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09月11日-03号

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  1. 西海市議会 2019-09-11
    09月11日-03号


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    令和 元年  9月 定例会(第3回)     令和元年第3回西海市議会定例会議事日程(第3号)                        令和元年9月11日(水)                        午前10時開会日程第1 市政一般質問(通告順位5番から8番まで)         令和元年度第3回西海市議会定例会会議録                              (第3号)招集年月日    令和元年9月6日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   9月11日 午前10時0分 宣告(第6日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 清水正明   ◯     10 中尾清敏   ◯     2 渕瀬栄子   ◯     11 平井満洋   ◯     3 杉山誠治   ◯     12 田川正毅   ◯     4 内野繁樹   ◯     13 永田良一   ◯     5 田崎耕太   ◯     14 岩本利雄   ◯     6 中里 悟   ◯     15 浅田直幸   ◯     7 戸浦善彦   ◯     16 佐嘉田敏雄  ◯     8 朝長隆洋   ◯     17 宮本一昭   ◯     9 小嶋俊樹   ◯     18 平野直幸   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          杉澤泰彦   環境政策課長      山口和則  副市長         小島 明   健康ほけん課長     平尾満明  西海ブランド振興担当理事       健康ほけん課参事    松井真一              松川久和  検査指導担当理事    古賀健吾   こども課長       浅山康成  総務部長        山添秀士   長寿介護課長      浦上友子  さいかい力創造部長   森林良行   商工観光物産課長    本村真一  市民環境部長      福田龍浩   建設課長        宮本 守  保健福祉部長      宮森好光   教育長         中小路和久  西海ブランド振興部長  村野幸喜   教育次長        山口英文  西海ブランド振興次長  辻野秀樹   教育総務課長      田口春樹  建設部長        十九本和敏  学校教育課長      楠本正信  水道部長        松尾博之  総務課長        下田昭博  財務課長        瀬川初浩  情報交通課長      松尾勝宏職務のため出席した者の職氏名  事務局長        今村史朗   書記          樫山祐次  書記          原 貴弘  書記          岩永志保     午前10時0分 開議 ○議長(平野直幸)  おはようございます。ただ今の出席議員は18人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。 △日程第1 市政一般質問 ○議長(平野直幸)  日程第1、市政一般質問を行います。 通告順に質問を許可します。 初めに、11番、平井満洋議員の質問を許可します。11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋) 〔登壇〕 一般質問2日目でございます。今日9月11日は、今からちょうど18年前に、アメリカの貿易センタービル同時多発テロという悲惨な事故があった日であります。あのときは、実行犯を含め2,996名が亡くなられて、犠牲者も負傷者も6,000名を超えるという、悲惨な大惨事だったと記憶しております。 先ほど言ったようにあれから18年、本当に人というのは冷たいもので、あれだけ悲惨な事故であっても、昔あったことで特に自分たちが関与していないことに関しては、だんだんと記憶から薄れていく、これが人間の生き方なのかなと思っているんですけど、そういうことが思われてなりません。 そうしたことで、今回の私の一般質問に関しては大きく4点出しておるわけですが、その4点の中の2つについては、西海市が行ってきた過去の仕事の流れだというふうに理解しております。その点は後々一般質問等で申し上げますが、答弁書も見せていただきました。この答弁では相当納得できないような話でございますので、市長追質問で語り合って、西海市の未来を見つめていきたいと思っていますがいかがでしょうかね。こっち見らんですか。 さあ、行きます。 先ほど申し上げたように、今回私は4項目出しております。 1つ目は、さいかいほっと券についてということでございますが、今年は500円券24枚を1万円で販売する通常版に加え、6万円券2枚を10万円で販売する高額版も用意していると聞いています。通常版が1人3セット、高額版が1人2セットということだが、それぞれの販売実績を伺います。 また、当該商品券は、どちらか一方のみ購入できるとなっておりますが、それぞれの購入可能セット数購入した場合、通常版で最大6,000円、高額版で最大4万円の割増しになる計算になりますが、市民に対する公平性は保たれているのか、お伺いします。 次、2点目です。 西海市汚泥再生処理センターについてでございます。これは、さきに行われた全員協議会の中で、財務のほうから紹介があった件で、その中に記載されたものでございます。今回、西海市、中期財政見通しに令和元年度から令和5年度までに実施される主な大型建設事業が記載されており、平成25年4月より稼働している汚泥再生処理センター地すべり防止対策費用が2箇年計画で約4億6,000万円計画されておりました。これはどういうことなのか、お伺いします。 3点目でございます。 長崎オランダ村についてでございます。 今年8月1日付けで、商工観光物産課から市長宛てに届いた長崎オランダ村リニューアルオープンについての資料、多分私ども全議員に送られたものだと思っておりますが、今後のオランダ村との連携は話し合われているのか、また、売上げ計画等は把握されているのか。 さらに、若干外れますが、旧オランダ村の施設である風車を回そうとした場合、どれぐらいの費用を要するのか、お伺いします。 最後4点目です。 議員報酬を踏まえた職員給与の見直しについてでございます。 西海市の現状を考えたとき、この件については私、再三質問をしておりますが、職員給与の見直しについて真摯に取り組むべきものだと考えております。県内自治体の議員報酬を比較した場合、例えば長崎市が月額61万9,000円で西海市の31万円とかなり開きがある。この状況を踏まえ、市長の考えをお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。一般質問2日目、今日も一日よろしくお願いいたします。 平井議員の1問目、さいかいほっと券についてのご質問にお答えします。 まず1点目、通常版と高額版、それぞれの販売実績についてのご質問ですが、今年度は、通常版7,500セット、高額版250セットの販売を行いました。 販売は昨年同様、事前にはがきにより申込みを受け付け、抽せんにより購入者を決定する方法で行い、通常版と高額版、いずれも完売となりました。通常版については、申込み者数3,350人のうち2,560人が当選し、当選率は76.4%。高額版は、申込み者数267人のうち157人が当選し、当選率は58.8%となっております。 次に、2点目の、市民に対する公平性は保たれているのかとのご質問ですが、さいかいほっと券は、プレミアム率を付与することによって、市内での消費促進を目的とした商工振興策として実施しているところであります。そのため、実施方法については、西海市商工会の会員事業所のご意見を踏まえて検討を行っておりますが、さいかいほっと券は日用品での利用が多く、より消費喚起効果を高めるために、リフォームや車検を初めとする高額商品での利用を促進すべきではないかとの多くのご意見に加えて、今年度は10月1日から消費税引き上げにより増税前の高額商品の駆込み需要が予想されるとのご意見があり、高額商品券の販売が企画されたところであります。市及び商工会としましては、これまで、さいかいほっと券が余り利用されていなかった業種での利用が促進されること、また、さいかいほっと券に現金を加えた利用が増加することを期待しているところであります。 通常版と高額版の不公平感につきましては、現在のところ市や西海市商工会に対して、市民の皆様からのご意見や苦情は寄せられておりませんが、商品券の発行に合わせて実施されるアンケート調査の結果等も踏まえて、今後とも事業効果をさらに高めることができるよう事業のあり方を検討してまいりたいと考えております。 次に2問目、西海市汚泥再処理センターについてのご質問にお答えします。 西海市中期財政見直しにおいて、汚泥再生処理センター地すべり防止対策事業を、本年度と来年度の2箇年で実施するように計画しております。概算事業費は4億6,400万円とし、今年度が6,500万円、来年度が3億9,900万円としております。 西海市汚泥再生処理センターにつきましては、平成22年度に敷地造成の際に地すべりが発生し、平成22年度及び平成23年度に対策工事を行い、その後、法面の観測及びアンカーの荷重度計測などを行ってきたところであります。 地すべりは、現在、年間数ミリ単位で変位しており、大きな変位は発生していませんが、アンカー荷重計の値が上昇傾向にあり、上昇することでアンカー機能が低下し、地すべりの進行が想定されます。 昨年度の調査結果を受け、本年度にアンカー機能を維持させるため、法面地下水を排除する横ボーリング工を行うほか、これまで実施してきた荷重度計測なども継続して調査することとしております。来年度は、追加で実施するアンカー工を見込んでおりましたが、本年度に実施する調査結果に基づき、対策工を計画することになります。 現時点の予定では、横ボーリング工等、集水性を整備し、法面の水抜き対策を講じ、地すべりを抑制する対策が取れないかを検討しており、アンカー工より費用が抑えられないかと考えております。今後も、地すべりの変位を抑制することができるよう検討してまいります。 次に3問目、長崎オランダ村についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の今後のオランダ村との連携は話合われているのかというご質問と、2点目の売上げ計画等は把握しているのかとのご質問は関連がありますので、あわせてお答えいたします。 長崎オランダ村株式会社とは定期的に意見交換を行っておりますが、新しい株主が決まった以降、新会長と数回にわたり意見交換を行い、同社の新しい構想や経営方針、売上計画等も含めて説明を受けたところであります。 なお、今年度も市と長崎オランダ村と西彼町漁協が連携して牡蠣祭りを実施するほか、市と長崎オランダ村が、相互に観光やイベント等の情報発信を行うこととしております。 また、売上げ計画等につきましては、今後、販売管理費を抑えながら、テナントからの収益とイベント開催による収益を主な収入源として確保するとのことであり、早ければ来期の黒字化を目指していく計画であると聞いております。 市としましても、今後の施設利用計画地域活性化対策が、新オランダ村事業計画(改)に合致していることを確認しながら、市民が気軽に訪れることができ、市外からの観光客でにぎわう情報発信の拠点となるよう、引き続き働きかけてまいりたいと考えております。 次に、3点目の旧オランダ村の施設である風車を回そうとしたらどれくらいの費用を要するのかとのご質問にお答えします。 当該風車につきましては、過去、土日祝日のイベント時を中心に月6日間ほど運転しておりましたが、平成29年2月に動力部から異常な音が発生して以来、運転を停止させたという経緯がございます。 専門業者からは、開業から約36年を経過しており、風車を回す場合は、風車自体を根本的に改修する必要があるが、改修費用の見積もりには、調査に多くの人員と時間を要し、多額の費用がかかるとの回答があっております。このように、風車の運転を再開させるためには、多額の費用が見込まれ、また、雨漏り等により風車塔自体の老朽化が進んでいることから、今後のあり方を検討する段階に来ているものと考えております。 次に、4問目の議員報酬を踏まえた職員給与の見直しについてのご質問にお答えします。 議員ご指摘のとおり、議員報酬月額について長崎市と西海市を比較した場合、大きな差がありますが、本市と同規模の自治体を比較した場合、西海市の議員報酬月額と大きな差はないものと認識しております。ただ、議員報酬と職員給与の比較という点につきましては、職員の給与が地方公務員法や人事院勧告に基づき全国的な均衡を考慮して定められているのに対し、議員報酬は、主に類似団体との比較によって、当該団体間の均衡を考慮した上、特別職報酬等審議会にも諮って、各議会が主体的に決定するという点で大きな違いがありますので、直接比較することは難しいものと考えております。 その上で、職員の給与水準について市民のご理解を得るためには、何より職員個々のスキルアップと市民の皆様への丁寧な対応が不可欠であり、そのような意識を職員一人ひとりが肝に銘じて職務を遂行することが求められているものと考えますので、今後とも、私を含め市役所全体としてコスト意識を持ちながら、さらに質の高い住民サービスの提供に努めてまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  さいかいほっと券のほうからです。 さいかいほっと券は、商工部門と福祉のほうでした場合に、全体でこの数字になっているんですかね。さいかいほっと券自体、これで全部売切れなんですかね。7,500セット、250セット完売しましたということで。別に福祉関係とかは関係なかったんですかね。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  今年度は、例年行っております商工会が実施しますさいかいほっと券、これもプラミアム付き商品券と言っているのでちょっとわかりにくいかと思うんですけれども、これと、あと国の施策で行われます福祉関係のプレミアム付き商品券とあります。ちょっと混在しておる形になっておるんですけれども、今、市長が申し上げたのは、西海市が実施しているさいかいほっと券の実績ということでご理解いただければと思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  わかりました。そうした場合にも、もともとほっと券、付加価値を付けて20%割り増しになるということで、今までさいかいほっと券が使えなかったような業者にもそれが行き届くようなということで高額版を今回実行してみたということで、そのあたりに不公平性がないような形で答弁されたんですが、片や1万円券を3セットで6,000円の割り増し。一方では、10万円券を2セット売って4万円の割り増しと考えた場合に、ここに不公平性がないというのはまずあり得ないと思うんですよ。というのは、10万円券、20万円券をまず買えるかという話です。基本的に私の考え方としては、国の政策として、やはり購買力の弱い方にそういった割り増しを付けてやるのが市のあり方じゃないかと思うんですよ、それは商工会も含めですね。やっぱり1万円に2,000円付くという割り増しを、通常でも2,000円なくても買えるような人たちに、いわゆる今回一番非難したいところは、この高額商品、10万円券を20万円買って4万円得をされた方々の生活感というんですかね、別に20万円やって4万円をやらんでも、買える人は買えるんですよ。今まで利用されていなかったというけれども、そういう意味ではなくて、買える人は買えるんですよ。その2,000円の形について今までやってきたという実績の中で、それでも十分満足される方は満足されるし、であればここで当選率という言葉を使って答弁いただきましたが、3,350人のうち2,560人が当選し、当選率は76.4%であった。あるいは高額商品については、高額版の267人については申込み者267人のうち157人が当選し、当選率は58.8%であったというふうにご答弁いただいておるわけですが。じゃ、落ちた方というのは、どういうふうにして抽せんしたかよくわかりませんけれども、もっと精査して、本当にある意味で中には知らんという人もやっぱりいるんですよ。そういったさいかいほっと券というのをやっているということを知らないと。 そういう中で毎回言うじゃないですか、去年も言ったような記憶があるんですが、福祉と若干ずれてくるかもしれませんけれども、やっぱり非課税者とか、税金を払えない人とか、そういった弱い立場の方々にやる。これを果たして1万円で販売しなくても、ばらまきじゃないけれども、そこを先に商工観光物産課としても考えて、優先して、そういった当選を決めていっていいんじゃないか思うんですが、その中身については、抽せんのやり方についてはご存じなんですか。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  抽せんのやり方でございますけれども、応募された方の生活態様とかそういったものは全く抜きにして、ただ応募者の中からランダムに抽せん機を利用しまして抽せんしているということでございます。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  それはそれで、ある意味、公平性に欠けていないのではないかというふうには考えます。ランダムでやっているということですよね。 そうした場合に、4万円の割増しが付いたというところがちょっと引っかかってきます。以前、旧町時代から多分どこもあったかもしれないんですけど、このさいかいほっと券等は、市が、行政が、リードして行ってきたサービスの一環だと思うんですよ、市民に対して、あるいは町民に対して。そうした場合に、お金をいっぱい持っている方が得する、持っていない方はあんまり得しない、そういう発想に、現時点ではそういった苦情等は来ていないという答弁だったんですけど、私はどうもそこがやっぱり引っかかってくるわけですよ。 過去に、100万円分を誰も買う者がいないということで、これは旧町時代の話です。個人で100万円分のそういった商品券を町から買って、売れないということで--今はそういうことはないんですけど、20万円得をして、120万円で軽自動車を買ったと、20万円もプレミアが付いているわけです。