南島原市議会 > 2023-02-22 >
02月22日-01号

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  1. 南島原市議会 2023-02-22
    02月22日-01号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 5年  3月 定例会(第1回)第1日 2月22日(水曜日)出席議員(19名)       1番  寺澤佳洋君    11番  隈部和久君       2番  松本添花君    12番  林田久富君       3番  日向栄司君    13番  松永忠次君       4番  井上修一君    14番  小嶋光明君       5番  田中克彦君    15番  黒岩英雄君       6番  末続浩二郎君   16番  井上末喜君       7番  永池充宏君    17番  吉岡 巖君       8番  酒井光則君    18番  田中次廣君       9番  中村哲康君    19番  吉田幸一郎君       10番  高木和惠君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    環境水道部長    溝田勝幸君 教育長       松本弘明君    教育次長      五島裕一君 総務部長      米田伸也君    総務秘書課長    隈部修司君 地域振興部長    菅 三郎君    財政課長      石川伸吾君 市民生活部長    山崎康徳君    会計管理者     笹田 勝君 福祉保健部長    栗田一政君    農業委員会事務局長 松尾 強君 農林水産部長    内田繁治君    監査委員事務局長  松尾修一君 建設部長      柘植善和君議会事務局出席者 局長        綾部洋一君 次長        松藤義孝君 書記        高原 洋君 書記        山口梨沙君第1回定例会議事日程 第1号 令和5年2月22日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 議長報告日程第4 施政方針 (提案理由説明)日程第5 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて           (令和4年度南島原市一般会計補正予算(第8号))日程第6 議案第1号 南島原市個人情報保護法施行条例の制定について日程第7 議案第2号 おいしい南島原ブランド認定委員会条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第3号 南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について日程第9 議案第4号 南島原市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について日程第10 議案第5号 南島原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第6号 南島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について日程第12 議案第7号 南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について日程第13 議案第8号 南島原市水道事業給水条例の一部を改正する条例について日程第14 議案第9号 防災行政無線機能拡充等整備工事請負契約の締結について日程第15 議案第10号 丸尾・休場辺地に係る総合整備計画について日程第16 議案第11号 令和4年度南島原市一般会計補正予算(第9号)日程第17 議案第12号 令和4年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)日程第18 議案第13号 令和4年度南島原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第19 議案第14号 令和5年度南島原市一般会計予算日程第20 議案第15号 令和5年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算日程第21 議案第16号 令和5年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算日程第22 議案第17号 令和5年度南島原市水道事業会計予算日程第23 議案第18号 令和5年度南島原市下水道事業会計予算日程第24 報告第1号 専決処分の報告について           (南島原市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例について)日程第25 報告第2号 専決処分の報告について           (南島原市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例について)日程第26 報告第3号 専決処分の報告について           (南島原市自然環境、景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について)日程第27 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第28 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について (提案理由説明、質疑、委員会付託省略、採決)日程第29 同意第1号 副市長の選任について     午前10時00分 開会 ○議長(吉田幸一郎君)  おはようございます。 今期定例会も市議会といたしまして新型コロナウイルス対策のため、議場の適切な換気及びマスク着用による議案審議を行うこととしております。 ただいまの出席議員数は19名であります。 地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、これより令和5年第1回南島原市議会定例会を開会いたします。 これより、議事日程第1号により、本日の会議を開きます。 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、9番 中村哲康議員、10番 高木和惠議員を指名いたします。 日程第2、「会期の決定」を議題といたします。議会運営委員長から報告を求めます。井上末喜委員長。 ◆議会運営委員長(井上末喜君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 令和5年第1回定例会に先立ち、2月14日及び2月20日に本定例会の運営につきまして議会運営委員会を開催いたしましたので、その協議結果を報告いたします。 まず、市長提出議案でありますが、専決処分による承認案件1件、条例関係8件、令和4年度補正予算関係3件、令和5年度当初予算関係5件、人事案件の同意1件、その他の議案が7件、合わせて25件となっております。 議案の審査の方法ですが、令和5年度一般会計補正予算につきましては、従前どおり予算審査特別委員会を設置し、審査いたします。また、承認第1号「南島原市一般会計補正予算(第8号)」及び議案第11号「令和4年度一般会計補正予算(第9号)」につきましては、所管の委員会で分割審査いたします。このほか、令和5年度の特別会計、企業会計予算及び令和4年度特別会計補正予算並びにその他の議案につきましては、所管の委員会に付託して審査いたします。 なお、人事案件の同意につきましては、本日審議することとし、提案理由説明後、通告なしで質疑を行い、委員会付託及び討論を省略し、採決は無記名投票で行います。 その他の議案に対する質疑の通告につきましては、申合せにより2月24日の正午までといたします。 今回の一般質問は、質問者は17名ですので、1日に5名の3日間と4日目に2名の一般質問終了後に議案質疑を行います。 議案の審査は所管の委員会で十分に審査していただくこととしておりますので、質疑につきましては概要のみにとどめていただきますようお願いいたします。 また、陳情1件及び要望1件は配付のみとすることにいたしました。 以上のことを踏まえ、会期は本日令和5年2月22日から3月23日までの30日間と決定いたしました。 以上が議会運営委員会の協議内容であります。議論を十分に行い、円滑な議事運営をお願いし、報告を終わります。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  お諮りいたします。今期定例会の会期は、議会運営委員長の報告のとおり、本日から3月23日までの30日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  異議なしと認めます。よって、会期は30日間と決定いたしました。 なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付しております会期日程のとおり御了承をお願いいたします。 日程第3、「議長報告」を行います。議長報告につきましては、印刷して皆様のお手元に配付しておりますので、報告に代えさせていただきます。 日程第4、「施政方針」について、市長の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 本日ここに、令和5年第1回南島原市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御健勝にて出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。 開会に当たり、今後の市政運営についての所信並びに令和5年度当初予算の大綱など、施政方針を申し述べ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 さて、1月の国の月例経済報告によりますと、「現在、国内の景気は、このところ一部に弱さが見られるものの、緩やかに持ち直している。先行きについては、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響や中国における感染拡大の影響に十分注意する必要がある」とされています。 こうした中、令和4年12月2日に閣議決定をされた令和5年度予算編成の基本方針に基づき、国では、足元の物価高を克服しつつ、経済再生の実現に向けた、人への投資、科学技術・イノベーション、スタートアップ、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、DX(デジタル・トランスフォーメーション)といった成長分野への大胆な投資、少子化対策・こども政策の充実等を含む包摂社会の実現等による新しい資本主義の加速や、外交・安全保障環境の変化への対応、防災・減災、国土強靱化等の国民の安全・安心の確保をはじめとした重要な政策課題について必要な措置を講ずるなど、めり張りの効いた予算編成を行い、その政策効果を国民や地方の隅々まで速やかに届け、我が国経済を持続可能で一段高い成長経路に乗せていくことを目指すとされております。 本市においては、これらを踏まえ、効率的で持続可能な自治体経営に努めつつ、脱炭素社会に向けた取組の強化や子育て支援、防災対策の強化といった安心して住み続けるための環境の整備に取り組むとともに、産業や地域社会のデジタル・トランスフォーメーションなど、人口減少社会に対応した、住み続けたくなる、活力あるまちづくりを進めなければならないと考えているところでございます。 本市では、平成30年3月に第2期南島原市総合計画の前期基本計画を策定し、まちづくりの将来像「住み続けたい 住んでみたいまち みなみしまばら」の実現に向けて、この5年間、各種施策の推進に努めてまいりました。 この間、地球温暖化による豪雨や台風などの大規模な自然災害の増大、経済構造や人口構造の変化、デジタル化をはじめとする技術革新、さらには新型コロナウイルス感染症の流行を契機とした新たな日常への対応が求められるなど、本市を取り巻く環境は大きく変化しています。 このような先行きの見えない状況に柔軟に対応しつつ、前期基本計画の成果と課題を踏まえた施策を推進するため、令和元年度に策定した南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略を含めた形で、令和5年度から9年度までの5か年を計画期間とした後期基本計画の策定作業を進めております。 令和5年3月末をめどに策定することとしておりますので、議員の皆様におかれましては、新たな基本計画の下、引き続き、市政運営に対し、御協力くださいますようお願いを申し上げるところでございます。 