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黄島住民センターと
緑丘地区公民館の
エアコン発注業務について =午前10時00分 開議=
○副議長(相良尚彦君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 議事日程第4号により、直ちに本日の会議を開きます。
△日程第1
市政一般質問について これより、前日に引き続き
一般質問を行います。 まず、最初の質問者は、6番
山田洋子議員。
◆6番(
山田洋子君) (登壇)おはようございます。ごとう改革21の
山田洋子でございます。初めに、このたびの令和2年12月定例会が任期最後の議会となりました。これまでの4年間を振り返り、御支援いただいた市民の皆様、そして野口市長、谷川議長をはじめ、市民からの相談や難しい要望に対し意見を出し合い知恵を絞りながら問題解決、要望の実現に向け懸命に御対応、御協力いただいた各課の職員の皆様のおかげをもちまして、子供には夢と希望を、大人には勇気と自信を、高齢者、障害者には優しさと思いやりを信念に、議員及び議会活動に微力ではございますが初心を忘れることなく努めることができましたことを、改めて深く感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。それでは議長の許可を頂きましたので、通告に従い、一問一答方式にて
一般質問を行います。 1項目めは、障がい福祉について。 平成28年7月、神奈川県相模原市の
障害者支援施設で19人が死亡、26人が負傷するという痛ましい事件が起きたのは、今も皆様の記憶にあると思います。この事件は、障害者への一方的かつ身勝手な偏見や差別意識が背景となり引き起こされたものと考えられております。こうした偏見や差別意識を社会から払拭し、一人一人の命の重さは、障害のあるなしにより少しも変わることはないという当たり前の価値観を、社会全体で共有することが何より重要であり、
共生社会の実現と障害者への理解促進の重要性が改めて認識されたのではないでしょうか。 昭和45年に国が制定した
障害者基本法第1条では、全ての国民が、障害の有無にかかわらず、等しく
基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのつとり、全ての国民が、障害の有無によつて分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため、障害者の自立及び
社会参加の支援等のための施策に関し、基本原則を定め、及び国、
地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、障害者の自立及び
社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とするとあり、また、同法第8条では、国民の責務として、国民は、第1条に規定する社会の実現に寄与するよう努めなければならないとあります。 また五島市では、五島市障がい福祉計画、五島市障がい
児福祉計画を策定され、
福祉サービスの向上や障害者の
自立支援、
公共施設の
バリアフリーなどあらゆる施策を講じられ御尽力いただいておりますが、これまでの五島市の
共生社会の実現への取組について壇上よりお伺いし、以下の質問は自席より行います。(降壇)
◎市長(
野口市太郎君) (登壇)おはようございます。 6番 山田議員の質問にお答えします。
共生社会の実現に向けた五島市の取組について、お尋ねを頂きました。障害のある方を取り巻く環境は、障害者とされることへの抵抗感や、周囲の理解が得られない、あらゆる面での差別につながるなど、いわゆる閉鎖的であった時代から、障害を一つの個性として認め、同じように教育を受け、就労し、共に暮らすことができる社会の実現が求められる時代へと変わってきております。 近年では、障害のある人の活躍をはじめ、学校における
福祉教育、地域での
周知啓発活動が進んできたこともあり、以前と比べると障害者が差別的に捉えられることは少なくなったかとは思いますが、障害のある人とない人が接する機会は限られており、理解が十分にできているとは言い難い状況にあるというふうに考えております。 まずは、障害や障害者への関心を高め、互いの人格と個性を尊重することが最も重要でありますので、障害のある人と実際に交流し、思いやりや心の大切さを持っていただきたいというふうに考えております。 市の取組といたしましては、昨日から始まりましたけども、毎年12月の
障害者週間に、笑って交流 障がい者和い輪いまつりを関係者とともに開催しているところであり、昨年はこれに代わる行事といたしまして、障害のある人とない人とが一緒に創り上げた長崎県
障害者芸術祭も行われております。 また、子供たちの
福祉学習の機会を捉えて、障害者に対する配慮について講話をしており、そのほか、市内の各地域においては、関係団体のお力をお借りしながら、障害への理解につなげることを目的とした研修会を開催するなど、身近な場所においても
共生社会の実現を目指して取り組んでおります。 さらに、今年10月には
スポーツ行事として
ボッチャ大会を市長杯として開催をいたしまして、
障害関係団体に加え、
地元老人会などが参加し、五島市で初めての大会が実現いたしました。 このボッチャは、重度の障害がある方でも、アシスタントの支援を受けられます。あるいは、補助具を用いて競技に参加することも可能です。このように、誰もが参加、活動できるスポーツでありますので、大会を開催することで、様々な人が出会い、つながることができる場の一つになるものと考えております。 障害への理解を深めるとともに、
共生社会実現の一助となるよう、子供、高齢者、障害者などが一堂に集えるイベントに拡大してまいりたいと考えております。 今後も、障害のあるなし、年齢、性別、国籍を問わず、全ての市民が相互に支え合い、暮らしていける五島市となるよう努めてまいります。 以上でございます。(降壇)
◆6番(
山田洋子君) 御答弁ありがとうございました。引き続き自席より質問させていただきます。 五島市では、令和2年3月時点で児童を含む
身体障害者数は2,289人、
知的障害者数は582人、
精神障害者数は455人であり、五島市の人口の約1割に近い方々がそれぞれの障害を抱えながら生活する中、市長の答弁にもございましたように、様々なイベントや
スポーツ大会を通じた障害者の積極的な
社会参加や理解を求める啓発活動の取組に対しまして敬意を表します。ありがとうございます。 また、私もこれまでの任期4年間の中で行政に対し、
障害者福祉タクシー利用券の対象者の拡充や長崎市内での利用拡大、
公共施設の
障害者利用割引、障害があることを示す
ヘルプマークの導入について要望させていただき、
障害者支援にさらなる御理解を頂き、御尽力いただきましたことに改めて感謝する次第でございます。 また五島市では、あらゆる
福祉サービスの支援に努められている中、障害者が在宅で安心して生活ができるよう支援するための取組の一つに、
移動支援、
同行援護、
行動援護がありますが、障害児を家族に持つ市民の方から、市内では一部の
サービスが受けられないとのお声を頂いておりますが、それぞれの
サービスの
登録事業所と利用状況についてお伺いします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。 障害のある方の移動の支援としましては、
移動支援事業という
福祉サービスがございます。 対象となる方は、障害の程度が1級に該当する
身体障害者もしくは障害児で、両上肢及び両下肢の機能に障害を有する方であって、余暇活動に参加するための往来や日常の散歩など、移動に不安がある方について、ヘルパーがサポートをする事業でございます。 市内では、対応可能な事業所が10か所ございまして、昨年度は6名、延べ180回利用されております。また、
視覚障害のある方に対しては
同行援護、
知的障害、
精神障害のある方に対しては
行動援護という
サービスもございます。どちらも、行動する際に生じる危険の回避や移動中の介護など必要な支援を行います。
同行援護については、対応できる事業所が市内に2か所ございまして、利用実績は3名、延べ102回利用されております。
行動援護については、
サービスを提供するに当たり必要となる
行動援護従業者養成研修を受講した職員が市内の事業所にいないことから、10月末現在、
サービスを提供できない状況にございます。
障害福祉に関する制度については、
ホームページへの掲載をはじめ、福祉のしおりなどを用いながら市の窓口、
障害者団体や支援学校の集会などで御説明しているところでございます。 そのほか、
相談支援事業所においても、必要と考えられる
サービスについて紹介しております。 細かい
サービス等については、それぞれのニーズや障害の内容、程度に応じて利用できますよう、何かお困り事がありましたら、市の
社会福祉課か、
障害相談支援事業所に御相談いただければと思います。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 私も20年間、障害者を持つ家族の一人として、こうした
福祉サービスがあるのを知らなかったのですが、障害者や家族が
地域社会に参加できるよう
移動支援等の
サービスも大変重要であると思いますので、今後ともぜひ
サービスを受けられる事業所の確保や制度の周知を改めて徹底していただきまして、
障害者福祉サービスの向上にも努めていただきますようお願いします。 次に、今年3月の議会において、
厚生労働省が進める、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けをする
認知症サポーターの取組についてお伺いしましたが、五島市では現在のところキッズ
サポーターを含む3,000人を超える
認知症サポーターの確保、養成に努められ大変頑張っておられます。御参考までに申し上げますが、熊本市をはじめ、ある自治体では独自に市民の皆様に対し、障害についての理解を深めてもらい、また、障害者に対し必要な手助けを実践する
障害者サポーターの取組もなされております。五島市でも同様に取り組むお考えはないか、お聞かせください。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えします。 高齢者の分野におきましては、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の方やその家族の手助けをする
認知症サポーター制度が導入され、五島市でも
サポーターの養成に取り組んでいるところでございます。 一方で、
障害分野における
障害者サポーターについては、
