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平成30年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2018年06月11日
平成30年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2018年06月11日
平成30年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日:2018年06月11日
平成30年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日:2018年06月11日

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  1. 松浦市議会 2018-06-11
    平成30年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2018年06月11日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(椎山賢治君)  おはようございます。  宮本議員から遅刻届が出ております。  出席議員は定足数に達しております。  これより、議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  さきにお手元に配付しておりました質問通告書によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  1番・武辺鈴枝議員  2番・山崎議員  3番・徳田議員    4番・武部周清議員  5番・川下議員    6番・谷口議員  7番・鈴立議員    8番・久枝議員  9番・神田議員    10番・宮本議員  11番・和田議員    12番・安江議員  以上の順序となっております。  今回の一般質問者の質問方法は、全員一問一答方式となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めまして1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員のみ認めるものとし、本質問者の時間の範囲内で1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。
     発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。  それでは、質問順位に従い、9番・武辺鈴枝議員の登壇を願います。  (武辺議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  おはようございます。  松浦市民クラブの武辺でございます。やっとというか、梅雨と言われてから何かまとまった雨もきょう降り出した感じになりました。すかっと雨に負けないようにトップバッターとしてやっていきたいと思います。  新聞とか市報で御存じだと思いますが、まつうら図書館きらきら塾が4月23日の子ども読書の日に、平成30年度子どもの読書活動優秀団体として文部科学大臣表彰を受けました。図書館の活性化、図書館を市民にもっと親しんでもらおうということを目的に、この会を立ち上げて7年が過ぎました。受賞に当たり、まずは図書館を利用してくれている松浦の子どもたち、それから、保護者の皆様、そして、私たちの活動に対して御理解、御協力をいただいている生涯学習課、図書館職員の皆様、県の関係者初め、きらきら塾にかかわってくれている全ての方々にこの場をかりてお礼を申し上げます。ありがとうございました。  年間通してリレーおはなし会とか、季節に合わせたイベントも行っております。皆さんに大変好評であります夏の怖いおはなし会も、ことしの夏も行う予定としておりますので、ぜひ図書館に足を運んでください。  それでは、第1問目に入りたいと思います。  松浦市教育振興基本計画進捗管理状況について、この中から何点かお尋ねをしますが、まず、学校施設のICT環境整備について、県内13市の整備状況についてお知らせをお願いします。 3 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)  武辺議員の御質問にお答えいたします。  県内13市の状況について説明させていただきます。  学校における電子黒板の導入については、全ての普通教室に導入済みの市が当市を含めまして4市ございます。それから、一部の教室にのみ導入の市が6市ございまして、これは例えば、学校に1台とか、学年に1台とかという導入の仕方でございます。それから、全く導入をしていない市が3市ございます。  次に、電子黒板で利用する教師用のデジタル教科書につきましては、中学校では、5教科全部導入しているのは1市のみでございます。小学校では、4教科全部導入の市が2市でございます。それから、3教科であったり、2教科であったり、一部導入の市が、中学校で7市、小学校が6市でございます。小中学校とも導入していない市が、当市も含めて5市という状況にございます。  以上です。 4 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ありがとうございました。  新学習指導要領が2022年度から実施されます。それを踏まえて、5月25日にデジタル教科書を正式な教科書と同様に使えるように認める改正学校教育法が参議院本会議で全会一致で可決成立しております。  この改正学校教育法の概要をお知らせください。 5 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  おはようございます。  武辺議員の質問にお答えいたします。  学校教育法の一部を改正する法律についてですが、現在、小学校、中学校、高等学校の授業では、紙の教科書を使用しなければならないとされておりましたが、検定済み教科書の内容を電磁的に記録したデジタル教科書がある場合には、教育課程の一部において、教科書の使用義務にかかわらず、通常の紙の教科書にかえてデジタル教科書を使用することができることとしたものです。  また、視聴覚障害発達障害等の事由により通常の紙の教科書を使用することが困難な児童生徒に対しては、教育課程の全部において、通常の紙の教科書にかえてデジタル教科書を使用することができるとなっていることです。 6 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  わかりました。やっぱり時代が流れてきているなという感じはするんですが、それでは、先ほどの答弁の中にありました電子黒板を松浦市は全学級に配備されているんですが、現在の利活用法、現在どういった活用を行っているのか、現況をお知らせください。 7 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  学校における電子黒板の活用につきましては、学校訪問等でその実態を把握いたしました。どの授業におきましても先生方が積極的に電子黒板を活用しながら授業改善に取り組み、わかる授業づくりに取り組まれております。  具体的な活用場面としては、書画カメラで撮影したり、教育用ソフトを使って読み込んだりした教科書を電子黒板に投影することにより、その画面に学習のポイントや子どもたちの意見を書き込むなど、効率的に授業を進めることにつながっています。  また、小学校の外国語活動では、文部科学省から配布されているDVD教材を使用することで、ピクチャーカードだけでなく、音声や動画を見せながら、楽しくわかりやすく学習を進めることなど、さまざまな場面で活用しております。  以上です。 8 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  先生たちもいろいろ苦心されているのかなと思っておりますが、先ほど言いましたように、松浦市内では電子黒板を市内の全学級に導入済みという取り組みは、先ほどの答弁からいたしますと、やっぱり県内でも屈指の取り組みであると思っておりますが、しかしながら、そのソフト、デジタル教科書ですね、これを導入しなければ意味がないんじゃないかと考えております。いずれ全生徒にタブレットなどの端末装置を持たせるときがやってくるのでしょうが、この端末装置の使用に関しては、能動性が失われ受動的になってしまうとか、利点が欠点となり得るといった意見など、専門家によっていろんな角度からいろんな解析がなされております。そして、その結果、デジタル教科書ありきではなく、紙の教科書との併用が必要であると結論づけてあるというのが大勢を占めております。  端末装置の全生徒への導入については、費用負担の面も含めて、今後、議論を重ね、検討していかなければならないと思っているところなんですが、先ほど申しました、まずは教師用の指導書としては導入が必要だと考えます。2020年の新学習指導要領に合わせて導入する考えはあられますか。 9 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  現在、市内の小中学校では、書画カメラ教育用ソフト電子書籍作成ソフトとなりますが、教科書の内容を電子黒板に掲示して授業を進めております。ですから、教師用デジタル教科書を導入することで、子どもたちにより効果的に教材を提示したり、動画や音声を使ってわかりやすく説明したりすることができるようになると思います。そのことは学力向上等にも結びつくと思われます。  また、小中学校からデジタル教科書を導入してほしいとの意見も上がっております。  以上のことから、学校教育課としましては、デジタル教科書の導入について、先行事例や学校現場の意見を踏まえながら検討してまいりたいと考えております。 10 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  済みません。今の質問なんですけど、市長、ちょっとどういうふうにお考えなのか、お願いいたします。 11 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  おはようございます。  電子黒板を導入し、その機能をさらに拡充して、子どもたちによりよい学習環境を整えるためには教師用のデジタル教科書が必要ではないかという御質問でございます。  先ほど学校教育課長が答弁いたしましたとおり、その効果は認められているということもございますし、子どもたちにとって、よりわかりやすい授業、そして、せっかく電子黒板を整備したわけでありますから、より活用できるような環境については整えていかなければならないと思っております。  しかしながら、子どもたちにとって必要であるということを認めつつも、現在の財政状況の中でどういった部分をこれに充てていくかということについては今後しっかり議論をしなければならないと思っています。  そういった面も含めて、今後、前向きに検討してまいりたいと思っております。(降壇) 12 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  2020年でちょっと節目が来ますので、今後、検討を重ねていただいて、やはり外側だけある状態というのはもったいないと思うので、そこにはソフトを導入していただければなと思いますので、前向きに検討と答弁いただきましたので、よろしくお願いをします。  時代がそういう時代になってきておりますので、ちょっとあるもので読んだんですけれども、例えば、動画で虫の成虫になるまでというのを見せると、物すごくわかりやすいけども、やっぱり考える時間というのがない。わかりやすいんだけども、本人が教科書をめくってという個々の時間がなく、動画というのは一定の時間で全て流れてしまうので、そういったところでの利点だったり欠点だったりというのはあるんですが、それはタブレット等の端末を使ってからの話なのかなと思うので、まずは指導用のデジタル教科書をお願いしたいと思っております。  次に入りますが、乳幼児期の絵本の読み聞かせ、あるいは読書の重要性について、保護者への啓発というのは以前お願いをしてきました。今回、幼稚園とか保育所の先生方への読書活動に対する意識の向上をお願いしたいと考えております。  先ほど言いましたように、図書館で毎週行われているリレーおはなし会だったり、そのリレーおはなし会を見学してもらったりとか、講演、あるいはイベントなどの積極的な参加を促していただきたいと考えています。そして、その経験をやっぱり各園に持ち帰ってもらって保育に生かしてもらえればと考えているんですが、そういった幼稚園や先生方への読書活動に対する意識の向上について、何か考えていらっしゃること、具体策などがあれば、お知らせをお願いいたします。 13 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)  保育所等における読書活動の推進につきましては、松浦市子ども読書活動推進計画において、次のことを具体的な取り組みとしてお示ししております。  1つ、読書環境の整備、2つ、保育所等の研修と参加促進、3つ、保護者への啓発、4つ、関係機関・地域ボランティア等の連携による取り組みの充実に対する支援。  先生方への意識づけということでは、昨年度に保育士などの研修と参加促進の取り組みの一環として、主任保育士を対象に図書館の職員を講師に招いて、次のことについて合同研修会を開催いたしました。  1つ、松浦市子ども読書活動推進計画の内容について、2つ、園における読書環境の整備方法について、3つ、本の活用や楽しみ方の実際について、4つ、市立図書館の活用方法について。  保育所等の先生方が一堂に会するということは大変困難ではありますけれども、市としましても機会を捉えて研修会を開催し、日々子どもと接しておられる先生方に対して読書活動に対する意識をさらに高めていただきたいと考えております。  あわせまして、図書館との連携ということにつきましても、イベント情報を積極的に提供し、御参加いただけるよう働きかけていきたいと考えております。 14 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  お願いします。いろいろ講演会とかあったりするんですが、大変残念ながら、幼稚園とか保育園の先生たちというのがもう限られた何人か、いつも同じメンバーでお見えになるんですけども、市内にはたくさん勤めていらっしゃる方はいらっしゃるので、せっかくのそういうイベントなども積極的に参加していただいて、その知恵を持ち帰って生かしていただければなと思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  それから、次の質問ですけども、松浦市の子ども読書活動推進計画が最終年度になります。第2次松浦市子ども読書活動推進計画策定に向けた協議内容、第1次計画と言っていいんですよね、今年度最終年度ですから。この分の問題点、改善点等を、私としましては目標の数値化もお願いしてきたと思っているんですが、それについて一体今どういうふうな状況になっているか、お知らせください。 15 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  まずは冒頭でおっしゃいました、きらきら塾の皆さんの文部科学大臣表彰ということで本当におめでとうございます。日ごろから図書館の活動なんかにきらきら塾の皆さんが大変御協力いただいているということで、この場をかりまして敬意を表しまして感謝を申し上げます。今後とも図書館の活動に御協力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今、議員がおっしゃった子ども読書活動推進計画なんですけども、一応ことしで10年(49ページで「5年」に訂正)間の計画の節目になるということから、来年度に向けて、現在その進め方というのをどんなふうに進めていくかというのを、今、検討しているところでございますけども、以前の議会のときにも議員からの御提言があったような数値化をするべきじゃないかということから、昨年度末に市内の小学校、中学校、高校、あるいは保護者、関係者の皆様、保育所も含めてアンケート調査を行いました。  このアンケート調査につきましては、文科省がやっているアンケート調査があるんですけども、それとの比較ができるように、同じ項目、同じ学年に合わせてアンケート調査を行っております。  そういうことで、いわゆるもとデータというのが、今の松浦の子どもたちというか、環境に合っている数値を今手元に持っていますので、それらを10年(49ページで「5年」に訂正)、今度の目標年度に合わせた数値化の目標を立てて、具体的にどういったことをやっていくかというわかりやすい、前回の読書活動推進計画がちょっと抽象的過ぎたところもありましたので、もう少し市民の皆様にわかりやすいような計画づくりを今年度いっぱいかけて進めていきたいと思っております。 16 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  より即効性、実効性のある策定をお願いいたしますが、ごめんなさい、私、多分順番が行ったり来たりしていて、答弁される課長さんが、済みませんね、ちょっと1枚飛ばしましたので、もとに戻らせていただきます。朝一番で朝からばたばたしてこんなことになってしまって申しわけない。  済みません。1つもとに戻らせていただきますが、郷土を担う人材の育成というところで、御厨中学校における蛇踊りの蛇の新調について、12月の議会で前市長が教育予算でやると答弁されました。この教育予算でやるというのは友田市長に確認なんですが、こういう理解でよろしいでしょうか。 17 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  平成29年第4回市議会定例会一般質問におきまして、前市長がこの御厨蛇踊りの蛇を教育予算で学校備品として新調するということをおっしゃられております。このことに対して確認ということでございますが、今、御指摘のように、「ともだビジョン」において、地域の伝統文化や地域芸能など、ふるさとへの愛着心を育むための取り組みを支援するということにいたしております。  総合的な学習の時間において地域の伝統文化を取り入れることは、地域を知り、郷土愛を育むことができるということから、学校備品として整備したいと思います。  なお、各学校区にはそれぞれの地域において伝統文化が存在をいたします。今後は子どもたちのふるさとへの愛着心を育むものであるか、また、目指すべき効果を定めるなど、明確なルールを決めて順次対応に差が出ないように支援してまいりたいと考えております。  以上です。(降壇) 18 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ありがとうございました。ずっと言ってきて、何とか教育予算でやっていただけないかということをお願いしてきたんですけども、友田市長は蛇踊りに関しては大変いろいろよく御存じでしょうから、今後、御厨中学校の蛇踊りの蛇の新調については私の役割はもうこれで終わりです。あとは担当課と、それから、御厨中学校蛇踊り保存会のほうで今後煮詰めていってもらって、御厨中学校の生徒たちが新調された蛇で蛇踊りを披露できる日を楽しみに待つだけでございます。ありがとうございました。何かどよどよしていたんですけど、すかっとなりました。ありがとうございました。よろしくお願いします。  ただ、1つというか、長崎に蛇をつくられる方が1人しかいらっしゃらないということで、今年度はもう予約が入っているということでしたので、早目早目に今後煮詰めていってもらって、長崎のほうの蛇をつくられる方のほうとの折衝なりもお願いをしておきたいと考えております。蛇の大きさ等々、蛇踊り保存会のほうでなければわからないようなこともあるでしょうから、それも含めて担当課が早目にそういうふうなことを蛇踊り保存会のほうと話し合いの場を持っていただいて進めていただければなと考えております。  先ほどは済みませんでしたが、次の市民あげての読書活動の推進方針の中でちょっと質問したかったんですが、済みません、飛ばしてしまいまして、もとに戻って、そちらのほうをお願いします。  市民あげての読書活動の推進方針、これの目的、それから概要をお願いいたします。 19 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  松浦市市民あげての読書活動推進方針というのを昨年12月につくりまして、これは広く市民の皆様に周知するというようなものではなく、どちらかというと内向きというか、教育委員会として、教育振興基本計画はあるんですけども、その中で特に教育のまち松浦の根幹となる読書の推進というところを、もう少し教育委員会としてもしっかりと考え方として、内規として、思いとして持っておくべきじゃないかという内部的な協議もございまして、つくったものでございます。  ちょっと中身的には抽象的なところもあって、そんなにページ数も多くないんですけども、今後、さっきお答えしましたように、子どもに特化していますけども、来年度からメーンとなる子どもの読書活動推進計画をつくっていくことにしておりますので、それの基本となるような考え方、特にどういったふうな形で図書館を中心とした読書活動を推進していくべきかというふうなところをまとめたものがそういう方針でございまして、そういう方針に基づいて内部的にいろんな財政的な支援とか財政的な根拠づけ、そういったところに生かしていくための方針としてまとめたものでございます。  昨年度、中核案を生涯学習課と図書館で素案をつくり、関係課である学校教育課教育総務課と、あと子育て・こども課の関係課で素案を練って、図書館協議会というのがございますけども、これは学校教育関係とか、社会教育関係とか、家庭教育とか、学識経験者でつくっている、年に3回ほどやっている会がございますけれども、こちらの会にも一応素案をちょっと出して、いろんな意見を集約してつくり上げたものでございます。  以上です。 20 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  課長ね、ちょっとお言葉ですが、内部資料というか、そういうふうな扱いで策定したものであったので、抽象的なものだとおっしゃいますけども、やっぱり図書館協議会などで配付をされると、おのずと私の手にも入るわけですよね。そうすると、それを読みます。読めば、これ何言っているんだという、当然こういう質問が返ってくると思うんですよね。私が読んで思ったのは、まず、特色が見出せなかったということ、市民あげての読書活動推進方針の中で、ほかの読書活動、読書関係の計画との違いというのが何なのかというところですよね。同じようなものを幾つもつくって、さて、どうされようとしているのかなという質問は当然出てくるはずです。これからなのでしょうけども、どうやって市民への周知とかされるのか、これを市民あげての読書活動推進方針というのが何の特色があって、子ども読書活動推進計画、あるいは今話をしました松浦市の教育振興基本計画の中にも読書活動について述べられているところがありますよね。それと違うものでなければならないわけですよね、市民あげての読書活動推進方針というのは。わざわざ同じものをここだけ取り上げてつくるというところに、逆にそんなに意味があるのかなと。