松浦市議会 > 2019-12-01 >
令和元年12月定例会(第3号) 本文
令和元年12月定例会(第3号) 名簿
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令和元年12月定例会(第5号) 本文
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令和元年12月定例会 目次
令和元年12月定例会(第2号) 本文
令和元年12月定例会(第2号) 本文
令和元年12月定例会(第2号) 名簿
令和元年12月定例会(第2号) 名簿
令和元年12月定例会(第6号) 名簿
令和元年12月定例会(第5号) 名簿
令和元年12月定例会(第6号) 本文
令和元年12月定例会(第6号) 本文
令和元年12月定例会(第6号) 名簿
令和元年12月定例会 処理結果
令和元年12月定例会 会期日程表
令和元年12月定例会 会期日程表
令和元年12月定例会 目次
令和元年12月定例会(第5号) 名簿
令和元年12月定例会 通告表
令和元年12月定例会 通告表
令和元年12月定例会 処理結果

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  1. 松浦市議会 2019-12-01
    令和元年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(椎山賢治君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  さきにお手元に配付しておりました質問通告書により順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  1番・久枝議員    2番・鈴立議員  3番・宮本議員    4番・武部周清議員  5番・山崎議員    6番・武辺鈴枝議員  7番・川下議員    8番・安江議員  9番・山口議員    10番・谷口議員  11番・徳田議員    12番・神田議員  13番・和田議員  以上の順序となっております。  今回の質問者の質問方法は、全員一問一答方式となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めて1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員にのみ認めるものとし、本質問者の時間の範囲内で、1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。
     発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。  それでは、質問順位に従い、12番・久枝議員の登壇を願います。  (久枝議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 12番(久枝邦彦君)  おはようございます。  令和元年12月議会トップバッター久枝です。よろしくお願いいたします。  3カ月ぶりに議会があるということは世の中いろいろあります。10月31日、首里城が焼け落ちました。もうショックでした。  かつまた、せんだって12月4日、アフガンから突然の訃報が舞い込みました。長年パキスタンやアフガンで私生活を投げ打って貧困層への人道支援や医療、生活のため、井戸掘りや農業用水路の建設など復興に携わってこられた医師で福岡出身の中村哲先生が、車で現場に移動中にボディーガード5名と一緒に何者かに小銃で撃たれ亡くなられました。見返りを求めない、このような方が無残にも理不尽にも命を奪われたことに対し、怒りを覚え、悔しいです。無念ですね。首都カブール空港出発の折、アフガンの大統領よりみずから兵士とともに棺を担がれ、見送られた。昨夜夕方、成田空港に帰国され、9日本日、今ごろ福岡空港に着かれたのではないでしょうか。犯人はまだ名乗ったり見つかったりしていないとのこと、深くお悔やみを申し上げます。  まことに申しわけありませんが、5番目と6番目を入れ替えていただきたいと思います。申しわけございません。  済みません、前置きをいたしまして。  早速本題に入ります。  1番目に、市道不老山公園線並びに付近崩壊及び農道西庄線復旧についてであります。  今回の市政概況報告に、不老山山腹の災害については、長崎県との協議において市道区域道路復旧を市が行い、市道上部と下部の斜面対策に関しては県が行うことを確認し、それぞれ復旧に向けた準備をしていると報告されています。  その現場には、金子原二郎先生には、浜ノ脇とともに不老山の現場に速やかに視察に来ていただき、まことにありがとうございました。  まずは県の予算がついているようでありますが、さきの8月後半の豪雨により、がけ崩れなどを起こした市道不老山公園線山腹付近の工事復元の工事着手完了予定についてお尋ねいたします。  市道不老山公園線山腹崩壊復旧とを分けて質問いたします。  まず、市道不老山公園線工事着手予定完了予定はどうなっておるでしょうか。 3 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  おはようございます。  まず、御質問の不老山公園線についてでございます。  8月28日未明に、幅約90メートル、長さ約250メートルの規模で発生しました不老山山腹地すべりにより道路が通行不能となる被害を受けております。  先ほど議員が申されましたとおり、長崎県との協議において、市道区域道路復旧を市が行いまして、市道上部と下部の斜面対策に関しては長崎県が行うことを確認し、それぞれ復旧に向けた準備を行っているところでございます。  まず、市で行う市道不老山公園線の復旧につきましては、公共土木施設災害復旧事業として実施することとしておりまして、12月3日から4日に実施されました災害査定において、市道上に乗っている土砂の撤去のみの査定を受け、決定をいただいたところでございます。  しかしながら、県において行われる市道上部地すべり対策事業の進捗に合わせて事業を進める必要があるため、現時点で土砂撤去工事の発注を行うことはできない状況でございます。  こういうことから、県の事業と連携してやっていくということで、市の災害復旧事業の完了といいますか、最終完了に関しましては、令和3年度以降になるのではないかというふうに考えております。 4 ◯ 12番(久枝邦彦君)  完了の予定が令和3年以降なんですね。  この市道公園線の部分につきましては、県からの補助というのはどうなんでしょうかね。 5 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  この市道のほうは国庫補助を受けた道路災害復旧事業公共土木施設災害復旧事業として申請をしますので、国からの負担を受けるということになります。  県のほうからは技術的な支援ということで、設計に対するアドバイスであったり、今後の工事に対するアドバイスを受けている状況でございます。 6 ◯ 12番(久枝邦彦君)  市道のほうは国からの補助で作業云々のそういう一定の補助的なのは県から受け取るということですね。わかりました。  それでは、そうなると例年、4月後半に行われるであろう来年度の不老山花フェスタには当然、間に合わないということですよね。実行できないということになりますね。 7 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  県が行われます地すべり対策事業につきましては、現在、測量調査、設計等の準備をされている状況でございます。  県で行われる対策事業の工事の着手が令和2年4月以降と予定されているというふうに伺っておりますので、4月から行われる不老山花と光のフェスタまでの復旧完了は困難な状況でございます。 8 ◯ 12番(久枝邦彦君)  わかりました。  それでは、山腹付近の崩壊復元につきましては、国の費用でされるんでしょうけど、その着手、完了予定、お願いいたします。 9 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  県において行われます不老山山腹地すべり対策事業につきましては、11月1日に高野地区災害関連緊急地すべり対策事業として事業採択がなされており、現在、測量、調査、設計業務の発注手続が行われております。  この業務によりまして、対策工法の立案がされますと、国土交通省との工法協議が行われまして、協議が調った時点で工事に着手されることとなります。この着手が先ほど申しました令和2年4月以降になるのではないかというふうに伺っているところです。  県の事業の完成時期についてでございますけれども、現在のところは令和2年度末完成を目標に進められているというふうに伺っておるところでございます。 10 ◯ 12番(久枝邦彦君)  じゃ、市道とこの崩壊部分と、今聞いた部分では、あとの部分が令和2年後半ということでございますけど、同時進行ぐらいであろうと考えていいわけですよね。 11 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  今回の一連の斜面の崩壊につきましては、まず、順番としては市道の上部の斜面を県が対策を行って、その状況を見ながら市道に堆積している土砂の撤去、また土砂の中に埋まっている施設の状況を把握をした上で変更協議を行って、その施設の復旧、さらに市道の下部の斜面の対策を県が行うということで、連携をしながらやっていかなくてはいけないということで、県の対策の目標は令和2年度末の完成ということでございますけれども、市道も含めた全ての完了になりますと、いろんな連携をして、その後の工法協議とかいうところを考えますと、令和3年度以降になるのではないかというふうに考えているところでございます。 12 ◯ 12番(久枝邦彦君)  どうぞ工事が速やかに行くようによろしくお願いいたします。  それと、農道志佐町の西庄線(せいしょうせん)の現状と工事着手、先ほど言いましたように完了予定です。  この西庄線というのは御存じない方もおられるでしょうけど、西山と庄野を結んだ線で、浄水場の上から西山に行く路線であります。  私、現場は不老山の件と違って全然見ておりませんので内容がよくわかりません。ロープが張ってありましたもので。二、三日前も通ってきましたけど、中に入るわけにいきませんので、どうぞ説明よろしくお願いいたします。 13 ◯ 農林課長吉田安秀君)  おはようございます。  農林のほうが管理しております道路でございますので、私のほうから御説明差し上げます。  先ほど議員申されますように、ここの農道は庄野地区、それから西山地区を結ぶ道路でございまして、私どもは西庄線(にっしょうせん)というふうに呼ばせていただいておりますので、そういうお答えをさせていただきたいと思います。  まずは、この農道西庄線の被害の状況でございますけれども、西庄線につきましては本年の8月26日から29日の記録的な豪雨によりまして、庄野中央線から約1キロメートルほど西山のほうに向かったところの箇所におきまして、路面に沈下を伴う複数の亀裂、それからまた盛り土のり面には滑落や隆起した箇所が複数発生をしております。道路盛り土を含む斜面に地すべりの存在が確認をされまして、昨年、同じように亀裂等が入ったもので、そこに地盤の伸縮計という計器を置かせていただいておりましたけれども、それにかなりの変動がございまして、活動がされているということが確認をされまして、当該区間はかなり不安定であるということから、松浦署とも協議をいたしまして、8月28日から全面通行どめをさせていただいたところでございます。  また、この復旧に向けての状況でございますけれども、9月の議会におきまして、委託費を議決いただきましたので、すぐに測量、それから地質等を調べる調査ボーリング、それから地質の解析、設計業務等を発注いたしました。  また、この間におきましても、現地の調査員の安全確保、それから通行の安全確保のために庄野地区及び周辺地区へ回覧等によるお知らせ、それから市のホームページ等で周知を図りまして、12月末まで、今月の来週19日の週に災害査定がございますので、12月いっぱいでとめさせていただいている状況でございます。  それから、完成の予定ということでございますけれども、私どももできるだけ査定が終わりましたら設計変更を行いまして、実施設計をしまして、発注をかけたいところでございますけれども、今回の地すべりは結果的に道路面には亀裂等入っておりますけれども、まだ滑落してしまっているという状況ではございません。  こういうところで、ある程度の想定で設計を行います。ですから、今後、このすべりの規模、それから位置、また水位の状況等によって動きがどのようにあるかということを確認をとって、それから工事の発注を行いなさいということでの国からの御指示等もあってございますので、もしかしたらある程度の雨が降るということになりますと、来年の梅雨を待ってからの発注になる可能性もございます。  そういうところでございまして、その調査期間等が長引いてくるということになりますと、今の通行どめをどうするかということもございまして、現在、関係機関と協議を進めておりまして、こちらから西山のほうに上りますと、カーブの右手のほうの斜面に亀裂等がございますので危険でございます。  ですから、協議を行いまして、信号機等をつけて片側通行でもできればというふうに今、協議を進めておるところでございます。  完成につきましては、そのような状況でございますので、明確にいついつまでに完成ということは言えませんけれども、私どもとしてはできるだけ早く完成できるように努力してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 14 ◯ 12番(久枝邦彦君)  工事はそうやって測量、地形調査などをされないと被害状況がきちんとわからないという部分もあります。当然、理解できます。地区の方としては、いつまで通られんとでしょうかと聞かれましたもんでですね。しかし、そう言いながらも大変でしょうけど、どうぞ復旧のほどよろしくお願いいたします。  また、先ほど国からの指示と言われましたけど、これは財源的には何割ぐらい補助金などがあるんですかね。 15 ◯ 農林課長吉田安秀君)  先ほど建設課長が申しましたように、これは国庫補助事業を使いまして、農地・農業用施設災害復旧事業に該当する施設でございますので、その補助をいただくことになります。  暫定的な現在の補助率としましては、これは農業用施設という形になってまいりますので、一応、65%が現状の国からの補助という形になります。  以上でございます。 16 ◯ 12番(久枝邦彦君)  この不老山道並びにこの崩壊した部分、そして農道、西庄線の工事が速やかに完了することを願っております。  それでは次に、2番目に、主要地方道佐世保吉井松浦線の最終予定についてであります。  この佐世保吉井松浦線と言うのは長いので、主要道という言い方をするんじゃないかと思っておりますけど、半年ほど工事がなされてなく、どうしたんだろうと思っていましたところ、その後、最近になって上流の立道バス停付近がまさに最盛期ではないかと思われるぐらい重機などが入り、活発に工事が進んでいるのが現在であります。  以前にも質問を入れていますが、私が議員になって15年経過しました。当時、用地交渉ばかりで機械が入っていなかった。その中で用地交渉が行き詰まり、数年間は何らの進捗がないときに、当時、金子原二郎知事で松浦市からの9月議会後の陳情に対し、陳情項目に答弁が終わりました後に、知事が委員長さん方、別にありませんかと言われましたので、当時私は道路網特別委員長だったので発言させていただきました。  用地交渉ばかりしないで早くブルドーザーを入れてほしいと要望したところです。事業化は前回の質問でお答えいただきまして、事業化は平成7年度、そのとき、陳情の折には、友田市長は市議会議員で多分、間違っていたらごめんなさい、企業誘致特別委員長をされて陳情室に同席されていたのを覚えております。  その場で知事が約束され、次の年からブルが入りました。工事着手は平成19年度、その当時から懸案の事項であります、下流のほうからいいますと、現在、パチンコ屋が左側にありますけど、その手前一番右側、急のカーブで、左側にはお墓が何個もあるのが見えますけど、右側にお墓がありますけど、それは道路のほうから見えません。その中に、3つのお墓のあるということで、管理されている方は当時からわかっておりましたけど、その移動に関するお墓の継承者やそういう部分で話が進んだのかどうか、これは県の事業でありますので、課長として無理をしないで、わかる範囲でいいのでお答えいただきたいと思います。  まず、継承者があったであろうお墓の部分と、継承者がわからなかったお墓で区別して答えていただければと思います。 17 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  議員御質問の主要地方道佐世保吉井松浦線の終点側になるんですけれども、お墓がある急カーブの区間ということで、ここの未改良区間につきましては、沿道に古い共同墓地がございまして、共有の登記名義人から多数の相続人が発生している状況と、先ほど議員が申されたように、相続者がいらっしゃらないという物件がございます。  まず、この多くの相続人に対しましては、長崎県のほうで用地交渉を重ねられまして、現在までに約9割の方々に用地提供の承諾を得ていると伺っております。  残りの約1割の方々につきましては、まず事業に協力を得られずに交渉が難航している方、先ほど管理者不明、相続人がいらっしゃらないというところの法定手続を要するという問題がある方々ということで、現時点においてはまだ解決のめどがついていないという状況でございます。 18 ◯ 12番(久枝邦彦君)  この用地交渉に、そのお墓の件に対しましては、特に年数が経過して、県のそういう交渉係の方も、また松浦のほうの担当の方、同行されておると思いますけど、大変苦労されていると思います。  多分、この承諾をされていない方の理由を聞いても仕方がないんですけど、早く辻ノ尾のほうに松浦市が確保しているといいますか、そういうどうしても移動していただかなければいけない方々の墓地もありますので、大変でしょうけど、最終的に早く完了し。  また途中で、今までこの件、ずっと関心を持ってやってきて何回か質問したところでございますけど、工事がずっと進んできて、最終的にどうしても承諾いただけないところは、簡易裁判所になるんですかね、裁判所の許可があれば移動ができると聞いていたんですけど、そういうことはないんでしょうかね。 19 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  先ほど申しましたとおり、相続人が不存在で今現在の管理者が存在というところにつきましては、先ほど議員が申されたとおり、裁判所の手続等で実施することは可能でございます。  ただ、現在、相続人がきちっとわかっていて、事業への協力がいただけていない方は、粘り強く用地交渉をして契約をいただく必要がございますので、今後、県と協議しながら市のほうでもお手伝いできることがあれば、お手伝いしながら用地交渉を重ねてまいりたいというふうに思っております。 20 ◯ 12番(久枝邦彦君)  大変ですね。  当初から1,740メートルあったんですかね。下から行きまして、上野のバス停から栢木バス停まで当初、改良入る前は800メートルあった道路が今、直線になって400メートルになって、非常に走りやすい道路になっております。  現在は、先ほど言いました立道バス停付近の工事、あの部分においてはいつ完了するのか。それと、そこが完了すれば先ほど言っていたお墓の部分だけになるんですかね、残りはそうなったときに。 21 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  主要地方道佐世保吉井松浦線道路改良事業につきましては、高次医療機関への緊急搬送時間の短縮、緊急輸送道路としての機能向上などを図るために、長崎県が総延長1,740メートルの道路改良事業として、平成7年度に事業化され、工事が進められております。  これまで、このうち1,180メートルが完成しておりまして、既に供用開始されている状況でございます。  議員の御質問がありましたとおり、未完成である区間でまず起点側、今、工事が進められている区間が400メートルございまして、ここの工事につきましては県に確認いたしましたところ、現在、令和2年度中の完成予定で工事を進められているというふうに伺っております。
