令和 2年 6月 定例会(第2回) 令和2年第2回
西海市議会定例会議事日程(第4号) 令和2年6月18日(木) 午前10時
開会日程第1
市政一般質問(
通告順位9番から11番まで) 令和2年度第2回
西海市議会定例会会議録 (第4号)
招集年月日 令和2年6月12日招集の場所
西海市議会議場開会(開議) 6月18日 午前10時00分 宣告(第7日)応(不応)招議員及び出席並びに
欠席議員(
凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不
応招 ▲◯公務欠席 1 清水正明
◯ 10 中尾清敏
◯ 2
渕瀬栄子 ◯ 11
平井満洋 ◯ 3 杉山誠治
◯ 12 田川正毅
◯ 4 内野繁樹
◯ 13 永田良一
◯ 5
田崎耕太 ◯ 14 岩本利雄
◯ 6 中里 悟
◯ 15
浅田直幸 ◯ 7
戸浦善彦 ◯ 16
佐嘉田敏雄 ◯ 8 朝長隆洋
◯ 17 宮本一昭
◯ 9 小嶋俊樹
◯ 18
平野直幸 ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名 市長
杉澤泰彦 教育長 渡邊久範 副市長 小島 明
教育次長 山口英文 検査指導担当理事 野田章則 総務課長 川原進一
総務部長 山添秀士 政策企画課長 山口 潤
さいかい力創造部長 村野幸喜 建設課長 宮本 守
市民環境部長 今村史朗
財務課長 瀬川初浩
保健福祉部長 平尾満明 商工観光物産課長 大石公嗣 西海ブランド振興部長 松川久和 健康ほけん課参事 松井真一
西海ブランド振興次長 辻野秀樹
教育総務課長 田口春樹
建設部長 十九本和敏
学校教育課長 楠本正信
水道部長 福田龍浩 統括総合支所長 植田智子職務のため出席した者の職氏名
事務局長 下田昭博 書記
山口義行 書記 岩永志保 書記 樫山祐次 午前10時00分 開議
○議長(
平野直幸) おはようございます。ただ今の
出席議員数は18人です。 定足数に達していますのでこれから本日の会議を開きます。 本日の
議事日程はお手元に配付のとおりです。
△日程第1
市政一般質問
○議長(
平野直幸) 日程第1、
一般質問を行います。 通告順に質問を許可します。 初めに7番、
戸浦善彦議員の質問を許可します。
戸浦善彦議員の
一般質問において、資料を映写しての質問を許可しておりますので報告します。 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。
一般質問3日
目最終日の最初をさせていただきます。
自民党眞濤の会の戸浦と申します。限られた時間ですけど、よろしくお願いいたします。 では、通告してる順番で、質問をさせていただきたいと思います。
新型コロナウイルスによる感染症は急速な勢いで世界中に拡散し、
世界保健機関WHOにおいて国際的に懸念される、公衆衛生上の
緊急事態に該当する旨の宣言がなされるなど、国際的な脅威となっております。 さらなる
感染拡大に備え、令和2年4月7日に
新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第1項の規定に基づいて、7
都道府県に対し、また4月16日には全
都道府県を対象に
緊急事態宣言が発せられました。 そして5月4日には、その期間が5月31日まで延長されるなど長崎県においても、この西海市においても、5月14日をもって、
緊急事態宣言が解除されたところであります。 また、我が国の経済は、
感染症拡大により大幅に下押しされ、国難と言うべき厳しい状況に置かれております。 令和元年度末に、
新型コロナウイルス感染症に関する
緊急対策等の第1弾及び第2弾、さらには生活不安に対応するための
緊急措置と、
金融措置を含め、総額2兆円規模の対応策が講じられているところでございます。 そういった中で、前議会が終わってから市民からいろんな不安の声がありました。その中から、こういう大変な時期でありますけど、行政側にその中でかみ砕いてちょっと質問をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症に係る西海市の
取り組みについてということで、まず第1として
新型コロナウイルス感染症の
PCR検査実績は、
保健所政令市である長崎市や佐世保市では随時公表されておりますが、県が設置している保健所においては、
当該保健所管轄内を合計した
検査実績しか公表されていない。 自治体によって情報量が異なる現在の状態は、
西海市民に臆測や不安を生じさせる要因になると考えます。
情報格差解消と
市民意識の向上を図るため、県に対し
保健所管轄内の自治体と元の
検査実績の公開について要望できないかをまず1項目で伺いたいと思います。 2項目として、
新型コロナウイルス収束後を見据えた本市独自の
経済活性化に向けた取組みについて、どのように考えているのか伺いたいと思います。 3項目としまして、県境を越えた移動自粛が6月1日から原則解除されることになったことを受け、今後の交流人口の増加を見据えた
観光振興について、西海市
ならではの
地域資源の発掘と更なる
魅力向上に向けた取組みが必要と考えますが、市長の考えを伺いたいと思います。 また、その
取り組みの一つとして、本市をはじめ
西彼杵半島全域に分布する
石鍋製作所遺跡について、
当該遺跡を有する自治体と連携して
観光資源として活かすお考えはないか伺いたいと思います。 再質問は、答弁によってさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
平野直幸) 答弁を求めます。
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。
一般質問最終日、本日もまたよろしくお願いいたします。
戸浦議員の1問目「長崎県に対して
PCR検査実績の
自治体ごとの公開について要望できないか」のご質問にお答えいたします。 PCRの
検査実績については、本市からも
管轄保健所である
西彼保健所を通じて長崎県へ各市町単位での公表依頼を再三行っているところであります。 しかしながら、県からは、市町によって検体数にばらつきがあり、
個人情報保護及び風評被害の観点から混乱を来す恐れがあるため、慎重に取り扱いたいとの理由により、非公開となっている旨の回答を受けていただいております。 なお、
西彼保健所管内での
検査実績につきましては、6月11日現在で
PCR検査件数121件のうち陽性者1名との回答があっております。 今後も、
西彼保健所と連携を図りながら、
情報収集に努めてまいります。 次に、2点目の「
新型コロナウイルス収束後を見据えた本市独自の
経済活性化に向けた取組みについて、どのように考えているのか」とのご質問ですが、本市独自の対策として、
プレミアム付商品券「さいかい
ほっと券」を前倒しで発行し、
希望者全員に行き渡るよう増刷を行ったほか、本議会で予算の増額をお願いしている「
西海ふるさと便」につきましては、需要の多い「みかん」や「お歳暮」にもご活用できるよう年度末まで期間を延長し、
農林水産品の売り上げで回復につなげたいと考えております。 また、市内の
飲食業者や
宿泊業者等が「新しい生活様式」へ営業形態を移行するためのサービスの導入、
商品開発等に対して支援を行います。 例えば、9月から11月にかけて開催される「さいかい丼フェア」の
参加店舗者が3密を回避するため、
テイクアウト用の容器を購入する場合や
アクリル板を設置する場合等の費用として対象となるものでございます。 さらに、県では今月1日から「長崎よかみせ
キャンペーン」、「
ふるさと再発見の旅」など県内の飲食店、
宿泊施設を応援する
キャンペーンを実施していることから、これらの活用も促してまいりたいと考えております。 次に、3点目の「西海市
ならではの
地域資源の発掘と更なる
魅力向上に向けた取組みが必要」また「
石鍋製作遺跡について、
当該遺跡を有する自治体と連携して
観光資源として活かす考えはないか」とのご質問ですが、今回の
新型コロナウイルスの影響で、「旅の形」の変化が加速してくるものと考えております。 これからは、家族やカップルが中心となった体験や空間と時間を共有するような「新しい旅の形」の提案の一つとして、民泊に着目した
観光プロモーションも必要だと考えております。 また、
ホゲット石鍋製作遺跡につきましては、
平安時代末期の遺跡と言われ、国内でも、最大規模を誇り、昭和56年に国の史跡に指定されました。
遺跡範囲内には採掘された滑石が製作の痕跡が今でも残る貴重な遺跡であると認識しております。 現在、本遺跡にたどり着くには車を降りて、およそ700メートルの山道を歩いていく訳でありますが、樹木が生い茂った中、足場の悪いところや小川をまたいで渡るところもあるなど、
観光施設として活用するには、駐車場や遊歩道の整備をはじめ、安全面、
文化財保護面でも解決しなければならない課題が多くあるものと認識しております。 以上で答弁とさせていただきます。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員
◆7番(
戸浦善彦) ありがとうございました。 そうですね、書画をお願いできますでしょうか。
PCR検査のことをなぜ出したかと申しますと、
西海市内在住の方で
医療関係に従事している方からのお声でした。 というのが、こちら書画を出してますけど佐世保市においては、答弁にあったように佐世保市独自ということなんでしょうけれど、
ホームページ上のものです。 やはり、毎日更新されてます。総計がこういった状況で毎月の合計も出ています。
医療機関で行ったものは含まれていないというので、恐らくこれにまた多くなってくるのかなと・・・また、発生もしたので関心が高いと思いますし、この声を聞いたのは
地元西海町の方からのお声でもありますし、やはり西海町においては隣接する佐世保市の状況を本当に3月、4月は非常に市民は神経質になっておりました。 昼夜問わず電話があり、私もどうしたらいいかと1人悩むことはできませんので、その都度、
健康保険の関係は
健康保険部署、
総務関係であれば総務の方とか電話で
問い合わせはさせていただいて、大変ご迷惑をかけたかと思うんですけど、とにかくその
ホームページ上で何も見えないと、どうなっているのかっていう中での
問い合わせが今回の質問になります。 ですから、他市の大村、諫早と同じような状況の
ホームページも見させてもらいました。ただ、若干やはり違うところがあるんですよ、市長。だいぶ以前より改善されてると私も思うところはあるんですが、これは大村市の
ホームページから出させていただきましたけれど、ちょっと見えにくいかもしれませんが、とにかく
相談窓口をやっぱり一つに、いろんな不安を感じている市民のためにどこに連絡したらいいのかという
問い合わせがあっていた時期だったんです。
ホームページ上でこれも見えにくいかもしれませんけど、もう早く4月7日ですかね更新しているのは、この黄色でしてますけど、こういった形で
ホームページでも分かるようにされてます。 西海市も
対策本部を立ち上げたとおっしゃいますけど、その辺がちょっと市民から遅いという声が出てたものですから、今回あげさせていただいたんですけど、
ホームページを含めそういった市民に対する
情報発信、特にウェブサイトをご覧くださいって言いますけど、なかなか見れる人もいません。 そういった中で、見れるのは若い人です。若い人の中からそういった何とも言えない声が届いてますので、改善する余地はないかその辺も含めて
担当部署でも構いませんが、ご答弁もらえればと思います。
○議長(
平野直幸)
さいかい力創造部長。
◎
さいかい力創造部長(
村野幸喜)
ホームページのことでございますので、
さいかい力創造部の方で答弁させていただきます。 議員ご指摘のとおり、確かに西海市の
ホームページが見にくい部分もあろうかと思います。ただ、今回の
新型コロナウイルス関連につきましては、
対策本部から発する場合もございますし、それぞれの
担当部局から情報を随時掲載するようにしております。 ですので、情報量については西海市も決して他市と劣るものではないというふうに考えております。それで、
