ツイート シェア
  1. 平戸市議会 2014-03-01
    03月03日-01号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    平成26年 3月定例会                  午前十時零分 開会 ○議長(吉住威三美君)  おはようございます。出席議員定足数以上であります。 これより平成二十六年三月平戸市議会定例会を開会いたします。                  午前十時零分 開議 ○議長(吉住威三美君)  欠席の届け出が松崎議員より参っておりますので御報告申し上げます。 なお、松崎議員は病気療養のため、今会期を通じての欠席であります。 これより議事日程第一号により本日の会議を開きます。 まず、  日程第一 会議録署名議員の指名  を行います。 会議録署名議員は、会議規則第八十七条第一項の規定により、議長において十一番山内政夫議員、十二番綾香議員、十四番山内清二議員を指名いたします。  日程第二 会期の決定  でありますが、本定例会の会期は、去る二月二十四日に議会運営委員会を開催した結果、本日より二十日までの十八日間ということに御協議をいただいた次第です。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(吉住威三美君)  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日より二十日までの十八日間と決定いたしました。なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付いたしております日程表のとおりでありますので、御了承をお願いします。  日程第三 諸報告  でありますが、本件につきましては、印刷物を配付しておりますが、主な事項について、その概要を御報告いたします。 初めに、去る十二月二十五日から二十六日の日程で、平成二十五年度特別交付税の増額要望等活動を東京都において行いました。要望は、地元選出国会議員並びに総務省岡崎事務次官佐藤自治財政局長を初め六名の官僚と面談し、本市の厳しい財政状況を訴え、特別の配慮をいただくよう要望いたしました。 次に、本年一月三十日、東京におきまして全国市議会議長会産業経済委員会が開催され、委員長挨拶の後、平成二十六年度経済産業省関係予算などの講演が行われました。 また、三十一日には市長も同行し、総務省に対し、二回目の特別交付税の増額要望を行ってまいりました。 二月三日から四日にかけて、東京都において、長崎県離島振興市町村議会議長会並びに全国離島振興市町村議会議長会が開催され、会議でそれぞれ会務報告、平成二十六年度事業計画案・予算案が上程され、いずれも原案のとおり可決されました。 二月十七日には、五島市・松浦市・平戸市で構成している長崎県三市正副議長会を平戸市で開催し、平成二十六年度議会費予算、各市提出議案について協議を行いました。 以上で諸報告を終わります。 次、  日程第四 監査報告  でありますが、本件については配付しておりますので、印刷物によって報告にかえますので、御了承をお願いいたします。 なお、定期監査報告に対する質疑は、議案質疑の日の最後に行います。  日程第五 交通網整備対策特別委員会の中間報告  でありますが、同委員会に付託中の西九州自動車道の整備促進及び交通網の整備促進について、会議規則第四十八条第二項の規定により、同委員会より中間報告を行いたい旨の申し出があっておりますので、これを許可します。 ◆交通網整備対策特別委員長(辻賢治君) [九番] 登壇 ただいま議題となりました交通網整備対策特別委員会につきまして、経過及び今後の課題について報告いたします。 昨年十一月二十八、二十九日、伊万里市、平戸市、松浦市議会、佐々町議会、西九州自動車道整備促進協議会の活動計画に基づき、本市からは、吉住議長、松山副委員長、それに私の三名が参加し、国土交通省、財務省、自民党本部及び長崎・佐賀県選出の国会議員に対し、唐津伊万里道路、伊万里道路、伊万里松浦道路の事業促進と早期完成、松浦・佐々間の平成二十六年度事業化及び道路整備予算の安定的な財源確保について要望を行いました。 両県選出の国会議員からは、一緒に西九州自動車道の早期完成に向け取り組む意向が示され、地元の熱意を関係機関へ伝えることが必要であるとの助言をいただきました。 二月五日、六日には、交通網整備対策特別委員四名、吉住議長も同行し、本市単独による西九州自動車道建設促進の要望活動を実施いたしました。要望先については、自民党、本県選出国会議員並びに国土交通省、財務省に対して行い、最重要項目として、松浦、佐々間の平成二十六年度の事業化を、重要項目として、唐津伊万里道路等の関連道路の早期完成の要望を行ったところであります。 北村衆議院議員、金子参議院議員には、国会会期中の大変御多忙な中に特段の御配慮を賜り、御協力いただきました。 また、自民党本部では、三原自民党副幹事長、棚橋自民党政調会長代理に時間を割いていただき、直接要望を行うことができました。 産業の振興、医療の充実など、西九州自動車道の早期完成は市民の願いであり、平戸市浮揚のために急務であることを訴え、十分理解を示していただきました。 また、事業化決定後は用地の確保が問題となってくるので、地元の協力が必要であるとの御指導をいただいたところであります。 国土交通省、財務省には、両大臣を初めとして、合わせて約四十ヵ所の部署に要望を行いました。国土交通省では、難波技術総括審議官と直接面談することができました。道路予算は減額傾向から横ばい状態になってきており、明るい兆しが見えてきたが、現状に満足せず、予算の増額を要求していきたい。道路整備の傾向としては、集約してミッシングリンク解消の傾向があるとのお話でありました。 財務省では、葉梨大臣政務官及び岡本主計局次長と直接面談することができました。公共工事の予算がプラスになったのは十年ぶりぐらいとのことで、削るだけではなく、必要な予算は積み上げていく考えであり、箇所づけについては、来年度予算が成立後、執行段階において国土交通省で協議することになるとの話でありました。 要望箇所の先々において、本要望は歴代の議員各位が二十年以上もつなげてきた要望であり、市民の悲願であることを訴えてまいりましたが、今般、二月二十五日に、国土交通省道路局が松浦・佐々間を平成二十六年度新規事業化の候補として新規事業採択時評価の手続を開始し、三月中に評価結果を公表する旨を発表いたしました。事業化に向けて着実に前進いたしていると実感いたしております。 西九州自動車道の整備促進及び交通網の整備につきましては、今後とも中央要望を含め、積極的に活動してまいる所存でおりますので、皆様方のなお一層の御協力をお願い申し上げる次第であります。 以上で本特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(吉住威三美君)  ただいまの委員長報告に対し、質疑がありましたらお願いします。 これをもって交通網整備対策特別委員会の中間報告を終わります。 それではこれより、報告第一号、議案第二号から第四一号までの四十一件を一括上程いたします。市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(黒田成彦君) 登壇 皆様、おはようございます。 本日は、平成二十六年三月平戸市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御健勝にて御出席を賜わり、厚くお礼を申し上げます。 今期定例会におきましては、報告一件、条例議案十八件、平成二十六年度平戸市一般会計予算を初めとする予算議案十五件、事件議案七件、合わせまして四十一件の御審議をお願いするものであります。 御説明に入ります前に、幾つか御報告をさせていただきます。 初めに、西九州自動車道につきましては、これまで松浦・佐々間の早期事業化に向けて、市議会を初め関係の皆様には多大な御支援をいただいているところですが、国の平成二十六年度新規事業化の候補として、松浦佐々道路十九・一キロの新規事業採択時評価の手続が二月二十五日に開始され、知事への意見聴取を行うこととなりました。 これによりまして、最終的に政府予算案の国会審議を経て、平成二十六年度中に事業化がなされるものと期待しております。 次に、去る一月八日から一週間、東京・日本橋の三越日本橋本店において長崎物産展が開催され、オープニングイベントとして「平戸の日」を開催しました。会場では、平戸のポスター等がメーンで掲示され、平戸特産品セットを日本橋と平戸にゆかりの深い歴史上の人物・三浦按針に扮するキャラクターがお客様に直接手渡すなど、平戸の物産と観光をPRすることができました。 また、一月から二月までの二ヵ月間、福岡天神地区のホテルモントレラ・スール福岡において「平戸フェア」を開催しました。このフェアは、平戸を視察された料理長が厳選した素材を使ったランチとディナーをコース料理に仕上げ提供されたもので、多くのお客様から高い評価を受け、来年度の開催とフェア後も継続して平戸産品を使用していただくことを確認したところであります。 去る二月四日には、東京・新宿の日本料理店におきまして、東京都内の飲食店業者を招待し、平戸の食材を使った料理の提供と食の商談会を開催いたしました。また、二月九日には、東京・新宿において開催された「ふぐの日フォーラム」において平戸観光・物産展を開催しました。この「ふぐの日フォーラム」は、古江湾において本マグロ、トラフグ、ヒラマサ等の養殖業を行い、首都圏の飲食店等で販売提供している株式会社東京一番フーズが開催したものであります。 なお、二月十九日から六日間、さいたま市にあります伊勢丹浦和店におきましても昨年に引き続き「平戸市フェア」を開催しました。平戸市内から八業者が参加出店し、平戸自慢の品々が販売され、大変好評をいただいたところであります。 また、昨年四月から首都圏プロモーションの一環として、東京都板橋区のハッピーロード大山商店街のアンテナショッップ「とれたて村」において年間を通じて平戸産品を販売しておりますが、全国から選ばれた他の自治体との差別化を図るため、二月から第三日曜日を「平戸の日」として設け、本市の物産・観光のPR強化を行っております。 今後も、ハッピーロード大山商店街振興組合と連携して、産品販売にあわせて、地域の情報発信、板橋区学校給食への産品利用促進、地域間交流、観光誘客など取引産地の振興につながる取り組みを実施してまいります。 こうしたさまざまな機会やつながりを通して首都圏における「平戸ブランド」の認知度向上に努め、地元生産者の所得向上につながるための販路拡大を推進してまいります。 次に、去る一月二十六日、第四十四回田平町駅伝大会が、また、二月九日には、生月ロードレース二〇一四大会がそれぞれ開催され、日ごろの練習の成果を発揮し、みずからの健康増進と親睦融和を目的に健脚を競いました。 次に、去る一月二十七日から三十日にかけて、松浦史料博物館の呼びかけで、VOCネットワーク事前協議会が開催されました。この協議会には、大航海時代、世界各地に拠点を築いたオランダ連合東インド会社に関係が深い、平戸市、長崎市のほか、インドネシアのジャカルタ、マレーシアのマラッカ、タイのアユタヤ、台湾の台南の六地域が参加し、今後は六地域の研究者が互いに情報を共有し、史料の相互利用を通じながら共同研究を行っていくことが確認されました。 そして次年度以降、年一回程度の定例会を開催していくことにしており、平戸市としても、国の観光戦略を見据え、県や長崎市と連携しながら積極的に支援してまいりたいと考えております。 次に、去る一月二十七日、平戸藩の冬めぐり及び春めぐり推進本部会議を開催し、冬めぐりの進捗状況と検証、三月から始まる春めぐりのイベントについて確認と情報の共有を行いました。 平戸藩の春めぐりについてですが、三月一日から五月三十一日までの期間中、平戸海道渡海人祭、いきつき春まつり、たびら春まつりなど、市内各地において十七事業を展開してまいります。この中には、奥平戸菜の花まつり、県立田平公園さくらまつりを新たに取り組んでおり、平戸の春の魅力を存分に伝えられるよう関係団体との連携、一体的なPR・宣伝を行い、交流人口の拡大に努めてまいります。 次に、去る二月一日、二日、平戸港交流広場を会場として「平戸エビ・カキまつり」が行われました。今回は、新たな取り組みとして福岡都市圏からの日帰りバスツアーを催行し、両日で大型バス四台、百六十人を超える参加を得ることができました。 翌日には、最教寺で恒例の「子泣き相撲」が開催され、県内外から百三十四組、二百六十八人の参加がありました。この模様はテレビや新聞などにも大きく取り上げられ、伝統行事を通して本市の魅力を全国に情報発信できたものと思っております。 次に、平成二十四年八月から都市再生整備計画の中で事業を行っておりました、白浜地区と文化センターを結ぶ都市計画道路亀岡循環線が二月一日から通行可能になっております。 次に、第二回、第三回の市民生涯学習講演会が相次いで開催されました。まず二月十一日には、平戸市ふれあいセンターにおいて、元女子ソフトボール日本代表監督の宇津木妙子氏による講演が、また、二月十五日には平戸文化センター中ホールにおいて、徳島県の株式会社いろどり代表取締役の横石知二氏による講演がそれぞれ行われました。 次に、去る二月十六日、根獅子町において、平成二十五年度ながさき農林業大賞「都市との交流部門(げんきビレッジ)」受賞記念事業として、景観と交流を生かした第五回根獅子の食まつり及びシンポジウムが、根獅子集落機能再編協議会と教育委員会との共催で行われました。 食祭りと並行して、会場では「景観と宗教文化を活かした地域づくり」をテーマに、文化庁技官による講演や、世界遺産登録に造詣の深い筑波大学大学院の山中教授を初め経験豊富な講師陣によるシンポジウムが行われました。 次に、去る二月十三日、第三十六回全国海の子絵画展の入賞発表が行われ、大島中学校二年生の川久保優斗くんが、昨年度の農林水産大臣賞に続き、水産庁長官賞を見事受賞いたしました。 先月七日には県教育委員会表彰式において、学校文化活動等奨励表彰を個人で受賞したことに加え、二年連続の全国表彰の快挙は、本人の豊かな感性と担当教諭の指導の成果であり、今後の大きな励みになるとともに、さらなる活躍を期待するものであります。 次に、春の訪れを告げる野焼きが、川内峠と佐志岳を皮切りに二月十六日から市内各地で行われました。御協力いただいた地元の皆さんを初め、警察、消防関係の方々に心よりお礼を申し上げます。 また、志々伎「上段の野」におきましては、野焼きに先立ち一月二十六日に行われた刈りハギ作業に、長崎国際大学及び長崎県立大学の学生たちが、大学との連携の一環としてボランティアで参加し、地元の皆さんと交流を行っております。 次に、平戸検定についてですが、二月十六日に市内二ヵ所と東京の三会場で開催され、初級、中級、上級試験に三百六十九人が臨みました。今回は、平戸高校の全生徒や百人を超える市職員が受験したこともあり、受験者数は過去最高となっております。 皆さんが習得された知識を十分に発揮していただくことで、本市の魅力発信、おもてなしの向上につながるものと期待しております。 次に、東アジア誘客三県都市連携会議でありますが、二月十七日から二十日までの三泊四日の行程で台湾旅行関係者招請事業を実施し、旅行会社八社の参加をいただきました。一行は、福岡市、武雄市、雲仙市、嬉野市をめぐり、平戸市には最終日の二十日に入り、市内を視察しております。 これまでの招請事業では、本地域の観光素材を中心に情報提供を行ってまいりましたが、今回は、旅行商品造成の鍵となる宿泊施設に焦点を当て、施設の見学及び商談会を行い、商品造成に向けたより具体的な情報提供ができたものと考えております。 次に、去る二月二十二日、二十三日の二日間、平戸瀬戸市場におきまして平戸瀬戸市場二周年誕生祭が開催されました。 また、同日には、北部公民館と田平町民センターを主会場として「平戸つばきフェア」が開催され、盆栽や切り花、絵画・工作展、さらには農産物販売や茶湯接待等を楽しむ二千人を超える来場者でにぎわいました。両日とも会場めぐりを兼ねたシャトルバスを運行し、二つの会場のほか、武家屋敷でのツバキ鑑賞を連携する初めての取り組みに好評を得ることができ、大変有意義なイベントとなりました。 次に、去る二月二十二日、平成二十五年度平戸市まちづくり大会において、平戸市表彰式に加え、鹿児島県鹿屋市串良町柳谷公民館長豊重哲郎氏によるまちづくり講演会を開催しました。 市民表彰では、第六十二回国民体育大会相撲競技において長崎県チームの団体優勝に貢献された米倉智晃監督、松永六十四選手、野口清之選手に特別表彰及び体育功労を授与するとともに、地方自治、産業、社会福祉など各分野で御功績があった個人四十八人、一団体を表彰いたしました。 スポーツ表彰では、本年度活躍された本市出身のアスリートに対しまして、スポーツ特別賞として個人一人、スポーツ賞として個人二十七人、五団体、体育功労賞として個人五人、社会体育優良団体賞として一団体を表彰いたしました。 まちづくり表彰では、世界遺産の構成資産である文化的な景観を生かしたまちづくりを推進し、地域活性化に大きく貢献された「安満の里 春日講」の皆様にまちづくり大賞を授与しました。このほか、まちづくり特別賞及びまちづくり奨励賞として各一団体を表彰いたしました。 表彰を受けられた皆様には、さらなる御活躍を心から御祈念申し上げます。 次に、九州オルレでありますが、ことし、第三次認定コースとして加わった四コースを含め、十二コースが九州オルレとして認定を受けております。二月二十八日には、認定コースを持つ関係自治体で九州オルレ認定地域協議会を立ち上げ、九州一体となってオルレの運営・宣伝PRを行っていくことを確認しました。平戸コースでは、昨年二月のオープン以降、韓国から六百人を超える観光客を受け入れており、今後は、本協議会並びに九州観光推進機構との連携を図りながら、韓国及び国内での誘客事業を展開していくこととしております。 今週八日には、「時を忘れる日本の中の異国」と銘打って、平戸コースでの九州オルレモニターツアーを開催し、福岡都市圏から約八十人を超える参加者を予定しているところであります。 次に、英進館の小学生を対象とした春のキッズレンジャー合宿が、今月二十九日から二泊三日の日程で開催されることが決定しました。昨年に引き続き開催されるもので、今回の参加者は五百人を超え、関係者を含めると延べ宿泊者は千人を超える見込みであり、地域に与える経済効果は大きなものと期待しております。 次に、平戸市観光交通ターミナルについてですが、旧ターミナルの老朽化に伴い、本市の観光・交通の拠点施設として整備を進めており、三月十日に竣工予定、四月一日から供用開始を行うこととしております。 施設の概要でありますが、木造平家建て、床面積三百九十四平米で、施設内には、観光案内所、交流エリア、バス及びフェリーの切符販売窓口、待合室、公衆トイレを備えております。 次に、国の補助事業による改良工事を行っておりました市道堤線が、三月三十一日から供用開始となります。 市道堤線は、猪渡谷町から堤町を経由し草積町を結ぶ市道であり、県の代行事業のトンネル工事に続き、平成二十年度から改良工事に着手しておりました。国道三百八十三号へ結ぶ新たなルートが開通することで、通勤・通学や緊急車両等の利便性の向上につながり、両地区の発展が期待されます。 次に、松浦市と共同で運営しております北松北部クリーンセンターについてですが、この施設は、平成十一年に策定されました長崎県ごみ処理広域化計画に沿って、平成十六年四月に稼働開始しております。 この長崎県ごみ処理広域化計画では、当初、平成三十年度を目標に、佐世保県北ブロック内で、ごみ処理施設を二施設に集約する計画としておりました。しかし、その後の市町村合併や技術革新等によりまして関係市町を取り巻く状況が変化し、昨年十一月の関係首長会議において、集約目標を五施設とすることが確認されました。その結果、平戸市と松浦市が共同でごみ処理施設一つを運営する必要が生じたところであります。 現在、北松北部クリーンセンター以外に、平戸市には大島村、松浦市には鷹島町に施設がありますが、それらを一施設に統合することを目指すことになります。このことにつきましては、北松北部環境組合の中で十分協議をし、方針が決定されることになります。 次に、水産業振興に関しまして、昨年の三月定例会の折に御指摘を受けておりました平戸市水産業振興基本計画(案)を作成いたしました。これは、国の水産基本計画、県の水産業振興基本計画を踏まえ、平戸市総合計画に掲げる基本目標を柱としながら、本市の水産業が抱える課題解決へ向けた具体的な指針となるよう内容を絞り込んでおります。 また、作成に際しましては、市内の全漁協で組織する平戸市水産振興協議会にて協議を行うとともに、漁協青年部連合会地域資源ブランド化推進協議会など関係団体の意見も取り入れております。 市といたしましては、ふるさと平戸が誇るすばらしい水産物の価値をさらに高め、高品質に見合う収益確保を目指し、もうかる水産業の実践とやる気のある人材の育成に力を注いでまいりたいと考えております。 市議会におかれましても、さまざまな観点から御意見いただきますよう、よろしくお願いいたします。 それでは、平成二十六年度の施政方針と予算編成について御説明いたします。 我が国の経済について、国は「三本の矢の効果もあり着実に上向いているが、中小企業・小規模事業者や地域経済には十分浸透しておらず、物価動向についてもデフレ脱却は道半ばである。今後は、雇用・所得環境が改善する中で消費が緩やかに増加するなど景気回復の動きが確かなものとなることが期待されているが、海外景気の下振れリスクには引き続き注視する必要がある」としております。 また、消費税率引き上げによる駆け込み需要とその反動減を緩和するため、来年度前半に需要が発現する施策に重点化することや、一時的な反動減の緩和のみならず、力強い成長軌道に早期に復帰できるよう、経済の成長力底上げに資するとともに、持続的な経済成長の実現に資するため「好循環実現のための経済対策」を策定し、補正予算と平成二十六年度予算との一体的な編成とすることとしております。 