というページから、気象庁の
ホームページにアクセスして南島原市を選ぶということで、天気という状況でございます。 今後につきましても、どういう状況がいいのか、先ほども申したように、見やすい、操作しやすい
ホームページの設定に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) ぜひとも、これは検討していただきたいと私は思う。まず、開いたら、やっぱり南島原ですよ。 それと、もう一点だけ褒めておきますね。 南島原市の9か所で、降水量の雨量が一目で分かるような、どこぞの天気予報の下につけてありますけども、あれなんかは、まさに南島原市には、もってこいじゃないですか。 例えば、災害があって大雨が降ったときに、加津佐町は今どんだけ降りよんなとか、西有家がどれだけ降っているなとか一目で分かるわけだから、あれは本当にいい取組だったなと思います。だから天気予報も、まず南島原市からですよ。総務部長、よろしくお願いします。これはこれで終わりたいと思います。 それでは、
ホームページに絡めて、副市長は、私の第2回の定例会の中でも、しきりに、今、副市長はもう選任されましたので、もうすぐ帰ってこられると思いますけども、建設工事に対しての要望の部分でしたけども、市の
ホームページを
リニューアルするので、そういったところで協議したい、検討をしたいというふうに言われておりましたので、協議はされたのかということをお尋ねします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 要望等に関する部分の回答、仕組みはできないのかということについての協議でございますが、市に要望された個々の案件の進捗状況につきまして、
ホームページで公開することにつきましては、表現の内容によっては、いろいろ市民の皆様や利害関係者などの方に誤解を招くおそれがあることから、現時点では、要望された方々や団体、自治会も含め、その方たちに直接お答えすることが望ましいであるという判断をしておりまして、
ホームページの公表については控えているというところでございます。 また、その要望につきましては、進捗状況等の連絡についても、遅れがないように話をしているところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 掲載が難しいようであれば、なるべく言われた方には分かりやすいような回答をしていただければというふうに思います。これはこれで終わりたいと思います。 3点目、第3回の定例会のときに、
一般質問の中で、最後に私は市長、議長で、県辺りの要望に行ったときの要望の回答を載せるべきじゃないかというふうに言っておりました。それも副市長は、
リニューアルをするときに検討したいということでしたが、検討されたかお尋ねをしたいと思います。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 県の施策に関する要望・提案活動につきましては、今年度で言いますと、令和4年9月1日に行ったところでございます。同じ日に要望を行った内容の旨を
ホームページに公開しているところでございます。 また、令和4年9月29日には、要望・提案に対する長崎県からの回答の要旨を追加で掲載しているところでございます。以上ございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) ちょっと最後のほうが聞き取れなかったので、もう一度お願いします。掲載する、しない。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 掲載をしております。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 県からの回答ですね。これも追加で掲載をいたしました。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 ちょっと私の勉強不足でしたね。タブレットを持ってきていますので、後からどこから入ってそこに行くというのをちょっと教えていただければ、確認をしたいと思います。 それでは、2件目の市の
ホームページの
リニューアルについては終わりたいと思います。 次に、3件目、建設工事についてですね。これは、あまり私が言うと、よかったり悪かったりするんですけども、建設業者からいろんなお尋ねがあっておりますので、今日は少しお尋ねをしてみたいと思います。 1点目の工事に対する書類等の簡素化の協議はされているのか。また、ランクに合った書類作成をさせているのかということでお尋ねをします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 工事に対する書類等の簡素化につきましては、工事担当部署と検討して作成した建設工事書類スリム化の手引、建設工事完成図書作成の手引等を
ホームページで公表し、提出・提示書類の明確化、簡素化を図っておりますので、事務の効率化に役立てていただければと考えております。 今後も書類の簡素化を推進していくために、検査時に受注者から聞き取りを行いまして、ほかの自治体の事例を参考にしながら検討してまいりたいと思います。 公共工事の提出書類につきましてはランクに関係なく同じものを作っていただくということになっております。 ただし、小規模工事における施工計画書等の簡略化などについて要望がございますので、今後どのような工事を対象とするのか、何を省略できるかなど適用範囲を明確化したいと考えているところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) その建設工事については、建設業法というのもあるから極端には変えられないと思いますけれども、今の総務部長の答弁の中で、AランクもBランクもCランクも書類は同じだというような部分がある、そこが問題だと思うんですよね。やっぱり極端に言えばAランクは一流です、そしてBランクは普通です、Cランクの方は頑張っておられる。そしたら、やっぱりそこに合うような書類の作り方をさせんと、建設業で決まっているから、どうしても変えられない部分はあるとは思うけども、ちょっと建設業者からは工事は取るとはよかばってん、書類がですねというような声が出てくるんです。建設部長、直接、業者あたりと今まで工事してこられたので、こういった私の意見はありませんでしたか。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 今、
林田議員がおっしゃいましたとおり、業者からのそういう要望といいますか、相談という内容は、私が担当している頃はございました。その中で、管財契約、検査のほうにも、その状況は報告してはいたところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 総務部長、市の担当は、決まりですからと言えば、それでよかですよね。また、その決まりの中でも、例えば、優遇できる部分は優遇をしてやるというのが、やっぱり直接市の職員のあるべき姿じゃないかと思うんですけど。 例えば、施工計画書、建設業法では多分500万以上は作りなさいというふうにあるけども、これは市の条例あたりに置き換えて、例えば、Cランクの1千万以下は作らなくてもいいとか、そういう考え方はできないんですか。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) まず、ある程度、公共工事、建設工事にありましては、法律に基づいて、いろんな書類を作成していただくということは前提でございます。 ただ、いろんなランク、工事の種類によって、どういうふうにしていくかというのは、先ほども申し上げましたように、いろいろ受注者へ聞き取りを行いながら、当然そういうふうな対応というか、どういうふうにしていくかというのを考えていかなければいけないというところはあろうかと思います。 ただし、一方、やっぱりある程度決まった部分でしていただかなければいけない部分は、それはそれとして大事だと考えておりますので。 いずれにしましても、そういったところで、受注者とも、対等な立場で信頼関係をもって、誠意を持って対応したいというふうには考えているところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) ちょっと総務部長ではかみ合わない。大体、総務部の管財契約課の検査指導係あたりを呼んで答弁させれば、もっと分かるんじゃなかったかなと思いますけども、この件は、私の後の小嶋議員も、簡素化については考えておられますので、私のほうは、これで切り上げたいと思います。とにかく、さっき言ったとおりであります。 次に、2点目の電子入札システムが本市は利用可能時間を設定しているようだが、県並みの対応にできないのか。 これは、ちょっと私の質問の仕方が悪くて、聞き取りをした担当には言っておりましたけども、システム自体は県も一緒ですね。ただ、入札結果が、うちの場合はシステムの中に組み込まれておる関係上、閲覧がいつでもできないと。県は別枠で閲覧ができるから、いつでも閲覧ができるというようになっているみたいです。だから、市もそういうふうに、いつでも閲覧できるようにすべきじゃないかということで考えますけど、いかがでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 電子入札システムにつきまして、県と同じシステムを使っているということで、入札結果につきましては、基本的に今の現時点では平日の午前8時から午後8時までということでなっているところでございます。 この電子入札を導入する以前は、そのシステムがなかったもんですから、工事、コンサル業務、物品など、全ての案件を
ホームページに公表しておりました。しかしながら、そのシステムを導入したことによりまして、そのシステムが閲覧できるようになっておりますので、時間の制限はございますけども、現時点では、そちらからご覧いただきたいというところでございます。 その辺の別途するかどうかというところについては、また、いろいろ持ち帰って検討すべきところもあるかと思いますので、現時点では、以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 質問は、県並みにできないかということで書いておりましたので、県並みになるように、別口でも閲覧ができるように、ぜひ頑張ってしてくださいよ、総務部長、よろしいでしょうか。 もう時間がありませんので、最後にいきたいと思います。 次に、4件目、島原半島は一つの考え方についてということで、私は、行政をはじめ島原半島の在り方に関しては同じ考え方にしていく時期に来ていると思うが市長はどのように考えられるかお尋ねをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) ご存じのとおり島原半島3市は、道路の期成会であるとか、様々な場面において、お互いに協力をしながら市政の推進を図っているところであります。 これは、議員の皆さん方も、また
林田議員も、当然、御承知のとおりでありますが、各種施策についても、現在、半島3市で足並みをそろえて行っている施策もあるということから、今後もできる部分については、そういうふうにあるべきだというふうに考えておりますが、取りあえず、そういう中で、議員がおっしゃりたいというか、思いを私に尋ねたいということを考えますと、現在は3市であるけれども、半島1つになる、行政体が1つになる、それに向けた考え方があるのかないのかというふうな、ことでもあるのかなというふうに思っているんですが、そういうことであれば、今後どういう時期に、そういうあれが出てくるのかということでありますが、現段階では、私自身としては、合併に向けて積極的に、ここから仕掛けていくというところまでは、考えは持っておりません。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) 分かりました。 時間がありませんので、もう少しここは詰めたかったんですけどね。 例えば、行政を取り上げて言えば、3市とも、俺が俺がというような、例えば、農業施策にしても、機械を買うにしても、雲仙市はこういう補助金があるとか、南島原市はこういう補助金がないとか、福祉にしてもそうじゃないですか。今回、本市は妊産婦のああいったのをされたけども、今度は雲仙市は、ランドセルを全1年生に配布するとか、そういう時代じゃないと思うんです。とにかく、南島原市が島原市が雲仙市がというよりも、やっぱり島原半島は1つだというふうな考えを持って全国にアピールしていかないと、この半島の発展はないというふうに私は考えています。ただ、そこをお尋ねしたかったわけです。市長、答弁があればよろしくお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) そういういろいろ差はあります。お互いに競争し合うというふうな格好になってはいると思うんですけど、そういうことが、それぞれの地域が、それぞれやっぱり前向きに、いろいろ議会の皆さん方と議論をしながら知恵をもらいながら進めているということでありますので、いろいろ議員がおっしゃった、ある意味で単純な競争みたいな、うちがあそこよりもまだ先を行っとるとか、それよりもこういう女性がうちのほうが多いんだとか、そういうふうな競り合いの形が見えるような格好ではあるかもしれませんけれども、それぞれの行政体は、地域の市民の皆さん方のために何をすべきかということで、それぞれが頑張っておられるというふうには私自身は思っているんですけど、そういうことでよろしいでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君)
林田議員。
◆12番(
林田久富君) また、この件は時間があるときに、もう少し詰めさせてもらいたいと思います。 これで12番、
林田久富の
一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) これで12番、
