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平成31年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2019年03月05日
平成31年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2019年03月05日
平成31年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2019年03月05日
平成31年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2019年03月05日

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  1. 松浦市議会 2019-03-05
    平成31年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2019年03月05日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(椎山賢治君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより議事日程第3号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、9番・武辺鈴枝議員の登壇を願います。  (武辺議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  おはようございます。  パソコン、テレビの前の皆様もおはようございます。  松浦市民クラブの武辺でございます。武辺の「べ」はしんにゅうへんの「辺」でございます。よろしくお願いします。  2月27日の長崎新聞の声~みんなのひろば~というのをごらんになった方、お読みになった方も多いかと思いますが、福井市の37歳の女性の方から「行きたいアジフライの聖地」という題名で投稿があっていました。そんなに長い文章じゃないので、ちょっと御紹介をしたいと思います。  「行きたいアジフライの聖地」月に二、三回は必ずアジフライを食べます。家族みんな大好物です。アジを3枚におろすのは苦手ですが、スーパーに行けば開いたアジを売っているので、それに塩コショウをしてパン粉をつけて、からりと揚げれば、できたてあつあつ、肉厚ふわふわ、衣さくさくのアジフライが完成です。日ごろは乾燥パン粉を使いますが、給料日になるとぜいたくに生パン粉を使い、見た目も豪華なアジフライを堪能します。休日はゆで卵をほどよくみじん切りにして手づくりのタルタルソースをつくると、家族が万歳をして喜んでくれます。時にはパン粉にハーブをまぜ込み、まるでフランス料理をいただいているような貴婦人の雰囲気を味わいます。開きアジの中に大葉と練り梅を挟んだ後に揚げるのが母のお気に入りです。私はアジフライを多目につくって、次の日に食パンに挟み、お弁当として職場に持っていくのが楽しみです。先日、新聞記事で全国有数のアジの水揚げ量を誇る松浦市がアジフライの聖地として地域おこしに力を入れていると知り、家族皆「うらやましい、食べに行きたい」の連呼でした。我が家の場合、同市のアジフライを想像するだけで御飯3杯は食べられるでしょう。  こういう投稿記事でした。  朝からほっこりとした気分になりました。アジフライの聖地宣言にこの御家族を招待できたらいいのに、そしたら長崎新聞が縁となって、この長崎新聞が大きく取り上げてくれるだろうし、これはすごい宣伝効果になると思い、御家族の旅費、宿泊費ぐらいあっという間にペイできるのにねと私は思った次第でございます。  それでは、第1問目、御厨地域振興についてお尋ねをいたします。  御厨地域振興の中から1番目、松浦港(御厨地域)埋立地活用についてお尋ねをします。  御厨港埋立地の活用策は、コミュニティー機能ゾーン防災緑地ゾーン経済活動機能ゾーン、この3つのゾーンで決定しております。この中の防災緑地ゾーンの整備については、市のほうで行うコミュニティー機能ゾーン経済活動機能ゾーンの面積が固まれば、県が整備を行うということになっております。これについては、昨年の6月議会で質問をいたしております。そのときの市長の答弁が、県による緑地整備の事業化に向けて市が取り組むべき面積の確定のための公民館建設等の事業計画策定など、こういったことをスピード感を持って取り組んでまいりたい。松浦市が必要な面積を速やかに示せということなので、こういった点については具体的にどの程度が必要なのか、市内の既に取り組んでいる事業等々を勘案しながら、御厨にとってはどの程度が必要なのか、こういったものを検討してまいりたいと、この点についてはしばらくお時間をいただきたいと思いますが、スピード感を持ってやるということなので、遅くなることなく県に速やかに私も示しをしたいという答弁をいただいております。
     私と市長との間のスピード感という言葉に対する解釈の違いかなと思ったりもしますが、面積の確定というのはもうでき上がっていてもいいのではないかと思いますけども、現状をお知らせください。 3 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  おはようございます。  ただいまの御質問にお答えいたします。  御厨地区の埋立地活用につきましては、昨年6月の知事要望の際、県事業による防災緑地整備の要望を行いまして、知事からは、先ほど言われましたように、市の活用計画、活用面積が固まれば県の事業化を検討するという前向きの回答をいただいたところでございます。  このことを受けまして、市のほうでは8月に御厨公民館利用者への説明会、9月に当該利用者を対象に移転に係る意向調査を行いまして、御要望をもとに御厨公民館改築の図面素案を作成しまして、本年2月に県へ提出をしたところでございます。 4 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  県へ提出をされたということなんですけど、ちょっと言ってもらいたかったなと思います。全然知りませんでした。  ということは、今後はその面積が確定しているということなんですね。ということは、速やかに県のほうが防災緑地整備を行っていただけるという方向で話が進むということでいいんですかね。 5 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  施設整備に要する面積については、もう既に提出をしております。今後、県とは事業化を進める上で必要となります防災緑地の災害時の利用を踏まえた緑地機能や規模、それから費用対効果等について、今、県のほうが検討を行われておりまして、できるだけ早い事業化に向けて県と協力しながら私どもも取り組みを進めてまいりたいと考えております。 6 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よかったなと思うんですけど、去年の6月に県への要望活動に私も同席しまして、そのときに直接知事にお願いをいたしました。ここまで進んでいるんだったら、ここまで進んでいると一言ぐらい言ってくれてもいいのになと思いながら、次の質問に入ります。  田代・大崎小学校跡地活用について。  まず、田代小学校の件についてお尋ねをします。  田代小学校の跡地は、松浦党交流公社が活用するということで決定をいたしております。  そこで、交流公社の円滑な移転、運営には光回線整備、それから校舎の老朽化対策が必須だと思っておりますが、松浦市情報通信基盤整備計画の進捗状況をお願いいたします。 7 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  松浦市情報通信基盤整備につきましては、平成31年度に松浦地区、平成32年度に福島・鷹島地区の整備を行う計画でございまして、昨年10月に整備事業者の公募を行い、11月に整備事業者を決定しております。現在、当該事業者と詳細の協議を行っているところでありますが、その中で、松浦地域のスケジュールにつきましては、平成31年、本年ですけども、の4月から7月で設計等を行われ、8月から翌年2月に光ケーブル敷設等の局舎外工事、11月から翌年2月に局舎内工事が行われまして、32年4月の光サービスの提供開始を予定していると、整備事業者から伺っているところでございます。 8 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  前回の私の解釈では、基地局が幾つかあって、どこからやるかというような話があっていたと思うんですよね。今の話だと、一遍にやるということですか。旧松浦市内の基地局一遍に工事を進めるという解釈でいいんですか。 9 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  松浦地域には電話収容局で、松浦局、御厨局、今福局、3局ございますけども、整備スケジュールにつきましては、いずれの局につきましても同様のスケジュールで進めていくということで事業者から伺っているところでございます。 10 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よくわかりました。よろしくお願いいたします。  次に、校舎の雨漏り等、校舎の老朽化、現状を、まず田代小学校がどういう状態であるというのはどのように把握されていますか。 11 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  旧田代小学校の校舎につきましては、2階の教室、それから廊下の天井から約10カ所程度雨漏りをしている状況を把握しておるところでございます。 12 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  そしたら、私が言っている交流公社の円滑な移転運営に関しては、雨漏りの修理ができれば大丈夫だという判断ということでいいですか。 13 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  はい、修理ができれば活用は可能と判断いたしております。 14 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、この修理、修復等、今後の予定はどうなっていますか。 15 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  改修の件につきましては、活用される松浦党交流公社が業務を通じまして、本来市が行うべき魅力発信、それから観光PRも担っていただくということでございますので、費用負担についても応分の負担を考えなければいけないと考えておりまして、今後、公社側と早急に協議調整を行うことといたしております。 16 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  応分の負担、これね、微妙な言葉ですよ。今まだちょっとひっかかっている案件があるんですが、ここについては、きちんと数字であらわしていただいて、何割という形でお願いをしたいと思います。どちらにしても、交流公社が円滑に活用ができますようによろしくお願いをいたします。  それでは次に、大崎小学校についてお尋ねをします。  旧大崎小学校跡地活用に係る経過について報告をお願いいたします。 17 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  旧大崎小学校跡地活用に係る経過ということでございますが、昨年4月、松浦市旧小学校跡地活用事業の提案事業者の公募を行っております。5月に審査を行いまして、その結果、優先交渉権者となる団体を決定いたしております。  この団体につきましては、事業実施に当たりまして、昨年9月に国の助成金の申請をされておりますけれども、交付要件を満たしていないということで、不認定となっております。その後、3月の再申請に向けて検討されておりましたけれども、交付要件を満たす見通しが立たないということから、このままでは市へ迷惑をかけることになるということで、優先交渉権を辞退する旨の申し出がございました。  市といたしましては、跡地活用に期待をしておりましたけれども、現段階におきましては活用の見通しがつかないという先方の状況をやむを得ないと判断しておりまして、申し出を受け入れることといたした次第でございます。 18 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  今の説明の中でありました当該事業者を優先交渉権者として選定するに至った松浦市旧小学校活用事業公募提案審査委員会、この中でどういった協議がなされて、ここが最優先交渉権者となったのかなと思ったんですよね。この人材開発支援助成金、これが結局受給資格が不認定ということだったのですが、この人材開発支援助成金に該当する事業なのかどうかという、そういうふうな協議はなさらなかったのですか。 19 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  ただいま議員申されました人材開発支援助成金に該当するかどうかという審査は行っておりません。 20 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  大崎小学校の跡地活用に関しては、今までいろんな活用案が出ては消え、出ては消えして、地元が非常に翻弄されているような気がしてならないわけですよね。協議がなかったということなんですが、この事業者が来られるんだろうと私も含めて地元もそう思っていた部分があります。この委員会の協議のやり方も何かそこまできちんと該当する事業なのかどうかというのをやってもらわないと、あたかも来るような話で、結局助成金、それが不認定だったからやっぱりだめでしたというのをまた地元に、また振り出しに戻る、こういうことを繰り返しているような気がするんですよね。やっぱり一番地元の方たちが、この事業に関してはいろんな意見もあるでしょうが、一つ先に進んだと思えばまた後ろに下がり、また一つ先に進むかなと思えばまた下がりの繰り返しをずっとやってきているわけですよ。  そこで、今後どうするのかということをお尋ねしたいんですが、市道西木場女山線、これも開通いたします。この開通後の利活用といった点も踏まえて、従前どおりの企業参入等による活用を模索していかれるのかどうなのか、今後の方針はどうなっていますでしょうか。 21 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  優先交渉権者からの今回の辞退の申し出を受けまして、先般、地元住民の代表者の方へ市より経緯の説明を行い、御理解はいただいたところでございます。  今後の方針ということでございますが、辞退された優先交渉権者も引き続き要件を満たす努力をされるというふうにも伺っております。こういった事業実施の可能性も残しつつ、地元住民の方の御意見も伺いながら、新たな活用策について検討してまいりたいと考えております。 22 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いをしたいと思います。地元の方が御理解されたとおっしゃいますけど、これ撤退されるものを理解するも何も、そういう話ではないと思うんですよね。だから、同じようなことを繰り返さないように、あたかもこの業者が来るんだみたいな、そういうふうな説明をするときには、あたかもではなくて絶対来る、そういうふうな形でやってもらわないと、本当に翻弄されているんですね、何年も。ここのところはよろしくお願いをいたしたいと思います。  女山線の活用も含めて、そこと一緒に、いかにどうにかできるものがないかなということは、地元との協議も含めながら、少しずつ前に進んでいっていただければなと思っております。  それでは、次の質問に入ります。  本市における特別保育の現状と今後の対応についてお尋ねをしていきます。  子育てにおける負担の軽減や仕事と子育ての両立を支援して、児童の福祉の向上を図るために通常の保育に加えて実施しているもの、これを特別保育事業と言いますが、この特別保育事業と言われるものには一体どういったものがありますか。 23 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  特別保育事業につきましては、子育て家庭のさまざまなニーズに応じた保育サービスの充実を図り、安心して子育てできる環境を整えることを目的として、松浦市子ども・子育て支援事業計画に基づきまして実施しております。  現在、本市で実施しております事業について概要を申し上げますと、まず午前7時から午後7時までの間、時間を延長して開所し、児童を受け入れる延長保育促進事業、それから在宅で保育中の児童を一時的に保育所等で預かる一時保育事業、それから少人数の放課後学童保育として小学校低学年児童を受け入れる保育所地域活動事業、それから支援が必要な児童を保育する障害児保育促進事業、それから病児または病気回復期の児童を一時的に預かる病児・病後児保育事業、本市におきましては病後児保育のみを実施しております。それから、休日に保育に欠ける児童を預かる休日保育事業、それから幼稚園型の教育標準時間の前後や長期休暇中に児童を受け入れる乳幼児一時預かり事業などの事業を実施しております。  こういった特別保育事業の実施によりまして、子育てと仕事の両立支援など、保護者の勤務状態の多様化に対応して子育て支援の充実を図っております。  以上です。 24 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、今おっしゃいました中から、病後児保育事業についてお尋ねをいたします。  実施保育園数は1園のみでよろしいですよね。その1園のみの当該保育園、それから他園からの年間利用者数はどうなっていますか。 25 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  現在、今福保育園が実施をしておりまして、利用料は1日1人1,600円、29年度の利用者数を述べますと延べ71人で、そのうち他の園に在籍している児童は5人でした。  以上です。 26 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  わかりました。  この病後児保育の定義とは一体何ですか。 27 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  病後児保育といいますのは、保育施設や小学校に在籍するゼロ歳から小学3年生までの児童を対象として、児童が病気の回復期にあり、かつ集団保育が困難な期間において、保育所等に付設された専用スペースで一時的に預かる事業であります。  事業実施につきましては、届け出が必要になりまして、松浦市病児病後児保育事業実施要綱をもとに、専用保育室の面積、それから専従職員の資格や配置、また医療機関との連携等について定め、実施しております。  なお、利用児童定員2人に対しまして看護師等が1人、保育士が1人の配置を基準といたしております。  資質向上のための指定された研修を受講するなど、児童を安心かつ安全にお預かりできるよう努めることとしております。 28 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  いやいや、私がお尋ねしたのは、実施要綱ではなくて、病後児保育という定義ですね。保護者の方が何をもって病後児とされるのか、何をもって受け入れる園が、この子は病後児だというふうに認定をされるのかということをお尋ねしているんですけど。 29 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  失礼いたしました。  病後児というのは、疾患にかかっておりますが、その疾患がインフルエンザ等の流行性のものではない疾患で、その中で受診をしていて、そしてその利用には医師の連絡票等を必要として、それを園に持ってきて、申請とともに受理していただくという形になります。 30 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  いや、わかったような、わからないような、わからないような、わかったような。  いや、いいんです、いいんですよ、今の病後児保育について何か問題があるとかという話ではないので、そこを言っているわけではないんですが、病後児という定義が曖昧というか、病院にかかって、子どもが風邪を引きました、治りましたというか、でも、親はちょっと預けんばいかんといって、普通の保育所に預けていらっしゃる親もかなりいらっしゃる。だから、そことの違いは何なのかとなると、多分お答えできないかなと思うんですよね。ということを聞きたかっただけで、これをどうこうするという話ではないんですけども、よくわからないということがわかりました。  それでは、次の質問に入ります。  医療的ケア児とは一体何ですか。 31 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  医療的ケア児というのは、人工呼吸器や胃ろうなどを使用して、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な障害児のことを申します。 32 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  2016年の児童福祉法の改正によって定義されたものですよね。  2018年度時点で全国に約1万7,000人いると推計されています。2008年から比べると約1.8倍、きょうの朝だったかな、ちょっとこの話がニュースで出ていましたけども、2倍ぐらいにふえている。その理由としては、新生児医療の発達で、以前なら出産直後に亡くなっていた子どもたちが助かるケースがふえてきたことが一番に挙げられるということを書いてありました。  そこで、私が何でこの質問をするかといいますと、長崎県が医療的ケア児について、2019年度、保育所での受け入れ体制を整備するモデル事業を松浦市で行うということが2月14日の新聞報道で出ておりました。この医療的ケア児保育支援モデル事業の概要をお願いいたします。 33 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  医療的ケア児保育支援モデル事業につきましては、保育所等において医療的ケア児の受け入れを可能とするための体制を整備し、医療的ケア児の地域生活支援の向上を図ることを目的としております。  モデル事業の内容につきましては、市が受け入れのガイドラインを作成し、保育所に看護師を配置したり、保育士にたん吸引などの研修を受講してもらったりして、受け入れ体制を整備するといった体制づくりを行うものでございます。 34 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  これは医療的ケア児保育支援事業補助金というのを使ってやるということでいいんですか。
