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平成25年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2013年03月05日
平成25年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2013年03月05日
平成25年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2013年03月05日
平成25年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2013年03月05日

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  1. 松浦市議会 2013-03-05
    平成25年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2013年03月05日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(金内武久君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより議事日程第3号により、本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、14番木原議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (木原議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 14番(木原勇一君)  おはようございます。  毎日寒い日がまだ続いておりますけれども、日ごとに春めいてまいることと思っております。また、弥生三月は毎年でございますが、出会いと別れの季節と言われております。この3月末をもちまして退職をなされます幹部職員の皆様方には、長い間、御苦労さまでした。退職なされました後も市政の安定推進のために御指導、御協力をいただきますようにお願いを申し上げます。  初めに、「志佐町中心市街地排水対策事業計画の概要について」質問をさせていただきたいと思っております。  この件につきましては、昨年の9月議会の折に取り上げておりましたけれども、時間切れのため質問をいたしておりませんでしたので、今回取り上げさせていただきました。  一昨年の11月だったと思いますが、浦区の自治会の定例会の席に担当課として出向いていただいて、この事業の説明を各町内会長さん方にもしていただいたところではあると思っております。その後も、現地の調査等を通し、この件に対して詰めの説明もいただいておるところであるというふうに理解はいたしております。そしてまた、市長との対話集会等も通し、この件を初め、ほかの案件につきましても浦区自治会に対しまして、常々御配慮をいただいておるところと理解をしておるところでございますし、私からも市長に対しましてお礼を申し上げたいと思います。  また、浦区の各会長さん方も市長の公務のことも考慮なされて、中心市街地でありますけれども、要望、陳情的な活動については他地区からすれば、少なく控えられておる点もあるのではないかというふうに理解をいたしております。  今後とも、松浦市の中心市街地である志佐町商店街を初め、密集した浦区町内会全体の諸問題につきまして、格別の気配りをしていただきますようにお願いをいたしたいと思います。  そこで、志佐町の中心市街地排水対策、この事業計画につきましては、それから大分進められてきているものと思っておるところではありますが、平成24年度の当初予算に計上されました1,870万円の測量設計委託料、これは、この事業だけのものではないと思っておりますが、その後、今日までこの事業はどの程度進められてきておるのか、お尋ねをいたします。 3 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  おはようございます。
     木原議員の質問にお答えいたします。  近年の大雨の折に、志佐町の市街地の一部が浸水するということで、何とか対策を講じてもらえないだろうかということで、平成23年の10月に浦免の自治会から対策に対しての要望を受けております。このことを受けまして本年度、木原議員も申されましたけど、本年度、志佐地区洪水対策検討業務を発注しております。業務の期間は、平成24年8月29日から平成25年の3月の29日までとしております。  業務の内容でございますが、志佐市街地の雨水の排水を浦川と蓮田川の2本の都市下水路で対応しているところでございます。  それぞれの都市下水路集水面積でございますけど、浦川が222ヘクタールございます。蓮田川が29ヘクタール、合計の251ヘクタールに降った雨をその2本の都市下水路で海に排水しているという状況でございます。しかし、都市下水路が整備されてから、かなりの年月がたっております。その後の宅地開発などで当時からすると、当時想定していた雨水の量より現在の雨水の量は変化をしているんじゃないかというふうに考えております。  そこで、まず1つ目として、現在の都市下水路の現在の雨に対する流下能力があるのかという検証をまずやります。そしてまず、そうした場合の浸水面積はどの程度あるか、それから、そうした場合の対策としてどんな工法があるのか、それと、それに対してどれだけの事業費を要するのか。以上のような観点が主な業務内容でございます。  以上です。 4 ◯ 14番(木原勇一君)  ありがとうございます。  志佐町の中心市街地の地形というものが、大変高低差が少なく、流末の排水機能が十分に果たされているのかどうか、これまでのように、一部だけの改良の積み重ねというものでは排水問題の根本的な解消にはなかなかつながりにくいのではないかというふうに思うところもございます。  今回の事業で、どの程度の範囲をその対象として、現状の課題を、今、申されましたけれども、どういうふうに認識をされ、今後、その辺のところをどういうふうに課題解決をしていくと、具体的にどういうふうな考え方でおられるのかですね。今、全般的な答弁はいただいたところですが、もう少しそれを詰めた考え方、委託の内容というか、そういうものについて御答弁をいただければというふうに思います。 5 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  まず、浸水をする区域があるということで、地区の区長さんに御足労をいただいて、浸水する区域を一応御案内いただいて、教えていただいております。  そういうものをもとに、まず、いろんな方法があると思います、事業費は別として。それを一番効率的にできる工法を今検討しております。例えば、河道を広く改修したほうがいいか、河道を下げたほうがいいか、それとか、ここにはポンプを設けたがいいんじゃないかとか、そういうふうな具体的な検討をやっております。これはちょっと壮大なことなんですけど、例えば、里免は地すべり区域ではございますけど、里免にあるため池を改修をして、それに大雨時のその雨水の一時的なストックをするとか、そういうふうないろんな方向から、今、検討をさせていただいている状況でございます。 6 ◯ 14番(木原勇一君)  今、課長も申されましたとおり、やっぱり町内会の中に長年お住まいをいただいております会長さん方を初めですね、町内の皆さん方の意見というものは十分参考にしていただいてですね、二度手間にならないような事業につなげていただきたいと思っております。  それと、平地面の排水路の浦川、今申されました浦川都市下水路蓮田川下水路との、それと海の高低の関係が非常に浦地区は差が少ないのではないかという思いがしておりますので、そこら辺の海の干満の関係と地形の関係はどういうふうになっておるのか、そこら辺はどのくらいの差があるというふうに調査しておられますか、お尋ねいたします。 7 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  本日は、そこまでの詳しい資料はちょっと持ってきておりませんけど、今の通常、消防署の横の堰があると思うんですけど、通常、大潮のときはあそこまで潮が上がってくる状態でございます。  で、これ専門用語なんですけど、不等流といいまして、台風等で気圧が下がったときにどんだけ押されて上のほうの流れに対する影響があるかと、そういうふうなことを今検討をして、大雨のときそれと重なった場合どうなるかというふうな検討を行いながら、護岸の高さをチェックして、今後どうすればいいかというふうなところまで、今、検討をさせていただいている状況でございます。 8 ◯ 14番(木原勇一君)  ありがとうございます。  平成4年度から松浦市の都市づくりの基本的な計画を進める担当課として、建設課から分離、独立をさせ、今の都市計画課を新設されたところでありますが、その初代課長さんのときに、私も市政懇談会の席でございましたが、その浦川の柏崎といいますかね、あそこの樋門のところで浦川の水をやっぱり放出しなければ、満潮と重なったときには、やっぱりこれからの開発、いろいろ辻ノ尾なんかの開発を考えたときにですね、そこら辺のところの対応をするべきではないかというふうに質問をしたところでございます。  そのときの答弁としては、樋門で大型ポンプを据えつけて、浦川都市下水路の水を海のほうへ繰り出すという答弁であったわけでございますけれども、その費用対効果の点もあって、いまだこの問題は実現をされておりません。しかし、この問題を対応せずしてですね、大雨の際の対策とはなり得ないというふうに思いもございます。特に浦川東側の地形のほうが、今、課長が申されましたように、集水面積も広いし、集水力、集水速度も速いと思われますので、その辺の早急な対策を検討する必要を感じます。  あわせて、蓮田川と浦川の両樋門の東西の関係の排水の問題はどうなっておるのか。国道から特に北側、特にMRの鉄道より北側の排水路が非常に、行ってみましたけど、私どもではわかりにくいんですね。相当文化会館とか農協の跡の地下をくぐっておるような状況にしか想像ができませんし、私もそのころからあの辺は自分のあれじゃなかったものですから、記憶にないんですが、そこら辺はどうですかね。どういうふうに現状を理解しておられますか、課長。 9 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  まず最初に申されました大型ポンプの問題でございますけど、どうしてもやっぱり災害等発生した場合の対応というのが早急にできないものですから、その代替といたしましてですね、今、樋門の高さ以上に浦川の水位が上がった場合に流れていくように、700真四角ぐらいの2連のですね、バイパスといいますか、それを今設置をして、それにかわるものとして今は対応させていただいているところでございます。  あと1つ、多分、文化会館横の鉄道を横断してきている水路のお話と思うんですけど、その水路につきましては、鉄道を挟んだ両側については、ほぼ改良は終わっているんですけど、鉄道をまたぐ部分が前のままの土管のままなんです。これにつきましても今回の調査で検討をいたしまして、当然、改修をしなきゃできないような結果にはなっております。  こういうことも含めて、検討はさせていただきたいと思っております。 10 ◯ 14番(木原勇一君)  先ほどちょっと答弁していただけなかったというか、どこからどこまでの範囲を検討して委託をして、委託の範囲としてしておられるんですかね。どがんなっとですかね、その設計委託でしょう。どこからどこまでぐらいを調査の対象としておられますか。 11 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  今、冒頭に申しました。まず、集水面積の250ヘクタール、これについての水に対して、市街地が浸水している箇所ですね、浸水の可能性がある箇所、どこというところはございません。志佐町市街地の全体を考えた対策ということで、業務は発注しているところでございます。 12 ◯ 14番(木原勇一君)  志佐町もですね、近年はそれほど大きな災害にも見舞われておりませんで、安心して生活ができております。過去を振り返りますと、何年かよくわかりませんが、昭和30年ごろだったと思いますが、志佐川が相当決壊をして、当時の小中学校を初め、相当志佐町商店街も甚大な浸水被害を経験したことがございます。以来、志佐川の拡幅工事も行われまして、その能力も大分向上しましたので、それからは決壊することはあっておりませんけれども、今後ですね、年々、通常の雨量に対応できるような公共事業による整備は進められてきて、大変昔からすれば排水も格段に向上をしておるところではありますが、近年は異常的な気象が大変厳しい要因とする異常気象が多発をしております。近隣の市町村においては毎年発生しておる現実もございますので、市内の各地域の生活環境の整備、管理につきましては、今まで以上に地域の声にも気配りをしていただきたいというふうに思いますし、特に志佐地区の中心部は、海との高低差が少なく、町内一円も勾配がとれずに排水対策は大変難しい問題がございます。個々の部分的な改良ではなく、志佐町の密集した町内会全体を見た計画性のある排水対策事業となりますようにですね、考え方をお願いしたいと思っております。  市長にお尋ねいたしますが、いろいろと数多い事業の実施計画を公表されておられます。今後につきましても、大型事業の計画も控えておりますし、このような状況の中で志佐町商店街を中心とした一円の排水問題の改良事業実施計画ということになりますと、どういう手順と年度といいますか、どういう年度の中で完成をさせていただけるような思いをなさっておられるのかですね、市長にもお尋ねをいたしたいと思います。 13 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  おはようございます。  ただいま都市計画課長からお答えいたしましたとおり、現在、その業務委託の中でいろいろ検討をさせていただいているところでございまして、調査は最終的に私といたしましては対策工法と、それからどれぐらいの概算事業費になるかということを、そこまでは今回の調査でやってみたいというふうに思っておりまして、現在、この調査に御協力いただいております志佐地区の自治会長さんにもお礼を申し上げたいというわけでございます。  今、木原議員が申されましたとおり、大変住宅が密集しております市街地でございますので、この都市下水路の改修ということになりますと、相当多額の経費を要する事業になるんじゃないかと、そういうことが想定されますので、やはりこの補助事業ということにならないと、この大型事業は取り組めないということから、今回のこの業務委託の中で対策工法等が固まりますればですね、どのような補助事業で行えるのか、まずはやはり国の補助制度をしっかりと調べまして、補助事業で施工できるように実施計画を立てたいというふうに思っておりまして、今、御質問がございましたいつかかって、いつ完成させる予定かということでございますが、このことについては、今回の調査が固まりましてから検討をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。  ただですね、今申されますように、志佐地区の低地帯は、すぐ雨が降れば浸水をするという地域もございますし、近年、このゲリラ豪雨といいますか、そういうのが各地で頻発をいたしております。そういうことも念頭に置いてですね、今後、この事業計画についてはしっかりと検討させていただきたいと思っております。(降壇) 14 ◯ 14番(木原勇一君)  はい、ありがとうございます。  今、大変ありがたいといいますか、そういう答弁をいただきましたので、今後、複数年度になってということになるんでしょうけれども、できるだけ継続した事業計画のレールに乗せていただいてですね、早急に実施できますように、今後ともよろしくお願いを申し上げておきます。  次に、2番目でございますが、「法定外公共物の財産及び機能管理と今福町の跨線橋との関係について」質問をさせていただきます。  この問題につきましては、平成12年4月1日付の地方分権一括法の施行によりまして、平成12年度から平成16年度までの5年間に、国からその財産を市町村に譲与し、機能管理財産管理ともに自治事務とし、自治体の自主的な判断で適切に維持管理していくことが可能となりました。  また、機能を喪失しているものについては、用途廃止の上、国が引き継ぎ、直接管理するとなっておりますが、その内容についてお尋ねをいたします。 15 ◯ 建設課長和田大介君)  それでは、私のほうから法定外公共物、いわゆる里道、水路の財産管理及び機能管理について一般的なことをお答えさせていただきます。  松浦市では、ただいま御案内がありましたように、平成17年度より国から譲与を受けた里道、水路等の財産管理を行っております。しかしながら、機能管理につきましては、国が財産を所有しておりました当時と同じように、周辺の受益者の方々の皆様方にお願いをしているというのが実情でございます。  以上でございます。 16 ◯ 14番(木原勇一君)  この法定外公共物の青線につきましては、青線、つまり水路ですけども、水田の用水路としての、今日でも、相当地域の関係者の方の力によって機能管理がなされながら今日に来ていると思いますが、特に赤線、里道につきましては、人間の足のみによる生活時代の生活道路として定着をしてきたものが、公簿上に記載をされ、今日の赤線としての形態をなしているのかなという思いもありますが、全国の土地公簿図面に赤道として記載をされることになった、そしてまた、国有財産として取り扱われることになったいきさつについて、おわかりであれば簡単で結構ですが、御説明をいただきたい。 17 ◯ 建設課長和田大介君)  里道ができた経緯ということについてのお尋ねかと思いますが、これにつきましては幾つかの説があるようでございます。  一般的には、1873年、明治6年の地租改正法の制定によりまして、土地に対する私的所有権が確立したというふうに言われております。その後、1884年、明治17年に土地台帳制度が創設されました。全国で土地台帳附属地図、いわゆる字図が作成されております。その作業の中で、民有地一筆ごとの大まかな形と配置が図面に落とされ、その中で民有地でない部分、皆さんが通っている部分については、細長く、赤く色が塗られました。この字図の中の赤い部分、赤い線がいわゆる赤線と言われまして、それが里道となったというふうに言われているようでございます。  以上でございます。 18 ◯ 14番(木原勇一君)  今の時代になりますとですね、赤線の機能というものは現実の社会に合わなくなり、その大半が役割を終えて図面上の存在だけというような場所も多いのではないかと思います。今日まで市民の方から譲渡申請があっておるのか、国の国有財産の時代も、譲渡が、一定の要件を満たせば買われておりましたので、そこら辺の条件は何も変わっていないというふうに思いはしますが、実際問題として、そういう譲渡申請があって何件ぐらい対応なさったか、ちょっと件数でもわかればお願いします。 19 ◯ 建設課長和田大介君)  実際の払い下げに関しましては、会計課のほうでする形になるんですが、その前段としまして、法定外公共物の管理を用途を廃止するというふうな形でカウントさせていただきますと、平成17年の4月から譲与を受けた後の管理でありまして、17年には件数がゼロでありました。その後、18年から23年度までの統計を調べておりますが、18年から23年度におきまして、払い下げを前提とした用途の廃止が里道におきまして17件、面積にしまして733.48平米というふうな申請の履歴がございます。  以上でございます。 20 ◯ 14番(木原勇一君)  今、国から市の財産として譲与を受けたことになってですね、国の維持しておったときと何らかの条件を変えられるんですかね、これは、市の裁量で。お尋ねいたします。 21 ◯ 建設課長和田大介君)  法定外公共物の譲与を受ける契約を16年の3月末のほうにさせていただいておりますが、その際に、特にその取り扱いについて市が特別なことをするということじゃなくて、今まで国が行っていた事務を市町村が行うという、単純に事務の移管を受けたということだけでございます。 22 ◯ 14番(木原勇一君)  例えば、変えようと思えば変えられるという余裕というか、裁量権は含まれておるんですか。 23 ◯ 建設課長和田大介君)  一般的に、法定外公共物そのものがですね、所有権の問題で、かなり裁判の判例とかでもいろいろ分かれている司法判断もございます。  財産権を取得したといいましても、いわゆる機能管理財産管理、いろんな管理がございますが、その中での司法判断という現在でも分かれているところでございますが、条例によっていろんなことを制定して、その中で管理移行していく、条例を制定することによる管理ですね、それは可能ではないのかなというふうな判断もあるようでございます。  以上でございます。 24 ◯ 14番(木原勇一君)  ただ、今もってですね、地域の中で赤線を生活の用に供しておられる場所もまだまだ数多くあると思われます。