松浦市議会 > 2018-03-07 >
平成30年第1回定例会(第4号) 本文 開催日:2018年03月07日
平成30年第1回定例会(第4号) 本文 開催日:2018年03月07日
平成30年第1回定例会(第4号) 名簿 開催日:2018年03月07日
平成30年第1回定例会(第4号) 名簿 開催日:2018年03月07日

ツイート シェア
  1. 松浦市議会 2018-03-07
    平成30年第1回定例会(第4号) 本文 開催日:2018年03月07日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(椎山賢治君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  NHKから撮影及び録音の許可願いが出ております。これを許可しております。  これより、議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、6番・神田議員の登壇を願います。  (神田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 6番(神田 稔君)  皆さんおはようございます。  松浦市民クラブの神田でございます。友田市長におかれましては、このたびの市長就任、まことにおめでとうございます。  私も、さきの選挙におきまして、市民皆様の御支持により再度議会へ送り出していただきました。今後4年間、市民皆様の声を聞き、松浦市発展のため行動してまいる所存でありますので、引き続き市民皆様の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。  さて、平昌オリンピックも終了いたしました。日本選手の活躍は目覚ましく、金、銀、銅13個という今までの最高の結果で、これからの活躍が楽しみだなと思った次第です。  また、オリンピックとは別ですけれども、市民にとって大変うれしい報告が入ってまいりました。2月10日に開催されました長崎県高等学校新人駅伝大会において、松浦高校が初優勝に輝きました。このことは指導者である澤田先生の日ごろからの御尽力と、それから寮生活を送る生徒たちを支えていただいている奥様の支え、そして何より選手の頑張りがこの結果につながったものだと思っております。12月の都大路を目指して、これからの選手の皆様の御活躍を期待しております。  さて、一般質問に入る前に、行政のほうにちょっと一言苦言を申し上げたいと思います。  3月の市報を皆さんごらんになったと思います。3月の市報を私は見まして、新市長と、それから新議長、それから副議長の就任の挨拶が入っておりました。通常は就任の挨拶、それから退任の挨拶というのがセットではないかというふうに私は思って、これは行政側の配慮のなさじゃないかというふうに思っております。こういうことがないように、今後、小さな気遣いですか、そういった配慮をしていただければというふうに思いますので、今後、このようなことがないようよろしくお願いしたいと思います。  それでは、第1項目の「原子力災害時の避難道路(佐賀県道筒井万賀里川線)について」質問いたします。  この件につきましては、平成28年第4回の定例会において質問をいたしました。この佐賀県道筒井万賀里川線は、鷹島町の町民にとりまして、原子力災害時の避難道路となっている非常に重要な道路でございます。しかし、現状は、市長も御存じだと思いますが、道路幅は狭く、その上、危険なカーブ10カ所もあります。大変危険であり、早急な改良工事の必要性を長崎県、それから佐賀県及び国へ要望すべきと何度もこの場で訴えてまいりました。
     そうしたところ、平成27年1月には、長崎県土木部道路建設課と松浦市で佐賀県道筒井万賀里川線の現地に出向いていただいて、危険な箇所や見通しの悪いカーブなどを精査され、危険な箇所を局部的な改良からでも実施してもらいたいという思いから、早急に実施をお願いしたい10カ所について優先順位をつけた資料を作成し、佐賀県と長崎県で実施されている道路事業に関する調整会議の中で、提案資料として長崎県に提出されております。  その資料というのが、私も持っておりますけれども、(資料を示す)非常にこういった筒井万賀里川線の図面をあらわして、どこが危険ですよと、こういった資料を長崎県のほうに提出をされております。  また、その後、平成27年から28年の道路事業に関する長崎県と佐賀県の調整会議の中で協議がなされているというふうに答弁をいただいておりましたけれども、その後も引き続き協議がなされているものか。なされていれば、その後の協議内容についてお尋ねをいたします。 3 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  おはようございます。  長崎県、佐賀県の両県で行われております道路事業に関する調整会議についてということで御質問でございます。  この件に関しましては、改めまして長崎県のほうへ確認しております。この会議につきましては、両県にまたがる道路行政の円滑な推進を図るため、毎年行われている会議でございまして、先ほど議員からもお話がありましたように、平成27年度より筒井万賀里川線の整備について協議がなされております。しかしながら、佐賀県からは県道筒井万賀里川線においては、これまでも必要に応じて路肩や側溝の整備を行ってきている状況であり、原発避難道路道路部局が担うとなれば、佐賀県内の多くの路線が避難道路となるということから、道路部局での優先的、また抜本的な整備は厳しいというふうな見解が示されておるということで御報告を受けております。 4 ◯ 6番(神田 稔君)  確かに路肩をされて、今も若干工事はされております。しかし、これは佐賀県道であるんですけれども、災害緊急避難時の避難道路として長崎県が指定をして、松浦も指定をしておるわけですから、これは佐賀県の言い分もわかりますけれども、引き続き松浦市と、それから長崎県も粘り強く協議をしていただくよう要望していただきたいというふうに考えております。  さて、佐賀県道筒井万賀里川線道路協議について、じゃ、長崎県の危機管理課はどのような役割をとられているのか、お尋ねをいたします。 5 ◯ 防災課長(福岡一男君)  県の危機管理課におかれましては、長崎県の地域防災計画原子力災害対策編に基づく避難に係る防護対策を行うことを基本といたしまして、これまで市と連携した県道路部局との協議、佐賀県の道路部局への避難道路としての重要性の理解を求めた協議及び内閣府との調整、そして4市要望の調整などに当たられておるところでございます。  また、筒井万賀里川線は佐賀県道でございますので、県域を超えた対応に苦労されている状況にありまして、市からの要望を酌んだ国から佐賀県側への直接的な働きかけの要請や、財政的な支援についても国のほうへ要望を行われているところでございます。  以上です。 6 ◯ 6番(神田 稔君)  県の危機管理課というのは、災害全般において、指示、伝達を行うものだと認識しております。ぜひ積極的な介入をしていただくよう、市からも要望をお願いしたいと思います。  次にですけれども、佐賀県道筒井万賀里川線整備促進期成会が立ち上げられたと聞いております。このメンバーの方々と、その活動内容についてお尋ねをいたします。 7 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  県道342号筒井万賀里川線整備促進期成会につきましては、平成29年10月6日に設立をされまして、唐津市切木(きりき)(「切木(きりご)」と訂正)校区区長会長を初めとしまして、佐賀県議会議員唐津市議会議員など総勢19名で構成されておりまして、松浦市からは会員としまして鷹島町区長会長が参加をされております。  また、活動内容といたしましては、筒井万賀里川線における整備の早期実現を促進し、交通の安全安心及び避難経路を構築することを目的とされ、目的を達成するために調査研究、陳情などの事業を行うことというふうにされております。 8 ◯ 6番(神田 稔君)  課長済みません、「切木(きりき)」じゃなくて「切木(きりご)」と読みます。  唐津市と松浦市、鷹島から1名、地区町会の会長が入られておるということで、この皆様方が整備促進期成会を立ち上げられたことは非常に喜ばしいことだというふうに思っております。  今後、松浦としては唐津市と連携をしながら、強力なバックアップ体制をとっていく必要があると思いますけれども、松浦市として今後どのように考えられているのか、お尋ねをいたします。 9 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  当期成会の会則では顧問を置くことができるというふうにされておりまして、佐賀県議会議員伊万里市議会議員、唐津市道路整備部長、伊万里市建設部長、松浦市建設課長の5名に現在委嘱をされております。  市といたしましては、今後、顧問という立場からこの期成会のほうに積極的に参加をしまして、長崎県側、佐賀県側、それぞれの情報共有に努め、唐津市、伊万里市とのさらなる連携を図りながら、期成会を全面的にバックアップしまして、県道筒井万賀里川線整備促進に努めてまいりたいというふうに考えております。 10 ◯ 6番(神田 稔君)  よろしくお願いしときます。やっぱり佐賀県、それから唐津、それから松浦市が一体となって連携をとりながら、早急な整備ができますように、この期成会をバックアップしていただきたいというふうに思っております。  唐津市切木地区の方々が、筒井万賀里川線の道路改良の必要性を認識されて、そして期成会が立ち上げられたというふうに思っています。このことに対し、深く感謝を申し上げますとともに、行政もしっかりバックアップをしていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  さて、この佐賀県道筒井万賀里川線というのは、平成9年度に市道から県道へ編入されて現在に至っております。私は以前からエネルギー政策は国策であると常々思っておりまして、この要望が全然進まないようであれば、友田市長が言われる視点を変える、見方を変えて、佐賀県道筒井万賀里川線を国道へ編入するというふうな考え方もあるんではないかというふうに考えておりますので、その辺も頭に入れていただいて、進めていただければというふうに思っております。  とにかく国の責任において緊急避難対策安全対策は速やかに行うべきと主張を申し上げておきます。  次に、西九州北部地域開発促進協議会玄海地域原子力防災協議会について質問をいたします。  なぜ2つの協議会について質問するかと申しますと、佐賀県道筒井万賀里川線のことを質問しますと、必ず出てくる名称がこの2つの協議会でございます。再三、要望活動を行っている西九州北部地域開発促進協議会と内閣府が主催で行われている玄海地域原子力防災協議会というのは、どのようなメンバーで構成され、どのような協議がなされているのか、それぞれにお尋ねをいたします。  まず、建設課長のほうからよろしくお願いします。 11 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  私のほうから、西九州北部地域開発促進協議会について答弁いたします。  この協議会のメンバーにつきましては、長崎県側は佐世保市、平戸市、松浦市、佐々町、波佐見町、小値賀町、佐賀県側は伊万里市、有田町の市長、町長及び議長がメンバーとなっております。  この協議会につきましては、関係地方自治体が一体となって西九州北部地域の開発を促進し、住民福祉の向上などを目的とした取り組みについて協議がなされております。この中で筒井万賀里川線を初めとした主要な県道の整備促進などについて、毎年、関係自治体メンバーが同行し、国や佐賀県知事への要望活動を実施している状況でございます。 12 ◯ 防災課長(福岡一男君)  玄海地域原子力防災協議会でございますが、この協議会は内閣府──これは原子力防災担当の部局になります──におきまして、原子力発電所の所在する地域の県、市、町が作成する地域防災計画及び避難計画の具体化、充実化の支援をするために設置された機関ということになっております。  メンバーにつきましては、国の関係府省庁指定職級15機関──内閣府であるとか経済産業省資源エネルギー庁原子力規制庁、警察庁、消防庁ほかの15機関ということでございます──と長崎県、福岡県、佐賀県の副知事で構成されております。玄海原発周辺地域の市町と九州電力はオブザーバーとなっておりまして、会議には出席できるという立場でございます。  協議会の活動内容は、玄海地域の緊急時対応といたしまして、玄海原発から30キロ圏内の周辺自治体ごと原子力災害時の避難対策防災対策としてまとめた内容を協議いたしまして、避難対策の実効性の向上と防災対策の充実化を図ることとなっております。  以上でございます。 13 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。  この協議会には、2つともそうそうたるメンバーがおられますけれども、全然進んでいないということじゃないですけど、何か不思議でたまりません。全然進んでいないような状況ですね。  新聞等の報道によりますと、3月に玄海原発の再稼働が見込まれている中、再三にわたり要望活動を行っているにもかかわらず、原子力防災時の避難対策等の充実が進まない背景には、松浦市を中心とした周辺4自治体と長崎県の姿勢に温度差があるのではないかと私は常々感じておりますが、このことについて市長はどのように感じておられるのか、お伺いをいたします。 14 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  おはようございます。  まず、質問にお答えする前に、神田議員のほうから3月の市報についての御指摘がございました。そういった配慮に欠けるという点については、率直に私どもも踏まえて、しっかりと対応してまいりたいと考えておりますので、今後とも御指導を賜ればと思っております。  玄海原発の再稼働について、筒井万賀里川線を初めとする避難道路が改良されないことについて、長崎県と4市の温度差があるんではないかという御質問でございますけれども、長崎県におかれては、昨年、平成29年4月21日に、平戸市、壱岐市、佐世保市、松浦市、この4市で要望を行ったその2日後には、内閣府、経済産業省原子力規制委員会、九州電力に対して、4市要望を盛り込んだ申し入れをされたというふうに伺っておりますし、その後、関係4市と具体的な要望項目を調整した上で、国と全国知事会との意見交換の中でも、中村知事のほうからこの要望をされるなど、幾度となく国に対し説明、進捗の確認をされていると伺っております。  要望に対する国の対応については、県のほうから4市、私どもに対し、個別または4市が集まった折に、進捗状況の報告を受けているところであります。  また、県の対応としては、市の意向を酌み取った取り組みをされており、要望の実現に向け尽力はされていると感じております。  また、昨年の6月に政府に対して行われた長崎県の政府に対する政策提案要望書なんですけれども、この中にも原子力災害対策として、陸路避難のための避難道路の整備に対して十分な支援を行うことということで、国に対してしっかりと項目を掲げて要望いただいているところでございます。(降壇) 15 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。  県のほうも国のほうに要望されているということですけれども、要望されてもなかなか進まないというのが実際なんですよね。確かに要望をされているのは私もわかっています。だけど、要望事が全然進んでいません。4市で出された要望書、全く進んでいないと私は思いますよ。そこら辺はやっぱり強く持っていかんと。松浦市から要望が出ました。じゃ、国にすぐ上げましょうって、それは県の仕事ですから、それは当然そういうふうなルートを通って要望されていくと思いますけれども、その要望の仕方をもうちょっと実情を踏まえて、松浦市、周辺自治体のことも考えてやっていかれるように、もうちょっと積極的に、松浦市は切実なんだということを訴えられていってほしいと私は思っております。よろしくお願いしときます。  さて、28年11月22日、防災課長からもありましたとおり、内閣府主催で開催された玄海地域原子力防災協議会の中でも、前の市長であります友広市長がオブザーバーとして出席された折に、このような発言をされております。御紹介します。「松浦市の防災計画では、鷹島地区からの陸路の避難については、佐賀県道筒井万賀里川線原子力災害時の重要な主要道路としているということを申し上げ、この道路は道路幅が狭くカーブも多いために避難が円滑に行えないこと。万が一、原子力事故があるということになると、被曝という可能性もあるということを申し上げた」というふうに一般質問の中で答弁をいただいております。  また、国からは玄海地域原子力災害時の緊急避難時対応取りまとめに当たって、このような発言があっております。「地域の実情に耳を傾けながら取り組んでいきたいが、このことについては直ちに解消できる方策を見出すことは難しいけれど、重要な問題として受けとめているので、何ができるかを含めて検討していきたい」と国からの答弁があっております。