    35 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  はい、おっしゃるとおりでございます。 36 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  わかりました。  次の質問に入ります。  次は休日保育についてお尋ねをいたします。  実施保育園数、これも1園のみということでよろしいですよね。当該保育園、他園からの年間利用者数等をお知らせください。 37 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  休日保育事業につきましては、松浦市休日保育事業実施要綱に基づきまして、休日に保護者の就労等で保育に欠ける児童を保育所で保育することを目的とし、現在、たのしかこども園で実施しております。  対象児童は、施設の受け入れ体制により生後6カ月から就学前の児童とし、利用料は1人1日1,000円、午前8時から午後5時までを保育時間としております。  29年度の開所日は64日、登録者数が29人で、年間の延べ利用者数は126人でした。内訳は在宅児が10人、他の園に在籍する児童が81人、自園の児童が35人でありました。 38 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、次の質問に入ります。  この休日保育事業、来年度からはどうされますか。 39 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  来年度からは輪番制ということで御協議いただき、実施をすることとしております。現在、市内の保育施設のうち1カ園が継続的に休日保育事業を実施している状況でありました。現状としましては、職員の負担が増していること、また、人員確保や配置が大変困難であることが課題となっておりました。そこで、安定的な事業実施につきまして、施設長会議の折に今後の運営について見直しを検討いたしました。  事業に係る課題につきましては、保育会との協議によりサービス低下とならないよう対策を講じてまいりたいと考えております。 40 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  一つの園に負担をかけましたとおっしゃいますけど、ここ5年契約をもう7年してもらってきたわけですよね。本来、契約3年目ぐらいから次の園を契約終了後の実施について話し合いをしていかなければいけなかったと私は思っているんですよ。5年契約を7年に延ばして、今になって慌てて民間に投げかけるというような姿勢、非常に疑問が残るんですよね。  輪番制って、よくも思いついたもんだと思うんですが、この輪番制に至った経緯についてちょっとお尋ねをしていきたいと思うんですが、この施設長会議等々でどんな意見が出ましたか。 41 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  昨年の6月ごろに実施施設のほうから31年度の実施について御相談がございました。事業の実施主体を市または市内において保育所を運営する者としておりますことから、この件につきましては施設長会議の折に御協議いただいたり、各施設長に個別にお考えを伺ったりしてまいりました。  保育会全体の意見としましては、事業の必要性は十分に承知しているけれども、職員の確保やシフトが大変困難な状況であるので、市から人的支援ができないのか、それから保育所ではなくて市の施設を拠点として職員を各園から派遣して実施できないのか、また無資格者の容認や利用料の見直しなどで対応できないかなど、さまざまな御意見が出されました。 42 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  実は私も聞いてきたんですよ。全てではないですけども、ある程度の園で話を聞いてきました。輪番制については、子どものことですから仕方がないかなという意見でした。嫌々ながらだけども、子どものためだからということでした。  今、課長ちょっと答弁の中でおっしゃいませんでしたけど、全ての園に共通して言えるのは、公立保育所の調川保育所、ここがやるべきではないかというのが、私が回った全ての園の、調川は回っていないですけど、の意見です。市内唯一の公立である調川保育所でできない理由は何ですか。 43 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  最終的には申請時の確認とか利用料を見直すということで、運営する上での平等性と今後の安定的な事業の運営を重視いたしまして輪番制を実施していくということで御理解いただいて、市の対応としましても、給付費の算定要件にかかわることから、保育施設以外での市の施設における運営は大変困難であるため、公立の調川保育所での実施を主体として輪番制に加わっているところであります。  調川保育所でできないというか、輪番制には加わっておりますけれども、御協議の中で平成24年以前は調川保育所で実施しておりましたので、順番としては候補として上がって御協議いただいた結果だと認識しております。  なお、運営には最低13人以上の保育士が必要ということですけれども、調川の来年度の保育士は10人ということで大変厳しい状況でもあります。議員御心配していただいている件、御指摘の点につきましては、承知はしております。今後も配慮して対応していきたいと考えております。 44 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  施設長会議の中でこの問題について、民間の保育所と幼稚園、それと公立の調川保育所が同じテーブルに座っていること自体が私は違うと思うんですよね。だから、結局この輪番制をとって、来年度もう決まっています。何年か後に、じゃ、今度はうちが、調川保育所がそれですたいねというテーブルですよね。そこに調川保育所があるということ自体が私はおかしいと思っているんですよ。こんな大事な休日保育を何で調川保育所が同じテーブルの中で、いや、うちはできん、そんな職員おらんけんというような意見で、こういう施設長会議ができるのか。理由は民間と同様ですよ、できない理由は。だから、なおのこと公立がやるべきだと私は思っているんですよね。まずは公立がやって、そして何年かやった後に、そこで培ったノウハウ、あるいはメリット、デメリットがあるでしょうから、それをもって民間にお願いできないでしょうかという順番があってしかるべきと私は思っています。しかも、ことしゴールデンウイーク10連休ですよね。そのうち3日間ぐらいは休園措置とっていらっしゃるみたいですが、こんな大事な年に輪番制でやるなんて、よくもまあ考えついたもんだと思います。  今の休日保育について説明がありましたけども、だったら松浦幼稚園、それからうつみ乳児保育園、あの人たちはどうされるんですか。──私の質問の仕方が悪かったですかね。  幼稚園はゼロ歳児からは預かっていないですよね。うつみさんは3歳以上は預からっさんですよね。そういうところが休日保育を輪番制で回ってくるんでしょう。どうされるんですかとお尋ねしているんです。 45 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  議員申されますように、松浦幼稚園につきましては、認可の関係上、3歳未満児の受け入れができない状況であります。同一年度にうつみ乳児保育園と一緒に実施をするということで輪番制に加わっていただけるのではないかと考えております。 46 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  苦し紛れの──休日です、預けなくてはいけない、うちの子は松浦幼稚園、うちの子はうつみ、そういうふうなやり方を何でするのかなと思うんですけどね。安心した子育てにつながる支援と、子育て・こども課はおっしゃいますけど、これは医療、それから福祉、保育、教育機関とか地域の関係機関、そういうところと連携して進めていくことが安心した子育てにつながる支援ですよね。公的機関の一員として、その中心となるべきなのは公立保育所、それが公立保育所の使命と役割だと私は考えております。民間に投げかける前にまずは行うべきではなかったかと思います。  なぜできないという結論に至ったのかというのは心苦しくないのかなと思っておりますが、この輪番制がベストなやり方ですか。今後もこの方針でずっとやっていくということでしょうか。 47 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  議員のおっしゃっていらっしゃることも、お話の中で出ましたし、ただ、最終的には施設の運営者、職員の負担は避けられない、どの園に関しても避けられない課題でありますし、保護者が安心して預けられるのはやはり保育所における実施であります。そのことから、今後も御協議いただいた結果をもとに輪番制で実施していくこととしたいと考えております。 48 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  どんな意見が出ましたかというところで、この話をなさらない。出たんでしょう。今言ったじゃないですか、調川保育所でどうですかと。もう少しどんな意見があったのか、きちんと公にされたほうがいいですよ、と私は思います。  じゃ、これをずっとやっていくということですね。今後、施設長会議でやっぱりどうにかならないかなとか、例えば、じゃ逆に言うと、調川保育所だけではなくて、他園で、どこかの保育所が、うちがやりますというような話が出てこないとも限らない。そういうことは考えないということですか、絶対輪番制でやるということですか。 49 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  現状で考えた場合、輪番制が適当であるというふうな協議の結果でございました。 50 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  何か答弁になっていないですよ。  次の質問に行きます。  まつナビ・子ども議会の検証と活用についてお尋ねをします。  このまつナビ、子ども議会の意義とは何ですか。 51 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  まつナビの意義について、私のほうからお答えさせていただきます。  まつナビの意義でございますが、高校生の課題解決能力の育成に加えまして、地域課題にかかわることで郷土への理解を深め、地域を支える人材としての資質を高める、それから人材が地域に定着、還流する基礎をつくることを目的といたしております。 52 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  子ども議会についてお答えいたします。  子ども議会は、松浦市の次代を担う子どもたちに自分の夢や希望、市政に対する要望や質問を発表する機会を提供することで、ふるさとを愛し、誇りに思う心情を育み、松浦市の発展に貢献しようとする意欲を高めることを目的としております。  実施後のアンケートにおきましても、自分たちの地域の課題について考える機会を持つことができた、また、その解決についても自分たちの意見が市政に反映されるかもしれない、自分たちのアイデアが生かされるかもしれないということで、人任せにするのではなく、自分の課題として捉えることができたなど、意義のある回答も得ることができております。 53 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  私もまつナビも参加させていただきましたし、子ども議会も傍聴させていただきました。児童生徒たちのふるさと松浦に対する思いというのが非常に伝わる、いい取り組みであると思っております。  その子どもたちのその思いを何とか具現化していかなければならないと考えるわけです。子どもたちならではの発想もありまして、なかなか教えられる部分も多かったかなと思っているんですが、まず、まつナビについてお尋ねをいたします。  平成30年度のまつナビ、12月20日に行われましたけども、5班の発表がありました。「市民に楽しんでもらう30周年のお祝いをする」、それから「高齢者の力でよりよいまちづくり」、次に「「障害者が暮らしやすい町」とは」、「松浦タータンチェックを活かそう」、そして「松浦の水産PR~松浦へ行ってみよう!松浦の味を鰺わおう!~」という、この5つの班の発表がありましたけども、この発表後に具体的な取り組みと、どういうふうな進展がありますでしょうか。 54 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  ただいま議員のほうからまつナビの発表について申していただいたんですが、今年度のまつナビにおいて提言のあったもののうち、1事業が進展しておりますので、御紹介させていただきたいと思います。  「松浦の水産PR~松浦へ行ってみよう!松浦の味を鰺わおう!~」という提言を受けまして、ジョイフル松浦店を経営いたします株式会社ひぐち様に御提案いたしましたところ、賛同をいただいております。  具体的には、松浦高校の生徒とコラボして、アジフライのメニューを企画されまして、ジョイフル松浦店において3月下旬から、まずは期間限定メニューとして提供される予定となっております。 55 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  こういったことが目に見えていくと、やっぱり松浦高校の生徒たちもやる気も出てくるだろうし、よかったなと思うんですが、このジョイフル松浦店でこれをやる。松浦店だけですか。だけですね。こういったことをやりますよというのを対外的にアピールしていただければなと思います。  次に、今度は子ども議会の中からお尋ねをしたいと思うんですが、この子ども議会もすばらしいものでした。11月6日にありましたけども、質問だけじゃなくて、きちんと最後に提案まで至っているという、すごいなと思いながら、これは中学校の子ども議会だったんですが、なかなかすごいなと感心しきりだったんですけども、全て中学校の質問については取り上げたいところなんですけども、その中から調川中学校の取り組みについてお尋ねをしていきたいんですが、この調川中学校が「松浦市の地域おこしについて」というタイトルで、「地域おこしの現状」、それから「アジフライの聖地について」、「旬サバを売り出すために」、「旬サバの缶詰をアピールするために」と、4つについて議会の中で質問、それから提案があっております。ここすばらしいなと思いながら聞いていたんですけども、高知県安芸郡馬路村、ここのユズを使ったポン酢の紹介をしてくれました。その馬路村の成功例を参考にして旬さばの缶詰、これのデザイン、パッケージ、箱などの仕様を提案して、そして子ども目線での松浦のよさというのを語ってくれた、非常にいい取り組みだったと思っているんですが、このときの市長の答弁が、この提案内容をそっくり一般社団法人まつうら観光物産協会のほうへ示すという御答弁でございましたが、これについては今どういうふうになっていますでしょうか。 56 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  子ども議会では、調川中学校から旬さばの缶詰を広く認知してもらうための提言をいただいております。その内容は、先ほど議員が御紹介したとおりでございます。  このことにつきまして、旬さば缶詰を販売しております一般社団法人まつうら観光物産協会のほうにお示ししたところでございます。  その中で、パッケージや箱は小ロットで発注すると割高になるということもございまして、もう既に製作したものがあと2年から3年分の在庫があるということでございますので、残念ながら、今の時点でそのような対応をするというのは非常に厳しいものがあるということでございます。そういうことで、次回発注する際には検討していきたいということでございます。 57 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  そうすると、調川中学校で提案されたものは二、三年在庫があるという話なんですが、今のところ具現化できるようなものはまずないということですか。 58 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  そうですね、御提案いただいた中でQRコードをつけるというのは、現在使っている箱にシールを張るなど対応できるのではないかと思っておりますので、そのことについてはまた協議していきたいと思います。 59 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  今こういう過程で、こんな状況ですよというのは、調川中学校さんにはお知らせはされているんですか。 60 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  申しわけございません、その内容についてはお知らせしていない状況でございます。 61 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  せっかく、これは調川中学校だけの話ではないんですけど、まつナビにしても言えると思うんですが、これだけ検討をして、できたこと、できなかったこと、いろいろあるでしょうから、そういうのは中学校だったり高校にある程度、次のステップはこうなっていますよというのをお知らせしていかないと、言いっ放し、僕たち、私たちが提案した案件は今どうなっとるとやてなってしまいがちですよね。だから、できないものはしょうがないけども、市としては、市長の答弁からすると、一般社団法人まつうら観光物産協会に示しますよという答弁があれば待つと思うんですよね、子どもも。どんな形でそれを具現化してくれるのかなと、どういうふうな形でやってくれるのかなって思うと思うので、できないことはしょうがないけども、できないならできないで、そういうことは今後、今からまだ子ども議会もなされるでしょうから、これは一つ、さきの課題としてきちんとあとはお知らせをするということをお願いしたいんですが、教育長、そこら辺についてちょっと答弁をお願いします。 62 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  子ども議会に関しましては、子どもたちは松浦の将来のためにいろんなアイデアを出してくれました。今おっしゃったように、すばらしい内容もありましたし、やはり私としては、そういったことに対してどう取り組むかというのを子どもたちにしっかりと伝えていくというのは一番大事なことでもありますし、それが今後の子どもたちのまちづくりへの意欲を高めるということになると思います。  したがいまして、今の取り組み状況についてしっかりと担当課の状況を取りまとめながら伝えてまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 63 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いをします。  それでは、最後の質問になりますけども、今後の対策、予定とかは、まつナビ、あるいは子ども議会についてどういうふうな、やっぱり形になると話題性とかというのが出てくると思いますし、一番最初に話をしましたアジフライの聖地の話じゃないですけども、やっぱりこういった話題性が大きい話だと、子どもたちが提案したものを松浦市がきちんと形にしてやっていますよというようなこともやっていかんばいかんと思うんですが、こういった対外的なアピール等々必要だと思うんですけども、その点についてはどういうふうにお考えでしょうか、そして対策、予定とかというのはどうなっていますか。 64 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  今後の対策ということでございますので、私のほうから答弁をさせていただきます。  まず、先ほどまつナビの件で報告をいたしました高校生と企業様とのコラボレーション、共同作業によるジョイフル松浦店におけるアジフライのメニューの提供が今月末、今月26日の15時に開始をされるということであります。このときには提言を行った生徒たちにも店舗においてアジフライの提供を行う予定と伺っております。また、その際のメニュー表についても、高校生みずからが作成したものを置いていただくということになっており、今後の展開として長崎県内のジョイフルでのメニュー化についてもひぐち様のほうで御検討いただいておるということでございます。  このことは、まつナビの活性化、松浦高校のPR、ひいては本市松浦市のPRにもつながるものと考えております。  市といたしましては、松浦高校の生徒たちが企画した事業であること、このことを前面に出して情報発信に努めることによって、メディアの露出を高めていきたいと考えております。まさに議員御指摘のとおり、高校生たちがやったことによってこのように動くということを実感できるということは、子どもたちにとっても大変有意義なことであると思いますし、松浦市民の皆様にも大変勇気づけることになると思います。  また、昨日も御指摘のあった松浦高校への進学希望、そういった子どもたちをふやすという側面からも効果的ではないかと期待をしているところでございまして、私どももPRにはしっかりとマスコミ各社へプレスリリースをして対応してまいりたい、このように思っているところでございます。(降壇) 65 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いをいたします。
