南島原市議会 > 2022-07-27 >
07月27日-03号

  • "田中克彦議員"(/)
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  1. 南島原市議会 2022-07-27
    07月27日-03号


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    令和 4年  7月 定例会(第2回)第3日 7月27日(水曜日)出席議員(17名)       1番  寺澤佳洋君    12番  林田久富君       2番  松本添花君    13番  松永忠次君       5番  田中克彦君    14番  小嶋光明君       6番  末続浩二郎君   15番  黒岩英雄君       7番  永池充宏君    16番  井上末喜君       8番  酒井光則君    17番  吉岡 巖君       9番  中村哲康君    18番  田中次廣君       10番  高木和惠君    19番  吉田幸一郎君       11番  隈部和久君欠席議員(2名)       3番  日向栄司君    4番  井上修一君説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    環境水道部長    溝田勝幸君 副市長       山口周一君    教育次長      五島裕一君 教育長       松本弘明君    総務秘書課長    隈部修司君 総務部長      米田伸也君    財政課長      石川伸吾君 地域振興部長    菅 三郎君    会計管理者     笹田 勝君 市民生活部長    山崎康徳君    農業委員会事務局長 松尾 強君 福祉保健部長    栗田一政君    監査委員事務局長  松尾修一君 農林水産部長    内田繁治君    選挙管理委員会委員長                              山平 進君 建設部長      柘植善和君    選挙管理委員会書記長                              林田博喜君議会事務局出席者 局長        綾部洋一君 次長        松藤義孝君 書記        高原 洋君第2回定例会議事日程 第3号 令和4年7月27日(水)午前10時開議日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ7月27日井上末喜議員1自転車歩行者専用道路について1012大屋地区の河川整備について3学校の整備計画について4深江町大野木場地区の市道と私道について5世界遺産の原城について松本添花議員1防災交通対策について1162スポーツ振興について3食育について田中次廣議員1市政について(人口減少対策など)1282コロナウイルス関連地方創生臨時交付金について3夏吉地区の地滑りに伴う復旧工事について4世界遺産関連施設等について高木和惠議員選挙管理委員会について1422市長の政治姿勢について3自転車歩行者専用道路について4学校給食センターについて小嶋光明議員1道路について1592資材の高騰について3外国人雇用について4再生可能エネルギーについて5真砂について     午前10時00分 開議 ○議長(吉田幸一郎君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は16名であります。 日向栄司議員、井上修一議員から欠席の届けが、隈部和久議員から遅刻の届出があっております。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第3号により、本日の会議を開きます。 日程第1、市政一般質問を行います。 まず、16番、井上末喜議員の質問を許します。16番、井上末喜議員。 ◆16番(井上末喜君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより16番、自民党創政会の井上末喜が一般質問を大きく分けて5項目ほど質問いたします。一問一答でお願いします。 自転車歩行者専用道路について。 令和元年に策定した南島原自転車道活用推進計画により、自転車歩行者専用道路が昨年から工事に入り、順次工事が進められているが、進捗状況を伺いたい。 ①加津佐から南有馬の整備は4月に通行できる予定だったが、いまだ未整備区間がある。何区間が未整備かその理由は。また、完成している道路は順次通行できないのか。 ②第2期工事、南有馬から堂崎間の発注はされたのか。 ③令和5年全線完成の予定だが間違いないのか。また、全線の管理費はどれくらいなのか。 ④踏切、横断歩道などの停止線は警察及び公安委員会と協議がなされたと思うが、詳しく知りたい。 ⑤市道と私道が交差する場所がかなりあると思われるが協議状況を知りたい。 ⑥自転車道路を通学路として使えないのか、お尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。 松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) おはようございます。 一般質問2日目ということで、第1番目の井上末喜議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は自転車歩行者専用道路の進捗についてでございますが、まず、加津佐から南有馬区間につきましては鉄橋が多く、鉄橋が架かる河川については大半が二級河川でございます。このため、橋梁の架設において河川管理者である県との協議に時間を要したことで、令和4年度から整備に着手したところでございます。 未整備区間は12区間、約3キロメートルございますが、この未整備区間には宮崎鼻トンネルも含まれておりまして、本年度にトンネルの補修設計を完了し、順次工事の発注を行うこととしております。 また、完成した部分の通行につきましては、口之津町東大屋地区、これは木之崎自治会周辺でございますが、この390メートル区間において口之津小学校、口之津中学校の児童や生徒の通学路とするため、使用開始を9月頃に予定しているところでございます。 次に、第2期工事の発注はされたのかとのお尋ねでありますが、南有馬から有家間の2期地区においても、4月から随時発注を行い、早期完成に向けて事業を実施しております。 次に、令和5年全線完成の予定だが間違いないかと、また全線の管理費についてとのお尋ねでありますが、現在、令和5年度の全線完成に向けて早期の発注を実施して、事業の推進を図っているところでございます。完成後の維持管理費につきましても、管理費の抑制となるように、防草シート、防草コンクリートにより整備を実施しております。 また、自転車歩行者道も市の公道であることから、その他の市道と一緒に維持管理する体制を計画しておりますが、自転車歩行者専用道路に係る除草費用は年間約400万円程度を見込んでいるところでございます。また、交差点に設置する道路照明灯やトンネルの照明の電気料としまして年間約140万円程度を考えているところでございます。 次に、踏切、横断歩道等の停止線における警察及び公安委員会との協議内容についてのお尋ねでありますが、踏切箇所の交差点について南島原警察署及び長崎県警と協議を重ねた結果、横断歩道を設置しない交差点は、今までの通行状況を考慮し、交差部分に四角の囲い枠を着色し、その前後に「交差点注意」の文字を道路面と路肩に標示するとしたこと、また、交差点の手前30メートルを青色にカラー舗装し、車両の侵入防止と自転車や歩行者が徐行しながら通行するよう注意啓発のための標示板を設置することなど、協議を行っているところでございます。 次に、市道と私道との交差箇所についてのお尋ねでございますが、島原鉄道が運行されていたときも横断されていたことでありますので、自転車歩行者専用道路になってからも今までと同じように横断して通行することはできます。横断されるときは、左右の安全確認を行い横断していただきたいと考えているところでございます。また、該当される関係者には現地にて説明し、了承いただいた上で工事を進めているところでございます。 次に、自転車歩行者専用道路を通学路としての利用についてのお尋ねでありますが、南島原市自転車活用推進計画に掲げておりますとおり、市民の皆様が安全に安心して利用できる通行空間を確保するとしております。利用に当たっては通学路としての指定が必要でありますので、小・中学校、教育委員会と協議してまいります。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  加津佐から南有馬の常光寺前まで3月いっぱいに完成し、4月から通行可能ということだったのですが、その遅れた理由をちょっと詳しく、市民の皆さんも何でだろうという意見が多かったものですから、皆さんにも分かるように教えていただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  南島原自転車道線の加津佐駅から南有馬地区の第1期地区の自転車道の通行についてでございますけども、工事に着手しまして道路の工事を始めました。その中で、今先ほど市長からも説明ございましたとおり、二級河川の鉄橋を、今回道路の橋梁として設計を見直して道路の形を取るというところで不測の時間を要しました。その部分で連続した自転車道線の通行が確保できなかったことも一つでございます。 また、どうしても鉄道跡というところで、レール下の砂利辺りをすき取っていったとき、道路の地盤の弱い箇所も相当ございまして地盤改良を要しておりました。その分の対策を行っております。その中で今回まだ通行できない区間が、予算の事情もございますし安全の事情もございます。 舗装等が終わった区間もございますけども、一般の道路として通行していただくため防護柵とかの設置を本年度に施工するという事情もございまして、開通ができなかったというところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  今説明を受けましたが、河川もあるのはもう前もって分かっていたことで、これは設計当初から分かっていたことですので、事前に発注前にどうにかして解決しておかないかんです。そうしなければ3月いっぱいに出来上がらんというのは分からなかったんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  橋に時間がかかったというところなんですけども、やっぱり今までなかった道路を今回新しくというところで、私たちも相当勉強しながら道路の設計をしていきました。そこで、鉄橋も鉄道沿線の流域辺りを考えていくとやっぱり県も管理者としての説明もございまして、そこに見合う部分の道路を造るというところで、私たちも相当、設計会社とも協議しながら頑張っていきましたけど、その結果、時間を要してしまったというところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  これは担当職員に、議会では3月いっぱいに完成予定ということを皆さんに伝えてあったものですから、議会のほうに一応遅れますのでと伝えたほうがいいんじゃないかと言ったところ、間に合うように頑張りますということだったけど、もう何か月になりますか。随分遅れていますね。そういう議会には報告が何もなかったけど、その点はどう思われますか、部長。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  整備計画のとおり進めていきたいというところもございましたけど、遅くなったことについては、市民の皆様の期待もございましたと思いますけど、この場をお借りしまして申し訳ないなと思っております。地元説明会でもその辺の期待はありました。そこに応えるように頑張ってまいったところですけども、やっぱり諸般の事情、先ほど申し上げました理由もございまして遅くなってしまいました。申し訳ありませんでした。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  いろいろやっぱり議員をしておりますと尋ねられます。何で遅れているのですかとか、そういう説明を受けておらんかったら私たちも返事に困ります。勝手なことは言われんもので、だからやっぱりこまめな説明は欲しかったと思います。 それから、この仕事、前倒し前倒しでいかんば工期が詰まってきて、私の友達から、井上さん、どがんかならんとですか、建設課の自転車道路で毎晩残業して、たいて疲れとっとですよと相談を受けました。それも確かに残業残業で疲れていたんだろうと思います。だから当時の部長に、部長、どがんかならんものですかと言ったら、はあ今のところはと言うけん、そしたらねぎらいの言葉なりをかけてくれろと部長に頼んで、それで一応励ましてやってくれろということでお願いして、一応その場はそれで終わったんです。 いろんなことが噴出しておりますね。これはやっぱり雨天なんか工事の遅れの言い訳にはならんと思うんですが、何があるか分かりません。災害があって遅れたり、台風が来ればまたそこで2、3年遅れたり、前倒し前倒しで工事も発注してしなければ、それでこの前でも工期が押し迫って、100日の工事とかと聞いたんです。発注しとらすとの何か所もあるとですけど、もうしいきらんなら取らえんと、取る業者がおらんやったでしょ。やっぱり前倒し前倒しでそこんところは考えながらしたほうがいいんじゃないかと思いますけど、どうですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。
    ◎建設部長(柘植善和君)  今、井上議員がおっしゃられたとおりで、工事の発注は前倒しに、今年度はもうその先を進めるような形で事務の進捗を図っているところでございます。ありがとうございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  やかましく言うつもりはございませんけど、これを参考にして、令和4年度は遅れがないように前倒しにいってもらえば、業者にも迷惑かかっとるし、自分たちも楽で、その間に無理もしなくていいように、前倒し前倒しということでしておいてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 一生懸命しとらすとに、あまりやかましくばっかり言うてもつまらんでしょうから一応この件は終わります。 南有馬から堂崎区間の工事で、今も申しましたように前倒しでいって工期に間に合うようにするのかどうかお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  第2地区から有家町堂崎地区の間ですけども、今、前倒しというところですが、事業延長が約11キロございます。その中でも発注を起工辺り済ませておりますのは、5キロ超の発注をかけて業者と契約を進めているところでございます。 また、残りの延長につきましても前倒しというところを気がけて取り組んでまいります。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  3年度分みたいに遅れないように前倒しで頑張っていただければ、職員の方も毎晩毎晩残業してって言っておりますのでよろしくお願いしておきます。 それから、3番なんですけど、令和5年度で全線完成の予定だが間違いないかと入れておりますが、これはどうでしょうか。予想としては全線間に合いそうですか。今のペースでいったら間に合わないような私は気がするんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  令和5年度の完成に向けてというところでございますけども、今、整備計画の第3地区、有家町の堂崎から深江町の水無川までになりますけれども。その事業延長が9.9キロになるところです。その分の工期も今回、今年度に加えて発注をしております。約7キロぐらいの工事の発注を行って契約をいただきながら進めているところでございますので、来年度、令和5年度完成には計画どおり取り組んでいるところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員、少しマイクを上げてもらってよろしいでしょうか。 井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  これはですね、私が選挙運動で回った時分に、自転車道はあまり皆さん評価されていないみたいでですね、苦情を大分言われました。市長にも言うとってくれと言われまして、はい、そしたら名前は伏せて言うときますと言いましたら、名前ははっきり言ってください、言っていいですということで、これは女性の方からでしたけど、言う人がおられて、名前まで言うてよかていう、言うてくれろていう人のおらす。ものすごく多かったと。これは補助事業ではございますが、有家までで一応打ち切って様子を見るということはできないものですか。 それというのが、深江から有家まででも高規格道路を、これ、島原の高規格道路が終わったらその予算をそのまま南島原市に引き継いでもらいたいわけなんです。用地を買収せんでも市が持っているとなれば、その予算もまわしてもらいやすいんじゃなかろうかと、予算取りもしやすいんじゃないかと考えているわけです。 用地買収も大変ですね。これも市は夜に出かけたりなんかして用地買収をせないかん。今現在、島鉄の跡地を市が譲り受けているこの土地を使えば、用地買収の金も要らんし人件費も要らないし、いろいろいいんじゃないかと思うんですが、加津佐から有家まででも結構距離もあるし、自転車に乗る方もどうかとも思うんですけどね。深江まで行った場合と、その比較はされたことはありますかね、有家まで打ち切った場合と深江まで行った場合には。よそから来られる訪問者とかいろんな面で、それが分かれば教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  井上議員から今、深江から加津佐まで32キロにわたって自転車歩行者専用道路の整備をしているけども、有家で止めて、有家から向こうはやめて高規格道路のそれにしたらどうかと、そういうふうなご発言でございます。 この32キロ、島原鉄道跡地自転車専用道路にすることで、南島原市にとって将来に向けてやっぱり効果といいましょうか、地域振興につながるものと、私はやっぱりそれも含めて市民の皆さん方のいろんな健康面であるとか、いろんなことに作用していくというふうに思っておりますので、有家で止める考えはございません。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  これは市長にお尋ねしますけど、さっき私が申し上げたように高規格道路、この件については、もし予算が島原道路の終わった後についたら用地買収からせないかんですけど、そこのところはどんなに考えておられますか。このまま島鉄の後を使えば市のものですから簡単にできると思うんですが、いかがなものでしょうか。そのところのお考えをお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これは井上議員ばかりじゃなくて行政も、そしてまた市民の皆さん方も、島原、深江で止まっているあの高規格道路を南に向けて、まずは口ノ津港まで、そして西回り道路の話もありますが、そういうことでこれまでもずっと要望をさせて、お互いに一緒になってしてきたところであります。 ですから、この高規格道路については、どこをどういうふうに通せることができるかということはまた今後しっかりと検討していかなければならないわけでありますけど、この自転車道を計画していく中で、なかなか今のようなご発言というのは私としてはなかったような気がします。 私も、この市が平成18年3月31日に合併して、その後、私も一議員でございました。そして、多分1年目のどこかの途中だったと思うんです。一時そういうふうな話もあるような形で、島原鉄道の廃線、それと一緒になったような話の時期があったように記憶をしているところであります。その文言を何かあったのか調べては私自身いるんですが、それが全員協議会の場であったのか、公式のこの議会であれば多分残っていると思うんですが、その辺のどの時点だったかというのがちょっと分からないわけであります。 そういう時点でも、なかなかその当時、秋の時分だったと思うんですが、明けて2月か3月頃、そういうめどといいましょうか、何か前向きにあるような形の話も出たような気もします、もう定かではありませんが。そういうことであれば仕方がないなという思いもしました。しかし結果的に、やっぱりいろんな状況が重なって、島原鉄道跡地をそういう形にするというのは多分ならなかったんだろうというふうに思っております。そういう形でずっと来ました。 そして、これをどういう形で活用していくかということで、自転車歩行者専用道路、これをすることでいろんな市民の皆さん方も含めて、そして市外の、あるいは自転車あたりに関心を持っていらっしゃる方々も含めて活用ができていくんじゃなかろうかというふうなことで市として計画し、皆さん方に提案をして、こうして今日まで進んできております。 ですから私としては、今取りかかったからもうやめられないということじゃなくて、この32キロ、深江から加津佐まで島原鉄道跡地をしっかりと自転車歩行者専用道路として完成させて、そしてこれを利用し将来につなげていきたい、そういう思いで現在いるところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  それは、市としても担当者としても一生懸命苦労してされたのは分かります。そうじゃなくて、私が市長にお尋ねしたのは、自転車道路にすればもう高規格道路には使えない。それを残しておけば高規格道路に使えるだろうということで、その予算をもらい受けるのにどういう考えをお持ちですかと、それをお尋ねしたんです。そっちのほうが予算づけしてもらいやすいんじゃないかと思うんですが、そこの点をちょっとお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  予算をもらえるというその段まで行くまでは相当な時間もかかると思うんですが、この高規格道路、深江から南に口ノ津港まで南に回っていく構想路線として国がそういう形で位置づけたということは昨日も多分言ったと思うんです。そういうふうなことをする前段で市としてやっぱりそういうのが欲しいんだという意思を表示するためにも、市として予算というか、こういうルートがある、二、三幾つかのルート案を、議会の皆さん方の御理解もいただきながら、一応市としてそういうことも明示していくというものも大事なのかなというふうに思っております。 そういうことで、今、議員が今工事をし始めている、取りかかっている島原鉄道跡地を有家ぐらいまで、もう半分ぐらいまででやめて、その一つはその候補地としてどうかというふうな話でありますが、これは、一応今続けている深江までつなぐということに私としては変わりありません。 しかし、さっきも申し上げましたけれども、南に向けてどういうルートがあるか、市としていろいろ検討させて提案していくというのは大事であろうというふうに思っておりますので、そういう折には皆さん方のお知恵も、そしてまた御理解も後押しも必要になります。どうぞそういうことでよろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  市長のおっしゃることもよく分かります。でも私たちは、諫早まで抜ける道、島原回りが高規格道路ができれば早くなると思います。小浜回りで行っても1時間20分、昔は1時間あれば十分行っていたんです。長崎まで1時間半、今もう2時間かかりますね。そういった面で、とにかく早く高規格道路なり何らかのトンネルにするとか、加津佐の通行止めの区間をトンネルにするとか、開工して上から切り開いて農免道路みたいにして道路を造っていくとか、何かの策をしてもらって昔の1時間に近づけてもらいたいというのが私の夢なんです。そのためにも用地の確保とかそういうのは必要ではないんだろうかなと思っております。そういう点で何とか時間短縮を、これは私だけじゃなくて市民の皆さんみんな願っておられると思います。 南有馬から北有馬、西有家、有家は諏訪の池まわりで行けば大分時間短縮できます。口之津、加津佐が一番遠いんですよ。時間かかります。そういう不便なところ、誰かの一般質問にもあったように、加津佐なんか過疎になってしまうと言いよらすけど、時間が短縮できて小浜、諫早まで早く、時間的に1時間で抜けられれば、そういうのは解消するんじゃないかと思っていますけど。市長の考えはいかがでしょうか。 道路の必要性を言っているんです。どうしてでもその道路が欲しいということを言っているんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは井上議員がおっしゃったそういう位置にありますので、県央あるいはそちらに向けて行く道路事情というのは本当に時間がかかる、そういうようなところにあります。 地域の皆さん方も、まして私も市内の一番端の加津佐でありますが、それはそれとして、地域の皆さん方はやっぱり一刻も早く県央に向けて行きたい、そういうふうな思いは持っていらっしゃる。もう十分感じております。 そういう中で今度、国が西回りルートの構想路線というか、それに乗ったり、あるいは愛野・小浜バイパス、こういうものをいち早くやっぱり実現して、これについては雲仙市も南島原市も両方合わせて3万5,000人、こちらも1万7,000、雲仙市も1万7,000、あと雲仙市と南島原市の署名の数はこちらが200ぐらい少なかっただけ、そういう皆さん方もしっかりと思いを持っていらっしゃる。だから一日も早く県央に向けて高規格といいましょうか、高速といいましょうか、早く行けるような、今、国道じゃなくてそういうことをしっかりと要望をして進めていかなければいけないというふうに思っています。 これまでも、議会の皆さん方も一緒になって要望してまいりました。さらに皆さん方のお力もいただきながら、市民の後押しもいただきながら進めていきたい、そういうふうに思っております。 どうぞ井上議員、あとよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  市長の思いもよく分かります。 私も副議長を4年間させてもらって、市長に同行して長崎の河川事務所、県庁、福岡の国交省に随分行きました。3市合同で行ったりして、お願いを市長が一生懸命されているのを私も見てまいりましたし、議会と一体になって一生懸命予算確保の運動をしておられるのはよく分かっております。 ですけど、まだこれでもできないものですから、それ以上にまだ今度は県知事さんをお願いして使うとか、私はこういうこともありました。 