松浦市議会 > 2022-09-01 >
令和4年9月定例会(第2号) 名簿
令和4年9月定例会(第3号) 名簿
令和4年9月定例会(第2号) 本文
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令和4年9月定例会(第4号) 本文
令和4年9月定例会(第4号) 名簿
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令和4年9月定例会(第4号) 名簿
令和4年9月定例会(第5号) 本文
令和4年9月定例会(第5号) 本文
令和4年9月定例会(第5号) 名簿
令和4年9月定例会(第3号) 名簿
令和4年9月定例会(第6号) 名簿
令和4年9月定例会(第5号) 名簿
令和4年9月定例会(第6号) 本文
令和4年9月定例会(第6号) 本文
令和4年9月定例会(第6号) 名簿
令和4年9月定例会 目次
令和4年9月定例会(第1号) 名簿
令和4年9月定例会 通告表
令和4年9月定例会 通告表
令和4年9月定例会 処理結果
令和4年9月定例会(第1号) 本文
令和4年9月定例会(第1号) 本文
令和4年9月定例会(第1号) 名簿
令和4年9月定例会 処理結果
令和4年9月定例会 会期日程表
令和4年9月定例会 会期日程表
令和4年9月定例会 目次

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  1. 松浦市議会 2022-09-01
    令和4年9月定例会(第3号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(谷口一星君)  おはようございます。  椎山議員から欠席届が出ております。  出席議員は定足数に達しております。  これより議事日程第3号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、13番・鈴立議員の登壇を願います。  (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  おはようございます。  今回も4点ほど質問するように通告いたしております。  まず初めですが、質問する前ですが、なかなかコロナ感染が収まらないで、2年も3年もたって、いまだに収束しておりません。どうしてだろうかと思うと、やはり1波から2波、2波から3波になってくるときに、減少して下降線に数値が出てくると、どうしてもたがが緩んでくる。しっかりとそこで我慢に我慢をして、そして、一刻も早くこのコロナの感染から脱却して、経済がフル回転をし、そして、二、三年前の日常の生活に戻るためには、やっぱり下降線をたどって収束してきたなというときに、どうしてもたがが緩んで、また第3波から4波になっていくというふうな状況の繰り返しでございます。  市の職員の皆さん方も、コロナというまた別の仕事が重なって大変とは思いますけれども、どうぞお体のほうには気をつけられて、公務に精励され、市民の皆様方に最高の行政サービスをひとしく提供していただきますようにお願いをしたいと思います。  それでは、1問ですけれども、前回も質問をいたしました防災行政無線の有効的な設置というものについてずっと考えていますけれども、世界では大寒波が訪れ、そして、オーストラリア、アメリカでは大惨事の山火事になり、大洪水が東南アジアで起き、そして、日本も南海トラフでそういう兆候が出てくるんじゃないかなというのも予想されております中で、やはり防災というものは、一瞬のうちに多くの貴い貴い人命を失うという大惨事というのを想定しなければいけないということで、今回もまた防災無線について質問することといたしました。  昨日から聞いていますと、この2万数千の地方自治体で、そう豊かな財源がないのは重々分かっておりますけれども、それとて人命というものは非常に貴いということから、防災無線について質問したいんですが、昔は──昔といいますか、今までの家族形態というのは3世代世帯、2世代世帯というのが多かったんですが、現在は核家族となっておりまして、一つの屋敷の中に息子夫婦、娘夫婦とか、それと、じいちゃんばあちゃん、そこの家の方が住んでいるというような形態が多く、また、世帯を別々に分けてその近くにおられるという世帯もおられる。非常に世帯が多様化しておりまして、一つの屋敷の中に2世帯がおられて、そして、そこに1世帯に1つの防災無線というときに、果たして防災の危機管理というのが周知できるのかなと自分はいつも思っているところでございます。  だから、行政としては1世帯に1つの防災無線ですよで区切りをつけておられるんでしょうけれども、やはり今は形態が違くて、一つの屋敷の中に、老朽化した民家、昔からの家だから、息子夫婦が新たに家を建てようということで横に家を建てて1世帯としたときに防災無線はないわけですので。  今、あちらこちらから声がかかっているのは、個人で負担してもいいので、防災無線を設置できる方向で、何かないものかというのがそれぞれのところから出ているものですから、自分としては、それは十分配慮すべきことじゃないかなということで質問したいと思いますが、これはお金がかかってくることでございますので、直接担当課でもよし、市長でもよろしい、ちょっとそこのところの、今置かれている松浦市の担当課、市長として、どのようにこの件について判断をされておるのか、お聞きしたいなと思います。 3 ◯ 防災課長浜崎孝裕君)
     おはようございます。  御質問にお答えいたします。  戸別受信機の設置につきましては、防災行政無線整備事業での取付けは令和4年7月末をもって完了しておりますが、現在、防災課におきまして随時新規申込みを受け付けて対応しているところでございます。  戸別受信機の配付につきましては、松浦市防災行政無線固定系戸別受信機設置管理要綱に基づきまして、本市の住民基本台帳に登録されております世帯などへそれぞれ1台配付をしているところであります。  同一敷地内で複数の住宅にそれぞれ居住しているため、1台の設置だけでは、いざというときに防災情報が得られるのか不安との市民からの相談に対しましては、それぞれの住宅への設置に向けて戸別受信機設置管理要綱の運用の見直しを検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 4 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  市長からもお伺いをしたいとは思うんですが、担当課の課長のほうから今答弁がございました。  自分の知っとる世帯でも、一つの屋敷の中に3世代別々に、じいちゃんばあちゃんのおられるところと、その子どもさんがおられるところと、その孫さんがおられるところと3つ家が。そこが一つの世帯となった場合は、1つしかできないとなると、じいちゃんばあちゃんは耳が遠い。それに、サッシになっていますので、ぴっしり閉まってしまう。カーテンがかかる。そして、大嵐のときには雨と風で、ラジオ、テレビは大きくしなきゃ聞こえないという悪循環の中で生活をしていると。  それから、息子さんは朝は早くから夜遅い残業、奥さんは看護師さんで当直明けというふうな状況下では、とてもじゃなか、本家のじいちゃんばあちゃんが即座に防災無線を聞き取ってそれぞれのところに行くということはできないという状況下においての防災無線というとをしっかり、そこのところの空白をどのようにして行政として埋めていくのかなとなると、それぞれをしていくと相当な防災無線機が要るだろうし、それには予算が伴う。ところが、昨日の市長のお話のように、非常に逼迫した、緊急性の高い、ランクの高いところからしていくしか──予算というのは限りなくあるわけじゃないので。そうなってくると、人命とその分をどう考えるかとなると非常に難しいとは思うんですが、そこのところを市長はどのようにお考えで、この後、この防災、それと危機管理、生命を何とか救っていくための方策というものについてどういうふうにお考えかをお聞きしたいと思います。 5 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  おはようございます。  鈴立議員の御質問にお答えをいたします。  まず、防災行政無線戸別受信機のそれぞれの世帯への配付でございますけれども、まず、原則は先ほど防災課長が申し上げましたとおり、住民基本台帳に登録されている世帯に1台ずつ配付しているというのが現状でございます。  前回も鈴立議員のほうから、実情は一つの屋敷の中に複数の家屋があって、それぞれに住んでおられるケースがあると、そこに1台だけというのは不十分ではないかという御指摘もございましたので、現在、担当課において、この松浦市防災行政無線固定系戸別受信機設置管理要綱、この運用の見直しを行っておりまして、御指摘のような複数の自宅等においても設置できるように見直しを行いたいと思っております。  加えて、戸別受信機を備えれば万全な防災体制が整うかというと、決してそうではないと思っておりまして、まず、それぞれ市民の皆様が自らの住んでおられる地域の防災リスクというものを十分承知していただく、理解していただくことが大切だということで、ハザードマップ等々を配付し、周知を図っております。  加えて、今回、防災行政無線デジタル化に伴いまして、新しく松浦市のスマートフォンアプリで防災アプリというものをつくりましたので、これを多くの市民の皆様方にスマートフォンにインストールしていただいて、そのアプリを活用いただくということ。加えて、フェイスブック、ツイッターなどSNSでも同時に配信できるようにいたしておりますので、こういったものをぜひ活用いただきたいと思っておりますし、こういったことは市報などを通じて市民の皆さん方に周知しておりますので、いかにそのことに積極的に市民の皆様方がダウンロードしていただいたり、それを活用していけるような周知というものを引き続き図ってまいりたいと。そういったことを通じて、市民の防災意識の高揚、それと安全・安心の確立に努めてまいりたいと、このように考えております。(降壇) 6 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  1つは、自分が質問しているのは、この防災も非常に重要で今日質問しているんですが、それ以外に防災行政無線で、それぞれの課、子育て・こども課とか健康ほけん課とか福祉事務所とか、それから、いろんなイベント、市自体が行うイベント等々がいろいろ広報がなされています。非常にいいことだなと。お年寄りの方、百歳体操とか、今頃、公民館講座等々で行われていることが出ております。それを聞いて行っている人も現実おられます。非常にいろんな効果を発揮している防災行政無線だなと思う。  だから、行政は、今、市長が言われるように防災だけのことじゃないし、それ以外に幅広く活用がなされているからこそ、自分はそれぞれが周知できる体制をすべきじゃないかなというふうに思う。そして、そういうことが放送されておるとも分からないで家の中にぽつんとおるということは、健康増進にもよくないことだからと思っているんですが。  その担当課にお聞きしますが、そういう今検討しているけれども、大体それの目安というのが今の時点で分かればお教えをいただきたいと思います。 7 ◯ 防災課長浜崎孝裕君)  設置管理要綱運用見直しにつきましては、複数の住宅へ戸別受信機をそれぞれ1台設置できるように見直しをしたいとは思っておりますが、その時期につきましては、なるだけ早く見直しを行いまして、年度内には広く周知を図ってまいりたいと思ってはおります。  今、新規の申込みを随時受け付けておりますが、その後も、そういった複数の住宅を持っていらっしゃる世帯からも新規申込みは随時受け付けることで考えておりますので、なるだけ早く周知を図って防災につなげてまいりたいと思っております。  以上でございます。 8 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  市長のほうとしても、財源が限られている中でのことですので、ほらせろ、これせろというわけにもいかないところもあるかも分からんとですが、そうなると、危険性の高いというですか、山崩れが起きやすいところに隣接している住宅とか、海辺の津波が来るようなところとか、そういう可能性の高いところから、年次ごとにしてでも、最初から予算がないからしませんよじゃなしに、ひとつそういうふうに年次ごとに、じゃ、そういうところから、まずランクを決めて、そして何年かで充足をしていくというふうな手だて等々をして、それを図っていただければなと思いますので、そのところについて市長の考えを、この件についてお聞きをしたいと思います。 9 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  議員御指摘のとおり、限られた予算の中での運用になりますので、どのようにやっていくのかということは、その状況を見ながらそれぞれ判断をしていくべきだと思いますが、まずはそういった御要望がある中で、現在、松浦市として持っている戸別受信機、その中でどのような運用ができるのか、状況を見ながら対応していく必要があるかと思いますが、そういった市民の皆さんのそれぞれの世帯に、それぞれの住宅につけたいという思いについてはできるだけ応えていきたいと思っておりますので、その状況、どのくらいの方々がそのような要望になってくるのかという状況も見ながら、適宜その状況に応じながら予算措置をやっていくということになりますが、現時点においては導入して──松浦市に持っている分がございますので、こういったものを活用していくということになろうかと思っております。(降壇) 10 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  ひとつできるだけ早く、人命に関わってくることでございます。地球温暖化でございまして、気候変動、非常に厳しい、予想もつかない気候になってきた、そういうことからして、ひとつ万全を期していただきたいなと思います。  この件については質問を終わりまして、次、小学校、中学校の雨漏りということで、単刀直入な題にしました。老朽化がどうかこうかというよりも、現実に雨漏りがあっていること自体を質問いたしたいと思います。  文教厚生委員会所管視察が行われまして、一緒にずっと見て回りました。なかなか老朽化といいますか、雨漏りというのは一定の期間が過ぎないとあのようになっていかないのかなと思いますが、この件については非常にお金も──お金がかかってくることが多いわけですけど、自分たち質問する中では。学校をずっと回ってまいりますと、1つ、目についたのが、学校一つ一つは言いませんが、バケツで雨漏りをしている学校、学校の中に入って間もなくするところのほんの近くに、誰もが来校すると、お客さんで行くと目に見えるところにバケツが置いてあって、それが1つ2つではないということ。それから、階段べたの窓際にはずっと雑巾を何十とずっとして、漏れてくる水を止めるため雑巾をしたりとか、そういう施設が多々見受けられました。  教育環境というものについては万全にこしたことはないんですけれども、それゆえに、そこには財源が伴うということからでしょう、なかなかこう、自分たちが見ても、ああ、これはひどいなというふうなことが目に受けています。教育委員会としても歯がゆいような気持ちを持っておられるんでしょうけど、事、これにもなりますとお金が伴ってくる。それもはした金ではないということになってくると、これも計画的に、松浦の小中学校全体の中で、どの学校が一番雨漏りがひどいのか、老朽化しているのか、耐震化はどうなっているのかというリストは上がってきているはずですので、一遍にせろということじゃないとですが、現状を踏まえたときに、自分たちとしても、所管視察をした議員として、やはりどこか一番優先的なところからしていかないと、このまま残っていますと、今度は床に跳ねた水がして床がぼこぼこになるということは、一年一年修理をする、リフォームする予算が加算していくということにもなってきますので、そのところを飛び越えて市長に直接ということはできませんので、まず、教育委員会の担当としてそのことについてどのようにお考えかをお聞きしたいと思います。 11 ◯ 教育総務課長(小熊 盛君)  雨漏りの状況とその対応状況について、まずお答えさせていただきたいというふうに思います。  先ほど議員がおっしゃいました文教厚生委員会所管施設調査につきましては、6月28日と30日に、天候の関係で訪問できませんでした青島小中学校を除きます、松浦地域の小学校6校、それから中学校4校で行っていただきました。雨漏りの程度につきましては、各学校異なりますけれども、そのうち小学校5校、中学校4校で校舎や屋内運動場で雨漏りがしている状況がございます。  雨漏りへの対応につきましては、まずは教育総務課に勤務します営繕担当の職員がおりますので、そちらのほうで補修を行っておりまして、所管施設調査後も雨漏りがしなくなったところもございました。  しかしながら、鉄筋コンクリートの建物では、屋上の防水層の劣化による損傷やひび割れなどによりまして雨漏りが発生しております。雨漏りの解消には多額の費用が必要となることから対応できていない状況がございます。  各学校からは、次年度の予算編成の時期に、雨漏りを含めていろいろな不具合の箇所の報告や修繕要望が出されまして、雨漏りに対しましても対応すべきところですけれども、空調機や外壁の落下防止対策消防設備等の取替えなど、緊急に対応しなければならないものがありまして、雨漏りの程度により優先度を考えながら対応しなければいけないというふうな状況になっているという状況でございます。  現状は以上でございます。 12 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  雨漏りも、それぞれの原因が同じでなくして、修理を、ちょっと手を加えれば止まるような雨漏りと、それから、一部分をしてもどうしようもない、もともとのところから抜本的にしないと止まらないよというような雨漏りもあるだろうと思っていますので、小中学校の中で全部が全部、雨漏りはしていませんし、学校によっては一部の箇所で雨漏りをしている、一部の学校は学校の玄関から入ってカーブを切って、そこにバケツが4つも5つも置いておかなきゃいけない、1つだけのバケツでは足りないと。片方、階段を上がっていくところの窓際は、雑巾を10枚も20枚も置かなければ、そのところから──だから、どうも接着が劣化してひびが入って、そこに流れ込んで中に入っていっているんだろうと思います。だから、あれはそこのところをグラインダーで削って、そして、新たな接着をすれば応急的な処置はできるんじゃないかなと思うんですよね。だから、そういうふうな雨漏りの度合いがありますので、その度合いの分については、そこに応じた業者の人にちょっと手を加えていただければ止まるという雨漏りの箇所もあると思いますので、そこのところあたりをちょっと検証して、そして、バケツで雨漏りをしているところは天井のほうなんですよね。だから、これは危険性を伴うということもあります。ただ、窓際の辺りは高所じゃないので、そこ辺りは新たにグラインダーで削って、そして新たな接着で雨漏りを防ぐということができるので、そこあたりはできるところから早めにしてあげて、そして、子どもたちも和気あいあいと和やかに飛び跳ねて廊下を行けるようにせんと、バケツに引っかかってこぼれるような状況の広場になっていますので、そこのところをもう一度、担当課長、これからどういうふうにしていくのか、計画が少し上がっておるとすれば教えてください。 13 ◯ 教育総務課長(小熊 盛君)  先ほど議員申されました、雨漏りの程度によりますけれども、まず、繰り返しになりますけど、教育総務課営繕担当の職員がおりますので、そちらのほうで、学校のほうから報告がありますから、そちらの現場の状況をまず確認いたしまして、ある程度比較的簡単に対応できる分については、材料等を準備しまして、そこで対応するというふうな対策を取っております。  また、先ほどおっしゃったように、高いところとか、非常に対策に時間がかかるようなところについては、そのほかの建築のほうとかにも相談をしながら、どういうふうな対応ができるのかというのを協議して対応していかなければならないというふうに思っております。  以上でございます。 14 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  学校環境というものは非常に大事でございまして、学校教材も、いろんなタブレット等、どんどん進んでいっています。宿題も何も全部タブレットのようなとでしているのを見ると、ああ、全然変わってきたなと。ただ、教育環境というところはやはりしっかり保ってあげないといけないと。整理整頓をしなさいと家で言っても、学校がしなくてはどうしようもないのと一緒ですので、しっかりと──学校教育は非常に大事だということ、最も大事な要素に入っているのは教育だろうと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  予算のことばかり今度質問していますけれども、予算がないからで片づけるものでもないし、だけれども、結果的には予算が伴ってくるということからすると、やはり緊急度のあるもの、そして早急に改善していかないといけないもの、それから命に関わるものとか、そういうのをちゃんと分別して、そして進めていっていただければなと思っております。  