南島原市議会 > 2011-02-24 >
02月24日-02号

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  1. 南島原市議会 2011-02-24
    02月24日-02号


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    平成23年  3月 定例会(第1回)第2日 2月24日(木曜日)出席議員(23名)       1番  金子憲太郎君   13番  下田利春君       2番  志賀冨美子君   14番  川田典秀君       3番  小林知誠君    15番  高木和惠君       4番  浦田 正君    16番  松本政博君       5番  吉田幸一郎君   17番  隈部政博君       6番  隈部和久君    18番  吉岡 巖君       7番  林田久富君    19番  山本芳文君       8番  松永忠次君    20番  草柳寛衛君       9番  小嶋光明君    21番  宮崎義彰君       10番  黒岩英雄君    22番  桑原幸治君       11番  井上末喜君    23番  中村一三君       12番  中村久幸君欠席議員(1名)       24番  梶原重利君説明のため出席した者の職氏名 市長         藤原米幸君    副市長        永門末彦君 教育長        定方郁夫君    総務部長       水島文昌君 企画振興部長     山口重利君    市民生活部長     井口健士君 福祉保健部長     酒井 久君    農林水産部長     田口敏之君 建設部長       日向勇次君    水道部長       神島道守君 教育次長       井口敬次君    農業委員会事務局長  白倉信吾君 監査委員事務局長   嶋田惣二郎君   衛生局長       末吉利之君 会計管理者      大久保不二美君  行革推進室長     宮崎 太君 財政課長       田口敏一君議会事務局出席者 局長         上田雅英君 書記         宮崎昌明君 書記         寺山英代君第1回定例会議事日程 第2号 平成23年2月24日(木)午前10時開議 日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ2月24日吉岡 巖議員1一次産業の振興について49松永忠次議員1公務員の人事評価導入について582口之津港バスターミナルの建設について3自殺予防について4総合体育館の建設について5原城マラソン(ハーフマラソン)について金子憲太郎議員指定金融機関の交替制について722地場産業について3祭について4歴史遺跡について小嶋光明議員1農業、漁業について822福祉の向上について3給食会の統合について隈部和久議員1行政関係について912福祉関係について3教育関係について4その他(伝統や慣習)     午前10時00分 開議 ○副議長(中村一三君)  ただいまの出席議員数は23名であります。梶原重利議員から欠席の届けがあっております。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。 日程第1、これより一般質問を行います。 まず初めに、18番、吉岡巖議員の質問を許します。18番、吉岡議員。 ◆18番(吉岡巖君) (登壇) 皆さん、おはようございます。当初議会から先鋒でさせていただきまして、市長も簡単明瞭に結構でございますので、あまり深く細々したところは質問はございませんので、自分が質問する考えを持った答弁をお願いいたします。 また、先般の副市長の選任においても、議会でも可決されて、全国初の公募の副市長の誕生ということで、相当市民も期待しているかと思います。立派な経歴の持ち主ということが説明がございましたけれども、立派過ぎた経歴がまたあだになって、職員がまた後しりぬぐいにならないように、私も賛成した一人でございますけれども、ハウステンボス当時も企画本部長というすばらしい実績を持ってやってきておられるので、市長の期待に応えられることを期待しております。 それでは、一般質問に入らせていただきますけれども、一次産業の振興についてでございます。 もう先般、中東情勢の混乱の中で、相当な原油等の高騰で、我が日本国全体がいろんな面で相当の支障が発生しているわけでございますけれども、この点についてでございます。 これはもう相当前から市長、担当のほうにも、原油が高騰しているからそれについての対応はお願いしますということで話はしておりましたけれども、今回の予算の中には反映されておりません。今後その点について、どのような対応を市としては取っていかれるのか。 また、先の松島市長時代にも、6月にも議会で質問をしたところ、雲仙市が9月に議会でされて南島原は12月と、相当、半年遅れのような、非常に他市におくれをとった対応というふうな見られ方でございましたけれども、今度はその点について、あまりにも南島原市のその当時の原油高騰についての対応というのがきめ細やか過ぎた点があって、非常に、申請する側についてもいろいろ面倒な手続でしなかった人も結構あったと思いますけれども、灯油、重油等について助成をしていただければ、たばこ、それにミカン、イチゴハウスと船。前回の助成措置についてはビニールハウス、肥料、農薬、船については船底塗料まで対象になっておりましたけれども、そういうあまりきめ細やかな、わずかな品物にはいかがかなと思っております。イチゴ等についてでも、やはり油の助成をして油を十分に使わせれば、それ相当の他地区の、やはり低温でイチゴが実らない所が、油を使ったためにそれだけ収穫が増えれば、やはり農協出荷というふうなのを重きに置いているので、税金はおのずとして市のほうに自主財源として返ってくるわけでございますので、補助金を出すから、やったからそれだけ経費が要るじゃなくてして、市に対してやはり収入になるような助成の仕方というものを考えた対応が必要じゃないかと思っております。 また、船等についてでも、船底塗料を塗ればそれだけエコにもなる、燃料の消費も削減できるというような考えで説明をしておったようでございますけれども、船底は月に一回でも洗えばきれいになるわけでございますので、そういうことはもう抜きにして、2円50銭で前しておられたようでございますけれども、船のほうは。しかし、雲仙市は10円されとったようでございます。その点について、船底塗料とか肥料とか農薬とかというようなのは抜きにしてから、油だけなら油だけで、それだけ対応をしていただければ、生産者のほうも十分な生産が行われるんじゃないかと思っておりますので、その点について市長がどういう対応を考えておられるか、お尋ねをいたします。 それから、2番目でございますけれども、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門でございますけれども、この点についてもいろいろ新聞等でもテレビ等でも問題を報道がされておるようでございますけれども、この点についても市としての対応はどのような対応を考えておるのか、市長のお考えをお聞きしたいと思っております。この点については、子細については自席のほうでもまた詳しく質問をしたいと思っております。 それから、議員研修及び視察に対する行政側の対応でございますけれども、この点についても、本当に市長も町長時代からされて、やはり議員視察研修というものは実際体験しておられるようでございますけれども、特に今まで議員の研修といえば一般市民から見れば旅行とか何とか、そういうふうなとらえ方が今までされておるわけでございますけれども、やはり議員としては、視察は一生懸命、やはりいいものがあれば地元に持ち帰ってそれを地元で実行したり、市政に反映をさせてもらうために一生懸命勉強してくるわけでございますけれども、ハード面についての行政側の対応というのが今までもなされておりません。帰ってきて担当部署にお願いしても、一応調べておきます、検討しておきますと、そういうことばかりでございますけれども、その点についてやはり議員の研修でちゃんと視察した土産を持って帰ってきた時は、やはり市政に、行政に対して反映をさせるべく対応が必要じゃないかと思っております。 先般の県議の話でもございますけれども、やはり選挙前になれば町長さん、市長さんも、基幹産業は、農業・漁業が基幹産業でございますと、そういうことを腹いっぱい、選挙期間中は多分議員もいっしょだ、私がなったらああしますこうしますと口先ばかりで、私も議員をして5期になりますけれども、これは町長、市長、県議も全部聞きあきたというぐらいの、やはり市民がなるほどと喜ぶようなこと言っても、しかし、それについてされることはされるわけですけれども、やはり議員の研修の対応については、あまりハード面についてはされた実績がないと、そういうことばかりが多いのでこういう質問をするわけでございます。 今度も一緒、県議が口之津港の問題、市長も所信表明の中でも触れておりましたけれども、あれも今度は県がこうやって口之津港を埋め立ててターミナルビルも建て直して、それでここを海の玄関としてやろうと、県議もそういうことは青写真を持って一応そこの測量地図なんかも持って聞かせたわけでございますけれども、私が、議長、一応そういうことは市長とも相談して、それと本当に選挙が終わってからすぐ実行に移るように頑張ってくださいと話をしとったら、この間の市長の所信表明の中でもその話は出ておりましたけれども、その点についても、やはり市民が使いやすい、また人が寄りやすい港を、それと一番大事なのは、いろんなことを計画するにあたってはすぐにコンサルタントを利用して今まで町時代からやってきているわけでございますけれども、そのコンサルタント、都会のコンサルタントを呼んで一番失敗しておるのが、やはり目に見えておるのが論所原のエコパーク、これも地元にマッチした地元の利点を活かした計画がなされていないわけでございます。その点について他県から視察に来た人が、あれじゃだれがしても成功はせんというふうに、やはり地元の密着型の計画を立てた事業を興さなければ、すばらしい施設ができても地元民、また観光客にも密着できないようなすばらしい建物であって、やはり税金の無駄遣いじゃないかと、この点についてでございますけれども、その点、口之津港のほうについても、やはり海の玄関としてから栄えるような計画を、市としてもいろんな考え、アイデアを持って、県とも相談してやるべきじゃないかと思っております。 後は、自席のほうで再質問をさせていただきます。ぜひよろしくお願いします。(降壇) ○副議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 それでは、ただいまの吉岡議員の質問にお答えをいたします。 吉岡議員から通告を当然いただいておりましたけれども、通告の内容とそしてまた今質問の内容、そしてまた、とにかく簡単に答えろということも含めてありましたので、準備した内容がちょっとためになるのかなと思ったりしておりますけれども、お答えをいたします。 まず、原油高騰についての質問でありましたけれども、確かに今、冒頭おっしゃったように、ご承知のとおりであります。中東情勢、そしてまた北アフリカの情勢が大変厳しい情勢になっておりまして、あの情勢が産油国に大きな影響を及ぼすということはもう当然のことであって、もう既に原油が高騰をしておるというふうなことで毎日のここ2~3日の新聞に載ってきて、先行きどうなるのかという不安がされます。 そういう中でありますけれども、この原油の高騰についての対応というのは、先ほどお話にありましたように、平成20年度に燃油価格が前年度より50%も値上がりするという異常な事態が生じたために、本市においても原油・原材料高騰対策緊急支援事業を実施され、そして農業及び漁業経営に支援をした経緯があります。 ですので、先ほど議員から指摘がありましたようなことを含めて、今のこの値上がり状況を早急に注視をしながら対応をしていきたいと思います。これについては当然、国・県もこの対応はしてまいると思います。そういったことで、市としても指摘がありましたようなことで、吉岡議員が言われるような対応のおくれとか、いろんな内容の問題も含めて、十分、吉岡議員の意を汲んだ対応をしたいと思います。そのためには今後の原油の高騰あたりがどのように推移をしていくのか。今じわじわと上がっております。これがさらに当然いろんな面で、原油が上がれば影響をしてまいりますので、そういうことで対応をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 そして次に、国営諫早湾の干拓の件でありますけれども、これにつきましては、ご承知のとおり、今年の1月13日に長崎県から国に対して質問状が出されて、1月24日には鹿野農林水産大臣が来県され、その回答がなされたところでございます。 漁業におきましては、排水門の開門に伴い、潮流の変化や濁りの流出、燐や窒素などの過剰流入による漁業被害が懸念されるところでございます。 そしてまた農業におきましても、本市から3法人と2人の個人の方が干拓地にある104ヘクタールの農地で営農をされており、この方々が心配をされておられるのが水の問題でありました。私も直接、干拓に出向いて仕事をしておられる農家の方と話をしたわけですけれども、かんがい用水の確保などが一番心配だというふうなこともおっしゃっておりました。ですので、県で知事との懇談会があった中で、私もとにかくかんがい用水の確保について適切な対応をお願いしますというふうなことでお願いをしたところでございます。 ですので、この問題につきましては、国や有明海を取り巻く各県の見解、また農業者や漁業者のほか、防災面まで多くの問題がふくそうしている状況にあります。今後、農業・漁業関係者をはじめ、皆様方の意見を集約しながら、市としてもできる限りの対応をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 そして、次に議員研修の件でございましたけれども、議員のここの中での指摘というのは、議員の研修をしてきた、そしてまたその結果を職員に報告をしておるけれども、なかなかその対応ができていないのじゃないかというご指摘であったかと思います。当然、先進地視察をされて、そしていろんな識見を身につけてこられたということで、それを私たち職員としてもお聞きしながら、取り入れられるところは取り入れ、市の発展につながるところは発展に当然つなげていかなければならないと思っておりますので、これはハード面での対応がという先ほどの話でありましたけれども、それはハード面であってもソフト面であっても、当然、議員として一生懸命研修、研さんを重ねてこられたその内容について報告をいただいて、南島原市もこうしたほうがいいぞというふうな提案をしていただければ、当然、一緒になって検討をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 口之津港の問題もございましたけれども、これはどなたかまた質問もされておられます。その時も詳しくお答えをしますけれども、今の考え方としては、これは毎年これまでも県のほうに、口之津港はやはり海の玄関口であり、そして南島原、天草、鹿児島のルートの主要な拠点でありますので、この整備はぜひお願いしますということで、私も去年、県のほうにその整備をお願いしておるところであります。県としても、これはしなければならないというふうな考え方での返事はもらっておるところです。 ですので、議員がおっしゃるように、やはり地元に密着した使い勝手のいいというか、そういったターミナル漁港、口之津港整備を、これはあくまでも県と……(発言する者あり)はい。そういうことで、一緒になってやっていきますのでよろしくお願いします。(降壇) ○副議長(中村一三君)  答弁漏れはありませんね。 18番、吉岡議員。 ◆18番(吉岡巖君)  市長の本当に自分の考えを述べていただきまして、あんまりもう質問はしなくていいような答弁でございますけれども、この重油とか灯油の値上げについては、もうイチゴは、気温も上がるし、収穫ももうある程度半分ぐらい過ぎて、今から先はそう燃料も油も要らないと思いますけれども、船舶のほうは毎日でございます。 それと、たばこがもうじき始まるわけでございますけれども、このたばこの乾燥が始まるころには相当な油の値上げも予想されるんじゃないかと思われますけれども、いろいろなそういう面の中で仕事が始まってから、終わったころ補助を出すから信用しろとそういうことじゃなくして、これは早急に臨時議会を開いてでもやはり予算を立てて対応してもらうべきじゃないかと思っております。 中東のほうでは、今もうリビアあたりも原油生産の中止が何社も始まったわけでございますので、これは本当に一つ間違えば世界が大混乱に陥らないとも限らないような、今までかつてないような問題が発生しているわけでございます。第1次オイルショック、2次、3次と違ったような方面での中東の混乱でございますので、その点について、あまりもうきめ細やかな助成の仕方じゃなくして、ある程度金額を上げて、それで油一本で絞っていくのかどうか、その点についてもやはり今後市長部局とも検討されて対応していただければと思っております。 もうこの点については市長からの答弁は要りませんので、これはもう早急に対策を担当部長とも協議をして臨時議会を開いてすぐ実行に移して対応できるようにしていただければと思っております。それで、もう先ほど市長が真心込めた答弁で、もうあまり答弁はしていただかなくて結構でございますので。 それと、2番目の諫干事業ですね。これも本当に国が得手勝手なやり方ばかりして、一番困っているのは諫早干拓の、農業者じゃなくして漁業者でございます。 これは、当時まだ私も若かったわけでございますけれども、各漁協の同意をしなければいろんな圧力がかかったわけでございます。その時も、あめをしゃぶらせたやり方で、やはり同意書を国が県に指示して取らせたわけでございますけれども、当時布津漁協も深江漁協もそれに同意すれば漁協をつくってやるというような現在の漁協でございますけれども、当時8,000万ぐらい、昭和57年ごろつくったわけでございますけれども、しかしそれまでの過程というものが、本当に国のやり方というのは今の現在じゃ考えられないようなやり方で同意を取ったわけでございます。我が布津漁協も一番最後に同意書を理事会で提出したわけでございますけれども、それをその当時、そういう補償金とか建物をつくってもろても海を荒らされてどうするかということで、定期総会の中で、そういうことは同意して勝手に理事会だけでいいものかということで問題になりまして、役員は布津漁協の理事が長崎まで、当時昭和55・56年だったと思いますけれども、汽車で長崎まで取り返しに行って、そういういきさつがあるわけでございます。その当時の証拠というものは総会の議事録が残っているわけでございます。漁協の倉庫の中にちゃんと総会、理事会の議事録が残っているわけでございます。それを取り返して帰ってきたら、今度はどういう対応をされたかと。近代化資金は利用させないとか農林金融公庫の利用もできないような状態になったわけで、今の状態では考えられないような圧力がかかってきたわけで、それでやむなく、もうそれなら同意ばせにゃ仕方がないということで、同意をまた再度、一番最後出したわけでございます。 しかし、その当時、やはり漁業海区の問題もございまして、布津町が琴平鼻から東のほうが共同漁業区域になっておりまして、それで布津町までは補助金が来たわけでございますけれども、堂崎から口之津までは全然補償の対象にならなかったわけです。当時の有家の漁業組合長、深松金蔵組合長が、我々は陸の孤島かと、相当県のほうにも働きかけをされたけれども全然対応されなかったと、そういういきさつがあるわけでございます。 だから、今度の開門の問題についても、やはり有家漁協から南のほうは冷ややかな対応、そういうふうな見方がされるわけでございますけれども、何でその諫干の農業者だけ心配せにゃいかんのか。私はこの前、参議院選挙前に山田農林大臣が来られた時に、ちょうど面会する機会がございまして、大臣、あなた長崎県から出とって何でその島国であなた出身者が農業のことばかり、漁業者はどうなるのかと、それについても明確な答えは向こうもできなかったわけでございます。 しかし、当時、そういうふうに強行にやってそれで今問題をしている多比良からあっちのほうの漁業者は補助金に目がくらんでそれで同意をしとって、さあ漁業が経営が苦しくなったからまた今度は開門しろとか、あまり最初同意をした人たちについて、私たちはあまり得手勝手じゃないかと。農業者もいっしょ、自分たちのことばかり。 これは諫干が始まる前は秋祭が過ぎれば有家、堂崎、布津の一本釣りの人たちは今埋め立てをされた、あそこにトラフグの小さいやつを釣りに泊りがけで行っていたわけで、それで相当な収入を上げていたわけです。