国のほうの国交省に要望に行ったときに、議員さんには本当に申し訳ございませんけど、議員さんが30回来られるより県知事さんが1回来られるほうがよっぽど効き目がありますから、県知事さんを動かして県知事さんをやらせたほうがいいですよと、そういう指示も受けたことがあります。やっぱり知事さんにも動いてもらわないかんごたっですね。市長さんが一生懸命されているのは分かっております。されておりますけど、知事さんが1回行ったほうが効き目があるんじゃなかろうかと思っておりますから、県にもお願いごっと行きよらすとも、それも知ってはおりますけど、強く要望していただきたいと思います。 これを市長とやり取りしても時間が過ぎて足らないようになりますので、30分で終われという声も出ていましたので、この件に関してはこれで終わりたいと思いますけど、後々、頭の中に入れておって、そういうつもりで頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 踏切はさっき市長の説明を受けましたので、担当からもですね。これは除きます。 市道と私道、これももう省きます。 自転車道路を通学道路として使えないのか、これは教育委員会に通学路に認定してもらうようにお願いしておりました。 もう何か月になりますか。3か月ばかりになります。それで、途中で電話入れたらまだ今、協議をして、それからだということであります。関係機関と協議をしてからということで、それも急いでください。お願いして、どうなったか返事もください。まだ返事すらいただいておりません。 この前、口之津のマリンフェスタで市長とお会いしましてそのことをちょっとお尋ねしたら、その前、警察に今もう協議も済んで公安委員会のほうに上げておりますということで、市長からLINEがきました。教育委員会からそういう返事も何もありません。これ、学校教育課は何をしているのか、その説明をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  今、議員おっしゃられましたけれども、議員のほうから自転車道路を通学路に使えないかというふうな要望があったのがたしか6月ぐらいだったと思います。(「ちょっとすみません、よう聞こえんけんもうちょっと」という井上議員の発言あり)そのときに、まずうちの課長のほうから1回、議員さんのほうに連絡を入れたかと思います。我々教育委員会も一日も早く通学路として使いたいという思いはございますが、先ほど市長も御説明しましたが、自転車道路を道路として供用開始しなければ通れないというところがございますので、我々もなるべく早く通学路として通したいというふうなことで建設課と今協議をしているところでございます。 それで、連絡がなかったということについては大変申し訳ございませんでした。私のほうからもこの質疑があった後にお電話を差し上げたかと思うんですけれども、その辺がうまく議員さんと意思疎通ができていなかったということであれば大変申し訳なく思っております。申し訳ございませんでした。 ただ、教育委員会としましては、議員さんと同様、一日でも早く通学路として使いたいという思いは同じでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  先ほど6月とおっしゃいましたけど、私の後援会活動で真っ最中だったんですけど。6月はもう選挙だったですね。その前ですので、6月ということはあるもんね、それならまだ1か月しかたっとらん。4月の終わりか5月の頭です。そこのところは間違わんように、よく調べてみてください。 それから、私も頼まれたらその返事を持っていかなければ、子供の使いと一緒じゃないですか。その返事を持っていかなかったら、井上さんに頼んどったけど返事も持ってこらっさん、私がじだらっかごたっでしょう。私の顔は丸潰れじゃないですか。大した顔じゃないけど。 そがんところは、教頭先生か校長先生か知らんけども、学校教育課はあまりにずさん過ぎると思います。対応も遅い。もし事故、事件が発生した場合、これはいろんなというか、事件があって警察問題にもなっとった。その結果、もしそこを通りよってまた何かされて押し飛ばされたりとか包丁で刺されたりとか、この事件を私は物すごく懸念しておったんです。 この間、それこそマリンフェスタで市長さんと会うて、こがんこがんでと言ったら、施設から登校前に迎えに来て連れて行きよらすけんもうその心配はないでしょうと。それで私も胸をなで下ろしてほっとしたんですけど、それまで私も心配で、見守りでも行きたかった。でも選挙運動のためにしよらいげなて言われても困いけんと思って遠くから見守っておったんですけど、全然親身になっとらっさんと思いました。 これが登校拒否にもつながりかねんとじゃないですか、そこの前を通って通学したくないということは。それで回り道の自転車歩行者道路を通学路にお願いしますということで、もうこれも急ぐから、関係機関と相談するのは1日2日もあれば十分じゃないんですか。 今日皆さんに話をして、3日後に寄るとか2日後に寄るとかして話合いをして、それで収まったら警察にもなるべく急いでくださいとやるのが道じゃないんですか。そこのところは、遅れた理由も兼ねて説明をお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、井上議員がおっしゃったこの件について、私もその当事者といいましょうか、多分、井上議員におっしゃった方、あるいは親子のどっちかだったと思うんですけど、私はどっちかというか、もうここで、あえて2人のうちの片一方ですね。 もうこういうところでいろいろ内容については言う必要はありませんが、何とかして自転車歩行者専用道路が舗装までできて歩いて通れるような状況だと。そして、あそこを子供たちに通らせるようにしてくださいというふうなことでありましたので、私も、今即答はできませんと。できませんが、いろんなやっぱり条件があろうと思っておりましたので、担当のほうとしっかりと協議をしながらそれを伝えて検討しましょうということはして、そして担当のほうに実はこうこうだったということで、それから担当のほうもいろいろ警察であるとか学校であるとか、保護者の組織であるとか、多分そういうところに連絡をしたり連携をしながら、その後対応をしつつあるというふうに思っております。 どうも井上議員のお話を聞いておりましたら、私におっしゃったのもやっぱりそこの家族なり親子なり、そういう方だったろうなというふうに検討しております。そういうようなことで、担当としても、私の立場から見ればいろいろ段取りを踏んで今日に至っている。まだ現在では通行できておりませんけれども、そういう状況になってきているというふうに私は思っております。 この後、担当のほうから話もするかと思うんですが、そういう経緯もございましたことを私のほうからもお話をさせていただきます。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  井上議員さんのおっしゃられている大屋地区の自転車歩行者専用道の通学路というところでございます。 これは、建設部も建設課自転車道路整備班が委員会からも相談を受けました。その中で、やっぱり議員さんがおっしゃるとおり、地域の子供たちが通る道路だから早くもう通れるようにというところでも、私たちも前向きな形で進めてきております。その中で、今回の道路が自転車歩行者道というところもありまして、通学路というところになりますと、供用開始という先ほど言葉が出ましたけど、その事務が発生します。 その中の前段としまして、今回、南島原警察署と県警のほうにも来ていただいて、まず供用開始の前もっての点検をしました。そこでは一定の安全施設をつけなさいとかそういう指摘もございまして、その準備を今始めております。 それに合わせまして、今度は学校関係者、PTA関係者、それと地域の皆さんにも参加なさってくださる方には呼びかけまして、今週、一応こういう方向性の説明会を予定しております。 それを一定済ませながら、附属物あたりの追加を8月いっぱいには終わらせて、2学期には通学ができるような環境に整えていく予定でございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  2月ですか。(「2学期」という声あり)2学期からね。ああよかった。 私は、教育委員会の対応が遅いものですから市長にも電話しました。やかましく言いました。教育委員会に言ったように、対応が遅いと。これ、我が身になって考えてみてください。かわいい子供が通学するところでちょっと、公の場だから言いませんけど、御存じでしょう。そういう理由でそこの家の前を通りたくないということで、もしそこを通って事件に巻き込まれたり、さっきも申しましたけど、嫌で登校拒否になったりしたら、我が身になったら本当に親身になってもらうようにお願いしたいだろうと思いますよ。そこんところの甘さがあったんじゃないでしょうか、答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  その件でございますが、お話があって、教育委員会としてはすぐ建設部のほうに相談に行きまして、なるべく早く通していただけないでしょうかとお願いはずっとしてきたところでございます。 しかしながら、建設課のほうも先ほど言われましたようにいろんな諸事情があって供用開始は簡単にはできないということで、道路としての供用開始ができないと正式な通学路にはできないということになっております。 教育委員会としましても、一日でも早く通学路にしてほしいと思っております。ですので、供用開始ができればすぐにでも通学路として使いたいというふうに思っております。決して子供たちの安全を軽んじているというわけではございません。 いろんな諸事情がありまして遅れていることに関しては御迷惑をかけております。申し訳ございませんでした。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  そういうことで、担当も一生懸命してきたところでありますが、その経緯はもうこうやって聞いていただければ井上議員も了解はしていただいたと思うんです。それならそれでちゃんと問いかけをして、言ったことについて何らかの途中経過なり、そのときの話でもすぐ返答はなかったと、そういうことについて、やはり井上議員が何をしているのかというふうな思いをされたんだろうというふうに思っております。どうぞ今後とも、担当も、そしてまた私もしっかりとしていきたいと思いますので、どうぞ御容赦をお願いします。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  市長もそうおっしゃっているので、私も本当にふくふくしておりました。何が一番悪かったかというと、こんなふうにしております、いつ頃結果が出ると思いますとか、できんならできんで返事をもらえば、その返事を私は持っていって、また向こうといろんな相談ができます。どんなにしたらいい方法があるか、どうすればいいかということを相談してされるけど、返事を待たなければ何もできません。 その間に事件があったり、さっき言うたように登校拒否があったりしたら困るし、そういうのは返事をいただいておればどんなにも……。その返事がなかったことに対して私は一番腹立たしく思っているんです。 今後は、そういう報告はまめにしてもらわないかん。まだ教育次長になられたばかりだから私が言うのが無理かもしれませんけど、前の教育次長なんかは一生懸命何でも頼めばしてくれました。 議会の一般質問には特権があります。これで要らんことを言われんこと、お互いに親がおれば子供もおる。やかましくテレビでずっと言われとなかでしょう。そいけん一生懸命私たちもしているんです、言われとうないために。役所の方も言われないように一生懸命してもらわなきゃですね、今回は市長もいろいろおっしゃってくださるので、これでやめます。 まだまだ私は言いたかったっですけど、本当にもう何か月も頭にきておりました。 以上でこの件に対しては終わります。以上です。この次からよろしく対応のほどお願いします。 それから、5です。 昨年の8月に集中豪雨により大屋地区の河川が氾濫し、床上浸水が発生し、住民の皆様方も公民館に避難された。今も大雨が発生したとき川が氾濫するおそれがあり、近辺の住民は不安がっておられる。その後の工事状況を伺いたいと思います。それとその対策、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  大屋地区の河川の整備というところでございますけども、昨年8月の長期間の大雨時に国道251号の商工会事務所の近くの交差点が冠水しまして、通行に支障を来したというところを確認しております。そこには榎田水路がございます。毎年その水路につきましては現状を把握し、水路内の除草、堆積土砂の除去などを行っているところでございます。また、今年度につきましては先週末をもって完了しております。 今後もまた、現状の確認は進めていく予定でございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  これ、水害のときに警察にも電話した。消防にも電話した。どこも出らっさん。市役所は出らっさん。どがんか議員さんならんですかていう電話を夜中にもらいました。私も一杯飲んで寝てたものですから運転はできないし、嫁をたたき起こして、眠りかぶっとっとばちょっと乗せていってくれと言って送ってもらったら、今度はうちの車もつかってしまって、口之津の支所の横で。まだ動いたからよかったんですけど、後々がですね、電気系統がいかれてしもてですね。それでそういうふうな事情で現場に行きました。 たまたま私が前の水道部長の携帯を知っていたものですから、携帯に夜中だったけど電話して、すぐ来てくれということでしたら課長にも連絡を取って一緒に来てくれました。 それで、何でポンプが止まっとると言われるものですから、何で止めとっとねと言ったら、自然放流が早いやろうということで止めておりますと。これは何にもなっとらんやったんですね。 それで、今度はもう一つ水門があって、これは議員さん開けたらいいんじゃなかろうかと言われるものですから、その近所の工場の社長が。だからそこは何で開けんやったと言うたら、鍵がかかっておって開けられんとですよって言うけん、それで今度は鍵をちょうど役所の人が持ってこられたから、そこを開けてから回してくれと言うたら、水門を開けたらどんどん低くなってですね。みるみるうちに減っていったんですよ。 これ、災害でなくて人災ですよ。工場はきれんつかってしもうたんです。それで精密機械、1基が何十万もする機械です。ピットに水がたまって材料がつかるし、もう職員は出してですね、大掃除が大変やったんですよ。これがもう2回つかりました。 それで、前にもしたんですけど、海技学校の横の今まで穴が空いておったけど、それを補修してポンプが動くようになりました。大屋地区もポンプを1台増設したので、もう今度はそういうことはありませんと言った挙げ句、すぐまたつかったんですよ、台風のときに。これは流木が流れてきて詰まったということで、やっぱり管理不足です。管理しなければ、ほっておったらごみもいっぱい流れてきます、大雨のときには。それで詰まってしもうて開け切らんで、そのときもつかりまして、それで今度もやったんですよ。 それで、これも何とかせないかんぞといって、そこのところは雨の日にはやっぱり役所が待機してポンプ場を見回りしたり、張りついておかないかんと思うんです。そうすれば、自然放流がよいか悪いか、開けてみていっときでも水位は下がっているか上がっているか分かるんですから、その確認不足ですよ。それをしておらんから、開ければ下がるぐらい我が勘で思いつきでしておるだけで、そういうミスもありました。 こういうのが何回も繰り返されればですね、市民の人たちもびっくりしていて、床に流水するて、今どき珍しいんですよね。口之津は低くはあるんですよね。でも、そのポンプを金使うてつけた以上はつからんようにしてやらないかんやろうと思うんですよ。やっぱり財産を守ってやらにゃいかんじゃろと思うんで、そういうところも今度から張りつけをしてもらうように、これはぜひ、時間がないからもう答弁は要りません。ぜひ実行してください。台風、大雨のときには張りつくように。いいですか、部長。 ○議長(吉田幸一郎君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  昨年の8月、盆前だったと思います。大雨で大変皆さんに御迷惑かけたと思います。その経験を踏まえて職員の初動態勢の見直しを行っています。 今月の15日の金曜日だったですが、夕方の大雨がありましたけど、あれも危険水位には達していなかったんですが、強制的に排水をしてなるべく水位を下げるという取組を行いました。その夜の11時、12時頃も大雨の予報が出ておりましたので、前方、開田のほうに職員を4名ほど待機させて、すぐ現場に出向けるような体制を取っております。 それが、昨年の浸水を経験いたしましたので、前方のほうに可動式のポンプを1台、6月に購入し設置しております。このポンプを7月15日の大雨のときに対応しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  今後そのようなことがないように、待機しておったらいいけど、役所に電話したら役所からその担当に携帯にでも連絡するようにしとかにゃん、連絡が取れんということやったです。そういう報告が私にありました。私がでしゃばったんじゃなくて、困っとらすけんと思って行きました。私が行って、やんこら言うて水門を開けたらどんどん水が引いて、よかったんですよ。そういうのもありましたので、ミスをしないようにちゃんと気を使ってくださいよ。 時間がありませんので、終わります。まだ言いたいけど、終わります。 ほかにまだありますので、この学校の整備は教育委員会、この前、電話で返事をもらいました。北有馬はもう完成しとっとですね。南中のほうがまだでしょう。これ、天井板が落ちたりしたらけがの元になりますので、急いでするようにしてください。時間がないのでそれぞれ、これは頭に入れておってくださいね。ちゃんとしてくださいよ。 それから、深江の大野木場は、地区の市道と私道について、市道が半分、私道が半分の一本の道となっております。道路整備はどのようにしたらいいのかお聞きします。 私道と市の道路ですのでちょっと難しいところがありますけど、このままだったら道路が中掘れか何かして事故の可能性が十分あります。どうしたらいいのかお聞きしたいと思います。簡単にお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  井上議員がお尋ねされました市道と私道の生活道路となっている道路の補修ですけども、南島原市内の大野木場地区と同じような分譲地となりますところで、里道や市道の名義とか私道が生活道路となった道路がございます。 その事情も考えまして、今まで所有者の個人の道路でありながら地域の生活道路として通行が提供されるようなところの道路であれば、その状況を確認して整備ができるような要綱を整備して、地域の方にも通行を提供できるような整備を行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  これは、私道も市道と一緒のように使わせてやりよらすとですね。やっぱり道路の悪くなったのは整備してやるべきじゃなかろうかと私は思っております。市道じゃないからと、その一本ではいかんと思います。そこのところをよく検討してください。 時間がないから、一応これで終わります。また質問、出来方次第では次にまた一般質問をさせてもらいます。 次は、この前も世界遺産の原城について質問していたんです。原城に行きたいけど歩いては行けない、シャトルバスをぜひ運行していただきたいという声をあちこちからとか、ガイドの会さんとかからいろいろ聞きます。これ、まだしてありません。民間の乗合バスなんかはずっと運行しております。シャトルバスも、運転席の後ろをシートか何かで完全に菌が飛ばないようにして運行したらどうやろうかと思っておりますけど、かなり減っているんだそうです、訪問者が。この暑いのに、駐車場はどこですかと聞かれるからあそこにありますと教えたら、ああ歩いて行かえんという人がほとんどだそうです。そこはどんな思われますか。時間がありませんので簡潔にお願いします。 ◆16番(井上末喜君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  このことにつきましては、今年の1月の第1回定例会でも議員から質問ありました。市といたしましては、今のところシャトルバス以外、今、止めておりますけれども、それ以外の方向で訪問されるという形が定着しつつあるということで、レンタサイクルとかそういうふうな方向での訪問にシフトをするいい機会ではないかというふうに、現在、市ではそういうふうに考えているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  よろしくお願いします。これは世界遺産ですので、よそから来られた人には一人でも多く見ていただきたいんです、原城跡ですね。その件もありますので、ぜひよそから来られた方を原城まで運ぶような工夫をしていただきたいんですけど、できますかね。もう時間がないから早めにお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  訪問者のことを考えた施策というものについては、私どもも検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  もう時間が12秒しかございませんので、また菅部長と個人的に後でお話ししたいと思います。市長も副市長も、その点はまた取材に行くかもしれません。よろしくお願いしておきます。 それでは、16番、井上末喜の一般質問はこれで終わります。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、16番、井上末喜議員の質問を終わります。 ここで11時10分まで休憩いたします。     午前11時01分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番、松本添花議員の質問を許します。2番、松本添花議員。 ◆2番(松本添花君) (登壇) こんにちは。2番、新風南島原、松本添花です。議長のお許しを得ましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。今回、私は一問一答方式で質問いたします。 まず、この場をお借りしまして、市民の皆さんの温かい声援の下、市民の声を代弁する機会を与えていただき、誠にありがとうございます。皆さんの意見を聞き、実行する添花になります。ふるさとを大事にし、魅力ある南島原市へと議員活動をやっていきたいと思います。 一般質問に入ります。 まず、1つ目は防災交通対策について、消防団の処遇について伺います。 1、消防団の現状はどうなっているか、団員数、消防車、詰所など、2、処遇改善について答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、松本添花議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、防災交通対策についてであります。 最初に、消防団の現状はどうなっているか、団員数、消防車、詰所などについてでございますが、本市消防団の現状につきましては、市の消防団長以下、本部が8地区団49分団で構成をされております。条例定数が1,323人に対し7月1日現在の団員数は1,246人、車両台数は消防ポンプ車22台、積載車31台、指揮車8台となっております。消防詰所につきましては49か所あります。 次に、処遇改善についてでありますが、消防団員の処遇改善につきましては、令和3年8月に消防庁の消防団員の処遇等に関する検討会最終報告書を受けまして、令和4年度から年額報酬と出動に応じて支払われる出動手当について見直しを行ったところであります。 まず、年額報酬につきましては、団員の報酬額を1万8千円から3万6,500円に改め、班長、部長、分団長につきましても併せて引上げを行っております。 次に、出動手当については出動報酬に改め、金額についても日額、火災出動時を3,400円から8千円に、ただし4時間未満は4,500円ということに改めたところであります。 南島原市の安心・安全のためにも、引き続き消防団員の加入促進に努めてまいります。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  今、市長が消防団の加入をやっていきたいと思っているとおっしゃったんですけど、具体的に市としてはどういうふうに団員数を増やす活動を行っていこうと思われていますか、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  消防団員の加入促進ですが、新たに市内に就職されて活動されている方、そういった方たちを地域の消防団の人々がそれぞれ加入に当たられるということで、それぞれの地域でやっていただいて、当然辞められる方もいらっしゃいますので、そういう方たちの補充ということで、新たに若い人たちの加入促進に努めているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  基本的には一定の年齢になられると辞めていかれると、そういうような状況じゃないかと思います。そういうことで、基本的には辞めていかれる場合には地域で若い人がおられれば推薦していただくとか、そういうこともやっておりますし、また、特に企業、市内にも建設業を含めいろいろありますので、そういうところも訪問して消防団になっていただく方を推薦していただくとか、また、消防団の協力事業所というふうな制度もございますので、そういうことを含めてお願いしているという状況でございます。 当然のことながら、市の職員も率先して消防団になるようにということで推奨しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  すみません。先ほど申し遅れたところでありますが、松本添花議員も南島原市の女性消防団長として御尽力をいただいております。消防団のことについてはいろいろと感じ、あるいはその内容についても理解をしていただいているのかなというふうに思っておりますが、団員募集についても、またそういう立場からもよろしくお願いをしたいというふうに思っております。 まず最初に言うべきことを遅れましたけど、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  団員数の件は分かりました。ありがとうございました。 次に、消防車や詰所の買換え時期や建て替え時期はどのような感じで計画をなさっているのか、答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  消防車、詰所の建て替え時期ですけども、消防車につきましてはおおむね20年程度が耐用年数でございますので、耐用年数を過ぎた更新する時期に合わせて毎年2台から3台程度更新するようにしております。 