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平成21年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2009年09月07日
平成21年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2009年09月07日
平成21年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日:2009年09月07日
平成21年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日:2009年09月07日

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  1. 松浦市議会 2009-09-07
    平成21年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2009年09月07日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(中塚祐介君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより、議事日程第2号により本日の会議を開きます。  それでは、  日程第1 市政一般質問 を行いますが、さきにお手元に配付しておりました質問通告表によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため登壇順位を申し上げます。  1番・下久保議員   2番・友田議員  3番・吉原議員    4番・金内議員  5番・鈴立議員    6番・久枝議員  7番・松下議員    8番・竹本議員  9番・椎山議員    10番・山口議員  11番・白石議員    12番・板谷議員  以上の順序となっております。  それでは、質問順位に従い、1番・下久保議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (下久保議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 1番(下久保直人君)  おはようございます。  新政会の下久保でございます。前回の定例議会に続きまして1番バッターということで、1番バッターといえば思い起こされるのが、今メジャーリーグで活躍されていますイチロー選手です。けさ2,000本目の安打を1打席目でクリーンに1塁線上に打たれましてですね、非常にプレッシャーを感じないのかなと思いながら、見習いたいなと思いながら見させていただきました。そういった中で、ぜひイチロー選手のようなクリーンヒットを打たせてもらえればなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
     先月行われました第45回の衆議院選挙において大きな大きなうねりの中、政権交代がなされ、国民の期待を一身に受けながら新しい政府がスタートしようとしております。しかし、それぞれの地方議会ではまだまだ逆転をしておらず、言うなれば、国政と地方のねじれ現象が生じると言っても過言ではないと考えられます。私たち地方議会に携わるものとしては、新しい政府のそのマニフェストをしっかりと検証しながら、地方としての事情や声を大いに発していく責任が増したものと感じております。いずれにしましても、私たち松浦市の明るい未来のためにしっかりと働く、そのことを再確認した夏でありました。  それでは、通告に従いまして質問に入りたいと思います。  まず、1項目め、「子育て支援への取り組みについて」お伺いします。  今回の衆議院選挙で大きく取り上げられたのが子ども手当でした。選挙の結果を受け、来年度の4月から支給されることでしょう。賛否両論あると思われますが、もらえるものであれば子育て世代には非常にありがたい支給となると思われます。このことは全国的に少子化が進む中、社会全体で子どもたちを育てましょうといった趣旨が含まれているのかなあと自分なりに解釈しておりますが、今回、この子育て支援への取り組みについての質問は、これまで私が取り上げてきた松浦市の定住人口増大のための具体的な施策として市長の考えをお聞きしたいと思います。  現状をお尋ねしますが、まず最初にですね、現在非常に流行性が危惧されております新型インフルエンザについて、新学期が始まり、学校現場ではどのような把握をされているのか。また、その対応についてどのようになされているのか、何かあればお示しをいただきたいと思います。 3 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  失礼します。インフルエンザの発生状況なんですけれども、夏休み中にインフルエンザA型の診断を受けた児童が2名報告されました。ただ、夏休み中に完治をしております。現時点では、そのほかの報告はあっておりません。  あと、これにつきましては、家庭での取り組みも非常に重要になってくるということで、各学校では学校便りとか通知文により保護者に連絡をしております。  内容としましては、丁寧な手洗いやうがいの励行、マスクの着用、あるいはインフルエンザの症状が見られたときの早目の対応、早目の受診となっております。  今後も保護者の皆様に対しては不安を解消し、適切な家庭での対応をしていただくための情報を発信するように、各学校に指導をしてまいります。  あと、市教委の対応なんですけれども、9月2日に早速各学校に消毒液を配布しました。それから、先週、薬用石鹸990個、消毒液も135リッター、各学校の規模に応じて配布をして、いわゆる感染の拡大防止に向けて全力を尽くしているところでございます。  以上です。 4 ◯ 1番(下久保直人君)  新学期が始まって、いち早く学校サイドとして対応されているようなことですが、このインフルエンザ、ややもすれば風評被害といいますか、「あの子がインフルエンザばい」というふうな形の中で、例えば友達のほうから疎外されるとか、そういったいじめの原因になったりすることもないとも言えませんので、ぜひ、そこら辺の指導といいますか、家庭におかれてもそういった心配はないんですよというふうな指導をしていただければ、それでちゃんと対応していけば、きちっと治すことができますというような対応をしていってもらえればいいのかなと思いますので、そこら辺も含めて家庭を支援するというふうな形の中で対応してもらえればなというふうにお願いしておきます。  次に、子育て・こども課の課長にお尋ねしますが、現在、松浦市では子育て支援についてどういった施策があるのか、医療費等々を含めまして何かありますれば、お示しいただければと思います。 5 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  子育ての支援策ということですが、さまざまな支援策に取り組んでおります。今、上のほうからお話がございました医療費助成、それから保育関係でいえば、いろいろな特別保育の事業関係、それから家庭相談員の配置、それから育児支援家庭訪問員の配置等、さまざまな人員の配置もいたしながら、さまざまな市民の皆様のニーズにおこたえしているところでございます。 6 ◯ 1番(下久保直人君)  そういったさまざまな施策がある中で、これは私が3月議会のときにちょっとお尋ねしようかなと思ったんですが、聞き取りのところで、「新しい年度のことですので」というふうな御説明を受けましたので、そのときは質問しなかったんですが、県が新制度としまして、出産後の母親にサポーター派遣をやりますよというふうな制度を考えられて取り組むような方向にされているというのをお聞きしたんですが、この件については、現在どのようになっておるんでしょうか。 7 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  産後のママサポーターの事業の件でございますが、現在、市のほうにおいては実施をしておりません。確かに県のほうで当初予算に上げておられまして、それから事業の概要は伺っておるんですけれども、現在、詳しい補助要綱を県のほうで策定中ということであるのをお聞きしておりますので、事業実施につきましては、今後、その内容や本市におけるニーズ等を勘案いたしまして、後期次世代行動計画を策定する中で検討していきたいと考えておるところでございます。  なお、現在、市では、先ほど申し上げましたが、育児支援家庭訪問員を1名配置をしておりまして、産後に限らず育児支援全般について、さまざまなニーズに応じて対応しておるところでございます。 8 ◯ 1番(下久保直人君)  県のほうでまだまだしっかりとした枠組みがまだできていないのかなというふうに思いますが、子育ての支援をしようとする中で内容を見てみれば、出産直後の母親の育児や家事を支援するサポーター制度等々、本当にお子さんを新しく初めて産まれた方なんかは、本当に非常に不安な中で子どもさんを育てられていくというふうなところでございますので、もしそういったサポーター制度があれば、非常に安心して子どもさんを育てられるのかなと、その不安を払拭できるのかなというふうに思います。  ぜひ、県が始めましたので、松浦市としてもそれに乗っかってやりますよとか、そういったことではなくて、これは有効かなというようなところがあれば、市としてもどんどんどんどん独自の研究等々をやって、松浦市の制度として、ほかの自治体からすれば、先進地として松浦がこんなふうに取り組んでいるんだということをアピールできるような、そういった施策を展開していくのが、いろんな意味で今まで私も取り組んできました定住人口の増大とか、そういったことにもつながっていくのかなというふうに考えておるわけですが、そこら辺についてはどのような取り組みを市長としてはされるおつもりか、そこら辺について何か市長の御意見があればお聞かせ願いたいと思います。 9 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  おはようございます。  ただいま子育て支援についての松浦市としての特徴ある支援策ということについてどう考えているかということでございますが、まず今、子育て・こども課長がお答えいたしましたように、いろいろな制度があるわけでございまして、その制度を十分周知をするといいますか、お知らせをして御活用いただくということがあろうと思いますし、そのことを受けて、どういう市民の皆様方にニーズがあるのかということも的確に把握して、適正な対応をしていく必要があろうというふうに思っております。  その中で、私といたしましては、定住対策の1つ、子育て世代への支援というのは重要な課題であるとそのように受けとめまして、子育て支援の対策として医療費の助成というものができないかということで、現在、このことについて検討させていただいているという状況でございます。(降壇) 10 ◯ 1番(下久保直人君)  その医療費の助成ということで、今、市長のほうから話がありましたが、この件については私も3月議会よりまず定住人口の増大のための施策ということで取り上げてきました。3月議会で取り上げ、そして6月議会で取り上げて定住人口についてのお話をさせてもらったところですが、今回はその内容として、具体的にどういった施策があるのかなと。その1つとして、6月議会で提案させてもらった医療費、中学生までの医療費の助成というのを1つ取り上げていきたいなというふうに考えているところですが、先日行われました「まちづくり市民懇話会」、その中でも市長は「積極的にそういった補助制度についてやるんだ、やっていこうと今検討している」というふうなお話をされておりました。  この医療費の補助の前に、先ほどちょっと話しましたように、今度、政権がかわりまして、子育ての支援というのが拡充されていって、そういった中では非常にありがたいようなお話をどんどんどんどんされているように感じますが、それはもう全国的なところであって、この子育て世代への支援というのが、何とか定住人口の増大につながらないかなというふうに考えたときには、近隣の自治体と比べて、やっぱり松浦に住んだほうが子どもが育てやすいんだとか、松浦に住むほうが何かよさそうだぞというふうな雰囲気をつくっていかなくちゃいけない。また、そういった実際に、「松浦に住んだほうが、そういった負担が少なく済みますよ」というふうな実際の数字を出していかなくちゃいけないと思うんですよね。  そこで、今、1つ私も前回から提案しておりますように、長野県の下條村で視察をさせてもらったときのことを言いますと、その中学生までの医療費を無料化していたと、そういった制度があって、その担当課の方が言われたことは、「医療費というのは非常に高いように感じるが、実際のところ中学生までの医療費というのは、3割負担の中でそんなにかかってないんですよ」というふうに大きな声で言われたんですね。あっ、そうなのかとそのとき思ったんですが、今、医療費の補助についてということで市長が言われましたが、そこら辺の試算というのは今現在されているんでしょうか、そこら辺の試算は子育て・こども課のほうでされているんでしょうか。 11 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  試算いたしております。  まず、小学校までの場合と、それから中学校までの場合と、条件は自己負担現行どおり、それから償還払いとしたときの試算をしておりますけれども、小学校修了まで助成を拡大した場合には、事業費として1,340万円、それと国保の受診率が伸びるということを考えまして、国保の波及分ですね、これを加味いたしまして、約1,600万円と考えております。  それから、中学校修了まで助成拡大をした場合の試算額ですが、条件は小学校修了までと一緒ですけれども、事業費として1,720万円、それから国保の受診率による伸びを加味いたしまして、中学校までの場合が2,100万円程度を見込んでおります。 12 ◯ 1番(下久保直人君)  国保の場合、厚生年金とかそこら辺は入っていないと思われますので、平均的に計算をされたのかなというふうに考えるわけですが、この金額をどうとらえるかだと思うんですが、市長のサイドとしては、この金額というのはどういうふうにお考えでしょうか。 13 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  この医療費の助成の拡充ということにつきましては、今、子育て・こども課長が申し上げましたけれども、いろいろな負担がどうなるかということを試算いたしておるところでございまして、私といたしましては、基本的には中学生までを対象とした助成策を講じていきたいということで、これについては、私といたしましては来年度からの実施ということを1つ考えまして、現在いろいろな支援策の中身について詰めるといいますか、検討作業をいたしているところでございます。  まずは、この医療費の助成策ということになりますと、ある程度継続してやる必要があると。そういうことから長期的にやるとした場合の財源が確保できるのかどうか、そういうことも重要な検討課題でございますし、そのためにはやはり自己負担をどうするかということと、もう1つは、給付のあり方、これについてどうなのかということと、今後、国のほうにおいても子ども手当が創設されるということ、そういういろいろな情勢、状況を考慮しながら、今後どのような形が、先ほど申し上げましたように、子育て世代の皆さん方のニーズにおこたえできるか、そういうところを今後十分詰めていかなければならないというふうに思っておりますし、また、この医療機関とか関係団体との調整ということも出てこようかというふうに思いますけど、いずれにいたしましても、この定住対策の大きな一つの柱として子育て支援策をやっていくということにいたしたいと思っておりますので、やはりそれの対応といいますか、子育て支援策の期待にこたえられるような内容の充実を図っていかなければならない、そのように考えております。(降壇) 14 ◯ 1番(下久保直人君)  ちょっと順番間違えたといいますか、あれなんですけど、先ほど言われた小学生までで1,340万円、中学生で1,720万円という金額というのは、その3割負担の部分だけなんですかね。 15 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  自己負担が2割、3割とございますので、その自己負担から、今現在、それ以外の自己負担、福祉医療にかかる自己負担が1日800円、2日以上1,600円とございますが、そういった自己負担分を除いた分での試算でございます。 16 ◯ 1番(下久保直人君)  自己負担、被保険者の方が負担される分を除いた金額ですか。 17 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  この医療費助成につきましては、あくまで保護者の方が2割もしくは3割負担した分を助成するという制度ですから、その2割もしくは3割の負担額から算出した金額でございます。 18 ◯ 1番(下久保直人君)  本当に松浦市全体と見て、この金額が2,100万円、1,720万円、この金額が大きいのか、大きくないのかというのは、やっぱりそこら辺は政治判断になってくるのかなというふうに思います。  今、市長の答弁の中では、来年の新しい年度、4月からというふうなお話でございますので、その前に、1月に(私たちも同じですが)選挙があります。そういった中で、市長としましても、6月議会の中で、木原議員の質問だったでしょうか、第2期目に向かって意欲を見せられたという中で、それで今回こういった御答弁であれば、一つのマニフェストといいますか、そういうふうな形になると思いますので、ぜひこのことをしっかりととらえて頑張っていただきたいなと。  非常に、前回の議会の中でも市長も言われましたが、仕事的にやっぱりいろんな制約がありまして、なかなか子どもさんを育てながら仕事をするというのが難しかったり、こういった経済危機の中で収入が安定しなかったり、そういった中で子どもさんを育てていくというのは非常に厳しい時代でもありますので、そこら辺を何とか支援をしていただいて、住みよい松浦にしていただければなと、そこら辺をしっかりと取り組んでいただくということに期待をしておりますので、ぜひお願いしたいなというふうに考えているところであります。  それでは、続いて2項目めに入りたいと思います。  2項目め、「スポーツ振興について」ということで通告をしております。この質問については、平成18年と19年の一般質問の中で関連するところで、何度となく私も唱えてきて質問してきましたが、思い起こせば19年の12月議会だったと思います。市長のほうから「国体に向けての軟式野球の誘致は断念します。今、財政健全化の中で野球場の施設については、今のところはまだできません」というふうな趣旨の答弁をいただきました。  それからこのスポーツのことについては私もしばらく黙っておったんですが、しかし、現状の市内のスポーツの現場を考えたときに、やはり他の自治体とは見劣りする感があると私的にも思います。何とか、ここのところを改善できないものか、取り組むべきではないかなと思いますので、そこら辺のところをちょっとお聞きしたいと思います。  松浦市の体育協会には、16団体の登録がなされているようです。市長は先月行われた市民体育大会の開会式のあいさつで、「施設については整備に向けてしっかりと取り組む」というような旨の発言をなされました。  そこでお尋ねしますが、体育協会に登録されている団体の競技で、公式ルールにのっとった試合ができない競技は16団体中何団体ぐらいあるのか、もしくはどういった競技があるのか、お答えできればお願いします。 19 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  お答えいたします。  体育協会加盟の16団体公式競技施設があるかという御質問でございますけれども、2競技については公式競技施設がございません。この2競技については、まず陸上競技、それから軟式野球となっております。 20 ◯ 1番(下久保直人君)  軟式野球陸上競技、先ほど話しておりますように、軟式野球の国体も誘致できないような形の中で、なかなか施設整備ができてない。昭和62年に陳情がなされたと思います。それからかなりの年数がたっておりますが、その18年、19年の間の中で私も質問して、いろんな事情をお聞かせ願いました。そして、大体の流れはわかっているつもりなんですが、そういった16団体のうち、軟式野球陸上競技公式競技ができないと。あとは室内競技という中でスポーツセンターであったり、ふれあいホールであったりというようなところで、何とか公式ルールにのっとった中での競技ができると。ただ、やっぱり観客とかいろんな人を、大会を呼ぶには、なかなか厳しい部分もあるが、最低でもそういった公式ルールにはのっとった中での競技ができるというふうな報告だと思いますが、そこで、16団体のうちの2つ、軟式野球陸上競技について、少しどのようにお考えなのかお聞きしたいなというふうに思っているわけですが。  市長は、再度確認しますが、市長は、18年9月の議会の中で、私がこの競技場について、「国体競技の誘致のための計画になりますか、それとも、松浦市のスポーツ振興を図るための計画になるととらえる、どちらでとらえたらよろしいんでしょうか。」という問いについて、「基本的には、やはり市民にそういう整備された野球場を提供するということが基本でございますが、せっかく2014年には国民体育大会があるということであれば、その施設の有効活用ということも含めまして、また、競技力の向上ということにもなると思いますんで、まずは市民のための施設でありますが、その施設の整備の効果を高めるためには、この国体の軟式野球も誘致したいという考え方であります。」。「まずは市民のための施設であります」というふうな御答弁をいただいたところですが、今もやっぱりその気持ちというのは変わってないんですか。 21 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  私といたしましては、今、下久保議員が御質問になりましたとおり、やはりまずは市民のための施設ということが基本でなければならないと、このように思っております。(降壇) 22 ◯ 1番(下久保直人君)  市民のための施設、私も全くそのとおりだと思います。それで、ぜひ今回、この議題を出させてもらったわけですが、先日配られました「市報まつうら」の9月号に、「松浦市の若きアスリートたち」ということで大見出しで、「この夏大活躍!」というふうな御紹介があっていました。非常に有望な若い人たちが頑張ってある。  しかし、内容を見ていると、例えば水泳であったら、民間のプール(スイミングスクール)に行ったり、例えば陸上とかでしたら、伊万里の競技場のほうに自分で行っているんだというふうな紹介があったりですね、それとか、1人の子は中学校で陸上部がないからテニス部に入って、それで陸上とテニスを両立していると。すばらしいことだと思います。また、ある人は、松浦ではなく伊万里のほうの高校に行って、今度、甲子園に行かれた方もおられますし、そういった地元の施設で頑張ってというふうなところがなかなか見られてないかなというふうに思うんですね。それは何でなのかなと考えたときに、やはり先ほどから話すように、なかなかそういった場所がないと、そういった機会がないというふうにとらえたほうがいいのかなと。  市長は、前々からよく言われたのが、「すばらしい競技の大会に出場したときに、何かすばらしい結果が出ないかな」と。「結果が出たら後押ししやすいんだがな」というふうなお話をされたことがあると思いますが、私はそうではなくて、やはりそういった場を提供して全体を盛り上げていくということも必要じゃないのかなというふうに考えているわけですが、前々からこの野球場──今いろんな紹介をしましたが、野球場と陸上競技場についてちょっと特化した話をしていきたいなと思うんですが、陸上競技場ですね、公式競技ができないということで、前々から言われているのは400メートルトラックをつくりたいと。前は、話の中では、一番最初に計画されたのが20億円~28億円、いろんな検討しながら13億円~15億円ほどになってきたというふうなことなんですね。そこで何とかできないかという話をしたんですが、「財政健全化を進めている中ではなかなか難しいんだ」というふうな御答弁だったと思うんですが、先般、市長は、まちづくり市民懇話会の中で、その「財政健全化に向けて何とかめどが立ちつつある」というふうなお話、「効率的な財政運営をして、平成20年度の決算状況では初めて新生松浦市で黒字化をした、市債残高も39億円ほどの圧縮をできた、新しい松浦市の建設に向けて基礎づくりが整う」というふうな報告がなされています。  2016年までの総合計画の中には、そういった施設についても整備をしたいというふうな旨の計画がなされている。先ほど紹介したように、21年度までの実施計画の中にはできていないというようなことですが、その総合計画にのっとったような形でこれを何とか進めるような方向にいかないのか、そこら辺についてどういうお考えがあるのか、お聞かせを願いたいと思います。 