②関係機関との
情報共有システムは
③「子育て世代包括支援センター」で提供できないサービスとそれについての対応は10
丸田敬章議員1 五島市の入札制度について
建設工事及び
物品調達等の
指名競争入札方法の現状と課題は11
網本定信議員1 市長の政治姿勢について
五島市の将来像をどのように描いているのか
2
福江ショッパーズの跡地について
①解体後の跡地活用について今までの経緯と活用の具体策は
②活用策が決まるまでは今の状態のままか
③活用案の応募がない場合、市としての計画は
3 久賀島の休止中の保育園について
①休止になった当時の状況は
②保育園を再開する要件は
③現在の園児の通園状況は
4
富江クリーンセンターについて
広報誌で一部ごみの受入れを終了とあったが、今後の計画は
5
指定避難所の
安全対策について
富江小学校体育館にトイレまでの連絡通路の設置を =午前10時00分 開議=
○議長(木口利光君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 議事日程第5号により、直ちに本日の会議を開きます。
△日程第1
市政一般質問について 前日に引き続き
一般質問を行います。 まず、最初の質問者は、10番
中西大輔議員。
◆10番(
中西大輔君) (登壇)おはようございます。若い力で政治を変える、
市民ネットワークの
中西大輔でございます。 私は去る2月7日の
市議選挙におきまして、市民の皆様の温かい御支援により当選させていただき、五島市議に就任いたしました。一票を投じていただいた市民の皆様に深く感謝するとともに、皆様の思いを重く受け止め市政の発展に尽力してまいります。 質問の前に簡単に自己紹介と所信表明をさせていただきます。私は千葉県の船橋市に生まれ、大学卒業後は東京の会社に就職し、システムエンジニアとして東京やインドで働きました。2016年、会社の休暇を利用し五島に初めて訪れ、島の魅力に大変感銘を受けました。そして、この五島で
外国人向けの宿泊施設を始めたいと思い、一念発起して会社を辞め、4年前の2月に五島に移住しました。 五島に移住してからは、すばらしい海の魅力を生かした
マリンスポーツや島の自然、文化を案内する
観光ガイドとして活動をしました。五島には後世に残すべきすばらしい自然や都会にはない魅力がたくさん眠っていて、まさしく宝島だと感じます。五島にはこれからの世界をリードする大きな可能性があると信じています。 その一方、五島には様々な点でもったいないと感じることがあります。その一つが政治です。私は五島市政が今より進化することにより、より一層五島の魅力を高めることができるのではないかと感じております。昨年8月の
五島市長選挙では、地縁血縁のない五島で、まさにゼロからのスタートで政治の世界に飛び込みました。
スローガンとして「五島はきっと想像以上だ」を掲げ訴えさせていただきました。
五島市議選挙に出馬するに当たっては「わっかもんがやる。若い力で政治を変える」を
スローガンに掲げ、島の政治の若返りを訴えてまいりました。 私は20年後30年後の五島を自分ごととして真剣に考える若い世代の代表として、よりよい政策の提言や
情報発信を行ってまいります。同時に先人先輩の方々が築き上げてきた五島の財産を守りながら、移住者としての外からの視点を生かし五島の魅力を高められるように取り組んでまいります。先輩議員の皆様、五島市職員の皆様の御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。 それでは早速、
一般質問に移ります。 今回の
一般質問を作成するに当たり、どれくらいの市民の方がこの市議会を傍聴しているだろうかと考えました。私の知り合いの若い方に市議会を傍聴したことがありますかと質問したところ、多くの若い方はないというふうに答えました。その理由はいくつか考えられますが、一つには若い人が関心を持つようなテーマが少ないのではないかと思いました。そこで今回は、より多くの若い世代に市政に関心をもっていただけるようなテーマを質問することにしました。 市民の方からは、なぜ今年は成人式を中止したのに出初式を実施したのかという声を聞きます。
新型コロナウイルスの
感染拡大防止の観点から成人式を中止したことはある意味でやむを得ない判断だと思います。しかしながらその一方で、出初式を実施したことに対して私はおかしいと感じます。今年、成人を迎えた五島市の若者は五島市の政治に対して失望し怒りを感じたのではないでしょうか。市長は一生に一度の成人式を中止する一方で、毎年恒例の出初式を行うという判断についておかしいとは感じなかったのでしょうか。壇上より答弁を求めます。(降壇)
◎市長(
野口市太郎君) (登壇)おはようございます。10番
中西議員の質問にお答えします。 成人式と出初式の開催の判断についてお尋ねを頂きました。 成人式については参加者の約9割が市外からの帰省となり、昨年12月23日には県下全域に
新型コロナウイルス感染症に関する警戒警報が発令され、
感染拡大地域からの帰省等については慎重な判断を求められることとなったことから、
教育委員会内での検討結果を踏まえ中止ということの判断に至りました。 出初式については参加者が
市内居住者に限られること、また昨年10月21日消防団の
消防正副団長会議において、
新型コロナウイルスの
感染防止の観点から規模を縮小して式典と一斉放水のみの実施とし、開催当日までに市内で一人でも
新型コロナウイルスの感染者が確認された場合は中止する、加えて当日の
感染防止策を徹底するとの協議結果が出されておりましたので、その結果を尊重し開催するということで判断をした次第であります。 以上でございます。(降壇)
◆10番(
中西大輔君) はい、ただいま市長の成人式を中止した理由と出初式を中止しなかった理由について説明があったかと思います。 最初の質問に戻るんですが、この判断を市長はおかしいと感じたのかおかしいと感じなかったのか、二択で答弁をお願いいたします。
◎市長(
野口市太郎君) 両方でですね、違う判断となったわけでございますけども、それはそれで仕方がない、やむを得ないといいますか、おかしかったかと言われ…まあやったわけですから、おかしかったということにはならないかと思います。
◆10番(
中西大輔君) はい、仕方ない、やむを得ないということで回答を頂きました。 個々の実施判断については様々な見方があると思いますので
一定程度納得はできるかと思います。しかし、問題は全体として見た時の整合性ではないでしょうか。最初の質問のとおり、どちらか一方だけ実施する形では全体としての判断に違和感が生まれます。 出初式の開催については、他の
イベントとの整合性の観点から実施検討がされたのでしょうか。回答を求めます。
◎消防長(今村威徳君) お答えいたします。 他の
イベントとの整合性の観点から検討はされたのかという御質問であります。 令和2年10月21日の
消防団正副団長会議で出初式の開催について協議を行いました。他の
イベントと比べて参加者が
島内在住者のみに限られ、この時点で市内において感染者の発生もなく、開催するに当たり分列行進と祝賀会を中止し、参加人員の縮小、開催時間の短縮とともに
マスク着用など
感染対策を取ることとし、感染者が発生した場合は中止とすることと決定しました。 以上です。
◆10番(
中西大輔君) はい、今の回答ではですね、整合性の観点はなかったように感じます。 ほかの自治体で成人式を開催した福岡県福岡市の
高島市長のブログを紹介します。読みます。 私自身、就職前に海外旅行に行ったりいろんな友達を作って経験したことが今の自分の人生につながっていると強く思っています。二十歳前後の時期を思い返した時に、同じように振り返る方も多いのではないでしょうか。その大事な人生の時期に様々な経験のチャンスを制限されている若い世代の気持ちをおもんぱかるとつらくなります。
新型コロナウイルスによって若い世代にはこの1年間、社会全体のために相当に制限がある生活をお願いしてきました。そういう意味からもこの世代にとって人生の大切な晴れの節目となる式典は可能であればぜひ開催すべきと思うのが私の考えです、と
高島市長のブログに書かれています。 判断理由はそれぞれかと思いますが、今回の件については市長から成人式を開催しない、そして出初式を開催したということの説明がなかったことが若者の政治への不信を招いたのではないでしょうか。 そこで明らかにしておきたいことがあります。
コロナ禍の
イベントにおける
最終意思決定者と責任者は誰になるのでしょうか。 お願いします。
◎市長(
野口市太郎君) いろんな
イベントにつきましてはそれぞれ事業主体、開催主体というものがあります。 市が直接開催するものについては私のほうで、そして
教育委員会が所管するものについては教育長に主な判断を委ねております。 ただ、市も参画する形でですね、いろんな
イベントも開催させていただいておりますが、ここにおいては
実行委員会なり総会なりということで御議論を頂いた上で、そして決定を頂くということでございます。 例えば
五島長崎国際トライアスロン大会。これは私が
実行委員会の会長を務めておりまして、日本の
トライアスロン協会の役員の方とかですね、あるいは市内の
トライアスロン協会の方。
皆さんオンラインだったんですけれどもね、一部ですね、会議を開催いたしましてどうするかということについて議論をさせていただきました。当然私も役員という形で参加をしておりますので、五島市として6月の開催なんですけどもね。その頃は多分コロナの接種ということで市の職員自体がなかなか協力体制を組むことが難しいんではないのか。あるいは
医療スタッフですね、こういったところの御協力をお願いするのもなかなか難しいんではないのかというふうなお話もさせていただき、結果として中止ということを決定させていただきました。 したがいまして、民間がやられる分については民間でお決めになるんでしょうが、それに何らか市がそういった形で関与すると、総会なりに出席するということについては市としての立場は述べさせていただくということになろうかと思います。
◆10番(
中西大輔君) ただいま市長から
トライアスロンについての
実行委員は市長であると回答を頂きましたが、出初式についての
最終意思決定者と責任者は誰になるのでしょうか。
◎市長(
野口市太郎君) 一応、主催者という形で式辞も私が述べさせていただきましたので、最終的には消防団の正副長会議、ここの判断を尊重してですね、そして市として開催を決定したということでございます。 それから消防団、日頃から仕事を持ちながらいざというときには場合によっては危険極まりない消火活動とかそういったことに従事をしていただくわけであります。出初式の屋内でやる最大の一番時間食うのはですね、こういった消防団の皆様の普段の行動に対して感謝を表す表彰式というのがありまして、私としては、まあ何とかしてこの表彰というのはですね、普段いろいろ御苦労いただいてる消防団員の皆様に感謝の意を、そして表彰状を、感謝状をお渡ししたいという思いがありまして、やりたいとは思っておりました。理由としては先ほど言いましたようにコロナというのがあるのですが、全員市内の参加者ということで判断をさせていただいたということであります。
◆10番(
中西大輔君) はい、今の答弁で市長は出初式をやりたかったという答弁だったと思います。 今、様々な自治体で成人式ですね、延期をしてやるっていう自治体もありますが、五島市のほうで市長は成人式をやりたいという意向はありますか。 お伺いいたします。
◎教育長(藤田清人君) お答えをいたします。 まず、成人式の開催につきましては、全国から多くの新成人が帰省することとなりますので、
新型コロナウイルス感染防止対策を十分に講じた上で開催する方針としておりました。しかしながら、先ほど市長答弁にもございましたように、実を言うと直前にですね、長崎県内の
新型コロナウイルス感染段階がステージ3に移行いたしました。その関係で全県下に警戒警報が発令されまして、そして
感染拡大地域からの帰省については慎重な判断が求められておったわけです。そのようなことから、特にまた医療体制が脆弱なこの五島市において感染者が発生した場合に依存することとなる
長崎医療圏において入院患者が急増し、今後さらに深刻な事態を招くおそれがありましたものですから、やむを得ず成人式の中止ということを決定したところでございます。 今後、成人式をやるかやらないかにつきましても、一旦中止ということで決定して、改めてやることは考えておりません。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、成人式の延期はないということで市長のほうでも出初式をやったことについてはおかしいとは感じなかったという回答でございました。 次に質問の抽象度を上げて、市長の
情報発信について質問をいたします。 先週の金曜日の
一般質問で椿山議員からの質問に対して、市長は投票率の低下には政治家の責任もあるので日頃から市民との信頼関係を築き溝を埋めたいとの趣旨の発言をされました。そこで投票率の低下について資料を配付させていただきましたので、簡単に紹介させていただきます。(資料を示す) 図1では先月の
市議会選挙での地区ごとの有権者数と人口比率を示しています。人口比率は多い順に、福江62%、富江12%、岐宿9%、三井楽7%、奈留6%、玉之浦4%となっています。その下の図2では、五島市選挙での
地区別投票率を示しています。
市議選挙では玉之浦、奈留、岐宿、三井楽は投票率70%を超えているのに対し、福江と富江は60%台です。同様に
市長選挙でも玉之浦、奈留、岐宿、三井楽は60%を超えているのに対し、福江と富江は50%台です。 これらのデータから玉之浦、岐宿、奈留、三井楽といった人口が少なく比較的
高齢化率の高い地域では投票率が高い一方で、福江、富江といった比較的人口が多く
高齢化率の低い地域では投票率が低いということです。私自身、2つの選挙に候補者として参加した経験からも投票率の低下は若年層への訴えや
情報発信が足りなかったと反省しています。 こうした点も踏まえ、リーダーの
情報発信の必要性について市長の考えをお聞かせください。
◎市長(
野口市太郎君)
情報発信する際に市長としての
情報発信ということよりも、むしろ何と言っても五島市としての
情報発信と、これが必要と考えておりまして、市民の皆様への素早い情報提供あるいは五島市の知名度を全国に向けて向上するというようなことについて、五島市として発信をさせていただいております。 その中で市の重要事項の発表や市民の皆様の生命とかあるいは財産に関わるような緊急のお願いなど私自らが
情報発信することによりまして、その重要性を市民の皆様に認識していただく。例えば台風接近時には避難所への避難、あるいは
コロナ禍においては
感染防止に向け様々なお願いをしてまいりました。これからも引き続き市民の皆様へ迅速かつ的確な
情報発信、こういったことを心がけていきたいというふうに思っております。
◆10番(
中西大輔君) 市長としての
情報発信より五島市としての
情報発信だということで回答いただきました。 私は五島市としては
情報発信、非常に頑張っているなと思います。そしてコロナの
緊急事態宣言や台風のとき、市長は自ら
ユーチューブで
情報発信をして防災無線での呼びかけを行いました。これ自体はとても良い取組だと感じましたが、緊急時だけでなく日常的にももっと
情報発信をすべきではないかと思います。現に若い人ですね、
