南島原市議会 > 2008-03-21 >
03月21日-07号

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  1. 南島原市議会 2008-03-21
    03月21日-07号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
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    平成20年  3月 定例会(第1回)第7日 3月21日(金曜日)出席議員(30名)        1番  吉田幸一郎君   16番  高木和惠君        2番  隈部和久君    17番  松本政博君        3番  白髭貞俊君    18番  隈部政博君        4番  林田久富君    19番  吉岡 巖君        5番  岩永和昭君    20番  浦田 正君        6番  松永忠次君    21番  山本芳文君        7番  小嶋光明君    22番  草柳寛衛君        8番  黒岩英雄君    23番  梶原重利君        9番  井上末喜君    24番  柴田恭成君        10番  渡邉昇治君    25番  宮崎義彰君        11番  中村一三君    26番  立石敏彦君        12番  本田龍一君    27番  桑原幸治君        13番  中村久幸君    28番  渡部清親君        14番  平石和則君    29番  川田典秀君        15番  下田利春君    30番  日向義忠君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長         松島世佳君 副市長        岩本公明君    教育長        菅 弘賢君 総務部長       林田和男君    深江総合支所長    永石輝邦君 企画振興部長     山口重利君    布津総合支所長    平川忠昭君 市民生活部長     山平 進君    有家総合支所長    石橋忠利君 福祉保健部長     林田謙一君    西有家総合支所長   山崎幸成君 農林水産部長     田口敏之君    北有馬総合支所長   川島進一君 建設部長       日向勇次君    南有馬総合支所長   七條和久君 水道部長       松尾政光君    口之津総合支所長   本多二郎君 会計管理者      橋本文典君    加津佐総合支所長   森川重利君 教育次長       井口敬次君    衛生局長       蒲川久壽君 農業委員会事務局長  藤田信一郎君   行革担当理事     貞方 学君 監査委員事務局長   吉田 猛君    総務部理事兼財政課長 黒崎 勇君議会事務局出席者 局長         中村博史君 書記         吉岡和紀君 書記         寺山英代君第1回定例会議事日程 第7号 平成20年3月21日(金)午前10時開議 (委員長報告、質疑、討論、採決)日程第1 議案第2号 南島原市長等の給与の特例に関する条例の制定について日程第2 議案第3号 南島原市ふるさと応援寄附条例の制定について日程第3 議案第4号 南島原市後期高齢者医療に関する条例の制定について日程第4 議案第5号 南島原市内部組織設置条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第6号 南島原市行政改革推進委員会条例の一部を改正する条例について日程第6 議案第7号 南島原市総合計画審議会条例の一部を改正する条例について日程第7 議案第8号 南島原市都市計画審議会条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第9号 南島原市総合支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について日程第9 議案第10号 南島原市特別会計条例の一部を改正する条例について日程第10 議案第11号 南島原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第12号 南島原市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について日程第12 議案第13号 南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について日程第13 議案第14号 丸尾・休場辺地に係る総合整備計画について日程第14 議案第15号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について日程第15 議案第16号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について日程第16 議案第17号 平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)日程第17 議案第18号 平成19年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)日程第18 議案第19号 平成19年度南島原市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)日程第19 議案第20号 平成19年度南島原市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)日程第20 議案第21号 平成19年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第3号)日程第21 議案第22号 平成19年度南島原市水道事業会計補正予算(第1号)日程第22 議案第23号 平成20年度南島原市一般会計予算日程第23 議案第24号 平成20年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算日程第24 議案第25号 平成20年度南島原市老人保健事業特別会計予算日程第25 議案第26号 平成20年度南島原市簡易水道事業特別会計予算日程第26 議案第27号 平成20年度南島原市下水道事業特別会計予算日程第27 議案第28号 平成20年度南島原市宅地開発事業特別会計予算日程第28 議案第29号 平成20年度南島原市水道事業会計予算日程第29 議案第30号 平成20年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算日程第30 議案第31号 深江漁港地域基盤整備工事請負契約の変更について日程第31 議案第32号 南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について日程第32 議案第33号 南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について日程第33 議案第34号 長崎県市町村総合事務組合規約の一部を変更する規約について (提案~採決)日程第34 発議第1号 道路特定財源暫定税率延長に関する意見書の提出について日程第35 発議第2号 南島原市議会委員会条例の一部を改正する条例について日程第36 発議第3号 県立島原病院の医師確保対策に関する決議について (討論、採決)日程第37 請願第2号 島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願書日程第38       委員会の閉会中の継続審査及び調査の件           ◯請願第1号 南島原市たばこ受委託乾燥組合への灯油の前年差額の助成に関する請願書           ◯陳情第1号 南島原市公共事業発注に関する陳情           ◯所管事務の調査     午前10時00分 開議 ○議長(日向義忠君)  ただいまの出席議員数は29名であります。岩永和昭議員より遅刻の届けがあっております。 地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配布のとおりであります。 日程第1、議案第2号「南島原市長等の給与の特例に関する条例の制定について」から、日程第33、議案第34号「長崎県市町村総合事務組合規約の一部を変更する規約について」まで、以上33件を一括議題といたします。 各委員長より審査結果の報告を求めます。 初めに、柴田恭成予算審査特別委員長。 ◆予算審査特別委員長(柴田恭成君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 まず報告にあたります前に、皆さん方にご理解をいただきたいと思います。私は風邪気味でお聞き苦しい点があろうかと思いますけれども、ひとつその点ご理解をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 それでは、ただいまから予算審査特別委員会委員長のご報告をいたします。 去る3月5日の本会議において付託されました議案第23号「平成20年度南島原市一般会計予算」について、審査の経過及び結果を報告いたします。 この件につきましては、3月5日、全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、去る3月6日、7日、10日の3日間委員会を開催し、十分な審査が行われましたので、詳細な説明は省略し、概要についてご報告いたします。 まず予算規模を示す一般会計の総額は259億5,503万4,000円、これは前年度比6億6,338万8,000円、いわゆる2.6%の増でありますが、20年度当初予算には、これまで当初で計上していなかった合併振興基金積立金として4億円が含まれているため、実質前年対比1%の伸びになっております。 その予算規模が伸びない中にあって、総合計画に掲げる重点プロジェクト等に施策の重点化、効率化を図ったメリハリをつけた予算であるという説明を受けました。 それでは、歳入の主なものとして市税、市民税のうち個人住民税、予算額11億3,288万4,000円、対前年比は3,097万5,000円、その伸びは2.7%の減であります。 法人税は1億3,991万3,000円で1,372万2,000円、10.9%の増となっております。景気回復の遅れが続き、原油高騰がおさまらないといったような状態であれば、後日において減額補正することもあり得るという説明がありました。あわせて12億7,279万7,000円で1,725万3,000円、1.3%の減であります。これは一般財源であります。 ほかに固定資産税18億5,306万円や市たばこ税2億3,265万3,000円など、市税の総額としては34億9,440万1,000円、対前年比0.4%の減であります。20年度の所要一般財源は188億1,300万円、その占める割合は18.6%であり、最も基幹的な自主財源である市税というのが必要な一般財源の2割に満たないという説明でありました。 次に、地方交付税122億円、5億5万3,000円、4.3%の増であります。この中には、地方再生対策費の4億1,600万円が入っているという説明であります。 このほかに、市町村合併支援特別交付金2億3,210万円などが本市の根幹となる一般財源であるという説明を受けました。 歳入に対する質疑として、この地方交付税の中には、特別交付税も入っているのかという質疑に対し、特別交付税も合わせたところの122億円であるという答弁がありました。 続いて、総務部関係の歳出についてご報告いたします。 特別職給与は3,179万8,000円、対前年比222万2,000円の減。これは、市長、副市長等の給与カット分であるという説明でありました。 また、一般職給与550名、22億3,913万4,000円、前年比1億177万円減で、職員20名の減ということが原因であるという説明でございました。 消防費の常備消防費の6,463万4,000円の増は、島原消防庁舎を起債で建設しており、その起債の元金償還が始まることにより、負担が増となるという説明でありました。 公債費の元金41億2,181万3,000円は、対前年比1億3,606万4,000円の増。公的資金の繰上償還ということで5,700万、その他については起債の償還が始まったということ、また、利子の対前年比5,272万9,000円の減は18年度と19年度の繰上償還の効果分であるという説明がありました。 歳出についての質疑に入り、繰上償還を何回もされたので、公債費比率も大分下がったと思うが、現在の比率はどれぐらいかとの質疑に対し、はっきり言えるのは、18年度決算に基づく数字ですが、これでいけば実質公債費比率は14.0%です。ただ、公債費のピークを迎えていて、政府資金の繰上償還を除いても元金は増えている。いましばらく、少しは上がっていくのではないかと考えているという答弁でございました。 続いて、地域振興部関係でございます。 歳入について、主なものは県負担金で、地籍調査事業負担金1億198万5,000円、商工費県補助金348万円、観光費県補助金885万6,000円。主だった質疑はございませんでした。 次に、歳出についてでございます。 自治会長報酬4,973万6,000円、工事請負費、これはバス停関係で1,682万円、イベント補助金3,360万円、協働のまちづくり自治会活動補助金5,900万円、地籍調査業務委託料など関連業務に1億3,898万9,000円、情報管理費の中の通信運搬費及び手数料で5,911万1,000円、使用料及び賃借料9,087万8,000円が主な歳出という説明でありました。 歳出について質疑に入り、協働のまちづくり自治会活動補助金5,900万円は、内容がどんな事業に取り組んだ場合に出る補助金なのかという質疑に対し、これは納税組合交付金が予算の組み替えにより、20年度から協働のまちづくり自治会活動補助金となったもので、南島原市の公共的公益性の高いさまざまなまちづくりの活動を行う自治会に対する補助金であり、対象は自治会活動の発展促進を図る事業とか、防犯防災に関する事業とか、環境美化を推進する事業とか、その他市長が認める事業などに対する補助金であるという答弁がありました。 次に、市民生活部についてでございます。 歳入について、市税については冒頭申し上げましたので省略いたします。市民生活部についての歳入についての質疑はございませんでした。 歳出について主なものは、社会福祉費、繰出金4億3,136万5,000円は、一般会計から国保特別会計へ繰り出す金額で、主に低所得者層及び中間所得者層の負担を軽減するための保険基盤安定繰入金、これは税の軽減分と支援分であります、と国保運営協議会委員の報酬分という説明でありました。 また、新予算として後期高齢者医療費総額7億8,974万9,000円、主なものとして、療養給付費負担金5億6,732万6,000円は、市が負担する公費負担分。また、後期高齢者医療特別会計への繰出金2億78万円は、保険基盤安定負担金と事務費等という説明でございました。 保健衛生総務費、雲仙・南島原保健組合というのは、雲仙市と南島原市で構成する一部事務組合で、病院の経営と老人保健施設の運営をやっており、負担金として5,831万円という説明であります。 また、塵芥処理費、ごみ焼却施設改修工事1億4,429万9,000円は、焼却炉と溶融炉の補修工事費であるという説明でございました。 歳出について質疑に入り、納税組合長手当と自治会長手当との関係はどうなっているのかという質疑に対し、納税組合交付金をなくし、自治会活動補助金に組み替えた。また、昨年10月に組合活動や交付金の使途についてアンケート調査をしたところ、交付金は7割以上が自治会活動に充てられ、納付状況も6割が口座振替ということで、数十年前の納税組合の活動の実態とは大きくかけ離れているということと、納税額と納付率に反映して算定されていることから、戻し的な性格が税法上問題ということで規約の改正をし、実態に合った予算の組み替えをしたという説明でございました。 また、自治会活動補助金の算定基礎に納税組合の納付率をしたのはなぜかという質疑に対し、市にとって自主財源の確保というのは重要で、税源移譲があっても収納率が上がらないことには意味がないので、納付率を上げる意味で算定基礎にしたという答弁でございました。 次に、福祉保健部でございます。 まず、歳入について、保育所保護者負担金2億7,080万5,000円、これは私立保育所分であるという説明でございました。 社会福祉費国庫負担金3億3,208万7,000円、児童福祉費国庫負担金8億3,288万2,000円、これは児童手当や保育所運営費、児童扶養手当など。生活保護費国庫負担金5億6,250万円、これが主だった歳入でございます。 質疑に入り、母子家庭自立支援給付金事業とはどのような事業かという質疑に対し、国の事業で、母子家庭の母が専門的な講習を受けた場合、受講料の20%、これは最高10万円を援助する教育給付費であるという説明がありました。 また、資格を取るため、それに専念しアルバイト等ができない期間に、月10万3,000円、これは就業期間の3分の1を援助する制度。 また、6カ月を試験的に雇い、その後採用した事業所に対し、30万円補助する制度という説明を受けました。 次に、歳出についてでございます。 社会福祉施設費指定管理運営委託料2,285万7,000円は、19年度と同額であるという説明でありました。内容は、深江ふれあいの家、加津佐総合福祉センターの2件分。また、20年度からは布津福祉センター湯楽里も指定管理に移行するが、湯楽里には指定管理料は支払わず、利用料収入だけで賄うことになっているので、昨年と同額となっているという説明でございました。 次に、障害者福祉費の介護給付費、訓練等給付費、旧法施設支援費を合計すると6億6,417万5,000円。また、障害者の方がヘルパー派遣、ショートステイ、ケアホーム、デイサービスを受けた使用料を本人と市が負担するものであり、市の負担分という説明でございました。 高齢者福祉費の負担金の主なものは、島原地域広域市町村圏組合負担金8億1,888万2,000円は、介護保険事業の事務負担金という説明でございました。 次に、歳出について質疑に入り、社会福祉総務費のその他の業務委託料で、法務専門員というのはどういう仕事をされるのかという質疑に対し、地域生活支援事業、これは深江で行われていた事業ですが、未償還の方が年度当初66名で、現在27名プラス償還誓約の方が6名。なお、その方たちには催告書を出し、時効停止を有効にしている。自己破産等の方もあり、訴訟までは至っておりませんという説明でございました。 また、法務専門員の業務については、法的措置に係わる申し立て、訴状関係の作成、職員への助言などの業務を行うという答弁でございました。 次に、農林水産部関係について、まず歳入についてでございます。 主なものは、長崎県農村漁村活性化プロジェクト支援交付金3億5,071万円は、バレイショ選果機1カ所、イノシシ電気柵7キロ、ワイヤーメッシュ柵3キロ、3地区分に対する交付金であるという説明でありました。 また、海岸保全施設整備事業補助金7,500万円、これは布津漁港海岸施設事業分であるという説明でございました。 次に、地域水産物供給基盤整備事業補助金1億3,500万円、これは深江町の漁港整備。漁業集落環境整備事業費補助金3,250万円。 また、農村漁村活性化プロジェクト交付金1億4,100万円は、釘山の基盤整備事業。また、農業基盤整備事業債1億5,500万円が主だった歳入という説明でありました。 歳入について質疑があり、長崎県農村漁村活性化プロジェクト支援交付金3億5,071万円の内容はどういうものがあるのかという質疑に対し、バレイショの選果施設を農協が加津佐でしているが、今度入れるものが1日90トンの処理で6億9,500万円、これの半分の補助3億4,750万円という説明でありました。また、事業のメニューには、グリーンツーリズムの地域活性化につながる事業、いわゆる農業を振興させるために必要な集出荷施設とか、イノシシの防護柵を整備する事業、圃場整備などの事業が主なものという答弁でございました。 次に、歳出についてでございます。 主なものは、強い農業づくり交付金事業補助金7,978万3,000円、諫早干拓に入植される農家に対する分で、内容はトマト栽培の低コストハウス1カ所、集出荷施設分。