しかし、それもトラフグが有明海に入ってこなくなったのも、あの諫干を閉め切ったからもうあそこで稚魚が育たなくなったわけです。トラフグというのは、産卵はこの西有家から有馬のこの湾と、やはりそれから布津、深江、あそこら辺で産卵をして潮流に乗って湾奥部に行ってふ化するわけです。それで秋口になってあそこで稚魚になって育って、こっちに冬場に11月ぐらいになって12月になって下って外に出て行くわけです。それが外に行って1年、2年、3年経ってやはりまたふ化した所に帰ってきたわけです。しかし、それがもう今のああいう排水門の閉め切り、それで閉め切った腐れ水を放出するものですから、魚の稚魚は死んでしまい、底は荒れ放題になってしまって、有明がこういうなってきたわけです。我が布津町でも秋口になれば、あそこに漁船漁業でも待網がシラエビをとりに行って、そのシラエビが終わったらイカナゴをとって、そういうことで、相当な水揚げもなされていたわけです。それが全然もう向こうで漁は商売にできないようになったのは、諫早堤防道路の工事が始まってからずっと一年一年、魚の水揚げが減少してきたわけでございます。 有明海の魚の面積で、何平方メートルにどれだけの魚がおるというのは日本一優秀な魚場でございましたけれども、そういうこともみんなあの南総の計画の間違いからこういう漁業不信に迫っているということは、これはもう言うまでもないわけでございます。一番それで減った、もうそこでは育たなくなったというのは、魚種がトラフグの子が育たなくなった、それにシズ、それにシラエビ、イカナゴ、それで布津の待網漁業も40隻ばかりおった漁業が現在では3隻ぐらいに減少したわけです。それをまた国は勝手にあけると、そういう自分勝手なことばかりやりつらかしてきているわけです。だからその問題についても、この議員の中でも当時から一番詳しく知っておるのは私だけじゃないかと思っております。その点についてもやはり市長、今後、農業ばかりじゃなくて、漁業者の魚場を畑に変えてから、それで開門したら塩害が出るとか何が出るって、西郷、国見、島原三重地区の海岸の堤防の内側で、相当米でも農作物を作っておりますけれども、あそこら辺の人は何も塩害とか何と一言も言わないわけですよ。 それと、かん水施設の問題についてもいっしょ、それもボーリングしてかん水して、こちらもいっしょ、畑あたりは全部ボーリングしてかん水施設はやっているわけですから、何もそういうことを言わせる必要もなかし、私は何も漁民が頼んで百姓してくれろと言うたわけでもないし、国が勝手に埋め立てて畑を作って自分たちも勝手に応募して自分たちが好きでやっているんですから。しかし、それの被害者に何で漁業者だけがならなにゃいかんのかというのが合点いかないわけです。だから、知事が反対と言うのも私は分かるわけです。国が勝手に干拓も始めて、今度は勝手に開ける、そういうことをしとったら、何が行政かとなってくるわけでございます。 しかし、今からあれを開門したらいろんな問題が発生してくるわけでございますけれども、その点について市としてやはり漁民の救済処置というものは必要じゃないかと思っております。今農業にしてはトラクターにしろ堆肥舎にしろいろんな購入すれば補助金が結構出されているわけでございます。漁業に関してはエンジン換装についても……(発言する者あり)はい。しておりますので、エンジン換装についても全然補助金はないわけでございます。 そういうことも含めまして、今後この諫干で漁業者が衰退していくことは現実目に見えているわけでございますので、その対応について行政としてはどのような対応をやはり市長は考えて今後行政をされていくか、その点についてお尋ねをいたします。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  諫干の問題については、今、吉岡議員がおっしゃるとおりであります。いろんな問題が、先ほども申し上げましたように農業者、漁業者含め、そしてまた防災面かれこれ含めていろんな問題がふくそうをいたしておりますので。ただ、今、話にありましたように、国のほうの対応というのが地元に全く説明もなく控訴を取りやめたということでの今の知事の大きな不満があるわけですね。それにはもう私たちも当然同感をするわけであります。行政の、国のあり方ですね、行動の取り方としての問題があったということについては。ですので、今後これがどう推移をしていくか、今、国のほうも混沌としておるような、ご承知のような状態でありますので、これを見きわめた中で今後対応というのは、市としてどうしていくかというのは、いかんせん相手が諫早湾、そして国という大きな問題でございますので、そこら辺の推移を見ながら対応したいと思います。 ○副議長(中村一三君)  18番、吉岡議員。 ◆18番(吉岡巖君)  この点については、ちょっと質問の内容が長くなりましたけれども、これは、この30年歩いてきた中での私の考えでございますし、また漁業関係を見てきた中での有明海の推移というものでございます。だからその点についても、この諫干の問題については漁業者、農業者のかん水施設とか何とかそれよりも、やはり漁業者優先の対応策というものを考えていただきたいと思っております。また、県のほうにも、やはりそういう方面で南島原の対応策というものを、進言を市長のほうからもしていただきたいと思っております。 あまり質問の趣旨の中で幅が広過ぎまして、市長の答弁もしにくいというところもございますけれども、これはやはり地元を思う市長の気持ちで、そういう考えで答弁をしていただければ、どうのこうのという問題ではございません。南島原だけじゃなくして、私に言わせたら山田農林大臣当時に、川を1キロぐらいして向こうに諫早の本明川のほうにしていって取っ払えばどうですかと、それであとは橋にでもしたらと言ったら、そうやったら650億もかかると。だから私は、600億だろうが1,000億であろうが自分で金は出すわけじゃなし、国が出すわけですから、それは大臣、あなたの権限でさせたらどがんですかと、そしたら地元は潤いますよと。しかし、この対応についてもいっしょでございますけれども、当時の金子農林大臣が3分の1に縮小したから有明海もこれで止まっているんだと私は申し上げたわけでございます。自分もやはりその時はまだそういう立場になかったし、今後考えて対応をということでございましたけれども、市としてもやはり漁業者に補助金、助成金と、そういう問題じゃなくして、今後諫干の問題は、畑だけじゃなくして漁業者を第一優先に考えた県に要望等されるようにお願いいたします。その点についても市長自体も漁業関係についてはあんまりまだ資料等も勉強されて、今後対応をやっていただければと思っております。また、いろんなことが分からない時は、その点についていつでも聞いてもらえば、当時いつはどういうことがあったということで説明ができるかと思いますので、この問題についても重ねて漁業者優先の要望を県のほうにもお願いをしたいと思います。 また、3番目の議員研修の件についてでございますけれども、市長が簡単明瞭に分かりやすくやっていただきましたけれども、そういう方向でやはり議員の視察というものが、議員が研修と言って旅行に行きよっと言われないように、やはりこれは職員の担当部長さんたちにもお願いでございますけれども、そういうやり方で対応をしていただけると、いつまで経っても議員が旅行に行ったのかと言われればたまったものじゃないわけでございます。一生懸命やっておるけれども、それが世間に見えてこないということは非常に残念なところもあるわけでございます。 その点について副市長、あなたの考えはやはりどのような考えを持っておられるのか、せっかく私もあなたにも指名をしておるわけでございますので、あなたも行政マン上がりで副市長で市長の片腕となって一生懸命やってきておられるようでございますので、ちょっと副市長からもその考えておる対応を今後市長に対してどういう進言、助言をする考えを持っておられるのか、その点についてお尋ねをいたします。 ○副議長(中村一三君)  永門副市長。 ◎副市長(永門末彦君)  お答えいたします。 議員の皆様の視察につきましては、その報告書等を事務局のほうには出していただいていると思います。そういう報告書は私どもも十分この提言として取りまして、政策立案に反映していけるように市長ともども努力してまいりたいと思います。以上です。 ○副議長(中村一三君)  18番、吉岡議員。 ◆18番(吉岡巖君)  何か副市長も答弁が煮え切らんような答弁で納得できないところもございますけれども、これはこういう話をいろいろ耳にした以上は、副市長、やはり副市長の助言として市長に進言、助言というものは、これはあなたの立場から絶対に副市長の条件でございます。市長、こういう事業はこういう話があっておるけれども少し考えてみてはどうですかとか、やはりその点についてはもう少し、副市長も立派な人材でございますので、勉強をして市長の片腕となるようにやっぱりやっていかなければ、褒め上げたりぺこぺこ頭下げるだけじゃなくして、やはり苦言、進言というものが第一条件じゃないかと思っておりますので、その点については副市長も今度新しい高田副市長も来られますので、地元出身の副市長として全市民から頼られる副市長としてやっていかれるようにお願いをしまして、簡単でございますけれども、市長、今まで私がお願いしたことについてはやはり取られる対応は早急にこの燃料等については重ねてお願いをして私の質問は終わりたいと思いますけれども、その点について市長、間違いなく約束をしていただけますか。 ○副議長(中村一三君)  市長。 ◎市長(藤原米幸君)  先ほど申し上げたとおりでございます。この油の高騰の問題というのは、当然おっしゃるようにすべての産業に影響をしてくるわけでございますので、今後どういった推移をたどっていくか。先ほど言いましたように、今もうご承知のとおり、ここ1カ月、2カ月の推移を見てもだんだんと上がっております。さらに、この今の石油情勢、原油の高騰あたりからすれば、全く予測のつかないような状況でありますので、その推移を見ながらこれは対応をしていくということしか今のところは、幾らになって幾ら上がったからそこでは必ずやりますとかという具体的な数字の面は申し上げられませんけれども、当然市の産業、経済を脅かすような状況になった時は当然対応を取っていきたいと思います。 ○副議長(中村一三君)  18番、吉岡議員。 ◆18番(吉岡巖君)  市長の今後の対応に、市長の答弁を信頼いたしまして、備えあれば憂いなしという言葉があるように、いざとなった時はいつでも対応できるような準備だけは整えていただきたいと思っております。私の質問は質問ばかり長くて答弁が少なかったようでございますけれども、あまり詳しい内容を書いておりませんので、そういうこともございましたし。 それと、最後でございますけれども、怪文書がいろいろ大岡越前、遠山金四郎が言っておりましたけれども、これは副市長、きちっとそういう怪文書が飛び交わないような指名委員長の立場というものをちゃんとしっかり守ってやっていっていただければと思っております。 これで私の一般質問は終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○副議長(中村一三君)  これで、18番、吉岡巖議員の質問を終わります。 ここで、11時まで休憩をいたします。     午前10時46分 休憩     午前11時00分 再開
    ○副議長(中村一三君)  休憩を解き、再開いたします。 次に、8番、松永忠次議員の質問を許します。8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君) (登壇) 皆さん、おはようございます。8番、松永忠次です。今回私は5項目に対し質問いたします。 質問に入る前に、藤原市政になって、はや10カ月が過ぎようとしております。今回23年度当初予算を見ますと、藤原市政のカラーがまだまだ出ていない、いつも市民がど真ん中という精神で運営をしているが、前松島市政の後処理がまだまだ残っております。幸いにして、福祉タクシー券の交付、ふるさと雇用再生事業及び緊急雇用創出事業を利用した活用対策、住宅・店舗リフォーム資金援助事業、子宮頸ガンワクチン接種等の評価はいたしますが、でもまだまだであります。 それでは、質問に入ります。 公務員の人事評価導入についてであります。 自治体の人事評価はできないものか、お伺いしたいと思います。民間企業は、特に規模の大きい企業の多くは働きぶり、仕事の能力を評価する制度を導入しております。厚生労働省の調査では5,000人以上の企業で98.3%、1,000人から4,999名の企業団で96.5%、300人から999名の企業で89.1%と中堅企業はこの制度を導入しております。中小企業でも73.7%がこの制度を導入しております。市長は民間感覚の行政をするとおっしゃっておられますが、この人事評価導入をどうお考えなのかお伺いしたい。 次に、口之津港バスターミナルの建設についてであります。 この口之津港は南島原市の西の玄関口にあたり、口之津、加津佐町は過疎化が一段と進み、活性化がないと住民の声をよく聞きます。この島鉄バスターミナルは昭和41年に建てられ、築45年が過ぎようとしております。耐震強度も弱く、いつ倒れても不思議ではありません。地域の活性化どころか古い物件であります。南島原市の西の玄関口、窓口として口之津、加津佐方面を活性化するためにも、国、県、市当局で建て替えの考えはないかという一般質問をしておりましたが、先般市長の施政方針の中で、加津佐前浜周辺及び口之津港周辺整備事業の検討をという施政方針の中に掲げられておりましたが、どのような取り組みをなさるおつもりなのかお伺いしたい。 次に、自殺予防についてであります。 我が南島原市は、県下でも突出した自殺率の高い地域であり、市当局はどのような対応をなさるのかお伺いしたい。 次に、南島原総合体育館建設についてであります。 雲仙市は吾妻体育館、島原市は復興アリーナの大きな観覧席つきの立派な体育館が設置してありますが、スポーツ等に力を注いでいる我が南島原市においては、旧町の有家の時に今の藤原市長が考えておられましたが、あれは今はサブのサッカー場になっております。こういうことを踏まえれば市長はどういうお気持ちで今おられるのか、建てる計画があるのかないのかお伺いしたい。 最後に、原城マラソンについてであります。 これは私が前々回質問しましたが、加津佐から南有馬のハーフマラソンのことについてであります。なぜ実施するのか、費用対効果はあるのか、日本陸連の公認コースになるのか、ぜひとも原城マラソン一本で絞って南有馬町を栄えさせていただきたいと思います。 以上で壇上の質問は終わり、あとは自席にて再質問いたしますが、答弁は明快にお願いいたします。以上で壇上からの質問は終わります。(降壇) ○副議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君) (登壇) それでは、ただいまの松永議員のご質問にお答えをいたします。 最初に、市の職員に人事評価制度を導入できないかとのお尋ねでありました。 人事評価制度につきましては、平成21年度から国家公務員への本格的な導入が開始されており、地方公務員におきましても早期の導入が求められているものと認識をいたしております。 本市におきましては、21年度から部長職や課長職など管理職を中心にした人事評価研修を市の独自の研修として実施しております。本年度も去る1月に開催したところですが、人事評価制度の意義や評価のあり方など多方面における研修であったと報告を受けております。また、管理職員による評価調書の作成も以前から行われており、今後は評価基準の統一に向けた取り組みを行いながら、将来的には給与に反映できるようなシステムの構築を図りたいと考えております。 次に、口之津港のターミナル建設についてのお尋ねでありますけれども、口之津港は本市の重要な海の玄関口であり、その玄関口にある口之津港ターミナルの施設は、昭和41年に建設されてから既に45年が経過しており、ご指摘のとおり老朽化が著しいものと承知しております。 口之津・鬼池航路は、福岡県大牟田市から鹿児島県阿久根市を結ぶ国道389号の海上国道であり、キリシタン関係史跡など本市と共通の歴史資産を有する熊本県天草市とをつなぐ重要な海上交通であります。その口之津港にある口之津港ターミナルは、海上輸送の拠点施設であるとともに、路線バスのターミナルとしての機能を持ち合わせており、本市の陸上交通における重要な拠点施設でもあります。この口之津港ターミナル施設の整備につきましては、本市の観光振興や物産振興の面も含めまして、総合的な整備を進めなければならないと考えているところでございます。 そのようなことから、毎年度行なっております長崎県の施策に対する要望・提案書の中に、口之津港ターミナルの総合的な整備についてという項目を掲げ、実施に向けて検討をしていただくよう、長崎県に対して要望を行なったところであります。 その後、昨年11月26日に島原振興局と事務的な協議を行なっております。現在の口之津港ターミナルは待ち合い駐車場が狭く、大型連休など利用者が多い時には国道に車が並び渋滞することもあるため、隣接する県所有の港湾施設を含めた中で、観光拠点や物産振興などを推進できる総合的なターミナルとして整備ができないかと考えております。 まずは、ターミナルの整備に向けて長崎県、島原鉄道、そして本市の3者で協議する場を設置できないかと要望をしてきたところでございます。このターミナルの総合的な整備については、いろいろな課題もございますので、今後この3者会議でこれらの課題を一つひとつ解決しながら進める必要があります。本市の西部地区の地域活性化のためにも前向きに検討をしてまいる所存でございます。 次に、自殺予防についてでありますが、自殺予防に関する市の対応策についてのお尋ねでありますけれども、警察庁の速報値によりますと、昨年の全国の自殺者数は13年連続で3万人を超すという状況が続いており、深刻な社会問題となっております。国においては、この状況に対処するため平成18年に自殺対策基本法を定め、自殺を個人のみの問題として捉えず、背景にある多様な社会的要因に目を向けた総合的な自殺対策を国や自治体などで取り組んでいくことといたしました。 このようなことから、本市におきましても自殺予防対策を重点事業として取り組んでおり、具体的には、うつ病やひきこもりなどの対策として心の健康づくり講演会の開催や予防のための広報啓発を実施いたしているところでございます。また、自殺者のご遺族を対象に、精神的な支援を目的とした自死遺族の集い、わかちあいの会の開催や、個別には保健師による相談や訪問指導、受診勧奨などに積極的に取り組んでいるところでございます。 次に、観覧席つきの体育館を建設する考えはないかとのお尋ねですが、雲仙市、島原市のような観覧席を備えた体育館の建設には20億から30億程度の費用が必要と聞いております。また、体育館のほかにも整備を検討しなければならない施設は、野球場やサッカー場、陸上競技場など数多くのものがあります。このようなことから、今後総合体育館などのスポーツ施設の整備につきましては、財政状況を十分考慮しながら、また既存の体育館施設の改修等も含めまして慎重に検討してまいりたいと考えております。 次に、ハーフマラソン大会について、なぜ開催するのかとのお尋ねですが、ハーフマラソンの実施にあたっては、当初、従来の原城マラソン大会をリニューアルし、これにハーフマラソンを導入する方法で進められてきたと聞いております。しかし、地元の皆さんの強い要望もありまして、昨年12月議会の一般質問でもお答えしたとおり、現在はハーフマラソンと従来から実施されてきた原城マラソン大会は別々に実施したいと考えております。 このたびのハーフマラソンについては、八つのまちが合併してできた南島原市を全国に向けて大々的にPRするという考えのもとに実施するものであり、市民がこのマラソン大会に何らかの形で参加していただく市民総参加型の大会を目指したいと思っております。現在のところ、多くの市民の方々に係わっていただけるような全市的なイベントの立ち上げもできない状況であります。したがいまして、このマラソン大会を開催することにより市民の連帯感意識が育まれ、ひいては地域の活力につながるようなことになればと考えているところであります。 次に、ハーフマラソン大会の費用対効果についてのお尋ねですが、大会を開催するには相応の費用も必要であり、大会の開催によりそれに見合う効果はあるのかということだと思います。 このハーフマラソン大会の開催については、本市が有する原城跡や日野江城跡などの史跡と全国に知られる島原の乱という歴史や、世界ジオパークに認定された地質遺産、また本市ならではの農産物や海産物、手延べ素麺などの特産品、さらには白砂を有する美しい海岸線などの豊かな自然環境等を全国に広くPRする絶好の機会であると考えております。 