担当部署が分かりにくいという部分につきましては、その発信した
担当部署には当然、
担当部署名は載せております。
総合窓口というところでいきますとそれぞれ内容によると思うんですが、例えば先ほどの
PCR検査等々の質問になると当然、健康ほけん課。事業者の支援になる部分は
西海ブランド振興部というところになってまいりますので、その部分のお
問い合わせについてはそれぞれ明記をさせていただいております。 ただ、全体的な窓口をどうかというところについては、確かに議員がご指摘する部分かもしれませんけども、個別の案件についてはお
問い合わせ先は、逐一お知らせし、
問い合わせ先を載せているところでございます。 それから、
ホームページ等を検索できない方向けには、もう何度も繰り返しになりますけども
広報号外を出しましたし、広報誌でもそれぞれその事業に対する
問い合わせ先を電話番号まで載せて直接ダイヤルインできるようしてますので、その辺で周知を図りたいということでやっております。 それでも足りないというご指摘かもしれませんけども、そこの部分については真摯に受けとめて、どういったら伝えられのるか再度検討していきたいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(
平野直幸)
平尾保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(
平尾満明) ただ今の質問で補足をしたいと思いますが、健康ほけん課の方で事務局をしておりまして、おっしゃるとおり
ホームページでの記載の仕方という部分は各市町の状況で違っております。 私の方も先ほどの大村市の方も確認をしている状況でございますが、見せ方、広報の仕方という部分はそれぞれあっておりますが、本市においてもPCRの状況を踏まえて保健所の情報は今まで掲載はしていませんでしたので、掲載をしていきたいと思います。 それと、発生例17例目長崎県出ておりますが、その状況を大村市の場合は詳細までトップの方で載せてるというのが見えておりましたので、今後は修正をかけながら広報してまいりたいと思っています。よろしくお願いします。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) ありがとうございます。 今はそれなりの形ができてるとは思います。ただ、振り返ってみれば私も海に関する仕事もさせていただく中で、県外からの釣り客に対しての看板設置のお願いが地域からあったと思います。 そのときにおいても、やはりその横の連携といいますか、
総務課所管の各支所は迅速に動いてくれました。でも、その中でいろいろな話があったというふうにも聞いております。本当にこのコロナというのは災害です。ですから、今回の
一般質問の中でも
スピード感とか、迅速にとかという言葉が列挙されてると思いますので、とにかく市民に見える形で
情報発信なり、こういうときですからまた梅雨時、台風いろんなことが出てくると思いますが、普通の平時のときにそういう準備をされて、今回もいろんな方がおっしゃってますけど、今回のことを教訓として改善できるところから他市の状況も見ながら、市民が見てます。私たちも見られてます。 ですから、そういった意識を持って、それぞれの仕事に取り組んでいただければ幸いかと思います。 ちょっとあえて書画お願いできますか。これは諫早です。ちょっと今回、大村とか諫早が少し新聞等でも目立ってたものですから、私もチェックさせていただいて、この黄色でつけているのは私が書いただけですから、本来は黄色じゃないんですけど、先ほど
保健福祉部長が言われたように、もうちょっと市民が見やすいように整理して、西海市の場合はもう全部順番に羅列している状況なものですから、その項目に分けて整理していただければ見られる方に寄り添うというか見やすい、ただ作ってるだけの
ホームページじゃなくて本当に理解できるような
ホームページになると思いますので、よろしくお願いしてこの件は終わりたいんですが、市長が手を挙げましたのでよろしくお願いします。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 広報の在り方がやはり1番求められるのは早く、そしてまた分かりやすくということだと思います。今、いろいろご指摘いただきましたけれども、おっしゃるように今回の
コロナ感染症対策でいろんなことを経験いたしましたので、言われるように平時のときに今ちょっと終息しかかっておりますので、こういうときに今度また雨の季節とか台風の季節にも入ってまいります。 それを何とか活かしていくように努めたいと思っております。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) 西海市にもすぐれた職員の方が多数いらっしゃると思いますので、できるところから迅速にお願いしたいと思います。 では、次の2項目めに移りたいと思います。 なかなか、今回このコロナによって私も動くことが自粛されたものですから、新聞を見る機会が増えまして、ちょっと目を通す中で最近の記事です。6月12日の「
県内景気が過去最低」と。全
産業マイナス60.8に急落、4月から6月の県内法人の状況は、九州7県でも最も低かったと。
リーマンショック後よりも数字が低いと。皆さんご承知だと思いますけどそういう中で新聞報道より前なんですけど、長崎市においては地域内で
消費拡大をということで「
長崎サミット緊急開催」というような記事が6月3日にあります。 2項目は、経済的なことを言わせてもらってますので、この産学官7
団体トップで共同でメッセージを出してます。 西海市においては、そういった西海市の商工会とかいろんな
関係部署とのお話なり何かをされた経緯はあったんでしょうか。
○議長(
平野直幸)
松川西海ブランド振興部長。
◎
西海ブランド振興部長(
松川久和) 質問にお答えいたします。 西海市商工会とは、このコロナの感染症問題が起きましてから頻繁に私も訪問しまして、
情報交換をさせていただいているところでございます。 失礼しました。JA・JFの農協、漁協ともそういうふうにさせていただいているところでございます。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦)
担当部署のご答弁ではございましたが、市長自らはなかったのでしょうか。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) まず、1番早かったのが商工会の皆さん方が
経済対策として、
プレミアム付商品券を前倒ししてやっていただけないかというようなことでございました。 私も、そのあと「
西海ふるさと便」を開始するにあたりまして、市内の全直売店を回ってお願いしてきたところであります。 それから、やはり
観光協会ともお話をいたしました。また、漁協につきましては組合長さんと話をさせていただいたということでありまして、またその中で昨日もちょっと申し上げましたけども、大崎漁協においては組合長さん、そしてまた参事も入れて、今後やはり加工業、魚の加工、これが必要ではないかというようなお話もさせていただいたところです。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) 申し訳ないんですけど、どの時期ぐらいにされたのでしょうか。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 市内の聞き取りというか、「
ふるさと便」をするときは4月29日ですから、そのちょっと前ぐらいに全部終わっております。 そして、
観光協会とはもう5月に入ってからというふうに記憶しております。 それから漁協については、やはりこの伊勢海老の値がかなり下がってるという危機感がありましたので、これから秋の秋エビに対して値が戻るか戻らないかわからないというような状況でこれからの販売のやり方をこれも5月の半ばぐらいに行っております。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) あえて時期を聞いたのは、申し訳ないんですけど先ほどもちょっと出させていただいた大村市の市長さんがまず県内では早く5月のちょっと今持ってきてないですけど市独自の給付金をされたと思います。 そういったものを市民が見て、まだその時に西海市は何も出ていない状態でした。やはりニュースを皆さん見てます。
全国ニュースを見てます。どこかの知事と言いませんけどもいろんな知事さんの
記者会見とか、対策とか打つ中でなかなか「どうなってるの西海市は」というお話が随所から湧き上がってきていたんですよ。 今ちょっと個別で行かれてるんでしょうけど、見えてなかったんですよ。みんなは本当に不安になってる。初めてのことです。誰でも初めてです。「どうしたらいいんだろう」と。 そういったときにやはりそこで頼るのやっぱり市民は市長ですから、やはりそこで見えるような形で何か発信ができなかったのかなというのがまず一つあります。 例えば、ちょっと日付はあとで確認をさせてもらえばと思いますけど、小さな町である五島列島の小値賀町では
緊急事態のときに町長自ら防災無線で町民に呼びかけたという話を聞きます。 やっぱり、
記者会見だけが全てじゃないと思うんです。やはり、こんな不安なときにこそ生の声でトップの市長の声で「こうしてください」、「ああしてください」、「コロナはこういうものですよ。みんなで頑張りましょうね」というその呼びかけさえあれば、まだ、こんな今回の議会でもいろんなコロナに関することも出てこなかったかなと思います。幸いにしても西海市は感染者が出なかったので、今回はあれでしょうけど第2波、第3波という波が来るだろうと言われております。 また、北九州においては学校で
クラスターらしきものが発生したということもあるので、学校現場もこれから厳しくなっていくかなと思います。 ですから、やっぱりそういったもうちょっと早目に動いていただければと思いますけどもこれは要望ですけど、何かございましたらご見解をお願いしたいと思います。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 決して対応が遅かったとは思っておりません。
○議長(
平野直幸)
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) そうですか。市民は遅かったと思っておりますので、私たちはこうやって代弁をさせていただいてますので、その辺は心に置いてください。 このことでは余りやりたくないので次の3番目、
観光振興のことで再質問させていただきたいと思います。 まず、答弁の順番からいかしていただきますと、県では「
ふるさと再発見の旅」の
キャンペーンを実施しているということで評判がよくて、また追加が出されているようですけど、何回も言って申し訳ないんですけど、他市によってはそれにプラスアルファで
宿泊関係者を救う手立てを独自でやられてるところがあるようです。 西海市はそういうお考えはないのでしょうか。
○議長(
平野直幸)
松川西海ブランド振興部長。
◎
西海ブランド振興部長(
松川久和) お答えいたします。 私どもも色々な
経済対策につきましてはいろんな検討をしてまいりました。その中でまず最初に1番影響を受けています観光、それから飲食、ここに着目して事業者への
応援給付金ということを考えて、制度を最初組み立てたわけでございます。 そのうち、その影響が全業種に及んでということが判明しましたので、そこは速やかに全業種に広げると。それから、「さいかい
ほっと券」につきましても商工会と4月早々にも話をしまして「前倒ししよう」と、「できるか」という話をして前倒し、かつ、その後全市民に希望者に行き渡るようにその増額を議会にお願いをしてご承認いただいたという形で、観光に対する支援策というのは、市独自として既に取り組んできておりました。その中で、
