南島原市議会 > 2019-09-19 >
09月19日-04号

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  1. 南島原市議会 2019-09-19
    09月19日-04号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-25
    令和 元年  9月 定例会(第2回)第4日 9月19日(木曜日)出席議員(16名)       1番  中村哲康君    9番  隈部和久君       2番  近藤一宇君    10番  松永忠次君       3番  田中次廣君    11番  小嶋光明君       4番  金子憲太郎君   12番  黒岩英雄君       5番  小林知誠君    16番  川田典秀君       6番  柴田恭成君    17番  吉岡 巖君       7番  高木和惠君    18番  井上末喜君       8番  吉田幸一郎君   19番  林田久富君欠席議員(2名)       14番  中村久幸君    15番  下田利春君説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    副市長       山口周一君 教育長       永田良二君    総務部長      伊藤幸雄君 地域振興部長    菅 三郎君    市民生活部長    川島進一君 衛生局長      永田和彦君    福祉保健部長    林田充敏君 農林水産部長    森崎一成君    建設部長      浅野 工君 水道部長      金子邦彦君    教育次長      深松良蔵君 総務秘書課長    石川伸吾君    財政課長      米田伸也君 会計管理者     綾部洋一君    農業委員会事務局長 松尾 強君 監査委員事務局長  末續正司君議会事務局出席者 局長        林  誠君 書記        永吉共泰君 書記        高原 洋君第2回定例会議事日程 第4号 令和元年9月19日(木)午前10時開議日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ9月19日金子憲太郎議員1防災無線について1732小学校の送迎について3リサイクル製品の処理について4学校給食センターについて5公共施設の設備について近藤一宇議員1防災行政について1862新学校給食センター建設について3国保税の軽減措置について4教育行政について小林知誠議員1市長の政治姿勢について202黒岩英雄議員1定住対策について2182ジオパークについて3そうめんについて4有馬セミナリヨについて5雨水、浸水対策について     午前10時00分 開議 ○議長(林田久富君)  おはようございます。ただいまの出席議員数は14名であります。 中村久幸議員下田利春議員から欠席の届けが、吉岡議員、隈部和久議員から遅刻の届けがあっております。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第4号により、本日の会議を開きます。 ここで、昨日の高木和惠議員の一般質問に対して、総務部長より発言の申し出があっておりますので、これを許可します。総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  失礼いたします。 昨日、高木議員の島鉄跡地の維持管理についてのお尋ねの件に漏らしておりましたので、すみませんが、今答弁させていただきます。 島鉄跡地につきましては、昨年度が約820万、本年度は680万、草刈り等の維持管理費に支出予定でございます。合わせて1,500万でございます。 ○議長(林田久富君)  日程第1、市政一般質問を行います。 まず、4番、金子憲太郎議員の質問を許します。4番、金子憲太郎議員。 ◆4番(金子憲太郎君) (登壇) おはようございます。通告をいたしておりましたので、その通告順に従って質問をさせていただきます。4番、金子憲太郎です。 まず、豪雨、それから台風15号、これらによって被災をされた皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに一日も早い復旧を願っております。 そして、すみません、風邪を引いてちょっと声ががらがらしておりますけれども、できるだけ大きな声で質問しようと思いますので、答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、今回も一問一答で大きく5点について質問をしたいというふうに思います。 まずは、防災無線関係について、それから小学校の送迎について、そしてリサイクル製品の処理について、それから学校給食センターについて、公共施設の整備についてということで質問をさせていただきます。 まず、防災無線について。 また、今年もいろいろな大きな災害が起きて、犠牲者も出ております。そして、千葉などでは、いまだに大規模な停電が続いているというようなことでもあります。そしてまた、先日も同僚議員が防災・減災ということでの意見を述べておられました。 こういうことから関連をしまして、今、防災無線は各戸に南島原は配置をしていただいて、そして大変市民の皆さんも喜んでおられるし、よその市からも、すごいねと言われたりして、ちょっと鼻が高いところでありますけれども、さらにこの防災無線を進めていただきたいという思いで、問題は(2)番の人の集まる場所に置いていくべきだと思うがどのように考えるかというのを伺いたい。 そのために、防災無線は現在どのようなところに設置しているのかということをまず質問し、そして先ほど言いました2番の問題について、また質問をしていきたいと思いますので、答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 それでは、金子憲太郎議員の質問にお答えをいたします。 まず、防災無線、防災ラジオのことでありますが。現在どのようなところに設置しているかとのお尋ねでありますが、防災ラジオにつきましては、一般住宅、学校、公共施設、社会福祉施設、病院に配布・設置をいたしております。 それから、ただいまの質問の中に、人の集まる場所に置いておくべきと思うがどのように考えるかと、後で質問があるように今おっしゃっていただいたんですが、これについては、人の集まる公共性の高い施設には設置済みと考えております。また、店舗、事業所等について、必要とされる場合は、それぞれ購入していただいているところであります。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  ありがとうございました。 どのようなところに設置しているかというので、今言われました公共性の高いところ、それから社会福祉的な施設、それでとりあえずは足りているだろうというふうに私も思っております。 ただ、お店の関係から、ちょっと意見がありまして、店と自分が住んでいるところが別な場合、家に1台しかないので、家ではもうそれで助かっているんだけども、お店にやっぱり結構人が来らす時に情報がわからないので、何とかならんかというような話があったものですから、一応出してみました。 ということは、今、先ほど、答弁がありましたけれども、特例とかというのはなくて、お店が例えば別の場所であったとしても、そこはもう購入をしていただくということでしょうか。 ○議長(林田久富君)  伊藤総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  基本的には、一般住宅に1個、市のほうで無償提供しているという形でございますので、店舗の部分に別途欲しいということであれば、購入をお願いしているところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。一応そういう声があったので、店と住居が違うときに、店のほうに長くいるし、結構人も来るので、ここで放送が聞ければねとかという話があったので、一応出してみました。その時の話も、今、総務部長が言われたように、そういう説明は一応したんですけれども、特例というか、何かあるかなと思って、一応聞いてみました。 それでは、次の小学校の送迎について伺います。 これは、北有馬小学校の件なんですけれども、一応これは解決しているんだというふうに聞きましたけれども、前回の一般質問の時に、7月の検討委員会にそのことを出して協議をするということでしたので、その結果を教えていただければと思います。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  今の質問についてお答えいたします。 今の事案については、全国的に児童・生徒が登下校時に被害に遭う悲惨な事案が多発している現状があるため、スクールバスを利用することによって児童・生徒の安全が確保できる場合については柔軟に対応するよう、各学校に6月の段階で指導通知を出し、指導したところであります。 その後、各学校ではスクールバス検討委員会を開催されて、要望のあった有馬小学校については、児童の安全を確保するため、下校時のみスクールバスへの乗車を許可したということになっております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。一応その問題は解決をしたということですよね。 昨日も通学路の安全プログラムとかという話が出ておりまして、いろいろやりとりがされておりましたけども、西有家では今ゾーン30という計画を警察が進めているというのはご存じでしょうか。通告をしてなかったので、知っていれば知っている。知らないなら知らないで、別に全然構いません。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  とても勉強不足で、まだそのことについてお答えする段階でございませんので、答弁といたします。 ○議長(林田久富君)  金子議員。
    ◆4番(金子憲太郎君)  すみません、通告をしてなかったのであれですが、西有家小学校の周辺は、今のところ商店街は30キロ規制になっているんですけど、標識や何かは立っていないので、何かそういう標識を立てたり、カラー舗装をしたりとかというのでやっていくということで、何か警察が少し計画を立てて動いていると。まだ先の話で、どう思うかというので、自治会長とかの家を訪ねてきて、どう考えるのかとやっていたので、教育委員会なんかにもそんな話が行っているのかなと思って聞いてみました。もうなければいいと思います。 そして、これもちょっと通告はしてないんですが、送迎についての考え方として、どこもでしょうけど、歩いて通学できる場所では皆きちっと守って歩いていると思うんですが、よくよく考えてみると、遠くの子どもたちは送迎で、山手にしたり、西有家で言えば山手の子、それから龍石の子はバスで来ますけれども、須川の歩いて通学をする範囲の子どもたちを、みんな歩いているのに追い越して、バスで手を振りながら学校へ行くと。でも、帰りはそこから乗って帰るというのがあって、どこか安全な所に場所を決めて、遠い子たちもある一定やっぱり歩かせるというような考えはお持ちじゃないかどうか。そこをちょっともし聞かせていただければ答弁を……。 ○議長(林田久富君)  わかる範囲で、深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  今おっしゃられたことで、実際にそういうふうにして行っている学校もございます。 やはりスクールバス検討委員会の中で、保護者等も含めまして、そういう場合がいいというふうに考えられる場合には、今おっしゃったことも考えられると思うところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  ありがとうございました。 じゃ、そういう話し合いがされれば、それでも構わないということですね。わかりました。 見ていて、遠くの子は当然バスで来て、途中でおりるよりは学校までせっかく乗っとったんやけんと、それは当たり前だと思って見ていたんですけど、たまたまちょうど通り過ぎるところを歩いて見ていたら、あれと思って、これは差があるじゃないかなと。歩くのは健康にいいし、ある一定歩くのはいいので、あれと思いながら見ていたので、教育委員会としてどういうふうな考え方があるかなと思って。だから、もしも歩こうというような学校というか、送迎バスの検討委員会でそう決まれば、そういうのは別に反対というのか、したらだめよというような指導しないということでいいですね。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  ただいまの質問でございますけども、先ほど市長からも答弁がありましたけど、例えば堂崎小学校は、校舎から1,500メートルの地点で下車し、歩いてきておるようです。口之津小学校については、800メートルぐらいでしょうか、校舎の直前でおりて、体力増進というんですか、そういうことも考慮して対応しているところもございますので、それぞれのスクールバス実行委員会で議論していただければ、教育委員会としては、とてもいいことなので、それはそれとして尊重したいというふうに思っております。以上です。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。それでは、いろんな事情があるでしょうからあれですが、自家用車で送るというのは基本的には違うんですね。規制がされているんですか。(「わからないです」という声あり) ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  また、じゃ、それは後で聞きに行きますので、教えてください。通告をしていなかったのでね。 では、次の3番のリサイクル製品の処理についてということで、お伺いをしたいと思います。 1番の(1)番の段ボール、瓶、アルミ缶などのこれが一応リサイクルとかというようなことでされているのは知っていますが、最後はどんな処分がされているのかというのを教えていただければと思います。 ○議長(林田久富君)  川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  リサイクル製品の処理につきましては、最初に段ボール、瓶、アルミ缶などは最終的にはどのように処理されているかというのかとのお尋ねでございますけども、段ボールや新聞、雑誌、牛乳パック等は、資源ごみとして、瓶やアルミ缶、スチール缶は不燃ごみとして、各地区のストックヤードやごみ集積場で収集をしておりますが、これらを市が委託契約しております中間処理業者が回収・運搬をして、圧縮・こん包作業を行い、それらが専門の再商品化事業者に持ち込まれて、リサイクル処理をされ、再商品化製品が製造されておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  まず、1番の段ボールとか瓶、アルミは、リサイクルということで、再商品化をされているということですね。 じゃ、2番のプラスチック製品ペットボトルとか、今いろいろ問題になっていますし、コーヒーの会社なんかはストローを廃止したとか何かやっていますが、このプラスチック製品というものの最終はどんなふうになっているか教えてください。 ○議長(林田久富君)  川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  プラスチック製品が最終的にはどうなるのかとのお尋ねでございますけども、プラスチック製品の中には、資源ごみとして収集いたしますのはプラスチック製の容器包装、白色トレイや、またペットボトルなどでございまして、それ以外のプラスチック類、例えば、おもちゃやCDケースや今おっしゃいましたストローが入りますけども、こういうものにつきましては可燃ごみとして収集をいたしますので、全て南有馬クリーンセンターと諫早にあります県央県南クリーンセンターで焼却処分をいたしております。 プラスチック製の容器包装やペットボトル白色トレイ等につきましては、先ほど申しました資源ごみのリサイクル処理の過程を経まして再商品化製品に生まれ変わっております。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  最終的には、ペットボトルとか白色トレイ以外は燃やすということですが、それは何パーセントか、割合はどの程度燃やしているかわかれば教えてください。大体でいいです。 ○議長(林田久富君)  川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  すみません。それは、結局、可燃ごみの中に一緒に入ってきますので、そこの部分については、ちょっと把握ができません。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。じゃ、それ以外は回収していないんですか。不燃ごみの所に持っていくと、いっぱい置いてあるみたいですけど、あれの後というのか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  今おっしゃったのは、可燃ごみも含めて何%かというふうなお話でしたので、そこの部分については、パーセントはわからないというふうに答弁をいたしましたが、今の例えばプラスチック製の容器包装は平成30年度実績としていたしましては22トン、ペットボトルが35トンを一応収集いたしております。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  ありがとうございました。 やっぱり22トン出るんですね。これは、そのまま埋め立てをするとか何とかじゃなくて、燃やすということなので、次の3番の(2)は関係してこないかもしれんけども、結局は燃やせば二酸化炭素が出るというか、それを減らすということにはならないですよね。なるほどね。燃やすしかないんですか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  今、御答弁しましたプラスチック製の容器包装の22トンとペットボトルの35トンについては、リサイクルですので、燃やすことではないんです。再商品化をするということになります。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。もちろんペットボトルなんかはリサイクルなんでしょうからね。だけども、プラスチック製品を作らないということは、もう今の生活ではあり得ないし、できないでしょうけど、作らないか、減らすのか、リサイクルするのか。また、違う製品でリサイクルするか、そのままもう一度よくきれいに洗って使うとかという3通りしかないわけですよね。 去年、おととしぐらいから、ストローの問題も出たし、それから日本化粧品連合会なんかが、それを規制するというようなことでやりかかりましたけども、日本も一緒ですよね。去年、何かそれの自主規制を言っているし、それから去年の6月19日に閣議決定された第四次循環型社会形成推進基本計画というのが作られていますけど、これについて、市とか各自治体にそういう計画を作れとか、何か働きかけとかいうのはあっておりますか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  その件について、今のところは特にお話はあってないというふうに思っています。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  だから、3番にも関係してくるんですけれど、マイクロプラスチックについてはどういうふうな対策をされているのか、お聞かせください。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  マイクロプラスチックについては、どのような対策をとっているかとのお尋ねでございますけども、マイクロプラスチックにつきましては、主には海洋生物の生息に係わる重大な環境問題でございまして、市といたしましては、ごみの適正処理はもちろんのこと、不必要なプラスチック製品の使用抑制と不法投棄やポイ捨て等の防止に努めておるところでございます。 具体的には、不法投棄パトロールと個別指導の強化、各種イベントの開催時におけるレジ袋の使用削減するためのマイバックの配布をいたしているところでございます。 今後、環境教育の一環として海洋プラスチック問題を取り上げるなど、市民の皆様にもっと身近な問題として認識を深めていただくよう努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  マイクロプラスチック、海洋性のということで、いろいろマイクロプラスチックに有害物質がくっついて、魚が食べたり、まずはプランクトンが食べて、植物連鎖でずっと、最終的な人間にも来るんじゃないかというようなことも言われていますし、テレビでたまに特集みたいものがあると、それを見てみると、すごい細かくなったプラスチックが海の中で揺れ動いているなんていうのがありますけれど。 ああいうのに対しての、いろいろ対策はしているということでしたが、海岸清掃みたいなの。海岸には、やっぱりプラスチックが相当流れてきますね。対馬みたいな、韓国のものがむちゃくちゃ流れてくるというような状況ではないと思いますけど、たまに見てみると、結構やっぱりプラスチック製品が来ておるなあというのを感じますけど、そういうのの清掃とかというのは何か計画を持っていますか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  海岸清掃につきましては、各地域で今現在お願いをいたしておるというところもありますし、また市の中でも、海水浴場等については清掃もボランティア等でしているところでございます。 