雲仙市議会 > 2020-02-27 >
02月27日-01号

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  1. 雲仙市議会 2020-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 雲仙市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 2年 第1回定例会(3月)出席議員(19名)    1番  藤 本  淳次郎  君       2番  山 本  松 一  君    3番  大 山  真 一  君       4番  矢 﨑  勝 己  君    5番  渡 辺  勝 美  君       6番  佐 藤  義 隆  君    7番  林 田  哲 幸  君       8番  坂 本  弘 樹  君    9番  酒 井  恭 二  君      10番  平 野  利 和  君   11番  浦 川  康 二  君      12番  上 田    篤  君   13番  町 田  康 則  君      14番  大久保  正 美  君   15番  小 畑  吉 時  君      16番  元 村  康 一  君   17番  小 田  孝 明  君      18番  深 堀  善 彰  君   19番  松 尾  文 昭  君                     欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定に基づく出席者       市長             金 澤 秀三郎 君       副市長            酒 井 利 和 君       教育長            山 野 義 一 君       総務部長           松 橋 秀 明 君       市民生活部長         本 多 正 剛 君       地域振興部長         尾 上 美 徳 君       健康福祉部長福祉事務所長  東   裕 実 君       環境水道部長         堀 尾 久 和 君       産業部長           谷 川 裕 行 君       建設部長           荒 木   正 君       会計管理者          松 田   究 君       教育次長           下 田 和 章 君       農委事務局長         坂 本 英 知 君       代表監査委員         山 田 義 雄 君       次長兼地域づくり推進課長   金 子 悦 治 君       次長兼下水道課長       竹 田 義 則 君       参事監兼政策企画課長     松 浦 浩 二 君       次長兼人事課長        前 田 孝 章 君       財政課長           三 宅 隆 浩 君       スポーツ振興課長       本 田 理 恵 君議会事務局       局長             大 津 善 信 君       次長             芦 塚 清 隆 君       課長補佐           宗 塚 康 之 君       参事補            稲 本 千亜紀 君       参事補            宮 﨑 幸 平 君令和2年2月27日(木)議事日程議事日程 第1号┌────┬───────┬──────────────────────┬──────┐│日程番号│ 議案番号  │     件          名     │ 備  考 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  1 │       │会議録署名議員の指名            │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  2 │       │会期の決定                 │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  3 │       │議長報告                  │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  4 │       │市長施政方針                │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  5 │報告第 1号 │専決処分した事件の報告について(損害賠償の額│地域振興部 ││    │       │の決定及び和解)              │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  6 │議案第1 号 │長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団│総務部   ││    │       │体の数の減少及び規約の変更に関する協議につい│      ││    │       │て                     │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  7 │議案第 2号 │県央県南広域環境組合規約の変更に関する協議に│環境水道部 ││    │       │ついて                   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  8 │議案第 3号 │雲仙市犯罪被害者等支援条例の制定について  │市民生活部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│  9 │議案第 4号 │雲仙市予防接種健康被害調査委員会条例の制定に│健康福祉部 ││    │       │ついて                   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 10 │議案第 5号 │雲仙市森林環境譲与税基金条例の制定について │産業部   │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 11 │議案第 6号 │雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例│市民生活部 ││    │       │について                  │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 12 │議案第 7号 │雲仙市印鑑条例の一部を改正する条例について │地域振興部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 13 │議案第 8号 │雲仙市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に│健康福祉部 ││    │       │関する基準を定める条例の一部を改正する条例に│      ││    │       │ついて                   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 14 │議案第 9号 │雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例につ│建設部   ││    │       │いて                    │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 15 │議案第10号 │雲仙市営住宅管理条例の一部を改正する条例につ│建設部   ││    │       │いて                    │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 16 │議案第11号 │雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の│教育委員会 ││    │       │一部を改正する条例について         │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 17 │議案第12号 │令和元年度雲仙市一般会計補正予算(第7号)案│総務部   ││    │       │について                  │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 18 │議案第13号 │令和元年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算│地域振興部 ││    │       │(第1号)案について            │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 19 │議案第14号 │令和元年度雲仙市後期高齢者医療特別会計補正予│地域振興部 ││    │       │算(第1号)案について           │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 20 │議案第15号 │令和元年度雲仙市下水道事業特別会計補正予算 │環境水道部 ││    │       │(第3号)案について            │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 21 │議案第16号 │令和元年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計│産業部   ││    │       │補正予算(第2号)案について        │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 22 │議案第17号 │令和2年度雲仙市一般会計予算案について   │総務部   │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 23 │議案第18号 │令和2年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案に│地域振興部 ││    │       │ついて                   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 24 │議案第19号 │令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案│地域振興部 ││    │       │について                  │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 25 │議案第20号 │令和2年度雲仙市国民宿舎事業特別会計予算案に│産業部   ││    │       │ついて                   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 26 │議案第21号 │令和2年度雲仙市温泉浴場事業特別会計予算案に│環境水道部 ││    │       │ついて                   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 27 │議案第22号 │令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計│産業部   ││    │       │予算案について               │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 28 │議案第23号 │令和2年度雲仙市水道事業会計予算案について │環境水道部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 29 │議案第24号 │令和2年度雲仙市下水道事業会計予算案について│環境水道部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 30 │議案第25号 │工事請負契約の締結について         │環境水道部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 31 │議案第26号 │工事請負契約の締結について         │環境水道部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 32 │議案第27号 │工事請負契約の締結について         │教育委員会 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 33 │議案第28号 │工事請負契約の締結について         │教育委員会 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 34 │議案第29号 │工事請負契約の締結について         │教育委員会 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 35 │議案第30号 │不動産の買入れについて           │産業部   │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 36 │議案第31号 │桑田辺地に係る公共的施設の総合整備計画策定│総務部   ││    │       │について                  │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 37 │議案第32号 │加例川・井手ノ上辺地に係る公共的施設の総合整│総務部   ││    │       │備計画の策定について            │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 38 │議案第33号 │守山高部辺地に係る公共的施設の総合整備計画│総務部   ││    │       │変更について                │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 39 │議案第34号 │市道路線の変更について           │建設部   │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 40 │議案第35号 │教育長の任命について            │総務部   │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 41 │諮問第 1号 │人権擁護委員候補者の推薦について      │地域振興部 │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│ 42 │諮問第 2号 │人権擁護委員候補者の推薦について      │地域振興部 │└────┴───────┴──────────────────────┴──────┘=午前10時00分 開会= ○議長(松尾文昭君) おはようございます。