大会を開催することによる効果につきましては、これは一つの例でありますが、大会会場に特産品の販売所などを設け、市外の多くの方々に広く本市ならではの産品や産物などをアピールすることも考えられますし、イベント的な催しも取り入れるなど、全市的な対応を図ることによりさまざまな波及効果を得ることはできるものと考えております。また、数字的には表せない効果も生じてくるものと思います。 市民がこぞってこの大会に参画することによって、市民一人ひとりが大会を支える主役だという意識を持つことで、対外的なもてなしの心とボランティア精神を育むことができ、ひいては市民のまとまりと活力にもつながっていくのではないかと考えているところでございます。 最後に、原城マラソン大会の復活についてということでありました。原城マラソン大会につきましては、ハーフマラソン大会とは別の大会として実施したいと考えているところであります。 私の本席での答弁は以上とさせていただきますが、不足の点等ございましたら、自席あるいは関係部局長から答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。(降壇) ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  まず、ちょっといいですか、教育委員会のほうに。ちょっとつけ加えて、公認はできるのかということを最後にちょっと質問しましたので、後で結構ですから答弁をお願いします。 まず最初に、公務員の人事評価について再質問いたしますが、先ほど21年度導入したという、公務員ですね、部長、課長を対象にしているということですが、これはだれが評価するんですかね。ちょっとその辺をお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  総務部長。 ◎総務部長(水島文昌君)  21年度から実施しているというのは、その評価をする上での技術を上げる、また平準化をするという意味で研修会等を実施しているということでございます。それは一応、管理的な部分になる班長とか課長、また部長についての研修を行なっているということです。 あと、その評価につきましては、まだ給与等に反映するということではありませんが、勤務成績報告書というものを作っております。これは例えば班長以下であれば課長が評価をすると、課長については部長が評価をするということでございます。全職員を対象に評価をしているということです。 どういうものかというと、イメージするのは通知表的なものということで5段階評価をして、その職員の能力とか、適性とか、勤務状況とか、そういう諸々の評価をしているということでございます。それをもとに今は給与に反映されておりませんけれども、そういうものをもとに適性等見きわめながら人事異動等の参考にしているというような状況でございます。以上です。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  ちょっと再質問します。 今、答弁の中に、班長は課長がする、課長は部長がするという答弁だったですけれども、部長はだれがするんですか。我々議員がよかっですね、これは。ちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  総務部長。 ◎総務部長(水島文昌君)  部長につきましては評価の対象となっておりません。言いましたように、班長、それぞれの職員ですね、これについては課長が評価をするということでございます。課長については部長がすると、部長についてはその評価をする一定の書類等はございませんが、その辺は副市長、市長なりがそれぞれの立場で見える職員でありますので、評価はされているものと理解をしております。以上でございます。 ○副議長(中村一三君)  松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  再質問します。 ということは、部長になってしまえばもう定年するまではよかですよね、これは。そいまでは難しかですね、私が言いたいのは、500人も規模がある所に、そういう上の人たちだけが、あなたたちが今職員の皆さんが勤勉手当とかいうのあるでしょう、評価ですよね、あれも。私はいつも思うんですよ。勤勉手当というのは、勤勉にするのが当たり前なんですよ、これ。(発言する者あり)いや、もう言わんでもええ。だから、私が言いたいんですよ。その評価をするには、市長、これはちょっと難しいと思うんですね。まだならしたばっかだけんですね。ばってんですよ、これは私が言いたかとは、やっぱりちっとはこう、我々もそうやけど、職員の皆さんも、まずやる気とかそういうのをとにかくいい人材が多いと思うんですよ、若い子にもですね。その辺を交えれば一応今勉強会をやっているような感じの今答弁と思いますが、基準というのはあるんですか、その基準表、5段階と今言いましたが。ちょっと言えますか、その5項目ぐらい。基準号というのがあるでしょう。 ○副議長(中村一三君)  総務部長。 ◎総務部長(水島文昌君)  5段階というのは、まず一番は特に優れているというような評価になってこようかと思います。内容的には今ある職の上級の職としての部分が十分務まるというような評価になってこようかと思います。次につきましては優れているということで、それに順ずるということでございます。次は当然、通常言えば普通というようなことになりますし、その次の段階はやや劣っていると、一番下は劣っているというような、単純に言えばそういう評価になってくるということでございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  市長、ちょっとお聞きしたいんですが、阿久根市がようやっとったですね、職員の給料対標準、これは出されんけれどですよ。市長は一応それ目を通されていますか、今五百何名の5段階の表というのは目を通されていますか。ちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  市長。 ◎市長(藤原米幸君)  まだ私は目を通しておりません。というのが、これは今研修中ということで、こういったどういうやり方があるのかということで先ほど言いましたように、多方面にわたってのいろんなやり方というのを研修をしておるというのを聞いております。それで私自身もこれはいろんなやり方があると思います。ですので、まず対等な評価をどうすればできるかといういろんな問題がまずあるわけですね。 それで、公務員の場合は、ご承知のとおり仕事が数字でなかなか表しにくい仕事であります、サービス業でありますから。ですので、それをどう評価するのかというまず大きな問題ですね。そして、それを平等に評価をしなければならないという、いろんなそこら辺を研修をしていって、そして今どこも取り組もうとしておるわけですけれども、これも以前から言われてきております。なかなか実施できないのがそこら辺の問題点というか、ネックがあるものですから、これをしかし今からの経済情勢、社会情勢の中では、やはり民間的な感覚でもってやり方を何とか精査をしながら、そして本当にこれは外に向けてというよりか自分たちの職場の中で本当にやる気を起こすような体制を作らないかんというふうな、私は思いでおります。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  時間もあれですので、次進みます。 一応今のは、副市長もこの2人体制だからそれを交えて、ともかく厳しい目で見ていただきたいと思っております。 次、行きます。口之津港バスターミナルですが、先ほどこれは3県、鹿児島、熊本、長崎ですね、この玄関ですが、これは教育長いいかな。口之津のことはこの南蛮外交としてキリシタン、この1567年から開港しているんですね。南蛮船の来航によって開かれたという古い港町であります。そういう中で、今どこまでいろんな検討課題を、市長の答弁の中では振興局のほうに一応協議中であるという今答弁でありましたが、どこまで今進んでいるのか、ちょっとお伺いしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  企画振興部長。 ◎企画振興部長(山口重利君)  このターミナルの建設についてと、ご質問ですけれども、県に対して20年、21年総合的な改修をということで要望をしておりますけれども、現実はどこまで進んでいるかというのは、市の状況、ほかの方がいろいろされていることもあるかもしれませんけれども、市としてはまだ今事務的な話し合いを振興局とさせていただいたと市長は答弁をしましたけれども、現状はあそこをどうにかせにゃならんと、そういう思いが具体的なことに展開をしていく緒についたばかりだというところでございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  それこそ、まだ全然、今協議中、これ第1回11月26日に協議なされている。これただお願いしているというだけなんですか。ちょっと確認だけです。 ○副議長(中村一三君)  企画振興部長。 ◎企画振興部長(山口重利君)  そうですね、話し合いというかお互い情報交換といいますか、私たちは県にとりあえずお願いをしているということで、お願いをして先に進むためにはどういうすり合わせとか、どういう準備がいるのかとか、そういった、あくまでも事務的な折衝でございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  市長、それならですね、基本方針の施政方針の中で、これは1年きりですか、おたくの任期のあと3年4カ月の任期の施政方針か、どっち捉えたらいいんですか。前向きにするのか、施政方針にこれ打ち出していますよね。加津佐前浜周辺及び口之津港周辺整備の事業を検討したいと謳っていますよね。これはどこまで年度内という感覚でいいのか、2~3年待ってくれんかなと、どっちのほうにとったほうがいいか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  市長。 ◎市長(藤原米幸君)  その事業は、まず加津佐地区の前浜地区の周辺整備事業ですけれども、これにつきましては、実際検討をする予算も、検討委員会の、これはわずかですけれども予算もお願いをいたしております。ですので、これはもう検討に入って、そしてその検討委員会でどういう方法がいいのかというのを当然検討をしてもらうわけですね。 ですので、これを1年でやるのか2年でやるのかというのは当然予算の都合、財政の都合もありますので、できれば早目に取り組んでやりたいという思いでお願いをするわけですけれども、ここで、はいもう23年度にはもうぜひ完成をさせるようなところまでというようなはっきりした答弁はできないのが状況です。 それで、口之津港のターミナルの整備についても全くそのとおりであります。振興局長ともお話をする中で、それはもういっしょに検討していきましょうという返事ももらっておりますけれども、まだ先ほど申し上げましたように3者の問題でありますので、3者で会議をしながら一つずつ解決をしなければということでありますので、当然前向きに早くという気持ちはありますけれども、それをいつまでにやりますというはっきりした答弁はできませんのが実情です。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  前向きに進めていただきたいと思います。 次に行きます。自殺予防についてであります。これは保健福祉なんですね。 今、南島原市の過去、悲しいことですが、ここに図がありますが、ここに50代から54歳、突出していますよね。資料ないですか、資料って私の頭の中に入っとっとばってん、おたく。お聞きしたいんですが、この原因は先ほど、うつとかいろんな要素があると思います。経済的な、病気を苦にされたとかいろいろありますが、一応部長としてはどういうお考えですか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(酒井久君)  本市においては自殺率が突出して高いというご質問の中でのあれがございましたけれども、県が統計を取っておりますその死因の状況ですと、自殺率というのは南島原市は確かに長崎県、全国に比べて高いという数字になっておりました。これは20年の衛生統計というものではそうであったんですけれども、近年は県下でも単年度ごとに比較しますと徐々に改善はされているというふうに見ております。ただ、死因のその幅というのは単年でいろいろ大きく変動する場合もございますので、やはり長期的な統計資料で言えば、本市の場合は自殺率が高いという状況にあると思います。 それから、その原因はということでございますけれども、これも市独自でその原因を調査しているということはございませんけれども、やはり県警、県の統計資料に基づいて申しますと健康問題、それから経済、生活苦、こういう問題が多いというふうに認識をしております。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  ということは、心のケアが大事ですよね。ということは、心のケアのそういう電話設置なんかは今あるんですかね、この南島原市のほうは。 ○副議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(酒井久君)  自殺対策ということでの電話設置については、市のほうにはそれだけを目的にしたものはございません。県のほうにいのちの電話とか、そういう相談のホットラインの電話はございます。本市においては、例えば子供の虐待対策、そういったものについてのホットラインというものは設置をしております。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  心のケアが大事なんですね。ということは、私が思うのが、地域包括支援センターとか、そういう病気を苦にされているとか、悩み相談とか。 私は、これはもう十何年前ですね、子ども人権110番というのが地方法務局からシールが配られているんですね、こういう。昔ですよ、もう15年ぐらい前です。20年かな。家の電話の前に張ってあったんですね、子供の相談とかね。だから、私が言いたいのは、地域包括支援センター等を医師会とも交えて、そういう24時間体制の悩み事相談とか、そういうのも私は必要じゃないかと思うんですよ。県にありますとかね、県には誰も言わないんですよ、これはっきり言って。私言いたかとは、市民と行政は両輪なんですよ。そういう中で私は、この今、島原新聞に2月22日に3市の年間40人前後と書いてあるんですよ。だから、こういう新聞社自体も取り上げるような記事をですよ。行政側がもっといち早くせんばいかんと思います。 ちょっとお聞きしたんですが、心のケアは24時間、これ確か今地域包括センターにあると思いますが、あるんですかないんですか、これちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(酒井久君)  申し訳ございませんが、包括支援センターのほうに24時間そういう対応する体制が整っているかということについては、ちょっと今、承知をしておりません。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  これは、広域圏組合の介護保険課のほうに、一応医師会の設置の中に、医師会の職員が24時間体制で持っておられるんですよ。その辺の連携が市はなっていないですよ、そういうのが。医師会にお願いしてでも、悩み相談ですからね、うつ、そううつ、いろんな症状が出るんですよ。健康な我々が一番危ないんですよ。もう私なんか特に繊細な心ですからね、そういうところは十二分に察知してくださいよ。こういうことが、あなたたち行政側の市民に対するサービスなんですよ。市長、その辺もちょっと考えてください。ちょっと今から早急に長崎県のベストスリーに入っているんですよ、この南島原市は。江迎、佐世保、南島原と、そういうことも実態を把握せんばいかんですよ、おたくは。本当ですよ。給与はね、評価委員。そがんともちゃんとせいにゃんですよ、部長。その次行きます。とにかく、その辺も十二分に検討していただいて市民のために頑張ってもらいたいと思います。次行きます。次は、医師会の方にも相談してください、その辺は。 南島原総合体育館建設についてであります。これは、市長、おたくは旧有家町の町長の時に総合グラウンドの隣に建設予定をされていましたね。予定をですね。合併のために、その銭をもっていかにゃんけんと言ってから造らっさんですもんね。本当にあたんは人間の良か。どういまたと思うごて。何のために基金ばしたんですか、あの時は。とにかく大きい、みんなが楽しめる体育館を造ろうということでこつこつ5億、7億やったかな、たまっていましたね。それを合併のあれで持ち寄ったというようないきさつがありますが、今、教育委員会のお二人にお伺いしたいんですが、そういう案は全然出ていませんかね、考えとして。 島原の人口を教えてください。島原市、雲仙市、南島原市、三つの人口をちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(井口敬次君)  南島原市は5万4,000人、雲仙市は若干それから少ない、島原市も若干それから少ない人数だと理解をいたしております。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  こういう質問をすっとも、さてはおいて。私は、23年1月現在の人口を一応申し上げます。島原市が4万8,786名、雲仙市4万8,808名、南島原市5万2,424名。ということは、この島原に対してでも4,000人以上の人口が多い中で総合体育館がないというのはいかがなものかと思うんですが。アリーナというかな、あそこは30億かかっているんですね、あの大きいメインアリーナのほうは。吾妻体育館のほうはご存じですか。 ○副議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(井口敬次君)  以前、吾妻の体育館の費用について幾らぐらいかかったかということを調査したことがございます。その時調べた記憶でございますが、約15億だったと記憶をいたしております。以上でございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  すみません、これは13億4,000万ですね、だけど、じゃそれに物もつくと思うんですよね、一応建設費用がですね。その中のこれは吾妻の体育館ですが、平成12年ですから、今は15億かかると思うんですね。一応ここは固定の席が300あるんですよ。こういうことを交えれば、私はぜひ市長は市民がど真ん中、運動、特にマラソンとかいろんなイベントをやろうとする中で、我々小中学校が今大会をするのに復興アリーナを借りたりした大会は多々あるんですね。南島原の小中学校があそこに行って体育館を借って大会をするというのはちょっといかがなものかと思います。この人口にしても4,000人以上の大きい市が我が体育館を持たないというのはいかがなものかと思うんですが、市長、どう思われますか。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  ただいまの松永議員のお話ですけれども、松永議員に一つ訂正をいたします。私が町の時代に基金をためて、そしてそれを造らなかったという話は全くうそであります。体育館用の基金はつくっておりませんでした。それで、できなかったということじゃないわけですけれども、いろいろな情勢があって、できませんでした。それはどうでもいい話ですけれども。 南島原市の体育館について、当然そういった体育館があればいいなという思いは、私もしております。しかし、南島原市、合併して、8カ町が今合併をしておりまして、それぞれにそれぞれの体育館があるわけですね。それで一番大きい体育館といえば深江町の体育館が一番大きいかなと思うわけですけれども。ですので、今おっしゃるような観覧席のついた体育館、これも本当にあればいいと思います。これからスポーツを振興していくために、やはり8カ町の発展につながると思うわけですけれども、当然、財政状況も踏まえた中で検討をさせてもらいたいというのが今現状であります。いろんなまだ整備もしなければならないこともありますし、そして例えば南有馬商業の跡地の問題かれこれも含めてございますので、ここで早急に返事ができるという状況ではないと思います。ですので、そうこれを長く引っ張って検討するというわけにはまいりませんけれども、方向性としては松永議員のおっしゃるような気持ちは当然持っております。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  ありがとうございます。前向きに理解していいんですね。今言うたけんか来年、再来年せろじゃなかっですよ。必要であると思うんですね。市長はいつも市民がど真ん中と言うんですからね。