そのほかの部分については、海岸線も南島原市は非常に長いものですから、全体をやるというのもなかなか難しいので、まずはポイ捨てとかそういう部分をなくして、川から河川に行くという部分が非常に多いので、そういう部分について防止をしようということで考えておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。この問題は、世界的にというか、日本中で取り組まないと、南島原だけがどれだけ取り組んだからといったって減るものじゃないし、特に有明海は福岡、熊本、あっちからも海流によって流れてくるわけですので、全体として取り組まないと減っていかないというふうに思います。 でも、まだどういう害が出るというきちっとしたものが出てないようですけれども、結局は、最終的にはやっぱり人間が取り込んでいくというか、魚のえらから入るとか、それから魚が食べるとか、そして有害物質が体内にたまっていっているものを人間が食べるというようなこともあると思いますので、これ全体的に取り組まないといかんけども、まずは国がちゃんと音頭を取ってやってくれと。 さっき言いました第四次循環型社会形成というような計画なので、これについても、別にどういうふうな計画書を作れというか、何かそういう指示も来てないということですかね。 わかりました。また国もそういうものを言ってくるじゃろうし、これからもマイクロプラスチック関係のことは進めていっていただければというふうに思います。 それでは、次の学校給食センターについてですが。これは昨日、今日のやりとりを聞いていて大体わかったんですが、一応、現在のアレルギー食というのはどのような対応されているかを教えていただけますか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  アレルギー食はどのような対応をしているかということですけども、現在、アレルギーの対象児童・生徒は73名市内におります。各給食センターにおきましては、代替食、除去食を中心にしておりますけれども、その区分をちょっとお知らせしたいと思います。 代替食で対応しているのは、有家と西有家の給食センターです。除去食で対応しておりますのが、深江の給食センターです。代替食と除去食両方で対応しているのが、北有馬と口之津の給食センターです。布津の給食センターについては、アレルギーの対応をしておりません。 このように食物アレルギーに対する各給食センターの対応が異なっておるということもありまして、今後は統一的な対応がとれるようにという考えを持っております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  ありがとうございました。 除去食というのは、それを外すだけですか。代替食というのは、栄養とかカロリーとかが大体、例えば卵ならば卵に値するような代わりのものやるということですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  代替食につきましては、例えばすまし汁に卵を入れる代わりにエリンギだとか、違うもので対応をしているということでございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。じゃ、今現在は、代替食、除去食というのはどういうものに対してされているのか教えてください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、取り組んでおりますのが、各センターでそれぞれ異なりますけれども、卵など、やはり、さまざまなアレルギーを持っている子どもがおりますので、それに対応する除去食、それを取り除く部分ですね。そして、それの代わりになるような食材を入れる代替食等で対応しているところでございますけれども、新学校給食センターにおきましては、まずは卵の1品から始めさせていただいて、きちんとしたカロリー、栄養素等に対応した代替食の提供を目指しているところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  今現在は卵など、あとは何々でしょうか。わかっていれば。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、特定原材料7品目と申しまして、卵、乳製品、小麦、エビ、カニ、落花生なんですけれども、もう一つ、7品目にそばというのがあるんですけれども、これは給食には提供をいたしておりませんので、主な特定原材料名として、先ほど申し上げました卵、乳製品、小麦、エビ、カニ、落花生の6品目が、主な食物アレルギーへの対応数でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  ありがとうございました。 次にも関係をしますけれども、新センターでは卵だけに対応するというのは、代替食として対応するということですか。それと、今、いろいろ小麦、それからエビ、カニの甲殻類とか、ピーナツなんていうのにも対応しているというのは、新センターではどういうふうにしようと考えておられますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  新センターでは、まず卵1品目から始めさせていただきまして、献立の栄養量あるいは栄養素などを考慮して、現在、提供しております代替食ではなく、きちんとした栄養素なども計算した上での代替食の提供を目指していくというところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  昨日なんかの説明では、全然、今現在と遜色ないんだという話でしたけど、ということは、これはまずはどんななるんですか。小麦とかエビ、カニとかには対応しないんじゃなくて、何か新計画はそれなりに大丈夫だというお話だったんですけど。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  やはりいろいろな場合が想定されるんですけれども、他市の給食センター等で新設する場合には、こちらのほうから例えば5品目に対してアレルギー対応食を作ってくださいというふうな一方的なことで終わるんですけれども、本市の場合には、栄養職員と、あるいは給食センターと話し合いの結果、まず卵について、いわゆるきちんとしたアレルギー対応食から提供させていただく。 当然、現在行っておりますそのほかのエビとかカニ、落花生、乳製品など、そういうふうな除去食等についても、これまで同様に対応させていただくということで、それから少しずつ現場のほうが慣れてきた場合について、対応を拡大していくというふうに考えておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  だから、卵1品から対応したいというのは、代替食は卵1品から行きたいということで、除去食というのは今までと変わらずにやるということですね。 わかりました。 何か昨日も質問あっておりましたけど、そんなに7品目のうちのそばを除いては現在やっているということだったので、それをやらないんなら相当の後退になるんじゃないのかなというふうに思ったもので、質問をしたんですが、これはやるということですよね。じゃ、変わらないということでいいんですね。わかりました。ぜひそうしてください。 うちにも1人、甲殻類がだめなのがいて、たくあんと飯だけで食ってきたと文句を言うて学校から帰ってきたことありますけどね。だから、それはそれでよろしくお願いしたいと思います。 そして、(3)番の北有馬給食センターの空調設備はいつ設置をされるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  北有馬給食センターには、現在、移動式のスポットクーラーを配備いたしておりますが、やはり高温になりますので、調理員の方々には、積極的に水分あるいは塩分を補給したり、空調設備が設置された部屋で適度に休憩するなどして、体調管理に努めてもらっておるところでございます。 調理室に空調設備を設置するには、現在の北有馬センターの建物の構造上、困難であるというふうに考えております。多額の費用あるいは期間等が必要になるということで、それとまた新学給食センターの建設が控えておるということで、調理室への空調設備の設置については考えておりませんけれども、調理室に隣接をした準備室というのがございますけれども、そこに家庭用の空調設備を設置するなど、対策を検討してまいっておるところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  調理室にはないということですね。昨日も大分言っておられましたけど、室温が25度以下、湿度が80%以下じゃないとだめだから、口之津、深江なんかは、もう大規模改修が必要だというようなお話がありましたけど、国からも何か言われているからどうのということであったけど、その辺についてはどういうふうに考えていますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  その辺につきましては、毎回、定期検査というのがございまして、長崎県の食品衛生協会の方が行っていただいておるんですけれども、やはりそこには工夫をして実施してくださいというふうなことで。今度、新しく設置をいたします給食センターにつきましては、例えば先ほど北有馬が空調がない施設があっていたんですけれども、ほかの所は空調設備が設置をされておるんですけれども、北有馬につきましても、そのまま外の空気を取り入れるようになっているんですけれども、新しい給食センターにつきましては、取り入れる空気、そこにフィルターをかけまして、それを取り入れて温度、湿度を調整して取り入れるということになっております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  新しい施設は当然そうなるでしょうけど、北有馬はどうなのかなと思って。これは要望も確かあっておったと思うんですよね、してほしいと。だけど、もう新センターを作るから我慢してくれんかというような話でやっているということですけど、最近の殺人的な温度なんて言っている35度、36度なんていう中で、この調理場の中はもっとなっていると思うんですよね、湿度も高いし。 昨日か、おとといの説明では、北有馬に10人ぐらいの調理員の方たち、従業員がおられるということだったんです。この人たち、今、次長は言われました、できるだけ別室で体調管理に努めてというのは。それは、何か交代制でやったにしたって、料理を作るのに物すごい暑さだと思うんですけど。 これは新センターに移行すればということですけど、新センターは令和3年ということでしょう。ということは、まだあと2年そこで我慢して調理をしろということを暗に言っているようなことだと思うんですよね。だから、そこはなんか考える。新しい機械を設置する余裕はないと、場所もないというようなことですけれども、クーラーがそんな調理員に邪魔になるような、天井か何かにつければいいし、こんなやり方をすれば、調理場は邪魔にもならないような気がするんですけど。 何か方法をしてあれしないと、まだあと2年間、真夏も我慢して調理する。一遍、調理をしている所に一緒に行ってみましょうかね。調理場におったら、おらえんと思うんですよ。みんなもう覚悟してやっているから、我慢もするでしょうけど、例えば取りつけがいろいろあるとすれば、それはリースを借りてきてするとか、我慢しておけというんじゃなくて、とにかく何か改善する方法を考えてみるということはできないんですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、配置をしておりますスポットクーラーという大型のクーラーがあるんですけれども、その今現在の配置場所についても工夫をして、できるだけ快適な環境で作っていただきたいというふうに考えておりますけれども、やはり建物の構造上、議員がおっしゃるように天井につけるとか、そういうものが不可能な建物になっておりますので。 それと、現在、休憩室が今は2階にあるんですけれども、先ほども申し上げましたけれども、調理場に隣接をした部屋で、休憩をしていただくような所にエアコンがつけられないかどうか、これは家庭用のエアコンなんですけれども、小さい部屋ですから、それをつけて対応していただきたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  そうやっていろいろ検討していただいて、休憩所にはそういうふうにというのは、もうわかりましたけど、仕事をする時は、そんなにしょっちゅう休憩所で休むわけいかないですよね。揚げ物や煮物をする時には、そばについておかないといけないし、だから調理場で快適にしてほしいとは言ってない。25度以下、80%以下にしなきゃいかんから、今の古い所はだめだ、使えないんだという説明があったわけですから、それの中でまだやっているというのをやっぱり少し改善をしていかないといけないと思うんですけど、いかがですか、教育長は。 ○議長(林田久富君)  深松次長、努力じゃなくて、実際、現場では、そういうクーラーを入れているために何度ぐらいであって、湿度がどのくらいある状態でありますと。そういう現状はわからないんですか。ちょっと質問者と大分食い違っているみたいなので。教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、先ほども申し上げましたけれども、調理室に隣接をした準備室への空調設備、そこでちょっと休憩していただいて、そしてすぐ現場に出ていただくというふうなことで対策を検討しておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  それはぜひ早急に、新しくつけろと言わないので、改善をして。休憩している人だって休憩できないんですよ。そんなしょっちゅう休憩せろと言ったって、できないので、とにかくやっぱり現場に行ってもらって、そして何か改善策をしてほしいと思うんですが。教育長、市長は今のについてどのようにお考えか、お聞かせください。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  金子議員から、これについて質問があっておりますが、調理員の皆さん方の体調管理に配慮すべきということは当然のことであります。そういうことでありますので、現場にどういった形が合うのか検討させます。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  ありがとうございますが、ぜひ改善をしていただければというふうに思います。 新しく機械を取りつけろとか何とかというのは、この先の計画もありますので、そうは言いませんので、ぜひ改善をしていただいて、快適に仕事ができるようにとも言いません。それは快適にできるのが一番いいんですが、快適に仕事ができるようにしろとまでは言いませんので、一応そういうところでしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それでは、次の5番にいきますけれども、これはもう全部、1回も2回も、2回行っている所もあります。話に行って、していただくということで約束もしていたんですが、もう1年以上も何もなっていないという所もありますので、ちょっと取り上げてみました。記録に残せれば、また少し進み方が違うかなというのも思ってしました。 まず、1番の西有家図書館の空調設備が故障しています。故障しているのをある一定は直していただきました。去年言ったら、今年中にはできないけども、来年の夏にはということでした。だから、今年の夏ということなので、行ってみましたけれども、事務所なんかは直っていましたけれども、本の置いてある所ですね、特に窓側のほうがきいていないので、もう少し窓側は温度を下げたらというので言ったら、いや、もうこれは、これ以上どうにもならんとですよと言ったら、業者の人も、もうこれ以上どうもと。何かちょっと故障をしていて調子が悪くて下がらないということだったので、そこの改善というのはどういうふうになっているか、お知らせください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  西有家図書館の空調の修理につきましては、メンテナンスをしていただいている業者のほうから、クーラーガスの漏れが原因というふうな報告を受けております。 しかしながら、配管のどの部分にガス漏れが発生しているのかというのが不明のため、調査が必要となってまいりますので、その調査をして、ガス漏れ箇所が判明次第、修理を行いたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  わかりました。よろしくお願いします。 西有家図書館は約120万冊ぐらいがあるということです。あれだけの温度、やっぱり湿度もあるんですよね、窓側に行ってみると。だから早くやっていただきたいと思います。 特に、空調は夏に物すごく大事だという思いでおりましたけれども、図書館で聞いてみると、図書館は全部紙ですよね。だから、冬場に火を使えないので、冬場のほうが空調は大切なんだと。私たちにとっては必要なんですよという話だったので、ぜひ早急に調査結果が出次第にしていただければなというふうに思います。よろしくお願いします。 あと、みそ五郎公園のトイレ、これも1カ所は何か直してもらっているようだったけど、あとがまだできてないということ。 それから、公園管理事務所のカウンターも、この縁なんかも紙みたいになっておるんですよ、ぺらぺらに。表面だけ格好しておるけど、指で押したら、ぼそっと指が入るような、そんなになってしまっているので。あれはもう表の東屋のところに腰かけるベンチみたいなのがありますけれど、あのベンチにも、もうシロアリがいっているし、それから、建物にも相当いっておると思うので、あれは建物がやられる前にというか、もうやられているのかもしれんですけども、そこのところも早目に修理をしていただくということが、どれぐらいの何か計画があるのか教えてください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  みそ五郎公園のトイレの修理につきましては、手洗い用の蛇口については、既に修理を完了しておりますけれども、男子の小便器のセンサーが不良している所がございましたので、それにつきましても取りかえの手続を進めておるところでございます。 それと、大変遅くなりましたけれども、管理棟のシロアリ被害につきましても、専門の業者に依頼して詳細な調査を行うなど対策に努めていくようにいたしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(林田久富君)  金子議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  それは、ぜひ早目に。そこで大きな事故が起きるとか何とかということじゃないけども。やっぱり、あれはほっておけばどんどん壊れますよ。あれは多分、表に出かかっていて、反対かもしれんけど、そのベンチなんかもぼろぼろになっているので、ぜひ早急に調査をしていただいて、やっていただきたいというふうに思います。 そして、トイレですね。あれはやっぱり西有家が悪かったというか、西有家時代に作って、設計業者の言いなりでしておるから、センサーつきで、あんなものにしておるけど、あんな山中のトイレにセンサーなんか必要なかですよ。押して出るようにすればいいので。センサーつきやったら多分大分高いでしょうからね。全部センサーつきになっていて、そのセンサーつきのものが全部壊れておるわけで、あんなのは押せば出るというようなものでいいので、そがんしていただければというふうに思います。 みそ五郎公園のグラウンドは、水はけがいいので、ひどく大きいのはあれですけど、結構大き目の大会があるんですよね。雨が降っていても晴れればもう30分から1時間30分ぐらいで試合ができるようになるというので、いろんなところから来るので、「臭くてどがんもならんよ」と言っているのを聞きますので、だからぜひやっていただきたいというふうに思います。 よろしいですね、それは。急いでしていただくということですね。(発言する者あり)いやいや市長が、すると言わした。 そしたら、私の一般質問をこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、4番、金子憲太郎議員の質問を終わります。 隈部和久議員は出席をされました。 ここで11時10分まで休憩いたします。     午前10時58分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番、近藤一宇議員の質問を許します。2番、近藤一宇議員。 ◆2番(近藤一宇君) (登壇) 日本共産党の近藤一宇です。 質問に入る前に、台風15号による千葉県やその近隣の被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。停電がいまだに続いております。電気のない生活にどんなに苦労されているか、本当に心が痛みます。一日も早い復旧をお祈りします。 さて、私は一問一答方式で一般質問をさせていただきます。 大きく四つの質問項目を上げています。一つ目が南島原市の防災行政について、2番目に新学校給食センター建設について、3番目が国保税の軽減措置について、そして最後が教育行政についてであります。 初めに、防災行政について質問します。 近年は、毎年毎年、台風や集中豪雨により、どこかで大きな災害が起きています。本市でも、8月に大雨洪水警報が出て、避難準備情報が出て、旧町の1カ所ずつに避難所が設けられました。 市長は、災害の時に避難する場所が示してある防災マップは、よく活用されているとお思いでしょうか。よろしくお願いします。市長さん。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、近藤一宇議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、防災マップは活用されていると思うかということでございますが、現在の防災マップは、旧8町ごとに作成をし、平成26年4月に市内全戸配布を行っております。 住宅地図をベースに、災害危険箇所や避難所、病院等を記載しており、付近の危険箇所の確認や避難経路等の確認に活用いただいているものと認識をしているところであります。 なお、本年度、新しい防災マップを作成して市民の皆様に配布する予定であります。以上でございます。(降壇)
    ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今、市長は平成26年4月に全戸配布したと話されましたが、私のところには防災マップがありません。数年前配られてきたものを見ると、何と深江町のものだったんです。何だ、これは、見本かなと思いました。そして、この質問をするのに聞き取りをしましたら、26年に配布したというお話でした。 防災マップは、その町のものがきちんと配布されているのか確認されているんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  伊藤総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  自治会さんを通じて配布していただいておりますので、間違いなく北有馬の分は北有馬に配布されているものだと考えております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  いまだにないので、本当に配られたんだろうかと不思議に思うんですが、今、総務部長の話で、それを信じることにしましょう。偶然、私のところには来なかったんだろうと思います。でも、インターネットなんかを引きますと、いつでももらいに行くことができると書いてありましたので、後でもらいに行きたいと思います。 防災無線での避難指示による避難所は、各町に1カ所ずつでした。今年、避難指示で避難した住民はどのくらいいるか把握をされているでしょうか、お教えください。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  本年度は、避難指示の発令はあっておりませんが、災害警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始を3回発令し、避難所を開設しております。 7月2日~4日にかけての大雨時には36世帯47人、8月5日~6日にかけての台風8号接近時に40世帯47人、8月14日~15日にかけての台風10号の接近時には30世帯38人の市民が避難をされております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今、答弁されましたけども、これは非常に少ないのではないかと思います。まだ市民は大変な事態が起きるとは思っていない。こんな時に避難準備の指示を出したってというような感じが周りでしているんですね。 それから、そこまで行くのが大変で、各町に1カ所ずつですから、非常に現実的ではないと思います。そのことが、この結果ではないかと思うんです。 有馬川沿いに住むある市民から相談を受けました。高台に行くコンクリート道をもっと緩やかにしてもらえないかと。高台の上には公共の施設があるんです。そのコンクリートの道は、畑に行くような道でもあるんです。何でかなと思ったら、そこに避難するために高台の上の公共施設、高齢なので、急な坂道は歩けないと。だから、広く緩やかにしてもらえないかということでした。 防災マップには、地図が広く紙面を占めていて、北有馬でいえば、数カ所、小さな文字で公共施設の避難所が示してあります。ここを使う時もあると思いますが、もっと細やかな、さっと行ける避難所が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  議員おっしゃるとおり、市が開設できる避難場所には限りがあることから、避難したいが、避難所までの距離があり、移動手段等に不安があり、そういうお困りの場合には、近くの自治会公民館などが避難所として開設できないか、今後、自治会内で協議していただくこと、そういう新避難経路についても平時から検討していただくような防災講習会などを通じて、市民へ周知をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  この質問書に、③で自治体単位と書いていますが、これは自治会単位の間違いですので、すみません、修正してください。 今、伊藤総務部長が答弁されました。自治会単位などで、気心知れた人が避難する避難所が必要ではないかと思っていました。自治会単位ですから、すぐに避難できる。それから、避難経路もわかる。そのようなものが、より現実的だと思います。そのためには、自治会などでよく話し合ってもらわないといけない。自治会長さんに話し合いの場を持つように提唱されてはいかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  議員御指摘のとおり、そういう機会を設けたいと思います。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ありがとうございます。これが必要ではなかったかと思います。 次に、福祉避難所について、その利用法や問題点について質問します。 今年7月5日のNHK「イブニング長崎」で、福祉事務所のことが放送されていました。そのニュースの内容は、高齢者や障害者など一般の避難所ではなく特別な配慮を必要とする方々のために、福祉避難所が県内に400カ所あまり設置されている。昨年の梅雨の時、7月7日に特別警報が発令されたが、福祉避難所は1カ所も開設されなかった。 福祉避難所の利用方法は、1、利用したい福祉避難所に事前予約、2、家族などが送迎、3、利用料は自己負担という内容でした。 ちょうど私もこのテレビを聞いていたんですが、おかしい部分があるなと思っていたら、翌日、障害者の知り合いから電話がありました。おかしいと思った部分が同じだったので、そこで質問します。本市では、どこどこに福祉避難所がありますか。 ○議長(林田久富君)  林田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  福祉避難所につきましては、旧町ごとに1カ所ずつ設置をしております。計8カ所でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今、福祉保健部長のお答では旧町ごとに1カ所ということでしたが、南島原のホームページによりますと、深江には2次福祉避難所があるんですね。池平避難所、それから、何とかセンター、瀬野避難所、そんなのがあるんですか、どうですか。 ○議長(林田久富君)  林田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  福祉避難所につきましては、深江地区は深江ふれあいの家、布津地区におきましては布津保健センター、そして有家地区につきましては有家老人福祉センター、西有家地区につきましては西有家老人福祉センター、北有馬地区におきましては北有馬老人福祉センター、南有馬が原城オアシスセンター、口之津地区が口之津老人福祉センター、加津佐地区が加津佐総合福祉センターでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  防災無線で放送される一般の人の避難所と同じ場所なんですが、先ほど言ったように、深江だけは3カ所、池平、瀬野、あれがあるということで載っているんですが、ホームページに。これは間違いなのかなと思いますが。 では、質問を変えますが、福祉避難所では、誰がどんなことをするのですか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  まず、福祉避難所でございますけれども、福祉避難所といいますのが、高齢者、障害者、妊産婦などの配慮を必要とされる方々が避難される避難所でございます。市が福祉避難所として指定する施設というものにつきましては、原則として耐震、耐火、鉄筋構造を備え、バリアフリー化された老人福祉センター等の施設ということで指定しております。 先ほども申し上げましたように、旧町ごとに各1カ所ずつ福祉避難所なる施設を指定しております。 なお、避難所の開設につきましては、災害の規模ですとか状況に応じて、市の災害対策本部の指示により開設を行います。 福祉避難所を開設した際には、配慮を必要とされる方々が一般避難所に避難されている場合には、本人の状況を見ながら福祉避難所へ移動していただくようになると考えております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  質問をしようと思っていたどういう条件の時に開設されるのかというのは、お答えがありました。 それから、誰が福祉避難所の開設の判断をするのかというのは、これは市長でいいんですか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  災害対策本部でございます。市長ももちろん含んでおります。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  では、福祉避難所の開設情報というのは、誰がどんな方法で地域住民に知らせるのかというのをお聞きします。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  福祉避難所を開設した場合には、防災行政無線、あるいは防災ラジオ、広報車等により周知を行います。 また、聴覚に障害をお持ちの方等に対しましては、文字情報伝達のためのタブレットの配布ですとか、事前の登録によってファクスによる伝達方法も実施をしているところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ありがとうございました。福祉避難所を利用できる人の条件、先ほど障害者とか妊産婦とか言われましたが、家族も付き添いとして利用できるんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  家族の方も、御利用いただけます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  先ほどのNHKのイブニングニュースを見て、おかしいと思ったのは、利用料が要るんだということなんです。利用料というのは、もう既に介護保険とか払っているわけですから、こんな時に利用料を取るのはおかしいんじゃないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  8カ所の市が開設をした福祉避難所につきましては、利用料はいただいておりません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  わかりました。その放送でNHKでは利用料が必要だということで、僕の知り合いの障害者も、おかしい、なぜだと、怒ったように電話をかけてきました。 福祉避難所の確保・運営ガイダンスというのをちょうど調べていたら、たくさんのことが載っていましたが、もちろん福祉保健部長もそんなことご存じだと思います。これからもどんな災害が起きるかわかりません。障害者もたくさんいらっしゃいますので、災害に適応する福祉避難所のことについて、よろしくお願いします。 次に移ります。 有馬川の浚渫について伺います。 2級河川有馬川の浚渫については、6月議会でも取り上げましたが、8月5日には、南島原から長崎に、県への要望事項をたくさん持って、本市の重要な方々が県へ行かれました。その中に有馬川の浚渫の要望も入っていたのですが、その時の状況をお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  今おっしゃられましたように、本市は毎年、市の単独要望を長崎県に対して行っております。 本年も7月24日に島原振興局長へ、それから先ほどおっしゃいました8月5日に市長、それから議長、それから各委員会の委員長に同行していただいて要望を行ってきたところでございます。その中に、2級河川の浚渫というのも要望箇所に入れておるところでございます。 ◆2番(近藤一宇君)  要望する時に、どんな状況だったかという話をしてください。 ○議長(林田久富君)  建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  予算的にはやっぱり制限があるけども、前向きに検討しますということでございました。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ありがとうございました。前向きに検討するということでしたんですね。 私たちは、8月20日と21日の議員研修で、長崎に行くことがありました。南島原市選出の中島県議にその時に会ったんですけども、県議からいただいた資料に南島原市内の河川の浚渫についてという表があって、有馬川の浚渫が令和元年に実施予定だと書いてあります。ああ、よかったなと。この資料をもらってよかったんですが、本市の長年にわたる要望がついに実現するかと喜びました。 そこで、いつごろから工事が始まるのか、工事区間についてはどうなのか、お聞かせください。 ○議長(林田久富君)  建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  有馬川の浚渫の実施につきましては、県に問い合わせたところ、現在、発注に向けて準備をされているということでございました。 時期につきましては、渇水期の11月以降になろうかということでした。区間につきましては、有馬小学校付近から下流域を計画されているということでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  県に聞いていただいて、ありがとうございました。 これまで私は有馬小学校の前あたりの浚渫を要望してきましたが、古園橋から上流のほうも土砂が堆積していて、大雨の時には水位がすぐに高くなることが、地域の人たちには心配されているわけです。引き続き、この浚渫の要望をよろしくお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  今年していただける部分もあるんですけども、状況を見て、まだ不十分ということであれば、要望を重ねていきたいと思っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  よろしくお願いいたします。 それでは、大きな2番、新学校給食センターの建設について伺います。 質問書には3月議会と書いていましたが、これは12月の間違いですね。訂正してください。 12月議会では、見直すということで、市長は「そういうことで、昨日も考えますと答弁したところなので変わりません」、副市長は「ここは立ち止まるべきだと思っている」、教育長も「市長の言葉はとても重い」、教育委員会も「しっかり取り組みたい」と答弁をされました。 そして、検討した結果が、8月の全員協議会、新学校給食センターを一つにするというのです。これまでの幾つかの定例会で討論された内容は示されませんでした。まさに始めから新学校給食センター一つにありきという気がするのです。安心・安全面、地産地消、それから食育の面は、どう検討されたのでしょうか。お答えください。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  何人かの今議会での質疑にもお答えいたしましたが、今回の検討にあたりましては、これまでの議会の経緯や本市の学校給食施設の現状・課題、今後の児童・生徒数の予測などを踏まえ、深江と口之津給食センターを残して新給食センターと併用する複数センター方式を含めた具体的な五つの案を作成し、検討を進めてまいりました。また、この五つの案の比較検討にあたりましては、新給食センターの施設規模(食数)を減らした場合の建設費を試算した上で、次の3点を中心に検討いたしました。 一つ目は、国の施設管理基準やアレルギー対応指針に適合した適切な施設設備での給食を提供できるまでの期間、また水道光熱費、燃料費、通信費、委託料、修繕費、人件費などの10年間の運営費、そして新給食センターの建設費などを比較しながら、どの案が最も適当であるか、十分な検討を進めてまいりました。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  私が質問しました安心・安全面、地産地消、食育の面はどう検討されたのかというのが、お答えされませんでした。 今、運営面、建設面、それから食数、何年間持てるかとか、その辺をされているんですが、やっぱり一番この給食センターで大事なのは、安心・安全、地産地消、食育、その三つはとても大事じゃないかと思うんです。 では、安心・安全面ではどうか。これは食中毒の問題があります。食中毒が起きた場合、1カ所では、みんな広がります。分散した場合は、1カ所だけで済みます。また、災害から給食を守るという点でも、分散したほうがいい。このごろの台風や集中豪雨を見たら、本当になおさらですね。その点を、議論をぶり返すようですが、どうお考えでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  まず、安心・安全という面につきましては、食中毒等が発生した場合には、予防に対して、一つの給食センターがした場合には、ほかの給食センターでもというふうなことでございますけれども。 そういう考え方もございますが、私どもといたしましては、それぞれの給食センターで、食中毒の防止、あるいは食物アレルギーに対して適切に対応できる施設設備等につきましては、それぞれ分散した形ではなくて、一つのセンターで適切に対応できるのではないかというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今度の新給食センターを作るにあたっては、アレルギー対策をとても重視された答弁をよくされています。先ほどの金子議員の質問でもそうでしたが、現在73人のアレルギー対象者がいると。 しかし、今の給食センターでもちゃんとやられているわけですね。そして、新学校給食センターでは卵から始めるとか、とにかく三千何百食にもなったら、アレルギー対策の人の分だけに係る職員も必要ではないかと思うんです。とても大変な仕事ではないかと思うんです。分散したほうが、僕はいいと思います。 じゃ、地産地消という点ではどうでしょうか。 大きく一つにすれば、大規模な事業をしている人しか納入できなくなってしまいます。これまで納めていた小さい農業者ではできなくなってしまう。昨日の話では、そんな小さな農業者が、ぽんとそちらに投げるような答弁もありましたが、生産者と話し合ってくださいと。こんなふうに、これで済むのかと思うんです。地産地消、そこに住んでいる業者がきちんと、そして、そこで作ったものがちゃんとその地に住んでいる人に食べられるという、とても大事なことだと思いますが、昨日、おとといの答弁では76%を県産品で賄うんだと。県産品であればいいんだということでしたが、県産品というよりも、僕たちが思うのは、南島原産というのが重要だと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  学校給食におきます地産地消につきましては、現在も取り組みを進めておりますし、今後も取り組んでいかなければならないというふうに考えております。 食材の納入業者の方々に対しましては、昨年の11月に説明会を開催して、さまざまな意見をお聞きしたところでございます。 今定例会に提出をいたしております一般会計補正予算に新給食センター建設の関連予算を計上いたしておりますので、この予算を議決いただいたならば、学校給食会とともに、また納入業者の皆さんへの説明会を再開できるように、準備を整えているところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  補正予算を通していただいたならば、その話し合いを始めるというのは、話が逆だと思います。 次に、食育のことについて話をしますが、食育が大切にされながら、実際は遠くになる給食センター。私たち日本共産党は、自校方式が一番いいと考えております。自分たちで食べる給食がどうやって作られているのか、よくわかるんです。その点はどうお考えでしょうか。 また、たくさんの食数を作る調理員の皆さんの気持ちも、優しい気持ちから家畜に餌を与える感覚にならないとは限りません。未来をつくる宝、子どもたちは家畜ではありません。そのようなところをどうお考えでしょうか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  食育についての今の議員の御質問ですけども、私は食育は生きる上で大切な基本だというふうに認識を持っております。 学校教育には、知育、徳育、体育の基礎がありますけども、これを並び称する位置づけがなされております。学校給食は、その中核をなすものだというふうに考えております。 