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12月06日-01号

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  1. 五島市議会 2017-12-06
    12月06日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成29年 12月 定例会        平成29年12月五島市議会定例会会期日程表1 会期   12月6日~12月22日(17日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容12月6日水10:00本会議開会、会期決定、諸報告、各会計決算委員長報告、質疑討論、採決、議案上程説明12月7日木 休会議案研究日12月8日金10:00本会議議案質疑、委員会付託12月9日土 休会休会12月10日日 休会休会12月11日月10:00本会議市政一般質問12月12日火10:00本会議市政一般質問12月13日水10:00本会議市政一般質問、議案上程説明、委員会付託12月14日木 委員会付託案件審査12月15日金 委員会付託案件審査12月16日土 休会休会12月17日日 休会休会12月18日月 委員会付託案件審査12月19日火 委員会付託案件審査12月20日水 委員会付託案件審査(予算委員会)12月21日木 休会議事整理日(議会運営委員会)12月22日金10:00本会議委員長報告、質疑討論、採決、委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、閉会      平成29年12月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果監査報告13出納検査結果報告(平成29年8月分)平成29126報告監査報告14出納検査結果報告(水道事業会計・平成29年8月分)平成29126報告監査報告15平成29年度定期監査結果報告平成29126報告監査報告16出納検査結果報告(平成29年9月分)平成29126報告監査報告17出納検査結果報告(水道事業会計・平成29年9月分)平成29126報告  行政調査報告について平成29126報告議案117平成28年度五島一般会計歳入歳出決算平成29126認定議案118平成28年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案119平成28年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案120平成28年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案121平成28年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案122平成28年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案123平成28年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案124平成28年度五島本山財産区特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案125平成28年度五島下水道事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案126平成28年度五島公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案127平成28年度五島港湾整備事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案128平成28年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案129平成28年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算平成29126認定議案130平成28年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算平成29126原案可決 及び認定  決算特別委員会の解散について平成29126解散報告17専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)平成29126報告報告18専決処分の報告について(平成29年度五島一般会計補正予算(第3号))平成29126承認議案132五島光情報通信網あり方検討委員会条例の制定について平成291222原案可決議案133五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について平成291222原案可決議案134五島教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件及び職務専念義務の特例に関する条例の一部改正について平成291222原案可決議案135五島市立養護老人ホーム松寿園条例の廃止について平成291222原案可決議案136五島市立学校設置条例の一部改正について平成291222原案可決議案137五島市立幼稚園条例の廃止について平成291222原案可決議案138五島雇用機会拡充支援事業補助金審査委員会条例の制定について平成291222原案可決議案139五島市営住宅管理条例の一部改正について平成291222原案可決議案140五島道路占用料徴収条例の一部改正について平成291222原案可決議案141財産の処分について平成291222原案可決議案142財産の無償譲渡について平成291222原案可決議案143財産の減額譲渡について平成291222原案可決議案144工事請負契約の変更について平成291222原案可決議案145久賀島観光交流拠点センターの指定管理者の指定について平成291222原案可決議案146住民センターの指定管理者の指定について平成291222原案可決議案147児童館の指定管理者の指定について平成291222原案可決議案148富江構造改善センターの指定管理者の指定について平成291222原案可決議案149営農研修施設の指定管理者の指定について平成291222原案可決議案150多目的集会施設の指定管理者の指定について平成291222原案可決議案151繁敷地区集会施設の指定管理者の指定について平成291222原案可決議案152漁村センターの指定管理者の指定について平成291222原案可決議案153平成29年度五島一般会計補正予算(第4号)平成291222原案可決議案154平成29年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第3号)平成291222原案可決議案155平成29年度五島後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)平成291222原案可決議案156平成29年度五島診療所事業特別会計補正予算(第1号)平成291222原案可決議案157五島職員の給与に関する条例及び五島一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について平成291222原案可決議案158五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について平成291222原案可決議案159五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について平成291222原案可決議案160平成29年度五島一般会計補正予算(第5号)平成291222原案可決議案161平成29年度五島国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)平成291222原案可決議案162平成29年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第4号)平成291222原案可決議案163平成29年度五島診療所事業特別会計補正予算(第2号)平成291222原案可決議案164平成29年度五島簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)平成291222原案可決議案165平成29年度五島水道事業会計補正予算(第2号)平成291222原案可決議会議案5五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について平成291222原案可決議会議案6難病医療費助成制度の改善を求める意見書平成291222原案可決陳情5難病医療費助成制度の改善を求める意見書提出を求める陳情平成291222結審  地域包括ケアシステムの構築及びふるさと教育についての調査研究平成291222閉会中の文教厚生委付託  議員派遣について平成291222派遣◯出席議員(20名)   1番  三浦直人君      11番  神之浦伊佐男君   2番  木口利光君      12番  宗 藤人君   3番  野茂勇司臣君     13番  網本定信君   4番  明石博文君      14番  草野久幸君   5番  野口善朗君      15番  江川美津子君   6番  山田洋子君      16番  橋本憲治君   7番  古川雄一君      17番  相良尚彦君   8番  片峰 亨君      18番  村岡末男君   9番  清川久義君      19番  荒尾正登君  10番  林 睦浩君      20番  谷川 等君-----------------------------------◯欠席議員(0名)◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者 市長        野口市太郎君  財政課長      山本 強君 副市長       吉谷清光君   富江支所長     小田昌広君 教育長       藤田清人君   玉之浦支所長    瀬川徳幸君 総務企画部長    久保 実君   三井楽支所長    白濱寿喜君 市民生活部長    川端久章君   岐宿支所長     中野邦彦君 地域振興部長    塩川徳也君   奈留支所長     夏井勝幸君 地域振興部理事   山下 登君   会計管理者     佐々野祐八君 農林水産部長    田端正之君   監査委員      橋本平馬君 建設水道部長    出口秀幸君   監査委員事務局長  城山玲子君 消防長       今村威徳君   農業委員会事務局長 藤原淳一君 総務課長兼選挙管理委員会事務局長  教育委員会総務課長 蓮本光之君           中村伸雄君 政策企画課長    大賀義信君   水産課長      井川吉幸君-----------------------------------◯議会事務局 局長        山田 栄君   議事係長      都々木俊明君 次長        鍋内秀明君   書記        川邊 亮君          平成29年12月6日(水)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5 行政調査報告について 