どこがど真ん中よ、我がど真ん中にならんごとせやんですよ。市長、住民みんなそうですよ。我々言いたいのは、とにかくそういう小中学生の大事にせんばいかん、それは分かるんです。だから、特に健康増進もせにゃいかん。いろんなイベントで参加賞を南島原に観光の資源としてせんばいかん。そういうならば私はシーハットぐらいのふとかちゃ造れと言わんですけんから、せめてアリーナと吾妻体育館の中間ぐらいでも結構です。それと、もうぜひご検討願いたいと思います。 次、行きます。原城マラソンについてでありますが、私これ先般、市長、何ですか、これ。市民の総参加、私はこのたまがったいがですね、また今年の当初予算に1,150万計上されとらすですね、これ。私はどっちか、いっちょしていいんじゃないかといつもこの前から言っているんですがね。1回すれば2回せえにゃんとですよ。市長、これはどう。私はその手前に口加スポーツ振興協議会補助金60万、これは小中学生やと思いますが、これは一応12月12日に加津佐のグラウンド周辺を周回した大会なんですが、この口之津、加津佐はマラソンだけが私は中心でなかと思うとですね。もっとこう1日イベントのやり方じゃなくして、その辺はどうお考えでしょうか、ちょっとお聞きしたいんですが。教育長でもどっちでもどうぞ。 ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君)  ただいまの、その口加のマラソン大会というんですか、これは小中学生を中心とした駅伝競走大会のようなものになっておると聞いておりますし、予算は60万円ぐらい。あわせて、これも長い歴史があって、地域で実行委員会をつくって、実行委員会の方々がほとんど中心になってやっておられるというふうに聞いております。 それから、原城マラソン大会も今まで20年とずっと続いて、原城の顕彰を含めてやっておられるというような、その地区その地区での大会だと聞いておるところでございまして、それなりの成果を上げてこられたんじゃないかなと思っております。 さらに、その後ですけれども、ハーフマラソンというものを企画いたしましたのは、市長が先ほど申しましたように、南島原市全体をあげて計画をするようなイベントが極めて少ない中で、このハーフマラソンというのを市の行事としてやろうと、そういうような考え方のもとに市民こぞって総参加型のスポーツにしたいと、そういうような考え方でこのハーフマラソンというのは考えられたものだと理解をいたしております。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  先般も言ったように、原城マラソンはリニューアルオープンという、リニューアルしてからするという話だったんですが、全然違うんですよね、私たちの感覚からすれば。前市長がそういう企画をされて、そしていろんなあれを引き継がれた中のハーフマラソンだと思いますが、とにかく1,500万と60万と、原城マラソンは350万ですよね。1,500万ですよ。我々市民の感覚じゃないですよ、そういうことは。それは何かの5周年式典の、合併5周年だからやるとかそういう迷惑なるげた、これは1回したらずっとせやんとですよ、これは。よう市長考えくださいよ。金のなか、財政のなかて、金はゆうある金はあって言わやんですよ、今からさんことをしたら。1日でですよ、特産品は有家蔵めぐり、これ5,000人も6,000人も来っとですよ、1日、2日間。よう考えてくださいよ。走る者はきつかですよ、こっどみゃ本当に。全国からワンワン来ればよかですよ。よう考えてくださいよ。市長、あなたが最初の案じゃないでしょうが。ちゃんとその分を見極めて切磋琢磨しやんですよ。副市長、あんたはそう思いませんか。あたんは走いきっですか。大体、みんなが総参加するって、走らえんですよ、今。年寄りばかり31%の過疎がなっているんだからね。総参加したらぶっ倒れるですよ、これはかんことしよったら。だから、しちゃつまらんといわん。でも、名目を立てんですか、総参加って。走らえんもんばかり総参加したら、散歩したがましじゃなかですか、あんたたちは。私が言いたいのは、何でこういう、走るなとは言わん。同じ原城マラソンに350万も打ち込んで、また1,150万。口加スポーツ、少年を対象にしているけれども、これ60万って。総額幾らになりますか、走るだけで。よう考えてみてくださいよ、この辺は。これはばら撒き行政やないんですよ。だから、していいですよ。ただ1回きりにしてください、こがんこちゃ。5周年式典とかそがんせいにゃん。1回したら2回、3回、4回と、1,500万、1,500万となるですよ、ずっと。原城をリニューアルするならば、ちゃんと350万を450万でも500万でもいいじゃないですか。充実した大会にしていただきたい。市長、もう一遍ちょっとその辺を、今回はもう仕方なかですよ、上がっとっとやけん。どういうお気持ちで、ずっとさしとですか。その辺ちょっとお気持ちお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  この件については、6月の議会、9月の議会、12月の議会、そして先ほども申し上げたとおりです。 ○副議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(井口敬次君)  若干申し上げさせていただきたいと思います。 先ほど、まず1点目に市民総参加型ということをおっしゃっておりますけれども、その市民総参加の意味は、市民がもちろん走られる方もおられると思います。しかし、これは南島原市民が、市外、県外から多くの方が参加されるのをボランティアというような形で、おもてなしの心で、役員という形で参加をしていただくという趣旨でございます。そのような形で市民がこの南島原市で行う一大の大きなイベントとして住民も何らかの形で参加をしてもらうような大会にしていきたいという趣旨でございます。 それから、2点目でございますが、確かに当初1,150万の今回の予算を上げさせていただいておりますけれども、やはり現在のマラソン大会市場を聞いてみますと、非常にハーフマラソン大会というのが年々少なくなりつつあるという現状を全国的に聞いております。その中で、非常にハーフマラソン大会に走ってみたいという方が多くおられるという話は情報として聞いております。そういう意味で、当初はやはり認知度を上げるために、それなりの宣伝が必要であろうと思っております。このようなことで定着してまいれば、将来的には多くの方が参加していただくことによって、参加料収入によってその金額というものは年々減少していく方向になるのではないかと、そういうことを思っておるところでございます。以上でございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  ということは、これは市長、それは1回、2回、3回という継続はされる予定で一応お考えでしょうか。ちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  1回きりで終わるつもりではありません。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  はい、分かりました。 次、行きます。このハーフマラソンのいろんなコースがあると思います。この日本陸連の公認というか、これは取れるんですかね、こういうやつは。どうですかね。ちょっとお聞きしたいんですが。 ○副議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(井口敬次君)  実は、当初このハーフマラソン大会の導入にあたりましては、当然陸連の公認を取りたいということで、かなりの模索をいたしております。かなりの多くのコースを模索いたしました。それで、どうしても警察署、消防署、あらゆる関係機関との協議の上で、どうしても本市の地理的条件から、実は公認を取るためには、スタート・ゴール地点がもし違ったとした場合に、そのスタート・ゴール地点の直線距離が例えばハーフマラソンであれば二十数キロ走るわけですので、その半分以下でならなければならないという定めが、これは実質何とかその緩和について東京まで日本陸連のほうに伺いをいたしましたけれども、残念ながら今のワンウェイ(one way)の片道コースということが今現在の案でございますが、こういう状況でどうしてもそういう今の--最初はそういう形で進めておりましたけれども、現在のコースは公認は取れないコースであるということでございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  公認の取れないコースなんか走らんですよ、皆さん。よう考えてください。よくあるまちづくりとか言いたいこと分かるんですがね、できればその辺ももう一遍熟慮していただきたい。したらよかですよ、そりゃ。ばってん、よう考えてですね、財政難と言うとも謳っているんですから、その辺も考慮して、そんなら原城マラソンはされるんでしょう。ちょっとその辺お聞きしたいんですが。実施されるんでしょう。 ○副議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(井口敬次君)  先ほど市長の答弁にございましたように、原城マラソン大会とハーフマラソン大会は別々にすることで考えております。以上でございます。 ○副議長(中村一三君)  8番、松永議員。 ◆8番(松永忠次君)  どっちかいっちょにせんですか、かんなったら。もっちゃなかですよ、本当。市民も一緒そう思いますよ、これは。だけん、南有馬の人たちは今まで20年間の伝統があったから、これをリニューアルであるということで承諾された。ばってん、一方では全然違う、今加津佐から南有馬を今回そういう計上されているということは。口加の全然違うものかもしれないけれども、これにも60万という多額を導入されている、予算が計上されているということは、ちょっと私も、加味した中での予算ですかね。上げているから加味したと言えばそれで終わりばってんですね。市長、その辺ももう一遍熟慮されて、今回はもう、来年度はちょっとそこも財政難ということで、結構カットされているんですから、みんな。市民の生活もカットされているんですよ。その辺を考慮して、一応今回のこれは答えん出んですね、もう頭からすると言わすとやけんですね。その分、次に三役も来らすけんですね、一人来らすけん、その辺も熟慮して、市当局は本当に考えて検討していただきたい。切望して、この原城ハーフマラソンに対して、本当に今から先を考えれば、考慮する余地があるんじゃないかなと思いますので、執行部としてもその辺を十二分に検討していただきたいということで、松永忠次の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○副議長(中村一三君)  これで、8番、松永忠次議員の質問を終わります。 ここで、1時30分まで休憩をいたします。     午前11時58分 休憩     午後1時30分 再開 ○副議長(中村一三君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、1番、金子憲太郎議員の質問を許します。1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君) (登壇) 皆さん、こんにちは。1番、金子憲太郎です。通告に従いまして、大きく4点についてお伺いをしたいと思います。 まず、第1点目ですけれども、指定金融機関の交替制についてということでお伺いをします。 これは2010の去年6月で質問いたしました。その時に、この交替制については検討するという答弁をいただいているというふうに思います。そこで、現在までどのような検討をされたのかを伺います。 これは、公平・公正という意味で、ぜひ2年交替ぐらいで交替制を実施していくべきじゃないのかというふうに思いますので、どのようにお考えか、お伺いをします。 そして、大きな2番目、地場産業についてでございます。特に素麺について伺いたいと思います。職員時代から私いろいろ研修等であちこち研修をさせていただくことができました。そこでよく見かけたのが、地場の特産品のようなものを製造して、その製造工程を見せ、そして試食などをさせて実際に販売をするというような施設が多くあったように感じます。そこで、この南島原でも素麺がもう大きな産業の一つでございますので、素麺の製造工程を見学して、そして試食などができるような施設を造ったらどうなのかということで、これも市長の考えをお伺いしたいと思います。 それから、第3番目のお祭についてです。市内一体となった祭ができないかということで、まず第1点目ですけれども、これももう前から何人も先輩の議員が質問をし、答弁もあっているわけですが、その時にも花火大会とかそれから各種の西有家で言うとみそ五郎まつりとか原城一揆まつり、マリンフェスタ、いろいろあると思います。そういう祭はそこそこの思いもあるし、それから内容的にもそれぞれあるので、なかなか一体となった祭というのは難しいという答弁があったと思っております。 そこで今、一体となってやれているかなと思うのは、さくらまつりがやっぱり、桜が同じ時期に咲きますので、一体というか大体は一体となったような祭になっているのかなと思います。ですから、さくらまつりを利用して各町内、自治体、いろいろ伝統的な郷土芸能とかそういうのがあると思うんですが、それらが地元でも披露をし、そして市内のどこか1カ所に集まってきて催しを発表するというような、まあ言わば長崎のおくんち式なものを2日なり3日なりかけて行なって、宿泊客、観光客なども誘致をしていくというような考え方はできないのかというふうに思いますので、その点についてお伺いをします。 そして、2点目ですけれども、蔵めぐりやひな祭に対する市の協力体制についてということで伺いたいと思います。 今年はもうご承知のとおり、2月19日から20日にかけて蔵まつり、ひな祭が行われております。ここは先ほどの松永議員の話にもありましたように、1日6,000人、7,000人というお客さんが来られると。聞いてみると、九州各地のひな祭をめぐる九州ひな祭ツアーという人たちも来ておられたというようなことで、この有家に寄って、明日はまたどこだったか行くというようなことを言っておられたというのを聞いて、かなり定着をしてきて、いい集客力のある大きな祭に育ってきているなという感じを受けております。 そこで、これが3年前から行われて、県の補助というのがあって、やってこられたわけですけれども、今年が一応その補助が切れるということでありまして、そういうところまで含めて、もう自分たちだけでやっていくのも確かに手も要るし大変ではあると思うんです。ですから、そういうところも含め、補助も含め、ボランティアの活動も含めての市の協力体制、支援体制というのが何か今後のこととして考えておられるかどうかをお伺いします。 そして、第4点目の歴史遺産についてです。原城本丸から海岸までの抜け穴についてということでお伺いをします。 これは、私は勉強不足で、去年この話を有家の史談会に行った時にお話があって初めて知ったわけですけれども、こう調べてみると、一昨年の2009年9月23日にテレビ朝日のスーパーモーニングという中で放映がされているようです。その時に、放映の後、また先輩議員からの質問がされて、市としても予算化をして本格的な調査を行なっていきたいというような話があったということです。ですから、その後、その話がどうなっているのかということがお聞きをしたいというふうに思います。 それと、歴史博物館についてです。これ、原城はもういろいろ調査も進んできておりますので、原城の中にぜひ歴史博物館のようなものができないのか。 原城というのは地元の人たちが思っているよりも超一級の遺産だというふうに思います。それは私の周りの人だけかもしれませんが、なかなか原城はねという声がありますので、それではなくて、やっぱりもっともっとすごい遺産だというふうに思っています。 ここに博物館がないというのは、やはり観光客がなかなか来ない、それから勉強しようとしても勉強の施設も少ないということで、ぜひ造っていただきたい。そして、その時に陣中旗とか原城から出土した金の十字架、今、大阪か兵庫だったですか、南蛮博物館に展示がしてあるということですけれども、あれもまず最初にそれを手に入れられた初代の方に譲ってくれと言ってもなかなか手放したくないでしょうけれども、その子供さん、それからまたその孫の代になれば、かなり思い入れもまたその方たちも違ってくる。しかし、それは南島原市にとっては本当に大切な遺産であるというふうに思っています。そして、それが博物館などをする時の大きな目玉になるといいますか、なるというふうに思っています。ですから、まずはその天草にある陣中旗、譲ってはくれないでしょうけれども、最低でもレプリカを作らせてもらう、そして金の十字架は分からない、まだ譲ってもらえるかもしれないし、それがだめな時はやっぱりそれも最低でもレプリカを作らせてもらって展示をするというような考えがないのか。博物館を造るという前提で言っておりますけれども、博物館を造る考えがないのか、そして造った場合にそういうものをレプリカとして市のものとするというふうなお考えがないか、その点についてお伺いをします。 以上、この席での質問は終わらせていただいて、後は自席から質問をまたしたいと思いますので、よろしくご答弁をお願いいたします。(降壇) ○副議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君) (登壇) それでは、ただいまの金子議員のご質問にお答えをいたします。 最初に、指定金融機関の交替制について、昨年6月議会で検討するとの答弁だったが、その後どのように検討したのかとのお尋ねでございましたが、合併の際の調整内容といたしまして、新市においては指定金融機関交替制を採用するものとして、株式会社十八銀行及び株式会社親和銀行を交互に指定するものとする。ただし、新市設置時から当分の間は株式会社十八銀行を指定するものとし、指定金融機関の交替時期については、新市における出納事務等の状況や当該金融機関の経営状況、地域への貢献度等総合的に勘案して、新市において決定するものとするとして合併協議会に報告され、了承されております。 先般の金子議員のご質問の際には、合併時のそのような考え方を参考にして検討したいということでお答えをいたしておりました。今後は、ただいま申し上げましたように、合併協議会で示されておりますように、新市における支出伝票等の事務処理量、指定金融機関等の経営状況、市民にとっての利便性など、いろいろ検討を行い、指定金融機関の交替につきましては状況を見ながら検討していきたいと考えております。ご指摘のとおり、もう合併から5年が経っておりますので、その検討の時期に来ておるかなと考えておるところであります。 次に、地場産業についてでございますが、素麺の製造工程が見学できる施設を建設してはどうかとのお尋ねですが、現在、市としては素麺製造の工程を見学できるような施設は所有いたしておりません。市内を観光される観光客の中には、素麺製造の体験や見学を望まれる方もいらっしゃいますが、市内には素麺製造業者を中心に、体験や見学ができるような施設を整備されている所もございます。 今後は、ご指摘のような施設も含めて、本市の基幹産業であります素麺産業の総合的な振興策として、どのような対策が講じられるか、関係者の皆さんと協議してまいりたいと考えておるところでございます。 次に、祭についてでありますが、市内が一体となった祭はできないかとのお尋ねですが、先ほどから話にありましたように、合併前の旧8カ町のイベントにつきましては産業祭を発端とするものが多く、祭の内容や時期、名称、実施する意義など、それぞれ特色を出しながら開催をされておりました。また、産業祭とは別に地域の歴史や特性を活かしたイベントなどもありました。それを合わせますと全体では23のイベントがあり、一つのまちで3つのイベントを開催されていた所もあったようでございます。 また、イベントに対する補助金も各町で大きな開きがあり、予算も多額であったため、市では合併を機に各町の実行委員会の皆様と協議を行い、各町で開催するイベントを一つに選定、統合していただくとともに、内容についても工夫して、できる限り低予算で開催していただくようお願いをしたということでございます。 これまで開催されてきた祭の意義や歴史的な背景、それを支えてきた関係者の皆様の思いを察しますと、市としても大変心苦しいものがあったと聞いております。また、イベントの事務局につきましては、合併当初はほとんどのイベントに市役所の職員が携わっておりましたが、現在はすべてのイベントにおいて実行委員会の中に事務局があり、市民の方々が自分たちで考えながら特色あるイベントに変えていこうと頑張っておられます。 イベントの開催については以上のような変遷をたどってまいりましたが、合併して5年が経ち、そろそろ金子議員が要望されたような市内一体となった祭ができないか検討する時期に来ているのかもしれないと思っております。 