だったら、ほかの推進計画の中に盛り込むような形で話し合いを重ねればいいんじゃないかなと思うんですけども。  何か「~本を読みたくなる気持ちにスイッチオン~」というキャッチコピーがありますが、これだってほとんどの市民の皆さんは御存じないと思います。こういう形でやっているこの推進方針というのが、これからどういう形で市民に周知を図って実践へと進めていくのかというところが一番問題だと思うんですが、もう一度この読書活動推進方針について詳しくお話をしてもらっていいですか。 21 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  今、議員がいろんな計画の中に一緒に盛り込んでいっていいんじゃないかとおっしゃいましたけど、我々としましては、同じような中身でもあれ、やっぱり読書に特化したところでの方針というのを教育委員会というか、我々のほうで改めて整理して、同じ中身になるかもしれませんけども、一つの方針を自分たちで確認してつくるということはとても大事な作業だなと我々行政事務として思っております。そういうことがあることによって、これだけ特化させて、読書に関してのいろんな財政的な支援をこれだけ行っていきたいというようなことでの内部での意思統一を図るものにもなるので、そういったことで推進方針というのをつくりましたけども、先ほど言いましたように、来年度に向けて子ども読書活動推進計画、第2次の計画を──済みません、私、10年間と言いましたけど、5年間の計画でございます。来年度からの5年間の計画をつくるようにしております。これにつきましては、いろんな市民の関係の方にも広く周知をしながら、いろんな意見を聞きながら、あるいは当然パブリックコメントを入れながらやろうと思っていますので、そういった中に昨年つくりましたベースになる市民あげての読書活動推進方針、こういうふうな考え方のもとに、こういうふうな子どもに特化させた、一番根幹になる子どもたちへの読書活動推進計画をこんなふうにつくっていこうと思っていますということは広く周知しながら、市民の皆さんの意見を求めながら進めていきたいと思っています。  以上です。 22 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いします。広くいろんな立場のいろんな方から意見を聞いていかないと、今、パブコメの話が出ましたけども、よく松浦市はパブコメされますけども、ほとんど意見がなくて、はい、終わりましたというのが多いので、帳面消しみたいな形のパブコメというのだけはちょっと控えていただいて、今後よろしくお願いをします。方針出ていますので、よろしくお願いします。  それでは次に、文化財の保存と活用についてお尋ねをいたします。  この中で今回は登録有形文化財旧長醫家住宅主屋についてお尋ねをしたいんですが、この登録有形文化財という中で文化財登録制度というのが平成8年度に導入をされて、文化財建造物を守り、地域の資産として生かすための制度であるというのがうたってあります。この文化財登録制度を利用して多くの建造物が保存され、まちづくりや観光などに積極的に活用されることが期待されてありますとも書いてありました。  今回ちょっと予算が上がっていたので、答弁のほうはちょっと難しい部分もあるかもしれませんけど、先にもう一般質問を考えていたので、申しわけございません、答弁をお願いしたいんですが、登録有形文化財旧長醫家住宅主屋について、今後どういった活用法を考えていらっしゃるのか、具体案がありますでしょうか、お願いします。 23 ◯ 文化財課長(内野 義君)  旧長醫家住宅主屋につきましては、平成29年5月2日に松浦市初の登録有形文化財として登録をされております。  登録を受けまして活用策を検討するために、長崎県立大学に委託いたしまして、旧長醫家住宅の活用方案に関する研究を実施しております。並行いたしまして、長醫家の親族の方々に聞き取りだとか、当時の写真の借用等も行いました。
     11月2日から3日には、一般向けの公開を行うとともに、親族からお借りしました写真の展示や活用策に関するアンケート調査等も実施いたしました。おかげさまで新聞やテレビのニュースでも取り上げられまして、市内外から239人の見学者があり、関心の高さがうかがえたところです。  活用策につきましては、年度末に提出された県立大学の研究報告書によりますと、「みんなで話し合い、みんなが関わり合う里海の語り部屋」というコンセプトが示されております。主要用途には、展示、学習、それから交流が設定されておりまして、3つの空間配置により段階的な整備を行うことが提案されています。  今後、県立大学の研究報告を基礎といたしまして、市民の皆様の意見を聞きながら具体的な活用策を検討していくことになると考えております。文化財として保存するだけではなくて、この長醫家住宅主屋そのものが付加価値を生み出す施設にすべきというふうに考えて、活用策を検討してまいりたいと考えております。 24 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  私たちは長醫様、長醫様という言い方をするんですが、ある程度お年を召した方の中に御存じな方というか、うちに写真のあるっちゃんねというような話があったりしますよね、御厨とか星鹿のほうで。ちょっと時代も時代だったので、わからない部分もあって見聞に頼っている部分もあるのかなと思うんですが、より具体的に写真の収集とかというのも今後もう一度お願いをして広く活用していただいたり、長醫家住宅の重要性というのと、それを御厨・星鹿の振興、まちづくりに生かせていければなと思って質問をしておりますが、去年11月2日、3日で特別公開がありました。私は行きましたが、知らなかったとか行けなかったとかという方が結構いらっしゃって、もうあそこは見せてもらえないんだろうかというようなお話をよく聞くんですけども、ちょっと予算にも上がっていましたけども、公開等、今後そういった市民の皆様に公開をするとかという予定というのはどうなっていますでしょうか。 25 ◯ 文化財課長(内野 義君)  本定例会に県立大学の旧長醫家住宅主屋の活用方案に関する研究の報告会等に関する予算を上程しているところではございますが、今申し上げました報告会とあわせまして、市民の皆様にも、また本年度もできれば公開をする機会を設けたいと考えております。 26 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いします。ちょっとそれこそ周知の方法というのがあるんでしょうけども、よろしくお願いをして、たくさんの皆様に魅力を感じていただければなと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは次に、御厨地域振興についてお尋ねをいたします。  まず、御厨地区の松浦港の埋立地活用の件ですが、3つのゾーンに分かれて活用するということで確認をします。コミュニティー機能活用区域、それから防災緑地区域、それから経済活動区域、この3つのゾーンで活用するということはもう確定ですか。確定なんですよね。確認です。お願いします。 27 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  松浦港埋立後の用地活用ということでございますが、これにつきましては平成25年度から協議を始めておりまして、地域の代表者、関係団体の代表者、長崎県等関係機関を交えて協議を行いまして、平成28年12月に松浦港埋立地の土地利用の基本方針を示しました計画書を策定いたしております。  その中でお示ししております土地利用の基本方針といたしましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、支所機能を備えた公民館を設置するコミュニティー機能ゾーン、それから農水産物の販売や物流の拠点として活用する経済活動機能ゾーン、それから緑地ゾーン、この3つの方向性で活用していくことといたしておるところでございます。 28 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  確定ですね。はい。  それでは、次の質問に入ります。  この活用策の具現化に向けた今後のスケジュールというのをちょっとお尋ねしたいんですが、5月25日の長崎新聞の記者の目という記事によると、ちょっと読ませてもらいますが、長崎市内のある町に雑草が生い茂る空き地が広がっていた。記事では町名が記載されておりますが、あえてある町ということで述べさせてもらいます。県が1993年から2年かけて約1万平方メートルを埋め立てたそうです。地域住民によると、当初、県が公園をつくる計画というのがあったらしいが、長崎新聞の取材に県は「当時の経緯はわからない」と言われたそうです。自治会は今もこの港の有効活用を望んで、知事らとの話をしたいと願っているけども、住民の一人は「ここは中心部じゃなかけん、役所も動かんやろう」と諦めたように話したという記事がありました。  長崎市内でこう言われると、御厨はどがんなっちゃろうと、この記事を読んだときにぞっとしました。場所についてもグーグルアースでちょっと確認させていただきましたが、確かにいわゆる塩漬けと言っていいのかな、そういう感じの土地が1万平方メートルあります。御厨の4分の1ぐらいの広さではあるんですが、どこでもやっぱりこうやって埋め立ててもらえば、後は何かしらそこを活用してにぎわいを持ちたいというのはどこでも同じことなんでしょうけど、この記事を読んで、私は御厨もひょっとして同じようなことになるんじゃないかという不安がよぎったところでございます。  幸い今回の県への要望の中で、重点要望項目として県が行う防災緑地整備というのを取り上げていただきました。  そこで、私も参加させていただきましたけども、県の回答として、防災緑地以外の部分、いわゆるさっきの2つの残りのゾーンですね、その市の活用部分の用地面積等、こういうのが決定次第、県のほうの防災緑地整備には取りかかるというふうに私は解釈したんですが、この解釈でいいのでしょうか、お願いします。 29 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  御厨港埋立地の今後のスケジュールについてお答えします。  この経緯については、実は私が市議会議員だったころに、先ほどお示しのあった県への要望事項の中にも具体的に書いておりますけれども、そもそも御厨・星鹿に行く県道拡幅を以前から地域の皆様方が要望しておられました。しかしながら県は、当時なかなか港湾を埋め立てて県道を拡幅する有効な制度がないということから、複数年にわたってこの事業は進まない状況にございました。  そういった中で、私もその場におりましたけれども、県の担当者が御厨公民館に来られて、そして、ここに廃棄物護岸をつくることによって土地ができると、そうすると、この道路を拡幅することができますというお話がございました。そして、その土地については緑地にすることも可能ですよということがございましたので、まさに武辺議員が御心配なさっているような心配を私も常々持っておりました。埋め立ては進んでほぼ完了したにもかかわらず、なかなかそれ以降の動きがないということから、今回この重点項目に掲げて、当初、県が私どもに示されたとおり、緑地の対応をしてほしいと、それについては先ほど政策企画課長が申し上げましたとおり、県を含めた地域住民の皆さんも含めて計画をつくったわけであります。その計画を早期に実施してほしいということを重点項目に掲げて要望してまいりました。  その際、今、議員のほうからもお示しありましたとおり、6月4日の県知事要望の中では知事みずから市が行うコミュニティー機能ゾーン、経済活動機能ゾーンの面積が固まれば事業化をするという前向きな答弁をいただいたと、私もそのように認識しております。  市としては、この御厨港埋立地の活用は御厨・星鹿地域の振興に必要不可欠な事業と捉えておりますので、県による緑地整備の事業化に向け、市が取り組むべき面積の確定のための公民館建設等の事業計画策定など、こういったことをスピード感を持って取り組んでまいりたい、このように考えております。(降壇) 30 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  今、スピード感を持ってという答弁がございましたが、とにかく先が見えないことには県もやらないわけですよね。私があの場でお願いした、ドクターヘリが御厨中学校におりている、授業中だろうと、部活中だろうと、救急なのでおりてくる、ドクターヘリをおろすがためには散水車も持ってこんばいかんと、そういうのをとにかく解消していただきたいんだと、そういうことで防災緑地としての整備を一刻も早くお願いをしたいとお願いしたところ、返ってきたのがこの答えということであれば、やっぱり市のほうが今言われている部分をスピード感を持ってと言われても、とにかくいつごろまでにどうするのかという事業化というか、そういうものをお示しいただかないと、何かいつまでたっても不安は残るのかなと思っていますし、公民館機能を含めた分のコミュニティーゾーンについても、果たしてどこの場所にあそこでいつごろ公民館とかというのを建てられるような状況にあの土地がなるのかということも検討していかんばわけですよね。  ただ、そういう意味も含めて、用地面積等を先にここからここまでとするのがそんなに容易なのかというのも私も考えているんですが、どちらにしても、そこら辺の日程的な肉づけというのをもうそろそろしていただきたいなと思っているんですが、今の段階ではスピード感を持ってというところまでという解釈というふうに私は解釈せんばいかんとですよね。そういうことですか。 31 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  先ほど申し上げましたとおり、この経済活動機能ゾーン、そして、コミュニティー機能ゾーン、この面積のまず確定が必要であるということで県のほうからも回答をいただいております。この建物をいつ建てるかということが問われているのではなくて、面積が幾ら必要なんだと。ですから、後追い工事はできませんから、松浦市が必要な面積を速やかに示せということでありますので、こういった点については具体的にどの程度が必要なのか、市内の既に取り組んでいる事業等々を勘案しながら、御厨にとってはどの程度が必要なのか、こういったものを検討してまいりたいと、この点についてはしばらくお時間をいただきたいと思いますが、スピード感を持ってやるということでございますので、遅くなることなく県に速やかに私も示したいと思っておりますので、取り組んでまいりたい、このように考えております。(降壇) 32 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  しつこいようですが、例えば、建物がどのくらいの建物になるのか、どういう機能のものを持ったのになるのかというのがある程度具体化しないと、そういう面積が出てこないんじゃないかなという意味でちょっと言ったということだけは言っておきます。  それでは次に、星鹿入り口交差点ですけども、もう立ち退きされて、今ちょっと草が生えている状態になっているんですが、そこの星鹿入り口交差点の整備というのは今後どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。 33 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  星鹿港線の改良の件での御質問でございますが、こちらにつきましても埋め立てと同じ長崎県のほうがやられておりますが、これはあくまでも道路改良事業ですので、道路建設の担当部署のほうに確認をさせていただきました。  こちらの交差点のほうの改良についてなんですけども、本年度は工事に必要な別の区間の用地買収や物件補償を行う予定としておられまして、星鹿入り口交差点における工事につきましては、平成31年度以降の実施に向け、予算要求を行うというふうにお聞きしております。 34 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  わかりました。少しずつですけども、進みはしているんですけどね。あそこの交差点がどういうふうに、早く広くなればいいなとは思っていますので、よろしくお願いをいたします。  それでは次に、西木場女山線の進捗状況についてお尋ねをします。  この西木場女山線、事業名、総事業費、財源、距離等、詳細にお知らせください。 35 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  市道西木場女山線につきましては、国道204号の西木場地区と1級市道横久保川内線(小船地区)を結ぶ幹線道路でありますけども、幅員が狭く、急カーブが連続し、国道交差点や松浦鉄道との交差部である踏切の形状に問題がありまして、交通事故の危険性が高い状況であったため、改良工事を行うことで、国道への円滑なアクセスと地域交通の安全性向上を図ることを目的として事業を推進しております。  まず、事業名につきましてですけども、社会資本整備総合交付金事業西木場女山線改良工事でございます。総事業費といたしましては、現計画上では約8億4,000万円を予定しております。財源の内訳は社会資本整備総合交付金、これが現時点で補助率52.5%でございます。残り地方債、過疎債を充当しております。  主な事業の概要としましては、工事長1,892メートル、車道の幅員は片側1車線の2車線道路になりまして6.75メートルと歩道幅員は2.5メートルで計画をしております。 36 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  わかりました。  完成予定というのがもしわかっていれば、お願いします。 37 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  完成予定年度ですけども、現計画上の目標ではございますけども、平成32年度の完了を目標に推進しております。 38 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  起点である204号線側の入り口の整備なんですが、大分あのままほってありますけど、この辺は今後どういうふうな考えで、いつ整備をされる予定ですか。 39 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  国道との交差点部につきましては、国道との取りつけ工事がまだ一部残っております。それとまた、早期に交差点を供用開始することにより、大型車両の進入が予想され、大型車両が進入した場合に、現道の幅員は狭く、迂回路、離合場所もない状況ですので、今後の工事の進捗を図りながら交差点部の供用開始時期については検討してまいりたいというふうに考えております。 40 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ちょっと通るたびに、やっぱりみっともないという言い方をすると失礼かもしれませんけど、もう少しどうにかならんのかなというふうに見えるんですよね。ある程度でき上がらないと、あそこから大型車両が入ったときにというような説明をいただいたんですけども、ちょっと早くあそこはきちんとやっていただければなと思います。  この西木場女山線については、事業化されるときの理由として一つ、大崎小学校の通学路の安全性のというのがあったと思います。現在、大崎小学校は御厨小学校と統合されておりまして、通学路としての大義名分というのはもうないわけですよね。そんな中、やはり8億4,000万円で、半分ちょっとは国の補助ですが、ある程度それだけの金額との要するに費用対効果というのが市民の目から見ると、ちょっと厳しいものがあるというのも現実だと。課長もそういうのは耳に入っていらっしゃると思うんですが、今後これが完成したときに、例えば、西九州自動車道からのアクセスが、とにかく西木場方面は松浦でも一番西の端っこのほうで、いつも何か置いてけぼりを食らっているような感じをしないわけでもないんですが、この西木場女山線が完成することによって、いろんな効果が生まれるのではないかと期待をしているところです。そうでなければいけない事業だとも思っております。  西九州自動車道の完成とともに、この西木場女山線をいかに有効に活用するかというのを今後考えていかなければいけないという面と、それから、歩道が2.5メートル幅があるということで、かなりゆっくり歩道がありますよね。そうすると、今、御厨の状況を御存じでしょうが、どこかでゆっくり遊歩道でも散歩して何かをというような場所が全くないんですよ。この2.5メートルの歩道というのを何とか生かせないかなと私も考えているんですが、道ができる前というか、昔の市道西木場女山線というのは細くて狭くて暗くて、とんでもなくそんなところを歩くなんてというような道だったんですが、最近通らせてもらったら、すぱっと切り開いて、結構自然を逆に満喫できるような道として、起伏もそんなに激しくもないのかなというところで、約2キロの距離ですよね、そこを市民の皆さんがぼちぼち歩きながらという形での遊歩道とかの整備というのが可能なんじゃないかなと私的にこれ思っているところなんですよ。先ほどの完成後の大崎・西木場地区の道路を使用して利活用できるような地元との活用策とかというのを今後協議するような考えというのはありますでしょうか。 41 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  今後の活用ということでございますので、私のほうで答弁をさせていただきます。  この事業が完成をし、全線供用開始いたしますと、議員が御指摘のように、道路管理者が目的といたしました国道との円滑なアクセス、あわせてやはり西九州自動車道、仮称でございますが、平戸江迎御厨インターと御厨、松浦市の西部を結ぶ重要なアクセス道路になると思います。そういった活用もあわせて、このことによって地域間交流や物流などの目的を達成することができるということでございますので、この道路への評価は上がってくると思っております。  また、議員より提案がありましたウオーキングなどのイベントとしての活用やウオーキングコースとしての看板設置などにつきましても、大崎地域の皆様を中心として十分なお話し合いをし、その中で御提案をいただければ、可能な限り対応してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 42 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  地元にとっては大変重要な道路で、それこそ期待感を持っておりますので、協議を重ねていただいて、一番いい方法というか、活用していただければなと思います。  これで私の質問は終わりますが、先日、佐世保の友人のところでバーベキューをしました。何か持っていかんばいかんなと思って、松浦のアジの開きを持って、これを炭火で焼いたらおいしかろうねと思って持っていったら、その友人が「松浦のアジとかサバはおいしかっちゃんね。よかった」と言いました。ところが、バーベキューが進んでも進んでも出てきませんでした。出し惜しみをして自分たちだけ家族で食べるということで、結局、最後までそのアジの開きは出てきませんでした。その出し惜しみがやっぱり松浦の魅力なのかなと思ったんですよね。