五島市議会 > 2021-06-21 >
06月21日-05号

  • 選挙管理委員の選挙(/)
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  1. 五島市議会 2021-06-21
    06月21日-05号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    令和 3年  6月 定例会◯出席議員(17名)   1番  三浦直人君      11番  草野久幸君   2番  松本 晃君      12番  網本定信君   3番  丸田敬章君      13番  宗 藤人君   5番  片峰 亨君      14番  神之浦伊佐男君   6番  野茂勇司臣君     15番  荒尾正登君   7番  相良尚彦君      16番  山田洋子君   8番  柳田靖夫君      17番  谷川 等君   9番  江川美津子君     18番  木口利光君  10番  中西大輔君-----------------------------------◯欠席議員(1名)   4番  椿山恵三君◯地方自治法第121条規定に基づく出席者 市長        野口市太郎君  財政課長      坂本 聡君 副市長       久保 実君   富江支所長     山崎 健君 教育長       村上富憲君   玉之浦支所長    近藤健二君 総務企画部長    大賀義信君   三井楽支所長    坂本 力君 市民生活部長    太田 税君   岐宿支所長     小柳千敏君 福祉保健部長    今村 晃君   奈留支所長     野茂 剛君 地域振興部長    米山尚志君   会計管理者     蓮本光之君 産業振興部長    井川吉幸君   監査委員      橋本平馬君 建設管理部長兼水道局長       監査委員事務局長  市川良二君           針崎善英君 消防長       今村威徳君   農業委員会事務局長 田脇栄二君 総務課長兼選挙管理委員会事務局長  教育委員会総務課長 吉田典昭君           山本 強君 政策企画課長    小田昌広君-----------------------------------◯議会事務局 局長        大窄昭三君   議事係長      小石節子君 次長        鍋内秀明君   書記        久保源輝君          令和3年6月21日(月)議事日程表議事日程 第5号日程番号議案番号件名備考1 市政一般質問について 番号質問者質問要旨江川美津子議員1 新型コロナウイルス感染症に関する対応と支援策について  ①障害者、基礎疾患ある方へワクチン接種について  ②指定管理施設において陽性者が確認された場合対応手順等は策定されているか  ③市内事業者経営と雇用を守るため支援を 2 チョイソコごと運行と今後予定について  ①10月から開始予定三井楽地区・福江地区で事業者と協議及び福江地区運行ルート選定進捗状況は  ②実証運行が始まった岐宿地区状況は  ③富江地区から改善要望へ対応について 3 LGBT(性的少数者)について  ①市長認識は  ②パートナーシップ制度導入検討を 4 道路、用水路等の管理について  ①昨年台風によって損壊している奈留地区道路補修完了予定は  ②里道・用悪水路の管理について10中西大輔議員1 防災行政について  ①市長認識について   イ コロナ下五島市における自助力、共助力感覚的な数値割合は   ロ 大規模化する自然災害を踏まえて公助が目指すべき数値は  ②避難所確保について   イ 避難所感染防止対策について   ロ 避難所とワクチン接種会場について
      ハ ホテルや学校、市営住宅活用について   ニ ペット避難所確保について   ホ コロナ陽性者避難所について  ③避難訓練と避難指示について   イ 避難訓練実施状況について   ロ 避難指示変更点について   ハ 情報発信方法変更点について   ニ 避難所空き状況周知方法について   ホ 高齢者、要支援者へ避難指示方法について  ④マニュアル作成及び備蓄について   イ 避難所ごと個別マニュアル作成について   ロ 避難所備蓄(段ボールベッド、救援物資)について   ハ 避難所概要(予備電源確保、洋式トイレ、窓ガラス対策)について   ニ 道路雑木撤去、復旧作業員確保について 2 自治体DXについて  ①自治体DX目的と市長ビジョンは  ②DX人材確保と育成方針について  ③準備や計画状況は  ④市民向けサービス向上について   行政手続オンライン化ペーパーレス化デジタル・ディバイド対策について  ⑤労働環境改善について   テレワーク推進、BPR・AI・RPA導入推進について11松本 晃議員1 新型コロナウイルス感染予防対策について  オゾンを活用した対策ができないか 2 水産振興について  漁業後継者問題をどう考えるか 3 高度救命救急センター搬送について  悪天候時対応は 4 台風や大雨に備えた福江川しゅんせつ進捗状況は                        =午前10時00分 開議= ○議長(木口利光君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 議事日程第5号により、直ちに本日会議を開きます。 △日程第1 市政一般質問について 6月18日に引き続き一般質問を行います。 まず、最初質問者は、9番 江川美津子議員。 ◆9番(江川美津子君) (登壇)おはようございます。日本共産党江川美津子です。 先日16日、通常国会が閉会しました。これから1か月後には東京オリンピックが始まります。新型コロナウイルス感染症がこれ以上広がりを見せないように、適切な対策を要望したいと思います。 それでは最初質問です。新型コロナ感染症に関する対応と支援策について質問します。1項目めは、障害者、基礎疾患をお持ち方へワクチン接種についてです。65歳以上方へ新型コロナウイルスワクチン接種券は全て対象者に届き、ワクチン接種も、接種予約も順調に進んでいることが、この2日間一般質問答弁で報告されました。広報ごとう6月号には、16歳から64歳まで基礎疾患で通院や入院をしている方、同じく16歳から64歳方でBMI30以上肥満方に向けて、ワクチンを優先的に接種できるよう個別案内をしますので、6月30日までに御連絡くださいと案内が掲載されています。もう既に、連絡があった方には郵送していると報告でした。 在宅障害者方や、基礎疾患で治療中方、そして介護している家族方から、かかりつけ医療機関で接種をしたい、接種させたいと思いをよくお聞きします。現在でも個別接種で予約はいっぱいで、接種日程が遅くなっています。かかりつけ医医療機関で接種できるよう配慮できないかお伺いをして、壇上から質問を終わります。(降壇) ◎市長(野口市太郎君) (登壇)おはようございます。9番 江川議員質問にお答えします。 障害者、基礎疾患ある方へワクチン接種についてお尋ねがありました。障害者中には、呼吸器病気や、心臓病、腎臓病、肝臓病、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能低下、精神疾患、あるいは療育手帳をお持ち知的障害ある方など、基礎疾患に該当する方が含まれております。これら方々につきましては、広報ごとうにより呼びかけをしているとおり、6月30日までにコールセンターに御連絡を頂ければ、ワクチンを優先的に接種できるよう御案内しており、6月15日に、6月11日まで申出分440人方に、もう既に発送をいたしました。 これら以外障害者うち、福祉施設に通所している方につきましては、現在、施設へ接種を希望される方取りまとめをお願いしており、名簿が届き次第、接種券を施設へ発送し、施設と医療機関が調整した上で、施設内もしくは医療機関で接種を行うことになります。基礎疾患に該当せず福祉施設へ通所等も行なっていない障害ある方につきましては、優先接種対象とはなっておりません。また、基礎疾患ある方は基本的にかかりつけ医療機関をお持ちであることから、自分お体状況を一番知っているかかりつけ医ワクチン接種が一番安心でありますので、予約ができる場合は、かかりつけ医療機関で接種をしていただきたいというふうに思っております。 一方で、市内多く医療機関では、通常診療に支障がないよう調整しながらワクチン接種を行う必要があるため、御希望日に予約をすることが困難な場合が多いようでございます。かかりつけ医療機関予約が取れない場合は、ワクチン接種コールセンターへ御相談いただきますようお願いをしたいと思います。 以上でございます。(降壇) ◆9番(江川美津子君) 既に440人に発送ということですが、私友人方でですね、家族に接種券が届いて医療機関に予約をしようと思ったんですけども、通常かかっている医療機関ではなかなか予約が取りにくいので、早くできるところというので相談をしたら、そういう心肺、呼吸器とかそういったところ基礎疾患をいくつか持ってる方なんですけれども、自分ところではできないということで、接種は遅くなるんですけれども、早くしたいけれども、かかりつけ医療機関に予約をしたということでした。そういう基礎疾患を持ってたり、障害を持ってる方は少しでも早く接種をしたい、させたいというが家族思いだと思うんですけども、ぜひ何らかの援助措置をできないか検討していただきたいと思います。 私は11日金曜日夕方に届きました。夕方でしたので、14日月曜日に予約電話をしましたが、かかりつけ医個別接種は1回目がもう8月半ばということだったので、早くできるところはということで、集団接種で私は接種をすることにしたんですが、重篤化リスクがある基礎疾患や肥満方については、感染あるいは重症化リスクがあるから優先的に接種できるよう個別案内をすることになったんだと思うんですね。ぜひ、希望がある方には何らかの対応をしていただきたいと思います。施設通所サービスを利用してる方には、施設で取りまとめて施設と医療機関が協議をした上でということですので、これについてはよかったと思っています。 次に、移動手段を持たない、または移動が困難な方たちへ接種はどのような方法で行う予定ですか。例えば訪問接種、送迎支援など検討しているかどうかお伺いします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 接種会場まで御家族による送迎が困難な方うち、障害者交通助成事業を活用できる方は、タクシー等を御利用して接種会場まで移動し、接種を受けていただきたいと思っております。接種会場へ移動が困難な方については、無理をして外出をせず、まずは御家族や介護事業所等で接触機会ある周り方が接種をしていただき、御本人へ感染リスクを下げられるようお願いいたします。それでも不安がある場合は、かかりつけ医療機関等を通じて市役所へ御相談くださいますようお願いいたします。 ◆9番(江川美津子君) 障害者交通費助成事業などを利用して接種会場まで行ってほしいということですが、それでもできない場合には、市役所に相談をしてほしいということです。相談があったら何らかの対応策を考えておられるかどうかお伺いします。 ◎市長(野口市太郎君) 実は移動できない方、御自宅で寝たきり方でですね、動かすこともなかなか難しいという方接種については、うちでも早い時期からですね、こういう方にどうしようかということで、課題としては認識をしておりました。 またほか自治体になりですね、あと首長さんにもちょっと連絡をして聞いてみたりするんですが、一番困ってるがですね、原液を注射器に移した後に2時間しかもたないと、6本並べて。ところが、そこ御自宅にお伺いする際には、お医者さんと看護師さんと、そして事務をする方が運転手として行ったとして、最低3人で1チームつくらなければいけない。そこで打ちます。打った後ですね、今度は30分間、多分基礎疾患をお持ちなので30分間経過観察をせんばいかん。30分たって大丈夫だったら、また次に行くとなるとですね、時間が間に合わんよねという話、この6本がですね、間に合わんよねということ。そうこうしてると、今度は国がですね、経過観察は別チームで行ってもいいですよと、打つ人はパンパンパンパン打ちなさいと。経過観察も基本的にはドクターと看護師さんと、そして運転して連れて行く人、3人1グループということになるんですが、経過観察は別チームでいいから、打つ人だけはボンボンボンボン、6人、2時間以内で打って回りなさい、というはこれはやはり人口密度がある程度高くてですね、いわゆる本土部人口密集地なら可能かもしれませんけれど、五島市で2時間うちに移動しながら6人打つっていうは、これはまたなかなか難しいねということで、何らかの対応をしていきたいと思っています。実際、個別医療機関によっては、対応していただいてる先生方もいらっしゃるようでございます。 ただ当面は、五島市としては1人でも多く方に接種をしていただいて、そして集団免疫を獲得する。まずはこのことを優先をしたいというふうに思っておりまして、接種が落ち着いたらですね、御家族を含めて、また意向を確認しながら、どういう方法があるかということについて個別に検討させていただきたいと思っております。我々は、希望する方には全員接種をするということを基本方針に取り組みたいというふうに思っておりますので、いろいろ全国同じ悩み抱えてますので知恵が出てくるところがあるかもしれませんので、ほか団体ところもアンテナを張りながらですね、対応してまいりたいというふうに思っております。 ◆9番(江川美津子君) 落ち着いたら家族とも相談をしながらということですので、ぜひ希望者は全員、接種できるような対策をお願いいたします。 次に、16歳以上、12歳以上とこれからなるかもしれませんが、接種対象年齢希望者接種が終了した後ワクチン接種体制。ワクチン接種は、どこか医療機関でずっと接種できる体制がつくられていくかどうかお伺いします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 国では接種終期を来年2月28日までとしておりますので、接種完了目標時期である10月末を過ぎたとしましても、市内医療機関で個別接種を受けることができるように接種機会は対応していきたいと思っております。しかしながら、希望している方はできるだけ早い時期に接種していただきたいと思っております。 ◆9番(江川美津子君) 分かりました。来年2月いっぱいは接種できる体制はあるということで理解しておきたいと思います。 次に、指定管理施設において陽性者が確認された場合対応手順等策定がされているかどうかについて。五島市では各地区にある住民センターなど集会施設は、一部施設を除いて無償で指定管理となっています。温水プールや山本二三美術館なども指定管理で運営されております。