詰所におきましても、それぞれの分団の要望を踏まえ、建築年数、そういう場所等も踏まえながら建て替えを随時行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ありがとうございました。 最後に、消防団のことで自分の思いを言わせていただきます。 消防団とは、ほかの本業を持ちながら権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員として、自らの地域は自ら守るという精神に基づき消防防災活動を行っています。だから、消防団員はとても必要です。市としても、団員不足をどう補うか、もっと具体的な取組への要望をお願いし、また、昨日、酒井議員もおっしゃっていましたが、消防ポンプ車の免許取得に助成をお願いしたいです。そして、私も消防団員として、これからも消防団のほうをよろしくお願いします。 8月にあるポンプ操法大会へ向けて、今、有家地区団が一生懸命訓練されています。団とすればとても大変なことです。市の代表として頑張っている消防団員に対しても、こちらにも支援、サポートのほうをしっかりしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、交通について、道路交通のことを聞きます。 グリーンロード西有家線の慈恩寺付近交差点の点滅信号撤去について伺います。 実際、自分の後援会活動中に交通事故があり、それを目の当たりにしました。そして、子供たちの通学路でもあるのになぜ撤去されたのでしょうか、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  米田総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  お尋ねの旧慈恩寺小学校上の市道と農道の交差点の点滅信号の撤去につきましては、南島原警察署に伺ったところですが、管内の一灯式点滅信号については、費用対効果等に鑑み、信号機の老朽化及び交通の安全性を踏まえた上で順次撤去していく方針ということでございました。慈恩寺地区交差点につきましては、昨年度に信号機を撤去し、その代わりとして農道側に横断歩道ありの標識、市道側に一時停止の標識を設置しているとのことでございました。 今後とも、通学される児童・生徒の安全確保になるように努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  本当に子供たちもそこを横断して通ってくる、そして、真っすぐなので車もどんどんスピードを出してくるので、市としても安全対策をよろしくお願いいたします。 2つ目の質問に入ります。 スポーツ振興について、中学校の部活動について伺います。 1、部活動の現状はどうなっているか。 2、2023年から部活動の運営体系が変わるようだが、本市での考え方について伺います。 3、部活動が学校から切り離される動きがあるが、本市ではどう考えているか。答弁をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君) (登壇) 部活動の現状はどうなっているのかというお尋ねですが、令和4年度の本市中学校8校の部活動数は、文化部も含めまして71部、計859名の生徒が加入しております。全生徒数1,024名に対する加入率は83.9%となっております。 なお、部活動における外部指導者の数は市内全体で60名であり、45の部活動で指導していただいております。 付け加えになりますけども、先週の土曜日から今週の月曜日まで県中総体が行われました。県大会ですね。その結果、陸上、硬式テニス、そういった分野で上位大会へ出場することが決定をしております。この件に関しては市長への表敬訪問も計画をされているようなところでございます。 少し残念だったのがバスケットボール、布津中学校男子、西有家中学校女子、準決勝までいきました。決勝はリーグ戦になったわけですけれども、非常に頑張っていたというような感じを私たちも報告を受けておりますし、松本議員さんも過去、学生時代はバスケットをされていたということも伺っておりますので、母校の後輩たちの活躍、非常にうれしく思っておられるのじゃないかなというふうに思っております。以上です。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  2023年から、部活動はよいですか。教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  失礼しました。続けて御回答していきたいと思いますが、2023年からの部活動の運営体系に関する本市の考え方についてのお尋ねでございますけれども、この件については昨日、田中克彦議員の御質問、教育委員会の考え方、そういったものと少し重なる部分もあるかと思いますが、御容赦をいただきたいと思います。 運動部活動についてはスポーツ庁が、それから文化部活動については文化庁が主体となって、部活動の地域移行について大枠を示しております。こういったものが出てくる背景につきましては、当然、少子化であるとか教職員の働き方改革、こういったものがあるわけなんですけれども、その中でスポーツ庁は、2023年、令和5年度から休日の部活動を順次地域に移していくという方針を示しております。 長崎県におきましては、現在の部活動の実態や離島、半島部を多く抱える本県の状況を踏まえて、翌年の2024年、令和6年度から順次地域へ移行していく方針を示しております。まだ具体的な方法や形態を提示するまでは至っておりません。 昨日も申し上げましたけれども、本年度中に本制度による一番の影響を受ける中学生、保護者、中学校教員、そして地域の方々、各種競技団体の意見を広くお聞きしたいと考えていることや、それから教育委員会の中でも関連する部署で特別チームを立ち上げ、検討に入っている、そういったことを私どもは考えているところでございます。 あわせて、課題もいろいろございます。指導者の確保とか受皿、中学校の教職員の中でも熱意があって、いや日曜、土曜でもやりますという、そういう者はたくさんおります。そういった教職員の現職兼業の考え方であるとか、いろいろトラブルも発生するかもしれませんけど、そういう相談窓口であるとか、そして保護者の負担、そういったものも増えてくるかもしれません。指導者の謝金、そういった予算に関するものも今後課題として考えられますので、そういった課題をクリアするためにいろいろと情報を収集していきたいと考えております。 次に、中学校の部活動が学校から切り離される動きがあるが、本市ではどう考えているかということですけども、先ほど来から、スポーツ庁や文化庁のいろんな考え方で順次地域に移行されていくというお話をしました。これが当面定着をするまでは、まだまだ全てが学校から切り離されるということではないと、私どもはそういう出ている方針、文書を見ながらそういう読みをしております。これが本当に定着して次はというようなところもひょっとしたらあると思いますが、その期間はまだ大分先のことではないかなと思っております。 議員も学生の頃、部活動をされたと思いますけれども、競技力の向上、体力の向上、そして生徒指導、部活動における意義というのは非常に大きいものがあります。礼儀や挨拶、ルールを守る、チームワーク、指導者や親に感謝をするとか、そういった意味での学校だけでない生徒指導の場だと捉えているところであります。あわせて、勝利至上主義をあまり考えたらいけませんけれども、部活動で上位の成績を取りますと高校への進学とか進路についても影響があると思いますので、学校も関わっていかなければそういったものに関してはなかなか難しいところもあろうかと思います。多くのものをまだこれから検討していかなければならないというふうに考えておりますので、すぐ切り離されるということではないと捉えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  学校から切り離されることがないということを聞き、安心しました。 多分、10年前と比べて中学生の数も大分減っていると思います。少子化により、持続可能性という面で厳しさを増しており、中学校生徒数の減少が加速化していて、深刻な少子化が進行しています。チームスポーツでは、学校単位でチーム編成が困難になるなどの課題があります。今後目指していただきたい姿としては、少子化の中でも将来にわたって子供たちがスポーツに継続して親しむことができる機会を確保していただき、スポーツは自発的な参画を通して楽しさ、喜びを感じることに本質があると思います。部活動の意義の継承・発展、新しい価値の創出、地域の持続可能で多様なスポーツ環境を一体的に整備し、子供たちの多様な体験機会を確保できるように、部活動が南島原市のモデルの構築となるようよろしくお願いいたします。 次の質問に入ります。多目的運動広場の現状はどうなっているか伺います。 利用状況、どのような団体が使用されているか、利用人数、料金収入は上がっているのでしょうか、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  多目的運動広場の現状はどうなっているのかというお尋ねでございますが、多目的運動広場につきましては、本年4月1日の供用開始以来、市内外から多くの皆様に御利用をいただいているところでございます。加えて、景観もよいという評判で利用者の皆様に大変好評を得ております。 この後については次長のほうから回答させます。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  それでは、どのような利用があっているかということに関してお答えをしたいと思います。 施設の利用状況についてでございますけれども、本市中体連のサッカー競技の会場として、また、市民スポーツ大会においてはサッカー競技、ラグビー競技、グラウンドゴルフ競技の会場として利用されております。 また、サッカーにおきましては、県内の小学校から大学までの練習試合等をはじめ、小学生の半島リーグや県リーグ、高校生の九州リーグ、一般の県リーグなどで御利用をいただいているというところでございます。 また、その他の利用につきましては、芝生広場を利用しました保育園の遠足やウオーキング、そして屋内交流広場ではソフトボールなどの練習に御利用いただいているというところでございます。 続きまして、利用人数と料金収入についてでございますけれども、本年の4月から6月までの3か月間の利用人数につきましては7,502人、料金収入は40万1,900円となっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ありがとうございました。 広場の名前がArrivo!南島原となったようですが、これはどのようになって決まったんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  愛称の「Arrivo!南島原」でございますけれども、この愛称につきましては、広報紙やホームページによりまして昨年の10月から11月の期間で募集を行ったところでございます。その結果、全国から151人212点とたくさんの御応募をいただきまして、東京都在住の梅木様の「Arrivo!南島原」というのが選ばれまして、3月20日に開催いたしましたオープニングセレモニーで発表したというところでございます。 Arrivoの意味はイタリア語で「今、向かっているよ」という意味でございまして、多目的広場に集う多くの方が笑顔でその場へ向かうイメージをしてつけられたということでございます。
    ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  利用状況など、どのような団体、人数、料金のほう、それでArrivoの名前、ありがとうございます。 今の時点でもたくさんの方に使用されていると思います。今後、もっと利用してほしいと思います。大会後、宿泊となるようにどこか泊まるとなれば、例えばどこに宿泊となるでしょうか、お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  宿泊となりますと民間の施設になるかと思われますので、ここで名称を申し上げるとあれですので、市内に10幾つか宿泊施設があろうかと思います。それと、民泊のほうが今ちょっとコロナでどうなのか分かりませんが、民泊、市内の宿泊施設、ここを御利用していただければというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ありがとうございました。 そのように、Arrivo!南島原といういい環境があり、今後、部活動の意向などもあり、教職員と民間の人員だけではとてもきついと思います。 南島原市にはNPO TEAMひまわりというクラブ総合チームがあります。そこを主に、スポーツに熱い人たちを集めて協議する場をつくり、また、南島原市にスポーツで元気をつくる協議会をつくって、全市民を対象に島原市や雲仙市と、例えばですけど島原の乱というスポーツ・文化大会のイベントを島原半島でやってみてはどうでしょうかというのが自分の考えなんです。よろしくお願いいたします。 次に、有家総合運動公園環境美化について伺います。 飼い主のいない猫または所有者不明の猫が住みついています。餌だけやりに来られる方がいらっしゃいますが、その他のお世話がされていないようで、グラウンドにふんがあったりして使用する側が始末されているようです。市民の方がとても迷惑されています。本市としての対応はどうお考えでしょうか、答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  有家総合運動公園の美化についてのお尋ねでございますけれども、今、飼い主のいない猫につきましては、捕獲及び抑留等の法的根拠がございません。ですので、行政での対応が非常に難しい状況でございます。一方で、猫は繁殖力が非常に強くて、異常繁殖により地域の生活環境の悪化が懸念されるところでございます。 こうした状況を受けまして、動物愛護を主管する県とボランティア団体が行っている地域猫活動というのがございます。それを支援する取組を実施しておりまして、当該施設、有家運動総合公園においても1団体が県の支援を受けまして猫の管理に係る活動を行っておられるということでございます。 なお、その施設で地域猫活動を行うことについては、平成31年4月に県及び活動団体から相談を受けまして、施設管理や動物の愛護の観点からこれを承認したところでございます。 ふんの問題でございますけれども、その地域猫活動の方々もふんを拾うという活動の一端は入っておりますが、なかなか数も多くて全部は拾い切れないと。公園のほうの私たちも管理をしておりますので、管理のほうでふんを見つけたら随時、掃除と一緒に撤去をしていくという方向でしておりますが、なかなか、犬もおりまして犬のふんもあるみたいですので、その辺の美化には努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  地域猫とは、特定の飼い主がおらず、その地域の住民がルールをつくって共同で飼育管理する猫のことです。管理ということは、餌やり、トイレの場所を地域でルール化するというルールの下、1団体さんはされていると思うんですけど、グラウンドのほうにあるふんを踏んだりしたら、気持ちよくスポーツをしに来た子供たちが嫌な気持ちになります。そのふんに対してが一番の市民の人たちの苦情だと聞いています。 動物愛護団体、協会さんのほうがお世話をしてくださるのはとてもうれしいことなんですが、やっぱり最初から最後まできちんと管理のほうをもっとどうにかしてほしいという思いであります。 そして、管理人さんに聞いたところ、猫は20匹か30匹いるとおっしゃいました。雨が降ったときなど、雨宿りで外のトイレとかに入っていて、トイレットペーパーを荒らしたり手洗い場に足跡を残したり、そういう苦情が寄せられています。なので、もっと団体さんのほうにしっかりお世話をしてほしいなという思いであります。市としても協力のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  答弁はよろしいでしょうか。 ◆2番(松本添花君)  答弁をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  ありがとうございます。その辺は教育委員会あるいは環境課と一緒になって働きかけをしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  今、教育委員会のほうから答弁ございましたけれども、地域の猫に関しましては、地域猫活動ということで団体がボランティア活動をしていただいております。約3年前から活動していただいておりまして、私も現場を確認いたしましたら、15匹前後の猫をそのときは確認をいたしました。 地域猫活動というのがどういうものかというのは今、議員が少し御説明をされましたけれども、具体的な内容と活動といたしましては、飼い主のいない猫の生息の把握をされていると。あと猫の捕獲とか病院への移送、不妊去勢手術の実施、その後、元の場所へのリリース、餌の管理とトイレの管理をされております。この支援は県の認可、許可をいただいた上で活動されておりまして、県からの指導といたしましては、活動に対する助言と、あとは不妊去勢治療の助成です。これは、雌を手術すると2万円から3万円かかるそうです。雄の場合は1万5千円前後ということで、その費用を県が持っていただけるということでございます。 手術を実施した頭数でございますが、約3年間に65頭去勢手術を行っているということです。私が確認した十数匹の猫のうち、ほぼ全部去勢手術をされておりました。去勢手術をすると耳のV字カットというのをつけますので、それでこの猫は去勢をしていますよという印になるということで、確認したところ、ほぼ全頭が去勢手術をしているということで、活動当初は50頭前後の猫がいたということでございますけれども、現在はそれが半数以下に減っているということで、3年間の活動が実を結んでいるというのを私も実感しております。 子猫も当然いるのかなと思っていたんですが、子猫は確認はできませんでした。ということは不妊治療が功を奏しているのかなというふうに、現場を確認した上で思いました。これがあと1年、2年すると、もっと数が減っていくのではないかというふうに確信をいたしております。 ただ、ふんの処理ですけど、これもたまたま私が行ったときにその活動をされている方とお話ができたんですが、餌やりをして、ちゃんと後は片づけていらっしゃいましたし、ふんも確認したのは撤去されておりました。ただ、委員会からお話がありましたけど、全部がなかなかできていないというのは、その辺はもっと努力するべき点かなと思いましたけれども、現状を見ますと、徐々に猫も減ってきておりますので、1年、2年するともっと活動の効果が出てくるのではないかというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  例えば、お世話に来られた方々が自分はボランティア団体だと分かるように腕章とかされていたら、ああこの人は団体の方だなと、ほかの方も見て分かられると思います。この方がしっかりされているんだなとほかの市民の人たちも分かられると思うんで、そういう取組もどうでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  いかがでしょうか、答弁。 ◆2番(松本添花君)  答弁お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  議員おっしゃるとおり、私も行ったときに、あら餌をやられてるなと思ってお話をして声かけをしたときに、いや、こういう活動でやってるんですよとおっしゃったので、はたから見ると、一般の人が餌やりをされているのか活動のボランティアのメンバーが餌やりをされているのか、そこが見ただけで分からない部分がございます。議員おっしゃったような目印、腕章とかそういうのは必要だなというふうに私も感じたところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  よろしくお願いします。 私が管理人さんに聞いた話では、今後も増える一方だと思うと言われました、猫の話なんですけど。自分も見に行ったときは、全部ちゃんと地域猫だと分かるようにした猫たちを全部見ました。ただ、管理人さんはそうおっしゃっていたので伝えておきます。 また、市のほうからも広報紙などでもっと徹底管理を促してもらうようにどうにかできないでしょうか、お願いします。よろしくお願いします。答弁をよろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  環境水道部長。 ◎環境水道部長(溝田勝幸君)  地域猫活動というのを知らない人も多分いらっしゃると思いますので、こういう活動を地域でやっているんですよということで広報もしたいと思います。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 次に、3つ目の質問に入ります。 食育について、学校給食について、学校給食ではどのような食育に取り組んでいらっしゃるか、伺います。答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  お答えをいたします。 松本議員さんは、いろんなところで学校教育とのつながりを持っていらっしゃる方だなと改めて思ったところでございます。議員になられる前は子供たちの給食に関するような部分で非常に貢献をしていただいていたというふうに聞いておりまして、本当にありがたいなと思っております。 さて、今お尋ねの件でございますけれども、給食の時間に行われる指導は給食指導と、そして食に関する指導の2つの指導に分けております。 1つ目の給食指導は、準備から後片づけまでの一連の指導の中で、正しい手洗いの仕方、配膳方法、箸の使い方、食事のマナーなどを身につけさせています。今、コロナ禍で黙食であるとかそういった非常に制限がかかりますけれども、そういった中でも頑張って給食指導をしているところでございます。 食に関する指導は、献立を通じて食品の産地や栄養的な特徴を学習させたり、教科等で取り上げられた食品や学習内容を確認したりするなど、献立を教材として用いた指導を行います。その中で、地産地消や季節や行事に即した献立などについても指導を行っております。あえて、家庭ではあまり調理をされないだろうなというようなメニューも入れております。特に豆料理とかそういったものを入れております。食べ慣れていない子供たちは少し苦手意識もあるかと思いますけれども、多様な食、やはりこれを栄養面から考えながら、子供たちに考えてもらえる機会として捉えて指導しているところです。 あわせて、いただきます、ごちそうさま、そういう言葉の中で命に関わる肉や魚、そういったもの、生命を私たちが生きる上で頂いているというような指導、こういったものを含めながら感謝する、そういったものも含めて指導しているところです。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ありがとうございました。 例えば、食育のなかで、生産者の方々との触れ合いがある授業などは食育のほうでは行っていらっしゃるのでしょうか、答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  各学校のカリキュラムに基づいて、小学校では生活科、そして総合的な学習の時間に、野菜を育てる学習とか米作り体験、収穫祭を行っている学校があります。そのような活動を通して、食べ物を大切にする心や生産者への感謝の気持ち、そういった心を育成することを目指しております。 食育として取り組んでいる内容ではございませんけれども、中学校では職場体験学習の一環として、農業生産者の方に御協力をいただきながら職場体験を行っている学校もあります。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  食育とはちょっと離れた教育になるんですけどけど、ふるさと教育というのがあるみたいなんですけど、そちらのほうはどのような感じでされているのか、答弁お願いしてもよろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  できるでしょうか。教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  食育とはかけ離れてですね。絡めてですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  絡めて。 ◎教育長(松本弘明君)  なかなか難しいところがございますけれども。ふるさと教育という言葉、最近非常に教育界の中でも出てきているキーワードでありますけれども、少子高齢化、人口減少、ふるさとで学んだ子供たちは将来、進学等でいつかはふるさとを立っていくわけなんですけれど、そういった中でふるさとのよさをしっかり学んで巣立ってほしいなというのが、私どもいつも考えているところです。 南島原市にはこんないいところがあるよ。今、食育に関して言いますと、面白いと言ったら失礼になると思いますけれど、例えば皮ごと食べられるバナナとかがあるよねとかおいしい果物があるよねとか、おいしい魚、エビも有名だよ、そういう物を知ったり、またそれを作っていらっしゃる生産者の方の気持ちや願い、そういったものをしっかりと子供たちが理解して、自分の住んでいるふるさとではこんなものが作られているんだ、これを作っていらっしゃる方はこんな思いで全国の消費者の皆さんに届けられているんだ、そういうことをしっかりと子供たちが知って、ふるさとに愛着を持ち、ふるさとのよさ、誇りに思う、そういう気持ちを育てていくことがふるさと教育の一つの考え方だと私は思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  急な質問でありがとうございました。 食育とは、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づけられている。単なる料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についての総合的な教育のことであります。つまり、生活の基礎づくりに役立つ基本的な食事を学ぶ教育と捉えられると思います。引き続き、教育の場面でも、食育にしてもふるさと教育にしても子供たちのためによろしくお願いいたします。 食育を学ぶメリットとしては、健康的な暮らしができる、精神面が安定する、情緒が安定、協調性が身につく、学力と体力向上が期待できる、食事のマナーが身につくと、学校生活を送る中で、人が生きていく中でとても食育は本当に大事だと自分は思います。