車で行くと、三、四十分の距離なんですが、この間、ちょうど魚市のオープニングセレモニーもありましたけど、その友人がけちっちゃけちなのかもしれませんが、出さん、自分たちが楽しみたいという出し惜しみをするのが松浦の産物であるというのを、たかだか佐世保にいる人がそういうことをするんだというのがやっぱり松浦の魅力なのかなと、今回しみじみそういうふうに思ったところです。魚市も皆さん利用できるようになりましたので、食堂もですね、ぜひ近隣の佐世保なり、皆さんに足を運んでもらって、そういうおいしいアジのフライ、まずはフライなんでしょうが、アジの開き等も堪能していただければと思います。ありがとうございました。    (武辺議員 一般質問席 降壇) 43 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって武辺鈴枝議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前10時59分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 44 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  志佐町の上月真弓さん、宮永美香様より写真撮影の許可願が出ており、これを許可いたしております。  それでは、質問順位に従い、4番・山崎議員の登壇を願います。  (山崎議員 一般質問席 登壇)(拍手) 45 ◯ 4番(山崎誠也君)  おはようございます。  青のまちクラブの山崎でございます。僕の市議会議員史上、一般質問でこれだけ傍聴者がいるのがちょっと初めてでして、すごく何か背中を押されつつも、ちょっとどきどきする緊張があって、いい緊張感で一般質問ができるのかなと思っております。  外は雨が降ってじめじめしていますけども、私もちょっときのう散髪してきてすっきりしていますし、さわやかに質問をして、いい回答、返事がいただければと思っております。  それでは、3項目私は用意していますので、まず1項目めの松浦市立中学校部活にサッカー部がないことについて質問です。  現在、長崎県はV・ファーレンのJ1昇格、活躍で空前のサッカーブームです。松浦市でも多くのサポーターがいます。松浦市役所でも玄関近くにV・ファーレンの成績表を置き応援されております。つい先日もエミネントスラックスのイベント販売会では、友田市長と高木監督との対談がされておりました。  長崎県では、このV・ファーレンブームで将来サッカー選手を目指す子どもたちもふえたのではないかと思います。そして、松浦の子どもたちも多分そうだと思います。サッカー選手を目指したいという気持ちのある子はふえたと思います。そこで、松浦市での小学生のサッカーの状況について質問をいたします。  現在、松浦市ではどれくらいの子どもたちが、小学生がサッカーをしていますでしょうか。 46 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  山崎議員の質問にお答えいたします。  市内小学校の児童がサッカークラブ等に入部している状況についてですが、学校を通じて調査いたしました。御厨小学校、青島小学校、志佐小学校、調川小学校、鷹島小学校の児童89名がサッカークラブ等に加入しております。  練習場所は、御厨小学校、青島小学校、調川小学校は学校の運動場でも活動していると聞いております。その他の学校は、市内の施設及び市外の施設に練習に通っております。  また、活動の年数についてですが、御厨小学校は平成15年度から、調川小学校は昨年、平成29年度から、その他の学校につきましては、活動開始時期は把握できていないとのことでした。 47 ◯ 4番(山崎誠也君)  89名もされているんですね。ちょっと僕が調べたところによると、志佐のほうでは、何か2年前ぐらいに佐々の口石のほうとも合併されたりとかして一緒にやっていると聞きましたし、調川でも昨年からされているということですけども、3年ぐらい前までは今福と調川で一緒にやっていたということも聞きました。なぜなくなったのかというのまではちょっと調べていないんですけども、また、松浦幼稚園のほうでも体操としてサッカーをやっているという情報も得ています。それだけ子どもたちがたくさんされているんですけども、松浦市には中学校に部活でサッカー部が今のところないですよね。このサッカーはこれまでに松浦市全域で全くされていなかったんでしょうか。 48 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  市内中学校のサッカー部についてなんですが、平成21年度まで福島中学校にサッカー部が存続しておりました。福島中学校は旧北松の中体連に属しており、北松中体連にはサッカー競技の専門部が設置されておりました。また、郡内にも多くのサッカー部が存続していたため活動を行っていたものです。  松浦市になってから、平成22年度に廃部となったと聞いておりますが、その理由につきましては、生徒数、部員数減少によるものだということを聞いております。 49 ◯ 4番(山崎誠也君)  福島中においては、人手がというか、人数が足りなくなって廃部になったということですね。
     でも、今というか、昔からサッカー、もう何十年も前からサッカーを小学生でされているんですけども、福島に限らず、本土のほうで──本土というか、松浦本土というんですかね、こっちのほうで。その親とか熱心な生徒さんとか、これまでに中学校にサッカー部の設立のお願いというものはなかったんでしょうか。 50 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  これまでに市内のサッカークラブに所属する子どもの保護者やチームの指導者の方が一緒になって教育委員会に来られて、サッカー部の設置について要望をされたり、また、各中学校区単位で中学校の校長に直接設置の要望に行かれたりすることはあります。 51 ◯ 4番(山崎誠也君)  多々あったんですよね、多々。これのできない理由、中学でサッカー部ができない理由というのは何でしょうか。 52 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  設置の要望が上がっているのになぜ設置できていないのかということなんですが、最も大きな理由としては、生徒数の減少により部員が減り、中には廃部となる部もあり、新たな部活動を設置することが大変難しい状況にあったからです。また、新たな部活動を立ち上げることにより、既存の部活動を廃部することが必要になるなど課題もあるからだと考えております。 53 ◯ 4番(山崎誠也君)  質問なんですけど、その部活の設立というのは最終的に誰が決めるものなんですか。教育委員会で決めるものなのか、校長先生が決めるものなのかとか、そういうのは。 54 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  部活の設立につきましては、最終的には、いろいろな実態を把握して、生徒数とか、指導者、あと練習場所等も確認しながら校長が最終的には判断するようになると思います。 55 ◯ 4番(山崎誠也君)  話がちょっとそれるというかな、これだけ長崎県がサッカーブームになっていて、県のほうからサッカーの推進とか、松浦でもっとサッカーを盛り上げてよとか、そういったアクションというか、推進はしてこられないんですかね。 56 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  私が把握している分につきましては、特に県のほうから教育委員会や学校にその設立について要望があっているということは聞いておりません。 57 ◯ 4番(山崎誠也君)  松浦では本当に多くの、今89名、多分把握されていない子もいると思うんですよ。よそでやっておって、多分。だから、100人近くの方が熱心にサッカーの練習をしているのに、中学になったらサッカーしよった子たちの練習したことが途切れて、サッカーを熱心にした子どもたちの夢とか、もしかしてこの才能というのを今潰しているのかもしれないとすごく感じているんですけども、どうにかサッカーを今続けている子、そして、続けていきたい子というのには続けさせていくべき、それを大人がつくっていくべき、そういう場所とか、形をつくっていくべきだと思うんですけども。  例えば、部活で、人数が少なくなってほかの部が廃部になるおそれがあるとかも言われましたけども、各学校での部活の統合というのはできないんでしょうか。 58 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  各学校、複数の学校の合同での部活動ということだと思うんですが、複数の学校によるサッカー部の設置について等は松浦市中体連、または長崎県中体連には複数校合同部活動に関する規則があり、そこには既に設置されているサッカー部、軟式野球部などの団体種目の部活動において、部員数の減少により大会に出場できない学校については複数校合同による大会参加が認められております。  しかしながら、新たな部活動を立ち上げての複数校合同チームをつくり大会に参加することは認められていませんので、サッカー部を合同で設置するというのは現在の段階では難しい状況かと考えております。 59 ◯ 4番(山崎誠也君)  そしたら、松浦から人数が少なくて困っているので、どうにか合同でできるように、今からつくってでも合同でできるようにというお願いを県にもしていってほしいところなんですけども、せっかく子どもたちがやっているので、途中で諦めさせるというのがすごく残念だなとか思うんですけども。  そしたら、今の話では、あくまでも中学校での大会に出られない。長崎県主催とか何主催かな、教育委員会の主催かな、わからんけど、県の主催の大会に出られない。そしたら、クラブ大会というんですかね、アンダー15とか、そういうクラブチームの大会という、そがんとには出られるんですよね。 60 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  先ほど申した合同チームにおいての参加が認められていないというのは、長崎県中体連が主催する大会、または松浦市中体連が主催する大会ですので、今、議員がおっしゃる社会、冠大会とか言われる分につきましては、子どもたち参加することができるようになっております。 61 ◯ 4番(山崎誠也君)  それなら、一応検討してもらえるのかなとか思ったんですけども、統合してサッカーして、今、小学校でサッカーしている子たちが部活でサッカーして、人数が少なかったら、この学校とこの学校合同で大会に出て、それをしながら長崎県にお願いしていけばできるのかなと、ちょっと考えたんですけども、小学校でサッカーをしていた子の追跡調査、中学校に上がってどうされているとか、高校でどうされていると追跡調査はさすがにされていないでしょうが、私が個人的に聞き回った話では、中学校に入って、どうしてもサッカーがやりたいという子は、佐世保あたりのクラブチームに通っているそうです。中には親と一緒に中学校にサッカーがある地域に引っ越して、中学校に入ってサッカーされているというとも何年か前にあったと聞きました。  さすがに中学生ですし、大人が環境をつくってあげないと自分たちで何とかできることじゃありませんし、大勢の小学生が熱心に松浦でもやっていますことですし、中学でもサッカーができる環境をぜひ松浦でもつくっていただきたいんですけども、このことについて、市長か教育長の御所感をいただけないでしょうか。 62 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  私も市内の中学生が、自分がやりたいスポーツをできる環境づくりというのは非常に大事なことだと思っております。  しかしながら、先ほど課長も答弁しましたように、松浦市内の学校に新たに部活動を立ち上げるということは困難な状態でございまして、それについて県教委とかに要望することは大変難しい状況だと考えております。  そこで、教育委員会としましては、学校に部活動が設置していないスポーツを行いたいと希望している生徒につきましては、地域や社会体育等で希望するスポーツに参加することを認めることで子どもたちのニーズに応えてまいりたいと思いますし、そういった大会に参加できるよう配慮してまいりたいと考えております。  以上でございます。(降壇) 63 ◯ 4番(山崎誠也君)  ちょっとようわからんかったんですけど、済みません。できることなら協力するということでいいんですかね。違うんですかね。ちょっとよくわからなかったんですけど。わかりました。  小学生で本当に熱心にされているので、環境をつくってやるとは大人たちの責任でもあるし、行政とか教育委員会も一生懸命せんばことと思いますので、できたら県との交渉等よろしくお願いします。  次に行きます。2項目めの通学路におけるイノシシ対策についてです。  これは以前よりたびたび星鹿小学校の裏山というか、星鹿小学校は通学路が2つあるんですけども、裏山のほうの通学路のほうでイノシシがたびたび目撃されております。そんな情報を得たので、先月の5月1日に学校教育課教育総務課、農林課とともに現場を見に行きました。小学校から100メートルも離れていないような、いわば学校の敷地のようなところにイノシシがたびたび出現する、発見されております。その現場を見た後、何か対策というものはされたでしょうか。 64 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  先ほど議員がおっしゃいましたように、4月27日に山崎議員立ち会いのもと、イノシシが出ると言われる現場を見に行きました。その際、校長からも状況を聞き取りました。その後、猟友会の方からも対応策を聞きながら、教育総務課のほうにおいて、点滅式のライトを取りつけ、イノシシが警戒して通学路付近に近づかないような措置を行っております。 65 ◯ 4番(山崎誠也君)  その点滅式のライトというのは、夜ならピカピカなって意味があると思うんですけど、昼間、この前は昼間にイノシシが出ているんですけども、昼間でも効果のあるとですかね。 66 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  猟友会の方からの御助言をいただいたということで、効果はあると思って設置しております。 67 ◯ 4番(山崎誠也君)  そのとき本当は行って、できたら柵をつくるとかしてもらえたらなとか思って一緒に来てもらったんですけども、ちょっと点滅灯で終わって、若干不安はあります。  そして、その後、そことはまた別の場所なんですけども、これも星鹿小学校の通学路なんですけど、小学生がイノシシと遭遇して接触、もう突進してきて接触したという事故が耳に入ってきました。うまくよけたのか、それともイノシシが偶然横を通っただけで接触したぐらいで済んだのかわからないんですけども、幸い小学生はけがもなかったと聞いております。ただ、本当にこれは危なかったと思っています。紙一重で本当に大事故になったと思うんですけども、この事故後、何か対策というものはとられたでしょうか。そのときの状況、イノシシの出たときの状況も踏まえお示しください。 68 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  今のことにつきましては、5月8日に小学生が登校中、イノシシに出くわし、イノシシが通り過ぎたのを確認して急いで走り去ろうと小学生がしております。その急いで走る小学生の姿を見て驚いたイノシシが戻ってきて、小学生のおしりの部分に追突するという事故が発生しました。児童には大きなけがはなく、学校に到着後、そのことを先生に報告しております。  学校からは、学校教育課に事故についての連絡がありましたので、農林課、猟友会の方、星鹿小学校の通学路担当者が現地に出向き、事故発生場所を確認いたしました。また、猟友会の方からイノシシの習性により同じ時間帯に、同じ場所にあらわれる可能性もあるという情報をいただきましたので、翌日の登校時間帯には教職員が現場に出向くとともに、星鹿派出所の警察官、猟友会の方等に通学時間帯の見回りをお願いしたりしております。  また、地域の方の協力もありまして、その付近の除草をしていただいたと聞いております。その後、児童への被害はあっておらないということです。 69 ◯ 4番(山崎誠也君)  その小学生の対応て、当たりやったと思うんですよ。通り過ぎるまでじっと見て、通り過ぎた後に逃げるというのは多分大人でも同じことをしたと思うんですけども、それでも突進してきたということは、やっぱり何か怖いなとすごく感じました。  そのイノシシというのが、イノシシが出たという通報というのは市にあるものなんでしょうか、それとも警察にあるもんなんでしょうか。一般道でですね。  例えば、自分がイノシシを見ても、ああ、イノシシかぐらいで通報なんかしないんですけども、よっぽど危険な場所におれば、多分通報があると思うんですけど、その辺は把握されていますか。 70 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  そのことにつきましては、農林課の私のほうからお答えをさせていただきます。  まず、通報は直接農林課のほうにあることもございますし、警察等を通じて農林課のほうに連絡が入ってくる場合もございます。  近年、家屋の近くでありますとか、農地以外のところでも頻繁にイノシシの出現というのはございまして、私のほうでちょっとお知らせいたしますと、こういう報告の保存というのが3年間でございますけども、平成27年度では、そういう家屋等の近くにいたということで、10件ほどございました。28年度が13件、それから29年度で8件のそういう通報があっているところでございます。  以上でございます。 71 ◯ 4番(山崎誠也君)  結構やっぱり危険な場所であらわれたら通報があるということなんでしょうね。年間10件前後、わかりました。  そういった通報や、いろんな情報を農林課でも得ていると思うんですけども、市のほうで、この辺はイノシシが出現しやすいという場所の把握というのはされているんでしょうか。 72 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  もう議員も御存じのとおり、イノシシというのが、今、全国でもかなりの被害とかが出ておりまして、松浦市内でもかなりの広範囲、山間部を中心ではございますけども、かなりの広範囲でイノシシの出現というのはございまして、そういう御報告があったりとか、市のほうで見回り等をやっている間にもイノシシが出現したような箇所というのは一部把握はしておりますけども、全てのところでどこにイノシシが頻繁に出ているんだというところまでは情報としては得ていないところでございます。 73 ◯ 4番(山崎誠也君)  実は、似たような質問を以前したんですけども、保育園や小学校の周りでのイノシシ対策をやってほしいという質問を、もう4年ぐらい前やりました。  そこで、前市長は「学校、保育園の周辺等にも出没する状況を見ますと、新たな取り組みを考えてまいる必要がある。今後協議してまいる」と答弁をいただいたんですけども、その後の協議された内容というのが本当にあれば、どういった内容で協議されたのか、お示しください。 74 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  松浦市におきましては、建設課からの呼びかけで実施しております松浦市通学路交通安全プログラムに係る会議において対策を協議いたしました。そのプログラムの中で、児童生徒の通学路について、小学校区ごとに通学路安全マップを作成させております。その作成に当たっては、校区内の交通安全に関する危険箇所の把握や不審者対策が必要な箇所などにあわせ、イノシシと遭遇しやすい場所等さまざまな視点から地域の関係者の意見を聞き、通学路安全マップを作成するように学校に指示しています。  また、この安全マップをもとに、建設課、学校教育課、警察関係者、PTA関係者の立ち会いのもと、危険箇所の点検を年ごとに行っております。 75 ◯ 4番(山崎誠也君)  やっぱり市でもイノシシの出やすい場所、出そうな場所というのはもう把握というか、地域の皆さんに聞かれながらされているんですね。  この松浦では、年間イノシシが大体約2,000頭も捕獲されているのに、全然減ってきている気が私はしないんですけども、かといって、捕獲せんわけにもいかんですし、捕獲はしていかんばとですが、とにかく私が思う、やってほしいというのは、子どもたちをイノシシから守ってほしかという、それだけなんですけど、そのためには、まずイノシシの出てきそうなところの把握はされている。例えば、もっと情報を市報で、情報求むとかも載せてもよかかもしれんですし、情報を集めながら、そして、ちょっと危険なところには、注意しようねとかじゃなくて、できたら柵とか網とかをしたり、100%来んごとするては無理ですけんが、人間も生活して歩いていくけん。そいけん、できれば山から出にっかごとされんもんかなとか思うとですけども。例えば、学校にイノシシの入ってきにっかごと学校で犬ば飼うとか、山手のほうで飼うとか、そがんこともできんかなとかいろいろ考えたんですけども、何か車でうろちょろしよって思うことは、あがん畑とか田んぼに柵のいっぱいしちゃっとに、ちょこっとでも、松浦市内に小学校が9と幼稚園、保育園が15ぐらいあるじゃないですか。たったそれぐらいなので、そこの中でもイノシシが出やすかところというとは、やっぱり山手のほうというとのあるけんが、そこのほうから徐々にでもよかけんが、イノシシの出にっかごと出にっかごとてしてもらえんかなと思ってこの質問を前回も入れたし、今回も──前回というのはもう4年ぐらい前なんですけども、今回も入れたんですけども。  そういった子どもたちが安心して学校とか保育園に通園、通学できるように、せめて学校とか保育園、幼稚園の周りにイノシシ対策、気をつけようねじゃなくて、何か柵をしたりとか、来にっかごとするような、何かしていただきたいなとか思うんですけども、御見解いただけないでしょうか。 76 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  学校教育課としましては、そういう柵等の設置は通学路とか学校周辺、物すごく広範囲に及びますので、現在は見回り等とか、そういうことを考えながら対策を講じている状況でございます。 77 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  確かに生徒等の安全を確保するというのはやっていかなきゃいけないというふうに思っております。  有害鳥獣の駆除等につきましては、私ども農林課のほうが一応担当をしているわけでございますけども、先ほども山崎議員が冒頭でおっしゃられたように、今回、星鹿のほうでイノシシが出てきたということでは、先ほどお話ししたように、有害鳥獣の実施隊の方と一緒に現地のほうも見させていただきました。実施隊の方がおっしゃられるには、やはりイノシシ等が出やすいところというのは、やはり原因が何かあるということですね。餌場があるとか、水飲み場が近くにある、また、すみやすい場所がある、こういうのがございますので、やはり捕獲等含めて、私どもとしましては、そういうすみやすい環境を除去していく。学校であるとか、そういうところの近くにそういうのをなくしていく、そういう対策も一緒に講じていきたいというふうに考えておりますし、やはり先ほど言いましたように、イノシシが出現した場合には、自治体の方も含めて、学校とも一緒になって見回り、それから、必要に応じては箱わな等の設置をお願いして捕獲のほうに努めていきたいというふうに農林課のほうとしては考えております。 78 ◯ 4番(山崎誠也君)  わかりました。捕獲しながら、本当に松浦で毎年2,000頭ぐらいずつ捕獲しているのにもかかわらず減らないというのは、本当に困ったなと。  そして、近年というか、僕の感じでは、車で通っているとしょっちゅう見ますので、この松浦でイノシシ関連で大事故がまだ起きていないというのは本当にたまたまだと思うので、どうにか、大人は自分で身を守れるかもしらんですけど、子どもは守れないので、子どもを守れるように通学路であったり学校の周りの整備というのをしていってほしいなと思い、この項目を入れさせていただきました。また協議していただけたらと思います。  3項目めに移ります。次に、げんきっこ広場の今後についてです。  まず、このげんきっこひろばのこれまでの歴史というか、設立からの経緯とか、また、現在の概要とか、そういうことについてお示しください。 79 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)  松浦市ふれあいセンターの概要でございます。  松浦市ふれあいセンターは、通称げんきっこひろばと呼んでおりますけれども、設置の目的としましては、障害児の通園による療育指導の場及び療育支援にかかわる関係団体等の集会の場として設置をしております。  その施設の中では、児童発達支援、それから放課後等デイサービス、この2つの事業を行っております。  開所年月日というのは、平成15年1月10日からになりますけれども、旧市立の武道館を改修いたしまして、27年度まで県の指定を受けまして民間に事業を委託して事業を実施してまいりました。そうしたところ、民間のほうから27年度をもって事業実施ができない、受託できないという申し出がございましたので、急遽28年度から民間の委託先が見つかるまでの暫定的な措置としまして市の直営で実施をして今までに至っております。  建物は、鉄骨づくりの地上1階でございまして、敷地面積が1,364.32平米で、建築の面積は421.9平米です。  施設の中身ですけれども、訓練室や指導室、相談室、それから事務室、給湯室、シャワー室やトイレなどを完備しておりまして、療育に必要な遊具といいましょうか、ブランコなどを設置しております。  1日当たりの定員を10人といたしまして、現在31人が利用しております。  職員といたしましては4名を配置しております。  以上です。 80 ◯ 4番(山崎誠也君)  今回、ふれあいセンターの廃止ということで議案が出されましたけれども、ふれあいセンターイコールげんきっこひろばみたいなものですたいね。げんきっこひろばの廃止に向けた流れについて、これまでのことについてお示しください。 81 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)
