南島原市議会 > 2022-09-21 >
09月21日-03号

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  1. 南島原市議会 2022-09-21
    09月21日-03号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 4年  9月 定例会(第3回)第3日 9月21日(水曜日)出席議員(17名)       1番  寺澤佳洋君    11番  隈部和久君       2番  松本添花君    12番  林田久富君       3番  日向栄司君    13番  松永忠次君       4番  井上修一君    14番  小嶋光明君       5番  田中克彦君    15番  黒岩英雄君       6番  末続浩二郎君   16番  井上末喜君       7番  永池充宏君    18番  田中次廣君       8番  酒井光則君    19番  吉田幸一郎君       9番  中村哲康君欠席議員(2名)       10番  高木和惠君    17番  吉岡 巖君説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    建設部長      柘植善和君 副市長       山口周一君    環境水道部長    溝田勝幸君 教育長       松本弘明君    教育次長      五島裕一君 総務部長      米田伸也君    総務秘書課長    隈部修司君 地域振興部長    菅 三郎君    財政課長      石川伸吾君 市民生活部長    山崎康徳君    会計管理者     笹田 勝君 福祉保健部長    栗田一政君    農業委員会事務局長 松尾 強君 農林水産部長    内田繁治君    監査委員事務局長  松尾修一君議会事務局出席者 局長        綾部洋一君 次長        松藤義孝君 書記        高原 洋君第3回定例会議事日程 第3号 令和4年9月21日(水)午前10時開議日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ9月21日田中克彦議員一般競争入札について1002自転車歩行者専用道路の活用について3スマートウエルネスシティ構想について永池充宏議員1産業の振興について1122農業の振興について3観光の振興について松永忠次議員1南島原市デマンド型乗合タクシー実証運行について1262防災について3道路行政について4本市の広告掲載事業について5所信表明について6寄付受入れについて井上修一議員1障がい者専用駐車スペースについて1412道路標識、市の案内板、路肩の白線また、歩道について3デジタル活用支援推進事業について4地域防災計画について日向栄司議員介護職員不足について1522第6期南島原市高齢者福祉計画について3新型コロナ感染症対策について4デジタル・トランスフォーメーションについて5有馬干拓について6自転車歩行者専用道路について     午前10時00分 開議 ○議長(吉田幸一郎君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は17名であります。 高木和惠議員、吉岡巖議員から欠席の届けがあっております。 定足数に達しておりますので、これより、議事日程第3号により、本日の会議を開きます。 日程第1、市政一般質問を行います。 まず、5番、田中克彦議員の質問を許します。5番、田中克彦議員。 ◆5番(田中克彦君) (登壇) 皆さん、おはようございます。5番、新風南島原、田中克彦です。 議長の許しを得ましたので、通告に従い、これから一般質問をさせていただきます。質問方式は、一問一答方式で行います。 私の一般質問は大きく3点。1つ目が一般競争入札について。2つ目が自転車歩行者専用道路の活用について、3つ目がスマートウエルネスシティ構想についてです。 まず初めに、一般競争入札について質問をいたします。 例を挙げるとするならば、今年の7月8日公告の旧口之津庁舎解体工事についてでありますが、工事の種類が解体工事である制限付一般競争において、解体工事の実績が6千万円以上となっていますということの話を聞きました。そのような制限がかけられた理由について説明をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 それでは、田中克彦議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、一般競争入札についてでありますが、最初に、工事種類が解体工事である制限付一般競争入札において、解体工事の実績が6千万円以上となったのはなぜかと。 旧口之津庁舎解体工事についてでありますが、南島原市制限付一般競争入札発注基準を内規により定めております。その中で、各工事種類において、地域要件、格付等級及び年間平均完成工事高などの参加条件を定めております。 旧口之津庁舎解体工事につきましては、まず、地域要件は、市内の本社業者のみ参加できるよう条件を付しております。 次に、格付等級においては、解体工事の建設業許可は当然ですが、土木一式工事Aランクまたは建築一式工事Aランク以上とし、最後に、年間平均完成工事高については、土木Aランク及び建築Aランクの業者は不要とし、ランク外で解体工事業の許可をお持ちの業者は、施工能力の担保や品質の確保及び安全対策のため、設計金額以上として条件を設定しておりますので、今回の旧口之津庁舎解体工事については、年間平均完工高を6千万円以上としております。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  先ほどの答弁によりますと、土木一式工事のAランクと建築一式工事のAランクの業者であれば参加ができ、また解体工事実績では6千万以上となったときに、解体工事の実績は積んでいる、解体工事を今までいろいろ経験している業者であっても、6千万円という縛りがあるために入札に参加できないということなんですよね。 例えば、そういったときに、土木のAとか建築のAの業者であれば、例えば解体工事の実績がなくとも入札に参加できるということなんですか。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  土木の一式Aランク、建築一式のAランクを持っている業者は、それで要件を満たすということでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  そしたら、ちょっとお尋ねしますけど、6千万円以上の実績を上げる業者というのはなかなか少ないという話を聞きました。 例えば、この中の発注基準の中に、市内に本社を持つ会社のみとなっていますが、例えば市内の業者の実績、解体工事6千万円以上の業者というのは、この南島原市に約何割ぐらいあるのかということが分かったら教えてください。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  市内1社でございます。1社、解体業者でいうと1社でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  1社のみとなったときに、ほかにも、例えば解体工事のいろいろ実績があって、聞くところによると、例えば6千万円に達していない業者でも、今回の発注のレベルまたはそれ以上のレベルを、県内での工事発注で取っている業者なんかもいるんです。 そういうふうにして実際に実績を積んでいるところの業者が参加できないというのはどういうものなのかなと、私自身思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  今の御質問にお答えしますけども、基本的にそういうような市内の事業であっても実績に加算されますので、よその事業、例えば、雲仙市とか県の工事とか、そういうような事業をやられている方も実績として上がってきますので、議員おっしゃられたような格好はないと私は思っておりますけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  実績は1件、2件の少ない実績であれば、なかなか6千万を超えるというところはちょっと難しいんじゃないかなと思うんですけど、本当に実際やっている業者があって、例えば、さっき言ったように土木Aであって建築Aであり、そこの業者自体が実際解体工事は経験がないという業者でも入札できて、そこが入札で通ったならば、例えば下請の会社にそれぞれさせるというような形になるんですけど、結果的には、そういったところも含めて考えると、実際にある程度の規模の解体工事をできる会社があったら、それらも一般入札のほうに入れたらどうかなと思うんですけど、いかがでしょう。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。
    ◎副市長(山口周一君)  基本的に一般競争入札を私たちが執行しているのは、入札金額が1千万以上、これについて一般競争入札をやっております。それ未満については指名競争でやっているというふうな格好で、全てそういう議員がおっしゃられたような格好の条件で参加することはできないと。 先ほど市長が申しましたとおり、入札を執行するに当たってはいろんな制限が入ってきますので、そういうことで、今回は実績6千万以上お持ちの解体の方についてのみ参加していただいたということでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  そのように市でやっていくというところが、実際に実績があるような会社のところがなかなか伸び切れないところが、一つの原因かなと思うんです。 ちょっとお尋ねしますけど、まず、長崎県や例えば雲仙市の同等案件における入札方法、条件等はどのようになっているのか、分かればお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  まず、長崎県におきましては、解体の近年の発注状況を確認したところ、一般競争入札ではなく指名競争入札で発注されているというところでございます。 また、雲仙市におきましては、地域要件のみが参加条件ということでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  雲仙市では、要件を満たしておけばいいというようなところで、6千万円の縛りがない、例えば1千万、2千万という縛りがないということですね、確認します。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  そうですね。雲仙市は地域要件の指定のみが条件であるということから、金額の条件はないということで理解しております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  そういうふうにして、例えば雲仙市が条件がないというようなところで工事を発注し、今までやってこられている中で、そこの工事が手抜きになったりとか、そういったことはちょっと聞いたことがないんですけど、そういった実績を踏まえていくと、私たち南島原市も、そういった業者が潤う、例えばBランク、Cランクとかもあったりとか、例えばそこまで、6千までいかんけど一生懸命頑張っている業者については、しっかりと南島原市で育てていきながらというか、ちょっと失礼なことなんですけど、そういう経験を積ませていって、いろんな工事に対応できる業者を増やすというような形を取ったほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  議員が今お話しになられたようなことも一つの考え方じゃないかというふうに思っておりますけど、ただ、私たちは事前にこの方法でやりますということを事業者の方にお示しした上で事業を実施しておりますので、もしも変えるとした場合は、最低1年前に事業者の皆様に御説明申し上げて実施するということになっていくと思いますので、そこらあたりは今後、解体工事はそんなに数多くあるものじゃございませんけども、建設業協会あたりと相談した結果、もう少し条件等を緩和したらどうかというようなお話があれば、そこらあたりは検討していかなきゃいけないというふうに思っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  おっしゃるとおり、1年前に変更がいろいろあって、ちょっと大変かもしれませんが、本当に本市における業者を育てるという意味合いも持ったら、その辺はちょっと変えていただきたいなと思います。 一般競争入札というのは、公平性とか競争性、経済性が最も確保されるというところがメリットがあると思うんです。そういうふうにして、本市みたいにそのような制限をかけることということは、公平性にちょっと欠けるんじゃないだろうかと。 もっと幅広く入札に参加できるようにすべきだと思いますけど、ぜひその辺は前向きに、検討という言葉ではなくて、前向きに、そこは業者とも相談しながらというふうな意味合いを込めて、ぜひ進めてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  入札に関しましては、先ほど市長が申しましたとおり、いろんな条件を付して私たちは執行しているところでございます。 特に、Aランクの方たちについては、基本的に県の審査等を基本にしながら、私たちもそれを踏襲してやっているところでございます。 だから、Aランクの業者の方は、やっぱりレベル的にも技術的にも体制的にもちゃんとしたものになっているということで、一般競争入札については1千万以上、基本的にはAランクの場合は3,500万以上の工事についてやっていただくわけなんですけど、金額ごとにランクを定めているわけなんです。 だから、全ての事業について、一般競争入札であれば参加できるというふうなことじゃございませんので、そこらあたり理解していただきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  その辺は分かります。工事の発注の大きさ、規模によって、それのランクがあるというようなところがあるんですけど、やっぱりある程度の大きな事業についても、今までの縛りよりも少し緩めていただいて、Bランク、Cランクの会社が、本当に力を持っている会社もあると思うんです。そういったところをしっかりと育ててもらって、南島原市内にはしっかりとした技術を持った業者がたくさんいるというようなところで、やってほしいなと考えています。 ついでに、ちょっと聞きたいことがあるんですけど、最近、総合評価の落札方式があるということを聞きましたが、本市ではそういったことを使われているのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  本市でも、5千万以上の工事について試行的に実施しております。年間四、五件程度実施しているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  最近、私もちょっと勉強不足なんですけど、そういう総合評価落札方式ということは、ただ値段だけじゃなくて、いろんな技術とか、例えば住民に優しいとか、いろんな意味でとても大切な落札の方法じゃないかなと私自身考えています。ぜひ、それも含めてよろしくお願いいたします。 2点目に入ります。自転車歩行者専用道路について質問を行います。 今月1日より口之津の大屋地区の一部で供用が開始されました。 例えば、私がちょっと住んでいる近くでいえば、口之津町の白浜の交差点から口之津の唐人町までの路線についても、半年ほど前より舗装も完了し、使える状況にあるように思うんです。 このような交差点から交差点間の整備が完了した箇所から、少しでも早く供用開始をしていただいて、市民の皆様のいろんな運動とかそういったところに利用していただけたらなと思うんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  田中議員の御質問ですけども、交差点間の供用開始につきましては、本定例会の挨拶で市長が申し上げられたとおり、整備区間第1期地区のうち、口之津町大屋木之崎地区の一部、約390メートルの区間を供用開始したところでございます。 今おっしゃられました白浜から唐人町、これは第1期地区の加津佐町、口之津町、南有馬町の計画区域になるところでございますけども、その区域につきましては、今年、交通安全施設等を設置する工事区間となって、今、契約をしております。 その工事が完了し、通行できる道路となった区間から、順次供用開始を進める予定でございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  舗装は完了しても、まだそういったいろんな部分でまだ完成とは言えないというところなんですけど、そういう工事を発注しているとか、その辺がもう発注済みとかいうようなところであれば、例えば一番近いところでとか、早くて何月頃にどの辺が通れるとか、その辺は何かありますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  市道等の供用開始になりますと、今発注している工事が完全に完成したという形をもって、供用開始という公示を行うことになります。そこで初めて通行可能となっていくわけですけれども、供用開始となりますと、市道とする道路の瑕疵管理の事情もございますので、思いのほか、その部分は道路管理者として、きちんと責任を負う形を持った方法で通行というところを目指していきたいと思います。 その中に加えまして、供用開始について、いつからするよというところの早めの予告とか、いつ頃できますというような広報についての手法は、今後また工夫していきたいなと思っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  その辺は、ある程度発注が済んで、工事する業者が決まって、ある程度予定が立てられると思いますので、分かる範囲からその辺はぜひよろしくお願いいたします。 建設部におかれましては、いろんな災害とか自転車歩行者専用道路とかたくさんの案件があって、とても大変な部署だと思っています。ぜひ、その辺についてはよろしくお願いいたします。 2点目につきましてですけど、自転車歩行者専用道路の基本的なルールの構築が必要じゃないかと考えています。 基本的には道路ですので、道路交通法という法律の下、様々な遵守事項は決められておるということは分かっているんですけど、南島原市ならではルールづくりをしていくべきではないかと考えています。 もちろん、道交法で定められた基本ルールの周知をした上で、南島原ルールが必要かというようなことです。 例えば、道交法では自転車に乗るときはヘルメットを着用の義務はないんですけど、南島原市はヘルメットを着用するんだというような、ちょっといろんな一般の市民も使うし、よそから来る人もいるし、いろんな事故とかも鑑みて、できるだけそれを推奨していくとか。 例えば、レンタルサイクルなんかも今からいろいろ準備されると思うんですけど、恐らく南島原市には、ただ自転車道路を自転車に乗って通るだけではなく、それぞれ地域の観光箇所を自転車に乗って回られる観光客もたくさんいると思うんです。 そうなったときに、3人、4人、5人でお越しいただいたとき、自転車で車列を組んで一般道を通行するわけですが、そういったときに、例えば自転車にバックミラーをつける、安全のため。それは車も安全やし、例えば乗っている人も、最近はEV車など音がしないような車も多いので、後ろから車が来ているというのを確認できるような、そういったことをつくったりとか。 例えば、自転車ももちろんスローサイクルというようなところでうたってあるんですけど、やっぱりスピード制限についてスローをしっかり守ると、これ当たり前のことですけど、そういったところをきちんと確認するとかというようなところもあると思いますけど、その辺については、ルール的にはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  まず、ルールづくりでございますけども、自転車の運転をする際の運転者の意識を高めるというところを基本にした南島原市のルールづくりは、今までも以前の定例会でも議員の方々からも提案いただいた内容でございます。 ヘルメットの着用が、今年度の4月に道路交通法の改正によって努力義務とする形で着用しなさいという形です。 先ほど議員がおっしゃられましたとおり、ヘルメットはもう全て着用しようよというような風潮も、私たちも確認はしておりますので、市内のこの自転車道路の自転車、そこについては国道とか県道ございます、市道もございますけど、その際には我が身を安全にするためにはヘルメットを着用するような、市としての何らかの条例とかを整備する必要もあると思いますし、先行した自治体ではそういう形を取っているところも確認しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  ぜひ、その辺の市としてのある程度道交法にはないような決まり事というようなところをちょっと考えて、本当に安全で自転車ライフが楽しめるような道路にしていただきたいと考えています。 もう一つ、ちょっと私が考えている中で、交差点手前に柵が3つついています。ということは、あれをぐにゃぐにゃと行かないかんわけです。 そうなったときに、自転車もぎゅんぎゅんと行く、歩行者もぎゅんぎゅんと行く。そこでは、いわゆる歩行者と自転車が交わるような形になる。そういったときに、もちろん歩行者が優先になるかと思うんですけど、その辺のことについてもしかり。 例えば、今度は一般道と自転車歩行者道路が交わっている部分、以前からもいろいろ議論されていますが、一旦停止ができないとかそういったところもあるんですけど、実際、事故を起こしてしまえば自動車側に責任があるのはもう当たり前、明白なんです。 そういった中で、その辺の、もちろんそこを利用している人たちも自動車に気をつけなければいけないし、自動車ももちろん気をつけなければいけないんですけど、そういったところの注意事項とか。 それともう一つが、例えば普通の道路でいくと、基本的には歩行者は右側通行、自転車は左側通行なんです。この本市の自転車歩行者道路を見ると、例えば中央線から見たときですよ、中央線とします、自転車はこっちを通るとしたときに、左側通行ですから自転車はこう行って、こう行くわけですよね。歩行者が右側通行になった場合は、今度はこうなって、こう行くわけです。 例えば歩行者が歩いているときに、自転車が歩行者側を追い越すような形になっていくわけです。人間の心理としては、対面から来る自転車をよけるほうが易しいかもしれませんが、そういったときに、右側通行しているときに左側に来ている自転車にちょっと不安があるとか。 例えばよその自治体でこういうふうな道路を造った場合に、その辺のルールはどうなっているのかとか、そういったところも考えていくと、交通事故の防止につながるんじゃないかなと考えています。 もう一つ、1件ちょっと聞きたいんですが、緊急自動車の乗り入れについては、どのような考えをお持ちでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  緊急自動車の乗り入れにつきましては、火災とか救急車とかの進入、それに対応できるように、先ほど申されました交差点の3つのボラードといいますけども、着脱式にしております。 その進入につきましては、まだ供用区間が短いこともありますけども、消防署にも協議を進めておりますので、その辺の運用については、また順次お知らせしていく予定でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  ぜひ、事故が起きないことが一番いいんですけど、そういう緊急自動車がスムーズに進入できて、市民または観光客の命を守るという意味では、その辺も考えていただきたいと考えています。 