23 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  まず、私は、スポーツの振興ということになりますと、1つはやはり競技人口の拡大、2つ目に施設の整備、3つ目に指導者の確保ということを一体的に進めなければならないというふうに思っておりまして、特にこの競技力向上ということになりますと、この施設の整備というのが大きな課題、役割を担うんじゃないかというふうに思っておりまして、現在、財政健全化計画を23年度まで立てまして取り組んでおるわけでございますが、その中で、先ほどお話がございましたとおり、20年度において黒字化ができたということで、健全化に沿った計画を進めておるところでございまして、その健全化計画の状況を見ながら総合計画の実現に向けてということにしなければならないというふうに思っております。  私といたしましては、やはりスポーツ、いろいろなほかの分野でもございますが、やはり松浦の名を高めて、松浦にこういう優秀な選手、競技があるということは、市民に元気を与えることになりますし、明るい希望を持たせることになる。そういう意味から、そういう優秀な選手の確保といいますか、そういう選手を輩出することを期待しておりまして、そういうことであれば市民の皆様方にも、こういう施設の整備を先行してやらせていただく御理解もいただけるんじゃないか、そういうことから申し上げたところでございます。  いずれにいたしましても、このことについては陸上競技場あるいは野球場というのは長年の懸案でございますので、現在の財政健全化計画の推移を見ながら総合計画の中に組み込んで、1年でも早くこの施設の整備ができるように私としては検討していきたいというふうに思っております。(降壇) 24 ◯ 1番(下久保直人君)  検討をしていきたいというふうなことですが、その検討の中で、先ほどから話をしていますように、20億円とか28億円ではだめだと。13億円、15億円になってもなかなかできなかったと。では、どれくらいの金額、もしくは、ずっと総合運動公園にしてみれば、駐車場の整備であったり、トイレの整備であったりというふうにいろいろな(若干ではありますが)お金をかけて施設の整備をされている。先ほどから話が出ている金額というのは総合運動公園と野球場を一緒に考えた計画だと思うんですよね。  では、大体どういった金額であれば何とかできるのかなと、そういう試算というのはされているんでしょうか。 25 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  私としましては、何とかつくりたいという思いを持っておりますが、なかなかできないということで、今申されましたとおり、既存の施設の中で駐車場とか、トイレの改修とか、フェンス、防護マット等をさせていただいておるわけでございます。そういうことも、やはりあの場所で400メーターのトラックと野球場が整備できないかという、そういう考え方を持っておりまして、私としましては今いろいろな側面的といいますか、補助的な施設の整備をさせていただいておりますので、そのことを踏まえますと、10億円以内での施設の整備ができれば、何とか2カ年程度の事業でやってみたいと、やりたいというふうに思っております。そういう試算を一応持っておるところでございます。(降壇) 26 ◯ 1番(下久保直人君)  今、市長のほうから10億円をめどにというふうなお話をなされたわけですが、あそこの総合運動公園の施設の中に野球場をつくる、テニス場をつくる、そういった形にしていった場合、どうしても山の手のほうを野球場にしなくちゃいけないというふうな形の中で、防災上の問題とかいろんな問題があるんだというふうなお話もお聞きしました。もし、ほかにいろんな場所があれば、例えば総合運動公園は専門の陸上競技場とソフトボール場というような形にして、野球場はまた近くの別のところにとか、そういったことも考えられるのではないかなというふうに思います。  1つ、私なりに無知のするところかもしれませんが、金額的なところで、少し何か施策、何か方法がないのかな、補助事業がないのかなということで、少し勉強をさせていただきました。私たち新政会の会派で5月に東京に上ったときに、今は悪徳官僚とか言われるかもしれませんが、国交省の担当の係の方にちょっとお話を聞かせていただきながら、何か補助事業がないのかなということで勉強させていただきまして、そしたらですね、ちょうどこういった都市公園緑地保全事業というのがありまして、これに乗るんではないかというふうなお話をいただきました。  内容にしてみれば、運動公園の整備があって、本当に先ほど言ったような公園と運動場、陸上競技場とか野球場、そういった併設してつくれるような整備事業でありまして、そして、その補助内容が、国が2分の1、県・市が2分の1というふうな形の中で進めていって、県・市に至っては、県が「やらないよ」と言っても、市が「単独でやるんですよ」というふうな形で言えば、国と市町でやれるというふうな事業でした。  そのモデルとしまして、補助事業の場合は、国が施設をつくる場合は2分の1、用地の場合は3分の1、残りの2分の1を一般公共事業債とか自己資金とか、交付税措置がなされるということで、非常に有利な話になっているんじゃないかなと思います。  先ほど市長が言われたように、例えば10億円という話の中でこの話を進めた場合、残りの5億円は国の負担で、残りの5億円が事業債であったり、交付税だったり、自己負担だったりなる。  このモデルの場合は、5億円のうちの10%を自己負担にしませんかと、5,000万円ですね。5,000万円を自己負担にして、残りの4億5,000万円のうちの30%は交付税措置がなされますよと。残りの分を一般事業債にしませんかというふうなモデルだったんですが、それは市長の考え方、いろんなやり方によってできると思うんですが、そういうふうな制度もあるというふうに私はお聞きしまして、国交省の担当官の方の話によりますと、きちっと事業計画を上げれば、この事業というのは採択できるような方向にありますよ、希望はかなりのパーセントで高いですよというふうなお話をさせてもらったんですよね。  ここら辺について、何か調べられたというか、そういったことはあったんでしょうか。 27 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  この点につきましては、今、議員御指摘のとおり、都市公園法によります施設の整備だというふうに思っております。若干この制度事業を活用する場合、事務的な手続が1年半ほどかかると。というのは、都市公園事業の手続を踏んで認可を受けるまで大体事務的に1年半ぐらいかかるというふうに聞いております。 28 ◯ 1番(下久保直人君)  そういった事務的なところで1年半かかると、そこも踏まえて、1年半だったら2年とか、そういったことも考えて、2年事業事務手続をして、計画を立てて、そして着工して、完成までに残り5年かかるんですよとか、10年かかるんですよと、そういうめどが欲しいわけですよね。今までずっと置かれてきたわけですよね、この件については。先ほど言いますように、昭和62年から陳情がなされ、そしてそれからずっとやるんだやるんだと言いながら、今まで置かれてきた。  だから、やっぱり最初に希望を出された、そういった陳情を出された方というのはかなりの数が──市の行政の中にもおられたと思うんですが、それをいつまでもいつまでも置いているから、なかなか前に進まない。そこで何とか、今言われたように、例えば1年半の事務手続、その事務をするのが皆さんの仕事でしょうから、そういったことをしながら、5年後、10年後をめどにこれは絶対やるんですよと、10年というのはちょっと長過ぎると思いますが、何とかこの総合計画、2016年、このぐらいまでにそのめどを立ててもらいたいなと私的には思うんですが、関係者の皆さんもそういうふうに思われているところが多々あると思うんですが、その思いについて市長はどういうふうにお考えでしょうか。 29 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  先ほどお答えいたしましたけれども、財政健全化計画を現在、23年度まで立てておりまして、その中に入りますと、やはり22年度、23年度では次の財政計画というものを立てなければなりません。その段階で、何年度に野球場とか陸上競技場がこの振興計画の中に組み入れられるか検討する必要があろうというふうに思っておりますが、やはり今下久保議員が申されましたように、20年以上この懸案事項は解決できておりませんので、この22、23年度をめどに計画いたします新たな振興計画といいますか、財政健全化計画との一体的な計画を立てて、1年でも早く実現できるような計画づくりに私としては取り組むべきではないかと、このように思っております。(降壇) 30 ◯ 1番(下久保直人君)  やっぱり何の事業でも同じと思うんですよね。検討して取り組んでみたいと言いながら、なかなかなかなか先に進まないといった懸案事項がいっぱいあると思うんですよね。やっぱり一つ一つそれを解決していく、そのことが市民の期待に、市民の負託にこたえていくことではないかなと思いますので、やはり余り先延ばし先延ばしということじゃなくて、この部分については何とかこの年代までに必ずやるんだというふうな思いを持って、一つ一つ解決していっていただきたいなと。  私も、次の選挙には自分も立候補するつもりでございます。やはり、そういった中でぜひ市長にも頑張っていただいて、先ほどからの医療費の助成の問題、こういった総合公園等の問題、そこら辺も含めて何とか一緒に取り組んで、本当に実のあるものにできればなというふうに感じておりますので、そこら辺について、市長の思いといいますか、こういった整備に向けての思いというのを再度聞かせていただければなと思いますが、いかがでしょうか。 31 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)
     今、下久保議員が申されましたとおり、この松浦市の新たな建設ということになりますと、やはりいろいろな分野があるわけでございますが、今、テーマとして取り上げられました子育て支援に対する医療費の助成の問題、あるいはこの市民の元気づくりという面での、ソフト面での施策としては、やはりそれを支援するといいますか、担当しなければならない行政の施設の整備ということは絶対必要なことだというふうに思っておりますので、そういう施策を掲げて私といたしましても市政の取り組みに挑戦をしてみたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 32 ◯ 1番(下久保直人君)  ありがとうございます。本当に非常に難しい時代でありますので、右から左に予算等々がぽんぽんぽんぽん出てくるような時代ではない。なかなか政府与党では無駄をなくすんだというふうな考え方もあって、そこら辺を推進していくという中でいろんな予算をつくっていくというふうな考えもあります。  ただ、私は、今話しているようなことは、非常に、よく皆さんから言われる箱物でありますが、決して無駄ではない、松浦に足りないものだというふうに思います。ぜひ、そのことをしっかりと念頭に置いて今後取り組んでいただきますことを願いまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    (下久保議員 一般質問席 降壇) 33 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上で下久保議員の質問を終了いたします。  これより関連質問を行いますが、念のため申し上げます。  関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。  発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘してください。また、質問は本質問者の時間の範囲内とし、1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっておりますので、よろしくお願いいたします。  本質問者の残り時間は21分です。ありませんか。 34 ◯ 11番(吉冨武志君)  この件についてはやらなければいけないかなというふうに思っておりますので、失礼いたしますが、まずもって、ことしの当初の野球大会で、あるチームの選手が頭を強打いたしまして、御存じかと思いますが、その後、手と足のしびれ、非常にこの施設がないことによって大きな事故が起こっています。その後、回復に向かっておられるだろうというふうに──その後追跡はしておりませんが、球場がどうしても大会によっては2つ必要でございまして、市民球場は一部手入れをしていただいたわけでございますが、ニッチツ球場が使えなかったものでございますので、東高校を利用させていただいたら、その事故が起こったという痛ましいあれでございまして、我々関係者としても大変体調を心配したところでございます。  そういう形の中で、やはり安全を確保するような施設がまず必要であるというのが一番でございますし、中途半端な球場ばかりでございまして、志佐中学校のグラウンドをお借りしてもそうでございますが、もうなかなか大人の方が利用できるような距離、広さ、非常に無理なところばかりでございます。  それと、そういう形の中で、市長はその件は御存じなのか、課長のほうにも耳に入っておられたのかお聞きいたします。 35 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  私もつい数日前にこのことを知りました。東高で野球をやられていて、ライト側で、狭いもんですから、そこで事故を起こされたということをお聞きしました。 36 ◯ 議長(中塚祐介君)  市長の答弁はいいですか。──いいですか。(「はい」と吉冨議員が言う) 37 ◯ 11番(吉冨武志君)  そういうことで、ことしは非常にホークスとのあれもございまして、また何か野球教室も計画なされておる。そういう市にそういったちゃんとした施設がないというのも大変お恥ずかしい話ではないか。また、去年から本市出身の平田勝男選手のお力もいただきまして、平田勝男杯というのが、第1回が去年、また、ことしも計画がなされておる。やはり、そういうちびっこがどんどん野球へ対する、こんなちっちゃな子から始めるような大会が始まっております。  ですから、そういう形の中で、やはり施設の整備というのは急務だと。そして、やはりいろんな面に対しての設備の維持管理、メンテナンスも非常に大変だというふうに問題にされます。地元の松浦高校は、今あの狭い球場で野球とラグビーと、いろんな併用をしてお使いになっております。やはり松浦高校の野球部が、その辺は直接しっかり聞いたわけではございませんが、我々が利用させていただければ立派にそこは維持管理していくというふうに言っております。そうしますと、県からのいろんな面での要するに必要な施設を建てるための国庫補助、そして県・市とのですね──やはり県からもしっかりいただけるものはいただけるのではないかなというふうにも思っておるところでございます。その辺は、どのように市長はお感じになっておられますでしょうか。 38 ◯ 市長友広郁洋君)  今、吉冨議員御指摘のように、野球をテーマとした市民の皆さん方の関心、あるいは行政としましても、福岡ソフトバンクホークスとの総合交流宣言をやったということで、いろいろな面での施設の整備が急務になってきているということは私も十分認識をし、その必要性を痛感しているところでございます。  今申されましたように、大会をなるべく誘致をして、交流人口の拡大にも協力しようと、そういうそれぞれの競技団体、関係皆様方の御協力もいただいておると、そういうことからしますと、やはりこのことにつきましては、今後、優先順位を上げて進めていかなければならない課題だというふうに思っております。 39 ◯ 11番(吉冨武志君)  そういう形のように、陸上競技場にしてもやはり自分のところにないもんですから、正式なトラックがないということで、松浦のほうから国見台球場へ行っておる子がたくさんいらっしゃるというのも、本当に恥ずかしい話です。だから、担当課にしても、先ほどのような予算の事務手続に1年半もかかるとか、そうじゃなくて、それをマニュアル的な物の言い方じゃなくて、1年でおさめるような気持ちでやっていくような、そしたら、いろんな上の皆様方にでも御相談してでも、それは市長にお願いして、やっぱり事務手続をスピーディーに行うというふうなあれを行っていただきたいというふうに思うわけでございまして、また運動公園等々は、やはり照明器具もかなり何個か切れておるようです。そこら辺を把握いたしておりますか。 40 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  把握はいたしております。球自体を取りかえるのが高装車を使ってやるもんですから、1個とか2個だとちょっと無駄なところがありますので、その辺を見計らいながら工事というが、取りかえをやらさせていただいております。 41 ◯ 11番(吉冨武志君)  それでなくてもルクスが弱いんです。今、大人の方はソフトボール、夜よくナイターをなされておりますし、そういうのは1個単価がどうのこうのじゃなくて、全体のルクスが足らないんですから、その中でまた電球が切れておるわけですから、何とか工夫をして早急に取りかえていただけるようにお願いいたしたいと思います。  以上です。 42 ◯ 議長(中塚祐介君)  答弁よろしいですか。(「はい」と吉冨議員が言う)  残時間13分です。ほかに関連ありませんか。 43 ◯ 14番(松下英俊君)  先ほどの「スポーツ振興について」関連をさせていただきます。  先ほど市長の答弁の中で、今後、22年度、23年度に財政計画をつくる中で、「野球競技場あるいは陸上競技場の計画も盛り込みたいんだ」というお話がありました。そして、生涯学習課長においては、野球場と先ほどの都市公園法の計画ですか、その中では「いろんな事務手続に1年半かかるんだ」という御答弁がありましたけれども、市長が22年か23年に盛り込みたいということであれば、来年度ぐらいからその事務手続にかかれば、いろんな試算とかそういうのも出てくると思いますのでかかって23年度、22年度に盛り込むという計画はいかがなんですか、そのような考えはございませんか。 44 ◯ 市長友広郁洋君)  私が申し上げたことについて、ちょっと舌足らずがあったんじゃないかと思いますが、実は現在の財政健全化計画が23年度まででございます。したがいまして、24年度から新たな計画をつくる必要があると私としては思っておりまして、24年度になってからそういう計画を検討するんじゃなくて、やはり24年度からの計画の中に財政健全化計画、あるいは市の振興計画が一体的な計画として構築できるように、22年度、23年度にこのことについての検討をしていきたいというふうに思っておりまして、計画に盛り込むということにつきましては、24年度以降にならざるを得ないんじゃないかというふうに思います。 45 ◯ 議長(中塚祐介君)  いいですか。ほかにありませんか。──なければ、以上をもって下久保議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前10時58分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時24分 再開 46 ◯ 議長(中塚祐介君)  再開いたします。  それでは、質問順位に従い、10番・友田議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (友田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 47 ◯ 10番(友田吉泰君)  久しぶりに2番という非常に若い登壇順位をいただきまして、この2番というのは、インターネット中継があっている今の松浦市議会においては、ちょうど昼休みの時間帯に入るということで、一般の市民の方々にも非常にこの中継がごらんになりやすい時間なのかなというのがありますので、そういった方々に、「今の松浦市はどうしているんだ」とおしかりを受けないような、そんなやりとりができればと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  今回は、いつもより1項目多くて5項目質問をするようにいたしております。そのために、事前に一般質問の要旨については十分お伝えをしているつもりでありますので、答弁については、できるだけ短く的確にお答えをいただきたいというふうに思います。  それでは、まず1点目に、「政権交代による本市への影響と市長の政治姿勢について」ということでお尋ねをしたいと思います。  先ほど下久保議員のほうからも若干触れられましたけれども、8月30日に衆議院解散総選挙が行われ、戦後、国民の投票行動によって初めての政権交代が実現をいたしました。これについては、何分、初めてのことでありますので、非常に不安や、今後どうなるんだろうかといった思いがあるんですけれども、まず、この松浦市においても、従来、保守地盤というふうに言われてきたこの本市においても、小選挙区の得票数が自民党候補者と民主党の候補者でほぼ拮抗するような形になりました。自民党の候補者のほうが261票多かったとはいえ、ほぼ半数の方々の民意がそういうふうに分かれたという形になりました。市長は、この選挙結果をどのようにとらえられているのかというのが1点。  もう1点は、政権交代が本市に及ぼす影響を現時点でどのようにお考えなのか。  さらに、市長も、私も先ほど申し上げましたように、新政権に対するさまざまな不安というものがおありだろうと思います。その不安を解消するためにはどのような対応が必要と考えておられるのか、この3点について、まずお答えをいただきたいと思います。 48 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  初めに、宮島先生、北村先生に改めて御当選のお祝いを申し上げたいと思います。今後の御活躍をお祈りいたしますととともに、松浦市勢の発展、市民福祉の向上のために、御支援、御協力をぜひお願い申し上げたいというふうに思っているところでございます。  まず1点目の、今回の選挙は、長引く経済不況の中、景気回復につながるような有効な施策が十分でなかった。それから、雇用不安、それと年金問題等国民の不満等、変革を求める民意の結果だと、そのように思っております。  このマニフェストにもありますように、民主党のマニフェストでは、官僚主導型政治から政治家主導型の政治へ変わること。また、中央集権から地域主権へと変わっていくことから、国の行政は大きな変革が予想されまして、地方自治体にとりましても、「ひもつき補助金」の廃止とか、財政的にはいろいろな影響が出てくるんではないかと、そういうことが予想されておりまして、地方自治体の財政運営は、裁量権が一方大きくなると、そういうことも考えられますし、そのことは、弾力的な財政運営が期待できると、そういうふうに思っております。  しかしながら、まだ本年度の補正予算とか、来年度の予算編成がどうなるのか現時点では定かではございませんし、今、どのような影響が出てくるのか、そういう判断ができない現時点だということが言えるというふうに思っておりますが、いずれにいたしましても、新政権が成立いたしますと、いろいろなことが明らかになってくるというふうに思っておりますので、私といたしましては、その政策あるいは方針が示されましたことについて、的確な対応ができるように取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。  3点目でございますが、選挙後の庁内連絡会議で各課に指示をいたしまして、松浦市の現在の懸案事項はどういうものがあるか、そのことについて、現在どういう状況であって、今後どういう方向で取り組まなきゃならないかということを取りまとめるように各課長に指示をいたしております。できるだけ早い時期にこのことを取りまとめまして、宮島先生、北村先生に直接お会いして御説明を申し上げ、先ほど申し上げましたように、松浦市はこういう課題があって、こういう御支援、御協力をいただきたいということを御説明申し上げて、松浦市の市勢の発展のためにぜひ御支援・御協力をいただきたい、そういう思いを持っているところでございます。(降壇) 49 ◯ 10番(友田吉泰君)  今の市長の御答弁からしますと、この保守地盤とされる松浦市においても、政権交代をすべきだという意見が多かったのは、やはりこれまでの政策の取り組みに市民の受け入れざるものがあったんだというようなことを思っておられるのかなという気がいたしました。  そこで、そういった市民の皆さんの意見がある中で、市長は、これは長崎新聞のほうからの取材があったからこういった態度表明をなさったんだということは十分わかっておるんですが、8月15日付の長崎新聞で、県内23市町への首長アンケートというのが出されました。これは私ども民主党に党籍を持つ者としては、非常に衝撃的な内容であったんですけれども、「二大政党どちらを支持?