このような指定管理で運営されている施設において、新型コロナウイルス陽性者が確認された場合対応手順は策定されているかどうかお伺いいたします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 指定管理施設において陽性者が発生した場合対応手順は、市が独自に策定したものはございません。 コロナ禍における施設感染症対策は、国、内閣官房が示しております業種別ガイドラインについてを参考にして行っております。また施設利用制限や休止については、市内感染状況を考慮した上で、市と施設管理協議により判断しております。市内公共施設うち、指定管理施設において感染者が発生した場合連絡については、基本的には感染された方やその御家族等関係者、五島保健所などから施設管理者に対し行われるものと想定しており、施設管理者は五島保健所に相談いただき、五島保健所指導下、適切な感染防止対策を行うことになります。五島保健所から施設管理者に対し感染について連絡がない場合は、特別な対策を必要としないということですので、施設管理者や利用者方は御安心いただきたいと思っております。 ◆9番(江川美津子君) 今答弁ですと、こういう施設の管理について、市は独自に策定したものはないということで、発生した場合には五島保健所から施設管理者に連絡が行くという答弁でした。 住民センター等集会施設は、各地区町内会長皆さんが利用受付等を担っています。この町内会長さんたちが施設管理者になるんですか、その点をまずお伺いします。 ◎市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 住民センターで町内会に対して指定管理を行っているものについては、その町内会が指定管理者になるということで考えております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 実際に五島市内そういう住民センターでですね、利用者中に陽性者がいたということで、施設指定管理を受けているその受付担当方はですね、うわさはどんどん入ってくると、でもどこからもどうしたらいいか何連絡もないと、そういうことで大変判断に困ってしまったんですよね。こういうときに市は、どの町内会どなたが施設管理者になってますって、五島保健所に連絡してるんですか。 ◎市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 もしそういう事案があった場合につきましては、事前に市ほうから保健所にどの施設は誰ですよという連絡をしておりませんが、そういう事案があった場合には保健所等と連絡を密に取り合いながらですね、対応していくことになろうかと思います。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 実際に今回そういう事案があってるんですが、それは御存知ですよね。これから具体的にはそういうときにはどうするっていうマニュアル、つくってるんですか。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 議員が今お尋ね件につきましては、先ほど答弁中で、感染について連絡がない場合は特別な対策を必要としないということで連絡をしていないということですので、安心していただきたいと思っております。 ◆9番(江川美津子君) それでしたら、そういう必要ない場合は連絡がありませんということを、指定管理者に知らせてるんですか、お伺いします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 今回件では連絡をしてなかったと反省しております。 施設利用者から新型コロナウイルス感染症陽性者が発生した場合対応について、五島保健所指導に基づいて、市から施設の管理者に対し施設消毒や利用制限について連絡ができるような体制を整備し、管理者に御不安を与えないように今後はしてまいりたいと考えております。 ◆9番(江川美津子君) ぜひ適切なシステムをつくってください。そうしないと今ほとんどそういう集会施設とか、市が指定管理で運営してる施設、たくさんありますよね。そういうところはもうこういうことがあったら指定管理は受けたくないと、そういうことになってしまう可能性もあります。ぜひきちんとしたものをつくって、指定管理者についてもそういう報告をする。そして、これからいつどういう事態になるかも分かりませんので、五島保健所に対してもきちんと連絡をするという体制をお願いいたします。 次に、市内事業者経営と雇用を守るため支援をということで、新型コロナ感染症終息が見えない中、5月連休以降、人流れが止まっています。私がお話をするところでは、去年よりも今年方が本当に厳しい。五島市は独自支援策は検討していないとよく聞かれます。市として市内事業所経営と雇用を守るため施策を実施する考えはないかお伺いいたします。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) 新型コロナウイルス感染症経済的な影響がどの程度あるか、情報収集ため福江商工会議所及び福江市商工会(144ページで五島市商工会に訂正)と意見交換ほか、市内いくつか事業者に聞き取りを行っております。業種によっては大きな影響を受けているものもあり、市内経済が疲弊しているという認識はしてございます。またコロナ影響が直接的ではないものの、後継者もいないことから廃業を選択した事業者もあると聞き及んでおります。 市では今年に入ってから、市長専決による飲食店時短営業に対する協力金、臨時議会で御審議いただいた全業種を対象とした市単独事業継続支援事業や、県と共同で実施した事業継続支援給付金事業を実施し、市内事業者支援に取り組んでまいりました。これらは5月中旬に給付を終えたところですが、県内他市に先駆けて実施させていただいております。 コロナ第4波では、五島市では5月に市内で20名感染者が確認されました。全国的にも緊急事態宣言、まん延防止等重点措置という事態になっております。こうした状況中で、観光客減などにより市内経済に影響が生じていることは承知しております。市としては、現在進めているワクチン接種が一番経済対策であると思って取り組んでおりますが、今後、コロナ変異株、変異種、デルタ株と言われておりますが、感染拡大も懸念されておりますので、市内事業者状況や現在実施されている国、県支援制度を見ながら事業者へ支援策は対応してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) まだまだオリンピックでまた感染爆発するんじゃないかと、人流れは県外はもう行かないと、そういうも言われておりますので、先日網本議員へ答弁で6、7、8月状況を見ながら国補正予算を使って実施、必要であれば独自施策を検討したいという答弁がありましたけれども、ぜひ今からでもですね、市内事業者状況を調査しながら、必要な支援策検討を始めていただきたいと思います。 ◎市長(野口市太郎君) 考え方についてはですね、先般、草野議員そして網本議員に答弁をしたとおりでございますが、その際に必要があればというふうな発言をいたしまして、非常に否定的な捉え方をされたかなと思いまして、私非常に説明不足だったなということもございまして、それについては申し訳なく思っております。 意味合いとしてはですね、先ほど江川議員からも話がありましたように、この第5波、この感染状況がどうなるかということ、そして一方、ワクチン接種も進んでおりますので、実際感染状況がどうなるかということ、そういったことも見ながら検討したいということで、決して後ろ向きことではありません。今この厳しい状況が続いているということであれば、できれば国制度を活用したい、国制度がなければ、そこは前回も言いましたように、これまで財政調整基金なりですね、そういったもの中でしっかり対応させていただきたいというふうに思っております。そういう趣旨でございましたので、前回は大変言葉足らずで申し訳ございませんでした。 ◆9番(江川美津子君) 検討するということですので、ぜひ実情を把握しながら、早い時期にですね、何らかの対策をお願いしたいと思います。 2項目めは、3月議会でも質問いたしましたチョイソコごと運行と今後予定について質問いたします。1点目は、10月から開始予定三井楽、福江地区で事業者と協議及び福江地区運行ルート選定進捗状況についてお伺いします。3月議会答弁では、三井楽、福江地区は実証運行なしに10月から本格運行するとことでした。両地区事業者と協議状況について御説明ください。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 三井楽地区では、これまで三井楽半島バスを運行していた事業者と、昨年度からチョイソコ導入に向けた協議を行っているところです。その中で三井楽地区住民にアンケートを実施すること確認が取れたため、75歳以上を対象に5月に実施をいたしました。アンケート結果では三井楽半島バス継続を望む声が多数あったことから、本格運行時期も含め、地域住民にとって最善交通政策が何かを検討し進めていきたいというふうに考えております。 福江地区では、地区内に営業拠点ある全てタクシー事業者及びバス事業者と個別に協議を行い、電話予約制乗合タクシー導入に係る説明を行いました。導入についてはおおむね了解が得られたものと理解しております。福江地区でも75歳以上住民を対象にアンケートを実施しており、これにつきましては今現在集計中でございますが、集計結果をもって引き続き導入に向けた協議を行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 三井楽地区では、もうアンケートを取って、当分は継続ということで分かりました。福江地区はおおむね了解を取っているということなので、それは了としたいと思います。 福江地区では、5台車両を活用する計画になっているんですが、もう10月本格運行まで3か月です。運行ルート選定進捗状況について御報告下さい。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) 福江地区区域分けにつきましては、おおむね小中学校区を想定しているところですが、電話予約制乗合タクシー事業、今から公募する予定にしておりますけれども、公募において事業者から区域分けについても提案をしていただく予定としております。 公募によって選定した事業者とは、目的地や運行ルートなど市民にとって利用しやすいものになるよう、研究、検討を重ねていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 福江地区はおおむね小中学校区ということですが、医療機関や大型店舗が集中しているは福江中学校区ですよね、その他校区は、医療機関は全くありません。こういうところをどういうふうに5台車両で5つ区域に分けるか。実際、市民利便性を高める、そういうことにするにはどういう方法があるかと私もいろいろ想像したりするんですが、その点はいつ頃までに事業所に公募をかけるんですか。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、学校区で区分、区別をしますと、目的地となる施設、特に五島病院ですね、等々が集中することが考えられます。それにつきましては、公募される応募事業者と協議をしていきたいというふうに思っているんですけれども、公募につきましては今ところ6月下旬、6月中、もしくは議会が終わって7月頭、そういったところで公募を開始したいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 6月下旬か7月初めに公募をかけたいということですが、複数区域、エリアを乗換えなしに利用できるかと、利用料金はどうなるかと、利用したいと考えてる方は、そういうことをいろいろ考えてると思うんですね。その点については事業者に公募するに当たって、市として何らかの、こういうことはちゃんと取り入れてほしいとか、そういう要望はあると思うんですけれども、先ほど複数区域問題ですね、その場合利用料金、それはどのようにお考えなかお伺いします。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) 利用料金につきましては、現在、富江、岐宿地区で実施している1回300円と、地区内利用はですね、想定をしているところです。 地区をまたがった場合ですね、当然2地区またがれば300円、300円で600円となるが基本となるところなんですけれども、現状路線バスですね、例えば崎山から五島病院までは、多分600円はかかっていないんじゃないかなというふうに思います。そういったところも勘案しながらですね、事業者と利用者が利用しやすいというふうな形で検討はしていきたいとは思いますが、現状では2地区をまたがる場合は300円、300円600円というふうなところで考えております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 3月議会でもうちょっと確認しておけばよかったかなというがあるんですが、福江地区内では奥浦線とか崎山線など、路線バスが走っている地域についてどのように考えるかと質問で、路線バスが入っているところ幹線についてはそのまま残したいと思っている。地域内を走っている部分について、利用者が利用しやすい形でチョイソコ利用を考えているという答弁でした。この点について、町から町基幹路線は、それはもう走ってもらうということで、それ以外に福江地域内を走っている路線バス、これをどういうふうに考えているか確認をいたします。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) 幹線路線バスにつきましては、今議員がおっしゃったとおり、各地区をつなぐメイン路線になります。地区内において乗合タクシー、チョイソコですね、活用するというふうなが基本的な考えになりますが、例えば福江から出張所地区内に走る場合は、幹線バスを使っていただいて、それぞれ地区内でチョイソコを使っていただくというが基本でございますので、例えば旧福江市内路線バスがチョイソコ運行場所を当然走ることもあろうかと思います。そのような場合に果たしてその路線バスが必要なかどうかっていうところも含めて、チョイソコが走るところについては路線バスを減便して、チョイソコが走らない幹線ところバスを本数を増やすというふうなことも考えておりますので、現実にそういうことができるかとか、当然人件費とかバス台数とか運転手さんこともございますので、そこは総合的に勘案しながら、今後検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) ぜひ市民利便性が少しでも低下しないようにお願いしたいと思います。 福中校区ではですね、一部地域を除いて商店街真ん中にある福江警察署跡にできた駐車場を起点にして、福江商店街巡回バスが運行しています。路線バスも必ず商店街を走ります。