     3月26日とおっしゃいましたっけ。15時ですね。はい、わかりました。よろしくお願いします。  子どもたち、これで、あっ、一つできたなというのもあるでしょうし、今後のこともありますので、児童生徒たちが、最初にまつナビ、子ども議会の定義とはとお尋ねをした、まさしくそのことにかかわってくるような形で頑張ってくれるかなと思いますし、私たちもそれに応えていかんばいかん、大人はですね。そういうことだと思っていますので、よろしくお願いをいたします。  調川中学校のお話をさせていただきましたけども、松浦市子ども議会の会議録というのがあるんですが、この中で1文だけ読ませてもらいたいと思います。これは調川中学校です。  「私たちの住むまち松浦は、海と山に囲まれた自然豊かなまちです。海の幸、山の幸に恵まれ、アジ、サバの水揚げが日本有数、ブドウやメロンも多くの人に喜ばれています。そんな海や山は、私たちの遊び場で、魚釣りをしたり、カブトムシをとったり、川で泳いだりしています。時間を忘れて遊んでいると、きれいな夕日がまたあしたと、帰る時間を知らせてくれます」という一文がありました。御紹介しておきます。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。    (武辺議員 一般質問席 降壇) 66 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上で武辺鈴枝議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は4分ですので、これより関連質問を行います。 67 ◯ 6番(神田 稔君)  小学校跡地について質問させていただきます。  おかげさまで鷹島小中学校の建設が着々と進んでおりまして、鷹島小学校の跡地については、まず教育総務課長にお尋ねするんですけれども、小学校には記念碑であるとか記念樹、そういったものがたくさんあると私は感じております。そういったものについてはどのような対応をとっていくのか、まずお答えください。 68 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)  お答えいたします。  今、関係者の方たちと話し合いをしているんですけども、その中で記念樹とか記念碑とかは、動かせるものは動かしたいと思っております。 69 ◯ 6番(神田 稔君)  わかりました。ありがとうございます。  じゃ、政策企画課長にお尋ねします。  もう工事が始まって、完成は32年12月だったですかね。33年ですか。 70 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)  33年4月の開校を目指しております。 71 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって武辺鈴枝議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前10時58分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 72 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、2番・和田議員の登壇を願います。  (和田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 73 ◯ 2番(和田大介君)  皆さんこんにちは。  「煌めく青のまち松浦」を目指す煌青会の和田大介です。  私はさきの12月定例会において、本市のエミネントスラックスと平戸市、佐々町の縫製メーカー3社が立ち上げられたオーダースーツのブランド「ウエストリー」のスーツを発注したというお話をいたしました。サッカーのV・ファーレン長崎の公式スーツにも採用されているというブランドスーツでありますが、本日私が着用しておりますスーツがまさにそのウエストリーのスーツでございまして、裏地に松浦高校の生徒たちが一生懸命開発をした松浦タータン、これが使用してございます。見えますでしょうか。私は松浦高校の第11回卒業生でありまして、松高OBであります。松高生の思い、松浦の思いを背中に感じながら頑張ります。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  まず1項目めですが、地域内循環型経済の構築、地販地消・地産外商の推進についてお尋ねをいたします。  平成30年第4回定例会の質問項目として、市内特産品の積極的な利活用についてお尋ねをいたしました。その中で秋田県美郷町の地販地消・地産外商推進条例を紹介しながら、地域内循環型経済のお話をさせていただきました。  今回は、この地域内循環型経済を中心に、松浦市の現状や今後の考え方、これについてお尋ねをしたいと思います。  まず、前回のおさらいですが、地域内循環型経済とはどういうことかということなんですけど、地域内で物や資金などが循環する地域経済のことであります。具体的には、地域資源を積極的に活用するなど地域内調達率が高く、投資が地域内で繰り返し行われることにより雇用や所得が持続して生み出される、こういう経済を指します。  わかりやすく言いますと、市内で購入できる品物は市内で買いましょうよと、そうすることによって、お金が市外に流出せず、市内で回るようにしましょうということでございます。  かなり大ざっぱな説明ではあるんですが、本市は市内での調達率が低く、多くの資金が市外に流出している状況であると思います。  そこでまず、具体的な数値としてお答えをいただきやすい、市が発注する事例についてお聞きをいたします。  市が発注する公共工事の建築工事における資材などの市内調達率についてお答えをお願いいたします。 74 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  公共事業の建築工事における資材等の市内調達率でございますが、建築工事の工種が多岐にわたっておりまして、積算の関係上、詳細に調査することが難しいことから、市内業者の従事率としてお答えさせていただきます。  比較的小規模となる木造建築物につきましては、以前の従事率は平均約35%でありましたが、平成26年度から平成29年度に建築した今福梶の葉団地において、市内業者の育成、市内からの資材調達を条件として設けることにより、約80%の従事率を確保いたしました。  この成果により業者間のつながりが構築されたことから、その後に建築いたしました福島農水産物直売所におきましては、市内資材調達等の条件を設定しておりませんが、約50%の従事率を確保しております。  また、比較的大規模な鉄筋コンクリート造建築物につきましては、型枠工事やコンクリート工事などの施工業者のほとんどが市外業者であるため、平均的な従事率は約20%にとどまっているところでございます。  以上でございます。 75 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  それでは続きまして、公共工事の土木工事における資材などの調達率、それと、今おっしゃいました市内業者の従事率についてお答えをいただきたいと思います。 76 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  土木工事における使用頻度の高い主な資材としましては、生コンクリート、U字溝やコンクリートブロックなどのコンクリート2次製品、砕石等でありますが、以前は市内にもこれらの資材を生産する工場などがあったことから、土木工事で使用される資材等の市内での調達率はかなり高い状況であったと思われます。  しかしながら、現在では、以前あった工場も移転や廃業されておりまして、確認したところ、福島・鷹島地域で再生砕石が取り扱われている程度で、土木用資材のほとんどが市外から調達されている状況でございます。  また、土木工事に従事する市内業者の従事率でございますが、市が発注する土木工事については、市内業者育成の観点から、市内業者を優先して指名発注しております。特殊な工事を除き、ほとんどの工事が市内業者で従事されております。  今年度発注しましたおおむね5,000万円以上の工事3件について、下請を含む市内業者の従事率を確認しましたが、従事率が低い工事で67%、従事率が高い工事で85%、3件の従事率の平均で78%となっておりまして、市内業者の従事率については高い状況となっております。 77 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  市内業者の従事率ということに関しては一定の割合が確保できているようではございますが、資材に関していえば、市内の調達率はかなり低い、こういう状況であると思われます。  では次に、学校給食における食材等の市内調達率についてお尋ねをいたします。 78 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)  学校給食の地元産品の調達率は、29年度の実績で申しますと、米飯、牛乳を除いたところで、重量ベースで地元産品14%、金額ベースで38%となっています。また、地元産品を含む県内産品では、重量ベースで71%、金額ベースで74%でございます。  しかしながら、米飯で申しますと、松浦中央共同調理場、鷹島共同調理場では、米飯を諫早市の公益財団法人長崎県学校給食会から購入しておりますが、米の生産地は松浦市でございます。また、福島共同調理場では、地元米を使用し、調理場で御飯を炊いて提供しております。  なお、野菜や魚、肉などは、地元業者、商店などと契約をし、給食を提供いたしております。 79 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  以上、市の発注工事で数字的に確認できるものを確認させていただきました。  ただ、市内には多くの製造業がございまして、その品目によって市内調達率はさまざまであると思います。また、市民レベルの消費活動においても市内調達率は個人差があると思われ、現時点での具体的な数値化は難しいというふうに考えます。  そこで、先月の2月1日に「まちの稼ぐ力を高める まちづくり構造改革」と題する地域経済構造分析講演会が開催されたというふうに聞いておりますが、その講演の内容について御説明をお願いいたします。 80 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  お尋ねの講演会の内容でございますが、岡山大学経済学部特任教授の中村良平氏を招聘しまして、まちの稼ぐ力とは何か、また、まちづくりの考え方などについて具体的な松浦市の統計データ、それから、先進地の事例を交えながら御説明をいただきました。  内容といたしましては、限られた財源で有効な施策を実施するためには、その優位性を見きわめるための情報、それから、優先順位を判断するための手法が必要であるということでございます。  具体的に申しますと、まちの基幹産業は域外からお金を稼いでいるか、生産に係る資材は域内で十分に調達をできているのか、生産活動からの付加価値、これは給料等でございますが、これは地域に落ちているのか、あと、消費需要は域内で賄われているのかなどといった地域経済の構造について分析することが必要であるということでございました。  この域内の経済構造を分析することで、他地域と比較したときの強みや弱み、それから、地域経済を支えているのはどういった産業なのか、地域内に入ってくるお金や地域外に出ていくお金の流れ、こういったものがわかるようになりまして、地域がどういった方向に向かうべきなのか、長期的な展望に立った見方が可能となるといった内容でございます。 81 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  ただいま御説明をいただきましたように、限られた予算で有効な地域振興策をするには何が必要か。それには施策の優先性を見きわめるための情報、統計が要ると、施策の優先性を判断する手法が要ると、そういうふうなことであったかと思います。そこで、地域経済構造分析が必要になってくるというふうなお話であったかと思いますが、今回テーマにしております地域内循環型経済の構築、地販地消・地産外商の推進にはこのことが必要でありまして、かつ重要な要素であるというふうに考えております。  本市におきまして、この地域経済構造分析を実施する考えはおありでしょうか、お尋ねをいたします。 82 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  和田議員の御質問にお答えいたします。  地域経済構造分析を本市において実施するのかというお尋ねでございますけども、先ほど課長が答弁いたしましたとおり、また、議員のほうからも御提言がありましたとおり、やはり限られた財源を有効に活用していく上で、その施策の優位性、そういった効果というものをしっかり見据えた上でこれからは行っていくことが必要だと思っております。  そういった上で、この地域経済構造分析というのは非常に重要なツールであると認識しておりまして、現在の松浦市の強みや弱みを把握し、長期的な展望に立った施策を展開していく上でも実施する必要があると、このように考えているところでございます。(降壇) 83 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  では、仮にこの地域経済構造分析が実施されたといたしまして、この情報を共有し、市内のそれぞれの立場の関係者が同じ方向性を持って経済活動を行うということが重要になってくると考えます。  そこで、さきの12月定例会で御提案した条例化の話になるわけでございますが、市長には前向きに取り組むという趣旨の御答弁をいただきました。  では、今後どのようなタイミング、スケジュールで動かれるのか、松浦市の地販地消・地産外商を推進するための条例、この策定に向けたお考えをお示しください。 84 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  地域内経済循環を推進することにより、地域の商店での購買が増加し、そのことにより市内経済が活性化をして地域コミュニティーの再生が図られることや若者の働く場の確保ができること、さらに、市民所得の向上を図ることが大変重要なことだと考えておりまして、さきに開催した地域経済構造分析に係る講演会はまさにその第一歩だと、このように考えているところでございます。  条例制定に当たっては、12月議会でも答弁いたしましたとおり、条例を制定するとなると努力義務という形で縛る部分も出てまいりますので、市民の皆様や市内事業者の皆様の御意見を伺いながら進める必要があると、このように考えております。  今後さまざまな機会を捉えて地域内経済循環の必要性について御説明し、来年度中に条例を制定したい、このように思っているところでございます。(降壇) 85 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  スケジュールを示していただきまして、大変心強く思っております。  先ほど御説明いただいた地域経済構造分析講演会の資料を私もいただきました。その資料を少し読み込みましたけども、その資料にも本市の水産業は重要な基幹産業であるということが紹介されてございました。  そこで次の質問に移るわけですが、2項目め、松浦魚市場を中心とした水産基地の現状と将来計画についてお聞きしたいと思います。  まずは、松浦市長が開設者であります松浦市地方卸売市場松浦魚市場の基本的な仕組みについて御説明をお願いしたいと思います。
    86 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  松浦魚市場の仕組みについてのお尋ねでございますが、松浦魚市場は地方卸売市場でございまして、主に水揚げと卸売、この2つの取引が行われます。  具体的には、まず漁業者が沖で漁獲した魚を市場の岸壁で陸揚げし、卸売業者である西日本魚市株式会社へ販売を委託します。次に、西日本魚市が、漁業者から預かった魚を種類や大きさで選別をし、複数の買受人に対し、主に競りによって販売をいたします。この後、買受人がそれぞれ買い受けた魚を用途に応じて箱などに詰めかえ、市場外の小売店、首都圏の市場、加工場などへ出荷し、さまざまな流通を経て最終的に消費者の食卓へ届けられるということになります。  なお、この市場内の取引に係る代金決済につきましては、買受人が買い受けた魚の代金を西日本魚市へ支払い、西日本魚市が委託手数料を差し引いた残りの代金を漁業者へ支払うという仕組みとなっております。ちなみに、昨年度は販売金額合計がおよそ112億円、このうちおよそ4.5%が西日本魚市の収入となり、さらにこのうち0.5%分が西日本魚市からこの市場の開設者であります松浦市へ受託物使用料として納付されるということになってございます。 87 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  私も32年間市役所におったんですけども、こういう細かい仕組みを知りませんでした。周りの方に聞いても、なかなか関係者以外は知った方がいらっしゃらなかったので、一度みんなで勉強する意味で基本的なこと、仕組みをお尋ねいたしました。  それでは、隣接する水産加工団地の進出企業について概要をお示しください。 88 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  隣接します水産加工団地の進出企業についてのお尋ねでございますが、松浦市の水産加工団地に立地しております企業については、水産物の加工や冷凍・冷蔵業、さらに運送会社及び陸上養殖などの水産関連企業が現在9社立地しております。 89 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  それでは、ただいま御説明のありました加工団地の業者さんを含めて、松浦魚市場と加工団地を含めた全体の就労者、こういう方々の資料があればお示しをいただきたいと思います。 90 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  就労者の状況でございますが、平成27年度に実施しましたアンケート調査の結果によりますと、魚市場施設内の関連企業等の社員総数、これがパートさんを含めましておよそ710名、それから、水産加工団地におけます立地企業9社の社員の総数、こちらもパートさんを含めますと、およそ350名、合計で約1,060名となっております。 91 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  それでは、今度、松浦魚市場の水揚げ状況及び今御説明ありました加工団地の企業、これらの活動状況についてお示しをいただきたいと思います。 92 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  魚市場の水揚げ状況と加工団地の活動状況についてのお尋ねでございますが、まず魚市場の水揚げ状況でございますが、取扱数量につきましては平成6年度に最高となります13万5,000トンを記録いたしましたが、近年は10万トンを切るという状況が多くなってございます。平成29年度につきましては、およそ8万3,000トンとなっております。  取扱金額につきましては平成9年度のおよそ200億円が最高でございまして、近年は110億円から130億円で推移しております。平成29年度につきましては、およそ112億円となっております。  それから、加工団地に立地します関連企業の活動状況でございますが、具体的な数字は把握しておりませんが、松浦市で水揚げされますアジ、サバなどを原料とした国内向けの水産加工品、それから養殖餌料、こういったものの製造がおおむね順調に推移しておりますほか、近年は中国や韓国、アフリカなどへの輸出がふえておりまして、全体的な輸出量も増加傾向にあると伺っております。 93 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  数字的なことを御説明いただきました。魚市場というものは、先ほど基本的なところで説明がありましたように、お魚を水揚げしていただいて成り立つというところなんですけども、持ってくる船につきましては松浦魚市場以外にも水揚げする魚市場の選択肢はあるわけでございます。  そこで、近隣のライバルとなる魚市場の現状についてお示しをいただきたいと思います。 94 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  近隣のライバルとなる市場の状況でございますが、松浦魚市場で水揚げされます魚は、五島西沖から対馬、済州島を初め、日本海、黄海などでまき網漁業により漁獲されますアジ、サバ、これらが多くを占めます。これらの漁場から近い魚市場として、長崎魚市場及び佐世保魚市場、さらには県外では佐賀県の唐津魚市場、こういったところが競合する市場になると考えられます。  これらの競合市場でのアジ、サバの水揚げ状況につきましては、年によって好・不漁の波がありますため一概には申し上げられませんが、各市場ごとの直近3カ年の水揚げ量の平均で申し上げますと、アジの水揚げ量においては松浦が約2万2,000トン、長崎が約1万8,000トン、佐世保が5,000トン、唐津が約1万トン、それから、サバにつきましては松浦が約3万3,000トン、長崎が2万トン、佐世保が9,000トン、唐津が1万4,000トンとなっております。  こうした中、各市場とも近年は衛生面の向上に取り組まれておりまして、長崎魚市場につきましては、松浦魚市場同様、閉鎖型荷さばき所の建設が現在進められている状況にあると伺っております。 95 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  長崎、唐津、佐世保というふうなライバルの魚市場があるわけでございまして、長崎も今、再整備をやっていらっしゃるというふうなことでございます。  現在、松浦魚市場に関していいますと、昭和54年10月の開場以来、施設の老朽化に対応し、さらに機能を向上させるべく再整備事業が実施されているということでございますが、この松浦魚市場再整備事業の事業目的及び事業効果等について御説明をお願いいたします。 96 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  松浦魚市場再整備事業の事業目的と効果についてのお尋ねでございますが、松浦魚市場再整備事業の目的につきましては、施設の老朽化が進んでおりますことに加えて、消費者の食品への安全・安心に対する意識が年々高まっておりますことから、衛生面での向上、さらには海外への輸出拡大を見据えまして、高品質・高度衛生管理型魚市場への転換を図るということを目的としまして、全国初となる水揚げから出荷まで一貫した完全閉鎖型の市場の整備に取り組んでいるところでございます。  事業の直接的な効果といたしましては、作業の効率化による労務時間の短縮など、水産物の生産コストの削減、それから、高度衛生管理によります漁獲物の付加価値向上、さらには、荷さばき所の増築によります作業環境の向上などが挙げられますほか、水揚げ量の増加に伴いまして周辺関連企業への波及効果についても大いに期待されると考えております。 97 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  多額の費用はかかっておりますけども、整備が着々と進められているということでございます。  このハード面の再整備事業につきましては、予算の確保も含めて一定のめどが立ったように思われております。  そこで今度は、それを生かすソフト面に少し目を向けてみたいというふうに思います。  先ほど来説明がありますように、魚をとるところから産地での選別、加工、あるいは鮮魚を出荷して消費地まで届けるという一つの水産業界のチェーン、つながりの中で、それぞれの段階で適正な利益を確保できるようにする、そのようなソフト事業が制度設計されているというふうに聞いてございます。  水産バリューチェーン事業と言われる水産庁の事業でございますが、この事業について概要を御説明いただきますようお願いいたします。 98 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  水産バリューチェーン事業でございますが、この事業は、輸出を視野に入れて、品質面、コスト面等で競争力ある流通構造を確立するため、生産と加工・流通が連携し、水産バリューチェーン全体で生産性を向上させる取り組みや、産地市場の統合・機能強化を促進する取り組み、国産水産物の加工・流通の改善と消費等の拡大、さらにはEU-HACCPへの対応等、これらを支援するという国の事業でございます。  松浦市におきましては、日本遠洋旋網漁業協同組合が中心となりまして、魚市場や都市部の小売業者と連携をしまして、当該事業を活用しての小売のニーズに合わせた水産物の生産体制の強化などの取り組みを検討していると伺っておりまして、市としましてもこうした取り組みに積極的に参画、協力してまいりたいと考えております。 99 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  魚の消費ということで国内消費の限定的な頭打ちといいますか、そういうふうなところが昨今語られているわけなんですけども、輸出を視野に入れた、EU-HACCPなどのことを検討しながら事業が進められるということでございます。生産と加工・流通が連携し、水産バリューチェーン全体で生産性を向上させる、こういった取り組みであるということで理解しておきます。  