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12月02日-01号

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  1. 平戸市議会 2019-11-25
    12月02日-01号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    令和 元年12月定例会                開会 午前10時 ○議長(山内清二君)  おはようございます。 出席議員、定足数以上であります。                開議 午前10時 ○議長(山内清二君)  これより令和元年12月平戸市議会定例会を開会いたします。 欠席の届け出が議員より参っておりますので、御報告申し上げます。 議事日程第1号により本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条第1項の規定により、1番、山崎議員、2番、池田議員、3番、山本議員を指名いたします。 日程第2、会期の決定でありますが、本定例会の会期は、去る11月25日に議会運営委員会を開催し、本日より13日までの12日間と御協議いただいた次第です。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日より13日までの12日間と決定いたしました。 なお、会期の日程は、配付しております日程表のとおりであります。 日程第3、諸報告及び日程第4、監査報告は、配付しております印刷物により報告にかえますので、御了承をお願いいたします。 なお、定期監査報告に対する質疑は、議案質疑の日に行います。 日程第5、議案第53号から日程第17、議案第65号までの13件を一括議題といたします。 決算特別委員長の審査報告を求めます。 ◆決算特別委員長(近藤芳人君) 登壇  皆さん、おはようございます。 決算特別委員会における審査の結果と経過の概要を御報告いたします。 令和元年9月定例会において本特別委員会に付託されました議案第53号から第65号までの13件について、6日間──これは9月の18・19・20・24・25・26日でございます。6日間にわたり審査をいたしました結果、平成30年度平戸市一般・特別・事業会計の剰余金の処分及び決算の認定について、原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。 さて、平成30年度一般会計の決算状況でありますが、歳入総額252億983万5,000円、歳出総額245億2,844万7,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源3億9,947万円を差し引いた2億8,191万8,000円が実質収支となっております。 平成30年度の財政状況は、地方公共団体の財政状況を客観的にあらわす健全化判断比率においては、基準を超える指標はなく、良好な状況を保っている状況でありました。この要因としては、財政健全化計画に基づく市債の繰り上げ償還によるもののほか、財政調整基金や減債基金、また「やらんば!平戸」応援基金等特定目的基金残高が確保されたことが主な要因となっております。 一方、財政の硬直化を示す経常収支比率は、普通交付税における合併算定替えの段階的削減により平成28年度から年々悪化傾向にあることから、合併特例措置終了を視野に入れた健全な行財政運営に努めるよう求めるところであります。 このような財政状況を踏まえ、本特別委員会における論議のうち、主な指摘事項について御報告いたします。 まず、議案第53号「平成30年度平戸市一般会計決算認定について」でありますが、総務部総務課所管では、「嘱託員設置事業」に関し、市内全163区で組織する平戸市自治連合協議会とは別に、現在も市町村単位で組織されていた区長会が存在しており、会議への出席だけでも嘱託員にとって相当な負担となっていると聞く。嘱託員の負担軽減のためにも、旧市町村単位で組織された区長会を平戸市自治連合協議会に一本化することはできないのかとの質問に対し、行政から一本化することを強制することはできないが、簡略化できるところはしていくべきであり、平戸市自治連合協議会とも協議しながら改善に努めたいとの答弁がありました。 また、同課の「自主防災組織育成事業」に関し、非常時の自主防災組織の対応にばらつきがあると聞く。災害時など、最も身近な存在として防災・減災に取り組む自主防災組織に市はどのようにかかわっていくのかとの質問に対し、地域防災のかなめである自主防災組織が、災害時にみずからの判断で避難誘導、避難所開設等ができるように、これからも働きかけを行っていきたいとの答弁がありました。 これに関連し、委員から、自主防災組織の会長は嘱託員が兼ねているケースが多いようだが、嘱託員は1、2年で交代する地区もある。嘱託員ではなく、防災士の資格を取得している人を自主防災組織のリーダーとして選任した方がよいのではないかとの指摘に対し、市も防災士の資格取得を推進しているところであり、平戸防災ネットワークとも連携しながら、地域に防災士を配置し、その人がリーダーとなって活動できるような体制づくりをしていきたいとの答弁がありました。 財務部企画財政課所管では、「未来を担う人材創出事業」に関し、公営塾についてはどういった方向性で取り組もうとしているのかとの質問に対し、公営塾については、放課後の時間を利用して基礎学力の底上げや将来の職業をどうするのかなどといったキャリア教育を実施するとともに、これまでの高校のイメージを払拭するための情報発信を行うなど、令和2年4月からの本格実施に向けて、現在、平戸高校と協議を詰めている状況であるとの答弁がありました。 あわせて、最終的な目標を何年ぐらいに設定し取り組む予定かとの質問に対し、取り組み期間としては、まず令和2年度から3年間を想定しており、実績を検証し、さまざまな問題点を把握した上で今後の計画を検討していくこととしている。また、公営塾に限らず、他地区の高校が行政と連携して取り組んでいる「ふるさと教育」などについては、猶興館高校と協議を行っているところであり、連携できるものについては5年間ぐらいのスパンで取り組んでいきたいと考えているとの答弁がありました。 これに関連し、委員からは、ぜひとも1人でも多くの生徒に地元の高校に進学していただき、特に定員割れが著しい高校に行ってもらうことによって、高校存続の一翼を担っていただくことを期待するとの意見がありました。 市民生活部市民課所管では、「大島クリーンセンターし尿処理場施設整備事業」に関し、貯留槽の設置箇所は海岸近くであったと思うが塩害の心配はないのか、また、電気系統など設備等への影響が出てくるのではないかとの指摘に対し、当初の計画では、し尿処理場の解体後に旧施設跡地に埋め込むか、今回の設置箇所に埋め込むかの検討をしていた。令和2年度に解体設計、令和3年度に解体工事を実施する計画であり、その間に移設経費等のコストの比較検討を行う予定であった。しかし、移設の可能性もあったことから、現在の箇所に設置し、埋め込みまではしていないのが現状である。し尿処理場跡地をすぐに利用して整備できればよかったが、平成31年3月31日まで旧し尿処理場を運転し、翌日の4月1日から新貯留槽を運転開始する必要があったため、別地である現在の箇所に整備したものである。塩害や自然劣化等はあるだろうが、状況を見ながら必要に応じて対策を検討していきたいと考えているとの答弁がありました。 これに関連し、現状のままでは、塩害等やFRPの性質上、すぐに劣化が進み、施設のメンテナンスなど維持管理費も多額になることは明らかである。