このような状況下にあって、本市の財政状況は、これまでの財政健全化計画の実施や普通交付税の増額などの効果により改善してきたものの、これまで増加傾向であった普通交付税が平成二十三年度から減少に転じていることや、平成二十八年度から始まる普通交付税の逓減を考慮すると、これまで以上に厳しい財政状況となることが予想されることから、平成二十五年度におきまして行政改革推進計画及び第二次財政健全化計画を策定したところであります。 平成二十六年度当初予算編成に当たりましては、平戸市総合計画の基本理念の創造に向けて、共通目標及び基本目標を予算編成の柱とするとともに、行政改革推進計画及び第二次財政健全化計画を踏まえながら、既存事業の見直しの徹底を行うなど、財政状況に配慮しながら予算の重点化を図りました。 特に本年度は、(仮称)総合情報センター、消防庁舎建設及び国民体育大会の開催など大型プロジェクトの実施を予定しており、一層の事業の選択と集中を図り効果的、効率的に限られた財源を以下の四つの施策に重点的な配分を行い予算編成といたしました。一、相互に支えあう連携・協働の推進二、災害に強い安全・安心なまちづくり三、活力ある産業振興の推進四、福祉、教育環境の整備 この結果、平成二十六年度一般会計当初予算は二百四十九億二千万円、対前年度比八・五%の増、特別会計予算は百三十七億四千百五十九万九千円、対前年度比一%の増、公営企業会計予算は五十四億二千五百二十六万三千円、対前年度比二八・七%の増、総会計予算は四百四十億八千六百八十六万二千円、対前年度比八・一%の増となっております。 以下、平戸市総合計画に掲げた目標と施策に沿って、重点施策を中心に市政運営につきましての所信を申し上げます。一、参画と連携による自立した地域の確立 (一)市民参画によるまちづくりの推進 多様化する住民ニーズや地域課題が山積する中で、市民がみずからの判断と責任において、これらの課題解決に取り組むことが重要であります。これまでも市民一人一人がまちづくりの主役となるため、市民と行政がお互いを理解し、役割と責任による協働のまちづくりを推進してきたところであります。 特に平成二十六年度においては、度島地区をモデル地区として策定した、まちづくり計画に基づいた市民主体の地域づくりを推進するため、横断的に活用できる新しい交付金制度の導入と集落支援員の配置を行い、住民によるまちづくりを実施してまいります。 また、生月地区、田平地区及び大島地区においても地域支援員(職員)を配置し、まちづくり計画の策定に取り組んでまいります。二、自然と共生した安全で快適な生活基盤の確保 (一)美しい自然環境の保全・継承 世界規模で急速に広がる地球温暖化、原油価格の高騰や化石燃料資源の枯渇などの自然環境問題は、私たちが優先的に取り組む最重要課題であります。低炭素社会の実現や地球環境に優しいクリーンなエネルギーとして再生可能エネルギーがさらに注目されている中、本市が有する再生可能エネルギーのポテンシャルを広くPRするため、長崎県内で初めてとなる全国風サミットを開催し、再生可能エネルギーの普及促進に向けた取り組みに努めてまいります。 環境保全対策の推進につきましては、快適で住みよい環境づくりとして、公共用水域の水質汚濁防止及び公衆衛生の向上に資するため、継続して浄化槽の設置を促進し、汚水処理人口普及率の向上に努めてまいります。 (二)快適な生活環境の充実 まちづくり推進につきましては、市街地中心部の活性化や観光都市としてにぎわいを創出するため、平戸城下旧町地区における町屋の保存・改修、道路美装化等を継続して実施し、個性的で魅力ある街なみの整備に取り組むとともに、浦の町・宮の町の電線類地中化事業を推進してまいります。 まちづくり総合整備事業では、平成二十二年度から整備してきた市道亀岡循環線の拡幅改良整備事業が平成二十六年八月に完成いたします。これによりまして、平戸城周辺の巡回道路として市民や観光客の安全性、利便性の向上が図られるとともに、平成二十六年十月に開催される国民体育大会の受け入れ体制づくりにもつながるものと期待しております。また、観光やイベント等の情報発信拠点として平戸市観光交通ターミナルが完成し、観光都市としてのにぎわいを創出するためのまちづくり推進事業に取り組んでまいります。 公営住宅の整備につきましては、平成二十二年度に策定した平戸市公営住宅等長寿命化計画に基づき、建築後相当期間の経過により老朽化した既存住宅の整備を行うとともに、平成二十五年度から生月壱部浦住宅建設事業に着手し、今年度に建設工事を実施し、市営住宅の適正管理に努めてまいります。 水道事業に関しましては、新規事業として田平地区統合簡易水道事業及び度島地区簡易水道基幹改良事業(海底送水管敷設工)を実施するとともに、引き続き田平南部地区及び大島地区における老朽化した配水管の布設替工事等を実施し、安全・安心・安定的な水道水の供給に努めてまいります。 (三)安全・安心なまちづくりの推進 総合的な防災対策の推進につきましては、あらゆる災害に対し想定外とならないよう平戸市地域防災計画の見直しを図るとともに、デジタル同報系防災行政無線のさらなる活用、避難所等の整備を行ってまいります。特に原子力災害対策につきましては、単独での対応には限界があるため、県や関係自治体と検討、協議及び連携を深め、市民が安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。 自主防災組織につきましては、自主防災組織資機材等整備事業補助金制度の活用が最終年度となることから、未結成地域における地区代表及び住民に対する説明会の開催により組織の結成を推進します。あわせて結成された組織につきましては、育成研修会を開催するなど地域防災活動に対する支援を行い、組織の育成、強化を図ってまいります。 また、防災拠点施設である市役所本庁舎の耐震化工事に着手し、防災機能の強化と災害に強いまちづくりを推進してまいります。 消防・救急救命体制の充実強化につきましては、年次計画に基づき耐震性貯水槽、消火栓及び消防格納庫・詰所等の消防施設並びに小型動力ポンプ付積載車等の消防設備の整備を行い、消防力の充実強化を図ってまいります。 また、消防本部庁舎整備につきましては、平成二十六年度末の完成を目指し事業推進中であり、あわせて消防救急無線デジタル化及び消防緊急通信指令装置を整備し、災害発生時における総合的防災拠点施設としての役割を担い、安全で安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。 救急業務につきましては、年々増加傾向にある救急需要において、高度な救急技術が求められる昨今、市民のニーズに的確に応えるため、救急救命士の育成とともに、救急隊員の知識及び技術の向上並びに市民への応急手当法の普及啓発を図り、さらに、医療機関との連携を密にし、現場や搬送途上における救命率の向上と、多様化する救急業務に的確に対応するよう一層努めてまいります。 交通安全対策につきましては、高齢化社会に対応した参加・実践型の高齢者交通安全学習などの高齢者安全対策を講じ、交通事故の未然防止に努めてまいります。 犯罪のない安全・安心まちづくりにつきましては、安全・安心まちづくり条例に基づき、市民及び観光旅行者等が安全で安心して暮らし、または滞在することができる地域社会の実現のために、引き続き防犯灯設置の推進や鍵かけモデル地区の指定を行うなど、市民への防犯意識の高揚を図る策を講じ、今後とも平戸警察署など関係機関との連携のもと、防犯活動に努めてまいります。 市民総合相談につきましては、市民相談・消費者相談業務の窓口を一元化して相談室を設置しておりますが、平成二十六年度から消費者安全法に基づき平戸市消費生活センターを設置し、複雑かつ巧妙化する悪質商法などによる被害から守り、市民の皆さんが安心して生活が送れるよう努めてまいります。 (四)まちを支えるネットワークの充実 市道の整備につきましては、集落間を結ぶ交通ネットワークの充実を図るため、安全性・快適性に配慮し、交付金事業四路線、過疎対策事業十路線、辺地対策事業三路線の改良工事を実施いたします。また、生活道路の状況把握に努め、安全施設の設置やバリアフリーなど、単独改良事業により計画的に整備いたします。 近年、全国各地において道路施設の崩壊が多発したことから、命と暮らしを守るインフラ再構築のため、道路ストック総点検による道路施設の老朽化対策を推進してまいります。 離島地区住民の生活航路の維持確保につきましては、度島地区と高島地区の二航路に対し運航経費を負担し、利便性と福祉の向上、産業振興に努めてまいります。 また、度島航路と大島航路につきましては、国や県の補助金を受け、度島地区と大島地区の住民を対象として、フェリーの旅客運賃の割引制度を継続し、経済的な負担軽減を図ってまいります。 路線バスの維持につきましては、市内生活路線及び広域生活路線に対する運行経費の補助や業務委託により、交通空白地帯の解消に努め、特に高齢者や学生等の交通弱者の移動手段の確保に努めてまいります。 また、バスの利用環境を整備するため、待合施設が未整備のバス停について、一定の基準のもと、必要性の高い箇所から順次、整備していくこととしております。 情報化社会の推進につきましては、日々進歩する情報化の流れを注視しつつ、本市にふさわしい情報環境とサービスの構築を図るため、大学と連携しながら地域情報化の推進に向けた地域情報化推進事業に取り組むこととしております。三、健やかで笑顔とやさしさがあふれる地域社会の形成 (一)笑顔いっぱいのまちづくり 健康づくりの推進につきましては、市民一人一人が心身ともに健康で、安心して暮らせるよう「平戸市健康づくり第二次計画(いきいき平戸21)」に基づき、健康寿命の延伸を目標として、健康教育、健康診査、がん検診などを推進し、健康管理についての啓発を行い、疾病等の発症予防と重症化予防に努めてまいります。 特に、食育推進につきましては、平成二十一年度に作成した平戸市食育推進計画が平成二十六年度までの計画となっており、関係機関による策定委員会を設置し見直しを行い、平成二十七年度から平成三十一年度までの第二次計画を策定することとしております。 また、歯・口腔の健康づくりとして、虫歯の予防は特に重要であり、幼児期や学齢期の虫歯予防に効果があるとされるフッ化物洗口事業について今年度から新たに取り組むこととしております。 医療提供体制の充実につきましては、市民が安心して生活することができる医療サービスを提供するため、休日等における救急医療対策として、在宅当番医制による初期救急医療体制を継続していくとともに、佐世保県北医療圏の救急医療体制整備について、休日・夜間等の重症救急患者の医療確保を目的とした、三市一町で構成する病院群輪番制病院運営事業による二次救急医療体制を継続してまいります。 また、平戸市地域医療連携会議による平戸市医師会を軸とした民間病院と連携強化を図り、よりよい地域医療体制の確立に努めてまいります。 離島医療につきましては、度島、大島地区の島民が安心して暮らせるように、引き続き、島民みずからが診療所を守り育てようと発足した診療所を支える会等と連携しながら、支援病院である平戸市民病院との診療交流や県の「しますけっと団医師斡旋事業」による民間病院からの代診支援など、医師が継続的に勤務しやすい体制づくりの構築を図り、離島医療サービスの確保に努めてまいります。 市立病院の経営状況につきましては、平成二十一年度から四年連続で経常利益を計上することができており、現在のところ平戸市民・生月両病院ともに経営的には落ち着きを見せているところであります。しかしながら、この経常利益をもたらしている要因としては、不採算地区病院の運営に要する経費の特別交付税措置によるところが大きく影響しており、安定した経営状況を維持するには、今後とも診療規模に見合った医師を初めとする医療スタッフの適切な配置及び経営の健全化に努めていかなければなりません。 特に、両病院とも医師の高齢化及び医師不足は慢性的となっていることを踏まえ、私みずから先頭に立って、国や県などに対し医師確保に向けた働きかけを行っていくとともに、引き続き相互診療応援体制の整備などによる連携強化、さらには「ながさき県北地域医療コンソーシアム」との連携による、初期研修医に対する地域医療を学ぶ場の提供と将来の地域医療を担う総合医の育成に努めてまいりたいと考えております。 地域医療を担う両病院における医療環境は、国の動向及び地域の実情ともに今後も大変厳しいものが予想されますが、病院事業管理者と十分な連携を図りながら、患者の皆様方に高い満足が得られるよう、引き続き質の高い医療サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。 また、平成二十六年度開設予定の通所リハビリテーションにつきましては、平戸市民病院に併設するメリットを最大限に生かし、より医学的リハビリテーションに近い形でのサービス提供に努め、国の施策である「超高齢社会を支える地域包括ケアシステム」を推進してまいりたいと考えております。 国民健康保険事業につきましては、医療費適正化の推進のため、訪問指導や医療費通知及びジェネリック医薬費の差額通知を行い、医療費の個人負担や公費負担の軽減を図るとともに、特定健診や保健指導の受診率向上を図り、医療費の抑制に努めてまいります。さらに、国民健康保険税の収納率の向上を図りながら、国民健康保険の適正な運営と健全な財政運営に努めてまいります。 後期高齢者医療制度につきましては、引き続き、後期高齢者医療広域連合と連携しながら、適正な医療給付に努めてまいります。 介護保険事業につきましては、第五期介護保険事業計画に基づき、介護基盤の整備と適正な介護給付を継続して実施するとともに、現在、国において審議中の介護保険制度改正に対応した事業運営を行ってまいります。また、平成二十六年度は、平成二十七年度から実施される第六期介護保険事業計画の策定年度に当たることから、これまでの介護保険行政運営の検証と今後の展望について十分に精査を行い、実効性のある計画策定に取り組んでまいりたいと考えております。 さらに地域支援事業につきましては、二次予防対象者把握事業や訪問指導事業により高齢者世帯の実態把握に努め、生活機能の低下や生活実態に応じた介護予防事業や高齢者福祉サービスの利用を図り、高齢者の在宅生活支援につなげたいと考えております。 (二)ともに支えあう福祉の充実 子育て支援につきましては、「次世代育成支援行動計画」に基づき、保育サービスや放課後児童クラブの拡充などを初めとして、各種子育て支援事業を推進しているところです。 特に本年度におきましては、平成二十七年度からの制度改正により、未就学児童への教育・保育関連を初めとする支援策に対する給付の制度・枠組みが大きく変わることから、現状のサービスを堅持しつつ、さらなる支援拡充のために、子育て応援ニーズ調査を十分に反映した子ども・子育て支援事業計画を策定いたします。 また、公立保育所の適正化については、今後の地域における幼児教育・保育のあり方の中で、住民、とりわけ児童への影響を十分に配慮して進めてまいります。 高齢者福祉につきましては、本市の高齢者数はここ数年横ばいの状態であるものの、少子化の影響により、平成二十六年二月現在、高齢化率は三四・五%と年々高くなっています。また、高齢者の中で七十五歳以上の占める割合も毎年高くなっている状況にあります。 このようなことから、高齢者がサービスの受け手としてだけでなく、地域を支えていくサービスの担い手として活躍できる環境づくりに努めるとともに、地域における互助・共助による地域住民が支え合う体制づくりが必要となっています。 そこで、昨年度に引き続き地域の高齢者に地域のボランティアとして活躍していただくとともに、見守り協力機関による高齢者見守りネットワーク体制の充実及びシルバー人材センターと連携したワンコインまごころサービスをより利用しやすくするなど、高齢者が地域で安心して暮らすことができるよう支援してまいります。また、元気な高齢者にとっては、働くことや地域活動が生きがいにつながっていることなどから、高齢者の生きがいづくりと社会参加の推進として、老人クラブの活動支援や介護予防ボランティアポイント制度事業の推進並びにシルバー人材センターへの支援に努めてまいります。 次に、離島である度島地区においては、介護予防拠点施設として「ふれ愛センター度島」が整備されたことにより、介護予防、閉じこもり防止、世代間交流、生きがいづくり活動を推進してまいります。 障害者福祉の充実につきましては、障害があっても当たり前に地域で暮らし、地域社会の一員としてあらゆる分野の活動に参加する機会が与えられ、障害を理由として差別されることのない社会の実現を目指してまいります。 このことから、社会参加事業や各種生活支援事業を実施し、障害者が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう障害者福祉施策を推進してまいります。 推進に当たっては、マスタープランである平戸市障害者計画にのっとって、平戸市の現状の把握に努め、それに応じた制度や毎年改正される法について、障害者団体や障害者相談員を通じて周知を図り、障害者のよりよい生活の実現を目指してまいります。 また、三年間の障害福祉サービス量を見込む実行計画となる第四期平戸市障害福祉計画の策定時期に当たることから、長崎国際大学と連携を図り、障害者の意向を踏まえ、平戸市の実態に即した計画を策定してまいります。 本年四月からの消費税率の引き上げに際し、臨時的な措置として、所得の低い方々への負担の影響に配慮し、臨時福祉給付金が支給されるとともに、子育て世代への影響を緩和する等の観点から、子育て世帯臨時特例給付金が支給されます。支給に当たっては、早期に漏れなく給付できるよう制度周知に努めてまいります。四、明日を担う人材の育成と個性豊かな地域文化の振興 (一)生きがい輝く生涯学習の推進 学校教育の充実につきましては、将来の平戸市を支える人材を育成することを目指し、「高い志を持つ人づくり」をスローガンに、「基礎学力の向上」「特別支援教育の充実」「主体的な読書活動の推進」「不登校対策の推進」「信頼され尊敬される教師づくり」という五つの重点目標を掲げ、各種施策に取り組んでまいります。 学力向上の面では、国や県の事業を見据えながら学力検査を実施するとともに、小学校二校、中学校一校を研究指定校に指定し、学力の定着・向上を図る指導法等の研究を行うほか、算数・数学への関心・意欲を高めることを目的にした平戸市算数・数学検定や英語力の向上を期した中学生英語スピーチ大会にも引き続き取り組んでまいります。 特別支援教育につきましては、障害の有無によらず、誰もが地域の学校で学べるインクルーシブ教育の推進に向け、これまでに構築してきた平戸市特別支援グランドモデル事業を継続・発展させるとともに、就学指導コーディネーターを引き続き配置するなどして、幼児期から青年期の成長・教育につながる総合的な支援体制の整備を進めるほか、平戸市特別支援教育支援員を増員し、学校における特別支援教育指導のための支援体制を充実してまいります。 読書活動の推進につきましては、これまで、学校図書館ネットワークの設置や学校図書支援員の配置等により、児童・生徒の読書力向上に大きな成果を上げております。学校図書支援員については、今後もこれまでの実績を踏まえ、読書環境の整備と読書の質の向上に向けてさらに努力してまいります。 また、不登校対策につきましては、平戸市生徒指導推進協議会の充実を図るとともに、スクールソーシャルワーカー等や主任児童委員及び関係機関との連携の強化を図るほか、平戸市適応指導教室「のぞみ」における支援活動を実施してまいります。 学校施設の耐震化につきましては、国の施設整備基本方針に基づき平成二十七年度までに完了する必要があることから、国の補正予算を活用しながら、計画的な施設の整備を行ってまいります。 生涯学習の推進につきましては、まず、啓発事業の推進といたしまして、市民生涯学習講演会の実施、市民の幅広い学習ニーズに対応するための出前講座を初めとする各種講座の充実、あわせて広報紙などの活用による生涯学習に関する情報や話題の提供など、学習意欲を高める啓発活動に努めてまいります。 学習環境の整備といたしまして、市民の文化活動や自主的な学習活動を支援するため、生涯学習、情報、交流・にぎわいなど多様な機能を有し、平戸市全体の広域的な利用が可能となる学習拠点施設として図書館と公民館の機能を一体化し、双方の利点をさらに高めた(仮称)平戸市総合情報センターの平成二十七年度夏のオープンを目指し整備を進めてまいります。 青少年健全育成事業では、日本の宝「しま」体感交流事業やサバイバル体験交流事業、少年自然体験事業など体験や交流を通じて、自主性・協調性といった生きる力を育んでまいります。 市民スポーツの推進につきましては、生涯スポーツ社会の実現のため、中長期的な観点から競技力の向上と底辺拡大が不可欠であり、そのために市体育協会各競技団体との連携を密に積極的に支援してまいります。特に、誰もが気軽に参加できるひらどツーデーウォークは市外・県外からの参加者も年々増加しており、全国に向けて平戸市の魅力を評価してもらえる一大イベントとなっており、平戸藩の秋めぐりの一つとして積極的に発信してまいります。 また、平成二十六年度は四十五年ぶりに長崎県での国体開催となり、平戸市では相撲競技と軟式野球競技が開催されます。大会の成功に向けて、各関係機関と連携し準備を進めるとともに、全国から集まる選手、監督、関係者の皆様をおもてなしの心で迎え、思い出に残る大会になるよう鋭意取り組んでまいります。 (二)地域固有の文化の継承と創造 豊かな自然、古くから海外との交流によって残された歴史的遺産、世代を重ねて伝えられた文化的資源が数多く所在する本市にとって、文化財を保護し、後世に伝えることは重要な責務であり、これらを活用して地域文化の振興を図り、市民が誇りとする郷土愛の醸成と人材の育成に努めてまいります。 文化財の保護につきましては、県下でも有数の国・県・市指定文化財及び登録文化財二百四件を有しており、引き続きこれらの保護に努めるとともに、市民及び観光客への周知・公開・活用への取り組みを積極的に進めてまいります。特に本年度は、南九州大学との連携を軸に、国指定名勝、棲霞園及び梅ヶ谷津偕楽園の保存管理計画策定、無形民俗文化財保存会の活性化に向けた取り組みを行ってまいります。 