これより令和2年第1回雲仙市議会定例会を開会します。 議事日程第1号により本日の会議を開きます。─────────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(松尾文昭君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、11番、浦川康二議員、12番、上田篤議員を指名します。 なお、会議録署名議員が会議に欠席した際の予備署名議員に、13番、町田康則議員、14番、大久保正美議員を指名します。─────────────── △日程第2.会期の決定 ○議長(松尾文昭君) 日程第2、会期の決定を行います。 本定例会の会期は、本日より3月24日までの27日間とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。従って、本定例会の会期は、本日より3月24日までの27日間とすることに決定いたしました。 なお、会期中の日程は、お手元に配付しております会期日程のとおりであります。─────────────── △日程第3.議長報告 ○議長(松尾文昭君) 日程第3、議長報告を行います。 報告事項については、お手元に配付のとおりであります。 監査委員から、令和元年10月分から12月分までの例月現金出納検査結果報告書と令和元年度定期監査及び行政監査報告書が提出されましたので、その写しを添付しております。 次に、要望活動報告について、要望活動1件について報告します。 次に、議長、副議長並びに関係議員が出席しました諸事業、会議は、別紙「議会関係一般報告」のとおりであります。 以上、議長報告を終わります。─────────────── △日程第4.市長施政方針 ○議長(松尾文昭君) 日程第4、市長施政方針について、市長より申し出があっておりますので、これを受けることにします。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) おはようございます。本日、令和2年第1回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御健勝にて御出席を賜り厚くお礼を申し上げます。 開会にあたり、市政運営についての所信の一端を申し述べ、議員各位を始め、市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じますとともに、令和2年度の主な取り組み方針等について御説明申し上げます。 昨年5月、新天皇陛下が御即位され、「令和」という新しい時代がスタートいたしました。 この新しい時代においても本市が発展し続けるため、第2次雲仙市総合計画に掲げる将来像「つながりで創る賑わいと豊かさを実感できるまち」の実現に向け、気持ちを新たに取り組んでまいる所存でございます。 市では、これまで、本市の喫緊の課題であります人口減少問題に対し、子育て世代への経済的負担の軽減策や、地域経済の活性化に寄与する農業基盤整備や観光施策の再構築などにも着手してまいりました。 特に、本年度から取り組みを開始いたしました「新・子育て応援パッケージ」は、人口減少問題に取り組む本市施策の大きな柱となり、婚姻数に至っては、昨年よりも増加傾向にあります。 しかしながら、今後、さらに深刻化する人口減少問題に立ち向かうためには、これまで講じてきた施策・事業等の確実な推進に加え、産業分野におけるこれまでの取り組みを深化させるとともに、人口動態などの実数を追跡しながら、施策・事業の効果的な構築に手を緩めることなく取り組むことが肝要であると思っております。 令和2年度におきましては、定住人口拡大に資する奨学資金償還補助金の創設や小・中学生遠距離通学費補助金の拡充等に加え、多様な関係人口の拡大に向けた都市住民との交流機会創出に取り組むとともに、市民の安全に資する防災対策システムの整備、さらには最終段階を迎える公共施設の整備について、(仮称)新小浜体育館及び(仮称)新瑞穂総合支所の建設工事への着手、小浜総合支所の基本構想の策定に向けた検討など、市民の皆様の拠点づくりを進めてまいります。 また、特色ある地域づくりに資する将来を担う人財づくりと歴史と文化が輝く郷土づくりに向け、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、令和2年度から令和6年度までを期間とする「雲仙市教育大綱」の策定を本年度中に完了させ、「やさしさ」に満ちた本市教育環境の充実を図ってまいります。 私も、市長就任から早いもので7年が過ぎ、2期目の任期も残すところ1年を切りましたが、この新たな時代において、市政の好循環サイクルを確立することができるよう、これまでの歩みをしっかりと踏まえ、雲仙市の未来が確かな発展を遂げることができるよう、市政運営に全力を傾注してまいります。 令和2年度予算案について 令和2年度における一般会計の予算額でございますが、306億8,187万円で、前年度に比べ4.8%の増となっており、特別会計及び企業会計を含めた全会計の合計は、420億4,022万5千円で、前年度に比べ2.6%の増となっております。 国の経済・財政状況につきましては、昨年発表された「経済財政運営と改革の基本方針2019」の中で、「新経済・財政再生計画の下、『デフレ脱却・経済再生』、『歳出改革』、『歳入改革』の3本柱の改革を推進し、経済と財政の一体的な再生を目指す」とされております。 本市における予算編成につきましては、このような国・県の動向などを踏まえ、第2次雲仙市総合計画の目標達成に向け、政策や施策を推進するとともに、これまで実施してきたそれらの成果を十分に検証し、効果的かつ効率的な事業の実施及び重点化を図ってまいります。 あわせて、普通交付税の合併算定替えによる特例措置の終了や合併特例事業債の発行期限などを踏まえ、将来にわたって健全な財政運営を継続できるよう予算編成を行ったところでございます。 それでは、令和2年度における主な取り組みについて、第2次雲仙市総合計画の5つの基本方針に沿って、御説明いたします。 基本方針1 暮らしと安心 「出会い・結婚・移住・定住」の分野について 出会い・結婚の支援につきましては、本年度から実施しております新・子育て応援パッケージの各事業を引き続き推進し、出会いから結婚までの切れ目ない支援に取り組むことで、結婚を希望する方の後押しを行ってまいります。 移住・定住の取り組みにつきましては、定住促進イベントを始めとしたこれまでの事業内容を拡充し、地域や地域の方々と多様に関わる「関係人口」の創出により市の活性化を図るとともに、将来的な移住につなげられるよう取り組んでまいります。 また、若者の移住・定住の促進を図るため、既存の「若者UIターン家賃補助金」に加え、新たに「奨学資金償還補助金」を創設し、将来にわたり市の活力の源泉となる若年層に対し、重点的な支援を行ってまいります。 なお、県外からの移住者が安心して暮らせる住まいの確保につきましては、長崎県の事業を活用した移住者向け住宅確保加速化支援事業へ取り組み、空き家の提供を行う団体を支援してまいります。 「子育て支援」の分野について きめ細かな出産・育児の支援につきましては、産婦と新生児に対するサポートをさらに充実させるため、心と身体のケア、育児相談等を行う「産後ケア事業」の推進に加え、産後うつや新生児への虐待防止を図るための産婦健康診査に係る費用を助成する取り組みを新たに開始いたします。 妊娠・子育てに関する経済的負担の軽減につきましては、乳幼児を養育する保護者に対し、おむつ等の育児用品の購入費を助成する「育児用品購入助成事業」及び昨年10月から国の幼児教育・保育無償化にあわせ開始しました給食の副食費を無償化する「保育園等副食費助成事業」を引き続き実施し、全ての親が安心して子育てができる環境の整備に取り組んでまいります。 また、インフルエンザへの罹患・重篤化を防ぐため、引き続き生後6カ月から中学3年生までを対象とした予防接種費用の一部助成について取り組むとともに、本年10月から新たにロタウイルスワクチンの定期接種に取り組んでまいります。 幼児教育・保育サービスの充実につきましては、保育士不足を解消するため、保育補助者の雇い上げに要する経費を支援し、児童の受け入れ体制の安定を図ってまいります。 また、延長保育事業障害児保育事業病児保育事業を始めとする保育サービスを引き続き実施することにより、子育て世代が仕事と子育てを両立できる環境づくりに取り組んでまいります。 「地域福祉・高齢者福祉」の分野について 地域福祉につきましては、昨年12月1日の一斉改選に伴い、新たに就任いただいた136人の民生委員・児童委員の皆様と連携協力し、安心して暮らせる地域づくりを推進するとともに、日常生活等でお困りの方の支援に取り組んでまいります。 介護予防につきましては、高齢者が個々の心身状態に応じた健康づくりに取り組めるよう、住民が参加しやすい介護予防事業の推進に引き続き取り組んでまいります。 就労と生きがいづくりにつきましては、高年齢者の就業機会の確保を推進するため、引き続き雲仙市シルバー人材センターの円滑な運営支援を行ってまいります。 また、高齢者の経済的負担を軽減し、住み慣れた地域社会の中で安心して暮らすことができるよう、高齢者のタクシー利用助成に引き続き取り組んでまいります。 なお、近年、地域社会が変化してきている中であっても、市民、福祉関係者、行政が協働し、地域主体の福祉活動を積極的に推進するため、「第3期雲仙市地域福祉計画」を策定するとともに、高齢者が住み慣れた地域でいくつになってもいきいきと暮らせる福祉のまちづくりの確立に向け、「第6期高齢者福祉計画」の策定に取り組んでまいります。 「障がい者福祉」の分野について 障がい者を支える環境づくりにつきましては、「雲仙市手話言語条例」に基づき、手話に対する理解の促進を図るため、普及啓発パンフレットの配布を行い、出前講座の拡充や手話奉仕員の養成及び研修を引き続き実施してまいります。 障がい者の社会参画の促進につきましては、障害者職場実習促進事業の推進や障害者就労支援セミナーの開催に引き続き取り組むとともに、関係機関との連携を図り、障がい者の就労支援に努めてまいります。 障がい者への日常生活の支援につきましては、障がい者のタクシー利用助成を始め、外出時の移動支援や特別支援学校への通学支援の推進を図るとともに、障がい児が通所により基本的動作・知識・生活能力向上のための必要な訓練を行う障害児通所給付事業に引き続き取り組んでまいります。 なお、障がい者が住みなれた地域で、安心して暮らせる地域社会を育むことを目的として「第6期障害福祉計画」の策定に取り組んでまいります。 「健康・医療体制」の分野について 各種健康診査等の受診率の向上につきましては、日曜健診や個別受診勧奨の実施及び地区組織等と連携した健診の周知に取り組むとともに、新たに胃がん検診に内視鏡による検査を加え、疾病の早期発見に向けて取り組んでまいります。 また、健診結果に基づく個別の保健指導や健康教室を引き続き実施し、生活習慣病の予防、疾病の重症化予防などの対策に取り組んでまいります。 感染症の対策につきましては、これまで実施してきた予防接種に加え、国の指針に基づき、引き続き風疹の抗体検査及び予防接種を令和3年度まで実施してまいります。 なお、世界的に感染が拡大しております新型コロナウイルス感染症につきましては、現在、県に設置されております相談窓口や日常生活で感染を防ぐための情報等について、市民の皆様へ周知を図っているところでございますが、今後におきましても、新型コロナウイルス感染症の動向に注視するとともに、県や関係機関と連携を図りながら、適切な対応に努めてまいります。 生活習慣と社会環境の改善につきましては、健康増進法の改正に伴い、受動喫煙を防止するための周知啓発に引き続き努めてまいります。 こころの健康づくりにつきましては、本年度に策定を完了する雲仙市自殺対策計画に基づき、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現に向け取り組んでまいります。 医療・救急体制の充実につきましては、南高医師会や関係機関等と連携を図りながら、休日・夜間の初期救急医療体制の維持に努めるとともに、雲仙・南島原保健組合において新たに整備された公立新小浜病院につきましては、来院者の利便性の向上と医療需要に対応する地域の中核病院として安定的な運営ができるよう、構成市であります南島原市と連携し取り組んでまいります。 「暮らしの安全確保」の分野について 地域防災体制の強化につきましては、引き続き、自助・共助による自主防災組織の育成・強化に向け、旧町単位でモデル地区を選定し、自主防災組織の規約作成や防災マップ作成の支援に加え、自主防災組織が行う訓練に関して支援を行い、災害時に即応できる防災・減災体制の構築に努めてまいります。 さらに、消防詰所や防火水槽などの整備による地域防災機能の強化を図るとともに、市の防災訓練を実施し、各関係機関との連携と協力体制の確立、市民の防災意識の高揚に努めてまいります。 また、市民生活部内に危機管理室を設け、体制を強化するとともに、災害発生時のさまざまな情報等を適正に整理し、迅速な意思決定が図れるよう防災対策システムの整備を図ってまいります。 小浜消防署の建替えにつきましては、現在検討を行っていただいている消防力向上対策検討委員会の検討結果をもとに、県央地域広域市町村圏組合と協議を進めてまいります。 社会全体で犯罪被害者等の支援を進めるため、関係条例を制定し、誰もが安心して暮らすことができる社会の実現を図ってまいります。 交通安全のまちづくりにつきましては、高齢者の交通事故が増加傾向にあることから、高齢運転者が交通事故に遭わない、起こさないよう、高齢者参加の体験型講習会などを実施するとともに、小・中学校や関係機関と連携して子どもの交通安全教育に取り組んでまいります。 消費者保護につきましては、高齢者を狙った特殊詐欺や悪質商法を始め、インターネット関連の相談も多く寄せられていることから、高齢者や地域の身近な相談役である民生委員等を対象とした出前講座を開催するなど、消費者被害の未然防止に努めてまいります。 基本方針2産業と交流 「農業」の分野について 本市の基幹産業である農業の振興につきましては、本年度において策定を完了する「雲仙市農林水産業振興計画:後期対策」に基づく施策の推進を図り、国内外の競争に勝ち抜く農業の確立を目指してまいります。 担い手の確保・育成対策につきましては、新規就農者の支援を行う農業次世代人材投資事業に加え、市単独事業として新規就農者移住促進事業を活用し、意欲的な担い手を確保してまいります。 集落営農組織の育成対策につきましては、中山間地域を中心に集落営農組織の育成や法人化を進めるとともに、農村集落の活性化や人・農地プランの実質化に向けた取り組みを推進してまいります。 農業生産基盤の整備につきましては、現在、6地区において県営農地整備事業が実施されているところでございますが、吾妻町の横田地区と南串山町の荒牧尾登地区において、引き続き関係農家による推進委員会を開催し、事業化への取り組みを進めてまいります。 また、小規模団地の農地整備につきましては、12地区の中山間地域等に対し、農地中間管理機構関連農地整備事業の説明会を開催し、5地区の事業推進組織が設立されました。今後、事業化に向けた取り組みを推進するとともに、引き続き全市的な農業生産基盤の強化を目指してまいります。 優良農地の確保と耕作放棄地対策につきましては、農家戸数の減少等に伴い、耕作放棄地が増加している一方、規模拡大を希望される農家も多いことから、農地中間管理機構を介した担い手への農地の利用集積を促進してまいります。 また、農業委員会におかれましては、戸別訪問による農地利用最適化アンケート調査へ積極的に取り組まれており、さらなる農地利用の最適化に加え、再生困難な農地については非農地の判断をされることにより、農地の適正な運用が図られるものと期待いたしております。 