南島原市議会 2015-12-04
12月04日-03号
平成27年 12月 定例会(第4回)第3日 12月4日(金曜日)
出席議員(20名) 1番 田中次廣君 11番 黒岩英雄君 2番
金子憲太郎君 12番 井上末喜君 3番 小林知誠君 13番 中村久幸君 4番
柴田恭成君 14番 下田利春君 5番 高木和惠君 15番 川田典秀君 6番
吉田幸一郎君 16番 隈部政博君 7番 隈部和久君 18番 山本芳文君 8番 林田久富君 19番 桑原幸治君 9番 松永忠次君 20番 草柳寛衛君 10番 小嶋光明君 21番
中村一三君欠席議員(1名) 17番 吉岡 巖君説明のため出席した者の職氏名 市長
松本政博君 副市長 山口周一君 教育長 永田良二君 総務部長 宮崎 太君
企画振興部長 伊藤幸雄君
市民生活部長 本多弘和君
福祉保健部長 相良哲春君
農林水産部長 森崎一成君 建設部長 森永茂夫君 水道部長 林田 亨君 教育次長 渡部 博君
農業委員会事務局長 田口克哉君
行革推進室長 菅 三郎君 財政課長 米田伸也君
会計管理者 笹田 勝君
代表監査委員 中村良治君
監査委員事務局長 本多直美君
議会事務局出席者 局長 酒井久君 書記 増田嘉文君 書記 鳥瀬美智君第4回
定例会議事日程 第3号 平成27年12月4日(金)午前10時開議日程第1
市政一般質問月日質問者質問要旨ページ12月4日井上末喜議員1
市庁舎再編計画について972猪対策について
黒岩英雄議員1小・中学校の土曜日授業について1042
農業基盤整備について3消防団について4
世界遺産登録について
吉田幸一郎議員1予算編成について1122
行財政改革について3
世界遺産登録について4
地域ブランドについて
高木和惠議員1市長の政治姿勢について1292まち・ひと・し
ごと創生総合戦略で市長の評価を伺う3小学校の統廃合について4市内の小学校のパワハラ問題について
金子憲太郎議員1
地方版まち・ひと・しごと
創生総合計画について147 午前10時00分 開議
○議長(
中村一三君) 改めまして、おはようございます。 ただいまの
出席議員数は20名であります。
吉岡巖議員から欠席の届けがあっております。定足数に達しておりますので、これより議事日程第3号により、本日の会議を開きます。 日程第1、
市政一般質問を行います。 まず、12番、井上末喜議員の質問を許します。12番、井上末喜議員。
◆12番(井上末喜君) (登壇) おはようございます。1番ということでございます。初めて1番をさせていただきます。ひとつよろしくお願いします。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、ただいまより、12番、
明政クラブ、井上末喜が
一般質問を2項目にわたって質問いたします。
市庁舎再編計画。 合併10年目を迎え、
合併特例債の期限まであと数年になり、これからの大型事業がめじろ押しになってきている。この前の
全員協議会では、
有家庁舎、
西有家庁舎で集約するとのことであった。しかし、議会からの反発があり、再度意見を聞いてもう一度再考したいと市長は答弁されたが、そこで質問をいたします。 (1)
南有馬庁舎はどのように考えておられるか。 (2)
有家庁舎は予定どおり新築されるのか。また新築の場合、どのぐらいの予算を計上されるのか。 (3)着工までどのぐらいかかるのか。 (4)市民からの反発も予想されると思うが、
アンケートを取る考えはないのか。 2項目め、猪対策について。 一向に減らないが、今後の対策について伺いたい。 (1)電気柵、
ワイヤーメッシュ柵などがある程度設置され、農家の人はある程度安心しておられるが、反面、
設置対象外の農家及び山から平野の地におりてきている
イノシシに何かの対策はないものか。 (2)電気柵の予算が少なくなっていないのか。 (3)殺処分は推測でいいが何頭ぐらいなのか。
補助対象外も含みます。また、年々増えてきているみたいだが、生まれるのは何頭ぐらいなのか。 (4)島原に
処理センターができたと聞くが、どのようにして持っていけば処理してくれるのか、内容を詳しく知りたい。 以上、壇上での質問は終わり、後は自席で再質問をいたします。どうぞよろしくお願いいたします。(降壇)
○議長(
中村一三君) これより答弁を求めます。
松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) 皆さんおはようございます。 朝一番目の井上末喜議員のご質問にお答えをいたします。 最初に、
庁舎再編計画に関し、
南有馬庁舎についてはどのように考えているのかとのお尋ねでありますが、このことにつきましては、去る10月7日に開催をされました
議会全員協議会において、現在、
南有馬庁舎に配置している、建設部、水道部、
教育委員会事務局を
有家庁舎に再配置する案を提案し、
議員皆様方のご意見を伺ったところでございます。 その際、
南有馬庁舎については、歴史、文化の
ガイダンス施設としての活用を念頭に、庁舎再配置事業と並行して検討していくとしておりました。しかしながら、
議会全員協議会では、先ほど
井上議員から反発というふうな、反発の声があったというふうな話でございましたが、反発というよりご意見という形で私どもは受け止めているところであります。そういう中で種々さまざまなご意見をいただきましたので、その際のご意見等を踏まえ、また
教育委員会の独立性なども考慮しながら再検討を行いたいと考えているところでございます。今後、できるだけ早く市としての考え方を整理し、議員の皆様にも相談をしながら、最終方針を決定したいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、
有家庁舎は新築するのか、またその場合どのくらいの予算を計上するのかとのお尋ねでありますが、現在の
有家庁舎は、昭和54年に建設をされておりまして、
耐震診断においても、傷みがひどく、強度不足が指摘をされております。このようなことから、建て替えるほうがよいのではないかと考えているところでございます。 予算についてでございますが、今後、
再編計画の方向性が決まりましたら、まず基本設計に着手をし、実施設計を経て、具体的な事業費を見込むことになります。そのようなことから、
再編計画の方向性が確定していない現時点ではお答えできない状況でありますが、当然のことながら、できるだけ事業費の抑制に努めたいと考えているところでございます。 次に、着工までどのくらいかかるのかとのお尋ねでありますが、設計に要する期間はある程度見込めるわけですが、計画の決定や予算・契約に係る議会の審議などがありますので、具体的な時期については、現段階では申し上げられない状況であります。しかしながら、
合併特例債の発行期限が平成32年度となっておりますために、それまでには庁舎を完成させる必要があるというふうに思っております。 次に、
市民アンケートを行う考えはないのかとのことでありますが、最初に申し上げましたように、今回の
庁舎再編につきましては、議会からの要望も高かった事業部局の集約を中心に進めたいと考えておりますので、そのようなことから、市民に対する説明の必要性は感じてはおりますけれども、
アンケートについては、今のところ考えていないという状況でございます。 次に、
イノシシ対策の件で
防護柵設置対象外の農家や平野におりてきている
イノシシへの対策についてのお尋ねでありますが、
設置対象外の農家については、できるだけ
補助事業による事業実施ができるように調整や指導助言を行うことで対応をいたしてまいります。 農地における捕獲また防護柵の設置につきましては、平野部、山間部にかかわらず、今後も国及び県の
補助事業を活用して事業を推進してまいりたいと考えております。また最近では、人家周辺にも出没するようになってきているようですが、これについては、
イノシシが好むやぶの伐開等、集落環境の改善に取り組んでもらえるよう、農家以外の方への啓発も必要ではないかというふうに考えております。 次に、電気柵の予算についてのお尋ねでありますが、予算編成にあたっては、前もって事業の実施を希望する方に聞き取りを行なって、電気柵と
ワイヤーメッシュ柵それぞれの計画数量を把握することにいたしております。これに基づいて予算を計上しておりますので、現在のところ、希望に対して電気柵の予算が減るということはあっていないと思っております。なお、電気柵の場合、防護区画が数カ所に及ぶ地区など、国の
補助基準額の関係で自己負担が生じることがあり、それで予算が少なくなっているような印象を持たれている方もいらっしゃるようであります。このことについては、今以上に十分な説明を行うことで理解を求めていきたいと思っております。 次に、殺処分の頭数と出産頭数についてのお尋ねでありますが、
捕獲報償金の対象として、市に届け出があった分について申し上げますと、これは昨年度が2,747頭、今年10月末現在で2,280頭が埋設や焼却等で殺処分をされております。また、1頭の
雌イノシシは年に1回、平均で5頭前後を出産するとのことであります。 最後に、島原市の
処理センターへの持ち込みについてのお尋ねでありますが、今年9月に稼働しました
イノシシ肉処理加工施設では、止め刺し後1時間以内に搬入をすれば、食用になる分を1キロ当たり150円で買い取りをされるとのことであります。 また、搬入の受付時間は、午前9時から午後5時まででありますが、冷凍車による回収計画も検討されているようであります。しかしながら本格稼働までにはもう少し時間を要するとのことであります。 以上、私の本席での答弁は終わりますが、不足の点は自席で、また担当部から説明をさせますので、よろしくお願いをいたします。(降壇)
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) 庁舎はこの
有家庁舎の建物もまだもったいないような気もします。そこで、
耐震強度の検査をされて、その検査の結果がどのぐらいあったものかをお知らせください。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君)
耐震診断につきましては、おととし行なっているわけですけれども、通常の建物としても基準が足らないと。縦方向と横方向とあるということなんですけれども、一定基準、普通の建物でも少し足らない部分があるということなんですが、それより庁舎の場合は災害対策の拠点とか、そういう施設になるということで、その基準が少し厳しくなるそうなんです。その基準に合わせますと、縦方向にも横方向にも基準を満たしていないというふうなことでございます。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) 私たちもあちこちに研修に行ってまいりましたが、
耐震強度の補強をされているんですね。小学校とか中学校、あのような
耐震補強で補えるんじゃないかと思っているんですが、市長はどんな思われますか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) そういうことで十分補うことができるならばそれもいいかと思うんですが、それに係る費用の面、新しくした分、あるいはそういうことでの費用がどのぐらいになるのかということを考え合わせれば、
耐震補強ということばかりに固執するというのもどうかなというふうには思っております。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) 南島原市の財政を見てみれば、保険でも何でもみんな赤字で、このままいってあと数年間で
合併特例債が切れた場合、第二の夕張みたいになるんじゃないかという懸念もあります。これはやっぱりよく検討した上でどちらがいいか、
アンケートを取るべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今の段階では、先ほど申し上げましたような形でありますので、その
アンケート、先ほど私が申し上げました形の中では、
アンケートの計画は一応考えておりません。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) これは賛成の人と反対の人といらっしゃると思うんです。そういう中で
アンケートを取らずにするのはどうかなと、いかがなものかと思うんですけれども、全然
アンケートを取るあれはありませんか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君)
アンケートをどういう形で取るかということもあります。今のような単純に
アンケートというふうな形になっていきますと、いろんな市民の皆さん方に誤解を招くような形になっていく部分もありますので、現段階ではその
アンケートの計画というのは持っていないわけであります。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) そしたらそれはもう少しちょっと後にずらして、その前の
南有馬庁舎はどんな考えでおられますか。南有馬から庁舎がなくなったらもう南有馬は寂れてしまうし、いろんなことを考えているんですが、その点はいかがですか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) それは先ほど申し上げたとおりであります。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) その先ほど申し上げたとおりでございますと言われても意味が分からんとですけれども、ちゃんと説明していただきたいと思います。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) この前、
全員協議会で話をさせていただいた、その時の議員の皆様方からいろいろとご意見もいただきました。その際のご意見等も踏まえながら、
教育委員会の独立性、そういうふうなことも考慮をしながら再検討をしていきたいということであります。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) 建設課はやっぱり農林課とくっついておったらいいと思います。それにやっぱり水道課も伴っていいと思いますけれども、
教育委員会だけでも向こうに残していただければ、あの庁舎も本当にもったい。今の所が一番きれいで、一番いい庁舎だと私は思っております。そしてあの庁舎をなくしてほかの所に新築してみたり、増築したり、それはどっちがいいか分かりませんけれども、
アンケートを取って皆様の意見を聞くのも、私は一つの案じゃなかろうかと考えております。 それで今度、南有馬が
教育委員会だけになったら空くんですから、もし新庁舎をしなくて増築で済ませるものなら、議会が南有馬に行って、そしてあと3階をこの議場もありますし、3階をみんな建設課、水道課に回せばちょうどいいんじゃないかと私は考えているんですけれども、いかがなものでしょうか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 議員の提案もいただいたわけでありますが、いろいろと今後そういうご意見も踏まえながら再検討するということでありますので、今のご意見は受け止めておきます。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) そこでまた庁舎問題に戻るわけなんですが、ここで市長とやりとりしていても先には進まんと思っているんですけれども、
アンケート取ってもらって、それに従ったほうがということがやっぱり南島原市の財政からすれば、今の所は大変だし、なるべく安く上がるようにするためには、増築して集約したほうがいいんじゃなかろうかと思っているんです。それはもう答弁よかです。一応そういうことも頭の中に置いて検討していただければと思っております。よろしくお願いします。
あとイノシシにいきます。
イノシシ減ったように思えるんですが、山手のほうが
ワイヤーメッシュ、電気柵で囲われて、
イノシシも食べることができませんので、下のほうに寄ってきて、数が増えたように思えるんだと思いますが、そこのところは実際減っているものかどうかを教えてください。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) 全体的な頭数というのはなかなか把握が難しいということで、はっきりしたことは言えないわけなんですけれども、捕獲頭数でいいますと年々増えているということで、やはり頭数は増えているんではなかろうかということで考えられると思います。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) その
イノシシが増えることによって被害を被った方々は、大変悩んでおられます。相談も私ももう5~6人から受けております。
イノシシばかり前にしていて、皆さんから批判食らったもので、もうやめていたんですけれども、またせざるを得なくなって
イノシシの質問をしているんですけれども、これを減らす方法は何か考えておられますか。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) 昨日、
下田議員の質問でも市長がお答えしましたとおり、捕獲とすみ分けと、それと防護というこの三つの対策を確実に実施するということしか、今のところ考えられないんではなかろうかということでございます。 県のほうにつきましては、こういった形で、長崎県
イノシシ対策虎の巻というのを作っております。こういったものを希望される方には配布するような形で、どのようにしたら防げるのか、もしくは自分の家の周辺に来なくなるのかというようなこともちょっと書いてありますんで、こういったものも関係者、もしくは希望者の方には差し上げるような形で啓発等も行なっていきたいと考えております。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) それだけでは減らないと思うんですけど、講習会、慣れた方のプロの方を呼んで、どのようにしたらわなに入るかと、そういう講習を実施したりして努力するべきじゃないかと思うんですけど。
イノシシの餌を食べてわなには入っておらん、よくその話を聞きます。ある慣れた方に聞くと、わなの入り口をちょっと角度を変えるだけでも入らんやったとが入るようになりますとか、蓋をせずに餌だけ与えておって、完全に食べ切って、中まで食べ切った時点でわながかかるようにセットをするといったような仕方もあるそうです。これはやっぱりプロを呼んでそのわなの指導者に、みんなに講習を開いて、みんなに受けさせて、いろんなとり方、仕方を教えるべきじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) 議員のおっしゃられるご意見、十分検討してまいりたいと考えております。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) いつだったですかテレビのニュースを見ておったら、長崎市内では実施されたみたいですね。プロの人を呼んで講習をして。そうすると、捕獲の頭数がかなり違うんじゃないかと私は考えております。私もわなをもってかけていますが、なかなか入らないですね。小さいのは入るんですけれども、親が入らないんですよ。まだ子供を持つ前のは入るんですね。この親を、子供を持って増やしているこの親をとりたいんですけれども、なかなか難しくてとれないんですけど。それにまた新しく狩猟免許を取られた方がわなを借りられないで困っておるという話も聞きますけれども、そっちのほうも、わなもまだ増やしておられるのかも教えてください。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) わなにつきましては、県等の補助をいただきまして、年に数十台増やすような計画で、今年度も確保をするようにしております。 子供しか入らないと、小さいウリボウしか入らないということにつきましては、とにかく繁殖可能な大人の
イノシシを捕獲してほしいと我々は思っているわけでございます。議員がおっしゃるとおりですね。 ですから、そのわなの入る蹴り糸というのがあるそうなんですが、その部分を40センチ程度にするなど工夫をしてくださいということもこの虎の巻に書いてありますんで、そういったことを新しく狩猟免許を取られた方等にもお願いしながら、今後の対策ということにしていきたいと思います。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) なるべくそのようにして増やしてもらってですね。それからわなの蓋の閉り方の仕掛け、この前よそのを見せてもらったら、市役所にもありますよね、犬をとる仕掛けがありますよね、箱わなが。あれと同じような仕方をしてあるんですよ。普通、今の一般的なのは、筋か針金かを張って、それに当たったら落ちるようにしているんですけれども、それがどうもがんになっているような感じもします、入らんわけが。その仕方も変えてもらえれば、そこに乗ればぱたっと閉まるようになっているものですから、
イノシシにも分かりにくいと思います。やっぱりそういうところも、わなも工夫してもらいたいと思うんですけれども、そういうことは可能ですか。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) わなのそういう構造的な面については、従来からも猟友会のベテランの人たちの意見を聞きながら、どのようにしたらとにかく効果的になるのかというのは、随時ずっと変更はかけていっているということで把握しております。 そういうご意見があられるようであれば、また何かそういう猟友会等の会の時でも意見を伝えていただければ、我々も当然そういうわなの仕様といいますか、仕様書を作成する時に変更を加えていくということは可能だと考えております。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) 市役所にも犬のわなを置いてあるから、あれと同じような仕方をすればいいから、サンプルもあるし、すぐにできるとは思うんですけれども、無かったら
長崎あたりのわなを見せてもらえば、そんなふうにしてあります。 それから、その対象外の人、わなの、
ワイヤーメッシュとか電気柵とか、そういう方にも何かの取りつけをするようなことはできないものでしょうか。普通は3軒以上とか条件があるんでしょう。その条件を何とかほかの面でクリアできることはできないんでしょうか。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) この件につきましては、今の電気柵、
ワイヤーメッシュ柵につきましては、国の
補助事業を使って実施しているというようなところでございます。 国の