逆に食育をしっかり学ばなかったら、体が弱くなり、食への感謝が乏しくなり、子供などに親としても指導できない状態になると思います。 学校給食にも自分は勤めさせていただいていたんですけど、給食のほうに関しても、松本市長や松本教育長にも、子供たちと一緒に食べる場面をもっと持っていただけたらなと思います。子供たちの食べる姿や、どんな味か、どのくらいの量か、大人の目線から見てもっとこうしてほしいとかあれば、要望とかも子供たちの意見とかも聞いて、今からの子供たちなので、どうぞよろしくお願いいたします。答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  市長、答弁お願いします。 ◎市長(松本政博君)  今、松本議員がおっしゃっていただいた学校給食の現場で給食を食べる、子供たちと一緒になって、そういう機会を持ちたいなと思いながらも、ついつい今日までなかなかできない状況で来ました。だから、今、議員がおっしゃったことを改めて身にしみたところでありますが、ぜひそういう機会を取って、給食を子供たちと一緒に食べて、感じていきたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本議員。 ◆2番(松本添花君)  ぜひ本当によろしくお願いいたします。 南島原市は、本当に食べ物は野菜も魚も、とにかく何でもおいしいと思います。地産地消も学校給食のほうでもさらにもっと推進していただけたらなと思います。 最後に、私の思いを言わせていただきます。 子供たちが大人になるまでに、いろんな人との触れ合いが大事だと思います。その中でも方言がとても大事だと私は思います。核家族が増える中、方言も高齢化し、受け継がれていないと感じます。小さい頃から積み重ねた居心地のよさや方言で話すことで、ふるさとへの愛着が湧き、郷土愛が芽生え、市長も言われている住み続けたいまち、私が言い続ける20年後も住みたいまち、魅力ある南島原市へと、食育とふるさと教育へも力を入れてもらい、また、学校給食を作ってくださっている調理員の方々へ本市としても支援、サポートをよろしくお願いいたします。 少し時間が早いですが、これで2番、新風南島原、松本添花の一般質問を終わります。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、2番、松本添花議員の質問を終わります。 隈部和久議員は出席されました。 ここで午後1時30分まで休憩いたします。     午前11時59分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 松本添花議員は早退をされました。 次に、18番、田中次廣議員の質問を許します。18番、田中次廣議員。 ◆18番(田中次廣君) (登壇) 議長の許しをいただきましたので、今回、4項目について質問をいたします。 質問に入る前に、今回無投票で当選されました松本市長に心からお祝いを申し上げます。これからの4年間、市民の要望、南島原市の抱える問題等に取り組み、南島原市の発展に尽力していただくことをお願いいたしておきます。 それでは、質問に入ります。 1項目めが市政についてであります。 南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく人口減少対策などについては、これまでも既に取り組んでまいりました。今後4年間どのように取り組まれるのか、伺います。 2項目めがコロナウイルス関連地方創生臨時交付金について、それから3項目めが夏吉地区地滑りによる復旧工事について、4項目めが世界遺産関連施設についてお伺いをいたします。 今回も一問一答方式で通告をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、田中次廣議員の質問にお答えをいたします。 御質問は市政についてとのことでございますが、最初に、第Ⅱ期南島原市総合計画、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく人口減少対策など、今後の取組についてでございます。 過疎化と高齢化が急速に進む本市において、日々の経済活動や集落が維持できる人口規模を将来にわたって維持していくために、若者が安心して働くことができる雇用拡大策と定住・移住促進策を両輪としたまちづくりを進め、少しでも人口減少に歯止めをかける必要があります。 そこで本市では、持続可能な地域社会の構築に向けた長期的ビジョンを持って施策に取り組むため、平成27年度に南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、これに基づく人口減少対策を進めてまいりました。 しかしながら、議員御承知のとおり、本市の人口は減少し続けておりまして、人口減少に歯止めをかけるまでには至っておりません。 そこで、先日の所信表明でも申し上げましたとおり、今後の市政推進に向けた基本方針として持続可能なまちづくりを掲げ、私が公約に掲げた3つの方針であります、1つ、安心して暮らせる未来(まち)をつくると、2つ、豊かさの感じられる未来(まち)をつくる、3つ、賑わいのある未来(まち)をつくる、これに基づく施策に取り組むことで、住み続けたいまちづくりの実現を図りたいと考えているところでございます。 なお、今年度、人口減少対策に特化している南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略を市の最上位計画の第Ⅱ期南島原市総合計画後期基本計画と一体化するとともに、人口ビジョンや総合戦略の修正を予定しており、これに基づき、今後も引き続き人口減少対策に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  今、るる市長のほうから説明があったんです。私も、議員に配付された所信表明という、これを読ませていただいたんです。 それで、先ほど市長も少し触れられたわけでありますけれども、市長、3期目の市政運営として、これからも住み続けたい、住んでみたいまちづくりをさらに推進するために、先ほど紹介がありました持続可能なまちづくりを基本方針と定めるという3つの方針、安心して暮らせるまちをつくるとか豊かさの感じられるまちをつくる、それからにぎわいのあるまちをつくる、これに基づく施策に取り組むと、このように施政方針ではなっているんです。 それぞれの公約に基づいた取組がるる掲載してあるわけでありますけれども、これらが達成されたときには、市長がいつも言っていらっしゃるようなこれからも進み続けたい、住んでみたいまちづくりというのが実現されるものだと、私もこのように思っているわけでありますが、これら記載された公約に掲げられたものをどのようにして取り組むか、また、実行していくか、このことが私は一番重要じゃないかなと、このように思っているんですね。 これも紹介がありましたまち・ひと・しごと創生総合戦略、これに基本目標を4つ掲げてあります。そして最終目標として、先ほども市長が触れられました仕事をつくり、定住と移住を促すことで持続可能な社会に必要な人口を維持するという、このように総合戦略の中にも記載があるわけですね。 そこで市長に見解を伺いたいんですけれども、所信表明に掲げてありますそれぞれの項目を先ほど私が述べましたようにどのように取り組むか、具体的に実施に向けた検討が私は必要だと、このように思うんですけれども、この点についての市長の見解をお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  まずは、人口減少が進んでいる本市を持続可能なまちとしていくためにはどうしていくかということが基本になろうと思っております。そのためには、やっぱり減りつつある人口減少を様々な分野において総合的に取り組んでいく必要があろうというふうに思っております。 特に、本市の基幹産業であります1次産業の中の農業、そしてまた、地場産業として全国2位を誇るそうめん産業、これをはじめとする地場産業もろもろがあるわけでありますが、地場産業の振興、そしてそういうものの事業継承、後継者支援と企業誘致、また子育て支援、地域の移動手段の確保、もろもろそういうふうなことに力を注いでいくことが、やはり持続可能なまちづくりにつながるというふうに思っております。 具体的な方策については、まだこれから具体的に詰めていかなければならないというふうに考えているところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  具体的なものについてはこれからまた検討を要するというようなことでございますけれども、ぜひそういった具体的な目標を示していただいて、その目標に向かって先ほどおっしゃるような目標が達成できるように努力をしていただきたいと、このように思っております。 いろんな事業等に取り組むことによってすぐ結果の出るもの、それから長いスパンで取り組むことによって少しずつ結果が出てくるものがあることは私も十分承知をいたしております。2期8年間、市長として課題に対しての対策を取ってきたわけです。これは私も承知しております。 私は、今年の第1回定例会での一般質問で、積み残した課題について市長に伺いました。市長は、自転車歩行者専用道路、世界遺産関連の施設の整備、それから雇用の確保の面から産業の振興、堂崎港埋立て跡地の活用などの課題があるとの答弁でございました。そのほかに、先ほど市長が触れました人口減少に対する取組をどのように行うかという私は課題があると思います。 昨日、同僚の中村哲康議員の質問に対しても、今後の課題としては人口減少対策だというようなことを市長も申しておりましたね。この人口というのは、もう御承知のとおり、交付税の算定をはじめ市政の基本となるんです。本市の人口は合併から1万人以上減少をいたしているわけでありまして、人口減少によって産業の衰退や空き家の増加、担い手の減少などの大きな影響が出ているものだと、私はこのように理解をいたしているわけでございます。この人口減少をいかに少なくするのかが南島原市の今後を大きく左右するものだと、私もこのように認識をいたしているわけでございます。 現在、南島原市の出生を考えてみますと、出生が死亡を上回るいわゆる自然増がなかなか望めないような状況でございます。この人口減少対策については、全国どこの市町村もいろんな施策を行い、取り組んでいるんですけれども、なかなか結果として見えてこないというのが現状なんです。また所信表明に触れますが、所信表明の中にも定住・移住促進による人口の増加をうたってあります。 これまで本市は、定住・移住による人口減少対策の取組に力を入れ、定住しやすい環境を整えるため、例えば結婚に伴う引っ越し費用、家賃等に対する結婚新生活支援事業により25組の支援や、移住対策としての移住体験ツアー、お試し住宅などに取り組んで、約260人強の方が移住されたとお聞きをしているわけでありますけれども、なかなかそれだけでは人口減少に歯止めがかかっていないような実情であります。 伺いますけれども、本市にこれまで何名の方が移住されたのか、年齢別に教えていただきたい。それでまた、移住された方が本市、また本市の近隣町で仕事にお就きになっているのかどうか、その2点について菅部長にお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  一応年齢別にということでございますけれども、過去からの分でちょっと統計が取れておりませんで、今資料をお持ちしておりますのは令和3年度を例にとって御説明させていただきます。 令和3年度では総数で78名が移住をされております。その中で年代別で申し上げますと、子供さん、0歳から10代が、二十歳未満ということになります。13人。二十歳代が25人、30代が16人、40代が8人、50代が5人、60代以上が11人というふうな形になっております。 あと、職業につきましては、担当のほうにも確認をしましたところ、まちまちであるというふうなことでございます。基本的に、こちらに来て例えばカフェを開業されたり、それとかこちらのほうで地元の企業とかに勤められたりとか、ゆとりのある生活、こちらのほうで好きなことをしながら時間があればちょっとアルバイトみたいに仕事に出られるとか、偏ったところは言えないような感じで、それぞれまちまちというふうなことでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  今、部長がおっしゃいましたように、非常に40代、50代、こういった方が78名の中に67名ですか、いらっしゃるということは非常に私もうれしく思っているわけでございますけれども、またこういった制度等をよくPRしていただいて、こちらのほうに移住される方が増加されるように、部長、努力をお願いいたしたいと、このように思っております。 福祉保健部長にお伺いしますが、子育て環境の充実についても、これは所信表明に子育て支援に取り組む、このように記載があるわけでございます。これも私は3年前ですか、質問をいたしたんですけれども、人口減少の歯止めの一端になると、私はこのように思っているんです。 そこで、南島原市で取り組んでいる独自の子育ての支援、それとこの制度をどのくらいの方が利用され、またその効果、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  人口減少対策、福祉保健部のほうでは特に子育てのほうで担当をさせていただいておりますけれども、まち・ひと・しごと創生総合戦略におきましては、出産、子育てに対する取組といたしまして10項目を掲げさせていただいております。その中で福祉保健部におきましては、19の具体的な出産、子育ての支援を行う事業を実施いたしております。 本市の独自で行っている主なものを御紹介させていただきますと、保育料につきましては第2子目を半額、第3子目以降を無料といたしておりまして、令和3年度におきましては330人を対象に約4,670万円の保育料の減免をいたしております。 また、乳幼児と子供さんの医療費の支援といたしまして、乳幼児から高校生世代までの医療費の自己負担、月額1,600円を超える部分を助成いたしておりまして、令和3年度におきましては約4万3,700件、7,670万円の助成をいたしております。 また、不妊に悩む方々の治療に要する費用も助成をさせていただいております。平成30年度から令和3年度におきまして実人数におきまして94名の方々の不妊治療をさせていただいておりまして、62名の方の妊娠につながっているところでございます。 このほか、子供さんが2歳になるまでの乳幼児を対象に、紙おむつ、粉ミルクなどのすくすく赤ちゃん券、これを月額2千円交付させていただいておりまして、令和3年度におきましては667名の方に、金額にしまして約1,100万円の支援をさせていただいているところでございます。 このような取組を継続して着実に行っているところでございますけれども、本市の出生数につきましては平成30年が269人でございました。これが令和3年は219人と減少しているという状況であります。しかしながら、合計特殊出生率につきましては全国あるいは長崎県の数値が低下している状況にありまして、本市におきましては平成29年が1.85、令和元年度は1.8と、僅かではございますけれども上昇しているという数値が出てきております。 今後につきましては、当然これまで実施をいたしております先ほど申しましたような19の事業がありますけれども、こういった事業を継続して実施してまいります。 それと、新たに病児保育、これは病気になったお子さんを医療機関などで一時的に保育できる事業、病児保育事業や、医療的ケア児保育、これは保育園などで看護師さんを配置していただいて、医療的ケアが必要な子供さんを保育できるようにすると、こういった事業の導入を進めていきたいと考えております。 また、現在、子育て世代包括支援センター、それから子ども家庭総合支援拠点と2つの相談の窓口がございますけれども、これを統合して、全ての妊産婦、子育て家庭の総合的な御相談に応じるこども家庭センターの設置を進めてまいりたいということで考えております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  今、部長からるる説明いただいたんですけれども、やはり効果というのが少しずつでも現れてきているというような私、認識を持っているんです。だから、今後もぜひそういった制度を多くの皆さん方に知っていただいて、そして利用していただく、そして人口減少に少しでも歯止めがかかるような努力を今後も続けていただきたいと、このように思っております。 副市長にちょっと伺いますが、企業誘致、このことも今後進めていきたいというようなことでちょっと触れてあったんですよ。私も企業誘致の話は堂崎港の埋立てのところにどうだろうかというような声も聞くんですけれども、企業誘致等の話は現在あっていないのか、その点について副市長、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  企業誘致につきましては、前回の本会議でも御答弁申し上げましたけども、働く場所の確保、これを考えていく上で非常に有効な手だてじゃないかなというふうに思っています。 その中で、今までは県にお願いに行っても、そしたらどこに持ってくるんだと、場所はあるんですかというふうな話でございましたけども、今回は議員が今御指摘になられましたように堂崎港、あとまだ15ヘクタールぐらい残っておりますので、ここを有効に活用していくことが本市のある意味では起爆剤になるんじゃないかなというふうに思っております。 それで、まだ確たるところは私たちもつかんでいませんけども、私たちは私たちに、市は市なりに、いろんなところに可能性があるところに御相談しに行っているという状況でございます。 それと併せまして、ふるさと納税の企業版がございますけども、これで本市にゆかりの企業がありますので、ここらあたりはせんだってリストアップされましたので、名簿が。そこらあたりも、本市にこういうふうな企業誘致の場所がありますよというふうなお知らせは今後していきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  先ほどちょっと私も質問の前に触れましたが、こちらにどうだろうか、ちょっとそういったお話等もあっております。それはもちろん副市長のほうにもあっていると思うんで、そういった企業誘致の希望があられたときはぜひ積極的に働きかけをしていただきたいと、このように思っております。 それから、令和元年度第3回の定例会の折でございましたが、このときにこのような質問を私はいたしました。そのときは、南島原市創生特別枠3億円を設定して、そして重点事業を推進していましたですよね。この中でも、やはり先ほどから触れております人口流出による過疎化、また高齢化に歯止めがかからない中で人口規模を将来にわたって維持していくことが求められるということから、1つ目として、住み続けたいまち、住んでみたいまちの実現を具現化するための5つの方針、それから市総合戦略に計上した8つの重点プロジェクトを掲げて取り組んだわけであります。 私は、この重点施策として取り組んだ事業の中でどのような事業が成果があったと思われるかということをこのときは副市長に伺ったんです。副市長は、実感としてこの事業についての効果がなかなか見えないというような答弁でございました。それから毎年、非常に人口減少が続いている、これをどのようにして歯止めをかけるのか、今後の重要な課題と思う、やはり働く場所の確保を今後重点的に取り組む必要があるとの答弁でありました。 これは先ほど申しましたように3年前の答弁でございますが、なかなか実感としてその効果が見えない、これは私は副市長の正直な答弁だと思うんですね、私もなかなか実感というのを感じてなかったものですから。 その後、これまでの取組についてどのような感想をお持ちなのか、再度副市長にお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  3年前の答弁と私の感想としてあまり変わらないところでございますけども、ただ、先ほど菅部長が申しましたように、移住対策については一定、成果を見せてきているんじゃないかなというふうに思っております。令和3年度は78名、それから令和2年度が82名、元年度が83名ということで80名前後で動いておりますので、これを100名を超すような格好の努力をしていくのが一番近道じゃないかなというふうに思っております。 27年に人口ビジョンをつくっておりますけれども、その段階で2060年に3万人の人口を確保するというふうなビジョンを立てております。実質的には、国の将来予測を見ますと1万9千人ぐらい、2060年ですね。それに社会増、それから自然増、これを入れまして3万人規模というふうな推計をしておりますけども、これは現時点では非常に厳しいんじゃないかというふうに思っております。 先般も申したかも分かりませんけれども、30年度に国が示しました将来人口予測によりますと、本市の2045年の人口は2万7千人というふうな推測もされております。そういうことで、人口減少はさらに何か昔の予測よりも進んでいるような感じがしております。 そういうことで、どうやってこれに歯止めをかけていくかというのは、市長も先ほど申しましたように、本当に市にとっての一番の重要な課題じゃないかというふうなことで、そういうことで肝に銘じて、少しでも人口の歯止めができるような格好で努力していきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  これで最後になるわけでございますけど、先ほど市長も具体的にその実施に向けて検討するというようなことでございますので、ぜひそういった検討を行っていただきたいと、このように思っております。 これから4年間、松本市長として南島原市の行政を担うわけでありますので、4年後は松本市長が就任した当時よりも、松本市長がいつも思っていらっしゃる住んでよかったと言えるまちづくり、こういったことが実現できるようにさらに努力をしていただきたい、こういったことをお願いいたしておきます。 次に、コロナウイルス関係の地方創生臨時交付金について伺います。 コロナウイルス感染症が確認されて3年になるわけであります。この感染に対する国のコロナウイルス関連地方創生臨時交付金がそれぞれ交付され、感染対策にこれまでもいろんな事業を行ってきました。これまでの交付金額と令和4年度の見込み金額についてまずお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、これまでに23億1,650万3千円の決定または配分があっております。その内訳としましては、令和2年度に13億1,569万9千円、令和3年度に4億6,250万9千円、令和4年度に5億3,829万5千円でございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  今回、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使った幅広い事業に対応してほしいというような思いから一般質問の通告をいたしております。その後、予算書が届きましたのでこれを見てみますと、今回、今までにない幅広い関連事業に対応する経費が計上されております。 国においては、原油高騰のために、4月に総合対策で地方創生臨時交付金に1兆円の原油価格、物価高騰に対する分を新たに設けたわけであります。これは自治体の判断で様々な事業に活用できるようになっているわけでありますけれども、今回この交付金を使って、予算書を見てみますと、学校給食の負担軽減、生活困窮者に対する支援をはじめ、原油価格高騰対策事業、本年度第1号補正予算にも計上しておりますが、さらに今回、家畜の飼料価格に対する事業などが掲載してあります。 今回、予算額4億9千万円強のうち臨時交付金の充当額は3億8千万強になっておりますが、これまで交付された臨時交付金の交付金残額といいますか、それを全て充当したと理解してよろしいのか。 それともう一つ、現在、理事者のほうで考えておられる支援については今回の予算に大体盛り込んだというようなことで理解してよろしいのか、その2点についてお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  まず、今回の令和4年度一般会計補正予算(第3号)において提案しておりますとおり、いろいろな事業に充てております。感染防止対策事業としてながさきコロナ対策飲食店認証制度推進事業、キャッシュレス推進事業など、経済の支援事業として、いーとばい消費喚起クーポン券事業、外国人観光客誘客事業、生活支援事業として住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業、寝たきり在宅高齢者等非課税世帯臨時特別給付金事業など、事業継続の支援事業として保育所等給食提供支援臨時給付金事業、農業用、漁業用燃油高騰対策事業、畜産農家に対する飼料高騰対策事業、商工業者に対する原油価格・物価高騰対策事業、学校給食に対する原油価格・物価高騰対策事業などに取り組むこととしております。 先ほど申し上げました令和4年度に受けた5億3,829万5千円で、このうち当初予算と補正予算で既に1億5千万余り計上しておりまして、残りの3億8千万余りの分は今回の補正予算で全て財源として計上しておりますので、現時点では、コロナの交付金として配分のあった財源を全てこの事業に活用しているということでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  部長、非常に丁寧に説明していただいたんですが、どういったものに充てるかというのは私は予算書を見れば分かりますので、時間がございませんので、私の質問に端的にすみませんが答弁をいただきたいと、このように思っております。 国においては地方創生臨時交付金の実施計画を提出し、確認するようになっているんですけれども、今回、7月29日が提出期限になっておりますが、現在どのような実施計画を提出されるのか、この点についてお伺いをいたします。石川課長でも結構です。 ○議長(吉田幸一郎君)  石川財政課長。 ◎財政課長(石川伸吾君)  今回の臨時交付金の実施計画書は、先ほど議員がおっしゃられましたとおり、国のほうに7月29日までに提出することになっております。 この内容につきましては、先ほど部長が答えました5億余りの部分、今年度当初までにまだ充当できていなかった分、当初の分と補正1号の分、それから今回の補正3号の分を合わせたところでの実施計画書を提出するということで、これが県を経由して提出することになっておりますが、県のほうにはもう既に提出を現在いたしているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  次に伺いますが、新聞報道でもちょっと載っておったんですけど、南島原市withコロナ結婚応援事業、この件については御案内のとおり、披露宴に出席した人数に応じて10万円支援金を交付しておりますね。