そういうところの大半は、その地域の中で複数の関係者もおられて、地域または関係利用者の判断で、市の単独事業を利用して生活道路の整備事業にも取り組みをしてですね、整備をする余地もあるわけでございますが、地域性もなく、共同による取り組みもできないようなところ、そして、毎日の生活の中に不特定多数の方が利用されておられるようなところについては、今後ですね、市のほうで整備をするということも必要な場所に、場所によってはあるのではないかというふうに思っておりますけれども、そういう面で、いわゆる理事者の考え方としては、1カ所そういうことをすると際限なく整備の範囲が広がっていくということもあってですね、なかなかそこら辺には手を出しにくいというふうな思いもあるようでございますが、そこら辺のところは今どうですかね。なかなか共同の取り組みができない、市単事業にも取り組むだけの対象者がいないということで、例えば、実例として申し上げますと、志佐のMRの駅舎を踏み切って、今ハイマートとかふれあいのほうに行くところにはですね、毎日、結構歩いて買い物をしておられます。たまたまそこには、聞いたところによると文化会館との横に赤線が通っておると、農協の敷地までですね。あそこは、やっぱりなかなかそういう取り組みがしにくいということもありますので、そういうところについては、市のほうで整備をしてやることによって、雨の日なんかは特に利便性がよくなるということもありますので、そういうところは、そこだけに限りませんけれども、そういう面についての市としての対応ができないものかというふうに思いますが、どうですか。 25 ◯ 建設課長和田大介君)  法定外公共物である里道が一般的な、いわゆる認定道路になったと、国県道、市道ですね、そういうところも多いわけでございます。  で、そういう認定道路にならなかった里道、いわゆる認定外道路につきましては、現時点では生活道路として供用されている部分については、生活道路の原材料支給規定というのがございまして、地域の中で申請をしていただきますと7割の材料補助をさせていただいているということでございます。  今、木原議員御質問の件は、そういう特定の地域に限定できないような部分の道路区間についてどのようなことをするかというふうなお尋ねかと思いますが、ただ、今、申されますように、なかなかその不特定多数の方が利用される区間というものの認定が難しゅうございます。ですので、現時点ではあくまでも生活道路の中での原材料支給規定、これが市のほうで制度化している唯一の方策であるというふうに考えております。  以上でございます。 26 ◯ 14番(木原勇一君)  そうしますと、そういうところは、そういう団体がいなければできる余地がないというふうに判断せざるを得ないのかなと思っておりますが、何らかのですね、そういうところについては、理事者のほうとしても理由づけ、大義名分がつくことがあればつけていただいて、整備をして、そこを毎日使っておる皆さん方の利便性に応えていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくその点もお願いします。  ここで、法定外公共物管理条例及び施行規則が平成18年1月1日に施行されております。その中で、その条例によりますと、占用者、占用等、占用権、あるいは占用物件等の言葉が多く使われておりますが、この占用という言葉の意味はどういう意味になるんでしょうか、お尋ねいたします。 27 ◯ 建設課長和田大介君)  ただいま申されました法定外公共物の管理条例の中にはですね、第4条で法定外公共物の占用の許可を受けた者という形で、その法定外公共物について、特定の方が占用される。それに対して許可を受けた者を占用者というふうな取り扱いをしております。 28 ◯ 14番(木原勇一君)  私はですね、考え方として、赤線については地域での必要性、また関係者の必要性等の認識があり、現に利用されている里道については、他の目的要件等によってやむを得ず通行を妨げるような人的要因が発生し、もしくは形状を変えなければならないような事態となっても、機能の維持継続が大前提であるというふうに思っております。そして、その機能を全体的に全うするものにならなければならないものと思いますが、担当課としてはですね、そこら辺の第三者のそういった行為が今、いわゆる占用者がそういうものに立ったときのことになるんでしょうけども、どういうふうに条例からして機能維持の管理を指導するということになるのかですね。どういうふうに、結局全うしなければならないものと私は思っておりますが、理事者としての考え方はどうですか。 29 ◯ 建設課長和田大介君)  現在、松浦市が譲与を受けております法定外公共物の、例えば里道ということにつきましては、機能のあるものを譲与を受けております。原則的に機能がないものについては、まだ譲与を受けずに国の管理のままということになっておりますので、あくまでも道路としての機能、公衆用道路としての機能がある部分について、道路の機能を阻害するというふうなことが第三者からあれば、大綱要件として、その機能を損なわないような指導をするという形になろうかと思います。 30 ◯ 14番(木原勇一君)  ここで、平成22年の12月議会での下久保議員の一般質問の中で激論となりました今福地区の通称跨線橋の件でございますが、私も農家に生まれまして、農家社会で育ってまいりました。市長もその時代のお立場と認識というものは、私と余り変わらないというふうに思います。また、副市長におかれましてはなおさらのこと、当時の農村社会の事情につきましては、私どもよりも詳しい限りではないかというふうに思っております。  私の記憶として、昭和20年代の後半から30年代全般といいますか、30年代全体ぐらいまでは、当時のそれぞれの地区長の仕事は、農閑期の時期には農道を建設することが最大の仕事でありました。その当時は、地区の財源で用地を購入し、人力とリヤカー、トロッコなどを使うだけの、今思えば非常に原始的なやり方でしたが、毎年粘り強く半年程度の期間は農道の建設に明け暮れるというような時代を過ごしてきたものでした。その建設される農道は、受益率の高い人ほど出夫日数も多く割り当てられ、出ることができないときは不足日数分の出不足金を支払い、赤線、青線等の取り扱いにつきましても、その用地の相談がしやすいように考慮して、農道の建設を続けてきた時代を経験してきました。  その後、その農道の維持管理をするための材料等を市からもらえるようになり、市道の維持的な整備を進めてくる中で現在の市道に編入されていったのが現在の市道であります。よって、いまだにその大半の市道は未登記のままのところが多いというふうに思います。そのころの農村社会のなりわいの体験を通して記憶している者の年代としては、もう我々の年代が最後の年代になってきているのかもしれません。  ここで、2年前の今福町の跨線橋の件について、下久保議員と理事者のやりとりを聞いておりまして、そういう時代の経験をしてきた人間としては納得のいきにくい話ではないかと感じましたので、他地区のことでもあり、なかなか今までの経緯についてもわからない部分が多くございますけれども、私の思いについて、この件について少しだけ触らせていただきたいと思います。  この問題につきましては、地元の関係者として過去相当の期間、業務がなされてきたものではないかと思います。根本は、赤線の機能維持というだけの問題ではなく、それと相まって、その跨線橋の奥にあります施設への正門玄関への通路として利用されていた意味合いも大きかったのではないかと思います。この問題の原点は、国策による鉄道の敷設という大事業に伴い、赤線が通っていた小高い丘の形状をした山を掘り切って鉄道を敷設したことにより、その赤線を含んだ生活道路等の機能維持の代替補償としてかけられた鉄道橋であったと思います。理事者もまた、そういう認識でございます。昭和8年当時の今福地域の関係者の方々も、当時としては鉄道を通すため、やむを得ずそれをもって了として理解と協力をなさってきたものではないかと推測いたします。  時代の変遷を経て、その橋はかけられてから80年の期間を経て、老朽化のため危険となり、その里道及び施設の玄関口としての機能をとめざるを得ない状況になっています。地域関係者の方々は、まだまだこれからも将来にわたっても、ここは施設の玄関口として絶対に必要な赤線であり、通路であります。よって、早急なる機能の回復を強く求めておられます。当然のことであろうと思います。構造物をつくれば、経年劣化はつきものであり、いつかはかけ替えなければならないことが常識の範囲であったはずであります。そして、それは、市有財産の里道として17年より国から譲与を受けております。そうなりますと、松浦市法定外公共物管理条例と施行規則に照らし、この条項との関係はどのようになりますでしょうか。特に施行規則の第11条の損害賠償の件など、「法定外公共物──赤線、青線──の占用等により本市に損害を与え、又は第三者と紛議を生じたときは、占用者が損害を賠償し、又は紛議を解決しなければならない。」とあります。つまり、この件で言う占用者とは誰に当たるのか、また、この問題と条例の関係はどういう関係になりますのか、お尋ねいたします。 31 ◯ 建設課長和田大介君)  まず、今お尋ねになりましたのが、法定外公共物のほうの占用者が誰かということでよろしいでしょうか。  今申されました跨線橋が建っている部分でございますが、現在、鉄道のほうから考えますと鉄道敷になるわけなんですけども、現在の字図の中にある、鉄道敷の中にある法定外公共物のことに関して、まずお答えをさせていただきたいと思います。  松浦鉄道の鉄道敷地内にある里道、水路につきましては、日本国有鉄道の工事に伴い、特別法の適用のない道路、水路──これがいわゆる法定外公共物になりますが──のつけ替えに伴う財産整理についてという昭和42年4月1日付での当時の建設省会計課長から各都道府県知事に発せられた通知の中にある文書なんですが、昭和25年3月31日以前につけ替えられている道路、水路につきましては、一般会計と国有鉄道事業特別会計の間において既に相互所管替えがなされているものとして取り扱うことと明記されております。ですので、国鉄の時代に国鉄の所有のものであったものと、国有財産とのつけ替えが既になされているということでございますので、現時点におきまして、松浦鉄道の鉄道敷の敷地内にある里道、水路というものは、既に経営上、国鉄、JR、MRとなっておりまして、松浦鉄道の管理地となっているということですので、占用の必要性はないというふうなことに認識しております。  以上でございます。 32 ◯ 14番(木原勇一君)
     現在の時代に至ってですね、当時、関係事業に協力をした地域の関係住民の方々だけがですね、今後、延々と不利益をこうむり続けることは、一般社会常識からいっても許されないことではないかというふうに思っております。  行政として何としても解決策に向けて、最善の取り組みを起こす義務というか、そういう責任があるのではないかと思います。この問題の原点をいま一度再認識していただいてですね、法定外公共物の譲与を受けておる自治体は全国全ての自治体であります。そしてまた、それによって、この問題の機能維持、財産管理に伴う条例は全ての自治体が多少の文言の違いはあっても施行しておられるはずであります。  松浦鉄道にしても、国鉄時代からJR九州となり、その施設の全てを引き継いでの事業展開でもありますので、松浦鉄道が事の原因となるこの問題の出発点をどう認識されるのか。松浦市にしても、この里道の所有権は市であっても鉄道橋の維持管理、かけ替えの義務は松浦市単独の問題であるとは言えないのではありませんか。この問題は、法定外公共物、赤線の問題を超えて、施設の玄関口を分断した側の責任と、された側の地域関係住民の方々の心情を今となってどう理解するのか、まして鉄道橋を渡った先にあります建物の種類とか、その性質にしても、この問題の原因となる原点に照らして言えば、何の関係もなく何の責任もありません。責任があるのは、そういう今福地域として大切な聖域の場所であることを承知の上で、その場所に、しかも玄関口を分断して鉄道を通す相談をした側にあるのではないかと思います。  当時としては、線路の勾配の関係を初めとして、他の諸条件に照らし、今福地域全体の大切な施設の玄関口を遮断することになってでも、そこを通さざるを得なかった事情から、周辺全体の公共の福祉に理解を示され、その相談に応じられたのではないかと想像します。その対応等についていろいろ想像しますときに、今、その責任のあり方を事業の原点に立ち返って考えたとき、事の問題の責任はどちら側にあるのか、国策に協力したほうだけが一方的に今日、不利益をこうむり続けなければならない理不尽極まりない思いがしてなりません。  時代が変わり、世代が変わり、鉄道の運営組織体制が変わってでも線路が維持され、そこを昭和8年当時と何ら変わることなく汽車が走っている現実は、地元にとりましては昔と何も変わっておりません。社会諸情勢の変化と、この問題の原点の責任は別物ではありませんか。旧国鉄が行った責任は、継承されてしかるべきものと思います。そうでなければ、世の中は成り立っていきません。この問題を解決することができない状況が長く続くようであるのなら、昭和8年以前の状態に原形復旧することが、当時相談をなさった側の責任ではないかと思います。  松浦市としても、そういう責任の取り方を求めるべき立場ではありませんか。松浦鉄道の沿線関係自治体としては、どのような考え方をなさっているのか、極めてまれな事例でもありますだけに、松浦市と関係住民の問題とせず、沿線自治体共通の条例に照らしての考え方と、国策であった鉄道敷設に伴う用地の提供に応じざるを得なかった当時の地域の皆様方の心境と事の原点から考えれば、その責任ある対応をしなければならないのは誰なのか、このことを強く指摘したいと思います。  ここで市長にお尋ねいたしますが、こういういきさつについて、市長は市民の代表として、今日までどういう交渉経過をたどって、2年前の下久保議員とのやりとりのように、市と地域関係者の2者間の問題としてしか議論ができないのか、市長としても、今、私が申し上げたような思いは十分おありになるはずであります。どうして松浦鉄道の問題として議論できないのか、また、松浦鉄道自治体連絡協議会として今日までどのような議論がなされてきたのか、わかりやすく御説明をいただきたいと思います。 33 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  これまでのいきさつというものにつきましてはですね、これまでたびたび御質問をいただいてきて、お答えをさせていただいたところでございますが、今、木原議員が申されますように、この国鉄時代にああいう形になったということが、ずっと歴史を経て今、松浦鉄道になっておるわけでございますが、それが残念ながら、松浦鉄道に継承されていないというところに大きな問題があろうというふうに思っておるところでございます。  経過を申し上げますと、この跨線橋は昭和8年に旧国鉄が今福から志佐、今の松浦駅まで延伸される際に建設されたものでございまして、当時、この今福神社の参道として利用されていた里道を、今申されましたとおり、掘り切って鉄道線路として御協力いただいて、この鉄道が敷設されたということでございまして、そのときに、機能補償として鉄道側が跨線橋を建設したということでございます。  それから、長い経過をいたしまして、老朽化が進んでおると非常に危険な状態であるために、旧国鉄から鉄道事業を引き継いでいる松浦鉄道に、そういう松浦鉄道の責任において対応すべきじゃないかというのが私の基本的な考えでございましたので、そういうことについて松浦鉄道に強く要請をし、その実現をお願いしてきたところでございますが、残念ながら、この松浦鉄道の所有物にはなっていないと、その間については調査を行ってきたところでございます。このことが先ほど申し上げましたように、松浦鉄道に継承されていないところに問題があるということについては、今申し上げたことで、松浦鉄道の所有物になっていない、そこが問題だというふうに思っているところでございます。  で、このことについては、いろいろ議会でも御議論いただきますし、市といたしましてもいろいろ調査をさせていただいたところでございまして、このことについては、平成22年に長崎県のほうにも御相談をしておりましたので、県のほうからもいろいろアドバイスをいただいたところでございまして、県内のこういう事例を調査いたしまして、結果としてわかりましたのが昭和42年の建設省通知、日本国有鉄道の工事に伴う特別法の適用のない道路、水路等のつけ替えに伴う財産整理についてということによって、当該跨線橋は市が管理すべき法定外公共物であると、そういう認識をしたところでございます。しかし、この当該跨線橋については、これまでもお答えさせていただいておりますが、もっぱら参道として利用されているということから、憲法上、政教分離の観点からいたしましても行政としては過去の御協力というような経過を考えますと、やらなければならないという思いはございますけれども、その憲法上の政教分離の観点からいたしまして、行政としてはなかなかやれない、そういう状況にあるということは、これまでもお答えしたところでございますが、現在もそういう考えであるということで御理解いただきたいと思います。(降壇) 34 ◯ 14番(木原勇一君)  国からの通達によって、この跨線橋は松浦鉄道の財産から外されているので、松浦鉄道には責任を問えないというような話があっておるようでございますが、ただやっぱりですね、そうなりますと、せっかく協力したあげくにですね、こういう泣き寝入り的な対応を今になってさせられようとは思いもなさらなかっただろうというふうに思います。国がしたことでもありですね、今後やっぱり何らかの人間のしたことですから、変えることは当然できないことはないということ。その変えるためには、やはり市長の権限が最大の、地元の権限としては生かされていかなければ、この問題は解決できないだろうというふうに思います。  だから、そういうものを今後、やっぱり国を動かしてでも、この件は解決してやらないとですね、今市長が答弁なさったようなことでは、もう本当に地元は浮かばれないんじゃないかというふうに思いますのでね、今後ぜひ、危険物の撤去の問題も含めての問題が出てきますけども、よろしくお願いをしておきたいと思います。  余り言うてもですね、先には進まない問題だと思いますけれども、これはもうやっぱり地元の、これだけの皆さん方の気持ちにはやっぱり応えてやっていただきたいと、これはもう市長の責任で発生した問題ではありませんけどね。そういうことでお願いをしたいと思います。  時間も余りありませんので、次に、「先進地の視察研修の必要性と効果の活用について」ということでございますが、この件につきましては、議会と理事者サイドの問題としての対応はいろいろ考えられると思いますが、私が申し上げたいのは、これから当面する重要施策について、重要な施設の建設等の実施検討に当たって、議会は議会として常任委員会の政務調査費、あるいは会派の会派研修費等の活用をさせていただいて、喫緊の課題、あるいは近い将来に取り組むべき政策課題等について、テーマを決めてその問題等について既に取り組まれている先進的な自治体、あるいは民間の相手様と協議、懇談の機会を設けてですね、視察見聞をさせていただいておるところでございます。一定の研修効果を私ども吸収させていただいてですね、市政の政策の中に反映させておる状況でありますことは市長も御存じのとおりであるというふうに思います。ただ、六、七年前までは常任委員会の研修につきましても、共有する政策課題について理事者の担当者も一緒に同行して研修活動を行っておりましたが、その後は経費削減の一環として、理事者側の同行は廃止となりました。  一方で、行政機関の各種委員会も議会の張りつけも二番煎じとなるというようなこともありましてですね、法の縛りのない委員会については議員を出さないこととして久しくなります。そういうことから、市の諸施策に対して政策立案過程の中に、その研修活動の成果として議員の意見を反映できる機会が極めて少ないというふうに思いがあります。市長は、この辺をどのようにお感じになっておるか、お尋ねいたします。 35 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、議会活動として先進地の視察研修をされている、そのことにつきましては、私は大変ありがたく思っておりまして、松浦市政の推進をする上で議員皆様がそういう先進地視察をされた、そのところのいろいろな政策に対する取り組みで、こういうすばらしい取り組みをなされた、アイデアがあっているということについてはですね、情報として提供していただいておりまして、それを我々はしっかりと受けとめて、いろいろ参考にさせていただいているところでございます。  また、私ども職員もですね、やはりこのよりよい施設をつくっていく、あるいは政策を推進していくということからいたしますと、みずから考えることも必要でございますが、やはりこの先進事例から学ぶということも大変重要なことでございまして、このことについては、これまでもやっておりますけれども、今後も必要に応じて先進地視察調査は行っていきたいというふうに思っているところでございます。  このことにつきまして、やはり私は職員に申し上げているのは、施設の整備推進に当たってはですね、市民の皆さん方がどういうものを望んでおられるか、例えば、政策であれ、建物、施設であれですね、そういうところをしっかりと認識をする。そして、松浦市にふさわしい施設がどういうものがいいのか、そこら辺を十分検討してですね、市民の皆さん方のニーズに合ったその先進地を調べて研修をするようにと、そういう指導をしているところでございます。  今、申し上げましたように、このような視察研修を実施することによりまして、職員の企画立案力を高めてですね、職員の資質を向上すると、そのような効果といいますか、成果が出るような今後の視察研修をしていきたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 36 ◯ 14番(木原勇一君)  委員会としてもですね、昔みたいに必ずしも議会と一緒に行動をともにして研修活動をしなければならないということでもないとは思います。