ややもすれば、この4万円というのと6,000円、これはやっぱり公平さに欠けておるんじゃないかと私は判断するんですよね、私の考えとしては。商工会側からそういった依頼があって今回はということで答弁をいただいておるんですが、リフォームや車検を初めとする高額商品の利用を促進すべきではないかという多くのご意見に加えて、今年10月の消費税アップを見据えた上での高額版ということで行っているんでしょうけれども、どうもそのあたりが、西海市でも金を持っている人と、中には1万円でもきついという人はいるわけですから、買えないと。じゃ、そのプレミアムを受けることはできない、そういう方がおるわけですから、ある程度こういった商品券を発行するときには、行政側でわかっておる範囲で、何のためのプレミアム付き商品券なのか、商工業を守るだけのプレミアム付き商品券ではないと私は思うんですよね、それだけでは。当然6,000円でも付加価値は付いておるわけだから、車検もできればリフォームもできるんですよ。6万円というのはつりがないということだから、5万円の分をそこで商品買っても、1万円つりは来ないわけですね。ということは当然、考えればわかるように7万円から8万円で1枚使って、2万円付け加えれば、そこに1万円の価値があったという格好ですね。それは理解できます。しかし、そこに差があるんじゃないかと聞いているんです、市長。その辺はどう考えますか。これは担当部署ではなくて、市長の考えだと思う。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  このさいかいほっと券については、合併当初から議員のほうからもそういうプレミアム付きの商品券を発売したらどうかということがありました。その前提です、何でこのさいかいほっと券を始めたかというと、やはりいろんな量販店ができまして、市外のほうに消費が流れていると。それを何とか市内のほうで食いとめたいというのが1つありました。 それで、市外に流れる消費を市内のほうにとどめるということに対して、どれだけのプレミアを付ければいいかということで、10%、15%、20%といろいろ考えられるわけですけども、やはり1割じゃ市内にはなかなか、消費者は量販店でたくさん買ってくるというような状況が発生する。2割になれば市内のほうで何とか消費が落ちるということであります。なおかつ、市内の事業所のほうに消費を落としてもらうということが1点。それプラス、それを利用する市民の皆さん方が、お得感を持って市内で消費してもらうという2つの点があると思うんですね。 そして、これは何回目になるか定かではありませんけれども、毎年このプレミアム付き商品券を実施しているわけですけれども、そういう中で、使っているのがほとんど一般の食料品とか、そういうものばかりに使われていて、業種によってはほとんど市外に流れている。特にここで示しておりますけれども、車検とか、リフォームとか、リフォームにはこれじゃスズメの涙かもしれないですけれども、何かお得感がないとそういう高額の消費については全て市外に流れていくという意見が商工会内部のほうであったということで、商工会員の皆様方のそういう意見の中から、じゃ、今度は高額、特に業種を決めてやってみたらどうかということでこの商品券を今回やっているわけです。確かに、低所得者、そしてお金を持っている人という考え方でこれを分けると、議員が言われたようなそういう考え方もできるかと思うんですが、ただ、車検をする人とか、リフォームをする人とかいうのは、大体予定が決まっていると思んですよね。今回も車検が近づいていると、どこに車検を頼むかと。それなら、やっぱり安いところの市外のほうに頼んでしまうと。それを今度は市内で事業所を助けたいという思いの中でやっていまして、低所得者、確かにこれは高額者--だから、お金を持っている人たちを助けるためじゃなくて、予定されている高額の商品、それを市内のほうに引っ張って来るという、そういう中での今回の実施ということで、そういう面の捉え方もあると思うんですね。そういうところが私の考えでございます。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員
    ◆11番(平井満洋)  市長の考えの中で、そのあたりは理解するところもあるし、ある意味理解できないところもちょっとあったんですけど、車検を控えているからと、これは車検に例えた場合ですよ。今回やったことは全てが悪いと私は思っていない。新しい試みなので、それに関しては理解を示すつもりです。しかしながら、よくよく考えた場合に、どうしても6,000円のお得感と4万円のお得感というのに差があるのという、気に入らないところが残ったものだからこういう質問をさせてもらっているけど、当然、同じ市民なんですよね。先ほどの市長の例を言わせてもらうと、当然地域内、西海市内で購買を発揮したい、だからこういうものをやっているんだと、それは理解しています。しかし、そこには公平性がなければいけないというのが私の意見であって、そうした場合に、例えば車検を控えている者がいたときに、次車検だから10万円ぐらい用意しているけれども、これを買って2万円のお得が来るのだったら市内業者を使おうかと思うのも、それも一つの手かもしれないですが、ある意味事業者のほうも努力しないといけないと思うわけです、負けないように、購買力というか、そういうのについては。中には、100円のカップラーメンを100個買って10万円という人もいるかもしれない、量販業者で。そういう使い方をする人もいるかもしれないけど。しかし、それをもしやられた場合は、やっぱりそこは4万円の価値があってこっちには6,000円の価値しかないということなんですよ。    (発言する者あり) 何か決まっているの。その6万円以上のものはどこで使わないといけないと、業者が決まっているの。それを言ってください。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  今回の高額商品券でございますけれども、使える業種が決まっております、限定されておりまして、リフォーム、住宅関連機器、家電製品、自動車販売・整備、家具、建具、寝具、宝飾、時計、眼鏡などのこういった業種に限定をさせていただいております。なおかつ使えるのが、今回6万円券2枚が1セットになっておりますので、1回で使えるのが6万円以上というふうな形にしておりますので、そういったところが限定されているというところでございます。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  なるほど、高額商品ということで決め打ちしているわけですね、業種をね。そうなってくると、また少し問題が出てくるんじゃないかと思うんですけど、そのあたりは今議会では別に突っ込まないけど、先ほどの答弁の中であったように、今回やったことについて、まだ市民の苦情とか寄せられていませんと。しかし、商品券の発行に合わせて実施されるアンケート調査の結果等を踏まえて今後の事業効果をさらに高めることができるよう、あり方を検討してまいりたいというここの答弁にあるように、きっちりこれは精査してください。どういうふうに使われてどういうふうになったかということをやらないと、何回も言うけど、6,000円と4万円じゃ全然違うとよ。車検もできれば、リフォームもできるとやけん、できる人は。私はそれはサービスとは思わない。それだけ言ってこれは答弁は要らないですけど、考え方は大体わかりました。 それで、言ったからと最後までちゃんとしてね。アンケートまでちゃんとして、市民の意見を聞いて、そこはしてください、答弁は要りません。 次に、西海市汚泥再生処理センターです。 何で今回また言ったかというと、実はこれは建設前、私が西海市議会議員として初めて当選したときの事件でありまして、杉澤市長も議員の立場で審議してきた内容でありまして、当時、長崎市で汚泥再生処理を全部やるということで負担をかけていると。毎年2,000万円ぐらいかかっておるから、早くつくらないといけない、早くつくらないといけないということで、当時の市長が、土地を焦ったというかわからないけれども、そこは地すべりするとわかっていたわけですよ、地すべりするよと。あそこは大瀬戸の小松地区ですね。そこは地すべりするよとわかっていて、調査もして、危ないと。ここにおられますけど、業者の方もここは危ないと、落ちるぞと言って、重圧されたらやっぱ落ちてきた、案の定。そうした場合に、答弁であったように多額の費用がかかったわけですよ、平成22年、平成23年にまた。ボーリングしてやらないと地盤がもたないと。何でそんなところにつくるのかと、違うところがいっぱいあるじゃないかと言ってもここにつくった。いや、ここで大丈夫ということで最近でき上がって、私たちが在籍中にそこの完成祝いもしたという経過があります。そこにたまたま、1回目の質問で申し上げたように、全協を開かれた中で--半年ぐらい前だったかな、6月だったかな--その全協の中で出てきた数字が先ほどの2箇年計画ですね。 そのとき議長が全協の中で、誰か質問ありませんかと言ったけど、あえて言わなかったんです、また澄ましてここで4億円使うんだなと。これが言っていた痛みですよ。昔の痛みが忘れたころにまた来るんですが、これがまた10年たったときに、皆さんがいなくなってしまってから、またそこに4億円つぎ込まないといけないのか、それとも、汚泥再生処理センターが機能しなくなってまた違うところにつくらないといけないのか、そういう判断がまた求められると思うんですけども。 当時私が言ったのは、ちゃんと業者さんに頼んで見積もりを取って、これだけやれば大丈夫という設計屋がいて、だから大丈夫なんだということで言い張って、最終議会で認めていってでき上がった商品の中で、また崩れたときに、そこの業者に責任はないのかと、コンサル。そしたら、コンサルには一切責任はありませんと言うわけですよ、そのときの答えがね。それは行政として果たしてどうなのかと。何でコンサルにうるさく言えないのかって。おまえさんたちがコンサルティングしたんだろうと、それでいいと言っただろうと、それでそこに多額の投資をして、でき上がって、またこれという話なんですよ。そうした場合、その業者に罪はなかったのかということ、そこは突っ込むべきじゃないのかって。もう済んだことなので、新しく出てきたことなので、4億円突っ込んでおけって。片一方では、水道料を上げないといけないとか、国の消費税分を上げないといけないとか言って、行政の感覚はそんなものですよ。自分のお金じゃないから痛みがないわけです。しかし、要るものは要るんですよ、壊れるから。箱物をつくってそこで処理をさせて、これを今日とめろというわけにはいかない。だから、調査を実施しながら、答弁にあったように今後も調査して安価にできるように頑張るみたいなことを書いてありますけれども、一応、規模は、見直しじゃなくて見通しだったですよね、市長の答弁の中で1回言い間違っていましたけど。見通しで4億数千万円が付いていると。 そこに対して、市長、心は痛まないですか。そういったのは行政にも元々の責任があるんじゃないですか、それは振り替えられないんですか、法的にも。あのときしないと言った、できないと、当時の市長は。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  当時、平井議員のほうがコンサルに責任ないのかと大分言ったのを覚えております。 当時の答弁では、コンサルには責任ないというような答弁を、私も当時受けた覚えがあるわけですけれども、重大な過失があるのかどうかという、もう一回そこは調査すべきかなということは感じております。実は、今回のこの4億6,400万円というのは、これは最大限の見積もりであるということを理解していただきたいと思うんですね。 とにかく、この汚泥再生処理センターについては、用地の買収、そしてまたその用地を決めて、そこを整備する時からいろいろ問題があったところであるということは重々理解しております。 それがコンサルに重大な過失があったのかどうかということは、一応調査をすべきかなと。非常に難しいかもしれませんけれども、それは言われたように、そこはやっぱり検証をすべきかなというふうには思っております。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  この汚泥再生処理センターに限らず、市長が代わったわけです。市長が代わって、市長が引き継がないといけない。そして、粛々とこの行政、西海市を守っていかないといけない、職員のために気張っていかないといけない、そういう態度はわかるわけですが、過去にできたもので、また再度金がかかってくるというのだったら、どこかにやっぱりその原因があるわけなんですよね。その原因が何なのかというのは、これは全力を挙げて、副市長も力を貸してやって、ちゃんと調べて、追求して、原因がなかったということはあり得ないわけですから。その当時の議員が全員知っているわけですから、ここは地すべり地帯ということは。それなのにやって、アンカー打っても崩れて、そしてまたそこに4億円投資したとか、そして今回またさらに4億円、そういうものの考え方でよろしいんですかと。片や100円、200円上げるのにわあって言っているのに、箱物になって4億円となったら簡単に言ってくるじゃないですか。 それで、その中には炭化センターというものがありますよ。あそこも地盤が悪いということで、また1億円、2億円突っ込んだところですよ。何でそんな地盤が悪いところにつくるのか、基本は血税ですよ。それでつくり上げて管理していくのにも、あのときも問題があったとばってん、それは今回は問題視しとらんけん、この中には出しとらんけん、これ以上は言いませんが、そういう無駄遣いというんですか、それを議会が通したからというそういう論法で、もうそこを過ぎたら、喉元過ぎて熱くないのと、そういうわけにはいかないと思うんですよ。これは一番最後の職員の資質とかにかかってくるんですけど、特にこういったものについては、過去に何があってどういうふうな状況の中で運営されてきて現在に至っているんだということをしっかりちゃんと受けとめて、そして引き継いでいく職員さんたちも、ちゃんと理解して、ああ、これが原因だったんだと、そこは知っておいてもらわないと、あら、また汚泥再生処理センターが滑ったばい、そしたら4億円また突っ込まないといけない、しょうがないしょうがない、しようがないじゃないですよ。それは議会が決めたものと、それもまたおかしな話です。行政がひっくるめて、いや、絶対大丈夫みたいな感じで言うものだから、それを信じて議会もあのとき、全員賛成ではなかったと思うんですけど、賛成に至ってでき上がって、今運営されているという経緯がある。そのあたりはしっかり、職員さんもわかった上でやってもらわないと。金の重さ、1円でもそうですよ。こういったものの重さをわかって仕事をしてくれないと、市民としては、見ていて腹が立ってくるわけです。そういうものじゃないと思う。行政が動けば250億円を今回使ったとか、今回提案するのに4億円使うと簡単に億単位で言うけど、べらぼうな金ですよ、私たちにすれば。見たことないこんな現ナマを、絵で見たことはあるけど。そういう金額を決めないといけないという議会の中でこういうものを出しているということ自体、事前の全協でも、今回またこういう事由でこうだったとそう言うとか、そういう経過があってしかるべきだと思うし、今回、全く関係ないですけど言わせてもらえば、大島総合支所の建替え、あれにしても何でここに3億9,000万円も突っ込まないといけないのかと。大島の人が嫌いなわけじゃない、そういう意味ではなくて、かけ過ぎじゃないかと。きちんと機能を果たすべきものをつくっておけばそれでいいじゃないかと、総合支所としてですね、そういうところも考えるし。簡単に2億円、3億円を、行政の中の一部の金だと思って、出し方に重みがないというのかな。その辺は私の意見なので、ただ、市長もあと1年半しかないので、行政運営を頑張ってやっていってもらいたい。特にこういったものについては再度、副市長が力を貸して、以前の経緯もきっちり調べて、なぜこの4億円がまたかかるのかというのがわかった上でものをしゃべってくれないとというふうに考えておりますので。これは意見だけです。 次、長崎オランダ村ですね。 長崎オランダ村、先ほど私が質問で言ったとおり、ぽつんと8月2日か3日に資料が送られてきたんですよ。資料が送られてきて、ぱらぱらぱらっと見たら、あら、何て変わっていないじゃないかと、どこをどうするのか。何回も言いますけど、本当に私の自宅の目と鼻の先の施設なので、見て、若干あれ以来、インバウンドというか、この期間にバスが40台とまっていたりしたときもあっています。二、三台とまっていたりとか、動いているような気がしております。しかし、中はやっぱり余り美しくはないね、景観も。私はそういうふうに感じております、見て回ってね。 そうした場合に、これも全協で説明があったからあえて言わせてもらえば、じゃ、当時、議会が認めたというオランダ村に4億円使っているわけですね。それで、リニューアルオープンしてやってきたのが途中でオランダ村に名義変更になって、中身が変わって、また変わって、そして今回また変わった。当時の約束はどうなっているのか。答弁の中では、新オランダ村事業計画(改)に合致していることを確認しながら、市民が気軽に訪れることができ、市外からの観光客でにぎわう情報発信の拠点となるということでいただいていますけど、果たして今の状況でできるか。ましてやこの前の資料で見たときに、従業員なんてゼロだったじゃないですか、ゼロ。バイトが1人、あとはテナントいうんですかね、それが入っておって計何人と、そういう事業主でいいんですか。全くもともといた人材が入れ替わってしまっているんですよ。入れ替わってしまって、金だけ残って、それで運営していくような状況。 それで、これは黒字へ転嫁できるのかどうかはわからないけれども、あの内容じゃ、どうも簡単にいかんと私は思うんですが、あの計画ではですね。だから、貸借の契約を、この新オランダ村事業計画(改)というのをもとにつくっていって、時の市長と、名前言って問題ないと思うけど、坂本元社長の2人で--2人でというか、会社と市でいろいろすり合わせて契約をつくって、10年間だから平成38年までだったかな。だから、令和で言えば8年まで無償の貸借契約というのが結ばれていますけど、見直すべきじゃないかと、中身も含めて。そのときの内容に中身がずれてきていませんかと。 さらにもう一つ付け加えないといけないのは、再度議会に諮るべきじゃないかと、このあり方を、全協でやるのか。当時の議会は認めたかもしれない。今残っていらっしゃる方も何人かおられるかもしれない。しかし、そのときは総花的に、これもできます、これもできます、これが人が来ますで、ばんばん来て、情報も発信します、西海市は潤いますよという、こういったものを見せられて、ああ、そしたらそれはいいねということで多分賛成しているはずなんですよ。