長崎の教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産登録推進につきましては、昨年の文化審議会において推薦可能とされており、平成二十六年国内推薦決定を目指し、国・県・関係自治体・地域住民と連携した取り組みを進めてまいります。 重要文化的景観・重要伝統的建造物群につきましては、修理・修景事業を継続して実施するとともに、適正に保存し、効果的に活用していくため、調査研究を進めるとともに、地域住民との勉強会や各種イベントを通して、地域資源を生かしたまちづくり活動を推進してまいります。 文化の振興につきましては、市美術展覧会、青少年音楽会、文化まつりの開催など、市民が積極的に参加できる場を設け、個性豊かな人材育成と地域文化の活性化を促します。また、国際的に著名な指揮者西本智実氏による世界遺産登録推進コンサート、沖縄の重要無形文化財「組踊」特別鑑賞会、ながさき音楽祭二〇一四、文化芸術による子どもの育成事業などを開催し、芸術鑑賞の機会提供に努めてまいります。五、活力ある産業振興と雇用の創出 (一)次代を見据えた地域産業の振興 農林業を取り巻く情勢は、担い手・後継者不足、耕作放棄地の拡大、TPPの参加交渉などさまざまな課題がある中、経営所得安定対策と米政策の見直し、担い手への農地集積を加速させることを目的とした農地中間管理機構の整備など、農業の競争力強化を目指す「産業政策」と農村の維持・活性化を狙った「地域政策」を車の両輪に例え、国の農政改革による「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けた取り組みが進められようとしています。 こうした現状を的確に捉え、米を中心とした水田農業を基礎としながらも、園芸・肉用牛振興、持続性のある営農集団の育成などを大きな柱として、農業者を初め関係団体との緊密な連携を図り、魅力ある、そして生産意欲が持てる農業の振興に努めてまいります。 園芸品目の振興につきましては、イチゴやアスパラガス等の施設園芸や、バレイショ、タマネギ等の露地野菜、加工用タマネギを中心に、新たに取り組む生産者を支援するため、平戸市園芸産地育成対策事業を活用した産地の規模拡大と経営基盤の強化を進めるとともに、本市で生産された農産物を活用した新商品開発を行うため、農業者、農業者団体、直売所等を対象とした研修会を開催し、園芸振興とあわせて、農業の六次産業化を推進してまいります。 肉用牛の振興につきましては、平成二十四年十月に開催された第十回全国和牛能力共進会長崎県大会以降、平戸口中央家畜市場での子牛の取引価格が高値安定で推移しております。こうしたことから、平成二十九年に開催予定の宮城全共でのさらなる上位入賞を目指し、優良繁殖雌牛の造成による市場性の高い子牛づくりを積極的に進め、関係者一体となって平戸牛の里づくりに取り組むとともに、牛舎等の整備、導入事業に対する支援、耕作放棄地を活用した放牧及びキャトルセンターの利用促進による増頭対策など生産性の向上を図ってまいります。 担い手対策につきましては、国及び県の新規就農者支援事業等を活用し、新卒者、U・Iターン者等の就農促進を図り、担い手の定着に努めてまいります。また、人・農地プランや農地中間管理機構を活用した農地集積を図り、地域の中心となる経営体の規模拡大を促進するとともに、平戸市もうかる農業支援隊として、農協や関係機関と連携し、農地や労働力確保及び耕作放棄地解消などの課題解決を図りながら、多様な担い手を含めた集落営農の育成に積極的に取り組んでまいります。 次に、農業・農村が持つ多面的機能を保つため、農地の保全や耕作放棄地の防止を目的とした中山間地域等直接支払制度及び地域ぐるみで農地の適切な保全管理や農業用施設の長寿命化を図るため、日本型直接支払制度の活用を図ってまいります。さらに、有機農業等の推進につきましても、環境保全型農業の一翼を担うものとして位置づけ、ことし二月に策定した平戸市有機農業推進計画に基づき、国の環境保全型直接支払交付金を活用し、有機農業者の自主性を十分に尊重しながら支援してまいります。 さらに、イノシシによる農作物の被害防止対策につきましては、捕獲頭数及び被害額に若干の減少傾向があらわれてきましたが、引き続き防護柵の設置、捕獲わなによる捕獲の強化、狩猟免許資格取得者の確保を図るなど、より効果的な被害防止対策を講じてまいります。また、近年は、農業被害だけでなく街中にもたびたび出没し、大変苦慮している状況であることから、イノシシ被害まちなか対策事業を推進し、研修会の実施や特区捕獲隊の組織化、地域活動に対する支援を行い、地域と一体となった被害防止対策を進めることといたしております。 次に水産業につきましては、現在の水産業を取り巻く環境の劇的な変化を受け、水産業のあり方そのものが大きな転換期を迎えている中において、国や県の施策を踏まえ、本市独自の水産業振興に関する指針として平戸市水産業振興基本計画を策定し、本市水産業の新たな成長と自立した地域の確立を目指したいと考えています。 まず、漁業生産の安定化のために藻場を初めとする漁場環境の維持・保全対策として、漁業者がみずから取り組む磯焼け対策である水産多面的機能発揮対策事業及び海藻礁を設置する水産環境整備事業に取り組みます。また、養殖業におきましては、赤潮対策としてのプランクトンのモニタリング調査や漁場環境の改善とあわせた新たな付加価値向上対策を推進してまいります。 次に、流通販売体制の改善と水産物の高付加価値化による収益力の強化といたしまして、平戸市地域資源ブランド化推進協議会と緊密に連携したプロモーション活動を展開し、認知度アップによる市場価値の向上を目指します。また、同時に六次産業化につきましては、やる気のある人材の育成という観点からも、漁業者グループの活動を積極的に支援するとともに、大手企業や外食産業などとの取引を模索したいと考えております。 次に、次代の漁業を支える担い手の確保・育成対策といたしまして、従来の技術習得支援事業に加え、平戸市版の指導漁業者登録制度を新たに導入し、就業間もない漁家師弟の研修機会の充実を図ってまいります。 一方、漁業生産活動の拠点となる漁港施設整備につきましては、生産拠点漁港の機能充実、防災対策、環境整備を基本とし、既存施設はストックマネジメントに基づく機能保全に努めてまいります。 なお、漁業用燃油高騰対策として漁業経営セーフティーネット構築事業への加入促進を図るため、平成二十六年度限定の平戸市沿岸漁業用燃油高騰緊急特別対策事業を実施します。これにつきましては、去る一月二十四日の臨時会の折に債務負担行為の補正について御承認いただいており、既に市内の各漁協では加入促進に向けた普及啓発に取り組んでいるところでございます。 次に、商工業振興につきましては、国内の経済は緩やかに持ち直しの動きが見られるものの、地方を取り巻く環境は依然として厳しい状況下にあることから、引き続き、国、県を初め、商工会議所、商工会などの関係機関と連携し、商工業の振興に努めてまいります。特に、中小企業者への金融支援につきましては、平戸市中小企業振興資金の貸付利率の引き下げ、保証料の補助率の引き上げなど、利用条件を緩和することで利用促進を図り、中小企業者の資金調達の円滑化に努めてまいります。 また、商店街の活性化対策につきましては、商店街の空洞化を防ぎ、にぎわいを創出するため、空き店舗の改修費や家賃に対して助成を行う空き店舗等活用促進事業補助制度の創設や、長崎県まちなか活性化推進事業を活用した事業を実施することにより、市民を初め観光客の商店街への誘客を図ってまいります。 (二)平戸ブランドの確立 物産振興につきましては、平戸市地域資源ブランド化推進協議会が主体となって、福岡都市圏及び首都圏を中心としたホテルや飲食店でのフェア開催、百貨店での物産展開催などプロモーション活動を展開してまいります。また、平戸産品を広め平戸の地名を露出していくため、首都圏に複数箇所の店舗を構える企業との取引や既に取引のある店舗とのネットワークを生かした取引拡大、小売商品を開発する食品製造企業との広がりのあるタイアップ事業を展開し、さらなる平戸ブランドの確立と販路拡大を目指してまいります。 具体的には、出口の見える生産と販売展開として、引き続き首都圏の直売所や飲食店における年間を通じた平戸産品の販売や料理への活用、著名人プロデュースによる平戸の生産者と連携した商品開発と首都圏店舗での販売を行い、平戸産品の安定販売に向けた素材の生産と流通を結びつけた事業を実施してまいります。 さらに、農商工連携事業に取り組んでいる事業者への支援のほか、市内において新たに付加価値をつけた農産品の栽培法に取り組む生産者団体等についても、引き続き拡大の可能性を探るなど、六次産業化への足がかりも見出してまいります。 (三)新たな産業の創造 雇用対策につきましては、地場企業や商工物産関係事業者の振興、企業立地促進による雇用の創出に努めるとともに、公益財団法人長崎県産業振興財団、江迎公共職業安定所などの関係機関との連携及び情報交換を図りながら、地場企業の訪問や市外企業の誘致活動を粘り強く推進してまいります。現在、本市への立地について前向きな企業もあっておりますが、受け皿となる工業用地がないことから、さきに実施しました工業用地適地調査の結果をもとに、進捗状況を勘案しつつ整備に向けた検討をしてまいります。六、魅力ある観光の振興と交流人口の拡大 (一)宝を活かした観光の推進 観光の振興については、本年、長崎がんばらんば国体が開催されます。特に地元開催となる相撲競技及び軟式野球競技に全国各地から参加される選手、関係者などが多く来平されることが予想されることから、観光地平戸の魅力を国内外に情報発信する絶好の機会と捉え、市を挙げておもてなしを進めてまいります。 また、本市を一つのテーマパークとして捉え、一年を通して季節ごとの特色を生かしたイベントを展開する平戸藩の四季めぐりシリーズについては、積極的に情報発信に努めるとともに、各イベントを観光振興イベントへ進化してまいります。 昨年から取り組んでおります平戸観光応援隊設置運営事業は、現在三百名を超える登録者を得ております。さらなる事業推進のために、各大学とも連携を図りながら学生ボランティアの確保等により組織を拡充し、主体的役割を担ってもらうことにより、本市の課題解決に努めてまいります。 また、いよいよ、長崎の教会群とキリスト教関連遺産が、本年こそは世界遺産登録に向けて推薦されることが期待されます。昨年実施した長崎の教会群とキリスト教関連遺産を訪れる″祈りと学びの旅″プログラムモニターツアーの検証を踏まえながら、構成資産の舞台となる田平天主堂や春日集落を初め、市内を周遊できる旅行商品の開発に向け、関係団体と連携を図りながら、課題解決、受け入れ体制の整備を進めてまいります。 次に、四月にオープンする観光交通ターミナルにつきましては、観光案内所、観光ウェルカムガイドの入居によって、観光情報の提供、ガイドの申込窓口を設置し、観光客の利便性の向上を図ってまいります。また、市民が観光客に気軽に声をかけ、観光案内ができるよう、引き続き平戸検定を実施し、平戸学の講習の場を提供するなど、おもてなしの向上を図ってまいります。 交通面では、市内周遊定期観光バスを土・日・祝日に運行し、二次交通手段の確保を図るとともに、土曜日と日曜日のコースを変えることで、観光客の満足度向上及び利用促進につなげてまいりたいと考えております。 また、平戸城の耐震補強工事に取り組むとともに、観光施設の適切な維持管理に努めながら、観光客の皆様が安全・安心でより快適な観光をしていただける観光地づくりを進め、リピーターの確保につなげてまいります。 次に、体験型観光では、昨年から受入れております英進館の小学生を対象とした春のキッズレンジャー合宿を今月催行することが決定しております。今後も、継続した受け入れができるよう関係団体との連携を図りながら、さらなる体験メニューの掘り起こしと充実を図ってまいります。また、体験型修学旅行を受け入れている一般社団法人まつうら党交流公社は、昨年も三万人を超える受け入れを行っており、本市五地区の体験観光協議会は、全体の三割を受け入れております。このことを考慮し、引き続き交流公社に対して支援を行ってまいります。 次に、外国人誘客については、昨年七月にオープンした鄭成功記念館に、本年一月末日現在で国内外から約三千八百人が訪れております。本年は、台南市で開催される大台南国際トラベルフェア(TTF)に出展し、台湾からの誘客を行うとともに、鄭成功を活かした中野まちづくり委員会との官民協働による周遊コースの開発、雰囲気づくりなど受け入れ体制の整備を進め、交流人口の拡大による地域の活性化を目指してまいります。 また、福岡・佐賀・長崎各県の五都市で構成する東アジア誘客三県都市連携会議では、引き続き、台湾をターゲットとした誘客事業を展開するとともに、韓国に対しては、根強い人気を持つキリシタン紀行とあわせて、昨年認定を受けた九州オルレ平戸コースを初め十二コースの関係自治体で、九州オルレ認定地域協議会を立ち上げ、九州観光推進機構、関係自治体と連携しながら情報発信・誘客事業を展開してまいります。 (二)地域・国際交流の推進 地域間交流につきましては、姉妹都市である香川県善通寺市からの訪問団の受け入れ、物産交流等によるさらなる友好親善を行い、市民レベルでの交流を深めてまいります。また、北海道枝幸町との交流では、いきいき交流事業として、本市の中学生が枝幸町を訪問し、地元中学生とホームステイを通じ自然環境や歴史・文化等の違いを体験することで、次代を担う子供たちの育成に向けた交流を進めてまいります。 国際交流につきましては、本市の歴史や特異性を生かしたまちづくり推進のため、市民と一体となった国際交流に取り組み、歴史の認識と国際理解による人材育成、さらには交流人口の拡大による地域活性化につなげてまいります。 アジア諸国との交流につきましては、歴史上の偉人である鄭成功のゆかりの地として、中国福建省南安市と友好都市の締結を行っておりますが、昨年七月に台湾台南市とも官民一体となった市民交流促進協定書の締結を行ったところであります。鄭成功をキーワードとした歴史的つながりがある両都市とのさらなる友好交流を深めるため、市民と一体となった交流促進事業に取り組むこととしております。 姉妹都市であるオランダ王国ノールトワイケルハウト市との交流につきましては、両市の高校生を対象とした短期留学事業として、青少年訪問団の相互派遣を行い、ホームステイ等を通じて外国の文化や生活習慣の違いを理解し、豊かな国際感覚を持った人材の育成に努めてまいります。七、効果的・戦略的な行政経営への転換 (一)効率的な行政経営の推進 行政改革の推進につきましては、合併算定替えに伴う普通交付税削減額の解消に向けた平戸市行政改革推進計画及び職員の適正配置に向けた第二次定員適正化計画の確実な進捗管理を図るとともに、行政組織についても、縦割りを解消し市民ニーズに合った組織、将来にわたる職員の削減に対応できるスリム化した組織へと改編してまいります。 一方、計画の推進によって人員削減が進むことから、職員一人一人の能力の向上を図ることはもとより、業務の遂行に向けても的確な目標を定め、管理を徹底させていく必要があります。その方策として、人事評価制度の導入に取り組んでおり、平成二十五年度は管理・監督職を対象に試行を行い、実際の評価を通じて課題・問題点等を整理しているところであります。平成二十六年度は一般職を含めた全職員での試行に入りますが、さらなる評価精度の向上と課題解決を図り、よりよい制度構築に努めてまいります。 次に、市が保有する公共施設につきましては、将来を見据えた適正な配置を検討する必要があることから、(仮称)平戸市公共施設ストックマネジメント計画の策定に向けた取り組みを行ってまいります。 このような取り組みに基づき経常経費削減を実現しながら、住民ニーズへの積極的な対応と戦略的な行政運営の実現に向けた体制づくりに努めてまいります。 (二)健全な財政運営の推進 健全な財政運営の推進につきましては、有効な財源の確保に努めるとともに行政コスト削減に努め、平戸市の将来を見据えた長期的展望の中で、市民が満足できる施策を展開できるよう努力しているところであります。 特に、自主財源に乏しく地方交付税に依存している本市におきましては、平成二十八年度から始まる普通交付税の合併算定替えの逓減により、大変厳しい財政運営が予想されることから、平成二十五年度におきまして行政改革推進計画及び財政健全化計画を策定したところであり、この二つの計画に沿って、合併算定替えによる特例期間が終了するまでに、財政構造の転換を図り、合併特例措置廃止を見据えた財政運営に努めていくこととしているところです。このことから、平成二十六年度におきましてはスクラップ・アンド・ビルド方式及びサンセット方式の徹底により、捻出された財源を活用しながら既存重点施策の充実等を図ることとしたところであります。 一方で、この普通交付税の合併算定替えの逓減については、普通交付税の算定方法の見直しによる新たな財政支援措置について、平戸市も加入している財政対策連絡協議会を中心として、国会議員、総務省などへの要望活動を行ってきたところであり、その成果として、平成二十六年度以降五年程度の期間で、支所に要する経費の算定、人口密度等による需要の割り増しなど、算定方法を見直すことが決定されたところであります。これによりまして削減予定であった十七億円を圧縮することが期待できるものとなったことから、今後とも国の動向を注視しながら、協議会とも連携し、引き続き国に対しまして要望活動を積極的に行っていくこととしております。 以上、平戸市総合計画に掲げた目標に沿って、一部特別会計を含め、平成二十六年度一般会計当初予算の概要と所信の一端を申し述べさせていただきました。 市民の皆様の信頼に応えるべく、主要事業の推進に全力を傾注してまいる所存でありますので、より一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 なお、その他、各特別会計及び企業会計の平成二十六年度当初予算の総額は、給与管理特別会計三十三億九千二百二十三万七千円、国民健康保険特別会計五十五億二千三百五十一万七千円、後期高齢者医療特別会計四億二千六百五万八千円、介護保険特別会計四十三億四千四百四十万二千円、農業集落排水事業特別会計一千三百二十四万八千円、宅地開発事業特別会計八百万円、あづち大島いさりびの里事業特別会計一千二百一万円、電気事業特別会計二千二百十二万七千円、水道事業会計十六億五千七百二十三万円、病院事業会計三十五億二千三百五十九万一千円、交通船事業会計二億四千四百四十四万二千円となっております。 引き続き、その他の諸議案について御説明いたします。 報告第一号「専決処分の報告について」は、地方自治法第百八十条第一項の規定により、市長において専決処分することができる事項として指定された法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について専決処分をしたので、同法第百八十条第二項の規定により、議会に報告するものであります。 議案第二号「平戸市生月地区公共施設等整備基金条例の一部改正について」は、生月地区の実情に即した活用が図られるよう、事業実施主体及び活用施設の範囲を拡充するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第三号「平戸市愛のり交通活性化委員会設置条例の一部改正について」は、過疎地有償運送の実施を検討するに当たって、委員会の機能を拡充するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第四号「平戸市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」は、平戸市政治倫理審査会条例が平成二十五年十二月二十日に公布、平成二十六年四月一日から施行されることに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第五号「平戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について」は、平成二十三年九月三十日に出された人事院勧告を国が平成二十六年四月から実施することに伴い、国及び他の地方公共団体との均衡を図りながら給与決定を行うため、条例の一部を改正するものであります。 議案第六号「平戸市行政組織条例の全部改正について」は、平成二十六年四月から行政組織の見直しを図るため、本条例の全部及び関係条例の一部を改正するものであります。 議案第七号「平戸市一般職の職員の給与の臨時特例に関する条例の廃止について」は、地方公務員給与を取り巻く状況や、地方交付税等の削減による本市財政への影響等を踏まえた職員給与の減額支給について、期間満了に伴い条例を廃止するものであります。 議案第八号「消費税及び地方消費税の税率の改定に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」は、平成二十六年四月一日から消費税及び地方消費税の税率が改定されることに伴い、関係条例の一部を改正するものであります。 議案第九号「平戸市教育委員会の職務権限の特例に関する条例の制定について」は、平成二十六年四月からの行政組織の見直しに伴い、教育委員会の職務権限を市長が管理し、執行することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第二十四条の二第一項の規定に基づき条例を制定するものであります。 