農村漁村活性化プロジェクト支援交付金事業補助金3億5,107万円は、バレイショ選果機1カ所、イノシシ電気柵7キロ、ワイヤーメッシュ柵3キロ、3地区分に対する補助金であるという説明でございました。 漁港建設費のうち、工事請負費2億7,692万円、これは漁港改修工事及び海岸保全施設整備工事費であるという説明でございました。 漁業集落環境整備費の中の工事請負費4,312万1,000円、これは南有馬分で23年度終了予定という説明でございました。 質疑として、強い農業づくり交付金事業補助金について、諫早干拓に入植される農家に対する分ということだったが、南島原市から何人なのかという質疑に対し、3法人2個人で104ヘクタールの配分があっている。そのうちに予算計上している分は1法人だけ。国の補助事業で国が50%、県が10%、集出荷施設については国の50%のみである。また、国からの分をそのまま予算計上しているという答弁でございました。 耕作放棄地復旧活動支援事業補助金180万円、これは補助率が何%で、どのような申請に基づくのか、進め方はどうしているのかという質疑に対し、市のほうで支援隊、これは耕作放棄地バスターズを組織する。また、既に青年農業者の協議会に協力を得て同意を得ている。ここに作業をお願いする。また、農業委員会で調査をされている耕作放棄地の中で、市と地権者で協定を結び、それができたところで支援隊に復旧作業をしてもらう。19年度においては、布津地区で推進を図っているところである。また、地権者の同意が難しいことや、支援隊からは放棄地の度合いがひどい、これはいわゆる林地化が進んでいるために、復旧ができかねるという声もあるという答弁でございました。 また、農家経営安定対策特別融資資金利子補給金469万6,000円、これは昨年の9月の議会で上がった分と思うが、7月にさかのぼって今年の3月までを対象とするものだと思うが、今の段階で何名の利用者があり、融資の総額は幾らなのかという質疑に対し、農家経営安定対策特別融資資金利子補給金について、昨年の9月定例会において議決いただいて、融資総額3億円、貸付利率2%、償還期間を5年間と定め実施している。今回の貸し付け予定を含めて157件、2億6,805万円であるという答弁でございました。 次に、建設部についてでございます。 歳入について主なものは、住宅使用料1億8,684万3,000円、これは市営団地48団地957戸分であるという説明でありました。 地方道路整備費臨時交付金4,510万円、これは市内の2路線分という説明でありました。 歳入について主な質疑はございませんでした。 次に、歳出について、20年度事業については、道路新設改良費で継続17路線、新規で10路線、合計27路線を計画しており、事業費として7億6,809万9,000円の予算計上をしている。同じく道路改良工事費5億2,404万8,000円は、24路線で新規9路線、継続15路線、また河川改修工事においては、湯田川の改修工事2,940万円を計上しているという説明でございました。 質疑として、道路新設改良費が昨年度比1億5,495万6,000円減の理由は何かとの質疑に対し、総合計画を策定し、3年間の実施振興計画も策定している。集中改革プランの中で、当面建設事業に使う予算は年間30億ということもあり、20年の予算を組むにあたって、一般財源については昨年度よりも10%削減という市の方針に沿って計画した結果、削減となったという答弁でございました。 次に、教育委員会でございます。 歳入について、住宅・建設物耐震改修等事業費国庫補助金2,830万3,000円、これは小・中学校の校舎分。また、指定文化財保存整備事業補助金1,550万円、これは原城跡発掘調査事業。また、史跡等購入補助金事業費1,960万円、文化財発掘調査委託金1,903万1,000円という主な歳入についての説明でございました。 この歳入に対する質疑として、文化財発掘調査委託金1,903万1,000円はどこの分なのかという質疑に対し、有家大苑・原尾地区と布津東部地区の分であるという答弁でございました。 次に、歳出について主なものとして、報酬5,810万1,000円、これは小学校の薬剤師報酬、用務員報酬、学校医報酬など。また、委託料8,002万6,000円は、小学校の施設の保守点検委託料などで、この中には耐震調査業務も含まれている。 また、同じく中学校分、報酬で1,901万円、保守点検委託料等で4,941万9,000円で、この中には耐震調査業務も含まれている。また、小学校費の機械機器借上料4,151万4,000円、これはパソコンリース等であるという説明であります。 また、教材用備品購入費5,277万3,000円、これもパソコン等の購入費であるという説明でございました。 また、中学校費の機械機器借上料2,848万6,000円、これはパソコンリース等であるという説明でございます。 また、学校給食費のうち、学校給食会運営委託料2億6,752万9,000円、これは八つの学校給食会への委託料という説明でございました。 歳出について質疑として、学校統合検討委員会の進展の方向性について質疑があり、学校統合については児童数も減少している状況の中、早急に進めなければならないということを示唆しているのではないかと思う。また、複式学級の解消や学習環境をよくするという観点で、子供にとって好ましい環境にしていきたいということから、今年度から検討委員会を立ち上げたという答弁でございました。 次に、小学校費の工事請負費の学校改修工事費1,053万3,000円の中には、加津佐の小学校のトイレ改修は入っているのかとの質疑に対し、これには加津佐の小学校のトイレ改修は入っていない。今後、執行残等を見て対応できるものか。もし、できなければ20年度の修繕費の中で対応するようにしているという答弁でございました。 以上ですべての質疑を終結し、討論に入り、まず反対討論として、反対の理由は3点。 まず1点目、大型事業推進の立場に立っている。また、長崎新幹線、三県架橋など推進の予算が組まれている。国は諫早干拓、ムダな高速道路など、緊急性もなく費用対効果も低い大型公共事業に湯水のように莫大な予算を投入している。 2点目は、後期高齢者医療制度推進の予算になっている。年金から強制的に保険料を天引きするだけでなく、年寄りに十分な治療はするなと、早く死ねと言わんばかりの制度になっている。このような制度推進を容認することはできない。 反対の第3点目は、住民サービスの向上、暮らしを助けるというよりも行革優先、借金返済の予算になっていることという反対討論がございました。 また、続いての反対討論として、予算の執行に疑義がある。議会と執行部の信頼を構築しながら進めていくべきという前提で反対という反対討論がありました。 また、反対討論として、世界遺産に向けての予算が多く、事前に説明もなく上げている。納税組合長の報酬はカットされていない。納税組合の交付金はカットになっておりますが、その運用の仕方が理解できないということで反対などの意見がございました。 賛成討論はありませんでした。 反対討論がありましたので、起立採決の結果、賛成者多数。よって、第23号議案は原案のとおり可決されました。 以上で予算審査特別委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  次に、各常任委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。吉岡巖委員長。 ◆総務常任委員長(吉岡巖君) (登壇) 皆さん、おはようございます。これより総務委員会に審査を付託されました各案件について、審査の経過及び結果を報告いたします。 案件の審査の過程で出された主な質疑は次のとおりです。 まず、議案第2号「南島原市長等の給与の特例に関する条例の制定について」であります。 これは、平成20年4月1日から平成24年3月31日までの間、市長の給与を10%、副市長の給与を5%、教育長の給与を5%減額するものであります。 質疑に入り、減額は市長の意向なのかとの質疑に対し、財政健全化計画の中で財政難という状況の中、市長の判断であるという答弁がございました。 討論はなく、起立採決の結果、賛成多数により議案第2号は原案のとおり可決するべきものと決定いたしました。 次に、議案第3号「南島原市ふるさと応援寄附条例の制定について」であります。 ふるさと南島原市を思う人々に寄附金を募り、それを財源として市が提唱する特色あるまちづくりを推進するため、寄附者が使途を指定できる寄附金として制定するものでございます。 質疑に入り、指定できる事業はどのようなものがあるかとの質疑に対し、(1)世界遺産登録に関する事業。(2)自然環境の保全及び景観の保持及び再生に関する事業。(3)子供たちの健全育成に関する事業。(4)高齢者の生きがいづくりに関する事業。(5)文化・芸術のまちづくりに関する事業。(6)その他市民協働のまちづくりに資する事業の六つの事業であるという答弁がございました。 討論はなく、起立採決の結果、賛成多数により議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第5号「南島原市内部組織設置条例の一部を改正する条例について」でございます。 平成20年4月1日に予定する組織改革に伴い、部の編成及び事務分掌について改正が必要なためという説明を受けました。 質疑に入り、1年前は支所の人数がこんなに減るという説明はなかった。行政側と市民の間にギャップがある。市民はついていけない。21年度以降になれば、1課1班体制で支所の人数はまだ減るのかとの質疑に対し、決定はしていないが、今後の方向性として市民課についてはそう変わらないが、経済建設課については、今の4~5名体制は1~2名体制に変わっていくだろうという答弁がございました。 また、住民は分庁方式で合併した。役場の近くにあった店は衰退している。ある程度のところは考慮してやってほしいとの質疑に対し、住民の意見を聞き、議会の意見も聞きながら進めていかなければならない。 総合計画の中に地域別整備方針、四つの地域に分けて特徴に合った整備方針を定めて活性化する方向で投資する。役場の2階部分の空きスペースを活気が出る用途、人がたくさん出入りするような用途に転用していきたい。自治法が改正になり、規制も変わってきたので、それらを視野に入れながら活用していきたいという答弁がございました。 討論に移り、反対討論として、行革推進室は市長直属の位置に置いて、他の部長級と密に話し合う機会を持って進めていくべきだという信念を持って反対という意見がございました。 賛成討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により第5号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第6号「南島原市行政改革推進委員会条例の一部を改正する条例について」でございます。 平成20年4月1日に予定する組織改正に伴い、一部改正が必要なためという説明を受けました。 質疑はなく、討論に移り、反対討論として、この議案は第5号議案関連議案でありますので、反対という意見がございました。 賛成討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により、第6号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第7号「南島原市総合計画審議会条例の一部を改正する条例について」でございます。 平成20年4月1日に予定する組織改正に伴い、「企画振興部企画課」を「企画振興部企画振興課」に改めるものという説明を受けました。 質疑に移り、名称が変わって仕事の中身も変わるのかとの質疑に対し、仕事の中身は変わらないが、班が一緒になって課名が変わるということという答弁がございました。 討論はなく、採決の結果、議案第7号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 議案第9号「南島原市総合支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について」でございます。 加津佐総合支所新築移転に伴い、位置の変更が必要になったためという説明を受けました。主だった質疑はございませんでした。 討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により議案第9号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第10号「南島原市特別会計条例の一部を改正する条例について」でございます。 平成20年4月1日から後期高齢者医療制度が創設されることに伴い、特別会計を設ける必要があるためという説明を受けました。質疑はございませんでした。 反対討論として、後期高齢者医療制度が一番最初に出てきた時にも理解できないと反対したので、筋を通せばこれも反対せざるを得ない。理解していないので反対という意見がございました。 賛成討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により第10号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第11号「南島原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」でございます。 母子保健推進員の報酬を年額5万円から基本額4万8,000円、訪問件数割700円に改正。選挙投票立会人等の報酬について、時間割により支給することができるように、一部改正を行うものという説明を受けました。 質疑に入り、選挙投票立会人等の報酬について、改正の目的を説明してほしいという質疑に対し、選挙投票立会人等の業務は長時間にわたる。場合によっては病気などで途中で交代ということもあり得る。そういう場合に、1日分ではなく時間割で支給をしたいということから、今回の改正をするものという答弁がございました。 討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により議案第11号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第12号「南島原市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について」でございます。 消防団員の水火災における出動時の費用弁償の額を増額するためということでございました。 質疑、討論はなく、起立採決の結果、賛成者多数により第12号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第14号「丸尾・休場辺地に係る総合整備計画について」でございます。 この辺地は、西有家町山間部地域に位置しており、道路の整備が遅れているため、日常生活の移動や農産物の搬送などに支障を来している。辺地総合整備計画を策定し、道路拡幅改良工事による利便性の向上と辺地性の脱却を図るものという説明を受けました。 質疑に入り、西有家町時代からここは請願が出ていたが、これは南島原市になったからこの事業に該当するようになったのかとの質疑に対し、合併前から整備計画はあった。西有家町時代から整備計画は13~17年までの整備計画はなされていた。新たに事業が発生したためにこれを作成し、申請するものという答弁がございました。 反対討論はなく、賛成討論として、旧町時代からの懸案事項だったが、合併することによって実現しようとしている。住民の方は喜ばれると思いますので、感謝を申し上げたいという意見がございました。 採決の結果、議案第14号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)関係分について」でございます。 まず、総括説明から、歳出全般の主な内容は、公債費の繰上償還9億9,870万3,000円、簡水の繰上償還のための繰出金が5億5,431万円。今回の補正の大きなもの、老人保健特別会計への国・県負担分の立て替えに要する繰出金として1億7,933万8,000円。その他年間を通じて国・県等の補助事業との不用経費等として5億9,051万6,000円の減。それらを合わせたところで11億4,183万5,000円の増額補正。それを賄う歳入として、地方交付税や全額減債基金を取り崩して充てる。 なお、一般会計分の繰上償還の約10億円については、財政健全化計画の一環として行うものであり、簡易水道特別会計の繰上償還の約5億円については、今般、財務・総務両省の承認を得て実施することが決まった公的資金補償金免除繰上償還を年度末に実施するための措置であります。 高率の補償金が免除されることにより、簡易水道会計の将来の利子負担の軽減額が1億2,313万7,000円と非常に高いことから、現時点での財政健全化計画には盛り込まれていないものの、急遽実施することに踏み切ったものである。ちなみに、平成19年、20年、21年の3年間合計で、2億1,277万9,000円の利子負担軽減効果がある。 一般会計分の中にも、額は少ないが公的資金補償金免除繰上償還分として2,769万円が含まれており、残りは縁故資金の繰上償還を予定している。 質疑に移り、有価証券等売払収入6,887万円の取り扱いについて説明を求めました。 一株式会社から多額のお金をいただくことになるが、基本的には観光振興に使うようにという指定つきのお金だったので、寄附金としていたが、議決後に本市が100%出資の会社であり、寄附金をもらうと同時に、持っていた株式という市の財産が減る。そこの部分が寄附金収入のままでは説明不足だという判断で、市の財産が減って同額戻ってくるというのが、この取引の実態だということで、今回の補正で科目更正をお願いするものという説明を受けました。 討論はなく、議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)総務常任委員会に付託された関係分について」は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第28号「平成20年度南島原市宅地開発事業特別会計予算」についてでございます。 歳入について、ホタル平住宅団地において、未分譲宅地が3区画残っている。20年度で土地売払収入が見込めるので、科目設置のみするものでございます。 歳出について、委託料24万円、これは有馬が丘住宅団地内の道路用地溝に関し、今後、行政財産として管理を行うため分筆、地目変更を行うものという説明を受けました。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第28号は原案のとおり決定いたしました。 次に、議案第34号「長崎県市町村総合事務組合規約の一部を変更する規約について」でございます。 平成20年4月1日から五島市の交通災害共済に関する事務を本組合で共同処理することに伴い、規約の一部を改正するものという説明を受けました。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第34号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 以上で総務委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  ここで11時10分まで休憩します。     午前10時59分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(日向義忠君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、厚生委員長の報告を求めます。渡邉昇治委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君) (登壇) それでは、厚生常任委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 議案第4号「南島原市後期高齢者医療に関する条例の制定について」、市民生活部より、国の医療制度改革により、健康保険法の一部を改正する法律が施行されるということになり、75歳以上を対象とした独立した高齢者医療制度として新たにスタートすることに伴う条例制定、県下全23市町村が加入し、県の後期高齢者医療広域連合で事務を行うことになっているという説明がありました。 広域連合の事務としては、後期高齢者に係る財政運営、被保険者の資格認定管理、被保険者証の交付、保険料賦課、医療費給付、市では、主に窓口において申請受付事務あるいは保険料徴収を行う、そのための条例の制定という説明がありました。 