早急に対策を講じるべきではないかとの指摘に対し、今後の対応については、移設した場合の経費が多額になると見込まれることと、移設期間における施設の運用を考慮すると困難な状況が予定されることから、現在の場所で、貯留槽を覆う形で財政部局と協議をしながら対応していきたいとの答弁がありました。 農林水産部農林課所管では、「林業団体育成支援事業」に関し、生産農林組合17組合が行う造林保育事業に1組合当たり3万3,250円の補助をしているとのことであるが、生産森林組合は法人登記をしていることから、法人税などで毎年7万円以上の支出があり、費用負担などで大変苦慮していると聞いている。市は補助金のほかにどのような支援をしているのかとの質問に対し、平成30年度に全組合にアンケートを実施し、各組合の意見・要望を伺った。また、生産森林組合の指導・監督を担当する県からは、令和元年度中に簿記支援ソフトの開発など事務の効率化を図る施策を実施すると報告もあっている。今後も県と連携し、アンケートでの意見・要望等を踏まえ、解散もしくは費用負担などの軽減を図れるよう支援していきたいとの答弁がありました。 これを受け、委員からは、生産森林組合は行政からの要請で設立したこともあり、市の責任は大きく、多くの組合が費用負担、事務作業の煩雑さなどで大変苦労しているため、行政としてもしっかりとした支援をしていくようにとの指摘がありました。 農林水産部水産課所管では、「平戸市水産物流通改善対策事業」に関し、本事業は水産物流通に精通したコンサルタントに委託しているが、コンサルタントから見た本市の課題は何かとの質問に対し、①魚価の低迷(全国的に天然魚の魚価が上昇傾向にある中、本市では魚価の低迷が続いている)、②流通運賃の上昇や輸送する際のドライバー不足、③活路の販路拡大、④鮮度保持が課題である。これらの課題を整理し、市内各漁協などとも情報を共有しながら、本市の魚が豊洲などの大消費地で高値で取引されるよう、血抜きや神経締めをしっかり施すなど、ニーズに合った形で新鮮な魚を提供できるように漁協等と連携していきたいとの答弁がありました。 これを受け、委員からは、鮮度保持を数値化できれば魚価も上がるという実証実績もあるので、数値化してはどうか。また、市が主体となって血抜きや神経締めの技術拡大のための講習会を実施するなど、今後も消費地のニーズ把握と鮮度保持等の技術向上に努めるようにとの指摘がありました。 文化観光商工部観光課所管では、「観光人材育成プログラム事業」に関し、平戸版DMOの進捗状況、組織体制などはどのようになっているのかとの質問に対し、平戸観光協会内部DMO推進室を設置し、コンセプトを、歴史・祈り・恵み・癒やしを心で体感する「六感をゆさぶる島」と決定したところである。今後の計画においては、令和元年9月に観光庁へ申請を行い、DMO候補法人となった後に本登録を行い、宿泊者数などの目標数値などのKPIを進め、随時観光庁に報告し審査されていくことになる。また、DMOの組織体制については、マーケティング課誘致プロモーション課、事業課の3部門を置く予定である。現在、まちなかの受け入れ整備を検討する「受入環境整備ワーキンググループ」、外国人の誘客を強化していく「インバウンドワーキンググループ」、商品造成などの「プログラム商品造成ワーキンググループ」を既に立ち上げており、今後は、データに基づいた戦略が求められていることから「企画・マーケティングワーキンググループ」を立ち上げる予定としており、4つのワーキンググループで具体的な事業を検討し実施していくことになる。また、事業実施内容に合わせ、関係者を巻き込み、観光協会の会員でない人も含め事業を企画していくようにしているとの説明がありました。 これを受け、委員会からは、令和2年度から始まる予定であり、期待もされ費用対効果も問われることから、組織内部だけでなく関係者は常に前向きに事業実施を行うような体制となるよう指摘しました。 また、同課の「わくわくドキドキ子どもジョブチャレンジ事業」に関し、事業の目指す目的は子供の職業体験を行う教育なのか、平戸市に呼び込むことによる誘客であるのか、また何につなげようとしているのかとの質問に対し、観光課で取り組んでいる事業であることから、観光誘客につなげ、リピーターの獲得となるよう事業実施を行いたいとの答弁がありました。 これに対し、職業体験を通じ子供を育てる事業でもあり、その中で平戸市にもたらせるものが何かということであると思われる。費用対効果も考えながら、どのような事業にするのか整理し事業を実施するよう指摘しました。 文化観光商工部商工物産課所管では、田平港シーサイドエリア活性化施設管理運営事業に関し、委託料は平戸瀬戸市場の敷地内にある公衆トイレ浄化槽維持管理費用等であるが、トイレを利用しているのはほとんどが平戸瀬戸市場の利用者だと思われ、不特定多数の者が使用する公衆トイレの目的とは違うのではないか。平戸瀬戸市場の経営も軌道に乗ってきているようであり、平戸瀬戸市場が費用を負担するのがよいのではないかとの質問に対し、浄化槽維持管理料は市が負担しているが、経営が良好であるため、令和元年度からトイレの光熱水費は平戸瀬戸市場が負担するとの提案があり、指定管理委託を締結しているところである。また、あわせて、令和元年度から平戸瀬戸市場が利益の15%を市に還元したいと申し出があっているとの答弁がありました。なお、4年後の指定管理者の更新時には、施設の使用料の徴収を含め検討し、指定管理料を決定していきたいとの答弁がありました。 また、同課の「6次産業化推進事業」に関し、平戸市6次産業化支援事業補助金交付要綱について、農林水産業者は生産や水揚げを行うことはたけているが、加工し販売まで行うことは難しいものであり、今後、有効な事業となるよう補助制度を見直すことは考えていないのかとの質問に対し、生産者は本業が生産であることから、加工・販売まで手が回らないのが現状である。各生産者(1次産業者)、加工業者(2次産業者)、販売業者(3次産業者)が一緒になって取り組む事業を1つの6次産業と見なして、加工業においても地場産品を活用した新商品の販売であれば対象とし、魅力のある幅広い補助制度となるよう、内部でも検討しているところである。また、6次産業化アドバイザー2名から的確なアドバイスをいただきながら6次産業を推進していくとの答弁がありました。 建設部建設課所管では、「西九州自動車道建設促進事業」における国への平戸市単独要望活動について、市の要請で民間団体と一緒に要望活動を行い、民間団体の旅費については実費での活動を行うこととなった経緯や経費の内訳についてどのようになっているのかとの質問に対し、平成30年3月定例市議会の一般質問において、西九州自動車道の早期完成に向けた平戸市単独での要望活動の必要性を問われ、市のために必要だと判断し、前向きに検討する旨の答弁を行ったところである。その後、6月に各民間団体に参加要請を行ったところ、賛同いただいたことから、9月定例市議会に補正予算を計上し、承認を得たものである。各民間団体の旅費は自費であったが、長崎空港までは本市職員と一緒に市のマイクロバスに同乗し上京したとの答弁がありました。 これを受け、今後の要望活動について、各民間団体への旅費の一部負担を検討しているようであるが、従来、議会における要望活動は、西九州自動車道整備促進特別委員会を設置して活動を行い、その後、産業建設委員会へ移行し、3市1での合同要望とし、経費節減に向け改革を行ってきたところである。今後の民間団体との合同による要望活動については、これまでの経緯や趣旨を十分に踏まえて検討するよう指摘しました。 