議案第二〇号「平戸市児童館条例の一部改正について」は、児童館の開館時間等を見直し、利用者の利便性の向上を図るため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一一号「平戸市国民健康保険診療所条例の一部改正について」は、平戸市国民健康保険度島診療所の建てかえに伴い所在地が変更になるため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一二号「平戸市道路占用料条例の一部改正について」は、道路法施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、平成二十六年四月一日から道路占用料の見直しを行うため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一三号「平戸市教職員住宅条例の一部改正について」は、平成二十六年四月から県立猶興館高等学校の旧大島分校教職員住宅を借り受け、大島小学校及び大島中学校の教職員住宅として利活用するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一四号「平戸市社会教育委員条例の一部改正について」及び議案第一八号「平戸市消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定について」は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、条例の一部改正及び制定をするものであります。 議案第一五号「平戸市手数料条例の一部改正について」は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令が平成二十六年四月一日に施行されることに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第一六号「平戸市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について」は、消防団員の報酬について、国の基準額や他市の状況を踏まえた見直しを行い、団員の処遇改善及び消防団活動の活性化を図るため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一七号「平戸市火災予防条例の一部改正について」は、消防法施行令の一部を改正する政令が平成二十六年四月一日に施行されることに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第一九号「平戸市医療技術修学資金貸与条例の制定について」は、将来において平戸市立病院に医療技術者として勤務しようとする者に対し、知識と技能の習得に必要な医療技術修学資金を貸与することにより医療技術者の確保に向け、条例を制定するものであります。 議案第二〇号「平成二十五年度平戸市一般会計補正予算(第七号)」は、国の補正予算に伴う原子力災害対策施設整備事業、漁港施設整備事業、公営住宅改修事業及び小学校施設整備事業の追加などのほか、国庫支出金等の内示の減など、事業費確定による補正等が主なもので、歳入歳出はそれぞれ十億六千八百八十三万三千円を追加し、補正後の予算総額は二百五十二億一千七百五十八万二千円となっております。 議案第二一号「平成二十五年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第三号)」は、事業勘定において、高額医療費拠出金、保険財政共同安定化事業拠出金の確定及び一般被保険者療養給付費などの決算見込による増加が主なもので、歳入歳出それぞれ二千六百二十四万七千円を追加し、補正後の予算総額は五十四億九千二百六十七万円となっております。 議案第二二号「平成二十五年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第三号)」は、保険事業勘定において、国の介護報酬改定に伴うシステム改修費用の増加により歳入歳出それぞれ六十七万二千円を追加し、補正後の予算総額は三十九億九千四百三十七万五千円、サービス事業勘定において、介護予防プラン作成委託料の増加により歳入歳出それぞれ九十七万円を追加し、補正後の予算総額は二千九百九十九万八千円となっております。 議案第三五号及び議案第三六号「指定管理者の指定について」は、市の公の施設の指定管理者を指定することについて、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 議案第三七号「市有財産の無償譲渡について」は、平成十二年度に建設した草積地区活性化施設を草積地区に無償譲渡することについて、地方自治法第九十六条第一項第六号の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 議案第三八号「道路の路線廃止について」は、市道を廃止したいので、道路法第十条第三項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 議案第三九号「道路の路線認定について」は、路線を市道に認定したいので、道路法第八条第二項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 議案第四〇号「平戸市辺地に係る総合整備計画の策定について」は、度島辺地の海底送水管基幹改良事業及び深月辺地の市道深月線道路整備事業に伴い、平成二十六年度から平成三十年度までの五ヵ年計画を新規に策定するものであります。 議案第四一号「平戸市辺地に係る総合整備計画の変更について」は、古梶辺地の市道山の手線及び神浦辺地の市道神山線等の事業費の変更に伴い、総合整備計画を変更するものであります。 以上をもちまして、提案いたしております諸議案についての説明を終わります。 内容の詳細については、各担当部局長より御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  提案理由の説明が終わりましたので、これより議案説明を行います。 まず、報告第一号の説明を求めます。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  おはようございます。報告第一号「専決処分の報告」につきましては、地方自治法第八十条第一項の規定により、市長において専決処分をすることができる事項として指定された法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について専決処分をしましたので、同法第八十条第二項の規定により議会に報告するものであります。 今回、専決処分をいたしましたものは、公用車で起こした人身及び物損事故について示談による損害賠償の額の決定及び和解を行ったものであります。 損害賠償の額及び事故の概要等につきましては記載のとおりでありますので、御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  報告第一号に対し、質疑がありましたらお願いします。 ◆十九番(川上茂次君)  これは、部長、相手方に対する補償金額というふうに理解していいですね。そうした場合に、公用車の場合、公用車の修理とか、そういうふうなものに関する経費はどのように計上なさるわけですか。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  これ通常の修繕費のほうで対応いたします。その他、今回の百十万四千三百九十三円につきましては、人身のもの、物損のものということで対応いたしております。 ◆十九番(川上茂次君)  損害賠償については保険金で対応すると、自前の公用車は修理費で対応すると、そのように理解していいんですね。 ○議長(吉住威三美君)  ほかにありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(吉住威三美君)  報告第一号は、これをもって報告済みといたします。 議案第二号及び三号は、市長公室所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  議案第二号「平戸市生月地区公共施設等整備基金条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市生月地区公共施設等整備基金条例の一部改正につきましては、現在の基金条例では、活用対象を市営の公共施設及び公共的な施設の整備に限定していることから、第六条第二号の処分規定を公共団体または公共的団体において、公用もしくは公共用または公益事業の用に供する施設とし、生月地区の実情に即した活用が図られるよう活用施設の範囲及び目的を拡充するため、条例の一部改正をお願いするものでございます。 続きまして、議案第三号「平戸市愛のり交通活性化委員会設置条例の一部改正について」御説明いたします。 バス等の公共交通機関によって十分な輸送サービスが確保できないと認められる離島地区などの交通空白地帯においては、特定非営利法人等において、道路運送法施行規則第四十九条第二号に定める過疎地有償運送を行うことができることとなっております。 過疎地有償運送とは、自家用自動車を使用して有償にて旅客の移送サービスができるものであり、運輸局の登録を必要といたします。登録を受けるためには、平戸市愛のり交通活性化委員会に諮る必要があり、過疎地有償運送に関する検討、協議を行う体制を整えるため、委員会の所掌事務、委員の追加等により、その機能を拡充するため、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 以上です。 ○議長(吉住威三美君)  議案第四号から九号までの六件は総務部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  おはようございます。私のほうから、議案第四号「平戸市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」御説明を申し上げます。 本案は、平戸市政治倫理審査会条例が平成二十五年十二月二十日に公布をしまして、平成二十六年四月一日から施行されることに伴いまして、委員の名称を「職員倫理審査会委員」から「政治倫理審査会委員」へ改正するものであります。 次、議案第五号「平戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について」御説明申し上げます。 本案は、平成二十三年九月三十日付で出されました人事院勧告につきまして、国が平成二十六年四月から実施することに伴いまして、地方公務員法に定めます情報適応の原則及び均衡の原則によりまして、国及び他の地方公共団体との均衡を図りながら給与決定を行うため、必要な条例の一部を改正するものであります。 具体的に申し上げますと、平成十八年の給与構造改革におきます経過措置、俗に言う現給保障額について、平成二十六年四月一日から平成二十七年の三月三十一日までは二分の一を減じた額、平成二十七年四月一日から平成二十八年三月三十一日までは一万円を減じた額、その後、平成二十八年四月一日に廃止を行うというものであります。 次、議案第六号「平戸市行政組織条例の全部改正について」でありますけども、本案は、平成二十六年四月から、市民サービスの向上と行財政改革の推進を目的といたしまして行政組織を見直すことに伴い、本条例の全部及び附則において関係条例の一部を改正をするものであります。 次、議案第七号「平戸市一般職の職員の給与の臨時特例に関する条例の廃止について」御説明申し上げます。 本案は、地方公務員給与を取り巻く非常に厳しい状況、あるいは地方交付税等の削減によります本市への財政への影響等を踏まえまして、平成二十五年七月一日から平成二十六年三月三十一日までの特例期間と定めまして、主事補、主事級については四・七七%、主任主事、班長、課長及び部長級については七・七七%を減額して給与を支給していたものでございますけども、期間の満了に伴いまして本条例を廃止するものであります。 次、議案第八号「消費税及び地方消費税の税率の改定に伴う関係条例の整理に関する条例の制定」でありますけれども、本案は、平成二十六年四月一日から消費税及び地方消費税の税率が改正されることに伴いまして、平戸市ふるさと大島情報提供施設条例ほか、三十七の関係条例の一部を改正をするものであります。 次、議案第九号「平戸市教育委員会の職務権限の特例に関する条例の制定」でありますけども、本案は、平成二十六年四月からの行政組織の見直しに伴いまして、教育委員会の職務権限を市長が管理をし執行することにつきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第二十四条の二第一項の規定に基づき条例を制定するものであります。 以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二〇号及び一一号は福祉保健部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  議案第二〇号「平戸市児童館条例の一部改正について」御説明をいたします。 生月町舘浦に設置いたしております平戸市児童館の利用者の利便性向上を図るため、休館日と開館時間を見直すものでございます。 まず、これまで毎週月曜日を休館日といたしておりましたが、夏休み、春休み、冬休み期間中は開館するよう見直すこと。また、開館時間につきましても、昼の休館時間を設けていますが、春休み、夏休み、冬休み期間中は昼間の休館は行わないことといたします。あわせて、夏休み期間中は、午後五時三十分まで開館時間を三十分延長するなど見直しを行うものでございます。 続きまして、議案第一一号「平戸市国民健康保険診療所条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市国民健康保険度島診療所は、建築年数が三十年を経過し、老朽化していることや耐震性能を満たしていない施設であることなどから、昨年度より建てかえ工事に着手をいたしております。今年度末、竣工いたします。それに伴い診療所の所在地が変更になることから、平戸市国民健康保険診療所条例の一部を変更するものでございます。 以上でございます。
    ○議長(吉住威三美君)  議案第一二号の説明を求めます。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  皆さん、おはようございます。議案第一二号「平戸市道路占用料条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市道路占用料条例につきましては、道路法及び道路法施行令の規定を参酌して、占用料の額等を定めております。 今回、道路法施行令第二条、道路の占用、第七条、道路の構造または交通に支障を及ぼすおそれのある工作物等の改正に伴い、占用物件の二項目が追加になったことから、平戸市道路占用料条例の別表を改正するものであります。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第一三号及び一四号は教育委員会所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎教育次長(松田隆也君)  おはようございます。第一三号「平戸市教職員住宅条例の一部改正について」でございますが、今回の改正は、長崎県が所有する旧猶興館高校大島分校教職員住宅を借り受け、本市教職員住宅として平成二十六年度から使用するに当たり本条例を改正するもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 具体的には、本条例の別表中「家賃、円、一月につき」という項目を「月額家賃、円、一戸当たり」に改め、同表、大島教職員住宅の項につきまして、第十四号の次に、今回借り受ける住宅を第十五号として追加表記するものであります。 なお、今回借り受けます住宅は、単身者向けの四戸が入居可能な鉄筋コンクリート二階建てでございます。 続きまして、第一四号「平戸市社会教育委員条例の一部改正」でありますが、今回の改正は、社会教育法の一部改正及び公民館運営審議会の委員の委嘱の基準を条例で定めるに当たって参酌すべき基準を定める省令の一部を改正する省令が平成二十六年四月一日に施行されることに伴い、本条例第二条に係る社会教育委員の委嘱基準を改正するもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 具体的な改正内容は、第二条中第二項中「関係者」の次に「、家庭教育の向上に資する活動を行うもの」を加えるものでございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第一五号から第一八号までの四件は消防本部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎消防長(中村幸一君)  おはようございます。議案第一五号「平戸市手数料条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市手数料条例の一部を次のように改正したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 この改正は、危険物の製造所等に係る手数料について消費税の引き上げが行われること。さらに、人件費等の実費に変動が生じていること等によりまして、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 具体的に申し上げますと、消防法の規定によります危険物の製造所、貯蔵所または取扱所の設置許可申請手数料、完成検査前検査手数料、そして特定屋外タンク貯蔵所または移送取扱所の保安検査手数料の見直しでございますが、現時点で当市には該当施設はございません。 続きまして、議案第一六号「平戸市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を次のように改正したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 消防団員の報酬につきましては、平成十二年四月一日に現行額に改正され、平成十七年の十月一日の市町村合併時も旧平戸市の例によるとの調整結果によりまして、現在に至っておるとこでございます。 このような状況の中で、国の基準に照らしますと、団長の報酬で約七%開きがありますことから、今回、それぞれの階級で約七%の増額を図りたいということで、条例の一部改正をお願いするものでございます。 続きまして、議案第一七号「平戸市火災予防条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市火災予防条例の一部を次のように改正したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 この一部改正につきましては、消防施行令の一部が改正されたため、当該条例の一部を改正するものでございます。 改正の内容につきましては、消防施行令の一部が改正されましたために、当該条例の条並びに号にずれが生じましたので、条文を整理するものでございます。ちなみに、第二十九条の三は、住宅用防災警報器の設置及び維持に関する基準を、第二十九条の四は、住宅用防災報知設備の設置及び維持に関する基準を明文化しているものでございます。 続きまして、議案第一八号「平戸市消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定について」御説明いたします。 平戸市消防長及び消防署長の資格を定める条例を制定したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 制定理由につきましては、消防長及び消防署長の資格は、これまで市町村の消防長及び消防署長の任免資格を定める政令で定められておりましたが、消防組織法と関係法令の一部改正の結果、政令で定める基準を参酌して、市町村の条例で定めなければならないこととなりました。 参酌すべき基準とは、十分参照しなければならない基準でございますので、当該整理を受けまして、第二条で消防長の資格、第三条で消防署長の資格を規定しているところでございます。 条例の施行日につきましては、平成二十六年四月一日とするものでございます。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第一九号の説明を求めます。 ◎病院局長(吉住龍三君)  議案第一九号「平戸市医療技術修学資金貸与条例の制定について」御説明を申し上げます。 看護師や放射線技師など医療技術者につきましては、近年の医療制度改革等により、都市部の大規模病院に人材が集中するなど、これら人材の確保は年々厳しさを増しており、地域医療を担う本市病院事業における医療技術者の確保は喫緊の課題となっております。 このようなことから、将来、平戸市立病院に医療技術者として勤務しようとする者に対し、知識と技能の習得に必要な医療技術修学資金を貸与することにより、医療技術者の確保を図ることを目的に条例を制定するもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 条例の内容でございますが、第二条の定義で、この条例において、医療技術者を保健師、助産師、看護師、医療放射線技師、臨床検査技士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床工学技士及び薬剤師と定義いたしております。 第四条の修学資金の貸与額につきましては、授業料、入学金及び実習費は管理者が定める額とし、教科書購入費は年額五万円、生活費は月額五万円としておりますが、自宅から通学する者に対しましては生活費月額を四万円としております。 なお、授業料等を含む年間の貸与額は、入学金のある初年度で、短大、専門学校百二十七万九千円、大学で百五十三万三千円を予定いたしております。 また、第七条におきまして、修学生が資格取得後に、管理者が指定する病院に貸与期間の二倍に相当する期間を勤務した場合は、就学資金を免除することを規定しております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  それでは、ここで休憩いたします。午後の会議は一時に再開いたします。               午前十一時四十三分 休憩               ~~~~~~~~~~~~               午後 一時  零分 再開 ○議長(吉住威三美君)  会議を再開いたします。 引き続き議案説明を行います。 