では、この松浦で、ぜひこの先駆的な取り組みが、今御説明がありましたように日本遠洋旋網漁業協同組合さんのほうでやっていただけるというふうなことでございますが、実現されるようにお願いしたいと思いますし、そのためには、一事業主体だけでなくて、多くの関係者、選別、加工、いろんなところを含めて、そういう方々の協力体制が必要かと思います。そのためのかじ取りといいますか、そういうところに今まさに市の役割というのが求められているんじゃないかと思いますので、よろしくお願いしておきたいと思います。  では、ここでもう一度ハード面の話に戻しますが、建築物の施設更新につきましては、その機能を維持、継続させながら建て替えるということになりますと、新たな場所が必要となります。このことを踏まえて、今回の再整備事業の対象になっている建物以外にも建て替えの必要、更新の必要があるというふうな建物はございますでしょうか。 100 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  今後更新となる施設についてのお尋ねでございますが、松浦市が管理します市場施設につきましては、今回建て替えを行いません荷さばき施設のD棟、こちらの建て替え、さらには駐車場の確保などが将来的には必要になると考えております。  また、日本遠洋旋網漁業協同組合が所有いたします施設につきましても、同様に今回建て替えを行いません第2、第3冷凍・冷蔵工場、こちらにつきましても将来的には建て替えが必要と伺っております。 101 ◯ 2番(和田大介君)  まだ建て替えが必要な建物があるということでございます。  ここでちょっと例え話になりますけども、例えば、学校施設などを建て替えるときには、よく運動場のほうに新しい校舎を建てて、そして、建てた後に校舎を解体して、また運動場にするというふうにすることが多うございます。何でかといいますと、学校の機能を保持したまま建物をやらなきゃいけない。仮設校舎を建てるというケースはよっぽど土地が広いときですね、そういうときに考えられるんですけども、今回の水産基地、松浦魚市場にしましても、その機能をそのまま維持しながら建て替えるとなると、新たな土地が必ず必要になってくるということなんですね。そして、その機能を維持したまま建て替えたところで機能を移して、その事業を継続していくというふうなことでございます。  現在の魚市場、隣接する加工団地は既に完売をしておりまして、今御説明がありましたように、魚市場内も手狭で、ともに十分な駐車スペースもないような状況であるというふうに認識しております。  また、今回の整備効果をさらに拡大させるためにも、新たな土地の確保は重要な課題であり、待ったなしの状況であるというふうに思われます。  そこで、今回の再整備事業の完成後、速やかに新たな水産加工団地を形成できる造成工事に着手することが必要と考えます。そのためには、松浦市にとって重要な水産基地としてはもとより、さらには大きく捉えて、調川港全体としての将来像を描く構想、基本計画を策定する必要があると考えますが、市長の御所見をお聞かせください。 102 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  今回の魚市場の再整備事業によりまして、魚の付加価値を上げ、これまで以上に多くの魚を水揚げしていただくことを目指しておりますので、この魚市場の再整備事業だけで完結するものではなく、水産基地全体としてこれら高品質な魚の十分な受け入れ体制や流通体制についても考えていく必要があると考えております。  また、周辺企業から新たな用地確保を望む声も伺っており、市といたしましても埋立護岸整備などの検討を進めてまいりましたが、財政状況が大変厳しい中、現在のところ見通しが立っていない状況であります。  まずは、この魚市場再整備事業をしっかり前に進めていくとともに、加工団地の造成なども含め松浦水産基地全体の生産性向上を目指した将来像について、国や県、また周辺の関係者の御意見を十分に伺いながら、本市の財政状況等を踏まえ、検討してまいりたい、このように考えているところでございます。(降壇) 103 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  財政状況が厳しいというのは、前回の質問項目でも重々承知しております。  ただ、1項目めの質問でお話しした地域経済構造分析講演会の資料において、松浦市で製造品出荷額の多い事業所が9社ほど挙げられておりました。資料の後ろのほうについとったんですが、うち5社はこの調川港エリアに存在する事業所でございました。  松浦市にとってこの重要な調川港の全体的な将来計画を早急に策定する必要があると思います。計画の策定、基本構想とか、基本計画というのは、予算立てができてすることじゃなくて、大きな絵を描く、将来的な絵を描くというのは今すぐにでもできることじゃないかなと。その絵を描いて皆さんにお示しした上で、順次事業化に進めていくということも必要じゃないかなと思いますので、構想の策定といいますかね、その思いということだけをある程度形にされる、このことをお願いしておきたいと思います。  次の項目に移ります。  3項目めになります。労働力の確保における行政の役割についてということでお尋ねをしたいと思います。  少子・高齢化の進行や大都市への人口流出によって、労働力の確保に支障を来している市内企業が数多くございます。  今お話をさせていただいた水産業界においても極めて深刻でありますし、農業、商工業における製造業、介護や保育など、あらゆる分野で労働力不足が叫ばれております。  そこで、今年度、議会の産業経済委員会が委員会活動として8月27日に実施した工業会との意見交換会、1月16日に実施した水産業界との意見交換会、これらで出された意見を参考にしまして、市内の事業者が確実に就労者を確保するために、市としてどのような役割があるかをお聞きしたいと思います。  数多くの視点、着目点が考えられますが、今回は住宅問題と外国人労働者の2点についてお尋ねをしたいと思います。  まずは、どちらの意見交換会でも住宅の確保を強く求める意見が出されておりましたので、市営住宅の現状についてお尋ねをいたしますが、市営住宅の空室状況と補修の状況についてお示しください。  また、公営住宅と定住促進住宅などの区別の数字もお願いいたします。 104 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  本市におきましては、1,075戸の市営住宅を管理しております。  現在の空室状況につきましては、老朽化などにより募集を停止している住宅40戸を除きまして、補修完了後に入居できる空室が90戸となっております。  90戸の内訳につきましては、公営住宅が61戸、定住促進住宅が29戸でございます。  以上でございます。 105 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  ここで問題となりますのが、今90戸と言われました補修完了後に入居できる空室、言いかえますと、補修を完了させなければ入居募集ができない空室のことであります。  相当数の補修が必要な空室があるわけですけども、民間でのアパート経営、賃貸経営ということで考えますと、放置できない状況であると思います。  補修作業の多くが2人しかいらっしゃらない営繕大工さんに任されているという実情はわかっておりますけども、補修が必要で入居募集ができない空室は、家賃を生まない遊休資産であるというふうに言えるかと思います。補修が必要な空室の数を減らすためには、一時的にその補修を建築業者等に外注することが有効な手だてであります。実は私の在職中にも一度補正予算で計上していただいたというふうな記憶があるわけですけども、補修のための外注費用、修繕費を追加補正で予算化すべきと考えますが、また、投資した費用というのは家賃収入として回収もできますし、入居者が市外の方であれば、別の税収にもつながります。そのようなことを踏まえまして、市長の御答弁をいただけたらと思います。 106 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  入居者の募集につきましては、年2回、8月と2月でございますが、この2回の定期公募を基本に、空室の補修が完了した住宅から、入居時期を明確にした上で実施をしておりまして、前回8月の定期公募における応募倍率は0.7倍となったところであります。  議員御指摘の空室補修の外注につきましては、過去の応募状況等を勘案した上で、入居希望者に必要な住宅数を確保するための予算を今議会に計上させていただいておりますので、今後とも適切に対応してまいりたい、このように考えております。(降壇) 107 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  確かに次年度の当初予算に修繕費というのは計上されてございます。ただしかし、これは外構などを含みます市内の市営住宅全体の1年間の維持管理するための修繕費でもありまして、入居募集前の空室補修分というのは限られているのが実情じゃないかと思います。  質問項目は労働力の確保における行政の役割についてということですので、対象となるのは定住促進住宅が主になるかと考えます。  できますれば、定住促進住宅の29戸分だけでも速やかに補修が完了し、タイムリーな入居募集ができますようにお願いしたいと思います。  それと、2月、8月の定期募集のことなんですけども、先ほど8月は0.7倍というのは、なかなか異動の時期ではない時期ですので、応募はそういう感じの倍率になるんですけども、2月とか、要するに年度を越えるところですね、そこら辺のところで人が動きます。ですので、そういうふうなところのタイミングを逃さず、住宅がないから松浦に来れなかったというようなことがないような、そういうふうなタイムリーな入居募集が適宜できることをお願いしておきたいと思います。  次に、外国人労働者の受け入れ拡大を目指します4月からの新制度についてお尋ねをしたいと思いますが、まず、2月20日に新聞報道されておりましたが、県出資法人などが設立した農業に就労する外国人の人材派遣会社が設立されてございますが、その概要についてお示しをいただきたいと思います。 108 ◯ 農林課長(吉田安秀君)
     議員御質問の農業分野におけます全国初となる外国人材派遣会社を農業サービス事業体株式会社エヌと申します。このエヌの設立の趣旨と概要につきまして、私のほうから御説明させていただきます。  まず、設立の趣旨でございますが、長崎県の農業産出額は全国で唯一8年連続増加をし、過去10年の伸び率でも21%となるなど順調に推移をしておりますけども、経営規模の拡大に必要な労働力の不足というのが大きな問題でございました。  このため、長崎県では、平成28年から国家戦略特区を活用して外国人労働者を農業の生産現場に派遣する農業サービス事業体の設立を目指してこられました。  こうした中、昨年の臨時国会におきまして改正出入国管理及び難民認定法が成立し、本年4月から改正法に基づく外国人就労が可能となりました。  このような状況を踏まえまして、長崎県が公益財団法人長崎県農林水産業担い手育成基金、それから、JAグループ長崎、県の公募で選定をされました人材派遣会社のアソウ・ヒューマニーセンターに出資を呼びかけまして、3者の共同出資によりまして、全国初となる農業現場へ外国人材を派遣する農業サービス事業体株式会社エヌが設立をされたところでございます。  株式会社エヌは、今年5月に人材派遣開始を目標に改正法に基づく受け入れ機関としての手続を進められているというふうに聞いております。  株式会社エヌの概要でございますけども、平成31年2月4日に設立されておりまして、現在2拠点体制で県北拠点を平戸市役所の田平支所内に、それから県南拠点を諫早市に置きまして、資本金は8,950万円、代表取締役は人材派遣会社アソウ・ヒューマニーセンター取締役の吉良克己氏が就任をされております。  今後、県内農家の需要調査や宿舎の確保、外国人材に係るベトナム国立農業大学校との調整などを行いながら、日本での農業の技術研修を終えた経験者を中心に雇用契約によりまして受け入れ、国内人材とあわせまして労働者派遣法に基づき、農業経営体、いわゆるJAさんでございますとか農業法人等に派遣を行う計画であるというふうに伺っておるところでございます。  以上でございます。 109 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  県におかれましては特区を利用して既に動きがあったということで、相手先のベトナムというところにも早くから働きかけておられたということで、全国に先駆けてこういう形の人材派遣会社が設立できたということでございます。  そこで、4月からの新制度でございますので、今現在、既に実施されている技能実習制度、それと、今回4月に新制度として発足する外国人労働者受け入れ拡大を目指す新制度、これは明らかに違うわけなんですけども、この内容についてどのように市として認識されているか、お尋ねしたいと思います。 110 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  既存の外国人技能実習制度につきましては、日本で培われた技能や技術を開発途上地域等に移転することで、当該地域の経済発展を担う人づくりに寄与するという事業でございます。  制度の内容は、外国人技能実習生が技能実習計画に基づいて、日本において企業などと雇用関係を結び、出身国では修得が困難な技能・技術等の修得、習熟を図るものでございまして、実習期間は大体通常で3年、最長で5年となっております。また、企業は、その外国人技能実習生の受け入れについては監理団体を通じて行うこととなっております。  一方、4月から施行される新制度では、人手不足の分野で一定の技能を持つ外国人を対象に特定技能という新たな在留資格を与えて、日本の受け入れ機関で労働者として就労できるようにするものでございます。特定技能1号の資格では、14分野において通算5年間在留して働くことができることとなっており、さらに建設と造船の2分野につきましては、特定技能2号の資格を取得することで、在留期間を更新し長期に就労することができる上、条件を満たせば配偶者や子どもと一緒に暮らすことも可能とされております。  なお、日本での就労に当たりましては、受け入れ機関、または登録支援機関がこの外国人労働者への支援を行うことになっております。  以上です。 111 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  そういう2つの制度が今まさに4月から並列になろうとしているわけなんですけども、工業会との意見交換会や水産業界との意見交換会におきまして、多くの職種に対応できる監理団体、または登録支援団体(人材派遣会社)、このようなものが設立できないかという御要望が挙げられてございました。  現状において、市外の監理団体に手数料を払って技能実習生を採用しているという市内企業がございますが、1項目めの地域内循環型経済に当てはめますと、市内資金の市外流出にほかならないというふうに考えます。  技能実習制度における監理団体は事業組合団体や商工会などの非営利団体に限定をされておりましたけども、新制度では登録支援機関については民間団体や個人事業主などの営利団体にも新規参入が可能ということで、ある意味ビジネスチャンスであるとも言われております。  あくまでも民間で事業化、設立されるようなことですので、市としての役割はどうかということなんですけども、国や県などの関係機関への仲介、法律・制度の解釈、そのようなことが今まさに市役所に求められているのではないかと思います。これが行政としての役割であるというふうに考えます。  このほかにも支援の方法は数多くあると思いますが、いずれにしましても、市が前向きで積極的な姿勢を示すこと、それが民間企業の労働力の確保に対する意欲を引き出すことにつながるというふうに考えます。  これらを踏まえまして、今後、さまざまなハードルもあり、さらに新制度に対する情報収集も必要かとは思いますが、松浦市内に監理団体や、または登録支援機関(人材派遣会社)などを民間が設立される、これを支援するようなお考えはございませんでしょうか、市長にお伺いしたいと思います。 112 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  外国人を受け入れるための監理団体、または登録支援の機関、こういったものを市として設置について支援をしていく考えはということでございます。  外国人技能実習制度における監理団体等の市内での設立について、一部の事業者から要望の声があることは承知しているところでございますけれども、監理団体にしても、新制度の登録支援機関にしても、議員御指摘のとおり、設立についてはさまざまな要件があり、簡単ではない、さまざまなハードルがある、このように承知しております。  また、昨日もお答えしましたけれども、さまざまな業種や多くの国に幅広く対応することになりますと、各国の言語に対応できる人員の確保の問題もあり、設立というものはさらに厳しくなってくるのではないか、このように考えています。  しかしながら、全く何もしなければ、まさに議員御指摘のとおり、企業が監理団体に支払っておられる監理料が市外に流出をしてしまうという状況は全く改善されないわけでございまして、このようなことから、先進地の事例等を調査いたしまして、関係機関等にも問い合わせをしながら、市としてどのような対応ができるのか研究をしてまいりたい、このように考えております。(降壇) 113 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございます。  この新制度による在留資格の特定技能というのは、4月から全ての対象分野に開放されるわけではございません。ほとんどの分野が2020年3月までに開始されるというふうになってございますので、まだ少し研究の時間はあるのかなというふうに思います。  労働力の確保における行政の役割として、積極的な支援策を、今、市長の御答弁にもありましたように、検討されることをお願いしておきたいというふうに思います。  地域循環型経済、これを第1項目めに据えまして、この3項目めに来るわけなんですけども、とにかく市内の資金を市外に流出させない、そのためのいろんな政策を一生懸命考えていけたらなと思っておりますので、ぜひこれも一つのビジネスチャンスと捉えて、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後の質問になります。  次に、施政方針の中から1点だけ御質問させていただきたいと思いますが、新年度に向けた組織体制ということでございます。  議案第5号に関連をしてしまうんですけども、1点、まず商工部門と観光部門の統合、それと、消防団事務を市長部局から消防本部へ移管するということに関して、どういうお考えでされたかというところをお示しください。 114 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  商工部門と観光部門においては、それぞれの専門性を高めるために、集中的に支援施策の推進を図るなど、近年における市の組織体制としては、産業別に担当課や室を設けることが通例でございました。  しかしながら、商工部門と観光部門との間には関連する事業も多く、ふだんから結びつきの強い団体も相当数あることから、行政としての視点を個別的なものから全体的なものに変えることで、より効果的な行政施策が実施できるものと考えております。  また、商工、観光の各部門のそれぞれが所有する地域資源の連携または融合により、質の高い新たな資源や発想が生まれるなど、商工、観光部門全体に波及的な効果をもたらすことも期待がされます。  そこで、庁内2つの関係部署を統合し、マンパワーを結集することで、新たな部署に安定性と柔軟性、機動力を備えつつ、商工、観光部門において一体的に事務事業を進めていくことにより、機能的かつ効果的に地域経済の活性化を図ってまいりたいと、このように考えています。  次に、消防本部への消防団事務の移管についてでございますが、消防本部と消防団のいずれも消防組織法に基づき設置された組織であり、関係性も強く、住民の安全と安心な暮らしを守るという重要な役割を担っております。  消防本部内に消防団事務が移管されることにより、組織間の連携強化が一層図られ、平常時、非常時を問わず、より充実した消防活動が展開できるものと、このように考えているところでございます。(降壇) 115 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  それでは、あと1点、福島支所と鷹島支所の部署の再編についてということで施政方針の中に出ていたわけなんですが、これは多分、条例でないので議案に出てこなかったのかなと思うんですけども、その両支所の部署の再編について、そのお考えをお示しいただきたいと思うんですが、あわせてまた、先月の新聞報道で平成の大合併に関する自治体アンケートとして、本市の回答が掲載されてございました。合併に関して本市は、どちらかといえば弊害のほうが大きかった、弊害としては住民サービスの低下と回答されておりまして、旧町の役場が市役所の支所となり、権限が弱まったことで、手続のスピードが落ちたと、このような紹介がされておりました。  このことに関する市長の御所見もあわせて御答弁をいただければと思います。 116 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  福島支所及び鷹島支所の再編につきましては、これまでの2課4係から1課2係に集約することで、スケールメリットを生かした支所業務の充実と安定を図りつつ、スムーズな組織内の連携に加え、指揮命令の系統をよりシンプルなものにすることで、効率的でスピード感のある行政サービスの提供に努めてまいります。  また、支所長の下に支所課長を置き、支所長の課長兼務を解消することで、支所長自身がその職務に専念し、管轄する地域や職場に対し十分な目配りを行い、地域活性化の主導的な役割を担うなど、その責務を全うさせたいと考えているところでございます。  また、さきの新聞報道に関する御質問でございますけども、さきの新聞報道において、平成の大合併に関するアンケート調査の結果として、松浦市の合併は弊害が大きかったように取り上げられました。  このアンケートにおきましては、成果についてもしっかりお答えをしておりますが、弊害のみが取り上げられた、このように感じております。  確かに、合併により、福島・鷹島の両支所における手続のスピード感が落ちたことに対しては御指摘をいただいておりましたので、このたびその見直しを行っているところでございます。  一方、合併による効果は、財政基盤の強化が最大のものである、このように考えております。  加えて、合併をしたことによって確保できる財源をフルに活用し、学校施設の整備を初め、さまざまな施策が展開できておりますので、合併の成果は十分にあった、私はそのように捉えているところでございます。 117 ◯ 2番(和田大介君)  ありがとうございました。  新聞報道が若干偏ったような表現にされていたのかなと思ってちょっと気になったので、ここは市長の御所見を伺いたいということで答弁を求めました。  私もその合併当時に在籍しておったわけなんですけども、今おっしゃられるような効果というのは十分感じておりますし、弊害があった、それもまたしかりかなと思っております。  