キャンペーンに対する積み増しとか、そういうことを考えなかったのかということでございますが、そこの部分は県の動きを承知しておりましたので、それはそこの施策としてそれ以外の部分で県ができない部分を我々市がやるという考え方でこの施策を含めた中できたところでございますので、ご理解をお願いしたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
平野直幸)
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) やっと光が西海町も4月以降に通りまして、
ホームページとかいろんな情報を取りやすくなりまして、本当にありがとうございます。その中で、当市の
ホームページを見る中でその
宿泊施設、観光のサイトから入ったら19施設あるんです。ただ「山と海の里西海」に関しては、民泊でこれにプラスアルファするんでしょうから、それだけの30から40ぐらいになるんでしょうか、50近くになるんでしょうか、関係の方たちがいらっしゃると思います。 部長も副市長もまた担当課長も県から来られている方で、県等との関係や連携は密だとは思うんですけど、やはりそういったよそができて、雲仙なんかもやっている、もちろん佐世保、長崎もやってますよ。そういったプラスアルファができなかったのかなと今後それを検討できないのかなっていうのはちょっと素朴な疑問なんですけど、いかがでしょうか。
○議長(
平野直幸) 小島副市長。
◎副市長(小島明) 本市における観光産業の位置づけ、はっきり申しましてそんなに大きくないと思うんです。それで県が観光、観光ばかりやっているので、むしろ農林水産業、こちらに対しての手当てはないのかと。実はこの前のスクラムミーティングのときに市長もそういう発言をわざわざしているんですよ。 観光は派手ですよ、派手ですが、例えば積み増しの国の制度もあります。それに県もプラスする。それに雲仙とかと同じように西海市において、それをする必要があるのかなと私は思っております。 それで、むしろ農林水産業に集中的に商工業もありますが、本市のやっぱり基幹産業が農林水産業ですから、そこをやっぱり支えたいという思いで市長の命を受けて今回の予算も組み立てております。 ご理解いただきたいと思います。
○議長(
平野直幸)
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) 私というか私も声が上がってきたので、この場を
一般質問を使わせてもらって、代弁っていうかご意見をさせていただくことと、皆さん新聞等は読まれていますので、逆に
ホームページとかウェブサイトよりも見られてる方が西海市においては多いのかなと私は思ってます。 ただ今、西海市はそれだけないだろうと、それは佐世保、長崎の観光産業とかとはちょっと規模は違うと私も感じますけど、ただ、観光白書には飲食ばかり言いますけど交通や物品販売など多くの産業が関わってくる産業です。そういったところを鑑みたときに西海市の観光の損失っていうのはどのくらい試算されてるんでしょうか。県とか他市の分が紙面上には出ていますけど、1月から4月という形で西海市においてはどの程度あったんでしょうか。
○議長(
平野直幸)
松川西海ブランド振興部長。
◎
西海ブランド振興部長(
松川久和) お答えいたします。 この観光動向につきましては、主要
宿泊施設等の状況を定点観測を県の方で観光動向調査という形で四半期ごとに行っておりまして、その動向データを使いまして私どもの西海市の影響額を試算いたしますと、日帰り観光客の部分はちょっと試算が困難でございますので、より推計が高いところで申し上げますと宿泊客の減少数、その宿泊に伴う観光消費額の減が約1億8,000万円、この1月、4月であったというふうに推計をしているところでございます。以上でございます。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦委員。
◆7番(
戸浦善彦) ありがとうございます。 1億8,000万円がそれが安いのか高いのかっていうのはいろんな見方があると思うし、他市の分と比較した時に人口の規模も違いますし、観光の中身も違ってくると思います。 そういう中で私が今回、西海市
ならではっていう形で取り上げさせていただいたその石鍋遺跡の件なんですけど、私も大瀬戸にいたことがあるので大瀬戸の図書館・歴史民俗資料館へ行って、その存在は知っていました。行ったことはありません。 ただ、この辺も市民の方からの声があって今回出させていただいたんですけど、国指定になって令和3年に40年を迎えるということです。それに向けて光があたらないものかなというお声がある中で、石鍋というところで・・・すいません書画お願いできますか。 今ちょっと西海市に集中していますけど、上げますと長崎市にもあります。西海市内では大瀬戸のホゲットだけじゃないんです。規模的に私も行ったことないのですが、話によれば西彼の平山というところにはホゲット以上に大きなものがあると。 そして、私も通ってるので昨日ちょっと気づいて石鍋橋というところが広域農道にあるんですが多分あの辺だろうと思うんですけど、これは西海市の職員の方が関わってる「石が語る西海の歴史」という形で、ここで採れたその石鍋が当時500年に渡って日本中に運ばれていたという真実があります。どういう人たちがやられたかとそこがハテナなんですけど、それだけ石に関しての歴史っていうか、ここだけでしかないものがあったというものがあります。来年、国指定40年という中でもっとPRをしていくべきじゃないかなという方が複数います。 また、私も大瀬戸だけかなと思っていたら、私の
一般質問を見て同じ西海町の40代の若い青年から「ありがとうございます」と言われました。「私も関心があるんです」本当に民間の方です。「もったいないですね、格好いいですもんね。空き家を利用してそういう観光
情報発信的なものを作りたいと思うんです」とお話してくれました。 民間の方がそう言ってるのに行政がやるべきその観光に少し落ち度があるんじゃないかと感じてますがいかがでしょうか。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) この答弁書にも書いてあるように今回のコロナ禍の中で、やはり旅行の形態というのも少し変わってくるんじゃないかというふうに思っております。 これは私はスクラムミーティングでも知事の方に要望したんですけれども、そういう中でやはり今、議員がおっしゃられた雲仙とか平戸とか主な観光産業の形態が違うわけです。 だから、西海市は例えば何を観光としてこれからの旅の形態として主張していくかということになると、やはりこれからは家族とか知り合いとかほんと小人数で動き回るような既成の
宿泊施設ばかりではなくて、やはりこの民泊形式というのを考えていかなければならないというふうに思っております。 民泊を推奨するにあたっては、やはりそこの地域の資源というのをしっかりとPRしていかなければならない。今、議員がおっしゃられた「石鍋」、これも一つの資源であろうかと思っております。 それで、今現在の状況がご答弁にありますように樹木が生い茂って、そこになかなか行けないというようなことがございます。この中では駐車場とかいうのが言われてますけれども、こういう「石鍋」なんかのこういう遺跡を見るには、車で行くものじゃないと思います。これは、歩いていってはじめての「石鍋」の跡だろうと思います。 そういうのを踏まえて、まずはそこに行くまでの遊歩道というか草を双方向刈って行けるような形をやるべきかなと思っております。 ただ、その中で例えばそういう観光という形でPRするならば、安全面そしてまた、
文化財保護面ということもありますので、そういうところもちゃんと管理しながら考えてまいりたいというふうに思っております。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) 市長、行かれたことありますか。また
ホームページを見られたことはありますか。 観光のサイトに「その歴史」というところがあって、そこの中に「ホゲット
石鍋製作所遺跡」とあるんです。その中に自由に見学無料どうぞと書いてます。 だいぶあるんですけどちょっと言います。横瀬浦公園、太田尾カトリック教会、小干浦キリシタン殉教碑、小田貝塚遺跡公園、石原岳森林公園、大瀬戸歴史民俗資料館、間瀬教会、中浦ジュリアン記念公園、西彼町のキリシタン墓碑(2基)、ホゲット石鍋製作所跡、多以良の小佐々氏墓所、崎戸歴史民俗資料館、松島炭坑第4坑跡、長尾城跡展望所と観光サイトにあるんです。答弁にあたって、私もおかしいよねと・・・行かれた方からも駐車場がない、町時代は道も元々は綺麗にしていたけど、何か今はイノシシからえぐられているところが数箇所あるというふうに聞いております。 やはり、こうやってサイトに載せるのであれば、やはりその辺は「きちっとしたものを作って」とは言っておりません。市民の方も「お金をかけてやって欲しい」とは言ってませんが、日々のやはり情報として発信して堂々とお迎えするのであれば、それなりの構えはするのは当然だろうと思うし、来年40年を迎えるというこのホゲット、そしてまた西海市内全域に広がる。 また最近、西海町の方から聞いたんですけど、西彼町の「皆割石」、みんなで割る石という地名のところがあるんですけど、「みのろし」と言いますが、そこにも今、調査が入っていると聞いてます。どこか場所はわかりませんが、それだけ石の文化・歴史があるんです。ですから、そこに重きを置けと私は言いませんが、せっかくこうして
ホームページに出すのであれば、それなりにするなり、ちゃんと見える化していかれたほうが市長のためにもなると思いますし、観光部局で今朝、見ました「イッテ!ミテ!タベテ!西海」。ただ今、134件としてます。中を少し覗かせてもらいました。 そうしたら、昨日の
一般質問にもあったオランダ村もこの中では、まだ「ポートホールン」という、「渦潮バーベキュー」、「シェフショップ フジイ」とか、3、4店舗まだ
ホームページ上の観光サイトに載ってるんです。 私も今回、やはり
観光協会に挨拶しなければと思って2、3日前に行きました。隣のオランダ村も西海市が貸してますけど、どうなっていますか、「休んでますよ」という。休んでいるのなら、それなりに構えているのかと思って、正面玄関という裏の駐車場に行きました。門は閉まってますけど、何も貼っていません。 やっぱり、せめてそういった休んでるなら休んでますよというのをやられた方が・・・やはり何かこう、悲しいかなと思いながら帰ってきたところでありますので、せめて机の上で出来るこういう整理整頓を観光にお金をかけないということであれば、これは出来るんじゃないですか、お金かけなくても。 逆にシティーマネージャーさんという方たちがやっているサイトの方が6月17日、今朝もあがっていました。逆にそういった方たちを活用する方法もあるんじゃないかなと私個人的に思いますけど、最近その方たちもよく見ますけど活動されてるんでしょうか。
○議長(
平野直幸) 村野
さいかい力創造部長。
◎
さいかい力創造部長(
村野幸喜) シティーマネジャーの活動の質問かと思いますが、当然、西海市のシティーマネジャーとして活動はしていただいております。 いろんな所に出向いて
ホームページ等でも
情報発信を行っているところであります。あと、西海市の方にも逐一行動の報告をしていただいておりますので、活動については確実に行っております。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) 光のおかげで