新給食センターの建設につきましても、そのような観点から、実際の調理現場を見せるためのスペースを設置したりするように計画をしております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  知・徳・体に食が加わると--育が続くんですね--話されましたが、それが一つの給食センターで分散よりも満たされるかというと、どうしてもそれは思われません、私の考えでは。 そこで、実際に、これは申告はしていない関連なんですが、これまで討論されてきた「おいしい給食とは」というのがありました。おいしい給食とはどんなものか、栄養士の先生方の意見を聞いた論議がされました。一つ目に、料理をする人の腕前がいいこと。二つ目、旬で新鮮なおいしい材料を揃えること。三つ目、適温で保管すること、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。四つ目、でき上がったらできるだけ早く食べることができること。そして、五つ目が、運搬に時間をかけず揺さぶらないこと。このようなおいしい給食の条件を考えるとなると、一つの学校給食センターでは、これができないんじゃないかと思うんですが、どうお考えでしょうか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  給食というのは自校方式という観点も、それは議員の考えだと思いますけども、私どもは、国が進めるアレルギーや施設に関する基本等を踏まえた上での給食センターで安心で安全な食を、その上で職員の皆さん、作る方の努力によって、おいしい食材を利用し、おいしい食事を提供できる給食センターを運営していくということを考えておりますので、少し議員の給食センターについての考えと違いますけども、私どもは、国が示す方法で子どもたちにしっかりと、おいしい、そして安心・安全の食を提供していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今も教育長はアレルギーのことを新給食センターでと話されましたが、よく教育長が言われる学校給食衛生管理基準の施行について、平成21年4月1日に文科省から出たもの、これを見ますと、アレルギーという言葉はどこにも使っていないと思うんです。アレルギーに対応する給食センターだと、おいしい給食になるというような話をされましたが、そこをどう考えたらいいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  アレルギーに対応する給食、やっぱりアレルギーを持つ子どもたちが多く増えておりますので、アレルギーを持った子どもたちにも、その代わりになる栄養素等に代わる代替食と申しますか、それを当然提供していくということが大事だというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  それは、一つの給食センターにしなくても、この検討結果の三つのセンターにしてもできることだと思うんです。どうしても一つの新給食センターに絞ろうとすることが、答弁の中に感じられます。 もう一つ関連ですが、雇用の問題ですね。現在、6センターと一つの自校方式で働く調理員の人たちは全部で何人なのか。そして、新しい給食センターになると何人になるのか。数を示してください。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在70名の職員がいらっしゃいますけれども、新給食センターになりましてもそのまま移行をしていただくように考えております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  そうですか。そのまま新給食センターに配置替えになるということですね。私は、この雇用の問題について、減ると思っていましたので、そんな質問をいたしました。雇用をちゃんと保障するということは、とても大事なんです。新しい給食センターになるということは、雇用を減らす。そしたら、職がなくなる人も出てくるということになりますので、そこのところは大事にしていただきたいと思います。 もう一度立ち止まって、この給食センターについては見直していただきたい。この事を要望して、次にいきます。 次は、国保税の軽減措置についてであります。 平成30年度までは、一般会計から国保会計へ繰り入れをしていましたから、税率は上がりませんでした。令和元年度ではモデル世帯でどれくらい上がったのか。このモデル世帯というのは、親2人、子ども2人、所得が150万程度のモデル世帯ですね。それぞれ30年と令和元年、今年のを示していただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  国保税について、昨年と比べ、平均家庭でどれくらい上がったのかという御質問でございますけども、今おっしゃられたように、両親がいて子どもが2人の4人世帯で、所得が150万程度ということでございますので、それで計算をいたしますと、平成30年度分が30万2,200円、令和元年分が34万2,400円になり、4万200円程度の税額が上がっているというふうなことになります。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  皆さん、お聞きでしょうか。30万2,200円から34万2,400円に上がるのです。これをパーセントに示すと11.33%の値上がりです。こんなふうに1年間で上がっていく。これが毎年毎年上がっていくと、本当に国保税の市民というのは大変なことになると思います。3月の議会で税率の条例改正がありましたが、どのように上がったのか、税率の改正をお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  税率の改正につきましては、3月の議会で御提案をいたしましたとおりですけども、旧税率が医療分、支援分、介護分合わせまして13.1%から今回15.1%に税率のアップをいたしました。代わりに今回、資産割についてはゼロということにいたしております。また、均等割につきましては、4万1,500円から4万6,500円に、世帯割につきましては3万8,500円から4万1,200円に改正をしたということでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ここに、平成30年度南島原市国民健康保険税、それから平成31年度、令和元年度の南島原市国民健康保険税の納め方、どのように税額が決まるのかというのが、これは各家庭に配られますので、皆さんお持ちのことと思いますが、本当に額が上がっているんですね。今答弁されたものでも13.1%から15.1%。 資産税について話がありましたが、市役所に聞き取りに行った時に、資産税はゼロになっているんですよね、長崎県は。そしたら、ゼロになったら、資産税がなくなるので、やったという感じがしますが、しかし、資産税を減らす分だけ保険料が少なくなるので、それをほかのに回すという聞き取りの中であったんです。だから、資産税がなくなっても保険料を払う側は減らないということになるんです。これは大変だなと思いました。 このように、県が運営主体になって標準保険料率にずっと従っていくと、毎年上がっていくと言われています。どのくらいずつ上がっていくのでしょうか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  どれくらいずつ上がっていくのかという御質問でございますけども、これにつきましては、基本的には、そのもととなるのは医療費でございまして、その医療費が、どれくらい上昇していくかということになります。これが上昇しなければ、基本的には国保税は上がらない。逆に、医療費が落ち込めば、国保税は下がるというふうなことで考えていただいて結構です。 そのためには、今現在、医療費を下げる努力として、市民一緒になって保健事業を展開しているということで御理解をいただければと思います。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。
    ◆2番(近藤一宇君)  健康づくり事業で、ポイント制で、今、取り組んでいる南島原市、これを批判するつもりはありません。これを実行することによって、病気にかかる人が一人でも少なくなったらいいと思っています。 しかし、保険料が上がるのに、この健康づくりはとても追いついていかないのではないかと思います。 少子高齢化が進む中、こんなに国保が高いと、子どもを産み育てるのに非常に影響が大きくなります。少しでも国保税を市から補助してやると市民も助かると思うのです。子どもの均等割分を補助するようなことができると思うんですが、市長いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  子どもの分を補助すればというふうなお話ですけども、これについては、今の国民健康保険の運営方針というのがありまして、その中でも、保険料の水準の統一化を目指すというふうなことで、県のほうに移行しております。その中で、南島原市だけが違うやり方をするということになれば、今後の方針について逆行するということになりますので、非常に難しい。 もう一つは、それを削減したことによって、その部分をどこかでやっぱり補填せねばいかんということになりますので、財政の観点から考えて非常に難しいのではないかというふうに思います。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今まで一般会計から国保会計へ繰り入れていたんです。子どもの均等割を少しずつでもほかの面から補助していくということで、子どものおる家庭では助かるんじゃないかと思うんですが、福祉保健部長、その考えはいかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  福祉保健部のほうで国保の減免かれこれというものは、私どもは考えておりません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  市民の大変なことも福祉保健部で考えることもできると思いますので、一考くださいませ。 今はもう国保制度自体成り立っていないということは、市長も川島市民生活部長も思っていらっしゃると思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  成り立っていないということよりも、この国保制度によって、皆さん方がしっかりと医療によって守られていると。そういう思いをいたしております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  聞き取りとか行きますと、もう納める人は高齢化していて金はない。以前は自営業で若い人が多かったけどもと。そういうわけで、医療費が高くなるので、どうしても1世帯あたりの保険料は非常に高くなるんだと。そうしたら、もう本当に成り立っていかない状態に今あるわけです。 そこで、全国市長会も全国知事会も、そして我々日本共産党も、国からの1兆円国費投入で協会けんぽになることを国に提案しています。もう提案するだけでなく行動を起こす時ではないかと思いますけども、市長、提案だけじゃなくて、市、市長あたりが集まって頑張ってやるぞとか、そのようなことをお思いじゃないですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  ただいまの近藤議員からの質問でございますが、医療保険制度の一元化、そしてまた公費の拡充につきましては、これまでも全国知事会と同様に、全国市長会におきましても以前から国に対して要望をしております。今後も公費の拡充によって皆さん方の負担がなるだけ少なくなるようにというふうなことは、常々私自身も思いはいたしております。個人としても思ってはいるわけでありますが、これまで同様に全国市長会においても、さらに国に対して要望をしていくことは、必要だというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  やっぱり私たち一般の保険料を納める者以外にも、行政に携わるその上の人たち、知事会、市長会、本当に運動をされてもらって、下々の自治体は困っているんだと強く言っていただきたいと思います。 次の質問項目に移ります。 教育行政についてであります。 初めに、小中一貫教育を実施する義務教育学校についてです。 南島原市教育委員会は、一昨年より小学校から中学校までの9カ年間の義務教育を一貫して行う新たな学校、義務教育学校の開設を検討しています。そして、これまでに一昨年2カ所、昨年2カ所で説明会を開いてきました。小林知誠議員も、この件については3月議会で質問していますが、さらに深める意味で質問をいたします。 都道府県に届いた通知によると「小中一貫教育制度の導入に係る学校教育法等の一部を改正する法律が、平成27年に公布され、学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため、小中一貫教育を実施することを目的とする義務教育学校の制度を創設するものです」とあります。 教育長に伺います。「学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため」とありますが、文科省の意図とあわせ、説明をお願いします。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  文科省が言う、この27年7月30日の法律改正について、私どもは、その通知をいただいておるわけですけども、今、小中一貫教育、とりわけ、その中の義務教育学校について、その意見を今お話をいただいたんですけども、これは学校教育の義務教育の一つの多様化になっておるのではないかと思っております。 従来これまで戦後、六・三制をずっと維持してきたわけですけども、それをいろんな視点から工夫して、義務教育の9年間というのは崩さないで、その中身をどう区分して就学させるかという視点でやっておるのではないかと思っております。 そういう面では、時代とともに変わる義務教育のあり方に多様化が導入されたのは、そのとおりではないかと思っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  私は、戦後行われた六・三制は続けるべきだと思っています。 今、アメリカでは、同じ校区に音楽・美術など芸術科目もある学校と美術や音楽の先生がいない学校があると聞いています。同じ校区にですよ、公教育です。また、卵を生ませる鶏の施設、ブロイラーの鶏のように、隣が仕切られた中で、東南アジアから来た1カ月ほど教員の資格を取るために勉強してきた教員が、パソコンで授業を教えているという実態もあるんです。これは、新自由主義と言われているんですが、新自由主義のはびこるアメリカでは、公教育が崩壊しているとも言われています。 教育委員会の先生方が、先進校視察に行かれた学校で、昨年のものですが、写真を見せられましたけども、その義務教育学校の中に、コンビニエンスストアがあったり郵便局があったりする義務教育学校がありました。今年の2月の説明会で紹介されたんです。 同じ校区に、普通の学校に通う子ども、そして、このように小中一貫教育の義務教育学校に通う子どもがいる。そんな状態であるということは、これは公教育の破壊を招くものと思います。こんな学校の導入は止めるべきだと思うんです。 教育長は、説明会をもっと聞きたいという地域を絞って聞いていきたいとおっしゃいました、3月議会で。説明会のアンケートでは、そんな地域はないのではないでしょうか。答弁願います。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  私どもは、現在まで、1年間に2回ずつ、4カ所で、この実施をしてまいったわけですけども、対象は市民の皆様でした。今後は、特定の要望があった地域ということではなくて、保護者の皆様に限定して説明会というか、こういう学校の制度がございますよということについて御説明をし、御理解をいただくことをしていくという考えを持っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  保護者の皆様を対象にしているのは、例えば、どんな方法で地域を選ばれるんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  旧町8自治体がございましたので、順次その中の何地区かを年次ごとにやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  学校統廃合が、ほかの市、町に比べて南島原市はいち早く進められました。旧町1町ごとに一つの小学校というふうに進められて、その時にも、説明会がいろいろ工夫されてありましたが。 今、保護者を対象にということなんですが、保護者は、子どもを6年間、あるいは中学校3年間が済んだら、もう自分たちは関係ないもんと言って、割と保護者も無責任な感じなんですよね。その時の意見というのは聞けると思いますけども、去年とおととしは、教職員だった私たちも出席できた説明会だったんですが、そのように今の子どもの親を対象にしていくと、どうしても教育委員会はいいことばかり言って、親たちの気持ちをそちらのほうに誘導すると。そんな感じがするんですけども、いかがですか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  最後の部分の議員のお話ですけども、私どもは、制度をしっかりとお伝えするということで、いいことばかりお話しするということではございません。文科省がいう制度の中身をしっかり御説明させていただくという観点でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  去年もおととしも、このような、平成27年に学校教育法が改正されたので、これを市民の皆さんに知らせるための説明会だということを話されました、目的が。ところが、これは、おととし参加者に配られたプリントです。これは去年でした。どちらも2月でしたが。 これを見ると、一番上に、どちらも、9年間の学びをつなぐ南島原市教育委員会では、小中一貫教育の導入、義務教育学校開設を検討していますと、最初に書いてあるんです。これを説明するということは、こういう法律ができたから、ただ皆さんに知らせるんじゃなくて、導入を検討していると、このプリントからもまさにわかるわけですけども、早く市民、親たちが賛成すれば、導入したいと考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  導入を検討するということについては、やはりプリントを私どもは作って、配布する材料にしましたけども、最終的には、私たちは義務教育学校のいろんな問題について議論をして、その上で、どうするかについては結論を出すということにしておりますので、検討するから、すぐ設置するとか、そういうお話は現在のところしておりません。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  あまり時間がないですか。 しかし、導入と書いてあるわけですから、導入を目的に話をするというのは、もう明らかなんです。その言葉のあやというのはおかしいと、僕は思います。 六・三制を大事にして、今どこが問題なのかというのを、例えば小学校から中学校に上がるのについて問題があるとか、いろんな問題があるんですが、これには、そんなものがない。中学校の先生が小学校に来て数学を教えることができるとか、いいことばかり言われるんですね、大体。そしたら、問題がないようなので、いいかと。親たちは、すぐになびいてしまう。 学校統廃合の時も、少ない人数ではスポーツができない、多く集まるとチームプレーができるとか、そんなことでした。ちょうどその時の保護者は、早く統合させたいという地域もあったかもしれませんが、今、統合によって、どんな状況になっていますか。そうですよね。 それで、私は、このようなものは、いち早く取り入れなくても、じっくりと教育委員会というのは考えていくべきだと思うんです、すぐ飛びつくんじゃなくて。そのためには、簡単に、市民が賛成したからいいとか、そういうことは考えないで、僕が初めに言ったアメリカの公教育の状況、今、大変な問題になっています。そんなこと。それから、子どものいじめの問題とか、自殺の問題とか、たくさんありますので、そのようなこともたくさん考えていかないと。今の六・三制のこともたくさん考えていっていただきたいと思います。 あと、②が全国学力・学習状況調査、③のいじめ自殺について、これは、もう時間がありませんので、今、急ぐことでもないと思いますので、次の議会の時にでも回したいと思います。これで僕の一般質問をお終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、2番、近藤一宇議員の質問を終わります。 吉岡巖議員は出席をされました。 ここで13時30分まで休憩いたします。     午後0時09分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、5番、小林知誠議員の質問を許します。5番、小林知誠議員。 ◆5番(小林知誠君) (登壇) 皆さん、こんにちは。日本共産党の小林知誠です。 まず、被災地の皆様にお悔やみを申し上げます。 私は一問一答式で行います。 大きく言ったら、市長の施政方針ですけども、その中で三つに分けて行いたいと思います。 まず、第1は、議会と--議会というのは本会議と考えてください--全員協議会の違いについて、質問したいと思います。 