福江地区内でチョイソコごとうを実施した場合、商店街影響も少なくないと思っています。商店街がさらに疲弊するではないかと私は心配しています。高齢者移動手段確保と同時に、中心市街地まちづくりについて、どういう町をつくっていくか、検討もすべきだと考えます。市長見解を求めます。 ◎市長(野口市太郎君) 実証とか本格運行とかいう話があるんですが、私自身としてはですね、しっかり制度として定着するまでは、実質的には実証なんだろうなというふうに思っております。幹になる部分についてはしっかりスタートさせていただいて、個別にいろんな問題が出てきたらしっかりそれに対応していくという中でやっていきたいと思っておりまして、そういった意味ではまちづくりという観点からもですね、そういった対応についてはこれからまた引き続き検討させていただきたいというふうに思っております。 こうしたからもうこうしかしないとか、そういう制度だとやはり住民ニーズになかなか合致しないという部分もありますんで、それはやはり地域声をしっかり聞きながらですね、柔軟に対応していくということを基本にしたいというふうに思っております。 ◆9番(江川美津子君) ぜひ柔軟な対応をしていただきたいんですが、富江地区では路線バスもタクシーもなくなると、ないというところでこのチョイソコ利用がすごく評価が高いというか、利用されていると思うんですが、福中校区ではちょっと状況が違うと思ってるんです。 一つ一つ政策は正しくっても、総合的に見て再検討必要があるということもたくさんあります。商店街へ影響は市全体まちづくりに大きく関わる問題だと考えています。市役所あるこの商店街を含む地域をどのような町にするか、行政も商店街も市民も一緒になって考える時期だと思っております。その点について市長、再度答弁お願いします。 ◎市長(野口市太郎君) 先ほど申し上げましたように、検討していく中ではですね、商店街影響についても見ながら、商店街皆さん意見もしっかりお伺いをしながら対応してまいりたいというふうに思っております。 ◆9番(江川美津子君) 次に、実証運行が始まった岐宿地区状況について。これは先日8番 柳田議員質問で現在状況は理解しました。登録会員数や利用実績が少ないと分析もしていますが、その要因は住民生活圏実態についてよく把握ができていなかったんじゃないかなと思います。今後施策については、現在ところないという答弁でしたが、9月まで実証期間中中で、住民皆さんが生活実態に沿うような運行エリア検討を進めるよう要望をいたします。 次に、昨年10月から富江地区チョイソコごとう実証事業があり、12月に今年4月から本格導入に向けて、利用者視点から運行計画改善点を見いだし、より良いサービス向上を図ることを目的に、登録会員へアンケート調査を行っています。その中でアンケートにあった低評価、要望中で、五島病院行き8時20分のバスに乗れないとか、五島中央病院で午後から検査場合、五島病院経由バスがない、寒い中また暑い中待っている人がいる、車台数を増やせないか、電話代が高い、自宅から停留所までが遠い、などがありました。 運行時間拡大は富江地区、岐宿地区共通した改善要望ですが、このような改善要望に対してどのような対応をしているか、そしてこれからできるか、お伺いをいたします。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 要望に1つずつ、とりあえず回答させていただきます。まず、五島病院行き8時20分発バスに乗れないという御要望に対しましては、4月よりチョイソコ運行開始時刻を8時から7時45分に変更して対応をしております。 次に、五島中央病院で午後から検査場合、五島病院経由バスがないという御要望に対しましては、今ところ五島バスほうに要望があったことをお伝えしているというところです。 次に寒い中、暑い中待っている人がいる、車台数を増やせないかという御要望に対しましては、現在1台で運行管理ができております。現時点で台数を増やす予定はございませんが、待ち時間が長くならないよう、予約時間5分前くらいに停留所にお越しくださいますよう、これはお願いをしているところでございます。 次に電話代が高いという御要望につきましては、現在予約先が県外オペレーターへ電話となり、電話料金が高くなっているというふうなところかと思います。通話時間を極力短くするように、用件のみをオペレーターにお伝えしていただくことを利用ガイドを通じてお願いしているところです。先々、オペレーター、そういうところを五島市内でできないかというところも今検討しているところですので、そうなってくればですね、電話代は若干安くはなってくるかなというふうに思っております。 次に、自宅から停留所までが遠いという御要望につきましては、自宅近くや目的地近くで乗降できるよう、最も身近な町内ゴミボックスや公共施設などを停留所に設定をしております。利用者要望があれば、必要に応じ停留所追加も随時行っているところでございます。 ただ、個々人全て要望に応えるはなかなか、今ところ始まったばっかりですので難しいというふうに考えております。多様な意見をもらいながら、俗に言う最大公約数で運行しながら、改善できるところは御意見を聞きながら、よりよいものにしていきたいというふうに思っておりますので、現状を温かく見守っていただいて、積極的に活用していただければなというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) できるところは要望に応えながらということで理解したいと思います。 岐宿地区会員登録案内を閲覧していました。富江地区も同じだと思いますが、チョイソコ車両には車椅子を載せることはできませんと、小さな活字で書かれています。車椅子は載せない、介助者がいても利用できない、理由をお聞かせください。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 会員登録条件として、御自分で、または保護者もしくは介助者補助により、停留所へ移動及び車両へ乗降ができる方とされております。 現時点では介助する方が同乗し乗り降りをサポートされればチョイソコ利用も可能でございます。ただ同乗される方についても通常料金を支払っていただくというふうになります。また車椅子については、折り畳み式であれば積載可能ですが、そうでない少し大きなもの、あるいは車椅子そのまま状態でということは、現状チョイソコ車両では積載できませんので、そこについては御了解いただきたいなというふうに思っているところです。 以上です。 ◆9番(江川美津子君) 介助者がいて、また折り畳み式車椅子だったら積載可能ということですが、もう少し大きい車にしてですね、こういう場合でも利用できるようにならないか、ぜひ検討をしていただきたいと思います。 最後に、これは3月部長答弁です、チョイソコを実施するところでは商工交通部門だけでなく、福祉部門や介護医療部門といろいろ検討しながら交通弱者を広く救っていきたいという、私質問に対する部長答弁だったんです。私はぜひこれをですね、取り組んでいただきたいと思います。利用するは高齢者や児童、生徒など、車運転ができない人たちです。これから交通問題を考える場合は、まちづくりも、そして長寿認知症対策とか、いろんな目的があっていいはずです。部長答弁立場で進めていただきたいと思うですが、市長、御答弁ください。 ◎市長(野口市太郎君) 基礎自治体として市役所仕事っていうは、高齢化が進む中でですね、1つ係とか1つ中で、全てが完結するという時代ではございません。必ずほか課と連携、こういったものが日常的に必要になっておりますので、そういった縦割り弊害が出ないように指導していきたいというふうに思っております。 それからやはりチョイソコ、基本はですね、公共交通体系一環として整備をしようと思っておりまして、まずは大きな枠組みといったものをしっかり定着をさせたいと思っております。その後でまたいろんな地域住民声を反映させていきながらですね、そして制度を完成させていくっていうんですかね、そういった形で取り組んでいきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいというふうに思っております。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) すいません、先ほどコロナウイルス感染症経済支援ところで、私が誤った答弁を、間違った話をしておりましたので修正させていただきたいと思います。 私は五島市商工会と答弁しなければいけなかったところを福江市商工会と答弁してしまいました。申し訳ございませんでした。 ◆9番(江川美津子君) チョイソコで紹介したいがあったんですけども、雲仙市も7町が合併して雲仙市になっております。ここでも去年10月からチョイソコを運行してるんですが、ここはもう小さくしないで、吾妻町と愛野町を西部地区エリア、国見町と瑞穂町を北部地区エリアという、大きく2つエリアに分けて、それでエリアを乗り継ぐときには一旦降りて、次エリア車に乗るというがあります。 もしできるようだったら五島市内もですね、あんまり岐宿利用が少ないというも、買物とかそういうも、なかなか食料品は別にして、しにくいというもあるかと思うので、この旧町とかそういうにとらわれないで、大きいところで検討してもよいではないかと、ぜひ研究、検討してみてください。紹介させていただきます。 次は、LGBT(性的少数者問題で市長に質問いたします。LGBTなど性的少数者カップルを認めるパートナーシップ制度は、2015年、平成27年11月に東京都渋谷区、世田谷区で施行されました。徐々に全国自治体に広まり、6月1日現在、106自治体が導入しています。国会では自民党を含む超党派LGBTに関する課題を考える議員連盟で論議し合意した法案が、自民党役員会でLGBT法案国会提出見送りが決まり、16日に閉会した国会で成立はできませんでした。世界では80以上国でLGBTに関する差別を禁止する法律が整備されており、先日菅首相も参加したG7先進国首脳会議参加7か国中、法整備がされていないは日本だけ。そしてOECD諸国LGBTに関する法整備状況を比較すると、35か国中、日本は34位だということです。LGBTについて、市長はどのように認識されているかお伺いをいたします。 ◎市長(野口市太郎君) 基本的には個性を認め合い、誰もが自分らしく、そして心豊かに生きられる持続可能な社会構築が必要であるということについては、これは全く私もそのように思っております。 議員からお話がありましたように、国会ではですね、国民理解増進を図るためLGBT法案提出は見送られましたが、議員がおっしゃるとおり、世界的にはLGBT権利保障や支援が今後も維持、拡大されていくというふうに思っております。これから臨時国会なり、次通常国会なりでですね、国ほうで審議がなされると、そして成立をしていくんだろうと思っておりますので、国動きをしっかり注視していきたいというふうに思っております。 ◆9番(江川美津子君) 法律制定には国動きを注視していくということですが、パートナーシップ制度を導入している自治体が、今年4月以降も2つ自治体がつくってるんですよね。長崎県内では長崎市が2019年、令和元年9月につくりました。九州では今、10自治体がパートナーシップ制度を行っています。五島市でもこのパートナーシップ制度導入、検討すべきだと思いますが、市長見解をお伺いいたします。 ◎市長(野口市太郎君) こういう基本的人権に関することというがですね、個別自治体で取扱いが違うというは、これはあんまりよろしくないというふうに思うんですね。やはり全国同一制度として導入することが必要だというふうに思っております。 現在検討されている与野党、両方案が出ているようでございますけれども、いずれも地方自治体に一定役割を求めております。できれば新しい法律下でですね、自治体責務として整備することが望ましいというふうに考えております。したがいまして、先ほども申したとおり、国動向を見ながら、市で制度導入について検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆9番(江川美津子君) もう少し積極的な答弁が返ってくるかと思っていたんですが、このパートナーシップ制度を、パートナーシップ宣誓制度って言うところが多いようですが、これをつくっても法的には何影響もないというが分かっています。それでも希望する本人たちが、一緒に相互に協力し合いながら、周囲にも宣誓して、安心して生活ができるということだと思うんです。例えば宣誓をしたときにですね、戸籍上結婚が選択できないカップルを市が公認するとどうなるかということで、家族として市営住宅に入居することができるとか、病院で、特に救急で搬送された場合には、家族としてその方が面会できるとか、そういう法的ではなくっても社会生活上に必要なそういうことが、市が認めることによって実現できるというがあるんですが、その点については、市長はどのようにお考えですか。 ◎市長(野口市太郎君) そういった形に進むことに多分今後なっていくんだろうと思いますが、ただ現時点ではこの件に関してはですね、いろんな考え方を持っておられる方もいらっしゃいます。そういったところ含めてですね、国方で、国会方でしっかりした方針が示されるというふうに思っておりますので、それを見ながら対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆9番(江川美津子君) はい、私少し、市長答弁に残念な気持ちでいっぱいです。 五島にも、私たち周りにもそういう方たちは表に出ないだけで、必ずいらっしゃると思うんですよ。ぜひ前向きに検討していただきたいと再度要望しておきたいと思います。 次に、道路、用水路等の管理について。昨年台風被害で損壊している奈留道路補修完了予定についてお伺いします。 ◎建設管理部長(針崎善英君) お答えいたします。 昨年9月台風による建設課関連災害うち、奈留地区においては7か所発生しており、現時点で4か所は復旧完了しておりますが、残り3か所は完成に至っておりません。 1つ目は市道水ノ浦線であり、長崎県が管理する海岸線護岸に面している市道で、被災した護岸復旧と並行して工事を行う必要がございます。五島振興局に確認したところ、3月下旬に契約を結び、完了時期は11月末を予定しているとことで、市道水ノ浦線においても振興局と連携し、11月末まで完了を予定しております。 2つ目市道泊~奈木線については、4月末から着手しており、8月末完了を予定しております。 3つ目市道前島線、これについては2度入札を実施しましたが、現時点で契約まで至っていないことから、次入札手続を早急に進めているところでございます。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) どれもなかなか、泊~奈木線は8月末ということですが、台風シーズンには間に合いそうにないなと。