6議案第117号平成28年度五島一般会計歳入歳出決算決算特別委報告7議案第118号平成28年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算文教厚生委報告8議案第119号平成28年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算同上9議案第120号平成28年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算同上10議案第121号平成28年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算同上11議案第122号平成28年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算経済土木委報告12議案第123号平成28年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算同上13議案第124号平成28年度五島本山財産区特別会計歳入歳出決算同上14議案第125号平成28年度五島下水道事業特別会計歳入歳出決算同上15議案第126号平成28年度五島公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算同上16議案第127号平成28年度五島港湾整備事業特別会計歳入歳出決算同上17議案第128号平成28年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算同上18議案第130号平成28年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算同上19議案第129号平成28年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算総務委報告20 決算特別委員会の解散について 21報告第17号専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 22報告第18号専決処分の報告について(平成29年度五島一般会計補正予算(第3号))委員会付託省略23議案第132号五島光情報通信網あり方検討委員会条例の制定について上程・説明24議案第133号五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について同上25議案第134号五島教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件及び職務専念義務の特例に関する条例の一部改正について同上26議案第135号五島市立養護老人ホーム松寿園条例の廃止について同上27議案第136号五島市立学校設置条例の一部改正について同上28議案第137号五島市立幼稚園条例の廃止について同上29議案第138号五島雇用機会拡充支援事業補助金審査委員会条例の制定について同上30議案第139号五島市営住宅管理条例の一部改正について同上31議案第140号五島道路占用料徴収条例の一部改正について同上32議案第141号財産の処分について同上33議案第142号財産の無償譲渡について同上34議案第143号財産の減額譲渡について同上35議案第144号工事請負契約の変更について同上36議案第145号久賀島観光交流拠点センターの指定管理者の指定について同上37議案第146号住民センターの指定管理者の指定について同上38議案第147号児童館の指定管理者の指定について同上39議案第148号富江構造改善センターの指定管理者の指定について同上40議案第149号営農研修施設の指定管理者の指定について同上41議案第150号多目的集会施設の指定管理者の指定について同上42議案第151号繁敷地区集会施設の指定管理者の指定について同上43議案第152号漁村センターの指定管理者の指定ついて同上44議案第153号平成29年度五島一般会計補正予算(第4号)同上45議案第154号平成29年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第3号)上程・説明46議案第155号平成29年度五島後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)同上47議案第156号平成29年度五島診療所事業特別会計補正予算(第1号)同上                        =午前10時00分 開会= ○議長(谷川等君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 これより平成29年12月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を、本日から12月22日までの17日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月22日までの17日間と決定いたします。 なお、会期日程はお手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2によって、議長の報告をいたします。  9月定例会以降に開催された各種会議等について報告をいたします。 去る10月5日、私と相良尚彦副議長ほか3常任委員会を代表し、清川久義総務副委員長、明石博文文教厚生委員長橋本憲治経済土木委員長の計5名が、市長、教育長、関係部課長とともに県庁を訪問し、県知事及び県議会議長に対し、五島の市勢振興を図る観点から、国境離島新法による航路・航空路運賃低廉化の対象者拡大についてや海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援についてなど、計10項目にわたり要望活動を行いました。 次に、10月11日、宮崎において第26回全国市議会議長会基地協議会九州・沖縄部会総会が開催され、相良尚彦副議長が出席いたしました。 総会では、久留米市議会議長の会長挨拶、開催担当である宮崎県西都と新富町を代表し、新富町の議長及び西都市長の歓迎挨拶、九州防衛局総務部長及び全国市議会議長会基地協議会会長である佐世保の市岡議長の来賓挨拶に続いて、新規加入の宮崎と沖縄の紹介、そして基地協議会活動報告がなされました。議事においては、平成28年度会計決算及び平成29年度会計予算をそれぞれ認定、可決した後、規約の改正、役員改正を行い、次期開催地を長崎県大村で行うことに決定し閉会いたしました。 次に、10月16日、新上五島町において長崎県離島32町の市長・町長、議長会議及び長崎県国境離島町議会連絡協議会が開催され、野口市長、林 睦浩特別委員長とともに出席をいたしました。 まず、離島32町の市長・町長、議長会議では、本年4月施行の国境離島新法を踏まえた離島航路・航空路運賃低廉化の対象枠の拡大や、ジェットフォイルの更新についてなど、32町が抱えている共通課題について意見交換を行い、引き続き離島32町が連携を図っていくことを確認し、次期開催地を小値賀町に決定し閉会いたしました。 引き続いての国境離島町議会連絡協議会では、32町の議会に加えて佐世保と西海の議会からも出席をいただき開催されました。会議では、まず役員改選を行い、会長に対馬の作元議員を、副会長には五島の林 睦浩特別委員長が選任されております。今後も32町の市長・町長、議長会議とも連携し、継続して活動することを確認し、特に航路・航空路の運賃低廉化の適用枠拡大やジェットフォイル更新の建造の財源確保などは、共通事項として情報交換を行い、国に対して要望活動を展開することを確認し閉会いたしました。 次に、11月1日、大阪府豊中市において開催された全国民間空港所在都市議会協議会第92回臨時総会に出席をいたしました。会議では、伊丹市議会議長の会長挨拶、開催地である豊中市の議長及び市長の歓迎挨拶を受け、事務報告を承認した後、協議に入りました。平成28年度収支決算、平成29年度補正予算をそれぞれ認定、可決し、また平成30年度の分担金については本年度と同額とすること、さらに平成30年度臨時総会の開催地を秋田に決定し、閉会いたしました。 次に、11月13日、野口市長とともに県庁を訪問し、台風21号による定置網被害復旧支援に関する要望書を水産部長に提出いたしました。これは、10月22日から23日にかけて来襲した台風21号により、五島列島海域における定置網漁業に甚大な被害が発生したことを受け、新上五島町と五島が一緒になって、被害の早期復旧を図るため、県へ御支援をいただきたく要望をしたものであります。 次に、11月14日、東京で開催された全国過疎地域自立促進連盟の理事会及び第48回定期総会に出席をいたしました。理事会では、総会の議事運営について協議がなされ、事務局提案のとおり決定されました。 定期総会では、事業報告及び連盟規約の一部改正について報告を受け、それぞれ承認した後、議案の審議に入りました。 第1号議案では、任期満了に伴う理事の承認及び正副会長の選任を行い、私、谷川は引き続き理事に就任いたしました。また、第2号議案では平成30年度過疎対策関係政府予算・施策に関する決議・要望について、さらに第3号議案ではこの決議・要望の実現への要請活動方法について、いずれも原案どおり決定し、閉会いたしました。 次に、11月20日、国会議員で組織する防衛省情報施設振興議員連盟の会合が東京都で開催されることから、これに合わせて防衛省全国情報施設協議会の役員で上京し、本市からは私と本協議会の相談役である荒尾議員が参加し、要望活動を実施いたしました。加えて、防衛省、総務省を訪問し、要望活動を実施いたしました。要望事項は、基地交付金の増額及び地上電波測定装置等の早期整備更新についてであります。 次に、翌21日、同じく東京において開催された第36回離島振興市町村議会議長・全国大会に出席をいたしました。 大会では、来賓として9つの政党の国会議員から挨拶を賜った後、離島における財政、医療及び交通・通信など14項目についての決議・要望事項、さらに離島航路・航空路支援法(仮称)の早期制定を求める特別決議を採択し、閉会いたしました。 次に、翌22日、同じく東京において開催された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による県選出国会議員への要望運動に参加いたしました。当日は、本市提出の海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援について及び特定有人国境離島地域社会維持推進交付金(航路・航空路運賃の低廉化)の対象者拡大についてなど、15項目に関して強力な支援を要望したところであります。 次に、11月27日、長崎において実施された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による県知事への要望活動に出席し、また同日午後に開催されました正副議長研修会には、相良尚彦副議長とともに出席をいたしました。県知事への要望事項は、本市提出の海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援についてなど14項目であります。 引き続いて、研修会では会長挨拶の後、長崎県の里見 晋副知事から「長崎県政の主要事業について」、及び東京大学名誉教授大森 彌氏から「二元代表制の意義と議会の機能強化」と題して、それぞれ講演がありました。 以上で議長の報告を終わりますが、詳細につきましては事務局に関係書類を整備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告について発言の申し出があっております。これを許します。 ◎市長(野口市太郎君) (登壇)本日ここに、平成29年12月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御健勝にて御出席を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして、市政運営の概要を御報告申し上げます。 国境離島新法について。 国境離島新法については、4月の施行からこれまで、航路・航空路運賃の低廉化、輸送コスト支援、滞在型観光の促進及び雇用機会拡充事業の4つのメニューを軸に、事業を展開してまいりました。 県や市内関係企業などと一体となって取り組んだ結果、国の交付金予算50億円のうち、約9億円の交付決定を得ることができました。 輸送コスト支援事業については、9月に1億3,419万8,000円の交付金の追加配分があり、現在農畜産品を扱う16事業者、水産品を扱う20事業者の合計36事業者が活用しており、随時、交付決定を行っているところであります。 また、従来の離島活性化交付金による輸送コスト支援については、農水産物以外の戦略産品4品目について実施しており、現時点では飲料及び製造食品などを取り扱う8事業者に交付決定を行ったところであります。 