地方自治法第89条には「普通地方公共団体に議会を置く。」と書いてあります。これによって、議会は法に定められた会議であると。そして、議会の使命として二つあげてあります。その第1は、地方公共団体の具体的政策を最終的に決定することであると。決定ですね。第2は、議会が、決定した政策を中心的に行う執行機関の行財政の運営や事務処理ないし事業が全て適法・適正に、しかも公平・効率的に、そして民主的になされているかどうかを監視することであると。 それに対して、全員協議会は、事実上の法的根拠のない会議であるというふうに私は理解していますけど、市長はいかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、小林議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、議会と全員協議会の違いについての認識を伺うということでありますが、議会は、地方自治法第89条の規定に基づく、市の意思決定機関であります。他方、全員協議会は、地方自治法第100条の第12項の規定により設置をされている議案の審査、または議会の運営に関し協議または調整を行うための場であり、執行部にとりましては、市政の重要課題について議員の皆様方に説明をし、御意見をいただく場であると認識をしているところであります。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  ありがとうございました。私もそのように思います。 それで、次に、地方自治法の96条に基づき、普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件、これはいっぱいあるんですけど、15ありました。その事件を決議しなければならないと、こういうふうにあります。ですから、議会というのは、そこで議員の審議権、議決権が生まれるというふうに思います。それに対して、先ほど市長から申されたように、全員協議会では審議権がないし、議決権がないと、このように理解しますけど、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  先ほど申し上げましたように、全員協議会は、議案の審査または議会の運営に関し協議または調整を行うための場ということで、市政の重要課題について、議員の皆様方に説明をし、そしてまた御意見をいただくというふうなことで、私はそういうふうに捉えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  ですからね、聞いているのは、全協には審議権や議決権はないんだよと言っているんですけど、そうでしょうかと。それは認めますね。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  そうだと思います。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  では、第3点目です。 地方自治法の第115条に基づき、普通地方公共団体の議会の会議は、これを公開とするというふうにあります。ですから、本会議は、今テレビで映っていますけども、市民が見られるように、または後ろの傍聴席があると。公開ということです。まず、そのことを確認したいと思います。 ○議長(林田久富君)  市長。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、議員がおっしゃったとおりだと思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  一つひとつ確認をしていきたいというふうに思います。 それで、市長がおっしゃったように、全員協議会は市の施政方針などを説明するというふうに言われました。そうだと思います。ただ、全員協議会については、次のようなことが心配されるというふうにあります。 ちょっと読んでみます。 全員協議会は、議長が招集はするものの、その目的は、首長が行政上の重要な問題についての議会の意見を聞くための協議会であると。事前審議型というふうに書いてありますけど、この事前審議型の協議会は、議会と首長が、一歩離れてですよ、提案と審議、そして議決と執行の権限を分かち合う二元代表制の原則にももとると。危うくするということですね、事前審議型は。 だから、そんなことをやっていくと、議会の権威を失い、首長の責任体制も否定されることになりかねないものであると。 したがって、私たち議員や議長は、このような協議会開催の首長の要請には応じない気骨と心構えがあってしかるべきであると。このように書いてあって、なるほどなと、私は思ったところであります。 この点を基本に据えて、平成30年第4回定例会の議事録を読むと、去年、大分、深松教育次長とやりとりしたんですけど、これは私の感想ですよ。今、南島原の行政は、全員協議会を自分たちが都合のいいように利用しているなというふうに思っております。そう思って、昨年の12月に質問したのです。 私の質問に対して、深松教育次長は、何回もやりとりしたんですね。四つ深松次長の答弁を述べてみます。 深松教育次長の答弁。市議会全員協議会で御説明を申し上げまして、議員の皆様について御理解をいただき、そして市本会議で予算等の議決をいただくものと認識しております。全協でそのように認識しておると。 また食い下がったら、先ほど申し上げましたとおり、市議会全員協議会につきましては、議員の皆様に御説明を申し上げる段階で、そして、それぞれに物事に対して御理解をいただくというふうに認識をして、そして最終的には、市議会本会議で予算等についての議決をいただくものというふうに認識をしておりますと。 3回目。全協といいます。全協では議員の皆さんに御説明を申し上げることと、市議会本会議では予算等について議員の皆様の議決をいただくというふうな違いがあると思っています。 最後。ですから、先ほど申し上げているとおり、説明する場というふうに認識しております。採決する場ではないというふうに認識しておりますと。このように答弁をされております。 これを読みますと、どうも深松教育次長は、全協は、議員の我々に説明をして理解をいただくと。そして、それについて、いろんな計画を実施する。予算等の奏功を議会本会議でするんだという認識であるというふうに思います。 ここには、市がいろんな大事な政策を出して審議をする場が抜けているというふうに私は受け取るんですけど、市長、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  私に対する問いかけの最後のほうの意味合いが、ちょっと私、はかりかねます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  全協は、あくまでも市がやろうとしているいろんな政策の説明の場である。そこで賛成反対をもらう場ではないと。やっぱり審議も採決も本会議ですべきである。全協ではすべきでないというふうに思いますが、どうですかということです。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは当然なことだと思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それが本当に実行されておれば、僕はいいと思うんですけど、そうじゃないように、まず一つの例として言います。 8月8日、市の三役は--市の三役と言ったら失礼ですかね--給食センターを一つにすることを全協で提案し、説明をされました。説明は深松次長のほうが詳しくされたんですけど。そして、給食センター建設予算を今度の議会に補正予算として提出をされています。ここには、私たち議員が、給食センター建設について、どうしたほうが子どもや市民のために一番いいのかを審議する場が保障されていませんでした。 全協では、いろいろ意見はありましたよ。しかし、多くの意見じゃなかったんです。賛成反対、それは審議じゃないんです。ですから、この給食センターを一つにするのか、ほかにしたらいいのか。どうしたほうが将来のためにいいのかということを審議する場がなかったというふうに思いますけど、どうですか。審議をする場が保障されませんでしたよね。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  全協で審議をしていただくという所じゃないというふうに思っておりますので、議員がおっしゃる審議の場がなかったというのは、ちょっと表現としておかしいというか、私としては、おっしゃることが何かなと思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  市長、今までの経過からすると、全協というのは説明をする所でしょう。それでいて我々が審議をする所ではないでしょう。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  だから、私もそう申しているところでありますよ。先ほど審議・議決をする所は議会ですよねとおっしゃったから、そうですと私は言ったところで、全協で審議をする場ということは、私は言っておりません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それは私もちゃんと理解していますよ、そのようにおっしゃったから。だから、この給食センター問題で審議をする場がなかったと言っているんですよ。ないでしょう。(「審議は本会議で今からするとやろう」という声あり)今は僕がしゃべるけん後から言うてよ。 ですから、給食センター問題については、1センターがいいのか。あとは、提案されたように、3センターとかありますけど、どれが一番、将来のために、子どもたちのために、南島原市のためにいいのかというのを審議をする場が必要じゃないんですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  最終的なというか、そういう審議は、議会に私どもも提案をいたしておりますので、委員会あるいは本会議、その辺で審議、議決をしていただくという流れに私はなろうと思うんです。 その前段で、先ほど、全員協議会の規定によって、議長、議会にお願いをして、そういう場を作っていただいて、説明を申し上げ、それから皆様方の御意見をいただいたということとして考えているわけであります。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  ですから、新しく1センターにするということは8月8日に提案されましたよね。そうでしょう。それから議会はあっていませんよ。今度が初めてですよ。初めてでしょう。だから、議会で審議をする時間はないじゃないですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  いや、8月の以降は、今回、令和の第2回のこの定例会に予算も上げております。この間というか、8月8日の全員協議会あたりで、その説明をし、それ以前にも、今までの経過については、いろいろとこうした。その上に立って、8月8日の全員協議会を設けていただいて、説明をして、今回、補正予算に上げさせていただいておりますので、そこで最終的には審議をしていただくということになるというふうに私は理解をしているところであります。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  ここで時間をとっておったら、次の大事なことができませんので、次にいきますけど、私は、8月8日に見直しをされて、見直しをされたんだから、やっぱりきちんと審議をする時間というのは保障すべきではないかというふうに思っております。そのように今後は議会の審議時間、審議権というのを保障してほしいと思います。 次に、議長、僕のあれで、いろいろ書いていますけど、8月8日の答弁の内容というのが、2018年12月の答弁と関連がしますので、一緒にいいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  はい、どうぞ。 ◆5番(小林知誠君)  お願いします。 次に、新給食センター建設で市政や議会が混乱してきたと思います。この混乱の大もとというのは建設費用の倍額であります。最初11億数千万円という、できもしないというか、市長、教育長は甘かったとか、そういうふうにおっしゃいましたけど、それはやっぱり通用せんと思うんです。それが平成29年の4回定例会では20億円以上になるということがわかったと。 これは、隈部議員も前の議会でおっしゃいましたけど、こういうことは、まず白紙に戻すのが本筋だということでありました。一般の社会では通用せんと。ところが、この南島原市政では、11億円が20億円以上になる。これがそのまま通っておると。 これを責任者、これはもう松本市長も一緒ですよ、お二人、教育長、それから市長、「甘かった。陳謝します」ということを謝っていらっしゃいます。これは責任をとったことにならんと思うんです。この事態は今後の大きな悪い前例になるというふうに思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  この件については、今、小林議員がおっしゃったように、当初そのような数字が出てきたと。ここで皆様方のいろんな御指摘も受ける中で、最初の設定の仕方といいましょうか、給食センターを建てるためのいろいろ計算をする中で、その仕方というのが確かに甘かったということで陳謝をし、これは過日の議会で皆様方にそういうおわびをしたところであります。 そして、その後、次の段階の給食センターの建設に向けての話が進んできたというのは、議員も御承知のことであるというふうに認識をいたしております。 当初、今11億円からいきなり倍ぐらいになったという、現在の数値に至るまでは、これまで皆様方にも議会を通じて担当もお話をさせていただいてきたことから、当然そのいきさつ等については受け止めてはいただいていると思うんですが、いろいろ考え方もあります。それは立場もあられますので、そういう御発言をしていただくというのは、やむを得ないかなという部分もありますけど、その後、立ち返って改めて数値を出し直して進めてきたということは、担当としても一生懸命やってきたというふうに思っております。 私自身も市長として、当初そういう形で踏み出した、数字が出てきた。それが本当にしっかりと精査をしていない数字であったというのは、これまでも過日の議会でもおわびを申し上げたところでありますけど、現在の上げている予算といいましょうか、それを皆様方にも御理解いただくというふうなことで今進めさしていただいておりますので、その辺のところは、(「短く」「時間が」という声あり)ここで議員がそういうふうなことでおっしゃることについては、以前のことについては、重ねて、そういうこともあったということで、私は認識をいたしているところであります。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  市長、これは私個人だけじゃないんですよ。市民に対してやっぱり話をされにゃいかんと思うんです。私だけが責めているんじゃないんですから。市民の方がそうおっしゃっていますから、私はそれも自分の考えも同じですから言っているんです。 次にいきます。去年の12月議会で深松次長は、もう議会から予算も議決をもらっておると。だから粛々と進めますとしておっしゃいましたね。粛々と進められたんですよ。 ところが、1月には入札をし、2月の定例会では工事請負契約の議案を提出予定になっておりますというふうにおっしゃいましたが、実際はなかったですね。なされなかったわけを聞かせてください。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  その後に、市長をはじめ副市長等が一旦立ちどまって考えるというふうにおっしゃったので、その分は凍結したものというふうに、私は認識をいたしております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  これは私の考えで、私が言ったら、いや、そうですねとおっしゃらないと言います。思いますのでね。さっきも言っていたけども、市民の皆さんは中間的な詳しいことは知らっさんとです。最初の11億円ちょっとの計画建設費が20億にぱっとはね上がったと。ここがきちんといっぱい市民の心に乗っかっているんです。だから相当な批判が寄せられたんです。 そういうことで、このまま突き進んだら市民の理解が得られないということで、この1月の入札と、それから2月の契約議案の提案はなされなかったというふうに、僕は考えています。そこはどうかということは後で、今はここで押し問答しても始まらんので、やめておきます。 今、市のほうは1センターで行くというふうにどんどんごり押しですよね。果たしてこれでいいのかというふうに思います。 それで、8月8日提出の給食センターの具体的な検討について質問したいと思うんですが、その前に、隈部議員の質問に対して深松教育次長がおっしゃった件で、ちょっとひっかかる点があったんです。これは、私がいつだったか議事録を見せろと言ったら、それはほかの業者の公平性が保たれないので見せられないというふうにおっしゃいましたよね。そうでしょう。それは調べればあるんです。おっしゃったんですよ。 ところが、隈部議員の発言について、給食センター建設について、日調が参加しているということで、何か肯定されたような記憶があるんですけど。実際、私たちの手元には、日調の印が入ったいろんな資料もあります。そこで、三つについて、ちょっと確認したいと思います。 長崎日調が作業部会に参加しているかどうかということ。しているのかいないのか。それから、二つ目かな、調理機器業者については長崎日調のみと打ち合わせで設計されていると思うが、それはないのか。 もう二つです。長崎日調が作業部会に参加しているのかいないのか確認。それから、調理機器業者については、長崎日調のみと打ち合わせで設計されていると思うが、違いますかということです。違うなら違うでいいんですよ。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  その辺につきましては、やはり建物等につきましては設計者のほうが専門なんですけれども、中身の調理器具等につきましては、設計業者のほうは協力業者ということで、何ておっしゃいましたか、長崎日調ですか、のほうに尋ねていたんじゃなかろうかというふうに考えておりますけれども。 ○議長(林田久富君)  もう一点あったんじゃないと。(「調理機器の打ち合わせしていないか」という小林議員の発言あり) ○議長(林田久富君)  小林議員、どうぞ。 ◆5番(小林知誠君)  もう一回、僕もよくあなたがおっしゃったことがわからんので、長崎日調が作業部会に参加しているかいないか、そこははっきり言ってください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  作業部会の正式なメンバーではないんですけれども、やはり設計者も、調理器具等については、やはり専門性が高いものを使用いたしますので、その設計業者のほうのいわば協力会社でしょうか。そちらのほうでオブザーバー的に(「違う」という声あり)参加をしていたんじゃなかろうかと考えております。 ○議長(林田久富君)  質問者以外は静かにしてください。 小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  長崎日調は、今進んでいる給食センターの会議に、全部じゃないけど、参加をしているということですね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。
