南島原市議会 > 2017-09-15 >
09月15日-03号

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  1. 南島原市議会 2017-09-15
    09月15日-03号


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    最終取得日: 2021-06-25
    平成29年  9月 定例会(第3回)第3日 9月15日(金曜日)出席議員(21名)       1番  田中次廣君    12番  中村久幸君       2番  金子憲太郎君   13番  下田利春君       3番  小林知誠君    14番  川田典秀君       4番  柴田恭成君    15番  隈部政博君       5番  高木和惠君    16番  吉岡 巖君       6番  吉田幸一郎君   17番  山本芳文君       7番  隈部和久君    18番  草柳寛衛君       8番  林田久富君    19番  桑原幸治君       9番  小嶋光明君    20番  松永忠次君       10番  黒岩英雄君    21番  中村一三君       11番  井上末喜君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    副市長       山口周一君 教育長       永田良二君    総務部長      渡部 博君 企画振興部長    伊藤幸雄君    市民生活部長    本多弘和君 衛生局長      菅 三郎君    福祉保健部長    田口克哉君 農林水産部長    森崎一成君    建設部長      森永茂夫君 水道部長      林田 亨君    教育次長      深松良蔵君 行革推進室長    栗田一政君    財政課長      米田伸也君 会計管理者     笹田 勝君    農業委員会事務局長 綾部洋一君 代表監査委員    中村良治君    議選監査委員    黒岩英雄君 監査委員事務局長  森 宗次君    選挙管理委員会委員長                              中村正彦君 選挙管理委員会書記長           苑田和良君議会事務局出席者 局長        林  誠君 書記        森山博之君 書記        永吉共泰君第3回定例会議事日程 第3号 平成29年9月15日(金)午前10時開議日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ9月15日井上末喜議員1大屋地区の大雨対策について972有馬商業跡地対策について3職員の飲酒運転について4廃船の有り方について黒岩英雄議員1市内の高等学校について1092防災対策等について3防災、防火について4買い物弱者について田中次廣議員16次産業化の取り組みについて1202アートビレッジ・シラキノの整備事業について高木和惠議員1選挙について1332監査について3市長の政治姿勢について山本芳文議員1世界遺産の海上交通について1502島原半島の観光一本化について3ペットの飼育指導について     午前10時00分 開議 ○議長(中村一三君)  改めまして、おはようございます。 ただいまの出席議員数は21名であります。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第3号により本日の会議を開きます。 日程第1、市政一般質問を行います。 まず、11番、井上末喜議員の質問を許します。11番、井上議員。 ◆11番(井上末喜君) (登壇) おはようございます。 朝からミサイルで、どのチャンネルでも騒動しているようなんですが、南島原市もぼつぼつ考えないかんですね。一応、上げていませんので、簡単に一言だけ、よろしくお願いしておきます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、11番、明政クラブ、井上末喜が4項目にわたって質問いたします。今日は初めてですけれども、一問一答でお願いします。 大屋地区の大雨対策について。 1、今年の梅雨または豪雨の被害はあったのか。 2、大雨や高潮時の対策はどうなっているのか。 3、水門のポンプの運転状況はどうなっているのか。 4、非常時の避難対策はどのようになっているのか、お願いいたします。 ○議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 ただいま、井上議員から北朝鮮のミサイル発射の件のご発言がございましたが、本当に憂慮すべきといいましょうか、大変なことだというふうに、私自身、深刻に受け止めているところではあります。報道によりますと、今のところ北海道を通過したということでありますけれども、特別にそれによっての被害といいましょうか、それが出ていないようでありますので、ある面ではほっとしたということであります。 それでは、井上議員のご質問にお答えをいたします。 最初に、今年の梅雨または豪雨での被害はあったのかとお尋ねでありますが、去る7月6日の大雨の際に、口之津町港町地区において床下浸水が1件発生しております。 なお、人的被害などはあっておりません。 次に、大雨や高潮時の対策はどうなっているのかとのお尋ねでありますが、大屋地区におきましては、前方雨水ポンプ場西新開雨水ポンプ場、それから港町雨水幹線の整備を順次進めておりますが、今年3月には木之崎雨水ポンプ場にポンプを設置し、排水処理の向上を図ってきたところであります。 次に、水門のポンプの運転状況についてのお尋ねでありますが、雨水ポンプ場のポンプにつきましては、一定の水位になると自動運転になるよう設定されております。 また、大雨が予想されるような場合には、担当職員がポンプ場へ出向くなどして、対応を行っております。 次に、非常時の避難対策はどのようになっているのかとのお尋ねでありますが、台風の接近、または大雨の被害が予想される場合には、高台にある口之津小学校自主避難所として開設をし、早目の避難を促すことにいたしております。以上でございます。(降壇) ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  今年の梅雨、昨年みたいにはひどくなかったんですが、一応、データも、さっきちょっと手に入れて持っております。やっぱり4月はかなり降っているんですね。それで、今年も大屋地区はすっと水がたまって、道路が通れないという状況が発生いたしまして、電話をもらって私も見に行ったんですけど、木之崎のポンプ場が開設したらもう道路がつからないように、冠水しないようにポンプでくみ上げて、港町と両方で、もうそういうことはありませんということやったんですけど。まだ完成していないのかなと思ってちょっと確認の電話を入れたら、完成して運転はしているんですということやったんです。運転をしているのにもかかわらず、道路が浸水してしまって通れない状況であったんですけど、これはどんな状況でそんなに溜まるようになったのかをちょっとお願いします。 ○議長(中村一三君)  林田水道部長。 ◎水道部長(林田亨君)  今の件なんですが、議員おっしゃいましたとおり、今年の2月ぐらいにはもう木之崎のポンプ場は完成いたしまして、運転をし始めております。 議員おっしゃいました国道まで浸かったという部分については、ポンプ場との関係がどうなっているのかという部分については現在ちょっと検討しているところでありまして、直接ポンプ場の運転が始まっておるのに浸かったというのは、ポンプ場と直接の関係はどうかなというふうに、今現在思っておるところです。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  その曖昧な返答では、私も納得できません。 29年度から運転開始すると。運転を開始したらこういう水であふれることはないだろうということで、私もその都度その隣近の人には説明しておりましたが、今年みたいに浸かってしまいました。その浸かったわけを詳しく教えてください。 ○議長(中村一三君)  林田水道部長。 ◎水道部長(林田亨君)  早い時間に浸かった部分には、今言いましたとおり、その後の雨によっては国道は浸かっていないと思います。 今年も梅雨はそう大きな梅雨じゃなかったんですが、7月と8月に2回ほど時間的に多くの雨が降りまして、先ほど市長のほうから話がありましたとおり、7月6日の雨の時には、1件床下浸水があっておりますけれども、8月のお盆の時には、浸水はあっておりません。 そのことで木之崎ポンプ場のポンプについては正常に稼働しておりますし、それまでの何らかの流域の流れ、かれこれが何か問題あるのかどうかというようなことで、今現在、考えているところです。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  ポンプが順調に稼働していて浸かるのがおかしいんです。これは、故障したりとか、何かが詰まって水を吸い上げ切らんやったという理由があればなんですけれども。そういうのを、もう7月からして何カ月経ちますか。それをいまだにまだ検討中では、ちょっとおかしいと思うんですが、どんな検討をされているんですか。 ○議長(中村一三君)  林田水道部長。 ◎水道部長(林田亨君)  今おっしゃった部分については、ポンプの能力、あるいは排水には全然問題ありませんので、そのポンプ場に行くまでの水の流れ等について何らか問題があるのではないか、ポンプ場に行くまでの部分について邪魔しているものがないのか、どうすればいいかというようなことで、現在、うちだけじゃなくて、建設部のほうとも相談をしながら検討しているという状況でございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  水道部長とやりとりしておってもらちが明かんようですので、私からちょっと一言助言させてください。 というのが、その前に台風が発生しまして、この台風で流木とか山の木とかごみとかが集中して、それで水の流れが悪くなって、ポンプの注水口に詰まって吸い上げができなかったんではないかと私は思っております。それ以外には考えられんと思うとですけれども、その時点で、そこに水道ポンプの所に行っていれば、何かの原因がその場で分かったんじゃなかろうかと思っております。ポンプの吸い上げの能力とかそういうような計算した上での設置だったと思うんですよね。だから、吸い上げないかん。 それと、これはどこのポンプ場もいっしょですけれども、私はこの前の時も、大屋地区が浸かった時にも言ったんです。私の知り合いの人が、レーダーを見とったら、あ、大雨が来ると、降るということで役所に連絡したんですけれども、全然無視されて対応してくれなかったと。そのために水に浸かったんですと。大雨が降れば、必ず電話が来るんです。浸かりました、ポンプまだでしょうか、まだでしょうかということで。それで、29年度から運転されるそうですから、それまでちょっと我慢しとってくださいと。なら、浸からないようになるということですのでと言って今まで待ってもらっておって、それで29年度になってまた浸かったですね。ちょっと私がうそ言っているみたいで、これはいかんなと思って。国道は浸からんでも、旧道が浸かっているんです、実際。私も見に行ったし、写真も撮ってあるから、それは写真でも提出できるんですけれども。国道が浸からんでも旧道が浸かっただけでも市民の人は通行できなくて困るんですよ。だから、国道じゃなくて、県道とか市道ですね。浸からんようにしてもらいたいと思っているんですよ。 私の先輩が水門の係をされているんですけれども、雨が降りかかってポンプ場に行ったら、自動じゃ間に合わないと。だから、大雨が降るなと思って降りかかった時には、もう既にポンプを運転していて、今まで溜まっている水を上げてしもとかな上げ切らんとおっしゃるんですよ。やっぱりそこまでしなきゃいけないんじゃないかと思っております。そうしなきゃ、いつまでたっても、この水溜まりの問題は解決しないと思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中村一三君)  林田水道部長
    ◎水道部長(林田亨君)  議員おっしゃるとおり、早目のポンプの運転が必要かと思っております。 今おっしゃいましたけれども、うちのほうでも、木之崎についても、ほかの所も同じなんですが、1カ所のポンプ場に3基ほどのポンプが据わっております。そのことで、最初に、ある一定、少し水が溜まりますと、まず1基目のポンプがすぐ回るように設定をいたしております。そういうことで、それが、水が溜まる前に、まだ水位があまり低いがために回しますと、砂等をかんで故障の原因になりますので、一定の水が溜まらんとどうしようもない部分はあるんですが、まず1基は、最初に早目に回して、2基、3基というような感じで回すように設定もされておりますし、それが順調に回っているかどうか、作動しているかどうかというために、うちの職員も現場にはいつも急行いたしております。 そういうことで、議員もおっしゃいましたけれども、うちのほうとしましても、極力早目のポンプの作動というようなことには気をつけて管理をしているという状況でございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  ポンプ、空運転をしたら多分壊れると思います。でも、水がなくなったら自動で止まるようになっているんでしょう。ですね。そしてまた、そこまで早くせんでも、雨が降りかかってから行って、今まであるのを、降りかかりはそんなざーっといきなりは長くは降らないし、そう急に溜まらんと思います。その点、今まであった水を上げてしまっておけば余裕ができて、干拓なんかは溜まらんそうです。それをしないと、もう上げ切らんで水浸しになってしまうそうです、干拓も。干拓も雨水ポンプは一緒じゃなかでしょうか。そこのところ、やっぱり少し努力してもらわにゃいかんなと思っています。 レーダーなんかはないんですかね、雨レーダー。もしなかったら、大雨が降るような時には、イルカウォッチングにでも電話すれば、あの人たち、レーダーを見て判断してこの前も教えてくださったし、分かると思うんですけれども。何か努力が必要じゃないでしょうか。どうなんですか、部長。 ○議長(中村一三君)  林田水道部長。 ◎水道部長(林田亨君)  レーダーそのものまで持ちませんけれども、いろんな情報は、いろいろ手段はございます。そういうことで、雨が予想される場合には、うちのほうでは、もちろん職員も行きますけれども、その前に管理業者もおりますので、雨が降る予想がされた場合には、管理業者とその前に連絡を取り合って、調整をしながら、降った後といいますか、そのころになりますとうちの職員も出向くというようなことで、管理業者とうちの職員と両方で対応いたしております。 なかなか、被害が出ますと何が原因だったのかというようなことになってきますけれども、今後とも、私たちもそれなりに注意を払って対応していきたいと思っております。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  そしたら、その対応をしてくださるのを信じて。ポンプは据わっておる、水は上がらん、今までのポンプ設置何だったのかと思って、毎年毎年浸かる所の隣近の人は、やっぱり大分苦になっていらっしゃるみたいですので、なるべくその対策を早目にしてもらって。やっぱり、何かの物詰まりが一番原因じゃなかろうかと思っております。だから、台風とか来た時には一応点検してもらって、清掃もやっぱりせにゃいかんですね。どうぞよろしくお願いしておきます。 それから、二つ目の有馬商業跡地対策についてですけれども、全員協議会で説明があったが、今後の進め方について伺います。 県との事前協議の進捗状況は、また今年度中に終える予定か。 2、国道との連結の道路の拡幅、また迂回路はどのように考えているのか。 3、サッカーの公式競技場は2面必要だと考えるが、いかがでしょうか。 4、予算はどれくらいを想定しているのか、また完成年度はいつごろか、お願いします。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  有馬商業高校跡地についての県との事前協議の進捗状況はというふうなことで、今年度中に終えるのかということでありますが、先般、県の担当部局には、南島原市多目的運動広場基本構想(案)ということで、これを説明して、一定のご理解をいただいているところであります。 また、有馬商業跡地の無償譲渡の手続につきましては、今年度中に終わらせたいと考えているところであります。私のほうからは以上です。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  次に、国道との連結の道路の拡幅、または迂回路をどのように考えているのかとのお尋ねでございますが、有馬商業高校が開校されていた時には大型バスが運行されていた経緯もございまして、急カーブでやや狭くなっている部分などを改良することで、当面は、現在の道路で対応できるものと考えております。 次に、サッカーの公式競技場は2面必要だと考えるがとのお尋ねでございますが、今回計画しておりますこの施設は、昨日も申し上げましたとおり、市民皆様のさまざまなイベント活動や、スポーツを通じた健康づくり、また市民の憩いの場として多目的に活用できる運動広場を目的として整備することから、サッカー競技に特化した施設ではございませんので、1面で対応したいと考えているところでございます。 次に、予算はどれぐらいを想定しているのか、また完成年度はというお尋ねでございますが、概算整備費で申し上げますと、多目的運動広場とクラブハウスなどの施設整備費で約6億7,500万円を見込んでおりまして、平成32年度までの完成を目指して進めております。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  道路ですね。今までは高校で何かあった時のバスの出入りだったけれども、総合グラウンドになって、何か大会かれこれがあった時にはバスの出入りも激しいと思います。今までと交通量が全然違うと思うんですけれども、その拡幅ぐらいで対応できますか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現時点では、その部分で対応できるのじゃないかなというふうに考えてございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  そして、サッカーのグラウンドですね。2面取っとってでもその中でほかの競技も何でもできると思うんですよ。ということは、両方兼用で使えると思うんですけれども、その考えは全然ありませんか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  先ほども申し上げましたとおり、市民の皆様方にさまざまなスポーツを通してイベント活動、憩いの場として利用していただきたいということで、2面もし作りました場合には、駐車場等も大分大幅に減ってまいりますので、現時点ではもう1面で考えてございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  といいますのも、サッカー競技でよそから南島原市に来てもらったりとかしてもらって、サッカー競技場を作ったからほかのスポーツができないんじゃなくて、兼用で両方使えるのが多いと思うんです。グラウンドに、走るのにも使えるし、何でも使えると思うんですよ。駐車場が狭い分、隣近の土地を購入して駐車場ということ、そういうことは考えられていませんか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  近接の土地の買収等については、現時点では考えておりません。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  せっかくサッカーの競技場を作るんですから、2面作って、隣近の駐車場を購入してするというのも検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  議員、サッカー場の2面という話でございますが、このサッカー場も含むところの多目的広場ということで構想をして今日に至っているもともとのその原点といいましょうか、それは、サッカー協会からの要望も南島原市にサッカー場がないと、そういうふうなことでの要望もありました。そしてまた、現在は、中体連あたりは島原のフットボールセンターでやっているようでありますが、以前はそれぞれの、中体連も泥んこの泥の上でしたという経緯もあります。その前に、それぞれの、ここで、市内で言えば高校で三つを。海技センター海上技術学校も含めて、高校の段階でのサッカーのある所が三つ、3カ所、あるいは、中学校では3校、あるいは、小学生が係わるクラブといいましょうか、それが6クラブと、そういうふうな形で、それぞれの子供たち、少年たちが泥の上でやって、そしてまた、いきなりその公式といいましょうか、そういう大会に行った時には芝の上でというふうな状況あたりを見た時に、いや、これじゃ、やっぱりこの南島原市の子供たちにしっかりとやっぱり芝で、手前で慣れて、そして本試合あたりにも参加してもらいたいなというのが、私自身の本当の気持ちでもありました。日々、毎日そこに、芝に来て練習というわけにはいかないと思うんです。しかし、それぞれの学校のグラウンドでしながらも、あるいは手前で何回でもそういうことでしていく。そういうような状況を考えた時には、やっぱりサッカーグラウンド、人工芝であろうか、天然芝であるにしてでも、そういう施設がやっぱり必要だろうというふうな思いをいたしました。そういうふうなことで、それはどこにするかということであります。 しかし、それは皆さん方からも、いろんな、市のあっちじゃ、こっちじゃというふうな話もいただいてはきました。しかし、現実的にそういう場所をどこにするかということになった時に、それは簡単には場所の相談、選定をし、相談をし、それはやっぱり時間はかかることでありましょうし、そこに1~2年、3年、そんな簡単にできるもんじゃないだろうなというふうな思いをしたところであります。 そういうような中で、有馬商業跡地については、以前からいろんなその活用の方法、活用の案が出てきましたけれども、なかなかそれぞれの活用を最後まで実現するという段には至りませんでした。現在、私になりまして、いろいろ先ほどの思いも含めたところ、サッカー場もある、そしてまたほかの利用価値もあるような、そういう多目的広場といいましょうか、多目的グラウンドといいましょうか、そういうふうなことでの位置づけで整備したほうが、市民の皆さん方にとってより使い勝手もいい施設になるんじゃないかというふうなことで皆様方にご提案をし、市としてはそれで進めていこうというふうな現在の考え方であります。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  私の子供も球技が好きで、サッカーを兄弟でしていたんですけれども、この辺の学校では正式なコートが取れません。だから、この辺で大会がほとんどないんです。多比良、国見あたりに行けば広いグラウンドが幾つもあって、ほとんど向こうのほうまで足運ばにゃいかんから、親御さんたちが子供を連れていくのが大変なんです。そういう思いもありまして、せっかくグラウンドサッカー場を作るんなら、2面にして、今まで国見にお世話になりに行っておったものを、今度はこっちに呼んで、こっちでも活動して行ったり来たりしたほうが、親御さんたちも負担が軽くなるし、子供たちも、近くにあれば、遠くまで車で行って疲れて試合するより、近くで行って試合したほうがいいんじゃないかなと、いい成績が上がるんじゃないかなとも思っております。もし、できることなら、もう一回検討してもらって、2面作ってもらって、その中で、ランニングもできれば、何でもできると思うんです。その点を考慮しながら考えて、もう一回考えてもらいたいと思います。 これは、答弁は要りません。よろしくお願いします。 そしたら、次にいきます。 3項目め、職員の飲酒運転について。 1、前回もこのように同じ事故があったが、詳細を知りたい。 2、職員の交通事故もかなりあると思うが、どのような状況か。 3、公用車の運転でスピードを出しているとか運転が荒っぽいという苦情はないのか。 