西海市議会 > 2021-02-26 >
02月26日-01号

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  1. 西海市議会 2021-02-26
    02月26日-01号


    取得元: 西海市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年  3月 定例会(第1回)     令和3年第1回西海市議会定例会議事日程(第1号)                        令和3年2月26日(金)                        午前10時開会開会宣言日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸報告日程第4 施政方針(日程第5 報告第1号の上程)日程第5 報告第1号 市営住宅松島釜浦団地転落事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについての専決処分の報告について(日程第6 報告第2号から日程第10 報告第6号の5件一括上程)日程第6 報告第2号 長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の許可に係る許可基準の細則を定める条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について日程第7 報告第3号 令和2年度西海市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について日程第8 報告第4号 西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について日程第9 報告第5号 西海市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について日程第10 報告第6号 西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について(日程第11 諮問第1号及び日程第12 諮問第2号の2件一括上程)日程第11 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について日程第12 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について(日程第13 議案第12号の上程)日程第13 議案第12号 令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)(日程第14 議案第1号から日程第38 議案第26号までの25議案一括上程)日程第14 議案第1号 西海市防災まちづくり構想検討委員会条例の制定について日程第15 議案第2号 西海市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第16 議案第3号 西海市過疎地域自立促進基金条例の一部を改正する条例の制定について日程第17 議案第4号 西海市江島・平島地区無線LAN施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について日程第18 議案第5号 財産の取得について日程第19 議案第6号 西海市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について日程第20 議案第7号 西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について日程第21 議案第8号 西海市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について日程第22 議案第9号 市道の路線廃止について日程第23 議案第10号 市道の路線認定について日程第24 議案第11号 西海市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について日程第25 議案第13号 令和2年度西海市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第26 議案第14号 令和2年度西海市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第27 議案第15号 令和2年度西海市工業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)日程第28 議案第16号 令和2年度西海市交通船特別会計補正予算(第2号)日程第29 議案第17号 令和3年度西海市一般会計予算日程第30 議案第18号 令和3年度西海市国民健康保険特別会計予算日程第31 議案第19号 令和3年度西海市後期高齢者医療特別会計予算日程第32 議案第20号 令和3年度西海市工業団地整備事業特別会計予算日程第33 議案第21号 令和3年度西海市交通船特別会計予算日程第34 議案第22号 令和3年度西海市介護保険特別会計予算日程第35 議案第23号 令和3年度西海市水道事業会計予算日程第36 議案第24号 令和3年度西海市工業用水道事業会計予算日程第37 議案第25号 令和3年度西海市下水道事業会計予算日程第38 議案第26号 令和2年度西海市一般会計補正予算(第8号)(日程第39 常任委員会所属変更)日程第39 常任委員会の所属変更について     令和3年第1回西海市議会定例会議事追加日程(第1号の追加1)                        令和3年2月26日(金)                        付託先委員会の審査終了後(追加日程第1 議案第12号の上程)追加日程第1 議案第12号 令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)         令和3年度第1回西海市議会定例会会議録                              (第1号)招集年月日    令和3年2月26日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   3月26日 午前10時00分 宣告(第1日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 清水正明   ◯     10 中尾清敏   ◯     2 渕瀬栄子   ◯     11 平井満洋   ◯     3 杉山誠治   ◯     12 田川正毅   ◯                    13 永田良一   ◯     5 田崎耕太   ◯     6 中里 悟   ◯     15 浅田直幸   ◯     7 戸浦善彦   ◯     16 佐嘉田敏雄  ◯     8 朝長隆洋   〇     17 宮本一昭   ◯     9 小嶋俊樹   ◯     18 平野直幸   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          杉澤泰彦   総務課長        川原進一  副市長         小島 明   財務課長        瀬川初浩  検査指導担当理事    野田章則   市民課長        橋本直実  総務部長        山添秀士   税務課長        岡野雅毅  さいかい力創造部長   村野幸喜   健康ほけん課長     尾崎淳也  市民環境部長      今村史朗   長寿介護課長      菊先知子  保健福祉部長      平尾満明   建設課長        宮本 守  西海ブランド振興部長  松川久和   住宅建築課長      太田 勇  西海ブランド振興次長  辻野秀樹   監査委員事務局     濱田哲弘  建設部長        十九本和敏  教育長         渡邊久範  水道部長        福田龍浩   教育次長        山口英文  統括総合支所長     植田智子職務のため出席した者の職氏名  事務局長        下田昭博   書記          村山 都  書記          岩永志保     午前10時00分 開会 ○議長(平野直幸)  おはようございます。ただいまの出席議員は16人です。 定足数に達しておりますので、ただいまから、令和3年第1回西海市議会定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(平野直幸)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、8番、朝長隆洋議員及び9番、小嶋俊樹議員を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長(平野直幸)  日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日2月26日から3月12日までの15日間とし、会期中の日程につきましては、お手元に配付のとおりとすることにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、会期は、本日2月26日から3月12日までの15日間と決定しました。 △日程第3 諸報告 ○議長(平野直幸)  日程第3、諸報告を行います。 まず、諸般の報告を行います。 初めに、議長の報告事項については、お手元に配付のとおりです。 次に、監査委員から、例月出納検査及び定期監査の結果報告があっておりますので報告します。 報告書については、お手元に配付のとおりです。 次に、長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員から、会議の結果報告があっておりますので、報告します。 報告書については、お手元に配付のとおりです。 以上で、諸般の報告を終わります。 次に、行政報告を行います。 市長から、令和2年第4回定例会以降の行政報告があっておりますので、報告します。 報告書については、お手元に配付のとおりです。 これで、諸報告を終わります。 △日程第4 施政方針 ○議長(平野直幸)  日程第4、施政方針を行います。 市長から施政方針の申出がありますので、これを許可します。