そのようなことを乗り越えて、今、松浦市があるわけでございますので、今後ともこの松浦市が合併をしたことによって発展していくと、このような形であればなというふうに思っております。  質問の内容は以上で終わるわけなんですけども、この議場に今回3人ほど今議会で勇退される方がいらっしゃいます。石井消防長、辻課長と川上課長ですかね。まだ議会は15日までありますので、気は許せないと思いますけども、今月で松浦市役所を御卒業ということで、大変お疲れさまでございました。私も2年前に経験をいたしまして、ほっとしたような、ちょっと寂しいような、そんな気持ちであったかと思います。来月、4月からは市役所の職務を離れられるわけなんですけども、今までの経験を生かして今後とも松浦市にとっていろいろお力をいただければと思っております。ともに頑張りましょう。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。    (和田議員 一般質問席 降壇) 118 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって和田議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時13分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 119 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、7番・徳田議員の登壇を願います。  (徳田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 120 ◯ 7番(徳田詳吾君)  皆様こんにちは。清風会の徳田でございます。きょうの長崎新聞に、2日、3日に行われました福島つばき祭りの記事が載っておりました。市の花でありまして、今後もっと盛り上げていければと思っているところでございます。  先月24日に行われました松浦市民駅伝を盛り上げるために、福島陸上協友会チームで4区3.2キロメートルを走らせていただきました。何とか完走できました。長距離走は最後まで諦めないことと思っております。今回も最後まで諦めずに質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。頑張ります。  それでは、質問を行います。  第1項目めは道路の整備についてであります。  道路の整備については毎回のように質問をさせていただいておりますが、今回は市道5路線としておりましたが、聞き取りの折に追加して市道6路線と県道について質問をさせていただきます。  1路線目は、市道尊光寺線についてお尋ねします。  市道尊光寺線については、長年難航する用地交渉を行い、今回やっと隣接地の方に用地買収を行っていただき、道路用地については御寄附をいただくこととなりました。地権者の方には御協力いただき、大変ありがとうございます。市からの用地買収よりも、市への寄附のほうが計画の進め方が早いとお聞きし、新しい地権者に無理にお願いし、御寄附を願ったところでございます。  一昨年12月議会で質問しましたが、来年度から測量設計を実施するとのことで、設計ができたとのことで、昨年11月22日に用地の立ち会いが行われました。単独予算での対応になるので、予算がつくのか厳しいとの説明でございましたが、数十年も用地交渉を重ね、御寄附までいただいております。この機会を逃すと、また用地の相談が厳しくなるのではないかと心配しております。今後の予算の見通しをお聞きできればと思います。 121 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  市道尊光寺線の今後の動きについてお答えをいたします。  議員がおっしゃられたとおり、地元関係者の皆様の御尽力によりまして、長年の課題でありました用地の問題が解決したことを受けまして、狭小カーブ解消にかかわる測量設計業務委託を平成30年11月に終えることができました。  また、地元関係者の皆様との現地での確認、協議も調いましたので、平成31年度の工事着手に向け、今議会へ関係予算を計上しております。 122 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございます。  早急に着工ができ、緊急車両等が一日も早く通れるようになることを願っております。  2路線目は市道平野半島線についてお尋ねします。  9月議会で市道平野半島線の通行どめについて質問をしておりましたが、地すべりの兆候があり、観測業務等を続けて工法の検討をしており、国との事前打ち合わせが10月中旬ごろに行われる予定とのことでしたが、その後どうなりましたでしょうか。 123 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
     市道平野半島線の災害復旧につきましては、平成30年7月5日から6日にかけて発生しました230ミリの梅雨前線豪雨により路面に大きな段差が生じたことを受け、車両の通行が不可能となりまして、現在も通行どめを継続している状況でございます。  現地調査を行った結果、約80メートルの区間で路面及び補強土壁と言われる盛り土部が被災していたため、災害報告を行い、調査設計を進めてまいりましたが、被害規模が大きいことや原因究明のために地質調査及び変動量の監視データが必要となったため、これにかかわる一定期間の調査に時間を要しました。  さらに、このデータをもとに学識経験者の意見聴取や災害査定前の事前打ち合わせに不測の日数を要したため、災害発生より半年ほど経過した昨年12月末に災害査定を終えることができました。  現在は工事の入札を終え、現場着手の準備を行っている状況です。  標準的な工事期間では着手より9カ月程度を要するものと考えておりますが、一日も早い復旧完了に向け、努力してまいりたいというふうに考えております。 124 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございます。  この道路につきましては、九州北部一円へのガスの緊急時輸送道路になっております。早急な復旧を望むものでございます。  3路線目は市道此の浦線についてお尋ねします。  この路線についても平野半島を一周する道路を担っており、災害により、先ほどの平野半島線と二重に通行どめになっている状況にあります。この道路の災害復旧の予定はどのようになっておりますか。 125 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  市道此の浦線につきましても、市道平野半島線同様、平成30年7月の梅雨前線豪雨により被災を受けました。被害の状況ですが、約80メートルの区間で井桁擁壁に大きな亀裂や傾きが発生し、路面に大きな段差が生じたため車両の通行が不可能となり、現在も通行どめを継続している状況でございます。  被害規模が大きかったため、直後より現地測量や地質調査、変動量の観測を行い、そのデータをもとに県及び学識経験者との協議を重ねた結果、被災原因は地すべりであるとの見解が示されましたが、短時間のデータだけでは地すべりの範囲、または規模などを特定することができなかったため、災害査定を行わず、継続調査を行うこととなっております。  今後は降雨後の状況把握に努め、地すべりの範囲、または規模などの特定ができた時点で災害査定を受けることとなります。  通行どめ期間が長期化しておりますので、作業ロスがないように、今後の状況把握を的確に行いながら、一日も早い復旧完了に向けて努力してまいりたいというふうに考えております。 126 ◯ 7番(徳田詳吾君)  大変でしょうけれども、地元の人からたびたび要望もあっております。大変困っておられますので、ぜひとも一日も早く査定を受けて着工できますようにお願いをしておきます。  4路線目は市道土谷鯛の鼻線についてお尋ねをします。  市道土谷鯛の鼻線は、現在、養源保育所付近の交差点を工事中ですが、旧養源小学校方面から来た場合、鍋串方面へ、また、逆方向へはスムーズに曲がれるようになりますでしょうか。 127 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  市道土谷鯛の鼻線の改良事業についてでございますけども、市道土谷鯛の鼻線の全体計画延長は、起点となる鯛ノ鼻別道バス停側から終点側となる峠バス停付近までの1,440メートル、幅員は7メートルの計画となっております。  平成30年度につきましては、218.7メートルの工事区間内で起点山側ののり面工事、道路拡幅に必要な擁壁築造工事を行っております。  また、議員から今御質問がございました起点側となります県道との交差点につきましては、鋭角に接続しているため、形状が悪く、非常に危険な状況にあることから、改善が必要と判断し、交差点改良に伴う交差点協議を道路管理者及び交通管理者と行いました。  またあわせて、現在運行している路線バスの鍋串地区側からのスムーズな進入についても検討を行いましたので、完成後は安全性が高く、路線バスの円滑な運行ができることとなると思います。 128 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今の交差点の箇所につきましては、昭和40年代に地すべりを起こして、当時、消防団などが出動するなど大変な状況でございました。上部、下部とも丁寧に仕事をされているようですけれども、安全の確保は完全にできているのでしょうか。 129 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  現在、起点付近で行っている山手側につきましては、大きな切り土斜面となることから、地質調査を行った上で構造物としての安定計算を行い、経済性、施工性を含め複数の工法による比較検討を行った結果、現在施工している工法を採用しております。  平成30年度の工事につきましても、現在の道路高さ付近まで同様の工法による施工を実施している状況でございます。 130 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それを聞いて一応安心いたしました。工事に結構期間を要しておられるようですけれども、鯛の鼻の分かれ道まではあと何年ぐらいかかるんでしょうか。また、全体の計画はできていますか。 131 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  現在、第1期工事区間としまして、起点側から500メートルの整備を進めております。そこの第1期工事の箇所につきましては、平成33年度までの計画予定というふうに予定を立てております。残りの第2期区間につきましては、全長で900メートルございまして、平成32年度から平成40年度までの事業計画予定というふうになっております。 132 ◯ 7番(徳田詳吾君)  もっと早くできないかと思うんですけれども、今の第1期の500メートルに入るかどうかわかりませんけれども、旧養源小学校の跡地の活用につなげるような計画になっているかどうか、その辺をお尋ねできますか。 133 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  現在の500メートルといいますのが旧養源小学校よりかなり手前になりまして、途中、水道施設が、原山の水源地というのがございますが、そのちょっと先までの広くなったところまでの計画ですので、現段階ではそこまでの計画は入っておりません。 134 ◯ 7番(徳田詳吾君)  計画に入っていないということですけども、その付近になれば、ぜひともそういった旧養源小学校の跡地活用にもつなげられるような計画でよろしくお願いしたいと思います。  5路線目は市道祝崎新田線についてお尋ねをいたします。  この路線についても、一昨年12月議会で質問しましたが、今回、川下議員のほうに再度相談があったとのことで話し合いをしました結果、私のほうから質問されたほうがよいのではないかと川下議員のほうからもございましたので、私のほうから質問をいたします。  市道祝崎新田線は、市道大山白土線の中を大型車が通れないため、福島の東側、里方面からと福島の中央部の市道福島中央線から来る大型車が通っており、道路が狭くカーブが急な箇所があり、交通事故も多発しており、道路の改良ができませんかと質問しましたところ、現在、土谷鯛の鼻線に着手しており、完成のめどが立った時点で区長会、地域の皆様の意見を聞かせていただき検討したいとの回答でありました。  しかし、以前は福島で2カ所、3カ所同時に工事をしていただいておりました。私が見る限り、市道祝崎新田線は工事費は余りかからないようです。重要な路線で効果が早急に出やすい場所です。早く計画し、効果を上げるべきと思いますが、どうでしょうか。 135 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  前回の答弁でも申しましたとおり、先ほど議員がおっしゃられたとおりなんですけども、市道土谷鯛の鼻線に着手しておりますので、この事業を早期に完成させるよう努力をいたしまして、次期計画路線につきましては、完成の見通しが立った時点で、区長会を初め地域の皆様の御意見を十分に聞かせていただきながら、次期改良路線の選定について検討してまいりたいというふうに考えております。 136 ◯ 7番(徳田詳吾君)  先ほど市道土谷鯛の鼻線は平成42年度までかかると言われましたけれども、そんなに待つとまた事故が起きるのではないかと、とても心配でございます。地元の人はとてもそんなに長く待てないと思われますけれども、もう一度、何とか検討できませんか。 137 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  現在の市道の改良率といいますのが、まだ40%台ということで、かなり改良がおくれているという状況でございまして、松浦市内各地域でも多くの改良路線の要望をいただいている状況でございます。現時点においては、まず土谷鯛の鼻線を完了させていただいて、次の路線に入っていきたいという方針でいきたいと思っております。 138 ◯ 7番(徳田詳吾君)  川下議員、こんなに厳しく冷たい答弁です。要望された方に説明をよろしくお願いします。  早期に計画をして進めていただきますよう再度お願いしておきます。ぜひともよろしくお願いいたします。  6路線目は市道福島中央線についてお尋ねをいたします。  この道路は福島の中央部を縦断する重要な幹線道路になっております。今山神社や大山展望台に行く場合には、この道路を使います。観光の振興の面からも重要な道路となっております。入り口の老人ホーム健禄園から大山展望台入り口までは路面の傷みがひどい箇所が多く、また、ガードレールも傾いていて危険な状況にあります。路面の補修とガードレールの整備ができませんでしょうか。 139 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  市道福島中央線の舗装補修とガードレールについてでございますけれども、議員御指摘のとおり、市道福島中央線における損傷箇所につきましては、老人ホーム健禄園前の県道入り口から大山入り口の最初の交差点のところまでの区間において症状が発生しておりまして、その現地の確認を行ってきたところでございます。  まず、路面につきましては、長い年月によって経年変状したものや、亀裂発生によるアスファルトの剥離、沈下、損傷が見受けられるため、緊急性の高い部分については予算の範囲内の路面補修を行ってまいりたいというふうに考えております。  次に、ガードレールについてですが、こちらについても設置後の経過年数が長くたっているため、谷側のり面の変状に左右され、支柱の傾きや沈下によるレールの狂いが目立っており、安全施設としての機能を失いかけている状況でございました。  ガードレールについては交通安全施設であるため、関係課とも協議を行い、改善方針について検討してまいりたいというふうに考えております。 140 ◯ 7番(徳田詳吾君)  市長さんは福島の美しい自然をそのまま楽しんでもらうことが重要だと言われますけれども、路面が傷み、ガードレールが危険な状態にある中で、歩いても、自転車に乗っても危険では楽しくないと思います。どうでしょうか。 141 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  徳田議員の御質問にお答えをいたします。  全体を通しての道路についてのお尋ねであろうかと思いますけども、まずはこの福島中央線については、私も先日、ここを通ってガードレールの状況を確認いたしました。確かに課長が報告いたしましたとおり、非常に谷側への傾き等々もありまして、交通安全施設としての機能を失いかけている、まさにそのとおりでございますので、この点については事故が起きる前に対応していかなければならないと感じたところでございます。  一方で、確かに御指摘のように、道路幅員が狭く、安全通行には支障を来すようなところがあるという点は承知しておりますけれども、まずは市民の皆様といいますか、外から福島を訪れていただく方については、やはり安全なルートをしっかり御紹介していくということが大切だと思っておりますし、私も先般歩きましたし、電動アシスト自転車にも乗って、2回、福島を一周いたしました。そういった中で危険だと思うところはそういったマップ等に載せないで対応しなければならないと思います。  一方で、市民の皆様方から数多くの道路整備の御要望をいただいております。一つ一つ必要であることは十分認識しながらも、限られた予算の中でやはり緊急性、採算性、こういったものを考えていかなければならないということから、今、課長が申し上げたような対応になっているところでございます。どうか御理解をいただきたいと、このように思います。(降壇) 142 ◯ 7番(徳田詳吾君)  予算も厳しいでしょうが、道路の整備をぜひともお願いしておきます。  県道喜内瀬鍋串辻線の里工区のことについてお尋ねをいたします。  工事は着々と進んでいるようですが、以前からの用地交渉で残りの用地が難しかったと思っておりますが、現在どのような状況でしょうか。県道ではありますが、市としての対応はどのようにされておりますか。 143 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  県道喜内瀬鍋串辻線の県営事業として実施されております里工区につきましては、平成19年度から事業に着手されておりまして、総延長980メートルの計画のうち、起点側、里バス停付近から320メートル区間と、終点側、浦川から420メートル区間の計740メートルについては既に完成をし、供用開始されているところでございます。  平成30年度事業としては、既に工事が発注され、里寺の下バス停付近110メートルの改良工事が進められておりまして、平成31年度には完成予定と聞いております。  これにより、平成32年度以降の着手予定となる区間は残り130メートルというふうになります。事業主体である県北振興局へこれまでの経過を確認したところ、多くの問題があるため、未改良区間の一部においては、今後の事業進捗に大きく支障が出るものと考えております。  県北振興局におかれましては、問題解決に向け、これまでもさまざまな対応をいただいておりますが、解決には至っておらず、行政だけでの解決はかなり厳しい状況でございます。市としましては、地域皆様と協議しながら、何らかの解決の糸口がないか検討してまいりたいというふうに考えております。 144 ◯ 7番(徳田詳吾君)  3年ほど前に地権者とお会いしてお話をお聞きしたことがございます。何かよくわかりませんが、昔のことをおっしゃっておられたように記憶しております。原因を調べて誠心誠意取り組んでみる必要はありませんか。 145 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  県のほうからお聞きしました今までの対応を見ておりますと、かなり厳しい状況ということには変わってはいない状況でございます。県のほうといたしましても、行政だけではとても進めていけないということでございますので、地域の皆様と協議をしていきたいというふうに考えております。 146 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私が市職員のころ、先ほどの市道尊光寺線の用地交渉で誠心誠意お話を聞いて進めたところ、所有権で問題があり、土地の権利書を要らないからといって私に上げますと預けられました。私も対応に困りながら、一応預かっておりましたけれども、定年を迎え、お返しいたしました。定年後しばらくしてから、この市道尊光寺線の件に関して弁護士より連絡があり、これに対しても誠心誠意対応してまいりました。このことが長年かかりましたが、用地の解決につながったのかなと思っております。当然、ほかの方々の御協力もございました。  この県道のことについても、私で役に立つかどうかわかりませんが、協力できるところは協力してまいりたいと思いますが、市としてはどのように思われますか。 147 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  本路線は、まずは県道でございますので、県において対応いただくということが第一義であろうと思っています。一方で、松浦市内を通過する道路でございますので、松浦市としても県と歩調を合わせてしっかり取り組んでいくということでございます。現状においては、課長が申し上げましたとおり、なかなか行政だけの努力では難しいという状況でございまして、地域の皆様の力をおかりしたいという状況でございますので、議員を含め、地域の皆様方にそういった御助言、御協力いただけるのであれば、しっかりとその御助言を賜りながら、御協力いただきながら、この問題が解決するように取り組んでまいりたいと、このように考えております。(降壇) 148 ◯ 7番(徳田詳吾君)  用地の話をするのはとても難しいでしょうけれども、話し合いの場を設けることができるかわかりませんが、地元議員として私もできることがあれば協力してまいりたいと思います。  第2項目めは福島小中学校の改築事業についてであります。  一昨年11月1日にオープンスクールで小学校を訪ねたところ、新築の壁面にクラック、亀裂を発見し、一昨年の12月議会の一般質問で発言したところ、─────────────────────────────────────────────────────────────────────────毎回、議会で質問をし、今回で6回目でございます。───────────────────────────────────────対応は進まずにクラック、亀裂がどんどん進んでおります。その後、第三者委員会的なものを設置し、対応したいとのことで、お任せするつもりでおりましたが、その後も新たなクラックが発生したとお聞きしましたので、11月6日に確認したところ、給食を搬入する部屋の一度補修したところに再度クラックがありました。それから後も便所に発生したとお聞きしましたので、12月3日に出向きましたところ、中学校棟の職員便所にクラックの発生を確認しました。ほかにもございました。外壁を見回りますと、クラックの箇所にクラックからしみ出たような雨による汚れのような跡が幾つか確認できました。中の鉄筋に影響がなければと心配するところですと前置きし、その後の対応状況はどうなっていますか、第三者委員会はできましたでしょうかと聞いたところ、第三者的な業者に調査を依頼したとのことでありました。その結果、共有棟の西側だけで66カ所確認したとのことでありました。  共有棟の北側、東側及び小学校棟は既に補修したところもございますけれども、何カ所くらいあったのでしょうか。 149 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  小学校棟及び共有棟のクラック発生箇所数ですが、共有棟については西側外壁が66カ所、北側外壁が11カ所、東側外壁が25カ所、南側外壁が6カ所で合計108カ所でございます。  小学校棟については南側外壁が14カ所、東側側壁が3カ所、北側外壁が8カ所、屋上階段室が7カ所で合計32カ所です。  なお、小学校棟には東側外壁はございません。  共有棟と小学校棟の外壁クラックの合計は140カ所となりまして、場所としては共有棟西側外壁にクラックが比較的多く発生している状況でございます。 150 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そのくらいのものですかね。私が補修箇所を見ると、もっとあるように感じるんですけれども、もっとそれの2倍か3倍あるんじゃないですか、どうですか。 151 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  数につきましては、第三者的なコンクリート専門業者に依頼したときに確認した数でございまして、それが去年の11月、12月ごろの箇所数になっております。  それから、確認は私はいたしておりませんが、ふえた可能性はあるかと思います。