次に、自転車歩行者専用道路の完成後の利用促進、観光客誘致の具体策はできているのかというようなところをお伺いします。 これは、今までもたくさんの議員が言われてきたところと思うんですけど、ハード面、ソフト面含めていろいろあるかと思いますが、その辺について、今現時点での市での考え方というところを説明をお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今後、完成後の利用促進、観光客誘致等の具体策についてのお尋ねでございますが、現在、こちらのほうで進めておりますのは、市内の観光施設にサイクルラックを設置するとか、サイクルコースの設定、あとベンチの整備などを行いまして、受入れ環境の整備を進めていくということを考えております。 また、ソフト面につきましては、特にサイクルイベントを実施される団体と協力をしまして、そういうイベントを開催して、誘客を図っていきたいというふうに、現在のところは考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  具体的な内容がちょっと見られていないので、その辺は今のうちにしっかりと考えていただいて、もう全線開通したならば、もうすぐそれをいろんなところが利用できるというようなところが大切かと考えています。 南島原市が出しています南島原市自転車活用推進計画のほうを見ていくと、例えば、南島原市における自転車施策に対する期待というようなところをちょっと見させていただいたら、まず、安全快適に自転車に乗れるというようなところが一番多くて75.5%、いつでも休憩できる環境が欲しい、それが44%。迷わずに走行できる、マップとか何とかその辺も含めてでしょうけど、迷わずに走行できる。それと、サイクリストが安心して宿泊できる施設が欲しいとか、自転車のトラブルに即対応できるような市の体制が欲しいとか、その辺が上位を占めていましたので、もちろんその辺を鑑みながら今から計画は立てられると思いますけど、そちらのほうもどうぞよろしくお願いいたします。 また、先ほど述べられましたソフト面では、イベントを開催するそういう団体というようなところで、サイクルイベントとかあるんですけど、その辺については、サイクルだけではなくて、歩行者またはランニング、そういったところも含めてぜひ取り組んでいただきたいというところを考えていますけど、それについて、今、実際どの部署がどのようなことをやっているのかとか、その辺でもし分かれば、それぞれの各部署で何かありましたらお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  先ほど申しましたサイクルイベントの実施については、私ども地域振興部で実施をしております。 あとは、その完成後の、先ほど申されました、例えばランニングでありますとかこういうことについては、社会体育の担当部署でありますとか、今実際いろんなイベントを開催しているところに私どもも働きかけをしまして、自転車歩行者専用道路に引っかけたところでイベント開催を働きかけていきたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  そういったもちろんハード面、ソフト面に対して、市役所の職員の方々が頭をひねりながら、いろいろな対策を練りながら、市民がいかに安全に活用できるかとか、観光客を呼ぶためにはどうしたらいいかといったところを考えながらされると思うんですけど、田舎に住んでいて田舎がよく分かっていない、灯台下暗しというようなことをよく言われているかどうか分かりませんけど、実際、都会の人が南島原市に来て、わあ、何という自然なんだとか、何とおいしいものがたくさんあるんだとか、そういったところも、よそから来て初めて南島原市のよさが分かるというようなところもたくさんあると思うんです。 そういった意味では、そういった考えをいろんなところから集めて、それを基に考えるというようなところが大切かと考えていますので、その辺についてもどうぞよろしくお願いいたします。 最後に、スマートウエルネスシティ構想について質問を行います。 これは、質問というより提案になるかと思いますけど、よろしくお願いします。ちょっと話は長くなります。 私が議員を目指したきっかけは、人口減少、少子高齢化が進むこの南島原市を何とかしたい。今後10年、20年、30年先の南島原市民が幸せに暮らせるまちづくりを進めてみたいという気持ちからです。そういう気持ちから、前職、途中で職を辞して挑戦させていただくことになりました。おかげさまでこの場に立たせてもらっています。 また、私の目指す主な4つのビジョンが、1つ目は、教育環境の整備として、子育てしやすい環境づくり、2つ目が、スポーツ・文化の振興として、スポーツ・文化活動の環境整備、3つ目が、福祉の充実としての健康寿命日本一を目指す取組、4つ目が、地域振興としての地域産業や自然を生かしたまちづくりの推進、という4つのビジョンを持って、それらを上手に絡めながら南島原市の将来を考えていく。住みやすいまち、住み続けたいまち、そういったところを市長さんがおっしゃるんですけど、そういったところを私も目指して頑張りたいと考えています。 これらのビジョンを生かす方法について、自分なりにいろいろ勉強させてもらいました。そんな中、スマートシティというまちづくりがあるということを知りました。 スマートシティは、2020年代に日本で導入が検討されている都市計画ということで、ICT等の新しい技術を活用してマネジメント、いわゆる計画、整備、管理、運営の高度化により、地域の抱える様々な課題の解決を行い、また、新たな価値を創出し続ける持続可能な地域と、内閣府で定義されています。すなわち、新しい技術を生かして住みやすいまちをつくるということです。 前回も日向議員も、いろんなWi-Fi施設とかそういった住みやすいまちづくりについて提言をされていましたけど、私も全くそのとおりで、そういうふうに今からの時代は、私たちも年を取ってきたら新しい技術が全然分からんではなくて、今からのまちづくりを目指すためには、そういったところにも踏み込んで考える必要があるんじゃないでしょうか。 もっと調べていくと、今度はスマートシティにウエルネス、簡単に言うと健康をプラスさせて、スマートウエルネスシティというまちづくりを実践している自治体もたくさんあるということも分かりました。 そこで、このスマートウエルネスシティまたはスマートウエルネスシティ構想について、本市ではどれくらい理解されているのかというところでお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  なかなかこれそのものに、私自身も本当に深い、今、田中議員からいろいろとおっしゃっていただいておりますが、そういう感覚的な部分は分かるわけでありますが、なかなか個人的にどこまで深さを持って理解できるかという部分は、自分としてはなかなか怪しいなという部分もありますが、行政として、市として考えていることは、スマートウエルネスシティとは、少子高齢化、人口減少が急速に進む中で、高齢になっても地域で元気に暮らせる社会を実現するために、人々が健康で生きがいを持って、安全・安心で豊かな生活を営むことをまちづくりの中核に位置づけた、住民が健康で元気に幸せに暮らせる都市モデルであるというふうには、通り一遍のように聞こえますけど、そういうふうに一応認識はいたしております。 現時点では、本市においては、このスマートウエルネスシティという枠組みでの具体的な計画や施策は行っておりませんけれども、基本的な理念であります住民の皆さん方が健康で幸せに暮らせるまちづくり、これに通じる各種施策については実施をしているというふうに思っております。 このスマートウエルネスシティの基本的な理念は、私が掲げております、これからも住み続けたい、住んでみたいまちづくり、これにも深く関わるものであることから、今後しっかりと研究を進めてまいりたいと考えているところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  私も、ちょっとそういったスマートウエルネスシティについていろいろと調べさせてもらったところ、スマートウエルネスシティ首長会議というものがあります。現在では百数十の区市町村が加盟されている団体であります。 我が国の超高齢人口減少社会によって生じる様々な社会課題を自治体自ら克服するため、この危機感を共有する首長が集結して、健幸、健幸の幸は幸せというような言葉を使われているんですけど、健幸をこれからのまちづくりの基本に据えた政策を連携しながら実行していくというようなところが、平成21年11月にそこが発足されて、毎年2回の研究会を定期的に開催しているということが分かりました。 私もこれを見ていくと、たくさんの南島原市と似たようなレベルというか地域がたくさん入っており、その中で学ぶこともたくさんあるんではないかというようなところを考えていました。 そんな折、先月、東京に1回行く機会がありまして、高校の先輩であり恩師に連絡を取って、まちづくりについて相談をさせてもらいました。私、議員になって、今こんなことを頑張っていますよとか、そういった話をしていると、その恩師が、これからのまちづくりにはスマートウエルネスシティ構想が大切だという話をいただいたんです。ああ、まさしくこれだというようなところを、私も感じました。 その恩師というのは、皆さんほとんどご存じかと思いますが、東京マラソンの事務局長として、16億5千万からスタートさせた東京マラソンを、今ではワールドマラソンメジャーズ、いわゆる世界の6大マラソンに成長させた張本人であり、約53億円規模の一大イベントに今仕上げているんです。そういった人物が、現在、東京で活躍されており、そういう方が南島原市の出身者でいる。現在は、東京マラソンの事業担当局長とレースディレクターとして活躍されている方です。 また、話を伺っていくと、財団法人東京マラソン財団は、まちづくりにも力を注いでいるということを伺いました。 そういったところで、まさしく今、南島原市が少子高齢化、また人口減少を抱えている中で、そういった大きな財団法人東京マラソンというビッグネームの下に連携を組んでやっていくと、人も集まりやすくなったりとか、すばらしいまちづくりができるのではないかと私は考えました。そこで、ぜひ先生、私たちの町に力を貸してくれんやろうかというようなことをお願いしたところ、地元のために快く相談に乗ってやるよというようなことを言ってもらっています。 また、東京マラソンの財団の監修の下に、マーケティングのプロ、そうですね、宣伝がうまくてあれだけの規模を成し遂げているんですから、マーケティングのプロのアドバイスをもらいながらまちづくりもできるだろうし、例えば、市の職員に対してもマーケティングについて講演をしてやるよとか、そういった話もいただいています。そういった、地元出身地のために一生懸命何とかやってくれるよという方がいらっしゃると思うんです。現にいらっしゃいますので、そういった方をぜひ呼んだり何なりして、知恵を貸してもらうのも一つの方法かと思います。 私は、そういったアドバイスをもらいながらまちづくりをするということは、南島原市にとっては外れのない宝くじと思うんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、田中議員から御紹介いただいた東京で活躍されている方、これは本市の加津佐の出身でありまして、高校の同じ同窓でもあります。お姉さんは私より1級下ということであります。 家庭の環境も、私自身も存じていたところでありますが、その方が、ここでどうかなと思いますが、高校の先生をされておりました。しかし、思いがあって、アメリカの大学に職を辞めて勉強に行かれ、そして、帰ってこられてから、今おっしゃったような形で、こういう事業に、先ほどおっしゃった東京マラソン大会をはじめとしたスポーツイベント、あるいはまちおこしなどで活躍されて、大きな実績を上げられている方であります。 私も、その方の人となり、あるいはその思いなりは、私なりに受け止めてはいるところであります。今回、本市のために提案をしていただける意向があるということでお聞きをいたしまして、大変ありがたい申出であるというふうには思っております。 まずは、具体的な提案内容をお聞かせいただいて、そういう機会をいただけるような段取りをしたいというふうに考えているところであります。現段階でそういう思いでおります。 田中議員が、いろいろとその方と、早野さんとおっしゃいますけど、関係があって、先輩後輩、そういう田中議員の関係でもありまして、しっかりとやっぱり先ほどからおっしゃっていただいているような形で、この地にいろいろ貢献をしていただければ、大変ありがたいなというふうに私は思っているところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  前向きの答弁、ありがとうございます。 私がもう少しちょっと話を詰めていったところによると、担当者がもし東京のほうに来れるようであれば、まちづくりについての説明や、スマートウエルネスシティ構想に基づいてつくった千葉県内のある町を案内していただけるような約束も取り付けてあります。 それを実行しろということじゃないかもしれませんが、ぜひ話を聞いて、どういう構想があるのかとか、南島原市にとってプラスになるところは、そういうようなところをどんどん取り入れていきながらやっていっていただきたいと考えています。その辺について、東京まで来てもいいよというようなところなんですけど、その辺ついてはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  もうそういう機会は本当に大事だと思いますし、必要だと思っております。前向きに検討したいというふうには思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆5番(田中克彦君)  前向きの検討ということは、ここで約束できないと思うんですけど、前向きにぜひ検討していただいて、実現のほうに向かえると、私にとってはとてもいいことかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 時間が13分余りましたけど、これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、5番、田中克彦議員の質問を終わります。 ここで、11時まで休憩いたします。     午前10時47分 休憩     午前11時00分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番、永池充宏議員の質問を許します。7番、永池充宏議員。 ◆7番(永池充宏君) (登壇) 皆さん、こんにちは。7番、自民党創政会、永池充宏です。 本日は、議長のお許しをいただきましたので、3つの項目について一問一答方式にて質問をさせていただきます。 まず、1項目めは産業の振興について、本市の代表的なそうめん産業の振興策について伺います。2項目めは農業の振興について、小規模土地改良事業と後継者対策について伺います。3項目めは観光の振興について、原城跡を核とした本市の振興策を伺います。 それでは、1項目め、産業の振興について、本市のそうめん産業振興について伺いたいと思います。 本市の代表的な産業であります島原手延そうめんは、全国2位の生産額ではありますが、長時間労働や担い手の不足などにより、少しずつ生産額も減少しております。本市においてもできる限りの支援を行い、そうめん産業の持続的な発展を図る必要があると思います。本市の考え方を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、永池充宏議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、そうめん産業振興事業についてでございますが、本市は、全国有数の手延べそうめんの産地であり、また、島原手延そうめんは、伝統的な地場産業であることから、平成30年にそうめん振興班を新設し、ブランド力の向上や生産者の所得向上に力を注いでいるところでございます。 まず、島原手延そうめんの品質のあかしとして、島原手延そうめん認証制度を推進し、品質の向上、価値の向上に取り組んでまいりました。現在では、組合や企業の枠を超えて生産者全体の約8割、182生産者の皆さんが認証制度に取り組まれ、島原手延そうめんブランドを確立しているところでございます。 また、島原手延そうめんの知名度を向上させるため、首都圏PR事業としてPR動画を制作し、テレビコマーシャルでの放送など積極的に消費者にアピールしてまいりました。これまでの取組によって、島原手延そうめんの知名度が向上をし、消費者からの評価も確実に上昇してきていると考えております。 このほか、品質の向上や生産性の向上などへの支援、HACCPの導入支援制度も創設をしまして、生産者の労働環境の改善、工場の衛生環境改善にも取り組んでいるところでございます。 また、そうめん産業の担い手を確保していくため、本年度新たに後継者対策の支援制度も創設をいたしました。 引き続きそうめん産業の振興に取り組むことで、島原手延そうめんの産地競争力を高めて、そうめん産業の活性化を図ってまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。詳しく説明をしていただきましてありがとうございます。 ただいま説明をしていただきましたけれども、本市におかれましても幾つかのそうめん振興対策事業をされておりますので、それらについてお聞きをしていきたいというふうに思います。 本市の行っているそうめん産業振興事業について、その取組の内容で、具体的な成果について伺いたいと思います。 まず、生産性向上支援事業について、その内容と実績をお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員から生産性向上支援事業についてのお尋ねでございますが、この事業については、そうめん生産者の労働環境の改善や労働力不足に対応するために、生産性の向上につながる機械設備を整備される場合に支援を行うという制度でございます。補助率は2分の1で、上限は100万円でございます。令和元年度から制度を開始しまして、これまでに63件の支援を行っております。 生産者からも、品質の向上はもとより製造時間の短縮や省力化が可能になったと、制度の評価を伺っているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。 力強い経営体を育成し、次世代の担い手を育てる、そのためにも要雇用生産者の支援は大切であろうかというふうに考えます。 続いて、2つ目、そうめん産業振興事業について伺います。 製品の販売をするには、その商品のPRとともに販売促進活動が重要であると思います。本年度の内容と実績についてお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  そうめん産業振興事業についてでございますが、先ほど市長の答弁にもございましたけれども、いろんなPR活動とか試食のイベントのほか、産地づくりのための施設管理費、生産者支援、担い手対策などを行っております。 PRについては、テレビCMの効果は大きくて、生産者からも島原手延そうめんの評価が上昇しているというようなことも聞いております。 今後も、知名度向上、産地づくり、担い手対策などを総合的に取り組み、そうめん産業の活性化と産地振興に取り組んでいきたいと思います。 PR事業について、実績等のお尋ねでございます。 これにつきましては、特に首都圏及び九州圏内の消費者に対してPRを行っているものですが、昨年度は首都圏で1,295回、九州圏で2,150回、計3,445回のテレビCMを放映し、視聴率等から約11億1,600万人の方に視聴をしていただいたという計算になるという報告を受けております。 これを行いまして、そうめん組合などからも、消費者や取引先から問合せが増加をしていると、取引に効果があったということも伺っております。知名度を高めて消費者の購買意欲を向上させることが、生産者の収入増加につながるものと考えておりますので、引き続き積極的なPRに努めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  よく分かりました。 今のPR事業、その中で、私も7月にもちょっと質問をいたしました。今の答弁では、首都圏、九州合わせて何千回かの放送を行い、知名度が上がっていると、具体的に数字を挙げていただきました。 よく分かりましたけれども、その実績を、今、数字として評価をされていると思いますけれども、その評価を基にされて、次に対する改善、あるいは今までのPR動画は非常によくできていると私も思いますけれども、今後、新しい動画を作成する計画はあるのかとか、PR事業の計画があれば教えていただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  このPR事業を始めましたときは、令和元年度に女性が3人でダンスをするというふうな奇抜なPR動画を作成いたしました。その後は、今年度はちょっと形を変えまして、元の正統的なそうめんの日本らしさを売るような動画を作って、またそういうイメージで、いろんな手法でPR動画を作っております。 今後につきましても、ターゲットを絞りまして、一番最初はそういう若い方とかに受けるような奇抜な内容でしましたし、その次には、古典的なといいますか、普通日本らしき職人の技みたいな感じを作りました。そういうようなことでターゲットをいろいろ考えながら、中身を作ってやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  ということであれば、また新たな新しい動画の制作は、今のところ計画はないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  これにつきましては、担当部署としましては当然積極的にやっていきたいという思いはございます。 ただ、この事業の中については、予算の兼ね合いもありますし、そこら辺のことをいただかなければなかなか明言はできないというところで、部署としては当然積極的にやっていきたいという意向を持っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。 本市の島原手延そうめんの認知度がますます上がるような取組に、今後とも期待をしていきたいというふうに思います。 4番目ですけれども、南島原そうめん小麦開発事業について、お聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員、今お尋ねのそうめん小麦研究会のことにつきましては、島原手延そうめんの付加価値を高めるということを目指しまして、南島原オリジナルのそうめんを開発したいというふうなことで取り組む事業で、昨年度からスタートしたものでございます。 昨年度は、約1ヘクタールの圃場で試験栽培を行っております。今年度は、その試験栽培で収穫をしました小麦を使用しまして、試作品を製造することとしております。 あと、今後も試作を繰り返しまして、よりおいしい島原手延そうめんを開発して、付加価値を高めるよう取り組んでいきたいというふうに考えております。そういうことです。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  そうめん小麦開発事業ということで、南島原産の小麦を使ったそうめんの製作、そして販売ということで、それが実現をできるならば付加価値のあるものが出来上がっていくんだろうなというふうに考えますけれども、国産小麦の品種ですけれども、なかなかグルテンの含有量が少ないのが多くて、うどんとかそうめんに向かないのが多いというふうにお聞きをしています。 