林田久富議員の質問を終わります。 ここで11時15分まで休憩いたします。 午前11時04分 休憩 午前11時15分 再開
○議長(
吉田幸一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、14番、
小嶋光明議員の質問を許します。14番、
小嶋光明議員。
◆14番(小嶋光明君) (登壇) 改めまして、おはようございます。 今回、2点を通告しております。私は一問一答方式で質問していきたいと思います。 初めに、入札についてでございますが、Cランクと書いてありますが、Cランクの限度額の変更についてと書いてありますが、Cランクを変更すれば、Bランク、Aランクとおのずから変更になると思いますので、その点は御了承願いたいと思います。 それで、資材高騰の折、Cランクの限度額をもう少し上げたらどうかということで質問をしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) これより答弁を求めます。松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇)
小嶋光明議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は入札についてでございますが、最初にCランクの限度額の変更についてでありますが、現在はCランクの限度額だけの変更は考えておりません。 ただし、近年の資材単価の上昇、そしてまた諸経費の増加が大変著しいということから、地元業者の皆さん方がなるべくいい環境で仕事ができるように、全体の発注基準額を変更する方向で検討をしているところでございます。 なお、変更する場合には、事前に通知などで地元業者の方々にお知らせをした後にというふうに考えているところであります。 以上であります。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) そういう前向きな検討をしていただければ業者さんも育っていくんじゃないかと思います。特にその点はそういうふうに答弁をしていただきましたので、次の書類の簡素化についてを質問いたします。 先ほど
林田議員のほうから簡素化ということで、Cランクに応じた書類の作成ができないかということで、総務部長は一律化でこういうというような答弁をされておりましたが、Cランクは、家族もしくは従業員が二、三人、5名以下ぐらいでほとんどがしていらっしゃるの現状じゃないかと思う。それでAランク、Bランクと同じような書類を作成するのには、私は仕事もできない、いっぱいで、書類を作るのに大変時間がかかると。仕事は取らず、下請をしたほうがましじゃないかというふうなことをよく聞きます。一人の業者じゃなくて、ほとんどの業者、会えば会うほどそういうふうなことを聞かれるもんだから今回質問に上げたんですけども。例えばCランクはCランクなりに、それなりの簡素化した書類の作成の仕方、先ほども言ったように、建築法で決まっている分は出さんばいかんでしょうけども、もう少し同じようなページ数でランクが300万の事業を取った業者の方も3千万の額で落札した業者も同じような書類の作り方じゃいけないんじゃないかと。Cランクの方ももう少し私も一生懸命やりたいんだけどと、それに時間を取られたら仕事できないんですよということになる。多分Bランクにおいても一緒ですよね。そこに10名以内ぐらいでやれる方も、20名以上雇用されている方もいろんな幅があるんですよ、業者さんにおいては。ただそれに応じた、額に応じたやり方、ランク別に書類の作成の仕方、統一じゃなくてもいいんじゃないかと思うんですけど、その点をもっと詳しくもう一度ちょっと答弁していただけますか。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) おっしゃるとおり、まず公共工事では契約書や仕様書等に定められた工事書類を作成して、提出していただいているのが現状でございます。 また、工事検査につきましては、法律の規定によりまして、発注者の責務として安全管理、出来形、品質管理等、一連の管理を確実に行っているかを書類等によって確認しているところでございます。検査時には適切な施工を行うために、改善すべき点があれば指摘をしているところでございます。 こういう状況の中いろいろな、先ほど小嶋議員がおっしゃったような、いろいろな声をいただいているというのは聞いているところでございます。 受注者とは今後もより一層対等な立場で信頼関係を築くとともに、誠意を持って対応してまいりたいというところでございます。 ただ、いろんな要望を受けておりますので、どういった簡素化、合理化につながるのかについては、いろんな法律で決まった部分は確実に行わなければいけない部分はしっかりと行っていただかなければいけないんですけども、それ以外についてはどういった対応ができるのかということを考えてまいりたいと思います。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 総務部長がおっしゃるのは分かるんですよね。ただ安全面にしろ、何しろ、そういうことは出してもらわないけないでしょうけども、ただ今までの合併当初から比べた場合に、書類の枚数が多くてとかいろんなことを聞くわけですよ。その点は変わってないのか、ある時期から特に厳しくなったというような話も聞いてるんですが、その点はどうですか。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 検査につきましては、最初、市で検査することになった経緯につきましては、恐らく県のほうから職員を派遣していただいて、そういうマニュアルづくり、業者への指導、そういったところを複数行っていただいた(「聞こえません」という声あり)ところだと考えております。 ですから、その辺からのスタート、ちょっと年度は忘れましたけども、市で検査する体制をつくるということに当たって、県からの職員を派遣していただいて、いろいろな書類の作成、審査の仕方、検査の仕方、そういったところを指導していただいて現在に至っていると聞いておりますので、恐らくちょっと合併当初ではそういうことはなかったので、途中からだったかと考えております。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 県から来てから書類の枚数も多くなって、多くの書類を提出しなきゃいけないということを聞いております。検査とかそういうのは別にあなたたちが勉強したことであって、問題は書類の提出の仕方に皆さん苦慮していらっしゃるんですよ。必要な書類はぜひ作成をしてもらわなきゃ、それは公共工事だから仕方がないと思うんだけど、これにも附帯して、こんなのが要るのかというところまであるんじゃないかと、私は詳しくは分からないけど、その点はどうですか、担当部長あたりは分からんですかね、建設部長、どうですか、じきじきの指導もされにゃいかんとこもありますけど。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 工事の完成報告書を私も完成時には見ております。そこでは県の工事の共通仕様書等にも準じた形で請負者の方々の報告が提出されておりますので、そこには思われておると思いますけど、工事の請負額の規模、工事内容に伴いまして、それはもう100万近くから1億円近いような道路工事はそういう規模になっていますけど、そこに沿った書類の提出はあっております。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 何回言ってもそういうふうにかみ合わないところは、先ほどの
林田議員と同じような気がしますけども。できればやっぱりランクに応じた書類の仕方、今、Cランクの方たちがもう少し努力してBランクに上がろうかと思っても、なかなか仕事の書類とか何とか作成でできない。それで育てるためにはどうしたらいいのかですね。小さな業者をある程度Bランク近くまで持っていくためにはどうしたらいいのかということも考えてやるべきではないか。そこで判断は、現在、指名委員長である副市長がいないから、あなたたちも部内では決断はできないかもしれないけど、今後やっぱりそこら辺は極めたところで、指名委員会でも開きながら、何回ともなく開いて、ここら辺は簡素化してもいいんじゃないかというところが出てくると思う。そこら辺を十分踏まえてからやっていくべきではないか。どうですか、その点は、市長、入らないかもしれないけども、指導をしていただいて、そういうふうなやり方でやっていけば、Cランクのあたりの方々もやる気があって、今、私が何人かお尋ねした人には、もう私限りで終わりですよと、あともう一、二年したらもうやめたいというような方々がほとんどですよ。だからその人たちを継続させていくためにも、こうこうでCランクでもずっとまだ子供にもさせていきたいなというためにはそういうふうなやり方も必要じゃないかと。どうですか、市長、その辺、検討できますかね。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 何人からか質問のありよるごたっですけど、小嶋議員の質問に。今の件にはさきの
林田議員のお話にも通ずるところがあると思うんですが、私にも書類がこがんとまで要るとかというふうな書類がいっぱい出させられると、そういうふうな話を聞きまして、私自身もそういう話も聞くけど、実際は何と何について皆さんがそんなおっしゃっとっとというふうな話をやっぱり担当に聞くときも今まで数回ありました。しかし、私たちはしっかりと県の指示といいましょうか、そういうあれに基づいて、指示という表現はおかしいかもしれませんが、やっぱりそれに沿うたような形で間違いのないようにしっかりとやっておりますので、何もそう言われるようなことは、というふうな、やっぱりそれに似たような返答をしますので、ああそうね、やっぱり間違いなく行政としてはやっていくことが市民の皆さん方に対しても、それは本当の行き方だというふうに私は思いましたので、それ以上は担当とはやり取りしながら、そういう中でも今のような話が出てくると。いや何だろうかなというふうには思っておりまして、そういうことで何と何が本当に課題なのか、それをやっぱり精査をして検討をしなきゃいかんなと。 さっきから
林田議員もおっしゃった、やっぱり今のようなことに通ずる話をされておりましたので、改めてここで、こういう議場で皆さん方がそういう話をされておりますので、精査をして検討をしていきたいと思っております。 その挙げ句、どういうふうな状況になるか、それはまた、今まで私もしっかりとその対応はしているというふうな担当の話を聞きながら、そこまで踏み込むというか、間違いなくやっている、それは行政マンとして本当だろうというふうな受け止め方で今日まで来ておるわけでありますが、こういう皆さん方からさらに指摘をいただいておりますので、そういう方向でいかなければいけないなというふうには思っております。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 担当は書類はこうでしょうというのが当たり前のことであると思います。 今後は、要望としてCランクの事務の書類の簡素化、これについては指名をされるときに担当部長である柘植部長、あなたたちがそのときにどういうところを簡素化したらいいのかということを聞き取りをしていただき、改善をしていただきたいと、これは要望です。 次に、指名の入札の方法についてで質問いたします。 現在、先ほども言われたデジタル化で電子入札ですね、いうふうなやり方をやっておりますけども、今度はBランク、Cランクの方々も電子入札もされると思うんですけども、できればC、Bの方々を指名競争入札にしていただいたらどうかと、育てる意味では。というのは、地区地区によってまた工事の額も違うし、災害でも出るし、いろんなやり方が出てくると思うんですよ。だからそこら辺を電子入札オンリーじゃなくて、ある程度の点は指名競争入札していただければ、業者も少しは潤って、活性化にもつながるし、事業も継続できるんじゃないかと。 これを今、電子入札にすれば、技術者を4名も5名も持っている大手の方々は自分の好きなところをほとんど取れるんじゃないかと。Bランクは技術者も置かなくてもできる、一級建築士とかおらんでもできますけれども、ここに3市の比較をちょっと調べたらあるわけですね、技術者が1級が2名以上とかあるわけですから、金額ももう1億円以上であろうが技術者がいないと取れないわけですからね。だからその辺をですよ、積算をするのに技術者が二、三名おれば、大体すり合わせをするからほとんど間違いないぐらいの積算ができるわけですね。できない方々はお願いしにいかんというところがある。だから自分でもできるけど、少しその人間の考え方によっては積算の仕方が間違った、多くなったり、少なくなったりするわけですから、その点を指名していただいて、皆さん方が取りやすいようなやり方をやっていただければと思うんですけど、その点については今までどおりでいくのか、今後はそのようなやり方で、変えて指名競争入札を大いに取り入れていくのかをちょっとお尋ねをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) まず、指名競争入札の方法ということで、今年度の状況を申し上げますと、今年度1月末までの発注件数を言いますと、指名競争入札が167件、一般競争入札が146件であり、今年度は今のところ指名競争入札での発注が多い状況でございます。 指名競争入札となりますと、いろいろ業者を選ぶことになりますので、いろいろな疑念を持たれる方もいらっしゃるかということで、そういった疑念を少しでも抱かれないような形で一般競争入札で実施していくことが必要ということで考えているところではございますけども、現時点では1千万未満を指名競争入札で行っているというところでございます。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 指名競争入札が多かったのは災害等が多かったからじゃないんですか、小さな工事が。そうじゃなくて、毎年毎年災害があっても困るんですよ。だからその点も、今後災害だけじゃなくて、ある程度の工事の額の小さい分については指名競争入札でいくと。やはり災害も小さなところは、特に山奥なんかはしても赤字だから、不落が多いでしょう。だからその点も、委員会のときも度々言っているんですけども、もう少し考えたやり方をしていかなきゃ、今後はますます増えるんじゃないかと思います。 災害の場所によっては、幾つもの畑とか借り受けてそこを通行していかなきゃいけないというような状況が多いんですよね。だから不落になる。なるだけ不落にならないためにはどうしたらいいのかということを考えにゃいかん。というのは、ここの現場はもうかるから、ある程度の大きな業者でぽっと取れても、小さなところの小さな業者しかできない入札を、指名をしないようなところが出てくるわけですよね。だからその辺をもう少し考えた指名のやり方をしていかなきゃいけないと思っとるんですが、その点はあなたたちの考え方一つでそういうふうなやり方ができるんだと思うんですけど、担当部署もそういうふうな考え方を持っとるんじゃないかと思いますよ。どうですか、その点は。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。(「どららでもよか、両方とも答弁してくれんね」という小嶋議員の発言あり)