しかし、現状はいかがでしょうか。言葉は悪いけど尻切れとんぼですよ。途中で、あら、何しているかわからんということで、この8月1日に来たということでこの前、また新たに全協で説明を受けましたけれども、中身がおかしいんじゃないと思うんですけれども、市長はどう思いますか。正従業員はゼロですよ。どういう思いますか、そういう状況、見直すべき時期、そういうのが契約書の中にも書いていますよ。見直す時期が来たら、7箇月か8箇月前に申し合わせですることができるとか、いろんな文章を書いています。それはもう一回見直してやったほうがいいんじゃないですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今度社長が代わったということもありますが、そういう中で説明を受けたときに、当然、当時の貸借契約というのがあるわけですけれども、その内容は、全部否定できるようなものではないというふうに考えるべきだと思っております。そういう改正というのは、今の状況では非常に難しいんじゃないかなというふうには考えております。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  一生懸命頑張ってやろうとする事業者を決して完全否定はしません。私は話していないから、全くどういう方かも知らないし、わからないけれども、全協で副市長からの答弁で聞いた中で、頑張って見ておこうかなという感覚で私は承っています。 そうした場合に、この市有財産使用貸借契約書の中で、幾つかあるんですよ、引っかかってくるところが。全部は変わっていないけど、一部変わったときにはこっちからも言う権利はあるみたいなことも書いてあるわけです。例えば、雇用の創出なんて言っても雇用は基本的にはほとんどないじゃないですか。そういうのも含めた場合に、それでもまだ見ていくというのか、もうちょっと詰めて話をして契約内容をもう少し変えるのか。また同じことを繰り返しやるんだったら、単なる引き延ばしだとしか思わないわけです、ずるずる。そして、ただで貸してはいるけど、西海市も維持、運営するのに幾らかかかりますよね。ただにはなっていないはずです。使用した電気代とか水とかは当然向こう持ちですけれども、保守管理とかなった場合に、公の負担とか、修繕の負担区分表とかある中で、やっぱり何かのときにはしないといけないところが幾らかあるわけです。それを考えるときに、またしてやっても、そこに幾らかかるかわからないけれども、100万円なのか1億円なのかわからないけれども、乙はそのまま続けていって、いや、やっぱりだめでしたと。やっぱりだめでしたというのは、ぎりぎり命絶えるまでするんじゃなくて、今真剣に話をして、本当に将来の展望があるのかどうかというのは、そっちでやってもらわないと、私たちはできないでしょう。私たちが言ったらけんかになるでしょう。そこは行政サイドでやってもらわないと。この契約がきっちり執行されているのか、守られていってやっているのか、こっちも言うべきですよ。そこまでやっぱり考えてやらないと、もう3年、4年となってきて、内容を見ていても十分その時期が来ていると思うので。西海市が、ちょっと違うんじゃないと言えるような時期に十分来ているはずです、中身をずっと見ていてね。 何箇月かテナントだけが動いて本体は動いていなかった、いや、リニューアルオープンのために動いていませんということで受けていますという答えをもらっているけれども、じゃ、今リニューアルしたけど、前とそうぱっと変わっていないような感じがするわけです。そこに人が来るかという話ですよね。それを考えるときに、やる気があるのだったらどこにやる気があるのかということをちゃんと私たちに示してもらわないと、これを認めた議会が笑われるじゃないですか。今も議会に一緒にいるんだから笑われたくないんです、あんまり。同じことで何回も。何しているんですか、あの仲間はと言われんだから。 そうした場合に、再三言いますけど、今時期的に絶対話ができるはずですよ。もう一度詰めて、契約書をもう一回見直して、この新オランダ村事業計画(改)というのも、もとはこれが基本でしょう。であれば、なおさらでしょう。どこの時点でどういうふうにできるのかそこまで進めないと、使われた4億円なんて泣いていますよ、本当に。これも要望ですね、強く要望しますから。部長、頼みますよ。いろいろあって大変でしょうけど、若いんですから。 それから風車はこんなふざけた答弁をしてもらったら困るよ。幾らかかるのかと聞いたら、多額の費用がかかりますと。幾らかかるのかと私は聞いたんですよ。多額の費用がかかりますと、子どもに言っているんじゃないんですから。幾らなんでも、これを工事に出すときに、調査人員が何人かかる、こういうことをしないといけない、見積もりは出てくるでしょう。違うのかな、私の勘違いですか。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  お答えいたします。 実は、平成22年度、平成23年の3月なんですけれども、このときも見積もりをとっています。ただ、このときもあくまでも概算見積もりということなんですけれども、その当時380万円の見積もり。これは、あくまでも風車を回す動力というか、そこの部分と、あと羽とかの塗装とかそういったところの見積もりになっております。 今回、新たに業者に依頼をしたところ、見積もりを出すにも相当の人手もかかるしというところで、既に費用がかかるということがあったものですから、そういった答弁とさせていただいているところです。 また、答弁にもあるとおり、風車の動力部分とか羽部分とかだけじゃなく、風車棟自体、雨漏りとかそういったところもあっておって、それを動かす部分についてもどうかというところの検討も必要になってきているということでご理解いただければと思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  あのさ、要は、一くくりにして多額の費用がかかるということやろう。そうやって今回も調査依頼をしたけど、聞いていたら、これは金がかかるなという話でしょう、違うんですかね。私は幾らかかるかと聞いているのに、多額の費用がかかりますと、こんなアバウトな答えはないよと言っているんです。こんなものは出せるって、真剣に聞いていないんじゃないの、そうなってくるでしょう。自分の家の橋が壊れていて、これはどう直すのかと聞いたら、それは多額の費用がかかりますと、幾らかかるかわからないでしょう、判断つかないでしょう、判断が、そんな見積もりでしょう。だから、とるべきです、こんな質問をしているんだから。見積もりに何千万円もかからないでしょう、見積もりするだけだから。人がいっぱい行って、躯体があって、それを解体をとかというだけの話です。それが1億円なのか、1,000万円なのか、それが見積もりじゃないの。答えは要りません。だから、そのくらいしておかないと、多額の費用と言ったっておかしいんじゃないかって言っているんです。幾らかかるのかと聞いたら多額の費用ですという、そんなやり取りがありますかと言っているんですから、市長も含めて。(「西海ブランド振興担当理事」」の声あり) 何を言っているんですか。     (「ちょっと答弁しますから」の声あり) ○議長(平野直幸)  松川西海ブランド振興担当理事。 ◎西海ブランド振興担当理事(松川久和)  この件については私も一緒になって入っていますので。 今の見積もりの件でございますが、ちょっと誤解があるようですので、答弁させていただきます。 専門業者に担当のほうから見積もりを依頼しましたら、これは無料で見積もりができないと、有料見積もりということでありましたので、今、先ほど市長の答弁になっております。オランダ村に関しましては、新たなお金の投入というのが今、制約を受けているという状況でございましたので、なかなか有料見積もりにも予算化という措置が必要なものですから、こういう答弁だったということでございます。ご理解をいただければと思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  そのくらいの答弁をしよったって。有料なら幾らかかるかと、それを言えばいいじゃないですか。有料なら有料ということで、ここにうたえばいいじゃないですか。見積もり取るのに有料となるので、そこまでしてどうこうと、言い方はいろいろあるでしょう、答弁の仕方が。 僕が言っているは、さっきから言っているように、幾らかと聞いたら多額の費用と言うのはおかしいでしょうと。松川さんが言ったことでしょう。有料化するから予算化しないといけないから、段取りを踏まないといけないから、要は間に合わなかったという結果なのか、そこまでする必要がなかったというのは理解できないけど、そういう答弁も含めておかしいんですよ。そういう答弁をするくらいだったら、後から裏で言わんですかという話ですよ。市長、言っていることはわかるでしょう、幾らですかと聞いているのに多額の費用と言われたら、逆の立場だったら怒るよ、幾らするのと聞いたら多額の費用と。 このくらいにしておきますけど、そういう考え方があると思ってくれないですか、部長、よろしく。間違ったこと言っているかな、まあ、いいや。 最後、議員報酬の件を踏まえた職員給与の見直しというのは、これは答弁でもらったのとちょっとずれていますが、確かに職員さんの給与というのは地方公務員法や人事院勧告に基づいてずっと来ておる、全然知らないことはない。私は議員をさせてもらって結構なるので内容はわかっているつもりですが、言わんとするところは、人口規模等によって、議員というのは特別職報酬等審議会等が諮って報酬を決められるわけです。だから、身の丈というのは私は理解しておるわけね。今回はたまたま西海市議会の中でも、報酬の見直しはするかしないかというのが議運から出されてそのアンケートがあるんですが、私は2015年のデータを見ていたものだから、たまたま長崎市と西海市は一緒だったんですが。西海市も下から2番目、市ではですね。それは、私は高いとか安いとか言っていない、いつも言っていますよね。それはそれで、特別職報酬等審議会に諮って、ちゃんと今の時期に合う議員報酬をするべきだということは言っているし、そうした場合に、市の職員のあり方を何回も言っているのは、西海市に見合った、近隣市町村と合わせずというそういった答弁じゃなくて、本当に、私たちも見直さないといけないんじゃないのと、3万4,000人いたのが2万7,400人しかいないと。これで税金で飯食っているのに、これだけこんなふうにしていつまでももらっていていいのかと、そのくらいの考えは持たないといけないと思いますよ。これはこの前も言いましたよね、そういう内容を市長に。だから、それは真剣に考えて、皆さんにしてもらわないと、15年先は多分半分ぐらいになる可能性は大ですよ、皆さんの報酬も。ましてや世間一般ではボーナスと言われるところも4.6箇月ぐらいだったかな、結構しますよ。 この不況の中、売上げが上がらなかったら、私たち普通のサラリーマンというのはボーナスのボの字も出ない。餅代とか花火代とかいうて--夏に花火代、冬に餅代、いわゆる寸志。そういう状況の中でも、夏は暑い中、冬は寒い中一生懸命頑張っているんです。皆さんも一生懸命頑張っているのは理解しますよ。最後の答弁にあったように、「私を含め、市役所全体としてコスト意識を持ちながら、さらに質の高い住民サービスの提供に努めます」という一方で正誤表が出てみたり、そこにも幾らかのコストがかかってくるとさ。私は別にどの部とは言わないけど、ぴらっと1枚紙が来ていたから見ていたら、1時間で二千七、八百円の時給を取っている人もいる。すごいなと思う。時間外だけで2万円超すからですね、そういう人たちは。3時間で七千幾らやったかな、わあと思って、いい給料もらってあるなと。 そして答弁で、「何より個々のスキルアップと市民の皆様へ丁寧な対応が不可欠であり、そのような意識を職員一人一人が肝に銘じて職務を遂行することが求められるものと考える」、守ってください。 以上です。 ○議長(平野直幸)  これで平井満洋議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。     午前11時0分 休憩     午前11時11分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩前に引き続き会議を開きます。 8番、朝長隆洋議員の一般質問において、資料の配付を許可していますので、報告します。 次に、8番、朝長隆洋議員の質問を許可します。 ◆8番(朝長隆洋) 〔登壇〕 本日、2人目の一般質問となります。朝長隆洋です。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、質問に入ります前に、本日、もう間もなく発表があると思うんですけれども、私ども西海市が所属する衆議院第4選挙区の北村誠吾先生が地方創生担当大臣になられるということで、本当に喜ばしいことだなと思っております。これまでの先生のご努力と、そして私どもにも常に親しみを持って党の考え方、あるいは議員としての考え方等をお教えいただきながら参ったところですけれども、今後ますます先生のご活躍をご祈念申し上げたいと。そして、さらに私どもも一緒になっていい地域をつくっていきたいと、そういう思いでおりますので、これは他の議員さんも恐らく同じだろうと思いますので、まずもって心よりお喜びを申し上げたいと思います。 それでは、本日2つを質問しております。 1つ目の質問です。保育料無償化に伴う、園児にかかる給食費の無償化について。 本年10月より、来月からですけれども、国の政策によって、保育園、幼稚園に通園する3歳以上の園児の保育料が無償化となりますが、副食費に--給食費なんですけれども--に対する月額4,500円ほどの費用については、保護者負担となっております。 本市においては、これまで小学生から数えて第2子、中学生から数えて第3子の保育料は無料という子育て支援策をとっており、その対象となる園児の給食費については、市が負担し、無償化を図るという説明でありましたが、県内では、既に10月から第1子の給食費も自治体が負担し、完全無償化としているところが多く出てきております。 本市は、先んじて県内の他の市町村よりも手厚い助成を行いながら少子化対策をとってきたことで、子どもを産み育てやすい環境を整え、成果を上げてきたことから考えると、第1子からの給食費の無償化はすぐにでも取り組む必要があると考えますが、市長の考えを伺います。 2つ目の質問です。高齢者等の生活状況の把握について。 今年の夏も非常に気温が高く、冷房が効いた部屋で過ごさないと、生命に危険を及ぼすので注意してくださいという報道がなされる状態であった。こうした中、救急車のサイレンを聞くたびに、熱中症でご老人が搬送されたのではないだろうかと心配いたします。 ひとり暮らし、2人暮らしの高齢者で、冷房が設置できない世帯、また、体を動かすのが不自由な方、認知症のために季節に応じた生活環境への対応が困難な方など、しっかりと市民の状況把握ができているのかということについて、次のとおり伺います。 1つ、地域包括支援センターは、市民に寄り添った機能が果たせているか。 2つ、行政は、万一このような状況を把握しておらず事故が起こったとしたら、どう対応するのか。 3つ、医療、介護及び福祉の各分野での連携会議等の中で、こうした議論がなされ、対応を協議しているのか。 以上の質問です。追質問はこちらで行います。どうぞご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 朝長議員の1問目、保育料無償化に伴う、園児にかかる給食費の無償化についてのご質問にお答えします。 今年10月からの幼児教育・保育の無償化に伴い、3歳児以上については、保育料は無償となりますが、保育所等における給食費については、基本的に保護者が負担することとされており、その目安の費用が副食にかかる食材費、いわゆる副食費については4,500円とされているところであります。 ただ、この副食費につきましても、国の基準による減免制度に加え、本市独自の助成制度を実施する予定としており、年収360万円未満相当の世帯や多子世帯については、無償化されることとなります。 県内のほかの市町における副食費徴収の予定を見てみますと、8月9日現在で行った県の調査では、国の基準どおりの徴収が9市町、西海市と同じく一部の対象者の免除が6市町で、全ての対象者の免除は6市町という状況でした。 議員ご指摘のとおり、これまで本市では、他の市町に先駆けまして保育料の同時利用2人目以降の無償化や中学生以下第3子以降の無償化などに取り組み、その結果として、合計特殊出生率の上昇など、一定の効果を見てきたところであります。 しかし、今回、10月からの幼児教育・保育の無償化が実施されますと、3歳から就学前までの教育・保育にかかる保護者の経済的負担は大幅に軽減されることとなり、副食費についても、低所得世帯や多子世帯には一定の配慮がなされるものでありますので、ご提案の件については、慎重に検討させていただきたいというふうに思います。 次に2問目、高齢者等の生活状況の把握についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の地域包括支援センターは、市民に寄り添った機能が果たされているかとのご質問ですが、地域包括支援センターは市直営で運営しており、長寿介護課の地域支援班が担当しております。 その中で、地域包括支援センターの業務としては、介護予防ケアマネジメント、総合相談支援業務、権利擁護業務、包括的・継続的ケアマネジメント業務などを行っており、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員並びに歯科衛生士、管理栄養士などの専門職を配置しております。 議員ご質問の件では、実態把握のため、介護認定を持っていない75歳以上の高齢者の家庭訪問を順次実施し、個々に応じた説明をしております。 また、介護認定がある方につきましては、担当の介護支援専門員が主に関わりを持っており、その相談業務を行っています。 市民の皆様の多種多様な相談に対して、職員間で連携を図りながら対応をしているところであります。 次に、2点目の行政は、万一このような状況を把握しておらず、事故が起こったとしたらどう対応するのかとのご質問ですが、高齢になれば気温が高いことを感じにくくなる方もいるので、介護認定のない75歳以上の高齢者の訪問や、一般介護予防事業における講座などにおいて熱中症予防の大切さについて、機会があるたびに話をしています。 過去には、市内の医療機関から熱中症が疑われる方についての連絡あり、自宅へ訪問して状況確認や指導を行ったこともあります。 医療機関とは密に連携をとっているところですが、今後も熱中症予防について、繰り返し周知をしていきたいと考えております。 