雇用機会拡充事業については、9月に1,576万9,000円の交付金の追加配分があり、事業拡大3件、雇用予定者10名を追加して採択しました。これにより本年度の採択数は、事業を中止した3件を除き41件、雇用予定者数は147名となっております。このうち雇用された方は、内定者を含め114名となっております。 平成30年度の事業については、12月1日から公募しており、地域経済の拡大及び良質な雇用の創出につながる提案については、1件でも多く採択したいと考えておりますので、事業者の皆様にはぜひ事業提案の検討をお願いする次第であります。 今後も引き続き、国境離島新法を最大限活用し、人口減少対策や交流人口の拡大及び地域振興に努めてまいります。 台風21号による定置網漁業の被害について。 10月22日から23日にかけて、九州地方の東方を通過した台風21号により、定置網漁業に甚大な被害が発生しました。 特に、三井楽地区、岐宿地区及び久賀島地区を中心に、10事業者を上回る定置網が被害を受けており、被害額は1億円に達する見込みであります。 今回の台風は、五島から大きくそれた進路をたどったものの、数日前からしけが続き、船が出せないなど十分な備えをすることができませんでした。また、風速15メートル以上の暴風が長時間続き、大潮も重なったことから大しけとなり、被害が大きくなったものと思われます。 定置網漁業は、五島の水産業において漁獲割合が高い上、地域の雇用の場として大きく寄与していることから、県、関係市町及び関係団体と連携し、定置網漁業の早期復旧を目指し、支援してまいりたいと考えております。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 物産の振興について。 11月4日から5日までの2日間、福江みなと公園において、地元産品の市内での消費拡大及び市内事業者の営業力の強化を目的に五島物産を開催しました。 2日間で延べ約1万4,000人の市民の皆様に御来場いただき、市内の20事業者で約263万円の販売額でありました。 また、11月2日から3日にかけて、福岡銀行本店広場において親和銀行主催による長崎離島フェアが開催されました。 このフェアは、ふくおかフィナンシャルグループ設立10周年記念事業の一環で、国境離島新法施行の記念事業として県内離島の特産品販売や観光PRを行いました。 両日合わせて4,000名を超える方に御来場いただき、五島からはすり身のちぎり揚げ実演やツバキ関連商品、かんころ餅等を販売しました。 また、11月末には首都圏の駅ターミナルや百貨店などで自然食品販売を手がける「こだわりや」とのタイアップ企画として首都圏こだわりや39店舗で、五島こだわりの特産品をPRするフェアを開催し、五島の新鮮な農水産品を首都圏で発信することができました。 今後も引き続き、大都市圏での販路拡大に取り組み、生産者の所得向上につなげてまいります。 アイランドホッピングツアーについて。 11月6日から9日にかけて、アイランドホッピングツアーが実施されました。 これは、内閣府が事業主体となり、有人国境離島地域を活性化するために展開されている「日本の国境に行こう!!」プロジェクトの一環で、対馬・種子島・福江島をFDA(フジドリームエアラインズ)チャーター機でめぐるツアーであります。 五島には、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の著者である詩歩さんを初め、メディア関係者、旅行会社など総勢79名の方が来島され、鬼岳の満天の星空や景色、食、伝統文化を、肌で感じていただきました。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録も来年に控えておりますので、今後も引き続き、県や関係市町及び旅行会社等と連携して、五島の魅力発信及び受け入れ体制の整備を図ってまいります。 スポーツを通じた交流拡大について。 12月4日、市民体育館において、平成29年冬巡業大相撲五島場所が開催されました。 当日は、白鵬関、鶴竜関の2横綱を初め、大関や十両以上の力士、親方、行司、呼出し、床山など総勢約250名の相撲関係者が来島されました。 会場には2,300名を超える観客が来場され、テレビとは違った生の迫力ある大相撲を間近でごらんいただきました。当日は、35名の子供たちが力士たちと相撲をとる「ちびっこ相撲」もあり、子供たちにとっては忘れられない楽しい思い出として残ったものと思います。 12月2日には、五島出身の時津風親方と美登桜の激励会が開催され、参加者とともにお二人と交流を深めることができました。当日は、市議会の皆様にも御参加いただき、ありがとうございました。 次に、11月3日、日本ハンドボールリーグの公式戦として、トヨタ紡織九州対トヨタ車体の試合が、市民体育館において行われました。 昨年度から合宿地として利用していただいているトヨタ紡織九州との御縁で、初めてトップリーグ試合の誘致が実現し、沖縄を除いた離島では初めての公式戦となります。 子供たちを初め約400名の市民の皆様は、普段見る機会がないハンドボール独特のダイナミックなシュートなど、迫力あるプレーや会場の雰囲気を楽しんでいました。大会運営につきましても、選手や関係者の方々から「おもてなしのあるすばらしい大会でした」とありがたい言葉を賜りました。 今後も、子供たちを初め市民の皆様にトップアスリートの高い技術に触れる機会を提供できるよう、誘致活動に取り組んでまいります。 また、県内ではサッカーJ2のV・ファーレン長崎が、見事にJ1昇格を決めました。来年は、サッカーの国内最高峰リーグに所属する選手が県内でプレーすることになりますので、県・市町・関係団体と連携して、スポーツによる交流人口の拡大に努めてまいります。 養護老人ホーム松寿園の民間移譲について。 養護老人ホーム松寿園の運営については、効率的、効果的な運営を図るため、第三次行政改革に基づき平成30年4月に民間移譲を行う予定で、民間移譲先選定委員会に諮問し作業を進めてまいりました。 委員会では、8月1日に募集要項を公告し、応募があった社会福祉法人3団体について、応募提案書に基づく1次審査とプレゼンテーション及び面談による2次審査が行われ、11月9日に答申をいただきました。その答申を踏まえ、11月15日に移譲先を社会福祉法人さゆり会に決定しました。 今後の施設運営に際しましては、利用者のサービス維持・向上が図られるよう指導・助言に努めてまいります。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 第7期老人福祉計画・介護保険事業計画について。 今年度が現行の第6期計画の最終年度となることから、五島老人福祉計画・介護保険事業計画策定協議会において、平成30年度から3カ年を期間とする第7期計画の策定作業を進めていただいております。 五島の介護保険事業の現状につきましては、御承知のとおり65歳以上の高齢者の皆様に負担いただいている介護保険料は、県内の他自治体と比較しても高い水準にあり、また第6期計画策定時には介護認定率も高い状況にありました。 しかしながら、この3年間において地域ミニデイサービスや各種健康教室などの介護予防、高齢者スポーツの振興による生きがいづくりなど、地域の皆様と一緒に取り組んだ成果が実を結び、現在の認定率は県平均を下回っております。 第7期計画では、引き続き効果的な介護予防の取り組みを継続しながら、高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止、地域共生社会の実現等を目指すこととしております。 今後、五島老人福祉計画・介護保険事業計画策定協議会の答申を受け、平成30年2月に計画案を取りまとめることとしております。 支所庁舎の耐震化について。 耐震基準を満たしていない各支所庁舎の耐震化については、7月に庁内の検討委員会を設置し、整備方針の検討を進めてまいりました。11月には、市内4カ所において住民説明会を開催し、地域住民の意見をお伺いしたところであります。 現時点では、富江支所庁舎につきましては、現在地に公民館と合築して建てかえ、三井楽支所及び岐宿支所庁舎については、耐震性のない本館部分を解体し、耐震性のある増設庁舎を改修して活用することとし、奈留支所庁舎については旧奈留小学校跡地に単独で建てかえる方向で検討しております。 今後は、来年3月をめどに支所庁舎の整備計画を策定する予定であり、市議会を初め、市民の皆様の御意見をお伺いしながら、計画策定に取り組んでまいります。 子供たちの活躍について。 11月5日、佐世保において第18回創造アイデアロボットコンテスト長崎県中学生大会が開催されました。 大会では、奥浦中学校が基礎部門で3位に入賞し、このほか3チームが各部門のアイデア賞を受賞しました。また、応用部門でアイデア賞を受賞した福江中学校の1チームを加えた5チームが、12月9日から沖縄県豊見城で開催される九州大会への出場権を獲得しております。 次に、11月9日、諫早で開催された平成29年度長崎県中学校総合体育大会駅伝競走大会に、五島代表の4チームが出場しました。 結果は、女子の部で福江中学校が3位、岐宿中学校が9位、男子の部で岐宿中学校が4位、福江中学校が9位という、昨年に続き全チームが10位以内に入るという好成績を残しました。また、福江中学校の田中琴真さんが、1年生ながら第5区の区間賞を獲得しています。 次に、11月26日、長崎で開催された長崎県中学校柔道競技新人大会の女子団体の部で、福江中学校が優勝、岐宿中学校が3位、また個人の部において、15名が3位以内に入賞するという好成績をおさめました。そのうち、男子の50キログラム級で福江中学校1年生の里道裕大君が、女子の48キログラム級で同じく福江中学校2年生の山口恋さんが、57キログラム級で同じく福江中学校2年生の岡村紗瑛さんが、70キログラム級で同じく福江中学校1年生の中村詩夏さんが、それぞれ優勝するという快挙をなし遂げました。 また、12月3日に長崎で開催された長崎県少年武道大会の柔道において、五島柔道クラブと五島鍛心会という五島市内のクラブ同士の決勝となり、五島柔道クラブが見事優勝しました。 出場した選手の今後の成長と、さらなる活躍を期待しております。 芸術文化の振興について。 11月12日、福江文化会館において五島ウインドオーケストラ演奏会が開催されました。 これは、東京藝術大学の教授や学生らが定期的に来島し、地元中高生への指導や合同練習を重ね、市民への成果発表の場として毎年開催しております。 当日は、第一線で活躍する15名の講師陣と、指導していただいた市内中高校生や福江少年少女合唱団、奥浦混声合唱団、混声合唱団コールフロイデ等の合同による迫力のある演奏が披露され、市民の皆様にとって、音楽の楽しさや深みに触れる機会になったものと思います。 次に、12月1日から3日にかけて福江文化会館において「旅する劇場『西遊記』」の公演がありました。 五島出身で、五島三四郎こと深溝智大さんの凱旋舞台であり、またふるさと大使である龍崎鬼一朗さんや下大津青年団のチャンココ及び福江少年少女合唱団の演出で会場を盛り上げるなど、普段、演劇の鑑賞機会の少ない市民の皆様に、俳優たちの躍動感あふれる芝居や踊りを楽しんでいただきました。 今後も、このような取り組みを通して、子供たちを初め市民の皆様に、音楽や演劇など、本物の芸術に触れる機会をつくり、芸術文化の振興に努めてまいります。 福江地区子ども教室実行委員会の文部科学大臣表彰について。 このたび、福江地区子ども教室実行委員会が平成29年度地域学校協働活動推進に係る文部科学大臣表彰を受賞されました。 福江地区子ども教室実行委員会は、土曜日に開催しているエンジョイサタデースクールで、大学や企業から講師を招き、化学実験やパイプを使った椅子づくりに取り組みました。また、地域住民の方々と福江さるくやお菓子づくり、しめ縄づくりを行うなど、幅広く継続的に活動したことが認められました。 受賞された皆様の功績をたたえるとともに、今後も引き続き、子供たちや地域住民の活動を支援してまいります。 新図書館の整備について。 新図書館の整備については、現在の図書館の老朽化や狭隘化などの問題に対応するため、移転改築に向けた取り組みを進めております。 平成22年度に策定した新図書館整備基本計画の見直しを行い、新たな整備基本計画を策定するため、昨年11月に新図書館整備基本計画検討委員会を立ち上げ、これまで6回開催し、整備すべき機能や施設の規模等について、さまざまな意見をいただきました。 