補助事業の要件といいますのが、3戸以上というのがもう厳格に定められておりますので、これは崩すわけにいかないということなんで、3戸以上ということで、概ね同じ集落の方々で3戸以上とにかく作ってくださいということで、3戸でいいですからと。地続きは問いませんと。ある程度、農地については若干離れておっても、概ねこの地区ですということで、柔軟にそこら辺は対応しております。 そういったことで3戸以上ということは厳格に守っていただきたいわけですけれども、その3戸を作る編成については、ある程度柔軟に対応しておるつもりでおりますので、その点を関係者の方々にも周知していただければと考えております。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) そのようなことであれば大変しやすいと思いますので、よろしくお願いします。 それと、
家庭菜園なんかでやっぱり5畝とか多目に作っておられる方がいらっしゃいますね。そういう人のためには、市の単独で補助とかはできないものでしょうか。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君)
家庭菜園というのは、
農林水産部で考えております被害農地の対象には考えておりません。また単独での電気柵、
ワイヤーメッシュ柵の補助というのも今のところ考えておりませんので、
家庭菜園につきましては自分でやっていただくということしか私どもは言えないのかなと考えております。
○議長(
中村一三君) 12番、
井上議員。
◆12番(井上末喜君) 分かりました。 それからこの前、
イノシシが家の後ろに出没して怖いということで、農林課の担当者に言ったら、猟友会と連携プレーですぐ対応してくださいまして、本当に助かったという喜びの声を聞きました。どうもありがとうございました。 これで私の
一般質問は終わります。ありがとうございました。
○議長(
中村一三君) これで、12番、井上末喜議員の質問を終わります。 ここで10時45分まで休憩いたします。 午前10時32分 休憩 午前10時45分 再開
○議長(
中村一三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、11番、
黒岩英雄議員の質問を許します。11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) (登壇) 11番、黒岩英雄です。 一括質問でお願いいたします。一応、4項目あげておりますので。 まずその第1、小・中学校の土曜授業についてであります。第2に
農業基盤整備について、3番、消防団について、4番、
世界遺産登録についてであります。 まず最初の小・中学校の土曜授業についてでありますが、前回9月の議会で、市長、教育長、副市長の3氏にそれぞれのお考えをお聞きいたしました。土曜日について質問しましたが、必要性は認めつつ、検討をさせていただくようにというような答弁でございました。 その議会が終わってから1週間後の9月15日に、長崎県議会で
一般質問があっております。自民党の橋村県議が県内の状況を聞かれ、県教委によれば、島原半島3市のうち、島原市の一部の学校で導入したと。また県内の各市町、
教育委員会が学校や地域の公民館などで開く土曜学習については18市町、193カ所で実施しているというようなのが、県議会の終わった明くる日の新聞に県教委が発表したので載りました。 また本市では、4年前、同僚議員の高木議員が23年9月の議会で
一般質問されております。取り組みが遅いと思われますが、来年度予算に何らかの形で組み込まれる気はないのか、そこら辺のところをお尋ねしたいと思います。 2番目の
農業基盤整備についてでありますが、3月議会で受益者が管理する道路、かんがい用水道、ため池等の整備に、農業の農村整備事業補助金などの思い切ったその支援はしてはいかがか。特に農業出の市長さんに至っては、今からぜひお願いしたいとしておりましたけれども、その後どういう検討をされたのかお聞きしたい。 三つ目に消防団についてでありますが、平成25年度12月議会で女性消防団の加入やラッパ隊の充実と組織の位置づけ等について
一般質問しております、25年です。その時の総務部長が板山部長やったですか、の答弁は、条例の定数内で組織の見直しを基本として消防団としても検討をしていきたいとの答弁でありましたが、その後の経過は、出来たというのは聞いておりますけれども、内容がよく分かりませんのでそこら辺のところをご説明願いたいと思います。 4番目に、世界遺産に向けて、これはほぼ確実だろうと思いますので、ある程度の英会話ができるというか通訳ができるか、そういったところを含めたガイド的な親善大使みたいなのを作ってはいかがかなというような考えはないのかという、以上の4点を質問したいと思いますので、後は自席にて再質問させていただきます。(降壇)
○議長(
中村一三君) これより答弁を求めます。
松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) 黒岩議員のご質問にお答えをいたします。
農業基盤整備について、まず最初に受益者が管理する農道、水路、ため池等の補修整備への支援に関する検討状況についてのお尋ねでありますが、このことにつきましては、今年の3月議会での議員からの
一般質問に対し、各方面からのご意見を参考にしながら前向きに検討を行うというふうに答弁をいたしておりました。今年度は、地方創生を契機として、全部局に関連する各種団体、組織などから市に対する意見や要望を聞く機会を設けましたが、農林関係では、議員のおっしゃるようなご意見が多数寄せられております。 私といたしましても、農業者、あるいは市会議員としての経験から、地域の実情は十分理解をしているつもりでありますので、来年度当初から実効ある支援策を講じるようしているところであります。 次に、消防団について、消防団組織の今後のあり方については、市消防団において検討が重ねられてきまして、今年3月に組織の編成方針についてご報告をいただいております。この方針では、平成32年4月までに組織を見直し、女性消防団員の設置とラッパ隊の拡充を行うこととなっております。 これを受けて、市としましても、女性消防団員を設置できるように、消防団の組織等に関する規則の一部改正を行なって、9月には、女性消防団員の設置が実現をいたしました。また、ラッパ隊の拡充につきましても、報告をいただいた組織の編成方針をもとに、消防団と十分協議を行いながら進めていかなければならないと考えているところでございます。 次に、
世界遺産登録へ向けて、女性の親善大使を作ってはどうかとのことでありますが、議員ご提案の親善大使については、観光大使やふるさと大使など、PRを目的としたものであると思っております。 確かに、
世界遺産登録を活かした地域振興は重要な課題であります。しかしながら、親善大使の常時雇用については、その活動の場を常に確保するということは困難と思われます。一応そういうふうなことで難しいのではないかというふうに考えているところではあります。 以上で私のここでの答弁は終わりまして、あと不足の点については担当部局からも答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。(降壇)
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) (登壇) 小学校、中学校の土曜授業に関して、9月議会で質問しましたが、県と同様に必要性を認識し、検討するとの答弁をされましたが、来年度予算に何らかの形で組み込まれるのかというお尋ねですが、議員ご指摘のとおり、9月議会において本市における土曜授業の実施については、市内の全ての児童・生徒にとって、より豊かな土曜日の教育環境を整備する一つの方策として土曜授業を捉え、その実施にあたっては必要性や内容等を十分に検討するとともに、保護者や地域の皆様への丁寧な説明が必要であると考えているとお答えいたしました。 土曜授業の児童・生徒への指導効果や必要性については十分に認識しておりますが、教職員の勤務時間の問題等、解決しなければならない課題もあります。この点については、他県での事例も参考にしながら検討を重ねてまいります。 なお、現在、本市における児童・生徒の土曜日の過ごし方は、小学校においては社会体育や習い事、家族との触れ合い、友人との交遊などがあります。中学校におきましては、部活動や友人との交遊、学習塾などです。 また、生涯学習課が企画・実施しております寺子屋事業に参加する児童も多く、子供たちにとって土曜日が有意義なものになっていると思われます。 このような現状から、本市においては来年度予算に土曜授業についての予算を計上する予定は、今のところございません。もちろんその必要性や実施する場合の条件整備等については、今後も調査研究を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。(降壇)
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 土曜授業のほうから先にお願いいたします。 以前の教育長が定方教育長、その時に高木議員が23年ですから、もう大分前に質問しているんですよね、保護者からそういう声が多いと。私もそう思いますよ。特に南島原の場合は特に農家なんか多いんですから。その時に教育長は、土曜日を正規の授業にしていいかということについては、私も以前、高等学校の校長をしておりました時に、文科省に交渉に行きまして、たび重なる交渉を行いましたと。ただ、文科省としては、その当時はだめだというような言い方をしておりました。現在は少し緩やかになって、やりたい所はやっていいですよというような雰囲気になってきていると聞いておりますと。もう23年ではこうだった。 それからもうぼんぼん鹿児島なんかで実際もうやり出したわけですね。もう正規の授業、算数とか国語とか、そういうのをやり出したから、それは各市町の
教育委員会でそういうのは、やりたい所はやっていいですよというところになってきておるわけですね。だからこの前の9月議会で、私は質問したわけですね。 実際いろいろ
教育委員会にもちょろっと電話しました。そしたらもうこのパワハラ。これでみんな消えるんですよ。もう仕事ができんでしょう、実際のところこういうのは。もう多分こういうのは、土曜授業は多分必要だと思っておられると思いますよ。でも自分が教育長しておる間にぜひしようって、保護者も皆さんそう思っておるわけですから。ただ、人間が足らんというか、こういうのに振り回されて、おそらく私はそういうどころでなかったろと思うんですよ。でもこれはもう一応けりがつきましたからね、パワハラのほうは。だから今度そっちのほうに向けてやってもらいたいなという気はあるわけですよ。 だから、そのためには全然予算もなかったらできませんので、寺小屋でもいいじゃないですか、何でもいいじゃないですか。だから試験的にどこか、学校でもいいし。全部ばといったら、それはまた教育長の時代はできんですよ。だからそういう気持ちで先進地みたいな感じで本当はやってもらいたいなという気持ちがあります。どうでしょうか。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 現在、土曜日に実施する子供たちへの教育に3種類あるというように認識しております。一つは土曜授業です、まさしく土曜授業です。二つ目は土曜課外授業、それから土曜学習というふうに、3種類が何らかの形で教育関係者が係わってする授業ございます。 定方前教育長が申されたのは、多分、土曜課外授業というふうに高等学校の場合はあるので、それにあたるのではないかというように思っております。土曜課外授業については、これは教科を実施したり、高等学校の場合しているわけですけれども、その折に大切なのは、留意点があるのは、進度が進めないということです。それはどういうことかというと、正規の授業ではございませんから、例えば数学をした場合については、今日は教科書の5ページを先に進むよという、そういうような授業はできないということです。しかし、復習とかそれを強化する演習とか、そういうものはできるという判断です。 ですから、そこから考えますと、本市でも塾に行っていない生徒を対象に未来塾というのを土曜、寺子屋でやっております。現在68名、布津と北有馬以外では講座を開いております。そこに参加する生徒は68名、指導者が25名で、教科内容は大体英語、数学、ある場所では国語も入って、理科も入った所もございます。そういうことで、土曜日の17時から、これは水曜日は……(「もういいです」という声あり)そういうことです。以上でございます。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 島原はやっているというて、南はやっていないと新聞なんかでも出たものですから、うちもやっているよというような言い方で負けずに言われるのは分かりますけれども、ちゃんと県教委が認めて、報告して、島原の似たようなやつ、寺小屋の。ただ全体を対象にしておるか、そこの地域を全部言うておるかどうか、そこら辺の何かの違いとは思いますけれども、ぜひ早目に、南島原の保護者の人はとにかくそれを願っているということだけ頭に入れて、早目に実施してもらいたいなというような気がしておりますので、お願いしておきます。 次は、
農業基盤整備についてでありますが、今、市長は実効あるものにしたいなというようなことでありましたけれども、私が一番思うのは、今、現物支給がありますよね。もう一つちょっと大きいのは、2分の1、半額負担のやつのあれですね。これあたりをもう少し考えてはどうかなと思うんですけれども、現場に実際あたられる部長としてはどういうお考えありますかね。よろしくお願いします。
○議長(
中村一三君)
森崎農林水産部長。
◎
農林水産部長(
森崎一成君) 私も議員さんあたりから現地等に呼ばれて、現場を見て、農家の方々のお話を聞いた時に、2分の1は補助しますと。残り2分の1は受益者、関係者で負担をお願いしますというお話をしますと、そがんもやというような感じでおっしゃられる方が多いように見受けられます。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 私たちも災害に認定されるのは、もう全部個人出しはありませんし、現物支給で足りる分も自分たちでできますけれども、要は2分の1のところが一番問題なんですよね。一生懸命農家にはまっている人はそれだけしてでもやろうというふうになるけれども、全然もうしていない人はそこまでしてせんでんよかもんと。そして全然話がまとまらないとできんわけですよね。そしたらその道路なんかはもう先きは荒れ放題ということになりますので、そこら辺は私が言うより市長が一番よう分かっておりますので、そこら辺のところを含めてひとつ対策をお願いしたいと思います。市長、もう一回お願いしておきますけれども、よろしくお願いします。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 十分受け止めまして、担当部局で対応をしていくようにというふうなすり合わせをしているところであります。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 2分の1をできれば70か80ぐらいにしてもらいたいなと思っております。 次に、消防団についてでありますが、現在まで今年は結構火事が多かったなというような気がするんですけれども、現在まで今年は火事は何件ぐらいあっておりますかね。昨年と比べてどういう感じですかね。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 火災の件数ということでよろしいですかね。今年はちょっとここ2年ぐらい減少傾向にあるようでございまして、平成25年が火災の発生件数31件でございました。26年が26件でございます。そして今年27年でございます。昨日までの件数で11件ということで、ここ2年ほどちょっと減少傾向にあるということで、非常に喜んでいるところでございます。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 火災自体は減っているわけですね。安心しました。結構知っている所が、あそこが火事になったというのはちょっと聞きますもので心配しておりましたけれども。これがゼロが一番いいんですけれども、そろそろ12月になると、年末の警戒とか、年越したら消防団の出初め式とか、いろんな行事がありますけれども、女性消防団員が誕生ということで、広報に写真入りで載りましたね。この状況は例えば人数とか平均年齢とかは、応募は多かったんですか。もう無理して入ってもらったんですか。そういうところの状況をちょっとお願いしたい。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 女性消防団員につきましては、消防団員の再編の中で32年までに組織をするんだというふうな予定がなされておったようでございますが、いち早くその組織をしたいということで、本年4月に大もととなる団員の定数の規則というのがあるんですけれども、その規則の改正が必要ということで、本部の位置づけということになりますので、その分を見込んで規則の改正を4月に行なっております。 そして9月に女性消防団員、実際組織をしたということでございますが、現在、女性団員の数でございます。14名です。平均年齢でございますが、30.7歳ということのようです。 それと、当然これは消防団員は住所があること、あるいはその勤務が本市であることという条件がございますけれども、14名中1名がほかの市に住んでいらっしゃいますが、ほかは全部市内に居住の方ということで、このほかの市に住まわれている方も本市出身の方ということでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) その任務、主な任務というのはどういう形をされるのか。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 今予定をいたしておりますのは、防火の啓発活動、こういったもの、あるいは出初め式での補助といいますか、そういった部分、あと消防署が救急救命の講習会なんかをやるんですけれども、その会場でのサポート、これにはちょっと資格が実は要るんですが、そういった資格も研修を受けていただいて取っていただいて、そういった補助もしていただきたいということで、そういった要望を一応検討しております。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 次に、ラッパ隊のことなんですけれども、これも私が何で言うかというと、もう高齢化して、ここ力入れないかんところがぴゅーっと力抜けよるから、部長すみませんね。そういうところが皆さん言われているから、やっぱり数がちょっと少ないですよね。高齢で息が足らんのかなというのがありますので、やるならぴしっとする、やらんのならやめる。どっちか。 今の答弁も聞いているとやるということなんですから、これは消防団に任せたってだめですよ、それは。市が市の内に入れるのか、市の別のラッパ隊としてやるのか、練習はせにゃいかんのだから、加津佐の人と深江の人が一緒に練習なんてできんわけですから、だからそこら辺のところの調節をどうやるかですよ。練習しないといけないわけですから。だからそこら辺のところを分団にお願いしますと言うたって、分団はそれしませんよ、できんですもんで。市がはまってやるのか、やらんのか。やるならやるようにちゃんと体制を作ると。だから私はそれをこの前も議会でも質問しているわけですよ。どうでしょうかね。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) ラッパ隊の編成につきましては、当然、今、北有馬の地区団にあるわけでございます。私も合併前、平成14年から18年まで消防主任を南有馬でしておりまして、北有馬の出初め式あたりも行っておりました。その時に北有馬ではラッパ隊が音楽を流されて、非常にすばらしいなというふうなことも私も十分存じ上げております。 今考えているのは、当然市の南島原市消防団の本部としてラッパ隊を位置づけたいということでございまして、そこで10名を組織したいと。今、北有馬でラッパ隊で編成されている方々、その方々がそのまま来ていただければ一番よろしいんですけれども、そういった方々に一応先生といいますか教育者になっていただいて、後進を入れてそういったつながりを持ったラッパ隊を組織したいなというふうに考えているところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 女性消防団員とラッパ隊あたりがぴしっと充実したら、あと消防団も、締まった消防団になるんではないかと。やっぱりこれ締まりが一番大事ですから、そこら辺のところはひとつよろしくお願いしておきます。 それと親善大使なんですが、本当は、本当のところを言いますと、以前はいろんなこういう時は、ミス何とかというのがやっていたんですよね。一生懸命盛り上げて何でもやっておりましたけれども、最近はこういうのがあまりないんですね。何か苦情があるのかどうか知らんけれども。でも世界的にはミス・ユニバース世界大会と佐世保から今度出ますもんね。頑張ってくださいとこうやるんですよ。なぜこの市内にはそういうのはないのかなと。何かご存じあればひとつ。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 失礼いたします。 黒岩議員さんのご質問ですが、市長も申し上げましたとおり、なかなかその活用の場が想定できないと。そういう部分で若干ためらっているといいますとちょっとおかしいんですが、そういう部分で今のところ少ないということでございます。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) 活用の場がないって、世界遺産になるけんて私はやりよっとですよ。活用の場がないって、それは何て言えばよかと。全くそういうのを考えておらんということ。そがんとは、観光協会かひまわり協会か何かそういうところでやればというような考えですよ、それ。世界遺産をどうして盛り上げていくか、そしてお客さんにどうして接待するかですよ。 だからそれは観光ガイドがおりますよ。観光ガイドの人は観光ガイドの仕事がある、それなりの。だからある程度の通訳ができて、ある程度の歴史を勉強できる人で、できれば和服がクリスチャン相手でしょうけれども、和服がいいんですよ。和服がある程度似合って、そういう人が専属みたいにしてもらえば、そういう人が市が募集すれば来るんですよ。それが普通の民間の人がそういうのをしてもなかなか来ません。だからそういうところでひとつ考えてみたらいかがかなという思いでおりますけれども、どうですか、市長。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 過去8町合併前には、そういうとがまちにあったと思います。西有家にしても名前忘れましたけれども、何か素麺関係の何だったかなと思うんですが、そういうあれをされたというのは記憶がちょっとあるんですが、今までなかなか合併してからそういうここに至るあれがなかったというふうなことで、先ほどの部長の答弁のような形で来たと思うんですけれども、黒岩議員おっしゃるように、今こそ世界遺産を抱えて、まさに時期じゃなかかというふうな、大事じゃないかというふうな話であります。 そういうふうなことで、十分今の時期で検討に値することだというふうには私は思っております。先ほどはなかなか常時雇用は難しいかなというふうなことで申し上げたところでありますけれども、考えていけるというか、そういうふうなことも大事なことかなというふうにはまた思うところもあります。
