雲仙市議会 > 2020-03-24 >
03月24日-06号

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  1. 雲仙市議会 2020-03-24
    03月24日-06号


    取得元: 雲仙市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 2年 第1回定例会(3月)出席議員(19名)    1番  藤 本  淳次郎  君       2番  山 本  松 一  君    3番  大 山  真 一  君       4番  矢 﨑  勝 己  君    5番  渡 辺  勝 美  君       6番  佐 藤  義 隆  君    7番  林 田  哲 幸  君       8番  坂 本  弘 樹  君    9番  酒 井  恭 二  君      10番  平 野  利 和  君   11番  浦 川  康 二  君      12番  上 田    篤  君   13番  町 田  康 則  君      14番  大久保  正 美  君   15番  小 畑  吉 時  君      16番  元 村  康 一  君   17番  小 田  孝 明  君      18番  深 堀  善 彰  君   19番  松 尾  文 昭  君                     欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定に基づく出席者       市長             金 澤 秀三郎 君       副市長            酒 井 利 和 君       教育長            下 田 和 章 君       総務部長           松 橋 秀 明 君       市民生活部長         本 多 正 剛 君       地域振興部長         尾 上 美 徳 君       健康福祉部長福祉事務所長  東   裕 実 君       環境水道部長         堀 尾 久 和 君       産業部長           谷 川 裕 行 君       建設部長           荒 木   正 君       会計管理者          松 田   究 君       農委事務局長         坂 本 英 知 君       代表監査委員         山 田 義 雄 君       参事監兼商工労政課長     蓑 川 剛 生 君       次長兼下水道課長       竹 田 義 則 君       参事監兼政策企画課長     松 浦 浩 二 君       次長兼人事課長        前 田 孝 章 君       財政課長           三 宅 隆 浩 君       スポーツ振興課長       本 田 理 恵 君       次長兼健康づくり課長     山 口 久美子 君議会事務局       局長             大 津 善 信 君       次長             芦 塚 清 隆 君       課長補佐           宗 塚 康 之 君       参事補            稲 本 千亜紀 君       参事補            宮 﨑 幸 平 君令和2年3月24日(火)議事日程議事日程 第6号┌────┬───────┬──────────────────────┬──────┐│日程番号│ 議案番号  │     件          名     │ 備  考 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  1 │議案第 1号 │長崎市町村総合事務組合を組織する地方公共団|      |│    │       │体の数の減少及び規約の変更に関する協議につい|      |│    │       │て                     |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  2 |議案第 2号 |県央県南広域環境組合規約の変更に関する協議に|      |│    │       │ついて立て                 |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  3 |議案第 3号 |雲仙市犯罪被害者等支援条例の制定について  |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  4 |議案第 4号 |雲仙市予防接種健康被害調査委員会条例の制定に|      |│    │       │ついて                   |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  5 |議案第 5号 |雲仙市森林環境譲与税基金条例の制定について |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  6 |議案第 6号 |雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例|      |│    │       │について                  |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  7 |議案第 7号 |雲仙市印鑑条例の一部を改正する条例について |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  8 |議案第 8号 |雲仙市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に|      |│    │       │関する基準を定める条例の一部を改正する条例に|      |│    │       │ついて                   |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  9 |議案第 9号 |雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例につ|      |│    │       │いて                    |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 10 |議案第10号 |雲仙市営住宅管理条例の一部を改正する条例につ|      |│    │       │いて                    |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 11 |議案第11号 |雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の|      |│    │       │一部を改正する条例について         |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 12 |議案第12号 |令和元年度雲仙一般会計補正予算(第7号)案|      |│    │       │について                  |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 13 |議案第13号 |令和元年度雲仙国民健康保険特別会計補正予算|      |│    │       │(第1号)案について            |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 14 |議案第14号 |令和元年度雲仙後期高齢者医療特別会計補正予|      |│    │       │算(第1号)案について           |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 15 |議案第15号 |令和元年度雲仙下水道事業特別会計補正予算 |      |│    │       │(第3号)案について            |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 16 |議案第16号 |令和元年度雲仙企業誘致用地整備事業特別会計|      |│    │       │補正予算(第2号)案について        |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 17 |議案第17号 |令和2年度雲仙一般会計予算案について   |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 18 |議案第18号 |令和2年度雲仙国民健康保険特別会計予算案|      |│    │       │ついて                   |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 19 |議案第19号 |令和2年度雲仙後期高齢者医療特別会計予算案|      |│    │       │について                  |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 20 |議案第20号 |令和2年度雲仙国民宿舎事業特別会計予算案|      |│    │       │ついて                   |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 21 |議案第21号 |令和2年度雲仙温泉浴場事業特別会計予算案|      |│    │       │ついて                   |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 22 |議案第22号 |令和2年度雲仙企業誘致用地整備事業特別会計|      |│    │       │予算案について               |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 23 |議案第23号 |令和2年度雲仙水道事業会計予算案について |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 24 |議案第24号 |令和2年度雲仙下水道事業会計予算案について|      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 25 |議案第25号 |工事請負契約の締結について         |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 26 |議案第26号 |工事請負契約の締結について         |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 27 |議案第27号 |工事請負契約の締結について         |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 28 |議案第28号 |工事請負契約の締結について         |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 29 |議案第29号 |工事請負契約の締結について         |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 30 |議案第30号 |不動産の買入れについて           |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 31 |議案第31号 |桑田辺地に係る公共的施設総合整備計画策定|      |│    │       │について                  |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 32 |議案第32号 |加例川・井手ノ上辺地に係る公共的施設の総合整|      |│    │       │備計画の策定について            |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 33 |議案第33号 |守山高部辺地に係る公共的施設総合整備計画|      |│    │       │変更について                |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 34 |議案第34号 |市道路線の変更について           |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 35 |議案第36号 |令和2年度雲仙一般会計補正予算(第1号)案|総務部   |│    │       │について                  |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 36 |発議第 1号 |雲仙市議会委員会条例の一部を改正する条例につ|      |│    │       │いて                    |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 37 |発議第 2号 |雲仙市長への専決処分事項の指定の一部改正につ|      |│    │       │いて                    |      |├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 38 |       |閉会中の継続審査申出について        |      |└────┴───────┴──────────────────────┴──────┘=午前10時00分 開議= ○議長(松尾文昭君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。 議事日程第6号により会議を進めます。─────────────── △日程第1.議案第1号 △日程第2.議案第2号 △日程第3.議案第3号 △日程第4.議案第4号 △日程第5.議案第5号 △日程第6.議案第6号 △日程第7.議案第7号 △日程第8.議案第8号 △日程第9.議案第9号 △日程第10.議案第10号 △日程第11.議案第11号 △日程第12.議案第12号 △日程第13.議案第13号 △日程第14.議案第14号 △日程第15.議案第15号 △日程第16.議案第16号 △日程第17.議案第17号 △日程第18.議案第18号
    △日程第19.議案第19号 △日程第20.議案第20号 △日程第21.議案第21号 △日程第22.議案第22号 △日程第23.議案第23号 △日程第24.議案第24号 △日程第25.議案第25号 △日程第26.議案第26号 △日程第27.議案第27号 △日程第28.議案第28号 △日程第29.議案第29号 △日程第30.議案第30号 △日程第31.議案第31号 △日程第32.議案第32号 △日程第33.議案第33号 △日程第34.議案第34号 ○議長(松尾文昭君) 日程第1、議案第1号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更に関する協議についてから日程第34、議案第34号市道路線の変更についてまでの34件を一括議題とし、各常任委員長の審査報告を求めます。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。小田孝明総務常任委員長。 ◎総務常任委員長(小田孝明君) おはようございます。総務常任委員会の報告をいたします。 3月9日の本会議において、総務常任委員会に付託されました議案第1号、第3号、第7号、第12号、第17号、第31号から第33号、以上8件について、3月10日、12日、本委員会を開催し、審査を行いましたので、その概要について報告します。 議案第1号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更に関する協議について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第3号雲仙市犯罪被害者等支援条例の制定について。 主な質疑として、犯罪被害者に対する支援の中で、公営住宅の活用や引っ越し支援などが大切であると考えるが、被害者を公営住宅へ優先して入居させる考えはないのかとの質疑には、第10条に規定しているとおり、一時的な住宅の提供ということで、市営住宅に空室があれば住宅の支援を行っていきたい。また、犯罪の内容によっては、市外への転出を必要とする場合があるので、その際は、県と連携を図っていきたいとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第7号雲仙市印鑑条例の一部を改正する条例について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第12号令和元年度雲仙一般会計補正予算(第7号)案について。 主な質疑として、定住促進対策事業において500万円を減額しているが、その理由は何かとの質疑には、この事業は、移住者が一目で見て、さまざまな情報を得られるインターネットのサイトをつくろうと予定していた事業である。しかしながら、10月に業者の公募を行ったが、応募業者がいなかった。そのような中、令和2年度に市のホームページ全体をリニューアルする構想があり、そのホームページに入れ込んだ形でリニューアルしたほうが経費的にも縮減できるという理由で減額したものであるとの答弁がありました。 消防施設費において備品購入費が減額されているが、消防団には平成26年に追加された新装備品があると聞いている。現在、各分団に必要な備品は揃えられているのかとの質疑には、これまでもIP無線などを購入し、各分団に配備をしている。令和元年度にはチェーンソーを配備し、また令和2年度にはトランシーバーを各分団に4個ずつ配備する予定である。予算上、一度に全ての備品を配備することは難しいが、年次的に拡充をしているとの答弁がありました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第17号令和2年度雲仙一般会計予算案について。 主な質疑として、ホームページ等企画運営事業とはどのような事業なのかという質疑には、この事業はホームページの更新に係るものである。ホームページについては、合併以来同じシステムを活用してきたが、システムの開発も進んでいることから、新システムの導入を図り、職員の事務量軽減につなげていきたい。また、最大の目的である市民にとってわかりやすい情報発信となるよう、ホームページのサイトを更新していきたいとの答弁がありました。 ふるさと応援寄附金において、前年度より1億5千万円の増額を見込んでいるとの説明であったが、その根拠は何かとの質疑には、来年度、寄附者が寄附しやすいような状況を整えるため、ポータルサイトを2つ増設予定である。平成29年度にポータルサイトを1つ増設したことで約1億円の寄附額が増えた実績があることから、今回サイトを1つ増設することで7千万円から8千万円の寄附が増えると見込んでおり、2つ増設することで1億5千万円の増額を見込んだとの答弁がありました。 また、現在、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、市内の観光業は大打撃を受けている。ふるさと応援寄附金に対する返礼品において、市内ホテル、旅館の宿泊の返礼品を拡大するようにとの意見がありました。 移住者向け住宅確保加速化支援事業補助金の内容はどのようなものなのかとの質疑には、この事業は、空き家の活用を進めることを大きな目的としている。現在、移住者が空き家を探す場合、移住者自身の手間が多いため、今回、移住者向けのさまざまな手配を一括して行う団体を市が認定し、その空き家活用団体に対して補助をする仕組みを構築したいとの答弁がありました。 また、空き家活用団体とはどのような団体なのかとの質疑には、具体例で言えば、不動産業者と工務店等が1つの団体をつくり、市の公募へ応募するような例が考えられるとの答弁がありました。 公共施設等総合管理計画推進事業において、人口減少が進んでいる中、老朽化していく施設などを減らしていくという市の考えはないのかとの質疑には、公共施設等総合管理計画では、令和18年度までの計画としているが、所管課の判断で早めに廃止できるものについては、なるべく早く廃止していく方向で取り組んでいかなければならないと考えていると答弁がありました。 令和2年度よりマイナンバーカード交付事業が拡大されることに伴い、事業を推進していくとの説明があったが、数年前は、「市としてはマイナンバーカード申請の推進はしていない」との説明を受けた。市としては、いつから推進するようになったのかとの質疑には、マイナンバー制度は平成27年度から始まっており、当初は本人の意思によるものということで、特段推進をしていなかったようである。現在、国は令和4年度中にほとんどの住民がカードを保有することを想定しており、マイナポイントの付与や健康保険証に使えるなどの施策を打ち出しているので、市としても推進に向けて努力をしていくとの答弁がありました。 自治会長の報酬額は、自治会加入世帯によって異なると思うが、報酬額はどのように試算されているのか。また、報酬額の最高額と最低額はどのようになっているのかとの質疑には、均等割として5万円、世帯割として自治会加入世帯1世帯当たり年間3,090円、この2つを各自治会の自治会長へ年間の報酬として支払っている。最高額は加入世帯200世帯の自治会で年間66万8千円、最低額は加入世帯6世帯の自治会で年間6万8,540円の報酬となっているとの答弁がありました。 自治会の合併や統合問題については、雲仙市自治会長連合会においても議題に上がっているが、自治会長が毎年変わる自治会もあり、話をなかなか進めることができないのが現状であると聞いている。この問題は行政側が主導で動き、推進していかないと先に進まないのではないのかとの質疑には、雲仙市自治会長連合会の中で研修を進め、お互いに研究しながら進めていかなければならないとの答弁がありました。 消防団の消防ポンプ操法大会は、毎年、真夏の暑い中に開催されているが、消防団員や審査員の体調管理などを考え、大会開催時期の見直しを県へ要望することはできないのかとの質疑には、開催時期についての協議の中で、各市に合わせた大会のスケジュールをなかなか調整できず、本年も8月開催予定になったと聞いている。開催時期見直しの必要性は感じているので、今回の意見を団長へつなぎ、雲仙市の意見として県の協会へもつなげていただくようにしたいとの答弁がありました。 徴収推進事務費において、口座振替を推進していくとの説明があったが、納付書での納付を推進したほうが手数料は発生しないのではないかとの質疑には、確かに納付書払いが最も経費がかからない。しかしながら、現在の納付状況として、コンビニ納付が全体の約20%、口座振替納付が約51%である。現状から納付者の利便性を考えると、やはり口座振替がよいと考えており、収納率を上げるためにも、ぜひ口座振替を推進していきたいとの答弁がありました。 会計課の人件費において、現在、会計課窓口指定金融機関から派出されている2名の嘱託行員が1名へ縮減されるとの説明があったが、これは今年10月に十八銀行と親和銀行両行が合併することによるサービスの低下ではないのか。また、令和2年度より派出行員が1名へ縮減され、その代替として市の短時間の会計年度任用職員を1名増員することにより市の負担が増えている。このことについて、市として指定金融機関へ要望などは行っていないのかとの質疑には、今後、市としては県内の会計管理者等の会合時に共通認識を高めた上で、県の市長会などにも働きかけをし、金融機関に対して要望を重ねていきたいと市長からの答弁がありました。 議案第17号についての反対討論として、社会保障・税番号制度システム整備事業の中にマイナンバー制度があるが、この制度は個人情報が漏れない保証はなく、個人に対するデメリットが多い。また、将来、個人情報が全て網羅されてしまうおそれがあるため、この予算案には反対するとの意見がありました。 