インターネットで主に情報収集してますんで、その
インターネット空間での市長の存在感というのを高めることが若者の政治参画の意識を高めることにつながるのではないかと思ってます。 残念ながら市長のツイッターは選挙の後9月7日で更新が止まっています。肝腎の結集を図るためにはやはり
インターネット空間での市長の
メッセージ発信が必要だと感じます。 私も政治家としてブログや
ユーチューブ、SNSを運用する中で難しさを感じています。口は災いのもとと言いますが、政治家の発言は自らの首が飛ぶリスクもあるため、できるだけ不要な発信はしないほうが安全であるとも言えます。政治家のささいな発言が炎上したり、いわれのない誹謗中傷の的になったりすることもあります。そうしたリスクも認識した上で、私はこれからの未来を担う若い人に届く
メッセージを日々模索しています。 若年層の新聞離れ、活字離れが進みスマホの利用率が高まっています。市長は若い人への
メッセージについて、今後どのような
情報発信を行う方針でしょうか。
◎市長(
野口市太郎君) 先ほど申し上げましたように、やはり五島市を有名にする、あるいは五島市の情報について市民に提供するということでございまして。そういったものを使ってですね、私の名前を市民の皆様に広くお知らせするとか全国にお知らせするとかそういったことは毛頭考えておりません。 そして議員からお話ありますように、
情報発信についてはですね、情報を届ける先のターゲット、こういったものをしっかり選択していく必要があるんだろうと思います。総務省の調査によりますとやはり昼間は
インターネットの利用度が高い。特に若い世代においてはですね、LINEなどの
ソーシャルメディアの利用時間が長いということがありまして、特に休日における10代、これについては動画投稿とかそういったものについて増加傾向にあるというふうな結果が出ております。こうした状況を考慮しまして、若い世代に対して必要な情報については、
ソーシャルメディアや
動画投稿サイトを利用した
情報発信、それぞれのタイミングをもって五島市としてしっかり対応をしてまいりたいというふうに思っております。
◆10番(
中西大輔君) はい、五島市として
情報発信を頑張っていくという回答でございました。 ぜひとも、若者が政治への不信感を抱かないような
情報発信、そして若者が政治に関心を持てるような
情報発信、私も頑張っていきますので市長もぜひこれに努めていただければというふうに思います。 次に
遊具施設の更新について質問をいたします。 今回の
一般質問をするに当たり、若い
子育て世代の方々14名の方に対面でヒアリングを行ったところ、1番多かったのは子供が雨の日に安心して遊べる場所が少ないという声でした。遊ばせる場所がないから仕方なく部屋でゲームをさせたり
ユーチューブを見せている保護者が多いとのことです。転勤で五島に来られた方は、ほかの自治体と比べて五島は遊びの選択肢が少ないとおっしゃっていました。子供が思いっきりはしゃぎ回れるような場所があれば
子育て世帯は助かるし、五島で子育てをしたいという移住者も増えるのではないでしょうか。 そこでまずは、過去の経緯を紹介していただきたいというふうに思います。ちょうど今から4年前、3月の定例議会で
公共施設における遊具及び
グラウンドの
整備状況について質問がありました。その
質問事項の回答の要約をお願いいたします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 平成29年3月議会では、遊具の
管理状況と今後の維持管理の在り方についての
一般質問がありました。遊具の中には設置後、年数が相当経過しているものがあり、定期的な点検等により事故防止に努めています。今後は国の定める基準に基づき遊具の適切な点検管理と維持補修による
安全対策を強化し、安心安全に利用できる遊具の管理に取り組みたいと答弁しております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、4年前の市議会で市長は、確かに雨が降ったときに子供たちが遊ぶ場所がないという話はよく私も聞かされますと答弁されています。それに加えて市長は当時、図書館の整備があるため複合的なところで検討したいと答弁もされています。しかしながら、図書館はあくまで本を読む場所であり、子供が騒ぐ遊ぶことを目的とした場所ではありません。 4年前からこの子供の遊ぶ場所についてどのような検討がなされ、何が改善されたのか答弁をよろしくお願いいたします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 その後の4年間の取組状況につきましては、五島市中央公園では平成28年12月に策定した長寿命化計画に基づいた管理を遊具を含めて実施し、令和元年にアスレチック遊具2基を更新しております。 管理課が管理する公園遊具につきましては、令和元年度に国の指針に基づいて健全度調査を実施しました。調査の結果や利用状況に基づき、今年度から遊具の更新、撤去、修繕を予算の平準化を図りながら計画的に実施しております。令和2年度は10基の撤去、2基の修繕、1基の施設を実施しており、令和3年度は4基の更新、1基の撤去、2基の修繕を予定しております。また、玉之浦支所では玉之浦カントリーパーク遊具設置事業として、令和元年度に遊具5基を設置し、令和3年度にも遊具1基の設置を予定しております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、中央公園や玉之浦のカントリーパーク遊具の更新について回答がありました。 特に雨の日に遊べる場所についていまだに多くの保護者が困っています。 私はこの五島市の対策が不十分だと感じていますが、市長はどのように感じているでしょうか。
◎市長(
野口市太郎君) 図書館では大声を出してということはですね、なかなかできないんでしょうが、ただ絵本を子供に読み聞かせるコーナー、そういったものについてはしっかり整備をさせていただきたいと思います。 議員が言われるように確かに子供は遊びの中でですね、いろんな経験を身につけてそして健全な成長につながるというふうに考えております。また、子供を産み育てやすい環境整備に努める上でもですね、遊具の設置あるいは安全性の確保、そういったものについては非常に大事なことだというふうに思っております。 現在、公園の遊具につきまして計画的な管理、整備をしておりまして、先ほど答弁したとおりでございますが、まあなかなか一度に全部とはなりませんが、今後も安全安心に利用できる遊具の維持管理こういったことには計画的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。
◆10番(
中西大輔君) はい、計画的に取り組むということでやっていただければというふうに思います。 次に廃校の活用について質問いたします。令和元年6月の議会では閉校になった校舎や体育館の利活用について質問されています。その
質問事項の回答の要約を紹介してください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えをいたします。 令和元年6月の定例会ではですね、廃校になった校舎や体育館の利用についての質問に対し、廃校舎については現在ホームページ等において物件を紹介しておりまして、その利活用の話があった場合には地域の実情を踏まえまして個別に対応をしているところであります、というような答弁をいたしております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、廃校は五島市の大きな資産であるというふうに議会でも答弁があったかと思います。 そこで、令和元年度当時からどのような検討がなされ何が改善されたのか。というのはですね、ホームページのほうに確かに3つの廃校が出ているんですけれど、このホームページ、非常にたどるのが難しく恐らく多くの市民は知らないのではないかと思います。 令和元年6月から1年8か月、620日以上が経過して、その後の取組と改善されたことを御答弁よろしくお願いいたします。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 廃校となった校舎等の利活用にかかる令和元年6月以降の成果でございますが、令和元年4月の統廃合によりまして閉校となった3つの小学校のうち、玉之浦小学校では2件、平成小学校では1件の新たな貸付けを行っております。また、旧戸岐小学校半泊分校の活用としまして、半泊地区の豊かな自然、営みなどを体験でき、五島市の魅力を再認識する場作りにつなげる取組としまして、昨年10月から公募への応募があった民間団体へ貸付けを行っているところでございます。 今後につきましても、地域振興や新たな雇用の場の確保につながるような利活用に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、五島市では令和2年度の第4次五島市
行政改革実施計画の中で、基本方針3、健全な財政運営の中で取り組むべき課題として遊休資産の有効活用が掲げられています。その内容と現在の取組状況について教えてください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 第4次
行政改革実施計画の遊休資産の有効活用につきましては、五島市
公共施設等総合管理計画及び個別計画を実行することによりまして、今後、利用されずに遊休化する資産が増加するという見込みでございます。 これらの遊休資産を有効活用するために、売却や貸付けに関する情報の発信を積極的に行いまして、貸付けについてもですね、公募の方法を検討し売却、貸付けに関する一般競争入札等を積極的に実施することなどが計画の内容となっております。計画の目標につきましては、市のホームページに掲載している売却、貸付けが可能な資産の情報をより充実させるとともに、ホームページ以外の新たな
情報発信の方法を検討し実行してまいります。また、遊休資産の売却につきましては、一般競争入札など従来型の公募の件数を増やすとともに、新たな募集の方法についても研究し取組を実施いたします。 現在の取組状況ですが、ホームページで売却・貸付可能な土地建物の一覧として、売れる、貸せる物件について紹介をしておりまして、令和元年度実績では土地289件983万6,000円、建物35件304万6,000円を貸し付けております。土地の売却につきましては9件599万円の取引があっております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、今あのホームページ以外のほうでも
情報発信に努めるということでしたが、私は過去の経緯を振り返ってそして計画を見てると、五島市の遊休資産の活用に対する取組が、もちろん玉之浦や平成小学校、半泊でやっている部分はあるかと思いますが、全体の遊休資産の割合に対する取組としては不十分であると感じますが、市長は今の取組状況等についてどのように感じておられるでしょうか。
◎市長(
野口市太郎君) 廃校の活用ということで御議論を頂いておりますが、もう既にこの廃校の跡地については農産加工施設であったりとか、あるいはレストラン宿泊施設であったりとか、あるいは地域の食料品等の販売等とかですね、平成17年以降19校を廃校しておりますが、うち12校は何らかの形で利活用がなされているというふうに考えております。 現在、ホームページ等において貸付可能なものを紹介しておりますが、掲載されていない廃校舎につきましても個別に対応をしていきたいというふうに思っております。
◆10番(
中西大輔君) はい、残りの廃校についてもぜひ積極的に活用をしたほうがいいというふうに感じております。 五島市には使われていない遊休資産として廃校以外にも耕作放棄地や空き家、空き土地などがたくさんあります。こうした遊休資産を寝かせておくことは非常にもったいないというふうに感じております。
行政改革実施計画に基づき、
情報発信の在り方を改善していただくようにお願いをいたします。 次に、ほかの市町村の事例として、栃木県塩谷町の「しおらんど」の事例を紹介いたします。東京都港区に本社を置くコトブキという会社のホームページに掲載されている情報を一部抜粋して紹介いたします。「しおらんど」は廃校になった小学校の建物を有効活用した子供たちの遊び場としてリノベーションされた施設です。公園の遊具が老朽化し、町内には幼児が遊べる場所が少ないということで町外の公園や施設に遊びに行っているという住民調査結果が出ました。小口資金を
インターネットで募るクラウドファンディングを活用。町内からの寄附や町の援助も受けて開設された公共の遊び場です。この遊び場を通じて町内の子供たちが触れ合い、保護者も交流でき町全体が一つになるコミュニティーづくりのきっかけとなることを目指していますとホームページで紹介されています。 市長は、この栃木県塩谷町の廃校を活用した子供の
遊び場づくりについて御存知だったでしょうか。
◎市長(
野口市太郎君) 承知しておりませんでした。
◆10番(
中西大輔君) はい、承知しておられなかったということで、もう少しですね、この「しおらんど」の設立経緯について紹介させていただきます。塩谷町ではまさに五島市と同じ課題を抱えていましたが、地域おこし協力隊の発案により一週間にわたりしおらんどが開催され、来場者アンケートで継続して実施してもらいたいとの要望が多く2019年9月に町営でオープンしました。 同年6月、塩谷町の町議会での町長の発言を一部御紹介します。町としましても地域活性化と遊休財産の有効活用という観点から、施設の充実についても併せて検討を重ねた結果、旧大久保小学校の持っている木のぬくもりに融合するような遊具の設置が望ましいとの判断から、アスレチック機能を有した大型室内木製遊具を設置することとしましたと述べています。 さらに、同年12月の議会では、オープンから1か月で約3,000人の方々に御利用いただきましたが、数値から分析いたしますと利用の状況は町内が3であるのに対し町外が7であると分析されており、ほかの地域からも利用があっているということです。 ぜひとも五島でもこうした
子育て世帯の遊び場が少ないという問題に対して廃校を活用するような取組をしていただきたいのですが、市長のお考えをお聞かせください。
◎市長(
野口市太郎君) 廃校等の遊休資産、これの利活用については売却を含めてですね、地域の活性化につなげればいいなというふうなことを考えておりまして。 今、貸してる物についてはですね、市であまりお金をかけない、利用していただく方の中である程度補修とか改修についてはやっていただくということを基本といたしております。廃校を活用して子供の遊び場ということでございますが、今の五島市の使われていない廃校の分布状況を見ますと、やっぱり廃校になったいきさつとしてはですね、子供が少なくなったから廃校になっているということでございまして、そういった意味ではそれぞれの地域のニーズとですね、そしてまあ仮に市である程度ということになれば、また当然財政上の問題も出てまいりますので、そういったことをやはり総合的に判断する必要があるのではないかなというふうに思っております。
◆10番(
中西大輔君) はい、当然その財政的な問題があると思いましたので、その栃木県の塩谷町のですね、クラウドファンディングを通じて、できるだけその予算をかけないようにという事例ではないかということで紹介をさせていただきました。 6月の