身体障害、
知的障害、
精神障害、それぞれの特性への理解と状況に応じた適切な支援や配慮が求められます。例えば手が不自由で文字を書くことが難しい方に対して代筆をする、目が見えにくい方に対して声で読み上げて伝えるなどの簡単なお手伝いもあれば、精神が不安定で最初の対応が重要になるなど、高度な技術や経験を要する場合もございます。 全国で導入している自治体も一部あるようでございますが、県内で取り組んでいる市町はないと承知をしております。 障害のある人が助けを求めやすい
社会環境づくりは望ましいことではございますが、市民の方々が深い知識と高い技術を習得し、
障害者サポーターとして活動できるには相当の時間を要するものと思われます。 市としましては、導入の仕組みや実施内容など研究していく必要があろうかと考えておりますが、市民の皆様におかれましては、障害のある方や高齢の方などがお困りの様子を見かけましたら、まずはお声をかけていただき、御自分のできる範囲でサポートしていただければと考えております。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 五島市の見解を一部理解した上で、必ずしも
障害者サポーターが必要だとは申しませんが、部長答弁では、必要とは思うが、障害者の特性への理解と状況に応じた適切な支援や配慮が必要である、そして市民が
障害者サポーターとして活動できるには時間がかかるとおっしゃってますが、こういった取組に対して行動を起こす前から後ろ向きな見解については非常に残念に思います。先ほど御参考までに申し上げた熊本市では、
障害者サポーターの募集に際し、専門的な知識や技術は要らず、日常生活の中で自分のできる範囲で活動してみようという意欲のある方であればどなたでも
障害者サポーターになれますと募っており、「障がいのある人が暮らしやすいまちは「みんなが暮らしやすいまち」」を
キャッチコピーに、共生の
まちづくりの実現に向けて積極的に取り組んでおられ大変感銘を受けました。私は、
共生社会の実現のためには、何度もこれまで議会を通じて申し上げておりますが、まずは障害者に対する理解が必要不可欠だと強く思う中、ある御高齢の市民の方から、家族が重度の障害を患い、障害をどう理解し対応したらよいか分からず大変悩みました。もっと早くに障害者について知っておくべきだった。というお声を頂いたのをふと思い出しました。
障害者サポーターの取組は市民参加型の、実践しながら障害者への理解と状況に応じた適切な支援や配慮が必要であることの知識や理解を持てる大変貴重な機会でもあり、
障害者差別解消への啓発活動にもつながるのではないかと思います。再度、心の
バリアフリーが実現できるよう前向きな御検討をよろしくお願いいたします。 もう一点、
共生社会の取組に関連し質問させていただきます。昨日、教育長の答弁の中にもございました
アウトリーチについてですが、まず、
アウトリーチとは手を差し伸べるという意味で、元は
社会福祉の分野で助けが必要であるにもかかわらず、自発的に申出をしない、できない人々に対し公共機関などが積極的に対象者のいる家などの居場所に出向いて働きかけを行うことをいうのですが、
社会福祉課では、障害者への
アウトリーチの活動は行われているのかお伺いいたします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。 障害をお持ちの方の御自宅への訪問ということでございますが、まずですね、
障害福祉サービスを利用されておられる方については
相談支援事業所が定期的に訪問をしております。議員が御心配されるのは、
障害福祉サービスを利用されていない方かと思います。そういった方に関しては、まず市のほうの取組としまして、
巡回相談かたらん会というのを、年に20回近く開催をしております。これは昨年20回近くということで、今年はですね、
コロナ対策の影響で開催はしておりません。この
巡回相談かたらん会というのは、各支所地区を回りまして、まずはそこに赴いてもらうと、その後、そこで御相談等受けます。受けた方については、その後、御自宅に
相談員--相談員というのは
精神保健福祉士の資格を持った相談員、市の職員であります--と保健師とで戸別訪問をいたしまして、それぞれのお宅に関して言えば、年に2回程度の訪問をしているというような取組をしております。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 どういった
サービスが受けられるのか分からないという
障害者本人や家族の中には、相談する勇気や参加できる機会を持たず、一人で悩んで苦しんでる方も多くおられますので、ぜひ、あらゆる
アウトリーチ対策を考慮していただきまして、今後とも障害がある、ないにかかわらず、全ての人が助け合い共に生きていく社会の実現に向け、頑張って取り組んでいただきますようお願いいたします。 次に、平成25年4月に国が定めた
障害者物品調達推進法が施行され、
障害者就労施設等で働く障害者、
在宅就業障害者の
自立支援の促進を目的とし、国や
地方公共団体等は
障害者就労施設等から優先的に物品等を調達するよう努めることとされておりますが、五島市の取組状況についてお伺いいたします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。
障害者優先調達推進法に基づく市の取組といたしましては、毎年、
障害者就労施設等からの物品等の調達額の目標を設定をいたします。主管課である
社会福祉課から各課に対して活用を依頼しているというところでございます。 市が発注している主なものとしまして、
生活環境課の五島市
指定ごみ袋の
製袋作業--袋を作る作業ですね、
スポーツ振興課の
中央公園環境維持管理業務などの
役務委託をはじめ、観光や
移住関連物品の
チラシ印刷や各イベントで配布する記念品などを購入しております。 また、昨年度末には、全国で
新型コロナウイルス感染症が拡大する中におきまして、
マスク不足解消のために、積極的にその製作作業に取り組んでいただきまして、購入をしたところでございます。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 部長の答弁にもございました
役務委託ですね、あと発注をしていただいております
障害者就労施設等には、御存じかと思いますが、障害の状態による
就労継続支援A型、B型の事業所があります。御参考までに、平成30年度に長崎県がまとめた五島市内の
就労継続支援事業所の工賃の
支払い状況の資料によりますと、障害者が雇用契約を結んで働く
A型事業所の平均賃金は5万7,638円、契約を結ばずに働く
B型事業所は、作業の内容が様々であるため工賃と言われる
支払い月額が4,000円から2万円前後がほとんであり、作業等の多い事業所では5万円前後というところもありました。ここで初めて
就労継続支援B型の利用者に対し、作業に対しての対価が賃金でなく工賃として支払われていることについて知った方もおられるのではないかと思いますが、障害者にとって生産活動には参加できても、工賃、
障害年金だけでは、
地域社会で経済的に自立して生活するのが難しいのが現状であります。さらに、
役務委託などの仕事が増えることで障害者の
工賃アップにもつながると思いますが、今後さらに
障害者就労施設支援等への
役務委託などの仕事を増やしていただけないか、お考えをお伺いします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。 例えば市からの
PR用チラシの
封筒詰め作業などがあれば、すぐにでも発注することはできるかと考えております。 現在、
政策企画課が
ふるさと納税制度パンフレットや納税者へのお礼状の
封詰め作業を発注しておりますが、各課にこのような作業がある場合は、積極的に
障害者就労施設を活用するよう、さらに働きかけをしてまいります。 また、今年度から
障害福祉関係の会議について、
議事録作成業務をお願いするなど、新たな取組も行っております。 そのほかにも、工賃向上を目指すための活動として、各事業所の情報や対応可能な作業などを市の
ホームページに掲載できないか、
自立支援協議会の就労部会で調整をしているというところでございます。
ホームページに掲載することで、市だけでなく、地元企業や市民の皆様にも御活用いただけるのではないかと考えております。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 活動の対価として工賃をもらうことで、働くことへの喜びや自信がつき、また、障害者の自立のための経済支援にも大きくつながると思いますので、何とぞ各課と協力し合いながらよろしくお願いいたします。 次に、
障害福祉最後の質問になりますが、障害のある方の
一般就労支援の一つとして職場でのコミュニケーションのサポートや
作業サポートをする人を
職場適応援助者といい、
ジョブコーチ制度というのがありますが、五島市でも障害の
一般就労支援の取組の一つとして
ジョブコーチの育成、導入のお考えはないかお伺いします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。 五島市の現状といたしましては、五島市
障害者就業・
生活支援センターが
ジョブコーチと同等程度の役割を担っているものと認識しておりまして、就労前の支援から職場への定着などはもちろん、生活面のサポート、
障害全般に関しての相談など、多岐にわたり対応いただいているところで、職場に定着し、長く働けるように支援していくことは、障害者が自立する上で重要であると認識しております。
ジョブコーチの導入については、市内にどれだけの需要があるのかなど、経費とのバランスにより持続的な取組ができるのかといった課題もございますので、関係者と調整しながら検討していく必要があるかと考えております。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 部長の御答弁のとおり五島市
障害者就業・
生活支援センターが同等程度の役割を担っておられますが、現在は人手不足により長崎市から
ジョブコーチを招いて援助に当たられているとお聞きしております。
生活支援センターにも
ジョブコーチについて詳しくお伺いしましたところ、障害者の
一般就労援助で重要な役割を担い、大変必要とされているとの御意見を賜っておりますので、今後ともぜひ御検討いただきますよう要望いたします。よろしくお願いいたします。 次、2項目めは、地域の安全・安心対策について。 1つ目は