自民12人、民主はゼロ」という1面の大きな見出しがあって、その中で、友広市長はどんな態度をお示しになったのかなということで興味深く見ておりましたら、自民党と民主党への支持度合いを問うアンケートで、5段階評価の中で友広市長は「自民党に支持1」という評価をつけられております。中の記事を読んでみますと、非常に友広市長らしいバランスのいい答えがありまして、「民主党の政権公約にも考えが一致するものがある。気持ちは自民3、民主2で、差し引き自民1」というお答えがあっているんですが、ほかの23市の市長さんの中には10人立場を示さなかった方がいらっしゃる。これが、立場を示さないことが本当にいいのかどうかというのは私も判断がつきませんが、市長はあえてここで明確に態度表明をされたことについて、どういった思いでこの態度表明をなさったのか、このあたりやはり市長のお考えというものをお示しいただく必要があるかなと思うものですから、この点についてお尋ねをいたします。 50 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  これまでの政権与党ということでかねてお世話になっておりましたので、そのことを踏まえまして、私としてはやはりお世話になっているというそういう気持ちを示すために「1」ということを示させていただいたところでございます。(降壇) 51 ◯ 10番(友田吉泰君)  今回の選挙結果を、先ほど市長もおっしゃったように、今の政治に対する国民の怒りや不満、これは置きかえれば市民ということにもできると思うんですね。そういった不満に対して、これまで政権を担ってきた政権にその怒りが向けられた。  8月30日の長崎新聞の1面には、「継続」か「交代」か、これを問う選挙だというふうに書かれているんですね。市長は、結果から見ますと、結果から言うのは非常に市長にとっても苦しい御答弁になるというのは十分わかるんですが、格差の拡大や、でたらめな年金の処理、地方の疲弊、これは松浦市もそのとおりだと思います。医療の崩壊など、国民や市民の怒りの原因とされるこれらの問題が松浦市にも十分及んでいるにもかかわらず、市長はいわゆる継続を望まれた形になるわけですね。これは、その差が大きく開いておれば、市長にこういったことをお尋ねする必要はないかと思うんですが、やはり市民の皆さんの民意がこれだけ拮抗をしていたという中では、やっぱり市長の態度というのは、今後の市長の政治姿勢にも何らかの影響を及ぼすんではないかという懸念をいたしております。  そこで、市長は、やはりこれまでどおり、これまでというか、自公政権を続けたほうが松浦市にとってはいいという判断のもとで、先ほど言いましたように、自民党に「1」の評価をつけ、さらに、西日本新聞には、明確に「友広市長は自民党の候補者を支持していた」と書かれているわけですね。こういった点について、市長は政権を変えるよりも継続がいいという判断だったのかということが1点。  それともう1つは、先ほども市長おっしゃいましたように、「これまで政権与党でお世話になっていたので、その形を「1」という形でお示しをした」ということであります。  考えてみれば、長崎4区には有権者から選ばれた衆議院議員がお1人しかいらっしゃいませんでしたので、その方を窓口に、松浦市が国への要望をするというのは当然なわけですね。先ほど市長の答弁では、北村代議士、宮島代議士、この4区からお2人の国会議員ができたということで、お2人に松浦市の要望を伝えて解決してほしいということではあるんですが、今後は、では、お2人を基軸にやられるのか、佐世保市の場合は、朝長市長は等距離とおっしゃったんですかね、そういうのが新聞に書かれておったわけですが、市長は、この点は、この距離感というか、そういったことも含めて、今後どのようになさるお考えなのか、この点を聞いてこの質問は終わりたいと思います。 52 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  私といたしましては、この結果が出たわけでございますから、これを民意と受けとめて、このことを重く受けとめて、今後の市政運営を取り組まなければならないというふうに思っておりまして、継続すべきものは継続をする、改めるべきものは改めていく、そういうことで対応をしなければならないというふうに思っておりますが、今後は、4区選出の国会議員代議士が、宮島先生、北村先生がおられるわけでございますので、このお2人を中心といたしまして、最初に申し上げましたけれども、市勢の発展、あるいは市民福祉の向上というために、陳情・要望活動は行ってまいりたい、そして、お2人の先生の御支援・御協力を賜りたい、このように思っております。(降壇) 53 ◯ 10番(友田吉泰君)  先ほどの質問の中で1つお答えいただけなかったのは、市長は継続を望んでおられたのか、継続すべきだというお考えだったのか、やはり交代することがいいというふうにお考えだったのか。市民の意見が拮抗しているもんですから、ここは市長の態度表明をなさったほうがいいと思うものですから、この点についてもう一度お尋ねします。 54 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今、政権の継続か、交代かという御質問だと思いますが、私は市政を預かる者として、そこまで深く判断といいますか、はできかねますが、私といたしましては、先ほど申し上げましたように、いろいろな松浦市勢の発展、市民福祉の向上のためには、やはり松浦市のためになる政策というものを重点に今後対応をしたいというふうに思っております。(降壇) 55 ◯ 10番(友田吉泰君)  本件については、これ以上言っても余り実のある質問にならないと思いますので、次に移っていきたいと思います。  2点目は、「友広市政におけるアジア(中国・韓国)との交流促進の取り組みについて」ということでお尋ねをしたいと思います。  8月、9月に行われた「まちづくり市民懇話会」で、市長みずから、友広市政における市の取り組みについての説明がございました。私も選挙前の非常に慌ただしい時期でありましたので、地元の御厨にだけにしか行けなかったんですが、その中で、市長のほうから説明があるのをお聞かせいただきながら、これまでの取り組みの説明ということは十分わかりましたし、納得する部分もあったんですが、市民の皆さんに松浦市の将来像を語るという意味では、少し何か物足りなさを感じたわけですね。  そこで、実は、この新市が発足をして2回目の定例会、平成18年6月の定例会で、私は市長に、「伊万里湾開発構想とその実現に向けた取り組みについて」という質問をいたしました。  中身は、「福島、鷹島、松浦で合併したこの新しい松浦市は伊万里湾に面していて、やはりこれを核とした地域づくりが必要でしょうと、そういうためには、やはり取り組むべき課題がたくさんありますよ」ということでお尋ねをしたと思うんですね。そこで、市長のお答えは、これは本文を読みたいと思います。「新市において伊万里湾の利活用は、地域の一体性を持った発展に最も有効な手段の一つと考えておりまして、現在魚市場でこれを活用して北松日中輸出入促進協議会が中国の大連と行っている貿易を足がかりに、水産物を初めとしたこの地域の生産物等の輸出など、貿易産業の創造というものに取り組みたいと思っておるところでございます。」という答弁が、これは18年6月です。それから3年3カ月ほど経過をしておりまして、そのとき市長が考えておられたような姿に、少なくとも今回のこのまちづくり市民懇話会の中での説明はなっていなかった。これはどういったことかなというのもありますし、ことし3月の定例会の一般質問におきまして、この関係、私が訴えてきた、この伊万里湾の開発ということの1点として、「市内で中国と取引を行っておられる企業の担当者を集めて、中国の富裕層、大金持ちの方々ですね、こういった方をターゲットとした松浦産品の売り込み、これについて積極的に意見を聞く機会を設けたらどうか」というお尋ねをいたしました。市長の答弁では、「自由な発言ができる場をまずはつくって、そこから1つでも2つでも施策として取り組むことができないか、いろいろな意見を聞く場はぜひ設けてみたい」という答弁があっておったわけですね。この件はどうなったのか。これまでに何回、どのようなメンバーで、どんな内容の協議を行ったのか、まずこの点についてお聞かせをいただきたいと思います。 56 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今、御指摘のとおり、まちづくり市民懇話会の中で、将来のまちづくりということについての説明といいますか、十分でなかったということにつきましては、御指摘のとおり、私もそうだったというように思います。と申しますのは、実は、時間的に、ちょっとこれまでの説明が時間を要した関係で、将来についての思いが語れなかったというところでございまして、私といたしましては、この場をかりて申し上げたいと思いますが、松浦市域130平方キロメートル、伊万里湾の120平方キロメートル、この250平方キロメートルを活用して地域づくりをしていかなければ将来がないと、そういうことにつきましては、やはり海の活用といいますと海外との交流ということになっていこうかというふうに思っております。  そういうことで、今御指摘がございました松浦市の対応といいますか、3月議会で「フリーな形でのいろいろな御意見をいただく、そういう場をぜひ設けてみたいというふうに思います」と、確かにそういうふうにお答えをしたところでございます。  その後、中国と取引、かかわりのある市内の企業の方々と実は個別にお話をさせていただきまして御意見をお聞きしました。そのとき、最初はそういう情報交換といいますか、フリーな形でよいけれども、やはり方向性とか、戦略というものが必要ではないかと、そういう御意見をいただきまして、実はそのままになっておりまして、一堂にお会いしていただく場を設けていないというのが実情でございます。ただ、新松浦漁協とか、水産会社などで構成する「長崎県松浦市水産物輸出入促進協議会」では、3月20日に、アジやサバなどの「松浦ブランド」の海産物を売り込むために、韓国のソウルで商談会をしたところでございます。  また、本年度も、このことについては実施する予定を今しております。  また、松浦市が加入しております長崎県水産物海外普及協議会では、中国でのブランド確立、販路拡大のための料理教室とか、料理店を営んでおる方々へのPR活動、そういうものは計画をされておりまして、それには市としましても参画をしたいというふうに思っているところでございますが、今、御質問がございました中国等との取引のある市内企業の担当者との意見交換というのは、今後、機会を設けてぜひ私たちも実現したいと、そのように思っているところでございます。(降壇) 57 ◯ 10番(友田吉泰君)  今の市長の御答弁を聞いておりまして、市内でも、新松浦漁協さんを初め、市内の企業の方々が中国や韓国との取引を行っておられるという、それと、県が行っているものについても参画をしていくということでありましたけれども、18年6月にお聞きしたときは、市が主体となって取り組んでいくような御答弁だったんですが、結果として、これまで3年間は、市が主体とはなっていないように受けとめているわけですね。  お隣の伊万里市では、官民一体でこの伊万里湾を生かしたアジアとの交流事業をなさっていますね。もちろん伊万里には、コンテナヤードがあって、そこに多くの中国、韓国から荷物が届いている、輸出入ができているというインフラ整備ができているもんですから、松浦市よりもその点が進んでいるというのは、これはいたし方ないことだろうと思うんですね。  しかし一方で、先日、伊万里市の取り組みの資料を、パンフレットをいただいたんですが、これは中国語でほとんど書かれています。新聞等々で見ますと、伊万里の取り組みの、中国・韓国との貿易のメーンは水産物だと書かれているわけですね。水産物、何を伊万里市はやっているんだろうと思ったら、ハマチ、トラフグ、クルマエビと書いてあるんですよ。海の恵みはハマチとクルマエビとトラフグなんですね。板谷議員に、私は専門的ではないもんですから、けさ聞きました。「伊万里市は、ハマチ養殖、クルマエビ養殖、トラフグ養殖をやっているんですか」と聞いたら、「なんば言いよっとや、みんな松浦たい」ということです。「みんな松浦ですか」と、びっくりするんですね。私たちの、友広市政の、この松浦市で養殖されている水産物を、お隣の伊万里市さんがメーンになって、中国や韓国と取り組んでおられる。伊万里市は松浦市よりも湾の奥にあって、もちろんインフラも整備されていますから、その点が有利なのはよくわかるんですが、伊万里市に入る船は全部松浦市の目の前を通っていっているんですね。現実的に松浦市の産品がそういった取り扱いをできているのに、松浦市の中でアジアを目指した取り組みが全くできていないというのは、これはちょっと視点がぼけていないかということなんです。この取り組みの違いは、必ず将来大きな差になってくるんですね。今これだけ差があるんですから、どんどん差は開いていきますね。どんなに将来的にはこんなことをしたいと思っても、もうスタートでこれだけ差をつけられると、将来大きな格差になってしまう。これは、やはりもうちょっと市が積極的に取り組んでいく必要があるんではないかと思うんですが、こういった点について、市長はどのようにお考えなのか、御所見をお聞かせいただきたいと思います。 58 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今、伊万里市の取り組みについて御紹介があったわけでございますが、松浦市も、松浦市水産物輸出入促進協議会というものを立ち上げて、これまで中国・韓国といろいろな水産物の輸出入について、魚市場を中心として取り組ませていただいたところでございます。  そういうことからいたしまして、伊万里市におかれましても、農産物と水産物というものを商品としてといいますか、輸出の対象物として取り組んでおられるわけでございまして、このことにつきましては、やはり伊万里市との連携をどうしていくかというのは、松浦市にとっては重要な課題であろうと思いますが、これまで私どもは、長崎県のそういう組織と取り組んできておりまして、いろいろな課題が見えております。やはり今後は、松浦市の水産物あるいは農産物を中心とした、地元で生産できるもの、また漁獲されるものをどう松浦ブランドとして売り込んでいくかということになりますと、私は県との関係はそれなりの取り組み、松浦市にとって必要なところについては対応をしていく必要があろうと思いますが、やはり伊万里市さんと今後は協議を進めて、農産物については伊万里市さんのほうで、水産物については松浦市の水産物を中心とした取り組み、そういうことについての協議をしていく必要があるんじゃないかというふうに思っております。  皆さん御承知のとおり、伊万里湾の一体的な開発といいますか、地域振興を図っていこうということで、環・伊万里湾核都市研究会というものを設けて、現在いろんな協議をしているところでございまして、私といたしましては、松浦のこれまでの、対中国・韓国の取り組んだ経過、実績、そして、今後の方向性、それと、伊万里市で取り組んでおられればそういうものといろいろ調整を図りながら、この環・伊万里湾核都市研究会の中で、このことについては取り組む必要があるんではないかと、ぜひそういう形で取り組んで、行政だけじゃなくて、商社、あるいは生産者、漁協等を中心とする、そういう方々を巻き込んだところでのトータル的な組織をつくって取り組んでいく必要がある。そうしないと、どうしても行政だけでやりますと、そのときはできるんですが、継続性ということ、それと、今後どういうふうにしていくかということについては、やはり全体的な組織を立ち上げて、先ほど申し上げましたように、しっかりとした戦略といいますか、構想といいますか、そういうものをしっかりと構築してやっていかなければならない、そのような思いを持っております。(降壇)
    59 ◯ 10番(友田吉泰君)  今、市長がおっしゃるような、市としての大きな柱をつくって戦略を立てて取り組むということになると、一朝一夕にはできないことだろうと思うんですね。ですから、私も市議会議員の一人として、18年6月に「伊万里湾の開発については、きちっとやるべきではないか」ということを言って、市長から「やります」という御答弁を受けていましたから、この1期目の間に何らかの方向性が出てくるものだと思っておりましたけれども、この3年数カ月を見て、そうなってないものですから、今、御指摘をしているわけでありまして、やはりこれまでの間にやられていないということは、率直に反省すべきだと思いますね。伊万里市とのこの温度差は、松浦市の将来に大きくかかわってくる問題だと思うんです。  先ほども市長みずからがおっしゃったように、政権がかわって、財源や権限が移譲されるとなると、やはり地域の力、どれだけ松浦市が力があるのか、先見的に動いているのかということが試されるわけですね。伊万里市と比較したとき、このスタートのおくれは、大きなもうギャップが開いているんです。これを取り戻すためには、相当の努力を松浦市政の中でやらなきゃいかん。  そこで、18年6月のときに、私は「ぜひ松浦市に専門家をつくるべきだ、貿易をするためには、松浦市にどんなものが向いているのかを知ることが必要であると。専門家をつくるべきだということで、JETRO(ジェトロ)に──日本貿易振興機構ですかね、JETROに職員を派遣したらどうだ」ということを提案いたしました。そして、「できれば、大連の事務所にも派遣したらどうですかと、これは、市内に多くの中国人の方が来られて、中国語に対する松浦市の不得手な分もあるもんだから、そういうこともいい効果があるのでやったらどうだ」というお尋ねをしました。市長のほうからは、「JETROにやるかどうかは別だけども、そういったことについての職員の派遣もしたい」ということでありました。しかしながら、現在、今のところ、そういったところへの専門家の派遣はできておりません。福岡事務所を立ち上げられて、福岡との交流が第一義だったのかもしれませんが、将来を見据えたときには、やはり今から若い職員を専門家に仕立て上げるためにもそういった専門的な機関への研修が必要ではないかと思うんですが、近い将来そういった派遣をするお考えがあるのかどうか、この点についてお尋ねをいたします。 60 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  現在、この市政の施策の中で、専門的に推進していくということが必要であるということから、主要施策に対しましては、専任職員を配置して、今、対応をさせていただいておりまして、私としては、この専任制をしいたことは大変いいんじゃないかというような、そういう評価といいますか、受けとめをいたしておりまして、この職員派遣、研修ということにつきましても、やはり今後はこの専門性が、特に海外との取引といいますか、交流ということについては求められると思いますので、やはりアジアとの交流をやるということについては、専門性からいたしますと、私は経済交流ということをとらえたところでの専門性のある職員を養成していく必要があろうというふうに思っております。そういうことからいたしますと、どういうところに研修といいますか、職員を養成するための派遣がいいのか。  今、友田議員御指摘のJETROというのも当然、その分野では、大変人材育成をされておりますので、そういうところも入れて、あるいは直接、商社というところにもいいのかですね、そういうことについては、今後検討をさせていただいて、私といたしましては、この専任職員制というものをぜひこの分野にも導入したいというふうに思っております。(降壇) 61 ◯ 10番(友田吉泰君)  先ほど少し触れましたけれども、中国の富裕層、大金持ちの方々は、現時点でも160万人いると言われています。こういった方々をターゲットにして、やはり松浦市のすぐれた生産物を輸出していこうという、これは壮大なプロジェクトだと思うんですね。そういった生産農家の方々や若い人たちに、やっぱり夢を与える事業だと思うんですね。そういった意味では、やはり個人でやりなさいと言ってもなかなかこれはできない問題でもありますから、行政がやはりバックアップをしていく。そのためには、どうしても専門的な知識を持っている人が要るということでは、ぜひ早急にそういった取り組みをやっていただきたいと思いますし、そういった取り組みをすることが、市の職員のやる気にもつながってくるし、若い人たちの夢や希望につながってくると思いますので、ぜひそういった内部での調整は副市長の分野だと思いますので、副市長の指導力も含めて、今後期待していきたいというふうに思っております。  次に、「鷹島肥前大橋の開通とつばき荘改築が及ぼす経済効果と市財政の影響について」ということで、本件は、さきの6月定例会で、「どうなっているんですか」ということをお尋ねしました。担当課長からは、「現時点ではその数字がそろってない」ということで、明確な答弁をいただけませんでした。そこで私が言ったのは、「まちづくり市民懇話会の中で、ぜひそのことについては、市民の皆さんに説明をしていただきたい。そうしないと、今の予算の使い方について一部不満の声がありますよ」ということをお伝えして、「それはやりたい」ということでありました。しかしながら、私が行った市民懇話会の中では、そういった説明がなかったわけですね。ここであえて限られた時間を、貴重な時間と私は思っているんですが、ぜひその説明を市に今ここで求めたいと思うんです。鷹島肥前大橋開通とつばき荘の改築による経済効果は、どの程度と見込んでいるのか。そして、それによる市への財政への影響、税収がどの程度上がってどんなふうになるというシミュレーションというのはできていると思いますので、その点についての回答をいただきたいと思います。 62 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  ただいまの御質問でございますが、経済効果ということで、現在、それぞれ鷹島地域につきましては、モンゴル村と鷹ら島のほうからの入場者数、また、売り上げの金額等についての御報告をいただいておりますので、その件についての御報告をさせていただきたいと思います。  まず、モンゴル村についてでございますが、入場者で約37万3,000人が8月末まででお越しでございます。  全体の売り上げといたしましては、約1億4,000万円を超える部分での売り上げがあっておるところでございます。  また、道の駅につきましては、これにつきましては、レジの通過者からの推計の来場者という形をとらせていただいておりますが、約42万5,000人を御来場いただいている。売り上げといたしましても、やはり1億4,000万円程度いっているというふうにお聞きをしているところでございます。  また、鷹島の町内につきましては、商工会のほうにお聞きをいたしておるところでございますが、具体的な数値につきましては、商工会としてもまだとれないということでございます。ただ、飲食店につきましては、前年より随分売り上げが上がっているということのお話をいただいたところでございます。  また、つばき荘につきましては、現在、具体的に数値をとっておるところではございませんが、起債の計画等を出させていただく折に、数値として利用をさせていただく分につきまして私どもで試算をいたしました部分で、宿泊で年間1万3,000人ほど、それから、食事、休憩などの利用を1万8,000人ほどと計画をしておるところでございます。  また、これに伴います売り上げにつきましては、約1億7,000万円程度を計画、中ではさせていただいているところでございます。  以上です。 63 ◯ 10番(友田吉泰君)  鷹島のほうは実績と、つばき荘については計画の利用者数と売り上げがあったわけですが、市財政への影響はどのようにお考えですか。 64 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  市の財政の部分につきましては、やはり税収の面が大きく変わってこようというふうに考えておるわけでございますが、実際的には、申告等がどれぐらいになるかというのがはっきりわかりませんで、具体的な数字の試算はいたしていないところではございます。  ただ、現在売り上げ等があっております部分につきましては、相当額が収益として皆様方の中では計上をされてくるので、市税としては随分上がってくるというふうに考えておるところでございます。 65 ◯ 10番(友田吉泰君)  この問題は、やっぱり旧福島町、旧鷹島町からの継続する行政事務、懸案事項で新市になって具体化されておる、実現できたものであるんですけれども、やはりなかなか税金の使い方としてこれで本当にいいのかという考えを持っておられる方も市内にいるというのは事実なんですね。そういった方々に、松浦市としては、こういう目的で、こういうふうな考えを持ってやるんですよという、納得していただくような資料を出すべきだと思うんですね。鷹島については、実績でこれだけの方々が訪れておられるわけですし、もう既に、モンゴル村と道の駅を合わせて約2億8,000万円の売り上げが上がっていると、これは橋がかからなかったときからすると、相当な経済効果であるとわかるわけですね。  