◎総務部長(米田伸也君) 指名競争入札、特に災害関係に当たっては、議員おっしゃるとおり、場所によっては不落案件が多いというところでございます。(「声が小さいで」という声あり)不落案件が多いというところでございます。 したがいまして、そういうのを解消するためにどういったやり方がいいのかというのは、常日頃、委員会の中でも話題になっておりまして、対策を考えてきているところですが、今のところこれといった妙案が出ていないというところでございますので、いずれにしても、そういった指名競争入札である程度不落が発生しない状況になるようにいろいろ対策を考えていきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 妙案がないというんじゃなくて、できればここの災害の同じ地区なら地区で、そう離れていないところで、2つの現場を1つに、やり方というのはできるんじゃないですか。そういうふうなやり方をしていけば、不落ももちろんできないし、今後は担当部署はそういうふうに考えとるんじゃないですか、担当部長、どうですか。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 指名工事となっております災害工事ですけども、議員がおっしゃるような被災箇所につきましては、河川、山間部等ですね、その箇所になっていきますけども、その部分に、その工事につきましては、1か所、1件という形ではなくて、隣接する工事としては一緒に発注するというところも発注担当としてはやっています。そのときに先ほどの質問でもございましたけど、Cランクの1千万という発注規模が、今度またもう一つ一緒に加えたときに、このBランクの工事額になった、そういうところのバランスもございまして、あとどうしても仮設工事あたりが河川工事になりますと、同じような形で工事を進める必要があると。そのときの履行期間の確保とか、その辺の事情もあった、その早期完成を目指したところの発注は私たちも切り分けて取り組んでいる状況でございますので、その中でどういう形で速やかな契約が進んで完成を目指すかというところは、事業化担当も検討を進めていきたいと思っています。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) だからそこで限度額を上げにゃいかんわけですよね。だから資材高騰が2割高騰としたら、2割ぐらいの幅でアップしてあげればいいんじゃないですか。そしたら2つの現場を1つにしてでもCランクの方でも取れるんじゃないですかね。その点は今から検討課題じゃなくて、即対応していただきたいというふうに考えます。よろしくお願いします。 これを何回言ってもまだあれですので、次の質問にいきます。市長が答弁…
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) この工事の入札であるとか、いろいろ今おっしゃったそういうことについては、過日の議会でも、中村哲康議員もこの件についてはいろいろと質問をされたり、指摘をされたときもありました。しかし、そういう時点では、なかなかそういう聞きながらもいろいろ入札関係、あるいは書類の提出とかそういうふうな課題についても、私も聞いたりなんかしたときに、先ほど答弁したような状況でありまして、今回またそうやってそれぞれからお聞きをして、少しでも市民の皆さん方から、あるいはその議会の皆さん方から疑念を抱かれないようなやっぱり入札執行というか、それにまつわるいろんなこともちゃんとしていかなければいけないというふうな思いは、考え方は私自身も思っておりますので、今後何が何をどうすべきかということは検討はさせていただこうとは思います。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 次に、潮流発電についてですが、その後の進捗状況及び今後の計画についてお伺いいたします。 まず、進捗状況をお願いします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 潮流発電について、その後の進捗状況及び今後の計画についてのお尋ねでありますが、令和4年第2回の定例会において、早崎潮流発電推進研究会の取組について紹介をさせていただいたところでありました。当時は任意団体でありましたが、現在は一般社団法人となって、日本財団に実証実験事業を申請をされておられます。申請結果につきましてはまだ決まっていないとのことでありますが、採択されれば財団から補助金支援があるものというふうに考えております。そういう状況であります。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) つい最近、この潮流発電についてはフォーラムみたいなことがあったと聞いておりますが、私が急用ができて出席できなかったので、誰かその間にフォーラムに出た方おられますか。出た方、どういうふうな内容だったかちょっと教えていただけますか。
○議長(
吉田幸一郎君) 溝田
環境水道部長。
◎
環境水道部長(溝田勝幸君) 天皇誕生日の日だったんですが、フォーラムがございました。その中でお話しされたのが、先ほど市長も答弁をいたしましたけど、財団のほうに申請をしていると。その財団の申請を受けて、今年の夏ぐらいに小規模であるけれども実証実験をやりたいというふうな意向を持っていらっしゃるということで、それに向けての今準備を、作業をしている最中だということをおっしゃっておりました。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 今年度の予算にも太陽光発電を上げておられますけども、私は潮流発電はこの南島原市の宝だと思うわけですよ。早崎海峡と布津のこんぴらさんの鼻、あまり変わらないぐらいの潮流の速さがあるわけですね。もしそこが早崎で実証実験をされてよかったならば、こんぴらさんの鼻でもできるんじゃないかと。それで南島原で使う電力のほとんどはその潮流発電で賄うんだということで財政的にも潤うし、小さな船に固定をするという形を取っていけば、アンカーを打つところは魚礁のやり方でいいんじゃないかと。アンカーの大きなブロックを持っていって、漁業者の方でもその隙間をちょっと空かして、魚礁みたいな感じを持ってしていけば、漁業者の方々にも助かるし、それで最初から言ったように漁業者も漁業権があるので、この方々もその会社の中に入れていただき、配当金が出る場合は漁業者の皆さん方にも配当していくと。配当金は出てくると思うんですよね、恐らくたくさん。規模に応じてはこげんもうかっとですかと、売上げ上がるんですかというぐらいまで出てくるんじゃないかと。例えば太陽光が100キロに対して、上がってくるのが400万か以上上がってくるわけです、自分の、九電から振り込んでくる分が。その100キロを1千キロの発電をしたら4千万上がってくるわけですよ。潮流発電をされたら4千万になったら4億も入ってくるんじゃないかと。10キロぐらいの発電は可能だと思うんですよ、10キロメガか。そういうふうな考え方を持って、夏ぐらいから実証実験をしたいというならば、大いに市としても協力をしながら進めていってもらいたいと思いますが、どうですか、市長、その点は市もバックアップしてできないですか。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 潮流発電については、先ほどから部長のほうも言いましたような状況であります。 実証実験に向けて、結果として先ほど議員がおっしゃった数字を挙げられましたけど、その数字はどういうふうになるかという部分も、それは動くかなというふうに思うところもありますが、法律あるいは条例など、市が担える業務を検証をしながら積極的にこれについては取り組んでいきたいと考えております。 太陽光についても、ここで皆さん方に発表したといいましょうか、発言したとおりの考え方で、市としても進めていこうとそういう状況でありますので、これについてもそういうふうに思っているところであります。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) 財団が採択されなかった場合はと思いますよね。だから廃船でいいんですよ、小さな実証実験というのであれば、漁船の廃船、それを少々の風でも返らないように、生けすの辺りを蓋して、空気がそこにあれば船は沈まないんだから、ヨットと同じですよ。そういうふうな考え方を持って今後は、いかりもコンクリートのいかりじゃなくて、うちには昔から巻き網という通称ばっしゃ船、あれが潮流の速い、干満の差の大きいときにしか漁ができなかったやつのいかりがあるわけですね。あるいは2つも3つも前に固定しながらやっていけば、漁船でもできるんじゃないかと、そういうことを前向きに考えていけば、実証実験はできるんじゃないかと。安価で、安い予算で実証ができると。そしたらそのときにはもう大きなことを船でする場合はいろんな問題が出てくるから、いろんな補助金等も必要になってくるだろうし、いろいろあると思うんですけども、そこは市長、機械がどのくらいするのか、発電機がですね。船は、廃船はただみたいなもので、逆に廃船になっている船は引き取っていただければ30万も50万も損せんでも漁業者の皆さん方も助かるし、そういうふうな考え方でいかれたらどうかと思うんですけど、市長、どうですか。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 実証実験、先ほど申し上げました早崎の潮流発電推進研究会、これが一般社団法人として発足をし、今、先ほど申し上げましたような日本財団から支援を受けてやろうというふうな状況でありますので、私の思いとしては多分採択をされ、その事業が進むんじゃないかなというふうには思っております。ですから市単独でそうということじゃなくて、やっぱりそういう一般社団法人のその方々が一生懸命されることについての支援がどういうふうな形でできるかということで、私自身としては考えているところでありますが。
○議長(
吉田幸一郎君)
農林水産部長。
◎
農林水産部長(内田繁治君) 少し補足して御説明をさせていただきたいと思います。 この前、23日にフォーラムがございました。その中に早崎、口之津の漁業関係者の方もいらっしゃっていまして、その中で話があったのが、一般財団法人の早崎潮流発電推進研究会には、漁協のほうにも一応入って、加入をされて、協力をしているというようなお話もありました。その中でもブイのつなぎ方のお話であったり、あと浮かべる船じゃないですけども、いかだですね、こういったものについても漁協のほうで協力をするというような話も出ておりましたので、その辺は漁協のほうとも協力をされるという形でこちらのほう承知をしているところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 小嶋議員。
◆14番(小嶋光明君) そういうふうな漁業者の方も入れてやっていけば前に進んでいくんじゃないかと思いますし、また補助金がなくても、うちの市からでも補助金を出しても実証実験はするんだというような考え方を持って意気込んでお願いをすれば、逆に通るんじゃないかと思いますので、今後はそのような考え方を持って進めていっていただきたいと思います。 今回はこれで
一般質問は終わりますけども、今後はまた後でする可能性もありますので、よろしくお願いして終わります。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) これで、14番、
小嶋光明議員の質問を終わります。 ここで1時20分まで休憩いたします。 午前11時50分 休憩 午後1時20分 再開
○議長(
吉田幸一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 井上末喜議員は出席されました。 ここで、五島
教育次長より、午前中の
林田久富議員の
一般質問に対する答弁について、訂正の発言の申出があっておりますので、これを許可します。五島
教育次長。
◎
教育次長(五島裕一君) 午前中に
林田久富議員の児童生徒の数はという質問に対しまして、私が令和5年1月20日現在で人数を申し上げたんですけれども、私が申し上げた人数は、令和5年1月20日現在の令和5年度の見込みの数字でございました。大変申し訳ございませんでした。今お配りしております令和4年5月1日現在というところが今の正式な数字でございます。改めて申し上げますと、小学生が1,953名、中学生が1,024名、合計の2,977名でございます。大変申し訳ございませんでした。