議案第二〇号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第二〇号「平成二十五年度平戸市一般会計補正予算(第七号)」につきまして御説明を申し上げます。 今回、歳入歳出それぞれ十億六千八百八十三万三千円を追加をいたしまして、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ二百五十二億一千七百五十八万二千円とするものでございます。 今回の補正予算の主な内容につきましては、歳出で、国の第一次補正予算に伴う原子力災害対策施設整備事業、漁港施設整備事業、公営住宅改修事業及び小学校施設整備事業の追加などのほか、国庫支出金等の内示の減など、事業確定によります補正を提案させていただいております。 それでは、三ページをお願いいたします。三ページ、第二表繰越明許費補正の追加及び変更につきましては、介護保険会計繰出金など十五件の追加と漁港施設整備事業など三件の変更でありまして、年度内に完了が見込めない事業について、その経費の支出を翌年度に繰り越して執行するものであります。 次、四ページでありますけども、第三表債務負担行為補正の追加は、観光交通ターミナル及びふれ愛センター度島の指定管理委託料に係るものでございまして、契約を行うため、平成二十六年度以降分について予算計上を行うものであります。 次、五ページであります。第四表地方債補正の変更につきましては、農業農村整備事業費など、各種建設事業など、起債対象事業費の増減に伴う七件の変更であります。 それでは、補正の内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明を申し上げます。 九ページから十四ページまでのまず歳入につきまして、内容を簡潔に御説明申し上げます。 なお、今回の補正予算では、事業費の確定あるいは入札に伴う減額、経費節減に伴う補正が多数を占めておりますので、それらは若干説明を省略しながら、主な内容につきまして御説明を申し上げたいと思います。 それでは、九ページをお願いいたします。九ページであります。九款一項一目地方交付税は、国の第一次補正予算に伴いまして、普通交付税の当初算定額から調整といたしまして減額されておりました金額が交付されるものでありまして、普通交付税を七百八十七万七千円増額をしまして、補正後の額を百五億二千五百三十七万一千円とするものであります。 次、十一款一項一目農林水産業費分担金は、農林災害対策整備事業及び漁港整備事業の増減額が主なものとなっております。 次、十三款一項一目民生費国庫負担金につきましては、障害者自立支援給付費等事業及び生活保護費の増額によるものであります。 次、二項六目土木費国庫補助金の一節道路橋りょう費補助金につきましては、国庫補助金の内示に伴う減額となっております。 三節住宅費補助金は、国の第一次補正予算に伴う公営住宅改修事業の増額であります。 次、八目教育費国庫補助金は、国の第一次補正予算に伴います小学校校舎及び屋内運動場の耐震改修、大規模改修事業の増額となっております。 十一ページをお願いします。十一ページ、十四款二項四目三節の水産業費補助金は、水産環境整備事業の国庫補助金の内示に伴う減額及び国の第一次補正予算に伴う漁港事業の増額となっております。 次、七目消防費県補助金につきましては、国の第一次補正予算に伴うものでありまして、原子力災害対策整備事業の増額となっております。 次、十六款一項寄附金でありますけれども、各種基金への篤志家の皆様方からの御寄附いただいたものを増額させていただいております。 十七款一項十目財政調整基金繰入金の増額につきましては、今回の補正によりまして必要となります一般財源を補填するため増額をするものであります。 次、十三ページをお願いします。十三ページ、二款市債は、それぞれ目的別による建設事業費等の変更に伴うものであります。このうち八目の教育債の全国防災事業につきましては、国の第一次補正予算に伴います、整備を行います小学校校舎及び屋内運動場の耐震改修、大規模改修事業のために借り入れを行うものでありまして、なお、この分に係る普通交付税の算入率につきましては八〇%と、通常よりも高い算入率となっております。 次、十五ページから三十四ページになりますけれども、歳出につきまして御説明を申し上げます。 十五ページをお願いします。十五ページの二款一項十二目ふるさと振興費のふるさと応援寄附金推進事業費及び「やらんば!平戸」応援基金積立金には、寄附者に対します特典を特産物のカタログ方式に変更しましたところ、篤志家からの御寄附が増加したことから、十二月議会に補正予算を計上いたしておりましたけれども、予定しておりました予算額よりも多くの寄附金がございまして、これに係る特典経費及び基金積立金を増額させていただくものであります。 十六目交通政策費の路線バス維持対策事業につきましては、ふれあいバスの運行経費の増に伴うものとなっております。 次、四項三目参議院議員通常選挙費及び五目平戸市長選挙、市議会議員一般選挙費につきましては、いずれも決算見込みによる減額となっております。 次、十九ページをお願いいたします。十九ページ、三款一項二目障害福祉費は、障害者自立支援給付費等事業の件数の増及び障害者総合支援システム改修事業の増額となっております。 八目国民健康保険費につきましては、財政安定化支援事業に伴う国民健康保険会計への繰出金の増額となっております。 次、九目介護保険事務費は、介護保険制度改正に伴いますシステム改修事業及び介護予防プラン作成委託件数の増による介護保険特別会計への繰出金の増であります。 三項二目扶助費は、生活保護事業の特に医療扶助の増額となっております。 次、二十一ページをお願いいたします。二十一ページ、六款一項三目農業振興費の耕作放棄地解消総合対策事業及び新規就農総合支援事業は、決算見込みによる減額であります。 次、四目畜産業費の肉用牛経営活力アップ事業は、事業内容の変更増によりまして補助金を増額するものであります。 五目農地費は、農業災害対策整備事業及び海岸堤防等老朽化対策事業に係る県工事負担金の増額及び農村災害対策整備事業の県補助金の内示による減となっております。 三項二目水産業振興費の水産環境整備事業につきましては、国庫補助金の内示に伴う減額であります。 次、四目漁港建設費は、国の第一次補正予算に伴います水産物供給基盤機能保全事業及び漁港施設機能強化事業の増額が主なものとなっております。 次、二十五ページをお願いします。二十五ページ、七款一項四目観光費の鄭成功記念館整備事業基金積立金につきましては、篤志家の皆様方から御寄附をいただいた寄附金を基金に積み立てるものであります。 次、二十七ページをお願いします。二十七ページ、八款二項三目道路新設改良費は、活力創出基盤整備総合交付金事業の国の内示による減額及び道路整備事業県工事負担金の増額となっております。 次、四目橋りょう費は、橋りょう長寿命化事業の国の内示による減額となっております。 三項二目急傾斜地崩壊対策事業費及び四項一目港湾費の、いずれも県工事負担金の増額であります。 六項二目住宅建設費の公営住宅改修事業は、国の第一次補正予算に伴います市営住宅永田団地の外壁改修及び屋外防水工事を行うための増額となっております。 次、二十九ページをお願いいたします。二十九ページ、九款一項四目災害対策費の原子力災害対策施設整備事業は、国の第一次補正予算に伴いまして、原子力災害発生時におきます離島であります大島、度島地区に一時避難施設を整備するものであります。 次、三十一ページをお願いします。三十一ページ、十款二項三目学校建設費は、国の第一次補正予算に伴います田平北、田平南、山田及び中野小学校の屋内運動場の耐震改修事業及び田助小学校の校舎の大規模改造事業を行うものであります。 次、三十三ページをお願いいたします。三十三ページ、十二款一項二目利子は、平成二十四年度借入額及び利率の減少によります減額となっております。 以上が今回の内容でございますけども、この補正予算成立後の平成二十五年度予算の動向につきましては、いまだにまだ確定をしていない現状にございます。歳入歳出ともに予算の補正が必要となるとこであります。歳入につきましては、特別交付税あるいは地方譲与税を初め市債等が確定をいたしておりません。また、歳出につきましても、各種事業費の確定に伴います調整が必要でございます。例年のように三月末での最終専決処分をお願いしなければならないわけでございます。以上を御賢察いただきまして、財政運営につきまして御理解と御協力をお願い申し上げます。 以上が今回の補正予算の主な内容でございます。御審議方どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二一号及び二二号は福祉保健部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  議案第二一号「平成二十五年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第三号)」について御説明します。 今回の補正は、高額医療拠出金、保険財政共同安定化事業拠出金の確定と一般被保険者の療養給付費の見込みにより増額を行うもので、事業勘定の歳入歳出総額に歳入歳出それぞれ二千六百二十四万七千円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ五十四億九千二百六十七万円とするものでございます。 詳細につきまして、事項別明細書により御説明をいたします。 歳入につきまして、六ページをお願いをいたします。 六款二項二目特別県調整交付金は、国保税の収納率や特定健診受診率が高いことなどから交付されております特別県調整交付金を三千万円増額補正するものであります。 十款一項一目一般会計繰入金は、財政安定化支援事業が確定したことから、一般会計繰入金一千四百二十五万四千円を増額補正するものであります。 二項一目財政調整基金繰入金は、今回の補正予算の歳入歳出の均衡を図るため、一千八百万七千円減額補正をするものでございます。 続きまして、歳出について、八ページをお願いいたします。 二款一項一目一般被保険者医療給付費は、決算見込みにより一億一千万円を増額補正するものであります。 続きまして、十ページをお願いをいたします。七款一項一目高額医療費拠出金は、確定に伴い二千六百九十一万二千円を減額補正するものでございます。 同じく一項二目保険財政共同安定化事業拠出金は、同じく確定に伴い五千六百八十四万一千円を減額補正するものでございます。 続きまして、議案第二二号「平成二十五年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第三号)」について御説明をいたします。 まず、保険事業勘定につきまして、平成二十六年度の介護報酬改定等に伴うシステム改修費用として六十七万二千円を増額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ三十九億九千四百三十七万五千円とするものでございます。 また、サービス勘定につきましては、同じく次年度介護予防プラン作成事業に伴う本年度事業分九十七万円を追加し、歳入歳出それぞれ二千九百九十九万八千円とするものでございます。 五ページをお願いをいたします。二表繰越明許費につきまして御説明いたします。平成二十六年度に第六次介護保険事業計画の策定を行うこととなっております。この事前調査事業につきましては、今年度から行っておりますけれども、年度末までの事業完了が困難なことから繰り越しを行うことといたしております。 以上でございます。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二三号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第二三号「平成二十六年度平戸市一般会計予算」につきまして御説明を申し上げたいと思います。 初めに、予算書とあわせまして、別冊でございますけども、この当初予算案の概要という別刷りがございますので、これとあわせまして内容を御説明申し上げたいということで御準備方お願いいたしたいと思います。 それでは、まず予算書のほうの一ページをお開きいただきたいと思います。 平成二十六年度平戸市一般会計予算総額につきましては、二百四十九億二千万円でございます。この予算編成につきましては、合併特例措置の廃止を見据えた財政運営を図るために、スクラップ・アンド・ビルド方式あるいはサンセット方式の徹底によりまして、捻出されました財源を重点的な配分を行いまして予算編成を行ったところでございます。 平成二十五年度の一般会計当初予算総額が二百二十九億七千万円でございましたので、当初予算対前年比率は、比較いたしますと十九億五千万円の増額、率にいたしますと八・五%の増となってるとこでございます。 なお、この予算編成の資料で申し上げますと、ページは二ページの一番上のところにあります、伸び率とかというようなことで、対前年度比較した数字がございますので、お目通しをいただければと思います。 それでは、今お目通しをいただいております予算案の概要で御説明を申し上げたいと思います。 資料一ページ及び二ページでございますけども、これは、基本方針あるいは一般会計当初予算総額の内容について掲載をしております。 三ページをお開き願います。薄いほうの資料ですね。この三ページです。平成二十六年度当初予算と平成二十五年度の当初予算に比較をいたしまして、歳入の主な内容を御説明申し上げたいと思います。 市債は、地方財政計画では二・九%増と見込まれておりますけれども、本市におきましては〇・一%の増額でありまして、構成比一〇・七%となっております。 次、地方譲与税から地方特例交付金までの七件につきましては、地方財政計画の伸び率により算定を行い、計上をいたしておるとこであります。 次、地方交付税は一・二%、一億二千万円の増額でありまして、構成比四一・二%となっております。 なお、地財計画上では、地方交付税は対前年度比一%の減となっておるとこであります。普通交付税につきましては、今回、九十一億七千万円を計上いたしておりまして、平成二十六年度の決算見込み額を九十三億七千万円と試算をいたしておりますけれども、差額の二億円につきましては、今後の行政事業の財源として留保しておるとこであります。 次、特別交付税につきましては、前年度と同額の十一億円を計上いたしております。 次、繰入金でありますけれども、四一・三%の減でございます。これにつきましては、市債の繰り上げ償還のための減債基金繰入金が減額となったことが主な要因となっておるとこであります。市債が五四・八%の増となっております。主な要因といたしましては、(仮称)総合情報センター整備事業、消防庁舎整備事業の増額によるものが主なものとなっとるところであります。 次に、四ページの歳出の主な内容を性質別に申し上げたいと思います。 初めに人件費でありますけども、四・二%の減となっております。主な要因といたしましては、今後の普通交付税の段階的な減額を想定して財政運営を考慮した上で、定員適正化計画に基づきまして、これに基づき出た数字を計上しとるとこであります。 次、補助費等が八・四%の増であります。主な要因は、国体実行委員会への補助及び臨時福祉給付金、給付事業に係るものが主な要因となっております。 次、公債費は一五・四%の減でありますけども、主な要因は、繰り上げ償還の減による影響であります。 次、投資的経費が四四・四%の増額であります。構成比二五・八%となっております。これは、消防無線デジタル化整備事業など、普通建設事業費の増額による影響であります。 次に、六ページにつきましては、総合計画の施策の体系別に、前年度と比較したものとなっております。 後ほどお目通しいただければいいかと思いますけれども、七ページから九ページが、当初予算額の分析及び市債残高など、これ財政の各種指標を掲載をしております。 十ページから十二ページが新規事業のソフト事業十件、ハード事業十件などを明記しております。 十三ページから二十二ページが総合計画の施策体系別に主要事業を掲載をしております。 二十三ページが基金の状況、二十四ページあるいは二十五ページが目的税の使途状況及び地方消費税交付金の使途状況、二十六ページから二十八ページが特別会計、あるいは企業会計の当初予算案の概要を掲載をいたしておりますので、後ほど御一読をお願いできればと思います。 それでは、お戻りいただきまして、当初予算書の六ページに戻っていただければと思います。 予算書の六ページ、第二表債務負担行為から内容を御説明を申し上げたいと思います。債務負担行為の内容につきましては、事項欄にそれぞれ記載をしておりますけれども、これらの事業に対しまして、翌年度以降に債務の履行を行うものでございまして、期間あるいは限度額を定めたものであります。主なものといたしましては、本庁舎整備事業ほか、債務負担行為により、契約しております指定管理委託料等を消費税増税に伴い変更するため追加するもの。 七ページでございますけども、七ページにあります第三表の地方債につきましては、起債目的欄に建設事業費等に対する起債の借り入れを予定しているものでございまして、この内容につきましては、後ほど四十七ページからの二十款市債のところで御説明を申し上げます。 それでは、もう一度、この予算書の一ページにお戻りください。 一ページの第四条、一時借入金につきましては、資金運用面における歳計現金が不足いたしまして、一時的に資金を借り入れる場合の最高限度額を三十四億円と定めるものであります。 第五条の歳出予算の流用につきましては、予算の執行上、流用の必要が生じた場合、地方自治法第二百二十条第二項ただし書きの規定によりまして、流用ができるようお願いをするものであります。 続きまして、歳入歳出予算事項別明細書のうち、十一ページから五十二ページまでの歳入につきまして、内容を御説明を申し上げます。 なお、各目各節ごとの内容につきましては、それぞれ説明欄に記載をしておるとおりでございますけれども、このうち主な事業などにつきまして、内容を簡潔に御説明したいと思いますので、御承知方よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、十一ページお願いいたします。 十一ページから十二ページであります市税のうち、一款一項一目個人につきましては、対前年度比一・三%の減でありまして、これは、納税義務者数の減が主な要因となっておるとこでございます。 四目市たばこ税につきましては、四%の増となっております。 次、十一ページから十四ページにかけまして、二款地方譲与税から八款地方特例交付金までは、地方財政計画によります増減を見込み計上をさせていただいております。このうち六款地方消費税交付金につきましては、消費税増税に伴い増額となっておりますけども、この増税に伴う増加交付につきましては、社会保障四経費に充てなければならないということになっとるとこでございます。これは、先ほどの資料の二十五ページに詳しく書いておりますので、お目通しをいただければと思います。 次、十三ページをお願いします。九款地方交付税につきましては、制度改正に留意の上、地方財政計画に基づき予算計上を行っております。 次、十五ページであります。十一款一項分担金のうち一目農林水産業費分担金につきましては、農村災害対策整備事業及び漁港事業など建設事業費に対するものでございまして、二目教育費分担金につきましては重要文化的景観保護推進事業、三目災害復旧費分担金につきましては過年災に対する分担金となっております。 次、十二款使用料及び手数料につきましては、各施設の使用料と照明等の手数料でございまして、それぞれ説明欄記載のとおりであります。 次、十九ページをお願いします。十九ページ、十三款一項一目民生費国庫負担金は、障害者自立支援給付費事業の社会福祉費負担金、保育所運営費等の児童福祉費負担金、生活保護費負担金等であります。 次、二十一ページをお願いします。二項二目民生費国庫補助金につきましては、障害者自立支援給付費等事業の社会福祉費補助金、保育士等処遇改善事業等の児童福祉費補助金及び今年四月からの消費税率の引き上げに伴います臨時福祉給付金給付費が主なものとなっております。 二十三ページをお願いします。二十三ページ、五目土木費国庫補助金の一節道路橋りょう費補助金につきましては、道路新設改良費、市道山中紐差線ほか三路線の整備に対するもののほか、道路ストック舗装事業に対するものであります。 二節都市計画費補助金のまちづくり交付金は、市道亀岡循環線の舗装事業及び(仮称)観光交通ターミナル整備事業が主なものでありまして、街なみ環境整備事業につきましては、崎方町旧町部の修景施設整備、道路美装化及び市道平戸志々伎線の電線類地中化事業が主なものとなっております。 三節住宅費補助金につきましては、市営壱部浦住宅等の公営住宅整備事業に対するものが主なものであります。 次、六目消防費国庫補助金の消防災害施設整備事業費につきましては、耐震性貯水槽に対する補助であります。 七目教育費国庫補助金の二十六ページでありますけども、四節社会教育費補助金につきましては、(仮称)総合情報センター整備事業に対するまちづくり交付金事業、伝統的建造物群保存地区保存整備事業、重要文化的景観保護推進事業が主なものであります。 次、二十五から三十ページにかけましての十四款一項県負担金のうち主なものといたしましては、一目民生費県補助金の障害者自立支援給付金等事業費等の社会福祉費負担金、保険料軽減に係る後期高齢者医療費負担金、国民健康保険費負担金、保育所運営費及び児童手当給付費などが主なものであります。 次、二十九ページをお願いします。二十九ページ、二項一目総務費県補助金につきましては、国土調査事業が主なものであります。 次、二目民生費県補助金の一節社会福祉補助金の主なものといたしましては、三十二ページの説明欄(九)であります、福祉医療費助成事業費、二節児童福祉費補助金につきましては、延長保育など保育対策等促進事業費等などでございます。 次、三十三ページをお願いいたします。三十三ページ、四目農林水産業費県補助金のうち一節農業費補助金の主なものといたしましては、農業振興費補助金の中山間地域等直接支払交付金及び長崎鳥獣被害防止総合対策事業費などであります。 