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。 令和3年度施政方針を述べさせていただきます。 コロナ禍で生活のあり方が変わり、1年が経過いたしました。 これまでに、お亡くなりになられました方々やそのご家族に対しまして、心からお悔やみ申し上げますとともに、闘病生活を送られている方々にもお見舞い申し上げます。 また、市民の皆様には、長期間に及ぶ感染症予防に係る取組みに対しまして、ご理解とご協力をいただいていることに対し、感謝を申し上げますとともに、昼夜問わず懸命にご尽力をいただいている医療従事者の皆様方に心から敬意を表します。 令和3年度当初予算をはじめ、諸議案をご審議いただくにあたり、私の市政運営に対する所信と、主要な施策の概要をご説明申し上げ、市民の皆様並びに議員各位のご理解ご賛同を賜りたいと存じます。 なお、本年4月30日をもって、議員の皆様と私の任期が満了する最後の定例会でありますので、これまで取り組んでまいりました市政運営を振り返るとともに、義務的及び中断できない継続事業で編成した骨格予算をもとにご説明申し上げます。 この4年間、市民の皆様とお約束した7つの政策課題の推進に全力を傾注してまいりました。 その最後の年がコロナ禍と重なり、市民の皆様と直接顔を合わせてご意見をお聞きできる機会は大幅に少なくなりましたが、議員各位をはじめ、行政区長の皆様及び各種団体や事業者等の皆様から多くのご意見をいただき、市政に活かす取組みができたものと思っております。 国や県との連携、協力が不可欠である大型事業についても、議会とともに積極的に要望活動を行った結果、西彼杵道路は膠着状態から大きく前進し、県の西彼杵道路計画検討委員会から、大串・白似田間を優先整備すべきとの提言が県になされました。 肥前大島港については、県事業である埠頭整備が完了に近づき、新産業として期待が高まる洋上風力発電事業については、江島沖が国の有望な区域に選定されました。 7つの政策課題ごとに主立ったものを申しますと、一つ目の「地場産業の育成と地域力の強化」では、商工業者への支援として、国、県の補助対象とならない小規模な事業に対する補助制度をはじめ、様々な支援制度の創設・拡充や市内事業者落札率の向上、そして、大瀬戸地区に念願であったホテルを誘致することができました。 「教育政策の重点化」では、学力向上スーパーバイザーの配置、英語・漢字検定試験の補助、県下でいち早く整備した小中学校普通教室へのエアコン設置青少年スポーツ振興基金5億円を活用した高校への部活動施設等整備補助など、教育間環境の充実に努めてまいりました。 成果が見えにくい分野ではありますが、市の学力調査結果で比較可能な全ての学年、教科において、偏差値の向上が見られております。 また、スポーツ振興基金の活用は、大崎高校野球部の甲子園出場の一助となったのではないかと考えております。 「市民目線の行政と福祉政策」では、ドアツードアのスマイルワゴンの実証運行が早期に実施できたこと、より良い地域医療について議論を深め、それに対して、新規開業、継承への助成制度をはじめとした施策を講じたこと、本庁と支所間のテレビ電話システムの構築や市民に身近な草刈り予算の増額と総合支所の権限拡充などを行いました。 「未来につながる農林水産業・商工観光業」については、今後の計画を含め、約200ヘクタールの農業基盤整備県下トップクラス就農支援制度の創設、漁業従事者への機器整備補助の拡充、そして、これまで手つかずだった林業政策についても、専門人材を登用することにより、林業の成長産業化に向けた推進体制を整えました。 そして、「ぎゅぎゅっと!西海」のブランド化は、ふるさと納税の返礼品、105品目から750品目までの拡充につながり、令和2年度末の寄附額は、平成29年度の6.3倍となる4億7,000万円を超える見込みであります。 「子育て支援・女性の社会参画」では、第3子までの保育料無料化、保育所等の副食費の無償化、高校生までの福祉医療費助成制度の拡大、出産祝い金の創設、子育て世代包括支援センターの設置、子育て支援団体への補助、不妊治療費補助など、県内トップクラス子育て支援を目指し、制度を構築してまいりました。 また、女性の社会参画については、地域商社西海クリエイティブカンパニーの活動を通して、多くのフリーランスライターが生まれ始めております。 「定住環境、高速ネットワーク整備」については、光通信網の整備が令和3年度の大瀬戸地区の整備で完了いたします。 コロナ禍の生活様式を鑑みても、就任直後から取り組んだことで、何とか間に合ったと安堵しているところであります。 また、財源的にも、国の補助制度を取り組むことによって大幅な節減を図ることができました。 これに加え、子育て世代のための優良な新丹納団地の建設やパールタウンせいひ、緑ヶ丘団地の新たな分譲宅地の造成も完了することができました。 7つ目の「しまの暮らし支援」につきましては、島に特化した部署の設置が必要であると考え、「しまの暮らし支援室」を設置いたしました。 職員の訪問回数を増やし、島での生活を実際に目にすることによって、それぞれの島の課題に即したスピーディーな対応を図ることができました。 また、これらの政策課題以外にも鳥加地区における産業廃棄物埋立て施設の拡張及び瀬戸港への産業廃棄物の陸揚げに断固反対し、県との困難な調整を解決して、これらを措置いたしました。 改修困難とされていた市道伊ノ浦線の改良工事が竣工を迎えること。いつ発生してもおかしくない大規模災害に備え、総合防災訓練や危険家屋の行政代執行を実施したこと。消防詰所の建て替えを毎年3か所に増加できたことなど、この4年間、発生する諸問題について、常に「市民目線」、「機を逸することのない初動対応」、「着手優先順序は市民目線での生活へのかかわりが基準」として行政運営に努めてまいりました。 このような市政の進め方がどのように市民の皆様に受け止められているか、しかとは申しませんが、昨年8月に実施しました市民アンケートによれば、市の政策に対する満足度が平成28年調査時点との比較で、11.3ポイント増の48.3%に対し、不満足度は9.9ポイント減の41.3%であり、市民の皆様に一定のご理解を得ているのではないかと考えております。 しかしながら、コロナ対策をはじめ、脱炭素社会など西海市に大きく関わる社会情勢も刻一刻と変化しております。これからも時代の変化に対応した施策を市民目線で実施してまいります。 2項目めの令和3年度予算編成についてですが、冒頭に申し上げましたように、経常的な義務的経費や継続事業を中心とした骨格予算として編成いたしましたが、直面しているコロナ禍に対する感染予防対策や経済対策、人口減少対策地域医療政策など、市民生活に直結する喫緊の事業につきましては、当初予算に計上しているところであります。 県・国等の制度的なもの及び緊急的なものについては、新規事業も計上しておりますが、政策的判断に委ねるべき事業については、6月補正以降で措置することにしております。 令和3年度からは、普通交付税の合併算定替えが終了し一本算定となっていることから、限りある財源を集中して実施すべき施策・事業に充てること、全市的な視点のもと選択すること、また、将来の財政運営に大きな影響を与える公債費の縮減を図ることを大きな柱といたしました。 また、新型コロナウイルス感染症による地域経済への影響や国・県の感染予防対策、経済対策に関する市の負担も国・県で検討中のものも多く見通せない状況ですが、知り得る限りの情報の中で編成いたしました。 この結果、一般会計の歳入歳出予算額は、195億824万8,000円となり、対前年度比11.2%、24億5,077万4,000円の減となっております。 これは、骨格予算であることに加え、令和2年度に焼却炉施設解体事業市立認定こども園整備事業などの大型事業が集中したこと、さいかい光の道構想補助金が国の補正予算で措置され、令和2年度予算に前倒しになったことが主な要因となっております。 特別会計では、工業団地整備事業特別会計大島地区工業団地整備事業の進捗により、11億8,369万4,000円の減、国民健康保険特別会計事業勘定では、被保険者数が減少する見込みであることから保険給付費等が8,827万7,000円の減、介護保険特別会計保険事業勘定では、第8期計画に基づき6,619万3,000円の減となっており、特別会計全体で対前年度比13.3%、13億3,608万5,000円の減となっております。 また、企業会計では、上水道事業会計が経営戦略に沿って行う水道施設整備費が、資本的支出で1億8,578万2,000円の増、下水道事業会計では、大島汚水処理施設統合事業に係る工事費が資本的支出で2億8,941万7,000円の増となっており、企業会計全体では、資本的支出で対前年度比25.88%、4億6,905万2,000円の増となっております。 この結果、全ての会計の総額で329億5,022万4,000円、対前年度比9.3%、33億9,058万9,000円の減となりました。 今後も引き続き、国や県の経済対策などの動向を注視して、効果的な施策を打ち出すこととし、事務的経常経費の抑制、事務事業の見直しを行いながら、財政計画にのっとり、健全な財政運営を目指してまいります。 続きまして、令和3年度の主な取組みについてですが、まず、新型コロナウイルス感染症対策については、感染拡大の防止と地域経済活動を両立させるため、その対応に遅れが生じることがないようこれまで予備費の充当や補正予算等で措置してまいりました。 今後も感染状況や経済情勢に注視し、適切な判断をしてまいりますが、先行きが余りに不透明なことから、備えとして予備費を8,000万円増額して1億円としております。 感染予防対策としては、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に向けた動きが本格化しております。 本市の接種体制を整えるため、今月1日、接種券の郵送や接種に係る物品など、想定される経費についての予算1億6,230万9,000円を専決処分させていただきました。 併せて、同日付けで保健福祉部健康ほけん課内にワクチン接種対策チームを設置し、早速、本市における課題の洗い出しと地元医師会や県当局との調整作業を進めております。 課題については、地元選出の国会議員にも要望しており、先に参議院自由民主党にお願いをしていた「小離島の全住民優先接種」については、政府の採用するところとなり、「優先対象の高齢者と同時に全島民が実施できる」との考えが担当相から示されております。 