なお、有害鳥獣による農作物の被害防止対策につきましては、新たに市単独事業により、鳥類による被害防止対策に取り組む農業者団体を支援してまいります。 生産性向上とコスト縮減対策につきましては、農地整備事業の推進、情報技術の利活用、高性能農業機械の導入により、労働時間の短縮及び生産性向上に努めてまいります。 また、省力・高品質生産を実現するスマート農業の取り組みにつきましては、引き続きドローンの資格取得費用の一部を支援するとともに、登録農薬の拡大の推進や園芸施設栽培における収量の増加につながる環境制御技術の推進を図ってまいります。 さらに、労力負担の軽減を図る認定農業者等に対し、新たに市単独事業によりアシストスーツ購入の一部を助成し、農業者主体によるスマート農業への取り組みを支援してまいります。 優良畜産物の生産性向上につきましては、補助事業を活用した施設整備を推進するとともに、環境整備をあわせた生産規模の拡大、収益性の向上を図ることを目的とした各種補助事業を活用してまいります。 また、家畜防疫体制につきましては、防疫情報を迅速に提供するとともに、市内自営防疫協議会など関係機関との連携を図り、安全・安心な畜産物の生産に取り組んでまいります。 「林業」の分野について 担い手の確保・育成と経営支援につきましては、認定林業事業体への支援体制を強化し、森林施業の集約化に取り組む体制と新規事業体の育成等に取り組んでまいります。 生産基盤の整備につきましては、高性能林業機械の活用による作業の効率化と低コスト化を目指すとともに、簡易で耐久性のある路網の開設を推進してまいります。 森林資源の育成・確保につきましては、利用間伐を中心とした森林整備を推進するとともに、新たな森林管理制度に基づき、未整備森林の解消を図ってまいります。 木材の販路拡大につきましては、公共施設建築や公共工事における県産材の利用を推進するとともに、木質バイオマス利用など、新たな販路拡大に取り組んでまいります。 「水産業」の分野について 水産業につきましては、国見漁業協同組合、瑞穂漁業協同組合、諫早市の小長井町漁業協同組合による漁協合併が大筋合意に至り、4月から新漁協として稼働すべく、準備が進められているところでございます。 このような経緯も踏まえ、水産業の振興につきましては、有明海西部地域、橘湾地域のそれぞれで策定された「浜の活力再生広域プラン」及び橘湾東部漁業協同組合第2期「浜の活力再生プラン」に基づき、生産環境の整備と付加価値向上による持続可能な水産業の確立に向けた取り組みに対し、積極的に支援してまいります。 担い手の確保・育成と経営支援につきましては、長崎県と連携し、新規漁業就業者の受け入れ体制の整備を継続して行い、各地域で蓄積された漁業技術や知識の継承を目指し、後継者の育成に取り組んでまいります。 漁港の環境整備につきましては、引き続き機能保全計画に基づき、漁港の機能回復を図るための対策工事に着手してまいります。 なお、南串山京泊漁港における漁業者の安全確保と作業効率向上のための浮桟橋と臨港道路の整備に向け継続的に取り組み、また、瑞穂大正漁港につきましては、機能保全計画の策定に着手いたします。 水産資源の維持・保全につきましては、引き続き魚貝類の資源回復を図るための種苗放流事業や、養殖産地協議会が取り組む収益性の高い養殖業の育成を支援し、安全で高品質な生産物供給体制の確立を目指してまいります。 なお、諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の問題につきましては、今後も引き続きさまざまな動向に注視していくとともに、市民の安心・安全、雲仙市の農業・漁業を守ることを第一に考え、長崎県及び諫早市と連携を図りながら対処してまいります。 「物産ブランド」の分野について 物産ブランドの販売促進につきましては、本市の豊かな農畜水産物や魅力ある特産品の販路拡大に向けた支援を行い、引き続き多くの消費者を有する都市部において、プロモーション等によるPRの強化に努めるとともに、地域産品の海外展開については、中小企業や団体等の輸出に向けた取り組みを支援してまいります。 「商工業・企業誘致・新産業」の分野について 地場産業の経営力向上につきましては、運転資金や設備資金に対する融資制度等により、引き続き中小企業の販路拡大や新商品の開発、機械設備等の取得を支援するとともに、経営基盤の安定及び収益向上に取り組んでまいります。 商工業の振興につきましては、雲仙市商工会との連携を通して、小規模事業者の経営改善に向けた指導を行うとともに、創業や新規出店、経営の持続化に対して支援を拡充し、中小企業の振興及び市民生活の向上に取り組んでまいります。 また、まちなかが変わりつつある小浜温泉エリアの商業等活性化について、雲仙市商工会が取り組んでいる調査事業の結果をもとに、中心市街地活性化基本計画の策定に取り組んでまいります。 企業誘致につきましては、雲仙市企業立地推進方針に基づき、引き続き本市の自然環境や産業などの地域資源を最大限に活かし、製造業を中心とした企業誘致の推進を図ることにより経済の活性化と雇用の場の確保に努めてまいります。 なお、より実効性のある企業誘致活動を展開するため、多比良港埋立地及び町下地区埋立地について、早期に工業団地として分譲販売できるよう、必要なインフラ等の整備に取り組んでまいります。 起業・創業支援につきましては、創業支援等事業計画に基づき関係機関と連携を図りながら、市内産業の活性化及び健全な発展に取り組んでまいります。 就職支援につきましては、観光産業におけるインバウンド対策を兼ね海外への情報発信等を推進し、海外大学からのインターンシップ受け入れによるグローバル人材の確保やインターンシップ終了後の就職あっせんなど、地域の活性化に努めてまいります。 「観光・交流」の分野について 観光振興につきましては、事業所等の業種の枠を超えた連携の場を創出し、稼ぐ力の最大化を図る裾野の広い観光産業の確立に向け、国・県の補助事業等を活用したさまざまな事業を展開するとともに、引き続き観光戦略の策定に取り組んでまいります。 受け入れ基盤の整備・充実につきましては、雲仙地獄内の老朽化した休憩所の撤去・改築や、各温泉施設への引湯管等の整理など、国立公園内の景観の上質化を図るとともに、宿泊施設整備への支援につきましては、多くの観光客が利用する大規模建築物の安全面の強化に向けた耐震化の支援に引き続き取り組んでまいります。 国内の誘客に向けたプロモーションの実施につきましては、首都圏、関西圏及び九州の主要都市を中心に、マスメディアやSNS等のさまざまな媒体を活用するなど、効果的な手法による積極的な情報発信に取り組んでまいります。 海外からの誘客につきましては、海外で展開する旅行代理店等に対し、市独自のプロモーションに加え、長崎県及び関係自治体、民間企業などと連携した広域的なプロモーションを展開し、さらなる誘客に努めてまいります。 交流事業につきましては、観光姉妹都市や友好交流都市、姉妹結縁締結を行っている各自治体との相互交流により、観光や物産など、さまざまな分野における振興を図るとともに、国際感覚豊かな人材育成に努めてまいります。 また、交流人口の拡大に資する商店街等の活性化のため活動されている「くにみ寄りまち」の住民主体の地域づくりに対し、引き続き支援してまいります。 基本方針3社会基盤と環境 「道路・公共交通」の分野について 地域高規格道路島原道路につきましては、瑞穂吾妻バイパスの早期完成と、有明─瑞穂間の早期事業化に向け、引き続き要望活動に取り組んでまいります。 愛野町から小浜町までの幹線道路整備につきましては、災害発生時の交通確保に欠かせない重要課題であることから、一般国道57号の機能強化と愛野小浜バイパスの早期事業化について、国や県に対し要望を継続して行うとともに、国道の代替路線案について検討を進めてまいります。 また、一般国道251号において実施されている交通安全対策及び自然災害防除の各事業につきましては、諸交通の安全確保のため、引き続き県との連携を図りながら、早期完成に向けた取り組みを進めてまいります。 市道につきましては、地域における最も重要な生活交通基盤であるため、地域性や緊急性等を考慮し、改良工事と修繕・補修工事を計画的に実施してまいります。 公共交通につきましては、引き続き事業者の支援を行うとともに、市民の皆様の日常的な移動手段を維持・確保するため、事業者等との協議に取り組んでまいります。 また、九州新幹線西九州ルートの開業につきましては、地域振興及び観光振興の観点から、全線フル規格化による整備の実現に向け、引き続き長崎県及び長崎県市長会と連携して取り組むとともに、2022年度の暫定開業の効果が最大限波及するよう、関係自治体と連携しながらさまざまな取り組みを進めてまいります。 「社会基盤」の分野について 住環境の整備につきましては、地震等の災害に強い住環境を目指し、住宅耐震化及び危険ブロック塀除却費の補助制度の周知に努めながら、耐震性の向上に取り組むとともに、老朽危険空家除却費及び住宅性能向上リフォーム費の補助制度の周知に引き続き努めてまいります。 また、適正に管理が行われていない空き家につきましては、雲仙市空家等対策の推進に関する条例に基づく措置を講ずるとともに、所有者等に対し助言・指導等を行ってまいります。 公園・緑地の整備につきましては、老朽化が進む都市公園を安全に利用していただけるよう、本年度において策定を完了する雲仙市都市公園施設長寿命化計画に基づき、計画的な改修及び維持管理に努めてまいります。 自然災害対策につきましては、河川・急傾斜地等の施設の整備を行うとともに、河川に繁茂する草木の伐採を行うなど河川の適正な維持管理に取り組み、被害の防止、減災に努めてまいります。 また、一級河川山田川につきましては、本年度において船津橋の架け替え工事に着手されたところでございますが、事業の早期完成に向けて工事の円滑な推進に努めるとともに、引き続き要望活動に取り組んでまいります。 漁港海岸保全施設の整備につきましては、令和2年度の完成を目指す南串山赤間漁港海岸の離岸堤建設工事の着実な施工に取り組むとともに、千千石漁港海岸の早期事業化を目指し、関係機関と協議を進めてまいります。 景観まちづくりにつきましては、雲仙市景観審議会の意見を踏まえ、本市特有のすぐれた景観の保全・活用に努めてまいります。 なお、都市計画区域の見直しや立地適正化計画等の検討に向け、主要地域における基本データの整理に取り組んでまいります。 「上下水道」の分野について 水道事業につきましては、将来を見据えた現状と課題を分析し、水道の安定供給が図られるよう水道ビジョン及び水道事業基本計画の見直しとあわせ、経営戦略の策定に引き続き取り組んでまいります。 また、改修工事につきましては、計画的に配水管を耐震管へ更新するとともに、老朽化した浄水場の電気計装設備等を改修してまいります。 さらに、水道給水区域以外における地区水道への維持管理費等に対する助成制度を創設し、飲用水の安定給水に努めてまいります。 下水道事業につきましては、新たに公営企業会計を適用し、経営の健全性や計画性、透明性の向上を図ってまいります。 雲仙地区における処理施設につきましては、引き続き長寿命化による機器の更新と耐震化による補強工事に取り組んでまいります。 水洗化率の向上につきましては、下水道等の接続とあわせ、下水道区域外の合併浄化槽の設置について、市報等による啓発や戸別訪問により引き続き推進してまいります。 「情報化・先端技術」の分野について ICTを活用したまちづくりにつきましては、多様化、大容量化する情報社会に対応するため、令和2年度から国の補助金を活用し、市内全域を対象とした光ブロードバンド基盤整備に取り組んでまいります。 ICTを含むロボット技術を活用した産業分野への先端技術の導入については、引き続きICTプロジェクトチームを主体に、関係機関や事業所等との意見交換や研修の機会を増やし、ロボット等の活用について引き続き研究してまいります。 「環境にやさしいまちづくり」の分野について 再生可能エネルギーの活用につきましては、まず、未利用間伐材等を活用した木質系バイオマス発電の公共施設への導入に向け、各種手続きに着手してまいります。 また、畜産ふん尿や生ごみ等を活用した湿潤系バイオマス発電におきまして、現在、長崎県と協力して取り組んでいるミニプラント等の実証事業の結果をもとに、島原半島における第1号機の建設が雲仙市内で行われるよう、誘致に取り組んでまいります。 なお、大学と民間企業が連携して取り組む地熱・温泉熱を利用した発電機の低価格化等に向けた研究に対し、フィールド提供など積極的に協力してまいります。 自然環境の保全につきましては、基金を活用し千々石川の環境保全に取り組むボランティア団体を支援してまいります。 基本方針4人財と郷土 「学校教育」の分野について 確かな学力を育む教育につきましては、小学校で令和2年度から、中学校で令和3年度から全面実施となる新学習指導要領の趣旨を十分踏まえながら、日々の学習指導の充実を図ってまいります。 また、児童生徒の学力向上に向け、研究指定事業の情報発信と研究成果の共有化、市独自の学力調査を引き続き実施し、児童生徒一人一人の課題や改善点をより細やかな指導につなげてまいります。 豊かな心と体を育む教育につきましては、児童・生徒のう歯率低下を目指し、小学校から段階的に導入してまいりましたフッ化物洗口を小・中学校全校で実施いたします。 なお、部活動におきましては、生徒の意欲を大切にしながら、適切な活動環境を目指し、各学校における活動方針の公表・遵守について指導してまいります。 安全・安心な教育環境の整備につきましては、学校施設の外壁等、非構造部材の耐震化などに加え、教室不足に対応するため、校舎の増築整備を行い、児童生徒の安全確保と教育環境の改善に努めるとともに、情報教育環境の整備につきましては、新学習指導要領に沿って改訂となる小学校の教科書に対応したデジタル教科書に更新し、中学校におきましても引き続きICT教育の充実を図ってまいります。 また、通学が一定の距離を超える児童及び生徒に対し助成を行う小・中学生遠距離通学費補助金を拡充いたします。 「生涯学習」の分野について 生涯学習につきましては、社会変化への対応や地域づくりへの積極的な参画等に資する多様な学習プログラムを充実させる他、講座や講演会等、各種生涯学習事業を展開してまいります。 また、子どもたちの居場所づくりとして、放課後や休日などを活用し、地域の豊かな人材によりさまざまな学びの機会を提供する地域子ども教室推進事業の推進に取り組んでまいります。 なお、老朽化が進む小浜町文化館を閉鎖し、図書室機能を小浜総合支所2階に移転することにより、利用者の安全性の確保と利便性の向上を図ってまいります。 青少年の健全育成につきましては、子どもたちが健やかに育つ環境づくりに向けて、地域の方々や雲仙市青少年・子ども育成会議と連携して取り組むとともに、インターネットを始めとしたメディアに関わる犯罪から子どもたちを守るための啓発活動に取り組んでまいります。 「生涯スポーツ」の分野について スポーツ大会・教室の充実と参加促進につきましては、市民がスポーツを行うきっかけづくりとなる場を提供するため、これまでの各種教室事業に加え、レクリエーション&スポーツフェスタの開催などに取り組んでまいります。 また、スポーツ環境の充実と利用促進につきましては、利用される皆様のスポーツ・レクリエーション活動におけるさまざまなニーズに応えられるよう、社会体育施設の適切な管理運営に努めてまいります。 また、(仮称)新小浜体育館整備につきましては、令和2年度から本格的な工事に着手することとしており、適切な工事の管理に努めてまいります。 なお、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向け、本市におきましても5月8日に行われる聖火リレーの運営や競技応援観戦、パラリンピック聖火フェスティバルに伴う採火式などに取り組んでまいります。