危険空き家について何点か質問させていただきます。空き家対策などについては全国的に大きな問題となっており、議会でもこれまで多くの議員から質問や要望があっておりました。実際、地域を回ってみますと住民の方々から、長年放置されたままの状態の老朽化した危険な空き家が、年々大型化する台風災害などにより倒壊のおそれがあるのではないのかとの不安の声を頂いているのですが、1点目は五島市内の危険度ランク別の空き家の戸数等についてお伺いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 空き家の危険度ランクはAランクからDランクまであり、Dランクが最も危険度が高い空き家となっております。 10月31日現在で、ランクづけした空き家は、総数1,579件で、その内訳は、Aランク222件、Bランク343件、Cランク736件、Dランク278件となっております。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 危険度ランクの高い空き家も年々増加傾向にあり、倒壊の危険など一定の条件に該当し指定される特定空家もDランクの中に40件ほどあるとお聞きしておりますが、管理者に対し市としてどのような管理指導をされているのか具体的な内容についてお伺いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 空き家に対する市の指導については、管理者が確認できる場合は、除却や修繕、飛散防止等の措置を、注意喚起、指導、勧告等の行政指導により行います。空き家の管理者が確認できない場合は、まずは、所有者や相続人の調査及び相続放棄等の確認を行います。その結果、全ての相続人が財産放棄している場合は、法定相続人に適正な管理をお願いすることになります。 次に、注意喚起等の具体的内容についてですが、まず、注意喚起とは、空き家等の所有者等に適正な管理をお願いするものであり、指導、勧告等につきましては、特定空家に認定された所有者に対し、除却や修繕、飛散防止等の措置を取るよう、指導、勧告、命令と段階的に行うもので、命令を履行しない場合は行政代執行が可能となります。 また、勧告を行うと、固定資産税等の住宅用地の特例措置が除外されることになります。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 実態調査が行われる中で財産放棄等で所有者が不明となって放置されたままの空き家もあるようですが、その件数と市の対応についてお伺いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 まず、所有者調査については、主にDランク及びCランクの空き家について実施しており、現在、所有者不明の空き家は5件を確認しています。 次に、市の対応ですが、空き家の状況により判断することになります。例えば周辺に影響のない場合は経過観察を行い、保安上危険な状態となり除却が必要な場合は、略式代執行による除却または相続財産管理人を選任し財産を処分する等の対応を行うことになります。 なお、略式代執行を実施する場合は、費用は全て市の負担となります。それに加えて相続財産管理人の選任を申立てする場合には、予納金が発生することから、係る費用を予算措置する必要がありますので、空き家を放置することで著しく公益に反すると認められるかなど、慎重な判断が必要になります。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 次に、これまで実施された略式代執行などの件数と、9月の台風9号の接近に伴い緊急安全代行措置というのが執り行われておりますが、その内容について詳しい説明をお願いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 現在までに略式代執行、行政代執行の実績はございません。 緊急安全代行措置については、平成30年度に1件、本年度に1件、計2件の実績がございます。 緊急安全代行措置についてのお尋ねもありました。 緊急安全代行措置とは、空き家等が緊急に危険を回避する必要のある状態にあり、かつ当該空き家等を放置することが著しく公益に反すると認められるときは、危険を回避するために必要と認める最低限度の応急措置を講ずるものです。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 五島市でも大きな問題となっております空き家対策として、地域協働課においてはA、Bランクの空き家の所有者に対して意向調査を行い、ニーズに応じて空き家バンクの登録を勧めるなどの対策を講じられております。管理課においても
危険空き家の管理者に対しては適正指導を行っているとのことですが、意向調査を行うなどし、適切な助言や相談などの取組はなされているのかお伺いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 Aランク、Bランクに対してのアンケート等を行っているということなんですけど、管理課のほうとしては
危険空き家に特化した所有者へのアンケートは実施しておりません。今後は他自治体のアンケートの事例を参考に、勉強したいと思っております。 以上です。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございます。 先ほども申し上げましたが、年々大型化する自然災害に備え、
危険空き家については、地域住民の方々からも不安の声を多く頂いておりますので、管理者に対し意向調査に取り組むなどし、自分の財産は自分で守るということを前提に、適正指導、助言など公助のお力添えも賜りますようお願いします。 次、2つ目は経年劣化したコンクリート側溝蓋についてですが、地域を歩いてみますと劣化したコンクリート側溝蓋が目につき、特に大荒町地区などの住宅近辺の市道においては、道路幅員が狭く、側溝蓋の上をごとごとと車両が通行するなどし、ひび割れなどの劣化が進みやすいのではないかと思われますが、今後の整備計画等についてお伺いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 現在、市内の側溝につきましては、工場で製作したものを設置する方法で施工していますが、老朽化した側溝等は、現場打ちといわれる工事現場で型枠を作製しコンクリートを流し込む方法により、製作しておりました。 議員御指摘の住宅周辺の市道の一部においては、現場打ちの側溝やコンクリート蓋が老朽化し、角の破損や劣化が進んでいる状況でありました。 劣化した側溝については、パトロールや市民からの通報により、その都度整備を行っておりますが、まずは、全体の現場打ち側溝の状況を調査し、整備計画の策定を進めていきたいと思います。その上で、優先順位をつけて順次整備いたします。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 これまで整備が必要な箇所については、私も何度か建設課にお願いし、迅速に修繕などの御対応を頂いておりますが、危険と思われる箇所については早急に整備され、今後も地域住民の方々の安全・安心に努めていただきますようよろしくお願いいたします。
一般質問の通告と質問が逆になってしまったんですが、次にレジ袋について質問させていただきます。レジ袋を
指定ごみ袋として活用できないかについてでございますが、今年7月より、政府が環境問題の解決に向けた取組の一環として、スーパーなどでのレジ袋の有料化が義務づけられました。エコバッグの活用が五島市内でも浸透してきている中、これまで無料で配布されてきたレジ袋をごみを出す袋として利用してきたため、
有料レジ袋を購入されている方もいらっしゃいます。 そこで、
有料レジ袋を購入するならば、五島市の
指定ごみ袋としても活用するお考えはないかお伺いいたします。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 本年7月1日から、海洋プラスチックごみ対策及び地球温暖化対策の一環といたしまして、レジ袋の有料化が施行されております。それに伴い、買物時にマイバッグの利用が普及していますが、
有料レジ袋を購入される方も確かに見受けられております。 議員御提案の市指定のごみ袋を商品を持ち帰る買物袋として使うということでございますが、現在スーパーのレジで売られている3円とか5円の
有料レジ袋でございますが、そこに市のごみ袋であれば、10円の小の分が一番適当かと思うんですけど、そういうふうなものを掲示し、それを買っていただいて、さらに持ち帰ってごみ出し用に使っていただくというようなことになれば、家計の節約にもなりますし、資源の節約にもなりますので、その辺につきましては今後市内の事業所へ趣旨の説明を行いまして、需要の調査をするような実証事業などについて協議を行っていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 県内でも取り組んでおられる自治体はございませんが、ぜひ、五島市で
有料レジ袋を
指定ごみ袋として有効活用し、販売する実証事業に頑張って取り組んでいただきたいと思います。 最後に、
陸上自衛隊・第3
水陸機動連隊の誘致についてです。 これまでにも五島市では離島防衛と島の活性化のため、
陸上自衛隊の誘致活動を市民の御協力も賜りながら積極的に行われ、今回新たに
陸上自衛隊・第3
水陸機動連隊の誘致活動に五島市を含む県内3市が名乗りを上げ、火花を散らしているとの新聞報道がなされ、多くの市民の方々からも関心の声をお寄せいただいております。9月議会の市長の市政報告にもございましたが、五島市防衛協会長でもあられます野口市長の誘致に対する心からの熱い思いを、改めて市民の皆様にお聞かせいただきたいのですがよろしくお願いいたします。
◎市長(
野口市太郎君) 自衛隊の誘致については、平成16年に五島市が合併して発足した以降も、例えば今三井楽にあります航空自衛隊、これの整備、拡充とかですね、あるいは自衛隊の誘致といったことで市民の皆様から市議会のほうに要望、あるいは請願、こういったことがなされておりまして、この請願も採択をされる、あるいは市議会としての意見書がまたこれも採択をされるという中で、これまで幾度となく、要望を行ってきた経過があります。その成果もありまして、今の航空自衛隊については、新たなレーダー基地の増強につながったということもあります。私が市長になりました後で申し上げますと、平成27年の12月議会で、7,000名近い方の署名を添えまして