現在、事務局で取りまとめ作業を行い、再度、検討委員会の皆様に意見をいただいており、年内には素案を策定したいと考えております。 その後、素案をもとに住民説明会等を開催し、市民の皆様から御意見等いただいた後、年度内に新図書館整備基本計画改訂版を策定する予定であります。 五島表彰式について。 11月23日、福江文化会館において、五島表彰式を行いました。 この表彰式は、3年に1度開催しており、五島の政治、経済、文化、社会など、それぞれの分野において市政の振興に寄与された方々や、多大な寄附をされた方々など135名4団体を表彰しました。 御臨席を賜りました谷川議長を初め、議員並びに市民の皆様に厚く御礼申し上げます。 このたび、受賞された皆様には、重ねてお祝いを申し上げますとともに、今後、なお一層の御活躍と御健勝をお祈り申し上げます。 九州商船のストライキについて。 昨日、九州商船株式会社におけるストライキの情報がありました。 それによりますと、社員の配置転換に伴う労使交渉が決裂したままであれば、12月25日の始発便から解決までの間、ストライキに突入し、九州商船のフェリー及びジェットフォイルが欠航することとなります。 現在、五島では、国境離島新法を活用し、航路・航空路運賃の低廉化、輸送コスト支援、滞在型観光の促進など人流、物流の活性化を図り、五島地域の振興に努めているところであります。こうした中でのストライキ実施は、地域住民に加え、年末の帰省や観光で来島を楽しみにしている皆様の足を奪い、不安を与え、住民生活や今後の観光振興に大きな影響を与えることとなり、決して容認できるものではありません。 九州商船株式会社には、公共交通を担う公益事業者としての使命を認識され、ストライキの回避に万全を尽くされるよう強く要請するものであります。 市長、副市長及び教育長の給料改定について。 11月1日、五島議員報酬及び特別職給料審議会から、議員報酬の額並びに市長及び副市長の給料の額の改定について、答申がありました。 審議会では、職務の重責を考慮するとともに、県内類似団体の状況を参考にするなど、さまざまな角度から審議が重ねられました。審議会の答申を尊重し、市長、副市長の給料を2%増額するとともに、教育長につきましても特別職としての均衡を考慮し、同様の改定を行いたいと考えております。 本議会に関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案します議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして27件となっております。 何とぞ慎重に御審議を賜り、適切なる御決定を賜りますようお願いします。(降壇) ○議長(谷川等君) ただいまの市政報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第4 監査報告について 監査委員から平成29年8月分、9月分の一般会計、特別会計出納検査2件及び平成29年8月分、9月分の水道事業会計出納検査2件、並びに平成29年度定期監査1件、合計5件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第5 行政調査報告について 去る9月定例会において、総務委員会に閉会中の調査事件として付託しておりました所管事項の行政調査及び派遣議決をいたしました議員の行政調査につきましては、それぞれに調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 去る9月定例会において決算特別委員会及び各常任委員会に審査を付託し、継続審査案件としておりました平成28年度各会計決算については、その審査結果が議長の手元まで報告されております。 △日程第6 議案第117号 平成28年度五島一般会計歳入歳出決算 を議題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 ◆決算特別委員長(江川美津子君) (登壇)決算特別委員会の報告をいたします。 9月定例会において、当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第117号 平成28年度五島一般会計歳入歳出決算につきましては、去る11月15日から17日までの3日間、総務、文教厚生、経済土木の各分科会において審査を行い、さらに11月24日の当委員会において、全体での審査及び市長・教育長に対する総括的な質疑を行いました。 その結果、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審いたしましたので、その概要を申し述べます。 まず、平成28年度五島一般会計歳入歳出決算は、歳入310億8,657万8,213円に対し、歳出297億4,635万2,986円で、歳入歳出差引残額13億4,022万5,227円となっております。 ただし、歳入歳出差引残額には、平成29年度五島一般会計に引き継ぐべき財源として、継続費逓次繰越額7,489万4,000円、繰越明許費繰越額3億773万3,082円及び事故繰越し繰越額368万2,760円を含んでおります。 次に、本決算審査における各課への指摘・要望事項を申し上げます。 共通項目、1、今回の決算審査では、質疑に対して資料不足により理事者側から即座に答弁いただけないケースが多く見受けられた。来年度は、資料提出を改めて要請する必要がないよう質疑への対応がスムーズにできる体制で審査に臨まれたい。2、新規事業及び主要施策については、事業の実施状況について特に説明願いたい。3、各課における振興策においては、費用対効果を十分検討し、事業実施に当たられたい。4、が補助金を交付する団体に対しては、監査や活動に対する支援・指導の徹底に努められたい。 総務課、防災行政無線については、難聴地域の解消を徹底して行われたい。 選挙管理委員会、投票率向上の観点から、移動期日前投票所の導入に向けて検討されたい。 政策企画課、ふるさとづくり寄附金については、寄附者の意向が反映されるよう十分配慮して活用されたい。 税務課、税の徴収については、引き続き徴収率を高める努力をし、収納率向上に当たられたい。 消防本部、消防団員の確保に努められたい。 社会福祉課、民生委員、主任児童委員の欠員補充と支援体制の充実に努められたい。 生活環境課、1、ごみの減量化に向け、さらなる対策強化に努められたい。2、海岸漂着物対策を強化されたい。 教育委員会、1、学校給食については、地産地消及び食育の推進に努められたい。2、しま留学制度の推進に努められたい。 農業委員会事務局、耕作放棄地解消については、引き続き努力されたい。 農業振興課、1、五島食肉センターの運営については、経営改善が図られるよう指導を強化されたい。2、農業後継者の育成、確保に努められたい。3、有害鳥獣対策については、なお一層の強化を図られたい。4、五島全体の農作物の生産計画を把握し、施策に生かせるよう努められたい。 農林整備課、農道の利用者や利用状況を把握し、計画的な維持、管理に努められたい。 水産課、離島漁業再生支援交付金を使った種苗放流、いそ焼け対策については、追跡調査の実施を検討されたい。 商工雇用政策課、支所地域振興重点プロジェクトについて、積極的な活用に努められたい。 観光物産課、椿まつりを初めとした各種観光イベントについて、旅行商品に組み込めるよう早期の計画策定に努められたい。 スポーツ振興課、1、来島者が少ない閑散期のスポーツ合宿誘致に努められたい。2、スポレクフェスタ五島については、内容の充実を図るなど、参加者がふえるように努められたい。3、スポーツ合宿と連動した県内外の高校生を対象とした柔道大会の創設を検討されたい。 以上が各課に対する指摘・要望事項でありますが、総括質疑では特に質疑、意見もなく、引き続き討論に入りました。 討論では、まず反対討論として、旧大波止ホテル跡地の土地購入を、具体的な跡地の活用方法決定前に行ったこと。さらに、旧福江清掃センター跡地への新ごみ焼却施設建設に対し、地元住民の合意が得られていない状況で、旧福江清掃センターの解体事業が進められたことから反対であるとの意見が述べられ、次に賛成討論として、決算審査については決算特別委員会の各分科会において慎重かつ厳正に審査がなされ、指摘すべき点は指摘し、要望すべき事項については要望がなされていることから賛成であるとの意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第117号の決算特別委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆16番(橋本憲治君) 議案第117号 平成28年度五島一般会計歳入歳出決算に対しまして、反対討論を行います。 当初予算でも指摘いたしましたが、本案につきましては市民の皆さんの願いに応えた離島輸送コスト支援事業や肉用牛飼育頭数拡大のための支援事業など、評価できる事業もあります。 しかし、以下の理由で反対いたします。 まず、第1点目は大波止ホテル跡地活用事業9,912万円です。跡地については、本来が地域活性化のために活用する具体的内容を決めてから跡地は購入すべきでした。逆立ちした事業になっていることにあります。2点目は、旧福江清掃センター解体関連事業費2億4,055万円です。旧福江清掃センターへのごみ焼却施設建設については、地元の方々の合意が得られていませんでした。なのに、旧福江清掃センターに新ごみ焼却施設建設を推進するという決算になったことです。 以上の理由から、平成28年度五島一般会計歳入歳出決算に対しまして、反対いたします。 ○議長(谷川等君) 次に、賛成討論を行います。 ◆12番(宗藤人君) ただいま議題となっております議案第117号 平成28年度五島一般会計歳入歳出決算に対し、私は賛成の立場で討論を行います。 決算審査にあたりましては、決算特別委員会として総務委員会、文教厚生委員会、経済土木委員会の各分科会に審査が付託され、総務委員会、文教厚生委員会では11月15日、16日の2日間、経済土木委員会においては11月15日、16日、17日の3日間にわたり、我々議員としても数多くの質疑が出されており、慎重かつ十分な審議がなされたものと認識いたしております。理解いたしております。その中で指摘すべき点は指摘し、要望すべき事項については各課への要望項目が昨年度より多く出されております。 また、先ほど決算特別委員長から報告があったように、去る11月24日開催の決算特別委員会においても、本決算は認定されております。よって、私は本決算に賛成であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。 ○議長(谷川等君) 討論を終結し、採決いたします。 議案第117号に対する決算特別委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって議案第117号は決算特別委員長の報告のとおり認定されました。 △日程第7 議案第118号 平成28年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 から