主な質疑として、国保税と後期高齢者医療保険料との関係ですが、資産税割や平等割を考えると、完全に別のものになるのか、2本立てになるのか説明をお願いしたいと。 答弁として、個人課税なので、75歳以上の方は後期高齢者医療保険料を納める。74歳以下の人は国保税を納める1本立てという説明でありました。 質疑を終結し、反対討論として、お年寄りの年金から強制的に保険料を奪い取り、「老人は早く死ね」というような制度だと国会でも野党が緊急集会を開き、廃止を求めている。全国的にもこの制度に対する反対の声が沸き上がっているので、反対。 賛成討論として、後期高齢者医療制度については、いろいろ問題はあると思うが、今回の条例は事務に関する条例なので、20年4月1日から施行されるようになっている。事務処理については準備しておかないといけないと思い、賛成。 賛成、反対討論ありましたので、起立採決により、賛成4名、反対1名。賛成多数により、議案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 議案第13号「南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について」、福祉保健部より説明がありました。 今回の改正は、国の医療制度改革の一環として、健康保険法の一部改正に伴うもので、老人保健法が20年4月から高齢者の医療の確保に関する法律に基づく後期高齢者医療制度へ移行することに伴っての条例改正という説明でありました。 質疑なく、反対討論として、単なる条文整理だけれども、後期高齢者には反対なので、これにも反対という討論がありました。 賛成討論はございませんでした。 起立採決の結果、賛成4名、反対1名。賛成多数により、議案第13号は原案のとおり可決するものと決定をいたしました。 議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)」、市民生活部より説明をいただきました。 保健衛生総務費、負担金補助及び交付金215万3,000円の増は、1月に雲仙・南島原保健組合負担金救急関係の交付税分が確定したためという説明でありました。 環境衛生費3,279万円の減額の内訳は、消耗品費で可燃及び不燃ごみ袋の見込み減による1,000万円の減と、委託料の入札執行残による2,279万円の減という説明でありました。 衛生局より繰越明許費として、ごみ処理施設焼却炉補修事業費1,176万円を計上。これは20年1月、請負業者より、部品が外国製であり工期内の製品納入の手配ができないとの申し出があり、契約工期20年3月28日までに完成できないということが判明したためという説明がありました。 福祉保健部より、民生費、社会福祉費の減額補正の主なものとして、島原地域広域市町村圏組合負担金(介護分)4,161万9,000円。原因は、本市において要援護及び要介護認定者数が平成18年8月ぐらいから減少傾向に転じているため、利用者数の減によるということで説明がありました。 老人ホーム入所措置費1,174万5,000円の減は、途中退所者があったため。そのほかは当初の見込み違いによる執行残がほとんどであるという説明がありました。 質疑を終結し、討論はありませんでした。 採決の結果、議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)」のうち、厚生常任委員会に分割付託された部分については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第18号「平成19年度南島原市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、市民生活部より説明がありました。 今回の補正の主な内容は、医療費の増により前年度繰越金の追加をお願いするものであるということです。 保険税は調定見込み額の減ということで、1億41万4,000円の減額。要因としては、徴収率も落ちてはいるが、所得の減少によるものが非常に大きいと思われる。 国庫及び県支出金の増は、医療費の増に伴うものという説明がありました。 質疑、討論なく、採決の結果、議案第18号は原案のとおり可決するものと決定をいたしました。 議案第19号「平成19年度南島原市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)」、市民生活部より説明を求めました。 今回の補正の主な内容として、老人医療費の減により支払基金交付金あるいは国庫、県負担金を減額し、一般会計繰入金を増額するもの。 医療給付費には、当初段階では見当がつかないので、見込みより多めに計上する関係で、精算段階に近づいてくると、ある程度医療費が見えてくるので、今回6,973万の減額をするという説明がありました。 質疑として、支払基金交付金、国庫・県支出金を減額し、一般会計繰入金を増額していることの説明を求められ、答弁とし、交付金、国・県支出金、一般会計で法定で負担割合が決まっているが、今の段階で国庫負担等が精算段階ではないので、とりあえず一般会計からの繰入金で対応して、翌年度精算をするということであるという答弁でありました。 討論なく、採決の結果、議案第19号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第20号「平成19年度南島原市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)」、水道部より、歳入歳出それぞれ4億8,213万3,000円を増額。主な理由として、利息の高い地方債の繰上償還を計上したため。公的資金(起債)の繰上償還については19年度から3カ年に限り臨時特例措置として承認を得られれば、元金だけの支払いで繰上償還ができることになり、今会計でも平成19年度繰り上げ申請を行なった結果、承認を得たので、利息が7%以上のものを計上しました。 平成19年度からの3カ年で支払わなければならない償還補償金1億4,921万8,000円が免除されることになります。19年度で7%以上、20年度で6~7%、21年度で5~6%のものを実施し、3カ年の合計で7億8,271万1,000円を繰上償還する予定。繰上償還することにより支払わなくて済む利息は2億1,374万8,000円。 水道施設整備費7,217万7,000円の減額については、19年度実施の布津、西有家、北有馬折木地区の再編推進事業の入札結果と、西有家、北有馬が今年度完了する見込みのため。繰越明許費1,314万7,000円は、市道改良事業や下水道事業が繰り越しとなることに伴うものという説明がありました。 質疑、討論はなく、採決の結果、議案第20号は原案のとおり可決するものと決定をいたしました。 議案第21号「平成19年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」、水道部より繰越明許費9,560万円の説明がありました。 討論なく、採決の結果、議案第21号は原案のとおり可決するものと決定をいたしました。 議案第22号「平成19年度南島原市水道事業会計補正予算(第1号)」、水道部より説明がございました。 歳出では、決算見込みによる消費税額の算定をしたところ、消費税額が不足することが見込まれたため増額。 歳入では、国からの承認を得られたので、企業債の繰上償還をするため増額という説明がありました。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第22号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第24号「平成20年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」、市民生活部より、今回、高齢者医療の確保に関する法律が施行され、メタボリックシンドロームに着目した中・長期的な医療適正化を図るということで、特定健診が始まる。また、後期高齢者制度が4月からスタートするということも考慮しながらの20年度予算でありますという説明でありました。 歳入歳出それぞれ83億8,868万7,000円で、対前年度比1.5%の減となっている。理由としては、退職被保険者が74歳から64歳以下への見直しがあっていることと、老人保健制度廃止により老人分の予算が大幅に減となったため。 ちなみに、20年度見込んでいる被保険者数は2万4,558人で、対前年度比1.7%の減。 国保の予算は、まず歳出を見込み、それから国庫負担金、補助金等を控除した額を基準にして税額を計上。対前年度比が2.5%の増、これは後期高齢者制度開始により、国保被保険者ゼロ歳から74歳までの後期高齢者支援分という税が上がってきているため。 前期高齢者交付金は20年度新規で、65歳以上74歳未満、老人医療から一般の方のほうが、各保険者間でそれぞれ偏ったところがあり、医療負担の不均衡が生じる。その時の助成措置のためのもの。 歳出の新規で、後期高齢者支援金9億3,134万円は、ゼロ歳から74歳の方から後期高齢者支援として支払う分、4割負担。 保健事業費、検査委託料6,443万5,000円は、19年度までは一般会計で実施していた住民健診が、20年度から各保険者で実施の義務化がされたためという説明がありました。 質疑として、特定健診と基本健診の違いの説明を求められ、答弁として、19年度まではすべての方が住民健診については市のほうで集団検診されていました。20年度からは、保険者で検診をするように義務化されたので、国保の被保険者については従来どおり集団検診、個別健診を市で実施、社会保険の方については、それぞれの社会保険の方に特定健診については義務化されているので、そちらで実施。ただし、各種ガン検診については市で集団検診を実施。 また、19年度までは納税組合手当3,000万円が国保会計予算だったのが、一般会計予算になった理由の質疑に対しまして、国保会計の財政が厳しいということもあるが、納税組合活動の実態を調査したところ、7割以上が自治会活動費に充てられてあったので、総合的に勘案して20年度からは国保会計からは支出していないという説明でありました。 質疑を終結し、反対討論として、この予算には廃止させるべき後期高齢者制度が関連していること、国の怠慢で国保財政は厳しくなっていることは分かっているが、やはり国保税は引き下げを図るべきだと思い、反対。 賛成討論ありませんでした。 起立採決の結果、賛成4名、反対1名、賛成多数により、議案第24号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第25号「平成20年度南島原市老人保健事業特別会計予算」、市民生活部より20年4月1日より老人保健制度が廃止され、後期高齢者医療制度がスタートするが、今回の予算については20年3月診療分(1.5カ月分)を計上している。医療支給費については3カ月分計上。 歳入の内訳として、医療費交付金(各保険者からの拠出金)が51%、国庫支出金33%、県支出金と一般会計繰入金が8%ずつ。歳出のほとんどは医療費で占めているという答弁でありました。 質疑、討論はなく、採決の結果、議案第25号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第26号「平成20年度南島原市簡易水道事業特別会計予算」、水道部より、予算総額は歳入歳出それぞれ15億2,379万6,000円で、対前年度比18.9%の減。主な理由として、西有家、北有馬の事業が19年度に完了し、補助事業による工事が布津地区のみとなったため、20年度より2カ年計画で南島原市水道事業総合計画策定事業を実施するため、債務負担をお願いしているという説明がありました。 質疑として、消費税還付金300万円が生じている理由はという質疑に対しまして、答弁として、水道使用料の消費税(収入分)と、工事経費等の消費税(支払い分)があり、それを相殺して支払い分が多い時は還付が生じるという答弁でありました。 討論なく、採決の結果、議案第26号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第27号「平成20年度南島原市下水道事業特別会計予算」、水道部より、歳入歳出予算総額11億2,882万2,000円で、対前年度比75.6%の増、歳出の主なものとして、下水道施設整備費、工事請負費6億1,435万5,000円は、平成19年度からの債務負担で契約している口之津水処理センター土木建築費の20年度分、20年度新たに契約を予定している機械・電気の工事費、それに伴い測量設計委託料6,130万円も計上、口之津処理区、南有馬処理区、両地区で3,420メートル予定をしていると、環境整備に1億6,000万円程度、下水道施設管理費は口之津水処理センター、南有馬浄化センター、西有家慈恩寺見岳農業集落排水施設の施設管理費、それに伴う経費を計上、公債費約4,600万円は南有馬処理場分元金償還が20年度より始まるため、歳出の主なものとしては、口之津水処理センター増設工事に伴う国庫補助金、一般会計繰入金、市債という説明でありました。 質疑、討論はなく、採決の結果、議案第27号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第29号「平成20年度南島原市水道事業会計予算」、水道部より説明がありました。 本会計は、西有家、加津佐の上水道が対象。収益的収入及び支出と資本的収入及び支出の合計は、前年度より9,291万6,000円の増額で41.2%の伸び率となっている。理由としては、西有家、加津佐ともに施設が整備されてから40年近く経過していて、老朽化による不具合がたびたび発生するため、早急な整備が必要となったため。 平成20年度より南島原市水道事業総合計画策定に着手をする。その分、整備費、事務費等、前年度より増額になっているという説明がありました。 質疑として、営業収入で水道料金は計上してあるが、滞納分はどのくらいあり、どこに計上しているのかという質疑に対しまして、18年度までの累計で643万7,370円です。ちなみに、18年度決算では未納額20万9,130円。19年度ではまだ確定していませんという説明でありました。 質疑として、上水道は独立採算だが、経営状態はどうなっているのか。 答弁として、両施設とも老朽化がひどく、今後、施設整備を検討していく必要があり、当然料金の見直しも考えられるという答弁でありました。 討論はなく、採決の結果、議案第29号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第30号「平成20年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」、市民生活部より、20年度新しくできた特別会計で、歳入歳出総額で6億3,324万4,000円、歳出のほとんどが後期高齢者医療広域連合納付金で、6億2,739万5,000円。これは長崎県後期高齢者医療広域連合へ納める額という説明がありました。 質疑として、特別徴収保険料の説明という質疑に対して、答弁が、年金から天引きされる保険料で、対象となる方は、年額18万以上の方。介護・後期高齢者保険料を合算した金額が年金の2分の1を超えない方。それ以外の方は普通徴収といって、納付書により年9回納めていただくという答弁でありました。 反対討論として、後期高齢者制度は廃止すべき。 賛成討論なく、起立採決の結果、賛成4名、反対1名。賛成多数により議案第30号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第32号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」、市民生活部より、法律改正に伴い、この条例の一部を改正する。主に、条文整理と給付の調整という説明がありました。 質疑、討論なく、採決の結果、議案第32号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第33号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」、市民生活部より、後期高齢者支援金の課税規定と国保税の特別徴収制度が新たに創設されたことによる条例の改正で、年金からの特別徴収は20年10月から始まると説明がありました。 質疑として、税率の決め方を説明してくれということに対し、答弁として、支援金は1人当たりゼロ歳から74歳の負担額が4万1,707円で、国庫支出金等補助金を差し引いた残りの額になるが、当然、所得割、資産割、均等割、平等割の合計により税金を決定し、6月定例会で上程する予定という答弁でありました。 反対討論として、後期高齢者医療制度は廃止すべきなので、反対しますという反対討論。 賛成討論はなく、起立採決の結果、賛成4名、反対1名。賛成多数により、議案第33号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上で、厚生常任委員会に付託された案件はすべて可決をさせていただきました。 以上、報告をいたします。(降壇) ○議長(日向義忠君)  次に、農林水産・建設委員長の報告を求めます。小嶋光明委員長。 ◆農林水産・建設常任委員長(小嶋光明君) (登壇) これより農林水産・建設常任委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 各案件の審査の経過で出された主な質疑は次のとおりであります。 まず、議案第8号「南島原市都市計画審議会条例の一部を改正する条例について」でございます。 平成20年4月1日に予定する組織改正に伴い、一部の改正が必要なため、条例中「建設部管理課」を「建設部都市計画課」に改めるというものです。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第8号は原案のとおり可決することに決定しました。 議案第15号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」でございます。 海岸保全整備事業による護岸の整備に伴う公有水面の埋め立てにより、新たに土地が生じたので地方自治法の規定により、その土地の確認と編入する字の区域変更について議会の議決を経て、知事に届け出る必要があるためとの説明を受けました。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第15号は原案のとおり可決することに決定しました。 議案第16号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」でございます。 これも議案第15号と同じ理由によるものです。 質疑、討論もなく、採決の結果、議案第16号は原案のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)関係分」でございます。 概要。平成19年度計画予定の道路改良工事については、測量設計及び工事発注により、事業費がほぼ確定したので、今回補正を行うもの。農林水産業費の負担金補助及び交付金1億3,019万5,000円減額。長崎花き100億達成条件整備事業補助金については、当初予算計上額は3件の870万4,000円を計上していたが、今回の補正予算で166万5,000円を減額、事業計画変更や入札執行等に伴う事業費の変更によるもの。長崎「食と農」支援事業費補助金について、当初予算計上額は10件の1億1,705万円を計上していたが、今回の補正予算で9,640万8,000円を減額。 質疑に入り、非常に繰り越しが多い。工事発注時期が遅いのか。測量、用地が当初からスムーズにいかないような感じがしたが、予算計上したのはどうしてか。財源に対してどのように考えているか説明を求めました。 用地等の関係、建物補償。どうしても移転されるのが1月から2月が多いので。旧町から引き継いだ分は、ある程度の用地は解決している。それ以降の用地については、今から測量をしたり、新規工事についても立ち会い等で半年以上時間をかけるので、どうしてもこの時期になる。当初予定している予算があるが、これについても起債の対象で、財政と協議し減額しているとの答弁がありました。 次に、繰越明許の理由について、発注時期が遅いのではないか等、説明を求めました。 遅いと考えている。20年度からはもう少し早く発注したい。