次に、3点目の医療、介護及び福祉の各分野での連携会議の中で、こうした議論がなされ、対応を議論しているのかとのご質問ですが、連携会議においては、高齢者の訪問状況や相談件数などの報告は行っておりますが、個別事案についての報告は行っておりません。 個々の高齢者の見守り・支援については、行政だけでは困難なので、西海市生活支援体制整備協議体を設置し、9月26日に初会合を行い、官民一体となって地域での見守り・支援を模索していくこととしております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  ありがとうございました。今回、10月からの副食費のことなんですけれども、所得割が7万7,100円以下の世帯については国のほうから助成がありまして、副食費については無料と。それ以上の方については4,500円を徴収すると。私が言ってるのは、もう全て、そういった方も含めて全て西海市では無償化にすればどうだろうかという話なんですけど、今の時点で結構なんですけれども、その対象となる人の副食費を免除する場合、大体おおよそどの程度の費用がかかるのかということを計算されていますでしょうか。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  現状での把握でございますが、まず保育園、幼稚園に通っている方の総数が約550名、そのうち、国のほうが免除として対象となる方が130名、そして、本市の市独自において対象となる方は130名と見込んでおります。残りの290名の方が現状では副食費の対象となる見込みでございます。ですから、この方々が月に4,500円と想定をして、12箇月で換算をしますと、約1,560万円というものが現在の副食費にかかる費用と考えております。 以上です。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  約1,560万円ですね。これまで西海市は、先ほど話もありましたとおり、今回、国が全て保育料の部分を見ますよと。保護者の方たちが副食費を出してくださいと。西海市は今まで第2子、あるいは中学生から数えて第3子、第4子、こういったお子さん方の部分を市の独自の政策として見てきました。その費用というのが大体どれぐらいになりますか。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  現在まで保育料として徴収をしていて、今回の国の制度によって減額された差額というものが約3,000万円と想定しております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  ということは、今までは3,000万円程度西海市はやっていたんだけれども、完全無償化にするのに1,560万円程度出せば無償化になるよという話だと思うんですね。それ以上に出せという話じゃないと。慎重に検討するという市長の答弁だったんですけれども、この点についてどう考えられますか、するのかしないのか。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  金額的には約3,000万円というものが今までよりか浮いてくる形の中で、ただ、今回、市独自減免というものも先ほど言いましたように130名程度でした。そこにかかる費用も約700万円程度、それ以外に今回、請願書でもあっていますとおり、療育支援事業というものを私たちとしても充実をして、やはり多くの方々が安心をして保育園、幼稚園に通っていただくためには、そういった療育支援事業というものについてもやはり力を入れていきたいと考えております。そういった費用にも、やはり今回の保育料から浮いてくる財源を使用させていただきたいと思っています。 また、それ以外においても、西海市の大切な子どもさんを見守っていくために、保育料以外の子育て支援事業にも、こういった財源を使用していきたいと考えているものでございます。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  いろいろやりたいという気持ちはわかるんですけど、私が聞いているのはこの副食費ですので、するのかしないのか、するつもりがあるのかないのか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今、保健福祉部長のほうから答弁がありましたように、ほかにも今回の無償化についての財源を充てるべきところが今のところ考えられるということで、そういうことを踏まえまして、今慎重に検討するということでありまして、するかしないかというのは、イエスかノーかということはなかなか申しづらいわけなんですけれども、子育て支援としてどれだけの副食費の効果というのが得られるのか、そういうことも含めまして、十分検証しながら考えていきたいと思っておりますので、そういうことで理解していただければと思います。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  すごくこう何と言うんでしょうね、基本的なところで違うのかなと、なぜ国が10%と2%まで上げてでも保育料を無償化にしようとしたのか。その理由は何だと思いますか。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  今回の消費税増税に伴う件につきましては、やはりこういった少子・高齢化に伴う福祉的な財源を確保するためだと考えております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  福祉的財源を確保するために10%に上げたんじゃなくて、10%上げてでもこれをやらなきゃいけない理由は何なのかと、それを聞いております。なぜ国はそう考えてしているのか。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  繰り返しになりますが、やはり現状において、ここまで超高齢化になって、そして、それを担っていく子どもたちがやはり少なくなったと。このために少しでもそういった子どもたちに対して支援をしていくというものの中で、その財源として必要という形で捉えております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  これは基本的なところなので、私の考えをじゃ、言います。 10%に上げてでも幼稚園、保育園の無償化を国が図るというのは、今までは考えられなかったことなんですよ。これから先、日本という国が将来これをやらないと成り立たない。衛藤晟一先生言っていたじゃないですか。これほどまでにやらないと社会保障制度そのものがもたない。国が一生懸命になって今産み育てやすい環境をつくる。地方もそれに一緒になって取り組んでください。衛藤先生がそう言ったじゃないですか。 こういったところで国が必死になってやっていると。西海市は財源がどうか、どういうあれがあるのかと。そうじゃなくて、もっと気迫を持って、西海市に生まれてくる子どもたちは、どうであっても西海市がきちんと面倒を見ますと。どうぞ西海市で生んでくださいと、そういう気迫が全く伝わってこないと、私はそういうふうに思います。 ちなみに、島原市、五島市、平戸市、松浦市、雲仙市、南島原市、10月から全無償ですよ。恐らく今議会中でやっていると思う。行政がどういう答弁をするのかわからないけれども、私どもの自治体はやりますと。今ここにいる、生まれてくる子どもたちのために私たちの市はやります。そう答えているはずです。 慎重に検討するのは大事なんですけれども、これはあくまで国がここまでやった政策に対して西海市がどう取り組むかと、これは大変重要なところだと私は思います。 こうなることについて、私は実は今回期待していました。補正予算で恐らく同じようについてくるのではないかと。そういった話があるなら私の質問は3分で終わると思っていたんですけど。全くそういった議論がなされたんですか、この補正予算に入るまでに。よそはこういった状況をつかんで西海市はどうしましょうと、そういった議論がなされたかどうかをまずお尋ねしたいと思います。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  そういった議論につきましては、私たちとしては行っております。 県内の自治体の状況も把握をしまして、西海市としてどういったものに対して力を入れていくかということも話をさせていただきました。そこの中で、議員がおっしゃるとおり、全てにおいて副食費も無償化という案も話の中に上がってきておりました。ただ、子どもを育てていく中で、やはり全てにおいてそういった無償化というものが本当にいいのかということも話の中に入っております。自分の子どもを保育園に預けて、やはり預けっぱなしで全てが無償化ということが本当によかったのかと。一部低所得者に関しましては、国のほうで無償化というそういった助成制度もありますから、いわば、今回の形につきましては、ある程度一般世帯という形の中で、そこまでは負担にはなっていないのかなという形も踏まえて、やはり親として自分の子どもを保育園に預けて、そういった子たちについては一部負担をしてもらってでも大切な子どもを園に預けていますよという意識を持ってもらいたいという形の中で、今回は慎重に検討させていただこうという形で議論としてさせていただいております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  一部保護者が負担してでも、やっぱり食べ物については保護者が見るべきだと。その考え方自体は私は間違っているとは思わないんですよ。自分も今大学生2人出しています。我が子が勉強するのに親というのは一生懸命になって稼いで、その学費も出して、子どもが勉強したいと言うんだったら出してやると、そういったのが親の責務だと。 だから、そういった意味では、そういった考え方というのは間違ってはいないと。だから、ここは政策として考えなければだめなんです。西海市の子どもの出生率は上がっていますか、どうですか、過去ずっと状況を見て。教えてください。 ○議長(平野直幸)  浅山こども課長。 ◎こども課長(浅山康成)  西海市の合計特殊出生率の状況ですけれども、平成26年で1.86、平成27年で1.92、平成28年で2.06、これが直近になりますけど、平成29年で1.89です。 それから出生数、数の状況ですけれども、平成26年が175名、平成27年が197名、平成28年が204名、平成29年が177名、平成30年が157名といったような状況です。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  減ってきているじゃないですか。さっき言った自治体、島原市、五島市、平戸市、松浦市、雲仙市、南島原市、合併した自治体ですよ。できない自治体、合併していない自治体、あるいは長崎市や佐世保市のように、大きな自治体、長崎市あたりでこれをやろうとすると約3億5,000万円かかるそうです。だからできない。 西海市も合併してきたわけですね、何か忘れているなと思いませんか。平成17年に合併したときの、これは今回の財務課が出した決算の概要です。地方債の残高が当時約300億円ありました。ずっと減らしてきて今200億円ぐらいになった。積立金もほとんどなかった。ずっと増やしてきて、今160億円ぐらいまで積み立ててきた。これには合併しながら、市民の皆さん方にかなりの負担を強いながらも、西海市がこういった財政が運営できるような状況になってきた。そういう最初のときに、西海市は先んじて第2子無償をうたったんです。僕は偉いなと思いますよ、こういう状況にありながらも、やっぱり合併してよかったと思えることが何かないと、こういった政策を打ち出せない。市民の人たちが当時蔓延していた合併しても何もよかことなかたい、そういう思いを払拭するために西海市に住んでくださいと、住んで子どもを育ててください、そのために西海市は第2子無償にしています。さらに、厳しい状況ながらも借金を減らして、そして積み立てもしてきた。それでも西海市は、第2子、第3子、中学生から数えて第3子まで無償にします。やってください、西海市はどこよりもこういった施策が大事なんですと、西海市やってきたじゃないですか。今この状況になって、国も西海市に追随してきました。やっぱりこれぐらいやらないと増えないと。 そういった中で、もっと、よし、ほかの合併したところに比べて西海市は今までよりもっとよくしてやるぞと。限られた財源の中だけで、どれにしようかこれにしようかと、そういう議論じゃとんでもないと私は思う。 どうぞ西海市で育ててください、生んでください、産み育てやすい環境をつくってください、そして教育もしっかりやります。よそに行かないでください、どうぞ西海市に来てくださいと、私はそれが政策だと思う。市長いかがですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  この子育て支援、これは本当に大切なことだと思っております。別にこれを否定しているわけでも何でもありません。 今回、こういう答弁をさせていただいたのは、こればかりでなく、ほかにやることもないだろうかという中での今回の答弁でありまして、これ自体が絶対これはやらないというふうなことではありませんので。まずは、ここで慎重に検討させていただきたいというのは、もう少し総合的な角度から、ほかに子育て支援としてやるべきことはないかということを含めての答弁であるということを理解していただければと思っております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  おっしゃりたいことわかります。おっしゃることはですね。ほかにももっと西海市でできることはないだろうかと、もっといいことをする。そういった気持ちというのは伝わってきます。だけど、このタイミングでよそはどうしようかって手を打ってきているわけですよ。仮に2万幾ら、例えば、長崎市にいても佐世保市にいても西海市にいても、今までかかった費用が2万円から3万円、若い世代の人たちが出す負担が低くなったと仮にします。だとしたら、それでも西海市に住む若い人たちが、ああ、もう西海市に住まなくても2万円ぐらい高い佐世保か長崎のアパートを借りて、住んだら今のうちの家計の状況でやれるなと。わざわざ西海市から佐世保や長崎まで通わなくても、ガソリン代使わなくても、ああ、二、三万、これやったら向こうに住んだほうがいいんじゃないだろうかというふうな話になってきたらどうしますか。もうこれはぐずぐず考えている状況じゃなくて、こういったことはどういった影響を与えるのかと、しっかり今でも考えて、今回の補正にも出すべきじゃなかったのかなと、私はそう思いますよ。 だから、そういった意味では、今回たまたま西海市の保育会からの請願が出ていました。それを無償化にすると何でそうなるのかと。無償化にして、その保育所自体が潤うわけでも何でもないんですよ。もっと育てやすい環境を西海市がつくらないと、よそはこういう状況でやっていますよ、このままじゃ西海市、私たちは子どもたちをできるだけ預かって、そして立派に育ててあげたい。しかし、この状況を黙って放置しておいたらよそに行ってしまいますよ、西海市に魅力がなくなってしまいますよと。そういったことを危惧して、ある程度1,500万円ぐらいの金額で済むのであれば、市の政策としてやってくださいと、そういう願いが込められていると。 今回、一般質問の中では聞いていませんけれども、先ほどおっしゃられたような内容で別の資料に出してます。例えば、障害児保育、その他の単独補助事業の一覧表を見てください。 例えば、長崎市や佐世保市など、今回は4,500円の副食費の補助はできないんですけれども、それはできないけれども、例えば、障害児1人当たりにかける事業費の補助金は西海市の約倍ですよ、倍出しています。違うところで、こういったことをやりながらやっているわけですね。西海市なんかもう最低のほうですよ。それで、ほとんど他の自治体と変わらずにこれも最低のままでいたら、西海市は今まで先行してやってきていたのがどんじりになっちゃうじゃないですか。そういうふうに思わないですか。全てに考えてしまうと。私それは西海市だけはぜひそういった考え方になってもらいたくない。事業者の方たちと一緒になって、西海市が子どもを産み育てやすい環境をどうしようかと必死になって考えて、そのために西海市の行政ができること。そして民間の保育所や小学校を含めて地域でどういったことができるだろうかと。やっぱり真剣に考えていかないと、僕は絶対先細りすると思います。間違いなく市民が西海市よかったなって思わなくなってしまうんですね。私はそれを危惧しております。 市長、先ほどおっしゃられた話はわかりますけれども、やはりそういう思いというのは市長としてどういうふうに感じられるか。これをどこかにいろんなところに振り上げる。そういった議論じゃなくて、西海市が今話にあるように出生数減ってきているじゃないですか。やっぱり少子化対策に万全を期すと、市長言っていたじゃないですか。そこら辺の思いというのを伝えてもらいたいと思います。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  先ほどから言っているように、完全無償化というのを自分は否定しているわけではなかったんですね。 先ほど保健福祉部長の話にもありましたけれども、子を育てるときに、何でもかんでもただということじゃなくて、子を育てるときのやはり何らかのコストというのを考える部分もあるという意見が出てきたというのが事実なんですよ。だから、そういうところも含めて、もっともっと何でもかんでもただにすればいいというものじゃない。ただほど怖いものはないというふうに思っております。 そういう意味で、もう少し、これを全く自分は否定していないわけです。だからもう少し考えさせてくれということを言っているわけで、そういう形で理解していただきたいと思います。 議員は、この9月の補正で上げるべきじゃないかというふうに言われているわけですけれども、それも1つの方法だと思います。それに向かうというのは1つのいいアナウンスになると思います。それも十分わかっています。 ただ、そういう中で、もう少し考えてみるべきところもあるんじゃないかということで今言っているわけです。財政がこれだけかかるからというようなこともありはしますけれども、それだけではないということも考えてほしいと思っております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  おっしゃること私もよくわかるんですよ。今回するのは1,500万円ですよ、1,560万円。もう少し考えるというか、ほかの例えば、これが何億もかかるとか言ったらやっぱり慎重に考えなきゃいけないけれども、今までかかっていた費用が費用よりも安く、国がしてあげるわけですから安く済むし、1,500万円をどうしようかこうしようかって考えるというよりは、ほかのことをもっと真剣に考えたほうがいいんじゃないのかなと。