それでは、令和5年度における施政方針につきまして、第2期南島原市総合計画基本構想に基づく8つの柱ごとに、御説明申し上げます。 初めに、基本柱の1点目「自然環境~人と自然が共生するまちづくり~」でございます。 まず、脱炭素施策等の推進についてでありますが、令和3年12月のゼロカーボンシティ宣言に続いて、現在、本市において2050年に温室効果ガス排出量実質ゼロを実現するためには、どれだけの再生可能エネルギーの導入が必要で、どのような対策を進めていくべきかといった方向性を示す脱炭素全体計画の策定を進めているところであります。 この計画では、太陽光発電を設置可能な公共施設へ2030年までに50%、2040年までに100%の導入を目指すなど、各種の目標を掲げております。 今後は、市内の住民、事業者を含む市内全域で温室効果ガスの排出削減を推進する地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の改訂を進めるとともに、公共施設においては、太陽光発電の導入に加え、照明のLED化や効率の高い空調機器への改修などを計画的に進めてまいります。 令和8年度から市内全域の可燃ごみを県央県南クリーンセンターで処理することに伴い、島原市の東部リレーセンター、雲仙市の西部リレーセンターと同様に、本市にも南部リレーセンター南有馬衛生センターの敷地内に建設することが県央県南広域環境組合において決定されました。 現在行われている現地の生活環境影響調査を経て、令和8年度からの南部リレーセンター運用開始に向けた準備が進められることとなっております。 深江衛生センターについては、稼働から35年が経過し、老朽化が著しいことから、し尿処理業務を廃止し、南有馬衛生センターの中継基地といたします。市内全域で収集されたし尿及び浄化槽汚泥は、令和2年度に大規模改修工事によりリニューアルした南有馬衛生センターで集約し処理を行います。 深江・布津の御家庭及び事業所につきましては、これまでどおりの収集を行いますのでよろしくお願いいたします。 続いて、基本柱の2点目「郷土文化~郷土の誇りを守り活かすまちづくり」でございます。 令和5年度は、世界文化遺産、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産として原城跡が登録されて5周年に当たります。これに合わせて、世界遺産市民協働会議と協力して、記念式典や各種イベント、企画展などの開催を予定しております。 また、世界遺産センターにつきましては、原城跡のガイダンスをはじめ、物産販売や観光案内など地域の活性化に資する機能を持った施設として整備を予定しております。令和4年度は施設の基本設計を開始し、整備内容の検討を行いました。 令和5年度は基本設計の成果を基に実施設計を行い、その後、敷地造成を行う予定としております。 次に、移住定住の促進でございますが、本市ではこれまで、地域の魅力発信や移住相談の実施、移住体験ツアーといった市外からの移住を促進するための取組のほか、若者が結婚しやすい環境を整えるための引っ越し費用や家賃等に対する支援、子育て世帯が定住する意思を持って市へ転入する場合の引っ越し費用の支援に取り組んできました。 また、増え続ける空き家の活用を図るため、空き家バンクの運用を行うとともに、登録された空き家で移住者が生活される場合にはリフォーム費用の支援も行っております。 これらの取組により、毎年80人前後の移住者の方々を受け入れております。 令和5年度につきましては、移住の取組をさらに加速させるため、移住コーディネーターを雇用し、空き家の掘り起こしや移住相談、ホームページやSNS等を活用した情報発信の充実に努めるとともに、市が主体となって空き家を改修して子育て世帯等の移住者に賃貸する空き家活用促進事業に取り組むほか、お試し住宅を追加で整備し、シェアハウスとしても活用することで、さらなる関係人口の拡大を図ります。 基本柱の3点目「産業経済~賑わいと活力を興すまちづくり~」でございます。 初めに、農業の振興でございますが、2021年に国が策定したみどりの食料システム戦略において、2050年までにオーガニック市場を拡大しつつ、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%、100万ヘクタールに拡大することが目標として掲げられました。 本市においても、令和5年3月に南島原市有機農業推進計画を策定し、オーガニックビレッジ宣言を行うこととしており、有機JAS認証の取得支援など今後さらなる有機農業の推進に努め、環境保全型農業を含めた有機農業の産地づくりを進めてまいります。 農業従事者の高齢化や担い手不足といった本市農業の課題解決を図るため、国や県の補助事業の活用のほか、市の単独事業として、農業経営開始に伴い必要となる機械器具の購入等に対する支援や農業研修生に対する賃貸住宅の家賃補助、親元就農者に対する支援を行っており、令和5年度も引き続き取り組んでまいります。 また、令和4年10月から果樹に特化したトレーニングファーム事業を開始し、第1期生として2名の研修生を迎え、果樹農業における新規就農者の確保、育成に取り組んでおります。令和5年度はさらに研修生を受け入れるとともに、都市部で開催される就農相談会へ積極的に参加するなどUIターンによる新規就農者の確保、育成に努めてまいります。 スマート農業につきましては、令和4年度、イチゴ、トマトなどの施設園芸作物について環境制御技術の実証事業に取り組み、栽培指導マニュアルを作成いたしました。環境制御技術は、農産物の安定した収量と品質の確保だけでなく、反収増加にもつながっており、生産性向上を図る新技術として期待されております。今後は、このマニュアルを活用し、グループごとの勉強会を重ねることで収量向上を実現させ、具体的な成功事例を数多くつくり、環境制御技術の普及拡大を図ってまいります。 また、農業用ドローンによる農薬散布につきましては、これまで水稲やバレイショなどの露地野菜を対象に支援を行っており、ミカンに対しても導入に向けた実証事業に取り組んでおります。今後は、新たな作物での実証事業を行い、対象作物を広げてまいります。 さらに、農業におけるDXの取組の一環として、令和5年度は、イノシシ捕獲作業の効率化を図るため、センサーを取り付けたイノシシ用箱わなによる鳥獣被害対策用システムの実証事業に取り組みます。 農地の基盤整備については、生産効率を高め競争力のある攻めの農業に向け、担い手への農地集積の加速化や作物の高付加価値化等を推進するため、農地の区画整理・農業用用排水施設の整備等を行っております。 令和5年度の取組内容でございますが、加津佐町空池原地区は、令和5年度に畑地かんがい施設の施工を行い基盤整備が完了となる予定です。 西有家町見岳地区は、畑地かんがい施設の施工を行います。 深江町馬場地区は、区画整理工の施工を行います。 加津佐町津波見地区は、換地1工区・2工区の換地原案の作成及び換地2工区の実施設計の作成を予定しております。 有家町の有家中部地区は、令和7年度からの事業化に向けて、基本計画の作成を予定しております。 また、昨年合併により設立された南島原土地改良区と連携して、農業用施設の維持更新事業に加え、農業経営基盤の強化や担い手への集積・集約化にも積極的に取り組んでまいります。 次に、水産業の振興についてでありますが、資源減少の影響による漁獲量低迷の改善策として、捕る漁業に加え、育てる漁業を推進しております。令和4年度からアサリの養殖、ウニの蓄養、これの実証実験を開始しており、令和5年度も、引き続き実証実験を行う予定としております。 今後は、養殖したアサリやウニを地元の飲食店で利用していただくことにより、新たな地域ブランド産品の創出につなげてまいります。 また、貝崎漁港の整備工事につきましては、地元調整を図りながら、令和5年度から防風フェンスや沖防波堤などの工事に着手する予定であります。 そうめん産業の振興につきましては、高齢化や労働力不足による作業の負担軽減と生産性向上を図るための設備機器の導入支援をはじめ、地域おこし協力隊制度の活用や新規就業者に対する支援制度による後継者の確保に引き続き取り組んでまいります。あわせて、地元産小麦を活用した付加価値の高い商品の研究開発を進めてまいります。 また、積極的な情報発信による島原手延べそうめんの知名度の向上に伴い、島原手延べそうめんの需要が増加し、消費者からの評価も上昇しております。今後も知名度向上に努め、生産者の所得増加につなげてまいります。 地元企業等の振興でございますが、これまで、新たに創業する事業者への創業支援補助や設備投資や販路拡大など新たな雇用を伴った事業拡充に対する地域雇用創出チャレンジ支援事業などに取り組んでまいりました。 令和5年度におきましては、こうした地場産業の活性化の取組を継続して支援していくほか、企業が進出しやすい環境をつくるため、既存の企業等設置奨励事業を拡充するなどの優遇・奨励措置を講じることで、若者が安心して働くことができる雇用の場の拡大に取り組んでまいります。 また、2月1日でサービス開始から3年目を迎えました電子地域通貨MINAコイン事業でございますが、現在、加盟店舗数397店舗、累計の決済額約14億円と、順調にサービスを拡大しており、今後も地域経済の活性化のため、地域になくてはならないサービスとして一層の推進を図ってまいります。 令和3年12月から閉鎖されておりました道の駅みずなし本陣ふかえの売店の施設につきましては、新しい運営者が決まり、4月末頃のリニューアルオープンに向けた準備が進められているところであります。本市の観光振興のためには欠かすことのできない場所であることから、今後必要な支援を行ってまいります。 本市では、これまで、アニメを活用した観光振興に取り組んでまいりました。 令和5年度は、ふるさと納税を活用した取組として、各種メディアと連携したバーチャルシンガーグループのミュージックビデオや人気アニメの南島原編の制作などを行い、アニメの聖地巡礼による交流人口の拡大を図ってまいります。 次に、基本柱の4点目「健康福祉~健康でつながりを大切にするまちづくり~」でございます。 まず、高齢者福祉についてでありますが、本市の高齢化率は、令和4年12月末に41.07%となり、10年前に比べ8.79ポイント上昇しており、今後、75歳以上の後期高齢者の増加が見込まれます。 このような状況にあって、令和5年度においては、引き続き、適切な介護保険サービスの提供と併せ、高齢者を地域で支える施策として、認知症高齢者などの見守り支援事業、独居高齢者の緊急時に備える緊急通報システム設置事業、高齢者等の社会参加を促すための高齢者・障害者交通費助成事業、高齢者を支える医療や介護の連携体制を構築する在宅医療・介護連携推進事業などを実施してまいります。また、令和6年度から3年間実施する老人福祉事業の指針となる第7期の高齢者福祉計画の策定を進めます。 次に、子育て支援でございますが、医療費の助成制度につきましては、かねてより償還払い方式から現物給付方式にしてほしいとの要望をいただいていたところでありますが、小中学生の医療費助成について現物給付を導入することといたしました。令和5年10月からの開始を目指し、準備を進めてまいります。 国において、出産・子育て応援給付金の給付並びに出産一時金の増額が決定されたところでありますが、本市におきましては、これに加え妊産婦の医療費について、特に自己負担が多い妊産婦の医療費を助成する制度を、県内では初めて創設いたします。妊娠・出産に要する経済的負担を軽減し、安心して妊娠・出産できる環境を整えてまいります。 また、妊娠期・子育て期の御家庭からの医療・子育ての相談につきまして、休日、夜間にかかわらず、いつでも、どこからでも気軽に相談できるように、御家庭のスマートフォンやパソコンを通して、小児科医、産婦人科医、助産師が遠隔で相談に応じるシステムの実証実験に取り組みます。 さらに、妊娠、出産などの母子保健分野の相談・支援を行っている子育て世帯包括支援センターと子育てに関する総合的な相談・支援を行っている子ども家庭総合支援拠点を一本化し、全ての妊産婦、子育て世帯、子供への一体的な相談・支援を行うこども家庭センターを、令和6年4月に設置するよう準備を進めてまいります。 集団による健康診査とがん検診につきましては、電話による事前予約制により、待ち時間の短縮や密の回避につなげているところでありますが、令和5年度に、スマートフォンなどで24時間予約可能なシステムを新たに導入し、より利用しやすい環境づくりを進めてまいります。 また、現在、20歳以上の市民の皆さんを対象に、保健師や管理栄養士などが、対面や電話で実施しております健康相談と保健事業につきまして、電子回覧版の試行的導入に併せて配布をするタブレットなどを利用したオンラインによる相談、指導の実証実験に取り組みます。 基本柱の5点目「人づくり~次代を育む人づくり~」でございます。 