理事者側としても、重要な施設、例えば、今差し迫っている消防庁舎の件とか、総合福祉保健センターの問題のような大きな課題につきましては、先進地の研修も大変必要ではないかと思っております。  昨年の10月には、私ども総務委員会としては、兵庫県の三木市の消防庁舎の研修をしてきました。建設場所の選定から完成まで10年をかけておられました。かなりの時間をかけ、構想を積み上げてきたつもりでも、完成させてみると複数の不備が感じられ、相当やっぱり不十分な点を感じるという意見を頂戴したところでございます。特に、今から消防長についても、そういう点が必要ではないかというふうに思っておりますが、消防長、今までに何カ所か、そういう先進地の消防庁舎の研修に行かれましたでしょうか、ちょっとお尋ねいたします。 37 ◯ 消防長(諸石俊英君)  私が消防長になる前、消防本部の総務課長をしているときに、私は2カ所行きました。私が消防長になってからは、私は行っておりませんけれども、消防本部の職員が24年度に1カ所行っております。合計で3カ所の県外の消防庁舎を見ております。ただ、長崎県内にも新たにできた消防署等がありますので、その辺についてはうちの職員が何カ所かは見ておりますけれども、どこどこというのはちょっとはっきり把握しておりませんので、県内、県外それぞれできる限りの分で視察に行っております。 38 ◯ 14番(木原勇一君)  また、今後、消防署の後に福祉関係の保健センター等も計画をされておりますし、現在でも庁内内輪の協議は進められておるのではないかというふうに思っております。  そういう中で、やっぱり市長の考え方が、今答弁なさいましたような思いがあればね、それなりの担当課、あるいは担当課だけじゃなくて、あるいは福祉関係の民間の方も交えて二、三回ぐらい研修に出して、そういう積み上げをしていく必要もあるのではないかというふうに思っております。多分、行かせてもらえば行きたいという思いが担当課長さんにはおありになると思いますので、そこら辺について市長、今後やっぱりそういう大事な、何もかにも研修にやれということは言おうとは思っておりませんが、そういう貴重な施設をつくるときにはですね、二番手間の要らないように、改良したりなんかせんでいいようにですね、やっぱりやるべきではないかと思っておりますので、市長もその辺をぜひもう一回御答弁をいただきたいと。 39 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、申されますような施設につきましてはですね、やはり30年、40年と使っていく施設でございますので、やっぱりそういう先進の事例を十分調査して、それを生かした形での整備に努めてまいりたいと、このように思います。(降壇)    (木原議員 一般質問席 降壇) 40 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって木原議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時1分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 41 ◯ 議長(金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い6番白石議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (白石議員 一般質問席 登壇)(拍手) 42 ◯ 6番(白石光一郎君)  一心会の白石でございます。  多く課題がありますので、早速市政一般質問を行いたいと思います。  まず最初に、「政権交代による松浦市政への影響について」お尋ねをしてまいりたいと思います。  昨年の12月に第46回の衆議院議員総選挙が実施されまして、3年半政権運営をしてきた民主党にかわって、国民の多くの支持を受けた自民党、公明党が衆議院の過半数を獲得し、再び政権を担うことになり、安倍政権が誕生し、既に2カ月を経過いたしました。  安倍政権は、「緊急経済対策、経済再生、震災復興、危機管理に全力を尽くす」と言います。その最たるものが「公共事業、金融緩和、民間投資を喚起する成長戦略、デフレ円高からの脱却をして経済を活性化する」とあります。  日銀の長崎支店2月6日に公表されました県内金融経済概況では、「景気は弱みを含んでいる。公共投資は下げどまっている」、そして2月28日の新聞によりますと、甘利明経済財政担当相の2月の月例経済報告によれば、「一部に弱みが見られるものの、下げどまっている」とし、個人消費、鉱工業生産、業況判断が上方修正され、このところ円安、株価の上昇にも影響が見られています。  市長が施政方針で述べられました各種の政策を、政権交代の経済政策の波に乗って大きく前進させるチャンスが来たのではないかと思います。  松浦市民の皆さんも、この政権の経済対策、大きな期待をしています。特に、友広市長の2期目の最後の年の市政運営であり、自公政権の施策を松浦市の行政施策に生かすことができるのか、大変重要なときになってきています。  友広市政は、2年前の東日本大震災以降、地震、津波、災害等、自然災害からの市民を守る防災体制の充実、30キロUPZ圏にあって、原子力防災訓練、緊急時の市民の安全避難の問題、西九州自動車道の早期完成の問題、鷹島元寇船発見による重要な文化遺産の保存の問題等、的確に対応をされてきたと思っております。  そして、今回の国民、市民の意思のもとによる政権交代を契機として、継続して施政方針で述べられた経験と実績を生かして、しばらくは続くでしょう自民党、公明党政権に乗じて、県はもとより本県選出の国会議員の先生方の支援も得て、国や県の施策を取り込み、地域経済を発展させ、市民所得の向上を目指して、安全で安心して豊かな市民の暮らしをもたらす地域の創造のため、市民が主役のまちの実現のため、力を尽くしてもらわなければなりませんが、市長のお考えをお聞かせください。 43 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  ただいま白石議員が申されましたように、今打ち出されております政策に国民は大きく期待しておるというふうに思っておりまして、現在の安倍内閣への国民は大変大きいものがありますので、私といたしましても、国の政策をしっかりと受けとめて、今申されましたように、松浦市の喫緊の課題でございます西九州自動車道の問題、あるいは松浦東高校跡地への企業誘致、九電2号機の建設再開、あるいは鷹島神崎遺跡の問題等初めですね、国の政策を十分取り入れて、松浦市政の発展に全力で取り組んでまいりたいと、このような決意を固めているところでございます。(降壇) 44 ◯ 6番(白石光一郎君)  それでは、次に、松浦市の財政と施策への影響についてお尋ねをします。  先ほども言いましたように、安倍政権は「経済再生、公共事業、金融緩和、民間投資を喚起する成長戦略、デフレ、円高から脱却をして、経済を活性化する」と言っております。この政権交代は、「経済の進展と雇用力の拡大、景気をよくしてくれるだろう」と期待をしています。  2月26日、ねじれと言われる参議院本会議においては、1票の賛成多数で通過し、否決されることなく通過いたしました。24年度補正予算が決まりました。その中身を見ますと、安心して教育を受けることができる体制の整備に9億6,000万円など、たくさんありますが、松浦市で使えると思われる予算が組まれています。財政担当課として、どのようにこの国の予算──県の予算については先日の新聞でもありましたが、補正額65億7,328万6,000円の緊急経済対策を柱に、松浦市の放射線防護機能対策費3億9,228万円が盛り込まれました。交通安全施設整備費、通学路安全対策のための信号灯器のLED化等を実施に4,560万円が組まれました。このように、国の予算、県の予算措置を本市財政に生かしていこうとどのように思っていらっしゃるのか、伺います。 45 ◯ 総務課長(中里信博君)  今、議員からお話がありましたように、国の今回の補正予算は大型補正予算ということで、いわゆる日本経済の再生に向けた緊急経済対策ということで、新年度予算も含めて15カ月予算というふうに言われております。  そういうことから、松浦市といたしましては、平成24年度の補正予算(第7号)におきまして、今議会にお諮りいたしております事業といたしましては、地元の元気交付金の国の補助金であります地域の元気交付金の対象になる事業等につきまして、予算を計上させていただいております。林道点検事業とか、それから漁港ストックマネジメント事業、交通対策事業等がございます。  また、その後の県の補正予算の上程も踏まえまして、そのほかに今後予定しております24年度の予算としましては、星鹿小学校の改築、それから青島小中学校の屋内体育館の大規模改修、そして原子力避難施設等の事業などを今後予定するということでございます。 46 ◯ 6番(白石光一郎君)  国の補正予算が13兆1,054億円という組み方がされています。  それから、これからでしょうが、2013年度の予算額は92兆6,000億円が組まれようとしております。92兆6,115億円もの25年度の政府予算が決定されても、多くの自治体では既に12月に前年並みの予算要求と査定が済んでいたはずですから、今年度の補正予算とか新年度予算には、今、間に合わなかったのではないかとは思っております。  そこで、これから新しい予算をつくるということに国の場合はなるでしょう。しかし、これを使ってどのように地方自治体で生かしていくかというのは、これから先の話であります。  そこで、国の予算に我がほうの松浦市が関係するところの事業を少し聞きたいと思っております。  西九州自動車道の早期完成についてということで、私が所属する会派の一心会の久枝議員が会長であります西九州自動車道、伊万里、平戸、佐々町議会の協議会の会長をしておりますが、早期完成に向け多くの、上京をされたりして要求、要望をされてきておりますが、今回の政権交代によって、この事業にどのような影響があったのか。予算面でも国において西九州自動車道に対する予算が増額されたのか、担当課長にお伺いいたします。 47 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  今回の補正におきまして、西九州道自体に補正を上積みされたという予算はございません。  ただ、ゼロ国債で4億円ほど補正がなされておる状況でございます。 48 ◯ 6番(白石光一郎君)  次に、学校耐震化等の公共事業予算の増額が見込まれました。  学校耐震化等の公共事業予算の増額が見込まれましたが、松浦市がこれから措置する学校耐震化に予算がつけられる予定なのでしょうか。 49 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  学校施設の耐震化につきましては、国からの耐震化にかかります補助率のかさ上げというのが27年度までございまして、また今回の国の補正(第1号)におきましても耐震化で使えるお金が計上をされております。 50 ◯ 6番(白石光一郎君)  財政担当に聞いておりまして、後で教育委員会の「教育行政について」というもので学校耐震化等は上げておりますので、そこで詳しく聞かせていただきますが、今の財政担当課として上げたかという話です。  もう1つ、御厨湾の埋め立てもその一つでありますが、県道御厨星鹿港線の拡幅改良事業、あるいは多くの市道整備事業、港湾補修事業、いろいろあると思いますが、これらの本市の公共事業への影響がどのように進展を見せているのか伺います。 51 ◯ 建設課長和田大介君)  一般的なことでよございますですかね。  御厨、星鹿地域内の市道の整備状況という形でお答えしてよろしいでしょうか。(発言する者あり)  それで、全般ということでございますが、例えば一つの市道整備を例にということでお答えをさせていただきますと、平成24年度におきましては、御厨、星鹿地区におきましては、市道小久保線ほか4路線改良事業を進めております。そのうち、2路線は北平線、田代木場線というのは本年度完成というふうになっています。  また、25年度、今年度につきましては、継続中の小久保線の全体の早期完成と西木場女山線の事業、工事着手に必要な測量・設計を進めるという予定になっております。  道路関係では、そういうことでございます。 52 ◯ 水産課長(川上利幸君)  御厨港の埋め立てに関しましては、今、埋め立てを進めている状況でございまして、あと水路関係の工事がございますが、これは25年度の事業として今、県が国に要望を上げておられる状況でございまして、今回の補正には入っていない状況です。 53 ◯ 建設課長和田大介君)  今回の24年度の補正予算絡みでということで、県事業ということで、県の担当の県北振興局から御連絡があっておりますが、平成25年度の新規事業として国に要望しておりました一般県道の星鹿港線、御厨工区につきましては、今回の大型補正予算の関係で平成24年度の補正予算に繰り上がって事業採択をされたというふうな連絡を受けております。  この事業につきましては、国道の204号からの交差点からの北平(167ページで「北久保」に訂正)の改良済みの箇所までの約1.2キロメーターについて、調査設計費がついているということで、連絡を受けております。  以上でございます。 54 ◯ 6番(白石光一郎君)  今、説明があっているんですが、この政権交代によって、県の補正予算を組み、国の大きな予算を組み、これからまた国の予算が92兆円とも言われる大型の予算を組もうとされています。  それが、今、話を聞きますと、何ら本市の財政に影響がない。何のために大型の補正予算が組まれ、県に大きくお金を持っていらっしゃるのか。「その要望等については、全くしなかったのか」って思っているわけであります。  今の埋め立てについてもですね、政権交代後、完全にすぐできてしまうのかなって思っているわけでありまして、その辺が市長にお尋ねしたい。  これは、公有水面埋立法第3条に地元市町村長の意見を徴すべきとあるわけでありまして、何十年もかかって埋め立てしてよろしいという許可を与えたんでしょうか。1つの──今、見えているところ、埋め立てをやっているんですよと、当たり前ですね、やっていますよ。で、その埋め立てをしているんですが、奥のほうを見てください。ごみがいっぱいたまってですね、めちゃくちゃあれですよ。全然空いているんですよ、見えるところだけは埋まっているんですよ。ところが見えないところの奥湾といいますか、これは空いているわけですよ。「後ろから詰めればよかったのにな」って思うぐらいなんですよ。で、ごみばっかりですよ、今ここの中に。
     その辺で、できる限り早く埋め立てを進めてほしいと思って、今回、政権交代になって予算がつくから、「ああ、もうすぐ終わるのかな」と思っていました。市長、どんなふうにお考えですか。 55 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  白石議員御承知と思いますけれども、現在、御厨で埋め立てをさせていただいております松浦港の廃棄物埋立護岸工事は、公共残土をあそこに運ぶということでございまして、公共残土がこれまでは少なかったということで、工期が延びて大変地域の皆さん方には今御指摘のように御迷惑をおかけしておるところでございますが、今回の補正等も含めましてですね、これから公共事業が多くなるということでございまして、特に西九州自動車道のトンネル工事の残土等が大幅にあそこに持っていくことができるという、そういう状況になりましたので、今後は、そういう直接的な国の補正等が使えないわけでございますけれども、間接的にはそういう事業の進捗が補正予算等によって進捗がなると、そのことによって、この御厨港の埋め立てにつきましてもですね、27年度の完成を数字的にお示しすることができたということで御理解いただければと思います。(降壇) 56 ◯ 6番(白石光一郎君)  今回の政権交代によって、公共事業──いろいろ批判する党もありますので、公共事業が多くなって、残土もふえるかなと思っています。ぜひ、これも早くあそこを埋めて──この前お聞きしたら、いっぱい計画はあるみたいでありまして、早く埋め立てを完成してほしいと思っております。そのためには、さっき説明がありましたように、側溝の整備を早くやらないと、汚くてあそこに住んでいる人は何というか、埋め立てているところは家はないわけですから、その奥のほうに家がたくさんあって、そしてその前が全然埋められなくて、ごみばっかりというのは気の毒な話であります。早く完成してほしいと思っております。  次に、「教育行政について」お尋ねをします。  政権交代を実現した安倍自公政権が経済の次に重視していると言われているのが教育であります。安倍政権は、直ちに「人づくりは国づくりである。日本の将来を担う子どもたちは、国の一番の宝であります」と言って、教育再生実行本部を設置して、いじめ対策の問題、教育委員会制度の抜本的改革等を掲げて取り組もうとしています。  これまでも児童生徒が安心して学校に通うことができる教育が進められてきていますが、再登場した安倍政権の進める教育にどのように対処されていくのか、教育長に伺います。 57 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの政権交代と教育行政についての御質問でございますけれども、安倍政権が教育再生、5つの柱として、いじめ対策、大学力の向上、教育委員会制度の見直し、教科書検定制度の見直し、6・3・3・4制の見直し、国の重要課題として上げております。このことにつきましては、私たちも重く受けとめているところでございます。  その中でも、一番手に挙げられておりますいじめ対策につきましては、昨日も御指導いただきましたけれども、教育の根幹にかかわることであり、その根絶のために文部科学省や県教育委員会の通知をあわせながら、市の実態をしっかり把握し、実態に即した対策を今後も全力で取り組んでまいりたいと考えております。  また、他の施策につきましても、今後の動向を見守りながら、十分そういうものを把握しながら、市の教育行政に生かしていきたい。そして、松浦市を担っていく子どもたちを育てていきたいと考えております。  以上です。(降壇) 58 ◯ 6番(白石光一郎君)  次に、いじめ、体罰についてお尋ねをしていきたいと思います。  今回の一般質問者5人、いじめ、体罰に関連する質問があります。ほかの人に答えたからといってダブって答えられるかもわかりませんが、ダブって質問するかもわかりませんが、よろしくお願いをいたしたいと思います。  このいじめ問題は、平成23年の10月に大津市で起こったいじめを原因とする不幸な出来事をきっかけにクローズアップされ、新聞、テレビ等で取り上げられているところであります。みずから命を落とす子どもが出ることは、決して起こってはいけない、あってはいけないことであります。  去年の10月には岐阜県可児市で「可児市子どものいじめの防止に関する条例」が施行されています。これは、子どもが安心して生活し、学ぶことができる環境をつくるという目的で条例が制定されています。  また、私もバスケットボール競技の一人の指導者として、30年以上も競技の技術力向上と普及振興にかかわってきましたが、昨年の大阪の高校での体罰が原因で、一人の選手が命を絶つという大変不幸な出来事が起ってしまいました。本当に心苦しく残念でなりません。  いじめも体罰も性質は全く違いますが、不幸な目に遭うのは児童生徒であります。これまで育てられてきた親御さんの無念さ、悔しさも言葉に言い尽くせないものがあり、家庭にも暗い影を落とし、決して起こってはならないことであります。体罰は、完全に手を振り上げる、人権を無視した言葉を発する側がいるわけでありまして、これは絶対にやめるべきであります。やめられるものです。  学校教育法の第11条では、「学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない」と書いてあります。この懲戒という判断にも司法判断が多く示されています。これは懲戒を超えているか、これは懲戒に当たらないかとか、平成19年に文部科学省初等中等教育局から懲戒、体罰に関する考え方の局長通知が出ています。もっとずっと以前にも、生徒に対する体罰禁止に関する教師の心得として出されておりますが、どんなものがあるか。トイレに行かせない、食事をさせない、教室に入らせない、教室外に出す、それから掃除当番をふやすこと、これは差し支えないと。ところが、さっき言いましたように、判例等では、これは懲戒を超えているか、超えていないかという問題がありまして、なかなか区切りがつかないところでもあります。  本市の小中学校において、このいじめ、体罰について、どのような防止対策を図り、根絶に向けてどんな取り組みを行おうとしているのか、また、してきたのか、伺います。 59 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  いじめ、体罰によって児童生徒の命が絶たれる、心が痛みます。本市において、そういうことがないように、今全力で取り組んでいるところです。  特に、いじめにおきましては、人間として絶対許されないひきょうな行為であり、学校からいじめを根絶するという姿勢で取り組んでおります。  