陸上自衛隊の誘致をということで請願がありました。こういったことを受けまして、これまで5回要望を行っております。 市政報告の中でも申し上げましたように、11月19日に、谷川議長とそして谷川弥一衆議院議員にも御同行いただきまして、副大臣そして統合幕僚長にお願いをしてまいりました。 もともとこの水陸機動団は、平成30年3月に佐世保市の相浦に設置をされたわけでございますが、これが一番最初に設置をされる前もですね、ぜひこれは五島市にということでお願いをしたんですが、最終的には佐世保設置となったわけでございます。現在佐世保、そしてほかのいろんな地区にも置かれてるということでございますけども、全体合わせますと2,400名の水陸機動団が一応整備をされているということでございまして、今回の第3連隊で600名、最終的には3,000名を目指すということでございます。県のほうもですね、知事が防衛省のほうに行って、ぜひ長崎県にということの要望を行っていまして、新聞報道等によりますと、経済効果としては22億円ということも言われております。 五島市では、この自衛隊の誘致というのを第1期の総合戦略、そして今、2期目に入っておりますが、総合戦略の中にも掲げておりまして、いわゆる人口減少対策、あるいは地域の活性化、あるいは市民の安全・安心な暮らしの確保、こういったことのためにも大変有効であるというふうに思っております。五島市としてはもともと水陸機動団が、島を守る、あるいは奪回すると、こういったことを主任務としておりまして、これが離島にないのはおかしいだろうという考え、そして、対馬にも、あるいはその下の沖縄のほうにも、陸自があってしっかり備えてるわけでございますが、この五島列島だけが、いわゆる
陸上自衛隊の空白地域になっているということでございまして、地政学上それでいいのかというふうなことをお願いしながらもですね、今回も要望してまいりました。 確かに県内では、我々のほかに佐世保、大村、そして聞くところによると北海道とか、ほかの県あたりも非常に要望があってるようでございます。我々が今回要望に行ったときにも、まずは要望いただいてありがたいという話と、そして全国各地から要望が来てるということで、今後検討していきたいということでございました。第1連隊、第2連隊については残念ながら佐世保のほうということでございましたけれども、第3連隊についてはぜひこの五島市にということで、防衛協会の会長も仰せつかっておりますんで、そういった民間の方とも一体となって、また引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。
◆6番(
山田洋子君) ありがとうございました。 ぜひ、官民一体となって誘致の実現に向けて頑張って取り組んでいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 あと、最後になりますが、行政におかれましては、これからも困った市民に対して優しく手を差し伸べていただきまして、市民の皆様が末永く、より安心して豊かな毎日が送れますことを切に願い、私の
一般質問を終わります。 ありがとうございました。
○副議長(相良尚彦君) 以上で、
山田洋子議員の質問を終わります。 しばらく休憩いたします。 11時から再開いたします。 =午前10時47分 休憩= =午前11時00分 再開=
○副議長(相良尚彦君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、
一般質問を続行いたします。 次の質問者は、13番
網本定信議員。
◆13番(網本定信君) (登壇)ケーブルテレビ、インターネットライブ放送を見ている皆さん、おはようございます。市民ネットワーク、三井楽の網本です。平成29年2月の選挙で市民の皆様から再度市議会議員に選出していただき、この12月議会が4年間の任期を終える最後の議会となります。この4年間の任期中、16回の議会においての
一般質問を通して理事者の方々と、ふるさと五島の観光を含めた活性化のための私の提案や、市民の命と暮らしを守る安心・安全な
まちづくりの議論ができたことに感謝をいたします。今回が任期最後の議会になりますが、この4年間の
一般質問は市民目線での質問を心がけました。理事者としての市長の議案、提案の答弁に対しての、私の議員としての心情、是は是、非は非の心がけで議員としての任期を全うすることができました。本日任期最後の
一般質問も、私のこの姿勢で行います。今回の
一般質問に対しても、議員の私に対しての答弁ではなく、私を通して市民の皆様に分かるような答弁をお願いいたします。 それでは通告に従いまして、一問一答方式での質問に入ります。 観光と環境行政についてでございます。 ①としまして、五島市の保安林制度について、②五島市の保安林の状況について、壇上からの質問としますが、その他の項目につきましては一問一答により自席より質問させていただきます。(降壇)
◎市長(
野口市太郎君) (登壇)13番 網本議員の質問にお答えします。 まず、保安林制度について、お尋ねがありました。 保安林とは、森林法に基づくものでございまして、災害の防備、防風、生活環境の保全などの公益的な機能を発揮する必要のある森林について、農林水産大臣または都道府県知事により指定を受けるものであります。保安林の種類については、森林法に定められておりまして、水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、飛砂防備保安林など17種類があります。 五島市の保安林の状況でございますが、五島市には国有林を除いた森林が約2万3,800ヘクタールございまして、そのうち約8,400ヘクタールが保安林の指定を受けております。 五島市の主な保安林の種類としては、水源かん養保安林と土砂流出防備保安林で全体の約8割を占めております。全部で9種類の保安林ということになっております。 以上でございます。(降壇)
◆13番(網本定信君) 今回、保安林について
一般質問なんですが、この保安林、市長も御存じのとおり、今回の補正予算にもあるように、特に松の保安林が被害を受けております。これにつきまして、五島市の保安林の管理体制は、どのようになっているのかお尋ねをいたします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 保安林の管理は、原則、所有者が行うこととなっております。 先ほど市長が申し上げました市内の保安林が8,400ヘクタール、市が所有し管理する保安林はそのうち2,200ヘクタールございます。 市の管理体制についてですが、保安林の管理は農林課の業務となっており、保安林の機能を維持していくための松くい虫対策をはじめ、台風等により道路等へ倒木がある場合の処理などを行っております。 また、各支所に市民の方から保安林についての連絡が入った場合、各支所から内容の伝達を受け、現地へ出向き、対応について協議を行い、対策を講じております。 なお、三井楽支所につきましては、白良ヶ浜万葉公園内及びその周辺の保安林について、公園の維持管理業務の一環として保安林周辺の草払いや清掃などに取り組んでございます。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 今回、先ほど言いましたように、補正の上でも金額が出ておるんですが、特に三井楽の保安林、白良ヶ浜の松林について伺いたいと思うんですが。これについては、三井楽の市民の方とか、いろんな方々から、松林が枯れることについて早く処理をしたほうがいいというようなことを、支所とか我々も言われておったんですが、このように今年ですかね、急に松林が松くい虫にやられてしまったと。三井楽だけじゃなくて、岐宿の八朔鼻を見ても相当やられております。五島市だけじゃなく小値賀にしてもですね、被害が甚大だということで今年の10月26日の新聞一面に出ております。 小値賀は島内の40%ぐらいが森林ということでございますが、五島市においてはそれだけないんですね、三井楽、岐宿の八朔、富江の田尾くらいで、小規模なんです。その中で、なぜこのように被害が広がったのかということについて、どのような調査とそれについての対応をしてきたのかお尋ねをいたします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 五島市の保安林の中で保全すべき森林として、三井楽地区、岐宿地区、富江地区の3地区の松林が法で定めた高度公益機能森林として知事より指定を受けております。 この指定を受けた3地区においては、国の事業を活用し、松くい虫対策に取り組んでおり、通常1月から5月の間で枯れ松の伐倒駆除、6月から7月にかけて健全な松への薬剤散布など被害拡大防止に努めております。 なお、今年度におきましては、当初予算の範囲内において、7月に薬剤散布を実施し、11月中旬より三井楽地区の万葉公園周辺の伐倒駆除を開始しております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 今部長が言ったように、管理という感じで薬の散布とか伐倒とかということを伺いましたが、それがずっと効果が上がっていれば今のような松くい虫で被害があるということはなかったというふうに、私思うんです。今、言いましたように、松くい虫、これは2つ、カミキリムシとセンチュウですね、広がっていくということなんですが、問題はそれを正式に管理等、日頃からしていれば、こんなに松くい虫で被害が広がるというふうに思わないんですが、松くい虫が広がった原因というのは調査しているのかどうか、それについてお尋ねをいたします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 例年よりひどくなっている原因について、具体的な調査というものは行っておりませんが、まず考えられるものとして薬剤散布が通常より1か月程度遅れたことが一つの原因であると思います。これにつきましては、予定をしていた時期に長雨が続きまして、薬剤散布を実施する時期が1か月ほどずれてしまったということがございます。ほかには、ちょっと原因は分からないんですけど、通常より松が枯れ出すのが早かったこと、あと、9月の台風9号、10号の暴風により根が揺さぶられまして、吸水力が弱まったことなどが原因ではないかというふうに考えております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) その程度の調査だろうと思うんですが、松くい虫は、今言うように大体小値賀町に聞いたんですが、12月から1月にかけて薬剤散布とかですね、そういうことで松くい虫の防除に取りかかっていると。今、部長言いましたように、毎年、三井楽の松林は森林組合の青年部かどうか知りませんけど、薬剤散布しております。それでも今のようになってるということは、今部長、7月と言いましたけども、今言うように7月じゃ遅い6月でも遅いんですよ、もう最低2月、3月までに散布をしてないと、枯れた松に虫がついて広がっていくということなんです。それの一番簡単と言いますか、大事なことは松の枯れたものを見たときに、即伐採するということが、一番大事だというふうに思うんですが。