     残る残区間というところが、先ほどお話ししました一番終点側のお墓がある部分で、議員申されたとおり160メートルでございます。  用地が全て整えば、工事自体は1年程度で完了できるということでございますけれども、用地が今、承諾を得られていない状態ですので、粘り強くやっていきたいというふうに思っております。 22 ◯ 12番(久枝邦彦君)  事業化されて約22年経過しております。  最後の終点のほうのお墓の160メートル部分ができれば完了ということでわかりました。  そうなれば、最終工事の予定も聞く予定でございましたけど、今の課長の答弁で理解いたしました。ありがとうございました。  それでは、3番目に県下一周駅伝補助金減額についてであります。  来年度の県下一周駅伝の予算について質問いたします。  来年度の県下一周駅伝の予算が減額の予定であるとうわさに伝え聞いたところであります。  今年度も多分、2月初め、金、土、日と3日間、県下11チーム、42区間、約407キロメートル、1日14区間、平均136キロメートルで行われます。スタートは長崎の長崎新聞本社前からのスタートで、県下一周駅伝3日間行われます。監督を初め、駅伝スタッフは単なる3日間だけこの大会に携わっているのではありません。半年前、いや本年の駅伝が終わったときから次の年度の選手やスタッフ構成を考え、中には将来の駅伝選手、将来の陸上選手かつまた体の丈夫な子どもを育てるために、小学生時代から指導と面倒を見ている方がたくさんおられるのが現実であります。  今年度は松浦市の陸上ファンならみんな知っている鬼塚翔太さんが初めて参加してくれる可能性があるとのことでございます。彼は志佐中から高校が大牟田だったので登録が福岡県で、松浦からの出場資格ができなく、今回はふるさと選手枠からの出場で実現の可能性があるとのことです。  通常、選手を呼びますのに関東から通常呼びますと6名から8名は参加してくれるそうです。その選手は単なる東京都内、あるいは羽田からだけではありません。山梨から、あるいは都内だけど八王子近辺、それから小田原、全員が羽田から福岡空港間の飛行機代は各種費用から捻出されていますが、途中の電車代往復、福岡から松浦までの往復の交通料金は参加者の自己負担及び食事代も手弁当。昨年も質問に立ったときに同じ言葉を入れております、よく覚えております。初日のゴールであります親和銀行の近場に応援のためいましたところ、前年度出場していた選手のお母さんが来ていました。ことしは息子さんどこを走るんですかと聞きましたところ、そのお母さんが言うには、試合のため、帰ってくると赤字だから帰ってこないとの返事でした。試合当日も応援車に乗らないスタッフ、例えば最終日の小浜温泉から左回りの島原半島まではガソリン代や朝早いから旅館代は出ますが、高速道路の費用は自己負担、選手の送迎バスは当然ながら出ますが、それだけでは選手の行動に賄えない。松浦・北松チームは北松浦郡体協として3万円の負担をしている。松浦市として今年度当初予算として15万円の補助金がついています。ほかにも助成金として長崎新聞社の24万円を初め、北松・松浦陸上協会等で10万円並びに一般寄附で約31万円、北松・松浦陸上競技会役員が出し合って7万5,000円でもろもろの収入が約90万5,000円、支出が約87万5,000円で約3万円の黒字であります。一般寄附がなければ約28万円の赤字であります。本年度の予定では一般寄附を昨年と同額とするならば、きちんと計上するならば約69万6,000円の赤字であります。  選手集めの上に、寄附まで働きかけに回るのは大変な労働であります。  本来であれば小学生選手には、前の日は体調管理のため、旅館に宿泊させるべきではありますが、経費削減のため、当日に保護者の方々に振り分けて諫早の県立競技場にはせ参じさせているそうであります。  開会式は前日にありますので、監督や伴走者スタッフは当然ながら初日前日から旅館泊まりであります。  県下一周駅伝は各陸上協会の対抗戦ではありません。彼らは松浦市の看板を背負ってボランティアで頑張っています。単なるうわさであってほしいと思います。  前置きが長くなりましたけど、教育長、来年度の県下一周駅伝の補助金はどのようになると予定されておりますか、お尋ねいたします。 23 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  来年度の補助金につきましては、今後の予算編成、また議会での審議によって決定されるわけですけれども、県下一周駅伝大会というのは市民の皆様も地元選手の活躍を期待されておりますし、先ほど議員からも御指摘ありましたように、選手の皆様はもとより、関係者の皆様さまざまな努力をされていると思います。  したがいまして、できる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。(降壇) 24 ◯ 12番(久枝邦彦君)  内容につきましては、教育長のほうが私よりか深く理解されているものと思います。  その中で今、できる限りという言葉が、ファジーな言葉がつきました。より以上つけたいと思っておりますという返事は、答えはいただけないでしょうか。 25 ◯ 12番(久枝邦彦君)続  教育長が困っておられますので、市長に、今後とも松浦市の代表ランナーに、またあらゆる励ましをお願いしますとともに、やはり費用の件につきましては、それは1円でも多く出していただくことが市民に対する励ましに、また、ランナーに対する、スタッフに対する励ましになるのは確信いたすところでございます。市長としてどのように応援を、その部分、明確にしたいか、するべきか、お答えをいただきたいと思います。 26 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  おはようございます。  久枝議員の御質問にお答えいたします。  先ほど来年度の補助金が減額されるのではないかということで耳にしたということでございました。  先ほど教育長のほうからも答弁がありましたとおり、現在、来年度予算編成に向けてさまざまな手続、見直しを行っているところでありまして、先般、決算審査特別委員会の特別委員長のほうからも御報告がありましたとおり、議会のほうからも補助金についてはしっかりとその必要性についても十分検証するようにという御指摘をいただいておりました。  そういったことから、私どもとしては、改めてスタートラインに立って全ての予算を見直していく、このことはやはり取り組まなければならないと思っているところであります。  そのような中で、県下一周駅伝は、小学生から壮年まで、さまざまな年代の皆さんが一つのチームとしてまとまり、県内11チームがそれぞれの郷土の代表として誇りを胸に頑張っておられます。また、市民の皆様にとっても活力のもととなるすばらしい大会であるということは十分認識をいたしております。  市としても先ほど教育長からありましたとおり、できる得る限りの支援措置をしたいと、こういう思いは持っておりますけれども、来年度の予算編成については、一段と厳しさを増している状況にございますので、全体のバランスを考慮しながら適切に対応してまいりたいと考えております。(降壇) 27 ◯ 12番(久枝邦彦君)  市の活性化といいますか、元気をつけるのはいろんな活躍の場といいますか、そういう見せる場があります。その中で、県下一周駅伝のスタッフというのは非常に頑張っておられます。どの競技でも頑張ってはいるんですけど、そうやって宿泊料とか当然ながら先ほどから言いましたようにあります。  また、島原半島などに行くときに高速道路を使えないというのは、使っているんですけど自分の金で行っているという現実ですので、その辺を大いに理解をしていただき、今後ともスポーツ関係並びに県下一周に支援のほどをどうぞよろしく、言わなくてもわかっていることだと思いますけど、お願いいたします。  それでは4番目、松浦鉄道の今後についてであります。  せんだって新聞に載っていました佐川急便とMRは運送業務委託契約を結び、貸客混載輸送として九州では初めての試みを11月27日から始める。佐川急便の営業所に届いた宅配便の荷物を仕分け、MR列車の空きスペースに積み込み、潜竜駅で荷物をトラックに積み替え配達先まで運ぶ仕組みで、人口減少に伴う利用客減を補う新たな収入源を目指していると掲載され、それなりに内部で経営努力をされているのかな、まさにそうなんでしょうけど、かつまた国の補助、減額に伴い、車両検査など運行に必要な施設整備費用について、沿線自治体が追加支援──この沿線自治体が追加支援というところも重要な件であります、施設整備事業は、国と長崎、佐賀両県、沿線4つの市、2つの町が補助、このうち国は事業費の3分の1を補助していたが、本年度は4分の1にとどまるとのことであります。  早速、担当課長にお聞きいたします。  この補助額が削減、その3分の1と4分の1ですね、この補助額の現在の金額がおわかりになるならお答えいただきたいと思います。 28 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)  今、御質問の補助額というのは、国の補助額ということでよろしいでしょうか。  では、昨年度平成30年度の実績で申し上げますと、こちらから国に要望いたしました事業費の3分の1の補助金は6,897万6,000円を要望しておりましたけれども、実際に交付された額は4,706万5,000円でございます。要望額の68%が交付されたという現状になっております。  以上です。 29 ◯ 12番(久枝邦彦君)  3分の1が約6,897万円、それに対して4,706万円。68%であったということです。  ちょっと聞き漏らしたんですけれども、国の補助額は幾らだったんですかね。結果的に。ごめんなさい、今までの補助額は。──いいですよ、また後で。  この国の補助金が削減されている現状、現在、MRについて、松浦市として年間幾らの施設整備補助金を出していますか。年度はもう課長に任せます。 30 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)  それでは、昨年度の実績で申し上げますと、平成30年度は930万6,000円を交付しております。 31 ◯ 12番(久枝邦彦君)  約930万円ですね。  以前、宙に覚えていなんですけど、10年間隔で出していたと思いますけど、平成26年からそうなれば35年で、幾らと計算されておりましたかね。 32 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)  平成26年度から令和5年度までの10年間の施設整備計画では、まず当初は老朽化した施設の整備や車両検査などに当初10年間で総額23億3,058万8,000円の総事業費を想定しておりましたので、そのうち本市の補助金の10年間の交付額が総額で9,449万円を見込んでおりました。  しかし、この計画は5年をめどに再検証することとなっておりましたので、見直しの結果、ただいまのところ10年間の総事業費が24億8,691万6,000円に増額の見込みとなっておりますので、本市の補助金額も増額の見込みでございまして、見直し後の10年間の補助交付額は最大で1億836万6,000円が現在、見込まれているところでございます。 33 ◯ 12番(久枝邦彦君)  わかりました。  増額をするということは間違いないということで、いいです。そこは本題じゃございませんので。  現在、学生さんなどの利用状況、例えば平戸口から松浦、松浦を起点にした部分ですね、福島から松浦駅、この松浦駅を利用している学生及び一般の方の年間の人数などわかりますか。通告しておりましたと思いますけど。 34 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)  松浦駅の利用状況でございますけれども、平成28年度から平成30年度までの3年間の実績をお答えいたします。  平成28年度は通学定期が延べ人数で8万636人、通勤定期が1万1,516人、普通乗車券での乗車が10万3,341人で、合計の19万5,493人の利用となっております。平成29年度は通学定期が7万9,710人、通勤定期が1万2,272人、普通乗車券での乗車が10万4,512人で、合計の19万6,494人。平成30年度は通学定期が8万2,215人、通勤定期が1万464人、普通乗車券での乗車が8万8,569人ということで、合計の18万1,248人となっております。 35 ◯ 12番(久枝邦彦君)  1の位の人数まで言われるとちょっとメモできませんので、じゃ、担当課として今後どのように推移すると考えておりますか。最後の質問です。 36 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)  現在のMRの乗車のMR全体としての利用者の状況は、280万人ちょっとでずっと大体最近は横ばいということで、いろいろとMR自体も努力をされているんですけれども、今、やはり子どもさん、学生さんの数が減っているというところで、通学定期の利用者が年々減っているような状況でございます。  そのために、今はどうしても子どもの数が減ると通学定期はどうしても減ってまいりますので、その分を補うためには、やはりインバウンドとか、そういうふうな今まで利用されていなかった方に松浦鉄道を利用していただくという取り組みが必要になってくると思いますので、観光に利用していただくような松浦鉄道を使った観光をしていただくような取り組み、そういうPR等もしていく必要があるというふうに思っておりまして、考えているところです。  以上です。 37 ◯ 12番(久枝邦彦君)  例年、佐々駅、松浦駅を起点として、ビール列車などが出ております。そういう中で、やはり減少は否めないのかとは思いますけど、これは課長に努力してください、市長に努力してくださいといっても、なかなか現実は難しいと思いますけど、それなりに頑張ってください。  それでは、先ほどは失礼いたしました。5番目と6番目を入れ替えてお願いしましたところでございます。  5番目に、イノシシ等害獣狩猟の現実と費用についてであります。  今回の市政概況報告によりますと、4月から10月末までに捕獲されたイノシシの数は対前年同時期比56%となる687頭と大幅に減少したと報告され、引き続き農作物への被害対策に努めると報告されております。  しかしながら、捕獲のプロである私の友人から聞いたところでは、松浦市では年々イノシシは増加の傾向にあると述べています。  過去にイノシシは柵の中、今では人間が柵の中と言われるぐらい、国の補助事業を利用したワイヤーメッシュ柵の設置や防護対策ネット、電柵を利用してイノシシ対策をして被害が減少したように見えますが、イノシシの安住地域では、ふえ続けていると思われると話していました。  松浦市の捕獲数は既に公表されておりますので、私のほうから、平成29年度が2,117頭、うち成獣が1,605頭、平成30年度が2,222頭、うち成獣が1,491頭、その中で、報奨金は松浦市が5,500円、県はゼロ円、昨年まではありました。国は7,000円、国の分は一律でしょう。県と市の補助費は自治体によってばらつきがあるようでありますが、伊万里市より少し松浦市がよいようであります。  その中で、佐賀県は補助金として2,500円、伊万里市は市の補助として2,500円とは別に処理費用として500円がついています。500円の意味がわからないんだけど、中にはジビエ料理として利益が出ると考えているのか、500円としたんでしょうね。一般に処理費用として1万5,000円と聞いていましたので、そんな金額ではとても納められないと思います。  松浦市ばかりでなく、長崎県の報奨金がなくなり、かつまた安くなれば、イノシシを捕獲する猟師さんもやる気がなくなり、減少するのは間違いがない。60歳以上で後継者免許にも影響するであろうと推測いたします。  イノシシ対策についてはいろいろあるでしょうけど、イノシシが住めない環境をつくることで、現在、荒れ地が多くなりつつある荒れ地の手入れ、草刈りなどを行う、また宇都宮市の雑草と里山の科学教育センター調べによりますと、日本では現在、イノシシは61万頭に達すると見られると報告されております。高い捕獲率のもとでイノシシ群の衰退は見られず、農作物被害や人身事故が発生、全国的な問題として取り上げられています。  県は、イノシシ捕獲数は全国1位3万5,027頭、イノシシなどの捕獲情報をスマートフォンを活用して被害対策に生かすシステムの構築を2021年度に導入することを目指しているとしています。  県内の狩猟免許所持者は778名、その中で60歳以上が66%、わななど2,747名の方が活動され、60歳以上の方が61%だそうであります。  担当課にお尋ねいたします。  県捕獲報奨金は本年度からゼロ円になっていますが、国の補助でのワイヤーメッシュ柵の設置は本年度では約24キロメートルの整備を計画していると報告されていますが、松浦市の捕獲状況はどうなっておりますか。成獣と幼獣の分けた部分でよろしくお願いいたします。 38 ◯ 農林課長吉田安秀君)  お答えいたします。  先ほど久枝議員申されましたように、平成29年、平成30年という形で御報告があったとおりでございまして、捕獲頭数としては、全体的にやはり近年は約2,000頭を超えるような状況でございます。  本年度は先ほど言われたように60%程度でおさまっているんですけれども、今後、成獣の捕獲がふえてくるというふうにも思っておりますし、狩猟者の方にお尋ねしたところでは、なかなか箱わなのほうに成獣が入らないというふうな状況が続いているということで、ただ周りにはかなり足跡とかもあるということで、そんなに数が減ったということの状況じゃなくて、なかなか箱わなに入らないという現状が続いているということをお聞きしたところでございます。  頭数については先ほど述べられたとおりでございます。 39 ◯ 12番(久枝邦彦君)  私が調べた部分と頭数が違うのかと思って聞いたところであります。  イノシシはそういうわななどに対してやはり頭が働くというか、だんだん入らなくなっているのが実情だそうですね。  また、鹿は餌づけなどで奈良の若草山等の奈良公園でわかるように、餌づけでならすことができるけど、イノシシというのはなかなかできないそうでございますね。  先ほど言いました伊万里市では、狩猟の免許申請については取得してすぐ辞める方がおられるので、3年間の狩猟が義務づけられ、再更新からは自己負担であるが、狩猟会を通じて農村漁村整備課に申し込めば65歳まで補助金が出るそうですが、松浦市ではどのような仕組みになっているのか、お尋ねいたします。 40 ◯ 農林課長吉田安秀君)  狩猟免許取得に対する助成ということでのお尋ねと思いますけれども、有害鳥獣の捕獲従事者になるためには鳥獣保護法に基づく狩猟の試験に合格して免許を取得されるということが必要でございます。また、狩猟を行うためには都道府県の狩猟者登録をする必要もございます。  現在、県、それから県北管内の市町村で構成されます県北地域有害鳥獣被害防止対策協議会において、狩猟免許試験を受ける事前講習会というのがございますけれども、この受講料の一部を支援しております。これが1万円を補助しているところでございます。  また、新規に網わな、それからわな猟の免許を取得された方に対しましては、市の単独の補助でございますけれども、2万円の補助をしております。実際に箱わな等の狩猟免許を取得されるに当たりましては、約2万5,000円がかかるもようでございます。