賛成討論として、令和2年度雲仙一般会計予算案は、人口減少対策としての定住促進対策事業や結婚応援事業、庁舎整備事業、超高速ブロードバンド基盤整備事業、国勢調査事業など、市民生活に大変重要な予算が適切に配分されているため、賛成するとの意見がありました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第31号桑田辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第32号加例川・井手ノ上辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第33号守山高部辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 今回の議案に関連する事業について、3箇所の現地調査も行いました。 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。 ○議長(松尾文昭君) 次に、文教厚生常任委員長の報告を求めます。佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) それでは、文教厚生常任委員会報告をいたします。 3月9日の本会議において、文教厚生常任委員会に付託されました議案第2号、第4号、第6号、第8号、第11号から第14号、第17号から第19号、第21号、第27号から第29号、以上15件について、3月10日、11日、本委員会を開催し、審査を行いましたので、その概要について報告します。 議案第2号県央県南広域環境組合規約の変更に関する協議について。 質疑として、新ごみ施設建設予定地はどのあたりなのか。また、用地買収の状況はどのようになっているのかとの質疑には、現施設とのんのこ温水センターとの間に建設を予定されており、用地譲渡については地権者から内諾を得ていると聞いているとの答弁がありました。 稼働中の現施設3基の今後の解体計画及び解体費用はどのくらいなのかとの質疑には、令和8年に新施設が稼働予定であるが、その後に解体を計画されており、解体費用としては13億6千万円を予定されているとの答弁がありました。 運営費と建設費が規約改正案のとおりとなった場合、諫早市以外の構成市は負担増となるが、負担割合はどのように協議されたのかとの質疑には、諫早市に焼却施設本体があり、4市全てが使用しているが、半島内にあるリレーセンターについては、諫早市の使用頻度が3%程度しか使用されないため、リレーセンターや焼却施設本体の維持管理費などの経費負担について20%の平等割と80%の人口割やごみ処理量割などを含めて協議した結果がこのようになったとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第4号雲仙市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について。 主な質疑として、雲仙市予防接種健康被害調査委員会委員に市職員とあるが、開催されることを予測して指名するべきではないのかとの質疑には、委員会の開催は緊急の場合であり、開催時の役職等がはっきりしないため市職員としている。過去には担当部長を委員として選出しており、開催されなくても2年に一度、任命をする際に市長が担当部長を委員として任命するため、担当部長以外の職員が任命されることはないと考えるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第6号雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第8号雲仙市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第11号雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第12号令和元年度雲仙一般会計補正予算(第7号)案について。 主な質疑として、生活保護費返還金の返還の理由は何かとの質疑には、例えば、被保護者が障害年金の受給権を得た時に、過去にさかのぼって何年分か支給されることがあるが、その間、生活保護費を受給していた場合、本来、その年金で生活すべきであったということから、それに相当する保護費の返還が生じてくることなどがある。そういう場合が主な理由であるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第13号令和元年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第14号令和元年度雲仙市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第17号令和2年度雲仙一般会計予算案について。 主な質疑として、ごみ収集事業において、公用車の貸与が委託契約に含まれているが、通常の整備や車検は市が実施するのかとの質疑には、塵芥車については市が整備等を実施しているが、塵芥車以外の雲仙市環境事業協同組合で準備している車両については、組合で整備を実施しているとの答弁がありました。 公立学校施設整備事業において、今回、愛野小学校の教室を増設するために実施設計を予算計上しているが、どのくらいの規模を考えているのかとの質疑には、現在、愛野小学校は普通学級として15クラス、令和5年度には16クラスになる予定であり、現在の校舎は全て教室として使用をしている状況である。また、少人数指導教室として使用している部屋が1教室あるが、普通学級が1クラス増えた場合、教室が不足し、少人数指導ができなくなることから、学校より増築の要望があり、それに対応するために3教室程度を想定した増築にかかる実施設計予算を計上したとの答弁がありました。 雲仙市図書室及び愛の夢未来センター図書室を除く他の図書室の利用時間が、現在の午前10時から午後6時までが、新年度から午後5時まで1時間短縮されると市民から聞いたが、どのようになっているのかとの質疑には、合併前の公民館図書室については、一般職員が勤務をしている午後5時までの利用時間であったが、合併後は雲仙市図書館が午後6時まで、それ以外の瑞穂から南串山の図書室についても同様に午後6時までを利用時間としてきている。以前は、公民館に駐在職員3名を配置していたが、行政改革等の見直しの中で、現在、駐在職員2名体制で運用している。その場合、勤務時間が1日7時間30分のため調整し、早出、遅出出勤とし、午後6時までの利用時間に対応してきたが、3名から2名に減員となったことで、現場の駐在職員の出勤に対する負担が大きくなっているということ、また、合併当時は図書室等も整備が不十分なところもあったが、その後、図書館、図書室をネットワークサービスで結び、予約サービスの受け入れ、雲仙市図書館でインターネットやスマホ等で予約を入れると、地元の図書室までお届けをするようなサービスの充実も図ってきているため、駐在職員の負担軽減等を配慮し、勤務時間を1時間短縮しようと考えているとの答弁がありました。 これに対し、利用時間を午後5時までとした場合、本の返却等は利用時間が午後6時までの雲仙市図書館や愛の夢未来センターで可能との説明があったが、市民の利便性や市民サービスの低下につながると思うがどう考えるのかとの質疑には、市民サービスを確保する観点から、全ての図書室をこれまでの利用時間である午後6時までとするよう教育委員会としては運用を図っていきたいとの答弁がありました。 移動図書館車の運行変更についても同様に市民から聞いたが、どのようになっているのかとの質疑には、図書館職員は、土曜、日曜日あわせて合併時から4名でのローテーション勤務を行うため、実質1日を2名または3名体制で勤務をしている。1名が移動図書館車に従事すると、現場が1名から2名体制になることから、休憩も取りにくい状況である。また、研修会等があった場合、出勤日程を調整して対応しているところであり、合併後、図書館システムでの予約対応、他図書館の双方の貸し借りなど業務も増加しているところがあるため、移動図書の小学校巡回については、これまでの3週間に一度巡回するペースを4週間に一度の巡回に見直し、引き続き、小学校への移動図書の巡回を確保しながら、図書館及び公民館駐在職員の負担軽減を図り、段階的に見直しを検討するなど、校長会の意向にも配慮しながら対応していきたいとの答弁がありました。 生活保護者は雲仙市では現在何人なのか。また、就労意欲に対する支援はどのようにしているのかとの質疑には、令和2年1月末現在で505世帯、594人である。就労意欲への支援については、本人の状況を十分把握し、医師の意見書により総合的に働けるのか、働けないのかという稼働能力判定を行い、就労が可能となれば、その人の状況に応じた就労指導を行っているとの答弁がありました。 民生委員活動事業費はどのように使われているのかとの質疑には、民生委員1人当たり年額8万1千円を各地区の民生委員児童委員協議会へ支給しているが、活動費の使い方については、全額を民生委員へ活動費として渡す地区や、うち一部は地区民生委員児童委員協議会での活動費として利用する地区など、地区によってさまざまであると聞いているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第18号令和2年度雲仙国民健康保険特別会計予算案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第19号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について。 質疑として、令和2年度は、後期高齢者保険料の見直しになるが、保険料引き上げに係る被保険者に対する周知方法はどのように考えているのかとの質疑には、広報うんぜん5月号にてお知らせするとともに、7月に保険料決定通知を送付する際に、保険料変更チラシの同封を考えているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第21号令和2年度雲仙温泉浴場事業特別会計予算案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第27号工事請負契約の締結についてから議案第29号工事請負契約の締結についてまでの3件については、関連した議案であるため、一括して説明を受けました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 また、今回の議案に関する事業について、2箇所の現地調査も行いました。 以上、文教厚生常任委員会の報告を終わります。 ○議長(松尾文昭君) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。山本松一産業建設常任委員長。 ◎産業建設常任委員長(山本松一君) 産業建設常任委員会の報告をいたします。 3月9日の本会議において、産業建設常任委員会に付託されました議案第5号、第9号、第10号、第12号、第15号から第17号、第20号、第22号から第26号、第30号、第34号、以上15件について、3月10日から13日までの4日間、本委員会を開催し、審査を行いましたので、その概要について報告をいたします。 議案第5号雲仙市森林環境譲与税基金条例の制定について。 主な質疑として、当基金条例を活用した私有林整備の手続きはどのようになるのかとの質疑には、当該私有林が、国や県の事業において既に森林整備の計画があるか、または過去に森林整備の実績がないかをまず精査し、それら以外の私有林所有者に対し、市がアンケート調査を実施するように考えている。なお、私有林は広大なため、年次的に調査を実施していくとともに、アンケート調査以外でも要望があったものについては、逐次協議を行いながら進めていこうと考えているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第9号雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例について。 主な質疑として、淡島住宅は、かなり建物が古いが、最近まで入居者がいたのかとの質疑には、入居者はいたが、8月に退去されたとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第10号雲仙市営住宅管理条例の一部を改正する条例について。 主な質疑として、債権管理の分類を私法上の債権として取り扱うこととしたとの説明があったが、私法上とはどういうものかとの質疑には、市の債権には公債権、私債権があるが、これまで住宅使用料は公の機関が扱う公債権として取り扱ってきた。しかし、最近の裁判例では、民間の賃貸住宅と同じ民法上の適用として示されてきたことから、私債権として取り扱うこととしたため、今回改正するものであるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第12号令和元年度雲仙一般会計補正予算(第7号)案について。 