一方で、じゃ、つばき荘については、年間宿泊者1万3,000人、日帰り等を含めて1万8,000人の方々が来られるでしょうと。売り上げが1億7,000万円ぐらいでしょうというふうに、それはわかるんですよ、シミュレーションだから。じゃ、それが松浦市にとってどんな影響を及ぼすかということが、やはり行政側としては、市民の皆様にお示しすべきじゃないかなと思うんです。そのやり方が、住民の皆さんが自分たちの税金を納めてそれはやるべきだというふうにお考えになるかどうか、それを納得していただくようにちゃんとつくり上げて、計画をつくって、それを実現していくのが行政の役割だと思うんですね。多分、ここをいろいろ言っても、課長に言っても難しいと思いますので、市長はこの点どのようにお考えなのか、市民の皆さんが私が今申し上げたような質問をされたときに、市長が率直にお答えされるお気持ちのままお聞かせいただきたいと思います。 66 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今御質問の、つばき荘の役割ということになろうかと思いますが、私は福岡都市圏交流を進めていくということを今取り組ませていただいておりまして、松浦市の東の玄関口としてこのつばき荘を活用したいというふうに思っておりまして、このつばき荘を情報発信あるいは観光客の誘致の拠点とすると、松浦市の東の玄関口として、その拠点としてこのつばき荘を整備したいというふうに思っているところでございます。そのことが、福島地域、そして、この松浦市全体の活性化につながるということで、この中心的な役割を担う、そういう考え方を持っているところでございます。  それともう1つは、観光客を誘致して外貨を稼ぐということもありますが、もう1つは、福島地域を初め、この松浦地域の皆さん方の交流の場といいますか、広く市民がそこに集っていただく、そして、いろいろな形での交流を深めていく施設としての活用を図らなければならない。そうしないと、このつばき荘の活用といいますか、整備の効果というのはないんじゃないかと。そういう面からいたしまして、外貨を稼ぐということと、福島を中心とする地域住民の皆様方の集い、交流の場と、そういうことをしっかりと役割を担うことにしなければならないというふうに思っておるところでございます。  そのためにはどうするかということになりますが、やはりこのつばき荘だけではその効果は発揮できないということから、市内の観光地、観光資源との連携とか、施設との連携ということを実施するということとあわせて、グルメとか体験、そういうものを含めた事業というものの一翼を担っていただく、そういう形でのつばき荘でなければならない、そういう目的を持って整備をさせていただきたいと、このように思います。(降壇) 67 ◯ 10番(友田吉泰君)  市民の皆様の交流は、何だか東部交流センターにも同じようなことを言われたんじゃないかなという気がいたしますので、その辺の整合性は今後追ってやるべきだろうと思います。  今、市長からつばき荘についてはそういったお考えを持って取り組むんだというお考え方を示されましたので、先ほどの下久保議員の一般質問で、次の選挙にも臨んでみたいというようなニュアンスの答弁がありましたので、これが友広市長としてのつばき荘に対するマニフェストになるのかなという思いがありますので、その実現ができるように努力を重ねていただきたいと思います。くれぐれも、福島、鷹島、松浦の皆さんの失望を買うようなものにならないように、ぜひ頑張っていただきたいと思います。私どもも、チェック機関としての役割はしっかり果たしてまいりたいと思います。  次に移ります。  「鷹島・福島両支所の現状と将来像について」ということであります。  この7月から8月、鷹島や福島にもこんな真っ黒く日焼けするほど行きました。ま、選挙で行ったんですけども。  そこでお聞きする福島・鷹島の市民の皆さんの新市に対する御意見は、非常に厳しい御指摘でありました。  まず、その質問に入る前に1点お聞きしたいのは、この議場の一番前の列に、福島支所長と鷹島支所長が並んでおられます。これは、市長、副市長、会計管理者、いわゆる教育長もそうですね。市の、昔言われた4役、今は3役ですけども、その方々と同じ列に並んでおられる。これは、それだけ両支所長の職責は重要なんだということの裏返しだろうと、そのように私は受けとめておりますが、市長はこの点どのようにお考えですか。 68 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今、友田議員が申されましたとおり、福島支所長、鷹島支所長の職責というのは重いものがあると、そういうことからいたしまして、前列に配置しておるところでございます。(降壇)(発言する者あり)(笑声) 69 ◯ 10番(友田吉泰君)  先ほど冒頭で言いましたように、福島・鷹島の市民の方々に御意見を伺うと、「以前は役場に行けば用事が済んでいたけれども、今は、ちょっとトラブルがあると、『それは本庁に聞いてください』という対応になってしまう。なぜ、そんなふうになるのか」という御指摘なんですね。  確かに、合併をして一つの自治体になって、本庁がこの松浦市役所になりましたので、そういった対応が必要な部分も確かにあると思うんですね。しかし、橋がかかって陸路につながったとはいえ、福島まで40分、鷹島まで70分かかるという現状を考えたときに、やっぱり福島・鷹島、それぞれの両地区内で発生した問題については、松浦市の条例に従って、できる限りその地域内で自己完結をするということが大事だろうと思うんですね。そういった権限というか、そういったまちづくりをするために、今、市長がおっしゃったように、支所長には重要な役職責を与えている。そういった形になっているはずなんです、なっていて、そういう形にするのが合併の目的であったと思うんですね。しかし、現実になっていない。何で、さまざまな問題が起きたときに、「それは本庁に聞いてください」という対応になってしまうのか。市長も、多分いろんな形でこの声はお聞きになっていると思うんです。その原因は何だと思われますか。 70 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今御指摘のありましたことは、合併当初は、本庁・支所の事務分担の調整が十分ではなかったということが1つと、本庁職員と、支所職員間の連絡調整がうまくいっていなかったということから、今のような御指摘ではないかというふうに思っておりますが、今現在では、住民の方が支所に出向かれて支所完結ができないというような問題はほとんどないというふうに私としては認識をいたしております。(降壇) 71 ◯ 10番(友田吉泰君)  各支所でもこの市長とのやりとりをごらんになって、福島・鷹島地区やインターネットでごらんになっている方がどのように思われているか、私はうかがい知ることができませんけれども、多分、市長の認識とはずれているんじゃないかなと思うんですね。これは、市長がおっしゃるように、新市発足をして、最初、スタートの時点ですから、混乱はあったと思うんですね。混乱はあることを承知で合併をして、その初代市長になられているわけですよ。これ4年間あったわけですよ。1年目、2年目に起きた問題、やはり3年目、4年目できちっと整備をすること、少なくともこの1期中にそういった合併によって事務的なレベルでのトラブル等については、きちっと統一して連絡体制あるいは業務体制がきちっと処理できるというふうな仕組みをつくるのが初代市長の役割ではないかと思うんですね。多分まだまだ認識足らないと思いますね。これは、本当に住民の方に聞くと、「もう何でここまで全部、本庁、本庁と言うのか。何か本庁が自己完結するなとでも言っているんじゃないか」という、そういったことまで思われているようなんですね。何か原因があるはずなんですよ。今の市長の答弁を聞いていると、「もう今はないと思います」とおっしゃいましたから、多分、これ以上市長に聞いても答えは出ないと思うんです。  これは市長、住民の皆さんが思っておられる思いをしっかり受けとめないと、これは大変なことになると思いますよ。市民の皆さんの合併に対する、特に、橋のかかった鷹島以上に、福島地区の皆さんは、「この合併をよろしくなかった」とおっしゃっています。ここをしっかり解決するのが、私は初代市長の役割だと思うものですから、今後、このようなことについて、もうちょっと積極的に意見を聞いて取り組むお考えがないか、この点をお聞きして、この項を終わりたいと思います。 72 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今の御指摘につきましては、再度確認を行い、御指摘のようなことが今後起こらないように、万全な対応をしてまいりたいというふうに思います。(降壇) 73 ◯ 10番(友田吉泰君)  済みません、最後のと言いながら、ちょっともう1つ思い出してしまって申しわけない。(笑声)ここを1つ聞かなければならなかったんですね。  将来像をお聞かせいただきたいと思うのは、市長は、「今はもう大丈夫だ」とおっしゃったので、将来像って聞けないのかなと思っていたのですが、やっぱり今後、福島・鷹島支所はどうなるんだろうという思いを持っておられると思うんです。前回、6月定例会で、私は両支所長にお尋ねをしました。そのときにおっしゃったのは、「人数は減ったけれども、住民サービスのために一生懸命やります」ということだったんですね。住民の皆さんが不安に思っておられるのは、本当に福島や鷹島の支所が、旧松浦市における御厨や今福支所のような、本当にもう窓口業務だけの、そういった支所になってしまうんじゃないかという、そういった不安を持っておられるわけです。そうならないために、両支所長をこの最前列に置いてやろうということなんだと思うんですが、もう少しやはり両支所長の権限をしっかり与えて、両支所長の内部で、もちろんそのやり方は市の条例、市長の方針に従わなければならないけれども、一つ一つ本庁に聞かなくてもきちっとできる体制を構築すべきだと思うんですが、市長の両支所に対する将来像、これについて、どのようにお考えか、この点をお聞かせいただきたいと思います。 74 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  両支所の将来像ということでございますが、地理的に飛び地であるということを考えますと、制約があります。したがいまして、災害時の対応あるいはライフラインの確保ということを考えますと、現行体制は最低限必要であると、このように思っております。  あわせて、市民の要望に対する課題を解決するのに、スピード感を持たせなければならない、その辺が先ほどの御指摘であったかと思いますので、そのスピード感を持たせるということになりますと、やはり支所長に相当の権限を付与するということが、持たせることが必要であるというふうに思っております。そういう面につきましては、市民皆様方からの御意見、御要望について即決できる、あるいは予算の執行についても支所長の権限で対応できるような改善をしていく、要は、行政サービスを向上させていくと、そういう基本的な考え方に立った今後の支所の将来像というものはしっかりと構築していかなければならないと、このように思っております。(降壇) 75 ◯ 10番(友田吉泰君)  市長がおっしゃっていることはもう本当のことだろうと思うんです。そう思っておられるんであれば、ぜひ速やかに行動を起こしていただいてやらなければ、やはり友広市長の1期目の役割というのは、いろんな混乱を収めてスムーズに流れるような道筋をつくのが1期目の市長の大きな役割だと思いますので、そういった点では、まだまだ混乱をしているという点については十分認識をいただいて、どこにその問題点があって、どうすればそれが解決できるかということは任期中に必ずやっていただきたいと、そのことを要望しておきたいと思います。  次に移ります。  「市内公設公衆トイレの設置基準と管理状況について」であります。4点お尋ねします。  まず1点目は、公設の公衆トイレというものは市内に幾つあるのか。これはできれば松浦、福島、鷹島の地域ごとに数を教えていただきたいと思います。  次に、それらの公設公衆トイレは、どのような管理状況、管理体制にあるのか、それに要する費用は年間どの程度なのか。  3つ目が、これらの公設公衆トイレは、どのような基準に基づいて設置されているのか。  4点目は、現在設置されている公設公衆トイレは、すべてその基準を満たしているのかどうか、この4点について、あわせてお尋ねをいたします。 76 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  お答えいたします。  現在、市内の公衆トイレは、それぞれ所管課が異なり6課(生涯学習課、農林課、子育て・こども課、水産商工観光課、市民生活課、上下水道課)で、51カ所設置されております。  市民生活課で取りまとめをしておりますので、市民生活課のほうからお答えします。  51カ所の内訳は、松浦地区28カ所、福島地区8カ所、鷹島地区15カ所の計51カ所でございます。  次に、管理状況でございます。  管理状況につきましては、大別すると、3通りあるかと思います。  まず1つが、市が直接管理しているトイレ、2番目に、地区・団体にすべて管理を委託しているトイレ、3つ目が、清掃や電気・水道料等いろんなケースがございますけども、一部を委託しているトイレと大きく3つに区分できるかと思います。  そのうち市が管理しているトイレが、松浦地区19カ所、福島地区3カ所、鷹島地区9カ所。すべて委託しているトイレが、松浦地区1カ所、福島地区4カ所、鷹島地区2カ所。一部委託しているトイレが、松浦地区8カ所、福島地区1カ所、鷹島地区4カ所で、まとめると、市で直接管理しているトイレが31カ所、全部または一部の委託をお願いしている委託の部分が20カ所となっております。  それから、そのトイレの管理の経費でございますけども、トイレの年間予算は施設管理費の中に含まれ、一部指定料等にも含まれておりますので、個別にトイレの分のみを正確に数字を出すというのは少し困難がありますけども、全体で約900万円程度となっております。  次に、これらのトイレの建設について明確な基準があるかどうかという質問でございますけども、明確な基準がございません。当時の事業目的等に沿った形で建設されたものと認識をしております。よって、すべてその基準を満たしているかどうかという質問に対しては、基準がございませんのでお答えできません。  以上でございます。 77 ◯ 10番(友田吉泰君)  市内に51カ所の公設公衆トイレがあって、その管理は6課にまたがっている。年間費用については、直接松浦市が管理しているものや一部委託を含めて年間900万円程度ということでありますね。もうちょっと費用がかかっているんではないかなというのがあったんですが、900万円──900万円は確かに大きなお金なんですが、51カ所で900万円というのはこんなものなのかなという気がいたしました。  一番問題なのは、今、公設公衆トイレをつくるのに、いろんな事業目的でつくるから基準がないということだろうと思うんですね。今定例会の予算の中にも、体験型交流事業等々の受け皿づくりのためにトイレを建設しようという議案もございます。一方で、市民の皆さんの中から、今あるトイレの改築等々も出されておるわけですね。そういった中で、やはり市民の皆さんにいろんな要望があるときに納得していただくためには、難しいかもしれないけれども、松浦市としての公設トイレの考え方というのを統一しておくべきだろうと思うんです。これは、もう2年ほど前から市長が、後ほど申し上げますけども、ある地区の陳情の際に、「やはり市としての公設トイレというのはどういうものなのか考えなきゃいかんと、ルールをつくらないといけないと、今指示している」ということでありましたが、この点、市長、ルールは、市長の頭の中ではどんなルールなのか、まだ確約してなくても結構ですから、市長としてはどういったルール、どういった方向性に持っていきたいと思っているのか、この点をまずお聞かせいただきたいと思います。 78 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  このトイレの整備につきましては、今、友田議員が申されましたとおり、いろいろこれまで検討をさせていただきまして、やはり既設のトイレの設置がどうであったかということと、それと、新設するトイレの整合性といいますか、そこがなければ混乱をする。  例えば、先ほど市民生活課長が申し上げましたとおり、地元で委託を受けて管理していただいているもの、あるいは地元でつくっていただいたものというようなもの、いろいろケースがございまして、そこら辺について、既設のトイレと新設するトイレの整合性というのはどうかということで大分やってみたんですが、なかなか統一して市民の皆様方に、ここはこういう形で整備をしたと、ですから、こういう形での管理をお願いしているというのが、なかなかお示しできない状況にございまして、私といたしましては、既設のトイレは、現行の状況での整備あるいは維持管理をしていただくということで御理解をいただくことが大事じゃないかというふうに思っております。  そのことを踏まえて、新設のトイレにつきましては、やはり市民の皆様方に御理解、公平感を持っていただくようなルールをつくらなければならないということで、これまで既設のトイレと新設のトイレの整合性というところに腐心をしてきた関係でおくれておりますが、そこは割り切って、新設のトイレについてはこうだということをお示しして、今後の整備をしていきたいというふうに思っております。  基本的には、不特定多数の方々が常時御利用になるというのは、今後は余りないんじゃないかというふうに思っておりまして、今後はやはり、その地域の振興、活性化といいますか、そういうこと、市と共同でいろいろな対応をしていただくということになりますと、基本的には、施設の整備は松浦市が行う、そして、後の維持管理については関係地域あるいは団体等でやっていただくと、そういうことを基本として、今後一つのルールというものを整備して、それに沿った形での今後の市民の皆さん方にお示しして御理解いただく、そういうことで現在、関係課といろいろ議論を深めているところでございます。(降壇) 79 ◯ 10番(友田吉泰君)  市長の公設公衆トイレに対する考え方というのが今お示しいただきましたけれども、先日、水きよら館の西側にトイレができているよという話を聞きまして見に行きました。ここは、下水道処理場という、いわゆる地域の皆さんにとっては、言葉は正しくないかもしれないけれども、迷惑施設であると。そういったことで、御理解をいただくための施策の一つだということは理解をするわけですが、非常に立派なきれいな、身体障害者の方も御利用をいただけるような立派なトイレで、その横にはシャワーもついている。その奥には、松浦水きよら館の建設のときに、人工砂浜というか、親水施設をつくりましたので、それと付随する施設なのかなという気がするんですね。  ちょっと申し上げたいのは、大崎海水浴場に、今、トイレがございます。このトイレは、竹本議員や白石議員とともども「何とか建てかえをお願いします」ということで、御厨地域議員会の中で、もう数年来、要望を地域の皆さんとともにやってきておるんですが、なかなか、もう既に今施設が一応あるということで、つくりましょうという形にはならんわけですね。  私が心配するのは、市民の皆さんは、これはそういった施設を地元に御理解いただくためにつくったということはわかりながらも、交流人口の拡大という松浦市の施策に基づいて大崎海水浴場はいろんな協力をしている。大崎海水浴場は地域の皆さんの中で組合をつくられて、その皆さんが管理等々もやられているわけですね。これは、いわゆるまちづくりに協働しているわけですよ、松浦市が示す交流人口拡大に一緒に頑張っていただいているわけですね。皆さんがおっしゃるのは、海水浴シーズンは自分たちがあけてするけれども、その海水浴場に来られるのは、普通の海水浴シーズンが終わってからでも、昼休み時間帯とか、一般のサラリーマンの方が車をとめてお弁当を食べられたり、いろんなことをやられていると。冬場においては、サーフィンやボディーボードなんか、そういったマリンレジャーもやられている。年じゅう、そういったことで、交流人口につながっているんだと。だから、そのトイレを何とかしてほしいという御意見があるわけですね。  今、市長がおっしゃるように、明確なルールはないという形で、一方ではそんな立派なトイレができている。こちらは同じように自分たちも市の施策に協力をしているんだけど、いまだにそういった建設については、建てるなら補助金は出すけれども、残りの費用とか維持管理は自分たちでやりなさいということで、なかなか踏み切られないという現実がある。これは、とりようによっては非常に不公平感を募らせてしまうんではないかと思うんですね。市内の、例えば、福島の初崎海水浴場や鷹島の白浜海水浴場は、多分、冒頭、市民生活課長がおっしゃった、市が直接管理しているトイレだと思うんですね。同じように、松浦市内の海水浴場であるのに、そこにはできないと、これは不公平感があるんではないかと思うんですが、このあたりの整合性、市長どのようにお考えですか。 80 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  確かにいろいろなとらえ方によって、その整合性が、この分野から考えると理解できるけれども、こちらのここから検討するとなかなか難しいというところがあろうと思いますが、やはり大方の市民の皆様方の御理解をいただくということになると、ある程度大くくりの対応が必要ではないかというふうに思っております。  今、具体的に大崎海水浴場のトイレの問題を取り上げられたわけでございますが、大崎海水浴場は、海水浴客としての御利用、サーフィンとか、あるいは先般行われたイベント──ライブですね、そういうものもございますし、私といたしましては、体験型でお話ししておりますのは、やはりあの砂浜を使った砂の造形とか、そういうこともできるんではないかと。あるいは、市民の皆様方の憩いの場、あるいは遠足とかいろいろなことがあろうというふうに思っておりまして、そういうことからいたしますと、私は大崎海水浴場につきましては、いろいろなまちづくり、交流人口の拡大ということについての大きな役割を果たしているということから、大崎海水浴場につきましては、地元で、あるいは関係団体で維持管理をしていただくということの御理解をいただければ、松浦市が建設をするということで、今後、地元との協議をしていきたいというふうに思っておりまして、実は、先般、大崎地区の方々の若い人とお話ししたんですが、あそこにもそういう壮年層の団体があると、組織しておると、自分たちも数カ月の管理は協力を惜しまないというお話もいただきましたので、関係の皆さん方お寄りいただいて、そういうことを前提として、市が建設をし、地元で維持管理をしていただくという方向で今後協議を進めて建設をしてまいりたいと、このように思います。(降壇) 81 ◯ 10番(友田吉泰君)  今、市長のお考えが示されましたので、維持管理をしていただけるんであれば、市が建設をすると、建設費は市が出す、公費で賄うということですね。そうすると、これはやはりきちっと公設の公衆トイレというのはどういうものですよという、なぜそこにつくるのかということを明確にやらないと、なぜ、じゃ、大崎だけにそうなるのかということにもまたつながっていきますので、その施策をやっていただくことは非常に我々地元議員としても重要なことではあるんですけれども、それとあわせて、市民の皆さんに、そのことによってまた新たな不公平感を生まないような対処が必要だろうと思いますけども、そういった不公平感が出ないためには、やはり先ほど市長がおっしゃったようなことを早急に明文化してつくり上げるべきだと思いますが、この点について、もう一度市長のお考えをお示しください。 82 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  私といたしましては、できるだけ早く、このトイレの設置要綱と管理運営の方法といいますか、そういうものを要綱としてまとめて、市民の皆様方に、また議会を初め、お示しをいたしたいと思います。(降壇) 83 ◯ 10番(友田吉泰君)  市内の公設の公衆トイレの中には、ちょっと怖くて入れないようなトイレも実はございます。多くの交流人口拡大をうたって取り組むときには、ちょっとこの維持管理はどうなのかなと頭をかしげたくなるような施設もあります。そういったところへの維持管理も含めて、松浦市としても公設トイレに対する取り組みをしっかり決めていただいて、取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  6課にまたがっているということでありますので、取りまとめは相当大変だろうと思いますけども、これはやはりそういった枠を超えてしっかりやることが行政の中の役割だと思いますので、その点については、市長の任期中に速やかにやっていただくように要望をいたしまして、これをもって私の一般質問を終わります。
