五島市議会 > 2009-06-08 >
06月08日-01号

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  1. 五島市議会 2009-06-08
    06月08日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成21年  6月 定例会          平成21年6月五島市議会定例会会期日程表1 会期     6月8日~6月25日(18日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容6月8日月10:00本会議開会、会期決定、諸報告、議案上程、質疑、委員会付託、先議案件審査6月9日火 休会議案研究日6月10日水10:00本会議先議案件採決市政一般質問6月11日木10:00本会議市政一般質問6月12日金10:00本会議市政一般質問6月13日土 休会休会6月14日日 休会休会6月15日月10:00本会議市政一般質問6月16日火 委員会付託案件審査6月17日水 委員会付託案件審査6月18日木 委員会付託案件審査6月19日金 休会休会6月20日土 休会休会6月21日日 休会休会6月22日月 休会休会6月23日火 委員会付託案件審査(予算委員会)6月24日水 委員会議会運営委員会6月25日木10:00本会議委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、委員長報告、質疑討論、採決、閉会          平成21年6月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果20陳情19離島建設業の振興策に関する陳情平成2168結審監査報告1出納検査結果報告(平成21年2月分)平成2168報告監査報告2出納検査結果報告(水道事業会計・平成21年2月分)平成2168報告監査報告3出納検査結果報告(平成21年3月分)平成2168報告  行政調査報告について平成2168報告報告7専決処分の報告について(五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正)平成2168承認報告8専決処分の報告について(五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正)平成2168承認報告9専決処分の報告について(五島市職員の給与に関する条例の一部改正)平成2168承認報告10専決処分の報告について(五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正)平成2168承認報告11平成20年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書平成2168報告報告12平成20年度五島市国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書平成2168報告報告13平成20年度五島市交通船事業特別会計繰越明許費繰越計算書平成2168報告報告14平成20年度五島市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書平成2168報告報告15平成20年度五島市水道事業会計予算繰越計算書平成2168報告議案60財産の取得について平成21610原案可決監査報告財政援助団体等に対する監査(出資団体監査)平成21625報告監査報告5出納検査結果報告(水道事業会計・平成21年3月分)平成21625報告監査報告6出納検査結果報告(平成21年4月分)平成21625報告議案61五島市税条例の一部改正について平成21625原案可決議案62五島市国民健康保険税条例の一部改正について平成21625原案可決議案63五島市次世代育成支援行動計画策定委員会条例の制定について平成21625原案可決議案64五島市立社会福祉施設民間移譲先選定委員会条例の一部改正について平成21625原案可決議案65五島市農業振興協議会条例の一部改正について平成21625原案可決議案66工事請負契約の締結について平成21625原案可決議案67笠松宏有記念館の指定管理者の指定について平成21625原案可決議案68公有水面埋立てに関する意見について平成21625原案可決議案69公有水面埋立てに関する意見について平成21625原案可決議案70和解及び損害賠償の額の決定について平成21625原案可決議案71和解及び損害賠償の額の決定について平成21625原案可決議案72市道路線の廃止について平成21625原案可決議案73人権擁護委員の候補者の推薦について平成21625同意議案74人権擁護委員の候補者の推薦について平成21625同意議案75平成21年度五島市一般会計補正予算(第2号)平成21625原案可決議案76平成21年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)平成21625原案可決議案77平成21年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)平成21625原案可決議案78平成21年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)平成21625原案可決議会議案義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書平成21625原案可決請願義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願平成21625採択陳情1田部手川の整備についての陳情平成21625結審陳情2奥浦子供公園進入路の改善に関する陳情平成21625結審陳情3後川支流の河川工事の陳情平成21625結審陳情4吉久木シティーモール脇交差点拡張工事に関する陳情平成21625結審陳情5安全・安心な国民生活のため、国土交通省の地方出先機関の存続を求める陳情平成21625結審陳情6消波ブロック(テトラ)復旧工事に関する陳情平成21625結審陳情7黄島港護岸工事に関する陳情平成21625結審陳情8大浜地区、急傾斜地による危険箇所防止策に対する陳情平成21625結審陳情9スクールタクシーの運行についての陳情平成21625継続審査陳情10中心市街地活性化に関する陳情平成21625結審  交通網整備対策特別委員会の設置について平成21625設置  雇用対策調査研究特別委員会の設置について平成21625設置◯出席議員(22名)     1番 谷川 等君     2番 三浦直人君     3番 相良尚彦君     4番 木口利光君     5番 片峰 亨君     6番 網本定信君     7番 草野久幸君     8番 椿山恵三君     9番 柿森 誠君     10番 神之浦伊佐男君     11番 荒尾正登君     12番 村岡末男君     13番 宗 藤人君     14番 菊谷岩雄君     15番 江川美津子君     16番 向原安男君     17番 柿森弘幸君     18番 中村康弘君     19番 清川久義君     20番 古川雄一君     21番 林 忠男君     22番 熊川長吉君---------------------------------------◯欠席議員(0名)---------------------------------------◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者     市長             中尾郁子君     副市長            諸谷英敏君     会計管理者          手島仁助君     富江支所長          阿野謙吾君     玉之浦支所長         中村健一君     三井楽支所長         川尻廣之君     岐宿支所長          洗川正則君     奈留支所長          高島 豊君     総務課長           中野基樹君     豊かな島づくり市長公室長   赤尾邦幸君     企画課長           松野音幸君     情報推進課長         井野光憲君     財政課長           林  強君     文化推進室長         宮脇泰文君     水道局長           八尾久利君     建設課長           富山博彌君     管理課長           野口 博君     農林課長           長岡 仁君     水産課長           村中清志君     商工振興課長         東條一行君     観光交流課長         古川八寿男君     生活環境課長         福田良一君     税務課長           松本康英君     市民課長           橋口明敏君     社会福祉課長         里本長幸君     長寿介護課長         谷川與喜男君     健康政策課長         吉谷清光君     教育長            才津久高君     教育委員会総務課長      田端政義君     学校教育課長         藤田清人君     生涯学習課長         中里和彦君     監査委員           木戸庄吾君     監査委員事務局長       橋本平馬君     農業委員会事務局長      田尾正俊君     選挙管理委員会事務局長    岩谷 進君     消防長            谷川智彦君---------------------------------------◯議会事務局     局長             赤瀬 博君     次長             山田 栄君     議事係長           冨田信子君     書記             城山玲子君     書記             山田圭司君          平成21年6月8日(月)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3平成20年度 陳情第19号離島建設業の振興策に関する陳情総務委報告4 市政報告について 5 監査報告について 6 行政調査報告について 7報告第7号専決処分の報告について(五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正)総務委報告8報告第8号専決処分の報告について(五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正)同上9報告第9号専決処分の報告について(五島市職員の給与に関する条例の一部改正)同上10報告第10号専決処分の報告について(五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正)同上11報告第11号平成20年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書同上12報告第12号平成20年度五島市国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書同上13報告第13号平成20年度五島市交通船事業特別会計繰越明許費繰越計算書同上14報告第14号平成20年度五島市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書同上15報告第15号平成20年度五島市水道事業会計予算繰越計算書同上16議案第60号財産の取得について文教厚生委付託17議案第61号五島市税条例の一部改正について総務委付託18議案第62号五島市国民健康保険税条例の一部改正について文教厚生委付託19議案第63号五島市次世代育成支援行動計画策定委員会条例の制定について同上20議案第64号五島市立社会福祉施設民間移譲先選定委員会条例の一部改正について同上21議案第65号五島市農業振興協議会条例の一部改正について経済土木委付託22議案第66号工事請負契約の締結について文教厚生委付託23議案第67号笠松宏有記念館の指定管理者の指定について総務委付託24議案第68号公有水面埋立てに関する意見について経済土木委付託25議案第69号公有水面埋立てに関する意見について同上26議案第70号和解及び損害賠償の額の決定について総務委付託27議案第71号和解及び損害賠償の額の決定について経済土木委付託28議案第72号市道路線の廃止について同上29議案第75号平成21年度五島市一般会計補正予算(第2号)予算委付託30議案第76号平成21年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)文教厚生委付託31議案第77号平成21年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)同上32議案第78号平成21年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)総務委付託33請願第1号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願文教厚生委付託34陳情第1号田部手川の整備についての陳情経済土木委付託35陳情第2号奥浦子供公園進入路の改善に関する陳情同上36陳情第3号後川支流の河川工事の陳情同上37陳情第4号吉久木シティモール脇交差点拡張工事に関する陳情同上38陳情第5号安全・安心な国民生活のため、国土交通省の地方出先機関の存続を求める陳情総務委付託39陳情第6号消波ブロック(テトラ)復旧工事に関する陳情経済土木委付託40陳情第7号黄島港護岸工事に関する陳情同上41陳情第8号大浜地区、急傾斜地による危険箇所防止策に対する陳情同上42陳情第9号スクールタクシーの運行についての陳情文教厚生委付託43陳情第10号中心市街地活性化に関する陳情経済土木委付託                         =午前10時00分 開会= ○議長(熊川長吉君) 出席議員は定足数に達しました。 