そういうこともありまして、この南島原産小麦を使った時点で、実際、その小麦を作れば、製粉の技術、どこで製粉をするのか、それからそれを使ったそうめんを作って試食をして、評価をしていただくというふうに流れがなるんでしょうけれども、国産小麦を、今、試作をされたということでありますので、どういった品種を選定されておられるのかとか、ちょっと問題点がないのかどうか、お聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  この私どもで担当をしております事業については、品種につきましては長崎W2号という品種を昨年試験栽培をしております。あと、品種の中にミナミノカオリという品種もあるらしくて、これについても、当然、今後取り組んでいくということで、今年作付を予定しております。 どの品種に取り組んでいくかということについては、まだ今からこういう試験栽培をして、実際に試食をし、先ほど議員がおっしゃいました製粉技術、どこで製粉するか、こういうことについてもまだまだ研究が必要だということで、こういう試作をして、実際、小麦の配分とかをしながら、どういう形でやっていけるかというのは、まだまだ今からずっと何回も試行錯誤を続けながら取り組む必要があるというようなことで考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。 南島原産の小麦を使ったそうめん事業ということですけれども、大いにこれを一生懸命やっていただいて、やはり地元産の原料にこだわったそうめんをということであれば、そういうニーズが必ずこれはついてくるんではないかなというふうに私も考えておりますので、いろいろ困難なこともあるとは思いますけれども、ぜひとも続けてやっていただきたいというふうに考えております。 次に、2項目めにいきたいと思います。 農業の振興についてお尋ねをいたします。 7月議会でも、私は、土地改良は本市農業の命綱であると質問をいたしました。今回は、小規模な土地改良についてお伺いをしたいと思います。 広範囲で大規模な基盤整備のほうが効率がよく、すばらしい事業ができますが、なかなかその取りまとめには長い時間を要し、事業の実施になかなか結びつかないのが実態であります。 今回は、本市の実情に合った小規模の区画整理事業ができないのかをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  小規模の区画整理についての御質問でございますけども、これについては、農地中間管理機構関連の農地整備事業という整備事業がございます。この事業のことについてのお尋ねということで、お答えをさせていただきたいと思いますけども、この事業につきましては、平成30年から始まった事業でございまして、事業に係る農家の方々の負担金がなしということで、農地の基盤整備が可能な事業でございます。 受益面積が5ヘクタール以下ということで、最小0.5ヘクタール以上の団地が連担化、連なった農地も対象という形でなっております。 今、県の畑地帯総合整備事業がメインでやっています、これは10ヘクタール以上なんですけども、その半分の0.5ヘクタールでやれるということで、そこでは面積的な要件が小さくなっている事業でございます。 令和4年度から、これまでの区画整理に加えまして、以前は農業用道路であったり、農業用の用排水の施設の整備、これができなかったんですけども、この分の要件が、本年度から整備ができるような形で加わっております。また、事業採択の要件については、変更はあっておりません。 この事業につきましては、これまで市内で10件ほどの地域の皆さんから相談があっておりまして、そのうち1件については、今現在も地元と協議を行っているところでございます。以上で答弁を終わります。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  1団地が0.5ヘクタール以上で、5ヘクタール以上の要件を満たせば、小規模についてもあるよというふうなことでございますけれども、本市における取組についても10件ほどの問合せがあって、そのうち1件が検討されているというふうなことですけれども、なかなか小規模であっても、そういうことがありながらなかなか進まない。その進まない理由が何か問題があるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  先ほど制度が始まって、令和4年度、今現在まで10件ほど相談等があったということでお話をさせていただきました。 10件のうちで、全体、現地を確認したり、あと地域の皆さんと協議を図ったりとか、そういった協議を延べで48回ほど10件で行っているわけですけども、実際上なかなか難しいというのは、先ほど要件は変わっていないということでお話をさせていただきましたけども、協議をする中でこの要件を話していくと、なかなかこの要件では厳しいというところで、事業の申請まで至っていないというような状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  面積的に面積要件あたりは本市の実情に合った面積で、取りまとめもなかなか易しいような気がしますけれども、その中身の実績あたりの要件が厳しいということでよろしいんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  少し要件について説明をさせていただきたいと思いますけども、先ほど面積については5ヘクタールということで申し上げました。これは本市が中山間地域ということで、国のほうは10ヘクタールなんですけども、本市が中山間地域で5ヘクタールという、この要件がまず1点ございます。 それから、これは農地中間管理事業、これは平成26年から始まった農地中間管理機構、通称農地バンクという制度、この部分を進める中で、なかなか集積、集約が進まないということで、そういった部分の関係で始まった事業なんですけども、この農地中間管理機構のほうに土地を預けないといけないんですけども、その預ける設定期間が15年以上という部分がございます。 3つ目に、担い手に集積をしないといけないという要件がございます。全体の8割以上を事業の完了の5年以内に担い手に預けないといけないと。 それと、あと収益性の要件です。これにつきましては、販売額が今までよりも20%以上ないと、または生産コストが20%以上削減をしなければならないというような4つの要件がございます。 あと、細部の要件もございますけども、このような要件が実際なかなか厳しいというような形になっているんじゃないかという形で考えております。
    ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  なかなか進まない理由、要件、結構高いハードルがあるということで説明をいただきました。 やっぱり本市としてもそうですけれども、長崎県、あるいはそんなに条件がいいところばかりでは、やっぱり日本という国土を考えれば、ないと思うんです。そういう中で、そういう制度が国からつくられて下りてきているんだとは思いますけれども、やはり制度が向いていないのであれば、絵に描いた餅になってしまうということでありますので、やっぱりできないんであれば、できない理由は何なのか、その制度の改善は、やっぱりその下から逆に声を上げていく、こういうことも大事ではないかというふうに考えます。 せっかくそういう制度を国がつくったんですから、そこに何か問題があるのか、もうちょっとここをこう変えて緩めていただければ推進ができるんじゃないかとか、そういうことで、いろんな陳情の折にはそれも含めて、ぜひとも市長、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁、求めますか。 ◆7番(永池充宏君)  お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  市長、答弁。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  永池議員の、実際土地改良にも関わって、それは大きなところの土地改良区でありますけど、こうやって10ヘクタール未満5ヘクタール以上、この土地改良について、いろいろ課題があるということは、今、担当のほうからも説明しましたけれど、そういうことについて、それが合わないのであれば、しっかりとやっぱり地域から声を上げていくべきだというふうな話でございます。 私も、この県の農業農村整備事業推進協議会の役目を負っているわけでありますが、この小規模の土地改良区について、今おっしゃったようなことは大変大事なことだというふうに思っておりまして、昨年になりますか、この5ヘクタール以上10ヘクタール未満の小規模土地改良において、かんがい施設は、これには国の事業としては含まないというふうなことでありました。 しかし、これを何とかして、これにその事業の費用も盛り込んでいただかないと、ただ広くした、団地を造ったというだけでは有効な活用ができないということで、九州農政局であったそのときに、長崎県の考え方としてそのことを申し上げ、そしてそれは、国のほうにおいてそういう方向で進んでいただいて、今、おりますということですね、進んでいるというか、それをその中に取り込んでいただいた。 そういうことでありますので、やはり一つ一つ課題があるならば、それにしっかりと向き合って提言というか要求をしていくべきであろうというふうに、改めてそういうことも含めて考えてきたところでありました。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  よく分かりました。 ぜひとも、やっぱり一つの事業に取り組み始めてから事業の完成までには10年近くを要するわけであります。その間にも、生産者の高齢化あるいは担い手の減少はどんどん進んでいくわけでありまして、地域の衰退というのは、どうしても免れない状況にあるというふうに思っております。 小規模でも少しでも早く進めることが、その地域の生き残る道だというふうに考えておりますので、なかなか制度がうまくいかないということであれば、うまくいくような制度になるように、どうかよろしくお願いしたいと思います。 次に、入りたいと思います。 農業後継者の育成について伺います。 農業に限らず後継者不足は大きな問題でありますが、本市の農業後継者対策について、施策をお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  農業後継者育成事業につきまして、本市における農業後継者の確保、育成を図るため、様々な事業を実施させていただいているところでございます。 まずは、農業高校や農業大学校での就学または研修に必要な経費の負担軽減を図るため、農業後継者育成事業補助金におきまして、月額5千円の支援を行っております。交付実績といたしましては、令和3年度15件、今年度につきましても15件の申請があっているところでございます。 次に、親元就農を促進させる農業後継者の確保を図る取組といたしまして、令和3年度から親元就農者支援事業を実施いたしているところです。この事業につきましては、就労時の年齢が49歳以下で、市外で3年以上就労した親元就農者に対して、農業経営確立のための資金を交付するものでございます。令和3年度の交付実績につきましては2件、今年度につきましては、現在のところ1件の申請をいただいているところでございます。 また、認定農業者等が経営を開始する際の支援策といたしまして、令和3年度から経営継承・発展等支援事業に取り組んでいるところでございます。認定農業者等の世帯において、経営を継承した後継者が経営発展計画を策定し、計画に基づく取組を行う場合に必要な経費、上限額100万円を補助する事業でございます。 計画に記載する取組内容としましては、法人化であったり、新たな品種等の導入であったり、省力化や品質向上など13項目がございまして、そのうち1項目を計画の中に入れなければならないというものでございます。令和3年度の補助の実績につきましては、2件の2名でございます。令和4年度は、補助金の対象の方が今現在で7名いらっしゃいます。 さらに、今年度から市独自で新たな新規就農者を確保する取組といたしまして、未来農業フロンティア事業を実施いたしているところです。この事業につきましては、果樹生産者の確保、育成を目的に、果樹に特化した農業研修を実施するものでございまして、研修内容につきましては、ミカンの栽培管理技術の全般や、あと、農業経営と販売等について、元農業高校の教諭だった先生を雇用し、指導することとしております。 研修期間につきましては2年間でございます。来月の10月から研修を開始させていただく予定としていますが、現在のところ2名の研修生の応募があって、決定をさせていただいているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  一遍に説明をしていただきましたけれども、本当は一つずつちょっと伺っていきたいなというふうに思っておりました。 その中で、地元の農家の後継者の支援につきましては、市が当初から支援をやっているというふうなことで今お聞きをしましたけれども、それと、新規就農支援事業ですかね、そういうことで、新しく農業を始められる方には、資材、機械等々やっているということでありますけれども、農家の後継者ももちろんそうですけれども、市外からの、例えば移住による就農者を増やすという観点におきますと、当然そちらのほうも農業後継者というふうな位置づけで、本市の、やはり後継者対策に位置づけていくべきだろうというふうに思います。 例えば、今現在、生活様式の多様化などにより、都会よりスペースの広い地方でスローな生活を志す人方が大変増えていらっしゃると。そういうニーズがある中で、そんな人たちと地方のマッチングとして、農水省、厚労省が後援をしています新・農業人フェアというのがあって、大都市圏では結構開催をされていると。 その中で、やはりとにかく田舎に移住して、都会と違った暮らしを夢見ているというふうな人たちもいっぱいおられるわけですけれども、そういう市外からの受入れに対しての考え方、あるいはそれに対する支援策があればお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  先ほど説明させていただいた分は、実際農家の子供さんが後継者として残るような事業について、説明をさせていただきました。 先ほど議員のほうからありましたとおり、全くこの地元じゃない方、よその地域からここの南島原市に来ていただいて、それから農業に携わっていただくというような、実際、IターンとかJターンとか、そういった部分についての施策につきまして、少し説明をさせていただきたいと思いますけども、実際に、以前はこのような制度はございませんでした。実際、令和2年度から新規就農者の就農支援事業の補助金という制度を設けて、支援を行っているところでございますけども、これは市の単独でございます。 これにつきましては、Iターン等でこちらに来られて、実際、短期間ですけども、県の農業の支援センター、諫早のほうにありますけど、そこで研修を受けられて、それから南島原市のほうで実際経営開始をされるというような形になりますけども、そのような方たちが、ここで農業を始めるに当たって、いろんな資材とか、あと土地の購入であったりとか、そういった部分で初期の経費がかかるというような御意見もたくさんいただきまして、そういった中で、令和2年度から新規就農者就農支援事業を創設いたしました。 事業につきましては、補助額が上限100万円でございます。10分の10でございまして、そのような支援をさせていただいて、令和2年が1件、令和3年が1件、令和4年が1件の実績があるところでございます。 また、就農センターで事前に研修を受けるわけですけども、このときに南島原市に来て、家賃を、アパートとか、あと空き家等がございますが、こういったところに住むときに、一定それを支援させる事業も構築をさせていただいています。月5万円の家賃に対して半額の2万5千円を上限に、2分の1の補助をさせていただくというような事業もつくっているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。 よくテレビでもあっていると思うんですけれども、田舎に暮らそうとか、そういう中でも、やはりそういった田舎暮らし、とにかく田舎でスローな暮らしをしたいというニーズは確かに十分あると思うんです。ただ、実際、じゃ、その田舎をどこに決めるのか、北海道なのか九州なのか南島原なのか、そういう動機づけがやっぱりないんではないかと。 だから、さっき私言いましたけれども、農業人フェアとか、ぜひ積極的にそういう中にも職員を派遣していただいて、ぜひ南島原に1家族でも2家族でもやはり増えていくような努力をしていただきたいなというふうに思っております。 やっぱりただ連れてきただけでは長く続かない。やはり希望を、お互いのマッチングをしながら、そして、家、例えば農業をしたいなら農地、そういうのも今あるじゃないですか。担い手がこれだけいない、いないと騒がれている中では、そこら辺のお世話をするようなところ、指導をするところ、そして空いているところを、よく値段が出て、この物件でこの家は安いとかテレビでは出ているんですけども、そこまでいかなくても、そういう、やろうと思えば工夫はいっぱいできるんであって、ぜひとも新規就農、農業に限らず、ぜひそういうことにも考えていただいて、進めていただければなというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  先ほど議員のほうからも御紹介ありました新・農業人フェア、こういったところでPRすることも十分必要だということで考えているところであります。 今現在、コロナ禍で、令和2年、令和3年度には参加はできていなかったんですけども、令和元年度には、新・農業人フェアにも、これ東京のほうで開催されていますけども、こちらのほうに参加をして、他地域からの新規就農者をなるべく多く入れるために参加をしているところでございます。 また、令和4年度につきましては、諫早のほうで開催されました就農相談フェアであったり、あと福岡のほうも、今年、これは民間の会社でございますけども、マイナビ農林水産FESTというそういったところに参加をさせていただいて、新規就農者が一名でも多く本市で営んでいただくような取組をさせていただいているところでございます。 また、地域づくりのほうで移住班もございまして、そことタイアップしてやって、空き家の解消にもつながるような取組も、一緒になって連携してやっているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  ありがとうございます。 そういうことで取り組んでいるという力強い返答をいただきましたので、今後ともますますやっていただきたいというふうに考えております。 次に、3つ目の項目、観光振興についてお伺いしたいと思います。 世界文化遺産、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の原城跡についてお伺いをいたします。 2018年に世界文化遺産に登録をされ、今までいろんな整備をされてこられたと思いますけれども、文化遺産に登録をされてから今まで、原城跡の整備についてどういうふうな整備をされてこられたのかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  原城跡の整備の状況でございますけれども、文化財ということもありまして、なかなか観光面の事業というのは厳しいところがございますけれども、駐車場、トイレのほうを原城の入り口のところに整備をしております。それから、原城に向かうサイン計画、そういうのをつくっております。 そして、今、原城の整備基本計画というのを策定しておりまして、これが今年中に一応改定を終える予定でおります。その中に、多目的広場というものを盛り込むようにしております。それが、原城の二の丸のところに、今バスの乗り入れができませんので、バスが転回できる広場の整備、それから案内所、トイレ、そして身障者の駐車場等を整備する予定としております。 早ければといいますか、この許可をいただいて、できればもう令和7年度には着工したいというふうには思っております。 それから、原城の今のちょっと現況でございますけれども、特に近年、豪雨によりまして大規模なのり面、路肩の崩壊が発生をしております。そのため、令和3年度につきましては、のり面復旧工事を2か所、それから、のり肩の復旧の実施設計を1か所実施をしております。また、発掘調査も計画的に行っておりまして、遺物図化等の業務委託を1件実施しているところでございます。 本年度におきましても、引き続き災害復旧工事に取り組むとともに、史跡の保護のため計画的に本丸周辺の雨水排水処理整備の実施設計等を行っていきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  整備の状況、よく分かりました。 その中で、今、原城跡、もう昨年の豪雨災害あたりでかなりのり面が崩れていて、何か痛々しいような感じを受けていたんですけれども、今、そういう復旧整備も進んでいるというふうなお答えでございました。 その中で、いろいろ事業されていると思うんですけれども、ガイダンス機能強化事業というのがあるんですけれども、これはどういったことなのかちょっとお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  ガイダンス機能強化事業についてでございますけれども、ガイダンス機能強化事業は、原城跡の世界遺産としての価値を理解していただくために実施する様々な事業でございます。 例えば、VR、タブレットを貸し出しまして、ビューポイントに行ってタブレットをこうすると、そこに当時のやぐらとか城の跡が見えるというふうなものでございます。それから、展示に活用するための資料の調査研究や収集、そして展示品の制作、展示施設の在り方の検討を行う事業でございます。 ちなみに令和3年度につきましては、世界遺産センターの在り方を検討するための計画の策定、それから寄贈を受けました潜伏キリシタン関連の鈴木秀三郎コレクションの図録の作成、そして、先ほど申しました原城VRの貸しなどを行っているところでございます。実績額につきましては1,250万程度でございます。 そして、本年度におきましては、島原・天草一揆に関します絵図を展示に活用するための原城跡資料高精細デジタル化等業務委託、これは資料をデジタルに保存して、非常に精度が高い、画素数が大きいデジタルで撮りまして保存をするというふうなものでございます。それで、平成30年度に、先ほど言いましたが寄贈を受けました鈴木秀三郎コレクションの図録を作成したりとか、また、その完成後は企画展を開催することとしております。 本年度の事業の予算としては、1,037万円程度でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  ありがとうございます。 もう一つお聞かせください。 世界遺産周知啓発・情報発信事業というのがあると思うんですけれども、これについてもお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  世界遺産周知啓発事業でございますが、これは、主に世界遺産を市内外にPRするための事業経費でございます。 ちなみに令和3年度、昨年度におきましては、博多座で公演がありました、俳優の小池徹平さんが主演をされました舞台の魔界転生というのがあったんですけれども、それへのPRのブースを出展いたしました。そして啓発グッズの作成及び配布を行っております。実績額につきましては約78万円でございます。 本年度におきましても、市内外でのPR活動や啓発グッズの作成を予定しております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。 今、啓発グッズとかとおっしゃいましたけれども、例えばパンフレットとか、そういうのがあるんですよね。そういうのは具体的にどういったところに置かれて、周知をされているのか、教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  主にはフェイスブックとか、ホームページとかで、市外の方にはお知らせとなりますけれども、こういうパンフレット等につきましては、市内の主な公共施設に貼ったりしております。 