    △日程第10 議案第121号 平成28年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算 まで、以上4件を一括して議題といたします。 文教厚生委員長の報告を求めます。 ◆文教厚生委員長(明石博文君) (登壇)おはようございます。文教厚生委員会の報告をいたします。 9月定例会において、当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第118号外各案件につきましては、去る11月15日、第2委員会室において慎重な審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審いたしましたので、その概要について報告いたします。 まず、議案第118号 平成28年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入歳出決算額ともに69億8,040万1,206円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため1億6,001万7,328円を一般会計から繰り入れております。また、直営診療施設勘定では、歳入歳出決算額ともに4億9,014万8,006円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため1億7,044万7,337円を一般会計から繰り入れて、久賀、三井楽、玉之浦の3診療所及び玉之浦、岐宿、奈留の3歯科診療所の運営を行っております。 審査では、事業勘定において、国民健康保険税の収納率が昨年度と比較し向上していることから、その要因について質疑がなされました。 理事者によりますと、ファイナンシャルプランナーによる納税相談や、意図的に納付しない滞納者に対する差し押さえ等の滞納処分の執行、自宅の捜索及び公売による換価可能な財産の税への充当などに取り組んだことが主な要因であるとの答弁でありました。 同じく、事業勘定で、短期被保険者証の交付世帯数が、前年度に比べて減少している要因について質疑がなされました。 理事者によりますと、滞納処分の強化や収納率の向上により、滞納者が減少したほか、社保への加入、転出、死亡などにより、国民健康保険の加入世帯数自体も減少していることから、交付世帯数も減少傾向にあるとの答弁でありました。 以上が、審査の概要でありますが、討論において、国民健康保険の加入世帯は、自営業者や無職者など所得の低い世帯が多くなっている。受診抑制につながる可能性がある短期被保険者証や資格証明書を滞納者に対し、保険証の代替として発行することには反対である。さらに、保険料の引き下げを図り、市民の負担を軽減するべきであるから、本決算を認定することはできないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第119号 平成28年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、事業勘定では、歳入決算額58億1,964万1,909円に対し、歳出決算額57億985万6,663円となっており、歳入歳出差引額は1億978万5,246円となっております。また、介護サービス事業勘定では、歳入歳出決算額ともに4,641万2,493円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、259万9,970円を一般会計から繰り入れております。 審査では、事業勘定において、過年度分の介護保険料の滞納状況について質疑がなされました。 理事者によりますと、平成28年度末の滞納繰越分は221名分で2,082万6,110円となっている。なお、最も過去のものは、平成19年度の滞納分であるとの答弁でありました。 これに対し、保険料滞納者に対する介護費用の給付制限措置について質疑がなされました。 理事者によりますと、給付制限に相当する滞納者に対しては、計画的に納めるよう分納誓約書の提出を求めており、これまで給付制限措置には至っていないとの答弁でありました。 次に、同じく事業勘定で、在宅介護支援センターへの相談件数が、前年度の232件から203件に減少していることから、その要因と主な相談内容について質疑がなされました。 理事者によりますと、明確な分析はできていないが、地域ミニデイサービスの推進により、高齢者の健康増進が図られるとともに、高齢者同士の情報交換の場がふえていることも要因になっているのではないかと考えているとの答弁でありました。 また、主な相談内容としては、在宅関係では介護保険の申請代行、デイサービスや住宅改修の相談が多くなっている。そのほか、認知症の相談や病院受診の手配依頼など相談内容は多岐にわたっており、介護支援に対するワンストップ窓口として必要な機関につなぐ役割も担っているとの答弁でありました。 以上が、審査の概要でありますが、討論において、介護保険料が高いことから、本決算を認定することはできないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算についても認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第120号 平成28年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入決算額4億9,864万2,585円に対し、歳出決算額4億9,378万3,145円となっており、歳入歳出差引額は485万9,440円となっております。 審査では、短期被保険者証及び資格証明書の発行状況と、有効期限が切れる方への対応について質疑がなされました。 理事者によりますと、短期被保険者証は長崎県後期高齢者医療広域連合の交付要綱に基づき、平成28年度末で6期以上の滞納がある9名に交付している。資格証明書については、広域連合の方針で県内での交付はしていないとの答弁でありました。 また、短期被保険者証については、3カ月の有効期限が切れる前に窓口で更新交付を行っているが、窓口への来庁が困難な方に対しては、有効期限までには手元に届くよう更新後の短期被保険者証を郵送しているとの答弁でありました。 以上が、審査の主な概要でありますが、討論において、後期高齢者医療制度そのものに反対で、廃止すべきと考えることから認定することはできないとの意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算についても認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第121号 平成28年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに6,616万3,353円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため3,469万333円を一般会計から繰り入れて、伊福貴、黄島の2診療所の運営を行っております。 審査では、質疑、意見もなく、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で、文教厚生委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第118号外3件の文教厚生委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 討論及び採決をいたします。討論及び採決は、各案件ごとに行います。 まず、議案第118号 平成28年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第118号 平成28年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について討論いたします。 国民健康保険は、国民健康保険法第1条で、憲法25条の要請に応え、「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」とうたわれている社会保障制度であり、住民の命と暮らしを守ることは、地方自治体の重要な責務だと考えます。 また、国民健康保険制度は自営業者、退職者、無職者、低所得者の加入が多く、もともと加入者が支払う保険料だけでは成り立たないものとして制度がつくられておりますが、国庫負担は削減をされています。そのため、五島と同じように全国の多くの自治体が一般会計から国保会計へ繰り入れをし、住民負担の軽減を図っているのが現状です。 本市では、28年度も一般会計からの繰り入れについて行っていることは評価するものですが、国保税が家計の重い負担となっていることに変わりありません。政府に対して国庫負担を元に戻すよう求めていくことが必要だと考えます。 また、受診抑制につながる短期被保険者証や資格証明書の発行もなくなっておりません。厚生労働省は、2009年12月に長期の窓口とめ置きは望ましくないこと、郵送で届かない場合でも訪問、電話などで速やかに届けることを通知しています。被保険者証が手元にないことは受診抑制にもつながることから、滞納世帯であっても安心して医療を受けられるようにすべきだと考えます。 以上の理由から、本決算を認定することはできません。 ○議長(谷川等君) 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第118号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議案第118号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第119号 平成28年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第119号 平成28年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論いたします。 まず、地域ミニデイサービス開催地区の拡大、介護予防や健康づくりの取り組みが広がっていることについては評価をいたします。不認定の大きな理由は、負担の限界を超えている介護保険料の問題です。介護保険制度は制度が始まる前から保険あって介護なしの心配がされていました。本市の介護保険料は、県内で一番高く、高齢者の経済的負担は大きくなっています。利用料の負担ができないために、介護サービスの利用を制限したり、サービスそのものを利用しない人もいます。経済的弱者に対して保険料や利用料の減額、免除などの軽減策を図るべきだと考えます。 以上の理由から、本決算についても認定することはできません。 ○議長(谷川等君) 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第119号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議案第119号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第120号 平成28年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第120号 平成28年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、討論を行います。 まず、短期被保険者証は発行はしていますが、有効期限以内に本人に届けていることについては評価をいたします。反対の理由の1点目は、日本共産党は後期高齢者医療制度については、病気になるリスクの高い75歳以上の高齢者だけを対象にしたもので、医療内容にも制限があり、差別医療であること、さらに2年ごとの見直しによって保険料の負担増の必至などを理由に制度自体に反対をしています。 2点目は、保険料の負担の問題です。後期高齢者医療の保険料は2年に1度見直しされることになっています。制度が始まった平成20年度は、1人当たりの医療費が低い五島ほか2つの町は特例措置として税率が軽減をされていました。26年度から県内一律の保険料となりましたが、五島の1人当たりの医療費は21自治体中19番目と低く、高い地域の医療費を五島の高齢者が負担していることになります。一番高い自治体と比較をすると、制度が始まった20年度が63.2%、そして28年度でも63.9%とほとんど変わっておりません。税率の特例措置の復活を求めていくべきだと考えます。 以上のことから、本決算の認定にも賛成することはできません。 ○議長(谷川等君) 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第120号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(谷川等君) 起立多数。