19年度の場合は、結局18年度も繰り越しをしており、18年度が完成しないと工事が始まらないので、そういう理由でも着工が遅れた原因の一つとの答弁がありました。 委員から、海岸工事は養殖場があると海水汚濁の懸念もされる。時期的にも十分関係者とすり合わせをされてしないと、今のような結果になるのではないかと思うので、今後は配慮されていただきたいとの意見がありました。 採決の結果、議案第17号は農林水産・建設委員会に付託された関係分は、原案のとおり可決することに決定しました。 議案第31号「深江漁港地域基盤整備工事請負契約の変更について」でございます。 工事の内容の変更により、契約金額の変更が生じるので、契約の変更をするものという説明を受けました。 質疑に移り、当初、議案が上がった時、工期は大丈夫かの質問に対し、部長から大丈夫という答弁をもらっているが、不発弾が発見されたということで理解はできるが、今議会でも基盤整備の分でいろいろ問題があっているので、業者にはどういった指導をしているか説明を求めました。 深江漁港については、業者の能力とかではなく、工事をやっていく中で、たまたま不発弾が発見された。それに基づき磁気探査を行わなければならなくなった。不発弾が発見された時、海上保安部との協議も必要になり、日数不足を生じたとの答弁でありました。 討論もなく、採決の結果、議案第31号は原案のとおり可決することに決定しました。 陳情第1号「南島原市公共事業発注に関する陳情」についてでございます。 審査の過程で委員から、陳情文中、市発注の公共事業における資材の調達に関し、入札条件に市内の商工会会員資材業者を選定するよう入れてもらいたい等の文言があるが、行政側がそこまで関与することができるのか、市内業者を育てることは必要と思うが……などの意見が出され、継続審査としてもう少し精査していくほうがよいのではないかとの意見があり、採決の結果、陳情第1号は閉会中の継続審査とすることに決定しました。 請願第1号「南島原市たばこ受委託乾燥組合への灯油の前年差額の助成に関する請願書」についてでございます。 審査の過程の中で委員から、どの業界もこの原油高騰の問題は大変厳しい。ほかの業界との公平性を図る意味でも、もう少し時間をかけて審査したいとの意見があり、採決の結果、請願第1号は閉会中の継続審査とすることに決定しました。 以上で、農林水産・建設委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  次に、文教委員長の報告を求めます。宮崎義彰委員長。 ◆文教常任委員長(宮崎義彰君) (登壇) 平成20年第1回定例本会議で文教常任委員会に付託されました議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)」の文教常任委員会関係分、歳出分について、3月12日に委員会を開催し、審査いたしましたので、その経過や結果について報告をいたします。 議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)」の分割付託された歳出分について、教育委員会から5,036万1,000円の減額の内容について説明を受けました。 質疑の主なものを報告いたします。 質疑として、小学校費1,794万7,000円、中学校費589万5,000円の教育振興費の使用料及び賃借料が減額されているが、パソコンのリース料と購入の場合の差額はどれくらいかという質疑に対して、レンタル料金は1年で1億5,500万程度かかる。買い取りは1億1,300万円かかり、4,200万円程度買い取ったほうが安くなる。また、入札は9,930万で買い取ることができたので、購入の場合はもっと安くなるという答弁でありました。 次に、買い取りの場合のアフターケアはどうなっているのかという質疑に対して、レンタルは保守契約も含んでいる。通常に使用すれば5年間ぐらいは大丈夫と考えるが、若干の保守が必要な場合の修繕でも買い取りのほうが安いと考えるという答弁でした。 次に、5,036万1,000円の減額補正をしているが、このお金の使途はどうなっているのかという質疑に対して、市全体の予算の中で回されているという答弁でした。 減額で生じた金額については、議会でも要望のあったトイレの改修や教育関係に使ってもらいたいという、そういう意見があった。今後、教育委員会でも予算執行については十分検討をされて、教育施設の改修に回せるように努力してほしいという意見がありました。 次に、山口小学校、津波見小学校のトイレ改修に対する考えはどうなっているのかという質疑に対して、工事費の執行残を充てることにしているという答弁でした。 採決の結果、議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)」のうち、文教常任委員会に分割付託された部分については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、文教委員長の報告を終わります。(降壇) ○議長(日向義忠君)  以上で、委員長報告を終わります。 ここで1時30分まで休憩します。     午後0時01分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(日向義忠君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 予算審査特別委員長より発言の申し出があっておりますので、それを許可します。24番、柴田議員。 ◆予算審査特別委員長(柴田恭成君)  先ほどの23号議案「平成20年度南島原市一般会計予算」の予算審査特別委員会委員長報告の中で、歳入の質疑の中で、地方交付税122億円の中には特別交付税も含まれているという答弁があったと申し上げましたが、地方交付税の中には特別交付税は含まれておりませんので、訂正をいたします。 ○議長(日向義忠君)  これより各委員長報告に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで総務委員長に対する質疑を終わります。 次に、厚生委員長に対する質疑を行います。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  厚生委員長にお尋ねいたします。 26号、27号、29号、24号も。この国民健康保険の予算書とか簡易水道とか下水道と、あと上水ですね、この辺のところの歳入のところに滞納の金額が少ないと、国保のところはちょっと少ないようなんですが、その理由と、簡易水道の26号、27号、29号のここには、頭出しの1,000円ということでのっているんですけれども、滞納はないということなのか、お尋ねをいたします。 ○議長(日向義忠君)  厚生委員長。 ◆厚生常任委員長(渡邉昇治君)  今、高木議員のほうから滞納がなかったのかということですけれども、そこまでその滞納の金額の部分まで説明を聞いておりません。
    ○議長(日向義忠君)  16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  国保会計のほうには、若干金額は小さいんですが掲げてあるんですね。これ一般会計のほうでも私は滞納のほうは聞いたんですけれども、その計上の仕方は説明がありましたが、この簡易水道、下水道、上水ですかね、ここには1,000円の頭出しということになっておれば、滞納額というのはないのかなと。それとも、もう滞納があって、これはありました。滞納額が簡水あたりは約2,000万あっておりますね。上水のほうも約700万弱ですけれども、あっております。これを徴収する予定にしていないということなのかなと思って、これぜひ私は知りたいんですけれども、委員会でそういう質疑がなかったということで、後で個人的に、そうしたら担当部に聞いてみたいと思いますので、分かりました。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで厚生委員長に対する質疑を終わります。 次に、農林水産・建設委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで農林水産・建設委員長に対する質疑を終わります。 次に、文教委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。4番、林田議員。 ◆4番(林田久富君)  委員長の報告の中に、小・中学校のパソコンについての報告がありましたけれども、リースよりも購入のほうが安いということはよく理解できましたけれども、その中でリースの中には、ある程度のメンテナンス料が入っているという話がありまして、一般的にはリースの中にはそういったメンテナンス料とか、例えば落雷の保険とかそういうのが入っていると思うんですけれども、購入した場合にはその辺の動産保険といいますかね、その辺の話はされたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  25番、宮崎委員長。 ◆文教常任委員長(宮崎義彰君)  ただいまの質疑の中で、リース関係についてのレンタル関係の保守点検のことだと思いますが、詳しい内容まではしておりませんけれども、例えばリースで買い取り購入した場合に、そういう保守点検をしなければならないことについては、一応の一定の期間はレンタルの保守契約を含んでいるけれども、それ以後、修理、そういうことをする場合には、やはりそこには何かの予算措置を講じなければならないのではないかという答弁はいただきましたし、そういうことをしてでも、やはり購入の場合が安いという答弁であったと記憶しております。 以上でございます。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  先ほどの質疑と答弁を聞いておりましたけれども、行政のほうの説明だけで納得されるのは、ちょっと私はいかがかなと思うんですけれども、これ文教のほうで、閉会中でもいいんですけれども、実際本当に買い取りがいいのか、それともリースがいいのかというのは、もう一度じっくり双方の話を聞いた上で、次の機会にも、信用しないわけじゃないんですけれども、行政側は自分たちが進めようとしたら、何が何でもそういうふうにされるというようだと、私もちょっと実感しておりますので、委員長にお願いなんですけれども、閉会中でも結構なんですが、実際どうなのかというのを確認をお願いしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  25番、宮崎委員長。 ◆文教常任委員長(宮崎義彰君)  教育委員会の行政のほうでいろいろ購入の実態把握をしてほしいという意見だと、そういうことを閉会中でもしてほしいという要望だと思うんですが、違いますか。 ○議長(日向義忠君)  16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  文教委員会の中で、説明を求めて納得するんでなくて、閉会中でもいいので、その辺の調査をして、実感を得てほしいと思うんです。説明だけで納得じゃなくて、そういうことをしていただきたいという要望なんですが。委員会のほうでね。委員会に。 ○議長(日向義忠君)  要望です。ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  質疑なしと認めます。これで文教委員長に対する質疑を終わります。 以上で各委員長報告に対する質疑を終わります。 これより順次、討論、採決を行います。 初めに、議案第2号「南島原市長等の給与の特例に関する条例の制定について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番、高木です。 私たち総務委員会で、これには委員長の報告にはなかったように思いますので、私が質疑をしたのは、市長が10%、副市長、教育長あたりが5%の削減だったんですけれども、市長のほうから自分から申し出られて、こういうことにされたのかということをお尋ねしたんですね。これなぜならばというのは、行革のほうから、県のほうからお見えになって、南島原市は財源不足だから、そういう報酬の削減をしなければやっていけないよと指摘を受けたということだったものですから、お尋ねしたんですけれども、私は総務部長の説明を納得して、これには賛成といたします。しかし、本人の申し出があれば、本人の任期中までにというのがちょっと希望だったんですけれども、その辺のところ重ねて、報告と一緒に、私賛成討論しますけれども、そういう事情があって異議ありということになっておりましたので、報告いたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかに討論ございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第2号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第3号「南島原市ふるさと応援寄附条例の制定について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番。 ◆16番(高木和惠君)  16番、高木です。 このふるさと応援寄附条例について、先ほど総務委員長の報告どおり、6項目の説明がありました。その中で、今島原鉄道に対する財源不足によって、市民の声がこのふるさと応援寄附、これを利用して、そして呼びかけて、それで財源をという考え方もある中で、私が6項目の中のまちづくりですかね、この目的の中にそういう島鉄を存続するための事業なり、そういうことには使えるんでしょうかという質問をしたんですけれども、その中で、最終的に市長の考えには、それはないということだったので、そうだったらば島鉄に対する応援寄附ですね、これはどのように取り扱われるんだろうかという質疑の中で、一般寄附ということの取り扱いになろうということだったんですね。 だから、この寄附応援条例ですね、これは基金ということで目的のあるところに入れられると。しかし、市長がそこの中の6番目には、島鉄の存続につながらないということだったので、私は今回はこういう……住民が分かりにくい条例には反対ということで、反対討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  賛成討論ございませんか。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  議案第3号「南島原市ふるさと応援寄附条例の制定について」、私は賛成の立場で討論いたします。 この条例の目的に掲げてありますとおり、この条例は、いわゆるふるさと南島原市を思う人々からの寄附を募り、それを財源に寄附者に対して本市への思いを具体化することによって、市が掲げている特色ある市民協働のまちづくりに寄与していくということが目的ですので、そういった意味で、やはり私は市民と一体となった協働のまちづくりをしていくという意味で、この議案第3号の南島原市ふるさと応援寄附条例には賛成の立場で討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第3号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号「南島原市後期高齢者医療に関する条例の制定について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第4号「南島原市後期高齢者医療に関する条例の制定について」反対の討論をいたします。 4月から始まる後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをすべて、これまで加入していた健保や国保から脱退させ、別の医療制度に囲い込むものであります。そして、高い保険料を年金から無理やり天引きをしますが、これも2年ごとに見直して、老人がふえるに従って、保険料が引き上げられる仕組みになっております。 これまで高齢者は、滞納しても健康保険証の取り上げは禁じられておりましたが、これからは窓口納付で滞納した者からは、容赦なく保険証を取り上げられるようになります。 医療の面ではどうかといいますと、差別医療を持ち込んで、75歳未満と違って十分な医療ができないようになっております。これまで市で行なっていた住民基本健診も75歳以上には行わなくてもいいようになっております。まさに「年寄りは早く死んでもらいたい」というような制度であります。 この制度を実施するための条例の制定には反対をいたします。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第4号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号「南島原市内部組織設置条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。林田議員。 ◆4番(林田久富君)  4番です。 私は、この議案第5号について、反対の立場で討論をします。 反対の理由は、市長の直属であった行革推進室を総務部の中に入れて行うということは、今の南島原市にとって重要課題である行政改革を後退させる考えであるとしか思えません。 私は、行政改革は市長の直属で、総務部も含め他の部局とも対等な立場で協議をしながら進めていくべきだろうということで、反対をしたいと思います。 それと、せっかくですので、昨日の新聞で行革理事がもう長崎に帰られるということがはっきりしましたので申し上げますけれども、行革理事がいるいないにかかわらず、やはり南島原市にとって行政改革は、私は一番大事なことと思うんですよね。そこで、やはり今までどおり市長の直属で進められていくことを望むということで、反対の討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第5号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号「南島原市行政改革推進委員会条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。4番、林田議員。 ◆4番(林田久富君)  この6号議案も5号議案の関連議案ということになります。それと、私の反対の考え方も同じ関連ということで、反対をしたいと思います。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第6号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第7号「南島原市総合計画審議会条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第7号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号「南島原市都市計画審議会条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第8号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号「南島原市総合支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番、高木です。 この9号議案にも私は質疑をしたんですが、委員長の報告にないように思いますので。これは私、反対討論とさせていただきます。 私は質疑は、これは今じゃなくて、加津佐総合支所を建設する時に予算も計上されましたが、その定例会での上程はできなかったのかという質疑をしました。総務部長の答弁としては、今の時期に提出するのが適正であって、着工時に提出するのは不適正ということでした。 私は当初、それは加津佐の住民の方からも要請があったんですが、この一番最初の建設する時に改築費ということになっておりました。この改築費というのを私たちは現状の庁舎の改築と思っておったんですが、行革理事の説明では、改築も新築も同じだということで、そうであれば着工時にいいんじゃなかろうかと思ったんですが、今回、総務部長が建設の後するのが適正だということで、今回も加津佐総合支所新築移転に伴い、位置の変更が必要なためということでした。だから、新築であれば、やはり建設の後でもいいと思うんですが、最初改築に私はこだわったんですよね。だから、支所の新築には補助金、合併補助金は使えないということを私は認識しておりました。理事の説明も、整備費としては出ると。