○議長(
吉田幸一郎君) 次に、18番、田中次廣議員の質問を許します。18番、田中次廣議員。
◆18番(田中次廣君) (登壇) 議長のお許しをいただきましたので、今回2項目について質問をいたします。 1項目めが、令和5年度当初予算編成及び
施政方針についてであります。 まずは、市長特別枠について、取り組む事業についてお伺いをいたします。 2項目めが、出産・
子育て応援事業について伺います。 午前中、
林田議員からも質問があり、市長のほうから既に答弁もなされてもございましたが、通告をいたしておりますので、御理解をいただき、再度答弁もお願いをいたしたいと思います。
○議長(
吉田幸一郎君) これより答弁を求めます。松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) それでは、田中次廣議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、令和5年度当初予算編成及び
施政方針についてでございますが、最初に市長の特別枠としてどのような事業に取り組むのかとのお尋ねでありますが、少子高齢化と人口減少が著しい本市にとって、
人口減少対策とそれに対応した持続可能な地域社会の構築に関する事業を推進していく必要があることから、これらに該当する事業を一体的かつ集中的に実施するため、令和5年度予算編成においては、まず1つ、産業と人が育つ地域づくり、2つ、住み続けたくなる環境づくり、3つ、住みよい地域のための礎づくりのこの3つのテーマを定め、これに該当する事業を市長特別枠として重点配分を行いました。 具体的な事業といたしましては、令和5年度南島原市当初予算案の概要に記載をいたしておりますとおり、95事業、総事業費23億500万円、一般財源ベースで3億2,500万円を計上いたしております。 このうち、令和5年度は特に移住対策、
子育て支援、脱炭素化、DX推進に力を入れていくこととしております。 移住対策では、
移住コーディネーターを採用し、積極的な情報発信や空き家の掘り起こし、
移住希望者の支援などを行う
移住促進プロジェクト、お試し住宅を追加で整備、活用するお
試し住宅拡充事業、それから市が空き家を借り受け、改修し、移住者へ賃貸する
空き家活用促進事業、次に、
子育て支援では、小中学生に係る子ども医療費の
現物給付制度の導入、妊産婦の
医療費助成制度の創設、次に、脱炭素化では、国の補助金等を活用し、
公共施設照明のLED化や効率の高い空調設備の整備、公共施設への
太陽光設置に向けた
再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査、次に、DX推進では、
キャッシュレス決済システム、書かない
窓口支援システムの導入等による市民の
利便性向上のための
DX推進事業などに取り組むこととしております。以上でございます。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) ただいま市長から答弁がありましたように、少子化と
人口減少対策、それに対する持続可能な本市の社会の構築に関する事業の推進をするため、令和5年度の予算編成を行ったということでございます。 先ほど述べたように、少子高齢化、それから
人口減少対策などの取組を行うために、市長も触れました産業と人が育つ地域づくり、それから住み続けたくなる環境づくり、そして住みよい地域のための礎づくり、取組を行うという市長の答弁があったんですけれども、実はこの通告書を私が提出した後に、令和5年度の予算に関する議案等が届くわけですね。それを見ますと、市長から紹介があったように、95の事業を市長特別枠として掲載をなされております。これに取り組むということですね。これまでのこの市長特別枠を設けた取組、これは当初、始まりは平成30年、市長の所信表明に沿った事業、これを5つ掲げられております。まず、仕事を生み出す、2つ目が人を育てる、3つ目が交流を生み出す、そして4つ目が暮らしを守る、そして最後にまちを育てる、こういったことを基本として令和4年度まで取り組んできたわけでありますけれども、平成31年度は第2期総合計画に基づく事業のうち、これも
人口減少対策や、先ほど申しました市長の所信表明に沿った事業、これを南島原市創生特別枠として、重点事業として推進してきたわけです。 このときは市総合戦略に計上された8つの重点プロジェクト、
人口減少対策あるいは地方創生に関する事業、こういったものを基に事業を実施してきたわけであります。このときも一般財源ベースで約6億円計上いたしておりますね。それから令和2年度も第2期総合計画、このときは計画の14の重点プロジェクト事業を実施するとしてきたんですけれども、一般財源ベースでこのときに7億円程度だったんですね。それから、令和3年度は、令和2年度と同じく14事業と所信表明に沿った事業、これを優先的に取り組むんだということでやはり一財ベースで6億円だったんですけども、当初予算総額が28億円だったんですけども、このときは、決算では約55億になったんですね。これ何で事業費が膨らんだかと申しますと、やはり国庫支出金の追加交付等によるものだとこのように理解しているわけでございます。 令和4年度、14の事業プロジェクト特別枠を設定し、一財ベースで5億円、総事業費27億円、平成30年度から令和3年度までの市長の所信表明に沿った事業として取り組んでおりますが、このように、これまでまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく
人口減少対策、あるいは地方創生に関する事業を推進するために重点的に配分を行っているわけでありますけれども、この第2期総合計画に基づく事業、それらについては決算書においても項目別に記載がありますので、金額等確認することができるわけです。それから、令和5年度は重点的な事業として、先ほど市長が触れたように報告がありましたが、第2期総合計画の後期計画に沿った3つの重点プロジェクトに基づき、市長特別枠を設けて重点事業として取り組むんだということでございます。それは先ほど申しましたように、予算の概要によって確認できるわけですけれども、一財ベースで3億2千万、それから総事業として23億5千万という計上があるわけでありますが、この後期基本計画の素案には、南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略と南島原市総合計画後期計画と一体化して取り組む旨の掲載がなされております。もともと総合戦略というのは、人口減少の克服、地方創生を目的としており、その総合計画というのは、市政の運営について全分野を網羅的にまとめたものでありますが、今策定中の後期総合計画の中でも特に人口減少の克服とか、地方創生に併せて今後も重点施策として取り組んでいくことになるものだとこのように思っているわけでございます。 今、後期基本計画は策定中でありますが、前期基本計画を中心に取り組んできた中で、これまでの成果と課題を踏まえた施策を推進するようなことでこの後期計画を進めている、こういったことがこの
施政方針の中に書いてあるんですけれども、後期計画を作成するに当たっての課題にどのように取り組まれるのか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 後期基本計画を策定中でございますが、前期計画の中での振り返りというか、課題が見える分がございます。ある程度達成した部分もございますが、なかなか現状厳しいところもございますので、そういった部分も踏まえまして、後期基本計画を策定するに当たり、市民アンケートを取った結果、やはり雇用の場所、これが少ないというのがまず挙げられております。あと公共交通とか、産業の連携というか、振興というか、そういった部分というのが今までの中で課題が多いと。課題が多い中でも、やはり取組を進めていくべきところだというふうに考えておりますので、そういった部分を中心に後期基本計画を策定しつつあるところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 前期の計画を踏まえて雇用、それで公共交通機関、それから産業の振興等、今、部長答弁しましたが、それを具体的にどのようにして後期計画の中で生かしていくかということだと思うんですね。その点については、やはり前期計画の課題、これは副市長にも私は質問いたしたんですけれども、道路の問題だとかソフト面、そういったもの等々も、副市長、私の質問に対して答弁しておりましたけれども、やはりこれを具体的に、ただ雇用ということを紙に書いただけじゃなくて、それを具体的にどうやっていくか、つなげていくか、そういったこと等も十分内部で検討して行っていただきたい。こういったことをお願いをいたしておきたいと思います。 それから、
施政方針には、まちづくりの基本理念、目指すべき将来像を掲げ、第Ⅱ期南島原市総合計画基本構想を定めて、8つの基本的な構想に基づき取り組む事業がこの
施政方針の中で示されております。この基本柱の2として、この点で伺いたいんですが、「郷土文化~郷土の誇りを守り活かすまちづくり」の中で、世界遺産センターについての記述がございます。この記述はこういったことが書いてあるんです。令和4年度は施設の基本設計を開始し、整備内容の検討を行ったということです。それから、5年度は、基本設計の成果の下に実施設計を行い、その後敷地の造成を行うこととしております。対応する予算としては、実施設計作成業務、それから造成工事、そして土地の購入費として御案内のとおり2億850万の予算の計上がなされておりますが、先ほど
施政方針にありますように、基本設計ができているのであれば、今回この2億850万の実施設計、造成工事を含む、こういったことを予算に上げているわけでありますから、議会に早い機会にこういった基本設計等を示していただきたいと、私はこのように思うんですけど、この点について市長の考えを伺います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 世界遺産センターの建設に向けての予算を来年度の予算に上げさせていただいて、そして皆さん方に御審議いただくことになっておりますが、最終的な設計の段階まではまだ行っていないわけでありますが、その手前の段階で、やはり今ここに挙げております予算を上げさせていただいて、そしてさっき議員がおっしゃった土地の関係であるとか、いろいろ設計の問題であるとか、そういうことに対応していかなければということで、現段階ではそういうような状況でありますが、まず担当部長のほうからちょっと説明をさせます。よろしいですか。
○議長(
吉田幸一郎君)
教育次長。
◎
教育次長(五島裕一君) 世界遺産センター事業の進捗状況についてでございますけれども、世界遺産センター事業につきましては、昨年11月に設計及び展示業者と契約を締結いたしまして、現在関係部署と調整を図りながらガイダンス施設、観光案内施設、物産販売施設などの基本設計に取り組んでいるところでございます。しかしながら、現時点においてはまだ基本設計が完成していないというところでございます。 完成の予定といたしましては、5月末ぐらいを予定しているところでございます。完成をいたしましたら、改めて議員皆様に内容を報告したいというふうに考えているところでございます。 それから、予算につきましては、予算審査特別委員会等ございますので、そこでも十分に御説明をしたいというふうに考えているところでございます。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 予算については、こういった、これで私も概略、予算の概要で分かるんです、それ委員会があるんですけど、予算云々じゃなくて、5月ということでございます。これはちょっと入札が遅れているんですもんね、このことを私もよく知っているんですけども。だから私が言いたいのは、早く示したいということでございます、できたらすぐ示していただきたいと思うんですね。だから今回この2億800万新しく予算を審議するわけですから、その前に本当は私はそういったものを出していただきたいと思うんですけども、その入札関係で遅れて、5月にしかできないということでございます。できたらすぐそういったことを議会のほうにも提案をしていただきたいとこのように思っております。 それから、移住・定住の促進で伺いたいと思うんですけれども、この田舎暮らし推進事業について
移住コーディネーター、地域おこし協力隊を採用して空き家の掘り起こし、それから移住相談等を行うというふうにしておりますが、
移住コーディネーター、採用される方は、これまでこのような仕事に携わった経験者を雇用する予定なのか、また雇用期間についての考えを伺いたいと思います。この人件費については特別交付税で措置される、このように伺っているところでございます。
○議長(
吉田幸一郎君)
地域振興部長。
◎
地域振興部長(菅三郎君) 今、議員お尋ねの地域おこし協力隊を活用して
移住コーディネーターを採用したいというようなことでございますが、これについては、基本的には地域おこし協力隊は最長3年ということで雇用をいたしますので、念頭に置いているのは雇用期間は一応3年と。 あとどういう方を募集をするのかということなんですが、経験者はもちろんですけれども、一応広く全国に公募をかけて、そういうふうなものに興味を持っていらっしゃる方、もしくは経験がある方とかで応募いただいて、面接試験等をして採用したいというふうに考えております。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) それから、道の駅みずなし本陣ふかえについて伺います。 これオープンに向けた準備が進められているということでありましたが、市として今後必要な支援を行う、これ
施政方針にあるわけでありますが、どのような支援を考えておられるのか、詳しいことについては、後日、井上末喜議員から質問がなされるようでありますので、その1点についてのみお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君)