一般質問でも同じように廃校の活用ですね、3か月後にさせていただきたいと思いますので、五島で雨の日に歯がゆい思いをされている保護者のためにぜひスピード感のある対応をお願いいたします。 次に
子育て世帯からの情報収集について質問いたします。 全国どの自治体も人口減少、高齢化、自然災害への備え、そしてコロナ関連の情報収集など共通の課題を抱えています。五島市も例外ではなく、最小の経費で最大の成果を発揮するための創意工夫が重要だと思います。様々な情報が目まぐるしく行き交う中でアンテナをできる限り高く張り幅広くスピーディーに情報収集することが政策立案の命綱であると私は考えます。 そこで質問です。来年度から開設される
子育て世代包括支援センターは切れ目のない支援を行うための施設であると紹介されましたが、現在、想定されている利用者数と職員数はどうなっているでしょうか。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 まず、センター開設に関しての概要について御説明をいたします。全国的な問題といたしまして児童虐待の増加や虐待死の77%がゼロ歳から3歳までという状況がございまして、妊娠期から乳幼児期までのこの切れ目ない支援が必要になってきているということから、母子保健法が改正されまして
子育て世代包括支援センターを市町村が設置するということが法定化されたということでございます。 これまででございますが、五島市では子育てに関する相談について、いろいろな機関で対応をしておりますが、相談事のある方や、リスクのあるケースへの対応までしかできておりませんでした。 また、子育て中の保護者から不安や悩みをどこの誰に相談すればいいのか分からないという声もございまして、相談窓口が明確でないという問題点がございました。 このような状況の改善に向けまして、五島市においても令和3年4月から
子育て世代包括支援センターを開設することとしております。 センターではですね、リスクのあるなしにかかわらず、予防的に早期から関わるために母子健康手帳交付のとき、妊娠の後期、産後の各過程でですね、全ての妊産婦と面接を行いまして、実情を把握した上で一人一人の支援プランを作成をいたします。また、いつでも乳幼児相談に対応できる体制にしておくこととしておりまして、お尋ねの利用者数でございますが年間約220人、延べ840人を想定しておるというところでございます。 センターの体制でございますが、専任の母子保健コーディネーターとして助産師1名を増員をして配置をいたします。そのほか、国保健康政策課の母子保健担当の保健師3名もこういったことに対応するということとしております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、想定人数としては220名で、助産師を1名ということで回答を頂きました。 当初予算では、今回の
子育て世代包括支援センターで助産師人件費等の欄に561万3,000円が記載されています。一方でお配りしている資料の2ページ目によりますと(資料を示す)、
子育て世代包括支援センター業務ガイドラインではセンターには保健師等を1名以上配置することが記載されており、保健師助産師等のこれまでの母子保健活動の経験を生かすことでセンターの業務を効果的かつ効率的に展開することができる。さらに、保健師や助産師、看護師といった医療職に加えて精神保健福祉士、ソーシャルワーカー、利用者支援専門員、地域子育て支援拠点事業所の専任職員といった福祉職を配置することが望ましいと記載されています。 こうした福祉職の配置については何か御予定がありますでしょうか。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) はい、お答えをいたします。 まずですね、センターの体制としましては先ほど御答弁いたしましたとおり助産師1名を増員いたしまして、そのほか、母子保健担当の保健師3名が対応すると。そのほかにも管理栄養士でありましたり、看護師、歯科衛生士そういった専門職が関わることとしております。 今お尋ねのソーシャルワーカー等福祉職でございますが、まずこの
子育て世代包括支援センターを設置するに当たってほかの関係機関、庁内はもちろんですが庁外の関係機関とも連携を取るということを考えておりますので、その中に当然庁内の社会福祉課等に配置されている社会福祉士であったり、精神保健福祉士であったりですね。そういった職員と連携をしていくということはもう当然考えております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、ほかの機関とも連携していくということでした。 厚生労働省のガイドラインによると、同じようにですね、センターの円滑な運営に当たっては実際に地域で母子保健や子育て支援に携わっている関係機関、関係者との連携が欠かせないと書かれ、主な連携先として庁内の関係部署、医療機関や助産所、保健所、市町村保健センター、地域子育て支援拠点事業所、児童館、こども園・幼稚園・保育所、学校などなど、様々な機関が挙げられています。そこで、この関係機関との情報共有するシステムはどのようになっているかお尋ねをいたします。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 まず市役所内、庁内の各部署との情報共有につきましてですが、令和3年4月に同じく開設を予定しております福祉の相談窓口、こちらのほうに情報連携システムを設定をいたします。この情報連携システムを活用して児童福祉であったり障害福祉、高齢者部門、また各支所、そういったところとの支援状況の確認や状況に応じたケース会議、情報共有等を行いまして必要な支援を行ってまいりたいと考えております。 外部の関係機関につきましては、議員から今御紹介ありましたとおり医療機関、医療機関は産科であったり小児科になろうかと思いますが、あとは保育所とかですね、あと要保護児童対策地域協議会、こういった外部の関係機関等とも当然連携をしてまいります。 その利用者のニーズに合わせて各機関のサービスにつなげ、必要に応じて関係機関によるケース会議や情報共有の場を持ちながら切れ目ない支援を提供してまいりたいと考えております。 先日、日曜日の長崎新聞にもですね、切れ目ない母子支援ということで記事が載っておりました。その中にやっぱり縦割りの弊害というのが指摘をされておりまして、母子保健福祉に加えて医療、教育、こういった関係者が歩み寄って総合的に支援するべきとこういった指摘もございますので、この点をですね、十分留意しながらセンターの運営に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、今の御答弁で庁内では福祉の相談窓口と一緒に共有システムを使うということで、外部の関係機関とはミーティングをしたりして切れ目のない支援をということで、縦割りの弊害ということが言われました。 私は関係機関が多くなればなるほど情報共有漏れがあったり、情報連携のミスがあったりということで利用者のニーズが反映されないということを危惧しております。何かこの、窓口として切れ目のない対応をするために統一された情報共有のシステムのようなものを導入する予定であったり、そういったものがあるのかについてお伺いいたします。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) 情報を共有しますシステムといたしましては、先ほど御紹介いたしました福祉の相談窓口に設置をします情報連携システム、これを活用してですね、基本的には長寿介護課にその福祉の相談窓口を設置しますので、そちらと
子育て世代包括支援センターの健康政策課、それと障害と子供支援を行っております社会福祉課、こういったところと連携を取り情報が共有できるようにこの情報連携システムを活用してまいるという予定でございます。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、ぜひ活用していただいて、市民の方が縦割りでたらい回しにならないように対応していただけることを強く要望いたします。 私が政治家を目指した理由の一つに行政がですね、あまりにもアナログであったということが挙げられます。何をするにしても判こ文化であり、紙の書類が多いという中で、議員になって驚いたのはですね、膨大な資料、この書類ですね。9月からタブレットに移行するということですが、それ以外にも改善するべきことがたくさんあるのではないかと思います。例えばこの議場にはパソコンやスマートフォンの持込みが禁止されているため、私も仕方なく紙を印刷してきています。 市長は昨日、環境問題について日々の生活を変えていかなければいけないというふうに答弁されました。私は一番、この紙を減らすべきなのは市役所であるというふうに感じています。 その点から、先ほどの情報共有のシステム、紙ベースであったりとか、そういったアナログなことではなくてできる限りデジタル化して、情報共有に漏れがないようにしていただきたいという思いでした。 燃やすごみを減らすという観点からもペーパーレス化は避けては通れないというふうに思っております。 子育て支援センターでは関係する部署が多いため、必ずどこかで情報の共有がされないリスクがあると思いますので、しっかりと切れ目のない支援を行うために情報共有体制の構築をお願いしたいというふうに思います。 次に、
子育て世代包括支援センターでサービス提供が不可能なお困り事や
子育て世帯のニーズをどのように扱うのか答弁をよろしくお願いいたします。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 センターで対応できない相談につきましては内容に応じて適切な関係機関や支援サービスにつなげてまいりますし、そのためにも日頃から様々な関係機関と連絡調整を行いながらそれぞれの役割や機能についてお互いに理解をしあい、共同でニーズに応えられる体制を構築してまいりたいと考えております。また、支援をしていく中でですね、解決が困難な課題等もあるかと思いますので、関係機関による会議で解決策を検討し内容に応じて庁内関係部署にもつなげていくと、そういったことで取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) はい、会議でですね、情報を共有していただければと思います。 私がこの質問をした理由は、五島市が
子育て世帯のニーズを的確に把握できていないのではないかと感じたからです。実際、子供の遊び場については廃校も活用されておらず、最初に質問したとおり
子育て世帯の方が非常に雨の日に困ってる、あるいは遊具が更新されていなくて困っているというところが非常に多くの保護者の方から聞いた話だったからそのように感じた次第です。五島市は今後、人口減少対策の自然減に力を入れるとのことでしたので、ぜひとも若い世代からの情報収集、新しい窓口ができますので漏れのないようにしていただければというふうに要望をいたします。3か月後の6月の
一般質問でも、この件の進捗確認をさせていただきたいと思いますので、しっかりとですね、していただければというふうに思います。 今回の
一般質問では、今まで市議会を見たことがない若い世代が関心を持っていただけるようなテーマ、成人式の中止の背景や子供の遊び場問題、
子育て世代包括支援センターという3つのテーマをメインに取り上げました。そこから派生して五島市の情報収集の在り方や市長の
情報発信の在り方について質問をいたしました。 成人式が中止になってしまった件については、一生に一度の機会を失った若者が非常に残念な思いをされていると思います。今後に向けて市長の
情報発信の改善をできないか提案をいたしました。 子供の遊び場がいまだ十分に整備されていないことについては、非常に多くの
子育て世帯が歯がゆい思いをされています。今後に向けて五島市行政全体で情報収集、改善できないか提案をいたしました。 今後とも五島市の発展につながるような提案、改善要望に努めてまいります。 理事者の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 以上で、
中西大輔の
一般質問を終了いたします。 御清聴ありがとうございました
○議長(木口利光君) 以上で、
中西大輔議員の質問を終わります。 次の質問者は、3番
丸田敬章議員。
◆3番(丸田敬章君) (登壇)皆様、おはようございます。平日の忙しい時間帯にもかかわらず、傍聴席へ足を運んでくださいました市民の皆様方、心より感謝申し上げます。 五島一新の会、無所属、常に挑戦者の丸田敬章でございます。 今般の市議会議員改選選挙におきまして2回目の挑戦で初当選をさせていただきました。初登壇の機会を頂き、そして戦いの場に押し上げてくださった有権者の皆様方に大変感謝しているところでございます。 私事でございますが、落選後の4年という貴重な浪人期間を体験させてくださいました市民の皆様をはじめ、市長を含む市職員の皆様には一政治家としてたくさん学習し、いろいろな経験で知識を増やすことができたことに感謝し、得票数892に恥じない議員として、皆様方のお役に立てる仕事で恩返しする以外に何もないものと考えております。現職一番の元気でクールでパワフルな市議会議員らしく、また、これまでの丸田敬章から変化することなく、与党でもなく野党でもない五島の丸田敬章の声を届けてまいりますので、市長をはじめ関係部局の皆様方どうぞよろしくお願いいたします。 それでは通告に従いまして、質問させていただきます。 五島市の入札制度について。 建設工事及び
物品調達等の
指名競争入札方法の現状と課題についてお伺いいたします。 市政運営に欠かせないものが入札であります。公共工事発注から物品の調達まで一大市場を形成していると言っても過言ではありません。これら入札に対して支払われる原資は全てが税金であり、市長をはじめ職員らのポケットマネーにて支払われているものではありません。したがいまして、納税者である市民に対し透明性を欠いてはいけないのであります。しかしながら、五島市では今風に言えば忖度、長いものに巻かれろといった節の疑問を抱く、人としての倫理観に欠けた入札が執行されているのではないのかと指摘いたします。 一方、長崎県内では2020年9月に東彼波佐見町の発注工事をめぐる官製談合事件が発生し、町職員と落札者は共に有罪判決となりました。このようなあってはならない不健全な行為を発生させないためには、政治、つまり議会がしっかりするしかありません。ゆえに、我々議員は常に監視役として目を光らせてなければならないのであります。
一般質問初日、椿山議員の質問にて指摘されました行政訴訟にまで発展してしまった玉之浦農業用施設の10円譲渡問題も、議会で承認されたとの理路整然としない答弁でありましたが、議会としての監視の目がしっかりとしていれば、市民に疑惑の念を抱かれずに事が進んでいたのではないのかと、これまでの市と議会の関係に対して非常に残念に思います。 平成29年12月の定例会では、競争入札の参加条件を見直す陳情も頂いておりますので、入札制度の検証や研究は行っておりますと答弁も行われていました。 市政発展の全ては市長の姿勢にかかっているのであります。また、我々市議会議員としても市議会議員政治倫理条例に「常に市民全体の利益のみを指針として行動するもの」とあるように、私利私欲を第一優先に動くのではなく、人としての倫理基準を第一に考えて行動せねばならないものと考えます。 この先も数多くの入札執行が行われていくことでしょう。一部の企業、一部の団体、一部の個人だけが恩恵を受けるのではなく、市長が先頭に立ち市民全体の利益に結びつくよう細心の注意を払って取り組んでいくことが重要であります。 これらに向き合う姿勢、また今後のプロセスについてどのようにお考えなのか市長にお尋ねします。 なお、降壇以降は自席から質問を続けさせていただきます。 理事者の皆様方には、市民の皆様に分かりやすくゆっくりと落ち着いて、眠くさせないよう議会に関心を持っていただけるような御答弁をお願いいたします。(降壇)