「歴史・文化・芸術」の分野について 文化財の保存活用につきましては、鍋島邸の積極的な活用に努めるとともに、伝統的建造物群保存地区の景観復元のための調査研究に取り組み、修理・修景事業を通してまちなみ景観の保存に取り組んでまいります。 また、引き続き県営基盤整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査を実施し、調査成果や出土した遺物の展示公開を行ってまいります。 なお、明治から昭和初期に活躍された小浜町出身の関三兄弟のうち、日本の昔話研究の基礎を確立された関敬吾氏の人物伝を、映像として整理・保存する取り組みを行います。 芸術・文化環境の創造につきましては、雲仙市文化会館自主文化事業振興会などの関係団体と連携し、音楽舞台芸術公演や文化団体等のロビーコンサートなどを開催してまいります。 基本方針5協働と戦略 「協働のまちづくり」の分野について 自治会活動の支援につきましては、自治会が自主的かつ活発に活動ができるよう、引き続き自治会活動活性化交付金による支援に取り組むとともに、申請事務の簡素化を図ってまいります。 また、自治会長連合会と連携を図りながら、自治会への加入促進や各自治会組織間の情報の共有等により持続可能な地域運営の推進に努めてまいります。 まちづくり団体の育成と活動支援につきましては、地域づくり補助金のメニューの見直しを行い、新たに研修会開催型を創設し、市民のニーズに沿った支援の充実を図るとともに、各種市民活動団体・ボランティア団体などが活動しやすい環境づくりを進めてまいります。 男女共同参画の推進につきましては、引き続き第3次男女共同参画計画に基づき、各種啓発事業や、女性があらゆる分野に積極的に参画できるよう支援する取り組みを進め、男女が互いに認め合い、尊重し、協力し合うまちを目指してまいります。 「行政運営」の分野について 庁舎整備につきましては、市民サービスのさらなる向上を図るため、(仮称)新瑞穂総合支所の整備に取り組んでまいります。 行政改革につきましては、第3次行政改革大綱に基づき効率的な市政運営に努めているところでございますが、現大綱の計画期間が令和2年度で終了することから、新たな行政改革大綱の策定に取り組んでまいります。 きめ細やかな情報発信につきましては、本市ホームページを定住促進、子育て支援などの各施策により整理するなどの再構築を図り、よりわかりやすい、また親しみのある情報の発信に努めてまいります。 情報管理とICTにつきましては、情報セキュリティ強化対策による高度な情報管理を維持しながら、本格運用が始まったマイナンバー制度における適切な管理、運営に取り組んでまいります。 「財政運営」の分野について ふるさと納税につきましては、業務体制の強化とあわせて、国の基準を遵守しながら、ポータルサイトの増設やリピーター対策、ターゲットを絞った返礼品の開発等に取り組み、寄附の増加を目指してまいります。 なお、頂いた寄附は特色あるふるさとづくりに有効活用してまいります。 市税等の自主財源の確保につきましては、税の口座振替の利用を推進するため、口座振替利用者や新規申込者に抽選で市内温泉宿泊券などをプレゼントする口座振替推進キャンペーンを実施するとともに、インターネットを活用した地方税の申告や納付などの電子化を促進するなど、手続の簡素化に取り組んでまいります。 雲仙市が所有する公共施設につきましては、施設の適正配置と将来的な財政負担の軽減・平準化を図ることを目的とした雲仙市公共施設等総合管理計画に基づき、個別施設計画の策定に取り組んでまいります。 また、活用する見込みのない遊休地等につきましては、積極的な売却または貸付等により、公的資産の有効活用に努めてまいります。 なお、雲仙市まち・ひと・しごと創生総合戦略を内包した第2次雲仙市総合計画の前期基本計画の目標年次が2年後に迫っていることから、その効果検証と後期基本計画の策定に向けた取り組みに着手いたします。 以上が、令和2年度の主要な取り組みでございますが、国及び全国の市町村、そして民間団体等において地方創生を始めとするさまざまな取り組みが急速に展開されており、社会情勢の変化に柔軟かつ弾力的に対応していくことが求められております。 今後におきましても、国・県の動向に注視するとともに、財政基盤の確立を図りながら各種施策に取り組み、課題の一つ一つを着実に解決しながら、職員とともに市政運営に全力を傾注してまいりますので、議員各位並びに市民の皆様に、市政への御支援と御協力を心からお願い申し上げまして、令和2年度の施政方針といたします。 以上でございます。 ○議長(松尾文昭君) ここで11時5分まで休憩いたします。=午前10時56分 休憩= =午前11時05分 再開= ─────────────── △日程第5.報告第1号 △日程第6.議案第1号 △日程第7.議案第2号 △日程第8.議案第3号 △日程第9.議案第4号 △日程第10.議案第5号 △日程第11.議案第6号
    △日程第12.議案第7号 △日程第13.議案第8号 △日程第14.議案第9号 △日程第15.議案第10号 △日程第16.議案第11号 △日程第17.議案第12号 △日程第18.議案第13号 △日程第19.議案第14号 △日程第20.議案第15号 △日程第21.議案第16号 △日程第22.議案第17号 △日程第23.議案第18号 △日程第24.議案第19号 △日程第25.議案第20号 △日程第26.議案第21号 △日程第27.議案第22号 △日程第28.議案第23号 △日程第29.議案第24号 △日程第30.議案第25号 △日程第31.議案第26号 △日程第32.議案第27号 △日程第33.議案第28号 △日程第34.議案第29号 △日程第35.議案第30号 △日程第36.議案第31号 △日程第37.議案第32号 △日程第38.議案第33号 △日程第39.議案第34号 ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。日程第5、報告第1号専決処分した事件の報告について(損害賠償の額の決定及び和解)から、日程第39、議案第34号市道路線の変更についてまで35件を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) 提案理由を申し上げます。 まず、最初に私から、今回審議をお願いいたしております案件のうち人事案件以外のものにつきまして、概略を申し上げます。 今回お願いいたしておりますのは、報告1件、組合規約の変更が2件、条例9件、令和元年度補正予算5件、令和2年度当初予算8件、その他10件の合計35件の案件につきまして、御提案を申し上げます。 詳細につきましては、それぞれ担当から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 報告第1号専決処分した事件の報告について(損害賠償の額の決定及び和解)の説明を求めます。尾上地域振興部長。 ◎地域振興部長(尾上美徳君) 議案集の1ページをお開きください。 報告第1号専決処分した事件の報告について御説明申し上げます。 本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、損害賠償の額の決定及び和解について、別紙のとおり専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 それでは、次の2ページをお開きください。 事故の概要でございますが、令和元年12月2日午前9時17分ごろ、地域づくり推進課所属の嘱託職員が、文書逓送業務のため公用車で国道251号を愛野から南串山方面に向かって走行中、小浜町南本町公民館付近において右折待ちのため停止していた相手方車両に追突し、相手方車両後部に損傷を与えたものでございます。幸い、双方とも乗員にけがはなかったため、物損事故として取り扱われました。 過失割合につきましては、市の保険会社の専門官が精査し、相手方が0割、市側が10割と定められ、市の保険会社の査定により、相手方の損害金額が24万3千円と認定されたことから、その全額が本件の損害賠償の額となり、相手方との示談の協議が整いましたので、令和元年12月27日に損害賠償額の決定及び和解についての専決処分を行い、同日、示談を行いました。 以上で、報告を終わらせていただきます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第1号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更に関する協議について、説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案集の3ページをお開きください。 議案第1号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更に関する協議について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、令和2年4月30日をもって長崎市が脱退することに伴い、長崎県市町村総合事務組合を組織する組合市町村からこの市を減ずるため、長崎県市町村総合事務組合規約の変更に関する関係地方公共団体との協議について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、規約変更の内容につきまして、新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の1ページをお開きください。 別表第1の、組合を組織する組合市町村及び別表第2、組合の共同処理する事務と団体の第3条第1号に関する事務から、長崎市を削除するものでございます。 なお、変更後の規約につきましては、全ての関係地方公共団体の議決を得て、県知事の許可を受けた後、附則において定めるところにより、令和2年5月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第1号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第2号県央県南広域環境組合規約の変更に関する協議について、説明を求めます。堀尾環境水道部長。 ◎環境水道部長(堀尾久和君) 議案集の6ページをお開きください。 議案第2号県央県南広域環境組合規約の変更に関する協議について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、県央県南広域環境組合の共同処理区域の拡大、組合議員の議員定数及び経費の支弁方法を変更するため、県央県南広域環境組合規約の変更に関する関係地方公共団体との協議について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、規約改正の内容につきましては、新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の4ページをお開きください。 まず、県央県南広域環境組合規約第3条第2項は、組合において共同処理を行う区域を規定しており、現在、南島原市は旧布津町及び旧深江町の区域でありますが、変更後の規約では、南島原市全域へ拡大し、共同処理区域を関係市全域としようとするものでございます。 次に、第5条第1項は、組合議会の議員の定数について、共同処理区域の拡大に伴い、13人から15人へ変更しようとするものでございます。南島原市の定数を1から2人増の3人とし、各市の内訳は、島原市3人、諫早市6人、雲仙市3人、南島原市を3人とするものであります。 次に、(P32で発言訂正あり)5ページの第12条第2項は、負担金に係る市別負担割合を規定しており、第1号の通常の運営に係る経費の負担割合は、平等割100分の20及び人口割100分の80であったものを、人口割100分の100へ、第2号のごみ処理施設の建設に要する経費の負担割合は、平等割100分の20及び人口割100分の80であったものをごみ量割100分の100へ、第3号のごみ処理施設の運転に要する経費の負担割合は、均等割100分の20及びごみ量割100分の80であったものを、ごみ量割100分100へ変更しようとするものでございます。──ごみ量割に変更しようとするものでございます。すみません。平等割100分の20及びごみ量割100分の80であったものを──処理量割であったものを──あ、すみませんでした。訂正いたします。 次に、第12条第3項及び第4項は、項の繰り下げを行い、第12条第3項には、ごみ処理施設の建設及び運転に要する経費について、焼却施設に係る経費及び中継施設に係る経費に区分する規定を追加しようとするものでございます。 また、第12条第4項第2号には、負担割合の基礎となるごみ量を規定しており、ごみ量割の基礎となるごみ量について、これまで本組合施設へ搬入された関係市のごみ量としていたものを、第3項に規定する経費の区分に係る施設ごとに搬入されたごみ量とするよう変更するものであります。 また、変更後の規約につきましては、全ての関係地方公共団体の議決を得て、附則において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第2号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第3号雲仙市犯罪被害者等支援条例の制定について、説明を求めます。本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多正剛君) 議案集の9ページをお開きください。 議案第3号雲仙市犯罪被害者等支援条例の制定について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、本市における犯罪被害者等の支援に関し、基本となる事項を定めることにより、犯罪被害者等が受けた被害の回復及び軽減に向けた取り組みの推進並びに犯罪被害者等を支える地域社会の形成を図ることを目的とする雲仙市犯罪被害者等支援条例を制定することについて、議会の議決を求めようとするものでございます。 それでは、条例の主な内容を御説明いたしますので、次のページをお開きください。 まず、第1条では、提案理由で申し上げましたとおり、条例制定の目的を規定するものでございます。 次に、第3条では市の責務、第4条では市民等の責務、第5条では事業者の責務を規定するものでございます。 次に、第6条では、犯罪被害者等が日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるよう、必要な情報の提供及び助言について規定するものでございます。 次に、11ページの第7条では、犯罪被害者等の経済的負担の軽減を図るため、見舞金の支給について規定するものでございます。 なお、本条例につきましては、附則において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第3号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第4号雲仙市予防接種健康被害調査委員会条例の制定についての説明を求めます。東健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(東裕実君) 議案集の12ページをお開きください。 議案第4号雲仙市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、雲仙市予防接種健康被害調査委員会について、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として本条例を制定することについて議会の議決を求めようとするものでございます。 それでは、条例の主な内容を御説明いたしますので、次のページをお開きください。 