    ◎教育次長(深松良蔵君)  おそらく、私も全部把握はいたしておりませんけれども、設計業者の協力会社等という立場で、設計の事業者に対して協力をするというふうなことで、参加をしていたんじゃなかろうかというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  そういうあやふやな答弁では困るんですよ。じゃ、きちんと正確に調べて、後で僕のほうに教えてください。いいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  後で調べてお出ししたいと思います。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  二つ目はどうですか。調理機器業者については長崎日調とのみ打ち合わせをしているんじゃないかというふうな話も入っていますけど、違いますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  打ち合わせは多分していないというふうに考えておりますけれども。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  打ち合わせをしていないと考えていますじゃだめですよ。打ち合わせをしていません、います、どっちか言わないと。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  ちょっとそこまで私は把握をいたしておりません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  じゃ、その件もきちんと調べて報告をお願いします。いいでしょうか。答弁。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  はい、承知しました。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  では、次は本題にいきます。 これまで、私で8人目です。この給食センターについて、8人の人が質問しています。ということは、いかに新給食センターについての関心が高いかということの表れだと思うんですよ。 今度、8月8日から、市の答弁を聞いていると、国の学校給食安全基準及び学校給食における食物アレルギー対応指針に適合したセンターで給食を作って子どもに供用するのが子どもたちの幸せになると。これが一番だと考えているようですが、そうですね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  そのように考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  その理由を端的に教えてください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、センターが6ございますけれども、現在の国が示しております国の学校衛生管理基準に基づくような建物ではございませんので、やはりそれに基づくような施設にして安心・安全な給食を提供するということで考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  さっき言うように、基準に合っていないから合わせればいいんだと。じゃ、合わせればなぜいいんですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  やはり一番、食物アレルギー等の対応につきましては、平成24年12月ごろに食物アレルギーで給食を終了した後に児童がアナフィラキシーショックによってお亡くなりになるというふうな事故が散見したことから、国においてアレルギーの対応指針等も定められております。 それと、また学校給食施設が、やはり建物自体が古うございますので、数人の議員の皆様方にも御答弁しましたとおり、汚染作業区域あるいは非汚染……(「そこはいいです、わかっている」という小林議員の発言あり)それで、部屋単位で区分する必要があると。(「そこは何回も聞いたからいいです」という小林議員の発言あり)それと、調理場の温度を25度以下、湿度を80%以下に保つような施設を作りたいというふうなことでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それは私の聞いたことではないもんね。なぜかという。 では、次にいきます。 南島原市で給食が開始されてから何年になりますか。旧町時代も含めて、知っていますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  深江の給食センターでは、建築が平成17年、布津では平成5年に建てておりますので26年経過しております。有家は平成4年で、もう27年経過いたしております。西有家が平成3年で28年経過をいたしております。北有馬が平成9年に設置をされて22年経過をいたしております。口之津が平成17年に建設をされまして14年ほど経過をいたしております。また、加津佐につきましては、昭和49年に建築をされまして45年ほど経過をしている状況でございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  今おっしゃったように、一番古いのが加津佐ですかね。加津佐は、その前からあるんですよ。加津佐小学校に行って調べたら、今の加津佐小学校の給食調理場は50年です。だから、その前に木造校舎があって、木造の給食調理場があったと。だから、この南島原市、長崎県でも、加津佐は非常に早かったと思います。 それから40年以上経っています。しかし、アレルギー事故とか食中毒とか、そういうことは起こっていないんです。また、南島原市になって一回も起こっていないですよ。そのことは深松次長がおっしゃいましたよね。どうして、そのように安全な給食が保たれたんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  各給食センターで勤務していただいております調理員さん方の努力によるものと思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  そうですよね。やっぱり安心・安全を保つには、もちろん新しいセンターも必要ですよ。しかし、新しいセンターだから絶対安心・安全とはならないんです。食中毒を起こすのは、理由が二つでしょう。一つは材料、もう一つは料理をする人、これが菌を持っていたかどうか。この二つによって食中毒は起こるんです。 この二つをきちっとすれば、調理場は、古くても安心・安全な給食が、ここで提供できるんです。そのことをしっかり覚えておっておいてください。 いや、いいです、質問は要りません。聞かないんだから。聞かないなら要りません。 それでは、次です。 雲仙と島原市、これはもうこの前教えましたから、知っていますよね。雲仙と島原市のセンターとか調理場は、深江と口之津よりも早くできていますから、基準には合っていませんよね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  おそらく現在の基準には合っていないものと思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  おそらくじゃなくて、本当ですよ。合っていないんです。早くできているんだから。 僕も、実際、島原市教育委員会が有明にあります。雲仙市は千々石にあるんです。そこに行って、調べてきました。合っていないと。合っていないけれども、建て替えをせんで一生懸命努力をして、食中毒がないようにしっかり頑張りますと、こう言っていらっしゃるんですよ。 島原市は、もっと古いですよね。センターじゃなくして、昔の自校方式というんですか、そういう調理場で給食をしているんです。おいしい給食ができておるというふうに聞いております。 こういうふうに、加津佐の給食調理場は四十数年間営業して一生懸命に頑張っていらっしゃる。それでおいしい給食を食べさせていると。 私も、その当時は加津佐東小学校と言っておったんですが、530名おったんです。今は100名ぐらいですけど、そのように500名以上の給食を作っておったと。 島原市は昭和時代、古いセンターでも、今も動いている。それで安全な給食をやっている。雲仙市も千々石と国見にありますけど、二つのセンターできちんとやっている。 こういうことを考えると、私は、もう今さら龍石のセンターを作るなとは言えませんからね。龍石にはやっぱりセンターを一つ作る。そして、子どもたちのためにも、これは後から話をしますけど、深江と口之津のセンター、この3センターでやったら子どもたちのためにもみんなのためにも一番いいというふうに考えます。 何ら深江や口之津の子どもたちの給食の問題にはならないと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  問題にはならないというふうにお考えかもしれませんけれども、逆に1センター新しいものを作って深江と口之津だけがそのままの施設で残ったときに、深江給食センターあるいは口之津給食センターから配送を受けている子どもたち、あるいは保護者の皆様方から、私たちはどうして新しい給食センターから配食ができないのかというふうに聞かれた時に、私どもはなかなか答えようが持ち合わせておりませんので、やはり全員の児童・生徒に新しい給食センターで新しい基準に合った施設で作られたものを食べていただきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  深松次長、そのぐらいの答弁しかできんとですか。 それなら、深江と口之津の保護者にアンケートを取らんですか。それが一番いいですよ。どうですか、取りますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現時点では、取るような考えはございません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  あなたね、さっき何て言ったの。深江と口之津を参加させないと文句が出ると。答えようがないと。それなら、アンケートを取って賛成が多いのか反対が多いのか調べれば一番わかるんです。深江や口之津の人にちゃんと答えができますよ。そのために取り組みなさいよ。どうですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現時点では取り組もうという考えはございません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  市長、今、深松教育次長が、深江と口之津を残すと、「なして深江と口之津はせんとか」というときに、答えようがないと。私は、深江の人はほとんど残してやってくれというのが大半だと思いますよ。 今、ちょっと時間が足らんかもしれんけど、深江の人から、「何で深江のセンターを使わんとか、まだ新しかろうが」とか、「もったいなか」とかね。それから、なして市は進むとかといったら、国の基準やアレルギーの指針に合わないからだと。それが市の答弁ですよ。「今までも使ってきたろうもん」と、「今も使えるじゃないか」これには、何の答もできんとですよ。だから、もうちょっと現場の親たちの意に沿うような答弁をせんといかんですよ。 では、次にいきます。 安心・安全で豊かな給食を提供するために検討会がなされたと聞きます。何回検討会がなされたんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  23回ほど見直しにつきまして検討をいたしております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  参加者名はわからんでしょうね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  参加者については、その都度ですね。(「後でメールをください」という小林議員の発言あり)参加者については、協議する内容により変わっておりますけれども、参加したのは市長、副市長、教育長、関係部局長、関係課長、担当職員などでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それで、その中でいろいろ論議されたと思うんですけども、私は、教育長が、朝からの答弁で給食を提供するには自校方式が一番いいんじゃないかと近藤議員が言われたのに対して、そうじゃないと否定されたですね。 私は、給食は自校方式が一番いいと思うんですけど、あなたは違いますか。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  私どもは安心・安全をモットーにして統一された給食を市内全域の児童・生徒に提供されるのが一番だというふうに、私は思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  安心・安全は今でも保っているし、自校でも保てるということは、さっき証明したでしょう。ただ、あなたがおっしゃるのは、文科省の基準に合わないというだけであってね。 同じものを市内全部の子どもに提供するのが一番いいと。あなたは教育者でしょう。私も学校の教員をしていましたので、ずっと学校を回りました。そうすると、転勤する先で給食センターが変わりますよね。だから給食が変わるんですよ。言ったらあれだけど、うまい所もあるし、うまくない所もあるんですよ。それは計画を作る栄養士の力量もあるでしょうし、それをもとに作る調理員の人の力量もあるでしょう。また、そこに使う材料もあると思うんです。だから、回ってみて、ああ、いい経験をしたなというふうに思います。 しかし、南島原では一緒になるとそういうのはできませんよね。だから私は教育長は教育者じゃないというふうに思うんですけど、やっぱり一つのセンターで一つのものを作ってみんなで食わせるのが一番幸せという考え方は、教育的にはいかがかというふうに思います。 次、食育について。これも昨日、おとといから言っていますがけど、食育については、1センターと今の6センターは、どちらが子どものためには有効と思われますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  食育につきましては、いろんな場面が想定できますけれども、私どもは一つのセンターを建設したいということでございますので、やはり一つのセンターでということで答弁させていただきます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  いいですか。今からあなたたちが狙おうとしている龍石の1センターで作って食育をした場合と、今は6センターでしているでしょう、現在の6センターでの食育指導と比べて、どちらが子どもたちのために教育的か。これはやっぱり教育長じゃないとだめです。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  今、食育の観点からということで、私は先ほどの近藤議員にもお答えしましたように、食育は、知育・徳育・体育の基礎になるべく項目が教育でありますけれども、その中の一つに食育を位置づけられているという文科省の考えですけど、そういう観点からも、南島原市にあっては同一の教育指針のもとで同じ食を食していただくのが一番だというふうに私は思っております。以上です。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  教育長、はぐらかさんでくださいよ。私はそんなこと聞いていないでしょう。 食育、これは栄養教諭、栄養士の先生、それから学校では担任、それから養護の先生、こういう人たちが係わって食育をされているんですよ、今現在。 だから、今現在の食育のやり方と、今度は今からあるであろう1センターでの食育は、どちらが子どもたちのためには有効か、教育的かと聞いているんです。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  今、私が答弁したとおりです。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  じゃ、次に聞きますよ。 教育です。前は1クラス45人でした。私も45人持ちました。今は1学級40人ですよね。そして、長崎県では1年生は30名ですか、ずっと学級定数が減っています。なぜですか。(「もう一回、質問を」といいう声あり) ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  聞こえなかったですか。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  教育で、教育の効果を上げるために、前は1クラス45人だった定数が今は40人ですよね。これは減っています。 それで、長崎県では1年生は30名ですかね。全国では、やっぱり30人学級にしてほしいという要望が強いんですよ。 だから、そのように学級の定員数を減らしてほしいというのはなぜでしょうかと。 ○議長(林田久富君)  小林議員、通告をちょっと超えているようですけども。わかる範囲で、教育長、答弁をお願いします。(「豊かな教育でしょう。食育ですよ。食育のとこで変なことを言わすけんね」という小林議員の発言あり)答弁できれば、答弁をお願いします。教育長。 ◎教育長(永田良二君)  人数によって教育効果がどうかということについては、食育だけでなくて、ほかの全般にわたることだろうというふうに認識しております。 私は、適正規模の人数が最適と思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  じゃ、また元にもどしましょう。 今の6センターの場合は、深江のセンターでは栄養教諭または栄養士の先生がセンターの仕事もなさっています。そして、深江にある深江中、深江小、小林、大野木場小、それから二つの分校ですか、これらの学校に行って、それぞれ先生方と協力して指導をなさっているんです。それは多分、布津も有家も西有家も北有馬も口之津も同じだと思うんですよ。だから、6名の先生でそういう仕事をしている。それが現在です。 これが新センターになると、加配を2名入れて3名でしょう。3人でやる食育と6人でやる食育と、これはあなたがまた、いや、3名がいいとおっしゃれば、これは現場の先生は笑われますよ。教育というのは、一人の人が受け持つ数が少なければ、あんまり極端はいかんけど、少ないほど効果があるんですよ。 そこは、また言ったらいろいろおっしゃいますけど、あなたは違うとおっしゃる。違うんですね。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  6センターにおいて6人の栄養関係の職員が配置されておりますけど、今度は1センターになれば加配を含めて3名になります。 私たちは、隣の学校の所に行って協議するというのはなかなかできないと思うんですけども、1センターになって加配を入れて3名になった時に、いろいろ現場で相談できながら、いろんな栄養献立等についても研究や、その後の諸問題について、現場で協議ができるという利点はあるのではないかというふうに思っております。 確かに、6名が3名に減るということについては痛手であるということは、私も承知しております。以上です。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  小林です。 痛手という言葉を使われましたけど、やっぱり教育にとってはマイナスがあるというふうに認められたと思います。 じゃ、次にいきます。 従業員、これは70名から減らないというふうにおっしゃいましたよね。それは多分できた時は減らんと思いますけど、年々退職者があった場合は、退職者があったら首を切って新しく入れられないと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、想定いたしておりますのは、全員が新センターに移行していただきまして、それから再任用も含めて最後まで勤務をしていただくということになっております。 その後の見通しについては、まだ10年分を見通しておりますので、一つになりましたので、もしかすれば減員する場合もあるかと考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  今の定員をずっと保つことはできませんね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在の全員という部分については、当然、今お勤めの方は最後までお勤めしていただきまして、その後に、一つのセンターで業務をしていただきますと、やはり調理員の方々の能力あたりもアップをしてまいりますので、それに応じて、もしかすれば減員をする可能性もあろうかと考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  減るということですね。 あと3分しかないから、ちょっと飛ばして、納入業者です。 去年、納入業者について11月に話し合いをされて、その後なさっていないんですね。全部で八十いくつの納入業者が、これは重複してあると思うんですけど、この中でどのくらい残るかわかりますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。