◎市長(
野口市太郎君) (登壇)3番 丸田議員の質問にお答えいたします。 建設工事及び
物品調達等の
指名競争入札方法の現状と課題についてお尋ねを頂きました。 建設工事の指名競争入札については、予定価格が130万円を超え、3,000万円未満の場合はあらかじめ入札参加資格者名簿に登録されたものの中からそれぞれの工種及び設計額による格付に応じ、建設工事の地理的条件や手持ち工事の状況などを考慮した上で業者の選定及び指名をしております。 物品については予定価格が1件当たり80万円を超える場合、物品に係る競争入札参加資格者名簿に登録されたものの中から、申請時に選択した希望取扱品目に応じて業者を選定し指名しております。 入札における課題としては、台風や豪雨などによる災害復旧工事の入札時期が重なる場合、手持ち工事量の増加や作業員の確保等の理由により、入札辞退者が多くなり、ほかの建設工事も含め入札が不調になるといった傾向が見られます。物品の入札につきましても、医療機器など物品の種類によっては市内に取り扱う業者が少なく、業者の指名及び入札の執行等に影響を及ぼす場合があります。 入札制度は最小の経費で最大の効果を得ることを目標としております。また、地域活性化の観点からも地元企業が優先して受注し、地域経済に貢献することが求められております。このため、入札の執行に当たりましては地元業者への優先発注や受注機会の拡大といったことを念頭に置き、引き続き関係法令を遵守しながら適正な入札制度の構築と運用に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。(降壇)
◆3番(丸田敬章君) 無視され続けた9年間。市長からの丸田議員とのお呼びにこちょばしさあり、大人の対応で進めさせていただきます。 御答弁いただきました全く指摘されるところはないというふうなお答えでございますが、私たちは議員必携という本を頂きました。おとといから3日目の今日、質問ですが、ここに155ページに、質問であるからあくまでも質問に徹すべき。要望やお願いやお礼の言葉を述べることは厳に慎むべきものであると。よく分かりました、ありがとうございました、前向きの御答弁を頂き心からお礼申し上げますという言葉は、私は言わないと思いますので御了承願います。 では、自席から質問させていただきます。 建設工事の入札についてお尋ねします。 以前は、入札会場にて落札者、候補者を含め落札価格等を公表していたと思います、その場でですね。現在はどうなのか、公表している、公表していないと簡単にお答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 現在は入札会場では公表しておりません。 以上でございます。
◆3番(丸田敬章君) これはいつから公表しなくなったんでしょうか。そして、なぜ公表されなくなったのかお答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) いつからということでございますが、平成30年7月から設計内訳書のチェック後に公表することにしております。 理由でございますが、以前はですね当然、先ほどお話がありましたように入札会場において落札者、落札額予定価格等を公表しておりましたが、入札会が終わった後に設計内訳書の精査を行いまして誤りがないことを確認した上で正式に落札者として決定することとなりますので、仮に設計内訳書に誤りがあった場合は失格となります。失格となった場合はですね、再度入札というようなことになるわけですけれども、その前に予定価格が公表されるということになりますので、現在は先ほど申し上げましたとおり落札候補者のみを公表いたしております。これは長崎県と同じ公表の方法となっております。 以上でございます。
◆3番(丸田敬章君) 実際にですね、入札参加されている業者の皆様の間でですね、公表されなくなったことに関して疑惑の念が抱かれてるんですよ。このことは全ての入札参加資格者である事業者さんへ、やはり周知徹底していただきたい。でないと疑われます。周知させる必要があると思いますので、本日、私から指摘を受けて今後ですね、どう対応していただけるか御回答ください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 当然、入札会場でそのようにですね、先ほど理由を説明したようなことをしっかりお伝えすると同時に、その前に指名通知とかそういうことがございますのでそういう文書でも中にも入れてということで、実施していきたいというふうに思っております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 「すぐ行動、すぐ対応、すぐ結果」、私の
スローガンであります。よろしくお願いします。 それでは次に、物品調達の指名入札に移ります。 物品調達の落札結果の公表についてでありますが、私が知る上では落札結果の公表は庁舎1階の行政資料室のみでしか知る方法がないと思います。ほかの手段あるんでしょうか、知る手段、あるかないかでお答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) おっしゃるとおり、行政資料室のみでの公表となっております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 行政資料室を市のホームページでですね、昨日の夕方調べてみました。市のホームページで五島市の行政資料室、調べても何も出てきません。こんな状況で市民が知るはずないでしょ。もうとにかく行政資料室の意味、何が置いているのか、市民の人がいつでも行っていいのか、そういう告知をお願いして次に移りますが。 建設工事に係る落札結果はですね、即座、翌日もしくは審査が終わってからですかね、ホームページでも公開されております。これと同様に行政資料室でも建設工事の結果は見ることができます。これと同様にこの物品の落札結果に関しても
インターネットでも公開すべきだと思いますが、公表していなかったことに関して何か特別な理由でもあるんでしょうか。 お答え願います。
◎
総務企画部長(久保実君) 建設工事の入札結果につきましてはですね、公共工事等の入札結果及び契約内容の公表についてという規定がございまして、それでホームページでの公表が義務付けをされているということからホームページでも公表しております。 物品の入札結果についてはですね、先ほどお話あるように行政資料室においてのみ公表しておりますが、我々としてはこれによりまして一定情報公開という意味では行っているというふうに思っておりますので、今までホームページでの公表は行っていないということでございます。
◆3番(丸田敬章君) 私が1月に担当部署にヒアリングした結果、件数が少ないから公開する必要はないと、考えはないというお話をしていましたが、やはりこれは行政資料室で公開しているんですから、アップするだけの業務ですから時間はかかりません。やはり参加した人、それと今からどんどんどんどん気になっていく人が増えていくんですよ、今日の話の最後に出ますが。 どうか取り組んでもらいたいと、すぐ行動して、すぐ対応していただきたいと思います、どうぞ。
◎
総務企画部長(久保実君) ホームページでの公表も検討してまいりたいと思います。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) ぜひ前向きに検討してください。お願いします。 続きまして物品の指名競争入札の業者選定について伺います。今現在、指名業者の選定はどのように決定されていますか。お願いします。
◎
総務企画部長(久保実君) 物品調達に係る入札につきましては、受注機会の拡大を図るため原則登録がある業者を全て指名をすることにいたしております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 取扱品目に登録し該当するもの全てを指名業者として選定していると認識してよろしいですね。 であれば、令和2年4月21日執行。これは今日、議員の皆様には資料でつけております。(資料を示す)4月21日執行の3件の軽自動車の入札、令和2年6月23日、そして6月30日さらには2年12月1日の軽自動車の入札でありますが、指名業者数にばらつきがあるんですよ。先ほどは登録し該当するものを全てを指名業者として選定していると認識していいということだったですが、なぜばらつきがあるんですか。お願いします。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えをいたします。先ほど申しましたようにですね、基本的に物品の入札においては市内の登録業者は全者指名することにしておりますが、先ほどお話がありましたこの入札の案件につきましては、離島地区など納入先の地域性を考慮して指名業者を変更したりとか、あと同様の入札において以前に無断欠席だとか、あと連続して辞退をしたとか、そういう業者につきましては指名を見送るというような措置も取っていることから、同品目の入札におきましても指名業者数に差が生じる場合があるということで御理解いただければというふうに思います。
◆3番(丸田敬章君) 今、辞退した業者、無断欠席した業者は指名から御遠慮願うということですが、これ日付書いて、黄色が辞退業者なんです。灰色が欠席業者なんで、後でこの資料差し上げますんで、今の答弁が正しかったかどうか自分で御自身で検証されてください。 続きまして、指名競争入札に参加されるには物品競争入札参加申請書提出ですよね。いわゆる、この資料ですかね。(資料を示す)私も印刷してきました。この申請要領に基づいて提出するんですよね。まあ、スタートするものと考えます。そういうことなので、この申請書提出について質問します。 申請者の資格要件として、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないものとありますが、入札参加資格提出そのものは法令を遵守して適正に処理されているものと思料しますが、それで間違いないでしょうか。
◎
総務企画部長(久保実君) はい、そのようにしております。
◆3番(丸田敬章君) 令和3年1月19日付 公文書不開示決定通知書 文書不存在2五財第2234号を、とある政治団体へ不開示の通知書を発行されておりますが、この資料の個人情報に係る部分は省略してもらって構いません、公文書の名称または内容を教えてください。
◎
総務企画部長(久保実君) 不開示文書においてはですね、文書はないということで通知をさせていただいているところだと思います。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 私が聞いてるのは、不開示文書を発行してます。その文書の請求された公文書の名称とまたは内容を教えてくださいと言ってるんです。お願いします。
◎
総務企画部長(久保実君) 公文書の名称ですけれども、物品競争入札参加資格業者である有限会社、あとは固有名詞ですから省略いたしますが、登録の消防防災に該当できることを証明できる公的文書ということでございます。
◆3番(丸田敬章君) この公文書の不開示の文書に、理由に五島市における物品競争入札参加資格について提出要領に基づき業者が登録を希望する取扱品目を一覧表より選択したものを登録するものとしているとの回答ですよね。 これは業者が希望する取扱品目全てを信用されて業者選定を行っているということでしょうか。そうなんですね。
◎
総務企画部長(久保実君) そのとおりでございます。
◆3番(丸田敬章君) 申請書への添付資料として、履歴事項全部証明書というのが義務付けられております。これは法務局でしか発行していないものですよね。いわゆる会社謄本のことと思いますが、この申請書申込みを読みますと、法人は分かるんですよ。で、個人ともに添付必須と丸印がついてるんですが、個人の証明書も法務局で取れますかね。発行してもらえないと思うんですよ。発行しようがない、どうなんでしょうか。実際にこれまで個人から提出させてたんですか。あなた方は提出書類の確認業務をきちんとなさってるんですか。 お答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) 添付書類にあります全部事項については法人のみでございますので、個人は当然存在しませんのでこの部分については間違いでございます。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) これもすぐ行動して、すぐやり直すということですよね。訂正入れるということですよね、やってください。 えーちょっと暑いですね今日は。市長、いいでしょなかなか、私のスーツ姿も。答弁は要りません。 そしたらですね、そもそも法人からこの書類を、証明書を提出させるのは何のために義務付けられているんでしょうか。何をこの資料から確認したいのでしょうか。お答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えをいたします。 入札参加資格審査申請時における履歴事項全部証明書につきましては、まず法人として登記されているかどうか、あと設立年月日、経営の規模、会社の正式名称及び代表者、役員の氏名などの確認を行っております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 先ほど市長の答弁でもありました。法令を遵守しているということも言われておりました。 適切に処理しているとのことでありますが、民法34条にですねこう書かれているんです。その前にこの全部証明書の中には目的というのが書かれているんですよ、今言われなかったと思いますが。この目的について民法34条では、法人は法令の規定に従い定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において-目的の範囲内ですよ、権利を有し義務を負うとあります。 この民法第34条、どのように解釈されますか。
◎
総務企画部長(久保実君) 今おっしゃったとおりの解釈だというふうに思います。