建設部都市計画課所管では、「公営住宅維持管理経費」に関し、平戸地区、田平地区、生月地区の各地区の市営住宅における浄化槽保守点検清掃業務委託料について、同程度の規模の浄化槽でも委託料に差があることから、住宅ごとや市全体の住宅で入札を実施するなど経費を抑えるよう検討するべきではないかとの指摘に対し、浄化槽に係る経費については、各地区ごとに見積もり合わせを行い決定している。委託料は各入居者が負担している共益費の算定の根拠としていることから、入居者の負担が増加しないよう入札方法の検討を行いたいとの答弁がありました。 消防本部所管の「消防・救急体制の見直し」に関し、離島や僻地における5年後、10年後の救急搬送体制のあり方をどうすべきであると考えているのかとの指摘に対し、平成30年4月に消防内部で検討委員会を立ち上げ、基礎資料として現状と将来の人口予測に基づく救急件数、火災件数や消防団員数等の推定値を算出したところであるが、出張所の適正配置や必要人員については、具体的な計画の検討は困難と判断し、外部機関等による再検討が必要であると考えているとの答弁がありました。 これに対し、委員からは、外部機関等に頼るのではなく、離島や僻地に限らず、人口減少が進む中で、救急・火災等に対応するために必要とされる全市的な消防・救急体制が今後どうあるべきかを一番熟知している消防職員みずからが、消防施設等の総合的な整備計画を作成し、計画的に施設更新を進めていくべきであるとの指摘に対し、早急に、消防内部において再度、作業部会を設置し、今後の消防施設等のあり方、適正人員の配置等についても十分に検討を進めていきたいとの答弁がありました。 教育委員会教育総務課学校教育課所管では、スクールバスや学校管理経費に関連する「平戸市立小・中学校児童・生徒数の推移」に関し、1学級当たり児童生徒数が10人未満の学校が、小学校で6校、中学校で4校あるが、今後の学校統廃合の方向性はどのように考えているのかとの質問に対し、平成28年3月に平戸市立学校等適正規模適正配置基本方針を策定し、これをもとに適正規模適正配置を進めている。平成30年度は、中野小学校と田平南小学校の保護者等に対し、学校統廃合について説明を行い、意向を聞いたとの答弁がありました。 これを受け、委員からは、学校を統廃合することは、児童生徒数が増加し、お互いに切磋琢磨して成長が期待できるというメリットばかりではないので、子供たちの心のケアを行いながら、また保護者、地元にしっかりと説明をして、納得していただいた上で、基本方針にこだわらず、適正な時期に進めるべきであるとの指摘に対し、今回いただいた意見も踏まえた上で、十分検討していきたいとの答弁がありました。 教育委員会生涯学習課所管では、「すみずみまで本を届ける事業」に関し、平戸図書館が45カ所の配本先に延べ2万1,240冊、永田記念図書館が42カ所の配本先に延べ1万6,440冊貸し出したと集計しているが、配本先に配本した冊数イコール貸出冊数とする集計の仕方に疑問を感じる。一般の貸出冊数と配本先への貸出冊数の集計については誤解を与えないような集計方法に改めるべきではないかとの指摘に対し、配本先ごとの貸出状況を調査し、実態に即した数値となるような計数を出して集計するようにしていきたいとの答弁がありました。 次に、市民生活部健康ほけん課所管の議案第54号「平成30年度平戸市国民健康保険特別会計決算認定について」のうち大島直営診療施設勘定に関し、大島診療所の患者数が減少している要因は何かとの質問に対し、人口減少や他の医療機関への紹介、薬の処方期間の延長など、ここ数年の患者数の減少に加え、重複多受診の指導などによる医師の診療方針なども相まって、平成30年度は大幅な減少となったものと分析しているところである。また、これに対応するため、診療所長(医師)とも協議を行った結果、従来からの事業所健診に加え平成30年度から実施している特定健診をこれまで以上に周知し、島民の健康状態の把握に努めることや救急医療に係る消防署大島出張所などとの連携を図っていくとしているとの答弁がありました。 これに関連し、この問題については、地元の区長代表や医師・看護師などで構成される「大島の医療を考え支える会」とも議論を重ねるとともに、今後の救急搬送や大島診療所の利用のあり方について住民への説明を行い、理解を得るべきではないかとの指摘に対し、地元に組織されている「大島の医療を考え支える会」とも十分協議を行いながら、地元住民との信頼関係を深めることで患者数の増につなげていきたいとの答弁がありました。 次に、生月支所所管の議案第57号「平成30年度平戸市農業集落排水事業特別会計決算認定について」に関し、平成30年度に策定した最適整備構想の結果では、既存処理場を廃止し合併浄化槽を新設する案が維持管理費は低額であるとの説明に対し、今後、人口減少により加入世帯が減少し、使用料が見込めないことが想定される。維持管理費がかからない個人の合併浄化槽設置移行への変更も含め、住民と協議し、引き続き十分検討しながら方向性を定めるよう指摘しました。 次に、田平支所所管の議案第58号「平成30年度平戸市宅地開発事業特別会計決算認定について」に関し、平成30年度に4区画販売できたことは評価するが、使い勝手の問題などで、まだ販売できていない区画が20区画ある。現在、公園として利用されている土地とボックスカルバートがある5区画を交換する計画があるようだが、販売できていない土地は、ボックスカルバートがある区画以外にも面積が広すぎるため販売価格が高い土地、道路に面している部分がほんの一部しかない土地などがある。このような区画は分割して販売することで価格を安く抑えることができたり、区画の一部を潰して道路を整備することで住民の利便性が向上する土地となるように思うが、このことについてどう考えるかとの質問に対し、可能かどうか確認して検討していきたいとの答弁がありました。 また、グリーンヒルズは、進入路が1つしかないことも問題があるように感じる。現在、道の駅側に整備されている国道に直結する歩道を車道にできれば、住民の利便性も増し、販売促進にもつながるのではないかとの指摘に対し、今回いただいた御意見については、販売促進及び移住・定住につながる有効な手段であると思うので、関係部署と協議し、前向きに検討したいとの答弁がありました。 次に、水道局所管の議案第63号「平成30年度平戸市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」に関し、平戸市の有収率は79.6%であるが何%を目標としているのか、また漏水相当分を水道料金に換算した場合にはどのぐらいの金額になるのかとの質問に対し、人口3万人から5万人の類似団体での有収率は約85%であるが、本市の場合、老朽管や起伏の多い地形であることから配水管延長も長く、80%以下にならないように補修等を行っていきたいと考えている。なお、老朽管等による漏水を水道料金に換算した場合、平成30年度は75万トンで1億9,400万円程度であるとの答弁がありました。 また、今後、有収率が低い地区から改修を行う計画にしているのかとの質問に対し、耐用年数を超えた管路からの漏水が一番の原因である。漏水事故が多い箇所から改修を行うなど、優先順位を決めて計画的に改修を行っていきたいとの答弁がありました。 次に、病院局所管の議案第64号「平成30年度平戸市病院事業会計決算認定について」に関し、市民病院の通所リハビリ用の送迎バスの活用や、ふれあいバスなど路線バスの再編・改善を図ることで、診療予約制の機能も効果を発揮するなど、病院利用者の利便性が向上し、ひいては患者数の増加につながるのではないかとの指摘に対し、地域協働課が所管する愛のり交通活性化委員会において、令和2年10月のバス路線等の再編・見直しの協議が進んでおり、その中でも、市民病院の診察に合わせた運行ができないかとの声も上がっているところである。