主な質疑として、小規模漁協等合併支援対策事業について、合併する漁協の地区別の組合員数はどのようになっているのかとの質疑には、小長井町漁協が97人、瑞穂漁協が58人、国見漁協が41人の総数196人の計画となっているとの答弁がありました。 畜産クラスター構築事業について、家畜ふん尿の環境問題に対する確認は行っているのかとの質疑には、事業計画が提出される際、増頭数に見合った施設が整備されるのかを確認している。その後の現地確認については、この事業に関わらず、毎年農家の巡回を関係機関と一緒に行い、堆肥のはみ出しや野積みがないかなどについて確認を行っているとの答弁がありました。 市営住宅改善事業の朝日山団地の工事内容はどのようなものかとの質疑には、朝日山団地は、A棟、B棟、C棟の3棟あり、今年度が最終年度で、C棟の外壁改修工事と屋上防水改修工事のほか、老朽化に伴う浄化槽の改築工事を行っているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第15号令和元年度雲仙市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第16号令和元年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計補正予算(第2号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第17号令和2年度雲仙一般会計予算案について。 主な質疑として、ジオパーク推進事業について、昨年、天草が日本ジオパークからの撤退を発表したが、影響を受けないのか。また、市はどういう考えなのかとの質疑には、撤退発表後、緊急に担当課長等が招集され、島原半島ジオパークについては引き続き、ジオパークの魅力を発信していくことを再度確認している。天草の意向が全国的に広がっていくのではないかという懸念がジオパーク事務局にはあったが、現在のところそういった動きがあることは聞き及んでいないとの答弁がありました。 各町の地域から申請がある市道改良の整備は、どのような採択基準で進められているのかとの質疑には、各地区から提出された改良申請をもとに、要綱にのっとり現場を確認し、優先順位等を決めている。また、要望が多い地区は待ってもらい、地区として要望が少ないところは、なるべく早目に整備しているとの答弁がありました。 これに対し、市道改良とは別に、公共土木や農地保全事業などでも道路整備は実施されるため、そういったトータルバランスも見ながら、公平性を考えた採択基準で事業を進めてもらいたいとの意見がありました。 道路橋りょう維持費について、前年度予算よりも減額計上となっているが、その理由は何かとの質疑には、昨年度は、愛野小浜間の幹線道路整備の関係で、路線の検討業務を約600万円と、舗装の個別計画の委託料を約500万円計上していた。従って、約1,100万円を減額したものであるとの答弁がありました。 議案第17号に対する反対討論として、昨年10月の消費税増税により経済の停滞がさらに広がることを多くの専門家が指摘していた。実際、昨年10月から12月期の国内総生産はマイナス7.1%と大きな落ち込みとなっている。それにもかかわらず、商工振興事業費は昨年度の当初予算よりも少なくなっており、雲仙市の商工振興を真剣に考えているとは到底思えない。 また、諫早湾水産振興特別対策事業について、せっかくの事業が開門調査をしないままでは実らないのではないのかと考える。 海外宣伝誘致事業については、ドイツ、アメリカに対する事業推進の説明があったが、どのようにしても欧米から多くの観光客が来るとは思えない。やはり東南アジア、特に韓国や中国を中心に考えるべきではないかと考える。 以上3点を理由に反対するとの意見がありました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第20号令和2年度雲仙国民宿舎事業特別会計予算案について。 主な質疑として、歳入歳出それぞれ5,998万1千円の予算計上に対して、一時借入金の限度額を5千万円で設定しているが、どのようにして限度額の額を設定しているのかとの質疑には、これまで一時借入金の借り入れ実績はないが、例年どおり5千万円と設定しており、本年度も同額を設定したものである。なお、前年度予算額が約7,800万円であったが、同額で設定しているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第22号令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計予算案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第23号令和2年度雲仙水道事業会計予算案について。 主な質疑として、水道ビジョンの計画策定について、次回の策定は何年頃を予定しているのかとの質疑には、令和3年3月の策定予定であるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第24号令和2年度雲仙下水道事業会計予算案について。 主な質疑として、一般会計からの補助金が7億1,876万8千円で、下水道の水洗化率が67.3%との説明であったが、100%の水洗化率になった時は、どのくらい繰入金が減額となるのか試算したことはあるのかとの質疑には、100%での計算はしていないが、現在水洗化率67.3%で言えば、人件費を除く運営費の約6割が使用料金で賄えている状況である。なお、一般会計の補助金については、企業債元金償還金がかなり大きいものとなっているとの答弁がありました。 これに対し、市内全域が下水道区域になっていないため、全ての地区ではない一部の地区のところに一般会計をつぎ込んでいるということが問題となっている。よって、この一般会計からの繰り入れを極力減らすように、加入促進を一生懸命頑張ってもらいたいとの意見がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第25号及び第26号工事請負契約の締結についての2件については、関連した議案であるため、一括して説明を受けました。 主な質疑として、議案第26号の機械設備の改築工事について、1者のみの入札参加であるが、何か理由があるのかとの質疑には、指名競争入札と違い、九州管内を対象とし、公募型の入札で行っており、競争性は確保されている。電気設備工事においては8者の入札参加があり、機械設備工事についても同程度の参加を想定していたが、結果として参加者が1者であった。入札について不審な情報などもなかったことから、問題はないと考えているとの答弁がありました。 契約期間がどちらも令和3年3月26日までとなっており、とても長いように感じるが、特別な工事なのかとの質疑には、業者が図面を起こしたものを市が承認してから機器の製作を始めるが、既製品があるわけでなく、受注生産となるため相当期間がかかる。また、既存の機器を稼働しながら入れ替える作業ということもあり、十分な工期をとっているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第30号不動産の買入れについて。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第34号市道路線の変更について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 今回の議案に関連する事業などについて、12箇所の現地調査も行いました。 以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(松尾文昭君) ここで議事整理のため、しばらくの間休憩します。=午前10時54分 休憩= =午前11時15分 再開= ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、議案第1号から議案第34号までの委員長報告に対する質疑を行います。 総務常任委員長並びに産業建設常任委員長報告に対する質疑の通告はあっておりませんので、これで終わります。 次に、文教厚生常任委員長報告に対する質疑の通告があっておりますので、発言を許します。12番、上田篤議員。 ◆12番(上田篤君) 文教厚生常任委員長にお尋ねをします。 報告書の4ページから5ページにかけて市の図書室の問題が説明してあります。 その午後5時までに短縮するということですけども、図書室の利用とか、あるいは市民サービスという観点からすれば、利用時間が午後6時まででも早いと思うのですけれども、もう少し延長するべきではないかというような意見はなかったのでしょうか。 今は、やっぱり午後6時に行くためには午後5時にきちっと終われるような職場じゃないと行けないと思うのです。どうでしょうか。 ○議長(松尾文昭君) 佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) それでは、ただ今の質疑についてお答えいたします。 議案第17号の質疑についてお答えいたしますが、図書室の利用時間等については、午後6時から午後5時までの1時間短縮の説明が教育委員会からありましたが、全委員としては現状維持をしてくださいということで決定し、その他質疑については協議しておりません。 以上です。 ○議長(松尾文昭君) 上田篤議員。 ◆12番(上田篤君) やっぱり、これ全体的に何か職員の待遇の問題が主になっていて、本来である市民サービスの点がちょっと抜けているような気がするのですけど、その辺が出なかったのが非常に不思議なのですけど、どうなのでしょうか。 ○議長(松尾文昭君) 佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) ただ今、上田議員のほうから延長の質疑がなかったかということでありますが、一応、この件については先程も説明いたしましたが、これまで午後6時までだった開館時間を新年度から午後5時までに短縮するという説明がありましが、この件については先程も申しましたが、全員やはり市民サービスを考えた上では現状維持の午後6時までをということで決定しました。 以上です。 ○議長(松尾文昭君) これで、委員長報告に対する質疑を終わります。 これから順次、討論、採決を行います。 議案第1号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更に関する協議についてから議案第11号雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例についてまでの11件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、議案第1号から議案第11号までの11件を一括して採決します。 各常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第1号から議案第11号までの11件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第1号から議案第11号までの11件については、原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、議案第12号令和元年度雲仙一般会計補正予算(第7号)案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、発言を許します。 まず始めに、原案に反対者の発言を許します。4番、矢﨑勝己議員。 ◎4番(矢﨑勝己君) 4番、日本共産党の矢﨑勝己です。 私は、議案第12号令和元年度雲仙一般会計補正予算(第7号)案について反対の立場から討論を行います。 私は、事業そのものに反対するものではなく、大いに拡充して実施してほしいと思っております。しかし、今回のような事業推進に疑問を持たざるを得ません。 この事業は消費税が10%に増税され、軽減税率だといって複数税率にして社会を混乱させ、中小零細業者にとっても、これまで以上に経営を圧迫し、その上に事務の煩雑さを招いただけではないでしょうか。 消費税の増税により低所得者の方々が経済的に厳しい、そういう状況になるということで、今回もこのプレミアム商品券事業を導入をされました。同じようなやり方で実施されたこの事業は、過去に失敗したのではありませんか。麻生大臣も効果がなかったと認めております。 今、コロナウイルス問題で世界中の経済が大打撃を受けております。今後ますます経済は悪化するのではないでしょうか。今こそ消費税率5%以下にすべきと考えます。 