先ほど部長が言われましたように管理課も草払いをやっているという感じなんですが、例えば五島市の保安林に対する管理体制というのは、支所地区とどのような連携をもって管理をしているのかお尋ねをいたします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 現在三井楽支所において、万葉公園維持管理業務で雇用中の2名の職員を活用しまして、業務の際に松林の監視も併せて行っていただいております。監視時に異変を感じた場合、三井楽支所へ報告をしてもらい、その後三井楽支所より農林課へ情報伝達を行い、対応方法を協議するといった体制を--ちょっと今まではっきりとできてなかったんですけれども、これからはそういう体制でやっていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 三井楽の松林は私地元ですから、小さいときから70年も80年もかけてきれいな松林ができたんです。それがこのように、今伐倒してますが、本当に松林としての魅力がなくなってるのが現状なんです。これは、今、松林のことをやってますが、私は観光にも直結する、環境、景観、そういうことで五島市は自然の恵みで観光も一生懸命やってるんですが、そういうのが損なわれていく。先ほど言いましたように、これは早くから去年、その前から市民の方が、松が枯れてるからなんとかせろよということを支所にも言ってきてると思うんです。それがすぐできてればここまで松の被害が広がらなかったんじゃないかというふうに私は思うんですね。市民が支所、あるいは農林課にまで来てるんです、どうかしてくれと。なぜ、すぐに対応できなかったのか、どこに原因があるのか、それについてはいかがでしょう、部長。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 確かに対応が遅かったというふうには私自身も思っております。対応が遅かったことにつきましては、伐倒につきましては薬剤散布もそうですけれども、まとめて委託と、それぞれですね、業務委託をするようになりますので、その都度その都度、あるからというところで対応することは、今までは多分やってなかったんではないかと思います。先ほども申し上げましたが、今後は支所地区、もしくは現場の市民の方などから連絡が入ったときには、支所なりと我々農林課ともですね、協議をしながら、どういう対応ができるかこの場でちょっとお話することはできませんけれども、なるべく早め早めの対応を取るような形にしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 非常にですね、先ほども言いましたように木が大きくなるのは50年60年70年という日数がいるんですよ。それが対応が遅かったから今のように松をですね、例えば三井楽だったら今回結構な金額で出てます。遅かったから、五島の財産であるそういう松林が伐倒してということで、次になるまで何十年かかるかということなんです。そうするとやっぱり、今のですね、管理体制というのを見直さなくちゃいけない、例えば職員の方に聞いたんですが、あそこの保安林、枯れたらすぐ切ってもいいというような、そういう感じになってるそうなんです。それはなぜできなかったのか。協議中、協議中ではだめなんですよ。管理はやっぱり、どうなってるか分かりませんが、どうなってるんですか、例えば農林課の中の担当がいて、その人に言ってからでないとできないものかどうか、支所地区でそういうことが、即対応できないのかどうか、そこら辺はどのようになってるのかちょっとお尋ねします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 先ほどもお答えいたしましたが、今まではちょっと、それがあまりですねできていなかったということで、今後はですね、先ほども申し上げましたとおり、支所地区からの報告であったり、市民からの報告であれば、その辺は、例えば三井楽であれば、維持管理業務で雇用をさせていただく職員がいらっしゃいますので、その方たちに、自分たちで切れるようであれば伐倒していただくというような対応は取っていきたいというふうに思っております。 以上です。
◆13番(網本定信君) 同じ会派の草野議員が令和元年9月の定例会で、これについて質問しております。このときは、被害のことじゃないんですが、あそこを利用した遊歩道の活用ということで、観光に利用できないかということで質問しています。そのときの答弁で、毎年6月に松くい虫の対策のために薬剤散布を行っていると。1月から3月頃にかけては枯れた松の木の切断処分も行っていると。これをずっとやってればですね、松の木の被害は出てないはずなんですよ。ここで今後万葉公園の定期的な草刈りとか、管理体制の改善を図ってまいりますと言ってるんですが、この1年間全くそういうことがなかったから、今のように広がったんじゃないかと。五島市も財政は厳しいんですよ。そういう管理を怠ってるから、今回岐宿を含めて約8,000万近くもですね、予算をつぎ込まなければならないというふうになっとるんです。もったいないです、これは今言うように、1本か2本のときに伐倒してですね、焼却処分してれば、こんなに広がってないんですよ。私が調べたところ、枯れた松に虫がついて、そこでふ化してそれが5月ぐらいに飛散して、ほかの松に行くというふうに出てるわけですよ、そしたらその前に、その処理をしてれば、こんなに広がってない。予算もこんなに使わんでいいんですよね。そこがやはり今回伐採して、非常に寂しくなった万葉公園です。 あの公園は万葉の研究者と言われる犬養 孝先生が、あそこの松林の風景と柏の辞本涯の風景を見て、本当にこれは万葉の源風景であるというふうに褒められた場所なんですよ。要は三井楽のシンボルなんです、あそこは。それが枯れてしまったということはですね、あそこを通ってて非常に心を痛めます。市民の方も何回も言われましたけれども、今のような状態になりました。金も要ります。ただ管理体制が悪かったじゃなくて、これは今後どのような管理体制をしけば、あのように松くい虫にやられずに済むかと。三井楽は万葉公園で、いつも人が通りますから分かります。でも岐宿の八朔鼻はちょっと離れて分かりませんが、そこがまたさらにやられてるという感じからしますとですね、今の管理体制じゃ駄目と、私思うんですが。今後、管理することに対して、部長、どのような管理体制をやっていくというふうに考えておられるのかお尋ねします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 先ほど来、答弁させていただいているんですけれども、早め早めの対応はやっていかなければならないというふうに思っております。例えばカミキリムシが出始める時期が、出て食べる時期が3か月ぐらいあるんですけれども、薬剤散布がですね、効果がだいたい2か月ぐらいだというふうなことも専門家の方から伺ってますので、予算が許せば、早め早めに対応して1回を2回にするとか、そういった対応は検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 今の状況でですね、例えば私としては、管理は全部支所地区に権限も予算も与えて、即それに対応する体制がないと散布を何回しても遅れていくんじゃないかというふうに思うんですが。現在の支所地区の、そういう保安林の対応についてどのようになってるのか、一番多い三井楽支所の支所長にお尋ねしたいんですが、支所長も今回三井楽に来たばかりで、分からないと思うんですが、昔の三井楽職員ですので、昔の三井楽の場合はどうやってた、今はどうやってたということが分かる範囲でいいですからお尋ねいたします。
◎
三井楽支所長(坂本力君) お答えします。 旧町時代ですけども、薬剤散布などは地元のスポーツ団体とか青年団などがですね、皆様で松を守ろうということで作業を行っていただいておりました。今はですね、公園管理の作業員が週に5日間勤務しております。2人体制で、週2日と週3日作業を行っております。この方々が、今後もですね、大規模になってこいば、伐倒とかは無理だと思うんですけども、小規模であればやれるかと思いますので、今後はですね、このような方も活用してやれればなと思っております。 以上です。
◆13番(網本定信君) そういうことで、今の五島市の場合は、森林のそういう担当は農林課で、公園の管理は管理課というふうになってるわけですね。そうすると今の万葉公園の草刈りというのは、どこの担当になってるのか、そこについて部長お願いします。
◎
建設管理部長(米山尚志君) お答えいたします。 万葉公園の維持管理については、管理課で対応しております。実質的な管理は三井楽支所のほうでやってますけど、組織上は管理課の範疇になります。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) その場合、横の連携で、例えば管理課が草刈りをしてると、そのときに分かるはずなんですね、松の枯れたのが。そのときに、即できないかどうか、一々また、森林の担当にお伺いを立てて、そして協議してからするのか、それでは遅いと思うんですよね。即スピーディーに、そういうものがあったら、すぐ伐倒して焼却処分するということになれば、この被害も大分少なくなるんじゃないかというふうに私思うんです。横の連携が、これは農林課だから、これは管理課だから、これは何課だからというその横の連携というのがうまくいってないんじゃないかというふうに思うんです。今後は横の連携、これはひいてはですね、観光にも結び付いてくるんだろうと思うんです。例えば観光も、そういう状況を見たときにあれはどこどこの課だから、どこどこの課だからというんじゃなくて、即やっぱりあそこがこうなってるからどうかならんかという、そういう横の連携をですね、強化していけばそういう問題にもならずスピーディーな対応ができてくるのではないかというふうに私は思いますんで、ぜひそれは、取り組んでいただきたいと思うんですが、副市長は三井楽にいていつもあそこを見てると思うんですが、そこの横の連携についてですね、今後どのような対応をしていくのか、副市長のお考えをお尋ねします。
◎副市長(吉谷清光君) 御指名ありがとうございます。 議員おっしゃるとおり、私毎日ですね、その松林の万葉公園の脇を通って通勤しております。そのときにですね、もう少し注意深く見守っていたらなというふうに今思っております。松林を含め万葉公園等美しい自然は五島市の財産であり宝でもございますので、今後さらに各部、各課のですね、横断的な連携はもとより、国、県とも連携を図りながら美しい景観の保全に取り組んでまいりたいというふうに思います。 以上です。