新たなイベントを実施するには交流人口の拡大を目的に開催するものか、産業振興を目的に開催するのか、また各町で実施しているイベントとは異なる趣旨を定めることや、旧町の垣根にとらわれることなく携わるスタッフも重要であります。その他諸々のことについて、本年度末には現在実施されているイベントの代表者の皆様と協議を行いたいと思っております。 また、議員も先ほどご指摘、お話がございましたように、合併後、全市的にまとまって実行しているイベントもございます。それは、先ほど話にありましたように、市内各地の桜の名所で開催されている南島原市さくらまつりであります。今年も3月18日から4月10日までぼんぼりをともし、口之津町ではステージイベントも開催されることになっております。ですので、先ほど議員ご指摘のとおり、このさくらまつりを母体とした何か一体となったイベントができないかというようなお話もございましたので、貴重なご意見として検討をさせていただきたいと思います。 次に、蔵まつりやひな祭に対する市の協力体制についてということでのご質問でありましたけれども、平成19年度から21年度までの3カ年については、県の補助事業を活用して、市も相応の助成をしてまいりました。先ほど話にあったとおりでございます。ですので、23年度につきましては、商店街の活性化事業として商工会を通じて助成をする予算をお願いいたしておるところでございますので、よろしくお願いします。 また、例年、開催の周知については、市もホームページや広報紙、防災無線により協力を行なっているところでございます。なお、旅行情報誌にも、「蔵の文化と生活に触れる」というキャッチフレーズにより紹介記事を掲載することや、モニターツアーも実施しており、観光地としてのPRにも努めているところでございます。 次に、歴史遺跡について、歴史博物館についてのお尋ねでありましたが、その前にスーパーモーニングについてのお話がございましたけれども、これは私も見ました。そして、いろいろお話も聞きましたけれども、詳しい内容は教育委員会のほうで答弁をしてもらいますので、私からは省略させていただきます。 最後の歴史博物館についてのお尋ねですが、このことにつきましては、昨年の12月議会でも松本議員のご質問にお答えいたしましたが、世界遺産登録を目指す本市にとって、その必要性については私も必要であるという認識を持っております。また、建設費や資料収集のための費用、施設の管理運営費など、現状の市の財政では単独の建設と運営は難しいことも理解をいたしております。 これまで指摘されているように、県立もしくは国立での建設を含め、引き続き県に対してお願いをし、その必要性と具体的な建設のあり方を考えながら、本市にふさわしく、また効果が高く持続性があり、魅力のある施設にするために、あらゆる角度からこれは前向きに検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 私からの答弁は以上でございますが、不足の点につきましては自席、またあるいは関係部局長から答弁をさせますのでよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。(降壇) ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君) (登壇) 金子憲太郎議員のご質問、原城本丸から海岸までの抜け穴についてのご質問がございました。 この地下施設は、原城本丸の東側海岸にあります以前から周知していた横穴でございましたけれども、昭和38年、本丸の一部が陥没したことにより抜け穴として注目を集めた経緯がございます。当時、周辺に住まれている方々などが、この地下施設に入られて、その時の内部の様子のスケッチなどが平成2年に旧南有馬町で発行された「動乱原城史」という書物に紹介されております。 また、平成21年9月には、テレビ朝日のスーパーモーニングで放映され、大きな話題となりました。その後、テレビ局からは再び発掘調査をしたいという依頼がございましたけれども、この件につきましては今後、文化庁とか県、それから専門の委員の方々のご指導を仰いで、十分な検討をして取り組む必要があると考えております。 現在は危険防止のため地下施設入り口は侵入できないような処置をしているところでございます。私のほうからは以上です。(降壇) ○副議長(中村一三君)  1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君)  では最初から、指定金融機関の件から入らせていただきますが、合併当時の話はもうよく分かりました。そして名前が出ましたけれども、今窓口をされている金融機関、これは確かにこれに決まって、それでしばらくはこれでいこうというふうに決まった経緯というのは、当時の状況を見れば仕方がなかったんだというふうに思います。しかし、市長も言われましたけれども、5年経って6年目に入って、今のこの時代の移り変わりの速い時代に5年経っておればかなり情勢も変わってきている。今の窓口ともう一つの金融機関で言うならば、当時はそのとおりだったでしょうけれども、もう現在では規模で言うならば反対になっているというような気がします。ですから、そういう規模だけではいけないでしょう。いろいろな地域の貢献とかいろいろあると思いますけれども、やはりぜひ公平性というものを大切にしていただいて、早急な前向きな検討をぜひお願いをしたいというふうに思います。 そして、次に素麺についてですが、これも大事な基幹産業だからということで、検討をしていくということで言っていただきました。特にその中でも、やっぱり工程を見学させて試食をさせるというのは、とても大切なことじゃないかというような気がします。これはそこでいいかげんなものを食べさせるわけにはいきませんので、やっぱり一定のレベルを保ったきちっとした製品を作って試食させるということになれば、そこが基準となった製品作りというのがだんだんと行われていって、この島原手延べの製品のレベルも上がってくるという、商品のレベルも上がってくるというふうに思います。これは有馬商業の跡地でもいいでしょうしどこでも構わないんですが、ぜひこれも前向きに検討をお願いしたいというふうに思います。 それと、申し訳ありません。通告をしていないんですが1点だけ議長のお許しを得て金融機関についてちょっと伺いたいことがあるんですがよろしいでしょうか。すみません。 それでは、すみませんがちょっと戻りますけれども、一般会計と一時借入金についてですが、一般会計が30億、そしてその他合わせて45億ですか、借り入れの限度額というのが決まっていると思います。これが22年度にこの一時借り入れというのをされたのか。そして、今度は年度末になって厳しい時も出てくると思いますので、その時にならなければ分からないかもしれませんけれども、今後の借り入れの予定があるのか、1点だけ、それだけちょっと伺いたいと思います。 ○副議長(中村一三君)  会計管理者。 ◎会計管理者(大久保不二美君)  一時借り入れの件ですが、22年度においては今までは借り入れはいたしておりません。ただ、21年度3月末に借り入れをしておりますので、3月末に近づきましたら借り入れが出てくるのではないかと考えております。 4月以降なんですが、何か国のほうで予算が通らなかった時に交付税が入ってこないということがもしか生じましたら、4月以降、借り入れも生じるかなと考えております。以上です。 ○副議長(中村一三君)  1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君)  ありがとうございました。 もう1点、基金についても伺おうと思いましたけれども、これは通告をしておりませんでしたので、次回に回したいというふうに思います。 そして、3番目です。この祭についてですけれども、この蔵めぐりですけれども、協力もし、それから補助もしていくということでしたので、少し安心しておりますけれども、大体深江にいい小麦、卵がとれて、そして有家のしょうゆ、みそ、お酒、そういうものがあって当時最初のころの有家、西有家に起きてきた素麺が今現在のこの島原手延べというような状況にまで発展してきたというふうに思っています。 ところが、それを支えてきた蔵といいますか、これがもう今現在でいいますと建築をされてからかなりの年数が経っていますので、かなりの老朽化をしています。でも、これを今簡単に造り換えたり修理をしたりというようなことができるような状況ではなくなっていると思います。二度と造ることができないようなこの蔵というものは、これもやっぱりこの南島原にとっても大事な文化遺産、歴史遺産ではないのかというふうに思います。それから、みそ、お酒を作る技術というのも大きな、しょうゆもですけれども、遺産だというふうに考えます。だから、ぜひこのことも当然考慮には入っているでしょうけれども、そういうことも考慮に入れながら、南島原市の財産として大切にしていっていただきたいというふうに考えますけれども、もう一度市長、その辺についてお考えを伺わせていただければと思います。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  ご指摘のとおり、確かにあの蔵というのは年数も経っております。歴史的な文化的な遺産としての価値は十分あるかと思います。これをどう今から市のそういったまちづくりに貢献をしてもらうかということでありますけれども、当然こういった蔵あたりを資産として支援するとなれば、市としての当然そういった制度的なものから整理をしていかなければならないと思うわけであります。今、申し訳ありませんがどういうふうな支援をしているのかちょっと私もそこまでの把握ができておりませんけれども、新たな支援をしていくとなれば、そういった文化遺産あたりへの登録とかいろんな支援策の制度的なものから検討していかなければならないと今思っております。ですので、確かにおっしゃるようにあの蔵の存在というのは私も分かりますので、検討させていただきたいと思います。 ○副議長(中村一三君)  建設部長。 ◎建設部長(日向勇次君)  蔵についてハード的な支援というお話でございます。有家地区におきましては、有家地区美しいまちづくり事業というのを建設部のほうで行なっております。その中で、一定の地区でございますが、住民の方々から住民協定をしていただきまして、一定のルールのもとで通りから見える外観的な部分でございますけれども、この分につきましては、県と市とそして住民の方々の3者の負担によりまして修景を修復すると、改修するという分については補助を行なっております。 最高は補助額で300万ということですので、県から150万、市から150万、合わせて300万の補助と。3分の1ずつ持つと。そういうふうな補助事業をやっておりますが、先ほど言いましたように住民協定をされている地区が限定されておりますので、その地区内であればそういうふうな事業が平成29年までだったかなと思いますけれども、その間はございます。全体の補助額として県のほうからは、ちょっと今資料が手元にございませんが、確か7,000万か5,000万ぐらいだったと思いますけれども、そういうふうな事業がございます。 ○副議長(中村一三君)  1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君)  よく分かりました。ぜひそうして、大切な財産ですのでみんなで守っていきたいというふうに思いますのでよろしくお願いします。 あと、今地区がと言われたのであれですが、有家以外にもいろいろ蔵があると思うんですよね。だから、そういうところも含めてお考えをいただければというふうに思います。あんまり行政が口を出したり手を出したりするべきではないのかなという思いもありますけれども、もうかなり建物も古くなっているし、そこで頑張っている人たちも大分年をとっているということで、ぜひ協力をしていかないとというふうに思いますのでよろしくお願いします。 そして、4番目の歴史遺産についてです。今ここにちょっとお借りしてきている本があるんですけれども、これも南有馬の歴史家の方で、先ほど教育長がお話あった以外の方が実際に潜られて写真も自分で撮ってきておられるんですね、穴の。それでこの本に載っておりますけれども、その方もそうですし、それからスーパーモーニングのはあの時はキャタピラーつきのロボットを入れて撮影してきているんですけれども、それでプロデューサーといいますか市長あてに手紙を書いておられたんですが、それを見ると、もう間違いなく自然にできたものではなくて人工で掘ったものだというふうに書いておられます。 そして、この本にももちろんこの歴史家の方も、郷土史家の方もそういうふうに言っておられるし、特にその包囲されて攻撃をされていた時に穴から出て海のものを少し取って戻ったりというようなこともしていたというようなことも記録がされています。そういうのもあるので、実際にやっぱり自分たちが掘ったものだろうというふうに思われるわけですね。そこの自分たちが掘ったものなのか自然にできたものなのかというのもきちっと調べるのもまたそれも夢のあることだし、その穴が祈りの部屋という部屋に通じていたと。祈りの部屋というのが今はもう相当な労力も要るであろうというようなたくさんの石、それから大きな石でその祈りの部屋がふさいであると、埋め込まれてあるということは、その石をどけたらひょっとしたらひょっとして天草四郎の遺骨が出てくるとか、もっとまた違った歴史遺産のものが出てくるとかという可能性もあるわけですね。 やっぱりそうやって地元の人間も一緒になって興味を示してやっていく、祭もそうですけれども、地元の人間が一緒になって興味を示してやっていくのを周りの人たちも興味を持って見に来たり一緒に参加をしたりというようなものになっていかないとなかなか本物になっていかないという、そしていくら世界遺産であるということをアピールしてもなかなか人にはぴんといかないのかなというふうに思いますので、ぜひこの調査をしていただきたいというふうに思うんですが、文化庁に申請をして許可とかいろいろあると思いますが、その辺、文化庁には早目に申請をされるお考えがあるのか、そして文化庁のほうからはどんなふうな返事が返ってきそうなのか、そんなたらればの話はあれでしょうけれども、もしおよそお分かりになれば、ぜひその辺を伺いたいと思います。 ○副議長(中村一三君)  教育長。
    ◎教育長(定方郁夫君)  ただいまの件につきましては、そのスーパーモーニングが放送された時、約1時間にわたって放送されて、極めて興味深いというような内容であったというふうに思っております。ただ我々といたしましてはあまり興味興味に走ってしまってもいけないかなと、興味本位に動いたらいけないかなという思いももちろんあります。 あの中でもやはり天草四郎の遺骨があるんじゃないかとか、あるいはそのほかの宗教的な遺物があるんじゃないかとかそういうようなお話もいっぱいありまして、大変皆さん方は興味を持たれたと思うんですけれども、私どもとしてもその後やはり文化庁なり県の文化財担当の課なり、あるいは専門の委員の皆さん方のご意見を聞きながら事業を進めなくちゃいけないと思っているんですけれども、本格的な調査というよりも、現在とにかく私どもは世界遺産登録に向けてその原城跡史跡の保存管理計画をきちんとして、世界遺産アクションプランみたいなこともやって、きちんとした体制を整えなくちゃいけないという段階であろうと考えております。 その世界遺産登録に向けての仕事もまだまだ史跡の買い上げ等を含めてクリアしなくちゃいけない課題がたくさんございますので、なかなかそれまで手が回るという状況ではないと思っています。ただ、ご指摘の件につきましては、やはり保存管理計画の一環としてこういうようなのはありますと、それで文化庁なり県の文化財担当の課なりにご相談はしているところでございます。以上でございます。 ○副議長(中村一三君)  1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君)  よく分かりました。 ただ、やはり世界遺産というには、あそこに行ってみると分かりますけれども、駐車場があってそしてちょっと広場があってというような感じで、五島なんかの教会も、それから長崎の教会群というのはそういう建物がありますから、だからこれがいつできてだれが造ってどうのというようなのがあるので、本当にこれはとっとかなと思うけれども、なかなかあそこの広場とか駐車場をこれは大事にしなきゃというのがやっぱり少し弱いような気がします。今、管理保存というふうにおっしゃいましたので、それはもっともっと道路をもうちょっときれいにするとか、それから広場に何かをされるというような、何かそういう計画についてお聞かせ願えればと思いますけれども。 ○副議長(中村一三君)  教育次長。 ◎教育次長(井口敬次君)  原城の整備につきましては一昨年度保存管理計画を策定いたしまして、本年度その整備の基本計画というのを作っております。そして、基本計画に基づきまして、まだまだその基本計画自体、策定委員の先生方のご意見、それから文化庁の先生方のご意見等を聞きながら今策定中でございます。その基本計画に基づきまして、さらに平成23年度におきましては、具体的な整備実施計画というのを作っていく形になってまいります。その中で、今後、原城をどのような形で整備していくのかということが細かく決まっていこうと思っておるところでございます。以上でございます。 ○副議長(中村一三君)  1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君)  分かりました。 そしてもう1点、陣中旗とそれから金の十字架を取り戻したらどうかという話はどのようにお考えでしょうか。取り戻すという言い方はちょっとおかしいですか。返していただくというのは。 ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君)  ただいま陣中旗、天草の本堂にある資料館に今飾られておるあれですけれども、昔は愛野町のそこに飾ってあったということは知っておりますし、私も天草に行った折に見たことはあるんですけれども、あれを買い戻すとか何とかというような事柄につきましては、それは先ほどのお話の博物館というものと合わせて考えなくちゃいけないと思うし、地元の人が思っておられるよりも原城は超一級の城であるというようなお話もありましたし、それに合わせたやはりそれなりの歴史的あるいは学術的な価値を持つ博物館等の建設と合わせてそういうようなものも考えていかなくちゃいけないんじゃないかなと思っておるところでございまして、具体的にこうしますああしますという考えは今のところはございません。以上です。 ○副議長(中村一三君)  1番、金子議員。 ◆1番(金子憲太郎君)  分かりました。ぜひ、世界遺産を目指すということであればやはりそれぐらいなつもりで、先ほども言いましたように、最低でもやっぱりレプリカは作らせてもらうというような意気込みでいないと、歴史博物館もなかなか目玉のものがなくてというような感じがします。陣中旗については、今教育長が言われましたように、本当に愛野のベルハウスですかね、あそこにあったのを天草に持っていかれて残念ですし、原城の畑から出てきたあの十字架が何で関西まで行ってしまったのかというような思いもあります。いろいろそれはもう事情があったんでしょうからですが、ぜひそのレプリカを作製させていただくというところまでの計画を早目に作っていただいて、合わせていかないとなかなか歴史遺産という少し教会群からすると弱いような気がしますので、よろしくお願いしたいと思います。 そしたら、私の一般質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○副議長(中村一三君)  これで、1番、金子憲太郎議員の質問を終わります。 ここで2時30分まで休憩いたします。     午後2時18分 休憩     午後2時30分 再開 ○副議長(中村一三君)  休憩を解き再開いたします。 次に、9番、小嶋光明議員の質問を許します。9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君) (登壇) 議席番号9番、小嶋光明。通告書に従いまして一般質問を行います。 まず初めに、農業に対して行政としての今後の方針はどのように考えておられるのか。政府がTPPに加盟した場合を想定して、生産者の安定した収入を得るための対策は考えておられるのか。政府から戸別補償がありますが、市内全体ではわずか5,000万程度とお聞きしております。これでは生産者1人当たりに与えられる金額は幾らもないと思われます。また、県が推奨している強い農業づくりを目指すために政策については考えておられると思いますが、具体的にどのようなプランを考えておられるのか、お聞かせください。 次に、漁業に対しての市の今後の対応はどのように考えておられるのか。