1日も早い収束に向け、市民の方々の命を守るために市役所が一丸となり、ワクチン接種がスムーズに進むよう体制を整えてまいります。 また、新型コロナウイルス感染症インフルエンザの同時流行を予防するため、インフルエンザ予防接種の自己負担の軽減の助成対象を高校生まで拡大し、引き続き実施いたします。 保育所や放課後児童クラブ等が感染症対策として購入する消毒などに必要な経費についても継続して補助いたします。 併せて、市内小中学校の修学旅行が中止または延期となった場合の追加的費用、キャンセル料に対しての補助を継続するとともに、新型コロナウイルスに感染して亡くなった市民の遺体搬送料について、10万円を上限に補助を行います。 経済対策としましては、売上げが落ち込んでいる農林漁業者及び製造事業者の支援として、市民が西海市産農林水産物や加工品を市外在住のご家族等へ発送する際の送料を全額負担する「西海ふるさと便事業」、並びに市内の消費を喚起するために西海市商工会が発行する「さいかいほっと券」についての支援を引き続き行ってまいります。 続きまして、7つの政策課題に沿って説明いたします。 1つ目の「地場産業育成と地域力の強化」ですが、大島地区工業団地は、県が実施している締切護岸がほぼ完成し、市の事業である埋立工事も順調に進んでおります。 また、「パールテクノ西海」の早期分譲についても、県産業振興財団と連携を密にしながら取り組んでまいります。 「脱炭素社会」の実現のために不可欠な再生可能エネルギーである洋上風力発電事業については、再エネ海域利用法による江島沖の促進区域の指定に向け、地域住民の皆様や漁業者等、利害関係者との調整を図りつつ、引き続き国及び県へ積極的に要望活動を進めてまいります。 また、洋上風力発電と併せて、国が宣言した「2050年カーボンニュートラル」に貢献するため、松島火力発電所の高効率な設備への更新や技術革新に向けた取組みについて、県と連携しながら、国及び電源開発株式会社に強力に働きかけてまいります。 中小企業の振興策としましては、引き続きコロナ禍により低迷している地域経済の立て直しに最大限注力しながら、雇用を伴う設備投資や販路拡大等の取組みを促進する中小企業振興条例に基づく奨励金及び補助金による支援と、市内高校生を対象とした「企業説明会」や「企業紹介DVDの作成」などを継続し、市内就職率の向上に努めてまいります。 「教育政策の重点化」としましては、学力向上の推進策として、1人1台のタブレット端末を活用したGIGAスクール構想推進事業に継続して取り組むとともに、教師の教える力向上のために配置している教育指導員「学力向上スーパーバイザー」を増員いたします。 併せて、漢字検定、英語検定への支援や、「学びの土台づくり推進事業」、「小学校英語教育充実事業」、「エンジョイ・イングリッシュin西海事業」、子どもの「夢・あこがれ・志」を育む「子ども未来創造事業」、郷土を愛する心を醸成する「西海学」、地域・保護者・学校が一体となったコミュニティ・スクール事業等を引き続き実施いたします。 教育環境の整備としては、大島・崎戸地区の小学校適正配置事業に基づく新たな小学校の開校に向け、その校舎となる大島東小学校の大規模改修、スクールバスの整備や事前交流事業の実施など具体的な準備を進めてまいります。 併せて、老朽化が著しい西彼北小学校校舎の大規模改修事業や9つの小学校の老朽化した遊具の更新、教職員住宅の改修事業のための実施設計に着手いたします。 また、生徒のストレス緩和、心のゆとりを持てる環境として、心の教室相談員を2名から4名に増員するほか、学校外の教育活動として、「放課後子ども教室」や「土曜学習」に継続して取り組んでまいります。 さらに、西海橋が国重要文化財に指定されたことに伴い、長崎県及び佐世保市と連携して、西海橋の文化財としての価値の発信と周辺地域の活性化に取り組む「西海橋国重要文化財指定記念事業」を実施いたします。 3つ目の「市民目線の行政と福祉政策」についてですが、自治会が行う集会場等の整備事業に対する補助については、令和3年度に大瀬戸町樫浦公民館や西海町大岳集会場など3施設の建設と、西彼町深江公民館や大島町蛤集会所など5か所の改修工事、併せて8件に対し補助を予定しております。 また、台風や豪雨等の災害が厳しさを増していることに鑑み、防災の拠点となる施設の整備が必要と考えており、その計画を策定する「防災まちづくり構想策定事業」に新たに取り組むことといたします。 具体的には令和5年度までに構想を策定し、令和6年度からの実施設計を目指しております。 さらに、行政手続のデジタル化を進めるため、通信アプリLINEを活用して、上下水道の届出、健康診査の申込み等をオンラインで行える環境を整え、市民の利便性向上を図ってまいります。 福祉政策としては、令和2年度に2件の実績があった、医療機関新規開設・承継補助事業について、医師会会報誌等を活用したPRを積極的に行い、本市の地域医療を守る医師と診療所の確保、存続に努めてまいります。 また、地域ネットワークシステム「あじさいネット」を導入する市内の医療機関に対し補助をしてまいります。 4つ目の「未来につながる農林水産業、商工観光業」の農業につきましては、昨年度からスタートした「西海市新たな就農者支援事業」により、新規就農者の確保に向けた取組みを進めてまいります。 また、進行中の白崎地区、小迎地区及び面高地区の基盤整備につきましては、早期完成に向けて、関係機関と連携し円滑な推進を図ってまいります。 林業につきましては、経営管理権を設定した森林の間伐が、本年度は昨年度の2倍以上となる10ヘクタールが見込まれるなど、森林の整備が進んできている状況であります。 さらに、本年度は本市の豊富な森林資源を活用した林業の成長産業化を図るため「未来につながる西海の森づくり事業」に新たに取り組んでまいります。具体的には、ヒノキの生産量拡大、タイニーハウス等の新たな商品開発、バイオマスエネルギーの利活用検討、高級家具材としての需要が見込まれる広葉樹の活用について研究してまいります。 畜産業につきましても、鳥インフルエンザや豚コレラなどの家畜伝染病の防疫対策の強化に努めてまいります。 水産業につきましては、漁業協同組合と連携をしながら、離島漁村の魅力発信等を支援する「離島漁村再生支援交付金事業」、藻場の保全活動など漁場環境の維持回復を目指す「水産多面的機能発揮対策支援事業」、漁業者の施設・機関機具整備に対して支援する「水産経営安定対策事業」及び種苗放流や産卵場造成などの資源管理対策の取組みを引き続き支援するとともに、次代を担う漁業後継者の育成にも進め、持続可能な水産業の実現を目指してまいります。 商工業につきましては、商工会等の関係機関と連携し、当面のコロナ禍対策はもちろんのこと、後継者や新規創業者に対して、各種支援制度の積極的な活用を促し、将来的な市内商工業の担い手の育成を図ってまいります。 西海産物のブランド化「ぎゅぎゅっと!西海」については、冒頭で報告したとおり、その効果がふるさと納税の寄附額の大幅増として顕著に表れております。 令和3年度は、寄附額の見込みを5億円とし、さらなる特産品の開発と生産者等の所得向上に努めてまいります。 続いて、「子育て支援・女性の社会参画」については、令和3年4月1日より、市立大島こども園を開園し、地域の幼児教育・保育の充実と健全育成を目指してまいります。 また、保育環境の改善と入所を児童の安全を図る私立保育所2か所の大規模改修工事に対し補助を実施いたします。 さらに、保育所等における保育補助者などの雇用への助成や臨床心理士によるカウンセリングの実施など、保育環境の充実に努めるとともに、子育て世代包括支援センターの運営や母子手帳アプリ「Babyぐっど」によるリモート相談の実施など、妊娠から出産、子育てに至るまで気軽に相談いただける環境を提供するなど、県下最高水準の子育て支援を目指してまいります。 不妊治療については、国の制度改正に合わせまして、特定不妊治療助成事業の対象者に係る所得制限を撤廃し、実施している一般不妊治療助成事業も併せ、治療を受ける方の経済的負担を軽減することによって少子化の抑制を図ってまいります。 男女共同参画につきましては、組織・地域等で女性の活躍機会が拡大するよう民間団体などと協力した情報発信や交流、啓発活動を行い、女性のさらなる活躍を支援してまいります。 6つ目の「定住環境、高速ネットワーク整備」につきましては、定住環境の整備といたしまして、既存の市営住宅の改修事業を年次計画で実施し、良質な住環境の整備を進めてまいります。 また、民間事業者が行う賃貸住宅の建設に対し、引き続き費用の一部を助成し、民間活力による良質な賃貸住宅の供給を促進いたします。 戸建て住宅に対しては、バリアフリー化や多子世帯、3世代同居等の改修、中古住宅の取得などに対して支援を行うとともに、老朽化等による危険な空き家の除却に対しても助成を行い、地域住民の生活環境の保全を図ってまいります。 さらに、移住・定住促進のため新たに造成したパールタウンせいひ及び緑ヶ丘団地について、早期完成と新たなまちづくりを目指すとともに、空き家改修費用の補助も行ってまいります。 高速通信網の構築につきましては、平成29年度の着手以来、鋭意整備を進めてまいりましたが、当初の計画どおり本年4月からは西彼町の北部、大島町、崎戸町でサービスが開始され、令和3年度の大瀬戸町の整備をもって事業が完了し、市内全域で高速通信が可能となります。 これにより、商工業、農林水産業など幅広い分野で今日のデジタル社会への対応が可能となり、生産や取引等の活性化が期待されます。 7つ目の「しまの暮らし支援」といたしまして、島の暮らし支援室を窓口に、それぞれの島の課題に対応した取組みを進めてまいります。 平島、江島では、有人国境離島法に基づく、漁業の輸送コスト支援、定期線の運賃補助を引き続き行うとともに、雇用機会拡充事業の活用を働きかけてまいります。 江島では、昨年度実施しました実証実験を基にグリーンスローモビリティを活用した新たな交通網の整備を進めてまいります。 また「島づくり人材養成大学」への派遣や「3島しま間交流事業」の実施を通じて、島の課題解決や産業振興をリードする地元人材の育成を図ってまいります。 続きまして、7つの政策課題とともに取り組む主要事業といたしまして、福祉政策では、介護につきまして、在宅生活を支える医療・介護関係の専門職を中心とした多職種連携を図り、高齢者が住み慣れた地域で健康で安心して暮らせるための地域包括ケアシステムの構築を推進いたします。 また、各ライフステージを通して、切れ目のない健康づくりと介護予防を一体的に実施してまいります。 