地域振興部長。
◎
地域振興部長(菅三郎君) 現在、道の駅につきましては、旧経営をされていたところが株式会社みずなし本陣から土地、建物を取得をされて、その土地、建物を活用した事業計画を準備をされているところでございます。 今後、事業者の方が考えておられるのは、国とか、県とか、補助制度がないかとそういうことも模索しながら整備を考えておられると。まずは飲食と物販施設をできるだけ早くに再開をしたい、それに合わせてそういう補助金が下りましたらそういう趣旨で整備もしていきたいというようなことを今、考えておられます。 その補助制度の中で、例えば国の制度であれば地元自治体に負担義務があったりとか、そういうふうなことがもしあるような場合については、もちろん地元自治体として支援をすると。あとはもう道の駅という施設の設置については、市が設置者ということに今なっておりますので、そこでの事業展開については協力をしながらやっていくというふうな形になると思います。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 今後、予算等も出てくるんじゃないかと思いますが、やはりあそこは南島原市の入り口でありますから、市として何が支援できるのか、そしてやはり今までもみずなし本陣としていろんなお客さんを受け入れてきたわけでありますから、十分検討を行っていただきたいとこのように思っております。 次に、
人口減少対策と持続可能な社会の構築に関する事業についてお伺いをいたします。 昨年、第4回定例会
一般質問で令和5年度の予算編成についての考えを私は伺いました。このとき市長は、今後人口がますます減少し、少子高齢化が進んでいく。そのため
人口減少対策と持続可能な社会の構築に関する事業を推進していかなければならないという答弁でございました。 先ほども私、触れましたが、現在も南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略により多くの取組を行っております。具体的に令和5年度において
人口減少対策と持続可能な社会の構築に関する事業についての取組についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 田中議員の
人口減少対策と持続可能な社会の構築に関する事業についての御質問でありますが、ご存じのとおり本市の人口減少は大変なものであります。市内全域で今、生まれる数が250人をかなり切って、そういう数であります。深江から加津佐町までの1年間に生まれる数が二百二、三十人あるかないかと、そういう状況になっております。皆さん方にそういう話をしますと、ええそんなにという話をされるところでありますが、現実はそういう状況になっております。 そういう中で、本市の
人口減少対策について令和2年3月に策定をした南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略、これに基づいて各種の施策を実施しているところであります。 また、この総合戦略を現在策定中の第Ⅱ期南島原市総合計画後期基本計画、これと統合をして、国の計画変更に合わせて名称を南島原市デジタル田園都市国家構想総合戦略、これに改称した上で、名称を変えて総合計画中に位置づけることといたしているところであります。
人口減少対策については、長期的視野に立って総合的に取り組んでいくことが必要であると考えております。このため、総合戦略の中で地場産業、起業・創業・企業誘致、観光、定住・移住、結婚、出産・子育て、生活基盤などに係る幅広い取組を
人口減少対策の施策分野としているところであります。 なお、令和5年度においては、先ほど申し上げましたとおり、
移住促進プロジェクト、お
試し住宅拡充事業、
空き家活用促進事業などの移住対策、
こども医療費の
現物給付制度の導入、妊産婦の
医療費助成制度の創設などによる子育ての支援、書かない
窓口支援システムの導入等による
DX推進事業などを新規にあるいは強化拡充して取り組んで、人口減少の抑制につなげていきたいと考えているところであります。 また、申すまでもなく、
人口減少対策の基盤となる地場産業振興や道路などのインフラ整備などにも引き続き取り組んでまいります。取りあえず以上でありますが。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 今、市長の答弁ありましたように、地道に長期にわたる取組がこれ本当に私も必要になってくるとこのように思っているんですね。令和5年度は新規事業として移住推進プロジェクトや妊産婦の
医療費助成などの紹介がありました。今後も積極的にまた継続的に取り組んでいただくことをお願いをいたしておきたいと思っております。このような取組を続けていくことによって、少しずつでも私は結果が出てくるんじゃないかなとこのように思っているところでございます。 これは長崎市の人口減少について先日新聞で紹介されていたんですけれども、長崎市の場合、企業誘致、創業支援、移住促進などの社会減少を抑える手をいろいろ打ってきたけれども、目に見えるような成果に結びついていないというような、これ新聞記事がありました。長崎市の総合戦略では、若い世代に選ばれる魅力的なまちを実現しているけれども、というような内容でありましたが、この件について大学の先生が指摘しておられるのは、まちづくりだけでなくて、経済、子育て、教育も独自性を打ち出さないと若い世代への魅力につながらないんだ。中途半端に終わるだけで、いかにほかの都市との差別化を図り、人を引きつけられるか、それこそが国が言っている異次元の発想が求められるとこういった記事でありました。いつも私が申し上げていますとおり、全国どこの自治体でも
人口減少対策、取組を行っているわけでありますけども、なかなかその歯止めがかからないというのが現状であります。自治体において状況、置かれている立場によって取り組む施策というのは違ってくるわけですね。だから他の自治体と比べて特徴のある取組を行うことによって、先ほど申しましたように人口減少の解決の一つになるんじゃないかなとこういうふうに思っております。 今回、先ほども触れましたが、妊産婦の医療費の助成制度、この創設は県下でも初めての取組でありますし、今後もできる限りこのような他市で実施していないような事業にも積極的に私は市長に取り組んでいただきたいとこういったことを申し上げておきます。 それから、重点プロジェクト特別枠として取り組む事業についてでありますが、市長特別枠として取り組む事業と重複するようでありますので、1点だけこの点については私はお伺いをいたします。 現在、南島原市総合計画の後期計画が作成中でございますが、この後期計画が作成された後は、重点プロジェクトとして令和6年度以降の予算に計上し反映していく考えがあられるのかどうか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) それはこの後期基本計画を策定した後は、この重点プロジェクトを令和6年度以降の予算編成にしっかりと反映をさせていく、そういう予定であります。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 次に、予算編成方針について伺いますが、令和4年の定例会で私の予算編成に対する
一般質問に、市長は交付税や国・県の支出金、地方債など依存財源に頼る脆弱な体質である。これはそのとおりなんですね。今後人口減少、少子高齢化が進み、より厳しい財源不足になる、そういった見通しであるということでございました。 令和5年度の予算においては、通常経費の圧縮を図り、必要な財源を確保するとの市長の答弁でありましたが、具体的にどのように取り組まれ、この令和5年度の予算編成をなされたのか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 本市の財務状況といたしましては、市税などの自主財源に乏しい、これは議員の皆様方も御承知のとおりでありますが、地方交付税や国・県の支出金、地方債などの依存財源の割合が高い。そういうことで地域経済の状況や人口動態、国・県の状況によって大きく左右される脆弱な財政状況ではあるところであります。これはもう皆さん方も御承知のところであります。 そういう中で、本市が抱える人口減少をはじめとする様々な課題を解決するための事業に取り組んでいく必要があります。限られた一般財源を最大限有効活用するために、令和5年度当初予算においては、一般会計、一般財源ベースで部局ごとに要求基準額を定め、マイナス7.0%のシーリングを行って、管理経費等の圧縮をまず図ったところであります。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 今後も厳しい財政運営というのがついてくると思いますので、ぜひそういった面は、今市長がおっしゃったように十分各課とも打合せをしながら、切り詰められるところは切り詰めて予算編成等を行っていただきたいとこのように思っております。 それから、前回、地方創生推進交付金について私は部長に伺いましたが、本年度、令和4年度、この交付金を使って実施している事業と交付金額、それと令和5年度はこの事業がデジタル田園都市国家構想交付金に改められました。これは地方公共団体がまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき行う先導的な事業を安定的かつ継続的に支援するものとしております。一層の活用推進を図る、このようになっているんですけれども、交付金には、地方創生推進タイプと地方創生拠点整備タイプが2つございます。 令和5年度、本市において実施予定の事業と交付金額、補助率は多分2分の1だったと思うんですけども、その点について部長にお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 令和4年度における地方創生交付金の活用状況でございますが、令和4年度におきましては、県との連携事業として地域産業雇用創出チャレンジ支援事業、自転車歩行者専用道路ソフト事業など7つの事業、市の単独事業として、南島原市電子地域通貨事業、未来農業フロンティア推進事業など3つの事業、計10の事業で、対象事業費としては4,016万9千円、補助率が2分の1ですから、その約半分の2,203万6千円の交付決定を受け、実施しているところでございます。 令和5年度におきましても国の制度改正によりまして交付金の名称が変わったところですが、引き続き県との連携事業で行う分で6事業、市の単独事業として1事業、合わせて7つの事業、対象経費として3,866万2千円、交付金としては2分の1の1,595万3千円の交付を受け、実施する予定としております。いずれも地方創生の推進タイプでございます。 拠点整備タイプになりますと、令和4年度は実施しておりませんが、令和5年度におきまして
世界遺産センター整備事業に活用する予定というところでしております。以上です。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 時間が迫っておりますので、次に、令和5年度の交付税についてお伺いをいたしたいと思います。 令和5年度は当初予算では126億円計上されているんですけれども、令和5年度当初予算における国の地方財政対策においては、厳しい地方財政を配慮する形で、地方交付税が4年度を上回る予算が確保されているようであります。また、このため地方交付税の財源不足に対処するための地方公共団体が発行する臨時財政対策債、この抑制が図られるようでございますが、そのことによって財政の健全化が図られるということになるわけですけれども、交付税は、基準財政需要額が基準財政収入額を上回るときに一応交付団体に対して財源不足を補填するために交付するわけでありますけれども、7月に交付算定会議が行われます。7月に交付が算定されるわけですけれども、先ほど述べましたように、令和5年度の当初予算における国の地方財政対策等を踏まえて、現時点でどのように見込んでおられるのか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君) 総務部長。
◎総務部長(米田伸也君) 地方交付税、特に普通交付税の見込みでございますが、令和5年度の国の交付税の算定方法の考え方、改正の主な点、あるいは地方財政計画に基づいて、あと本市の状況を踏まえながら過大な算定にならないような感じで試算をしているところでございます。 その結果、普通交付税に関しましては、令和4年度より若干伸びるのではないかということで試算をしておりまして、予算額におきましても1億円プラスというところで計上しているところでございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) これ1億円プラスというのは、令和4年度当初予算に比べて1億円プラスしてなっているようでございます。 それから、令和5年度予算、これ見ても総額308億1千万のうち市税等の自主財源33億8千万なんですね。全体の20%であるわけです。限られた財源ですので、今後も、市長も答弁ありましたように、
施政方針でも触れておりますが、管理経費等の見直しを行うなど、引き続き取り組んでいただくことをお願いをいたしておきます。 次に、出産・
子育て応援事業について伺いたいと思います。 これについては、国において喫緊の課題として異次元の少子化対策と銘打って新たな施策を打ち出しております。この件についても
林田議員から若干質問等があっておりましたが、その一つとして伴走型相談支援及び出産・