まず、学習環境の整備についてでありますが、引き続き、子供たちの学習環境を整備するため、トイレの改修や校舎内部の建具改修、体育館の改修、空調機器の整備、LED化等に取り組んでまいります。 また、今後の児童生徒数の減少を踏まえ、学校施設の適正規模・適正配置による統廃合を視野に入れながら、市内小中学校の在り方の検討を進めてまいります。 次に、学校教育におけるデジタル技術につきましては、児童生徒が所有する1人1台端末を活用したデジタルならではの学びを実現していくために、令和4年度から、国や地方自治体が作成した問題を無償で利用できる、文部科学省が開発したオンライン学習システムMEXCBTの本格運用を始めました。令和5年度は、このシステムをさらに活用し、児童生徒の学力向上を図ってまいります。 また、今後の個別最適な学びの実現に向けて、学年に関係なく児童生徒の学力に応じた学習ができるAIドリルを、令和5年度に西有家小学校に試験的に導入し、その成果について検証を行ってまいります。 基本柱の6点目「安全安心~安全安心に暮らせるまちづくり~」でございます。 初めに、防災行政無線の更新についてでありますが、既設設備の老朽化と放送設備の部品供給期間が終わることから、設備全体を更新いたします。更新設備として、西有家庁舎の無線機器本体や南有馬町上原に設置している無線中継局、屋外に設置している屋外拡声子局等の設備の工事を行います。 屋外拡声子局につきましては、機能を高度化したものへ更新しますが、これにより、放送エリアを拡大できるとともに屋外拡声子局の設置箇所数を減らすことができます。 情報の伝達効果の向上と施設の運用管理面における効率化、合理化を実現するため、令和7年3月の完成に向け、整備を進めてまいります。 自主防災活動の推進については、新型コロナウイルス感染症により開催を見合わせていた南島原市防災訓練を令和4年度から再開し、口之津地区及び南有馬地区において、初期消火訓練やAED講習、降雨体験などを実施したところであります。令和5年度は、地域における自主防災活動の推進、自助・共助を柱とした地域における防災力の向上を目的に、加津佐地区及び深江地区において防災訓練の実施を予定しております。 災害に強いまちづくりとしまして、災害発生時などに、1人で避難することが困難な高齢者や障害者など避難行動要支援者の方々につきましては、これまで、氏名、住所などの情報を避難行動要支援者名簿として整備し、民生委員・児童委員などの避難支援等関係者と情報を共有しているところであります。 今後は、これらの情報に、要支援者お一人お一人の住まいの位置、避難を支援する方、緊急の連絡先、避難支援を行うに当たっての留意事項などの情報を加えた個別避難計画の策定を進め、より円滑な避難支援につなげるようにしております。令和5年度におきましては、ハザードマップ上の危険区域にお住まいの要支援者から、順次、個別避難計画の策定を進めてまいります。 次に、浸水対策等の危険箇所対策の推進についてでありますが、南有馬町北岡地区の浸水対策事業につきましては、農地の冠水や住宅浸水被害の軽減を目的に、令和4年度から排水路整備工事に着手しております。また、深江町馬場地区についても浸水対策工事に着手しているところでございます。いずれも早期完成を目指してまいります。 地滑り対策につきましては、南有馬町矢竹地区、加津佐町山口地区の対策工事に加え、市内の耕地地滑り指定区域の14区域において老朽化が進行した施設について、長寿命化計画を策定することとしております。また、ため池整備事業につきましては、令和5年度に南有馬町平田ため池のほか、県が定めた、ため池整備計画に基づき改修工事を実施するなど、危険箇所対策の推進に取り組んでまいります。 基本柱の7点目「基盤整備~世代を問わず暮らしやすいまちづくり~」でございます。 まず、市内道路網の整備につきましては、利便性の向上や安全性を確保した道路の有効的な活用のため、市道改良事業、市道維持事業、橋梁の長寿命化事業により、計画的な整備を行ってまいりました。引き続き、道路整備の有効性、緊急性等を勘案し、優先度が高く、現場条件の整ったものから計画的に整備を進めてまいります。 また、令和5年度からは新たに策定した市道舗装の個別施設計画に基づき、計画的に舗装補修を行ってまいります。 自転車歩行者専用道路の整備につきましては、令和4年度までに14.3キロメートルを整備し、このうち約9キロメートルの供用を予定しております。 令和5年度は、宮崎鼻トンネルの整備工事をはじめ、2級河川に架かる橋梁の整備工事を含む約13キロメートルの整備を進める予定としております。 これに併せ、市内の飲食店や観光施設等を自転車で周遊するイベントやサイクル関係者と一緒に走るイベント等を積極的に開催する予定で、また、本市を訪れていただく観光客が自転車で安心して周遊できるよう、レンタサイクルやサイクルマップの充実を図るとともに、市内の2つの県立高等学校と連携し、高校生のアイデアを取り入れた魅力あるサイクルツーリズムを推進することで、市民の自転車利用に対する機運醸成を図ってまいります。 令和3年7月に国で策定をした九州地方新広域道路交通計画において、島原天草長島連絡道路が広域道路ネットワーク路線の構想路線として位置づけられました。南島原市の約30キロメートルの区間は、県央へつながる島原道路と連続した重要な道路であります。 島原半島の安定的な通行や運送確保はもとより、自然災害における避難や緊急医療体制強化などを図るため、早期事業化に向けて、近隣自治体や道路整備促進期成会と連携した要望活動に取り組んでまいります。 公共交通空白地域における市民の移動手段を確保するため、令和4年9月2日から、加津佐町から北有馬町までの西部4町においてデマンド型乗合タクシー「チョイソコみなみしまばら」の実証運行を開始いたしました。この事業は、登録した自宅付近のごみステーション等から、路線バス停留所、公共施設及びスポンサー停留所までを移動できる完全予約型のサービスとなっており、会員数も1月末時点で759人と増え続け、チョイソコの愛称で浸透していると感じております。 令和5年度は、本事業のさらなる周知の徹底と、西部4町の実証運行期間中における様々な課題等の検証を行った上で、運行内容等の見直しを含め改善を図るとともに、西有家町から深江町までの東部4町において9月から実証運行を開始する予定としております。 南島原市が管理する普通河川及び準用河川については、国の制度である緊急自然災害防止対策事業、緊急浚渫推進事業を活用し、河川の護岸改修、しゅんせつ、除草、樹木伐採を行い、河川断面を確保することによって氾濫を防止し、多目的な機能の向上並びに回復を行ってまいりました。引き続き、事業の対象となる市内全域の河川の調査を実施し、事業計画の策定を行うとともに、有家町榎田川の改修や西有家町清水川、北有馬町西正寺川のしゅんせつなど現場条件の整ったものから、計画的な整備を行ってまいります。 次に、本市におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進につきましては、昨年7月に策定した南島原市DX推進基本方針に基づき、行政手続のオンライン化などの取組により、市民の利便性を高め、行政サービスのデジタル化には欠かせないマイナンバーカードのさらなる交付率向上に向けた活用促進に取り組んでまいります。 まずは、デジタル田園都市国家構想など、国のデジタル戦略における進捗や動向を踏まえつつ、市民の皆様にとって身近な各支所の窓口において、デジタル技術やマイナンバーカードを活用したサービスを提供し、行政手続の負担を軽減させるとともに、手続の見える化による利便性の向上を図ってまいります。 また、電子申請システムの対象手続の拡大とそのための環境整備に努めるほか、デジタル人材の育成を進めながら、質の高い行政サービスの提供と行政改革の推進を図ってまいります。 基本柱の8点目「協働行政~健全で持続可能なまちづくり~」でございます。 まず、ふるさと応援寄附につきましては、令和4年12月末までの寄附額が6億3,331万円と、令和3年12月末と比較して3,817万円増えております。令和5年度は、広告やメールマガジン等によるPR、新規出品者を増やすための相談会の実施、カタログの充実、高額返礼品の新設等により寄附金の増額を目指します。 公共施設の統廃合につきましては、公共施設の適正配置と運営コストの縮減を図るため、利用者数が減少している施設は、統合・廃止を進めていく必要があります。そのため、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の前倒し実施を含めて、適切な管理を進めてまいります。 次に、市役所の組織改編でございますが、本市を取り巻く社会情勢に対応していくため、令和5年4月1日付で市役所の組織を一部改編することにいたしました。 1つ目は、商工振興課と観光振興課で行っている事業を、より一体的に展開するため、両課を統合し商工観光課に改め、本市の商工、観光の振興に取り組んでまいります。 2つ目に、DX推進のため、令和4年4月1日付で防災課内に情報政策班を設置し、DX推進基本方針を策定したところでありますが、令和5年度は、DX推進班と名称を改め、具体的なDX推進事業にさらに取り組んでまいります。 3つ目に、深江衛生センター及び南有馬衛生センターで処理していたし尿を、南有馬衛生センターに集約して処理することに伴い、衛生業務課内にある深江施設班と南有馬施設班を統合し、名称を衛生施設班に改め、衛生業務に取り組んでまいります。 以上、令和5年度に取り組む主な施策について申し述べたところでございますが、ここで触れなかった継続事業や施策、新型コロナウイルス感染症対策についても引き続きしっかり取り組み、人口減少社会に対応した、住み続けたくなる、活力あるまちづくりに努める所存でございます。 最後に、令和5年度当初予算の編成に当たっての考え方について御説明申し上げます。 本市では、これまでの財政健全化への取組の結果、令和3年度決算における経常収支比率は安定しており、財政健全化判断比率も問題ない状況にあります。 また、国においては、ウィズコロナの下で各種政策の効果もあり、景気が持ち直していくことが期待されているところでありますが、一方で、原油価格・物価高騰による経済への影響の長期化が懸念されること、さらに本市の財政構造や合併特例債の発行可能残額などを勘案すると、引き続き厳しい財政運営を余儀なくされることが見込まれます。 今後、人口減少による市税をはじめとする一般財源の減少に対応し、安定的な財政運営をしていくために、歳入歳出全般にわたる不断の見直しなど、行財政改革の歩みを進め、将来に備えた財政基盤の構築に取り組んでいく必要があります。 一方で、国の指し示すDX、GX、少子化対策・子供政策の充実等の方針を踏まえながら、少子高齢化と人口減少が著しい本市にとって喫緊の課題である人口減少対策を解決するため、地場産業振興や企業誘致、定住・移住対策などによる「元気な産業と定住促進のまちづくり」、子育て支援や脱炭素施策、健康づくりなどによる「住み続けたくなる環境づくり」、公共交通対策やDX推進などによる「住みよい地域のための礎づくり」に関する取組を推進していく必要があることから、これらに資する事業に重点配分を行い、優先的に取り組むことといたしました。 その結果、一般会計の予算総額は、令和4年度当初予算と比べて4.19%増の308億1,166万7千円、国民健康保険事業特別会計などの特別会計予算の総額は2.07%減の86億4,087万9千円となりました。 また、企業会計の総額は0.99%増の28億4,688万9千円となりました。 なお、詳細につきましては、定例会参考資料に掲載しておりますので、説明を省略させていただきます。 以上、施政方針について申し述べさせていただいたところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  日程第5、承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和4年度南島原市一般会計補正予算(第8号))から日程第26、報告第3号「専決処分の報告について(南島原市自然環境、景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について)」まで、以上22件を一括議題といたします。 市長から議案の提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、本定例市議会に提案をいたしました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 今回、提案をいたしました議案は、専決処分による承認案件が1件、条例関係の議案が8件、令和4年度一般会計補正予算ほか、補正予算関係が3件、令和5年度一般会計予算ほか、5年度の当初予算関係が5件、人事案件の同意が1件、その他の議案が7件、以上25件でございます。 