この事業は2億6千万円の予算に対し実質的利用が1億円、1億6千万円が執行残となり、利用する人が40%にも満たないほど少なかった。このことを執行部や担当部局は精査をされましたか。多くの交付金が事務費と合わせると1億7千万円を国庫に返還しなければなりません。 なぜ、このように利用されなかったのか。多くの問題点を含んだ事業だったと考えます。その多くの問題点がありますが、私は一番の問題点は、支給対象を低所得者に限るとしたことにあると考えます。 商品券を購入したり使用したりすると、私は低所得者ですと知らせるようなものではありませんか。別な方法で支援することはできたと思います。 事業推進は各地方自治体に任せるべきではないでしょうか。国に対してもこの声を大きく強く訴えるべきではないでしょうか。 最大2万円で2万5千円分の商品券を2万円で購入し、5千円分が経済効果を生むはずでした。購入するにも2回も役所に出向かなければなりません。商店の皆様は換金の手数がかかる、大変な事務手数であります。 他に有効な方法があったと思います。そう思うと、今回の第12号議案全体に反対するものではありませんが、以上の理由から賛同できません。 議員各位の皆さんの賛同をお願いし、私の討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから、議案第12号を採決します。各常任委員会委員長の報告は、原案可決です。議案第12号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。従いまして、議案第12号は可決することに決定いたしました。 次に、議案第13号令和元年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案についてから、議案第16号令和元年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計補正予算(第2号)案についてまでの4件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、議案第13号から議案第16号までの4件を一括して採決します。 文教厚生常任委員会委員長及び産業建設常任委員会委員長の報告は、原案可決です。議案第13号から議案第16号までの4件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第13号から議案第16号までの4件につきましては、原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、議案第17号令和2年度雲仙一般会計予算案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、発言を許します。 まず初めに、原案に反対者の発言を許します。4番、矢﨑勝己議員。 ◎4番(矢﨑勝己君) 4番、矢﨑勝己です。 私は、議案第17号令和2年度雲仙一般会計予算案に反対の立場から討論を行います。 第1は、2款総務費、1項総務管理費、9目情報電算費の説明欄の社会保障・税番号制度システム整備事業、いわゆるマイナンバーカード関連事業が1,207万4千円計上されている点です。 このマイナンバー制度は、今現在は、住所・氏名・性別など一部の情報だけを登録しておりますが、それでは、行政では情報が足らない、そういうことで、今後は金融機関や医療機関、警察、税務署などの情報活用が検討されております。そうなると、個人の情報がカード1枚に網羅されてしまうおそれがあります。 制度自体やその利用目的などにおいて多くの問題点が指摘をされております。行政側からすると大変便利なものであっても、個人一人一人にはあまり便利なものではない。そのカードを落としたり、なくしたりすることも出てくるのではないでしょうか。 一番懸念されることは、その情報が漏洩して他人に利用されたり、犯罪に使われたりするおそれがあるということです。 そういった理由から、国民が不安を持ち、カード取得が増えないのではないでしょうか。個人情報が流出しない保障はありません。市民を守るためにもマイナンバー制度は凍結・中止に踏み切るべきではないでしょうか。国に対してもこの声を強く大きく訴えるべきです。 市民にとって百害あって一利なしのこの事業に貴重な税金をつぎ込むことは許されません。 第2は、7款商工費1項商工費2目商工振興費の商工振興事業費についてですが、昨年10月、消費税が8%から10%に増税をされました。これにより、経済の停滞が広がることは多くの専門家が指摘をしておりました。 実際、昨年10月から12月期の国内総生産GDPは、マイナス7.1%と大きな落ち込みとなっております。これは、新型コロナウイルスの影響以前の数字であります。それにも関わらず、商工振興事業費が、前年度当初予算の1億29万4千円から、令和2年度は9,582万6千円と少なくなっています。雲仙市の商工業の振興を真剣に考えておられるのか疑問であります。 第3は、同じく3目観光費で説明欄の観光総務費の中に海外宣伝誘致事業がありますが、昨年度の1,420万5千円から令和2年度は1,663万1千円、242万6千円の増額になっております。 ドイツやアメリカという国を挙げての説明をされましたが、根拠がわかりません。現時点では、こういった国から多くの観光客が雲仙市に来るとは到底思えません。 今は、いろいろな問題で、韓国・中国との関係が揺らいでおりますが、これらの国を中心とした東南アジアの国々に働きかけるのが基本ではないでしょうか。 以上の理由から反対するものです。議員皆さんの賛同をお願いして、私の討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。10番、平野利和議員。 ◎10番(平野利和君) 議案第17号令和2年度雲仙一般会計予算案について賛成の立場で討論いたします。 令和2年度の一般会計予算案として過去最高の約306億円が計上されております。人口減少が加速している雲仙市において、前年度に引き続き移住・定住促進や子育てに力を入れた施策が予定されております。 それに、農漁村や観光福祉行政にも特化した施策が盛り込まれており、企業誘致に向けた多比良港埋立地、吾妻町下埋立地の予算や、特に老朽化が懸念されております瑞穂総合支所の建て替え予算も計上されております。 今年度最後の時期になり、世界規模で拡大しているコロナウイルス肺炎で、日本のみならず世界経済が疲弊してきており、国も補正予算にて経済を立て直そうと必死であります。 雲仙市においても、来年度予算を早く可決して、いち早く雲仙市民の生活の安定のために力を注ぐべきと考えます。このような時期に毎年予算案に反対されていることに対し、強く疑念を抱くものであります。 以上の理由により、賛成討論とさせていただきます。議員各位の賛同、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから、議案第17号を採決します。 各常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第17号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。 従いまして、議案第17号は可決することに決定をいたしました。 次に、議案第18号令和2年度雲仙国民健康保険特別会計予算案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、発言を許します。 まず初めに、原案に反対者の発言を許します。12番、上田篤議員。 ◎12番(上田篤君) 12番、日本共産党の上田篤です。 私は、議案第18号令和2年度雲仙国民健康保険特別会計予算案についてに反対の立場から討論を行います。 雲仙市国保の最大の問題は何といっても高すぎることです。モデル世帯、年収400万円、4人世帯、2018年度を例にとりますと、国保税額は43万1,360円となります。これに対して多くの民間勤労者が加入する協会けんぽは20万4千円と半分以下です。 均等割、平等割を除くと26万960円となり、協会けんぽにかなり近くなります。国保税がどれだけ大変か、なぜ、生活が苦しいのか、これでよくわかると思います。実際は収入ももっと低い世帯が多いものと思われます。 平成30年度から国保の都道府県単位化が施行されました。多くの方が国保は安くなるのではないかと期待されたかもしれませんが、そうはなりませんでした。それどころか、今後はますます高くなり、支払いの督促も厳しくなるような動きがあります。 そのために、国保税滞納世帯数は763世帯もあります。これは、加入世帯数7,366世帯の10.3%と多数であり、1年以上の滞納期間で発行される資格証明書も73世帯と他の市町と比べてかなり多くなっております。ただし、前年が113世帯ですから40世帯も減っているということは、担当部局での大きな努力があったものと思います。 一般質問で紹介しました横浜市は、人口375万人という大都会でありながら、短期保険者証も資格証明書も発行がゼロになったということですから、ぜひ、雲仙市でもさらなる努力を期待したいと思います。 ちなみに、近隣の状況を紹介しますと、島原市は国保加入世帯7,527世帯、滞納世帯数が1,226世帯と雲仙市よりも多くなっております。しかし、資格証明書の交付世帯は1世帯です。南島原市では8,671世帯中936世帯が滞納となっておりまして10.8%、資格証明書の発行は46世帯であります。 国保の都道府県単位化が施行されても、市や町の裁量で法定外の繰り入れなどは実行可能ということは、国会でも繰り返し答弁されていますし、諸団体の省庁交渉などでも確認されています。 一般会計からの繰り入れは、憲法や地方自治法にある地方自治の原則にのっとって実施しているものです。8%から10%への消費税増税に加え、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、諸国民の暮らしはお先真っ暗状態です。今こそ国保税を引き下げ、市民の命と暮らしを守るべき時ではないでしょうか。 本予算案では、残念ながらそういう姿勢は示されておりません。国保危機の根本原因は、国保への国庫支出金が大きく減らされたことにあります。国は1984年に国庫補助率を医療費の45%から給付費の50%に引き下げました。給付費は、医療費の70%相当ということですので、実質は国庫補助率を医療費の35%へ10%も削減したことになります。 また、国保税には医療費を賄う医療分以外に、後期高齢者医療制度への支援金、40歳以上65歳未満の人の介護保険料も含まれており、後期高齢者の医療費や介護給付が増えれば保険税が上がることになります。 何度も言ってきましたけれども、全国知事会は国費1兆円の投入で国保税を現在の約半額となる中小企業の労働者が加入している協会けんぽ並みに引き下げることを提案しています。 全国市長会も同じような趣旨の提言を掲げています。大いに賛成です。市議会、雲仙市一緒になって大きな声を上げるべきだと考えます。 家族が多いほど子どもが生まれたら、即、負担額が増える現在の人頭税である均等割、雲仙市は1人3万4,400円です。この廃止も視野に国・地方で検討するべきです。 子どもが生まれたことを素直に喜べないのは、おかしな社会だと思います。少子高齢化問題を心配するのであれば、こういう足元からの施策をもっと検討するべきだと考えます。 本来、国民健康保険制度は国民健康保険法にあるように、私的な保険制度、住民の相互扶助制度ではなく社会保障制度です。社会が、国が、責任を持つべきものです。最近は、個人の責任を声高に主張する風潮がありますが、それは、大きな間違いです。 いわゆる、自己責任論は政府の責任を免罪するマインドコントロールです。 法には次のようにあります。国民健康保険法第1条、「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」とあります。 この原点に立ち返ることが今こそ必要ではないでしょうか。 議員各員の御賛同を心からお願いして、私の討論を終わります。 ○議長(松尾文昭君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番、大山真一議員。 ◎3番(大山真一君) 議案第18号令和2年度雲仙国民健康保険特別会計予算案について賛成の立場で討論を行います。 御案内のとおり、国民健康保険は病気やけがをした場合に安心して医療を受けることができるよう、加入者が普段から保険税を納め、医療費の負担を支え合う助け合いの制度であります。 国保は、全ての人が何らかの医療保険に加入することになっている我が国の国民皆保険制度の中核として地域住民の医療の確保と健康の保持増進に大きく貢献をしていると認識をしております。 