3番目でございますけれども、松浦中央病院の利用者に対する配慮についてということで質問をいたします。  これは市長所管でもなければ、役所所管でもないとですよね、JCHOさんですので。JCHOさんが松浦に来られて、今、病院として運営しておられることは、松浦の健康保持、健康増進、そして、命を守るということからすれば大変な貢献と思っております。自分も松浦市民の一人として感謝いたしております。  ただ、前も自分は申し上げましたけれども、設置のときに伊万里の浦ノ崎のほうから来られる人たちがバスで来られたときに、あの前のほうに乗り場があればなと。それから、平戸のほうから来られた人も、駅で降りて上がって歩いてこられる。それがスポーツセンターとか何かならいいとですよ、ラケットを振りながらでも走ってこれる施設として、スポーツセンターなら。ところが、事、病院となると、名前のとおり病気を持った方が来られる。それに関わる人たちが来られるということは、非常に歩くと大変。だから、あそこの入り口の左、車が5台ぐらい止まるのを没にして、あそこにバスが寄れるようにするといいんだけどなと思っていたんですが、今となってはどうしようもないので、その分、患者さん、利用者に配慮した施設ではなくなったなと思っています。  今回質問するのは、市長は勘づいておられるかどうか、それから、ここの理事者が勘づいておられるかどうか分かりませんけど、薬の処方箋をもらって、JCHOさんの表玄関からずっと向こうのほうに歩いて、網の垣根がありますのでずっと歩いていって、一番向こうを今度は折り返して、そしてまた、こちらにずっと来て、そして、JCHOさんの玄関の前の──薬局の玄関はその前にあるんですよ。ここに柵のつい立てがずっとあるんですよ。だから、ばあちゃんは腰を曲げて、そして荷物を──久しぶりにまちに出てきたばあちゃんだろうと思うんですよ。腰を曲げて、よとよとして向こうまで歩いて、そして折り返して。そして、どこに行かれるのかなと思ったら、ずっと手前に来てJCHOさんの玄関の入り口の前の薬局に処方箋を持っていかれた。その人たちがずっと行ったり来たりしている。  あそこに少しばかりくぐりのドアを造ってもらって、そして、あそこをセメントでちょっとスロープにして、手すりをすれば、ものの何十分もせんうちに薬局の玄関の中に入っていけるのにもかかわらず、健康状態の考え方で造るからあんなになるんですよ。もうちょっと患者さん、処方箋をもらうお年寄りの人たちに寄り添った設計をしないからですよ。自分はそんなに思うんです。  だから、今からでも金切りはさみでどんどんぶちぶちって切って、くぐりのドアを造って、そしてあそこをスロープにすれば、あの玄関から、表に出たらすぐ下、スロープにすれば薬局の玄関に着くんですよ。だから、そのようにして、やはり病院の施設である以上は──病院の患者さん、そして患者さんに寄り添った細やかな配慮がなされていないじゃないかと。前は、雨が降るから天井をこうしてって申し上げたら、それは直ったように聞きました。  だから、そういうふうで、本当はあそこにバスが通れば、バスを降りたらすぐのところに玄関がある、近くにあるようにすればいいけど、松浦の駅で降りて歩いてくるって大変なことだなと思う。これは今言っても、随分前に質問したことがあったんですが、そしたら陸運局から幅が取れないということだったから、歩道の街路樹とか外して、そしてJCHOさんに入っていくところの左に駐車場があるとを5台ばかりを抜ければ、ここにずっと入り、こっちからもずっと入り、そしたらすぐ近くにJCHOさんの玄関が出てくるんじゃないかなと思ったんです。今頃言ってもこれは遅いですけれども、できんことはないんだろうけど、今日質問するのは、金網の柵がどうにかならないのかというのは、市長がはいはいと言うわけにいかない。所管が違いますので、JCHOさんにお願いができないのかなという質問をしておるところでございます。担当のほうからお願いをします。 15 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。  現在、松浦中央病院の前の駐車場に張られている金網の一部を開けて、薬局との間にスロープを設けてもらえないかという声があるということで、松浦中央病院のほうに確認をさせていただきました。  この要望は病院のほうにも直接要望があるそうで、病院としては患者の皆様に配慮したいところではあるものの、周囲にはみなと薬局以外にも民間の薬局があると。そういう中で、一つの薬局に対してのみ便宜を図ることになるため改良は難しいとのお答えでございました。  また、松浦中央病院は、病院本体はもとより、駐車場も含む全ての施設がJCHO地域医療機能推進機構本部の所有財産であって、JCHO自体も厚生労働省の外郭団体であることから、金網の一部を触るにしても国の許可を得る必要があるということで、施設改良は非常に困難という御回答でございました。  以上でございます。 16 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  こういうことがお役所判断と言わざるを得ないなと思う。国であれば、国に許可を取ればよかことであって、利便性を高める施設というのが一番じゃないかなと思う。やはり病院は、患者さんとそれに関わる方々が出入りをし、そこでお世話になるというのが病院ですので、病院に来る方々に寄り添った行政、国政をせにゃいけない。国に許可を取らないといけないなら国に許可を取ってもらって許可を出してもらい、どういう判断で国は許可をせんのか、隣に民間がありますからと言うけど、処方箋を発行する時間だけ、あとは出入りを止めればいいわけです。処方箋とか何か発行しておる時間帯だけ開ければいいわけで、病院の診察が終わって処方箋を出して、それで、その業務が終われば、その後はそこの出入りを止めればいいわけで、何も民間の人たちに迷惑をかけることもなければ、そういうのを国が許可しない理由は全くない。それを許可せんというたら、国のお役所の怠慢だと自分は思うんですが、市長、そこのところはどう思いますか。 17 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  先ほど健康ほけん課長が御答弁申し上げましたが、JCHO松浦中央病院の周辺には、今御指摘のみなと薬局以外にも民間の薬局がございます。市内にも、その処方箋を持っていけば、薬局であればその薬剤を処方していただけるわけでございまして、課長が御答弁申し上げましたのは、JCHOさんとしては、そのみなと薬局以外にも民間の薬局があることから、一つの薬局に対してのみ便宜を図ることが難しいということをおっしゃられているわけでありまして、JCHOさんとしてはそのような判断があるからこのような御回答がなされていると、このように私は認識しております。(降壇) 18 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  話がかみ合いませんが、その一部の薬局の人、それから、遠いところの薬局は遠いところの薬局でいいわけですよね。どこから行っても、その遠いところにもどうせろこうせろと言っていないんですが、たまたまそこの目の前にあるところには利便性が高まるじゃないかと。だから、そこにもいいし、そこを通ってもう一つ向こう側にも行けるんですよ。こっちからわざわざこう行かないでも、ここから通って、そこのところをくぐって通って、薬局さんの前を通って向こうのほうにも行けるんですよ。  だから、そこだけ利便性を高めて、そこだけに恩恵を与えるという考え方は間違っているわけで、ほかにある──そしたら、まだこっちにも薬局があるんですよ、菊地病院のところもあるし。だから、その人たちはそのほうで行かれるんでしょうけど、そんなして近くにもあるんだから、そこにドアを開けてあげれば、そこからその薬局にも行けるし、その薬局の前を通って向こうにも行けるし、利便性はあるじゃないかと。その一つの薬局だけに恩恵を与えるという考え方に立てば何もできないけど、それはできるんだから、そういうとあたりは──それから、国のあれだからと言うけれども、国だからこそ国民に寄り添った行政をしていかないといけないんじゃないかなと思っています。  見とってみんですか、あの炎天下、ずっと向こうまで歩いて。そういう組織ですからって、担当課長は担当課であっても所管のあれじゃないし、JCHOさんという、立場が違う施設だから課長としてはどうしようもできない。そういう意見が出ていますよということは、労を取って交渉はしてもらっているんですけど、だからといって、決裁権もなければ、どうこうはできないので、それはそうでしょうけど、国がもうちょっと国民に寄り添う、そして病院に寄り添う、そして、お年寄りの高齢化社会といって、対策は講じますと立派なことは言うけれども、そういうところでは対策を講じていないということですよ。  だから、高齢化社会になっていったらどのような問題が生じるのかなということあたりを考えれば、できるだけ負担をかけんで、せっかく志佐に、ああ、あしたがちょうど診察日だから、あした買物もしようと。最後に買物すればいいものを、先に買物して時間があるから、その荷物を持って、腰を曲げて、そしてずっとあの柵を、向こうまで行って、そしてまた戻ってきて、そんなことをせんでもちゃんとしてあげれば、別にそこから通ってほかの薬局も行けるし、そこだけが恩恵を被るって、そんな視野にこまいような考え方を国がするということだから自分はよくないなと思っている。そういう配慮が欠けているなと思っております。  そこのところは担当課としても労を取っていただいてありがとうございます。もともと担当課としてはそれ以上のことはできませんので、重々分かっておりますけれども、実態がそうであると。だから、あそこに西肥バスを寄せるとも、あそこに寄せるようにしてもらえんかということで前の担当課長のときにも申し上げたら、前のときは陸運局の許可がどうしても下りないだろうというようなことで、利便性が高まることはございませんでした。  今度もこのことについては、患者さんにはあの炎天下を今までどおりに歩かせないといけないと。寄り添う政策は講じてもらえないと。これは国が講じないということですので、それはそれとして質問を終わりたいと思います。  一番最後でございますが、4項目めですけれども、西九州自動車道の進捗に伴う地域住民への配慮をしてほしいということで質問いたします。  西九州自動車道の特別委員会で視察、現場をずっと回らせてもらいまして、いい経験をすることができたなと思っております。  市の担当課も県の担当課の方も非常にいろいろ配慮をされて、そして、いろんなもめごとといいますか、意見の食い違いがないようにと非常に配慮しておられるなということも分かりましたし、それから、安全性も非常に配慮しておられることは分かります。  ただ、市長も御存じのとおり、御厨のほうは非常に、樋渡のところから田代から板橋から向こうのほうは様子がごろっと変わりました。  今日質問いたしますのは、最初のときには担当課、県の担当課、市の担当課の方が、勤務が終わって夕方から行って説明を懇切丁寧にしていただいているということは聞いておりますけれども、そのときには、このようにしてあそこを掘削しますよ、ここのところは付け替え道路はこのようにしますよ、そして、ここのところはのり面がちょっと深く入りますよというふうな説明があっているんですよね。そのことは重々自分も知っているんですが、その進捗をする上において新たにいろんな諸問題が生じておることはないのかなということですよね。一番最初はこのようにしてコースは進めていきます、ここのところにあった農道はこのように取り付けが変わります、ここに流れてきた水は田に行くのが今度は少し歪曲しますとか、ここはのり面を取りますということは説明があっているんですよ、最初のとき。これは担当課長、職員、それから県が出向いてですね。それはそれでいいんですけれども、十分なされてきているということで。  ただ、その進捗を進めていく上で、説明のときはここはこんなじゃなかったっちゃなかとかとか、要はここのところはこのように変更とか、そういう進捗を伴うことによって、当初の建設推進説明と新たな問題が出ているか出ていないかをお聞きしようと思います。 19 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  変更につきましては、現場を進める中で大小出てきているところでございます。 20 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  農道といいますか、昔は耕運機──テーラーとよく言いよったですね、ああいうふうな農機、今トラクターは大型になっていますよね。そのトラクターが農道を通って、あの畑とあの田とあの田に行くというところの道路の変更というのがあっているだろうと思うんですよね。そういうところと、それから、県の職員の方も同行しておられたので、十分その沿線の農家の方々の意向を聞いてくださいと。説明会ではいっぱいおられて、なかなか声を出して質問はしにくかったという人もおられる。  ただ、自分が言っているのは、あそこの栗越というところがあるんですが、自治体が離れて江迎のところに。あの栗越というところを越えて道路ができていくと。今になってそんなことを言ってもらったら困りますよと、こんなことは松浦の自治体の中にあるうちに言うとってくださいよと言われるとが一番困るわけで。だから、栗越というところのインターを越えて一定工事が進んでいったときに、後からいろいろな、ぐずぐずと声が出てくるようなことのないような対策をしっかりと配慮していただければなと思うんですが、担当課としての答弁をお願いしたいと思います。 21 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  お答えいたします。  施工主体であります国土交通省におかれましては、地元と直接関係がある生活道路、そして、農業用道路の付け替えなど、様々な状況に応じて関係地区や関係団体に対し説明を行い、きめ細やかな対応で工事を進められているところでございます。  本市としましても西九州自動車道の整備促進は重要な施策であり、住民の皆様の御理解なしには工事の進捗は図れないと考えておりますので、国土交通省に対し引き続き住民に寄り添い、住環境に配慮して工事を進めていただくよう改めてお願いするとともに、今後も国土交通省と協力して事業進捗に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  樋渡、田代、板橋沿線の農家の方からいろんな厳しい苦情とかなんかは出ていません。それはいいことだなと思っていますので、これからも栗越のインターを越えていく、ずっと今からまだ進んでいくんですけど、大変景観が変わりました。変わった中で、板橋の一番上のほうは、のり面は掘削ができました。その掘削ののり面で風が非常に強いというのは聞いているんですが、そこのところあたりの地元の人は、あれだけ掘削してのり面をつけたら風がひどいんだよねと言っておられるけれども、そこのところあたりでは、まだ本人さんたちは許容範囲のところで止めておられるのか、何か意見が出ているのか、お聞きしたいと思います。 23 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  現地につきましては、御迷惑かける方について、工事の御説明はしておる状況でございまして、今後は国土交通省と連携しまして、今後の状況判断をまずやらせていただきたいと思っております。  以上でございます。 24 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  すばらしい道路が今できていまして、景観も非常に変わりましたけれども、その分、利便性も高くなり、時代の流れの中で樋渡、田代、板橋のほうは高速ができるという、夢にも思えないようなことになりました。これは地域の方々も大いに活用というんですか、利便性に乗っかっていく必要があることで。ただ、自分が地元の方々にも言っているのは、あの栗越を越えてからいろいろ言う前に、あそこを越えていく工事が進んでいく前で、いろいろ言うべきことは言うように、そして、市の担当課、県の担当課の人とよく合い議をして、よりよい高速道路、そして、いろいろトラブルをいっぱい置いて出来上がっていくんじゃなしに、よかったなという、そういうふうな環境の中で高速道路の完成をするというふうにしていかなければいけないなというふうにしております。  できれば途中途中、その情報交換の場を設けていただければなと。言えることも言えるからと。ただ、大字田代全部ひっくるめて1か所でとなると、なかなか言いにくいこともあるので、そこそこでというふうな話も出ていますので、担当の人たちは、昼は仕事をして、夜また会合でというのは大変と思いますが、そう何回もあることじゃないので、適時、場を設けてもらって、そして何なりと意見交換をして、そして、その上に立って進捗に応じた、どうこう話合いをしながら、当初の説明会と違ったいろんな諸問題も出てくるだろうと思いますので、担当課長としてそこのところのお考えをお聞きしてみたいと思っています。適時に、うっぷんがいっぱい集まってからじゃなしに、そこのところを、市では回答できないようなこともあるでしょうから、市の担当課、県の担当課とよく合い議をし、そして、地域の方々の意向等を聞きながら、そして進捗を高めていく、そのように思っておりますので、そこをお聞きしたいと思います。
    25 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  状況は様々だと思いますが、まずは住民の方に寄り添って、事業のほうは国と連携して進めていきたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯ 13番(鈴立靖幸君)  今回、4項目申し上げましたけれども、1項目、2項目、3項目等については、2項目までは市の所管として市のほうで財源を組んで、そして、一番緊急性の高いところから進めていただくということでお願いをいたしたいと思います。  JCHOさんについては、今、担当課長からお聞きしまして、ちょっと難しいのかなと。バスの停留所にしても難しいということでございまして、この解決というのはすぐはできないかと思いますし、また、その柵の開放についても凝り固まった国の考え方ではとてもじゃないなと。寄り添う寄り添うと、高齢化社会の対策をといって表向きは立派なことを言っても実態は伴ってこない。国の政策というのは寄り添っていないなと思います。これもちょっと難しかなと思います。  ただ、西九州自動車道については、進捗に応じて新たな問題が生じたらば、県、市、担当、そして地元の人と合い議をしながら、膝を突き合わせて、そして、よりよい西九州自動車道の建設に向けて対策を講じていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。  これで私の質問を終わります。    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 27 ◯ 議長(谷口一星君)  以上で鈴立議員の一般質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は6分です。  これより関連質問を行います。 28 ◯ 10番(武辺鈴枝君)  小・中学校施設雨漏り現況についてに関連して質問させていただきます。  文教厚生委員会であちこち見させていただきましたが、それはそれは旧市内小中学校、悲惨なもんです。  学力調査の結果のお話をされましたよね、市長はね。その環境整備は、やっぱり大人が子どもに対して最低限やるべきことだと考えております。そういうよりよい環境の中で、児童生徒にゆっくりと学習、そして学力を上げていくというのは、まずはそういった環境整備をせんばいかんと思っているんですよね。  今、今福小学校は大規模改修をやっておりますが、先日の子ども議会においても、子どもの中から学校の整備の話が出るというのは恥ずかしい話ですよ、全く。もっと子どもたちが将来の松浦に向かって、子ども議会でこうやってもらいたいとか、こんな松浦に育ててもらいたいというのがそもそも子ども議会のもともとの考えというか、ものだったと思うんですよね。ところが、蓋を開けてみると、学校の整備の話をこうやってもらえませんかと子どもに言わせてしまうような、この状況というのをもう一度考えていただきたい。  そこで、今、今福小学校の大規模改修をやっていますが、今後、軽微なものは営繕の担当の職員がやりますみたいな話でしたが、今後の年次計画というのはどういうふうに立てられていますか。それとも、いや、今福小学校までで、学校整備については全く考えていないということですか、そこのお答えをお願いします。 