次、三十六ページでありますが、三節水産業費補助金の主なものとして、大島地区の種苗付き海藻礁設置に係る水産環境整備事業費、白石漁港改修に係る漁村再生交付金事業、早福漁港改修に係る地域水産物供給基盤整備事業費、それから獅子地区の集落内道路を整備いたします漁業集落環境整備事業、獅子、下中野、志々伎漁港に係る漁港施設機能強化事業費が主なものとなっておるとこであります。 次、三十七ページであります。八目教育費県補助金の主なものとして、一節社会教育補助金の図書館費補助金の市町村合併支援特別交付金につきましては、(仮称)総合情報センターの図書購入費及び図書システム整備に対するものであります。 次、九目災害復旧費県補助金につきましては、農地等災害復旧事業の過年災分となっております。 次、三項一目総務費委託金の主なものといたしましては、二節徴税費委託金の個人県民税徴収取扱費交付金となっております。 次、四十一ページをお願いします。四十一ページ、十六款一項寄附金でありますけども、二目総務費寄附金の「やらんば!平戸」応援寄附金が主なものでございまして、寄附者に対する特典を充実させることによりまして、寄附金の目標を一億円としているものでございます。 次、十七款一項基金繰入金のうち一目財政調整基金繰入金につきましては、財源不足の補填のため、今回二億八千万円の繰り入れをさせていただいております。 次、四十三ページであります、二目「やらんば!平戸」応援基金繰入金から十目のスポーツ推進基金繰入金につきましては、それぞれ各課が所管をいたしますソフト事業、あるいはハード事業へ充当するため、各種基金からの基金となっております。特にこのうち、平戸生き活きまちづくり基金繰入金につきましては、一億五千四百万円のうち一億三千五百万円は、地域の元気臨時交付金に係るものでございます。 次、四十七ページをお願いします。四十七ページ、二十款市債の内容につきましては、一項一目総務費から九目災害復旧債まで、それぞれ適債事業を厳選をいたしまして、普通交付税に算入される有利な起債の計画を計画的に図ったところでございます。主な市債といたしましては、合併特例債、過疎対策事業債、辺地対策事業債、臨時財政対策債等となっておるとこでございます。 特に今年度は、(仮称)総合情報センター整備事業、消防庁舎整備事業、消防無線デジタル化事業等の大型事業が集中をしておるために、合併特例債の借り入れが大幅に増加をしてございます。この合併特例債の借入額の七〇%が後年度、交付税で交付されるというようなことになるわけであります。 なお、十目の臨時財政対策債につきましては、これは、地方の財源不足を補うため、普通交付税から振りかえて発行するものでありまして、交付税算入率は一〇〇%となっております。 以上が歳入の内容でございますが、引き続き、五十三ページから二百ページにかけましての歳入の内容をそれぞれ担当所管課から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、最初に五十三ページの議会費であります。一款一項一目議会費の主な内容から、私のほうから御説明申し上げます。議会費の主な内容といたしましては、議員報酬と議会経費、議会中継システム管理費用等、議会運営経費となっておるとこであります。 次に、五十五ページから五十六ページでありますけども、二款一項一目一般管理費の内容につきましては、特別職二名、職員五十四名分の給与及び退職手当事業負担金等の人件費及び説明欄十七、本庁舎施設整備事業で計上しております本庁舎の耐震補強、大規模改修工事に上がる経費を計上させていただいているとこでございます。 以上であります。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、市長公室関係予算でありますが、主な事業及び新規事業のみ簡潔に御説明いたします。 同じく五十五ページ、五十六ページでございますが、一般管理費中、市長公室関係分が入っておりますので御説明いたします。説明欄十六は新規事業で、自治会掲示板設置事業四百五十万円につきましては、自治会が設置する掲示板の設置費用に対する補助事業であります。以上です。 続きまして、五十七ページ、五十八ページの二目広報費の説明欄二の市政情報発信事業につきましては、広報ひらど発行及びホームページ管理に係る経費であります。 以上でございます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  同じく五十七、五十八ページであります。三目財政管理費の主な内容といたしましては、財務会計システムの管理経費及び予算書印刷などの財政運営経費となっております。 ◎会計管理者(久家啓史君)  続きまして、同じく五十七ページ、五十八ページ、四目会計管理費でございます。説明欄、会計管理事務経費について御説明いたします。内容につきましては、臨時職員一名の賃金と通常業務に要する事務経費でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎総務部長(尾上輝義君)  五十七から六十ページになりますけども、五目財産管理費の内容であります。これは、公有財産売却事業あるいは建物、自動車等の災害共済保険料など、市有財産の維持管理経費が主なものとなっておるとこであります。 以上であります。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、五十九ページ、六十ページお願いします。六目企画費ですが、説明欄一、広域行政事務経費につきましては、北松浦半島振興対策協議会及び西九州北部地域開発促進協議会の活動経費であります。 続きまして、七目情報通信費ですが、説明欄一、地域情報化推進事業は大学連携事業の一つで、平成二十五年度に策定いたしました地域情報化推進指針に基づき、市民向けの講習会等の普及啓発活動や関係団体等との意見交換を通じて推進計画の策定を長崎総合科学大学に委託して行うものであります。 説明欄四の社会保障・税番号制度システム導入事業は新規事業で、社会保障・税番号制度に伴うシステム設計改修経費であります。 ◎総務部長(尾上輝義君)  五十九ページ、六十二ページになりますけども、二款一項八目支所・出張所費の主な内容でありますけども、職員十六名分の人件費と各支所出張所及び連絡所の庁舎管理、あるいは事務経費に係る経費となっております。特に今回は、大島支所の老朽化に伴いまして施設の整備を予定をいたしておりまして、平成二十六年度は設計業務及び地質調査の経費を計上いたしております。 以上であります。 ◎監査・選管事務局長(内山久実夫君)  六十一、六十二ページの九目公平委員会費について説明いたします。公平委員会事務経費として、公平委員三名分の報酬などを計上いたしております。 以上でございます。 ◎市民生活部長(北川貢君)  同じく六十一ページ、六十二ページでございます。十目交通安全対策費について御説明いたします。 説明欄三の交通指導員活動推進事業につきましては、交通指導員四十三名分の活動に要する経費、また、五の交通安全対策推進事業は、警察に配属されております交通安全指導員設置に伴う負担金並びに交通安全協会に対する補助金でございます。 以上でございます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、十一目文化センター費ですが、新規事業として、説明欄一の文化センター整備事業は、大ホールの屋根改修及びエレベーター設置事業であります。 続きまして、六十三ページ、六十四ページお願いいたします。十二目ふるさと振興費ですが、説明欄五の協働によるまちづくり支援事業は、市民一人一人がまちづくりの主役となるため、市民と行政が相互理解のもとで役割と責任を果たす協働のまちづくりに資する事業及び市民活動団体等への支援経費が主なものであります。 なお、新規事業といたしまして、ネットワーク促進事業補助金を設定し、三団体以上の市民活動団体が連携して行うまちづくりや地域活性化に資する事業に対し支援を行うものであります。 説明欄七のコミュニティ推進事業は、地域課題の解決や地域と行政の新たな支え合いを確立するため、小学校区単位を基本としたまちづくり運営協議会を設立し、市民主体の地域づくりの体制構築を推進する事業であります。 なお、人的支援措置として、各まちづくり協議会ごとに集落支援員並びにまちづくり計画の策定や地域の課題解決等のサポート役として地域支援員を配置する経費も計上しております。 説明欄八の大学連携推進事業は、新規事業で、県立大学や長崎国際大学との連携で各種イベント等のモニター調査を行う事業であります。 説明欄十一のふるさと応援寄附金推進事業は、なお一層の応援寄附金を受けるためのPR経費及び特典の見直し、クレジット払い導入の経費を計上しております。 説明欄十三の「やらんば!平戸」応援基金積立金は、説明欄十一の推進事業を行うことで一億円を計上しております。 続きまして、十三目国際交流費ですが、説明欄三の東アジア友好交流事業は、友好都市の中国南安市との相互訪問事業及び新規事業として、昨年度締結した台湾の台南市との市民交流協定に基づく訪問団の派遣事業に要する経費を計上いたしております。 以上です。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  六十五ページ、六十六ページをお願いいたします。十四目国土調査事業費ですが、説明欄に国土調査事業について御説明をいたします。第六次国土調査事業十ヵ年計画に基づき、鏡川町、大久保町、木場町それぞれの一部について地籍調査を実施するものであります。なお、調査面積は二・九七平方キロメートルを予定しております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎大島支所長(山野上和則君)  大変申しわけありません。十二目ふるさと振興費について、大島町経費が入っておりますので御説明をいたします。 六十三、六十四ページでございます。説明欄九中、大島村神浦まちなみ・古民家利活用事業につきましては、大学連携事業のうちの一事業として取り組むもので、神浦地区重要伝統的建造物群保存地区の町並み、空き家を活用した地域の活性化について長崎国際大学と連携し、その活用策を探るものでございます。よろしくお願いいたします。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  六十五ページ、六十六ページをお願いいたします。十五目地域政策費ですが、地域審議会運営事業及び地域自治区協議会運営に係る経費となっております。 続きまして、十六目交通政策費ですが、新規事業として、説明欄九の観光交通ターミナル管理運営事業は、観光交流及び公共交通機関の拠点となる観光交通ターミナルの管理経費が主なものであります。 説明欄六の松浦鉄道施設整備事業は、平成二十六年度から十年計画で、二県四市二町で松浦鉄道に対する老朽化施設改修費補助金であります。 説明欄八の離島住民航路旅客運賃低廉化事業は、離島住民の負担軽減のため、地域路線バス運賃を基準とし、正規運賃との差額を昨年に引き続き補助するものであります。 以上です。 ◎市民生活部長(北川貢君)  引き続き六十七、六十八ページをお願いいたします。十七目諸費について御説明をいたします。 説明欄一の防犯灯管理運営事業につきましては、防犯灯設置整備に要する補助金でございます。 二の安全・安心まちづくり推進事業につきましては、平戸地区連合防犯協会の補助金、五の市民総合相談開催事業は、市内六ヵ所にて総合相談を開催しておりまして、それに要する経費でございます。六は消費生活総合相談に要する経費でございます。 続きまして、六十九ページから七十二ページをお願いいたします。一目税務総務費につきましては、税務業務全般を遂行するための諸経費でございます。 次に、二目賦課徴収費につきましては、説明欄四の土地評価システム管理事業及び五の土地評価鑑定事業につきましては、平成二十七年度の固定資産税評価がえに向けてのデータ整備を行う経費でございます。 七の市税過誤納付還付金につきましては、修正申告あるいは法人確定申告により、過年度分の納付税に還付が生じた場合の経費でございます。 九の相続未登記資産課税適正化事業につきましては、相続未登記に係る資産の過誤納付に伴う還付金と事務経費でございます。 続きまして、七十三ページ、七十四ページをお願いいたします。二款三項一目戸籍住民基本台帳について御説明いたします。 主なものといたしまして、説明欄二の戸籍事務管理に要する経費、三の住基ネットワークシステム管理経費、四の戸籍住民基本台帳事務経費につきましては、機器類の保守管理委託料及び使用料並びに借り上げ料が主なものでございます。 以上でございます。 ◎監査・選管事務局長(内山久実夫君)  七十五ページから七十八ページの選挙費について御説明いたします。 一目選挙管理委員会費でございますが、職員二名分の人件費と選挙管理委員会委員四名分の報酬など、選挙管理委員会事務経費を計上いたしております。 次に、二目選挙啓発費でございますが、明るい選挙推進活動に要する経費を計上しております。 次に、三目長崎県議会議員一般選挙費でございますが、平成二十七年四月二十九日の任期満了に伴う選挙執行の準備に要する経費を計上いたしております。 次に、四目農業委員会委員選挙費でございますが、平成二十七年二月二十八日の任期満了に伴う選挙執行に要する経費を計上いたしております。 以上でございます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、七十九ページから八十ページをお願いします。二目基幹統計調査費ですが、新規事業として、説明欄二の全国消費実態調査事業は五年ごとに実施されるもので、家計の収支及び貯蓄、負債、住宅、宅地等の家計資産を総合的に調査し、所得、消費、資産等の水準、構造等を明らかにする調査であります。 説明欄三の経済センサス・商業統計調査事業は五年ごとに実施されるもので、経済センサスの基礎調査と商業統計調査を同時に実施するものであります。経済センサスは、事業所及び企業の基礎的経済活動の実態調査で、商業統計調査事業は、産業別、従事者規模別、地域別等に従業者数、商品販売額等の実態調査を行うものであります。 説明欄五の国勢調査事業は、人口、世帯を把握し、各種行政施策の基礎資料を得ることを目的として五年ごとに実施されるもので、平成二十六年度は調査に向けた調査単位区を設定するものであります。 以上です。 ◎監査・選管事務局長(内山久実夫君)  八十一、八十二ページの六項一目監査委員費について御説明いたします。職員三名分の人件費と監査委員二名分の報酬など、監査委員事務経費を計上いたしております。 以上でございます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  三款民生費の主な事業について御説明をいたします。八十三ページ、八十四ページをお願いいたします。 三款一項一目社会福祉総務費につきましては、職員給与費を初め、社会福祉協議会の運営補助や民生委員、児童委員百二十八名の活動費、民生児童委員連絡協議会に対する補助金のほか、福祉健康まつり、戦没者追悼に要する経費等でございます。 二目障害福祉費につきましては、在宅及び施設入所の身体障害者、知的障害者、精神障害者に対する各種福祉サービスに要する経費でございます。 主なものとしまして、説明欄一、地域生活支援事業は、地域で生活する障害者のニーズを踏まえ、地域の実情に応じた柔軟な事業形態を実施するもので、日常生活用具給付事業、移動支援事業、訪問入浴サービス事業、精神障害者の通所施設である地域活動支援センター事業等に対する負担金補助金でございます。 説明欄九、障害者自立支援給付費等事業は、障害者の自立を支援するため、補装具給付、介護給付、訓練給付等、特性に応じた障害福祉サービスを行うものでございます。 次ページをお願いをいたします。説明欄十一、更生医療給付事業は、身体障害者に対し、障害を軽減するための医療費助成を行うものでございます。 説明欄十七、障害福祉計画策定事業につきましては、新年度が、平成二十七年度からの三年間の障害福祉サービス料を見込む第四期平戸市障害福祉計画の策定時期に当たっております。今回は、大学連携協定事業により、長崎国際大学と連携を図りながら計画の策定を行うことといたしております。 三目老人福祉費の主なものにつきましては、高齢者の見守り事業や敬老会、高齢者スポーツ大会、老人クラブの活動支援など、高齢者福祉対策事業に要する経費等であります。 説明欄四の敬老行事開催支援事業につきましては、敬老行事を開催した全ての地区に交付金として助成するものであります。対象者は、七十五歳以上の六千五十四人を見込んでおります。 説明欄五の敬老祝金事業につきましては、七十七歳、八十八歳及び百歳を迎えた高齢者に対して敬老の意を表するために祝い金を贈るものでございます。 説明欄七の老人クラブ活動支援事業は、各地区単位老人クラブ及び連合会の活動の支援を行うものであります。現在、市内の老人クラブ数は六十五団体となっております。 説明欄十のワンコインまごころサービス事業は、平戸市シルバー人材センターに業務委託し、在宅高齢者等の簡易な困り事に対して手助けをするサービス事業であります。ごみ出しや電球の取りかえ、買い物など、三十分以内でできる程度のサービスであり、一層の充実と利便性の向上を図り、在宅の高齢者を支援する必要があるとのことから、これまで一回ワンコイン、五百円の自己負担を、新年度から百円とすることといたしました。 説明欄十一の全国健康福祉祭開催準備事業につきましては、平成二十八年度の秋に全国健康福祉祭、いわゆるねんりんピックが長崎県で開催される予定です。昨年、高知県で開催されましたけれども、選手、役員だけでも約一万人が参加したという大変大きな大会で、本市への競技誘致について協議中であり、その準備経費の計上でございます。 次ページをお願いをいたします。説明欄二十一、ふれ愛センター度島管理運営事業につきましては、度島診療所に併設します介護予防拠点施設の指定管理料でございます。 四目老人措置費につきましては、養護老人ホーム入所者の措置費及び事務費でありまして、年度中における入所者は、光の園ほか七施設で九十名を予定をいたしております。 五目老人医療事務費につきましては、平成十九年度までの老人医療に要したものであり、まだ残っております老人医療給付費の負担分でございます。 六目後期高齢者医療費につきましては、職員の人件費、後期高齢者医療療養給付費の市負担分、事務費等を後期高齢者医療会計へ繰り出すものでございます。 七目国民年金事務費につきましては、職員の人件費及び事務費が主なものでございます。 八目国民健康保険費につきましては、人件費及び国保事業会計繰出金を計上いたしております。 九目介護保険事務費につきましては、介護保険事業勘定会計繰出金が主なものでございます。 十目臨時福祉給付金給付費につきましては、予算額が一億七千六百六十一万三千円です。本年四月からの消費税の引き上げに際し、低所得者及び子育て世帯への負担の影響に配慮し、臨時的な措置として臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金を支給するものであります。支給に当たりましては、早期に漏れがなく給付できるよう、制度周知に努めてまいりたいと思います。 九十三ページ、九十四ページをお願いをいたします。二項一目児童福祉総務費につきましては、乳幼児等の医療費負担の軽減を目的に行っている福祉医療給付事業、安心して子育てができる環境整備のための各種の保育事業の支援等を行うものでございます。 説明欄四、放課後児童クラブ運営支援事業は、放課後児童健全育成事業に対する補助金で、新たに田平地区に一ヵ所増設し、市内四ヵ所で実施するものであります。 説明欄十一、子ども・子育て支援計画策定事業は、平成二十七年度からの未就学児童への教育、保育関連を初めとする支援策の制度変更に対応した子ども・子育て支援事業計画を策定するものでございます。 説明欄十八、子ども子育て支援システム構築事業につきましては、平成二十七年度からの子ども・子育て新制度に対応するためのシステム導入経費でございます。 次ページをお願いいたします。二目児童措置費につきましては、児童手当の給付費と市内十五ヵ所の民間保育所の保育所運営費が主なものでございます。 三目母子福祉費の主なものについてでございますが、説明欄二、母子家庭自立支援給付金事業は、就業目的資格を取得する際の教育技能訓練費の一部を助成するものでございます。 説明欄三、児童扶養手当給付事業は、母子・父子家庭等における児童の養育者に対して児童扶養手当を給付するものでございます。 次に、四目児童福祉施設費につきましては、公立保育所三ヵ所、児童館一ヵ所の管理運営に要する経費及びへき地保育所五ヵ所の社会福祉協議会に対する指定管理料でございます。 なお、平成二十五年度末をもって閉園をいたします木ケ津恵へき地保育所につきましては、園舎の解体費用の補助を行うことといたしております。 九十九ページ、百ページをお願いをいたします。三項一目生活保護総務費につきましては、職員の人件費が主なものでございます。 二目扶助費につきましては、被保護世帯に対する生活保護費であります。本年一月における措置状況は、三百世帯、三百七十名で、世帯数及び人員ともに減少をいたしております。 次ページをお願いいたします。四項一目災害救助費につきましては、火災など小災害り災における見舞金及び不慮の事故に対する弔慰金、事務に要する経費等でございます。 続きまして、百三ページ、四ページをお願いいたします。四款衛生費につきまして御説明をいたします。 一項一目保健衛生総務費は、主に保健センターの職員給与費及び妊婦健康診査事業などの経費を計上いたしております。 説明欄五のフッ化物洗口事業は、四歳、五歳児及び児童の歯の健康保持増進を推進するため、平戸市内の保育所、幼稚園及び小学校単位での集団対策として、平成二十六年度よりフッ化物による洗口事業に取り組むことといたしております。 説明欄八の地域医療人材育成事業は、平戸市地域医療人材育成事業を長崎大学に委託し、地域医療に貢献できる医師の養成を図るほか、勤務医確保のために要する経費でございます。 