それから、魔界転生で作ったグッズにつきましては、学校のほうにも配布をしております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  市内の各所でそのパンフレット等を置いているというふうなことでありますけれども、例えば原城跡来訪者を広めるという観点でいくならば、やっぱりそういうふうなグッズも大変重要になると思いますので、もうちょっとその置く場所を市外にも広げて、観光案内所とかそういうところがあれば、他所のところにも広げていくようにしたらどうかなというふうに考えますけれども、そこら辺はどうですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  議員おっしゃられるとおりだと思いますので、今後は、なるべく多くのところに置けるように検討を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  ぜひ、いろんな人の目につくようなところにできれば置いていただけるような方向で考えていただければありがたいというふうに思います。 次に、原城跡来訪者対応事業というのがありますので、これについてお聞かせください。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員お尋ねの原城跡来訪者対応事業という事業につきましては、教育委員会と私ども地域振興部と所管分かれてやっております事業ですので、地域振興部所管の分について、まず御説明をいたします。 この事業につきましては、令和3年度においては、原城跡を中心とした観光スポット、これを周遊するのに便利なようなアプリの制作を行っております。 それと、例年的ですけど、来訪者の方が原城跡を見学される際の総合案内所を、今ずっとガイドの会に委託をして運営をしております。この経費に充てております。額としましては2,080万円をいただいて、経費としてかけております。 今年度においても、同じようにガイドの会に委託をしまして、経費としては290万円の予算でお願いをしているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  それでは、教育委員会の所管の部分についてお答えをいたします。 教育委員会としましては、原城跡の来訪者を適切に受け入れるための仮設の休憩所や看板の設置、そして管理、利便性確保のために原城温泉真砂と、有馬キリシタン遺産記念館におきましてレンタサイクルの貸出しを行っているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  今、新型コロナウイルスの影響等で来訪者もかなり減っているというふうに思いますけれども、真砂から原城までの周遊バス、あれもこの事業だったんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  この分については、今、やめてますですので、事業としてはこの分野に入ります。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  コロナによって、一時期はかなり、時間帯にするなら結構な人方がお見えになって、原城も見学されていたというふうに思っておりますけれども、やっぱりここ2年、コロナの影響を受けまして、見学者もなかなか減っているということでありますけれども、今後、コロナウイルスが減少して、また経済が元に戻ってくることを見据えれば、もう既に、やっぱりそこら辺からどういうふうな形で原城を利用した周遊を行っていただくのかというふうなことも考えておくべきだろうというふうに思いますけれども、そういうことについて、計画とか考えがあればお教えください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  このことにつきましては、これまでの議会でも、今まで運行しておりましたシャトルバスを復活してほしいというふうな御意見もございましたけれども、運行の際は、近隣から、やはりちょっとその離合するときに危ないとか様々な御意見があっておりまして、今は議員おっしゃったように、来訪者の方もコロナの影響で少ないので中止をいたしております。 今後については、今、レンタサイクルを貸し出したり、自分でそういうアシスト付のレンタサイクルでありますとか、自分の足で周遊をするというふうな方向、もしくは、教育委員会のほうで先ほどお話がありました、多目的運動広場の整備で、上に車を一時的に駐車できるようなスペースを確保するとか、そういうふうな方向で進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  永池議員。 ◆7番(永池充宏君)  分かりました。 シャトルバスの運行も、常時あそこにバスを置いて、その運営にはかなりの金額が要るということもありますし、それはそれとしての問題点もあるということであれば、今おっしゃられたそういうふうな形で、ぜひともやっぱり、どうしてもあそこまで、ある程度若い人ならレンタサイクルでも十分可能なんでしょうけれども、ある程度お年を召された方になれば、なかなかその原城本丸まで行くのは骨が折れるということもありますので、そこら辺はまた今後検討していただいて、なるべく多くの人に見ていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。 やはり、もう最後になりますけれども、この一連の事業、「世界遺産のまちづくり探訪プロジェクト」というふうに銘打っておられますけれども、やはり原城をメインとして見ていただくには、その前に、やはり有馬キリシタン遺産記念館などを訪問していただいて、この地の歴史をある程度理解した上で原城跡を見学していただくと。 それと、ガイドの皆さんがいらっしゃいますので、ガイドの皆さんの案内があれば、やはりこの原城の価値がまたなお一層評価されていくんではないかというふうに考えます。 それとともに、やはり、白木野に今つくられておりますけれどもマリア像、あるいはあの辺から見る有明海、そういう本市の持っている景観を、点だけじゃなくて線にして周遊ルートというふうなことで、そういうことも考えていただいて、そのパンフレット、先ほどありましたけれども、そういった中にも提案できるような形で、ぜひ振興を進めていただければというふうに思います。 以上で、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、7番、永池充宏議員の質問を終わります。 ここで、午後1時30分まで休憩いたします。     午前11時57分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、13番、松永忠次議員の質問を許します。13番、松永忠次議員。 ◆13番(松永忠次君) (登壇) 皆さん、こんにちは。13番、経世会の松永でございます。よろしくお願いをいたします。 今回、私は、6月の市議選において、「市民とのパイプ役、あなたが主役」をスローガンに再度当選をさせていただきました。この場を借りて市民の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。初心に返り、市民の声を代弁していきたいと思っております。 それでは、今回、一問一答式にて6項目を質問しております。 まず、南島原市デマンド型乗合タクシー実証運行について。2つ目、防災について。3つ目、道路行政について。4つ目、本市の広告掲載事業について。5つ目、所信表明について。6つ目、寄附受入れについてであります。 まず、南島原市デマンド型乗合タクシー実証運転についてでありますが、チョイソコみなみしまばらは、南島原市地域公共交通活性化協議会の事業主体と思いますが、なぜ今回、西部4町、加津佐、口之津、南有馬、北有馬なのかお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、午後1番目の松永忠次議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、南島原市デマンド型乗合タクシー実証運行についてでございます。 なぜ西部4町かとのことでございますが、乗合タクシーが本市の利用者の実態に合致するか否か調査研究するための実証運行として、利用者の大部分が高齢者と想定をされることから、高齢化率が高い西部地区において先行して実施することとしたものでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  今、市長のほうから、高齢者が高いという答弁でしたが、西部と東部は何%の違いがあるかお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域性。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  まず、町別に申し上げますと、西のほうからいきます。加津佐町で48%、口之津町で51.75ですので、約52%近くです。それから、南有馬町で43.75ですので、約44ぐらいです。北有馬町も43.49、これもおおむね四捨五入すれば43ですけど、44。南有馬と北有馬はあまり変わらないぐらい。それから、西有家町が38%、38.13。有家町が36.65、37ぐらいになりますか。それと、布津町が37.62、38ぐらいですか。深江町が34、両方で比べたときに、西部と東部です。西部で47.12%、東部で36.4%というふうなことになります。市全体としては40.94。そういう状況であります。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  分かりました。高齢者率が高いということですね。 先に導入したというお答えですが、特に今回の実証実験の期間、9月2日、この前、新聞においてでも報道あったんですが、この実証実験というのは半年なのか。この説明では、令和4年9月2日から令和6年3月までの予定としてあるんですが、そんなに1年半やるような実証じゃどうなんでしょう。結局、実証というのは大体期限を決めて半年間とか1年とか、その辺の実証実験である程度分かると思うんですが、今の実証実験では、まだはっきり言うて、なったばかりやけども、今現段階でどのくらいの利用者がこの乗合タクシーにおられるのか、ちょっと。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  現在、4町、2つのエリアで利用者としての登録をされているのが約500人ぐらいです。(「何人」という声あり)約500人ぐらい。このエリアの65歳以上の人口が大体約8千人程度でございますので、そのうち目標としては1割、800人ぐらいなんですけど、今、既に500人程度が登録をしていただいているというようなこと。 それと、9月2日から、議員がおっしゃったように実証運行をしているわけですけれども、今の利用状況を申しますと、加津佐、口之津エリアについては、大体1日15件から多いときで20件ぐらいの利用がされていると。南有馬、北有馬エリアについては、利用率は非常に今のところ低調というふうなことで、ゼロ件のときもあるというぐらいで、数の高まりはないというふうな状況で、加津佐、口之津エリアについては非常に高い利用率というふうに言えると思います。そういう状況です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  分かりました。 ということは、今の答弁では、1日当たり20名ぐらいですか、20件ぐらいね。これは多いと思いますか、少ないと思いますか。 ちょっとそこが何でかというと、ここに北有馬の会員さんになられている券があるんですが、自己PRがなっていないと。PRせんで試運転するんじゃないんですよ。普通なら事前にPRして、こういうチョイソコみなみしまばら、出ますよというのを市民に伝達せんばいかんです。それが本来の試行実験じゃないかと。黙っておって何人というのは、黙っていないけども、その辺のPRが足りんとです。実は知らない人は結構おるんです。どう思われますか。どういうPRされましたか。まさか広報だけですとか言わないですよね、何か。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  この実証運行を開始するに当たりましては、各町のエリアを1週間、4週にわたってしましたので、2つのエリア、2町を、例えば、加津佐、口之津1町ずつで説明会を実施いたしております。これはもう昼であったり、1週間通してですよ、5日、昼であったり夜であったり、各町に出向いて、大体約1か月をかけて説明会を開催しております。大体そこに20人だったり30人だったり、1回当たりですね、参加をしていただいて。これについては、老人クラブとか民生委員さんあたりにもお知らせをして働きかけをして、説明会をしてきて、9月に実証運行に移行したと、始めたというふうな状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  だから、私が言いたいのは、老人会とかいろんな、それを事前に9月2日からやりますよとか、そういう事前の周知徹底が必要と私は思う、何をするにも。そうせんば、そんなはっきり言うて、市長、この20日間で20件ぐらいだったというのは、空バスが、タクシーが走っているのかな。AI運行しているというお話ですが、どういう状況なのか、ちょっとその辺も聞きたいんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、数が多い少ない、そのために、それはどういうことでそういう少ないのか。市の取組が足りんとじゃないかというふうなことでありますが、今、松永議員からおっしゃったんですが、この20日間で20人じゃなくて、毎日のところで20人程度ということでありますので、ちょっとさっきのは担当のほうからのあれが聞こえなかったのかどうか、ちょっと分かりませんけれども、1日に20人程度、それから、両有馬、南有馬、北有馬についてはゼロ人のところもあるということでありますが、これまた地域のいろんな皆さん方の事情もあるわけでありますが、こうして初めて実証をしていくことで、それぞれやっぱり地域地域でも、こういうふうなことが分からない人については、すぐ利用されている人、利用はしていないけれども、そういう制度をつくったということをやっぱり人づてに伝わっていく、伝えていただく。そういうこともまた大事かなと思っております。 だから、今始めたところでありますので、そういうことも含めて、今後、市民の皆さん方にしっかりとそのチョイソコ、この乗合タクシーの存在をちゃんと分かっていただくように、そしてまた、利用していただくときには利用していただく、そういうようなPRを、さらに議員がおっしゃるようにしっかりとしていかなければならないということは、担当としても、私自身としても考えております。 今後、皆さん方のいろんなお知恵もいただきながら、しっかりと進めていきたい、そういうふうに今思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  分かりました。早急に市民の皆さんの足となるような乗合タクシーになっていただければ。 そこで、今回この予算が2,300万となっているんですが、これは半年なのか1年なのか、1年半の令和3年3月までの予定としてあるんですが、これ、試行実験ではなくて、全体では2,300万、これどういう金額なのかちょっとお聞きしたいです。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今年度の予算をお願いしております、議員おっしゃったように、約2,300万円の予算を計上しておるわけですが、この経費につきましては、今年の9月から来年の3月までの7か月間の分でございます。 どういう経費が入っているのかというふうなことですけれども、システムの導入経費、これが約700万という。あと、システムの運用使用料です。それとか、コールセンターの経費。あと、タクシー事業者の方に運行を実際していただくときの委託料です。あと若干の事務費、そういうふうなことで、7か月分の予算ということで御理解いただければと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  分かりました。 そこでお聞きしたいのは、なぜこの西部だけと、これ、今さっきおっしゃったように、高齢率が高いから実証実験やるということですが、残りの4町はいつ頃の、大体、ここである程度試行錯誤するとは思うんですが、西有家から深江までのこの乗合タクシー、いつ頃導入する予定なのか、ちょっとお聞きしたいです。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  東部4町につきましては、今、西部4町の実証運行に並行して、もう既に準備を始めております。来年の早い時期に実証運行を開始できればということで、既にそういう、ごみステーションの位置の確認でありますとか、準備作業にはもう既に着手をいたしております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  すみません、来年の早い時期というと、全然そんなん決めていないんですよね、それ。予定というのは、来年の4月からやろうかとか、全然。早い時期というのがどこが早いんですか。2月が早いのか、3月が早いのか、その辺、全然まだ決定していないと言っていいんですか。未定。答弁お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これについては、口之津の出発式をしたときに議員にもおいでをいただいたところでありました。そのとき、取りあえず式が終わってから皆さん方に私が申し上げたのは、ここの西の4か町だけの実証実験で終わるわけではありませんと。実証実験から連続して後を続けていくようにしますと。そして、東部の4か町についても、これをしっかりと今、準備をしつつありますので、進めていきますというふうなことは、私は申し上げたと思っておりますが、業者の皆さん方、そして、地域のそういう方々に、手前の準備というふうなことで、今、進めてはいるところであります。 ですから、その次の何月何日からと、そういうところまではまだいっておりませんけれども、なるだけ早く東部のほうの実証といいましょうか、手前のほうの実証実験によっていろいろ課題が出てきたところも踏まえながら、また、地域に応じた対応をしていかなければなりませんので、もうそういう考え方で市としては進んでおりますので、ここで、何月からというそこまではちょっと私のほうから言えないというか、まだそこまではっきり決めておりませんが、なるだけ早い時期にということで。 ですから、ここに、令和6年3月までこの実証実験みたいな形で皆さんが捉えていると思うんですが、こういう時期までならんうちに、しっかりとやっぱり東部地域も取り組んでいくという考え方ではあるわけでありますので、どうぞ御理解をいただければというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  時間もありません。 だから、東部、西部関係なしに南島原市民なんですから、その辺を重々考えていただいて、早急にやっていただきたい。 また、この対象が市民が限定だから、市民全体を把握しているんですよね、これ、お子さんから全部。だから、その辺を交えれば、早急に周知徹底をして、PRをしていってもらいたい。 その中で、今回この9月に島鉄の路線バスが廃止しますよね。従来、今まで大体どのくらい、廃線する前、市からその路線バスに対しての補助金を出していたと思うんです、補助金を。お幾らですか。ちょっと聞きたいんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  記憶が定かでありませんが、私が理解しているのは、この路線分につきましては約2千万円程度の補助金を出していたと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  今回、その廃線なったことによって2千万浮くんでしょう。だから、その辺も交えて、できるだけ市民の安全対策も交えて、便利性も交えて進行していってもらいたいと思っております。 次いきます。 今回、私は、防災についてでありますが、本年の危険箇所の点検を行ったのかという質問になりますが、今回どうなっていますか。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これについては例年やっているわけでありますが、今年度の危険箇所の点検についてのお尋ねであります。 警察、消防署一緒になりまして、3か所、私も巡視を行ったところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  今年度、危険箇所3か所とおっしゃっていますが、この広域の中で、私いつも思うのが、学校単位とか地域の活動とか、いろんなそういう中での危険箇所というのは、住民の方が大体分かっておられると思うんです。その辺を交えて、市民中心の、学校等交えた中で、安全対策というかそういうのは、今回なさっているのか、どうやったのか、お聞きしたいと思います。学校関係で結構です。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  議員の御質問にお答えいたします。 特に学校の通学路等に関しては、一昨年だったですか、千葉県の八街等でもそういう通学路で大きな交通事故が起こったりしておりますけども、定期的な安全点検を学校、PTA、警察、道路管理者等の関係者が合同で行っております。また、学校支援会議等の機会において、校区内の自治会の方とか、そういった方から通学や地域の危険箇所について御指摘をいただいて、学校、PTAで協力をして事故防止の対応を講じているところでございます。 また、自然災害が多発したり、交通量が増加したりしている現在、災害や事故から子供たちを守るためには、保護者や地域の方の協力を得ていくことが、今後ますます重要になってくると認識をしているところです。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。