29 ◯ 教育総務課長(小熊 盛君)  お答えいたします。  今福小学校の大規模改修以降の整備計画につきましては、松浦市学校施設長寿命化計画というのを内部で策定しておりますので、それをもちまして老朽化した学校施設の機能の底上げによる長寿命化を図るというふうな目的の下に施設の改修をしていきたいと、そのように考えております。 30 ◯ 10番(武辺鈴枝君)  そうですよね、それはそうです。  そこで、優先順位という話が出てくると思うんですが、どこの学校も自分のところが一番悲惨ですよ、言っておきますけど。行けば行くほど、その学校で自分のところが一番大変なんですよというお話にどうしてもなってきますよね。  例えば、今福中学校の体育館は窓も開けられん。そうなると、全員を体育館の中に集合させることもできない。この暑い中、外にも集まれない、そういうふうな状況がある。  御厨中学校においては、2階の雨漏りで子どもが滑って後頭部を打撲したということがありました。そういうことがあっている。  今の答弁の中で、別に私はここで質問しなくてもよかったわけですよ。そうではなくて、もっと危機感を持って、きちんと対応してもらわないと、子どもにお金をかけることは、松浦市の未来への投資だと思っております。委員会もありますので、そこでゆっくりお尋ねをしていきたいと思いますが、ちょっと雨漏りだからとか、そのくらいの長寿命化計画、よく分かります。全部壊して建て直せと言っているんではなくて、じゃ、長寿命化計画というのを、どこをどうやってやっていくのかという年次計画というのを立てていただきたいという要望をして、私の関連質問を終わります。 31 ◯ 議長(谷口一星君)  ほかにありませんか。  〔「なし」と言う者あり〕  なければ、以上をもって鈴立議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前10時58分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 32 ◯ 議長(谷口一星君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、15番・徳田議員の登壇を願います。  (徳田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 33 ◯ 15番(徳田詳吾君)  おはようございます。  清風会の徳田でございます。今回も市民の皆様のためにとの思いで頑張ってまいります。  全国的に猛威を振るう新型コロナウイルスオミクロン株の第7波が気になるところです。少しは減少傾向にありますが、早く収束してほしいと願うものであります。まだ気を緩めずにいなければと思っております。  質問に入ります。  いろいろ厳しいところもあるでしょうが、前向きな回答をよろしくお願いいたします。  第1項目めは、農業生産資材価格高騰対策についてであります。  8月20日の長崎新聞で、8月19日総務省の発表では、全国消費者物価指数が7月で前年同月比2.4%の上昇、8月27日の長崎新聞で、8月26日発表で東京都区部の消費者物価指数が8月で前年同月比2.6%上昇とあり、東京都区部の指数は全国の先行指標とされ、今後の動向が注目されるとありました。今後、全国的に上昇するものと思われます。  ウクライナ危機によるガソリンや電気代などエネルギー価格の高騰に加え、140円台半ばという円安による輸入物価の上昇が影響した。都市別では、長崎市2.6%上昇、今年10月、11月には全国の上昇率が3%に迫ると予測するのは農林中金総合研究所の研究員とありました。  農水省の発表では、生産資材価格前年比8.5%の見出しで、農産物物価指数が前年同期比でマイナス5.3%と低下したとありました。米はマイナス16.6%、果実はマイナス9.4%、畜産物はマイナス3.1%低下と、農業生産資材価格指数は115.0、飼料と肥料などが上昇したことで前年同月比8.5%上昇したとあります。  肥料は前年同月比で26.7%上昇し、前月比でも13.9%の上昇、飼料は前年同月比15.4%上昇、高熱動力は14.8%、建築資材は21.1%の上昇となったということです。  農産物価格指数を農業生産資材価格指数で割る農業交易条件指数は86.1となっております。100を超えて値が高いほど農業者にとって有利になる数値ですけれども、非常に悪化しております。  国や県の農業生産資材価格高騰対策はどのようになっておりますか。 34 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  農業生産資材価格につきましては、世界的な原油需要の増加に加え、ウクライナ情勢等の影響によりまして、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇しております。  このような中、国のほうでは肥料価格高騰対策事業としまして、5名以上で組織する生産者グループが化学肥料の2割低減に取り組む場合、肥料コスト上昇分の約7割を支援する事業を開始されており、まだ詳細が示されておりませんが、詳細が示されましたら、市としましても県や農協等の関係機関と調整の上、早い段階で生産者の皆様に周知できるよう取り組んでまいります。  また、県におきましては、肥料価格高騰の長期化に備えまして、施肥量の低減に資する農業用機械等の導入支援に取り組んでおります。この事業につきましては、本年7月に生産者の皆様へ周知を行いまして、8月上旬をもって受付の終了をいたしておりますが、市内8つの経営体から申込みをいただき県に報告している状況でございます。  以上でございます。 35 ◯ 15番(徳田詳吾君)  そのような対策では農家の救済は一部にとどまるのじゃないですか。  このような状況の下、6月にはJAながさき西海農業協同組合より農業生産資材価格の高騰対策について要望があったと思いますが、今後どのような対策を取られるのか、伺いたいんですが。 36 ◯ 農林課長(金子英樹君)  本市におきましても、農業生産資材価格高騰対策としまして、肥料、牛の粗飼料、園芸品目の被覆資材の購入費の一部を支援する予定にしておりまして、本議会へ関係予算を計上させていただていおります。  肥料に関しましては、先ほど申しました国の支援事業と重複しないように肥料コストの上昇分3割の支援を予定しております。  牛の粗飼料と園芸品目の被覆資材価格高騰分の支援につきましては、国や県の支援制度が創設されておりませんので、市単独事業で市内の対象となる生産者へ対し価格上昇分2分の1の支援を計画しております。  以上でございます。 37 ◯ 15番(徳田詳吾君)  支援をするということですけども、それについていろんな条件がないですか、その制約といいますか。全農家が対象ですか。 38 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  対象者につきましては全ての農家というわけではございませんが、少しでも広く事業を活用していただくために、認定農業者とかに限らず、過去の本市の農業関係の支援事業と基準を合わせまして、一定の農業所得120万円以上でございますけれども、それを有する生産者を対象とさせていただく予定にしております。  以上でございます。 39 ◯ 15番(徳田詳吾君)  120万円以上もなかなか限られてくると思うんですけれども、大体120万円以上で何戸ぐらいになりますかね。 40 ◯ 農林課長(金子英樹君)  昨日、農業経営体のお話で農林業センサスの数字を申しましたけれども、約890ぐらいの農業経営体があるわけですが、120万円以上の収入がある農家は約600戸ございまして、全体の7割ぐらいに相当すると思います。  以上でございます。 41 ◯ 15番(徳田詳吾君)  7割までなるとはちょっと思っておりませんでした。結構高いですね。  これもちょっと重なるかと思うんですけども、7月15日付の農林課長名で農業資材価格高騰対策緊急支援事業に関する要望調査について文書が来たんですけれども、これも先ほどの分と一緒になりますかね。どうですか、その辺は。 42 ◯ 農林課長(金子英樹君)  7月15日付で酪農家に回覧しました文書につきましてが、先ほどお話ししました長崎県の事業で8戸の農家に申し込んでいただいた分のものになります。  以上でございます。 43 ◯ 15番(徳田詳吾君)  近隣の市町の佐世保市や平戸市、佐々町の対応はどのような状況でしょうか。 44 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  近隣市町の市町単独事業として取り組まれている内容につきまして、佐世保市分につきましてはホームページから、平戸市分につきましては担当部局へ確認いたしましたので、その内容を御説明いたします。  なお、佐々町につきましては、本市同様9月議会に上程する予定にされておりましたので、内容の確認はできておりません。  まず、佐世保市ですけれども、肥料と牛の粗飼料につきまして、認定農業者及び認定新規就農者を対象に購入価格の10%を支援する事業に取り組まれております。  平戸市につきましては、肥料、牛の粗飼料、園芸品目の被覆資材、施設園芸おける燃油代への支援を6月議会で措置されている状況でございます。  以上でございます。 45 ◯ 15番(徳田詳吾君)  先ほど述べましたように、非常に農業資材価格が高騰しております。これで、もうちょっと私としては対策が全農家に当てはまらないのかなと思っておったんですけど、7割ということで結構の分が行っておるんじゃないかと思っております。ただ、もうちょっとこれを全体に広げてすることによって、やはり農業後継者が残っていくという形の育成にもつながるんじゃないかと思うんですけど、その辺の対応は何かございますか。ありませんか。分からん。そしたらいいです。  そしたら、昨日の大橋議員の質問に対して、農業者数が平成2年に2,088経営体、それから令和2年に890経営体と、約30年で57.4%、1,198経営体が減少しているとのことでしたけれども、この減少した分については兼業農家が多いんじゃないかと思うんですけど、その辺は分かりますか。 46 ◯ 農林課長(金子英樹君)  減少した農業の経営体の内容については把握しておりません。申し訳ありません。 47 ◯ 15番(徳田詳吾君)
     多分兼業農家が多いのかなと私は思っていたんですけれども、兼業農家も大切な農業経営体で農業を支えておられるということで、これについても支援が大事だと思っておりますけれども、このような農業経営体も含めた支援に地方創生臨時交付金の活用ができないかなというふうに考えております。  この事業は2020年に新型コロナ対策として創設され、自治体が地域の実情に応じたきめ細かい事業に使えるものでございます。さらに、政府が原油高を受けた今年4月、総合緊急対策で同交付金に1兆円の原油価格・物価高騰対策対応分を新たに設けてあります。さらに、今月に入って6,000億円の新たな交付金を設け、価格高騰への支援を重点的に進めることということで、まだこれははっきり決まっておらないと思いますけれども、これらの活用は今後考えられませんか。 48 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  農業生産資材価格高騰対策につきましては、国や県も財源の一部に地方創生臨時交付金を充当しておられまして、先ほど申しました市の事業におきましても地方創生臨時交付金を充当いたしております。  以上でございます。 49 ◯ 15番(徳田詳吾君)  充当してあるということですけれども、市でプレミアム付商品券、“松浦のお店”を応援商品券を発行してありますけれども、これの農業版ということで、JA関係の全ての農業者支援として燃料支援、肥料、配合飼料等の購入支援等にプレミアム付商品券JA版としてこれらの活用はできないでしょうか。できなければ研究して取り組むとか、その辺の検討はできませんか。 50 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  地方創生臨時交付金を活用した生産者への直接な支援ということで、プレミアム商品券のようなものをできないかということにつきましては、広く活用していただくという意味でプレミアム商品券が考えられるわけですけれども、過去4回に実施いたしましたプレミアム商品券事業では、農業資機材を取り扱っております、ながさき西海農業協同組合での利用が可能でありましたことから、今後もプレミアム商品券事業を実施する場合には、農業資機材購入にも利用できる旨の周知を農協等の協力を得ながら農家の方に図っていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 51 ◯ 15番(徳田詳吾君)  すみません、私の認識不足で農業資材もよかったんですね。ありがとうございます。  今後とも農業者の支援についてよろしくお願いをしておきたいと思います。  では、第2項目めは、肉用牛振興対策についてであります。  松浦市では平成19年度より1,000頭増頭事業に取り組んであります。今年で16年目になるんじゃないかと思うんですけれども、令和2年6月の一般質問に1,000頭増頭開始の年には1,745頭、令和元年には2,180頭、435頭増頭している。今後も増頭を進めて繁殖雌牛群の産地化を目指したいと答えておられます。現在の状況はどのような状況でしょうか。 52 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  頭数のことですけれども、1,000頭増頭事業を実施する前の平成18年の頭数が1,623頭でございまして、最新の情報は令和3年12月末現在になりますけれども、これが2,197頭でございまして、574頭の増頭となっております。  以上でございます。 53 ◯ 15番(徳田詳吾君)  令和3年12月の平戸口中央家畜市場の牛の競り市以降、最近は牛の競り市に私も行っておりませんけれども、最近は価格が下がっていると聞きますけれども、状況はどうでしょうか。1,000頭増頭の開始の価格から、それから、その後、最高時の価格、それから現在の価格の状況が分かりますでしょうか。 54 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  平戸口中央家畜市場におけます子牛の年間平均販売額の去勢と雌を合算した額で申し上げます。  母牛1,000頭増頭事業を平成19年度から実施しましたので、その前年の平成18年度の平均販売額は50万3,618円でございました。その後、最も高かった年は平成28年でございまして、平均販売額は86万3,772円となっており、平成18年度と比較しますと36万154円の増となっております。また、令和4年度の4月から8月までの5回の競りの平均が66万267円でしたので、最も高かった平成28年度と比較しまして20万3,505円の減となっております。  以上でございます。 55 ◯ 15番(徳田詳吾君)  牛の価格が低迷しておりますけれども、生産資材の高騰対策はどのように対応されますか。 56 ◯ 農林課長(金子英樹君)  先ほどの農業支援の分と少し重なりますけれども、国の肥料価格高騰対策事業、県の農業用機器等の導入支援事業のほかに、市の事業で牛の粗飼料の価格高騰分につきまして、対象となる生産者へ対し価格上昇分の2分の1の支援を計画しております。  以上でございます。 57 ◯ 15番(徳田詳吾君)  1,000頭増頭の推進の成果が現れて、先ほどの数字で574頭ですかね、増えておるようですけれども、この1,000頭増頭に増頭1頭当たり20万円を上限、それから、維持は10万円を上限に補助を行っておりますけれども、牛の価格が今低迷しておる中、安い時期にピンチをチャンスと捉えて、保留牛の奨励による規模拡大のために、これに上乗せの助成拡大でもっとこの1,000頭増頭に近づくように推進ができませんでしょうか。 58 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  保留牛の助成拡大への支援をということでございますが、先ほど農林課長が御答弁申し上げましたとおり、平成19年度の母牛1,000頭増頭事業を皮切りに、優良雌牛保留事業や松浦産長崎和牛産地形成事業などの事業を立ち上げ、優良雌牛群の造成及び品質向上による繁殖牛の産地化を目指し増頭を推進しており、増頭1頭当たり上限20万円、維持更新については1頭当たり上限10万円の補助を現在も実施しております。  また、畜産クラスター事業などを活用されて牛舎規模を大きくされた方には、増頭や維持更新につきまして国や県の補助が用意されておりますので、これらの活用を推進しているところでございます。  なお、近年、長崎県では優秀な種雄牛が次々に誕生しております。この中には松浦産の牛もございます。これまでの事業により保留された優良な母牛からこれらの種雄牛の雌の子牛が生まれれば、その子牛を次の母牛として保留してもらい、優良な母牛群による新たな産地造成を図ることができますので、長崎県産種雄牛を活用して農家の所得向上や後継者育成につながるような施策を検討してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 59 ◯ 15番(徳田詳吾君)  補助の上乗せはないようですけども、今後とも和牛の振興によろしくお願いしたいと思います。  ふるさと納税の返礼品に、ながさき牛が取り入れられておりますけれども、松浦牛での返礼品をとの声を聞きます。価格低迷の中、松浦牛でのふるさと納税の返礼品開発、これに取り組む考えはございませんか。 60 ◯ 農林課長(金子英樹君)  お答えいたします。  和牛の産地名を使ったブランド化につきましては、一般的に肥育牛の産地名が使われます。これは最も長く飼われた場所の産地を名のることができるからでございまして、繁殖子牛につきましては生後8か月から9か月間農家で育てられ、その後競りに出され、その子牛を買った肥育農家が平均20か月間肥育を行うことから、このようになっております。  松浦市内では繁殖農家が主でございまして、肥育農家は農協の施設を含めまして2戸しかございません。議員が申されました松浦牛のブランド化につきましては、市内で肥育された牛肉の確保ですとか、精肉加工などの施設が必要となってまいりますので、これらに取り組みたいと思われる方がございましたらブランド化を検討していきたいと考えております。  なお、現状といたしましては、平成24年の全国和牛能力共進会長崎大会におきまして長崎和牛が日本一になったことから、長崎和牛ブランドでのPRが効果的であるとのことから、長崎和牛を推進しているところでございます。  以上でございます。 61 ◯ 15番(徳田詳吾君)  以前もそのような回答であったとは思っておるんですけども、課長さんは当初のふるさと納税の担当者でもありましたし、このふるさと納税の額の増大につながると思いますので、もう少し努力をして検討してみる考えはございませんか。 62 ◯ 農林課長(金子英樹君)  私も松浦牛という名前が全国に広まるようになればいいなとは思っておりますので、先ほどお答えしましたとおり、状況を見ながら、そういうチャンスがあればブランド化に向けて取り組みたいと思っております。  以上でございます。 63 ◯ 15番(徳田詳吾君)  よろしくお願いします。肉用牛の振興を松浦市の振興と思って取り組んでほしいと思います。  次に移ります。  3項目めは、水産業生産資材価格高騰対策についてであります。  漁業についても水産業生産資材価格が高騰しているんじゃないかと思います。養殖用餌、燃油、漁具等に対する生産資材価格の高騰対策はどのように対応されておりますか。 64 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  水産業の価格高騰対策につきましては、新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢等の影響により、燃油は昨年から高止まりの状況が続いております。また、養殖用飼料につきましては、魚粉の高騰など国際相場が上昇している影響を受け、前年度と比べ餌代が2割程度上昇しているとの新聞報道がなされております。  こうした状況を受けまして、市では漁業者等の経費負担の軽減及び経営の安定化を図るため、各種支援を今議会に計上しております。  まず、燃油と養殖用配合飼料については、価格が上昇した場合にその影響を緩和するための備えとして、漁業者等と国の拠出により補填金が交付される国の漁業経営セーフティーネット制度の加入者に対し、積立金の一部を補助することとしております。  また、漁船漁業の漁獲金額や養殖業の生産金額が下落した場合に、その影響を緩和するための備えとして、漁業者等と国の拠出により補填金が交付される国の積立ぷらす制度への加入を条件に、漁業共済の加入者に対し共済掛金の一部を補助することとしております。  さらに、漁業者等が燃料費削減のために行う漁船の船底清掃に対し、上架施設使用料と、塗料、はけ、亜鉛版などの資材購入費の一部を補助することとしております。  以上です。 