保険制度の財政運営主体は、一昨年度の平成30年度から県での一元化となりましたが、税の賦課徴収事務や療養費等の給付事務は従前どおり市が行っているところです。 新年度予算の主な事業を見ますと、医療費適正化特別対策事業、保健衛生普及事業、特定健康診査等事業など医療費の適正化を図る事業が計上されており、歳出予算では保険給付費がマイナスとなり、保健事業費はプラスの伸び率で医療費抑制を図るための取り組み姿勢がうかがえるところであります。 歳入では、保険税の収納率向上対策の取り組みの効果が出てきており、近年では、連続して収納率の向上が実績としてあらわれてきていると思います。 また、納入方法につきましても、スマホアプリの電子マネー納付の導入や、在外外国人及び転入外国人向けの10カ国語翻訳のパンフレット作成配布など、工夫を凝らしており、口座振替増加対策としては推進キャンペーンの実施を予定するとのことで、計画等については一定の評価ができるものと考えております。 よって、本案に賛成をするものであります。議員各位の御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから、議案第18号を採決します。 文教厚生常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第18号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。 従いまして、議案第18号は可決することに決定をいたしました。 次に、議案第19号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、発言を許します。 まず初めに、原案に反対者の発言を許します。12番、上田篤議員。 ◎12番(上田篤君) 12番、日本共産党の上田篤です。 私は、議案第19号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について反対の立場から討論を行います。 後期高齢者医療制度は、2008年、平成20年4月から始まりました。この制度は、75歳以上、一定の障害がある場合は65歳以上の人を国民健康保険や健康保険から切り離し、高齢者だけの別保険として高い保険料と低い医療給付を押しつけるものです。 後期高齢者医療制度の保険料は2年ごとに見直しとなっています。本年度が見直しの時期です。この見直しというものは、実際は増税と捉えるべきだと私は考えます。 議案書の後期高齢者医療保険料を見ますと、平成31年度が3億1,083万円、令和2年度が3億3,531万4千円、2,500万円ほど上がっております。着実に増えております。 これは、保険加入者の増加によるものもあると思いますが、増税によるものも当然含まれております。議案書からはよくわかりませんが、広域連合のパンフレット、令和2年4月版によりますと、所得割率が8.67%から8.98%と前期比で0.31ポイント増え、均等割額が4万5,800円から4万7,200円と1,400円増えております。 また、所得の低い方対象の均等割の軽減特例は、平成29年度まで9割だったものが今年度から7割に戻されます。 年金は減る、消費税は上がる。この中でのこのような保険料引き上げを前提とした予算案には到底賛成できません。 後期高齢者医療制度は75歳以上人口と医療費の増加に応じて保険料が自動的に引き上げられる仕組みなので、今後は当分の間引き上げが続くものと思われます。 さらに2019年12月、つい先程ですけれども発表をされました全世代型社会保障検討会議中間報告では、後期高齢者窓口負担が、今、1割ですけれども2割化と紹介状なしの外来受診手数料の実質引き上げが盛り込まれました。 この内容が実施されれば、受療権の侵害のみならず生活の困窮が危惧される状況となります。人間を75歳という年齢だけで差別するこの制度は、憲法第25条の生存権、憲法第14条の法の下の平等に反するものです。このような制度は廃止して、誰もが合意できるものを作るべきです。 以上のような理由から、この予算案には反対いたします。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番、大山真一議員。 ◎3番(大山真一君) 議案第19号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について賛成の立場で討論を行います。 我が国の社会保障における医療制度は、世界でも最長クラスの平均寿命や高い医療水準を実現しており、これを支えてきたのが国民皆保険制度であります。 国民健康保険と被用者保険の2本立てで国民皆保険制度が実現されていますが、以前は所得が高く、医療費の低い現役世代では被用者保険に多く加入する一方、退職して所得が下がり、医療費が高い高齢者になると国保に加入するといった構造的な課題がありました。 このため、高齢者医療を社会全体で支える観点に立って、75歳以上について現役世代からの支援金と公費で約9割を賄うとともに、65歳から74歳について保健者間の財政調整を行う仕組みを設けたのが後期高齢者医療制度の仕組みであると認識しておりますが、この制度は平成20年4月より75歳以上の高齢者は県の広域連合が運営する独立した後期高齢者医療制度に加入し、給付を受けることとなっております。 今般、高齢者の医療の確保に関する法律が一部改正をされ、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に関する事項が新たに設けられたことに伴い、長崎県後期高齢者医療広域連合第3次広域計画が策定をされました。 それによりますと、長崎県の健康寿命は男女ともに延伸傾向にはあるものの全国平均を下回っており、平成28年の統計で男性30位、女性28位ですが、一方では1人当たりの医療費は平成29年度で全国でも3番目に高い状況にあるとのことであります。 これらを踏まえ、新年度予算におきましては、健康寿命延伸に向けた保健事業として、健康診査事業や口腔ケア事業の実施で、医療費の抑制や生活習慣病の重症化防止を図ることなどが予定をされており、広域計画に沿った事業に取り組まれるために本案に賛成をするものであります。 議員各位の御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから議案第19号を採決します。 文教厚生常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第19号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。 従いまして、議案第19号は可決することに決定いたしました。 次に、議案第20号令和2年度雲仙国民宿舎事業特別会計予算案についてから議案第34号市道路線の変更についてまでの15件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、議案第20号から議案第34号までの15件を一括して採決します。 各常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第20号から議案第34号までの15件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第20号から議案第34号までの15件については、原案のとおり可決することに決定いたしました。─────────────── △日程第35.議案第36号 ○議長(松尾文昭君) 次に、日程第35号、議案第36号令和2年度雲仙一般会計補正予算(第1号)案について提案理由の説明を求めます。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) 追加上程を御了承いただきましてありがとうございます。 ただ今、追加上程させていただきました議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 今回、お願いいたしておりますのは、令和2年度補正予算の1件につきまして御提案申し上げます。 議案の詳細につきましては、担当から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 議案第36号について説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案第36号令和2年度雲仙一般会計補正予算(第1号)案について御説明申し上げます。 議案集では1ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、別冊で配付いたしております提出議案参考資料追加の令和2年度雲仙市補正予算案資料(第1回補正)により御説明いたしますので、資料の1ページをお開きください。 一般会計の今回補正額は6,485万2千円の追加補正で、補正後の予算額は307億4,672万2千円となり、前年度の同期と比較しますと率にして5.0%の増となります。 次に、今回補正内容でございますが、歳入歳出予算では、新型コロナウイルス感染症対策緊急経営安定化事業を新規計上し、この事業に関連する債務負担行為を1件追加しようとするものでございます。 2ページをお開きください。 補正予算の項目のうち上段の歳入でございますが、ナンバー1の19款繰入金、財政調整基金繰入金は、今回の補正予算の調整財源として6,485万2千円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出について御説明申し上げます。 ナンバー2の7款商工費、新型コロナウイルス感染症対策緊急経営安定化事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、経営の悪化が懸念される市内事業者に対し、国・県の制度資金の利子や保証料の一部を助成する補助金として6,485万2千円を新規計上しようとするものでございます。 以上で、議案第36号の説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。─────────────── △日程第36.発議第1号 △日程第37.発議第2号 ○議長(松尾文昭君) 次に、日程第36、発議第1号雲仙市議会委員会条例の一部を改正する条例について及び日程第37、発議第2号雲仙市長への専決処分事項の指定の一部改正についての2件について提案理由の説明を求めます。酒井恭二議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(酒井恭二君) 発議第1号雲仙市議会委員会条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。 提案理由といたしましては、記載のとおり雲仙市役所部設置条例の一部を改正する条例が可決されたところに伴い、常任委員会の所管について所要の整備を図るものです。 なお、施行日につきましては、令和2年4月1日から施行しようとするものです。 議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 次に、発議第2号雲仙市長への専決処分事項の指定の一部改正について提案理由を申し上げます。 提案理由といたしましては、記載のとおり地方自治法第180条第1項の規定により、市長において専決処分することができる事項を別紙のとおり一部改正し、事務の迅速化及び簡素化を図るものです。 なお、本指定につきましては、議決の日から適用しようとするものです。 議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(松尾文昭君) ここで、議案第36号並びに発議第1号、発議第2号の3件に対する質疑・討論受付のため、午後1時まで休憩いたします。=午後0時08分 休憩= =午後1時00分 再開= ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから議案第36号令和2年度雲仙一般会計補正予算(第1号)案についての質疑を行います。 質疑の通告があっておりますので、発言を許します。14番、大久保正美議員。 ◆14番(大久保正美君) コロナウイルスの感染の影響を受け、売り上げが減少とありますけども、この減少した程度、雲仙市内の飲食店、旅館あたりの3月から4月の調査を私はしてもらうように担当課には言っておりましたけども、その辺を調査ができたのかできんのか。減少率、減少の数、その辺をお願いします。 そして、利子と保証料の一部とありますけども、これは、もちろん無担保無保証と思います。