第1条は、本委員会の設置目的を規定するものでございます。 次に、第2条、第3条は、委員会の所掌事務と組織について規定するものでございます。 次に、第4条、第5条は、委員の任期、委員長の職務について規定するものでございます。 次に、第6条、14ページの第7条は、会議の招集、開催等について規定するものでございます。 次に、第8条は、市長への報告を規定するものでございます。 第9条は、委任について規定するものでございます。 なお、本条例は、附則第1項において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 第2項は、雲仙市予防接種健康被害調査委員会規則に規定する委員のみなし規定を定めようとするものでございます。 第3項は、本条例を制定することに伴い、雲仙市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の別表に、予防接種健康被害調査委員会の委員について加えるものでございます。 以上で、議案第4号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第5号雲仙市森林環境譲与税基金条例の制定について、説明を求めます。谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) 議案集の15ページをお開きください。 議案第5号雲仙市森林環境譲与税基金条例の制定について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、地方自治法第241条第1項の規定に基づき、森林の整備及びその促進に要する費用の一部に充てることを目的として、雲仙市森林環境譲与税基金を設置することとし、同条第8項の規定により、基金の管理及び処分に関し、必要な事項に係る雲仙市森林環境譲与税基金条例を制定することについて、議会の議決を求めようとするものでございます。 それでは、条例の主な内容を御説明いたしますので、次のページをお開きください。 まず、第1条では、基金の制定目的を規定するものでございます。 次に、第2条では、積み立てる額を、第3条では基金の管理方法を、第4条では基金運用益金の処理に関すること、第5条では振替運用に関すること、第6条では基金の処分に関すること、第7条では委任事項を規定するものでございます。 なお、本条例につきましては、附則において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第5号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第6号雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、説明を求めます。本多市民生活部長。 ◎市民生活部長(本多正剛君) 議案集の17ページをお開きください。 議案第6号雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、国民健康保険税の納期ごとに分割する場合の端数計算について、最初の納期の金額とそれ以降の金額に大きな差が生ずる場合があることから、地方税法第20条の4の2第6項ただし書きの規定により、国民健康保険税の納期ごとに分割する場合の端数計算の特例について、所要の整備を図るため、雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正することについて、議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、条例改正の内容につきましては新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の13ページをお開きください。 第9条の3につきまして、現行では、地方税法第20条の4の2第6項の規定により、国民健康保険税の課税額を納期ごとに分割する場合において、その分割金額に千円未満の端数がある時は、(発言する者あり)いえ、現行でございます。現行で、その分割金額に千円未満の端数がある時は、最初の納期に係る分割金額に合算しておりますが、同項のただし書きの規定により、その分割金額に100円未満の端数がある時は、その金額を最初の納期に係る分割金額に合算する特例を規定することで、最初の納期の金額とそれ以降の金額を平準化しようとするものでございます。(「前んとがなかげな」と言う者あり)すみません。申しわけありません。 なお、改正後の条例につきましては、附則において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第6号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第7号雲仙市印鑑条例の一部を改正する条例について、説明を求めます。尾上地域振興部長。 ◎地域振興部長(尾上美徳君) 議案集の19ページをお開きください。 議案第7号雲仙市印鑑条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が公布されたことに伴い、所要の整備を図るため、雲仙市印鑑条例の一部を改正することについて、議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、条例改正の内容につきまして、新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の14ページをお開きください。 第2条第2項につきましては、成年被後見人が成年後見人と同行して自ら印鑑登録申請をする場合は、意思能力を有するものとして印鑑登録が可能となることから、印鑑の登録を受けることができないものから、成年被後見人を削除し、意思能力を有しないものにあらためようとするものでございます。 また、15ページの第5条第2項及び16ページの13条第2項につきましては、語句の修正等を行おうとするものでございます。 なお、改正後の条例につきましては、附則において定めるところにより、公布の日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第7号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第8号雲仙市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、説明を求めます。東健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(東裕実君) 議案集の21ページをお開きください。 議案第8号雲仙市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、厚生労働省令であります放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の整備を図るため、雲仙市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについて議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、条例改正の内容につきましては、新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の17ページをお開きください。 第10条第3項につきましては、これまで放課後児童支援員は都道府県知事がこの研修を終了したものでなければならないとされておりましたが、研修の受講機会の拡大を図るため、指定都市及び中核市の長も研修を実施できるとなったことに伴い、規定を加えるものでございます。 次に、19ページの附則第3条につきましては、研修をいまだ受講していない職員に対して、研修の受講機会を確保するための経過措置が令和2年3月31日に終了することから、期間を5年間延長するよう改めるものでございます。 なお、改正後の条例につきましては、附則において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第8号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第9号雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例について及び議案第10号雲仙市営住宅管理条例の一部を改正する条例についての2件について、説明を求めます。荒木建設部長。 ◎建設部長(荒木正君) 議案集の23ページをお開きください。 議案第9号雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本件は、提案理由にも記載しておりますとおり、雲仙市営住宅の一部を用途廃止することに伴い、雲仙市営住宅の住宅設置条例の一部を改正することについて、議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、条例改正の内容につきましては、新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の22ページをお開きください。 国見町にあります淡島住宅と瑞穂町にあります江端住宅ですが、いずれも老朽化が進んでおり、周辺家屋等に影響を及ぼすおそれがあることから、廃止しようとするため、別表の2から削除しようとするものでございます。 なお、改正後の条例につきましては、附則において定めるところにより、公布の日から施行しようとするとものでございます。 以上で、議案第9号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案集の25ページをお開きください。 議案第10号雲仙市営住宅管理条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、民法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、公営住宅法の一部が改正されたことにより、所要の整備を図るため、雲仙市営住宅管理条例の一部を改正することについて、議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、条例改正の内容につきましては、新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の23ページをお開きください。 まず、第14条につきましては、先程議案第9号雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例についてで御説明いたしましたとおり、国見町にあります淡島住宅と瑞穂町にあります江端住宅を廃止するため、規定から削除しようとするものでございます。 次に、24ページの第17条につきましては、市営住宅の家賃について、債権管理の分類を司法上の債権として取り扱うことに伴い、公の債権に適用される延滞金の規定を削除しようとするものでございます。 次に、25ページの第41条第3項につきましては、民法及び公営住宅法の改正により、法定利率が年5%の割合から3年ごとに変動されることから、民法404条に規定する法定利率に改めようとするものでございます。 なお、改正後の条例につきましては、附則において定めるところにより、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第10号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第11号雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例について、説明を求めます。下田教育次長。 ◎教育次長(下田和章君) それでは、議案集の27ページをお開きください。 議案第11号雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、雲仙市小浜町文化館を閉館しようとするため、雲仙市立公民館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正することについて議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、条例改正の内容につきましては新旧対照表で御説明いたしますので、提出議案参考資料(その1)の27ページをお開きください。 まず、条例第1条では、社会教育法という文言がそれ以降に出てこないことから削除しようとするものです。 次に、第2条第2項の表の雲仙市小浜町文化館を削り、次の28ページの別表中、雲仙市小浜町文化館使用料についての規定を削除しようとするものでございます。 なお、改正後の条例につきましては、附則において定めるところにより、令和2年5月7日から施行しようとするものでございます。 以上で、議案第11号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第12号令和元年度雲仙市一般会計補正予算(第7号)案について、説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案第12号令和元年度雲仙市一般会計補正予算(第7号)案について御説明申し上げます。 議案集では29ページになりますが、補正予算案の概要につきましては別冊で配付しております提出議案参考資料(その2)の令和元年度雲仙市補正予算(案)資料(第7回補正)により御説明いたしますので、資料の1ページをお開きください。 なお、特別会計等の補正予算の説明につきましてもこの資料により説明させていただきます。 一般会計の今回補正額は、2億4,214万7千円の減額補正で、補正後の予算額は302億5,237万6千円となり、前年度の同期と比較しますと率にして4%の減となります。 中段の2、今回補正の主な内容でございますが、歳入歳出予算につきましては、民間教育・保育施設給付事業の追加計上などを行おうとするものでございます。 また、一般会計では繰越明許費の追加が14件、債務負担行為の追加が1件、地方債の変更が3件をそれぞれ行おうとするものでございます。 なお、今回の補正予算は、下段の3、今回補正の留意点に記載しておりますとおり、事業費の精算、不用額の精査、繰越明許費、債務負担行為の追加及び地方債の変更及び国の補正予算成立に伴う事業などを計上しようとするものでございます。 2ページをお開きください。 補正予算の主な項目のうち、上段の歳入でございますが、ナンバー1の10款地方交付税、普通交付税は、交付額の決定により4億8,934万5千円を追加計上しようとするものでございます。 次に、ナンバー2の15款県支出金、産地パワーアップ事業補助金は、事業費の減に伴い5,637万3千円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー3の18款繰入金、財政調整基金繰入金は、今回補正の調整財源として3億1,532万4千円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー4の20款諸収入、プレミアム付商品券売上収入は、商品券の販売見込みにより、1億2,800万円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー5の21款市債、合併特例事業債、農業農村整備事業債は、国の補正予算成立に伴う追加割り当て等により、事業費が増額となった県営事業地元負担金の財源として1億1,630万円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出について御説明申し上げます。 