二目予防費につきましては、予防接種法に基づく感染症予防のための予防接種に係る経費でございます。 三目健康増進費の主なものにつきましては、百五ページをお願いをいたします。説明欄八のがん検診事業は、胃がん、肺がん等の各種がん検診に要する経費でございまして、市内医療機関に対する委託料が主なものでございます。 説明欄九の食育推進事業は、食育推進会開催の諸費用及び委員に対する報酬、食育推進リーダーの育成や食伝達活動の支援、食育推進のためのワークショップ、料理コンテスト開催経費のほか、平成二十一年度に策定している平戸市食育推進計画の見直しを行い、平成二十七年度から平成三十一年までの第二次計画を策定するための経費でございます。 説明欄十のがん検診推進事業は、国のがん検診に対する推進事業で、大腸がん検診については一定の年齢に達した人、子宮頸がん、乳がん検診につきましても一定の年齢に達した人及び平成二十一年度から実施しているクーポン券、未受診者に対して無料クーポン券を交付し、受診率向上及びがんの早期発見と正しい健康知識の普及啓発を図るもので、検診委託料が主なものでございます。 以上でございます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  四目環境衛生費に市長公室関係分が入っております。 説明欄六の再生可能エネルギー推進大会開催事業は、第十七回全国風サミットin平戸の開催に係る実行委員会に対する補助でありまして、本市が有する自然エネルギー資源とポテンシャルを広く発信し、今後の再生可能エネルギーの普及拡大を図ることとしております。 以上です。 ◎市民生活部長(北川貢君)  続きまして、百六ページでございます。環境衛生費でございます。主なものといたしまして、説明欄四の花とみどりのふるさとづくり事業、これは、市内小中学校に配付しております花いっぱい運動の花苗の配付事業でございます。 説明欄九は、松浦地区火葬場組合の解散に伴う、田平地区住民が松浦斎場を利用する場合の使用料について軽減措置を行うものであります。 十は、市内三ヵ所にあります火葬場の管理運営等が主なものでございます。 続きまして、百五から百八ページの五目公害対策費でございます。主なものといたしまして、説明欄三の公共水域の水質検査に要する経費、四の自動車騒音常時監視面的評価事業でございます。 以上でございます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  六目企業等施設整備費につきまして御説明申し上げます。これは、水道事業会計あるいは病院事業会計への繰出金につきましては、地方公営企業法等にございます経営の健全化と基盤の強化のための地方財政計画に基づきます地方公営企業繰出基準等による繰り出しとなっております。 また、国民健康保険の度島、大島の拠出金勘定会計への繰出金につきましては、経常収支不足額を補填するものとなっておるとこでございます。 以上であります。 ◎市民生活部長(北川貢君)  同じく百七ページから百十ページの七目飲料水供給施設管理費について御説明いたします。これは、高島地区の飲料水供給に要する経費でございます。 百十一ページ、百十二ページをお願いをいたします。四款二項一目清掃総務費について御説明いたします。主なものといたしまして、説明欄三の北松北部環境組合に対する運営及び公債費の負担金、四の地区振興事業補助金につきましては、大石脇地区への振興補助金でございます。 続きまして、二目塵芥処理費でございます。説明欄一の廃棄物処理施設検査事業につきましては、市内にございます、ごみ処理、し尿処理、最終処分場等の廃棄物処理施設にかかわります各種検査等に要する経費、二の海岸漂着物地域対策推進事業につきましては、漂流・漂着ごみの回収及び処分に要する経費、四のごみ減量化推進事業につきましては、古紙類の集団回収に対する交付金、五の一般廃棄物収集事業につきましては、ごみステーションに出される一般廃棄物の収集運搬に要する経費、六は、大島クリーンセンターのごみ処理の管理運営費、七は、市内四ヵ所の最終処分場の管理運営に要する経費でございます。 続きまして、百十三ページから百十四ページをお願いいたします。三目し尿処理費について御説明いたします。百十三ページをお願いいたします。説明欄一の浄化槽設置整備事業は、合併浄化槽百二十四基分の補助金を計上いたしております。 二のし尿収集運搬事業につきましては、し尿収集運搬に伴います交付金、三のし尿収集車整備事業につきましては、大島地区のし尿収集車の購入に要する経費でございます。 四は、大島地区のし尿処理施設の管理運営に要する経費、五は、田平地区にございます馬の元地区浄化センターの管理運営費でございます。 以上でございます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  百十五ページ、百十六ページをお願いをいたします。五款一項一目労働費につきましては、シルバー人材センターに対する運営費補助が主なものでございます。 以上でございます。 ◎農委事務局長(里見博明君)  それでは、百十七ページから百十八ページ、六款一項一目農業委員会費について、主な事業につきまして御説明をいたします。 説明欄三の機構集積支援事業につきましては、これまで農地制度実施円滑化事業として事業実施をしておりました事業内容とほぼ同じで、利用状況調査や農地基本台帳等の整備、農地の意向調査等を行うものでございます。 説明欄五の農業委員会運営事業につきましては、主に農業委員三十三人の報酬及び費用弁償等でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  農林課所管分について御説明いたします。百十七ページ、百十八ページでございます。 二目農業総務費につきましては、職員給与費が主なものでございます。 続きまして、百十九ページ、百二十ページをお開きください。三目農業振興費の主なものについて御説明いたします。 説明欄二、中山間地域等直接支払交付金事業は、中山間地域及び離島平地における耕作放棄地の防止と多面的機能の増進を図るため協定を締結した集落に対する交付金及び事務費でございます。 四番、耕作放棄地解消総合対策事業は、国の耕作放棄地再生利用緊急対策交付金を活用し、耕作放棄地の解消を図るため、狭地直し、農道の改修など、基盤整備に対する補助を行うものであります。 六番、園芸産地育成対策事業は、園芸品目の栽培に新たに取り組む農業者や規模拡大を予定している農業者に対し種苗費等を補助し、園芸の生産拡大と産地の体制強化や担い手の確保を図る事業であります。 七番、経営所得安定対策直接支払推進事業は、水田における作付確認など、制度運営に必要な経費について、事業主体である平戸市地域農業再生協議会へ補助するものでございます。 十、多面的機能支払交付金事業は、従来の農地・水保全管理支払交付金事業から名称を変更し、内容が見直された事業であります。取り組みの内容としましては、農地、水、水路等の地域資源の基礎的保全活動に対し支払われる農地維持支払金と、水路、農道の軽微な補修、農村環境保全活動に支払われる資源向上支払交付金事業の二つに分かれております。 十二番、有害鳥獣被害防止対策事業は、イノシシの捕獲報償金や箱わな購入及び有害鳥獣防止実施隊員報酬などの経費でございます。 十三、鳥獣被害防止総合対策事業は、イノシシによる農作物被害防止のためのワイヤーメッシュ柵や電気柵の設置者に対し補助を行うものであります。 十四番、イノシシ被害まちなか対策事業は、市街地や住宅密集地に出没するイノシシの被害等について、住民みずからが取り組むモデル地区を選定し、その活動に対して支援を行うものでございます。 十六番、新規就農総合支援事業は、就農意欲の喚起と就農後の定着及び地域のリーダーを育成するため、六名の就農者へ支援を行うものでございます。 次に、四目畜産業費の主なものについて説明いたします。百二十一、百二十二ページをお開きください。 説明欄三、家畜導入事業は、優良な繁殖雌牛を導入する畜産農家に対し、増頭対策として、長崎県家畜導入事業により支援を行うものでございます。 五、平戸牛の里づくり事業は、三年後に宮城県で開催される全国和牛能力共進会での日本一を目指して、平戸牛の生産力と認知度を向上させる事業で、主に平茂晴の産子及び但馬系繁殖雌牛の導入などを推進強化する取り組みであります。 六、平戸牛ブランド化事業は、今後、消費者としても期待が持てる大学生の視点から、平戸牛の認知を高めるアイデアや提言を受け、また、流通やマーケティング調査を実施することにより、平戸牛の消費拡大と産地力向上につなげる大学との連携事業であります。 七、肉用牛経営活力アップ事業は、繁殖牛舎の整備をする事業者に対し補助を行い、繁殖牛の供給体制の強化と平戸牛の産地力の向上を図るものでございます。 次に、五目農地費でございます。三番、説明欄三、農村災害対策整備事業県工事負担金につきましては、地震防災対策推進地域等の災害防止のため、農村地域における農業用施設等の整備計画に基づき、生月と大島地区のため池の安全対策工事に対する負担金でございます。 四、農村災害対策整備事業は、県営工事の要件に該当しない農業用施設等について、団体営により整備を行うものです。事業箇所といたしましては、生月地区において排水路及び緊急避難路の整備、また大島地区については用排水路の整備を行うものでございます。 七番、土地改良推進事業のうち畑地帯総合整備事業資金償還助成金につきましては、田平土地改良区が行った土地改良事業の資金借り入れにかかわる市負担分の償還に対する助成でございます。 九番、農業農村整備事業は、市単独の農道舗装や小規模かんがい施設の整備に対する補助で、農村環境の改善を図るものでございます。 続きまして、百二十三、百二十四ページをお開きください。六目農業施設費につきましては、指定管理施設及び直営による農業施設の管理運営費でございます。 次に、百二十五ページ、百二十六ページをお開きください。一目林業総務費につきましては、職員給与費と市有林や森林公園にかかわる維持管理費が主なものでございます。 次に、二目林業振興費でございます。説明欄一番、海岸防災林造成事業県工事負担金は、根獅子海岸の防潮堤が老朽化により機能低下していることから、県が事業主体となり防潮護岸を設置し、保全対象区域の民家及び農地等を保護するため、県工事で平成二十六年をもって完成の見込みであります。 三番、環境林整備事業及び五番、森林病害虫獣対策事業は、防風、防潮林がある松林を病害虫から守るため、松くい虫による被害木の伐倒駆除や薬剤散布などを行うものでございます。 四番、森林環境保全直接支払事業は、国庫補助事業を活用し、市有林において下刈りや間伐などの造成事業を実施し、優良材の生産及び健全な森林の育成を図るものであります。 次に、水産所管分について御説明いたします。百二十七ページ、百二十八ページをお開きください。 まず、一目水産業総務費についてでございます。主なものといたしましては、職員給与費でございます。 二目水産業振興費について、説明欄二、離島漁業再生支援交付金事業は、離島地域における地域の実情に応じた沿岸漁業の振興を支援する事業でございまして、大島の的山及び大根坂、度島、高島地区において、昨年に引き続き実施するものでございます。 三、水産環境整備事業は、大島村大根坂地先に藻場回復のために自然石と海藻つき藻場礁を設置する事業でございます。 七、水産業普及指導事業は、栽培漁業、資源管理型漁業の推進、種苗放流技術研修に要するものでございます。 八、離島輸送コスト支援事業は、大島、度島から本土までの水産物の海上輸送経費の支援を行うものであります。 九、二十一世紀の漁業担い手確保推進事業は、漁業の新規就業者の技術取得の期間中に生活費を助成し、また漁家子弟漁業経営を開始した者または新規に漁業就業を希望している者に対して、新たな漁法を習得するための短期間の研修について、研修生受け入れ漁家の方にも指導料を支払い、沿岸漁家の後継者確保を支援するものでございます。 十一、水産多面的機能発揮対策事業は、藻場の保全活動と水産業、漁村の多面的機能の効率的な発揮に資する地域の取り組みを支援し、水産業の再生、漁村の活性化を図るものでございます。 十二、まき網漁業乗組員宿泊施設整備支援事業は、公益財団法人国際研修協力機構が行う外国人技能実習制度を利用し、外国人技能実習生を受け入れるための宿泊施設の整備を行う舘浦漁協に対して補助金を交付するものであります。 百二十九から百三十ページをお願いいたします。十六、沿岸漁業用燃油高騰緊急特別対策事業は、燃油高騰対策として、国の事業である漁業経営セーフティーネット構築事業への加入促進を図り、その加入した漁業者が負担する積立金の一部を助成するものであります。 三目漁業管理費でございます。説明欄二、漁港運動公園維持管理運営事業は、市営七漁港運動公園の電気料等にかかわる維持管理費でございます。三、漁港管理運営事業は、市営漁港の維持補修及び漁港用地の舗装などのための原材料を支給するものでございます。 四目漁港建設費でございます。説明欄二、漁村再生交付金事業は、漁業活動の安全及び地域活性化への取り組みの強化を目的として、白石漁港の防波堤の整備を行うものでございます。三、地域水産物供給基盤整備事業は、生活拠点漁港における漁港機能の充実及び漁村活性化の取り組みの支援を目的として、早福漁港の整備を行うものでございます。四、漁港関連道整備事業は、道路が狭隘でカーブが多く危険なため、獅子漁港から主要地方道までの安全対策を目的として道路整備を行うものでございます。五、水産物供給基盤機能保全事業は、補助事業を活用してしゅんせつを可能にするために、根獅子、古田、主師漁港の機能保全、水域調査を行うものでございます。六、漁業集落環境整備事業は、緊急車両及び衛生車両等が侵入できないため、集落内の環境改善を図るために、早福漁港、江川地区集落内の道路整備を行うものでございます。七、漁港海岸保全事業は、高潮等による被害を防ぐため、飯良、根獅子、古田、宝亀漁港の海岸施設開口部の改良を行うものでございます。八、漁港整備事業県工事負担金は、県営漁港であります。生月、薄香湾漁港等の漁港整備のための負担金でございます。九番の漁港施設機能強化事業は、強風、高波による被害を防止するために漁港施設の機能強化を図る事業で、下中野、志々伎浦、獅子漁港の防波堤の改良及び新設を行うものでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(吉住威三美君)  ここで十分間休憩します。                午後二時二十二分 休憩                ~~~~~~~~~~~                午後二時三十二分 再開 ○議長(吉住威三美君)  会議を再開いたします。 引き続き、議案説明を行います。 ◎観光商工部長(松田範夫君)  それでは、百三十三ページからの七款商工費について御説明いたします。 一項一目商工総務費は、職員給与費等が主なものでございます。 二目商工業振興費について御説明いたします。 説明欄一、にぎわいづくり支援事業は、補助対象事業に、まちなか活性化計画に限る事業を追加し、実施することとしております。 説明欄四、空き店舗等活用促進事業は、空き店舗等を活用して事業を始めようとする一定の条件を満たす事業者を対象として、店舗改装や家賃補助を行い、商店街の空洞化解消、活性化を図ろうとするものです。改装補助は、対象となる経費の三分の二以内、限度額二百万円、家賃補助は、家賃対象経費の二分の一、一ヵ月の補助限度額は五万円で、最長一年間としております。この補助事業の対象となる地域は、平戸北部地区の商店街中心市街地、都市計画区域内の商業地域、津吉、生月壱部、舘浦、田平地区は、県が認定しております、まちなか活性化計画の区域内にある一定の条件を満たす空き店舗としております。 次に、説明欄五の中の細目で、平戸市中小企業振興資金保証料差率補填補助金は、今年度振興資金の貸付利率の引き下げ、保証料の補助率の引き上げなど、要綱の見直しを行いまして振興資金の利用促進及び中小企業の資金調達が円滑に図られるよう措置を講じて計上いたしております。 六、平戸ブランド戦略的プロモーション推進事業は、引き続き、平戸産品の福岡都市圏における販売、販路拡大の取り組みを定着化、恒常化することに加え、新たに首都圏や関西圏でのプロモーション活動に取り組み、平戸ブランドの確立と販路拡大を目指してまいることとしております。 百三十五ページをお願いいたします。 説明欄十二、田平公園売店管理運営事業は、施設内部及び給排水設備の改修費を含んで計上させていただいております。 次に、三目企業誘致費は、企業誘致に係る企業訪問や情報収集に要する経費を計上いたしております。 次に、四目観光費について御説明いたします。 説明欄一、市内周遊型定期観光バス運行事業は、土日祝日、一日二コースの運行を、土日、日がわり四コースに変更いたしまして、観光客の満足度向上、利用促進を図ってまいることとしております。 二、鄭成功像設置事業は、鄭成功記念館に対して友好都市、中国南安市から鄭成功の石像の贈呈の申し入れがあっております。海上輸送に要する経費は先方が負担することになっており、日本に陸揚げされてからの輸送、設置に要する経費を計上しております。石像については、高さ三メートル、横幅一メートルと伺っているところです。 三、鄭成功を活かした中野まちづくり事業は、官民協働によります、策定いたしました中野地区の観光づくり実施計画に基づきまして、県の二十一世紀まちづくり事業補助金を活用した記念館周辺地域の活性化を図るソフト事業に要する経費で、来年度、二ヵ年目となります。 四、平戸城耐震改修事業は、昭和三十六年築造の平戸城天守閣の耐震補強工事を実施するものでございます。 五、平戸観光応援隊設置運営事業は、本年度から市内外からボランティアを募りまして、イベント企画や運営、ボランティアスタッフの派遣、平戸観光の情報発信など、民間主導による本市観光の推進組織となる観光応援隊の設置に係る委託事業で、二年目に入ります。 六の九州オルレ平戸コース誘客促進事業は、九州オルレ認定コース関係自治体で組織する協議会を立ち上げまして、連携して情報発信、誘客事業を展開しようとするものです。 説明欄十七、平戸観光振興強化事業は、来年度、観光協会へ観光振興強化事業費として予算化しております一千五百万円と、観光協会事業費補助金五百六十一万六千円を合算して新年度計上しており、実質総額に増減はあっておりません。 二十二、たびら昆虫自然園管理運営事業は、現在、市職員である施設園長が今年度をもって定年退職することに伴い、新たに振興公社において新任と後任となる職員を採用予定であることから、人件費相当額を指定管理料として増額しております。 最後、二十五、平戸城管理運営事業は、さきに説明しましたけれども、来年度、耐震補強工事実施に伴い、期間中、入館者の安全確保から約三ヵ月の休館を余儀なくされ、その間、入場料、利用料が見込まれないことから、指定管理委託契約の変更によって補填するものとして、補填額分を含んで計上しております。 以上で説明を終わります。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  百三十九ページから百五十六ページまで、八款土木費について、主なものを御説明いたします。 一目土木総務費ですが、説明欄四、土木総務事務経費は、土木積算システムの保守管理委託料及び道路協会等の負担金などの経費でございます。 次のページをお願いいたします。 一目道路橋りょう総務費ですが、説明欄二、道路橋りょう総務事務経費は、市道路台帳の更新業務委託等に要する経費でございます。 次に、二目道路維持費ですが、説明欄二、市道維持管理事業は、市道の剪定、除草及び道路河川パトロールの委託料と道路維持補修の工事請負費等でございます。 次に、三目道路新設改良費ですが、説明欄三、交付金道路整備事業は、市道山中紐差線ほか三路線と、老朽化した道路舗装補修の工事請負費と委託料等に要する経費であります。 四の過疎対策道路整備事業は、継続路線として田崎神鳥線ほか六路線と、新規路線として安満線ほか二路線、計十路線の工事請負費と委託料等であります。 五の辺地対策道路整備事業は、深月線ほか二路線の工事請負費等でございます。 六、道路整備事業県工事負担金は、国道三ヵ所、県道五ヵ所、合計八ヵ所の道路整備工事に伴う県工事負担金であります。 七の道路単独改良事業は、道路側溝整備局部改良安全施設整備事業及び生コンなど原材料支給等に要する費用でございます。 百四十三ページをお願いいたします。 四目橋りょう費ですが、説明欄二、橋りょう長寿命化事業は、平川橋ほか一橋の工事請負費と箕坪橋ほか三橋の設計委託料であります。 次に、百四十五ページをお願いいたします。 一目河川改良費ですが、説明欄一、河川改良事業は、河川維持工事で早急に施工が必要な河川で、猪渡谷川ほか十一河川の工事請負費でございます。 次に、二目急傾斜地崩壊対策事業費ですが、主なものは、説明欄一、急傾斜地崩壊対策事業は、度島の小川地区の工事費と、新規で木ヶ津地区の委託料等であります。 三目河川海岸費は、説明欄一、建設海岸整備事業県工事負担金は、小田町の船越、前目海岸ほか二ヵ所の建設海岸工事に伴う県工事負担金であります。 次に、百四十七ページをお願いいたします。 一目港湾費でありますが、説明欄二、港湾整備事業県工事負担金は、大島港ほか四港、七ヵ所の整備工事に要する県工事負担金であります。 次に、百四十九ページをお願いいたします。 一目都市計画総務費ですが、説明欄四の都市下水路整備事業は、戸石川地区の排水路整備工事の請負費であります。 次に、二目公園費ですが、説明欄二、都市公園管理運営事業は、市内六ヵ所の都市公園の維持管理に要する経費で、都市公園トイレ清掃、浄化槽保守点検、除草及び剪定の委託料等に要する経費でございます。 次に、三目まちづくり推進費ですが、百五十二ページをお願いいたします。 説明欄二、街なみ環境整備事業は、四町地区の電線類地中化事業及び修景施設整備事業に要する経費で、うち括弧の金額は、町屋改修十棟分の補助金でございます。 次に、説明欄三のまちづくり総合整備事業は、都市計画道路亀岡循環線道路舗装工事及び平戸港交流広場の駐車場整備に要する費用であります。 次に、百五十三ページをお願いいたします。 