4、職員の懲戒処分はいかがでしょうか、お願いします。 ○議長(中村一三君)  菅衛生局長。 ◎衛生局長(菅三郎君)  今回の事故について詳細を知りたいというご質問でありますけれども、このことにつきましては、本人に聞き取りを行っております。それによりますと、去る、事故の前日、8月25日は金曜日でございましたけれども、その勤務が終了した後、自宅付近の駐車場に行って、そこに車を止めて焼酎を飲み、その日は車の中で寝たということであります。翌日も、同じ場所で焼酎を少しずつ飲んでいたところ、眠ってしまい、目が覚めたらあたりが暗くなっていて、夜中になってしまったと思ったということであります。そして、その時はもう酔いも覚めていると自分では思ったので、車を運転して自宅に帰ろうとしたところ、民家の車庫のシャッターに衝突をしてしまったということであります。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  次に、職員の交通事故もかなりあると思うが、どのような状況かというお尋ねでございます。 公務中の交通事故につきましては、平成27年度に4件、28年度は6件ございました。今年度は、まだ発生はいたしておりません。 また、公務外の交通事故につきましては、平成27年度、28年度、それぞれ2件を把握しているところでございます。 次に、公用車の運転がスピードを出しているとか運転が荒っぽいという苦情はないのかというお尋ねでございます。 大変残念なことではございますが、今年度になり、公用車がスピードを出し過ぎているなどの苦情が2件ございました。 この件につきましては、事実確認を行った上で、本人及び監督職員である部課長に対して厳重に注意をし、指導を行うとともに、全職員に対して改めて安全運転の徹底について周知を行っているところでございます。 次に、職員の懲戒処分はとのお尋ねでございます。 今回、事故を起こしました本人につきましては、8月28日付で既に退職しておりますが、嘱託職員の管理監督者としての責任に対して、市民生活部長を文書による訓告、衛生局長及び衛生局の第一課長を同じく文書による厳重注意の処分といたしたところでございます。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  ありがとうございました。 もう今回で嘱託職員の事故は2回目で、市民の方が、もうかなり腹立たしい気持ちでおられるようなので、私も大分おしかりを受けました。それが幾つも発生したら、関係ない上司、市長までみんなに責任がのしかかってくるもんですから、その事前で事故防止をするとか、その課で聞き取りをしてもらって、酒を飲んで乗りよる者はおらんのやろうかということで聞き取りをしてもらって、もしそういう人がおるということであれば、注意をしたりして注意を促して、事故再発防止に努めてもらいたいと思います。そこの点はどうでしょう、そういうことはできませんか。 ○議長(中村一三君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  ご提案ありがとうございます。 各部局長、課長も含めましたところ、管理職として当然職員のそういう動向については管理をする責任がございます。まして、職場にお酒のにおいをしてくるとかということであれば、大変由々しき問題だというふうに思っておりますので、再度、各部局長さん方に十分その辺の把握をするように促したいと、お願いをしたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  再発防止に努めてもらえるんですね。 皆さん大変でしょうけれども、事故があってからでは遅いので、その前に打てるだけの手を打ってもらいたいと思います。よろしくお願いします。 それから、この前、私が有家に来ている時に、西有家でしゅっと車が飛び出してきたので私は急いでブレーキを踏んだんですけれども、大きい看板ばからっとったんですね。軽トラの後ろに南島原市と。その車が飛び出してきて、平気な顔してすーっと行きよるけん、こっちはびっくりして急ブレーキを踏んでいるんですよ。ここで一般質問をしようかと思っておる矢先にびっくりしたところです。だから、これを出しておらんやったから、職員の公用車とかスピード出し過ぎとかを聞いてみたんです。やっぱりいろいろあっておるし、またこれも注意してもらって、事故のないようにお願いしたいと思います。 それから、廃船のあり方について、進めたいと思います。 前回に引き続き質問する。 1、市の指定した業者で補助金を受けて廃船するよりほかの業者で廃船するほうが安いと聞くが、これはどういうことですかね。安い所で廃船してでも補助金は出していいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  まず、市の指定した業者ということでございますが、そういったことはございません。市は、業者は指定しておりませんので。業者間で価格に価格差があるというのは、当然あることでございますので、それはもうやむを得ないというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  市の指定している業者があって、そこでせにゃいかんということであるから、袖の下のあるとかなと思っておったんですけれどもね。 何でその地元の業者で廃船したら補助金が出ないのか。で、その業者で廃船したら、それ、違反になるんですかと聞いたら、いや、違反になりませんということでありますので、違反にならんかったら、どこで廃船しようが、安か所でしようが、高い所でしようが個人の勝手だと思うんですけれども。高い所より安い所でする人がほとんどだと思うんですけれども。そこのところの行き違いはどんなになっているんですか。組合側はそんな指定業者があると聞いたんですけれども。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  市が指定しておりますのは、最終処分の産業廃棄物管理票というのがちゃんと出されて、市、その協議会が確認できることということでございますので、それさえ確認できれば、業者はどういった業者でも構わないかなと思っております。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  それが本当だったら簡単なんですけれども、それはどこの解体業者がその事業所で解体して、最終処理場に持っていって、マニフェストをもらってくればいいことであって、そこにはマニフェストはなかってもいいんでしょう。よそで正式な処分場で処分してもらったのをマニフェストもらってくればいいんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  そうですね。マニフェスト、産業廃棄物の管理票ですけれども、それを確認できればよろしいかと思います。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  ここのところは組合側と協議をしていると前回もおっしゃっていましたけれども、こんなところが、協議が全然、組合側の言い分と部長の言い分と全然食い違うんですけれども、それ、何でそんなに食い違うんでしょうか。 ○議長(中村一三君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  まず、この廃船の流れといいますのが、まず、廃船をしたい漁業者の方が、漁協あたり、窓口になるわけですけれども、対策協議会の窓口、漁協に依頼書を出すと。その依頼書を受けて漁協がいろんな説明をして、その後、廃船処理希望者は見積もりをいろんなそういった廃船の仕事をやってくれる業者さんから見積もりを取るということですね。その見積もりに従って事業計画書を出していただいて、それに基づいて市のほうは協議会からもその申請書等が出てきますので、補助金の支出の準備をするということでございますので、流れ的には、そういった手続を踏んでいただければ、そして産業廃棄物管理票というのをちゃんとした適正な処理がなされているということが確認できれば、特に問題はないかと思っているところでございます。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  そこのところ、組合側とよう詰めてもろて、行き違いのないように。向こうの言い分は、全然こっちで聞いたのとまた違う、両方で言い合っているばかりで、こっちはどんなしたらいいかちんぷんかんぷん分かりません。どっちを信じたらいいのか。そこのところは、ちゃんとやっぱり組合と役所とでちゃんとした答えが一つになるようにまとめてもらわにゃいかんと私は思っております。 それで、私、ここに、手元にちょっと資料も持っているんですけれども、ここも安いんですね。漁師の皆さん、こんな話があるんですよ。廃船したら20万から30万かかるから、廃船するのも大変でしいきらんと。実際、私がしたら10万でしてくれました。廃船。それでちゃんと証明書もくれました。これも安いほうなんです。これも11万7,000円ぐらいで26尺の船だったらできます。漁師さんの間では20万、30万かかると、実際、皆さんがそうおっしゃっています。私もそのぐらい要るのかなと思っておったら、おかげで3分の1ぐらいでできたから安かったなと思っていますけれども。何でそんな噂が流れるのかということですよね、問題は。そしたら、そがんしたらもう金がないから、もうどっかに放置しようということで放置が多いんだと思いますけれども。 そして、この前私が言っていたアムールの横のだまりに船がいっぱいあります。まだそのままあります。あの対策はどのように考えておられますか。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  西有家の漁港につきましては、県の管理の港湾ということで、これは県のほうに適正に処理していただくようにということでお願いはしております。指導をしていただくようにということですね。当然、漁業者は市の漁業者等でございますので、市のほうももちろんそのお願いだけではなくて、漁協と一緒に指導をしていかなければならないとは思っております。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  前もあんなにいっぱい廃船が並んでいたのを、西有家町で処分されているんですよ、金出して。そしてまたたまったら、せっかく処分してきれいになっておったのが意味ありません。そして、あそこは波止じゃなくて、港じゃなくてただの河川敷で、港とは違うんじゃないでしょうか。 ○議長(中村一三君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  そうですね。そういった、あそこは厳密に言いますと港ではないということで、県とも話をしているわけですけれども、やはり県が管理している分だということで、指導していかねばならないけれどもということで、県とは話をしております。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  景観が非常に悪いと思いますので、早目に何とかどんなか処分を考えていただきたいと思います。県なり市なりですね。よろしくお願いします。 それから、その廃船なんですけど、これは組合側とまたもう一回話し合いをして、市と組合との説明が行き違いのないように、統一するようにちゃんとしてもらいたいと思います。そうでないと、どっちを信用していいのか分かりません。どうでしょうか。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  そうですね。先般の議会での議員のご指摘等を受けまして、十分漁協と協議をしたところでございます。その経過等もありまして、28年度の実績が、うちの補助金等出した実績ゼロだったわけですけれども、29年度は、総会等でも周知を行いましたので、現在のところ2隻、補助金をいただいて廃船をしたいという漁業者がいらっしゃるようでございます。そういったことで、漁協と十分、協議会も含めたところで十分な話し合いは、今、行っているところでございます。行いましたので、おそらく意思疎通は十分図れているものと考えております。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  組合長にどがんなっとっとかと聞いたんです。私の後輩なんですよ。井上さん、もう3年前もいくらも前の話ですよ。もう忘れたりしとらじゃということだったので、そういうことのないように、定期的というか、ちょくちょくその話し合いをしてもらうか、文書でやってたまに確認してもらうなりしてもらわにゃ、むこうもあんまりしないと思う。廃船なんかも、去年28年度はゼロというのが、知らん人も多かったし、さっき私が申しましたように、安い所でしたほうが、補助もらってするより廃船するのには安上がるということで、これが浸透しているものですから、去年は全然いなかったと思います。 この前、私が一般質問した後、漁業組合の総会前に、総会の通知とともにその廃船のが補助金もあるということでもらいました。だから、漁業組合に入っておられる方はほとんどあれで周知をされたと思います。ああいうのをたまに、たまにはもうせんでよかでしょうけれども、したり、その漁業組合ととにかく答えが一つになるようにしてもらいたいと思います。それを、答弁をもらって終わりたいと思います。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  そうですね。先ほども言いましたように、総会時に全組合員に周知が行き渡るようにチラシを作成しましてお配りしたところでございます。 とにかく、そのFRP漁船というのは産業廃棄物だということを十分念頭に置いていただいて、適正に処理しなければならないと、漁業者自らが自らの責任において適正に処理しなければならないということを十分理解していただいて、なおかつ補助制度があるということも知っていただくということを啓発していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村一三君)  井上議員。 ◆11番(井上末喜君)  産業廃棄物とか個人の人は分からんと思います。産業廃棄物だからマニフェストが要るのであって、産業廃棄物でなかったらマニフェストも何も要らん。そこの焼却炉で処分、パワーショベルで壊して持っていって焼いてもらえばいいことで、産業廃棄物だからできんから、そのマニフェストをもらうためにちゃんとした処理業者にやるんですから、そこんところ、部長、勘違いせんようにね。私も素人じゃありません。いいですか。 ということで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(中村一三君)  これで、11番、井上末喜議員の質問を終わります。 ここで11時まで休憩いたします。     午前10時47分 休憩     午前11時00分 再開 ○議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、10番、黒岩英雄議員の質問を許します。10番、黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君) (登壇) 10番、黒岩英雄です。一括質問一括答弁でお願いいたします。 4点ほどあげておりますけれども、第一に、市内の高等学校についてでありますが、南島原市においては、皆さんもご存じのとおり、我が地には3校あった県立高校が県立有馬商業高校の廃校により、現在2校となっております。現在は、県立翔南高校と県立口加高校の2校があります。少子化により、長期的な生徒数の減少によって学級数が少なくなっているとお聞きしております。それぞれの学校では、地域の発展に情熱を注ぐことのできる人材、また、地元自治体と連携した人材育成を推進されているとお聞きしておりますが、南島原市内にあっては、地理的にも人口的にも県立高校2校の存続が必要と思われますが、市として、県立ではありますが、地域の問題として、これから、これらのその2校の存続に対し、市として今後どのような係わりを持って対応されていかれるのかお伺いしたいと思います。 2点目に、防災対策等についてでありますが、7月の福岡、大分豪雨災害に対し、被災地支援として、市のボランティア活動はどうであったのか。 2点目に、ドローン活用について、直接の福岡災害のことではないんですけれども、ドローン活用について、我が市においても、災害時や防災、建設、農林、企画振興部などの地形調査や広報用の写真撮りなど多義の活用の方法があると思いますが、購入されるお考えはないのか、お伺いしたいと思います。 3点目に、情報の収集や配信について、Wi-Fiの設置については、世界遺産に向けて市内5カ所に既に設置されておりますが、災害時や世界遺産の構成市として、本庁機能を持つ西有家、有家、南有馬の施設に設置されてはいかがかと思いますが、どうお考えでしょうか。 三つ目、これまた防災と防火はちょっと違う視点なんですけれども、例年、本市の総合防災訓練は実施されております。それと、今言われた特に本庁機能を持つ施設、そこら辺のところの防火訓練等はあまり聞いたことはありません。だから、こういう実施計画をお聞きしたいと思います。 四つ目、買い物弱者について。 買い物弱者についてでありますが、高齢化社会が進む中、買い物にお困りの声を最近よく聞きます。買い物弱者対策として、移動スーパー車への補助金制度等は考えられないのか、今からだんだんこれは進んでいくと思いますので、そこら辺のところをどうお考えなのかお伺いしたいと思います。 一応、ここでの一括質問は終わって、あとは質問席で。お願いします。 ○議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、黒岩英雄議員のご質問にお答えいたします。 まず第1番目に、県立高校の関係の質問でございましたが、これは教育長から答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。 次に、防災対策について、7月の福岡豪雨災害に対する被災地支援として、本市のボランティア活動はどうであったのかとのお尋ねでありますが、昨日、隈部和久議員のご質問にもお答えしましたとおり、7月の九州北部豪雨で、特に被害の大きかった福岡県朝倉市の皆様を支援するために、ボランティアバスを運行したところであります。 今回も、熊本地震災害の支援と同様に、市と社会福祉協議会で連携して実施しており、社会福祉協議会では、ボランティアの募集や受付、そして現地のボランティアセンターとの連絡調整などを担当していただいたところでございます。 また、市では、ボランティアが乗車する車両の確保をはじめ、スコップ、一輪車、手袋などの作業用の物品や飲料水の手配をいたしました。 このほか、現地のボランティアセンターに、復旧作業に必要なスコップや土のう袋、飲料水などを提供しておりまして、その運搬には、先に購入いたしましたトラックを活用したところであります。 今回は、合わせて5回のボランティアバスを運行いたしましたが、多くの市民の皆様にご協力をいただき、心から感謝しているところでございます。 今後につきましても、ボランティアの方々が、現地で使う資材の無料貸し出しや、移動時の燃料代の助成、そして高速道路料金の無料証明など、引き続き、被災地の支援に取り組んでまいります。 次に、災害時や地形調査に活用するため、ドローンを購入してはどうかとのお尋ねでありますが、議員ご提案のドローンにつきましては、上空から撮影した映像を市のPRに活用したり、また、災害時の捜索や救助などにも活用できるのではないかと思われるところであります。私自身もそうは思っております。 今後、購入や運用の委託など、活用に向けた検討を進めてまいります。 次に、情報の収集や配信について、Wi-Fiを本庁舎に設置してはどうかとのお尋ねでありますが、議員ご承知のとおり、市内の主な施設には、観光に見えられる方々がWi-Fiを使えるよう、整備をいたしております。 市の庁舎につきましては、既に有線の通信回線を整備しており、また、来庁された方々がお持ちのスマートフォンやタブレットなどは、高速の通信回線が普及しているようでありますので、現在のところ、庁舎にWi-Fi設備を導入する段階にはないというふうに考えております。 しかしながら、昨日、金子議員のご質問にもお答えをいたしましたとおり、通信技術は日々進歩しております。今後につきましては、このような新たな技術や、安全性、効率性などを考慮しながら、どのような通信手段がよいのか、検討を進めていきたいと考えております。 次に、本市の総合防災訓練、施設総合防火訓練等は実施しているのかとのお尋ねでありますが、本市の総合防災訓練につきましては、昨年まで市内2町ごとに、消防や警察、自衛隊などの協力を得て、総合的な訓練を実施してきたところでございます。 今年度は、各町の自治会長会議におきまして、防災講話や机上訓練を実施し、災害時に重要となります地域における共助の体制づくりを進めているところでございます。 また、市の施設の消防訓練につきましては、今年度に実施する予定といたしております。 最後に、買い物弱者対策として、移動スーパー車への補助制度は考えられないのかとのお尋ねでありますが、現在、電話での注文や配達など、買い物支援をされている市内の業者は、移動販売が2店舗、電話注文による配達が29店舗あります。合わせて31店舗におきまして、買い物支援のサービスが行われている状況でございます。 現在のところ、移動販売に特化した補助制度の創設は考えておりませんが、市では創業支援事業補助金を制度化しておりますので、今後、新たに移動販売の事業を始められる方には、支援が可能ではないかと思っております。 以上で、私の本席での答弁は終わりますが、不足の点につきましては、自席で、また関係部局長から答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(中村一三君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君) (登壇) おはようございます。黒岩英雄議員のご質問にお答えいたします。 議員のお尋ねですが、南島原市内にある2校の県立高校と市との係わりについてのお尋ねでした。その中で、存続に関しても大変心配をしていただいておることに私どもも、その件については苦慮しているところです。 それでは、関係についてお答えいたします。 本市では、昨年度から第Ⅱ期総合計画を策定中ですが、この策定にあたり、本年4月に口加高校に新設されましたグローカルコースと連携し、ワークショップ等の共同作業を通じ、市の将来を担う若者の意見を総合計画に反映していく取り組みを、市長部局のほうで進めていただいています。 また、7月に行われた島原半島ユネスコ世界ジオパークの再認定審査におきましても、口加高校グローカルコースの生徒の皆さんに審査員との意見交換や早崎海岸のガイド役を務めていただいたと聞いております。 今回のこれらの取り組みをきっかけとし、今まであまり係わりのなかった高校と市が手を携え、市の発展とそれを支える人材育成につなげていただくことを、私も願っております。 教育委員会でも、日ごろから、島原翔南高校、口加高校と連携して、子供を育てていくように努めております。 具体的には、まず、県立2校の校長と市内の中学校長並びに教育委員会で情報交換会を開催し、情報を共有し、高校の魅力を発信する機会としております。 また、口加高校と口之津中学校、加津佐中学校とが合同で部活動の練習をしたり、教科の研究会を立ち上げたりして、中学生の進路選択の参考とさせていただいております。 ほかにも、島原翔南高校と地元の小・中学校と授業参観や情報交換会を開催しております。 さらに、県教育委員会の高校改革推進室や高校教育課との情報交換会をし、2校に対して特段の配慮をお願いしておるところでございます。 今後も、2校の県立高校と連絡を密にしながら、魅力ある学校づくりを支援していきたいというふうに考えております。以上でございます。(降壇) ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  ありがとうございました。 