よって、議案第120号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第121号 平成28年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第121号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第121号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 △日程第11 議案第122号 平成28年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第18 議案第130号 平成28年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算 まで、以上8件を一括して議題といたします。 経済土木委員長の報告を求めます。 ◆経済土木委員長(橋本憲治君) (登壇)経済土木委員会の報告をいたします。 9月定例会において、当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第122号外各案件につきましては、去る11月15日から17日までの3日間、第3委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要について報告をいたします。 まず、議案第122号 平成28年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに6億4,520万2,616円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、2億3,360万6,487円を一般会計から繰り入れて収支の均衡を図っております。 平成28年度は、13の簡易水道施設と1つの飲料水供給施設を対象に事業経営を行っており、その業務状況は、給水区域内人口1万390人に対し、給水人口1万189人で、普及率は98.1%となっております。 また、年間総配水量149万5,737立方メートルに対し、年間総有収水量は102万568立方メートルで、有収率は68.2%となっております。 主な建設改良事業として、一般県道奈留島線配水管布設替工事及び玉之浦地区配水管布設替工事が実施されております。 審査では、水道使用料の滞納繰越分収入未済額が316万9,291円となっていることから、徴収不能と思われる水道使用料の取り扱いについて質疑がなされました。 理事者によりますと、水道使用料は民法の適用を受ける私法上の債権であり、2年の時効期間が過ぎても債務者からの時効の援用がない限り債権は消滅しないことから、滞納繰越分として残ったままである。 水道使用料以外にもの債権はあり、また現在、民法改正の動きもあることから、その動向を注視しながら、庁内全体で検討したいとの答弁でありました。 このほか幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましては異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第123号 平成28年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに661万9,815円となっており、歳入の主なものは五島鉱山からの貸地料及び基金繰入金で、歳出の主なものは基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第124号 平成28年度五島本山財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに251万7,672円となっており、歳入の主なものは立木売払収入、立木売払分収金及び基金繰入金で、歳出の主なものは基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第125号 平成28年度五島下水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに565万8,409円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、502万2,991円を一般会計から繰り入れて、三井楽町高崎地区漁業集落排水施設の管理運営を行っております。 歳入の主なものは下水道使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは施設の維持管理経費及び起債償還金となっております。 審査では、質疑、意見もなく、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第126号 平成28年度五島公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに449万8,587円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、255万4,587円を一般会計から繰り入れて中央町公設小売市場の管理運営を行っております。 歳入の主なものは市場使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは施設の維持管理費及び一般会計借入金償還となっております。 審査では、平成28年度末の入居店舗が16店舗中5店舗しかないことから、空き店舗対策について質疑がなされました。 理事者によりますと、募集はしているが応募がない状況である。青果店の入居がないので農業者に当たってみたが、年齢や人員確保の問題により難しいようなので、現在、農業生産法人等への打診を検討しているとの答弁でありました。 これに対し、チャレンジショップも検討してみてはどうかとの提案がなされました。 このほか幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第127号 平成28年度五島港湾整備事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに2,474万3,136円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、2,236万1,016円を一般会計から繰り入れて、奈留港ターミナルビル及び相の浦港上屋倉庫の管理運営を行っております。 歳入の主なものは港湾使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは施設の維持管理経費及び起債償還金となっております。 審査では、質疑、意見もなく、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第128号 平成28年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算について 本決算については、歳入歳出決算額ともに3,724万8,093円となっておりますが、歳出額に対し財源が不足するため、1,400万9,030円を一般会計から繰り入れて富江-黒島航路、奈留島-前島航路の運航を行っております。 なお、平成28年10月からは用船契約による海上タクシーでの予約運航となっております。 歳入の主なものは国県補助金及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは交通船関係職員に係る人件費、船舶の燃料費及び修繕料並びに用船契約に係る船借上料となっております。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第130号 平成28年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算について まず、剰余金の処分案は、未処分利益剰余金3億9,254万9,591円のうち、5,840万円を組入資本金へ組み入れするものであります。 次に、本決算の概要は、税抜きの収益的収入及び支出で、収入決算額6億1,838万6,576円に対し、支出決算額5億4,043万6,855円で、差し引き7,794万9,721円の当年度純利益となっております。 また、資本的収入及び支出では、収入決算額2,217万3,557円に対し、支出決算額3億844万2,394円で、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億8,626万8,837円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額702万2,473円、減債積立金5,840万円及び過年度分損益勘定留保資金2億2,084万6,364円で補填しております。 本事業では、福江上水道と富江上水道を経営しており、平成28年度末の給水人口は2万7,142人で、普及率は99.2%となっております。また、年間総配水量354万5,508立方メートルに対し、年間総有収水量は276万3,810立方メートルで、有収率は77.95%となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、剰余金の処分につきましては、異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。また、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で、経済土木委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第122号外7件の経済土木委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 採決は議案第130号を除き、ほかは一括して行います。 まず、議案第130号 平成28年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算について、採決をいたします。 議案第130号に対する経済土木委員長報告は、剰余金の処分は原案可決し、決算は認定であります。委員長報告のとおり剰余金の処分は原案可決し決算は認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第130号は経済土木委員長報告のとおり剰余金の処分は原案可決し、決算は認定されました。 次に、議案第122号外6件について採決いたします。議案第122号外6件に対する経済土木委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定をすることに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第122号外6件は経済土木委員長報告のとおり認定されました。 △日程第19 議案第129号 平成28年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算 を議題といたします。 総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(村岡末男君) (登壇)総務委員会の報告をいたします。 9月定例会において、当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第129号につきましては、去る11月15日、第1委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しています委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要につきまして報告をいたします。 議案第129号 平成28年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに7,152万8,770円となっており、歳入では市道奥町木場町線の代替地と来庁者及び職員駐車場用地を一般会計へ売り払ったことによる土地売払収入が主なもので、歳出では当該土地売払収入の土地開発基金への償還金及び積立金が主なものとなっております。 