これより、平成21年6月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を、本日から6月25日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(熊川長吉君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から6月25日までの18日間と決定いたします。 なお、会期日程は、お手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 日程第2によって議長の報告をいたします。 去る4月1日、長崎病院企業団議会臨時会が長崎市で開催され、中村康弘同企業団議員とともに出席いたしました。 議会では、私が議長に選出され、病院企業団病院事業の設置等に関する条例など条例案23件、平成21年度企業団病院事業会計予算案外1件を原案どおり可決いたしました。 4月3日、長崎市で市議会議長会研修会があり、柿森弘幸副議長と出席いたしました。 4月7日、壱岐市において開催された長崎市議会議長会定期総会に出席いたしました。 総会では、平成20年度事務報告及び決算報告を承認し、平成21年度予算案を原案どおり可決した後、各市提出の25件の議題審議を行い、すべて原案どおり採択いたしました。 その後、九州市議会議長会定期総会への提出議題の審議を行い、各市提出の議題を「都市財政の充実強化について」、「西九州地域の交通網の整備促進について」及び「新過疎法の制定及び現行支援措置の維持について」の3議題に集約し、長崎13市共同提出議案として提出することに決定いたしました。 なお、当市提出の「離島航空路線維持対策の充実強化について」は、「西九州地域の交通網の整備促進について」の中に盛り込まれ、提出されることになりました。 役員改選では、会長に長崎市、副会長に佐世保市、監事に大村市と平戸市が選任されました。 次に、4月18日、長崎市において長崎病院企業団設立記念式典があり、出席いたしました。 次に、4月23日、大分市で開催された九州市議会議長会第84回定期総会に出席いたしました。 総会では、昨年度の定期総会以降就任された各市の新任議長紹介の後、平成20年度事務報告及び決算報告を承認いたしました。 引き続き役員改選を行い、会長に大分市、副会長に佐賀市を選任し、壱岐市、西海市とともに五島市も理事に選任されました。 次に、議事に入り、平成21年度予算を原案どおり可決した後、各提出の議題23件を審議し、いずれも原案どおり採択いたしました。 その後、理事会を挟んで全国市議会議長会定期総会への提出議題の審議に入り、正議案として「地域医療体制の充実について」、「日本の農業再生について」、「九州における高速交通網の整備充実について」の3件を、予備議案として「地方交付税の復元・増額について」を九州部会提出議題とすることに決定いたしました。 次に、5月26日から27日にかけて、東京都において九州市議会議長会理事会全国市議会議長会第85回定期総会及び長崎市議会議長会による長崎選出国会議員に対する合同陳情が開催され、出席いたしました。 総会では、藤田会長あいさつに次いで、内閣総理大臣代理、衆議院議長及び総務大臣の祝辞がありました。 次に、永年勤続議員の表彰並びに感謝状の贈呈が行われ、当市からは議員在職15年以上をもって古川雄一議員、谷川福美前議員が、10年以上をもって林 忠男議員、椿山恵三議員江川美津子議員、志内勝利前議員、以上6名の議員が表彰されました。 会議では一般事務報告及び会計報告並びに各委員会の活動報告を承認した後、議案審議を行い、九州部会提出の3議案を含めて25件の部会提出議案、「地方分権改革の推進に関する決議」外2件の会長提出議案をいずれも原案どおり可決いたしました。 合同陳情では、去る4月7日、壱岐市で開催された長崎市議会議長会定期総会で議決された各市提出の要望25項目について選出国会議員に対し早期実現方を強く要望いたしました。 5月29日、東京都において全国民間空港所在都市議会協議会定期総会が開催され、出席いたしました。 総会では、国土交通省航空局の空港部・計画課並びに環境・地域振興課の係官から「平成21年度国土交通省空港関係予算等について」それぞれ説明がありました。 続いて、議案審議に入り、平成21年度事業計画及び歳入歳出予算を原案どおり可決し、本年度の臨時総会を10月22日、青森市で開催することを決定し、閉会いたしました。 以上で議長の報告を終わりますが、詳細につきましては、事務局に関係書類を整備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 ただいまから、全国市議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。 受賞者の名前を事務局次長に読み上げさせますので、順次御登壇を願います。 ◎議会事務局次長(山田栄君) それでは、読み上げます。 議員在職15年、20番 古川雄一議員。 〔20番 古川雄一議員 登壇〕 ○議長(熊川長吉君)  表彰状                              五島市 古川雄一殿 あなたは、市議会議員として15年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第85回定期総会に当たり、本会表彰規定により表彰いたします。 平成21年5月27日                        全国市議会議長会会長 五本幸正 〔表彰状授与〕 〔拍手〕 〔20番 降壇〕 ◎議会事務局次長(山田栄君) 次に、議員在職10年、21番 林 忠男議員。 〔21番 林 忠男君 登壇〕 ○議長(熊川長吉君)  表彰状                              五島市 林 忠男殿 あなたは、市議会議員として10年、市政の振興に努められました。 以下同文でございます。 〔表彰状授与〕 〔拍手〕 〔21番 降壇〕 ◎議会事務局次長(山田栄君) 次に、議員在職10年、8番 椿山恵三議員。 〔8番 椿山恵三議員 登壇〕 ○議長(熊川長吉君)  表彰状                              五島市 椿山恵三殿 あなたは、市議会議員として10年、市政の振興に努められました。 以下同文でございます。 〔表彰状授与〕 〔拍手〕 〔8番 降壇〕 ◎議会事務局次長(山田栄君) 次に、議員在職10年、15番 江川美津子議員。 〔15番 江川美津子議員 登壇〕 ○議長(熊川長吉君)  表彰状                             五島市 江川美津子殿 あなたは、市議会議員として10年、市政の振興に努められました。 以下同文でございます。 〔表彰状授与〕 〔拍手〕 〔15番 降壇〕 ○議長(熊川長吉君) (登壇)ただいま表彰を受けられました4名の議員の皆様方に対し、議会を代表いたしまして一言お祝いの言葉を申し上げます。 このたび、皆様方は、全国市議会議長会会長から議員在職15年並びに10年のゆえをもちまして表彰されました。 今回の表彰は、合併前の各町議会議員の在職年数を通算いたしますと、一番長い方で25年という長い期間にわたり議員を務められ、地方自治の進展と住民福祉の向上に多大の貢献をなされたわけでございます。 今回の表彰は、皆様方の長年にわたる御功績によるものでありまして、心からお喜びを申し上げる次第でございます。まことにおめでとうございます。 我が五島市は、合併後丸5年を経過しようとしております。 この5年間を振り返ってみますと、議員の在任特例をめぐり議会内部で賛否両論が渦巻き、市民をも巻き込んだ大きな問題となりましたことは記憶に新しいところであります。 また、財政状況が厳しい状況にあったことから、市民の皆様にも辛抱していただきながら、市財政の健全化に向けた行財政改革の断行、市職員の定数及び給与の適正化、各種事業の見直しなど支出の削減を図るため、あらゆる立場から理事者に対し指摘、提言をするとともに、議会内部においても議員定数の削減及び報酬のカットなど、立場の違いを乗り越えて財政健全化という大きな名目のもとに一致点を見出してきました。 特に、大事業であるe-むらづくり事業たい肥センター整備事業については、完成後の施設の有効活用及び維持管理の適正化の観点から、議会においても厳しい議論が交わされたところであります。 このように、時には立場が違うこともありましたが、思う心は一つで、五島市の発展及び住民福祉の向上ということのみであります。 本市の置かれている状況は、まだまだ厳しいものがあり、多くの課題が残されております。 我々議員の任期は、本年2月の議員選挙を経まして始まったばかりでありますが、理事者と議員が知恵を出し合いながら、市民の皆様の暮らしが今よりも少しでもよくなりますよう最大限の取り組みをしてまいる所存であります。 本日表彰を受けられました議員の皆様方におかれましては、このたびの受賞を機に、なお一層の御尽力を賜りますよう祈念申し上げましてお祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。(拍手)(降壇) ○議長(熊川長吉君) なお、ただいま伝達を行いました議員のほかの谷川福美前議員、志内勝利前議員のお二人には、議長において伝達を済ませております。 次に、受賞者を代表して、古川雄一議員から謝辞を述べたいとの申し出があっておりますので、これを許します。 ◆20番(古川雄一君) (登壇)受賞者を代表いたしまして、一言お礼の言葉を申し上げます。 ただいま、全国市議会議長会会長から、私古川が議員在職15年、また、林議員、椿山議員、江川議員が議員在職10年のゆえをもちまして表彰状並びに記念品をちょうだいいたしました。本当に身に余る光栄でございます。 また、議会を代表いたしまして、熊川議長から丁重なるお褒めのお言葉を賜り、心から厚くお礼申し上げる次第でございます。 今回の永年勤続表彰は、私の場合、町議会議員の在職期間を2分の1で計算するということでありまして、昨年は計算上14年の在職ということで、勤続10年の表彰を受けたところであり、引き続き今回は15年の表彰ということでございます。 また、林議員、椿山議員、江川議員におかれましては、旧福江市から市議会議員として議員在職10年の表彰でございます。 さて、私どもが町政・市政に参画させていただきましてから、今日まで議員としての職務・職責を務めることができましたのも、市民の皆様、理事者の皆様、議員の皆様並びに関係各位の長年にわたる格別の御指導、御協力のたまものでございまして、衷心より厚くお礼申し上げます。 平成16年8月、下五島1市5町は合併いたしました。この五島市が、私どものふるさとであります。今後とも、微力ではありますが、市民福祉の向上と五島市発展のため、より一層の精進をいたす覚悟でございます。 関係各位におかれましては、今後とも変わらぬ御支援と御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 甚だ簡単ではございますが、多くの皆様に心から感謝を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)(降壇) ○議長(熊川長吉君) 以上で伝達式を終わります。 △日程第3 平成20年度陳情第19号 離島建設業の振興策に関する陳情 を議題といたします。 去る3月定例会において、総務委員会へ閉会中の継続審査を付託しておりました平成20年度陳情第19号につきましては、総務委員会から審査の結果が報告されております。 