それでは、議案の主なものを御説明いたします。 まず、承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和4年度南島原市一般会計補正予算(第8号))」は、国の補正予算に伴い、出産・子育て応援給付金給付事業に要する経費及び通園バス安全装置設置事業に要する経費について、令和5年1月18日に専決処分を行ったものでございます。 補正予算の総額は、4,428万8千円の増でございます。 この専決処分につきまして、地方自治法第179条の規定により本定例会に報告し、承認を求めるものでございます。 次に、条例関係でありますが、議案第1号「南島原市個人情報保護法施行条例の制定について」は、個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、法の施行に関して必要な事項を定めるものでございます。 次に、議案第2号「おいしい南島原ブランド認定委員会条例の一部を改正する条例について」は、令和5年4月1日に予定する機構組織の改編において、商工振興課と観光振興課で行っている事業を、より一体的に展開するため、両課を統合し商工観光課に改めることに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第3号「南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について」は、長崎県が新たに高校生世代の医療費助成の制度を設けることに伴い、所要の改正を行うものでございます。 続きまして、補正予算関係でございますが、一般会計を含む3会計の補正予算でございます。 このうち、議案第11号「令和4年度南島原市一般会計補正予算(第9号)」は、8億755万3千円を増額し、総額を354億6,672万3千円とするものでございます。 今回の補正予算(第9号)は、国の2次補正による学校施設整備事業や農業基盤整備事業に要する経費、地方バス路線維持費補助に要する経費、ふるさと応援寄附事業に要する経費などを計上したほか、令和4年度決算見込みによる事業費の増減に要する経費などを計上しております。 なお、令和5年度当初予算関係につきましては、先ほど御説明いたしましたので省略をさせていただきます。 このほかの案件としては、法改正等に伴う関係諸条例の改正、工事請負契約の締結について、辺地に係る総合整備計画について、議会において指定されている専決処分した事項の報告、人権擁護委員候補者の推薦について、副市長の選任についてを提案いたしております。 以上、このたび提案いたしました案件の概要を申し上げました。 各議案につきましては、この後、各担当部長から説明をさせますので、何とぞよろしく御審議くださいますようにお願い申し上げます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  ここで11時10分まで休憩いたします。     午前11時01分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き、担当部長から説明を求めます。 まず、承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和4年度南島原市一般会計補正予算(第8号))」、議案第1号「南島原市個人情報保護法施行条例の制定について」、以上2件について説明を求めます。米田総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  それでは、承認第1号と議案第1号を続けて説明させていただきます。 承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(令和4年度南島原市一般会計補正予算(第8号))」でございますが、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、令和5年1月18日に専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものでございます。 令和4年度南島原市一般会計補正予算(第8号)につきましては、令和4年12月26日付で伴走型相談支援及び出産・子育て応援給付金の一体的事業実施要綱が施行されたことを受け、妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができる環境を整えるため、出産・子育て応援給付金給付事業に要する経費などで、歳入歳出それぞれ4,428万8千円を追加し、総額を、歳入歳出それぞれ346億5,917万円としたものでございます。 また、児童福祉施設の設置及び運営に関する基準等の一部改正により、令和5年4月1日から通園バス等に係る安全装置が義務化されたことに伴い、通園バス安全装置設置事業に要する経費も計上いたしました。 主な歳出補正について御説明いたします。 予算に関する説明書の3ページをご覧ください。 15款1項2目衛生費国庫負担金では、出産・子育て応援給付金給付事業の財源として、出産・子育て応援交付金を2,266万6千円増額、15款2項2目民生費国庫補助金では、通園バス安全装置設置事業の財源として、通園バス安全装置設置補助金を1,020万円増額、16款1項3目衛生費県負担金では、出産・子育て応援給付金給付事業の県負担分として、出産・子育て応援交付金を516万6千円増額したものでございます。 次に、主な歳出補正について御説明いたします。 4ページをご覧ください。 3款2項1目児童福祉総務費では、放課後児童クラブの通園バスに係る安全装置設置事業に要する経費として280万円増額、2目児童措置費では、私立保育園の通園バスに係る安全装置設置事業に要する経費として720万円増額、4款1項5目母子保健事業費では、出産・子育て応援給付金を3,100万円、その実施に係る事務費として308万8千円、計3,408万8千円を増額したものでございます。 以上で、承認第1号の説明を終わります。 続きまして、議案第1号を説明させていただきます。 議案第1号「南島原市個人情報保護法施行条例の制定について」でございますが、本条例は、個人情報の保護に関する法律が改正され、令和5年4月1日からは地方公共団体も改正法律の適用を受けることとなるため、同法の施行に関し必要な事項を定めるものでございます。 主な現行制度との変更につきまして御説明いたします。 議案を1枚めくっていただきますと、条例の記載がございます。 条例第2条の実施機関については、現行制度では議会を含めておりましたが、改正法では議会が含まれないことになっているため、制定後の条例に議会を含めていないところでございます。 次に、3枚めくっていただきますと、附則の記載がされているところになります。 附則第1条においては、この条例は令和5年4月1日から施行するということとしております。 附則の第2条において、現行の個人情報保護条例を令和5年4月1日から廃止することとしております。 附則の第3条及び第4条において、現行条例の個人情報の保護及び罰則について、経過措置を設けることとしております。 附則の第5条から第9条までは、現行の個人情報保護条例の廃止に伴いまして、引用する条例等の名称が変わりますことから、所要の改正をすることとしております。 以上で、議案第1号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第2号「おいしい南島原ブランド認定委員会条例の一部を改正する条例について」説明を求めます。菅地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議案第2号を説明させていただきます。 議案第2号「おいしい南島原ブランド認定委員会条例の一部を改正する条例について」でございますが、令和5年4月1日付で予定をしております機構組織の改編に伴い、おいしい南島原ブランド認定委員会に関する事務の所管部署が、商工振興課から商工観光課に変わることから、条例第9条中「商工振興課」を「商工観光課」に改めるものでございます。 以上で、議案第2号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第3号「南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について」から議案第7号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」まで、以上5件について説明を求めます。栗田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  議案第3号から議案第7号までを続けて説明をさせていただきます。 議案第3号「南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について」でございますが、この改正につきましては、長崎県が令和5年度から新たに高校生世代の医療費助成の制度を設けることに伴い、支給対象者を県の助成制度の内容に合わせるため、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容について新旧対照表により説明をさせていただきます。 第3条は支給対象者を規定しており、第1号におきまして、乳幼児及び小中学生と高校生世代の子供は、これまで「保護者に扶養されている乳幼児及びこども」を対象者としておりましたが、これを「被保険者、組合員及び被扶養者である乳幼児又はこども」に改め、子供本人が被保険者及び組合員である場合も対象とするものでございます。 なお、この改正につきましては、令和5年4月1日から施行することとしております。 以上で、議案第3号の説明を終わります。 続きまして、議案第4号を説明させていただきます。 議案第4号「南島原市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」でございますが、この家庭的保育事業等は、定員が20人に満たない小規模の保育を行う事業で、主に都市部における待機児童の解消を目的に平成27年度に創設された制度でございますが、本市では、これまで待機児童もなく、現在のところ該当する施設はございません。 今回の改正につきましては、児童福祉法に基づき厚生労働大臣が定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い所要の改正を行うものでございます。 主な改正の内容について御説明いたします。 新旧対照表の1ページをご覧ください。 第7条の2は、安全計画の策定等の規定を加えるもので、施設を利用する乳幼児の安全の確保を図るための安全計画を策定しなければならないことや、職員への周知、研修、訓練を実施しなければならないことなどを規定しております。 第7条の3は、自動車を運行する場合の所在の確認の規定を加えるもので、自動車を運行するときは、乳幼児の乗車及び降車の際に点呼、その他の方法により所在を確認しなければならないことや、乳幼児の送迎を目的とした自動車を日常的に運行するときは、ブザーその他の車内の見落としを防止する装置を備えなければならないことなどを規定しております。 2ページをご覧ください。 第10条は、他の社会福祉施設等を併せて設置するときの設備及び職員の基準を規定しているもので、他の社会福祉施設等の設備、職員を兼ねることを制限するただし書を削除し、保育に支障がない場合に限りにおいて兼ねることができるよう改めるものでございます。 第13条は、厚生労働大臣が定める基準から、懲戒に係る権限の濫用禁止の規定が削除されることに伴い、削除するものでございます。 第14条は衛生管理等を規定しているもので、感染症や食中毒の予防、蔓延防止に必要な措置を明確にするために、第2項の「必要な措置を講ずる」を、「職員に対し感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための研修並びに感染症の予防及びまん延の防止のための訓練を定期的に実施する」に改めるものでございます。 なお、この改正につきましては、令和5年4月1日から施行し、第13条の改正規定は、公布の日から施行することとしており、また、第7条の3第2項の規定の適用につきましては、令和6年3月31日までの間、経過措置を設けております。 以上で、議案第4号の説明を終わります。 続きまして、議案第5号を説明させていただきます。 議案第5号「南島原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」でございますが、この特定教育・保育施設は、幼稚園、保育所、認定こども園の施設で、また、特定地域型保育事業は、定員が20人に満たない小規模の保育を行う事業でございます。 