奈留をはじめとした、この二次離島や交通不便地区災害復旧が遅れる要因は何なかと、その要因についてお伺いします。 ◎建設管理部長(針崎善英君) お答えいたします。 今回災害復旧工事が遅れた要因として第一に考えられるが、入札不調でございます。公共工事平準化が求められる中、五島市においても早期執行や発注見通し公表によって平準化に努めているところですが、災害復旧工事突発性から、手持ち工事を抱えた状態にある建設業者が多く、特に二次離島部においては移動運搬等問題が重なることから、近年入札落札状況は五島市、県発注分問わず、厳しいものとなってございます。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 二次離島も奈留も含めてそうですが、道路が海岸沿いにあったりですね、もうそこ道路が損壊してしまうと生活が遮断されるという、そういう状況にもなりますので、ぜひ住民生活に支障ないように早く復旧できるような方策を検討していただきたい。そうしないと、また無人島というか、人住まない島が増えてくるんじゃないかと思います。ぜひ検討をお願いいたします。 次に里道・用悪水路の管理についてお伺いいたします。これは一般的には赤線、青線と言われているところですが、この管理の責任ですね、どこか負っているかお伺いいたします。 ◎建設管理部長(針崎善英君) お答えいたします。 里道・用悪水路法定外公共施設の管理については、以前は、国が財産を所有し管理を県が行い、草刈り等維持管理を受益者で行っておりました。その後、平成12年4月1日施行地方分権推進計画に基づく地方分権一括法により、財産が地方自治体に無償譲与されております。本市においても、平成15年から平成18年にかけて、国から譲与を受けたところでございます。本市での管理状況については、財産及び機能管理を市が行い、日常的な維持管理を町内会や受益者において管理していただいております。 以上でございます。 ◆9番(江川美津子君) 機能管理は市が行なっているということですが、今県道とか国道、市道が整備され、また側溝整備などもされてですね、その間が管理されてないと、そういう状況ところがたくさんあると思うんです。流末水が流れ込むなど箇所もあり、個人では対処できない場合もあります。また以前は集落で管理できていたところも、高齢化で管理できなくなっているところもあります。 一定基準を決めて、市が補修等も援助できるよう検討していただきたいと思うんですが、市長答弁をお願いします。 ◎市長(野口市太郎君) この管理についてはですね、今補修ため原材料とか、あるいは機械借上料を支給したり、あるいは支援したりすることによって対応していただいております。 ただ、災害につながるおそれがある場合とかですね、あるいは規模が大きい機能回復工事についてはですね、検討余地はあるかと思うんですが、今ところですね、通常市で管理している市道そして河川、実はこの維持補修でかなり手一杯状況でございます。支所予算含めて増額をいたしまして対応しているんですが、これについてもパンパン状態ということでございます。逆にですね、人口減少等もあるんですが、場合によっては、今市道認定している部分についても、その市道認定そのものさえ見直さなければいけないというふうな状況になっておりまして、この赤線、青線についてはですね、当面は現行の管理を地域方にお願いしたいというふうに思っております。 ◆9番(江川美津子君) 災害につながるおそれがあるところは市がということですが、実際にそういうところもあると思うんです。そういうところについて災害につながるおそれがあると判断した場合には、市が工事を施工するということでよろしい…… ○議長(木口利光君) 江川議員、時間となりました。簡潔にお願いいたします。 ◆9番(江川美津子君) 答弁をお願いします。 ◎建設管理部長(針崎善英君) 先ほど市長が申し上げたとおり、緊急性高い法定内道路とか河川についてですね、まずは優先順位は上がってくるかなと思います。法定外についてそういった状況であった場合ですね、先ほど申しましたように原材料、機械借上代、まずそれを提案させていただく。それで地元ができない状態であればですね、市方で優先順位をつけて、優先順位高い順からやっていくという方向になろうかと思います。 ○議長(木口利光君) 以上で、江川美津子議員質問を終わります。 次質問者は、10番 中西大輔議員。 ◆10番(中西大輔君) (登壇)おはようございます。若い力で政治を変える、市民ネットワーク中西大輔でございます。 私は先月、五島市大浜に引っ越しをいたしまして生活をしております。本日も貴重なお時間を頂きですね、天気がいい中、自転車で通勤をしてまいりました。非常にですね、大浜という場所は海もきれいで、私にとってはとても大事な場所でございます。そうした中で、この移住されてくる方も、地元に住まわれる方もですね、この五島市がいつまでもきれいな海や食事をずっと楽しめるような、そういった状況であり続けてほしいというふうに思ってる方が多いと思います。しかし今ですね、五島市は大きな危機、2つ危機に直面していると思います。 1つ目は、新型コロナ影響。そして2つ目が、これから毎年いつ起こるかも分からない、大規模な自然災害であると思います。昨年も市長選挙の後にですね、大きな台風が2つやってきまして、五島市長呼びかけに応じて多く方が避難をされて、そして私も市民体育館方に避難をさせていただきました。職員方ですね、昼夜を問わず避難所維持管理をしていただいたおかげで、大きな被害もなく過ごすことができました。大変感謝をしております。今年もこれから7月、8月、9月と台風や大雨シーズンを迎えるに当たって、防災という観点で様々なですね、昨年も改善すべき要望や、それからもっと対応していかなければいけない部分があるというようなことで、議会ほうでも9月、多く議員がいろいろな質問をされました。本日はその総括としまして、災害シーズンに入る前にですね、網羅的にハード面やソフト面、そして情報発信在り方について、細かく質問させていただきたいというふうに思います。 その前提としてですね、防災に関してよく言われるが、自助と共助と公助ということだと思います。市長は先般答弁中で、自分命は自分でということでおっしゃいましたが、基本的にはそのような認識だとは思いますが、しかし、かといって公助がですね、何もしないというわけでは当然ないと思います。そこでまずですね、新型コロナ影響せいで、自助と共助という部分が非常に弱くなっているではないかというふうに私は感じております。新型コロナ影響で外出自粛や集会自粛、こういったことで特に御高齢方が生活をする上で、なかなか外に出づらいという中で、体力が低下したりとか、自治組織が集会ができないという部分があるかと思います。私感覚的に申し上げますと、去年時期はですね、例えば自助と共助が1だったと仮定した場合、今年は新型コロナ影響で、大体0.8とかに落ちてしまっているではないかというふうに考えます。 そういった意味で、自助と共助が新型コロナ影響で落ちる中で、公助というがどういった数値というか、どういったスタンスで臨むべきかというを考えるべきかと思いますが、最初にですね、壇上で市長に自助と共助ということが、感覚的な数値としてどれぐらいまで下がっているか、そしてそれを踏まえて、公助が今年大規模な自然災害が起きてもおかしくない状況中で、どういったところを目指していくかということをお伺いいたします。残り質問は自席でさせていただきます。よろしくお願いいたします。(降壇) ◎市長(野口市太郎君) (登壇)10番 中西議員質問にお答えします。 防災に関し、自助、共助、公助についてお尋ねを頂きました。 自助取組についてはコロナ感染中、感染防止対策、不要不急外出自粛など、市民皆様には大変御協力を頂いておりまして、自分命は自分で守るということについて取り組んでいただいておりまして、まずもって感謝を申し上げたいと思っております。またそういった意識というがですね、これまで以上にそういった気持ちを持って、対応していただいているというふうに思っております。 共助についても、これまで各地集会とかですね、行事、こういったところに参加させていただいて感じることは、コロナ禍中にあってもですね、他人を思いやる気持ち、あるいは地域とつながりを大切にする気持ち、これについては変わってないというふうに思っております。ただこれまでですね、地域をまとめていただいていたリーダー格方が、やはり高齢化によって引退をされる、そしてその後がなかなか見つからない。加えて住民意識変化、こういったこともございまして、地域絆が以前とすると弱まっているということについては私もそう思います。 このため、五島市では県内市、町に先駆け、平成27年度に、市内全域にまちづくり協議会を立ち上げまして、地域絆を強化し、防災を含めですね、それぞれ地域課題解決に向け取り組んでいただいております。あわせて、これまで町内会活動や自主防災組織取組も支援しております。引き続き、自助、共助力維持、向上に努めてまいりたいというふうに思っております。 公助については、市民皆様命や財産を守るために、危険箇所防災工事、あるいは防災体制整備、市民意識啓発、自助、共助後押しなど、様々な防災対策に取り組んでいます。これから本格的な豪雨、台風時期を迎えて、市民皆様にはですね、接近するおそれがある場合は、前もって停電や断水、こういったことについて備えていただく必要があります。災害時には冷静な判断下、落ち着いた行動が求められますので、こういったお願いをですね、災害情報伝達、そして避難所設置と、こういったことにこれからもしっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。(降壇) ◆10番(中西大輔君) はい、市長ほうからですね、自助、共助、公助ということについて回答いただきました。 自助と共助部分が落ちているということは述べられたと思うんですけれども、公助もですね、今年、共助、自助という部分が落ちる中でしっかりと対応していただきたいというふうに思ってます。 では、具体的な項目について質問させていただきます。避難所確保についてですが、昨年台風10号では、五島市民14%に当たる5,117名方が避難をしました。そうした中、満杯になる避難所もあり、市民方も大変苦労されたと思います。野茂議員から質問際には、今年は自主防災組織を含めると、指定避難所収容人数は約5,300人というふうにありましたが、この人数で今年、避難所数、足りているかどうかというところをお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えをいたします。 議員仰せとおり、指定緊急避難場所及び届出避難所を合わせますと、5,300人を収容できる試算ということで算定しておりますので、大丈夫という認識下、動いているところでございます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 去年数より多いということで大丈夫だということでした。 今年は昨年に引き続き、避難所感染防止対策もやっていく必要があるというふうに感じております。昨年は避難所では感染防止策として、ソーシャルディスタンスを設定したそうですが、11避難所が基準値をオーバーしたということでした。変異株感染力ですね、従来よりも強いというふうにされていますが、昨年度使用した1人当たり使用面積4平米、これ見直しは、今回新型コロナ感染力が強い中で行う予定かどうかをお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 見直しにつきましては行いません。昨年同様1人当たり4平米で試算をしているところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 昨年と同じ基準でやるということでしたので、その基準値、オーバーするような施設がないように対応していただきたいというふうに思います。 次に、避難所とワクチン接種会場についてお伺いいたします。5月22日長崎新聞によると、避難所とそれからワクチン、今集団接種している会場が重複、重なる場合があると報じられています。五島市においてはこの集団接種会場と指定避難所に指定されているこのかぶりが何か所あるかお伺いいたします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 市民体育館、三井楽町公民館、岐宿町福江島開発総合センターと岐宿町公民館山内分館、以上4か所でございます。 以上です。
    ◆10番(中西大輔君) 4か所あるということでしたが、長崎新聞記事によると、避難所が開設された場合、集団接種は延期せざるを得ないというふうな紹介ありましたが、この場合、集団接種は延期されるということでよろしいでしょうか。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 台風などで避難所が開設される場合は、緊急を伴う以外は外出を控えるなど、普段行動を見合わせる必要がありますので、集団接種は延期せざるを得ないと考えております。 以上でございます。 ◆10番(中西大輔君) 延期するということでしたが、ワクチン接種間隔について厚生労働省発表によりますと、1回目接種から3週間を超えた場合、できるだけ早く2回目接種を受けてくださいとあります。 集団接種が延期になった場合、本来予約していた人に対して、その周知、スケジュール変更はどういうふうに行うかお伺いをいたします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 御指摘とおり接種間隔問題もありますので、速やかに医療機関と調整を図り、新たな接種日時と会場確保を行い、コールセンターやホームページ、防災行政無線等で延期お知らせを行ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ◆10番(中西大輔君) 前から言われていることですけど、防災行政無線がちょっと聞きづらいというところがございますので、確実に予約していた人に延期になったということが伝わるようにしていただければと思います。 次に、ホテル活用についてお伺いいたします。昨年9月議会では、市長方からですね、ホテル業界方々と災害時応援協定締結に関して、関係業界方々とお話をさせていただきたいという答弁をされています。その後進捗状況はどうなっているかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 関係業界方々とはお話はさせていただきました。ホテル空き部屋を市民皆様が避難場所として利用するは、ホテル側にとってもメリットがあるという意見がありました。一方、ホテル側からは避難所予約受付が市が介入することになり、かえって事務が煩雑になるではないかと御意見もありました。