その結果は、お手元に印刷配付しております陳情処理結果表のとおりであります。 この陳情は、総務委員会の報告に基づき、議長において適切に措置することにいたします。 △日程第4 市政報告について 市長から、市政報告について発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(中尾郁子君) (登壇)おはようございます。 初めに、ただいま、全国市議会議長会から永年勤続表彰をお受けになられました古川雄一議員、林 忠男議員、椿山恵三議員江川美津子議員に対しまして、心からお祝いを申し上げます。まことにおめでとうございました。 このたびの御受賞は、皆様方が長年にわたり議会議員としての御活躍をされ、地方自治の発展のために尽くされた御功績によるものでございまして、深甚なる敬意を表する次第でございます。 どうか皆様には、健康にはくれぐれも御留意をされまして、今後も市政のさらなる発展のために、なお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。 本当におめでとうございました。 さて、本日ここに、平成21年6月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御健勝にて御出席を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など、重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして市政運営の概要を御報告申し上げます。 まず初めに、平成20年度の決算見込みについて御報告いたします。 一般会計の決算見込みでありますが、歳入が267億6,100万円、歳出が258億8,900万円で、歳入歳出差し引きが8億7,200万円となっております。 なお、繰越明許によります翌年度に繰り越すべき財源が4億3,800万円ありますので、これを控除した実質収支は4億3,400万円となっております。 次に、特別会計12会計の総額は、歳入が145億3,000万円、歳出が143億7,300万円で、歳入歳出差し引きが1億5,700万円となっております。 平成20年度の財政運営につきましては、必要な事業費を確保しつつ、財政健全化計画に基づきまして、各事務事業の調整と効率的な執行に努めてまいりました。 これもひとえに市議会や市民各位の深い御理解と御協力のたまものと存じ、深く感謝申し上げます。 今後とも、限られた財源の重点配分と経費節減、支出の効率化を徹底し、節度ある財政運営に努めてまいりたいと存じます。 次に、水道事業会計の決算見込みについて御報告をいたします。 平成20年度は、降雨に恵まれ、年間を通して滞りなく給水を行うことができました。 経理状況では、まず、収益的収入及び支出において、事業収益5億2,811万円に対し、事業費用は5億2,592万円で、差し引き219万円の当年度利益となっております。 次に、資本的収入及び支出では、収入額4億929万円に対しまして、支出額9億1,269万円で、差し引き5億340万円の不足を生じましたので、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,339万円、減債積立金120万円、建設改良積立金1,600万円及び過年度分損益勘定留保資金4億7,281万円で補てんをいたしております。 なお、主な建設改良事業といたしましては、三尾野地区ライフライン整備工事並びに富江地区高度浄水施設整備工事や県道・市道の改良に伴う配水管の布設工事等を実施をし、住民に対する供給サービスの安定と向上に努めてまいりました。 次に、今月21日に開催されますアイアンマン大会につきまして御報告をいたします。 アイアンマン大会につきましては、五島保健所新型インフルエンザ地域対策協議会の申し入れを踏まえまして、大会実行委員会において慎重に検討を行いました。その結果、国やのガイドラインを参考として、大会運営のあり方を大幅に見直すことにより、医療関係者、市民皆様の御理解を得ながら開催することを5月29日に決定をいたしました。 基本的方針としては、市民の健康、安全・安心を第一に考えて、今後の国内外の感染状況によっては、同協議会と相談の上、大会の緊急中止・打ち切りも含め、適切に対処することといたしております。また、選手・関係者の健康状況をチェックをし、的確な処置を行うために「健康管理センター」の設置、各会場へのメディカルキットの配備、十分なタミフルの確保、高校生ボランティアの取りやめ、競技説明会、パーティーなどの廃止・縮小、選手とボランティアスタッフの接触業務の見直しなど、予防策を実施してまいります。 この決定に先立ち、5月27日には私自身で県庁及び長崎大学医学部を訪問をいたしまして、相談と協力要請を行いました。金子知事や松山医学部長からは、積極的に応援するとの温かい言葉をいただきました。 第9回となります今年の大会の最終申込者は1,179名で、昨年より133名増加をしており、地元からの参加選手も32名で過去最高となっております。このような状況下であればこそ、元気に、そして親切に選手の皆様をお迎えし、応援したいと考えているところでございます。 議員の皆様、市民の皆様の御協力、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、景気・雇用対策について御報告をいたします。 厳しい経済情勢を反映いたしまして、平成20年度の県内の有効求人倍率は0.53となりました。このうち、五島公共職業安定所管内においては0.35で、県下10ヵ所の公共職業安定所中7位でありますが、本年4月の有効求人倍率を見ると0.26と低下をいたしております。 このため、2月補正の地域活性化・生活対策臨時交付金事業及び5月の臨時会で議決をいただきました緊急雇用対策事業等につきましては、早期執行に努めているところであります。また、5月29日に成立いたしました国の第1次補正予算に伴う地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業につきましては、国の方針に沿って現在取りまとめを急いでいるところであり、できるだけ早く議会に提案したいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、定額給付金の支給状況について御報告をいたします。 定額給付金につきましては、3月30日に金融機関への振り込みを開始をし、6月5日現在、支給件数は2万488件、支給総額が6億8,712万円で、進捗率は98.8%となっております。 まだ申請書を提出されていない方に対しましては、電話や文書によりまして個別に申請書が到着しているかどうかの確認及び申請される方につきましては早目の申請をお願いしているところでございます。 次に、行政改革について御報告をいたします。 平成17年10月に策定をいたしました五島市行政改革大綱は、市が担うべき役割の重点化、効率的な組織づくり、財政運営の健全化を基本方針として、これまで一定の成果を上げてまいりましたが、この大綱は平成17年度からの5ヵ年計画であり、本年度が最終年度となっております。 このため、これまでの進捗状況を点検するとともに、22年度から始まります新たな行政改革大綱を本年度中に策定するため、去る5月29日、民間の委員10名で構成する行政改革推進委員会を設置をし、第1回目の会議を開催いたしました。 今後、毎月1回程度のペースで委員会を開催し、委員会の答申をもとに大綱素案を取りまとめまして、12月ごろに議会へ御報告をして、御意見をいただいた後、新たな行政改革大綱を策定したいと存じておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、市ととの執務室の共同化について御報告をいたします。 さきの臨時会で御報告申し上げましたとおり、5月中に関係する部署の移転を完了し、6月1日からとの執務室の共同化を実施をいたしております。 執務室の共同化につきましては、関係団体への説明会を初め、広報紙やごとうチャンネル、ホームページ及び各施設へのポスター掲示等によりまして、市民の皆様へ周知をいたしております。 本市におきましては、これまでの合併支援策の一環として、農林水産部門を初め、各分野に複数の職員を派遣いただき、大きな貢献をいただいてきております。今後は、この執務室の共同化により、が持つ専門的な知識と、市が持つ地元情報の連携を強化をして、地域の課題にと市が一体となって取り組む体制を構築し、住民サービスのさらなる向上を目指してまいります。 次に、職員採用の前倒し実施について御報告いたします。 本市の一般行政職の採用につきましては、財政健全化や定員適正化の取り組み期間中であることから採用を控えてきたところでありますが、年齢構成のひずみを解消すること及び雇用の場の確保を目的といたしまして、本年度4月1日に4年ぶりに5名の新規採用を行ったところでございます。 22年度においても、若干名の職員採用を計画いたしておりますが、即戦力のある人材確保の必要性、現下の深刻な雇用状況を考慮いたしまして、職場の活性化と市民サービスの向上を図るために、社会人枠を設け前倒し採用を実施することといたしました。 具体的には、民間のノウハウや経営感覚、斬新な発想を取り入れるために、民間企業での実務経験を有する19歳から28歳までの「社会人枠」を募集の対象として、採用予定日を本年10月1日、採用予定人員は若干名といたしております。既に募集は締め切っておりますが、72名の応募があっております。 次に、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録推進について御報告いたします。 本年3月、長崎市において世界遺産関係の海外専門家を招いての国際シンポジウムが開催されました。 シンポジウムにおきましては、「世界遺産としての価値と評価基準の適合について」の意見交換が行われ、専門家からは「海外の事例との比較の重要性」・「評価基準適合内容」など、今後検討が必要だと思われる事項について助言をいただいております。 と関係市町では専門家の方々の意見を踏まえ、今後の方向性などについて協議を重ね、課題解決に向けて歩調を合わせて取り組んでいくことといたしております。 次に、モンパルナス構想の事業の推進について御報告いたします。 「笠松宏有記念館」につきましては、指定管理者の選定を終えまして、本定例会に関係議案を提出させていただいておりますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 また、旧船廻小学校校庭に築造いたしておりました陶芸の穴窯も3月末に完成いたしまして、7月4日に初窯の火入れを予定をいたしております。 現在、「陶芸の会」が組織をされまして、作品づくりが進んでおりますが、会員でない方も気軽に作品づくりに参加できるような場を提供してまいります。 次に、繁忙期における市民課窓口の対応について御報告いたします。 市民課では、「よりよい窓口サービスの実現」に向けて関係各課との連携のもとに、異動シーズンの3月28日、29日、4月4日、5日の土曜、日曜を試行的に開庁いたしました。期間中、221件の取り扱い件数がございまして、内訳は市民課163件、関係各課58件でございました。 今までは、繁忙期の平日は混み合い、待ち時間も長く、市民の皆様に大変御迷惑をおかけしておりましたが、土曜、日曜の4日間を開庁したことで混雑も緩和されたことと考えております。 今回の試行を踏まえまして、今後も総合的に窓口のあり方を検討いたしまして、市民の利便性の向上を図ってまいります。 次に、国民健康保険による特定健康診査、特定保健指導について御報告をいたします。 この取り組みは、平成20年度より開始されまして、生活習慣病が発症する以前の段階で異常を発見し、生活習慣改善のための指導を行うことで、市民の健康増進と医療費の抑制を図ることを目的として実施されているものでございます。 特定健診は、地域の公民館などの会場で実施した集団健診と市内の医療機関で受診する個別健診の主に2つの方法で行い、4,319人の方が受診されました。 この結果、受診率は35.8%となり、国が定めました平成20年度の受診率の目標であります30%以上を達成することができました。 医師会を初め、関係各位の御理解と御協力に感謝申し上げます。 また、受診者のうち、生活習慣の改善に向けた指導が必要とされる特定保健指導の対象者は776名となっており、この方々へは受診後の生活習慣の改善に向けた指導を行うことにいたしておりますが、その指導の実施割合は57.2%となっております。 平成21年度におきましても、各地域の公民館、集会所など51会場、延べ42日間の日程で実施する集団健診と、病院、診療所など医療機関での個別健診とをあわせて実施をし、平成21年度の受診率目標であります40%以上の達成に向け、関係各位の御協力もいただきながら取り組んでまいりたいと存じます。 