       (友田議員 一般質問席 降壇) 84 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上をもって友田議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時34分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時34分 再開 85 ◯ 議長(中塚祐介君)  再開いたします。  それでは、質問順位に従い、6番・吉原議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (吉原議員 一般質問席 登壇)(拍手) 86 ◯ 6番(吉原順穂君)  それでは、午後の一番手としての務めを果たさせていただきます。  最初に、「地球温暖化(CO2)対策について」ということで質問をさせていただきます。  「松浦市地球温暖化対策協議会」の第1回会議が8月26日に開催されました。温室効果ガス削減に市民運動として取り組まれることは、大変大事なことだと思います。この協議会はどのような会かまずお伺いをいたします。 87 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  吉原議員の質問にお答えします。  「松浦市地球温暖化対策協議会」の内容につきましては、質問がありましたように8月26日に第1回の立ち上げを行って、委嘱状の交付をしております。  本協議会は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づきまして、温暖化対策を地域レベルで推進するために、市民、事業所、行政で構成している組織でございます。この三者で「長崎県ストップ温暖化レインボープラン」をもとに、それぞれの具体的な取り組みの内容及び推進する行動計画についてまとめ、「松浦市地球温暖化対策地域実行計画」を策定するものでございます。  市民のこれまでの自主的な行動と関係団体の独自の取り組み、そして、行政の施策の連携を図り、市民全体の運動として広く啓発・実践することを目的とした協議会でございます。  委員のメンバーは15名で、それぞれの地域、団体の代表者で構成をされている協議会でございます。 88 ◯ 6番(吉原順穂君)  しっかりと実のある協議会になっていただきますよう切望いたしておきます。  松浦市には、九州電力、電源開発の石炭専焼火力発電所が立地し、270万キロワットの発電量を誇り、市財政にも大きく貢献をされております。しかしながら、それと同時に膨大な量の二酸化炭素を排出いたしております。  これにつきましては、以前に一度お聞きをいたしましたが、忘れてしまいましたので、その排出量は幾らかお答えをいただきたいと思います。 89 ◯ 企業誘致室長(和田光正君)  平成20年度の数字でございます。平成20年度です。  両電力合わせまして年間約1,500万トンの炭酸ガスということでございます。 90 ◯ 6番(吉原順穂君)  炭酸ガスの量、非常に軽い物質じゃないかと思うんですけれども、年間1,500万トンというのは、重量でしょうか、単位トンとかなんとか聞いたような気もするんですけれども、そこら辺、両発電所の方も聞いておられますので、正確なお答えをお願いいたします。 91 ◯ 企業誘致室長(和田光正君)  表現的には、二酸化炭素トンという表現になります。温室効果ガスを二酸化炭素の重量に換算をするということでございます。 92 ◯ 6番(吉原順穂君)  大変な量の二酸化炭素を排出しているわけでございます。だからこそ、松浦市はその排出削減に積極的に取り組まなければならないと考えます。  風力発電、太陽光発電、水力発電等クリーンエネルギーへの取り組みはもちろんのこと、二酸化炭素の吸収を高めるための山林の若返り対策、省エネ対策としての役所でのエコカーの導入、節電に対する取り組みも必要かと感じます。  電源開発では、平成15年8月から平成18年3月までバイオソリッド燃料の混焼試験をされたと聞いております。そして、同年4月から火力発電所では国内発となるバイオソリッド燃料の混焼利用を行っておられると聞いております。今度は、さらに木質系バイオマス燃料の混焼をされるとお聞きしましたが、数点お伺いをいたします。  木質ペレット燃料の燃焼は、いつから実施されるのか。  それと、その混焼割合と1日当たりの使用量はどのくらいか。  もう1点、木質ペレット燃料は、どこから搬入をされるのか、この3点につき、まずお伺いをいたします。 93 ◯ 農林課長(田中 仁君)  電源開発株式会社のほうから、先月の8月5日に市のほうへ国内資源の有効活用で未利用木質資源や林地残材の利用促進と、これによるCO2削減を目指すために石炭との混焼発電実証事業を国の平成21年度補正予算を活用して導入するということで、先月末に、経済産業省の実証試験の公募事業ということで申請をしますという御説明があっております。そのときの資料に基づきましてお答えをさせていただきます。  実証事業の対象地としまして、全国では松浦火力発電所ということでございます。  このことで申請をされ、今月の中旬には事業者決定の発表があるということになっているようでございます。  なお、この事業者として決定をされれば、松浦火力発電所内に平成22年度末、正式には23年2月までに燃料受払設備というものを建設しまして実証試験に入るということでございます。  混焼割合ということでございますけども、このことにつきましては、年間平均3%、これは重量ベースということでございますけども、混焼運用が可能か確認することを目的としまして、最大で5%まで上げて試験を実施したいということでございます。  日当たりの混焼する石炭使用量でございますけども、1・2号機とも100%の負荷運転(定格運転)をするということで、1日当たり約1万6,000トンの石炭を使用しますということでございます。  現時点での計画では、実証試験ということでございますので、年間のペレット使用量は約2万5,000トン、1日当たりの使用量は、最大480トンということで報告を受けております。  なお、このペレットの製造をするところは、九州で1カ所、宮崎県内に建設をされるということをお聞きいたしております。 94 ◯ 6番(吉原順穂君)  1日に480トンの木質ペレットを混焼されるということです。大変な量だと思います。それに十分に対応できるような供給体制、宮崎のほうにそういった工場ができるそうでございますが、大変な輸送量だと思っております。  次に、山林は間伐して樹幹の容積を拡大し、樹木を若返らせなくては二酸化炭素の吸収量はふえないと考えます。市内の山林の間伐を促進し、その材を木質ペレットの原料としてペレット製造工場へ供給はできないのか。このことについては、常々市長も構想を持っておられたようでございますけれども、宮崎までのこの松浦県北地区の間伐材等を輸送するとすれば、やはり帰り荷に積まれないとするとしたら大変な輸送コストがかかると思うんですよね。だから、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。  どなたでも結構です。 95 ◯ 農林課長(田中 仁君)  ただいまの御指摘の件につきましては、私どもも、市長の意向でもありましたし、電源開発さんのほうにお聞きをしたわけですけども、帰り車で原木を持っていくとかいうことについては「不可能ですよ」と、木質ペレットといいますのが、大体6ミリぐらいの大きさ(1個)の品物が、そういうものをタンクローリー車みたいなもので持ってこないと、やっぱり含水比を下げて運搬される関係上、どうしても原木を積むようなトラックでは運搬ができないということでございます。  そういうところで、帰り車を利用してということでのお話も県のほうにも私どもいたしましたけども、「大変厳しいだろう」ということでございます。 96 ◯ 6番(吉原順穂君)  そうしますと、この発電所に一番近い位置にあるこの松浦でございますが、そこで伐採し搬出した材を宮崎の九州で1カ所の工場に運ぶということはコスト上無理ということですね。  いかがですか。 97 ◯ 農林課長(田中 仁君)  ただいまの輸送費のコスト、これにつきましては、まだお示しをされておりません。 98 ◯ 6番(吉原順穂君)  まだ、そのコストについては示されていないということですけれども、素人考えですけれども、宮崎まで原木、空間がありますから、それを木材と木材のあい中の空間もありますので、ペレットにして持ってくるような製品を運ぶようにはいかないんですね、大きなトラックで平ボディのトラックで運ばなければなりません。最初にはやっぱり国の輸送補助金があると思うんですけども、それも次第にやはり減額されていくと思いますし、ここは、やはり船便で仮に宮崎まで運ぶとすることができれば幾らか低コストになるとかなと思うんですけれども、宮崎まで運ぶという考え方も1つは検討して、そして、もう1つは長崎県の県北地域に森林組合が複数ございますので、その森林組合の中の共同の事業として原木供給に見合った規模のペレット製造プラントの設置が必要ではないかと考えるわけです。  原木材の供給、経済供給範囲内に立地をしまして、発電所までの距離が近ければ製品の輸送コストも低減ができます。木質ペレット燃料は、発電所用だけにということでとどまらずに、ハウス暖房用にも活用でき、何よりも二酸化炭素の排出が、これは成長過程で炭酸ガスを吸収し、そして酸素を排出してきた、そして木自体には炭素を蓄積していって木が大きくなっていっているわけですね。だから、これはこの二酸化炭素の排出、それを燃やしても二酸化炭素の排出はゼロカウントということになっておるわけですよね。だから、すばらしいことと考えます。  このことにつきましては、寺澤副市長は以前からしっかりとこの問題に、このプロジェクトといいますか、「木質ペレットを発電所で混焼させたい」、そのことに取り組んでこられたことを私たちはじかに見聞きをいたしております。  副市長、改めて今このことについてのお考えをお聞きしたいと思います。そしてまた、今後どのような設置に向けて展開が可能であるのか、具体策はあるのか、あわせてお伺いをいたしたいと思います。 99 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  吉原議員の御質問にお答えをいたします。  ただいま、この電源開発のほうで計画をされております木質ペレットの混焼実証試験ということにつきましては、電源開発のほうから市のほうにも訪問をされまして、その旨説明を受けたところでございます。  先ほど、農林課長のほうから説明をいたしておりますが、実は九州で1カ所、宮崎にペレット工場をつくって、そこからこの松浦市の発電所に持ち込んで混焼するという計画のようでございますが、ただいま吉原議員のほうから話がありましたように、やっぱり輸送コストというものも相当料かかります。また、ペレットは聞くところによりますと20トンの大型の車で松浦の発電所に搬入をするという計画のようでございますけども、やはりかねがね木質のペレットにしろチップにしろ、やはり森林の整備と、それからCO2の削減効果を図る。そして、ある面では雇用創出も図っていけるということから考えますと、どうしてもやはり佐賀県なり長崎県、これをやっぱりひとつの中心にした小規模の木質ペレット工場の建設が必要ではないかと、そして、そこに間伐材のみならず建築廃材にせよ、森林整備に支障を来す支障木等々につきましても、すべてペレットにして混焼していくということが一番望ましいのではないかと、こういう考え方も市としてもいたして市長とも話をしておるところでございますけども、何せ今の段階では、電源開発としては宮崎にペレット工場をつくるという国の方針に沿って一応今申請をされておる段階でございますので、今後につきましては、可能な限りこの近隣の佐賀・長崎県の協力をいただいて、そして、宮崎にペレット工場ができるなら、さらにこの県北地域を含めた近隣の地域に小規模のペレット工場でもつくっていただけるようなことで、市としても県のほうに働きかけをし、そして、森林組合のほうにもひとつ要請をしながら取り組んでまいりたい、こう考えておるところでございますが、いずれにしても今の段階では、ペレットにした場合の生産単価、チップにした場合の単価ということもまだ定かではないようでございます。  したがいまして、今後につきましてはCO2の削減に向けて真剣にこの問題は取り組んでいきたいとこのように考えておるところでございますし、ただ、これはあくまでも特に県森連なり、あるいは長崎県、そして、できるならば近隣の佐賀県、そういうところも含めてお力添えをいただきながら今後進めていきたいとこのように考えておるところでございます。  以上でございます。  何か答弁にちょっと誤りがあったようでございますので。  電源開発がそのペレット工場をつくるということじゃなくて、国の施策としてつくられる、宮崎にですね、それについて申し入れをされておるということでございますので、私がそのように申し上げたかと思いますが、修正をして、ひとつそういうことでよろしくお願いをいたしたいと思います。  以上でございます。(降壇) 100 ◯ 6番(吉原順穂君)  間伐材の搬出には、高性能作業機の活用によるコストの低減が必須要件であります。その機械の活用のためには、作業道の設置をする必要があります。今回、林道の待避所の設置に取り組まれるようですが、さらなる作業条件整備の促進を願うものであります。  林道については、既設道路については生コン舗装がほとんど完了をいたしております。しかしながら、まだ林地の手入れや活用の上から、どうしても作業道の開設の必要な路線がございます。松浦市で一番標高の高い山、大阪山の中腹には、林地面積が広大であるのにかかわらず作業道がありません、一部ありますが、中腹を通る作業道はございません。しかも、ここには松浦市が所有する7ヘクタールを超す水源涵養林もあります。稗木場側から柚木川内側に向けて中腹を等高線上に作業道を開設すれば、林地の手入れ、間伐材の低コスト搬出にも随分と貢献できると考えます。また、白井作業道も途中までであり、幹線道路に接続はされておりません。これについても接続をする必要を強く感じます。  ぜひ計画的な施工をすべきと考えますが、お伺いをいたします。 101 ◯ 農林課長(田中 仁君)  ただいまの上志佐と世知原との境にございます大阪山付近の作業道につきまして、このことにつきましては、その地域で森林整備に取り組んでいただけるようであれば、間伐事業の中で作業道路の整備、これができるようになっておりますので、それで対応していけるんじゃないかというふうに思っております。また、白井地区の作業道につきましては、白井地区でありながら松山田の上のほうを通ったり、あるいは今福の坂野を通ったり、他方面からしか行けないような作業道路でございます。  この作業道路の貫通につきましては、地区のほうにもお話をしておりますし、また、地区のほうで先ほど申しました森林整備に取り組んでいただけるようであれば、このことについても可能だというふうに思っております。 102 ◯ 6番(吉原順穂君)  ぜひ、よろしくお願いをいたしておきます。  次に、温室効果ガス削減に市民運動として取り組まれるのであれば、まず子どもたちへしっかりとその大切さを指導すべきであると考えます。  市内小中学校に太陽光発電パネルを設置し、校内での電力消費を代替し、デジタルに表示される発電量を子どもたちがじかに目で確かめることは、電力を大切にし節電する教育にもなるかと感じます。  校舎の屋上活用による太陽光発電パネルの設置を市内小中学校にするお考えはないか、お伺いをいたします。 103 ◯ 教委庶務課長(木山智明君)  それでは、お答えいたします。  市内の学校教育施設の地球温暖化対策については、現在、志佐小学校に太陽光発電パネルの設置による電力の活用や太陽光発電街路灯に導入しております。  また、本年度より計画いたしております御厨小学校には、太陽光発電街路灯、省エネ・省資源型ルーバーやバルコニー、自然採光を取り入れるハイサイドライト等の導入を予定いたしております。  今後は、市内学校教育施設の老朽化により、改築等を計画的に実施していく予定でありますが、地球温暖化対策として当然学校教育施設にも導入できる部分については対応していきたいと考えております。  また、国においても教育環境対策を目的に、文科省が打ち出した構想の中に、エコ改修の推進を図るために国費補助等の制度事業が取り入れられている状況でありまして、それらを活用して市内学校教育施設のエコ改修を進めていきたいと思っております。  将来を担う児童生徒の地球温暖化対策に対する学習というのは大事なことでありますので、学校教育施設の中で取り入れられるエコ改修につきましては積極的に導入していき、市内小中学校児童生徒への地球温暖化対策に対する意識づけを行ってまいりたいと思っております。 104 ◯ 6番(吉原順穂君)  さきに両電発から排出される二酸化炭素の量をお伺いし、その大きさに皆様方もびっくりされたかと思いますけれども、そういったことがある松浦市でありますから、なおさら、やはりクリーンエネルギーへの取り組み、特に、学校教育における太陽光発電パネル等の設置で、子どもたちに二酸化炭素を排出しない電力源というのを勉強させていただきたいと強く願うものであります。  通告外ですけれども(この中でいきますので)、役所の表玄関の会議室、もとは会議室って言っていたんですけど、今あそこは地域職業相談室ですか、のあるところ、北玄関のところですね、会議室があるんですけれども、その屋上には輻射熱を遮るために植栽をしてあるんですね、宝亀課長が前から一生懸命取り組んでおられたわけですけれども、すばらしい効果があるということでスタートしたわけですけれども、ここ2年、もうずっと最初からですけれども、あれが青くなって茂ることはもう全然ないわけですね。だから、ぜひこういったことで松浦市が一生懸命温室効果ガス削減に取り組んで、そして、会議室の中のエアコンの電力代も節約して、発電所の石炭を燃やした電力を少しでも節約しましょうという考えからすると、こういったことに最初に取り組んだ目的から大きく外れておりますので、これの植生についてもう少し努力をすべきだと考えますが、簡単にお答え願います。 105 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  会議室の屋根の緑化でございます。  設計、計画をしているときの想定からいたしますと、水分の量が予定よりも非常に多いということで、乾燥したときに一番強い植物をあそこに植えておいたわけなんですが、あそこは水をまだ1回も上げたことはなくて、ただ、雨による水分がなかなか抜けきらないということで、かなり根腐れを起こしたような形になっております。それで、少しずつなんですが、植物を水分の強いものに少しずつかえて実験をしているところでございます。効果があればそのような形で、シバザクラとかそういうふうなものを植えたりとか、今少しずつですけどやっているというところでございます。 106 ◯ 6番(吉原順穂君)
     このスタート時点において、もう、詳しく設計内容まで示されて、「本当にすばらしい事業ですよ」ということをここでおっしゃったんですよね。ところが、もうそれから全然あれが緑になることもなし、繁茂することもなかったから、それはしっかりと当初の目的に沿うように努力をしていただきたいということをつけ加えておきます。要望しておきます。  2点目、「上志佐公民館について」。  少し早口になりますが、行政改革により上志佐支所を廃止して郵便局とJAに業務委託をする計画でしたが、郵政株式会社側が受託を拒否されたため、難色を示したため、急遽上志佐出張所とし、「公民館機能を持たせることで、むしろ地域住民サービスが向上する」との説明が市長よりありまして、ことし4月1日より旧上志佐コミュニティーセンターの施設をそのまま活用し公民館事業がスタートをしたわけでございます。  小牟田館長様が出張所長と公民館長を兼任されて、公民館事業のすべてを1人で行われており、大変な無理と公民館活動の充実の困難さを来しておられます。ことしの夏は多くの皆様が各種講座に参加され研修をされたと聞いております。上志佐公民館は、コミュニティーセンターをそのまま利用しているため、施設の改善点が多数見受けられます。  それぞれにつきお伺いをいたします。  1点目、集会室が2階にあり、高齢者や身障者には大変利用しづらい状況でございます。そのための利便性といいますか、改善するためにエレベーターの設置、それに伴う費用、またメンテナンスの費用、これを試算されていればお伺いをいたしたいと思います。  また、裏の田んぼからスロープ橋をかけますと、スロープ橋といいますか、橋をかけますと車いすの利用が可能と考えますが、その設置費用は幾らぐらいになるか、試算をされておればお示しをいただきたいと思います。 107 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  お答えいたします。  エレベーターの設置費用につきましては、建物の構造により費用が変わるため、一概にどの程度という費用は算出できませんけれども、概算で2,000万円を超えるものと思われます。したがいまして、上志佐公民館の場合も多額の費用が必要だと考えております。また、エレベーターの維持管理につきましては、おおむね年間50万円程度だと考えます。  それから、スロープ設置費用につきましても多額の費用がかかるものと推測されます。  このことから、現在の財政状況を考えますと、エレベーター等の設置については困難ではなかろうかというふうに考えております。 108 ◯ 6番(吉原順穂君)  「将来的には検討を要すると考えますがどうか」ということを聞こうと思っていましたけれども、これはとても聞いても無駄のようですから、次に進みます。  次に、1階の洋会議室を除く研修室やトイレがバリアフリーになっておりません。トイレには手洗いをするところの前、足で踏むところがこのくらいの段差、測っていないんですけれども、段差をつけてあります。これは、手洗い場とトイレの場とを区別するために衛生上されたのかなと、手洗い器具、それの高さに人の体の足の長さが合わんためにそれだけ上げたのかなと、何か不思議な感じがするわけですけども、これの取り壊しといいますか、フラットにするためには大した手間は要らないと私は視察をしてまいりました。男女両トイレとも車いすの乗り入れはドアの間隔が狭くて手が当たって入れない状況なんですね。だから、男女それぞれのトイレのドアを引き戸形式にされたら入れるんじゃないかなと思いました。それと、身障者が車いすで利用するトイレがないわけですね。あそこは男女両方とも個室が4つずつあります。その2つを1つの身障者用のトイレに改造すれば、残った2つと身障者用のトイレが1つ、全体的には1部屋が減るだけのことですから、さして不都合は生じないかなと、ただ問題は財政的なもんだと思いますけれども、このことについては、やはり公民館として健常者だけの施設として使っていくわけではないですから、この身障者の人に対しても優しい施設に改造していくべきだと考えます。  いかがでしょうか。答弁をいただきます。 109 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  上志佐公民館の現場を確認させていただきました。  確かに、議員おっしゃるとおり、男女トイレは車いすでの出入りは難しい状況でございます。このことに関する出入り口の改修及び議員御指摘の多目的トイレ(身障者)の新設となると、これにつきましても財政面で多額の費用がかかるものと推測されます。松浦市内にあります公民館全館を考えて、これからトイレのバリアフリー化については計画的に進めていかなくてはならないというふうに考えております。 110 ◯ 6番(吉原順穂君)  身障者の車いすの利用の方は、トイレの利用は上志佐の公民館ではできないわけです。そのことをしっかり頭の中に置いて、ぜひ早急な財政の問題もありましょうが、早急にひとつ取り組んでいただきたいと思います。  しかしながら、あのバリア、トイレの段差、これについては、もう簡単に、はつってできると思うんですよ、だから、そこら辺は費用のかからないところからやはり前向きに改修をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしときます。  それと、図書室でございますが、図書室は公民館の必須要件でありますが、市内で上志佐公民館だけ未設置の場所であります。早急な設置の必要がありますが、いつどのような形でされるのか、お考えをお伺いいたします。 111 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  図書館の必置でございますけれども、このことにつきましては、議員御指摘のとおりでございます。社会教育法第22条第3項に、「図書、記録、模型、資料等を備え、その利用を図ること」と定められておりますので、市立図書館の協力を得ながら図書の整備、早急に図ってまいります。 112 ◯ 6番(吉原順穂君)  ありがとうございます。  次に、公民館に電話の設置がないわけです。  現在は、出張所の電話で受信をし、また電話がかかってくれば出張所の職員が館長室まで呼び出しに来る、そういった状態であります。