65 ◯ 15番(徳田詳吾君)  今の分で、漁家によって差があるとか、そういうことはないんですかね。その条件があるとか。 66 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  先ほど言いました各種支援の中に、漁船の船底清掃に係る上架施設使用料や資材購入費の補助については、全漁家、全経営体に対して支援することとしておりますが、国のセーフティーネットの積立金の一部、あと、漁業共済の掛金の一部については加入者限定となっております。  以上です。 67 ◯ 15番(徳田詳吾君)  先ほど農業関係でも言いましたけれども、地方創生臨時交付金の活用ということで、これも漁業のほうもあるんでしょうかね、プレミアム商品券の活用というのが。その辺はどうでしょうか。 68 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  先ほど説明させていただきました水産業の価格高騰対策事業の財源としては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用を予定しております。  以上です。(発言する者あり)  すみません、続きまして、プレミアム商品券の件になるんですけども、これまでプレミアム商品券については実施してきておるんですが、新松浦漁協もプレミアム商品券の取扱い店舗となっており、鷹島町阿翁浦免の漁協の給油所などでは利用されている漁業者の実績がございます。今後もプレミアム商品券事業を実施する場合には、漁協でも利用できる旨の周知を図っていきたいと考えております。  以上です。 69 ◯ 15番(徳田詳吾君)  周知方よろしくお願いします。水産振興として一生懸命取り組んでもらうようにお願いをいたしまして、次に移ります。  第4項目めは、公共工事入札制度についてであります。  市内建設業者の育成をするにはどのようにすればよいのかとの思いで質問をさせていただきます。  7月23日の長崎新聞に、2021年度県発注工事不調、不落8.71%の見出しで載っておりました。入札への参加者がいない不調、入札額が予定価格を上回る不落とありました。市の状況はどのような状況でしょうか。令和2年と3年でお願いをいたします。 70 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  お答えいたします。  令和2年度、令和3年度に実施した公共工事の入札における不調、不落の件数は、まず、令和2年度ですけども、入札件数95件のうち不調が7件、不落が11件、計18件でございまして、発生率が18.95%でございます。次に、令和3年度でございますけども、こちらも入札件数は95件ございまして、不調はありませんでした。不落が6件ということで、発生率は6.32%というふうになっております。  以上でございます。 71 ◯ 15番(徳田詳吾君)  不調、不落の原因はどのように考えられますか。 72 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  不落、不調が発生した工事内容としましては、令和2年度及び令和3年度ともに大半が災害復旧工事となっております。  不調、不落となった入札では多くの辞退があっており、主な理由としては、工事に必要な人材の確保が困難、他の工事と重なるため工期内での完成ができないなどとなっております。  また、災害復旧工事の不調、不落に関しては、現場条件が厳しく、工事で使用する農地等における利用制限がある中で、早期復旧を求められることから、多くの労働力を要することなどが原因ではないかというふうに考えております。  以上です。 73 ◯ 15番(徳田詳吾君)  指名の基準、ランクづけはどのようにされておりますか。 74 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  議員御質問のランクづけにつきましては、松浦市建設工事等指名業者選定要綱において、土木工事、建築工事、電気工事、管工事、水道施設工事、舗装工事のみ格付を行っており、この工種に該当する工事である場合には格付表より指名選定することとなります。  格付の方法につきましては、松浦市建設工事等の入札参加資格審査要領に基づき算出した総合数値により等級を区分いたします。  代表的な業種でお話ししますと、土木工事では総合数値750点以上がAランク、発注基準といたしまして、工事の金額ですけども、制限はございません。次に、総合数値600点以上749点以下がBランク、発注基準は2,000万円未満の工事。最後に、総合数値599点以下がCランクとなっておりまして、発注基準は500万円未満の工事となります。
     次に、建築工事ですけども、総合数値700点以上がAランク、発注基準は制限ございません。総合数値600点以上699点以下がBランク、発注基準は4,000万円未満の工事。総合数値599点以下がCランクとなり、発注基準は1,000万円未満の工事となっております。  以上です。 75 ◯ 15番(徳田詳吾君)  先ほど災害が主に不調、不落が多いと答えられました。ほかの工種はあんまりないんですかね。 76 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  令和2年度に発生した不調、不落の中で、18件あったんですけども、農災が5件、公共災が6件で、残り7件がその他の工事となっております。令和3年度のほうで発生した6件のうち、農災が4件、公共災が1件、その他が1件というふうな状況でございます。 77 ◯ 15番(徳田詳吾君)  その上位ランクから下位ランクまで、ある程度幅を設けずに入札すれば不調、不落がなくなるかなと思って今聞いたんですけど、その辺は幅を持たせてきちっと決めるんじゃなくて、上位下位ある程度参加できるような方法で、その辺はどうでしょうかね。 78 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  不調が多かった災害復旧工事についてなんですけども、災害復旧工事につきましては不調、不落が先ほど申し上げましたとおり多いことから、等級等の考慮はせずに地域性を考慮した業者選定を行っておりまして、できる限り地域の事情に精通した業者さんが施工することで早期復旧につながるよう指名選定を行っている状況でございます。  以上です。 79 ◯ 15番(徳田詳吾君)  市内建設会社の資格要件を見ますと、いろんな資格を持って指名願を出されていると思いますが、どのような形で指名をされておりますか。 80 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  松浦市が発注する建設工事の指名に関しては、建設業者より2年ごとに行われる入札参加資格審査申請において、希望する業種について申請がなされます。この申請をなされたものにつきまして、松浦市建設工事等の入札参加資格審査要領に基づき内容の審査を行い、業種ごとに作成された入札参加資格者名簿により指名選定することとなります。  指名選定を行う際には、発注する工事の内容が入札参加資格者名簿のどの業種に該当するかを判断した上で、松浦市建設工事等指名業者選定要綱に基づき指名行っているところです。  また、複数の工種による一式工事となっている場合には、主な工事が何かを判断しながら指名選定を行っております。  以上です。 81 ◯ 15番(徳田詳吾君)  その一式工事ということであれば、いろんな資格といいますか、そういうとで持っておられると思うんですけども、一般的に土木が多いな、建築が多いな、また、その他一般的にこう見たときに、ふだんの工事量が、この工事が多いなということで入札の指名をされておりませんか。その辺はどうですかね。 82 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  先ほども申し上げましたとおり、まず、発注する工事の内容が建設業法上にある工種のどの工種に近いかというところを判断させていただいて、指名選定を行っている状況でございます。 83 ◯ 15番(徳田詳吾君)  高額で多工種の場合、市外企業との特定共同企業体、ベンチャー企業で入札を行ってありますけれども、発注基準はどのようにしてありますか。また、請負比率はどのようになりますか。 84 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  まず、特定共同企業体の取扱いについてでございますけども、松浦市特定共同企業体取扱要綱に基づきますが、この中で、対象工事は大規模かつ技術的難易度の高い建設工事となっており、確実かつ円滑な施工を図ることを目的としております。  その要綱の中で、共同企業体の出資比率ですけども、共同企業体の1構成員当たりの出資比率の最小限度は次のとおりとするということで、2企業構成の場合は30%、3企業構成の場合は20%というふうになっております。 85 ◯ 15番(徳田詳吾君)  今回の議案にも請負契約の変更が出ておりますけれども、残念ながら市外業者をトップにした特定企業体の契約となっております。多額で多工種の場合でも、資格を見ながら市内業者優先で指名をして、特定企業でもいいですけど、協力会社、下請の形で、そういったいろんな工夫をしながら工事ができるように市内業者で入札をしてはどうかと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。 86 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  先ほど議員からお話がありました災害復旧工事なんですけども、共同企業体の代表構成員が市外業者となっている近年においての工事は、先ほどお話がありました地滑り対策工事が挙げられます。市が発注する地滑り対策工事については災害復旧事業の場合が多く、施工箇所が崩壊している状況からの着手となり、施工中での状況変化、地質状況の確認、地滑り対策工の設計変更などを限られた時間の中で対応していくため、専門的な知識を必要とすることから、とび土工コンクリートの工種と併せて地質調査のコンサルタント登録をされている業者を指名選定しており、市内に本社を有する業者のみでの発注は厳しいと判断していることから、工事内容の精査を行い、市内企業の育成等を考慮した上で、特定共同企業体での発注を行っている状況でございます。  松浦市建設工事等指名業者選定要綱においては、原則として技術的に市内企業で施工または実施が可能な工事については、市内企業を優先して発注することとしておりますので、工事の指名選定を行う際には、まずは市内企業単体での指名を検討いたします。  しかしながら、先ほど答弁しました地滑り対策工事等においては、必要とする要件が市内企業では困難であるため、市外業者へ全て発注するのではなく、施工可能な工種を市内企業に担っていただけるよう、また、経験のない工種での企業体参加が企業育成につながると思われることから、構成員とはなりますが、共同企業体での施工を行っているところでございます。  以上です。 87 ◯ 15番(徳田詳吾君)  それは分かるんですけども、せっかく国、県の補助金、また、地元負担金による松浦市のお金が、市外業者が筆頭のベンチャー企業ではお金が市外に出ていく割合が多くなるわけですね。せっかく松浦市に補助金が来ても、市外に出ていく金額が大きくなります。これについてはどのように考えますか。 88 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  入札参加への指名につきましては、地元企業の存続、育成のため、これまで松浦市建設業協同組合からも徳田議員と同様の要望がなされております。市といたしましても可能な限りその御要望に沿った対応ができるよう、さらなる受注機会の拡大について検討してまいりました。  この検討結果から、規模が大きいのり面工事や特殊工事となる下水道の推進工事については、市内に本社を有する業者での施工実績も増えてきておりまして、工事箇所の施工にも問題がないことから、市内企業での施工も可能と判断し、特定共同企業体での発注ではなく、市内企業単体の指名競争入札を既に実施しているところでございます。  今後も原則として、技術的に市内企業で施工または実施が可能な工事につきましては、市内企業を優先して発注することを基本とした指名選定を行ってまいりたいと考えております。(降壇) 89 ◯ 15番(徳田詳吾君)  ぜひその方向でよろしくお願いしたいと思います。また、市の税収も減るわけですから、せっかく松浦市に入ってくるお金です。松浦市のお金が市外へできるだけ出ていかない対応をして、市内業者の育成をしていただくことをお願いして、次に移ります。  第5項目めは、学校跡地の活用についてであります。  学校跡地の活用については、令和2年6月議会以来の質問になります。廃校跡地が5か所ありますが、これの活用状況及び今後の活用について質問をいたします。  まず、田代小学校の活用について伺います。 90 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  旧田代小学校につきましては、校舎の一部を一般社団法人まつうら党交流公社の事務所及び実習室として活用しているところでございます。  以上です。 91 ◯ 15番(徳田詳吾君)  建物はそうでしょうけど、あの付近一帯の活用は考えておられませんか。 92 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  先ほどお答えしましたとおり、旧田代小学校につきましては、校舎の一部をまつうら党交流公社の事務所と実習室として活用しておる状況でございますが、グラウンドなどにつきましては、西九州道の建設に伴うその事務所などとして活用している状況でございます。 93 ◯ 15番(徳田詳吾君)  では、大崎小学校の活用についてお願いします。 94 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  旧大崎小学校につきましては、校舎の一部を物品の保管場所として使用しておりますが、昨年度末に1件、施設使用に関する問合せがあっていることから、改めて事業者の公募を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 95 ◯ 15番(徳田詳吾君)  よろしくお願いします。  鷹島小学校跡地の活用についてはどうなりますか。 96 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  旧鷹島小学校につきましては、校舎等の解体が完成しておりまして、今後につきましては、住宅用地として分譲することについて、ニーズ調査などによる実現可能性を含めて検討することとしている状況でございます。  以上です。 97 ◯ 15番(徳田詳吾君)  ぜひとも活用していただいて、人口が増えるようによろしくお願いします。  それでは、福島小学校跡地の活用について伺います。  私が令和2年6月議会で行った質問には、総合管理計画に基づいた施設ごとの個別施設計画を今年度末までに作成する。この計画の中で検討する。令和3年12月議会で行った質問には、支所と公民館機能を統合し、建て替えの設計は令和3年度から令和7年度に取りかかると答えておられます。昨日の崎田議員の質問の回答では、市長は令和12年度までにはと、さらに後退をしております。私の見方では、もうそんな悠長なことを言っている場合ではないと思います。ぜひとも早急な着工をお願いしたいと思います。 98 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  昨日の崎田議員の御質問に、福島支所と公民館を合わせた施設の移転候補地として福島小学校跡地を計画しているということを御答弁申し上げました。それは、この公共施設の維持管理計画の中で、前期、後期というその区分がございまして、令和3年から令和7年度までという前期の区分、そして、8年度から12年度までというのは後期の区分、それぞれございまして、前期で設計を行って後期で建設を行うということでございますので、12年度までと申し上げているのはその後期に当たるということでございます。前期で設計をやって後期で建物を建てていくというとがございますので、それを今回の質問でもこの危険性等御指摘いただいていますので、状況に応じて適宜必要な対策を取っていきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 99 ◯ 15番(徳田詳吾君)  平成26年に議員に初当選し、最初頃、福島支所の建て替えをお願いいたしました。1958年、昭和33年に建築され64年経過しております。福岡西方沖地震の後と思われますけれども、支所の建物を支える柱の根元が壊れ、中の鉄筋がむき出しの状態でございました。その後なかなか建て替えが行われず、平成28年6月議会の質問の段階では、補強工事ではなく根元が見えないように隠すためと思われる工事が行われておりました。その後、何度も建て替え要望を行っておりましたが、なかなか進まない状況でございます。またその後、福島小学校解体工事の影響により一段と崩壊が進み、危険が増しております。  既に建て替えが行われた調川公民館の柱の根元と同じような状況で、福島支所が調川公民館よりもさらに古い建物でございます。調川公民館の建て替えの折、福島が先という思いがありましたので、反対しようと思いましたけれども、福島は道路側と中央の廊下の柱の壊れ方が主で、調川公民館を現地調査で見させていただいたときに周囲の柱の根元が全て潰れておりましたので、反対はしませんでした。しかし、福島の建物の柱の状況もひどいもんですよ。これも見に行ったら隠してあるけん分かりにくいんですよ。この柱の状況を市長は見たことありますか。 100 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  私もその外側の外壁がつく前の状況は見ております。(降壇) 101 ◯ 15番(徳田詳吾君)  見ているのであればなおさらですよ。もう危ない状況なんですからね。  いつも財政状況を見ながらということで答えられますけれども、今議会初日の報告第4号「令和3年度決算に基づく松浦市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について」の中で、財政状況も少し好転状況と報告されました。  昨日の崎田議員の質問で、1973年に建築された消防鷹島出張所については令和5年に計画するとの回答でございました。福島支所と比較すると15年も新しいんですよ。順序が逆じゃないですか、どうですか。 102 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  昨日も崎田議員の答弁で申し上げましたとおり、防災施設でありまして、救急車等の出動等にも将来影響があるということでございましたので、優先順位としては、まず防災施設が大切であるということから、先にそちらを造るということにしたものでございます。  昨日の崎田議員の質問にもお答えしましたとおり、実際に近年、財政状況が若干改善していることは事実でありますので、そういったこともあり、これまで小学校や住民の利用施設を優先的に整備してきたものを、これから庁舎等を含めた建設が必要になってくると、そういったことを考えているところでありまして、その中でも、先ほど申し上げましたとおり防災ということを真っ先に考え、鷹島を優先したことでございまして、現在そのような計画をしているということでございますので、ぜひ御理解を賜りと思います。(降壇) 103 ◯ 15番(徳田詳吾君)  福島支所長、福島支所は防災の基点じゃないですか、中枢じゃないんですか、どうですか。 104 ◯ 福島支所長(志水 巧君)  防災の拠点として業務を行っております。 105 ◯ 15番(徳田詳吾君)  福島支所も防災の拠点なんですよ。もうちょっと考えてくださいよ。市民の命がかかっているんですよ。あれは表のほうに今度、福岡西方沖みたいな地震が来たら多分道路側に潰れますよ。市民が来ていたり職員が潰れたらどうするんですか。死んでしまいますよ。ぜひとも早急な対応をお願いして、この項を終わります。  養源小学校の活用について伺います。 106 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  旧養源小学校につきましては、本年度から実施しております松浦学校共生プロジェクトにおいて、木造校舎や運動場を活用している状況でございます。  以上です。 107 ◯ 15番(徳田詳吾君)  政策企画課から回ってきた回覧には、養源小学校で2回の野外上映会があるようになっておりました。  8月25日の長崎新聞には、松浦学校共生プロジェクトで松浦市福島町を訪れている福岡市の小学生13人が、20日に土谷棚田で稲刈り体験をしたとありました。この取組と成果、これからの取組、活用についてお伺いいたします。 108 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  議員おっしゃいました松浦学校共生プロジェクトにつきましては、8月11日から21日までの間、3泊4日のプログラムを2回実施しまして、福岡県内在住の小中学生39人の参加がございました。当日は地域の方々の参加協力もいただきながら、木造校舎での絵画制作、オンライン授業、宿泊や食事、運動場での野外上映会のほか、魚釣り、稲刈り体験、竹を使った工作や流しそうめんなど、地域版未来会議で出されたアイデアも含めた様々な創作活動を行ったところでございます。  なお、12月26日から29日までの3泊4日で3回目のプログラムも実施される予定ですので、次年度以降も本年度同様の計画をされております。  今後は、地域の連携協力体制の構築につながるよう主催事業者や地域関係者との協議を進めまして、施設の管理や運営面など試験的活用の結果を踏まえた課題や条件等の整理を行いまして、年間を通した活用計画の策定に向けて取り組んでいきたいと考えております。