     げんきっこひろばのこれまでの流れということでございますけれども、先ほども申し上げましたが、これまでの運営につきましては、平成15年、旧武道館を改修して民間に事業を委託して実施しておりました。その後、辞退があったために、当時、対応可能な委託先がなかったことから、平成28年度から民間委託先が見つかるまでの暫定的な措置として市の直営で実施してまいりました。  そういう中で、この事業についてどうするかということで、今後のげんきっこひろばでの児童発達支援等事業の今後ということで、平成29年度当初から協議を重ねておりました。その中で、施設の設置廃止とともに事業を廃止して、民間で実施可能な事業というのは民間へ移行し、移行できない支援に関しては市で実施していくということを市の方針といたしました。  そして、この方針について、まず議会に対し、平成29年12月の全員協議会におきまして、(仮称)松浦市市民福祉総合プラザの構想を御協議いただく中で御説明をいたしました。  利用者の方々に対しましては、平成30年2月から3回ほどで御説明をすることとなりました。  以上です。 82 ◯ 4番(山崎誠也君)  このげんきっこひろばの廃止と決まったのは、廃止と決まったのは──まだですたいね。まだですよね。そしたら、げんきっこひろばの廃止に向けた準備というのはいつごろから考えられたことなんですか。考えられていたんですか。 83 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)  繰り返しになりますが、げんきっこひろばを直営でしているときから、直営で事業を実施するという段階からもう既に委託先というのを、新たな委託先を模索しながら事業を実施しておりました。  先ほど申しましたけれども、29年度当初から協議を重ねてまいる中で、民間の参入というのを模索しておりましたところ、1事業所において松浦市で実施を検討している事業所がございましたので、それをもちまして、そこでできる部分の事業に関しては担っていただいて、支援に関して民間が担っていくことが難しい事業に関しましては市でやっていくということで方針を出させていただきました。そして、全員協議会でのお話、それから、利用者の方々への御説明というふうにお話をしてまいりました。 84 ◯ 4番(山崎誠也君)  ということは、廃止を考えた上で民間を探していたわけなんですよね。わかりました。  これについて保護者との協議が十分に必要であるということは、市側として認識はしていたでしょうか。 85 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)  利用者の方々に対する御説明、それから御意見をいただくということは大切にしてまいりました。そこで、民間の参入というのがわかった時点におきまして速やかに利用者を対象とする説明会を3回実施いたしております。  1回目は平成30年2月27日、これまでの運営状況や事業が抱えていた課題、それから保護者の相談はこれまでどおり対応していく中で、民間で実施可能な事業に関しては民間に移行していくという廃止に向けた市の方針について御報告をし、御意見をいただきました。  2回目は、5月8日に市長参加のもと、6月末をもって事業を廃止するという市の方針や7月からの新たな支援事業所へのつなぎについて、また、民間に移行できない、つなげることが難しい部分に関して検討している市独自の事業について説明し、御意見をいただきました。このときに出された御意見を受けて、利用者の方々が何を不安に思っておられるのかというのを認識いたしましたので、さらに行政として対応すべきことや、その方法について再検討をいたしました。  その上で、5月31日に3回目の説明会を開き、これまでげんきっこひろばが担ってきた療育支援と、それから、今後の市における支援体制について、より御理解いただけるように資料を用いて説明をいたしました。  以上です。 86 ◯ 4番(山崎誠也君)  民間を探す時点で廃止する方針でやっているんですよね。そしたら、もうその時点で利用者さん方とかには説明というか、こういう方針でやっていくというのを説明していかんばやったんじゃないかなと私は思うんですけども、その辺については十分に協議されていないじゃないですか。もう決めたということを報告しているだけなんで、今現在、利用者さんたちは不満──不満というよりも不安のほうが大きいと思いますし、そういうやり方にちょっとどうなのかなと思われている方々がすごく多いと思います。  次に行きますけども、2回目でアンケートをとられたということで、アンケートの内容と、その回答についてお示しください。 87 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)  利用者の方々へのアンケートにつきましては、2回目の説明会の後に、「今後の療育支援の利用について」として、相談支援事業所や障害児通所支援のサービス利用に対する個別の意向や、7月から市独自の事業として実施を検討している親子教室などの利用を確認するために実施をいたしました。  内容につきましては、4つの質問に答えていただく形だったんですけれども、1つ目が障害児通所支援事業所のサービスをこれからも継続するか、それから2番目に、相談支援事業所とはどのような支援を行うか知っていらっしゃったか、3番目に、相談支援事業所の利用を今後希望されるか、4番目に、7月から保護者支援を目的とする親子教室、相談を利用するかというお尋ねをいたしました。  アンケートの結果からわかったことというのは、相談支援事業所について今回初めて知ったという方が半数もおられて、本来こちらからお知らせしておくべき支援事業所、相談支援事業所を通じて支援の事業所を選んでいくという流れになっておりましたところ、まず相談支援事業所について御理解をいただいていなかったということで、支援事業所を利用するまでの仕組みについて十分にお伝えをできていなかったという反省をいたしました。また、親子教室については、未就学児だけではなくて、小学生に対しても求められているということがわかりましたので、親子教室のさらなる拡大を検討していくべきだと考えております。  親子教室や親子相談につきましては、利用の希望が大変高いことがわかりましたので、利用者の方々に満足していただけるものを企画していかなければと考えております。  以上です。 88 ◯ 4番(山崎誠也君)  いや、親子教室のことも、保護者さんのことがどうのこうのよりも、そういうことをする時点で相談が全然──相談というか、協議がされていないじゃないですか。そこがやっぱり一番問題でして、げんきっこひろばの廃止を保護者さんたちは2月27日に急に聞かされたですね。  げんきっこひろば、松浦市側に対して出された手紙というのをいただいたんですけども、かなり量がありまして、多分見られてはいると思うんですけども、済みません、ちょっと読ませていただきます。量があるので抜粋します。「げんきっこを利用できないと本当に困ります。大きな集団では指示が通りにくい娘に少人数での御指導をしていただき本当に感謝しています。園ではできなかったことも少しずつ身につけてきて、集団にもなじんできているところです。4月から年長児、あと1年でどう小学校に持っていくかと言われ、今からが大事と思っていた中、説明会でのげんきっこが利用できないと知り、大きな不安を抱いています。他市での療育支援通所は困難です。げんきっこだからこそ利用できます。6月以降も、ぜひ今のスタッフさんでの続行をお願いします。よろしくお願いします」。また別ですね、「げんきっこさんは絶対なくさないでください。本当に困ります。支援が必要な親子を見捨てるつもりですか。子どもの将来がかかっています」。また別で、「数年前に佐世保より移住してきました。松浦市は子育て支援に力を入れているなと本当に感じました。そこに何度も助けられました。どうかげんきっこひろばの活動を続けていただきますようお願いいたします」、「周りの環境の変化に特に敏感な子どもたちです。市の運営で同じスタッフの方がかかわってもらえるようにできないでしょうか。よろしくお願いします」、「この1年間、げんきっこひろばさんに通わせていただき、できないところや苦手なところに重点を置き支援していただきました。この1年で、すごく成長してきていると思います。できることなら、このまま親子でげんきっこひろばさんに通いたいと思います」、「今までどおりげんきっこを続けてほしいと思っています」、「4歳ぐらいからげんきっこを使わせていただいております。安心して預けられます。子どもは、げんきっこのある日を毎日楽しみにしています。私たちには必要な場所です」、「私たちもほかのお母さんたちとの情報交換や悩みなどを話せるところがなくなって困ります。まず、こういう議題が出る前に保護者に話をするべきなのでは。ほぼ決まった状況で話されても、どの保護者も不満に思います。市も信用できなくなります」、「この間の説明では、民営でもできる事業という言葉が出てきましたが、民間に丸投げしようとしている印象を受けました」、「私は目が届かないところにはやるのは嫌です。なので、げんきっこはなくさないでほしいです。げんきっこでアドバイスなどもしてくれるので心が助かっています。げんきっこは子も親も勉強できるところなので、行けるまで通いたいです」、「長い年月をかけて積み上げてきた成長が後退するかもしれないので不安があります。当事者に相談もなく勝手に決められても困ります」、「親も障害を理解し、対応の仕方も学べるげんきっこの先生にアドバイスをいただけるということで一日一日子どもと向き合えています」、「民間に丸投げするだけでは理解が進まないです」、「げんきっこで活動する子どもの姿は家の中の様子とは全く違っていて、できないこと、苦手なことがよく見えます。突然6月までです、民間になります、民間ではげんきっこのようなプログラムはできませんという話がありました。何の相談もなく契約が6月までだからと勝手に決められるのはおかしいです。決める前に相談をして話し合うのが筋です。7月からはどのようにしていけばよいのでしょうか。友田市長は市民と対話するとおっしゃっています。どうか市民の声を聞いてください。対話してください。どうかげんきっこひろばを奪わないでください」と、これ抜粋しただけで、多分10分の1も伝えられていません。  市民の声を聞くというのが「ともだビジョン」にもあるじゃないですか。これは引き継ぎの案件かもしれないですけども、これを聞いていて、僕も3回目の説明会には参加させて──参加というか、見に行かせていただいたんですけども、すごく心が締めつけられてもう苦しい思いでした。本当に何で、病院が来ることはいいんですよ。絶対保護者さんたちも、すごく病院が来ることは期待しているというか、楽しみにしているんですけども、そのせいで何でこの方々が────を食らっておるのかなと思って、すごく苦しかったんです。────じゃないですね、済みません。今のなしにしてください。  どうか、この取り組み事業は利用者さんたちのために残していってほしいなと思うんです。  私も利用者さんたちが、本当に建物というのは、建物がなくなっても別に、ここの場所がなくなっても、病院が来ても、松浦市がどこか場所を見つけてどうにか続けていってくれるだろうなと思っていたと思うんですけども、実際は違っていたということで、療育を民間さんがされても結構なんですけども、本当に全然反対しないんですけども、でもげんきっこを残した上で私はやっていくべきだと考えます。この全く協議もせずに民間にお願いして、それを報告するというだけのやり方というのはちょっと。本当に慎重に慎重にやるべきだと思うんですけども、保育園でもそうじゃないですか。民間に今、松浦市の保育園は民間になりつつありますけども、それも協議を重ね、協議を重ねなってきていますけども、このいきなりの決定、そして報告というやり方は本当に友田さんの「ともだビジョン」に反していると私は思っています。  「ともだビジョン」では真っ先に、本当に真っ先に、市報にも書いてありましたし、こういうのを手に入れたら、真っ先に「市民との対話で創る新しい市政 基本姿勢は「市民との対話」」となっているので、これは引き継ぎの懸案なのかもしれませんが、今でこそこのアンケート──アンケートというか、この手紙の回答しかり、説明会での保護者さんの声しかり、「ともだビジョン」で実行していただきたいと思うんですけども、「ともだビジョン」にも「先ずは市民の意見を広く聴く「広聴」を徹底し、市民の意見がしっかりと反映される市政、市民の声に応える市政をめざします」とあります。  ここにも「障がいのある人もない人も共に生きる平和なまちづくり 障がいのあるなしにかかわらず、誰もが社会の一員として社会活動に参加出来る共生社会の実現をめざします」、またほかにも「未来を担う子ども達への積極投資」、「民間の感覚を活かした市役所づくり」というので、もう先行投資と思ってほしいんですけども、そういう方々が社会に出て、今、本当に一歩ずつ一歩ずつ勉強されておられますので、社会に出て、松浦市で働いていただいて税金を納めてもらうという先行投資と思えば続けていけるんじゃないかなと思うんですけども、そのことについて市長、御見解をよろしくお願いします。 89 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  私も、先ほど議員が御紹介になったお手紙を読みました。全て読みました。確かに、おっしゃって、不安に思っておられる、そういう思いについては十分私も把握をいたしております。ですから、5月8日に私も説明会に参加をして、直接市民の皆様方の、利用者の皆様方のお話を伺いました。その後、担当課とも話し合って、この状態ではいけないんではないかということで、内部で十分協議をいたしました。その中で、今、議員がおっしゃっているような中身を決して民間に丸投げするだとか、これまでやってきたことを全てなしにして利用者の皆様を放り出すとか、そういったことは一切考えておりません。ただ、我々が実際に、じゃ、どうしようとしているかという部分については、やはり十分お伝えできない部分があると思います。改めてその面については担当課長に答えさせたいと思いますが、少しその説明をさせていただきたいと思います。(降壇) 90 ◯ 子育てこども課長(土谷由子君)  松浦市では、これまで保健師を中心に実施してきた母子保健事業の中で、特に児童の発達障害の支援や相談に対するニーズが高まったため、平成20年度から作業療法士を1名正規職員として雇用し、各種健診における障害の早期発見や関係機関との連携に力を入れ対応してまいりました。このことは、今後も変わりなく継続していきます。  利用者の方々の中には、事業が廃止されるとともに、この子どもの特性を理解して適切な支援を一緒に考えてきた作業療法士や支援体制までもがなくなる、廃止されると受けとめられた方がいらっしゃったのではないかなと考えるのですが、決してそうではないということを再度お伝えしたいと思います。  療育が必要な場合は、保護者の受容を高めながら、早期に訓練を行うことが児童の適応能力の向上や自立の促進につながっていきます。  早期に発見し早期に療育につなげることが児童の発達に重要になりますことから、健診で支援が必要と判断された児童は、親子教室に参加を促したり、保育所や学校での様子を伺ったりして、保護者との相談を重ねて、その必要性を御理解いただいて、医療の相談を経て、療育支援を実施する事業所のほうの利用を進めてまいりました。この流れに関しても、市の事業としてこれからも変わりなく実施してまいります。  げんきっこひろばは、一事業所として未就学児に対する児童発達支援事業と小学生に対する放課後デイサービスを実施しておりました。廃止後は、児童発達支援事業につきましては、市内に9月開校を予定している事業所や近隣市町の事業所の利用を進めてまいります。放課後デイサービスにつきましては、市内開設の事業所や近隣市町の事業所の利用を進めてまいります。それぞれ相談支援事業所の利用を促して、今後も療育が継続できるよう個別で調整を図りたいと考えております。  そして、新しい支援事業所の決定にかかわらず、また、これから支援が必要と診断される児童や保護者に対しても、市が独自で実施する親子教室や相談については7月から利用ができるよう準備を整えてまいります。この親子教室等の事業につきましては、これまでげんきっこひろばで評価をいただいてきた支援体制を生かしながら計画したいと考えております。  以上です。 91 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  今、課長が口頭で説明しましたので、それだけではまだまだ御理解できない点はあると思います。しかしながら、決して私どもは民間にこの子どもたちの学びや成長を丸投げする意識はございません。しかしながら、行政としては、サービスを提供する事業所としての役割を担うのではなく、この分は、やはり民間でそのサービスをやっていただく事業所がある以上、療育サービスについては民間にお願いしますけれども、この療育が必要な子どもたちが身近な地域で切れ目ない支援が受けられるような環境を整えたり、関係機関と情報を共有し連携を図ったりする、このことを行政はしっかりやっていかなければならないし、これが本来の行政の役割だと考えております。  今後は、支援事業所としての療育支援は民間の活力を生かし、民間が十分に担えない、今、課長が説明した親子教室ですとか、親子の学びですとか、こういったものについては、これまでのげんきっこひろばで培ってきた体制を生かしながら親子教室等の事業を拡大し、市としての支援体制を整えていきたいと考えております。  げんきっこひろば以外にも、こういった支援を必要とする方がいらっしゃいます。こういった全ての皆さんを行政がしっかりと支えていくためにも、こういった取り組みをするということについて御理解をいただきたいと思います。(降壇) 92 ◯ 4番(山崎誠也君)  そのことについてもですけど、しっかり保護者さんたち、利用者さんたちと協議の場を経て、ちゃんと理解されてやっていってほしいと思うんですけど、これも親子教室にしろ相談にしろ、結局、決めて報告という形になったら、あんまり納得されないかもしれないじゃないですか。でも、いんにゃ、決めたんですよ、これでやるんですよとなったら、もうそれにどうすればいいんですか、その利用者さんたちはと僕は思うんですけど、決まった、じゃ、それしかなかったいって、選択肢はそこしかなかとかなとか思うんですけども。  民間さんとの連携でするというのも、でも、民間さんまだ1つしか来ていないじゃないですか。例えば、その民間さんが撤退されたときにどうされるのかなとか、そういう不安もありますし、もしですよ、万が一ですけど。そういう不安もありますし。  最後に一つ確認なんですけども、これだけは確認ですけども、親子教室、親子相談というのは、保護者さんから必ず不満が出ないようにしていかれるんですよね。その決意表明というか、そういうのをいただけたらうれしいです。 93 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  親子教室と親子支援については、その中身についても十分これまでの利用者の方々との協議を行いながら、そして適切なサービスをしっかりやっていきたい、そのように考えております。(降壇) 94 ◯ 4番(山崎誠也君)  僕は、大変調子こいたことばっかり言ってしまって本当に済みません。友田市長については期待といったら偉そうなんですけど、すごく尊敬できる市長で、すごく市民のことも思いやりがあって、これから一緒にやっていくのが楽しみなので、一緒にいい市政をつくっていきたいと思っております。  これで一般質問を終わります。    (山崎議員 一般質問席 降壇) 95 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって山崎議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午後0時16分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 96 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、7番・徳田議員の登壇を願います。  (徳田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 97 ◯ 7番(徳田詳吾君)  こんにちは。  清風会の徳田でございます。市民皆様のおかげで今回も発言することができます。大変ありがとうございます。市民のために頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。  今回は1日目の3番、午後の厳しい時間帯ですが、よろしくお願いをいたします。  福島のほうでは田植えも終わりまして、稲の分けつが進み、株が大きく育ってきています。松浦市も活性化し、拡大発展することを願っております。  土谷棚田には、ことしもたくさんのカメラマンが見えていたようです。私も2回、写真を撮りに行き、それなりのよい写真が撮れました。印刷するにも、何枚も撮った関係で、決めるのに苦労をいたしました。皆さんも一度撮ってみてはいかがでしょうか。被写体がいいので、結構いい写真が撮れます。  第1項目めは、学校改築と解体についてであります。  3月定例会でもお尋ねをしましたが、時間が足りずに十分な質問ができませんでしたので、再度質問をさせていただきます。  まず、解体関係からですけども、福島中学校の解体工事が終わりました。平成29年6月議会の回答として、記念として残せるものはできるだけ地元の皆様の要望に沿って残していきたいとの回答でありましたが、ことしの3月議会で要望を聞く場を設けましたかとお尋ねしましたが、市教育委員会が直接関係者を集めて要望を聞く場は設けておりませんが、旧校舎の見学、それからお別れ式等、地域の皆様やPTAの皆様から学校に寄せられた御要望につきましては、全て市教委に報告していただき、検討した上で学校を通じて移設の可否を回答した上で現在対応を行っているとの回答でした。平成29年6月議会で発言した後は何もされなかったのでしょうか。そのせいでしょう。また、要望をしても聞いてもらえないとの声が聞こえてまいりました。なぜそのように対応をしてもらえないのでしょうか。私が最初に平成29年6月議会で発言した当時であれば十分間に合っていたし、対応もとれたと思います。議会の一般質問が過ぎれば対応はしなくても関係ないとの考えでしょうか、担当課長さんどうでしょうか。 98 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)  お答えいたします。  旧福島小中学校の解体につきましては、平成27年4月3日に福島公民館において、校舎建築に当たっての工事説明会を実施しております。その折に、解体のスケジュールについても住民の方に説明をいたしております。また、旧中学校校舎の解体に伴い、記念として残すべきものについては、議員もおっしゃったとおり、区長会で説明をして意見を求めたり、旧校舎の見学やお別れ式などで地域の皆様や卒業生の皆様から学校を通じて寄せられた御要望について、全て検討した上で対応をしてまいったところでございます。  以上です。 99 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私は27年のことを聞いておるのではなくて、29年の6月議会で私が発言しまして、それに対して対応するような回答もいただいておりました。それについて、その後、何も対応がしていない。3月議会で確認したときも、私が先ほど読み上げたとおりで、していなかったわけですね。そういったことについてどう思うかということを聞いたわけで、担当課長さんかわっておられるので、その辺は仕方ないかと思うんですけれども、そういった対応の仕方なんですよね。  福島小学校の解体のときもそうでした。解体後も子どもたちがプールに行くのに校舎の周りを遠回りして行く計画をしてありました。子どもたちがわざわざ遠回り、解体した後は真っすぐ行けるので、遠回りして行くことはないだろうということで、そのような要望ということで聞いておりましたけれども、そういうことはできないということで回答を受けました。その後、解体後に現地に行きますと、ある程度の近道で道路をつくり、舗装してありました。できましたことは大変よかったのですけれども、しかしながら、報告もありませんでしたし、現場の人に聞いたら、やかましか人のおらすけん、せんばごとなったとのようなことを聞きました。市の職員がそのようなことを言うのですかね。私としては、子どもたちのためにと思って発言をしておりますが、教育長さんはその辺どう思われますか。 100 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  プールの件につきましては、きちんとした対応ができなかったようで大変申しわけなく思っております。私としましても、この校舎の建設につきましては、子どもたちのためにという思いでいろんな意見も聴取しながら行ってきたことでありますが、今後もいろんな意見をしっかりとお受けしながら、適切に対応できるように努力してまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 101 ◯ 7番(徳田詳吾君)  友田市長さんが市長になられる前のことでもありますので、申しわけはないんですけれども、こういった議会での一般質問に対応することを質問して、すると言ったり、またはでき上がっても何も報告がない、こういうことにつきまして、今後のこともありますので、市長さんの今後の考え方についてお示しいただければと思います。 102 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  一般質問での答弁というものは議事録に残して、ちゃんとやりとりしているわけですから、そこでやりますと言ったことについてはしっかりやらなければならないと思います。そのことの全てを報告するかどうかというのは、やはりその状況を踏まえながらやらなければならないと思いますが、やはり大きな進展があるところについては、概況報告の中で述べたり、あるいは必要なときに御報告をしたいと、こういったことはしなければならないと思っておりますし、今後、そのように努めてまいりたいと思います。(降壇) 103 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。  福島の議員は何ばしよるかと言われますので、ぜひとも対応方よろしくお願いをいたします。  12月議会で学校改築関係について質問しましたところ、事前の聞き取り項目に入っていないとのことで回答をいただけませんでした。また、3月議会では時間が足りませんでしたので、十分には聞けませんでした。改めて質問をさせていただきます。学校の設計については最新の耐震基準で設計をしたとの回答で、ヘアークラックについても回答をいただきました。ヘアークラックは通常幅0.3ミリメートル以下、深さ4ミリメートル以下のもので、構造上、特に影響することのないクラックを指しますとの説明でありました。私が見た限りでは、幅0.3ミリメートル以上、深さ4ミリメートル以上に見えましたし、縦、横、斜めのクラックを見ております。これも乾燥による収縮ヘアークラックと見るんでしょうか。
    104 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  議員申されました縦、横のクラックにつきましてですけど、縦、横に一直線に入っているクラックは、構造スリットと呼ばれる構造設計上のすき間の部分の塗装のひび割れと判断いたしております。塗装部分だけのひび割れですので、躯体に影響はございません。  それと、斜めに走っているクラック、これが通常ヘアークラックと呼ばれているものでございます。これも構造上、建物に影響を与えるものではございません。  以上でございます。 105 ◯ 7番(徳田詳吾君)  幅0.3ミリメートル以上、深さ4ミリメートル以上に見えたんですけれども、本当にヘアークラックじゃないんですか。 106 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  縦、横に入っている分はヘアークラックではございません。構造スリットによる、クラックといいますか、構造体で設けたすき間に入っている塗装のひびでございまして、それは構造上、問題ないということで。  ヘアークラックは、議員申されたとおり、通常0.3ミリメートル以下の幅で、深さが4ミリメートル、これにつきましては大きいものは、ヘアークラック以外のものについてはなかったと確認しております。 107 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私が見る範囲ではあったんですけどね、斜めの分もですね。どうしてもちょっと私も記録として写真を撮っておりませんので、何とも言えませんけれども、その後、このクラックの対応についてはどのようにされましたでしょうか、経過についてお尋ねをいたします。 108 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  御説明いたします。  外壁のクラックにつきましては、平成30年の2月と3月に行った竣工後2年の定期点検で一応確認いたしております。高所作業車が進入できる箇所につきましては、6月2日に作業を終えております。残った箇所についても、関連工事で屋内体育館の竣工、その辺をさせているんですけど、関連工事終了後、高所作業車の進入が可能となり次第、補修を行っていくこととしております。  以上でございます。 109 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ということは、2年後に対応したということですかね。 110 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  今、点検いたして現場で修正をかけている分は2年点検の箇所ということになります。 111 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そうすると、私がことしの2月20日に行って確認したときにはまだ対応していなかったということですね。30年の2月ということで。 112 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  2月、3月ですから、場所のほうは確認させていただいて、その後の作業が6月2日に作業終了ですので、その前に作業に入っております。  以上でございます。 113 ◯ 7番(徳田詳吾君)  3月にも補修を行われたんですよね。ということは、私、高所作業車を使って6月にということでありますけれども、5月22日に下のほうでも確認したんですよね。それもあわせて6月にしたということですか。 114 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  1階分については補修は今終わっている状態で、あと2階部分についてが高所作業車が入れないところは、今現在、確認だけしておりまして、作業は進んでいない状況であります。 115 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ですから、3月に終わっておるわけでしょう、下のほうはですね。5月22日に見たときに、私は上へ上るわけいかんですから、下をぐるっと回って見ておるんですよね。そのときにはあったんですよね。下は対応したとさっき言われたでしょう。その後、5月22日にあったんですよ。 116 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  既に1階部分は終わっていることと思っておりますので、再度確認をさせてください。よろしくお願いします。 117 ◯ 7番(徳田詳吾君)  前回も聞いたんですけれども、共有棟のクラックの発生原因はどのようなことが原因と考えておられますか。先ほどにも少しありましたけれども。 118 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  共有棟のクラックの発生原因は、先ほど申し上げたとおり、ヘアークラックと言われる乾燥収縮によるクラックと判断しております。  以上でございます。 119 ◯ 7番(徳田詳吾君)  小学校棟の南側、中学校棟については、私が見る限りではクラックはほとんど見ていないんですよね。小学校棟の北側と共有棟、ここに発生しているんですよね。何で小学校の南側と中学校棟は発生していないんですか。収縮クラックであれば、同じように発生せんとおかしかでしょう。 120 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  場所によりクラックが異なるのはなぜかという御質問だと思いますが、共有棟の北面、東面及び小学校棟の北面におきましては、他の面に比べてコンクリートの壁が多く、また、構造スリットを設けている箇所も多いため、クラックが多く見受けられたものと推測いたしております。  以上でございます。 121 ◯ 7番(徳田詳吾君)  どうもその辺が納得できないんですよね。同じように設計したんでしょう。何でそう偏ってクラックが発生するんですか。  ほぼ同じように施工されたと思うんですよね。そしたら、共有棟の場所とか小学校の北側は施工が悪かったのと違いますか。 122 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  施工につきましては、しっかり行われているものと考えております。当然、今言われているクラックということですので、基礎工が非常に多く関係していると思いますけど、基礎工の施工につきましても、各種施工基準や施工計画書などにより適切に施工していることを施工現場や報告書などで確認しておりますので、施工が悪かったということはございません。  以上でございます。 123 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そう答えるしかないでしょうけれども、前回もお聞きしましたけれども、共有棟の施工場所の以前の地形は、小学校の北側についてもですけど、以前の地形はどのようになっておりましたでしょうか。 124 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  小学校棟につきましては、小高い山になっておりました山林です。そこは土砂を切る工事をさせてもらっております。共有棟は、現況は田んぼでございました。ここについては盛り土工事をさせていただいております。  以上でございます。 125 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そのような地形の中で、基礎の工法についてはどのような方法で施工されましたか。 126 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  基礎につきましては、地質調査を行った上で、現地地盤支持層の深さにより、現場打ちコンクリートぐい、ラップルコンクリート併用の直接基礎、そして、支持地盤が露出している箇所については直接基礎を設けております。  以上でございます。 127 ◯ 7番(徳田詳吾君)  前の回答でもあると思うんですけれども、安定地盤への定着については工事前の地質調査で確認しており、検尺テープで確認したとの回答でありました。これの一番基礎の先端、くいの先端部、この分の確認はどのようにされましたでしょうか。ちょうどそこの部分は、自然の岩盤が斜めに入っておる部分がありましたので、外側の地形的には外側の岩盤が傾斜しておりまして、岩盤自体は福島の岩盤は大体全体的に西に13度程度傾斜をしているというふうに聞いております。ですから、岩盤にしっかりある程度食い込ませないと、乗っただけでは滑りやすいんですよね。衝撃なりなんなりあった場合、上から加重が乗るのもそうなんでしょうけども。その辺の滑る可能性等についての確認は行われましたでしょうか。  それから、食い込ませるという考え方はなかったんでしょうか。 128 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  現場打ちコンクリートのくいの確認ですが、まず、支持地盤の到達の判断は、掘削して採取した土砂サンプルと地質調査で得た土質標本が合致しているところを目視で確認しております。  以上でございます。 129 ◯ 7番(徳田詳吾君)  目視確認じゃなくて、しっかりと定着をさせてほしいと思ったんですね。ですから、くいであれば、上から最終的に軽くでいいですから打撃をするとか、きちっと掘って、そこを目視じゃなくて確認するとか、掘っていって負荷があったから、もう大丈夫ですよと判断されたと聞いておりますからね。そういうところをきちっと対応してもらいたかったんですよね。今後も、もし施工が悪かった場合は下がる可能性がありますので、それは下がらないと言われるかもしれませんが、今後も十分観察をさせてもらいますので、何らかのことがあったら対応をとってもらいたいと思うんですよね。どういった対応ができるのか、ちょっと私も詳しくわかりませんけれども、今後とも、見させていただきたいと思います。  せっかく新しくつくってもらったんですけれども、そこの中で子どもたちが生活するんですよね。ですから、ぜひとも今後とも後を見させてもらって、もし何かあれば心配りをお願いしたいと思います。  第2項目めは、県道整備についてであります。  まず、福島大橋についてお尋ねをします。  福島大橋も県道の一部でありますので、福島大橋についてお尋ねいたします。  現在、橋の下のほうで工事が行われておりますけれども、この工事について御説明をお願いしたいと思います。 130 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  福島大橋を管理されております長崎県へ確認を行いましたところ、現在行われております橋梁補修工事は、平成29年度の工事といたしまして、橋台、橋脚の補修、簡易排水装置の漏水対策を施工中であるというふうに聞いております。  また、30年度の工事といたしまして、橋脚の補修、伸縮装置の漏水対策工、照明灯のボルト交換を発注予定というふうに聞いております。 131 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。  平成29年第4回定例会、12月議会で耐震補強についてお尋ねをしたところ、平成7年に発生した阪神・淡路大震災と同程度の地震でも福島大橋の構造形式は落橋しないとの県の見解でございましたとのことでした。以前に福島大橋の施工時の構造計算資料をお渡ししておりましたが、数字的にはどのような範囲にあるんでしょうか。ぎりぎりいっぱいなのか、まだ、多分1.2倍程度の安全率があったと思うんですけれども、その辺どうでしょうか。 132 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  福島大橋が阪神・淡路大震災と同規模の地震でも落橋しないという回答は以前より長崎県のほうから聞いているところなんですけれども、その根拠について再度確認をしました。福島大橋については建設年次が古く、現在の技術基準に沿って設計されていないことから、現時点では数値的にはかれる根拠はないということで、福島大橋の構造形式上、落橋することはないとのことでございました。  しかしながら、長崎県といたしましても、耐震補強工事の必要があるかどうかの調査は必要であるとされておりまして、今年度、耐震補強の必要性を判断する調査を実施される予定というふうに聞いております。 133 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。  その次に質問しようと思ったところまで回答をいただきまして、ありがとうございました。ぜひとも調査をよろしくお願いしたいと思います。  福島に住む住民の生活道路としてはもとより、九州北部のエネルギーも担っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  続いて、道路整備についてお尋ねをいたします。  福島大橋の長崎県、佐賀県の両側はカーブになっており、特に福島側は大変事故が多発しております。片側は深い側溝があります。この中に脱輪したり、反対側に転落したりする事故が発生しております。また、祝崎新田バス停付近のカーブでも同じような事故が発生しております。ここも同じような深い側溝があります。ほかにも急カーブで危険な箇所が四、五カ所ございます。特に大型車両とすれ違うときは大変危険を感じます。今の設計基準に合った道路の改良ができませんでしょうか。 134 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  議員御指摘の県道喜内瀬鍋串辻線における局部改良につきましては、管理を行っている長崎県へ確認を行いましたが、今、議員が申されたような箇所につきましては、既に2車線改良が済んでいるため、新たな改良事業としての対応は困難であるというふうに御回答いただきました。 135 ◯ 7番(徳田詳吾君)  大型車も通りますので、ぜひとも改良してほしいんですけれども、難しいということですので、側溝整備でふたの設置を長崎県のほうに要望ができませんでしょうか。 136 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  道路改良部門では厳しいという御回答でしたので、側溝整備という観点で道路維持の担当のほうに確認をさせていただきました。  こちらにつきましては、側溝の整備につきましては維持管理を行っている長崎の田平土木事務所のほうに確認を行ったんですけれども、車両が落ちた事故があったりとかというお話を聞いておりますので、こういう脱輪防止の有効策としては既設側溝のふたかけが有効と考えられるということで、現地の状況を確認した上で、危険度が高い区間については整備に向けた検討をしてまいりたいというふうにお答えをいただいております。 137 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。  ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  それと、長崎県ではないんですけど、対岸の佐賀県側のすぐ入り口のロータリー付近もカーブで同じように側溝がありまして、ここも側溝の整備でお願いをできないかと思うんですけれども、佐賀県のほうに要望はできませんでしょうか。 138 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  まずは長崎県で今後、現地の確認をしていただくということですので、そこの場所も含めて県道喜内瀬鍋串辻線ということで、まずは一度長崎県のほうに見ていただきまして、その後の対応については協議をさせていただきたいというふうに考えております。 139 ◯ 7番(徳田詳吾君)