◆3番(丸田敬章君) 初めて部長さんとですね、意見が通じ合ってうれしいです。 この地方自治法第167条の4の規定には、当該入札に係る契約を締結する能力を有しない者は入札へ参加させることができないと定められてるんですよね。 結局、履歴事項全部証明書の目的に記載されていない事業においては五島市はどのように判断されるんでしょうか。御回答ください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 全部履歴事項証明書の事業目的に記載されていない事業を行った場合ということでございますが、おっしゃるとおりですね、企業は先ほど民法のお話もございましたが、事業目的に記載されていない事業は営めないことになっています、ということですが、会社法等による罰則規定はないということでございます。ただあの、会社の目的から逸脱した行為の法律上の効果についてはですね、判例では会社の目的を広く捉える傾向にありまして直ちに無効になるようなケースは現実的には少ないというふうにされています。また、これについてはいろいろな判断があるところでございますが、定款に書かれた事業目的ではなくてもですね、目的の達成に必要な行為あるいは目的の達成に有用な行為を含むとして拡大解釈されることがあるということでございますので、我々としてはそのような考えでおります。 以上でございます。
◆3番(丸田敬章君) 結局またこの謄本に戻りますが、五島市としてはこの履歴事項全部証明書に書かれてあるその会社の目的についてはもう気にしないということでしょうか。
◎
総務企画部長(久保実君) 気にしないということではないんですが、当然あの、参加者名簿には法人もいれば個人もいるわけですね。個人の方はじゃあ同じようなチェックができるかっていうと、個人の場合はチェックができないですね、そういう書類がありませんから。ですから同じようにですね、個人の場合は身分証明書ということで出していただいてますけれども、先ほどお話ししたようにですね、それと同じような目的でこの証明書を頂いているという理解でございます。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 私はあの合資会社というのを設立しておりまして、資金を銀行から借入れするとき、新しい事業を開くときにですね、やはりこの会社謄本は請求されるんですよ、添付資料として。そこに新事業の名称がなかったら法務局に行って目的に書き加えてきてくださいと言われるんですよ。それだけこの会社の全部事項証明書というのは重要なものということで、先ほど民法34条を私は説明させていただいたんです。 もう一度復唱します。法人は法令の規定に従い-個人じゃないんですよ法人なんですよ、私が問題視しているのは。定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内なんですよ、目的の範囲なんです-において、権利を有するんですよ権利を、義務を負う。 これを裏返してるのが部長のお言葉ですよ。目的の範囲外であれば権利はなく、義務は負わない、でもそれでも五島市はいいって言ってるんでしょ、違いますか。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えをいたします。 我々としてはそこは問わないと言ってるだけです。いいとは言っておりません。
◆3番(丸田敬章君) まあこれは解釈の違いだと思いますが。 これをですね、五島市の市長さんのお好きな言葉を拝借して言わせていただきますと、現在のこの物品競争入札の指名における選定方法、これにはですねシステムに問題が多すぎます、システムに。ここも考え直していただきたい。 まあ分かりやすく、今日市民の皆様が聞きに来られてますから、例え話として説明します。作業着専門の業者さんが自動車の取扱品目を選択して登録した場合、指名業者として選定されるっていうことでしょう、つまり。何でもありっていうことでしょ、チェックだけしとけば。あとは落札したら、その落札者が努力して納められればいいっていうことですよね、いかがでしょうか。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。法令でですね、取扱い、その業を営むに当たって許可が必要になる場合は当然そういう法令の許可を持ってますけども、今、例に挙げていただいたことについてはそういうことでございます。 ただ、それだけではですね、例えば本来、自動車を売ってない業の方が自動車の入札参加して取られるということであれば、そこには価格競争っていうそういう問題がありますから、そこで実際入札できるかどうかという問題はありますので、そういうことだと私どもでは考えております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 難しい問題ですんで、これはまた私と議会が終わってからですね、解決に向けて動きましょう。 それでは令和2年の7月14日、入札執行されております新基準消防団員用活動服の案件に移らせていただきます。 今、国ではニュース等で利害関係というものが国会でも問題となって、公務員特別職が辞職に追い込まれたなどというニュースがありました。五島市の入札において利害関係者というのはどういったケースが考えられますか。 お答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) 私どもの考えてる入札における利害関係ということではですね、一般的に業者の利害関係ということでは親会社と子会社の関係にある場合とか、または一方の会社の役員が他方の会社の役員を兼ねてる場合といったいわゆる系列会社については、入札の適正さが阻害されるというおそれがあることから、該当する複数の業者が同一入札に参加できないような制限をしているということでございます。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) それではですね、7月14日の入札執行された案件ですが、市消防本部発注の本入札に関して、市消防本部ですよね。指名業者が8者いたと思います。利害関係者もしくはモラルとしてお答えください。そういう業者が入っておりましたか。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 議員がですね、この消防団活動服の入札の件で何をもって利害関係者というふうにおっしゃっておられるのかちょっと定かではないんですが、我々としてはその消防団活動服の購入に係る入札については先ほど申し上げましたとおり系列会社等の関係による制限が必要な業者は入っていなかったというふうに考えております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 2020年5月、五島市の広報誌、消防団長さんが辞令を交付されておりますよね。どのようにして交付されたか、消防団長はどのようにして辞令を交付されるか、任命を受けるのか御説明願います。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 市長が辞令は交付してると思います。 以上です。 〔「流れを説明して」と言う者あり〕
◎消防長(今村威徳君) お答えいたします。 消防団長の任命につきましては、消防団の団員の推薦を受けて、その中で選ばれた方を市長が任命をすることとなっております。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) ですから私が言うのはですね、市消防本部が発注してるんですよね、この消防団活動服などは。そこに市長が辞令を交付したんでしょ、承認されて。消防団長と消防本部の関係、これはズブズブの関係だと私は思うんですが、私だけでしょうか。 お答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 まずあの消防団長を含む消防団員の身分というのは、市の非常勤特別職に位置づけられておりまして、地方公務員法第4条第2項の規定によりまして地方公務員法の適用は受けないということになっておりますから、入札に参加することについては制度上問題はないというふうに考えられます。
◆3番(丸田敬章君) 私はそういう言葉が返ってくると思ったので先ほどモラルも含めてと言ってたでしょ、どうぞ。
◎
総務企画部長(久保実君) 我々は制度上のことで御説明をいたしているところでございますので、モラルについてはそれぞれ皆さんのお考えがあるものというふうに思っております。
◆3番(丸田敬章君) ちょっと話題を変えましょうかね。 五島市では市議会議員政治倫理条例というものが定められております。その5条にはですね、ちょっと省きますが、地方自治法92条の2の規定の趣旨を尊重し、市民に疑惑の念を生じさせないようにするため市に対する請負を辞退するように努めなければならないとあるんです。つまり、我々市議会議員は全ての入札案件に常に注視して市民に疑惑の念を抱かせないように、入札が執行されるようにさせなければならないと私は思うんです。 そこで再度お尋ねします。 令和2年7月14日入札執行された新基準消防団員用活動服の落札業者は先ほどから言ってるように消防団長である。関係する企業なんです。これをおかしいと思わない市民なんか一人もいませんよ。だから言うんです。市民に疑惑の念を抱かせたらならないんです。ここがモラルなんです。 どう思いますか。
◎
総務企画部長(久保実君) 先ほど申し上げましたとおり、それについては答弁は控えさせていただきたいと思います。
◆3番(丸田敬章君) 私も議員になって初めて頂いた資料の多さにびっくりしました。 令和2年度五島市当初予算資料、この38ページに消防団基準活動服事業が行われますよ、予算733万8,000円ということが書かれておりました。 これらの資料は指名される業者さん全てに配付してるんでしょうか、お答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 予算説明資料につきましては、我々と議員の皆様に配付をいたしているところでございます。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 私は皆様が御存知のとおり
インターネットを活用しております。 私も議員になったのでいろんな人たちから喜んでいただきたい。そういう意味も兼ねて、全ての業者さんにこの中で建設いろんな品目に分けて、これを私自らの
インターネットで公開してもよろしいんでしょうか、お答えください。
◎
総務企画部長(久保実君) お尋ねの当初予算資料につきましては、提出議案を審議していただくための資料として議員の皆様にお配りしておりますので、その後は議員の判断で公表することについては特に差し支えないというふうに考えております。
◆3番(丸田敬章君) つまりこの書類自体は我々議員の特権で頂ける、事前に知り得ることができる、あとは我々の判断に任せるということだと理解しました。 ただでも、僕はすばらしい虎の巻だなというふうに感じましたのでお尋ねさせていただきました。 しかし先ほどから何回も言ってますが、市民から疑惑の念を抱かれたらいけないんですよね、市長さん。そうならないためにも指名業者の選定には最大限の注意を払って、厳粛な態度で臨まなければならないのだと私は思います。 市職員並びに我々市議会は、市民の厳粛な信託に応え、もって清廉で民主的な市政の発展に寄与しなければならないのでありますが、市長いかがでしょうか。
◎市長(
野口市太郎君) 先ほどシステムに問題があるのではないのかというお話を頂きましたので、このシステムについては県なり、あるいはほかの団体なり、あるいは国の取扱いとかですね、そういったものを勉強させていただきながら改めてチェックをさせていただきたいというふうに思っております。 それから先ほどから利害関係者とかモラルとかいうお話がありましたが、入札を執行する側としてはですね、やっぱり法令に基づいて仕事を進めなければいけないということで、モラルということについては、これでもって排除することはですね、万が一それをやって訴えられる、多分負けるんじゃないか、そっちのほうの要素が大きいんではないかということでございまして、法令に基づき透明性をもってやらせていただくということでございますので、そこら辺については御理解を賜りたいというふうに思っております。
◆3番(丸田敬章君) 先ほども触れました市議会議員政治倫理条例。 先ほどは省かせていただきましたが、テレビを御覧の市民の皆様、御紹介しときます。議員の配偶者もしくは一親等の親族、これらの者が役員をしている企業または次に掲げる企業は……と、厳しい内容が書かれております。しかし、宣誓書を提出しなければ何にでも入札参加できるということなんです。 市民の皆様方、この辺を私はずっと指摘しているのであります。そこがモラルだと私は思うんです。 先ほど市長もこれから今後ということを言われておりますが、平成29年12月の定例会、入札制度の検証や研究は行っておりますと言ってるんです。行ってないじゃないですか、何も変わってないですよ。だから言わしていただいたんです。 市政発展の全ては市長の姿勢にかかっていると。私は応援団なんですよ、厳しいことを言う。ぜひすぐ行動、すぐ対応、すぐ結果に結びつけていただきたいと思います。 ちょっとお待ちくださいね、あと6分ですか、早いですね時間がたつのは。 結論としてですね、もう結論に移ります。いや、しかしもう一件だけ行っときましょうかね、せっかく持ってきてたんですよ。 車の入札の件で触れましたが、車の入札をします、納めます。ただ、車検とかですね、点検等の資料が資料室で見つけられなかったんですよ、私は今まで。この車検とか車の点検等の依頼先は公用車を購入した業者へ依頼しないといけないという決まり事が存在しますか。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 車検とかについてはですね、金額が当然小さいんでですね、指名競争入札とかいうことにはなりません。 一応、随意契約の範囲でやっておりますので、そこは車を所有している所管課のほうでですね、2人以上の見積りという形とか、額によっては特別随契という形にもなろうかと思いますが、そういうことで随意契約でやっておりますので公表ということまではやっておりません。 以上です。
◆3番(丸田敬章君) 詳しくですね、長ったらしく御回答いただきましたが、平成29年6月8日、私回答を頂いてたんですよ。 先ほどの私の質問に対しまして、質問にありますような決まり等はございません。こういう答え方が一番いいんです、今後勉強なさってください。 私がこの件で何を言いたいか。先ほども地元企業が豊かになる均等にというお話も触れてたと思いますが、28年度、29年度、30年度、令和元年を含む31年度、私全部、この整備点検、どこに何台、何件出されているのかを調べました。 もう数少ない1件、2件、3件とかですね、かわいそうな救ってやらないといけない事業者もあります。ここをですね、公正公平に皆さん同じように税金を納められているんです。モラルがまず大事です。 奈留の支所に納めた車が、福江島の業者が落札して納めたから整備点検も船を使ってうちに出せといったことが奈留支所であったそうですが支所長、御存知ですか。
◎
奈留支所長(野茂剛君) 存じておりませんでした。
◆3番(丸田敬章君) 戻られて、全職員に確認してください。圧力に負けないでください。私にそのときは言ってください。私がきちんと対応させていただきます。私が何を言いたいか。税金は公正公平に使うべきものであるという点です。そこを市民から疑惑の念を抱かれないようにやってくださいというお願い事です。厳しい言い方ではございますが、こういうふうに生まれてきた私を嫌いになるなら嫌いになられても構いませんので。ただ、結論としてはあと3分ですので、もうすぐお昼ですね。 私からの入札資格について、是正を求めます。指名業者選定において、今から利害関係を含んでですね、モラルも含めて、これらに指摘されるんではなかろうかと、丸田に指摘されるんではなかろうかと思う場合はもう指名から外してください。会社登記事項に記されている目的に関して民法第34条を重く鑑み、品目選択との整合性について指摘がなされないようにするべきであると思います。市民への利益を最優先に考え、入札が公正公平に行われるよう心がける必要があると思います。 以上、今後、同じ内容に対して私から叱責されることがないように改善を希望いたしますが、今日初めて私とのやり取りを終えて、どのように対応しようと考えられてますか、最後の答弁で構いません。