具体的な取り組みとしましては、これまで実施した調査により判明した結果や課題をもとに、未然防止、早期発見、早期解決に向けた取り組みを行うよう各学校に指示をしております。  あわせて、やはりいじめというのは、どの学校にも、どの子にも起き得るという認識を持ってしっかりと対応する。あわせて、未然防止のための道徳教育、人権教育、早期発見のためのアンケート調査、小さなサインを見逃さないといった児童理解、そういったことも大変大事なことでございます。あわせまして、きのうも申しました児童会、生徒会の活動の活性化を図る。  実は、去年度、中学校の生徒代表者会議が開かれました。その中で、各学校から持ち寄った標語のものがありますが、これを今各学校に張っております。その中には、「気づこうよ、心にはできない心の声」「私たち、悩みがあっても大丈夫。君のそばには僕がいる」、各中学校にはこれが掲示をされております。  次に、体罰の根絶ですけども、これにつきましてもですね、本日校長会があっておるわけですけども、その席でも指導を行ってまいりました。やはり、まずこれについては教職員がしっかりと認識をする。議員おっしゃったように学校教育法11条で禁じられている行為である。厳しい指導と体罰は異質のものであり、教育効果よりも、それまで築いてきた信頼関係を崩す。あと、体罰を容認するような雰囲気については、やっぱりそれをなくする必要がある。  あわせて、議員にもバスケットボールで長い間指導をしてもらっているんですけども、そういった外部の指導者の方等にもですね、このことについては、やはり学校から啓発をしながら、ともにいじめのない指導を構築していくということでお願いするようにしているところでございます。  以上です。 60 ◯ 6番(白石光一郎君)  これまで体罰が起きて、洗い出して、何とかするじゃなくて、これから先、やっぱり体罰は絶対やめるという態度でなければいけないのかなと思っております。  今、文科省では、体罰の実態把握のために調査が行われておりまして、先月2月の28日を期限として、そしてこれを公表するというふうになっておるようであります。  また、いじめについては、警察庁より各都道府県警に対して発出された内容を受けて、文科省もそれと同じような文書を出して、このいじめについては取り組もうとされているところでありますので、ぜひとも教育委員会においても、いじめ、体罰によって不幸な子どもたちが出ないように、ぜひお願いしたいと思っております。  次に、学校給食についてお尋ねをいたします。  中央調理場、それから──呼び名はわかりません。中央調理場と、それから福島・鷹島、3つの調理場がありまして、中央調理場はまだ7年、福島が23年、それから鷹島が42年たっているわけであります。  23年から24年、25年の給食費の予算を見てみますと、23年の決算が1億6,600万円、ざっと、今、約。24年、1億7,600万円、25年度の、本年度の予算額は1億8,100万円という組み方がされて、年々とふえつつあります。  本市では、現在、全小中学校で完全給食が実施されております。学校給食法の第11条の2では、給食に要する経費は給食を受ける児童、または生徒の、これも法律で決まっていまして、学校教育法の第16条に規定する保護者の負担とするとあります。23年度の決算額をお伺いいたします。 61 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  平成23年度の決算額は、9,260万4,000円でございます。 62 ◯ 6番(白石光一郎君)  ちょっと少し詳しくお願いできませんか。  9,348万6,000円は、給食費総額の話であります。この9,348万6,000円が幾ら使われて、幾ら生徒の保護者からお金をもらって、幾ら足らなかったのか、その辺の話をしてほしい。 63 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  失礼いたしました。  先ほど白石議員さんがおっしゃいました9,348万6,000円ていうのは調定額でございまして、その年の決算額といたしましては9,260万4,000円でございます。  で、23年度は──それでよろしいでしょうか。決算額として入りましたのは9,260万4,000円となっております。 64 ◯ 6番(白石光一郎君)  私が何を聞きたいかといったらですね、まず9,260万円というお金が、その入ったお金でしょうか。  その決算額と言われる分の決算額はわかりません。調定額というのが何かわかりません。9,348万6,000円が調定額ということは、時間をとるので余り言いたくないんですが、多分、給食費はこれだけあなた方からいただきます。9,348万6,000円いただかなきゃなりません。しかしながら、9,260万円しか入ってきませんでした。だから、その差額については滞納なんですよという話だろうというふうに思います。  それで、誰が、じゃその計算をしているんですか。誰が計算して誰が請求しているんですか。 65 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  計算をして請求をしているのは調理場の所長となっておりまして、庶務課長が兼務をいたしておりますので、庶務課のほうで計算をしております。 66 ◯ 6番(白石光一郎君)  この件は長くなりますので、もうやめますが、まず、その請求者がいて、そして請求するのを裁判所に任せて、そして取りますよとこの前からありました。しかし、裁判所に出す請求の相手は、債権者は誰ですか、債務者は誰ですかというお話をしたかったんです。これは、もう一回後で特別にやりたいと思います。もうきょうはやりません。  それは、現在、給食費9,300万円、そのお金が納まらなかったと、納めなかった子どもたちの給食費は、誰がじゃあ払っているの。だったら、納めている人がその子どもたちの給食費代は払っているわけでしょう。マイナスを松浦市が補填して払っているんだったら、松浦市が請求して、その滞納者に対して請求して、それでもいいでしょう。しかし、保護者の皆さんが給食費を出して、そして、それを払わなかった人たちのために、その給食、保護者の皆さん方が出し合ったお金で食べている。食べているておかしいんですが、その給食費が使われている。そしたら納めなかった人の分は、その保護者が債権者であり、食べたほうの保護者のほうが債務者じゃないですかという話をしたかったんですよ。そうじゃないですか。給食センターの所長さんが、じゃ債権者ですかって思っているものだから、これはもう詳しく後でやり直します。  そこで、給食の食材がどこから仕入れられて、いつも地産地消という話をされます。これ、どこで地産地消について子どもたちにお話をされているんでしょうか。 67 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  地産地消につきましては、現在、お米を除いたところで大体直売ネットワーク等からの購入額が、およそ9%程度地元のほうで賄っている状況でございます。 68 ◯ 6番(白石光一郎君)  教育委員会の学校教育課に聞きたい。  食育という話で、食育基本法というのがあって、それで子どもたちに地域に親しむということが大切であるということで食育として、地産地消として、「米は松浦の米なんですよ」「ホウレンソウはどこどこのホウレンソウなんですよ」と、そういうものが説明が多分教育としてあっているから、どういうふうにやっているんですかとお尋ねをしています。 69 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  失礼いたします。  地産地消の様子について子どもたちに伝える場といたしましては、1つは給食を食べるときにお昼の放送を流すんですね。そのときに、きょうは例えば「御厨産の何が使われています」とかいう放送をして、子どもたちはそれを聞きながら「ああ、これは御厨のホウレンソウだな」とかいう感じで食べておりますし、そしてやっぱり気持ちも伝わるのかなという気がいたします。  もう1つは、給食だよりというのを毎月出しているんですが、これは保護者用に配るものでして、これを配って保護者の方もですね、「こういった形で地元の食材が使われているな」と、そこでまた会話の中でやっぱり地域の産業とかにもつながりますし、大きく食育とか、いろんな教育の面でもいろんな効果があるという状況でございます。 70 ◯ 6番(白石光一郎君)  本市はですね、24年度から松浦市立小中学校給食費補助金当初予算で1,407万9,000円が組まれました。で、現在、24年度補助金を支払ったとありました。その補助金をどこ時点で幾ら払ったのか、お願いします。 71 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  補助金を1学期ごとに交付決定を行ってするようにいたしておりますが、2学期末時点で申し上げますと、対象児童生徒数が603人、492世帯でございまして、交付決定数は582人の471世帯となっております。  2学期分までの給食費補助金の額は993万9,000円となっております。  以上です。 72 ◯ 6番(白石光一郎君)  全国の自治体の中には、学校給食費の無料化を実は定住人口増という子育て家庭の経済的負担の軽減を図るという目的で取り組まれている自治体もあります。  本市においても、一応公営住宅並びに転入者に対して、定住促進家賃の減額制度を実施して、定住人口拡大に向け取り組んでいますが、他の周辺自治体に先駆けて、子育てしやすいという本市の目指す方向と相まって、学校給食費の無料化に取り組むつもりはありませんか。 73 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  子育てしやすい環境、よく産み育てやすい松浦市を目指していかなければならないということでございまして、今、白石議員御指摘のように、いろいろな施策を講じさせていただいております。確かに給食費の無料化というのも大きな効果があろうと思いますが、やはりある程度の施策のバランスということも考えていかなきゃならないということで、ことしから2人目のお子様から給食費の半額という制度を実施させていただいておりますので、このことについては、しばらくこの効果を見ながらですね、今後どういう方向がいいのかというのは検証といいますか、検討をさせていただいて、現時点では今の制度を継続させていただきたいと、このように思います。(降壇) 74 ◯ 6番(白石光一郎君)  給食費が総額で幾らですかという話は、この辺でありまして、9,300万円、だから、市長が今「いや、しませんよ」という話じゃなかったように感じますが、9,300万円の実は予算の措置をしなければ無料化はできない。その辺が、だったら9,300万円あれば無料化をしていただけるのか。それはどうですか。 75 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  理論的にはそうなるわけでございますが、9,300万円をもっと別の方向に使うということも、やはりしっかりと検討、研究する必要があろうと思いますので、その金額があるから、ないからということじゃなくて、このことについてはもう少ししっかりと、どういうことに使ったほうが効果的なのかと、そういうところから今後取り組ませていただいてですね、お金がある、ないということは、ちょっと別に置かせていただきたいと思います。(降壇) 76 ◯ 6番(白石光一郎君)  松浦市長の考え方は、9,300万円をどちらに使うかというお話でありました。私は、「ああ、これは無料化できるチャンスがあるのかもわからない」と一瞬思いました。ところがですね、庶務課長、全国でこの無料化に取り組むというときに、なぜできないのかというのがありまして、法律で給食費の食材費は保護者負担にすると法律で書いてある。それで、今市長は、いや、もうお金の使い方って言っていただけたので、お金があれば、じゃ、できるかもわからんなと一瞬喜んでおります。ぜひ、その辺を考えて、できるのであれば、少しずつでもいいですから、小学生の部分からやるか、小学生の人数分は無料にするとか、今、定住促進の子育てということで公営住宅等を提供しておられる。そういうことから考えれば、小学生の低学年なり3年までは無料にするとか、そういう取り組みでもいいのかなと思っておるわけですが、その辺は市長にぜひ考えてほしいと思っております。  次に行きます。  昨年の12月に東京都内の市立小学校で給食後に食物アレルギーのある児童生徒がショックで亡くなりました。文部科学省では、このような事故を防ぐために取り組みを強化するとしております。  松浦市の学校給食においては、どのような取り組みになっているんでしょうか。 77 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  アレルギーにつきましては、現在のところ可能な範囲で対応しているところでございます。  栄養教諭のほうでもアレルギー対応の献立表を月ごとに作成してもらっていただいて、本人、保護者、学校、給食センターで確認をして、できる範囲で対応している状況でございます。 78 ◯ 6番(白石光一郎君)  ちょっと、もうちょっと丁寧に答えてもらえませんか。  アレルギーの生徒が、児童生徒がどのぐらいの対象があって、その可能な限り取り組みを行っている、その可能な限りとはどういうことなのか。 79 ◯ 教委庶務課長(吉野葉子君)  現在のところ、対象児童生徒数は15人おられます。 80 ◯ 6番(白石光一郎君)  だから、可能な限りどういうことを15人のためにやっておられるんですか。 81 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの質問でございますけれども、アレルギー対策ということで、私たちも取り組んでいる状況でございますけれども、現在、各学校の養護、または栄養士、そういった人たちに相談をしながら、また担任と連絡をとりながら、そういうアレルギーを持っている子どもたちについての調査をし、そして、保護者と連絡をとりながら、どういう状況がいいのかということで、あと栄養士等に相談をし、それを食材として無理にならないように現在やっているところでございます。  以上です。(降壇)
    82 ◯ 6番(白石光一郎君)  アレルギーによるショック死というのは時間との勝負でありまして、多分、今言われたように、保護者の皆さん、学校と保護者と子どもたち、アレルギーを持っている子どもとよく話をして、お医者さんとも話をしまして、実はショックが起きたときに、直ちに自己注射というのをそれぞれ持っていらっしゃって、そのショックが起きたときに、その注射を自分の筋肉に刺して、しばらく病院に救急車で運んで病院で手当てを受けるまでは、その間、そのショックを和らげるということで、製品名はエピペンっていう話になりますが、エピペンというのを持っていらっしゃるわけであります。それを、実は学校の先生もそうです、養護の先生もそうですが、保護者がいらっしゃれば保護者なんですが、ショックが起きたときに、その筋肉に自分ではできない、子どもたちは自分でできないので、先生方がその筋肉に注射をしてやる、そのことができるようになっているものがあるわけであります。  そこで、これが医師法にさわらないか、触れないかという話になりますが、これは文科省のほうも「よろしい」と、「それはしてやってよろしい」という判定がありますので、ぜひとも、そういうのは研究されて、絶対に東京で起こったようなことがないようにしてほしいと思いまして、今回、これを取り上げております。  次に、学校適正配置計画についてであります。  学校適正配置、現在の状況についてお願いします。 83 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  失礼します。  現在、基本計画をもとに御厨地区と福島地区の統合を進めております。御厨地区におきましては、校歌や通学体制等の諸課題を協議していただく準備委員会が終了いたしました。その結果を関係住民、保護者にも説明をいたしました。現在、その中で出された意見をもとに協議をしており、26年度の統合に向けて進めてまいりたいと考えております。  また、福島地区におきましても、福島中学校と養源小学校の統合を進めているわけですけども、これは28年度の統合を目指しておりまして、現在、準備委員会を2回開催しております。  以上でございます。 84 ◯ 6番(白石光一郎君)  御厨の田代と大崎小学校は26年度から新しく田代小学校の子どもと大崎小学校の子どもが御厨小学校に通うこととなります。しかしながら、ただ通うだけじゃないわけでありまして、変化が生じます。田代から子どもたちが御厨に通学するわけです。大崎からも通学するわけですが、その通学路線についてもそうです。通学路線の何で通学するのか。スクールバスをという話があります。それから、乗り合いバスをという話があります。しかしながら、その通る道路はどうなっているんでしょうか。果たして、離合できるようなところ、離合できないようなところ、いろんな形でガードレールがないところも通らなければいけない。そういうところもあるような感じがするわけであります。  先日、田代と御厨と大崎との地域の皆さんを集めて説明会がありましたときに行きましたが、その中でも、どこに停留所を持ってくるのか、それから、どういうふうにして子どもたちを乗せるのか。乗り合いバスの場合は、御存じのとおり、手を挙げたらとまってくれるわけです。ところが、そうすれば誰が乗ったかわからないという部分もありますので、これはどこかに、どういう格好かで集めて、誰かがチェックして、そして乗せてやらないと、乗せ忘れがあったりするわけであります。それは、安全ではないと思う。道路にしてもそうです。道路も、ちゃんとバスが通れるような道路になっとかなければいけないと思っているわけであります。  そこで、教育委員会の今度の学校統合の話は、地域住民の子どもたちの生活が、暮らしが大きく変わる。市政の重大な施策の変更であります。教育委員会だけで処理できるものではないと思っておるわけであります。  庁内にその連絡の協議会なり、何か準備委員会なりあるんでしょうか。 85 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  お答えいたします。  学校適正配置、交通体制も含めていろんな問題があります。その中で、議員御指摘のように教育委員会だけでは解決できないものもたくさんあります。したがいまして、この庁内の連絡体制におきましては、その必要性が生じたときに関係課集まりまして、ほとんどの多くが市長、副市長も交えまして、それをどういうふうにして課題を克服していくかということを常に協議しながら進めている状況でございます。 86 ◯ 6番(白石光一郎君)  早い時期に庁内で調整を図らなければ、安全な通学道路の整備とか、その通学バスについてもそうですが、まだまだスクールバスで行くのかと、今回の補正予算に何かバスを買うとかという話が出ていると少し聞きましたが、じゃ直営にするの。運転手さんを雇って直営にするの。無料バスも使うって言っておるんだから、じゃ委託にするのと、その辺が果たしてどこで決まって、どこでどういうふうになっているのか。そして──時間がもうなくなりましたので、後で道路についても聞きたかったんですが、実はその長崎県の道路等の整備についてお話しに行ったときに、「いや、実は御厨は、こういう学校統合といって非常に今度路線を整備していただかないといけないところがあるんですよ」という話を県でしました。地域の皆さんと一緒に行きましたときに言いました。そしたら、県のほうは、「そういう特殊事情があれば、何とか優先的にしましょう」という話をしていただきました。その辺から、やっぱり早く皆さん方で、どの線をスクールバスとして通すのか、県道はどこに集まってもらうのか、市道はどこを通るのか、そういうのをきちっと決めてからこの学校統合をぜひ進めてほしいと思っているわけであります。  時間が足りなくて、意を尽くしませんでしたが、学校統合については、地域ががらっと変わります。その辺を一生懸命みんなで取り組んでいただかないと、教育委員会だけでは無理だと思います。  市道担当の建設課にしても、都市計画にしても、それは一部水産課もあるかもわかりません。それから、農林課もあるかもわかりませんが、ぜひとも皆さんで知恵を出し合って、きちっと安全で学校に通えるようにしてほしいと思って、質問を終わらせていただきます。  残りは次の機会にやりたいと思います。ありがとうございました。    (白石議員 一般質問席 降壇) 87 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって白石議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午後0時13分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 88 ◯ 議長(金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、15番・椎山議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (椎山議員 一般質問席 登壇)(拍手) 89 ◯ 15番(椎山賢治君)  どうも、改めまして、こんにちは。  久しぶりの一般質問で、少し緊張しております。  理事者の皆様方の前向きな御答弁をお願いしたいと思います。  