まず最初に、高校のほうから、実際どれぐらい生徒数が少なくなっているのか、私たちももう十何年ももう離れておりますので、ぴんときませんけれども、ここ3年間とか、今後の10年間は、昨日ちょうど同僚議員が小学生の生徒数を出してもらったもんですから、あれで大体の予想はついてきたんですけれども、そこら辺のところの、これは義務教育じゃなくて島原とかいろんなところを選んでいけるわけですから、大体卒業数がそのまま高校の数にはならんわけですけれども、ただ、今までの前例からして、また、先を見た感じでどのぐらいの人数の減少があるのか、もしそこら辺のところが統計的にある程度分かればちょっと教えてもらいたいなと思います。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  2校の入学者数についてでございますけれども、平成27年度で口加高校が80人、翔南高校が71人。平成28年度で口加高校が80人、翔南高校が77人。平成29年度ですけれども、口加高校が96人、翔南高校が41人ということで把握しております。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  年々少なくなっているのはもう明らかですけれども、市の人口も少なくなっておりますけれども、例えば市の場合、今、小学校が一生懸命統合をずっと加津佐ほうからしてきていますよね。そうした場合、高校は何を基準にして、もう今度は統合しなさいとか、ここを廃校にしますとか、どこら辺を基準に持ってやるんですか。 ○議長(中村一三君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  高校には、次のような基準というのがございます。 第二期長崎県立高等学校改革基本方針というのが21年3月に策定されまして、10年間有効で現在も生きておる中に、その文章の中に、適正配置という項目があります。そこを少し読ませていただきますけれども、その適正配置の基準ということで、1学年3学級以下の学校において、2年続けて、5月1日現在の第一学年の在籍者が募集定員の3分の2未満の場合、原則として統廃合を検討する。募集停止も含むと。この項目が、現在生きているわけですので、すなわち本年度、今、次長から報告をさせましたけれども、翔南高校が41名でしたか、本年度入学ですから、これは定員の2分の1に限りなく近いということで、今年度はしっかり翔南高校についても生徒が、中学生が応募して進学していただくような、そういう高校についても魅力性を高めていただくように考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  そうですね、今年度は翔南高校がちょっと少ないかなということですけれども、その前は口加高校が、あれ、これはどうなるのかなというような人数で、今ちょっと言われましたけれども、グローカル何とかとか、そういう学科ができたと。こういうのはどういった意味の学科ですか。ちょっと私もよく知らないものですから、もしよかったら。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  グローカルコースと申しますのは、グローバルとローカルの造語でございまして、地域が直面する課題等について主体的に学ぶとともに、また国際社会で活躍できるような生徒を目指すというふうなコースでございます。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  口加高校はそういうふうにして、今度新しくなると。人数も増えたということですね。そうすれば、翔南高校では総合学科があるというようなことの学校というようなことを聞きますけれども、これは資格なんかが取れるようになっているんですか。総合学科というのは、私たちもちょっとぴんとこないんですけれども、総合学科というのはどういう学校の特色なんでしょうか。 ○議長(中村一三君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  総合学科の高等学校と普通の高等学校は、根本的に単位の取得の方法が違います。例えば、総合学科の学校は1年次に例えば30単位取るとしましたら、この30単位を取ることと、留年というのがあるんですけれども、そういうのは関係なく、もしそれでやめて、ほかの学校に転校した時にも、この単位は生きていきます。しかし、普通の高等学校、農業高校も含めてですけれども、こういう高等学校の単位というのは学年制になっておりますので、例えば10科目中8科目は取得したけれども2科目が単位を取れなかったという時には、他の修得した単位もリセットされて取れないという状況になります。そういうことで、単位制という高等学校は現在、県下に8校ございます。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  ある程度のところは分かりました。ということは、口加高校、あるいは翔南高校はそれぞれ特性があるということですね。そこら辺のところを頭に入れまして、そうするとやっぱり地元が求める人材を育てたいということを両方の学校は言っておられます。 そこで、市長にちょっとお伺いしたいんですけれども、南島原に合った地元が求める人材というか、そこら辺のところはいろんな幅は広いでしょうけれども、さっき市長部局でも話をこうこうとやっとるというようなことでしたけれども、口加では今度は福祉と何かいろんな科ができているみたいですけれども、そういったところを、この2~3年もそうですけれども、あとずっと先10年間ぐらい、いろいろ考えた場合にどういった対応を望んでおられるのか、もし考えがあればお聞きしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今の話の中で、私が一つ思うことは、口加高校のグローカルコースのお話が、今、黒岩議員がおっしゃったご発言だけを取れば、地元にというふうな意味合いが強いような、ちょっとニュアンスに聞こえたわけでありますが、県教委の、私が聞いているというか、受け止めているあれは、口加高校のグローカルコースというのはもっと、地域のことも含め理解をしながら社会に羽ばたく、そしてある意味では、受験クラスとして、そういう形のグローカルコースだと。これは県教委のほうも県議会でも、そういう考え方を表明されているように私は受け止めてきたところであります。そういうことであります。 しかしながら、ここで学ぶ、2校で学ぶ子供たちがしっかりとこの地で、この地を支えていく人材であらねばいかないと、私はそういうふうに思っておりますので、ここで二つの学校がなくならないようにどうやって市が係わっていけるか、いくべきか、その辺のところはまだ私自身も確たるものは持ちませんけれども、皆さん方と知恵を合わせながら、その辺はしっかりと考えていかなければいけない、対応していかなければいけないと、そういう思いが今いっぱいのところであります。答弁になったかどうか分かりませんけれども。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  分かりました。今までは、市もあんまり、私たちもそう、県立のことですからそう頭になかったですけれども、やっぱりいよいよここら辺までなると、市も係わって一緒になって存続に対して協力していかないといけないかなという、そういう思いをしてきましたもので、今日は一般質問をさせてもらいましたけれども、最後に一つ、進路が、進学するパーセントと就職率、もしここら辺の数字が分かったらお聞きしたいと思いますけれども、分かりますか。この2校。
    ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  進路につきましては、口加高校が就職される方がほとんど少なくて、一桁台で推移を今いたしております。あとの方につきましては大学あるいは専門学校等に進学をされております。 翔南高校につきましては、進学される方が、これは平成27年度の数字でございますけれども、25名ほど、そして就職される方が40名ほどということで把握をしております。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  そうですね、ほとんど進学されている人が多いというような感じですけれども、これ以上、できるだけ人数が減らんように、生徒が減ると部活なんかの部も少なくなって、悪循環になるんです。もうクラブがなくなったけんよそに行こうとか、そういうのもありますので、クラブの指導者なんかも、市も協力してやってもらえればなというふうに思います。 一応、この件はこれぐらいにしまして、防災対策ですけれども、福岡にボランティア活動に行かれました。非常に今回は何か対応が早かったというか、いつもはぐずぐずしていると言うほうですけれども、今回は対応が早かったなということで、意味でこれ私、質問したんですけれども。この前、いつだったですか、全協か議会かで私もそういう災害の時は必ずトラックと水が要るから、そういうのは購入したらどうかというようなことを言って、確かその二つを購入されたと思うんですよ。だから、そういうのを活かされたのかなと思って、ちょっとそこを確認したかったんです。 ○議長(中村一三君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  トラックにつきましては、7月14日に朝倉のボランティアセンターのほうに土のう袋を1,400枚、剣先のスコップを120本、ブルーシートを11枚、水を125箱、それとバケツを20個。これは2トントラックで、私と総務課長で運びました。その前に、7月12日には情報収集という形で総務課の職員2名、それと福祉課の職員1名で消防指揮車に積める分だけ、土のう袋とかブルーシートとか軍手とか積んで、まず情報収集に参ったという状況でございます。その後、ボランティアバスのほうを企画と社協のほうで企画していただいたという状況でございます。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  特に南島原の場合は、深江地区が普賢岳の災害でお世話になったわけですから、これはもう全国からお世話になっておりますので、そういう時の恩返しという意味じゃないですけれども、とにかく早目に初期のボランティアをするというふうに心がけてもらえれば非常に効果的じゃないのかな。そういう思いをしたもんですけん、一応こういう質問の内容にさせていただきました。 それと、ドローンの活用ということなんですけれども、その災害とはちょっと別なんですけれども、大村市がドローンを活用するというて、それはもう業者に頼んでいろいろやってもらうというような方法、だから私が言うドローンの活用というのは、ピンからキリまであるそうです。安いのは、もう10万か20万、30万、そこら辺で。だから、そういうので一応練習と言えばおかしいですけれども、そういうのを活用して、災害時の防災班、あるいは建設する時にいろんな現場で降りにくいなというような所に使うとか、あるいは農林部の山、飛ばせるような所でちょっと確認したりとか。それで、企画はいろんな催しの時、広報は新聞用の写真、もうほとんどみんな写真ですけれども、こういった活用ができるんではないかなと、多岐にわたって、質問したんですけれども、そういう、これは皆さんが利用できるんです。だから、もし管理するなら、どこが管理して、そして最初それを覚えにゃいかんです、もしやるとすればですよ。そういう制度が、教えてくれる所、本当に私たちが趣味で使うのは違いますから。そういう正式にぴしっとして教える専門的な学校じゃないけれども、そういう所はあるのかどうか、そこら辺も含めてご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  実は、ドローンについては、ある会社の方が取り組みをされているということで、市の映像、日野江と原城の映像を広報のほうにいただいたということがございまして、私もその映像を見させていただきました。大変興味深いなと思ったところでございます。 市長が答弁いたしましたように、購入するのか、そういう方にお願いをするのかというのも、いろいろあるとは思うんですが、まずもってドローンの担当と言えばちょっとおかしいかもしれませんが、総務部の総務課でまず検討をさせていただきたいというふうに考えております。私個人的には1台、2台ぐらいあっていいのかなというふうに思っているところでございます。なぜかと申しますと、そういうふうな運転といいますか、操作ができる方は市内には何人かいらっしゃると聞いておりますけれども、いざという時に、やはり市で持っていて、それをご活用いただくというのも一つの方法だろうと思います。業者の方にお願いするにしても、やはり全てを業者頼みじゃなくて、自分たちもある程度できるという部分も必要なのではないかなという思いが私にはございますが、今後、担当課のほうで十分協議といいますか、検討させたいと思っております。 それと、講習を受けて、そういうふうな何日間の講習を受けなきゃいけないということは聞いておりますが、具体的にどこでどういう講習があるというところまでは、すみません、私まだ把握をしていない状況でございます。以上です。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  そうですね、今、私たちとか皆さん、職員の方でデジカメで撮っているような感じの写真やったら、ドローンをぜひ使ってもらいたい。特に、原城の崩落具合とか、日野江城のそういう崖のああいうのは本当に実際ためになると思うんです。ぴしっとした市の宣伝のパンフレットに載せる写真は、それはもうやっぱり業者のドローンに頼んでしてもらうというような感じがいいと思いますので、ぜひそこら辺のところは検討してもらいたいと思います。 それと、Wi-Fiなんですけれども、私は一番最初、どこかに1台と思ったんです。南有馬に、世界遺産になるんだから、教育委員会のあそこがいいかなと思った。しかし本庁にないのもおかしいなと思って、本庁と二つしたら、ここの有家はというもんで、一応三つにしたんですけれども、昨日の同僚議員の話を聞いていて、なかなか厳しいところもあるなというふうに思いましたけれども、災害というのを名目にするんであって、実際はやっぱり世界遺産のこういうためにいろんな、一番思うのは、南島原はとにかく西の果てなんですよ。高速道路もあれだけ陳情しているのになかなかできん、大村に行くのもこれだけ時間がかかる。流行もかかりますよ何年か、今でもやっぱりかかっています。だから、何が普通どおり全国的にやれるかというと、深江にきたマーケティングですね。今、旧山口小でしている、研究しているあれは何かこうやるんでしょう、ICで。そこは、これは全世界に向かって発信できるんですよ。こういう面は絶対、全国的に遅れを取らんように情報の収集と発信、これは努めてもらいたいなと思うんですけれども、そういう意味で一応、私はこのWi-Fiというのを、私も実際、ガラケーでいくと思っとったですけれども、ちょっとスマホを買ったもんだから、やっていますけれども、海外とやるんですよ。絶対もうWi-Fiのある所でしか容量がとか、金がとあるけん、家でとか、コンビニ行ってとかやるんですよ。だから、もうそういう時代になってきておりますんで、もう一回そこのところ考えて、先々のことをひとつお願いいたしたいんですけれども。どうでしょうか、もう一回、ちょっとつけ加えてお願いしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  この件については、昨日も金子議員にも答弁を、同じWi-Fiについての答弁をさせていただいたところであります。そういうことでありますので、今日の黒岩議員のご質問に対しても、昨日の金子議員の答弁と同じような形で答弁をさせていただくということで、ご了解をお願いしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  ぜひご検討をお願いします。 次は、防災訓練と防火訓練は一応計画立ててされると思いますので、できるだけ市民の人の協力を得て、どっちも、やってもらえればいいかなというふうに思っております。 次に、最後の買い物弱者についてでありますが、高齢化社会が進む中、買い物にお困りの声を最近よく聞きます。制度的にはあるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  先ほど、市長のほうからも答弁ありましたように、創業支援補助金というのがございますので、それである程度の部分は対応できる部分があるのではないかと思っております。そういう思いのあられる方はぜひご相談いただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  平成28年度経済産業省、「地方公共団体における買物弱者支援関連制度」というのがあります。読まれたことありますか。 ○議長(中村一三君)  田口福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(田口克哉君)  国から、経済産業省から発行されております制度の一覧のほうは見させていただいております。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  県下にどのぐらいの公共団体がこれを利用されているか分かりますか。 ○議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(田口克哉君)  県内で買い物弱者の支援関連の制度といたしましては、ここに上がっておりますのが、11の市町で対応されているかと思います。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  その中で、今、南島原がやっていなくて、やれるようなものは何かありますか。 ○議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(田口克哉君)  現在、南島原市のほうといたしまして対応できるもののほうが、まずどんなものがあるかということをご紹介させていただきたいと思いますが、高齢者に限定はされるかとは思いますけれども、福祉のほうで考えますと、まず介護保険の関係で、これは介護保険の認定を受けていらっしゃる方に限定はされるんですけれども、生活援助のサービスの中で買い物の支援ができたりとか、それからシルバー人材センターの事業のほうでは買い物の代行サービスというのが受けられておりますし、それから、この買い物弱者の支援策といたしまして、他の自治体からも上がっておりますとおり、交通費の補助、こういったものも現在、福祉のほうでは対応させていただいております。ほかにもいろんな対応策がございますけれども、一応、南島原市の対応はその程度だというふうに考えております。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  それは確かに福祉のほうで言えば、介護のほうが主かなというような感じですけれども、私が今言うたのは、経済産業省なんですよ。それを県下では、確かに福祉課が担当している所もあれば商工関係がしている所もあるんですよ。買いに来る人たちに対しての補助制度じゃないんです、私が言っているのは。車でする人たちに回りやすいように何か制度がないですかということですから、そこを勘違いせんでくださいよ。だから、私が言っているのは、介護認定を受けとるけん受けとらんけん、そういう問題じゃないです。移動スーパーばする人に何かの制度がないですかと。 例えば、平戸市なんか、業者が新たに移動スーパー等を取り組む場合には初期の設備投資に対して支援しますと。買い物に来る人でなかとですよ。売ってさらく人がやっぱり、昔も移動スーパーがあったんですけれども、何が今違うかというと、前は車の免許ない人が多かったです、主婦の人も。だから、まず魚が売りに来た。1貫目幾らとか。アジ、サバどうですかと。ぼんぼん来よったですけれども、それから移動スーパーが入った。その時はまだ主婦の方も車を持たん人が多かった、若い人も。それで車、マイカーを持ったもんじゃけん、それがなくなってきたんですよ。しかし今度、今のは、車を今度は逆に返上して買い物に困っている。もう病院だけはどがんかして行かんばいかん、それだけじゃ買い物は足りませんよ。いくら冷蔵庫があったけんて、すぐ腐りますけん。だから、そこのちょっとした買い物であってもタクシーで行かにゃいかん。そういうところがありますんで、もうこれ、今から絶対増えていくんですよ。だから今からそういう制度を少しずつ考えて、あるいはモデルということとか、そういうのを考えてもらえればなと。だから、福祉と商工、これはやっぱり、これは私はどっちかというと商工のほうが一生懸命やってもらわにゃいかんと思うんですよ。だから、この間、そういうしている所に行ったんですよ。そしたら、えってびっくりしとった。それで、いや、私は商売でしよるんですけんて。それは分かっとると。商売でしよるけれども、なかなか回ってこらっさんと、そういう制度をちょっと油代を補助すればいいんですか。車検代を補助すればいいんですかと、何がよかですかと。考えて、それは何かしてもらえればそれは本当に大分回りやすかと。そういうのが今から絶対増えていくと思うんですよ。だから、そういう点をちょっと、意味で、この交通弱者というのを、実際経産省がそういう制度をしているんですから。どうですか、企画部長。そういうのも今から考えてみたら。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  先ほども申し上げましたとおり、創業支援補助金のほうで、そういう設備機器購入費にも充てられますので、そういうのを活用していただければと思います。よろしくお願いをいたします。また、大変周知不足であったと思っておりますので、そこら辺の周知に努めさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中村一三君)  黒岩議員。 ◆10番(黒岩英雄君)  そうですね、タクシー券だけで足りれば本当にもう何にも問題ないんですけれども、もうタクシー券というのは本当、病院に行かな絶対いかんというとだけでも足らんような感じです。だから、例えば郵便局でもそういう、回って、いろんな協定を結ぶじゃないですか、ひとり暮らしのとか。いろんな所があるけん、やっぱりそういう所も加味して、そういうのも一緒にセットにして、業者の人たちなんかにも、油代を少し出しましょうかとか、車検代の半分ぐらい出しましょうとか、そういった意味での補助をすると同時に、ひとり暮らしの人の様子も、何かあったらちょっと連絡してくださいよというような契約の仕方でやってもらえれば、私たちだってもうあと何年、車を返さんといかんようになります。そしたら不自由で仕方がない。だから、そういう点を今から考えるべきだと思うんです、市は。 そういうのをお願いして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(中村一三君)  これで、10番、黒岩英雄議員の質問を終わります。 ここで午後1時30分まで休憩いたします。     午前11時48分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 吉岡巖議員が一時早退をされておりますので、ご報告をいたします。 次に、1番、田中次廣議員の質問を許します。1番、田中議員。 ◆1番(田中次廣君) (登壇) ただいま議長のお許しをいただきましたので、今回は2項目について一般質問をさせていただきたいと、このように思っております。 最初に、6次産業の取り組みについてであります。 農業、漁業につきましては、それぞれの振興につきましては、ふだんから市長もそれぞれの政策を取り組まれ努力されているということについては、私も理解をいたしているところでございます。 この6次産業についてでございますが、私はこれまでに増して、この6次産業に取り組むことによりまして、この南島原市の地場産業の振興につながっていくものではないかと、このように思っております。 現在のこの地場産業の取り組み状況について、まずお伺いをいたしたいと、このように思っております。 それから、2項目めでございますが、アートビレッジ・シラキノの整備状況についてお伺いをいたしたいと、このように思っております。 今回も一問一答方式で通告をいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 午後からの第1番目でありますが、田中次廣議員のご質問にお答えをいたします。 