今後は後継者不足と高齢化が進むと思いますが、大きな港はその問題を補うための整備がなされていますが、小さな港の整備については考えておられるのでしょうか。漁価が低迷している中で、養殖業の中でも安定している養殖ワカメに携わっている漁業者が、小さな港で大変な思いをして船から手で荷揚げをされているなど苦労されている話を聞きました。小さなクレーンでもつけてもらえないかとお願いもされました。整備はできないのかお伺いいたします。 次に、畜産業に対しての防疫対策はどのように考えておられるのか、お聞きいたします。鳥インフルエンザに感染した渡り鳥が近隣のまちでも発見されている報道が毎日のようにあります。未然防止の観点から消石灰の無料配布は考えておられるのか、お尋ねいたします。 次に、福祉の向上と、政策として布津町福祉センターに足湯の建設はできないでしょうか。足湯を利用していただければ健康増進につながると思います。1年間統計を取り利用客が多く好評であれば2町か3町に一つ足湯を建設して、最終的に各町に一つずつ作り、健康増進のまちづくりの一環としてはどうかと思いますが、市長の見解をお願いします。 次に、給食会の統合について、その後の経過及び今後の取り組み方や方針を質問させていただき、壇上での質問はこれで終わり、答弁を聞き、再質問は自席にて行います。(降壇) ○副議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君) (登壇) それでは、ただいまの小嶋議員のご質問にお答えをいたします。 小嶋議員の質問に対しての答弁というのはちょっと的外れになるところもあるかもしれませんけれども、一応本席での答弁をさせていただきます。 まず、漁業、農業についてのご質問でありました。最初に、農業に対しての今後の行政としての方針についてというお尋ねでございました。その中でもTPPの問題とか戸別補償等に対しての考え方の質問がございましたけれども、本市の農業を取り巻く環境というのは、農産物の輸入自由化や産地間競争などによる価格の低迷、担い手不足、耕作放棄地の増加など、非常に厳しい状況が続いておることはもうご承知のとおりでございます。このような状況を踏まえて、市の農業振興基本計画に基づいて担い手やUターン、Iターンなど、さまざまな就農者の育成や確保、農業生産性の向上、安全・安心な農畜産物の生産、消費者から評価される農畜産物の安定供給など、重点的な取り組みとして各種事業の推進を図っているところでございます。 その中で、具体的にはどのようなプランを考えておるのかというご質問でありましたけれども、認定農業者の育成や農業後継者、そしてまた女性農業者などが組織する団体への助成をはじめ、圃場整備や生産施設の近代化による生産基盤の整備などをはじめとする各種の事業を実施しておるところでございます。 何と申しましても農業というのは私たち南島原市の基幹産業でございますので、農業振興というのは一番の柱に置いておるわけですけれども、まずは先ほど申し上げましたように南島原市を眺めた場合には、まだまだ基盤整備等が遅れておると、全体的にはという思いがございます。ですので、そういった基盤整備、そしてまたいろんな生産施設等の整備を図りながら、そしてできた品物を、ご承知のとおり南島原市の農産品というのは、野菜にしろ果物にしろ大変その品質の高さというのは認められておるわけですけれども、なかなか外に向けての知名度、認知度が低い状況にございます。 ですので、まず南島原というブランドというのを、その知名度を外に向けて発信をし、大消費地等への知名度を上げていく、その方法をどうやっていくかというのを23年度は特に重点的に取り組んでいかなければならないと思っておるところでございます。基盤整備等を中心として、そしてできた産品をどうして高く売っていくかと、南島原市のブランド品だという位置づけをどうして持っていくかということを主に取り組んでいきたいという考え方を持っております。 次に、漁業に対しての今後の市の対応についてのお尋ねでありますけれども、水産業につきましても就業者の減少や経営安定策として21世紀の漁業担い手確保推進事業、また漁獲量の減少や漁場回復については、種苗放流事業や環境・生態系保全活動支援事業、このほか安全対策や省力化対策として漁港の整備を行うなど、総合的な対策を行なっておるところでございますが、先ほどは後継者不足、高齢化が進むと大きな港はそのための整備がされておるが、小さな港の整備についてはどう考えておるのかという中で、クレーン等の整備等もどうかというお話でございましたけれども、こういった内容につきましても当然これはもう漁業者の皆さんと、そして漁協の皆さん方と相談をしながら、検討をしながら、費用対効果というのも当然ございますし、そういった検討をしていく中で、おっしゃるような取り組みについても県あたりとも協議しながら支援策を講じていきたいと考えておるところでございます。 次に、畜産業に対しての今後の防疫対策についてのお尋ねでありますけれども、このことにつきましてはもうご承知のとおり、昨年4月に宮崎県において発生した口蹄疫の本市への侵入防止対策といたしまして、防疫対策本部を設置し、伝染病の発生や蔓延を防止するため、畜産農家に対して畜舎消毒用資材を配布したほか、県及び3市で連携を図り島原半島の出入り口である幹線道路やフェリー乗り場での車両消毒、各庁舎などの出入り口の消毒を実施してまいりました。 なお、経済対策としましては、家畜市場の競りの延期に伴うえさ代の一部助成を実施することとしております。 今回全国的に広がりを見せている高病原性鳥インフルエンザの防疫対策につきましては、養鶏農家への消毒資材の配布や愛玩鳥類調査の実施、フェリー乗り場での車両消毒や各庁舎の出入り口の消毒を行なっているところであります。 また、発生した時の初動体制の確立を図るため、先般、高病原性鳥インフルエンザ警戒連絡会議を設置したところでございます。市内及び隣接地域で発生した場合は早急に防疫対策本部を設置し、対策を講じていきたいと考えております。 今後とも畜産農家に対しましては、定期的な巡回指導や会議等を通じて防疫対策の徹底を図っていきたいと考えております。 具体的には先ほど消石灰等の無料配布を事前にして対策を未然に防ぐべきではないかというお尋ねでありましたけれども、消石灰につきましては現在のところ県あたりが中心となって今配布しておりますけれども、今後もこういった伝染性の高い病気というのは当然考えていかなければなりませんので、市としてもおっしゃるような対応というのは今後検討していかなければならないと思っておるところでございます。 次に、福祉の向上関係として布津福祉センターへの足湯の建設についてでありますけれども、布津福祉センター湯楽里への足湯建設についてのご質問ですが、これまでにも何人かの議員の方より、湯楽里の豊富なお湯を利用して温水プールの建設などできないかとのご質問やご提案があっており、それに対しては財政等の事情により現時点では建設は困難との答弁がなされたと伺っております。 また、昨年9月議会においても、吉岡議員のリハビリなどができる温水プールを建設できないかとのご質問にも、温水プールを建設する時の多額の費用と建設後の維持管理費を考えると、市の財政状況では建設は困難ではないかとお答えをしたところでございます。 今回議員ご指摘の足湯建設は、市民の健康増進等を図る目的から一定の効果というのは当然期待できるものと考えられますが、建設後の維持管理費等や費用対効果につきまして総合的に判断する必要があるのではないかと思っておるところでございます。ですので、残り湯の利用については、ほかにもいろいろとご意見もいただいておるところでございますので、ご提案のことも踏まえてさまざまな角度からの温泉の利活用策について、今後十分に検討していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 私からの本席での答弁は以上とさせていただきますけれども、不足の点等につきましては自席または関係部局長から答弁させますのでよろしくお願いをいたします。(降壇) ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君) (登壇) 小嶋光明議員のご質問にお答えをいたします。 学校給食会の統合について、その後の経過及び今後の取り組みについてのお尋ねでございます。 昨年の12月議会で小嶋議員からご意見がありました、南島原市内の学校給食会の全職員を集めて話し合いの場を設けてはどうかという提案でございました。その提案を受けまして私どもは、昨年12月17日に各給食会の会長、センター長、事務員、調理員、臨時職員を対象に説明会を実施いたしました。説明会では、統合の目的、各学校給食会の勤務状況の確認と比較、あるいは児童・生徒に対して給食を提供するという同じ業務に従事していることから、すべての格差を一刻も早く是正し、平準化した労働条件のもとで仕事ができるよう努力していることを全職員に伝えたところでございます。全職員を対象とした説明会は初めての試みであり、今回の説明により、職員同士が同一見解を持つことで学校給食会の早期統合に向けての理解が深まったのではないかと考えております。 また、労働組合との交渉につきましては、約1年間中断いたしておりました。その後の市長等の努力によりまして、1月に入りまして1月17日に労働組合との交渉を再開できることになりました。今後は、就業規則など勤務労働条件について労働組合との交渉を重ねて、23年度中には学校給食会が統合できますように話し合いを進めてまいりたいと考えております。早速……(発言する者あり) すみません、ちょっと間違えておって。昨年度、給食会の会長、センター長、事務職員、調理員を集めまして説明会をいたしましたのが、昨年12月17日と申し上げたそうでございますけれども、12月27日の間違いでございました。訂正をいたします。以上でございます。(降壇) ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  まず、農業に対してですが、いろんな基盤整備等の政策はよく詳しく答弁していただきましたので分かりますが、強い農業を作っていくためには、やっぱり質を向上させ、それから今消費者が望んでいる無農薬の産品を作らなきゃいけないだろうと。それで、今言われた、市長が答弁されたとおり、我が南島原市の農産物はよそに負けない質のいいものが出ております。それに対しての知名度がちょっと少ないわけですね。この知名度を上げていくためには、やっぱり行政と生産者とそれから業者さんあたりともいろんな密な連携を取りながら、今後市場の開拓や、うちの品物は残留農薬もないんですよというような検査も必要であってこようかと思うわけですね。そうすれば、おのずから強い農業は成り立つと思うわけですよ。その地域の重点的な産品をもって作ると、よそに負けないものを作っていくんだというのは、行政だけが頑張ってもできないわけです。 だから、その生産者とも密な連絡の取り合い、会合等を今後していかなければ、この強い農業はできていかないだろう。それにはやっぱり取り組む部長あたりが部下に命じてでも全体的な会合を、今年だったですかね、西有家で農業者の若手の方たちと会合を持たれた、これはいいことなんですよね。皆さんがどう思っていらっしゃるのかと。その席で出たのは、もう少し補助金を上げてもらえないかとかいろんな意見が出てくるわけですよ。各担い手の方、後継者の方からですね。これを踏まえて、やっぱりその地域の特性を活かした産品に取り組んでいくような考えを示して、行政からも、今ニュアンスとしてどういう品物が消費者が望んでいるか、こういうことも調べてこっちからも提案するのが必要じゃないかと思うけれども、農林部長さんはどういうふうにこの間のあのカムスであった会議の後考えられたか、少し考えがあれば答弁してください。 ○副議長(中村一三君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(田口敏之君)  この前、常任委員会の委員さん方も同席をいただきまして、JAの青年部と市長の懇談会があったわけでございます。その折に各青年部の皆様からさまざまな意見を拝聴したところでございまして、先ほど議員もおっしゃいましたように、行政だけではということも当然あります。各種会合、あるいはそういう生の声を聞いて行政としての対策も取るという状況を考えておるところでございまして、今後も行政と農業者あるいは認定農業者の方々とも十分に協議しながらこの農政問題について対策を講じていきたいと、基本的にはそういうスタイルで考えておるところでございます。 ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  そういう前向きな姿勢を持って取り組んでいただければ、今後おのずからこの南島原農業は発展していくだろうし、またTPPに参加されてでも生き残っていけるだろうと思います。まず、その生き残っていくための政策は、生産者がまず考えなきゃいけないのは、本物の農産物を作ることですよね。そうすれば、今の都会では虫を食った白菜なりホウレンソウなりが特に売れるんだと、逆にですね。だから、畜産王国でもある島原半島、農地も農産物も九州の胃袋と言われるぐらいの生産高があるわけですね。だからそういうところを鑑みて、有機農業とマッチアップした農業のやり方が必要になってくるだろうと思うんですよね。化学肥料を使わずにね。それにはやはり行政も調べたり、研究機関等は個人ではなかなか調べられないわけですね。その橋渡し役としてやっぱし行政が必要になってくると思うんですよ。そういうところも考えて、今後の農業の発展のために努力してもらいたい。まずその点はよろしくお願いしておきます。もういろいろ言っても実行を伴わなければいっしょですからね。その点、部長よろしくお願いしますから。 次に、漁業についてですね。いろんな整備をしていただいております。それは私も十分見て分かっております。ただ、現在の漁獲低迷と今養殖ワカメがいろんな点では一番安定して結構生産をされている漁業者は多いんですよね。ただ、生産されている漁業者の方々が、船の免許は持っているんですけれども、車の免許を持たないんですと。 だから、布津の場合を例えれば、布津の港まで行く車がないからそこには上げられないんですよと、クレーンがある所には。だから、そこに結構従事していらっしゃる方がおられるけれども、年配の方が多くて、船から本当に養殖ワカメを上げているのに腰が痛くて、値段はよかっですばってんとこういうふうな言葉を聞いております。だから、立派な施設を作ってくれとは私たちはいいませんと。小さなクレーンでもいいから船からワカメの100キロぐらいあるやつを上に上げられれば楽になりますけれども、もっと本数も増やせるんですよというような意見も聞いておりますから、こういうことも漁業関係とか港を整備していく中で見ていくというのが、そこの港だけ見るわけじゃないんですよね。その地域をやっぱりよく洞察をしながら今後の行政のやり方について考えていかなけりゃならないと思うんですよ。 だから、まず小さな港からずっと加津佐からあるわけですね。利用されている所は養殖をされているのは南有馬、有家ですかね、多いのが。それで布津ぐらいまでですよね、ワカメなんかを養殖されているのは。そういう所の漁業者の方々ともやっぱり意見を聞くのも必要じゃないかと思うけれども、今後私から質問されて考えていかれるのかいかれないのか、それだけちょっと1点だけ。 ○副議長(中村一三君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(田口敏之君)  確かにこのワカメの養殖に関しての意見が議員のほうからあったわけでございます。私も状況は承知をいたしておりまして、クレーンがない状態で軽トラックで荷揚げをしたりとか、そういう状況も私も拝見いたしております。状況を見ながら基本的に水産業の施設整備につきましては、国・県の補助の事業と起債を充てた事業が本来基本的な整備をすることにいたしておりますけれども、そういう状況も見ながら、関係者の皆様とどういう状態であるか、どういう要望があるかということを精査しながら、財政当局とも協議をしながら進めていきたいというふうに考えております。 ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  よろしくお願いします。1人でも従事者が増えて生産高が増えれば、おのずからブランド化がなりますから、それで問題になっている中国からももうほとんど日本の生産者は買わないんだというぐらいの気持ちですね。農業も同じだけれども漁業に対しても日本の魚が一番安心・安全だということで中国まで輸出する時代ですから、その点を加味しながらよろしくお願いしておきます。 次に、口蹄疫から始まり防疫対策として消石灰等を私も何カ所か回ってみたわけですね。そしたら、この消石灰をしょっちゅう、まくのに大変なんですよ、お金がかかってと、去年からずっと続けてですからということですので、よければ安い品物だからそれを行政側が少しでも補助をしてやるとかやればおのずから、鳥インフルエンザが今、はやっているわけですから、もう少し暖かくなって渡り鳥がいなくなれば大丈夫だろうと思うんですけれども、それまでの安心されるまでの期間を少しでも助成をできないかと私はお尋ねしておるわけですから、その辺の予算はないのかあるのかどうですかね。 ○副議長(中村一三君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(田口敏之君)  昨年から口蹄疫、冬に入りまして鳥インフルエンザが今全国的に蔓延をしている状況でございます。この家畜伝染病につきましては県が対応するという状況で、鶏舎の消石灰の配布につきましても2月12日と14日の2日間で県から管内の養鶏農家に配布をしたという状況でございます。当然この防疫の対策につきましては、農家が自ら防疫対策は取るというのが基本でございますけれども、この伝染病であります。先ほども市長の答弁でも申し上げましたとおり、状況に応じて検討させていただくということで考えております。 ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  量的にはどのぐらい配布されたんですか。 ○副議長(中村一三君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(田口敏之君)  管内で1,200袋ぐらいだったと記憶いたしております。 ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  1,200袋、県の補助で配布していただいたということはいいことですけれども、それでも畜産農家は結構加津佐から深江までは多いわけですね。だから、できれば市からもある程度少し配布をしていただければ、畜産農家の方々も助かるんじゃなかろうかと思います。 次に、今度は福祉の向上について、足湯の件についてですね。布津町の湯楽里を作る時は健康増進の目的のために作ったわけですね。だから足湯を作る自体はそんなに経費はかからないと思うわけですよ。だから、私が言うのは、なぜ布津町の湯楽里に作っていただけないかというのは、お湯が豊富にあるからテスト的にやってはどうかと。強いて言えば、国道端がよければパイプを引っ張っていって、家庭用の循環用のボイラーでも回していただければ足湯というのはできるんじゃないかと。だから、大きなものを作るわけじゃないんですよ。小さなものを幾らもかけずに出来て、それに若者から年配の方まで足湯を使っていただければ健康になり、また病院に行かなくていいんじゃないかという発想からそういうふうに私はお願いしているわけですので、市長、何とか残り湯をじゃなくて新しいお湯でしていただければ、洗い汁じゃやっぱり皆さんが納得されないと思うので、その点は考えていただきたいと思います。 どうでしょうか、市長。小さなやつでいいんですよ。まず私から言えば、新田橋の横にトイレがあるわけですね。その横に車も結構とめられるスペースがあります。隣には消防施設の分団の詰所もありますから駐車場には事欠かない。敷地もあるんだと。それだったらそこに5メーターぐらいの足湯を作っていただければ、その自治会あたりの農家の方々が4~5人乗ってきて足湯につかりに行こうかいというふうなこともできろうかと思うんですよ。 だから、まず手始めに1カ所をしてみて、荒れてどうもならんとか若者のたまり場になったりとかいうことであれば、それは考え直さなきゃならないと思いますけれども、そうじゃなくて、皆さん方が、農家の方々たちが疲れた時にいやしにふろに入るのはちょっと時間がないから、足湯でもちょっと行ってみようかとかいうことであれば、時間が温泉施設というのは限られるわけですね。農家の方たちは9時ぐらいまで今から先は夏場は働かすわけですよ。そしたらふろには行けないんだということもありますので、ひとつ何とか市長、5メーターぐらいの足湯でいいのでよろしくお願いできませんかね。