ホームページを見てて活動されてるのがよくわかります。逆に、あの子たちの方が頑張ってるのかなと思います。見てください。でも、私たちでも見れる人も全員が見れると限りません。スマホを持っているわけでもないですし、ですからやっぱりそういったところは、もうちょっとこう知らしめていくなり、発信するなり、今回この「石鍋」のことを言われた方が付随して言われてます。「猪垣があるんですよ」と。全長おおよそ70キロ、それも長崎市まで行くような素晴らしいものがありますよと。 大瀬戸町の「古田の猪垣なんか、素晴らしいですよ」というのを西海町出身で福岡在住の方で研究されている民間の方がいらっしゃいます。その方が教えてくれました。 そこへ行きました。本当に「万里の長城」のような素晴らしい所です。大瀬戸町教育委員会の看板はあります。駐車場もあり車を置けるスペースは2、3台はありますが行く経路が雑草だらけです。所管は社会教育課でしょうか。 やはりそういったことも、いい物があるのにもうあれ荒れてしまっている。何かもったいないなと思うし、今回これも市民の提案ですが、今NHKで何か話題になっている「ぶらタモリ」とか呼ぶも方法も、これからの何というか西海市だけじゃないんです。長崎県含めてこの西の端の地域に人を呼び込むためにもそういう動きもしたらどうでしょうかというお声もありますので、よかったらどこまで動けられるか分かりませんが、もったいないなと思います。 福岡からわざわざ来てます猪垣研究で、自腹です。民間の方です。そういった人たちの思いを汲んでいただいて、西海市
ならではの観光に力を入れていただきたいと思いますがどうでしょうか。どなたでも構いません。
○議長(
平野直幸)
松川西海ブランド振興部長。
◎
西海ブランド振興部長(
松川久和) ご答弁させていただきます。 私も「ホゲット石鍋遺跡」につきましては行ったことがありませんでしたので、質問通告を受けまして、これは行かなければいけないと思いまして、この格好で行こうとして途中まで行きかけましたら、これはとてもダメだということで引き返しまして、作業着に長靴としっかり装備をして行きました。 やはりありましたように、途中の道がちょっと傷んだりとか色々ございますが、現場に行きましたら、私初めて見ましたけれど平安時代から戦国時代にかけての、いわゆる当時の職人・工人の作業の後が、ノミの跡とかいろんな形で残ってますし、途中で「石鍋」の残骸というんですか、そういうものもありますので、ここに一つの平安時代から一つ大きな工房といいますか、職員たちが息づく地域があったんだなあとそういう古に思いを馳せながら歩くことができました。 議員おっしゃるとおり、この文化財はやはり1人で歩いていても分かりませんので、ここはやはりガイドを付けるとかそういうような形で、先ほど市長が答弁しましたように、民泊とか個人の旅行がますます加速化する中で固有の時間とか空間を共有したいというのにはもってこいの素材ではないかと思った次第です。 こういったところを確かに大きなお金かけなくても、少しずつガイド付きで歩けるようなそういうふうにしていくことは可能ではないかと思います。 ただ、駐車場の件はそこに700メートル歩く前にそこまでずっと雪浦を歩いて来いとはさすがに言えませんので、そこの部分の駐車場がございませんのでそこはちょっと整備が必要かなと思っている次第です。 ちょっと長くなりましたが、いろんな文化財をやはり光を当てて、個人の旅やいろんな体験メニューそういったものを充実させていくのは大切かと思います。 それと、もう1点先ほど
ホームページ等の情報提供が適宜、適切になっていないという部分がございました。これは改めて是正するように努めてまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(
平野直幸) 山口
教育次長。
◎
教育次長(
山口英文) 教育委員会として、少し情報を申し上げたいと思います。 こちらの「ホゲット石鍋遺跡」、私も実家が近くですので子どものころは、この辺の山々で遊んだりしておりまして、なかなか趣深い所だなという意識があります。 先般もちょっと行ったところでございますけれども、国指定の文化遺跡ということで、遊歩道であるとか、そういったところは国の許可が必要になります。 そういったところで、形状変更するときには国、県との協議が必要かなというところがまず一つございます。 それから、昭和56年に指定しておりますけれども、令和3年度が国指定40周年記念ということで、実は本年度において市民講座、大瀬戸地区主催の講座として「国指定40周年記念ホゲット石鍋遺跡探訪ツアー」というのを組んでおります。 令和2年度の事業ですが、令和3年3月7日の日曜日に予定をして、広報もさせていただいて講座として広報させていただいております。 これは市外というより市民の方20名を見込んで、そこに尋ねて行って保存とそれから見ていただくというような講座をしておりまして、こういった保管についてはそういった形できちんと管理して行こうというところでございます。 以上でございます。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) ありがとうございます。 6月12日に「シュガーロードを日本遺産へ、長崎など8市申請」という記事がありました。 長崎県では、佐世保が鎮守府横須賀呉佐世保舞鶴日本近代化の躍動体験できる町とかあるんですけど、当市においても石原岳を含めて西海町の横瀬界隈、面高だとか砲台跡があります。 何かこの機会に日本遺産に動くとか、これも提案ですが、そういう事がないものか。また、「観光の甲子園」というのがあるみたいなんですが、高校生を対象にした。その中に、今年から日本遺産部門を新設したと、動画を作るのに。 やはりそういうふうに、そういった歴史的な価値に光が届いてますので、観光というのはやはり光を見るというか、その土地にしか見えないものがあると思います。 できればそういったものも、長崎市と連携しながらでもやれるものじゃないかなと思っています。 質問していないので、お考えは出ないでしょうか。
○議長(
平野直幸) 村野
さいかい力創造部長。
◎
さいかい力創造部長(
村野幸喜) 遺産の登録というふうなところで、西海市も何か手を挙げないかということですけれども、遣欧少年使節団の中浦ジュリアンの絡みもありまして、今の関係市町と連携して、そういった遺産の登録ができないかという動きの方も出ております。 今回の結果としては、今の所もうちょっと頑張らないといけないなというふうな話になってますけれども、ここは関係市町と連携しながら取り組んでいくこととしておりますので、全くないというか西海市はそういう動きもあるということでさせていただきたいと思います。
○議長(
平野直幸) 7番、
戸浦善彦議員。
◆7番(
戸浦善彦) ありがとうございます。 私が住んでいる先祖代々いるところから、真っ正面に3本の無線塔が見えるんです。あれはもう何年前か知りませんが、倒すとか何とかという地域で話があったそうです。 ただ、今はそこが観光スポットとなって整備されてます。ですから、どなたが力を入れて、そういったものに光を当てて行くかで変わってきます。 それはもちろん市民でしょうけど、やはりそこには決裁権がある市長になってくると思いますので、崎戸の方にも潜水艦の音を聞く展望所があって、そこが夕日のスポットというふうに聞いてます。 でも、その以降の新聞記事にはただそれだけしかなくて、針尾無線は観光スポットと書かれてました。 やはり、ちょっとそういうものを見て、悲しいかなと思いました。 ちょっとお時間ください。6月14日長崎新聞の論説で、「長期的戦略で強い産業にコロナと観光業」、私も若かりし頃、西海町の七ツ釜鍾乳洞に関わるホテルで少ないですけど働かせていただきました。今はありません。 末文に書いているのが、「宿泊業は生産性が低く、賃金が低いため離職率が高い。旅館を中心に世代交代が進まず、
宿泊施設の連携も不足している。これを改善するため、観光地ごとにマーケティングを駆使し、観光戦略を練ることができる人材の育成、観光地域づくりを進める公人の強化も急がなければならない」と、やはり厳しい業界なんです。もう一度、市民に寄り添ってご検討いただければと思いますが、最後に市長の見解を求めます。よろしくお願いします。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 見解といいますか、今回の
一般質問の自分なりのまとめとして言わせていただきますけれども、西海市の持っている資源、歴史。これは、おっしゃるように西海市
ならではの貴重性もありますし、また、魅力もあります。また、壮大なロマンもあります。 これと観光と何らか結びつけていかなければならないというふうに思っておりますので、そういう方向で努力してまいりたいというふうに思います。
○議長(
平野直幸) これで
戸浦善彦議員の
一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。11時10分まで。 午前10時59分 休憩 午前11時10分 再開
○議長(
平野直幸) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に9番、小嶋俊樹議員の質問を許可します。 9番、小嶋俊樹議員。
◆9番(小嶋俊樹) 〔登壇〕 9番、創生会の小嶋でございます。まず、質問に当たる前に、今回コロナウイルスでたくさんの方がお亡くなりになりました。心よりお悔やみを申し上げます。また、まだ病気の中におられる皆様の1日も早い回復をお祈りしたいと思います。 それから今回、市の職員はもとより今回のコロナ関連事業の実施にあたりまして、日夜大変努力をされておられます皆様方に敬意を表するものでございます。 それでは、私は通告しました2点の質問をさせていただきます。 まず、再生可能エネルギーの活用計画について。 本市におきましては、合併前の平成16年度より合併後の平成19年度にかけて新エネルギーの導入検討の温暖化対策など、理想と現実の中で、様々な課題を提起し、解決に向けて取り組んできました。その後、平成24年には、西海市再生エネルギー活用計画が策定され、さらに令和2年には2030年までを計画期間とする改訂が行われた。 この間、計画策定の見直しと事業化がなされておりますが、目的である市民生活と地域活性化につなげる方策が不足しているのではないかと考え、これを踏まえ、次の点をお伺いたします。 1、地域活性化事業で10項目の基本施策は示されていますが、具体的事業の実施状況や今後の事業計画についてお伺いをいたします。 2、市民に対して計画に対する意識啓発活動が十分になされていないと考えますけれども、活動の実施事例がお伺いをいたします。 3、改訂された計画によれば、風力発電など民間企業の再エネ発電事業等を西海市の地域特性に落とし込み、広域的かつ持続的な地域・産業の振興に繋げる
取り組みを市民、事業者及び行政が連携して推進することを目標にしております。 市内事業者との連携については十分協議がなされているか、また協議されたのであれば、その内容についてお伺いをいたしたいと思います。 大きな質問事項2、プログラミング教育の実施及びGIGAスクール構想についてお聞きをいたします。 プログラミング教育の実施に向け、機材の配置や教員の育成、授業への取り入れ方など、政策実現の為の準備状況と取組み計画についてお伺いをいたします。 また、ICT化に対応した学校の環境づくりであるGIGAスクール構想に向け、どのような
取り組みを進めていくのかをお尋ねをいたします。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(
平野直幸) 答弁を求めます。
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 〔登壇〕 小嶋議員の1問目、「再生可能エネルギー活用計画について」のご質問にお答えします。 まず、1点目の「地域活性化事業の中で、10項目の基本施策が示されているが、具体的な事業の実施状況や今後の事業計画について伺いたい。」のご質問にお答えします。 議員ご指摘の10の基本施策につきましては、これまでの「西海市再生可能エネルギー活用計画」の将来像に、「第2次西海市総合計画」や「まち・ひと・しごと総合戦略」の方向性も踏まえて、再生可能エネルギーの導入を契機とした、持続可能な開発を実現させるために、市内の「経済」、「暮らし」、「環境」が相互に連携して好循環するまちの実現を目指すものでございます。 今回の計画改訂につきましては、西海市の地域特性に合った戦略プロジェクト実現のために実施する事業が意識できますよう、基本目標ごとに基本施策を体系化しておりますが、具体的にはこれから取り組んでいくところであります。 これまでも公共施設への太陽光発電の導入や温浴施設等への木質チップボイラーの導入等、西海市の特性を活かした