子育て応援給付金実施要綱の施行により、経費に対する補正予算、本市においても専決をなされたわけでありますけれども、この伴走型相談支援が必要とされる背景の一つとして、私が申し上げるまでもありませんが、現在、核家族化、それでは地域との関係も希薄になっているんだ、その中で妊娠、子育てに対する不安、悩みなどによる心身にストレスがかかる状況が継続する。このことによって子供に対する虐待、そういったものが予想される。そういったことから早期の支援が大切なことから、妊娠時から出産・育児期まで一貫して寄り添う伴走型相談支援により妊婦や子育ての家庭に寄り添う、そして必要な支援につなげるというこういった趣旨でありますが、今回出産・子育ての応援事業は経済的支援と伴走型相談支援のこの2本柱の取組なんですね。 今回は先ほど触れましたように、妊娠から出産までの妊娠期における妊娠に伴う不安などの相談を行うとともに、妊娠時に5万円の給付、それから出産・育児までについては産後のケアなどの相談を行って、出産届時に5万円の給付を行う。経済的支援を一体的に行うものでありますけれども、本市においては既に、例えば
子育て支援拠点事業、それとか子育て家庭への
経済的負担の軽減を図るため、小学生から高校生に係る医療費の一部助成、令和3年度には子育て世代包括支援センターを設置し、専任の助産師を配置し、先ほど申した妊娠、出産、幼児期に至るまでの間における妊娠時の不安、それとか経済的悩み、病気などの相談、これは既に実施しているわけでありますけれども、先ほど触れましたように、妊娠時から出産時まで一貫して家庭に寄り添う伴走型支援として子育て包括支援センターなどで妊娠の届けや出産後の面接を行い、出産・育児の見通しを一緒に立てるなど必要的なこのサポートにつながる新たな取組でありますけれども、栗田部長、本市の伴走型支援についての今後の取組についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) まず、本市が現在行っている支援でございますけれども、これまで保健師や助産師が随時対面や電話で相談に応じているほか、妊娠期においては各支所で妊娠届出をされる際にオンライン動画による相談に応じ、出産前約妊娠8か月頃をめどとしておりますけれども、出産前には再度電話や訪問により相談に応じております。 また、出産後には、保健師、助産師、母子保健推進員が全家庭を訪問するなどしており、オンラインによる子育て相談やセミナーを開催するなどもしておりまして、それぞれの家庭の悩みや環境に応じてきめ細やかな相談支援を既に行っているところでございます。 今回、国のほうで打ち出された、先ほど田中議員さんが述べられました国の伴走型相談支援につきましては、妊娠の届出時、それから妊娠8か月頃、それと出産後の3回、家庭訪問などをして、アンケートを取って、妊婦、扶養者の気持ちや健康状態、家庭の状況などを把握して、関係産婦人科、医療機関などと情報を共有しながら、必要となる各種手続、サービスにつなげるようになっております。 ここで新たに国が打ち出しております訪問時のアンケート、これは具体的に国が示しておりますので、これを現在市では一部しか行っておりませんので、今、市が行っている相談支援に加えて、そのときに国が示すアンケートを取るようにいたしております。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) この伴走型支援の開始によって、今までの取組等については今紹介いただいたんですけれども、やはりこの取組が入ってくることで、さらに充実した取組ができるんじゃないかなとこのように理解しているんですけれども、この相談に対応する専門員、これは諫早市等については増員等も考えているというような市長の答弁があったんですけれども、南島原市の場合は職員等の増員、こういったものについてどのようにお考えなのか、その点についてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 本市では、保健師、それから助産師、管理栄養士など既に充実した体制をしいた上で子育て相談に応じているところでございますので、国が求める伴走型相談支援については、今の体制の中で対応できるものと考えております。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) 今おっしゃったように、今の体制の中で相談できるということでございましたので、私も安心をいたしたわけでございます。 先ほども私、ちょっと触れさせていただいたんですけど、これまでも子育て世代包括支援センターなど妊娠の届けで、出産後の面接などを行っておりますよね、今現在。 そこで伺いたいんですが、これまでどのくらいの方が利用され、どのような相談が寄せられたりとか、相談内容についてはなかなか個人的な観点もございますので、ここで市長のほうから答弁できる範囲で結構ですからお知らせいただきたいと思います。 それから、本市の年間の出生数、これは先ほど市長から230人ぐらいというようなことで伺ったんですけれども、改めて本市の年間の出生数についても併せてお伺いをいたします。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) まず、
子育て支援センターで受けている相談でございますけれども、一番大きいのは、やはり初めての出産でどうしたらいいのか分からないとか、あるいはお母さん1人でどなたも、御主人も仕事が忙しくて支援を受けられる方がいないとか、そういった御相談が多いようでございます。いろいろございますけれども、御紹介できるのはそういった状況でございます。 それから、本市の出生数ですけれども、平成25年でいいますと337人でございました。平成30年が260人、令和元年が239人、令和2年が237人、令和3年が222人で若干減少傾向にあるという状況でございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) やはり今、報告いただいたように、若干減少気味のようでございます。これは全国でも出生数が80万人を割っているというような報道等もあるわけですね。そして、今回こういったことで伴走型相談支援ということが入ってくるわけでありますから、やはり安心して妊娠、それから出産までつなげるそういった必要なサポート、そういったものができるんじゃないかなと思っておりますし、これまで以上に寄り添った支援、こういったものをできることを期待をいたしておきたいと思います。 それから、妊産婦医療助成制度、これについては午前中、
林田議員からの質問があっておりますし、またこの後、同僚の寺澤議員からも質問がなされておりますので、内容については今回私は伺いませんが、今回新規事業として妊産婦医療助成金として710万を計上されているんですけれども、もともとこの事業については、最初、寺澤議員が
一般質問で取り上げられました。その後、私は昨年12月の第4回の定例議会の
一般質問で取り上げさせていただきました。このとき私はこの政策評価を見てみましたときに、再検討になっていたんですね。そういったことから、ぜひ少子化の対策の一環として取り組んでほしいということを発言をいたしました。そのときの部長の答弁といたしましては、政策評価においては再検討になっているけれども、令和5年度の予算編成が行われているので、どのような制度内容にするのか、実施する、しないも含めて改めて再検討を行っている、このような答弁だったんですね。 実施する、しないというか、再検討、私も行政におりましたので、これフィフティー・フィフティーかなというようなことで考えていたんですけれども、先ほど申しました今回新規事業としてこの取組になりました。県下で初めての取組でありますし、今回取組について予算計上いただいたことに対して、市長、部長はじめ関わってくださった皆さん方にお礼を申し上げたいとこのように思っております。少子化対策の一つになるものだと思っておりますし、国においても現在の少子化傾向に歯止めをかけるために、何回も申しますが、異次元の少子化対策、そういったことも言っておりまして、いろんな取組、子育て、それからまた教育については児童手当、これを18歳まで拡大することや所得制限の撤廃などをはじめ、少子化対策に対する取組が充実する方向で議論がなされているんですね。この取組はやはり市長も触れましたように、継続的に取り組むことによって効果が出てくるものと思いますので、どうか地道に取組を行う以外ないと私も思っておりますので、こういった面については、何回も申しますが積極的に取り組んでいただきたいとこのように思っているところでございます。 最後になりますが、これ市長にお伺いしたいと思うんですけれども、今回、令和5年度当初予算編成及び
施政方針、それから市長の特別枠で実施する事業等について私は質問をさせていただきました。令和5年度当初予算は一般会計の予算総額で308億1,166万7千円ですね。
国民健康保険事業特別会計等の総額で86億4千万、その他企業会計28億4千万円などの予算編成がなされ、議会に提示をされているわけでありますけれども、この予算議決後、4月1日で早速執行されるわけでありますけれども、市長をトップとして部長が中心になり、ソフト事業、ハード事業、いろんな事業に実施できますね。実施に当たって、私はいつも常日頃から行政の対応について思うことは、市民の立場に立って、市民の目線で取り組んでほしい、そして対応してほしいということなんですよ。なぜこういったことを申しますかと言いますと、私も皆さんと一緒みたいに三十数年行政に携わってきました。そして市民の声を聞く、これが大事だというようなこと等で私も上司の方からそういったことを言われ、私もそういったことを、全てはできませんが実践したつもりでおります。このことについて市長の考え、思いというのをお伺いをいたしたいと思います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今、田中次廣議員がおっしゃった行政は市民の立場、あるいは市民の目線に立った行政推進を行うべきだ、そういうことでありますが、当然、私も市長としてそういう思いで、議会の同意もいただきながら、議会の議論の中でいろいろ知恵もいただきながら進めている、進めてきた、皆さん方からいろいろ批判もあるかもしれませんけれども、そういう思いで行政に取り組んでいるところではあります。私はそういう思いでおります。よろしいでしょうかね。
○議長(
吉田幸一郎君) 田中議員。
◆18番(田中次廣君) これは私が今さら申し上げるまでもなく、やはり仕事をする上で行政としては本当に基本になることだとこのように思っておりますので、ぜひそういったことで事業執行等々にも当たっていただきたいとこのように思っております。 市長は常日頃、市民の皆さんがこの南島原に住んでよかったと思っていただくまちづくり、こういったことを目指しているんだということを常日頃言っておりますし、そうした基本姿勢の下に行政のトップとしては携わっているものだとこのように思っているんですけれども、どうか市民の皆さんが市長が目指すこのまちづくりが本当に実感できるように、市長をトップとして、職員一丸となって、私はぜひ取り組んでいただきたい、こういったことを期待申し上げ、私の
一般質問を終わります。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) これで、18番、田中次廣議員の質問を終わります。 ここで2時30分まで休憩いたします。 午後2時17分 休憩 午後2時30分 再開
○議長(
吉田幸一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
吉岡巖議員は早退されました。 次に、1番、
寺澤佳洋議員の質問を許します。1番、寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) (登壇) 皆さんこんにちは。 1番、新風南島原、寺澤佳洋です。議長の許しを得ましたので、通告に従い一問一答方式で質問をいたします。 本日も医師としての立場、親、子育て世代としての立場、若者としての立場を重視して質問をしたいと思います。 1つ目の質問は、
妊産婦医療費助成制度に関してです。 既に、
林田久富議員、田中次廣議員も質問に上げており、注目度も高く、重なる点もあると思いますが、御了承ください。 また、
一般質問通告書の締切り後に、同制度の導入に向けての予算づけが明らかとなり、状況が少し異なりますので、一部質問を変えて進めてまいりますので、可能な範囲で御回答をお願いいたします。
妊産婦医療費助成制度に関しては、私が市議として初めてこの場に立った令和4年第2回南島原市議会定例会にて
一般質問した案件でもあり、思い入れも強い案件、制度でもあります。私が前回質問した際に、制度導入に関して前向きの回答をいただき、今回新規導入となっていますが、ここで1点伺います。 南島原市での
妊産婦医療費助成制度はどのような制度であるか、改めて伺います。
○議長(
吉田幸一郎君) これより答弁を求めます。松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) 寺澤議員の
妊産婦医療費助成制度に関しての御質問でございますが、このことにつきましては、午前中に、
林田久富議員の御質問にお答えをいたしましたとおり、市内の医療機関を訪問し妊産婦医療などの実態をお聞きをし、また、妊産婦医療費の
自己負担の状況を調査をするなどして、課題の洗い出しや、具体的な制度内容の検討を進めてきました。 妊娠・出産に伴う高血圧や糖尿病などの治療に要する医療費につきまして、妊産婦の半数近くの方々が5万円以上の
自己負担をされており、中には50万を超える高額な負担をされた方もおられる実態が明らかになったことから、今回、妊娠・出産に要する
経済的負担を軽減し、安心して出産できる環境を整えるため、県内で初めてとなる
妊産婦医療費助成制度を創設することとしたものでございます。 助成の内容は、妊娠の届出から出産までの約11か月の間に、妊産婦が負担された医療費を対象に、5万円を超える
自己負担額の3分の2を助成するもので、令和5年度の対象者数は、4月1日以降に出産される方約100人を見込んでおります。助成総額は710万を予算計上しているところであります。以上でございます。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) この制度に関しましては、私の以前の