     以上です。 109 ◯ 15番(徳田詳吾君)  養源小学校の跡地の木造校舎について活用されたところに話を聞きに行きました。そしたら、要望が何点かあるようでしたので、ぜひともそういったことも聞いていただいて、今後もっと利用しやすいように検討いただければというふうに思っております。福島の学校だけじゃなく、全体の学校跡地についてもっと活用ができるようにいろいろ検討していただきたいと思います。  以上、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。    (徳田議員 一般質問席 降壇) 110 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって徳田議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時14分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 111 ◯ 議長(谷口一星君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、9番・宮本議員の登壇を願います。  (宮本議員 一般質問席 登壇)(拍手) 112 ◯ 9番(宮本啓史君)  それでは、私の一般質問をさせてもらいます。  今日7番目ですから、ちょうど真ん中ですね。前半の議員の皆さんの話をお聞きしておいて、市長さんも大変だなと思っております。  ただ、つくづく感じますのに、いかに財源を確保するかと。いろんなことを、市会議員の皆様方が何をしてくれ、かにをしてくれという要望を市民の負託に応えておっしゃっていますけれども、やっぱり何といっても財源ですよね。その点、やっぱり市長も一生懸命頑張っておられると思いますけれども、財源確保については努力をされていると思いますけど、なお一層の努力をお願いします。  私は1番目に、アジの水揚げ日本一の街・松浦の電照看板について上げました。  この看板をきっかけに、市長がアジフライ聖地というのを掲げて大変経済効果をもたらしておると私は思います。  一つの例ですが、松浦海のふるさと館に、ある事業者がアジフライを、品物を出すようになりましてから、3年前は二、三百万円の売上げだったんですけど、その企業は3,000万円行きます。それから観光客も、アジフライを食べようという方が大変多く市内に入っておりますので、これも大きな経済効果をもたらしておると私は確信を持っております。海のふるさと館も、このコロナ禍にもかかわらず、創業以来、最高の売上げを達成しました。コロナからですよ。  そういったもんで、鷹島海底遺跡の問題についても特別委員会を開きまして、マスコミが取り上げ、いろんな角度から松浦市を注目して、観光客が訪れております。そういったことでは市長さんも頑張っておられると私は評価をしたいと思っております。  そこで、アジの水揚げ日本一の街の看板ですけれども、訪れた人が看板を見て、汚れているねとか、夜、明かりがつかないねとか、もう一遍、大体これは市内に5か所立てたんですね。夜、明かりがつく、アジの水揚げ日本一の街の看板。あれは1基200万円。200万円を5基立てました。1,000万円だったです。500万円、県からもらいました。市から250万円、残りを魚市場関係者の人たちが出して立てて、ずっと保守管理をしております。  ここで、電照看板の管理、保存、手入れはどこであるのか、それから、修理、建て替えの資金は準備しているのか、立て看板は夜は点灯しているのか、お尋ねいたしたいと思います。 113 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  看板の管理でございますが、所有者である松浦魚市場協会が行っておられます。市としても、この看板は本市のアジ水揚げ日本一を市内外へ広くPRする上で大変効果があっているものと考えております。このため、引き続き維持管理をしていただくよう、松浦魚市場協会にしっかりとお伝えをしいきたいと思っています。  それと、資金についてなんですけれども、これも魚市場協会にお尋ねしたところ、建て替え資金は現在準備されておりませんが、修理についてはその都度対応しますということで伺っております。  それと、電照看板は点灯しているかというお尋ねですが、これも確認をしましたところ、現在は経費節減のため、夜間は点灯していないということで伺っております。  以上です。 114 ◯ 9番(宮本啓史君)  水産課長、これだけの経済効果をもたらしているということは、魚市場関係者にとっても売上げは伸びているわけですから、電気ぐらいはつけるような拠出をお願いしても構わんと思うんですよ、手入れとかね。そういうのはしっかりと魚市場協会に言ってください。あれだけ魚市場も我々協力して再整備を図ったわけですから、看板の手入れと電気をつけるぐらいの経費は皆さんで負担するように魚市場協会に言ってください。よろしいですか。 115 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  先ほど言いましたように、市としてもこの看板は市内外の方に広くPRする上で大変効果があるというところがございますので、これについては松浦魚市場協会としっかり協議をして、前向きに検討していきたいと思っております。  以上です。 116 ◯ 9番(宮本啓史君)  せっかく市長がアジフライの聖地として、全国的に有名になっております。これは一つの松浦のブランドを確立しました。それなのに、あの看板を見て、汚れ腐っているとか、明かりがついていないとか、そういうことのないように手入れをして、お願いします。  それで終わります。答弁はいいです。  それから2番目に、わくわく!!水中考古学体験講座について上げました。  この件についてですけど、実は体験講座の開校式に出たんですよ。委員長、副委員長、何名かの地元の議員も皆さん一緒に出ました。出てよかったんです。  私、驚きました。大学生が定員30名のところ、30名は現地にお見えになって、地方自治体の関係者も入っていました。それから、17名がオンライン、合計47名ということでしたので、開校式に出ました。  そのときの大学の名前を、ちょっと私、市民に知ってもらうため、奈良大学、東海大学、京都橘大学、同志社大学、駒澤大学、琉球大学、仏教大学、国立東洋言語学院、京都芸術大学、近畿大学、東北芸術工科大学、奈良女子大学、龍谷大学、國學院大学、福岡大学、北海道大学、滋賀県立大学、明治大学、18の大学から参加を申し出たと、昨年に続いてね。松浦にとっては大変大きな財産というか、注目すべき事柄と私は思っております。これをどうやって生かすかと。  そこで、国内初のわくわく!!水中考古学体験講座in鷹島が開かれて、全国から大学生、自治体関係者が、定員30名のところ、オーバーした17名がオンラインの講座、言わば水中考古学体験フィールドスクールの全国大会、これだけの多くの参加を見てどのような感想を持たれたか。また、この成功を見て、今後この水中考古学体験フィールドスクールを、いかに今、松浦市が目指す全国唯一の水中考古学の拠点構想と、市民関係団体が目指す鷹島海底遺跡としての国史跡鷹島神崎遺跡を含む鷹島海底遺跡の調査研究により見いだされた元寇、蒙古襲来の歴史的価値を、国が推進する文化観光の資源として活用することで地域活性化につなげるべきかを考えられたと思いますが、まずもって教育長の見解をお願いします。 117 ◯ 教育長(黒川政信君)(登壇)  わくわく!!水中考古学体験講座in鷹島は、長崎県教育委員会が主催、松浦市教育委員会が共催で開催しました。  現地参加者28名、リモート参加者20名の合計48名が参加されました。現地参加者には松浦市星鹿町出身の学生もいました。  8月22日から24日までの3日間、天候にも恵まれ、水中遺跡保護に取り組む講師による講義や鷹島でしか体験することのできないエクスカーション──現地研修など予定どおりのプログラムを実施し、参加者の反応も大変よかったので、大成功のうちに終わることができたと思っております。  先般9月2日に県の担当者と文化財課で意見交換を行い、よかった点や反省点を洗い出し、来年度の講座開催に向けて、さらによりよいものにするように意思統一を図ったところであります。  現地開催の強みや鷹島でしか体験できない内容などを検討しながら、本講座の最大の目標である水中遺跡保護の担い手育成の一助となるように取り組んでまいりたいと考えております。(降壇) 118 ◯ 9番(宮本啓史君)  同じく、全国からこれだけ多くの大学生が参加したと思いますが、なぜこれは参加されたのか、市長の意見をお聞きしたいと思います。 119 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  全国からなぜ多くの方が参加されたのかということでございますけれども、まず、この講座に対しての私の思いを述べさせていただきたいと思いますが、この体験講座の開催に当たりましては、平成29年度から3か年間、本市が独自で開催をしておりました水中考古学公開セミナー、この実績を生かすことができたと思っております。こういった実績があったから、多くの方々に参加いただいたのではないかというのが1点でございます。  また、市がこれまで実施しておりました事業主体の折には、参加対象を広くしていたために、座学を中心とした取組でございました。今回は水中考古学に興味のある学生などに限定したことから、より専門性の高い講座となり、全国から多くの学生さんを集めることができたんではないかと思います。  また、この取組は市の要望項目の一つでございます水中遺跡保護に係る研修地として活用すること、このことにも合致をしておりまして、来年度もぜひ開催をしたいというふうに考えております。  さらには、新型コロナウイルス感染症拡大の折ではありましたけれども、鷹島──現地で開催できたことは大変有意義であったと思いますし、NHKのニュースなどでも取り上げられるなど、水中考古学の先進地である鷹島の優位性や調査の成果、活用の手法など多くのことを伝えることができたと思っていますし、学生の皆さんにそういったことが伝えられたというのは大変喜ばしいと考えております。(降壇) 120 ◯ 9番(宮本啓史君)  今、市長がお答えになったのと同じと思いますけれども、やっぱり鷹島海底神崎遺跡は長年、40年間にわたって、日本で唯一調査研究を進めてきたということで、全国にも例がない現地と思うんですよね。蓄積された知見、そういう意味でも優位性があったと思っております。  それで、わくわく!!体験講座に全国からの大学生が参加した現実を、松浦市が、全国の水中考古学の勉学への夢を抱いている大学生をはじめ、全国の水中考古学に関心を持つ若者が、日本の水中考古学への未来へ希望を与えるために地元の熱意を見せる戦略を立てるべきであり、これを生かさないで松浦市の生き残りはないと私は確信をしたわけですね。その点よろしくお願いします。  この項目はこれで終わりにしますけれども、次に、これは来年度に向けてですけれども、元寇船・発掘体験フィールドスクールの開校について、ちょっと御提案を申し上げます。  先日の水中体験講座に講師でお見えになった奈良大学の今津学長が、鷹島での今回の体験講座には、モンゴルの国とモンゴルの国の大学生が大変関心を持っていることをお聞きしました。  平成26年11月に水中考古学の先進地である韓国の木浦の韓国海洋文化財研究所に訪問した折には、そこの蘇所長は鷹島の調査の行方に高い関心を持っており、今後一緒に協力して研究を進めていきましょうという発言をされたことを思い出します。  当時の元軍がモンゴル、中国、韓国の混成軍であり、この鷹島の元寇船の発掘調査には対モンゴル、中国、韓国も関心を持っていると思います。  元軍の沈んだ遺物の調査により、水中考古学という学術研究の面で平和外交の面にもつながると思いますが、令和3年6月議会で、スペインのマヨルカ島で、世界で考古学や文化財保護に携わる研究者、学芸員、学生、プロダイバーなど、及び水中考古学に興味のある18歳以上の皆様を対象に、沈没船水中発掘フィールドスクールと銘打って開講された例を取り上げて、この鷹島で元寇沈没船を教える世界史と題してでも、わくわく!!水中体験講座の次に水中考古学体験講座を実施することを、国や県と関係者と今後検討することを提案いたしたいと思います。  この世界を相手に、スペインのマヨルカ島で実施されたフィールドスクールを開講するには、県や市のレベルでは、日本の国で実施するには難しい面があると予想しますので、国や県や関係者と検討、研究してくださいという御提案を申し上げておりますが、この点についてはいかがでしょうか。 121 ◯ 文化財課長(内野 義君)  お答えいたします。  わくわく!!水中考古学体験講座in鷹島は、新型コロナウイルス感染症拡大の中ではございましたが、予防策を講じるなど現地及びリモートによるハイブリッド開催を無事終了することができました。  先般、参加者のアンケートを参考にしながら、県の担当者と文化財課で意見交換を行っておりまして、市といたしましては、鷹島開催の優位点を前面に押し出すような企画を検討するよう提案したところでございます。  県が主催する体験講座につきましては、令和3年度から5年度までの3か年間の事業となっております。事業最終年度を前に、その後の取組についても検討を進めたいと考えております。  また、今回の講座に先立ちまして、7月26日には東北芸術工科大学の伊藤教授を代表とするトレハロース法研究会も開催されておりまして、全国から保存処理の専門家が27名参加もされております。  鷹島を研修地とすることは、水中遺跡の調査だけではなく、保存処理も含めまして、鷹島海底遺跡におけるこれまでの調査研究の実績や成果を活用できるとともに、対外的にアピールできる素材になるものと考えております。 122 ◯ 9番(宮本啓史君)  マヨルカ島でやったようなことは、これも含めて検討するの。 123 ◯ 文化財課長(内野 義君)  できることできないこと、安全管理等を考慮しながら検討したいと思います。 124 ◯ 9番(宮本啓史君)  スペインのマヨルカ島でやったのは大変難しい問題もあると思います、国際的な問題がね。これも國學院大学の池田先生に問いただしたけど、難しい面もあると。  そこで私は、東京海洋大学が主催したもんですから、資料を取り寄せてちょっと勉強しているんですが、大変難しい、松浦市だけでは対応できない問題があるけど、これが実現できれば相当松浦市はインパクトがあると、これは世界に注目されると、私はそう思っているんです。実行するにしてもせんにしても、これはぜひ研究してください。と思っております。その点について、いかがですか。 125 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  元寇船、スペインで行われたその手法をそのまま鷹島に当てはめることができるかということを、まず十分検証しなければならないということと、(資料を示す)これは池田教授と中田さんの共著の本ですけれども、この中で、これを読んで私が非常に気になった点が、池田先生が書かれている鷹島の元寇船は、水深20メートルの海底、さらに1メートル掘り下げたところにあります。非常に透明度が悪くて、砂が舞い上がると目の前も見えないと。そういった中では、非常に呼吸が上がって、見る見るうちに酸素が減っていくんだと。だから、そういった恐怖との闘いが必要だというようなことがあって、事故を起こしてはならないというようなことも池田先生自らがこの著書の中に書いておられます。  ですから、そういった場所に学生を連れていくことが本当にいいのかどうかという判断は、これはやっぱり十分検証が必要だろうと思っています。もしそういった場を開催して学生が事故に遭遇するというようなことがあっては、この調査そのものにも影響を及ぼすんではないかということを危惧しておりますので、そういった安全性も含めて十分な検証を行って、今、議員がおっしゃるような、そういった活用ができないか、検討してまいりたいと思います。(降壇) 126 ◯ 9番(宮本啓史君)  大事なことですから、すぐはできませんけれども、これは「安全な水中考古学ダイビング実践モデルコード」、今、市長が心配されたことが載っております。ユネスコ水中考古学大学連携ネットワークの中に全て載っています。  これも研究されますけど、教育長、スペインのマヨルカ島でしたときは、島根県の山舩晃太郎さんが講師で、学長で主催されているんですけどね、この方は世界を歩いてこられた方ですね。一度お時間があれば、そういう方たちと会うとって──すぐはできんですけどね、一応会うとって研究してください。答えはいいです。  この点は……(発言する者あり) 127 ◯ 文化財課長(内野 義君)  その件に関しましてですが、機会があればぜひ意見交換を行いたいと思っております。今、検討段階なので、実現できるかどうかはまだこれからではございますが、来年度開催予定の水中考古学体験講座の講師としての候補にも山舩先生にお願いするようにしております。 128 ◯ 9番(宮本啓史君)  この点はこれで終わりまして、次に4番目、松浦高等学校魅力化対策ということを掲げております。  これも私、データを見まして驚きました。これを質問するに当たってね。私も平成26年、議会に出て、初めて市民から言われたことがある。やっぱり松浦高等学校をなくしちゃいかんよと。一遍、隠岐の島の海士町というところに行ってくださいと言われて、自前で行きました。平戸の市会議員も一緒に勉強しに行きました。当時の山内町長という方にお会いしました。  そのときは、定員120名の松浦高等学校は私が初当選したときが88名だった。それからちょっと元に戻りまして、平成28年が120名定員いっぱいになって、平成29年が112名というデータですね。それから、平成30年にぼこっと落ち込んでいるんですね、64名となっている。令和元年に98名、それから令和2年に85名、令和3年、昨年55名。これには私、非常にびっくりしました。今度初めてデータをもらいましてですね。  そのとき、隠岐の島の海士町は2,300人の人口で、島前高校は定員80名のところ、3学級で70名まで減ったそうです。それを復活したと、山内町長さんはね。その苦労話を随分聞いたことがあります。80名の定員のところ70名まで減ったわけですから。  今、松浦高等学校は、120名のところ55名まで減った。これは大変な危機だと私は思います。  ちなみに、ちょっと調べてみましたら、令和3年、市内の中学卒業生が183名、その中で55名しか松浦高校に入っていない。55名ですよ。  我々市民は、松浦発展を願う、唯一の高校はなくしちゃいかんと思いながら、自分の子どもだけはという気持ちはあるかもしれない。どこに行くのも自由ですよ。自由だけれども、市民の心の中に、松浦の発展には尽くさないかんという気持ちもある。唯一の松浦高校だけは残したいと、そういう気持ちを市民に浸透させるのも市長の仕事だと私は思っておる次第です。  そこで、当時の海士町の町長さんがおっしゃったことは、ちょっとなぞられますけれども、松浦東高校に次いで──松浦東高校は今福だったですね、今福も人口が二千何百名ですが、廃校になった──松浦東高校に次いで松浦高等学校がなくなってしまうことになったら、松浦市の子どもたちは高校入学と同時に松浦市の親元を離れなければなりません。当然のことながら、親には大変負担になる。松浦市の人口流出もさらに進む。寂れたまちになると、ますます過疎化が進むと、こういうことをやっぱり市民に訴える必要があるんじゃないかと思っておるんです。  その点について、市長にどれだけの危機感を松高に対して思っておられるのか、ちょっと見解を。