    ◎教育次長(深松良蔵君)  まだ、1回目の1度だけ説明会を申し上げただけで、これまでも御答弁いたしておりますけれども、今回の議会で計上しております予算案等が議決をいただきましたら、その後にまたすぐ説明会のほうを開催できるように準備をいたしておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  非常に立腹されているんですよ。今まで何カ月経っていますかね、もう8カ月、9カ月、10カ月ですかね。10カ月もほったらかした。私の教え子なんかは、もう行かんと、このように言っています。あなたたちはやっぱり職務怠慢だというふうに思います。 あと、学校の行事に合わせて食事を早く持ってきてくれとかいうことが、まずできなくなるという、そういう欠陥もあります。 それから、アレルギー対応もしたいんですけども、ちょっと時間がなくなりました。 それで、市長、最後に、さっき言いましたよね、深江の旧センターはまだ使えるのになぜ使わんのかと。それから、これは栄養士の先生、退職者ですけども、まだ使える、十分大丈夫よ、何で使わんの、もったいなかと。それから、あとの人は、深江にあった旧センターもまだ使えるのに上に持っていったと。それで、まだ十何年しか経たんのに何で深江を使わんのかと。 というのに、私はさっきのほうに、市はこう言っていますよと言ったら、それはおかしか、使えるものは使えというふうなことです。 市長にぜひ話をしてくれとおっしゃったので、市長、皆さんに話をしてください。なぜ深江のセンターを使わんのか。基準に合わないということはもう知っていますからね、それ以外にどうぞ。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、議員がおっしゃった、深江のあれは新しかとに何で使わんとか、使えんとかというような話を職員さんがしよるというふうな話でありますが(「職員さんじゃない」という声あり)どなたがですか。(「地域の人です」という声あり)いや、今、職員さんというふうな感じの表現も、何か職員という言葉じゃなかったけど。 ○議長(林田久富君)  もう一度、小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  3人の意見を言います。 一つは、元町職員、それから……。 はい、どうぞ。職員じゃないですよ、一般の人です。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  よろしいですか。 深江の施設を使うためには、どういう手だてをせないかんかということは、担当のほうからもいろいろと説明をしてきましたですよね。 そういうことを、やっぱり私としては、こういう議会を通じて、今までもこの件については皆さん方からさまざまな御意見、あるいは小林議員からも議会の折々にこの問題は取り上げていただいておりますので、市民の皆さん方もかなり関心を持っていただいていると思います。 そういう中で、深江をなぜそのまま使わんかということについては、今まで説明してきましたような状況でありますので、そこをあえて使うとするならば、相当な金を入れて使わないとどうもされんという状況だから、今回もう深江は、今の状態で次の1センターとするというふうなことにしているわけでありますが、答弁としてよろしいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  小林議員、最後に締めてください。 ◆5番(小林知誠君)  私は、お金をかけてせんでもいいということを言って、最後の質問といたします。終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、5番、小林知誠議員の質問を終わります。 ここで14時45分まで休憩いたします。     午後2時32分 休憩     午後2時45分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩を解き会議を開きます。 小嶋光明議員は早退されました。 次に、12番、黒岩英雄議員の質問を許します。12番、黒岩英雄議員。 ◆12番(黒岩英雄君) (登壇) 12番、黒岩英雄でございます。今議会の最後の質問者となります。一括質問一括答弁でお願いします。 一応5項目上げておりますので、幾つかは何回か質問した事項が入っております。 まず、第1点目に定住対策についてでありますが、市の基本的目標は、市内での雇用創出や空き家などを利用した市有財産などを活用した住環境に努め、人口を維持することを目標とされているようでありますが、本市の目玉となる定住対策の重点項目といいますか、目標はどこに置かれているのか、お伺いしたいと思います。 2点目に、ジオパークについてでありますが、島原半島ジオパーク協議会というのがあります。本市もそれに参加されていると思いますが、その状況や本市におけるジオパークになる場所に対する管理や、あるいは見学者などの状況について詳しくお伺いしたいと思います。 3番目に、そうめんについてであります。昨年そうめん振興班を設置されましたが、まず第一に取り上げたい施策、そうめん班を作って、何を一番目標にして政策をされているのか。また、統一ブランド化や広報活動事業の実施など重点目標にあげて実施されると思いますが、それらの内容を詳しくお伺いしたいと思います。 4番目に、有馬セミナリヨについてであります。有馬晴信の時代に有馬セミナリヨで学んだ天正遣欧使節4少年が西洋文化の影響を受けて有馬キリシタン時代の繁栄をもたらしたと言われておりますが、その少年の銅像を設置してはいかがと。これはもう2回ぐらい言っておりますが、それに対して市長も、大村空港にもありますので、ぜひ我が市にも欲しいというような答弁をされました。しかし、その後どういうふうになっているのか、進んでいるのか、協議されているのか、全くお聞きしておりませんので、その後の状況をお伺いしたいと思います。 五つ目に、雨水や……。雨が降った時に有馬干拓に流れてくる水害時の農産物とか、国道251号線の沿岸の住宅の人に影響が最近出ていると。これは正式には昔からいろいろあったようですけども、それを前回ですか、島鉄の跡地を利用して有馬川に流すということでありますけれども。それを1カ所なのか、それとも2カ所にして葉山川にも流したほうがいいんじゃないですかと、調査ぐらいはしたらどうですかというような質問を私はしたと思っておりますけども。それを多分8月5日ですか、県のほうに行かれて、この問題は何か要望として上がっておりましたので、それについて、回答がまだ来ていないと思いますけど、県の姿勢、これは県事業で今度はやるということですので、そこら辺のところをお聞きしたいと思います。 以上5点、よろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、黒岩議員の御質問にお答えをいたします。 最初に、本市の定住対策について、市の基本目標は、市内で雇用創出や空き家などを利用し、市有財産などを活用した住環境に努め、人口を維持することを目標とされているが、本市の目玉となる定住対策の重点は何かとのお尋ねであります。 人口減少が進む本市において、少子化対策や定住・移住対策は大きな課題となっております。 そのようなことから、本年4月に地域づくり課定住移住班を新設し、総合戦略に掲げる定住、移住による人口減少対策の取り組み体制を強化したところでございます。 本市の状況を見ますと、若者の流出と少子化が著しいことから、若者が結婚して定住しやすい環境を整えるため、今年度から結婚新生活支援事業に取り組んでいるところでございます。 また、今回の補正予算に計上しております企業間交流支援事業は、県との協働事業として、本年10月1日から開始する事業であり、男女の出会いを促進し、少子化対策を図ることを目的として取り組むこととしております。 都市部からの移住対策としては、田舎暮らし推進事業を推進し、移住希望者がスムーズに移住相談ができるように、地域づくり課にワンストップ窓口を設置し、相談対応を行っております。 このほか、空き家の有効活用と移住者の住居の確保を目的に、空き家バンク制度、移住を検討されている方に対しては、お試し住宅など、さまざまな対策を講じているところであります。 次に、島原半島ジオパーク協議会での本市の参加状況や本市内のジオパーク施設の管理や見学者などの状況についてのお尋ねでありますが、本市から島原半島ジオパーク協議会へ職員1人を派遣し、ジオパークに関するさまざまな事業に対し、協議会を中心に島原市、雲仙市と一体となって取り組んでいるところでございます。 次に、そうめんについてでございますが、昨年、そうめん振興班を設置し、まず第一に取り上げた施策は何か。また、統一ブランド化や広報活動事業の実施など重点施策としてあがっているが、それらの内容を具体的に聞きたいとのことであります。 地場産業であります島原手延べそうめんの製造業を真に足腰の強い産業にするために、昨年10月、そうめん振興班を新たに設置し、主に島原手延べそうめん認証制度の確立、首都圏に向けたPR事業、担い手対策事業に取り組んでおります。その内容でございますが、島原手延べそうめん認証制度につきましては、原料である小麦の成分検査や工場検査、試食による食味審査を市の認証委員会で行い、一定の基準をクリアした商品に対し、島原手延べそうめんのあかしである認証マークを付与することで、産地全体の底上げを行い、生産者の所得向上に努めております。 PR事業につきましては、神奈川県、千葉県、埼玉県で15秒テレビコマーシャルのそうめんPR動画の放映、そしてSNS等での動画配信、首都圏での試食イベント等を通して南島原手延べそうめんの知名度向上と販路拡大に取り組んでいるところでございます。 PR動画につきましては、大変好評で、閲覧数も順調に伸びているようです。島原手延べそうめんを多くの皆さんに知っていただくいい機会となっております。 担い手対策事業につきましては、素麺製造件数が減少する中で、担い手の確保を図り、地場産業である素麺産業の発展のために、製造施設の改修や施設機器の購入に対応する経費について、支援を行っております。 それから、雨水浸水対策についてのお尋ねでありますが、市といたしましても、有馬干拓やその背後地である国道251号沿いの住宅等に対する浸水被害対策は、近年の集中豪雨等が多発する状況において、喫緊の課題と捉えております。 去る8月5日、長崎県へ市単独の要望を行った際にも、三つの重要項目の中の一つに掲げ、知事に直接早急な対応をお願いしてまいりました。その中で、島鉄線路跡地より山側の排水を県管理の2級河川有馬川への分流を提案し、県事業での排水路整備をお願いしたところでございます。 先ほどお話はございましたが、黒岩議員がかねてから提案をされていた有馬川と2級河川葉山川の2本の河川への分流については、検討を行いましたが、この案では県の同意が取れる見込みがないことなどの理由で断念をいたしました。 今後は、有馬川への分流に絞った県との協議とあわせて、県営事業における事業化にも取り組んでまいります。御理解を賜りたいと存じます。 私の本席での答弁は以上でございますが、不足の点につきましては自席で、また関係部局長から答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。以上です。(降壇) ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  天正遣欧少年使節の4少年の銅像設置のその後の状況についてのお尋ねでございますが、銅像の制作につきましては、アートビレッジ・シラキノに常駐しておりますエデュケーターの池田氏に相談をいたしております。美術大学などを通じて彫刻家の紹介はできるのではないか、また、市のシンボルとなる銅像となれば、ある程度の著名な作家に依頼が必要ではないか、また、史実に基づいた4少年の容姿や服装など、その当時の時代背景などを考察した作品でなければいけないのではないかなどとの御意見をいただいておるところでございます。 今後も、どのような形で取り組みを行っていけばよいか、研究を進めてまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  大体のところは答弁をもらいましたけども、まず最初、定住のほうから質問させていただきます。 市内に来てもらう、定住してもらう課題としては、どういうところに問題点がありますか。 ○議長(林田久富君)  菅地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今、窓口を一つにして相談を受けておりますけれども、やっぱり働く所についての御相談が一番かと思います。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  そうですね、雇用の問題ですね。それがあるから出る人が多いということなんですけども、その中でもやはり何とか頑張らにゃいかん。特に長崎県なんかは、もう本当に必死です。県もそれは必死にやっていますね、長崎市もそうでしょうけど。これは地方では本当にそれが必死だと思っております。 そこで、そういうことでパソコンか何かでちょっと検索してみたら、東京に南島原も窓口があるというようなことがありますけど、以前は1人、企業誘致の人がおられたけど、この人あたりがそこと兼務してもらえばいいと思いますけど、この人は今どうなっておりますか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今現在は、もう廃止をいたしております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  企業誘致の人は、もうお辞めになった。それで、あとはもう継続はしてないということですね。 じゃ、東京在住の人が東京の窓口に行った場合、誰が対応してもらうんですか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  移住関係については、県のほうでサポートセンターを作っておりまして、その出先機関といいますか、東京のほうに事務所を持っておりますので、私どもが相談会をしたりなんかする時には、そちらのほうでお世話になるということであります。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  県の窓口としてあって、そこに行って、南島原に行きたいんだけどと言ったら、今度はここに問い合わせがあると。そういう形の窓口ということですね。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  直接サポートの窓口で、うちのことを紹介を受けて、こちらのほうに来られる場合もありますし、うちの相談会を東京でする時に、サポートをしてもらったりということであります。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  直接連絡してもらえば何の問題ないけど、ただ、検索したら、南島原も東京に窓口があると出てくるものですから、ちょっとお尋ねしましたけども。今現在、これはいつからだったですか、この制度が始まって何人ぐらい南島原に来られましたか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  すみません、まだ集計はできておりませんが、今、大体80人から90人ぐらいの方がこちらのほうに移住をされているということでございます。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  多いじゃないですか。本当ですか。それじゃ、そういうふうに一応承っておきましょう。80から90ですか、それは結構多いですね。それは数字のことですから、言ってなかったから、後でちょっと、もし何かあったら言うてください。 例えば、長崎市、これはテレビか新聞か何かでちょっとやったんですね。長崎市に来る人は2人で100万円、それと1人だったら60万、これは東京の23区に限る。23区から来る人には、これだけの補助金を出しますよと、長崎市が。だから急いで私も市に、市民のほうに連絡があったんです、そういう制度はないのかと、市内の人から。そしたら、うちはないということなんです、最初はね。それで、よく聞くと、いや、やっぱり23区の人だったら、そういう制度があるというような話がありましたけども、実際のところは何か制度はありますか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今、議員がおっしゃっている分については、国の事業にまさにそういう事業があります。 ただ、本市の場合は、その事業の適用といいますか、制度自体が国の制度を受けた市の制度というのはまだ作っておりません。 ただ、この後、来年度からでも国の事業を受けて、東京23区から本市に来る方に限り、国の制度を活用した事業をやりたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  国の制度があったら、長崎市はやっているわけですよね。だから、南島原も、条例か何かでしないとできんわけですか。長崎市ができて、うちができないということないでしょう。そこら辺のことはどうなっていますか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  当然、もとの補助金の制度は国の制度でありますけれども、南島原市、本市から移住者の方にお金を出すには、市に条例がないと、交付要綱なり、そういう交付をするための決まりがありませんと、できませんので、市として国の補助金を受けて、市が支出をするという制度を市で制度化しなければならない。 ただ、今年までは、今のところは23区からおいでになるという事例がなかったということで、その分については作ってなかったというふうなことでございます。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  80人もおって23区から一人も来ないということはないですよ、学生なんかは。 何年23区に住んでいればいいんですか。23区に何年か住んでおかなければいかんでしょう。1年だったら、住所を変えてすぐ来ればいいですしね。何年ですか、最低。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  失礼しました。最低5年間居住をされておりまして、移住をされた後に県の認定を受けた事業所に就職をされるということが必須条件になってまいります。その場合に限り交付ができるというふうなことになります。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  南島原で県が認定している企業。そういうものは何社ぐらいあるんですか、南島原には。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  現在、1社ということで聞いております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  そういうことですか。でも、ないことはないけど、今は1社と。それは、ちょっと増やしてもらうような運動を市としてもせにゃいかんですね。いろんな細かいことはあるでしょうけど、大体のところはわかりました。そういう制度があるということですね。 なぜ、そういうことを私が聞くかというと、こちらのアパートを経営している人から、南島原市に来たいんだけど、ほかのところはいろんな補助金制度があるけれども、南島原にはないんですかという問い合わせが私のところにあって、それからこの移住問題を私も調べ出したんですけども。 じゃ、23区のこれはちょっと検討しようかということですけれども、ほかにはないんですか、何かそういう移住してくるような人のためになるようなやつは。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今、移住をされる方についての助成といいますのは、一つは、移住をされて、こちらで空き家などを空き家バンクから賃貸をされる場合に、改修なんかをされる時の補助金を移住者の方に限り出していたりとか、あとは今年からの制度で新婚、結婚された方については、引っ越し費用とかそういうものについて助成をするというふうなことで事業をやっております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  そうですね。子育て世代なんかは、中学生以下がいた場合は、県外から来る人は幾らか、35万円かな。でも、南島原としてはお金がないわけですから、なかなか一般財源からということはできんでしょうけども。 ただ、市営のアパートなんかがありますよね。こういうものを例えば1カ月か3カ月ぐらいちょっと免除するとか、そういった何かの制度ができないものかと、あるものを使って。ないお金を出して、いろいろ補助するんじゃなくて、あるものがあれば、そのものを使って、ちょっと南島原に来てもらうというような制度はできないものかどうか。どうでしょうか。これは市長にちょっとお尋ねしましょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今の黒岩議員の質問ですが、ここに来てから後の住居の問題かなと思っているんですが、最初の段階では、ここに来て、どういう状況かというて調べたり、調査をしたりする段階では、無料で、ご存じのとおり、真砂の前のお試し住宅を提供しているわけでありますが、その後の今御発言がありましたような、どういう形で支援の措置ができるかという部分は、研究してみたいというふうには思っております。 ちょうど、今よろしいでしょうか。移住について、黒岩議員から今、御質問いただいておりますが、先だって、質問と関連するかどうかわかりませんが、関東地区から御夫婦、結婚したのはこの春だったという方々が、南島原市で農業をしたいということで、その夫になる人のおばあちゃんがこの地の出身ということで、小さいころから海に来て泳いだり、いろいろして、やっぱり再々ずっと来た。ここでぜひ農業をしたいと。それまでIT関係の仕事をしていたという関係で、奥さんはまたほかの仕事をして、奥さんの家庭はリンゴとかいろいろそういうふうなところを作っておられる家庭の人ということで、その方がここで農業をしたいということで、1年間に150万、夫婦では225万、国のあれが出てする制度があります。それを活用してやりたいということで、2カ月間、県の研修所で研修をして、やっとそれが終わった。あと10カ月間、地域で現地研修をするということで、私の親戚のところでハウスの研修をしている。 そういうことで、親戚のほうから、ぜひ市長に話もいろいろしたいというような思いもあるから、時間をとってくれということでありましたので、私もそこでいろいろ話を聞いたりしたんですが、その方は、こちらに来る時は、おばあちゃんの実家に寝泊まりして、場所を探したり、あちこち行ったというふうなことで、お試し住宅は使わなかったということでありますが、現在は、ほかの民間の住宅を借りて住まいをしていると。周りの方々も、諫早の研修から夜帰ってきたら、ご飯まで作っていただいて、さあ食べんねというふうなことでしていただく。大変この地はというふうなことで感動しておられたところでありますが、そういうような形で、私は移住してこられる方々、何かこの地にご縁のある方々も、何かやっぱり、おばあちゃんのふるさと、あるいはお母さんのふるさと、お父さんのふるさと、そんな形で、この地に目を向けてくれるような、ここからの情報発信も必要だなという思いも改めてしたところでありました。 