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  分かりました。ちょっと私もその残り湯という表現があまり適当でなかったかと思いますけれども。はい、検討させてもらいます。 ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  検討していただけるということで期待をしますけれども、これが布津町にだけじゃなくて各旧町の8カ町に1個ずつ作っていくんだと、福祉の向上はこの足湯からだというふうな気持ちでしていただきたいと思います。というのが、国道を通っていただければ分かるように、各旧町にトイレ等があるわけですね。道路公園じゃないけれどもそういうみたいなやつで作ってある。この中にちょっとでもいいから2~3メーターのやつでも作ればと。そうすればボイラーでたいてもしれたがわずかなものですよ。ずっとわかすわけじゃないんですからね。ある程度温度が冷えたらお湯を自動的に入るんだというようなシステムを作るのなら、1カ所について何百万という金はかからんと思うんですね。100万もあれば十分私はできると思うんですよ。そういうことをして、南島原市は福祉の向上は足湯からしていきますというふうな意気込みをしていただければ、またこれに関連していろんなことも考えがつくと思うんですよね。だから、ひとつよろしくこれもお願いしておきます。期待しておきます。 次に、学校給食会の統合。教育長は、23年度中にはどうにかできるんじゃなかろうかと思っておりますということ。できますか。 ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君)  今まで1年間交渉を中断しておった経緯がございまして、昨年度自治労の県本部長あたりと話し合いをいたしまして、とにかく話し合いのテーブルにお互いにつきましょうということで、今年になりまして1月17日に第1回目の交渉をいたしまして、3月2日、もうすぐですけれども、に第2回目の交渉をするというような計画を持っております。交渉事でございますし相手もおりますし、どこらあたりで妥結をするかというのはなかなか難しいことではありますが、目標としてはもう今年度、23年度のできるだけ早い時期にというふうに私どもは考えているところでございます。以上です。 ○副議長(中村一三君)  9番、小嶋議員。 ◆9番(小嶋光明君)  やっぱりもう5年目になりましたので、統合して格差のないようにしていただき、安心して生徒たちが食べられる給食を提供していただきたいと。時間も今まで格差があるんだから、これはやっぱり今まで休止していたというのが隔たりがあったと思うのは、私も両方から聞いて、お互いに思いが違うわけですよね。こっちの思いとあっちの思いというふうな気持ちでですね。 ただ、給食会に携わっている従事者の方々は、私たちは首になるのがあれでと、雲仙市が合併前に一旦解雇し、それから再度再雇用という形だったものだから組合に入りましたということだったから、組合を通して話をしなけりゃでけないという組合員の立場も分かりますので十分その辺は、私の前回の12月の質問で聞いた範囲内では、悪くない、皆、島原半島では一番の好条件だと思っておりますので、数字的にも一番ですよね。だから、給食会の方々もそれに準じてやっぱり4月から統一した給料、就労時間の統一を図っていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 時間はありますけれども、今回はこれぐらいで止めておきます。次は、期待できなければその点だけ集中してやりますのでよろしくお願いします。 ○副議長(中村一三君)  これで、9番、小嶋光明議員の質問を終わります。 ここで3時20分まで休憩をいたします。     午後3時06分 休憩     午後3時20分 再開 ○副議長(中村一三君)  休憩を解き再開いたします。 次に、6番、隈部和久議員の質問を許します。6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君) (登壇) 本日最後の質問となりました。隈部和久です。簡潔なご答弁をお願いいたします。 私は、今回4点。行政関係、福祉関係、教育関係、その他ということで国及び本市の伝統や慣習についてという4項目で質問を上げております。 まず1点目、行政関係で、現在国会の予算委員会がまさに開催されておりますが、昨日、本日の新聞にも載っていましたが、いよいよ年度内の予算関連法案の成立は困難であるというような様相を呈してまいりました。この中には特に公債特例法案、税制特例法案、また我々地方にも影響の大きいと思われる地方交付税法改正法案等、次の新年度予算が成立をしてもこの関連法案が成立しなかった場合は全体の約4割が執行できない、とりあえずはできないというような状況が国のほうでは考えられますけれども、これが本市の新年度予算案に与える今のところ考えられる影響はどのようなものかお答えください。 また、これと関連するところもあると思いますけれども、市長のマニフェストの中の学校給食費の無料化と。これについて以前市長が、国の子ども手当の動向もあわせながら考えるというふうな答弁をされたことも覚えておりますけれども、この現況を見ますと、4月からは旧児童手当の復活ということになると思われます。 大体この子ども手当自体が恒久法ではなくて時限立法であり、まず何より完全無料にすると、ただにするということを一回やってしまうと、その後財政状況がいかなることになろうともなかなかまた徴収しますと、また元にもどすというようなことは非常にやりにくくなると、困難になるということを私は懸念いたします。マニフェストというのは市民との約束ではありましょうが、できることできないこといろいろ出てくると思います。私は、十分な説明を果たし、やらないと断念すると、あるいは一部減額するとかそのような選択肢もあると思いますけれども、市長の答弁をお願いいたします。 続きまして、布津町の公民館トイレ、これは1階と2階にあるんですけれども、特に頻度が高いのは1階の玄関の横にあるトイレですけれども、建物自体が古いのもありましてすべて和式であり、時期によっては臭気が物すごい時もあります。布津の町内施設の中では利用者が一番といっていいほど多く、いろんな文化団体や市民活動でたくさんの人が利用されますけれども、この利用者が結構中高年の方が多くて、何とか一部男女1カ所ずつだけでも洋式トイレに改修できないかというような声もよく聞きますので、それもお尋ねしておきます。 2点目、福祉関係で、また4月から福祉タクシー券の予算も計上されておりますが、この新年度に申請配布規定等が新たに見直されたものはあるのか、それをお尋ねします。 次に、教育関係で、学校統廃合に関する6地区の初回の説明会が先般終わられましたけれども、この地区説明会における各地区での主な声といいますか、市民の声、大ざっぱで結構ですので主にこういうものがあったと、各地区で。また、それらを受けて今のところ担当部局としては次はどのようなアクションを起こすべきか、どのように考えるかお尋ねいたします。 続きまして、全国体力診断テストについて。昨年私は全国の学力テストの質問をしましたけれども、今回この全国体力診断テストについて本市の生徒たちの結果はどのようなものであったかお尋ねいたします。 最後4番目にその他ということで、国及び本市の伝統や慣習について。現在、国民の祝祭日に国旗、日の丸を各家庭の玄関であるとか昔は門ごとに掲げてありましたけれども、ほとんどと言って全くに近いほど見かけなくなりました。元旦にも私は町内を回ってみたんですけれども、本当に少なかったというか、もうほとんど上げていませんでした。また、支所、例えば布津町でいえば布津の支所、教育委員会がある公民館も掲げていなかった。 やはりこのような、我々が子供の時代は祝日とか祭日とか言わずに旗日とか旗立て日と言っていた記憶がありますけれども、そのような慣習がもうほとんど滅びかかっておるという現況だと思います。別に私は懐古主義者ではありませんけれども、このような慣習であるとか風習であるとか伝統的な行事が戦前からのものだからとか、何か思想的に何でもかんでも今のこの時代に合わせて廃れてしまうというのは、非常に私は危惧を覚えております。まず、行政が意識を持って、特に市内の公共施設には祝祭日に関しては絶対に掲揚するというふうな指導をすべきだと思いますけれども、これについてのお考えをお尋ねします。 最後に、市内各地域に伝わっており、規模は小さくても、あるいは毎年行われている行事ではなくても、伝統として継承されている行事、あるいは神事、あるいは祭等どのようなものがあるかいろんな形で調査し、それらをまとめて紹介できるような小冊子とかパンフレット等で作成してみてはいかがなものかということ。また、もう廃れてしまったけれども、まだ高齢者であるとかが覚えているようなものは聞き取りしてでも、こういうものがあったとそのような作業をできないものかということを最後にお尋ねして、私の演壇での質問を終わります。再質問は自席で行いたいと思います。(降壇) ○副議長(中村一三君)  これより答弁を求めます。藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君) (登壇) それでは、ただいまの隈部議員のご質問にお答えをいたします。 まず最初に、国の平成23年度予算で関連法案が通らなかった場合の本市の財政運営への影響についてお尋ねですが、まず予算関連法案の中には、交付税の増額を確保する地方交付税等の一部を改正する法律があります。仮にこれが通らなかった場合は、4月に概算交付される地方交付税が全国ベースで1兆5,000億程度の減額となることが考えられます。本市においては、概算ではありますが35億円から12億円程度が減額され、したがって交付されるのは23億円程度と見込んでおります。 また、赤字国債を発行するための公債特例法案もありますので、国債の発行ができず生活保護費などの国庫負担金の概算交付額も減額される可能性があるなど、歳入面においての影響が予想されます。その結果、財政運営においては年度当初の歳入額が少なくなるため、資金の運用面において若干の影響が予想されますが、支払いができなくなるとか、あるいは大幅に遅れるということにはならないと考えておるところでございます。 次に、市長マニフェストの学校給食無料化についての現在の考えはというお尋ねでありますが、このことにつきましてはご指摘のとおりマニフェストの一つに掲げ、私の4年間の目標の一つとして学校給食の無料化をやりたいと申し上げてきたところであります。 全国を見渡しますと、給食費の無料化や一部助成を行なっている団体もございます。当然この施策を実施するには、それを補う財源が必要となります。完全無料化を実施するとなりますと、市内の小中学校では年間おおよそ約1億8,000万円が必要になります。ただ、給食費の無料化は、本市における今後の教育制度全般に対する問題提起でもあり、単体の政策として捉えるのではなく、学校の適正配置、あるいは給食センターの効率的な配置などと密接的な関連があります。これら種々の事柄を総合的に勘案しながら検討しなければならないものと考えております。したがいまして、どのような方法で実施するのか、また実施の時期などにつきましてもまだ今後の課題でありますので、議員のご意見も尊重しながら検討を重ねていきたいと思っておるところでございます。 次に、福祉タクシー利用券交付事業について、新年度、規定等の見直しをするのかとのお尋ねですが、この事業につきましては昨年10月の事業開始以降、利用者の皆様からさまざまなご意見をちょうだいし、また議会においても交付方法などの見直しについての要望があっておりました。このようなことから、この事業をさらに利用しやすい事業とするため、また1人でも多くの方に利用していただくために、今回交付する枚数や対象者について3点ほど改正をしたいと考えております。 まず1点目は、これまでは年度当初に交付要件に該当する方であっても、一月当たり3枚を基本に申請月に応じた枚数しか交付しておりませんでしたが、来年度からはいつ申請されても1年分の交付枚数である36枚を交付するようにいたします。2点目は、年度途中において75歳になられるなど、新たに交付要件に該当された方も交付対象とし、該当となった月以降の枚数を交付いたします。そして3点目は、施設入所者を対象外としていましたが、施設入所者も交付対象といたします。以上3点の改正を行うことにより、この事業のさらなる充実が図られ、高齢者や障害者の方の福祉の向上につながるものと期待をいたしているところでございます。 次に、市内の公的施設では国民の祝日には必ず国旗を掲揚するよう指導すべきであるとのことでありますが、現在、市役所本庁舎をはじめ市内の八つの庁舎につきましては、祝祭日には国旗及び市旗を掲揚しているところでございます。もちろん一般家庭の玄関などと異なり掲揚台などを使用しますので、雨や風の影響を受けやすく、風雨が強い日の掲揚は控えております。しかし、庁舎以外の施設については掲揚がなされていない施設もあるようでございます。 今後は、掲揚が可能な施設については掲揚するよう努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 私からの答弁は以上とさせていただきますが、不足の点につきましては自席あるいは関係部局長からの答弁をさせますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(降壇) ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君) (登壇) 隈部和久議員のご質問にお答えをいたします。 最初に、布津公民館トイレが古くてすべて和式であると。利用頻度が高く中高年の方の利用も多いので、一部洋式に改修してはというお尋ねでございます。議員ご指摘のとおり、公民館は文化団体をはじめ高齢者の利用が多い状況でありますので、トイレの一部洋式への改修につきましては、財政部局とも協議しながら、布津公民館に限らず前向きに検討したいと考えておるところでございます。 次に、学校統廃合に関して初回説明会を終えて、各地区での声はどうだったかというお尋ねでございます。 全体的には統廃合反対の意見もたくさん出ましたし、参加者にご協力いただいたアンケート調査の結果では統廃合には賛成だという意見が多い結果になっておりましたけれども、各地区のご意見について主なものを何点かずつ報告させていただきます。 まず、加津佐地区でございますけれども、「なぜ加津佐東小学校と野田小学校の2校を残すのか。1校にする考えはないのか」「地域と学校が一体となっている行事等がある。消えたらだれが責任を取るのか」「子供が一人で通っている。早く統合してほしい」などの意見が出ておりました。 次に、南有馬地区ですが、「統合した場合、児童数が多くなる。いじめとか虐待に目は届くのか」「加津佐地区や布津地区は2校を残すのに、なぜ南有馬地区は1校だけにするのか」「いつごろ統合するのか。今後学校ごとの説明会を計画するのか」などの意見が出ております。 次に、西有家地区については、「小規模校のメリットを大事にして今の状況を続けてほしい」「人数が少なくなったので統合するのか。耐震構造の問題で統合するのか」「学校がなくなったら、地域には何も核になるものがないじゃないか」などという意見が出てまいりました。 次に、有家地区には、「有家小学校と堂崎小学校の2校を残した場合、児童数の差が違い過ぎる。有家小学校1校でいいのではないか」とか、「堂崎小学校木場分校の併合は早目にやってほしい」「1町1校の統合をした場合、スクールバスはどの辺まで来るのか」「堂崎は布津と統合するのではないかと聞いていた」などの意見が出ました。 次に、布津地区ですが、「1人、2人の小さな学校は、早目に通学の変更をさせる予定はないか」「小学校時代はしっかり学力をつけさせて中学校に送り出すことが必要である」「低学年も集団で学ぶことが大事。1けたの人数では寂しい」などの意見が出ております。 最後に、深江地区では、「学校がなくなることによってもたらす影響は大きい。地域の崩壊につながる恐れがある」「複式学級の解消は分かるが、分校の併合の理由がぴんとこない」「分校は何でできたのか。子供の足では本校に通うのは無理だ。必須条件のスクールバスの運行を明確にしてほしい」「雇用の問題で統合されると教員の数が半数になる」などの意見が出ました。以上が各6地区での主な声でございます。 次に、説明会を終えて現在どういう考えであるかとのお尋ねでございますけれども、保護者や地域住民の皆さんから幅広いさまざまなご意見・ご要望を聞く機会を得たことは大変重要で意義深いことだと考えておりますが、今回の参加者は全体としては300名ちょっとという数でございまして、決して多いという状況ではございませんでした。 今後は、各説明会場でも意見をいただいたとおり、各学校単位でご意見・ご要望を伺う機会を設ける方向で検討し、そのご意見等を踏まえて実行計画の策定に着手してまいりたいと考えております。 今後とも保護者や地域住民の皆様のご意見が反映できるように、また十分なご理解が得られるように、話し合いを続けてまいりたいと考えております。 次に、全国体力診断テストの本市の結果についてということでございますが、議員もご承知のように、今スポーツは二極化の時代でございます。子供たちのスポーツは熱心な活動により世界に通用するような選手が出てくる反面、過熱し過ぎる、休みを与えるようにと言われたり、逆に運動嫌いによるスポーツ離れが増え、走れない、跳べない、投げられない子供たちが増えているのも事実です。 文部科学省が行なっている体力・運動能力調査によりますと、現在の子供たちの体力・運動能力は、昭和60年ごろから現在まで低下傾向が続いております。その背景には、子供たちを取り巻く社会環境や家庭環境の変化、そして生活環境の悪化による不登校をはじめとする心の問題、孤食に代表される食教育の問題など、さまざまな問題が発生しております。さらに、身体面では、体格の大型化、早熟傾向の反面、体力や行動などの機能面では遅れが目立っております。このことから、体位は向上しているが、体力・運動能力においては低下の傾向と言われ続けておりました。親の世代である30年前の結果と比較しますと、ほとんどの項目において子供の世代が親の世代より下回っております。このように、体格が向上しているにもかかわらず体力・運動能力が低下しているということは、身体能力の低下が深刻な状況にあるということをうかがうことができます。 文部科学省は、抽出校によって体力・運動能力調査を実施しておりますが、長崎県では、全小中学校を対象に50メートル走、握力、反復横跳び、ソフトボール投げ、立ち幅跳び、上体起こし、長座体前屈、20メートルシャトルランの8種目の体力テストを実施しております。本年度の県と本市の結果を比較しますと、全体的には県と同じ水準でございます。種目別では特に反復横跳び、握力の敏捷性と筋力の結果が県平均よりも上回っております。その反面、上体起こし、長座体前屈の筋持久力、柔軟性について県の平均を下回る学年が多いという結果になっております。 各学校では体力テストの結果を詳しく分析し、児童・生徒の体力・運動能力の実態把握を行い、分析結果をもとに明らかになった課題には、体育の時間はもとより、朝の活動とか業間活動、昼休みの時間、放課後など、それぞれ体力向上に向けた取り組みを進めているところでございます。 次に、市内各地域・地区の小規模でも伝統として続いている行事・神事・祭等を調査してまとめてみてはどうかというお尋ねでございますが、伝統芸能等につきましては補助金を交付している団体もありますし、もちろんそういう状況は把握をしております。しかし、ほかにも地域で催されている伝統芸能等があると思いますので、そういうようなものについては調査したいと考えておるところでございます。また、まとめたものを小冊子なりパンフレットなりにして作成するということについても、今後検討してまいりたいと考えております。 なお、今年1月29日にありえコレジヨホールにおきまして長崎県子ども会伝承芸能大会が開催されて、約400名の来場者がありまして、地元の浮立であるとか先踊りであるとか太鼓であるとか、そういうようなものが行われまして、皆様から高い評価を得て大成功をおさめました。 今後も、地域の伝統芸能の保存継承等、芸能文化の振興を図ってまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。(降壇) ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  丁寧な答弁をありがとうございました。 それでは、再質問に入りたいと思いますけれども、まず最初のこの予算関連法案に関する本市への影響ということで、トータルすればさしたるそう心配しなくてもよろしいということの認識でいいんでしょうか。