保証料があるということは、その辺も踏まえて答弁お願いします。 ○議長(松尾文昭君) 谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) 市内における飲食業の宴会等々だというふうに感じておりますが、まず、議員もおっしゃるとおり3月に宴会等がかなり相当数のキャンセルがあっていることで我々もお聞きしているところでございます。 このような状況を踏まえまして、先程もおっしゃったとおり私たちも市内の主な飲食業のほうに電話確認を行いました。 結果、46件中でございますけども、その中で29件の飲食業者にお話を聞くことができ、396件のキャンセルがあったと伺っておるところでございます。人数につきましては、1万225名ということでお聞きをしております。 それと、利子と保証料関係での担保でございますけど、また利子補給をするのですけど、これは、保証料を一応行うということで、担保については必要ございません。 ○議長(松尾文昭君) 大久保正美議員。 ◆14番(大久保正美君) これは、月は3月、4月かな、2カ月かな。これも答えて。 1万225人が雲仙市内でキャンセルということで、旅館と飲食店も含めての数かな。その辺もお願いします。 ただ、こういう激減をしたのは、やはり外国人旅行者のキャンセルは旅館、ホテル、雲仙・小浜のほうは多いと思うのです。この辺は、やはり全国的と思っておりますけども、地元で長崎県、長崎市、諫早市、大村市、島原半島、コロナウイルスは、今、感染者は出ておりません。 出ていないのに、地元、雲仙市では対策本部が設置をされておる。この対策本部、警戒本部はありましたけども、対策本部を作ったために、私が知る限りは、わかりやすく言えば総務委員会の打ち上げもキャンセルした。17日に小浜のほうでやるようにしちょった。これもやっぱり40人近くおったろうと思うのです。そういう中で、それでまた今日、議会の打ち上げをするようになっておった。今現在、島原半島にも患者は出ていない。それでも対策本部は出たという以上は、我々議会も職員もそういうことはやっぱりやめないかん。対策本部がなかったら、出きていなかったらやるのです。 そして、この1万225人キャンセルが出た、これもいくらか地元でできることは、埋め合わせできることは地元でしてやらないかん。そう思っております。 この警戒本部というのは、対策本部、聞いてみますと内容はあんまり大違いがせん。そして、また対策本部は出た中で、この対策本部の中は聞いてみますと、職員も東京にいく出張はたががかかっていない。市長も市長会とか陳情で東京に行くと、対策本部を作りながら東京の空港に行ったり、帰ってきたりすれば、これは大変なことになるかもしれないです。 対策本部は作った、そういう足止め策も何もない。そういう中で、ただ、飲食店のキャンセルを多くするだけの対策本部かなと、こういう気がします。警戒本部と対策本部の違いも答えてください。 ○議長(松尾文昭君) 谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) まず、飲食店につきましては2月、3月ということで確認をさせていただいております。それと、小浜温泉と雲仙温泉の関係のキャンセルは報告を受けているものにつきましては、トータルの人間でございます、2万8,080人が一応キャンセルということで報告を受けております。 これを飲食業と合計しますと、3万8,305人のキャンセルというふうに伺っているところでございます。 ○議長(松尾文昭君) 東健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(東裕実君) まず、市内飲食店への影響が深刻であると対策本部の設置と警戒本部の違いということでございますけれども、議員申されますように、年度末は卒業式とか人事異動等によりまして市内飲食店等の繁忙期を迎える時期であるということは十分に承知をしております。 新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、市内経済へ多大な影響を及ぼしていることも認識をしているところでございます。 対策本部の設置の経緯でございますけれども、3月14日に県内で初となる、これ壱岐市でございますけれども、感染者の確認がなされております。 このことを受けまして、本市におきましてもいつ発生してもおかしくない状況があるということと、感染拡大の防止に努める必要があると。そういったものも踏まえて迅速な対応を求めるということで、体制作りを強化するということで対策本部を設置したものでございます。 警戒本部と対策本部の違いでございますけれども、警戒本部では、まず情報収集と情報共有、それから、市民の方への普及啓発を行うために副市長を本部長としまして、各部局長で構成をしておりましたが、対策本部におきましては市長を本部長としまして、島原消防本部や県央消防本部を加えた組織構成とすることで、より一層迅速で適切な対応をできるような形で設置をしているものでございます。 また、対策本部では、市長が本部長ということになりますので、万が一市内で発生したという場合におきましても、対策の意思決定が速くなるというメリットもあるというふうに考えております。(発言する者あり) ○議長(松尾文昭君) 金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) 議員が御指摘の警戒本部、対策本部の違いによって、私をはじめ市職員の行動が制限されるということについては、私自身、その本部の要綱等の中にそういった記載があるわけではございませんので、私自身もそういった認識はございませんでした。 ただ、対策本部を立ち上げたことが結果としてそういう各種会合等に影響を及ぼして、先程、産業部長が答弁いたしましたように、飲食店等に経済的に大きな影響を与えているということが事実であるとすれば、それは配慮に欠けていたところがあったのではないかと反省をいたしているところであります。 議員が御指摘のことにつきましても、今日のこの議会が終了した後も対策本部の会議を設けることとしておりますので、その中でも十分協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(松尾文昭君) 大久保正美議員。 ◆14番(大久保正美君) 先程、対策本部と警戒本部の関係を聞きましたが、言葉のちょっと違うだけで副市長と市長がかわるだけで、そう大した違いはないと思うのです。 ただ、こういう役所がやはり対策本部を立ち上げたということになれば、我々議員も地元飲食店も相当落ち込んでおる、旅館も落ち込んでおるということをわかりながら対策本部ができたら、私は、17日、委員会の打ち上げをやるようになっておった。対策本部ができたというから、それは、しょうがなかなとキャンセルせんばとあしたばってん16日やった、あしたんとを経営者に対して気の毒かなと思いながら、対策本部はできたものだから、総務の職員と議員が対策本部を設置した中でそういう懇親会をしちょったとなれば、これはようなかなと、私も思うたもんけん、一も二もなくキャンセルに応じましたけども、その辺はやはりこれだけの飲食店で1万225人もいくらもキャンセルが出ておる。こういう中で、やはり、執行部も我々議員もいるんだから、どうだろうかいと対策本部を設置しようかと思うちょるけど、議員さんで理解してくれるかなとか、こうこうですよというような相談もなかった。 やはり、みんな議員もそれぞれの選挙をして戦って上がってきておる。皆さんがいろんな相談も受けておる。 市長もそう、同じ選挙を受けておるけども、無投票じゃけん、厳しい選挙じゃないけん、それはそれでいくらか入っちょると思う。 そやけん、こういうことはやはり独断選挙をせずに、そして、これは言っておく、対策本部と警戒本部をはっきりわかるように。そして、また対策本部を作った以上は、職員の出張、そういうところまでたがをはめるとかしないと、福岡、東京出張してコロナウイルスをもらってくる。大変なことになる。そのための対策本部ですから。その辺もやはり対策本部を立ち上げるなら、それぐらいのことをしてもらわんと。 ですから、私も24日の打ち上げも委員会もその時点でキャンセルになった。決して私も酒をあんまり進まんですけども、やっぱりこういう不景気な時は、自分の心を鬼にしてやっぱり酒でも飲まんばいけん時もある。経済、飲食店が潰れかかっておるのだから、厳しいのです。 対策本部が出た以上はされん。その辺のことも考えながらこういう本部を立ち上げる時はそれだけの犠牲があるんだということを執行部も考えてやっていただきたい。 答弁。 ○議長(松尾文昭君) 酒井副市長。 ◎副市長(酒井利和君) 御指摘のように警戒本部から対策本部に切り替えるといいますか、対策本部を設置する前に議会のほうへの相談はしておりませんでした。 この点につきましては、配慮が足りなかったというふうに十分反省をいたしております。 今後につきましては、この雲仙市だけで完結する問題でもございませんので、まだ収束の気配もございませんので、どういったことになるかわかりませんけれども、市民に対しての不安をできるだけあおることがないように、対応をしてまいりたいというふうに思っておりますし、また、御指摘をされました職員の行動につきましても、今日の対策本部の議題にして調整をいたしたいというふうに思っております。 よろしくお願いします。 ○議長(松尾文昭君) これで、議案第36号についての質疑を終わります。 議案第36号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第36号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これから、議案第36号についての討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、議案第36号を採決いたします。議案第36号については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第36号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、発議第1号雲仙市議会委員会条例の一部を改正する条例について並びに発議第2号雲仙市長への専決処分事項の指定の一部改正についての2件についての質疑を行います。 発議第1号及び発議第2号の2件について質疑の通告はあっておりませんので、これで質疑を終わります。 発議第1号及び発議第2号の2件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、発議第1号及び発議第2号の2件につきましては、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これから、発議第1号及び発議第2号の2件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、発議第1号及び発議第2号の2件について一括して採決をします。 発議第1号及び発議第2号の2件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、発議第1号及び発議第2号の2件については、原案のとおり可決することに決定いたしました。─────────────── △日程第38.閉会中の継続審査申出について ○議長(松尾文昭君) 次に、日程第38、閉会中の継続審査申出についてを議題とします。 議会運営委員長、特別委員長から、会議規則第111条の規定に基づき、お手元に配付のとおり閉会中の継続審査申出書が提出されております。 お諮りします。それぞれの委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 ここで市長より発言の申し出があっておりますので、これを許します。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) お許しをいただきましたので、閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。 去る2月27日から本日までの27日間、議員の皆様には御提案申し上げましたそれぞれの案件につきまして、慎重かつ熱心に御審議を賜り、誠にありがとうございました。 また、議案審議をはじめ、一般質問、委員会等においていただきました御指摘、御意見、御要望につきましては、今後、鋭意調査研究をいたしまして可能な限り市政に反映させてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、先の令和元年第3回定例会閉会後の市政の主な動きなどにつきまして、御報告を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症について。 