    ◆13番(松永忠次君)  ですね。今、住民の皆さんと共に防災をせんばいかんとおっしゃっています。 そこで、市長の公約では、安心して暮せるまちをつくるという3つの柱がありますよね。私は、市民の安全対策のための防犯カメラを設置してはどうかという今回の質問ですが、過去にも一遍お願いしたんですが、全然まだ考えていないと思いますが、どういう意味での、安心して暮らせるとか、先般、これは富山のほうの子供さんが水路に流されて、10キロ先の海で遺体として発見されるという痛ましい事故があっております。そういうのも交えて、あのテレビの中で防犯カメラがなかったとかいう報道もなさったんです。 そういう中で、市長は日頃、安心、暮らせるまちとうたっているんですよ。また今回も、防犯カメラの設置をお願いしたいと私は質問しているんですが、どう思われますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  防犯カメラの設置、警察の管轄でつけるとか、いろいろあったと思うんですが、市としても必要なところにはつけて、市民の皆さん方が安心して生活できるようにという考え方はありますが、市内全域にわたって、やっぱり皆さんが、ああ、ここに欲しい、あそこに欲しいというところに、市として防犯カメラが設置されていないというところで、議員が今、こういうお話をこの前からもされてはいるとは思っております。 あったほうが一番いいわけでありますが、つけるつけない、それがどういう形で、今皆さん方がそういう欲しいという場所につけていないかということについては、これまでもいろいろ検討もされてきたかなとは思うんですが、今日そういう状況で、議員から指摘をされているような状況になっているということについては、今後、十分検討をしていかなければというふうに、改めて思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  改めて思っていただきたいと思います。 何でかというと、私、今回、西彼町にちょっと同じ市会議員の仲間がいるんですが、あの田舎でも、あんたたちあるねとお聞きしたんです。そしたら、当たり前でしょうと、あるのが。何でかというと、現在、西海市のほうは74基据えているそうです。あの市の小さいところで。41施設に、公共施設だと思いますが、据わっておると、設置していると。ご存じですか、そういう隣町でもやっているんです。そう変わらん町で。 それは何かというと、市民の安全対策なんです。これは事故だけじゃないですよ。何でかと、ここには農作物の万引きじゃないけども、そういう被害も出たというお話の中で、とにかく74基も据わっていると。そうすれば全然違うんです。今、ひまわり見守りカメラというのもあるんです、500円で。現にそういう最低限の守備防衛はせんばいかん。 そういう中で、あなたの今の言い方は、すぐ検討するどころじゃないです。本当にあなたが言いたいのは、安心して暮らせるか、安全に暮らせるか、そこが一番問うているんです。あなたのこれは公約ですよ。市長、そうでしょう。どう思われますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  先ほどから議員の防犯カメラというか、これについて、先ほどは災害のときの対応の防犯カメラをおっしゃいました。そして、その次は、人が農作物あたりを盗んだり何だりする、それを回避するためにとか、いろいろ子供たちのこともありましょうし、いろんなことでそれぞれの地域ではされているのかなと、今、話を聞いているんですが、西海市あたりのそのつけ方というのは、議員ももう中身のほうもお聞きになっておりますか。ちょっと私はその辺のところの把握ができておりませんけれども。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  要するに、ちょっと調べた結果、南島原にこういう公共施設がありますよね。何台か据わっていますか、部長。防犯カメラは。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  現在は、市内、市が設置している分で言いますと、市役所が設置している分で3か所、学校には、小・中学校4校で11台設置しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  だから、施設はそれだけあるかもしれないけども、8か所、こういう大きいところは、だから一遍に5台、10台やれと言わない。地域の各支所長のおって、そこにまた住民と会をして、ここは絶対欲しいというのはあると思うんです。そういうのを交えた中の市民の安全・安心じゃないかなと私は思うんです。 だから、今、西海市の場合は1台70万です、このカメラが。工事費、かれこれ記録する、18万かかっています。そういうのは自分たちで、総務かな、防災課は。だから、そういうのを調べておるのかな、大体。この前言うたとき、30万ぐらいでできるというお話やったんだけど、西海市の場合は、これは高級なやつです。1台当たり70万です。 2,800万、これ一応使っているんです。むしろ万が一あったときは2,800安いことなんですよ。そこを踏まえて早急に再検討していただきたいと思っております。市長、答弁お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  本市としても、市民の皆さん方が、昨日おとといの台風14号等、こういうとき、あるいは大雨が降ったとき、河川にある住宅、あるいは道路脇のそういうところに関係するようなところがどういうふうになっていくか、議員もご存じと思っておるんですが、西有家の庁舎3階に防災センターといいましょうか、そういうあれを造って、かなりの映像が映る、そういう仕組みをしておりまして、市全体の個数は、箇所数は少ないですけれども、防災カメラということで設置をして、24時間体制でその状況を映し出して管理をしているところであります。 この間も、そういう台風の状況が、雨こそ降りませんでしたけれども、どういうふうになっていくかということや、雨の状況も含めたところで、市の職員も泊まり込みで監視をしながらそうやってきた。そういう仕組みは、市としても今、設置をして対応しているところでありますが、いろいろ防犯という面も、そのカメラについては多岐にわたる皆さん方の思いもあろうかと思うんですが、その辺も、それは必要に応じて市としては対応していかなければという考え方は、当然持つべきだというふうには思っておりますが、そういうところを今、市が対応している状況を、説明をさせていただいたところでありますが。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  分かりました。 今の3階にあるのは、河川のあれとか、四つ角の渋滞緩和とか、そういうのをテレビカメラになっているんだけど、その辺交えて、とにかく前向きに検討していただきたいと思います。 次いきます、もう。 道路行政についてであります。 生活環境整備事業についてでありますが、1か所200万補助は今なっていますが、環境事業です。今、年間どのくらいの予算を組んでいるのか、ちょっとお聞きしたいんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  生活環境整備事業の予算額の御質問でございますけども、令和4年度の予算につきましては、当初予算2,500万円に前回の定例会で1,500万円を追加しました4千万の予算で執行しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  ですね。それなら、一応2,500万から1,500万、4千万の予算を組んであるとおっしゃっております。これは1件当たり200万だから20件分ですよね、計算すれば。それ以下かもしれないけども。大体年間どのくらいの要望があるのか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  この生活環境整備事業の実績件数でよろしいでしょうか。 要望につきましては、今年度の予定箇所は22か所を計画しております。参考にしていただければと思いますけども、昨年度は23か所の予算額4千万に対して決算が3,800万円でございました。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  私が言いたいのは、この環境整備事業というのは、自治会の人が市のほうにお願いして、ある土木業者が200万の金額で改修工事をするというような丸投げ事業なんですよね、これ。極端に言えば、入札もせんでもよか、何もせんでよかですもん。生活改善の感じで運用しているんだけど、今、先ほどから22件ぐらいと。この制度を知っているのかな、みんな。何か知らんごと話で、今になって何か普及しよるごたっとです。これは通知しているのかな、ちょっとお聞きしたい。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  生活環境整備事業の普及度ですけども、かなり自治会からも相談はあっております。条件が整った箇所が事業件数となっているところでございます。かなり好評の事業と、私、担当のほうが感じているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  市長、これは建設課が楽になる方法なんです。何でかといえば、入札もせんでよか、何もせんでよかと。短期間で地域の方のお願い事であるからして、そうならんと思うんです、負担が。市の職員が残業せんばいかんと、いろんな入札せんばいかん、不落であったりとか、そういうことなくなるんです。地域の方がしてもらいたいということで、自治会にお金を200万を振り込むんです、この制度はね。そうでしょう。部長、そうでしょう。その次、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  議員がおっしゃいました職員が楽になるというのは、私からもちょっと言葉が至らなかったかなと思いますけど、一定この事業も自治会と一緒になって、職員も事業申請から工事の完成確認、実績報告という形を、一体となって進めておりますので、楽になるというところじゃないと、私は感じておるところでございます。(「ごめんなさい」という声あり) ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、松永議員が、市の担当が楽になるためにこういう制度をしとっとだろうというふうなお話でございますが、地域の皆さん方が地域で相談をし合いながらいろいろ改善をしていく、そういうことで、地域の力で、こういう制度を設けたことを利用していただいて進めていくと。そういうことが、この金額が何千万単位の話じゃありませんので、200万ですね、これ。そういうことでできるような仕事を、地域の皆さん方が思いを共有して協力して、そして、やっていただくということで、この制度は設けてありまして、これを活用していただいている皆さん方は、本当によかったというふうなことで私は聞いているところであります。 決して最初、これを市の担当のほうが楽になるためにこういう制度をしたということじゃございませんので、今の、先ほどのような発言を市民の皆さん方が聞かれるということは、どういうふうに皆さん方が思われるかなと一瞬私も思いましたので、ここで私も発言をさせていただいているところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  そうですよね。まず、自分たちの土地を無償で提供する。そういう状況の中で推進していくという。これ原点ですから、よろしくお願いします。 次、いきたい。 堂崎小学校体育館の避難道路の拡幅をという、私はお願いしているんですが、これは緊急防災事業で対応できるのではないかと思うんですが、どうなのかなと思うんですが、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  御質問の堂崎小学校体育館へつながる避難道路の拡幅の御質問でございますけども、緊急防災・減災事業に対応というところで、この事業について、南島原市の避難施設となっている体育館につながるという要綱とか採択要件に見合う、合致するというところの確認を、今、長崎県のほうと確認協議を行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  早急によろしくお願いします。県のほうと。 次、いきます。 今回、4つ目が、市道平野横線、白崎東線、この道路改修事業の進捗状況をお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  市道平野横線、白崎東線道路改良事業についてのお尋ねでございますが、この道路は、平成25年度に国道251号バイパス道路として計画し、平成29年度から市道平野横線、白崎東線道路改良事業として測量設計を行っております。関係自治会や関係者を対象に開催を今日まで行ってきております。今後も、地権者の皆様に対し設計の詳細など、あと、用地の概略の説明等も踏まえまして、説明会を開催していきたいと思っております。 なので、条件が整い次第、着工するというところを計画しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  これは、大体過去、藤原政権のときに、平成25年から27年に対して実施するというふうな答弁があって、今現在に至っておるんです。先ほどから地域交えた説明会、これ十何回やっているんです、もう。すると、今、地権者の方が、本当にできっとかとお叱りがあるんです。 だから、その辺の、もう10年以上なるんですよ。測量しました。何をしましたと言うて。本当にやる気があるのかなと、私は。バイパスを造るって、渋滞緩和のためにと市はうたっているんです。大体どこまで今いっていますか、その状況は。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  今回のこの道路の地元説明の状況でございますけども、本年の2月1日に、地域の方々、建設推進委員さんを選出していただいておりますけど、委員様にそのときの時点の説明を行っております。年内には関係者に向けた説明会を予定していくというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  早急にやってください。よろしくお願いします。 次、いきます。 広告掲載事業について質問いたします。 今回、私は広報紙の資料を持ってきたんですが、南島原の広報紙、これは1枠が1か月1万円。そして、ホームページバナー広告が月に5千円、公用車広告は月1,600円という、広告掲載要綱の設置でうたってるんですが、この中で、広報紙、これで1枚枠なんですが、令和元年には93万円、令和2年は119万円、令和3年度は109万円の収入があっておるんです。ホームページバナーは月5千円なんですが、11万、26万5千円、18万と、ずっと収入が入っているんです。雑収入。 公用車の広告がゼロなんです。この今、南島原財源がない中で、車は何台今いますか。ちょっと公用車の台数を教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  公用車の台数でございますが、4月1日現在で265台ございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  265台おって、一枚もPRしていない。何が原因と思いますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  公用車の広告につきましては、現在、利用があっていない状況でございまして、その理由といたしましては、公用車の使用が平日のある程度日中に限定されるということ、使用頻度が一定ではないこと、ほかの広告手段と比較してなかなか効果が見込めないと考えていらっしゃる方がいるんじゃないかというようなことが原因と考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  ですね。だから、私が言いたいのは、今、工事現場の車、いろんな車が260ぐらい動いているんです、公用車が。今回この要綱は1,600円になっているんです。これ1千円してでも年間1万2千円。これ、よか広告になると思うんです。本市の今、商工会の会員数はご存じですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  本市の商工会の会員数は、現在、1,337名と伺っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  1,337あって、これ長崎県一なんです、商工会の大きさは。商人のまちというてなっているんです。あなた方は常にいろんなMINAコインとか、そういうときには金を莫大にやって、そりゃ地域活性化になります。であってでも、自分たちのPRが1千円でできるなら私はいいと思うんです。飛びつくと思うんです、商売人は。1,600円というと、高い安いは別として、1千円にしてやって、260より100台でもいけば10万になるんです、12万。24万になるんです。そういう考えはないかなと思って、お聞きしています。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  公用車の掲載料につきましては、市場価格などを勘案して決めておりますので、そういう、現在1,600円をもう見直しをして、どういう値段が適切なのかということも含めながら、公用車の広告ができるということを周知を図って、利用につなげていきたいと考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  とにかくもうPRせんばいかんて商売人はね。安ければ飛びつきますよ、はっきり言うて。高いと飛びつかんです。走る広告車となればいいんです。毎日走っているでしょう、二百何十台。1千円にしたら1万2千円で済むんです。そういう企業体はいっぱいいると思う。ただ、何でかというとPRが足らんとです、そういうところ。一台もないってないですよ、こういうのが。走る広告車と、ばんばん自分の会社名を打っておけばPRできます。 次、いきましょう。もう時間がないです。 所信表明についてでありますが、その前に、一応6番目の寄附受入れについて、ちょっと先に、ようございますかね。いいですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  はい、どうぞ。 ◆13番(松永忠次君)  これは、教育委員会へ、一応市民の皆さんが、これ何でかというと、北村西望のブロンズ像を寄附したいという旧家の方が、生前西望先生とお付き合いがあったということで、直にいただいているんです、このブロンズ像を。「猫之防衛」という、ネットを開けばこの猫の状態が出ます。皆さんにもお渡ししていますが、この「猫之防衛」の猫です。北村西望氏の。 これを、一応寄附したいとおっしゃっている。レプリカかもしれないから前向きではなかったと所有者からちょっとお聞きしたものですから、これ、私、教育委員会と思っていたら、地域振興課のほうやったそうですね。大体所管はどうなっているのかな。建物を造るのは教育委員会であって、終わってしまえば観光の地域振興課になるとか、そういう移動をした感じになるんですね、これ。もともとから西望公園・記念館は地域振興やったですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  西望記念館は、本市の観光施設の一つということで、地域振興部の観光振興課のほうで所管をしております。その関係でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  すみません、私勉強不足で。 それで、先方のほうも教育委員会だと思って何か問合せをなさって、レプリカかも知れんけん、8月15日にお願いをして、何もなしのつぶてと。それなら、所有者は怒ります、やっぱり。その辺を、南島原市は世界遺産登録とか世界遺産センターとか今から造ろうという中に、そこに学芸員がいるのかちょっとお聞きしたいんですが、ちょっと。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  学芸員はいるのかということですが、学芸員はいることはいるんですけれども、うちの学芸員は、遺跡や史跡の発掘調査、そして古文書の解読が主な業務となっておりますので、芸術品の鑑定ができる学芸員というのはおりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  世界遺産を今から造ろうというのに人材がいないというのは、発掘だけの学芸員であって、いろんな意味で、私は人材不足じゃないかな。新たに採用せえと言わんけども、その辺の有識ある職員も採用せないかんとやないかな、私は。採用せんでもいい、パートでもいいけん、専門家を、大学の教授とかいろんな人とタイアップせんば、世界遺産センターですよとか、西望記念館と、立派なのがあるんだから。どう思われますか。 今、それなら西望記念館の今のブロンズ像は全部本物ですか、レプリカですか、どっちですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  言えば、レプリカといいますか、もう原型を復刻したような形でのものがほとんどと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  原型をした、あえて言うたら、もうそれこそレプリカでしょう、そりゃ。今回のこの提供される人は、ここに、2枚目のこれに、大正14年夏と書いてあるんです。今、北村西望さんのこの猫は昭和元年になっとるとです、一応今現在は。だからこれは原本なんです。この猫が。これが原型なんです。 市長、今でも遅くないから、提供されていただくんじゃないかと思うんですが、その辺も交えて、市当局もお願いでけんやろうか、私はそう思うんですが、立派なあれやから、その辺ちょっと交えてよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員おっしゃる件につきましては、既に市の職員が出向きまして、そういう行き違いが一時期ありましたけれども、もう市のほうに寄贈いただけるということで御返事をいただいております。そういうことで御了解いただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  ともかく失態のないように、感情がやっぱり人間、皆さん感情持っているんだから、その辺重々、調べれば分かるでしょう。生前お付き合いした人がやらすわけやけん、その辺も交えて調査すれば、もうこんな誤解を招かないと思うんです。 もう時間もないけど、最後に聞きたいんだけど、5番目の所信表明について。 安心して暮らせるまち、豊かさの感じられるまち、賑わいのあるまちをつくると市長は表明しておられますが、具体案をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  時間の関係もあると思うんですが、手前で。(「簡単に」という声あり) 所信表明に沿ったというか、所信表明については、私が前回の議会のときに申し上げたとおりでありますが、その所信表明に沿った新たな取組については、現在、事業化に向けた検討を進めております。そういうことで、次年度以降、具体的にお示しをする所存でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松永議員。 ◆13番(松永忠次君)  あんまり簡単やったかな。 今回、私は、6月16日、長崎新聞の南島原の進路というのが、松本政権3期目とあるんですが、この一番最後のほうに、市長が挙げる住みよいまち、住み続けたいまちとは、一貫してグランドデザインが見えない。具体的な将来像を自ら示してほしい。私が言っているんじゃないですよ。市民の皆さんが言っているんです、これ。本当の南島原市の経営者になってほしい。どうしたら南島原市が明るい未来になるのか、市民一丸となって考え、行動していけるように、市長、よろしくお願いします。 これで、松永忠次の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、13番、松永忠次議員の質問を終わります。 ここで、2時40分まで休憩いたします。     午後2時29分 休憩     午後2時40分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、4番、井上修一議員の質問を許します。4番、井上修一議員。 ◆4番(井上修一君) (登壇) 皆さん、こんにちは。4番、公明党、井上修一です。 議長の許しを受けましたので、通告に従い一般質問いたします。 質問に入る前に一言。前回、私にとっての初めての定例会でしたが、一般質問において考えがまとまらず、できませんでしたので、遅くなりましたが、去る6月の市議選において御支援してくださった皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げますとともに、市民の方々の相談が私の教科書と思ってお答えしていくことで感謝に代えさせていただきたいと思います。 それでは、一問一答方式で質問いたします。質問は大きく4項目です。 1つ目は、障害者専用駐車スペースについて。2つ目は、道路標識、市の案内板、路肩の白線、また歩道について。3つ目は、デジタル活用支援推進事業について。4つ目は、地域防災計画について質問いたします。 