     以上でございます。 41 ◯ 12番(久枝邦彦君)  松浦市としては、かなりの目を広く向けられて補助をされているようでございます。その金額で猟師の方が満足されておられるかどうか、今後聞きたいと思いますけど、一段と要望が強くなってくる、そういう中におきまして、やはり私などが要望する金額に対する要望というのは、市の財源は考えていたら質問ができませんので、今後とも市民の方、その関係者の意見をどうぞ聞いていただきますようによろしくお願いいたします。  また、松浦市では豚の生産業者は1軒だけであると思いますが、豚コレラはイノシシからうつるとのことであります。市として業者にどのように指導しているのか、やはりあの大きな豚を豚コレラにかかったということで一括処分するということは、もう大変な量であると思うし、韓国などもまだ豚コレラの処分といいますか、完全でないのじゃないか、情報が入ってこないような現在、わかりませんけど、松浦市としてはどのように指導しておられるのか、お尋ねいたします。 42 ◯ 農林課長吉田安秀君)  豚コレラの件でございますけれども、この豚コレラにつきましては、昨年9月に国内で26年ぶりに患畜が確認されております。1府8県にその被害が及んでいるところでございます。  先ほど議員申されましたように、この野生のイノシシが感染源になっているのじゃないかという一つの報告も上がっておるところでございます。  市内には、先ほど議員申されましたように1軒だけの経営体がございますけれども、市で単独でという事業はございませんけれども、こういう大きく被害が広がっているということで、国のほうで農場への野生動物侵入防止柵の設置というのを農家のほうに義務づけをされておりまして、国のほうの補助事業がございます。  市内のその経営体につきましても、今年、国の補助事業を使って農場の周りに柵を設置される予定となっております。  そういうところで、国の支援を使われて、そういう豚コレラの侵入防止を進めておられるというところでございます。  以上でございます。 43 ◯ 12番(久枝邦彦君)  6番目の企業版ふるさと納税の件につきましては、3番目に宮本議員がされますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは最後に、市長に鳥獣の件でお尋ねいたします。  猟友会に今後も積極的に活動とともに、捕獲意欲を向上していただくために、県の助成金が2,500円がゼロ円になった現在、市長として今後ともどのように対処していくのが最善であるのか、お尋ねいたします。 44 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど久枝議員からもありましたとおり、今年度、それまで県から2,500円の補助金があり、市として4,500円を上乗せし、それぞれ1頭当たり7,000円の捕獲報奨金を支払っておりましたけれども、ことしの1月に県からこれまでの有害鳥獣対策、防護、すみわけ、捕獲、この成果によって、農作物被害が3分の1に減少したため、捕獲報奨金に対する県の補助金を廃止し、効果的、広域的な対策や新技術の導入検討、これがまさに先ほどお示しになったスマートフォン等での対応ということでありますけれども、こういった方向にその補助金を使うということで2,500円を廃止したいということで、松浦市のほうにお見えになりました。  その際に、私自身が実際に市内で撮った昼間にイノシシが道路を走っている写真をお見せして、確かに農作物被害は防護によって減っているかもしれないけれども、それによってイノシシ等が近年では住民生活に影響を及ぼすような状況になってきていると。このため、引き続き補助制度を続けてほしいということをお願いをいたしましたけれども、県としては、それは難しいということでございました。  そういったことから、先ほど農林課長も答弁いたしたと思いますけれども、これまでの4,500円に松浦市として1,000円を上乗せし、5,500円の報奨金をお支払いすることを決定したところであります。  また、このことについては、本年3月に行われました松浦市猟友会の総会に私自身が出向きまして、猟友会の皆様に御説明をし、一定の御理解を得られたというふうに考えているところでございます。  今後も本市の財政状況は厳しい見込みでございますけれども、先ほど申し上げましたような住民生活に影響を及ぼすような、そういった被害拡大を防ぐためにも、今後とも猟友会の皆様に有害鳥獣対策に協力していただけるように努力をしていきたいと、このように考えております。(降壇) 45 ◯ 12番(久枝邦彦君)  絶えなる努力をされていることと推察いたします。今後とも私が質問することはお金が要ることばかりでございます。松浦のより以上の発展のために頑張りたいと思います。どうもありがとうございました。    (久枝議員 一般質問席 降壇) 46 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって久枝議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時2分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 47 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開します。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、14番・鈴立議員の登壇を願います。  (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 48 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  おはようございます。  12月になってきますと急に寒くなりますので、どうぞ皆様方、風邪など引かれませんように体に気をつけて、松浦市のためにひとつお互いに頑張ってまいりたいと思います。  今回、5項目質問を出すようにしております。  1項目については、人口というのは前からも出ておりますけれども、非常に重要なことだなということでございます。  そして、2項目については交通安全、特に教育委員会もかかわってくる非常に重要なとうとい生命にかかわることでございます。  3番目は、私の気持ちでございますが、松浦市の全域に四季折々の変化というものがより一層出てくれば、目の保養になるし、心の安らぎにもなる。働くばかりじゃなし、毎日朝から晩まで、帰ってくるのは残業して遅くなるということで、心の癒やしを少しでも目を通して、ゆっくりとした心になればなということで3項目にしております。  4項目は、よく今世界的に問題になっていますプラスチック等々が海岸とか湾岸、漁港の中等々に、そして一番隅の波打ちに浮遊しております。空き缶も浮いておりますし、プラスチックの容器も入っています、ビニールも入っています。それが波打ち際で揺らいでおります。そういう状況というものについてちょっとお聞きしたいなと、こう思っております。  また、漁港のほうではいろいろ何十年も前から養殖、今は非常に数多く、そしてすばらしい魚を産出する、そういう中での餌関係の食べ残し等々というのはどういうふうになっていっているのかなというのを、細かくはわからないと思いますけれども、すばらしい松浦湾であってほしいな、今福湾であってほしいなということ、それと湾岸、沿岸では魚を釣る──これは松浦市の人たちじゃなし、よそから魚を釣りに来て、そのまま食べ残しが多く、空き缶もそこに置く、そして釣り針は枝にひっかかって風でふらふらしている、そういう状況というのがどうなのかなというのをお聞きしたいなと思います。  最終的には、私が思うところでは、災害、そして河川、その地域、流域といいますか、そこそこでの安全の地図というものがぴしっと、ハザードマップができ上がっているのかな、それをどのように地域の住民の人たちに周知がなされているのかなという、この5項目について質問いたしたいと思います。  まず、人口増でございますが、人口増は喫緊の課題でございます。このことは市としての体をなすかなさないかということが、あと何十年後には来るであろうというふうに予測をしますと、非常にこれは重要なことだろうと。市のほうも、いろんな担当課でそこにかかわる方々というものは、そこの対策というものを講じておられると思うんですけど、それでも、なおかつ一年一年減少をたどっているということは、2万人を切って1万幾らになってくる。そうすると、町の自治体でもいいんじゃないかというふうになってくるんじゃないかなと、こう思っております。  そういうことからして、まずお聞きしたいのは、今現在、人口増というものについて、市としてどのような基本方針で、どのような対応を講じていこうとしておられるのかをまずお聞きしたいと思います。 49 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  本市の将来的な人口に関する目標、指針につきましては、松浦市まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口ビジョンにお示ししております。この人口ビジョンにおきましては、2040年に人口約1万8,000人を確保することを目標といたしております。これは国立社会保障・人口問題研究所の最新の推計に基づく、2040年の本市人口を約3,000人上回るという目標になっております。  この目標を達成するために、総合戦略におきまして、仕事が人を呼び、人が仕事を呼び込むという好循環を確立することで松浦への新たな人の流れを生み出すこと、その好循環を支えるまちに活力を取り戻し、人々が安心して生活を営み、子どもを生み育てられる社会環境をつくり出す。この好循環を確立されることを基本といたしまして、仕事、人、まちの創生に関する各施策を実施しているところでございます。 50 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  人口増については、それぞれの施策があろうかと思います。まずは子育て・こども課については、子どもさん方を育てやすい環境をその課としてどのように構築していくのかということもありましょうし、今度は企業におきましても松浦市が人口増を進めていく上においては十二分に御理解をいただいて、そして子育てにおいて会社を何回か休むとリストラの対象になるという、そういうとにひやひやしながら子育てをするということがないように、そのような連携というのも必要でありましょうし、里山留学というような方法もありましょうし、それから、一定の年齢を超えて退職したら、私はこの松浦でしっかりと根づいていきたい、そしてその子どもたちもこれからは松浦で育てていきたい、移住をさせたいというふうな方法もあるでしょうし、さまざまな知恵を出し合って、そして増進を図っていかないと、一つのポジションだけで人口増を図ろうとしても、なかなか効果は目に見えて上がってこない。  そのためには、やはり今でもしておられる施策というのがしっかりと根づいて、右上がりに増加していくのかとなると、これから5年、10年を過ぎていくと、先ほど申しましたように、町の自治体と同等になってくると、市の自治体としての体をなさないようになってくると税の収入というのが非常に深刻化してくると、そういうさまざまな悪影響、悪循環というサイクルにひっかかっていくんじゃないかなというのを非常に懸念いたしております。  そういう中で、全体像として、今まで施策をしてもなおかつ減少しているというところの現実をしっかり踏まえれば、私の提案は、市全体で一つの人口増のプロジェクトを立ち上げる。会ばかりつくっても、会をすることに追われていってしまいますので、総合的な、担当でするよりも、プロジェクトをつくって、そして今でもなおかつ減少するということはどこに弱さがあるのかとか、そこの今まで取り組んできたことをしっかりと検証し直して、プロジェクトの中にこれをのっかけて全体でしていく。市も、そして民間も、住民も皆さんというふうな考え方というのはどうかなと思っておるんですが、そのようなことについて担当課、あるいは市長のほうで見解をいただければなと思っております。 51 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  ただいまの鈴立議員の御提案でございますが、現在、先ほど説明いたしました人口減少対策に向けて総合戦略というものを策定しておりまして、各課の事業の中で目標等を定めまして、現在取り組んでおるところでございます。そういったものにつきましては、毎年検証作業を実施しながら、今後必要な取り組み等について、また全庁的に検討していきたいと考えておるところでございます。 52 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  検証しながらしていっても、なおかつ減少がとまらないので、私の考えでは5年後はもっと減少していくだろうと。今の状況をもう一度しっかりと踏まえて、このように進んでいきながらもなおかつ減少しているのかというところのネックとなっているところ、一番力を入れなければいけないところに入らないまま検証がなされ、進めていっているんじゃないかなという気持ちを自分は持っているんですけれども、そういう中で、先ほど申しましたように、やはりこれは子どもさんたちを育てていくお母さん、それとお父さん、家族の中の意識というものが、子育てをできるようなすばらしい環境というのをほかの自治体以上につくっていかなきゃいけないでしょうし、また、松浦市として、ほかの自治体より魅力ある自治体に構築していかなければ、よそからわざわざ移住するということはないだろうし。そういうことからしますと、いろんな税のことについても、子育て環境についても、職場についても、そして風光明媚な松浦市にどうしても住み続けたいというところまで今いっていないんじゃないかなと。言葉では住み続けたい松浦を目指しますというふうに出ているけれども、そしたら、今度は松浦に居住を移そうという強い決心ができる魅力というのがいま一つ松浦にはないんじゃないかなと、こう思っているんですが、ここの点について理事者のほうの答弁を求めたいと思います。 53 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  鈴立議員の御質問にお答えをいたします。  人口減少対策というのは、議員も御指摘のとおり、大変重要な施策で課題でありますし、そのためにまさに全庁を挙げて取り組みを進めております。先ほど政策企画課長も申し上げましたとおり、それぞれの課で人口減少対策に資する施策を実行し、そして、その検証作業は必ず行っております。まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、KPIという目標を定めて、その達成度合いがどうかということが求められておりますし、そういったものをしっかり見ながら、いかにその施策が効果的だったのか、それによってどのくらいの方々が定住されたのか、あるいは人口、出生の増加につながったのか、こういった検証をやらなければいけないと思っております。  こういったさまざまな施策をそれぞれの課を中心に行いながらも、総合戦略においては一つの部署でコントロールして推移を見てきているところであります。引き続きこういった点は十分注意しながらやっていかなければならないと思っています。  加えて、議員がおっしゃっております、やはり住民の皆さんにまずは住み続けたいと思っていただけるかどうか、私どもは常にそのことを意識しながら、さまざまな対策をとっていかなければならないと思っておりますし、現在行っている施策をずっと引き続き行っていくということではなくて、住民の皆様方の要望にお応えしながら見直しを行っていく、このことも必要だろうと思っております。そういったことによって、まずは松浦に住んでいらっしゃる方々に住み続けたいと思っていただけるような、そういった感覚を高めていくということ。  加えて、松浦に住んでみたいと思っていただける方々には、やはり松浦市のさまざまな魅力をしっかりと発信して、そして他の自治体も同じように定住人口、あるいはほかからの移住というものを求めていっている、そういう中で、松浦がそういった自治体よりも何がプラスなのか、こういったものをさらに磨き上げていく必要があると思っておりますので、こういった点にしっかりと注視しながら、全庁を挙げて取り組んでいきたいと、このように思っております。(降壇) 54 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  それでは、各課で今人口増に取り組んでおられる主な事柄、事項があるとすれば、各課から端的にお答えしていただければと思いますが。 55 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  まず、政策企画課所管の主な事業を紹介させていただきます。  人口流出抑制と定住促進により地域活性化を図ることを目的といたしまして、現在、若者新生活応援事業、それから定住促進事業というものを実施いたしております。  若者新生活応援事業につきましては、45歳未満の方で、卒業あるいは転入から1年以内に就職した新規学卒者、それから転入者、また結婚して1年以内に住民となる方、転入による賃貸住宅入居者に対しまして最大30万円の奨励金を交付するという事業でございます。  定住促進事業につきましては、新築または中古住宅を購入する場合に最大300万円の奨励金を交付するというものでございます。 56 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  都市計画課の取り組みとしましては、移住・定住促進のための受け皿として、民間事業者との連携による空き家バンク制度を実施しており、空き家の登録支援や利活用に関する調査、チラシやラジオでの広報、住宅改修等の助成を行っています。また、小学校区単位での3世代同居、近居を促進するため、国、県の補助金を活用したリフォーム支援等を実施しているところでございます。  以上です。 57 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  子育て・こども課の事業についてお答えいたします。  まず、安心な妊娠・出産支援事業として、不妊治療費の助成、健康診査──妊婦健診ですが──の助成、あわせてマタニティー教室の開催などを行っております。  次に、子育て世帯への経済的支援の充実としましては、高校生等までの子どもの医療費の助成、また保育料の第2子無償化や副食費の助成などを行っております。  子育て相談や地域子育て支援拠点の充実としましては、児童館やURACCOなどへの子育て支援員の配置、それからベビー用品の貸し出し事業などを実施しており、さらに子育て広場や放課後児童クラブの支援内容の充実を図っております。各事業とも認知度、必要性ともに高く、利用者も増加しております。  今後も子育て世帯のニーズを捉えながら、さらなる内容の充実と周知を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 58 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)  地域経済活性課といたしましては、若者の地元企業への就職を推進するために、中高生を対象とした市内企業の見学や合同企業説明会などを実施しまして、生徒たちに市内にすばらしい企業があることを知ってもらう取り組みを行っております。今年度は高校生158人、中学生215人に参加をいただきました。  また、雇用の創出につきましては、企業誘致に取り組んでおります。さらに、市内での創業を目指す方を対象として、まつうら起業塾を実施いたしまして、今年度は延べ45人に受講いただいております。今後も市内での創業の実現に向けて支援し、市内定住につなげていきたいと思っております。  以上です。 59 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  時間も大分、1項目で来ておりますけれども、今、それぞれの担当の方々が松浦市の自治体の中でいろいろ取り組みをしておられます。  あと1つは、テレビあたりでどうしてここに移住されたんですか、石垣島にとか、こうなると、非常に環境がいいです、そういうふうなことでここに住むことにしましたと。やはり広報というのは非常に大事じゃないかなと思います。  松浦というのは魚もおいしい、それから果物も豊富、そして空気もきれい、個人事ですけれども、東京の日本橋から高校生が家に来られて、まず自分のバルコニーで言うことは何かといったら、空気がきれいと、大きく深呼吸をします。普通、自分たちは当然ですけれども、東京の子どもたちにしてみれば空気が非常にきれいと、夜空の星がきれい、このようなのを広く広く強く、自分たち市民もセールスマンとなって言うべきじゃないかなと。だから、子どもたちには長崎で生活しなさい、こっちにお嫁に来なさいと、いつも言っているんですけど、そのようにして、できるできんは別にして、自分たちも一人一人が広報マンとしてPRをしていく、これが非常に大事かなと思いますので、今までの担当課がしておられる、プラス全国に事あるごとに魚のおいしさ、アジフライ聖地というのが売れているんですから、このようなのをいかんなく全国にして、それ以外にもいっぱいあるんですよということで、広報というのがまだ力不足かなと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  2番目ですけれども、前回質問いたしました交通安全、最近もまた悲惨な事故が起きておりますけれども、信号機のところに、瞳がきれいな子どもたちが、学校での出来事を思いながら登校して交差点で待っているところに不用意に突っ込んでくる。車によってとうとい命を絶つという悲惨な事故があって、非常に心を痛めますけれども、その後、どのような対応が松浦市でなされているのかをお聞きしたいと思います。 60 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  お答えいたします。  通学路における児童生徒のその後の安全確保についてですが、10月に松浦市通学路安全推進会議を開催しました。その中で、通学時間に子どもたちが多く集まる交差点や危険な横断歩道等について安全確保に向けた協議を行いました。  また、11月に志佐地区、上志佐地区、調川地区、今福地区において、松浦警察署、田平土木事務所、学校、PTA関係者、市役所関係課による通学路合同点検を通学路21カ所で実施いたしました。  点検の中で、児童生徒が集まる横断歩道1カ所について、ガードレールを設置することについて関係課と連携した対策を検討しています。  今後も引き続き危険な交差点の情報を把握し、通学路の安全確保に努めてまいります。また、ハード面の整備等に加え、児童生徒に対しまして各学校で交通安全指導を行い、交差点で信号待ちをする場合にはできるだけガードレールや頑丈な構造物が設置してある陰に隠れて待機したり、車道から離れて待機したりするなど、自分の命は自分で守ることができる危険回避能力を身につける指導を実施するよう、各学校に指導しております。 61 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今、教育長部局のほうからありましたけれども、市長部局のほうから検討なされたのがあるのかどうかをお聞きしたいと思います。 62 ◯ 建設課長中村桂一郎君)