    129 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  今、議員御質問があったとおり、市内唯一の高校がなくなるということは、全ての高校生が市外の学校に通うということになりますから、それを何とか阻止しなければならないということで、本市では松浦高校の存続のために、その魅力向上に資するということで様々な支援に取り組んできているところでありまして、これは唯一、松浦高校に年間1,500万円程度の補助金をつけてやっている、これが何よりも危機感の現れだと、このように考えておりますし、何とかそういった取組の中で魅力向上をして、定員がしっかり埋まるような、そういった取組につながるように、学校と共に努力をしていきたいと思っているところでございます。(降壇) 130 ◯ 9番(宮本啓史君)  当時の海士町の山内町長さんにお聞きしたときに、松浦高等学校は県立高校ですよね。それで、そこの海士町の島前高校も県立高校です。その山内町長さんが、これに対して高校に毎日のように通ったそうですね。そしたら、いろいろ言われたと。何で町長が県立高校にタッチするのかと。それを乗り越えてやられたという苦労話があったんですけれども、そこで、その中で松浦市の方針の中に、唯一の高校をなくしてはならないという担当部署はあるんですか。設置するべきじゃないかと私はお聞きしたいんですけど、設置しているところがあるんですか。 131 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  松浦高校支援の取組は政策企画課が担当いたしております。(降壇) 132 ◯ 9番(宮本啓史君)  じゃ、政策企画課にお尋ねしますが、松浦高等学校といろいろ協議会などを設けて、松浦高校を存続させる協議会などを設ける具体案とかなんとか、今から取り組むんですから、あるんですか。それをちょっとお聞きします。 133 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  松浦高等学校の支援に関する協議会のような組織があるのかというお尋ねですが、現時点で松浦高等学校は、令和4年度なんですが、地域との協働による高等学校教育改革推進事業でありますとか、新時代に対応した高等学校改革推進事業に取り組まれておりまして、その中でコンソーシアムという協議体がございます。その協議体は地域課題の解決等の探求的な学びを実現する取組を推進するために設置されておりまして、本市のほうも構成員としてそのメンバーになっておりまして、松浦高校で実施されております「まつナビ・プロジェクト」の事業の目的でありますとか、年間計画とか、協力体制などについて検討、承認などがされている状況でございます。  以上です。 134 ◯ 9番(宮本啓史君)  大変でしょうけど、いろいろ検討してください。  そのときの海士町の町長さんが言われた言葉の中に、町の存続の重要性の中に、地元の高校の存続は地域の存続に直結するという明確な方針を出したそうです、町の方針として。高校を失うことは、文化的、経済的にも計り知れない損失であり、何らかの対策を取る重要性を指摘したと。中でも、高校の存続問題が地域の存続に直結すると結論づけたのは、当時、町として異例だったと。  それから、島前高校は町立ではなく県立ですと。これまでの行政の常識でしたら、他の組織が管轄しているものに対して手を出せないような感じがするものです。ましてや、県と町には上下関係のようなものがあります。島前高校から、どうして町長はこんなに県立高校に来るんですかと、町立高校ではないですよと言われたりもしたと、こういうことを物語っておりますけれども、これからうちの市長も副市長も、やっぱり頻繁に松浦高等学校に出向かれて、いろいろ検討していただきたいと思います。  そこで、一つの提案です。  実は水中考古学でこれだけの大学生が集まったと。魅力ある高校の提案ですけど、松浦高等学校はなぎなたでは有名ですね。それから、もう一丁はマラソンですかね。1つは、市長の「ともだビジョン」の中に、昨日答弁がありましたけれども、「学校教育の充実を図り、教育のまち松浦を実現します」と。その中に、「ふるさと教育の充実、松浦高校と連携した課題解決能力の育成を進めます」と書いてある。  そこで、こういうことも書いてあるので、一つの御提案ですけど、この水中考古学の問題ですけどね、水中考古学クラブというか、水中考古学研究会というか、ふるさとの歴史を大事にするという意味で、松高の中に水中考古学クラブかなんかを設けさせる御提案を私はしたいと思うんです。その点に対して、特別に松浦高等学校の水中考古学クラブにはある程度支援をするとか、そういうアイデアをちょっと私、提供したいと思うんですが、その点に対して。 135 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  先ほど答弁申し上げましたとおり、本市では市内唯一の高等学校である松浦高等学校の存続のため、魅力化向上の支援にも取り組んでいるところでございまして、松浦高校に水中考古学クラブ等の提案をしてはどうかということでございますが、鷹島に行けば実際に引き揚げられた遺物や調査地点の風景をじかに見ることができるなど、水中考古学に興味がある生徒が研究しやすい環境にもありますので、まずは松浦高校に議員から提案のありました内容についておつなぎをしたいと考えます。  また、市といたしましては、現在取り組んでおります「まつナビ・プロジェクト」、この中で松浦市が取り組んでいる様々な課題を生徒たちに紹介して、その中で生徒たちが自ら課題を見つけて、その研究テーマをするという「まつナビ・プロジェクト」を取り組んでおります。  松浦市は文化財に関する様々な情報を提供することができますので、例えば「まつナビ・プロジェクト」のコンソーシアムで提供できるものとして、市職員を講師として授業に派遣するなどの支援を行うとともに、松浦高校と連携し、松浦高校生が水中考古学に興味を持つ機会をつくることができる、このように考えています。  また、水中考古学研究センター特別顧問である池田教授を松浦高校に講師として招聘し、授業をしていただくことも可能だと考えております。実際に松浦高校出身で、高校生のときに池田教授の講演を聞いたことがきっかけとなって考古学に興味を持ち、現在、長崎県埋蔵文化財センターの職員として活躍しておられる方や、現在、大学で水中考古学を学んでいる学生さんもいらっしゃいます。いずれも今後、鷹島の水中考古学を推進していく上で、担い手として活躍されるのではないかと期待をしているところであります。  受講した松浦高校生の皆さんが、松浦市の歴史に興味を持ち、地域課題解決に向けて取り組む「まつナビ」において、水中考古学をテーマとして研究していただくことができれば大変喜ばしいと思っておりますので、引き続き「まつナビ」などの活動を通して、今後、松浦高校で水中考古学について研究したいと思う生徒が集まり、クラブ活動等につながることを期待して、校長先生のほうにおつなぎをしたいと思います。(降壇) 136 ◯ 9番(宮本啓史君)  一つ興味が湧いたのは、インターネットに「高校生の挑戦」といって載っていたんです。17歳の女子高校生、「丹後の海で水中遺跡を見つけたい」。現在クラウドファンディングで402万7,350円集まっておるそうですね。自分が生まれ育った丹後の海の底に眠る歴史の宝を見つけたいと、そんな思いで高校生が始めたと。  なぜ丹後で調査するのかと。丹後は古代から近世まで日本の交易の中心地、大陸との交易も盛んでしたと。台風や津波などの自然災害が少ない地域のために、太古の海の様子をそのまま残しているところもあります。そんな水中遺跡の発見のポテンシャル三拍子そろった丹後ですが、水中遺跡調査がほとんど行われたことがないことで、丹後で調査することになりました。  これだけ注目されるわけですね。高校生が挑戦するという。今後、例えばこの間、鷹島で行われた全国の大学から集まった生徒の中にも女子大生が半分ぐらいおられました。ちょっと驚きましたけれども。そういう面では、ぜひこういうこともお伝えして、やっぱり松高に特色ある何かを御提案申し上げたいと思いますので、御検討願いたいと思います。  以上です。  次に、鷹島神崎遺跡の保存と活用について上げました。  おかげさまで、ようやく特別委員会を設けて、昨年11月17日には政府──文部科学大臣、官房長、文化庁の次長に要望内容の実現化に向けて、直接、陳情いたしました。  元寇船の引揚げ実施並びに水中考古学の専門研究機関の設置についての実現化に向けて、松浦市として文部科学大臣にも陳情しましたけれども、これだけの政府の中枢に要望したということは歴史上始まってないことだと思っているんですよ。それも官民一体となって。しかも、文部科学大臣からは、より前向きに検討しますという御返事もいただいた。文化庁も大変喜んでおると思うんですが、今後が一番大事と私は思っておるんですね。  そこで、ちょっと私は思うんですけど、実は平成26年12月、水中考古学の先進地である韓国に視察に行った折、長崎新聞社が同行取材記事を書いております。同行取材、新聞記事に載っております。その記事を参考に読ませていただきます。  今から8年前ですよ。当時の琉球大学の池田教授が、市が具体的な計画をしっかり練り上げ、国に提案することが第一歩になると発言されております。市がどのような構想を持ち、実現にはどれくらいの規模の施設や予算が必要か。どの部分は国の援助が必要になるか詰めていく作業が課題でありと、当時の文化財課長は、市でたたき台をつくり議論したいという発言をされています。  いかりの引揚げ後、元寇船の引揚げの実現、保存設備、収納設備、水中考古学の専門機関の設置、元寇史跡の公園等々、ここに来れば元寇、海底遺跡、水中考古学の全てが分かる。松浦市の目指す水中考古学の拠点構想の実現のためには、松浦市として青写真を早急に描いて、国に対して、松浦市としてはこのような考え方を持っているのですがと、国に対してたたき台を示すべきと思っておりますが、市の考え方をお聞きしたいと思います。 137 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  まず、去る令和4年7月28日に文部科学大臣へ要望を行いました。要望は、私、谷口議長、宮本鷹島海底遺跡保存活用特別委員会委員長、そしてさらに、委員の皆様、松浦市歴史観光推進協議会稲澤会長と共に出向き、要望してまいりました。  この要望の実現には宮本特別委員長の大変な御尽力がございまして、本当にありがとうございました。  その中で、松浦市は国内における水中文化遺産の保護に関する予算について重点的な配分を行っていただくとともに、鷹島海底遺跡で確認された元寇船の引揚げ実施に当たっては、国内の水中遺跡の保護の機運を高めるためにも、国のプロジェクトとして実施することということでお願いをしております。  また、「水中遺跡保護の在り方について」で示されている水中遺跡保護の体制における国の役割を実現すべく、水中考古学の専門研究機関を国の独立行政法人として設置するために必要な予算について確実に措置すること、いずれにしても、国でこれをしっかりやってくださいということを申し上げてきているところでありまして、事業主体はいずれも国と想定をしておりますので、市が具体的な青写真を描くことはなかなか難しいんではないかと考えておりますが、市として、将来的に必要な機能などを示す基本コンセプト、こういったものについてはお示しできるんではないか、作成可能ではないかと思っておりますので、国の役割、市の役割の中で、市ができることについて検討してまいりたいと考えております。(降壇) 138 ◯ 9番(宮本啓史君)  この点についてはずっと議論してきました。韓国に行った折のこういう新聞記事も読ませてもらいました。そのとき、当時の文化財課長は、市でたたき台をつくり議論したいと発言。市は継続だと思うんです、僕は。途中で変更はできないと、発言した以上は。  そこで、私はこれに異論を唱えるわけじゃないけれども、今、私が言った議論を文化庁の人たちと真剣に議論したことはあるんですか、この問題について。こういうことはできませんよ。市である程度、市はこうしたいと。全体の松浦市の水中考古学の拠点構想の中で、どこに保存設備、元寇船の実物大の規模の展示、水中考古学学術研究所を貼り付ける絵を描いて、どうしても必要な設備は、次の元寇船の引揚げに伴う保存設備と収納設備、この保存設備だけでも、どの程度の規模でどの程度の予算で建てたいという絵ぐらいは早急に描くべきだと思うんですが、いかがですか。 139 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  先ほど申し上げました、市として考える基本コンセプトをつくるという中では、当然、文化庁と協議をしていく必要はあると思っております。  それと、やはり実際に引き揚げるとなったときの規模などは、具体的に調査の過程の中でまだまだ判明できていない部分がございますので、そこは十分に調査研究をされている池田教授をはじめとする専門家の皆さんの御意見を聞く必要があると思っておりますので、やはり松浦市としては、事業主体はあくまでも国にお願いしたいということを述べておりますので、具体的な中身については国にお願いしたい。そのために、松浦市としてこんなものが必要ですよということをお伝えしていくことは、その基本コンセプトの協議の中で文化庁とも協議をしていきたいと思っております。(降壇) 140 ◯ 9番(宮本啓史君)  先日、特別委員会で池田教授にこの点もお話をしました。いかりを揚げた後、元寇船の本船を引き揚げることに段取りはなると思いますが、どうしても必要不可欠な収納設備、保存設備です。保存設備はどの程度の規模が必要ですかということをお話ししました。2つぐらい欲しいとおっしゃっていましたけど、上は太陽光で、建物はプレハブでもいいというような個人的意見がございました。  私が今、市長の御答弁を聞いておって、私も文化庁にまた行きますけれども、やっぱり市がたたき台をつくらないかんですよ、これは。国は自分で絵は描かないです。そして、すみ分けすべきだと。その中で議論をすると。これは国が持つもの、これは県が出してもらう。やっぱりたたき台は示すべきだと私は思っております。その点、厳しく私は要望しておきます。  そこで、令和4年度鷹島海底遺跡に関する事業費は、国が幾らで、県が幾らでと、松浦市の負担割合も含めて事業内容を御説明ください。 141 ◯ 文化財課長(内野 義君)  お答えいたします。  鷹島海底遺跡調査事業に係る分だけを御説明したいと思います。  まず、本年度、元寇のタイムカプセル引き揚げプロジェクトということで、いかりの引揚げ事業に1,652万1,000円、それから、その引揚げ事業の附帯事業費といたしまして284万2,000円、総事業費1,936万3,000円、このうち国の補助金が、いかりの引揚げ事業に関わる1,652万1,000円の2分の1の826万円、それから、県の補助金がその20分の1の82万6,000円、加えましてあと、ふるさとづくり基金からの繰入金、これはクラウドファンディングによるものですが、939万円というふうになっております。それから、その差額にですが、あと、発掘調査見学ツアーに参加される参加者の負担金というのも35万4,000円含まれております。  また、活用事業といたしまして、総事業費が226万2,000円、このうち国の補助金が2分の1で113万円、県の補助金が20分の1で11万3,000円、市の単独が101万9,000円となっております。  合計が約2,100万円程度となっております。 142 ◯ 9番(宮本啓史君)  そうすると、今年は2,100万円ですね、令和4年度ね。そうすると、ちょっとお尋ねしますけど、わくわく!!体験講座で大成功を収めたと私は確信しているんです。これからも観光客が増えると見ています。相当増えると。何でも、ガイダンスに行きましたら、去年1月から今年9月まで、鷹島海底、あそこの視察団が700名増えておるそうですよ。大きいですよ、700名。鷹島のところ、700名。ますます増えると思います。これからいかりを揚げる。マスコミに注目される。10月6日にはNHKがまたBSで放送される。それから、参議院の文部科学委員会にも視察に来てくださいと山下委員長にお願いしております。それから、県の常任委員会も視察に来ると。僕は増えると思います、一つ一つ。  これをどうやって観光に結びつけるかということは、もう既に地域経済活性課のほうから取り組んでおられますけれども、これをなぞらえて、より充実した体験講座を開くために、今度は2泊3日だったけれども、3泊4日にするとか、4泊5日にするとか、その検討がなされると思いますけれども、器具ですね、ダイビング機材など必要なものを予算要求するようなことは検討されておりますか。 143 ◯ 文化財課長(内野 義君)  本年度のわくわくを終えまして、いろいろ検討を行っているところでございます。特にエクスカーションのメニューの設定におきましては、海底遺跡を体験できるものとして、船による現地見学、海岸における遺物の分布調査を本年度は行ったところでございます。  水中遺跡の調査については、先ほど市長から御説明がありましたが、常に危険が伴うため、万が一事故が発生すれば、今後の調査の実施に大きく影響を及ぼす可能性もございます。そのため、安全性に考慮する必要がございまして、今回のメニューを選定したところでございます。  次年度は、やはり参加者の要望等もございましたので、より実践的なメニューを検討中でございまして、その中で具体的な設備、道具等についても併せて検討したいというふうに考えております。 144 ◯ 9番(宮本啓史君)  よろしくお願いします。この問題については、特別委員会でもまた各委員の皆様からいろいろ御質問があると思いますので、この辺で終わりますが、最後に、松浦市の広報の役割と広報戦略についてを上げました。  毎月発行されている市報だよりについて、市では発行に関して、広報の役割と広報戦略について、毎年どのようなメンバーで、年に何回、検討、協議をされているか、お尋ねいたします。 145 ◯ 政策企画課長(山口 武君)  担当課である政策企画課からお答えいたします。  市報「まつうら」につきましては、市政広報の一環として毎月発行しておる状況でございます。市民に必要な情報を伝える、市民と行政をつなぐ、市民や市出身者等の関心を高めるといった役割があると考えております。  市報発行に関する広報戦略につきましては、市政広報の役割を果たすことを基本に、担当部署である政策企画課の課長である私と課長補佐、秘書係において、編集方針の検討や編集内容に関する協議を行っております。  年度当初に特集記事や連載コーナーなどの年間計画を決定しまして、表紙、構成、記事の内容などは毎月の校了まで随時協議を重ねているところでございます。  以上です。 146 ◯ 9番(宮本啓史君)  この件は、あれですけど、これはまだもう一回やりますけれども、その前提に立って、市長は、松浦市の広報の役割はどうあるべきか、市報だよりについては、発行に関してどのような点について注意をしながら毎月チェックされているのか、お尋ねします。 147 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  松浦市の広報の役割は、先ほど担当課長が申し上げたとおりでございまして、市民との対話を基本に、協働によるまちづくりを推進する上で大変重要な役割を担っていると考えております。  市報「まつうら」の発行についても、市民皆様が必要とする情報を、可能な限り分かりやすい表現や表記で作成するよう指示をしておりまして、発信する情報が市民皆さんに正確に伝わるよう注意しながら確認を行っているところでございます。(降壇) 148 ◯ 9番(宮本啓史君)  いろいろ調べてみると、自治体の広報のPR、広報の在り方についてはいろいろ問題提起されております。例えば、目標設定ができていない、内部の情報収集ができていない、発信内容がステークホルダー──利害関係者のニーズに合っていない、地域外向けに地域の魅力をアピールできていない、一点集中型メディアの発信しかできていないとか、いろいろ載っておりますけれども、ひとつ松高問題で、市長、取り上げましたね。やっぱり松高問題は一番大事なもんですから、例えば市報だよりに市長の思いを、市民に対してね、やっぱり市長の発信というかな、市長の声というのかな、そういうのを聞かせるような市報だよりも考えてみて、してくださいとは言わんけれども、例えば市民が共有するというかな、そういう──これだけじゃないんですけれども、例えば、水中考古学体験でもこれだけの大学生がお見えになったと。これはやっぱり市報だよりにちゃんと載せると。それは市だけでしていいのか分かりませんけど、どこに注目、観点を置いて市報だよりに載せるかという検討を内部ですべきじゃないかという気がするんですよね。その点は市長、お考えどうですか。 149 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  限られた紙面の中で、それを有効に活用して、最も伝えたい情報を分かりやすい表現で市民の皆様にお伝えしていくというのは、市報の大切な役割だと思っております。  そこに掲載する記事、やはり市民の皆さんが知りたいと思う記事になっているかどうか、こういった点は引き続き担当部局の中で、私も含めて協議をしながら、そして、より充実できるように努めてまいりたいと考えております。(降壇) 150 ◯ 9番(宮本啓史君)  市の広報、これから厳しい人口減の中で、やっぱり松浦市の存続を考えると、市の広報課というのは大変重要な役割を僕は示しておると思います。そういう面では相当な、何というかな、みんなの意見を聞いて、市民のニーズに応えて、松浦市がどうこれから発展すべきかと、存続すべきかという問題も捉えて、市の広報課の役割、市の広報課の担当に市長は教育をすべき──教育と言ったらおかしいけど、ヒアリングというか、そういうこともよく打合せをしてやっていただきたいと。  この問題については、また次の議会でも取り上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  時間も参りましたので、私はあまり松浦市の未来がないということは言いたくありません。だんだんよくなってきよると、明るいところもありますので、私はそういう点も踏まえて一般質問いたしました。  これで終わります。どうもありがとうございました。    (宮本議員 一般質問席 降壇) 151 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって宮本議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時14分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 152 ◯ 議長(谷口一星君)