市民病院としても要望を行いながら利用者の足の確保の充実に努めていきたいと考えている。あわせて、通所リハビリ送迎用のバスの多目的利用ができないかについても検討をしていきたいとの答弁がありました。 今回の審査の中で、幾つかの部署において説明が不十分であったり、資料を持ち合わせていなかったために、審査が長時間とならざるを得ない場面がありました。また、決算に係る主要な施策の成果についての報告書について、数値の誤りによる訂正が多くあり、審査に臨む姿勢が疑わざるを得ない状況がありました。中には、成果が十分に得られなかった事業について、そのことが適切に記載されておらず、このようなことから、最後に副市長、総務部長、財務部長の出席を求めたところ、市長も出席したいとの申し出があり、市長からは、決算審査においての不手際に対するおわびがありました。 委員会からは、決算審査は市長が政策として掲げ実施した事業の成果をあらわすものであり、これらの事業が適正かつ効率的に執行され、期待される効果があったのかを審査し、今後に生かしていく重要なものである。今後は、審査に支障を来すような資料の誤り、説明不足がないように指導するよう、強く、苦言を呈したところであります。 以上のとおり、平成30年度決算審査における決算特別委員会の報告といたします。 以上です。 ○議長(山内清二君)  委員長報告に対する質疑を行います。ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  質疑を終結いたします。 これより討論、採決を行います。 議案第53号の討論を行います。ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  討論がありませんので、採決いたします。本案に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  御異議なしと認めます。よって、議案第53号は原案のとおり認定することに決しました。 議案第54号から第62号までの9件に対する討論を行います。ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の9件に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  御異議なしと認めます。よって、以上の9件は認定することに決しました。 議案第63号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  ありませんね。討論がありませんので、採決いたします。本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定であります。委員長の報告どおり、原案可決及び認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  御異議なしと認めます。よって、議案第63号は原案可決及び認定することに決しました。 議案第64号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  討論がありませんので、採決いたします。本案に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  御異議なしと認めます。よって、議案第64号は認定することに決しました。 議案第65号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  討論がありませんので、採決いたします。本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定であります。委員長の報告どおり、原案可決及び認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内清二君)  御異議なしと認めます。よって、議案第65号は原案可決及び認定することに決しました。 これをもちまして、決算特別委員会は解散となります。委員の皆様には、終始、御熱心に御審議いただき、ありがとうございました。 日程第18、議案第101号から日程第41、議案第124号までの24件を一括上程いたします。 市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(黒田成彦君) 登壇  皆さん、おはようございます。本日は、令和元年12月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御健勝にて御出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。 今期定例会におきましては、条例議案9件、一般会計補正予算議案、事件議案14件、合わせまして24件の御審議をお願いするものであります。 御説明に入ります前に、幾つか御報告をさせていただきます。 初めに、去る11月20日に令和元年県民表彰の受賞者が発表され、小野數廣様、綾香敏幸様が人命救助により、長崎県薬剤師会前副会長の北原敏弘様が保健・環境功労により、平戸市文化財審議会会長の木田昌宏様が教育文化功労により、平戸市漁協青年部連合会の皆様が水産に係る優良団体により、それぞれ受賞されました。 受賞されました皆様に対し、心からお喜び申し上げますとともに、今後ますますの御活躍を御祈念申し上げます。 次に、去る11月9日に「ながさき農林業大賞」の表彰式が開催され、ながさき西海農協平戸地区いちご部会が運営委員会長賞を受賞されました。 これは、地域の特色を生かした先進的な活動を展開し成果を上げている農林業者・組織等を表彰することにより、個々の農林業経営改善意欲を助長するとともに農林業・農村の活力ある発展を促進することを目的に、その実績を広く県民へ紹介するものであります。当該いちご部会は、県内でも早くから環境制御技術に取り組まれ、平成30年度には平均単収が県内2位の成績をおさめられ、さらに県最高単収者を排出するなど、部会を挙げての生産性向上の取り組みが評価されました。 また、NHKやJAグループが主催で開催される日本農業賞においても、本県代表として選出されております。 いちご部会の皆様におかれましては、これを契機に、より一層の生産性向上の取り組みを進められ、農業所得の向上が図られますとともに、本市の農業振興につながることを期待しております。 次に、11月3日から24日までの間、諫早市を主会場として第70回長崎県民体育大会が開催されました。 出場した団体の部において、相撲競技が4連覇、空手道競技が3連覇の快挙をなし遂げました。また、個人の部において、相撲競技の野口清之選手、弓道競技遠的の部女子個人で芦塚菜都美選手、近的の部男子個人で岩野上恭次選手と女子個人の弓井沙耶香選手が優勝いたしました。 優勝された皆様に対し、心からお祝いを申し上げますとともに、今後ますますの御活躍を期待するものでございます。 次に、去る11月24日、平戸松浦家35代、観中熈が30年の歳月をかけて造園した国指定名勝「棲霞園・梅ヶ谷津偕楽園」の秋の特別公開が開催され、約150名の来園者を迎えることができました。当日は、南九州大学の永松義博名誉教授と庭園デザイン研究室OBによる解説を交え、晩秋の大名庭園の魅力を楽しんでいただきました。 次に、平戸オランダ商館において、12月1日から1月26日にかけて、企画展「カレーと香辛料」が開催されています。