     先ほど学校教育課のほうから答弁がありましたとおり、松浦市通学路安全プログラムというものに関しましては、通学路安全推進会議というものが設置をされておりまして、この中で教育委員会、松浦警察署、学校、PTA、また市の関係機関としまして、道路管理者として建設課、交通安全関係で防災課ということで、合同で点検をしておりますので、教育委員会とともに合同点検を実施したというところでございます。 63 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはり実態に伴った横断歩道、それから交通安全の対応というものをしっかりしてもらわないと、前の質問でも申しましたように、ほとんど使うことのない横断歩道が存在して、その使われていない横断歩道のカーブのところを横断しているというのが実態でございまして、横断歩道は何のためにあるのかなと思っています。横断歩道があるのにそこは使わないで、危険なカーブのところを渡っているというところあたりもあるので、松浦市全体、実態に伴って、本来安全な横断ができる、そういう機能を満たした横断歩道を設置していただきたいし、見直しもしていただきたいと思います。  次に、3番目ですけれども、これはすぐにはできないかわかりませんが、もう今、山も非常に荒廃をして竹が生えてきているという状況で、高齢化をし、その現実が竹が生えていっているということを前も質問をいたしましたけれども、まずそれよりも、家の周りにやはり四季折々の草花、花木を植えるということは、目を通して心の安らぎになるんじゃないかなという気持ちを自分は持っております。  今は仕事に追われて、朝は子どもが寝ているうちから行って、そして自分たちが帰ってきたときには子どもさんはもう眠そうにしている、そういうふうな毎日を過ごしている厳しい状況の中で、心の癒やし場もない、日曜も子どもと遊ぼうと思ってもまた仕事だと。そういう中で、やはり人生はただ一度、本当に楽しい毎日を過ごす、そのためには目を通した潤いというのが必要じゃないかなと、そのことが心身症とか鬱病とか、そういうふうなのを防ぐことにもなっていくと自分は思っております。  そこで、担当課にお聞きしたい。前、ヒノキとか公的なところに植える場合については出ておりました。だけども、やぶといっても、荒廃をしているところがたくさんあるところにそういうのを植えると、四季折々の芽生えが出るんじゃないかなと思うんですが、そういうところの基本的な考え方はどうなのか。今までは公民館とか集会所とか、いろんな公的なところには申し込みをすると、市のほうから樹木を届けてありました。これも非常にいいことですけれども、それよりもまず、やぶの上の荒廃しているところが家の周りにある、そういうところにもみじとか、桜とか、アメリカハナミズキとか、いろんなものを植えると、家の周りが華やかになって、そして見た目にも、秋がもう来るな、春だなというのがわかって、非常に四季を感じられる。そういうのが今、だからテレビあたりで東北を見ると、燃えるような一面の山をよく見るときに、ああ、松浦もこういう景色が見られればなと思うんですけど、それはちょっと許されないですね。なかなかヒノキとか、杉の木とか、マテノキとか、シイノキとかがあって、常緑で固まっておりますので、それを切ってまでというわけにはいきませんが、家の周りからでもそのようにすると、非常に四季折々の明るさが出てくるんじゃないかなと思いますが、その点についてお考え、何かしていただければなと思いますが。 64 ◯ 農林課長吉田安秀君)  苗木等の配付事業につきまして、農林課のほうで行っておりますので、私のほうからお答えをさせていただきます。  先ほど議員も申されましたように、過疎化や高齢化等に伴いまして、集落内の周辺林地、それから田畑が荒廃をしております。森林、それから田畑が有する多面的機能の発揮や景観の保全が現在、大変厳しい状況となってきているということは私も感じているところでございます。  その中で、そういう荒廃した農地であるとか林地の田畑、そういうところに木々を植えて景観をよくしていきたいというお考えかと思います。  今、私ども市のほうの事業では、緑化事業としまして、緑の募金を使った苗木の配付等を行っております。これはあくまでも、先ほどちょっと議員もおっしゃられたように、地域の活動であるとか、公的な公民館であるとか公園に植えるというような状況の中で、苗木をお配りしているんですけれども、今おっしゃられたように木々を植えるところというのは、あくまでも個人の用地になってございますので、個人の方がそれをされるということになりますと、なかなか市の公的なお金として出すことは難しいと思うんですけれども、地域でありますとか、そういう何か大きな団体、協議会をつくっていただいて、計画をしっかり立てていただいて、そういう個人の土地であっても協議会なりが借りて、そしてそこを里山とか山に返していく、そういう試みでありましたら何とか木々の配付はできるのじゃないかというふうに考えるところでございます。  以上でございます。 65 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  地域、地区、集落の中では子どもさんたちは都会に出て、あと、じいちゃん、ばあちゃんが家におられるというところは結構あるんですが、どうしても手だてができていなくて、ちゃんとした畑だったのに今は草や木が生えて荒廃しているところが結構あるんですよね。だから、自分たちは今、上志佐は仲間でグループをつくって、そして1軒の家、今何軒かに打診して、そこを全部、竹も生えてきてしまっているので、竹の駆除をして、そこに桜とかツツジとかを植えさせてもらうと言ったら、どうぞどうぞということですので、荒廃にしとくということは見た目にもやはり心の荒廃になるなと思って、地域の荒廃が目に見えて、しかもだんだんと過疎化になる中で、心の荒廃になるなと思うもので、グループをつくろうということで今、ちょっと話をして、みんなで無理のないところで、それぞれ、じいちゃん、ばあちゃんの一人しか住んでいないところとか、息子が都会に行って、じいちゃん、ばあちゃんのところの竹を駆除してあげて、そして植えていく。そして、五、六年してかずらを取れば、あとは下草であんまりならないので、そういうふうな動きをして何とか里山に四季折々の潤った景観をつくっていくということはいいことじゃないかなという気持ちを持っているんです。  そこで、先ほど課長が申しましたように、公的なところは出しましょうということで、今まで自分たちの地区も公民館の周辺に植えるということで植えたりしてお願いをしたんですが、今回、個人となると、そこのところに税金を使っていいもんかとなるけれども、結果的にはそれが地域の鬱病とかいろんなとを防ぎ、そして景観をよくし、そしてそこに住もうかなという人が出てくるというところにもかかわってくる。それをグループをつくって、そして年間の計画をして、そしてそれが私利私欲でないところでするということはいいのかどうか、自分はわかりませんけど、そういうふうになれば、地域の潤い、心の潤いにも貢献するんじゃないかなと思ってはおるんですが、そこのところは自分の今回質問の中で、できるできんは別にして、考えていただければと思って質問をいたしました。  次に、4番目ですけれども、これはマナーの問題だろうと思うんですけれども、松浦の星鹿港、御厨港、調川港、志佐・今福港で魚を釣られる人たちというのは、非常に余暇を楽しもうということで魚を釣るあのだいご味というので、楽しんでおられるということは、自分たちもいいことだなと思うんですが、その後、やはりそこにポイ捨てをし、空き缶を捨て、そうすることで海岸べたに打ち寄せる、そして打ち寄せて、石垣と石垣の合い中にいろんなのが入り込んで取れないようになる。対馬はハングル文字がいっぱい来るということで、大学生が清掃している。松浦はそこまでは行ってはいないんでしょうけど、沿岸地域の海底、海の中にもあるんじゃないかなと、自転車とかなんとかが入っているんじゃないかなと思いますし、それから、水面から上の沿岸地域にもそれぞれのところにあるんじゃないかなと。それから、それぞれの港は、養殖の人たちは今、これだけの1万匹なら1万匹にどれぐらいの餌をやると食い残しがないということは全部、専門のプロですので、そうあれはないんだろうと思うんですが、堤防とかで魚がついたのがそのまま置いてある。それを、風が吹いて海の中に落ちていく、それが浮遊する。そういうことがあるんじゃないかなと思うんですが、その実情が年々、悪いほうに進んでいっとると思うんですけれども、どのような頻度で進んでいっているのかというのが私たちにはわからないので、定期的に検査、調査をしておられるかどうか、自分は知りませんが、すばらしい松浦市の湾、すばらしい沿岸、それを目指すためには、やはり定期的にどのような実態かは把握すべきじゃないかなと思いますので、その実情についてお答えをいただきたいと思います。 66 ◯ 市民生活課長(山口玲子君)  お答えいたします。  まず、御質問がございました沿岸部に打ち上げられずに海底に沈み込んだごみについて、状況把握を行っているかというところでございますが、現在に至るまで、海底のごみがどういう状況かという把握はいたしておりません。  また、海域に流されたり、海に投棄されたごみの状況につきましては、沿岸部全体におけるごみの量の推移について、近年の豪雨等の影響もございまして、漂着ごみの回収量はここ数年で2倍になるなど、年々増加傾向にあるということは把握しております。  これに加えて、先ほどおっしゃられたごみの投棄も後を絶たない状況だということは理解をしております。 67 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  市内の漁港、港湾内に沈んだごみの状況についてお答えいたします。  漁港、港湾水域における海底のごみの堆積状況につきましては、平時の巡回監視や利用者からの情報などにより把握に努めているところでございますが、現状としましては、漁港、港湾機能に支障を来すような堆積ごみの増加などの情報はあっておりません。  また、ちなみにですが、漁港及び港湾管理者としましては、こうした市内の漁港や港湾に看板を設置することにより、利用者によるごみの投棄や放棄をしないよう啓発に努めているところでございます。 68 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  自分が一番心配するのは、港湾の整備とかハード面ではなしに、ソフト面の自分たちのすばらしいそれぞれの湾、漁港はいつまでもすばらしいままであってほしいし、そして、海岸に来られた外部の方々がのぞいたときに全てごみの打ち寄せる波打ち際ということにならないように、松浦はすばらしいね、非常にすばらしい海、そして沿岸だなと感じる、そういうのはやはり一人の人間のマナーにかかわってくることだろうと思います。  先ほども申しましたように、いっぱい魚を釣る、そして余ったまき餌を水の中に入れてぽんと捨ててしたり、それから防波堤に置いたまま、そして缶でも、昼御飯を食べたものもそのままそこに置いていく。そうすると、それに海鳥が来る、風が吹く、そして飛んでいっているのをよく──よくというですか、たまたま自分が行ったときに目にすると、マナーの悪さというのが大変深刻だなと思います。  だから、海岸べたもそのようなことですので、一年一年、そして今度はそれを従事しておられる養殖業者の方々も大変な困りようだろうと思うんですね。そういうことから、そこはしっかりと把握して、一年一年、汚染度が高くなっていっているんじゃないかなと思いますので、これからは、今までもそうでしょうけど、今後どのような対応というのは、今までどおりに対応を進めていくのか、そこあたりも含めて、健全なすばらしい港、沿岸というものを目指していく松浦市の活動というものをもう一度お聞かせいただければと思います。 69 ◯ 市民生活課長(山口玲子君)  市民生活課といたしましても、沿岸部における投棄物の対策といたしまして、今後も引き続き定期的に巡回パトロールを行い、看板を設置するなど対応してまいりたいと考えております。  あわせまして、松浦の美しい環境を保全するため、市民のモラルに対する意識醸成に今後も努めてまいりたいと考えております。 70 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  総体的な話といいますか、今お話をお聞きしましたけど、いつまでも自然を大事にしていくという、それが非常に薄れてきている感じがいたしますし、私たちも心を戒めて、しっかりといろんな自然物というものを大事にして、すばらしい空気がきれいなこの松浦、自分たちはそこにずっと生まれ育っとるもんだから気がつきませんけれども、当然のように思いますが、自然というのはだんだん破壊されていっていますし、海底の汚染も一年一年、非常に深刻になってからでは遅いので、今からしっかり私たちも肝に銘じて大事にする。そしてごみがある場合は、人のごみであってもそれを拾って帰るような心を持っておかなきゃいけないなというふうに思っているところでございます。  一番最後でございますが、一番最後につきましては、5項目ですので、時間があるかどうかと思いましたけど、災害が東北でも、四国でも起きておりますけれども、自治体もいろいろと対策は講じておられながら、想定外で多大な人命をなくしてしまうということをテレビで見ています。  そこで、河川地、ずっと流域になるんですが、そこと、それから山間地域、後ろが非常に傾斜が厳しいところでいつ崩落があるかわからない、そういう箇所というのが松浦市の中でどのようにチェックされて、ハザードマップができ上がっているのか、それに対する心構えを行政はどのように持っておられるのかをお聞きしたいと思います。 71 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  ハザードマップについての御質問ですけれども、現在、ハザードマップとしまして、河川につきましては平成19年度に作成しました志佐川の洪水ハザードマップがございます。また、それにつきましては昨年、再度印刷をいたしまして、洪水が予想されるエリアの方々、それから事業所に配付をいたしております。それから、もう一つの山間地につきましては、現在、ハザードマップというものはないという状況でございます。 72 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはり不老山も非常な被害が出ましたけれども、これもあそこがあのようになるという予測はなかったんだろうと思います。あれば、それに対してのあれもあったんでしょうが、なかなかそういうのもないかもわかりませんけれども、予測しないところの地形が予期しないような大きな被害を出していくということですので、河川等についても、大体それぞれの河川でどこが一番地形的に弱く、ここがなったときにどれだけの民家に入っていくかということは予測できるんじゃないかなと思いますので、そういうふうな把握というのはしていないのかどうか、お聞きしたいと思います。 73 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  お答えします。  近年の災害の状況、非常に大変な状況がございますけれども、そういったところで、先ほど申しました志佐川につきましても、水防法の改正に伴いまして、長崎県が令和元年9月20日付で浸水想定区域図というのを変更いたしまして、告示がなされましたので、現在、志佐川の洪水ハザードマップの見直し業務を発注して、作成をいたしております。  それから、山間部につきましても、長崎県が土砂災害防止法に基づきまして、昨年度末まで調査をいたしておりました。市内全域の土砂災害危険区域等の指定をされておりますので、その結果で、現在市のほうで調査結果に基づきハザードマップといったものを作成しております。  この両方とも年度末までには作成ができるかというふうなことで作業をいたしておりますので、その作業をまず進めまして、その後、広報に努めたいというふうに思っております。 74 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  ずっと前に質問した中で、津波が来たときのことで、ここが今海面から何メートル上がったところですよというのは非常に重要じゃないですかという質問をしました。どこだったか、その標示がなされていた。ここは今海面からどれぐらいのところにありますよという看板が、ああ、こんなのが非常に大事だなと。  それから、もしここの下流が氾濫したときにはどれぐらいのところの住民の方々はそのおそれがあるのでということあたりは非常に大事じゃないかなと。ただ、一番弱いところは、じいちゃん、ばあちゃんのおられる家族、耳が遠い、足が不自由、しかしまだ施設に入っておられない。この方々は、ハザードマップを作成して、そして市報に載せたり、回覧で出したり、各それぞれにしても、なかなか理解されない。  だから、自分は聞き取りのときに、やはりそこそこの区長が一番そこを把握しておられるので、区長会、上志佐なら上志佐区長会、御厨なら御厨区長会、今福なら今福区長会と、区長会があるので、そういうところに出向いていって、そういう家庭には特に区長さんが家に出向いていってでも、こういうのが今度出ておるので、こういうことですよと耳のすぐそばで言って、一遍の帳面消しみたいな仕事じゃなしに、しっかりと心通わせて、そして私ができるだけそのときには早く来ますとか、いろんな安心感を持たせてしていかないと、ハザードマップができて、危険マップができて、それをぱっと流しても、お年寄りの心の中までは届かないと自分は思います。  だから、そういうところは一遍通りの作業じゃなしに、しっかりと心の中に届くような伝達をしていただきたいと思っているんですが、それについての御答弁をいただきたいと思います。 75 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  周知方法についてですけれども、作成が終わりましたら、議員おっしゃられましたように地区長会とか地区の振興会とかいうふうなのがあろうかと思いますので、そういった機会にお邪魔させていただきまして、説明をしたいというふうに思っております。  近年頻発している大雨等により発生した洪水被害というのは、全国的に見てもハザードマップが示している地区と一致しているというふうなことが新聞などでも報道されておりましたので、ハザードマップが有効ということは皆さん御存じのことかというふうに思います。そういった意味からも、防災・減災の効果のあるハザードマップとして市民の方々に有効に利用していただけるように説明、周知をしていきたいというふうに思っております。  またあわせて、自主防災組織というのが言われておりますけれども、そういったところが結成されていない地区もありますので、そういった地区には自主防災組織の必要性や結成に向けた説明についてもあわせて説明をさせていただいて、取り組んでいきたいというふうに思っております。 76 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  先ほどの分は全てが区長さん等々に負担をかけるということじゃなしに、自分たちもすぐ近くのお年寄りの方々には目配りをいつもしといて、そして区長さんがされるとを補ってあげて、みんなでこの地域からとうとい命を失うことのないようにという危機感を持ってすべきじゃないかなと、こう思っております。  ただ、河川の氾濫等々については、田も畑も大事ではありますけれども、まず人命が非常に大事ですので、ここが崩壊したときには、この民家何軒が可能性というところはまずしっかりと把握すべきだろうと思うんですね。  山もそうだと思います。崩れても、不老山みたいに民家があそこの中にかぶらなかったと、これ幸いなんですけれども、もしあそこに密集していた場合、非常なことでしたので、だから、同じ山間地域の山の危ないところも、まず優先は民家のあるなしをしっかり踏まえて、そこにおいてはしっかりと周知をしながら、マップをつくっていく。  河川の場合も、田も大事だけれども、それよりも、ここが決壊した場合はここの民家がまず人命が損なわれる可能性があるというところをしっかりと把握して、そして、していくということ。それは行政だけじゃ絶対だめです。負担がかかりますので、対応は難しいので、行政も、それから各地区の役職を持っている区長さんも、そして私たちも、一緒になって地域からとうとい命を失うことがないようにしようという危機感を持つハザードマップにしていただければなと、こう思いますけれども、市長の答弁を聞いて、私は質問を終わりたいと思います。 77 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど防災課長も答弁いたしましたとおり、現在、ハザードマップを新たに作成しておりますし、加えて、県においても土砂災害に関しての危険区域の指定がされております。こういったものの情報があるわけでございますので、いかに市民の皆様方にそのことをお知らせし、そして安全・安心の確保のために活用していただくことが大切だと思っております。  まだまだ、市内の自主防災組織の組織率は100%ではありませんので、その組織率を高めていって、そして、なぜ必要なのかということをお伝えするときに、今持っている情報、ハザードマップとか危険災害地の指定だとか、こういったものをお示しして、皆様の地域にはこういった危険のリスクがありますと、ですから地域の皆さんとともにそのリスクをしっかり周知していただいて、どのように備えていくかということを考えていただきたいという、そういう働きかけはしっかりやっていかなければならないと思っております。  