まず、障害者専用駐車スペースについてですが、この南島原市において障害の認定を受けられている方、また、車を運転されている方はどれぐらいいらっしゃるのか、おおよそで結構ですので、お尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、井上修一議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、障害者の方々の専用駐車スペースについてのお尋ねでありますが、最初に、障害をお持ちの方の人数につきましては、市内で身体障害者、療育、精神障害者保健福祉の手帳を所有されている方が約3,500名おられます。 また、障害をお持ちの方のうち、車を運転されている方の人数は、はっきりしたところは分かりませんが、障害に係る自動車税の減免件数が873件、有料道路の割引申請が179件でございます。また、歩行が困難な障害者や高齢者、難病患者の方々などを対象とするパーキング・パーミット利用証、これを約900人に交付いたしております。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  その対象者の車を運転されている方の複数の市民の方から、障害者専用駐車スペースに一部の健常者の心ない駐車が後を絶たないので、車を止められず困っているとの相談がありましたので、市はそのことについて、特にどのような考え、対策があるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  障害者の方や高齢者、それから難病を抱える方の、そういった方のために設けられた専用のスペース、対象者の方々の移動とか施設の利用の利便性、また、安全性の向上を促進するために設けられたのが、そういった専用の駐車スペースでございます。当然のことですけれども、一般の方にはそのような制度の趣旨を御理解いただきまして、適正な利用をお願いしたいということで考えております。 これまで市では、広報紙とか、あるいはホームページなどを使いまして、制度の周知と理解の促進を図ってきたところでございますが、今後も県と連携をしながら、さらに周知に力を入れていきたいということで考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  それは、パーキング・パーミット制度を進めていくということですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  具体的には、県でパーキング・パーミットの制度を導入して、そういった障害者の方の駐車場専用スペースの利用の制度を設けておりますので、議員おっしゃるとおり、実際のところは、パーキング・パーミットの周知をするということになります。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  質問がちょっと前後しますけども、このパーキング・パーミットというのは、緑色の、県から発行しているんです、こういったやつを。青地に車椅子のマークのついた、どこでもある、駐車場の区画にでも下に絵で描いてあるやつ。それだけではまだ全然改善されていないということで、佐賀県が平成18年にこのパーキング・パーミットというのを導入したんです。長崎県も同年にしているんですけども、我が市では、こういったステッカーとかをあまり見たことがないので、それをお尋ねしているんですけども。 その青地に白の車椅子のマークとはまたちょっと違う。それでは弱いからこれを始められたということで、それがちょっと市ではあまり見受けられないんですけど、そこ辺はどうなっているんでしょうか。
    ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。(発言する者あり) ほかに誰か答弁。総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  公共施設の駐車場のスペースに障害者の方が利用するスペース、これは、今は車椅子の標示です。そういうので、各庁舎に複数台設置をしているところでございますが、そういったパーキング・パーミット制度に基づく標示を全てしているかというと、ちょっとそこまでは現在のところ、していないところでございます。 これでよろしいですか。一応そういうところです。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  青地に白の車椅子、これはバリアフリー法で、50台以下のスペースには1つ以上、もし100台あれば2つ以上と、これはもう義務づけられている。これ、ちゃんと設置されて、それはされていると思うんですけども、それでは全然改善されないから、これを佐賀県がやり始めて、長崎県に限っては、もうさらに令和4年4月1日金曜日スタート、これにまた追加されているぐらい力を入れていると、こう書いてあるんです。精神障害者が新たに対象となります。高齢者、要介護者1以上、65歳未満の要介護1以上のお持ちの方も対象となりますと。あとけが人、あと妊産婦、妊娠7か月から産後3か月までと。 これまた追加してやっているにもかかわらず、こういった正確な制度をもうちょっとしっかり考えてもらって、まず市が、ここの有家の庁舎もですけども、ちゃんと立派な、鉄であります、それに青地に白の車椅子のマークが貼ってあります。これは、もう全然県からステッカーをもらって、それをちょっと貼ってもらうだけでいいので、そういったことをちょっと市のほうからやってもらいたい。そうすれば、ほかの商用施設にでも広がっていって、改善していくとは思うんですけども、どうでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  その辺は、そういう様式があるということであれば、確認して、そういう標示を取り付けるような形で進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  ちょっとなかなかそこに健常者が止めても、罰則とか罰金とか日本ではないですけれども、外国のほうでは厳しくて、ちなみに話ししますけども、例えばイギリスとかは、対象者にカードを発行して、そのカードを持たずにそこに駐車したら、15万円、14万円の罰金と。アメリカでは約5万円の罰金、韓国では1万3千円ほどの罰金となっているそうです。日本でも、そこまではできないかもしれませんが、全くやっぱり状況が変わらないので、何度も言いますけども、佐賀県が導入したパーキング・パーミット制度というのがありますので、それをもっと広げて、少しでも改善できるようにお願いしたいと思います。 あと、この問題で難しいところが、先ほども言いましたけど、50台に1台以上、例えば、マックスで100台だったとします。ここにいる私たちも含めて、市民の皆さんの98人が良識ある市民だったとしても、あとの2人がマナーを破って止めたら、搭乗者はもう実際困るということです。つまり、100%の良識なマナーの啓発を進めていかなければいけないという。 行政だけではなく、市民の皆様の御協力と御理解がなければ成り立たないわけですから、この問題を解決するには、やっぱり時間もかかりますし、粘り強くやっていかなければいけない。国が、すぐ罰金とか、外国みたいにすれば済む話なんですけども、それはなかなか、もうこれ何十年も前からある問題だと思うんですけども、もう後を絶たないというのが実情なんで。 しかし、パーキング・パーミット制度みたいな、何もしなかったら何も変わらないので、これが導入されたということで、実際、それを導入した佐賀県なんかは、もうある程度の効果があるということで、実際もうこういう青いやつとか、もう一つ、これがオレンジやったら1年以下、これはもうずっと使えるということで、1年以下といったら、もう短期でけがをした人なんかに発行するそうですけども、そこら辺をちょっと徹底して積極的に進めていただきたいと思います。 この問題の解決に力を入れている、例えば同じ自治体でも、啓発チラシを配ったり、先ほども南島原では広報で出したりとかされていると思いますけど、宮崎県に至ってはコマーシャルまでやっていると。そこまでとは言いませんけども、先ほども言った長崎県の出しているステッカー、これはもう簡単なことですから、それをまずやって広げていってもらいたいと思います。 そうやって改善されて、理想は、コロナ禍でノーマスクで店など入ったらひんしゅくを浴びることと同じように、無言で心ない駐車を防ぐというか、防止する。そういうふうになっていけば改善されるのではないかと思っていますので、そこら辺は徹底してやっていただきたいと思います。 また、この問題にはもう一つ、次の質問にもつながりますけども、市内の方々だけじゃなくて、市外から来られる方に対しても、南島原はこういったことに物すごく力入れているんだなと。そういう好印象にもつながって、ノーマライゼーション、高齢者、障害の有無といった年齢や社会的マイノリティー、少数の方といったことに関係なく生活や権利などが保障された環境をつくっていく。これ、市長の所信表明でも言われるところの、本市に住む全ての人が安全で安心して暮らせるまちづくりに近づくと思っていますので、そういうふうになると思っていますので、まず、先ほども言いましたけど、市が手本を見せて、また、ほかの商用施設でも広げていく、啓発していくということをお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に入りたいと思います。 次の質問は、道路標識、市の案内板、路肩の白線、また歩道についてですが、各道路標識とか信号機、その管轄をちょっとお尋ねしたいんですけども、いいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  道路標識や市の案内板の管理者の御質問でございますけども、道路に設置されている道路標識や案内板につきましては、道路管理者として国や県、または市が設置した標識、そして、道路交通管理者である長崎県公安委員会が設置した標識などがございます。 このほか、道路沿いに設置された案内板については、案内板に表示されました施設の管理者になるところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  これも、市民からの苦情というか、相談の質問なんですけど、道路標識、案内板、路肩の白線などが、木や草が生い茂って見えないところが数か所ありますと。市として改善できないのかという要望があっての質問なんですけども、これは、もちろん樹木とかは、特に個人の所有地からはみ出たところとか、市が管理するところ以外は勝手に切れないといういろんな事情があろうかと思いますが、その辺はどう対処されているのかお聞きします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  道路標識や案内板、路肩の白線が見えないところの市としての対応でございますけども、市におきましては、業務中に気づいた際には、それぞれの管理者へまずは報告しております。また、市道につきましては、その補修を、伐採等も道路パトロールもおりますので、実施しているところでございます。 また、公園施設などにおきましては、通常の管理において案内板の状態も確認しているところでございますが、道路標識や案内板で見えにくい標識等がございましたら、市の建設課や施設の管理事務所へ御報告願いたいと思うところでございます。 次に、路肩の白線、区画線でございますけども、市道の傷みがひどく、区画線も消えたりしている箇所がある区間については、計画的に整備を進めているところです。また、国道や県道分につきましては、管理者の県へ報告し、その対応をお願いしている状況でございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  それはされているんでしょうけども、実際、1か月、2か月じゃなくて、2年、3年も、これは市の管轄やなくて、公安委員会の管轄なんでしょうけども、速度標識とか、もうほったらかしになっているところがあると。県の対応も遅れているというか、忘れているのか、もうそういう状態だと思うんですけど、それがやっぱり何か所かあるということで、それで事故など起きたら、道路管理者も含めて、市も含めてですね、賠償責任などが認められる可能性もありますので、可能であるならば、県の仕事かもしれないですけども、市でできるところは対応していっていただければなと思います。 市民も、これは公安委員や県がせやんとと、市の職員がしようとといって、それ見ると、やっぱり感謝して、いろいろ不満もあるばってん我慢しようかと、そういう気持ちにもなられると思うんで、そこら辺は大変でしょうけど、やっていただきたいと思っています。 あと、もう一つです。市のつくっている看板です、市役所の信号のところ、西有家の庁舎ですけども、島原方面に行くところはもうはっきり見えているんですけども、こっち、有家のほうから市役所のほうに行けば、これは、市民の方はもちろん市役所の場所なんかみんな知っとらすけん、全然困らんと思うんですけど、よそから来た人は、木でちょっと標識が隠れてしもうとっとです、市の。 だから、ほとんど市外から来られる方もナビで来られるから、これ間違えることはないと思うんですけど、私の場合は、もちろんナビで運転していくんですけども、よそ、知らないところに行ったら、すぐ近くになったら、もうナビのいうことは聞かなくて目で見て行くタイプなんでよく間違えるんですけども、ほかのところから、市外から来られる方も、まれにそういう方もいらっしゃると思うんで、あそこはちょっとやっぱり切って、切れない理由というか、あればまた別ですけども、印象もあまりよくないので、それをちょっとお願いしたいんですけども、どうでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  そういうふうにして、定期的に庁舎前の樹木については伐採を行っているんですが、そこがちょっと行き届かず、そういう国道端の分については、現在ちょっと見にくい状態ということであれば、それはもう伐採をして、道路から見やすい状況でしていきたいと考えておりますので、よろしく。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  それと、もう一つ。有馬の古野公園からずっと行ったところ、松尾青果のところに、そこの前に「三県架橋の実現しよう、南島原天草」と書いてある看板ですけど、これも、こっちから見たら、やっぱりちょっと隠れとっとですもん、上のほうとか。口之津方面から来るほうやったら、真ん中も下も結構隠れていると。 これは、三県架橋の話すると、この三県架橋計画というのは、もう大分、40年ぐらい前からあるんでしょうか、平成20年に国が本構想を含む国内の海洋横断プロジェクトの調査を中止して以降、現在まで具体的な進展には至っていなかったんですけども、平成28年の熊本地震によって九州の交通ネットワークに悪影響を及ぼしたとして、この三県架橋の重要性がまた再認識されたと私はお聞きしました。 枝を切る切らないの話でここまで大きくするのも何だと思うんですけども、これは、やっぱりもうほとんどの皆さんが望むことだと思いますし、長崎県の中でも、ここ地元、南島原が一番推進していかなければならない立場、そういう意味でも、また、これはすぐできるわけじゃないし、そりゃ、先は分からないですけども、次世代の子供たちにやっぱりそういった、こうやって行政も議員も頑張って推進していったんだという、それ残すためにも、国道ですので、それは県になるかもしれないですけども、県に要請するか何かして、切っていただいたほうがいいと思います。 これは小事というか、小さいことかもしれないですけども、小事が大事という言葉もあります。やっぱりそういうことは大事にする。企業とかは、民間企業なんか、やっぱり発展していくと思いますし、これはもう行政、自治体もそういうことが言えるのではないかと思いますので、ぜひ、できるなら早急にしていただきたいと思います。 それと、道路で、質問の中に「大々的に」というような、小さい3番目なんですけども、という表現をしていますけども、これ、私の地元の小川で子供の頃からある生活道路というか、大分たちますし、傷んでいるところが随所にいっぱい見受けられるんで、ほかの8か町もたくさんあるんだろうと思ってのこういう表現になりましたけど、もう道路というのは予算もかかるし、拡張、新設になると、かなりお金もかかると思います。 ただ、穴がちょっとほげたりとか、補修とかは、もう市のほうに言ったら結構すぐ対応してくださっているんで、それはもう建設の方が頑張っておられると思うんですけども、この8か町になると、広範囲になると、いろんな同じ道路を見ても、これぐらいのことをしよったらどこでもせやんとんとか、いや、これはこうせいじゃという、いろんな意見があると思うんです。 それを、客観的に見られるのが、毎日大切な郵便物や届け物をしている郵便局の方、これ、私考えたんですけども、昨日、それはもう合併当初からしていますよということだったんで、でも、それによって道路の必要性の高いところから、もう本当に限られた予算で順番にやられているということですけども、その辺はちゃんと機能しているのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今の質問の前に、先ほど議員からお話があった件について、ちょっと私のほうからも発言をしたいと思っております。 これ、三県架橋の話でありますが、熊本地震のときに、球磨村が、あそこが最初、第1弾でそういう被害を受けたというふうに思っております。そこに、南島原市として状況を把握をして、今後どういう対応を市として応援をしていけばいいかということで、翌朝、防災担当の職員に市の公用車に救援の水を積んで、そして、向こうに行くようにということでしたんですが、島原から熊本には上がれないということで、多分そうやった。天草渡りで、そして向こうに着いて、直近の1キロぐらいから現場まで何時間かかったというふうなことで、そういうふうなことも踏まえて考えたときに、やはり、一遍は国の方針としてあれを中止というふうなほうになりましたけれども、また、どうしても必要だということで、三県架橋のお話が、やっぱりその必要性が盛り上がって今日に至って、年に1回は必ず3県が合同して、次に向けての運動をするというふうな形でしているわけでありまして、今年度は、間もなく鹿児島県の長島町で大会があるわけでありますが、そうやって進めていかなければと。 私、一応はそういう体験といいましょうか、本市が体験したそういうふうなことを振り返りながら、改めて井上議員がおっしゃったことをかみしめているところでありまして、議会としても、議員の皆さん方としても応援をしていただいて、一緒にやっていきたいなというふうには思っております。 最後の質問については、担当のほうからいたしますが、ともかくちょっとそういう思いをいたしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  市長の後で申し訳ありませんけど、舗装等、今、傷んだ部分の御質問いただきましたけども、各市内箇所、道路舗装の耐用年数は、もうお察しのとおり節目のある時期に来ております。道路舗装の傷みは道路パトロールや地元からの報告をもって、その対応を進めております。緊急に要する箇所や中期に対応進める箇所、区間等を見定めながら、順次的に整備を進めているところでございます。 それと、郵便局との包括協定ですけども、その辺、郵便局員さんからも建設課のほうにはその内容の連絡をいただいて、対応したら措置しましたという報告をするような形で、協定を結んでいるところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  市民の方から、やっぱり道路の質問というか、道の質問が、私も議員になってから一番多いんですけども、よく、いやもう、これはもう大分前から言うとっとん、何もさっさんとか、何かいろんなあるんですけども、そういった市民の不満を少し軽減する意味でも、今ちょっと答弁をしていただいたというか、そういう目的でも質問したんで、この質問はもう終わって、次の質問にいきたいと思います。 次の質問です。デジタル活用支援推進事業についてですが、これはたくさんありますので、昨日もちょっとニュースで出ていましたけど、マイナポイント申請が今月末が12月まで延びたとか。このマイナンバー制度について質問したいと思います。 今、国が推進しているマイナンバーカードですが、大体今、国が半分弱、いかないぐらいでしょうかね、南島原では大体どれぐらい普及しているのかお聞きしたいんですけども、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(山崎康徳君)  マイナンバーカードの交付率でございますけども、本年の8月末現在でございますが、南島原市が38.7%、全国では47.4%となっております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  もうちょっと南島原、進んでいると思っていましたけど、やっぱり全国よりも低いという状態ですね。 広報みなみしまばらにもありましたけど、マイナンバーカード申請ですかね、スマートフォン講習会、マイナンバーカードの取得のための講習会を実施されたというのを、9月の、こう載っていますけども、これ、各回16人先着順でされたということですけど、これ、どういう状況だったのか教えていただければ。(発言する者あり) 9月17、18と、各部署で16人ずつ。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員がおっしゃっている分につきましては、うちのほう、地域振興部のほうでやっておりますMINAコインの導入推進に向けて行っておりますスマホ教室だと思います。キャリアの販売店さんの御協力をいただいて、順次やっているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  手を挙げてから。井上議員。 ◆4番(井上修一君)  すみません。 最大2万円分のマイナポイントがもらえるマイナポイントを、令和9月の末までにマイナンバーカードの取得申請をした人が対象になりますと。もうすぐ期限を迎えますということで、これは、講習会を実施しますということで出ているんですけど、これじゃないんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  その分に関しましては、恐らく民間の業者さんの協力を得て、そういう手続をしていただこうということでお願いしている分になると思います。ですから、ちょっと私、今、そこの資料的なものは、今現在、把握していないところで、資料がないので、すみません、その数とかは現時点では申し上げられませんので、ちょっとそこは後で報告させていただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  これ、一応防災課となっているんです。 そうやって、市のほうもマイナンバーカードの推進に力を入れられていると思います。国のほうも、今期、来年3月までに100%を目指してマイナポイント、マイナポータルなどのサービスを提供して、また、本市でも国民にマイナンバーカードの取得を促していますこのマイナンバーカードの利用のメリットとデメリットを、簡単に説明お願いしたいんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  マイナンバーカードのメリット、デメリットということでございますが、メリットについては、まず、今、国が進めております2万円のポイントがつきますというのは、取得時のメリットで、あと、それを、まず身分証明書として使えます。免許証以外では。免許証を持っていない方の写真付身分証明書として使えますということがあります。あとは、国が進めていますように、保険証の代わりに利用できますということです。あと、口座を登録しますと、その口座で給付金などが早く受けられる場合があるということです。 