この企画展は、今や日本人の暮らしと切っても切れない香辛料料理「カレー」をテーマに、大航海時代と香辛料の深いかかわりや、平戸を窓口に日本に広まった香辛料の歴史を紹介しています。市民の皆さんの御来場をお待ちしております。 それでは、提案いたしております各議案について、順次その概要を御説明いたします。 議案第101号「平戸市防災会議条例の一部改正について」は、防災会議の構成員を追加するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第102号「平戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」は、大島クリーンセンターへ直接搬入する廃棄物の取扱区分及びし尿くみ取り手数料の見直しに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第103号「平戸市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、児童福祉法の一部改正に伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第104号「平戸市平戸城懐柔櫓宿泊施設条例の制定について」は、平戸城懐柔櫓整備後の効率的な運用と交流人口の拡大及び施設の活用を図るため、条例を制定するものであります。 議案第105号「平戸市多目的研修センター条例の一部改正について」は、休館日及び開館時間を変更するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第106号「平戸市手数料条例の一部改正について」は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第107号「平戸市公民館条例の一部改正について」は、生月中央公民館の移転及び公民館の開館日等の見直しに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第108号「平戸市田平町民センター条例の一部改正について」及び議案第109号「平戸市未来創造館条例の一部改正について」は、開館時間の見直しに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第110号「令和元年度平戸市一般会計補正予算(第6号)」は、歳出で、8月豪雨及び台風17号に伴う農林水産業施設、公共土木施設及び文教施設の災害復旧費のほか、漁港整備事業県工事負担金、児童扶養手当給付金給付事業、移住定住環境整備事業が主なもので、歳入では、国・県支出金、繰入金、市債などを見込み、収支を合わせて12億4,753万3,000円を増額し、補正後の予算総額は307億5,700万9,000円となっております。 議案第111号から議案第121号までの11件は、「指定管理者の指定について」、議会の議決を求めるものであります。 議案第122号「平戸市辺地に係る総合整備計画の変更について」は、度島辺地の集会施設の事業費の増額に伴い、総合整備計画の変更策定について議会の議決を求めるものであります。 議案第123号「公有水面埋立免許出願に係る意見について」は、長崎県知事から公有水面埋め立てについての意見を求められましたので、答申について議会の議決をお願いするものであります。 議案第124号「工事請負契約の変更について」は、平戸文化センター大規模改修工事(電気設備)の請負変更契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上をもちまして、提案いたしました各議案についての説明を終わります。内容の詳細については、各担当部局長に説明させますので、何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山内清二君)  これより議案説明を行います。 議案第101号の説明を求めます。 ◎総務部長(岡部輝幸君)  おはようございます。議案第101号「平戸市防災会議条例の一部改正」につきましては、防災会議の構成員を追加するため条例の一部を改正するもので、改正の内容としましては、昨今の災害の発生状況を勘案し、予防及び防災活動上、重要な役割を果たしている自衛隊を委員として追加するものであります。このことにより、4号委員である市職員の委員について見直しを行っております。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
    ○議長(山内清二君)  議案第102号の説明を求めます。 ◎市民生活部長(佐々木信二君)  おはようございます。議案第102号「平戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」、御説明いたします。 今回の改正は、大島村の廃棄物処理について、適正な処理を推進するため、大島村クリーンセンターへ直接搬入する廃棄物の取扱区分及びし尿くみ取り手数料の見直しに伴い、条例の一部を改正するものであります。 改正の内容でありますが、第9条で規定している一般廃棄物の収集、運搬及び処分に関し、徴収する手数料等、別表第2を改正するもので、まず1点目が、大島村クリーンセンターへ直接搬入するごみの取扱区分を実情に応じ整理したもので、使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)の対象外の自動車を、個人が処理するものとして、近年、受け入れ実績もないため、削除するものです。2点目が、し尿くみ取り手数料を、これまで36L当たり190円だったものを、18L当たり185円とするものであります。 大島村のし尿くみ取り手数料については、平成31年4月からの北松北部クリーンセンターでの広域処理に伴う収集運搬及び設備等の維持管理経費の増額や他地区との均衡を図るため、離島支援の観点を考慮した上で、改定するものであります。また、経過措置のとおり、急激な負担増とならないことを考慮し、緩和措置として、令和2年4月1日から令和4年3月31日までの間は18L当たり140円とし、段階的に増額を図るものであります。 なお、施行日につきましては、令和2年4月1日とするものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案103号の説明を求めます。 ◎福祉部長(桝田俊介君)  おはようございます。議案第103号「平戸市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」、御説明いたします。 今回の改正は、家庭的保育者の欠格事由を引用している児童福祉法の一部改正に伴い、条例の一部を改正するものであります。 改正の内容でありますが、「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」の成立に伴い、家庭的保育者の欠格事由を引用している児童福祉法第34条の20第1項第1号が削られたことから、同項第2号以降、号が繰り上がり、条例の一部改正となるものでございます。 施行期日につきましては、公布の日から施行し、令和元年6月14日から適用するものでございます。 以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第104号の説明を求めます。 ◎文化観光商工部長(野口雅文君)  おはようございます。議案第104号「平戸市平戸城懐柔櫓宿泊施設条例の制定について」、御説明申し上げます。 