合併特例債も本庁の新築には出るんですけれども、支所の改築には出ない、整備費は出ますけれども、新築には出ないということになっております。今になって新築という言葉が出ておりますので、私は新築である以上、今出されるのはそれは適正ということであろうと思うんですが、最初の説明が改築も新築も同じだという取り扱いの説明だったので、ちょっと私、今になってこれには納得できませんので、今回は反対討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成討論ございませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第9号「南島原市総合支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例について」反対の討論をいたします。 この条例は、これまでの加津佐総合支所を新築した建物に移すための住所変更をしようとするものであります。加津佐総合支所を現在の町部から遠く離れた地区に新築することについては、加津佐町民の意向を十分に聞くことなく、強い反対を押し切って強行されました。役場が移転されるということは、先祖代々営々と築き上げてきた町が一挙に壊されてしまうことにもなりかねません。住民の暮らしが不便になり、また不況にあえぐ商店街にさらに追い打ちをかけることにもなるのではないでしょうか。 移転を決める条例改正には反対をいたします。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか、賛成。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第9号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第10号「南島原市特別会計条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番ですが、10号ですね。 ○議長(日向義忠君)  はい。 ◆27番(桑原幸治君)  失礼しました。 27番、桑原です。 議案第10号「南島原市特別会計条例の一部を改正する条例について」反対の討論をいたします。 この条例改正は、後期高齢者医療制度が創設されるに伴って、特別会計を設置しようとするものであります。 先ほど申し上げましたように、4月から始まる後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをすべてこれまで加入していた健康保険から脱退させ、高い保険料を年金から有無を言わせず天引きをし、窓口納付で滞納した高齢者からまで容赦なく保険証を取り上げ、その上75歳未満と違って、十分な医療ができないような差別医療を持ち込むという、とんでもない制度であります。年寄りは早く死んでもらいたい、そういうような制度は廃止すべきであります。 したがって、議案第10号には反対です。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第10号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号「南島原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 この11号議案、ここでも私質疑をしたんですけれども、これは後で高木委員に説明しとってくれろという委員長の指摘がありまして、委員会終了後、担当のほうとよく話し合いをしました。そして、先ほどまで賛成しようかなと思ったんですが、やはり反対討論ということで決めました。したがって、今から反対討論をいたします。 これは、母子保健推進委員のところではありません。備考の投票所の投票立会人補助及び期日前の投票所の投票立会人の報酬については、時間割計算により支給することができると。あと二つ、三つまであるんですけれども、一応ここで止めて、これをなぜこういう案が出たのかと。これはあくまでも緊急に本人が具合が悪くなったり、急用ができた時に途中で帰られるということで、最後までおられた方と帰られた方と、一日の日当を出すのは、報酬を出すのはいかがなものかということで、ということだったので、今までに事実そういうことがあったんですかと言ったら、これまではあっていないと。あっていないのに、なぜ提案されるんですかと言ったんですけれども、そういうことでしたので、そうであるならば、私はこの報酬に対しては市民の問題ということで、職員のところは関係ないということですね。市民のところは、一日朝7時から夜の8時まで13時間の長時間にわたる、場合によって、急病などで途中で交代されるということもあり得るという説明だったんですが、急用とか本当に本人が具合が悪くて急病ということは、本人は朝からそれを任務として務めるつもりで出てこられて、やむを得ない事情の時には一日の日当は出されてでもいいんじゃなかろうかということも申し上げました。 それと、市民は一日13時間座って、これ休憩時間もないようですね。7時から8時まで13時間と。そして、約9,000円ぐらいと思うんですけれども、それに代わって職員は、これ旧町時代のことなんですが、職員は時間割で計算して7万9,000円ですかね、平均で6万幾らでした。そういうことを思えば、本当に事実そういうことがなくて、何も今まであってないのに、頭からこういう時間割で計算して、わずかであろうとも公金の節約にというようなことだったんですが、そのことについて、私、納得できなくて、そうしたら提案として13時間座りっぱなしで、女の人もいくらかなりでも半日でも座る努力はしたいとおっしゃってても、やはり13時間というのは女性はなかなか協力できません。だから、午前と午後に分けて、そういうことはできないんですかと言ったんですが、その辺で迷ったんですが、それは取り入れる、時間割で計算するということを可決してもらえば、可能性はあるとおっしゃったんですが、他町も聞いてみて、実際それを取り入れるということには返事が重かったんですね。 したがって、私も賛成すれば、後に何も言えないので、ここでは私はこれはやっぱり指摘して、職員も日曜日の投票立会人とかそういうところは民間と同じです。市民の立場で、プールでやはり計算してほしいというのが、これは住民の望みなんですね。あまりにも差があり過ぎるということは指摘されておりました。今回それも入れて、時間割の計算を取られるんであれば、職員も市民も平等な立場で、そういうことをまた出してきてもらえば、その時には賛成いたします。よろしくお願いいたします。反対討論にいたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成討論ございませんか。ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第11号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号「南島原市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第12号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号「南島原市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第13号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号「丸尾・休場辺地に係る総合整備計画について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第14号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第15号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第16号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号「平成19年度南島原市一般会計補正予算(第5号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。反対の討論を行います。 反対の主な理由は、住民の切実な要望を実現しようとするよりも、借金払いに重点が置かれていることであります。 19年度当初予算で借金返済のために予定されていた46億円のほかに、さらに今回10億円を追加して借金の繰上返済をしています。高利の借金については返済を急ぎ、借入金の利子の節減を図ることは必要ですが、利息の低い借金まで急ぐ必要はありません。繰り上げてまで返済するということは、将来の市民が払うべき借金を現在の市民に負担させるということであります。 当然、現在の市民に対して、財政難ということで辛抱を強制することになります。行き過ぎた借金払いはやめ、住民の切実な要求の実現に回すべきだと思います。 そういう理由で反対の討論を終わります。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成の発言を許します。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  この19年度南島原市一般会計補正予算の中で、6ページにあったんですけれども、真砂の6,887万円を寄附受け入れにしておったけれども、今回これはおかしいということで改められて、財産収入のところに計上されております。補正額として同じ金額です。そのことと、私これ一般質問で言っておったんですけれども、学校に関係する電話番号がタウンページにも載っていないし、案内で聞いても教えてもらえないということでお願いをしておりましたが、この補正に今回計上されて、電話帳に掲載されるのは5月に掲載がなると。今現在、もう2月から案内で聞けば教えていただけるということですので、私は今回、その補正が13万ですね。1件に対する100円ということで、1年間13万の補正があって、これもっと早くしてほしかったんですが、これに代えて賛成といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の討論ありませんか。ほかにありませんか。13番、中村議員。 ◆13番(中村久幸君)  私は反対の立場で討論します。 やはり繰上償還をされているのに対して、住民の本当の切実な願い、私はこの補正予算に何としても小学校のトイレ改修の分も上げていただきたかった。そういう本当にわずかな予算をそういうのには上げないで、行革という名のもとに、本当に住民を軽視したというか、議会も一生懸命お願いをずっとしてきても、その辺もこの議会軽視と住民軽視のこの予算編成には反対といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の討論ありませんか。ほかにありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第17号を採決します。各委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号「平成19年度南島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第18号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号「平成19年度南島原市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第19号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号「平成19年度南島原市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第20号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号「平成19年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第3号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第21号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号「平成19年度南島原市水道事業会計補正予算(第1号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第22号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号「平成20年度南島原市一般会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。14番、平石議員。 ◆14番(平石和則君)  私は、本議案に反対の立場で討論いたします。 まず、その主たる理由は、松島市長の行政運営予算執行に議員として信頼が持てないということでございます。全体を網羅した一般会計当初予算に対する反対ですので、説明を少しさせていただきたいと思います。 まず、一般質問でも取り上げましたように、公共工事深江漁港の海岸保全工事について、このいきさつは、私たち議会が知らない間に大変な状況になっているということを指摘しなければなりません。 まず、工事そのものが工期遅れであるということで、業者にその損失の補填を求めているということでございますが、それは聞いてみますと、7月になってからの請求によって問題になったということでございます。 再三再四、当局は「工事遅れ、工事遅れ」と言いますが、よくよく調べてみますと、現在交わされている契約の中では、一切工期遅れはございません。きちんとした契約できちんとした工事がなされ、きちんと工事代が支払われております。それにもかかわらず、工事遅れだ工事遅れだと、こういうことで今弁護士までつけて争われているということが、私たち議会に約1年間、一切隠されていたということであります。 しかも、その工事の契約が4月まで続けていながら、途中でどうしようもないということになって、これは単年度形式を踏み越えて、3月にさかのぼって契約をやり直し、その工事の減額は補正予算ということでございますが、その補正予算は議会の審議を経ない専決処分であります。 次の議会での報告によりますと、私たち議員は、ほかの工事とひっくるめて減額してある関係上、質問はしておりますが、どうしてこういう減額があったのかという問いに対して、過大見積もりだという答弁を私はメモしております。まさにそういう事故の報告はなかったわけであります。 そして、その7月に出された請求書は、ということで書類を取り寄せてみますと、工事による市の損失は818万、南島原市長松島世佳、これを支払えと、それのみの請求書であります。法的な根拠、条例的な根拠、契約的な根拠、一切書いてありません。 私はこれを読む時に、ふと何年か前に私個人に来ました得体の知れないハガキ--電話代かメール代か何十万か残っている、これをすぐ支払わないと大変なことになるというような--いわゆる振り込め詐欺のはがきが舞い込んできたことがありますが、あたかもそのようなものを見るような思いがいたしております。 いやしくも公共団体が出す請求書が、公文書がこのようなことで許されるのかどうか。そして、市が委託している弁護士が主張するには、この工事が繰り越しできれば何ら問題がなかったんだと。そして、この繰り越しは、1月上旬が最終期限である。その1月上旬までに文書で申し込みがなかったので、繰り越しができなかったと、こういうことをはっきり明記してあります。 今年も二十数カ所の繰り越しがなされておりますけれども、それらがうまくいって、この工事だけどうしてうまくいかなかったんだろうかということで、私たちも不思議に思い、この3月11日に同僚議員と一緒に県の水産部に行ってまいりました。 県の水産部いわく、この工事に関しては、どうして南島原市は繰り越しをしなかったのか不思議でならないというのが第一声であります。繰り越しについては、12月8日、1月17、18、3月12、13を受付日としていた。特に、3月7日になって2,000万近い追加工事をしている。そういう工事の状況を知りながら追加工事をして、業者もなかなかできないということだけれども、これも何とかやってくれということで契約をしたということでございますが、水産部いわく、この時にどうして繰り越しの手続をしなかったのか、南島原市の意図が分からないというのが水産部の意見でございました。 繰り越しさえできれば問題なかったんだけれども、その繰り越しができなかったために補助金の返還を迫られて、本来はその補助金全体を求めたいところだけれども、起債とかでカバーできる一般財源を投入する分、818万、100%これを業者に払ってくれというのが請求の趣旨ということであります。 この契約書を何回読み返してみても、市の損失という表現については、損害という表現については、契約書の47条において、工事の遅延、履行違反だけであります。これは工事の代金に3.4%を加えて支払うと、これたった一つしか書いてありません。 そして、損害の内容はと申しますと、専ら工事のできばえ、工事の目的物、そして建設資材、仮設資材、建設機械等、それと第三者に対する危害、こういうものを損害とするという文章も契約書にはあります。 まさに補助金の補填をせよということについては、工事契約においては想定していないわけであります。工事の補助金の補完運用については、専ら行政の管理の範疇にあるということを示してあると思います。しかもそれができなかったからというのが主たる理由でありながら、3月にもちゃんと受け付けをする。水産部は極論、3月31日までなら何とかなっていたのに、厳しいけれども、3月31日まで申し込みがあれば、何とかせないかんというのが国・県の立場だということも話しておられました。 私は、このように根拠のない請求書を根拠も示さずに出す。そして、大切なのはこの間、この業者さんは指名除外を受けております。 今日皆さんご承知のように、大変工事が減って、公共事業も減って、請負業者は四苦八苦しております。根拠の分からない請求書を役所から受けて、しかも指名除外という命にも係わるような処分を受けてきている。そして、その責任は自分たちが補助金を管理しなければならないのに、これを業者の責任にして、その請求をする。しかも、正式な話し合いは一遍もないままにしている。こういうことが行政として許されるのか。 私は、この一般財源を積み込まなければならなかったということについて、ふとどこかで聞いたような話だなという思いもいたしておりまず。 それは、日野江城の問題です。日野江城も損壊を受けて、これを修復するのに一般財源を投入せないかん。市長は、この時には本当に慎重に、司法の判断を待ちたいと。それが不起訴になると、なかなかこれは請求できないんじゃないかという態度を示されております。私は慎重でなるほどと思います。 そうした一般財源を投入するという、それを市の損失と認定しながら、片や慎重に、片や即弁護士までつけてと。私は、非常に作為的なものを感じないではいられないんです。 もし、そうした繰り越しの時期を知らなかったならば、職員として大変無知、無能という批判を受けなければなりません。知ってからしたなら、これは大変なことであります。 いずれにしても、行政事務の不作為の責任を業者に押しつける。しかも指名除外もしながらということになると、非常に特異的な問題です。取りようによっては、これは業者つぶしということも、その批判を受けかねません。 こういう私も、なかなかこの実態がよく分からない、隠しているから。平石は業者の手先になっている。あるいはその問題は業者と市のほうのちょっとしたいさかいじゃないかというとらえ方もあるやに聞いておりますが、とんでもないことであります。 こうした公の強権を振りかざして、業者を本当に死に追い詰めるようなことを、公権力を持ってすると、これは絶対許されてはならない。そして、それが私たちチェック機関である議会にも1年近くも隠されていたと。 今回のこの一般予算も一生懸命審議しましたけれども、斯くしたことをされると、私たちは何を信用したらいいんでしょうか。これをそのまま不問にしたら、一緒になって業者つぶしに加担したことになるじゃないですか。 私たちは今、これをないがしろにすると、もう議員は要らないと、議員不要論さえ浮き上がってくるということを懸念するわけであります。 