今回の改正につきましては、子ども・子育て支援法に基づき内閣総理大臣が定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容につきまして、新旧対照表により説明をさせていただきます。 第26条は、内閣総理大臣が定める基準から懲戒に係る権限の濫用禁止の規定が削除されることに伴い削除するものでございます。 なお、この改正は、公布の日から施行することといたしております。 以上で、議案第5号の説明を終わります。 続きまして、議案第6号を説明させていただきます。 議案第6号「南島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」でございますが、この改正につきましては、児童福祉法に基づき、厚生労働大臣が定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 主な改正の内容について御説明をいたします。 新旧対照表の1ページをご覧ください。 第6条の2は、安全計画等の策定等の規定を加えるもので、利用者の安全の確保を図るための安全計画を策定しなければならないことや、職員への周知、研修、訓練を実施しなければならないことなどを規定いたしております。 第6条の3は、自動車を運行する場合の所在の確認の規定を加えるもので、自動車を運行するときは、利用者の乗車及び降車の際に、点呼その他の方法により所在の確認をしなければならないことを規定しております。 2ページをご覧ください。 第12条の2は、業務継続計画の策定等の規定を加えるもので、感染症や非常災害の発生時における業務継続計画の策定や、職員への周知、研修、訓練を実施するよう努めなければならないことなどを規定しております。 第13条は、衛生管理等を規定しているもので、感染症や食中毒の予防、蔓延防止に必要な措置を明確にするため、第2条の「必要な措置を講ずる」を、「職員に対し、感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための研修並びに感染症の予防及びまん延防止のための訓練を定期的に実施する」に改めるものでございます。 なお、この改正につきましては、令和5年4月1日から施行することとしており、また、改正後の第6条の2の規定の適用につきましては、令和6年3月31日までの間、経過措置を設けております。 以上で、議案第6号の説明を終わります。 続きまして、議案第7号を説明させていただきます。 議案第7号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」でございますが、今回の一部改正につきましては、健康保険法施行例の一部が改正され、出産一時金の額が引き上げられたことにより所要の改正を行うものでございます。 改正の内容につきまして、新旧対照表により説明をさせていただきます。 出産育児一時金につきましては、現在、40万8千円とし、必要があると認めるときは1万2千円を上限として加算しており、産科医療補償制度に加入する病院等で出産した場合に、掛金相当額の1万2千円を加算し、合わせて42万円を支給しているところでございます。 今回の改正は、この出産育児一時金の額を、40万8千円から48万8千円に改めようとするものでございます。この改正により、産科医療補償制度の掛金相当額1万2千円を含めた出産育児一時金の額は42万円から50万円に増額となります。 なお、この改正につきましては、令和5年4月1日から施行することとしております。 以上で、議案第7号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第8号「南島原市水道事業給水条例の一部を改正する条例について」説明を求めます。溝田環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  議案第8号を説明させていただきます。 議案第8号「南島原市水道事業給水条例の一部を改正する条例について」でございますが、民法の一部改正により、ライフラインの設備を設置・使用する目的で他の土地等を使用するための法律が整備されたことから、所要の改正を行うものでございます。 新旧対照表をご覧ください。 第5条第2項は、民法の一部改正に伴い給水装置工事の申込みの際に、利害関係人の同意書等又は民法第213条の2第3項の通知をした旨の誓約書の提出を求めるものでございます。 第9条第3項は、第5条第2項の改正と重複する内容が含まれていることから削除するものでございます。 以上で、議案第8号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第9号「防災行政無線機能拡充等整備工事請負契約の締結について」から議案第11号「令和4年度南島原市一般会計補正予算(第9号)」について、以上3件について説明を求めます。米田総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  それでは、議案第9号から議案第11号までを続けて説明させていただきます。 議案第9号「防災行政無線機能拡充等整備工事請負契約の締結について」でございますが、防災行政無線機能拡充等整備工事の契約を締結するため、南島原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 資料として、仮契約書の写しと入札結果表、資料1から資料4としまして、工事の構成図等を添付いたしております。 契約の目的は防災行政無線機能拡充等整備工事、契約の方法は制限付一般競争入札、契約金額は11億7,631万740円、契約の相手方は福岡県福岡市中央区天神2丁目13番7号、沖電気工業株式会社九州支社支社長、藤森貴志でございます。 この工事は、既設の防災行政無線施設の老朽化に伴い新たな施設に更新するものでございます。住民に対する情報伝達効果の向上と施設の運用管理面における効率化、合理化を実現することを目的に工事を行うものでございます。 次に、工事の主な内容を御説明いたします。 既設設備の老朽化と放送設備の部品供給期間が終了することから、設備全体を更新します。更新設備として、西有家庁舎に設置している無線機器や南有馬町上原に設置している無線中継局、屋外拡声子局等の設備の工事を行います。 資料1をご覧ください。これは、工事の整備後をイメージ図化したものでございます。 今回の工事の特徴としまして、屋外拡声子局を機能高度化したものへ更新します。これにより放送エリアが拡大できるとともに、局数を減らすことができることから、保守管理費が抑制できることとなります。 そのほかにも情報配信媒体を活用し、市の公式LINEでの配信、回線の強靱化、遠隔放送の実現などを整備いたします。 資料の2をご覧ください。無線局の系統図を示しております。左側が整備前の局数で、右側が整備後となります。整備前の屋外拡声子局と再送信局は、合わせて273局でしたが、整備後は157局となり、116局の減となります。 資料3は整備前の配置図で、緑色の丸印が子局の位置を示しています。 同じく、資料4は整備後の配置図で、赤丸が子局の位置となり、157局となります。 なお、工期は令和7年3月14日までを予定しております。 以上で、議案第9号の説明を終わります。 続きまして、議案第10号を説明させていただきます。 議案第10号「丸尾・休場辺地に係る総合整備計画について」でございますが、本辺地は、西有家町慈恩寺に位置しており、集落間を結ぶ道路の幅員が狭く、緊急時や災害時の迂回路も乏しいことから、緊急車両等の通行に支障を来しております。また、日常的な農産物運搬や、通勤・通学の車両の通行の際にも車両の接触や脱輪などの危険性が極めて高く、住民生活にも支障を来しております。 このため、辺地総合整備計画を策定し、本計画に基づく道路整備の実施により住民の利便性向上と辺地性の脱却を図りたいので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、本計画の案につきましては、本年1月18日に長崎県との協議を済ませており、問題ない旨の回答をいただいております。 資料として位置図を添付しておりますので御参照ください。 また、この総合整備計画に基づき事業を実施しますと、有利な交付税措置がある辺地対策事業債の借入れができることになります。 以上で、議案第10号の説明を終わります。 続きまして、議案第11号を説明させていただきます。 議案第11号「令和4年度南島原市一般会計補正予算(第9号)」でございますが、今回の補正予算(第9号)は、国の2次補正による学校施設整備事業や農業基盤整備事業に要する経費、地方バス路線維持費補助に要する経費、ふるさと応援寄附事業に要する経費などを計上したほか、令和4年度決算見込みによる事業費の増減に要する経費などで、歳入歳出それぞれ8億755万3千円を増額し、総額を歳入歳出それぞれ354億6,672万3千円とするものでございます。 予算書の4ページをご覧ください。 第2表繰越明許費補正では、国の2次補正予算による小中学校整備事業を含む年度内に完了しない見込みの61事業、27億1,808万円について繰越明許費の追加を計上しております。 次に、7ページをご覧ください。 第3表地方債補正では、国の2次補正による小学校及び中学校整備事業に係る地方債4件を追加し、各事業の決算見込みによる変更を行い、地方債を合計で1,310万円増額するものでございます。 次に、歳入補正の主な事項について御説明いたします。 予算に関する説明書の3ページをご覧ください。 15款2項1目総務費国庫補助金では、事業計画の変更が認められたことにより、地方創生推進交付金を372万5千円増額、配分基礎額の追加があったことから、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を3,069万1千円増額するものでございます。 4ページをご覧ください。 7目教育費国庫補助金では、口之津小学校整備事業及び有馬小学校特別教室空調改修事業の財源として、学校施設環境改善交付金、小学校分ですが、831万2千円増額、加津佐中学校及び深江中学校整備事業の財源として、学校施設環境改善交付金(中学校)を1,262万4千円増額するものでございます。 6ページをご覧ください。 中ほど下ですが、18款1項2目指定寄附金では、県内外の事業者5社から企業版ふるさと納税寄附があったことから180万円増額、19款2項1目財政調整基金繰入金では、財政調整基金繰入金を5億1,834万8千円減額、3目ふるさと応援寄附基金繰入金では、返礼品等の財源としてふるさと応援寄附基金繰入金を1億1,050万円増額するものでございます。 7ページをご覧ください。 22款1項4目農林水産業債では、国の2次補正に係る事業の財源として農業基盤整備事業債を2,600万円増額、地すべり等保全事業債を170万円増額。7目教育債では、同様に国の2次補正に係る事業の財源として、小学校施設整備・改修事業債を900万円増額、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債、小学校分を640万円増額。 8ページになります。 中学校施設整備・改修事業債を2,110万円増額、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債、中学校分を340万円増額するものでございます。 次に、歳出補正の主な事項について御説明いたします。 11ページをご覧ください。 2款1項6目地域振興費では、バス路線維持に要する経費が決定したことから、地方バス路線維持費補助金を2,054万4千円増額。7目企画費では、寄附者に対する返礼品等に要する経費として、ふるさと応援寄附事業を1億1,050万円増額するものでございます。 12ページをご覧ください。 2款1項11目減債基金費では、後年度の公債費の財源として、減債基金積立金を9億6,941万2千円増額、15目庁舎建設基金費では、積立金を1億円増額、16目公共施設整備基金費では、積立金を4億円増額するものでございます。 20ページをご覧ください。 6款1項6目農村整備費では、国の2次補正に係る事業に要する経費として、県営土地改良事業負担金を2,505万円増額、地滑り等保全事業負担金を170万円増額、農業基盤整備促進事業補助金を1,600万円増額、農村地域防災減災事業負担金を407万2千円増額するものでございます。 24ページをご覧ください。 10款1項4目学校施設整備基金費では、積立金を2億円増額、2項1目学校管理費では、国の2次補正に係る口之津小学校整備事業及び有馬小学校特別教室空調改修事業に要する経費として、小学校施設整備改修事業を2,894万1千円増額するものでございます。 25ページをご覧ください。 3項1目学校管理費では、国の2次補正に係る加津佐中学校及び深江中学校整備事業に要する経費として、中学校施設整備改修事業4,001万5千円増額するものでございます。 以上で、議案第11号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第12号「令和4年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第13号「令和4年度南島原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、以上2件について説明を求めます。栗田福祉保健部長