本案は、平戸市平戸城懐柔櫓宿泊施設条例を制定するため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 平戸城懐柔櫓につきましては、日本初のお城の宿泊施設として、国が全国に先駆けたモデル事業として位置づけられており、公設民営による整備を進めているところです。整備後は、施設の効率的な運用と交流人口の拡大及び施設の活用を図るため、条例を新たに制定するものであります。 以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第105号の説明を求めます。 ◎農林水産部長(諸藤秀法君)  おはようございます。議案第105号「平戸市多目的研修センター条例の一部改正について」、の御説明をさせていただきます。 平戸市多目的研修センター条例の一部を改正する件につきましては、南部公民館の機能を持つ平戸市多目的研修センターについて、利用される方の利便性向上を図るために、市内の公民館で休館日及び開館時間を統一することに伴い、条例を一部改正するものでございます。 現在、休館日を「国民の祝日に関する法律に定める休日」及び「12月29日から翌年の1月3日まで」と定めているものを「12月29日から翌年の1月3日まで」に改め、開館時間につきましても、現在「午前9時から」と定めているものを「午前8時30分」に改めるものであります。これにより、開館時間は8時30分から21時30分までとなります。 施行日については、令和2年4月1日としております。 御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案106号の説明を求めます。 ◎建設部長(大浦雄二君)  おはようございます。議案第106号「平戸市手数料条例の一部改正について」、御説明いたします。 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、複数の住宅や建築物の連携による省エネ性能向上計画認定手続が追加されたことから、平戸市手数料条例の一部を改正するものであります。 御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案107号から議案109号までの3件について、一括説明を求めます。 ◎教育次長(吉村藤夫君)  議案第107号「平戸市公民館条例の一部改正について」及び議案第108号「平戸市田平町民センター条例の一部改正について」並びに議案第109号「平戸市未来創造館条例の一部改正について」、関連がございますので一括して御説明いたします。 議案第107号「平戸市公民館条例の一部改正について」は、生月中央公民館の移転に伴う施設の位置を改めるとともに、市内公民館の休館日及び開館時間について統一するため、条例の一部を改正するものであります。各公民館の休館日を12月29日から1月3日まで、開館時間を午前8時30分から午後9時30分として統一し、利便性の向上を図るため改正するものでございます。あわせて、生月中央公民館の会場使用料について改正するものでございます。 次に、議案第108号「平戸市田平町民センター条例の一部改正について」並びに議案第109号「平戸市未来創造館条例の一部改正について」は、各公民館の開館時間を統一するため、条例の一部を改正するものであります。 条例の施行日につきましては、いずれも令和2年4月1日からといたしております。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第110号の説明を求めます。 ◎財務部長(村田範保君)  議案第110号「令和元年度平戸市一般会計補正予算(第6号)」につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出それぞれ12億4,753万3,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ307億5,700万9,000円とするものであります。 今回の補正予算は、8月豪雨及び台風17号に伴う農林水産業施設、公共土木施設及び文教施設の災害復旧費のほか、漁港整備事業県工事負担金、児童扶養手当給付事業、移住定住環境整備事業の増額などを調整し、提案をさせていただいております。 4ページをお願いします。 第2表繰越明許費につきましては、農村地域防災減災事業など12事業について、年度内に完了が見込めないことから、その経費の支出を翌年度に繰り越して執行するものであります。 5ページをお願いします。 第3表債務負担行為補正の追加につきましては、平戸文化センターなど10件の指定管理料、公益財団法人長崎県林業公社の借入金に対する損失補償、(仮称)度島ふれあい会館の事業費の増加、学校給食共同調理場の調理業務等の管理・運営に係るものであります。 6ページをお願いします。 第4表地方債補正につきましては、中野中学校校舎外壁改修事業費の追加と、自然災害防止事業費など各種建設事業の起債の増額に伴う6件の変更を行うものであります。 それでは、補正の内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明いたしますが、歳入中、国庫補助金等を伴う事業で、歳出において特定財源として充当しているものについては内容を簡略に説明させていただきますので、御了承願います。 まず、10ページから15ページまでの歳入につきまして御説明申し上げます。 10ページをお願いします。 12款1項1目農林水産業費分担金は、漁港整備事業県工事負担金及び自然災害防止事業に係る分担金、2目災害復旧費分担金は、現年補助災害復旧事業に係る分担金であります。 13款1項5目土木費使用料は、決算見込みに伴う公営住宅使用料の増額であります。 14款1項1目民生費国庫負担金は、児童扶養手当給付事業の増額に伴うもの、3目災害復旧費国庫負担金は、公共土木施設及び漁港施設の現年補助災害復旧事業に係るものであります。 2項2目民生費国庫補助金の地域介護・福祉空間整備事業費は、生月高齢者生活福祉センターの施設改修に伴うもので、7目教育費国庫補助金の学校施設環境改善交付金は、中野中学校校舎外壁改修事業について国庫補助事業の採択を受けたことによるもの、8目災害復旧費国庫補助金の歴史活き活き史跡等総合活用整備事業費は、平戸和蘭商館跡の災害復旧事業に係るものであります。 15款2項4目農林水産業費県補助金のうち、1節農業費補助金の機構集積協力金事業費は協力金の増額によるもの、ページをめくって12ページ、強い農業・担い手づくり総合支援交付金事業費は、8月豪雨により被災した農業用施設の復旧費に対するもの、農村地域防災減災事業費は、浸水想定区域図作成に要する事業費の増額によるものであります。 2節林業費補助金のうち、林業成長産業化総合対策事業費は林道開設事業(鴛ノ岳線)に係る今年度施工延長の減少に伴う減額、自然災害防止事業費は8月豪雨に伴う林地の復旧対策工事に係るものであります。 6目土木費県補助金は、8月豪雨に伴う前津吉(神上地区)のがけ崩れ対策工事に係るもので、9目災害復旧費県補助金は、農地等及び林道の現年補助災害復旧事業に係るものであります。 3項1目総務費委託金は、長崎県議会議員一般選挙及び参議院議員通常選挙の実績に基づく減額であります。 18項1項1目財政調整基金繰入金は、財源補填のための取り崩しについて減額するものであります。 2目「やらんば!平戸」応援基金繰入金は、移住定住環境整備事業に充当するための増額であります。 21款1項4目農林水産業債2節林業債のうち、過疎対策事業は林道開設事業に係る県補助金の減額に伴う市債額の増額で、緊急自然災害防止対策事業は林地の災害復旧対策に係るもの、3節水産業債は、漁港整備事業県工事負担金の増額に伴うものであります。 