現時点でホテル等を指定緊急避難場所として利用する災害協定は考えていないところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) はい、ホテルは災害協定として活用をする予定はないという回答でした。 次に、学校活用についてです。先日野茂議員へ回答としては、基本的には体育館で受入れを行い、緊急的に校舎も開放すると答弁でした。そこで緊急時判断、教室を使っていいか、体育館だけままかという、この判断は誰が行うかというをお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) その判断につきましては、災害対策本部本部長並びに学校現場責任者と対応するということになると思います。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 現場でトラブルが起こらない、認識相違が起こらないように、事前にですね、しっかりどうあるべきかというを確認をしておいていただきたいというふうに思います。 次に、住宅確保についてお伺いいたします。市営住宅や生活支援ハウスについて、昨年市長はですね、被災者御家族状況や御本人状況とかをしっかり勘案しながら対応してまいりたいというふうな答弁をされています。被災者へ住宅確保、これは昨年と比べて進んでいるでしょうか、お伺いをいたします。 ◎建設管理部長(針崎善英君) 市営住宅について答弁させていただきます。 市営住宅については、国補助事業を活用して建設された住宅でございます。住宅に困窮された低所得者向けに公募したのち、選考により提供できる住宅であるため、被災者ために政策的に空き家として確保することが困難でございます。しかし、災害により住宅全壊または半壊を被られた場合に、市営住宅空き状況によっては、被災者に一時的に入居していただく特例制度がございます。今後もその特例制度中で対応していきたいと考えております。 ◆10番(中西大輔君) 緊急時にはルールに縛られずにですね、できる限り柔軟に対応していただきたいということを要望いたします。 次に、ペット避難所についてですが、今年は昨日等答弁によると、ペット避難は6か所施設があって、7月広報誌にも掲載するということでしたので割愛をいたします。 次に、コロナ陽性判定者避難所についてです。長崎新聞によると、県危機管理課は、一般避難者とは一緒にコロナ陽性判定避難者を避難させないと、対処を進めているということでした。五島市では宿泊療養施設や陽性判定者に対する移動手段確保、これはできているかということをお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症自宅療養者及び濃厚接触者対応につきましては、先般五島保健所と対応を協議してまいりました。自宅療養者につきましては、県、振興局になりますけれども、施設及び移動手段を確保し、対応に当たるということになっております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) しっかりとですね、コロナ陽性判定者が見つかった場合でも避難ができるように準備をお願いしたいというふうに思います。 陽性判定者と濃厚接触者という扱いもあるかと思いますが、この濃厚接触者についても、陽性者と同じように宿泊療養施設を利用するということでよろしいでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 濃厚接触者につきましては、保健所から事前連絡により、市が避難場所を確保し対応することとなります。 具体的な場所につきましては、個人特定につながるおそれがあることから公表は差し控えさせていただきますが、一般避難者とは分けて避難させることとしております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) こちらについてもですね、しっかりと準備をしていただければというふうに思います。 次に、情報発信に関してです。避難訓練と避難指示。冒頭にも述べましたが、コロナ影響で自助と共助という部分は、今年低下しているではないかというふうに思います。避難訓練について山田議員から質問答弁では、現在コロナで実施はしていないと、今後は市指導で実施するとありましたが、今年度避難訓練実施予定が決まっているものがあれば教えていただきたいと思います。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 今年度複数箇所を予定しておりますけれども、まだ最終的な調整をしておりませんので、場所特定まではちょっと差し控えさせていただければと思ってます。今ところ、2か所で計画をしているところでございます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) はい、今年度は2か所を想定しているということでした。避難指示と情報発信ところについては割愛をさせていただきます。 次に、避難所空き状況についてお伺いいたします。昨年ですね避難所がどこが満員か、満員に近いかという情報をいかに早く伝えるかが、これが大きな課題であるということであったり、避難所、どこが空いているかが分かりにくかったという答弁がありました。長崎新聞によるとですね、この混雑状況をインターネット上でリアルタイムに把握できるシステム運用を県が始めているということです。5月21日時点では長崎、大村、壱岐、長与、時津市町がこの協定を結んでいるということでして、恐らくはリアルタイムに、すぐ空き状況がわかるシステムだと思いますが、長崎県は全市町村に参加を呼びかけているとありますが、五島市ではこのリアルタイムに避難所空き状況がわかるシステムを導入する予定があるかどうかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 五島市としましては、その協定について参加意向は伝えているところであります。今後運用方針等を精査しながら、実際活用につきましては考えていきたいというふうに思ってます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 活用を考えていくということでしたが、今年、もしそれが実現というか、使えそうかということは現時点で分かりそうだったら教えてください。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 現時点では新聞情報しか、ただいま私ども持っておりませんので、今情報収集というところでございます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) こちらも可能であればですね、当然多く方が避難情報というをタイムリーに知りたいというニーズがあると思いますので、できる限り早急に検討と、それから始められるであれば始めていただきたいと思います。 次に、高齢者へ避難指示についてです。高齢者等避難に関しては、昨年度レベル3で避難準備・高齢者等避難開始に位置づけられていた部分から、今年は運用が変更になり、高齢者等避難に変更になりました。これに関して高齢者避難在り方について、五島市ではどういった変化があるかということをお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 警戒レベル3高齢者等避難開始発令タイミングは変わっておりません。警戒レベル3を市が発令するため判断データや様々な情報ツール見直し、改善等が行われております。より地域を限定した発令が可能になっているということでございます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 地域をより限定していくというところ回答でありました。 次に、要支援者避難方法についてお伺いいたします。要支援者へ避難支援について、平成26年度から避難行動要支援者名簿を作成しているということですが、今年は町内会やまちづくり協議会と連携して実施したいという先般答弁でしたが、この具体的な計画や進捗はどうなっているかお伺いをいたします。 ◎福祉保健部長(今村晃君) 避難行動要支援者対象となる方多くは、在宅で生活を営むために介護保険、障害福祉に係る在宅サービスを利用しております。今後、民生委員が個別計画を作成する際に、避難行動要支援者家族状況、身体状況や、避難する場合、特に注意すべきことなどについて、サービス事業所担当ケアマネジャーが把握している情報提供や助言を頂くことにより、実効性ある避難支援につなげたいと考えております。 以上でございます。 ◆10番(中西大輔君) 次にですね、避難所個別マニュアルについてお伺いいたします。昨年度答弁中では、避難所ごとに規模も違って数も違うので、避難所ごとマニュアルが必要だということを痛感したというふうに述べられておりました。この避難所ごとマニュアルがあるべきだということですが、現在、今年度ですね、整備進捗状況はどうなっているかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えをいたします。 避難所運営マニュアルにつきまして、大きく2つに分かれます。まず1つが、大規模災害が起きた後、住む場所を失った方々が生活を営む場所である、避難所生活ルールを定めたマニュアル。 2つ目としまして、危険な場所に住んでいる方々を受け入れるため、受入れルールマニュアルであります。今回避難所ごとに、この2つマニュアルを一冊にまとめて作成していますので、まずは作成したマニュアルを用いた職員研修会を実施したいと考えております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 2種類マニュアルがあるということで、研修をこれからやるということでしたが、大体いつ頃を予定されているでしょうか。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 実は研修につきましては、今年度年度当初に、本日6月21日午後から行うということで計画しているところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 災害が来てから研修してもですね、次シーズンになってしまいますので、当然災害シーズン前に研修をお願いをしたいと思っております。 次に、避難所備蓄についてお伺いいたします。昨年度はですね、避難所ごとに一定量備蓄を行っておく必要があるという答弁がございました。この避難所ごと一定量備蓄に関する整備進捗状況はどうなっているでしょうか。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 まず停電対策としまして整備する蓄電池につきましては、7月末納入予定となっております。入り次第、各避難所に配付をする予定としております。避難者用マットや簡易ベッドにつきましては、野茂議員にもお答えしたとおり、全国的な需要増加により入札が不調となっており遅れが生じているところでありますので、早急に対応してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) はい、蓄電池、マット、ベッドは準備をしているが、入札が不調になっているところもあるということです。 インフラが止まるとですね、当然食事も作ることが困難になるわけですが、室内で煮炊きをしなくてもいいようなものについて、こういったものについて備蓄は進んでいるでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 食料等備蓄品につきましては、台風等で一時的に避難所を利用される方に支給されるものではまずありません。災害で生活場を失った方々など、被災された方々救援物資等が到着するまで間、非常食として備蓄しているものであります。 台風等で避難際には、食料は御自身で準備して持参していただく必要がありますので、お願いをしたいと思います。台風時には大規模停電も想定されますので、そのまま食べられるパンなどを持参していただくことが望ましいというふうに啓発をしてまいりたいと思ってます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) はい、食事については分かりました。 次に、道路雑木についてお伺いいたします。去年停電原因1つである、道路沿い雑木等についてです。昨年答弁ではですね、関係機関と被害を最小限に抑えることができないか、協議を進めてまいりたいというふうな答弁がありましたが、現在この道路雑木について処理する状況や予定についてお伺いいたします。 ◎建設管理部長(針崎善英君) 道路沿い雑木につきましては、近年繁茂が進み電柱や道路に覆いかぶさり、断線や災害復旧車両通行に支障を来しているところでございます。 市としましては、本来雑木伐採は土地所有者や工作物設置者等で伐採することが原則であると考えておりますが、道路管理者として市民から事前に通報があった場合には、関係する所有者や町内会と協議して許可を得て対応している状況でありますし、今後もそうしたいというふうに考えております。なお事業者、例えば電気事業者と協議におきましては、9月台風後速やかに行っております。 以上でございます。 ◆10番(中西大輔君) 今年も当然予想されることだと思いますので、しっかりと準備をお願いしたいというふうに思います。 次に、予備電源確保についてですが、昨年は台風9号影響で継続的に断水と停電が繰り返され、富江ほうでは3日間で31時間30分という長い断水が発生し、多く住民が生活に困難を来しました。予備電源確保、昨年段階ではですね、支所、本庁以外はほぼないという状況でしたが、今年台風シーズンに向けて、先ほども少し答弁ありましたが、予備電源に関して確保見込み状況を教えてください。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 先ほども申し上げたとおり、停電対策としまして整備する蓄電池につきましては、7月末納入予定となっております。入り次第、各避難所には配付させていただきたいと思ってます。 またコミュニティ助成事業で、今議会に10台分購入予算を審議していただいております。さらにこれまで25台発電機を自主防災組織に配付しております。活用されなかったり、燃料不足等により使われなかったりした事例がありますので、事前点検等周知も含めまして、活用について検討してまいりたいと思ってます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 今年度しっかり対応していきたい、準備をしていくということで答弁ありました。 次に、洋式トイレについてお伺いいたします。昨年9月答弁では、屋内指定緊急避難場所及び指定避難所である45か所うち、洋式トイレが整備されているは31施設とことでした。