取り組みを行ってまいりました。 また、今後の事業計画につきましても、平成30年3月に策定した「西海市風力発電等に係るゾーニング計画」の事業推進エリアにおける発電事業との連携による防災対応型の電源供給システムの導入や、AIによる自動運転サービスの実用化、遠隔医療システムの構築等、西海市が抱える課題に対しまして、地域の皆様、地元企業、発電事業者との連携をして、再生可能エネルギーを活用した地域の活性化に向けて取り組んでまいります。 次に、2点目の「市民に対して計画に関する意識啓発活動が充分になされていないと考えるが、活動の実施事例を伺いたい」とのご質問にお答えします。 意識啓発活動の実施事例につきましては、平成30年度から将来を担う市内の小中学生を対象に風力発電産業施設の体験学習を通して、再生可能エネルギーの可能性や将来性を学ぶことを目的に北九州響灘で開催される「グローバルウインドデイ」にあわせて、「西海市風力発電施設現地見学会」を実施し、延べ30名の児童生徒が参加しています。 見学会では、風車施設の見学やペットボトル風車の製作、風力発電クイズなどで再生可能エネルギー発電事業の必要性などを学習しております。 また、今年3月に長崎大学海洋未来イノベーション機構と海洋エネルギー関連分野における連携・協力の協定を結んでおりますので、その中で長崎大学の学生と市内小中高生との交流や勉強会、地域住民の皆様とのワークショップや意見交換会を行ってまいります。 さらに、広報誌やウェブサイトなど、即時性と拡散力のある
情報発信ツールを活用した再生可能エネルギーの啓発活動を積極的に取り組んでまいります。 次に、3点目の「改訂された計画にかかる市内事業者との連携については十分協議されているか。また、協議されたのであれば、その内容について伺いたい」とのご質問にお答えします。 市内事業者との連携につきましては、これまで風力発電事業について「西海市風力発電導入に向けた地域検討会」の中で勉強会や先進地視察などを行い、市内の事業者をはじめ地域住民の皆様や学識経験者等が委員となり、風力発電の導入と環境保全との両立、地域の合意形成、地元還元による地域振興に向けた
情報収集や調整等を行ってまいりました。 また、昨年度は、地方創生推進交付金事業として実施した「洋上風力関連産業への参入に関する説明会」を2回開催し、市内企業17社を含む44社の参加をいただき、参入可能な分野の説明や個別のヒアリング等を行っております。 その他には、海洋エネルギー分野におきましても「ながさき海洋・環境産業拠点特区地域協議会」の構成団体である株式会社大島造船所と毎年、意見交換や情報共有を行い、造船で培われた技術と海洋県としての地理的特性を活かした海洋エネルギーの実用化に向けた
取り組み等を協議しております。 今後も引き続き、市内事業者をはじめ地域住民の皆様や学識経験者、関係団体等と連携を図りながら、再生可能エネルギー事業を推進してまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 なお、2問目につきましては、教育長から答弁させていただきます。
○議長(
平野直幸) 渡邊教育長。
◎教育長(渡邊久範) 〔登壇〕 小嶋議員の2問目、「プログラミング教育の実施及びGIGAスクール構想」についてのご質問にお答えします。 「プログラミング教育」とは、令和2年度から小学校で全面実施となった新学習指導要領において、新たに必修化された教育活動であり、予測困難な社会を生き抜くために子どもたちに必要な力の一つとされる論理的思考力を身につけさせることを目的としています。 「プログラミング教育」は、体験的な活動が効果的であるとされており、そのための新たな機器の整備や教員の研修などが必要となり、その準備を進めてまいりました。 具体的には、6年生理科の教科書に示されている「電気の利用」の単元でのプログラミング教材とその教材を動かすためのタブレット端末を児童数に応じて、各校に1-6セットを整備します。 この教材やタブレット端末は、理科だけではなく他の教科や総合的な学習の時間の学習にも活用できる教材です。 教員の育成については、準備したICT機器や教材を授業で十分活用できるよう、先進事例をもとにした研修や技術的なサポートを行います。 具体的には、機器や教材の整備に合わせて、その使用方法や授業づくりについての研修会を計画しており、全ての教員が学べる機会を確保いたします。 また、実際の授業計画や準備、機器操作の技術的サポート、教員への研修等を行う技術アドバイザーを各学校に年間5回派遣することも計画しています。 事業への取り入れ方につきましては、プログラミング言語等の知識を学ぶことが目的ではなく、整備した機材等を活用し、体験を通して論理的に考えることの大切さを学ぶことができるようにします。 一例として、6年生理科では電気を無駄にしない街灯づくりをします。LEDを街灯に見立て、点灯する時間や点灯するときの条件などを考え、実際にプログラミングを行います。試した結果を考察し、改善するという試行錯誤を繰り返して、よりよい方法を考えていきます。その学びの中で情報を整理・分析し、活用することや順序立てて命令を組み立てていくことなどの論理的思考力を育んでいきます。 このように、整備した教材を活用しながら未来に生きる西海市の子どもたちに論理的思考力を育むことができるよう努めてまいります。 次に、「GIGAスクール構想に向け、どのような
取り組みを進めていくのか」とのご質問ですが、内閣府は、平成28年1月に策定した「第5期科学技術基本計画」において、狩猟社会をSociety1.0時代と捉え、農耕社会、工業社会、情報社会に続く新たな社会で、我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて「Society5.0時代」を提唱しました。 これを受けて、文部科学省は今や、学校でも家庭でも社会のあらゆる場所でICTの活用が日常的なものになっていることを踏まえ、遠隔教育をはじめ先端技術を活用する方策をまとめております。 そのSociety5.0時代という新時代の学びをさせる先端技術活用推進方策として、学びの実現に必要な児童生徒1人1台端末環境に対応した、高速かつ大容量の通信ネットワークの整備などの「GIGAスクール構想」を実現するものです。 具体的には、全ての児童生徒が地域の格差なく新時代の学びを享受できる環境を学校現場で実現させるため、インターネットやICT機器を活用して、児童生徒と教員、家庭をつなぐ学習環境の整備を目指すものです。 本市が進める
取り組みといたしましては、既存のLANで対応可能な大島西小学校と崎戸小学校を除く全ての小中学校の教室に高速大容量のLAN整備を行います。 併せて、小中学校の児童生徒及び教員に1人1台タブレット端末を整備したのち、GIGAスクールサポーターを各学校に派遣し、教員の研修等も含めた技術的支援を行い、来年度の運用開始に向け準備していきたいと考えております。 以上で私の答弁とさせていただきます。
○議長(
平野直幸) 小嶋俊樹議員。
◆9番(小嶋俊樹) ありがとうございました。 それでは、1問目から質問をさせていただきます。 市長の答弁では今のところ10項目の具体的な案件というのはないというようなお話でしたけども、これまでやってきた公共施設の太陽光発電とか温浴施設のボイラー設置とか、そういう具体的なものは前市長さんもやられて、そういうふうな形で具体案が出来てきた。 私は、今回このご質問をさせていただいたのは、実は合併前の旧西海町時代に「バイオマス構想」というのを提唱させていただきました。この時に、それが延長になって、当時大瀬戸町もやっていたんですけども、再生可能エネルギーはその延長線上にある、社会の要請に合わせてそういうものが出来てきたという歴史があります。 それで、1番目の質問で市長にお尋ねなんですけども、公共施設とかこういうものに風力発電だけではなくして、ここに10項目があるようにいろんなことが可能になっていきますから、やはり今やってる箇所が再生エネルギーをやってないとは私は言わないんですけどれも、地域活性化対策をやってる部署をもう少し単一化して鋭くして、研究をする必要があると私は思うんですけれど。 具体案が余り出てきてないというような形に見えるんですけど、AIで自動車とか遠隔医療ができるっていうのは、今、教育長が説明していただいた、今からの若手のGIGAスクールの時代に入っていく、突入する時代の話なんですけども、まずもってうちの町がこういうことをやってるということを具体的に示していく方法というのをもう少し考えるべきではないかなと思うんですけど。 今、実際、再生エネルギーの実態を市民に認知させていく状況がこれで十分だとお考えかどうかちょっとお聞きしたいんですが。
○議長(
平野直幸) 村野
さいかい力創造部長。
◎
さいかい力創造部長(
村野幸喜) ただ今のご質問にお答えいたします。 今回の再生可能エネルギー活用計画を策定するにあたりましても、あとその他、風力絡みであったりとかいろんな形であって、今回のこの再エネ関係につきましては、市内の事業所、商工会、
観光協会、森林組合、それから漁協であったりとか市内の関係する組織、それから主要な企業であったりとか、そういったところについてはいろんな形で意見を聞かせていただいて策定したものでございます。 当然、関係するゾーニング計画等は、指定があった地域等の地元住民の方々とも一緒になって、話し合いをさせていただいたりしていただいているので、全市民とまではいかずともある程度のところで意見等を聞かせていただいている、そういった機会も多くなっているというふうに思っておりますので、そういった意味ではある程度周知ができているのかなと。 ただ、個々の市民までというとなると確かに不足してる部分もありますので、そこについては今後、どういった周知をしていったほうがいいのか、分かりやすく説明した方がいいと思いますので、そこについては取り組んでいきたいというふうに思っております。 それから、小嶋議員の指摘にもありました、そういった部署を作ってといいますか、特化したというふうなところもありました。今年度から私ども政企画課内にエネルギー関係の班を設けまして取り組んでおります。地元調整も含めて事業者との調整、地域との調整、そういったものについて取り組んでおります。 この班の中でそういった市民への周知部分についても行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(
平野直幸) 小嶋俊樹議員。