その後、内閣府の参事官らが松浦市に来られたときに、市長及び担当職員等が図面と──さっき見せましたこの図面ですけれども、この図面と写真を用いて説明を行ったということを聞いて、今度こそ少しは筒井万賀里川線の改良工事が一歩進むのかなと期待をいたしたんですけれども、残念ながら何も進んでおりません。  さらに、平成29年4月21日付で、松浦市、平戸市、壱岐市、佐世保市の4市が提出した原子力災害時の避難対策等の充実並びに原子力発電所安全対策に関する要望書についても、何一つ解決に至っていない状況です。  このような状況を踏まえて、市長はこれから今後どのようなお考えなのか、さらに今後どのような行動を起こしていかれるのか、見解をお伺いいたします。 16 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  今、神田議員も申されたとおり、昨年の4月21日に本市、佐世保市、平戸市、壱岐市の4市で国に対する避難対策防災対策の充実を求め、県に提出した要望書については、現時点における進展がない中、玄海原子力発電所3号機の再稼働が行われることは到底受け入れられないことだと私も思っております。  このようなことから、先月2月11日に佐賀県オフサイトセンターにおいて、原子力規制委員会主催地元関係者との意見交換会が開催された折には、規制委員会更田委員長に対し、私みずから市民が置かれている状況や安全性の不安と不満を訴えたところであります。  今後については、去る2月21日に県危機管理監と今後の対応について協議をしております。このことは、さきの安江議員の質問でも申し上げましたけれども、玄海原発再稼働前に、玄海地域関係自治体で集まり、原子力防災を担う内閣府との意見交換の場を設けるよう県から内閣府へ申し入れをしてもらっているところであります。  私といたしましても、このような状態で再稼働のみが進んでいくということは到底看過できませんので、再稼働前に内閣府、資源エネルギー庁原子力規制委員会へ出向き、安全対策防災対策の充実があってこその再稼働であるべき、このことを訴えていきたいと思っております。  なお、これは3月15日に予定をいたしております。(降壇) 17 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。よろしくお願いしときます。  筒井万賀里川線のことばかり私は質問したんですけれども、これが玄海原発に一番近い鷹島町民、8.3キロの私は住民として、まずはここを使わんと、避難先、波佐見とか川棚、東彼、あのあたりに避難できません。ぜひ市長みずから国に出向いていって、切実な市民の願いなんですよということを訴えていただきたいというふうに思います。  最後になりますけれども、このエネルギー政策は国策ですから、ぜひ国の責任において早急に実施されるよう、行政と議会が一体となって積極的に国へ働きかけをしていただくことを要望して、この項目の私の一般質問は終わりたいと思います。  続きまして、第2項目めの「鷹島小中学校建設計画の進捗状況と小中一貫教育の取り組みについて」質問をいたします。  この件につきましても、平成28年6月定例市議会において一般質問をさせていただきました。このとき、建設時期については福島地区の学校整備が完了次第、できるだけ早い時期に着手をしたいとの答弁をいただいたところです。その後、平成29年12月の定例市議会市政概況報告の中で、鷹島小中学校の整備については、平成30年度設計業務、平成31年度から32年度にかけて小中学校の校舎改築工事を進めることとのことでしたけれども、再度詳細なスケジュールについてお尋ねをいたします。 18 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  鷹島地区の小中学校整備スケジュールでございますが、現在、平成29年度につきましては、学校施設整備方針・基本計画の策定作業を進めておりまして、現在、詰めの作業に入っておるところでございます。  30年度につきましては、地質調査、用地測量、実施設計を行うことといたしておりまして、今議会におきまして関係予算を御審議いただくこととしておるところでございます。  実際の小学校棟、それから中学校棟の改築工事につきましては、以前から申し上げておりますように、平成31年度から32年度にかけて実施することといたしております。  あわせて既存の中学校特別教室棟の大規模改修工事につきましても実施を予定いたしております。  なお、改築工事、大規模改修工事が終わった後に、既存の中学校の一般教室棟の解体工事というスケジュールで進めてまいりたいと考えております。 19 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしておきます。  前回の一般質問の中で、「保護者及び地域の皆様の声を聞いて建設に当たっていただきたい」という質問に対し、「平成29年度に建設検討委員会を立ち上げて、校舎の整備方針、建設場所に関する地元との協議を行いたい」との答弁でございましたけれども、現在まで建設検討委員会から上がっている意見等と、その意見に対する市の考え方についてお尋ねをいたします。 20 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  ただいま鷹島地区の学校整備検討会というものを立ち上げまして、その中で協議を行っておるところでございます。メンバーにつきましては、地元区長会の正副会長、それから地元の区長様、それとあと、学校からは小中学校の校長先生、あとPTA、保護者代表ですね。そういう方に入っていただき、協議を進めております。  この協議の中で、現在6点ほど意見、要望、質問が出されております。それぞれ申し上げますと、まず「小学校施設に学童保育専用の部屋を設置していただきたい」という要望があっておりますけれども、これにつきましては、「分校跡地のほうに鷹島保育所が将来的な整備を予定されておりまして、学童保育を実施される予定であるということから、学童専用の部屋を整備する予定はない」というふうに回答をさせていただいております。  あと、プール整備に関しての市教委の方針ということで御質問があっておりまして、「プールにつきましては、今回の整備計画に入っていないことから、当分の間は現在の小学校プールを活用していただくことになっております。プールまでの児童の移動手段につきましては、今後、市教委と学校とで検討を進めていきたい」というふうな回答を行っております。  それから、「整備の際は駐車場の確保をお願いしたい」ということと、あと「市道の拡幅についてもお願いをしたい」という要望があっております。市教委の回答といたしましては、「駐車場につきましては、現在の中学校一般教室棟解体後のスペース等を活用して確保をしたい」と答えております。なお、市道につきましては、「学校施設の隣接地に支所や公民館、保育所といったそういった施設が移転集約する計画もございますので、それらを踏まえた形で、今後、拡幅が検討されるのではないか」というふうに回答いたしております。  それから、学校側から、「職員室の面積を広くとっていただきたい」と。「校内研修や職員室内での給食配膳等に便利であるから、そういった配慮がほしい」という要望があっております。これに対しましては、「施設整備については基準面積がございますので、他の部屋と調整する必要があるため、今後、検討させていただきたい」という回答を行っております。  それから、5点目になりますが、「車椅子でトイレを利用できるよう配慮していただきたい」との要望があっておりまして、これにつきましては、「車椅子で利用可能な多目的トイレを設置することとしております」との回答を行っております。  それから、最後ですが、「小学校中高学年の着替えが男女別にできるような教室がほしい」との要望があっております。これにつきましては、「多目的教室等、他の教室を活用することで対応していただきたい」との回答を行ったところでございます。 21 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。できる限り要望に沿った整備をしていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  要望の中に、市道拡幅のことも上がっておりました。前回、私も要望として、現在の通学路として使用している市道鷹島中学校線の改良、それから老朽化が著しい学校給食の整備についてですが、提案をしておりましたけれども、この進捗状況についてどのようになっておるのか、それぞれの担当課にお伺いをしたいと思いますけれども、まず市道鷹島中学校線のほうから、建設課長からお願いします。 22 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  市道鷹島中学校線につきましては、県道鷹島肥前線と県道鷹島線を結ぶ主要な幹線道路であります。沿線には中学校、高齢者福祉センター、診療所、保育所などの公共施設が建ち並んでおりまして、バス路線、通学路としても利用されている重要な路線であるというふうに考えております。  しかしながら、この道路につきましては、歩道がなく、幅員が狭い箇所や急カーブが多く通行に支障が出ている状況でございます。  平成31年度からは、小中学校の整備工事が着手される予定となっていることから、一般交通の円滑化、通学児童生徒の安全確保、交通事故防止を図るために、市道鷹島中学校線改良事業を実施するもので、平成30年度に予定をしております測量調査設計業務委託に必要な関係予算を本定例会に計上しております。 23 ◯ 教育総務課長星野真嗣君
     現在の鷹島学校給食共同調理場につきましては、昭和48年度建設の施設でございまして、老朽化が著しく、改修も困難なことから、現施設については解体をすることといたしております。  解体後につきましては、他の調理場との統合または改築のいずれかで対応したいと考えておりますが、今後、建設費ですとか運営コスト等を検討しながら、できるだけ早く方針を決定したいと考えておるところでございます。 24 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。道路改良は、小中学校校舎整備に合わせて行うのがベターではないかなというふうに考えております。児童と生徒の通学時の安全確保につながると思っておりますので、よろしくお願いをしておきます。  また、学校給食場の整備についても、結論に至っていないようでございますけれども、早急に方針を打ち出されることを要望しておきます。  子どもたち児童生徒の学力向上というのは、教育環境を整えることが非常に重要であるというふうに考えておりますので、一日も早い学校整備と、それにまつわる整備が順調に進むことを願っております。  次に、小中一貫教育の取り組みについてお伺いをいたします。  この件については、鷹島小中学校の整備に当たり、松浦地域のモデル校として、鷹島において小中学校一貫教育をぜひお願いしたいと教育長にお伺いをしたところでございます。その中で、「小中学校一貫教育を行うに当たってのメリットや課題、運営の仕組み等について、今後、教育委員会で議論を深め、その実現に向けて取り組んでまいりたい」と答弁されておりますけれども、その後の状況についてお尋ねをいたします。 25 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  小中一貫教育についての御質問ですので、まず小中一貫教育の定義等を説明いたします。  小中一貫教育とは、小学校と中学校が目指す子ども像を共有し、9年間を通じた教育課程を編成して、系統的な教育を目指す教育のことです。  小中一貫教育が求められる背景としましては、小学校高学年での英語教育の充実や、中学校進学時の不登校などの急増という、いわゆる中1ギャップへの対応があります。  また、小中一貫教育の類型、形については大きく分けて2つあります。1つ目は、義務教育学校といいます。修業年限は9年、ただ校長は1人で、教職員組織も1つです。教員の免許状は小中両方必要になります。  もう一つの類型、形は、小中一貫型小学校・中学校です。こちらも修業年限は9年ですが、校長は小学校、中学校それぞれに1名ずついて、教職員組織も小中別々です。教員の免許状は所属する学校の免許状だけでよいことになっています。  小中一貫教育のメリットとしましては、4点ありまして、1、9年間を見通した連続的な指導が展開できること。2、中学校への進学に不安を持つ小学生が減少すること。いわゆる中1ギャップの緩和。3、小学校に中学校の教員が来て、英語や音楽など、より専門的な指導を実現することができること。そして、4、学校行事やPTA活動など、必要に応じて小中共同で開催できるという点です。  こういうメリットも多い小中一貫教育ですので、小学校教育から中学校教育への円滑な接続を目指すという基盤に立ち、平成31年度までを準備期間とし、現在は9年間を通じた教育課程の研究や小中一貫教育を実施するための例規等の改正についての研究を行っておるところです。  以上です。 26 ◯ 6番(神田 稔君)  ぜひ松浦地域のモデル校として実現をさせていただきたいというふうに思います。  ここで2月16日の長崎新聞に、小中高一貫教育の記事が掲載されておりましたので、ちょっと御紹介させていただきます。  「長崎県で文科省から教育課程特例校の指定を受けている佐世保市の宇久町、それから五島市奈留町、それから北松の小値賀町の3地区においては、県学力調査で3地区の中学生の英語教育の成績は当初県平均と同程度だったが、近年は10点以上も高い年が続き、英語教育の先進地域として県内で注目されるようになった。また、小学校6年生を中学校教諭も教えることで、中学生活へのスムーズな移行ができるほか、異なる年齢層の交流により視野が広がるなどのメリットがある」と書かれておりました。  英語というのは世界の共通語です。子どものころからの英語教育は子どもたちにとって重要だと感じておりますので、このことも含め小中一貫教育について、教育長の思いをお伺いいたします。 27 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  神田議員御指摘のように、私も英語教育は早い段階から学習することが重要であると考えます。本市におきましては、上志佐小学校が県内の英語教育をリードするような先進的な取り組みを行ってまいりました。  また、平成32年度から完全実施となります新学習指導要領におきましても、現在、小学校5、6年生で行われております週1時間の外国語活動が、次は3、4年生で外国語活動を週1時間、5、6年生で教科としての英語が週2時間と3倍になるなど、英語教育の早期化、教科化が図られてまいります。  そこで、小中一貫教育の中で、中学校の教員が小学校で指導できる、いわゆる乗り入れ授業を行うことで教育効果も高まるものと考えます。  また、学校行事やPTA活動、学校支援会議等も必要に応じて小中が連携をしたり合同で実施することで、これまで以上の教育効果も期待されるところでございます。  以上のようなことから、ぜひ小中一貫教育を推進していきたいと考えております。  なお、実際に進めるに当たりましては、例規等の改正を行いながら、まずは小中学校が廊下でつながっております現在の福島養源小学校と福島中学校から始め、次に同じ校舎のつくりを計画しております鷹島小中学校、それらを検証しながらほかの学校へと広げてまいりたいと考えております。  以上でございます。(降壇) 28 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。鷹島は子どもたちが少なくなっております。ぜひ小中一貫教育を実現させていただきたいというふうに思っております。  そして、教育のまち松浦を掲げておりますので、その確立に向けて頑張っていただきたいということをお願いしまして、この項目は終わりたいというふうに思います。  続きまして、3項目めの「国史跡神崎遺跡について」御質問いたします。  平成29年4月に鷹島埋蔵文化財センターに、鷹島神崎遺跡で発見された元寇船や遺物を調査研究する水中考古学研究センターが開設されましたことは記憶に新しいところでございます。  鷹島神崎遺跡を全国、また全世界へ発信する拠点とするために、松浦市みずからが動き出したことについて高く評価をいたしております。  それでは、平成27年3月に策定されました鷹島神崎遺跡保存管理計画書の進捗状況についてお尋ねをいたします。  保存管理計画書による整備活用事業の進め方としては、まず短期、これは5年以内と、それから中期、10年以内、長期、10年以上と、この3段階に分けて事業を進めるように目標を設定されておりますけれども、短期の進捗状況についてお尋ねをいたしますが、短期の目標設定としては、1点目が情報発信のソフト事業、2点目、展示施設の拡充、それから3点目、博物館機能を備えた施設の情報収集を上げられて、基盤整備の業務に当たられていると思います。この3点について、業務内容とその進捗状況についてお尋ねをいたします。 29 ◯ 文化財課長(内野 義君)  では、国指定史跡鷹島神崎遺跡保存管理計画の進捗について御説明させていただきたいと思います。  今現在定めている短期5カ年、平成26年から30年度までを期間とした目標の最中でございます。