先ほど山口議員から「眠気を誘わないような質問をしてくれ」というようなことでございましたので、眠気を誘わないように、しっかりやりたいと思っております。  それでは、第1点目の「自民党政権になってからの国県に対する要望活動について」、午前中の白石議員の質問と重複することがあるかと思いますが、なるだけしないようにしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、「市長として国県に対して予算獲得及び要望活動について」。  今後、松浦市の繁栄は、いかに国・県から予算獲得するかにかかっていると思いますが、今回の国の緊急財政支援は13兆1,054億円で、地方自治体の負担や民間負担を入れると総事業で20兆2,000億円の予算がついておるそうでございます。その中で、長崎県の配分として500億円程度配分されているそうです。  私は、松浦市の現状と松浦市の未来を考えるとき、今こそ市長の、やっぱりリーダーシップが必要じゃないかなと、こう思っております。松浦市に大型の公共予算を獲得し、観光産業及び伊万里湾環境改善予算とか新規予算獲得に向けて、松浦市長として国・県に対し、どのような陳情、要望活動をされましたか、お尋ねします。 90 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今回の自公政権に限らずですね、私といたしましては、これまでも市政発展のために施策の推進、あるいは予算獲得のために、議員が申されましたけれども、やはり私は率先して、この行動をしていかなければならないということを考えておりますし、そのことが重要であるというふうに思っているところでございます。  皆様御承知のとおり、松浦市は大型事業を抱えておりますし、このことは、やはり国・県のお力添えいただかねばならないという大きな懸案事項がございます。  具体的には、やはり、まずは原子力防災対策でございます。あわせまして、西九州自動車道の早期完成、あるいは鷹島神崎遺跡の保存活用、九州電力松浦発電所2号機の建設再開、それから電源三法交付金制度の見直し、あるいは東部工業団地への企業誘致等、大きな課題、事業があるわけでございまして、このことにつきましては積極的に私が直接、知事さんや県会議長さん、そして国会議員の先生方、それと各政党の本部、国・県関係の担当部局に出向いて要望を行っているところでございますが、椎山議員も記憶にあられると思いますが、前の水産部長は「私の部屋には、松浦市が一番要望に来る」というお話をいただいたところでございまして、そのように県には機会あるごとに行って、お願いをいたしているところでございます。  また、現在、私は、長崎県過疎地域自立促進協議会、それから長崎県漁港漁場協会、長崎県電源地域連絡協議会の会長を仰せつかっておりまして、そういう会長という立場で国や県に対しても要望を行っておりまして、そのときも全体的に合わせて、松浦の大型事業の推進、懸案事項の解決について要望を行っているところでございます。  その結果といいますか、そのような議会と一緒になって、また議会のお力添えいただいた結果として、長崎県におかれましても、この西九州自動車道の整備促進、あるいは電源三法交付金制度の見直し、九州電力松浦発電所2号機の早期建設再開、あるいは鷹島神崎遺跡等の保存活用、そういうことについては長崎県の重要施策として国のほうへ要望、あるいは予算獲得に対して積極的に取り組んでいただいている、そういう現状でございます。(降壇) 91 ◯ 15番(椎山賢治君)  市長が国・県へ要望活動はわかるとですけどね。やはり、県なんかに行ってでもですね、やっぱり、担当課にずっと回ってですね、何かいい予算がないか、ないかいうことで行っていただいて、その後、やっぱり担当課長さんをその部署にやるというような、そういう体制が今後も必要じゃないかなと思っております。  聞くところによりますと、どうしてもやっぱり担当課の皆さんが県のほうには余りお見えにならないというような話を聞きますので、やはり、いかにいい国・県の予算をとってくるかということが市長、また担当課の仕事じゃないかなと私は思っておりますけど、今回の当初予算を見ても、余りぱっとしたような予算内容じゃないような感じがするわけですね。  先ほど、市長が申されますように、やはり今回はですね、先ほど午前中も白石議員のほうからも言われておりましたように、大型補正予算ちゅうてですね、長崎県に500億円の予算がついとるわけですね。これに対する予算の獲得はどのように、松浦市として緊急予算の分でどれぐらい獲得ができたのかなという感じを持っておりますけど、この分についての御答弁をお願いしたいと思います。 92 ◯ 総務課長(中里信博君)  先ほど、白石議員のほうにも少しお答えしたところでございますが、第7号補正予算で今回計上し、上程させていただいております中に、国の緊急対策の予算関係のことも含まれております。これは4事業ございまして、約7,800万円の事業を計上させていただいております。  詳細に少し、事業名をもう一度申しますと、林道点検事業というのがございまして、──よろしいですか。 93 ◯ 15番(椎山賢治君)  緊急予算ということで500億円ついとるとに、7,800万円ぐらいの予算しかとれなかったとかなという感じはするとですけどね。  やはりですね、松浦市がこれだけ疲弊するということはですね、それだけ予算を獲得してこないから、人口がどんどんどんどん減っていくような、私は気がするとですね。やっぱり、市長がリーダーシップをとって、どんどん予算獲得をしてこないと、せっかくこれだけの予算がついとるとに、もっととらんとですね。やはり住民は、何をしておるかなという感じがするわけですね。  やっぱり、もう市長も、もう2期目の最後の年なんですよ。やっぱり最後であれば、次、3期出られるかどうかわかりませんけど、この予算の内容ではいかがなもんかなという気がするもんですからね。  やっぱり目玉商品、「やっぱり松浦市長じゃないと、これだけの予算はとってこれないよ」というような予算がない、私が見たところでは。そういうような感じがするもんですから、こういう質問をしておるわけでございますが。  特に担当課としては、24年度において県のほうにどれだけ要望活動をされましたか。各課の担当課長さんにお聞きをしたいと思います。 94 ◯ 都市計画課長久田徹彦君)  私のほうで、国の事業の西九州も担当しておりますから、それも含めてお答えさせていただきます。  西九州自動車道の整備促進に関しましては、国土交通省の本省に4回、それから国の出先機関であります九州地方整備局と、それから長崎河川国道事務所、合わせて4回行っております。それと、地元選出の国会議員に4回、それから長崎県知事に1回、それから県議会に1回、西九州関係ではこのような要望活動を行っております。  また、インターに接続します市道とか県道のアクセス道路の整備促進におきましては、県知事に1回、それから県議会に1回、それから県の関係機関に3回、計5回、要望活動を行っております。  以上です。 95 ◯ 建設課長和田大介君)  建設課といたしましては、土木事業で、主に国や県に対して要望活動を行っておりますが、いずれも国県道の事業の促進に対して、九州地方整備局とか長崎県、県北振興局、県庁とかですね、そういうところに計5回行っております。  以上でございます。 96 ◯ 農林課長(大久保 整君)  農林課の事業では、主に、農家の皆様の御要望に対しまして、それに対してできる限り国・県の事業を活用するという場合が非常に多いわけでございます。  そのようなところで、部会の皆様とか複数の農業者の方がいろんな取り組みをなさるわけですけども、規模拡大とか高品質化、コスト縮減などの施設、機械、設備、資材、家畜の導入、もろもろございますけども、そのようなものに対する予算の要求ですね。こういう要求は、基本的に前年度に要望を上げないと、次の年の確約ができないというのが基本的なところでございます。例外として、その年に上げてできるということもありますけどですね。そのようなことで、前年度から、その構想の協議を始めるというようなシステムになっておりますので、その都度、そういう話があったときにはですね、県のほうに上げて、要望をして、そして進めておるというようなところでございます。  また、それ以外も、最近いろいろありますが……。(発言する者あり)全部で23回です。  以上です。 97 ◯ 水産課長(川上利幸君)  失礼します。  水産課のほうといたしましては、県の港湾課、それから県北振興局、伊万里海上保安署、それと水産部長とかありますが、中身的には、24年度の事業採択の要望だとか、県有地購入に関する要望、それと船舶事故の早期解決、それと地域振興会からの要望に同行ということで、7回行っております。  それと、先ほど、国の経済対策に伴う件で御質問があったんですが、今回、どちらかというと、制度の情報収集とかが多かったんで、その件については電話とかメールのやりとりが多かったんですが、水産課としたら、今回、先ほどの7,800万円の事業費のうち5,000万円を補正をさせていただいております。 98 ◯ 商工課長(吉永弘治君)  失礼いたします。  商工課といたしましては、九電2号機の建設促進に国・県に8回程度、それと企業誘致関係で県に4回程度、それと航路再編の協議等々で国のほうに4回程度と、石工組合の関係で県に要望を1回差し上げております。  以上です。 99 ◯ 観光物産課長(近藤寿一君)  観光物産課は、予算関係で県のほうへ行った実績がございません。 100 ◯ 15番(椎山賢治君)  それなりの要望活動はされているようでございますけど、意外と予算の獲得が少ないのかなという感じはします。  やはり、いかにいい買い物をしてくるかというのが課長さん方の仕事じゃないかなと思っております。そのための下づくりをするのが、やっぱり市長が行ってから、担当課に言って、どういう、いい予算がないかということでやられるのがいいのかなという感じがしております。  旧町時代はですね、うちの元町長さんは、もうその点がやっぱりうまいだったですね。特に、やっぱり、ずっと担当課を回られて、そしてどういう事業がないかというような、いろいろ尋ねられて、そして、こういう事業があるということで、課長さんが言われて、それを担当課の人に、こういう話があったから、ここに行ってきなさいというようなことで担当課の課長さんが上られているようで、予算を獲得してこられていたようでございますが、松浦市長も特にその点についてしっかりと課長さん方に要望活動するようにしていただきたいというふうに思います。  それでは、次にですね、「観光産業の振興について」。  「今後の鷹島町の観光産業の構想について」。  市長はいつも「鷹島町を観光の核にしたい」と言われていますが、市長として、どのような構想を持っておられますか、お尋ねします。 101 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  ただいま椎山議員が申されましたとおり、私も鷹島町を観光の核ということを申し上げておるわけでございます。それは、やはりモンゴル村があるということが大きな要因でございまして、このモンゴル村をどう再生するかというのが最も重要でございまして、議会にお願いいたしまして、積極的に再生に向けた対策を講じているというのが1つでございます。  それから、次には、やはり、このモンゴル村の再生とあわせまして、今、世界的に注目を浴びております元寇の歴史を生かした取り組みをするということではないかというふうに思っております。  あわせまして、この鷹島町にあります、これは松浦全体的にも言えることでございますが、豊富な食材がございますので、この豊富な食材を生かしたグルメ観光というものをですね、鷹島の一つの核と考えておるところでございます。  今申し上げましたとおり、モンゴル村と国史跡の鷹島神崎遺跡、元寇関連の、加えて水中考古学というものに対する研究、取り組み、それとグルメ観光、そういうものを組み合わせてといいますか、セットにして大きくPRして、鷹島を本市の観光の核として今後も取り組んでまいりたい。そのことによって、鷹島はもとより、本市への交流人口の拡大につなげていきたいと、そのような考え方を持って、今後とも取り組ませていただきたいと思います。(降壇) 102 ◯ 15番(椎山賢治君)  市長がモンゴル村というような、今話がありましたけどね。私の考えとしてはですね、市長は常々言われておるとですけど、全く、観光の核にしたいと言われますけども、核になっていないですね。北朝鮮は核を持っていますけど、線香花火にもなっていないんじゃないかなと思います。
     1番目に、私が一番観光の核になるのは、やはり先ほど市長も言われますように、国の史跡の鷹島の神崎遺跡、元寇船が上がっていますね、今。これが一番の目玉商品じゃないかなと思います。これはですね、もう松浦市を大きくこれがPRしていますね、今、全国的に。その割に、全然、今回の予算にも大したことは上がっていないと、私はこういうふうに考えております。  2番目にですね、トラフグ生産日本一のまちですね、鷹島もその養殖事業がありますけど、これもなかなか疲弊して、今大変厳しい状況にあります。  3番目に、マグロの養殖事業があります。これはおかげで、双日さんがお見えになってやっておられます、大手企業がやっておられますので、相乗効果として、近隣の網に天然のマグロが寄ってきてかかるというような現象が少し出てきているように私は思っております。  そういったことで、鷹島は今からですね、市長は常々、観光の核と口では言われよったけれど、実際、現実は伴ってないと私は思います。  この前にも、市長にも前にちょっと同僚議員と話をしましたでしょう。橋のもとに観光用のマグロをやってみてくださいと。そして、そこにまた鑑賞用のイルカとかマンタとか、ああいうとが定置に入りますので、あれを観光用の事業としてやられたらどうですかというような話をして、市長は前向きにやるというようなことで、正直言って私は、その予算を今回幾らか計上してあるんじゃないかなと思って、もう一般質問はしないつもりしとったですよ。ただ、全然、そういうような予算措置、やると言ってから予算措置はしてないもんですから。  市長というのはやっぱりね、言ったことは必ず守ってもらわんと。やっぱり、市長が「やる」と言えば、みんな期待をしとるわけなんですよ。それに全然、当初予算に上がってないもんですから、そういうことでは、やっぱり3期目を目指す市長としてどうかなという感じがします。目指すか、目指さないかはわかりませんけど、先ほど、武辺議員から「ちょっと、3期目やらすか、やらっさんか聞いてもらえんですか」というような話がありましたけど。(笑声)  3期目やるとであればさ、もうちょっと、今回の当初予算はいかがなもんかなという気がするとですね。  どうですか、市長、鷹島、鷹ら島の前の構想はですね、市長は「やる」と言われたでしょう。どのように考えておられますか、答弁を求めます。 103 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  鷹島におけるですね、マグロというものを核とした、鑑賞といいますか、観光客の誘客を図るということについては、先ほど申されましたとおり、双日さんが養殖をされていると、そういうことを活用してですね、やはり、どうやれるのかということについては取り組む必要があろうということで、これまでも申し上げておるわけでございます。  私といたしましては、どういう条件といいますか、形でやれるのか、誰がやるのかですね。そうした場合に、どのような経営形態とか運用、その採算性というようなことをですね、やっぱり総合的に検討して、それからある程度の青写真といいますか、構想というもの、それが果たして、そのとおりできるのかどうかということについては、やはり予算をいただいて、専門家あるいはコンサルの方にいろいろと調査なり提案をいただくということにしなきゃならないということでですね。  このことについては、鷹島支所、あるいは水産、観光物産等々ですね、話はしておりますが、まだそういう形での一定の青写真が描かれてないということから、予算措置を見送っておるわけでございますが、そういう御指摘のことがある程度ですね、議会にお諮りするような段取りになればですね、ぜひ提案をさせていただきたいと思いますので、御理解いただければと、このように思います。(降壇) 104 ◯ 15番(椎山賢治君)  今、市長、前向きにって言われましたけどね、やっぱり前向きにと、こう言われることであればさ、早くやらんとですね。やっぱり、今が一番、鷹島も皆さんが、日本中の注目の的なんですね。しょっちゅう観光客がお見えになりよるけど、やはり目玉商品というとがないとですよね。やっぱり鷹ら島の売り上げも落ちていきよる。鑑賞用のマグロ事業をやればですね、あそこは橋があって、ウオーキングコースになっとるとですよ。マグロが自然に、マグロの泳いでいる姿というとは、なかなか観光客がなかなか見えないとですね。橋の上から見えるというところは、あそこしかないと思うとですよ。  そいけん、全国に先駆けて、そういうふうな鑑賞用のマグロを事業をやられたらどうかなという提案をして、市長も「それはいいことだから、前向きに検討しよう」と言うて、私はもう今回、今年度、25年度で上がってくるかなと思っていたけど、補正がありますけど、補正でやられるのかな。  議長も鷹島だけん、それぐらいのことはやるっちゃなかですか。どうですか。 105 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほど申し上げましたようにですね、ある程度、この計画の青写真ということが固まりますればですね、ぜひこのことについて議論をいただくような段取りをさせていただきたいと思います。(降壇) 106 ◯ 15番(椎山賢治君)  それでは、次にですね、元寇に伴う観光政策を明確に、具体的に作成する必要があると思うとですね。  そういったことでですね、モンゴル国との交流事業の計画はどのように考えておられるのか、お示しをいただきたいと思います。 107 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  せっかく御質問いただきましたので、ちょっと経過をですね、お話しさせていただきたいというふうに思います。  私といたしましては、鷹島神崎遺跡が国の指定を受けたということもございますし、また、旧鷹島町時代からモンゴル村の整備をされた、そういう歴史的なかかわりがあるということで、旧鷹島町におかれましてはモンゴル国との交流について取り組んでいただいてきておりますので、私といたしましては、それを引き継いで、前向きに、このモンゴル国との交流については取り組んでいきたいというのが基本的な考え方でございます。  ただですね、このモンゴル国との交流を図る上でですね、しっかりと確認しておかなきゃならないというのは、旧鷹島町とホジルトとの間で盟約書が交わされておりまして、そのことを実は私としては、新市になってからも、こういう盟約書があるんで、引き続きホジルトとの交流を深めたいということで、実はモンゴル大使館に参りましてですね、直接、大使に、このホジルト市との盟約書を取り交わしておる、このことを基本として交流を継続したいので、先方さんにですね、このことについての御意向を確認していただきたいということで、モンゴル大使館で大使に直接お願いをいたしたところでございますし、また、大使館の関係者が数回、松浦にもお見えでございますので、ホジルトとの交流の継続の意向もお話しをさせていただいておるところでございますが、残念ながらですね、このことについて再三、大使館にその後の状況をお尋ねしておるんですが、先方からの連絡がないと、また連絡がつかないというような状況でございます。  このことについては、改めてですね、モンゴル大使館にも御相談しながら、今後の対応を検討してまいりたいと思っておりますが、こういうホジルトとの連絡がつかない、向こうの意向が確認ができないということが今後も続くということであればですね、まずは次の考え方として私は、日本におられるモンゴルの方々との交流の取り組みと、そういうのも一つの方向として検討しなければならないんじゃないかと、そういうふうな思いを持っているところでございますので、このことについてはですね、せっかくのこれまで積み上げてこられた鷹島町との関係をですね、新市としてもしっかりと受け継いでいくべきだという、そういうことを改めて申し上げておきたいと思います。(降壇) 108 ◯ 15番(椎山賢治君)  ホジルトとの連絡がなかなかつきにくいというような答弁だったかなと思っておりますが、やっぱり鷹島の場合は歴史があるわけですね、モンゴルとの交流の歴史。それがですね、ホジルトと連絡のつかないというのはですね、やはり向こうにも大使館があるわけでしょうから、それはちょっと言いわけのような感じがせんでもないとですね。  やっぱり、マッカイと松浦市が交流されている、旧鷹島町の場合はモンゴルとの交流はもう何回も交流実績があるわけなんですね。ホジルトとつかないのであれば、やっぱりモンゴル国と連絡をとり合って、ホジルトに連絡する方法があるような感じがするわけなんですよね。  今回、モンゴル村開村20周年記念ということで100万円ぐらいの予算計上されておるようでございますので、20周年記念事業があるわけなんでしょう。そうであればですね、やっぱり今回、元寇船も発見されたことであるし、できれば大使を招いて、そういったイベントとかなんとかの交流事業をやられて、大使とちゃんと連絡をとって、今後はやっぱりモンゴル国と交流事業をされるようなことをぜひともやっていただきたいと思っております。  