◆9番(小嶋俊樹) そういうふうにしていただくと、大変助かると思うんです。 実際、再生エネルギーというものが何であるかということが今、部長からお示しになられたように、市内の業者とも懇談会をやられたんだと言ってるんですけども、果たしてその市内の事業者自身も説明された人たちも再生可能エネルギーというテーマ、基本計画を策定することの具体案をご理解できているのかなと思うんです。理念というか普遍性のあるようなことを住民というか事業体もそうですが、それが本当にこの事業の重要性というのが、分かっていらっしゃるのかなと。 うちの町は、やはり自然環境に恵まれていますので、自然を利用した計画というのはもう今からの社会の中で避けて通れない。しかも農業や水産業などの一次産業が最も主力で、しかも製造業は造船という大きなもの、それから塩という環境から生産する資源、そういうものや電力というのもそうです。 ですから、そういうことの認識が本当に市民の血と肉となっていってるのかなっていうのは、私はちょっと疑問なんです。普段の生活スタイルが変わらなくて、そこの認識が上がっていくっていうのは、なかなか厳しいんじゃないかと。 ぜひ、今、部長さんがおっしゃられたようにそういうことを鑑みれば今、そういう部署を設けて、これを先端化していくというのはとても大切なことだと思いますので、今後の大きな課題の解決につながると思いますので頑張ってやっていただきたいと思います。 それに関連して、2点目の意識啓発活動のところで小学生あたりの研修や長崎大学の未来イノベーション構想、このあたりとのワークショップや意見交換会を行ったと。 これなんかも非常にいいことだと思うんです。教育長も新しく赴任されましたし、環境に関するテーマは市内の子どもたちというのはとっても大切だと思います。 これから特に町に残らなくて他の地域に行って過ごしてもこの課題は残ると思うんですけれども、やはりこの啓発活動に対する予算を少し市長に取っていただいて、もっと積極的に小中学生が中心だと思うんですけれども、そういうところに研修なり実践的な体験とかそういうことをして、再生エネルギーもしくはそれを事業化していくことやそれを自分たちの生活に生かしていくための研修というのを増やしていくべきじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) やはり議員が言われるように、市民にどのような広報をすることによって、どのような意識づけがされていくのか。何をやろうとしているのか、その意味といいますか、効用という部分はやはり知らしめる必要というのはあろうかと思います。 まず、この環境問題が出てきたのは、まずは二酸化炭素削減というところから始まったと思うんです。いわゆるバイオマス、脱酸素、カーボンニュートラルといいますか、とにかく地球上にあるものを循環させるというのが最初の施策だったと思います。 それから今、風力をはじめとして今度は今、あるものをどうにかにして再生可能としたエネルギーとしていくかということに今、変わってきているものと思います。 そういうふうに、元々この環境問題はどこからはじまって、何に取り組まなくてはいけないのかというような、そういうこともやはり市民の皆さん方に理解していただく必要性もあろうかと思っております。 おっしゃるように、そういう市民へのお知らせというのはこれから本当に必要になっていくと思いますので、そういう意識づけがあってはじめてこのようなこれからの事業というのが推進していくものと思いますので、そういう面では努力してまいりたいというふうに思います。
○議長(
平野直幸) 村野
さいかい力創造部長。
◎
さいかい力創造部長(
村野幸喜) 小中学生等々に対する研修の機会創出ということでございます。 市長の冒頭の答弁にもございましたとおり、北九州等において研修の機会があっております。今年度も実は計画をしております。コロナの影響でちょっとまだ未定なんですけれども、長崎県内でも地元松島に風車が立ちました。 それから、海洋でいくと五島の方もあります。北九州まで行かずとも、県内でも出来るところがありますので、逆に近場で回数を増やすということで今計画をしているところでございます。 あとは、社会科見学等でも近場に松島に建ってますので、そういったところも教育委員会等とも連携が図れるかなというふうには考えているところでございます。 ただ、現在ちょっとコロナの関係もございますので、時期はちょっと検討中でございます。
○議長(
平野直幸) 小嶋俊樹議員。
◆9番(小嶋俊樹) それでこれは提案なんですけども、そういう環境問題を考える上で大人もやはり考えていく必要がある。再生エネルギーの問題の中にどこかにあったと思うんですけれども、市民の啓発活動の中に薪ストーブを普及したらどうかというふうな話もあって、同僚議員が小さな家の構想をどこかで持ち出してお話をさせていただいた、森林組合の話とですね。 その中で言ってましたけれども、やっぱりこういう事業をするときに意外と薪ストーブ・・・街の中では使いませんけれども、今意外と郊外のセカンドハウスなんかでは、非常に薪ストーブが有効に働くということで、確かに薪ストーブは化石燃料よりも体に良いし非常に安定した熱量で疲れないというような意味合いがあります。 これはもう経験された方はよくわかる。こういう事業に幾らかのお金を補助してあげて、薪ストーブは結構高いんです。自分でやれば作る人は作れますけども、買おうと思えばそこそこの値段です。いくらかの補助金をあげてでも、薪ストーブの設置はうちの町では・・・近いところでは無理ですけども、やはりそういう事業の中でも新しい試みができるんじゃないかなと私は思ったりします。 せっかく、ここでプランを立てているわけですから、そういう事業もやって、まさに再生エネルギーのことをお考えになったほうがいいんじゃないかと。 かつて、ちょっと蛇足になりますけども、私は前の市長のときに日本の近代化の夜明けが1868年の明治の初めに始まったときに、京都の東山も北山もハゲ山だったんです。これは言ったと思いますけれども、なぜハゲ山になったか、それは京都の町の都の食事をつくるためにハゲ山になったんです。 その当時は、要するに木を使って食事を作ってました。当然、他のエネルギーもなかったわけですから、炭と薪だった。京都は何でそれで今みたいに青々とした比叡山や北山の町になったかというと、要するに明治以降、化石燃料化が始まって木が要らなくなった。 それで、今のような素晴らしい森ができるようになった。それと一緒で、実は日本には木とか水とかそういう隠れた資源というか、天然資源に恵まれている国であります。 確かに化石燃料が安かった時代もありますから。そういう意味でうちの町は、第一次産業やいろんな環境に恵まれてないと持続可能な地域にならないという、そういう地域であります、海もしかりでです。 そういう意味では、市民にもっと自分たちの財産というものをしっかり認知できるような活動を私はすべきだと思います。 そうしないと、再生エネルギーが本当に必要なのか、「そんなものより、ガソリンの方がいいじゃない」という人もいるかもしれない。 そういうのではなくて、実はそういうもので持続可能な社会を作るんだということを 皆んなでやっぱり考えてく、その中で少しずつ進歩していくべきだと思うんです。 そういう意味で、市長、今言った薪ストーブやそういうものの具体案を出して、政策をやることも必要じゃないかと思うんですけども、これは担当部長でもいいのでいかがですか。
○議長(
平野直幸) 辻野
西海ブランド振興部次長。
◎
西海ブランド振興部次長(辻野秀樹) ただ今のご質問にお答えいたします。 薪ストーブの活用について補助制度ができないかというご質問でございます。 今回、ご紹介をさせていただきましたけれども、農林課の方に林業振興専門官が着任をしておりまして、その専門官の方で今後の西海市の林業振興の計画を今作成中でございます。 その中で、より木材活用ということで薪ストーブにつきましても、可能性の有無というのを協議をするというところで、今のところのメニューに入れておりますので、今後充分検討をしながら、活用できる部分についてはやっていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
平野直幸) 小嶋俊樹議員。
◆9番(小嶋俊樹) ありがとうございます。検討してください。 それで、こういうことで市民の意識、もしくはその西海市に対する皆さんの見方っていうのが変わってくると大変うれしいと思います。 この再生可能エネルギーの活用は、電力とか風力発電とか得てして経済活動の方に目が行きそうなんですが、実はその事業者はやっぱり利益を出していかなければ、経済を作らなければならないから、どうしてもそういう問題が出てくるんだけども、私はこれは少なくとも安易にお金儲けの道具にすべきでないとは思ってるんです。 実は、自分たちの町が持続可能な町になっていくためには、安易にその電力を売ることだけが目的にならないように、それをもとにして自分たちの持続可能な社会を作って 行くんだというふうなところを市民が考えていくというのが、最も私は大切だと。 それをやっぱり提唱し、その理念をしっかり市民とともに歩むのは、やっぱりこれは市役所、我々も含めて中心に皆さんとともにやっていく必要があると思うんです。 ですので、再生可能エネルギー活用計画がせっかくできて、素晴らしいものができてるわけですから、これを有効活用するためには農業や水産業をやっている方たちも現実的に非常に厳しいことがたくさんあるわけです。 採算に合わないものを使うと農業ができないとか、水産業においても養殖業に使えないとか、そういう問題も当然、再生可能エネルギーには生まれてくると思います。 でも、そういう人たちがこれから生き残っていく為には、どうしてもここをクリアしていかなければやっていけないわけです。 やりっ放しにやっておいて、お金儲けをしていれば命が繋がっていくというものではないんです、残念ながら。 そういうことに我々はようやく気づいたわけですから、ぜひこれは市の基本的なやはり持続可能な社会作るのであるならば、「サスティナブルな社会」と言って、かけ声だけは国も我々も言ってるわけですから、ぜひ検討して、こういう計画を作ったわけですから、ぜひ市民とともにやっていただきたいとそういうふうに思います。 この質問はもうここで終えたいと思いますので、ぜひ市長におかれてはそういう考え方のもとに歩んでいただきたいと思います。 それでは、渡邊さん就任されて、1回目の議会が真っ最中で大変、今お忙しいことだと思いますけども、このプログラミングのこととGIGAスクールのことは実はGIGAスクールの中にプログラミングという部分も入ってるわけです。むしろ、プログラミングというのはGIGAスクールの延長線上にあるわけですから、GIGAスクール計画の中にプログラミングがあるんですけれども。 実は、プログラミングというのは私を含めて意外と皆さんまだ馴染みがない、本当はもうそういう時代に来てるんですけども。 子どもたちがプログラミングをするというと、ここにおられる議員さんも含めて、父兄の方も、どういう勉強するのかなと思ったりする方もたくさんおられると思うんですけれども、簡単に言えば、プログラムを作るというようなことなんで、世の中はプログラムを作らなければ進行ができませんので、物事はプロプログラムを作って進行するわけです。 そのプログラムを作り上げていく。数学と統計学で今度はそれを新しいものを作っていくっていうのを勉強する。 実は、ここでちょっと教育長にプログラミング教育において、一つは危惧されるといいいますか、教育現場で今からやったときに、日本の社会の中で危惧されることがあるのかなというようなところがあれば教えていただきたい。 実は、私たちの社会は村社会でみんな協働社会を営んでいる、個人主義でない部分が多いんですけども、このプログラミングをやることは、かつて日本人が英語を勉強する、語学を勉強してヨーロッパの文化を入れたのとよく似ていて、なぜそれを勉強しなければならないかっていうのが分からないで、それだけを目的化するっていう危険性が私はあると思います。 そこが、1番この新しい分野をやるときには注意しなければならないことじゃないかなと。今、答弁でおっしゃられたように、体験とかそういうものが大切だということはもう言うまでもないことなんですけども、要するに日本人が英語教育が下手だというのは当たり前なんです、文法が違いますから。 最初に生まれたときの俗に言う「3つ子の魂100まで」という3年間で人間の頭が決まるようですから、文法はそのときに決まるらしいんですよね。 だから結局、英語の文法は頭に入らないんです。後から覚えるように努力するだけで語学っていうのはそういうものらしいので結局、ご存知のようにプログラミングも言語なんです。要するに言葉を覚えるのと一緒で言語なんです。最終的に言語を覚えるのが目的なんです。そしてエンジニアになっていくわけですけども、その目的のためにみんながやらなければならないかっていう問題も出てくるので、そこはどんなことを危惧されてるかなという。 危惧されてなければ、危惧されてないでも結構なんですけど、出たとこ勝負で、当然やってみなきゃわからないという問題もあるかもし入れないですので、そこのところがもしあれば教えてください。
○議長(
平野直幸) 渡邊教育長。