◆13番(網本定信君) 美しい景観と副市長は言いましたが、もう遅いんですよ、三井楽の場合は残念ながら。でもそれを少しでも、今後よくするためには、組織の見直しと、今副市長が言いましたように横断的な管理体制、連携というのを強化していただかなければいけないと思いますので、ぜひこれは取り組んでいただきたいというふうに思います。 続きまして、環境美化についてでございます。今回私、お客さんを案内して五島市を一周、それから若松から小値賀まで回ったんでございます。五輪教会とか世界遺産、江上天主堂に行きました。世界遺産のいろんなツアーをつくっておりますが、まず一番目についたのは五輪教会なんですね。台風で松もやられましたし、教会自体も被害を受けました。しかし、周りを見てみますとですね、台風のためか知りませんが、雑木林にプラスチックなどのごみがたくさんあるんですよね。そうするとせっかく観光で世界遺産を見に来ていたそういう雰囲気が壊れる、私もそう思いました。ですから、観光と環境というのは非常に密接に関係してるんじゃないかと。その環境美化の取組について、現状はどのような感じで、漂着ごみとか観光地の周りのそういうごみのですね、対応しているのかそれについてお尋ねをします。
◎
市民生活部長(太田税君) 漂着ごみの回収の現状についてお答えします。 現在の回収事業は、平成25年から国、県の補助を受けて実施しております。令和元年度は、約3,000立米、それから令和2年度、これは台風の影響によりまして若干多めの3,300立米ということを見込んでおります。 例年3,000立米程度の回収が行われているところでございます。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 環境ごみについては近年、いろんな市民の方がボランティアで早朝にごみを回収したり、昼間一人で道路のごみを回収したりという方が増えております。これはやはり、急になくなるものではないというふうに思っております。 海洋ごみについていろんな地区で、そういう事業が行われてますが、五島市においてはそういう事業についてはどういう事業を行っているのかお尋ねをいたします。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 海洋ごみにつきましては、毎年回収、それから処分を行っております。発生抑制等の事業も行っておりまして、平成26年度から毎年何らかの形で実施をいたしております。今年度はコロナ禍によりまして、全てのイベントは中止となっておりますが、主な事例としましては、昨年度は市内NPO法人に企画から運営までを担当していただき、市内の高校生を中心に約80名が参加するイベントを開催いたしました。また平成30年度には、長崎県主催による日韓海ごみ交流事業が五島市で開催され、壱岐市、対馬市、新上五島町、長崎市内の高校生、大学生、さらに、韓国からの高校生も来島いたしまして、海洋ごみに関してのイベントを行っております。 そのほかにも市内の高校生が自主的に海洋ごみに対する調査、研究を実施したり、中学生がポイ捨て禁止の看板を作成したりするなど、若年層の海洋ごみへの関心は着実に高まってきていると思っております。 状況が許せば、来年度以降も引き続きこのような啓発活動を続けていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) コロナで今年は、ということなんですが、これについてはですね、壱岐市では今年もやっております。今部長が言いましたように、壱岐市は毎年、小学生、中学生、そしてほかの離島の人も集めてワークショップをしたり、ごみについての勉強をしながら、そういう交流を深めているということです。毎年なんですよね。五島市も、そういう団体が結構いるので、そういう団体と協議しながら、団体を中心にしながら、そういう長崎県のごみ抑制事業がありますから、それを活用して、小さい頃からごみに対しての知識を植え付けるとですね、また市民の方から自発的にそういう環境に対しての行動が出てくるんじゃないかというふうに思いますので、ぜひこれは事情が許せばじゃなくて、毎年慣例にこれをやっていくんだという気持ちでやっていただければ、五島の観光にも寄与するわけですよ、これは。そういう感じでひとつ事業の計画をよろしくお願いをいたします。 それと海岸のごみを拾ってる方から言われたんですが、海岸に拾ったときの
ごみステーションみたいなものが設置できないかというようなことも言われておりますが、それに対していかがでしょうか。
◎
市民生活部長(太田税君) 現在、海岸漂着物回収のボランティアにつきましては、実施される方にまず申請をしていただきまして、回収用の袋をお渡しいたしております。またそのあと、ごみの分別、それから集積場所、搬入の仕方などについて、事前打合せを行って、取り組んでいただいているところでございます。 海岸への
ごみステーションの設置ということでありますが、設置場所の選定、ステーションの管理、景観上の問題等からですね、多くの課題が考えられると思っております。 まずはボランティア活動をされている皆さんの御意見を伺いながら、実態把握に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆13番(網本定信君) 最後にですね、観光については市長も非常に力を入れて、ウィズコロナの観光でお客さんを呼びたいということなんですが。こういうやっぱり環境とか景観、これが五島の売りだというふうに思うんです。それに対して今後市長の五島市の観光に対する思いとか、関連することについての気持ちというのをお伺いして終わりたいと思います。
◎市長(
野口市太郎君) 議員御指摘のとおり、環境と観光ですね、これはまさに密接に関連してると思います。昨日から、漂流漂着ごみについても御意見を頂きました。また、前も市議会で申し上げたことがあるんですが、漂着ごみは基本的に外国から流れてきたものというふうなイメージがあるんですが、決してそれだけでもない。特に山間部辺りは、いろんな不法投棄、そういったものもございまして、そういった意味でやっぱり教育というんですかね、議員が言われるように、小さい頃からごみを捨てたらいかんと、落ちてたら拾うと、こういったことをですね、しっかりと子供たちにも教育をしていく必要があるんだろうと思っております。やはり市民一人一人の取組、そういったものが大切になってまいりますし、その上でまた行政でもしっかり役割を果たしていくということになろうかと思います。 それから本当に三井楽の万葉公園の松については、本当に申し訳なくと言いますか、大変残念に思っております。やはりトンネルを抜けて、松林が目に入ってくるということについては、景観上も非常に気持ちがほっこりするというか、そういった効果があったのではないのかなと思っておりまして。今回の予算的には、現計予算も含めまして8,000万近い予算を投入しますが、実はこれで終わりではございません。伐倒、焼却した跡にどういう木を植えるか、あるいは残った松をどうやって残していくか、そのまま残していくということになれば、大きい木は樹幹注入という方法があるそうでございますが、実はこれは非常にお金がかかります。ですから八朔にしても、あるいは万葉公園の一帯にしても、景観を重視する部分にするのか、あるいは防風で、風が来るのを防ぐのか、あるいは砂が飛んで来るのを防ぐのか、そういった目的をしっかり見ながら、松の代わりに例えばツバキを植えるのか、あるいはイソシバを植えるのか、松の後は全部松ということにしても、また同じように松くい虫にやられるとですね、またそこがすっぽりと空いてしまうということでございますんで。それぞれの地区ごとの役割、そういったことも考えながらそして地元の皆様の意見もしっかり見ながら、伐倒した後をどう回復をしていくかという、このことについてはまた年度が替わりましてですね、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思っております。
◆13番(網本定信君) もう時間ないんですが、今市長が言われてるように五島のそういう森林とか、松とかですね、観光を通して、どこを絶対守らんばいかんかという、小値賀の場合は姫の松原というのを大事にして、あそこだけ枯れないような対応をしているということなんです。そういうことを考えながら、どこの部分を五島の売りにするのかということで、それを含めた景観の計画というのをぜひやっていただきたい、そして今私が提案した……
○副議長(相良尚彦君) 網本議員、時間となりましたので簡潔にお願いします。
◆13番(網本定信君) これについてはスピーディーに対応していただきたいというふうにお願いいたしまして、私の
一般質問を終わります。
○副議長(相良尚彦君) 以上で、
網本定信議員の質問を終わります。 しばらく休憩いたします。 午後は1時15分から再開いたします。 =午前11時38分 休憩= =午後1時15分 再開=
○議長(谷川等君) 再開いたします。 午前に引き続き、
一般質問を続行いたします。 次の質問者は、16番
橋本憲治議員。
◆16番(橋本憲治君) (登壇)壇上より質問いたします。 1項目めは、新型コロナ感染対策における
持続化給付金についてです。第3波の影響の不安など、心理的影響からも経営者の方々には、年末年始を乗り切れるのか、不安と危機感が広がっています。そうした中で1点目は、
持続化給付金の第2弾を国に要請していただきたい。 2点目は、
持続化給付金の5割減の減収要件の緩和について国に要請していただきたいという声をお聞きします。市長の見解を伺います。 2項目めは、
五島食肉センター経営改善検討会の設置についてです。五島食肉センターは赤字が続き、市民にとっては大きな負担になっています。この負担を少しでも軽減するために、学識経験者や税理士、畜産農家などを含めた経営改善検討会を設置すべきではないでしょうか。答弁を求めます。 3項目めは、世界
ジオパーク認定に向けての、ジオガイドの育成についてです。ジオパークでは、まずジオパークの見どころとなる場所のジオサイトを指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を語り利用できるような保護活動を行い、その上で、これらのジオサイトを教育やジオツアーなどの観光活動などに生かし、地域を元気にする活動や五島市民に地域のすばらしさを知ってもらう活動を行います。その大きな役割を果たすのがジオガイドです。
ジオガイド育成に対して積極的な取組が必要と考えます。見解をお伺いします。 4項目めは、
黄島住民センターと緑丘公民館
エアコン発注業務についてです。五島市の総合戦略において、
SDGsの経済成長と雇用では全ての人々のための持続可能な経済成長を促進し、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事を推進するとされています。9月議会後、調査してみますと