これこそチャンスだと、国がこれだけやっていると、今までやってきたことよりも1,500万円で済むと、これはチャンスだと。いろいろ考える余地は僕はないんじゃないかなと、そういうふうに思うんですけれども、極めて慎重に考えるのであれば、僕は今回の公立の民営化をしないで、4億円かけて建物つくるのをよっぽど慎重に考えたほうがいいですよ。 だから、何を言いたいかというと、保育会からも一緒に私たちが西海市の子どもたちを守ってあげましょうと。そのためにはこの無償化をやってくださいと、どこかと同じように、私たちは一生懸命生まれてきた子どもたちを預かって、西海市のために頑張っていこうと。それが1,500万円ぐらいの要求ですよ、これに対して慎重にと、私はどうもそこら辺が合点がいかない。考えていない人じゃなきゃ--やろうとは思っている、でも慎重に。そうじゃなくて、それだったら前向きに次の12月補正ぐらいにもできるかどうか、期限を決めてですね。できたら、次からの4月にはできるようなそういった体制で、今よりもさらにいいものができるかどうかということをしっかり考えながらやっていきます。そういう答弁だったら私は納得するんですけれども、そんな慎重に考えるようなことかなと、そういったふうに疑問を持つものですからお伝えしています。いかがですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  結局、子育てということを考えたときに、完全無償化ということについては、自分考え過ぎかもしれないですよ、昨日虐待の問題もありました。中にはネグレクトというのが入っているわけですね。そういう親御さんもおられるわけですね。だから、そういういろんなことを考えるときに、本当に全てこれは完全に網羅するんだろうかというようなところもあるということを、そういう意見があるということも考えていただきたい。 このことについては、私は否定していないんですよ。だから慎重にというのはそこらだけであって、これはやはり考えていかなければならないんですよ、ならないけれども、ただ、今ここでイエスかノーかという議論になれば、今のこのような答弁しかできないということを考えていただければというふうに思います。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  そのネグレクトの問題なんですけれども、できたら無償化して、保育所や幼稚園や、できるだけ保育所に預けたりして、そういったところで、そこの保育所なんかと一緒になって育てていく。その中で、多分、ネグレクトとかさまざまな問題というのは、保育所にも幼稚園にも通っていないようなお子さん、そういった方たちが結構対象になったりすることもあるんですよ。ですから、何でもかんでもただにすればいいという、その考え方もそうなんですけれども、できるだけ預けやすい状態をつくってあげて、そういったお子様方を一緒になって地域や、あるいは保育所や、そういった先生方と、保護者の方にいろいろ悩みがありますかと。いや、実は私は子育てにすごく悩んでいるんです。つい子どもをたたいたりしてしまいます。わかりますと、そういった気持ちってありますよねと。だけどねって、こういったかわいい子どもさんだから一緒に育ててあげましょうよと、一緒に思ってあげましょうよと、私そういったこともできると思うんです。一緒になってやれば。だから、こういったことをすることによって、そういったことの解決にもつながっていくわけですよ。どう思いますか、市長。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  だから、そういうケアの部分も含めて考えさせていただきたいと思うんですね。どうしても自分の考え方の片隅の中に一抹の不安というか、拭えないものがありますので、それは今言われたように、そういうケアというのは十分にちゃんとできて、そしてこれが、本当に子どもを持っている親御さんたちに、もう完全に本当大歓迎だというふうな形をつくりたいと私は思っておりますので、そういう中でもう少し時間をくださいということを言っているわけです。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  その大歓迎するような、じゃ、具体的にどういった中身を想定されているのかというのを、自分が目指す、こんなものじゃないよと、4,500円もらわないですと。いや、もっとすごいことを考えているんだというのであれば、ちょっとそれをお聞かせください。どういったことを考えているのか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  何回も言いますけど、この無償化というのが1つなんですね。そのほかに、今ないかということを言っているわけです。1つは、どうしても心の片隅に何かは私もあるんです。ただほど怖いものはないという、ここを何とか、自分の気持ちは払拭できないというのがありますので、そこはわかっていただきたいと思います。 じゃ、具体的に何かというのは、昨日の虐待の問題だってあったじゃないですか、いろんな例えば、問題を抱えていると。そういうことをどうやってこれを解消して、そして本当に子育て支援として、一番最適な効果のある形をつくっていくかということをやっぱり考えさせていただきたい。 もう一つ、当然その無償化というのも1つの方法かもしれません。ただ、それをやったことによって、子どもに愛情が--非常に難しいけれども、子育て支援についてはそういう無償化ばかりじゃなくて、ほかにも私はあると思っております。 具体的にと言われたら非常に困るんですけれども、ただ、やることはまだほかにも考えられるんじゃないかなと。 そういう中で、子育て世代の皆さん方が喜ばれる形をつくっていきたいというのが私の気持ちでありますので、よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  その思いというのはわかるんですけれど、さっきから言うように1,500万円、今までよりも低くなるわけですから、まずこれをやって、そしてさらに、西海市は子育て支援にしろ何にしろ、よそよりもいいものを考えていきたいというような答弁なら私もわかるんですけど、1,500万円。他の市はただより怖いものはないとは言っていませんよ、大体やっているほかの合併した自治体は。国がここまでやるんですよ、国が無償化してしようと言ったのに、西海市がただより怖いものはないって、そんな話は僕はないと思う。これぐらいやらないと、日本の国自体が、全体がもうだめだと、社会保障制度も何も伝わってこない、どうぞ地方も頑張ってくださいと、そういった思いで国はやっていると思うんですね。 これまでもずっとさまざまな今までの要望、陳情活動、ずっと幼稚園関係、保育園関係、さまざまな人たちがやってきた。やっと実現した。国もやはりそうだと。これぐらいしないといけないと。それをどうもそういう話し方でするとそれ自体を否定しているような、そういった感じに聞こえるんですね、ただがいいのか。やっぱり保護者からお金をもらったほうがいいんじゃないかと、そういう議論はちょっと違うと思いますね、国がやってるわけですから、これから先これでやろうと。 僕はどうも今の市長の答弁は正直言ってよくわかりません。気持ちはわかります。幾らかはやっぱり自分の子どもの食べる分は払ったほうがいいじゃないだろうかと、ただより怖いものはないと。そういう気持ちもそれは考え方としては、さっき私が言うように、親というのはやっぱりしっかりそこら辺をやらなきゃいけない。だけど一方で、それをした後で、上の子どもたちが高校や大学へ行こうとなったときにはやっぱりお金がかかっているんですよ。だから最初にお金がかからない制度を国がつくって、後からしっかり頑張ってくださいと、そういう仕組みになっていると思うんですけれども。なぜそこにこだわるのかがよくわかりません。 いかがですか、部長。これまでの答弁を聞いて、私の話を聞いて。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  私たちとしても、やはり西海市において、やはり生んで育ててもらいたい、そして西海市の人口を増やしていきたいという思いは議員と同じであります。ですから、そのためにいろんな施策を考えていきたいと考えているところでございます。ただやはり、現時点において副食費について無償化を打ち出していない、全てにおいて無償化を打ち出していないという形につきましては、現状ではやはり、それと同じくしてやはり、それ以外の低所得者については、今回、国のほうが示しておりますが、市独自のものも打ち出しているところでもありますし、また、先ほどから話にあっております、こういった障害を持った方々につきましては、やはり市としても、そちらのほうを優先して考えていきいたいなと。 また、それ以外の今回保育料として浮いた財源を、それ以外の子育て支援に何かないかという形で検討しているところでございますので、しばらくこういった形で対応していきたいと考えております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  僕も、市長は何で朝長君は、私の考え方を理解してくれないかなって思っているかもしれませんけど、同様に私もそういうふうに考えているわけですね。おっしゃることはずっとわかるんですよ。だけど、これだけ西海市が少子化の中で、早く手を打って大胆にやらなきゃどうしようもない状況になってしまったときに、ああ、何であのときああしなかったのかなと、そういう思いをしないために、要するに一生懸命頑張ってやろうとしているときに西海市はもっと大胆にやってくれよと、そういうお願いをしているんです。そのためにはお金も必要ですよ。だけどさっき言ったように、合併して一番きつい状況のときに、第2子保育料無償化を西海市で打ち出してきたと。さらに、市民の人たちにいろんなきつい思いをさせながらでもやっぱり子育てに関しては、第2子、第3子は無償化しようという、そういったことをやってきた西海市というのに、私は保護者の人たちにも、やっぱり西海市に住んでよかったねと、育てやすいよねということで子どもさん方が生まれてきたという経緯があるんじゃないのかなと。ですから、それを言うならばよく検証していただいて大胆にやってください、期日をめどにどういったことを来年度予算では大胆にやります。そういった答弁を欲しいんですけど、市長いかがですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  それも含めまして、検討いたします。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  これは市長に頑張ってもらいたいから言ってるんですよ、決して批判しているわけでも何でもない。大胆にやらんですかって。 ほかの今一生懸命子どもを育てている人たちが、西海市よかったねと。やっぱりよそと比べているって、ほかの保護者の人たちなんかLINEですぐ情報とりますからね。お友達がよそに住んでいて、うち保育費用は全部無料よと、あっ、いいですねと。うちなんか、私たまたま370万円稼いでいたために毎月4,500円取られるとさって、そうねと。どうしているの、そっちの生活はと。佐世保いいよと、長崎いいよと、よかったらこっち来ないと、そうなってしまったら終わりですよね。 ですから大胆に、そして早い時期に打ってくださいと、そういうお願いです。 それと、もう時間も余りないんですけれども、先ほど言った、これに入っていないんですけど、障害を抱えている子どもの問題、簡単に触れます。 本当にさまざまな、障害と言うには言い方が、程度が悪いですけれども、特別な配慮、支援が必要な子どもさん方は多いです。特に今回、この食育という面で、各保育園や幼稚園も含めて食育という大切さ、これが今うたわれています。例えば、ある園では野菜やいろんなものを各保育園、幼稚園つくって、そして育てたものを、じゃ、自分たちの食材として食べるようにしよう、野菜嫌いをなくそうと、そういった活動であるとか、特に増えてきているのがアレルギーです。アレルギーになる子どもが多いです。それも小麦粉アレルギー、これはもう本当かわいそうです。各園がどういう対応をしているかというと、全ての子どもさん方が何のアレルギーを持っているのか。そして、お医者さんと一緒になって、この子どもさんはこういうアレルギーがあります。卵アレルギーです。小麦粉アレルギーです。その小麦粉というのがほとんど入っているんですよ。それ以外のものをじゃ、どう提供していくかというのを給食の栄養士、あるいは調理師さんが一緒になって考えて、ほかの子どもたちと遜色ないように、例えば、ハンバーグが食べれない子どももハンバーグに本当に似せたものをつくって、ほかの子どもたちと公平になるようにということで、そういった努力をしているわけですね。 ですから、この食に関する食育というのは、今、幼稚園、保育園のカリキュラムの中でもかなり高いウエートで、これは県からも指導があって、きちんとした対応をしてくださいということでお願いをされているようなところです。 それと、そういったもしアレルギー等があった場合には、もし万が一そういうことがあった場合にはどうすればいいかと、そういったことも含めて、できるだけないように、その子どもの食事は別のプレート、色の違うプレートに乗せて絶対間違いがないようにしようと、そういった配慮や努力をずっとやっています。これがどこの保育園、幼稚園もかなり増えてきているというのが現状です。 そういった状況をぜひ保育所さん方と協議をしてください、どういう状況にありますかと。私たちは、これから先いろんなことを考えてどういう対応が一番いいのかということをこれから先考えていきますというのであれば、市内の保育所、そういった皆さん方がどういう対応をしているのか。そういったことを知らないととんちんかんな政策を出してしまうことになりかねません。どういった努力を整備しているのか。実際は物すごく費用がかかっているんですよ。あっ、これじゃ足りませんねと。そういう話にひょっとしたらなるかもしれません。ぜひそういったことをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  保育所との協議というのも行ったこともございます。そういう中で言われるのが、保育所の皆さん方が抱えている問題というのは、しっかりとそれは受けとめて、これからも西海市の保育、そしてまた幼児教育も含めて、西海市ならではということは考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  答弁の中に、そういったことがどういった対応ができるのかというのはしっかりと考えてやるということですので、先ほどの答弁でまだいただいていないのが、大体3月ぐらいには、来年度予算にはそういったことも含めてしっかりと考えてやっていきたいと、そういった答弁をいただけませんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今回、要望書というのも上がっております。そういうのもしっかりと受けとめながら、先ほども申し上げましたけれども、それも含めまして検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  あと7分になりましたけど、違うほうに行きたいと思っております。 エアコンが、私の質問の中で、答弁の中で、もしそういったひとり暮らしや2人暮らし、あるいは何らかのハンディキャップを負っている方が、もし万一そういった事故に遭って死亡したりとか、そういったことになったら市としてはどういうふうに考えますかという質問なんですけれども、いかがでしょうか。そういったことがないようにしますという答弁だったと思いますけれども、しっかりとそこら辺は把握ができているのかどうか、全てのご高齢の方たちが。いかがでしょうか。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  そういったひとり暮らしの高齢者の方で、今、市長からも答弁させていただきましたように、まず、そういった方々がどのくらいいて、どういった生活をしているのかということをまず把握しないといけないと。そういう形の中で、その方々が介護保険の認定を受けている方につきましては、介護支援専門員がそこの中に入っていって、どういった計画というものをつくっていますから、そこの中である程度の情報というものは把握していると。 それ以外の方につきましては、地域包括センターの職員の方々が、要は保健師とか、あるいは社会福祉士、そういった方々が家庭訪問をして、その方がどういった状況なのかと、生活的にやはりどういった形でやっているのかということを把握している状況です。ですから、もしそういう方々が、そういった熱中症になったときの対応という形なんですが、まず市としては、そういった方々が熱中症にならないためにどういったことで気をつけて生活をしていくのかということをまず中心に要望をしているところでございます。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  これは単純にわからないので聞いているだけの質問ですから、お答えで大体いいんですけれども、今回例えば、そういったひとり暮らしとか、今私が申し上げた中で、やはりぐあいが悪くなって搬送されたと、そういった方は西海市内でいらっしゃったんでしょうか。