新型コロナウイルス感染症につきましては、日本国内での感染者も増加傾向にあり、3月14日には長崎県内で第1例目の感染患者が確認されました。 本市におきましては、県内の状況とあわせ、3月13日に新型コロナウイルスの感染拡大に備える、「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」が成立したことを踏まえ、3月16日に「雲仙市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置いたしました。 本市におけるこれまでの対応といたしましては、市内小中学校の臨時休業を3月4日から24日までとし、その関連として公共施設の一部利用を制限いたしました。 また、市・県民税の確定申告につきましては、所得税の申告期限とあわせ、4月16日までに延長いたしました。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、本市経済への影響も深刻化しており、本市の基幹産業である観光業においては、観光客の減少や宿泊キャンセルが相次いでいる現状を踏まえ、3月17日、一般社団法人雲仙温泉観光協会、雲仙旅館ホテル組合、小浜温泉観光協会、小浜温泉旅館組合の連名により、新型コロナウイルス感染症拡大による対応策についての要望書の提出がございました。 新型コロナウイルス感染症につきましては、刻一刻と状況が変化しているところであり、今後におきましても、各関係機関との連携を強固にし、情報の収集及び共有を図りながら市民の健康を第一義として対策にあたってまいります。 また、経済対策につきましても、市内経済の状況把握に努めながら国・県の動向を注視し、本市における対策を速やかに講じることができるよう検討を重ねてまいります。 諫早湾干拓事業をめぐる動きについて。 3月10日、長崎2次3次開門請求訴訟について、長崎地方裁判所から、漁業者の開門請求を棄却する判決の言い渡しがありました。 本市は、訴訟の当事者ではございませんので、コメントさせていただく立場ではございませんが、判決は「潮受堤防の締め切りによって、漁業行使権が侵害されているとは認められない」として、開門請求を棄却されたとのことであり、最高裁判所が示した「開門を認めない」との方向性に沿ったものであると受け止めております。 市といたしましては、これまで同様、防災、農業、漁業、環境の観点から、市民の安全・安心の確保を第一に考え、長崎県及び諫早市と連携をとりながら対処してまいる所存であります。 続きまして、市民の皆様の活躍につきまして報告させていただきます。 ジュニアスポーツにおける活躍について。 1月15日から17日にかけて、スウェーデンで開催されたレスリング競技世界大会「クリッパンレディーオープン2020」に、国見町在住で島原高等学校の吉武まひろさん、国見中学校の内野杏美さんが日本代表として出場され、内野杏美さんが、見事準優勝の成績を収められました。 2月1日、2日、「令和元年度第55回全九州高等学校レスリング新人選手権大会」が開催され、国見町在住で島原高等学校の稲本喬弘さん、甲斐愛燦さんが、それぞれ出場された階級において第3位の成績を収められました。 2月22日、23日、「第24回全国少年少女選抜レスリング選手権大会」が開催され、土黒小学校の内野結心さんが第3位の成績を収められました。 芸術の部における活躍について。 2月8日、9日、11日に開催された「第24回PIARAピアノコンクール九州Ⅰ地区大会」ジュニアAの部において、多比良小学校の織田彩椰さんが優秀賞を受賞され、7月に開催される全国大会大会へ出場されます。 このたび、さまざまな分野において御活躍され、また、受賞をされました皆様方に対し、心からお祝い申し上げますととともに、なお一層の御活躍を期待しております。 続きまして、主な市政の取り組み等について、第2次雲仙市総合計画の基本方針に基づき報告させていただきます。 基本方針1、「暮らしと安心」の分野について。 出会い・結婚の支援につきましては、1月26日、市内の未婚男性農業者の出会いの場となる、雲仙市農業委員会婚活イベント「花コン」が開催され、フラワーアレンジメント体験等を通し、男性16名と女性13名の計29名が交流を深められました。 今回のイベントでは、過去最高となる5組のマッチングがあったと伺っており、主催されました実行委員会の皆様に対し、心から感謝申し上げます。 移住・定住の情報発信・受入体制の強化につきましては、1月18日、19日、昨年12月に東京都で開催したイベントに続き、本市小浜町におきまして、デザインに携わる人材を対象とした移住促進イベントを実施いたしました。 当日は、交通費や宿泊費等が全て自己負担という状況の中、11名の方に御参加いただき、本市へ移住された方の店舗等をめぐりながら、生活や仕事ぶりを実感していただきました。 基本方針2、「産業と交流」の分野について。 農業の担い手育成につきましては、雲仙市担い手育成総合支援協議会との共催により、1月31日、女性農業者を対象とした研修会「第6回農業女子力プロジェクトin熊本」を開催いたしました。 また、2月4日には、認定農業者・青年農業者などを対象とした「令和元年度雲仙市農業研修会」を開催いたしました。 水産業につきましては、3月16日、国見漁業協同組合、瑞穂漁業協同組合、諫早市の小長井町漁業協同組合による漁協合併の調印式が行われ、4月1日に諫早湾漁業協同組合として発足することが決定いたしました。 市といたしましても、昨年策定された「有明海西部浜の活力再生広域プラン」に基づき積極的に支援してまいります。 販路拡大・地産地消の推進につきましては、2月17日から23日にかけて東京都内11店舗の青果店を展開する株式会社アグリゲートが運営する旬八青果店と雲仙市のコラボイベントを開催し、都市部にお住いの方に雲仙市の青果及び加工品を手にとっていただきました。 3月18日、株式会社博多大丸と物産振興の連携について、九州探検隊アンバサダー認定に関する協定を締結いたしました。 今後、株式会社博多大丸と連携を図りながら、魅力ある本市物産のPRに努め、地域の活性化につなげてまいります。 基本方針3、「社会基盤と環境」の分野について。 地域高規格道路「島原道路」につきましては、1月29日、長崎県及び島原半島3市並びに3市の観光業、商工業、運輸業等の代表者の皆様と、また2月12日には、長崎県及び島原半島3市並びに諫早市とともに、国及び地元選出国会議員等に対し、予算確保による整備促進と島原市有明町から雲仙市瑞穂町までの早期事業化を求める要望活動を行いました。 主要道路の整備につきましては、3月4日、千々石町、小浜町及び南串山町の自治会長会会長の皆様から、愛野から小浜までの国道57号代替道路の整備及び現道の整備推進に関する要望書が提出され、実現に向けた市の取り組みに対し、全面的に協力する旨の力強いお言葉をいただきました。 今後も関係機関と連携しながら、愛野・小浜バイパスの早期事業化と国道57号における現道改良の早期整備の実現に向け要望を行ってまいります。 公共交通の維持・活性化につきましては、12月27日、島原鉄道株式会社に対し、昨年10月1日に実施された路線バスのダイヤ改正及びバス停名の改称について、諫早・多比良・島原線の運行便数の回復と、一部バス停名の原状回復を求め、強く申し入れを行いました。 なお、申し入れたバス停名については、3月14日のダイヤ改正にあわせて原状回復されたところでございます。 基本方針4、「人財と郷土」の分野について。 学校教育の取り組みにつきましては、4月1日から小浜小学校と統合する雲仙小学校の閉校記念式典を松尾文昭議長をはじめ、市議会議員の皆様や雲仙地域を代表する多くの来賓の皆様に御臨席を賜り、2月16日に挙行いたしました。 今後、雲仙小学校児童の皆さんが、たくさんの仲間がいる小浜小学校での新しい環境に早く慣れ、夢と希望に満ちた学校生活を送られることを切に願っております。 なお、教育行政の振興につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、令和2年度から5カ年間にわたる「雲仙市教育大綱」を策定いたしました。 今後、①子どもたちの学びと成長を豊かにする教育。②生涯にわたって学べる環境づくり。③歴史を守りながら、芸術文化の香りが漂うまちづくり。④運動やスポーツに親しむことができる環境づくりの4つの柱のもと、各施策に取り組んでまいります。 文化財の保存・活用につきましては、1月15日、「天正遣欧少年使節」関連歴史資源等の令和2年度日本遺産認定へ向け、長崎県と宮崎県の5市1町で構成する「天正遣欧少年使節ゆかりの地首長会議」の首長とともに、文化庁及び地元選出国会議員に対し要望活動を行いました。 基本方針5、「協働と戦略」の分野について。 市民活躍のまちづくりにつきましては、1月20日、雲仙市内の女性団体を対象に「雲仙市女性リーダー人材育成講座」を開催いたしました。 最後にお許しをいただき、本年3月31日付をもって退職をいたします職員のうち、本会議に出席しております部長級の職員を紹介させていただきます。 環境水道部長の堀尾久和君でございます。(「大変長い間、お世話になりました」と言う者あり)(拍手)理事兼会計管理者の松田究君でございます。(「長い間、お世話になりました」と言う者あり)(拍手) 退職を迎えます職員は、長年にわたり住民の福祉の増進と地域の発展のために尽力し、特に雲仙市が誕生する過程から現在に至るまでは市政の礎を築き、施策を推進するため重責を担ってまいりました。議員の皆様方とともに、これまでの御労苦をねぎらい、感謝の意を表したいと存じます。長い間、お疲れさまでした。(発言する者あり) すみません、部長級の職員ばかりを……。 申しわけありませんでした。健康づくり課長の山口久美子君です。(拍手) 終わりに、議員の皆様におかれましては、健康に十分御留意いただき、今後とも市政進展のため御尽力いただきますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶といたします。 ○議長(松尾文昭君) お諮りします。 本定例会における議決事件について、その条項、字句、数字、その他、整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に一任されたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、これらの整理を要するものについては、議長に一任することに決定いたしました。 それでは、ここで閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 去る2月27日に開会いたしました令和2年第1回定例会は、金澤市長の施政方針説明を受け、提案されました令和2年度雲仙一般会計予算案及び各特別会計予算案など、多数の案件について慎重審査の上、いずれも適切なるご決定をいただき誠にありがとうございました。 本日、ここに全ての日程を滞りなく終了し、無事閉会の運びとなりました。 会期中における議員各位の議事運営に対する御協力に対しまして、心からお礼を申し上げます。 なお、執行部におかれましては、今定例会において成立いたしました諸議案の執行に当たりましては、各議員の意見等を十分尊重しつつ市政発展のため一層の努力をされますようお願いを申し上げます。 さて、先程、市長より紹介がありました本年3月末をもって退職される幹部職員の方々には、これまで市政発展及び議会の議事運営のため御尽力をいただきましたことに対し、議会を代表いたしましてここに深く感謝を申し上げますとともに、今後とも市政発展のためにお力添えをいただきますようお願いを申し上げます。 また、現在、世界中で「新型コロナウイルス」が蔓延し、長崎県内においても感染者が確認されるなど、日本国内においてもいまだ収束の見通しは立っておりません。 一日も早い収束を願うとともに、市民の皆様が日常生活を取り戻せるよう祈念申し上げる次第であります。 議員及び執行部の皆様方におかれましても、健康に十分留意され、今後ともさらなる市政発展のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、私の閉会の挨拶といたします。─────────────── ○議長(松尾文昭君) これをもちまして、令和2年第1回雲仙市市議会定例会を閉会いたします。=午後1時39分 閉会= 地方自治法第123条の規定によりここに署名する。 議  長  松 尾 文 昭 署名議員  浦 川 康 二 署名議員  上 田   篤...