審査では、質疑、意見もなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(谷川等君) 議案第129号の総務委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第129号に対する総務委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり、認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、議案第129号は総務委員長報告のとおり認定されました。 △日程第20 決算特別委員会の解散について を議題といたします。 お諮りいたします。 決算特別委員会は、平成28年度一般会計歳入歳出決算が本日結審いたしましたので、その任務が終了したわけであります。よって、本日をもって解散することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会は本日をもって解散することに決しました。 一言お礼を申し上げます。江川美津子決算特別委員長、村岡末男総務分科会長、明石博文文教厚生分科会長、橋本憲治経済土木分科会長を初め、決算特別委員会委員の皆様には、11月15日から11月24日までの長きにわたり、終始熱心なる審査を行い、積極的な検討を行う中で、建設的な意見、指摘、要望事項が加えられ、本日報告するに至りました。 その御苦労と御功績に対し、議会を代表し、深甚なる敬意と感謝を申し上げ、お礼の言葉といたします。 なお、理事者におかれましては、今回の審査に当たり、それぞれ指摘あるいは要望のあった事項につきましては、今後の市政運営に十分反映されますよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(山田栄君) 朗読いたします。                           29五総第1720号                           平成29年12月6日 五島市議会議長様                         五島市長 野口市太郎             議案の送付について 平成29年12月6日招集の平成29年12月五島市議会定例会に議案第132号 五島光情報通信網あり方検討委員会条例の制定について外26件を別添のとおり送付します。 以上です。 ○議長(谷川等君) △日程第21 報告第17号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) を議題といたします。 報告第17号に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中村伸雄君) ただいま、議題となりました報告第17号について御説明いたします。 議案表の31ページをお開きください。 報告第17号は、専決処分の報告でありまして、その専決理由でありますが、和解及び損害賠償の額の決定については、本来、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を経ることとされておりますが、今回の和解は交通事故に係る損害賠償の額が50万円以下であることから、地方自治法第180条第1項及び平成23年3月2日議決の市長の専決処分事項の指定についてにより、平成29年11月15日付で専決処分したもので、同条第2項の規定により議会に報告いたすものであります。 和解及び損害賠償の相手方は議案に記載のとおりで、和解の要旨は平成29年8月7日、の公用車が五島福江町の五島振興局駐車場に設置していた車どめに接触し、当該車どめを損傷した事故について、は当該事故の責任を全て認め、当該事故により生じた損害の全てを賠償するもので、損害賠償の額は車どめ修繕費4万6,440円となっております。 なお、専決処分の日及び示談成立日は、平成29年11月15日となっております。 また、今回の事故に関し、所属長から本人に対し注意と指導を行うとともに、所属職員全員に対して注意を喚起したところであります。 以上で報告を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 報告第17号は、これを受けとどめることにいたします。 △日程第22 報告第18号 専決処分の報告について(平成29年度五島一般会計補正予算(第3号)) を議題といたします。 お諮りいたします。 報告第18号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よつて、報告第18号は委員会の付託を省略することに決しました。 報告第18号に対する説明を求めます。 ◎財政課長(山本強君) ただいま議題となりました報告第18号について、御説明申し上げます。 別冊の専決処分の報告についてをごらんください。 報告第18号は、平成29年度五島一般会計補正予算(第3号)を専決処分いたしましたので、議会に報告し承認を求めるものでございます。 専決処分の内容は、10月10日公示、10月22日投票の衆議院議員総選挙に伴う経費の計上でありまして、市議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、平成29年10月2日付をもって専決処分したものでございます。 2ページをお開き願います。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,807万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ309億8,632万6,000円といたしております。 それでは、補正の内容につきまして御説明いたします。 5ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、衆議院議員総選挙の委託金として、県支出金2,807万円を補正しております。 次に歳出ですが、6ページをごらんください。 2款総務費、4項選挙費、5目衆議院議員選挙費として2,807万円を計上しておりまして、ポスター掲示場、投票、開票及び期日前投票などの経費といたしまして、記載のとおりの内容で補正を行っております。 以上で説明を終わります。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 報告第18号は、承認することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、報告第18号は承認されました。 △日程第23 議案第132号 五島光情報通信網あり方検討委員会条例の制定について から △日程第43 議案第152号 漁村センターの指定管理者の指定について まで、以上21件を一括して議題といたします。 議案第132号外20件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中村伸雄君) ただいま議題となりました各案件について、提案の趣旨を御説明いたします。 議案表の1ページをお開き願います。 まず、議案第132号 五島光情報通信網あり方検討委員会条例の制定についてでありますが、本案は、が設置する光情報通信網の管理のあり方に関して必要な事項を調査審議する五島光情報通信網あり方検討委員会を、の附属機関として設置するため提案いたすものであります。 制定の内容でありますが、全12条で構成しており第1条で委員会の設置について、第2条で委員会の所掌事務等について規定するほか、組織を構成する委員、委員の任期、委員長の職務、会議の方法等について、それぞれ規定をしております。 4ページをお開きください。 議案第133号 五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について及び議案第134号 五島教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件及び職務専念義務の特例に関する条例の一部改正については、一括して御説明いたします。 本年11月1日に、五島議員報酬及び特別職給料審議会から、市長及び副市長の給料月額の改定について答申があり、これを受け市長及び副市長の給料月額を改定するとともに、教育長の給料月額についても同様に改定することから提案いたすものであります。 6ページをお開きください。 議案第135号 五島市立養護老人ホーム松寿園条例の廃止についてでありますが、本案は第3次五島行政改革大綱に基づき、五島市立養護老人ホーム松寿園の経営を社会福祉法人に移譲することに伴い、条例を廃止する必要があることから提案いたすものであります。 次に、議案第136号 五島市立学校設置条例の一部改正についてでありますが、本案は現在休校中の椛島小学校及び椛島中学校について、今後入学する児童または生徒が現れた場合、円滑に再開することができる体制を構築するため、椛島小学校を福江小学校の分校とし、椛島中学校を福江中学校の分校とすることに伴い、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものであります。 8ページをお開きください。 議案第137号 五島市立幼稚園条例の廃止についてでありますが、本案は第3次五島行政改革大綱に基づき、五島市立福江幼稚園の経営を学校法人に移譲することに伴い、条例を廃止する必要があることから提案いたすものであります。 10ページをお開き願いたいと思います。 議案第138号 五島雇用機会拡充支援事業補助金審査委員会条例の制定についてでありますが、本案は雇用の増加に直接寄与する民間事業者等の創業または事業の拡大を支援するためにが交付する五島雇用機会拡充支援事業補助金に関し、補助金の交付の対象となる候補者を選定する審査委員会を、の附属機関として設置するため、提案いたすものであります。 制定の内容でありますが、全11条で構成しており第1条で審査会の設置について、第2条で審査会の所掌事務等について規定するほか、組織を構成する委員、委員の任期、委員長の職務、会議の方法等について、それぞれ規定をいたすものであります。 13ページをお開き願いたいと思います。 議案第139号 五島市営住宅管理条例の一部改正についてでありますが、本案は公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則の一部が改正されたことに伴い、条例において引用しているそれぞれの条文にずれが生じたため、所要の規定の整理を行う必要があることから提案いたすものであります。 14ページをお開きください。 議案第140号 五島道路占用料徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は道路法施行令の一部が改正され、国が徴収する国道の占用料の額等が見直されたことから、市道の道路占用料の額等についても同様に見直すため、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、第3条第5項において、占用面積等の端数処理方法を改めるほか、別表第1に規定する占用料の額を、議案表に記載のとおり改めるものであります。 次に、16ページをお開き願いたいと思います。 議案第141号 財産の処分について及び議案第142号 財産の無償譲渡については一括して御説明いたします。 これらの案は、五島市立養護老人ホーム松寿園の経営を社会福祉法人に移譲することに伴い、移譲先の法人に対し、当該施設の土地は売り払うこととし、建物及びその附属施設は老人福祉事業の安定的な運営に資するため無償で譲渡することとしたいが、予定価格が2,000万円以上で、面積が5,000平方メートル以上の土地の売り払いについては、地方自治法第96条第1項第8号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、また議案第142号の関係では財産を適正な対価なくして譲渡することについては、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、それぞれ議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、売り払いの対象となる財産、その相手方及び予定価格並びに無償譲渡の対象となる財産、その目的、相手方、条件及び期日につきましては、それぞれ議案に記載のとおりとなっておりますので説明は省略させていただきます。 次に、20ページをお開き願いたいと思います。 