    ○議長(平野直幸)  浦上長寿介護課長。 ◎長寿介護課長(浦上友子)  救急搬送された方がいたかというご質問に対しましてですが、今まで訪問も何件も行っておりますので、そういった方がいたというふうなことはあったかと思いますが、具体的にどのような方でどちらの地区の方でといったことはすみません、ちょっと今手元に把握はしておりません。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  地域包括支援センターの役割というのは、例えば、そういった方が搬送されたということがもしあった場合、ここにはこういった高齢者の方がいて、実は熱中症で運ばれましたとか、そういった情報がしっかりと入ってきて連携するわけですから、入ってきて、実際その方はこういうふうに、生活実態はこうなっていますと、そういったことがわかる状況が僕は必要なんじゃないかなと。それが今答弁の中で、わかりませんと。どういった方たちが運ばれたかどうかもわかりませんというのであれば、どういった状況にいるのかもわかりませんというのが、そういったふうに聞こえてきます。ですから、あえて私が何を聞きたいかというと、地域包括支援センターの役割というのは、高齢者の人たちの尊厳、これをしっかりと守っていくということも1つ書かれていますね。だから、介護認定をされた方だけではなくて、介護認定をされた方はわかると思います。それ以外の西海市の高齢者の人たちがどういう生活実態で、どういうことをしているのかということをきちんとまとめていく必要が私はあるのではないかと、そういうふうに考えます。 なかなか難しい作業ですけれども、民生委員の方たちにそれをしてもらおうと思ってもなかなか難しいですよ、民生委員のなり手自体もいないわけですから。だから、そういったことも含めて、会議の中で、そういった形をどうしようかということをしっかり考えていく必要があるのではないかと、私はそういったことで問題提起を実はやっています。ですから、もしそういった方たちがいるのであれば、他の医療、あるいは施設、そういった方たちに具合が悪いという人がいれば、その方たちが安心して相談を受けられて、すぐにでもそういった施設に一時的に入所できるような、そういったシステムを考えるであるとか、そういったことが必要じゃないかというふうに思っています。介護認定があるから入れます、入れませんと、そういう状況では僕はないと思います。極めてその日の温度が高い、そういう状況になった時には、やっぱりどうだろうかと、しっかり心配する。それが私は福祉の考え方の基本だというふうに思いますので、ぜひそこら辺をしっかりとやっていただきたいと、答弁だけください。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今、民生委員のお話がありましたけれども、やっぱり民生委員の皆さん方の個人情報というのは非常にとりにくいというのがまたありまして、やっぱりこれは自治会の皆様方と情報を分かち合うことが大切であろうと思っております。 そういう中で、市のほうも自治会の防災なんかでも自主防災組織などがありますけれども、そういう形で、自治会のほうにとっても、自治会サイドのほうで個人情報の部分もありますけれども、結構名簿なんかをつくっているみたいですので、そういうところと連携しながら今後もやっていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  8番、朝長隆洋議員。 ◆8番(朝長隆洋)  私こう言いました。それで、実際にそういったエアコンがないな、扇風機もないなと。そういった状況の中で、市も何も対応しなかったら、結果的に私はそれは虐待だと思います。ですから、そういった思いを寄せるということが極めて大事じゃないかと。そういうふうな思いで質問をさせていただきました。今の市長の答弁はよかったと思います。 以上です。 ○議長(平野直幸)  朝長隆洋議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。     午後0時11分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、4番、内野繁樹議員の質問を許可します。4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹) 〔登壇〕 4番議員の内野でございます。午後一の一般質問をやらせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。 今回は、質問事項につきましては2つ用意いたしまして、質問の要旨を4つ、1番の中で用意させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 まず質問事項の1ですけれども、今後の西海市の医療及び救急搬送体制について。 質問の要旨でございますが、1番、8月1日開催の西海市医療検討委員会を傍聴した際、委員から西海市の10年後の医療体制に危機感を持っているという意見が多数出され、また、民間医療機関への聞き取り調査における今後の西海市の医療体制について、ほぼ全ての関係者が危機感を持っているが、具体的な対応策もなく、悲観的な声が多いとの意見も紹介されました。多くの医療関係者が将来の西海市の医療体制に危機感を抱き悲観的に捉えている状況について、市長としてどのように考えているのか、お伺いいたします。 2番目ですけれども、同委員会の中で、基幹的役割を担う病院の存在が必要という意見が多く出されました。この意見に対する市長の考えをお伺いいたします。 3番目ですが、同委員会で配付された資料によると、119番通報による救急出動から医療機関へ収容されるまでに、医療機関収容所要時間は60分以上100分未満の時間を要するケースが多いとのことである。この状況について、市長はどのように捉えているのか、お伺いいたします。 4番目ですが、これらのことを踏まえ、救急医療における応急処置について、西海市内の医療機関で対応できるよう、また、市内の民間医療機関の連携がとれるよう、西海市が主導的立場に立ち、医療機関への助成も含め検討する必要があると考えるが、市長の考えをお伺いいたします。 質問事項の2ですが、長崎県立大崎高等学校全日制普通科の通学区域についてということでございます。 要旨は、長崎県立大崎高等学校において、平成30年にオープンスクールを開催した際、同校野球部の志望者は40人近くに上ったと聞いております。しかし、長崎県立高等学校の通学区域に関する規則第4条に、募集定員に対し7%以内の範囲において入学を許可できると規定されているため、募集定員80名の同校は、同規則に定めた通学区域外からは5名の生徒しか入学を許可できません。同規則第3条第3項には、離島留学制度の対象となる5校の課程の通学区域は県全域とすると規定されております。大崎高等学校についても、志望する生徒の希望に沿えるよう、通学区域の緩和について県教育委員会への要望を行っていただきたいと考えますが、見解をお伺いいたします。 答弁をお聞きいたしまして、再質問は後ほどさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 内野議員の1問目、今後の西海市の医療及び救急搬送体制についてのご質問にお答えいたします。 まず1点目及び2点目のご質問については関連しておりますので、まとめて答弁させていただきます。 8月1日の医療検討委員会には私も出席し、委員長へ諮問書を交付いたしました。 医療検討委員会では、今ここで何か施策を実施しないと西海市の医療は崩壊するのではないかとのご意見や、開業医の先生が高齢化し、現在の診療所の体制維持が非常に難しくなるとのご意見をいただいたところであり、私も同様の危機感を抱いているところであります。 また、基幹的役割を担う病院の整備については私も同じ意見ですが、市単独で整備することは、費用はもちろんのこと、特に医師の確保が難しい課題だと認識しております。 次に、3点目の医療機関収容所要時間のご質問ですが、医療検討委員会で初めて本市単独の救急統計を資料として提出させていただきました。本市の医療機関収容所要時間で60分以上100分未満は47.8%となっており、今以上の時間短縮は難しいとのご意見をいただいておりますが、統計の分析をさらに進め、本市の救急搬送体制を検討してまいります。 次に、4点目の市が主導的立場に立って、医療機関への助成も含め検討する必要があるとのご指摘ですが、医療検討委員会では医師会との連携が必要であるとのご意見や、民間医療機関の努力に任せるには限界があるので、市が財政的な支援体制を検討するべきとのご意見がありました。 このようなご意見に基づき、地域における医療ニーズの分析等を行い、新たな地域医療へのアプローチが必要と考えておりますので、医療検討委員会での検討並びに医療機関及び関係者との切れ目のない連携によって、市民の生活を支える医療提供体制の構築に努めてまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 なお、2問目につきましては教育長から答弁させていただきます。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久) 〔登壇〕 内野議員の2問目、長崎県立大崎高等学校全日制普通科の通学区域についてのご質問にお答えします。 県立高等学校の全日制の課程における普通科の通学区域は、議員ご指摘のとおり、長崎県立高等学校の通学区域に関する規則で定められております。その中で、西海市は県南学区に含まれており、通学区域は長崎市、西海市及び西彼杵郡となっております。 したがいまして、それ以外の区域から大崎高等学校へ入学することができる生徒数は、募集定員の7%以内の5名ということになります。 大崎高等学校に確認したところ、平成30年度に同校が実施したオープンスクールの参加者77名のうち、野球部への入部希望者は36名で、そのうち、通学域外の中学校からの参加者は21名となっております。 一方、本年4月の同校の入学状況では、通学区域外から入学した8名中、野球部に入部した生徒は7名で、うち5名は特別推薦枠、残りの2名が7%枠で入学しております。 通学区域の緩和について、県教育委員会へ要望していただきたいとのご質問ですが、教育委員会といたしましては、通学区域の緩和を図るため、まず、本年5月15日に県教育委員会を訪問し、通学区域外入学者基準の弾力的な運用や基準見直しに関して要望を行いました。また、7月30日に県教育委員会が第3期長崎県立高等学校改革基本方針の作成のため、意見聴取で来庁された折にも、市長とともに西海市の意見として通学区域の全県1区化の検討や通学区域外入学者割合の見直しをお願いしたところであります。 さらに、8月20日の県知事及び県議会議長要望におきましても、新規要望事項として県立高等学校の校区外入学者割合の見直しについて要望を行いました。 今後も大崎高等学校を志望する生徒が希望どおり入学できるよう、通学区域の緩和については引き続き要望していきたいと考えております。 以上で私の答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ご答弁ありがとうございました。 再質問に入らせていただく前に1つ、先月8月28日の長崎新聞に佐々木西海支局長さんの記事が載っておりましたので、紹介をさせていただきたいと思います。 まず、「医療体制維持への深い議論を」ということで、「医療は充足していると言われるが、西海市に限ると、とんでもない。1日に開かれた市医療検討委員会で、委員の1人は現状をこう表現した。慢性的な人手不足で医師、看護師の確保は難しい。隣接する長崎に医師らが集中する偏在についても複数の委員が指摘した。西海市には2つの病院と17の診療所がある。このうち離島にある3つの診療所が公立、その他全て民間だ。人口減による収益悪化や医師の高齢化、後継者不足などにより、医療機関の減少が懸念されております。市の調査では、10年後の地域医療について多くの医師が医療過疎地となるという危機感を抱いていた。解決策は見つからず悲観的な声もあるそうだ。国立社会保障・人口問題研究所の全国自治体別人口推計では、2040年の西海市の人口は今年6月末より約1万人減の1万7,700人、逆に75歳以上の後期高齢者は10人に3人になり、現在より1人増えます。在宅医療のニーズも増すだろう。検討委は医療機関の体制維持など、5項目について20年度にも答申をする。医療はインフラ、一定水準のサービスを確保していくために何が必要か。難題だが深い議論を期待したい」、こういう内容のものでございます。 再質問ですが、まず市長にお聞きしたいのは、市長の中で、西海市の医療体制の構築を行う必要性を感じておられますかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  当然、今の西海市の医療体制につきましては、不十分であるということは感じております。特に核となる、中核となる病院はないというのが非常に大きな問題であって、搬送時間についても非常に長くかかっていると。この短縮というのは物理的に距離があるわけですから、その時間短縮というのはなかなか難しいということはあるかもしれませんけども、そういう中で、どうやったらこの西海市の医療体制、安全・安心を確保していけるかということは、これは第一に考えていかなればならないことだと思っております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございます。何遍同じことをこの男は言うとやろうと思われるかもしれませんけれども、何遍も言うのは、何遍言っても何も進んでいないような気が自分の中ではするからです。 この答弁書の中にありました、地域における医療ニーズの分析等を行い、まだ分析していないんですかね。そのような気がいたします。 先日、8月1日に医療検討委員会、傍聴させていただいた折もそうなんですが、分厚い資料を手元に持って帰ることはできなかったんですが、分厚い資料がかなり細かい字でありました。過去のことを精査していくこともまた大事なんでしょうけど、それらの労力をなぜ先に向けていかないのか、私にはそれが全く理解できないんですよ。この2年と5箇月、同じことの内容で一般質問をさせていただきました。 施策の中でこの2年と5箇月、地域医療に関し医療検討委員会の再起動、医療政策班の新設以外で具体的には何がなされたのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平野直幸)  宮森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(宮森好光)  ここ2年半のうちで何が変わったのかという形でございますが、先ほど議員が言われたように、まず医療検討委員会を始めた。それと同時に医療政策班というものの設置でございますが、そこの中で、現在、医療ニーズの分析という形で答弁をしておりますが、中身は今回の質問にも上がっていましたとおり、やはり西海市としてどういった方々がどこの病院にかかって、それのどういった症状でかかったのかということをまず分析をしていって、本当にそこの病院まで行かないといけなかったのか、あるいは近くの病院でも対応できなかったのか、そういった形を今現在出しているところでございます。ですから、なかなか表にまだ出てきていないところでございますが、そういったものをやはり出した上で、今後どういった医療機関をどこに設置をしていきたい、設置ができるのかということも踏まえて医療検討委員会の中で提示をしていきたいと考えております。 ですから、今回の救急搬送に関しての資料もその一環だと考えてもらえればと思います。 以上です。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  救急搬送の件なんですけれども、統計的に見て四十七、八%が60分以上100分以内ということで処理はされていますけれども、現実、現場の中で、私が遭遇した部分についても、症状を見、対応し、その病院を見つけていくということで20分ぐらいは要しました。それから佐世保の病院へ搬送をされました。その状況は重くはなかったのでよかったんですが、やはり、その中で必要なものというのは、初期処置ができる民間医療機関も含めた対応できる医療機関というのが必要じゃないかと感じているんですよ。 私は今までやってきて、同じ答弁の内容をずっといただいてまいりました。振り返りながら、自分が一般質問した内容と答弁をずっと初回の分から見直させてもらっていたんですけど、最初は全く知らなかったから、勉強不足なので、やはり病院をつくりたいという視点から、つくってほしいという視点から始めたんですが、だんだん答弁を聞くいうちに、そうか、そんなに難しいんだなというような理解を少しずつし始めたんです。その理解が市民のためになるかと言ったら全くならないんですよね。 今回、そう感じてこのような質問を続けさせていただくんですけれど、やはり時間というものは際限なくあるものではなく、やはりその中で1つでも片付けていけば、100のうち1,000のうち1つでも片付けていけば、いつの間にか1,000にもなるんです。100にもなるんだと私は思うんですよ。 いろんな答弁を聞いても、今の私の頭の中では納得する部分は全くありません。 2番目についてもそうなんですが、基幹的に役割を担う病院の存在が必要かということを質問させていただいたんですが、財政的に困難という答弁を何度も聞いてきました。そこで止まってしまっているような感じです。今、宮森部長は、目に見えないところでの動きも多数あっているので、そこを理解してほしいというような答弁でしたけれども、だけど、市民から見たときに、やっぱり具体的な、何かそういう動きがないと納得してくれないとやっぱり思うんですね。 このことに対して、同じような内容の質問ですけれども、市長お願いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  まず最初に、何回も同種のご質問をされた中で、議員の納得できる答弁をできなかったということに対しまして、本当に私ももどかしく思っております。 この問題は、いかに難しい問題かなということで改めて感じているところでありますけれども、この前、医療検討委員会、委嘱状、そして諮問書を交付したところでありますけども、第1回ということで私も同席させていただきました。その中で、現場の先生の生の声をお聞きすることができた。そして、やっぱり医療現場の考え方として、行政が中核病院を建てるのはちょっと無理があるだろうという先生方のご意見でもありました。 私は本当にできることならば、自らの自治体の手でこういう病院を建てるのが本当は一番いいだろうということは思います。ただ、これはもう現実的に財政面というものがまずございます。そして、今現在の答弁書でも申し上げましたけれども、果たして今度は医師の確保というのが、私も全国自治体病院協議会の中に出席させていただいておりますけども、医師の確保が非常に難しいという、現場の自治体病院の生の声があります。そういう中で、本当に医師の確保というものができるんだろうかというふうな心配もあるところであります。 そういう中で、前回の医療検討委員会の中で、1つ先生の言葉の中で希望を持てたことがございます。それは、西海市のそれぞれの民間の医療機関が、競争でなくて、こういう小さい町だから協力し合って情報を共有しようと、そこから始めないとこれは解決しないんじゃないかというふうなご意見もありました。 今、議員がおっしゃるように、時間は本当に限られていると思います。そういう中で、なかなか納得していただく答弁とはならないわけですけれども、全身全力、この前、検討委員会の中でもある委員さんから言われました。もう西海市も本当覚悟を持ってやらんといけませんよというような意見もございました。私も同様に思っております。 そういう中で、すぐにですね、なかなかその形として示すことができないわけですけれども、私もできる限りの最大限の努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  この言葉を言っていいのかわかりませんけど、私市長が好きです。何といいますか、やっぱりいろんな状況の中から踏まえた上で、やはり市民のために何をすべきなのかというのは、やはりはっきりしていると思いますし、いろんな答弁をしてもそれで補えない部分はあると思います。 