先般答弁では、6月末で対応完了予定と答弁でしたが、これで45施設全てが完了するということでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) そのように理解してます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) はい、洋式トイレは6月末で完了ということで理解いたしました。 それからエアコンについてです。エアコンが設置されている避難所が去年は23か所ということでして、体育館へエアコン設置は大変厳しいが、それ以外施設については検討してまいりたいとことでした。体育館以外施設エアコン整備状況はどうなっているかお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 体育館以外エアコン設置につきましては、昨年故障により使用できなかった奈留保健センターについて、今年度新しくエアコンを設置することとしておりましたが、これも先般野茂議員にお伝えしたとおり、先週入札会が中止となったため、準備が整い次第、これも改めて対応してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 整い次第ということでした。 次段ボールベッドは、これも遅れているということで理解しております。 窓ガラス対策について。昨年度はですね、勤労福祉センターで窓ガラスが割れて負傷者が出ました。これに関して飛散防止フィルムなどで対応できないか検討するということでしたが、これ進捗状況をお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 避難場所窓ガラスにつきましては強化ガラス、網入りガラスと普通ガラスというふうにあります。まず、強化ガラス及び網入りガラスにつきましては、現状を維持することとしております。普通ガラスにつきましては、飛散防止フィルムで対応することとしております。その改修工事につきましては、3か所入札準備に入っているところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 次に、救援物資についてお伺いをいたします。先ほども少し答弁ありましたが、この救援物資配布について、昨年は各避難所判断により救援物資を配布したところと、できなかったところがあったという答弁でした。今年はその救援物資配布方針について、どのように決めているかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 昨年度は台風9号、10号が立て続けに接近し、台風9号影響で長時間停電となった地域や船欠航等で物が不足していたことから、急遽スーパー等でストックされていた物品等を集めて配布しましたが、多く市民皆様には非常用持ち出し袋に多め食料を各自持って避難していただいたことから、避難所で対応がばらばらであったと指摘を受けています。 救援物資や備蓄品につきましては、避難生活を余儀なくされた被災者へ支援されるものであり、台風等で避難所を利用する場合は御自身で持参することが大前提となりますので、引き続き広報活動や防災訓練、防災講話等で周知を図ってまいりたいというふうに思ってます。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 救援物資方針についてもですね、しっかり分かりやすくお伝えをしていただきたいというふうに思います。 災害について最後ですが、復旧へ備えということで、昨年台風後は、被災した家屋修復について大工さん不足が顕著になり、なかなか、現在もあると思うんですけれども、家屋復旧が進まない状態でした。今年はですね当然同じようなことが想定される中で、人材確保という面で、公的な支援等も含んだ復旧対策ということは何か考えているかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 議員お尋ね大工さん等人材を市が確保することは予定しておりません。 被災者へ公的支援につきましては、県が国支援制度対象にならない市町被災者に対し、住宅被害程度に応じて支援金を支給すると発表が先般ありましたので、今後県と協議が進められるものというふうに認識しております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 災害についていろいろお伺いしましたが、災害前とそれから災害後とですね、しっかりと日常生活を取り戻せるような準備をしていただきたいということで再度お願いを申し上げます。 次項目に移ります。自治体DXについてです。私はですね、2017年までシステムエンジニアとして働いておりまして、五島に来てからは中西IT出張というサービスで五島市内各地を回らせていただいております。今回はですね、そうした経験を生かしながら、五島市におけるデジタル化について質問させていただきます。 最近では一部申請で押印が廃止されるなど改善が感じられますが、まだまだ紙文化が根強く、デジタル活用による市民生活利便性向上余地は大きいと感じております。それだけでなくですね、先般草野市議が提起されたように、行政職員長時間労働が一つ全国的に問題になっていると思います。この原因一つとして考えられるが、仕事進め方や業務効率性であると感じます。行政職員働き方を少しでも改善させるために、このデジタル化というは一秒でも早く実現すべきであるというふうに私は感じております。こうした中ですね、政府はデジタル社会実現に向けた改革、これ基本方針において、デジタル活用により、一人一人ニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない人に優しいデジタル社会、デジタル化を目指すとしております。 本日ですね残り時間は、この総務省が12月25日に示した自治体デジタルトランスフォーメーション、DXって呼ばれますが、これ推進計画を基に質問をさせていただきます。自治体においてはですね、自らが行う行政サービスにおいて、その計画書中ではデジタル技術やデータを活用して住民利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスさらなる向上につなげていくことが求められると記載されています。 そこで市長に質問いたします。先日相良議員質問ではデジタル庁設置目的、発足目的について質問がありました。私は五島市でDXについてお伺いをいたします。市長は五島市におけるDXをどう捉えているか、その目的について市民方にも分かりやすく教えてください。 ◎市長(野口市太郎君) 五島市においてこのデジタルトランスフォーメーション、DXを進めるに当たっては、まずその成果をですね市民に還元をする、市民サービス向上につなげる取組にしたいというふうに考えております。 総務省はこれらを実現するために、行政手続オンライン化、そしてその基盤となる情報システム標準化、共通化を掲げておりますが、五島市では平成26年に独自行政システムをもう取り止めておりまして、他県市町村と共同システムに移行をいたしております。これから標準化、オンライン化中でですね、これまで経験、そういったものが生かせるではないかなというふうに思っております。 また五島市デジタル化を進めるために、令和2年4月に、情報推進課にICT総合戦略班を設置をいたしました。この4月からは増員強化を図っておりまして、AI導入など業務効率化に取り組んでまいりたいというふうに思っております。 総務省DX推進計画でも示されているように、AIあるいはRPAを活用した業務効率化により捻出された人員については、例えば政策立案機能強化でありますとか、あるいは新たな行政サービスへ対応などといった形で市民に還元することが可能になるというふうに思っております。またその先には、行政が持つデータを活用して、政策立案に生かすなど、市役所課題解決能力向上、こういったことにもつながるんではないかなというふうに期待をいたしているところでございます。 ◆10番(中西大輔君) 市役所課題解決能力向上というところで、私も同じような思いであります。 DX推進で一番大事な点はですね、トップがそのDXをどう活用するかというビジョンではないかと思います。市長がおっしゃるように、私もですね、市民課題解決をサポートする行政職員数を増やすことがDX目的であるというふうに思ってます。そうした面で見るとですね、今多く行政職員方は役所に通って、そしてパソコンで事務作業するということが仕事大部分ではないかなというふうに思います。もちろん全てではありませんが、そうした事務仕事と呼ばれるもの大半は、今後AIや国共通システムによって置き換わっていくというふうに思います。 機械にはできず、人間にしかできないこと、それは市民そばに寄り添って一緒に課題解決をする、サポートすることであるというふうに思います。そのため、DX後五島市は、役所ではなく市民そばで、パソコンではなく市民に向き合い、事務作業ではなく課題解決を行う、これが理想ではないかと思っております。DXが終わった後五島市について、五島市職員と市民と関係性がどう変わっていくか、この市長ビジョンをですね、改めてお伺いいたします。 ◎市長(野口市太郎君) ちょっと私答弁は話が大きくなるかもしれませんが、五島市は長崎から100km離れているということ、そして11有人島と52無人島で構成され、五島を長崎市と橋で結ぶ、あるいは列島内を橋で結ぶことでしか解決できない本土から隔絶性、あるいは列島内隔絶性という宿命を背負ってきました。 DXすなわちICT浸透が、人々生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるというふうなことが言われておりますけれども、離島である五島市にとってはですね、本当に大きな変革をもたらしてくれるものとして期待をしているところであります。海底ケーブルなどいわゆる情報通信網では、人や物を物理的に移動させることはできませんが、人間が持つ能力あるいは情報は移動できます。遠隔医療、あるいはオンライン授業、あるいはテレワークなど取り組ませていただいて感じてるは、これまで海で隔てられて諦めてきてたこと、こういったことが実現可能になりつつあるんではないかなというふうなことを実感をいたしております。そして物はですね、ドローンで運ぶこともできるということでございます。 五島市はどのように変わっているか、多分想像がつかないぐらい変わる。場合によっては成長産業が衰退産業に、あるいはこれまで衰退産業と言われていたものが成長産業に変わるかもしれない。メリットもあるがデメリットも含めて、何もかもが変わってしまう可能性がある。そういうふうに思っております。 ◆10番(中西大輔君) DX後五島市について所感をお伺いいたしました。 何もかもが想像がつかないくらい変わるということでしたが、まあもちろんメリットもデメリットもありますが、市長に期待することはですね、それを良いイメージであり、私たちがそこに向かっていいサービス、いい社会をつくっていくことができる大きな、これはDXはチャンスだと感じておりますので、そのようにポジティブな面で、ぜひビジョンというを示していくことが今後DXが終わった後に、それぞれ自治体で大きな差が生まれてくると思いますが、やはりDXを活用してどう市をよくしていくかというところビジョンをできる限り見える化していただくことが私は大事だというふうに思います。 次に、DXを進める上で準備、推進体制についてお伺いいたします。先ほど述べた計画書によるとですね、2025年までに基幹系情報システムについては国策定する標準仕様に準拠したシステムへ移行が掲げられています。これはどういうことかと言いますと、今ある共通システム、これを全部国ほうに寄せるということですが、これに関して日経コンピュータ編集長 浅川直輝氏記事によると、標準システムへ移行は、いずれも並大抵作業ではない。5年後という年限に縛られて拙速に業務プロセス標準を策定し、それが現場実情と乖離していれば、現場業務は大混乱に陥ると指摘されています。私自身経験からもですね、無茶なスケジュールで仕事が組まれた場合、システム現場は忙殺し、働く人は極度に疲弊してしまいます。そのため、計画が一番大事です。計画で職員環境が悪化しないようにですね、職員メンタルヘルス、これに多大な影響を及ぼすではないかという危惧もあります。これを避ける方法はただ一つで、入念な計画を立てて、そして早めに準備を開始することです。先日相良議員へ回答としては、8月から対策本部というを設置するということでしたが、再度準備や計画について詳細をお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 今年8月にDXを推進する組織を設置する予定でありまして、現在その規程整備を進めているところであります。なお、8月までは既存ワーキンググループを活用し取り組んでまいりたいと思ってます。計画については組織設置後に基本方針や具体的な取組項目などを決定していく予定としております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) もう既に整備という面では準備をしているというような形で理解しました。 私が今日一番述べたいことはですね、国がやりますと、2025年までにと言ってますが、国計画を待っているだけでは当然手遅れになるということなので、一秒でも早く実施可能な部分から計画作成と、それから体制づくり、これに着手していただきたいということであります。計画ですね、遅れれば遅れるほど現場負担が増えますので、最大限準備を行って現場負担を減らすようにお願いをいたします。国DX推進計画にも書かれてますが、自治体は早期に検討に着手し可能な取組から実行することが望ましいというふうに書かれてます。 このDX推進体制づくりに関して、今市長認識として、進んでいるか、それともちょっと遅れているかというところも含めて、市長体制づくりに関して所感をお伺いいたします。 ◎市長(野口市太郎君) その前提となる組織については、令和2年度4月から設置をしまして、検討を重ねているところであります。 また五島市はこれまでスマートアイランド構想という中で、ICTあるいはドローン、こういったものを活用したですね先駆的な事業にも取り組んでおりますし、浮体式洋上風力発電実用化など、海洋再生可能エネルギー推進も取り組んでいるということでございます。 国はこのデジタル化とグリーン化、これをこれから成長産業と位置づけて取り組むということにしておりますが、五島市もですね、これにしっかりと対応しないと、かつて高度成長から取り残されて人口減少、人口流出になったということ二の舞になるというふうなことがありまして、そういう危機感を市民と、あるいは職員と共有して取り組まなければいけないというふうに考えております。 離島である五島市は、本土と比較して情報通信基盤整備が遅れております。