     あわせて、カーブだけじゃなくて、直線部分も結構狭いもんですから、側溝部分を見ていただければと思います。長崎県も予算的に厳しいと思われますけれども、通常の道路予算だけではなくて、多分、福島のほうでは石油交付金とか、エネルギー関連の事業もあるのではないかと思いますので、先ほどの福島大橋と同様に、福島に住む住民の生活道路と、また、エネルギーの道路としても担っておりますので、よろしくお願いをいたしておきます。  3項目めは、海岸保全についてであります。  松浦市は海に面しており、自然海岸を除けば海岸の各種指定がしてあります。整備が進んでおります。東北の大震災以降は、松浦市でも階段部分とか低い部分の改修が進んで高潮対策がとられております。  まず、祝崎海岸についてお尋ねしますが、祝崎海岸の白土側は何も対策がとられておりません。このような場所がほかにもたくさんあると思われますけれども、場所によっては津波の折には川を津波が遡上して、上流での被害の発生も確認されております。このような場所を調査するとともに、それらとともに祝崎海岸の白土側の対策が何かできませんでしょうか。 140 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  今、議員のほうからお話がありました海岸につきましては、国土交通省が所管をいたします建設海岸の新田地区という海岸になります。こちらにつきましては、長崎県において管理がされている海岸でございます。  議員が申されましたように、海側の護岸施設については津波、高潮対策となる波返しの設置がなされておりますが、ここの海岸の終点部分となる取りつけの護岸につきましては、この護岸には波返しが設置されていないという状況でございます。管理を行っておられる長崎県に確認を行いましたが、流れ込む排水路の護岸、この取りついている護岸につきましては、長崎県が管理する護岸施設ではないため、津波、高潮対策については護岸の管理者において検討をお願いしたいというふうな見解でございました。 141 ◯ 7番(徳田詳吾君)  管理はどこになっておるんでしょうか。多分、海岸の工事でしてあると思うんですけど。 142 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  この護岸の管理者の件なんですけれども、国土調査の成果を見ますと、護岸敷としての切り込みがございませんで、現在は個人名義となっております。ただ、上流部に樋門等が設置をされておりますので、その樋門の補修工事が実施をされたときに設置された護岸であるかどうか、その辺がちょっとまだ定かではないんですけれども、現時点では、そこまできちっとした調査が終わっておりませんで、ただ、長崎県の管理する護岸施設ではないというところまでが今わかっているところでございます。 143 ◯ 7番(徳田詳吾君)  前面の階段の部分とか、そういったところだけ施工しても、ちょっとその施工したこと自体が無駄になりますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  続いて、浅谷海岸についてお尋ねをいたします。  浅谷海岸の波返しの後ろはコンクリートで舗装され、管理がしやすいようにしてあります。半分近くは市道前平線に認定してあります。そこを地元の住民の生活道路として活用されております。しかしながら、護岸敷でありますが、その部分が個人名義で登記されており、年数の経過とともに世代交代や所有者がかわり、問題が出てきております。  護岸は長崎県の財産であり、登記がえができないでしょうか。 144 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  こちらの海岸につきましても、国土交通省が所管する建設海岸(浅ヶ谷地区)となります。また、隣接する海岸として、農林水産省が所管する農林海岸(泊(2)地区)というふうになります。  これらの海岸におきましては、先ほど議員が申されましたとおり、昭和63年に国土調査による登記がなされておりまして、全て地目が堤ということで個人名義として登記がなされております。  管理を行っております長崎県に確認を行いましたが、現在通行しているコンクリート舗装の部分は護岸の施設の一部で、越波した海水が背後地を浸食しないように施されている水たたき部となり、道路として構築されているものではないため、生活道路としての機能確保は困難であるとのことでした。  ただし、長崎県が行う維持管理では、管理用の通路としても利用されていることから、一般の方々が通行することを妨げるものではなく、通られる方々の責任において利用されているものであるとのことでございました。  この今現在個人名義として登記がなされている部分につきましてなんですけれども、こちらにつきましては、長崎県におかれましても、管理する施設が個人名義であるのは好ましくないため、名義人の方々が寄附採納や登記に必要な書類作成に御協力をいただければ、できる箇所から名義変更を行うという見解でございました。 145 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  今、議員のほうがお話のあった海岸でございますけれども、先ほど建設課長がお話ししたように、一部は農林海岸保全区域にもなっております。所管されているのは県の、こちらの場合だと県北振興局の農林部になりますので、私のほうからこのことについてお話を差し上げました。県の見解としましては、昭和60年代に福島町で実施された国土調査の状況等を踏まえながら、その協議を進めてまいりたいということでございます。また、所有者のほうから寄附採納の申し出等がございましたら、先ほど言いましたように国土調査の事業実施の状況等、どういう形でそういうふうに個人名義になったかというところも含めて協議をしながら進めてまいりたいというふうな御回答をいただいたところでございます。 146 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひともよろしくお願いします。  時代の経過とともに、中には自分の土地だから通させないと言っている人も出てきているようです。また、市外から魚釣りや潮干狩りに来て、その狭いところに駐車をする人がいて困っておると聞いておりますが、とりあえず駐車禁止や地元優先といった看板の設置ができないでしょうか。 147 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  こちらにつきましても、県のほうと確認をいたしております。先ほど申しましたとおり、ここの道路はもともと道路ではございませんで、海岸施設の一部であるということから、駐車する行為は好ましくないため、現状の確認を行った上で、長崎県と協議を行ってまいりたいというふうに考えております。 148 ◯ 7番(徳田詳吾君)  地元で大変困って市のほうへ相談があっておりますので、対応についてよろしくお願いをしておきたいと思います。  ありがとうございました。  第4項目めは、高齢者等わくわく・おでかけ支援事業についてであります。  多分、平成24年4月から実施されてきていると思いますけれども、市民の皆様には大変喜ばれております。要綱の中には書いてございますけれども、制度の趣旨、目的はどうなっておりますか、担当課長さんの思いを含めてお願いいたします。 149 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  お答えいたします。  このわくわく・おでかけ支援事業につきましては、在宅の高齢者、そして、障害者の方を対象に公共の交通機関、それから温泉、あるいは文化会館等の施設、28年度から集いの場を利用する際の費用を助成し、高齢者や障害者の方の積極的な社会参加及び健康増進を促し、福祉の向上を図ることを目的ということで進めております。  外出支援券につきましては、外出をすること自体が目的、もちろん交通支援ということもありますが、出かけるというそのこと自体が目的だというふうに思っております。  また、施設利用券の中、温泉等もございますが、28年度から始めました集いの場等につきましても、人との交流、仲間づくりを通して閉じこもり防止や認知症予防、要介護リスクの低下につながるものとして、今、一生懸命取り組んでいるところでございます。  以上です。 150 ◯ 7番(徳田詳吾君)  利用状況はどのようになっておりますでしょうか。ここ2年分程度をお願いいたします。 151 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  利用状況でございますが、平成28年度、29年度ともに70歳以上の高齢者、障害者を約6,800人ということで対象にいたしまして、外出支援券の申請者数が28年度で4,530人、29年度で4,564人とおおむね交付率が67%内で推移をしております。支出額につきましては、28年度2,021万4,000円、29年度2,033万円ということで、こちらもほぼ同程度でございます。  施設利用券でございますが、申請者数につきましては、28年度で3,881人、29年度で3,886人と、こちらもほぼ同じでおおむね57%台で推移をしております。支出額は28年度で689万2,000円に対し、29年度が1,041万6,000円と約350万円ほど増加をしている状況でございます。 152 ◯ 7番(徳田詳吾君)  月別の利用状況とかわかりますでしょうか。 153 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  月別でございますが、そしたら、28年度から月々に御報告をさせていただきたいと思います。  1枚100円でございますので、一応枚数で御報告をさせていただきたいと思います。  5月交付になりますので、5月の利用分からということでお出しをしております。  5月分が2万2,134件、6月、3万1,218件、7月、2万5,149件、8月、2万181件、9月、1万5,726件、10月、1万4,471件、11月、1万2,120件、12月、1万1,393件、1月、1万786件、2月、1万3,482件、3月、2万5,489件、この件数が外出支援券の利用件数でございます。  それから続きまして、施設利用券でございます。  5月分、2,321件、6月、3,405件、7月、2,792件、8月、3,364件、9月、3,939件、10月、5,432件、11月、7,101件、12月、5,799件、1月、9,075件、2月、9,887件、3月、1万5,810件が28年度分でございます。  続きまして、29年度を言います。  外出支援券です。  5月分、2万1,536件、6月、2万9,169件、7月、2万4,833件、8月、1万9,817件、9月、1万5,384件、10月、1万3,610件、11月、1万2,533件、12月、1万2,804件、1月、1万1,367件、2月、1万2,707件、3月、2万9,539件、この分が外出支援券でございます。  続きまして、施設利用券です。  5月分です。3,205件、6月、4,671件、7月、4,509件、8月、3,900件、9月、4,576件、10月、6,731件、11月、2万468件、12月、8,186件、1月、1万5,913件、2月、1万20件、3月、2万1,979件。  以上でございます。 154 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。ちょっと記録できなかったところもありますけれども、あとは議事録を見させてもらいたいと思います。  4月の利用がないのはなぜですか。 155 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  おでかけ券の作成につきましては、新年度ということで、4月1日以降に印刷発注をさせていただいて、現在、5月の連休明けからの交付としております。4月からの発行につきましては、券の作成自体はわくわく・おでかけ支援事業に付随するものと思っておりまして、当該事業の予算の確保が前提でありますので、新年度予算の議決をなされてからの印刷発注というふうに考えております。  以上です。 156 ◯ 7番(徳田詳吾君)  予算が新年度予算ということですので、あれなんですけれども、前年度予算に組み込むとか、繰越予算にして対応するとか、何らかの対応はできないんでしょうか。 157 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  予算につきましては、執行の関係から担当課としましては、当然3月に新年度予算をいただきますので、その全体のときにわくわく・おでかけ券の助成事業というのが出てきますので、そこをまずお受けいただいたときに初めて、印刷ができるものかなというふうに思っております。できるだけ早くお出しをしたいという気持ちは私たちも持っておりまして、ただ、4月の議決をいただいた後にしても、なかなか途中になると、5月の連休明けに設定させていただいていることで市報での周知ができたりとか、あるいは事前にいつからですよということもお知らせができているという状況もございますので、時期的には今の時期でお願いをしたいと思っております。  なお、全てではありませんが、集いの場につきましては、今回、集いの場の利用をなさっている方から4月分の利用というのも要望をいただきました。集いの場については、年間を通して事業をされているということもございますし、市としても当然、推進をしていっている事業でございますので、今回、集いの場の皆さんの分については、5月交付ではあるんですけれども、継続的なということで4月分からの利用についてはさせていただけるような取り扱いをさせていただいたところでございます。  以上です。 158 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今年度、30年度については、たしか5月7日からの配付だったんですかね、受け付けかと思っておるんですけれども、そうしますと、やはり1年365日考えますと、10%、1割近くはそこの利用ができないというような形になると思うんですね。そうなった場合に、4月に使用される方が切れるということで、あと利用しなくなって、その間に健康を損なって利用できなくなる人や、また、なかなか一遍途切れたら行きたくないなと思ってしまうのかと思うんですけれども、また、一番最初に課長が目的、趣旨等述べられましたけれども、その考え方からすると、年間を通じて利用していくべきだというふうに思っておりますけれども、最後に市長さんのお考えをお尋ねしたいと思います。 159 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  この券の発行については、今、課長が申し上げましたとおり、やはり新年度の事業として取り組むということと、あわせて、いつから交付してやりますということについては、やはり3月の議会で議決をいただいて初めて、この事業ができると思いますので、そうしますと、市報の作成時期等々も考えると、やはり5月の市報でお知らせをして、そして、配付等についていつから受け付けをするとかいうことは、その時点からしかならざるを得ないのかなと思っているところであります。  なお、この事業そのものの今後の進め方ということについてでありますけれども、まず、外出支援券は、先ほど課長も答弁いたしましたとおり、高齢者の皆様方に外出をしていただく動機づけとしての効果、あわせて交通弱者の支援策としても一定の効果は上がっていると考えております。しかしながら、本来の交通対策、こういった方々の対策をどうしていくかという課題もありますし、これも進めていかなければなりません。当面は、この外出支援の事業を継続しつつ、できるだけ早期に各地域における移動手段の確保について、地域と一緒に考える機会を設けていきたいと思っています。  さらに、施設利用券については、現在40カ所、約700人の方々がこの施設利用券を利用して集いの場を活用しておられます。集いの場での体操やおしゃべりが楽しいということは、私も直接お話を伺っております。高齢になられても、いつまでもお元気で楽しく生活ができる、これは大変重要なことだと思いますので、引き続きこの取り組みを続けてまいりたいと、このように考えております。(降壇) 160 ◯ 7番(徳田詳吾君)  3月に新年度予算は通るわけですから、一般のほかの用紙なんかは、何年分か用紙を印刷したりいろいろされるわけですから、4月分だけは後から番号が印鑑なりで打って確認ができるような方法とか、いろいろ考えてもらって、できれば新年度に入れば、準備があれば4月10日ぐらいからでもできるようなことでいろいろ考えてほしいと思います。  私も市民の皆さんから要望があって、できれば年間を通じて使いたいなというふうなことでありますので、一応そういうことをお願いして、以上で私の一般質問を終わりますけれども、私も与えられた機会を有効に活用したいと思います。今後とも、市民の皆様のために頑張ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。  今回、4項目の質問を行いました。実現して松浦市の振興、発展につながることを祈念して、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。    (徳田議員 一般質問席 降壇) 161 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上で徳田議員の一般質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は6分です。  これより関連質問を行います。 162 ◯ 16番(崎田廣美君)  徳田議員と同じ会派の清風会、崎田でございます。残り時間でちょっと再質問をさせていただきたいと思います。  1項目めの学校改築について、先ほどるるいろんなクラックについてお話があっておったとですが、今回、私も初めて文教厚生委員会に所属をしまして、学校施設関係を見て回ったときに、新しい校舎でありながら、壁に大きなひび割れが生じて、継ぎ目にはコンクリ片が大きくせり上げて、手のひらのような、上、下が剥げたところもあったわけですね。それで、先ほどクラックの種類もいろいろとおっしゃられましたが、私も長年、生コンのほうに従事をしておりまして、生コンの施設についてはやっぱり打設から開始、終了まで1時間以内に終わったのかとか、合い中で水を入れなかったのかとか、また、冬については零度になるときは煉炭を入れたり、夏の暑いときには逆にぬれむしろをかぶせたりというような操作をして、そういうクラックが入らないように、また、生コンが凍って固まるような状況にならないような工法というものをとってやるはずです。  私も壁の割れを見たときに、あれが自分の家であったら私は受け取らんぞというようなことを文教厚生委員会の中で私は申し上げて、私も壁のクラックを、割れを見てきました。  るるお話があったとおり、やっぱりあのような状況で公共の学校の施設を引き受けるということは大変問題があるぞというようなことで、私が見に行ったのは5月7日と8日と9日に文教厚生委員会で学校施設を見て回ったわけですが、その中に、もう既にカッターでVの字にカットして、そこにコンクリートを埋めて、埋めた後に塗装すればいっちょんわからんごとなるとですね。ところが、あれはやっぱり、これは自分の家ならこういうふうな工法で割れたとは私は受け取らないだろうというふうなことも申し上げました。そういった中で、3ミリで40ミリですか、あれは壁なんかいったらもう恐らく表面だけしても、あれは大変なことにならんかと思うとですけど、そういった保証というのは何年あるわけですか、お答えを願います。 163 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  通常我々が現場で点検させていただくのは、2年点検で、もしそういうふうな部分が出てきたら手直しをしてもらうと。その後、重要な瑕疵といいますか、ところですね。それは10年というふうなところで契約の約款のほうで決められておりますので、やはりそういうふうな部分がもし今後出てきたら、それはきちっと追跡調査をして状況を確認させていただきたいと思っております。  以上でございます。 164 ◯ 16番(崎田廣美君)  やっぱり壁なんかにいったら、恐らく耐震化をして、その基準にのっとった工法で、手すりであれ、壁であれつくってあると思うんですね。ところが、もう目に見えただけでもせり上げて、手のひらのようにはじけて飛んでおるところもあったわけですね、2階の壁側にはですね。恐らく耐震化とかなんとかというような状況になれば、あれはちょっと私に言わせるなら、やっぱり設計監理、工程上で重大なミスがあったから、ああいうふうなせり上がってコンクリ片が剥げて落ちるような状況になっておるんじゃないかと。  クラックというのはこういうふうに分かれて落ちるわけですけど、もう壁の中央でせり出しておるわけですね。ああいうふうなものはクラックて言わんちゃなかですか。恐らく、しっかりとくいが行っていなかったのか、コンクリがちゃんと接合していなかったのかと、そういう問題じゃないかと思いますけど、私は個人の家ならああいう建物は受け取らないと思いますね。ですから、今後もしっかりとした耐震化の施設であると思いますので、そういった中において、1年、2年でそういうふうなことが出て、10年間保証しますよというても、恐らくあれは中までちゃんとしみ出て補強したのかといえば、私が見る限りではVの字にカットして、コンクリ詰めて色塗っただけで補修しましたよと言うんじゃないかなと、私はそういうふうな補修の方法を見ましたけど、その方法についてもよく確認に行きましたか、目視しましたか。 165 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)