まず、6次産業化の現在の取り組み状況についてということでありますが、この取り組みにつきましては、本市の主要な産業であります、農林水産業の振興を図る施策の一つとして、現在、積極的に取り組みを進めているところでございます。 これまで、市内で生産される農産物の加工施設や、機械・設備の導入など、農業者を対象に7件、また、水産関係では、ワカメの加工施設の整備など、3件の支援を行っているところであります。 このほか、農林水産業に従事されている方に限らず、創業に必要な設備・機械の導入を支援する創業支援事業や、新商品の研究開発、宣伝販売を支援する地域物産開発販売支援事業補助金などの補助制度を設けて、6次産業の事業化に向けた取り組みを支援しているところでございます。とりあえず、以上でございます。(降壇) ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  今、取り組みについて市長から紹介があったわけでございますが、これは南島原市人が、産業が、まちが元気になる雇用創出基金事業実施要領に基づいて実施されているものだと、このように思っておるわけですが、部長にお伺いいたしますが、この要綱ですけれども、市内の求職者等を雇い入れて、そして雇用の機会の創出を図る、このように定めてあるわけですけれども、これに基づいての支援ということで理解をしてよろしいでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  ただいまの件につきましては、まち・ひと・しごと、その基金ではございませんで、別途、創業支援、市長が申し上げましたように創業支援補助金と地域物産開発販売支援補助金という形で、別途設けてやっております。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  そうしますと、今、市長が説明しました件については、雇用が発生しなくてもいいということでございますね。そうしますと、これまでに7件、3件ということでございましたが、どのようなものが商品開発等々されたのかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  これは農林水産部の補助で実施された分が7件ございますので、その内訳等を報告させていただきたいと思います。 ギンナン加工ということです、一つは。それとイチゴのかき氷、ミカン詰めジュース、ジャガイモのコロッケ、ソラマメの揚げ物、キュウリの漬物、これ3つ一式になっております。それと、ニンニクのみそ、黒ニンニクということです。そういうことで、若干延べの件数もございますが7件ということでございます。 それと、水産の加工につきましては、主にワカメです。ワカメ加工のひょっつるというやつ、それが一つ。それとあと2件がワカメ加工ということで、水産につきましては3件ということになっております。 先ほど企画振興部長が言いました、地域物産開発販売支援事業につきましては10件、これ農家に限らず市内の商工業の方々も商品開発ということで、10件の方が取り組まれております。その中には、例えますと野菜ジャムとか、鹿ソーセージとか、ミカンジュース、それとか山つわぶきとか、煮ひじきとか、はしり蛸カレーとか、そういった取り組みをされておられます。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  今、部長のほうからそういった件数等について説明をいただいたわけでございますけれども、これについては、何か組織を作ってそういった開発等々の研究、販売等をされているんでしょうか。その点についてもお伺いいたしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  特に組織というものは必須ではございませんけれども、複数の農家の方々が取り組みをするということで、それを対象に100万円を限度として補助金を支出するというのが、農林水産部門の補助でございます。個人といいますか法人、農業法人等でも補助の対象になりますということで、その他関係者が2名以上おれば補助の対象になるということでございます。 水産につきましては、ほとんど法人等でございます。企画振興部門の補助につきましても、ほとんどが会社組織、法人等でございます。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  今、部長がおっしゃったように、行政の力を借りずに個人といいますか、そういった立場でこういったことをされるということは、非常に理想的な、私は取り組みではないかなと思っているわけでございますが、部長もう1点お伺いいたしますが、そうしますと、ギンナンとかイチゴのかき氷等々、今、ご説明いただきましたが、この販売等については、どのような形で販売されているのか等々も含めて、ご説明を伺いたいと思います。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  ギンナンにつきましては、昨年から本格販売ということで、インターネットを通じて楽天の売り場に上場したということで報告を受けております。 イチゴのかき氷というのは、ご存じかと思いますけれども、西有家の山間部のほうで店を展開されて、その中でイチゴを加工したかき氷の、何というかかけるソース(「蜜」という声あり)、そうですね、その分でございます。 その他、あと一つは大村あたりにありますシュシュとかを通じて販売をするとか、ミカンジュースとかはそういった形で販売をしようと取り組まれているところがあります。あと、ニンニク等はまだ販売等はこれからだというようなことで報告を受けております。ワカメ等については、もうこれはご存じかと思いますけれども、各店舗、真砂とか市の直売所等でも販売をしているというような状況だと思います。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  またその件については、後ほどお伺いいたしますが、今度別の関係なんですけれども、この創業支援連絡会議というのが、27年5月に設立されておりますが、この創業支援について、内容等について説明をいただきたいと思いますし、今、この創業支援を利用してどの程度の事業等が行われているのかお知らせを願いたいと、このように思っております。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  市のほうでは、ただいまおっしゃっていただきました27年5月に市の商工会、それと県、長崎県産業振興財団、日本政策金融公庫、また長崎県信用保証協会、十八銀行、親和銀行、長崎銀行さんとともに、南島原市創業支援連絡会議というのを立ち上げました。その中で、産業競争力強化法に基づく南島原市創業支援計画を策定の上、創業に伴う個別相談からセミナーや創業塾の開催、補助金の交付や融資の支援など、連絡会構成員による横断的な連携を取ると、そういう趣旨のもと、市内の操業をしているところでございます。この実績につきましては、現在も1件相談を受けているということでございますが、過去に何件かこの制度を活用して創業された実績もございます。すみません、件数については、具体的な数字は今、手元にありません。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  その具体的な数字については、また後日私のほうにお知らせをいただきたいと、このように思っております。 先ほど、6次産業化について、農林水産部長のほうから報告ございました。これは、行政に頼らずに民間でそのようにしてやっていただくと、これが一番理想だと思うんです。しかし、なかなか個人ではできない、そういった状況等もあるんじゃないかなと、このように思っております。 ここで、ほかの市の取り組みを若干紹介させていただきたいと思います。その後、松本市長にご意見等を伺いたいと思います。 実は、総務委員会のほうで私たちは藤枝市のほうに行ってまいりました。これは総務部長も一緒に同行願ったわけでございますが、藤枝市の場合は、農商工6次産業推進スタートアップ事業として6次産業化の取り組みを行っているわけでございます。どのようなものかと申しますと、藤枝市の場合は、商品の開発、販売、広報等の開発に係る調査分析、それから市場の開拓に補助金を出して広報いたしておりました。また、農産物の需要拡大、産業の振興を図る取り組みを行っていたわけでございます。 平成23年に藤枝市農協、商工会などがこのネットワークを作り、先ほど紹介しました藤枝市農商工連携・6次産業化推進システムというのを立ち上げたわけでございます。なぜこのような取り組みを行ったかというと、これは本市の場合もそうなんですけれども、非常に農業者の高齢化、それから担い手不足、それから耕作放棄地の増加、こういったものが多く見られることから、先ほど紹介しましたそういった市、農協、商工会等がネットワークというのを設立して、この取り組みを行ったわけであります。この取り組みに、事業に対する支援でありますけれども、要件としてまず藤枝市の農水産資源を活用すること。当然のことだと、私も思っております。それから、事業者の売り上げの増加につながること。その結果藤枝市の産業振興に寄与するものと、このようになっておりました。補助対象なんですけれども、実施期間は2カ年以内ということで、補助金は2分の1以内となっておりまして、限度額が商品の開発に係る調査分析、研究開発については100万円、それから市場開発に要する経費、これはチラシ、ポスター等の作成もオーケーということでございましたが、こういったものに50万円ということになっておりました。 それで一番気になる予算の件でございますが、29年度の予算ですが、全体で479万円でありまして、そのうち藤枝市が235万円、残りを農協、商工会議所と、このように負担しております。 それで、現在115名という会員で新たな商品、サービス、販路の拡大ということに力を注いでいるということでございます。そして、28年度末で18のプロジェクトの支援を行い、新商品や開発研究の支援を行っておりました。 今、紹介しました農商工連携・6次産業化推進ネットワーク事業の成功するポイント、これにつきましては、やはり何の事業もいっしょなんですけれども、農業者をはじめ取り組むメンバーの意欲が一番大切だということでございました。それから、お互い連携することということを話しておりました。 先ほど、耕作放棄地というようなことを私申しましたが、この採択された商品の中には、この耕作放棄地を利用して、酒米、酒の原料となる米、これを植えつける事業、これには非常に参画農家がありまして、作付面積も倍増しているということでございました。 先ほど、18のプロジェクトで商品を開発したと申しましたが、これ全ての商品が成功したとは言えないけれども、中にはふるさと納税、この商品になっているものもあるんだと、このような報告を受けたわけでございます。 今、私は藤枝市の事例をこのようにして紹介をいたしましたが、私の説明不足な点もあり、十分理解をしていただくには少し遠い面もあったんではないかと思いますが、市長はこの取り組みを聞かれてどのようなことを思われ、今後、どのような取り組み等をお考えなのかお伺いをいたします。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  ただいま、田中議員の藤枝市の研修で得られたいろんなことを含めて、ご発言を、問いかけをいただいたところであります。 6次産業化ということで、この言葉はかなり年数もたってきているわけでございますが、ここ南島原市はご存じのとおり、私が言うまでもなく農林水産業を基本とした形で、基礎とした形でいろんな産業が成り立っていろいろございますけれども、これをないがしろにしてはいけないところであります。そういうことで、その農産物が今考えておりますことに、1次産品といいましょうか、畑から取り出したもの、木から採ったものをそのまま消費者のところに送って、なかなか産地の、ここの1次生産者と申しましょうか、その方々、もちろん私もその一人でありましたけれども、手元にお金が残るのは小さい。そういうふうなことから、何とかここで加工をして、そして消費者に届けるまで自分たちが係わって、より利益を得ようではないかというのが、6次産業化の意味だろうというふうに私は捉えております。そういう中で、それでは果たして生産者がそこまで係わっていけるかということを考えた時に、なかなかこれも難しいなと。そういうふうなことを考える中で、私はこの地域の中で、生産をする人、あるいは加工をする人、あるいはそれを売っていただく人、地域における6次産業化という意味が果たして通るのかどうか分かりませんけれども、この南島原地域として、その中で6次産業化みたいな形になっていくことが、ここのやはり経済的に上向いていく要素になるだろうという思いを持っております。しかしながら、その第1次生産者が、果たして消費者が望むところまで思いを巡らせることができるか、企画をすることができるか、そういう部分はあります。自分の持っているものを加工しよう、こうしようという思いはあっても、果たしてそれが消費者に届けた時に喜んで受け入れて、お金を出していただけるかという部分はあるわけであります。そういうことを先ほどの田中議員の話も聞きながら、以前から私思っていたところでありますが、そういう消費者のニーズをどうやってつかんで、そして地域でそういう産品を作って送り出すかと、そういうふうなことを考えれば、先ほどの売る方の人、中で加工する人、1次産品を作る人、それぞれがいろんなアイデア、知恵を寄せ合いながら作り出していくということは大変大事であるというふうに思っております。そういうふうな意味では、先ほどおっしゃったそういう連携によってその地域から生み出したものを消費者に届ける、そういうことは本当に当然なことだと思いますし、そういうことではこの地域でもそういうふうな、似たような、いっしょというわけにはいかないかもしれませんが、私が先ほど申し上げましたような形でまとまっていくようなことができないのかなと、私自身はそういう思いでいるところであります。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  今、市長がおっしゃっている地域、地域の事情があると思うんです。だから、そういったこと等もやはり地域に合った方式で今後も検討していっていただきたいなと思っておりますし、先ほど私が申しましたように、経費等も多くかかることもございません、藤枝市の場合も。だから現在、今、南島原市も取り組んでおりますけれども、冒頭申しましたように、この事業、一歩踏み込んで、今、私が紹介しましたような6次産業化を推進、こういった事業等を検討していただければと、このように思っているわけでございます。 私がこのことを今回取り上げましたのは、少しでもこういった事業を行うことによって、この南島原市の農産物の需要、そして販売、拡大、ひいては本市の活性化につながっていくもの、こういった思いがあるからこういったことを質問いたしたわけでございます。そういった思いというのは、市長も私も共有しているものだと、このように理解をいたしているわけでございます。 市長も施政方針の中で、農業の振興につきましては、農家人口の減少、高齢化、労働力の不足といった、こういった課題解決に努める、このようなこともおっしゃっております。先ほど申しましたようにこの取り組みというのは、そんな難しいものではございません。どうかできることからぜひ取り組んでいただき、南島原市のそれぞれの産業の振興、発展につなげていただきますようにお願いをいたしておきます。私は、そうすることが市長がいつも市政のモットー、目標の一つとしております住んでみたい、ずっと住み続けたい南島原市の実現に少しでも近づいていくものだと、このように思っております。 次に、アートビレッジ・シラキノの整備事業について伺います。 この事業は、ご案内のとおり、平成28年度一般会計補正予算(第6号)で可決されました。国の補正予算に伴う、地方創生拠点整備交付金の採択を受け、旧白木野小学校を地域交流拠点施設として整備し、若手芸術家の発掘、育成を図り、芸術家と地域住民の交流活動を行うことで、芸術や異文化についての相互理解を深め、新たな絆を作る、そして持続可能な地域社会の実現に向けた創造性豊かな地域づくり、人づくりを目指すというのが事業の概要であり、目的としてあります。私は、この目的をいかにして今後実現するか、そのことが一番大切ではないだろうかと、そのように思っております。 この白木野小学校、旧南有馬町に存在する学校でございます。私もこの事業がぜひ成功し、そして地域の皆さんに喜んでいただけるものになることを願っております。 そのような観点から質問をいたしてまいります。 この旧白木野小学校を拠点施設として整備する予算として5,000万円、そのうち国費が2,500万円でありました。内容としては、測量設計監理委託料約250万、施設改修工事4,749万円でございました。 それから、29年度当初予算で85万9,000円、これは旅費、水道光熱費ということで説明をいただいております。 そこでお伺いをいたしますが、現在の整備の進捗状況、これについてまずお伺いをいたします。 ○議長(中村一三君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  田中次廣議員の質問にお答えいたします。 現在、芸術村アートビレッジ・シラキノの事業の進捗状況について、または今後の取り組みについての質問でございました。 国の地方創生拠点整備交付金を活用した施設整備に係わる進捗状況につきましては、現在、実施設計業務を発注している状況であります。 今後の計画といたしましては、10月3日までに設計が完了する予定であります。その後、11月に改修工事を入札・発注し、来年3月中旬に竣工予定であります。 工事概要といたしましては、1階部分がギャラリーやワークショップ等の交流スペース、2階部分が招聘アーティスト等宿泊スペース、3階部分がアトリエ等の制作スペースとしております。 次に、今後の取り組みについてでありますが、まず、施設利活用の位置づけとしましては、平成26年度末に廃校となった白木野小学校を、文化、芸術を核とした地域交流拠点施設として再生するには、地元が生んだ偉大な芸術家北村西望生誕の地であること、そして、日本で最初に銅版画が制作された銅版画発祥の地であることなど、本市ならではの特性があり、特に、来年度世界遺産登録を目指す長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産である原城跡とも歴史的・地理的つながりを持つことから、文化芸術交流拠点として位置づけたところであります。 次に事業の展開といたしましては、芸術家を招聘するアーティスト・イン・レジデンス、工房・ギャラリーの開放事業、教室、講座等の開催事業、そして、地域の伝承芸能の継承等を柱としております。 こうした取り組みを、平成30年度より実施してまいりたいと計画しているところであります。 また、施設の保全や管理、そして運営などにつきましては、地元を含め地域おこし協力隊導入など検討しているところでございます。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  今、教育長のほうから説明いただきました。 私が聞き漏らした点もあろうかと思いますんで、やむを得ずまた重複する質問もすることもあろうかと思います。その点はご理解いただいて説明をいただきたいと思います。 それでは、この事業内容について若干説明がありましたが、私の観点から再度質問いたしますが、この事業については、私も一般質問で取り上げさせていただきました。その中で、施設の整備について質問いたしました。これ繰り越し事業ということでございまして、また十分な打ち合わせ等がなかなかできなかったんではないかなと、そういったことも私は理解をいたしているわけでございますが、その時の答弁で、先ほど1階、2階スペース云々とありましたが、私のその時の質問に対して、宿泊ができる部分、制作活動ができる部分、交流や展示ができる部分を整備する。並行しながらいろんな芸術家の招聘を行っている、そこに滞在をしながら、創作活動をお願いするということでございました。今、設計中ということでございまして、設計の内容等については、今、教育長から説明いただきましたが、再度お伺いいたしますが、現在の設計の段階ですね。施設の整備について、今、私が紹介しましたような形での設計になっているのかお伺いいたします。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  今、お尋ねになられましたとおりの設計になってございます。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  この事業については、私のほかにも一般質問等がなされておりました。その中で、同僚議員がこういった質問をされておりました。交付金が来るから作るということはあると思う。地域の皆さんもそれは期待をしていらっしゃる。しかし5年後、使えなくなったということがないように、運営の計画と縦横の連携を取るべき、取って進めるべき、こういった質問もあっておりました。 それから、予算に対する反対討論もあります。やはり、これ私が思うのに、内容が見えない、なかなか当時の説明では見えてこない。こういったことに対する反対討論ではなかったかと、このようなことを私は思っておりました。 また、これ委員会でも改修の内容、管理について質疑がなされておりました。概要説明を受けてもイメージが湧かないんだという意見もあっておりました。 また作ればいいという問題ではないと思う、こういった厳しい意見もあっておりました。 当時、なかなか十分納得のいく説明というのがなされるまでには至らなかった、そのような感が、私はいたしております。したがって、その後の検討内容について今、伺っているわけでございますが。 また招聘する芸術家については、北村先生の流れを汲むお弟子さん等を含めて相談しながら進めていくということでございました。その後、芸術家の招聘について、その後の検討状況等についてお伺いをいたします。当時の答弁では、芸大の中林先生とか野田哲也先生とか熊谷先生とか、そういった方等の名前も出ておったようでございますが、その後の状況についてお知らせを願いたいと思います。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、芸術系の大学等と連携を取りまして、そういう卒業された方に紹介をしていただくというふうなことで、連絡を取り合っております。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  連絡を取っていらっしゃるということでございますが、その後、感触としてはどうなんですか。実際この方々が来て、創作活動等々お手伝いしていただけるんでしょうか。もしも、この方々等がどうしても来ることができない、そういうことになった場合は、どのようなことを考えていらっしゃるんでしょうか。再度お伺いいたします。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現段階では、芸術系の、先ほど申しました美術系の大学、あるいは日本版画協会等への協力依頼等を行う予定でございまして、やはり美術系の大学を卒業された学生さんの中には、大学に在籍しておる間は創作活動等をその大学の中にあるアトリエ等でできるんですけれども、卒業した段階でそういう場所がなくなられたという学生さんが多数いらっしゃるそうでございます。ですから、需要といたしましては、当然全国にも数カ所しかこういう施設はございませんし、九州ではもしでき上がればここだけ、大学を除いて自治体で設置する施設としては、九州ではここだけになるだろうというふうに思っておりますので、需要のほうはあるのかなというふうに考えております。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  そうしますと、再度次長お伺いしますが、この北村西望先生の流れを汲むお弟子さんということでございましたが、あくまでも西望先生の流れをくむお弟子さん等々にこちらに来ていただいて、それから創作活動を行うんだということには間違いございませんか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  当然、並行してお弟子さんたちにもお願いをしていく所存でございます。