     再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、6番・武部周清議員の登壇を願います。  (武部議員 一般質問席 登壇)(拍手) 153 ◯ 6番(武部周清君)  こんにちは。  煌めく青のまち松浦を目指す煌青会の武部周清でございます。  今年の夏は猛暑の中、マスク着用で大変暑苦しい毎日でした。9月に入るや台風11号に見舞われ、被災された方には心よりお見舞いを申し上げたいと思います。今福においては12時間という長い時間停電となり、各家庭で冷蔵庫など家電製品が使えない状況となり、会社の人はパソコンが使用できなくて仕事にならないと困惑の一日を過ごしました。日頃当たり前と思っていた電気ですが、電気のありがたさも十分に認識、痛感させられました。  それでは、通告に従い、質問に入ります。  1番目に、松浦党梶谷城跡、鷹島神崎遺跡を中心とした市内外元寇関連史跡を線でつなぐ観光の仕組みやモンゴル村を活用した観光、振興策についてお尋ねいたします。  まず、梶谷城跡の活用策は、市の情勢に見合う内容として文化財保存活用地域計画の中で検討するということでしたが、表題にいう線でつなぐ観光地の核の一つとして、日本を救ったとも言うべき鎌倉武士松浦党の県指定史跡梶谷城、シンボルにふさわしい城跡の整備をしてほしいと何度も議会でお願いしてきました。市長は真剣にこの梶谷城跡を整備する考えはあるのか、いま一度答弁をお願いいたします。 154 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  梶谷城の活用につきましては、現在策定作業中の文化財保存活用地域計画の中で検討してまいりたいとこれまでもお答えしていますけれども、そのとおりでございまして、旧史跡松浦党梶谷城跡保存整備基本計画は旧松浦市において策定をされておりまして、既に30年を経過しております。当時の実情から状況も大変変わっておりまして、現在の市の情勢に見合う内容にしたいと考えております。  その内容につきましては、施設整備を行うというよりも、まずは梶谷城の本来あった景観を維持することが何よりも大切だと考えておりまして、本年度、樹木の伐採に取り組むこととしております。  ぜひ、まずは眺望をよくして、当時鎌倉武士が眺めていた伊万里湾の姿、これを何とか取り戻したい、このように考えております。(降壇) 155 ◯ 6番(武部周清君)  元寇関連の史跡などで、ぜひともそういうある程度の整備はしていただきたいと思いますし、今後とも、やっぱり景観のある梶谷城として存続していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、観光地梶谷城跡への登山が、例年だと夏休み、お盆休暇に帰省された方の多くの方が登山されるのですが、令和3年8月の大雨、地滑りのため通行止めとなっており、登っていかれる人が少ない状況でした。トイレのある場所の上からはいまだに通行止めとなっており、道路脇の樹木が生い茂り登山しにくい状況です。樹木の伐採、道路の整備が必要と思います。早急な整備をお願いしたいと思いますが、課長、何とかできませんでしょうか。 156 ◯ 文化財課長(内野 義君)  トイレから上の部分の県の史跡指定範囲内の道路ということで答弁をいたします。  梶谷城山頂部に通じる道につきましては史跡の範囲内になるため、改修を行うには許可が必要となります。  当該道路につきましては樹木が生い茂っており、路面が滑りやすい状態にあったことは確認しております。そのため、8月上旬に清掃作業を行いました。  樹木の伐採については、適切な管理が行えるよう計画的に進めたいと思っております。  現在、一般の車両の乗り入れを規制しまして、安全を確保しているというふうなところで御理解をいただきたいと思います。 157 ◯ 6番(武部周清君)  これは登山しにくい、樹木がずっと生い茂って道路にかぶさってきております。私もこの前、ちょっと雨の後でしたので、非常に足が滑ってなかなか登れなかったもんですから、上まで行けない状態でした。そういう点でも、ぜひ登りやすい道路の整備をしていただきたい。よろしくお願いいたします。  8月23日、特別委員会で池田先生と意見交換会を開きました。元寇関連の史跡、遺物は市内外に広く点在しているが、その史跡ですが、牧の岳史跡公園とか、開田の七人塚、対馬小太郎の墓、兵衛次郎の墓、宮地嶽史跡公園、元寇記念之碑、鷹島銅造如来坐像。今福に来まして、文禄の役松浦家供養塔、松浦党梶谷城跡、旧宛陵寺跡──ここには久公のお墓とか歴代のお墓が並んでおります。福島に行って、土谷百人塚。市外に行きますと、志賀島蒙古軍供養塔、しかのしま資料館、生の松原元寇防塁、今宿元寇防塁、蒙古塚、櫛田神社蒙古碇石、亀山上皇銅像、筥崎宮境内蒙古碇石、元寇史料館、長崎県立対馬歴史民俗資料館、少貳資時の墓、福岡市博物館、壱岐市立一支国博物館、九州国立博物館などがありますが、これらの史跡を一つの線で結ぶ地域との観光交流、それらとこういうものをつなぐ仕組みを構築していくことで、観光に結びつけ、観光に訪れる人が気楽に理解を深める工夫が必要であると言われました。それには関連史跡を結ぶ仕組みづくりのヒストリートレイル、観光ガイドボランティアの育成が必要となってくると言われております。そういう仕組みで線で結ぶ地域との観光の交流も大事となってまいります。  今後は、市長が言われる元寇や松浦党というテーマ、これを今後の観光の中心に捉えて、勇猛な松浦党の武士の活躍や、対馬の宗助国がモンゴル国の大群が襲来してきたことを大宰府に知らせる役目を対馬小太郎や壱岐の兵衛次郎に託しましたが、彼らは松浦党と共に奮戦し、死んだら墓を対馬の方向に向けるよう願ったなどのエピソードを交えたストーリーをつくっていきたいと思っておりますし、市長からも鷹島地域に字名で残る元寇をイメージさせるものの磨き上げ、そして松浦党の磨き上げ、さらに、市議会、市民の皆様方にも理解をいただきながらストーリーをつくっていきたい、そして発信したいと考えているということでありますから、ぜひともこの鎌倉武士松浦党を磨き上げ、こういったことの歴史的背景の探求が松浦党や元寇を柱とした観光客の誘致に結びつくものと考えます。この歴史的な財産を生かし、地域の活性化に結びつけていかなければならないと思うところです。  歴史観光に訪れた観光客のモンゴル村でのキャンプやグランピング、つばき号による鷹島・福島周遊など、観光による振興を図ることが活性化への道だと考えますが、課長の見解をお願いしたいと思います。 158 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  元寇関連の史跡や遺物の観光面での活用についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、元寇関連の史跡や遺物は市内外に広く点在しております。これらを有機的に結びつけて、ゆかりのある土地を巡る観光ツアーを造成するなど、元寇の歴史を体感できるような観光の仕組みづくりを構築することが、今後、松浦市が取り組むべき施策であると認識しております。  このようなことから、令和2年度の元寇サミットを機に始まった壱岐市、対馬市との連携に加え、元寇にゆかりのある福岡市の筥崎宮や福岡市博物館とも連携し、それぞれの元寇関連スポットを巡るスタンプラリー事業を実施することとしております。  また、長崎県のみんなで磨く観光まちづくり事業を活用し、元寇を生かした食と歴史の観光コンテンツ造成事業も実施することとしております。この事業は、令和4年度から6年度までの3か年の計画の中で、広報冊子の作成、SNSを活用した情報発信の強化、食を絡めた観光コンテンツの開発、観光ガイドの育成、ツアーの実施などに取り組むこととしておりまして、鷹島神崎遺跡を新たな観光コンテンツとして確立していくことを目指しております。  これらの事業を通して、元寇の歴史を訪れた人が気軽に理解を深めることができるような歴史観光の仕組みを構築してまいりたいと考えております。  それから、歴史観光に訪れた方々が、キャンプやグランピング、福島・鷹島地域の周遊観光を通して松浦の食や風光を堪能できる、そのような観光の仕組みづくりも必要だと考えております。  観光振興を図る上で、本市が持つ観光資源を最大限に活用していくことはもちろんですが、それぞれを融合させ、より魅力ある観光コンテンツとして発展させていくことも重要な視点であると考えておりますので、今後も引き続き地域の活性化につながるような観光施策の推進に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 159 ◯ 6番(武部周清君)  ありがとうございました。すばらしい答弁でございました。ぜひそういったことを今後の観光の核として構築していただきたいと、よろしくお願いしたいと思うところです。  次に、鷹島海底遺跡の件ですが、松浦市は国に対して国内初の水中考古学学術研究所の誘致をお願いしておりますが、その前段として、国内で初めての水中考古学体験講座を鷹島で行ったと思うのですが、私も8月22日のわくわく!!水中考古学体験講座in鷹島の開校式の傍聴に行きました。  私は開校式に参加して、全国の大学生、自治体の職員の皆さんが真剣に水中考古学の勉学を学ぶ姿勢に感激しております。  私の前の質問者、宮本議員の発言と重複いたしますが、私も開校式に参加して感じたことを申し上げて市の考え方をお聞きしたいと思います。  松浦市であれだけの大学生が、しかも、全国から水中考古学を学びたいという空気、雰囲気に対して、松浦市として、国策で水中考古学学術研究所の誘致を国にお願いしている自治体として、3か年の事業として、来年、令和5年度の水中考古学体験講座開催に向けて、県と協議をして今年よりも充実した体験講座を開催する検討を協議する必要があると思いますが、教育長と市長の御意見をお聞きしたいと思います。先ほどの宮本議員の質問と重複しますが、よろしくお願いします。 160 ◯ 教育長(黒川政信君)(登壇)  わくわく!!水中考古学体験講座in鷹島には、私も全日程ではありませんが、3日間とも行きましたので、状況はよく把握できております。  8月22日から24日までの3日間、水中遺跡保護に取り組む講師による内容に深みのある講義、鷹島でしか体験することのできないエクスカーション(現地研修)など大変充実しておりました。  参加者のアンケート、3人紹介いたします。  1人目は、全国各地から同じ分野に興味を持つ人たちが集まり、その人たちと仲よくなることができた。2人目の感想です。水中考古学のトップの講義を聞くことができたのは貴重な体験だった。3人目です。今後も現地開催を行う場合は、現地でしか行うことのできないプログラムを増やしていただきたいなどの感想や意見がありました。  先ほども答弁しましたが、9月2日に県の担当者と文化財課とで意見交換を行い、来年度の講座開催に向けて意思統一を行ったところです。  現地開催の強みや鷹島でしかできない内容などを検討しながら、より充実したわくわく!!水中考古学体験講座in鷹島となるよう取り組んでいく考えであります。  以上です。(降壇) 161 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  この取組につきましては、本市が国に要望しております、その要望項目の一つである水中遺跡保護に係る研修地として活用すること、これにも合致をしておりまして、来年度もぜひ開催をしたいというふうに考えております。  水中遺跡保護の機運を高めるとともに、継続的な調査の広がりを持つためには、水中考古学に携わる人たちを増やしていく必要があり、水中考古学体験講座はそのために効果的な取組であると、このように認識をいたしております。引き続きこのような取組ができるよう長崎県とも協議をしてまいりたいと考えております。  新型コロナウイルス感染症が拡大している時期でなければ、参加者全員での交流会を開催し、地元の食材を使ったおもてなしによるPRも検討してよかったのではないかと考えておりまして、来年度以降そういった取組ができるよう、担当課と共に協議してまいりたいと考えています。(降壇) 162 ◯ 6番(武部周清君)  ありがとうございました。子どもたちのアンケート、3人の意見とか、これはすごくすばらしいものだと思いました。ぜひ市長が言われたように、来年もすばらしい体験講座になるように私も楽しみにしております。  私の意見ですけれども、開講式の会場について、開講式で感じたことですが、あれだけの全国からの大学生が参加して、松浦市の会場に来て、ありがとうという歓迎、感謝の気持ちが伝わらないと感じました。地元が一体となった水中考古学体験講座に参加された大学生を気持ちよく迎える雰囲気づくりが物足りないように感じました。例えば、会場の看板も目立たないし、地元鷹島町民でさえも、ほとんど何も知らないという雰囲気でしたし、地元の人が歓迎する仕掛けが希薄と感じました。  鷹島の地元の人たちがこの水中考古学体験講座を大変喜んでいるという雰囲気づくりは非常に大切なところと思います。全国からの参加大学生に、長崎県の西の端、松浦市のよさを知っていただくよい機会と思います。そうした点について市長と教育長の見解をお願いしましたが、今現在言われたようなすばらしい答弁をいただきました。  このわくわく!!水中考古学体験講座in鷹島は、長崎県の教育委員会の主催ですが、国内で初めての水中考古学の勉強の場、大変すばらしい企画と思います。  この事業は令和3年から5年の3か年の事業と聞いております。その開講式に、まず地元の市長が来て、今回の全国初の水中考古学体験講座の意義と松浦市が取り組んでいる水中考古学の拠点構想を含めて歓迎の挨拶が含まれていなかったことに対して、この体験講座の重要性についての認識が薄いのではないかなと思いましたので、市長の見解をちょっともう一度よろしいでしょうか。 163 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  当初この事業に参加をする方向で検討しておりましたが、他の市長の公務と重なってしまいまして参加できなかったということでありまして、地元にいれば必ず出席をしたいと考えておりましたが、あいにく地元におりませんでしたので、参加できなかったところであります。  私自身も、今、議員おっしゃるとおり、全国から来られる大学生を歓迎したいという思いは持っておりましたので、来年度以降、そういった調整がつくようであれば、ぜひ参加をして、松浦市の思いというものもお伝えしたいと、このように考えています。(降壇) 164 ◯ 6番(武部周清君)  分かりました、すみません。  昨年はコロナでオンラインの講座でしたということですが、今年からは現地参加で、大勢の参加がありましたが、あれだけの全国の大学生が水中考古学に興味を持って、しかも、旅費、宿泊代は自己負担で、遠く全国からの参加。この企画を、松浦市の歴史を生かして、多くの大学生に松浦を知っていただく機会にすべきと思いました。  先ほど市長もおっしゃいましたとおり、ぜひとも、もう一泊ぐらいして松浦市の、鷹島とか、史跡巡りとか、新松浦漁協のトラフグ養殖場、マグロの基地の視察を盛り込んで、モンゴル村で「松浦の極み」のマグロやトラフグ、アジフライなどの食を囲んだ懇親会をセットしても決して無駄にはならないと思いますし、むしろ松浦市の印象が深くなって、先々その友達や知人を誘ってまた来たいと思われるのではないかと思っておりました。  以上、私の感想でしたが、次の質問に移ります。  新型コロナウイルス感染症拡大防止対策と感染増に対応したJCHO松浦中央病院の公的医療機関としてふさわしい病床数についてでございますが、現在、毎日2桁の新型コロナウイルス感染者が発症しております。  8月の感染者を見ますと──ずっと言うのは大変ですから、多いところから、8月23日に38人、24日に56人、25日に45人、30日に31人、31日に52人で、最高感染者は24日の56人と非常に多い数となっております。ほとんどが幼児や子どもたちが感染して家族に伝染するという経路のような感じがしましたが、まず、子育て・こども課にお尋ねいたします。  6月定例会で、保育園等で感染者が発生した場合のマニュアルは作成してあるのかどうかお尋ねしたところ、ありますという答弁でございました。そのマニュアルの内容についてお尋ねしたいと思っておりましたが、昨日の吉岡健次議員の質問に答弁をされておりますので、割愛させていただきたいと思います。  子どもたちは病気に対して、よくなるのも悪くなるのも勝負は早いものになります。マニュアルを十分に活用して、地域の宝である子どもの健康を我々は守っていかなければなりません。新型コロナ感染予防対策は十分に指導されておられるか、その点をちょっとお尋ねしたいと思います。 165 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  市民の健康を守るということは市の役割の一つであります。また、子どもの健康を守るということは母子保健事業推進の目標でもございます。  感染症について、また、感染予防に関する指導というのは主に保健所が行いますので、市としましては引き続き国、県からの最新の公表情報を適宜確認、把握をいたしまして、保健所や関係機関と連携し、感染対策の推進に努めてまいりたいと考えております。  なお、これまでも新型コロナウイルス感染症の対策に不備がある場合は園に出向き聞き取り、そして、現場を確認いたしまして指導を行った経緯はございます。ガイドラインやマニュアルがないという認識の施設があるとしましたら、認識不足、不備があるというふうに思われますので、十分に確認して指導していきたいと思います。  以上です。 166 ◯ 6番(武部周清君)  認定こども園とか保育園のほうでは、非常に職員の方は悩み苦しんでおられます。相談に乗って寄り添ってあげていただきたいと思います。新型コロナウイルスに負けないように、ぜひこれからも指導よろしくお願いいたします。  次に、同じ質問になりますが、学校教育課にお尋ねしたかったんですが、これも昨日の質問に対して答弁をされておりますので割愛させていただいて、全国学力調査では、松浦市は非常に低い位置だったと聞いておりますが、この新型コロナウイルス感染の影響で夏休みが1週間短縮され、8月25日より2学期が始まりました。日々感染者が増加しており、授業が思うように進まないのではないかと懸念されますが、どのような対策、また、学力向上の対策についてお尋ねいたしたいと思います。 167 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えいたします。  まず、全国学力調査との影響ということについてお答えさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症による全国学力調査への影響につきましては、1つは臨時休業等による授業日数減少、こういったことの影響が考えられるところではございますが、令和2年度は臨時休業が小中学校ともに9日、または、令和3年度が学級閉鎖等が多い学級で4日ございました。  今回、この臨時休業等の日数と全国学力調査における小学校6年生及び中学校3年生の各教科平均正答率との間に相関は見られなかったという文部科学省の見解も出ておりまして、本市においてもその影響はなかったものと判断はしております。  ただし、松浦市におきましては、今年度の調査当日に新型コロナウイルスの感染者が多数発生した学校がございました。そのため、小学校の各教科の平均正答率においては影響があったと見ておるところでございます。  以上です。 168 ◯ 6番(武部周清君)  この全国学力調査で、松浦は非常に低かったということでありますので、私も大阪とか東京の友人に電話をしましてちょっとその状況を聞いたりしておりました。都会の子どもは、自分たちの孫は夏休み中ほとんど何か塾に通っていたと。地方の子どもは、塾もありませんし、こういったことが学力の差に出てきているんじゃないかなという懸念をいたしておりますが、こういうことに対する対策というのは何かお考えありますか。 169 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  全国学力・学習状況調査の結果を踏まえたところでの対策ということでよろしかったでしょうかね。  夏休みを今回1週間短縮しておりますけれども、そういったことは今回のいわゆる学力向上とは直接関係なく短縮しているところでございまして、実際のところは、夏休み明け、2学期開始をちょっと早めて、児童生徒の夏休み中の生活リズムを徐々に通常日課の生活リズムに慣らしていく、生活リズムの変化の緩和、そしてまた、教職員の働き方改革として、学期初めの繁忙期を軽減しまして、教職員が子どもと向き合う時間をしっかり確保して児童生徒へきめ細かな対応を行うこと、こういったことを夏休みの短縮と併せて成果をもたらして、ひいては児童生徒の学力向上にもつなげていきたいというふうなところでございます。  以上です。 170 ◯ 6番(武部周清君)  小さな子どもさんたちはよく佐世保のほうの塾に行ったりということがあります。