先日も野茂議員質問離島振興法改正・延長中でお答えしましたように、このDX推進大前提となる光ファイバーあるいは5Gに係る基盤整備、こういったことについてですね、本土と格差が出ないようにということで国ほうにもしっかり求めていきたいというふうに考えております。 ◆10番(中西大輔君) はい、光ファイバーや5G通信整備を求めていきたいという回答でありました。 次に、人材確保についてお伺いいたします。DX推進に求められる役職に関してですね、推進計画では様々述べられています。最高情報統括責任者や、業務担当部門や、最高情報セキュリティ責任者といった様々な推進体制に必要な人材が列挙されていますが、こうしたDX推進を実際に担う人材確保について、五島市はどの程度進んでいるか、不足している部分があるかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) お答えいたします。 推進を担う人材につきましては、おおむね確保できてるというふうに見込んでいるところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) おおむね確保できているということでしたが、当然ですね行政だけではパワー不足だというふうにも感じます、限界があります。なのでデジタル庁でもですね、積極的に民間人材を登用しております。五島市では、こういった専門的な知見を有する外部人材活用について考えはないかお伺いをいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 先ほど専門的な知見を有する外部人材活用につきましては、県情報戦略アドバイザー派遣制度を活用する予定で準備をしているところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 全国的にIT系人材が不足している状況ですので、早めにですね、こちら人材確保についてもしていただくように要望いたします。 次に、内部人材育成に関してです。毎月1回程度実施されている地方自治体DX推進に係る検討会。これ4月27日公開資料によると、自治体が設定すべき事項一つとして、デジタル化に対応する専門人材育成だけではなく、広く一般職員ITリテラシー向上が必要であるというふうに述べられています。外部人材ではなく、逆に内部人材育成に関して、五島市はどのように進めていく方針かお伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 職員へ人材育成につきましては、長崎県市町村職員研修センター及び市町村職員中央研修所が開催する集合研修へ参加を中心に取り組んでおります。職員情報技術能力向上ため研修も開催されておりますので、これら研修を活用し、職員能力向上を図りたいと考えております。また自己啓発研修として、e-ラーニング方式による情報セキュリティ研修を全職員に対しまして実施しているところであります。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 外部人材確保と合わせて、内部人材充実化もぜひ行っていただきたいというふうに思います。 次にですね、住民サービス向上ということで、市長は先ほど市民に還元したいということでしたが、ここが一番ポイントであると思います。行政手続オンライン化についてですが、私が政治を目指したきっかけ一つもこの行政手続が非常に不便だということでした。対面重視、ペーパー重視、判こ重視ということで、デジタル化が全然進んでおらず、毎回毎回ですね同じような申請書を書くという不便さを強く感じました。これからですね、国ほうではマイナンバーカードを用いて申請を行うことが想定される手続から順番にオンライン化をしていくということでありました。 先般答弁では、五島市では30.9%普及率ということで、事業所や学校で出張一括申請や商業施設で相談会を行い、このマイナンバーカード取得率向上を目指していきますというふうにありました。ただ現状ペースでは、国目標に対してはかなり厳しいと感じますが、先般述べられた取組だけで本当に目標達成ができるか、できそうなかどうかというをお伺いいたします。 ◎市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 現在、国も県も大体同じような進捗率でございまして、目標としましては4年度末でほぼ全て国民が所有するということになっておりますが、目標としてはですね、ちょっと高いかなと。極力私たちほうとしてもあらゆる機会をですね、申請する機会を設けて進めていきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ◆10番(中西大輔君) 厳しい見込みだということで回答いただきましたが、目標数値に関して聞きましたけれど、私はその数値を追いかけるだけでは本質からずれていくというふうに考えています。 先週も今日もですね、多く議員がワクチン接種に関する接種率向上ということで質問を行いました。聞いていて違和感を感じたところはですね、五島市は、このワクチン数値目標、接種をするんだという目標ばかりに固執して本質的に大事な部分を見落としているではないかというふうに思いました。ワクチンを打つ、打たないということはあくまで個人選択問題であって、五島市には様々な立場方がいます。この議会ではですね、いかにワクチンを多く人に打ってもらうかということがありましたが、この個人自由、個人意思、そして多様性が尊重される社会がよいと思いますので、若い世代として強く感じるはですね、今日本社会とても息苦しいというふうに感じております。接種率向上だけを目指してですね、市民がワクチンを打たなければという無言圧力を感じてしまうようでは本末転倒だというふうに思いますので、ワクチンを打たない人や打てない人が不利益を被らないような情報伝え方というもよろしくお願いしたいというふうに思います。 少し話が脱線しましたが、次にペーパーレス化ということについてお伺いをいたします。オンライン化は市民利便性向上だけではなく、資源有効活用とか、カーボンニュートラルという観点からも、ペーパーレス化とセットで推進していくべきだというふうに感じます。五島市では行政が発行する、紙資源量と処理費用は年間どれぐらいになるんでしょうかお伺いいたします。 ◎市長(野口市太郎君) ちょっと話がずれた部分です。コロナ感染ワクチン関係でございますが、必ずしもですね、接種率を上げることを前提に、これだけに取り組んでいるわけではございません。接種率を本当に上げたいんであればですね、二次離島とかそういう取扱いではなくて、まずはこの人口が多い福江地区、こういったところに集中してやればもっと上がってると私は思ってます。ただそうは言っても五島市特性としてですね、医療資源、こういったものの偏在、こういったことをしっかりしながらですね、本当に必要なところから早くしなければいけないところからと、そういったことにもしっかりと配慮しながら取り組んでいるつもりでございますんで、そこはしっかり御理解を賜りたいというふうに思います。 ◎総務企画部長(大賀義信君) 紙ところにつきまして、お答えをさせていただきます。 紙資源量は内容が多岐にわたるため、正確には把握できておりません。参考としまして、令和2年度に市役所から市民皆様に向けて発送した広報誌等重量を申し上げますと、約30トンとなります。処理費用につきましては、チラシ等紙ごみなど、分別していただいた資源ごみを有償売却することができます。したがいまして、処理費用は発生しておりません。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) 年間30トンで、処理費用はないということで回答いただきました。 ちょっと時間がなくなってきたので割愛して、次デジタル・ディバイド対策についてお伺いをいたします。DXで生じる大きな問題1つですが、高齢者や障害ある方が取り残されているデジタル・ディバイド、いわゆる分断、こちらについて私も仕事で数多く出張対応しておりますが、やはりなかなかパソコンやスマホ、プリンターを使いこなせない方が多いも現実です。もっと市民向け勉強や学習機会があれば助かる方が多いというも事実ですが、デジタル・ディバイド対策として、スマートフォン活用に関する相談会や勉強会を市で開催していくはどうでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務企画部長(大賀義信君) スマートフォン活用等に関する相談会や勉強会開催につきましては、現在市内民間事業者が個人向けにスマートフォンやタブレット端末勉強会を開催しております。市としましては、必要に応じて地元企業などに県情報戦略アドバイザー派遣制度などを活用した相談会や勉強会を開催したいと考えております。 以上です。 ◆10番(中西大輔君) ぜひとも進めていただきたいというふうに思います。 最後に、テレワーク推進についてお伺いいたしますが、五島市では一部業務でテレワークを導入しているということですが、市長考えるテレワーク目的というは何でしょうか。 ◎市長(野口市太郎君) テレワークというは働き方改革を推進するため重要な取組一つでございまして、働く場所を柔軟に考えましょうということで、在宅勤務あるいはサテライトオフィス勤務、こういった方法があるようでございます。 全国的には労働者通勤負担軽減というがあるんですが、五島市場合には30分走ればですね、そういった渋滞もなく、この通勤負担ということについては都会とは全然違う環境にあるというふうに思っております。ただ、育児や介護をする職員、あるいは妊娠しておられる職員、そして障害や病気を持ってる職員など、多様な人材活躍、あるいは効率的な働き方を実現するため手段としてテレワーク推進と、こういったものが必要だというふうに考えております。 また災害等が発生した場合には、市役所にみんながみんな出勤してこいということではなくてですね、近く出張所なり支所、こういったものをサテライトオフィスという形に位置づけて、もうそこに出動してもらって、そして災害に対応してもらいながら市民に必要な行政サービスも継続して行う、こういったことも五島市場合にはできるんじゃないかなというようなことも考えております。 ◆10番(中西大輔君) ちょっと時間が足りずにですね、全て質問しきれなかったんですが、申し上げたいは、災害に対する備えと、それからDXに対する準備というをですね、ぜひともこうビジョンを示しながら進めていきたいということであります。質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(木口利光君) 以上で、中西大輔議員質問を終わります。しばらく休憩いたします。 午後は1時15分から再開いたします。                        =午後0時03分 休憩=                        =午後1時15分 再開= ○議長(木口利光君) 再開いたします。 午前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次質問者は、2番 松本 晃議員。 ◆2番(松本晃君) (登壇)こんにちは。島民会、松本 晃でございます。 6月定例会一般質問も、私で最後となりました。皆さんもお疲れだと思いますけれども、どうかもうしばらく私に時間を頂けたらなと思います。皆さんも2020年2月出来事を覚えているでしょうか。今から1年4か月前です。横浜港にクルーズ船が寄港した月でして、正確に言うと2月3日が寄港日となります。新型コロナウイルス感染拡大始まりでもありました。まさかここまで人々を狂わせ、経済を悪化させるとは想像もつきませんでした。そしてまたこの五島市においても、マスク難などがあり、手作りマスクなどを準備したものです。 では通告に従いまして、新型コロナウイルス感染予防対策について質問をしたいと思います。新型コロナウイルス感染予防対策として、オゾン発生装置活用ができないか、質問をします。皆様もオゾンという物質については聞いたことがあると思います。このオゾンとはどういうものかを簡単に説明しますと、オゾンは自然界大気中に存在する気体で、大気を浄化する作用と強い強酸化作用があることから、以前から殺菌、脱臭などで利用されている物質でございます。オゾンはこの強力な強酸化作用を利用して殺菌やウイルス不活化、脱臭、有機物除去などに用いられており、溶菌によりウイルスを除去することから残留性がないという特性を持っております。このような特性を持ったオゾンについては、濃度が高いと人体に影響があるとも言われており、殺菌作業等には使用していたものの、有人環境における使用には適さないものでありました。 このオゾンについて、新型コロナウイルス感染力を低下させる効果について研究は既に行われており、人体に影響を与えない低濃度オゾンガスでも効果があることについて、藤田医科大学、奈良県立医科大学において実証されており、効果や安全性も高いようです。この実証結果を受け、藤田医科大学病院においては既に病室や待合室にオゾンガス発生装置を導入しており、常に適量なオゾンガスで潤わせることで新型コロナウイルスだけではなく、新型インフルエンザや季節性インフルエンザに感染しにくい安全な治療環境を整えているそうです。この効果はエボラ、ノロウイルス、ペストにも有効とことで、このオゾンガス発生装置については既に製品化されております。私が聞いたところによりますと、五島市内ホテルやタクシー会社においても採用されており、客室や車内においても活用されているようです。全国では消防本部など240か所に設置、導入されているそうです。 このオゾンガス発生装置導入に期待ができる効果は主に3つあり、1つ目は、有人下で利用ができることで、その室内においては常に感染リスクを高いレベルで低減できる。2つ目は、手作業で消毒作業が不要であり、作業を行う人感染リスク低減と労力を削減できる。3つ目に、効果が新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザやノロウイルスにも有効であるため、コロナ禍が終息しても使用する機会があることです。 私は、このオゾン効果を生かした感染予防対策はかなり有効ではないかと考えております。現在新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいるようですが、仮にワクチン接種がある程度完了したとしても、感染症対策をしなくてよくなることは考えにくいと私は思っております。また、この五島市は観光地でありますので、観光客へ対応としてホテルなど宿泊施設、飲食店で感染予防に有効です。また、旅行には移動が付き物ですから、特に五島市においては、フェリーやジェットフォイル室内へ配置なども考えられます。そしてまた私が特に設置を検討してほしいは、小学校や中学校など教育現場です。飛沫感染や接触感染リスクが高く、消毒作業が大変な教育現場こそオゾンを使用した感染予防に適しているではないかと考えます。 