基地対策につきましては、米軍原子力艦船の入出港に対するモニタリングポストの設置について、引き続き粘り強く要望活動を展開していくほか、県や佐世保市と連携して、佐世保市が実施している原子力災害対策訓練への参加などを協議してまいります。 消防・防災につきましては、関係施設や設備の更新と拡充を進めており、本年度は西彼町白似田分団、西海町水浦分団、大島町間瀬分団の3つの消防詰所、格納庫の整備を予定しております。 また、近年多発する大規模災害を教訓に、自衛隊、警察、消防と一体となった総合防災訓練を令和3年度も実施するとともに、自主防災組織との連携や避難所運営のための体制を整えてまいります。 防犯につきましては、公立公民館や歴史民俗資料館などへの「公共施設防犯カメラ設置事業」を継続し、市民が安心して利用できる環境を整備してまいります。 道路整備につきましては、地域経済の活性化や生活環境の向上に資する最も基礎的な社会諸資本であると同時に、災害時や救急搬送時には市民の生命・生活を守るライフラインとして重要な施設であると認識しております。特に長年、進展を見なかった「西彼杵道路」の西彼町大串から長崎方面への南進ルートは、要望活動が実を結び、優先整備の方向に進んでおりますが、今後は国、県をはじめ、関係機関に対し、ルートの決定と早期の事業化について一層強く要望してまいります。 また、市道関係では、西彼町鳥加1号線、大島町の池の原中山谷線の改良事業を進めるほか、市内橋梁の長寿命化を図るため3橋の補修事業を予定しております。 併せて、市道の維持及び舗装補修事業、交通安全施設整備事業について、地域住民の要望を反映しながら、安全で快適な道づくりに引き続き取り組んでまいります。 4つ目の上下水道としまして、上水道事業においては、下水道事業の瀬戸処理区管渠整備に併せて布設工事を実施するほか、基幹施設における災害時等の停電対策として、非常用電源受入れのための設備改修や西海町の施設統合に向けた基本設計、松島地区での新たな水源確保のための揚水井戸試掘などを進め、災害に強い水道施設を目指し、安全で良質な水の安定供給に努めてまいります。 下水道事業につきましては、瀬戸処理区並びに大串処理区の管渠整備及び大島地区の汚水処理施設の統廃合を引き続き実施するとともに、集合処理方式が困難な地区については、浄化槽設置整備事業を推進するほか、災害時の停電に備え、非常用発電機の購入を予定しております。 また、「西海市下水道事業経営戦略」を策定し、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上を目指してまいります。 5つ目の環境対策としましては、市内に散在する墓地に係る調査並びに分筆・測量を実施し、市有墓地化を進めてまいります。 また、葬祭費補助事業として、西海斎場以外の市外火葬場等での火葬がなされた市民の斎場使用料について、その差額分を支給し、負担の軽減を図ります。 消費者行政につきましては、今日、インターネットやテレビによる通信販売がよく利用されておりますが、その結果、生活の利便性が向上した反面、消費生活に関するトラブルも複雑かつ多様化しております。このようなトラブルの予防と解決のため、今後も継続して消費生活センター相談員による相談体制の充実を図り、暮らしの安全確保に努めてまいります。 また、消費生活トラブルを未然に防ぐことができるよう広報紙・出前講座等による啓発活動や若年者を対象とした消費者教育を推進いたします。 7つ目のマイナンバーカードの普及促進のため、窓口の休日及び時間外開庁、または企業・個人事業所・自治会等への出張申請受付及び交付を引き続き行います。 8つ目の「第2次西海市総合計画」ですが、令和3年度は、「第2次西海市総合計画」の前期基本計画と「第1次西海市まち・ひと・しごと総合戦略」が計画期間の最終年度を迎えます。 総括の年として、地域課題の解決に向けて、計画の着実な推進に努め、これまでの成果目標の達成状況をしっかりと検証するとともに、令和2年度に実施した市民アンケートにおける市民の皆様のご意見や社会環境の変化を踏まえ、令和4年度以降5年間の西海市のまちづくりの方向性を示す「後期基本計画」及び「第2次西海市まち・ひと・しごと総合戦略」並びに教育振興のための施策に関する「第3期西海市教育振興基本計画」の策定を行ってまいります。 4項目めの行政運営の進め方でありますが、行政運営の基本は、市民目線に基づいた行政サービスの提供とそれに対する市民満足度の追求でありますが、昨年度から続くコロナ禍は、社会変化に対応した新たな行政のあり方を再考する機会となりました。 多様化する市民ニーズに応えるためには、まず職員が社会経済情勢の変化に対して臨機応変に取り組み、新しい時代を切り開くチャレンジ精神で、スピード感を持って各種政策を展開していく必要があると考えます。 国においては、行政のIT化やデジタルトランスフォーメーションの推進を目的に、デジタル庁が本年9月に設置予定であり、西海市においてもデジタル化の推進なくして効率的な行政運営の実現はできません。 このため、昨年度導入したAI-OCR等の活用領域を広げるとともに、LINEを活用した行政手続の実証実験を進めるなど、Socity5.0の実現に向けた取組みにより、業務の効率化、確実化並びに行政手続の簡略化を図り、AIやIoTなどの最新テクノロジーを活用した市民サービスの向上に努めてまいります。 また、少子高齢化における持続可能な行財政運営の実現のためには、行政と市民との協働はますます重要となり、地域で主体的に地域課題解決に取り組む地域運営組織を育成し、その活動を強力に支援してまいります。 その上で、中長期的な視点に立って、目標を明確にし、「今すぐできること」、「今すぐやるべきこと」、「長期的に実施すること」及び「将来必要になってくること」を整理し、本市において、SDGs「持続可能な開発目標」の共通理念である「誰1人取り残さない」社会を実現するため、「第2次西海市総合計画」及び「西海市まち・ひと・しごと総合戦略」に基づき、これまで以上に効果的な施策を集中的かつ積極的に展開してまいります。 終わりに、先ほども申し上げましたとおり、先に実施した市民アンケートでは、現在の西海市政に対する満足度で、満足が48.3%、不満足度が41.3%と、初めて満足が上回りました。 この4年間の市政運営に一定のご理解をいただいたことに心から感謝を申し上げますとともに、不満足と答えられた41.3%という数値、これを強く心に刻みながら、これをいかにゼロに近づけていくか、これが私の最大の課題であり、使命であると改めて決意した次第でございます。 新型コロナウイルス感染症により変わってきている暮らしの中、さらなる市民生活の向上に向け精進してまいる所存でございます。 今後とも、市民の皆様並びに議員各位のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和3年度の施政方針といたします。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(平野直幸)  これで、施政方針を終わります。 ここで、先ほど諸般の報告の中で報告した、例月出納検査結果報告書に一部間違いがありました。 これについて、監査委員事務局から発言の申出がありますので、これを許可します。 監査委員事務局、濱田局長補佐。 ◎監査員事務局(濱田哲弘)  おはようございます。 本日お配りしました例月出納検査結果報告書におきまして、監査委員の氏名に誤りがありましたので、修正したものを後ほど配付させていただきます。 申し訳ございませんでした。 △日程第5 報告第1号の上程 ○議長(平野直幸)  次に、日程第5、報告第1号「市営住宅松島釜浦団地転落事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについての専決処分の報告について」を議題とします。 報告内容の説明を求めます。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 報告第1号「市営住宅松島釜浦団地転落事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについての専決処分の報告について」は、西海市大瀬戸町松島内郷の市営住宅松島釜浦団地で発生した転落事故に関し、損害賠償の額を定め、和解したので報告するものです。 本件は、令和2年4月29日に市営住宅松島釜浦団地入居者が、物干し竿を交換しようとした際、犬走りへ転落し負傷したものです。 以上で、報告第1号についての報告内容のご説明を終わります。 ○議長(平野直幸)  報告第1号の報告内容の説明が終わりました。 これから、質疑を行います。質疑ありませんか。 渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子)  報告第1号に関してなんですけれども、専決処分をされておりますけれども、事故の日時が令和2年4月29日ということで、和解までに少し協議の時間を要しているというふうに思いますけれども、事故原因として入居者の過失及び施設の損傷とあります。 この部分をもう少し説明をしていただきたいのと、それから、今後同じようなことが起きないために、入居者の過失による部分のことで周知しなければならないことがあるとするならば、それに対しての対応、それから事故の概要のところに既に劣化破損していたということですので、このあたりの点検整備がどうだったのかについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(平野直幸)  太田住宅建築課長。 ◎住宅建築課長(太田勇)  まず、1点目の事故から示談までの時間の経過ですけども、これにつきましては、入居者の方が入院されていたということもありまして、また、コロナの影響で面会ができない状態であったということがあります。 それと、もう一つは退院されてから示談に関しまして交渉いたしましたので、現在に至ったということでご理解をしていただければと思います。 それと、事故の原因として、入居者の過失及び施設の損傷についてですが、これにつきましては、市営住宅松島釜浦団地の住宅の入居者の方が、物干し竿を交換しようとした際にバランスを崩して転倒を回避するために、物干し竿を掴み、既に劣化して亀裂が入っていた当該アンカーに体重がかかったことによって体重を支え切れず、フックが脱落して、縁側から犬走りに転落したことにより、左足のかかとを骨折したものです。 本件については、本来、物干し施設には体重をかけるものではなく、市としても予見ができなかったものとしておりますが、アンカーには劣化による亀裂が入っており、体重を支え切れなかったことも考えられ、損害保険会社とも協議を行い、一定の瑕疵を認め、過失の割合を9対1として示談をしたものです。 当該施設については、相手方が退院した10月に市が修繕を実施しております。 また、点検等につきましては、住宅の居室内ということもあります。これについては、条例等によりまして、入居者の保管義務ということで、公営住宅については、共同施設または住宅内については必要な注意を払って、正常な状態で維持していただくようになっております。 それについて、住宅内に異常がある場合には、ご報告等をいただいて、条例等による負担区分によって修繕をしていくこととしております。 そういったことでご理解をしていただければと思っております。