これも新聞記事なんですけれども、1つ紹介をさせていただきますが、「時間がこれほど長く感じたことはなかった。住民の60代女性は高熱に苦しむ義母の側で救急車の到着を焦る思いで待っていた」という記事がございました。これは救急搬送対策が急務ということでございます。 やはり、私は医療検討委員会で、松島、平島、江島の診療所の先生のお話を聞いてまいりました。その中で感じたのは、やはりそれぞれの思いの中で、何といいますか、専門が外科であったり総合であったり、いろんなタイプであるんでしょうけれども、やっぱりそこで、この離島で医療サービスを提供するということに対しては、かなり自分なりの意識といいますか、熱意を持ってされておりました。そういうのを実感いたしました。島民の方々は、私その話を聞いたときに、1つの先生がこういう意見で1つの先生がこういう意見だということであればそうは感じなかったんですけれども、やはり何というか、同じような熱意を示していただきました。 やはり市のほうとしても、そういうのを十分に把握しながら、その熱意を同じ思いで持っていただければ、もう少しスピード感を持った形で進んでいくんじゃないかなという感じがいたしました。 このことに関しまして、ひとつ質問させていただきます。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  3つの診療所につきましては、ある程度そこで無理してでも完結しなければならないという大きな使命があると思います。本土と島の暮らしというのは、もう本当だったらば、選択肢としまして、ちょっと風邪引いてでもこの病院、またあの病院という選択肢もございます。それで、島になると、その診療所に行って、そこで診療所の先生もやれることをできる限りやらなければならない、それには高い志が必要だと思いますし、島で診療されている先生方に、私も心から感謝しているところであります。 そういう中で、今後も島の診療につきましては、先日の一般質問にもございましたように、夜間の救急搬送等につきましても、本土以上のやっぱり厳しい町民の暮らしというのがありますので、そういう面も含めまして、診療所の先生とも意見交換をしながらやってまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  1つ、島根県の益田市、ここは厚生常任委員会で訪問させていただいて話を伺ったところなんですけれども、そこに医療機関連携会議というのが年間1回開催されているそうです。参加の方は医師、看護師、医療事務者、あらゆる職種の方が参加をするそうです。終了後は懇親会を行い親睦を深めていると。これによりよい関係が築けたと話していたということでございました。 この益田市で医療対策室ができたときに、まず話を聞こうという姿勢で臨んだそうです。それと、医療は自分たちのことということを考えて進めていったということでございます。やはりいろんな事例なり、やっぱり先駆者の方々のよい事例はたくさん情報を得られると思います。その中で得ていただきながら進めていただければなというような気がいたします。 基幹の医療機関ということですけれども、真珠園療養所であったり、長崎セント・ノーヴァ病院であったり、さいかいクリニックさんであったり、日浦病院さんであったり、これは市外ですけれども、市民の方の利用度は高いと聞いております。ただ、それぞれのところでそれなりにやはりクリアしていかなくちゃいけないという部分があるかと思うんですが、それはそれで、やはりその門戸といいますか、やっぱりたたいて開いていくということが必要じゃないかなというふうに考えます。そのことについて答弁をお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今、島根県益田市のお話を聞いたところですけれども、その中で、医療機関連携会議というものが開催されているということを今お聞きしたところでございますが、同種の趣旨につきましては、医療検討委員会、ちょうど閉会後ですけれども、会長さんに同様のことを私も提案いたしました。 できれば、まずは市内の医療機関の皆様方とともに、最初は忘年会でもいいじゃないかと、それで意見交換でもいいじゃないかというような形で、そういう形ができないかということも先生にお伝えいたしました。 そういう形で、1つ今、ちょうどスタートできるような、この前の医療検討委員会を通して、そういうスタートをできるような体制になったんじゃないかなというふうに思っておりますので、改めてまた会長さんに打診をしたいと思っております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  西海市の医療体制の構築ということですけれども、やはり具体的な行動をするということが将来を明るくしていくことじゃないかというような気がいたしております。それぞれに皆様学識があって、経験もおありになって、そういう方々が議論していくのですから、私が考えることよりももっともっと深い意味を持ってなされていることだろうとは思うんですけれども、やはり市民として思うことは、痛がっている人の治療をしてほしい。それで、重症な患者の方の搬送は短時間でできるようにしてほしい。その望んでいることはもう全く単純なんですね、やはり、自分の周りの方がそうであるとそう望んでいくだろうと思うんです。やっぱりそのことを踏まえた上で、一つ一つの課題について、このことは難しい。例えば、医師の確保が難しい課題だと感じているという答弁がありましたけれども、そのことを言葉だけで終わらせることなく、長崎市のほうに偏在する今の状況を何とか打開する方法はないのかということを考えていただきたいし、それと、最初案内をさせていただいた記事の中に、締めくくりに「深い議論に期待をしたい」という言葉がございました。 提案をさせていただければ、西海市医療検討委員会、医療政策班に加えまして、議員で構成する医療問題検討委員会の設置の必要性を感じております。 医療に関しましての質問はこれで終わらせていただきます。 2番目ですけど、大崎高校の通学区域の規則のことなんですが、教育委員会のほうでも一生懸命努力していただいて、今の答弁を聞く限りにおいては、そう長くせずに問題は解決していく可能性もあるのかなというふうな気がいたします。 単純な質問なんですけど、そもそもこの長崎県立高等学校の通学区域に関する規則の第1条に「通学区域を定めることを目的とする。」とあるんですが、これはどういう意味合いのものなのでしょうか。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  そもそも高校のことなんですけど、公立ということですので、これを自由にすると一部高校に偏ったり、ある地域からもう高校生がいなくなったりということで、そういうバランスを考えてのルールだと思っております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  この長崎県立高等学校の通学区域に関する規則。恐らく、推測の中ですけれども、資料の中にあった部分では、昭和31年1月17日、長崎県教育委員会規則第1号として示されております。これは63年前のことです。私の年齢からすると7歳のとき、小学校の2年生ぐらいですね。その時にはかなりもごもごしていました。いっぱいおってですね。やはり63年前の規則というものを今の少子化の中で判断する場合に、やはり考慮する部分はたくさんあるんじゃないかなという気がいたします。 私が高校に入学するときも結構たくさんおりました。そのことも1つの方向を定めるのに参考にしていただければなと思うんですけれども、もう一つは、大崎高校の野球部の指導者、学校側、生徒たちの努力が実を結びつつあります。応援する保護者、市民の期待もまた市外からの注目も成果をもとに高まっております。 1市民の声、これは先日聞いたんですけれども、声として甲子園もあながち夢じゃないということも聞きました。そこまでの技術力の高まりとか、機運の高まりとかなっております。 今、西海市教育委員会の応援が一番必要なときではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  大崎高校の野球部につきましては、私も先日の佐世保市長旗争奪新人野球大会に行きましたけど、決勝戦は佐世保実業と戦って勝ちまして、先ほど議員がおっしゃられたとおり、甲子園もあながち夢ではないという状態になっていると思います。 そこで、教育委員会として今できることですけど、今のところは基金をつくっておりますので、その基金の活用ということで考えております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  大島にある大崎高等学校、募集定員に対しまして100%ということはなかっただろうと思います。 その中で、オープンスクールを開催するに当たって40名弱の方の参加があったという現実です。やはりそこまで注目をされています。何というか、力もつき、その注目も浴び、今基金の活用を考えていますということですけれども、やはりその中で、5%枠に挑めなかった例として、やはり当然入学するときには入学試験というものがございまして、それで100%という捉え方をできる人たちはいいんですが、それを十分に満足できないと捉える子たちにとってはどうしてもやっぱり通学区域内の高校に進学を変更するというような事例もでき上がっております。多面的に考えていただいて、これだけ少子化が進み、大崎高校の野球部、やっぱり地域の活性ということも踏まえて応援も指導もしておりますので、何とかこの状況を教育委員会の中で打破していっていただきたいと思います。 もう一度、教育長お願いします。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  答弁の最後でも述べましたとおり、現在のところ今年は3回、県の教育委員会にコンタクトというか接触しております。 これはもうルールは県がつくるわけですから、うちとしての必要性とか、ニーズといいますか、お願いというのは今後もやっぱり続けていきたいというのが気持ちでございます。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  やはり、組織の中で動いていくというのは、なかなか自分の思いを伝えられたり、またいろんな多面的に交差をした上で、やっぱり自分の動きというのを求められる立場におられるかと思いますけれども、あるときにそこを求めていくというのも、少し自分の中で100%まではできなくても、10%でも20%でもそういった働きかけを続けていただければ、また希望する生徒さんに対しても力添えもできるし、希望も与えられるんじゃないかと思います。 時間を毎回残しますけれども、これで私の一般質問は終わらせていただきます。 ○議長(平野直幸)  これで内野繁樹議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。     午後1時53分 休憩     午後2時5分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩前に引き続き開議を開きます。 次に、17番、宮本一昭議員の質問を許可します。17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭) 〔登壇〕 本日最後の一般質問でございます。創生会の宮本でございます。 私は、3項目について質問をいたしておりましたので、これから質問に入りたいと思います。 まず初めに、市庁舎について。 1問目として、各部署が点在している現庁舎は、市民にとって不便きわまりない状況にあります。高齢化が進み、交通弱者も年々増加しております。今後の市の状況を考えるときに、役所業務が1箇所でできる、効率的で利便性のある庁舎が求められております。1つの建屋に全ての部署を集約した市役所を建設する考えはないか、市長の考えをお伺いいたします。 2番目として、市民参加型の庁舎建設に関する委員会の設置を考えてはいかがか、お伺いいたします。 3番目に、庁舎に対する市民の意向調査、アンケートを実施してはどうか。 次に、コミュニティ交通について質問をいたします。 コミュニティバスの運行については、各地域から高い評価を受けております。運行開始から約半年を経過し、旧町間の接続に関する課題も出てきております。そこで、主要道を使う右回り、左回りの循環線の導入を検討してはどうか、市長の考えをお伺いいたします。 質問事項3、市内国道、県道の管理についてお伺いいたします。 まず初めに、国道206号線及び202号線沿線の歩道を含めた両側が雑草等で非常に荒れているため、小・中学生の登校下校や市民のジョギング等に支障を来しております。道路管理の観点から早急な除草の必要性を感じるが、そういった状況を県に伝えているか。また、県の除草作業の状況を市として把握をしているか、伺います。 2番目に、パールテクノ西海への工場進出に伴い、市道風早線と国道入り口の峰口交差点において、大型トラック、トレーラー等の出入りが多くなってきております。現地は、交差点の幅が狭く危険度が高まっております。早急な改善が求められますが、その対応についてお伺いをいたします。 以上、登壇での質問をこれで終わります。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 宮本議員の1問目、市庁舎についてのご質問にお答えいたします。 まず1点目の、全ての部署を集約した市役所の建設につきましては、現在、議会においても調査特別委員会が設置され、調査審議がなされておりますが、庁舎の分散に伴う市民の不便さのほか、分庁方式による維持管理経費の増加や各庁舎の対応年数などの面からも、問題があることは十分認識しております。 新庁舎の建設を検討するに当たり、普通交付税が合併算定替えから一本算定に段階的に縮減していく影響で一般財源が減少する中、既に着手しております肥前大島港埋立事業や、市内全域の高速情報通信網整備など、本庁舎建設よりも優先して取り組むべき事業が山積している状況でもあることから、現状では早期の建設は困難であると認識しており、当面はテレビ相談窓口等による総合支所の機能強化に努めるとともに、既に耐震改修工事を済ませている現庁舎の活用を図ってまいりたいと存じます。 次に、2点目の市民参加型の庁舎建設に関する委員会の設置及び、3点目の庁舎に対する市民の意向調査の実施についてですが、将来的な本庁舎と総合支所機能のあり方について、まちづくりの観点から市民を交えた議論を深めていく必要性はあると考えており、本庁舎建設に関する市民アンケート調査につきましては、次期総合計画の策定に合わせて実施いたします。 また、市民アンケート調査による庁舎建設機運の状況を見きわめた上で、市民参加型の庁舎建設検討委員会等の設置について検討を進めてまいりたいと存じます。 次に2問目、公共交通の利便性の向上についてのご質問にお答えいたします。 4月から実証運行を開始いたしました「さいかいスマイルワゴン」につきましては、8月末現在で登録者数は1,453人、利用者数は1日平均22人と、おかげさまで順調に利用実績が伸びている状況となっております。 まず1点目の、主要道を使う右回り、左回りの循環線の導入を検討してはどうか伺うとのご質問ですが、スマイルワゴンの旧町間をまたがった利用のニーズがあることは認識しており、その対応について検討を行っております。 その対応方法として、議員ご指摘の循環バスによる運行や、乗り換え地点を指定した運行などについて検討しているところであります。 実施に当たっては解決すべき問題も多々ありますので、今後も引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、3問目の市内国道、県道の管理についてのご質問にお答えいたします。 まず1点目の、国道206号線及び202号線沿線の歩道を含めた両側が雑草等で非常に荒れているため、小・中学生の当下校や市民のジョギング等に支障を来している。道路管理の観点から早急な除草の必要性を感じるが、そういった状況を県に伝えているのか。また、県の除草作業の状況を市として把握しているのかとのご質問ですが、西海市には一般国道2路線、主要地方道4路線、そして、一般県道10路線の国道及び県道があり、延長約169キロメートルの道路を長崎県が管理しております。 除草の必要性を県に伝えているのか、また、県の除草作業の状況を把握しているのかとのお尋ねですが、市としては除草の必要性は十分認識しており、県にたびたびお願いをしております。 また、除草作業の現状につきましては、西海市内の国道、県道の除草工事を7区間に分け発注することとし、今年度は工事の入札を6月下旬に行った結果、5区間については落札し、不落となった2区間については、再度8月上旬に入札を行い、請負業者が決定しております。 工期は、7区間のうち5区間については7月上旬から9月下旬、2区間については8月中旬から10月下旬と11月下旬の期間でそれぞれ除草作業が進められており、現時点では大瀬戸町松島の区間が完了したと聞いております。 次に、2点目のパールテクノ西海への工場進出に伴い、国道入り口の峰口交差点において、大型トラック、トレーラー等の出入りが多くなった。現地は交差点の幅が狭く、危険度が高くなっている。早急な改善が求められるが、その対応について伺うとのご質問ですが、この国道206号と市道白似田風早線が接する交差点につきましては、県において平成26年度に測量設計が行われました。 その後、平成28年度に、国道部に右折帯を設けた修正設計が行われ、平成29年度には市と県において協議を行い、あわせて長崎県公安委員会と交差点の協議を行っております。また、市においては、平成29年度の繰越工事として一部工事を実施しており、今年度も実施していく予定です。 なお、交差点部の改良のうち、国道部分の完成は令和2年度が予定されておりますが、市道部分については今年度に歩道整備工事を行い、最後に、県事業の完成と合わせて区画線等の整備を行い、全体の完成を図る予定としております。 今後も早期完成に向けて、県と協議を行いながら実施してまいりたいと思います。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  ありがとうございました。 それでは、順を追って追質問をしていきたいと思います。 市庁舎については、大方予想どおりの回答をいただいたわけですが、今まで合併して15年、随分、同僚議員もこの件に関しては一般質問をやってまいりました。私も今回で3回目だと思います。 ほかの事業に追われて、庁舎建設に関する、回答というのは前向きな回答をなかなか聞いてこなかったわけですけど、しかし15年もたっているわけですから、何かアクションを起こしていかないと、いつまでたってもこの件については、日の目を見るというか、解決というか、前に進んでいかないのではないかというふうな考えを私自信持っております。 