水中考古学の拠点に向けての基盤整備を行うことということとしておりまして、今現在、実施した主な事業といたしまして、まず、情報発信のソフト事業としましては、出前講座等の体験学習会の開催、それから福岡都市圏、市内イベントでのヘッドマウントディスプレイ等を活用いたしました「出張!バーチャル水中考古学ミュージアム」、それと「鷹島を水中考古学の拠点へ」と題しましたシンポジウムを開催いたしました。  続きまして、展示施設の拡充につきましては、電源立地地域対策補助金による展示・公開施設整備を本年度事業として行っておりまして、ガイダンス施設の改修並びにエアタイト、調湿機能を有した展示ケースの設置を行うこととしております。  また、博物館機能を備えた施設情報の収集ということでは、出雲市立弥生の森博物館など先進地の視察を実施しております。  さらに、沈没船のモニタリングと公開・活用等の項目につきましても、1号沈没船、2号沈没船、一石型碇のモニタリング調査でありますとか、2号沈没船の3次元モデルを作成したりなど、進捗状況は順調な状況にございます。 30 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。  私は日ごろから鷹島神崎遺跡については、水中考古学遺跡としては世界をリードする情報を発信できる遺跡であり、必ず鷹島地域及び松浦地域の活性化に寄与するものであると確信をいたしております。  そこで何点か、今後の取り組みと考え方についてお尋ねをいたします。  鷹島神崎遺跡を継続して調査していくためには、琉球大学及び長崎県の協力が不可欠でございますけれども、琉球大学及び長崎県との調査については、今後も継続していく確認がとれているのか。また、今後の調査についてはどのような目的を持って進めていかれるのか、お尋ねをいたします。 31 ◯ 文化財課長(内野 義君)  琉球大学とは、琉球大学・松浦市鷹島神崎遺跡発掘調査連携協議会を通しまして、発掘調査に関すること等につきまして、連携、協力をすることとしております。  今後も調査、保存処理等の情報を共有するとともに、共同研究についての協議を進めていくこととしております。  一方、長崎県につきましては、平成25年から5カ年間計画で実施しておりました鷹島海底遺跡に係る調査が、本年度で最終となっております。次年度以降は、直接調査をすることはなくなりますが、市が行う調査や保存処理に指導、助言という形でサポートを受けることとなっております。  来年度も琉球大学、長崎県と連携をとりながら調査を実施することとしており、特に本議会に関係予算を審議していただくこととしておりますが、市が事業主体となりまして、沈没船周辺海域の潮流データを収集する調査業務を行う計画をしており、将来的な元寇船の引き揚げの可能性を探りたいと考えております。 32 ◯ 6番(神田 稔君)  次に、保存、展示、公開する施設としての博物館機能を備えた施設整備でありますけれども、この施設ができることによって、地域の振興や観光資源につながるものと思っております。  そこで、博物館機能を備えた施設についてどのような基本計画を描いておられるのか、お尋ねをいたします。 33 ◯ 文化財課長(内野 義君)  地域の特性を生かす博物館機能を有する施設ができることによりまして、人の動きをつくることができると考えております。  施設の機能等につきましては、まだこれから検討する段階でありますが、鷹島海底遺跡、鷹島神崎遺跡からの出土遺物を展示するとなりますと、水中遺跡の特徴を最大限に生かした展示が必要だと考えております。  例えば、コンピューターグラフィックを使って海底の様子を再現するとか、保存処理の仕組みを解説、紹介する。それから、調査の体験、こういったものを考えるべきだと考えております。  施設の建設を最終目標とせず、管理運営などをどのようにするかについても十分検討が必要だと考えておりまして、水中考古学の拠点にふさわしいシンボルとなる施設を目指したいと考えています。  いずれにせよ、水中遺跡の特性から、単独の自治体で調査研究等を行うにはやっぱり課題も多いと考えております。 34 ◯ 6番(神田 稔君)  課題も多いということですけど、非常に楽しみにしております。  大型事業に取り組むには、まず基本的な計画を描くことが先決ではなかろうかというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  さて、鷹島神崎遺跡をもっと発信していき、ガイダンス施設の集客につなげていくため、水中考古学の普及と啓発が重要だと考えます。  さらに、鷹島の観光面から考えますと、鷹島海底遺跡から出土した遺物を活用した鷹島限定の土産開発など、早急に取り組みをされたらどうかと考えますが、今後の集客策と限定品の開発の取り組みについて簡単にお願いします。 35 ◯ 文化財課長(内野 義君)  現在、普及啓発に関する取り組みにつきましては、水中考古学研究センターを中心に行っており、本年度はセミナーを開催しまして、自治体、研究機関、大学などから18名の参加がございました。今後もこの取り組みを進めていきたいと考えております。  また、お土産等の開発につきましては、お菓子等の製作について地元の企業に提案を行いましたが、実際、ちょっと実現できなかったということもございます。  本年度は、これまで来館者から要望が多かった図録を作成し、販売することとしております。  鷹島海底遺跡が付加価値を生み出すのであれば、資料の貸し出し、ブランドとしての利用など積極的に活用を促したいと思っております。 36 ◯ 6番(神田 稔君)  ぜひ集客策として、そういったものを考えていただきたいというふうに思います。  前段で申しました水中考古学研究センターが開設され、はや1年が経過しようとしております。開設と同時に考古学専門の職員が1名配置されたことは、鷹島を水中考古学の拠点へということの現実化に向けた第一歩ではないかと考えています。長期的に考えますと、最終的には元寇船を引き揚げて、保存処理、それから展示公開とそれに伴う関連施設の整備と人材確保ではないかと思っております。市長として、国史跡である鷹島神崎遺跡をどのように活用され、全国、全世界へ発信されようと思われるのか、また国及び県への働きかけについてはどのように思われているのか、見解をお伺いいたします。 37 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  鷹島神崎遺跡は蒙古襲来という史実を証明した、世界的に見ても貴重な遺跡であると考えております。さらには、30年以上にわたって調査研究が行われており、水中での調査方法のみならず、海揚がり遺物の保存処理についてもほかに例がなく、最先端を行く遺跡だと考えております。  平成29年10月に文化庁がまとめた国内で水中考古学に特化した水中遺跡調査検討委員会が設けられ、このような「水中遺跡保護の在り方について」という報告が取りまとめられておりまして、これも画期的なことであると考えております。  この中でも、鷹島神崎遺跡について取り上げられており、水中考古学の象徴的な存在として取り上げられております。  市におきましては、全国の自治体では例のない水中考古学研究センターを設置し、水中考古学の拠点化を目指すこととされておりますけれども、しかしながら、先ほど課長も答弁しましたとおり、単独の自治体で元寇船の引き揚げや保存処理を行うことは非常に難しく限界があると考えておりますので、今後とも、国にこの遺跡の重要性、そして国際親善にもつながるんではないかという観点から、しっかり訴えてまいりたいと考えております。(降壇) 38 ◯ 6番(神田 稔君)  ありがとうございます。ぜひ友田市長におかれましても、松浦の宝物である鷹島神崎遺跡の重要性を認識され、今後、このことを重要課題として取り組んでいただきますことを要望いたしまして、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。    (神田議員 一般質問席 降壇) 39 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって神田議員一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時   休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 40 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、9番・武辺鈴枝議員の登壇を願います。  (武辺議員 一般質問席 登壇)(拍手) 41 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  おはようございます。  この2日間のやりとりの中で、友田新市長に就任のお祝いを申し上げると、当選おめでとうと祝福してもらえるみたいなので、私も言います。友田市長、市長就任おめでとうございます。松浦市の新たなる船出です。迷うことなく、しっかりとかじをとっていただいて、市政発展のために尽力されることを期待しております。
     きょうから県内公立高校の一般入試でございます。受験生の皆さん全員が希望する高校へ入学できますよう、この場からエールを送りたいと思います。頑張ってください。  それでは、まず「松浦市学校給食の現状と課題について」お尋ねをいたします。  新聞報道等によりますと、県内の公立小中学校では、学校給食において配膳ミスなどにより、2013年から16年度、じんま疹などの健康被害が計29件、うち9件は教職員の誤配が要因ではないかと言われておりますし、食べる直前にミスに気づくという事案も年間二十数件ほど起こっております。  16年度単体では、食物アレルギー事故が7件、それは前年度比2件増で、発症した児童生徒は5人、うち2人は救急搬送をされております。救急搬送、これは昨年の2月に2件相次いで起きておりますが、1件目が、乳アレルギーのある中学3年の生徒が、症状が治っていると思い込んでイワシのチーズフライを食べたところ、給食後の体育の時間に呼吸の乱れや腹痛を発症して病院に運ばれて1日入院。2件目が、豆アレルギーのある中学1年生の生徒がグリーンピースを食べて、これも給食後の体育の時間に嘔吐や下痢を発症して病院に運ばれて当日入院をしております。また、給食センターの栄養教諭がシューマイに乳が含まれているのを忘れて3校に影響が出てみたり、担任が保護者から受け取った弁当を給食時に児童に渡すのを忘れたケースなどが起こっております。  特異な事例といたしまして、乳アレルギーのある児童が別の児童に牛乳をかけられた食材を食べて発症した事案、乳アレルギーのある小学高学年の児童が給食時間にけんかになったクラスメートから牛乳をかけられたおかずを食べて腹痛や吐き気を発症したと、クラスメートは児童に乳アレルギーがあることを知っていたということでございます。児童は牛乳がかかっていない部分だけを食べようとしたそうですが、結果的には発症しております。そのときの担任はけんかをとめようとしたけども、牛乳をかけられたのに気づかなかったということでした。  こういったように、県内でもいろいろと事故が起きております。学校給食は当然ながら安全・安心でなければなりません。人的ミスを極限まで減らすよう対策を講じていかなければならないと思いますが、まず第1問目ですが、食物アレルギーを持つ子どもが小学校に入学する際、幼稚園、保育所、保護者と、それから小学校との間での情報共有というのはどのように行っていらっしゃいますでしょうか。 42 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  小学校入学時における学校と保育所等や保護者との食物アレルギーについての情報共有につきましては、まず、入学前の就学時健康診断において、問診票の健康状態を記載する欄に、保護者が児童のアレルギー体質とその原因となるものを記入し、学校に提出することなどから情報共有を図ることとなります。  また、保育所等との情報共有としましては、小学校入学予定の全ての児童について、各保育所等の担任が食物アレルギーを含めた児童の健康状態の情報を保育所児童保育要録などに記載をいたしまして、入学予定の学校に提出をしたり、就学前の連絡会でじかに報告をしたりすることで学校との情報共有を図っております。  以上です。 43 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  いや、この情報共有がなっていないとかじゃなくて、これが万全の策なのかというと、もうちょっと足らないかなと思ったりもするんですが、それはまた後でお尋ねじゃなくて、後でよろしいですけども、それでは、今、市内の児童生徒の食物アレルギーの疾患者数というのをお願いします。 44 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  お答えいたします。  食物アレルギー疾患によりまして、代替食等の対応及び弁当を持参している市内の児童生徒につきましては、小学生が25人、中学生11人、計36人となっておる状況でございます。 45 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、現在の対応方法といいますか、安全なアレルギー対応食を提供するための環境整備というのがやっぱり必要だということは、もう重々御承知なことで、やっていらっしゃると思いますが、アレルギー疾患に対する取り組みガイドライン等、そういうものがあると思うんですが、その内容を詳細にお願いします。 46 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  現在、松浦市教育委員会で作成いたしました学校給食における食物アレルギー対応マニュアルに基づきまして対応を行っておるところでございます。  具体的に申しますと、まず、栄養教諭がアレルゲン、原因食材のわかる詳細な献立表を作成しまして、保護者及び学校に確認をしていただいております。  続いて、調理場は確認を受けた詳細献立表をもとに除去食、代替食等の対応を決定いたしておりまして、栄養教諭がまたアレルギー対応献立表、調理作業工程表を作成いたしております。  それから、学校現場におきましては、アレルギー対応献立表を職員室、それから当該児童生徒の教室に掲示をいたしております。給食時には、各学校の養護教諭がアレルギー対応を当該児童生徒の担任に再度確認をいたしております。  それから、最後、配膳時ですけれども、担任が当該児童生徒にきちんと対応食が配膳されているかどうかをアレルギー献立表に基づき確認を行っているという状況でございます。重層的なチェックを行っているというところでございます。 47 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  二重三重のチェックを行っていらっしゃいますけど、こういう事故が起きた学校でも当然そういうことはなさっていて起きたこともあるのかなと思いますんで、ちょっとあれなんですが、これはやってもらっとかないといけないんですが、この食物アレルギーを持つ児童生徒に、その原因物質となるアレルゲンを含む給食を誤って配る事故を防ぐこと、今おっしゃった分ですね。とか、2012年に調布市の市立小学校で給食を食べた女児が食物アレルギーで亡くなる事故というのがありまして、そういうのを受けて県教委が独自に開発して今度導入する予定でありますICTを活用したアレルギー管理システムというのができ上がっておりますが、これの内容をお願いいたします。 48 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  県の食物アレルギー管理システム、あんずと申しますが、これにつきましては、ヒューマンエラーによるヒヤリハット事案の減少、それから、栄養教諭の業務の軽減等を目的といたしまして、現在、長崎県立虹の原特別支援学校を含めた県立学校13校において試験運用が行われておる状況でございます。  システムの内容といたしましては、栄養教諭が児童生徒の食物アレルギー情報や献立データ、これをパソコンで管理いたしまして、1カ月ごとの献立や食材に含まれるアレルゲン、それから、その対応を示した情報を保護者のスマートフォンに送りまして、対応が適切であるかどうかを確認していただくとともに、給食配膳時におきましては、担任がタブレット等で情報を見ながら誤配食がないかチェックを行うといった内容のものでございます。 49 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  県のほうとしては、もう極限までこのミスをなくしたいということでICTを活用したアレルギー管理システムというのを導入されることになっているんですが、この導入に向けた本市の対応ですね、教職員だったり、例えば保護者への周知とか、それから導入時期とか、そういうものはどういうふうになっていますでしょうか。 50 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  システムの導入につきましては、そのシステムの完成度が高ければ食物アレルギーに関して、家庭、学校、調理場の効率的な連携に向けた有効な手段となるものと私どもも考えておるところでございます。  今、試験運用を行っている県立学校13校におきましてですけれども、現在のシステムと献立作成ソフトとの連動が十分でない、それから、除去食や対応食の細かい内容が記載できない等の問題が出されておりまして、現在システム改修を行いながら試験運用を行っている状況にあると伺っております。  