次に、新型インフルエンザ対策について御報告いたします。 6月7日現在、国内での感染者数は、16都府県416名となっております。新型インフルエンザは、弱毒性ということでありますが、感染力は強く、感染拡大の予防のために、なお注意をする必要があります。 そこで、本市におきましては、6月2日、感染症の専門家であります長崎大学病院、感染制御教育センター 安岡 彰教授をお招きをいたしまして、市内の医療従事者、行政の関係者を対象に新型インフルエンザの対策を学ぶ講演会を開催いたしました。 安岡教授のお話では、新型インフルエンザは従来の季節性インフルエンザと大きな違いはないということで、冷静な対応をということでありました。 また、抗ウイルス薬のタミフルやリレンザが有効であり、感染者の隔離、学校の休校、地域住民の衛生行動などで終息に向かっているとのことでありましたが、冬場に流行する可能性があるため、今後とも引き続き注意が必要であるとのことでありました。今後とも、情報の収集に努め、迅速に対応してまいります。 次に、医療体制あり方検討委員会について御報告をいたします。 離島医療圏組合につきましては、本年4月1日に公営企業法を全部適用した「長崎病院企業団」へと改組されまして、4月18日には長崎市において企業団設立記念式典が行われたところでございます。 五島市におきましては、人口減少と高齢化の進展、企業団の設立など、環境の変化を踏まえ、昨年7月に「五島市医療体制のあり方検討委員会」を設置をし、検討してまいりましたが、去る3月末に中間報告書が提出されました。 この報告書では、①五島中央病院、富江病院、奈留病院は、当面の間は現状の体制を維持しつつ、公立病院に対する国の財政支援策などを踏まえて、一層の経営努力を図る必要がある。②市直営の4診療所(久賀、伊福貴、玉之浦、三井楽)につきましては、運営形態や診療所相互及び企業団病院との連携の強化などを検討していく必要がある。③安定的な医療提供体制とするためには、医療従事者の確保と人材養成が不可欠であり、この意味で、五島中央病院内の離島医療研究所は大きな意義を有しており、その充実を図るなど、大学との協力関係を今後も不断に構築していくことが必要である。そのようなことを報告されました。 今後、引き続き各方面からの意見を踏まえた上で、本年7月に最終報告書を取りまとめる予定となっております。 次に、5月9日、10日の両日、開催されました第6回長崎ねんりんピックの結果について御報告いたします。 五島市からは、老人クラブ連合会の予選会で選ばれましたゲートボール、ペタンクのチームや個人参加の方々87名が7種目の競技に参加をいたしました。 成績はそれぞれの競技において大変優秀な成績をおさめられまして、特にペタンクで優勝した本山地区の「明友会C」チーム、ゲートボールで総合2位になった本山地区の「高田会」チームは、9月に北海道で開催されますねんりんピック全国大会に出場することとなりました。 また、わのわリングでは、福江地区の「天寿会」チームが優勝いたしておりますが、全国大会での開催種目ではないとのことでございます。 高齢者が健康増進や生きがい高揚のため、スポーツを取り入れることは大変有効であると存じておりまして、ねんりんピック全国大会出場はその目標でもあると思います。市といたしましては、参加費用の一部を助成するため、今議会に関係予算を計上いたしておりますので、よろしく御審議をいただきますようお願いいたします。 次に、つばき振興対策について御報告をいたします。 平成19年10月に「五島市椿510万本植栽推進委員会」を立ち上げ、椿の花と実を貴重な地域資源として地域活性化に役立てることはできないか検討してまいりましたが、その指針とするため、このたび平成25年度を目標年度とした「五島市つばき振興計画」を策定いたしました。 今後この計画に沿って椿を活用した地域活性化へ取り組むため、4月20日には「五島市重点施策推進本部」を立ち上げ、関係各課が連携して取り組んでいくことといたしました。 また、五島市椿園については、5月に国際ツバキ協会に対しまして「国際優秀椿園」として認定していただくよう申請いたしましたが、このたび、この五島市が出しました申請書は10項目の基準をすべて満たしているとの連絡を受けました。最終決定は、国際ツバキ協会理事会で行われますが、申請書に記載した項目の一部が未整備でございますので、認定を目指して、さらに努力をしてまいります。 次に、農林課におきまして、つばき振興策及び耕作放棄地解消の対策として、耕作放棄地への椿植栽を進めておりますが、当初計画いたしておりました20ヘクタールにつきましては、市民の皆様の御協力により目標を達成いたしたところでございますが、市民の皆様からはさらなる植栽希望が上がっており、今後も交付金事業等を活用して計画的に植栽を進め、平成23年度までに50ヘクタールの耕作放棄地解消を図ることといたしております。 次に、農林行政について御報告をいたします。 11年の歳月をかけまして実施をしてきました下崎山地区の県営畑総事業が、本年3月をもって完了いたしました。今後、下崎山地区につきましては、担い手農家13名を中心に農地集積を図り、基幹作物である葉たばこ、肉用牛、バレイショ等の生産性向上と農業経営の安定を図ってまいります。 また、6年にわたる富江山手地区の圃場整備事業につきましても、本年3月をもって完了いたしました。富江山手地区につきましては、基盤整備により乾田化が図られ、飼料作物や契約野菜の生産も可能となり、今後は稲作中心から園芸作物等を組み入れた複合経営による営農の確立を図ってまいります。 次に、水産行政について御報告をいたします。 平成20年12月に用途廃止を行いました旧玉之浦水産物加工処理施設につきましては、有効活用を図るため、玉之浦地区の定置網漁業者に漁具倉庫として使用許可をいたしました。 不要となりました加工機器類につきましては、本年3月と5月に競売を実施し、すべて処分をいたしました。合計金額は259万4,000円となりました。今後は、間仕切り及びボイラー室など付属建物の撤去を行う予定といたしております。 次に、4月24日に発生をいたしました奈留町漁協所属のまき網船の座礁、沈没事故について、その後の経過を御報告いたします。 5月31日に220トンクラスの起重機船による引き揚げ作業が行われましたが、引き揚げ時に船体のひび割れ部分から海水が流入した関係から、重量が増して危険であるとの判断から作業は中止されました。 今後は、引き揚げ重量400トンクラスの起重機船を調達して改めて引き揚げを行う予定とのことでございます。 次に、「海フェスタ」について御報告をいたします。 「海フェスタ」は、海の恩恵に感謝し、海洋国・日本の繁栄を願うとともに「海事思想の普及・啓発」を目的としまして、平成15年度から実施されておりまして、平成22年度は、長崎市をメーン会場として、五島市、新上五島町の2市1町で行われる予定であります。 長崎市からは、離島らしい「海フェスタ」とするため、五島市及び新上五島町と連携しての開催にしたいとの呼びかけがあり、全国に「五島列島」をアピールできる絶好の機会ととらえお受けした次第であります。 今後、2市1町で協議会を設置をして、イベントの内容を検討してまいりますが、交流人口の拡大や地域活性化につながるよう、島の魅力が十分に発揮されるような計画にしてまいります。 なお、地元有志による長崎五島灘100キロ遠泳横断リレー大会が、来る7月24日から26日にかけて実施されます。この大会は、美しい五島灘を舞台に地域の人々へ「夢」、「希望」、「元気」を与えることを目的としており、五島からの情報発信にもなることから、市といたしましては、「海フェスタ」のプレイベントと位置づけ、同大会実行委員会に対して積極的に支援してまいります。 次に、新聞で報道されました道路用地についての登記手続の未処理問題及び固定資産税の賦課・徴収の問題について御報告をいたします。 本件は、旧大浜村が計画をし、旧福江市が昭和31年前後に実施をした道路整備に関し、道路用地として市が買収したにもかかわらず、分筆及び所有権移転の登記手続がなされないまま、昭和33年ごろに県道として移管したため、固定資産税の賦課・徴収が行われてきたというものでございます。 今回問題となっている土地の地権者に対しましては、副市長が先般お会いをいたしましておわびを申し上げ、市において測量・分筆等の登記手続を行うこと、あわせて課税台帳の訂正を行い、地方税法及び「五島市固定資産税等過誤納金に係る返還金支払要綱」に基づいて対応させていただきたい旨の説明をしたところでございます。 なお、当該路線につきましては、今回明らかになった土地のほかにも、数十件の同様の問題があるとの指摘がなされております。本市におきましては、昭和37年の福江大火により市役所を初め関係書類が焼失をしたため、未処理のまま放置されてきたのがほかにもあるのではないかと推測されます。 市といたしましては、今回の問題を真摯に受けとめ、庁内の関係部署による連絡会議を立ち上げ、他の路線についても課税台帳との関係の確認、点検、未登記物件の早期処理など必要な措置を講じてまいります。 次に、第69回国民体育大会五島市準備委員会について御報告をいたします。 平成21年3月30日に官民130団体で構成されます第69回国民体育大会五島市準備委員会の設立総会及び第1回総会を開催いたしました。 総会では、役員体制、平成21年度の事業計画、今後の基本方針等が協議・決定されました。 なお、準備委員会の立ち上げは、長崎県内では初めてでございまして、今後とも万全の体制で準備を進めてまいります。 次に、福江地区成人式の日程変更について御報告いたします。 福江地区の成人式につきましては、例年、「成人の日」前の日曜日に開催いたしておりましたが、新成人へのアンケート結果などによりますと、新成人の皆様の多くが正月休みに帰省し、一たん学校や職場に戻り、再び成人式で帰省するということでございまして、経済的、時間的に多大の負担をかけることになっており、「正月休み期間中に実施できないか」との意見が多数寄せられておりました。 このような状況の中、一人でも多くの新成人が成人式に参加できるようにし、本人や親の負担を軽減させるためにも、来年の成人式から、1月4日に実施することといたしましたので、市民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 最後に、職員の交通事故にかかわる懲戒処分について御報告をいたします。 事故及び処分の概要につきましては、去る5月29日にファクスによりまして既に議員の皆様にお知らせしたところでございますが、本日改めまして報告並びにおわびを申し上げます。 本件は、4月2日、玉之浦支所の職員が公用車で玉之浦支所から市役所に移動中、主要地方道玉之浦大宝線の路上において、カーブを曲がりきれずガードレールに衝突し、ガードレール及び公用車を損傷したものであります。 この事故は、当該職員の不注意によるものでありますことから、5月28日付で戒告処分とするとともに、管理監督責任者である玉之浦支所総務課企画課長を厳重注意といたしました。 これまでも職員の綱紀の粛正については、あらゆる機会をとらえ周知徹底してきたところでございますが、このような事故が発生し、市政を預かる者といたしましてまことに申しわけなくおわびを申し上げます。 なお、本件における損害賠償の額の決定等につきましては、本定例会に提案させていただいておりますので、御審議のほどをよろしくお願いを申し上げます。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案をいたします議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして28件となっております。何とぞ慎重に御審議を賜り、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。(降壇)