◎教育長(渡邊久範) お答えします。 答弁の中でも申し上げましたけれども、このプログラミング教育というのは、特に小中学校、小学校においてはいろんな言語がありますけど、そういう言語を覚えるということではなくて、そのプログラミングの考え方、プログラミングの命令を書いたのをフローチャートといいますけれども、どの段階でどういう命令を与えられれば、きちっとこう動くかというような、その論理的思考力を育成するのが目的でございまして、恐らく言語自体は高校生で情報という教科がありますけども、そのあたりになってからきちっと、学ぶことだと思います。 先ほど議員のご質問に、危惧されることということがありましたけれども、これからやってみる中で、いろんな問題が起こってくるのかなと思いますけども、とりあえず今は機材といいますか、タブレット端末を1人1台持って、家庭でも通信環境を整えて勉強できるということで環境は整ってきたんですけれども、これをやる上で、やはり1番今、心配してるのは学校の先生がきちっとまず教えられる能力といいますか、技能を身につけるとか、我々もそうですけど先生自体が習ってきてないもんですから、それを子どもたちに教えられるかどうかというのは、やってみないとわからないというところが私自身、1番心配してるところです。 もっと広く言えば、コンピューターとかICTとか、そういうのがもう生活の中に入り込んできてるわけですけども、それに頼ってしまうと、よくバーチャルという言い方しますけども、仮想の中でいろんなことが出来るようになってしまう。 買い物にしてもパソコンの中だけで全部、お店の中にいるような感じで買い物できるような社会ですけども、私自身は実体験というのが非常に大事かなと思ってます。 実際に行って確かめてみることと、パソコンの中で見たものでは随分違うんですよね。 そういう意味で子どもたちに、あんまりコンピューターの中に入り込んでしまうと、人間関係も含めて実社会の中でいろんなことが出来なくなるんじゃないかなと。 極端な話ですけども、学校に行かなくても家で遠隔授業、勉強が出来るようになると、例えば不登校の生徒が学校にどうしても行けないという場合に遠隔で教室の授業をタブレットで見ることができるという程度だったらいいんですけど、もう全員が学校に行きたくない人は来なくていいよと、もう家で見なさいと、将来そうなったときに果たしてそのきちっとしたその社会性とかいろんなこういう学校で身につけるべき力がありますけど、それが身につけられるようになるのかなというところが、広い意味では非常に心配しております。 ちょっと長くなりますので、この辺にしておきます。以上です。
○議長(
平野直幸) 小嶋俊樹議員。
◆9番(小嶋俊樹) そうですね、だから体験というのがとっても大切なんで、体験学習というかバーチャルになる前の段階の経験というもの・・・例えば、今、教育長が言われたようにトンボはどういうふうに飛んでるかとか、蝶々はどういうふうにして花にとまるかとか、そういうものを経験してみてないと、このプログラミングをして将来ロボットを作っていく。パーツとパーツを合わせて作っていくっていうことはできないわけです。 ただ、恐らくコンピューターの中のバーチャルの中にいるものをまねして作っても、高い精度のいいものを作れない。現実にやっぱりそういうものを水の流れのはどういうふうに流れてるかとか、滝はどういうふうに落ちてるかと、そういうことをちゃんと知らないと最終的にプログラミングはできません。 だから、そこを教育者がどう認知してしっかり教えていくか、それは家庭教育でも今の人たちが果たして、そこをきちんとやはり自分も親もこれは勉強していく必要がある。プログラミングっていうのは、どういうものなんだということを人間から乖離していくようなことをやっぱり・・・だから、かつて明治政府がやったように目的化してしまったらダメなんです。何かをやるために教育をするみたいなことはダメなわけです。また嫌いになる人ができて出てくる。 だから、かつて語学教育に日本はなぜ失敗したかというと、まず覚えて外の書物を訳して、ちゃんと何が書いてあるか勉強して、それを国家のために社会のためにというそういうことを先に考えてしまったために、人間としてそれを学んでそれから成長するんだという教育じゃなかったわけです。近代社会でそういう失敗をしてしまったわけです。 だから、日本の教育は敗退したわけです。だから、そういうことを考えたら、やっぱりこのプログラミング教育、GIGAスクールっていうのは最も1番、恐らく日本の歴史の中で2000年に1回、3000年に1回来る改革です。 だから、とてつもないことに挑戦しようとしてるわけですから、やっぱりそこはよく現場の先生方も我々も含めて、考えていくべきだと思っております。 それから、GIGAスクールはインフラの整備を中心にするんですけども、これは連携するわけですけれども、Society5.0というのはご存命のとおり教育長が言われたように2つの空間が合わさっていく時代がやってくると。 恐らく、次の時代のコンピューターは、人間は何もしなくてもコンピューターがやってくれる時代がやって来ると、それがSociety5.0の時代です。 つまり、車が勝手に動いてくれる、同僚議員には田んぼをやってたり、ミカンを作ったりしている同僚議員がいますれど、もう田んぼも機械が作ってくれるんです。トラクターに乗る必要がない。トラクターが自分で行くんですよ。それで田植えもちゃんとする。収穫もする。薬かけも黙って寝てても朝からセッティングしておいたら、ドローンが行って、かけて帰ってきて、もう納屋にドローンがいる。 そういう時代がやってくる。これがSociety5.0の時代。だから、人間はそれをいかに作り上げていくかっていう仕事しかなくなるんですね。 私は、もういないでしょうけども、皆さんも怪しいけれども、それが現実化してくる。 もう、コンピューターと人というよりも、コンピューターが代わりにやってくれる。だから、コンピューターをどう作っていくかっていうことが、人間の仕事になるということです。 だから、コンビニに今、人がいますけど恐らくもう人はいません。これは早い時期に来るんじゃないかと。それから、スーパーも恐らく早い時期に自動になる可能性もある。 そういうのがやっぱり、そのためのプログラミング教育なんです。それを作るための一つの制度設計なんです。間違いなく、そんなふうになります。 ですから、これを頭に入れて、やっぱり次の教育はどうあるべきかということを考えていかないと、それを便利な方だけを求めていく社会にしたら人間はおかしくなるんで、やはり人間として生きていくための社会というのをやはりITと一緒になっていくというのが基本じゃないかと思うんです。 GIGAスクールとプログラミングの世界というのは、もう確実に私は出来ませんけれども、読んだり、皆さんやそういう人たちの先進的な考え方を聞けば、もうそういう社会に必ずなると思います。 ですから、そういう意味合いでは教育がどうあるべきかというのは物すごく大切なことで、特に日本人がどうここを生き抜いていくかっていうのは、大きなテーマだと思うんです。 それで、もう時間も来ますから、最後に市長にお尋ねをして終わりたいと思います。 こういうふうな、何千年に1回みたいなICTの時代がやってきて世の中が変わる。民族も恐らくどう生きていけばいいのかというのが突きつけられるような時代にもう目の前までなってきて、当然、西海市もどう生きていくかというの大きなテーマなので、これを避けて通れないのが私たちの世代なので、ぜひICTの活用やそれにする社会の整備の方向性というのを
杉澤市長がいろんな意味で専門家を交えて早くから地域間格差とよく言いますけど、要するにこれはものすごいチャンスなんです。中央集権的な時代で、東京1極集中だったんですけれども、今度は恐らくそういうのでなくなる可能性があります。 ですから、ICTが出来て地方でもいろんなことが出来てくれば、そういうものの組み合わせによっては、地方でも立派にやっていける時代がやってくる可能性がある。要するに、理想数という富の分配っていうのはそう変わらなくなる可能性があるんです。 だからやっぱり、それに合わせて地域のことも考えていくべきだと私は思います。最後にICT活用、それから言いました将来に関するエネルギー対策への思いを一言いただいて、終わりたいと思います。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) まず、エネルギーの問題ですけども、議員がご指摘になった、ややもすると風力発電、海洋再生エネルギーの実現に向けて、それが本当に今、目的としてなってしまうという可能性があるのではないかというような、ご提言だったと思います。 やはりこれから、風力のその後を見つめていかなければならないというふうに思ったところでございます。 そういう中で、いかに西海市の資源を使ってエネルギーをつくり出していくかということが、やはり今、市民の皆さん方1人一人が自覚していかなければならないんじゃないかなと思っております。 最後に、これから格差がなくなっていくんじゃないかというような話もありましたけれども、実はこの地方の方が強くなっていく可能性もある。 なぜかというと、地方には自然という豊かな資源があるということです。これをしっかりと考えながら、これからの再生可能エネルギーについては努力してまいりたいと思っております。 (「終わります」の声あり)
○議長(
平野直幸) これで小嶋俊樹議員の
一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。13時10分まで。 午後0時06分 休憩 午後1時10分 再開
○議長(
平野直幸) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番、杉山誠治議員の質問を許可します。 3番、杉山誠治議員。
◆3番(杉山誠治) 〔登壇〕 今回の
一般質問の最後になりますが、3番杉山です。 今回の質問は1点だけであります。西海市愛護団体活動への支給・援助について。 要旨としまして、現在、西海市市民参加の美しいまちづくり事業実施要綱(平成22年4月30日西海市告示第40号)に基づいて、海岸、道路及び河川の環境美化を目的とした愛護団体の登録制度がある。愛護団体が活動を行うことで、5万円を限度とし、必要な援助物品を支給しているが、数量が細かく決められており、団体によっては現状に合わない部分もあるとの声を聞く。 そこで、援助用品の数量について、限度額内で柔軟に対応できないか伺います。 どうかよろしくお願いします。
○議長(
平野直幸) 答弁を求めます。
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 〔登壇〕 杉山議員の1問目、「愛護団体活動への支給・援助について」のご質問にお答えします。 議員質問の「西海市市民参加の美しいまちづくり事業」につきましては、平成22年度から実施しており、西海市の豊かな自然を守り、より良いまちをまちづくりを進めるため、市内の市道及び市が管理する河川、海岸などの施設をボランティアによる清掃・美化活動を行っていただける愛護団体の活動に対して、必要な支援を行う事業であります。 登録団体の要件としまして、概ね5名以上で構成される団体が対象となっており、例として、自治会、老人会、婦人会、有志団体などがあります。 活動に伴います支給・支援内容でありますけれども、飲料品、ごみ袋、軍手、草刈機の燃料及び替刃、花の苗木などを希望により支給しており、基本的に1回の活動に対し5万円までの支給としております。 現在の愛護団体の登録数ですが、43団体、2,795名となっており、登録団体数を増やすため広報さいかいの掲載や行政区長に資料の配付を行っております。 活動の実績ですが、平成29年度は11団体で26回の1,102名、平成30年度は11団体で24回の1,229名、平成31年度は9団体で27回の1,725名の参加となっており、徐々にではありますが、参加人数も増加しております。 活動に係る予算ですが、平成29年度は予算額49万1,000円に対し、支出額42万1,290円、1回の活動に対しては平均1万6,000円、平成30年度は予算額60万7,000円に対し、支出額55万6,564円、1回の活動に対しては平均が2万3,000円、平成31年度は予算額63万7,000円に対し支出額50万3,457円、1回の活動に対しては平均1万9,000円となっております。 なお、長崎県が実施しています「県民参加の地域づくり事業」は、県が管理する「河川・海岸・道路・港湾・漁港・都市公園・砂防公園など」の清掃・美化活動に取り組む団体に対し、活動に伴います飲料品、ごみ袋、軍手、草刈機の燃料費及び替刃、花苗などを希望により支給しており、基本的に1回の活動に対し3万円までの支給をしていると聞いております。 議員ご質問の「援助用品の数量について、限度額内で柔軟に対応できないか伺う」とのことですが、支給・支援いたします物品等については、基本的に1回の活動で必要な数量を想定しており、飲料水を参加者1名につき1本、草刈機の燃料は1台当たり1リットルを限度とし、草刈機の替刃につきましては活動の際に毀損したものに限り、1回の活動で5枚を限度に支給をいたしております。 登録いただいております愛護団体が活動を行う際には、支給・援助希望用品申請書を提出いただき、1回の活動で必要な数量を確認したうえで、適正な数量で支給していますので、ご理解ください。 支給に当たっては、今後も愛護団体と協議を行いながら、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。