一般質問の影響がどれほどあったかは分かりませんが、市民の声が形となり、今回、予算が計上され、審議はまだ行われておりませんが、南島原市の新しい制度として動き始めるであろうことに、大変うれしく思います。
一般質問において、感謝の思い等は好ましくないと言われておりますが、市長、福祉保健部をはじめ、各課の職員の皆様は、また、医師会など関係者の皆さんが、コロナ禍で非常に多忙であった時期にもかかわらず迅速に対応していただき、長崎県内初の制度新設に動いていただき、改めて感謝申し上げます。 さて、一概に
妊産婦医療費助成制度といっても、全国の各自治体が導入している制度内容つまりは対象となる期間や対象疾患や補助金は多少異なります。先ほど市長からも説明がありましたが、少し細かい点に関して質問させていただきます。 この制度が補助ができる範囲について確認いたします。対象者は、妊婦さんを中心としておりますが、産婦人科以外の診療科、例えば内科、皮膚科、耳鼻科など、受診した医療費も含めて、対象になるということでよいでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 対象となる医療費の分でございますけれども、まずは、
保険診療の対象になることが前提でございますけれども、先ほどおっしゃった皮膚科とか内科あるいは歯科なども含めまして、妊娠の届出月から出産月の翌月までの約11か月間の間に、妊産婦が負担された全ての医療費を対象に予定をいたしております。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 次に、この制度が使える地理的な範囲を少し確認します。 妊産婦さんの中には、南島原市以外の医療機関を利用されている方も多くいらっしゃると思いますが、南島原市以外の医療機関で受診した際の医療費も対象となりますでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 受診された医療機関の所在地につきましては市内に限るわけではなく、市外の医療機関の診療分も対象になるということでございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 最後にもう一つだけ確認します。 出産の仕方は幾つかのパターンがありまして、通常は、別の地域で暮らしていて出産のときのみ実家であったりだとか、親戚が多い南島原市で出産するという、いわゆる里帰り出産という形式もありますが、このような妊婦は対象になるのでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) この補助金の対象者につきましては、あくまで南島原市に住民登録をされている方ということで想定をいたしておりますので、市外で住民登録をされていて里帰り出産をされるような場合には対象にならないということでございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) この制度においては、ほかの自治体に目を向けますと、例えば青森県青森市であったり、愛知県の東海市では、制度が変わっていなければ
自己負担のない補助金制度が導入されております。これらの自治体の実際を参考に、今後、南島原市でも
自己負担なく医療を受けられ、妊産婦に寄り添った市になっていくことを願っておりますが、今後、制度の改定であったりだとか、補助金の制定の改定などは考えていますか。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) この
妊産婦医療費助成制度は、今回、新たに創設をするものでございます。現段階において、具体的な制度の見直しまでは考えておりません。 しかし、今後の実施状況を見ながら、必要に応じて検討はすべきときはしていかなければいけないなというふうなところでありますが、現段階ではその見直しの予定はありません。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 予定では。
◎市長(
松本政博君) 現在、持ち合わせておりません。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 理解できました。ありがとうございます。 今回、話題には上げておりませんが、不妊治療に関する制度も含めて、
子育て支援に関する制度を、今後、私、また医師の立場として、議員の立場として見守っていきたいと思っております。 次の質問に移ります。 道路状況に関してです。 少し、話題変わりますけれども、有家地区における道路状況に関してです。今回取り上げたい道路は有家町の中須川の道路で、場所としましては、国道251号から県道132号、通称雲仙有家線を北上して約100メートルほどの右側の道路です。コレジヨホールの南側を東西に走る道路との交差点、三差路に関してです。 この道路をコレジヨホール側から走行すると道幅が狭くなって車両通行ができない。つまりは、県道132号に合流できないつくりになっております。 一方で、ここが車両通行可能であれば、国道251号の迂回路、バイパスにもなり、国道251号の渋滞緩和にもつながるのではないかという意見もあります。 これらを踏まえて一つ目の質問です。 もともと現状のように、車両通行ができない形でここの道路は計画されていたのでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 寺澤議員の御質問の道路ですけども、市道名が、これは市道黒田八反間線と申します。 質問されましたとおり、県道132号、これは雲仙有家線ですけれども、コレジヨホールにつながって、行く先はイオンもあるという、商業施設もあるという道路になっております。 質問内容ですけども、そもそもの形ですが、これは、まだ車両の出入りができる形の計画図を、県道管理者の島原振興局、道路管理者の南島原警察署、県警まで協議は届きますけれども、そこの計画図を持って改良工事を進めております。 現在におきましては、交差点計画になります角の関係権利者との、継続して事業並びに補償内容について説明を重ねているところでございますけど、同意・契約に至らず、移転までなっていないというところでございます。 県道管理者の長崎県島原振興局、道路交通管理者の南島原署という通行という形を取るためには、歩道を横切ると、車両が。そういう形になりますので、今は車両の進入をできない形での歩行者、自転車あたりで通ってもらうような形をしているところでございます。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 1点確認なんですけど、もともと車両通行するように計画されていたが、その計画どおりにいかなかった大きな理由というのは何になりますでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 大きな理由ですけども、これはもう移転契約にという相手方さんとの協議の、もう度重なる程度、何回も説明しているんですけど、そこに契約が至らないというところになります。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 本定例会の初日に当たる2月22日に示された令和5年度
施政方針に、市内道路網の整備という項目がありました。 その一部抜粋で読み上げますと、利便性の向上や安全性を確保した道路の有効活用のために、市道改良事業、市道維持事業、橋梁の長寿命化事業により、計画的な整備を行ってまいりました。引き続き、道路整備の有効性、緊急性等を勘案し、優先度が高く、現場条件の整ったものから計画的に整備を進めてまいりますとあります。これを踏まえてお尋ねします。 この道路は、道路整備の有効性、緊急性を勘案したときに、優先度が高い道路と言えますでしょうか。 また今後、車両通行ができるよう再舗装する計画は、今のようにまた進めていくということでよいでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 建設部長。
◎建設部長(柘植善和君) 御質問の交差点の整備ですけども、おっしゃっていただきましたとおり市道の安全な通行と、これはもう、市が掲げた道路整備の方向もありますので、この分につきましては、今もう、先ほども申し上げましたとおり、権利者の方には御説明は続けておりますので、そこの理解をいただきながら、もう契約に至って、移転、撤去というところの履行が済みましたら、交差点の工事には取りかかろうというところで計画しているところでございます。以上でございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 今回、私は残念ながら地権者側からの意見は聞けておりません。ただし、今回の質問では一方的な質問になりましたが、この考えは市民の複数の方から得られた意見でもありますので、地権者側さんからの意見も踏まえて、改めてこの道路整備の有効性、緊急性等を再度勘案して、整備の再検討を進めていただければと思います。 次の質問案件に移ります。 次は、副市長人事に関してです。 この件に関しては、2月22日に、既に副市長人事の同意が得られております。この一般通告書の締切りはそれ以前であったため、現状では状況が異なります。 少し質問内容を変えますが、回答の準備、考え等、整理が必要とも思いますので、回答可能な範囲でお答えください。 1点目の質問は通告どおりに行います。 前回の定例会にて、山口周一氏の副市長を再任する人事案が反対多数で不同意となりましたが、この結果を受けた当時の市長の真意を問います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 前回の定例会においては、この副市長人事について、議会で不同意ということで、そういう結果を受けたところでありますが、これについては、大変こう私にとっては厳しいものであったというのが正直、実感であります。以上であります。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 次の質問で終わりにしますが、2月22日の同意決議前に質問した内容と、もう類似します。 あのときは少し私も時間がなく、うまく伝えられなかった点がありますので、改めて伺いますが、新たに山口氏とタッグを組み、今後進まれることになると思いますが、副市長とのタッグの進め方に関して、改めて、今後どのように進めていくか、どのようなことに注力、力を注いでいくかを伺います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) これについては、前回の皆さん方の御判断をやっぱり頭に置いて、胸に置いて、議員の皆様方と共に、市政推進にしっかりと皆さん方とも御意見いただきながら副市長とも共に市政運営に携わっていこう、そういう気持ちでいるところであります。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 先ほど意見等をいただきながらというコメントもありましたが、議会等を通じて、私たちも、市長、副市長となお一層意見交換を深めて、市長が掲げる住み続けたいまち、住んでみたいまち南島原の実現に向かって、私、一議員としても献身していきたいと思っております。 次の質問に移ります。 加津佐町地域での医療体制についてです。 これは、前回の定例会でも質問に挙げた項目です。 加津佐地区にある1診療所が、この2月末をもって閉院する動向です。旧8町村で、初めて診療所、クリニック、病院といったものがなくなり、いわゆる、医師がいない無医地区となると伺っています。 このような状況で、今後の加津佐地域における医療体制に関して、市はどのように考え、また、医師会などとの話合いは行われているかということを伺います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 私も地元加津佐でありますけれども、病院が、もう数軒あった医院が、本当に全部なくなってしまいました。歯科のほうは数軒ありますけれども。 そういう中で、加津佐地区の医療提供体制、これの今後については、医療機関の開設などの許認可であるとか、あるいはその医師の確保などの取組については、県においていろいろとこれまでも進められているところでありますが、市として何かできることはないかと。現在、地元の医師会あるいは県と相談、地元の医師会や県に相談をしているところであります。現在はそういう状況であります。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) ほかの自治体に少し目を向けますと、少し大胆な施策ではありますが、例えば、北海道の稚内市等では、開業支援であったりだとか、医師誘致、個人誘致のために数千万単位の助成を行っている自治体もあります。 南島原市では、このような施策は考えていますでしょうか、伺います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今、合併して、8つの町が一緒になりました。これで南島原市ということであります。南島原市は
南高医師会、それは雲仙市とこちらで