14ページをお願いします。 6目土木債は、前津吉(神上地区)及び大根坂(屋東地区)のがけ崩れ対策に係るもの、7目消防債は生月出張所消防庁舎整備事業の市債メニューの変更に伴うもの、8目教育債は中野中学校校舎外壁改修に伴うものであります。同じく10目災害復旧費は、8月豪雨及び台風17号による農林水産業施設、公共土木施設及び文教施設の災害復旧に係るものであります。 次に、16ページから37ページの歳出につきまして御説明申し上げます。 なお、今回の補正予算には、10月の人事異動等に伴う人件費の増減が各費目に出てまいります。これらは説明を省略し、主な内容について御説明させていただきます。 16ページをお願いします。 2款1項11目ふるさと振興費の移住定住環境整備事業は、新規転入者の住宅取得費等の申請件数の増加に伴い、補助金を増額するものであります。 4項3目長崎県議会議員一般選挙、及び、ページをめくって18ページ、同じく4目参議院議員通常選挙費は、実績に基づき減額するものであります。 20ページをお願いします。 3款1項3目老人福祉費の高齢者生活福祉センター管理運営事業は、生月高齢者生活福祉センターの電気温水器の取りかえ、外壁等の改修を行うものであります。 2項3目母子福祉費の児童扶養手当給付事業は、国の制度改正により、これまで4カ月分ずつ年3回の給付が、本年11月から2カ月分ずつ年6回の給付に変更されることに伴い、今年度に限り15カ月分の手当を給付することから、3カ月分の手当を増額するものであります。 24ページをお願いします。 6款1項3目農業振興費の機構集積協力金事業は、事業実施地域の変更に伴う貸付面積の増加及び協力金単価の変更に伴う増額、強い農業・担い手づくり総合支援交付金事業は8月豪雨により被災した農業用施設の復旧費に対し補助するもので、5目農地費の農村地域防災減災事業は、ため池点検調査の事業費の増額によるものであります。 2項2目林業振興費の自然災害防止事業は、8月豪雨による山林の崩壊対策工事を実施するものであります。 3項4目漁港建設費の漁港整備事業県工事負担金は、県営事業で実施する漁港の施設整備について、国の内示に伴い、負担金を増額するものであります。 28ページをお願いします。 8款3項2目急傾斜地崩壊対策事業費は8月豪雨によるもので、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業は、前津吉(神上地区)のがけ崩れ対策工事を市で実施するもので、災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業県工事負担金は、大根坂(屋東地区)のがけ崩れ対策工事を県営事業により実施するものであります。 4項1目港湾費の港湾単独整備事業は、市が実施した大島港の背後埋め立て工事において、事後調査により周辺家屋に影響があることが確認されたことから、その補償を行うものであります。 6項1目住宅管理費の公営住宅維持管理経費は、住宅の修繕経費について、決算見込みにより増額するものであります。 30ページをお願いします。 9款1項3目消防施設費は、生月出張所消防庁舎整備事業の市債メニューの変更に伴い、財源内訳を変更するものであります。 32ページをお願いします。 10款6項2目体育施設費の総合運動公園管理運営事業は、落雷により故障した照明制御盤を修繕するものであります。 34ページをお願いします。 11款災害復旧費は、冒頭申し上げました8月豪雨及び台風17号に伴う災害復旧費を計上するもので、1項1目農地等災害復旧費は農地及び農業用施設、2目林地等災害復旧費は林道、3目漁港施設災害復旧費は漁港、2項1目公共土木施設災害復旧費は道路及び河川、3項2目文化施設災害復旧費は、ページをめくって36ページですが、平戸和蘭商館跡の災害復旧に係るものであります。 なお、人事異動等による職員数や増減額の内訳等につきましては、38ページ以降の給与費明細書に記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第111号の説明を求めます。 ◎財務部長(村田範保君)  議案第111号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸文化センターの指定管理者として株式会社SOUND M FACTORYを指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸文化センター、指定管理者となる団体は、株式会社SOUND M FACTORY、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる株式会社SOUND M FACTORYの概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案112号から議案第116号までの5件について、一括説明を求めます。 ◎福祉部長(桝田俊介君)  議案第112号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市療育支援センター「あったかさん21」の指定管理者として社会福祉法人「親愛会」を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市療育支援センター「あったかさん21」、指定管理者となる団体は、社会福祉法人親愛会、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる社会福祉法人親愛会の概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 次に、議案第113号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市度島へき地保育所、志々伎へき地保育所、野子へき地保育所の指定管理者として社会福祉法人平戸市社会福祉協議会を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市度島へき地保育所、志々伎へき地保育所、野子へき地保育所、指定管理者となる団体は、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる社会福祉法人社会福祉協議会の概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 次に、議案第114号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市生月高齢者生活福祉センターの指定管理者として社会福祉法人平戸市社会福祉協議会を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市生月高齢者生活福祉センター、指定管理者となる団体は、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる社会福祉法人平戸市社会福祉協議会の概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 次に、議案第115号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市大島高齢者生活福祉センターの指定管理者として社会福祉法人平戸市社会福祉協議会を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市大島高齢者生活福祉センター、指定管理者となる団体は、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる団体の概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 