この件についても事業計画等私も調べさせていただいたんですけれども、地方創生臨時交付金の実施計画を国に提出し、確認し、了承の下に実施しているものと思いますが、その後、この事業について国からの指摘はなかったのか、この点についてお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  財政課長。 ◎財政課長(石川伸吾君)  結婚の支援の部分につきましてですけれども、端的に申しますと、国から特段の指摘はあっておりません。 本市の整理としましては、この臨時交付金はコロナで影響を受けたものについての支援はできるということになっておりまして、その整理で今回、コロナで結婚の披露宴、式を延期されたと、影響を受けられた方に対する支援というような整理でございますので、国からは特段の指摘はあっていないということでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  次に伺いますが、国においては今月15日、新たな総合物価高騰対策を設定いたしました。この対策の柱といたしましては、公共料金の負担軽減、それから昨日も同僚議員からも質問があっておりましたように、肥料価格の上昇分7割を補填する、これは6月以降に購入した分まで遡って支給するということであります。また、必要に応じて交付金を増額することも表明しておりますが、今後どのような支援をお考えなのか、この件については昨日も質問があっておりますが、再度市長にお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今後、国から新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加配分、これがなされれば、市内の新型コロナウイルスの感染状況あるいは原油価格であるとか物価等の経済状況を勘案しながら住民生活をしっかりと守っていくために必要な経済支援事業、そして生活支援事業、それから事業継続支援事業などの対策を講じたいというふうに考えているところであります。そういうところでよろしいですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  国の動向を見ながら今後検討するというような考えのようでございますが、ほかの市では下水道使用料を数か月間免除するとか公共料金の減免に活用する自治体もあるようでありますし、電気代の負担軽減についても対応するようであります、これは8月からですけれど。 また、国は今後、自治体の実情を踏まえて、必要に応じて地方創生臨時交付金を先ほど申しましたように増額し、対策を強化するんだというような、こういったことも言っているようであります。 これまでも、市民の皆さんの声を受け、支援を行ってきていることは私も理解をいたしております。いつも私が思うのは、市民の皆さんの視点、生活者の目線、これを大切にしていただいて、そして今何が必要なのか、そこをよく見極めていただいてこれからも支援をしていただくことお願いしておきます。 それから、次の項目に移ります。 夏吉地区の地滑り復旧工事について伺います。 これは、昨年8月13日の豪雨によって地滑りが発生をいたしました。当時私は現場におりましたが、自然の脅威を目の当たりにしたわけであります。 それから、先日私は現場に行きました。そうしますと、大抜地区災害関連緊急地滑り防止事業、防止工事1工区、令和4年4月25日から令和4年8月28日まで、これは発注者は島原振興局となっているわけでありますけれども、現在までの工事の進捗状況と今後の工事予定についてお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  まず、農林関係の部分で、県の事業になりますけども、夏吉の地滑りに伴う復旧工事についてお答えをさせていただきます。 復旧工事の進捗ですけども、議員御承知のとおり、林地の地滑り復旧につきましては、県において事業を進めております。 現在ですが、地滑り上流部の土砂の搬出が行われております。令和4年8月に搬出予定を完了するということでお伺いをしております。 その後、土砂の搬出後ですけども、のり面を保護する工事、それから今度は下流部で土砂を止めるための籠枠の工事が予定をされているところでありまして、全ての対策工事を令和4年度末に完了見込みで県のほうから話を聞いております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  一応令和4年度末完了ですね。(「はい」と農林水産部長の発言あり) 昨年12月第4回定例会で、夏吉の地滑りによる復旧工事について私は質問をいたしました。このとき、先ほどもちょっとございましたが、部長の答弁で非常に工事は順調に進んでいるんだということでありました。 そしてボーリング調査、これを5か所行い、その結果によってアンカー工事がいいのか、くい工事がいいのか判断し、本年4月から本工事を行うというようなことであったんですけれども、工事が終わった後、市道の整備、崩れた畑の整備になるんです。その辺は、現時点ではいつ頃になるのかというのははっきりしないんでしょうか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  夏吉地区の市道山洞夏吉線の災害復旧工事の予定につきまして説明申し上げます。 建設部が所管いたします市道山洞夏吉線の道路災害復旧事業につきましては、先ほど農林部長が説明しましたとおり、県の地滑り工事の完成後、一定期間の変動調査を行い、その工事の成果と地山の安定を見ながら復旧を進めていくことになります。 その調査を見るという、経過の調査をすることになるんですけども、その中では専門家からの意見を聴取しまして、県の災害担当部署と工法などの協議を進めまして、国の公共土木施設災害復旧の災害査定を受けまして復旧工事という運びになるところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。
    ◆18番(田中次廣君)  その関連緊急防災事業、これは私も県のほうから工事内容等頂いているんですけれども、崩壊したところののり枠工、それから下のほうに土留め工を行うようにしているんです。 それで、私がお願いをしたいのは、ある程度地滑り対策が済んだら、夏吉の人は非常に、大抜のところが去年私もああいったことで質問して早く開通させてほしいというようなことを言ったら、最終的には道路管理者である市長の判断で早くなったわけですけれども、今、夏吉地区の地滑り工事を行っておりますが、先ほど申しました、ある程度地滑り対策工事が終わって落ち着いたならば、仮設道路、こういったものができないのか。そして夏吉の方が通行できるようにしていただきたいと思うんですけれども、この点についてお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  市道山洞夏吉線の仮設道路についての御質問でございますけども、繰り返しますが、県が実施されました地滑り対策工事の後、先ほど申し上げましたとおり、変動調査を行う必要が一定期間ございます。まずその経過、状況をきちんと正確に確認する必要がございますので、その中での仮設道路の提供というのは困難と現在のところ考えておるところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  できるだけ地元の実情をよく酌んでいただいて、できるところはぜひ行っていただきたいと、このように思っております。 時間が限られておりますので、次に世界遺産関連施設についてを伺います。 まず、世界遺産関連施設、それから多目的整備についての取組状況でありますが、最初に世界遺産関連施設について、取組状況についてお伺いをいたします。 この件については先日隈部議員からも質問があっておりますので、できるだけ重複しないように私も質問してまいりたいと、このように思っておりますが、私が聞き漏らした点等あるかと思います。その点については再度質問いたしますので、答弁をお願いいたしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  世界遺産関連施設に関しての御質問にお答えをしたいと思います。 昨日、隈部議員からの御質問等ありまして、市長のほうから世界遺産センター整備に関しての思いというのを十分届けられたと思っておりますけれども、名称が世界遺産センターに統一されまして、ガイダンス機能、それから観光案内機能、物産販売機能というふうに複合的な施設になっております。 取組状況につきましては、令和3年度におきまして施設の整備構想を策定し、規模、構造、機能などの考え方や展示の在り方などについて取りまとめを行っております。本年度につきましては、それらの考えを基に、特にガイダンスあたりの展示の基本設計あたりも中心に行いながら、関係部局と相談しながら計画を進め、実施に向けて取り組んでいるところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  基本設計で3,284万2千円今度計上してあるわけでありますが、10億円というようなことであったんです。私は、もっとこれより増えるんじゃないかなというような、このような思いをしているんです。 次長、昨日の答弁では過疎債を充当するということでありましたけれども、この過疎債が満額充当されなかった場合はどのような資金を考えていらっしゃるのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  財源につきましては、昨日も御説明しましたが、まずは有利な交付金、補助金等を今探している状況でございます。それの裏に過疎債を充当するということでございます。 御質問の過疎債が充当できなかった場合ということですけれども、その場合は財政部局と相談しながら財源を決めていきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  施設全体を私のほうからあれしますけども、地方創生拠点整備交付金、これは単年度なんですけども、上限2分の1、また過疎債を利用した場合で残額で物産施設関係には農山漁村振興交付金、これは上限8億なんです。これが2分の1です。こういったものもありますので、今後十分検討していただきたいと、このように思っております。 時間がありませんので取り急ぎ質問いたしますが、今回の補正では造成、設計の委託が計上してあったんですけど、既に発掘調査も行われていると思うんです。そしてその結果、遺産影響評価については、原城・日野江城跡専門委員会での検討結果はどうだったのか、この点についてお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  今の建設場所についてですけれども、春の整備基本計画の中に、その最上位計画である計画の中に一応世界遺産センターを造るということが今、令和2年度に明記されたところでございますので、一定の了解はいただけたというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  いや、私が言っているのは、発掘を行ったでしょう、あそこは。その結果はどうだったのかと。それと遺産影響評価、これは建物を建てることにより、史跡にどのような影響を与えるか。これは原城・日野江城跡専門委員会の検討が必要でしょう。その結果はどうだったのかということをお伺いしているんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  囲障につきましては、原城の環境に影響を及ぼさないという程度での建設は可能ではないかというふうな理解をしているんですけれども。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  次長、新しく来られたのでこれ以上のことは私は言いませんけど、この影響評価、これはハードルが下がっているんですよ。今まではイコモスまでの承認が要ったんですけれども、今はこれはイコモスまでいかなくてもいいというような、そういった判断がなされるんじゃないかと思っているんですよ。その点を十分押さえていっていただきたいと、このように思っております。 この件については時間がございませんので、次に多目的広場の整備についてお伺いをいたします。 多目的整備については、令和2年1月、世界遺産登録1周年記念シンポジウムの史跡専門委員会のメンバーであります千田先生の講演を私は聞いたわけであります。その後、原城にも整備が可能との認識を得ましたので、同年の第1回定例会で取り上げました。 当時は教育長は、令和2年度末には保存活用計画が策定されるので、多目的広場の活用をしっかり位置づけるとの答弁でありました。そしてその後、教育長に史跡専門委員会の中でその話をしてくださいということで私が要請しましたら、教育長もそのことを話されていたようであります。 多目的広場については、保存活用計画の中で位置づける必要があります。これは令和2年度完成しております。それから、この保存活用計画の下部に整備基本計画を作成しなければならないわけでありますけれども、これは令和3年度に既に着手しておりますよね。令和4年度に繰越しをしておりますが、これはいつ頃完成するのか、お伺いをいたします。 それと、整備基本計画の位置づけ、何年度で整備するのか、専門委員会の了承を得て文化庁に現状変更を出さなければならないわけですけれども、いつ頃提出される予定なのか、その2点についてお伺いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  原城整備基本計画の完成時期は年内を予定しております。 整備計画に多目的広場を整備する時期としましては、令和7年度中を予定しております。 ○議長(吉田幸一郎君)  田中議員。 ◆18番(田中次廣君)  その整備基本計画の中で、遺構に影響を与えないように整備するんですね。休憩所、トイレなどの機能を集約した多目的広場を必要最小限度の規模で整備するということになっているんですね。 詳細については、先ほど申しましたように、整備基本計画の中において位置、機能、運用などを含め位置づけるようになっておりますけども、すなわち多目的広場を建設する理由づけが今度必要になってくるんです。この理由づけについてはよくよく検討していただいて、文化庁の承認が得られるようにお願いをいたしたいと、このように思っております。 それから、最後になりますけど、毎日原城跡を散歩される方がいらっしゃるんです。それで私にその方が話されるのは、車で行けるようにしないと原城を訪れる方は少ない、車で行けるようにしてほしいというようなことを私に言われるんです。 だから、先ほど申しましたように多目的広場、そういったものが完成しますと、原城に車で行けるようになりますので、一日も早く整備ができるように取り組んでいただくことをお願いいたし、私の一般質問を終わります。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、18番、田中次廣議員の質問を終わります。 ここで2時40分まで休憩いたします。     午後2時28分 休憩     午後2時40分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 吉岡巖議員は早退されました。 次に、10番、高木和惠議員の一般質問ですが、選挙管理委員会委員長に対する質問があっておりますので山平進選挙管理委員会委員長に出席をいただいております。 なお、担当部署より林田博喜選挙管理委員会書記長が出席をいたしております。 それでは、10番、高木和惠議員の質問を許します。10番、高木和惠議員。 ◆10番(高木和惠君) (登壇) こんにちは。10番、偏西風、高木和惠です。市民の代表者として、令和4年第2回定例会での一般質問を一問一答方式で行います。 質問に入る前に、昨日私、欠席いたしました。通常は仕事を優先にするんですが、昨日は母親業を優先させていただきました。申し訳ありませんでしたが、それが今日出席しましたら、私がいつも元気ですから、コロナだったんだろうということを非常に言われました、議場の中で。 だから、私は事前に、議会で相談したときに、私は公の立場ですから、コロナにかかったときには発表されて結構ですということを言っておりました。今日来て検査もさせていただきました。無事でした。安心して話を聞いていただきたいと思います。お世話になります。 質問の前に一言、いつもクールビズのことについて、省エネ対策として軽装ということを言われていますけども、私は、ここの室温の設定温度は何度なのかというのを教えていただきたいということです。そして質問に入ります。 それでは、選挙管理委員会から出席をされております。ありがとうございます。 まず最初に、有権者に対して防災ラジオで投票を呼びかけているが、その内容等について伺うという通告をしております。これはなぜならば、私は防災無線はあまり耳に入らないんですが、選挙人名簿に登録されている人は投票してくださいという案内があったと。投票人名簿というのはどういう人を掲げているのかということについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。 松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、高木和惠議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は選挙管理委員会についてのお尋ねでありますので、これにつきまして選挙管理委員会からの答弁をしていただきます。よろしくお願いをいたします。(降壇) ◎選挙管理委員会委員長(山平進君) (登壇) 皆さん、こんにちは。選挙に関してですので、私のほうから答弁したいと思います。 高木和惠議員の御質問に対してお答えいたします。 御質問は、有権者に対して防災ラジオで投票を呼びかけている、その内容について伺うというようなことでございます。 令和4年6月12日に執行しました市議選あるいは7月10日に執行しました参議選の際には、期日前投票や臨時期日前投票、それから投票日についての日程とか場所のほか、入場券がなくても投票できること、投票日当日は地域ごとに決められた投票所でしか投票できないということを防災無線で放送を行っております。 それから登録者ですが、これは、満18歳以上で引き続き3か月以上住所を有する人が当然選挙権の住所の要件になってきます。それと、住所を有しなくなって4か月経過した場合は抹消しますので、その人はもう住民登録に掲載していないということになります。以上です。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  今、選挙人名簿に記載されている人はどういう人なのかということの説明もいただきましたが、私は市民の方から、選挙人名簿に登録されている人は投票をお願いしますと防災無線で言われたと。そのことについてそういうのを言ったかどうかというのは、これは課長と事前に話をしましたよね。それについては課長から答弁願いたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  林田選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長(林田博喜君)  先ほども委員長のほうからお話がありましたように、放送の内容文については、選挙人名簿に登載された人は選挙をしてくださいというような放送はいたしておりません。(「いたしておりません。せんね」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  それを私、事前に聞いたときに、そういう案内はしていませんということでしたので、私に言われた市民の人には、そういう案内はしていないという答弁でしたと事前のことをお知らせしています。でも僕は聞いたということで、そこは行き違いなんですが、今、選挙管理委員会の選挙人名簿については、4か月以上たった人は外しますと。この選挙人名簿に載らない人というのは、何か選挙権が剥奪されたとか、選挙されない人も多分入っていないと思うんですけども、その辺の答弁がなかったんですが、具体的に詳しく、その辺の選挙人名簿に載る人、載らない人はどういう人か。私は18歳から載ると思うんですね。それが載らない人というのは、3か月たっていない人は載りません、4か月過ぎていなくなったら載らない、そのほかにないのかどうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  山平選挙管理委員会委員長。 ◎選挙管理委員会委員長(山平進君)  要するに権利を失った方ですよね。選挙権の権利を失った方ということになりますので、禁錮以上の刑を受けた方あるいは公職者が収賄罪になった方、それから政治資金規正法改正法に定める犯罪を犯した者というのが入ってきます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  じゃ、一応進みます。 2番目、今回の市議選の投開票結果について伺う。1番目、有効投票数、2番目、無効投票数、3番目、白票数、一応3点について発表願います。 ○議長(吉田幸一郎君)  選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長(林田博喜君)  市議選の投開票結果について伺うとのことですが、今回の市議選の有効投票数は2万5,596票でした。無効投票数が174票、無効投票数のうち白紙投票が82票でした。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  この有効投票数は当たり前ですが、無効投票数というので記憶にある、どういうのが無効投票数で珍しかったのかというのをちょっと発表願えますか。もしも記憶にあればですね。 ○議長(吉田幸一郎君)  選挙管理委員会委員長。 ◎選挙管理委員会委員長(山平進君)  無効投票ですね。これは公職選挙法の第68条で規定されておりまして、6つの項目があるわけですが、全く候補者の氏名を記載していない場合、これが白紙投票です。これは無記載になってきます。それと候補者の氏名以外の方を記載した場合、あるいは、今回は所定の用紙を用いたような場合ということで、例えば選挙区と比例、両方ありますね。これを職員が間違って選挙区のとき比例をやった場合、これは当然無効になってきます。そういうような場合とか、それから1枚の投票用紙に複数名記入した場合とか、そういうようなことが挙げられますが、今回の選挙の結果では、何を書いているのか、記入しているのか、なかなか明白でない場合が多かったと。それが無効票になってくるわけです。疑問票になるわけですが、その疑問票の中にも有効票になる票と、それから無効票になる票がありますので、当然、有効票になる票については開票立会人の意見を聞きながら開票管理者が決定するようになっております。ということで、記号を書いてみたりとか、そういうような事例があっております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  今思い出したんで選管にも聞きたいと思うんですが、これは、七つ道具をもらいに行ったときに帰ってきてちょっと耳にしたんです。くじを引いたときに、21名なのに22名のくじを入れておったということで、これをやり直したために時間が遅くなったんだということで、そういうことがあったのかというのをお尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長(林田博喜君)  立候補届の際にくじの入れ間違いがありまして、そのままくじを実施することは公平性を欠くという判断に立ちまして、くじのやり直しさせていただき、結果的に時間が遅れたということは事実でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  そういうことは、今私が言ってそういうことやと。やはり事前におわびをしていただきたいと思ったんです。現状、選挙管理委員会のほうから来られているんですが、質問しなくても、実はこういうことがあったんです、おわびしますて言わすかなと思っていたんですが。 それと、今、投票用紙をばばばっと何か機械ではかりますよね。あれは何枚ずつはかれるのか分かりませんけど、これを開票立会人のところに回すと。そしたら、あれを数える人もおったと。あれをぱらぱらっと見るのかなと私は思っていたんですが、あれをやっぱり数えるのも開票立会人の仕事なのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  山平選挙管理委員会委員長。 ◎選挙管理委員会委員長(山平進君)  実際は数取器に2回3回かけて、数の面については間違いはございません。ですから、開票する段階で立会いの人たちにも、枚数についてはまず間違いはございませんので、その辺を簡単に見ていただきたいと。枚数についてはですね。ただ、中身については、中には候補者の中にほかの候補者が入っておる場合もたまにありますので、その分については特に注意してくださいと、そういうようなことでやっていただいております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私もそのような軽い気持ちで情報は知っていたんですが、何か最初のほうで、あれは数えよったと。数えることでそこにたまってスムーズに流れなかったということだったので、事前にそこまで言われているのであれば、そういう数を数えるんじゃなくて、ぱらぱらっと中身を見てどんどん進めるべきだったと私は思うんです。次からそのようなことがないようにお願いしたいと思います。 そして、先ほど課長が説明しようとされていましたよね。私、ここでもう一つ質問したい。今回、施設での投票がなされなかったと聞いたんですけども、事前に施設が長崎県内の不在者投票指定施設一覧表、南島原の場合は5か所あるんです。この5か所で期日前投票ができているかどうかというのをお尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長(林田博喜君)  今回の選挙におきまして指定の施設における不在者投票は、医療機関・病院が3か所で、老人福祉施設が6施設で実施されております。