    ○議長(熊川長吉君) ただいまの市政報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第5 監査報告について 監査委員から、平成21年2月分、3月分の一般会計、特別会計出納検査2件、平成21年2月分の水道事業会計出納検査1件、合計3件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第6 行政調査報告について 市議会だよりの編集発行に関する議会広報特別委員会の行政調査につきましては、調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。今後の議会広報活動に反映されるよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎事務局長(赤瀬博君) 朗読いたします。                                21五総第515号                               平成21年6月8日 五島市議会議長様                              五島市長 中尾郁子          議案の送付について 平成21年6月8日招集の平成21年6月五島市議会定例会に、議案第60号 財産の取得について外27件を別添のとおり送付します。 以上です。 ○議長(熊川長吉君) △日程第7 報告第7号 専決処分の報告について(五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正) から △日程第10 報告第10号 専決処分の報告について(五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正) まで、以上4件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。報告第7号外3件は、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(熊川長吉君) 御異議なしと認めます。よって、報告第7号外3件は、委員会の付託を省略することに決しました。 報告第7号外3件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中野基樹君) おはようございます。 ただいま議題となりました各案件について御説明を申し上げます。 報告第7号 五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について、報告第8号 五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について、報告第9号 五島市職員の給与に関する条例の一部改正について及び報告第10号 五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正については、いずれも専決処分の報告でございます。 専決の理由でございますが、人事院において、昨年来の世界的な金融危機を発端とした景気の急速な悪化に伴い、民間企業の夏季一時金の減少が見込まれることから、本年6月に支給される国家公務員の期末及び勤勉手当について、暫定的な措置として支給月数の一部を凍結することが適当であるとの勧告がなされました。 五島市ではこの勧告を尊重し、議員及び市長、副市長、教育長並びに一般職員に係る夏季一時金の支給については、人事院の勧告どおり減額実施したいが、実施にあっては基準日であります平成21年6月1日までに関係条例について改正を行う必要が生じたことから、これらにつきましては、特に緊急を要するため市議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、同年5月29日付で専決処分したものでございます。 専決処分につきましては、同条第3項において、議会に報告し、承認を求める必要があることから提案をいたすものでございます。 改正の内容でございますが、報告第7号 五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について及び報告第8号 五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正については、いずれも「期末手当の特例」について規定する附則において「平成17年12月1日から平成19年12月31日までの間」を「平成21年6月」に、「100分の175」を「100分の160」に、「100分の170」を「100分の145」に改めるものでございます。 次に、報告第9号 五島市職員の給与に関する条例の一部改正については、附則第10項の次に附則第11項「期末手当及び勤勉手当の特例」に関する規定として「平成21年6月に支給する期末手当及び勤勉手当に関する第29条第2項及び第3項並びに第32条第2項の規定の適用については、第29条第2項中「100分の140」とあるのは「100分の125」に、同条第3項中「「100分の140」とあるのは「100分の75」」とあるのは「「100分の125」とあるのは「100分の70」」と、第32条第2項第1号中「100分の75」とあるのは「100分の70」と、同項第2号中「100分の35」とあるのは「100分の30」とする。」を加えるものでございます。 次に、報告第10号 五島市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正については、附則第2項を「期末手当の特例」に関する規定として「平成21年6月に支給する期末手当に関する第7条第7項の規定の適用については、同項中「「100分の160」と、」とあるのは、「「100分の145」と、」とする。」に改め、附則第3項を削るものでございます。 なお、これらの条例の適用関係でございますが、附則において公布の日である平成21年5月29日から施行したものでございます。 以上で説明を終わりますが、御承認賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(熊川長吉君) 各案件に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 採決は一括して行います。 報告第7号外3件は、承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(熊川長吉君) 御異議なしと認めます。よって、報告第7号外3件は、承認されました。 △日程第11 報告第11号 平成20年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書 から △日程第15 報告第15号 平成20年度五島市水道事業会計予算繰越計算書 まで、以上5件を一括して議題といたします。 報告第11号外4件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(林強君) それでは、ただいま議題となりました報告第11号 平成20年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書外3件について御説明申し上げます。 別冊の報告第11号 平成20年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書の1ページをお願いいたします。 繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 繰越明許費の内容でございますが、2款総務費、1項総務管理費で、執務室の共同化に係る移転事業外7件の事業費8億576万3,000円のうち3億8,414万4,102円を、3款民生費、1項社会福祉費で、AED購入に係る国民健康保険事業特別会計(直営診療施設勘定)への繰出金94万2,000円全額を、2項児童福祉費で、子育て応援特別手当給付事業外1件の事業費2,220万5,000円のうち558万9,862円を、4款衛生費、1項保健衛生費で、福祉保健施設AED設置事業外2件の事業費1,523万6,000円全額を、2項清掃費で、玉之浦焼却施設解体撤去事業費2,664万5,000円のうち1,784万5,000円を、3項上水道費で、市道崎山79・81号線配水管布設事業などに係る上水道施設整備事業費7,400万円全額を、2ページの4項簡易水道費で、市道殿口線配水管布設替事業などに係る簡易水道事業特別会計繰出金9,730万円全額を、6款農林水産業費、1項農業費で、強い農業づくり交付金事業外19件の事業費3億3,230万2,000円のうち3億2,600万5,000円を、3ページの2項林業費で、遊休農地解消対策(椿植栽)事業外2件の事業費2,742万2,400円のうち2,382万2,400円を、3項水産業費で、奈留水産加工場床改築事業外6件の事業費4億3,877万4,000円のうち2億4,846万4,000円を、7款商工費、1項商工費で、嵯峨島渡船待合所整備事業外4件の事業費7,710万2,000円全額を、4ページの8款土木費、2項道路橋りょう費で、市道泊・奈木線のり面補修事業外16件の事業費4億3,328万8,000円のうち1億3,538万9,200円を、4項港湾費で、富江港港湾整備事業外1件の事業費1,125万円全額を、5ページの5項都市計画費で、市道奥町木場町線(松山工区)改良事業外1件の事業費2億3,844万円のうち1億320万円を、6項住宅費で、第2三番町住宅給水管整備事業外2件の事業費1,150万4,000円全額を、7項地すべり対策費で、県営事業の伊福貴地区地すべり対策事業費350万円全額を、9款消防費、1項消防費で、消防資機材整備事業外2件の事業費2,910万6,000円全額を、10款教育費、2項小学校費で、雨通宿分校用地現況測量業務委託事業外5件の事業費6,056万6,000円全額を、3項中学校費で、中学校AED設置事業外2件の事業費964万4,000円全額を、6ページの4項幼稚園費で、富江幼稚園園舎改修事業外1件の事業費1,528万9,000円全額を、5項社会教育費で、福江城城門保存整備事業外6件の事業費3,113万円全額を、6項保健体育費で、体育施設AED設置事業外1件の事業費1,995万9,000円全額を、13款諸支出金、1項公営企業費で、市営交通船へ設置するAED購入に係る交通船事業特別会計繰出金141万2,000円全額を、いずれも平成20年度中に納品、または完成する見込みがないため、必要額を平成21年度に繰り越して使用するものでございます。 次に58ページをお開き願います。 報告第12号 平成20年度五島市国民健康保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書でありますが、繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 繰越明許費の内容でございますが、平成20年度国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金活用事業として、直営診療施設勘定の2款医業費で、玉之浦診療所及び三井楽診療所へAEDを設置する経費94万2,000円全額を、平成20年度において納品する見込みがないため、必要額を平成21年度に繰り越して使用するものでございます。 次に61ページをお開き願います。 報告第13号 平成20年度五島市交通船事業特別会計繰越明許費繰越計算書でありますが、繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 繰越明許費の内容でございますが、平成20年度国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金活用事業として、1款交通船事業費で、富江、玉之浦及び奈留交通船へAEDを設置する経費141万2,000円全額を、平成20年度において納品する見込みがないため、必要額を平成21年度に繰り越して使用するものでございます。 次に64ページをお開き願います。 報告第14号 平成20年度五島市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書でありますが、繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 繰越明許費の内容でございますが、平成20年度国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金活用事業として、1款水道総務費で、奈留地区における飲料水異臭対策としての水質改善装置購入経費380万円全額を、2款建設費で、市道殿口線外3ヵ所の配水管布設替事業費9,350円全額を、いずれも平成20年度において納品、または完成する見込みがないため、必要額を平成21年度に繰り越して使用するものでございます。 報告第15号につきましては、水道局長が説明しますのでよろしくお願いいたします。 ◎水道局長(八尾久利君) 続きまして、報告第15号 平成20年度五島市水道事業会計予算繰越計算書についての説明を申し上げます。 本件につきましては、平成21年2月17日可決の平成20年度五島市水道事業会計補正予算(第3号)に計上しておりました地域活性化・生活対策臨時交付金事業を、地方公営企業法第26条第1項の規定により、平成21年度に繰り越したので、同条第3項の規定によりまして、平成20年度五島市水道事業会計予算繰越計算書により報告するものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(熊川長吉君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 報告第11号外4件は、これを受けとどめることにいたします。 △日程第16 議案第60号 財産の取得について から △日程第28 議案第72号 市道路線の廃止について まで、以上13件を一括して議題といたします。 議案第60号外12件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中野基樹君) ただいま議題となりました各案件について提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、議案第60号 財産の取得についてでありますが、本案に係る財産の取得は、自動体外式除細動器、いわゆるAED75台外2点の購入に係るものでございまして、五島市の医療機器登録業者のうち、市内に本店又は支店のある業者で当該製品を取り扱う6者を指名し、平成21年4月28日に競争入札を実施した結果、山下医科器械株式会社五島営業所が落札し、現在、同社と仮契約を締結しているところでございます。 この財産の取得につきましては、地方自治法第96条第1項第8号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案をいたすものでございます。 取得の目的は、市民が多く集まる公共施設や児童・生徒が一日の大半を過ごす学校などにAEDを設置することで、心室細動に即時対応し得る環境を構築し、一人でも多くの市民の生命を守り、安全・安心な社会の実現を図るため、AED75台、AED収納ボックス68台、AED看板68個を購入するもので、購入金額は3,307万5,000円となっております。 契約の相手方は、五島市武家屋敷一丁目7番10号、山下医科器械株式会社 五島営業所 所長 久保田 晃一でございます。 次に、議案第61号 五島市税条例の一部改正についてでありますが、本案は、地方税法等の一部を改正する法律が平成21年3月31日に法律第9号として公布されましたが、この改正のうち同年4月1日及び6月4日を施行日とするものにつきましては、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により同年3月31日付で専決処分し、5月15日に開催されました第3回五島市議会臨時会に報告を申し上げ、御承認を賜ったところでございます。 今回は、既に専決処分したものを除き、1点目として公的年金に係る所得に係る個人の市民税の特別徴収において、給与及び年金以外の所得の特別徴収を一時中止したいこと、2点目として新たに住宅ローン特別控除制度を創設したいこと、3点目として新たに土地等の長期譲渡所得に関する特別控除制度を創設したいこと、4点目として特定管理株式が価値を失った場合の株式等に係る譲渡所得等の課税の特例の一部改正を行うほか、所要の規定の整備を行う必要があることから提案をいたすものでございます。 改正の内容についてでございますが、まず、国の機関のシステム運営の問題から、公的年金に係る所得に係る個人の市民税の特別徴収において、給与及び年金以外の所得の特別徴収を一時中止することになったことから、第47条の2「公的年金に係る所得に係る個人の市民税の特別徴収」に関する規定第2項を全文削除することといたします。 次に、附則第7条の3の次に、附則第7条の3の2として、新たに平成22年度から平成35年度までの各年度に係る住宅ローン特別控除の制度について規定し、附則第16条の3「上場株式等に係る配当所得に係る市民税の課税の特例」に関する規定は、第3項において寄附金税額控除について控除対象限度額となる金額に申告分離課税された配当所得の金額を加えるほか、住宅ローン特別控除制度の創設に伴う条文の整備を行うものでございます。 次に、附則第17条「長期譲渡所得に係る個人の市民税の課税の特例」に関する規定は、第1項において土地等の長期譲渡所得に係る特別控除を新たに規定し、同条第3項第2号において住宅ローン特別控除の創設に伴う条文整備を行っております。 附則第19条の2「特定管理株式が価値を失った場合の株式等に係る譲渡所得等の課税の特例」に関する規定は、平成21年1月5日から上場株式等に係る債権が電子化されたことに伴い、上場廃止銘柄については電子化のための必要な法的手続が実施されない見込みであることから、特定管理株式は証券会社の特定管理口座から株主に返還されることとなり、株式の無価値化損失が生じても「特定管理株式」に該当せず、これまでの特例の適用ができないため、このようなものに対し課税の特例を設けるほか、関係する条文において条文の整備を行うものでございます。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1条において、第1号から第3号に掲げる区分に応じ当該各号に定める日から施行することとし、附則第2条において所要の経過措置を規定いたすものであります。 次に、議案第62号 五島市国民健康保険税条例の一部改正についてでありますが、本案も、地方税法等の一部を改正する法律が平成21年3月31日に法律第9号として公布されましたが、この改正のうち同年4月1日を施行日とするものにつきましては、特に緊急を要するため議会を招集する時間的な余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により同年3月31日付で専決処分し、5月15日に開催されました第3回五島市議会臨時会に御報告を申し上げ、御承認を賜ったところでございます。 今回は、既に専決処分としたものを除き、国民健康保険税の所得割額の算定方法に「上場株式等に係る配当所得に係る国民健康保険税の課税の特例」及び「上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除に係る国民健康保険税の課税の特例」を新たに追加するほか、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でございますが、附則第10項「先物取引に係る雑所得等に係る国民健康保険税の課税の特例」に関する規定中「事業所得」の次に「、譲渡所得」を加え、同項を附則第12項とし、附則第8項の次に附則第9項として「上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除に係る国民健康保険税の課税の特例」に関する規定を加え、附則第4項の次に附則第5項として「上場株式等に係る配当所得に係る国民健康保険税の課税の特例」に関する規定を加えるほか、条文の整備を行うものでございます。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において、この条例は第1号から第3号に掲げる区分に応じ当該各号に定める日から施行することといたすものでございます。 次に、議案第63号 五島市次世代育成支援行動計画策定委員会条例の制定について御説明を申し上げます。 子供が健やかにはぐくまれ、子供を産み育てる喜びや希望を感じることができる社会環境の整備を目指し、平成16年度に策定いたしました「次世代育成支援五島市行動計画」の計画期間が平成21年度をもって終了し、次世代育成支援対策推進法に基づき、新たに平成22年度から平成26年度までの5ヵ年間を計画期間とする五島市の次世代育成支援行動計画を策定する必要があり、策定に当たって、保護者や児童福祉施設を代表する者、児童福祉行政の関係者などの意見を反映させる委員会を設置したいため、条例の制定を行う必要があることから提案をいたすものでございます。 制定の内容でありますが、第1条は「設置」に関し規定し、第2条は次世代育成支援行動計画の策定及び変更に関することなど市長の諮問に応じて調査審議する委員会の所掌事務等に関し規定をいたしております。 第3条は「委員会は、保護者を代表する者や児童福祉施設を代表する者など委員10人以内で組織する」組織に関し規定し、第4条は委員の任期を2年とするなど委員の任期等に関し規定いたしております。 第5条は委員会の委員長及び副委員長に関し規定し、第6条は会議に関し規定いたしております。 第7条は「委員会は、その所掌事務を遂行するため必要があると認めるときは、市の機関の長に対し、資料の提出、意見の開陳、説明その他必要な協力を求めることができる。」とする資料の提出等の要求に関し規定し、第8条は「委員会は、その調査及び審議が終わったときは、速やかにその結果を市長に答申しなければならない。」とする「審議結果の答申」に関し規定いたしております。第9条は会議録の作成に関し、第10条は庶務に関し、第11条は委任に関しそれぞれ規定いたしております。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において公布の日から施行することとし、附則第2項において所要の経過措置を規定し、附則第3項において五島市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の別表第1「地域福祉計画策定委員会委員」の項の次に「次世代育成支援行動計画策定委員会委員」、日額報酬5,800円を加える改正を行うものでございます。 次に、議案第64号 五島市立社会福祉施設民間移譲先選定委員会条例の一部改正についてでありますが、本案は、これまで五島中央病院を管理していた長崎離島医療圏組合が平成21年3月31日をもって解散し、同年4月1日、新たに長崎病院企業団が設立されたこと及び同日に実施されました長崎の組織改正に伴い、市長が委嘱する五島市立社会福祉施設民間移譲先選定委員会の委員について所要の規定の整備を行う必要があることから提案をいたすものでございます。 改正の内容でございますが、第3条「組織に関する規定」第2項第5号「長崎離島医療圏組合五島中央病院院長」を「長崎病院企業団五島中央病院長」に、同項第6号「五島保健所所長」を「長崎五島保健所長」に、同項第7号「長崎五島地方局管理部長」を「長崎五島振興局管理部長」にそれぞれ改めるものでございます。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において公布の日から施行することといたすものでございます。 次に議案第65号 五島市農業振興協議会条例の一部改正についてでありますが、本案は、平成21年4月1日に実施されました長崎の組織改正に伴い、市長が委嘱する五島市農業振興協議会の委員について、所要の規定の整備を行う必要があることから提案をいたすものでございます。 改正の内容でございますが、第3条「組織に関する規定」第2項第5号「長崎五島地方局五島農業改良普及センター所長」を「長崎五島振興局農林水産部の職員」に改めるものでございます。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において公布の日から施行することといたすものでございます。 次に議案第66号 工事請負契約の締結についてでありますが、本案は、老朽化が著しい三井楽町公民館の建てかえに関する工事請負契約を締結しようとするもので、五島市の登録業者のうち、市内に本店又は支店を有する者で、建築一式工事に係る格付等級がAランクであることなどの条件に基づき、10者の申込みを受け、平成21年5月19日に一般競争入札を実施した結果、株式会社今村組が落札し、現在同社と仮契約を締結しているところでございます。 この工事請負契約の締結につきましては、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案をいたすものであります。 工事の目的は、昭和45年に建設され、緊急時の避難場所にも指定されている三井楽町公民館が、建設後38年を経過し、雨漏りや窓枠の劣化など施設全体の老朽化が著しいため、安全な使用に支障を来す状況にあることから建てかえを行うもので、工事概要は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ面積1,422.38平方メートル、工事請負金額1億6,647万7,500円となっております。 契約の相手方は、五島市東浜町一丁目20番13号、株式会社今村組 代表取締役 今村儀男でございます。 次に、議案第67号 笠松宏有記念館の指定管理者の指定について御説明を申し上げます。 本案は、旧奈留町出身の画家である故笠松宏有氏の作品を常設展示し、地域の芸術、文化及び観光の振興に資するため、旧船廻小学校に設置した笠松宏有記念館について、平成21年7月1日から施行される改正後の五島市笠松宏有記念館条例第3条第1項の規定により、指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経る必要があることから提案をいたすものでございます。 なお、指定管理者は、五島市奈留町浦1080番地、特定非営利活動法人 DONDON奈留 理事長吉田茂樹さん。指定の期間は平成21年7月1日から平成26年3月31日までとなっております。 