    ○議長(平野直幸)  渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子)  入居者の過失に関わるところで、やはり施設の劣化状況がわかっていれば、それを入居者が速やかに市のほうに報告をして、改修をしてもらうということがやはりなければならなかった部分があろうかと思います。 そういう部分で、他の市営住宅の入居者の方にも回覧を回すなり、そういう周知がとられたのか。それから、この事故が発生したところだけではなく、他の部分についても点検をされるのか。また、点検をする予定があるのかについてお尋ねをします。 ○議長(平野直幸)  太田住宅建築課長。 ◎住宅建築課長(太田勇)  まず、周知についてですが、今年度入居のしおりを新たに更新しております。 それによりまして住宅団地には代表者の方がいらっしゃいますので、それを踏まえてこれを配布して周知を図ることとしております。 この入居のしおりについては、入居説明会の際に皆さんにお配りしているものですが、長期に入居されている方もいらっしゃいますので、改めて配布をするということにしております。 あと、今後の点検予定ですが、先ほど言いましたように入居者の住宅の居室のエリアということで、なかなか点検することも難しいということは考えております。 そういった周知をしながら、何か異常があればご連絡をしていただいて修繕を進めていこうということで考えております。 ○議長(平野直幸)  これから、自由討議を行います。ただいまの質疑に関して自由討議ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、自由討議を終わります。 これで、報告第1号は報告済みとします。 △日程第6 報告第2号から日程第10 報告第6号までの5件一括上程 ○議長(平野直幸)  日程第6、報告第2号「長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の許可に係る許可基準の細則を定める条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」から、日程第10、報告第6号「西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」までの5件を一括議題とします。 報告内容の説明を求めます。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 それでは、ただいま上程いただきました報告第2号から報告第6号までの5件について、一括して報告内容のご説明を申し上げます。 報告第2号「長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の許可に係る許可基準の細則を定める条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」は、長崎県港湾管理条例の一部を改正する条例が令和2年12月25日に公布され、令和3年1月1日から施行されたことに伴い、長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の期間に係る許可基準の細則を定める条例の一部改正について、地方自治法の規定により専決処分させていただいたものでございます。 改正内容は、条内の号ずれに伴う規定の整備となっております。 報告第3号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について」は、既存の予算に1億6,230万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を297億8,278万6,000円といたしました。 補正の内容は、新型コロナウイルスワクチンの接種を早急に行うために要する経費を計上したものです。 報告第4号「西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」、報告第5号「西海市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」、及び報告第6号「西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」は、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が令和3年2月3日に公布され、同年2月13日から施行されたことに伴い、地方自治法の規定により専決処分させていただいたものです。 改正内容は、条例において規定する新型コロナウイルス感染症の定義について引用する新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う規定の整備となっております。 以上で、報告第2号から報告第6号までの5件についての報告内容のご説明を終わります。 ○議長(平野直幸)  報告第2号から報告第6号の報告内容の説明が終わりました。 ここで、暫時休憩します。11時10分まで。     午前11時03分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩を閉じて会議を再開いたします。 お諮りします。 報告第2号から報告第6号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって報告第2号から報告第6号について、委員会の付託を省略することは可決されました。委員会の付託を省略します。 これから、案件ごとに質疑、討論及び採決を行います。 初めに、報告第2号「長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の許可に係る許可基準の細則を定める条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、報告第2号「長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の許可に係る許可基準の細則を定める条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」を採決します。 お諮りします。 本件は、承認することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、報告第2号「長崎県港湾管理条例に基づき西海市が行う港湾施設の通常使用の許可に係る許可基準の細則を定める条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」は、承認することに決定しました。 次に、報告第3号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について」の質疑を行います。質疑ありませんか。 渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子)  新型コロナウイルスに関係するワクチン接種ですけれども、ワクチンがいつ、どれぐらい供給されるのかというのが定かでない状況もありますけれども、先ほどの市長の施政方針の中で、優先対象の高齢者と同時に、全島民が実施できる考えが示されたということがありましたので、2月12日に開かれました全員協議会で示されたスケジュール案が少し変更になってくるのかなと思いますが、現時点でどのようなスケジュールになるのかについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(平野直幸)  平尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平尾満明)  ただいまの質問にお答えいたします。 スケジュールでございますが、2月12日の全員協議会において説明をさせていただいた内容で、ただいま医師会と準備を進めている状況でございますが、ご指摘のとおりワクチンの入ってくる詳細なスケジュールがまだ出ておりませんので、予定としましては4月の初旬からスタートするという考え方で、前回の説明どおりでございます。離島についても今後、医師会と調整を図っていきたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(平野直幸)  これから、自由討議を行います。 ただいまの質疑に関して自由討議ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、自由討議を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、報告第3号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について」を採決します。 お諮りします。 本件は、承認することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、報告第3号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について」は、承認することに決定しました。 次に、報告第4号「西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、報告第4号「西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」を採決します。 お諮りします。 