簡単にお願いします。 ○副議長(中村一三君)  財政課長。 ◎財政課長(田口敏一君)  今の質問にお答えいたします。 先ほど隈部議員さんからもお話がありましたように、現在、衆議院の予算委員会で審議されているということで、日ごとにいろいろな状況が変わっているという状況でございます。ただ、予算関連法案の中で公債特例法、これはもうご承知のように国の92兆円の予算の中で44兆円が国債、その中の財政法に基づく発行が可能な建設国債、これが6兆、残りの38兆がいわゆる赤字国債と。これは特例というぐらいの法律でございますので、赤字の年度について特例法を国会で議決しなければ発行できないと。ただ、この38兆が現時点で公債特例法が3月までに議決されなかった場合であっても、先ほど市長の答弁にもありましたように、一つは政府の短期証券の発行、これが20兆円までは可能であるというようなこともございまして、とりあえずはその交付税の4月、6月に概算交付が12億円ぐらい減額になるわけでございますけれども、そこぐらいまでは何とかいけるのじゃないかというふうに見込んでおります。 それともう一つは国庫負担金、国庫支出金、平成23年度の南島原市の当初予算280億円の財源の中で国庫支出金が約30億、財源として組んでおります。この中には国庫負担金、国庫補助金と言われるものがございますけれども、この中に子ども手当法案とか、今回の国会で64の法案が国会に提出されたということではございますけれども、いろいろな予算を執行するための法案の中で、子ども手当自体は、先ほどもお話がありましたように、この子ども手当も時限立法といいますか、1年、基本的には児童手当法があって、その上に子ども手当法が毎年度国会議決が必要だと。その上乗せ分が子ども手当法が仮にその年度内に、3月31日までに可決されないという状況になった場合は、もう児童手当に戻ってしまわざるを得ないと。ただ、6月が子ども手当の最初の支給日でございますので、これまでの間にどういう状況になっていくのか見きわめる必要があるというふうに考えております。以上です。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  分かりました。財政の話はあんまり詳しく専門的になっていけば、見られている方も理解しにくいと思いますけれども、その一つ最後に言われた子ども手当のところで、これが執行できない時に現場の事務的な混乱といいますか、その辺が心配されると思うんですけれども、その辺は対応とか考えられていることをちょっと簡単にお願いします。 ○副議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(酒井久君)  今財政課長のほうからも話がございましたように、子ども手当法というのが時限立法でございまして、23年度に例えば3歳までは2万円にするとかという法律に改正が予定をされております。これが通らないとなりますと、恒久法であります児童手当に戻るということになります。ただ、支給期が年間に3回ということで、6月、10月、2月の3回でございます。この23年度に最初の支給期となります6月に、22年度の子ども手当分の2月・3月分、それから23年度に児童手当として4・5月分が6月に支給になるというふうなことで、非常に複雑になってまいります。子ども手当というのは所得制限等がなくて、金額も当然違いますけれども、中学生までの支給であったと。これが児童手当になりますと所得制限というのが生じてまいります。そうすると、そのあたりの支給基準についてやはり電算のシステム上で計算をしないとなかなか支給ができないと。そうすると今のシステムというのは子ども手当用に変えておりますので、またそれを児童手当用に乗せかえないかんというふうなことで、その作業が果たして6月支給に間に合うか非常に危惧しているところでございます。以上です。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  今の説明で大体行政の地元の責任じゃないということで、国がごたごたしとるからなかなか末端のそのような支給等にも影響が生じるかもしれないということを一応念頭に入れて皆さんいかなきゃいけないなということで次に移ります。 このマニフェストの中の学校給食費の無料化の話ですけれども、市長の今の答弁を聞きますと、とりあえずはまだ達成するというか、遂行するつもりで今から検討していくというふうな、今のところは考えでおるということでよろしいんでしょうか。 ○副議長(中村一三君)  藤原市長。 ◎市長(藤原米幸君)  先ほど答弁をしましたとおりでありますけれども、今おっしゃったようなことで、今後いろんな申し上げましたような学校給食の統合の問題、そしてまた小学校の統合の問題、そしてこれは私がマニフェストを作る時の問題であったわけですけれども、今話にあっておりました子ども手当も一部現物支給というふうな中で、これの手当もというふうなこともございましたので、ここら辺の推移を見ながら今後検討していきたいと思っておるところであります。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  この対象になる例えば保護者とか中には期待しておられる方もおると思いますけれども、私は基本的にこれは反対ですのでこのような質問をするんですけれども、市長も就任されてまだ9カ月足らずで、幾つかマニフェストの中で、朝から松永議員が具体例で言われましたけれども、幾つかのもう既に遂行したマニフェストもあります。達成していきつつあるのもあると思いますけれども、絶対にマニフェストを最初に出したから全部やらなければならないというものでもないというのもちょっとまだ早計かなとも思いますけれども、やはり国の情勢であったりこの約1.8億円ぐらい完全無料化にされる時がなると、だから重層的に統合とか学校とか給食会の統合等諸々で、早く言えば節減できるところはしながら圧縮しながらでもできることも考えていこうというような思いかもしれませんが、どうしてもできなくなるようなこともあると思います。 その際はきっちりちゃんと説明責任を果たされて、これこれこういうわけで厳しくなったとか、私は1億円以上のこのようなこの無料化をする時に使うお金があれば、基本的には子育てとか教育のために市長も一生懸命やりたいという思いの中のこの無料化の話でしょうから、そうであればもっと有効な使い方がひょっとしたらば、その予算があるならばできるんじゃなかろうかということを、知恵も出し合うということも大事だと思いますので、国がこのように恒久法でない子ども手当等ががたがたして、来年度以降もさらに厳しくなる、財源が物すごく厳しいというのは分かっておりますので、いつまでも引っ張れるとは思いませんので、ある程度の時期でできないということがあっても、私は説明を果たせば、それはそれで了とする市民も多いんじゃなかろうかと思います。 続きまして、福祉関係で今年度3点ほど新たに見直しがあったということですけれども、大変結構なことだと思いますが、この周知の方法はどのように考えられておりますか。 ○副議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(酒井久君)  とにかくこれにつきましては、今議会で予算の議決をいただいて、内容について周知をするというふうなことで考えております。チラシ、広報紙等に載せると。券の発行につきましては当然4月1日以降に発行するようになりますので、それに間に合うように周知をするということでございます。主にはそういうことでチラシ、広報紙を考えております。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  申請時期にこだわらずにされた時点で1年分出せるということですので、できれば早い段階で皆さん周知されたほうがいいと思うんですけれども、なかなかチラシ等で伝わりにくいというのは今までもいろんな場面でありましたので。一つは、例えば老人会等の会長あたりには一応言って、それから口伝えでいくような形とか、これが結構意外と遅いようで有効な手段でもあります。また、施設入所者に関してはその施設にまず連絡をすればその辺はカバーできると思いますので、そのような形でされればいかがかなと思いますがどうでしょうか。 ○副議長(中村一三君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(酒井久君)  ぜひ、今のご提案の件についても実施をしていきたいと思います。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  じゃ、すみません。一つ公民館トイレのところを飛ばしましたけれども、私は布津のことしか言いませんでしたけれども、先ほど言われたように、布津に限らず古い所は見直していくような前向きな答弁であったので、大してコストがかかることもなく、特に布津の公民館はスロープも町時代に緩やかにして、車いすで来られる方もおられるものですから、今のトイレの広さを広くするのはなかなか難しいと思いますけれども、とりあえず洋式があれば非常にひざ関節、股関節がだんだんかたくなってくる中高年の人たちも助かられると思いますので、再度要望しておきます。 学校統廃合の件ですけれども、同僚の小林議員が非常に質問を詳細に上げておられますので、私はもう任せるというところで。ただ、これは私は布津地区の一応話をちょっと聞いたんですけれども、布津の場合は今の計画が本校同士の統合ではなくて、二つ分校の統廃合ということで、保護者とか関係者は割とというか、私が聞いた中では早目にするべきじゃないかということを聞くんですよ。 他地域のことまでなかなか、特に本校同士の合併、いろんな文化を培ってきたところのことはなかなか差し挟むのはちょっとはばかられると思いますし、いずれにしても賛否いろんな声がありますものですから、とりあえず布津地区のほうは、分校の統合は特に1年生、2年生、3年生まで2カ所で2年生までの所と3年生までの所ですけれども、送迎のワゴンでも出していただけるなら、さらに安心だし安全で心配せんでもいいので歓迎だというような保護者の声も聞いておりますので、この28年度が一応目標ですけれども、もしその要望等が納得されて地域別でうちは早目にというようなことがあったらば、前倒しでもされる予定なのかどうなのかお聞かせください。 ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君)  六つの町を同時に28年度にするというのは、これは逆に私どもとしては非常に難しいと思っています。教職員の問題もありますしなかなか難しいと思っていますので、これから話し合いをさせていただいて、各地区ごとにそれぞれまた各学校ごとに話をさせていただきたいと思っておるんですけれども、その結果をもとに、できる所はもう早い段階で統合していただくというようなことを考えておりますし、もう年度を追って例えば来年度からすぐというのはもちろん無理だと思いますけれども、2~3年後にもう1番目、その次はその次の年というような形で、できるだけ28年度がもう最後になるというような形でやれればなと思っているところです。以上です。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  あと説明会等で、廃校になった跡の施設の利用についてやはり心配というか、興味を持たれる声も結構あると思うし、それに対する腹案というか、ある程度の回答も、その後検討しますじゃなかなか難しいと思いますので、そのようなことも含めて考えて説明とかの場にも臨むべきでは、委員会だけの話じゃなくなりますけれども、市をあげてやはりそのような跡地のこと、跡施設のことももう今から検討すべきじゃなかろうかと思いますけれどもいかがでしょうか。 ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君)  ただいまのその跡地利用の件につきましては、跡地利用の検討委員会というようなものも別の組織として教育委員会ではない所で作っていただくようなことは考えておりますし、そういう中で検討していただければと思っておるんですけれども。以上です。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  先ほど教育委員会だけの話じゃないと言ったのはそういうことですけれども、やはり説明会で跡地はどのように考えておるのかと聞かれた時に、検討委員会を作りますとか、それで協議しますじゃ、なかなか考えていませんと言うのといっしょですから、やはりある程度そこそこの地域に合った、もちろん住民の要望とかも聞き取っていかなきゃならんと思いますけれども、少しは、回答は用意できなくても、ある程度のそういう話も内々でして、次からの聞き取りとかに臨むべきではなかろうかと思います。 次に、40分過ぎましたけれども、この全国体力診断テストの質問をしたのは、昨年12月に、手前みその話になるんですけれども、私、布津中学校の修学旅行からちょうど帰ってきた新卒の先生とちょうどその日に話をして、11月の末から12月の頭ぐらいやったと思いますけれども、とにかく関西地方に行ってお寺で座禅体験をしたと。2回に分けてするんだけれども、とにかく日本じゅうからいろんな同様の修学旅行でたくさんの学校が来るんだけれども、その担当といいますか、ご住職から、今年一番の集中力で一番の態度であったと褒めていただいたということを聞いたんですよね。 それで、それは本当にいいことだと思って、何でそう思いますかとちょっと聞いたんですけれども、まず布津中学校の場合は放課後ランニングといって、放課後に生徒たちが全校を出てぐるぐると夏の暑い時も走っとるんですよ、運動場を。やはりもちろんほかの教育的指導とか、そこの家庭、風土、諸々も相まってのことでしょうけれども、昔から健全なる精神・魂は健全なる肉体に宿るという言葉もあるように、やはり体力が充実、みなぎっておらん場合は、いくら知恵があってもついていかない、なかなかいい方向には向かないということもあります。 やはり、よその学校でどのような体力向上に努めておられるのか私は把握してないんですけれども、一つのこれもアイデアとして、本市教育会はとにかく勉強も必要です。私は、全国定例学力テストも毎回聞きますけれども、それ以上にやはりこの体力の向上というものにさらに力を入れてほしいと思うんですけれども、今の話を聞いて、教育長、どのように思われますか。 ○副議長(中村一三君)  教育長。 ◎教育長(定方郁夫君)  体力が低下しているというようなこともありましたし、布津中学校の修学旅行では極めて高い評価を得たということもございます。やはり、体格はよくなったけれども体力が劣っているというのは、外で遊ぶスポーツというようなものの重要性というのが、何か軽く見るような傾向が少し多いんじゃないか。あるいは生活が便利になり過ぎて、日常的に体を動かすことがないんじゃないかなと。あるいは、外で遊ぶ時間とか暇とか空間とか仲間とか、そんなものも減ってきているんじゃないかなと。それから、睡眠時間が極めて短くなって、偏った食事もしているんじゃないかなと。さまざまなそういう生活習慣等が見られるんじゃないかなと思っているところでございます。私どもとしても、子供たちの体力というのはこれは死ぬまで影響を与えることでございますので、非常に大切なことだと考えております。 ちなみに、総合型スポーツクラブというのをこの3月に立ち上げる予定にしておりますけれども、総合型スポーツクラブもやはりスポーツが、例えば水泳選手はもう水泳ばかりずっとしているとか、野球クラブはもうずっと野球ばかりじゃなくて、野球もやります、サッカーもやります、水泳もやりますというような多様化したスポーツを子供の時には経験することもいいんじゃないか。そして、子供から大人まで一緒になってやれるようなスポーツも、その総合型地域スポーツクラブではやろうと考えておるところでございますので、文化面をあわせて、そういうような事柄にも力を注いでいきたいと考えているところです。以上です。 ○副議長(中村一三君)  6番、隈部議員。 ◆6番(隈部和久君)  やはり、この時代の変遷で社会が変わったり家庭環境が変わって便利になり尽くして、もう中学生ぐらいから携帯をみんな持つ、先ほど言われたように体の発達よりも便利になり過ぎてなかなかついてきていないという、これはこれで諦観するわけじゃないんですけれども、これが今の時代であろうと思いますので、ならばさらに学校では別に布津中学校でもグラウンドを走るのはスピードを競わせるわけではない、遅い子は遅いなりに決まった回数をオチオチすると。やはりきついことをさせる、我慢をさせるということも、今の時代だから大事なんじゃないかと私は思うんですよ。 それが座禅の集中力につながったり、協調性に、のぼせちゃならん、今場はシンとしとかないかんとか、もうそういうことを私は常に思っております。やはりきついことを家庭でさせない、社会でさせないならば、学校でぐらいたまにはそういうことをさせるというのも学校のよさではないか。本市の教育、南島原市の教育はそういう部分も入れていくというふうな思いで、そういう考えも中に入れていってほしいと強く思います。 最後といいますか、4番目のこの慣習で、市内の公共施設には今後と言われました。年間に大体15回ですね、国民の祭日・祝日というのが。私としては、ハッピーマンデーという何年か前から導入された、日曜日にひっつけて国民を行楽に行かせて経済的にと作ったようなこのような祝日はあんまりどうでもいいんじゃないかと思うんですけれども、別にそういう日まで上げなくても。また、憲法記念日がゴールデンウイークの中にありますけれども、このGHQのこういう占領憲法の記念日には私自身は上げる気はないんですけれども、なかなかこういう話をいつまでもする気はないんですけれども、とりあえずやはりこのような昔から続いてきた、別に私たちも子供のころ、だからそれで何か自分の教育的なこと、思想的なことに影響があったかとは全く思いませんが、そういうことをほかの近隣の家もしていたと、町内でそのような祝日日には旗を立てていたというような、そのような風景といいますか、風習、風土、こういうことを少し行政が民間に対してしなさいということはできませんので、まず行政から手本として、我々も中には一部の議員さんたちもそのような思いも持っておられる方もおりますので、少しずつ温故知新というものをもう一回見直すような形にしてほしいと思います。 去年12月24日、クリスマスイブは物すごく、ここずっとですけれども、エコ、エコと言いながら、日本じゅうきらびやかに電飾で飾りまくって、LEDだから消費電力は少ないんだとか言いながら、その前日の23日の今上天皇の誕生日には全く日の丸の一丁もその雰囲気さえもないと、これでいいのかという危惧を持っておられる方は結構いらっしゃると思いますので、あわせて言っておきましょう。 最後に、この市内各行事というのも、この中に教育長が言われた伝統的なイベント、祭、それ以外にも毎年加津佐の津波見小学校で行われている孝子祭、このような行事、ほかにもそういう地域に伝わる親孝行の話であるとか、正直にあらなければならないという話とか、そういうことがあると思うんですよ。そういうこともいろいろ、修身を復活させろというような強硬な意見をたまに言う人がいますけれども、修身教育というのは明治20年代ですかね、始まって昭和20年まで続いて、その間に4回ほどやはり改定があったと聞きます。 やはり、あの戦前の時代の中でもその時代に合った改定をしてきておるわけですから、まさか今の時代にそれがいくら何でも二宮金次郎の話をしても全然ぴんとこんとも思いますので、今の時代に合った、そして南島原市にこのような親孝行の話があるとか、このようないい伝統の昔から営々と続いた祭があるとか、そういうのを紹介するというのは、別に加津佐地区の祭をこれはよか祭じゃけんと布津地区でするわけじゃないんですよ。 ただ、細々と続けてきて、この高齢化とか人数が減った中でも、地域の人が減った中でも続けてきてくれている、今からも続けていってもらうために、そういうことを行政がすることによって、やる気とか見てくれているんだと、そのようなものにつながるんであろうと思いますので、また先ほど言ったような本市なりの小冊子、副読本で、修身ではありませんけれども、身をおさめるいい先人の話とか、そういうことを、せっかく地元にあるのならば、ちゃんと一つアーカイブ事業というのもありますから、それとまた別にもう一回見直していこうじゃないかと、そういうことをお願いしておきます。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(中村一三君)  これで、6番、隈部和久議員の質問を終わります。 本日の日程はすべて終了いたしました。 次の本会議は、明日25日定刻より開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時17分 散会...