あと、それぞれの自治体によって、マイナポータルというんですが、それを使って行政の手続ができるというメリットがあるということでございます。その行政の手続については、本市においても、子育てで15業務をできるようには、今、設定はしている。そういう手続ができるということでお知らせはしているところでございます。 それ以外についても、現在、いろんなシステムの関係で調整をして、行政の手続がスムーズにできるように協議、調整を進めているところでございます。 デメリットという形になりますと、なかなかこれはそれぞれの個人の考え方によると思いますけども、行政の立場からいうと、個人情報はしっかり守られるという形でされているので大丈夫だとは思いますが、そういったところを心配されているというのが、行政の側から考えるデメリットという形になろうかと考えているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  そうですね、私も、もうマイナンバーカードを作って、去年だったかな、申告のときに作って、今のところ、便利なことはあるけど、デメリットというのはもう感じていませんので。あと、メリットという点で、保険証の代わりに使えるということですが、病院でまだちょっと対応が遅れている、それはレセプトとか何か、また、それを導入するのにもちょっとお金が要るというか、それはでも、今後、国は来年3月までに全部に推進すると言っていますので、それもおいおい便利に使えるようになっていくんじゃないかと考えています。 あと、高齢の方も、免許を返されたら身分証明書はもうそれしかないんですから、そういうところもちょっと言ってもらって、もっと、今、三十七、八%やったですかね、それがちょっとでも進むように。 といいますのも、先ほども言いましたけど、これ、国、来年3月までに100%を目指すと言っているということは、来年の4月以降はもうどこまで広がるか分からないですが、皆さんマイナンバーカードありきで行政サービスを行っていくものと考えられるわけで、そうなると、マイナンバーカードを持っていないと受けられないサービスも増えてくる。マイナンバーカードを持つデメリットよりも、持っていないデメリットのほうがもちろん大きいと思います。 うちに来られるお客さんにも、マイナンバーカードは作ったほうがいいよと勧めているんですけども、これはちょっと私のあくまで推測ですけども、普及率の低い自治体には、これは推測ですよ、あくまでも。過疎債など、普及率の高いところに比べれば、こういったことも不利な状況になり得るかも分からない。それはちょっと私のあれなんですけども。 市のほうも大変な努力されていることと思いますけども、国と自治体、さらには市民の情報を共有することで、これはもう行政手続など、今、答弁でありましたけども、簡素化されて、こうして時間が浮いた分をほかの行政に利用していくといった、こういった国のやっぱり狙いというとあれですけども、方針なので、そういったことも、これちょっと市民の方には言いにくいかも分からないですけども、これを通して周知、理解していただいて、早く広がるように私も考えていきたいと思います。 次の質問に入りたいと思います。 地域防災計画について。これは、いろいろありますけども、阪神大震災があったときには、私はちょうど大阪にいまして、大阪でも奈良のほうの近くに住んでいて、神戸からもう大分離れているんですけども、朝5時何分やったですか、私はもういつも8時に出勤して、車で15分のところぐらい行くんですけども、そのとき、出る頃には、もう交通が麻痺して、とてもじゃなくて、8時に出て4時ぐらいに仕事場の病院に着いたという記憶があって、そのときに一番本当に悲惨やったです、トイレの状態を見て。本当に、食料とか寝るところとか、それはもちろん大事なんですけど、のトイレというのは本当にひどいなと。そこで、この防災計画の中でも、トイレについて質問を上げさせてもらっています。 この本市の防災計画で、特にトイレについてどのようなふうになっているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  トイレの問題です。これについて防災計画上はどのような対応になっているかということでございますが、市内の避難所においては、水洗トイレが大半を占めております。断水した場合はトイレの水を流すこともままならないという状況でございます。このため、南島原市防災計画に基づき、非常用仮設トイレの備蓄を進めているところです。 現在、非常用仮設トイレが52基、障害者用の仮設トイレが8基を備蓄しております。避難所を開設する際には、各避難所に配備するようにしているところでございます。トイレについては以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  この51基というのは、防災トイレってどんなトイレなんですか。仮設……。ちょっとすみません、もう一回ちょっと答弁お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  持ち運び可能なトイレになります。最初畳んであるというか、それをふくらませてというか、大きくしてトイレにすると。した後は、薬品を入れて固めて、そのまま燃えるごみとして処分できるというものでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  そのほかに、この対策というか、その仮設トイレとか、業者に頼んでいて、それを持ってくるということもちょっとここに書いてあるんですけども、それはあるんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  それは、いろんな業者の方と災害時に対する協定を結んでおりますので、そういった部分で必要な場合、この簡易トイレで不足する場合は当然仮設トイレ、大きな外用のトイレが必要になるかと思いますので、そのときには、そういう協定に基づいて提供をしていただくという形を取っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  トイレで一番困るのが、災害直後です。大きな災害、熊本とか東日本、阪神・淡路と、その大きな例を取るのはあれなんですけども、これはもう、それはどこでいつ出るか分からんというか、起こるのか分からないのが災害ですので、そこで、仮設トイレが届いたのが、大体もう最短で3日以降に、ほとんどの避難所で、そういうあれが出ていますので、つまり、災害初期が重要ということで、そのために、今言われた各避難所にあると。51基と障害者のが8基と。南島原の避難所、大体どれぐらいありますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  通常は、各町単位でいいますと、各町1か所から2か所、避難所を設けることにしております。大規模災害になりますと、もう少し増えて、箇所数としては、全体で最大で42か所用意できるということで準備をしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  一応、内閣府のトイレの確保ガイドラインによれば、全部避難所を使うというわけはないかも分からないですけども、一応、この南島原で42か所あるわけで、収容人数、一応8,625になっていますけど、大体トイレ、最低でも3日は確保しなければいけないと思うんですけども、1人大体1日5回はするわけです。 その数と、この避難所の数、避難所を使用する最大の人数はちょっとどうか分からないんですけど、そこら辺を、ちゃんと予想される避難の方の数に応じて各避難所に一応設置するというか、全部が全部開放するわけじゃないと思いますけど、その各町の中で一番、例えば有家やったら、ありえコレジヨとか、そういったところにはやっぱり最大の収容人数の分の確保は必要だと思いますけど、どうでしょうか、その辺は。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  今現在、52基と8基ありますけども、今後も計画的に増やしていく予定でございますので、全ての数、かなりの数になりますので、そこまで期間はありますけども、ある程度の数を目標に想定して、計画的に購入して増やしていく予定でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆4番(井上修一君)  ちなみに、雲仙普賢岳の災害時は、トイレが120人から140人に1基ぐらいの割合でしか当たらなくて、実際不足気味だったということもありますので、これは最低でも阪神・淡路とかは75人に1基あって、ある程度はできたということです。仮設トイレの場合です。 だから、業者にお願いしている仮設トイレもいいですけども、実際、組み立ててできるくみ取り式、私もそう詳しくはちょっと調べていないんですけども、仮設トイレが、ある程度人数を足せる、そんなトイレもありますので、ちょっとその辺を調べてもらって、長期にわたっても安心してできるように、その辺もまた考えてもらって進めていっていただきたいと思います。 以上で、質問を終わりたいと思います。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、4番、井上修一議員の質問を終わります。 ここで、3時45分まで休憩いたします。     午後3時34分 休憩     午後3時45分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番、日向栄司議員の質問を許します。3番、日向栄司議員。 ◆3番(日向栄司君) (登壇) 皆さん、こんにちは。3番、自民党創政会の日向栄司です。 ただいま議長のお許しが出ましたので、通告に従い質問させていただきます。 今回、大きく分けて6つの項目の質問をさせていただきます。 1つ目が、介護職員不足について。2つ目、第6期南島原市高齢者福祉計画について。3つ目、新型コロナ感染症対策について。4つ目、デジタル・トランスフォーメーションについて。5つ目、有馬干拓について。6つ目が、自転車歩行者専用道路について。以上、一問一答でお願いいたします。 1つ目の質問です。介護職員不足について御質問します。 本市に限らず、介護職員は全国的に不足していると言われておりますけども、その中でも、本市としての、南島原市としての介護職員不足の何か政策とか何か行われていますでしょうか、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、日向栄司議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、介護職員の不足について、市のほうでどういうふうな対応の仕方をしているのかというふうな趣旨の質問だったと思いますが、少子化の進展に伴う労働力不足は、全国的に、また様々な分野に影響が及んでおります。 介護分野におきましては、令和3年7月に国が公表をした第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数では、令和7年度には、全国で約22万人の介護職員が不足すると見込まれ、長崎県においても約2千人が不足するというふうに見込まれております。市内の事業所におきましては、求人しても職員を確保できないところもございまして、事業規模の縮小などに及んでいるとお聞きをいたしております。 介護人材の確保を図るためには、広域的な取組が必要と思われますので、市では、県や半島3市、また高等学校、福祉事業所、公共職業安定所などと一体となって、介護人材の確保や介護の仕事の魅力の発信などに取り組んでいるところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 先ほど言われた介護人材の確保で、介護の仕事の魅力発信などに取り組まれているということで言われましたけども、具体的な、どのような取組をされているか、御質問いたします。お願いします。福祉部長、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  県、あるいは南島原市を含みます半島3市、それから高等学校、福祉事務所、公共職業安定所、これらの組織で介護人材育成確保対策地域連絡協議会という組織を構成いたしておりまして、令和3年度で申し上げますと、小中高校生への介護の興味あるいは関心を高めるための事業といたしまして、介護の魅力を伝える講話、これを8校で行っております。それから、介護の基礎講座を20校。それから、職場体験を2校で実施をいたしております。 次に、介護人材の育成と確保を図るための取組といたしまして、高校生を対象としました介護事業所説明会、これを行いまして、14事業所、3つの高校から御参加をいただいております。 それから、元気な高齢者の雇用につなげるものとして介護助手セミナー、これを開催しまして、18事業所の参加をいただいたところでございます。 このほか、介護事業所を対象にいたしまして、介護ロボットの展示、あるいは体験会、こういったものを実施しているというところが主なものでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  そういったいろいろ取組をされているのは大変ありがたいことなんですけども、現在の介護職員不足は、本当に深刻な状態で、まだ全然職員が足りないというのが現状であります。 そこで、2番の質問に移りたいと思います。 外国人労働者の検討についてですが、さきの議会でも小嶋議員さんが外国人労働者についての質疑をされた際に、早急に対応されると言われましたが、外国人労働者の雇用の中に福祉分野も併せて御検討をお願いできないでしょうかというのと、あと、外国人を介護分野でしますと2種類ありまして、技能実習生制度と留学生制度と2つ、今介護職員でなれると思うんですけども、技能実習生は早くても半年から1年、事業所に来るまでに時間かかります。留学生の方になると、まず、日本語を覚えるのに1年、その後、在留をするための資格を取るために2年間、合計3年間かかりますので、3年ぐらいかかってやっと初めて雇用につながるというふうになりますので、ぜひとも、なるだけ早急な対応をしていただければと思いますけども、それについて、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員お尋ねの外国人労働者の検討についてということですが、おっしゃいましたように、前回の7月の定例会を終えまして、早速、もうこのことについての作業ということで、農林担当部署と商工を担当しています地域振興部の担当職員が勉強会といいますか、早速、その制度がなかなか複雑だと、制限もいろいろあるというようなことで、勉強会から始めると。課題をまず洗い出して、どういうふうな取組をしなきゃいけないのか、できるのかと。 あと、つい先日は、県がつくっております株式会社エヌという、労働者派遣をされているところからお招きをしまして、そういうふうなことについて勉強会をさせていただいております。 今後は、議員言われたように、福祉分野の部署についても、一緒にそういうことの勉強会なり、あと、実際事業する上での取組ということをやっていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  ありがとうございます。ぜひ現場の声を十分聞いていただいてもらって、御検討のほう、早急によろしくお願いいたします。 次に、3番目ですけども、口加・翔南高校の福祉系学生の地元への就職状況についてお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  市内の2つの高校の福祉系学生の地元への就職状況でございますけれども、今年の3月に卒業をされた学生の中で、福祉系の事業所へ就職されたのが9名、このうち市内の高齢者福祉施設に就職をされたのが7名とお聞きをいたしております。 そのほかは、13名の方が進学ということで、4年制大学、あるいは短期大学、専門学校あたりに進学をされておりますけれども、その中の多くは福祉系の学部であったり、関連の学部に進学をされている方も多いということでお聞きしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 地元に残ることが、多分、Uターンとかいろいろ政策がありますけども、戻ってくる人も大事ですけど、出る人たちを地元に残ってもらうということも大事なのかなということで、高校を卒業後、福祉関係に限らず地元に就職をされる高校生などに奨励金など出していただけないでしょうか。市長、どうでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  市内の高校生の多くが、卒業後に市外、県外に出て、進学または就職している現状が続いているところであります。これはもう議員も御承知のとおりでありますが、このようなことから、市では、若者の市内への定住促進を図るために、平成28年度に市の奨学資金の償還額の2分の1を補助する制度を設けて、それから、今年度からは補助率を3分の2に拡充をいたしました。 今後については、介護現場などの関係者の御意見をよくお聞きをいたしまして、必要な対策を考えていきたいというふうに思っております。以上ですが、現段階で。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  何とぞ、先ほども言いましたけども、もうとにかく介護現場は、介護現場に限らずですけども、やはり人手不足というのが大変な問題になっていると思いますので、今後、市の発展のためにも若い人の力とかも要りますので、何とぞ御検討のほどよろしくお願いいたします。 次ですけども、次の質問に移ります。 第6期南島原市の高齢者福祉計画についてお伺いします。 1、計画の基本理念。2、目指す将来像。3、施策の3本柱についてお伺いします。 南島原市の高齢者福祉計画が進められておりますけれども、令和3年からで、令和5年度に最初アンケートを取るというふうに書いてありますけども、今現在、ちょうど真ん中ぐらいになりますけども、今の状況など、3つの目標に向かってどれぐらいの状況が進められているでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  第6期の南島原市高齢者福祉計画についてのお尋ねですけれども、基本理念につきましては、高齢者がいつまでも安心して住み慣れた地域で暮らせるまちづくり。それから、目指す将来像を、本人が望む生き方を家族や地域、専門職が支える地域社会が広がること。また、施策の3本柱を、第1に生きがい・健康づくり。第2に、介護予防・生活支援。第3に、在宅医療・介護連携の推進とし、自助、互助、共助、公助のバランスの取れたまちづくりを推進するようにいたしている計画でございます。 それから、進捗状況についてのお尋ねでございますけれども、高齢者福祉計画の推進につきましては、かかりつけ医の先生方を中心に、地域の人や様々な職種の人で支え合う地域包括ケアシステムと、これが基盤になった計画になってございます。 お尋ねの進捗状況につきましては、目標値の指標、これを高齢者の方々の幸福度、あるいは医療・介護従事者の方々の満足度、これらを指標といたしておりまして、具体的には、来年度、令和5年度にアンケート調査を実施いたしまして、評価、分析をいたすようにいたしておりますので、申し訳ございませんが、その結果がまとまらないと評価ができませんので、現在のところ、お答えすることができないという状況でございます。 また、具体的なこれまでの取組状況でございますけれども、医療・介護などの関係者が連携しながら、全体では20項目の取組を進めております。主なものを御紹介させていただきますと、令和3年度におきましては、高齢者の自主グループ、124グループの活動支援、運動指導、栄養指導などを行っております。それから、認知症に関わる方々の交流会を35回。また、医療・介護などの多職種の連携を図っていくための学習会であったり交流会、これを7回開催しております。 ほかにも多くの取組をしておりますけれども、主なものとしては、こういったものを行っているという状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  ありがとうございます。 取組は分かりましたが、今、市内の高齢化率が、平成18年度で約30%。現在が40%を超えている状況です。その中で、先ほどから言っています南島原市の高齢者福祉計画で書いてあるように、地域社会で高齢者を支える地域包括ケアシステム、先ほどからちょっと市のほうにお願いばかりしていますけども、この地域包括ケアシステムがうまくいくように、私たち、福祉に携わる者としても、市と、そういった事業というか計画を一緒にやっていきたいと思っておりますので、引き続きこの取組を進めていただくよう、よろしくお願いいたします。 次、新型コロナ感染症対策についてですけども、1つ目の自宅療養者への市としての対応のほうをお伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  新型コロナウイルス感染症対策につきまして、自宅療養者、いわゆる陽性と判定された後、御自宅で療養をされている方でございますけれども、コロナに感染されたという場合でございますけれども、基本、医師、それから保健所が御本人の症状を見て、1つは自宅で療養をされるのか、あるいは県が指定する宿泊施設で療養をされるのか、あるいは高齢者福祉施設などの施設で療養をされるか、もしくは入院をされるか、こういった判断を、医師、あるいは保健所がするということになってございます。 現状では、感染者の9割以上が自宅療養というふうになっているようでございます。このような自宅療養の対象となった陽性者の方々に対しましては、県の保健所や県が設置しました健康観察センターから、療養中の注意事項、それから健康管理の方法などが連絡が行くようになっております。 それで、御本人が健康管理をしていただいて、県のほうは健康観察を行うということで、場合によっては、御本人の状況に応じましてパルスオキシメーターの貸与であったり、食料品の提供などの支援が県のほうから行われるということになってございます。 また、市におきましては、このような支援の対象とならない濃厚接触者の方、陽性になって御自宅でお過ごしされている方の同居の御家族の方は、濃厚接触者ということになりますので、こういった方々については県の支援がございません。そこで、こういった方々については、市のほうが支援をするようにいたしておりまして、御家族からの相談、あるいは濃厚接触者の方々の状況によって、御親族の買物の支援とか受けられない方が中にはいらっしゃるということで、市としても、こういった方々に食料品の支援といったものを行っているという状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 そして、今回、ちょっとコロナの感染の拡大のスピードとか、急激に感染者が増えていきまして、県とか保健所とか、市のおのおのの対応がいろいろあられたと思いますけども、やはりいざなってみた方とかにお話を聞きますと、そういった自宅での独りで暮らしている方、2人暮らしの方でも濃厚接触で出られないとか、そういったときにそういった配食サービスとか、そういった部分の情報がなくて、結局ひどくいろいろちょっと困られたという話もございましたので、そういったところの周知をもう少し何かしていただければ。 今後、また新しいコロナの株がまたはやるかもしれないとか言われていますし、今後は対応がどういうふうに変わってくるか分かりませんけども、そういったのが来る前にも、また周知のほうをしていただければと思いますけど、よろしくお願いします。 すみません、2番にもちょっと近づいたみたいな質問だったんですけども、自宅療養者の配食サービス、先ほどもお答えいただいたので、基本的に県が行うということで、濃厚接触者以外はですね、なっておりますので、こちらも問合せ先とか、市民の人たちに知ってもらえるような情報啓発をしていただければと思っております。 