本市といたしましては、システムが成熟した段階におきまして、栄養教諭の業務量ですとか、あとシステム導入にかかる経費、他市町の導入意向等も確認しながら検討をしてまいりたいと考えておる段階でございます。 51 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  よくわかりました。  試験的に始めたということで、問題点もいろいろ出てきたでしょうし、ただ、最終的にこの問題点が解決できれば、先ほどからおっしゃっている人的ミス、あるいは経費の削減ということがうたわれておりますし、そういうことでよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、次の質問に入りますが、1月22日、献立どおりに給食を提供できませんでしたね。「1月22日の給食で「主食」が提供できなかったことに関するお詫びについて」という文書が配られました。ちょっと読み上げます。「1月22日の給食で「主食」が提供できなかったことに関するお詫びについて」、最初は挨拶文ですが、経過報告のところ、「主食を調理する具材の一部に異物が混入した形跡があり、安全・安心を確保するためにその提供を見送りました」。2、「本日は代替品の準備ができなかったため、ふりかけ、ゆかり御飯を配付、配送させていただきました」。今後の対策。「納入業者に対しては、納入された物品の現物を確認してもらうとともに、混入経過についての報告を求めました。また、納入物品に係る検視の際に、再度異物の混入の有無についての確認徹底をお願いするとともに、調理場においても調理前に目視での確認を徹底するよう指示いたしました」と書いてあるこのおわびの文書なんですが、何を言いたいのかよくわからないんです。この具材を提供した業者が特定されてしまいますので、主食が何であるかと、具材が何であるかというのはちょっと控えさせていただきたいかなと、私も別に業者を弾劾するつもりはありませんので、なんですが、一体この文書で何を言いたいのかよくわからない。経過報告、「具材の一部に異物が混入した形跡があった」と書いてあります。異物が一体混入していたのか、していなかったのか。発見に至った経緯、これについても、誰がどこでその異物を発見したのか、だから異物があったのかなかったのかも含めて、異物とは一体何なのか、この3点について答弁をお願いします。 52 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  1月22日のメーンの副食なんですけれども、これの調理作業中、調理員が食材の中にとがった金属片が付着しているのを確認いたしました。  それで、確認をした時点で調理場に納入業者を呼びまして、金属片の確認とあわせまして混入の経緯について説明を求めたところでございます。  済みません、3点、何だったでしょうか。 53 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それから、今後の対策というところなんですが、今読み上げましたけど、私が多分能力的に低いのかどうか、3回も4回も読んだんですが、何を言いたいのか、当たり前のことが記述してあるだけで、だからどうするのかという点が全く見当たらない文章でした。  この今後の対策のところで、納入業者の異物混入経過報告、それから原因究明と対策というのは一体どうなっているのか、お尋ねします。 54 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  先ほど申しましたように、当日異物を確認した時点で調理場に納入業者を呼びまして、金属片の確認とあわせて混入の経緯について説明を求めたところでございます。  納入業者のほうからは、使用する食材について、事業所内に設置した機械によりカットをされておるわけなんですけれども、その際、切断する刃と機械本体が接触しまして金属片の一部が混入した可能性が高いという説明を受けたところでございます。その後、納入業者においては、機械設備の点検整備を行った旨の報告を受けたところでございます。 55 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  1月22日といえば、市議会選挙投開票の翌日です、月曜日です。私たちは午後から当選証書をいただきに市役所にみんなおりました。それより何より、2月4日までが前期の任期でございました。引退した議員さんもまだ任期中の出来事なんですよね。何で報告なかったんですかね、まずそれですよ。うちはたまたま小さい子がおりますんで、22日、うちの家では1年生なので、学校が楽しいのかとか、友達と何して遊んだのかと極力聞くようにしています。必ず、きょうの給食何やったねという話もします。1年生の子が、きょうは大きいおかずがなかったって。大きいおかずがなかったって何ねとなって、この文書ですよね。うちのはちなみに武辺由というんで、ゆかり御飯でうれしかったそうなんですが、冗談言っている場合じゃないんですけどね。うち、この子がいたので、こういうことがあったということがわかったんですが、ほかの議員さん、多分きょう初めて知られた方がいらっしゃると思うんですよ。何で報告がなかったんですかね。この子どもたちの食の安心・安全に係る重大な事案ですよ。たまたまとがった金属片を調理員さんが見つけられたのでよかっただけの話で、もう水際も水際ですよね。誰か口の中に入れたらどうするんですか。保護者から問い合わせもありました。だけど知らないから知らないとしか私たちは言いようがない。  ちょっと言わせてもらいますけどね、教育委員会に限ったことではないんですが、ここにいらっしゃるあなたたちは、予算の流用とか、どうしても通したい議案があるときは、個別にでも電話してきますよね。それで理解を求められます。私たちもきちんとした市政の運営、円滑に進むようにということで、そういう個別の案件についてもきちんとお話をして、話し合いをしながらやっていくわけですよね。なのに、こういうことになると口をつぐんで何にも言わない。こうやって子どもが大きいおかずがなかったということで、一体何のあったとやという話になってくるわけですよ。こんな重大なことを議会にも報告しないで口をつぐんで、何かこう、どうなんだと思うんですけども、どうして議会に報告できなかったのか、しなかったのか、する気がなかったのか、納得いく答弁を教育長お願いします。 56 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  議員おっしゃるように、学校給食というのは安全・安心が最も大切であるということは認識しておりますし、今回予定されていた副食のメニューが提供できなかったということに対しまして、楽しみにしていた児童生徒、保護者の方に御迷惑をかけたこと、また、議員に御心配をかけたこと、大変申しわけなく思っているところでございます。  今回の事案に関しましては、幸いに大事には至らなかったんですけれども、一歩間違えば子どもたちにいろんな影響を与える重大なものと考えております。  ただ、議員申されたように、議員の皆様にお知らせしなかったということにつきましては、私の配慮のなさかなというふうに感じているところでございます。  今後は、特に保護者へ文書を渡すような大事な事案につきましては、関係の議員の皆様、あるいは関係の皆様にお知らせしてまいりたいと考えております。  以上です。(降壇) 57 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  心配しているんじゃなくて、あきれているんです。それから、もし、もういつまで言っても、もう終わったことなんであれなんですが、うやむやにするつもりだったのかなと思ったり、信頼関係というのをもう一度、一から議会と教育委員会のほうで築き上げていかなければならないところまでいっちゃったかなというのがありますので、今後いろいろ話し合いをしながら、とにかく子どもの安全・安心にかかわる重大な事案でございます。よろしくお願いをいたします。  では次に、「市民福祉総合プラザ(仮称)の事業内容と今後のスケジュールについて」お尋ねをいたします。  全員協議会のほうで説明がございましたが、市民の皆様が一体どがんふうになっているのかなというようなこともちょっと聞かれたりしましたので、実際に、今、全協で議員が知っているだけの状態なのかというのもありますんで、JCHO病院の建設で、その建設の予定地に現存している老人福祉センター万年青荘ですね、それから社会福祉協議会、それからふれあいセンター、げんきっこひろばといいますが、これなどを解体することになります。それから、西九州道の延伸によって保健センターも移転ということで、これなどを整備する市民福祉総合プラザというのを計画されていますが、この市民福祉総合プラザの整備については、その大もととなっています(仮称)松浦市総合福祉保健センター建設検討委員会というのがありましたけども、この建設検討委員会での答申内容とか、その概要をお答えください。 58 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  平成19年12月20日付で、ただいま議員がおっしゃられました(仮称)松浦市総合福祉保健センター建設検討委員会というところから市のほうに対して答申があっております。  その答申の概要でございますけども、まず、施設のコンセプトといたしまして、市民が気軽に集い、触れ合い、交流し、健康の増進と福祉の向上につながる保健福祉の拠点施設であるというのが一つのコンセプトであります。  それから次に、施設整備における基本的な視点ということで、保健福祉サービスの拠点として、相談や保健福祉サービス、あるいは情報提供が総合的に受けられる施設であること、また、効果的かつ効率的な施設運営ができる施設として、事務事業など行政施策の円滑な展開と社会福祉協議会等福祉団体との連携強化が図られ、安定した維持管理ができる施設であること、これが施設整備における基本的な視点でありました。そして、施設の設置場所については、市役所本庁舎の周辺が設置場所として適当であり、利用者の便宜を図るための駐車場の設置が必要であると、概要はこういった答申となっております。  答申の概要は以上のとおりでございます。(降壇) 59 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  JCHO病院が来る来ないにかかわらず、どちらにせよ、昔というか、19年の時点で言っていた(仮称)松浦市総合福祉保健センターの整備というのはやっていかなければいけないということで、たまたま重なったというか、大きな一つのきっかけになったというのもあるのかなと私的には理解しているんですが、今後整備していく市民福祉総合プラザのこの基本方針、事業内容、場所もはっきりとしていますので、中に入る事業ですね、そういうものをちょっとお願いしたいと思うんですが、万年青荘の老人福祉センターとか社会福祉協議会、保健センターについてはあれなんですけども、包括支援センター、あるいは市民総合福祉プラザというところが一体何をどうするのかというのもよくわかりませんので、具体的な内容を詳しくお願いいたします。 60 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  先ほどの平成19年の答申の概要と申し上げましたけれども、それに今回の市民福祉総合プラザは沿ったものであるというふうに我々は認識をいたしております。  中身的には、もうそのプラザの中にどういったものを入れるかについては、先ほど議員のほうのお話がありましたので、そのとおりであります。それにプラスして市民の交流のスペースとしてプラザ機能を持たせようというのが今回の構想であります。  あと、相談機関という目的もありますので、そういったところで、高齢者の総合的な相談機関であります地域包括支援センターをこのプラザの中に入れていこうという計画であります。  当然ながら、現在の地域包括支援センター、これは市の長寿介護課と一体的な形での配置運営をやっておりますので、今回のプラザの中に、構想の中においても同一場所のところに包括支援センター、そして市役所組織であります長寿介護課を一緒に配置したいという内容であります。  個々の名称要りますか、施設の中に入り込む。個々の、要りますか。中に入るのは、ちょっと重複しますけども、4階建てでございまして、一番上からいきますと、老人福祉センター、これは今の万年青荘ですけども、それが4階に入ります。それから3階に保健センター、それから2階に社会福祉協議会、1階に、先ほど申しました包括支援センター並びに長寿介護課、そして、交流スペースであるプラザのスペースを1階に配置するというような施設の概要となります。包括支援センターの役割は、先ほど申しましたように、高齢者の総合的な相談機関ということで配置をいたします。  内容は以上でございます。(降壇) 61 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、今ちょっと説明いただきましたけども、この市民福祉総合プラザに予定されていない松浦市ふれあいセンター、げんきっこひろばですが、まずはこのげんきっこひろばの現在の概要、設置目的、実施事業、利用児童数などの、まずそこから答弁をお願いします。 62 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  お答えします。  松浦市ふれあいセンターは、障害児の通園による療育指導の場及び療育支援にかかわる関係団体などの集会の場として志佐町の市役所の近くに設置をしております。  げんきっこひろばと呼んでいるこの施設は、児童福祉法に規定する障害児通所支援のうち、就学前の幼児を対象とした児童発達支援事業と、小学生を対象とした放課後等デイサービス事業を実施する多機能型の事業所であります。  利用児童数につきましては、現在で児童発達支援事業を利用する就学前の幼児が20人、放課後等デイサービス事業を利用する小学生が22人で、親子通園による療育や保護者支援を実施いたしております。 63 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、このげんきっこひろばがなくなってしまうという声が上がっております。そのげんきっこひろばの、これにかわるものというのはどういうふうに考えていらっしゃるのかの御答弁をお願いします。 64 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  実は、2月27日に利用者を対象に現状の報告会を開催しております。そのときに御意見や御要望をお聞きいたしましたので、ちょっと二、三御紹介いたしますと、「子どものことを考えると環境の変化は大変つらい。先生方との信頼関係ができており、積み上げた訓練がまた一からとなるのは親も子もパニックになってしまう」。また、「将来も障害児を育てる親は出てくると思う。障害児を育てる親同士の情報交換や悩み事を話せる場所がなくなってしまうのは大変困る」。このほかにも多くの御意見をいただきました。  げんきっこひろばで実施いたしております児童発達支援等事業につきましては、旧武道館を整備いたしまして、平成15年から27年まで民間に運営を委託しておりましたが、制度改正等により有資格者の職員配置や人員確保が困難となりまして、民間が運営を辞退されたため、一時的な措置としまして、現在は市の直営で実施をしております。  安定的な運営というのが課題であったところに、今回、施設用地が新しい病院の移転候補地になったということから代替施設の検討もいたしましたが、市といたしましては、民間で実施可能な事業につきましては民間に移行していくという大きな方針から、近隣に開設しておられる事業所に対して本市への事業展開をお考えでないか確認をしているところであります。  以上です。 65 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ちょっとデリケートな話なんですが、ただ、松浦市としては、民間でできることは民間でというのは、例えば、保育所なんかもそういうことになってくるわけですよね。そこで、やっぱり何か環境、環境というか、保育所の場合は先生も何も、子どもたちも変わらなかったんで、ただ、上のほうが変わっている、やり方が変わっただけでというところはあったのかなと思うんですが、今おっしゃった民間業者というのが、このげんきっこひろばでの事業を継承してくれるという意味での民間業者という見込みがありますか。 66 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  げんきっこでは、保護者支援、それから親子通園を実施しておりますので、近辺になかなかそういったタイプの療育の内容であるところがないのですけれども、田平のほうにはあるんですが、なかなかその内容というのは、やっているところというのは近辺にはございません。ただ、児童発達支援事業につきましては、法改正に基づく規制緩和によりまして、法人格を持った事業者であれば、あらゆる事業者が参入できるようになっておりまして、慢性的な事業所不足が解消され、全国的にも倍増している状況でございます。  現在、松浦市内に児童発達支援事業について新たに参入を予定している民間業者が1カ所ございまして、8月に開校を予定しているというふうにお聞きしております。そこへの御理解をいただきたいと思っているところです。 67 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ごめんなさい、私の聞き方がちょっと悪かったですね。100%事業を継承してくれるという意味ではなかったんですよ、ごめんなさい。  もしそういうところがというか、100%できるということであれば、もう何もこういうふうな話にはならないということなんですけども、8月開校予定の民間業者なんですが、それこそ今言った従来どおり、100%というか、そのサービスができなくなるんじゃないかという先ほどの保護者会というか、利用者の会の中での話の中でもあったんですけども、こういった不安の声、利用者側の不安の声に対して、市サイドとしては民間業者へどんなサポートが可能なのか、あるいはこれならできるというか、どんなサポートを考えていらっしゃるのかというのをお尋ねします。 68 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  利用者の方々の不安の声につきましては承知をしておりますし、今後も進捗についてお伝えをしていきたいと考えております。