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  まだ、そこのところまではっきりした形が見えてこないようでございますので、ぜひそういったことで、次長、今後も努力を重ねていただきたいと、このように思っております。 もう1点、お伺いいたします。 これは、先ほど教育長から答弁があったかと思いますが、再度ご答弁をお願いしたいと思っております。 創造性豊かな地域づくりと観光客の増加を目指すとのことでした。では、どのようにしてここアートビレッジ・シラキノを中心として、そこに観光客を呼び込むのか、どうして観光客の増加につなげていくのか、こういったことを私は当時伺ったわけでございます。その時の答弁が、旧白木野小学校において、芸術家が創作活動、展示を行う、そこに観光客に来ていただく、来ていただければ幸いなことでございますが、それと原城、キリシタン遺産記念館、原城図書館と一体的に活用して、この観光客の誘致に結びつけるんだ、こういった答弁でございましたが、今、私が紹介しましたこの計画、どこまで検討が進んでいるのか、その見通し等についてもお伺いをいたします。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  観光客の皆さん方に来ていただくというのは、ギャラリーのほうを活用した作品展などを考えてございます。セミナリヨ現代版画展の作品展、あるいは北村西望先生の作品、企画展など、そういう展覧会等を行って、そこに来ていただくというふうに、現段階では考えております。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  考えているということでございますので、それ以上のことは私も言いませんけれども、ぜひそういった観光客の誘致に結びつけるようなことを今後十分検討していただきたいと、このようなことを申し添えておきたいと、このように思っております。やはり、私は直接住民の方と触れ合う機会を設けたいという、そこで親睦を深めること、これが大切なことだと、このように思っておりますので、この事業を継続的に展開していただくような方策、そういったもの等も今後検討していただきたいと、このように思っております。 ここで、私、旧町時代の芸術に関する取り組みを行いましたので、その点について、若干紹介をさせていただきたいと、このように思っております。 ご案内のとおり、白木野は北村西望先生の生誕の地でございます。当時北村西望先生の生家がまだ存在しておりましたので、生家とそこに附属する土地を買い取りまして西望記念館、そして西望公園ということで整備をさせていただきました。その時の財源といたしましては、西望先生の作品を作っていただきました。それを販売してその財源を基金として積み立てて、そして充当したということでございます。そして、現在の西望公園記念館が存在するわけでございます。この基金については、今、南島原市のほうに基金条例として引き継がれているものと、このように思っております。その後、公園には長崎平和記念像を縮小したものを設置させていただきました。また、現在彫刻プロジェクトの事業の一環として、町内の公共施設、こういったところに北村西望先生の作品を展示いたしております。非常に多くの皆さんからこれは喜んでいただいているものだと、このように思っております。 それから、もう一つ大きな事業を行ったわけでございますが、平成14年と16年と、私記憶をいたしておるわけでございますが、北村西望生誕地現代彫刻プロジェクトという事業を行いました。これは広島の市立大学のこういった芸術学部の生徒たちに来ていただいて、今、教育長がお持ちのそういった冊子等も作成をさせていただきました。これはこの1カ月間、町内の至るところに作品を展示いたしまして、原城跡とか中学校近くに農協倉庫がございます。農協倉庫、それから当時まだ今の南有馬小学校の横に公会堂がございましたので、それを利用したり、そういったものを展示いたしました。そして、これは現代美術と風景を一緒に鑑賞できる新しい形の美術展でありましたので、町内外から5,000名を超える方に鑑賞していただきました。この事業というのは、全国に発信できたものだと私は思っておりますし、地域の振興に寄与できた事業ではなかったろうかと、このように思っております。 また、私自身も南有馬町を見直すきっかけになったのではないかなと、このように思っております。今後の参考になればと思い、紹介をさせていただいたわけでございます。 さて、今回の事業に関します小学校の廃校の利用についてでございますが、ご承知のように南有馬町の場合は、統合により四つの小学校が廃校になりました。この学校がなくなるということは、地域としては大変寂しいんです。なぜかと申しますと、いろんなものが、この学校を中心としてさまざまな行事等が行われてきたわけございまして、地域の連帯が保たれてきたというのは紛れもない事実だと、私はこのように理解をいたしているわけでございます。児童の声がしなくなった学校というのは、本当に何とも言えない寂しさを感じているわけでございます。 私の住んでおります旧吉川小学校区でございますが、いつもご紹介しておりますとおり、昭和63年に下方の地から今の現在の地に移転をいたしました。そして27年後にはご案内のとおり、閉校になりました。建設当時は、誰もこんなに早く閉校になるとは思っていなかったと。私自身も思っておりませんでした。したがって、新しい所への建設でありますので、行政と吉川が一体となって、用地交渉をはじめ、多くの問題等も解決してまいりました。どこの地域でもいろんなことを解決し、そして学校の建設がなされたものだと、このように思っております。このようないろんなことを乗り越えながらの学校建設でありましたので、この旧吉川小学校の場合、廃校後はやはり荒廃しないようにということで、自治会長を中心に地域の皆さんにご協力いただいて除草作業等も年4~5回行っているわけでございまして、グラウンドの斜面、駐車場等の整備を行っているんです。これは地域の皆さんの学校に対する強い思いが、この除草作業等に表れているものだと、このように思っているわけでございます。また学校の存在というものが、地域の皆さんが共有しているものではないかと、私はこのように思っております。 この学校の廃校、地域にとっては、先ほど申しましたように大変寂しいものであります。したがって、今回、白木野小学校が整備されるということは私は大変喜んでおります。また、私の地元でもあります。 しかし、冒頭申しましたように、整備の内容、その後の取り組みについて、若干私自身も心配をしておりました。また、前回この議会でやりとりをお聞きになった多くの住民の皆さんからも心配の声がありましたので、今回このような質問をいたしたわけでございます。なかなか今、検討中ということでございますので、これ以上のことは私も質問いたしませんが、このアートビレッジ・シラキノ整備事業をぜひ成功させてほしいと、このように思っております。その結果、この事業を行うことによって再び白木野地域に賑わいをもたらせて、地域の皆さんにぜひ喜んでいただく拠点になりますことを期待いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(中村一三君)  答弁要りますか。(「ありますか」という田中議員の発言あり)松本市長。 ◎市長(松本政博君)  旧白木野小を活用するアートビレッジ構想、これについてご質問をいただいたところであります。 これは、南有馬町の各小学校がもう1校に統合されて、それからあそこは子供たちもいなくなって、閑散としているところでありまして、私も朝夕通勤の途中に右手左手に見ながら通うところでありまして、これまであの地域の人たちが百数十年にわたって、地域の教育の場所として、あるいは地域の皆さん方の本当に中心としてなってきた学校があのような形になって、あれを何とかそのまま放置していくわけにはいかん。あれを取り壊してそのまま何かほかの田んぼとか畑とか、あるいはただ広場であるとか、そういう形で残すわけにはいかん、私はそういう思いをいたしたところであります。何とかあの地域を活用しなきゃいかん。そうした時に、先ほどから何回も北村西望先生の話も出ましたけれども、ああいう日本を代表する芸術家があの地から、あの学校で学ばれた先生が出られております。そういうことも含めながら、あの学校を活用した何かそういうものができないものかという思いは、私は本当にありました。そういう中で、芸術的なそういうものをあそこで仕掛ける、何かができないものかという中で、先ほどお金の問題も出ましたけれども、お金が、そういうものがあるからということではなくて、そういうことをするにはどういうお金の出し方と言いましょうか、調達の仕方があるかということで、部局もいろいろと検討した中でこういう財源があるということで、そうしたらというふうなことで、あの取り組みを始めたところでありまして、最後田中議員もしっかりと、あと後悔しないように、地域の本当に振興のためになるように頑張れというふうな後押しの声をいただきましたので、しっかりとやっていきます。 それと、先ほど私が6次産業化の件で、最後に結ぶ言葉を多分逃したのかなという言葉がありますので、それを再度申し上げて終わりますけれども、それが多分言ったような気もするし、言わないような気もしますので、6次産業化による農林水産業の振興をこの地でどのように進めていくかと、田中議員の話を参考にしながら藤枝市の話もしていただきましたので、今後検討をいたしていきます。以上で終わります。 ○議長(中村一三君)  田中議員。 ◆1番(田中次廣君)  以上で終わります。ありがとうございました。(降壇) ○議長(中村一三君)  これで、1番、田中次廣議員の質問を終わります。 ここで2時35分まで休憩いたします。     午後2時23分 休憩     午後2時35分 再開 ○議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、5番、高木和惠議員の質問を許します。5番、高木議員。 その前に、選挙管理委員会委員長代表監査委員に対する質疑の通告があっておりますので、中村正彦選挙管理委員会委員長と中村良治代表監査委員に出席をいただいております。 なお、担当部署より、苑田選挙管理委員会書記長が出席をいたしております。 それではどうぞ。 ◆5番(高木和惠君) (登壇) 5番、偏西風、高木和惠です。 南島原市民の代表者として、平成29年第3回定例会での一般質問を一問一答方式で行います。 早速質問に入ります。 選挙管理委員会委員長に前回質問した後に、選挙管理委員会で、私たち来年任期満了の市長及び市議会議員の選挙日について、9月に開催予定の選挙管理委員会の協議の結果を報告していただきたいということを通告しておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) ただいま高木和惠議員からご質問いただきました選挙管理委員会の件につきましては、選挙管理委員会の委員長が自席において答弁をいたします。どうぞ、よろしくお願いします。(降壇)
    ○議長(中村一三君)  中村選挙管理委員会委員長。 ◎選挙管理委員会委員長(中村正彦君)  高木議員の質問にお答えいたします。 9月開催いたしました選挙管理委員会についてのお尋ねでございますが、9月1日の選挙管理委員会におきまして、平成30年任期満了による市長選挙及び市議会議員一般選挙は、有権者の利便性や経費を考慮いたしまして、公職選挙法第34条の2の選挙の期日の特例の規定を適用し、同時に行うということを決定いたしました。 あわせて、選挙期日等につきましては、執行予定日を平成30年6月10日、告示予定日を平成30年6月3日と決定したところでございます。以上です。 ○議長(中村一三君)  5番、高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  ありがとうございました。これについては、通告後に委員会を開かれて、結果をもらいましたし、でも長崎新聞にも載っていたんですが、皆さん見ているかどうかということと、通告しておりましたので、再度ここで答弁いただきました。ありがとうございました。 先ほど、委員長の報告にもありましたように、やはり同時選挙ということについては、経費の節約にもなるし、利便性にもなるということ、大いに評価いたします。 そこで、どのぐらいの選挙費ですか、人件費になるかどうか分かりませんけれども、どのぐらいの経費が節約できるのかということと、分かれば、6月1日ということは、私たちもう失職していますよね、前議員が、5月13日ですから。そしたら、6月の期末手当が6月1日で議員になっとかんばもらえない、満額。それが、多分私の考えでは80%支給ということになります。 やはりこれもいいかなと、市民のためには。そこも分かれば、踏まえて、教えていただきたいと思います。 ○議長(中村一三君)  苑田選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長(苑田和良君)  高木議員お尋ねの、選挙のまず経費についてのお尋ねでございます。 それぞれで執行した場合と同時に執行した場合とでは約2,000万の経費削減ということで試算をいたしております。 なお、議員さんの期末手当の件につきましては、議員ご承知のとおり、6月1日には空白期間であって、丸6カ月の在職期間でなくなるということから、8割の支給になるということは承知しておりますけれども、額までは、こちらのほうでは算定しておりませんので、すみません。 ○議長(中村一三君)  5番、高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  ありがとうございました。 もう一つ、長崎新聞に載っていましたので、私も記事を読みましたが、市長読まれましたか。お尋ねいたします。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  どういうことでしょうか。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  選挙管理委員会で決定したら、翌日というか、記者発表しますということだったんです。 だから、私、通知をもらった時に、明日の新聞に載るなと思って、私読んだんですが、市長読まれましたか。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  翌日の新聞は、いろいろと読んだと思いますけれども、どういう記事をということですか。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  この選挙のことが報告されていたんですが、その中に、今は市長も立候補する決意はないとか、新たな立候補者はないとかというのが載っていたんですよね。 だから、答えてもらえれば、市長はやる気があると、私は思っていますので、どうかなということで、今答えができなければできないでいいんですが、あの新聞記事を見た時に、えっ、もう市長やる気があるというのが、私に見えているんですがと思ったものですから、よかったらお答え願いたいと思います。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  私が見た記事、言ったといいましょうか、立候補する気がないとかということは新聞にはどうでしょう、載ってなかったんじゃないでしょうか。私もそう言ったことはありません。 白紙の状態です。残された課題をしっかりとやっていかなければなりませんといったことは発言をいたしました。 ○議長(中村一三君)  5番、高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  今、市長に訂正願います。私は、出ないと書いてあったと言ってないんですよ。 今の時点で、現市長も、新たに候補者もいない状態ということを書いてあったんです。だから、どうかなと思ったんですが。 じゃ、白紙ということですね、いまだに。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  私がさっき聞いたのは、私は聞き間違いであったら訂正をさせていただきますけれども、立候補しないというふうな発言をされました。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  立候補しないと私が言った。新聞に載った記事は、いまだまだどちらも名乗ってないということで、そういう記事でしたので、名乗ってほしいなと思って聞きましたけれども、白紙の状態ということですね。はい、分かりました。 次、松本市長の政治姿勢についてにいきます。2番は、ちょっと後回しにしますので、よろしくお願いいたします。 松本市長の政治姿勢について、7月号の広報南島原に、指定管理者の選定委員会委員及び指定管理者の公募及び募集があったのを読みました。 それらの結果を、人数、男女別、年齢別、地区別に分けて報告願います。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  指定管理者選定委員会の委員につきましては、学識経験を有する者と市民の代表、合わせて7人以内の委員をもって組織するとなっております。 そのうち市民代表の方の委員につきましては、今年7月1日から31日までの1カ月間公募を行い、1名の応募がございました。 内容を審査した結果、その方を指定管理者選定委員会委員に選定したところでございます。 1名でございましたので、委員につきましては……(「男女別」という高木議員の発言あり)男性でございます。 ただ、委員につきましては、公表しないということになっておりますので、ご理解お願いいたします。(「管理者は」という高木議員の発言あり)すみません。 指定管理者の募集結果について、今回五つの施設で指定管理者指定申請の受け付けを行いました。 各施設とも1者からの応募がございましたが、布津福祉センター湯楽里については応募がございませんでした。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  吉岡議員が出席をされましたので、ご報告いたします。 高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  そしたら、7名のうち1名が応募があったということで、あとの残りは、どのようにして選考されるのか。 それと、湯楽里に対してはなかったと。あと、デイサービスとか、何かたくさんありますよね。それについてはあったんですか。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  すみません、先ほど答弁が漏れておりました。 今回、指定管理者選定委員会の委員につきましては、学識を有する方2名、それと関係団体の代表者が2名、そして先ほど申し上げました公募委員1名、合計5名で組織する予定としております。 それと、すみません、先ほど後段のほうで質問があった分が聞き取りにくかったのでもう一度お願いできれば。申し訳ございません。 ○議長(中村一三君)  5番、高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  委員じゃなくて、何か報告の中で、湯楽里の指定管理の募集に対してはなかったということだったけれども、あとの施設についてはあったのか。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  各施設とも1者からありました。湯楽里だけなかったということでございます。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  次、いきます。 島鉄跡地の無償譲渡を受ける決断を市長がしたことは確認しましたが、この件については、議会に一度も相談、説明、報告はあってないと思います。 常日ごろ、市長は議会と相談をいたしますとか言われるんですが、なぜこの島鉄問題については、議会に意見を聞かなかったのかというのを思ったんですが、聞かれておればすみません、私の間違いですので、いつごろ聞かれたのか。議会がどのように、もらえもらえと言ったのか、結果の報告もお願いします。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  ちょっと日にちは、私はここで定かではありませんが、議員の皆さん方にご説明はしたというふうに認識をいたしております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  説明は受けたと思いますが、議会の議員の意見とか、私たちが、それは無償だからもらって、こういう計画をされてはどうですかとかと言ったんですか。 報告は受けたと思います。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  島鉄跡地の無償譲渡について、市としてはもらい受ける方向の話を議員の皆さん方にさせていただいたというふうに、私は認識をいたしております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  島原の議会で、島原も少し残っているんですよね、島鉄跡地が。それをもらわんかと言われているらしい、島原も。 しかし、その中で、南島原市が決断されたと、市長が。今年の1月、第1回ですかね、私が確認しましたけれども。 そういうことがあるので、南島原市の島鉄跡地の活用を見ながら、島原は考えていきたいという答弁をされておりましたのでお尋ねしたんですが、いいです。 これは議決権は要らないんですもんね、ただですから、市長。 ただ、もらった後、これは行政財産にされるおつもりなのか、普通財産にされるのかというのをお尋ねしてよろしいですか。 ○議長(中村一三君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  まだ、利用の全体計画がまとまっておりませんので、その部分によっては、行政財産になる可能性もございますので、大半は普通財産になるんじゃないかというふうに理解しております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  あれだけのですよ、もらっても、負の財産と思います。管理費も要るし、皆さんが心配されています。それを、そのようなあやふやに、これは前市長は、検討委員会、いろいろ市民の声に基づいて検討する委員会を作れと言ったんですが、それはサイクリングロードとか、桜の木を植えろとか、いろいろ出ました。その中で、どれにしてでも公費はかかると、かかり過ぎるということで断念されて、それで松本市長がもらうとおっしゃるわけです。 私、今日ですか、昨日ですか、加津佐のバンガローとか、加津佐駅舎とか、あそこをもらう方向になっていなかったが、もらえることになったと聞いたんですが、それは大変ありがたいことです。 そしたら、そのもらえるということになれば、今日の質問だったですか、あれは前の道の駅ではないと断言されて言われています、整備とすると。 しかし、市政懇談会で質問が出ていましたけれども、市長は、ちょっと読むのに時間がかかりますので読みませんけれども、あそこにはありましたよね、16億という青写真が。あれは、私も口に出したんですが、あれは考えられないと、ああいう規模は建たんでしょうとかとおっしゃったんですが、あれは行政がコンサルタントに投げて、そして出てきた青写真なんですよ。業者が勝手に作ってやらせたわけではなくて、だから私たちは心配したんですよ。16億円もかけて加津佐に道の駅を作らすとやろうかというのは。 道の駅というのは、市長がおっしゃったように、簡単にできる問題じゃないということも、これは議会は分かっておりますけれども、そのバンガローとか、駅舎を使って、今回はもらえるようになったからと、あの時点ではまだもらえなかったと、今はもらえるようになったので、そこら辺も視野に入れてしていきたいと思いますという答弁をされていますよね、市政懇談会で、地元で。 ということは、あの青写真がまた生きるんですか。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、高木議員がおっしゃいました、その16億かかる青写真という、これは私も議員の時でありましたので、そういう案があったということは記憶いたしておりますが、あの案は、今、旧加津佐駅の前のほうの家も全部除いてもらって、そして全部あの辺に大きないろんなことを作るというふうな案でありました。 