次に議案第68号 公有水面埋立てに関する意見について御説明申し上げます。 本案は、長崎が五島市岐宿町河務字笠外1200番1、1200番5、国道384号及び1193番11に隣接する道の地先公有水面215.02平方メートルを道路用地として埋立申請したもので、その出願に当たりまして長崎県知事の諮問に対し意見を述べるため、公有水面埋立法第3条第4項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案をいたすものでございます。 なお、意見の内容及び位置等につきましては、議案に記載のとおりでございます。 次に、議案第69号 公有水面埋立てに関する意見についてでございますが、本案も、長崎が五島市岐宿町河務字鍋山762番1に隣接する水路及び国道384号の地先公有水面1.54平方メートルと五島市岐宿町河務字鍋山762番1に隣接する国道384号の地先公有水面2.01平方メートルの計3.55平方メートルを道路用地として埋立申請したもので、その出願に当たりまして長崎県知事の諮問に対し意見を述べるため、公有水面埋立法第3条第4項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 なお、意見の内容及び位置等につきましては、議案に記載のとおりでございます。 次に、議案第70号 和解及び損害賠償の額の決定についてでございますが、本案は、主要地方道玉之浦大宝線の路上において、玉之浦支所総務企画課に勤務する職員が、公務により公用車で支所から本庁に移動中に運転を誤り、ガードレールに衝突し、損傷させた交通事故について相手方と和解し、損害賠償額を決定したいため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を経る必要があることから提案をいたすものでございます。 和解及び損害賠償の相手方は、五島市福江町7番1号、長崎五島振興局長 水浦 力さん。 和解の要旨は、平成21年4月2日(木曜日)午前9時30分ごろ、五島市玉之浦町玉之浦1700番地から五島市玉之浦町大宝の方向へ700メートルほどの主要地方道玉之浦大宝線の路上において、玉之浦支所総務企画課に勤務する職員が、同日午前10時から本庁で開催される予定の説明会に出席するため、公用車である小型乗用自動車で移動中、運転を誤り、ガードレールに衝突し、損傷させた交通事故について、市はその損害を賠償するもので、損害賠償の額は、ガードレール修理費5万9,850円となっております。 なお、ガードレール修理に係る損害賠償費につきましては、全国市有物件災害共済会から補てんされることとなっております。 次に、議案第71号 和解及び損害賠償の額の決定についてでございますが、本案は、和解及び損害賠償の相手方が市道久賀7号線を軽貨物自動車で走行中、幅員狭隘で未舗装の上、堆積した落ち葉などにより走行不能に陥り、重機を借り上げて引き上げを行った交通事故について、相手方と和解し、損害賠償額を決定したいため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を経る必要があることから提案をいたすものでございます。 和解及び損害賠償の相手方は、五島市福江町3番11号、八窪昭夫さん。 和解の要旨は、平成20年7月6日(日曜日)午後11時30分ごろ、損害賠償の相手方である八窪昭夫さんが、蕨町から五輪漁港へ釣りに向かうため市道久賀7号線を軽貨物自動車で走行中、五輪教会の手前400メートル付近の五島市蕨町995番地4先の市道の未舗装部分において、堆積した落ち葉などにより走行不能となり、重機を借り上げて引き上げを行った交通事故について、車両の引き上げに要した経費の一部について、市はその損害を賠償するもので、損害賠償額は、車両引き上げのための重機使用料3万円の70%である2万1,000円となっております。 次に、議案第72号 市道路線の廃止についてでありますが、本案は、市道河務8号線及び市道河務9号線を道路法第10条第1項の規定により廃止したいため、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 廃止の内容でありますが、当該2路線は、平成13年度に旧岐宿町において着工され、合併後の平成16年度に完了した河務地区の圃場整備事業に伴い、現況いずれも農道として維持管理されていることから廃止するものといたすものでございます。 なお、路線の廃止延長は市道河務8号線が384.40メートル、市道河務9号線が457.10メートルで、合計は841.50メートルでございます。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(熊川長吉君) 各案件に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第29 議案第75号 平成21年度五島市一般会計補正予算(第2号) から △日程第32 議案第78号 平成21年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号) まで、以上4件を一括して議題といたします。 議案第75号外3件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(林強君) それでは、ただいま議題となりました議案第75号外3件について御説明申し上げます。 平成21年6月五島市議会定例会予算関係議案、平成21年度補正予算の1ページをお願いいたします。 まず、議案第75号 平成21年度五島市一般会計補正予算(第2号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億8,993万円を追加し、歳入歳出予算の総額を272億8,128万5,000円といたしております。 第2条では、債務負担行為の補正を行っております。5ページの「第2表 債務負担行為補正」をお開き願います。 今回の追加は、農業経営基盤強化資金に係る利子助成金について債務負担行為を設定するものであります。 補正予算の内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。10ページをお開き願います。 まず、歳入でありますが、16款支出金は2,579万4,000円の追加で、内容としましては、総務費補助金で、離島における石油製品価格の本土との格差解消に向けた流通合理化事業費の増加に伴い、石油製品流通合理化支援事業費200万円を、民生費補助金で、平成20年度までの時限措置でありました障害者自立支援対策臨時特例交付金が、平成23年度まで延長されたことに伴い706万6,000円を、農林水産業費補助金では、農業費補助金で農業機械(大豆コンバイン)導入事業を、ながさき「食と農」支援事業から土地利用型作物需要開発事業へ組み替えによる調整を行い、水産業費補助金で、五島マグロ養殖基地化推進事業の一環としての養殖マグロ地元消費拡大推進事業に対する新世紀水産業育成事業費82万円及びマグロ養殖等の餌料供給体制整備に対する冷凍庫機能回復のための養殖業経営安定化緊急対策事業費1,500万円を、商工費補助金で、ウェルカムアイランドキャンペーンin五島事業のための緊急雇用創出事業臨時特例基金事業費70万9,000円を追加しているのが主なものであります。 17款財産収入、1項財産運用収入は、五島沿岸航路整備基金利子14万9,000円を、2項財産売払収入は、奥町木場町線(松山工区)代替地売払収入1,829万6,000円を追加しております。 12ページの18款寄附金は、福江ロータリークラブからの図書館図書購入財源として50万円を追加し、19款繰入金は、財源調整のため財政調整基金1億2,300万円を、旅客航路事業対策補助金の財源として五島沿岸航路整備基金163万1,000円を、20年度国の第2次補正予算により五島マグロ養殖基地化推進事業財源として積み立てたまちづくり基金1,000万円を、笠松宏有記念館施設整備のため積み立てられたふるさとづくり基金50万円をそれぞれ繰り入れるよう措置しております。 21款諸収入は、漁業就業祝金の財源として地域活性化支援事業費40万円を、ごみボックス及び自主防災組織へ配置する備品等の購入財源としてコミュニティー助成事業350万円を、今回議案として提案しております自動車事故に対する損害共済災害共済金21万円を、高齢者生活実態調査事業及びじのもん料理コンテスト事業に対する財源として長寿社会づくりソフト事業費交付金595万円を追加しております。 次に14ページからの歳出ですが、2款総務費、1項総務管理費は、988万5,000円の追加で、内容としましては、一般管理費で、光情報通信網の故障対応等に要する時間外勤務手当127万4,000円を、子ども市議会開催に係る経費として費用弁償など19万8,000円を、4月の人事異動に伴う赴任旅費124万3,000円を、職員採用試験に係る経費として委託料など113万6,000円を、文書広報費で、広報取材等に係る時間外勤務手当198万円を、財産管理費で、ふれあい温泉センター浴室排水管改修工事費82万5,000円を、企画費で、離島における石油製品価格の本土との格差解消に向けた石油製品流通合理化方策調査委託金200万円を追加しているのが主なものであります。 16ページの7項地籍調査費は、本年4月の機構改革により、地籍調査班が行政センターへ移転したことに伴いOA機器使用料17万1,000円を追加しております。 3款民生費、1項社会福祉費は、障害者等援護費で、法改正に伴う電算システム改修経費100万円を、通所サービス事業者に対し、送迎経費を助成するため障害者自立支援対策臨時特例交付金674万8,000円を、法改正に伴い、新体系移行後の報酬額が旧体系における報酬額の90%を下回る場合にその差額を助成する事業運営安定化事業及び進行性筋萎縮症者に対する負担軽減措置のための介護給付費134万円を追加し、老人福祉費は、高齢者の生活実態調査を行う経費として賃金など495万円及び長崎ねんりんピックの成績により、長崎代表となった選手への全国大会への参加費補助金29万7,000円を追加し、国民健康保険費は、国民健康保険事業特別会計(直営診療施設勘定)への繰出金782万円を追加しております。 18ページの2項児童福祉費は57万3,000円の追加で、内容としましては、児童福祉総務費で次世代育成支援行動計画(後期)の作成経費として委員等報酬など52万1,000円を追加しているのが主なものであります。 4款衛生費、1項保健衛生費は奈留葬斎場へ外灯を設置するため11万5,000円を、2項清掃費はごみボックス購入のための市保健環境連合会負担金257万1,000円を、20ページの4項簡易水道費は簡易水道事業特別会計への繰出金1,950万円を追加しております。 6款農林水産業費、1項農業費は3,042万2,000円の追加で、内容としましては、農業振興費で、農業機械(大豆コンバイン)購入事業を、ながさき「食と農」支援事業から土地利用型作物需要開発事業へ組み替えによる調整を行い、畜産業費で、景気後退による子牛価格の低迷に対応するための五島家畜市場子牛価格補てん事業費補助金2,000万円を、農地費で、高田地区農道側溝整備に係る経費998万円を追加しているのが主なものであります。 3項水産業費は2,674万8,000円の追加で、内容としましては、1年以上新規に漁業へ就業している2名への漁業就業祝金40万円及び平成20年度国の第2次補正予算に伴うまちづくり基金への積立金並びに補助金を活用しての五島マグロ養殖基地化推進事業経費2,582万9,000円の追加が主なものであります。 22ページの7款商工費は2,502万4,000円の追加で、内容としましては、商工業振興費で、久賀島、椛島など5離島航路に対する旅客航路事業対策補助金1,281万4,000円及び「伝承料理」などを継承し、さらに工夫を重ねた料理コンテストを開催するためのじのもん料理コンテスト事業費補助金100万円を追加し、観光費で、鬼岳天文台ドーム施設補修費438万9,000円を、ウェルカムアイランドキャンペーンin五島事業に係る経費として五島観光連盟特別負担金など393万3,000円を、本年7月開催予定の長崎五島灘100キロ遠泳横断リレー大会に対する補助金172万7,000円を追加しているのが主なものであります。 24ページの8款土木費、2項道路橋りょう費は、今回議案として提案しております交通事故損害賠償金2万1,000円を、5項都市計画費は227万4,000円の追加で、内容としましては、都市計画総務費で公共下水道計画に関するアンケート調査に要する経費として通信運搬費168万円を、公園費で都市公園2ヵ所のトイレ排水及びドア修繕料37万3,000円を追加しているのが主なものであります。 9款消防費は、防災訓練や有事の際に欠かせない携帯用ラジオ等の消耗品及び発電機等の備品を自主防災組織へ配置するため116万6,000円を追加しております。 