     以上でございます。 152 ◯ 7番(徳田詳吾君)  クラック、ひび割れの発生状況を分析して傾向はわかりませんか。例えば、下のほうに多いとか上部のほうに多いとか、わかりませんか。 153 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  クラックについては比較的満遍なく躯体のほうに入っておりまして、どちらのほうに集中しているかというのは、調査の結果、そこまでは確認しておりません。 154 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ある専門的な人に聞いたんですけれども、上部のほうに発生が多いんじゃないかというふうに聞いたんですが、そういった上部にクラックの発生があれば、クラックの原因は大体わかるということでしたけれども、言うわけにはいかないということでありました。調査を行われた株式会社第一検査工業に確認できませんでしょうか。 155 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  今からの確認ということでしょうか。 156 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今答えられなければ、今からでも、後日でも確認してお願いしたいと思います。 157 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  詳細につきましては、もう少しどこに多く出たかというのは確認させていただきます。  以上でございます。 158 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私がずっと質問してきたんですけれども、前回以降の状況は確認してありますか。 159 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  前回以降も確認はいたしております。 160 ◯ 7番(徳田詳吾君)  その結果はどうだったですか。 161 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  委託業者が調査したときに新しく発生したクラックについては確認はいたしておるところでございます。 162 ◯ 7番(徳田詳吾君)  クラックには縦、横、斜めいろいろあったんですけれども、一番危険と思われるクラックについてはどのクラックが危ないと思われますか。 163 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  構造的に重要となる柱、はり、その部分に不規則に入っているクラックについては非常に問題があるクラックだと考えております。 164 ◯ 7番(徳田詳吾君)  不規則と言われたんですけど、私がよく見ていなかったんですけども、第一検査工業の調査では柱に、横にあったんですが、私は2月14日に確認したんですけども、ある専門家に聞いたら、縦、横、斜め、どれが危険ですかと言ったら、横のほうが危険というふうな感じで聞いたんですけれども、玄関のところの柱に横にあるんですよね。それについてはどう思いますか。 165 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  柱部分の水平クラックに関しましては、水平方向かつ外側に発生しておりまして、ひび割れの長さが約50センチ、平均幅が0.22ミリメートル、最大でも0.25ミリメートルになっておりまして、さび汁や遊離石灰の析出は見られていない状況です。調査を行った専門業者からは、クラックの形状及び発生位置から判断し、柱の上下がはり及び基礎に拘束されていることにより生じるコンクリートの収縮ひび割れと判断する旨の報告を受けております。 166 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そういうことであれば、危なくないということですね。  今まで外側のクラックの話しかしてきませんでしたけれども、そこにきのう写真を上げたと思うんですが、屋上に上がっていく階段の内側に漏水の跡みたいなのがあるんですけど、このクラックについてはどう思われますか。 167 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  このクラックにつきましては、乾燥収縮によるひび割れということで考えております。 168 ◯ 7番(徳田詳吾君)  乾燥収縮かもしれんですけど、これは雨が内側から出てくることはないんですよね。外側から入らんと内側には出てこないんですよね。水道管か何か入って、漏れているんですか。外側の水が入って、内側に出ているんですよ。  あと、これは私、屋上に上る階段で確認しましたから、内装がありません。各部屋には内装で隠れて見えないと思うんですよね。ですから、この室内での、特に2階ですね、1階まではいかないと思うんですけど、2階での内装をしてあるのでわからないと思いますけども、この内側の調査が必要であると思われませんか。 169 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  外壁の調査から構造的に問題はないという結果が出ていますので、内側につきましては調査等は行わなくてもいいというふうに考えております。 170 ◯ 7番(徳田詳吾君)  屋上に上ると、外壁の続きの立ち上がりがありますね。その内側にもひび割れがあるんですよね。もしも、それが下まで行っておったら、今の段階では少量かもしれませんけど、内側に漏水する可能性が物すごくあるんですよね。今までいろいろ古い建物になりますけども、漏水で困ってきたところはやはりそういったところがだんだん拡大してなってきたと思うんですよね。ですから、最低でも内側を調査してくださいよ。 171 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  まずは、現場をしっかりと確認させていただきたいと思っております。  以上です。 172 ◯ 7番(徳田詳吾君)  よく調査してください。そして、きちっと回答してください。  写真を渡しているのでわかると思いますけども、小学校棟、共有棟両方の屋根と、それから、中学校の屋上の施工法が違いますね。これはなぜですか。 173 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  小学校棟及び共有棟の実施設計時に、屋上に太陽光パネルを設置する可能性が検討されていたため、小学校棟、共有棟、それと中学校棟の屋根については若干仕上げが違っております。  以上でございます。 174 ◯ 7番(徳田詳吾君)  本当ですか。小学校棟と共有棟でクラックを見て、施工法を変えたんじゃないですか。どうですか。今の太陽光のためだけですか。 175 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  設計時から施工方法は変えておりません。 176 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今の小学校棟、共有棟の屋根を見る限り、もう将来漏水する可能性が非常に心配するんですよね。これは何とかならんですか。 177 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  屋根には防水アスファルトを施工しており、その上に調整用のモルタルを打設しております。ですから、経年劣化、あとは収縮によるひび割れが発生しても、防水層できちっと止水はされていると思います。  以上でございます。 178 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今の残りの西側ですかね、運動場側の66カ所については今後、補修するということですけれども、その補修をした後、そこに写真を上げておるのを見たらわかると思うんですけども、傷が見えるんですよね。これの対応はどう考えますか。 179 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  まず、クラックを補修しまして、そこで構造的に問題がないように回復できるなら、新たに塗装をする必要はないと考えております。  以上でございます。 180 ◯ 7番(徳田詳吾君)  補修が終わっても継ぎはぎだらけで残すんですか。見ばえはどうするんですか、新築で新しくできて、継ぎはぎだらけでどうするんですか。  前の担当の星野課長、あなた、この継ぎはぎだらけのが自分の家だったら受け取るんですか、ちょっと答えてください。 181 ◯ 議長(椎山賢治君)  徳田議員、通告なかでしょう。 182 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  現在は担当課長ではございませんので、お答えは控えさせていただきます。 183 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そしたら、入札関係の担当の副市長、答えてください。あなたはこういう状況のを受け取りますか。 184 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  私が担当いたしました入札及び契約時、こういった事務手続には特段問題はなかったというふうに認識をいたしております。結果の受け取りにつきましては、これはきちっと担当技術職員が所定の検査をして受け取ったというふうに認識をいたしておりますので、その結果に基づいて受け取ってまいるということでございます。(降壇) 185 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私が聞いたのと答えが違うでしょう。あなたのうちだったらどうしますかと、受け取りますかと聞いたんですよ。 186 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  そういった個人的な、しかも仮定の中においての質問に答えるわけにはまいりません。(降壇) 187 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひともこの継ぎはぎだらけで残さずに、きちっと後の対応をお願いしますよ。  工事の評価についてお尋ねします。  工事完了検査をして評価したら点数をつけられます。評価結果を見せられますかと聞いたところ、施工業者のみに送付しており、見せられないとのことでありました。長崎県では公表してありました。松浦市は何と閉鎖的で隠蔽体質なのかと思い、つくづく仕方なく情報公開条例にのっとって資料の公表をしてもらいました。基準点65点、工事関係では福島小中学校校舎改築小学校棟建築工事が74点、福島小中学校校舎改築共有棟建築工事が73点、福島中学校校舎改築建築工事が74点、福島小中学校屋内運動場改築建築工事が72点、監理業務委託では福島小中学校校舎改築工事監理業務委託が67点、福島小中学校校舎改築共有棟工事監理業務委託、これがちょっと確認できませんでしたけれども、福島中学校校舎改築工事監理業務委託、これが81.7点、福島小中学校屋内運動場改築工事監理業務委託が81点、これは基準点が65点として点数つけてありますけど、これは満点点数は幾らですか。 188 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  成績評定についての御質問ですけども、松浦市におきます建設工事成績評定につきましては、松浦市建設工事成績評定要領に定める工事成績評定指針により算出することとなります。施工体制、施工状況、出来型及び品質、できばえの4項目において、加点減点を行う要領で算出し、加点減点がない場合で評定点は65点となり、加点の最高点で計算した場合の評定点は97点というふうになります。 189 ◯ 7番(徳田詳吾君)  97点。ちょっと微妙にわかりづらいですね。私としては100点満点の評価基準になれておりますので、100点に換算してほしいと思いますけれども、97点ですので、ほぼ100点で見ていいのかなということで思っております。  ただ、今後、ちょっと今の建物がクラック、ひび割れが多くてひどい状況ですね。あんなひどい状況でいいのかなと思うんですよね。今後、再度評価し直す考えはないですか。 190 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  12月議会でもお答えしましたとおり、松浦市建設工事成績評定要領におきまして、再評定についての定めがないため、現在のところ、再評定については考えておりません。 191 ◯ 7番(徳田詳吾君)  2月13日の臨時議会で松浦市市民福祉総合プラザ整備事業新築工事建築主体工事の請負契約の議案の折に質問して納得できませんでしたので、午後より県北振興局に指導を受けに参りました。その折に工事の評点の仕方についてもお聞きをしてまいりました。工事成績評定書の中で7項目に配点し、100点満点になるようにしてありました。評価の中身もある程度わかるようにしてありました。そして、それを公表しているとのことでありました。  この工事評定と公表について長崎県に準じて変える考えはございませんか。 192 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  議員がおっしゃるとおり、成績評定の仕方、また、通知の仕方、公表の仕方というところが県と相違している状況でございます。現在、工事成績評定につきましては、評価結果の発注者間の相互利用を促進するため、評価項目、評価方法などの標準化を進め、データの共有化を図るよう、長崎県内の発注者機関による検討会議が開催されております。松浦市においても、この検討会議に参加しながら、標準化に向けた準備を行っているところでございます。  この標準化に向けた作業の中で、評定点の通知でございますとか、評定点の公表といった点もあわせて検討してまいりたいというふうに考えております。 193 ◯ 7番(徳田詳吾君)  長崎県のほうでは、瑕疵等があった場合には工事成績再評定書で再評定も行えるようになっておりましたけれども、契約関係も長崎県に準じているとのことで2月13日の回答でもございました。長崎県に準じて再評価についてもする考えはございませんか。 194 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
     先ほど申しました標準化の作業の中で検討してまいりたいというふうに考えております。 195 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今からつくったものでは、さかのぼってまでの再評価はしませんか。 196 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  しないというふうなところで考えております。 197 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私としてはどうしても再評価をしてほしいんですけれどもね。  それでは、施工体制についてお尋ねをいたします。  情報公開の折にあわせて施工体系図、下請業者関係についてもいただきました。市内業者をどのくらい使用されたのかを確認いたしました。福島小中学校校舎改築小学校棟建築工事、これにつきまして下請が33社のうち市内業者4社、福島小中学校校舎改築共有棟建築工事、下請業者38社のうち市内業者4社、福島中学校校舎改築建築工事、下請27社のうち市内業者3社、福島小中学校屋内運動場改築建築工事、下請38社のうち市内業者4社。全部足しますと、136社のうち市内業者15社、これは工事の量にはちょっと関係しないと思いますけども、単純に業者の数でいきますと、率にすると1割、11%、どこの業者の人かわからない人が多いと聞いておりましたが、これほどとは思いませんでした。市内業者育成と言われますけれども、これで市内業者育成と言われますか。 198 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  今回の建築工事における一次下請業者の市内業者従事率は、おおむね25%から30%となっております。下請業者で市内業者の従事率が低い原因としましては、建築工事に関して工事の各工種が細分化、専門業者化した分担制となっておりまして、松浦市内においてこれらの専門業種に従事できる業者が少ないことなどが原因と考えられます。 199 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今後の市内業者育成について、副市長、今後どうされますか。 200 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  私どもが指名委員会等で議論する際に、今、担当課長が申しましたように、市内業者をできるだけ優先的に、特殊な事業、工事等は除きまして、そういう思いで業者選定をやっているわけですけども、元請のさらに下請というところまでの議論は、役所内では直接この指名委員会等ではやっておりません。当然ながら、これは元請の事業者がどういった下請を使うか、それは考えるべきものであって、なかなかそこに口を挟むというわけには、これは私は難しいんじゃないかなと思っているところであります。(降壇) 201 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今後、市役所内でいろいろ検討していただきたいと思います。  クラックについて再度質問しますけれども、このように多くのクラックが発生したことは業者及び監理業者の瑕疵とは思っておられませんか。 202 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  当該建物は工事監理者による監理のもと、各工程ごとに立ち会い検査を受け、設計図書や各種施工基準等により適切に施工されていることを施工現場や報告書で確認いたしております。  また、クラックについてはコンクリート診断の専門業者に調査を委託し、構造安全上の観点からは特に緊急対策を必要とするものではないと思われるとの報告を受けております。よって、当該建物に発生したクラックについては故意による瑕疵ではないと認識いたしております。 203 ◯ 7番(徳田詳吾君)  あれだけひどいのが瑕疵ではないんですか。この前、県のほうに行ったときにも同じようなことをお聞きしました。こういう状況は瑕疵とは言わないんですかと。微妙な反応でしたね。私の勝手な想像ですけれども、ほかの自治体のことで何も言えなかったのではないかと受けとめております。瑕疵ではないということですけれども、それにしてもあんなにひび割れが多いのに、とても不思議でなりません。今後の対応は、先ほども多少答えておりましたけれども、どのようにされますか。 204 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  まず、現在の対応としまして、小学校棟及び共有棟の外壁クラックにつきましては、平成30年9月中旬までに共有棟西側面を除き、補修が完了いたしているところでございます。共有棟西側面につきましては、ことしの春休み期間中に補修を行うよう、業者と調整をしております。将来的な対策としましては、中学校棟及び屋内運動場の竣工後の定期点検、これは1年及び2年になっております──に合わせまして、施工業者と点検を実施して、状況に応じ対策を講じることとしております。その後につきましては、通常の維持管理を行ってまいります。  以上でございます。 205 ◯ 7番(徳田詳吾君)  将来の異常に対する保障といいますか、そういったところ、それから、今後、多分にまた出てくると思うんですよね、また新しいクラックがあるんですよね。  副市長、あの工事、全部で10億円以上かかっているんですよね。今後の対応について、副市長の立場からひとつ答えてもらいたいと思います。 206 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  今回の結果につきましては、第三者的なコンクリートの専門業者にも調査をお願いして、その結果を我々は受けとめているわけでありますけれども、要は、通常、建物の場合クラックは入るというふうには言われているんですけども、今回御指摘のように、多くのクラックが入ってしまったということについては、これは現実、実態がありますので、どうしたらそういったことが防げるかということも含めまして、今後の参考にしていきたいというふうに考えているところであります。(降壇) 207 ◯ 7番(徳田詳吾君)  よろしくお願いしておきます。  本日はこれで終わりますけれども、今後も注目してまいりたいと思います。  子どもたちの安全・安心を確実に守ってください。  以上で私の一般質問を終わります。今後とも、市民のために頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。    (徳田議員 一般質問席 降壇) 208 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって徳田議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 209 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、4番・山崎議員の登壇を願います。  (山崎議員 一般質問席 登壇)(拍手) 210 ◯ 4番(山崎誠也君)  お疲れさまでございます。青のまちクラブ、山崎でございます。  まずは、2月23、24日に開催されました木育キャラバンの大成功、まずもって市長におかれましてはおめでとうございます。  