そういうものを、あの当時皆さん方も同じ議員でありましたので、多分そういう認識をされたんじゃないかなと思っておりますが、そういう計画は、とてもじゃない、あの地域にあの計画を進めていくというのはできないというふうに私は思っています。 だから、昨日でしたか、その関係の答弁もさせていただいたところであります。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  私が第1回定例会で、市長があえてぶれずに自分の意思を通しているのが、島鉄跡地ですよと。これ、どうされるんですかと私が聞いたんですよ。それで、誰か言われて決断されたんですかと言うたら、私自身が決断しましたと。それはいいことですよと。 加津佐の方からどうするんだろうかということを、私は言われているんですが、それは加津佐の人がすぐ喜ばすでしょうと。 あれ、もらわんば、あの計画は立たないということを知っていましたのでと私が言ったら、何か加津佐のためにもらったと言われたとおっしゃったんですが、私にはそういうことを言われたのに、市政懇談会の中では、一番最初、島鉄からもらえと言うた時には、バンガローとか駅舎とか、ああいうのは入ってなかったと。 しかし、今回もらえるようになったと。だからというて、喜ばしたと思うけれども、何で私にはああいうふうに。 加津佐の人とかに頼まれたから確認したんですよ。加津佐のためにされることは結構なんです。それはもちろんですよね。 だから、それをその時に嫌味のように私言われたからですよ。市政懇談会の時には言っとらすでしょう。あの時はもらえんかったけれども、今はもらえるようになったから、それも視野に入れて、ああいう建物も建てるというとは言うとらっさんとですよ。(発言する者あり) だから、もらえるようになったから、視野を広げてということをおっしゃっていました。 時間もありませんので。(「反問権」という声あり)反問権。ちょっと待って、もう一つ質問。 続けてお尋ねします。 5.5キロ、北有馬まで、その時に、60センチのコンクリートをするとおっしゃいましたよね、水道部長は。 そしたら、今の西有家の駅の所、きれいにコンクリートしています。あの上、歩きたいなというように。 有家の駅から西有家の駅まではしてないんですよ、コンクリートが、舗装が。そこら辺の説明を願います。 何に反問さすとですか。 ○議長(中村一三君)  林田水道部長。 ◎水道部長(林田亨君)  今、おっしゃった分については、工期とか、予算の都合で舗装まで、有家から西有家の分については、管は入れたけれども舗装はできていないという部分があるのかと思いますけれども、現在その部分については、今年度舗装するようにして、今、準備を進めております。 ◆5番(高木和惠君)  はい、ありがとうございます。 反問権。反問はよか。 ○議長(中村一三君)  いいえ、どうぞ。 高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  じゃ、島鉄、このぐらいにしまして、当初予算の審議中に保留を申し出られた事業、花房公園トイレ建設費、これは当初予算がどのぐらいやったのか、それがどのぐらいに変化したのかお尋ねいたします。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  当初6,800万ということで予算を計上したところでございますけれども、それを大幅に規模縮小するということで、概ね3,000万ということで説明を申し上げたところでございます。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  補足をお願いします。 6,800万というのは造成工事なんですね。 トイレまで完成すれば幾らの予算ですか。 今、3,000万とおっしゃいましたが、そしたら6,800万のうち3,000万しか絶対使わないということであれば、その差額は補正されましたか。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  まだ、そのままでございます。(「いやいや、もうちょっと答えてよ。トイレ。あんた眠っとったんじゃろ。答えてよ、時間なかとよ」という高木議員の発言あり) トイレの分を含めますと、約1億弱でございます。 ○議長(中村一三君)  5番、高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  そうですよ、約1億の事業費が3,000幾らですか、3,000万ですか、はっきり答えられますか。 ○議長(中村一三君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  今、設計中でございますので、概ね3,000万としかまだ言えません。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  これは、1回取り下げてもらえば、また新たな建設費として、こういうふうに上がってくるんですが、保留というのを議会が認めたために、このようにして質問しなければ、市民の皆様に届きません。 そこで、議員に向かっても言いたいんですが、読ませていただきます。 議会と首長の関係。自治体の議会と首長は車の両輪に例えられます。しかし、結論的には、同じスピードで進むけれども、議会と首長の関係はそうではないだろうというふうに思います。そして、議会は首長が編成、執行する予算を点検し、改めるべき点は改める、不足があれば補う、あらぬ方向へ向かえばブレーキをかける、是々非々であるはずだが、現状はどうか、首長が提出した議案は100%に近い高率で原案どおりに可決される、与党を名乗る議員や会派は根回しを潤滑油にして首長と仲よしこよし。これ、元鳥取県知事の片山善博早稲田大学教授は、この近過ぎる関係を一輪車と批判する。両者の間には、異論を挟む余地はないと。 それから、ちょっと飛ばしますけれども、福岡市議会にも、市長を支えると宣言して形成される会派がある。高島宗一郎市長は、自分の方針に反対した最大会派に、野党になるということなのかと発言し不満をあらわにした。こんな考えを持つ議員と市長に是々非々の議論ができるだろうか。でもねと、九州のある市議がつぶやく、ぼやく。市長を批判すると、幹部職員にまで反市長のレッテルを張られ、情報がもらえなくなるんです。間違った両輪、おかしな一輪車をなくすには、原理原則に立ちかえるしかない。 片山氏は知事に就任して初めての議会で議員に異例のメッセージを送った。鳥取県議会は、この後、知事提出議案の修正や否決が珍しくなくなった。私は、議会にお諮りする案件について、県民の意思が他のところにあるとすれば、修正を加えていただきたい、お諮りしない案件についても、県民の意向を踏まえて、必要があれば、議員の発議により、条例の制定などに取り組んでいただくことを望みますと。遠慮は無用です、そもそもこれが我が国の地方自治制度が想定している議会本来の姿でございます。議決の判断基準は住民、首長に近いかどうかではありません。 私も、東京でこの鳥取県の元知事、この人の話は聞きに行って勉強しております。しかし、ここで他の議員と一緒に進めるのには、なかなか難しいという結果が出ております。仲間がいないものですから。 じゃ、こういうことを、今、皆さんにもお話ししました。心の中では、それぞれ議員さん立派なんですが、まとまるのがなかなか難しくて、今まで否決した覚えがありません。ただ、保留を認めたのは3回ですね。今後は、取り下げに頑張っていただきたいと思います。 それから、花房公園は、約1億の事業費が3,000万ぐらいに縮小されたというのは、議会がブレーキをかけたことになると思います。 次、有馬商業跡地に計画した事業費及び青写真について、先日全協で説明を受けました青写真に係る経費についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  お尋ねの南島原市多目的運動広場基本構想の策定業務委託料につきましては399万6,000円でございます。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  390というたら400万ですね。この400万の、これが活きればいいけれども。 深松次長にお尋ねします。 一生懸命、あなた説明してくださいましたが、議会の反応はどうでしたか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  いろんな意見を頂戴いたしました。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  そら意見のあいけん、しゃべりますから。 でも、それが賛成が多かったか、反対が多かったかというのは分かりましたか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  ご意見を頂戴したということで、説明をいたしましたので、賛成、反対を表明、採決をというふうなことは全然ない。(「あんた、何ば言いよっとね」という高木議員の発言あり) ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  採決は、ああいうところで取りません。 あなたたちは説明に来ただけなんですか。そしたら、議員の発言について、ああこれは見直さんばならんかとか、これはこのまま進めれば、議決で否決されんやろうかという心配はありませんでしたか。 今まで1回もあってませんもんね。また、保留して、ちょこっと変えれば済む問題と思っていたんじゃないですか。 この有馬商業跡地のこの問題については、誰からでも出ていますけれども、まだ私の後に吉岡議員は言われると思いますけれども、隈部議員の発言でも相当言っておられましたよね、一生懸命。あれは、賛成意見と思いましたか。 ○議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  種々意見をいただきましたので、意見の一つなのかなというふうに思っております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  じゃ、分かりました。今度覚悟しておいてください。今、いい文章、私も読んだし、否決されればしまいなんですよ。 あそこの全協の時に誰か賛成意見がありましたか。 道路はどうするのか、幅員をどうするのか、そして、サッカーサッカーというけれども、サッカー2面じゃなからんば要らないと、サッカー協会は言っていると。 長崎新聞が、サッカー競技場が何かできると書いたから、全協には入れられなかったんですよ。 だから、サッカーをうたい文句にして、出ていますよね、2面じゃなければと。そしたらはぐらかして、はい、サッカー場もできますと。2面じゃなからんばできないと、ここで大会が。 今朝も誰かおっしゃっていましたけれども、私にも孫がおりますが、ほとんど遠征、遠征ですよ。たまにこっちではなかとやろかと。そのためには、いいことだなと私も思っていたんですが、あそこの用地はもらったんですか。もらったから、自分が好いたように、そういうふうなことでされているんですか。 県とはまだ話し合いはしてないと思うんですが、どうですか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  県のほうとは、先ほど答弁しましたとおり、無償譲渡に向けて協議を進めておるところです。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  協議に向けてでしょう。無償譲渡というのはどういうことですか。ただですか。解体してくれらすとですか、向こうが。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  その辺も含めたところの協議を進めております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  いつまで経っても、詰めます、詰めますと言うて、この間、柴田議員から相当やり込められて、あなた、まだもらってもおらん。 もらうための、これは青写真でしょう。でも、その青写真が、皆さん、これじゃ物足らんと。そしたら、あの資産価値は1億6,000万ぐらいと言われましたね。そしたら、県が解体するのに2億何千万かと、そしたら、私たちは一部残して解体して2億1,000万ぐらいとおっしゃいましたよね。 あれは、2億1,000万で買うことになるんですよ。2億1,000万で買って、事業費が7億ぐらいですか、そしたら9億かかるんですよ。 そしたら、有家の運動公園がよかて、誰でも思うでしょう。思いませんか。もらえる自信がありますか。そして、皆さんから喜ばれる自信がありますか。 ○議長(中村一三君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  市民の皆さんに喜んでいただけるような施設になるように努力したいと思っております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  市民の皆様って、私たちが市民の代表なんですよ。一生懸命知恵を絞って、チェックしたんですよ、21名で。そこがだめと言っているのに、市民の皆様が喜ばすとですか。じゃ、私たちは何のためにここに34万幾らももろうて、市民の方に対して失礼ですよ、それは。 あなたたちは、説明ばしただけでしょう。向こうの意見ば聞いて、照らし合わせましたか。一方的な説明でしょうが、違いますか。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  有馬商業跡地の活用、そこに多目的運動公園というふうなことで計画をした件についてでありますが、今、高木議員のご発言に、21名の議員の皆さんが知恵を集めて結論を出したかのようなご発言でございます。そういうふうには、私はまだとっていないところであります。 市として、午前中も申し上げたところでありますが、あそこの計画についての思い、そして子供たちのいろんなそういう状況も見た時に、やはりそういうスペースは必要だというふうなことで計画をしてきたところでありますが、それぞれの議員さん方にも、やはりその考え方、思いというのをもっとしっかりと伝えて、ご理解をいただかなければいけないなという思いが、今私のところにはあるわけであります。 ○議長(中村一三君)  高木議員。
    ◆5番(高木和惠君)  市長が議員の時、あそこの跡地の特別委員会だったんだ、あなたは。そして、藤原元市長は、あそこをもう計画立てて、あり方検討委員会が進んでいたんですよ。でも、あなたは自分が市長になったら白紙にされたんですよ。一生懸命、職員と市長であり方検討委員会を作って、今からこういうふうに作っていきますと。市民の理解を求めて進まれていたんですよ。それを、あなたは一言で白紙撤回だったんですよ。その後、何かと言ったら、世界遺産のために、あそこを駐車場にすると、それは私もそれでよかろと思う、箱物を建てんなら。それは一番安く上がると思ったんですが、有馬商業、世界遺産登録に向けて、今、まさにその時期なのに、それを撤回されたのはなぜですか。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  あの当時、あそこを中心と、その当時は日野江城跡も世界遺産の候補地でありました。そして、世界遺産登録になった場合に、両方にどうやって皆さん方の足を向けていただくかということで、あそこをセンターにして、あそこから日野江に行く、原城に行く、そういう形の活用の仕方がいいだろうということで、あの計画が立ち上がったというふうに思っております。 しかしながら、私どもとしては、日野江城も世界遺産候補そのものから一応外されたところでありますけれども、価値としては全く変わらない、原城につながっていく前段での日野江城であると、これは変わらないから、そのまま市としてしっかりと整備といいましょうか、そういうようなことも含めて取り組んでいかなければならないということでおります。 しかしながら、今回の原城跡の世界遺産に向けて、あそこをそのままそういう形でするのはちょっとどうかなということで、いろんな物産館等の計画、ほかに皆さん方のお知恵もいただきながら、ほかに検討しようということで、今進んでいるわけでありますので、あそこの計画は一応その分は外したというところであります。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  その分は外したて、心変わりしたとでしょ、あなたは。 結局、世界遺産登録に向けて、原城だけになっても、どこが外されてでも価値はあるんですよ。(「はい、もちろん」という市長の発言あり) それなのに、あそこを自分が心変わりして、それでサッカーにしたと、それで私たちが、それよりもこちらがいいですよと。 車は大変なんですよ。現場に行けば、会場は動かんほうが一番楽なんです。だから、もういいです。あなたのもう十分分かりました。 あと、ここで2番を入れたいと思います。 監査については、第一回だったんですよね。議選の黒岩監査委員を呼んでいただきたいということは言っておりましたので、ここで議長にお願いです。 今から質問を入れますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村一三君)  今、高木議員より黒岩議選監査委員に対して質疑の申し入れがあっておりますので、黒岩議選監査委員は答弁席のほうへ移動をお願いいたします。 ここで、暫時休憩いたします。     午後3時13分 休憩     午後3時15分 再開 ○議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  2番に監査についてです。 まず最初に、住民監査請求を行う意思のある住民に対して職員が取るべき態度です。手続の方法を、お尋ねします。 それと、監査委員に対する報告時期です。そのようなことを改めて監査請求をするという住民に対してやるべき行為です。 ○議長(中村一三君)  答弁。森監査委員事務局長。 ◎監査委員事務局長(森宗次君)  住民監査請求を行う意思の住民に対する職員が取るべき態度はとのお尋ねですが、住民監査請求は法により住民の権利として保障されていますので、権利の主張を妨げないよう申請の受け付けをしております。 しかし、法的要件を備えていない理由で監査委員によって却下になる、監査ができないことがあります。そのため、受け付ける前に事前の職員での書類上の形式的要件審査の説明を実施しております。 また、監査委員に対する報告時期はとのお尋ねですが、電話連絡で両監査委員へ当日事務連絡等の報告をして、監査委員事務局に来ていただいております。以上です。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  普通、住民監査請求っていいますよね。だから、私も住民監査請求て書いて持っていきました。そして、一番初めに自分の住所を書いたんですよ。そしたら、結局そこで「措置請求て書くんですよ」と、「ああ、そうですか」、そして、「自分の本当の手書きでなきゃだめですよ」と言われました。そこまではよかったんですが、私は。その後に中身に対して、私がどうしてでも知り得ないことを強要されたので、そこは強く反発しました。「それ以上書けません」と。しかし、持ち帰らねばなりませんでした。分かった時点で。だから持ち帰ったんですが、局長、出せなかったんですよ、私は。その住民監査請求と書いたので、措置請求と書かなければならなかったということで持ち帰りました。 でも、後で分かったんですが、このようにして書いてくださいというのをもらえれば私もよかったんですが、言葉で言われて持ち帰ったんですが。それは、私、持ち帰ったんですけれども、持ち帰りましたよね。それを見られたかお尋ねしたかったんです、黒岩議員には。 ○議長(中村一三君)  もう一度。 森監査委員事務局長。 ◎監査委員事務局長(森宗次君)  住民監査請求を持ってこられた時には、説明書を職員のほうが見て説明し、様式等の手引がございますので、それをお渡ししているかと思います。以上です。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  実は、私が監査請求をして、今、訴訟になっておりますけれども、私は、今言いました、住民監査請求と思って出したんです。そしたら、措置請求と書けということと、自筆で書けということだから持ち帰らんばしようなかったです。だから、持っていったのを持ち帰ったんです。そして、そこで社協の職員の給与を詳しく書いて幾ら返還するかというのを書けと言われたけど、私、職員の給与は聞けないということで、中身はこれでという思いだったんですが、そういうのを書こうと思って持ち帰りました。 そして、1月27日詳しく持っていったんです。どれを監査委員は見られて、補正と言われたのか、黒岩議員にお尋ねします。12月28日のを見られたのか、1月27日に出したのを見られたのか、どっちを見て補正をと言われたのか、事務局長は黙っとってください。(発言する者あり)事務局長は黙っとってください。もう2回目ですよ。 ○議長(中村一三君)  議選黒岩監査委員。 ◎議選監査委員(黒岩英雄君)  一応、代表とは合議制を取っておりますけれども、一応代表が来ておりますけれども、その件については、今、本人も言われたように裁判のほうにかかっておりますのでちょっと控えさせてもらいます。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  控えんでよかですよ。あなたは、補正をって、これの流れもそしたら言いますよね。 1月27日に持って行きました。そして、もう私はこれ以上書けませんということでそれを出しました。そして、私は受け付けしてもらいたいと言ったので1月27日に住民措置請求って書いて出したんです。そこに写しの印鑑をもらいました。そして帰ったんですが、その後です。2月1日にファクスが届いたんです、ファクスが。このファクスの指示は誰がされたのか、代表監査にお尋ねします。 ○議長(中村一三君)  中村代表監査委員。 ◎代表監査委員(中村良治君)  今、議選の監査委員が申し上げましたとおり、原告は議員さんで被告は市で、今、訴訟中でありますので、この件に関しては一切答弁を控えたいと思います。以上です。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  分かりました。そりゃ逃げですもんね。 あそこで補正を必要だったから取り下げをと、私取り下げのこと言ってないので、取り下げの用紙が入ってきたの何ですかって言ったら、補正の要求をするために取り下げの文書を出しましたって黒岩議員が言ったんですよ。 今の局長も、資料を一番最初にやりましたって、私にファクスが届いたんです、5枚。その中に、今度は口頭では住民措置請求と書けということだったんですが、ファクスは5枚送られてきたんですが、そこには南島原市をつけ加えろと、そして今度は、市長を相手取れば市長の名前を書いてこう書けと、そして番地はハイフンじゃなくて、何何番地という番地を入れろとか、そのくらいのことです。中身は、私は何もさわっていません。それでも訴訟に入ったじゃないですか。そしていろいろ言われたじゃないですか、この間、遅れるとか何とかかんとかと言われました。ただ、私はここで本当に黒岩議員は自分の意思で補正を知っているのかなと思って。あれは補正って言いません。私は、差し替えてもらおうかと思って、自分で持っていきましたが、1月27日に出しとるとに訂正してもらえればよかと、その1月27日に出したのに対してそこに上書きをしろということだったんです。私が持っていったのは2月6日なんです。2月6日。そういうことは何もこれ隠すことでありません。これ以上、時間が足りないので、もう監査委員にはそういう姿勢ですので法廷でまたそれのこと私は裁判長に申し上げたいと思います。以上です、ここは。ありがとうございました。監査委員は帰りたければどうぞ。 ○議長(中村一三君)  暫時休憩いたします。     午後3時23分 休憩     午後3時23分 再開 ○議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き、高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  次、いきます。 