ナンバー6の3款民生費、プレミアム付商品券事業は、事業費の実績見込みにより、1億7,025万2千円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー7の3款民生費、民間教育・保育施設給付事業は、本年度の人事院勧告に伴う公定価格の改正による給付費の増加により、2,194万6千円を追加計上しようとするものでございます。 次に、ナンバー8の6款農林水産業費産地パワーアップ事業は、入札の実施などによる事業費の減により、5,772万9千円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー9の6款農林水産業費県営事業地元負担金は、国の補正予算成立に伴う追加割当などにより市負担金が増額となったため、1億2,461万9千円を追加計上しようとするものでございます。 最後に、ナンバー10の8款土木費、県営港湾施設整備事業負担金は、国の補正予算成立に伴う追加割当などにより市負担金が増額となったため、365万円を追加計上しようとするものでございます。 以上で、議案第12号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第13号令和元年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案について及び議案第14号令和元年度雲仙市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案についての2件について、説明を求めます。尾上地域振興部長。 ◎地域振興部長(尾上美徳君) 議案第13号令和元年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案について御説明申し上げます。 議案集では30ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、令和元年度雲仙市補正予算(案)資料(第7回補正)により御説明いたしますので、資料の6ページをお開きください。 上段の国民健康保険特別会計の今回の補正額は313万円の増額補正で、補正後の予算額は、69億5,312万9千円となり、前年度の同期と比較しますと、率にして1.1%の減となります。 次に、補正予算の主な項目のうち歳入でございますが、ナンバー1及びナンバー2の5款繰入金、保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)及び保険基盤安定繰入金(保険者支援分)は、主に税軽減分及び保険者支援分の交付額の見込みにより、それぞれ2,209万円及び2,135万5千円を追加計上しようとするものでございます。 ナンバー3の5款繰入金、財政調整基金繰入金は、今回の財源調整として1億2千万円を減額しようとするものでございます。 ナンバー4、6款繰越金、前年度繰越金は、平成30年度決算剰余金のうち、今回補正の調整財源として、7,968万5千円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、歳出でございますが、ナンバー5の7款諸支出金、県支出金返還金は、補助金精算による返還金として313万円を追加計上しようとするものでございます。 以上で、議案第13号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案第14号令和元年度雲仙市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案について御説明申し上げます。 議案集では、31ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、令和元年度雲仙市補正予算(案)資料(第7回補正)により御説明いたしますので、資料の6ページをお開きください。 下段の後期高齢者医療特別会計の今回の補正額は1,387万3千円の増額補正で、補正後の予算額は、5億1,451万2千円となり、前年度の同期と比較しますと、率にして0.5%の減となります。 次に、補正予算の項目のうち、歳入でございますが、ナンバー1の1款後期高齢者医療保険料特別徴収分は、保険料の収入見込みにより、1,138万4千円を追加計上しようとするものでございます。 ナンバー2の3款繰入金、保険基盤安定繰入金は、交付額の見込みにより、248万9千円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、歳出でございますが、ナンバー3の2款後期高齢者医療広域連合納付金は、特別徴収分の保険料収入増に伴う保険料負担金の増額見込み及び保険基盤安定負担金の確定により1,387万3千円を追加計上しようとするものでございます。 以上で、議案第14号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第15号令和元年度雲仙市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案について、説明を求めます。堀尾環境水道部長。 ◎環境水道部長(堀尾久和君) 議案第15号令和元年度雲仙市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案について御説明申し上げます。 議案集では32ページになりますが、歳入歳出予算の概要につきましては、令和元年度雲仙市補正予算(案)資料(第7号補正)により御説明いたしますので、資料の7ページをお開きください。 上段の下水道特別会計の今回の補正額は389万円の減額補正で、補正後の予算額は15億3,416万4千円となり、前年度の同期と比較いたしますと、率にして42.2%の増となります。 次に、補正予算の項目のうち歳入でございますが、まず、ナンバー1の4款県支出金、農山漁村地域整備交付金は、県からの交付金の決定により400万円を減額しようとするものでございます。 ナンバー2の7款繰越金、前年度繰越金は、今回補正の調整財源として11万円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、歳出でございますが、ナンバー3の3款農業集落排水事業費、愛野地区農業集落排水施設整備事業は、委託料の減により389万円を減額しようとするものでございます。 以上で、議案第15号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第16号令和元年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計補正予算(第2号)案について、説明を求めます。谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) 議案第16号令和元年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計補正予算(第2号)案について御説明申し上げます。 議案集では33ページになりますが、歳入歳出予算の概要につきましては、令和元年度雲仙市補正予算(案)資料(第7回補正)により御説明いたしますので、資料の7ページをお開きください。 中段の企業誘致用地整備事業特別会計の今回の補正額は、7,414万3千円の減額補正で、補正後の予算額は8億596万6千円となります。 次に、補正予算の項目のうち歳入でございますが、ナンバー1の1款繰入金、土地開発基金繰入金は、今回補正の財源調整として7,414万3千円を減額しようとするものでございます。 続きまして、歳出でございますが、ナンバー2の1款企業誘致用地整備費、国見多比良地区整備事業は、長崎県より買収する多比良港埋立地の買収単価等が減少したことにより、7,414万3千円を減額しようとするものでございます。 以上で、議案第16号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) ここで、1時まで休憩をいたします。=午後0時02分 休憩= =午後1時00分 再開= ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで、堀尾環境部長より発言の申し出があっておりますので、これを許します。堀尾環境水道部長。 ◎環境水道部長(堀尾久和君) 先程、議案第2号県央県南広域環境組合規約の変更に関する協議についての御説明におきまして、誤った説明をしておりました。 参考資料(その1)の5ページをもう一度お開きください。 よろしいでしょうか。新旧対照表第12条第2項第3号の変更の説明の際、第3号のごみ処理施設の運転に要する経費の負担割合は、平等割100分の20及びごみ量割100分の80であったものを、ごみ量割100分の100へ変更しようとするものでございますと説明をいたしましたが、正しくは、平等割100分の20及び処理量割100分の80であったものを、ごみ量割100分の100へ変更しようとするものでございますでありました。訂正をいたします。 議場の場で間違った説明を行い、大変申しわけございませんでした。お詫びを申し上げますとともに、発言内容の訂正をお願いいたします。申しわけございませんでした。 ○議長(松尾文昭君) お諮りします。堀尾環境水道部長発言のとおり、訂正することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認め、堀尾環境水道部長発言のとおり訂正することに決定をいたしました。 次に、議案第17号令和2年度雲仙市一般会計予算案について、説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案第17号令和2年度雲仙市一般会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では34ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては別冊で配付いたしております提出議案参考資料(その2)の令和2年度雲仙市当初予算(案)資料で御説明させていただきます。 なお、特別会計等の予算説明につきましてもこの資料により説明させていただきます。 それでは、資料の1ページをお開きください。 まず、一般会計及び特別会計等の令和2年度当初予算の合計は、表の最下段に記載しておりますとおり、420億4,022万5千円となり、前年度と比較しますと、10億5,830万2千円、率にして2.6%の増となります。 2ページをお開きください。 令和2年度一般会計の当初予算につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ306億8,187万円に定めようとするもので、前年度と比較しますと14億191万4千円、率にして4.8%の増となります。 3ページをご覧ください。 上段の債務負担行為でございますが、会議録調製業務などの9件を設定しようとするものでございます。 また、下段の地方債につきましては、辺地対策事業など8件を計上しようとするものでございます。 次に、前年度との比較及び増減理由につきまして主なものを御説明いたします。 5ページをお開きください。 歳入の状況でございます。一番上の1市税でございますが、増減の主な内訳の欄に記載のとおり、市民税及び軽自動車税の増などにより、前年度比0.6%増の38億3,527万1千円を計上しようとするものでございます。 2款地方譲与税から10款地方特例交付金までは、国の地方財政対策の伸び率などを参考に、新たに法人事業税交付金や環境性能割交付金を加えてそれぞれ計上しようとするものでございます。 11地方交付税につきましては、国の地方財政対策の伸び率及び平成28年度から始まった合併算定替えの段階的縮減による影響などを考慮し、4.3%減の100億7,359万3千円を計上しようとするものでございます。 15国庫支出金につきましては、教育・保育給付費国庫負担金の増などにより、3.3%増の42億4,219万5千円を計上しようとするものでございます。 18寄附金につきましては、ふるさと応援寄附金の増により、75.0%増の3億5千万3千円を計上しようとするものでございます。 19繰入金につきましては、公債費に充当する減債基金繰入金の増などにより、27.6%増の27億7,689万7千円を計上しようとするものでございます。 歳入の最後に、22市債につきましては、合併特例事業債の増などにより、38.8%増の44億2,810万円を計上しようとするものでございます。 次に、7ページをお開きください。 歳出につきましては、性質別歳出の状況について御説明いたします。 1人件費につきましては、会計年度任用職員制度の開始に伴う職員手当の増などにより4.1%増の38億8,056万6千円を計上しようとするものでございます。 2扶助費につきましては、民間教育・保育施設給付費の増などにより1.3%増の71億3,158万1千円を計上しようとするものでございます。 3公債費につきましては、定時償還利子の減などにより1.0%減の30億2,688万円を計上しようとするものでございます。 4物件費につきましては、愛の夢未来センターの備品整備などに係る運営費の減などにより1.6%減の32億1,602万1千円を計上しようとするものでございます。 6補助費等につきましては、工場等設置奨励金支給事業の増などにより、0.6%増の44億6,039万6千円を計上しようとするものでございます。 7積立金につきましては、ふるさと応援推進事業の増などにより、63.1%増の3億8,322万4千円を計上しようとするものでございます。 10繰出金につきましては、下水道事業特別会計の企業会計への移行に伴う繰出金の減などにより、24.0%減の23億5,788万円を計上しようとするものでございます。 11普通建設事業費につきましては、(1)補助事業費では、庁舎整備事業の増などにより、25.7%増の21億3,619万7千円を、また(2)単独事業費では、小浜体育館整備事業の増などにより56.5%の増、38億8,299万1千円を計上し、普通建設事業費総額では44.0%増の60億1,918万8千円を計上しようとするものでございます。 以上が、性質別歳出の主な状況でございます。 続きまして、令和2年度の主要事業のうち、新規計上や見直しを行った事業などを中心に御説明いたします。 24ページをお開きください。 庁舎整備事業でございますが、庁舎整備計画に基づき、令和2年度は、(仮称)新瑞穂総合支所の整備及び愛の夢未来センター周辺の道路整備などを行おうとするものでございます。 次に、25ページをお開きください。 定住促進対策事業でございますが、令和2年度は、事業内容に記載しております③定住促進奨学資金償還補助金や、⑭住宅確保加速化支援事業補助金を新設し、さらなる事業の推進を図ろうとするものでございます。 次に、27ページをお開きください。 超高速ブロードバンド基盤整備事業でございますが、情報通信格差を是正するため、市内全域に超高速ブロードバンド基盤を構築し、市民や事業所のインターネット等の利用環境の改善を図ろうとするものでございます。 次に、31ページをお開きください。 母子保健事業でございますが、令和2年度は事業内容に記載しております⑩産婦健診事業を新設し、産後間もない時期の健康診査に係る費用を是正し、産後初期における母子に対する支援を強化しようとするものでございます。 次に、32ページをお開きください。 子育て世代包括支援センター運営事業でございますが、妊産婦、乳幼児等の状況を継続的・包括的に把握し、当該センターが調整役となり、切れ目のない支援を行うことにより、妊婦や子育ての不安、孤立の解消などを図ろうとするものでございます。 次に、34ページをお開きください。 