やはり、言われるように、今回、元寇船が発見されたのは、やっぱりモンゴル国から攻めてこられた、そういう歴史があるわけなんですね。それを、やっぱり日本で初めて海底の遺跡の国から指定を受けた、そういうことがありますので、できれば、やっぱりちゃんとモンゴルとの交流をやるようにしていただきたいと思います。もうこれより以上言いませんけど、そういうようなことでお願いしたいと思います。  できればですね、水中考古学の先生を招いてですね、そういったこともお願いしたいというふうに考えております。  それでは、もう時間がありませんので、もう次に行きたいと思います。  次に、「福岡アンテナショップの事業成果について」。  松浦市の特産品をアンテナショップで松浦市のブランド品を高め、直接販売していただくことを期待されてのオープンと思いますが、オープン以来、松浦市にどのような成果があったのか、お示しをいただきたいと思います。 109 ◯ 観光物産課長(近藤寿一君)  昨年の6月26日にオープンいたしまして、今までの間でですね、具体的な数字として、ちょっと実績として上げられるのが、いわゆる売り上げでですね、松浦の食材がどれだけ使われたかということで、一応、6月から1月末までで全体売り上げ6,500万円ぐらいあっていまして、そのうち松浦市の食材の仕入れが690万円ほどあっております。  あと、実際、我々が一番求めていたのが、いわゆる情報発信ということで、どれだけ話題性を求めて、それでメディア等、いろいろとってもらえるかというか、そういったところを考えていましたけれども、これまでのオープンしてからの実績で言うと、テレビで言うと23件ほど、新聞で16件、ウエブ、インターネットで9件、フリーペーパーで9件、雑誌で7件、ラジオ3件、その他12件、合計約79件ほどで取り上げられていまして、全部換算できていませんけど、わかる範囲でいくと、大体、広告費に換算すると1,100万円ほどになるのかなと。  あわせて、大体暮れぐらいからことしの3月、まだ終わっていない分もありますけども、観光客、アンテナショップを通じて松浦、鷹島、福島を知っていただいたお客様がですね、バスツアー等組んでいただいて来られている実績がですね、昨年の10月からことしの3月までで約、大型バスで延べ64台、2,062名の方の実績で、消費額にすると約1,300万円ほどなっています。  まだ実績なっていませんけど、今度3月17日もですね、さっき議員おっしゃったようなマグロですね、マグロツアーを鷹島のほうに40名の方が組んで来ていただいて、鷹ら島、第2・第4土曜日の朝のマグロの解体ショーをやっていますんで、それを見ていただいて、モンゴル村に行っていただき、歴民を見ていただくというツアーを組んだりもしています。  そういった形でですね、一遍にどーんとお客さんが来て、たくさんわあわあちゅうことでありませんけども、徐々にですけど、そういうふうな形でふやしていっている。  例えば、「meets!」というですね、これはアンテナショップを介して年に2回出しているパンフレットなんですね。(現物を示す)これは第2号なんですけど、全世帯にこの前、お配りしたんで、多分、議員も御存じかなと思うんですけれども。この中に、こうやって鷹ら島のマグロの話とか載せているのをテレビ局の関係の方が見られてですね、この前、某戦場カメラマンの方がレポーターになられて、鷹島へ行ったテレビが流れました。  そういった形で、私たちとしては「載せてほしい、載せてほしい」ということで営業かけて、「こいしこ金積むけんが、広告で載せてくれ」ちゅう話じゃなくて、いわゆるパブリシティーって、ちょっと横文字で済みませんけど、いわゆる話題を提供して、リリースして、メディアのほうから食いついてもらって、向こうさんのお金で企画して放送してもらうというか、そういったことを求めながら、だから、常に話題を配信する場として今のアンテナショップを使っているという状況です。 110 ◯ 15番(椎山賢治君)  私も、鷹ら島あたりにお客さんのお見えになるもんけんが、ちょっとアンテナショップの件について聞くとけど、余り周知されていないような気がするもんですから。今、課長のお話を聞くと、なかなか、よく頑張っておられるかなという感じはするとですけど。  できればですね、やっぱり、このアンテナショップ、ある一部の福岡の地域だけというような感じがするもんですから。今回も1,925万円ですか、予算計上されてあるようでございますけど、できればですね、今まで計画されておる中でですね、この前、テレビですかね、課長出られておりましたですね、あのテレビ。あれの効果が物すごくあるということで、ちょっと評判がよかったわけなんですね。  そういったことでですね、やっぱ、そのテレビが一過性に終わらんためには、継続してテレビ放映をやられるようにしてもらったほうが、せっかく、この2,000万円の予算が生きてないような気がするわけですね。課長はなかなか頭が切れて、すばらしい課長さんであるとばってんさ。  できればさ、テレビ放映を取り入れてもらって、松浦の観光を一体化して、その放映を1週間に1回でも、月に1回でもいいですので、テレビ放映をやられたらどうですか。そうすれば、それなりの相乗効果というかな、効果があらわれるような気がするとですけど、課長の考えをちょっとお聞かせください。 111 ◯ 観光物産課長(近藤寿一君)  おっしゃるように、やっぱりテレビちゅうのは一番効果が高いと私も思いますけど、やっぱり金のですね、やっぱり物すごくかかるけんですね。  だけん、さっき言いましたように、テレビをうまく使って、テレビのディレクターとかいろんなスタッフの方々がアンテナショップを介して松浦を知っていただいて、「ああ、こげんとのあるとね」ということで取り上げてもらうような、そういうふうな仕掛けというか、そういうのは常に、月1回「松浦マルシェ」といって朝市やったりしているんですけど、この3月10日もありますけどね。そういうような話題を常に提供することによって、それにメディアが乗っかっていただくような仕掛けをしていくのが、まず私たちとしては。  やっぱりお金をかけてやることは、確かにインパクトがあって、効果があると思うんですけど、我々が一番思っているのは、やっぱり広告というのは刷り込み作業でですね、何遍も何遍も同じことを言わんと、やっぱり絶対、頭の中に入っていかんというか、我々としても、これだけやったと思うとっても、お客さん、消費者の方は「松浦はどこにあったかね」ぐらいですからね。まだわかっていないところがあるんで、常に同じことを繰り返すことになりますけども、そういうのを地道にやってきているというようなところで、そういったことはつなげて、我々としてやっていくのがまず第一かなと思っております。  そういうテレビなんかというのも、ぜひ使えるところは使っていきたいと思っているんで、こちらの関係等もありますからですね。さっき言いましたように、メディア側に取り上げていただけるような努力をしていきたいと思っています。 112 ◯ 15番(椎山賢治君)  予算の関係があるというようなことではございますが、できるだけテレビで流されたほうが、私の商売人感覚としてじゃないけど、そういうふうな感じはします。  次にですね、「元寇船復元構想について」。  鷹島沖で海底遺跡調査、約30年前から、護岸工事や港湾整備に合わせ発掘調査が行われ、多数の遺物が引き揚げられているところであります。  昨年、琉球大学の池田教授の研究チームが海底に埋まっていた元寇船の一部を発見され、文部科学省は3月、周辺海域を水中遺跡、鷹島神崎遺跡として初めて国の史跡に指定されました。  池田教授の研究チームの調査によって、幅50センチ、長さ12メートルのキールを中心に、両側に並行する船底の外材部、隔壁、肋材など、下部の船体部構造をとどめた形で見つかりました。元寇船の全長は、キールの長さから推測して27メートル程度あったのではないかと分析されています。  沈没船は当面、引き揚げず、海へ戻して現地処理する。これまで国内で沈没船を引き揚げた事例もなく、引き揚げても現状では保存処理に対応できないからであります。  沈没船の発見後、観光客の見学、問い合わせ等が多くなっております。松浦市及び鷹島町の観光の目玉として、現在、4,000点余りの遺物が引き揚げられ、保存処理が終わっている船材の一部を使った元寇船の復元を建造してはどうかと思いますが、市長の考えをお聞きしたいと思います。これはどちらでも、担当課でもよろしゅうございます。 113 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  失礼します。  鷹島海底遺跡から引き揚げられた遺物は、議員が今おっしゃったとおり4,000点以上ございます。  そのうち木製品は約900点あります。その中で、保存処理が終わった木製品は約400点ございます。現在処理中が47点ほど残っております。  保存処理が終わった木製品の中で、船の部材と考えられるものは約20点ほどございます。しかし、池田教授らの研究チームの調査で発見されたキール、竜骨のように、はっきりと船のどの部材に当たるのか、教育委員会が委嘱しております鷹島海底遺跡調査指導委員会の船舶専門部会の先生からも、船の部材の分についての判断は非常に難しいとの意見をいただいております。  したがいまして、現時点では、復元できるような状態ではないと判断をいたしているところでございます。 114 ◯ 15番(椎山賢治君)  韓国で引き揚げられた例があるとでしょう。韓国には、何か、復元されたっていうような話を聞くとですけど、その件はどういうふうになっておりますか。 115 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  昨年8月29日から31日まで、県の職員と一緒になりまして、韓国の全羅南道、木浦というところの国立の海洋文化財研究所というところを視察をいたしております。そこでは、新安海底から引き揚げられた船の復元及びその復元された船が交易船の復元をされておりますし、韓国で発見されております韓国の船が2隻復元されておりましたので、そういう部材についても、この目で見てきたところであります。  ただ、今回の分が軍船ということで考えられておりますので、復元の状況等はわかっておりますけども、軍船の様子がまだわからないということもありますので、そういうとこら辺は今後、ほかの事例等も参考にしながら、見ていきたいと考えております。 116 ◯ 15番(椎山賢治君)  ある程度、その部材が、船の部材が上がっておるわけですので、そういった船を想像しての復元ができないかなという、そういう思いがあってですね。  何とかという、元寇船復元の構想ということで、今回、鷹島でも約30名ぐらい、前の町長さんを筆頭にですね、元議員さんとかをお願いして、構想を今練っている状況なんですね。できれば、部材を幾つかを使って復元することができないかなというふうな話が盛り上がってるわけですね。やっぱり、地域の盛り上がりがないと、なかなか復元というのができないんじゃないかなというようなことで、なかなか、その復元に対しては、やっぱり琉球大の池田先生あたりがお見えでございますので、先生たちの意見をよく聞きながら、今後対応していく必要があるのかなという考えを持っております。  それでは、もうこの項は、時間がないので、終わりたいと思います。  それではですね、次に「鷹島町元寇展望台の建立について」。  元寇展望台建立についての、これまでの経緯についての説明を求めます。 117 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  失礼いたします。  展望所建設の経緯につきましては、平成23年第4回の定例会の一般質問で、展望台の建設を検討する旨の答弁をさせていただいたところであります。  その後、建設に向け準備を進めていたところ、急遽、2月17日に鷹島神崎遺跡の国指定史跡の答申がありましたので、喫緊の課題として、神崎地区内で適地、建設の候補地の眺望、景観あるいは地目、地質、土地の所有者、大型駐車場の確保等、トイレ、身障者への配慮等、管理面、予算面を総合的に検討して、建設予定地の選定をいたしたところであります。 118 ◯ 15番(椎山賢治君)  この元寇展望台についてはですね、やはり地域の区長さん、あるいは区長会長、いろいろあるですたいね。元寇については、特に、前の宮本町長さん、あるいは池田先生、いろいろな方がおられます。元の小田教育長さん、詳しい方がおられますけど、この人たち、地域の皆さん方の意見は求めましたか。 119 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  展望所の建設予定地につきましては、地元の方の意見も参考にさせていただいております。 120 ◯ 15番(椎山賢治君)  地元の方々の意見て、どの人の意見を聞いたんですか。 121 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  お名前は差し控えさせていただければと思っております。 122 ◯ 15番(椎山賢治君)  お名前は差し控えたいて、これはね、元寇船の展望の問題は、あんた、私もつまらんけどさ、991票あるとですよ、991人の代表。全然聞いていないよ、これ。建てるの何の、後から聞いたんだから、これは。同僚議員もいますけど、全然知らなかった。区長会の会長さんに聞いても、会長さんも知らないと言ってるんだから。おかしいんだよね、この経緯が。  せっかく、これだけの1,100万円の予算をかけてやるのであれば、地域の皆さんの意見をしっかり聞いて、やらないと。全然、地元の皆さんが知らないうちに、この問題はやっているんじゃない、あなたたちは。そうとしかとれないんですよ、これは。おかしいの、やり方が。  これはですね、評判がよかればいいとですよ。あそこの、きのうの控室で、議員の皆さん、何て言ったと思う。「子どもだましじゃないか」て、みんな言っていた、あの展望台は。何で、あんなのつくったのかと言われる。具体的に、誰が言ったと言うてもいいけど、そこまで言うと、差しさわりが出るからね。そんなこと言っているんだから。  せめて、やるのであればさ、地元の議員さんぐらいにね、どうどうどうします、それか、元の町長なんかにさ、言うとが筋じゃないですか、これは。おかしいよ、やり方が。  もう一回、答弁を求めます。「余り課長をいじめるな」と言われたとばってん。 123 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  失礼いたしました。  地元の方ということで、現在の小田委員長様とかも御意見をいただいております。 124 ◯ 15番(椎山賢治君)
     「余り課長ばいじめるな」て副議長から言われとったとさ。(笑声)  そういったことで、1,100万円ぐらいの予算であれば、やっぱり元寇船の復元とか、水中考古学の研究者とかさ、そういったとの予算獲得のためにね、あんたたち、国に、県に上ればいいの。1,100万円出して、批判を受けるよりさ。あなたたちのやりようが悪かったの、これは。経緯は私は知っているけど、言わない。言ったら、いろいろな人に迷惑がかかるから言わない。  次、行きます。  次にね、「松浦市鷹島町の道路案内板について」。  前にも、これはちょっと質問した経緯がありますけど、福岡、佐賀からお見えになる場合の国道に案内板がない。ほとんどない。これも前にもそういったことで質問した経緯がありますけど、その後、恐らく、これはもう唐津の土木事務所に行っていただいて要望していただければ、これはできると思いますけども、その後の道路案内板についての、佐賀県側にどのような働きかけをされましたか、お示しをください。 125 ◯ 観光物産課長(近藤寿一君)  橋が開通する前にはですね、佐賀県側にお願いしまして、何カ所か国道ぎわの大きいところに青、あれに「鷹島」って入れてもらったんですが、それを踏まえて我々としましては、その後ですね、まず、橋かかった後の受け皿として島内の看板設置に目をかけて、今後はですね、西九州自動車道が延伸してくるもんですから、我々としては、インターのおりたところに、やっぱり国道につくっても、やっぱり西九州道ができれば、それを使われるお客さんが多くなりますので、やっぱりお金かけてどーんとやるんやったら、西九州自動車道のインターのおりたところに鷹島、福島とわかるようにしたいなと思っていました。  で、思ってて、北波多インターが一番、やっぱり鷹島に近くなりますからですね、それができたころにと思ってたんですが、今回、今度、3月23日の日に開通するというふうなことで話になったんで、ちょっと私たちが情報を、それを仕入れるのが遅かったもんですから、いずれにせよ、北波多インターからおりたところに大きい看板をつけようとは思ってます。そういうことでよろしくお願いします。 126 ◯ 15番(椎山賢治君)  今、観光課長の言われたとはわかるとですけど、唐津のほうに足らんとですよね。  道路建設課長、唐津の土木事務所に行ってですよ、唐津のバイパスの線のあるとさ、あそこに入れてもらわんとだめと。福岡から来るとき、あそこからしかだめとですよ、唐津の。後で私が、ここでもう詳しく言えないから、説明できんから、私が言いますので、唐津の土木事務所に出向いていってですね、看板を何カ所か立てていただくように要望してみてください。鷹島は、これだけ有名になっている島ですので、観光客のお客さんがどうしても案内板がないというようなことで言われますので、国道によかて思うですよ、入れてもらって。  そういうことで、次に「水産業の振興について」。  「西日本魚市場の港の汚染について」。  魚市開設より現在まで、どれぐらいの魚を水揚げされていますか。大体、私はわかっとるとけど。 127 ◯ 水産課長(川上利幸君)  昭和50年10月の開設から平成23年度までの33年間の水揚げが約300万トンということで、年平均しますと約9万トンということになっております。 128 ◯ 15番(椎山賢治君)  300万トンということであればさ、あれだけの魚の水揚げされとればさ、うろこがね、前にちょっと言った経緯があるとけど、物すご海底にたまっとるとね。  それで、うちも、私んところの事業でも、定置網の事業をしよるとですけど、そこで船が行って、中にうろこを吸い上げてさ、船がとまったりなんだりするような状況なんで、それだけ海底が汚染されておると。  課長、あんたはわかっとると。それだけ汚染されとるとですよ。そういうとをね、県に言ってね、あそこのヘドロはちゃんと除去してもらわんと。それはですね、特にあれだけ船が入ってるんだからさ、相当汚染されとっと思うとですよね。  そいけん、あれは、検査体制というとは、そういう体制はあるのかな、その点についての説明を求めます。 129 ◯ 水産課長(川上利幸君)  水質検査等につきましては、特に規定がないということで、調川港だけでなくて、ほかの漁港、港湾についても、これまで実施した実績というのはない状況でございます。 130 ◯ 15番(椎山賢治君)  水質検査ばってんさ、今言うような、うろこの検査とか、港が汚染されとるとは、もう実際あなた見て、わかっとるでしょうが。真っ赤に濁るんだから。昨年は赤潮も発生しとるとですよ。あなた、魚市行ってみて、わかるでしょうもん。  前に、そういった経緯があるとけどさ、県のほうにもぴしゃっと言ってもらってさ、言うようにね、活魚槽、活魚を生かして、船があそこの中に入れん状況なんですよ。それだけ海が、中が汚染されてるの。汚れてんですよ。赤潮の発生の原因にもなるわけですからね。  今後どのように対応するつもりか、課長、答弁を求めます。 131 ◯ 水産課長(川上利幸君)  伊万里湾の海域においてはですね、県の水産試験場と県北水産業普及指導センターが漁協とも連携しながらですね、赤潮被害による漁業被害を軽減、防止するということで、定点を定めて定期的に調査を行っておりますので、水質検査等についてもですね、今後、県北水産業普及指導センターとも相談をしながら、検討していきたいと思っております。  あと、今言われました港内の堆積物の除去ですね、これにつきましても、昨年の11月の魚市場運営協議会、さらにアンケート調査等で、県が実施されたんですけど、生産者からもですね、そういうお話がありますので、お話はしておりますが、引き続き、港湾管理者であります長崎県に対してですね、要望してまいりたいと思っております。 132 ◯ 15番(椎山賢治君)  次にですね、「今後の漁船漁業の振興について」。  漁船漁業に対して、毎年同じ事業を計画されていますが、視点を変えての、何か対策を考えられてはどうですかというふうなことで通告をしておりましたけど、大した答えはもう返ってこんけん、この件に対してはいいです。  次にですね、今回の燃料高騰について、直接補助金を、漁船漁業者に対する補助金を交付するとか、そういうふうな対策はできないのかなという感じがしておりますけど、この件について。 133 ◯ 水産課長(川上利幸君)  この件に関しましては、平成20年に燃油価格が急騰したということで、漁業経営に大きい影響を与えないようにということで、国においてですね、平成22年度に漁業経営セーフティーネット構築事業というのを創設されております。  この事業は、漁業者と国が拠出して、燃油価格が一定の基準を超えて上昇した場合に、漁業者にですね、補填金が支払われるという制度でございまして、漁業経営の影響を緩和するということでございます。  新松浦漁協におかれましても、今年度の事業計画でも昨年度に引き続いて基本方針の中でですね、活用、推進することということで基本方針に上げられていますので、この制度を活用していただくということで考えております。 