協働のまちづくり自治会活動補助金から交付金に名称を変えられた理由です。 関係者の周知がなっていないということで、苦情をもらいましたけれども、これ、いつの時期に市長は見直しと言って努力をして始められたのかです。話を聞いてみると、中村議員が話をされていましたが、非常に苦しい答弁でした。予算を先に立てて、普通は、事業費を算定して予算をつけるんです。予算を先に5,500万つけているから、だから市長が認める枠が説明会の時に説明できなかった。説明に回っとって質問されて説明ができなかった。覚えていますか、市長。私は納税組合のことを取り組んでいたんです。自治会活動補助金の見直しは中村議員がおっしゃっていました。私は、納税組合を廃止せろ廃止せろと言うたら廃止せん廃止せんと言わしたけれども、今でも廃止していませんけれども、私が非常に心配になるのは、今回自治会活動補助金の未納者と滞納者は違うんです。たった納め忘れられた人です、未納者は。この人の催促は誰がするんですか。市長が答えてください。 ○議長(中村一三君)  市長か。(「市長、市長、市長。市長が決めらしたと」という高木議員の発言あり) 本多市民生活部長。(「市長って」という高木議員の発言あり)いやいや、答えなさい。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  税の勧奨というかそういったものは、納税組合長さんにお願いをいたしております。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  納税組合長さんは、どういう立場の人ですか。納税組合の中の納税組合長さんでしょう。自治会でしょう。自治会長さんでしょう、今度は。違いますか。市民生活部長答えんね。今、私が言うたとに。 ○議長(中村一三君)  本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  私が申し上げましたのは、納税組合の中の組合員さんです、もちろん納税組合に入っていらっしゃらない方については、納税組合長さんからの勧奨はないということでございます。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  あんた何ば言いよる。今までは、納税組合に入るか入らんかば聞いて、納税組合の成績を、成績がよかったけんか納税組合長さんに金ばやりよらしたでしょう。それを平成20年に黙って今度は自治会にやろうといって、納税組合長さんが働かしたとに自治会に自分たちが好いたごとやって、今度自治会長さんが今度は変えたことが気に入らんけんまたこがん変えろと言いよらすげなけど、平成20年の時ば考えてみてください。まだひどかったんです。納税組合がもらって使っていいのを自治会にやっているんです。今度は自治会の金の工面の仕方がおかしかった、そしたらまた変えろと言えば変えますって。これ何の金ですか。あなたたちがばらまいている金、誰の金ですか。国からもろた金か。補助金。 言うて、はよう。時間ない。はよ言わんね、あんたに任せとら…… ○議長(中村一三君)  本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  自治会活動補助金については、国とかの補助金はありません。(「当たり前じゃろう。誰んとねて」という高木議員の発言あり)税金、一般の市民税です。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  あなたたちが納税率を上げるために納めろ納めろって言うて、納めらっさん人を納めん者が悪かごて言わすけども、未納者というのは、ちょっと忘れたり遅れたりさした人でしょう。この人がみんな滞納者じゃなかとですよ。あなたたちは2週間かかるんです。納めてからあんたたちに回ってくるのに、電算に。払っとっとに未納者の中に入っとったと、苦情があったでしょう。時代遅れと、皆さん言っているんです。うんうんってあんた言いよるけれども、こないだあんた何て言った、納付書は納税組合長さんからもらっていますて、あなたは今、推進しよらん、口座振替、口座引き落としの推進をしよる立場でしょう。あんたはまだ納税組合長さんからもらってから納付書で払いよると、引き落としはしとらんとですか。推進しよって、違いますか。(発言する者あり)はよ言わんね、はよう。 ○議長(中村一三君)  本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  口座引き落としにしているものとしていないものがあります。基本的に口座引き落としでやっています。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  口座引き落としにあんたしとっと。あんたこの前、納税組合長さんにお世話になっておりますかって、こっちの答弁に対して私も同じですと言うたとよ。組むなって言うたでしょ、そいけん。自分の意見ばちゃんと言わんばつまらんと。 まだ何か言いますか。(笑声) ○議長(中村一三君)  本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  納付書を配布していただいておりますということは申し上げました。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  市長、納付書を配るぐらいで納税組合長さんは集金もさっさん、納めもさっさん、納税組合を寄せもさっさん、今全く納税組合から離れて自治会です。納税組合に入らす人、意思疎通があっておればそれはよかです。入るということを言うとらせば。自治会は、自治会に入っているだけで今度は納め忘れたら自治会長さんから催促を受けてけんかになっとります。何で、行政が電話すればよかったのに自治会長が電話すっとかって。「それはあなたが知らんけんよ組織のことを」って、私、教えていますけれども。納税組合長さんに金やるぐらい1,000万から上っているんですよ。そしたら、その車税とそういうのを送付した時に幾らかかるかってあんた知らんけんで、市長、勉強させていいですか。どのぐらいかかるか調べろと。(発言する者あり)調べろということです。調べとってください。送付した時に、納税組合長さんに配ってもらわずに、もう世帯主です。筆頭者、その人に出せばよかとやけん。どんぐらい金がかかるかです。そういうことを言うていかんば、一般質問を聞いていてもあれをしてくれろこれしてくれろて、黒岩議員だって今日も移動スーパーですか、ああいうのにも取り組むごと、全くそれいいことばっかりなんです。財源がなければならない。この財源は納めろ納めろって言うた、私たちの自主財源の市税です。これ33億、人件費が46億とか、全く足りないんです。その貴重な金を私がここでもう時間がないので一つ、中村議員も言われましたが、私も一つ出します。 ○議長(中村一三君)  ちょっと待ってください。 質問中ですから、ちょっと待ってください。 ◆5番(高木和惠君)  時間が足らん。 自治会の世帯数です。これが成績割と平等割に、二つ入っているんですよ、二つ。2万3,000円プラスの世帯数掛けるの、これ自治会の世帯数掛けるの1,500円、市長が認める額、世帯数掛けるの納税率、市長が認める額、二つ一緒のがあるけん、世帯数掛けるの3,000円でよか。これがこれだけ。これがまた減っとります、去年のこれでいい。1万5,152。今日もらったら1万1,119でしたね。これです、もう、2万3,000円平等割で皆さんにやらすとやけん。3件の人も100件の人も200件の人も2万3,000円やらすとでしょう。これ要らんでしょう、やりたければやってもいい。ただ、これをやらんならこれだけ、これが自治会、もう、これが一番いいんですよ。これを5,000円にすればよか。自治会の世帯数掛けるの市長が認める額、5,000円でも6,000円でもよかです。その納税率を何のためにけんかさせるとかです。何でですか。私、住み続けたいまちとか松永議員も言っていましたが。住み続けられるまちにしてほしい。税金払え払えってよそから来られた人に自治会に入ったぎっと、ちょこっと忘れとったぎっと、追っかけて払ったけど、2週間せんば入らんと、金庫に。そしたらもう未納者になっとったと。こがん町初めてて、多分言われると思います。 市長は、自治会の人たちは役所からもらう発想ですね。市役所がもう書いて出すんです。あなたたちのところにはこれだけですよと言うてから。ほら、私見せてもらいましたよ。市役所がこんなのを何枚も全部自治会長のも全部印刷してこれだけありますよって。私が教えろって言えば守秘義務ですと言わすけど。こがんしてばらまいとるけんですね、自治会費も何も集めんでいいと、ですよ。自治会費も何も集めんでよかと。私たちのところにありますよ、100万ぐらいの金は。よそにも100万ぐらいの金あるそうです。自治会に。もらって残るとて。こういうことをあなたは誰からそそのかされとるか知らんけれども、このごろ話が入ってきました。(「言葉には注意してください」という議長の発言あり)いやいや、そそのかされたじゃないけど。どして、私たち自治会の人たちに……ちょっと待って、この間382名だったですよね。あれ、何人の人に通知を出したんですか。90%って説明ばさしたでしょう。出席者が382名、それは出席者は全体の90%っておっしゃったけれども、何人の人に通知ばやらしとるかいと、私の計算ではそがんならん。まさか、自治会長さんだけ通知ばやらしたとじゃないんですか。納税組合長さんに通知ばやれば468ですよ。あんたも持っとるじゃろ、計算機。468、何%が380幾つになりますか。426にすれば90%ですよ。あなたたちは、納税組合長さんを無視しとるとやなかと。兼務の人だけ思とらすとやなかと。今、私が何でそういうことを口にしたかというのは、アンケートを取って、納税組合の廃止かどうかをしてくださいと言うたら、自治会長、納税組合長会議があるからっておっしゃったんですよ。私も行ってみたんですが、全くそういうことは聞きもせんで、その後の連合自治会長さんに聞いたと。連合自治会長さんとも真砂に行って飲み食いしとらすとですよ。あの人たちは、特別公務員でしょう。大丈夫ですか。真砂は民間とは違いますよ。指定管理のところですよ。副市長が会社の社長ですよね。びっくりしましたよ。私たちが市長と飲み食いしたらやっぱやかましいでしょう。違いますか。1分ですけれども、やられんね、時間ば。 そして、今のに返事できる、自治会長さんだけに426人に通知ば出しとればそれは合うとですよ、この前の答弁はね。そして、こないだ聞いた時に住民基本台帳はやりませんって言いましたよね。住民移動通知書をやっていますよね。住民移動通知、企画部長。ね、やっとらすですよね。(発言する者あり)答弁です。 ○議長(中村一三君)  その前にさっきの答弁。(「市長、もう言わんがよか」という高木議員の発言あり)伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  すみません、質問の……(「意味が分からんか」という高木委員の発言あり)いや、意味は分かりますが今回、質問にございませんでしたのでそこのところ記録は、ちょっとすみませんが持ち合わせておりません。(「何が」という高木委員の発言あり)おっしゃった数値、全て記録を持ってきておりませんので。 ○議長(中村一三君)  高木議員。 ◆5番(高木和惠君)  あなたはね、会議に参加したのは何人でしたかって私、何人でしたかって聞いたんですよ。あなた382名で90%ですって言ったでしょう。私、帰って計算したんですよ。426だったら90%で当たっているんですが、あそこには、納税組合長さんおらして468人に通知ばせんばならんとにて。そしたら382っていうのは90%いきません。 この次、ここで通告しとります。次、報告してください。いつでも結構です。本会議でしてください。 もう一つ、住民基本台帳のところはなかったけれども、移動通知書ですね。次にまた回します。 よかったら裁判のほうでもこのことですね、裁判長にお願いしますので、その時には素直に出してください。重ねてお願いします。ありがとうございました。(降壇) ○議長(中村一三君)  これで、5番、高木和惠議員の質問を終わります。 ここで3時50分まで休憩いたします。     午後3時38分 休憩     午後3時50分 再開 ○議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 下田利春議員、隈部和久議員、草柳寛衛議員は早退をされましたので、ご報告いたします。 次に、17番、山本芳文議員の質問を許します。17番、山本議員。 ◆17番(山本芳文君) (登壇) どうもお疲れさんでございます。本日最後でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 17番、山本芳文です。本日は、3項目を質問したいと思っております。一問一答で質問をいたします。 イコモスの調査が9月5日から大浦天主堂を皮切りに原城跡、14日までの12資産の調査を終えました。次は世界遺産登録、平成30年度を南島原市では待っているわけでございますけれども、どうしても交通機関の不安が残っておりまして、国道の拡張はできない、新規もできない、まず、このごろは費用対効果から国のほうも言ってくるわけです。 それで、私は、海の交通について2回ほど質問をさせていただいておりますが、どうしてもほかの資産のある所が目に入り、耳に入ってくるわけでございます。 まず、崎津地区ですね、長崎から崎津まで高速艇を7月7日から来年の3月30日まで、これは期間限定で多分実験的な航路と思っておりますけれども、これをやっている。 それから、これは新聞情報ですけれども、ある程度世界遺産を見据えた航路開設だというふうなことも明記してありました。 それからまた、10月13日から15日まで3日間、これは島原半島の一応イベントを目的としたというふうなことを記してありましたけれども、長崎の茂木から小浜まで旅客船の運航実験をやる。小浜から島原半島をぐるっと島鉄のバスで、島原半島にありますイベントを巡回するというふうなことを記してありましたけれども、交通の手段として、今現在、この南島原市では船の航路といいますか、船を見直されているような気がするんですけれども、本市では海上交通についてどのようにお考えか、まずお伺いいたします。 ○議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、山本芳文議員のご質問にお答をいたします。 最初に、世界遺産に関する本市の海上交通の考え方についてということでございますが、ご承知のとおり、今年7月から、長崎市の長崎港と熊本県天草市の崎津漁港を結ぶ高速船が国の事業として運航されておりまして、この航路は来年3月まで運航される予定となっております。 また、長崎市の茂木港と雲仙市の、先ほどもお話がありましたように小浜港間につきましては、来月の13日から15日までの3日間、島原半島観光連盟の観光地域づくり事業の一環として、ありえ蔵めぐりやジオ・マルシェなど、半島内で開催されるイベントに合わせて旅客船を運航する予定となっております。 本市の状況でございますが、昨年の第1回定例会において金子議員からのご質問に答弁しましたとおり、口之津港再整備計画において、船舶会社から新設航路を踏まえた桟橋の設置等の要望をいただいております。新設航路を運航するためには、国などに対して申請を行い、許可等を受ける必要がございますが、現在、申請に向けた具体的な相談は受けていない状況でございます。 市といたしましても、来年夏ごろの世界遺産登録を見据える中で、新たな航路ができることによって交流人口の拡大、そして地域経済の活性化が見込まれることから、県や運航会社などと連携し、協議しながら検討を進めているところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  こういうふうな新設航路、これを一番最初言い出すところは行政なんですか、船会社なんですか、旅行会社……、一つだけに絞りましょうか。 茂木から小浜までのこの実証実験ですね、これは新聞報道によると、島原半島観光連盟が主催したというんですけれども、これは島原半島観光連盟のほうから、こういうふうな航路的な提案をされるわけですか。一つお願いします。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  茂木-小浜航路につきましては、島原半島観光連盟が主催したものでございます。多分--すみません、多分ということで--島観のほうから船会社のほうに、そういう航路と申しますか、航路のお願いをしたものだと思っております。 航路の検討にあたっては、もともと小浜茂木間の航路があった、そういうことが前提にあったと。当然、口之津も検討されたということもお聞きしております。その中で、まずは茂木-小浜でやってみようということで、今回計画をされた、そういうことで、ちょっとお聞きをしております。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  例えばこの3日間の実証実験に係る費用はどれくらいかかるものか、お聞きになられましたか。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  これにつきましては、高速艇なり、バスの借り上げ等、また広告宣伝費等込みで約260万とお伺いしております。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  この茂木-小浜間の航路、今、260万というような答弁をいただいたんですけれども、これに対して、南島原市自治体からの出資金といいますか、出金といいますか、そういうふうなものは全然発生していないわけですか。 ○議長(中村一三君)  伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  島観自体にうちが補助金を出しておりますので、その補助金の中でされているものだと思います。 それと、国の観光地づくり事業の一環としてでございますので、補助金等も活用しているのではないかと思います。申し訳ございません、それくらいでお願いします。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  これはイベントを中心としたと書いてありますけれども、3日間ほどでは、なかなかお客さんにこの航路の認知度はできないと申しますか。 14~15年ほど前、急に言い出すものですから、口之津港から島原、三角というふうな航路を、多分、九州商船か何かがやられたんですけれども、その時代、町民は何であんなクルーズ船みたいなものが来ているのかなというふうな感じで、約1カ月間ほどあったと思いますけれども、今の口之津支所前の緑地公園に桟橋があるころ、そういうようなことをやられたんですけれども、この実証実験にしても、ある程度、お客さんから認知をできる間ぐらいをやらないと、なかなか航路のよさというのが分かってこないような私は気がしますけれども、これは主催が島原半島観光連盟ということで、あまり言えないわけですけれども。 そしたらですよ、例えば、今、船舶会社の新設の航路がちょっとあったということですけれども、どのようなルートでこの船舶会社は提案として持ってこられたか分かりますか。 ○議長(中村一三君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  具体的には、口之津を拠点にして三角航路ですね、口之津、それから鬼池、熊本新港ですね、今の案では、大体こういうふうな案をお聞きしております。 これは公表していいかどうかわりませんけれども、私の一存で、今、話をしていますけれども、当初はこういうふうな案でお話があっているのではないかというふうに思っております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  そしたら、市長にお伺いしますけれども、海の航路は、南島原市にこの世界遺産が登録されました時には必要だと思われますか。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは必要だと思っております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  それでは、現在、世界遺産候補が12資産あるわけですね、この12資産の中で、どこに一番お客さんが行かれると推測されますか。 ○議長(中村一三君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  知名度、それから人口の割合からいたしまして、多分、長崎が中心になっていくのではないかというふうに思います。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  そしたら、一番多い所、そこから誘客するような航路を私はお願いしたい。大浦天主堂が、これは一番多いでしょう、お客さんが、ここの12資産の中でね。この12資産の中で一番多いお客さんの所から、やはり航路を考えていただきたい、そのように思っております。 それから、長崎からでも、大浦天主堂から、タクシーだったら15分ほどで茂木港、15分から20分かかりますかね、それくらいで茂木港まで行けるわけです。それから、茂木港から口之津は今度新しいターミナルもできますし、南島原まで来るのは45分から50分ほどで着くわけです。JRで来ると、長崎から諫早までが乗車時間が特急で約20分間ぐらいですね。すると、諫早駅からバスで口之津ターミナルまで来るのに1時間50分程度。乗車時間だけでも2時間10分ほど。これに待ち時間を入れたら、やはり長崎から来るのなら3時間と見ておかなければいけない。 だから、その3時間ほどのやつを半分の時間で来られる。これが、今は、崎津のほうは長崎の港からですけれども、一番多いというふうに感じるのは大浦天主堂ですので、茂木港あたりから、今は島原半島一つと、よく市の首長会議あたりでは、一つひとつというふうなことを言われますし、茂木港から小浜、口之津、島原というふうな航路を作ったら、また、いろんな、今、国道がなかなか早い時間で来られないものですから、そういうふうに私は感じておりますけれども、私の意見として、市長はどのように思われますか。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  議員がおっしゃるように、船が通うならば、時間としては、そういう時間で長崎からこの地まで、この地からまた向こうまでという時間は、おっしゃるとおりだというふうには思っております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  一番、口之津港が繁栄したころなんか、三山汽船、肥後汽船--今は合併して九州商船になっているんですけれども、各港というか、そういうのもあったんですね。島原、深江、布津、堂崎、須川、大江、口之津、加津佐、京泊、小浜、千々石、唐比、江の浦、茂木というふうな。 それから、この時代は、民間が参入してくるわけですね。だから、船会社によっては、「うちの船に乗っていただけば、てんげばやるよ」とかね、その時代が懐かしく、この時代が訪れないかなというふうなこともあるんですけれども、やはり、この航路がある程度の認知を受けたならば、ある程度のお客様もこの船を利用されると思いますので、世界遺産を非常に期待する人間として、海の航路の必要性を感じるわけでございます。 それから、一つ、建設部長に、申し訳ない、聞くけれども、今度新しく口之津ターミナルができますよね。今の既存の島鉄フェリー、そのほかの船も一応停泊できるような、これは桟橋というんですか、そういうふうな施設に一応なっているわけですか、お尋ねします。 ○議長(中村一三君)  森永建設部長。 ◎建設部長(森永茂夫君)  鬼池へのフェリー航路、フェリーの着く桟橋と、そのほかに二つの桟橋が計画されております。以上です。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  この二つの桟橋、これは申請か何かしたら利用はできるわけですか。 ○議長(中村一三君)  森永建設部長。 ◎建設部長(森永茂夫君)  そのとおりでございます。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  そしたら、その航路についても、どこが担当されるか分かりませんけれども、そういうふうなことを一応期待して、この件については終わらせていただきます。 引き続きまして、8月25日の新聞だったんですけれども、半島3市にある観光団体を一本化する計画との内容の記載がありました。これがちょっと分からないものですから、行政からこの会議に出席があったのであれば、この観光一本化はどういうふうなものか、ちょっと説明をお伺いして、これに対して出席された人が、ここら辺がメリットですよ、ただ、一本化すると、こういうふうなデメリットもありますよと感じられたならば、それを伺いたいんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今の件については、平成27年2月に島原振興局長、半島3市の市長ほか、島原半島観光連盟の会長や観光協会長などの関係団体の長で構成します島原半島活性化会議が設置されました。 その中で、島原半島の観光振興のあり方について協議を行い、島原半島観光連盟の体制と機能を強化し、島原半島地域の一体的な観光を推進するという一定の合意が得られているところであります。 このことから、観光一本化に関する協議を行う場として、今年の7月に島原半島観光一本化協議会の設立に至ったものであります。 協議会の構成につきましては、島原振興局長、半島3市の市長、島原半島観光連盟の会長、南島原及び雲仙・小浜の観光協会長、それから株式会社島原観光ビューローの代表となっております。 現在、構成団体の担当者において事業内容や予算などを精査し、単独で継続する事業や統合可能な事業の洗い出し作業を行っているというところでございます。 それから、一本化のメリット、デメリットを伺いたいということでありますが、島原半島の各団体の取り組みにおいては、観光客の誘客など、半島全体で取り組むほうが有効な事業についても、それぞれに現在事業展開を行っていることから、事業や予算、人員などの重複が発生しておりますし、効果が分散し希薄化している状況もございます。そのために、島原半島の観光一本化によって島原半島全体の宿泊客数と消費を増加させるということが、この一本化の狙いでありまして、このメリットについては、組織の見直しや事業の統合によって、事業や人員、予算などの重複を整理することで、事業の効率化と費用対効果を高めるとともに、予算の縮減・削減が図られると考えております。 なお、デメリットにつきましては、事業の統合によって予算が削減されると、それぞれの特色が薄まるといった懸念の声もあります。しかしながら、特に本市の特徴である民泊事業については、後退することがないように協議してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  最後に市長のほうから答弁があって、ほっとしたんですけれども、これ、ひまわり観光協会の決算書を見てみますと、1億1,500万から6,000万ぐらいの間なんですね。この中で、6,000万から7,000万は事業費、要するにほとんどが民泊で売り上げをやっているわけですね。こういうふうなものまで統合されて、島原半島観光連盟が持って、各所に島原半島で宿泊を振り分けられたら、この民泊についても、南島原市が職員を送りながら今までここまで育ててきたわけですね、そこが一番の、一本化された時に、こういうものはどうなるんだろうかというふうなことを思ったわけです。 これの一本化の、一番最初の呼びかけというのは、振興局か県が行われたわけですか、お願いします。
    ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  もともとはそうだったということであります。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  そしたら、県も島原半島観光連盟には幾らか補助金として出しているわけですか、そういうふうに言い出すとやったら。 ○議長(中村一三君)  答弁、松本市長。 ◎市長(松本政博君)  直接の補助金は、現在のところ、多分なかったと思っているんですが、島原半島の観光の振興ということで県が音頭を取って何とかしたいということが一番元だったというふうに思っております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  本市からも島原半島観光連盟には1,400万弱ぐらいのものを出していますよね。それと、職員も1人かな。 こういうふうな時、県が例えば予算を出しておれば、やはり自分の所が、今までの実例として、予算を出すのを絞りたいがために、よく統合・合併とかというふうなものを言ってくるわけです。 議長、島原半島観光連盟の決算が全然僕らに分からないわけです。どうか、決算書を、後でもようございますので、議員に配布していただくようなお願いをしていただけますか。 ○議長(中村一三君)  可能であれば、事務局にお願いしたいと思います。 山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  いや、出資をしているんですから、ぜひお願いします。 ○議長(中村一三君)  出すようにお願いしておきます。 山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  決算書が出た後に、また、この件については議論させていただきたいと思います。 もう一回、その観光を一本化するにあたっては、市長は出席されるんでしょうから、どうか、南島原市を第一に会議の場では発言をしてください。よろしくお願いします。 ○議長(中村一三君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  それは、私は南島原市の市長であり、南島原市長としてしっかりと考えていかなければならないことであります。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  力強い言葉をいただきました。どうぞよろしくお願いしておきます。 続きまして、これは市民の方がお困りの件で、ペットの飼育の指導について、ちょっとご質問させていただきたいと思います。 野良猫、野良犬、これに対してどのような指導をしてあるのか。犬の場合は登録があるものですから、今ほとんどないんですけれども、特に猫ですね、これが、野良猫が、子猫をよく小屋とかそこら辺で出産するんですね。それとか、ふんの公害、それから今からになってくると、エンジンがぬくもっているから、自動車の上に登って、非常に今、住民の人たちが迷惑を被っているんですね。 これについて、去勢ですね、避妊とかをする手術の補助金等はないのか、まず、これは野良猫・野良犬の件ですね。 それから、また今度、3年後にはミドリガメを特定外来生物として指定されるわけですけれども、このミドリガメが祭とかそこら辺で、たくさん、このごろで1匹500円ぐらいで売られている。これが今度は、3年後から、飼っている人は届け出をしなければいけない、タグをつけるというふうなことまで提案されているみたいですね。これには罰則まであるわけです。 この捨て猫・捨て犬、それとか規制はしてくるけれども、今度のミドリガメでも、じゃ、要らないものはどこが……要らないものというより、今は非常に高齢者が増えていまして、猫でもどうしようもないというふうなことはよく耳にするんですけれども、どうしても飼えない、飼育ができない時には、受け入れる所ってあるんですか、お願いします。 ○議長(中村一三君)  本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  まず、野良犬・野良猫ということでございます。 犬につきましては、ご存じのどおり、狂犬病予防法、それから市の犬取締条例に基づきまして、それぞれ罰金などもありまして、捕獲もしたり、市のほうでできます。 ただ、猫につきましては、そういった捕獲とかいうのはできません。ただ、先ほどお尋ねがありました去勢の手術ですけれども、補助金というのは市ではありませんが、長崎県では補助金をしている所もあるとは聞いておりますが、うちではありませんで、ただ、獣医師会に、地域猫ということで地元の自治会長さんあたりが申請をされて、獣医師会のほうにその猫を持っていって去勢していただく。それは無料で行われるということで、現在対策はされております。それが猫についての対応だと、今のところはそこまでです。 要するに捕獲して、例えば保健所に持っていくとかいうことはできませんし、今現在、長崎県は殺処分が非常に全国でもトップということで、むやみに猫を連れていくとかはできませんし、また引き取りもなかなかできないというようなことで、先ほどのような対策を取っているということでございます。 それから、ミドリガメにつきましては、今おっしゃったように、特定外来種の法律に基づきまして、2020年から、3年後ですね、指定されると。指定された場合は罰則・罰金ということになりますが、そのミドリガメの引き取り先というと、現時点では正直言ってないと。あえて言うならば、ペットショップあたりにご相談していただくというような状況でございます。以上です。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  その去勢費用ですね、近所の人が、地域猫として野良猫を去勢、避妊手術をやってあるんですけれども、10匹のうち2割ぐらいが獣医師会さんの協力で無償にしていただくんだそうですけれども、雄猫の場合1万円、雌猫の場合2万円、そういう地域猫として活動をしようとされたんですけれども、とてもじゃない、自分の金をそれだけ出していくのはどうしようもないということで、1年ちょっとでおやめになられましたけれども、継続ができないんですね。 それから、愛護センターとか何とかありますけれども、そこら辺も寄附金で運営しているものですから、なかなか継続ができない。 部長も、旧口之津にいらっしゃいましたから、合併前後かな、その時には不要猫というふうにして役場で引き取っていましたよね。その制度はどうなったんですか。 ○議長(中村一三君)  本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  先ほど申しましたように、よほど猫につきましては、不要猫ということで引き取りがあっておりました。県も、先ほど申しましたように、引き取るためにはそれなりのハードルというか、理由が要るということで、相当の事情がない限り引き取らないというように、近年というか、変わってきているそうです。だから、その辺のところの細かいところは私も、すみません、申し訳ないんですけれども、具体的にこういうものだったらというのは、今申し上げられませんけれども、かなり厳しくなっているということだけは聞いております。 ただ、確かに野良猫というのが増えている実情は私も分かっております。環境課のほうにも、時々その対応を、どうにかできないかという電話はかかってきておりますが、こちらとしても、なかなかこれといった手だてがないと。今言ったような地域猫であれば、去勢手術をしたり、「むやみに野良猫に餌はやらないでください」という、そういう指導はしているということでございます。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  今度の9月号の市報の17ページ、「動物愛護週間」、こう載っていますよね。9月20日から26日まで、これは動物愛護管理法によってこの週間が決められているわけですね。この文の一番最後の所に、「新しい飼い主を探している人は事前にご連絡ください」と書いてあります。 そしたら、1軒の家庭、今、独居老人で八十何歳の所に3匹おると。それで、この人は高齢者で、今、病院に1週間の間に3日間ぐらい行きよらす。これをどがんかわいがっている。そんな時、ここにもしも出して、見つからないような時、今度、その猫は地域の人に迷惑をかけていくので、何かないとかな。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  正直言いまして、そういう事情はおそらくたくさんあると思います。細かいことにつきましては、環境課のほうに個別にご相談していただきたい。それで、里親探しとか、そういったものも、できる限り対応はさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  この市報のこれは、どんなして申し込めばいいんですか。新しい飼い主をというのは、事前に申し込んでくださいって、どういうふうに申し込みするんですか。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  そういったことも含めまして、環境課のほうに個別にお願いいたします。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  私は、これについて質問事項を出しているんですけれども、どう思われますか、議長。 どうにもならない時は、どうしたらいいんですかというようなことを質問にちゃんと書いているでしょう。 ○議長(中村一三君)  答弁できますか。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  先ほど申しましたように、どうしても飼えないということにつきましては、そのお宅の事情をお伺いしまして、訪問して、対応させていただきたいと思いますけれども、それでよろしいでしょうか。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  いいです、いいです。あと、環境課のほうにお伺いします。 それと、例えば、僕らもみんなやったことと思いますけれども、学校帰りなんか、猫とか犬とか捨ててあったら、やっぱり拾ってきて、かわいそうだというようなことで、持って帰った例は誰にもあると思いますけれども、これね、何日くらい飼えば飼い主になるんですか、猫でも犬でも、捨て犬を拾ってきた時。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  犬につきましては、登録していただければ、もう当然、飼い主ということで正式に飼い主になります。 猫につきましては、基本的に登録制度はありませんので、何日というのは、正直申しまして申し上げにくいところでございます。(発言する者あり) ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  後ろからいろいろ…… ○議長(中村一三君)  ちょっと静かにしてください、本人の時間ですので。 ◆17番(山本芳文君)  拾ってきてから何日目ぐらいから飼い主って、そういう定義はないんですか。 教育長、犬・猫を拾ってくるというのは、やっぱり子供たちの情操教育的な、弱いものを助ける、弱いものの味方をするといいますか、そういうふうなものにも少しぐらい係わってくるものでしょう、情操教育的に、余分ですけれども。 ○議長(中村一三君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  動物を飼育するという中で、命の大切さだとか、そういうものを学ぶ機会に積極的に動物を飼うということについては、個人の家の考えでしょうから、動物等を飼育する中で、それは昆虫も含めて動物と死別をする中で、そういう命の大切さ等について学ぶ機会にはなるかと思っております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  だから、うちにも孫がいるんですけれども、やっぱり拾ってくるんですね。その後は家庭の問題と思いますけれどもね。7月には、うちの孫は、「ツバメが巣から落ちとったけん」と拾ってきて、環境課のほうに一応届け出をして、飛ばす、自然にもどす目的でちょっと飼育しますということで、8月13日に飛び立っていったんでけれども、子供たちがどうしてでもそういうふうなこと、捨て犬・捨て猫を拾ってくる。そこで、何日ぐらい飼えば飼い主になるのかと思って質問をしたわけですけれども、環境課に尋ねろということですので。部長、分かる、犬・猫が……。(笑声) ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  すみません、繰り返しになりますが、犬につきましては登録をしていただく。それでもう正式に飼い犬となると思います。 拾ってきた猫を何日、例えば1週間だ、10日だと、そういう規定を私は聞いたことがありませんので、なかなか申し上げにくいということを答弁している次第です。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  じゃ、野良猫、これに餌をやるというのは、罰則はないんですか。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  罰則規定があるかというと、規定的にはないと私は考えております。ただ、そういった周りの方も、猫を好きな人、また嫌いな人もいらっしゃいますので、とにかく餌は、野良猫と言えるような猫については、特に猫ですね、餌はやらないでくださいと、そういう指導はいたしております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  何で指導しているんですか、例えば市報とか、その伝達方法は。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  今のところ、個別、個別に対応している次第でありまして、今後は広報紙なども通じて、その辺のところも周知を図っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  動物愛護週間の意図は、広く国民の間に、命のあるものであるので、動物の愛護と適正な飼養について関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を9月20日から26日まで1週間定める。動物を虐待したとか、そういうような時は罰則はありますけれども、こんなことを、もう少し市報でも大きくちょっと取り上げてほしい。 これは、旧口之津のですけれども、1ページを使って、こういうふうにやっているわけですね。だから、不要猫、そういうふうな時でも、人間が考えて、これは人間の生活に支障を来すということで、支障を来す猫がそれだけおったから不要猫も回収していたんですよ。それは動物虐待には私はならないと思いますけれども、そこら辺も含めながら、今後はペットの飼い方について、ペットを飼ったことがあるでしょう、猫1匹飼ったら、子が1人できたと同じぐらい手がかかるんですから。 そういうようなことを十分考えながらペットを飼うような、こういうような指導を行っていってください。 あと10分ですから、次は、ミドリガメについてちょっと話させていただきます。 これも、やっと環境省が2020年に特定外来生物……すみません、野良犬・野良猫には、どうぞ啓発活動を十分やってください。それから環境課にも、そこら辺を、一般質問を出す前に、来てみなさいと言われたけん、そこの小屋に行ったわけです。 夏でしたから、半ズボンをはいていったところ、小屋に入った瞬間、ノミが足に(笑声)、その近くで餌をやっている。これは近所のトラブルになるから、十分、今後、啓発活動をやっていただけますか。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  ちょっと補足します。犬の放し飼いについては、毎年、広報紙で禁止されていますよということは周知しておりますが、猫につきましてはやっていなかったものですから、今後やりますということを申し上げました。そこはつけ加えておきます。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  野良猫、本当、近所とのトラブルになりそうですから、どうぞ啓発活動をやってください。あと、個人的なものについては、個人の家のあれについては環境課のほうにお尋ねします。 それから、ミドリガメですね、ミシシッピアカミミガメと通称、これが全国的に通用する言葉なんですけれども、これも特定外来生物に指定されて、タグをはめなければいけないとか何とか言われたら、ますますぽんぽん捨てる人が多くなってきますよ。 僕は、動物が好きなので、そうした池、何とか池、何とか池、そこにいるカメはほとんど8割方が外来種のミドリガメです。ここに赤と緑の線が入っているやつ。それで、日本のイシガメは追いやられてしまっている。 やはり、日本古来の生物を守るためにこの法律ができましたので、これは法律ですから、ひょっとしたら、捨てたら警察に逮捕される、法律ですから。そういうふうなことですので。 とにかく、ちょっとネットで見ましたけれども、ミドリガメを10年以上飼っている人は3.5%しかいない。だんだん大きくなったら、もう面倒を見切れなくなって、これは、僕も1人ちょっと怒ったんですけれども、貯水池に、悪気はなくて、我が家で飼い切れなくなったけんと、そういうふうな、これは30センチ以上になりますからね。それで、ヒヨコというのかな、カモの子供なんかが一緒に歩いていると、それを水の中に引き込みますからね。そうして家庭で飼われて、もう2年したら本能がもどって、人にもかみつきますから。 これは、明石市では、市民生活部長、明石市がミドリガメに対する実践をやっておりますから、それを勉強しておいてくださいね。明石市では、要らなくなったミドリガメを役所のほうで引き取って、後はどうなるか分かりませんけれども(笑声)一応引き取っている。 これは、ここで話していいかどうか分かりませんけれども、これを駆除する時には、冷凍室で冬眠させるんです。冷凍して、それから殺処分する、それが今行われているんです。明石では、どうも池に入れているみたいですね。そういうふうな対策をしている所がありますから。 これが、ミドリガメが、例えば一つ例をあげますと、想定ですけれども、北有馬の支所の前に、高江川と有馬川が合流した所がありますね、あそこ堰がありますね、ああいうふうな所にでもいたならば、北有馬固有の貴重な、通称ハエ、ハヤ--全国ではオイカワというんですけれども、それは時間がたたないうちに食ってしまいますよ。そういうふうな、日本のやつは今のところ、生態系では非常に外来種に弱いんですね。もう、メダカの学校もないぐらい食い散らかすんです。大食漢で、気が荒くて。 だから、事前に何か、部長、あのミドリガメについても早く手を打ってください。よろしくお願いします。 ○議長(中村一三君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多弘和君)  その辺、特定外来種に指定されればということがちょっと書かれてあるんですけれども、そういった時に、外来種に指定されれば、国・地方公共団体・国民などがそれぞれ積極的に防除を行う必要がある外来種のことと書かれているんですよね。 だから、対策がどのように、明石市の例を今申されましたけれども、その辺も参考に、市がどこまでできるのか、県あたりと十分協議をして対策を取っていきたいと思っております。 ○議長(中村一三君)  山本議員。 ◆17番(山本芳文君)  環境課に言うとってよ。どうしても飼えない人、この人はどうしたらいいか、そこら辺、対策を練っておいてください。そうしないと、これが増えたなら、ブラックバス以上の人的迷惑といいますか、そういうような損害を与えてきますので。 あと2分あるから言いますけれども、近くの榎田川、30センチのやつがね、それを小学生が捕獲してきたから、もう絶対にするなと、かまれる。 そういうふうに、もう、あちこちの川にこのミドリガメが繁殖していますので、どうぞ今後とも市民に啓発活動を行なっていただくように、市民生活部長にお願いをして終わらせていただきます。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(中村一三君)  これで、17番、山本芳文議員の質問を終わります。 本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、9月19日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時47分 散会...