本件は、承認することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、報告第4号「西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」は、承認することに決定しました。 次に、報告第5号「西海市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、報告第5号「西海市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」を採決します。 お諮りします。 本件は、承認することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、報告第5号「西海市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」は、承認することに決定しました。 次に、報告第6号「西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」の質疑を行います。 質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、報告第6号「西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」を採決します。 お諮りします。 本件は、承認することに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、報告第6号「西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に係る専決処分の承認について」は、承認することに決定しました。 △日程第11 諮問第1号から日程第12 諮問第2号までの2件一括上程 ○議長(平野直幸)  日程第11、諮問第1号「人権擁護委員の候補者の推薦について」及び日程第12、諮問第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 ただいま上程いただきました諮問第1号及び諮問第2号の2件について、一括して提案理由のご説明を申し上げます。 この2件は、いずれも人権擁護委員の候補者の推薦についてで、ご承知のように人権擁護委員は、国民に保障されている基本的人権を擁護し、自由人権思想の普及高揚を図るため、人権擁護委員法に基づき法務大臣が委嘱し、各市町村に設置されるものです。 その委嘱にあたっては、同法の規定により市町村長は区域内の住民の中から、市町村の議会の意見を聞いて候補者を推薦することとなっております。 現在、本市で10名の委員さんがご活躍されていますが、そのうち6月末をもって任期満了を迎えられる2人の委員さん方について、それぞれ後任の候補者を推薦する必要がありますので、今回、議会のご意見をお伺いするものであります。 はじめに、諮問第1号は、西彼地区担当で西彼町喰場郷在住の冨永清貴氏について、引き続き再任いただくこととして推薦しようとするものでございます。 冨永氏は、郵便局勤務時代から永年地域に携わり、人格も高潔でPTA役員や地区役員も歴任され、経験豊富な方であります。地域の方々の人望も厚く、人権擁護委員としても2期6年の実績があり、人権擁護委員協議会西海地区部会でも会長として活躍されるなど、適格であると存じます。 次に、諮問第2号は、崎戸地区担当として崎戸町本郷在住の清原久美子氏を推薦しようとするものです。 清原氏は、平成4年3月に私立活水女子短期大学を卒業された後、同年4月から河合楽器製作所カワイ音楽教室に勤務され、退社されてからはご自身で音楽教室をされながら、西海市内小学校の学習支援員として教育にも携わっておられます。性格は明朗かつ誠実で、PTA活動等も熱心にされるなど地域での人望も厚く、これまでの経験を生かして一人ひとりに寄り添った活動ができ、人権擁護委員として適格であると存じます。 以上で、諮問第1号及び諮問第2号についての提案理由のご説明を終わります。 よろしくご意見を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(平野直幸)  諮問第1号及び諮問第2号までの提案理由の説明が終わりました。 この際、お諮りします。 諮問第1号及び諮問第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 諮問第1号及び諮問第2号について、委員会の付託を省略することは可決されました。 委員会の付託を省略します。 これから、案件ごとに質疑、討論及び採決を行います。 この際申し上げます。人事案件でありますので、個人の人権に関わる発言がないよう、お願いします。 はじめに、諮問第1号「人権擁護委員の候補者の推薦について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、諮問第1号「人権擁護委員の候補者の推薦について」を採決します。 本案は、支障なしとすることにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、諮問第1号「人権擁護委員の候補者の推薦について」は、支障なしとすることに決定しました。 次に、諮問第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 これから、討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、諮問第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」を採決します。 本案は、支障なしとすることにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、諮問第2号「人権擁護委員の候補者の推薦について」は、支障なしとすることに決定しました。 △日程第13 議案第12号の上程 ○議長(平野直幸)  日程第13、議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 ただいま上程いただきました議案第12号について、提案理由のご説明を申し上げます。 議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」は、既存の予算に2億230万円を追加し、歳入歳出予算の総額を299億8,508万6,000円とするものです。 補正の内容は、県の要請による時短営業や不要不急の外出・移動の自粛により影響を受け、売上げが減少した市内事業者に対し、県と事業連携をして給付金を支給する「県事業連携西海市内事業継続支援給付金事業」や市が単独で切れ目なく支援する「西海市内事業者緊急応援給付金事業」を計上しております。 財源につきましては、県支出金「事業継続支援給付事業補助金」のほか「地域振興基金繰入金」を充当しております。 以上で、議案第12号についての提案理由のご説明を終わります。 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(平野直幸)  議案第12号の提案理由の説明が終わりました。 これから、質疑を行います。質疑ありませんか。 渕瀬栄子議員。 ◆2番(渕瀬栄子)  14ページ、15ページにあります商工振興費の負担金補助及び交付金の「県事業連携西海市内事業継続支給給付金事業」と「西海市内事業者緊急応援給付金事業」ですけれども、これは本市独自で取り組んで参りました第1期、第2期、第3期に続く第4期分というふうに理解しますし、全員協議会でもこれに関わる資料をいただいたところですけれども、コロナウイルス感染症の影響が1年に及ぶ状況の中で、支給要件の中に市税等に未納がないことというのがあるんですけれども、この影響が長引くことによって、これまでは未納がなかった、滞納がなかったけれども本年に入って、そういう状況になった事業者の方がおられるのかどうか。 そのことによって緊急応援給付金を給付できない方がおられるのか。そこら辺1年に及んでおりますので、柔軟に対応できないかどうかのご検討がされたのかどうかお尋ねしたいと思います。 ○議長(平野直幸)  松川西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(松川久和)  市税等の未納に関するご質問でございますが、事業の売上げの減少等で非常に困窮しているという状況がございましたら、現在、延納も可能というふうに聞き及んでおりますので、その場合は当然、未納ということになりませんので、支給させていただいております。現在のところ、過去の分はございますけれども、現在、未納ということで支給にならなかったという方はいらっしゃいません。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  これは委員会に諮ることですから、一応市長にお伺いしたいんですけれども、前も一般質問だったか何かで1回言った記憶があるんですけれども、牛を飼っていてマルキンとかあるじゃないですか。1回だけ1頭5万円の30万円を上限ということで、1回されましたよね。 そのほかの業種に関しては、1期、2期、3期、そして、4期目ということで聞いているんですけれども、その辺の内容実態と、補正をする考えというのは市長、お持ちではないですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  第1期目のときは、確かにその期間の中で、畜産業者に対しては前年と比較できないというのがございました。 ですから、1期目については別立てでやったわけですけれども、2期、3期、4期ということになりますと、結局もう1年を通して絶対その部分は出てくるはずだということで、2期からはやっていないというような状況でございます。 この1年間を通してということになると、大体その中に必ずそういう時期が含まれるということになろうかと思いますので、ご理解をしていただければというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  平井満洋委員。 ◆11番(平井満洋)  以前も同じような答弁をいただいたような記憶もあるんですが、売値が落ちているのは現状で、今月売って、来月売っていないとかでその辺の比較が難しいということをおっしゃっているんだと思うんですけれども、通年を通した場合、いくらかの内容実態を把握した上で市長にはお考えいただきたいというふうに考えております。