ほかにもたくさん、やはり市民的でないということがありますが、時間も来ますので、私はこのことを主として、市の予算執行、そして行政運営に信頼が置けないということで、反対の意を表するわけですが、幸い、きょうは3月21日であります。もし賛同を得ますと、当局とすればあと10日間暫定予算なり、またしかるべき信頼関係を修復する案を持って再提案なりする時間の余裕はあるという前提のもとに、この一般会計当初予算に反対の立場で討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。11番、中村議員。 ◆11番(中村一三君)  私は議案23号に賛成の立場から討論をいたします。 今回計上された平成20年度一般会計当初予算259億5,503万4,000円は、南島原市総合計画の実施の初年度で、市民にとり大事な予算であります。 私の賛成の最大の理由は、まず第一に10の重点プロジェクトを中心に、万遍なく予算化されております。その中でも今後の南島原市の浮揚と産業の起爆剤となる世界遺産本登録に向け、世界遺産を目指した時空の輝きプロジェクトとして位置づけ、本登録に向け世界遺産登録推進室を新設し、さらに推進体制を強化している点。 また、地域の再生、活性化、産業の振興、生活の安心・安全の確保を戦略的課題として位置づけ、それを確実に予算化をされております。 第2の理由として、現在の市の財政が厳しい状況下において、徹底した行政改革を推進し、歳出を極端に抑えている。人件費を見てみると、今年度から市長自ら10%カット、副市長、教育長の特別職が5%カット。管理職手当が10%カットをしております。 また、職員の減において、人件費においても前年度対比5.2%、金額において2億9,600万の減、残業手当も昨年度に比較して3,700万減少をしております。 このように、市長自ら先頭に立ち、市の財政運営がどのように推移し、効率的な運営を手がけようとしているか見えます。 また、新市の将来像を活気あふれ潤いのある市、豊かな自然を生かした南島原市にするため、繰上償還または公債費を積極的に返還している。私たちが借りた借金は、次世代に継がないためにも、早く私は返還すべきだと思います。 第3の理由は、予算が伴わないゼロ予算事業を22項目にわたり実施されております。 以上の3点が賛成の理由でありますが、このように徹底した歳出削減に努力されているが、あまりに歳出の削減削減と言って、市内の業者あるいは関係者が圧迫をされております。市民は、あらゆる税金を支払う、いわばお客様であります。内需拡大を起こして歳入増を私は見越すべきだと思う。今回の予算編成でも多少見受けられました。一考を促したいと思います。 しかしながら、この予算は市民の福祉向上のため、大事な当初予算であります。これが否決されると、住民の生活に支障を来すおそれがあります。先にも述べた3点の理由で、この当初予算は市民にとって必要不可欠であると思います。以上で賛成といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかに反対者の討論。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第23号「平成20年度南島原市一般会計予算」について反対の討論を行います。 次の3点で反対をいたします。 第1点は、相変わらず大型事業推進の立場に立っているということであります。長崎新幹線、3県架橋など推進の予算が組まれております。 これまで国は諫早干拓、無駄な高速道路など、緊急性もなく費用対効果も低い大型事業に湯水のように莫大な予算を投入してきました。そのことが国の財政難を招く大きな原因になっております。そのために大幅な増税、医療、介護など社会福祉の大幅な後退、年金削減などとなって市民を苦しめております。 その上、我が南島原市に対しても、約20億円の地方交付税削減となってはね返り、市民サービスの低下、地域の経済基盤の沈下、若者の就職難など、市民生活は大変な状況に追い込まれております。 我が市にとって悪影響ばかりで、緊急性のないこのような事業には反対すべきではないでしょうか。 反対の第2点目は、後期高齢者医療制度推進の予算になっていることであります。 この制度については、先ほどから何回も申し上げておりますけれども、年金から強制的に健康保険料を天引きするだけでなく、高齢者に十分な治療はするな、年寄りは早く死ねと言わんばかりの制度になっております。 我が南島原市議会も大幅な見直しを求める意見書を政府に送っていますが、意見書を可決した地方議会は、3月9日現在、全国で約30%、512自治体に上っております。今国会でも野党が協働して、後期高齢者医療制度の廃止を求める法案を提出しているところであります。このような残酷な制度推進を容認することはできません。 反対の第3の理由は、先ほど発言がありましたように、小学校のトイレ改修のわずかな予算さえ組めない。市民の切実な要望の実現よりも、行革優先が貫かれている点であります。 以上、反対討論を終わります。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成討論。22番、草柳議員。 ◆22番(草柳寛衛君)  私は賛成の立場で討論いたします。 福祉の向上、社会基盤の整備、厳しい財政状況の中、本市の財政運営にあたっては、市税をはじめ財源の確保に行政改革を推進するなど、歳出の徹底した見直しを進めていくため、賛成といたします。 ○議長(日向義忠君)  反対者の発言。吉岡議員。反対ですか。 ◆19番(吉岡巖君)  反対討論です。 賛成討論いろいろ出ておりますけれども、私もこの当初予算については、先ほど14番議員が少し申していたとおり、理事者側と業者側の信頼関係が破れた以上、これはもう少し考えるべきではないかと。 それと、借金払いを重点的に置いて、非常に財政的な地域の冷え込みを誘うような予算立てがなされておるんではないかという懸念がしてなりません。 それと、先ほども14番議員が申したように、工期遅れの分は市長は立派に市の単独事業としてなし遂げて、会計処理も十分立派に仕上げているにもかかわらず、業者叩きのような、そういう処理の仕方をなぜやられたのかと。こういう立派な松島市長が、なぜ訳の分からないような、最後の結末をされたのか、どうしても私は理解できませんので。 それとあと1点は、やはり行革行革と言いながら、いろんな方面で予算を削り、削ったあげくの果てには、今後4月1日からは貞方理事も本庁に帰る。また、その次には黒崎理事、岩本副市長たちが帰った後には荒れ地、荒れ野原になって南島原市は衰退していくんじゃなかろうかという、そういう懸念と、14番議員が申された業者との問題について、市長がどのような考えを持ってそういう行動を起こされたのか、その点について私も疑問を持っておりますので、反対といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言。25番、宮崎議員。 ◆25番(宮崎義彰君)  私は、議案第23号については、賛成の立場で討論をいたします。 先ほど11番議員からも申された点もありますが、重複する点は避けながら、賛成の意見を述べたいと思います。 20年度の当初予算が市民生活や市内の経済情勢に果たす役割や影響が大きいということであります。現在、原油価格の高騰による市民生活への影響、あるいは農水産物、あるいは商品の価格の低迷、税負担の増大に伴う生活の不安定など、さまざまな市民生活に、現状においては影響を受けております。 こういう中にあって、当初予算を通さなければ、この市民の切実な要望を実現することはできないのであります。 そういう点から、この当初予算をぜひ可決していかなければならないと考えております。 第2点目は、中村議員からも話がありましたように、南島原市の総合計画実施の初年度であります。そういうこれから南島原市をつくり上げていこうという、重点的なあるいは効率的なプロジェクトをしていこうという、そういうことが見えます。 私は、そういう点から、ぜひこの当初予算は賛成すべきだという考えのもとに、賛成討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。私も大きく3点ほど分けて反対討論といたします。 まず最初に、この予算書に対して、予算だからいいとか、今賛成の討論の中にも大部分が予算を通さなければならないという意見がありましたけれども、私はこの行政の当初予算というのは、1年間を通して、ぜひ必要な額から予算計上をするものと思います。 歳入のほうを見てみますと、滞納額の計上が非常に少ない。歳入の中には、行政のほうはこれ単年度の予算書でありますので、予算計上した以上は使い切らなければならないとかいうような形で計上されていると聞いております。歳入が少なければ使うところも限られてくるという観点から、私は反対討論の中で説明いたしますが、滞納もこれ財産ですので計上して、そして職員はいろんな事情もありますけれども、徴収に努力をしていただきたい。その表れだと思うんですね、この金額は。簡単にクリアできるような額を計上すべきではないと。民間企業では、売掛金はそのまま計上されるんですね。私たち単年度ということで、今現在、滞納額が幾らあるのかというのは分かりません。先ほど残業手当、収入のほうからですけれども、そういう財源不足というところでは、そういう財産のほうに入る滞納額のほうも計上されて、財源確保に臨まれることを第1点ですね。 二つ目、歳出のほうですけれども、先ほどもありますが時間外手当、これは18年度は2億8,000万計上してありました。たびたび私申し上げるんですけれども、なぜ残業手当を1年分当初予算に組まれるのか。これは、その時出てきて、補正でもいいんですよ、絶対しなければならない残業ならばですね。これに私は疑問があるんですね。残業手当で、職員が7月に異動があったんですけれども、職員が増えた所に残業手当が増えて、職員が減った所に残業手当が減っているんですね。これは給料と一緒で、職員自体について回っているんじゃなかろうかという疑問を持っております。 今回は、私もやかましく言っておるという指摘があっておりますが、その成果の表れで、時間外手当の金額が大分落ちております。そのことと、歳出の部分の中に、世界遺産をされるのはいいんですけれども、マニフェストを掲げておられますので、マニフェストのところもお忘れなく、マニフェストというのは実行するということで、有権者との契約ということで謳われておりますので、これは何を言うかというと、タクシー券、これは私は支給しろとは言っておらないんですよ。市長がマニフェストに掲げておるんですね。だから、住民は待たれているんです。 それと、コミュニティバス、これも今、島鉄の問題がありますけれども、世界遺産のところは住民は納得されておりません。これは世界遺産登録は難しい。しかしながら、世界遺産の予算が1億数千万上げられておりますが、今、島鉄の存続をどうするのかという、その再度住民一体となって考える場所として、少なくともわずかな金額でも計上されておれば、私は、それはそれで後の市長の姿勢としてでも理解できるんですけれども、世界遺産のことは大きく掲げられて。 そしてまた、加津佐庁舎の問題なんですけれども、緊急性を言いますと、先ほどの補正予算にありましたように、何回ともなく文教委員会では津波見と山口のトイレ問題、これわずかな金なんですね。それなのに、それを後回しにして20年度にも掲げてありません。 そして、加津佐庁舎の跡地、今新築がされておりますけれども、落成が明日ですかね、明後日ですか、落成式がありますけれども、ただいま職員十何名のあそこは支所なんですよ。それに1億以上の予算を計上され、執行は1億ぐらいと聞きましたが、旧加津佐町の跡地を、今回はもう予算計上、約6,000万。加津佐住民の憩いの場所として整備をしたいと。皆さんなぜなのかと。なぜ加津佐、加津佐、加津佐なのかと…… ○議長(日向義忠君)  簡潔にお願いします。
    ◆16番(高木和惠君)  言われているんですけれどもね。 だから、歳出のところの予算が私には納得いかないね。 それとあと3点目。これは歳入歳出じゃなくて、今の現状を考えれば、島鉄の存続に向けていろんな状況が変わっておりますけれども、市長はどこに行ってでも財源不足で協力できないとか、財源がない、財源がないと言われているんですけれども、本当に財源がないのかと、今、私指摘しましたけれども、加津佐庁舎の跡地ですね、これ緊急を伴わないと思うんですよ。せめて、話し合いをする場所に、約2,000万ぐらいあればいいということですね。その中で次どういうふうに進むかという説明を何回ともなく住民のほうから私たちは聞かされております。そういう予算が計上されていない。 もうこの20年の当初予算は、そりゃ必要な経費も計上されておりますけれども、私はこういう議員もおって、しゃべることも一つの発展につながると思って発言をして、反対討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  次に、討論はございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第23号を採決します。予算審査特別委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 ここで3時まで休憩いたします。     午後2時51分 休憩     午後3時00分 再開 ○議長(日向義忠君)  休憩を解き再開いたします。 次に、議案第24号「平成20年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第24号「平成20年度南島原市国民健康保険事業特別会計予算」について反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、高過ぎる国保税の引き下げの姿勢がないということであります。言うまでもないことですが、国民健康保険税が高い最大の原因は、国の無責任さにあります。国民健康保険税は、会社勤めの人や公務員などの健康保険料と比較して、モデル世帯を例にとって見ても2倍半という異常な高さになっています。 例えば、会社勤めの人が9万5,000円の時、国保に加入している人は24万円以上も払わなければならない。異常な高さになっているわけであります。 国民健康保険法第4条は、国は国民健康保険の運営が健全に行われるように努めなければならないと義務づけられていますが、国はこのような国保の苦しい状況を放置しています。国に財源がないわけではありません。大儲けを上げている大企業や大金持ちから、儲けにふさわしい税金を取り、無駄な大型公共事業をなくし、5兆円の軍事費にメスを入れ、アメリカ軍への莫大な軍事費援助などをやめれば、財源は十分出てきます。 しかし、国が責任を果たしていない状況でも、南島原市の決断次第では国保税の引き下げはできます。今、南島原市の国民健康保険会計には、約10億ものため込み金があります。このため込み金を活用し、少しでも国保税の引き下げを図り、市民の家計を少しでも楽にするべきではないでしょうか。そういう姿勢が20年度国保会計に見られません。 反対の第2の理由は、後期高齢者医療制度を当然として容認していることであります。先ほどから何回も申し上げてまいりましたように、4月から始まる後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをすべて、これまで加入していた国民健康保険や健保から引き離して別の医療制度に囲い込み、高い保険料を年金から無理やり天引きをし、窓口納付で滞納したら、高齢者からまで容赦なく保険証を取り上げ、その上75歳未満と違って十分な医療ができないような、差別医療を持ち込むもので、とんでもない制度です。 これまで住民の基本健診は何歳になっても受けられましたが、75歳以上には今度からしなくてもいいと、そういうようになっております。まさに年寄りは早く死んでもらいたい、そういう制度であります。こんなとんでもない制度は廃止すべきです。こんな制度を当然として容認している、この国民健康保険会計には賛成できません。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  私も反対討論です。 市長に、まず最初に住民の暮らしを助けてほしいというのは、この国保税の引き下げ、これを本当に検討してほしい。お年寄りもですけれども、若い世代も子供を一人産むごとに2万4,000円、3人おればその3倍ですね。「産め、産め」と言っても、収入は上がらないのに、子供を産むとすぐそういうしわ寄せが来ます。 これは私もテレビのニュースで聞いたんですけれども、国が、合併する時に、国保税の統一を図る時に、安いところが高くならないように、住民サービスに支障を来さないようにということで、国と県で基金を設けて、それを利用するようにと指導しておったのに、どこも使用していなかったというニュースのことについて、市民生活部長とお話ししましたが、借り入れれば返さにゃんもんということでしたが、借りなければ何もできない私たちの町なんですよね。 そういうことでなくて、滞納額もこの予算の中には3,000万上がっておりますが、私国保の人に滞納の人は滞納しなければならない理由があるんだろうと思って、あまりこの辺のところの徴収に無理やり力を入れろとはなかなか言えない心情にあります。しかし、市長にとにかく補正予算でも組んで、とにかく国保の引き下げに努力をしていただきたい。それが見えてくれば、次から賛成いたしますが、今回は反対討論とさせていただきます。 ○議長(日向義忠君)  ほかに討論ございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第24号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号「平成20年度南島原市老人保健事業特別会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第25号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号「平成20年度南島原市簡易水道事業特別会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  先ほども質疑の中で言いましたけれども、この簡易水道会計の中に簡易水道の滞納の分が1,000円の頭出しで載っておるということで、あるのかないのか分からないと言ったんですが、手元にいただきました。平成19年12月28日現在、地区割ですれば深江地区が129万9,480円、布津地区が19万7,350円、有家地区955万9,020円、西有家地区494万8,050円、北有馬地区147万1,050円、南有馬地区150万2,280円、口之津地区223万3,695円、加津佐地区5万2,900円、合計2,126万3,825円。これだけの滞納があるという資料をもらっておるんですが、これが1,000円の頭出しで計上あっているんですけれども、これは使用料ですので、やはり使用した人は払うべきであって、どういう理由があるのか分かりませんけれども、一応あなたたちはこれを徴収するのも仕事と思いますので、計上していなければ仕事と仕事量の中に入れないんじゃなかろうかと思って、おたくたち予算主義ですので、予算の確保には計上をされておらなければ、歳出のほうも見込めませんので、そういうことで反対ということで、反対討論にいたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第26号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号「平成20年度南島原市下水道事業特別会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第27号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号「平成20年度南島原市宅地開発事業特別会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  16番です。 先ほどと同じで、私はこの20年度南島原市水道事業会計の中に滞納額が見当たらなかったんですけれども、(発言する者あり)終わったんですか。これは29号やった。すみません。取り消します。 ○議長(日向義忠君)  討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第28号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号「平成20年度南島原市水道事業会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  すみません、先ほどはどうも。 先ほど述べましたように、この会計も滞納額が計上されていないように私には見えたものですから、ここにも同じように上水道事業未納額ですね。これは企業会計で加津佐町と西有家町のみですものね。それで、西有家町が612万6,230円ですね、それと加津佐町が31万1,140円、合計の643万7,370円です。徴収に頑張っていただくために、今回反対討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第29号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号「平成20年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 議案第30号「平成20年度南島原市後期高齢者医療特別会計予算」について、反対の討論を行います。 先ほどからもう5回ほど述べてまいりましたので省略をいたしますが、後期高齢者医療制度は、一言で言えば「高齢者は早く死んでくれ」というむごい制度であります。そういう制度の予算ですから、反対をいたします。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第30号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号「深江漁港地域基盤整備工事請負契約の変更について」を討論いたします。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第31号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号「南島原市国民健康保険条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第32号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第33号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。反対ばかりで申し訳ないですが。 議案第33号「南島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」反対の討論を行います。 この条例は、これまで医療分と介護分の合計額で課税していた国保税に、さらに後期高齢者支援分を加えた3本立ての国保税課税方式にしようとするものであります。国保税の引き上げにもつながりかねない変更であります。 さらに、65歳から74歳までの前期高齢者についても、75歳以上の高齢者と同じように、年金から保険料を天引きする。国保税を天引きする制度に変えようとするものであります。納税者が生活できようができまいが有無を言わさず年金から天引きする。このような血も涙もない税の取り方を許すわけにはいきません。 以上が反対の理由です。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより議案第33号を採決します。厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号「長崎県市町村総合事務組合の規約の一部を変更する規約について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより議案第34号を採決します。総務委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第34、発議第1号「道路特定財源暫定税率延長に関する意見書の提出について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。小嶋光明議員。 ◆7番(小嶋光明君) (登壇) 発議第1号「道路特定財源暫定税率延長に関する意見書の提出について」、上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第1項の規定により提出します。 平成20年3月3日、提出者 南島原市議会議員 小嶋光明、賛成者 同じく梶原重利、同じく柴田恭成。 提案理由として、道路特定財源暫定税率維持をめぐる是非が今国会でも論議をされております。税率が廃止されれば、本市の予算にも深刻な影響があります。本市にとっては、島鉄の廃止問題にもあるように、公共交通は衰退をし、地方に住む人にとって自家用車が唯一の移動手段である。そういう事情を考えると、道路を整備しないとますます過疎化が進み、身動きがとれなくなる状況であるので、暫定税率は延長し、道路特定財源として確保していくべきだということや、本市でも実際この財源を活用し、事業をやっている。そういう観点から意見書を提出するものです。 以上でありますが、提案の趣旨をご理解いただき、議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いします。(降壇) ○議長(日向義忠君)  お諮りします。 発議第1号は、会議規則第37条第3項により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会付託を省略することに決定しました。 これより質疑を行います。質疑ございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで質疑を終結します。 これより討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 道路特定財源暫定税率延長に関する意見書に反対の討論を行います。 道路特定財源は、自動車にかかわる税金で法律などで使い道が道路建設に限定されている税収の仕組みであります。自動車のガソリンにかかる揮発油税、車検の時にかかる自動車重量税、自動車を取得した時にかかる自動車取得税などがそれで、国・地方を合わせて6兆円近くの莫大な税金になっています。 毎年この巨額の税収を使い切るために、不要不急の無駄な公共事業が膨らんでいます。この制度を改め、普通の税金と同じように使い道を限定せずに使えるようにするのが一般財源化であります。 日本共産党は、1977年以来、道路特定財源方式をやめることを主張してきました。今日の車社会は、交通事故、大気汚染をはじめ大きな社会的な負担、コストをもたらしています。ですから、自動車に関する税金だからといって、道路整備だけに使い道を限定する理由はありません。 今、全国では地方鉄道やバス路線の廃止が相次いでおります。我が南島原市は、島原鉄道の南線廃止問題で悩んでおりますが、わずか1億3,000万円あれば廃止せずに済みます。道路建設だけに6兆円も使わず、一般会計にこの財源を投入し、わずかその100分の1でも線路の維持補修などに補助金を出せば、全国の過疎地の鉄道継続は十分可能になると思われます。 毎年この巨額の税収を使い切るために、不要不急の無駄な公共事業が膨らんでいます。この財源を一般財源に組み入れて、本当に必要な島原半島南部など、地方の道路建設や過疎地の鉄道の維持、教育や社会保障を含め、自由に使えるようにすべきだと考えます。それが南島原市民の要望実現への近道と確信します。 暫定税率の廃止についても、世論調査の結果は廃止を望む声が多数であります。4日ほど前の3月17日発表の共同通信の世論調査では、ガソリン税に上乗せされた25円の暫定税はやめるべきだと答えた人が6割を超えております。10年間で59兆円も使う中期計画でありますが、本当に必要な道路などの建設よりも、3県架橋や関門海峡など、あるいは東京から千葉への湾口の道路など、全国6カ所の橋の建設など、不要不急の無駄な公共事業がほとんどです。不要不急な建設はやめて、ガソリン税を下げろと要求するのが南島原市民の願いではないでしょうか。 以上が、この意見書に反対する理由であります。以上です。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  道路特定財源暫定税率延長に関する意見書について、賛成の立場で討論をいたします。 これは、地方におきましては、先ほどもお話がありましたとおり、非常に道路網の整備が遅れております。そうしたところで、本市におきましても、まだまだこの道路特定財源が必要だということがまず第1点。 2点目は、いわゆる地方の経済への打撃が大きいわけでして、この財源が約30%の減となりますと、事業を継続して進めるためには、どうしても一般財源を使わなければなりません。 そうした意味からも、本市においては非常に財政状況が厳しいという中でありまして、この道路特定財源の確保は必要であります。 また、この中で暫定税率にいたしましても、既に先ほど可決をされました20年度の一般会計当初予算、これにも、やはりこれを見越した額で計上されております。この暫定税率が見直しになりますと、約2億8,000万ぐらいの減収になります。 そうしたことから、本市みたいに小さな地方公共団体におきましては、やはり道路特定財源は、まず必要だということがまず第1点であります。 第2点目は、やはり受益者負担の原則に基づくこの道路特定財源は、地域の実情に配慮した、いわゆる予算の安定的確保に努めるために、この予算をどうしても確保していただくということで意見書を提出するということに対して、私は賛成をいたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより発議第1号を採決します。本案は起立によって採決します。原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立多数です。よって、発議第1号は原案のとおり可決されました。 日程第35、発議第2号「南島原市議会委員会条例の一部を改正する条例について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。平石和則議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(平石和則君) (登壇) 発議第2号「南島原市議会委員会条例の一部を改正する条例について」、上記議案を別紙のとおり、南島原市議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。 平成20年3月3日提出、提出者 南島原市議会運営委員長 平石和則。 提案理由。平成20年4月1日に予定される組織改正に伴い一部改正が必要なため。内容は、組織改正による第2条のところの「行革推進室総務部」とあるのを、「総務部」に総括、まとめるということでございます。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。(降壇) ○議長(日向義忠君)  説明が終わりましたので、これから質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで質疑を終結します。 これより討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより発議第2号を採決します。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、発議第2号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第36、発議第3号「県立島原病院の医師確保対策に関する決議について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。渡邉昇治議員。 ◆10番(渡邉昇治君) (登壇) それでは、発議第3号「県立島原病院の医師確保対策に関する決議の提出について」、上記の議案を別紙のとおり、南島原市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。 平成20年3月21日、提案者 南島原市議会議員 渡邉昇治、賛成者 同じく渡部清親、賛成者 同じく隈部政博。 提案理由として、県立島原病院は島原半島の住民にとって欠くことのできない中核医療施設であり、自治体病院として地域医療に積極的に取り組まれております。 こうした中、島原病院においても近年の医師不足により、皮膚科、眼科の休診に加え、本年3月下旬から9月までの小児科の一時休診、さらには呼吸器科の休診が予定されており、専門的かつ高度な検査や医療が必要な患者をはじめ、半島住民が安心して生活できる医療基盤を確保できるのか懸念されております。 このことは、本市をはじめ島原半島地域にとって、大変重要な問題であります。自治体病院を運営する上で、医師の確保と診療科目の確保に基づき、経営基盤を確立することは重要な要素であります。よって、南島原市議会は、こうした課題に積極的に取り組むことを確認するものであり、市におかれましては、あらゆる機会を通じ、改善に努力されるとともに、大学学会、医師会等との連携のもと、抜本的な対策を国・県に講じられるよう、強く働きかけてくださるよう、別紙の決議のとおり要望いたします。 以上でありますが、提案の趣旨をご理解いただき、議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いをいたします。(降壇) ○議長(日向義忠君)  お諮りします。発議第3号は会議規則第37条第3項により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、発議第3号は委員会付託を省略することに決定しました。 これより質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで質疑を終結します。 これより討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  討論なしと認めます。 これより発議第3号を採決します。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、発議第3号は原案のとおり可決されました。 日程第37、請願第2号「島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願書」を議題といたします。 これより討論を行います。 討論は、初めに採択することに反対する議員の発言を許します。11番、中村議員。 ◆11番(中村一三君)  反対討論です。 「島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願」について、反対する立場から討論をいたします。 島原鉄道南線については、昨年1月、島原鉄道が南線の廃止を表明し、同3月末、九州運輸局に対し廃止届を提出して以来、南島原市議会をはじめ島原鉄道自治体連絡協議会などのさまざまな場所で存続、廃止の論議が行われてきました。 しかしながら、本市と関係自治体との協議の中で、多額の税金での赤字補填や設備投資補助による路線維持は困難と判断され、4月1日からバスの代替による公共交通の確保策が図られてきたことは皆様もご承知のとおりであります。 島原鉄道は今年100周年を迎える歴史ある民営鉄道です。長きにわたり、島原半島で生活する多くの住民の足として親しまれ、また、この地を離れた人々が故郷を思う時、島鉄の走る姿と重ね合わせるなど、シンボルとして愛されてまいりました。 島鉄を残せるものなら残したい、その思いはこの請願を出された島原半島を未来につなぐ会の皆さんと私も全く同じであり、その運動に敬意を表するものであります。また、3万6,000名の署名の重みもしっかり受け止めなければなりません。 しかしながら、翻ってみますと、現実を直視し、その将来を考えた時、残念ながら存続の道は非常に困難であると言わざるを得ません。 その理由として2点あります。 1点目は、まず今後の沿線人口の減少、特に乗客の6割を超える高校生の大幅な減少や、県内でもトップクラスの自家用車の普及などにより、乗客数の増加が見込めず、さらなる減少が予測されること。また、それに伴う鉄道の赤字補填や新しい事業支援策である上下分離方式による負担も、南島原市の財政能力を大きく超えるものと見込まれ、将来的に存続の見通しが立たないこと。 第2の理由として、請願で求められている内容は、存続を検討する法定協議会の設置、廃止届の撤回による路線の休止措置、公共交通総合連携計画の策定でありますが、いずれも同業者である島原鉄道株式会社の意思にかかっています。この点について、去る3月19日3時半から行われました全員協議会の中で、島鉄の常務取締役を呼んで話をいただきました。 島鉄は、南線の廃止は会社存続のための苦渋の決断であり、既に鉄道職員の削減とバス運転手の採用、バスの購入も行い、代替交通確保の準備も終わっているとして、その意思のないことを明確に表明をしております。このため、同様の請願が提出された島原市議会総務委員会においても不採択の決定がなされたところであります。 これらのことから、存続への思いは別として、請願採択による実効性はないと判断されることから、本請願の不採択を求めるものであります。 ○議長(日向義忠君)  次に、賛成者の発言を許します。23番、梶原議員。 ◆23番(梶原重利君)  23番、梶原です。 私は、「島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願書」について、賛成の立場で討論をいたします。 この島原鉄道の南線ですね、この存続は本当に市民皆さんの願いであると思います。また、これの廃止を望む人はいないと思います。 ただ、その中で南線のこの赤字の問題、それから乗客数の減ったこと、赤字に対する財政支援が難しいとか、そういう問題は多くあります。島鉄としても、公共機関でありますけれども、民間の一会社であり、その決定事項は島鉄が握っているわけで、本当に存続は大変無理だなという気はするわけですけれども、皆さんそういう結論が先に立って廃止ありきだと、そういうふうに立ってしまっているんではないかと。私も確かに難しいとは思いますけれども、この前の3月5日の全員協議会の中で、島原半島を未来につなぐ会、この会の代表の泉川さんの質疑応答に対する答弁を聞いておりまして、この問題についてよく調査されておりますし、勉強されたということに対して大変感心をさせられました。 そしてまた、現在まで4万数千名の署名が集まっているということを聞いておりますし、この数に対して本当に努力をされた泉川代表はじめ会の皆さん方に、本当に敬意と感謝を申し上げたい、そういう気持ちでいっぱいです。 これは無理かもしれませんけれども、この島鉄を守ろうとする気持ちに対して、私は何ら反対する気持ちがない。だから、そういうことで賛成の討論をさせていただきます。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言を許します。24番、柴田議員。 ◆24番(柴田恭成君)  私は、この「島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願書」について、反対の立場で討論をいたします。 反対の趣旨は、先ほど11番議員が述べられました趣旨と全く同じであります。また、私は端的に申し上げます。この存続を願うということは、私どもも存続できるならば存続したほうがいいというのは、これ市民皆さん方の共通した思いであります。 しかしながら、そういう中にあって、やはりこれは財政負担が市においても非常に厳しいということもあり、そしてまた、一昨日19日に島原鉄道さんに来ていただいて、いろいろと説明をお聞きしましたけれども、島原鉄道においては、もう存続はもちろん考えていない。そしてまた、休止も考えていない。そういったことをはっきりと申されました。そういった中で、島鉄においては、もう代替バスとしてバスも新しく10台ほど購入していると。そしてまた、その代替バス運行について、今一生懸命取り組んでいると。ですから、休止とかあるいはまた存続等については、全く考えていないということでございました。 私ども議員は、やはりこの請願を採択したならば、この趣旨にのっとり協議会を設置し、また存続に向け、休止に向けた取り組みをしていかなければなりません。できないことを採択しても、これは市民に対してかえって申し訳ないと私は思います。