    福祉保健部長(栗田一政君)  議案第12号と議案第13号を続けて説明をさせていただきます。 議案第12号「令和4年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」でございますが、今回の補正予算につきましては、財源の組替えを行うもので、歳入のみの補正でございます。 それでは、予算に関する説明書で御説明をさせていただきます。 2ページをご覧ください。 下の欄の6款1項1目一般会計繰入金につきましては、地方交付税措置等の交付額の確定に伴う補正で、保険基盤安定繰入金保険税軽減分を1,461万2千円、保険基盤安定繰入金保険者支援分を902万2千円それぞれ増額し、未就学児均等割保険料繰入金を68万5千円、財政安定化支援事業繰入金を785万4千円それぞれ減額をし、合わせまして、一般会計繰入金を1,509万5千円増額するものでございます。 その上の欄の1款1項1目一般被保険者国民健康保険税につきましては、財源の調整を行うため、1,509万5千円減額するものでございます。 以上で、議案第12号の説明を終わります。 続きまして、議案第13号を説明させていただきます。 議案第13号「令和4年度南島原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ1,919万1千円を減額し、歳入歳出予算の総額を7億4,069万6千円とするものでございます。 それでは、予算に関する説明書で説明をいたします。 最初に、歳出でございますが、4ページをご覧ください。 2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、令和4年度の負担金の額が確定したことに伴い、後期高齢者医療広域連合保険基盤安定負担金1,919万1千円を減額するものでございます。 次に、歳入でございますが、3ページをご覧ください。 3款1項2目保険基盤安定繰入金につきましては、歳出予算で御説明しました令和4年度の負担金の額が確定したことに伴い、1,919万1千円を減額するものでございます。 以上で、議案第13号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第14号「令和5年度南島原市一般会計予算」について説明を求めます。米田総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  それでは、議案第14号を説明させていただきます。 議案第14号「令和5年度南島原市一般会計予算」でございますが、令和5年度一般会計当初予算の総額は308億1,166万7千円となり、前年度当初予算と比較しますと12億3,951万9千円の増、4.19%の増となっております。 内容につきましては、令和5年度南島原市当初予算の概要、これの48ページ以降をご覧いただきたいと思います。この分について説明をさせていただきます。歳出の主なものを載せておりますので、よろしくお願いします。 まず、総務費では、庁舎照明のLED化や、設備改修などの庁舎管理費として2億14万2千円、田舎暮らし推進事業に2,557万9千円。次、49ページですが、乗合タクシーチョイソコみなみしまばら実証運行や島鉄バス路線維持に係る補助等を行う公共交通対策事業に8,672万3千円、行政手続のデジタル化などを進めるDX推進事業に要する経費として6,398万4千円など、総務費の総額は41億1,612万6千円を計上しております。 次に、民生費では、災害時における要配慮者の個別避難計画の策定等を行う要配慮者見守り支援事業に540万9千円、こども医療支援事業に4,667万4千円、ひとり親家庭等医療費支援事業に1,778万4千円、出産・子育て応援給付金や妊産婦医療費助成金、特定不妊治療支援事業などの母子保健総務費として5,156万7千円など、民生費の総額は103億146万9千円を計上しております。 次、52ページになります。 衛生費では、地球温暖化対策実行計画の策定及び公共施設への再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査などの地球温暖化対策事業に963万9千円、浄化槽設置整備事業に要する経費として2億726万7千円など、衛生費の総額は28億637万3千円を計上しております。 53ページですが、農林水産業費では、農業後継者育成事業に9,285万円、果樹栽培に係る農業後継者の育成を図る未来農業フロンティア推進事業に1,707万円、次のページですが、農道整備事業に1億203万2千円、貝崎漁港改修等の漁港整備事業に要する経費として1億505万8千円など、農林水産業費の総額は14億8,814万3千円を計上しております。 商工費では、そうめん産業振興事業に8,533万5千円、国のデジタル田園都市国家構想交付金の活用によるみずなし本陣施設の整備への支援等を行う観光地等周辺整備事業に要する経費として1億3,230万8千円など、商工費の総額は8億866万8千円を計上しております。 次、56ページです。 土木費では、市道維持管理事業に3億3,208万8千円、市道改良事業に10億4,273万2千円、自転車歩行者専用道路整備事業に10億3,660万2千円、河川維持管理事業に2億1,312万円、58ページですが、都市計画マスタープランの策定及び都市計画総括図のデジタル化等を行う都市計画総務費として3,592万9千円、公営住宅の維持管理・改修・解体等に係る公営住宅安全対策事業に要する経費として1億1,935万9千円など、土木費の総額は38億1,947万3千円を計上しております。 消防費では、防災行政無線整備事業に要する経費として4億270万7千円など、消防費の総額は15億1,373万1千円を計上しております。 教育費では、小学校通学支援事業に7,753万3千円。60ページになります。小学校施設整備・改修事業に1億5,537万円、中学校施設整備・改修事業に9,695万円、市民会館等の維持管理、改修、解体に要する経費として7,228万3千円、世界遺産登録5周年を記念した各種イベントなどを行う世界遺産推進事業に4,185万1千円。62ページになります。世界遺産センター整備事業に2億858万8千円、社会体育施設の維持管理、改修、解体に要する経費として1億5,728万7千円など、教育費の総額は29億1,592万円を計上しております。 次に、歳入についてですが、今申し上げました事業費を賄うため、市税や使用料・手数料などは見込める額を手堅く見込み、また、地方交付税や地方消費税交付金などの各交付金については、今年度の決算見込額や地方財政計画の伸び率等を勘案し、予算額を計上しているものでございます。 繰入金では、公共施設照明のLED化や、高効率空調機器の整備に係る事業等の財源として公共施設整備基金繰入金を6,961万9千円、小中学校の施設整備・改修事業の財源として学校施設整備基金繰入金を3,251万円計上しております。 市債の予算額は、令和4年度と比較して7億520万円増の34億2,480万円となっております。 また、当初予算編成において歳入が不足する分については、財政調整基金からの取崩しで対応したところでございます。 以上、概略を申し上げて、議案第14号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  ここで暫時休憩します。     午後0時01分 休憩     午後0時01分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第15号「令和5年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」、議案第16号「令和5年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」、以上2件について説明を求めます。栗田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  議案第15号と議案第16号を続けて説明をさせていただきます。 議案第15号「令和5年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ78億9,095万3千円で、前年度に比べ1億7,488万5千円、2.2%の減となっております。これは、いわゆる団塊の世代の後期高齢者医療保険への移行が進み、国民健康保険の被保険者数について670人、4.4%の減少が見込まれることが主な要因でございます。 それでは、歳入歳出予算の主なものにつきまして、予算に関する説明書で御説明をいたします。 最初に、歳出でございますが、8ページをご覧ください。 2款保険給付費、1項療養諸費は、合計で49億1,850万6千円で、前年度に比べ1億5,516万3千円、3.1%の減となっておりまして、これは、1目一般被保険者療養給付費の1億5,310万円の減少が主なものでございます。 次に、9ページをご覧ください。 2款2項高額療養費は、合計で7億2,821万4千円で、前年度に比べ2,465万2千円、3.3%の減となっており、これは、1目の一般被保険者高額療養費が減少したものでございます。 次に、10ページをご覧ください。 3款国民健康保険事業費納付金、1項医療給付費分は合計で13億6,590万2千円で、前年度に比べ3,921万7千円、2.8%の減となっており、これは、被保険者数に応じて県に納付する1目の一般被保険者医療給付費分が減少したものでございます。 次の欄の3款2項後期高齢者支援金等分は合計で4億6,050万円で、前年度に比べ2,818万9千円、6.5%の増となっております。これは、団塊の世代の後期高齢者医療保険への移行が進み、後期高齢者医療保険で賄う医療費の増加が見込まれることに伴い、県に納付する1目の一般被保険者後期高齢者支援金等分が増となるためでございます。 次に、11ページをご覧ください。 3款3項介護納付金分は1億7,977万3千円で、前年度に比べ1,406万9千円、8.5%の増となっております。これは、本市の被保険者1人当たりの所得の低下が県全体の平均に比べ少ないと見込まれることに伴い、県に納付する1目介護納付金分が増となるためでございます。 次に、歳入でございますが、3ページをご覧ください。 1款国民健康保険税、1項国民健康保険税は合計で14億6,900万8千円で、前年度に比べ3,125万2千円の減となっております。これは、被保険者の所得が前年度に比べ1.2%減少することを見込み、1目一般被保険者国民健康保険税が減となるためでございます。 次に、4ページをご覧ください。 4款県支出金、1項県補助金は58億7,411万1千円で、前年度に比べ1億3,460万5千円の減となっております。これは、歳出で説明をいたしました2款保険給付費の1項療養諸費や2項高額療養費などの減少により、県から交付される普通交付金が減となるためでございます。 以上で、議案第15号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案第16号を説明させていただきます。 議案第16号「令和5年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ7億4,992万6千円で、前年度に比べ801万5千円、1.1%の減となっております。 それでは、歳入歳出予算の主なものにつきまして、予算に関する説明書で御説明をいたします。 最初に、歳入でございますが、3ページをご覧ください。 1款後期高齢者医療保険料、1項後期高齢者医療保険料は、合計で5億730万9千円で、前年度に比べ481万1千円、0.9%の減となっております。これは、令和4年度の予算におきまして、保険料率の改定などを考慮し、保険料収入を多めに見込んでいたことが主な要因でございます。 次に、歳出でございますが、5ページをご覧ください。 一番下の欄の2款後期高齢者医療広域連合納付金、1項後期高齢者医療広域連合納付金は7億4,079万1千円で、前年度に比べ734万円、1.0%の減となっております。これは、歳入で説明いたしました後期高齢者医療保険料が減少することに伴い、後期高齢者医療広域連合に納付する保険料負担金が減少するためでございます。 以上で、議案第16号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、議案第17号「令和5年度南島原市水道事業会計予算」、議案第18号「令和5年度南島原市下水道事業会計予算」、以上2件について説明を求めます。