昭和40年代、私たちが高校ぐらいですか、そのころ、農村集団電話という時代がございました。この時代にタイムスリップしたような上志佐公民館の現状でございます。公民館機能の改善の第1点目はここからやらなければなりません。  早急に電話の設置をすべきと考えますが、設置をしていただけるか。されるとすれば、いつ設置をされるか、お伺いいたします。 113 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  今、電話のことでありますけれども、この電話につきまして、私も職員が不便を感じているということは認識いたしております。  早急にこの電話の設置につきましては対応してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 114 ◯ 6番(吉原順穂君)  早急というのは、ちょっと余り当てにならんですね。早急とはいつを指して早急というのか、具体的な設置の時期、めどをお示しください。(発言する者あり)(笑声)いや、本当の話。 115 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)  12月の議会をめどに対応してまいりたいというふうに考えております。 116 ◯ 6番(吉原順穂君)  最初からそう言ってください。  公民館活動を充実したもの、本来の設置目的を達成するためには、館長1人体制ではとても無理であります。当初計画では、中央公民館より指導者を派遣するとのことでありましたが、計画を立てていく中で、行事が競合すればそれはできなくなります。また、常々、館長、副館長、指導員の協議の中で計画を進めたり講座に取り組まなければ、充実した活動はできないと考えます。館長には館長としての職務があり、計画立案、案内、講座指導、役所との連絡調整等、すべてを1人に全般を負わせるには大変な無理があり、充実した活動ができなければ、市長が当初目指された上志佐地区住民に対するサービスの向上にはほど遠い感じがいたします。  市内、ほかの地区の公民館並みに職員体制を整え、活動の充実を図ることが公民館設置目的に沿い、費用対効果が出てくると私は確信するものでありますが、この点につきましては、市長にお考えをお伺いいたします。 117 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  上志佐公民館につきましては、今、議員御指摘のとおり、市内の8館目の公民館として、この4月1日に開館をさせていただいたところでございます。  この人員体制は中央公民館との協力体制をとるということから、現在館長1名でスタートさせていただいて取り組ませていただいておるところでございますが、開館をして5カ月を経過したところでございまして、公民館活動も日々活発化しておりまして、地元の方々の公民館活動に対する参画もふえておりまして、公民館活動がいよいよこれから本格的になってくるというふうに私としては認識しております。  したがいまして、他の公民館と同様にこの職員の配置ということについては、公民館活動の活発化とあわせて支障がないような人員配置を今後とっていきたいと、このように思います。(降壇) 118 ◯ 6番(吉原順穂君)  次に移ります。  「民生委員・児童委員の活動費について」でありますが、ここにインターネットから出しました資料がございます。読み上げます。  「民生委員は、民生委員法(昭和23年法律第198号)に基づき、社会奉仕の精神を持って、常に市民の立場になって相談に応じ、及び必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めることを任務として、市町村の区域に配置されている民間の奉仕者である(ただし、行政実例では地方公務員法第3条第3項第2号に規定する「非常勤の特別職の地方公務員」に該当すると解されております)。  民生委員は児童委員も兼ねております。民生委員の委嘱は、「都道府県知事又は政令指定都市若しくは中核市の長の推薦によりまして厚生労働省大臣が委嘱し、3年の任期であります。給与の支給はありませんが、交通費などの実費は支給される」とあります。  民生委員の職務につきましては、たくさん、いろんなことが項目として上げられておりますが、時間の都合上割愛させていただきます。  また、この民生委員の皆様は、「児童福祉法(第16条第2項)に基づき児童委員を兼ねるとされております。児童委員は、地域の児童および妊産婦の健康状態、生活状態を把握して、それらの者が必要な援助を受けられるようにしたり、それらの者に対する福祉サービスを行なう者との連絡調整を行なうことを職務とする(児童福祉法第17条第1項)。更に主任児童委員に指名される(児童福祉法第16条第3項)と、児童委員の連絡調整などにも当たる(児童福祉法第17条第2項)」、そういったたくさんの役目を持って活動をなされております。  なぜ、私がこの民生委員・児童委員の活動費のことについて触れるか。本当に民生・児童委員は社会の奉仕者として大変な職務を遂行されております。その御労苦に心より敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  1点目、松浦市の民生委員・児童委員は何名おられますか。 119 ◯ 福祉事務所長(平原章宏君)  主任児童委員さん12名を含めまして、本市では94名の方が委嘱を受けておられます。 120 ◯ 6番(吉原順穂君)  民生委員は名誉職で無給でありますが、活動に対する交通費等の実費は支給されるとありますが、当市においてはどのようになっておりますか。  私の聞くところによりますと、主任児童委員で月4,900円ですか、主任児童委員以外のほかの82名の委員さんは、月に4,700円の活動費を支給されていると聞きましたけれども、本当にそれが実態ですか。 121 ◯ 福祉事務所長(平原章宏君)  活動経費につきましては、民生委員法に基づきまして都道府県が負担することとなっております。長崎県の場合ですと、委員お1人当たり年額で57,000円、月額に直しますと4,750円、それとは別に地区民児協に対しては、活動推進費として6地区ございますが、それぞれ20万円が交付されております。  この補助金につきましては、事務局を担当いたしております松浦市社会福祉協議会を通じまして民生委員・児童委員協議会のほうへ交付されております。  市といたしましては、この活動を支援強化することを目的に、県補助金とは別に社会調査委託費として委員お1人当たり年額で66,000円、月額に直しますと5,500円と、それから、活動費補助金として54万円(年額ですが)協議会へ交付させていただいております。 122 ◯ 6番(吉原順穂君)  市から出ておるのはそう出とるとですよね、出しているんですから。ただ、受給といいますか、活動なさっておる方からお話を複数から聞きますと月4,700円とか4,900円というお答えが返ってまいりました。だから、大変だなと私は感じております。月に1回は民生・児童委員会が開催をされておるわけですね。そして、その上に、あるお方、これは主任児童委員の方ですけれども、月に10~17日ぐらいはそれに出て活動をしておられるんですよ、ノートにずっとつけておられましたから、うそはつけておられません。それで、実費支給が可能であると書いてあるんですから、この民生委員法ですか、その中に給料は支払うことはでけん、無給ですけれども、実費はいいと書いてあるのに、実費も何もなかじゃなかですかね。だから、せめてガソリン代ぐらいは出してやるべきだと考えますが、いかがですか、再度お伺いいたします。 123 ◯ 福祉事務所長(平原章宏君)  先ほど御答弁申し上げました、市が出しております社会調査委託費がガソリン代的なものになろうかと思います。県の活動費を含めまして協議会の中でやりくりをされ、活動いただいているというのが実情でございます。  御質問にもありましたように、ケースによりましては月に十数日の訪問活動に加え、民生委員・児童委員さんとして社交的交際の面でさまざまな経費を負担されている状況は、現場を預かる者として重々承知いたしております。大変心苦しく感じますとともに、地域において第一線で御活躍いただいている民生委員・児童委員の皆様の日々の活動なくして福祉行政の推進はないと考えて、心から感謝いたしているところでございます。 124 ◯ 6番(吉原順穂君)  他自治体においては、民生委員は不足が常態化しているようですが、当市においては民生委員・児童委員の推薦は順調にいっておるのかどうか、いっているかいないか、それだけお答えください。 125 ◯ 福祉事務所長(平原章宏君)  他の自治体と同様に、市内の一部の地域において人口減や高齢化など社会情勢の変化などから推薦者の選出が困難な場合もございます、必ず(常態)ではございませんが、ございます。 126 ◯ 6番(吉原順穂君)  幼児虐待から老人の引きこもりの確認まで、たくさんの職務を遂行される無給の名誉職は大変崇高なものですが、今後、民生委員の確保が大変困難になってくるのではないかと懸念をいたすものであります。私は、民生・児童委員の職務が大変増大していく中において、無給の名誉職として当市の活動費の額をあえてお聞きし、市民の皆様方にお知らせをしたかったのであります。無給の奉職者に対して我々市民は今改めて心より敬意と感謝を捧げたいと思います。ありがとうございます。  最後に市長、民生委員の活動を少しでもしやすくするために、活動費助成の改善をする考えはないかお伺いをいたしますとともに、94名の無給の奉仕者の御労苦に対して、どのような感謝の念を抱いておられるのか、最後にお聞きをいたします。この項を閉じます。 127 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  民生委員・児童委員の皆様には、委員としての職務の困難さや数多くの御労苦があられることは私も十分承知をいたしておりまして、この民生・児童委員の皆様方の御支援がなければ福祉行政は円滑にできないと、そういうふうに思っておりまして、そのおかげで多くの市民の皆様方が安心して生活を営んでおられます。  この場をかりて私からも心から委員皆様方の日々の活動、そして、地域における御活躍に心から感謝を申し上げたいというふうに思います。  今申し上げましたように、この民生委員・児童委員の皆様方を中心として、いろいろな皆様方の御協力によりまして福祉行政というものが円滑に推進できているということでございまして、厚くお礼を申し上げたいと思うわけでございます。そういう大変な御尽力、御努力をいただいておりますが、その仕事の職務ということから考えますと、制度上無給ということでございまして、大変な御苦労はなされているということでございますが、何とか市としましてもこの活動費に対する側面的な御協力ができないかというふうに思っておりますけれども、先ほど福祉事務所長がお答えいたしましたように、市といたしましては、社会調査委託ということで、その活動費の一部を御支援させていただいておりまして、このことにつきましては、今後大きな課題であるということは私も十分認識しておりますが、現時点では何とか御理解いただき、そして、この社会福祉行政の推進に引き続き民生委員・児童委員の皆様方の御支援・御協力を心からお願い申し上げたいというふうに、改めて民生委員・児童委員の皆様に市民を代表して感謝とお礼とありがとうございますということを申し上げたいと思います。(降壇) 128 ◯ 6番(吉原順穂君)  4番目、「市営高野団地のハト及びコウモリ対策について」お伺いをいたします。  5階建ての住宅の特に4~5階において平和の象徴であるハトのふん害で住民が大変困っておられます。ベランダでの洗濯物や布団の干し物にハトのふんがついたり、春の営巣時(巣づくりどき)には、換気口等に草などを運び込み、特に大変と聞いております。  現地を確認しましたが、確かに3~5階の通路のひさしの上とかベランダの手すりの上に複数のハトがとまっておりました。  ハトのふんは衛生的に汚いことと、もう1点、大変重要なことは、脳や肺にカビが生える心筋症を引き起こすクリプトコッカスという一種のカビ菌が、ふんが乾燥しますと空気中に飛散いたしまして、それを吸入した健常な人はかかりにくいそうでございますが、免疫力の低下した人等に特異的に増殖をし、重大な結果を招くことがあるということでございます。  現に、松浦市内においてもこれでお亡くなりになられた方がおられますし、また複数おられるとお話を聞いております。  市としてハトを寄せつけないような防護ネットなり、忌避剤の散布等ができないか、お伺いをいたします。  ちなみに、雇用促進住宅、そして、池成にあります九電社宅においては、防護のネットを張ってあります。  どのようにお考えでしょうか、お伺いいたしたいと思います。 129 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  市営住宅のハトとコウモリの対策についてお答えいたします。(「コウモリは後、まだ聞いとらん。ハトだけ」と吉原議員が言う) 130 ◯ 議長(中塚祐介君)  ハトだけにしてください。 131 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  ハトの対策についてお答えいたします。  市営団地の高野団地につきまして調査を行いました。  ハトにつきましては、4階、5階のベランダに飛来しているという状況でございます。また階段室等にもハトのふんが落ちております。  この対策といたしましては、先ほど議員が言われましたように、防護ネット及び忌避剤の設置が有効ではあるというふうなことでございますが、忌避剤につきましてもまたいろいろと種類がございます。  また、どのような方法が一番有効なのかということにつきまして検討させていただきたいと思います。 132 ◯ 6番(吉原順穂君)  「検討する」ということは、何とかということもございますので、これは前向きにやってやらんと、汚いだけで私はこの質問をしておるわけじゃなかとですよね。クリプトコッカスという真菌で亡くなられた方が現に松浦市民の中におられるわけですよね。だから、非常にそこを危惧するわけですから、ぜひそれは検討じゃなくて、前向きで取り組んでいただきたいと思います。
     よろしくお願いします。  続けていきます。  昼はハトのふん害で、夜にはたくさんのコウモリが飛び交います。コウモリは、蚊、ハエ等を食料としているので、益獣として保護をされており駆除はできませんが、団地住人の方は毎日ふんの掃除が大変だと言っておられました。また、駐車場の車のボンネットやフロントガラスにもふんがこびりついておりました。ふん尿による異臭、悪臭は梅雨時期に多くなるそうですが、ふんに寄生するカズキダニによる吸血被害やアレルギー症状を引き起こす原因になるとのことであります。  コウモリについては、忌避剤の塗布について管理者は検討することができないか、前向きに取り組むことはできないかをお伺いいたします。  そして、現地調査を行ってもらいたいが、どうか。2点です。 133 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  現地のほうに聞き取りを行いました。その結果、やはり夜間に飛んで来て、階段室の5階の部分に今いるということで、階段室のほうにもふんが落ちているという状況でございます。  また、ハトと違って、忌避剤の種類が違うとかっていうことをお聞きしております。そのようなことですので、前向きに検討させていただきたいと思います。 134 ◯ 6番(吉原順穂君)  ぜひ、市が管理する高野の公営住宅でございますので、住民の健康被害を少しでも軽減していただくように、早急に対処していただきたいと強く要望いたして、次に移ります。  最後に、「新型インフルエンザと民泊受け入れについて」ということでお伺いをいたします。  これにつきましては、あと金内議員、それから、白石議員が聞かれるので詳しくは入りません、時間もございませんので。  本市での発生状況についてお伺いするつもりでしたけれども、先ほど夏に2名の方がかかられたという報告があっております。この新型インフルエンザ、ほかのインフルエンザに比べ弱毒性だと言われておりますが、市としてどのようにとらえられておりますか。 135 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  今回の新型インフルエンザにつきましては、これまでの季節性インフルエンザと症状については同様である。ただ感染力が今までの季節性インフルエンザに比べると強いということで聞き及んでおります。 136 ◯ 6番(吉原順穂君)  アメリカのオバマ大統領もこのことについて国民にじかに注意を促されておりましたね。だから、同程度というような、そういった菌の性質でしょうけれども、国民、市民に無用な心配、混乱を来してはいけないという配慮もあるのかなと私は思うわけですけれども、このウイルスには、ワクチン接種が有効だと言われておりますけれども、10月末までのワクチン数量は国内生産分で1,700万人分しかないということを聞いております。9月5日には接種の優先順位が厚労省より発表されております。その内容については、皆様方は既に御存じのとおりのことと思いますので、お尋ねいたしません。  ワクチンをなるべく早く接種してやらなければいけないと考えるわけですけれども、どのような手順を経て本市医療機関に配布をされるのか、またその接種単価はどのようになっているのかをお伺いいたします。 137 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  まだ、手順、単価については示されておりません。ただ、本日のインターネットの報道によりますと、新型のインフルエンザの予防接種をする医療機関については、国と契約をして、その医療機関については医師会または市町村が指定をして、その中で国と契約するという案が本日の段階で示されておりますが、この先どうなるか、まだはっきりわかってはおりません。 138 ◯ 6番(吉原順穂君)  10月ぐらいがピークだろうと言われているんですけれども、なかなかそれに間に合うようにはできないわけですね。だから、なるべくかからないような、その対策を一生懸命やらんと、ワクチンを待っておったら春になってしまいますね。  新型ウイルスワクチンは、季節型インフルエンザにも有効なのかお伺いをいたします。 139 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  これまで私どもが仕入れた情報によりますと、それぞれに接種する必要がある。したがいまして、新型インフルエンザのワクチンが季節型に有効なのかどうか、そういったことについても確認がされておりません。 140 ◯ 6番(吉原順穂君)  季節型インフルエンザワクチンと新型インフルエンザワクチンの両方を接種しなければいけないようになるかと思うんですけれども、これでは負担額がやはり多くなってしまいます。現在、6歳未満と高齢者には市より2,000円の補助があっておりますが、新型インフルエンザのワクチン接種に対しても同様の補助の必要性を強く感じるものでありますが、これは市長にお伺いいたしたいと思います。  現在は季節型のインフルエンザにやっておる、そして、1回だけで2,000円の補助だけですけれども、それをもう一度新型ワクチン接種に対してもダブって助成をしてやる必要を感じるわけですけれども、市長、いかがでしょうか。 141 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  新型分についての助成はどうかということでございますが、先ほど健康ほけん課長が申し上げましたとおり、今のところ、このワクチンの配分量とか価格、そして、優先順位は先ほど発表があったところでございますが、国の方針がだんだん固まってきておりまして、今後このことについては、市といたしましても情報の収集に努めて、また国の動向を見ながら対応する必要があろうと思いますが、私といたしましては、この新型インフルエンザは感染力が強いということを言われておりますので、そのためには日常のこの健康観察とか、うがいとか手洗いということの予防策とあわせて、この予防接種ということも重要な取り組みであろうというふうに思いますので、私といたしましては、助成ということも今後できるような働きかけ、取り組みをしてまいりたいと思っております。(降壇) 142 ◯ 6番(吉原順穂君)  ワクチン接種をできない大半の市民は、自衛手段の徹底を励行しなければいけませんが、感染した場合の対応と、対処療法でありますタミフルやリレンザ等、抗インフルエンザ薬のストック状況は、松浦市内においてはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 143 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  市内の医療機関にすべて確認をしております。  タミフル、リレンザとも1日2回5日分を1人分としたときに、タミフルが440人分、リレンザが191人分でございます。  以上でございます。 144 ◯ 6番(吉原順穂君)  そのくらいの本数で足りるのかなと心配はするわけですけれども、そこら辺は医療機関としてしっかりと対応をしていただきたいと強く願うものであります。  ここまでの質問は一般市民としてのことでありましたが、当市は体験民泊事業に積極的に取り組んでおり、市経済の活性化にも大変貢献しているところではございますが、今回のインフルエンザを一番心配しておられるのは、民泊受け入れの方ではないでしょうか。私は、必要以上に不安をあおる考えはありません。このことに触れること自体が、体験民泊事業に影響が出ると危惧をされる方もおられます。しかし、他方、受け入れ家庭のほうは家族を守る立場からもっと心配をされており、議会事務局には「どのようなことを聞かれるのか」等問い合わせもあっていると聞いております。  物事にふたをするのではなく、オープンにすることで不安の払拭を図ることが大事と考えます。  1点目、感染防止にはなるべく人込みを避け、感染の機会を少なくすることも有効とされております。民泊家庭には幼児、子ども、老人もおります。だから、心配をされているわけです。修学旅行生を家族の一員として受け入れ、思い出に残る松浦の家庭でありたいと努力をされておりますが、どのように対応すれば安心して受け入れができるのか、お伺いをいたします。 145 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  インフルエンザ関係の部分での受け入れでございますが、現在、来訪していただいております修学旅行生の皆様方のまず予防措置といたしまして、受け入れの交流公社のほうから旅行会社を通じまして、学校側のほうにまず生徒さん方の健康観察(体調の確認)を十分に行っていただくように要請をいたしておるところでございます。  また、受け入れをした後でございますが、体験の前、対面式の折には必ず健康観察を行うということで、体調の管理を行っております。民泊家庭到着後も家庭で健康観察を行っていただくようにお願いをいたしまして、何かございましたらすぐに御連絡をいただくと、公社のほうに振興会等を通して御連絡をいただくという連絡体制で今取り組んでおるところでございます。 146 ◯ 6番(吉原順穂君)  対応マニュアルをしっかり守っていれば民泊は安心して行っていけるのか。  もう一度簡潔にお願いいたします、そうだということを。 147 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)  やはり、皆様方で今取り組んでいただくことにつきまして御案内を差し上げておりますので、そういうことを十分に御理解いただいて、お互いに手洗い、またうがい等を小まめにしていただくことで感染の防止につながっていくものというふうに考えておるところでございます。 148 ◯ 6番(吉原順穂君)  民泊受け入れに限らず、ワクチン接種を受けられない大半の市民は手洗い、うがいの励行、栄養バランスのよい食事と十分な睡眠をとり、体の免疫力を高め、ウイルスから自衛しなければいけないと考えますが、最後にインターネット上に興味ある記事を見つけました。小林製薬株式会社中央研究所内田研究員が、「インフルエンザウイルスの感染も防ぐ!ウシの初乳」と題して研究結果を発表してあります。  要旨を時間の許す限り読み上げたいと思います。  こういったもの(資料を示す)が出とるわけですけれども、ヒト細胞(赤血球)とインフルエンザの吸着を確認する赤血球凝集阻害試験にて評価をされております。200マイクログラムパーミリリットルという数字があるわけですが、初乳の濃度がある一定濃度(ここを言うんだそうです)以上になるとウシの初乳はヒトの細胞をインフルエンザウイルスの感染から守ることが確認されたと。  はたらきは、大きく二つあると考えられて、一つは、初乳に含まれている「抗体」等が、ノドに侵入してきたインフルエンザウイルスを取り囲み、感染できなくしてしまうということ。  もう一点あります。……(時間切れ)  終わります。    (吉原議員 一般質問席 降壇) 149 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上をもって吉原議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時44分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時55分 再開 150 ◯ 議長(中塚祐介君)  再開いたします。  それでは、質問順位に従い、9番・金内議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (金内議員 一般質問席 登壇)(拍手) 151 ◯ 9番(金内武久君)  皆さん御苦労さまです。  私の質問も1年間を見てみますと、昨年の12月が3番でございました。3月が2番、6月が4番、今回が4番ということで、本日、最後の質問者であります。おつき合いのほどをよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。  まず、1点目に通告いたしております「新型インフルエンザ対策について」お尋ねをいたしますが、この新型インフルエンザについては、先ほどより下久保議員、吉原議員からも質問がされております。できるだけ重複しないよう質問をいたしたいと思いますが、かなりの部分で重なるところがあろうかとは思いますが、御了承のほどよろしくお願いいたします。  市のインフルエンザ対策推進本部を立ち上げて、防災行政無線や回覧等で感染予防について周知されていることについては承知をいたしておりますが、推進本部の対応の状況、従来より行政で管理されている施設の現在の状況について、一つ一つお尋ねいたしたいと思っておりますので、尋ねた分だけ答弁をお願いいたしたいと思います。  まず、対策本部長の総務課長にお尋ねをいたします。  現在、推進本部では、どのようなことを重点的に行っているのか、お尋ねをいたします。 152 ◯ 総務課長(中里信博君)  失礼します。対策本部のほうでやっておることでございますが、8月26日に関係課を招集いたしまして、第1回の対策本部会を開催したところでございます。  内容といたしましては、「現状での発症者等の情報共有」、それから「新型インフルエンザ対策行動計画というのを策定しましたので、その各課の関係課の行動の確認」、それから「新学期に向けた対応」、それと「今後必要となる消毒液の必要量等の把握」、それから「広報の方法について」などを協議いたしました。  また、9月1日は新学期が始まるということから、第2回目の対策会議を開きまして、「新型インフルエンザの定義というものがどういうものか」、また、「新学期になってからの各学校の保育所も含めました発症状況はどうなのか」、それから「消毒液等の在庫、発注、入荷状況、入荷予定がどうなのか」ということを協議しております。  特に、第2回目で重点に置きましたことは、小中学校の感染防止のため、各学級に消毒液及び薬用石けんを早急に配備できるように手配するということが必要だということで、その対応に関係各課が対応しておるところでございます。 153 ◯ 9番(金内武久君)  医療機関じゃなくてできること、例えば、現在、推進本部が周知しているようなこと、行政が管理し、毎日多くの人が出入りされる施設、学校等も含めて手などを消毒する簡易の施設について、全施設について配布する考えがあるかどうか、お尋ねをいたします。 154 ◯ 総務課長(中里信博君)  さきの本部会で、市が直接管理しております公共施設についても、消毒液を配備しようということで、その必要量を今把握しております。原則的に市が直接管理する施設につきましては、消毒液を配備しようということで、既に配備しました市役所の玄関出入り口、それから福祉事務所、それから生涯学習課関係で10本、それから各学校と、一部配備ができております。 155 ◯ 9番(金内武久君)  ただいま答弁があったように、最高の流行期が10月中旬以降というふうなことで言われておりますので、できるだけ早い時期に全施設について配布方をお願いいたしたいと思います。  次に、市内の医療施設で新型インフルエンザの重症者が入院できる病床は余り多くないと思いますが、今後の対応をスムーズに行うため、入院用病床の稼働数、人工呼吸器の保有台数及び調査ができるのであればタミフル、先ほどは440人分ということでリレンザが191名分の市内の医療施設のストック状況のようでございます。これを十分に把握しておかないと、今後、患者さんが出られたときに対応がおくれるということになりますので、その点について答弁を願います。 156 ◯ 健康ほけん課長(諸石俊英君)  インフルエンザの患者さんで入院が必要になった場合ということでございますが、県北保健所管内での提供可能病床数は25床ということで聞いております。そのうち、松浦市からの報告分が5床ということでございます。  健康ほけん課のほうで市内の医療機関に問い合わせましたところ、そのときの状況にならないとわからないけれども、そのときの入院患者の状況に応じた対応をするという医療機関が多うございました。現時点でインフルエンザ患者のためにベッドをあけておくというような対応はされておりません。  それと、人工呼吸器ですけれども、市内医療機関全体で9台ございます。  以上でございます。 157 ◯ 9番(金内武久君)  入院病床についてが5床と、肺炎等を起こした場合の呼吸器が9台ということでございますが、まだ現在、余りはやっていないので、みんな安心したような形をとられておるかもしれませんが、松浦市で重症になったときは、佐世保の病院等々についても当然はやっておるわけですから、こちらの患者さんを引き受けるということにはならないと思います。だから、その点においては、肺炎患者は9名しか呼吸器をつけられないと。あとはじっと寝とってくださいということになろうかと思います、病院に入院しても。  それから、病床については9名だということでございますが、これは稼働数でとると、9名あいておるかもわかりませんが、計算上は9名で、4名の病床に2名入っておられて、2つあいておって、それが9名の中に入っておれば、インフルエンザの患者としてその病床に入れるわけにはいかないということですから、9名よりも相当下がってくるということで、今後は病院の病床等については、松浦管内については相当足らないような、流行が出れば、相当足らないような状況で、役所も相当混乱するような状況になるんじゃないかなというふうに考えますので、その点も十分お含みおきの上、対応をしていただきたいというふうに思います。  それから、現在は、すべての一般医療機関で感染者を診察し、軽症者はすべて自宅療養ということになっておりますが、現在、お1人で生活をされている方たちの把握というのは、病気にかかられたときの把握というのは、どこで把握するのか、病院のほうから報告を本部がとるのか、その点についてお尋ねをいたします。 158 ◯ 総務課長(中里信博君)  対策本部といたしましては、その点はまだ関係課と協議いたしておりません。発症の状況につきましては、県北保健所のほうからお伺いできるというふうに聞いておりますので、もしそういうお1人住まいの方で発症された方の情報がいただけるということであれば、そのときに対策本部の中でどういう対応ができるか、今後協議させていただきたいと思います。 159 ◯ 9番(金内武久君)  市長にお尋ねをいたします。
     新型インフルエンザワクチン接種の優先順位が決定され、予防接種できるようになりますと。予防接種代金は先ほど確定してないというような答弁もあっておりましたけれども、私が聞き及んだところでは6,000円か7,000円かかるのではないかなと、これも確定ではございませんけれども、そういう話もあります。接種代金が多額のようですが、一部の公費負担と、直接患者の治療に当たる医師や看護師は全額公費負担を行う考えはないか、お尋ねをいたします。 160 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  この予防接種の代金の負担の問題でございますが、今、国のほうでもいろいろ検討されておりますし、この国の方向、あるいは長崎県の対応、関係といいますか、この市町村の動向等、どういうふうな取り組みをするかということについては、今後私といたしましても、情報を的確に把握して、どのような対応が最も望ましいのか、そこら辺については今後国の方針、あるいは県の対応、近隣市町の対応等を見ながら、今後松浦市としても特にこの松浦市が対応が悪いんじゃないかと、そういう形にはならないような形での対応は今後検討させていただきたいと思います。(降壇) 161 ◯ 9番(金内武久君)  この予防接種の補助金をなぜお願いするかということでありますと、この予防接種は希望で予防接種するわけですけれども、もしこれが少なくて流行した場合は、直接かかった人たちは保険でかたる、この部分については保険外ですから、予防接種の段階で多くの方が受けておられて、インフルエンザにかからなかったということになれば、保険側も支出はしなくていいわけですから、考えようによっては、余り高くつくものでもないなというふうな感じ方はいたしますので、できるだけの配慮と、先ほど言いましたように、医療機関に従事する方々、流行すれば昼も夜もという状況の中で、自分たちは全額でして、やはり看護師ですから、使命感を持ってやられておるとは思いますけれども、やっぱり行政側としてもできるだけの手当てをしてやる必要があるのじゃないかなというふうに考えますので、もう1回、市長のほうに答弁を願いたいと思います。 162 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今申されましたように、やはり予防ということについては、重要な取り組みをしなければならないというふうに思っております。そのことがトータル的な市民の健康管理、あるいは財政負担というものにどういい方向での対応ができるのかということでございますので、その辺については今後の動向を見なければならないと思いますけれども、そのような形での対応ができないかということについては、検討させていただきたいと思います。(降壇) 163 ◯ 9番(金内武久君)  続いて、学校教育課長にお尋ねをいたします。  先ほど下久保議員と吉原議員のほうからも尋ねられておりましたけれども、現在、小中学校も夏休みも明け、新学期がスタートいたしておりますが、現時点でのインフルエンザの感染者が2名というふうな報告がありました。この2名については同じ学校なのか、別々の学校なのかについてお尋ねをいたします。 164 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  夏休みにインフルエンザA型に2名かかりましたが、別の学校でございます。 165 ◯ 9番(金内武久君)  別の学校だということになってくると、流行することは考えられるということで、恐らく現在私たちが聞いておるところによると、果たして新型のインフルエンザを検査してインフルエンザとされておるのか、季節的症状でかかった場合、季節的インフルエンザで対応がなされておるんじゃないかなということも多少聞き及んでおりますので、十分流行には気をつけていただきたいというふうに思います。  集団になると、一番感染するとは学校等々でございますので、その点はよろしくお願いいたしたいと思います。  次に、インフルエンザによる休校、学級閉鎖についてお尋ねをいたします。  長崎県は通常のインフルエンザの場合、1クラス30名の患者が出た場合に学級閉鎖、新型インフルエンザの場合は1クラス15%の患者が出た場合、学級閉鎖ということをめどに検討を行うということで理解していいのか、その点についてお答えを願います。 166 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  失礼いたします。学級閉鎖の基準につきましては、新型インフルエンザの感染力の強さを考慮しまして、本市におきましても15%の発生を目安に関係機関で協議し、市教委で決定するようにしております。  なお、臨時休校につきましても、学級閉鎖の状況を見ながら、学校内で蔓延のおそれがないか等十分吟味して、市教委で決定するようにいたしております。  以上でございます。 167 ◯ 9番(金内武久君)  次に、子育て・こども課長にお尋ねをいたします。  現在、公設及び指定管理者、民間の保育所を含め、新型インフルエンザの感染防止等について、どのような対策をとられておるのか、お尋ねをいたします。 168 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  対策につきましては、各施設長を集めまして、市内の施設のインフルエンザの発生状況をお伝えしながら、消毒の方法、それから消毒液の配備、それから発生したときの連絡のマニュアル等について説明をしております。 169 ◯ 9番(金内武久君)  それでは、現在、市内の保育所に新型、季節のインフルエンザでも結構ですが、感染された児童がおられるのか、お尋ねをいたします。おられた場合は、施設名等々は伏せてお願いいたしたいと思います。 170 ◯ 子育てこども課長崎尾京子君)  現時点までで市内の保育所におけるインフルエンザA型の発症者は、園児が5名となっております。この5名につきましては、既に完治をしております。なお、職員については発症者はおりません。  以上でございます。 171 ◯ 9番(金内武久君)  次に、各診療所の事務長にお尋ねをいたします。  現在、インフルエンザの症状で、外来として診療所に来られた場合、待合所を区別する必要があると思いますが、区別できる診療所とできない診療所があると思いますが、どのような対応をされているのか、中央、福島、鷹島診療所の順にお願いをいたします。 172 ◯ 中央診療所事務長(米田宏哉君)  インフルエンザが疑われる患者さんにつきましては、一般の外来の患者さんとの接触を避けるという意味で、裏側の通用口を御利用していただくというような対応をしてまいりたいというふうに思っております。  待合室につきましては、1階にございました職員休憩室を2階に移しまして、そこを専用の待合室といたしております。  それから、青島診療所でございますが、ここにつきましては出入り口が一つでございますので、共用というような形になりますが、待合室につきましては、2階に空きスペースがございますので、上がれる方については2階で待ってもらうと。階段が急でございますので、上がれない患者さんにつきましては、1階のレントゲン室で待ってもらうというような対応をとっていきたいというふうに考えております。 173 ◯ 福島診療所事務長(川原 直君)  福島診療所としましては、新型インフルエンザが疑われる患者さんには、感染防止のためもありまして、裏口通路のみを利用していただくようにしております。  待合室につきましては、裏口通路から直接入れます1階の書庫20平米の部屋があるんですけれども、そこを専用の待合室兼診察室にするようにしております。 174 ◯ 鷹島診療所事務長(梶村寿登君)  鷹島診療所につきましては、インフルエンザが疑われる患者さんの出入り口につきましては、非常用通用口を利用してもらうこととしております。  なお、待合室につきましては、医局──現在の所長室ですけれども、この部屋を使用することとし、この部屋で診察あるいは処置等を行い、一般の患者さんとの接触を分断することと協議しております。  以上でございます。 175 ◯ 9番(金内武久君)  各診療所、現在言われたような形じゃないと対応はできないだろうなということで私も思いますけれども、子どもさんがかかられた場合は親が一緒に来るということもありますので、その辺についてはトラブルがないように十分注意しながら、今後対応していただきたいというふうに思います。  中央診療所事務長にお尋ねいたします。  中央診療所で人工透析を受けておられる方は、特に新型インフルエンザに感染しないよう注意が必要だと思いますが、その対策等についてはどのようにされているのか、お尋ねをいたします。 176 ◯ 中央診療所事務長(米田宏哉君)  人工透析等をなさっている基礎疾患のあられる患者さんについては、この新型インフルエンザという部分につきましては物すごく御心配がされるところであります。  9月3日に患者会の代表者4名の方と協議をいたしました。その中で一応お話をさせていただいたんですが、まず、かからないようにするための大切な予防策として、一般的に言われていることでございますが、流行しているところに行かない、人込みを避けるというような、まず1点そういったことでございます。  それから、2点目としまして、手洗いやうがいをきちんと行うこと、それから3点目は、栄養や睡眠を十分にとり、体調を整えておくことと、この3点についてお話をさせていただいております。  また、次に、透析の患者さんにインフルエンザ様の症状が出た場合についてでございますが、まず、中央診療所のほうに電話をしていただき、看護師に症状を伝えていただくと。症状により、インフルエンザが疑われる場合につきましては、マスクを着用して、診療所裏側の通用門から入っていただき、2階の一番奥の病室のほうに入っていただいて、ナースコールにより看護師を呼んでいただくと。看護師の問診等、それから医師の診察を行うという手順でやっていきたいと思います。  その患者さんがインフルエンザと診断された場合につきましては、一般の透析の患者さんの時間帯とは違う時間帯、大体一般の透析の患者さんが2時ごろ終わりますので、それが終わられた後にインフルエンザの患者さんの透析を行うというふうに、接触をしないように透析治療を行っていきたいというふうに考えております。 177 ◯ 9番(金内武久君)  それでは、2点目の「地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業について」お尋ねをいたします。  本事業については、本市に交付される臨時交付金の額は4億1,590万7,000円で、予算計上済額が2億9,450万円計上されており、未計上分が1億2,140万7,000円となるようですが、この交付金は、地域経済の活性化を図る目的で交付されるものだと思っております。予算計上済額の24.4%の7,270万2,000円が備品購入費となっております。備品購入費は本市の経済の活性化には余りならないのではないかと思いますが、企画課長の答弁を願います。 178 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  8月5日の市議会臨時会で可決いただきました地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業費のうち、備品購入費が5,648万6,000円というふうになっております。この備品購入のほとんどが教育環境の整備に充てるもので、小中学校のパソコン購入費と理科教材費などでございます。これらにつきましても市内の業者に一応発注するというふうな予定にいたしておるところでございます。  それで、備品にいたしましても、また、工事請負とか委託や物品購入などでも、一応市内で発注、調達できるものにつきましては、市内の業者にお願いすることによりまして、地域経済の活性化につながるものと考えております。  なお、8月の補正の経済危機対策臨時交付金事業の約80%につきましては、市内業者にお願いするという予定でございます。 179 ◯ 9番(金内武久君)  この7,207万2,000円と企画課長の答弁とちょっとずれますが、私が計算いたしましたのは、この中には消防の機械の購入、これについては、負担金として上げてありますが、これは品物を買うとのことであって、備品購入に当たるんじゃないかなということで入れておりますので、7,207万2,000円になろうかというふうに考えます。  それと、市内から調達ということでございますが、コンピューターがあってみたりということで、この辺については当然市内が入れるものとは違うということで、見たところについては、市内で製作ができるような品物は余りないなということでお尋ねをしております。  それと、次に、未計上分の1億2,140万7,000円について、第2次申請中と思いますが、次に予算計上する分についても、備品購入が前回のように多いのか、お尋ねをいたします。 180 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  まず、やはり内容によりまして、この地域経済活性化への貢献度というのはやっぱり差があるのかなというふうに思っておりますが、できるだけ市内に発注をいたしまして、その活性化につながるような手法を用いたいというふうに思っているところでございます。  残りの交付金でございますが、1億2,140万円ほどございますけれども、このことにつきましては、県において9月末までにまとめられることになっておりまして、このことにつきましては、第1次の予算の審査をしていただくときに、今後は農業とか水産業とか商工業、観光業と、そういうものの振興のために充てたいというふうに申し上げておるところでございまして、そういう今後は事業に要する予算措置を講じたいということを思っておりますので、この備品購入費への予算計上は、ゼロとは申しませんけども、ほとんどないというふうに御理解いただきたいと思います。(降壇) 181 ◯ 9番(金内武久君)  事業に計上というふうなことでございますが、これをどうせ予算計上は12月の定例会ということになろうかと思います。そうしてくると、事業に組み込むということになると、できなかったら繰り越しにいきますよということになってくると、目的から少しずれてくるというふうな感じもしますが、市長でも企画課長でも結構ですが、答弁を願います。 182 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今回の4億1,500万円に及ぶお金は、地域活性化・経済危機対策臨時交付金ということでございまして、その趣旨からいたしますと、やはり一日も早く予算化をして、事業につなげていかなきゃならないというふうに思っております。  先ほど申し上げましたとおり、第2次分の集約が9月末までとなっておりまして、このことにつきましては、手続が整い次第、まことに申しわけございませんが、臨時会をお願いして、予算の決定をいただいて、そしてできるだけ早くその予算決定をいただいた後の実施に向けて取り組ませていただきたいと、このように思っております。(降壇) 183 ◯ 9番(金内武久君)  今、市長の答弁があったように、できるだけ繰り越しにならないような努力をしていただきたいというふうに思います。  では、3点目の「合併特例債の活用状況について」お尋ねをいたします。  18年1月1日に合併を行って、市が借り入れできる合併特例債の総額と、現在まで借り入れした特例債の総額をお願いいたします。 184 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  合併特例債でございますけれども、この合併特例債は、合併後の市町村が市町村建設計画に基づいて行う新市のまちづくりの事業のうち、主に施設整備というハード事業、それから地域振興のための基金の積み立てというソフト、この大きく2つにまず充てる経費として定められております。  それで、特に施設整備のハードの2つのそれぞれで限度額の算定がなされております。施設整備につきましては、合併後の市町村の一体性の速やかな確立を図るとか、合併後の市町村の均衡ある発展に資するために行うような公共的施設の整備事業とか、それからあと、市町村の建設を総合的かつ効果的に推進するために行う公共的施設の統合整備事業、このようなものに使われるわけでございます。  これについて標準的な全体の事業費というのが算定されておりまして、それをもちまして、合併特例債の額が算出されるというふうなことになっております。  具体的に申し上げますと、合併に伴い必要となります追加的な地方単独事業費、それから国庫補助事業費にかかる地方負担額につきまして、合併後の人口、それから一番多かった合併前の市町村からの増加人口、それから合併関係市町村数、これに応じて標準全体事業費というのが算出されることになっております。これによりまして、合併特例債の発行可能額が出てくるということになっております。  これで算定した場合、施設整備のハード事業につきましては、一応標準全体事業費というのが101億7,300万円と算定されまして、これの充当率が95%ということで、合併特例債の発行可能額は96億6,430万円、これが施設整備の分でございます。  それからもう一つ、地域振興に伴います基金の積み立てというものがございまして、これにつきましても、同じように合併後の人口とか増加人口、それから市町村の数によってされますけれども、これが15億7,410万円までこの合併特例債の発行は可能となっております。これ合わせますと、112億3,840万円というのが合併特例債の限度額ということになっております。  そして、これまで活用した借入額と申しますか、特例債の活用額でございますけれども、一応、現在、今回提案いたしております21年度補正予算(第7号)まで、これまでの数値ということの累計でございますけれども、35億9,990万円でございまして、先ほどの112億を割りますと、約32%の発行実績というふうなことになっております。  以上でございます。 185 ◯ 9番(金内武久君)  市長にお尋ねいたします。  現在の発行額が32%というふうな状況ですが、特例債の状況については、ただいまの答弁のとおりだろうと思います。私は箱物とは言いませんが、市の活性化を図るため、特例債を活用する考えがないのかどうか、もう少し特例債を考えて、地域の活性化を行うような考えは市長はお持ちでないのか、お尋ねをいたします。 186 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  合併をさせていただきまして、合併効果を出すということにつきましては、この有利な合併特例債を活用するということは大きなことだというふうに思っておりまして、やはりこの松浦市の経済社会情勢、それと財政的な問題等を勘案しながら、私といたしましてはこの合併特例債は元利償還金の70%が交付税措置されるということから、有利な条件でございますので、積極的な活用を図っていきたいと、このように思っております。(降壇) 187 ◯ 9番(金内武久君)  今、答弁があったように、市の建設業者はもちろんですが、仕事がないということで、市内全体疲弊しているような状況でございますので、建設業ということだけじゃなくて、ほかのところについても使用できるものであれば、できるだけそのような方向で行政をとっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  では、次に、4点目の「2009年度人事院勧告の完全実施等について」お尋ねをいたします。  本年度の人事院勧告については、5月の臨時勧告で0.2カ月分の減額、8月11日に0.15カ月分の減額追加勧告がなされております。国家公務員については、完全実施を行うよう、8月25日に閣議決定もなされております。市も5月の臨時勧告については、5月29日に臨時議会を開催し、完全実施の提案予定が当日まで組合と合意ができなかったということで提案が見送られておりましたが、今議会にも提案がなされておりません。12月まで議会に提案するということで提案がなされていないのか、現在組合と交渉中で今議会に提案できないのか、本年度については人事院勧告の提案はしないのか、その点について副市長にお尋ねをいたします。 188 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  金内議員の御質問にお答えをいたします。  まず、平成21年度の人事院勧告につきましては、先ほど議員が申されましたように、5月に臨時勧告、8月に本勧告が出されました。  御承知のとおり、本年は、月例給及び特別給の引き下げという厳しい勧告となりましたが、職員の給与を人事院勧告に準じて情勢適応の原則に基づいて、経済・雇用情勢等を反映して決定される民間の給与に準拠をして決定することは、市民の理解を得られる適正な給与水準を確保するものでございまして、また、市民生活の維持・向上、生命・財産の確保等の職務に精励している職員の努力や実績に的確に報いるとともに、行政運営の安定に資するものと認識をいたしておるところでございます。