◎市長(
野口市太郎君) 先ほど言いましたように五島市の物品も含めたところの入札のシステムにですね、もう一点ということでございました。 先ほど答弁いたしましたように、再点検をさせていただきたいというふうに思っております。 ただ、御理解いただきたいのはですね、要は法令に基づいて適正になされているかということでございまして。そこにモラルの部分とか持ってくることによって、その特定の事業主の権利が不当に剥奪をされるというふうなことについては、これはやっぱり避けなければいけないそういうふうに思っておりまして、そういった部分については御理解を賜りたいと思っております。
◆3番(丸田敬章君) あと2分ありました、使わせてください、すいません。 今日はですね、落ち着いてやれ、そして慌てるな、焦るな、おごるな、いろんなですね厳しい言葉を頂きました。ただ一人の方が、いつものようにやれと。私もこれまでは街頭演説のみで黄色いジャンパーにジーパン姿でやってまいりましたが、やはり緊張します、こういう場でやるのは。 しかし、冒頭の挨拶でも言わせていただきました。皆様方に私は4年間育てていただいた。本当に感謝しております。それに関しましてはありがとうございますと述べて、終わりにしたいと思います。 どうもありがとうございました。
○議長(木口利光君) 以上で、
丸田敬章議員の質問を終わります。 次の質問者は、12番
網本定信議員。
◆12番(網本定信君) (登壇)傍聴席の皆様、
インターネットライブ放送、ケーブルテレビを見ている市民の皆様、おはようございます。
市民ネットワークの網本でございます。 2月7日に行われました五島
市議会選挙におきまして、多くの市民の皆様の温かい御支援により、再度、五島市の市議会議員として市民の皆様の代表として選出していただき、令和3年度選挙改選後初議会
一般質問で登壇できることに身の引き締まる思いでございます。市民の皆様の負託に応えるべく、市議会議員としてさらに研さんに励み、五島市の発展と活性化のために市民の立場、市民の目線で市長はじめ、理事者と是々非々の議論をし、五島市の活性化のための仕組みを確立するために議会において議論していくことを固く心に誓ってる次第でございます。 今議会の最後の
一般質問になりますが、議長の許可を得ましたので通告に従いまして、一問一答で
一般質問を行います。 最初の質問は、市長の政治姿勢について。 市長は五島市の将来像をどのように描いているかについてお尋ねをいたします。 この質問は5年前の平成28年の3月議会でも質問をし、市長の答弁を頂きましたが、あれから5年、昨年8月の
市長選挙で当選し市長として3期目を迎えておりますが、再度お伺いをいたします。 以上、壇上からの質問を終わります。 あとの質問は自席より行います。(降壇)
◎市長(
野口市太郎君) (登壇)12番 網本議員の質問にお答えします。 五島市の将来像をどのように描いているのかとのお尋ねであります。 議員からも御紹介がありましたように、5年前の3月議会でも将来像についてお尋ねがありまして、そのときは20年後の将来像ということでございました。改めて読み直してみました。答弁は、最後のほうですね、夢のようなお話ということで結んでおりましたが、5年しかたってないのに実現間近だったり、あるいは夢の話ではなかったりということで技術革新の速さに驚いているところでございます。 今回は、人口ビジョンで2060年ということについて人口の推計を出させていただいておりますので、ちょっとこの2060年、まあ2040年も含めていいんですが、将来像ということで少し視点を変えて答弁をさせていただきたいというふうに思っております。 五島市、このままでいると2060年はどういう姿になっているかということであります。 今の五島市の人口ビジョン、これは国の研究機関である社人研というのがございまして、このデータを基に独自に集計、推計したものでありますが、2060年は人口は1万115人になっているという推計が出ております。2万人を切るのは2041年か2年ぐらい、ちょうど20年後ぐらいになるのではないかなというふうに思っております。 人口が1万人の五島市、想像していただきたいと思います。恐らく、飛行場はあっても飛行機は飛んで来ない。本土との行き来は船だけになってしまう。その航路にジェットフォイルは運航しているのか?高速船は走ってるかもしれないけど、もしかしたらフェリーしか残ってないかもしれない。病院は?五島中央病院はあるかもしれないが規模はかなり縮小されて診療科目も少なくなっている。出産するためにはフェリーに乗って本土まで行かなければならない。保育園は?高校は?介護施設は?介護する人はいるの?人口が減少することの恐ろしさであります。 五島市ではこうした状況にならないように、将来、五島市に住んでいる我々の子供たちが受ける様々なサービスが今より低下しないように、今の状態が長続きするようにとの思いから、人口減少対策を最重要課題として位置づけ、懸命に取り組んでおります。 観光はどうでしょうか。観光客の誘致で利益を受けるのは観光関係者だけでしょうか。観光はその波及効果が高いといわれ、農林水産をはじめ幅広い分野に影響があります。それに加え、航路、航空路を維持するためにも大きな役割を果たしています。 五島市の北部にある自治体の空港は、人口2万人を超えていた段階で飛行機がストップしました。屋久島は、人口は今、約1万2,000人ですが、飛行機もジェットフォイルも運航してます。今、滑走路を、1,500から2,000メートルでございますけれども延長する計画が進んでいます。違いは何か。屋久島の観光客は約30万人程度です。40万人を超えた時期もありました。私たちは自分たちがいつも使っている航路、航空路を利用して観光客が五島に来ると思っていますが、本当は観光客がいるから維持できている航路、航空路を使っているのかもしれません。そして、コロナがそのことを私たちに教えてくれました。飛行機の存続問題。このままいくと五島市の人口が2万人を切るとき、今から20年以内にやってきます。もっと早くくるかもしれません。 五島市は移住者や観光にばかり予算を使って、市民のために何もしてくれないと主張される向きもありますが、そうではありません。人口減を抑制し、観光客を増やさなければ、航路、航空路は間違いなく縮小され、不便になる。移住を促進し、観光客を誘致しなければ、将来、五島市に住んでいる私たちの子供たちが受ける様々なサービスが低下するということになります。今、住んでいる私たちのためにも、そして次の子供たちの世代のためにも取り組んでいるということを御理解いただきたいと思います。 2060年の五島市の将来像。人口2万人を維持する。そして、ジェット機が飛び、ジェットフォイルが運航し、年間30万人の観光客でにぎわう。私自身としてはこういったことを考えさせていただいております。 これに加え、海洋エネルギーの島としてカーボンニュートラルを実現し、グリーン化、デジタル化の進展により、環境産業などがこの五島市に立地をする。遠隔授業で子供たちは島を離れることなく大学に進学でき、遠隔医療により島にいながら高度の診療や手術ができる。電気自動車の自動運転で交通空白地域もなくなり、ドローンにより買物難民の心配もない。そして何よりも、美しい自然も残っている。こういう島になればいいかなというふうに思っております。 これもあと5年すると、もしかしたら陳腐化しているかもしれません。 しかし、当面の課題としてはコロナから守る、人口減から守るなど、市民の皆様に約束した公約の実現に向けてまずは全力を尽くしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(木口利光君) しばらく休憩いたします。 午後は1時15分から再開いたします。 =午前11時52分 休憩= =午後1時15分 再開=
○議長(木口利光君) 再開いたします。 午前に引き続き、
一般質問を続行いたします。
◆12番(網本定信君) 午前中、私の最初の質問に対しまして、市長のほうから答弁を頂きました。 五島市は1万人になったときにやはりあの観光に力を入れて今の状況を維持するんだという、やっぱりこの市長の熱い思いが伝わった答弁だったというふうに思っております。 私も5年前、28年に市長とこの問題についていろいろお話をしたときに、まあそのときは私もですね、いかにしたら人口を減らさずに維持していくかということで議論したという記憶がございます。 今回はですね、人口の問題に対しては五島市も、移住の問題にしても、人口の対策にしてもですね、一生懸命やってるんだと。 今回も令和2年、2020年に五島市の目標達成ケースとして3万4,430人という目標を掲げております。2月の長崎新聞の中でも県内自治体別人口の中で、五島市は3万4,477人と出ておりました。 そこら辺はしっかりとやってると思うんですが、今回、私が感じたのはですね、今言うように20年後、40年後、1万人になったときに、五島全体のこととしてはですね、午前中、市長が語ったドローンとか再生エネルギーとかそういうことでやるんだと分かったんですが。私はそのときにですね、各地区に旧支所地区に小さな集落がございます。その集落の平均年齢はほとんど60代、高いところは70代という平均年齢になっております。その平均年齢が20年後、40年後となった時には、本当にもう消滅してしまうというふうに私は思っております。集落が成り立たない。 そのときに五島市全体としてどうなのかというのがですね、今回、私は市長にね、そこら辺をどう想像しているのかという感じをですね、伺いたいなという思いで質問したんですが、そのことについて市長のお考えをお願いします。
◎市長(
野口市太郎君) 今回つくった第2期のですね、人口ビジョン。まあ御覧いただければわかるのですが、前回はそれぞれの旧1市5町別の推計については出しておりませんでした、1期目はですね。これについて市議会でもいろいろ御議論いただきまして、今回の第2期についてはですね、2060年、2万人にするときの旧1市5町ベースでは計算上はですね、こうなるだろうと。まあ1万人の時にもこうなるだろうということについては、それぞれ出させていただいております。ただこの数字をもってですね、それぞれの仕事の目標にしているわけではございません。それについては御理解いただきたいと思うんですが。そういった中でやはり人口が2万人という形になりますと、旧支所ベースではですね、かなり厳しい状況になるということについては議員からお話があったとおりでございます。 そして今のこの総合戦略についてもですね、五島市全体のことについては記述をしておりますが、それぞれの各旧1市5町の、特に5町別の対応については記述がされてないという部分については確かに言われるとおりでございます。したがいまして次の3期目のですね、まち・ひと・しごと総合ビジョン、そういうものをつくるときには、実は県の総合計画の中では各地域ごとっていうのは示してるんですよ、管内の状況ですね。そういったことも参考にさせていただきながら、その中でですね今の支所地域ごとの状況なり事業なりといったことについてはしっかり示させていただきたいというふうに思っております。
◆12番(網本定信君) 我々は人口減少問題対策特別委員会ということでいろいろ勉強をしてまいりました。 今、言うように、この第2期のまち・ひと・しごと総合戦略の中でですね、地区別人口で、例えば私の地元である三井楽、令和22年では1,392人というふうな人口になっております。60年の予想では728人というふうに、まあ、町として成り立つのかなというふうな非常に憂いを持っております。 そのときにそうしますと1,000人とか700人になった時の私が住んでる三井楽町というのはどういう状況になっているのかなと、それが一番心配なんですね。まあそのときの三井楽の状況も高齢者のみの世帯が増加したり、さらに地域を支える担い手が不足したり。今の行政でいいのか、地域のままでいいのかというような問題が出てくるというふうに思っております。 そういうことに対しましてですね、非常にあのそこら辺が寂しいというか、もうそのまま自分たちの町が消滅してしまうんじゃないかというような危惧を持っております。それに対して、ならば行政としてどう対応していくかというのがですね、私の今回の聞きたいことでございます。 五島トータル的には市長が言ったように観光しなくちゃいけない、再生エネルギーで生きていかなければならないというそういうことは分かるんですが、それを地域に落とした時に、その地域がその20年後、40年後どうなるのかというのが非常にあの私としては気になってしようがないんですが、その点についてもう一度市長のほうのお考えをお願いします。
◎市長(
野口市太郎君) 2040年、2060年のですね、仮に2060年に五島市が人口2万人を達成した場合ということを含めてですね、数字だけ見ると確かに厳しい状況にあります。 ただやっぱり我々としてはですね、そうはさせないように、ここに数字としては出てますがそういったところまで落ち込まないようにということで今、それぞれの地区のいろんな産業、あるいはいろんな事業者の取組、こういったものを支援しながらやっていくというのが、今のこの5年間の総合戦略ということになっております。確かに、先を見据えてそれについてというのはですね、御指摘のとおりだと思います。 ただやはり、政治的にはですね、そうはさせないぞというような気概をもって、またいろんな対策を講じていくということが必要になるんではないかというふうに思っております。 三井楽も今では水産の関係では定置を頑張っております。農業もですね、畜産を中心に頑張っておられます。そして、おいしい料理を提供していただいてる宿もありますし、また、食堂もあります。焼酎工場もある。そして、農業についてもですね、特に芋を中心にした事業がなされてる。いろんな努力がなされている。そういったことをしっかり支えながらですね、この人口ビジョンを裏切るといいますか、こういった数字にはさせないんだといったことでもって取り組んでいきたいと思っておりますが、ただそういったことがこの中に見えないということについては確かに御指摘のとおりでございまして、そこについては、まだ始まったばっかりでありますが3期目ということをやる際には、地域ごと、こういったものについてしっかり記述をしていくといったことをちょっと考えていきたいというふうに思っております。