○議長(
中村一三君) 11番、黒岩議員。
◆11番(黒岩英雄君) ぜひミス世界遺産をお願いして、私の質問を終わります。以上です。
○議長(
中村一三君) これで、11番、
黒岩英雄議員の質問を終わります。 ここで1時まで休憩いたします。 午前11時17分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(
中村一三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番、
吉田幸一郎議員の質問を許します。6番、
吉田幸一郎議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) (登壇) 皆さんこんにちは。6番、南創会の
吉田幸一郎です。早速ではございますが、議長の許しを得ましたので、通告書に従い、一問一答方式にて
一般質問を行います。 市長をはじめ理事者の皆様には、明快で分かりやすい答弁をお願いいたします。 当初予算はまちづくりの設計書だと言われております。総合計画後期基本計画に基づいて、単年度にどれだけの施策を盛り上げるか、偽りのない設計図作りに執行者も議会もお互いに知恵を絞り合って、住民福祉の向上に努めなくてはなりません。 しかしながら、いかに住民の福祉向上を叫び、まちづくりの理想を掲げても、予算の仕組みが健全でないことには、活発で計画的な自治活動を行うことはできません。無駄な経費を一切省き、税金が死に金とならないよう、昨年よりも今年、今年よりも来年へと一歩一歩充実した予算を編成するところに住民の福祉向上が約束され、ひいては地域社会の繁栄をもたらすことになると私は考えております。 先般の9月定例会にて、26年度決算が認定されました。また、本市では政策評価も実行され、公表されております。さまざまなことを踏まえた上で、予算編成が行われると思います。平成28年度予算の基本方針をお聞かせください。 また、普通交付税の合併特例期間が27年度に終了し、28年度からは普通交付税の段階的な縮減が行われ、約2億円が縮減されると言われていますが、その影響はどのようなことが考えられるのか、また、どのような対策を考えているのかお聞かせください。 以上、演壇での質問を終わります。質問項目の
行財政改革、
世界遺産登録、
地域ブランドについてと再質問は、自席にて行います。(降壇)
○議長(
中村一三君) これより答弁を求めます。
松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇)
吉田幸一郎議員のご質問にお答えをいたします。 最初に平成28年度の予算編成についてのお尋ねでありますが、来年度の予算編成につきましては、国や県の予算編成方針を踏まえるとともに、来年度から始まる普通交付税の合併算定替えの段階的縮減を見据えて、市の26年度決算及び27年度決算見込みなどの状況も勘案した上で、予算編成の方針を決定したいと考えております。 その概要を申し上げますと、来年度から普通交付税の縮減が始まることを十分認識し、
行財政改革への取り組みを今後も継続をし、歳入歳出全般にわたって徹底した洗い直しを行うといたしております。また、歳出につきましては、市の総合計画が目指す将来像実現に向けて、重点プロジェクトへの予算の重点配分を継続して取り組んでまいります。 また、来年度はまち・ひと・し
ごと創生総合戦略に沿った人口減少対策あるいは地方創生に関する事業、住み続けたいまち、住んでみたいまちの実現を具体化する事業、そして
世界遺産登録を見据えた事業などに関する南島原市創生特別枠を設定し、重点的に配分することとしております。 加えて市民の声、現場の声を反映した施策への積極的な取り組みや、政策評価の活用、カイゼンピックによる職員提案の予算への反映のほか、国・県支出金などの特定財源の積極的な活用導入につきましても、継続して取り組むことといたしております。 次に、平成28年度は普通交付税が2億円縮減されるとのことだが、その影響はどのように考えているか、また、その対策についてのお尋ねでありますが、ご指摘のとおり、来年度の普通交付税は2億円から3億円程度縮減されると試算をしており、その影響は大きいと考えております。 また、そのため今年度14億円の繰上償還を実施し、今後に向けた公債費の軽減を図ったところでございます。普通交付税の縮減額は年々大きくなることから、来年度以降も繰上償還の計画的な実施や
行財政改革に着実に取り組み、経費節減を図るとともに、ふるさと応援寄附金を積極的に活用するなど、歳入歳出全般にわたって徹底した洗い直しを行なってまいりたいと考えているところでございます。 以上、本席での答弁でございますが、不足の点についてはまた担当部局からも、自席からも申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。(降壇)
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) それでは、再質問に入らせていただきたいと思います。 28年度の予算編成方針は、行政評価なども含めた中で進めていかれるということでしたが、10月に公表されました行政評価を見させていただきました。千何百項目ぐらいあるような感じでしたが、市長がこの行政評価を、市長査定を評価されて、市長は大体どのように感じられたというか、来年度の予算に向けてどのように、このようなのを拡充したいなというのは思われたのか。その点があればお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 評価でありますが、今までの計画に沿って大方それに沿った経緯で来ているというふうに思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) この中には財政措置であり、また新規事業も含まれているようなことがたくさん書かれておられます。あまりにもページがあり過ぎて、私も全て見るというのがなかなかできなかったんですけれども、来年度は普通交付税が2億円から3億円減らされるということになるようなんですが、地方創生にかけても取り組んでいくという話でしたが、大体、本市として地方創生枠の財政措置というのは、来年度は幾らぐらいになる予定なのか。 また、どのような事業を大体やるようなことで、国のほうに申請されたというか、取り上げられたというか、財政措置がされるということになったのか、その辺が分かればお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 地方創生に関しましては、本市においては10月末で地域総合戦略プランを策定したところでございます。これをもとに平成28年度から事業を実施して、それに基づく計画書等も今後提出していくことになります。その採択状況につきましては、まだ国のほうが財政措置とか予算措置面がはっきりしていない状況でございます。 おおよそ2分の1は国費で、2分の1は市費の負担というふうな報道もされておりますので、その辺が基本になってくるのかなと思っております。当然、計画書を出して国の内示等が得られるものであれば、積極的に取り組んでいかなければならないと考えているところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) そういうことであれば、まだ分からないということになるんでしょうかね。 前の長崎新聞では、地方創生の交付金が長崎県はちょっと少ないんじゃないかと、下位のほうであるというのを言われておりました。その点について、総合戦略を策定された座長であった副市長は、大体その点の少ないというような言われ方をして、どのように策定されて、どのように考えられているのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 山口副市長。
◎副市長(山口周一君) 議員にも委員として参加していただきましたけれども、本市の交付金につきましては、他市に比べて概ね多かったんじゃないかなというふうに思っております。今後につきましては、財政課長が申したとおり、まだ国の要綱等も定まっておりませんので、そこらあたりを踏まえて、できるだけ国のお金を引き出すような格好の施策を講じていきたいと思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 地方交付税が大体減らされる2億円から3億円というのは、ひと・まち・しごとの総合戦略で大体賄えるような金額が交付税でつくというか、特別枠でつくというようなことは考えられるのか、その点をお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 当然、総合戦略において国が2分の1、市費が2分の1という負担ですので、それに対する交付税措置も検討されているところでございますので。 ただ、縮減額と同額になるかというのは、まだはっきりしていないところでございます。縮減額というのは、交付税の合併に対する法律上もう明言されている措置でございますから、なかなかそれを補うという形になるのは少し厳しい部分もあろうかと思いますので、減額される分は当然減額を受け止めて、総合戦略プランによって国の補助金を活用できる事業をどんどん推進していければなというふうには考えているところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) そういうことですと、基本的に言えば、やはり自由に使えるような市の財源が2億から3億が減るということで考えていいんですよね。 そういうことで考えさせていただきますが、27年度の当初予算でいけば、財政計画が22年度見直された計画がありますよね。地方交付税が大体128億なのが、本年度は135億ぐらいで推移しているということはあるんですが、来年度はまだその点については、本年度も含めてどのような考え方をすればいいのか、普通交付税が減らされるが、地方交付税の総額は減らないということで考えてよろしいのか、その点をお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 本年度の交付税につきましては、国のほうの措置もありますし、リーマンショックによる経済対策特別措置という部分が加算されておりますので、その分で財政計画の時よりは加算されているという状況でございます。 来年度以降につきましては、特別加算措置について、国のほうでは財務省と総務省と折衝が行われているというところで、その措置がまだはっきりしていない状況ではございますけれども、地方のほうからは、まだ景気が地方まで行き届いていないという面を勘案して、特例措置の継続を要望している状況でございますので、その点はちょっと若干不透明な部分がございますけれども、そういうところを差し引いても、率的には減るのは間違いないというところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 私もいろいろなのを見て、そのように思っております。リーマンショックの時に緊急の特例という枠で財政措置がされて、国のほうでは税収も上向きになったということで、特別枠が2010年は1兆5,000億ぐらいあったのが、大体去年ぐらい2,000億ぐらいになったということが言われております。 そのようなことを考えますと、来年度の予算については、なかなかやりたいこともやれないことも今までやってきたことも、きちんと精査しながらやっていかなければならないと思うんですが、市長は今の市の財政状況というか、現時点での状況は大体どのようにお考えなのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 具体的な数字はちょっとあれですが、大まかなところでは順調にといいましょうか、進んでいるというふうな認識を持っておりますが。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 今、健全化指数とか出されているんですけれども、その点を見れば、本市は今経常収支比率も83ぐらいで結構いい感じになってきて、財政的には今はいいような話なんですけれども、また今年の3月議会でも柴田議員が
一般質問の中でも言われていたと思うんですが、33年度には経常収支比率が100%になるというような答弁があったと思うんですけれども、その点は大体どのように、そのように受け取っていていいのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 普通交付税の一本算定になる33年度につきましては、財政課のほうでも財政計画の試算をしている状況でございます。当然、経常収支比率につきましては、100%を超える状態になるのは悪い状態ですから、それを避けるためにいろんな節減策を考えて、実行しなければいけないというところでございます。 現時点で100%を超える状況までにはならないのかなと。繰上償還とか経費の削減策とかいろんなことを積み重ねていけば、100%を超える状況にはならないのかなという状況の途中経過でございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 次の質問にいけば、ちょうど行革大綱であったり、そのような
行財政改革についての質問をしております。そこでまた、少しちょっとそこら辺は質問させていただきたいなと思います。 今、ふるさと納税をされて歳入を増やしたいというような話だったんですが、来年度からは企業によるふるさと納税も導入されるような話があるんですが、その点については、本市としては大体取り組みはどのように考えられているのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 今の時点では、まだそこら辺の取り組みはいたしておりません。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 情報としても入れてきていないのか、取り組もうとしていないのか、その点は大体どうなんでしょうか。 ふるさと納税を行う時も、よそがやって後から隈部議員とかほかの議員がいろいろ言うて、やっとふるさと納税も遅れてなった。でも、なってみたら、少しは1億から上るぐらいの今寄附が来ているというような話なんですが、せっかくあるのをなぜそこで、情報としては入れている、取り組もうとはしているということで捉えていいのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 情報としては捉えております。当然、後手に回らないように頑張っていきたいと思っております。また、ふるさと納税につきましては、現在1億をまだ上回っておりませんので、もうしばらくしたら1億いくのじゃないかなと、その状況でございます。以上でございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 1億まだなっていないということであれば、ふるさと納税には大体事業費は幾らぐらいかかっているんでしょうか。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 7,000~8,000万ではないかと思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) ちょっとそこは質問の中に入っていなかったので、あれなんですけれども、1億いっていないんで事業費が8,000万ぐらいかかっているというのであれば、市の儲けはあるんでしょうか。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) すみません、今の分は予算額でございますので、もうじき1億でございますので、単純に言えば半分は残っているという勘定でございますので、そういう分では当然あっております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) ふるさと納税についてもここの中に載っておりました。どのページか今開けられないので、詳しいことは言えないんですけれども、事業費についてのどれだけが市に入ってくるというのはきちんとつかんでおかないと、またほかのところでも、こういうのも大分答弁に困ると思います。 来年度、歳入が減るのであって、ふるさと納税を活かしていきたいというのであれば、企業ふるさと納税についても、市のほうから出られてよそで起業されている方とか、いろんな方がおられると思います。そのようなところにお願いというか、そのようなのもするのも、今からほかの自治体がするのと同じぐらいにはやはりできるように、そこは考えていくべきじゃないかと思うんですが、市長はどのように思われますか。お聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今、吉田議員がおっしゃったように、その辺のところは大事なことだというふうに認識はいたしております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 認識していただいて、それがやれることはやらなければ、国の制度にのっとってやるんですから、その辺は自分たちがどうしたいんだという方向性も出して、前に進んでいくべきじゃないかなと思います。 ひと・まち・しごと創生とちょっと絡めての話になるんですが、人が、産業が、まちが元気になる雇用創出基金というのがありますが、それが大体27年度で完了すると思うんですが、今から本市は地方創生に取り組んでいく、また、よく言われるように、土産物を作るとか、新商品を開発するというのであれば、人が、産業が、まちが元気になる雇用創出基金というのは延期してでも、今はおそらく草刈り業務とかが意外と多かったりというような、行政で使った分が多いと思うんですけれども、市民がまだ使いやすいような、いえば企業がこっちに来てできるものにも出しますよとか、何かそういうもうちょっと使い勝手がいいような基金にして、延期するような考えはないのか、その点をお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) その辺につきましては、市長のほうから検討するように指示を受けております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 条例でおそらく制定されているので、それを改正しなければならないと思うんですが、その中身も切り替えた時には、一般の市民が使いやすいようなやり方というか、使い勝手のよい、今も使い勝手はいいのかもしれませんが、みんな知っているのか知らないのか、なかなか使っていない。 3億積み増していたが、まだ2億5,000万ぐらい残っているんじゃないかと思うんですが、その点については、もう少し使いやすいように考えていくべきだと思いますが、市長どうでしょうか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 吉田議員がおっしゃったとおりでありますが、数字は1億9,000万強、残っているということであります。ですから、1億あまり使っているということであります。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) まだ1億9,000万残っているのであれば、またそこに積み増すか何かして、今からのこの5年間の地方創生の計画を立てた期間でもそのようなものに使えるような考え方でやっていくのがいいんじゃないかなと思います。 28年度予算編成については、これで終わりたいと思います。 次に、
行財政改革について質問します。 平成18年度に行革大綱を立ち上げて、何回か見直しをされ、27年度までがおそらく第2次行革大綱だったと思うんですが、28年度からの取り組みは大体今策定込みでどのような感じで進んでいるのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 行政改革大綱と集中改革プランにつきましては、議員おっしゃるとおり、来年度から3次計画を作ることで作業を進めております。今、各部局にヒアリングを実施しております。それと並行して、大体月1回のペースで民間の委員さんによる行政改革推進委員会というのがありますけれども、こちらのほう、毎月1回開催をさせていただいて、民間の立場でご意見を伺っているというふうなことでございます。 あと、これらを取りまとめしまして、今年度末、3月前に策定をしたいというふうに考えております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君)
行財政改革プランの中の今までしていた集中改革プランとか、その中身も新しく入るようなのを何か考えられているのか、また、人員適正化計画もあったんですが、人員適正化計画も大体466人ぐらいが、まだ今後職員を減らしていくような方向の計画になるのか、その点はまだ全然方針は出されていないのか、その点を少しお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 3次の行革大綱集中改革プランにつきましては、今まで取り組んだものの中で、一応取り組み自体が完了したという部分で、もちろんその効果は継続するわけですけれども、それ以外に積極的に新規で取り組めるものがないかということで、今、各部局に指示をして、調整をしているというふうなところでご理解いただきたいと思います。 それと、職員の定員適正化計画でございますけれども、これについても来年度から、やっぱり先ほどからあっておりますように、地方交付税の縮減ということが念頭にありまして、人件費をやはり抑制していかなければいけないだろうというのが基本的な考え方でございます。 ただ、これまでの議会の