光り輝く雲仙力アップ事業でございますが、海外農産物の輸入や他産地との競合に負けない、足腰の強い農林水産業を実現するため、令和2年度は、支援内容の見直しや新規メニューを設け、本市農林水産業を総合的に支援しようとするものでございます。 次に、38ページをお開きください。 水産業強化支援事業でございますが、南串山京泊漁港に漁船保全修理施設を整備し、漁船の大型化に対応した修理等の作業を安全に行うことができるようにしようとするものでございます。 次に、39ページをご覧ください。 中心市街地活性化推進事業でございますが、小浜地域において都市機能を再編し、にぎわいを創出するため、中心市街地の活性化に関する法律に基づく基本計画を策定しようとするものでございます。 次に、42ページをお開きください。 国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業でございますが、国立公園内の自然環境等の魅力アップに向けた景観整備を図るため、あずまやの整備や引湯管の整備等を行おうとするものでございます。 次に、46ページをお開きください。 防災対策システム整備事業でございますが、災害対策本部の環境整備を図るため、気象庁からの自然災害に関する情報等を速やかに市民等へ伝達し、迅速な避難勧告等の発令を可能とする各種システムの導入等を行おうとするものでございます。 次に、47ページをご覧ください。 小・中学生遠距離通学費補助金でございますが、保護者の教育に係る経済的負担を軽減するため、市内小・中学校へ通学する児童生徒の遠距離通学に係る費用の一部を補助しようとするものでございます。 次に、49ページをお開きください。 芸術文化・スポーツ大会出場激励費でございますが、各種大会において優秀な成績をおさめ、上位大会へ参加する場合に、激励費を交付するものでございますが、令和2年度は交付内容の整理や申請手続の簡素化などの見直しを行い、利便性の向上に努めつつ、芸術文化及びスポーツの普及・振興を図ろうとするものでございます。 最後に、50ページをお開きください。 小浜体育館整備事業でございますが、屋内スポーツの拠点施設として市民の健康増進や地域活性化に重要な役割を担ってきた現在の小浜体育館が、耐震診断の結果、耐震性なしと診断されたことを受け、新たなまちづくりの拠点施設として整備を行うもので、令和2年度は、新体育館の建設工事を行おうとするものでございます。 以上で、議案第17号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第18号令和2年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案について及び議案第19号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案についての2件について、説明を求めます。尾上地域振興部長。 ◎地域振興部長(尾上美徳君) 議案第18号令和2年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では35ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては令和2年度雲仙市当初予算(案)資料により御説明いたしますので、資料の8ページをお開きください。 国民健康保険特別会計の当初予算につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ67億5,160万2千円に定めようとするもので、対前年度比2.9%の減となります。 まず、上段の歳入の主なものについて御説明いたします。 1款国民健康保険税につきましては、被保険者数の減等による減収を見込み、2.1%減の13億6,499万3千円を計上しようとするものでございます。 3款県支出金は、保険給付費等交付金の普通給付金及び特別給付金を見込み、2.2%減の48億7,726万9千円を計上しようとするものでございます。 5款繰入金は、法で定められた一般会計からの繰入等を見込み、3.4%減の5億470万7千円を計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出の主なものでございますが、2款保険給付費は、過去の医療費の動向等を勘案し、2.5%減の47億2,811万3千円を計上しようとするものでございます。 3款国民健康保険事業費納付金は、県へ納める納付金として3.4%減の19億25万円を計上しようとするものでございます。 4款保健事業費は、特定健診・糖尿病性腎臓病重症化予防事業費等として、6.4%増の7,632万3千円を計上しようとするものでございます。 以上で、議案第18号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案第19号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では36ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては令和2年度当初予算(案)資料により御説明いたしますので、資料の9ページをお開きください。 後期高齢者医療特別会計の当初予算につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ5億2,852万3千円に定めようとするもので、対前年度比5.6%の増となります。 まず、上段の歳入の主なものについて御説明いたします。 1款後期高齢者医療保険料は、長崎県後期高齢者医療広域連合の算定見込みにより、7.9%増の3億3,531万4千円を計上しようとするものでございます。 3款繰入金は、一般会計からの繰入金で、長崎県後期高齢者医療広域連合の算定見込みにより、1.6%増の1億9,146万4千円を計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出の主なものでございますが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、長崎県後期高齢者医療広域連合の算定見込みにより、5.7%増の5億1,852万4千円を計上しようとするものでございます。 以上で、議案第19号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第20号令和2年度雲仙市国民宿舎事業特別会計予算案について、説明を求めます。谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) 議案第20号令和2年度雲仙市国民宿舎事業特別会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では37ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては令和2年度当初予算(案)資料により御説明いたしますので、資料の10ページをお開きください。 国民宿舎事業特別会計の当初予算につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ5,998万1千円に定めようとするもので、対前年度比23.6%の減となります。 まず、上段の収入の主なものについて御説明いたします。 1款国民宿舎事業収入は、令和元年度から営業形態が変わったことから、令和元年度のこれまでの実績数からの見込みにより、44.2%減の3,421万2千円を計上しようとするものでございます。 次に、3款繰入金は、平成20年度に借り入れた過疎対策事業債の元利償還金の普通交付税措置分860万円及び財政不足分1,593万1千円を一般会計から繰り入れることにより、50.5%増の2,453万1千円を計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出の主なものでございますが、1款国民宿舎事業費は、歳入でも御説明いたしましたが、令和元年度のこれまでの実績数からの見込みにより、28.2%減の4,714万4千円を計上しようとするものでございます。 次に、2款公債費は、歳入でも御説明いたしましたが、平成20年度に借り入れた過疎対策事業債の元利金の償還金として、前年度と同額の1,233万7千円を計上しようとするものでございます。 以上で、議案第20号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第21号令和2年度雲仙市温泉浴場事業特別会計予算案について、説明を求めます。堀尾環境水道部長。 ◎環境水道部長(堀尾久和君) 議案第21号令和2年度雲仙市温泉浴場事業特別会計予算案について、御説明申し上げます。 議案集では38ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、令和2年度当初予算(案)資料により御説明をいたしますので、資料の11ページをお開きください。 温泉浴場事業特別会計の当初予算につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ1,075万3千円に定めようとするもので、対前年度比0.5%の減となります。 まず、上段の歳入の主なものについて御説明申し上げます。 1款使用料及び手数料は、近年の雲仙市外の入場者につきましては、ほぼ横ばいとなっておりますが、市内の方で回数券利用の利用者の減少が見込まれ、全体として、前年比2.5%の減の959万7千円を計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出の主なものでございますが、1款温泉浴場事業費は、長崎県の最低賃金の増により、運営委託事業費が増額する一方、維持管理事業における駐車場使用料の減により、前年比0.5%減の1,073万3千円を計上しようとするものでございます。 以上で、議案第21号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第22号令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計予算案について、説明を求めます。谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) 議案第22号令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では39ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては令和2年度当初予算(案)資料により御説明いたしますので、資料の12ページをお開きください。 企業誘致用地整備事業特別会計の当初予算につきましては、歳入歳出の総額をそれぞれ3億8,746万8千円に定めようとするもので、対前年比56.0%の減となります。 まず、上段の歳入の主なものについて御説明いたします。 1款繰入金は、一般会計繰入金で、73.7%減の2億3,466万8千円を計上しようとするものでございます。 2款市債は、吾妻町下地区整備事業、国見多比良地区整備事業の財源とするため、1億5,280万円を計上しようとするものでございます。 続きまして、歳出の主なものでございますが、1款企業誘致用地整備事業費は、吾妻町下地区整備事業として、場内道路及び排水路の造成工事費など1億6,749万円を、国見多比良地区整備事業として場内道路及び排水路の造成工事費など2億1,947万8千円を計上しようとするものでございます。 以上で、議案第22号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第23号令和2年度雲仙市水道事業会計予算案についてから、議案第26号工事請負契約の締結についてまでの4件について、説明を求めます。堀尾環境水道部長。 ◎環境水道部長(堀尾久和君) 議案第23号令和2年度雲仙市水道事業会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では40ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、令和2年度当初予算(案)資料により御説明いたしますので、資料の13ページをお開きください。 水道事業会計の当初予算につきましては、収益的支出及び資本的支出の合計額を18億6,846万7千円に定めようとするもので、対前年比7.2%の増となります。 まず、収益的収入及び支出の主なものについて御説明いたします。 収入につきましては、営業収益、営業外収益及び特別収益を計上するもので、合計で10億2,097万9千円を計上しようとするものでございます。 下段の支出につきましては、営業費用及び営業外費用等を計上するもので、合計で10億141万7千円を計上しようとするものでございます。 次に、資本的収入及び支出の主なものについて御説明申し上げます。 収入につきましては、企業債及び負担金について計上するもので、合計で3億3,863万6千円を計上しようとするものでございます。 下段の支出につきましては、建設改良費及び企業債償還金等を計上するもので、合計で、8億6,705万円を計上しようとするものでございます。 主なものといたしましては、国見、吾妻地区の建設改良費及び工場誘致関係でございます。 なお、資本的収入が資本的支出に対しまして不足する額につきましては、損益勘定留保資金及び減債積立金等によって補填しようとするものでございます。 以上で、議案第23号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第24号令和2年度雲仙市下水道事業会計予算案について御説明申し上げます。 議案集では41ページになりますが、収入支出の概要につきましては、令和2年度当初予算(案)資料により御説明をいたしますので、資料の14ページをお開きください。 なお、令和2年度からは、これまでの下水道事業特別会計から公営企業会計に移行し、予算計上しようとするものでございます。 それでは、下水道事業会計の当初予算につきましては、収益的支出及び資本的支出の合計額を17億5,156万1千円に定めようとするものでございます。 令和元年度特別会計当初予算の対前年比では、13.8%の増となります。 まず、収益的収入及び支出の主なものについて御説明申し上げます。 収入につきましては、営業収益、営業外収益を計上するもので、合計で13億3,171万8千円を計上しようとするものでございます。 下段の支出につきましては、営業費用及び営業外費用等を計上するもので、合計で12億2,930万1千円を計上しようとするものでございます。 次に、資本的収入及び支出の主なものについて御説明申し上げます。 収入につきましては、国県補助金及び受益者負担金等について計上するもので、合計で2,490万円を計上しようとするものでございます。 下段の支出につきましては、建設改良費及び企業債償還金等を計上するもので、合計で5億2,226万円を計上しようとするものでございます。 主なものとしましては、雲仙浄化センター、千々石浄化センターの建設改良及び建設企業債元利償還金でございます。 なお、資本的収入が資本的支出に対して不足する額につきましては、損益勘定留保資金等によって補填しようとするものでございます。 以上で、議案第24号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案集の42ページをお開きください。 次の43ページまでとなりますが、議案第25号及び議案第26号の工事請負契約の締結について、一括して御説明申し上げます。 本2案は、雲仙浄化センター改築工事に係る工事請負契約の締結でございます。 まず、42ページの議案第25号でございますが、契約の目的は、令和元年度雲仙浄化センター改築工事(電気)、契約方法は制限付一般競争入札、契約金額は2億4,537万8,100円、契約の相手方は、三菱電機株式会社長崎支店、支店長柴田寿満でございます。 