私も子どもを連れて行きましたが、お客さんも大勢で、市長を初め、理事者、職員の皆様もスタッフとして参加され、木くずまみれで本当に御苦労さまでございました。  そして、ちょっとこのヘアスタイルで一般質問に立つのが初めてでして、モニター越しに見られている方には驚かれていると思うんですけれども、これは、実は最近親しい友人が亡くなりまして、ちょっと心が沈んでいたというか、ずっともやもやしていたんですけれども、自分なりに友人の死を受け入れつつも前向きな気持ちへの切り替え、そして、全力で供養という思いで、思い切ってこのヘアスタイルにしようと決めました。顔と頭が青白くて、ちょっと病気じゃなかろうかと心配される方もおられるかと思ったので、ちょっと報告させていただきます。  今後も市民福祉のために頑張っていきますので、まずは第1項目めから入らせていただきたいと思います。  子どもの見守りについて質問いたします。  うちの子どもも6歳と4歳で、上の子は今度の4月から小学生に上がります。私も新しく小学校やPTAにかかわれることを楽しみにしている反面、近年、テレビや新聞でも子どもがかかわってくる事件、事故をよく目にします。子どもがかかわる事件、事故というものは、本当に心が苦しくなってきます。  そこで、子どもたちを見守るという意味で、今現在、どういった取り組みが学校ではされていますでしょうか。 211 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  子どもの見守りについてお答えいたします。  市内の小中学校では、児童生徒に対して不審者等に声をかけられた場合の具体的な対応の仕方の指導、防犯教室の開催、メディア安全指導教室、通学路の安全点検等を踏まえた危険箇所の指導等を全小中学校で実施しております。  また、実際に声かけ事案が市内で発生した場合には、松浦警察署に情報を提供し、パトロールを強化してもらうとともに、学校教育課から市内の全小中学校に通知をし、児童生徒に対して事案の発生内容について注意喚起と安全指導の徹底を行っております。  また、地域においては、現在、警察官OBでありますスクールガードリーダーが地域や学校周辺を巡回し、その状況を学校に連絡する取り組みも行われております。  なお、学校教育課でも毎月初めの1週間に行っておりますオープンスクールにおいて、防災無線を通じて不審者等から子どもの見守りについての協力のお願いをしているところでございます。 212 ◯ 4番(山崎誠也君)  学校側としては、かなり取り組みはされているんですね。  じゃ、学校のほかに、地域とかコミュニティーとかPTAとかでされている取り組みというものはあるでしょうか。 213 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  私のほうから、松浦市少年センターの所長をしている関係からお答えさせていただきます。  少年センターというのがございます。こちらには市内の8地区56名の補導員さんが委嘱されておられますけれども、この皆様方がそれぞれの地区において、毎月最低2回は見守りをされていると。地域とかPTAとか先生の代表の方々がこの補導員をされていらっしゃいます。  また、市内各地区の健全育成会というのがございますけれども、これと学校とPTAが連携して、登下校の見守り活動等につきましては、市内の全ての小中学校で実施されておられますし、また、健全育成会とか少年センターとか防犯協会等々では、青色回転灯によるパトロールというのを地域の皆様がボランティアで活動されて、見守りをされていらっしゃいます。  特に特色あるものとしましては、志佐とか上志佐地区におきまして、PTAとか地域と連携して、子どもの見守り隊というボランティアの組織をつくられております。13名の方で構成されておられまして、少年センターの補導員のOBとかOG、校長先生のOBとか郵便局の現職、OBの方々がつくられている組織なんですけれども、その皆様方に蛍光色のベストを配布されて、登下校時に子どもたちと一緒に町なかを歩いたりということで、地域の安全意識の向上にも取り組んでおられるという事例がございます。  以上です。 214 ◯ 4番(山崎誠也君)  わかりました。地域、PTAでもかなりされているんですね。  では、いじめについては、市では件数等把握されておられますでしょうか。 215 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  市内のいじめについてなんですが、いじめ問題の調査は本市独自で毎年11月に行っております。  いじめに対する学校の具体的な取り組み及び指導の充実のための調査として行っており、調査結果につきましては、いじめの認知件数が平成28年度は小学校18件、中学校17件、平成29年度は小学校146件、中学校65件、平成30年度は小学校101件、中学校22件となっています。  平成28年から29年にかけて大きく増加している理由は、平成29年度に法律上のいじめの定義が新たに示されたことです。  いじめの根絶のためには、いじめはどの学校でも起こり得るという認識ではなく、どの学校でも起こっていると考え、子ども同士のささいなトラブルなど、これまでいじめの芽、いじめの兆候など判断していた事案についても、法律上の定義に従っていじめと認知し、早期発見、早期解決に取り組むようにしたためです。  また、市内の小中学校に対しましては、いじめゼロを目指すのではなく、いじめ見逃しゼロを目標にし、小さな事案にも丁寧に対応するよう指導しているところでございます。 216 ◯ 4番(山崎誠也君)  100を上回るというとすごいですけれども、対策も今、一緒に言われたんですよね。言われたですよね。(発言する者あり)  では、対策についてはどうされておられますでしょうか。 217 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  失礼しました。  調査の結果について管理職研修会で分析したものを報告し、改善策を提示しております。  学校におけるいじめ防止等の取り組みの充実にその上で役立ててもらっておりますし、また、年2回、松浦市いじめ問題対策連絡協議会を開催し、調査結果をそこに報告しております。  そこに参加していただいている関係機関の専門的な立場からも意見をいただき、その対応策を次年度の市のいじめ問題の対策、学校のいじめ防止基本方針の見直しに生かしているところでございます。 218 ◯ 4番(山崎誠也君)  対策もしっかりされておられながら、100を上回るというところがちょっとすごいなと感じるんですけれども、次に、小学生、中学生の携帯電話の所持率についてお尋ねします。  所持率のほうはどれくらい、何%ぐらいでしょうか。 219 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  携帯電話の所持率ですが、平成30年度の調査においては、小学校は1年生16.8%、2年生13.6%、3年生27.8%、4年生35.9%、5年生38.5%、6年生35.2%、中学校は1年生52.9%、2年生47.7%、3年生59.8%となっています。 220 ◯ 4番(山崎誠也君)  結構高いですね。  携帯電話を使用することに関しての学校などでの使用のルールというのは設けておられますでしょうか。 221 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  携帯電話のルール等についてなんですが、携帯電話の使用の仕方について、「情報モラル指導教材及びトラブル対応マニュアル」、また、「ちょっと待って!スマホ時代のキミたちへ、1日中、スマホやネットばかりになっていない?」など、文部科学省や県教育委員会が作成した指導資料を使って児童生徒への指導を行っております。  また、PTAと連携し、フィルタリングをかけること、インターネットを利用するときは、できるだけ保護者と一緒に利用すること、SNSを通じて個人を誹謗中傷しないことなどを指導しています。
     あわせて、出会い系サイトや有害サイトを利用しないこと、自己紹介サイト等コミュニティーサイトにおける危険性等も機会あるごとに指導しておるところでございます。 222 ◯ 4番(山崎誠也君)  済みません。ちょっと気になったんですけど、みんなやっぱり小学生あたりになると、GPS機能で保護者というのは確認できるようになっているんですか。 223 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  そういう機能はあると思いますが、その確認までは行っておりません。 224 ◯ 4番(山崎誠也君)  ここまで子どもの見守りということで、防犯、いじめ、携帯電話の所持等について聞いてまいりました。  昔では、子どもが携帯電話を持つことなんて考えられませんでしたけれども、近年では、今聞いた中で、中学生で大体2人に1人、小学生で三、四人に1人ぐらいが携帯電話を持っています。これから猛スピードで子どもの携帯電話の所持率というのは上がっていくことでしょう。  そこで、私が思うことは、子どもたちがいろんなトラブルに巻き込まれた場合の早期発見というのが重要だと感じているんですけれども、もっとも何も起こらんのがいいんですけれども、小学生の携帯電話の所持率も私が思っていたよりも高いようですし、子どもが直接相談できる窓口をつくってはどうかと思うんですが、いかがでしょうか。  窓口といってもかた苦しい感じではなくて、例えば、松之介とLINEで友達になって、松之介が何でも相談に乗るよみたいな感じの、子どもたちのいろんなトラブルとか悩みというものの早期発見につながるようなことができないかなと感じるんですけれども、本当は、ベストは松之介役を市長がしてくれると最高なんですが、そのような取り組み、市長でなくても教育委員会がされても結構ですが、そのような取り組みというのは検討していただけないでしょうか。 225 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  議員がおっしゃられるように、携帯電話が普及するということは、ある意味、一方で危険性の部分も十分はらんでいると思いますので、そのことについては十分指導しながらも、子どもたちの生活、命を守るためにいかに利用するかということについては非常に大事かなというふうには思っております。  子どもが携帯電話やスマートフォンから相談できる窓口については、松浦市独自で現在のところは対応できておりません。  ただし、定期的には24時間子供SOSダイヤル(親子ホットライン)のことや、メール相談のアドレス等を紹介することを行っております。  そこで相談が行われた場合には市教委まで連絡が来る場合もあり、そのことを学校に指導することもあります。  また、松浦市独自でのメールの相談窓口についてなんですが、現在、年間3回、保護者を対象に教育相談を実施しております。その際、QRコードを使って面談の受け付けを行っております。  次年度に向けて、児童生徒を対象にQRコードを活用した悩み相談等の受け付けを行うことなどについて検討をしてまいりたいと考えているところでございます。 226 ◯ 4番(山崎誠也君)  僕が言いたいのは、何かちょっとかたいかなと思ってですね。子どもが入りにくいのかなと感じたので、LINEで松之介と友達になろうよというところから見守りにつながったらいいかなと。そういうのも一つの手段というか、提案として、今後検討していただけたらと思います。  次に行きたいと思います。  次は、小学校区単位でのまちづくりについてという項です。  この項は、若干略しておりますが、「ともだビジョン」である小学校区を対象とした協働によるまちづくりの推進のことです。  この小学校区というのは、新でしょうか、旧でしょうか。旧というのは、統廃合された養源、大崎、田代はどうなんでしょうか。 227 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  小学校区の単位ということですが、現段階におきましては、現在の小学校区を単位とすることを考えております。 228 ◯ 4番(山崎誠也君)  これは数的には中学校区に近いぐらいの数だと思うんですけれども、中学校区ではだめなんですね。 229 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  お隣の平戸市の事例では、3小学校区が一緒になって中学校区単位でやられているという事例もございますけれども、松浦市におきましては小学校区単位ということで、まずは検討させていただきたいと思っております。 230 ◯ 4番(山崎誠也君)  区分的に割ると、中学校がちょっと少なくて、新小学校区が真ん中にあって、旧小学校区というのが多分数的には多くなるんでしょうけど、私は旧小学校区のほうがいいように感じるんですが、というのも、御厨の場合でいいますと、御厨、田代、大崎で主要な産業も違いますし、そして、ここを旧の小学校区にすると、「ともだビジョン」の住み続けたいを実感できるまちづくりの4番目に小学校区を対象とした協働によるまちづくりの推進とあるんですけれども、この10番目に統廃合された旧校舎の活用というのがあるので、ここも小学校区単位でのまちづくりということに兼ね備えて協議ができて、スムーズに仕事ができるんじゃないかとは思うんですけれども、旧小学校区に変えられてはいかがかなという提案なんですが、いかがでしょうか。 231 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  小学校区単位のまちづくりを行う考えは、やはり今後、行政のスリム化を行っていかなければならない。人口減少が大きな要因でありますけれども、そういった中で、やはり行政が全てのまちづくりを担うことはできない。一方で、これからのまちづくりは、住民の皆さんと力を合わせてやっていくことが必要だと思っています。  その中で、できるだけ地域の中でマンパワーを集めるということも必要だろうと思っておりまして、先ほど御提案のあった旧校区というものも、確かにコミュニティーの強さであれば、そのくくりというのも一つあると思うんですけれども、一方で、地域全体で地域のことを考えていこうというときには、やはりそれぞれの小学校区単位が今まさに旧町、これはさかのぼれば明治22年の町村制が起こったときの形なわけでありまして、松浦市にとって最もコミュニティーとして昔からつくり上げてきたものであるということから、こういった取り組みをしたいと思っているところであります。  一方で、旧校舎、廃校となった校舎の活用については、そういった地域の皆様が主体となっていただくことでもありますけれども、この小学校区単位のまちづくり、市民との協働によるまちづくりという意味では現在の小学校区において取り組みたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 232 ◯ 4番(山崎誠也君)  わかりました。わかったとかな。  この小学校区単位でのまちづくりということは施政方針にも載っていましたけど、「ともだビジョン」にも最初から載っていました。  この1年間で、友田市長が市長になられて1年間で何かされてきたことがあるのか、お尋ねします。 233 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  これまでの取り組みということでお答えさせていただきます。  まず、先駆けで取り組まれておりますお隣の平戸市、それから兵庫県朝来市、こちらのほうへ職員が先進地視察に出向いております。  加えまして、長崎市で行われました地域コミュニティのしくみづくりに関する職員研修というものに政策企画課職員が参加をいたしております。  このように、先進地の研修等を通しまして、まちづくりの取り組みの経緯や課題、それから、まちづくり運営組織の立ち上げ方法など情報収集に努めるとともに、どのような形で進めていくことが本市にとって最善なのかということを内部で協議してきたところでございます。 234 ◯ 4番(山崎誠也君)  視察研修、土俵づくりということでしょうかね。  その土俵をつくって、これからどういった形でされていくのかというのもちょっとお示しいただきたいんですけれども。 235 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  これからの取り組みということでお答えさせていただきます。  まず、先進地における取り組み事例を参考に、本市での運営組織の立ち上げ等に関する制度設計について検討して進めていくことといたしております。  あわせまして、今後は各地域におきまして市民皆様との対話を進めまして、まずはモデル地区を選定いたしまして、まちづくり運営組織の立ち上げにも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 236 ◯ 4番(山崎誠也君)  ああ、モデルをつくるんですか。ゆっくりな感じがするんですけど、気のせいですかね。  施政方針のほうに地域版松浦未来会議というものが載っていましたけれども、これはどういうことをされる予定でしょうか。 237 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  地域版未来会議でございますが、今年度から市の総合計画策定に向けまして、市民の幅広い意見ですとかアイデアをいただくということで、今年度から松浦未来会議を開催しております。  今年度につきましては4回開催をいたしたところなんですが、次年度につきましては地域版未来会議ということで、各地域のほうでまた未来会議の開催を考えております。  これにつきましては、総合計画の策定に向けたものとして考えておるんですけれども、参加していただいた方の新しいネットワークづくりにもつながると考えております。  このネットワークを核といたしまして、小学校区単位のまちづくり、地域住民の主体的な取り組みによるまちづくりに向けた土壌づくり、また、人づくりの機運醸成を図りまして、まちづくり運営組織の立ち上げ、こういったものに将来的にはつなげたいというふうに考えております。 238 ◯ 4番(山崎誠也君)  地域版松浦未来会議というのは、1カ所につきやると思うんですけど、1カ所につき年に何回の開催予定でしょうか。 239 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  地域版未来会議につきましては、1カ所につき1回を考えております。 240 ◯ 4番(山崎誠也君)  少なくないですか。風邪で来たいけども来れんという人もおると思うんですけれども、風邪引いちゃってとか。少なく感じるんですが、どうですかね、コミュニティーとか、人と人がつながるというのでも、何か用事があれば来れないとなると少ないような感じがするんですけれども、1回で十分でしょうか。 241 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  地域版未来会議についての考え方でありますけれども、先ほど課長が申し上げましたとおり、まず、全体での市民の皆様方に、100名ほどの方に参加をいただきまして、延べでいくと320人ぐらいになるんですけれども、こういった方々に参加をいただいて、4回にわたって松浦市全体での将来像について御議論をいただきました。  まず、この取りまとめを行った上で、松浦市全体の未来会議でこのような考え方が示されましたと、これを踏まえて地域の皆様はいかがですかというものを、まずそのとおりやっていきたいと思っています。  ですから、まずたたき台があって、そのことについて御意見をいただくと。未来会議はゼロから始めましたので、そこに参加いただいた方にも最後に申し上げたんですが、ぜひそれぞれの地域で開催される未来会議にも参加をいただきたいというふうに呼びかけています。  そういった方々を中心に、自分たちがどんな考えでこれをつくったかということもそれぞれのテーブルで御議論いただいたり、そういったことをやって、各地区でやると。  まずは一度、そのことをやった上で、その後の状況については、その状況を見て、また考えたいというふうに思っています。(降壇) 242 ◯ 4番(山崎誠也君)  先ほどから平戸市のことも出ていましたが、先月、平戸市で「TTP(とことんパクる)五輪~認めて褒めて励まし合おう~まちづくり協議会わたしたちの活動自慢発表大会」という大会が行われています。  御存じと思うんですけれども、そういった平戸市の取り組みに比べると、何かちょっと内容的に薄く、スローペースな感じがするんですけれども、その辺の御見解はどうでしょうか。 243 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  平戸市においても、この市民協働のまちづくりは、前市長が策定をされた総合計画の中でその考え方が示され、そして、それを引き継ぐ形で黒田現市長が具現化をされていったという形でありまして、やはり地域の皆様方に自分たちが主体となってまちづくりを行うという意味では、拙速にやり過ぎてもその御協力というのはなかなか得られないと思います。なぜ必要なのかということを十分御議論いただく、そして、自分たちも一緒になってやるぞという、そういった思いを共有していただく、そういった意味もございますので、これは丁寧にしっかりとやらなければならないと思っています。  つくればいいということではなくて、実りある組織をつくっていくということでございまして、平戸市においても、まだ現在も各地域においてこれからつくっていくというところもございますし、先ほどモデルをやるのかということでの御発言もございましたけれども、平戸市も当初、1つの地域をモデルとしてやって、その成果を各地域の皆さんが見られて、こういうことなら自分たちもやろうということで波及をしていっている。松浦市においても、そういった取り組みは必要ではないかと思っているところであります。  ただ、できる限りそういった形ができるように最善の努力はしていきたいと、このように考えております。(降壇) 244 ◯ 4番(山崎誠也君)  了解しました。  10年ぐらい遅い、スタートがですね。10年ぐらい遅くなっていると、平戸市に比べたらということですかね。  理想としては、私の理想ですけれども、平戸市みたいに発表大会ができて、できたらボリュームアップして活動のプレゼン大会とかをして、そういうことができれば松浦市も盛り上がっていくんじゃないかなと考えます。  どうしても自分は旧小学校区のほうがいいと思うので、その辺ももしよかったら再検討いただければと思います。  次に行きます。  次に、小学校卒業後にサッカーができる環境整備についてです。  この項については、6月議会の折に松浦市中学校部活にサッカー部がないことについてということで質問いたしましたが、今回はサッカーができる環境整備についてという題目にいたしました。  まず、6月議会でのことを、ちょっと期間が1年近くたっているので、議事録をざっとまとめてきましたので、確認のほどお願いします。  理事者側から、現在──当時ですね、松浦市内でサッカークラブ等に入部している児童は89名で、御厨小学校、青島小学校、志佐小学校、調川小学校、鷹島小学校で活動されている。  私のほうから、市内中学校にサッカー部がないので、これまでサッカー部設立の要望はなかったかという問いには、理事者のほうより、保護者や指導者の方が教育委員会や中学校に一緒に来られて、サッカー部設置の要望が数回あった。しかし、できない理由は、生徒数の減少により新たな部活を設置するとほかの部活を廃部しないといけないようになる。部活の設立の最終的な判断は、生徒数、指導者、練習場所などいろんな実態を把握して校長先生が判断される。  私のほうから、複数の中学校で合同のサッカー部はできないかという質問には、理事者のほうより、松浦市中体連または長崎県中体連には複数校合同部活動に関する規則があり、そこには既に設置されているサッカー部、軟式野球部など団体種目の部活動において、部員数の減少により大会に出場できない学校については、複数校合同による大会参加が認められている。しかし、新たな部活動を立ち上げてからの複数校合同チームをつくり、大会に参加することは認められていないので、現段階では難しい。  これはつまり、前からある部活だと合同で県や市の大会に出られるけど、新たにつくると県や市の大会に出場できない規則があると説明していただきました。  それを聞いて私は、それならば、それ以外の大会には出られるのかという質問には、理事者より参加することができると答弁いただきました。  私より、なのであれば、やはり小学生でサッカーをしている子どもは多いですし、しばらくは市や県の大会に出られないかもしれませんが、大人の私たちが中学校でサッカーができるように、続けてさせてあげられるようにすべきだと提案したのですが、最終的な結果といたしまして、松浦市内の中学校に新たな部活動を立ち上げるということは困難な状態。そこで、教育委員会といたしましては、学校に部活動が設置されていないスポーツを行いたいと希望している生徒については、地域や社会体育等で希望するスポーツに参加することを認めることで子どもたちのニーズに応えてまいりたいと思いますし、そういった大会に参加できるよう配慮いたしますと答弁をいただきました。  ちょっと今、ざっとですが、前回のことを話しましたが、間違いありませんでしょうか。また、以前と現状が変わったことがあればお願いします。 245 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  そのように答弁したことは間違いありません。  現状についてなんですが、大きな変更はあっておりません。 246 ◯ 4番(山崎誠也君)