     現場の状況、そして補修後については確認はさせていただいております。  以上でございます。 166 ◯ 16番(崎田廣美君)  じゃ、壁のせり割れたところ、あれはどういう──クラックとはまた違うっちゃなかですか。上と下んとのあれでせり出しておるわけですけん。見ましたか、あの手のひらみたいに剥げておるところ。壁のつなぎを。確認しましたか。 167 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  修繕した後には確認させていただいております。現状は写真で確認させてもらっただけです。 168 ◯ 16番(崎田廣美君)  今後もしっかり状況をよく、写真とか報告だけじゃなくて、しっかり目視をしていただきたいと思います。そうせんと、せっかく新しい校舎をつくって建てたばっかりの壁がひび割れとったっちゃどがんならんですよ。よろしくお願いしておきます。 169 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって徳田議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 170 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、3番・武部周清議員の登壇を願います。  (武部議員 一般質問席 登壇)(拍手) 171 ◯ 3番(武部周清君)  煌青会の武部周清でございます。よろしくお願いします。  皆様も御存じのことと思いますが、アメリカ大統領が就任して100日間をハネムーン期間と言いまして、報道機関も議会も厳しい質問をしないという紳士協定があります。  友田市長のハネムーン期間も過ぎましたので、必要に応じて厳しい質問があることかと思いますが、よろしくお願いします。  先ほどから問題になっております障害を持つ子どもたちのげんきっこひろばの問題は、JCHO病院が建つから廃止するというのではなく、場所が変わったり指導者が変われば、せっかくの落ちついた症状がもとの状態に戻ってしまうということがありますので、自分の子どもだったらという思いと、弱い者の立場に立って、プレハブでもいいじゃないですか、できる限り直営で、せめて人材はそのままの体制で対応するなど、思いやりのある心で、住み続けたい、ぬくもりのある松浦にする行政を行っていただきたいと私からもお願いしたいと思います。  それでは、質問に入ります。  松浦市野球場の完成についてですが、今福に松浦市野球場が完成いたしましたので、そのことについて質問をさせていただきます。  まず、非常に立派な野球場が完成いたしました。芝生が生えそろった8月ごろのオープンと聞きましたが、予定日はいつと考えられていますか。また、こけら落としはどのようにしようと考えておられるのか、お尋ねいたします。 172 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  野球場につきましては、一応、5月下旬に完成をいたしておりますけれども、現在、一番問題になっています芝の養生を行っている状況にございます。芝の根づくのが、初年度ということで一番神経を使って管理をしなければいけない時期にあるということからですね。  しかし、市民の皆様にもお披露目する時期もあるということから、現状では8月中旬から下旬ごろに、落成の式典というか、市民の皆様にお披露目するような記念の企画をとりたいと。そのときにあわせまして、市内の中学生の野球大会を同時に開催するような方向で今現在調整をしております。  正式な供用開始ということにつきましては、先ほども言いましたように、1年目の芝の状況をしっかり見る必要があるということから、また後日のことになりますけど、改めて供用開始の時期は決定させていただきたいと思っております。  以上です。 173 ◯ 3番(武部周清君)  先日もちょっとあそこを見に行きましたが、非常に芝が生えそろうというか、がたがたに生えているところもあるし、まだまだというところも結構ありました。雑草も結構生えてきております。  先日、松浦高校の学生が練習しておりまして、非常に使いやすいということを言っておりますので、ぜひとも費用対効果を出せるように頑張っていただきたいと思います。  次に、安全対策についてですが、安心・安全のために万が一を想定して、ファウルボールなどで場外に出たボールによって、軟球はなっていないと思いますが、硬球だと歩行者にけがが生じた場合とか駐車中の車の破損などの責任問題に関する注意事項、どう対処すべきかを明確に万全を期する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 174 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  議員がおっしゃるように、野球という競技の特性上、安全対策、注意喚起の掲示は当然必要でありますので、場内や周囲に対しましてファウルボール等に対する注意喚起や場内事故の場合の免責の掲示、野球場使用に当たっての利用者への注意事項の説明書きの掲示等の準備を進めてまいりたいと考えております。 175 ◯ 3番(武部周清君)  万が一ということもありますので、十分に注意事項をきちんと書いていただいて対処していただきたいと思います。  こういう施設に関しては大変なのはまず維持管理です。既にグラウンド内には芝が伸びておりますし、雑草が生えてきております。もろもろの維持管理として、サポーター制度導入との考えですが、サポーター制度について説明してください。そして、毎年どれぐらいの維持管理費を予定しているのか、教えていただきたいと思います。 176 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  我々としましても初めての施設ということで、どれだけの管理費がかかるのかというのはこれから精査していく必要があると思いますけども、まず、外野部分の芝に関しては、かなり専門的な知識も、また技術も必要ということで、これにつきましてはそれなりの経費をかけていく必要があるかなと思っております。  サポーター制度につきましては、これからなんですけども、前回の議会で条例を御了解いただきましたように、あそこは施設使用料を取るようにしております。施設使用料を基本的に取るようにしておりますけども、利用される団体さんであるとか、使用者の方々がそちらの施設を、できる範囲になりますけども、グラウンドの整備とか、散水とか、除草とか、周辺の清掃であるとか、ごみ拾いとか、さまざまな施設の管理をボランティアというか、そういうのを率先してやっていただくというふうな項目といいますか、そういった中身に応じまして、いわゆる施設を支援するというか、サポート、サポーター制度という形での、ある程度、一定のルールを決めて制度を取り交わすことによって、施設の使用料を減免、免除等をするというふうなことで対応していきたいと。そういうことでトータル的な管理費を少しでも抑え、施設をみんなで大切に使っていただくような意識づけをしっかりと行いたいというふうなことで進めたいと考えているところでございます。  それから、全体的な維持管理費につきましては、これからまだいろいろと想定されないところも出てくるといいますか、もう少し精査していく必要もございますので、なるべく維持費を抑えたいと思っていますけども、せっかくかけてつくった施設でもありますので、しっかりと維持管理を行って、毎年皆さんに使っていただけるような、そういうふうな施設にしていきたいと思っていますので、それなりの維持管理費はかかるのではないかと。済みません、具体的な数字は出せませんけども、そう思っております。 177 ◯ 3番(武部周清君)  この維持管理については非常に困難があると思いますけど、できるだけ、いつまでもきれいに使えるように頑張っていただきたいと思います。  先日も平戸のほうに野球場とかの維持管理についてお尋ねしましたところ、平戸の場合は野球場と総合グラウンドが1つになった状態の維持管理ということで、両方で3,980万円を使っているそうですが、松浦市も極力、この維持管理についてどれぐらいの管理費を考えているか、ちょっと幾らか、大体で結構ですので。 178 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  私も2,000万円、3,000万円と言いたいところではあるんですけども、はっきりとした、どれだけのことをやることによって、どれだけの経費が要るということを、やっぱりことし、また私たちも初めて持つ施設でもありますので、周辺の自治体さんがお持ちの野球場なんかの数字なんかも参考にはさせてもらっていますけども、具体的な数字は現状ではちょっと言いかねるということで、申しわけございません。 179 ◯ 3番(武部周清君)  大変だと思いますけれども、極力、近隣の野球場等々の維持管理を聞きながら、しっかりと維持管理をしていただきたいと思います。いずれにしても、できる限り早期に維持管理費がどれぐらいかかるということをお示しいただきたいと思います。  次に、併設のグラウンドゴルフ場整備についてですが、地元グラウンドゴルフ愛好会、老人会の皆様は野球場グラウンド内を使用すると当初の計画はなっていると言われていますが、併設のグラウンドゴルフ場の整備についてどう考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。 180 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  もともとの流れが、今福地域運動場の移設という流れがございましたので、当時、今福地域運動場を御利用されていたグラウンドゴルフの皆さん方も今度つくります野球場を利用できるというふうなことでお考えのところもあるかと思いますが、基本的には野球場という形でつくっておりますので、芝生のところで先々グラウンドゴルフ等の競技といいますか、大会等を開くことは可能にはなってきますけれども、できればそこら辺のすみ分けといいますか、グラウンドゴルフの皆さんが時間等関係なく、いつでも使えるようにということで、今、野球場のできている横に、24メートル掛け60メートルの広さのスペースを整備しております。そちらのほうをグラウンドゴルフの皆様方に通常利用していただけないかということで、そのあたりを今後、団体の皆さんとも利用形態等を含めて協議していきたいと思っております。  以上です。 181 ◯ 3番(武部周清君)  グラウンドの中で野球をされる方とグラウンドゴルフ場の使用者の方とのトラブルが起きないように今後ともしっかりと管理していただきたいと思いますし、併設のグラウンドゴルフ場の整備についてもよろしくお願いいたします。  2番目の安全・安心のための防犯カメラ設置についてですが、市内における防犯カメラの設置状況についてお尋ねいたします。 182 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  防犯カメラの設置につきましては、防災課のほうが担当いたしております。  設置状況ということですけども、平成28年度の補正予算で計上させていただきまして、平成29年3月に3台を設置しております。  設置している場所につきましては、松浦の駅前、それから、今福の交通待合所のところ、こちらは今福のバス停のところから映しているカメラ、それから、福島町の塩浜公園に各1台を設置いたしております。  それから、このほかに、これは市が設置したものではありませんけども、平成29年度事業として志佐商工振興会が県、それから市の補助を受けて志佐町内の3カ所に設置をされているというふうな状況がございます。  以上です。 183 ◯ 3番(武部周清君)  この防犯カメラの映像が犯人検挙の決め手になることは、もはや周知の事実でありますが、防犯カメラが犯罪を未然に防ぐ手段として、駅や街頭とさまざまな場所に設置され、効果を発揮しており、日本の犯罪件数は防犯カメラによって減少の傾向にあるそうですが、松浦においてはこの防犯カメラがまだまだ少のうございます。安全・安心のまちにしていくために、松浦地域の必要な場所に防犯カメラを設置し、防犯のためのみならず、監視のためにも必要と考えます。  防犯カメラは、いろいろなところでいろいろなことで役に立っております。市民の皆様から防犯カメラの設置を要望されておりますので、これについて防災課の課長に見解をお願いしたいと思います。 184 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  防犯カメラの設置ということでございますけども、現在のところ市のほうでさらに設置するというふうな具体的な計画はないという状況でございます。 185 ◯ 3番(武部周清君)  今申し上げましたとおり、防犯、未然に防ぐということを前提に、できるだけ松浦市も力を入れていただきたいという点でございますし、認知症の患者さんにとっても徘回の見守りとしての監視に役立つと思いますし、地域見守りのネットワークについて関係団体及び地域の協力はもちろんのことですが、支援を要する高齢者などが早期に発見できるような環境づくりに見守り体制の充実として防犯カメラ、また監視カメラとして必要になってくると考えます。  先日も今福での認知症の方の行方不明の捜索がありましたが、防犯カメラがあったれば、もっと早くわかっただろうなと思うところでございますが、ここは長寿介護課長の見解をお尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか。 186 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  徘回のための見守りということで、防犯カメラ等をそのためにということはなかなかこちらも難しいかなというふうに思っております。  今おっしゃったように、地域見守りネットワーク協議会の中で、多くの関係機関の皆様と情報共有をしながら、何かあるときには皆さん一緒に協力しますよというような体制はとらせていただいておりますが、見守り、徘回専用ということではなく、全体的な防犯カメラの活用というのがもし今後必要なときには、それを使わせていただければというふうには思っているところでございます。  以上です。 187 ◯ 3番(武部周清君)  できるだけこういうものは全てのことに、何か事件があってからの設置ばかりということになってしまっておりますので、設置していただく方向で、できるだけ早く設置を考えていただきたいと思います。  また、小中学校、高校などへの不審者の侵入とか、登下校のときの見なれぬ人からの声かけ事案など、いろいろな事件が発生しておりますので、学校の校門とか、そういうところにその監視として、安心・安全の配慮として考えていくべきだと思いますので、お金はかかると思いますが、できるだけ設置をする方向で考えていただきたいと思います。  それでは次に、小学校・中学校合同運動会の開催についてですが…… 188 ◯ 議長(椎山賢治君)  答弁漏れ。(「それはいいです」と言う者あり) 189 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  済みません、失礼しました。経費の関係をちょっと申し上げておりませんでした。こちらのもう一つの防犯カメラの関係を少し御説明させていただきたいと思います。  現在、防災課のほうで設置しているカメラにつきましては、長崎県が定めました防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインというのがございまして、それとまた、松浦市防犯カメラの設置及び運用に関する要領ということに基づきまして運用をしております。そういう関係で、プライバシーを侵害するおそれがあるというところもありまして、どこにでも防犯カメラを設置していいという状況ではありませんので、設置場所は限られてくるというところがございます。  それともう一つ、設置するには、平成28年度に設置したカメラで申し上げますと、1台当たり約50万円の金額がかかっております。また、年間の運用経費というのが6万円ほど見込まれますので、全額一般財源で今設置しているという状況からしまして、設置がちょっと難しいというふうなところもございますということをつけ加えさせていただきたいと思います。 190 ◯ 3番(武部周清君)  次に、小学校・中学校合同運動会の開催についてですが、市内小学校は雨で延期になり、1週間おくれの5月20日に運動会が開催されました。入学したばかりのかわいい1年生の一生懸命な姿を初め、全校生の懸命に頑張る姿を見て感動いたしました。ただ、我々の時代、1,000人を超える大勢の運動会を思い浮かべると、何とも言えない寂しい気がいたしました。毎年思っておりましたが、少人数の地域の小学校、中学校は合同の運動会として、にぎわいのある運動会にすべき時代が来ているのではないかと考えるところですが、学校教育課長の見解をお願いしたいと思います。 191 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  お答えいたします。  運動会などの学校行事は、特色ある学校づくりを進める上で、また、児童生徒の健やかな心と体の成長を図る上でも大変意義のある教育活動です。  少人数地域の小中学校の合同運動会につきましては、実施する場合の意義や課題等を十分検討することが必要です。例えば、運動場の広さや、小中学校間の移動距離、練習時間や打ち合わせの時間等の確保、小中学校教職員の指導体制、年間スケジュールの調整などです。また、子どもたち一人一人が出場する種目が減ること、小学校1年生から中学校3年生という9カ年に及ぶ子どもたちの発達段階を考慮する必要があること、小学校6年生がリーダーシップを発揮する場面が少なくなることなどです。  これらを踏まえ、校長が最終的に決定することになりますが、少人数地域の多くの小中学校で児童生徒が減少していることから、合同による運動会の実施を検討する時期に来ていると思います。 192 ◯ 3番(武部周清君)  マイナスの方向じゃなくて、新しいプラスの方向で、できるだけこういうにぎわいのある運動会にするということを、校長先生の考え方とか地域の方々の御意見を聞きながら、ぜひそういう方向に持っていっていただければと思います。よろしくお願いします。  次に、抜けておりましたが、部活についてお伺いします。  松浦市は、年間200人程度の出生数であり、小学校は9校、中学校は7校に分散されており、生徒の減少から、クラブ活動において、サッカーや野球、バレーボールはもちろんのこと、あらゆるスポーツができない状態にあります。先ごろ、会社の転勤で来られた単身赴任の方に理由を聞きますと、子どもがサッカー部がないから田舎は嫌だと言ってついてこないんですよとおっしゃっていました。こういうことの解消にもですね。また都会では、小学校のときからクラブチームなどがあり、盛んに交流が行われております。また、スポーツに限らず、コンサートや美術館、博物館など文化面でも松浦市とは大きな差があります。このことは、松浦で生まれたことでハンディを背負っているようなもので、子どもたちの可能性の芽を潰していることに等しいのではないかと思います。したがって、このハンディをなくすことが子育てがしやすいまちであり、行政や議会が行うべき最優先事項だと考えます。  そのためには、教育委員会の中にプロジェクトチームをつくり、検討する必要があるのではないかと思いますが、教育長の御意見をお聞かせいただければと思います。お願いします。 193 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)
     お答えいたします。  スポーツや文化活動というものは、子どもたちの豊かな心や、たくましい心と体を育むとともに、コミュニケーション力を高める上で大変重要な役割を果たしております。  現在、市内小中学校の文化、スポーツ面での活躍が見られ、市報等でもお知らせをしておりますけれども、少ない人数の中で頑張っている子どもたちの姿は、市民に元気を与え、松浦市の魅力アップにもつながっているんではないかなと考えております。  議員御指摘のように、人口の多い都市部に比べまして、本市の場合、中学校の部活動で設置されている部が限られていたり、多くの文化に触れる機会も少ないと思います。  今後、子どもたちのスポーツや文化活動がさらに充実するような方策、具体的には部活動の設置であるとか、文化施設の整備、文化活動等につきまして、市内小中学校や松浦市体育協会、松浦市文化協会等、関係者の御意見をいただきながら検討してまいりたいと思います。  なお、議員御指摘のプロジェクトチームの立ち上げにつきましては、その状況を踏まえながら考えてまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 194 ◯ 3番(武部周清君)  都会と田舎のギャップを埋めるためにも、市の援助として、いろんな遠征費とか、そういう教育費のほうにできるだけ力を入れていただきたいと思いますが、もしよかったら市長の御意見もお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 195 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  基本的には、今、教育長が答弁した内容で私もそうだろうと思っております。  しかしながら、一方で松浦市には体験型修学旅行で年間3万人もの中高生が参ります。この子どもたちが、松浦はすばらしいと言って帰っていきます。これは都会にないものがたくさん松浦にあるという証左だと思っています。こういったことは、都会にないものがここにはたくさんあると、そのことは子どもたちにとっても、確かにこのことをしっかり伝えていくことで自信につながると思っていますし、この松浦で生まれてよかったと思えるんじゃないかと思っています。  確かに、都会に比べると足らざる面があることは否めません。しかし、それは弱点ではなくて、一方でたくさんの強みを持っている、こういったこともしっかり子どもたちに伝えながら、そして、子どもたちが求めているものにどう応えられるか、こういったことをしっかり教育委員会とともに考えてまいりたい、このように思っております。(降壇) 196 ◯ 3番(武部周清君)  先ほど山崎議員も質問されましたけども、いろんな面で、スポーツの観戦にしろ、こういう博物館とか美術館に行くことによって、自分の持っている才能が芽生えることも多々あると思います。この才能を潰さないためにも、できるだけ我々、地域や学校、議会と、先ほど言いましたプロジェクトチームをつくるなり、検討をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、次に移りたいと思います。  介護保険の改定による介護保険事業計画についてですが、平成30年4月に介護保険と医療保険のダブル改定がありました。第7期介護保険事業計画の概要についてお尋ねをしたいと思います。 197 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  第7期介護保険事業計画につきましては、高齢者の施策の推進について介護保険法に基づく介護保険事業計画と老人福祉法に基づく老人福祉計画を一体的に整備することとなっており、3年を1期として事業計画を策定しております。  平成30年度は第7期計画の初年度となっており、団塊の世代が75歳になる2025年に向けて、高齢になっても、その有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び日常生活の支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築を段階的に進めていくこととしております。  具体的には、総合的な介護予防の推進や認知症の人に優しい地域づくり、在宅医療推進に向けた医療・介護連携、支え合いの仕組みづくりなど10の基本施策を推進していきます。  また、第7期、この3年間に係る65歳以上の第1号被保険者の御負担される介護保険料につきましては、基準月額5,592円で、第6期から70円高くなっておりますが、県下19保険者の中で7番目に低い保険料として設定をさせていただいております。  以上でございます。 198 ◯ 3番(武部周清君)  地域包括ケアシステムとは、わかりやすく説明をお願いします。 199 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  具体的に申しますと、仕事や役割を持つことで満足感、充実感が得られます。ひとり暮らしの方は、周囲とのつながりや生きがいを持ちながら生活することができ、在宅における療養生活を希望される方は、医療と介護のチームケアの実現により、日々、皆に見守られて安心感を持って生活することができるようになります。  このような自分らしい日常生活が送れるよう地域全体の多種多様な社会資源を活用し、包括的に支援をしていくこと、これが地域包括ケアでございます。  以上です。 200 ◯ 3番(武部周清君)  なかなか地域包括ケアシステムは理解できないという方もいらっしゃいますので、そういうわかりやすい説明を今後ともやっていただきたいと思います。  