◆12番(網本定信君) 市長の意見は分かります。そういうことはさせないぞということなんですが、そうは言っても人口というのは毎年減る一方でございます。 先ほど言いましたように漁業農業、そういうことでですね、今のところはいいんですね、今のところは。でもこれが20年後、40年後どうなっていくかということに関しては、そういう暗いことばっかり言うとどうなのかということなんですが、そのくらいの危機感を持ってですね、やっぱり自分の地域を眺めるということじゃないとですね、自分の地域の将来、消滅していく集落、旧町というふうになりますと、五島も厳しくなるんじゃないかなというそういうことをですね、5年前、市長と議論したものを踏まえて、今回は増やすんじゃなくって、消えていかないようにどうすればいいかというようなことをですね、今回は聞きたかったなと。 で、市長としては各地区で頑張ってるんだということなんですが、そこら辺がですね、私も地元の三井楽の議員として頑張らんばいかんとですが、そこら辺が見えてこないという歯がゆい面もあります。 この前、三井楽のまちづくり協議会というのの研修に出ましてですね、そこで私も参加してきたんですが、やはりあのまちづくり協議会も、やっぱりその地域づくり協働からですね、この中で、地域の人だけじゃ駄目だ、行政だけでも駄目、議員だけでも駄目ということで、この3つがやっぱりお互いに切磋琢磨してこの地域をなんとかせんばいかんということなんですが。 現在はその議員としての私の情報不足もあるんですが、やはりいろんな地域でそういう勉強会とかまちづくり協議会とかする場合にはやっぱり議員にも声をかけてですね、出る出ないは別にして、そういうことで一緒にやっていくその地域づくりというのが必要になっていくんじゃないかというふうに思っております。 その点についてですね、今のまちづくり協議会の中でそういう感じでやってる地域というのはどういう地域があるのか、それについてお尋ねいたします。
◎
地域振興部長(大賀義信君) お答えをいたします。 まちづくり協議会につきましては、昨日も御提案いただきましたけれども、現在、役員さんだけとか、地区の意見が反映されてないとの御意見も頂いておりますので、広く住民の方々の意見を入れて聞く会議をまずはやっております。 また、いろんな各種団体のお力を頂きまして、地区未来会議ということを開催させていただいております。これは議員がただいまおっしゃったとおり、将来を見据えた形で、この地区をどうしようかというふうな会議でございます。 このような会議を現在やってるということで御理解いただきまして、いろんな方の参画を促してまいりたいというふうに思っております。 以上です。
◆12番(網本定信君) 今、大賀部長言いましたように、地区未来会議ということでやっているということなんですが、そこら辺が見えないからね、聞いてるわけなんですが。 この平成30年に人口予測勉強会というのがですねまちづくり協議会ほか、市役所関係課、支所、出張所、市幹部職員、そして市議会議員というふうになっておりますが、これは平成30年に勉強会ということで、今まで何回こういう会議をやってきたのかについてお尋ねいたします。
◎
地域振興部長(大賀義信君) すいません、各地区の未来会議の開催実施数につきましては大変申し訳ございません、ちょっと手元に持ってきておりませんので、可能でしたら終わった後にでも御紹介させてもらえればと思います。 以上です。
◆12番(網本定信君) そういうのはですね、取組といたしまして冊子になっているわけですが、そういうことを繰り返してですね、やっぱりその地域、市役所、支所、議員というタッグを組んでですね、真剣にやっぱり取り組んでいかなくちゃいけないかなというふうに思っております。そういうことで今後ですね、やはり五島市としても人口が減っていくというのは止められないことですから、ぜひそういうことでお互いに知恵を出して、やっぱりこの五島市の将来を考えていかなければならないというふうに思っております。ぜひそこら辺をですね、積極的に進めてもらいたいというふうに思います。 続きまして、
福江ショッパーズの跡地についてでございます。 市長も施政方針で言いましたように、解体後、縄を張ったままでそのままにしております。市長の施政方針では、
コロナ禍において非常に遅れているということなんですが、現状のショッパーズ跡地の状況をお伺いいたします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。
福江ショッパーズ解体後の跡地活用につきましては、令和2年1月20日から公募を開始をしまして、開発事業者を令和2年12月末までに決定する予定としておりました。令和2年4月30日を期限とした事前登録に同一グループ3社から届出があっておりましたが、令和2年8月7日に登録辞退の申入れがあり、正式な提案には至りませんでした。辞退の理由としましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により経営状況の見通しが立てられず、新規の計画を見送ることとなったというふうに伺っております。 今後の状況につきましては、現在、跡地周辺に柵やフェンスを設置して、敷地内立入禁止の表示をすることで敷地の利用ができないよう管理をしているところです。跡地活用策が決まるまでは、現在の管理を引き続き実施することを考えております。感染状況を見ながら条件が整えば再公募を考えておりますので、現時点では跡地活用策については具体的な検討はしておりません。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) はい、今のところ具体的なことは考えてないということです。
コロナ禍においてですね、日本の企業もいろんな感じで厳しい状況におかれております。その中でまた再募集をして、本当に応募をしてくるのかなというような危惧も私は持っております。 部長のお話ですと、それが決まるまではそのまま縄を張ってるんだということなんですよね。それはそれでいいと思うんですが、五島市も財政は厳しいです。あそこは福江の中心街でもあります。決まるのをずっとそのままで待つっていうよりは、あそこを決まるまで有効活用、そういうことは考えてないのかお尋ねをします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 先ほどお答えしましたが、現状ではですね、何かハードを作ったりとか何とかっていうのは、その公募を待とうというふうに思っております。 敷地は結構広うございますので、例えば簡易な
イベントであるとかですね、商店街なり学校なりが何かの
イベントに活用したいということがあればですね、それについては費用がかからない範囲でというんですかね、そんなものを確認をしながら活用は検討していきたいというふうには思っております。 以上でございます。
◆12番(網本定信君)
イベント等という部長のお考えですが、例えばですね昔、図書館の建設予定地においてですね、ずっと無料で職員の方々があそこに車を停めてたという事例もあります。 いつ、その跡地の利用が決まるかという中においてですね、ただ単にそういう
イベント等で解放してもいいんじゃなくて、あれをその間、駐車場として貸してですね、五島市の財政も厳しいから、少しでも足しになるようなそういうことについては考えていませんか。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 提案の駐車場でございますが、駐車場にするということになればですね、少なからず整備をすることが必要になってきますので、予算も必要になってくるかと思います。なので、現時点では考えておりませんが、駐車場はですね、近隣に本町駐車場がございますので、そこを利用していただければなというふうには思ってるところでございます。
◆12番(網本定信君) 駐車場にするにはお金がかかる。でも全然、金はかかってもですよ、それで駐車場代で金を稼ぐといえば、その整備費用というのは出てくるんじゃないですか。それが何年になろうと4年になろうと5年になろうと、それで少しずつ稼ぎながら。で、次の募集を待つということも考えられるというふうに思うんですが、その点についてはどうなんですか。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 駐車場に整備をするということで予算をかけるということであればですね、また実際に再公募を考えてるんですけれどもそういったものについても少し影響が出てくるのかなと思います。 せっかく予算を投入して整備をするとかなりますと、またそこを解体するということにもなりかねませんので、今のところはコロナの状況を見て再公募は考えてるところですけれども、その状況を見て判断をしたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) 別にね駐車場をするのにね、私は予算を投入していろんなもん作れとは言ってないんです。バラストを敷くだけでもいいじゃないですか。予算をかけずにでも駐車場になるというふうに私は思うんですが。 その間、部長としては何年ぐらいかかるというふうな感じでそう言ってるかわかりませんが、5年なるか6年なるか分かりませんし、応募がないということも考えられます。そうするとやはりあそこは一番五島市の、福江の中心街ですから、その活用策というのも考えていかなくちゃいけないんじゃないかというふうに思うんですが、それについて市長はどのようなお考えかお尋ねいたします。
◎市長(
野口市太郎君) 先ほど部長から話がありましたように、駐車場として管理する、どういう駐車場の仕方にするかというのもあるんですが、舗装したり線を引いたりですね。あるいは、無断駐車ということがないように人を置くのかですね。そういったことをすると、ある一定投資がですね必要になってくるということ。 決して5年とかですね、そういった感じで公募ということでは考えておりませんで、できるだけ早い時期にですね、コロナの状況にもよるんですが、条件が整ったら早めに公募をかける。でも売れないと、活用策がないということであればですね、売却も含めてそこはしっかり検討していく必要があるんだろうというふうに思っております。
◆12番(網本定信君) 私はですね、その間、少しでも五島市の収入になればいいんじゃないかなという感じで提案をしているわけです。 あそこは中心街でもありますしね、お金をかけずに駐車場になる方法はないのかとかですね。知恵を出せば出てくるんじゃないかと。 そんなに長く公募ですね、時間はかけないということなんですが、こればっかりは公募をかけてもずっと応募がなかったらどうなのかということもあります。駐車場をすることによって、すぐ駐車場だったら設備をしないでいいんですから。すぐ公募があったらそれは駐車場を売ってもいいんじゃないかなというふうなことも含めてですね。 あそこの真ん中を縄を張って黙って空けてるよりも、少しでも商店街のため五島市のためにですね、何か活用策はないのかというふうなことを思ってるわけです。 五島市もですね、今言うように前の親和銀行の建物も空いております。今度、十八銀行もなくなります。そうするとあそこはもう空白地帯みたいな感じになるわけですね。そうすると将来的にあそこは福江の商店街、中心街はどのようになるのかというのも危惧されるわけです。 そういうことについて五島市としては、その将来像とかあそこについての計画というのはないのかどうか、そこら辺も含めて再度お尋ねをいたします。
◎市長(
野口市太郎君) 今、お話ありました中央商店街ですね、そしてまた飲食店のお店もかなり集中しているということでございまして、あそこを今の状態で維持をしていく、あるいは発展をさせていくというためにはですね、周辺分も含めて住んでる人を減らさない、そして通勤する人を減らさない。あるいは観光とかビジネスで訪れる人を減らさない。こういったことに取り組むことが必要ではないのかなというふうに思っております。そういった意味では今挙がっておりますショッパーズの跡地ですね、そういったところもホテルなり、何らかの事務所なり、場合によってはマンションとかですね。そういったことを、私としてはそういった提案があってくれたらいいなというふうなことを思ってるわけであります。 十八、親和の跡地についてもですね、地域のにぎわいにつながるような検討をしてほしいということで今、金融機関のほうにはお願いをしているところであります。
◆12番(網本定信君) 市長も言われたようにマンションとかですね、そういうことも考えられると。 考えるよりもあそこをですね、一体的にショッパーズの跡地も含めて親和銀行、十八銀行というふうな中心的な企業がなくなると空白地帯になります。 そうしますと私は五島市であそこの中心街をどう今後していくのかという計画は必要じゃないかと。そのときそのとき、例えば今、ショッパーズが空いたから公募するんだ、十八銀行が撤退したから、撤退してから考えようとかですね、親和銀行ももう撤退してますがそのままです。 それよりも一体的に五島市があそこをどういうふうな感じでやっていくのかという都市計画というか中心街計画というのを立ててですね、そして将来的に先ほども言いましたように、人口が1万とか2万になったときに中心的な商店街になるにはどうすればいいかというようなことも含めて、そこら辺の計画を立てるべきではないかと思うんですが、それについてもう一度お尋ねします。
◎市長(
野口市太郎君) 中央商店街の部分をですね、またゾーニング含めてですね、いろんな形で都市計画ということでございますが、もうその手法であの地域を再開発する、そういうことは多分、この五島市にもそういう力はありませんし、今ある中で可能性のあるものを誘致をするなり、あるいはお願いをするなり、そういった形で展開をしていく必要があるんじゃないかなと思います。 言われることはですね、やり方としてはそれが一番真っ当なやり方かもしれませんが、ただ、それをやるためのですね、財源含めていろんな人的な資源含めて、そういったことができるのかということを考えたときに、例えば下水道のお話もさせていただきましたが、下水道にさえつなぐという人の割合がやはり低いということで五島市は大きな下水道事業計画を断念した経過があります。 要はあの商店街の中で後継者がいるいないで、かなり今後の取扱いについてですね、意見差がございます。そういった中であそこの都市計画ということは言うのはたやすいんですが、それを実際計画を作って断行すると、やるということについては、これは実現性ということを考えたときにはかなり厳しいんではないかなというふうに私は思っております。
◆12番(網本定信君) 私はですね、全て行政でやれというふうには言っておりません。 例えば十八銀行が空いたときにはその建物をどう活用するか、親和銀行の建物をどう活用するかということを銀行と話をしながら知恵を出してそういうものをやっていく、それも方法じゃないかと。全てそれを行政がやれということではないんです。それも含めてですね、どうやったらにぎわいのある街になるか。で、行政はできないから金がないから、そしたらそのままでいいのかというふうになります。でも、何かしら五島市のために知恵を出して生かす方法を考えていかなければならないんじゃないかと思うんですが、もう一度そこら辺をよろしくお願いします。
◎市長(
野口市太郎君) 十八親和の跡地についてはですね、今、1行になりましたが、そことはいろいろ関連企業あります。福岡銀行の傘下ということで、九州内のいろんなそういう情報もお持ちであるということを前提にですね、ぜひあそこについては地域のにぎわいにつながるようなということでお願いをしてるということでございます。 あの跡地についてまた市がいってですね、仮に例えば土地を買い上げてどうこうということについては、これについてはもう考えておりません。