(「発表できませんか」という高木議員の発言あり)病院が、医療機関が哲翁病院さん、泉川病院さん、浦上病院さん、老人施設が眉山荘、大乗苑、玉成園、積徳苑、緑ヶ丘荘、アメニティいわどということでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  施設名は私、ここであれですが、病院は南島原市の投票所に指定されていましたけども、私の近場では夢織りですか、あそこがあるんですが、あそこには私の近親者も何人もいたんです。でも投票ができていないということですね。 それで、過去に県知事選のときに島原病院に入院しておって投票ができなかった。出ていっていいんですかと言ったら出ることは駄目だということも言われて、初めて投票できなかったということを聞いていたので、なるほど、今回はこういうコロナの状態でその辺のところもやっぱり支障があるんだなとか思っていたんですが、夢織りでできなかったことが私は残念でなりませんでした。一応そういう報告をしたいと思います。 先ほどの、これは何かというと、年齢によった投票を事前に4年前と今回とを比べてもらったんですが、4年前は60歳のところが82.3%、今回が77%でした。だから、私たちは老人ですから残念だったなと思ったんです。そういうことで、投票率が下がっていたということが事前に分かっておりましたので、その辺の調査の結果をもらっておりました。ありがとうございました。 先の質問がありますので、すみませんけどもこの辺で閉じさせていただきます。 2番目、市長の政治姿勢について。 私は3期目に向けての意気込みをと言っていたんですけども、市長にお尋ねしたいと思います。 所信表明と施政方針、この違いについて述べていただきたいと思うんです。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  所信表明と施政方針との違いということでありますが、施政方針については翌年度の市政の方向性、また具体的な施策を述べるということであります。それから所信表明は、今後4年間の私の市政運営に対する思いや信念といいましょうか、これを示すものであるというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私がなぜこれを聞いたのかというのは、ちょっと事前に議会のほうで、過去に施政方針については一般質問前にやるんだと、でも所信表明はそうなっていないんだという説明があったんです。私、ちょっと微妙に違うと思っていたんですが、そういうことですので、3期目に向けての意気込みについてというのは今おっしゃったように所信表明ですよね、市長のね。そういうことについて話をしていきたいということです。 ここに所信表明の内容、ここから引っ張り出したいと思うんですが、「住みたい、住み続けたい、住んでみたい」、私、このせりふが嫌いなんです。住み続けなければならない立場なので、その辺のところに向けて取り組んでもらいたいという思いがあります。 そこで、積み残した課題や実現できなかった施策ということについて、市長の思いはあるとございましたということですから、何があったのかお尋ねしたい。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは、前回、自転車歩行者専用道路を進めていくようなことでありましたが、それはまだ完成をしておりませんので、当然まだ積み残した課題のうちに入るというふうに思っております。そういうふうなことも含めたところで……(「いいですよ」という高木議員の発言あり)はい、言ったとは思っているんですが。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は、市長が掲げた問題について、一番最初に質問にも入れましたよね。少子化に対して無償にすると、そういう保育料の無償化推進です。これをあなたが自分で掲げたんでしょうと、私は頼んでもおらんのにと。自分が言うたことはせねばならんですよと言いましたよね。すると、あなたはいつも2子目の半額を無料にしましたと、これはうちが一番遅かったんで、島原、雲仙はそれを早く手がけていたので、私たちもしませんかということだったんですが、松本市長の保育料の無償化推進、このことについては、私たちは無償化するときには全員ですよね、ゼロ歳からね。しかし3歳からしてもらった、国から。その分は私たちの負担にならなくて、国でしてもろうたんですね。 今、私たちの南島原市で有償で保育料は何歳かといったら、ゼロ歳から2歳児の1子目の人です。2子目は無料ですけども。1子目の親というたら若い夫婦と思いますよね。その辺のところを、だからあなたが自分で掲げた政策ですからしてもらわなならんと私、ずっと言っていたんですが、このことについて今期にしますか、3期目で。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それらについては、2子目は半額でしたけど、3子目は無料化ということでいたしました。(「意味分からん。ゼロから2歳はどうした」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  ゼロから2歳の1子目は今、有料ですよね、副市長。ですね。 ○議長(吉田幸一郎君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  それは、今私も存じ上げておりません。すみません。(「存じ上げてないの」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  分かってないとおっしゃったんですね。そうですか。じゃ分かるように説明してやってください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  3歳未満児ですね。この方たちにつきましては、市民税の所得割の課税でちょっと金額が異なりますけれども、(「ゼロから2歳児」という高木議員の発言あり)1子目につきましては3歳未満児、ですからゼロから2歳、同じことです。所得でちょっと異なりますけれども、1子目が……(「有料かと聞きよるのよ、有料かと」という高木議員の発言あり)有料でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  副市長、ゼロから2歳の1子目は今有料なんです。これを無償にするのに、市長が無償化の推進やから、無償化だけじゃない、推進だから、私は2期目の最後でもいいんですよと。今度もう3期目ですから、積み残したことがあったと言われるので、それを覚えておられるのかなと思って今聞いているんです。 じゃ、副市長は覚えておったから、市長に忘れないように忘れないようにと言って、無償化の推進、ゼロ歳から2歳までの1子目。1子目の親は新婚早々の人ですよ。2子目は何年先に生まれるか分からんけど、その人たちは収入は少ないと思いますよ。だから私は、そこは取り組んでいただきたいと、あなたが掲げたんですからねと言っている。市長、一言。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  その辺は検討してまいりたいと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  今度は検討してからね。政策に掲げておられて今から検討するって、それはちょっとおかしいと思うんですが、まあまあ認めましょう。 ここにいらっしゃる方たちにも向かって言いたいんですが、私、昨日スマホで見ていました、生中継を。それで、帰ってきて7時から再放送を見ました。非常に耳についたのが、ありがとうございます、ありがとうございます、お世話になります、よろしくお願いします、これは議員として言ってはならんと一番最初、議員必携に書いてあったんです。それは、ありがとうございますと言うところも出てきます。もう苦労してもろうて資料をもろうたりしたら本当にありがとうございますと、そういうのにはありがとうございます。 ここで質問して答弁をもらうのは当たり前なんです。対等なんですよね。だから、非常にありがとうございます、ありがとうございますと言うのが、一方で新人さんがそういう頭を下げておられても、私なんかはおおどかけん、こういうことをぼんぼん言うたらこう離れるんですよ。こう上、下。おおどかね、あの人は姿勢のただしかねとかなるので、違うんです。これは、議員と執行部は癒着にならん、頭を下げてはならん、あまりね。だから指摘するんですよ。あなたたちに対して指摘するためには勉強せなならん。対等です。そういうことを言いたいと思います。 所信表明で一番勉強してもらいたいのは、質問であれもしろ、これもしてください、どうしてくださいと言うんですが、うちの自主財源は今幾らですか。今回、令和4年の自主財源の予算をお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  自主財源というか市税の割合は34億ぐらいですから11%、予算に占める割合は11%ということです。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  今回の予算に令和4年度南島原市一般会計補正予算3号、これに、後ろにあるんですけども、会計年度職員、今何人ですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  なかでしょう。(「総務部長」という高木議員の発言あり)分かりますか。(「会計年度職員、分かりませんなら時間がもったいない」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  これ、43億と書いてあったんです、会計年度職員の報酬。これは多分、43億というなら、あなたたちの金も入れて多分43億かなと。こういう差額だけでも10億ぐらい違いますよね。この10億というのは国からもらった交付税の中から行くと思うんですよ。今、算定替えで入ってくる金も少ないと書いていますよね。この辺のところを皆さん重視してもらわねば、節約して自主財源を持っておかねば何もできません。するためには国からの地方債の許可をもろうたり、過疎債過疎債と今出ていますけども、過疎債は誰でも欲しいんです。限られていますよね。あれ5,000億やったかな、国からの過疎債。5,000億ですか、お尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  ちょっと私も今資料は持ってきてないので、宙では覚えていませんが、5,000億円から6,000億ぐらいやったという記憶でございます。 会計年度任用職員、これは先ほど議員さんがおっしゃったところは、43億というのは要するに会計年度任用職員と常勤の職員とを合わせた合計の数でございます。会計年度任用職員につきましては664名、補正後の人数になっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  人数は聞いておらんけど、これ職員を入れて1,000人を超しているんですよね。 この人たちも今から勉強していくでしょうけども、とにかく私たちの自主財源、主に何に使っていますか。早く。 ○議長(吉田幸一郎君)  自主財源は何に使っているか。総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  自主財源は主に何に使っているかということでございますが、基本的に一般財源ですので、どれに使っているかということになりますと全ての事業の一般財源に使っていると。職員の給料も含めて全体の事業の一般財源に充てているということですから、この事業に充てているという部分の特定はなかなかできにくいと思います。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  できにくいなら教えましょうかね。 自主財源33億しかないでしょう。人件費だけで43億でしょうが。残りをそれに充てたらほかに使えんでしょう。私が言いたいのは、この自主財源で使っているのが、今から私、言っていきますけども、今日は言いません。自治会長の個人、自治会長じゃなくて、自治会長個人の口座に振り込んでいる委託金、これ丸々自主財源でしょう。ということを聞いたって分からんかな。
    ○議長(吉田幸一郎君)  総務部長。 ◎総務部長(米田伸也君)  お尋ねの自治会長さんの委託料は自主財源ですから一般財源でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  一般財源と言うてみたり自主財源と言うてみたり、あなたたちはこすいからね。 もう時間がないので、傍聴人が楽しみにしています自転車歩行者専用道路についてお尋ねいたします。 今年4月には南有馬まで通行できるという説明だったが、現在通行できない状況である。今後の計画について伺うということです。まず最初に、言ったようになっていないということに対する説明。これは説明だけじゃなくて、もうおわびでしょうね、あなたたち。おわびしかないと思うけども、これ、市長も聞いておった。副市長も聞いておったでしょう。誰でも質問したときに、令和3年までに一部完成しますと、そこまで言っているんですよ、一部完成しますと。それで来年の4月から通れますと。ですよね。このことについておわびかどうか、言い訳か、どうぞ。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、高木議員から自転車歩行者専用道路の件について、加津佐から南有馬間の計画というか、これについてのお尋ねでありますが、これは令和3年から整備工事に着手をして、約7キロメートルの工事を完了しております。この区間は、手前でも言ったと思うんですが、ほかの議員さんにですね。二級河川にかかる橋梁が多くて、橋梁の設計と河川管理者である県との協議を要したというふうなことでございました。 本年度から橋梁工事に着手をしておりまして……(「その話は聞いておらんですよ」という高木議員の発言あり)本年度の完成を目指しているというところであります。区間区間では完成をして、その間に残っておるからというふうなことではあるんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  市長の言うたのはこすい。加津佐から始まって南有馬までは完成して通れますだったんですよ。それが飛び飛びでしょう。それで今、市長は、途中はできておる、これだけできておると言うけど、加津佐から、入り口から入らねば出られんでしょう。横から入るんですか。私はそこを言ってるんです。建設部長。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  加津佐から南有馬地区の整備につきましては、令和3年度に完成してというところで推進計画でも整備計画でも行っておりましたけど、市長からも説明ございましたとおり……(「言うておったろ、通れますと。通られんやろ、今」という高木議員の発言あり)今工事できている区間については……(「そんな話は聞きよらん。通れるかと言いよる」という高木議員の発言あり)今は通り抜けはできておりません。(「外れてるの。入れませんという看板が外れてるのか」という高木議員の発言あり)通れませんというところの看板はつけております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は加津佐に行かんから知らんけど、通られんですよと今の子も言うたじゃないか。通られんですよと。それで、通れると言われたと。説明会でも言うたでしょう。それ、通れませんとか、のかして通っていきよるようだよと。あんた、じゃどこを走っているのと言ったら、いや駄目です、それはと。それは駄目やろう。通れませんとやっているのを外して通らしてあげなよと。そうやって私が教えてあげているからあなた行ってちゃんと管理せねばでしょうと言ったら、そうですと言ってられた。通れません。それが今、ないんですか。入れませんというのはないわけ。通れるわけ。そこば聞きよるとよ。簡単なことでしょう。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  今工事している部分の出入口ですけども、そこには出入りは控えてくださいという貼り紙はしているところでございます。(「どこにしているって」という高木議員の発言あり)踏切の市道と、今回自転車道路で交差点になったところの自転車道路側の入り口に、通行できませんというお願いの貼り紙はしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  通行できませんと看板を立てやんじゃなしてねと、あなたたちは説明会でしておるじゃろう、4月から通れますと。南有馬までは完成します、通れますと。私、昨日聞いておったら、誰かの質問のときに飛び飛びを、飛び飛びとは何でと言ったら何か言いよらしたね。鉄道工事をせねばならんですね。鉄道工事をするためには、舗装ばしとったら舗装が崩れるでしょう。だから飛び飛びしているのよと誰かに言わんやった。私も聞いたときに言うたでしょう。あんた私、事前にしたときには、わびるしかなかじゃろうと私が言うてやったらわびますと言われたの。井上さんに何かわびよったけど。 市長、あなたそこにおって、説明会に来て、出来上がりますよ、10億円とか。今あんた何か7キロとかなんとか言うけど、南有馬までです、加津佐から。私、鉄橋でん何でん完成するて思うとりましたよ。それで鉄橋の入札はいつできたんですか。その鉄橋の入札の工期はいつまでですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  鉄橋の工事につきましては今年度発注を進めております。今年度の完成を予定しております。ですから来年の3月31日という工期です。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  何か市長の答弁を聞いておったら、これだけできておるから入れますとか、何か通学路とかも一生懸命言うて、通学路は、別に通学路がいかんでも、一番大事なことは安心して通れるようになってから通学路を通してください。供用開始とかまだなっとらんとにてあなたわびよったけど、当たり前のことでしょう。そしとんの前だけ通らるいけんて入ってよかと言うたら、入らせた責任が出てくるんですよ、行政側には。だから、一体的に通られんようなときに入れたら駄目ですよ。別に通学路を通学せんでも今までの通学路はあるはずですよ。私、何ばこの人たち言いよらすとやろかと思っていたんですよ。 今から鉄橋は、私一番思ったんですよ。大きい鉄橋というか、南有馬北有馬、あれは有馬川、あれはもう出したんですか、発注。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  有馬川の鉄橋の改修につきましては、今から発注を進めていく予定でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  そしたら、南有馬まで有馬川をのけたところまでの鉄橋というのは来年の3月31日までですよ。令和4年度、来年の3月31日までに完了するんですよね。これは絶対完了するんですよね。それで有馬川から深江まではいつ完了するんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  加津佐から南有馬、有馬川の橋のところまでですけども、これは来年までにできるように取り組みます。南有馬から深江までにつきましては、有家の堂崎地区から深江町まで工事のほうも発注しておりまして、その区間については今年度完成を計画して進めております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  発注しとらんところはどれだけあるとですか。発注したところは来年の5月31日までに出来上がるとでしょう。あなたは私に、事前に通知したときに、おわびしますかと言ったらおわびしますと言ったけど、いっちょんわびらんやったね、今。言い訳ばっかりしよるとけど、役所の人間というのは、わびたらつならんことになっとるとですか。おわびしますと言って、自分たちが間違うたことをしてわびたら減額ですか。そういうことなかろう。今までもずっとうそばっかり言うてでも、判断が甘かった甘かったと言うて逃れてきたでしょう。 今、皆さんは南有馬まで完成して4月から通れるということを楽しみにしとったけど、これがかなわんというとばみんな言いよるとやけん、大きか声でわびらにゃんでしょう、申し訳ありませんでしたて。市長も一緒ですよ。副市長も一緒ですよ、あなたが一番責任者ですから。やっぱり市民に迷惑をかけたらおわびばしなさいて私言うとったでしょう。おわびすれば私言わんけんて。何でわびらんとね。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  加津佐町から南有馬の第1期地区の整備を3年度に完成するという市民の方々が期待をされていたというところを今回完成ができなかったというところもございます。期待されました市民の方々におわび申し上げます。申し訳ございませんでした。(「市長、副市長。何もなかですか。おわびせんでよかですか」という高木議員の発言あり) ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  そういう計画で進めていくということで説明はしておった。ただ、その中でいろいろ状況…… ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  言い訳言わんと、これ、何でんしてみな分からんことですよ。鉄橋の測量設計も初めからしとればよかったばってん、やっぱり難しかったとでしょうね。北有馬からは向こうはまだ難しか、水道管ばいけといけん。水道管ばいけとっと、ここを道路はこう行くそうですよ、水道管の上を。だからまだ難しか。 私、時間がないから言わせてもらいます。西有家のアムールのところの線路の跡地に真っ黒か袋ばずらっと並べとるでしょう、あなたたち。あれはいつされるんですか。あれ全部のけてしもうてせんば重機入らんとですよ。あそこを舗装したらもう重機は入らんとですからね。あっち側の高台のとこはずらっと、あれ竹やぶの向こうまでせんばならんでしょう、工事ば。あの財源は何か分からんけども、市長、あそこはいつされるんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  今御質問の箇所につきましては、来年度の予算で工事を進める計画でございます。(「来年度」という高木議員の発言あり)令和5年度です。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  5年度の予算であそこば4月からするとよね。ずらっとあそこばね、あればのけてしもうて、掘ってする。その後にあそこは舗装すると。舗装の深さは4センチ。これ、4センチで車が入ったらどうなるんですかって、車は入れませんて測量設計の業者の人は言われたんですよ。でも市長は、緊急車両は通しますて。自転車歩行者道路に何で緊急車両の話までさすとやろかと私は思とった。 じゃ、あなたの今答弁で、来年の令和5年の完成は間違いありませんかと言ったら、それに向けてしますと、まだ自信のなかごたったよね。これ、間違いなく5年度ということだから、令和6年3月31日までに絶対完成できますよね。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  御質問の絶対というところになりますと、やっぱり近年の異常気象とかというところもございますので、その分の工事の進捗は外的な要因も起因することがありますので、その分はすみませんがそういう……。申し訳ございません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  それは災害もあるから、来年までにそういう災害になったら私も言いませんよ、そういうことを。でも、私の次に行政の代表者が今度質問しますと書いてあったよ、ちゃんと。出来上がるかと。今のごと答弁せえにゃんですたい。 私は、言われて分かること、やっぱり理解できることは無理を言いません。ただ、今んごと、4月から通れますて、私は前、元の部長に言いました。あんたが言うたろうて、部長。今の部長は正しかて。鉄橋もできとらんけん危なかけん入れんとですよと、正しかことですよ。鉄橋もできとらんとに入れられん。前の部長は、もう令和3年も一部できましたとか、4月から通れますと言った。4月1日からが通れますと言うとらっさんけんね。利口もんなんですよ。4月から通れますだから、5月も6月も7月も8月も4月からなんですよね。そういうことを言うんですよ、元部長はね。 だけんかわいそうだからと思ったけども、あなたの態度は今日悪かった。初めからおわびをすればそれ以上言わんと言うたとよ。しかし、やっぱり立場があるとでしょうね。行政の者があんまわびればつまらんとでしょだいね。あなたたちはプロていうことやっけんね。 口之津にトンネルがありますね。このトンネル、これももう終わるんですか。安心安全ですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  質問のトンネルですけども、今年度測量設計を開始しました。測量設計の終了に合わせまして順次工事を進めていく予定でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  予定ですね。まだ進めてないんですね。 市長にお尋ねします。今思い出しました。口之津で島鉄に相談して、島鉄の許可をもろうて、何か砂利ごたっとば敷かしたとって。60万から70万ぐらいの材料で何か敷いて、今までずっと利用させてもらいよったと。そのことについて、市がそのまま発注しとるけん、その70万ぐらいの材料費、このことについて私は相談を受けたので市長に振りましたよね。覚えていますか。そのことについて、行かれてどういう結果になったのかお知らせください。私には何もなかったけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは、当事者とその関係の家庭に行きまして、早くから言えば、それだけの材料をつぎ込んで金を入れてした分、これは特別なことで、その部分を補償できないかと、早くから言えばそういうふうな意味合いでした。分かりますか。(「はい」という高木議員の発言あり) だから、そういう形で御利用いただいて今日に至っておりますけれども、市で自転車道路として島鉄跡地を活用していくような段取りをしておりますと、どうかその辺は御理解いただいて、何とかそういう補償とか、それは御勘弁いただけんでしょうかという相談をいたしました。そして了解はいただいたところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  了解はいただきました。了解ばしとらすなら私に言わっさんと思いますよ。私、あなたから何もなかったけん、本人さんがこげんよって、高木さんどう思うと。