     前回の質問の折には、市内の中学校に新しい部活の設立は難しいと回答しておられました。  じゃ、学校の部活以外で、もし民間の方が中学生を対象としたサッカークラブチームを新しく設立された場合、市側としてはどのようなサポートをしてくれるのかを質問します。 247 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  今の御質問の民間でそういったふうな組織ができた場合ということなんですけれども、通常でいいますと、そういったふうな民間でされる場合というのは、いわゆる社会体育というくくりになるかと思いますので、そうなりますと、現在も松浦市内でいろんな社会体育の団体さんとかクラブとかいろいろございますけれども、それにつきましては、それぞれの社会体育の団体関係の皆様方が、いわゆる自助努力といいますか、それぞれで立ち上げて、いろんな活動をされているというふうな状況にございますので、そこにつきましては、そういうふうな自助努力でお願いできないかというふうな考えでございます。 248 ◯ 4番(山崎誠也君)  自力でということですよね。  中学校にサッカー部がないことで、何かマイナスからのスタートのような気がするんですよね、サッカーをしたい子たちというのは。  例えば、そうやって民間でどうにかその子たちにサッカーをできるような環境をつくってやりたいと思って、そのときに、例えば備品──備品といっても、しようと思ったらサッカーゴールなんかでっかいやつがありますし、そういうのを幾らか補助するとか、市のほうから練習場所の提供とか、そういうのを確保してあげるとか、練習は夜になると思うので、電気代を補助するとか、例えば、民間がするとなるといろんなところから集まってくるので、したい子たちのお月謝的な補助とか、そういうこともオールなしという理解でよろしいでしょうか。 249 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  通常のいろんな練習とかに関しましては、今もほかのいろんな競技団体の社会体育の皆さん方もされていますけれども、市内には星鹿とか御厨とかに地域グラウンドもございますし、照明施設もございますので、そういったやつは、一定のルールの範囲の中で御利用いただくのは、全然利用していただければと思っているところでございます。  松浦市の場合、松浦市文化・スポーツ振興基金という制度がございます。これにつきましては、基金の運用ということで、いろんな生徒さん、学生さんを含めて、社会体育等の方々が地方の県の大会を勝ち抜いたりとか、あるいは県の推薦等をいただいた場合には、またその上の九州大会とか全国大会に行かれるというふうなことに対しての一定のいろんな経費等ですね、そういったものを支援するという制度がございますけれども、そういうふうに選手とか監督とかコーチの方が行かれるに当たっての支援というのがございますけれども、今、議員がおっしゃったような一つの社会体育の団体として何かをやるに当たって、備品であるとか、部費であるとか、そういったところを支援するというような制度は現状では今のところございませんので、何とかそこは、ちょっと済みません、言い方はあれなんですけれども、自分たちの自助努力でやっていただけないかというふうなことでございます。 250 ◯ 4番(山崎誠也君)  自助努力といっても、自分がそこにおって、サッカーをしたことないのであれですけど、球を蹴り飛ばすとか、見ておくとか、そがんとやったらできるかもしれないですけど、なかなか仕事があってできないですし、もしするのであれば、よそでサッカークラブチームとかをされている方に松浦支部でもつくっていただけないかと相談したりとかできんかなとか、その補助等があればですね──とか思っていたんですけれども、ちょっとなさそうなので厳しいのかなと思ったんですが、ちょっと話は戻りまして、先ほど6月議会の議事録を紹介させていただきましたが、最後に教育長もおっしゃられたところがあったんですが、さっきも読んだんですけれども、松浦市内の学校に新たに部活動を立ち上げるということは困難な状態でございまして、それについて県教委とかに要望することは大変難しい状況だと考えております。そこで、教育委員会としましては、学校に部活動が設置されていないスポーツを行いたいと希望している生徒につきましては、地域や社会体育等で希望するスポーツに参加することを認めることで子どもたちのニーズに応えたいと思いますし、そういった大会に参加できるよう配慮してまいりたいと思いますと、これをちょっと聞いたときは、なるべく協力しようかな的な感じに聞こえたんですけれども、しっかり読んでいくと、学校部活動が設置されていないスポーツを行いたいと希望している生徒につきましてはと、ここではサッカーをしたい子はということですたいね。  次に、地域や社会体育等で希望するスポーツに参加することを認めることでというのは、つまり、サッカーの環境はないけど、どうぞやってくださいということじゃないですか。  それで、最後に子どもたちのニーズに応えてまいりたいと思いますと、そういった大会に参加できるように配慮したいと考えてまいりますというのは、子どもたちがやりたいのであれば、市や県以外の大会ではどうぞ出てくださいというように、簡単にかみ砕くというか、わかりやすくするとこうなんですけれども、サッカーしたい子はサッカーの環境はないけれど、どうぞやってください、子どもたちがやりたいのであれば、市や県以外の大会にはどうぞ出てくださいというような解釈でよろしかとでしょうか。  ちょっと何かひねくれとるごたっですけど、中学サッカー部活の話なので、ちょっと最後のまとめとしてはそう理解せざるを得なかったんですけれども、そのような解釈でよろしいでしょうか。 251 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  私も議員さんと同じように、子どもたちがしたいスポーツをさせたいというのは同じでございます。  ただ、サッカー部の中学校での新設となりますと、課長が答えましたように、生徒数が減っている中で現実的にはなかなか難しいんじゃないかなというふうに思います。  そういう中で、過去も社会体育としてサッカー部をつくって、市内から集まって活動しておりました。ですから、そういったものがもしできるとすれば、それができるような環境を整備するというのは可能かなと思っています。  具体的には、今、中学校では全員部活に入っているんですね。それで、ある部に入ります。でも、その子はその部に入るけれども、社会体育でサッカーをしたい。そしたらば、その入っている部を週に3回ぐらいは早目に帰らせてもらって、そのサッカー部の練習をすると。そういったことは校長の判断で可能かなというふうに思いますし、いろんな社会体育の大会に出る場合も、学校の本来の部活動に支障がなければその大会に行ってもいいよというふうな形での学校としての配慮ができるということで前回答弁したところでございます。  以上でございます。(降壇) 252 ◯ 4番(山崎誠也君)  部活ではちょっと厳しいし、そして、民間でされる場合でも補助等はないということで、市内の半分以上の小学校で子どもたちがサッカーをしています。さらに、実はこの前聞いたんですけれども、星鹿小学校でも来年度からサッカーチームをつくるという話を聞いています。  そして、先月、平戸であったアンダー11、小学校5年生以下になるんですかね──の大会では、御厨が優勝したそうです。子どもたちも頑張っていますし、努力していますし、将来サッカー選手になりたいと思ってやっているのかなとか思ったりもします。  そしてまた、話は別になるんですが、先日、地区の健全育成会の総会で新1年生の紹介があったので、うちの子どもも上がったんですが、うちの子は、司会者の方が何を頑張りたいですかと聞くと国語を頑張りたいと言っていたんですが、上がった男の子全員が小学校ではサッカーを頑張りますと言っていたんですよ。それを聞いて、ただただ普通に聞いていると、ああ、かわいいなで済むんですけれども、私のように中学校はサッカー部がないのになとか、いろいろ先のことを考えながら聞いているとすごく切なくなってきて、どうなのかなと思うんですね。  あと、健全育成という面でもちょっとどうなのかなと。小学校で一生懸命サッカーを頑張っていて、ちょうど中学に入って思春期を迎えて、自分が頑張っていたものがなくなる喪失感というのは、自分だったらぐれるっちゃなかかなと思ったりするんですけれども、何というんですか、私も理事者側と対決しようとかいう思いじゃないんです。自分の気持ちもわかっておられると思うし、できれば理事者側としてもどうにかしてあげたいという気持ちはあると思うんですけれども、実はこの項目を、サッカーのことを2回目で挙げて、3月1日に新聞で配られますよね、一般質問でどういう質問をすると。その項が挙がってから、本当にサッカーをされている子どもさんの保護者さんから、どうにか中学校にサッカーをできるような環境をつくっていただけるように頑張ってくださいというエールもいただいております。それだけ子どもたちも頑張っているし、保護者も頑張っているし、また、小学校では指導者の方も頑張っておられるので……。  自分の知恵はもうとまってしまったんですよ、今。市長、何かいい知恵はないですかね。済みません。お願いします。 253 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  山崎議員の御質問にお答えをいたします。  まず、中学校にサッカー部をつくることについては、学校教育課長の答弁がありましたように、これまでも検討なされてきたけれども、なかなか難しい状況にあるということでございます。  一方で、社会体育によるサッカーの競技というのは、その社会体育をやりたいという方々が集まり、そして、そういった指導者の方が確保できれば、ほかの競技においても実際にやられている部分がございますので、ぜひそういった点については、競技をする方々で御議論をいただきたいと思っておるところであります。  この少子化の時代において、それぞれ社会体育を熱心にやられておられる方、そういった教育関係の体育指導の方々への敬意は、心から敬意を表しますとともに、私どもとしても感謝申し上げるところでございますけれども、なかなか新しくつくるということについては難しい状況にございます。  一方で、先ほど生涯学習課長からの答弁もありましたように、松浦市文化・スポーツ振興基金というものがございまして、これはまさに社会体育で一定程度の活躍をし、上位大会──九州大会や全国大会へ進もうという場合に支援をする制度でございますけれども、来年度からはこの制度を見直しまして、九州大会や全国大会など高いレベルでの大会出場者にはより手厚い対応を行うことにいたしております。  私どもはこういった側面的な支援を今後とも続けてまいりながら、そういった子どもたちの環境に応えてまいりたいと思っております。(降壇) 254 ◯ 4番(山崎誠也君)  知恵が尽きたと思ったんですけど、ちょっと1個思い出しまして、例えば、部活を入れ替えるとしたらどうですか。部活を入れ替える。  生徒にアンケートをとって、サッカー部が入ってくるならばどの部活をしますかというアンケートをとった場合、ほかの部活がゼロになったら入れ替わりますよね。そういうことで入れ替えることは可能ですか。 255 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  お答えいたします。  アンケートをとることは可能かと思うんですが、そうなった場合に入れ替わって残った子どもたちというのも必ず発生してきて、現在やっているスポーツをもしかしたらできなくなる子も出てくるかもしれないということあたりは懸念されるところかなと思っておりますので、それをやるには相当慎重にやらないといけないかなというふうに思います。 256 ◯ 4番(山崎誠也君)  いや、だから、アンケートを全生徒にとって、部活をサッカー部が入ってきた場合に入れ替われるとしたらどこに行きたいですかとして、その中で1個の部活が部員数ゼロになった場合は残った生徒がいないのでできるんじゃないかなと思ったんですが、どうでしょうか。 257 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  子どもたちの一人一人の気持ちもありますので、やはり入れ替わってうまくいく場合、全てうまくいけばいいんですけど、もしうまくいかなかったことを考えれば、アンケートをとる前の段階でやっぱり慎重にならないといけないのかなというふうに思っているところです。 258 ◯ 4番(山崎誠也君)  もう今3月です。今、6年生はもうすぐ卒業式で、次、中学校に行って、サッカーをしたい子はどうするのかなとすごく不安というか、どうされるのかなとちょっと心配なんですけれども、今後も自分も含め、保護者さんたちと一緒に考えていかんばことがあるのかなと思いました。  この項については、検討段階途中ですけれども、終了させていただきます。  次に行きます。  5項目用意していて、4番目の項の集落営農と農業法人化については、ちょっと10分じゃ終わりそうにないので、済みません。次回に回させていただきます。  5番目のため池事業についてです。  このため池事業というのは、ため池整備事業のことなんですけれども、防災事業でため池整備事業というものがあります。これは防災事業であって、ため池等の決壊を防ぐためにため池を整備する事業という理解でよろしいでしょうか。 259 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  今、議員が申されますため池整備事業、農村地域防災減災事業といいまして、大きくは防災の意味もございます。  ただ、当然決壊してしまうと、治水という面でもございますので、それはため池自体の治水力を高めるという点でもあろうかと思っております。  防災の点と、それから治水の面、両方あろうと思っております。 260 ◯ 4番(山崎誠也君)  実は、県における負担率の表、防災事業における市町の農家負担率の表を、今、県議をされている高橋県議のほうに以前いただいていたんですけれども、この表を見ると、ため池を整備する場合、国から55%の補助をいただいて、県から29%いただいて、そして市が14%で、農家、受益者ですね──が2%となっているですけれども、ちょっとそういう表をいただいたんですが、この表を見て、ほかの自治体も載っているんですけれども、県北の松浦とか平戸とか佐世保、その辺だけ受益者負担が──ほかにもあります。済みません。ほかの地区もあるんですけれども、ほぼ県北あたりが多く、農家が2%負担するんですよ。  それなのに県南の──大体ですよ、全部とは言わないですけれども、県南のほうは農家負担がゼロ%なんですけれども、この農家負担の2%というのは誰がいつどうやって決めたのかなと不思議に思うんですが、ため池を整備しようと思ったら、1億円、2億円かかると、1%、2%で100万円、200万円変わってくるので──変わってくるというか、農家側が払わないといけないようになるので、事業名に防災とついていますので、この額が大きいし、防災も兼ねていますし、再検討とか、そういう見直しをしていただけるとありがたいんですけれどもと感じたんですが、その辺はどうでしょうか。 261 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  今、議員申されましたように、この事業主体はもともと県でございまして、県営事業でやられております。  ただ、先ほど言われたように、国のほうから55%、県が29%の出資をして、地元が16%を出すということになってございます。  今、松浦市が2%出しておりますけれども、これは国のほうでこの事業のガイドラインというのがございまして、その中で中山間地域、我々松浦市みたいな中山間地域は受益者負担2%を取るということで決められておりまして、松浦市のほうではその2%をいただいておるところでございます。  この背景でございますけれども、これは県内の自治体の中にはそういう受益者負担を徴収していないところも当然ございますけれども、ちょっと南のほうと実情がかなり違ってまいりまして、県内のため池というのが約3,378カ所ございます。そのうち、本市や佐世保市、平戸市などの県北管内に2,043カ所、全体で6割強のため池が県北地域に集中をしております。  それで、先ほど私のほうから申し上げましたように、国のガイドラインに準じて、この県北地域、佐世保とか平戸、松浦、これは2%いただいているところでございます。  先ほどもちょっと述べましたように、防災という観点もございますけれども、治水という受益者が受益をいただける、水をためるという効果も高うございますので、一定の割合の負担はいただくべきじゃないかというふうに考えておるところでございます。 262 ◯ 4番(山崎誠也君)  いや、何か自分の考えでは、ため池が多くてより危険な場所に住んでいるんだなと、防災という文字が出るとですね。より危険な場所と。  そして、松浦なんか海に面して、山があって、ちょうど斜めになっているような地区じゃないですか。その中でため池があると、やっぱりその下に家があったりして、改良すべきため池というのは多いけれども、その受益者が金を出し渋ると事業ができないということになるんじゃないかと思ったんですが、その辺はどうですか。 263 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  今、議員申されましたように、確かに負担金の負担がなければ事業のほうは推進できないということでございまして、現在、防災減災ため池というのは、平成24年に一定の調査をかけてございまして、その中で漏水等があって危険だというため池を調査しまして、それに対してこの事業が使えるような現状となっております。  松浦市では、その24年のときに17カ所がそういう対象のため池になってございまして、実際、この減災防災事業では14カ所を事業化させていただいて、やってございます。  やはり残りについて、まだ受益者のほうから負担等についての御承諾というか、そういうものがいただけていないということで、実際まだ事業化されていない部分がございますけれども、その辺につきましては、また国の制度もいろいろと変わって、今、協議がなされているところでございまして、随時また防災減災の事業にのるようなため池についても追加調査等がございまして、事業ができなくてもハザードマップの作成であるとか、これは国費で全部やれるようになっておりまして、昨年度補正でも上げさせていただいておりますし、今回も予算を上げさせていただいて、多くのため池のそういうハザードマップの危険をお知らせするような事業というのは国のほうで事業化されておりますので、そういうことでも対応していきたいというふうに考えておりますし、できれば危険なため池については、私どもも受益者のほうに御負担いただくようにきちんと説明をさせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。 264 ◯ 4番(山崎誠也君)  いや、ちょっとわかるようなわからないような気もするんですけれども、危険だからその受益者はお金を払ってくれと、そうせんと整備ができないような感じなのかなと聞き受けたんですけれども、再検討とか見直しというのは、全然はなからできないということなんですね。受益者負担が2%ということについて、厳しいということなんですか。 265 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  先ほどからも申し上げておりますように、14カ所は既に受益者の御負担をいただいて、事業整備をやっておりますし、完成したところもございます。  当初に私どもも受益者のほうからは2%、国のガイドラインに従って2%をいただくようになってございますので、また、先ほど言いましたように治水という面もございますので、これを全て市の公費で負担するということは、受益がない方からも広く負担をいただくことになりますので、やはり2%というラインについては、現状としてはそのままやらせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。 266 ◯ 4番(山崎誠也君)  そしたら、県南のほうの受益者がゼロ%というのも国のガイドラインなんですか。 267 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  いや、国のガイドラインとしては、一定の、先ほど言いましたように、中山間地域であれば2%であるとか、ため池の大きさ、受益の面積というか、大きさ等でも若干変わってくるんですけれども、松浦市としては、そのガイドラインに沿ったところで2%を徴収させていただいている。そこは各自治体によって変わってくると思っております。 268 ◯ 4番(山崎誠也君)  ちょっと地域によっての不平等感が否めないのかなという気分で、あと20秒ほどになってしまったんですけれども、集落営農と農業法人化については次回のときに聞きたいと思います。  どうもありがとうございました。    (山崎議員 一般質問席 降壇) 269 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって山崎議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....