次に、松浦市の地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みとはどういうものか、お示しいただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 201 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  本市の地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みとしましては、医療・介護の連携については、昨年、医療介護連絡協議会を医師会初め、各医療・介護従事者等と協議会を立ち上げまして、現在、医療と介護連携のためのルールづくりを行っております。  また、介護予防や支え合いの地域づくりに向け、住民主体の活動や運営に対する支援を実施しており、現在、住民自主組織が市内約40カ所に広がっております。  安心した暮らしの確保と認知症施策としましては、認知症の人を抱える介護者の会への支援を行うとともに、昨年発足しました地域見守りネットワーク協議会を中心に見守りに関する啓発を行っております。  ほかにも、10の基本施策に基づいて、さまざまな取り組みを進めているところでございます。  以上です。 202 ◯ 3番(武部周清君)  済みません、そのさまざまな取り組みをもう一回、もうちょっと詳しくお願いします。 203 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  このほかにも、先ほど具体的なお話の中では、生活支援というところで、地域ボランティアの皆様を養成しまして、その中で各家庭における訪問支援、家事支援とか、そういうような取り組みも今始まっておりますし、それぞれ地域のボランティアさんを主導的に、先ほどの市内の集いの場等でのリーダーをやっていただいたり、またそこからさまざまなボランティアにつながっていったりということで、住民主体の活動というのがすごく大きな力になっているところでございます。 204 ◯ 3番(武部周清君)  ボランティアの方はどういったものにどういうふうな、何人ぐらいのボランティアがやられていますでしょうか。 205 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  今、長寿介護課のほうとしましては、介護予防地域支え合いサポーター養成講座というのを実施しておりまして、25年から年に大体2回程度実施をしてきております。  この中に、養成講座自体を受けていただいた方は既に100名以上いらっしゃいまして、実際にその中でサポーターとして実施をしていただいているのが、先ほどの見守り、生活支援のネットワークというところでボランティアをしていただいている方というのが約十五、六名から20名程度いらっしゃいます。  それ以外には、先ほどの集いの場等のリーダーをしていただいたりとかということで活躍をしていただいております。 206 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございます。  次に参りたいと思いますが、前回質問した鷹島診療所の病床転換に向けた進捗状況と、また、介護医療院が新設されました。  先日、6月6日に介護医療院についての厚労省保険課長の説明を聞きに行きましたが、介護医療院はグループホームと同じような捉え方ができるようにおっしゃっていましたけど、この鷹島診療所の病床転換の適応になるかと思いますが、転換候補として挙げてもよいと思いますが、いかがでしょうか。 207 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  3月議会以後の動きのほうをまず御報告させていただきます。  その後、庁内におきまして、鷹島地域の介護需要でありますとか近隣市町の介護施設の入所状況、各介護保険事業所等の利用料の状況等も今、整理をさせていただいているところでございます。  まずは、入所者の皆様にこれまでの経過を御説明し、近いうちに整備方針案等も策定をして鷹島地域の皆様にもお示ししたいというふうに考えておりますが、この中で、今、議員が申されました介護医療院等々、それ以外、グループホーム等、その辺のことについても整備方針案の中、そしてまた、地域の皆様の中で御協議をいただいて整備方針を決めていきたいと考えております。 208 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございました。  こういったいろんな施設がございますが、その施設の中で、そこを利用する方々の負担金もあわせて説明をしていただきたいと思うところですが、この病床転換施設に関する長寿介護課長の見解をちょっとよろしいでしょうか。 209 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  利用料のことでございますが、今、庁内でも各介護保険事業所等でどれぐらいになるかというのをずっと精査しているところでございますが、具体的な数字というのが実を言いますと、施設の種類、それから、そこのそれぞれのサービスの内容、あるいは職員の処遇であるとか、そういうさまざまなものがどうしても異なってきますので、一概にどこがどうだというのがなかなか言えない、あと、民間の事業所さんで対応できる部分、介護報酬じゃない部分というところもありまして、具体的にどこがどうというのが千差万別のような状況になっております。  ただ、食費と居住費につきましては、基本、施設サービスについては負担限度額というのがございますので、その施設サービスというのが今の老人保健施設、特別養護老人ホーム、そして、今回の介護医療院等については、食費、居住費の負担限度額というのが適用できるというところで、それ以外のグループホーム等につきましては、そこが定めがないということでございますので、民間が設定をする金額ではありますので、それもどうなるかというのは実際のところ精査をしないとわからないんですけれども、負担限度額の適用があるかどうかということについては、施設サービスとグループホームでは若干制度的に異なるところがあるのは事実でございます。  以上です。 210 ◯ 3番(武部周清君)  この一部負担金については、いろいろ介護度によって違いますので、一概に言えないかと思います。平均の金額ということで、今後、鷹島住民の説明会の折に、こういうものはこれぐらいかかります、これはこれぐらいかかりますと、そういう種別によって平均で結構ですのでお示しをいただいて、入ればどれぐらいの負担金がかかるかということをお示しいただきたい。  そして、鷹島住民の説明会の日程はお決まりでしょうか。 211 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  説明会についてはできるだけ早い時期にということで、まだちょっと日程までは詰めておらない状況ですけど、できるだけ早い時期にと思っております。 212 ◯ 3番(武部周清君)  できるだけ早い時期というのは、いつになるだろうかと皆さんは思いますので、大体何月何日ぐらいをめどにというふうに教えていただけますか。 213 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  今、大体時期的には7月から8月、ここらあたりでは地域の市民にやはりお知らせをしていく必要があろうかと。そして、御意見等も頂戴しながら方針を決めていくというふうに思っております。  鷹島に関しましては、できるだけ民間の活力を生かして受け皿整備をやっていきたいという基本的な考えがありますので、そういう意味でも地域住民の方の御意見をお聞きして、何が一番適切な受け皿となり得るのか、そこら辺を考えていきたいと思っております。  時期的には7月から8月というふうに考えております。(降壇) 214 ◯ 3番(武部周清君)  いろいろな不安を持っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいますので、早い時期に説明会をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、「ともだビジョン」についてお伺いしたいと思います。  前回の質問でお聞きしましたが、市民との対話については、どのような団体と地域と回数、内容について、また、市政懇話会などは今後どのような方法で行おうと考えておられるのか、可能なところでお答えをいただきたいと思います。 215 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  市民との対話について、どのようなことで、どのくらい行うのかということでございます。  私が市長に就任してからこれまでに取り組んできたことをまずお示しして、こういったことを今後とも続けるということでお答えにかえたいと思います。  まず、市長就任以降、松浦商工会議所及びその青年部、女性会や工業会、認定農業者会などの産業に関する団体、福島地区、鷹島地区、御厨地区の区長会や調川自治会連合会など地域における組織、また、福島地区の若手で構成され地域おこし活動に取り組まれている団体NEWWAVEなど、こういった方々とビジョンの中身やビジョンを照らしてこういったことをやったらどうだろうかということについては十数回、これだけでも行っております。  このほかにも、一般的に総会等や、その後の会議ですとか、そういったことも加えますと、この5月末までに28回ほど意見交換の場を設けております。引き続きこういったことについてはしっかりとやってまいりたいと思っております。  あわせて、お尋ねの市政懇談会をどうするのかということでございます。  このことについては、前回の3月定例会でも今後の取り組みということでお示しをしたと思いますが、まずは、この市政懇談会というのは市政に幅広く市民の意見を取り入れていくというものでございまして、直前の問題として今議会で予算を御審議いただきたいということでお示しをしておりますが、第2期総合計画の策定を行います。これは、まず市民の意見を聞かなければなりませんので、市政懇談会とは若干手法は異なりますけれども、この総合計画の策定に当たって市民のワークショップを開催したいと思っています。  ここで、このワークショップにおいては、できる限り地域や世代を考慮し、幅広い意見を聞けるように工夫をしてまいりたいと思います。これをまず今年度についてはこの市政懇談会の一つとして捉えて進めてまいりたいと思います。  また、いわゆる市政懇談会、これまで従来行ってきていた分ですね、これについては、次年度以降、具体的なテーマを決めてしっかりと対応してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 216 ◯ 3番(武部周清君)  そこで、いろんな聞いたことを早く実行に移していくべきだと思いますが、議会にも結果報告をできるだけ早くお願いしたいと思います。  次に、市長は3月議会で、子どもが松浦に残るようにすることによって人口減少に歯どめをかけると答弁されました。言いかえると、地元での雇用の場を確保するということだと思います。そして、それは「ともだビジョン」でいうところの「地域が潤う」産業づくりの部分に当たると思いますが、どの分野にどの程度の伸び代があり、それを達成するためには何が必要と思われるか、具体的にお願いいたします。 217 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  「ともだビジョン」において「地域が潤う」産業づくりとして13の項目を掲げております。この中で、特に雇用の場の確保にじかにつながるものとして2つほどお示しをしたいと思っております。  まず1つは、既存企業の事業拡大への支援といたしまして、地域経済活性化の一翼を担っている既存企業の事業拡大を支援し、市民の働く場の確保を図ることであります。また、そのためにも、市内企業と行政が定期的に意見交換を行う場を設置して企業のニーズを把握し、地域経済活性化に結びつく政策立案に努めたいと考えています。このことによって、市内の企業は人手不足とおっしゃっていますので、こういったところにしっかりと市民の雇用の場が確保できるように取り組んでまいりたいと思っています。  もう一つは、商工業の振興による地域内経済循環の推進ということで、これは、まずは松浦市内の基盤産業、何が松浦市にとって最も雇用力やそういった受け皿となるかということを見きわめる必要がありますけども、その基盤産業によって得られた外貨が地域内で循環し、地域経済への波及効果をもたらすように、その受け皿となる商工業の振興を図るとともに、個店の魅力向上を支援したいと考えております。  また、市が発注する公共事業や用地分譲等に当たっては、市民、法人として納税や雇用の確保に貢献されている地域資本を優先し、公金が地域経済へ最大限の波及効果をもたらすような施策に努めたいと考えております。こういったことを通じながら、やはりそれぞれの企業、また商店が拡大することによって、雇用の受け皿を確保してまいりたいと思います。  具体的に、どのくらいあるのかということについては、今後精査をしてまいりたいと思っております。  これ以外にも、「ともだビジョン」の「地域が潤う」産業づくりに掲げているほかのプロジェクトについても雇用の確保にはつながるというふうに考えておりますけれども、具体的に即効性の高いものとしては、この2つをしっかり取り組んでいくことが必要ではないかと考えておるところでございます。(降壇)
    218 ◯ 3番(武部周清君)  市長は、今後の伸び代として体験型観光を挙げられました。体験型旅行の過去10年間の売り上げと市の補助金の推移をお聞かせいただきたいと思います。 219 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  体験型旅行事業は、平成13年度に松浦体験型旅行協議会という名称で立ち上げられまして、平成15年5月に最初の修学旅行の受け入れを行っております。その後、平成21年度に一般社団法人となって、まつうら党交流公社という名称になっております。  過去10年間の売り上げ実績という御質問でございますが、一般社団法人まつうら党交流公社になった平成21年度から平成29年度までの9年間でお答えさせていただきたいと思います。この9年間の売り上げでございますが、約30億700万円ということで、1年間の平均にしますと約3億3,400万円というふうになっております。  また、体験型旅行事業に対する松浦市からの運営費の補助金でございますが、松浦体験型旅行協議会を立ち上げました平成13年度から一般社団法人になる前年度の平成20年度まで支援しておりまして、この8年間に9,720万円、そして、平成28年度の熊本震災に伴いまして570万7,000円を補助しておりますので、合計で1億290万7,000円でございます。  なお、現在も松浦市から2人の職員を派遣しておりまして、人的支援については現在も継続しているところでございます。  以上でございます。 220 ◯ 3番(武部周清君)  私も当初、松浦クラスターの一員でございました。体験型観光は、民間団体であった松浦クラスターの皆さんが、プログラムや漁家、農家などの受け皿づくりから営業まで、ゼロから立ち上げ、今日の体験型旅行の基盤づくりをされたものです。  松浦クラスターは、それまで観光とは無縁に等しかった松浦市を見る視点、支える視点を変えることによって、松浦市に観光を取り入れた成功事例だと思います。しかし、松浦クラスターが体験旅行を立ち上げるに当たっては、松浦市に修学旅行が来るはずがないという固定観念から議会や市民の中に補助金を出すことに対して反対する人も多かったそうです。特に、議会の立場からすると想定外で、リスクがある補助金の使い方については当然のことかと思います。  体験型旅行の成功は、吉山元市長の決断力と松浦クラスターの行動力、責任感が大きな要因だったように思いますが、仮に失敗していたとしたら、大きなリスクを負っていたかもしれません。  見る視点、支える視点は、言いかえれば改革であり、改革には大きなリスクが伴うものだと思いますが、市長はどのように思われますでしょうか。 221 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  この体験型修学旅行については、今、議員のほうから御発言がありましたとおり、まさに当時の松浦クラスターの皆様方が、この松浦に交流人口を拡大することが必要だと。その手法として、長野県飯田市を参考に、この体験型旅行事業というものを直接視察をされて、その有効性を実感された上で松浦市に提案があったものと考えています。  当時、私、市議会議員ちょうど1期目でございまして、その御報告を私も受けました。一時は、商工会議所の3階ですか、4階ですか、会議室のところで、どういったプログラムをつくろうかということについて私も参加した経緯がございますし、青島を最初にやろうというときに、私も一緒に青島に泊まり込んで、地域住民の皆さんに青島でやることに意義があるんだという話をさせていただきましたし、地域の皆さんとともに語り合って、この必要性を、やはり松浦を活性化するには、これは大変すばらしい事業だと当時から私も思っておりましたので、議会の中には厳しい御意見もあったかどうかわかりませんが、少なくとも私の周りにいらっしゃった方は、この事業は必要だという思いで当時の予算を賛成されたんだと思っております。  確かに、おっしゃるとおり、私の「してんを変える」、見る視点、支える支点──支える視点のところでバランスを変える視点ですね、これを変えるとリスクを伴うということは私も申し上げてきました。確かに、リスクはあると思います。しかし、リスクを恐れて何もやらなければ改善はない、このように思っておりますので、しっかりとそのリスク管理をしながら取り組んでいくことは必要だと考えております。(降壇) 222 ◯ 3番(武部周清君)  時間もありませんので、簡単なほうから参りたいと思います。  4月の市報の中に民間感覚を生かした市役所づくりの中で、「自ら稼ぐ市役所づくり」とか「政策で人を呼び込む市役所づくり」とありますが、どのようなことをイメージされているのでしょうか。市民の皆さんに尋ねられても私は答えられなかったので、お答えを具体的にお願いしたいと思います。 223 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  市報はどうしてもページ数の関係がありまして、その施策の題目だけ書いてお示ししたところでありまして、今、議員御指摘のように、中身がわからないというのはあろうかと思います。市役所のホームページでは「ともだビジョン」を掲載しておりますので、もしその環境があって見ることができるという方については、ぜひ一度ごらんいただければと思っております。  具体的に、この「自ら稼ぐ市役所づくり」というものは、税収に頼ることなく、行政が頑張ることで、行政が知恵を絞ることで、できることについてはどんどんお金を稼いでいこうというものでございまして、例えば、上水道、工業用水道、地すべり防止対策による湧き水など、こういったものを有効利用して小水力発電の導入が図れないかと考えております。この小水力発電の導入が図れれば、再生可能エネルギー固定価格買取制度というのがございますので、これによって売電をして、その売電収入を得られないか、これを自主財源にできないかと考えております。  また、松浦市内にはさまざまな未活用資源があると思っています。景観や風景などもあると思います。こういったものを有効活用すること、あわせて、ふるさと納税制度のさらなる魅力アップ等によって、市役所が頑張ることによって新たな財源確保に努めてまいりたい。これが「自ら稼ぐ市役所づくり」の考え方であります。  次に、「政策で人を呼び込む市役所づくり」については、全国のモデルとなるような事業や政策の立案・実施に市役所として努め、それらの取り組みを全国規模のコンテスト、例えば、マニフェスト大賞というものがございます。これは非常に注目度も高くて、大賞に選ばれるとマスコミ等にも掲載されます。こういったものに応募して受賞を目指すことによって、受賞ができましたら、全国から数多くの視察を受け入れることになると思います。受け入れる際には宿泊をしていただくとか、昼御飯を食べていただくとかいうことで地域経済に貢献をする、このことが「政策で人を呼び込む市役所づくり」、こういった基本的な考え方でございます。(降壇) 224 ◯ 3番(武部周清君)  ちょっと時間が少なくなりましたので、途中で終わるかもしれませんが、「ともだビジョン」の大項目の中に企業誘致が入っていませんが、企業誘致を市長はどのようにお考えでしょうか。 225 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  企業誘致について、議員御指摘のとおり、「ともだビジョン」の大項目には入っておりません。しかしながら、「西九州自動車道の整備促進」という中に、この西九州自動車道が開通することによって松浦市のポテンシャルが大変上がるということから、その点で一応触れているところでございますが、松浦市は西九州自動車道延伸という点や、地震が少ないという、いわゆるポテンシャル、有利な面を持っております。こういったことを最大限にPRし、既存の工業団地については今後も私みずからが先頭に立ってトップセールスによる企業誘致に努めてまいりたいと考えております。  また一方で、松浦市内の企業は人材確保に大変苦慮されている状況にもありますので、市内企業の人材確保にも十分な対応をし、最大の目的は雇用確保でございますので、この両面で頑張ってまいりたいと思っております。(降壇) 226 ◯ 3番(武部周清君)  企業誘致は人口増大に有効な手段でございます。企業誘致は多くの自治体が行い、その結果、多くの工業団地が日本全国につくられましたが、産業構造の変化などもあり、工業団地に多くの空き地が見られます。  松浦市では合併後、幾つの工業団地が計画され、それに幾らの市税が投資されているか、お示しをいただきたいと思います。 227 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  その資料については、きょうは持ってきておりません。申しわけありません。(「雇用の数だけ教えてください」と言う者あり)  雇用の数だけお答えいたします。  平成18年以降の企業の進出状況につきましては、水産加工団地については5社が進出しまして、現在の雇用者数は304名となっております。御厨町の坊の上適地につきましては、2社が進出しまして、現在の雇用者数は28名でございます。福島町平野工業団地につきましては、1社が進出し、雇用者数は現在25名となっておりまして、今福の東部工業団地につきましては、中興化成工業株式会社がただいま工場を建設中で、完成後は約100名を配置する予定と伺っております。  以上でございます。 228 ◯ 3番(武部周清君)  ちょっと時間がなくなってまいりましたので、あとは次回に回したいと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    (武部議員 一般質問席 降壇) 229 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって武部周清議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....