134 ◯ 15番(椎山賢治君)  次にですね、「今後の養殖事業の振興について」ということでですね。  マグロの養殖事業の今後の事業のやり方についての、なかなか養殖漁業が厳しいということでございますので、この件についての、どういうふうな考えを持っておられるか、課長にお尋ねしたいと思いますけど。  この件についてですね、長崎県に課長と一緒に要望活動に行った経緯があるわけですね。その点、課長がね、私、組合長と一緒に行ったんですけどね、高速道路を使わないんですよ。何でかといったら、「金がかかるから」と言うてですね。こういうことではね、やっぱり、そういう、大体なら、私にせろ、組合長、忙しいの。その中で、やっぱり時間を割いて行っているわけなんだからさ、それに高速を使わんていうことはいかがなもんかなと思うんですが、やっぱり市長がそういうふうに指導しとるとかなと。  節約することはいいことなんですよ。ただね、やっぱり、私に、漁協の組合長が行くとであればさ、県に知った人、いっぱいいるわけなんですよ。早目に行って、違う課にずっと回りたいわけ、私たちは。それだけど、課長の考えはそういうふうな考えでございましたので、「何で使わないのか」と言ったら、「市長が使うなと言った」とは言わなかったかな。「なかなか高速は使えないんですよ」ということで、厳しく私からちょっと指摘をしたら、帰りには使われましたけど、帰りには使わんでよかですよ、行きがけ使えば。(笑声)  そういうことで、できればね、やっぱり陳情に行くときはですね、市長、やっぱり、その課だけじゃなくて、やっぱりいろいろな課がありますので、やっぱりもう水産課長になれば、知り合いの課長さん、いっぱいおられますので、その課だけじゃなくて、あちこちの課を回られるように、そういう指導をしてください。  これで終わります。    (椎山議員 一般質問席 降壇) 135 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって、椎山議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時14分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 136 ◯ 議長(金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、16番志水議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (志水議員 一般質問席 登壇)(拍手) 137 ◯ 16番(志水正司君)  皆さんこんにちは。  2日目、最後の登壇でございますが、最後までよろしくお願いをいたします。  早速、1項目めに入りますが、まず、「福島大橋について」は自分の考えを申し上げ、市長の所信を伺います。  昨年12月議会で、山口議員からの一般質問に対して丁寧な回答と説明があったので、今回は私、ステージアップさせた質問をいたします。  昨年12月2日の中央高速道笹子トンネルにおける天井のコンクリート板落下事故で明らかになったように、一定の年数がたった構造物がかなり綿密な定期点検をやり、その結果への対処復旧工事をしていても、進行する老朽化の速さには追いつけなかったということだったと思います。  笹子トンネルは完成から35年に対して、福島大橋は開通後45年ということを考えると、対岸の火事じゃないと福島大島を通行する多くの方が感じたのではないかと私は思っています。なお、現在、福島大橋で行われている復旧工事は、さきの調査で見つかった老朽化経年劣化による橋台、橋脚への亀裂によるものでございます。本日、役所に来るときに、きょうは終わっていたのか、現場事務所が撤去されておったようですけれども、皆さん、御存じだと思いますが、国の地震調査委員会が今年2月に発表した今後30年以内でマグニチュード7.9以上、これは2004年の中越地震クラスの地震発生確率として、福岡市から糸島市にかけた地域では、7%から13%とありました。このことから、福島大橋が即座に崩壊の危険があるというつもりはありませんが、通行に支障を来す事態になることは十分に考えておく必要があると思います。また、大橋建設時の設計要素には、地震に対するデータが入っていなかったとも聞いていることから、この地震発生確率情報にも十分耳を傾ける必要があるわけでございます。  そのような中で、昨年10月発足の新福島大橋建設促進期成会として、いろいろな活動を始めています。活動の一部を紹介しますと、行政機関への協力要請について、友広市長を皮切りに松浦市議会議長、伊万里市長、伊万里市議会議長、伊万里土木事務所、長崎県県北振興局長の伊東局長さん、さらに、衆議院議員の北村代議士にと続けて行われてきたとのことでございます。  さらに、かねてより市長が地域住民の気持ちの盛り上がりが必要と指摘をされていた点についても応えられるように、今回、アンケートが予定をされているようで、盛り上がり度が具体的に数値化されて、説明ができるようになることと思っております。  さて、このように県、国に対していろいろな形で、早期実現の要請活動をしていくことになってきますと、次は松浦市としての対応が大変重要になってくるわけでございますが、市長はどのようにお考えか、御答弁をお願いいたします。 138 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  まず、昨年10月13日に設立されました新福島大橋建設促進期成会につきましては、私も出席させていただいて、その取り組みについては敬意を表させていただいたところでございます。市はどういう考えかということでございますが、この期成会の立ち上げは、地域の皆様がやっぱりこの福島大橋のこれまでの役割、そして、重要性というものが大変大きいものがあるということから、大同団結して、この新福島大橋の建設促進に向けて取り組んでいこうという、そういう願いといいますか、思いを持って自主的に組織されたというふうに認識をしているところでございます。  そういうことからいたしますと、私といたしましてはやはり、市民の総意でそういう取り組みをされるということであれば、市といたしましても、この連携して、協力して取り組まなきゃならないという思いでございます。  そういうことからいたしまして、今後、この期成会の活動につきましては、私といたしましては全面的にバックアップをしていきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 139 ◯ 16番(志水正司君)  全面的にバックアップをしていきたいという言葉でございまして、本当に積極的に市長のお気持ちがあらわれておったわけでございますが、これから私、少しは具体的な話の持ちかけとなりますけれども、先月26日に、長崎県議会の一般質問の中で、友田議員から「道路インフラの更新とその優先順位について」と題して、福島大橋に関する質問と早期建設の必要性を説明していただいております。また、衆議院議員の北村代議士からも期成会に対して新福島大橋の建設について、いろいろな力添えがいただけるとのお言葉があったとも伺っております。  このように、次々と新福島大橋建設のことが進んでいくとすると、昨年まで市長が言われてきた時期尚早という言葉を私、何回も聞いておるんですが、こういったこの対応では、そのうちに時期を失したということにもなりかねないんじゃないかと思うわけでございます。そうならないためにも、なるべく早く市役所内に新福島大橋架橋検討チームのような組織をつくり、設置場所の検討、おそらく対岸設置自治体といいますと、伊万里市ということにあろうかとも思いますけれども、そういった話し合いなどを進めていくことを提起するわけでございますが、いかがでしょうか、市長の考えをお聞かせください。 140 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  新福島大橋ということにつきましては、今までいろいろ御意見いただき、また、私の考えも申し上げてきたところでございますが、今、申されましたとおり、この新福島大橋に関しては、友田県議の県議会の一般質問あるいは北村代議士の国における要望と、そういうこともございますので、私もそれには市としておくれをとらないように、しっかりとした対応をしていかなければならない、このように思っております。  今、組織をつくったらどうかということでございますが、今後の動き等も見ながら、このことについては検討する必要があろうと思いますが、私は、この福島支所の支所長の大きな仕事として、この地元の期成会との連携ということをしっかりとやっていくようにというふうに指示をしたいというふうに思っておりますし、そういうことを見ながら今後、この期成会の活動あるいは新福島大橋建設に向けての取り組みについては、やはり期成会と連携をして、多くの方々の御支援、御協力をいただいて、このことが一歩一歩進むような取り組みをしていかなければならないというふうに思っております。  皆様御承知のとおり、こういう大型事業は一朝一夕にしてなるものではございません。長年のやはり、建設促進運動というものが必要だろうというふうに思っておりますので、そういうことをしっかりと認識しながら、今後、関係機関への窓口対応等を中心とした市役所としての務めはしっかりと果してまいりたいと、このように思います。(降壇) 141 ◯ 16番(志水正司君)  市長、やっぱりこれからは、本当に組織の活動というのが大分出てくるんじゃないかと私は思うんですが、そういったときに、今、先ほど市長が申し上げられたように、この期成会と連携をして、歩調をあわせてということでしょうけど、全面的にやりたいというお話でもございましたので、ひとつこの活動については市長みずから積極的にお願いをしていただくようにお願いをして、この件については終わらせていただきます。  2項目めは、「福島町民が感じている合併後の行政サービスの低下感について」でございますが、市長は施政方針の中で1期目を市民の融和と地域の一体化、新市の人づくりとなる体力づくりに取り組み、2期目は経験と実績を基礎として、総合計画の将来像の実現に取り組んできたとのことでありますが、私が思うには、合併後の7年間を振り返ったときに、福島町民が感じている行政サービスには決して満足されてなく、これまでにも多くの批判の声を聞いております。  こういった批判の声が聞こえてくることについて、市長はどのように思われているのかをお聞かせいただきたいと思います。 142 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  既に合併をいたしまして7年を経過したところでございますが、やはり、この議員御指摘のように、この住民の皆様方の立場からいたしますと、この合併の期待というものが効果として感じられていない。そういうところに、市民の皆さん方の合併に対する不満とか批判があるんじゃないかというふうに思っているところでございます。  私が申し上げるまでもなく、合併というときのこの財政状況を考えてみますと、大変厳しいものがあったということで、合併の協議をしていく中でもし、合併をしないということになると、市民サービスというものが現行どおりにはできないんじゃないか、難しいんじゃないかと。その合併前のサービスというのが低下する、あるいは場合によっては、このサービスを廃止しなければならないと、そういう事態が想定されますよと考えられますから、合併ということについて御理解をいただきたいということで、おかげさまで御理解をいただいた上で合併をさせていただいたわけでございますが、この財政が大変厳しいということを受けまして、徹底した行財政改革を取り組ませていただいたということでございます。  そういうことからいたしますと、やはり、特に福島・鷹島地域における従来の役場機能と現在の支所機能ということが、本庁へその機能の一部を移したということ、あるいは市民の皆さん方が地域おこしとか、いろいろなイベント等でこの行政からの補助金を頼りといいますか、そういうものを活用して取り組まれたものも減額をさせていただいたということで、この地域の住民の皆さん方にも相当の痛みを背負っていただいた。また、その痛みを背負っていただかざるを得なかったということでございまして、そういうところからの今、申されましたような行政に対する不満といいますか、低下したということがあろうというふうに思っております。しかし、長い目で見ますと、やはり、この財政再建が一応できて、合併当時心配されました財政再建団体への転落という最悪の事態は当面回避できたということで、曲がりなりにも現在、行政サービスの維持ができているんじゃないかと、このように思っているところでございます。  しかし、やはり合併ということについては、いろいろな期待が大きかったということからいきますと、将来的には、今回の合併がよかったと市民の皆さんから御理解いただけるような、これから、このまちづくりについては真摯に取り組んでいただいて、市民の皆さん方から合併してよかったと言われるような市政運営に今後も責任を持って取り組んでまいりたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 143 ◯ 16番(志水正司君)  今、市長のほうからるるお話をしていただいたんですけれども、もう1点だけ関連でお尋ねをしますが、新年度の国の予算が決まりましたけれども、本市の財政状況は今年も相変わらず厳しいようです。将来的にも同じことが言えるんじゃないかと思いますけれども、そういう状況で今のような市政運営のかじ取りというか、市長責任持って頑張っておられるわけですけれども、そういったことからして、行政のサービス、先ほど私、初めの質問で申し上げたんですが、もっともっと落ちていかないようにと、やると言われましたけれども、私自身が何か不安に思うところがあるんですが、このことについて、どのような取り組みでいこうとなされているのかや、前の質問と同じになるかと思いますが、手短にひとつお答えいただければというふうに思います。 144 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  やはり行政運営ということになりますと、ある程度先まで安定した行政運営ができると、そういう見通しを立てて行っていかないと、やはり市民の皆さん方がこの先どうなるんだろうかという、そういう御不安を抱かれるということになりますと、大変そういうことにはならないようにしなければならないということでございますが、御承知のとおり、この合併算定替えというのが平成28年度からずっと縮減されて平成33年度には、現在では交付税が10億円程度なくなると、そういうことを頭に入れながら今後、やはり市民の皆さん方の要望をしっかりと受けとめて、その選択といいますか、どういう形で整理をしながら、要望に応えていくかということについては、これは私ももちろんでございますが、職員挙げて、やはりどういう市政運営をすべきか、市民の皆さん方の御期待に応える行政はどうすべきかということは、やっぱり職員一丸となって今後取り組んでいく、そういう姿勢で市政運営をしていかなければならない、そういう思いを持っているところでございます。(降壇) 145 ◯ 16番(志水正司君)  それでは、3項目めに入りたいと思いますが、「全町公園化計画と蛙鼻公園について」でございます。  福島町内には、公設と地域的な公園あたりが10カ所以上あろうかと思いますけれども、市長は就任以来、全町公園化を基本とした公園整備の計画を進めていくと事あるごとに説明をされ、当然、議会でも何度となく聞いてきております。  それは、つばき荘を核として、各公園が連携するような内容での計画であったと記憶をしております。市長の任期も第4コーナーに差しかかった現在、具体的にその計画の進捗度はどうなのか、また、今後の予定についてお聞かせいただければと思います。 146 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  福島町の全町公園化といいますか、全島公園化といいますか、そういうことにつきましては、私は福島町においては、各地区によりさまざまな取り組みがなされておりまして、今後においても、そういう各地区の御協力をいただく、そういうことによって全町公園化を進めていきたいと、そういう考えでおるわけでございます。  具体的には、今申し上げましたように、各地区の御協力といいますか、各地区ごとにそのお話し合いをしていただいて、沿線道路沿いにプランターを置くとか、あるいは植栽をしてできるだけ無理のない方向で持続していただけるような全町公園化をというふうに思っております。  例えば、浅谷はコスモスならコスモス、あるいは里は桜なら桜というふうに、その地区ごとにそのメインとなる花、花木等を取り組んでいただいて、福島地域は四季を通じて、この花というものが咲いていると。そういう形のものを目指していきたいというふうに思っておりまして、そういう考え方を区長会にお話させていただきました。それを受けて、今、志水議員申されましたとおり、このアンケート調査を実施していただいておりまして、その中で今までの取り組み、あるいは今後の取り組みの案というものをまとめていただいているところでございまして、そのことをまとめていただいたものを、より具体的にどういう方向で実施していくかと、そういう詰めの作業をしていきたいというふうに思っております。  そういうことからいたしまして、今後は私といたしましては、市とそれぞれの自治会が連携をして、この全町公園化というものにつなげていきたいというふうに思っておりますし、市といたしましては、例えば、浅谷なら浅谷、あるいは里なら里、あるいは伊万里釜なら伊万里釜と自治会があると思いますが、そこに職員を担当させまして、A君は例えば、伊万里釜の担当ということにしまして、その職員と伊万里釜の区長さんとで話し合っていただいて、その地区の花の植栽とか管理とか、そういうことはどういうふうにしていくかと、そういうようなことからして、役所と自治会、関係地区あるいは企業さんもあろうと思います。そういうことの連携によっての全町公園化、そういうものを今後、具体化し、実際に実行に移していきたい。そういう考えを持っております。(降壇)
    147 ◯ 16番(志水正司君)  市長、やはり就任当初からということで、今るる説明がありましたけど、やっぱりこの件は福島としては、やはり公園化とおっしゃるのなら、もう少しスピードアップしてやっていってもらわないと、今、区長会とか、そういったことでアンケートないし、調査をされておるということですが、どうぞひとつ、その点についてはよろしくお願いしておきたいと思います。  それから、次に「蛙鼻の公園について」お尋ねいたします。  毎年、ここも定期的に手入れがされていることは承知しておりますけれども、残念ながら、余り気持ちよく散策できるような公園のイメージでは現在ございません。他所から来られる方に対して、この公園に行かれることを積極的に勧められるような状況ではないと私は感じておりますし、町民からも同じような意見が多く聞こえてまいります。  先ほど全体計画のお話を伺いましたけれども、もう少しやはり踏み込んだ施設の整備といいますか、それを申し上げますと中段にある管理棟の改修や2カ所の展望所の整備まで含めた内容にしていただけないかと思うんですが、いかんせん大変、5町5反ですか、5万5,000平米ありますから広いですし、やはり、先般私も上ってみたんですけど、やはり立派な眺望所があるんですね、2カ所ぐらい上のほうには。そこはもうイノシシの場所のようになっておりまして、そこまでどうかという大変お金もかかるでしょうし、今後の計画としてどのようにされるかちょっとわかりませんが、そこのところも一応お知らせをしておきたいと思います。  それから、もう1点が蛙鼻公園とつながっている大山公園に入る市道ですね。姫乗線というんですけど、これから大山展望台については、花見シーズンになると多くの観光客が毎年訪れまして、大型車も何台か入ってきておるんですが、この姫乗線は道幅が大変狭くて進入に困難を来しております。この道路の拡幅整備についてはどうなっているのか、お尋ねをいたしたいと思います。建設課長お願いします。 148 ◯ 建設課長和田大介君)  ただいまの議員のお尋ねの件は、市道の福島中央線から大山展望所へ向かう市道姫乗線の道路改良についてのお尋ねかと思います。  本路線につきましては、今、御案内がございましたように、カーブが急な箇所、それと幅員が狭い区間があるなど、改良の必要性につきましては認識しておるところでございます。しかしながら、現在、市内の各地域から数多くの市道改良要望が出されておりまして、市としましては、厳しい財政状況であるということから、市民生活に直結をした地域狭隘道路の解消、地域間交通の確保という点を最優先とせざるを得ない状況にございます。  よって、本路線の改良事業の早期の事業着手ということについては、今の時点では困難かというふうに考えております。  以上でございます。 149 ◯ 16番(志水正司君)  計画だけはそのまま続いてやるというお考えはあるんですね。今のところ大変だと、今、手はないということで、いつごろになりますか、これは。 150 ◯ 建設課長和田大介君)  福島支所関係におきましては、合併時点でいろいろ話は聞いておりますけれども、今、進めておりますのが塩浜里線とか、土谷里線とかいうふうな路線を計画しております。昨年、平野半島線終わりまして、今後、土谷鯛ノ鼻線とか一定の順位をつけて計画が上がっております。ただ、これの事業進捗が今の財政状況の中でどういうふうになるかというのが確定していませんので、施行年度ということについてはちょっとお答えしかねる状況でございます。  