以上ことから、私はこの効果が高いオゾンを活用した新型コロナウイルス感染対策について、オゾンガス発生装置を五島市においても導入できないかお尋ねします。あと項目は自席より質問します。(降壇) ◎市長(野口市太郎君) (登壇)2番 松本議員質問にお答えします。 現在、市が行う公共施設における新型コロナウイルス感染予防対策主なものは、施設出入口におけるサーモカメラや非接触型体温計による検温、手指消毒用消毒液設置、窓口等におけるパーティション設置による飛沫感染防止、カウンター、椅子、ドアノブなど共有部分消毒、定期的な窓開閉や空気清浄機等による換気や除菌などを行うとともに、各施設においてはその業種ごとに示されたガイドラインに沿った対策を行っているところであり、コロナ禍が終息するまで引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 オゾンを活用した感染症対策としてオゾン発生装置導入について御提案を頂きました。これにつきましては、その効果やコスト面などを考慮し、総合的に検討してみたいと考えております。 以上でございます。(降壇) ◆2番(松本晃君) ありがとうございました。私もですね、まだまだオゾンに対する知識が十分ではありませんので、いろいろなところから資料を取り寄せ、説明を受けるなどして勉強させていただきました。このオゾンについては、新型コロナウイルス感染対策にかなり効果が高いものであることを皆様に御理解を頂きたいと思いますので、ぜひ勉強会を開くなどしながら検討していただきたいと思うわけでございます。 最後になりますけれど、私はですね、学校現場というところで、このオゾン発生器をですね、どうにか導入できないかというお願いなんですけれども、教育長意見をお伺いします。 ◎教育長(村上富憲君) お答えします。 コロナ感染防止対策に伴い教職員業務が増えていることは事実であり、その軽減を図っていただく提言に対して感謝申し上げます。 近年議員御指摘とおり、新型コロナウイルスに対して殺菌作用があるという新しい研究成果が出ているようです。オゾン発生装置は、狭い保育施設などでは空気清浄用として既に実用化がされ、五島市でも2園が利用しているようです。ただ、県内学校ではまだ使用例はないようです。市長が答弁したように、学校ような広い施設で実用化をするには、予算面も含めてまだ課題も多いと聞いております。しかしながら議員御指摘とおり、新型コロナ終息後でも、例えばインフルエンザウイルスなどについてオゾンによる殺菌力可能性が広がっており、今後利用について検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆2番(松本晃君) ありがとうございました。次にですね、高度救命救急センター搬送についてお尋ね申し上げます。 実はですね経緯を申しますと、12時前後に奈留医療センターへ患者が来院し、診察結果、高度医療機関センターへ搬送が必要とされたわけでございます。そして長崎医療センターほうでは受入れは可能だったですが、悪天候ためドクターヘリで搬送が不可能であった。次に奈留医療センターから、消防本部へメールで防災ヘリ、自衛隊ヘリ要請を行ったところが、防災ヘリも自衛隊ヘリも搬送が不可能という回答でありました。まず、ここまでやり取り中で、約2時間30分の時間を要している。そして次にですね、消防本部より海上保安庁へ要望し、海上保安庁巡視艇が、患者を乗せ奈留島港を17時40分に出港し、20時47分に長崎医療センターへ搬送が完了した。最終的にですね、この患者搬送にかかった時間が8時間40分。その当時五島気象は、南西風9.9メーター、波高さが2.5メーター、長崎では南南西風9メーター。九州北部に雷注意報が発令されており、ドクターヘリ、防災ヘリ、自衛隊ヘリ搬送が不可能であった。この内容でですね、天気自体はそんなにひどい天気ではないんですけれども、雷注意報が発令されて、パイロットほうがですね、やはり雷を嫌うということで搬送ができなかったという見解であります。消防長へ質問します。悪天候時緊急時対応ですね、よろしくお願いします。 ◎消防長(今村威徳君) お答えいたします。 通常、ドクターヘリについては五島中央病院場合、ヘリポートを所有しておりますので病院側から直接要請ができるんですが、空港と奈留島であればヘリポートに搬送が必要な場合は、救急車を使いますので、災害派遣要請ということで、まず防災ヘリ、自衛隊ヘリ及び海上保安庁巡視艇へ要請を消防から県へ行うこととなっております。それからですね、県が各機関に連絡して出動をお願いするんですが、最終的な運航決定につきましては各機関が行うこととなっております。 以上です。 ◆2番(松本晃君) ありがとうございました。次にですね、悪天候時要請については時間短縮ため、ヘリと同時に海上保安庁へ要請はできないかということでお尋ねをします。 ◎消防長(今村威徳君) 同時要請につきましては県にも連絡したところ、前向きに検討しているということで、まだ決まっておりませんが、関係機関と協議をしながら、今後も五島市民安全安心ために対応してまいりたいと思っております。 以上です。 ◆2番(松本晃君) ありがとうございました。やっぱり、悪天候時において緊急を要する患者に対して迅速な対応を取ってほしいという意見をですね、県と連携して今後離島問題としてしっかり考えてほしいと思うわけでございます。そしてですね、五島はとにかくこの天気に弱いものですから、なんとか人命を救うためにもですよ、迅速な判断をよろしくお願いします。 この件に関して最後になりますけれども、今回この緊急搬送に対して海上保安庁皆様、今回手段として巡視艇による搬送を行っていただき、本当にありがとうございました。救急隊皆様におかれましても、巡視艇まで迅速な搬送に御協力いただき、本当にありがとうございます。またですね、私は海上保安署署長とお話をしたところですね、ここは笑うところではないんですけれどもね、実は海上保安庁署長となれば宇宙戦艦ヤマトですね、がっちりした船長が出てくるんじゃないかと思ったらですね、福祉保健部長に似たような人が出てきてですね、あらってちょっと思ったんですが、若干48歳だそうです、で、保安庁署長をしているそうですね。その人と話をしてですね、早い段階で県要請があれば、どんな荒波でも巡視艇で搬送は可能であると見解を頂きました。島民としてですね、これは心強い安心感を持ったところであります。また悪天候時にいつ、誰がどこでドクターヘリや巡視艇にお世話になるか分かりませんので、これをよく皆さんと考えて、この問題についてしっかり一緒に取り組んでまいりましょう。ありがとうございました。 次にですね、台風や大雨による福江川河川についてお尋ね申し上げます。近年ですね、大雨により福江川から福江港に流木などが流れ込み、漁船損傷や定期船が遅延を来す状況となってきました。これは7年前ぐらいからひどいという話なんですね。ここですね、福江港に流木が流れ込まないような対策が取れないかお尋ね申し上げます。そして1番にですね、去年9月議会で清川議員質問以降、福江川と福江港対応状況についてお伺い申し上げます。 ◎建設管理部長(針崎善英君) お答えいたします。 近年豪雨被害が頻発する中、国において防災、減災、国土強靭化に関する財源措置が創設されたことから、福江川についても令和2年度より五島振興局において対策事業が着手されております。 令和2年度は、大円寺前堆積土砂340立方メートルしゅんせつを完了させ、3年度には鳴木場グラウンド上流部や総合福祉保健センター前ダンチク、雑木伐採をまもなく実施する予定とことでございます。上流福江川ダムにおいては、本年度事業において流木止めネット更新工事を行うとことでした。また福江港港湾区域においては、しゅんせつ工事を行うため、海底深さを測る測量を令和2年度で実施したということでございます。 以上でございます。 ◆2番(松本晃君) しゅんせつ作業を行われたということですね。これからも少しずつでもやっていただきたいと思うわけでございます。 次にですね、福江港に流木が流れ込まないような、福江川河口にネットかロープ設置ができないかお尋ね申し上げます。 ◎建設管理部長(針崎善英君) お答えいたします。 福江川を管理します五島振興局と協議しましたが、河川内にネットやロープを設置すると流木やダンチクがせき止められ河川氾濫が助長されること、また、流水を妨げるような河川内横断工作物設置自体が認められないことから、議員お尋ねネット、ロープ設置は厳しいということでございます。 以上でございます。 ◆2番(松本晃君) 法律があるようなのでですね、これ致し方ないと思うわけでございますけれども。今後ですね、流木が福江港に流れ込まないような対策をどう考えているかお伺い申し上げます。 ◎建設管理部長(針崎善英君) お答えいたします。 令和3年度以降対策を五島振興局にお尋ねしました。福江川については、令和7年度にかけて予算範囲内で河道内雑木伐採を行い、福江港へ流木流れ込み縮小を図っていきたいということでございます。また福江港港湾区域については、河口付近しゅんせつ事業化に向けて手続を進めているとことでした。 以上でございます。 ◆2番(松本晃君) ありがとうございました。 福江港は海玄関口でもありますが、大雨や台風による影響で河川から流れた流木や枯れ草が海に流され海面に浮いてる状態なんです。そしてですね、船交通を妨げる。例えば大雨時に丸木福江川から泥水が流れます、浮いてます。その中でジェットフォイルとか、それをよけながら入港してきます。だからですね、早め対応をよろしくお願い申し上げます。 続いて最後質問となりますけれども、水産振興についてお尋ね申し上げます。漁業後継者問題についてどう考えているかお尋ね申し上げます。五島市現状は、人口減少、高齢化により担い手不足、人手不足が喫緊問題であり、将来基幹産業である水産業持続可能な発展が危惧されております。まず漁業後継者問題について、現状漁業者数推移をお尋ね申し上げます。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 漁業者数推移については、令和2年3月末管内3漁協組合員数は、2,149名となっております。10年前平成23年組合員数は2,922名で、比較しますと773名、26.5%減となっており、今後も減少傾向が続くかなというふうに予想をしているところでございます。 以上でございます。 ◆2番(松本晃君) 10年間でですね、約770名漁業者が減っており、水産業持続可能な発展が危惧されておりますけれども、そのような中で、この五島市として漁業後継者対策について、どのような支援をしているかお尋ね申し上げます。 ◎産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 五島市では、平成17年度から国、県漁業後継者育成事業を活用して最長2年間研修を実施し、独立型漁船漁業による新規就業者育成確保に取り組んでおり、現在漁家子弟とUIターン者合わせまして、30名が着業をしております。 新規就業者独立時には初期投資を軽減して円滑な着業を促進するため、離島漁業再生支援交付金新規漁業者特別対策交付金を活用して漁船リースへ支援を行っております。さらに着業後におきましても、燃油価格高騰や魚価低迷など、漁業を取り巻く厳しい環境中で新規漁業就業者漁業経営はより一層厳しい状況にあるため、市単独事業で独立後5年間漁業経費支援も実施しております。 今後とも国、県、漁協、漁業者と連携を図りながら漁業後継者育成、確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆2番(松本晃君) ありがとうございます。後継者育成は喫緊重要な課題でありますので、今後とも関係機関と連携して漁業後継者育成確保をお願いいたしたいと思います。 またですね漁業者のみならず、小学校、中学校に対しても五島市漁業をPRするなど、多様な環境に応じた後継者支援を今後お願い申し上げます。私も漁業者一員であり、引き続き市政に対して要望し、できる限り協力をしていきたいと思っております。 最後になりましたけれどもですね、今五島沿岸ではですね、アジ、サバ、イサキ、イカなどが旬であります。ぜひですね皆さん、今日は何日か知ってますかね、給料日なんです。魚を買って食べて、五島恵みを味わってみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。 ◎市長(野口市太郎君) 漁業振興ということでですね、貴重な提言を頂きましてありがとうございました。 やはり農業と水産と比べたときにですね、どうしてもやっぱり農業方が強いんですかね、国制度あたりもですね、よくよく注意しておかないと農業には制度があるけど水産にはなかったりということがよくあります。この研修制度も、2年間研修、これは農業もあるんですが、独立した後がですね、農業はまたさらにあるんですよ。ところがなかなか水産についてはないということで、そしたらもう国、県にそういう制度がないんであればということでですね、市独自で5年間ということで、今支援をさせていただいております。こういった中で定着される方は、漁家子弟方がやっぱり定着率としてはいいんですよね。Uターンで来たり、Iターンで来たりとか、あるいはほか仕事から転職という形で来られる方がいるんですが、結果的にはやはり漁家子弟割合が高いというがあるんです。ただ漁家子弟方はちっちゃな頃からおやじたちを見ててですね、漁業が大変だということを肌で感じてるもんですから、なかなかその漁業現場には戻ってこないということもあります。そういった意味ではやはり漁業大切さですね、そういったものを小さなうちから子供に教育という形でやっていただくというような話も今頂きましたので、今後とも漁業振興に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っております。 魚市辺りに行くとですね、特に定置を中心にですね、若い方も入ってきたりというふうなこともありますので、そういったところしっかり支援しながらこれからも取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(木口利光君) 松本 晃議員質問を終わります。 以上で、通告による一般質問を終わります。 お諮りいたします。 委員会審査ため、明6月22日から6月29日まで8日間、本会議を休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(木口利光君) 御異議なしと認めます。よって6月29日まで休会いたします。 去る6月16日本会議において、各委員会へ審査を付託した案件については、休会中に審査されるよう望みます。 以上で、本日日程は全て終了いたしました。 次本会議は6月30日、午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。                        =午後1時43分 散会=...