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  その事情ですが、1頭につきというような数字のことと思うんですけども、繰り返しになりますが、全事業者ということにしておりますので、そういう中で1年間トータルしたら、どこかでそれが出てくるんだということを考えていけば、畜産農家だけというようなことは公平性も欠けると思います。 畜産農家につきましては、別の角度からでも、いろんな事業形態等もありますし、またそういうお話等もお聞きして、どうしてもこの業種は違うんだというようなことがあれば、そういう協議もしてまいりたいと思っております。 ○議長(平野直幸)  これから、自由討議を行います。ただいまの質疑に関して自由討議ありませんか。     (「なし」の声あり) ただいま議題となっております議案第12号は、お手元に配付した議案付託表のとおり予算決算常任委員会に付託します。 △日程第14 議案第1号から日程第38 議案第26号までの25件一括上程 ○議長(平野直幸)  日程第14、議案第1号「西海市防災まちづくり構想検討委員会条例の制定について」から、日程第38、議案第26号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第8号)」までの25件の議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 ただいま上程いただきました議案第1号から議案第11号及び議案第13号から議案第26号までの25議案について、一括して提案理由のご説明を申し上げます。 議案第1号「西海市防災まちづくり構想検討委員会条例の制定について」は、防衛省の民生安定助成事業を活用した防災施設の整備を図るために必要な防災まちづくり構想を策定するため、関係する機関や団体等で組織する委員会を設置する条例を制定するものです。 議案第2号「西海市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、新たに設置する「西海市防災まちづくり構想検討委員会」の報酬額のほか、幼保連携型認定こども園に係るものについて、所要の改正を行うものです。 議案第3号「西海市過疎地域自立促進基金条例の一部を改正する条例の制定について」は、地方自治法第241条第1項の規定に基づき設置した「西海市過疎地域自立促進基金」について、令和2年度発行の過疎対策事業債を財源とした新規積立てを行うため、条例に定める地方債の発行年度の終期を平成27年度から令和2年度に改めるものです。 議案第4号「西海市江島・平島地区無線LAN施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について」は、江島・平島地区で光回線インターネット接続サービスが開始され、同無線LAN施設の供用の必要がなくなったため、条例を廃止するものです。 議案第5号「財産の取得について」は、大島地区工業団地整備事業に供するため、西海市大島町字間瀬先にある長崎県及び財務省所有の土地を取得するものです。 議案第6号「西海市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について」は、令和2年2月に策定した大崎地区小学校適正配置(学校統合)実施計画に基づき、大島西小学校、大島東小学校、崎戸小学校の3校を令和4年3月31日をもって廃校し、令和4年4月1日に新たに設置する小学校の名称と位置を定めるため、所要の改正を行うものです。 議案第7号「西海市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、介護保険法施行令等の一部改正並びに西海市介護保険事業計画の見直しに伴い、令和3年度から令和5年度までの第1号被保険者にかかる保険料の期間改定及び所要の改正を行うものです。 議案第8号「西海市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」は、道路法施行令の一部を改正する政令が、令和元年9月27日に公布され、令和2年4月1日から占用料の額の改正が施行されたことに伴い、市が管理する道路占用料の額等を改正するものです。 議案第9号「市道の路線廃止について」及び議案第10号「市道の路線認定について」は、起点及び終点の字名の表示の錯誤、並びに延長の増減による字名の変更により、一旦路線の廃止を行い、新たに起点及び終点の字名を変更し、路線の認定を行うものです。 また、大島町馬込地区に新設している河川の管理用道路を市道として管理するため、新たに路線の認定を行うものです。 議案第11号「西海市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について」は、水道法の一部改正により、給水装置工事事業者の指定の有効期間が新たに定められ、5年ごとの更新制の導入に伴い、更新手数料を定める必要が生じたため、所要の改正を行うものです。 議案第13号「令和2年度西海市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」は、事業勘定において、既存の予算から832万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を40億6,987万8,000円とするものです。 補正の主な内容は、保険基盤安定繰入金、財政安定化支援事業繰入金等の額の決定によるもので、これに伴う財源については、財政調整基金積立金を減額することで調整しております。 直診勘定においては、既存の予算から38万1,000円を減額し、歳入歳出それぞれ2億605万4,000円とするものです。 補正の主な内容は、人件費等の補正によるもので、一般会計繰入金により調整をしております。 議案第14号「令和2年度西海市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」は、既存の予算に848万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を3億8,924万1,000円とするものです。 補正の主な内容は、長崎県後期高齢者医療広域連合納付金の変更に伴う増額で、その財源につきましては、保険料及び一般会計繰入金により調整をしております。 また、繰越金については、歳入において確定額を、歳出において一般会計繰出金をそれぞれ増額計上して、一部精算することとしております。 議案第15号「令和2年度西海市工業団地整備事業特別会計補正予算(第1号)」は、既存予算から1億2,382万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を15億5,209万9,000円とするものです。 補正の内容は、公有財産購入金額が確定したことによるものです。 議案第16号「令和2年度西海市交通船特別会計補正予算(第2号)」は、既存の予算から1,530万円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億1,833万8,000円とするものです。 補正の主な内容は、市営船「NEW松島」の職員給与費、動力費及び施設修繕費の減によるもので、財源につきましては、一般会計繰入金の減額により調整しております。 議案第17号「令和3年度西海市一般会計予算」は、歳入歳出予算の総額を前年度の予算と比べ、24億5,077万4,000円、11.2%の減となる195億824万8,000円とするものです。 令和3年度は、4月に市長選挙が実施されることから、骨格予算として編成し、新型コロナウイルス感染症対策事業や継続事業、4月からの実施が必要な新規事業を除き、政策的な経費については、今後の補正予算で措置することといたしました。 歳出におきましては、コロナ禍において市が独自で実施している季節性インフルエンザとの同時流行を予防する目的の「インフルエンザ予防接種臨時助成事業」や国策として実施する「特別保育事業(補助分)」などの子育て環境における感染予防対策、また、経済対策として市が独自で実施している「西海ふるさと便」や「プレミアム付商品券発行支援事業」などを計上しております。 そのほかには、西海市の喫緊の課題である人口減少対策や地域医療対策などに切れ目なく対応するため、継続して行うべき事業として、移住者の定住を目的とした空き家改修などへの補助を行う「移住定住促進事業」や市内で診療所の新規開業や承継を行う医師等に補助を行う「医療機関新規開設・承継補助事業」などを計上しております。 また、農林水産業においては、市内の未整備森林の適正管理や有効活用を目的とした「未来につなぐ西海の森づくり事業」や県営事業として継続して行われている「農業競争力強化基盤整備事業」の地元負担金を計上し、そのほかに「市道道路改良事業」や「消防団格納庫・詰所建設事業」といった継続して行っている普通建設事業などを計上しております。 歳入におきましては、普通交付税の合併算定替えの終了やコロナ禍における税収の減額が見込まれており、継続事業の見直しや効果的な事業への予算の重点配分などに努め、健全な財政運営を目指してまいります。 議案第18号「令和3年度西海市国民健康保険特別会計予算」は、事業勘定において歳入歳出予算の総額を38億9,499万4,000円、直営診療施設勘定において、歳入歳出予算の総額を1億9,871万円とするものです。 事業勘定の歳出の主な内容は、総務費3,845万円、保険給付費28億1,785万4,000円、国民健康保険事業費納付金8億9,198万円、保健事業費6,274万5,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、国民健康保険税、国県支出金及び繰入金等により調整しております。 予算編成にあたり、県から示された国民健康保険事業費納付金については、県支出金、一般会計繰入金及び、国保税等を財源として計上しております。 また、保険給付費については、医療費及び被保険者の動向により見込んでおり、その財源として相当分の県支出金を計上するとともに、基金繰入金により調整しております。 なお、直営診療施設勘定の歳出の主な内容は、総務費1億4,422万円、医業費4,591万2,000円を計上しており、これに伴う財源は診療収入等を充てるとともに、一般会計繰入金により調整しております。 