島鉄から借りて、60万も70万もかけて砂利を敷いて使用させてもらいよったと。いつの間にか市がそこを舗装したと。そしたらあなた泥棒でしょう。その分はどっちみちしとらんならば、市はそれだけ分、入札するときに材料代って要っとやから、その分、あらそうですかて、証拠ば持っとらすとやけん、証拠があるならその分やらんばならんでしょう。と私は思うんですよ。そこの相談はいろいろあるかもしれんけど、私はそう思いますよ。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。(「聞いとらすよ、今、テレビば」という高木議員の発言あり) ◎市長(松本政博君)  それはもう聞いていただいて結構でありますが、私はおうちにお伺いをして、当初、やっぱり高木議員がおっしゃったような気持ちをおっしゃいました。しかし最終的には、私としてはそういう御相談をしたつもりでありますし、向こうもしようがなかねというふうなことで御理解いただいたというふうに私自身は受け止めてまいりましたけど、またその後日あなたにそういうふうなことでお伝えいただいたということは、私は今日まで存じませんでしたので、私は御相談に行って、そのときのお気持ちをいただいたことで、ああもう了かなというふうに思ってきたところであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は、トップばやっとるとやけん、職員じゃなかとやけん、本人さんが60万も70万も材料ば広げて、そこは利用させてもろうとったと。それについて、その材料代ばトップばやっとるとやいけんよか結論になっとると私は思とった。そしたら、ここではもうやめておきます。それは全然違いますよ、本人さんは。私はどがんしてん諦め切れんと。60万も70万も領収書のちゃんとあっとですよと。そこを工事した業者は、口之津の人ですけど、本当にすみませんね、助かった、助かったとお礼ば言わしたと。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  その書類は私も見せていただいたところであります。(「領収書ね」という高木議員の発言あり)はい。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私は、そういう領収書は最低のことですばってん、証拠のあるとやいけん、それだけ買うて並べたということになっとやから、そのぐらいのことは助けんばでしょう、市民の。おらどうがんしわえんと市長が言わしたて、そういうことでした。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  いや、どうがんしわえんという表現じゃなくて、そうやってお願いできませんでしょうかということで御相談を申し上げたつもりであります。私は、どうがんしわえませんとは言ったつもりじゃありません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  あなたトップですよ。相談に行く職員なら分かります。トップだから、その辺はどがんでんなっとですよ。当たり前でしょう。弁償しますと、材料のそれだけ敷いとらすやけん、向こうが。その上ばあなたたちが舗装させとっとでしょう。業者が本当ならば引かにゃんと、材料代の中で。業者は喜んで、すみませんでした、ありがとうございました、申し訳なかったて。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  だから、議員がトップだからトップだからとおっしゃいます。だから、そういう立場でも私は御相談したつもりであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  トップは結論を出すことなんです。相談は向こうがしよらす、あなたに。あなたに相談しよらすとよ、向こうが。だから、次に行かにゃん、私も。もうそれで終わりよ。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  だから、先ほどから申し上げたような形で私は相談をしたということであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  相談をされて、あなた呼び出されて行ったんでしょうが。向こうが相談しとらすとですよ、金ば下さいて。そしたら、もう私、どうがんしわえんて言わしたと。 次、4番、学校給食センターについて。いいですか。 ガスタンクってありますよね。このガスタンクに入れる納入業者はどのようにして決められるのかというのを伺います。通告していますので。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  ガスの取引についての御質問ですけれども、給食センターの統合前と比べまして搬入場所、形態、頻度、取引量が大きく異なることから、安定した供給ができること、そして市内のガス事業者とは幅広く取引ができること、そして受注機会の公平性などを考えた上で、LPガスを取り扱います市内の全事業者、27業者で構成されております南島原市LPガス合同会社と単価契約を行っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  聞こえんやった。これ、どのようにして納入業者は決めているのかと。これは入札でしょう。入札じゃないんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  先ほど言いましたように、センターができたときに市内全業者でつくる南島原LPガス合同会社というのができました、1社。ですので1社との随意契約を行っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  できましたて。つくらせたんでしょうが、あなたたちが。プロパンの人たちば寄せて、何とかというところをつくらせた。組合か何か知らんけど。今まで組合はなかったとやけん。つくらせた。その人たちに依存して、その人たちが入札して、自分たちはプロパンガスも何もせずに、納入業者が決めた、その人たちが来てガスば入れらすとでしょう。そしてリベートというか、何か金をもらいよっとげなて。あんたたちがつくらせたんでしょうが。初めからありましたか、プロパンの組合が。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  ガスも給食センターができて大口になるんで、石油、ガソリンと同じような形態で単価契約できないかということで、こちらのほうからそういうお話を持ちかけたというのは事実でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  私、言うたでしょう。あなたが教育次長のときに一番最後2回目も言うたとけども、あのタンクは、あなたたちの説明はこうやったんですよ。あれを設置したらガス代が、設置した人、市が設置すればガス代が下がります。向こうがつくったならガス代が上がります。だからそういう説明をしたと。 そしたら、聞きますよ。あのタンク、今言うたよね。あれはやっぱり危険物ですから、ちょうど分かりやすく言えば、ガソリンスタンドと同じように何年かに一遍に何千万か管理費がかかるんでしょう。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  バルクタンクの交換は20年……(「はっきり言うて。あなたの言葉で」という高木議員の発言あり)失礼しました。バルクタンクのタンクは20年で交換となっております。20年ごとに検査を受けて、20年過ぎますと5年ごとに検査を受けるということになっております。しかしながら、その検査がタンクを外してよそに持っていって受けなければいけないということになっておりますので、実質的には20年で交換ということになっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  幾らですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  おおよそ350万円程度と聞いております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  それまでには何も金は要らんわけ。一銭も要らんとね、何もあのタンクに対しては。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  タンクに対する法定検査の手数料は要りません。タンクに対しては要りません。(「何に対して要るの」という高木議員の発言あり)ガスメーターとかなんとかその辺については必要かと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  維持費が幾らぐらい要ると。そして、あなたは今言わんけども、プロパン業界の27業者の人たち、この人たちは誰からお金をもらわすとね、何もせんとに。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  ガス代は市が当然払っています。それで、いわゆるみんなでつくった1つの会社、そこに振り込みます、市は。その後のお金の流れというのは、私たちは把握しておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  それは何もせん者ばっかりじゃんば。それは割らにゃんじゃろう、27で。幾ら振り込むんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  一月350万円程度だと思っておりますが、間違っておりましたら訂正をいたします。
    ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  そしたら、350万毎月そこの組合に振り込むとね。それを27で割らすとたいね、350万ば27で。それ嬉しからじゃ、プロパン業者は何も仕事せんで、それ、あなたたちが入札するわけにいかんとね。福岡でしょう、業者は。タンクに入れる業者て福岡でしょう。それを入札であなたたちするわけにいかんとね。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  申し訳ございません、先ほどの月例の単価は130万程度です、1か月。申し訳ございません。 それで、実際に油を運んでくる業者は大村と聞いております。 ○議長(吉田幸一郎君)  高木議員。 ◆10番(高木和惠君)  入札はあなたたちがするわけにいかんとねて、プロパンの人たちに。その人たちはどがんして入札さすと。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  議員おっしゃられるように、確かに元請と直接契約をすればそれは安くなるかもしれません。でも、やはり合併前は各給食センターで各町のガス会社さんが取引を行っておりました。それで我々も、受注の安定性と受注機会の公平性を考えて市内の業者と契約をしているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  締めてください。 ◆10番(高木和惠君)  ちょっと一言。私たちはミナサポで電気会社ばつくっとるでしょう。何で私たちはIHば使いよるとに、ぬくなかごと。何でガスばさすとやろかいと思っとったら。せんでよかじゃなか、ガスじゃなくて電気でよかったとに。いろいろ言い訳、よか、もう時間じゃけん。 ○議長(吉田幸一郎君)  締めてください。 ◆10番(高木和惠君)  ありがとうございました。これで私の質問を終わります。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、10番、高木和惠議員の質問を終わります。 ここで3時50分まで休憩いたします。     午後3時41分 休憩     午後3時50分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、14番、小嶋光明議員の質問を許します。14番、小嶋光明議員。 ◆14番(小嶋光明君) (登壇) 14番、市民の会の小嶋光明です。今回は一問一答方式で質問させていただきます。今回5項目について質問を上げていますので、通告書に従って質問を行います。 まず初めに、道路について、国道251号線の雨天時の通行止めについて、大変市民の方々が困っておられます。そこで、市として国や県に陳情されていると思いますが、今までの状況と今後の案があればそれをお知らせ願います。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、小嶋光明議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は道路についてでございますが、国道251号の雨天時の通行止めの解消策についてであります。令和4年度での状況を確認いたしましたところ、4月と6月にそれぞれ1回の通行止めの規制が発令をされておりました。雲仙市南串山町の赤間から南島原市加津佐町の権田の区間において、時間雨量30ミリメートル以上になるときに規制が発令されているところであります。 近年の異常気象によって、短時間の集中豪雨やゲリラ豪雨などによる通行止めの規制は地域の通行にも支障を来しているものと、これは感じているところであります。 これまで、県においてロックシェッドや急斜面対策、消波ブロックの設置などが実施されてきたところでございますが、通行の確保のためにも、雲仙市と合同で道路管理者である長崎県に対し、解消策の検討とその対策を講じてもらえるよう強く要望しているところでございます。現在はそういう状況であります。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  赤間-権田間は、国道として全国でも珍しいと思うんですよ、30ミリの雨が降ったら通行止めと。ここですよ。どうして私が今回質問したかというと、国道が通行止めになるというのは珍しいことで、これを雨で通行止めになるから、もう一つ、その次の段階までといきたいと思って先にこれを質問したわけです。 というのは、広域農道をこの代替として使うわけです。広域農道が小浜から千々石の間はできていないというのは皆さん御承知のとおりですけども、なぜできなかったかというと畑がなかったからできなかったわけでしょう。耕作地がないからということで、山林ばかりだから。だから、そこら辺を国道が通行止めになるならば、なぜもう一つ上の考えをもって、小浜バイパスなんかしたって時間短縮にはほとんどならないんですよ。いい例が諫早-愛野間ですね、小野までの間、これは4車線になっております。それができても時間短縮はなっておらんですよ。ようやく高規格道路が高速から諫早の昭和堂まで今開通しております。これでどれだけ時間短縮が、大分違うですよ。そういうことを思いながら今回はこういう質問をしておるわけです。 だからもう少し、県議も2人もおられる、国会議員もおられる。これ、今の高規格道路を見て分かるように、前国会議員の今の国会議員のお父さんが一生懸命になって何か所ここを利用しておるかといったら、昔の大牟田線のある柳川とか湾岸線と全く同じようなやり方をしておるわけです。そう言えば国が予算をつけてくれたからできてるわけでしょう。なぜ国会議員でも何でも使ってでも、国道が通行止めになるのを解消するのにはどうしたらいいかと。緊急時に1本しかない道路を、そういうところはないですよ、ほとんど。何本もあるわけですよね、全国を見たら。 だから私は、今回は2番も同様でこの経緯を質問しますけども、広域農道の小浜の元料金所ですか、あの辺に出てくるわけですよね。だから、それを皆さんが高規格道路を欲しいと言って深江から加津佐までという思いは私たちも一緒ですけども、これが私たちの生きている間にできる可能性はほとんど無に等しいだろうと私は考えております。 そこで、吾妻まで来ている高規格道路のインターチェンジが今、広域農道につながっているわけですね。出てきておるわけですよ。それを今度、下をくぐって島原のほうに向かうわけです。だから、その途中でもいいから、インターのところに広域農道じゃないけどバイパス的に1本造っていただければ、山ばかりだから用地交渉も簡単だろうと。トンネルを掘ればいいんだと、橋を架ければいいんだということで、これをお願いして早急にすれば、高規格道路をつなげれば、南有馬からこっちの人は助かるわけです。 今、北有馬のトンネルも工事をするわけですよね。だから、そこを通っていってでもそこに乗れるようになれば早く着くわけですよ、広域農道と交わっているんだから、あの道路が。その思いで私は今回質問しておるわけですから、その点をどう市長とか副市長は思われるのか、ちょっと伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これは2番目のほうにもつながっていった質問でよろしいですね。(「一緒でよかです」という小嶋議員の発言あり) これについて、もう早くからいって現状のあの道路の状況を改善するためにどうするかということは、今、議員がおっしゃった吾妻のあの辺の高規格道路に手前からどうつなげていくかということで、小浜から雲仙に上っているあの国道、広域農道の終点の昔、以前に料金徴収所があったあそこからずっと山の中腹を通って、小浜の上を通って千々石に抜けて吾妻、あの辺に行く構想の話であろうというふうに思っております。 これについては今回、富津防災ということでトンネル工事ができる。あれは、今ある国道の4車線化という構想が何年か前にあって、いろいろ検討して最初500万がついて、それから何年か今たちますけど、あれじゃやっぱりあの斜面を切り取って4車線化するとかそういうことは無理だというふうな判断の下で、トンネルであの辺はほがすという、しかし今おっしゃる向こうに、高規格道路に乗っていく道路とはまた別物のようでありますので、今、雲仙道路とこちらから南串を通っていく広域農道、あれからずっと向こうにつながっていく道路については、かねてから皆さん方もやっぱりそういう思いはずっとしてきたところでありまして、そういうことをやっぱり常々私どもも今まで向こうに要望したり思いを伝えたりはしてきたんですが、なかなか伝わっていかなかったというか、具体的にはしていかなかった。 そういう中で、もう何年になりましょうか、雲仙市と南島原市とお互い1万7千何百、1万7千何百、都合3万5千幾ら、南島原市のほうの思いが200人ぐらい署名が少なかった。そういう思いでやっぱり市内の皆さん方も向こうに抜けていく道路が何としてでも欲しいという気持ちで署名活動をされて、そして私どももそれを県あるいは県議会、そういうところに届けたりして今日に至っているわけですが、なかなか先が見えないと。ここの辺をしっかりと何とかしてせんかというのが今、議員のお気持ちであろうというふうに受け止めているんです。 だから、そういうことで今後、皆さん方と一緒になって、さらにその建設といいましょうか、それに向けて努力をしていかないかんなと改めて気持ちを引き締めたところであります。また議員のほうからいろいろ話もありましょうから、取りあえず。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  だから、国道251号の赤間-権田間が通行止めになるから、こういう状況なので広域農道とこういうのを国や県のほうにお願いして、できないかと、早急に。ということを私は言いたいんです。どれだけのロックシェッドか、ああいうところを造っても通行止めは通行止めになるんですよ。でしょう。 だから、そういうことであれば、こういう状況ですので、高規格道路にバイパス的なことを造っていただけないかということが大事じゃないかと思って、今回の質問1、2は関連して私が質問しておるわけです。 だから、我々議員としてもそれは皆さん方と一緒になって努力はしたいと思いますので、その辺をどういうふうに捉えて、今後、市長なり建設部長なり考えて相談しながらされるのか、その辺をちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  私自身、この思いはずっとありますし、皆さん方と一緒になって一生懸命その実現に向けて努力をしていきたいというふうに思っております。どうか議員の皆さん方共々、ぜひこれは必要なコースだというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  そういうことで、市長の思いがあるならば我々も一緒になって早期実現に向けて努力したいと思いますので、よろしくお願いしておきます。 それでは、その次に3番目の市道改修や補修について伺いますけども、現在、市の生活改善の予算を組んでいるわけですね。4月から先月まででいいですので、どのぐらい使って残りがどのくらいあるのかをお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  小嶋議員のお尋ねの生活環境整備事業の予算と件数でございますけども、今、当初予算では2,500万いただいております。その中では、地元からの申請もございまして、15件ぐらいほぼ満額の執行が事業の申請をして交付の決定をしていっているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  今、満額出ているわけですね、2,500万。ということは、市長も副市長もお伺いしたいんだけど、私、今、生活改善をしたほうが市独自でするよりも物すごく安う上がるわけです。大きなところは市で単独事業としてせねばいかんでしょう。だけど、小さな補修や改善、これは自治会の人たちの力によってやっていただければ半額ぐらいでできやせんかと私は踏まえておるんですよ。だから、満額使っているというならばなぜ補正を組まないのか、そこを私は言いたいんです。どうですか、補正を組めるあれはありますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  ちょっとまた議員がおっしゃったこととダブっていくと思うんですが、この事業は平成28年度から開始をした事業であります。そして御承知のとおり、もう復唱するような格好になりますが、地域の生活道路、そしてまた水路などを地域自治会の協力と土地所有者の御理解をいただきながら、道路や水路の機能あるいは利用向上を目指す事業である、そういう位置づけでしているところでありまして、事業を始めましてから地元のそれぞれの関係の自治会にも好評の事業となっております。 自治会からの相談あるいは事業申請もあっておりますことから、今回の補正予算で1,500万を追加というか増額したところであります。こういうことで、地域の皆さん方が議員がおっしゃるような形でやっぱり願って必要とされているというふうなことで、今回そういうことで予算を組んだというところでありますので、その辺を御理解いただければというふうに思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  それは分かっているんですよ。質問書を上げる前に後から来たものだから、補正予算書が。ただ、1,500万だったからもう少し増額をして、市民の皆さん方の希望どおりにはいかないと思うんですけど、なるだけ応えてあげるようにと思って質問しておるわけです。 だから、4番の農林課の8割補助も一緒です。3番はもうそれで、補正を1,500万つけていただいておるから、また足らんときはお願いしたいと思います。 4番の農林課の8割補助の進捗状況を同じように答弁お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  農林課の8割補助についての進捗をお答えさせていただきます。 現在、令和4年度の受付件数が全体で34件ございます。実際、今、交付の決定済みが13件、あと残りが21件あるんですけども、その21件のうち5件は、話し合ったところ令和5年度でやるということですので、実際16件があと残っております。金額にして、当初予算が今年については2,500万いただいておりますけども、今現在1,717万交付決定済みで出しておりますので、あと16件の未申請の部分が大体1,556万円ぐらいかかる予想でございます。合わせまして3,273万ということで、当初予算が2,500万で少し足りないかなと。後でまた今度補正でお願いしようかなという考えを持っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  農林のほうは結構余裕があって、いいと思うんですけども、何で8割補助とか生活改善を言うのかといったら、自治会の方々が土地まで提供して改良してくれるわけです。市ですれば買上げをせねばいかんでしょう。設計もせないかん。災害にしても一緒ですよね。災害も設計をやって、それから実施をしていくから金がかかるわけですよ。これは、災害に対しては国から全額補助が来るからいいですけども、こういう水路とか道路とか狭いところをちょっと改良して石垣をのけていただくということで、その地権者たちが提供していただいて使いやすくなるからそれをお願いするんですから、もっともっとこの事業に関しては、執行部としても予算をつけていただいて大いにやっていただくということが、市長の言われる市民の住みよいまちになるんじゃないかと私は考えておるんで、どうぞよろしくお願いしておきます。 次に、資材高騰についてです。 農家の肥料や資材の高騰に市の独自の考えはないのかと伺いますけども、これは市長が誰かの質問に3市で取り組んでおると言う。この事業は、私も読ませていただきました。全く農家に対しては一部の農家だけであって、当てはまらないと思うんですけど、その点はどう考えておりますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  資材の高騰、肥料の高騰の件でございます。 肥料の高騰につきましてはまだ正式な予算要求をしておりませんけども、国自体もまだ正式に支援の中身が私のところまで届いておりません。新聞紙上とかなんとかでは、化学肥料の2割を削減した農家について上昇分の7割程度を国は支援するというような方向性を持っているんですけども、その国の支援の中身を見ながら、また本市のほうでも半島3市、同じ農協組合もありますので、3市と相談しながら決定をさせていただきたいという形で思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  肥料は、この間機械の補助とか何とか27日、今日までの期日があったわけです、補助の対象になるのが2分の1の。あれなんかを見たら、肥料を減らすのに作物を作るときだけまく機械ならいいですよと書いてあったわけです。それをするならば、その業種、野菜の種類によってそれができる可能性のあるやつとないやつがあるわけです。補助の対象にならない野菜がほとんどですよ。