一般質問の中でもありましたが、空き家対策でありますとか、人口減少対策でございますとか、公共施設が一斉に老朽化を迎えてその対応とか、今までなかったような大がかりな仕事が増えてくることが予想されます。 それと、本市では平成25年度から、職員の再任用制度というのを導入しております。これは、政府の閣議決定に基づくものでございますけれども、そういうものもあわせて考えながら、今、方針を検討しているというふうなところでございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) この前、全協で報告があったんですけれども、集中改革プランの実績報告というのも報告していただきました。その中で現在進んでいないもの、また進めなければならないものもあると思うんですが、その点についてなかなか進まないというか、進まなかった取り組み項目というのは何点ぐらいあるのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 基本的には、ほとんどの取り組みができております。ただ、やはり目標どおりといいますか、保育料でありますとかいろいろ滞納関係、こういうようなものについては、職員も努力はしているんですけれども、ある程度一定の成果は上がっておりますが、これは引き続きやっぱりしていかなければいけないというふうな項目になろうかと思います。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 事業名を上げてもあれなんですが、一番初め、ごみ処理の民間委託というのも入っておったと思うんですが、今、可燃ごみだけ収集されているような気がするんですけれども、その可燃ごみに加えて不燃物、缶とかそういうものの収集は、民間委託はしていかないのか、その点はここで聞いていいものなんでしょうか、どうでしょうか。一応、昔、集中改革プランに入っていたんですが、どのようにお考えかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) ごみ関係の民間委託につきましては、今は可燃ごみだけの収集の委託を進めているところでございます。ごみステーションを設置する折に、将来的には不燃ごみも収集をしたいというふうな考えのもと設置をしているわけでございますので、これにつきましては、やはりそういった方向で今後は検討して、できるだけ早い時期にやっていかなければいけないのではないかなというふうに考えているところでございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 缶等はかごの中に入れておけるというのもあるので、その辺はもう深江、布津では行われてもう何年もされているので、使い勝手がいいからおそらくされていると思うので、少しずつ前に進めていっていただきたいなと思います。 この中にコンビニ収納システムがあるんですが、今回、マイナンバーカードというのが議案にも出ていると思うんですけれども、マイナンバーカードでコンビニで住民票のあれができますと通知にも書かれていたんですが、その点については今から先、職員が縮減されていく、また、いろんなところでそのような利便性をしませんかというのが、マイナンバーカードで出されていると思うんですが、その点については、集中改革プランの中に入れてやっていくというのはないのか、その点をお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) コンビニでの各証明書等の発行、こういうことについては、新聞等でも各自治体、取り組んでいるところが、今マイナンバーの導入によって検討しているというところが増えているというふうなことでございます。 ただ、本市のほうでは、もちろん検討しなければならないということで、担当課のほうでは考えているようでありますけれども、まだ実際に本格導入できるのかというところまでは、検討は進んでいないというところでございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 本格導入できない理由というか、それは何かあるのか、いえば広域圏の電算の問題であったり、市だけでしていないので、そこの整合性とかいろんなのがあると思うんですが、その点も含めてなかなか導入しにくいというのがあるのか、その点はどのようなことなんでしょうか。お聞かせください。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 個人番号カードについてのご質問でございます。今回、国のほうで個人番号カードの普及を推進したいというその背景の中には、先ほど議員がおっしゃったようなコンビニの活用、こういったものも当然入っているわけでございます。 県下でもまだこういったことのサービスは行われていないというのが現状でございますが、個人番号カードの普及に伴って、各団体、検討したいという団体が県内でも幾つもあるようでございます。当然、本市でもそれは検討をやっぱりすべきであろうと。行革の一環としても、当然すべきであろうというふうに思います。 一つやはりここで考えなければいけないのは、個人番号カードがどれぐらい普及するのかという、そこがやはり一番の大きな課題といいましょうか、問題といいましょうか、たくさんの方がやっぱり持たれれば、それなりのやはり効果があると思うんですが、この数が非常に少ないとせっかくそういった事業を展開しても、利用者が少ないということになりますんで、その辺が今後どういうふうに推移をするかということで、当然、我々もそれの取得についてPRをすることも重要であろうと思います。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 職員が減ってくる支所では、人手が足らないというのもだんだん今後また増えてくれば、そのようなせっかくあるカードなんで、何も使い勝手がなければ、それは皆さんなかなか番号通知だけになって、個人カードを持たないというのもあると思うんですよ。その辺も含めながら今から先は考えてやっていかないと、支所も人が減って手が足らん、まだほかのこともせなんとなれば、仕事量だけ増えて大変なことになると。 また、島原ではそのようなのをするために、土日の開庁もされているというのがあります。土日に住民票が取れるというのもされております。そのようなのができないのであれば、そういうのに移行してやっていくというのも必要だと思うんですけれども、その点については、市長はどのようにお考えかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) マイナンバーカードの利用によって、いろんな便利な方策が取れることを願っているところでありますが、今のところ、ただいま部長が答弁したような形でありますので。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君)
行財政改革については、まだ財政健全化計画というのが28年度までしか出されていないと思うんですが、それについてはどのように策定されるのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 財政健全化計画につきましては、今現在、19年度から28年度末ということになっております。それ以降につきましては、過疎計画とか新市建設計画、これが32年度までの計画になっております。 こういうことを踏まえまして、当然、財政健全化計画の見直しも必要であるということで、28年度から34年度までを計画期間とする財政計画の策定に取り組んでいるところでございます。来年3月までには公表できるように、調整を今進めているところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 過疎計画また新市建設計画と、全て一緒にしたような財政計画ができるということでよろしいんでしょうか。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) そういうのを踏まえて当然作らなければいけないと思っておりますので、そういう状況になると思います。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) どれか違っていたらおかしい話になるので、きちんと合わせたところで作っていくのが本当だろうと思います。また、再来年ですか、総合計画は29年度までということになっていますので、その前にそれを作って総合計画も作っていくということで、織り込んだ中で考えて立てていくということでよろしいんでしょうか。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 現在の総合計画は平成29年度までですので、その後5年間をスパンとしますと、34年度までが次期の総合計画になろうかと考えておりますので、それと合わせるような形で、財政計画も34年度までを策定したいと考えているところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 財政健全化に伴って、公共施設の総合管理計画というのが中に入ってくると思うんですが、田中議員の
一般質問の中で、総務省から通達があったので行なっているという答弁があったと思うんですけれども、私はもう2013年度の9月ぐらいから、必要ではないかというのを質問させていただいています。 この集中改革プランの中にも総点検であったり、今後の活用というか、そういうのも全部書かれていると思うんですが、通達があったから行うんではなくて、必要だから行うんじゃないかと思うんですが、その点はどうでしょうか、市長。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) まさにそのとおりだとは思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 今現在は白書を作られているということですよね。その白書は大体なぜ作られるのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 今回この計画作りをするというのが、要するに財政措置、この計画に乗せれば、例えば解体するのにも地方債が活用できるというふうなことになっております。非常にそこら辺が議員がおっしゃるように、集中改革プランでも公共施設の総点検ということで一旦やっておりました。 ところが、なかなか解体しようとしても、要するに金がかかるわけです。非常に大きな一般財源がかかるという、そういった背景がありまして、なかなか進まないという状況でございましたが、今回、国のほうがそれを一歩進めた形で、整理するものは整理しましょうというふうなことで、財政措置も作ってきたということで、そうであれば、もうこれは積極的にそれを活用すべきだということで、今計画作りをしているということでございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 計画書作りは、それはもう間違いなくしていかなければならないと思います。 今、公共施設の白書を作られていると思うんですが、それはなぜ作るのかというのであれば、市民の皆さんにこういうことですというのが分かってほしいというか、理解してもらうために、そのような白書を作って市民に公表していくというのが必要だと思うんですが、その点について、今回そのようにして公共施設の実態の白書というのを作られるのであれば、どのようにして今後、こういう施設がこれだけありますというのを皆さんにして、その後28年度にはこのような方針でやっていきたいとか、その辺までは管理計画の中に入れていかなければならないと思うんですが、その点についてはどのように今考えて進められているのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 最終的なこの計画の目的といいますのが、方向性です。例えばこの文化的施設については、今こういう状態であって、将来的には人口が減ってくるから統合したほうがいいだろうとか、この施設については、さらに更新といいますか、修繕といいますか、大規模改修、そうしたほうがいいとか、そういった方向性を出すというのがこの計画の趣旨でございます。 当然そういった判断をする中において、市民の声といいますか、そういったものも聞いて、反映させるべきであろうと思います。そういうこともありまして、昨日でしたか、田中議員のご質問にもお答えをいたしましたけれども、
アンケート調査をやったりとか、そういったことも予定をしております。 当然、計画作り最終分については、パブリックコメントといいますか、そういったものも必要であろうと思います。いろんな機会を使って、今そういうふうな計画作りをやっているんですよと、そういったPRもやらなければいけないと考えております。そういったことで、市民には周知をし、また市民の声も聞いていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 去年の質問の中で、大体施設を調べておられました。開設が50年以上が大体19件ぐらいあって、30年以上が158件、開設が20年以上が92件とか、未満が99件とか、368件の公共施設があるという話だったんですが、そのようなのが今から先、白書を作って方針を立てていくということになると言ったんですけれども、市長は大分決断の時が来ると思うんですよ。 もうみんないっしょで、何回も言うようですが、総論はみんな賛成なんですけれども、自分のところがなった時には、それはちょっと残してくれんかとか、そういう話にもなってくると思うんですが、それを管理計画をきちんと作らないと、なかなか市民に伝えていかないと難しくなると思うんですが、その点について、市長は公共施設等管理計画についての考え方というか、市長の基本の方針というか、その辺は大体どのように持たれているのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今、吉田議員がおっしゃったような形になると思うんですが、やっぱり整理をしていく、そういう中では、利用している地域の理解もいただかなければいけないだろうし、一方的に削減というふうなことで、市だけの判断でどんどん整理をしていくというのは、なかなかできないんじゃないかというふうには思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 昨日、有家小学校の建て替えの話があっていたと思うんですが、この管理計画を立てた場合には、いえば先ほどあった地方債ができるという話だったんですけれども、その中の何か除去債とか、何かそういう崩すための費用がそれを立てることによって、その中の地方債が使えるということになるのか、その点はどのようにお考えかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 新しい地方債につきましては、まず公共施設管理計画に方針が示されていることが条件になります。その中で除去に要する経費、いわゆる解体です。これに対する経費を地方債の対象としましょうという方針が出されているところでございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) それでは、来年度それを立てた場合には、そうして小学校とかほかのところをする時は、そのような地方債が使えるということでよろしいんでしょうか。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 解体のみでも使えるということです。もちろん新しく建設する場合は、当然それに該当する地方債の種類がございますので、それを活用するという形になると思います。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 地方債については、それを立てることで今後市が有利な地方債が使える、また除去債であったり、最適化事業債ですか、そういうのが使えるというのであれば、きちんとした方向で管理計画を作っていっていただきたいなと思います。 また、せっかくそのようにして管理計画を立ち上げるのであれば、公共施設の一部門での一元管理じゃないですけれども、ここはここまでというような、ここはここまでというのはあれですけれども、ある程度そこを通して、そこで分かって持つような部門というか、管理部みたいなのは市としては考えていないのか、その点はどうでしょうか。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 公共施設については、基本的に各行政分野といいますか、所管庁でそれぞれに目的が設定をされて、その目的に沿った建物を建てて補助金をもらうなりして、運用をするというふうなことで、所管庁それぞれ目的によって、法律とか特定の制限とかがそれぞれ違います。そういうようなことがあって、現状は所管の部署がそれぞれ異なっていると。それぞれで管理をしているというふうなことでございます。 一元管理できればいいんじゃないかというのも当然あると思います。やっているところも全然ないわけじゃないと思います。その辺については、今後も検討をちょっとするべきというふうには考えております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 水道施設とかそういうのは、やっぱり水道課であったりとか、水道部が持っていたりとか、そういうのは必要だと思うんですが、ある程度箱物であったり、そのような公共施設の建物のようなのは、一所にあったほうがいいんじゃないのかなと思います。 ちょっと話は変わりますが、管理計画をするのには、利用率が高いのであったり、高くなかったりというのもおそらく調べていかれると思うんですが、その点については調べていくという方向でよろしいんですよね。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) そうですね。おっしゃったように、いろんな利用率とか、どのくらいの施設が稼働率というんでしょうか、利用率、利用されているのかというふうなこととか、年間の維持管理経費がどのぐらいかかっているのかとか、あとは年数がどのくらい経っているのか、その辺は当然、少なくともそういった部分については当然調査をして、作るべきものだというふうに考えています。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) そのようにして、利用率の高いところであったりというのがだんだん出てくると思うんですが、そのようになった時に、体育施設であったり、社会体育施設や文化施設のインターネットによる予約であったり、今の利用状況がどれくらい、いつが空いているのかというのが分かるようなシステムを作っていくべきじゃないかと思うんですよね。 深江のを借りに行くなら深江の教育事務所に行かなければならないとか、よその所を借りる場合はそこに行かなければならないということになれば、利用者がなかなか借りに行きにくかったり、どこが何日ごろ使われているのか分からないというのもあるので、そのようなインターネットの予約のシステムは今後必要になると思うんですが、その点についてはどのようにお考えかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 確かに本市では、過去にインターネットでの予約については検討した経緯がございます。ただ、その時は、うちの市では申し込みの時に、合併後、前払いで使用料を取るようになっております。その関係で、インターネットを導入しても窓口に必ずおいでになって、前払いをしてもらう必要があると。 そういうふうなことで、これを導入しました経緯といいますのは、旧町時代はそれぞれ別だったということなんですが、予約だけして使わない団体がありましたりとか、そういうことでほかの市民に迷惑をかけていると、そういうような経緯があって、合併後、確か間もなくだったと思いますが、前金払い制度に変わったというところがあります。 その当時はそういうことがあって、インターネット予約は断念をしたということなんですが、現在はやっぱりその料金の徴収の部分を何とか対応できれば、インターネット予約を導入すると。 県下の状況を見ましても、料金は窓口で前払いをする必要ありますけれども、予約だけはインターネットでできるとか、利用状況だけはインターネットで確認できるとか、そういう団体もあるようでございますので、そういうことについて検討していきたいというふうに思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) できることは進めていただきたいと。また、この世の中ほとんどスマートフォンやiPadとか、そういうのを持たれている方も多いと。パソコンの利用率も意外と増えてきていると思います。そのようなのも考えれば、せっかくあるものは使いやすいように構築して作っていくというのが必要になってくると思います。その点については、進めていっていただきたいと思います。 世界遺産の市民の盛り上がりについてというのは、中村議員がもう全て私といっしょの質問をしていただいております。世界遺産になった場合は、その維持管理をしていく必要があると思うんですが、そのようになった時の基金というか、そのようなのは必要ではないのか、その点についてどのようにお考えかお聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君)
世界遺産登録になる、本市は教会のようなものでなくて、延べの30ヘクタールに上るそういう場所を抱えておりまして、そういう管理も含めて今後の維持管理というのは出てくるわけであります。そういうような面では、基金創設をどういう形か検討していきたいというふうに考えております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 初めのほうで質問しましたふるさと納税であったり、そのようなのを世界遺産の維持管理のために基金に積み増すとか、いろんな市債であったり、市民債ですか、そういうのも活用しながらやっていかないと、一番初めにあったようになかなか今後が難しいというのであれば、世界遺産に登録されて、それをそのまま放棄してまただめになりましたというのは、市としても非常に恥ずかしいことになるので、そこは慎重に検討して、未来永劫持っていけるような財政というか、措置もしながらやっていかなければならないと思います。その点はよろしくお願いいたします。 最後に、
地域ブランドのおいしい南島原制度というのが、ちょっとこれは私もこの10月号で見て、載っていましたよね。認証制度を募集しておりますと。この募集は何件ぐらいあったのかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 現在、8事業者からお尋ねの電話はあっておりますが、まだ登録といいますか、申請自体までは至っておりません。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) 部長も知っておられると思いますが、これはこの中でこのように書かれて、ホームページから申請書、要項をダウンロードできますと書かれておりますが、ホームページからダウンロードできませんでした。そのようなことは知ってこういうのに載せられたのか、10月の半ばぐらいで私はこういうのが載っていたのを見たんですけれども、その時はダウンロードできなかったんですが、その点についての確認と、なぜそのようなことをされたのか。 そういうのは、本当にそういうところからきちんとしていかなければならないと思うんですが、その点は市長、どのように思われますか。お聞かせください。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) それは大事なことだと思っております。そういうミスがあってはならない。現在もそういうことであれば、早急に対処しなければいけないというふうに思っております。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) それが10月1日から31日までの募集になっておりました。その時にこれはどがんなっているのかなと思って見たんですが、そのような感じになっていたので、何か手違いか何かかなとは思っていたんですけれども、その後、ここ最近見ればもう削除されていますよね。ホームページには載っていません。 今回、それで認証制度の委員の議案が上がってきているということなんですが、そういうことであれば、まずはそっちをして募集をかける。また、どういうものが