近年の頻発する災害、やはりみずからの命はみずからで守っていただく、そのことが大切だと思いますし、自分たちの地域でどこが危ないかというのは、我々行政だけでは把握できておりません。しかし、その地域に住んでおられる方々、昔からの地形的な状況ですとか、そういったことを一番御存じなのは地域の皆様でありますので、そういった方々としっかりと連携をとりながら、持っているデータを共有して、そして市民の皆様方の安全・安心につながるように、そういった取り組みをしっかり進めてまいりたいと考えております。(降壇)(「終わります」と言う者あり)    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 78 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって鈴立議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時10分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 79 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、8番・宮本議員の登壇を願います。  (宮本議員 一般質問席 登壇)(拍手) 80 ◯ 8番(宮本啓史君)  それでは、一般質問をいたします。  一般質問をするに当たり、ちょっと支援者からコメントが入っておりまして、平常心でお願いしますと言われたので、市長も平常心でお願いします。  第1番目に、調川港湾整備推進ということを上げておりますが、人口がどんどん減っている中で、午前中の一般質問の中でも、松浦市の人口対策として松浦市まち・ひと・しごと創生総合戦略ですか、その中で、ことし5月、県知事宛てに調川の港湾整備の新たな造成を要望いたしました。これは3月議会、6月議会でも私が質問しておりますけども、そのときに、調川の新たな造成をするに当たり、企業の皆さんの意向も聞きに回ってくれと、企業の中で土地が欲しいとおっしゃっている人もおるので回ってくれと。新たな造成をすることによって、七、八十億円の公共投資、新たな民間投資も生まれるだろうし、新規雇用も生まれるだろうと。そこで、企業を回ってくださいということですが、企業は何社回られましたか。 81 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  企業への意向調査につきましては、6月議会でも一般質問を受けておったところでございます。  現在、水産課及び地域経済活性課と連携をいたしまして、市内で企業活動を行っていらっしゃる水産関連の企業6社、それから、現在の水産加工団地近くに工場を持たれております企業3社の計9社に対しまして意向調査を行っておるところでございます。 82 ◯ 8番(宮本啓史君)  そこで、我々としても、これはぜひ実現せないかんと、松浦市の目玉として実現せないかんということで、去る10月25日、市議会の会派研修で長崎県土木部、議会議長といろいろ勉強に行ったんですが、去る11月20日には、これも同じく会派研修で国土交通省港湾局、それから、予算委員長の金子原二郎先生、北村大臣のところに何とか応援をお願いしますということで行ったんですが、県に行ったとき、調川の新たな土地造成についての長崎県の考え方という資料をいただいたんですが、その前に、ニッチツの横を埋め立てる計画をしておったですね。費用があんまり多過ぎるということで中断になったんですが、そのときに投資する自主財源が仮に10億円といたしますと、1案でいきますと七、八十億円の公共投資ができると、もともとの財源としてですね。そういうことも含めて、市の方針としては今後どういう方針でやるのか決まりましたですか。 83 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  現在、県のほうと市との協議ということにつきましては、整備に係る諸問題点、そういった協議を進めている状況でございまして、先ほど1案、2案とおっしゃった分につきましては、市として正式に提案を受けていないという状況でございます。 84 ◯ 8番(宮本啓史君)  正式に決まっていないということで、僕が資料をあげたですたい。すぐ問い合わせせないかんよ。  それで、これは大変重要な仕事ですけども、県でこういう資料をいただいたときに、3枚目に書いてありますけども、市としての考え方を示してくださいと向こうは言いよる。計画立案をしてくださいと。それには、土地の造成の必要性──必要があるから県知事のところに土地の造成をお願いしたわけですからね。それから、企業の聞き取り、そういうことである程度市としては方針を固めないかんわけですたい。そして、計画をせないかんですけども、私これをずっと見ていると、金子予算委員長のところに行ったときも、やっぱりこれは特化してプロジェクトチームか、調川港湾整備促進室でも設置してやるべきじゃないかと思っているんです。  昔、昭和52年に、何もないときに魚市場を発足するときに、前のやめられた市長が議会事務局の2階におられて、プロジェクトチームをつくって、あのときは山本さんかな、企画課長がチーム長をやったんですけど、そういう早急にプロジェクトチームをつくるか、調川──名称はどうでもいいですけれども、調川港湾整備促進室でもつくってやるべきと思いますが、市長のお考えを。 85 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  宮本議員の御質問にお答えをいたします。  まず、私どもも調川の新たな加工団地としての拡張については、現在、松浦魚市場の再整備を行っておりますので、この再整備された魚市場を、さらに機能性を高めていくためにも、現在、既に全て売り切れている加工団地を新たに造成していく必要があるということから、ことし5月に松浦魚市場を核とした加工・物流整備拠点のための新たな用地造成について県にお願いしたところであります。  市といたしましても、この調川港湾地域における松浦魚市場を核とした加工・物流拠点の整備については、新たな企業の進出や既存企業の事業拡大、それに伴う雇用の創出といった観点から、非常に重要な事業として位置づけをいたしております。このため、県に対しましても新たな造成についての要望を行ったところであります。  当該事業は大型の投資事業となるため、市の財政状況や立地の確実性など、本格的に事業を推進するためにはさまざまな検証が必要になりますし、それは多岐にわたると考えております。  検証を進めるためには、まずは水産関係業者のニーズや県の当事業に対する取り組みの方向性について明らかにしていかなければならないと考えております。このため、先般、各企業を訪問し、その意向調査を行ってきたところであります。  今後これらが判明した時点で、まずは、市としてはプロジェクトチームを編成して事業の推進に当たってまいりたいと考えております。(降壇) 86 ◯ 8番(宮本啓史君)  今、市長はプロジェクトチームをつくってやるということで、早急にひとつお願いしたいと。プロジェクトチームの長は、精力的に並行してやらないといけないと私は思っておりますので、よろしくお願いします。
     2番目に、これも前に質問したんですが、調川港の不開港を開港に向けての提案をしたんですね。この調川港は貿易港じゃないんですね。前の答弁としては、同じ行政区に2カ所の検疫というのはおかしいという話やったんですが、いま一度これをお願いしたいというのは、実は今、赤潮問題とかいろいろありまして、きょうも養殖業者の方、傍聴にお見えになっておりますけども、松浦は養殖が基幹産業でございまして、実は国の水産庁は養殖漁業を日本の目玉にすると、世界の中でもおくれておるということで、養殖推進部長をチームリーダーとして国は産業復活ということで養殖に力を入れると、そういう方針を立てました。  松浦市にも養殖で大きな産業を担っている人たちがおりますけども、ある人が、養殖は餌を安く仕入れないかんと。今、餌料不足で、高騰ですね。その餌を海外から持ってくる場合、一つの例ですけど、仮に中国から運搬船で持ってくる場合、佐世保の検疫で1回ちゅうちょして回る、また、伊万里で検疫して回る。非常にコストがかかる。そこで、ある人は、福岡にコンテナで持っていって、福岡から持ってくると。非常にコストが高くつくと。それでは国際力に負けるというお話があっております。  そこで、輸入は松浦市の全体、調川港も含めて、港は長崎県下で1位、輸出も全部丸めれば、実績として松浦港全体、志佐漁港から調川港まで含めると長崎県下1位。  そういうことも含めて、調川港までですね、今、市長は輸出対策もやると、世界に向けてやると、市場の再整備も進むという中で、もう一度この不開港を開港に向けて取り組むお考えはありますでしょうか、お聞きいたします。 87 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  ただいまの御質問ですけれども、調川港の不開港の関係でございますけれども、松浦港につきましては、まず、平成元年に発電所が立地いたしまして、貿易港としての指定を受けております。  調川港につきましては、現在、貿易港の指定は受けていないというところでございまして、これまでも答弁をしてきましたとおり、調川港を貿易港の指定を受けることができないかという取り組みをまずやったところなんですが、一つの行政区に2つの貿易港は無理という話になっております。  次の段階といたしまして、松浦港、調川港を統合して貿易港として対応できないかということで、県とともに国のほうと協議を進めてきたところでございますけれども、この港湾統合につきましても現状困難であるとの県の見解が示されているところでございます。  今後につきましても、国等にいろんな情報等を収集しながら、対応できるようなところがないか協議は続けていきたいと思っております。 88 ◯ 8番(宮本啓史君)  これはある企業に聞いたんですよ、二、三社ですね。ぜひお願いしますと。名前を言ってもいいですけどね。  そこで、市場関係者ですね、養殖の餌を仕入れる方とか、これは流通業者も入れて、輸入に取り組む企業を参加させて、この貿易港に対する対策委員会を設けて、いま一度、陳情書をつくって要望するようなことをぜひお願いしたいんですけど、市長の考え方をどうぞ。 89 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  これまでの取り組みの状況としては、現時点においてはやはり調川の開港は難しいというような状況でございます。  その課題を解決するに当たって、国に要望するということでございますけれども、私どもとしては、要望に行っても地元がどれだけ検討したのかというお話に必ずなりますので、まずは現状の、先ほど議員からも御指摘のあったとおり、物流や輸出についてコストの面で課題があるということであれば、この課題を解決するための手法がほかにないのかどうか、開港しかないのか、その他のあらゆる手法を検討するという意味からも、輸入にかかわる関係者の皆様、今御指摘のあったような皆様も含め、皆様と意見交換をさせていただきたいと、このように考えております。(降壇) 90 ◯ 8番(宮本啓史君)  この点は、私は何回も、昭和52年、昭和53年、こういうことに取り組んでまいった次第で、やっぱりこういう委員会を設ける以上は、世界を相手にグローバルな取引をやっている方を委員にしてやっていかないと私は難しいと。  それから、もともと松浦港の冷蔵庫は保冷倉庫じゃなかった。これは国はなかなか難しかった。この冷蔵庫を保冷倉庫にお願いしてですね、そのときも絶対だめだと言いよったんですよ、大蔵省、佐世保税関も長崎税関も。しかし、これを保冷倉庫にする認可ができました。だから、できないことはない。これを要望したいと思っておりますので、よろしくお願いします。  次に、3番目にふるさと納税についてちょっとお尋ねをします。  ふるさと納税の寄附額が10億円以上に達したと、2年間か3年間かですね。この返礼品はほとんど水産物。1万円寄附しますから、そのメニューの中から、水産物ですか、農産物ですか、商工品ですかというのは、ほとんど7割、8割は水産物が返礼品として占めておるということは前回の答弁でもらったんですね。  それで、私が決算審査特別委員会でちょっと調べたら、平成30年度は子育てに2億円ぐらい使っていると。私がざっと計算したら、全国の皆さんから集まった4億円近くのふるさと納税で寄附していただいたお金を子ども・子育てとかに使っていると。それはいいことです。いいことですけど、これは欠かさないようにせにゃいかん。  そのためには、全国に負けないような政策をせないかん。私は水産畑ですから言うのはなんですけど、水産で集めた金はある程度水産のほうの宣伝に使う必要があるんじゃないかと思っているんです。また戻ってくると。1,000円投資すれば1万円戻ってくるという政策が、どうも使い方に含まれていない。  御案内のとおり、市長のアジフライの聖地というのは非常に評判がいいから、アジフライなんかは効果があっている。しかし、この4億円近い中で、ざっと計算しますと、福祉に1,000万円とか、政策企画課が2,100万円とか、地域経済活性課が7,200万円、水産関係にはわずか400万円しか使っていないんです。4億円のうちの400万円。これじゃ、ふるさと納税のお金が集まるのは危ないなと思っているんです。そんな感じを受けておりますから──私の感じですよ。  そこで、ふるさと納税基金の使い道でお尋ねしますけども、新規事業というのはあるんですか、新しいアイデア。このふるさと納税基金を使って、新しいアイデアというのはあるんですか、政策企画課。 91 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  ふるさとづくり基金充当事業につきましては、松浦市ふるさとづくり基金条例に基づきまして、寄附者の方が指定した使い道に沿って、「しごと・ひと・まち」きらり事業のいずれかに充当いたしているという状況でございます。  今の新規事業ということでございますが、寄附額が増加いたしました平成28年度からの基金の充当事業のうち、主な事業を紹介したいと思いますけれども、まず、子育て関係につきましては、保育所の整備事業、それから、小中学校の空調設備設置事業、あと、少人数指導事業ですね、これは中学校へ臨時講師を配置するといった事業でございます。  そのほかには、若者新生活応援事業ですとか、地場企業支援特別奨励補助金、それから、一般社団法人青島○(まる)への助成、それから、水難救助対策事業、こういった新しい事業に活用しているという状況でございます。 92 ◯ 8番(宮本啓史君)  新規事業、新しいアイデア事業というのはないのね。今までの継続した事業にふるさと納税基金を使っているんですね。 93 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  ただいま申し上げましたのは全て新規の事業ということでございます。 94 ◯ 8番(宮本啓史君)  そうですか、新しいのは全部そう。  これをずっと見ると、このふるさと納税を使って新たなふるさと納税が集まるような間接的な事業というのは余りないね。これは私の感じ。これを使ってふるさと納税がまた来年も伸びるねという事業がないのが私の感じ方です。  そういう感じを私は受けておりますので、私が1つ提案をしたんですね。私としては、松浦市内に人々が買い物に来るような交流増大とか、魚が7割、8割を占めておるわけですから、また、全国の人がアジフライの聖地といって、松浦市は魚が豊富だからということで、ふるさと納税で寄附してくれるような考え方で、私は一つのアイデアとして、松浦マグロブランド化というか、そういう事業について各課に御提案申し上げたんですが、この点について検討されましたですか。 95 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  議員から松浦マグロのブランド化事業の提案ということでいただきました。私も関係課を通じて資料をいただきましたので、目を通しております。  事業化の検討につきましては、私はこの資料をいただいておりますので、改めて、やはりこの政策論争である一般質問の場で議員のほうから具体的な御提案があって、その中身を検討するべきだというふうに考えておりましたので、現時点では、これをいただいたからといって詳細な検討までには至っていないという状況でございます。(降壇) 96 ◯ 8番(宮本啓史君)  そうですか。改めて御提案申し上げたいと思います。よろしくお願いします。  というのは、この松浦マグロのブランド化というのは、御案内のとおり、ある大手の企業も進出しておりまして、星鹿にもマグロがありますね。御案内のとおり、私はマグロというのは非常に人を引きつける魚でもあると。  実は、鷹ら島で第2土曜日と第4土曜日にマグロ解体ショーをやっている。これは大変な努力です。全国では余り例がない。これはなかなか難しいんですよ、チームを組んで。こちらのほうで、福島とか道の駅でやろうと思ってもなかなか難しい。ボランティアも、マグロの解体師も要る。  それで、鷹島の人が5人でチームを組んでマグロ解体ショーを道の駅3カ所でやれば、全国で注目を浴びると。3カ所の道の駅で年間72回やれば全国で注目を浴びて、福岡都市圏からもお客さんが観光バスで乗り入れる。そして、これは間接的に、市内の養殖業者も、マグロを生産している人たちも非常に歓迎するという制度で提案を申し上げたんです。  再度お願いしますけど、この提案を御検討願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 97 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  今御提案のあったマグロの解体ショー、鷹島の鷹ら島で大変多くの集客につながっていると私も認識いたしております。  まずは、鷹島で実際にマグロの解体をやっておられる方々、そして加えて、今御提案のあった市内3カ所、残り2カ所の福島、松浦のそれぞれの道の駅においてどのようなことができるのか、関係者の意見を尋ねてみたいと、このように思います。(降壇) 98 ◯ 8番(宮本啓史君)  よろしくお願いします。  福島のつばき荘も元気が出るんじゃないかと──関係があるものですから、私それも考えました。福島の道の駅、福島のつばき荘、福島の観光にも影響があるんじゃないかということで私は提案をいたしました。よろしくお願いいたします。  さて、4番目に企業版ふるさと納税、これも大変重要なものですから、これをちょっと真剣にお願いしたいと思います。  もともと企業版ふるさと納税制度とは、地方公共団体が行う地方創生プロジェクトの志のある企業の寄附を呼び込むことで、新たな民間資金の流れを巻き込んで地方創生の取り組みを進化させることを狙いとして、2016年度に創設された制度です。  これは平成28年12月にも私、一般質問をしておりまして、そのときは認可が非常に難しいということで断念をされたということですが、松浦市としては、この企業版ふるさと納税は取り組んでいませんけれども、先日、11月21日、我々も会派研修で上京した折に、内閣府の企業版ふるさと納税推進の担当者をお呼びいたしまして勉強いたしました。  当局としては、この企業版ふるさと納税について、今、推進する方向で検討に入っているのか、お願いいたします。 99 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  企業版ふるさと納税制度につきましては、令和2年度の税制改正におきまして制度内容が大幅に見直されまして、要件などが緩和されるといった部分も多くなることから、自治体が活用しやすいものになると考えております。  今後、全国的に制度の活用が活発になることが予想されますので、本市におきましても制度の活用について積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 100 ◯ 8番(宮本啓史君)  そのときに、内閣府の地方創生の「まち・ひと・しごと」の担当の方と勉強の折、認定が非常に受けやすくなりましたので、ぜひ実行してくださいというお話がございました。  一例を挙げますけども、秋田県では「世界遺産白神山地の保全を通じての「高質な田舎」を実現するプロジェクト」とか、広島県呉市では「住みたい行きたいまちづくり事業~平成30年7月豪雨災害からの復興に向けて~」というふうな提案をして、企業から寄附をいただいて実行していると。  私がなぜこれを取り上げるかといいますと、この説明を受けたとき、国は来年の制度から、例えば、企業が100万円地方自治体に寄附しますと、法人関係税において90万円の減税ができると。100万円寄附したら企業としては10万円の負担と。だから、1,000万円寄附した人は100万円の負担と。非常に企業は寄附をしやすい制度になると。  いろいろほかにもお話がありましたけれども、松浦市に本社がなくて──松浦市に本社がない企業しか当てはまらんそうですね。