     今後の民間業者の市内への参入というのは、地域において安定的で多様なサービスを提供することとなり、療育につきましても利用者の選択肢がふえて、あわせて就労支援事業所などへの展開が図られるとしましたら、障害児にとって身近な地域でライフステージに応じた切れ目のない支援の提供体制が整うということにもなります。これらの地域における総合的な支援体制の整備が家族の安心にもつながると考えておりますので、市といたしましても、可能な民間業者へのサポートとしまして、利用者のニーズや、それから市の状況などの情報を提供して、市が現在行っている健診や、それから親子教室などの事業との連携というのを図っていくことと考えております。  これからも変わらずに保護者の方の相談の窓口となって専門の職員で対応していきたいと思っておりますので、相談業務の窓口になることは今後も変わりはありません。  以上です。 69 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  その利用者側にやっぱり寄り添っていただいて、なかなか敷居が高いというか、そういう面もあるかな、相談に行くのにですね。だから、それも含めて門戸をもっと広げた形での対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いをします。  それでは次に、市民福祉総合プラザ開設に向けた今後のスケジュールというのは、開設時期も含めて答弁をお願いいたします。ちょっと手短にお願いします。 70 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  市民福祉総合プラザにつきましては、今現在、地形測量、それから設計、地質調査を実施しておるところでございまして、平成30年度中に建設工事に着工いたしまして、施設の完成予定を平成31年度末を見込んでおるところでございます。 71 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、ちょっと市長にお尋ねをしたいんですけども、この施政方針の中で、市民福祉総合プラザ整備事業については、今おっしゃった設計業務を実施していると、本年度中には建設工事に着手できるよう、スピード感を持って取り組むという、それから、またJCHOについては、調整すべき多くの事項があると、できる限り市民の意向が反映されるようにというようなことも述べられていますが、このJCHOと調整すべき多くの事項、あるいはできる限り市民の意向が反映されるようにというこの中身について、少し具体的に教えていただけませんか。 72 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  調整すべき詳細な事項については、後ほど課長のほうで答弁をさせたいと思いますけれども、まず、市民の皆さんが思っておられるJCHOの病院について、やはり十分な情報が伝わっていない面もあるというふうに思っております。そのことから、市民説明会や懇話会等を設置して、現在の病院の姿、またあわせて、現在、佐世保県北地域において提供されている医療サービスの中身等についても十分お伝えしながら、その理解促進に努めていきたいと思っております。  調整すべき内容については、担当課長のほうから答えさせます。(降壇) 73 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  JCHOとの調整すべき課題等について私のほうから報告させていただきますけども、1月19日の長崎県知事の特例承認後、JCHOとは協議を進めてまいっております。これまでの協議につきましては、市民福祉総合プラザ計画に大きく影響する項目について、事項について協議を実施しておりまして、まず病院開設のスケジュール、開設時期についてお尋ねをしております。長崎県医療審議会が約2カ月ほど開催計画よりもおくれたというようなところもございまして、当初言われておりました平成32年7月から10月の開院の予定について変更がないかというようなことを確認しておりますけども、この点については変更はないということでございます。  それから、病院の配置計画でございます。病院の配置計画につきましても、総合プラザの建設のために、今、既存施設の解体時期等についていろいろ配慮する必要がありますことから、松浦市といたしましては、旧消防署側に病院本体を建設していただいて、社協、万年青荘がある側を駐車場として解体時期をずらせないかというようなことで御相談をしております。そういう内容でJCHOとしてもやっていきましょうというようなお答えをいただいておりまして、その方向で今現在調整、計画を進めていただいているところでございます。  それから、建設予定地でございます。建設予定地につきましては、売買契約を結ぶことで協議を進めておりまして、既存施設の解体等につきましては、JCHOで行っていただくということで調整を進めているところでございます。  今後、調整すべき課題といたしましては、土地の売買単価、それから地域医療機関との連携、役割分担についての協議、それから地域包括ケアシステムの構築についての協議など、松浦市医療再編計画の実施計画の具現化に向けた協議を今後進めていくこととしております。  以上でございます。 74 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  JCHOに関しては、また次の議会にでも質問しようと思った。ちょっと確認、今、解体もJCHOでやってもらって、そして、土地は買っていただけるということですね。そうおっしゃいましたか。 75 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  JCHOさんのほうの病院開設のスケジュールからしまして、非常に余り時間がないということで、解体、本来なら土地を売るほうが解体というのはやらないといけないんですけれども、私どもがやると予算化したりいろんな手続があって時間がかかるということで、今回はJCHOのほうで解体をしていただくということで、今、協議を進めております。何らかの形で費用負担は、当然これは市のほうでやらなければいけないんですけども、そこのことも含めて今協議中ですけども、基本的に解体は今のところJCHOさんのほうでやっていただくということに考えております。(降壇) 76 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  いや、ちょっとまたゆっくり聞きます。解体はJCHOで、費用面はちょっとまた別問題なのかなというのもありますので、ちょっと今度ゆっくり聞かせていただきたいと思いますが、市長にちょっと確認ですけど、このJCHO病院の開設に向けては、結局きちんと滞りなく行ってもらえるものと理解してよろしいでしょうか。 77 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  施政方針で述べましたとおり、JCHO病院、(仮称)松浦中央病院は、本市にとって重要な基盤となる事業でありまして、これまでの流れを確実に引き継ぎ、しっかりと取り組んでまいる決意でございます。  武辺議員の3期目の当選をお喜び申し上げたいと思います。(降壇) 78 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  忘れられているかと思っていたので、よかったです。  それでは、次に「田代・大崎小学校跡地活用について」ちょっとお尋ねをしますが、少しちょっと何か進展というか、これが最終決定ではないんでしょうが、ちょっと上がっていますんで少しお尋ねをしたいんですけど、まず田代小学校の松浦党交流公社が候補に上がっております。松浦党交流公社ということになると、やっぱり環境整備、光回線整備が一番の課題と考えるところです。  昨年11月に策定された松浦市情報通信基盤整備計画、これによりますと、各電話収容局単位を想定した光回線整備を行うということで、スケジュール的には3カ年計画、18年度に事業者公募、19年度に構築を開始して、20年度に運用を開始するという3カ年計画なんですが、今言ったように、田代小学校の跡地を松浦党交流公社で活用するということになると、光回線整備が必須であると考えていますが、スケジュール的には御厨から整備をしてもらいたいと考えているこの光回線整備について、御厨地区の光回線整備スケジュールがもし、もう決められているというか、わかっていらっしゃるんだったら、どうなのかというのを答弁をお願いします。 79 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  議員がおっしゃられました松浦市情報通信基盤整備計画で、旧松浦地域につきまして、平成31年度中の整備ということで計画をいたしております。ただ、この中で御厨、星鹿、志佐、上志佐、調川、今福という地域があるわけでございますが、ここのどこの単位で整備を先に進めていくかということは、現在のところは決まっておりません。  以上でございます。 80 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  学校跡地活用というのは、もうずっと閉校のときからやってきていて、やっとここまで話がちょっと上がったかなというところで、やっぱりそこは光回線がどうしても要るという、交流公社がここを使うということになれば、それは当然御厨の収容局3つ、御厨、志佐、今福とありますけども、ここからやってもらわなければいけないと私は考えているんですが、1つだけちょっと整備までの応急措置として、4G回線のネットワークサービスの利用ができるんじゃないかなとちょっと考えたんですよ。素人で申しわけないんですが、松浦党交流公社が現在サーバーの運用を行っているのかどうかによってこれは変わってくると思うんですけども、4G回線ネットワークサービスに固定IPが必要ですので、この固定IPを提供するというサービスがあるのかどうかというのもちょっとわからないので、ここはここで質問してお答えをいただけるところではないと思うのですが、サーバーの運用までは必要でないとあれば、この4G回線ネットワークサービスの利用ができるんじゃないかと考えたりもしました。  野田聖子総務相が1月16日の閣議後の会見で、光回線が整備されていない過疎地などでも高速のインターネット回線が使えるように支援を強化すると、過疎地での回線整備に対する国の負担割合は現在原則として事業費の3分の1だが、2019年度から2分の1から3分の2に引き上げる方針、光回線にもやっぱり減衰があるということで、離島や山奥ではなかなか工事が難しい場合もあるんではないかということで、これらの地域では最大で光回線の20倍の速度で通信でき、20年に実用化が見込まれる携帯通信、5Gですね、これの方式を活用することを検討しているなんていうことを書いてあるんですが、ちょっと次世代携帯通信の5Gなんていう話をすると、先にこっちの寿命が終わってしまいそうなんであれなんですけども、市長にちょっとお尋ねをしたいんですけども、光回線については、市長は市議会時代、議員の時代から切望され、要望されてきていました。大変詳しいと思っているんですが、いまだ整備をされていない現状を踏まえ、市長の考えをお願いいたします。 81 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  やはり高度情報化社会が進展する中で、自治体によってこの情報格差があるということについては是正をしなければならないという思いもございますし、現在、松浦市内にこの高速通信、いわゆる光回線のエリアというのは非常に限られております。そのことが地域振興においても大きなネックになっているということは承知しておりまして、従来からそれは企業の経済活動だけに委ねていては採算性がとれないところの拡大はないということで、県や国の支援が必要ではないかということを申し上げてきました。県においても、そのことについては、国に対し政府政策要望等で取り上げて要望されておりますけれども、なかなか具体的な動きがなかったというのが現状であります。  今、議員がおっしゃったとおり、国においても、そういった方向性が示されるのであれば、そういった有利な制度等を活用しながら、できるだけ早い時期にそういった環境が整うように努力をしてまいりたいと思っています。(降壇) 82 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  とにかく私が言っている大もとは、田代小学校の跡地活用ということでございます。今上がっている松浦党交流公社ということになれば、やっぱりこういう問題点が出てくるということで、これはちょっと今後ですね、今後というか、そんなにゆっくりもしていられないんですけども、光回線についても、ここの点はきちんと頭の中に入れていただいての整備というのはお願いしていきたいと思います。  それでは次に、大崎小学校についてお尋ねをします。  民間福祉施設が先日、大崎地区役員会に、こういうことをやれればなみたいな説明に来られましたけども、この農福連携ということでした。農福連携というものの内容について簡単に御説明をまずお願いします。 83 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  農福連携の関係でございますけども、これは担い手の高齢化と後継者不足が進んでおります農業分野と、主に知的、精神的に障害のある方や高齢者らの働く場の確保を求める福祉分野の連携のことでありまして、いわば農業の働き手がいないという問題と福祉の働く場がないという問題を解決し、お互いに補完し合う連携のことでございます。 84 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  それでは、先日説明に来られた事業所ですね、この事業所が大崎小学校跡地でどういうふうな事業をされようとしているのかという事業内容をお願いします。 85 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  内容といたしましては、知的、精神障害をお持ちの方が農業を学ぶ場となります障害者職業能力開発訓練施設と、卒業生などの働く場所として野菜を育てて販売する障害者就労継続支援A型といいまして、雇用型でございますけども、施設を併設するものでございます。  効果といたしましては、市外、県外の施設で入所、通所されております障害者の方々が市内に通える訓練校ができることが1点でございます。  また、卒業後の働く場として、最低賃金が保障されますA型施設ができることで、就労のため転出される方も減って、ひいては人口減少対策にもつながるものというふうに考えております。  また、あわせまして、地元の農業者の方も農作業の指導員として雇用されることで雇用の機会が確保されると、そういったものでございます。 86 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  この大崎小学校の跡地活用については、ちょっといただいたものがあるんですが、A型、雇用型であって、話の内容としては、なかなかすごいなと思ったんですが、まだ詰めていかんばいかんところ、例えば入所するところですね、空き家を活用してとかっておっしゃっているところもあるんですけども、今後の方針として、これはもう田代小学校も含めての御答弁でお願いしたいんですけども、田代小学校もあした説明があるはずなんですけども、こういった地元の方へ説明をして、地元の考えを当然尊重されるんでしょうが、最終的な判断というのは松浦市のほうがされるわけですよね。どこでどういう判断をするのかというのが、先ほどの光回線にしてもしかり、今度の大崎小学校の農福連携事業にしてもしかりなんですが、やはりちょっともう少し詰めてもらいたいなというところもあるんですけども、そういうのも含めていつごろ結論を出そうと思っていらっしゃるのか、お願いします。 