次に、議案第116号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市シルバーワークプラザの指定管理者として公益社団法人平戸市シルバー人材センターを指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市シルバーワークプラザ、指定管理者となる団体は、公益社団法人平戸市シルバー人材センター、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる公益社団法人平戸市シルバー人材センターの概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第117号から第119号までの3件について、一括説明を求めます。 ◎文化観光商工部長(野口雅文君)  議案第117号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市切支丹資料館の指定管理者として公益財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第248条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市切支丹資料館、指定管理者となる団体は、公益財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 次に、議案第118号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市たびら昆虫自然園の指定管理者として公益財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市たびら昆虫自然園、指定管理者となる団体は、公益財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 次に、議案第119号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市生月博物館・島の館の指定管理者として公益財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市生月博物館・島の館、指定管理者となる団体は、公益財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間であります。 3施設の指定管理者となる公益財団法人平戸市振興公社の概要につきましては、議案次ページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いします。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第120号及び第121号の説明を求めます。 ◎教育次長(吉村藤夫君)  議案第120号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市総合運動公園「ライフカントリー」の指定管理者として公益財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市総合運動公園「ライフカントリー」、指定管理者となる団体の名称は、公益財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間でございます。 指定管理者となる平戸市振興公社の概要につきましては、次のページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いします。 次に、議案第121号「指定管理者の指定について」、御説明いたします。 本案は、平戸市市民プール「シーライフひらど」の指定管理者として公益財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市市民プール「シーライフひらど」、指定管理者となる団体の名称は、公益財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間でございます。 指定管理者となる平戸市振興公社の概要につきましては、次のページに資料を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第122号の説明を求めます。 ◎財務部長(村田範保君)  議案第122号「平戸市辺地に係る総合整備計画の変更について」、御説明いたします。 本案は、度島辺地に係る総合整備計画を変更したいので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 内容につきましては、別添計画書のとおり、集会施設、これは(仮称)度島ふれあい会館でありますが、整備面積の増加に伴い事業費が増加したことにより、変更をお願いするものであります。なお、変更となった事業費は、既決の計画事業費1億377万7,000円に対し、2,200万円増の1億2,577万7,000円となっております。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第123号の説明を求めます。 ◎農林水産部長(諸藤秀法君)  議案第123号「公有水面埋立出願に係る意見について」を御説明いたします。 本件につきましては、公有水面埋立法第3条第1項の規定に基づき、長崎県知事から意見を求められましたので、答申について議決をお願いするものであります。 出願場所は平戸市生月字南免の地先公有水面で、県管理の第3種舘浦漁港でございます。長崎県が、漁港施設用地、これは岸壁と護岸でございますが、その整備を目的に223.83m2を埋め立てするものでございます。埋め立てに要する施工の期間といたしましては、3年を予定しております。 市といたしましては、漁船の安全な係留の観点から必要なものと考えており、公有水面埋立法第3条第4項の規定により、議会の議決をお願いいたします。 以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  議案第124号の説明を求めます。 ◎財務部長(村田範保君)  議案第124号「工事請負契約の変更について」、御説明いたします。 本案は、文化センター大規模改修事業を施行するため、工事請負契約を変更したいので、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。 契約変更の理由は、平戸文化センター大規模改修工事(電気設備)について、誘導灯器具及び非常照明器具取りかえの追加により、当初契約額1億5,557万3,000円を326万5,900円増額し、1億5,883万8,900円に変更するものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山内清二君)  以上で、議案説明を終結いたします。 これをもって、本日の議事日程は全て終了いたしました。 4日の本会議は午前10時より開き、一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。                散会 午前11時16分...