また元にもどりますが、先ほどの住宅等について、市としてどういう形でできるか、支援、方法があるかということは、研究をしてみたいと思っております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  ぜひ、市営住宅に限らず、個人の民間のアパートもありますし、そういうところに1カ月なら1カ月、2カ月なり、せめて3カ月ぐらいの補助をするとか、何か考えてもらえればいいなと思います。 農業なんかで来てもらえれば一番いいんですけれども、簡単に空き家と言いますけど、確かにもう何年も誰も住んでない空き家はありますけど、ほとんどのところが、お墓があるし、仏壇があるんです。仏壇があったら、もう絶対その家は空き家とは言わないんです、人間がおらなくても、入れませんので。外に出た子どももいっぱいおりますので、そんな仏壇をどうするって、それが解決にもならにゃ、空き家にならんわけです。そういう事情がありますので。 しかし、いろんな、できれば来たいなと、Iターン、Uターン、あるいは、じいちゃん、ばあちゃんの実家とか、それで来たいという人がおりますので、他市に負けないように。ほかのところはマスコミを使って、これと思ったらぼんぼん流してやりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 次は、ジオパークなんですけれども、南島原はもう世界遺産で一生懸命やっていますのであれですけど、島原はジオパークに一生懸命力を入れております。私は今までジオパークとよく聞きますけれども、南島原ではどこどこがジオパークか、どういったことをしよったか、実際、正直なところはあまりよく知らないんですけども、何カ所ぐらいあるんですか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今、確認しましたけど、10カ所程度あるということです。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  10カ所ですね、わかりました。 協議会てありますので、協議会とあるからには、南島原も誰か入っているのかなとこれをちょっと見たら、うちの市長と雲仙の市長は副会長ですね。運営委員には商工会とかいろんな人が入っていますけども、市長も毎年この総会か何かには出席されますか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  出席は、100%というわけにはいきませんけど、代理でいくもありますが、このメンバーでありますので。 それから、先ほど何カ所ジオパークがあるかということでありましたが、目ぼしいものとしては、そこの龍石海岸のあれであるとかがあるわけですが、島原半島全体がジオパークという位置づけというふうな形で、ここをどうやって活用していくかというふうなことでありますので、早崎海岸の溶岩の、島原半島はあそこからでき上がったという、そういう所とかです。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  私は、もう世界遺産のように、ここ、ここと決まっているのかなと思ったら、半島全体が一応その範囲に入っておるというようなことですね。それに会員としては観光連盟、ひまわり観光協会、みずなし本陣、それからガイドの会、有馬の里、南島原市議会も入っていますもんね。それに島原商工会、こういうものが一応会員になっているみたいですね。 そこで、今、市長も言われたように、龍石の生コンのちょっと先に出ている所が、よくあそこは何か一番波で取られて地層がわかりますので、あそこに行ったら、消防署のあそこからくだって行った左側のグラウンドの所に、ロータリーの人が看板を3カ所ぐらい、それから矢印で行けるようになっておりますね。あっちからも行けるのかと思っていたら、私もほかの人からちょっと言われて、逆に国道から入る場合、危ないと。何でかなと思ったら、島鉄が前は走っておったものですから、とにかく大っぴらに下にくだれるようにしていないんですね。ちょっと石段をしているように。でも、地元の人に言わせれば、あそこが昔の旧道だったと。島鉄が、鉄道が入る前は、あそこは道路だったんですね。島鉄ができて、塞がれたような感じで、ちょっとした踏切。それで、まして国道ができて歩道ができて、もういよいよというような感じなんですけど、今、状況が変わりましたよね。島原鉄道が廃止になって、今度、今は市の持ち物になった。 そこでひとつ、あそこが歩道からでも海岸端のほうに行きやすいようにできないものかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけれども、誰でもいいですから。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今おっしゃったように、あそこは、おりた所に琴平神社という、上のほうにですね、神社があるということで、ジオサイト方面には国道側の狭い歩道をちょっと通って地下に階段をおりていくというというような形になっております。 今おっしゃった分については、一応国道に関することになりますので、長崎県とか関係部署と相談をして、御要望にお応えすることができないかということで協議をしてみたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  歩道からおりる所にはガードレールみたいなものがありますから、あれを除かす場合は、ちょっと振興局のほうに相談に行かないといけないでしょう。でも、土地自体はもう市のものですから、下のほうは。そこを自転車道にするということですから。 自転車道というのは、改めて聞きますけど、最低の広さというのは決まっているんですか。自転車道として申請するでしょう、国に補助金をもらう際にやるでしょう。その広さというのは決まっているんですか、幅は。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  基本的には、線路敷をということで、今、幅をと決まっておるかということではないと思います。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  それと、うまくいったとして、スムーズにいったとして、自転車道が、例えばあそこぐらいだったら何年ぐらいまでにはやるような予定なんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  これについては、明日、皆さん方に、まだ全協で御説明申し上げるような時間でお願いをしているんですが、国のほうとも今やりとりをしております。 そういう中で、なるだけ早くやれと。全国に一つのモデルみたいにして公表もしたいというふうな国のほうの思い入れもいただいておりますので、もしも取りかかれるとなったら、ある程度、短い期間にやっていきたいなというふうには思っております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  なぜ私が今そこのところを聞くかというと、今の場所、龍石の所、駐車場がないといえばないんですよね。かといって、線路敷の所は今度は結構広いんです。あそこは海のほうにまた突き出してやりましたので。だから、今言った消防署の所から入っていくのもいいんですけど、もっといいのは、国道から線路敷にすっと入れば、もうそのまま駐車場にされるし、一番高さも便利だし、いいから、自転車道の分はもちろん確保せにゃいかんけど、その部分はちょっと広場でもいいし、駐車場にでもいいし、できるんじゃないかと。そういった意味で一応話しているんですけども、そこら辺の所まで含めて、ちょっと計画して考えてみたらと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  この件については、もう先日から議員のほうからも御提案もあっております。まだ計画の段階でございますので、どこをどうするかというのは具体的に決まっておりませんけども、できる限り市民の皆さん、それから県内からの観光客の皆さんが御利用できるようなことができればなというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  この間、半年ぐらい前ですか、ジオパークの認定の問題で、本部かどこか知らんけど、待てじゃないけど、ちょっと何かそういったニュアンスみたいなやつがありましたけれども、それはどういったことなんでしょうか。わかりますか。 ○議長(林田久富君)  伊藤総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  黒岩議員が御指摘の分は、1回目の更新の場合に、官民あげての一体感がないという部分での御指摘じゃないかと思いますけれども、多分、そうじゃなかったですか。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  そういうことと、やっぱり見学とか、いろんな人が、お客さんあたりが少ない。もうちょっと力を入れて頑張りなさいというような話をちょっと聞いたような気がいたします。 そのために、例えば教育長、教育委員会、やっぱり地質といいますか、そういう勉強するのは小学校か中学校かぐらいからやると思うんですけれども、学校のほうはあそこら辺へ見学に行って勉強する機会なんかは設けてあるんですか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  各学校からの見学等については、実施されておるようです。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  担当の校長先生あたりに聞いたら、近場の学校は授業の一環として連れて行って見学、地質の勉強をしていると。ただ、まだ今のところは近場だけというような話を少し聞きましたので、やっぱりそこら辺をもうちょっと整備して、せめて市内の小学校か中学生、1回ぐらいは行って地質の勉強をするというような感じにしてもらったらいいんじゃないかと。今のままでは、ちょっと今言うたように駐車場もないけど、草がぼうぼうで、今日は私が一般質問を出しているからかどうか知らんのですけど、一生懸命来る時は草刈りをぽっぽっぽっぽ狩りよったですもんね。 だから、せめてあそこの周辺では、そういうふうに見学、教育委員会とも話しながら、いろんな勉強ができる場所としてやってもらいたいなと。線路敷もあるし線路敷の上もちょっとありますので、そこら辺も含めて、ぜひ整備してもらいたい。そう長くは要らんでしょうけど、お願いしたいんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  議員御指摘の場所につきましては、歩道の横がもう島鉄敷で、市が自転車道として計画をしているところでございますので、基本ここに駐車場を作るのはなかなか難しいものと考えております。 現在も、回れ右、Uターンの矢印をつけて、防災広場の駐車場を龍石海岸の駐車場ということで案内をしておりますので、できれば、そちらに止めていただいて、そこから歩いていっていただくということを勧めていただければと思っております。よろしくお願いをいたします。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  国道のほうから海辺端に行くのには、例えばバスから来てジオパークを見る人、それとか自治会の人たちが上の神社を使うために渡る。それとか潮干狩りに行く人が行く。あるいは、精霊流しを流すために、そこによく行くというような、いろんな人がやっぱり使っているんですよ、現実には。私は全部聞いております。 ジオパークでいうのが一番いいだろうと思って言っていますけれども、いろんな人が、あそこはこがんやった、あがんやった、市は何をしよっとやろうかと言うて、島鉄が走っていたら何も言わっさんとです。もう島鉄がやまって全部市のものになったから、みんなそういうふうに言わすと。何に利用したらいいかということですね。だから、そこら辺のところ考えて、ひとつ整備のほうをお願いしたいと思います。 一応これはこれで終わります。 三つ目に、そうめん課を今度作られましたけど、これは私が何年前か、そうめん課を作ったらいかがですかと、ここでやったんですよね。もう、四、五年前ですかね。その時は、ちょっと軽く流されましたけれども。全国に今誇れるというのは、南島原では、たばこが2位、素麺が2位、そして世界遺産。全国に言えるのは、この三つが、自信持って言える、実績のあると思う品物ですよね。そういった意味で、そうめん課を作るというのは、非常に私も、遅かったけども、よかったと、いいと思っております。 そう思っていた時に、これもまたテレビの話ですけど、三輪素麺が、素麺の料理の腰がこしこしして残るゆで方をというてテレビでやるんですね。素麺自体に差があると思ったんですけど、料理の仕方です。何を入れますかとクイズみたいにやって、梅干を2個入れてやったら腰が全然違うというて、もう実験もしよりました。それの後に何をしたかというと、三輪素麺は献上しているんです、ローマ法王に。それをもうテレビでやっている写真をぴゅって見せるんですから。 うちも何か今までローマに行っていますけど、献上した品物というのは何がありますかね。ちょっと教えてください。
    ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今まで法王のほうに献上をしたというのはないということでございます。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  ギンナンは献上したんじゃなかですか。 これなんですよ。それは部長は替わったからということはあるけど、ギンナンは苦労したんですよ、あれは。日本から運ぶのに、食料品だからちょっと問題あるとか。また、持って行っても実際法王が受け取ってもらうかもわからんと。全部クリアして、法王が受け取った後に、少年たちがやっているところに写真を写したわけでしょう。それを今、有馬川の殉教地の所に高木大司教が来て魂を入れた所に看板をしていますよね。そしたら、それに今度企画は何て言ったと思いますか、あまりそういうのはしてもらったら困るとですよと。 困って見てみんですか、三輪素麺はテレビでローマ法王に献上しておるやつを堂々と見せてやっているんですよ。何のために法王に持って行くのか。何のための素麺の全国2位なのか。だから、今度は検索してみれば、島原素麺。今言いましたね、マイメンいつメン、俺は意味はあんまりようわからんやったけど。そして、これは評判がいいと。じゃ、素麺を買う人、食べる人は別ですよ、大体素麺を買う年代というたら、どのぐらいの人が多いでしょうか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  どちらかというと、高い年齢層だと思います。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  パソコンで、マイメンいつメン、これを一番の所をぽんと押したら出るんですよね。こうして踊るやつ。何かわけわからんような衣装でね。本当に、あれを見て、あれは何かと。二十の人間にセブンの所の前で食べさせるぐらいの料理やったらいいでしょうけど。おまけに島原素麺でしょうが。だからね。 あれね、おそらく企画の人たちが作ったやつで、作れんですよ、ああいうものは。あれは制作は幾らかかっていましたか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  制作だけでありませんで、PR事業とか首都圏でのイベントとか、そういうことも含めて約5,000万円です。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  5,000万ね。ちょっとやっぱり考えますよ、私たちも。何か素麺のブランドといいますけど、ブランドというのは何種類も業者があって、それは市が手伝いするわけにいかんですから、おたくのをブランドにせんですかとはできん。何がブランドか、私もよく考えたら、南島原の素麺自体がブランドに持っていかにゃいかん。そのためには、世界遺産とひっつけて、素麺のブランドと、南島原のブランドと。そうせんば、個々の素麺をブランドにしようと思ったら、それはあちこちからやられるんですもんね。だから、そういった意味で素麺と世界遺産、これを絶対にひっつけていかにゃいかん。 そういうときに、私に電話がありましたよ、素麺を作っておる同期生が、包装紙とかを作りたいんだけど、ロゴマークは使ってよかとか、どこに行けばよかとかと。それはもう素麺課ができとるけん、素麺課に行かんば、素麺課に行けと。それで後で私も電話したら、素麺じゃなく、それは世界遺産ですよ、世界遺産のことは世界遺産に言ってくださいと、そうめん課の人がそがん言うけんね。 そういうのも、これは逆に、そういう企画というか、そうめん部というか、そういうところは、素麺にはこのロゴマークでいこうかとか、そういうものを作って一本化してするなら、そうすれば世界遺産のマークも売れるし、素麺と一致して南島原というのも売れる。そういった企画ができないものかどうか。どうですか、新しく今度は部長さんになりましたけど。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  まず一つ、私の言葉足らずのところがありましたので、補足をさせていただきますけれども、先ほどの5,000万円の事業費については、特に今回の事業については首都圏でのPRということで、首都圏のほうでテレビのコマーシャルを結構な量で流してもらうということで、その放映料の分が結構な金額を占めていると思います。 それと、今回の事業の目的、おっしゃるとおり、少々奇抜な内容になっていると思いますけれども、一つは、今までの素麺の購買層が比較的高い年齢層だったということで、若い人とか女性の人にちょっと気を引いてもらいたい、まずそこら辺から始めようかというのが一つのねらいでございます。 それと、素麺の振興につきましては、今年だけで終わるものではございませんで、今後も続きますので、今議員がおっしゃった分についても十分含めて考えていきたいと思います。 もう一つ、ブランドについては、今、市のほうで取り組んでおりますのは、市の認証制度を確立しまして、素麺屋さんの小麦粉の質とか工場とか審査をしまして、一定基準以上であるものについては認証マークをつけてもらって南島原市のブランドという形で育てたいというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  認証なんか、届けたら全部認証せんばいかんでしょう。だから、認証でどうのこうのじゃなくて、やっぱり、まず続けて考えてきましたからやりますって、毎年毎年5,000万を使って宣伝、もうちょっと考えて、心して、やっぱりなるほどというような企画をやってもらいたいと思っております。 だから、ロゴマークなんかも包装紙や手土産袋なんかにもぜひ載せたいと。それはどっちでもいいんです。市もいいし、素麺のほうもいいわけですね。だから、そういうものをいろいろ企画してもらえばなというふうに思います。 今日も早く終わりたかったんですけどね。 セミナリヨの銅像を、ぜひ市長、本気を入れてやってもらいたいと思いますけれども、もう一回ちょっと確認しておきます。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  4少年の銅像の件ですが、これは、この前の議員の質問に答えたとおりの思いは今持ち続けておりますので。現状は先ほど担当から申し上げましたような状況でありますので、今後もその考え方は持っていきます。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  もう一つ、雨水等の対策で、県に今上げている分が大手橋側から有馬川のほうのやつを向こうに持っていくという、これはちょっと県が渋ったと。渋るほうは、有商跡からの道路があるでしょう、有商に上る。それから道路の流末というのは葉山川に流れるようになっているんです。だから、それをちょっときれいにしてもらえばいいわけであって、新しくせんでもいい。少し上のほうのちょっとだけが残るという感になりますので、どうぞ。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  議員もずっと以前からそういうふうな考え方で、私どももそうすればいいなというふうな思いはありました。 しかし、新しく、そういう改修といいましょうか、することで、今より以上にそっちのほうに水が来ることは、地域の皆さん方、県だけじゃなくて、その辺の思いといいましょうか、そういうふうなことがございまして、なかなかそっちは難しいなというふうに思っているところであります。 ○議長(林田久富君)  黒岩議員。 ◆12番(黒岩英雄君)  だから今言うたでしょう。有商からずっと流れてくる川は、現に葉山川のほうに流れているんです。あれは有商を造った時点で、おそらく作った排水溝でしょうね。だから、この辺ももう一度、草がぼうぼうしたり何やしておるから、もうちょっときれいにしてもらえば、きれいに流れますので、だからそういったふうに、一応この県事業のほうをやって、こちらのほうはあまり、反対のほうは市の事業でもできるぐらいの金ですので、そこら辺もよく頭に入れておいてもらっておけばいいかなというふうに思っております。 以上で私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、12番、黒岩英雄議員の質問を終わります。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日20日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時44分 散会...