溝田環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  それでは、議案第17号と議案第18号を続けて説明させていただきます。 議案第17号「令和5年度南島原市水道事業会計予算」でございますが、本市の水道事業は、市内全域が地方公営企業法の適用となっております。 予算書を1枚めくっていただきます。よろしくお願いします。 収益的収入及び支出の予算でございますが、水道事業収益を12億9,744万9千円、水道事業費用を11億7,879万2千円計上しております。 また、資本的収入及び支出の予定額でございますが、資本的収入を3億5,030万1千円、資本的支出を7億7,180万円計上しております。 一時借入金は、限度額を4億円、たな卸資産の購入限度額は2千万円と定めるものでございます。 続きまして、本予算の主なものについて、南島原市水道事業会計予算に関する説明書により御説明いたします。 予算実施計画の1ページをご覧ください。 収益的収入の主なものとして、1項1目給水収益6億8,899万6千円につきましては、令和4年度の水道料金決算見込額を勘案して計上しております。 また、2項5目他会計負担金として1億9,185万3千円及び6目資本費繰入収益として2億1,625万6千円を計上しております。 その内訳でございますが、他会計負担金では、基準内繰入れ分の償還金利子などと、基準外繰入れ分の人件費となっております。また、資本費繰入収益は基準内繰入れ分の起債償還金元金となっております。 次に、2ページをご覧ください。 収益的支出の主なものは、1項1目原水及び浄水費として2億5,744万6千円、2目配水及び給水費として1億7,497万円などでありますが、これらはいずれも水道施設の維持管理費を含めた水道施設の稼働に要する経費で、電話料金、機器の保守点検や水質検査委託料、漏水調査などの委託料、施設の修繕料、電気代、水質管理の薬品代などの経費を計上しております。 その他、人件費などとして5目総係費に2億902万7千円、6目減価償却費に4億4,432万3千円などを計上しております。 続きまして、3ページをご覧ください。 資本的収入につきましては、1項1目負担金として工事負担金を1億1,594万5千円、2項1目企業債として借入金2億1,170万円、4項1目交付金として、県からの交付金2,265万6千円を計上しております。 資本的支出の主なものは、1項1目企業債償還金として3億8,026万9千円、2項建設改良費として3億9,153万1千円を計上しております。これは、起債元金の償還分と道路改良工事に係る布設替工事、交付金事業による重要給水施設配水管布設替工事及び設計業務委託などの事業費を計上しております。 以上で、議案第17号の説明を終わります。 続きまして、議案第18号を説明させていただきます。 議案第18号「令和5年度南島原市下水道事業会計予算」でございますが、本市の下水道事業は、令和2年度から地方公営企業法の適用となっております。 収益的収入及び支出の予定額でございますが、下水道事業収益を6億2,872万9千円、下水道事業費用を5億8,823万5千円計上しております。 また、資本的収入及び支出の予定額でございますが、資本的収入を1億71万4千円、資本的支出を3億806万2千円計上しております。 一時借入金は、限度額を3億円と定めるものでございます。 続きまして、本予算の主なものについて、南島原市下水道事業予算に関する説明書により御説明をいたします。 予算実施計画の1ページをご覧ください。 収益的収入の主なものとして、1項1目使用料6,263万6千円につきましては、令和4年度の下水道使用料決算見込額を勘案して計上しております。 また、2目他会計負担金1億4,822万2千円につきましては、雨水処理に要する経費負担分となっております。 続きまして、2項2目他会計補助金として2億3,981万5千円を計上しております。 その内容でございますが、他会計補助金では、基準内繰入れ分の起債償還金元金及び利子などと基準外繰入れ分の人件費となっております。 また、3目長期前受金戻入として1億7,771万1千円を計上しております。これは、国庫補助金等を差し引いて減価償却費を算定していたみなし償却制度の廃止に伴う減価償却見合い分の戻入となっております。 次に、2ページをご覧ください。 収益的支出の主なものは、1項1目管渠費として1,471万9千円、2目ポンプ場費として3,423万2千円、3目処理場費として8,961万7千円などを計上しておりますが、これらはいずれも下水道施設や雨水施設の維持管理費を含めた施設の稼働に要する経費で、電話料金、機器の保守点検や施設管理業務委託料、汚泥処理などの委託料、施設の修理料、電気料金、燃料費などを計上しております。 そのほか、人件費などとして、4目総係費に4,668万円、5目減価償却費に3億4,265万5千円を計上しております。 続きまして、3ページをご覧ください。 資本的収入につきましては、1項1目建設企業債として借入金4,440万円、3項1目国庫補助金として5,410万円、4項1目受益者負担金及び分担金として221万4千円を計上しております。 資本的支出の主なものは、1項建設改良費として1億760万、3項企業債償還金として1億9,692万2千円を計上しております。これは開田雨水ポンプ場自動除塵機の改築・更新工事、南有馬浄化センターの水中攪拌機の改築・更新工事、下水道債の元金償還分などの事業を計上しております。 以上で、議案第18号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、報告第1号「専決処分の報告について(南島原市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。栗田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  報告第1号を説明させていただきます。 報告第1号「専決処分の報告について(南島原市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項若しくは用語に係る規定の改正又は字句の修正をすること。)について、令和5年1月31日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により議会に報告するものでございます。 改正点につきまして、新旧対照表により説明をさせていただきます。 子ども・子育て支援法が一部改正され、第77条が第72条に繰り上がりましたので、南島原市子ども・子育て会議条例第1条及び第2条において引用しております同法の条項を改正したものでございます。 なお、この改正につきましては、改正後の子ども・子育て支援法の施行に合わせて令和5年4月1日から施行することといたしております。 以上で、報告第1号の説明を終わります。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、報告第2号「専決処分の報告について(南島原市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。柘植建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  報告第2号を説明させていただきます。 報告第2号「専決処分の報告について(南島原市特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項若しくは用語に係る規定の改正又は字句の修正をすること。)について、令和5年1月31日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては新旧対照表をご覧ください。 特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部改正に伴い、引用する「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則第1条第3号」を「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則第1条第4号」に改めたものでございます。 以上で、報告第2号の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  次に、報告第3号「専決処分の報告について(南島原市自然環境、景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について)」説明を求めます。溝田環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  報告第3号を説明させていただきます。 報告第3号「専決処分の報告について(南島原市自然環境、景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例の一部を改正する条例について)」でございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項(既設条例の趣旨に変更を及ぼさない程度において、引用法令の改廃に伴う当該法令の題名、条項若しくは用語に係る規定の改正又は字句の修正をすること。)について、令和5年1月31日に専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 改正点につきましては、新旧対照表をご覧ください。 宅地造成等規制法の題名改正に伴い、引用する「宅地造成等規制法」を「宅地造成及び特定盛土等規制法」に改めるものでございます。 以上で、報告第3号の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日程第27、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」、日程第28、諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦について」、以上2件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、諮問第1号と諮問第2号を続けて説明をさせていただきます。 まず、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」でございますが、人権擁護委員の志岐重樹氏は、令和5年6月30日をもって任期満了となりますので、再度人権擁護委員候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法の規定に基づき議会の意見を求めるものでございます。 なお、志岐重樹氏の経歴につきましては、別紙のとおりでございます。 以上で、諮問第1号の説明を終わります。 続きまして、諮問第2号を説明させていただきます。 諮問第2号「人権擁護委員候補者の推薦について」でございますが、末続修子氏は、前任者が令和5年6月30日をもって任期満了となりますので、新たに人権擁護委員候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。 なお、末続修子氏の経歴につきましては、別紙のとおりでございます。 以上で、諮問第2号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようにお願い申し上げます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  次に、日程第29、同意第1号「副市長の選任について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 同意第1号を説明させていただきます。 同意第1号「副市長の選任について」でございますが、現在欠員となっております副市長について、前副市長である山口周一氏を選任するため、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものでございます。 山口周一氏の略歴は別紙のとおり記載をしております。 以上で、同意第1号の説明を終わらせていただきます。何とぞ御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  この議案につきましては、議会運営委員長の報告のとおり、直ちに審議を行います。 これより、同意第1号「副市長の選任について」質疑を行います。 質疑はありませんか。10番、高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は、議会運営委員会の委員ではありませんけども、1人会派ということで、その代表として、オブザーバーとして入ることができています。