だから、松浦市に生産拠点を置いて、東京や大阪や福岡に本社を置いている企業にお願いをして回らないかんわけですね。この企業版ふるさと納税は大変重要ですから、これはちょっとはまってやらなきゃいかんと思っておるんです。例えば、情熱を持って経営者に訴える企業版ふるさと納税室などを推進して強力に進める必要があると私は思っているんですけれども、見解をどうぞ。 101 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  役所の組織の話でございますので、私のほうから答弁をさせていただきますけれども、議員御指摘のように、企業版ふるさと納税の活用は新たな財源の確保として検討すべき大事な問題であると、課題であるというふうに私も同様に思っております。  御指摘のように、企業のほうから寄附をいただく制度でありますので、今、現行の市役所の仕事の中でも、企業誘致に関していろんな企業を訪問して立地のお願いをして職員が回っております。こういった部門との連携をやっていかなければいけないと思っております。  仮に一つの専門の部署を設けたとしても、そういういろんな関係課と連携してこの企業版ふるさと納税の活用を図っていかないといけないと思っておりますので、今、既存のふるさと納税・魅力発信室がございますので、そこを軸といたしまして、先ほど申しました横断的な応援体制をきちっとつくった中で、この活用を検討して進めていきたいと思っているところであります。(降壇) 102 ◯ 8番(宮本啓史君)  企業版ふるさと納税の活用例を見ました。きのうもずっと見ていました。今の副市長の答弁では成功しない。  まず、地方公共団体が事業の計画立案をせないかん。例えば、梶谷城を整備すると、1期、2期して大体5億円の経費が要ると。こうなりますよ、こうなりますよと言って企業に企業立案したものをお願いせないかん。  例えば、福島やったら、全島福島と棚田とまぜて、全島福島観光と棚田を守る会とかつくって、これは2,000万円要るならお願いせないかん。鷹島モンゴル村再生と元寇の調査をお願いしますと。一つの事業を立案して企業への寄附を情熱を持ってお願いせにゃいかん。それで、受けた企業のほうは寄附の検討をすると、こう書いてある。企業は検討して寄附の申し出を自治体に行いますと。  企業誘致が片手間じゃ絶対だめ。これは私が進言しておきます、副市長。これは誰か長をつくって、担当をつくって、ふるさと納税のように長をつくって、これは大変重要。これを見てみんですか。すごいですよ。企業が仮に1億円寄附したと。1,000万円で済むとですよ。そのお願いというのは相当情熱を持って、トップセールスもせないかん。もう一回これは、決心してもらわな。 103 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  議員御指摘のように、企業から寄附の賛同をいただかんといかんわけですよね。そういった企業へのお願いの部分は、さっき言った既存の企業誘致の担当者もおって通常回っていますので、そういったところも活用しなければいけないというふうに私は申し上げた。  事業の計画は、またこれは取りまとめを、政策企画課というところがございまして、いずれにしても、先ほどの神崎遺跡の関係、いろんな部分を、梶谷城もそうですけれども、それはそれぞれの担当課が、こういった事業をやっていくというところは当然調整をしてつくっていくんですよ、事業計画そのものはですね。いずれにしましても、一つの室で全てやれるわけがないんですよ、どんな人を集めても。  したがいまして、既存の今の組織の中で連携をとってやる、これが僕は現実的だと思っております。企業へのお願いは、先ほど言った企業誘致担当の人たちも活用していくと。場合によっては、おっしゃるとおりトップセールスで市長が出向くこともあると思います。(降壇) 104 ◯ 8番(宮本啓史君)  副市長、それはだめって。自分で企業立案をして、自分で情熱と魂を持って企業にお願いしなきゃ、名前を挙げてもいいですよ。むやみやたらに、今、企業誘致で全国を回ってと、そんな感じじゃいかん。ある人、ターゲットを決めなきゃいかんですよ。この事業はどこにお願いすると、この事業はどこにお願いしますと。その事業計画をつくって立案してから、魂を持って企業にお願いしなければだめですよ。  そういう意味で、企業版ふるさと納税については責任者を決めなさいと言っているんです。答弁は要りませんけど、私はそれを進言します。  いろいろ私もきのう一生懸命考えたんですけど、いろんなアイデアができます。これは松浦市の将来を左右するような事業と思っておりますので、これはぜひ真剣に討議していただきたいと思います。よろしくお願いします。  5番目に、駅伝県下連覇と松浦高校魅力化構想について質問いたします。  市政概況では、「長崎県代表として3回目の出場をいたします。都大路でも更なる活躍を期待し、市民皆様と共に精一杯応援したいと思います。」と市長は述べております。  そこでですけど、私2年連続というのはすばらしいことだと思うんです。全国大会への出場はすばらしいことと、私は価値があると思っています。市民の皆様とともに喜びたいと思っておりますが、私は、これはぜひ松浦高等学校の魅力化構想につなげたいと、そう思ってこれをきょうテーマにしたんです。  大分前ですけども、提案をしました。松浦高等学校には寮がないと。鷹島あたりからも、福島あたりからも、寮がないと。寮を建設したらどうかという御提案をしたんです。  ここで、もう一回提案をいたしたいと思うんですが、例えば、志佐町商店街に空き店舗があったと。新しく寮を建てる必要はないんですよ。広い家があるんですからね。そこを、ふるさと納税基金を使ってリフォームして寮にすると。そうすると、高校生が志佐町で寮に入ると、町もにぎやかになると。そういうふうな感じで、私の提案ですけれども、松浦市志佐町の商店街のどこかをですね、調査して、そこをリフォームして寮にするようなことを御提案いたしたいと思いますが、資金的にはリフォームですから、新しく建てる必要はないと思うんです。  それで、松高の壮行会ですかね、全国大会にお祝いと兼ねて行ったときに、ある先生が、来年は20名ぐらいは来たいと、二、三十名松高に入りたいと言っているけど、寮が6名ぐらいしか入れないと。あと十四、五名ぐらいはお断りしているんですよとおっしゃったんですよ。これは待ったなしということですから、その点、寮の建設について御提案しますけど、いかがでしょうか。 105 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  現在、松浦高等学校の支援事業で実際に寮に補助をいたしております。3学年合わせて、陸上部が20名、野球部が9名入っておられます。このような段階で、ほとんどが市外の方であります。  今、議員のほうからは、福島・鷹島の子どもたちを松浦高校に進学させるための寮はどうかということでございます。  現在のところ、福島・鷹島それぞれ通学費の補助──フェリーですとか、こういったものの補助をいたしておりますけども、そういった状況で来られている方もいらっしゃいます。果たして寮をつくった場合に、それ以外、現在、松浦高校以外にそれぞれ通っておられる方々が松浦高校を選択肢の一つとするのかどうか、ここはやはり調査をすべきだろうと私も思っておりますので、まず、福島・鷹島それぞれの中学生、あるいはその保護者に対して、松浦市内に寮もしくは下宿など、そういった寄宿舎にかかわるものがあれば松浦高校へ進学する意思があるのかどうか、ここをまずお尋ねした上で今後の判断材料としたいと思います。(降壇) 106 ◯ 8番(宮本啓史君)  市長、鷹島・福島だけじゃないんです。あのときは市外から、福岡県とか佐賀県とかから20名ぐらい来たいとおっしゃっていると。実情を知らないものですから、実は6名ぐらいしか入れんとですよということですので、一遍調査してください。できれば、こういうようなときにこそ、このふるさと納税の金を思い切って、寮の改築ですかね、そういうのに使っていただきたいと思って提案しました。 107 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  この質問の冒頭が松浦高校の陸上部の2連覇によるものでございましたので、この陸上部については全ての選手の栄養管理もなされております。そういった指導の面からは、現在の部員数が、現在の数が適当というふうに私どもは聞いておりますので、仮に寮を拡大して、そのときに果たして栄養管理の面までも対応できるのかどうか、このあたりは十分お尋ねしなければならないと思います。  基本的には、松浦高校の支援事業、存続に向けて私どもがまず考えなければいけないことは、現在、市内の中学生の3割程度しか松浦高校に進学していないこと、この状況をやっぱり変えていくこと。松浦市内の子どもたちにとって、進路を実現する、魅力ある高校に松浦高校を支援していくための、その支援を私どもは行っているわけであります。  この目的は、松浦高校に通うことで、私どもが一緒にやっている「まつナビ」の取り組み、また、松浦高校独自で松浦市のことについていろいろ研究していただく、そういったことを通じて、松浦のことをより詳しく知っていただく、そして、松浦に対する愛情を育んでいただく、そのことによって、大学進学や、あるいは就職で市外へ出ても、将来松浦に戻ってきてくれる、そういった人材を育てるために、今、松浦高校の支援をやっておりますので、やはりまずは市内の子どもたちが松浦高校に通うような、そういった形を目指していくべき、このように考えているところでございます。(降壇)
    108 ◯ 8番(宮本啓史君)  それは市長、みんなが思っていることよ。というのは、現実に私が壮行会で、ある先生がそういうことをおっしゃったもんだから、その方のお名前は控えますけれども、その方は寮の問題も食事の問題も含めて、そういう御提案をされたわけですから、私はいい考えだなと思って、きょうは御提案を申し上げた次第です。  それで、こういうときこそ臨機応変にやらないと松高の存続が危ぶまれると思ったものですから、きょう御提案を申し上げた次第ですから、じっくり御検討をお願いします。よろしくお願いします。  それでは、6番目に国立水中考古学学術研究機関の設置の実現化について。  きょうも鷹島から傍聴にお見えになっておられると思いますけれども、御案内のとおり松浦市から長崎県を通じて、平成24年から政府、文化庁に、鷹島の神崎免に国立水中考古学学術研究所の設置をお願いしますという要望を出している。平成24年、平成25年、平成26年、平成27年、平成28年、平成29年、平成30年、平成31年の8年間にわたって出している。  それで、めどが立っていない。全くその動きも見えないものだから、私は10月25日に会派で県の担当に話に行きました。県ももう少し強く動いてもらわにゃいかんじゃないかと。めった目立たない。しかも、神崎遺跡は世界遺産に匹敵すると西谷先生がおっしゃった。世界遺産に匹敵する神崎遺跡なのに全く県の動きが見えない。知事名で政府、文化庁に出していると聞いているが、全くめどさえ立っていないというものがあったものですから、私は11月20日、会派の研修で文化庁にも行きました。  この問題については、国会議員の先生も七、八名回りました。御案内のとおり、佐賀県の今村代議士とか、それから、参議院議員の秋野公造先生とか、衛藤征士郎先生とか、金子先生とか、北村先生とか回りました。  そのときに、非常に力のおありになる、衆議院の副議長までやられた、また、防衛庁長官までやられた衛藤征士郎先生と参議院議員の秋野公造先生がこういうことをおっしゃったんですね。このような状態では難しいですよと。特に衛藤征士郎先生は、松浦市議会の中で国立水中考古学学術研究所建設小委員会をつくったらいかがですかと。同じく長崎県議会でもつくらせたらいかがでしょうかと、そういうアドバイスがありました。  秋野公造先生も同じことを、松浦市議会で特化して国立水中考古学国立研究所委員会なんかを設けたらいかがですかというようなアドバイスをいただきました。  このアドバイスを受けて、私は文化庁にもお話をいろいろ聞いたけど、文化庁も今のままの調子では難しいという感触を受けました。  そこで、そういうアドバイスに向けて、我々議会としても特化して行動を起こさなきゃいかんわけでございますけれども、市長、このアドバイスに関してどういう御感想をお持ちか、お聞かせください。 109 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  まず、鷹島神崎遺跡については、平成24年3月に水中に存在する遺跡として我が国で初めて国の史跡指定を受けた貴重な史跡であります。  また、その史跡指定後、鷹島以降、日本国内で水中考古学として指定されたところはまだないわけであります。そういった意味でも、これが貴重な資源であるということは私どもも十分認識いたしております。こういった思いは市議会の皆様にも共有しているところでありますので、市議会での対応については、やはり市議会の皆様でお考えをいただきたいと、このように思います。(降壇) 110 ◯ 8番(宮本啓史君)  そう市長は言うだろうと思って、議会は議会のことと。しかし、市長もやっぱり先頭に立って、誰かも言ったけど、先頭に立って、我々議員と一緒に、また、商工会とか観光協会とかと一緒になって、大挙して陳情しましょうやとか、そういう行動を起こしてもらいたいということを私は何回も議会で発言しておりますけれども、我々議会としても、このアドバイスを受けて真剣に議論をしなきゃいかんと思っていますけれども、市長の応援をよろしくお願いします。市長のアドバイスもよろしくお願いします。市長のお考えと行動を起こすようなお考えはありますか。 111 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど申し上げましたとおり、松浦市にとっては貴重な財産であると、このように認識をいたしております。これまでもこのような御指摘をいただいたときに何度も答えてまいりましたけれども、私どもは行政として国に行くときに、じゃ、地元はどれだけやったんだ、地元は今何をしているんだと、必ずそういうふうにお尋ねがあります。まずは、そういったことをちゃんとやってきてから来てくださいと、必ずこう言われます。そのときに、それにお答えする材料がなければ、議員がおっしゃるような迫力ある陳情はできないと思っております。だからこそ、私どもとしては新たに人を加え、この保存処理の方法等について琉球大学の池田先生などと一緒になって調査を進めているわけであります。研究を進めているわけであります。確かに、8年前に松浦市から要望をして、その形にはなっていないけれども、松浦市においては着実に一歩ずつ進んでいっているわけであります。  そして、来年度が鷹島神崎遺跡の調査を始めて40周年という節目の年になります。このことを契機といたしまして、さまざまな取り組みを行うべく準備をしております。元寇襲来にゆかりのある関係自治体を巻き込んだ元寇サミット、市内外でのPR活動など、今後とも鷹島神崎遺跡の重要性を、まず広く知らしめること、そして、市民の皆さんと一緒になってこの財産を生かしていこうという機運をつくっていくこと、こういったことに力を注いでいくことが私どもは先であると、このように考えております。(降壇) 112 ◯ 8番(宮本啓史君)  そういう答えだろうと思ったけど、市長ね、我々は議会で木浦に行ったとき新聞記者も連れていった。この間、県議会でも言った。県会議員の先生方にも言った。あなた方も木浦に行ってよって、世界遺産の神崎遺跡ですから。新聞記者連れていってやってよって、新聞記者を連れていって木浦にこういうアピールした、我々もやっとっですよ。アピール事業というのは、もっと我々も協力するようなことはやりますからですね。私は陳情はやらなきゃいかんと思っていますので、そのことをつけ加えておきます。  それじゃ、7番目、最後になりますけど、史跡松浦党梶谷城保存整備基本計画策定報告書について質問させていただきます。  実は、平成5年と平成3年の報告書ですか、史跡松浦党梶谷城保存整備基本計画策定報告書を読ませていただきました。すばらしい報告書だったですね。5年間にわたり委員会、現地調査を実施して報告書をまとめておられますけど、平成5年につくったやつでは、予算のとり方まであれしとっですね。自治省とか、文化庁とか、関係省庁とか、文化財保護法に関する国庫補助事業とか書いてある。  これだけ真剣にまとめた報告書が、松浦のシンボルと言われる梶谷城が実現をしなかったのはどういう理由ですか、過去のことはわかりませんけども、お尋ねいたします。 113 ◯ 文化財課長(内野 義君)  梶谷城は、古代末から中世における松浦氏の居城であり、松浦党を語る上で重要な城跡でございます。  史跡松浦党梶谷城保存整備基本計画では、平成5年から平成14年までの10年間の計画で保存整備を行うこととしておりました。  平成15年度に電源立地対策交付金事業により駐車場整備事業を実施し、駐車場の舗装、便所等の建設は行っておりますが、当時、文化会館の建設や不老山総合公園の整備など大型の事業が実施されたことから、基本計画にのっとった整備ができなかったと認識をしております。 114 ◯ 8番(宮本啓史君)  時間がありませんから、ちょっと提案しますけど、この事業計画で、今、駐車場とか、例えば、今福の公民館に行きますと梶谷城のモデルがありますけども、ある程度のですね、10年計画でもいいですよ、10年計画で10億円としましょうか、5年計画で5億円としましょうか、そうすると、道路を改修するとか、駐車場をつくるとか、看板をつくるとか、そういう梶谷城保存整備についてということで、松浦党を生かす意味でそういうタイトルをつけて、企業版ふるさと納税のお願いに行くと。5社か3社でもいいですよ、一緒になって。そうすると、企業は1,000万円寄附したところは100万円寄附したことと一緒、5,000万円寄附したところは500万円寄附したことと一緒ですから、企業版ふるさと納税を有効活用することを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 115 ◯ 文化財課長(内野 義君)  平成30年、文化財保護法の改正が行われておりまして、現在、地域における文化財の保存、活用に関する総合的な計画となる文化財保存活用地域計画を策定することができるようになっております。  この計画につきましては、市において取り組んでいく目標や取り組みの具体的な内容を記載した文化財の保存、活用に関する基本的なアクションプランとなるものでございます。  あわせて、地域に所在する未指定を含めた多様な文化財を総合的に調査、把握した上で、まちづくりや観光行政など他の行政分野とも連携し、総合的に文化財の保存、活用を進めていくための枠組みとなるものでございます。  現在、計画作成に向けた準備を進めておりまして、その中で梶谷城も含めた市内の文化財を包括し、進むべき方向性を示したいと考えております。  企業版ふるさと納税の活用については、計画の作成後、検討を行いたいと思います。 116 ◯ 8番(宮本啓史君)  企業版ふるさと納税は計画策定後と。計画策定はいつできるの、いつまでで終わるの。 117 ◯ 文化財課長(内野 義君)  今、作成の準備をしている段階なので、具体的な年限はこの場で申し上げることはできません。 118 ◯ 8番(宮本啓史君)  期限切ってよ、いつまでできるやなくて。来年中にやるとか期限切ってよ。だらだらはだめよ。これは平成5年と平成3年に計画したやつやから。きょうも傍聴にお見えになっているけど、スピードを持ってやってもらいたい。企業版ふるさと納税で梶谷城やってくださいよ。早急に検討してください。いいですか。市長どうですか。 119 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  先ほど議員からも御提案があったとおり、企業版のふるさと納税というのは非常に私どもにとっても魅力的な制度であると考えております。この制度に対してどのように対応するのか、御提案のような内容は、やはりしっかりと計画をつくって持っていく必要がありますから、その点も十分踏まえて検討したいと思います。(降壇) 120 ◯ 8番(宮本啓史君)  いろいろ御提案を申し上げましたけれども、松浦市生き残りのために、私は1点、調川港の推進室、プロジェクトチームを盛り上げると。できれば、私は企業版ふるさと納税推進室も設けていただきたいと。そして、民間の発想でスピードを持って実現に向けて取り組んでいただきたいということをお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。  (宮本議員 一般質問席 降壇)(拍手) 121 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって宮本議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 122 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、3番・武部周清議員の登壇を願います。  (武部議員 一般質問席 登壇)(拍手) 123 ◯ 3番(武部周清君)  煌青会の武部周清でございます。  母校の松浦高等学校、昨年に続き連覇、3回目の長崎県高等学校駅伝大会優勝おめでとうございます。  令和最初の年、しかも第70回という節目の記念大会、全国高等学校駅伝大会出場おめでとうございます。都大路の切符を手に入れたことは、我ら卒業生にとっても、この快挙をうれしく思うとともに、誇りに思っております。  都大路では平常心を持って、松浦市民、長崎県代表としての期待と夢を背に日ごろの練習の成果を十分に発揮し、全国大会制覇の栄冠を勝ち取っていただきたいと思います。私も西京極競技場に行って応援いたします。  それでは質問に入りますが、今回3番目の松浦市の不法投棄防止条例のことですが、これを最後にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは質問に入ります。  今福浜ノ脇地区に起きました土砂崩れ、人的災害はなかったものの、家屋1軒と道路が崩落して通行できない状態であります。  この道路の崩落により、地域住民の方にとって生活道路は寸断され、通勤が困難な上、生活物資を求めるにも、病気の方や高齢の方の通院に困難を来しておられます。しばらくの間は満場に上る道の利用と、崩落後、応急につくられた住民だけ通行できる海岸通りの道しかありませんが、何分細い道で徒歩では厳しい道でありますので、車両が離合できる離合場所ができましたが、早期復旧をお願いするところでございます。  それでは質問に入りますが、地元の方には説明がありましたが、地区外の方も説明を求めておられますので、お願いしたいと思います。  まず、復旧工事の現状をお知らせいただきたいと思います。 124 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  九州北部に停滞した秋雨前線による記録的な豪雨によりまして、8月28日未明に今福町浜ノ脇地区において幅90メートル、長さ約75メートルの地すべりが発生し、住家や倉庫が損壊し、一部の住民は避難生活を余儀なくされております。また、ライフラインの破損や市道3路線、河川1路線が寸断され、住民21世帯が一時孤立するなど住民生活に大きな支障を及ぼす災害となっております。  被災直後より国のTEC-FORCEによる現地調査、長崎県及び長崎県との支援協定に基づき派遣をお願いした地質調査業協会による現地調査などを実施していただき、今後の復旧に向けた対応について御助言をいただいている状況でございます。  これまでの本市における対応としましては、寸断された市道にかわる生活道路の確保のため、迂回路の新設や離合場所の設置を松浦市との支援協定に基づき松浦市建設業協同組合により行っていただいております。  また、被災箇所周辺には居住されている家屋があるため、地すべり活動を監視する計測器や雨量計を設置し、警報機などの発動により住民が迅速に避難できる体制を整えています。  一方で、公共土木施設災害復旧事業としましては、現在までに測量、地質調査を終え、専門家としての御意見をお聞きするため、地盤工学を専門とされ国土交通省からTECドクターとして委嘱されている長崎大学の蒋教授にも現地調査を行っていただきました。  これまでに蒋教授や長崎県との協議を行いながら、地すべりの規模やメカニズムについて確定をしたことから、現在、復旧工法の検討に着手しているところでございます。  今回の災害は規模も大きく特殊であることから、早期復旧のための技術的な助言や国土交通省との調整等につきましては、長崎県の御支援をいただきながら順調に進めているところでございます。 125 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございました。  それでは、復旧のスケジュールについてお示しいただきたいと思います。 126 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  今後のスケジュールでございますけれども、今後は復旧工法が立案された時点で国土交通省との事前打ち合わせを行い、復旧工法や事業費などの打ち合わせ協議が調った時点で災害査定が実施されることとなります。  この災害査定により復旧工法や事業費が決定されれば、その後、工事に着手する流れとなります。  現時点では、復旧工法の立案までを令和2年3月末を目標に進めており、国土交通省との事前打ち合わせを長崎県の支援をいただきながら段階的に実施することで迅速に手続を進めたいと考えておりますが、災害査定以後の予定は現状では未確定なところでございます。 127 ◯ 3番(武部周清君)  それでは、完成の予定というのはどのぐらいになりますでしょうか。 128 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  被災から1カ月を経過した9月27日に、浜ノ脇地区への住民説明会を開催しました。この説明会の中でも復旧工事の完成予定時期についての御質問があり、災害査定の時期もまだ決定していないことから、明確な回答はできないことを前提に、被災した公共施設が多く、復旧費が多額となることから、四、五年を要する可能性があると説明している状況でございます。  しかしながら、災害箇所の市道は住民生活に不可欠な重要な路線で、緊急車両やごみ収集車などの通行にも支障があることから、住民から一日も早い復旧が望まれておりますので、可能な限り早急な復旧を目指してまいりたいというふうに考えております。 129 ◯ 3番(武部周清君)  何年何月には大体でき上がりますというのはわかりませんか。 130 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  現時点ではそのお答えが厳しい状況です。まだ災害査定も受けておりませんので、明確な年月日は申し上げることは現段階では困難でございます。 131 ◯ 3番(武部周清君)  わかりました。  それでは、休日などには心ない釣り人の車が、住民だけの通行場所や離合場所に駐車していることがあるとのことでございますので、この駐車禁止の指導などもしていただけないかなという要望がありますが、いかがでしょうか。 132 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  議員御指摘のとおり、仮設道路として新設した海岸沿いの迂回路につきましては、地区役員の方々からも釣り客などの通行による影響を懸念される御意見がございました。こういうことから、既に浜ノ脇地区住民以外は通行を御遠慮くださいという看板の設置をしております。  今後も、現在利用している全ての迂回路についての現状把握に努めまして、支障がある箇所については適宜対応してまいりたいというふうに考えております。
    133 ◯ 3番(武部周清君)  それでは、地元の方々が非常に不便にしておりますので、不便を早急に解消できるようにお願いして、次の質問に入りたいと思います。  2番目の、前回9月定例会に質問いたしました遊休資産化している今福町にある松浦市総合衛生センターの再活用についてですが、今福にある遊休資産化しているごみ処理場を、再利用できるなら再利用したいと東京の有明興業株式会社が提案されました。使用済みのプラスチック、あるいはごみなどの廃棄物を資源に転換して、石油や石炭などの化石燃料のかわりとして高品質の固形燃料に精製されます。RFPとかいう、フラフというらしいんですけど、こういうものですね、(現物を示す)ごみを精製して非常に火力の強いものになるんですけど、それを熱処理して、いわゆる石油、石炭と同じような火力にした物ですけど、これを運搬船で松浦まで輸送して、今福町土肥ノ浦の旧マツコン建設用地の海岸を利用して陸揚げし、土肥ノ浦のごみ処理場で処理してリサイクル発電事業を行いたいと、前市長と前伊万里市長のお二人の紹介で松浦市当局に申し込まれましたが、なぜか施設の中を見せることもなく、有明興業株式会社の会社幹部に詳しい内容を聞くことなく、内容も吟味分析することもなく断ったとの情報で、我々多くの市議会議員は疑問と遺憾に思っております。  我々、今回の問題を議会に相談もなく、有明興業に対してこの話はなかったこととして電話一本で断ったという情報を得ましたので、私はこの件について9月議会で市当局の考え方について一般質問をしました。  まず質問です。1つ目、9月定例会で通告がなかったとして答弁をいただかなかった松浦市総合衛生センターの解体費用についてお尋ねします。  ごみ処理場、し尿処理場、それぞれ概算で結構ですので、お示しいただきたいと思います。 134 ◯ 市民生活課長(山口玲子君)  旧松浦市総合衛生センターのごみ処理場、し尿処理場の解体費用についてという御質問にお答えいたします。  現段階で積算をいたしておりませんので、北松北部環境組合の試算を参考に申し上げますと、旧松浦市総合衛生センターのごみ処理施設の解体費用は概算で2億2,000万円、し尿処理施設につきましては6,000万円程度を要するのではないかと見込んでおります。 135 ◯ 3番(武部周清君)  15年間の維持管理費と、今おっしゃいました多額な解体費がかかるのに、また、15年後、連携中枢都市圏西九州させぼ都市圏に加入した松浦市が、近隣の自治体とさまざまな施設を共有すると考えられる中、長崎県全体でごみ処理施設を集約化する方針の中、企業誘致も厳しい現状で、今回の総合衛生センターの再利用の提案は松浦市にとってどちらが有益と思われますか。  仮に、土肥ノ浦のごみ処理場を使わない場合は、今福の町民には何のメリットもなかったということになります。再考をお願いしたいと思いますが、課長ちょっと意見をお願いします。 136 ◯ 市民生活課長(山口玲子君)  企業誘致をする場合と、施設を保有する場合、どちらが有益かという御質問にお答えいたします。  新たなごみ処理施設の建設に際しましては、これから五、六年の間には候補地も含めた方針を決定しなければなりませんが、それまでの間は、旧松浦市総合衛生センターは市が保有する資産として確保しておかなければならないと考えております。  したがいまして、企業誘致とどちらが有益かとの御質問でありますが、比較することは非常に難しいかと考えております。  もう一度企業誘致の話を再考すべきではないかという御質問ではございますが、9月定例会において市長も答弁いたしましたが、旧総合衛生センター跡地につきましては、新たな処理施設の候補地の1つとなり得ることから、新たな施設の建設方針が決定されるまでの間は現状のまま保有していくこととなっておりますので、御理解をお願いいたします。 137 ◯ 3番(武部周清君)  この問題は、本来はまず土肥ノ浦地区の振興策にも関係することでもあるし、地元今福の土肥ノ浦地区、周辺地区の住民にも相談すべき案件だと思います。有明興業株式会社の調査もしないで断ったことに関し、どうしても納得がいかないので、我々市議会議員8名は11月19日に東京の江東区新木場にある有明興業株式会社の本社を直接訪問し、有明興業の施設を視察して、有明興業の考え方を幹部の皆様に聞いてまいりました。いま一度、有明興業幹部の皆様に御足労いただき、詳しい計画を聞いて再々検討すべきと思っています。  松浦市当局の回答は、現時点では今福土肥ノ浦のごみ処理場は15年後に田平の北松北部クリーンセンターが使えなくなった場合、再度土肥ノ浦のごみ処理場を使う可能性として残しておく必要があるということですが、その場合の大前提は、土肥ノ浦地区を初め周辺地区の皆様の理解とありましたので、私も出向きまして、土肥ノ浦の区長さん、今福地区の区長さんや今福地区の役員さんらのところへ足を運び、協議しましたが、どの方の意見も有明興業の提案がベストと考えられております。  9月定例会で、仮定の話はできないとおっしゃいましたが、15年先に使うかどうかもわからない休止中のごみ処理場をこのまま放置するより、今の時点で有明興業に遊休中のごみ処理場の施設を見ていただき、再活用してリサイクル発電事業を稼働すれば、再稼働の設備投資、運転後の発電企業で15人から20人の雇用が生まれ、マツコン建設跡地には倉庫の建設も予測される中で、さらに雇用が生まれることになると思います。  また、15年先、北松北部クリーンセンターが廃止となったとき、代替先として有明興業が引き受けると言われております。当然、東京都江東区周辺のごみを一手に引き受けている企業ですから、この北部一帯くらいは何のことはない企業であります。  何といっても今福町の活性化につながることとなりますので、ぜひ有明興業株式会社より遊休中のごみ処理場の中の施設や機械設備を点検していただき、再活用の御提案を改めてお聞きして、松浦市当局と地元とも相談し、判断をしても遅くはないと思います。  今福町民にとって、この問題は今福の将来を左右するぐらいの大きな問題だと思います。再度御提案を検討するべきことだと思います。  以前、今福に総合衛生センターごみ処理場を設置する際の地元住民の同意問題については、大変な反対がありました。この経緯を御存じだと思いますが、考えれば、今回の問題は今福地元住民を無視して簡単に市当局が独断で断るべきではないと思います。地元地域住民に説明して、理解を得てから判断するのが前提と思いますが、市長、答弁をお願いします。 138 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  松浦市の方針としては、先ほど課長が述べたとおりであります。  今福町の皆様方にお話をしていなかった、そのことについては、やはり事業計画が具体的に動くということが判明すれば、それは地元の皆さんに説明する、当たり前であります。  現在申し上げているのは、松浦市全体でごみを処理しているこれが、もう間もなく次の場所を決めるという議論が始まります。そしてそのことについては、北松北部環境組合の議会の中で一定報告もされています。そういった時点において、やはり地域のごみをどこで処理をしていくのか、このことはしっかり松浦市としても踏まえておかなければなりません。このため、その土地は松浦市の土地でありますから、必要に応じてこの地があるということを1つの選択として持っていく、その時点でありまして、その決定は5年後ぐらいには決まるということであります。  ですから、この間については、やはり松浦市の資産として持っておく、そしてその時点でこの土地を使わないと、ほかの土地でごみを処理するということになれば、その時点で考えなければならないと思っていますし、仮にその地を具体的に候補地として上げていく場合は、当然のことながら地元の皆様方に十分御説明をして、御理解をいただく、その努力はしなければならないと思っておりますが、現時点においては、もう数年先にこの計画を見直していかなければならない、そのことがわかっているものですから、私としては、この土地はもうしばらくの間は松浦市の土地として保有したいと、このように考えております。(降壇) 139 ◯ 3番(武部周清君)  しかし市長、その絶対に来るという保証もないところで、そのまま候補地としてとっておいて、来なかった場合、今福町として非常に残念なことですよね。そうなったときの責任はとられますか。 140 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  そうなるかどうかはわからないわけであります。まずは、どこかでごみの処理をしなければならない、そして、松浦市にとって鷹島や福島のごみもどこかに持っていかなければならない、そういったことを考えるときに、やはり松浦市としてどの土地が最も適切なのかどうか、このことは考えていかなければならないと思っています。ですから、現時点において旧処理場として使っていた土地を改めて更地に戻す。更地に戻す際は、新たな建物を建てるということであれば国の補助金等も活用できる可能性もございますので、こういったものを行ってやっていこうと、そういったことを提案する中で、候補地の1つとして我々が提案をしていくべきじゃないか、このように考えております。  いずれにしても、その場所で活用できるかどうかについては、現時点ではわからないわけでありますので、その時点の責任をどうとるのかどうか、ここで申し上げることは差し控えたいと思います。(降壇) 141 ◯ 3番(武部周清君)  市長は、今現在の北松北部クリーンセンターまで松浦から持っていく経費が非常にかかっていると、この前おっしゃいました。逆に今度は、こんな今福の端っこのほうに建てたとしても、向こうから持ってくる人たちにとっては、非常に経費がかかるということで反対されると思います。それよりも、現に今、課長がお答えになりましたとおり、解体費用に2億円も、それからし尿浄化槽で6,000万円もかかると、非常に多額のお金がかかるわけですから、この有明興業に来ていただければ、逆にお金が入ってくる、出すことはない、入ってくるだけ、そういうことも考えてもう一回、再考をお願いします。 142 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  今福に持ってくることが反対されるかどうか、これも議員がおっしゃったとおりわからない話であります。まだどこにつくるかという議論は始めていません。ですから、あくまでも私どもは候補地の1つとして持っておきたいと、その方針が決まるまで、議論するまで、それは5年先じゃないかもしれません、決まるのは。議論を始めて、じゃどのように、どこに持っていくかという中でそのことが明らかになる。5年先には決定をしなければなりませんから、決定ということは、それまでの間にいろんなものが動くわけですから、その時点でいろいろ考えていきたいと思います。  いずれにいたしましても、今、松浦市の方針としては、このように考えているところでございます。(降壇) 143 ◯ 3番(武部周清君)  しかし私は、地元の人たちとか、今福町の人たちと話して、代表の方と話しまして、これはぜひ有明興業に来てもらいたいというのがほとんどの意見ですよ。ほとんどというより、もう全員がですね。だからこういうふうに思っているのに、例えば候補地としてこうしますよと言っても、今福町の方は皆さん反対します。それよりも、そういう仮定をとるより、有明興業に来ていただいたほうが、非常に有効だと思いますけど、いかがですか。 144 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  松浦市としましては、基本的にただいま申し上げたような姿勢であります。  しかしながら、私どもは今福の皆様方に具体的にこの土地を活用するかどうか、これも5年先ぐらいに決めることでありますので、現時点でお話をしていません。今、議員からはこのように地元の皆様がこう思っているという御意見を聞きましたが、松浦市のほうにはそのような御意見は現時点では承っておりませんので、今後の推移を確認したいと思います。(降壇) 145 ◯ 3番(武部周清君)  市長のお答えを、この前、大体のことは聞いておりますので、我々、8名の市議会議員は何とかこの有明興業に来ていただきたいという気持ちで視察に行ったんです。その議員の議会で取り上げないで、勝手に決めるというのが、どうも皆さんが遺憾に思っていることです。ぜひ何とか、これは再考をお願いしまして、ちょっと時間が迫ってまいりますので、次回にまた回させていただきたいと思います。  次に3番目の、福島診療所の薬品購入の経緯についての再質問をさせていただきます。  福島診療所の薬品購入について、9月議会で市民の皆様の意見を伺って再質問することを予告していましたので、その結果を申し上げます。  私の9月議会の質問に対し、副市長や市長の答弁に納得された方は皆無でございます。その上で改めて真相究明を強く要望されました。  それでは、市民の皆様の意見を踏まえて、再質問を行います。  前々所長時代の平成19年から平成25年まで、ジェネリック薬品が入札もされず、熊本の永代株式会社から薬価の90%から95%で購入されていたことが明確となりました。  そして、ジェネリックを薬価の90%で購入した理由について、1つ目に当時ジェネリックが普及し始めたころであった、2つ目にジェネリックを扱っている薬問屋が身近になかった、以上のことを理由とされています。  しかし、当時、病院で薬を購入する立場にあった私からすると、2つの理由を素直に受け入れることはできません。なぜなら、当時、ジェネリックは薬価の50%程度で取引をされており、ジェネリックを扱う問屋は近隣に数多く存在していました。そしてこのことは、当時、永代以外に取引があった長崎県と佐賀県の4社の薬問屋がジェネリックを扱っていたことが、私も同席して安江議員と一緒に薬問屋のセールスさんから聞き取りの結果、明らかになっております。したがって、副市長の答弁の根拠は破綻となります。  さらに、副市長はジェネリックの購入額が高かったことを認めた上で、診療所に損失を与えたことは判断できないとも答弁されています。しかし、決算書で比較すると、小松原前々所長の平成21年から平成25年の5年間で、薬全体の購入価格は年間平均約4,900万円となっています。  一方、告発された前深堀所長の平成26年から平成29年の4年間で薬全体の購入価格は年間平均約2,400万円となっています。その差は年間2,500万円です。  以上のことから、患者様や病状などいろいろな要因を考慮しても、診療所が損失を受けたことは明らかです。  