87 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  田代小学校も大崎小学校も共通でございますけども、やはり地元の方の理解を求めることが第一であるというふうに思っております。  田代小学校につきましては、議員のほうからも御紹介ございましたように、松浦党交流公社の事務所移転ということで今提案があっておりますので、今現在、最終的な調整を行っておるところでございます。  それから、大崎小学校につきましても、農福連携の具体的な提案の活用案が示されているところでございます。今後もこのことを軸といたしまして、地元の理解を求めながら方向性を定めたいというふうに思っております。  なお、利用団体につきましては、やはり公平性を担保する観点もございますので、公募によって決定をしたいと、そのように考えております。 88 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  済みません、もう一点だけあれなんですけども、地元の理解を求めながら進めていきたいということで、この大崎小学校のことなんですけども、公募とおっしゃいますけども、公募ということは、一応今、事業所さんが示されている農福連携事業について、同じような内容でやられる事業所を公募するということでよろしいんですかね。 89 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  活用の方向性を地元のほうと確認できれば、今おっしゃったようなことで公募するということでございます。 90 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  地元のほうの理解があってから公募するということですか。ちょっとごめんなさい、もう一回お願いします。 91 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  議員がおっしゃるとおり、最終的には市の判断でございますけども、やはり地元の理解が不可欠でございますので、そこを求めていくということでございます。 92 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  わかりました。よろしくお願いします。  まだちょっと、また今度お尋ねをすることになると思いますが、最後に、ずっと言っていました田代・大崎小学校に現存する備品ですね、備品の活用については、やると言われていました。もういよいよまた新年度が始まるわけですけども、どういうふうな計画を立てていらっしゃるか、お願いします。 93 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  備品等の活用につきましては、現在2つの取り組みを考えております。1つは、教育委員会で備品の購買会を実施するというものでございまして、6月23日に文化会館で開催される九州市町村合同購買会in松浦にあわせて開催ができないか検討を進めておるところでございます。  2つ目は、消耗品等を中心とした販売を地域のイベントに合わせて行うというものでございまして、担当課といたしましては、平成30年度中には実施をしたいと考えております。 94 ◯ 9番(武辺鈴枝君)  ずっと眠ってしまっているものがたくさんあって、中には欲しい人にとってはすごいお宝が眠っていると思っています。こういうのを早くお金にかえるというか、かえていただいて、それが子どもたちの教材だったり、何かそういうことに使っていただければ、幾ばくかのお金になればと思ってお願いをしていますので、この辺もよろしくお願いをいたします。  これで終わります。ありがとうございました。    (武辺議員 一般質問席 降壇) 95 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって武辺鈴枝議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 96 ◯ 副議長(崎田廣美君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  議長にかわって会議を進めます。  それでは、質問順位に従い、5番・川下議員の登壇を願います。  (川下議員 一般質問席 登壇)(拍手) 97 ◯ 5番(川下高広君)  皆さんこんにちは。  公明党の川下高広です。きょう一般質問するに当たり、髪を切ってまいりました。ありがとうございます。  午後は私一人です。午前中に比べて若干スパイスが甘目かと思いますが、しっかり市民の代表として役目を果たしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  まず1点目、「光ファイバー網などの情報基盤の整備について」です。  今回もこの問題を取り上げさせていただいております。平成27年9月議会から、もうかなりの回数を取り上げさせていただきまして、まず、この松浦市において光ファイバー等の超高速通信網を整備していただくことが、松浦市浮揚のために、また市民の生活の充実のために必要だということをお訴えさせていただきまして、御存じのとおり、29年3月議会で市長が実施計画を立てますということを明言されまして、事実上、この事業をやりますというふうな表明をされた議会でした。  それから9カ月後、29年12月議会におきまして、この松浦市情報通信基盤整備計画書が策定で発表をされました。このタイミングでようやくこの2年半以上かけてここまで来たなというふうに思いがあるんですけども、それと同時に当時の友広市長が御勇退を発表されて、これからどうなるんだろうというふうな私の率直な思いでした。
     その中、私の家に届いたある1通の手紙が、また希望をもたらしました。それが「ともだビジョン」と言われるものでございます。その中に情報基盤の整備というふうな項目が掲げてありました。  私もなるほどなと思ったのは、実は4年前、1期当選をさせていただきまして、まず勉強をさせていただいたのが、合併協議会も含めて過去の議事録をちょっと読ませていただきました。その中で、どういった議論がなされていったのかを、もう何も知らない1期生ですから勉強させていただく中で、当時、友田市議のこのイントラネットの話をたしかされたと思います。  イントラネットは、こうやって庁内の連絡網ということで、ある意味ローカルエリアではあると思うんですけども、そういった情報通信の環境を整えるということについて、今回「ともだビジョン」に書かれていたことに対して、ああ、なるほどなというふうに思った次第です。  そこで、まず市長に2点確認をさせていただきたいと思います。  まず、市長は情報基盤の整備の必要性をどのような観点から考えておられますかということと、それから、実施されるということは、この実施計画に沿ったものと考えてよいのか。特に、この計画の中には平成33年度に飛島、黒島という離島も整備するというふうになっておりますので、その辺もしっかりフォローされているのか、答弁をお願いいたします。 98 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  川下議員の御質問にお答えをいたします。  この光ファイバー網等の整備について、市長はどのように考えているのか、その必要性と計画に沿った実施をするのかというお尋ねでございますけれども、まず先ほど御紹介をいただきましたとおり、私の今回の選挙に対する公約とも言える、この「ともだビジョン」の中でも掲げておりますけれども、市民や市内事業者の利便性向上はもとより、地域づくりを進める上でも、この高速大容量光回線の整備は必要性の高いものであるということは考えております。  先ほども武辺鈴枝議員の御質問にお答えしましたとおり、情報化社会が進展する中で、地域によってこの情報を受ける環境に差があるということは、やはり是正しなければならないという思いを持っておりますので、友広市長のもとで川下議員を初め、市議会の皆様方からの働きかけもあり、計画が策定されております松浦市情報通信基盤整備計画、これに基づいて実施においては行っていきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 99 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。計画書に沿って実施していただけるということで、これが大前提の話となっていくわけですけども、実はその前提にと言いながらも、私の思いとしては一年でも早くしていただけないかというふうに、市内全域ですね、敷設していただけないかという思いがあります。  なぜかと申しますと、やっぱりこの光ファイバー等の高速通信網整備自体、もう既におくれております。2年半前に言ったときも、もう既にそのときも遅かったんだろうと思いますが、過ぎた時間は取り返せませんから、できるだけこのおくれた分といいますか、もう早くしていただきたいというのと、やはりこの時間というのは生きものです。  松浦市には、本当にいろんなすばらしい人材がおりまして、こうやった、例えばクリエーティブ職の人であるとか、そういった方たちにも実際に松浦出身の方がやっぱりいらっしゃいます。今現在、そういった方が松浦でできないからということで、福岡であるとか伊万里であるという話は前回もさせていただいたんですが、こういった方々がいらっしゃるということ。  そして、こういう整備がおくれてしまっていることで、やっぱり一度離れたら、なかなか戻ってくる機会というのは、特に会社というふうになってくると難しいのではないかと思いますので、そういったチャンスをやはり逃さない、逃させない、人材を松浦から出さないためにも、一年でも早く、一日でも早く整備していただきたいなというふうに思っておりますが、市長の考えをお聞かせください。 100 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  川下議員の、一日も早く整備すべきであると、さまざまなチャンスを逃していると、これ以上逃さないようにという御指摘だろうと思っております。  その思いは私も強く持っておりますけれども、しかしながら他の事業との関連性というのがどうしてもございます。その事業を進めるに当たって、そこに多くの財源をつぎ込むことによって、どうしても後送りにしなければならない事業等も出てくるわけでございますので、そういったものとの調整をしっかり図りながら、そして今おっしゃったとおり、既におくれていることがさらにおくれることのないように、そういった取り組みは進めてまいりたい。  しかしながら、どうしても限られた財源をさまざまな事業にどのように適切に配分するかということも、そういった視点も持ちながら、この事業については取り組んでまいりたいと、このように考えておるところでございます。(降壇) 101 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。本当に丁寧な御答弁いただきました。恐らく、その中で少しでも早くというふうに、実際、いろんなことをバランスをとられながら、少しでも早く実施されていくように努力をされるものだというふうに受けとめました。  市長のお考えを今お聞かせいただきました。私の思いとしましては、この実施計画について、松浦市、光張りますよというのを、しっかり市内外に広報すべきだと思います。  先ほども言いましたが、知らないがゆえに外に出てしまう人もいらっしゃると思います。知ることで、すぐじゃないけども、例えば2年後、3年後、あるいは5年後に、じゃ、帰ってこようかなという方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、そういった会社を移るかどうかの、ちょうどそういう判断する時期に、そういうタイミングでいらっしゃる方もいるかもしれません。そういう方たちに、できるだけ早くこの情報をお知らせするように広報をしていくべきだと思っております。  実は、もうこの実施計画を市長が立てるというふうな、策定しますというふうに前市長が言われた時点で、埼玉県の会社の方がすぐ電話をしてきまして、3年ぐらいなるけども、ちょっと帰ってこようかなと思う、移転しようかなと思っていますということで、調川なんですけども、既に現地調査といいますか、どういうふうにできるかということを今調査されている方もいらっしゃいます。  それから、議会の場では以前話したんですが、やはり福島の若いクリエーティブ職の方が、福島に光が来るんだったらもう帰ってきますよということを、力強いことを言っていますので、ですから、そういったまたチャンスを逃さないように広報をしっかりしていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 102 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  30年度から事業者を公募し、そして事業者を決定しまして具体的な整備スケジュールにつきまして、見通しがついた段階で、私どもとしても公表していこうという考えは若干持っていたところではございますが、議員がおっしゃられるように、影響が大変大きいものでございますので、定住や移住の促進、また企業の経済活動にも波及効果が見込めるということで、私のほうもそのように思っておりますので、今後、市報やホームページで周知を行っていきたいと考えております。 103 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。  ここから先は、じゃ、整備されてくる情報基盤、それをどのように活用するかということが、私たちが考えなければいけないことじゃないかなと思います。  私がこうやって一般質問に取り上げ続けるのも、この敷設するだけが整備ではない、それで終わりではない、それからどう活用させていくのかということだと思っております。  決して、敷設に関しては行政主導といいますか、行政の考えのもとに民民の方法で推進していくわけですが、これをどう活用するかというのは、あくまでやっぱり民間の方たちが主導でやっていただきたい。私たち行政側の人間としては、それに対してどういったヒントとか、そういったものを提案とか、そういったのをトスを上げることができるかというところが大事になってくるんじゃないかなと思っております。  そういった意味で、この庁内で一体感覚で集まって情報を共有して、各課の代表の方が集まっていただいて、いろんな案を出してグループ内で共有し、そしてまた、その出てきた案を、該当する課のほうに流して提案をさせていく、そういったグループの存在が必要じゃないかなというふうに思っております。情報基盤整備活用に関する検討、提案のチームの創設を提案いたしますが、いかがでしょうか。 104 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  情報基盤の活用に関する検討チームをつくるべきではないかというお尋ねでございますけれども、やはりまずは総務課を中心に担当部署で具体的にこれをどのように活用するかということを検討していくべきだと考えております。  また、今、議員もお示しがあったように、整備して終わりでありませんので、ICTをどのように活用していくか、これはまさに日進月歩で、日々その活用の幅というものは広がっていっていると思います。  そういった情報をしっかりとキャッチして、そういったものを把握した上で、整備状況を見ながら情報の共有や知識のレベルアップ、こういったものを図る場の設置について、必要に応じて対応してまいりたいと考えております。(降壇) 105 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。その活用について、特にやっぱり農業、水産業への活用に期待をいたしております。  松浦市の基幹産業であるこの農業、水産業は、やはり高齢化、あるいは後継者問題などがあります。  私、本当、素人なんで、素人ならではの発想で申しわけないと思っていますが、この問題を解決するためには、やはり農業、水産業がもうかるということだと思っております。もうかるということと、それから、作業工程を一つでも減らして、やっぱり楽というか、また自分の余暇時間をつくれるようになっていく、そうしたことで後継者というのがまた生まれるチャンスが広がっていくんじゃないかと思います。本当に素人ならではの発想ではありますが、私は何とか松浦市ですね、本当に未来に残していかなければなりませんし、そういった意味でのこの光ファイバー網の整備でしたし、それから、それを活用したいろんなことにつなげていくチームの創設を提案させていただいたわけなんですけども、実は僕は、整備されるのはもう決まりましたので、次のステップに行かせてもらっておりまして、先ほど申した農業、水産業に、どのように私個人として皆さんのお役に立てるかということが今ちょっと力を入れているところでありまして、同僚の同期の議員である山崎議員にいろいろちょっと教えを請うてですね。  その中で、実は先日、JAの青年部さんが主催をされております青年の主張大会に行かせていただきました。本当に若手の、まだ始めて四、五年ぐらいの方たちですかね。非常に若手の農業者の方たちで、本当に勢いもありました。