地域ブランド化をするというようなある程度の基準を決めてからの募集にならないと、募集したばってんが全然だめやったというような感じになるんじゃないかと思うんですが、その点については、部長はどのようにお考えかお聞かせください。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 大変申し訳ございませんでした。 年内に制度の創設をしまして、年明けに募集、審査を行い、できるだけ早くブランド商品として認定ができるように現在進めておりまして、要するに認定する基準、そういうのについては、ある程度煮詰めを今している段階でございますので、そういう状況でございます。
○議長(
中村一三君) 6番、吉田議員。
◆6番(
吉田幸一郎君) せっかく出してされているんですから、縦横の軸をきちんとして、
農林水産部とか地域振興課とか、全部一緒になっていいものを作っていかないといけないと思いますので、その点の意思疎通はきちんとしてやっていっていただきたいと思います。 これで、6番、
吉田幸一郎の
一般質問を終わります。
○議長(
中村一三君) これで、6番、
吉田幸一郎議員の質問を終わります。 ここで2時10分まで休憩いたします。 午後2時01分 休憩 午後2時10分 再開
○議長(
中村一三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 なお、
代表監査委員に対する質疑の通告があっておりますので、中村良治
代表監査委員に出席をしていただいております。 なお、先ほどの
吉田幸一郎議員の質問に伊藤
企画振興部長から答弁の修正があっておりますので、これを許可します。どうぞ。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 先ほど吉田議員から、南島原市ブランド認定、おいしい南島原制度について、10月号でホームページからという件につきまして若干報告させていただきます。 この件につきましては、県内各市が要綱で対応しているため、本市につきましても要綱で済むものと思いまして、準備を、そのようなことで10月号で準備させていただいていたんですが、行革室あるいは法規担当のほうから指摘がございまして、条例で改めてちゃんとしなければいけないという指摘がございまして、その時点で時期的に1回削除をさせていただいたと。早まって募集をかけていたものですから、その時点で削除させていただいたと、その分で若干吉田議員がダウンロードされた時に出てこなかったと。そういうことで現在改めて今議会に例規を出させていただいておりますので、その分を含めてよろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。
○議長(
中村一三君) 次に、5番、
高木和惠議員の質問を許します。5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) (登壇) こんにちは。眠たくないように頑張りたいと思います。 5番、偏西風、高木和惠です。市民の代表者として、平成27年第4回定例会での
一般質問を行います。 一問一答で質問いたしますが、通告には市長、教育長の順に書いていました。しかし、質問を見ておって私はいつも
教育委員会のほうから終わらせておりましたので、議長の許可を得ていますので、演壇からの質問は学校教育について教育長にいたします。 通告内容は、昨日の質問者と重複しているので、昨日の答弁を参考に質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 そして、先ほど紹介ありました
代表監査委員、大変お忙しい中にたびたびお呼びいたしまして申し訳ありませんが、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 では、質問に入ります。 教育長に、まず最初に統合問題ということで、小学校の統廃合について通告しておりましたが、有家地区は平成29年の予定かということで通告しておりましたが、昨日の同僚議員の質問を見ておりますと4年ほど先、これも実際分かりませんね、29年はなくなったということで認識してよろしいかどうかお尋ねします。 西小の生徒の送迎はちょっと分かりにくいので、演壇じゃなくて再質問のところで行います。 2番目のパワハラについては、昨日もいろいろ質問していただきまして、私の分はそのことを踏まえて質問に入ります。 一番私が思うことに、パワハラの問題については、私たちは9月にこれは可能性ということだったので、私も前回調査をしていただきたいと、そして報告をもらいたいというお願いをしておりましたところ、お分かりのように
教育委員会はパワハラを認定して、重いと思って訓告で県のほうに申し出たということで、県もパワハラということで処分をしたということで、話でしたが、パワハラの処分とパワハラでなかった時の処分というのはどう違うのかということを演壇から質問させていただきます。よろしくお願いいたします。(降壇)
○議長(
中村一三君) これより答弁を求めます。永田教育長。
◎教育長(永田良二君) (登壇)
高木和惠議員の質問にお答えいたします。 小学校統合について、有家地区は平成29年の予定かとのお尋ねですが、有家ブロック小学校統合については昨日の松永忠次議員の質問にお答えいたしましたが、32年の統合になる見込みと考えております。 それから、そのパワハラの件については、資料等を見ながら自席で答弁させていただくということでよろしいでしょうか。以上でございます。(降壇)
○議長(
中村一三君) どうぞ。永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 私どもがパワハラと認定して、教育長文書訓告ということで処分いたしましたけれども、県教委がこのことを元にパワハラということについての認定は確認をしておりますけれども、その後長崎新聞等で直接その処分ということについての内容は聞いておりませんけれども、次のような見解の新聞報道がなされておりました。それは南島原市
教育委員会の処置というんですかね、それを尊重するということで、具体的に県教委がどう処分をしたかということについての情報は得ておりません。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) いや、私はそこが一番大事なんですよ。今テレビで、昨日かおとといだったかニュースを見ておりました。そしたら、今全国的にパワハラ問題、それが80数%ということで、いろんな指導があっているということですが、これに対する対応はまだ45%ということで、今から非常にパワハラだけでなくていろんなハラスメントでこれが大事になっていくと、企業のほうも、そしてこういう教育問題、その時にも南島原市のこと出たんですよ、ニュースで。このパワハラで南島原市が出ました。 私は、いろいろ、一番最初の新聞記事で見れば、パワハラと私は思うが、自分が聞いてないからということで調査をお願いしましたよね。そしたら、新聞報道でということで、おたくたちがお願いをしておるんですよ、亡くなった方も関連かどうか分かりませんがね。そういうことで、結果を新聞で見ただけじゃなくて、ちゃんと聞けるというシステムになっているのかどうかお尋ねします。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 内申を出して、向こうというのか、県教委もそれぞれの手続を踏むということになるかと思います、パワハラを認定したという結果でございますから。その結果、当然私らのほうに連絡あるものと信じております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) そしたら、うちの職員、私たちもパワハラになるかもしれん立場ですけれども、そういうことになった時にパワハラ処分という処分をすることができるんですか。市にはあるんですか、お尋ねします。
○議長(
中村一三君) 総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) ちょっとそこらの要綱等を持ってきておりませんで、申し訳ございません、現状ではちょっと私、分かりかねます。
◆5番(高木和惠君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 詳しいことは聞いておりません。パワハラといっても、いろんなハラスメントも、コレジヨでずっといろいろ指導も受けていますよね。あったらですよ、ないようにでしょうけれどもあったらですよ、どういうふうにするのかということ。ないようにすることは報道されていますけれども、あった場合にこれ、今の問題はあった処理の仕方、処分の仕方が問題になっているんですよ。そういうことで市長はどうですか、ないならないでいいんですよ。まだ今45%です、全国でも対応がですね。どうですか、副市長でも結構です。
○議長(
中村一三君) 山口副市長。
◎副市長(山口周一君) 私も詳細は存じ上げていませんけれども、基本的にハラスメントについては、パワハラであれ何であれ、要綱等を定めておりまして、その中でまずは自主的に調査を行なって、その中で関係者の陳述を求めると。最終的にそれではっきりした場合、ハラスメントがですね、そうした場合処分に発展していくというふうに理解しております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 暴言を吐いたというのとまたパワハラということ、そういう法的なもので決まった場合の基準を、例えばですよ、事故を起こした、事故はやむを得ない事故もあると思うんですけれども、飲酒の事故を起こしたという時は、これは懲戒免職と私は思うんですが、ここそうなっていますか。
○議長(
中村一三君) 山口副市長。
◎副市長(山口周一君) 基本的にはそういうようなことだと思っております。懲戒免職です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 目を白黒しよらすごたっとん、そうなっていますか。ここは公のところですからね、間違いない、ちょっと待ってください、確認してからいいから。 ただ、私が今言いたいのは、今世の中が本当に騒がしくなっていますよね。こういう事件に巻き込まれる被害者も苦しいんですよ、さらけ出さんばならんから。加害者もそうでしょう。それを私たちが見ておってもめないようにするためには、やはり納得するためには、最初に作っとかんばならん、そういう基準を。設けてありますかということを聞いているんですよ。 教育長、県にはこういうのができていると思いますか。これ、できていなかったらですよ、これは知事に私は言うべきですか、それとも
教育委員会のほうに言うべきなんですか、教えてください。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 処分についてのどういう処分がどういう事案について対応するかというのは、内規があるというふうに思っております。しかし、私どもはその所管でないので、その内容をこの場で公開するということはできないというふうに考えております。以上です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 今回、さかのぼって考えてみますと、昨年まだ私たちの目に触れる前に、
教育委員会が調べて、教育課長ですか、学校教育課長と班長でというのを昨日聞きました。そこがもう少し、本当にその辺をもう少し、その被害を受けた方は、「私はパワハラじゃないと思います」と言われたということに、私はびっくりしていたんですが、やはりいじめも本当ですね、親から虐待を受けていてもなかなか本人は言わない。私たちは理解でけんと思うんですが、やっぱりその立場になったらいろいろ自分のことも周りのこともそういうことを考える優しい先生だったからこそ、そういうことに巻き込まれらしたとかなと、反論すればよかったのに黙っておけば黙ってくされてとかと、そういう、言われていますよね。だから本当に二度とないためには、もっと
教育委員会が頑張っておったらなと今私思うんですが。 その学校の先生が、これは市になって知ったんですが、学校の先生たちが市の
教育委員会におられますよね。旧町時代そういうことがなかったんですが、何のために、現場で子供の立場で子供に教育を教えるのが本来の仕事と思うんですが、
教育委員会に何で上がってこられているのか、どういう立場でおられるのかお尋ねします。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 今お話にあった職員は、指導主事という立場で
教育委員会に勤務しております。これは経緯がありまして、島原に教育事務所という出先機関があったんですけれども、これは市町村合併によって、(「何のために来られた」という高木議員の発言あり)はい、要するにその人たちは所管の教職員について、専門的な事項について指導する立場です、研修も含めてですね。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 私もそう思うんですよ、指導する立場で、現場でパワハラに遭わす先生も今からまた現場におりて指導さす先生も、ここで小林先生が一生懸命同じ立場で訴えられているのは分かります、私も。でも私は教育者ではありませんが、分かります。だからなぜ。その中で思うんですが、小林小学校からですか、教頭先生がそこに行かれましたよね、今お亡くなりになっていて悲しく思いますけれども、その小林小学校にまたどこからか行かんばならんと、また行かした先生はまたそこがあくんですけれども、この辺のところですね、人事は私たちはできないとおっしゃると思うんですが、あそこに行って
教育委員会のほうからいっとき行って、その様子を見ることが一番私はいい結果につながったんだろうと、こう私は思うんですが、その辺のところは無理なんですかね。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 今の件について、行ってみるというのは人事の作業をする場所に行ってみてということでしょうか。(「教育現場」という高木議員の発言あり)教育現場に。それはもう、当然できることだというふうに思います。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) もう、ちまたでは分かってしまってでも、なかなか名前を出すなというのは、ちょっとぽろっと出れば大変だなと思って、今質問しにくいんですが、その学校は今校長先生と教頭先生いらっしゃいませんよね。それ、聞かれるんですが私知りません、何先生が行かれているというのはここで公表されていいんですか、教えていただけますか。教頭と校長が多分いないと思うので、聞かれるんですけれども、教えていただけますか。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 該当の学校には、既に12月1日付で校長、教頭を配置しております。(「新しく」という高木議員の発言あり) はい。校長は床井という、波佐見町の学校からこちらに校長でまいりました。教頭については本市の状況をよく熟知し、今回のいきさつも分かっておるということで、苦渋の選択であったんですけれども
教育委員会から出しました。田中といいます。以上でございます。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) ありがとうございました。なかなか、わざと表に出すわけじゃないんですが、聞こえてくる、私の耳に。これは市内の学校ですからどこの地区て8カ町の中のところですけれども、4兄弟とか3兄弟とかそういうことで聞こえているんですよ。だからこの先生だけでないということで、またそういうことが起こらないためにも、やはり
教育委員会はもっとそういうことに認識を持ってと思ったのが、そしたら田中さんが行ったということで、二度とこういうことは、この市内では起こらないだろうということを私は期待しております。 それと、私が小学校のことについてお尋ねしているのは、西有家の小学校が、皆さん準備委員会を立ち上げて60人選ばれます。その中に今のこともいろいろ出ていたんですが、疑問を投げかけても、こがんなっとっと、そがんせなしょんなかとと、加津佐、南有馬のごてせえなんとと言われたということで、要領、要綱というのは、これはやっぱり基準として方向性のためにあるんであって、拘束力はないものと私は思うんですが、私はもう西有家は断念しました。有家がそういうことにならないために、その60人の中で決めるんじゃなくて、今説明されていますよね、そして新築してくれろとか、いろいろ意見が出ています。その中で統廃合はこういうものですよと、有家小学校の歴史がまたなくなるんだろうか。 西有家は143年がなくなりました。本市は450年というのを引っ張り出して一生懸命されているのに、西有家小学校は複式学級ないんですよ、それなのに対等統合ということで、一つ聞こえたのが龍石の人でした。いや、私たちは対等統合ということで賛成しましたと。なぜか。龍石にはもうあそこは給食センターを建てるということで、今年予算が上がっていますよね。まだ統廃合が決まらない時に龍石とは密接な話し合いをされて、対等統合ということで。私それびっくりしたんですが、もう済んだことですので。有家町はくれぐれも有家の人たちがやはり有家町という小学校名を残していただきたいとおっしゃるんであれば、無駄な金を使わずに進めていただきたいと。4年、5年先になるかもしれませんけれども、そういうことでお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 今議員言われたとおりに、私もそう思います。それで、有家町の関係の皆さんがどういう方向性を出されるか分かりませんけれども、学校名の取り扱い等についても議論していただければ結構ではないかというふうに考えております。以上です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 昨日の言葉で、教育長は新築されれば4年先、統合せんて言うてもらえばと心配があられるようでした。「統合に対して理解をしてもらって」と、理解を求めるということはやはり押しつけになりますので。市民の声をあなたたちが理解して、市民の声に従ってほしいとくれぐれも思います。 西有家小学校の歴史はここで止まりました。私はそれ一番残念に思いますので、くれぐれも有家町に対してはそういうことがないように。ありがとうございました。 多分このようになっていくと、教育長の考えを私は、ここじゃなくてでも話をしておってそう思っておりました。私たちはもう1年間ちょっと遅かればよかったなと思いますけれども、残念に思います。 スクールバスのことなんですが、いろいろ聞いて、私はもう傍聴に行きません。傍聴に来れば、しゃべりにくいという校長先生の発言でショックでしたのでね。だからスクールバスのところを何台ぐらい設けるのか、最初が7時半に送るということでしたが、1便の学校に到着する時間というのは何時なのか、その辺がやっぱり保護者とのずれがあっていましたので、お尋ねしたいと思います。
○議長(
中村一三君) 渡部教育次長。
◎教育次長(渡部博君) スクールバスの件につきまして、私のほうから答弁をさせていただきます。 まず、龍石地区の一番早く西有家小学校に着く分については、7時33分着でございます。それと龍石地区のジャンボタクシーについては、7時47分、長野地区のスクールバスは7時49分着、慈恩寺は7時45分着、見岳地区については7時43分着、見岳地区のジャンボタクシーについては7時40分着という状況でございます。以上です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 帰りの時間も2回ですかね、それも時間帯を教えてください。
○議長(
中村一三君) 渡部教育次長。
◎教育次長(渡部博君) 帰りにつきましては、龍石地区の分が前半、後半というふうにありまして、前半の部分が西有家小学校を3時33分とそれから後半が4時21分、もう一便のほうが3時51分と4時39分、龍石地区のジャンボタクシーが3時35分で、後半が4時23分。長野地区が前半が3時30分出発で後半が4時25分、慈恩寺地区が3時32分発で後半が4時27分、見岳地区のバスが、前半は3時36分で後半が4時31分、見岳のジャンボタクシーが3時34分で後半が4時29分、これは下校につきましては前半と後半と2便出すという形でございます。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 今全部飲み込んでいませんので、報告だけ私はもらいたかったんですね。 有家のことでちょっと車を何台も要求されたということで、そういうことは今までありませんという答をしたということでしたが、この統合に対して、山手の学校の人たち、保護者の人たち、この車の便はなるべく多く、何回もバス停を多く作るということを耳にしていましたが、今になって西有家地区の保護者とか、私も同じなんですが、何で離合でけんところをバスを回さんでも、従来、今までそれぞれの学校に子供たち歩いていくんだから、その学校までスクールバスが迎えに行けばいいんじゃなかろうかということは、これは西有家の人たちがスクールバス関係ないのでそういう意見でした。私もなるほど、それが一番いいと思います。これは、だんだん少なくなるんですからそういう考え方もあってよかろうと思います。 また何かあったらですけれども、一応ここ、