質疑はできますが、採決はできない立場なんですが、1回目の議運で会期日程を決めます。そのときに、委員長の報告としては、人事案件の追加議案は途中に出しますということだったんですね。私、そこで、今までずっとそのことについては触れなかったんですが、もうそろそろ私も年を取ってですね、交替しなければならない時期なので、新しい人たちにバトンタッチすることと思ってですね、もう分かっている人事案件は冒頭で出してほしいという意見を申しておりました。 そしたら、一昨日、20日の日に再度議運の招集がありました。そして、人事案件を冒頭で提出するということで、今の副市長のとが提出できたわけなんですが、市長にお尋ねします。なぜ冒頭で出さない人事案件を冒頭で出すということになったのか、説明願いたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  高木議員の御質問にお答えいたします。 これについては、当初といいましょうか、一番議運が、最初の議運が終わった後、記者発表があります。そこでも、この人事案件はどうするんだというふうな問いがございました。そのときに、この期間中に出してもらいますということ、この議会の期間中ですね。そういうことで記者発表のときは説明をさせていただいておりました。それは多分14日だったかなと思う。13日か14日と思うんですが、それで、前回の副市長の選任について、皆さん方の判断もいただいて、そういう中で私も考えてきたところでありましてですね、皆さん方、それぞれの思いの中でそういう判断をされたんだろうというふうには受け止めております。 私としては、ずっとそういう考える中で、最終的に15日と言いましょうか、その時点で、やはりもう私としては前副市長を今回挙げさせていただいて、皆さん方の同意をいただきたいという、最終的に私自身の気持ちで、2月16日ですね、事務上の手続を行って、そして17日ですね、議案を議会事務局のほうに送ったというところであります。 続けて申し上げますが、どうして山口前副市長を、また再度提案するのかというふうな思いも皆さん方、多分お持ちであろうというふうには思っているところであります。これについては、私が就任して8年ともう半年以上過ぎたところでありますが、山口副市長は、私が就任して、そして半年ほど過ぎた次の1月から就任をしていただいたところでありましてですね、ちょうど8年務めていただいたところでありました。 これについては、その間、南島原市の将来を見据えながら、同じ思いで市政推進に当たっていただいた、私はそういうふうに考えておりますし、受け止めているわけでありますが、前副市長山口氏は、長崎県の県の職員時代から培われた豊富な経験、知識を基にして、本市が直面するいろんな課題や問題解決に向けて取り組んでいただいたと、私はそういうふうに思っておりまして、私の不足する部分をサポートしていただいて、私にとっては心強い相談相手でありまして、市政運営におきましても欠かすことのできないという、これからも強い思いで、今回再度皆さん方の御同意をいただきたいということで提案をさせていただいたところであります。 そういうことで、皆さんがなぜかというふうな思いもありましょうけれども、私の思いはそういうことで、再度挙げさせていただきましたので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  10番、高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  2回目ですけども、私はなぜ前副市長を出されたのかという質疑はしていないんですけどもね、会期の途中で出すということについて、なぜ冒頭に変わったのかということについての説明だけでよかったんですが、今市長から詳しい説明がありました。だから、ちょっと私も市民の方の意見としてね、20日の午前中にも電話があったんです。市長は副市長がおらにゃ1人大変やろうけんで、どがんなっとかやったけん、私知りませんと言っていました。そして、ということは、誰でもいいというこというようなね、別な人をというような問合せだったんですが、私は知りませんということで終わっています。 そしたら、また別な人で…… ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員、質疑をお願いいたします。 ◆10番(高木和惠君)  質疑しますよ。 そういうことで、今市長が詳しく言われたので、私も少し市民の代表者として市民の声をもらっておりましたので言わせていただきたいんですが、同じ人を出すような声があるけど本当かじゃから、いや、それも私分かりませんということを言ってたんですね。 そこで、ちょっともう一つ耳に入ったのが、市長が皆さんに電話をしていると。お願いの電話ということだったので、本当かなということもあったんですが、その辺のところで確約が取れたので冒頭で出されるのかなと、これ私が思ったんですが、その辺のところの説明を求めます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員、質疑をお願いいたします。 ◆10番(高木和惠君)  質疑出しましたよ。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁できますか。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  電話したかどうかということでありますが、かつてこの議場で人事案件だと思います。そのときは私も皆さん方にいろいろとお願いもしたいと思いもありました。気持ちを伝えたことはありましたけど、そのとき高木議員が、そういう電話で根回しみたいなことはせんでも、ちゃんとそれぞれが判断をして選ぶんだというふうなことをおっしゃったことがあります。そういうふうなことでもありましたので、電話はそういう意味ではしておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  じゃ、分かりました。してないということですね。 私、真摯に受け止めるという言葉をよう行政の方から聞くんですけども、前回12月議会で、これ同意できないということだったので、真摯に受け止められるのかなと思ったんですが、分かりました。 もう一つは、一般質問の聞き取りをされる中でこの話が出たんですが、部長級には、総務部長にお尋ねします。 部長の人たちというのは、追加案件が、追加じゃない、冒頭で出てね、この採決が今日あるということは、部長たち知らないということを私3人ぐらいの人から聞いたんですが、知らないんですか。言うてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員、それは副市長人事の質疑に関係しないと思いますので。 ◆10番(高木和惠君)  どうして。 ○議長(吉田幸一郎君)  関係ないでしょう。 ◆10番(高木和惠君)  人事案件を知らないという部長級。 ○議長(吉田幸一郎君)  市長に答弁を求めてください。 これで、ほかに質疑ありませんか。寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  1番、新風南島原、寺澤佳洋です。 私もこの議案に関しては一般質問後に上げられるかと思っておりまして、一般質問の中に幾つか質問項目を用意していたんですが、それに先立って、もし今御回答可能であれば回答いただきたいと思います。 先ほど、山口副市長とのタッグに関しては、約8年間にわたる長い経験であったりだとか経歴から、強みの部分は教えていただきましたが、前回やはり不同意ということで、やっぱりそこに対して必ずしも皆が賛成しているわけではないというところにおいては、恐らく山口副市長との弱み、もしくは改善すべき点があるという議員からの意見ではないかなと思っておりますが、今回、この同意が得られた際に、山口副市長とのタッグにおいて改善すべき点であったりだとか見直すべき点などありましたら、お答えいただけますでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  よろしいですか。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  見直す点があるかどうかということでありますけれども、私に対する皆さん方の考え方なのか、山口前副市長に対する皆さん方の考え方であるのかという部分は、私自身も大変前回の判断をいただいて考えてきたところであります。 しかし、今まで副市長と一緒になって、この南島原市の将来を見据えた上でいろんなこと、取組をしてきたところでありますが、皆さん方がそれについてですね、どういう判断をどういう気持ちでされたのかなという思いは今日に至ってもあります。 そういうことで、見直すところがと、こうおっしゃっても、なかなかその辺はちょっと表現のしようがどうかなと思うところありますが、それでよろしいですかね。 ○議長(吉田幸一郎君)  ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  これで、同意第1号の質疑を終わります。 お諮りいたします。同意第1号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  異議なしと認めます。よって、同意第1号は委員会付託を省略することに決しました。 討論を省略し、これより同意第1号を採決します。 この採決は無記名投票をもって行います。 投票の準備のため、暫時休憩いたします。     午後0時45分 休憩     午後0時46分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまから無記名投票を行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(吉田幸一郎君)  ただいまの出席議員数は18名であります。 投票用紙を配布させます。     〔投票用紙配布〕 ○議長(吉田幸一郎君)  投票用紙の配布漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(吉田幸一郎君)  異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本件に賛成の議員は賛成と、反対の議員は反対と記載台において記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いします。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第72条第2項の規定により反対とみなします。 点呼を命じます。綾部事務局長。     〔議会事務局長の点呼に応じ投票〕 ○議長(吉田幸一郎君)  投票漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 これより開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、15番、黒岩英雄議員、16番、井上末喜議員を指名いたします。よって、両議員の立会いをお願いいたします。     〔開票〕 ○議長(吉田幸一郎君)  投票の結果を報告いたします。 投票総数18票、これは先ほどの出席議員に符合いたしております。 そのうち、賛成  10票      反対   8票 以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意第1号は同意することに決しました。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(吉田幸一郎君)  ここで、市長からの発言の申出があっておりますので、これを許します。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) ただいま副市長の選任につきまして御同意をいただきまして、議員の皆様には感謝を申し上げるところであります。ありがとうございました。 今後の予定でございますが、3月6日月曜日に山口氏に副市長の辞令を交付をして、同日に副市長に就任をしていただく予定でございます。山口氏には、これまでどおり本市の市政運営に、そしてまた、私の政策実現に向けて頑張っていただくというふうに考えております。 改めて議員の皆様方に感謝を申し上げるところであります。誠にありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は2月27日定刻より開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後0時57分 散会...