でも、やっぱりもうからんばいかんということを強く言われていまして、本当に胸に響いたというか、やはり自分がやりたい、やらなきゃいけないということは間違っていないんじゃないかなと思って、より一層お役に立っていきたいなと思ったところです。  それで、さっき言ったJAのほうもそうなんですが、農業は本当に素人なんでいろいろ勉強させていただいております。やっぱりこのICT活用と農業の、いろんな今、番組であったりとか、講習会であったりとかあっています。そのDVDをちょっとお借りしたりして勉強──これで勉強というのは言っていいのかわかりませんが、してもらっています。  その中で、やはりこうやって通信網と、それから農業を要はドッキングさせることで、こういうことがあります。読みますね。なぜこうなったのかを論理的に解明できるということ。それから、成功事例も失敗事例も将来の糧となります。無駄をなくし、生産コストを削減できます。収穫日、収量を早く予測し、農産物を優位に販売できます。他の生産者と情報交換、共有で技術向上を促すことができるということを、もうすごくまとめればそういうことが書いてありまして、武雄のほうのキュウリ部会の方たちですけども、その方たちは今、2年前の情報で44名の方がそうやってICTを絡めながらやっていらっしゃると。4名の方は、新規営農者というんですかね、という方たちで、その方たちは最初から、もう初年度から平均以上のスコアを出すと。なぜかといったらやっぱり、その方は全然農業をしたことがなくて、ただこういうデータを信じて、うまく取り入れながらやって、平均以上のスコアを出していくということだそうです。ただ、やっぱり品質管理というんですかね、そういったところがまだ経験上甘いからトップまでは行かないけどということがありました。でも、そうやって新規でチャレンジする方たちとか、若手の営農者の方たちのチャンスが広がる話じゃないかなというふうに思っております。  前段が長くなりましたが、実際、農林課、水産課のほうではどのような取り組みをされていますでしょうか。 106 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  農林業のほうで、私のほうからお答えをさせていただきます。  ただいま御紹介ございましたように、施設園芸の部門では、先ほどキュウリのお話もございましたけども、そういう熟練農家の高度な栽培技術を数値データ化で見える化して、それから生産性を高める技術を継承できるようなシステムということで、複合環境制御技術というのがございます。それによりまして、新たな担い手の方たちがすぐに生産のほうに入られるということじゃないかと、先ほどおっしゃられたのはそういうことじゃないかというふうに思っておりますし、以前にもお話をさせていただきましたけども、肉用牛のほうでは繁殖雌牛の発情の見落としをなくすような発情発見のシステム、それから妊娠牛の分娩とか異常などを知らせるような遠隔監視装置というのもございまして、こういう手法につきましては、もう既に一部の松浦市の農家の方も取り入れられておりまして、大規模の牛の生産農家ですね、そういう方たちは今後も取り入れたいというふうな御希望等も伺っているところでございます。  私どもとしましては、そういう情報をしっかりと受け取って生産部会などにも提供していきたいというふうに考えておるところでございます。これによりまして、先ほども言われました農作業の効率化、省力化が図られるだけでなく、後継者の育成や新規農業者とかが松浦市のほうにも入ってこられるんじゃないかというふうに考えておりますので、さまざまな情報を取り入れまして、引き続き生産部会等にお知らせをして推進していきたいというふうに考えているところでございます。 107 ◯ 水産課長(齋藤周二朗君)  水産分野の関係になりますけども、やはり農業と比べるとおくれているというのが現状であるかと思います。  その一例といたしまして、赤潮関連の取り組みということになりますけども、赤潮が発生する時期の伊万里湾においてモニタリングを県のほうで実施されておりまして、2基のテレメーター通信システムで水温や塩分、溶存酸素量などを計測されて、その結果を国の研究機関が運営いたしますホームページ上で即座に閲覧できるようになっておるところでございます。平成30年度には、伊万里湾口部に1基増設をいたしまして、監視体制の強化を図る予定ということで伺っておるところでございます。  また、情報収集につきましては、伊万里湾赤潮対策検討会議におきまして、ITを活用いたしました赤潮の観測方法や漁業者への情報伝達手段等について、県の水産試験場とか国の研究機関からいろいろ意見を伺っておるところでございます。  以上でございます。 108 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。  もう残り38分ということで明らかにペースを間違っております。必ず6番目まで行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、大きな問いの一番最後になります。青島小中学校に高速通信回線が整備されていないというふうに聞いております。青島は、離島でありながら星鹿から無線型の高速通信網が来ております。本当にこれもタイミングを逃す、子どもたちにせっかくのそういった学習の機会を逃してしまうというのは非常にもったいない、そして、かわいそうだと思います。もう早急に、来年度4月からでも整備すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 109 ◯ 教育総務課長星野真嗣君)  青島小中学校につきましては、現在、携帯通信回線を利用しておりまして、インターネットに接続しておりますけれども、回線速度は速くない状況でございます。  ただいま議員がおっしゃったように、青島で提供が開始されております一部無線技術を利用しました光回線を利用することで回線速度の向上が期待できることに加えまして、ランニングコストも現在の方式よりすぐれているということから、青島小中学校につきましては4月から光回線へ切り替えることを現在検討しておるところでございます。 110 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。  次、2番目、「医療環境の整備について」に移ります。  これは2点です。青島診療所についてとあじさいネットについてなんですが、青島診療所の現状と、それから市としてのベストの状態というのはどういったものでしょうか、お願いいたします。 111 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  青島診療所の現状につきましては、先般、宮本議員のほうにもお答えいたしましたけども、現在は常勤医師が不在となって、青洲会病院に週2回、火曜と金曜の午後2時半から17時までの診療を行っていただいているという状況でございます。  青島診療所におけるベストのという御質問でございますけども、本来であれば常勤医師が常駐しているのが望ましい形かなというふうな、島民の皆様からすればそういう形かと思っていますけども、現状として医師の確保というふうなところがなかなか厳しい状況がございまして、今後、今お願いしております青洲会病院のほうに診療日数等の充実等をお願いしながら取り組んでいきたいというふうに考えております。 112 ◯ 5番(川下高広君)  済みません、最近ちょっと知ったんですけど、総合診療医学科というのが長崎大学のほうでできたということで、総合診療医というのは、ちょっとインターネットを見ますと、患者さんの窓口になって病状によって初期の段階で振り分けるといいますか、簡単に言えばそういうことなんだなというふうに聞いておりますが、なってすぐというのは経験上難しいでしょうけども、そういった方たちが、また何年かしてぐるぐる回って、1年ごとでもいいので回ってきていただければ青島の方たちの要望に応えられるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 113 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  総合医、今の若いお医者さんといいますか、学生さん方は専門的な医療のほうに進む傾向があられるということで、今回の新研修制度の中で総合専門医、いわば僻地とか離島なんかの医療におきましては全般的に診れるお医者さんをというふうなところがございます。こういう新たな専門医制度が設けられたということで、この状況が進めばということでございますけども、その中で、すぐには厳しいかと思いますけども、将来的にそういう形で地域の医療機関のほうに赴任していただけるという状況ができれば幸いかなというふうに考えております。 114 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。  設立のところに、そうやって僻地の医療という考えがあるんだったら、そんな難しい話ではないのかなという、ちょっとイメージはありますが、市長へお尋ねをいたします。こういった離島とか、そういったところの問題というのは全国的に起きている問題だと認識しております。もうこの国の仕組みづくりから変えていかなければいけないレベルじゃないかなと思っているんですが、市長、あるいは私たち議会も含めて仕組みづくりを訴えるアクションをやっぱり起こす必要があると思いますが、市長、どのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。 115 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  この医師不足の問題は、松浦市に限らず地方都市にとっては切実な問題でございますので、県においてもそういった問題解決についてさまざまな取り組みが行われておりますので、引き続き県を通じて、そしてまた同じような課題を抱えている自治体と連携をして、国、県への働きかけを行ってまいりたいと考えております。(降壇) 116 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  あじさいネットの話をしたいと思います。  これは4年前、実は第2回目の一般質問で質問させていただいております。そのときに松浦市に中核となる病院がないということで、そのままになってしまいましたが、今回、JCHOさんの(仮称)松浦中央病院ですかね、が来るということですし、情報基盤の整備をした意味もここに出てくるかなと思っております。  あじさいネットのメリットとしまして、医院間の情報を共有できる医療機関内の情報共有、あるいは薬剤師も含めれば、薬剤師との情報共有ができるということで誤診が減ったりとか、患者さんサイドからすれば、大きな病院から治療がある程度終わって通院にしても、情報が、どういった治療を受けてきたかというデータがもうそこに来ていますから、安心して受けられる。医師側も安心して健康管理、そういったものができると。あるいは薬剤師を絡めていくと、今まで飲んでいた薬のデータが来ますから、そういったのも処方箋が、薬局が違ってもわかるというふうなことになります。  診療の8割は薬ということで、かなり医療費の、いわゆる重複しないで済むので、医療費の抑制にもつながるし、何せ患者さんの体の負担へのいたわりというのにもつながっていきます。  ちょっと済みません、これは本当かわからないんですけど、薬を飲み過ぎると認知症にも影響があるって本当なんですかね。──いいです、答弁は求めません。  こういったことも行政の役割だと思っています。ちょっと参考までに五島市のほうは、もう早くからこのあじさいネットに取り組んでいまして、行政のほうが患者さんの情報というのを一元管理しているそうです。そういったこともあります。  あと、救急救命士が端末を持っておって、端末で情報発信できると。例えば、訪問介護の方も持てるようにすると、そういった有効活用ができるんじゃないかと思っております。  ということで、お聞きすることは1点だけです。市長、松浦市において、あじさいネットを構築していくことを提案したいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 117 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  あじさいネットの件でございますけども、先ほど核となるJCHO病院ができて環境が変わってきたんじゃないかという御質問を踏まえた御質問だと考えております。  JCHO病院と地域の医療機関の連携、役割分担は不可欠なものと考えております。  あじさいネットにつきましては、地域医療機関との連携に関して、一つのツールになるものと考えております。  そういうことで、JCHOとともに、このあじさいネットの活用について検討をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 118 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。  3次医療というんですかね、大きな手術とかはJCHOさんではできないでしょうから、そういったところとのつながりというのも今後必要になってくるかとは思っております。  じゃ、3番目、「市のPR事業」に移ります。  市長の描く市のPR構想について、どのような手法でPRしていかれますでしょうか。また、力を入れているところはどういったところでしょうか、お願いいたします。 119 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
     松浦市のPR、魅力を発信していくということについては、松浦市または松浦市の魅力を多くの方々に知っていただくことは、観光や物産の振興、移住促進にとりましても、とても重要なことであると考えております。  そういった点からも、来年度予算でお願いをしております市のホームページのリニューアル、こういったものを活用しながらPRに努めたいと思っておりますし、PRの手法につきましては、ホームページの活用、あるいはSNS、こういったものの有効活用に努める一方で、現在も取り組んでおりますふるさと納税の取り組みなどによって、新聞や雑誌などの広告、こういったことへの掲載、あるいは各種イベントへ参加をしたり、首都圏等で行っている移住相談会等で松浦市のPRをする。  あわせて、私のビジョンの中には、アジフライの聖地を目指すということを書いておったんですが、こういったことがマスコミの方にも非常に注目を集めている点もございますので、そういった松浦ならではの取り組みを行うことでPRに努めたいと思っておりますし、この松浦市のPRは行政だけで行っていっても、どうしても発信するパイが限られているわけでありますから、市民の皆様も近年はさまざまなツールを使って情報発信をなさっていますので、市民の皆様にも松浦市のPRに御協力いただけるような、そういった呼びかけをしていきたいと思っております。(降壇) 120 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。  では次に、ふるさと納税・魅力発信室についてお尋ねをいたします。  平成27年10月に魅力発信係として、そして28年4月から現在の形となっております。私としては、松浦市の魅力を発信していく核となる部署だと認識をしておりますが、担当課長のほうにお尋ねしますが、そういった核であるという認識と、それから、これまでのふるさと納税・魅力発信室の取り組みと成果について答弁をお願いいたします。 121 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  ふるさと納税・魅力発信室の関係でございますけども、これまでの取り組みといたしましては、室の発足と同時にホームページの青の大学を開設いたしまして、松浦市内の仕事の魅力、それから休日の過ごし方など生活環境の魅力などを発信し、また、ふるさと納税のイベントの際には地域おこし協力隊も参加しながら、市外から移住した者が肌で感じている松浦市の魅力を伝えていきたいところでございます。  具体的な成果といたしましては、青の大学をごらんになった皆様から、斬新的なホームページで興味を持ったとか、あるいは、何かかかわりたい、手伝いたいと、そういった御意見もいただくなど、若者を中心に反響をいただいているところでございます。  また、ふるさと納税につきましても、ことし2月末現在で寄附額が約9億3,000万円ということで、昨年の同月比で約1.3倍ということでございますので、大変多くの方に松浦市を知っていただくことにつながっておるというふうに感じております。  そういったことで、当初、この組織を発足しました狙いに沿って一定の成果が上がっておると、そのような判断をいたしております。 122 ◯ 5番(川下高広君)  PRの核と思っていますかということに関してはなかったので、いいです。  市報だったと思うんですけども、地域おこし協力隊の方の退任、3月いっぱいで終わりますというのを手記が載っていたかと思うんですけども、今後、このふるさと納税・魅力発信室はどのようになっていくんでしょうか、お願いいたします。 123 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  先ほど申し上げましたように、現体制の中で一定の成果が上がっておるわけでございます。  