教育委員会の方を終わらせていただきます。 じゃ、時間が足りないので、市長にお尋ねいたします。 まず最初に通告しておりますので、納税組合長の廃止については、最初は廃止しない、即答でしたが、だんだん私がしゃべるについて、検討する余地はあるよと言っていただきました。検討された結果をお尋ねいたします。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 納税組合の廃止に関して、私になって今回が3回目の質問であろうというふうに思っております。 この納税組合は、これまで市税に対する理解を深め、あるいは納税率の向上を図るために組織をされてきて、そして納税組合長の職務、これは納税通知書の配布あるいは納税の推進を行なっていただいておるというふうなことで、その存在は重要なものであるというふうに今日までそういう立場で来ておりますし、私自身もこの前の議員の質問に対して検討をするというふうに答えておりました。 その後、検討をいたしまして、現段階ではまだ納税組合は必要だというふうに考えをいたしております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 誰と検討されたのか、ですね。これは1回自治会のことも、自治会活動補助費のことも検討していますということだったんですが、誰と検討されましたか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) これは現段階では内部的に検討をいたして、その中で私自身がそういうふうに思っているところであります。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 納税組合長さんにお世話になっていますけれども、しろということですよ、納税組合長さんはどのようにして選出されておりますか、ご存じですか、納税組合長さんはどのようにして選出されておりますか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) この納税組合長さんの選出については、市のほうが指名ということではなくて、それぞれの地域から選任をいただいて、自治会であるとか地域であるとか、そういうことで出てきていただいていると思っております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) そういうふうに思って、「そういうふうになっていると思っております」ですから。実際そうなっているかどうか、
アンケート取ってもらってもいいと思うんですが。 これ、8カ町の中でお尋ねいたしますね、行革の人に。これは8カ町の時の納税組合の数、納税組合長さんの数ですね、納税組合の数と自治会の数、農事組合長の数、教えてください、合併時の。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 総数ということでございますか。すみません、総数については今資料を持っておりますけれども、少し計算しますので、しばらくお時間いただきたいと思います。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 計算は何ばさすとですか。合併時の時に、私あなたからもろた資料をもとにして言うて言うたけん、あんたは納税組合の数は426、自治会の数も426と私にファクシミリ流しとっとですよ、2006年に。しかし現実はそうじゃないよということを聞きますよと言っていたでしょう。何の計算ばするんですか、時間稼ぎで。 あなたは今まで、行革ですよね、合併からずっと行革ですよね。今一生懸命、合併で10年になりましたので、まち・ひと・しごとですか、これで一生懸命、今あなたが中心ですよね。今本当のことを市長に教えてくださいよ。口之津は納税組合なかったんですよ。そして納税組合というのは納税の意識を高めて納めてもらおうということで納税組合を作って、そこに事務費をやるのが普通なんですよ。納税貯蓄組合ってあるんですよ、私たちも納税貯蓄組合の負担金を出していますよ。これは島原税務署管内の、中学生が弁論大会とか作文も書きますよね。「ばあちゃん、納税組合のこと教えて」と言うたけん、「払いたくなかと言う人もおらすとよ」と言うたら、「いや、よかことば書かにゃつまらん」ということでしたので笑って済ませていましたが、そういうことで納税の意識を高めるために納税組合、そこの事務費とかそこの組合の会長さんの人件費とかというのがあるんですが、今までそういう形でしていません。どこも違反しておりますね。だからみんなやめているんですよ。 私はもうやめられないということで、やめなくても結構ですが、納税組合の組合員さんをちゃんと申請をさせていただきたい。自分は関係ないけれども、これはお金につながるんですよ。個人情報が、これは自治会長さんと納税組合長さんはほとんど兼務なんで、同じ人です。だから自治会の数をそのまま納税組合にやっていらっしゃるというふうに思っておりますが。
市民生活部長、お尋ねします。納税組合、口之津ですよね、おたくは。口之津に納税組合ありましたか、旧町時代。
○議長(
中村一三君) 本多
市民生活部長。
◎
市民生活部長(本多弘和君) 納税組合という名称ではありませんでした。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 私も合併の時にこれ、知ったんですよ。だから言うんですよ。それで北有馬に、北有馬の人おりますか、水道部長ね。北有馬に納税組合を作ってないところがありますよね、知っていますか。
○議長(
中村一三君) 林田水道部長。
◎水道部長(林田亨君) どこの自治会かは分かりませんが、なかったところもあります。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 自治会の数から10団体なんか、55と同じ45ということでね。なぜかというたら、これ納税組合長さんが催促ばせんばならんとですよ、あと納めとらんとんとか。それで、けんかになったり、言いたくない、今、まだまだやかましいんです、これ。そこの世帯主に催促すればいいけれども、ばあちゃんに言うたり子供に言うたりしたら、これ裁判になったら負けるんですよ、だから難しいんですよ。 そして自治会の会議の時も、納税組合長さん兼務ですよね。そしたら、「こい、何でですか」と、情報ばもらって。「いや、納め忘れやけんか、納め忘れですよて言うてください」て。「これ、言わんなんとですか」て。 初めそういう説明でしたがだんだんトーンダウンして、「いやいや、催促はさっさんでよかっですよ」ということで納税組合長さんの仕事って何ですか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 先ほども申し上げましたように、納税組合、組合長さんの……(高木議員の発言あり)
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 私たち宮ノ下なんですが、納税組合長さんて選ばないんですよ。知らない人もいらっしゃる、ただおたくたちが兼務させているだけでね。だから納税組合長さんは選びませんと言うたら、「選ぶですよ」と私は言われたので、選ぶところと選ばないところありますので、
アンケート調査をして調べてみてください、お願いしますね。 そして、自分が入るとおっしゃっとらす人はいいわけですよ、私は。納税組合に入りたいという人はいいんですが、今納税組合の組織に対して、納付率、一番最初は納税額に対する2%とかやったから、本当に騒動だったんですが、このことで一番やかましかったのは有家町でした。有家町は本人に還付金だったんですね。だから一つの自治会を幾つも分けて、そして100%にして戻ってきた金を自分たちで分けよったと。それがだんだんなくなったら「もうこがんことしてもらっちゃ困る」と、「分けられん、教えてもらわんなら」と。今どういうふうになっているか分かりませんが、そういうことでだんだん役所も変えてきましたよね。 しかし、今また自治会長さんたちが知恵が出まして、納税組合長と自治会長さん兼務ですから、ほとんど市民の方は納税組合長さんと言いませんよ、自治会長さんと言わすとですよ。そして結局段階があるんですよ。9以下は何万円、19以下は何万円、そこに一つ数がずれたら1万円違うんですよ、平等割が。大きくなったら2万円違うんですよ、ただ1世帯とか1組合違うだけでね。それをなるべく多くもらいたい、自治会のためにということで、払わっさん人をわざとのけとらすと。そして小さいところでは「この人が払い切らっさんけん」て、自治会活動補助金で税金を納めてやっとらすと、そういうことが今あっているんですよ。 だから、これ公になったらですね、(発言する者あり)いや、誰も訴えとらっさんけんね、私こうしてしゃべっとるだけですから。そういう人たちが訴えたらですよ、これ大きい問題になるんですよ、また南島原市は有名になりますよ。だからよそはもうやめよらすと。 自治会活動補助金もやってもらっていいんです。比例しますよね、やっぱり自治会活動となったら、数が多いところにやっぱりたくさん要ると思う、人数割とかね。今のこの、なぜ私が納税率とか納付率とかてその成績を教えてくださいと、90%いかなければ合併当初はゼロ円でしたよ、交付税とか奨励金とかね。だから90%いかん人はゼロ円だから、今自治会の数と納税組合の数を合わせて、これはゆっくり市民の方には公表しますけれども、それが現場ではいろんなことになっているんですよ。これもだから勉強してくださいと。 もうやめなければやめないでいいですよ、これ、もう詳しく市民が分かるように、ずっと今実績がたまっていますので、報告します。市長の姿勢としてしないということですからね、それを確認を求めたかっただけで。 次、自治会にいきますが、通告しておりますよね、この前の自治会長の報酬、26年度の自治会長の報酬を教えてください、企画。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 平成26年度自治会長の報酬額につきましては、4,662万1,946円となっております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) そこまででよかとでしょ、わびらんでよかとですね。この前も聞きましたよ、自治会長の報酬はと。その金額じゃなかったですよ。なぜ最初から言いませんか。今違いますよ、26年度二つあるんですか、自治会長の報酬は。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 失礼します。この金額につきましては、9月議会の折、高木議員さんの質問に対して、私が誤って自治会活動補助金の額をお伝えいたしました。この場を借りておわび、訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) おわびはいち早く、早目にわびらんば伝わりません、ですね。今日は遅い。まだ今日の朝でもよかった、昨日の朝でもよかったんですよ、もうこれ伝わっとったでしょう、あなたには。この場を借りてと、なるべくこういうところで謝らんでもよかとです、本当は、知恵を働かせればね。(発言する者あり) はい、よかと、まだ続きもずっとしますので。 自治会のことでちょっと確認させてもらいますが、自治会活動補助金ですね、これ堂山団地は自治会長として認めたということをちょっと耳にしましたけれども、そうですか。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 答弁ば、菅さん、行革室長さんにお尋ねですが、今先ほど私言いましたが、自治会長の数というのは400、自治会の数、426やったんですか、合併時。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) そのように記憶をしております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 記憶って、あなたの仕事でしょう、違うんですか、そういうのは。 それから最近目についたんですが、南有馬上原という所があって、それがどこかに吸収されてなくなったということだったんですよね、私の目には。そしたら最初427になっとかんばですよ、今426でしょう、計算合わないんですが、説明を。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) 私も南有馬なんですが、その当時、10年前なんですけれども、その当時も今と同じような確かもう取り扱いをされていたと思います。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) だから、最近ですよ、上原地区が何かどこかに入ったということで、そこだけは、その上原地区のところは1世帯だったということが、ずっと1世帯のところは自治会に入れとらんとですよという答弁やったんですよ。それまで1世帯は自治会と言わんやろうと言っていますが、それが最近どこかに入ったということで、ああ、南有馬のあそこが入ったとばいねと思っていたら、今のように、いや、合併時からそうだったと。そしたら合併時は426ですよ。何で今さらその上原地区がどうのこうのとか、そこには送付していますとか、書いてあったんですよ、文書に。
○議長(
中村一三君)
菅行革推進室長。
◎
行革推進室長(菅三郎君) すみません、今合併協議会の資料を確認しましたところ、その当時出された資料は55自治会で報告をされております。ということは上原地区も一つの自治会ということでカウントされているということで、すみません、私訂正いたします。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) その件につきましては、深江町が1自治会増えておりますので。南有馬町が減った分深江町で一つ、若葉台が増えておりますので、総数としては変わらないものだと思っております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) だからね、そこも聞こうと思って、この間はですよ。自治会の数をと言うたらあなたは427と言うて、そしてまた座って「あら間違った、426」と言うたでしょ。私は上原か、そのことを考えていたんですが、それ今の説明で積極的でよかった、ね。そういうふうに分かるように説明すればよかわけですよ。 だから堂山団地は堂山の自治会に入らんでよかとでしょう、無理して。何で堂山団地の自治会長さんば堂山団地の自治会長と認めてないのかですよ、今度どうされるんですか。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) その件につきましては、現在自治会、団地の方、そしてまた元の自治会長さん方と相談をさせていただいております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 市長、分かりますか。この前から言いよるでしょ、堂山団地は堂山自治会よか数が多いんですよ。そしてこの間言うたら、ある時には資料ば見たら堂山自治会は46と書いてある。46戸、3万6,000円プラス2,000円掛ける46で、報酬ばやるんですよね、堂山自治会の人に、普通はね。それで最近は堂山団地が27戸とか、堂山自治会が10とか20とかというふうな微妙なことなんですよ。それで報酬は出しておると、自治会長と認めずに、報酬ば出しとって今まで出しておってですよ。 聞きますけれども、あなた布津町だから有家町は誰かおらっさん、おらっさんですか、知っていますか。この堂山団地とか新切団地というのはいつから、最近できたんですか、これずっと30年ぐらい前からげなですね。
○議長(
中村一三君) 答弁。伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 申し訳ございません、存じ上げません。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 普通の質問をしたいんですが、やっぱりこういうことも言わんばね、あんたたちはやっぱり仕事をする顔をしとらん。(笑声)そこに座っとけばよかと思って、当たらんぐらいに思っちょっとじゃなかっですか。 私はこの、まち・ひと・しごと、これは誰ですか、内閣の大臣さんが、石破さん、私は聞きに行きませんでした。そしたらまち・ひと・しごとで、どこもここもそうでしょう、何でやろうかと思っておったら、石破さんが提案さしたそうですね。それであなたたち、金ばもらわんにゃんけんて一生懸命知恵ば絞ってて、自分たちじゃなくてコンサルタントに投げたり、市民の代表の人に協力を求めたんでしょ。市民の代表、私たちも市民の代表と思っとっとですけれども、違いませんか、市民の代表て誰と相談ばされたとですか。
○議長(
中村一三君) 答弁。伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) これにつきましては、産学官金労という部分の名称のもと、市内の各種団体の方、金融、そういう部分でございます。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) そういう人を表現するとにはね、団体の代表と企業の代表、自治会の代表、でしょう。市民の代表は私たちでしょう、違いますか。私はいつもここで市民の代表者として質問しますと、誰からもクレーム来ませんけれども。 私は言いましたよ、あなたたちは、議員とか市民の代表の自治会長さんて、文書に書いて出されたんですよ、私たちの手元に来ました。「自治会長は市民の代表ですか」と言うたら、「はい」って、それはそうやろうね、市民の代表、非常勤の特別公務員といっしょですもん。松島市長も前に間違いました。「僕たちといっしょよ」と、あなたは特別職よ、常勤の。「私たちは非常勤ですよ、違うんですよ」と、そういうこともあったんですよ。自治会長さんと市長、副市長は違います。特別職でしか、私たちといっしょ、自治会長さん。だから市民の代表ですよね。今から自治会長さんは市民の代表と呼んでいいですか。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) すみません、呼ばれるのは自由だと思いますが。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) ああ、呼ばれるとは自由て、企画部長が言うたってよかわけですね。私、企画部長に聞いているんですよ、個人的に廊下で聞きよるとと違うんですよ。分かりますか。 市民の方があなたたちから説明ば受けて、間違って還付金が返ってこんで損したと言うていったと、税務課の職員が「税金は払わっさにゃ払わっさんでよかですよ」て言うたて。そのことで藤原市長頭下げに行かれたんですが、そういうことがあっているんですよ、損したと。だけん、やはり私は言ったんですよ、そういうことは言ったらつまらん、税務課の職員はいくら市民がいろいろ暴言吐かれても、「いや、税金は払っていただかなければならないんですよ」て、絶対税務課の職員は言わにゃつまらんと。私言っているのよ、それは納税の義務があるんですよ、「払わにゃ払わんでよか」て職員が言えますか。だからそういうつもりで今答えてもらったんですよ。自治会長さんは自治会の代表でしょ、違いますか。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 先ほどは不適切な発言ですみません、自治会長さんはあくまでも自治会長さんということで呼んでいただきたいと思います。(高木議員の発言あり) 何をもって代表というかということですけれども、自治会の運営では自治会の代表だと思っております。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 島原で、
一般質問で、自治会は下部組織かと、行政の。そういう議論をされていましたよ。下部組織でしょう、多分自治会長さんに報酬ばやって、回れ、行ってこい、どうしてこいと、今日の質問ば聞いとってもそうでしょうが、あなたたちは。自分たちで知恵ば絞って汗流さずに、ほらコンサルタントに頼んだ、企業家の代表に意見も求めたと言えば、それはあれもこれもしてくれろと言わすでしょう。 私たちはあなたたちに厳しく言うて、それはタクシー券のことでも今日も言おうかと思っておりましたよ。でも、これはずっと私が任期が切れるまでこういう状態でしゃべりますのでね、あなたたちを訓練させたいと思います。(発言する者あり)よかと、時間は私の任期まであります。 監査委員にもお尋ねしたいんですが、この政策評価と言うて今話題になっていますけれども、市長の政策評価、私も見ました。見られましたか。市長の評価を見られましたか。
○議長(
中村一三君) 中村
代表監査委員。
◎
代表監査委員(中村良治君) 監査委員といたしましては、市長の政治姿勢とか評価については監査する立場にございませんので、見ておりません。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 政策評価ということで、あなたたちももらわれておると思うんですが、それに対して意見述べられておりますか。
○議長(
中村一三君) 中村
代表監査委員。
◎
代表監査委員(中村良治君) それについては資料もいただいておりません。以上です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 資料もらっていませんか、監査事務局も。そしたらですよ、今監査事務局の人って、代表監査は相当忙しいと思いますが、大体1年に何回ぐらい、何日ぐらい出られるんですか、監査のために。忙しい方と聞いておりますので早目に答弁願います。
○議長(
中村一三君) はい、時計止めて。暫時休憩。 午前3時00分 休憩 午後3時04分 再開
○議長(
中村一三君) 休憩を解きます。本多監査事務局長。
◎
監査委員事務局長(本多直美君) 失礼いたしました。今年、今日現在で
代表監査委員が73日、議選の監査委員が104日です。以上です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 月例監査は月1回あるそうなんですが、何分ぐらいですか。
○議長(
中村一三君) 中村
代表監査委員。
◎
代表監査委員(中村良治君) 大体9時から始まって、12時ちょっと前に終わります。以上です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 午前中で終わるということですよね、毎月の監査が。半日でいいですよね、月に13万円でしょう、月に1回4時間ぐらいですね。(発言する者あり)代わってよかですけど、ねえ室長。 こういうことはまだ、次もう進めますが、私通告して前回も聞いておりませんので、申し訳ありませんが、飛びます。 マリア像についてはまだまだ何か諦めない声があるんですが、ここではっきり市長、
有家庁舎を建てると言うたぐらいちょっと飛んで、はっきり言うてもらえんですか、何でというのは。その、市民が混乱するじゃなくて、やはりもっと納得するようなことで諦めさせるというなら、そのくらい言ってもらえませんか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 市民を納得させると、諦めさせるというか、今までも言ってきましたように、マリア像を市の公金を使って受けるということについて、市内の皆さん方から異論が出てきた。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) じゃ、市内の皆さん方が、何人か分かりませんが、その方がもらうなと、危ないぞと、公金でそういうのは支出できないぞという、それにやっぱりああそうかと思っただけで、「にゃ、ならん、ならん」という声もありますよね。もろたってよかと、「あれ観光だからもろたってそういうことにならん」という声もたくさん聞いたんですが、その声は聞こえてないんですね、市長にはね。そういうふうに言っておきます。 それと鉄道跡地ですね、これは昨日の話を聞いておったらまだまだ先のようなことなんですが、今草刈りとか整備が目につくんですが、あれは市がしているのか、県がしているのかだけ教えてください。