強いて言えばブロッコリーぐらい、農業というのは1列に並べていくぐらいのところじゃないとあの機械は無理だろうと。田んぼに対しても一緒ですね。機械をトラクターで肥料をまくのにも、減らすための機械だということだったけども、これをして作物ができなきゃ何にもならないわけですよ、農家としては。 だから、何でこういうふうな考え方で国が持ってきたのか、県が出したのか分かりませんけども、できるならば、価格が今まで3千しかせんやったところは4千何ぼと、原価が5千円近くまで高騰しておるわけですから、これを何とか市独自で補えないかと。 燃料に対しても一緒ですよ。市は独自でハウスとか燃料に対して、漁船に対しても助成をしたわけですから、やはり肥料にも考えていくべきじゃないかと私は思いますけど、その点はどう思いますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  先ほど議員が申された事業につきましては県の単独の事業でございます。価格が高騰しているので、その分の化学肥料の削減に向けた機械の購入、これについて2分の1の支援をすると。確かに作物的な部分で対応になるかならないかというところもあろうかと思いますが、それは県の支援であって、化学肥料自体の対策については国が打ち出しますので、その打ち出した国の対策について、市も何らかの部分で農業者の皆さんに支援ができればという形で今後ちょっと考えたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  農家も化学肥料を全面に使っているわけじゃないんですよ。牛ふんであり堆肥化したのを購入して、化学肥料をなるだけ使わないようにした生産をしておるわけですから、それでもどうしても必要だから化学肥料を使いよるんですよ。 だから、そういうことであれば市としても幾らかの助成の対象を考えてやったらいいかなということで検討していただければそれで結構ですので、まだ今、夏期でほとんど肥料も購入はされていないと思うんで、今後、9月以降はどんどん作物を作っていくためには肥料も買わないかん、上がっておれば金も払い切らんよということにならんとも限らんので、やっぱりそういうところを皆さん方もよく考えて、机の上だけじゃなくて、農家の人たちとも機会がいっぱいあるんですから、話す機会が。会議等はコロナであまりないけども、ちょこちょこ話す機会はあると思うんですよ。その辺は十分農家の人たちとも相談しながら検討していただきたい。それはそこで終わります。 今度は畜産も一緒です。畜産農家は今度、飼料なんかがトウモロコシについては倍になっておるわけです。それで、粗飼料というか、わら等も上海がコロナで封鎖したために飼料が来なかったと。だから農家の方々も、それを踏まえながら高くても食わせねばいかんということで一生懸命頑張っておられます。 畜産農家も、搾乳一本でされておるところは物すごく厳しいと思うんですよ。乳価はほとんど変わらないんですけども、飼料が上がった分だけ赤字が出てきておるというような状況です。 だから、そこでよく精査をしながら、畜産農家に対してでもやっぱり何らかの措置をするべきではなかろうかと思うんですけど、その辺は部長としてはどういうふうに考えていますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  本市のほうでも、配合飼料について畜産農家さんに支援を実際行っております。令和3年度につきましても配合飼料の高騰によって、これは国の制度なんですけども、配合飼料価格安定制度という制度がございます。先ほどおっしゃったように、相当の高騰で畜産農家が大変になっているんですけども、ほとんどの配合飼料が海外から約9割ぐらい入ってきている。その9割ぐらいの配合飼料の価格が上がった分を年度四半期分けて、3か月の平均とそれから1年前の平均と輸入の価格差を、その分について国の通常補填、あと異常補填という形で、畜産農家さんと配合飼料メーカーさんと、あと国と積立金を足して、その部分で補填をさせていただいています。 市のほうのその分の支援につきましては、農家さんが1トン当たり飼料の積立金が400円、令和3年度でございました。その400円の2分の1の200円を市のほうの支援としてさせていただいてます。 また、今回の補正予算につきましては、その積立金が畜産農家600円に上がってましたので、その分の2分の1の300円を支援するような形で今回の補正予算も出させていただいています。 また4月以降については県のほうも200円、実際600円で市が300円、県が200円ということで、500円という形で支援をさせていただいているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  国の施策は、私もちょっとたまたま畜産農家に行ったときに、書類を書いているので何の補助ですかと尋ねたら、飼料に対しての補填金ですよということであったので分かっていたんですけど、今、部長が言ったように市も補填をしておるとは私も分からなかったものだから、そういうふうにやっぱり農家を思いやってしていただければ、農家の方々も一生懸命やる気があって後継者もできてきて収益も上がって、また税収をもらわれると。この補助金を出したらやっぱり回るようにせねば補助金を出した意味がないので、頑張ってもうちょっと、状況がどういうふうに変わっていくのか、今後の動向を見ながら、補助金も独自にできるものであれば考えていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。 製造業の材料の高騰についても市の独自の考えはないかと上げておりますけども、ほとんどそういうふうな対応はされているわけでしょう、農林部長。違いますか。製造業の魚肉にしろ……。企画のほうですか。ちょっとお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  製造業ということで、商工業を担当している地域振興部でお答えをさせていただきます。 商工業、そうめん業、製造業を含めた業種については、いろいろ形態が違いますので、今ありました農林の分とちょっと違いまして、今回新たに補正予算でお願いをしております燃油高騰の対策をするようにいたしております。 あと、これについては、簡単に言わせていただきますが、今年4月から9月までの間で連続する3月と前年もしくは前々年の1年平均の仕入れ費もしくは光熱水費、この辺上がっておりますので、それを比較して15%以上経費が高騰しているというふうなところについては、売上金額に応じて10万円から50万円、差がありますけど、段階がありますけど支援金をお支払いする制度を今回補正でお願いしているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  製造業はいろいろ業種があるからなかなか難しいだろうなと思うけど、そういうふうな制度を設けて助成をしていただければ製造業の方も生き残っていかれると思うので、今後ともよろしくお願いしておきます。 次に、外国人雇用について、これは農家や製造業、建設会社も一緒ですけど、今大変人材不足で困っておられる。前もこういう話をしたことあるんですけども、市ができないならミナサポのほうでできないのかと、そういう対応はできないかということを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  前にも同じような質問をいただいたと思いますけども、外国人の雇用につきましては方法として二通りあります。管理団体を設置してあっせんする方法、それともう一つは登録支援機関を設置して対応する方法、管理団体につきましては技能実習生、それから登録支援機関につきましては特定技能の方、こういうふうな格好でそれぞれ機能が分かれているわけなんですけども、市内に現在、技能実習生の方が173名、それから特定技能の方が41名おられます。こういうことで実績もありますので、市としてするのはちょっと難しいかも分かりませんけども、ただ、ミナサポでやるにしても、特に管理団体につきましては非営利団体ということになっておりますので、ということになれば管理団体の設置はミナサポでできないということになります。 ただ、登録支援機関につきましては、外国語を話せる、例えばベトナム語が話せるとかそういう方がもしミナサポで雇用が可能だということであれば、時間がかかるかも分かりませんけども可能性はないということは言えないと思います。それについては、市なり関係団体の御支援をいただかなければ、現在のミナサポの体制では難しいんじゃないかなというふうに考えてます。 ただ、いずれにしても前向きに考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  外国人に対して、皆さん雇用をしておられる方たちは物すごくお金を払わなきゃいけないといって困ってらっしゃるわけですよ。だから、何とか市のほうで、中間マージンがないような安くで外国人を雇用できないかというふうに相談を受けておるわけです。 だから、そこはもう少しベトナム語が話せる人材が欲しいというならば、外国人日本語学校が島原にあるんですから、そこもある程度、半年ぐらいでしゃべるようになるかなぐらいのところで、代用期間は最低賃金で来てくれるんですから、そういうところも利用しながら、ただ送迎をしなきゃいけないから、農家の方々でも製造業でも忙しくて、その時間帯に送迎はできないというようなことも考えておられるわけです。 だから、その点を考えて、やっぱり市でどうにか対応していただければ、麺業界にしろ、もう高齢化で廃業に追い込まれる家庭が多いでしょう、製造されてる方。農家でも一緒ですよ。種はあるけど収穫し切らんから、年を取って重たい物を持ち切らんからということであれば外国人ができるわけです。 ただ、そうめんとか製造業に関しては、かまぼこでも一緒でしょうけど、練りの。すぐ対応をできるかというとできないわけですね、外国人を雇用しても。そこに1か月、2か月やっぱり研修期間というのが必要だろうと。 そこで、やっぱり市としても外国人を雇用した業者に対して、農家に対して、慣れるまでの間の補助金とかいう考え方をしていただければと思うんですけど、その辺はどうですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  そういうことも考えていかなきゃいけないというふうに思いますけども、まずは登録支援機関、これの設置がそんなに難しくはないと思います。これをまず整えることが私は先じゃないかなというふうに思っております。それに併せて、議員御指摘のことも踏まえながら対応していくべきじゃないかというように思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  副市長の言うことも分かるんですけども、これは早急に雇用していただかなきゃいけない問題なんですよ。農家も、ずっと忙しいところもずっと給料を払って雇うわけいかないんですよということも聞いております。ハウスなんかもされる方たちは、大体年間を通して仕事があるんですよと。ただ、普通の農家の場合ではそういうわけにいかないでしょう。年間を通して雇用を3年間なら3年間、実習生として来てでも賃金は払わないかん。その辺を市が窓口になって雇用していただければ、市のほうでこっちの農家のほうに今、暇だからこっちに回したりとか、そういうことができるわけでしょう。今、個人で自分が雇用しているから向こうにやったりこっちやったりということができないというようなことが発生しておるわけですから、その辺も踏まえながら、これは今から先、必ず必要になってくると思うんですよ。 だから、市が向こうの行政機関と行政機関だから簡単にできるんじゃないかと思います。その点は、雇用に対して難しいですか。市としてやった場合に、向こうにプロダクションかその会社がなければ、こっちにも置いておかないかんとかいうことはないんでしょう。その点はどうですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  ミナサポがやるにしても、やっぱり外国の支援機関、そことの契約が必要なんですよ。だから、それはベトナムについては長崎のほうにそういうふうな事業所がありますので、具体的にまだ私たちも動いていませんので、議員から指摘もございましたので、早急にそういうような動きをして、条件を整備して整えていきたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  なるだけ、県で今やってるのを雇用したら物すごく金が高いんですよ。日本人より高いような感じがします。だから農家の人も製造業の方々たちも雇いたいけど雇えないんですよと、あまりにも賃金が給料として高いということで。即戦力になる農家あたりは、即来て言葉が分からなくてもできるわけです、身ぶり手ぶりで万国共通ですから。うちも、来てすぐの男の人を1人雇用しているんですけども、もう一人は少し日本語が話せると。うちの場合は、日本語学校に奥さんが来ておって、日本人の国籍を取ったものだからずっと常時雇用ができるわけです、3年間とか5年間じゃなくて。だから、そういう人も市のミナサポのほうが窓口になって募ればもっとおるんじゃないかと。 そういう人たちを、例えばそうめん屋さんが人手が足らないということであればそこに派遣するように形を取って、そこでやっぱりそうめん屋さんは技術が伴うものだから、農家と違うものですからね。その1か月なり2か月なり慣れるまでの賃金を補助の対象にするとか、そういうふうに考えていかないと、今後、力を入れてブランド化をしようというそうめん業界に対しても伸びていかないと思うんですよ。そういう雇用をしていただければ売上げも物すごく上がるだろうし、税金も収入につながってくると思うんで、その点はどうですか。私が言うようなことは考えられないのか。 ○議長(吉田幸一郎君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  議員おっしゃるのは十分分かっております。そういうことで、ミナサポもできないかということで、前々から有料職業紹介所の資格は取っておりますので、それを活用しながら先ほど申しました登録支援団体あたりと協力してやれば、まずはそれからじゃないかなというふうに思っております。 民間の事例等も今、議員いろいろ私に教えていただきましたので、民間の方がもう先行してやられていますので、そこらあたりを参考にしながら早急に市としての対応を考えていきたいというふうに考えています。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  じゃ、早急にできるようにお願いしておきます。 次に、再生可能エネルギーについてですが、市長の言われたとおり、再生可能エネルギーを推進するということを主張もされたんです。山を開くんじゃなくて、潮流発電というのは自然を壊さないで発電ができるんですから、これをどのように今まで私が質問した後検討されたのか、その進捗状況を伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  現在国内で普及が進んでいる太陽光や風力発電に比べますと、潮流発電、これは再生可能エネルギーの中でも間違いなく安定的なエネルギーであるというふうに考えております。天草と島原半島の間にある早崎瀬戸、これは御存じのとおり鳴門海峡、明石海峡に次いで3番目のエネルギーの賦存量がある海域である、これは認識をしておりまして、どなたもそういう考え方は持っていらっしゃるところであります。本市の地域創生に当たって十分に活用できる資源だというふうには考えているところであります。 現在、企業や大学、そして地元の漁業組合などの皆さんといいましょうか、会員で組織された早崎潮流発電推進研究会、これが令和3年12月に設立されております。定期的な勉強会や研究等が行われていると伺っているところであります。 また、本年度においては環境省の令和4年度潮流発電による脱炭素モデル構築事業、これの公募に応募されておりました。残念ながらこの公募では採択されておりませんが、今後も国の補助事業等に応募して、早崎瀬戸をフィールドとした潮流発電の実証実験を考えているというふうに強い思いを伺っているところであります。取りあえず。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  国の不採択になったのはなぜかというところは分かりますか。うちが採択されずにどこに持っていかれたのか、分かればお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  水産関係で、私のほうから答弁をさせていただきます。 この研究会が採択をされなかったんですが、どこが採択されたかというのは承知しております。五島のほうで県が一緒になって実証している、そちらのほうが採択されたという形でお伺いしています。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  どこが足らずにというのは答弁してくれたの。それは分からんの。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  何が足りないかというのは承知しておりません。ウェブ上で審査会があって、その結果、公表されて向こうに決まったという形は聞いております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  そういうふうに不採択になったのは今回は残念だけども、今後、この潮流発電というのは絶対必要だと思うんですよね。 市としても財源が少ない、これをミナサポのほうでして、浮いた分だけを市のほうに返還していただくと、そういうふうな考え方を持っていかなければ、今後は算定替えでだんだん人口も減って税収も少なくなる、補助金も少なくなるということになってくれば、何も事業はできんわけです。今の自主財源では皆さん方の給料に足らないぐらいしか入ってきていないんですから、そういうことを考えたら、やっぱり自分たちが努力してでも金を稼ぐんだという民間レベルの考え方も少しは取り入れていかなきゃいけないんじゃないかと思うんですよ。 だから、五島のほうに持っていかれたのは仕方がない、本当に今回はね。うちの説明の仕方が悪かったし、構想のあれがちょっと足らんかったんだろう、五島に負けたということは。だから、それに市も入って、部長。あなたたちもその中に入って、副市長も入って、検討をするのも結構ですけども、検討じゃなくて技術者である大学とかなんとかがどんどん来ていただいて勉強して、一大プロジェクトみたいにつくってやっていくべきじゃないかと思うんです。どうですか、その辺は。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今度採択されたところ、五島ということで、私の聞いたところによりますと、その採択された機械といいましょうか、それは外国の機械だということでありました。そして、こちらの早崎海峡でするあれは日本のメーカーといいましょうか、そういう研究機関というか、そういうところでした仕組みだということで、その辺のところがどういうふうに評価、評定をされたのかという部分はありましょうけれども、やはり今後、日本のそういう仕組みといいましょうか技術、そういうふうなことを評価していただく機会はそう遠くない時期にあるんじゃないかなというふうに思っております。 ですから、今、小嶋議員が先ほどからおっしゃっておりますが、ぜひこれには海を使うということで、普通、海を使うということになりますと漁業関係がいろんな形でやっぱりネックになったりしてくるわけでありますが、このことについては地元の漁業協同組合も一緒になって考え方を示して進めて研究をしていらっしゃるというところでありますので、私は希望を持って、やっぱり応援できるところは応援をしてというふうな思いはあります。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  当初から私もこれを質問したときにも、漁業者を入れてお願いして、今から漁獲も少なくなるし、価格も安くなっているんだから、その還元してやったらどうかということで、例えば株式会社と一緒で株の配当と一緒ですよね。配当金が出るような感じでやったら漁業者の皆さん方も助かっていくんじゃないかということでお願いしたわけです。 ただ今度、漁場に対して藻場があって、発電の船をしろということで言いよったんですけど、それを止める、おかから引っ張るロープは2本でいいですよね。奥のほうもやっぱり引いておかないかんです。4本は必ず必要だと。奥のほうに魚礁みたいな感じで大きなコンクリートのブロックを入れて、その周りに魚礁の代わりになるようなことをしてやらねば、それは真四角とかを入れたってどうもならんでしょう。だから、そこにテトラみたいなやつで魚礁になるような感じでしてやれば漁業者も助かるんじゃないですか、そこに魚が住みつくんですから。 いろんなやり方があると思うんですよ。奥のほうにコンクリート塊を入れて、その周りに漁業者が造っている魚礁みたいな真四角なやつを入れるのか、テトラを入れるのか、今はやりのプラスチックみたいなのでできたやつを入れるのか、それは今からの研究でどうにでもなろうと。漁業者と話しながらできるんじゃないかと思うんです。早急なこれは対応をしていってもらいたいと思うので、よろしくお願いしておきます。 次に、真砂について、リニューアルの進捗状況についてを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これについては、これに関連する話でありますが、令和3年12月の定例会でお答えをした後も、原城温泉真砂は新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい経営状況が続いているところであります。これは議員も御承知のとおりだというふうに思っております。 この宿泊におきましては、長崎県や本市の宿泊キャンペーンの効果で昨年度よりは増加している状況であります。しかし、さらなる経営状況の改善のためにも、アフターコロナに向けた新たなスタイルでの受入れ体制、この整備は必ず必要だというふうに思っております。 今後、旅行会社等へ旅行形態のヒアリング、今皆さん方が望んでいらっしゃる、そういう旅行形態がどういうふうな形になっていくのか、そういうふうなところもヒアリングを行いながら、旅行ニーズに合ったリニューアルができるように原城振興公社とも協議を行いながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  今回、市長が進められる世界遺産に対しての物産館だったですか、造られるわけでしょう。トイレの奥のほうに造るというような構想があったでしょう。それと併せてしていくべきじゃないかと。世界遺産を大事にするならば、原城は大事な宿泊施設であり、あそこで真砂と城さんとおられるから両方とも生きるように、現在の宿泊施設にニーズが合わないのが真砂であって、向こうは改築して個室を造っていらっしゃるからニーズに合っておるわけです。コロナ禍の一番厳しいときにしていけば、今度終わったときにはぱっと来られるから利益も上がるんですよ。少ないときに工事をするほうがいいんじゃないかと私は思って、また今回もこれを上げたわけです。 忙しいときにしたら利益が上がらなくて逆効果なんですよ。だから、こういう厳しい時期にリニューアルしたほうがいいんじゃないかということで今回上げたんですけど、財政的にもそれはあろうかと思うんです。その辺はまたいろんな形で努力をすればできることであって、どうですか、市長。早急に取りかかるような考え方はないんですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  本会議の中でも田中議員、それから小嶋議員さんから何回となく御質問いただいております。そういうことで、私たちも実現に向けて準備はしておりますけども、先ほど市長が申しましたとおり、コロナの影響でなかなか先が見通せないというふうな状況で、ちょっとちゅうちょしたところもございます。 真砂の経営につきましては、収入面ではやっぱり例年の半分以下、40%とかそこらあたりでございますので、それが少しでも上向いてくれればというふうに思っておりましたけども、議員今御指摘のありましたように、こういうのは悪いときにこそというような話もございます。ただ、財源的な手立てはやろうと思えばできると思いますので、それには過疎計画の変更とかそういうふうな手続も必要になってきます。そこらあたりを順序立てて整理しながら、実現に向けて努力していければというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  こういうときこそやったほうがいいんですよ。財政的にどうにかなるということは、国から補助金をもらわないかんことですから、それは努力によってかなうと思うんです。ただ、リニューアルを早急にするのは思い切りが必要なんですよ。今が悪いからちょっと待って上向いてから造ろうかと、そういうことをしておったら逆効果になってしまう。悪いときだからこそ休んでもしようがないように、車と一緒で今、車だって1年待たねば来ないですよ。前は新車を買いますと言ったらすぐ来よったわけですよ、1週間か10日ぐらいで。今は1年前に受注をして、長いのは3年かかると。トラックだって1年かかるわけですから、リニューアルするのだって1年近くかかるわけでしょう。だから悪いときに、お客さんが来ないときにしておけば、来られるようになったらばんばん収益が上がってくるわけですから、そういうふうにしていただければ、前向きな取組をしていただいているのは分かってるんですけど、もっと前向きな取組をしていただきたいと思います。どうですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  前向きにということですので、今もそういうふうな気持ちでやっております。何せ、コロナのせいにするわけいきませんけども、そういうふうな状況でございましたので、先ほど来ちょっとちゅうちょしたところがございます。心機一転、新たな考えでやっていければというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  小嶋議員。 ◆14番(小嶋光明君)  ほとんど前向きな答弁をいただきましたので、時間は5分ぐらいありますけども、これで私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、14番、小嶋光明議員の質問を終わります。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日28日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時45分 散会...