○議長(
平野直幸) 杉山誠治議員。
◆3番(杉山誠治) どうもありがとうございました。 ここに、私がこの話を持ち込んだのは、この答弁書の中で「適正な数量で支給していますのでご理解ください」という結論です。 これがご理解できないんです。市民の皆さんからどうしても納得できないという意見があるものですからここに持ってきたわけであって、そう簡単にご理解くださいと言われても、私も理解できないところがあります。 みんな、ボランティア活動ですので本来なら支給品がなくてもやるんです。自分たちの住んでいるところは、自分たちがきれいにするんだという強い思いがあって、立ち上がった人たちですから。それに対して、支給・支援をしていただけるというのは、本当にありがたいことなんですけれども、支給・支援をしていただけるなら、もうちょっと現状に合った支給・支援をしていただきたいと思います。 例えば、飲料水は1人1本、それで足りないという人はいないと思います。あと、軍手にしてもほんとに安いものですから、みんな支給されるんですけれども、燃料にしても1リッターまでと書いてますけど、実際の話、その半分500ミリあれば十分足りるんです。 だから、値段にしてもポカリスエットが1本100円、それから軍手40円、燃料にしても今だったらリッター130円として65円、それを人数分出すとしても十分賄えるし、そう金額もかさばらないんですけれども、草刈機の替刃にしても今5枚までとなっています。ところが、愛護団体の皆さんが通常市道の除草作業をするときは、ほとんどのところがアスファルト・コンクリート・ガードレールこういうものがあります。 また、道路際の法面・法尻・法頭というところは、今はほとんどイノシシに荒らされて雑石がゴロゴロしています。 そういう見えないところの草を刈るわけです。草を払ったら見えるんですけれども、刈る時には見えません。ガリガリやって、やってしまったということになります。そういう状態で年に4回除草作業をしていたら刃なんてひとたまりもありません。欠けてしまいもちません。 それなのに1回で5枚、ボランティアグループの人数が5人だったらいいと思いますが、答弁書にもあったとおり、もう今は1グループ当たり65名、もし草刈機を40名の方が持ち出したとします。そうすれば40枚の刃がいるわけで、全部が毀損するわけではありませんけれども、4回やるうちに必ず刃はなくなってしまいます。 40人に対して1回当たり5人に支給して、4回やって5枚づつ支給したとしても20枚にしかなりません。あとの20名には刃の支給はない。本来、刃は自分持ちなんですけれども、半分の人が支給されて半分の人が支給されないというのは不公平です。 だから、これはやはり40人の方が草刈機を持ってくるような愛護団体に関しては、1回5枚というのは余りにも少なすぎます。 10枚にしてください、10枚。そうすれば4回で40枚替えられますから、草刈機の刃は今700円ぐらいしかしませんので、3万も5万もオーバーすることはありません。 それでどうなんでしょうか、今の意見でどう思われるか聞かせてください。
○議長(
平野直幸) 十九本
建設部長。
◎
建設部長(十九本和敏) 現状、40台使っていただければ、そういうことになろうかと思いますけども、実際なぜ5枚に今限らせていただいたかという経緯がございます。 実は近年、1回の活動で数十枚、複数枚といいますか、数が結構1回で多かったという実例がございます。 私どもも、その制度を始めたときにはそういう制限とか考えてませんでした。しかし、1回で破損した刃を次の時に替えるという考え方でおったんですけれども、毎回そういうふうに数十枚の請求をされまして、これが本当にその1回で壊れるものかということを内部で検討しまして、やはり今、議員が言われたように年に4回行えば、4回のうちには壊れるものもあるだろうというふうな考えでおりました。 ただ40台全てがそうなのかということであれば、それはなかなか納得がいかないのかなということもございまして、1回につき5枚を限度にしていただけないかということでお願いをしてそういうふうな限度を設けさせていただいたところです。 この枚数については、状況を見て変更することは可能であるとは思っておりますけれども、今のところやはり棄損した刃を替えていただくというふうな考え方で、絶対、毎回何枚という考え方ではないのではないかというふうなことも思っておりまして、今のところは5枚を限度とさせていただけないかというふうに思っております。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 刃を5枚から10枚というようなご提案をされたわけですけども、最後は愛護団体との協議を行いながら、この事業の推進を図っていかなければなりませんので、最初に私が聞いたのは40枚をいっぺんにくれというようなことで聞いてましたので、それはちょっとあれかなと思いました。 一応、最後の方に愛護団体と協議を行いながら、お互いに歩み寄るところを見出せればそれでいいんじゃないかなというふうに思っておりますので、そういうご理解でお願いいたします。
○議長(
平野直幸) 杉山誠治議員。
◆3番(杉山誠治) 何度も繰り返すようなんですけれども、本来ならば市が管理すべき市道なんです。それでやはり、どうしてもこうして愛護団体を作っている団体の人たちというのは、自分たちの地域は自分たちで守ろうという強い思いがあって、立ち上がってる人たちですので、市長も話し合いながらとおっしゃったんですけれども、市長の口から実はもう、「それはもう増やすべきだ」とはっきりした言葉を聞きたいわけです。 やはりどうしても、今本当に棄損するのかと
建設部長はおっしゃいましたが、私もそれをやっていますけれども場所が場所なんです。田んぼや畑を切るのと違うんです。山の中の草が茂ったところを切るのと違うんです。どこにも間違いなくあるのがアスファルト・コンクリート、それからガードレールとか鉄製品。もうほとんどそういう市道際というのが、みんなイノシシが雑石を落として石がごろごろしているんです。石は草を切るまで見えないんですよ。もうガードレールとかコンクリートに当たれば刃は簡単に飛びますよ。刃はもうぽんぽん飛んでいってなくなる。かと言って、鎌でしていたのでは間に合わない。そういう状態なんです。 何と言いますか、予算を何千万円欲しいと言ってるわけじゃなくて、ほんの千円単位の予算なんですが、何でそのペットボトルは全員に行き渡って、軍手なんかも全員に行き渡って、燃料も草刈機を持ってきた人にみんな行き渡って、この刃だけが行き渡らないのかと私は思うんですけれども、どうにかご再考願いたいんですけどいかがでしょうか。
○議長(
平野直幸) 十九本
建設部長。
◆3番(杉山誠治) 議員が言われますように私も草刈りをやります。見えないところの草刈りをやるとそういうふうな・・・今、主に草刈機の替刃というのは、チップ層が多いので飛ぶんだという言い方されましたけれども、そういうことは承知しているつもりでございます。 私も個人的にはチップ層からもう昔の8枚刃に替えて研ぎながら、小さくなるまで使ってるような状態でそういう痛みがあるのはもう重々承知しております。 ただ、それを毎回全員に配布するためにやるんだという考えはちょっと難しいのかなと思いまして、監査の方からもこの制度についてはもう少しいろいろ検討をする余地もあるというふうな指摘もあっておりますし、ほかの団体、特定の団体だけではなくて、全体的な公平性も考えますと1回につき5枚を限度にしていただけないかなというふうな考えでおります。 ただ、市長が先ほども答弁いたしましたとおり、愛護団体の方はあくまでも言われるようにボランティアで綺麗にしていただいております。 そういうこともありますので、納得をしていただきながら話し合いをしながら支給はしていきたいというふうに思っております。 ただ、その飲料水とか混合油は、そのときそのときに使うものですから、それはもうそのときに足る部分は、支給しなければならないということは思っております。 ただ、替刃については次回のときに、前回の破損分を支給したいという考えで制度を作っておりますので、今のところはそういうふうな考えでおります。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 今の現場の声と、そして行政側の意見を聞いたところでありますけれども、現場では現場でしかわからない部分はあると思いますし、また、本来ならば市が管理しなければならないところをボランティアで管理していただいてるということもございます。 だから、もうお互いにそうではないというそういう主張ではなくて、お話をすれば合意点は見えてくると思いますので、そういう形で前向きに協議させていただければというふうに思います。
○議長(
平野直幸) 杉山誠治委員。
◆3番(杉山誠治) 今、
建設部長から支給を目的であげるのではない、毀損した分の交換なんだということなんですけど、今、何か1回分みたいに言いましたよね。そうじゃなくて40台の草刈機で4回やるんです。だから1回に10枚ぐらいは刃がこぼれます。それはもう、別の用途にしか使えなくなります。じゃなかったらもう鉄くずです。 今、市長も言ったようにお互い譲り合って話し合うべきだということなんですけれども、私はどちらかといえば市民側の人間ですので、それも「はい、わかりました」というわけにはいかないわけです。私は市民の方が言ってるんだからここで言ってるわけです。何で替刃だけ5枚にするのかなと思うんです。他のものは、そんな金額もかさばらないし、いいかなと思うんですけど、1リッターも使わないしという感じですが、でも替刃が5枚というのは余りに少な過ぎると私は思うんですよ。 10枚でも、今頃は替刃も安いので徳用を買えば10枚入りで5,000円ぐらいにしかならないと思うんです。5,000円にもなるかもしれないけれど5,000円にしかならないんです。 このような中でも予算をいつも余らせているじゃないですか、答弁書の中でも、これはどういうことなんですか。
○議長(
平野直幸)
杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 最初に私が聞いたのは1回に40枚という話だったので、そういうことではないということでありますので、それはちゃんと対処したいと思いますのでよろしいでしょうか。
○議長(
平野直幸) 杉山誠治議員。
◆3番(杉山誠治) どうもありがとうございます。 これで私の質問を終わります。
○議長(
平野直幸) これで杉山誠治議員の
一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 次回本会議は明日6月19日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集願います。 本日はこれで散会します。ご苦労様でした。 午後1時33分 散会...