議案第143号 財産の減額譲渡についてでありますが、本案は五島市立福江幼稚園の経営を、学校法人に移譲するに当たり、移譲後の同園の安定的な運営及び幼児教育の充実を図るため、園舎を減額して譲渡することとしたいが、財産を適正な対価なくして譲渡することについては、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、減額譲渡の対象となる財産、その目的、相手方、条件、期日、減額する金額及び減額後の譲渡金額につきましては、議案表に記載のとおりとなっておりますので説明につきましては省略させていただきます。 次に、22ページをお開き願いたいと思います。 議案第144号 工事請負契約の変更についてでありますが、本案は平成28年7月25日に議決いただいた議案第65号 工事請負契約の締結についてを変更するもので、工事請負契約の変更については、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 緑丘小学校の校舎改築工事については、校舎等の建設と改修を現在行っておりますが、今回の変更は改修工事に伴うものが主なものでありまして、配線工事及び配管工事に伴う既存コンクリートの復旧等に係る経費、仮設の避難階段の設置に係る経費、劣化している外壁の改修に係る経費などが追加されたことに伴い、現在の工事請負金額8億1,896万1,840円に1,602万6,120円を追加し、8億3,498万7,960円に改めるものであります。 次に、議案第145号 久賀島観光交流拠点センターの指定管理者の指定についてから議案第152号 漁村センターの指定管理者の指定についてまでにつきましては、一括して御説明いたします。 これらの議案は、それぞれの条例に基づきまして、久賀島観光交流拠点センターほか22の公の施設の指定管理者を指定したいため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、指定を行う公の施設の名称、指定管理者及び指定の期間につきましては、それぞれの議案に記載のとおりとなっておりますので、説明につきましては省略させていただきたいと思います。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) △日程第44 議案第153号 平成29年度五島一般会計補正予算(第4号) から △日程第47 議案第156号 平成29年度五島診療所事業特別会計補正予算(第1号) まで、以上4件を一括して議題といたします。 議案第153号外3件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(山本強君) ただいま議題となりました議案第153号外3件について御説明申し上げます。 平成29年12月五島市議会定例会予算関係議案、平成29年度補正予算の1ページをお開き願います。 まず、議案第153号 平成29年度五島一般会計補正予算(第4号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億4,481万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を314億3,113万9,000円といたしております。 第2条では債務負担行為の補正を、第3条では地方債の追加変更を行っております。 6ページの「第2表 債務負担行為補正」をごらんください。 長崎県林業公社が、日本政策金融公庫から借り入れた利用間伐推進資金について、長崎県と市町で損失補償するための債務負担行為を設定しております。 7ページの「第3表 地方債補正」をごらんください。 農林水産業施設災害復旧事業費のほか1件を追加し、8ページでは、しま共通地域通貨事業費のほか13件の限度額を変更し、追加変更後の起債限度額を34億3,310万円としております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 11ページをお開き願います。 まず、歳入ですが13款分担金及び負担金では、8月末の集中豪雨により発生した農地の災害復旧に係る受益者負担金を追加し、児童保育事業の決算見込みにより、保育所入所負担金を減額調整しております。 15款国庫支出金は総額3,187万4,000円の追加計上で、民生費関係では実施事業の決算見込みに合わせて、障害者自立支援給付費、子どものための教育・保育給付費、子ども・子育て支援交付金などの財源調整をしております。 総務費関係では、離島活性化交付金の追加、地方創生拠点整備交付金の減額が主なものです。 土木費関係では、空き家活用促進事業費補助金の財源として社会資本整備総合交付金を追加補正しております。 12ページからの16款県支出金は、総額1億1,188万7,000円を追加計上しており、民生費関係では実施事業の決算見込みに合わせて、障害者自立支援給付費、子どものための教育・保育給付費、児童手当、子ども・子育て支援交付金、保育所等整備交付金、施設型給付費等事業費などを財源調整しております。 災害復旧費関係では、8月末の集中豪雨により発生した農林水産業施設災害復旧費に係る県負担金を追加計上し、農林水産業費関係では中山間地域等直接支払事業費、県家畜導入事業費、経営構造改善事業費などの追加計上が主なものであります。 13ページの19款繰入金は、今回の補正による剰余金と前年度繰越金の計上により、財政調整基金繰入金を4億7,362万5,000円減額し、補正後の今年度の財政調整基金取り崩しの予定額を1億円としております。 20款繰越金は8億6,718万3,000円を計上しており、内訳は繰上償還の財源としての4億7,760万5,000円と、財政調整基金繰入金との財源入れかえのための3億8,957万8,000円となっております。 21款諸収入は、使用済自動車等海上輸送費支援金を追加し、地域活性化支援事業費を減額調整しております。 22款債は、総額で8,330万円減額補正しており、各種事業の決算見込みに合わせて、過疎債、合併特例債、辺地債、災害復旧債などを補正しております。 次に15ページからの歳出ですが、2款総務費は5,048万7,000円の追加計上をしており、平成28年度事業の確定に伴う国県負担金及び補助金の精算返納金、産業廃棄物処理業務委託料、空き家活用促進事業費補助金の追加のほか、人件費の調整が主なものです。 18ページからの3款民生費は事務事業の決算見込みによる過不足額を総額で5,805万6,000円減額補正しており、減額の主なものは民間保育所等施設設備整備費補助金で、追加の主なものは障害者自立支援給付事業の訓練等給付費及び障害児通所給付費、介護保険事業特別会計への繰出金、児童福祉費関係の保育所運営負担金、認定こども園運営費負担金、児童手当、放課後児童クラブ事業運営費補助金となっております。 19ページからの4款衛生費は、使用済自動車等海上輸送費補助金と燃料費の追加計上と、新たなごみ処理施設建設の契約完了に伴う委託料と工事請負費の減額補正が主なもので、そのほかには人件費等の調整を行っております。 20ページからの6款農林水産業費は2億9,529万6,000円を追加計上しており、中山間地域等直接支払事業費補助金、五島食肉センター管理業務委託料、優良雌牛導入事業費補助金、家畜農協等有導入事業補助金、林業効率化機械等整備事業費補助金、経営構造改善事業費補助金、定置網漁業災害復旧対策事業費補助金の追加等が主なものであります。 22ページの7款商工費は総額857万円の追加で、新たな五島物産販売サイトのホームページ作成委託料、富江温泉センターなどの修繕料、外国人モニターツアー運営業務委託料、堂崎教会駐車場整備の工事請負費のほか、人件費の調整と財源の組み替えを行っております。 23ページからの8款土木費は人件費と辺地対策道路事業費の調整を行っております。 24ページからの9款消防費は人件費の調整となっております。 25ページからの10款教育費は3,596万7,000円を追加計上しており、留学生受入環境整備事業費補助金、黄島分校校舎等解体事業費、福江学校給食センター燃料費の追加が主なものです。 26ページの11款災害復旧費は、平成29年8月25日から26日の集中豪雨により災害が発生した農地2カ所、農業用施設1カ所の災害復旧経費を600万円計上しております。 12款公債費は、平成28年度の決算剰余金の2分の1相当額を繰上償還することとし、元利償還金を4億7,760万5,000円追加するほか、借り入れから10年後に利率を見直す方式で借り入れていた長期債の利率が下がったことにより、今年度の元利償還金を450万2,000円減額調整しています。 次に47ページをお開き願います。 議案第154号 平成29年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、第1条で事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,535万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を59億3,293万6,000円としております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 51ページをお開き願います。 平成29年4月から介護職員処遇改善加算が拡充されていることに伴い、訪問介護サービスを初めとする介護サービス給付費が増加していることから、上半期の実績をもとに決算見込みによる保険給付費の増額と人件費等の調整をするもので、3款国庫支出金は2,767万7,000円を追加し、4款支払基金交付金は2,400万6,000円を追加し、5款県支出金は998万4,000円を追加しております。 8款繰入金は、一般会計繰入金を974万1,000円追加し、基金繰入金を1,394万8,000円追加しております。 次に53ページの歳出ですが、1款総務費は人件費と備品購入費の調整で、2款保険給付費は訪問介護サービス等の利用実績の増加による介護サービス給付費を初め保険給付費全体で8,585万6,000円を追加し、3款地域支援事業費は人件費の調整を行っております。 次に58ページをお開き願います。 議案第155号 平成29年度五島後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ829万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を5億927万6,000円としております。 61ページをお開き願います。 平成29年度から保険料軽減割合の見直しが実施されていることに伴う決算見込みにより調整するもので、歳入の1款保険料を829万6,000円追加し、歳出の2款後期高齢者医療広域連合納付金に同額を追加計上しております。 次に62ページをお開き願います。 議案第156号 平成29年度五島診療所事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ51万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を7,017万8,000円としております。 65ページをお開き願います。 歳入の5款繰入金で一般会計繰入金51万2,000円を追加し、歳出の1款総務費で人件費の減額調整を行い、5款諸支出金では平成28年度事業の確定に伴う県補助金の精算返納金を追加計上しております。 以上で説明を終わります、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(谷川等君) お諮りいたします。 明7日は議案研究のため、休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(谷川等君) 御異議なしと認めます。よって、明7日は休会といたします。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明後日12月8日、午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。                        =午後零時01分 散会=...