ただ、今後、やっぱりさらに松浦市のPRでありますとか魅力発信、これをやっていくためには、どのようなことをやっていけばより効果的であるか、そこら辺を引き続き検討していく必要があるなというふうに思っております。 124 ◯ 5番(川下高広君)  もう少し具体的なものがあるかなと思いましたが、はい。  この福岡圏域についてのPRについては、福岡事務所が頑張っておられます。全国に向けては、このふるさと納税・魅力発信室、動画等を使いながら、きのうも紹介されていました、おとうさんかんとか、おかあさんかんとか。あとテーマソングも、松浦に来たことがない人が、本当にこの歌を聞いて感激して納税をしたという話は、もう済みません、以前も紹介させていただきましたが、事実としてございます。  その効果も一定見られるんじゃないかというふうに認識しておりますが、僕が1点だけ何とか頑張っていただきたいと思っているのは、せっかくこうやって魅力的なコンテンツ、資源が松浦市にあるのに、お隣は伊万里市、佐世保市、平戸市と結構、歴史的にも、ふるさと納税的にも有名なところに囲まれて、谷間的になっているんですけども、本当に資源的にはもう負けないというふうに思っております。  じゃ、やっぱり探してもらう、気づいてもらうということが必要ですので、以前から言っているんですが、打ち上げ花火的な効果のために、やはり全国的なテレビで取り上げるかのような、例えば動画の作成であるとか、そういったことを実際やられてみてはどうかなと思っております。  ですから、この項目で最後の質問になりますが、市長に2点です。  ふるさと納税・魅力発信室を今後どのように活用されますかという点と、それから先ほど言った、例えば朝の情報番組で取り上げられるようなPR動画の作成についてどうでしょうか。 125 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  このふるさと納税・魅力発信室をどうするかということについては、先ほど課長も申し上げましたとおり、先般の谷口議員の御質問でも、こういった発信については、もう少しコンパクトにしたほうがより効果的ではないか、訴求効果があるんではないかという御指摘等々も受けておりますので、これまでの取り組みを是とすることなく、やはりもっともっとよくすることによって、さらなる効果があるとするなら、そのことを追及していくことについてはしっかりやらなければいけないと思っています。これについては、今後十分考えたいと思っています。  また、あわせて全国的なテレビCM、確かにその効果というのは大きいものがあるだろうということは想像できるんですが、一方で、やはりそれなりの時間帯に15秒でもコマーシャルを入れるということは大変な費用もかかることでありまして、それ以外の話題をしっかりやっていくということも大事だと思います。  ちなみに、先般、全国放送の「人生の楽園」という番組で松浦市内の喫茶店が放映をされて、あれはまさにこちらがお願いしなくても、ああいった取り組みがあれば取り上げていただくわけですから、そういった取り組み、個店の魅力だとかそういったものを行政が支援することによってマスコミに取り上げていただく、こういったことに力を注いでいくことがまずは先決でないか、このように考えておるところでございます。(降壇) 126 ◯ 5番(川下高広君)  市長済みません、多分私の言い方が悪かったと思うんですが、CMでは決してなくて、おもしろい動画をつくって評判を呼んで朝の番組で紹介されるという流れ、そういうのは僕は友田市長はお好きなようなイメージがあったもんで、もう喜んで、そうだねて言ってくださるかと思ったんですが、済みません、僕の言い方が悪かったみたいで、そうですね。はい、わかりました。  ただ、やっぱり僕は、同時にやっていくことかなと思っています。やはり福岡は福岡でエリアを限定して、とにかくそこに対してしっかりと、とにかくこの唐津を越えて、糸島を越えて、鷹島・福島・松浦に来てもらわなきゃいけないですから、その使命にのっとって、もう一生懸命頑張っていらっしゃると思います。魅力発信室のほうは、そうやって青の大学等を通しながら頑張っておられます。そういった丁寧に丁寧にやっていただくところと、そこからどかんと一発、本当、飛び道具を使う、そういった並行してやっていくことが必要なんじゃないかなと思って申し上げました。  4番、「松高支援について」ですが、済みません、答弁をコンパクトに御協力をお願いいたします。  平成30年度の松高支援概要について、変更点についてと理由についてお願いします。 127 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  松高支援の関係でございますけども、大枠での変更はございませんけども、入学準備金として新入学生に1万5,000円を助成しておりましたけども、これを制服等購入費補助へ改めたいというふうに考えております。  この理由でございますけども、30年度からの新入生を対象に制服のリニューアルが行われますので、この機に合わせて変更するものでございます。 128 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。松高支援、単に高校支援、存続の支援ではなくて、存続することがこの松浦にとって物すごく重要だからこそ支援していくんだと思っております。  そして、今、この支援の仕方も、もう御存じのとおり、単に金銭的な支援から松浦高校がどうやって皆さんにとって魅力的なものになるか、高校が魅力的になるかということにシフトされているので、それがまさしく「カタリバ」とかですね、あと、「まつナビ」の開催であるわけです。  「まつナビ」ですね。生徒さんたちの感想を全員分読ませていただきましたけども、本当に松浦市のことを知らなかったということを書いてあって、いい機会だったと。最初は、もう何だろうと、つまらないと思ったんだけど、最後は、本当に最後までやり通して、できることがあってよかったというふうに言われておりました。  それから、実はこの「まつナビ」というのは、そういった地域、郷土愛だけじゃなくて、とても大事なことが実は狙いとしてありました。  大学受験が変わります。今、ちょうどまさしく高校受験をされている中学校3年生の子どもさんたちから大学受験の形が変わっていきます。  どういったことが問われるかといったら、これまでは正解をより早く正しく見つけ出すことが求められてきたと。今後求められるのは、問いをみずから発見し、周囲と協働しながら答えをつくり出すことなんだということですね。  読みますけど、「加速度的に変わりゆく社会にあって今後求められるのは、課題を自分自身で発見して周囲とのコミュニケーションをとりながら解決していく力であるということで、この思考力、判断力、表現力ということです。従来の試験は何を理解しているか、何ができるか、技能、知識を主に評価するものだったけども、新しい試験はそれだけではなくて、理解していることをどう使うか、思考、判断、表現が問われる問題となります」ということで、「まつナビ」というのはまさしく、この松浦市の地域の課題というのを1つかりながら、問題点を発見し、そして分析して、調査をして、そして自分たちで答えを導き出すという、実はそういった狙いがあるプログラムでした。  ですから、そういったことをやっている松浦高校というのは本当に僕はすばらしい高校だなと思っております。そして、松浦が支援をし、本当に支援のおかげだと思っているんですけども、肝心なのは、中学校の先生たちがそういうことを、松高が子どもたちにとって非常に有力な高校であるということを知っていらっしゃるのかなと思っているんですが、どうでしょうか。 129 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  中学校の教員が知っているかということですが、知っている教員もたくさんおります。ただ、知らない教員もおるかもしれません。  そこで今後は、今、議員がおっしゃったように、松浦高校の「まつナビ」や「カタリバ」などの松浦市と連携した取り組みや松高支援の内容について、私どもが毎月やっております校長研修会において校長に周知を徹底したり、さらに松浦高校に市内中学校への広報や宣伝を強化していただくことのお願いをしたりしながら、さらに中学生にしっかりと伝わるようにしてまいりたいと思います。 130 ◯ 5番(川下高広君)  当然、松浦高校自体もそういった努力をしなきゃいけないと思いますが、そうやって市のほうからも、市教委のほうからもしていただくというのは、ある意味お金のかからないけど、すごく力強い支援じゃないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  「市内交通網の整備について」、5番目ですね。行きたいと思います。  交通機関空白地があります。そういったところに関する取り組みはどのような状況になっていますか。 131 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  交通空白地帯の解消ということにつきましては、松浦市地域公共交通網形成計画の中で、「高齢者など交通弱者の日常の移動手段として、交通不便地区を解消し、公共交通ネットワークを維持する。」という基本目標を掲げております。  具体的には、現在、鷹島地区で導入している乗り合いタクシーを鷹島地区以外の地区にも導入するということを目標として計画をいたしております。 132 ◯ 5番(川下高広君)  それで、その実現性についてはどのような状況でしょうか。 133 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  今年度は、福島地区と上志佐地区につきまして、こちらの予約制乗り合いタクシーの導入について庁内の関係課、運輸局や県などの関係機関及び運行事業者と協議を進めたところでございます。  ただ、山口議員の御質問にもお答えしたんですけれども、どちらも協議していく中で解決しなければならない課題が見つかったということで、今のところ実施には至っていない状況でございますけれども、今後も運行事業者などと具体的な協議を進めて、実現に向けて努力をしていきたいと思っております。 134 ◯ 5番(川下高広君)  実際、現実問題として、それはちょっと解決の糸口というかな、見えそうなんですか。 135 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  福島地区につきましては、1つはスクールバスの問題と運行事業者の経営といいますか、そちらの問題があるということで答弁いたしたところなんですけれども、そちらについてはもう少し具体的に数字とかを調べて、実施に向けてとにかく努力をしていこうというふうに思っております。 136 ◯ 5番(川下高広君)  市長、かなり現場は大変そうなイメージがあります。もう、これは別にあれなんですけど、人を中央に集めるしかもうないんじゃないかなみたいなことも、ぽっと頭の片隅に思うんですが、それは大きな話ですのでしませんけど、市長、この問題については何かお考えは、どのような考えをお持ちでしょうか。 137 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  空白地帯の解消については、今、課長が申し上げましたとおり、検討はしておるわけでありますけども、やはりそれを担っていただく企業、輸送業者の皆様方の御理解というのも必要ですし、その人員確保というのも問題になってまいります。  それ以外にいろんな方法を、まず全国のいろんな成功事例などを調査して、そういったものを上手にマッチングしながら何とかできないかという思いもありまして、今回のこの質問に当たっての勉強会でも、何かいろんなことを考えてやってみたらどうだというふうなことを言ってはおりますけれども、具体的に、では何かが、解決できる特効薬みたいなのがすぐあるかというと持ち得ていない状況でありますので、引き続きそういった情報をしっかりと把握しながら、その空白地帯の解消に努めていかなければならないと考えているところでございます。(降壇) 138 ◯ 5番(川下高広君)  答弁ありがとうございました。  本当に、恐らく今回、この場にいる議員さんたち全ての方が、今回、選挙を終えたわけですけども、その中で要望として恐らくこういった空白地の解消についてというのは言われているんじゃないかと思います。私たちもこれは本当に早く解決してあげたい問題ですので、やはり我々も勉強していきたいなというふうに思っております。  6番の「防災対策について」に移りたいと思います。  私たち議員というのは、現存するさまざまな状況に合わせて、例えば、玄海原発どうなんだという話も、存在そのものがどうなんだという話も時々議員として聞かれることがありますが、間違いなく言えるのは、今の現状に合わせて人命の安全をどう確保するかということに私たち議員はやっぱり全力で行くべきじゃないかというふうに思っておりますというふうに答えております。  その上で避難路の確保は重要なわけなんですが、先ほど神田議員のほうも質問をされておりましたし、徳田議員も例えば福島の大橋の件も話をされておりましたが、そういった避難路の中で幅員が不十分であると認識されている場所というのは、どこにありますでしょうか。 139 ◯ 防災課長(福岡一男君)  避難道路として幅員が狭いとか、そういったところとして認識ということでございますが、1つは先ほどから言われております佐賀県道の筒井万賀里川線、もう一つが上志佐から世知原に向けて通っております主要地方道佐世保日野松浦線もそういうことで認識をしておるところです。  また、これ以外、路線ではございませんけども、福島大橋についても幅員が狭いという認識でおります。  以上です。 140 ◯ 5番(川下高広君)  その上志佐の椋呂路というところ、もう上志佐というところが、本当、正直冬場はもう全然ここと別世界で、気温一つにしてもですね。ですから、もし避難をしなきゃいけないというときに積雪があった場合とかは、本当にもう逃げ道がないという状況だと思います。  だからこそ、恐らくこの板山・椋呂路トンネルの要望とかが出ていると思うんですけども、そこら辺の、今、進捗状況等はどのようになっているんでしょうか。 141 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  主要地方道佐世保日野松浦線は、佐世保市と松浦市を結ぶ広域幹線道路でございまして、原子力災害対策としての緊急避難道路、第3次救急医療施設である佐世保市総合医療センターへの救急患者搬送のためなど命の道としても重要な役割を担っております。  しかしながら、道路勾配が急であり、幅員が狭い箇所や急カーブなどが多く、濃霧や冬場の路面凍結などによる交通規制もたびたび発生している状況であることから、早急な整備が必要となっているところでございます。  当路線の整備につきましては、通常の道路改良ではございませんで、平成9年に椋呂路・板山トンネル建設促進期成会を結成し、主要地方道佐世保日野松浦線の椋呂路峠のトンネル、一般県道佐世保世知原線の板山峠の板山トンネルということでトンネル建設の要望をしている状況でございます。  この長年の要望活動が実を結びまして、平成26年度より板山トンネルにつきまして事業化がなされております。  また、板山トンネルの完成まで一定の期間が必要となることから、椋呂路トンネルの事業化に至るまでの当面の対策といたしまして、椋呂路峠周辺となる松浦市、世知原町両側の急カーブ区間につきまして道路線形を見直し、曲線を緩和することで大型車両の通行が可能となる局部改良工事の計画がなされております。  既に用地契約まで完了しておりまして、平成30年度からは工事に着手する予定というふうに聞いております。 142 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございました。  それでは、最後の質問になります。  となりますと、この椋呂路トンネルの計画自体というのはどうなっていくんでございましょうか。もうそういう大型補強をするということで、なしということになるんでしょうか、お願いします。 143 ◯ 建設課長中村桂一郎君)  この局部改良工事は、板山トンネルを先行して事業化する旨を示されました際に、期成会において椋呂路峠に係る問題解決にはさらに期間を要することとなるため、既存道路、特に椋呂路峠周辺の改良促進についてあわせて要望してきたことにより、椋呂路トンネルの事業化に至るまでの当面の対策として実施されるものでありますことから、今後も椋呂路・板山トンネル建設促進期成会として最終目標であります椋呂路トンネルの早期実現に向け、要望活動を行ってまいりたいというふうに考えております。 144 ◯ 5番(川下高広君)  はい、ありがとうございました。  全ての質問を終えることができました。  ありがとうございました。
       (川下議員 一般質問席 降壇) 145 ◯ 副議長(崎田廣美君)  以上をもって川下議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後2時13分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....