     また、公務員に労働基本権が制約されている状況を考えれば、その代償措置として人事院勧告制度は尊重されるべきであると考えております。  去る5月の暫定措置として講じられた夏季一時金を一部凍結する臨時勧告につきましては、職員組合と妥結に至らず、本勧告後の継続交渉として実施を見送ったわけでございますが、本年度の人事院勧告の実施につきましては、人事院勧告制度を尊重し、今後の国、県、県内他市の動向を総合的に判断した上で、5月臨時勧告分も含めて実施するべく職員組合との交渉に当たってまいりたい、このように考えておるところでございます。  以上でございます。(降壇) 189 ◯ 9番(金内武久君)  副市長のほうから答弁があったとですが、このただいまの答弁の中には、的確に報いるとか、報いるというのを上げるとであれば報いるかもしれんですが、下げるとは報いるということではないんじゃないかなと私は思います。それで、通常の人勧の答えと今回出されております減額とごっちゃになっておったんじゃないかなというふうに思います。  そこでお尋ねいたしますが、先ほどの答弁からすると、組合との交渉、現在交渉されているのかどうか、その点についてお尋ねをいたします。 190 ◯ 議長(中塚祐介君)  答弁は簡潔明瞭にお願いします。 191 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えいたします。  現在、まだ交渉に入っておりません。(降壇) 192 ◯ 9番(金内武久君)  8月11日に最終の0.15の勧告ですから、そのような状況かと思いますが、12月にしても、今回出されている人勧については、3回や5回で妥結するような問題とは違います。だから、十分協議していかないとできないのに、まだ考えとらんようでは、この12月に出すときも間に合わないということになろうかとは思います。私は勧告を実施するというようなニュアンスもございますので、それを実施するということについて、私なりの意見を言わさせていただきたいと思います。  市は現在、職員の給料の10%の減額を実施中に、本年度の人事院勧告、5月の臨時勧告分を含めて0.35カ月分を減額の勧告を完全実施することについて、組合に理解を求めるほうが無理な話ではないかなと私は思っております。職員の給料10%削減の協力により、市の財政も大変助かったわけですから、今回勧告の0.35カ月分の減額については、10%の削減の中で完全実施を行うよう検討する考えはないのか、お尋ねをいたします。 193 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えをいたします。  この給与の10%削減、これにつきましては、今、金内議員が御指摘のとおりだと思います。ただ、この10%削減につきまして、これは今日まで職員組合の御理解をいただいて、市の財政状況に大きく貢献をしていただいておることは御案内のとおりでございます。しかし、この人事院勧告制度とは切り離して考える必要があるのではないかと、このように考えておりますが、この点につきましても、今後職員組合と十分協議をしていきたいと、このように考えておるところでございます。  以上です。(降壇) 194 ◯ 9番(金内武久君)  人事院勧告ということで、人事院勧告とは切り離してということですが、この人事院勧告は、職員組合にスト権を与えないということで、その代償として行われているのが人事院勧告だというふうに解しております。そして、この10%削減については、市が独自にやったことで、職員の生活給が10%下がっております。職員については、教育をしなければできない方もあっただろうし、いろいろと問題がある中に、降ってわいたように10%の減額がなされております。ですから、もう3年近くやろうとしているわけですから、その点について、市の人事院勧告を完全実施しないと、今後、経済状態がよくなったときに、悪いときは実施しなくて、いいときは実施せろと言うとかというふうな問題も出ますので、減額分の0.35については、現在、削減しておる10%の中で包括してやってもらえば、職員もそう負担にはならないと。今後の問題は出ますけれども、そういうふうな状況があります。ですから、この10%についてはそれの上に0.3を、金額にしては15万円を超すでしょう。そのような状況をかぶせるということについては、特別職は構わないと思うんですよ、我が勝手にやっていただいて。ところが、職員については、いろいろ年数からいって、こちこちと上がっていっているわけですから、非常に困るところがございますので、その点は十分考えていただきたいと思います。そして、そういうふうに考えておりますので、もう一回、副市長に答弁を願います。 195 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど申し上げましたように、金内議員の趣旨はわかります。ただ、今後、職員組合と鋭意ひとつ協議をして取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。  以上です。(降壇) 196 ◯ 9番(金内武久君)  十分考えるということですが、提案するということになってくると、どうせ10%に0.35の上乗せだということになってこようかと思います。そういうことをいつまでもやっておったんでは、士気にもかかわる問題が出てこようかと思います。職員も喜んで10%を引かれているわけではないわけですから、その辺は十分考えて行政に当たらないと、とんでもないことになりますよということをここで言っておきます。  それと、副市長が言われたことについては、最大限努力していただきたいと。そして、できるだけ早く組合とは交渉を持って、大体組合と交渉するときは、最初から徹夜を何日もやるごたる覚悟をしてやらないと、1時間、2時間で毎日やりよったって、何カ月かかったっちゃできませんから、その点は私も経験しておりますので、副市長も十分経験はされておると思いますので、その点は十分心得てやっていただきたいというふうに思います。  総務課長にお尋ねをいたします。  県下13市で5月の臨時勧告を実施していない市がどこかあるか、お尋ねをいたします。 197 ◯ 総務課長(中里信博君)  松浦市1市のみでございます。 198 ◯ 9番(金内武久君)  今の答えを見ると、副市長は0.35やりたいなということかもわかりませんけれども、10%もありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  これはその辺にして、5点目の「今福交通待合所整備事業について」お尋ねをいたします。  本事業については、4月、5月に設計を外注し、9月に本工事発注という説明が委員会であっておりましたが、予定どおり発注できるのか、市民生活課長にお尋ねをいたします。 199 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  金内議員の御質問にお答えします。  今福交通待合所整備事業につきまして、3月の当初委員会の中で御説明させていただきましたのは、4月に本申請を行いまして、5月に国の事業の決定がございまして、6月から設計に入りたいというふうな説明をしておりました。工事の着工につきましては、花火大会やお盆の帰省客等が多い夏場を過ぎて取りかかりたいというふうなお話をしておりました。現在、県有地の購入と概算設計との関係で若干期間を要しましたが、現在、建物部分の土地購入が完了し、9月25日に設計を完了しますので、予定どおり年度内完成をお約束しておりますので、3月末完成に向けて速やかに事業を進めてまいりたいというふうに考えております。 200 ◯ 9番(金内武久君)  そうはお尋ねしてないわけですよ。年度末完成に向けて努力するのは当たり前のことで、9月に着工できるとですかとお尋ねしとるわけです。 201 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  ただいまもお話をしましたように、9月末設計が完了しますので、速やかに工事に入りたいというふうに考えております。 202 ◯ 9番(金内武久君)  9月末に設計が完了して、着工するということにはならないんじゃないかなと思いますが、それと着工と設計書の完了と同時にできるわけですか、お尋ねいたします。 203 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  9月末設計が完了したら、速やかに工事にかかりたいというふうに考えております。 204 ◯ 9番(金内武久君)  これは、私がなぜこれにこだわるかというと、本事業については、設計は外注しながら、予算の中に都市計画課技術職員の給料500万円が計上されております。4月から給料を1年分ずっと払っておきながら、いまだにそういうことを言われておる。当然、これはトイレ等がございますので、潮待ちでの工事になろうかと思います。机上の工程表では落札した業者はなかなか難しい状況にあるわけです。ですから、一日も早く出してやらないと、繰り越すというふうな問題も出てきます。ですから、お尋ねしておるわけですよ。  だから、どこから雇ってあるか、現在はどうなっておるかわかりませんけれども、この工事だけで1名、約500万円の金を出しているわけですから、毎日これだけにかかっておったんじゃとんでもないというごたることが思われますが、その点については課長どういうふうに考えておられるのか、お尋ねいたします。 205 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  当然、市民生活課の中には技師がおりませんので、設計施工管理をお願いするためには、どうしても都市計画課の職員1名を配置して、この事業を進めるというふうなことで予算を1名分計上しております。  事業内容によっては、人件費の認められる事業につきましては、そういう手法をとっている事業は役所内でもそういうふうなことで都市計画課の職員1名分をこの事業の人件費として認めているということは事実のとおりでございます。 206 ◯ 9番(金内武久君)  そうすると、私の認識違いですかね。事業の内容によっては、出されるものはここから出して、人はあっちにおりなさいよということでほかの事業もやっておりますよという発言だったんじゃないですか、今。ほかの工事も人件費出しよりますよということでしょう。そう答えたんじゃないですか。 207 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  ほかの事業もというふうなことで話になったものですからあれですけども、一応人件費支弁というふうな、事業によっては人件費を見ることができる事業がございます。そういうものにつきましては、前もって事務費の使途協議というふうなこと等を補助金を出していただけるほうと協議をしながらするんですけれども、一応市としては、人件費が見れる事業をやる場合につきましては、これは財政的なこともございますので、可能な限り、担当職員の人件費を見てもらうというふうなことで対応しているところでございます。 208 ◯ 9番(金内武久君)  私も事業費の中で、事務費の中で給料をどの程度見るかという問題はあろうかと思います。この場合は人を1人丸抱えしてあるわけですよ。そして委員会で、これはこうしてしますよという説明がなされておる。委員会がそれで通ってきておいて、今度はこっちで、今、企画課長が答えたような答えでは、委員会さえ通ればいいというふうな答弁としか私はとれませんけれども、それどっちとっていいんですか。 209 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  委員会さえ通ればいいというふうなものではございません。やはり補助事業の目的に合った必要な人件費というのは当然必要でございますし、それに事務費が認められるということでございますれば、一応認められる範囲までにつきましては、そういうふうなお願いをして事業支弁というふうなことで人件費にそれを充てさせていただいているというふうなことでございます。御理解いただきたいと思います。 210 ◯ 9番(金内武久君)  私もあと13分ですから、最後は御理解するわけですが、今のような答弁ではちょっと……。だから、今後出てきたときは一つ一つ聞かないと、事業費を出しておいて、人件費が幾らですよ、これに伴う人件費は幾らですよということを資料をつけて説明をして、予算書ではわからないのに、説明資料でわざわざ都市計画の職員ですよと説明書に書いてあるわけでしょう、明記してあるわけですよ。だから、それを持ってきて説明しておいて、そして今のような企画課長は答弁ということになれば、建設課の職員の給料も工事した場合はどこからか持って、都市計画にやるのか、農林課にやるのか全くわからないという状況が出てくるんじゃないですか、事業によって。そうすると、ここに給料を500万円、金額にこだわるわけじゃないですが、この給料をここに出せば、あそこにかかった事業費は500万円足した額の金額しか事業費として上がってきませんよ。どこが本当の事業費かわからないというふうなことじゃないですか、全体が。 211 ◯ 議長(中塚祐介君)  答弁は要りますか。  〔「要ります」と金内議員が言う〕 212 ◯ 企画財政課長(大久保 整君)  厳密に、確かにその事業に職員が何日の何時間従事するかというふうなこともあるわけでございますけども、やはり全然従事しないというわけではございません。やっぱり主たる仕事としてその仕事を持っているというか、そのようなことがございますので、人件費がそれに充てられることが決して悪いことではないというふうに思っております。やはりまずはやっぱりどうしても財政的な厳しい状況にもあるというふうな中で、できるだけ財政運営の中で単独経費の節減とか、そういうふうなことも十分配慮しながらやっていく必要があるというふうなことで、そのような措置をとらせていただいているところでございます。 213 ◯ 9番(金内武久君)  工事を出したり、これ外注してあるとですよ、設計を。だから、工事を出したときに管理費とかなんとかはしなければできないから、その期間に給料を出しましたというとなら話はわかるわけですよ。説明の段階で1人分1年分と言うから最初からおるんじゃないかと言いよるわけですよ。そうじゃないんですか。せんとなら1年分出されんちゃなかですか。そういうことはありますよということですが、的確に組んでいかなければおかしいんじゃないですか。事業費で見られるから、これ1年分組みましょう、次の工事は1年分見られるから、今度は片一方やってないところをとって、この人の給料をここで見ましょうということになってくれば、それをどんどん出していた金を、給料は当然少なくて済むわけですからね。その訂正は議会ではしてない。一番最後で出てくるかもわかりませんが、そういうことをしておいて、こうしよったとですよということは、以前から相当されておったんだなと解釈する以外はないわけです。その点については市長、どがん思いますか。 214 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  予算は編成上、目的予算、御承知のとおりですね、目的予算として組ませていただいておりまして、その中で今議論になっております予算につきましても、人件費の一部を事業費支弁という対応をさせていただいておるということでございまして、このことについては今御指摘がございましたので、その辺のことにつきましては、今後予算の審査をいただく段階で詳しく御説明をし、御理解をいただくという形を今後努めてまいりたいと思います。(降壇) 215 ◯ 9番(金内武久君)  それでは、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。    (金内議員 一般質問席 降壇) 216 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上で金内議員の質問を終了いたします。  残り時間は8分あります。  これより関連質問を行います。ありませんか。 217 ◯ 16番(板谷國博君)  ただいまの最後の金内君の待合所の件で質問したいと思いますが、今日に至って、ようやくとしてこの待合所が着工の運びとなったというところまではわかるわけですけれども、我々は、私1人が知らないのかどうかですけれども、この待合所にしては、私も一般質問をした経緯がありますね。そういった中で橋は開通したわということで、汽船問題もいろいろと取りざたされておりますね。  そういった中で、この待合所というのは、御承知のように、質問もしたとおり、やはり学校生徒の皆さん、あるいはまた病院、あるいは勤務先、勤務者、そしてまた一般の方々というような待合所まで話をしましたけれども、私たちは、今ここでこのように着工までいったなというだけであって、どのようなスタイルの中で協議をされたのかということを私はまず市長にお尋ねしたいわけです。というのは、規模もスタイルも中身の検討も我々全く知りません。そういったことで一応市長、どのような検討をされたのか。課長でもよか。 218 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  この今福の交通待合所の建設につきましては、当初、今福の公衆トイレの水洗化についてお話があって、以前から公衆トイレの水洗化をお願いしたいというふうな要望がございまして、市としては東部交流センターの建設場所をどちらかにする、どこに決めるかでこのトイレを建てるというふうなことを基本に考えてきておりましたけれども、この東部交流センターが現在の今福支所跡地に建設をするということが決定されて、それで公衆トイレについては単独で公衆トイレを建設するということのお約束をしてまいりました。そういう経過の中で、現在の位置に公衆トイレを建設するとなれば、浄化槽の規模とかなんとかで、今の現在の位置には無理ということで、待合所と併設した形でこのトイレをつくっていくというふうな形で、今の総合待合所事業になったという経過がございます。 219 ◯ 16番(板谷國博君)  私の質問とちょっと趣旨が違うようですね。というのは、鷹島、飛島を中心としたお客さんですよね。そういった中で、先ほど具体的に言いましたように、相当のいろいろな客層なんですね。そしてまた、スタイルも我々としても関心度があるわけなんですね。どのような形の中の待合所なのかと。そういった鷹島、飛島さんの一般の方々もメンバーに入って、こういうふうにしてくださいと、今あなたが言ったのは、トイレとあれの併合をとっただけのことであって、どのようなメンバーで協議されてそんなと決まったんですかと。私は何も知りませんからお聞きしよるんですよ。そこを答えてくれてんね。 220 ◯ 市民生活課長(伊藤 薫君)  協議したメンバーにつきましては、待合所担当の水産商工観光課、交付金を担当している企画財政課、それと設計・施工管理を行う都市計画課、それとトイレを管理する市民生活課、以上4課で協議をしております。 221 ◯ 16番(板谷國博君)  では、市長に答弁していただきたいんですけれども、そういった中で、私の言わんとするところは一つも答えになっていません、私に言わせてもらうとね。そういったことでも着工の運びまでなっておるわけね。どのようなメンバーで協議されて、どのようになって、そしてどこが管理するのか、まずは待合所が主ですから、もちろん、たかしま丸さんはメンバーに入っただろうと思うんですね。そういったところをもう少し具体的に説明をしてくださいよ。 222 ◯ 市長友広郁洋君)  この今福の交通待合所につきましては、本年の当初予算で計上させていただいたところでございまして、この建設につきましては、いろいろな関係皆様方との協議をし、今福地域に、今市民生活課長が申し上げましたとおり、最終的に今決めております規模で建設をするということに決まったところでございます。ただ、現在、設計をいたしておりますので、最終的にはその設計が固まった段階で、また改めてこういうものをつくりますということについては御説明を申し上げたいと思っております。 223 ◯ 16番(板谷國博君)  私が言っているのは、やはり私たちも地元として要望してきた一人として、このような待合所が今後できるとよと、あるいは待合所まで、例えば、福祉の方々がそのままで入れるような待合所も今回完備されるとよ、トイレもこうよと言うて、我々は地元ですから、言いたいものですから、ここまで来たら中身も知りたいというのが私の考えなんですよ。ところが、その協議されたメンバーも言わない。そしてまた、待合所には物も入っていますね、販売もされます。やはりお互いの町の特産品の一つでも販売したい、これが待合所だと思うんですね。ところが、そのメンバーをあなた方は言われない。結局、これ北松通運さんと今現況は鷹島汽船さんがやっている。でやったのかどうか、そこら辺を私聞いているんですけどね。メンバーを言わないというところ、ちょっと私、解せんとですね。内容を知らないんですよ。 224 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  都市計画課のほうからお答えさせていただきます。  施設計画の打ち合わせでございますが、公衆トイレの管理の担当で、先ほど説明がありましたように、公衆トイレの管理担当は市民生活課、それから待合所の水産商工観光課、それからさらに、待合所に関しては、北松通運さん、それから内部の計画に反映して倉庫及び事務所の位置、大きさ、建設位置につきまして……(時間切れ) 225 ◯ 議長(中塚祐介君)  以上をもって金内議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後4時5分 散会
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