ですから、10%でも20%でも、この請願の趣旨を、存続できるあるいはまた休止できるような希望が持たれるんであれば、私も分かりますけれども、島鉄の意見を聞いたところではもう100%その望みはない。また、市の考え方としても、財政的に負担も問題だと。そしてまた、この休止をするにしても、今廃止をしている、それを撤回してまた休止届をしなければならない。そういったところの時間的な問題もある。 そういったところから、やはり私は非常に難しいということで、私はこれはここで採択しても、市民の皆さん方の期待には到底応えることができないということで、私はやはり議員として、「できないものはできない」とはっきり示すべきじゃないかなということで、私は19日の島鉄の意見を聞いた範囲で、これはもう無理だということで、今後は市民の皆さん方が困られないように、代替バスの運行を十分に計画していくとか、あるいはまたそれに対する料金等の問題もありますから、そういったことで十分に市民の皆さん方が困らないような措置をしていくとか、そういった方向に切りかえていくべきではないかなということで、私はこの請願に対しては反対をいたします。(「議長、賛成」という桑原議員の声あり) ○議長(日向義忠君)  賛成。27番、桑原議員。 ◆27番(桑原幸治君)  27番、桑原です。 「島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願書」に賛成の討論をいたします。 この請願は、島原鉄道南線存続を検討する法定協議会を設置して、住民が納得できる十分な協議を行うように求めております。鉄道は、安全性、定時性にすぐれ、環境にも優しい乗り物であります。お年寄りや身障者、自動車免許のない交通弱者にとって、貴重な唯一の交通手段であります。 また、鉄道廃止が地域の衰退に拍車をかける懸念があります。鉄道南線は、南島原市の貴重な資源として活用される可能性も秘めております。合併した8町を一つに結ぶ貴重なきずなでもあります。地元出身者にとっては、鉄道はふるさとでもあるのではないでしょうか。 こういった理由から、何とか残せないものかというのが住民や出身者、鉄道愛好者の強い願いであります。 請願では、国の公共交通に対する政策の変化をあげております。確かに、島鉄が南線廃止に踏み切った昨年1月以降、情勢は急速に変化しております。まず、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律が昨年5月制定され、10月から施行されました。引き続いて、今年の1月には、鉄道事業再構築事業が閣議決定され、20年度中には法律化される予定になっております。この鉄道事業再構築事業については、次のように述べております。 最近における経営状況に鑑み、その継続が困難となり、または困難となるおそれがあると認められる旅客鉄道事業について、経営の改善を図るとともに、市町村その他のものの支援を受けつつ云々と、こういうように書いてあります。まだ不十分なものでありますが、かなり希望の持てるものになっております。 署名数に表れているように、鉄道に対する人々の関心は非常に高まっております。赤字軽減への島鉄利用などの協力も、また自治体の負担分への理解も得られると確信をいたします。 同時に、国や県の補助を得られる可能性も大きくなってきております。国や県には財源がないわけではありません。反対の多い長崎新幹線には、武雄-諫早間の工事だけでも2,700億円をつぎ込もうとしております。鳥栖から武雄まで、あるいは諫早から長崎までこの工事を含めると、4,000~5,000億かかるんではないかと言われております。 道路だけに使われる道路特定財源の年間6兆円にも及ぼうというそのほんの一部を地方鉄道の補助に回せば、全国で苦しんでいる過疎地の鉄道の維持は十分できるのであります。 今日、地球温暖化防止は人類の存亡をかけた大問題になっています。この点で、日本は非協力的だと世界から非難されており、自動車に比べて二酸化炭素の排出量も少ない、環境に優しい鉄道が見直されてくることは確実であります。 住民と鉄道存続を願う人々、赤字に苦しむ鉄道のある自治体と一緒になって、国を動かす運動をさらに進めれば、島鉄南線存続も夢ではないと思います。 請願では、1年間だけでも廃止を棚上げし、運行を休止状態にしてでも十分な協議をするべきだと述べています。国の支援を入れて、それでも無理だとなれば、それはそれで住民説明となり、今後の新たな公共交通のあり方を官民一体となって展開していく原動力にもなると述べております。もっともな、そして前向きの提案ではないでしょうか。何とか残してほしいという署名は4万5,000名を超えたと聞いております。我々議会としては、その願いに応えるのが本来の責務ではないでしょうか。 住民の納得を得るためにも、請願が言うように、ここは一旦立ち止まって、みんなで一緒に考えることが必要ではないでしょうか。 確かに、島鉄にとっては、既に代替バスの準備を整え南線廃止に向けた作業が進められており、迷惑なことだとは思いますけれども、市当局が1年間の必要な経費を負担する覚悟で、またそれは十分可能だと考えます。 私は、市当局がいま一度、説得に努力されることを希望したいと思います。代替バス等の費用等については、そういう中で話し合えばいいことでありますし、また、職員を減らしているということであれば、存続ということになった場合に雇えばいいわけでありまして、そういうことについての相談もできるのではないでしょうか。 私は、最後の最後まで頑張るのが議会と市当局の役割だと考えます。時間はまだあるわけですから、ぜひ努力されることを希望して、請願採択に賛成の討論を終わります。 以上です。 ○議長(日向義忠君)  次に、反対者の発言ございませんか。(「はい、賛成」という高木議員の声あり)16番、高木議員。 ◆16番(高木和惠君)  「島原鉄道南線存続を検討する法定協議会の設置にかかる請願書」、これに私は賛成いたします。 3月5日、島原半島を未来につなぐ会の代表の方のお話をしていただきました。1月17日に3万5,933名の署名をいただいて出しましたと。みんなで全部で半島の住民を入れて、もう一度議論をする場所が欲しい。最初は、国の支援する声がなければ、私たちはあきらめかけていたと。途中で国の支援策が出てきた時に、住民の声が聞こえないという島鉄からとか、市長の声もあったという時に、12月18日から署名活動を開始したと。20年1月17日の締め切りは3万6,000ですが、現在では4万5,000を上回った数と聞いております。 もう一度協議会を立ち上げて、だれでも参加できる会を作っていただきたい。議論をしてもらえないだろうかという最大の私たちの望みです。この言葉を何回も何回も私は耳にしました。 国交省が作った法律ができ上がるまでは、私たちも手は出せない状態でしたと。1月30日、国交省から法律が改正された情報をもらい、陸運局の方は鉄道を残したい気持ちはあると。地域が熱意を持って一生懸命やっていただければ、何とか応援できますという言葉をもらったと。応援してもらうためにはどうしたらいいんだろうかと考えられた時に、先ほどの署名活動に入られたということでした。 島鉄側のお話も一昨日お聞きしましたが、島鉄側は、もう何がなんでも廃止するんだという意志がかたいのは私も分かりました。しかし、それは赤字でどうにもならないということで廃止を決定されたことは私も理解いたしますが、その原因を聞いておりません。なぜ赤字になったのか。まだまだいろんな知恵を出せば、存続できるということで、今回私もこの署名活動には参加いたしました。 したがって、島鉄が廃止届を実行されたことによって、みんなが8町住民が一つになり、もう一度住民一体となって考えたいと。存続ができる可能性があるのか、それともあきらめなければならないのか、両方これも何がなんでも存続とは言っていないと。存続することによって住民に負担をかけるようであれば、それもやむを得ないだろうと。しかし、このままではあきらめられないということですね。 そして、私たちの責務です。先ほど反対討論の中に島鉄側の意見があって、廃止することをもう強く思われている。私たちがここを採択してでも無理だというあきらめの声が私には聞こえましたけれども、私たちは南島原市民の代表者であり、ここで市民の訴えを採択することで、市民の皆様の思いがこれから先、4月から私たちが何をすればいいんだろうかと、それがきょうの日にちにかかっていると。 島鉄側の言い分は分かりますが、私たちが採択することによって、大勢の皆様で採択することによって、市長の考えが、私は市長を味方につけられるということを確信しております。 私、一般質問の中で、「何がなんでも島鉄の言い分を聞かなければならないんですか」という質問をいたしました。 市長の答弁です。「市民の皆様方の意向、意見、そしてそういうものが条文化されたものが私は議会の法律であると思う。その市民の意見というのが、また議員の皆様方のご意見になってくると、そういうふうに認識をいたしております」ということですので、私たちがこの請願を採択することによって、道は開けると私は確信しております。 どうか皆様、議員削減とかいろんなことが言われているさなかです。ここで私たちが住民の声に耳を傾けることによって、私たち南島原市議会が一丸となって、今後皆様の期待を受けて働かせていただけると信じております。どうか皆様、きょう多数でこれを採択することにご賛同いただけますよう、よろしくお願いいたします。 以上で私の賛成討論にいたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。19番、吉岡議員。 ◆19番(吉岡巖君)  私は、この請願に対して時期遅しということで、もう島原市議会でも18対5で請願は不採択されております。そういう観点で法定協議会を立ち上げるとしても、島原市、島原鉄道が入ってくるかどうか、入らない中でどうしてここで協議会ができるかと、そういうもう手遅れの状態の中での採択というよりも、バス代替で交通弱者に対して十分な配慮ができるような方策を講じていくのが議会の務めじゃないか、行政の務めじゃないかと思っております。 以上です。これで反対討論を終わります。 ○議長(日向義忠君)  ほかにありませんか。6番、松永議員。 ◆6番(松永忠次君)  6番、松永です。 私は、まず紹介議員の一人として賛成討論をいたします。 今、先ほどからいろんな討論がありますが、はっきり言って、南島原は今から世界遺産を指定して、全国から人を集めようという時代に、交通アクセスを遮断するというのは言語道断です。市がやろうがやるまいが我々市民の足なんです。よって、私は賛成討論といたします。 ○議長(日向義忠君)  ほかにございませんか。   〔「なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  これで討論を終結します。 これより請願第2号を採決します。本件は起立によって採決します。採択することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(日向義忠君)  起立少数です。よって、請願第2号は不採択とすることに決定いたしました。 日程第38、委員会の閉会中の継続審査及び調査の件を議題といたします。 請願第1号「南島原市たばこ受委託乾燥組合への灯油の前年差額の助成に関する請願」は農林水産・建設委員長から、さらに審査が必要であるとして、会議規則第103条の規定により、お手元に配布いたしました申し出のとおり、閉会中の継続審査の申し出があっております。 お諮りします。委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 次に、陳情第1号「南島原市公共事業発注に関する陳情」は、農林水産・建設委員長から、さらに審査が必要であるとして、会議規則第103条の規定により、お手元に配布いたしました申し出のとおり、閉会中の継続審査の申し出があっております。 お諮りします。委員長の申し出のとおり、閉会中の審査とすることにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 また、各委員長から会議規則第103条の規定により、お手元に配布しておりますとおり、閉会中の所管事務の調査の申し出があっております。 お諮りします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。   〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(日向義忠君)  異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 閉会前に市長よりあいさつの申し出があっておりますので、これを許可します。松島市長。 ◎市長(松島世佳君)  閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 このたびの議会は、去る2月26日から本日までの25日間にわたり開かれましたが、議員の皆様におかれましては、本会議並びに各委員会を通じまして、終始熱心にご審議をいただくとともに、提出をいたしました案件につきましてもそれぞれ適正なご決定を賜り、厚くお礼を申し上げます。 この際、会期中の主な出来事などについてご報告を申し上げます。 総合計画についてでございますが、施政方針におきまして、計画の策定状況と今後の取り組みについて申し上げたところですが、3月中には納品となっております。議員の皆様には早い時期にお配りいたします。 また、市民の皆様には広報紙などを通して、分かりやすいダイジェスト版を提供するなど、南島原市総合計画の内容をお知らせしてまいりたいと存じます。 南島原市民憲章の制定について。合併前のそれぞれの町において、町の理想像や住民の生活が快いものになるための目標を掲げた町民憲章が制定されておりましたが、これらの思いを引き継ぎながら、さらなる飛躍を目指すため、総合計画が動き出す20年度に合わせて、市の市民憲章検討委員会を立ち上げ、これまで3回の検討委員会を開催し、素案を作成いたしました。先の議会全員協議会におきまして説明をいたしておりましたが、2月15日から3月14日まで市民意見募集を行い、一昨日の最終検討委員会において、南島原市民憲章を決定していただきましたので、4月1日付で制定する予定でございます。 「南島原市民憲章、私たちのまち南島原市は、さんさんと太陽が降り注ぎ、豊かな自然に包まれています。また、いち早くヨーロッパの文化を受け入れた誇り高い歴史のまちでございます。人々はいにしえより普賢岳と有明海の恵みに感謝し、幾多の困難の中にあっても夢と希望を持って懸命に生きてきました。私たちは先人の精神を受け継ぎ、南向きに生きることを誓い、ここに南島原市民憲章を定めます。守ろう環境、大地、この自然。生かそう歴史、文化、この郷土。育てよう心、健康、この家庭。羽ばたこう未来へ」でございます。今後はそれぞれの分野におきまして、総合計画とともに周知と活用を図ってまいる所存でございます。 公営施設の経営の見直しについて。これまでの協議を踏まえ、去る2月15日に市として最終方針を公表したところですが、今議会の一般質問において、示唆に富んだ多くのご意見を賜りました。20年度早々には、議員の皆様から賜ったご意見なども参考にさせていただきながら、この最終方針について保護者やご家族の方々にご説明をし、不安の解消に努めてまいるとともに、十分な説明責任を果たしてまいりたいと考えております。 組織改正について。組織改正につきましては、行政改革大綱及び集中改革プランに基づき、定員適正化計画の実施に伴う職員の大幅な減少に対応しつつ、総合計画の実施をはじめさらなる市政の推進を図るため、事業系部局を中心に本庁機能を強化するとともに、市民相談センターを設置し、近年増加傾向にある多重債務などの相談にも対応してまいります。 また、世界遺産登録推進室を設置し、世界遺産登録へ向け強力に推進してまいります。 なお、総合支所の組織についても見直しを行なったことから、しばらくの間は市民の皆様にも戸惑いもあろうかと思いますが、ご不便をかけないよう万全の準備をいたしたいと存じますので、ご理解、ご協力賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 加津佐総合支所、庁舎の完成について。議員の皆様には既にご案内していると思いますが、落成式を3月23日に挙行することといたしております。また、新庁舎での業務は3月31日から開始いたします。南島原市のまちづくりの拠点として多くの方々に親しまれ、喜んで利用できる支所となるよう努めていく所存でございます。 警戒区域の設定、期限延長についてでございます。去る3月14日、雲仙岳警戒区域設定に伴う調整会議が行われました。本市では、深江町大野木場地区0.8平方キロメーターを警戒区域に設定をいたしていますが、雲仙岳に隣接する島原市、雲仙市及び本市の3市とともに、3月31日に警戒区域の設定期限を迎えることから、雲仙岳の活動状況や今後の対応などについて、県や関係3市の代表及び噴火活動に関する専門家、防災関係者の方々と協議、調整を行いました。 雲仙岳の噴火活動は停止の状態となってから10年あまりを経過し、この間、火山活動は落ちついた状態で推移し、各種のデータから見ても静穏な状態が継続しています。しかしながら、規模の大きな地震による溶岩ドームの部分的な崩壊や崩落による危険性も残っているため、今後とも注意深く見守っていくこととしております。 このような火山活動の状況から総合的に判断し、今後の復興に向け現在の警戒区域はそれぞれの市において、その設定期限を1年間延長し、平成21年3月31日正午までといたしました。 警戒区域周辺の皆様には、引き続き不便をおかけいたしますが、今後とも市や関係防災機関及び報道関係の情報にも十分注意して対処されるようお願いをいたします。 法律の一部改正に伴う条例の専決処分について。今国会において地方税法の一部を改正する法律が3月末の成立を目指して審議されております。成立後、南島原市税条例及び南島原市国民健康保険税条例の一部改正を例年どおり3月末をもって専決処分により措置させていただきますので、ご了承賜りますようお願い申し上げます。 道路特定財源の暫定税率について。道路特定財源の暫定税率については、皆様ご承知のとおり、国会の場でまさに議論されているところであり、いまだに最終的な決着を見ることができない状況であります。仮に暫定税率が廃止されることとなれば、本市の場合、地方道路譲与税、自動車重量譲与税、自動車取得税交付金を合わせ、少なくとも2億円前後の減収が見込まれるところでありますが、現段階では暫定税率が廃止となれば、国が新たに用意するであろう代替財源の措置内容などを総合的に勘案した上で、後日必要な予算を補正することになるものと考えておりますので、この際あらかじめ了承を賜りたいと存じます。 平成19年度予算最終補正及び平成20年度予算の補正の取り扱いについて。今回ご審議を賜りました平成19年度補正予算を含め、当該年度の予算につきましては、今後年間の執行額が確定することに伴い、調整、整理を行う必要が生じてまいりますので、例年どおり3月をもって専決処分により最終補正を措置させていただきますので、ご了承賜りますようお願いを申し上げます。 また、平成20年度予算につきましては、先の施政方針において既に申し述べさせていただいておりますとおり、農業分野の補助事業にあっては、翌4月にも補助の内示があるやに伺っており、農業受益者の作付、収穫等に影響しないよう、議会とも相談しながら適切な予算措置を講じてまいりたいと考えているところでございます。 このほか、会期中に皆様からお寄せいただきました数々の貴重なご意見、提言などにつきましては、今後の市政に反映させてまいりたいと存じますので、引き続き皆さんのご協力をお願い申し上げる次第でございます。 さて、日一日と寒さも緩み、春の色が濃くなりつつありますが、皆様方には何かとご多忙のことと存じます。どうか健康には一段とご留意の上、ますますご活躍されますようお祈り申し上げます。 終わりに、報道関係の方々には会期中、終始、市議会の広報についてご協力を賜りありがとうございました。この機会にお礼を申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。 ○議長(日向義忠君)  これで本日の日程はすべて終了しました。会議を閉じます。 平成20年第1回南島原市議会定例会を閉会いたします。     午後4時15分 閉会上記、会議録を調製し署名する。 南島原市議会議長     日向義忠 会議録署名議員     山本芳文 会議録署名議員     草柳寛衛...