黄島住民センターのエアコン見積書においては、室内機と室外機の店頭価格が見積額になっていました。エアコン工事代、運賃、既設エアコン配管撤去と廃棄処理などが含まれていません。このような予算設定で五島市の経済成長と雇用が推進されると考えているのでしょうか。答弁を求めまして、壇上からの質問を終わります。(降壇)
◎市長(
野口市太郎君) (登壇)16番 橋本議員の質問にお答えします。 まず、
新型コロナウイルス対策の
持続化給付金について、お尋ねがありました。 この
持続化給付金は、資本金10億円以上の大企業を除き、法人は上限200万円、個人事業者は上限100万円の給付金が受けられる国の制度で、今年12月までの一月の売上額が前年同月比50%以上減少している事業者は、令和3年1月15日まで申請が可能となっております。 現在、申請期間中でございますので、今後の取扱いについては、国において
新型コロナウイルス感染症の状況や経済への影響を考慮しながら、検討されるものと考えております。 五島市といたしましては、新型コロナウイルスの感染の状況等を見極めながら、県や他の市町と連携しながら対応してまいりたいというふうに考えております。 次に、
五島食肉センター経営改善検討会の設置について、お尋ねをいただきました。 議員御提案の経営改善検討会の設置につきましては、運営を行うこととなる次期指定管理候補者と協議してまいりたいというふうに考えております。 次に、
ジオパーク認定に向けた
ジオガイド育成について、お答えします。 ジオガイドの役割は大きく2つあるというふうに考えております。 1つ目は、五島市を訪れるお客様に見どころとなるジオサイトを案内し、楽しんでいただくということであります。 単に観光地を巡り解説するのではなく、五島の大地のこと、大地の上で育まれてきた歴史、文化や人々の暮らし、生態系をも包括して、その場所の魅力を伝えていただくことで、観光地の魅力や価値を高めるとともに、新たな観光資源の掘り起こしにもつながります。 2つ目に、教育面での役割です。 現在、市内の各学校において、専門員が講師となりジオパーク学習を進めていますが、全ての学校に取組を広げていく場合、専門員が出向くには限界があります。そこで、ジオガイドの方々が教育の場でも講師を務めることによって、学校教育の取組の幅が広がります。自らが持つ知識を単に教えるだけでは意味がありませんので、体験や体感を通して伝えること、自分自身で気づいてもらうためのスキルがジオガイドには必要です。 そのため、令和2年度に実施したジオガイド養成講座では、五島列島の地形、地質だけでなく、動植物や歴史、文化の概要に加え、ジオパークの理念や目的、ジオガイドとして伝えるためのスキルを学んでいただきました。 今月20日には認定試験を実施し、五島市初のジオガイドが誕生する予定となっております。 また、養成講座で終わるのではなく、今後もガイドの技術向上や地域の魅力を発信していくため、積極的なフォローのもと、ジオガイドの育成に努めてまいりたいと考えております。 次の、
エアコン発注業務の質問については、担当部長が答弁いたします。 以上でございます。(降壇)
◎
市民生活部長(太田税君)
黄島住民センターの
エアコン発注業務についてお答えいたします。
黄島住民センターエアコン予算要求時の資料である参考見積書には、本体価格のみの記載となっておりますが、内容としましては工事費、撤去費、処分費等を含むことを見積提出事業者に確認しております。 また、実際の入札執行時には仕様書にて、工事費、撤去費、処分費等を含むと明確に記載してありますので、予算編成資料の記載状況が入札に影響を及ぼしたとは考えておりません。 したがいまして、落札事業者が仕様書の内容を精査し、応札した結果であれば、採算が取れるのが一般的な考え方と思われますので、当然、五島市の経済成長と雇用推進の妨げになるとも考えておりません。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) 順番を変えて、4項目めのエアコンの設置についてお伺いします。 見積書の取り方です。教育委員会の緑丘公民館、
黄島住民センター、これは同じ業者から見積りを取ってます。この業者以外の見積書、全て鮮明に書かれている。この業者は入札に入ってないんです。この見積書、
黄島住民センターと緑丘公民館、室内機2台、室外機2台で90万というふうになります。ほかの見積書を見ますと、ほかの全てですよ、崎山地区、奥浦公民館。その中には本体、配管パイプ、取付工事費、電気工事費、コンクリートコア抜き、化粧ダクト工事、旧エアコン室外機撤去処分費、諸経費として雑費、消耗品、運賃。鮮明に書かれているんです、ほかの見積書は。 あなた方が見積書を取る段階で、そんなざっとした見積書を出させるんですか。この業者だけですよ。そんな見積書を出しているのは。そしてその業者は入札に入らないんですよ、適当な見積書を出して。これでやりなさい。で、あなた方は、はいはいってその金額でやるんですよ。それもその金額から、1割差っ引いて9割の金額で。こんな見積書をあなた方は見積額として認めて、内容を認めて、この中に書いてないけど含まれています、そういう工事を一般的にやっていってるんですか。総合的な面では総務企画になるのかな、この見積書の取り方、こんな見積書の出し方でいいんですか、これから。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 予算要求時の参考見積りについてはですね、統一されたものがございません。エアコン等につきましては、店頭の販売価格、この中に工事費を含むところも多々ありまして、今回提出していただきました事業者については、工事費を含むことで店頭価格も設定してあるということでございました。入札に参加していなかったじゃないかという話がありましたが、たまたまですね、例年入札に参加できる資格を有しておったわけなんですが、登録をその年度については忘れたと。指名業者の登録制度に届け出るのを忘れたということがございまして、入札執行時には参加ができなかったということでございました。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) 市のほうに登録してない業者に見積りを出させるんですか。その点について。
◎
市民生活部長(太田税君) 先ほども申しましたように、例年登録している事業者であったんですが、たまたまそのときにですね、名簿から漏れていたということでございまして。実態としてはそのようになってございます。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) はっきりお聞きしますよ。見積書はざっとした見積書でいいんですか。その点について。これは市民課だけじゃなくてほかのところも、そんな取り方でいいんですか。中身も分からないのに。
◎
総務企画部長(久保実君) 今、議員がおっしゃてる見積書というのは、契約の入札の際の正式な見積りではなくて、予算を要求するための参考の見積書のことだと思っておりますので。それに関しては、今
市民生活部長が言うように、そういう額を出していただいて、それについて工事費等も含んでいるという確認をした上で、その数字を予算要求に使ってるということでございます。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) 予算要求ができないでしょ、これでは。運賃がどれだけかかるのか、荷物代が黄島までどれだけかかるのか、現場の設置費用がどれだけかかるのか、ほかの明細書にはきちんと書いてあるんですよ、見積書には。そんなざっとした予算をあなた方はつくってる、やってるってことですよね、そうしたらね。運賃もどうか分からない、明細書はいいですよと。そういう予算編成をやってるということですね。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 そういう予算編成ではなくて、先ほど申し上げましたとおり、そういう工事費等付帯経費についても、そこには入れていただいているという確認をした上で、その数字を予算要求に使ってると、予算編成に使ってるということでございます。
◆16番(橋本憲治君) そんなばかな予算編成ってないでしょう。運賃がいくらかかるのか分からない、エアコン代90万。その中に工事費がいくらかかってるか、廃棄費がいくらかかってるか、運賃がいくらかかってるか、人件費がいくらかかってるか。そんなのが分からないのに、それで予算を組むんですか。本来、あなた方は、これはちょっと運賃は高すぎるんじゃないですか、工事費は高すぎるんじゃないですか、人件費が高すぎるんじゃないですか、そこを判断して予算を組むんでしょう。例えば90万、エアコンが30万、人件費が60万、そう組まれてるかも分からないじゃないですか。こんな見積書を取ること自体がおかしい。こんな見積書じゃ、ほかの業者にきちんとした見積書を頼まなければいけないですよ。その点について、きちんと、こういった見積書を出させない対策、その点について再度答弁を求めます。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 このエアコンはですね、物品購入の契約でございまして、今議員がおっしゃたような運送費であるとか、工事費であるとか、取付け費、それについては全て込みで物品の入札をしていただくわけですから。当然、人件費だとか、エアコン以外に物を買うときに全てそういうのを全部見積り取ってチェックするかというと、そういうことはしてませんので、物の価格として見積りを取って入札もやるということでございますので、特に我々としては、今回のやり方が間違ってるというふうには思っておりません。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) 再度言いますよ。同じ日に入札された見積書、野々切住民センター広間エアコン不良取替え、上大津住民センター、崎山地区公民館、奥浦地区公民館、下大津公民館、きちんと明細書に工事費書かれていますよ。この業者だけが適当な内容ですよ。こうやって五島市の業者泣いてるんですよ、こんな適当な見積書をあなた方が入札にかけるんで。本来、自治体としては業者の方々の経営が成り立つような見積りを出してもらって、入札に参加する業者の方々が経営が成り立つ金額で落札できるよう、そういった業者を誘導していくような役割が私はあると思います。今のあなた方の入札のやり方は、今コロナ禍で仕事がない、赤字覚悟でも取ろう、それに付け込んで赤字でもいいからこの金額で取れというようなやり方ですよ。これやったら五島市の経済はどんどんどんどん悪循環していきます。本来、適切な金額にして地域の経済が活性化していくような、そういう予定価格を設定しなきゃいけないんです。これは全国的な問題で、既にほかの自治体は取り組んでいます。五島市は非常にそれが遅れている。その点について、改善について市長に答弁を求めます。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 参考見積りについては、あくまで予算要求のための見積りということでございまして、我々もですね、決して市内の事業者に赤字を出してまでというふうには当然考えておりません。適正な価格っていうか予定価格を設定してですね、それで応札をしていただくということでございます。 御承知のとおり、工事契約にしても、この価格では取れないという場合には当然入札が不落という形で不調になる場合もございますので、決して赤字までというところまでは、我々としては考えていませんので、今のやり方については、特に見直す必要はないというふうに思っております。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) それは大きな間違いです。今の五島市の物品入札に関しては、本当に経営が厳しいから火の車です。だから赤字になっても取ろうとしているんです。それが現実です。間違いありません。それは車でも一緒。このままでは、こういう入札の仕方、見積りの仕方をしていくと五島市の業者の方々はどんどんどんどん悪くなっていきます。その点を強く指摘しておきます。 次に、