議案第19号「令和3年度西海市後期高齢者医療特別会計予算」は、歳入歳出予算の総額を3億8,797万6,000円とするものです。 歳出の主なものは、総務費118万3,000円、後期高齢者医療広域連合納付金3億8,646万1,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、後期高齢者医療保険料及び繰入金等により調整をしております。 議案第20号「令和3年度西海市工業団地整備事業特別会計予算」は、歳入歳出の総額を4億9,222万7,000円とするものです。 歳出の主な内容は、大島地区工業団地整備事業委託料及び市債償還元金と利子を計上しており、これに伴う財源は、地域開発事業債、県補助金及び一般会計からの繰入金により調整しております。 議案第21号「令和3年度西海市交通船特別会計予算」は、歳入歳出予算の総額を1億2,049万4,000円とするものです。 歳出の主な内容は、運航に要する管理費及び施設費を計上しており、これに伴う財源は、使用料及び手数料並びに一般会計からの繰入金等により調整しております。 議案第22号「令和3年度西海市介護保険特別会計予算」は、保険事業勘定において、歳入歳出予算の総額を36億1,124万8,000円、介護サービス事業勘定において、歳入歳出予算の総額を1,913万1,000円とするものです。 保険事業勘定の歳出の主な内容は、総務費5,015万5,000円、保険給付費34億2,955万9,000円、地域支援事業費1億2,958万4,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、介護保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金及び繰入金等により調整しております。 介護サービス事業勘定の歳出の主な内容は、介護予防支援業務に係る居宅サービス事業費1,763万1,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、介護予防サービス計画費収入、繰越金により調整しております。 議案第23号「令和3年度西海市水道事業会計予算」は、水道施設の維持管理を目的とした収益的収支におきましては、収益的収入の総額を9億4,588万4,000円、収益的支出の総額を10億638万5,000円とするものです。 水道施設の建設改良を目的とした資本的収支におきましては、資本的収入の総額を6億2,756万4,000円、資本的支出の総額を9億7,596万4,000円とするものです。 なお、資本的収入総額が資本的支出総額に対し不足する額3億4,840万円につきましては、損益勘定留保資金等で補填しております。 議案第24号「令和3年度西海市工業用水道事業会計予算」は、工業用水道施設の維持管理を目的とした収益的収支におきましては、収益的収入の総額を1億145万3,000円、収益的支出の総額を1億2,922万1,000円とするものです。 工業用水道施設の建設改良を目的とした資本的収支におきましては、資本的収入の増額を3,000円、資本的支出の総額を3,328万2,000円とするものです。 なお、資本的収入総額が資本的支出総額に対し不足する3,327万9,000円につきましては、過年度損益勘定留保資金等で補填しております。 議案第25号「令和3年度西海市下水道事業会計予算」は、下水道施設の維持管理を目的とした収益的収支においては、収益的収入の総額を12億4,231万4,000円、収益的支出の総額を12億9,682万6,000円とするものです。 下水道施設の建設改良を目的とした資本的収支においては、資本的収入の総額を10億1,510万9,000円、資本的支出の総額を12億7,551万8,000円とするものです。 なお、資本的収入総額が資本的支出総額に対し不足する2億6,040万9,000円については、損益勘定留保資金等で補填しております。 議案第26号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第8号)」は、既存の予算から4億2,905万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を295億5,602万7,000円とするものです。 補正の主な内容は、新型コロナウイルス感染症対策として「農林漁業経営継続支援事業」の増額や市内小中学校において対策を強化するために必要な物品を整備する「感染症対策等の学校教育活動継続支援事業」を計上しております。 また、国の補正予算に採択されたことを受け「小迎地区農業競争力強化基盤整備事業」や「防災重点ため池災害対策事業」、「市道間瀬大島線他法面補修事業」などの増額、そのほかには産業、スポーツ、芸術・文化などの分野において、全国または国際規模の大会へ参加することにより、西海市の知名度やイメージの向上に貢献したものなどへ補助を行う「西海市知名度向上貢献事業参加補助事業」の計上や寄附金の額が見込みを大きく超えている「ふるさと西海応援寄附金」の増額、感染症拡大の影響により実施できなかった事業の不用額を減額しております。 なお、今回の補正に係る一般財源につきましては、財政調整基金繰入金の減額で調整しております。 以上で、議案第1号から議案第11号及び議案第13号から議案第26号までの25議案についての提案理由のご説明を終わります。 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(平野直幸)  議案第1号から議案第11号まで及び議案第13号から議案第26号までの25議案についての提案理由の説明が終わりました。 ただいま提案理由の説明が終わりました議案第1号から議案第11号まで及び議案第13号から議案第26号までの25件の議案につきましては、その質疑及び委員会付託を3月4日の本会議で行います。 これら25件の議案について、質疑の発言を希望される方は、3月2日の正午までにその質疑内容を所定の用紙に記入の上、通告願います。 △日程第14 常任委員会の所属変更について ○議長(平野直幸)  日程第39、常任委員会の所属変更についてを議題とします。 産業建設常任委員会の宮本一昭議員から、厚生常任委員会に所属を変更されたい旨の申出があっております。 お諮りします。 宮本一昭議員の常任委員会の所属について、申出のとおり、産業建設常任委員会から厚生常任委員会へ変更することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、宮本一昭議員の申出のとおり、委員会の所属を変更することに決定しました。 ここで、会議時間の変更について申し上げます。 本日は、この後夕刻に開会予定の予算決算常任委員会の解散後に、さらに本会議が予定されておりますが、場合によっては、会議規則第9条第1項の規定により午後5時までとされております本会議の会議時間を過ぎる可能性があります。 つきましては、本日の本会議が午後5時以降に亘った渡った場合でも開会を可能とするため、同条第2項の規定により、あらかじめ会議時間の延長を宣告します。 ここで、会議時間の変更を申し上げましたが、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長します。 ここで、暫時休憩します。     午前11時56分 休憩     午後4時33分 再開 ○議長(平野直幸)  この際申し上げます。 理事者席、教育長及び教育次長が不在でありますけれども、このまま本会議を開会をいたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまお手元に配付のとおり、予算決算常任委員会の委員長から付託中の議案第12号に係る委員会審査報告書が提出されました。 お諮りします。 議案第12号を日程に追加し、お手元に配付の追加議事日程表のとおり、追加日程第1として直ちに議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第12号を日程に追加し、お手元に配付の追加議事日程表のとおり、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定しました。 △追加日程第1 議案第12号の上程 ○議長(平野直幸)  追加日程第1、議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」を議題とします。 予算決算常任委員長の報告を求めます。 朝長隆洋予算決算常任委員長。 ◆予算決算常任委員長(朝長隆洋) 〔登壇〕 予算決算常任委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第108条の規定により報告します。 事件の番号、件名、審査の結果の順に報告します。 議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」 原案可決。 以上、予算決算常任委員会の報告といたします。 ○議長(平野直幸)  以上で、予算決算常任委員長の報告を終わります。 これから、予算決算常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。     (「なし」の声あり) 以上で、予算決算常任委員長報告に対する質疑を終わります。 これから、討論を行います。 議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」の討論はありませんか。     (「なし」の声あり) 討論なしと認めます。 これで、討論を終わります。 これから、議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」を採決します。 議案第12号に対する委員長の報告は原案可決です。 お諮りします。 議案第12号は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第12号「令和2年度西海市一般会計補正予算(第7号)」は、委員長の報告報告のとおり可決されました。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 次回本会議は、3月2日火曜日、午前10時から開きます。 所定の時刻までにご参集願います。 本日は、これで散会します。ご苦労さまでした。     午後4時33分 散会...