次、3番の質問になりますけども、ちょっとほかの議員さんと質問かぶっておりますので、3番のほうは削除させていただきます。 次、4番ですけども、宿泊施設です。自宅療養者の、今回、台風とか来た場合の避難所についてお伺いします。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  新型コロナウイルス感染者の宿泊療養施設、先ほど申しましたけれども、保健所とか医師が判断して、宿泊療養施設に入らなければならないというふうな判断をされるわけですけれども、そういった宿泊療養施設につきましては、県が確保するということになってございます。 現在、県内で900室が確保されておりまして、うち、島原半島内の県南医療圏域で72室が確保されているということで、県から公表をされております。具体的な場所につきましては、風評被害などの影響もあり、公表はされておらず、また、市にも情報提供があってございません。 また、自宅療養をされている陽性者の方々の避難の分ですけれども、今回の台風でも一緒ですけれども、保健所が移動手段等の確認を行いまして、避難する場所について具体的に保健所が指示するようになっております。そういった自宅療養者がどこに避難されるかどうか。そういった情報については、市にも提供はされないということで、今、そういった状況でございます。ですから、陽性になった方で自宅療養されている方は、県のほうが全てにおいて対応するというふうな状況でございます。 それで、市のほうでは、避難情報が出た場合、例えば高齢者等避難とか、避難指示、今回、避難指示まで出ましたけれども、そういったことが発令された場合は、濃厚接触者の避難所を設置するようにいたしております。 今回も、1か所設置をさせていただきましたけれども、その際は、避難される方のプライバシーなどに配慮をいたしまして、設置場所の公表は控えさせていただいております。濃厚接触者の方々には、防災行政無線、あるいは市のホームページなどを通じて市の防災課に御連絡をいただくように呼びかけをいたしておりまして、連絡をいただいた方には避難場所をお知らせするというふうな方法を取ってございます。 また、保健所に対しても、市がこういった避難所を設けているんだということで、対象者の方々に、陽性者の方にですけれども、保健所から情報提供をしていただくように、今回依頼をいたしております。 陽性者の方も来られる可能性があるということで、今回は、陽性者の来られた場合の対応をできるような体制を取った避難所にしたというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 それで、先ほどから再三もう言っておりますけども、高齢者の方とか、自宅療養されている方もそうなんですけども、そういったホームページとかLINEとかで、私はLINEで来たんですけども、そういった部分でいくと、やはり避難所の濃厚接触者の方が防災班に連絡するとか、そういった部分の連絡をするのが分かりづらいと思いますので、また、チラシ等でもよろしいので、市として情報が確実に伝わるように、対応のほうよろしくお願いいたします。 次、5番ですけども、新型コロナウイルス感染症の全数把握についてお伺いしたいんですけども、この質問を私が出した後に、県のほうが全数把握をこういった形で行いますというのがちょうど出たんですけども、南島原市としても、やはり県と一緒のような対応というか、考えでよろしいでしょうか。お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  新型コロナウイルス感染症につきましては、これまで全ての感染者お一人お一人の情報につきまして、医療機関から保健所に発生届というのが提出をされる、いわゆる全数把握が行われておりました。御承知のように、感染者が拡大をし、動向把握を県ができるのがもう限界だということが1つ。それと、医療機関での外来医療の逼迫、そういった状況を踏まえて、9月9日から発生届の対象が65歳以上の高齢者などの重症化リスクの高い方に限定をされ、それ以外は年代別の感染者数のみの報告に簡素化をされております。 これに伴いまして、県が公表いたします情報は、新規感染者の県内の総数、新規に感染された方は、県内の総数は県は把握できますので、その総数と、年代ごとの内訳、これも県全体では集計が可能となってございますので、その内訳。これに見直されておりまして、今まで市町村別に新規の感染者数が公表されておりましたけれども、この情報につきましては、医療機関から発生届が提出をされた65歳以上の高齢者などの重症化リスクが高い方のみの件数ということで、新規に感染された方の総数で、市町村別の数ではなくて、そのうち重症化リスクの高い方だけ何人でしたよというふうな公表の仕方に変わっております。 このため、今まで市で行っておりました市内の新規感染者数のお知らせを、毎日ホームページなどで行っておりましたけれども、これができないという状況になってございまして、現在につきましては、県南医療圏の入院患者数、あるいは病床使用率などの一定期間の推移。今、想定しておりますのは、2か月程度の変化の状況をホームページに掲載をするような形で考えております。 なお、これまで県が行っておりました感染段階レベルの判断、これは引き続き実施をされるようになってございまして、現在レベル2-Ⅱで、特別警戒警報が発令をされている状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。
    ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 今回、全数把握の見直し、市民の方々が今後どのように変わっていくのかというのを心配されている声がちょっとありましたので、今回、質問をさせていただきました。 次ですけども、デジタル・トランスフォーメーションについてお伺いいたします。 こちら、デジタル・トランスフォーメーションの推進基本方針の中に、まず1つ目に、利用者のニーズを踏まえたデジタル化の徹底についてというふうに書かれていますけども、そのニーズについてですけども、そこをちょっとお伺いしたいんですけども、お願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  方針の中の内容ですけども、行政サービスのデジタル化につきましては、市民の皆様や事業者がすぐに使えて、簡単で、便利でなどの利用者目線で改善を行うことが、まず重要だと認識しているところでございます。 市が策定いたしましたDX推進基本方針において、今後、具体的な実行計画及び進捗管理を行うアクションプランを取りまとめることとしております。現在、関係部局との調整を行っているところでございます。 導入する新しい技術やサービスが先進的なものにつきましては、その利便性やコスト、施策に寄与するかなどを検証する必要があります。必要に応じて実証実験等を行いまして、結果の検証を踏まえて本格的なサービス導入を行うということでございます。 また、実施する部署や分野を絞りまして、できるところから始めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  すみません、利用者のニーズですね、このニーズはという質問で、誰が調査して誰が把握するのかというのをお伺いしたいですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  ニーズの調査ですが、現在のところ、市民に対してのニーズの調査は行っていないところです。 まずは、そのDXを進めていく中で、市の行政としての具体的な計画がまず必要となりますので、現在、各部局へその利用者ニーズがどこにあるかというのを調査して、職員の中でまとめてもらうようにしているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  その推進基本方針の第1条に、利用者のニーズからと書かれております。市職員からのニーズのほうが先なんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  職員が結局利用者にどういう仕事をしているか、それがどういうふうにこのDXで解決できるのか、また、利用者に対して簡単になるのか、そういったところを、職員に考えてもらうというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  こういったデジタル・トランスフォーメーションを推進するに当たって、市の職員が分かるだけじゃ駄目なんです。やはり市民のニーズと市職員と、取るなら、アンケートを取ってもらって、それで、やはり費用とかもかかりますので、実際どれが必要であるのか、この南島原市にとってですね。やはりいろんな市で今行われておりますけども、お金をかけただけでうまくいっていないところが多数あります。 そういったことがありますので、やっぱりうまくいっているところは、そういったニーズを確実に市民と行政とアンケートを取って、確実にどれから手がける、そして、手がけるのも期日を決めて、いつまでにどこまでやるかというのを明確にされているところが、やはりうまくいっている市だと思います。 そこがありましたので、今回、ちょっとニーズの件を御質問させていただきました。できれば、やはり市の職員さんのほうが操作が分からないとうまくいかないというのもありますけども、市の職員さんが操作がうまくいって市民の方が分からないと、これもまたうまくいきませんので、その辺も一応頭に入れておいてもらえればと思います。よろしくお願いします。 次ですけども、デジタル・トランスフォーメーション、これをするに当たって、市の職員さんがいらっしゃいますけども、今よくデジタル人材と言われていますけども、今いらっしゃる職員さんを育てられるのか、新たに雇用されることを考えていらっしゃるのか、御質問、よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  人材の問題ですが、全国的に言いますと、デジタル人材の不足ということも言われております。したがいまして、まず、職員の中で、詳しいというか、そういった部分で詳しい人もいらっしゃいますし、本年4月から防災課の中で情報政策班という組織を立ち上げておりますので、まずは、そこの職員でいろんな研修を積んで頑張ってもらうと。 当然、ほかの職員の方も、そういった全職員向けの研修を本年度も行っておりますので、そういった中からいろいろ知恵を出していただくという形で、その分をアクションプランに反映させていくような方向で進めていきたいと考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  先ほどから、今から研修、教育をするに当たって時間と費用がかかると思いますけども、デジタル化を、もうすぐ近いところから行ってほしいと思っていますけども、実際教育とかするに当たってどれぐらい時間とかかられると思いますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  研修のやり方もいろいろあると思います。私も、1回研修を受けました。DXの研修を受けて感じたのは、DXは単純じゃいかないということです。だから、はっきり言って職員の今までの仕事のやり方が根本的に変わるという理解をしているところでございます。それくらいの意識を持たないと、なかなかこのDXのスピード改革にはついていけないというのは実感したところでございますので、そういった部分で、意識の改革がまず第一だと。少しずつそれを踏まえていって、できることから市民の利便性になる、職員の作業がスムーズにいくと、スピード感を持って対応できるようになると、そういったところをしっかり意識しながら進めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  そしたら、DXPOというのはご存じでしょうか。デジタル・トランスフォーメーションの展示会というのが、今年から、大阪、東京、今年の来月、10月10日、11日と福岡のマリンメッセで開催される予定であります。そこで、今年度からつくられている防災課の情報政策班が多分DXの中心になっていかれると思いますので、ぜひともこの展示会のほうに研修のほうに行かれてみてはどうでしょうか。 それで、デジタル・トランスフォーメーションの推進基本方針にも書かれていると思いますけども、1番目に、まずは着手するというのが書かれております。それに伴って、南島原市のホームページがあると思いますけども、そちらをスマホで見ますと、ソーシャルメディア一覧表とか、一覧表があると思います。それを見たときに、縦で見ると大変見にくいんです。 それを、スマホを横にすると見やすくなるんですけども、たったこの作業なんですけども、ふだんやはり皆さんは縦でスマホは操作されると思うんです。それがPC版だと普通に見られるんですけども、スマホ版というふうになっていますけども、実際なっていない。スマホに対応していない。そういうところから市民が見やすいように変えるのも、このデジタル・トランスフォーメーションの最初の取りかかりになると思います。 ですので、この基本方針に書かれている気づいて、まずは着手するというところも、取りかかっていただいてもらって、自宅で毎日パソコンを必ずされる人よりも、自宅ではスマホを見られる方のほうが圧倒的に多いですので、そういったところも、パソコン版とスマートフォン版とホームページを分けているのであれば、そういうのの対応をきっちりしていただければと思います。 そしたら、見る方も見やすくて、市のホームページを見られる方も増えてくるし、こちらのLINEの公式アカウントもあられますけども、そちらのQRコードも広報紙等に掲載していただいてもらって、アカウントの利用者を増やしてもらえれば、今後ますます、それだけでも連絡や災害等、いろんなときに使えると思いますので、その辺のほうもよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁。総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  先ほどおっしゃいましたホームページをスマホで見るときに縦横の問題です。 これにつきましては、現在ホームページの改修の中で取り組んでおりまして、来年の2月をめどに作業を進めているところでございます。ちょっと期間は、システムの関係で少しちょっと時間はかかりますけども、そういうふうに、今、できるところから改修に取り組んでいるところでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 すぐ対応していただいてもらって、先ほど言ったように、見やすくなれば、より便利になっていいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次、5番です。有馬干拓についてですけども、これは、1番、有馬干拓の雨量が多いときの対策について、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  有馬干拓の雨量の多いときの対策についてのお尋ねでございますけども、有馬干拓排水機場は、土地改良区が日常管理をされております。天候に応じた対応が、今現在、行われているところでございまして、特に有馬干拓は干拓地でございますので、潮位の関係上、満潮時には排水ポンプによる強制排水が必要であります。また、干潮時には自然排水が行われるところでございます。 市といたしましては、排水機場への負担軽減対策を兼ねまして、令和3年度から南有馬町の北岡地区の浸水対策排水路整備に着手したところでございます。令和3年度に測量設計を行いまして、本年度、その対策工事を行う予定としているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 北岡地区の浸水対策事業を行われるということでしたけども、これ、地域住民並びに有馬干拓地の改良区の方々へも、こういった事業をされるということで御説明とかはされているんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  この浸水対策事業につきましては、以前、議員さんのほうから随分御質問があって、この議会の中でも何度も御説明をさせていただいているところでございます。特に有馬干拓の土地改良区に対して私のほうから説明というのはしていませんけども、御承知かなという形で思っています。 なお、北岡地区の自治会の方につきましては、直接的に浸水された経緯もございますので、自治会長の皆さんに集まっていただきまして、このような排水の計画をするということで、地域住民のほうには御説明をさせて、以前に比べて大分ましになるだろうというような地域住民の方からの声もいただいたところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 この干拓のことで、この北岡地区浸水対策事業ということで、まず、市の対応ということでよろしいですか。 それにつきまして、有馬干拓の被害の把握についてお伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  被害の把握についてのお尋ねでございますけども、台風時期や大雨の予報があった場合には、事前に、改良区に被害発生時には報告をいただくようお願いをしているところでございます。また、天候以外の要因による場合も、同様に報告をお願いしているところでございます。 当然ではありますけども、報告を受けた場合につきましては、農林水産部の農業整備の担当職員のほうが、現地のほうに被害状況について確認を行っているところでございまして、平成24年から令和3年、過去10年間にわたって7回の冠水があったというような確認もしておるところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  分かりました。 次に、排水ポンプのメンテナンスについてお伺いしたいんですけども、よろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  排水ポンプのメンテナンスについてのお尋ねですが、土地改良区が日常管理の中でメンテナンスが行われております。 今後、改修時期の到来に備えて令和3年度に国庫補助事業を活用しまして、有馬干拓地区の機能保全計画、排水機場の計画を策定されております。この機能保全計画を策定しないと補助事業は受けられないというようなものでございます。それによって、排水機場の維持更新事業が行えるというわけになります。大規模改修が必要となる前に軽微な改修を行いながら、排水機場の長寿命化対策を実施していくこととなっております。 なお、今後の大規模改修についての内容や時期、あと補助事業等については、改良区で決定されることとなっているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  この有馬干拓の問題は、先輩議員さんたち、もう何回も質疑とか、今回この御相談を受けた際に、今までの議事録とかを読ませていただきました。こういったずっと質問されるに当たって問題解決に至っていないということは、そこで、今回ちょっとお願いなんですけども、内田部長さんには大変お忙しいとは思いますけども、一度、有馬干拓土地改良区の方々ともう一回話合いをしていただける時間とかを取っていただけないでしょうかと思って、御質問します。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  そうですね。以前から議会の中でもいろいろ要望とか対策とか、質問等も受けておりました。そういった中で、今、北岡地区の排水路の改修というのは、1つはできておりますけども、それで全て解決するというものではないと思います。 日頃から農林水産部の中でも、その対策については考えているところでございますが、実際、有馬干拓については、地元の受益者、地権者の皆さんが一番分かっていらっしゃることだと思いますので、お互い知恵を出すような形でこの解決にできればという形で思っておりますので、ぜひとも地域住民の皆様と、干拓の皆様とお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  すみませんけども、何とぞよろしくお願いいたします。 次、6番ですけども、自転車歩行者専用道路についてです。 これは、昨年度から自転車歩行者専用道路とする市道南島原自転車道線の整備工事が旧加津佐町から着手されてきました。本年度も継続して深江の水無川までの区間を、工事が可能なところから順次整備をされているということですけども、そこで、島原廃線敷きには鉄道が走っていたという場所ですので、駅舎が残っております。自転車専用歩行者用道路の出入口は踏切とかがあって、整備により交差点となる箇所だけでなく、今度、旧駅舎のほうの出入りも想定をされると思うんです。道路のほうだけじゃなくて、駅が残っているところから。 その旧駅舎周辺の安全対策についての御質問ですけども、旧駅舎の安全対策と、駅舎をどうやって活用される予定なのか、駅舎を活用する場所の何か所される予定であるのか、御説明をお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  日向議員の御質問にありました島鉄跡地の各駅舎周辺の安全対策でございますけども、最初に、旧駅舎の活用計画について述べさせていただきたいと思います。 南島原市自転車活用推進計画の施策に掲げておりますとおり、鉄道駅舎を市民や来訪者のための休憩、交流、情報の場として整備する計画でおります。旧駅舎の箇所数につきましては、18か所が旧駅舎となっております。 あと、そのうち、主に具体的にいいますと、複線になっていない区間ですけども、まず、加津佐町からいいますと、白浜駅とか大屋駅とか、道路幅員を道路整備に伴ってプラットホーム等を取り壊して造り直すと、道路に進入するような形になる駅もございますので、そういうところで駅が変わっていくことになってまいります。以上です。(「安全対策」という声あり) すみません、安全対策です。 道路の整備に着手するに当たりまして、工事工区内にあります駅舎においては、進入禁止などの対策は行ってきたところでございますが、工事完了後において、そこにちょっと対策は不備があった部分もあった等を確認しております。その確認した部分については、確認次第対策を行ってまいりました。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  日向議員。 ◆3番(日向栄司君)  先ほどの安全対策なんですけども、旧駅舎、ホームがあると思うんですけども、自転車道を整備することによってホームから自転車道の段差が1メートルを超すところもあります。それで、自分の自宅の前が駅舎というのもありますので、そこについても、もう駅舎のほうからは全然何も進入禁止とか、そういった部分の標識も、ひももない状態でありましたので、そういった部分を、自転車道の整備が先行はずっとされておりますけども、やはり今後、安全対策も同時にやっていただければと思います。 それで、自転車歩行者専用道路は大変いろんな御意見がありますけども、やはり今後、安全で運動がてらとか、いろんな部分で活用したいとか、早く使ってみたいという声も多々ありますので、その工事が終わる前までに、事故やけがなどがないように安全対策を講じながら整備を進めていくというのも、道路の管理者の責だと思いますので、その安全対策のほうよろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問終わりたいと思います。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、3番、日向栄司議員の質問を終わります。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日22日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時43分 散会...