     この前、私、前回の定例議会で、松浦市にも優秀な先生方が定年退職でおうちでゆっくりされている方がいらっしゃいますので、そういう優秀な先生方に、ぜひ夏休みとか、春休みとか、冬休みとか、子どもたちを集めてということをやっていければいいなと私は思っておるんですが、これも頭の中に入れておいていただきたいと思います。  次に、新型コロナ感染増に対応したJCHO松浦中央病院の公的機関としてふさわしい病床数についてお伺いしたいと思います。  新型コロナウイルスオミクロン株は非常に感染力が強く、松浦中央病院では感染症の患者さんが非常に多くなったと聞いております。先ほども申し上げましたが、毎日感染者は増加し、8月だけで合計しても1,000人と感染者が増加しております。  そこで、お尋ねいたします。現在、松浦市での感染者の療養先についてお尋ねいたします。  新聞では、確保病床数、入院病床数、宿泊療養者数、自宅療養者数が佐世保県北医療圏全体で記載されておりますが、松浦市での療養先は、分かる範囲で結構ですので、よろしくお願いします。 171 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答え申し上げます。  感染者の療養先につきましては、市では把握できませんので、所管である県北保健所に確認をいたしましたところ、市町単位の療養先に関する公表は行っていないとのことでございました。 172 ◯ 6番(武部周清君)  新聞では確保病床数とか、これは佐世保県北医療圏の中で書いてありますね。松浦市がどうなのかなと僕もちょっと思ったんですが、そういうことでしたら、また分かる範囲であれしたいと思いますが、この松浦中央病院でコロナによる入院患者さんが一般病床を圧迫してきていると言われております。救急の患者さんの入院が危ぶまれているということです。  現在、松浦中央病院の病床数は、急性期病床47床、回復期病床20床となっております。当初は100床の予定でしたが、これは今、ここの武部病院の50床、鷹島診療所、江藤医院、以前の松浦市民病院、平田整形とか、こういうところの病床数で、やめられていましたので、これを提供して100床以上にはなるんですが、佐世保県北医療圏で認められず、松浦中央病院は87床で申請されました。回復期病床は20床に減少され、67床になりました。この先、団塊世代が80歳を迎えて増えていくというのにどうするのか心配ですが、一般病床をコロナ感染者に圧迫されているということですので、せめて松浦中央病院の当初の87床に増床を、市長から長崎県の知事や福祉保健部長に増床のお願いをしていただかないと、この先、逼迫することになってしまいます。  市長は県のほうに話をしに行かれたと聞きましたが、増床のお願いはされなかったのでしょうか、お尋ねさせていただきます。 173 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  去る9月1日に県の福祉保健部長を訪ねまして、この中央病院の病床増、そして市内の医療状況についてお話をしてまいりました。  松浦中央病院の開設以降、市内医療機関での救急搬送受入れとともに、市外からの救急受入れ要請も増加したことで、松浦中央病院に病床不足が生じていることのみならず、コロナ病床の確保により、さらなる病床不足が生じており、早急な病床増加が必要なことを報告してまいりました。  また、国の提唱する病床削減という考え方にとらわれることなく、長崎県には県内救急医療体制の維持、確保という観点から、二次医療圏内での病床数調整など、松浦中央病院の増床に御協力いただきたいということを訴えてまいったところでございます。(降壇) 174 ◯ 6番(武部周清君)  非常にこのところ、救急患者さんの受入れにコロナ病床が入ってくるということで逼迫するということを先ほど言いましたが、今こそ増床の機会を逃がすことはできません。市長、議員で、知事、福祉保健部長にぜひとも増床のお願いに行かなければならないと思いますが、市長、そういうお考えはありませんでしょうか。 175 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  先ほど御答弁申し上げましたとおり、県の福祉保健部長に直接お会いしまして、本市の医療の状況、そして、中央病院の病床の、本市の病床減少の現状について訴えてきております。福祉保健部長からはそのことについて改めて内部で協議をしたいというお話をいただいておりますので、まずは県における今後の調整、あるいは協議を待ちたいと思っております。  ただ、今後、病床増床の実現までには、御案内のとおり、多方面の御理解と御協力が必要となりますので、その際にはぜひ議会の皆様にも御協力をいただければと思っております。(降壇) 176 ◯ 6番(武部周清君)  ぜひ、今こそチャンスですから、この増床について県のほうにお願いに行かなくちゃいけないなと思っておりますが、この中央病院のことですが、我々医療界では、病床数は100床くらいなければなかなか黒字経営は難しいと言われております。松浦中央病院の67床では赤字に陥りやすい、閉院となりかねないということでの心配もございます。ぜひとも存続してもらわないと、松浦市民は安心して生活することはできません。  以前は救急車で搬送される急患者の7割は市外に搬送されておりましたが、現在の状況についてお尋ねしたいと思います。  また、松浦中央病院に搬送される急患者は何割くらいあるか、分かればお願いします。 177 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。  議員御指摘のように、JCHO松浦中央病院の開院前は、福島・鷹島管内を除きます救急搬送の7割以上が市外の医療機関に搬送されておりましたけども、開院後の市外への救急搬送は現在5割以下に減少しておりまして、そのうち7割以上がJCHO松浦中央病院に搬送されているという状況でございます。 178 ◯ 6番(武部周清君)  ありがとうございました、すみません。  この立派な松浦中央病院が建設されましたので、永く地域のために運営、存続していただかなければなりません。  ぜひとも存続していただくために、以前私が松医会の事務局長をしていたとき、松浦市から、松医会はじめ北松中央病院ほか、市外に出された救急補助金の見直しをするべきではないかと思います。  現在支出している救急補助金は、何箇所に幾ら補助金を出していらっしゃるか、また、見直しについての考えをお持ちであるか、お尋ねしたいと思います。 179 ◯ 健康ほけん課長(岡 正文君)  お答えいたします。令和3年度の実績でお答えさせていただきます。  現在は3か所に支出をいたしております。  まず、病院群輪番制病院運営事業に係る負担金といたしまして、北松中央病院に705万3,000円。救急医療協力病院運営費負担金といたしまして、平戸市に12万5,000円。松浦市休日当番医制事業補助金、松医会に289万円を支出しているところでございます。  現在のこういう補助金でございますが、今までのお話にありましたように、松浦中央病院の救急受入れ状況というのがかなり多くを占める状況になってきておりますので、今後は何らかの見直しは必要かと思っております。  以上です。 180 ◯ 6番(武部周清君)  救急補助金についてですけれども、以前は松浦市松医会のほうにも3,300万円やったかな、この補助金を救急補助金としていただいていました。こういったものを、やっぱり頭割りというか、頭割りで計算をしてやっていったらどうかなと思っているんです。頭割りと言ったら失礼ですけど、患者さん1人が紹介したところ、救急車が入ったところ、いわゆる北松中央病院であるとか、佐世保市内であるとか、平戸であるとか、松浦中央病院に何人かということで、そういう入院患者さん数で補助金というのをある程度計算していったらどうかなと思うんですが、その点はどう思われますでしょうか。 181 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  今、議員が御提案の頭割りというものについて、検討するということではございませんけども、中央病院の役割という意味で捉えますと、令和2年11月に松浦中央病院が開院されて以降、市内の夜間救急を全てこの松浦中央病院が担っていただいております。  今後とも救急医療体制の維持と医療環境のさらなる充実が松浦市民にとっても必要と考えておりますので、市として何らかの支援は今後考えていきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 182 ◯ 6番(武部周清君)  松浦中央病院にも極力存続していっていただかなくちゃ、我々として生活がなかなか成り立ちませんので、安心・安全のためにこの補助金の見直しをしていただきたいと思うところでございます。  次に移ります。  市内小中学校校舎、体育館の老朽化対策について質問いたします。  6月定例会後、文教厚生委員会で市内8校の小学校と6校の中学校の校舎、体育館の所管視察に参りました。  青島小中学校については、日程中、船の欠航のため延期となりましたが、各小学校、中学校とも老朽化が進んでおり、朝、鈴立議員が質問されました雨漏りが目立ちました。このことについて、教育総務課はどのように対処していかれるのか伺いたいと思いますが、朝もう答弁されていますので、次に──カットしましょうか。 183 ◯ 教育総務課長(小熊 盛君)  御答弁させていただきたいと思います。  午前中の部分とかぶる部分がございますけれども、松浦地域の各小中学校の校舎や屋内運動場を見ますと、老朽化による不具合が生じているところがありまして、午前中の鈴立議員の御質問でも指摘がありました雨漏りや校舎の外壁の一部に剥がれ落ちる箇所が見つかるなど、修繕の必要性があるところが出てきております。  なお、今回、緊急を要する外壁の落下対策につきましては、今議会に関係予算を計上させていただいております。  教育総務課としましては、まずは、営繕担当の職員がおりますので、そちらでなるべく早く対応するようにしておりますけれども、また、そのほか年度当初配当予算により対応するものにつきましては、予算編成の時期に各学校からいろいろな不具合の箇所や修繕要望が出されておりますので、その中から優先度を考慮して実施しているところでございます。  さらに、多額の費用が必要となる大規模な改修につきましては、今年度実施しております今福小学校の校舎大規模改修事業のように、松浦市学校施設長寿命化計画に沿って国庫補助などを活用しながら計画的な改修を進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 184 ◯ 6番(武部周清君)  ぜひとも、子どもたちも安心してそういう雨漏りとかないところでゆっくり勉強していただかなくちゃいけないので、頑張ってやっていただきたいと思うところです。  こういう老朽化についても、特に目立って早急な改修が必要と感じたのは、今福中学校体育館、天窓や窓の開閉ができないため、体育館内でのスポーツはもちろんのこと、集会さえも高温のため蒸し風呂状態となり、熱中症を心配し、使用できないということでありました。  海に面した体育館なので、建物はオール木材を使用してありましたが、この窓は鉄のトウロープみたいのを使用されており、さびて回らない滑車──設計の段階でなぜさびやすい鉄製を使ったのか。また、騒音問題、なぜ志佐中とか御厨中のような防音壁を使用しなかったのか。このことについて、設計ミスか工法を間違ったのかと疑問に思うところです。早急にエアコンを入れるのか改修するのか、考えてほしいと思います。御答弁をお願いします。 185 ◯ 教育総務課長(小熊 盛君)  御指摘の今福中学校の屋内運動場の高いところの窓のことにつきまして通告いただきまして、その後また私も直接確認に参りましたけれども、議員がおっしゃるように、構造上、直接窓を開閉するような造りになっておりませんで、ワイヤーを巻き取る器具を使いまして動かすような構造になっております。右左4系統ございまして、そのうち3系統が故障しているというふうな状況で、1系統しか窓が開かないという状況がございました。  夏場の授業や集会等で、議員がおっしゃったように高温になるような状況にもなるようでございますけれども、学校としましては、屋内運動場に熱中症指数計を設置して、基準値を超える場合は教室などの別の場所を使用するなど、現在のところは応急的に学校のほうで工夫して対応いただいているという状況でございます。  体育館の状況については今のような状況でございます。 186 ◯ 6番(武部周清君)  ありがとうございました。極力これは窓を開けやすいような状態にしていただいて、安心して使えるように考え直していただきたいと思います。  次に、4番目の福之島ホテル&リゾートTSUBAKIについて質問させていただきます。  つばき荘は新しい指定管理者により、福之島Hotel&Resort TSUBAKIという名前で今春営業を開始されました。  福之島Hotel&Resort TSUBAKI、このホテルの改修に要した工事費の総額は幾らだったのでしょうか、お尋ねいたします。 187 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  ホテルのリニューアルに要した事業費の総額は1億5,799万4,620円でございました。  以上でございます。 188 ◯ 6番(武部周清君)  では、どういう方法でこの総額について確認されたのでしょうか。 189 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  このリニューアルに対する補助につきましては、福島町観光宿泊施設の指定管理者募集に際して、施設の魅力向上や館内設備の付加価値創出など、利用客の増大や経営の安定につながることを目的とした施設改修、設備更新を行う場合に、事業費の2分の1以内で7,000万円を上限として補助することを募集の要件としておりました。  この補助の要件につきまして、補助金の交付に関しまして、提出された実績報告書において総額を確認し、工事の種別ごとに見積りを徴するなど、価格競争に基づいた業者選定がなされたことを確認しております。  以上でございます。 190 ◯ 6番(武部周清君)  私もこれをちょっと心配しておりまして、令和3年3月の定例会でお願いをしておりました改修工事の入札は、当然、改修工事費の半額で上限7,000万円を補助することになっておりました。確認する立場の松浦市としては、当然、松浦市職員を入札の立会いに参加させ、市内業者を入札に参加させ、透明性を担保する必要性から切にお願いしておりました。何といっても市民の汗の結晶である税金の投入ですから、入札の立会いには市の職員は参加させるべきだと思いますが、この市内業者の入札の立会い、それから市内業者入札に参加し、透明性を担保する必要性から、こういうことをちゃんとやられたかどうか、ちょっとお願いします。 191 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  入札の立会いについてということですが、先ほど申しました補助金の交付の要件として、施設の改修に対する経営の安定につながるような目的の改修に対しての補助をすることといたしておりまして、その要件につきましては、入札による業者選定を行うことなどの条件を付しておりませんでしたので、入札に職員を立ち会うことはしておりませんでした。  繰り返しになりますが、補助金交付に際し提出された実績報告書において、工事の種別ごとに見積りを徴するなど、価格競争に基づいた業者選定がなされていることは確認をしております。  以上でございます。 192 ◯ 6番(武部周清君)  先ほど言いました透明性を担保する必要があるということで、やはり市の職員として、都市計画課の方とかが一応目を通して、ちゃんとと言ったら失礼ですけど、透明性があるような確認をされるべきだと思いましたので、これはあくまでも、疑うわけじゃないんですけど、必ず、自分が出すお金だったら何にどういうふうに使ったということをやっぱりちゃんと担保する必要があると思いますので、そういう点ではぜひ必要であったと思います。  それでは、この改修費用の内容についてはちゃんと確認したということでございますので、指定管理者の契約内容についてお示しいただきたいと思います。 193 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  市と指定管理者が締結しております松浦市福島町観光宿泊施設の管理に関する協定書についてお答えいたします。  協定書の主な内容は、目的や意義、業務の範囲、管理物件の維持補修、報告事項、権利義務に係る事項等について定めておりまして、指定管理期間につきましては、令和3年4月1日から令和13年3月31日の10年間としております。  以上です。 194 ◯ 6番(武部周清君)  これは、この改修費用がちゃんとこの1億五千幾ら、領収書はあったとしても、確認、これは何とかちゃんとした目で見ていただきたいと思いますし、信憑性はあると思うんですけど、確認をもうちょっと厳しく見るべきだったと思います。  福島町民が一番望まれていた宴会室は、指定管理者の独自の経営戦略に基づいて、カラオケルームなど福島町民にとって何のメリットもないと思っておりまして、営利目的の民間と相入れない公共性の部分については松浦市が維持する必要性はなく、これはどう考えても払い下げたほうがよいのではないかと思ったりいたしております。
     以前から私もずっと定例会において質問してまいりましたが、令和3年12月定例会においては、私の質問に対して市長は、つばき荘は検討委員会において住民の皆様の意見を聞きながら造られたわけですが、うまくいかなかったという趣旨の発言をされましたが、福島選出の4人の建設検討委員会の皆さん、うち2人は審査委員としても参加されていますが、選定結果に異議を申し立て、池水チーム案の2階建て案で建設するように平成23年6月定例会に陳情されています。しかし、残念ながら不採択となりました。このことは昨日の中塚議員の質問で明らかとなっております。  今回の主たる改装部分は、客室への浴室の設置、大浴場の改装、省エネ対策などということですが、建設検討委員会でつくられた基本構想、基本計画に沿った池水チーム案を見ると、客室には全室バス、トイレが完備され、大浴場以外に家族風呂、さらには120人対応の和室の宴会室、70人対応の会議、宴会室の洋室が完備されています。  さらには、コスト削減と提案されています建設検討委員会の皆さんが選択した池水チーム案であったら、今回の改装は必要なかったと思いますし、上乗せになった1億6,000万円、それから今度の7,000万円についても必要なかったと思います。  市は、二言目には建設検討委員会と言われておりましたが、昨日の中塚議員の質問にあったように、選定委員会での選定ミスが今回の7,000万円も支出するようになったことを謙虚に受け止めていただかなくてはならないと思います。  当初の池水案だったら、すばらしい宿泊施設ができているんです。これが最初から採択されれば今回の7,000万円ということは必要なかったと思いますので、こういうことに対してやっぱり謙虚にしっかりと受け止めて、松浦市という──ぜひこの改装内容もしっかりと調べていただいて、以前、バイオパークの、途中でいらっしゃらなくなったという、そういう失敗がないようにしっかりと見守っていただきたいと私も思います。    (武部議員 一般質問席 降壇) 195 ◯ 議長(谷口一星君)  以上をもって武部周清議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....