26ページの10款教育費、2項小学校費は三井楽小学校グラウンド法面整備費1,000万円を追加し、5項社会教育費は886万7,000円の追加で、内容としましては、社会教育総務費で、笠松宏有記念館管理業務委託料307万8,000円及び久賀・奥浦地区景観まちづくり計画策定に要する経費として委託料など327万3,000円を、28ページの公民館費で、公民館活動に対する補助金51万1,000円を、図書館管理費で、寄附金を財源としての図書購入費50万円を追加しているのが主なものであります。 13款諸支出金は、奥町木場町線(松山工区)代替地を事業協力者等へ払い下げるための土地購入費2,968万5,000円を追加し、14款予備費は、財源調整のため75万3,000円を追加しております。 次に41ページをお開き願います。 議案第76号 平成21年度 五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ782万円を追加し、歳入歳出予算の総額を5億4,088万1,000円といたしております。 補正予算の内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。46ページをお開き願います。 まず、直営診療施設勘定の歳出からですが、1款総務費は、土地開発基金で取得しておりました玉之浦診療所用地の一部を、主要地方道玉之浦大宝線拡幅改修工事の実施に伴い、へ売却する必要があることから、土地開発基金より買い戻しを行うため、土地購入費782万円を追加し、それに伴い歳入の5款繰入金で、一般会計より782万円を繰り入れて財源の調整を行っております。 次に48ページをお開き願います。 議案第77号 平成21年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,950万円を追加し、歳入歳出予算の総額を8億3,132万1,000円といたしております。 補正予算の内容につきましては、53ページの事項別明細書により御説明いたします。 まず、歳出からですが、2款建設費で、一般改良工事及び主要地方道玉之浦大宝線導水管布設替工事外2件の県道改良工事に伴う工事請負費1,950万円を追加し、それに伴い、歳入の6款繰入金で一般会計より1,950万円を繰り入れて財源の調整を行っております。 次に55ページをお開き願います。 議案第78号 平成21年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,671万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を8,330万6,000円といたしております。 補正予算の内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。60ページをお開き願います。 まず、歳入の1款財産収入は、奥町木場町線(松山工区)改良工事に係る代替地及び玉之浦診療所用地売払収入3,750万5,000円を、2款諸収入は、奥町木場町線(松山工区)代替地などを購入するため土地開発基金借入金921万円を追加しております。 次に歳出ですが、1款土地取得事業費は、公共用地取得費で奥町木場町線(松山工区)代替地などの土地購入費921万円を追加し、財産管理費で奥町木場町線(松山工区)代替地などの土地売り払いに対する元金分を土地開発基金へ償還するため3,726万6,000円を、利子分23万9,000円を積立金へそれぞれ追加しております。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(熊川長吉君) 各案件に対し、一括して質疑を行います。 ◆7番(草野久幸君) 平成21年度五島市一般会計補正予算(第2号)について2点お伺いいたします。 歳出2款1項総務管理費、2目、ここで職員手当等という項目で、説明ではe-むら事業における時間外手当の予算だということなんですけれども、これのもっと詳しい説明をお伺いいたします。 もう一つ、8款5項都市計画費、12節、ここで役務費で168万、説明では下水道についてのアンケート調査ということだったんですけども、このアンケート調査の方法を詳しく御説明お願いいたします。 ◎情報推進課長(井野光憲君) 歳出予算の2款総務費、1項総務管理費の2目文書広報費の職員手当の件でございますが、これは時間外手当となっております。私ども情報推進課職員の時間外手当となっております。 と申しますのは、今年度、広報の体制、広報の係の体制が変わりまして、その体制と中身が変わりまして、年度当初にかなりの時間外勤務が発生したということでございます。 それともう一つが、昨年度雨のシーズンを迎えまして、e-むらの、失礼しました、e-むらじゃございません、告知放送の端末に支障がくるという事態が多く生じております。休日、あるいは勤務時間外に出向いて行って、直接市民の方々のお宅で作業をしなければならないというような事態が発生しましたので、それについての年度当初の時間外手当が組まれてなかったということもありまして、今回の補正となっております。以上です。 ◎建設課長(富山博彌君) 公共下水道のアンケート調査の方法についてのお尋ねでございましたけども、これはアンケートの調査の内容につきましては建設課で作成をし、それを市民の方に郵送して、回答をしていただいて、それを建設課で集計するということでございます。 ◆7番(草野久幸君) もう一回、2項目について再質問いたしますが、1項目めについては、事故が多発していると。よって、時間外手当が不足するから組むんだということでよろしいんですか。 そして、もう一つ、下水道に関して、まずアンケート調査、この対象地区は五島市全域と考えてよろしいんでしょうか。そしてまた、このアンケート調査結果によって、どのように今後下水道に対して進んでいくのか、その点をお伺いいたします。 ◎情報推進課長(井野光憲君) 昨年度事故が多数発生しておりまして、それなりに対応した経緯がございます。そうした時間外についての今年度の当初が見込まれてなかったというものでございます。 ◎建設課長(富山博彌君) お答えします。 アンケート調査の対象区域は、五島市全域でございます。その結果につきましては、今後どうするか、アンケートの調査結果を踏まえて検討したいと考えております。 ◆15番(江川美津子君) 議案第75号 五島市一般会計補正予算(第2号)の資料の中で、9ページの旅客航路対策事業で各航路に対する補助金が計上されておりますが、この航路別の補助金の額と、この説明資料の中で見てみると、嵯峨島航路は、今回、市の補助金はないということですが、その要因といいますか、理由も教えてください。 ◎商工振興課長(東條一行君) まず、嵯峨島航路に補助金がないのは、国が監査を行いまして、その監査の欠損額に対して補助をするというふうになっておりまして、欠損額がすべて国の補助で見ていただけたというようなことでございます。以上です。 ○議長(熊川長吉君) 航路別は。航路別の額。 ◎商工振興課長(東條一行君) 航路別でございますけども、久賀~福江が市の補助金といたしましては206万2,597円、黄島~福江間が511万9,819円、椛島~福江間が165万7,240円、岐宿~唐船ノ浦間が219万3,966円、郷の首~福江間が177万9,687円となっております。 ○議長(熊川長吉君) ほかにございませんか。 ◆14番(菊谷岩雄君) 私も同じく議案第75号、6款農林水産業費、1項農業費、畜産業費でございます。19節負担金、補助及び交付金について2,000万円の補助が出されるわけでありますが、この補助制度、直接支払制度ということで大歓迎であります。そこで、説明においては限度額、販売価格が雌32万円、去勢40万円を下回った場合、5万円を限度として補てんするという説明でありますが、3点ほど具体的に私価格を申し上げますので、お答えください。 去勢について、1点が38万円の場合、もう一点が36万円の場合、もう一点が31万円の場合、それぞれ補充額をお答えください。 ◎農林課長(長岡仁君) お答えいたします。 まず初めに、販売価格であるということで消費税が含まれているということを、まず申したいというふうに思います。 それで、38万円でございました場合は、販売価格2万円の補てんをさせていただくつもりでおります。36万円につきましては4万円、31万円については5万円ということで想定させていただいております。以上でございます。 ○議長(熊川長吉君) ほかにございませんか。 質疑を終わります。 △日程第33 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願 を議題といたします。 請願第1号に対する紹介議員の説明を求めます。 ◆8番(椿山恵三君) (登壇)ただいま議題となっております請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願について、提案理由を説明いたします。 請願者は、五島市木場町516番地7、長崎教職員組合五島総支部下五島支部支部長 青木英樹であります。 請願の理由につきましては、義務教育費は、憲法の要請に基づき子どもたち一人一人が国民として必要な基礎的資質を培い、社会人となるためのセーフティーネットです。全国どの地域でも必ず一定水準の義務教育を受けられるようにすることが国の責務であり、地域により教育水準に格差が生じるようなことがあってはなりません。それを財政的に下支えしてきたのが義務教育費国庫負担制度です。 しかしながら、2006年度には、義務教育費国庫負担制度は堅持されたものの、義務教育費の負担率が2分の1から3分の1に下げられました。 また、市町が教育施策を進めるために不可欠な地方交付税交付金も削減をされました。 このような状況を踏まえ、昨年は、都道府県段階では過半数を超える議会から義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書が提出をされました。 本県においても、県議会を初め、多くの市町村議会で意見書が採択をされています。 また、市町村教育委員会のほとんどが、現行の義務教育費国庫負担制度が必要と回答したという調査結果もあります。 そして、義務教育費国庫負担制度を廃止して、その分を地方自治体に税源移譲した場合、税収入には地域間で大きな偏りがあるため、多くの地方自治体が現状の国庫負担金の金額を下回ることが明らかとなっています。 本県のように税源の乏しいでは、地方の自由度を拡大するための改革であるならば、現在の義務教育費国庫負担制度を維持しながら、地方の裁量で何ができるかといった見直しこそ進めるべきであります。 また、義務教育費国庫負担制度の見直しの中で、学校事務職員の適用除外が検討項目に挙げられています。学校は、地域や保護者に対し、責任ある学校経営を行う必要があり、教育行政職の視点、能力を有する職種が必要とされます。さまざまな職種の職員が、その専門性を発揮して教育活動に携わることで学校が成り立っています。学校事務の総括責任者である学校事務職員抜きでは、教育改革の実現も図られません。 したがって、義務教育費国庫負担制度の対象職員として、学校事務職員を引き続き堅持すべきです。 以上のような状況から、今議会での意見採択を行い、地方公共団体の意思として国の関係機関へ届けることが重要と考えます。 議員各位におかれましては、御賛同賜りますようよろしくお願いをいたします。(降壇) ○議長(熊川長吉君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第34 陳情第1号 田部手川の整備についての陳情 から △日程第43 陳情第10号 中心市街地活性化に関する陳情 まで、以上10件を議長において受理しておりますので、一括して議題といたします。 この陳情は、お手元に印刷配付しております陳情文書表のとおりであります。 ただいま上程いたしました各案件は、お手元に印刷配付しております別紙付託表のとおり、それぞれの委員会に付託したいと思います。 休会中に審査されるよう望みます。 委員会の審査会場は、総務委員会を第1委員会室に、文教厚生委員会を第2委員会室に、経済土木委員会を第3委員会室に、予算委員会を議場にそれぞれ指定いたします。 なお、文教厚生委員会の審査に当たっては、議案第60号を明9日までに先議されるよう望みます。 お諮りいたします。 明9日は、議案研究日のため休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(熊川長吉君) 御異議なしと認めます。よって、明9日は休会といたします。 以上で本日の日程は、全部終了いたしました。 次の本会議は、6月10日、午前10時から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。                         =午後零時12分 散会=...