次に、43ページの議案第26号でございますが、契約の目的は、令和元年度雲仙浄化センター改築工事(機械)、契約方法は制限付一般競争入札、契約金額は、1億6,500万円、契約の相手方は、株式会社石垣九州支店、支店長吉武隆浩でございます。 つきましては、この令和元年度雲仙浄化センター改築工事に係る電気及び機械の工事請負契約を締結することについて、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 以上で、議案第25号及び議案第26号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第27号工事請負契約の締結についてから議案第29号工事請負契約の締結についてまでの3件について、説明を求めます。下田教育次長。 ◎教育次長(下田和章君) それでは、議案集の44ページをお開きください。 46ページまでとなりますが、議案第27号から議案第29号までの工事請負契約の締結について、一括して御説明申し上げます。 本3案は、雲仙市新小浜体育館(仮称)新築工事に係る工事請負契約の締結でございます。 まず、44ページの議案第27号でございますが、契約の目的は、雲仙市新小浜体育館(仮称)新築工事(建築主体工事)、契約方法は、制限付一般競争入札(総合評価落札方式)、契約金額は、22億4,400万円、契約の相手方は、宅島・柴崎・松尾特定建設工事共同企業体、代表者は、宅島建設株式会社代表取締役宅島寿孝でございます。 次に、45ページの議案第28号でございますが、契約の目的は、雲仙市新小浜体育館(仮称)新築工事(電気設備工事)、契約方法は、制限付一般競争入札(総合評価落札方式)、契約金額は3億4,320万円、契約の相手方は、長崎電気・野原電機特定建設工事共同企業体、代表者は長崎電気株式会社代表取締役柴田正明でございます。 最後に、46ページの議案第29号でございますが、契約の目的は、雲仙市新小浜体育館(仮称)新築工事(機械設備工事)、契約方法は、制限付一般競争入札(総合評価落札方式)、契約金額は、2億7,170万円、契約の相手方は、研進工業・旭産トーヨー住器特定建設工事共同企業体、代表者は、研進工業株式会社代表取締役八戸泰道でございます。 つきましては、この雲仙市新小浜体育館(仮称)新築工事に係る建築主体工事、電気設備工事及び機械設備工事の工事請負契約を締結することについて、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 以上で、議案第27号から議案第29号までの説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第30号不動産の買入れについて、説明を求めます。谷川産業部長。 ◎産業部長(谷川裕行君) 議案集の47ページをお開きください。 議案第30号不動産の買入れについて御説明申し上げます。 本案は、工業団地を整備し、より実効性のある企業誘致活動を展開するため、県から、多比良港埋立地の一部を購入しようとするものでございます。 物件の所有地は、雲仙市国見町土黒甲字同岸296番9、物件の地目は雑種地、買い入れる面積は6万7,926.92m2、買入金額は、5億4,681万1,706円、契約の相手方は長崎県知事中村法道でございます。 つきましては、この土地を購入することについて、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めようとするものであります。 以上で、議案第30号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第31号桑田辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてから、議案第33号守山高部辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてまでの3件について、説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案集の48ページをお開きください。53ページまでとなりますが、議案第31号から議案第33号までにつきましては、いずれも辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定並びに変更についてでございますので、一括して御説明申し上げます。 本案は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項並びに第8項の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 まず、48ページの議案第31号桑田辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について御説明いたします。 次の49ページをお開きください。 瑞穂町の桑田辺地につきましては、令和2年度から令和3年度までの2カ年間、桑田辺地に係る総合整備計画を策定し、道路整備を行い、当地区の辺地の解消に努めようとするものでございます。 下段の表の事業費は3,340万円、うち辺地対策事業債の予定額も同様の3,340万円でございます。 次に、50ページをお開きください。 議案第32号加例川・井手ノ上辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について御説明いたします。 次の51ページをお開きください。 南串山町の加例川・井手ノ上辺地につきましては、令和2年度から令和6年度までの5カ年間、加例川・井手ノ上辺地に係る総合整備計画を策定し、道路整備を行い、当地区の辺地の解消に努めようとするものでございます。 下段の表の事業費は9,300万円、うち辺地対策事業債の予定額も同様の9,300万円でございます。 次に、52ページをお開きください。 議案第33号守山高部辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について御説明いたします。 次の53ページをお開きください。 現在、総合整備計画の道路事業として、市道吾妻平木場線改良事業を進めておりますが、事業費の増額が生じたため、現在の計画を変更しようとするものでございます。 下段の表の事業費は、1億2,700万円から1億6,183万円に、うち辺地対策事業債の予定額を1億2,700万円から1億5,800万円にそれぞれ変更しようとするものでございます。 なお、各辺地の位置図及び辺地度点数算定表につきましては、提出議案参考資料(その1)の32ページから37ページまでに掲載しております。 以上、議案第31号から議案第33号までの説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第34号市道路線の変更について、説明を求めます。荒木建設部長。 ◎建設部長(荒木正君) 議案集の54ページをお開きください。 議案第34号市道路線の変更について御説明申し上げます。 本案は、市道愛野池無田線の改良事業に伴い、終点の位置を変更することについて、道路法第10条第3項において準用する道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めようとするものでございます。 なお、路線の位置図等につきましては、提出議案参考資料(その1)の38ページに掲載いたしております。 以上で、議案第34号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。─────────────── △日程第40.議案第35号 ○議長(松尾文昭君) 次に、日程第40、議案第35号教育長の任命についてを議題といたします。 本案については、下田和章君の一身上に関する事件でありますため、下田和章君の退席を許します。 〔下田教育次長退場〕 ○議長(松尾文昭君) 提案理由の説明を求めます。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) 議案集の55ページをお開きください。 議案第35号教育長の任命について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、教育長に下田和章氏を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。 なお、略歴につきましては、別冊の提出議案参考資料(その1)の39ページに掲載しております。 以上で、議案第35号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) これより質疑を行います。 質疑の通告はあっておりませんので、これで質疑を終わります。 本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。従って、委員会付託を省略することに決定をいたしました。 これから討論を行います。 討論の通告があっておりませんので、これで討論を終わります。 これから議案第35号を採決します。採決は無記名投票で行います。 議場を閉鎖します。 〔議場閉鎖〕 ○議長(松尾文昭君) ただ今の出席議員は17名であります。 ここで、投票のため準備を行います。しばらくお待ちください。 これより投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(松尾文昭君) 投票用紙の配付漏れはございませんか。 〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検させます。 〔投票箱点検〕 ○議長(松尾文昭君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は無記名投票です。 本案に賛成の方は丸と、反対の方はバツと記載願います。賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は反対とみなします。 職員の点呼に応じて記載台において賛否を記載の上、順次投票をお願いいたします。 〔事務局職員点呼・議員投票〕 ○議長(松尾文昭君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(松尾文昭君) ここで、立会人を指名します。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、1番、藤本淳次郎議員及び2番、山本松一議員を指名いたします。 これより開票を行います。1番、藤本淳次郎議員及び2番、山本松一議員、開票の立ち会いをお願いします。 〔開票〕 ○議長(松尾文昭君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数17票、これは先程の出席議員の符合と一致します。そのうち、有効投票17票、無効投票0票。有効投票のうち賛成16票、反対1票で、多数であります。従って、議案第35号は可決することに決定(発言する者あり)賛成多数です。従って、議案第35号は可決することに決定いたしました。 ここで、下田和章君の入場を許します。 〔下田教育次長入場〕─────────────── △日程第41.諮問第1号 △日程第42.諮問第2号
    ○議長(松尾文昭君) 次に、日程第41、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について及び日程第42、諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦についての2件について、提案理由の説明を求めます。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) 議案集の56ページをお開きください。 諮問第1号及び57ページの諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦について、一括して御説明申し上げます。 本議案は、令和2年6月末日をもって任期が満了する2名の委員の後任候補者について、1名の方を新たに推薦し、1名の方を引き続き推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めようとするものでございます。 まず、56ページの諮問第1号では、新たに国見町在住の德永卓氏を推薦し、次に、57ページの諮問第2号では、南串山町在住の木村一徳氏を引き続き推薦しようとするものでございます。 なお、略歴につきましては、別冊の提出議案参考資料(その1)の40ページ及び41ページに掲載しております。 以上で、諮問第1号及び諮問第2号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) これより諮問第1号及び諮問第2号の2件について、質疑を行います。 質疑の通告はあっておりませんので、これで質疑を終わります。 諮問第1号及び諮問第2号の2件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。従って、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これから諮問第1号及び諮問第2号の2件について討論を行います。 討論の通告があっておりませんので、これで討論を終わります。 これから諮問第1号を採決します。諮問第1号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。従って、諮問第1号は原案のとおり同意することに決定いたしました。 次に、諮問第2号を採決します。諮問第2号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。従って、諮問第2号は原案のとおり同意することに決定いたしました。 ここで、山野教育長から発言の申し出があっておりますので、これを許します。山野教育長。 ◎教育長(山野義一君) 議長のお許しを得ましたので、教育長を退任するに当たり、一言お礼の言葉を述べさせていただきます。 金澤市政のもと、この7年間は私の人生において二度と経験することがないに違いない、かけがえのない、本当に貴重な日々であったように思います。今でもそうでありますが、以前の私は、微力に加え、甘え心や怠惰心が混在する人間でありました。このような私に、真正面からのひたむきで謙虚な職務遂行の大切さ、またそのことが難解な課題等にも道を切り開いてくれることを教え導いてくださったのは市議会の皆様並びに多くの市民の皆様、そして市長、副市長でありました。あわせて、それぞれの職務に真摯に向き合ってくれた教育委員会事務局のすばらしい組織力による支えもありました。 そして今、全ての皆様のおかげをもちまして、雲仙市教育長という、私にとりましては大役を終えることができますことに感謝し、衷心よりお礼申し上げます。 結びに、雲仙市民が対話することにより、雲仙市がさらなる充実・発展を遂げることを御祈念申し上げ、甚だ簡単措辞でありますが、教育長退任に当たってのお礼の言葉とさせていただきます。7年間本当にありがとうございました。お世話になりました。(拍手) ○議長(松尾文昭君) 山野教育長におかれましては、長い間本市の教育行政推進のため御尽力をいただき、誠にありがとうございました。今後とも雲仙市発展のため御協力賜りますようにお願い申し上げます。────────────── ○議長(松尾文昭君) 以上で、本日の日程を全て終了いたしました。 次の本会議は3月2日定刻より開きます。 本日は、これで散会いたします。=午後2時15分 散会=...