五島食肉センター経営改善検討会についてですけども、JAと協議していくと。これまでJAと協議してきました。そして、ほとんど進展がないんです、この30年間。ですから私は、五島市が主体となって食肉センター経営改善検討会を設置すべきだと思います。その点について答弁を求めます。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 経営改善検討会設置につきましては、先ほど市長が申しましたように次期指定管理候補者と協議して行ってまいりたいと思います。 市が経営改善検討会を主体的にするということになりますと、相手方と言いますか指定管理者のですね、経営状況にまで立ち入ってしまうというふうなことになります。その部分については差し控えたいというふうに思いますので、経営改善検討会は指定管理者において設置ができないか、協議を行ってまいりたいというふうに思っております。 以上です。
◆16番(橋本憲治君) 現在の指定管理者は、経営改善検討会なんか設けませんよ。そんな意識なんかありません。別に努力しなくても赤字が出た分は市民の方々が負担してくれるんですから。そういった状況なんですから。 食肉センターは、今、全国に約120施設ありますけれども、赤字軽減のために経営改善検討会を設置して、今後の在り方に関する提言書が作成された自治体もあります。インターネットで調べるだけでも7つの施設がありました。長野県食肉公社、滋賀食肉センター、奈良県食肉センター、兵庫県西宮市食肉センター、岡山県津山市食肉処理センター、高知県広域食肉センター、北九州市立食肉センター。こういった施設の経営改善検討会の提言資料を読んでみますと、食肉センターの赤字が行政にとって、本当に大きな負担になっていると。こういう負担というのは五島市だけではないということを、私自身痛感しました。そういった中で、開業日の検討とか、光熱水費の削減、保守点検の削減、手数料のアップなどが検討されてきています。五島市としても、こういうふうに総合的な運営体制について、経営改善検討会で協議していくべきと私は思います。再度、答弁を求めます。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 議員がおっしゃるとおり、全国の食肉センターの中には、経営改善検討会等を設置して検討しているケースというものがあるということについては存じております。五島食肉センターにつきましては、ごとう農協と協議検討を継続して進めておりますが、その折に同様の課題を持つ他の食肉センターの取組も参考にしながら、縮減に努めていきたいと思います。 ほかの自治体の検討会の在り方について、勉強をしながら、さらに経営がよくなる、縮減が進むようなことを今から検討する検討会議の中で、協議していきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) 僕は30年間言ってきました。あまり変わってません。これからもそんな体制では僕は変わらないと思います。私は食肉センターの運営については、市民の目線から検討していくことが大切だと考えています。五島食肉センターの赤字は、五島市の皆さんが負担しているんです。平成30年度は4,815万円、昨年度は5,015万5,000円です。市長は市民の皆さんに、結集!!ということを呼びかけてきました。この問題は五島市と農協の間だけでは解決できなかったんです、この30年間。ですから、五島市民が結集して検討していく。そういう課題であると私は考えます。市長、名称はどうでもいいですけれども経営改善検討委員会の設置について御検討をお願いしたいんです。
◎市長(
野口市太郎君) ちょっと我々の意向が正確に伝わってないようでございますが。経営改善検討委員会をつくりましょうかというお話を、次の指定管理者になるであろう候補者と、協議をしていきたいということでございます。設置に向けて協議をしていくということでございますので、そこは御理解を賜りたいと思います。
◆16番(橋本憲治君) 構成メンバーとしては、一般の市民の皆さんとか、農協職員、市の職員以外も交えた構成ということで考えてよろしいんでしょうか。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) 議員がおっしゃるとおり、いろいろな関係の方を入れて検討会を設置するように協議をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) 分かりました。これまで五島市と農協の間だけでの検討会でしたけれども、もう30年間ほとんど進展がありませんでした。ですからもっと幅広い意見の、市民の目線で考えていく、そういった改善検討会の設置をお願いいたします。
持続化給付金の関係ですけども、市長の答弁で言えば国にお任せという残念な答弁でした。そういった中で今、五島市内の経済状況をどのように分析しているのか、その点についてお伺いします。
◎
産業振興部長(井川吉幸君) お答えいたします。 11月18日に開催いたしました第5回五島市緊急経済対策会議の中で、各団体から報告がありました
新型コロナウイルス感染症による売上げへの影響は、4月から5月の春先には大きく落ち込んでおりましたが、10月から11月の秋口には前年比6割から9割程度まで回復してきており、観光客も戻ってきているとのことでありました。 しかしながら、第3波の影響でGo Toキャンペーンは都市部を中心に自粛の動きがあり予断を許さない状況にございます。 今後も緊急経済対策会議等を通じて、各団体と情報を共有しながら、市内経済の動向を注視し、必要に応じて支援策を検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。
◆16番(橋本憲治君) この
持続化給付金は、1回だけの給付なんですね。中には5月の収支で頂いた方もあり、分かりませんけれども。例えば今の福江、市内の業者の体力です。貯蓄、体力はどれだけあるか、そこが私一番心配なんです。例えば経営収支で昨年純収益が150%あったと、そういった方々は5割減っても貯蓄があるんでなんとか年が越せるんじゃないかと私は思います。しかし、これまで純収益が100%のぎりぎりで営業してきた方が、2月からこれまで、前年比、例えば3月は7割、8月は8割、9月は5割、6割とか。5割前後で結構来てると思うんです。そういった方々は、先行きが見通せないというのが実状ではないかというふうに思うんです。コロナさえなければ、なんとか経済活動ができたのにと思ってる方々がほとんどではないかと思います。 市長にお尋ねします。
持続化給付金は1回限りではなくて、コロナが収束するまで継続して、やはり政府は支給すべきだというふうに考えます。その立場になれないでしょうか。その点について答弁を求めます。
◎市長(
野口市太郎君) これはさっき答弁したようにこの制度は国のものです。しかも12月の売上げまでですね、一応対象にした制度でございますんで、これからのコロナウイルスの感染症の状況、そして経済に与える影響、こういったものをしっかり見ながらですね、国のほうで検討されるでしょうということを答弁いたしました。そして、五島市としては、やはり厳しいよね、五島市独自でも対策を打つけども、やはりこれはもっと大規模なものをですね、しっかり国に打ってもらわなければいけないということになれば、県、あるいはほかの市町と連携しながら対応してまいります。そういうふうにお答えをしたつもりであります。
◆16番(橋本憲治君) 臨時国会で明らかになった国の方針は、
持続化給付金は1回こっきりにしようと。これを機に、全国の中小企業、淘汰していこうと。半分にしていくほうがいいんじゃないかと。大企業だけ残していくと。菅政権の成長戦略会議、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会の建議でそういう内容が盛り込まれています。今、第3波に直面し、五島市内の中小零細業者、全国の中小業者のレベルで言えば、五島市内の業者は全て零細業者になると思いますけども、本当に血も涙もない市政です。ですからコロナ禍が長期化すれば、政府の支援も長期化するのが当たり前とは、市長思いませんか。五島市内の中小零細業者の経営を守るために、2回目の
持続化給付金を国に求める、そういった姿勢になれないんですか。五島市を守るために、五島市の経営者を支援し守っていくために、そういう立場に市長としてなれないんですか。その点について答弁を求めます。
◎市長(
野口市太郎君) 何をもってそういう見解を持つのかですね、私には全く理解ができないんでありますけども。政府のほうは感染防止ということがありながらもですね、Go Toキャンペーンについては延長をする方向でいくとかですね、かなり経済振興、地域経済活性化の方向に大分軸足を置いてやってるんではないのかなというのが私の考え方であります。第2弾ということになると、1月以降を対象にするということになるわけですから、それがどうなるかということもですね、分からないうちに第2弾ということはこれは時期的にはどうなのかなと。やはり年明けて厳しいという状況が続いて、どうしようもないよということであれば、繰り返しになりますが当然、五島市だって財政調整基金を取り崩してもですね、しっかり対応は打ちます。もっと大規模なものが必要だということになれば、県とも、あるいはほかの市町とも力を合わせて国に対して意見を言っていくということでございます。