◆12番(網本定信君) 話が飛躍しましたが、そういうふうに中心商店街もどんどん空き店舗等でですね、衰退しております。 十八銀行、親和銀行はこれから考えるとしまして、そのショッパーズの跡地についてはですね、今言うように五島も財政が厳しいんですから、少しでも稼ぐようにあそこの活用をですね。公募してホテルが建つのか、何が来るのか知りませんが、その間だけはあそこをただ縄を張らずに市民のための活用。できれば収入を上げるために駐車場、それができなければ無料で市民のために開放するということもいいんじゃないかというふうに思いますが、その点についてもう一度お尋ねをいたします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 先ほども御答弁申し上げましたが、駐車場につきましてはなかなか今のところ近隣に駐車場もあることから難しいというふうに考えております。 跡地をですね、積極的にと申しますか、活用するのをですね、市民の皆様から御提案いただいて、先ほど申しました簡易な
イベントであるとか、福江まつりであるとか、学校の
イベントであるとか、フリーマーケットであるとか、そういったものの申出があれば、そこには柔軟な対応をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) どちらもできない理由ばっかりでですね、できる理由も考えてくださいよ。こうだったらできますというのを、常にもうできない理由ばっかりじゃないですか。 せっかく空いてるんですよ。市民のためにあそこはどう使ったらいいか、少しでも稼ぐためにどうしたらいいかというのをまず考えてくださいよ。 私が言ったらすぐできない理由ばっかりじゃないですか。できる理由で何かですね、あそこの跡地でも企業が応募する、何かするまでにですね、どうやったらあれを活用できるかということをぜひ考えていただきたいと思います。いつまでも中心街に縄を張ってそのまましてると市民はもったいないというふうに思いますし、何か活用策はないのかなというふうに私でも思ってるんですから市民も思ってると思います。ぜひ、できない理由を並べずにできる理由を考えて、何かに活用するということでお願いしたいというふうに思います。 続きまして、久賀島の休止中の保育園ですね。 これについて、へき地保育所が休止になった当時の状況についてお尋ねをいたします。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 久賀島へき地保育所につきましては、平成25年3月31日をもって休園としております。 当時の運営するための継続の基準としまして、原則複数の世帯の入所がある間は運営するとしておりました。当時の状況でございますが、平成23年度は4世帯が入園、24年度は3世帯が入園しておりました。24年9月頃に平成25年度の入園が5歳児の1名となる見込みとなったため、平成24年度をもって休園としたところでございます。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) はい、わかりました。 例えば今、久賀島にはですね、若い人も帰ってきて、跡を継いできております。子供もおります。来年には2人目の子供が生まれると。地元のそういう若い人たちに聞くと、保育園があると非常に助かるというようなことを今度の選挙期間中に聞いたわけですが、例えばその久賀島のへき地保育園を再開する場合の要件というのはどういう要件があるのかお尋ねします。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 再開する要件といたしましては、複数世帯の入所児童が継続して3年間程度確保できることが再開の検討を行う条件としております。 このほかにもですね、保護者の意向でございますとか、保育事業を実施する事業者、保育士の確保などですね、こういったことを勘案しまして再開について検討を行うこととしております。 なお、この要件につきましては平成25年3月に休園した際に、当時の保護者の方や久賀島地区の町内会長の皆様に御説明をしたところでございます。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) 今月の7日、長崎新聞にも「船で通園 久賀の子どもたち」ということで、保育園がないから船で福江に来て通園してるんだという、そういう記事も載りました。これはこれでほほ笑ましいというふうに思うんですが、実際、久賀島で子供を持ってる親としては地元でそういう施設があれば助かる。また、せっかく若い人が帰ってきてる。次も帰ってくるという、そういう状況です。 例えば久賀島ではしま留学、家族留学というのがあって、結構、子供たちも来ております。例えばその小学生の家族留学となった場合に、小学生ですから下に保育園に行く子供たちも来るんじゃないかというふうなことも予想されます。そういう場合に、そういう受入れ態勢というのを整備するのもですね、二次離島人口減少に対する対応じゃないかというふうに思っておりますが、それについてはいかがでしょうか。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 まず再開をする場合ということになろうかと思いますが、再開をすることを検討する材料としまして、先ほども申しました継続性ですね、継続性の有無、これが重要になってこようかと思います。未就学児の推移を見込みまして、今後どのようになっていくのか、これが最も重要かと思っております。 その上で、施設や設備にですね、当然手を加えたりしなければいけませんし、受け皿となる保育事業者の確保ですね、少なくとも保育士を3人は確保しなければいけない、この保育士を継続して雇用できるのか、そういったこと。あとは食事の提供、給食ですね、この提供のノウハウ。こういったことを総合的に勘案して判断をしていくということになろうかと思います。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) そうすると、今までですね久賀地区の方から、例えばへき地保育園を再開してくれとかそういう陳情とか相談というのはなかったのか、それについてお尋ねします。
◎
福祉保健部長(戸村浩志君) お答えをいたします。 過去にですね、久賀島からの保育所の開設の要望についてはあってございます。28年度に開催しました市政懇談会、あとは町内会長連合会からの開設の要望が3回にわたってされております。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) 開会して質疑のときにですね、世界遺産で久賀島の観光交流拠点センター、奈留島のガイダンスセンターを造って地域活性化に寄与したいということが答弁されておりました。 でも、地域活性化というのはその施設を造れば活性化になるとは私は思っておりませんし、その活用策も多分観光についてお客さんが来ればそれは活性化だろうと思うんですが、本当の活性化はそこに若い人が住んで、小さな子供がいて、そこで生活することが、その二次離島とか過疎地の活性化になるんじゃないかなというふうに思います。そうしますとやはり、そういう施設は地域の活性化のために必ず必要になってくるというふうに思うんですが、市長、その点についていかがでしょうかお尋ねします。
◎市長(
野口市太郎君) 先ほど部長から答弁させていただきましたように、再開する際の要件ということでは保護者の意向、あるいは保育事業を実施する事業者ですね、あるいは保育士の確保、この保育士の確保というのが大きく立ち塞がっている部分はあるんですが。 確かに私もあそこに行って、子供さんがたくさんいるのを見て非常にうれしかったというのが現実であります。ただ、今いるお子さんがですね、そしたらこの4月以降どうなるかっていいますと、ちっちゃな赤ちゃん、今全部で7名いらっしゃるんですが、来年以降はまた新たに生まれなければですね、また3名になるということでございます。そういったことをみると、まあなかなかすぐに再開ということについては難しいのかなというふうに思っております。
◆12番(網本定信君) 3名で難しい。でも、その若い人はですね、まだ人口を増やすために産む力はあるんですよ。そういう施設があれば、さらにまた子供ができるんじゃないかというふうなことも思われます。これは今回、提案してもですね、なかなか形にならないと思っておりますが、今から何回も訴えて形になるようにやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 続きまして、
富江クリーンセンターについてでございます。 私ですね、この件について富江のほうから電話がありまして、急に
富江クリーンセンターが一部ごみの受入れを中止しますということで広報ごとうに載っていたんですが、どういうことなのかということを電話で聞かれました。この
富江クリーンセンターの一部ごみの受入れを終了しますということについて、富江の市民の皆さんにこういうのを事前に説明したのかどうか。これについてお伺いをいたしますが、どういう説明をしてこの終了するというふうになったのかお尋ねします。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。
富江クリーンセンターでの燃やすごみの受入れにつきましては、住民説明会等の開催は行なっておりません。 燃やすごみの受入れにつきましては、ごみの手引書の中で焼却休止まで受入れをするというふうなことを明記しておりました。今回ですね、年間のごみ量の集計、それから運営事業者との調整の結果、焼却ごみの一元化のめどが立ちました。それで令和3年度からはですね、基本的にはごみの焼却を休止するというふうな方向で考えております。 また、調整作業等に時間を要しまして、市民の皆様へのお知らせが直前になってしまったことについてはおわびを申し上げたいと思います。 御理解いただけますようよろしくお願いします。
◆12番(網本定信君) 部長、おわびと言ってもですね、これは富江の市民の方に何も言わずに、ただこの広報誌だけで4月1日から、もうすぐじゃないですか。何で富江の市民の皆さんに事前説明がなかったんでしょうか。富江の市民の皆さんもこういうのを見てですね、どがんなっとやろかという、非常に悩むといいますか、今みたいなごみの収集に対して疑問を持っていると思います。やっぱこういうのがですね、全て市民の方に説明してそれから決定を知らせるということが順番じゃないかというふうに思います。 それについてなぜ説明ができなかったのかお尋ねをいたします。
◎
市民生活部長(太田税君) 今回ですね、受入れを終了する燃やすごみと燃やせないごみ、これにつきましては五島市の場合、定期収集を基本といたしております。一部ですね、自己都合による自己搬入をする場合が焼却施設もしくは崎山のリサイクルセンターのほうへの持込みということになっておりまして、基本的にはですね、定期収集で対応していただけるというふうに思っております。一番困るのはですね、事業者の方で燃えるごみを持ち込まれてる方が困るのかなと思っておりますが。 もともとですね、大浜のクリーンセンターを造ったときには、焼却の一元化をするということで考えておりました。ただ、富江の方を存続させましたのはですね、一元化で全体の処理ができるのかというのがなかなか見通しが立たなかったということで、一時補完的な役割として富江のクリーンセンターを存続させたわけでございます。ですので、今回、一元化のめどが立ったということでございまして、基本的には焼却という役目を終えた施設でございますので、燃えるごみの受入れについては休止したいというふうに考えております。 市民の皆様への説明につきまして、十分でなかったということについては申し訳なく思っておりますので、おわび申し上げます。 以上でございます。
◆12番(網本定信君) いや、部長、私におわびをしてもここでやってもですね。これは富江の市民の方が困るんです。私は困りません。 やはりあの今いろいろ部長のほうから説明がございました。部長とか生活環境課、それは分かってるでしょ。分かってるけども富江の市民は分かってないんですよ。 まずは自分たちは分かってるから、もう1日から受け入れませんと言う前に、自分たちが分かってたらやっぱり市民の方にも分かるように説明して初めてこういう広告ができるんじゃないんですか。 こういうことをやっぱりやらないとですね、だからやっぱりその行政は市民に対して上から目線と言われるんです。何をしても決まったらすぐ広告さえすればそれで済むんだということなんですよ。 例えば昨日の山田洋子議員の水道の問題にしても、それはできないとかですね。やっぱりさっきと一緒でできない理由ばっかりじゃないですか。説明責任は全然ありませんよ。もうちょっと市民の目線に立ってですね、やはりやってもらわないと。 その水道の問題もいろいろ理由は聞きました。でもですね、同じ五島の中にいてですね、同じ税金を払っててですね、片一方はいろいろ水道の恩恵を受けてる。片一方は自分でやってる。で、地下水を掘りなさい、それは自分でやってください。これは私はおかしいと。 やっぱりその弱い市民にも寄り添ってくださいよ、そういうことは。それは金が要るから、何が要るからできません。当たり前です、お市民はできませんよ。市ができないんだったら。 何をするにもですね、例えば昨日江川議員もチョイソコで質問しておりました。部長の説明は、今から10月に向けて説明します。でも実際やってる人はですね、電話一本で10月からチョイソコしますと言ったときにどうなんでしょうか。富江はいいですよ、事業者がいないから。でも、福江と三井楽いるんですよ、事業者が。その協力によって成り立ってるんですよ。その十分な説明もせずにですね、10月からとかですね、予算が通ったらやりますとかですね。これじゃどうなるんですか。 もうちょっとその説明責任をですね、ちゃんと市民に果たして、そして納得した上でやっていくというのが行政の立場じゃないかというふうに思うんです。 やっぱりその市民はですね、弱いと言いますか、言いなりになるというふうな上から目線でしょうが、やっぱり市民の立場に立って、市民が納得してから全てやるというのが基本じゃないかなというふうに思います。 もう一つはですね、やっぱりそのそういうことによって、例えば終わってしまったことですが、今、
市民生活部長が言いましたように大浜の問題にしてもですね、それも十分な説明なしに強引にやって決まってきたわけですよ。それによって大浜の市民は二つに割れたとかですね、いろんな弊害ができております。 協働はですね、市民と行政が一緒に協働するというのが一番基本なんです。それを行政が破ったらどうなるんですか。 ぜひ今後ですね、そういうものについては市民に十分説明をして、広告なり、お知らせするようにしていただきたいというふうに申しまして私の質問を終わります。
○議長(木口利光君)
網本定信議員の質問を終わります。 以上で、通告による
一般質問を終わります。 お諮りいたします。 委員会審査のため、明3月17日から3月28日まで12日間本会議を休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(木口利光君) 御異議なしと認めます。よって3月28日まで休会いたします。 去る3月11日の本会議において、各委員会へ審査を付託した案件については、休会中に審査されるよう望みます。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は3月29日午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 =午後2時05分 散会=...