私は西彼町の出身なんですが、西彼町の住民から、訪ねる所々でそれぞれ、おいおい、庁舎はどうなっているんだというふうな市民の声を聞いているんです。杉澤市政何やっている、何かやってよというふうなことも耳にします。まさに私は杉澤を随分応援をしてまいりましたものですから、私も市長を後ろから励ましてやりたい、そういうふうにお答えをしてるわけなんですが、やはり一般の市民はこのことに対して、今のままでいいのか、特に免許証を返上したり--返上と言うんですかね、返納と言うんですか、そうした方とか交通手段を持たない老人さん、やはり非常に不便です。 また、役所の別館は5つありますかね、教育委員会、農業委員会、農林部、それから保健福祉、大変段取りが悪い役所だと私は思うんです。やはり、全ての部署が1箇所にあって、1箇所で役所業務ができると。私はぜひそういうふうなところを望んでいるわけですけれども、答弁書の中にアンケート調査をやりましょうという回答もらっているんですが、次の総合計画の策定に合わせてということでありますが、次期総合計画の策定はいつ頃されるんでしょうか、お伺いします。 ○議長(平野直幸)  森林さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(森林良行)  現在の総合計画につきましては、平成29年度から始まっておりまして5箇年間ということでございます。ですから、次は令和3年度ということになります。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  遅いですよ、15年もたっているんです。それからまた5年、20年たちます。そこでやろう、それからまた建設までどういった話合いをやっていこうか、審議をやっていこうかとやりますと30年になります。 いいんですよ、合併をしたんですから。庁舎に関してはやっぱり何らかのアクションを起こさないと、これはいつまでたってもできません。総合計画の策定の時期じゃ遅いと私は思います。そこら辺を、市としてもうちょっと早目にできないものか、いかがでしょう。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  次期総合計画というのは確かに令和3年度になるわけですけれども、アンケートに対しましては来年度ということになりますので、準備等を考えたら、それぐらいはこれからも必要なのかなというふうには思っております。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  ぜひそういうふうにして、来年度、そういったことを起こしてほしいと思います。 そこで、次に、庁舎建設に充当できるといいますか、資金、交付金なり振興資金なり、そういったのが何種類か市役所のほうにはありますでしょうか。 ○議長(平野直幸)  山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士)  庁舎の建設に係る資金でございますけども、現在、合併市町村振興基金がございますけれども、その積立額のほうが、平成30年度末現在で28億6,475万4,000円となっております。そのうち、庁舎建設に充てられる金額のほうが27億3,088万5,000円となっております。 先日の永田議員のご質問にも財務課長がお答えしましたように、市債のほうになりますけれども、残りの財源につきましては一般単独事業債でとかいう形になります。合併特例債のほうは平成32年度までに使わなくちゃいけないので、建設のほうが後になりますと、当然この財源を使わなくなりますので、現状としましては先ほど言った基金の財源と市債、一般単独事業債という形になろうかと思います。あとは一般財源という形になると思っています。 以上です。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  よくわかりました。充てられるとすれば、今2つ、単独債と振興資金があるということで、合併特例債も終わるということで。 こういった積立資金をどんどん積み立てていくことは、金をためるということは非常にいいことだとは思います。ただ、金はやはり、例えば100ためたならば、30なり40なりは回転をさせてやっていくのが私は道理じゃないかと思うわけですね。ためてばっかりいるんじゃなくて、たまった分の30%なり40%なりはやっぱりそれを充当、使っていくと、そして資金の回転をさせていくというのが私は世の中の道理だと思っているんですけれども、ぜひ市役所庁舎については、ここらあたりが私ちょっと気づいたんですが、公共の電波が非常に悪いと思います、皆さん感じておられますか。NHKとかラジオの放送、すごく悪いですね。 また、県庁や佐世保の振興局、あるいは空港あたりともかなりの不便さを感じておるところです。西海市内の不便さにかかわらず、そういったところもありますので、ぜひ市民アンケートを早急にやっぱりとる必要があると思います。即座に、建設をというところまではいかないと思います。 昨日の同僚議員の質問では、具体的に場所の候補も発表されましたけれども、やはりその前にしっかりとした市民の動向を受けとめる必要があるんじゃないか。そして、一刻も早くそれはやってほしいと思います。 また、私の一つの考えですけど、1つの建屋の中で、1つのフロアの中で、全ての職員、そういう人たちが同じ建屋で仕事をするとなれば、お互いに--この議場のように、柱がここは1本もないわけですが--お互いに切磋琢磨しながら、かねて、今までこう何件かの不祥事もありましたけれども、お互いの職員さんたちが心に気がけて、不祥事等も随分減ってくると思います。これはやはり周りの仲間の力であって、職場にはそういった職場の体質が生まれて、すばらしい職員が私はできてくるというふうに理解をいたしておりますので、ぜひ何とかして早くその第1段階の意向調査、アンケートの実施をお願いしたいと思います。 次に、コミュニティ交通について質問をいたしましたけれども、コミュニティバスは、かなり高い評価を受けております。いろんなところでこれも耳にする話なんですけど、やはり接続の問題ですね。西彼から大瀬戸に行く場合、役所に来るときもそうなんです。西海から小迎に来る場合もそうです。 本当に前回の一般質問で渕瀬議員もそのことについて一般質問されましたけれども、やっぱりやってみると、そういった現実が湧いてくるんですね。ですから、皆さんに対して、やはり本当にそこは何とかせんばいかんですねと。ただ、また新たな交通手段を設けるわけですから資金も要りますし、よくわかっております。 今、ちょっと調べてみたんですけど、長崎市のコミュニティ、これが結構、外海地区、それから琴海地区、相当な路線を設けております。琴海西海形上線、それから、小口長浦線、それから香焼三和線、それからもちろん三和線もあります。野母崎線とか伊王島線、これはネットで緊急に調べてみたんですけれども、そういうふうにして設置をしているようでございます。 コミュニティとの接続の問題もありますから路線バスと同じように、ある程度の時刻をどこのバス停が何時何時という感じでやると、西海から小迎に来るのも、川内で何時ですよと、小迎に何時に行きますという感じでやると非常に便利になると思いますので、とにかく内回りと外回り、これはどこかの大きな都市に便利な山手線というのがありますけれども、そういった感じでやっていただくといいと思いますが、市長、そこら辺についてはどう思いますか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  答弁にもお示ししたように、今のままでは、まだまだ足りないというのは十分わかっております。先ほどの内野議員の質問の中で、そのときには出てこなかったんですけれども、医療検討委員会の資料といいますか、西海市がつくった資料の中に、通院するにしても、スマイルワゴンじゃまだまだ勝手が悪いというような意見もありました。 そういうものを含めまして、まずは乗換え場所を何とかつくっていけないかというようなことを今考えておりますので、まだまだ発展途上だということでご理解していただきたいと思います。 とにかくこれから過疎化が進んでいく中では、これも最大限の必要なものでありますので、この充実については議員おっしゃるようにしっかりと進めてまいりたいと思っております。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  それこそ相当な経費もかかりますし、プランもすごい案を練っていかないといけないと思いますので、よろしくお願いいたします。それをすることによって、本当のやはりコミュニティの価値が出てくると思います。 次に、国道、県道の除草作業、清掃作業のことについて私は質問をしたんですけれども、市の管轄とはちょっと違うんですが、市民が通ったり、あるいは中学生あたりが通ったりするもので、ある中学校の保護者から私もご意見をいただきまして、やっぱり何人かおるわけです、国道を歩く中学生がですね。草を飛んでよけたり、時には車道のほうにも出てきたりして歩いていると、あれはどうなっているの、いつ払うの、誰が払うの、何とかしてくださいよと、これも一般の市民、保護者からのご意見でございます。 私も確かに、ずっとあの国道を通るたびに、何で今年はこんなに国道に草が生えているんだというふうなことで、国道、県道ということでどうかなと思ったんですけれども、先ほどから言っておりますように、早急な草刈りをとしておりましたら、この通告書を出すと同時ぐらいに除草作業が始まりまして、おっ、何か私の言っていることがどこかで届いたかなっていうふうなことも感じたわけですけれども、大変いいことだと思います。 そこで、入札の不落であったりとか答弁はいただいておりますけれども、建設部長、そこら辺につきまして、詳しくひとつ私どもに状況説明をお願いできませんか。 ○議長(平野直幸)  十九本建設部長。 ◎建設部長(十九本和敏)  長崎県が管理しています県道及び国道についての除草作業ということでございますけれども、市長のほうから概略は答弁をしたところでございます。本年度、県の除草工事の発注が6月下旬に入札を行って、7月初旬から9月にかけて、それを工期として発注をしたということでございます。まず、市内にある国道、県道、これを7区間に分けまして発注をしていると。先ほど言いました6月下旬に7区間、7工区という言い方がよろしいかと思いますが、そのような分け方で発注をして入札をかけたと。その中で、5区間につきましては落札していただいたんですが、2区間がまだ不落で残ってしまったと。その1つが国道206号線だったということでございます。 この2区間につきましては、8月の上旬に入札が行われまして、落札していただいて、そこから10月下旬と11月下旬と、それぞれの工区、工期を設けまして除草作業に入っていただいたということでございます。 ただ、私ども市のほうも、やはり基本的には皆様からのご意見もありますとおり、お盆前にはきれいにしていただきたいという要望はしているんですけれども、そういうふうな工期の設定、また、受注した業者の手持ち仕事量などによって工期内の作業を予定しているということでございますので、そこまでは強くは要望できないのかなと見ていたところです。 先ほど市長の答弁で、松島地区の県道についてはもう作業が完了して、検査まで終わってるということでございます。 お聞きしたところ、最新で、現場のほうがほぼ終わりかけておりまして、主要地方道路の崎戸大島線の一部と大島太田和線の一部、また、今言いました一般国道206号の一部を残して、そのほかの現場自体の除草は完了しているということをお聞きしております。 今のような状態ですね、やはり年に1回きりの作業ということで大変、切っても草は伸びが早いもんですから、なかなか皆さんのご期待に完全に沿うようなことができないのかなということで、ちょっとそこは苦慮しているというところでございます。 以上のような状況でございます。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  ありがとうございます。私どもが一番心配しているのは、人的な被害、草からマムシとか出てきてかまれたとき、そういったときは果たして誰が--やっぱり県、国が補償するんですかね、あれは大変なんですよ、マムシの恐ろしさ。私もマムシにはかまれたことはありませんが、60歳のときでしたけれども、ムカデには一度かまれて救急搬送されたこともあります。 そういうことで、事が起こったらやはり大変なんです、命にかかわることなんです。国道、県道といえども、すぐに補償問題がかかってきます。ですから、この質問をさせていただいたところでございます。どうぞご理解をよろしくお願いいたします。 次に、これもまた国道に関したことなんですが、市道と国道の交差点、要するにパールテクノ西海、峰口の交差点ですね。工場が完成して操業を始めましたら、大型トレーラー、それから大型ロングの平ボディのトラック、頻繁に出入りをいたしております。特に大型のトレーラーになりますと、あのT字の交差点をどうしても片方の車線に出てから曲がらないとというところがありますもので、地域の人たちもかなり、これは事故が起こったら大変なことになるなというふうな感じで、私も受けとめております。そこは設計図もできているという答弁でございましたので、やはり早急に着工していく必要があるんじゃないかと思いますけれども、建設部長、いいですか。 ○議長(平野直幸)  十九本建設部長。 ◎建設部長(十九本和敏)  おっしゃるように設計ができておりまして、工事も、長崎方面のバス停のほうの箇所から、昨年度から工事には入っているということで、予算との関係もございまして、なかなか一遍に進まないというジレンマもあるようでございますけれども、少しずつ、こう言ってはなんですけど、予算確保しながら工事は進めているということでございます。 市のほうも、県の交差点整備に合わせて歩道を整備するようにしていまして、これについては来月中に入札を行えるように、今準備をしているところでございます。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  わかりました。市の工事、市道の分、そこと国道の工事は同時進行でやっていくわけですか。それとも、市のほうは単独、市の部分は早期に早くからやれる、そういうところはいかがでしょうか。 ○議長(平野直幸)  十九本建設部長。 ◎建設部長(十九本和敏)  市のほうの歩道の工事は先ほど申しましたように、来月中に入札を終えるような形で先にするような形にはなろうかと思います。 それで、最終的には県が行う交差点部の工事が完了する前には、それに合わせて区画線を暫定的に引くということも行おうかというふうには考えております。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  よくわかりました。ありがとうございました。 すみません、1番目の庁舎の件に戻らせていただきますけども、庁舎に関する検討委員会、これは昨日の同僚議員の質問で回答されましたように、設置はしてあるわけですね、検討委員会。 その構成メンバーといいますか、メンバーがどういう団体か何か、それを教えていただけませんか。 ○議長(平野直幸)  山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士)  委員会の委員につきましては、副市長、総務部長、さいかい力創造部長市民環境部長保健福祉部長西海ブランド振興部長、建設部長、水道部長、教育次長、議会事務局長、各総合支所長及び建設の検査指導担当理事ということになっております。 以上です。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭委員。 ◆17番(宮本一昭)  わかりました。市の職員さんが全てということですね。私が要望しておったんですが、市民の代表の皆さん、いろんな何とかの会、何とかの会、学識経験者、そういったのを踏まえた検討委員会というのを設置する考えというのはありませんか。 ○議長(平野直幸)  山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士)  前回の平成20年度に1回、この検討委員会のほうは開いております。そこで、財源であるとか、交通の部分とか、そういった部分の内容等を協議しまして、その年の9月ぐらいに結論を出して議会のほうにも一旦は報告していると思うんですけども、そのときの平成20年度の検討状況ですけれども、あくまで今、宮本議員がおっしゃられましたのは、附属機関としての検討機関ということだろうと思いますけども、その辺につきましては、まずはその庁舎内の検討委員会を踏まえて、必要であれば、その後踏まえながら検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  そういった検討委員会の設置については段取りが必要だと思いますので、ぜひそこまで行けるように、議会にも庁舎建設等に関する調査特別委員会もありますので、いろいろ調査研究もやっているみたいでございます。例えば、老朽化した市庁舎を、分散化した支庁舎を合わせてつくっていこうとか、それから、市の産材、あるいは市有林を使った庁舎を建設していこうとかですね。あるところには議会が発議をして、そして、庁舎の位置を決めていこうとかいうところをいっぱい調査委員会も出されて、今後検討をされるみたいですけれども、ぜひ西海市も、まずは意向調査、これに本当に至急かかっていただきたいということをお願いして、私の一般質問、まだ時間随分ありますけれども、終わりたいと思います。市長その点、いかがでしょうか、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  最初の答弁でも申し上げましたように、来年度中にアンケート調査を実施しまして、その中で、その結果を見ながら、必要であれば、ご提案の市民参加型の検討委員会、あと外部を入れた検討委員会の設置ということも考えていかなければならないかなというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  17番、宮本一昭議員。 ◆17番(宮本一昭)  よろしくお願いいたします。終わります。 ○議長(平野直幸)  これで宮本一昭議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次の本会議は明日9月12日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集願います。 本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。     午後2時47分 散会...