○議長(
中村一三君) 伊藤
企画振興部長。
◎
企画振興部長(伊藤幸雄君) 島鉄の敷地でございますので、島鉄さんがされているものと思います。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 私はまたただでもらうけんか、もう前もってしよらすやろうかと思うて、安心しました。 もう一つ、じゃ島鉄のことはもう昨日のことで、まだまだ先のようですしこれで止めますが、あと消防庁舎、これが消防署の庁舎がありますよね、南島原市、埋立地に。あそこの土地が雑種地、調べてくださいと、そして建物は登記されておりませんよということを、もうこれは前の前に言って、市長は雑種地でした、行政側は登記せんでもよかげなですよという答弁でしたが、雑種地だったということは認識されたんですがそのままされるんですか。市民の方は、宅地にしなければ建てられない、農地も土が見えないようにコンクリばすれば宅地並みの税金ですよね。そういうことを考えて、どうですか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 雑種地のままであるということは多分言ったと思っておりますが、この件についてはずっと前任者のころも出ておりましたけれども、これが今後管理上の問題があるというふうになれば、地目の変更は検討いたします。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) あの土地はどこの土地ですか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 市の土地です。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) あれは市の土地じゃなかとですよ、金はもらいよっとですよ、私たちは。ただ、うちの
合併特例債を使うて買っていますね。うちのとじゃなか。そしてずっともらっているんですよ、相殺してね。そういう説明ですよね、財政課長。あの相殺の分は土地の分ですよね。
○議長(
中村一三君) 米田財政課長。
◎財政課長(米田伸也君) 建物については広域圏にもらっていますけれども、土地の分については私のほうでは相殺とは認識しておりません。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) じゃ、相殺、私たちの還付金、向こうからもらう還付金で相殺していますという言葉が出ておるんですが、少しずつ相殺、これ出てきませんよね、相殺だから。だから今聞いたんですが、それはいいです。次にまたしますが。 じゃ、建物はどこのとですか、市長。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) それは広域圏のです。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 広域圏の議員さんに
中川議員さんていらっしゃるんですよね、行政に詳しい人が。それが私もおった22年に建物は建てたと、1年したなら登記ばせえにゃんと、1カ月やったか1年やったかですけれども、登記ばせえにゃんということやったんです。それで覚書を交わされたんですが、いまだに登記してないんですけれども、登記してなかったら南島原市の
合併特例債で、あれ買うたことになっとっとですよ。だからされないんですか。
○議長(
中村一三君) 答弁できる人。
松本市長。
◎市長(
松本政博君) ちょっと待って。
○議長(
中村一三君) 暫時休憩、時計を止めて。 午後3時11分 休憩 午後3時12分 再開
○議長(
中村一三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 消防署の建物については広域圏のものでありますので、そちらのほうでですね、はい。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 広域圏のとですね、あれ。どこのどういうふうなお金で建てられたかというのは、今私言いましたよね。私たちの
合併特例債で95%起債をしてやっているんですよ、何億と。それで70%私たちもらわんばならんですね、国から。それで私たちは何も利益ありません、70%は広域圏に利益があるんですよ、国からもらった70%は。私たち30%を損するけん、ね、起債で利息もつけて10回でもらう、それは雑入で今入っています。雑入じゃなくてちゃんともらわにゃん、金は。費目をつけて入れなさいと言うけれども入れないと、費目は作らないと言わした人は今おられませんけれども、そういうことですよ。知りませんでしたか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 大まかなことはそれなりに把握をしておったつもりでありますが。
○議長(
中村一三君) 5番、高木議員。
◆5番(高木和惠君) 藤原市長もこういうことに「高木議員、向こうにおった議員やろもん」ということで困っていらっしゃいましたが、いや、はっきり聞けばよかとにと、そしてちゃんと私に言わっせばよかとけど、中途半端だから私、そのお金のことはもう言わんと、合併特例のことは言わんと決めていたんですが、たまたま土地とか建物の登記とか、堂々としたお金で建てたんであれば登記できるんですよ、島原。でもうちの
合併特例債でしとるもんやけん、国はそれば知っとらすけんね、だけんで早く登記がでけんとだろうと、私はそういうふうに受け止めておりますということを、こういう形で耳に入れておけば、松本さんは頭のよかけん、もうこいで解からしたと、「はあ、今まではそうやったんか」と言うて、私が苦労したことは分かっていらっしゃると思います。ありがとうございます。 もう時間がありませんので、私の考えとして話させていただきますが、ここに西有家で素麺ば食べさせるところば17ば、50か35か幾つかにしますと、そういうのは当たり前のことであって、こがんところに書くもんでなかし、高校生の有馬商業と口加高校ですか、今、口加高校が少なくなっていると、そこに行くようにと言うけれども、これはあなた達が思っているとおりならんでしょう。そういうのをこがんところに載せんでいいと私は思うんです。 実際今こういうことを国に出して、国から聞かれた時に、本当に分かるんですよ、石破さん頭がいいから。ああ、これはもう人に頼んできた、やる気がなかなというのと、やる気があるなというのは分かると思う。だからハウステンボスは通ったけれども島鉄の跡地はだめだったということは、そういうことですよ。人んとこに便乗するけん、それがもう見え見え。私たちもこれば見て、いっちょんうれしうない。何でこがんとばて、平成31年にこがんなるて、資格取得者中学生50人を31年までに100人にしますと、今小学生、中学生、スポーツで盛り上がっていますよ、こげん言わすならそういうのがやっぱり見えるように、英語の塾とかの先生か誰か無料で、そういう雰囲気が見えれば分かるけれども、50人を100人にします。 私の時間が終わりました。どうも、次にまたこの続きをいたしますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
中村一三君) ここで答弁の訂正があっておりますので、許可します。山口副市長。
◎副市長(山口周一君) おわびをしたいと思います。 先ほど高木議員の質問に対しまして、飲酒運転は無条件で免職というお話をしましたけれども、本市の要綱によりますと、要するに軽傷以上は免職と、それから自損、無損傷の場合は停職もあり得るということになっているようでございます。
○議長(
中村一三君) 総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 申し訳ございません、高木議員さんの質の中でパワハラについて、本市でどういうふうになっているのかという質問がございまして、ちょっとその時資料が手元にありませんでしたので、答弁を漏らしておりました。 お答えをさせていただきます。懲戒処分の基準に関する基準というのがございます。その中で、セクハラについては定めがございますが、パワハラについてはこれ、平成19年に作っている要綱でございますが、その当時そういう概念が多分なかったんだろうと思います。そのものずばりはございませんが、当然セクハラあたりの基準を照らし合せて、もしそういった事例が出れば判断をしていくことになろうというふうに思っています。
○議長(
中村一三君) これで、5番、
高木和惠議員の質問を終わります。 ここで3時30分まで休憩いたします。 午後3時17分 休憩 午後3時30分 再開
○議長(
中村一三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。林田久富議員は先ほど早退をされましたので、ご報告いたします。 次に、2番、
金子憲太郎議員の質問を許します。 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) (登壇) 皆さん、こんにちは。本日最後の質問者となりました。もう最後のほうの質問ということで、かなり私が出しておりました質問と重複をしている部分もあります。一括質問、一括答弁という形で、今までどおりの方法で質問をさせていただきたいと思います。 大きな1番といいますか、今回は地方版のまち・ひと・しごと
創生総合計画について、全般について伺いたいと思っております。 先日この計画をいただいて、まだ全部も見られていないし、見た感じいっぱい聞きたいところもありますので、これは次回にも質問させていただくということで、今回は何点かに絞って質問をさせていただきたいと思います。 普通交付税について、これは
吉田幸一郎議員の質問の答弁がありました。これでもうよく分かりましたので、これに対しては答弁は結構であります。そのかわりちょっと再質問はさせていただきいというふうに思います。 世界遺産について、これについても大体分かりました。それと1番、2番について、これは民間の方にもらっていただくというようなことで動いているという話でもありましたので、これについても答弁は結構だと思います。しかし、意見はちょっと言わせていただきたいと思います。 3番については、マリア像は文化財として取得する考えはないのか、これは一応伺ってみたいと思います。 そして、④の世界遺産プロジェクトの中で、原城本丸から海岸線に達する抜け穴というのがあるということでありました。これを活用することは考えていないのか、伺います。 そして、萩市の大板山たたら製鉄遺跡では、ガラス窓を使って遺跡を復元したような形で見ることができるようになっております。本市もぜひこれを取り入れるべきだというふうに思いますが、どのように考えるか伺います。 (3)ワークライフバランスの確立についてということで、30ページに載っております。そこで①の「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」という項に、安心して子供を産み育てる環境づくりとして、ワークライフバランスの確立に向けた取り組みを強化し、父親や事業所の子育てへの参加を促すというふうに載っておりますが、具体的にどのような施策を考えておられるのか伺います。 ②ワークライフバランスの確立に向けた取り組みへの参加を促すということであれば、まず自分たちの職場から率先して範を示すべきだというふうに思います。市役所ではどのような対策を行なっているのか、またどのようなことを行おうとしているのか伺います。 (4)出会い・結婚から出産・子育て応援プロジェクトについて。79ページからのものですが、①教育について、このプロジェクトに関連してということでございます。 ①の教育について、地域で子育てをするということについて、小中高連携カリキュラムの実施を平成30年度から実施するというふうになっていますが、山口県長門市では、平成16年から地域とともにある学校づくり(コミュニティ・スクール制度)を取り組み、既に幼稚園、小学校、中学校、高校が連携を図り、年に1~2回は山口大学とも連携を図った取り組みを行なっているということでございました。 その結果、地域で子供を育てるという考え方から、学校が地域をつくっていくという考え方に変わってきているということでした。 そこで、本市では先ほど言いましたように30年から取り組むというふうになっておりますが、本市も来年度からこのような教育方法を取り入れてみてはどうかということを伺います。 ②83ページに口加高校と翔南高校の強みを活かしたカリキュラムの実施による特徴ある高校づくりを支援していくというふうに載っています。具体的にはどのような施策を考えておられるのか伺います。 そして、③のパワハラがあった学校、これについては
一般質問にもありましたし、この通告をした時にはまだきちんとしたものを聞いておりませんでしたけれども、もう既に後任人事が決まって勤務をされているということですので、これについては答弁をいただかなくても結構だというふうに思います。 以上、壇上からの質問を終わりまして、あとは自席から質問をさせていただきたいと思います。(降壇)
○議長(
中村一三君) これより答弁を求めます。答弁、
松本市長。
◎市長(
松本政博君) (登壇) それでは、
金子憲太郎議員のご質問にお答えをいたします。 まず、マリア像を文化財として取得することは考えていないのかということでありますが、この件につきましてはもう過日の議会でも、あるいは
全員協議会でも申し上げてきましたとおりのことで、市政運営を混乱させないために市としては譲り受けを断念したというふうな流れの中で、現段階では民間の方が前向きに大きな関心を持っていただいて、この南島原の地に設置をしたいと、そういう関心を持っていただいているところであります。そういうことで私としてもやっぱり地域振興につながる大きな素材であるという、どうしてもこの南島原の地に欲しいという思いは大であります。そういうことであります。 それから、
世界遺産登録の推進に関し、原城の本丸から海岸線に達する抜け穴を活用することは考えていないかということでありますが、議員ご指摘のこの抜け穴は確かに興味深い地下施設といいましょうか、そういうものであると思っておりますが、原城の遺構として価値を証明できるような文字資料、あるいは絵画資料というものがないために、具体的な説明ができないような状況であります。しかし、島原天草一揆に関連するものとして、史跡を訪れた人には大変興味深いものだというふうに思われますので、説明の仕方を検討し、活用できないかというふうに考えているところであります。 次に、萩市の大板山たたら製鉄遺跡のように、本市でもガラス窓を使って遺跡を復元した形で見ることができるようにしたらどうかとのお尋ねでありますが、議員のおっしゃるようにガラス窓を使って遺跡を復元することは非常に分かりやすい展示方法であるというふうに思っておるところであります。しかしながら、日野江城跡及び原城跡については、先ほど申し上げましたが当時の城を復元できるような文字資料あるいは絵画資料はなく、大板山たたら製鉄遺跡のような展示はできないのが現状のようでございます。 市では現在、国史跡日野江城跡と原城跡について世界遺産としての価値を来訪者に正しく理解していただけるように、スマートフォンやタブレットを利用して史跡を解説するアプリケーションソフト、有馬歴史ガイドの開発を進めております。このアプリケーションソフトでは、本市のキリスト教関連遺産に関する歴史、また史跡情報、出土遺物などを紹介しておりまして、スマートフォンやタブレットをお持ちの方であればどなたでもご利用いただけるようになっております。また、それらをお持ちでない方でも、有馬キリシタン遺産記念館に貸し出し用のタブレット端末を準備いたしておりますので、来訪いただく全てのお客様にご利用いただけるものというふうに思っております。 以上、私のほうからの答弁はこれで終わりますが、あと関係部局長のほうから答弁をさせます。また不足の点は私も自席のほうでいたしますので、よろしくお願いをいたします。(降壇)
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) (登壇)
金子憲太郎議員のご質問にお答えいたします。 小中高連携カリキュラムの実施を平成30年度から実施するとなっているが、山口県長門市では地域とともにある学校づくりを取り組んでいるが、本市も来年度からこの教育方法を取り組んでみてはどうかとのお尋ねですが、私も文教厚生委員会視察研修に同行した渡部教育次長から、長門みすゞ学園の教育実践について、報告を受けております。 議員ご指摘のとおり、長門市での取り組みは世代や立場などが異なるさまざまな人が学校教育へ主体的に係わることで学校が活性化すると同時に、地域コミュニティーの再生にもつながると成果を述べられています。この成果を生むまでに、平成24年度から平成28年度の5カ年をかけて、学校教育や社会教育における現行の取り組みを再構築し、学校教育やコミュニティ・スクール、日本名で学校運営協議会制度を基盤とした中高一貫教育を優先課題として取り組んでこられました。 その結果、長門市は平成28年度には100%の小中高でコミュニティ・スクール事業が展開されていることを目標とし、山口県全体では平成26年7月現在でコミュニティ・スクール指定校の割合は82%となっております。 本市におきましては、現在学校支援会議の充実に積極的に取り組み、地域を巻き込んだ教育を展開しているところでございます。この学校支援会議の充実なくしてコミュニティ・スクールへの発展は難しいことから、本市といたしましては引き続き学校支援会議の充実を図りながら、コミュニティ・スクール事業への展開を検討してまいりたいと考えております。 次に、83ページ、口加高校と翔南高校の強みを活かしたカリキュラムの実施による特徴ある高校づくりを支援していくとあるが、具体的にはどのような施策を考えておられるのかというお尋ねですが、現在本市には普通科の口加高校と総合学科の島原翔南高校という二つの県立高校がございます。 口加高校は伝統ある地域の進学校として、新しい時代にたくましく生きる知・徳・体の調和のとれた、郷土や国際社会に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。昨年度末には英語力向上を目的として、県下でも有数の英語教室が完成いたしました。これにより、小学校、中学校のグローバル教育や英語教育の推進を図るため、連携を深めていかなければならないと考えております。 一方、島原翔南高校は、キャリア教育の充実に力を入れています。1年次には、自分を知り、将来の目標や進路についての知識や見聞を広め、2年生以降は自分の将来を自分で決め、四つの系列の中から自分に合った系列を選択いたします。また、島原翔南高校は海外からの留学生受け入れにも先進的に取り組んでおられますので、それらを機に連携を強化し、県教委と相談しながら新たな事業を展開していきたいと考えております。以上でございます。(降壇)
○議長(
中村一三君) 本多
市民生活部長。
◎
市民生活部長(本多弘和君) それでは、次に
地方版まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の中で、安心して子供を産み育てる環境づくりとして、ワークライフバランスの確立に向けた取り組みとは具体的にどのような施策を考えているのかとのお尋ねですが、ワークライフバランス、仕事と生活の調和は、市民の健康を維持し、安心して暮らしていく上で重要であると考えております。 南島原市では、その実現に向け、第2次男女共同参画推進計画、ハーモニープランを平成25年に策定し、ワークライフバランスの確立に向け、ワークライフバランスの考え方を広く市民へ普及・浸透させること、家庭内における男女共同参画を促進すること、多様な働き方ができる環境づくりを促進することの三つの目標を掲げています。 また、実現に向けて現状を把握するため市民への
アンケート調査を行う、広報紙、ホームページでワークライフバランスについての考え方等を広く情報提供する、講演会・啓発セミナーを開催し、多くの市民に周知を図り、固定的な役割分担意識の解消につなげる等の施策を計画、執行してまいります。以上です。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) ワークライフバランスに関連しまして、市役所でどのような対策をしているのか、またやろうとしているのかというふうなご質問がございましたので、私のほうから答弁をさせていただきます。 ワークライフバランス、いわゆる仕事と家庭の両立といいましょうか、ゆとりのある生活を持つという、そういった目的であろうと思います。そのようなことから、市役所では、その一環として毎週水曜日をノー残業デー、残業をしないで家庭でゆっくりくつろぎましょうという、そういった日を設けるという取り組みをしているわけでございます。そのほか、今年3月でございますが、職員が仕事と子育ての両立を図ることができるようにと、第2次特定事業主行動計画を策定しております。そして5月には職員団体とワークライフバランス推進協定書を結びまして、仕事と生活の調和のとれた働き方ができる環境の整備でありますとか、職員個々の意識改革、これを図るという取り組みを今後進めていきたいというふうに考えているところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。 まず、文化財としての取得というのは考えておらんというようなことでした。私は