以上でございます。 151 ◯ 16番(志水正司君)  わかりましたけど、一言言わせていただきますけど、皆さんも御存じかと思いますが、つばき線がやっと完成をしまして、もう立派な道路になっております。そういったことで、関係者の皆さんからも大変感謝の言葉が出ておりますので、ひとつここで御披露させていただいておきます。  それから、続けて、それでは4項目めの「福島総合運動公園の児童向け遊具について」でございます。  この公園はまちの中心にあり、町民の憩いの場として子供連れの家族や園児などたくさん訪れ、利用されております。特に、子どもたちにとっては欠かすことのできない大変楽しみな公園であります。ここには以前、遊具がたくさんあったのですが、古くなり、危険だということで撤去されたままになっております。  今後、どのようになさる予定であるのか、予定をどのように立てておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 152 ◯ 生涯学習課長(松瀬美治君)  失礼いたします。  福島総合運動公園の遊具につきましては、経年劣化が進み、利用者への危険が生じているとのことで、現状を確認した上で利用者の安全性を考慮し撤去いたしました。御指摘のように、福島総合運動公園は、福島町民のみならず町内外からの利用も多く、町民の憩いの場所であり、各種イベント時には遊具施設は子どもたちの格好の遊び場でもありますので、どのような遊具が必要なのかを検討し、今後整備に努めてまいります。  以上です。 153 ◯ 16番(志水正司君)  整備には努めていくということでございますので、私に言わせれば、一応、整備の方向性というのは今、おっしゃいましたからわかるんですけど、とにかく、いつごろになるのか、ただ、整備を進めていくというだけでいつするのかわかりませんけど、私はやはり、現状を考えたときに本当に老朽化、経年劣化で一つだけ残っておるんですね。あとはコンベンション遊具とか、いろんな遊具もあったと思いますが、この公園については、1年でも早くできればということで、私自身はことしの夏ぐらいまでということで、いろいろできないかということまで考えておったんですが、やはり、この公園というのは、いろんな用途、活用がなされておるわけですね。ですから、そういったことを思えば、どうしても、市長にも早いうちにということでお願いしたいんですが、どういう理由でただ整備をするだけのお答えなもんですから、そこら付近をもう少しお願いできればと思うんですけれども。 154 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの遊具の件なんですけれども、私は撤去をする前に遊具を見せていただきまして、やっぱり危険だというところで現在、撤去させていただいておりますけれども、今、新しい遊具はどんどんでき上がっておるんですね。その時代の遊具と今の遊具はまた違いますので、そこを今、私の係のほうにも、どういうものがいいか、ちょっと調査をしてくれということで話をしておりますので、これはまた市のほうでも相談をしながら、早くできるようにしたいと思っております。  以上です。(降壇) 155 ◯ 16番(志水正司君)  今、教育長のほうからもお話いただいたんですが、福島総合運動公園のここですよ。(資料を示す)  ですから、今、一つだけこのターザンロープというのももうすぐ、恐らく経年劣化で廃止になると思います。そしたら、もう全くなくなりますね。そしたら、住民の方の要望っていうのは保育園の遠足の場所とか、いろんなことで活用されて、私にも何人でもおっしゃるんですよ、いつできるんですかと、早く頼んでくださいと。  だから、そういったことでどうしても、今まではもとの旧町時代は何カ所にかずっと部落の公園とかもありましたけど、本当に今もう取り除かれておりますもんね。ですから、そういったことを旧つばき荘にもあったんですが、それから何カ所か本当にありました。今は九州液化瓦斯のところの何ですかね、あの公園は。何だったかな、そこに一つあります、キャンプ施設ですね、オートキャンプ場ですね。町内にはそこが一つありますけれども、ここもまた勝手に使えないような状況ですから、やはり町民の方がいつでも行けるスポーツ運動場と連携した公園ですから、ここはやはり多くの利用、先ほども申したようにされておりますので、市長、どうですかね、いつまででもかけてというふうな、はっきりここでことしじゅうにとか、来年ぐらいにはやるというぐらいのあれでしていただかないと、もしもお金がないとおっしゃるならそれで予算的に厳しいんですよとおっしゃれば、いたし方ないということもありますけど、どうですか。 156 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今まであったものが危険であるということだから撤去させていただいたということであれば、やはり私としては、その仕事の順序として、撤去するなら次、何をそこに据えるかということでやらないと、今のような住民の皆さん方からいろいろな御要望があるということでございます。  今、私といたしましては、教育長がお答えいたしましたとおり、どういう遊具が必要かということも検討をしているということでございますので、私としましては、ただその福島運動公園の遊具だけということではなかなか起債とかなんとかという問題は難しいと思いますので、例えば、全市的に見て、ここの施設が今どうしても整備をしなければいけないというものをまとめまして、それを一つの大きな事業として、それを起債とかなんとかにできないかと、そういうことでまずはお金の問題になるもんですから、そういうことで財政等々協議をして、このことについてはできるだけ早く事業に取り組めるような、そういう知恵を出してみたいと思います。(降壇) 157 ◯ 16番(志水正司君)  市長の恐らくお考えは厳しいんじゃないかというふうに受けるんですけど、やはり福島町でそれだけ町民の方、市民の方、それから全体、松浦市民が利用される公園ですから、やっぱりそこはそことして見ていただいて、私が思うんですけど、やっぱり福島にはこういうことを言うたらちょっとどうかと思うんですが、財政的に厳しいのであるとするならば、現在、九州液化瓦斯あたりの施設交付金あたりが来ておりますので、これが道路だけの財源、そういった修復財源だといわれておりますが、二、三年前ぐらいには、やはりその用途については地元のそういったところまで使われるんじゃないかということも、一応聞いた経緯もあるんですが、そういったことをしたときに、やはり地元で今しきりに県道改良とか市道まで含めてかなりやっておられますが、この遊具の必要性というのは本当に、これはもうあれなんですよ。ですから、コンベンション遊具にしても、500万円以上かかりますよという福祉センターの担当者に聞いたら、いや、それはかかりますよと言われましたけど。やっぱりそこのその財源を工面するというのはやはり、そういったことで、今、私がここで言っているんですから、どうしてもやはり、そこのところは私は本来ならば盆までぐらいにしてもらいたいと思っとったんですよ、子ども連れの帰省客とかいろんな福島の方たちがお帰りになったときに何もないじゃないかと、また言われますね。ですから、どうですか、市長、もう一回同じ言葉ですか。もう一度お願いします。 158 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  急いで整備しなければならないということでございますが、まだ、どういう施設を整備するかというところが固まっておりませんので、先ほど申し上げましたように、私といたしましては、やはりこの財源の問題ございますので、例えば、松浦市の公園施設整備事業と、そういう事業として取り組む方向で、その計画を立てまして、それに対する財源、対策を講じて、必要性というのは十分認識しておりますし、先ほど申し上げましたように、あるものがなくなっておるということからしますと速やかな設置ということに努力してまいりたいと思います。(降壇) 159 ◯ 16番(志水正司君)  どうしてもことしじゅうにひとつお考えいただいて、計画を立てたよというぐらいいい返事を持ってきていただきたいというふうに私は思います。  それでは、余りばたばた行きよったら時間の足らんばいねと思っておりましたら、結構余っておりますけど、第5項目めの「選挙開票作業の時間と効率について」ということでお尋ねをいたします。  昨年12月2日付の西日本新聞で驚くべき記事を目にしまして質問をいたしますが、平成22年の参議院選の開票作業効率の全国調査で、松浦市は県内では最下位となっていました。全国的に見て、967市区の中で958番目と下から9番目ですね。もちろん、理事者は御存じであろうと思いますが、1万3,515票を83人で377分、これは6時間強かかっていて、1人が1分間で処理したのはたったの0.43票とありました。これ新聞をここに持ってきているんですけど、(現物を示す)これちゃんとあります。  参考までにもう少し言いますと、松浦市の上が雲仙市と対馬市で、トップの佐世保市は本市の6倍の速さでした。開票機械の導入とかの方法もあろうかとは思いますけれども、記事では職員の肉体的負担を和らげ、時間外経費の削減に努めようとする自治体と、そうでない自治体の差が見えると指摘をされております。  そこで質問をいたしますけれども、昨年末の衆議院選挙ではどうでしたか、改善されたか、お伺いをいたします。 160 ◯ 選管事務局長(神田泰善君)  それでは、お答えをさせていただきたいと思います。  それぞれの選挙におきまして、事務従事者の数や投票総数、票の分類、点検などにより、開票作業の時間に差異が生じてまいりますが、昨年12月16日の衆議院議員総選挙の開票結果を記事に掲載されました調査の算出方法により計算いたしますと、投票総数は小選挙区選出議員選挙が1万2,640票、比例代表選出議員選挙は1万2,636票及び最高裁判所国民審査が1万2,369票でありました。  開票事務の従事者は96名で、午後8時に開票を開始したところでございます。開票率100%の結果報告を行いましたのは、小選挙区が午後10時22分、比例代表が午後11時37分、国民審査が午前0時16分でございました。  これを終了時刻として、事務従事者1人1分当たりの処理量で計算をいたしますと、小選挙区終了時点で142分かかり0.93票、比例代表終了時点で217分かかり0.61票、国民審査終了時点で256分かかり0.51票となっているところでございます。  平成22年の参議院議員選挙よりも結果的には数字がより出ているところでございます。  いろんな選挙事務におきましては、もうミスがあってはならないことでございますので、今後とも正確かつ迅速な開票作業に努めてまいりたいと存じているところでございます。よろしくお願いいたします。 161 ◯ 16番(志水正司君)  今、詳しく答弁をいただいたんですが、その中で、この新聞は昨年12月2日に発刊されておるんですね。開票事務の改善進むかということで、やはり衆議院議員選挙をターゲットの前にされたんだと思いますが、これは市長は知っておられるんでしょう。  それで、一応、事務局長のほうから報告をいただいたんですが、若干改善されておるという報告だったですから、今後の問題もありますけれども、やはり私は日ごろの市役所の公務全体において、無駄を省くために縦割り行政の見直しとか、効率的な行政運営に当たっているとは思いますけれども、これから、さらに職員さんが減るとなれば、もっと行政サービスが低下をするのではないかと心配をしております。  それを防ぐためには、職員相互の連携とか、能力アップさらに職員の意識改革に努めていかなければならないと思いますが、このことについて、今どのように市役所として取り組んでおられるのか、今後についてとあわせて市長の御所見をお伺いいたします。 162 ◯ まちづくり推進課長(平原章宏君)  効率化に向けて、職員の能力向上という視点で私のほうから行政全般にわたる効率化ということでお話をさせていただきます。  御存じのように、本市におきましては定員適正化計画に沿った職員の削減を進めております。そのような状況の中でも市民サービスを低下させずに業務を行うという視点が極めて重要でございます。  そういう意味で業務の効率化とあわせまして、職員個々の能力向上ということが強く求められていると認識いたしております。  そのため、職場における実務指導の徹底に加えまして、職員個々のスキルアップ、政策形成能力の向上であるとか、それから、専門的な知識の習得のための研修であるとか、あらゆる機会を捉えまして職員研修を行っております。  また、御指摘のように、縦割り行政の見直し、あるいは職員相互の連携という点において、必要に応じて職員が他課の業務を行うことができるような流動的な配置を可能とするなど、業務、事務の効率化に努めているところでございます。 163 ◯ 16番(志水正司君)  市長にお尋ねします、最後に。  先ほど選挙のことでも、こういったことで事例を挙げて申し上げたんですけど、やはり選挙の開票結果のことですね、そういったことで申し上げたんですが、今後、このことについて、延びはしたものの、やはり選挙というものは1年に1回は平均的にあるんじゃないかと思いますが、そういったことで、こういったこの事務の効率化といいますか、そういったことは非常に今後、やはり今の質問でも言ったんですが、やはり今、まちづくり課長のほうからお答えをいただいたんですが、その点について市長のほうから一言、御見解をお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします、市長の気持ちを。 164 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  一般行政事務につきましては、今、まちづくり推進課長が申し上げましたことについて努力してまいりたいと思いますが、選挙事務につきましては、ここではコメントを差し控えさせていただきます。(降壇) 165 ◯ 16番(志水正司君)  時間が余りましたけれども、やはり、大変25年度のこの議会なんですが、大変松浦市もこれから厳しくなると思います。いろんな面で、財政的にも厳しくなると思いますが、理事者の皆さん、それから職員の皆さんも市勢発展のために頑張っていただきますことをお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    (志水議員 一般質問席 降壇) 166 ◯ 議長(金内武久君)  以上で志水議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は11分です。  これより関連質問を行います。ありませんか。 167 ◯ 5番(山口芳正君)  「福島大橋について」ちょっと質問させていただきます。  質問というか、先ほどの市長の答弁の中で、非常に前回、前々回とだんだんと非常に前向きな大きな声でやるぞという意気込みも聞かせていただきました。  全面的にバックアップするという本当に心強い大きな声でというか、自信を持って言われたわけですけれども、全面的にバックアップするというのはどこまでのバックアップなのか、ちょっとその辺、私わからないわけです。今のところは福島大橋促進期成会をされて、非常にいろんな面で問題抱えているわけですね。後でまた質問しますけれども、全面的にバックアップというのは市が主導でやっていただけるとはまだ言われていませんけれども、その辺をお尋ねいたします。 168 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私が全面的にバックアップを申し上げました内容は、新福島大橋建設促進期成会の活動についてでございます。(降壇) 169 ◯ 5番(山口芳正君)  もちろんそうですよね。期成会の実情については、非常に厳しい、財政的にもですね。自分たちは3,000円を出して、100人足らずの方が今、会員として加入されている。これについても期成会の中では恥ずかしい話ですけれども、今のところまだ問題になっております。3,000円払って、何年にできるかわからないのにいつまで払うんだという問題、端的にですね。この辺は期成会の中ではまだ全戸というか、全員の方に加入していただくという思いの中で進めるわけですけれども、その辺、やっぱりそういう問題があると、紙切れ一枚、アンケートをやりますよといっても紙切れ一枚でもないわけですね。その辺が心配しとるということです。  それから、あと一つですね、支所長に全面的に、支所長の仕事としてやらせるということです。現在は、支所長はまだ半年しかなりませんけど、民間の団体ということで、少し控え目にしていただいております。そう言いながら、裏では一生懸命していただいておりますけれども、そういう全面的と言われれば、仕事中でもそういうふうな仕事を──それだけするわけじゃないわけですけど、その辺もお許しいただけるものか、今後の参考にさせていただきますので、よろしくお願いします。 170 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  いろいろあろうと思いますが、行政の事務として御協力いただける範囲であれば、それはやはり活動をされるわけでございますし、また、この市民の皆さん方の活動でございますので、そこら辺を踏まえてしっかりと対応してまいりたいと思います。(降壇) 171 ◯ 5番(山口芳正君)  何かぼけたような答弁の感じがいたすわけですけれども、いずれにしても一生懸命、市長が応援するという意味合いだろうと思いますし、やっぱり平日であっても、今から本格的な陳情活動が入ってくるかと思います。その場合でも、やっぱり支所長も出向かなければなかなか仕事には結びつかないと思います。その辺も含めて言われているのかなと私は思っとるわけですけれども、その辺も含めてですよね。市民の団体の確かに決起会ですけれども、全面的にバックアップするということも含めて、そういうこともできる範囲内であればいいよということですか。 172 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほどお答えいたしましたとおり、行政事務の範囲内においてということでございます。(降壇) 173 ◯ 5番(山口芳正君)  行政の仕事の範囲内ですね。後でどういう仕事か私はわからんわけですけれども。今、言っておりますけれども、本当に福島町民皆さん方、今、一生懸命配布するにしても、郵送すればお金が要る、これについても今、ようやくという言い方はおかしいですけれども、区長会のほうも全面的にそういうことには協力いたしましょうという、それがひいては全町民の気持ちになるということで、アンケートを配れば当然、集めなければならないということになりますけれども、その辺も含めて区長会の中でも、そういうことには協力しますよという返事をいただいております。そういうことも含めて、そういう地域の思いがあるということですね。  ぜひ、もう全面的にバックアップということですから、私は何でもしてやらすかなと思いながら聞いておりました。ぜひ、今後ともいろんな面で御指導いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 174 ◯ 議長(金内武久君)  ほかにありませんか。 175 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  最後の「選挙の開票作業時間の効率」の件ですが、市長が「選挙の開票の効率についてはコメントを差し控えさせていただく」という答弁ですけれども、志水議員の質問を聞いていますと、かなり効率が悪いという結果が出ていたんですが、それでも、誰が一番上に立って、この効率の改善というのはなさっていくんでしょうか。 176 ◯ 選管事務局長(神田泰善君)  それぞれの選挙によりまして、選挙の管理をする部分がございます。国政選挙については中央選挙管理委員会とか、それから、県の知事等については県の選挙管理委員会、それから、市議会議員と市長の選挙については市町村の選挙管理委員会が事務を管理するようになっております。
     そのことにつきましては、例えば、今回は衆議院議員等のことについて質問をされましたけれども、選挙管理委員会の委員長が全責任を持つということに事務管理上はなります。  以上でございます。 177 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  松浦市の開票の作業時間の効率が悪いという、その新聞結果についての質問であったと思うんですよね。だから、松浦市のほかのいろんな効率の話もされましたけれども、その効率の悪かったというのを松浦市内でやっぱり改善していかなければいけないというのも市長が、その分は自分はコメントは差し控えるというお話だったので、そこの部分については、では、誰が統括をされるんですかというお尋ねをしたんですけれども。 178 ◯ 選管事務局長(神田泰善君)  先ほどの武辺議員さんのお答えでございますが、松浦市の選挙管理委員会の委員長という形になります。 179 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって志水議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会をいたします。       午後3時23分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....