ちなみに、告発によると、永代株式会社からジェネリックを購入していた7年間で1億4,000万円の損失を与えたことになっています。  また、平成26年4月、前深堀所長が赴任して直ちに不正に気づき、調査の指摘があったにもかかわらず、職員は市長に報告もせず、市長がそのことを知ったのは8カ月後の平成26年12月だったことについて、調査過程に問題はなかったとの松浦市の見解にはいささか驚かざるを得ませんでした。現に、永代株式会社は平成27年1月9日に解散しており、指摘があったときに調査を行っていれば、永代株式会社は存在していたわけで、明らかに弊害が出ています。  告発者から聞き取りもせず、調査を行った職員からは詳細な報告を受けていないなど、余りにもずさんで非常識な調査結果に、市民の皆様からは役所内部によるお手盛りの調査に過ぎず、第三者による検証が必要だと声が上がっていますが、いかがでしょうか。 146 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  福島診療所の薬品の購入に関しましては、6月議会に安江議員さんのほうから、それから9月議会には武部周清議員並びに安江議員さんのほうからるる質問をいただいたところであります。この間のやりとりについて、私のほうからずっと答弁をさせていただいたところでありますけども、9月の御質問も踏まえて、再度、当時の福島診療所の事務担当職員、そういったところ、それから改めて当時、平成25年度でありますけれども、福島診療所に納入していた薬屋さん等に改めて聞き取りを行いました。その結果でありますけども、まず当時の診療所の事務長及び事務担当者への聞き取りでは、時期は平成25年度じゃありません、その前に担当していた事務長のほうからは、記憶では前回はとっていなかったというふうに思っていたけれども、その後、自分もよくよく思い起こすと、記憶の範囲の中ではジェネリック薬品についても、ほかの永代さん以外の薬屋さんも取り扱っていた、自分の記憶では、その永代さん以外の薬屋さんからもこのジェネリックに関しても見積もりをとっていたような気がすると、そういう話を聞きました。  そういったことを受けまして、実際、その当時、診療所の薬を納入していた永代さん以外の薬屋さんにも改めて聞きました。そういったところ、当時、自分たちもジェネリックについての取り扱いはやっていたというようなお話、一部のジェネリック薬品5品目については永代さん以外との取引の薬屋さんからも納入実績があったということで、そういった再度の聞き取り調査の中で判明をしました。  したがいまして、これまで私がずっと、当時は永代以外の薬屋さんとの取引は、ジェネリックは扱っていなかったという答弁は、これは誤りであったというふうに思います。  今御質問の、第三者、外部の委員を含めた調査をもう一度すべきじゃないかという点でありますけども、これまでずっと武部周清議員、安江議員さんのほうからの御指摘のポイントは、ジェネリックの薬品を契約するに至るまでの、いわゆる事務手続、これがやはりずさんじゃなかったのかという御指摘でございます。したがいまして、ここはもう内部事務手続の問題でございまして、そこにつきましては、改めて外部の委員を選定して調査をやることではないと、私どもは思っております。  お話しのように、平成26年度からはきちっとジェネリックも含めまして、取引の業者全て見積もり競争をやっておりまして、適正に今、納入をやっているところであります。このことからしても、問題点はその1点でありまして、解消はできているというふうに現時点では思っておりますので、そういうことからしても、第三者の委員さんは現時点考えていないところであります。(降壇) 147 ◯ 3番(武部周清君)  この永代株式会社ですけど、平成19年から平成25年の7年間入札を行わず、随意契約で行われていますけども、随意契約とは、調べましたところ、競争入札を原則とする地方公共団体の契約の例外的方法であり、地方自治法施行令で認められた場合のみ実施できる契約内容、契約の例外的方法ですね。この契約以外に、何がこの永代株式会社を選んだ、その何が例外に当たるのかをお答えいただきたいと思います。 148 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  支払いの状況からしますと、もうほぼ全体、大部分が永代さんにジェネリックについてはお支払いをしていると、支払伝票が残っていますので、そこは確認できていますので、そこはもう間違いないところであります。  そのことからしましても、いわゆる随契、しかも1社随契で手続が進められていたんじゃないかということは十分に推測できるわけですよね。ですから、おっしゃるように、そこは随契の、こういった場合は随契ができますよという自治法の施行令で示されている要件に該当しているかどうか、そこのところが非常に問題になるわけであります。  9月議会で武部周清議員さんもおっしゃっていたように、通常民間の医療機関でも薬を購入する場合、薬屋さんがそれぞれの医療機関に営業に参って、お医者さん等が対応されて薬が決まっていくというようなやり方をされているのが一般的だと、私もそういうふうに聞いております。  福島診療所においても、当時5社の薬屋さんが出入りしていますけども、いずれも所長のほうにいわゆる営業をかけるという形で薬の品目なんかが決まっておるようであります。  問題はその後に、契約については事務方のほうに委ねるという方法もあるんだろうと思うんですけども、そこら辺の契約に至る事務処理が書類が残っておりませんので、なかなか何とも言えないんですけども、私が報告を受けた範囲内においては、先ほど言った、こういった場合は随契でありますよという要件には該当しないんじゃないかなと、一番の該当しない理由というのは、先ほど答弁しましたように、ほかにも当時もジェネリックを扱っていた薬屋さんがいらっしゃったということからすると、ちゃんと見積もり競争ができる環境にあったというふうに思います。そうなってくるとなかなか1社随契で処理するというのが、要件には該当しないなというふうな思いであります。  以上です。(降壇) 149 ◯ 3番(武部周清君)  僕も随契のことについてちょっとよくわからなかったものですから、調べさせていただいたら、この福島診療所の問題で、この5社に全く入札をさせずに随意契約をした理由というのが、どこにも当たらないんですよね。だから、これはあくまでも大変なことだと思うんです。例外に該当しないということは、法律違反ということになるわけです。このことも含めて、第三者による検証が必要だと思います。いかがでしょうか。 150 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  繰り返しますけども、やっぱり事務手続の部分での適切じゃなかったことが考えられます。当時のその前々所長さんが、そういった薬屋さんからの営業を受けて、この薬はここの永代さんしか取り扱っていないんじゃないかというふうに思えば、それは1社随契につながっていく案件であろうかと思うんですよ。そこら辺が、十分に診療所内でどういう議論がなされていたのか、どういった事務手続を踏んでいたのか、よくわかりませんので、そういった関係書類もございません。ですから、そういうことであれば、私はもうその1点でありますので、そこにわざわざ経費をかけて外部委員会を設置する必要性はないんじゃないかなと、そのように思っているところです。(降壇) 151 ◯ 3番(武部周清君)  副市長も絶対にこれは、どう考えても、昨日もちょっと市民の人から言われたんです。この疑問の1つに、平成17年8月25日から平成27年1月9日まで営業した永代から、この永代が資本金が400万円ぐらいしかないですね。それなのに、長崎県や佐賀県には何億円とか何千万円の資本金を持った薬問屋がたくさんあるのに、そこの佐賀県、長崎県を飛び越えて、随意契約期間中の7年間、薬価の90%という高い薬を購入する必要があったのか、これはもうおかしいですねと言われたら、私も本当にそう思います。いかがですか。 152 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  診療所で薬を購入する場合、武部周清議員も御存じのとおり、先ほども申しましたように、扱っている薬屋さんが営業に来て決めていくということで、その当時、福島診療所に取引があった、つまり営業に来ていた薬屋さんが5社あったということでありますけど、その5社の中で見積もり競争をやったり、今回の場合は1社随契をやったりと、そういうことがなされている、普通の建設事業を発注するときのいわゆる指名、登録をしていて指名をして入札させると、そういったやり方じゃないんですね。登録制度じゃございません。つまり、いわゆる営業に来ていた薬屋さんといろんな話をしながら薬を買っていくというやり方であります。福島診療所もそういうふうなやり方をされていたと思います。  したがいまして、繰り返しますけども、そういった取引をしていた業者が5社あったと、営業に来られていろんな薬を勧めていた業者が5社あったということであります。(降壇) 153 ◯ 3番(武部周清君)  いや、副市長さんもおかしいと思うでしょう、でも。長崎県とか佐賀県を飛び越えて、何でそんな高い薬、90%というのは新薬ですよ。新薬は90%ぐらいで購入するんですね。もう当然、何十年もたったゾロですよね、我々から言えばゾロの薬を何でこんな90%で買うか、考えられないですよね。そういうことは何かここに、小松原医師と永代と、何か変な関係があったんじゃないかというのはもう想像できるわけです。想像というよりも、私も製薬会社におりましたから、そのやっている状況はもうありありと見えてくるんです。  こういう見積もりに関してとか、こういう薬の購入に関して、例外に当たる証拠書類は当然なければならないと思いますが、まさかシュレッダーにかけたということはないと思います。 154 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  契約に関する公文書は5年間保存でございまして、調査時点と申しますか、御質問をいただいた時点ですけども、ことしの年度当初の時点で文書が残っているのが平成26年度以降の分であります。  したがいまして、今、るる問題とされている以前の年度の書類は公文書に残っていないということで、普通廃棄をしますので、焼却廃棄したり、そういったやり方で処分をいたしておりますので、現行は残っておりません。(降壇) 155 ◯ 3番(武部周清君)  副市長さんとはいろいろ議論してきましたけど、認めないということで、弁解されていますけど、第三者による検証には後ろ向きということがよくわかりました。  それでは、市長にお伺いします。  市長は9月議会で外部有識者による調査の必要性を検討すると答弁されましたが、検討の結果をお願いします。 156 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  9月議会で安江議員の御質問で、第三者委員会等を設置する考えはないかという御質問がありましたので、その必要性を検討するということで御答弁をいたしました。その検討結果が、先ほど副市長が述べたとおり、結果的に必要なことは、その事務手続が不備であったと、その事務手続をいかに適正にしていくかということから、それは外部委員会を設ける必要はないという検討結果を得たところであります。(降壇)
    157 ◯ 3番(武部周清君)  この場で例外に当たるとか、いろんなことを判断できないので、検討して改めて質問をさせていただくことになると思います。よろしくお願いします。  次の質問に入ります。  梶谷城址整備と登山道路整備についてですが、先ほど宮本議員からいろいろありましたけども、この問題に関しては以前より申し上げておりましたとおり、今福の住民の熱望であるために、毎回耳が痛くなるほど取り上げてまいりますので、よろしくお願いいたします。  西九州自動車道が開通して以来、今福インターでおりてくる自動車は通行車の1割にも満たないのが現状であります。我々今福に住む人間にとって、今福を活性化するためには、梶谷城址の整備なくしては始まらないと考えております。せっかく訪れた歴史観光訪問者に、訪れてよかったと思っていただくためには、梶谷城址の石垣の修復整備、登山道路の拡幅がなされなければ、きっと落胆し、また訪れようとは思われないことと思います。今までに来られた訪問者が、そう言われたからであります。  11月に霞が関に行った際、佐賀県選出の今村雅弘元大臣に防災避難経路の佐賀県側の道路拡幅のお願いに行った折、意外にも松浦党の話を持ち出されました。松浦のことは非常に興味があると話し始められたので、梶谷城の話をいたしましたが、ぜひ僕も今度呼んでくれというふうにおっしゃっていました。  また、先ほど宮本議員が言われましたとおり、衛藤晟一大臣がおっしゃるには、安倍総理のルーツは松浦党だと言われていたとのこと、安倍総理が言われていたんですよね。文化財課の前課長に聞きますと、この松浦久公の奥方の市の御前は安倍の宗任の娘だと知りました。意外に、離れたところの有名人にも興味を持っている方がいらっしゃったんだなとうれしく思ったことでした。そういった事実がある松浦党の居城、何としても修復する必要があると思いませんか。  毎年、梶谷城址保存会は今福おくんちの前後15日間、山頂にお城をかたどったイルミネーションを点灯いたしていますが、その工事中、私も登っておりますと、何台も観光客の車が登ってきました。今福の活性化のためには、この修復が重要です。  まず何とか、松浦党発祥の地今福を訪れていただくためにも、今福地域の活性化のためにも、福岡方面から今福に向かう途中で、国道の見やすい場所に松浦党発祥の地、梶谷城址の大きな案内看板の設置をお願いしたいと思いますが、大手門の石垣の修復整備について、文化財課の答弁をお願いいたします。 158 ◯ 文化財課長(内野 義君)  今、御質問いただいた件で、まず看板と大手門の修復と2点ということでよろしかったですか。今の御質問ですね。  まず、看板ということですが、西九州自動車道の見えるところからということに関しては、前回、久枝議員の御質問に対して地域経済活性課のほうから回答をしていたかと思いますので、国道沿いの点についてちょっと述べさせていただきたいと思います。  現在、梶谷城へ案内を行う看板は民間で設置されたものも含めまして国道沿いに6カ所で、それから城跡につながる市道沿いに3カ所設置されております。  また、今福漁港やMRの今福駅にも案内板が設置されておりまして、それを確認しておるところでございます。現時点、主要な場所に設置しておるというふうに判断しておりまして、できれば現在のまま対応させていただきたいと考えておるところでございます。  それともう一点、大手門の修復ということですが、これにつきましては、梶谷城跡の特徴としまして、長い間利用された城郭であり、石積みに数回の改修が加えられていることが挙げられます。この遺跡の価値を伝える上で石垣は重要なものであり、景観を維持することとあわせ、見学しやすい状況にしていきたいと考えております。主要な石垣の部分については、文化財課のほうでツタを払ったりとかして今現在見えるような状況にしておるところです。  それから、石垣の修復については、修復の基礎となる発掘調査や、その結果に基づく専門家の検証などが必要となります。このことから、一部分だけではなく、梶谷城全体の総合的な計画が必要となります。そのため、早急な対応はなかなか難しい状況にあります。  以上です。 159 ◯ 3番(武部周清君)  先ほど宮本議員がおっしゃっていたのは、その何とか計画がありますね、これもぜひ、せっかくそういう計画をしたわけですから、先ほど言われましたとおり、企業版のふるさと納税、この利用をちょうど、私たちも8人で行ったわけですけどね、その企業版のふるさと納税について、たまたまその説明に来られた内閣府の職員さんは、佐賀県の小城市の出身とおっしゃっていました。これはもうぜひ、こういう企業版のふるさと納税を認めやすくしていますから、どんどんやってくださいと。先ほど言われましたように、9割は税金で落とせるわけですね、企業は、今度新しく。1割の分だけ負担すればいいという感じで、先ほどもおっしゃられたとおりです。  そういうことを利用して、ぜひこの今福の近辺にも、松浦の近辺にも、企業を起こしている方がたくさんいらっしゃいますね、東京とか大阪のほうに。その人たちに説明に行って、ぜひこういう梶谷城の修復のためにやってくれというふうに、私も行こうと思っていますし、皆さん方もさっきおっしゃっていましたように職員を決めていただいて、ぜひそういうことをやっていただきたいと思っております。  次に、道路の質問ですが、登山道路の拡幅整備について建設課の答弁をお願いいたします。 160 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  6月定例会においても答弁しましたとおり、議員の御質問の梶谷城址登山道路となります市道梶谷城線の道路整備につきましては、現在、今福地域において西九州自動車道へのアクセス性を高めるため、長崎県が事業主体となる一般県道上志佐今福停車場線の改良事業とともに、松浦市において市道中ノ瀬線改良事業を実施しておりますので、現時点での早急な実施は困難な状況でございます。  まずは、市道中ノ瀬線改良事業を一日も早く完成できるよう努力してまいりたいというふうに考えております。 161 ◯ 3番(武部周清君)  結局しないということですか。この優先順位としては何番目ぐらいに当たりますでしょうか。 162 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  松浦市が管理しております市道は、現在710路線、延長として499キロメートルございますが、このうち半数以上が未改良の状況であることから、現在、松浦市においては道路改良事業として本庁管内で5路線、福島支所管内で1路線、鷹島支所管内で1路線、合計7路線の改良事業を進めている状況です。  さらに、今年度、各地域から御要望いただいている路線が市道梶谷城線を含め20路線ほどありますが、現時点において優先順位を決めている状況ではございません。  近年の道路事業においては、道路施設の的確な老朽化対策や通学路等の生活空間における交通安全対策等が重視されていることから、今後の新規事業改良路線の選定においては、議員御指摘のとおり未改良路線における優先順位を数値等で示した計画を立案し、真に必要な路線を計画的に実施する必要があるというふうに考えております。 163 ◯ 3番(武部周清君)  時間が迫ってまいりましたので、この登山道路の整備については、財政が乏しいということはよくわかりますが、せめて登山途中に離合場所を数カ所つくっていただきたいと思います。ぜひこれは実現していただきたいと思います。  時間が迫ってまいりましたので、次に参ります。  調川保育所設置運営事業者再募集について、調川保育所は民営化の方針となっておりますが、民営化によって自治体の負担の民営化の軽減や公務員の定数の削減など、大きなメリットがある中、民営化の条件が厳し過ぎてなかなか応募がない現状だと耳にします。民営化の条件は、建物の建て替え、土地の購入、土地の整備などがあり、かなり金額を要すると聞きます。現在の調川保育所は公立だから運営できていますが、民営が運営だとまず赤字の保育所になることからも、誰も応募できないと言われています。少子化も進んでいる中、これから保育所がつぶれていく時代だとも言われている中で、民営化の条件を検討する必要があると思いますので、質問いたします。  調川保育所完全民営化について2回目の公募がなされましたが、応募はあったかどうか、そしてその条件ではなぜ応募がなかったと思われるか、民間はまずシミュレーションをするものですが、現在の条件ではとても収支が合わないと言われております。確かに土地を無償にでもしない限り収支は合わないと思いますが、その3つの点だけでもお答えいただきたいと思います。課長お願いします。 164 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  まず、応募に関しましては、応募を検討された事業所はございましたけれども、結果的には申請に至りませんでした。  その理由といたしましては、やはり議員が申されたような資金面の計画が課題となっているようでございます。  土地を用意してというお考えもあるかと思いますけれども、現在はそのような相当な財源が必要となりますので、現時点におきましては議員が示されたような対応というのは大変困難だというふうに考えております。 165 ◯ 3番(武部周清君)  時間がありませんけど、令和2年度は直営で運営されるとのことですけども、3回目の募集となりますが、令和3年4月に向けた民営化を目指すことになりますが、スケジュール的にもうまくいくかどうかも頑張っていただいて、今後市内の保育所は市外または……(時間切れ)    (武部議員 一般質問席 降壇) 166 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって武部周清議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....