南高医師会としてされているところでありますが、そういう南島原市全体として考えたときに、合併前の1つの行政体、何々町何々町、そういうときの考え方とはまた、行政のやり方、支援の仕方、ありようというのがどうなのかなという部分は、やっぱりこう考えざるを得ないというふうには私自身思っています。 そういうことを言うと、何ば言うかというふうにおっしゃるかもしれませんけれども、なかなか大変こう、行政で一つの旧町に、地区に、どういう支援ができるかなという思いはやっぱりあるところでありまして、こういうここで発言をしていることが皆さんにどういう思いをさせているか、させるかということは大変心苦しいところでありますが、その辺の部分がありまして、寺澤議員が今、北海道の話をされましたけれども、そこがどういう状況なのか私は存じ上げませんけれども、そういうところにこの地の課題もあるのかなというふうに思っておりますが、また、皆さん方のいろんな御意見等も、思いも、それぞれ折に触れていただけるかなというふうには思いますけれど、一応、現在のところはそういうところでありますが。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 今、先ほど市長おっしゃられたように、実は医療の供給体制であったりだとか、医療体制を考える上で、やはりこう、旧8町村であったりだとか、小さいエリアで考えるのではなく、医療圏であったりだとか、はたまた半島全体で考えるという視点が実は大切で、ローカルなところでの意見というのはなかなかくみ上げられないというのが医療体制の現状ではあります。 恐らく、国や県と協力が必須でありまして、市として単独で進めなくても、進められないことも多くあると思いますが、今後もやはり加津佐地区を守っていくためにも、いろいろな対策は必要かなと思っております。 そのような中で、私も、現在、口之津で医師として従事しておりますが、現在、加津佐地域からやはり口之津地域のほうに、医療機関で受診される住民、患者さんが多くいらっしゃいます。その方々の声を聞きますと、例えば、通院先が遠くなってタクシーでしか行けなくなったであったりだとか、新しいところへはやはり受診しづらいと言っている知り合いがいるけど、ここに連れてきていいかというような、非常に困ったであったりだとか、医療が十分提供できていない患者さんがいるということを目の当たりにしております。 長年通院した近医から、新たな遠方への通院を余儀なくされている、このような通院の負担が増した住民に対して、市として何かサポートすることはできないでしょうか、伺います。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 今おっしゃったような課題は、私たちも認識はしているところでございます。 市では、現在、デマンド型の乗合タクシー、チョイソコみなみしまばらの実証運行を行っているところでございます。1回300円の料金で御利用ができますので、これを利用していただくことも一つの方法かということで考えております。 なお、このチョイソコみなみしまばらにつきましては、今の実証実験の段階で、利用者の方々から医療機関の受診の都合があるから、運行の開始時間をもう少し早めてくれないかというふうな御要望が出ていまして、現在、9時30分からの運行になっておりますけれども、今年の4月からは開始時間を30分前倒しをされて、9時からの運行となる予定になってございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 口之津地域の医療機関は、恐らく全てがチョイソコのステーションとして登録しているところ、現状だと思います。 今、栗田部長からもありましたように、これは、是非市民の方々からも、チョイソコの利用に関して、意見を上げていただいて、よりよい移動手段の発展となって、この加津佐地域の医療の問題の解決の一助になればよいかなというふうに考えております。 では、次の質問に移ります。
子育て支援に関する市政方針に関してです。
施政方針の中の
子育て支援の充実においての一部を読み上げますが、妊娠期・子育て期の御家庭からの医療・子育ての相談につきまして、休日、夜間にかかわらず、いつでも、どこからでも気軽に相談できるように、御家庭のスマートフォンやパソコンを通じて、小児科医、産婦人科医、助産師が遠隔で相談できるシステムの実証試験に取り組みますと記載されていますが、具体的にいつ頃からどのような実証実験が行われるかを伺います。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 実証実験につきましては、妊娠期や子育て期の御家庭からの相談についてですけれども、今現在、行っている相談につきましては、平日の昼間に保健師・助産師などが電話や訪問、また、オンライン動画での相談に応じているところでございますけれども、今回、休日、夜間にかかわらず、御家庭のスマートフォンあるいはパソコンを通して、気軽に悩みや不安の相談ができるシステムの実証実験に取り組むようにいたしております。 このシステムは、全国展開をされております産婦人科・小児科オンラインを活用いたしまして、電子メールなどのSNSによりまして24時間毎日相談を受け付けまして、24時間以内に医師や助産師がお答えするいつでも相談、また、事前に予約をして平日の午後6時から10時までの間に、オンライン動画で医師が相談に応じる夜間相談、こういったものが利用できるようになります。 このシステムにつきましては、当然、地元の医師会や医療機関の役割がございますので、そういった役割は踏まえまして、市がこれまで行っております相談業務を補助するものとして、妊娠期や子育て期の御家庭にとってより安心できる環境ができるものと期待をいたしておりまして、御利用いただけるように、市民の皆様にもお願いをしたいと思っております。 なお、開始の時期でございますけれども、できれば来年度の早い時期にと思っておりますけれども、4月早々に契約手続に入りまして5月ぐらいには何とか始めたいということで考えているところでございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 制度の説明をいただきまして、幾つか質問を加えさせていただきますが、この利用に関して、利用者つまりは市民の方々は利用負担金などはどのように設定されていますか。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 利用の対象として想定をしておりますのは、当然市内にお住まいの妊産婦、それから乳幼児の保護者あるいは保育所の保育士さんあたりも想定をしているところでございまして、相談の料金につきましては無料とすることにしております。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 今回、実証実験ということですが、どのような評価をする予定でしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 現段階で具体的な評価基準につきましては定めておりません。相談の件数であったり相談の内容を踏まえまして、医師会あたりにも場合によっては相談をしながら本格運用するかどうか決定はしたいと思っておりますけれども、具体的な評価基準は現在設けておりません。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) 恐らく想像ですけれども、やっぱりこういう制度は、使用頻度であったりだとか、利用状況というのは恐らく予想しづらくて、数値的な線引きが難しいと思います。 一方で、こういう実証実験をするに当たって、やはり市民の目からの意見がないと次に進まないというのも現状だと思いますので、今後の本格導入の成否を決めていく正しい材料になると思いますので、こういう実証実験が行われているということをしっかり広報していただいて、しっかりそのフィードバックをいただけるシステムをつくっていくことが大切だと思います。 先ほど、この制度の中で例えば18時から22時に、オンラインで相談をすることができるとありましたけど、これ具体的に言うと、例えば小学校から帰ってきたお子さんが帰ってきたら熱が出ていたということに、仕事から帰った親が気づいたときに、これまでであれば医療機関に問い合わせたりしなければいけなかったと思いますが、こういうシステムを使うことによって、少しその負担が医療機関側も親御さん側も軽減されるので、とても大きな助けになるのではないかなというふうに、一人の親として想像をします。 一方で、繰り返しになりますけど、こういう制度を今後広めるもしくは本格導入していくに当たっては、この実証実験が始まっていること、またその意見をくみ上げるシステムをつくっていく必要があると思いますけど、それらの広報、市民への周知はどのように計画されていますか、伺います。
○議長(
吉田幸一郎君)
福祉保健部長。
◎
福祉保健部長(
栗田一政君) 現在、考えておりますのは、市の広報紙、それから
ホームページへの掲載、このほか妊娠届出時や乳幼児相談・健診などの機会を通じてお知らせをしたいと思っております。直接ですね。そのほか医療機関あるいは保育所などの御協力をいただいて、御家庭にリーフレットなどを配布したりということを想定で考えているところでございます。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) ここまで、医療に関していろいろ質問をさせていただきましたが、市長、改めてですけど、今後の方針に関して、少し私の説明の後に質問を加えさせていただきます。 南島原市は、令和4年12月末時点で、高齢化率41.07%で、
施政方針にも健康でつながりを大切にするまちづくりとして、多くの計画が載っておりました。さきの加津佐地域の医療体制も含めて、今後、医療・看護・介護・福祉に関連する課題は増えてくると思います。マンパワー不足がその一因でもあります。 そのような中でほかの自治体に目を向けてみると、オンライン診療の導入などICTを活用していくことが対応策の一つとされています。先ほどの産婦人科・小児科オンラインであったりだとか、
施政方針の中でも健診や健康相談等のオンライン化など表記もあり、南島原市でもその導入が前進していることがうかがい知ることができます。 市長、このようにオンライン診療などICTを駆使した医療・看護・介護・福祉の体制強化に関して、今後のお考えを伺います。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 時代はまさにそういうものの活用ということであろうと思うんです。市でも、DX、そういうものをしっかりと取り入れながら、様々な分野に活用していこうという段取りといいましょうか、そういう形で新年度スタートということでありますが、そういうことも、今、寺澤議員がおっしゃったそういうふうなこともいろんな視野に入れながら、いろいろ検討していけるだろうというふうには思っております。 今現在、今おっしゃったそこまでは、まだ具体的なあれは私自身持っておりませんでしたけれども、今、寺澤議員がおっしゃったそういうことも、先ほど担当のほうから説明申し上げたそういうことも関連はしているわけでありますので、全くそういう考えがなかったというわけではありませんが、さらにいろいろ活用できるものはそうやって活用して、市民の皆さん、住民の皆さん方が安心して暮らしていただける、そういうものにつなげていきたいというふうに思っております。よろしいでしょうかね。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) もう一点だけお願いいたします。オンライン診療をはじめ、市長も非常に前向きな御回答いただきましたが、これも、先ほどと同じように市の行政のみだけでは、なかなか前に進めることが難しいと思います。医療・看護・介護・福祉の分野においては、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、老人福祉施設協議会であったりだとか、社会福祉協議会など、多くの各種団体との連携は必須と思われます。 コロナ禍においては、私も所属する
南高医師会とは密に連絡を取り、その対策に市長自ら、または多くの職員さんが尽力されたと聞いております。このような連携は、新型コロナウイルス感染症のように、有事のときのみではなく、やはり平時のときから行い、医療・看護・介護・福祉の各団体との対話、情報交換が必要だと思いますが、これらに関して今後も続けていくことが大切だと思いますが、市長、いかがでしょうか。
○議長(
吉田幸一郎君) 松本市長。
◎市長(
松本政博君) 私もそのような思いをしております。どこまでできるかという部分もありますが、そういう姿勢で、やっぱり行政としては進むべきだろうというふうに考えております。
○議長(
吉田幸一郎君) 寺澤議員。
◆1番(寺澤佳洋君) ぜひ、今後とも引き続き、南島原市の医療・看護・介護・福祉の維持発展のために、行政、市民が一丸となって進んでいけるように、私自身もこの場で質問を続けたり、議員の活動を続けたいと思っております。 以上で、私、寺澤佳洋の
一般質問を終わります。ありがとうございました。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) これで1番、
寺澤佳洋議員の質問を終わります。 ここで3時20分まで休憩いたします。 午後3時09分 休憩 午後3時20分 再開
○議長(
吉田幸一郎君) 休憩前に引き続きですが、ここで暫時休憩いたします。 午後3時20分 休憩 午後3時39分 再開
○議長(
吉田幸一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど議会運営委員会が開会されましたので、議会運営委員長、井上末喜委員長の報告を求めます。井上末喜委員長。 静粛にお願いします。
◆議会運営委員長(井上末喜君) (登壇) 先ほど
一般質問の運営につきまして、議会運営委員会を開催いたしましたので、その協議結果を報告いたします。 まず、市長から本日の会議を続けることが困難であるとの申出がありました。心配するようなことはないと思います。付け加えておきます。協議の結果、松永忠次議員の
一般質問は、3月3日に延期することに決定しました。 以上が議会運営委員会の協議内容であります。以上です。よろしくお願いします。(降壇)
○議長(
吉田幸一郎君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日2月28日定刻から開きます。 これにて散会いたします。 午後3時41分 散会...