全員協議会でこのことが話し合われた時に、体調を壊していて欠席をしたものですから、ちょっと納得がいかないという部分が大分ありまして、この通告に上げましたけれども、民間の方ということで民間主導でということでもう動き出しておるということですね。それから予算ももう既に別のものに回すというようなことで、動いてきているという中で、蒸し返すというのはどうなのかなと思いながら、ちょっと答弁は無理に市長に。どうも市長も私と同じような考えでおられるような気がしますので、無理に答弁をさせるのもまた問題を起こすことになるのかなと思って、控えたというところであります。 でも、一応気持ちを言わせていただくと、この1、2ということで、3の後のほうにもありますけれども、私は政教分離にあたらないというふうに思います。それは分離の問題に抵触をしないというふうに考えています。 この問題というのはあるやっぱり宗教団体の支援をするとか、補助金をやるとか、そういうことが政教分離に抵触をするのであって、この芸術品である親松先生の原城で亡くなられた方たち、それはキリスト教徒だけではなくて、そうじゃない相手方の武士のことも考えての祈りの気持ちを込めて制作したんだと、30年間かかって制作したんだというお話を聞いていましたので、なるほどそうだなと、そがん言えば西望公園にある西望先生のやっぱり心を込めた観音像、西望記念館に飾ってあるこの観音像も同じものだなというふうに私は思っております。 そして、聞いてみれば、どうも相談をされた時に弁護士の方も、その施設にこれは祈りの対象ではないという看板を立てればそれで問題はないんだということも言われたというようなことも、それも先日聞いたわけですけれども、そういうものあって私はやっぱり違ったんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、もう既に、何度も言うようですけれども民間で動いているということであるならばこれ以上はやっぱり言うべきではないのかなというふうに思って控えました。 ただ、そこでこのプロジェクトの中の本丸からの抜け穴ですね、これはテレビ朝日が大分前に穴にロボットを入れて撮影をしてというテレビの放送もあったということで、私はそれ見ていないんですけれども、市内の方でやはりこのビデオを持っておられる方がいるんじゃないかという話もありますので、まだ今日まで見つけることができませんでしたけれども、今後もそれは持っておられる方を探してみようとは思っていますけれども、この抜け穴なんかの現実のものを見せるというのはすごく大切なことだというふうに思います。 私はこれ何度も来て言いますし、あまりこちらで長いこと育っておらずに、ぽっと原城を見に行きましたけれども、その時の率直な感覚として、何じゃこれはと、ただの広場じゃなかかというふうに思いました。これ、よそから来た人、おそらく歴史的なことで、ああ、あそこが、向こうが天草なんだな、こうだなという思いはあるとしても、別に何もないわけですよね。だからやっぱりマリア観音像はすごくインパクトのあるものだなというふうに思っていたわけですけれども、それはそれとして。 あれにはただの抜け穴じゃなくて、立て穴の底のところか、それからちょっと行ったところには祈りの部屋があったという話も聞きます。ですから、そこを何とか出させてもらうとか。子供のころ穴に入った人たちに聞くと、底のほうには相当瓦が見えていたということです。ということは、間違いなく本丸なり城があって、その城の瓦を放り込んでいるからであったんであろうと、その人も子供のころだったと言うから違う瓦かもしれませんけれども、やっぱりそういう調査なんかもしてみる必要がすごくあるんじゃないかなと。 そういうやっぱり目に見える物が、原城文化センターに遺骨などがありますけれども、ああいうのも物すごくやっぱりショックを受けるというか、私は行って説明を文化財課から聞いた時に、「おお」と思いました。だからああいう物がもっとあるべきで、議員になってから研修ということで、世界遺産の所を何カ所か行かせていただくことができましたけれども、やはりそういうのがあって、そして、ああ、こういうのかと。それで説明を聞くと、ああなるほど、その時の社会情勢とかそういうことで、これでやっぱりこういうことがあったんだなと、だからやっぱり世界遺産としてこれは取っておくべきだなというふうに感じますが、あそこ、原城を世界遺産として取っておくといったって、あそこは別に草さえ切っておけば傷みもせん、何でもない所なので、あそこに人を集めるというのは。 日野江城のほうは石段が出てきました、それからいろいろ遺構や何かもあるようです。これからまた発掘もされるでしょう。ですから、そういう意味からしても、この本丸の立て穴の活用、もしも祈りの部屋なんかがあったなら、これは大変なことになってくるんじゃないかなと思いますけれども、そこら辺をもう一度お考えを聞かせていただければと思います。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 確かに、原城の広場の下に穴があったということは、何年か前にテレビ放送があったということで、ちょっと記憶をたどればその一部の映像を私も何かテレビで見たような気もするんですが、そういうことであれはその後、あのままでその後何もつながっていかなかったのかなと、その当時、そのあげく思っていたところであります。それについては何かの事情があったのかなという思いで今日まで来ておったんですが、金子議員のこの質問で、改めてまたそれを思い起こしたところでありまして、それもどういう形でか何か活用できないものかなという思いは、改めて今思っているところであります。 今、それ以上のことはちょっと考えておりませんが、何か活用できたらという思いはあります。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) ぜひ検討をしていただければと思います。民間で動いているというのは、また月曜日に隈部議員が質問に上げているようですので、私はそれを通告していませんでしたので、そこはもうかなり動いているということで理解をしておきます。 それと、⑤で大板山たたら製鉄遺跡のガラス窓というのは、うまく質問の中で書けていないんですが、聞き取りの中で説明できたので一応分かっておられるのかなとか思いますけれども、ガラスに書いて、そして定点を決めておいて、そして見るとできるということで、写真を撮ってきましたけれど、向こうの建物しか映っとらん、ガラスは通り過ぎて写っていないので、人間が見てやらないとうまくいかないのかなと思いますけれども。 あれでやっぱり原城に建てることはできないですよね、城を建てるとか本丸を建てるとか。何も作ることができないので、それはガラス板に本丸とか、本当の本丸の絵じゃなくてもいいんじゃないかと思うんですね、おおよそここら辺にあったろうというので、城の格好をここにおおよそこういう格好の城があったんじゃないかというような格好ででもあると、すごくまた現実味を帯びて想像するものが、ここではいろんな戦いがあったんだな、こうだったんだなという思いができるというのがあって、これはいいなというので、もう本当に今回の研修は、後でも言います教育問題についても本当に勉強になったというか、今までで。職員時代から行ってきましたけれども、本当に勉強になったいい研修だったというふうに思っているんですけれども、一度資料をちょっと取り寄せて、どんなふうなものか見ていただければ。作る分にはお金はもうガラス板にあれしてあるだけですからかからないので、ちょっと検討していただくことができるか。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今、金子議員がおっしゃった仕組みといいましょうか、この間写真で見せていただいたところであります。たたら製鉄所の元の建て屋といいますか、そういう設計図、建て屋というか、それが大体残っておると、そこにじゃなくて資料として。それをもとにあれを通してここにああいう建物が建っておったんだというふうな、どうもそういう説明のように私は受け止めたんでありますが、そういうふうなことを考えます時に、原城跡であるとか日野江城であるとか、簡単にお城のにせものみたいな、こげなとが建っておったぞというようなことでの展示みたいなことは、ちょっとどうだろうかと。それを見た時に思ったところであります。 これは十分検討に値することだと思っておりますが、正直それを見た時に今言ったような感想を持ったところであります。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) にせものを作れというとまたあれなんですが、いろいろ文献を調べていただいて、絵とか写真とかはないかもしれませんけれども、いろいろ行ってみると料理屋さんなんかでも何とか天草丸があって、ここに何があってなんていうのがあったりするところもあります。ああいうふうなお城というんですかね、にせものを作ってと、いいかげんなものを作ってということにはならないでしょうから、ある程度文献を調査していただいて、何かそういうのを考えていただければ、あそこに物が作れないわけですからそれに対してはすごくいいというふうに思います。 それと、これちょっと通告していませんでしたが、いろいろこのことで文化財の、世界遺産のことでレクチャーを受けようと思って勉強している時に初めて聞いて、私は勉強不足で知りませんでしたが、北有馬の庁舎が川に挟まれていますけれども、その三角州の頂点ぐらいのところに十字架が建っていて、殉教者の柱、8名の方、3組の親子だったかな、が亡くなっておられるということで建ててあって、あそこは聞いてみるとかなり巡礼の方たちが回ってくるということで、おとといも韓国からだったか、バス2台で80名の方が来てお参りをしておられたという。 あそこは考えてみると、原城は例えば今進めている時に何か変ですけれども、1回来たらもう次はどうしようかなと思うけれども、だからばっと一時的には世界遺産になった時に増えるかもしれんけれども、後はじわじわと尻すぼみになっていくんじゃないのかなというのがあって、さっき言いましたような、いろいろ言いましたけれども、あそこはずっと平均的に人が来ると思うんですね。そうするとそういうのも世界遺産の原城、それから日野江城の中のルートとしてはもう組み込むようにはなっているかもしれませんけれども、あそこをもうちょっとうまく活用していくというか利用していくというのか。あれは長崎のカトリックの教会が建てたそうですから、あれにあまり、またそれも、それこそあそこに何かすると政教分離のことになるかもしれないんですが、あれをうまく利用しながらやっていったらというふうに思うんですが、これ質問事項に上げていませんので、答がいただければ答を聞きたいんです。
○議長(
中村一三君)
松本市長。
◎市長(
松本政博君) 今の質問に答える前に、先ほどちょっと表現的にどうだろうかと思った部分が、にせものというふうな表現をいたしましたけれども、にせものという表現はちょっと不適切かなと思いますが、そういうふうな思いをしながらちょっと先ほどは答弁をさせていただいたところでありますが、考え方として受け止めていただけたかなと思っております。 北有馬の市役所の前、今おっしゃった所に、折々そうやってたくさんの方々がおいでになって来ていらっしゃるということは私も存じております。 そういうことで、議員がおっしゃるように、何か活用という表現がどうなのかと思いますけれども、そういうおいでになりますので、たくさんの方がおいでになる、これをやっぱり地域の振興にどうやって結びつけたらいいのかなという考え方は、思いはありますので、その辺も含めてこの世界遺産の関連の中で今後、対応といいましょうか、考えていくようになると思います。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) はい、よろしくお願いします。そしてにせものの話は別に、私もにせものでもいいじゃないかというような言い方をしたのも悪いと思いますけれども、何かにせものというふうに考えるんじゃなくて、新しく、あまりにも全くうそじゃなくて、史実にある程度乗りながら、夢をというか、そういうので作っていくのも一つではないのかなというふうに思ったので、その問題を言いました。 では、もう世界遺産はその辺でして、次にワークライフバランスのことでございます。いろいろ
アンケートを取ったり、説明会をということで、普及をさせていくというお話でした。なかなかこれ、私は難しいと思ったんです。父親とか事業所に参加を促していくということで、これ、できればすごくすばらしいことだなと思いますけれども、なかなか難しいんじゃないかなというふうに思ったので、具体的にどんなふうなことをやりながら進めていかれるのかということを1番でお聞きしました。 2番では、率先してと、やっぱり自分たちが範を見せなければいかんというふうに思っていたんですが、今協定書を結んでもうやっているという総務部長の答弁でしたので、いつごろ結んであれされたか、確か答弁で言われたんですが、日にちを聞き漏らしましたんで。日にちじゃなくていいので。
○議長(
中村一三君) 宮崎総務部長。
◎総務部長(宮崎太君) 協定書を結んだのがいつかというご質問でございました。本年5月でございます。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) はい、分かりました。じゃ、ぜひその協定書を結んだということでありますので、まずやっていただいて、そしてそうしていく中でこの市民の方にずっと広げていくというまた方向性も出てくるし、やり方なんかも出てくると思いますので、ぜひそのようにお願いをしたいと思います。 次に、大きな(4)の子育て応援プロジェクトですね。この中で、カリキュラムを組んでやっていくということでありました。これは先ほど言いましたように、本当に勉強になりました。漠然と地域で子供を育てるというふうに私は思っていました。地域のみんなで子育てをしていけばよかろうもんというふうに思っていましたけれども、ただそう思っていただけで、じゃ自分は何をしているのかというふうに、どうやってこれに子育てに参加をしていったのか。 自分の子供を育てるだけではなくて、この山口県の長門市では本当にもう地域の人たちが全部係わっておる。おじいちゃんなんかが昼休みに勝手に入ってきて、子供と将棋をしておると、そういうふうなところです。それから
家庭菜園というか学校で野菜なんかを育てれば、もうそれにはしょっちゅう来て子供たちと一緒になってやっておる。 それは特にお願いをしたわけではなくて、勝手に来て、勝手に入ってきてやっておられるというような状況の中で、その中でそれから考え方として、公民館というのがものすごく大切であるという考え方でした。1中学校区に必ず一つの公民館を置くと、そしてその公民館が、何が大事かというと公民館はやっぱり今日も寺子屋とかいろいろ言っておられた、いろんな人材を公民館の人が把握をしていると、その地区の公民館が。だから学校の先生たちが転勤をしてこられて、それでコミュニティ・スクールとしてのこういう人材はどうやって見つけようか、どうしようかという時に、公民館に行けばすぐ分かると、公民館の人と一緒になってその人に協力を要請したりとかということができるので、公民館は絶対必要なものなんだというふうに言われました。 それから私たち委員の方からも何人からも質問が出て、私たちのところは--私も質問しましたけれども--公民館はなくす方向でいっておるけれどもと言ったら、いや、それは公民館というのは絶対大切なんだということでした。 それから学校統合はどうなっていますかと言ったら、小林議員が、島原は地域から出てこない間はやらないということでした。この山口県もそうです。何で統合ですかと、地域から統合してほしいというのがあれば検討しますけれども、それが出てくるまでは検討はしませんという話でした。だから、これはすごいなと、本当に地域全体が一緒になってやっている。 だから最初に言いましたように、地域が子供を育てるということではなくて子供のいる学校が地域をつくっていく、育てていくという方向に今変わってきたんですよと、10年ぐらい経っておられて、もうこういうふうに変わってきたんですよと、これからもますますこういう教育が大切ですというふうに言われたのが、地域で育てるというのは本当にそういうことなのかというふうにはっきり理解ができたという。 それで、これは私が質問したんですが、先生方が自分の子供は、長崎の学校で子供たちは育てて自分だけが単身赴任で来ると、こういう傾向も見られるんですが、どうでしょうかと言ったら、いやいやとんでもありません、私たちの所はそんなことはほとんどないと、ほとんどの人間が子供を連れてきて、一緒に子育てもやりながら自分は教師の仕事をしておるという話がありました。 だから、全体の考え方というのが少し違うなというふうに思ったんですが、今一緒の文教委員から声が出ましたけれども、「大きく違う」という、出ましたけれども、すごく違うなというふうに、根本から考え方が違うんだなと、教育方針というのが。 子育てこそが、教育方針こそがまちづくりの基本であるという考え方、やっぱり吉田松陰が出て、総理大臣が何人も輩出しているあの県ならではの考え方だなと。人を大切にして何をして、そのためには地域を大事にしろという吉田松陰の言葉が、文章は忘れました、でも意味としてはそういうような意味のものを言うておられる、それがずっと今も脈々と続いているんだなというのをすごく感じて、これからの新市計画がされると思いますけれども、ぜひこういうのを中に入れて、この問題も入れていただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょう。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 本県では、県下でコミュニティ・スクールを立ち上げている所は1カ所だけです。壱岐に初山小学校というところが実施して、日本でも数少ないコミュニティ・スクールを、もう10年もなるんですけれども、どこも立ち上げていないという実情がございます。 しかし、今回文教厚生委員の議員の皆様が行って感動された学校ということで、私も私なりに向こうの関係者と話をしてみました。やはり先ほどは統合はないということでしたけれども、来年度統合を進めると。それから8中学校の8が6校になると、小学校が6が5にしていくとか、そういうことも課長のほうから情報をいただきました。 しかし、それは別としてこの理念というんですか、それはすごいなと思いました。やはり地域にあって、地域がそういうような思いでやっていくというコミュニティ・スクールの考え方は、中高一貫教育では絶対なくてはならんバランスの支援組織というふうに見ております。 本市では有家の小学校が昨年文部科学大臣賞を受けて、その折に県の池松教育長とも懇親する中で、こんなに活動しているのかと、この支援組織は立派だと、本県は学校支援組織でやっていくと、こう言われておったんですけれども、夏ぐらいからやはりいろんな情報を得られて、県教委もコミュニティ・スクールの推進にかじを切ったなと思うぐらい、変化をしつつあります。それは私たちはそういう理念をしっかりと見なかったということでそうなったんだと思いますけれども、私どもも義務教育学校と背景があるわけですから、どうしてもこの理念をしっかり勉強して、今後もすぐというわけにはいきませんけれども、実行に移せればなと、そういう希望を持っております。以上でございます。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) はい、ありがとうございました。私は小中一貫校を作れという、そういうことを言っているんじゃないんですね。一緒にするというような。これはやっぱりいろいろ中学校の教員の免許とか小学校教員の免許、両方持っていないとこの一貫校では雇うことができなくなったりとかという欠点なんかもあるし、校長を2人にするのか1人にするのかなんていう問題もある。 そういうことではなくて、ここの長門市でも「それは私たちは考えておらん」と、カリキュラムを作って、なぜ幼稚園、小学校とするかといえば、今その小中一貫校というのは中1ギャップというんですかね、中学校1年生になった時の1年生がすごくいじめに遭ったりとか何か出てくる。これが起きるからという考え方で、統合のような形で考えているけれども、そうではなくて、これは幼稚園から小学校に行く時も、小学校から中学校に行く時も、中学校から高校に行く時全部にあるんだと。だからそれをなくすようなカリキュラムの作り方で取り組んでいるんですというのを言われたのが、物すごく感動したというか、ああそうだなと思って。 だから多分30年というのは今までの予定でいくと29年までに学校の統合が終わるけんか、それからじゃ始めましょうというお考えだったのかもしれんけれども、もう既に昨日の質疑の中ででも、今日でもですけれども、32年まで統合のできないところも出てきたわけですから、30年ということじゃなくて、やっぱりもっと早くからそういう体制というのを組んでいくべきじゃないのかなというふうに思うんですが。それは教育長でも次長でも結構ですので、お願いします。
○議長(
中村一三君) 永田教育長。
◎教育長(永田良二君) 来年4月から新しい制度が発足をいたします。そういうわけで、私どもはこれは9月の本議会で柴田議員からのご質問の中でも表明をしたんですけれども、4月になったら先ほどのクリアする問題も出てきます。多分現行では中学校の先生が小学校に行って授業をするというのは不可能ですけれども、その特例として例えば英語の先生が、中学校の先生が小学校に行って免許なしでも特例として認めると、当分の間ですね。こういう柔軟な考えを出していただいております。 それから特別な科目を、その地域に合った特別な科目を設定できるということも謳っております。そういうことで、いいことずくめということもありますけれども、私は一番いいところは、そういう、例えば本市ではグローバルということを基調に教育、子育てのベースに置こうという段階にあって、英語教育というのは確かに大切な時代になってこようと思いますので、中学校の教師が小学校の子供たちにしっかりと教壇に立って授業ができる環境というのは、それはすばらしいなと、それを文科省が許可を出すのが来年度です。ですからそこら辺まで多分長門市のほうでは言及できなかったのは、現行法がまだ施行されていない、しかし来年度から移行されるんじゃないかと、先ほどの模様をお聞きして思いました。 それから地域の公民館との連携とか、とても大切なアイデアをいただきましたので、私たちの所管でありますから、推進に向けて勉強もしたいというふうに考えております。ありがとうございました。
○議長(
中村一三君) 2番、金子議員。
◆2番(
金子憲太郎君) ありがとうございました。この総合計画の中にも書いてあります。グローバル社会に対応する、人材を育成するというようなことも書いてありますですね。それから高校を上手に応援しながら活用していくというのは、教育長が就任をされた時の言葉だったし、それはすごく高校の、私は翔南高校にちょっと用事があって行った時に、高校の校長先生もすごく喜んでおられていました。 それと、今聞くと翔南高校もちょっと今年は募集人員、定員をちょっと割ったかというような話を聞きましたので、今市内にある翔南高校と口加高校、これを絶対に大事にしてなくさないようにするべきだというふうに思います。有馬商業がなくなった時にどれぐらいの経済的な打撃があったか、これは地元の人たちはあまり口に出しては言っていないかもしれんけれども、これの経済効果は、高校なり学校があるための経済効果というのはすごくあると思いますので、ぜひ大事にして、応援をしてもらったり支援をしたりということでやっていっていただきたいというふうに思います。 それから、グローバルでちょっと言いかかりました。本当にグローバルな世界に通用する人を出すという、このことはすごく大切なことだと思いますけれども、私はこれと同時に自分のお父さん、お母さん、それからおじいちゃん、おばあちゃんがしている仕事がこの地域でどんなに大切なことかということを、地域を守るために大切かということを、これも教えていっておかないとだめだと思いますので、しっかりとこれもやっぱりやっていただきたいというふうにお願いをして、私の
一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
中村一三君) これで、2番、
金子憲太郎議員の質問を終わります。 本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、12月7日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午後4時28分 散会...