一目住宅管理費ですが、説明欄七、公営住宅維持管理経費は、市営住宅三十九団地九百九十六戸の管理及び修繕に要する経費でございます。 次に、二目住宅建設費ですが、説明欄二、壱部浦住宅建設事業は、壱部浦住宅建設に伴う事業費で、鉄筋コンクリート二階建てで二棟、二DKタイプ十六戸を建設予定であります。 以上で、八款土木費の説明を終わります。よろしくお願いいたします。以上でございます。 ◎消防長(中村幸一君)  百五十七ページから百六十ページまでの九款一項一目常備消防費から三目消防施設費について御説明いたします。 まず、百五十七ページ、一目常備消防費でございますが、主なものは、説明欄一の職員給与費七十七名分及び本署、四出張所の消防活動に要する経費でございます。職員給与費七十七名分と申し上げましたが、実数は七十九名でございます。二名分につきましては、消防庁舎整備事業に伴いまして、三目消防施設費に計上させていただいてるところでございます。 次に、当百五十七ページから百六十ページにかけましての二目非常備消防費につきましては、消防団に要する経費でございます。主なものとしましては、報酬及び水火災訓練等の費用弁償と、消防格納庫及び消防車両等の維持管理費でございます。 それから、説明欄四の県消防ポンプ操法大会出場補助金につきましては、隔年開催でございますが、今回、消防ポンプ自動車操法の部、出場分団への補助金を増額計上しているところでございます。 次に、同じページの三目消防施設費について御説明申し上げます。 説明欄二の消防庁舎整備事業につきましては、消費税増税、資材高騰等によりまして予算不足が明白でありましたことから、一月十六日の入札に向け調整をお願いしておりました事業、さらに、今月十一日予定の入札に向け調整をお願いしておりました事業等も含めまして予算計上をしておるところでございます。 説明欄三の消防防災無線デジタル化整備事業につきましては、デジタル無線機器整備費と消防通信指令台機器整備費も一括計上しておるところでございます。 説明欄四の消防防災施設整備事業につきましては、消防団格納庫の整備、耐震性貯水槽設置工事費等を計上しております。 説明欄五の消防防災設備整備事業でございますが、本署配置の救助工作車及び消防団配置のポンプ自動車等の更新費用でございます。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(尾上輝義君)  私のほうから四目災害対策費の主な内容を御説明申し上げます。 内容といたしましては、自主防災組織の育成事業、防災行政無線管理運営事業、それと今年六月下旬ごろに予定をいたしております総合防災訓練開催事業経費を計上いたしておるところでございます。 以上であります。 ◎教育次長(松田隆也君)  続いて、百六十三ページからの教育費でございますが、十款教育費の一項一目教育委員会費でありますが、主なものとしましては、教育委員の四名分の報酬が主なものでございます。 続いて、二目の事務局費の主なものは、説明欄二、教職員健康診断事業につきまして、小中あわせて二百四十名の教職員の健康診断や胃がん検診などの手数料などが主なものであります。 続きまして、奨学費でございますが、これは奨学資金貸し付けに関する費用でございます。 続きまして、百六十七ページ、百六十八ページでございますが、小学校費、一目学校管理費でございますが、主なものといたしましては、説明欄二、児童健康管理事業で、十七校分の学校医等の報酬、児童一千五百七十四名分の健康診断手数料が主なものであります。 また、三の学校施設焼却炉撤去事業は、年次計画に基づき実施しているもので、ことしは、田平南小学校の二基を撤去する予定でございます。 また、四のスクールバス・ボート事業は、七路線のスクールバスと高島地区のスクールボートの運行にかかわる運転手の賃金あるいは燃料費、船の運航委託料などが主なものであります。 また、五の学校施設維持管理経費は、市内十七校分の学校施設の修繕料のほか、電気料など光熱費に係る施設管理に要する費用、さらには、学校から要望箇所の工事請負費などが主なものであります。 また、六の学校事務経費につきましては、十四校に配属予定の臨時用務員の人件費や学校で使用する各種消耗品が主なものであります。 続いて、二目の教育振興費でございますが、主なものとしましては、説明欄一、就学対策事業では、遠距離通学費など六十六人分、それから、要保護、準要保護に係る児童に対する扶助費及び特別支援学級児童への扶助費の百四十九名分を計上いたしております。 二の図書教育充実事業は、十七校分の図書購入費でございます。 続いて、三の学校図書館支援員配置事業は、学校図書館における読書活動のさらなる推進を図るための三人分の図書支援員の賃金が主なものであります。 四の教育活動支援事業は、市内十七校における教育教材備品の購入費用あるいは卒業記念品の購入事業、就学対策のための各種消耗品や総合的学習活動に要する経費が主なものであります。 七の特別支援教育支援員配置事業は、特別支援に係る十六名分の臨時雇いの賃金が主なものであります。 続きまして、百六十九ページ、学校建設費でございますが、主なものとしましては、説明欄一の太陽光売電設備導入事業は、既に太陽光発電設備を導入しております紐差小学校と田平北小学校に売電設備一式を設置するものであります。 また、二の山田小学校校舎耐震改修事業は、校舎本体としては最後になりますが、二十七年度実施に向けた耐震補強工事に伴う設計委託料が主なものであります。 続きまして、百七十一ページ、百七十二ページの三項中学校費の一目学校管理費は、主なものとしましては、二の生徒健康管理事業は、学校医の報酬、健康診断手数料が主なものであります。 また、三の学校施設焼却炉撤去事業は、これも年次計画に基づき実施するもので、ことしは田平中学校の一基を撤去いたします。 また、四の学校施設維持管理経費は、市内九校分の学校施設修繕料七百万円のほか、電気料や光熱費などの学校管理委託料などが主なものであります。 五の学校事務経費は、六校に配属予定の臨時用務員の人件費や、学校で使用する各種消耗品が主なものでございます。 続きまして、二目の教育振興費でございますが、主なものとしましては、一の就学対策事業では、遠距離通学費等八十人分や、要保護、準要保護生徒補助九十六名分、特別支援学級生徒補助十七人分を計上いたしております。 また、三の学校図書館支援員配置事業は、配置予定の二名分の賃金が主なものでございます。 あと、五の子ども議会開催事業は、ことし八月に予定しています子ども議会開催に伴う費用でございます。 あと、十一の中学校スポーツ振興事業は、中体連運営費補助金が主なものでございます。 続きまして、百七十四ページ、後になりますが、十二の情報教育環境整備事業は、買いかえ時期が到来した生徒用パソコン十九台、教師用百十台を更新するものでございます。 十三の外国語指導助手招致事業は、五名分の英語指導助手ALTの報酬が主なものでございます。 続きまして、三目学校建設費でございますが、主なものは、記載のとおり二十七年度、二十八年度に実施予定の老朽化が目立つ中部中学校校舎の大規模改造事業のための設計委託料が主なものであります。 続きまして、百七十五ページ、百七十六ページ、幼稚園費でございますが、主なものは、説明欄二の幼稚園管理運営事業でありますが、非常勤園長や教諭助手の賃金及び幼稚園管理費が主なものでございます。 また、三の幼稚園就園奨励事業につきましては、田平のやよい幼稚園の補助金及び私立幼稚園に通園する保護者に対する幼稚園就園奨励費補助金でございます。 続きまして、百七十七ページから百七十八ページにかけましての五項社会教育費についてでございますが、まず、一目社会教育総務費でございますが、主なものは、生涯学習や社会教育推進など社会教育全般にわたる経費を計上いたしております。 中でも四の生涯学習推進事業につきましては、生涯学習推進会議開催費用や委員の研修費及び生涯学習講演会委託料、さらには各種指導者養成講座、市民出前講座事業など人材育成に要する経費でございます。 また、七の社会教育推進事業は、市内の婦人団体やPTA連合会、青年団等に対する補助金でございます。 説明欄九の青少年健全育成事業の中の日本の宝「しま」体感交流事業補助金につきましては、昨年度も大変好評だった大島での島体感交流事業を、ことしも県と連携しながら五十人規模で取り組むものでございます。 説明欄十番の少年センター運営事業は、少年センター専門員一名、指導員四十七名分の報酬費と研修費などを計上いたしております。 続きまして、二目公民館費でございますが、主なものは、二の自治公民館整備事業は、十一地区から出されております自治公民館の改修整備などに要する補助金でございます。 また、五のふれあいセンター整備事業は、二十四年九月末の温泉施設廃止に伴う跡地の会議室等の改修工事及び既存施設の一部リニューアル工事に伴う工事請負費が主なものであります。 六の大島村公民館整備事業は、耐震化ができていない大島村離島開発総合センターと、老朽化が著しい大島支所を解体し、新たに両方を合わせた複合施設を整備するための設計委託費用が主なものであります。 また、七の公民館管理運営事業は、市内六つの公民館の施設管理に要する経費並びに各種講座の開催経費等を計上いたしております。 次に、百七十九ページから百八十ページにかけましての三目図書館費でございますが、主なものとして、説明欄三の図書購入費では、平戸、永田両図書館のほか、各公民館図書室の図書購入費であります。 また、四の(仮称)総合情報センター開館準備事業は、開館準備に従事する非常勤職員の賃金と新規に購入を予定している書籍の購入費が主なものでございます。 続きまして、四目社会教育総務施設費でありますが、主なものは、説明欄二の(仮称)総合情報センター整備事業でございますが、本体工事着工に伴う工事請負費と施工管理委託料、備品購入費が主なものであります。 なお、二十五年度と二十六年度の案分は、それぞれ四割と六割で認可を受けてるところでございます。 あと、五の地域交流センター管理運営事業は、生月町の元触、御崎両地区の交流センターと田平町の東地区、南地区の両交流センターの四つの施設の管理運営費用でございます。 また、六のふれあい会館管理運営事業は、平戸地区にあります四地区のふれあい会館の指定管理に要する経費でございます。 続きまして、百八十一ページから百八十二ページにかけまして五目文化財保護費でありますが、主な内容といたしましては、三番、伝統的建造物群保存地区保存整備事業は、大島村神浦地区における個人所有建物四件の保存修理の補助経費が主なものであります。 六番、指定文化財維持管理事業は、従来の勇魚捕唄、須古踊、荻田浮立の各保存会に加え、昨年度から交付しております平戸神楽や九地区のジャンガラ保存会などの各保存会への一団体当たり五万円の運営費補助金が主なものでございます。そのほか指定文化財として、踊る道具や浴衣などの買いかえ費用に対しましても保存整備補助金として計上いたしております。 また、九の重要文化的景観保存保護推進事業では、補助事業を活用した文化的景観推進委員会の開催費用や選定地区管内における一般家屋等の修理修景係る四棟分の工事請負費が主なものであります。 十一番の常灯の鼻修復調査事業は、文字どおりオランダ商館史跡内を走る県道の常灯の鼻の護岸敷き、石垣等の整備を行うため、昨年から県土木と共同して対応策を協議してまいりましたが、いよいよことしからハード整備を県が行うに当たりまして、文化庁などとの調整作業を平戸市が行うこととなってるため、本体工事の工法及び修復方法などの協議検討を行う整備委員会の運営経費が主なものであります。 また、十五の世界遺産登録推進事業は、世界遺産登録推進に伴う臨時職員等の人件費及び外部からの学術専門家の招聘費用のほか、国提出の推薦書作成費用及び広報活動経費に係る県内構成団体等の分担金、それに補助事業で改修予定の春日公民館のトイレ改修の工事請負費が主なものであります。 次、同じページの下から百八十四ページにかけましての六目文化振興費でございますが、主なものは、説明欄一、世界遺産登録推進コンサート開催事業でありますが、八月に予定をしております西本智実さん指揮によるオーケストラとコーラスのコンサート開催に伴う実行委員会の補助金が主なものでございます。 次に、七目の文化施設費でありますが、主なものは、記載のとおり、それぞれ大島村と田平町にございます各資料館と六番の大島神浦伝建地区に整備した旧見明医院の施設管理に要する費用と、島の館とオランダ商館の指定管理料を含めたところの管理運営のための経費が主でございます。 続きまして、百八十五ページ、百八十六ページの六項保健体育費でございますが、一目保健体育総務費の主なものとしましては、三のスポーツ推進事業で、ことし七回目となりますひらどツーデーウォークの開催補助金のほか、各種大会参加に要する補助金及び平戸市体育協会を初め、各地区体育振興会及び各地区スポーツ少年団体への活動補助金などが主なものであります。 次、二目体育施設費につきましては、主なものは、ライフカントリーやシーライフなどの各施設の指定管理料及び維持管理費用でございます。ことしは、シーライフの老朽化した屋根修理とかシロアリ被害対策のための改修費用として一千七百万円程度を工事請負費として計上いたしております。 最後に、百八十七ページ、百八十八ページの三目学校給食費でございますが、主なものといたしましては、説明欄二の学校給食設備整備事業は、各施設の設備、備品の老朽化に伴う備品購入費用の二千万円を計上し、続いて、三番の学校給食管理運営事業は、市内六ヵ所にあります給食センターの委託費用が主なものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  百八十九ページ、百九十ページをお開き願います。 十一款一項一目農地等災害復旧費の主なものについて御説明いたします。 説明欄三の過年補助災害復旧事業は、平成二十五年に発生しました災害で、当年度施工が困難な箇所につきまして、平成二十六年度に実施するものであります。施工箇所につきましては、農地百八十二ヵ所、農業施設百三十三ヵ所分の合計三百十五ヵ所を予定しております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  百九十一ページをお願いいたします。 十一款二項一目公共土木施設災害復旧事業費ですが、説明欄一、現年単独災害復旧費は、国庫補助災害に該当しない単独工事請負費でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎総務部長(尾上輝義君)  次、百九十三ページ、百九十四ページであります。 十二款一項公債費でありますけども、内容といたしましては、定期償還に係ります一目の元金及び二目の利子となっておるところであります。 次、百九十五ページ、百九十六ページであります。 十三款諸支出金の一項普通財産取得費につきましては、存目といたしまして、それぞれ予算を計上いたしております。 以上であります。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  百九十七、百九十八ページをお願いします。 一目交通船事業会計費は、大島航路を運航する交通船事業会計の収益的収支不足等に対する繰出金であります。 二目電気事業会計費は、生月風力発電所管理運営会計の収支不足額に対する繰出金であります。 以上です。 ◎総務部長(尾上輝義君)  最後になりますけど、百九十九ページ、二百ページであります。 十四款予備費につきましては、年度中途におきます不測の事態に対処するために三千万円を計上いたしております。 以上で、平成二十六年度平戸市一般会計予算の全ての説明を終わらせていただきます。 なお、予算の執行に当たりましては、機能的かつ効率的な財政運営に努めてまいりますのでよろしくお願いいたしたいと思います。 以上であります。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二四号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  次に、議案第二四号「平成二十六年度平戸市給与管理特別会計予算」につきまして御説明を申し上げます。 ページ、二百四十七ページであります。二百四十七ページ、第一条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ三十三億九千二百二十三万七千円でございまして、対前年比二・一%の減額となっております。 それでは、事項別明細書により御説明を申し上げます。 ページ、二百五十六ページをお開きください。二百五十六ページ、歳出の主なものでございますけども、二節給料でございます。これは、企業会計、百五十四名を除きます特別職を含め四百五十二名分を計上いたしておるところであります。 三節職員手当等につきましては、対前年比二・八%の減であります。 次、各種手当の額は、それぞれ説明欄に記載をしておるとおりでございますけれども、減額の主なものといたしましては、職員数の減に伴う期末勤勉手当の減額及び時間外手当の減額につきましては、昨年度は、平成二十五年度でございますけど、選挙が実施されたことに伴う影響であります。 四節共済費の減額につきましては、職員数の減に伴う負担金の減額となるものであります。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二五号から二七号までの三件は、福祉保健部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  特別会計予算書をお願いいたします。議案第二五号「平成二十六年度平戸市国民健康保険特別会計予算」について御説明をいたします。 特別会計予算書の一ページをお願いをいたします。 事業勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ五十三億三千四万円で、前年度予算と比べて〇・四%の減となっております。度島直営診療施設勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ七千百三十九万五千円で、前年度当初予算に比べ六〇・七%の減となっております。大島直営診療施設勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ一億二千二百八万一千円で、前年度当初予算に比べ六・三%の減となっております。 一時借入金の最高額は、事業勘定で八億円、度島直営施設診療勘定で三千万円、大島直営診療施設勘定で五千万円といたしております。 まず、事業勘定につきまして、歳入の主なものを御説明いたします。 十三ページをお願いいたします。一款国民健康保険税は、十億八千九百三十六万七千円を見込んでおりまして、医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の三本立てとなっております。調定見込み額につきましては、区分一の医療給付費分、現年課税分以下、それぞれ収納率を見込んでおりますので、説明欄記載のお目通しをお願いをいたします。 十五ページをお願いいたします。三款国庫支出金は、十五億四千九百二十四万一千円を計上いたしております。 四款療養給付費等交付金は、社会保険診療報酬支払基金から交付される二億八千七百三十万八千円を計上いたしております。 五款前期高齢者交付金は、十億三千六百八十八万七千円で、六十五歳から七十四歳までの前期高齢者に係る医療費の財政調整として、同じく支払い基金から交付される額を計上いたしております。 六款県支出金は、二億三千七百六十三万八千円で、国において減額された医療費の定率負担分相当額の交付金が主なものでございます。 次ページをお願いいたします。八款共同事業交付金は、七億二千二百二十九万七千円で、国保連合会から交付されるものを計上いたしております。 十款繰入金は、三億八千九百八十七万九千円で、一般会計及び財政調整基金からの繰入金でございます。 二十一ページをお願いします。歳出の主なものについて御説明をいたします。 二十一ページから三十ページまでの一款総務費は、三千五百三十一万八千円で、一般管理費、賦課徴収費、医療費適正化特別対策事業費が主なものでございます。 三十一ページをお願いいたします。三十一ページから四十ページまでの二款保険給付費は、三十四億二千八百五十万七千円で、一般及び退職被保険者の一部負担金を除いた医療費等で、予算総額の六四・三%を占めております。 四十一ページをお願いいたします。三款後期高齢者支援金等は、後期高齢者医療制度の財源として各医療保険者が支援金として拠出するもので、六億三千四百三十八万八千円を計上いたしております。 四十七ページをお願いします。六款介護納付金は、各保険に属する第二被保険者の保険料相当額を支払基金に納付するもので、二億九千四百六十九万五千円を計上いたしております。 四十九ページをお願いいたします。七款共同事業拠出金は、連合会から徴収される高額医療費や保険財政安定化に充てる経費として、七億五千八百四十万円を計上いたしております。 次ページをお願いいたします。八款一項一目特定健康診査等事業費につきましては、特定健康診査・特定健診指導に係る経費でございます。 次ページをお願いいたします。二項一目保健衛生普及費につきましては、受診勧奨や未受診者対策に係る経費であります。 二目疾病予防費は、規模を拡大して実施予定の三十歳代健診と脳ドック及び平成二十六年度から実施予定の人間ドックに要する医療機関への委託料が主なものでございます。 六十一ページをお願いをいたします。六十一ページからの十一款諸支出金は、二千五百三十三万五千円計上いたしておりますが、六十三ページからの二項繰出金は、へき地直診診療施設運営交付金等としての度島、大島直営診療施設勘定特別会計の繰出金及び平戸市民病院、生月病院の医療機器購入に係る病院事業会計への繰出金となっております。 次に、六十七ページからでございますが、度島直営診療施設勘定について御説明をいたします。 予算総額は、七千百三十九万五千円で、前年度に比べ六〇・七%の減であります。減額の要因といたしましては、主に診療所建設事業の減によるものでございます。 七十ページをお願いいたします。歳入の主なものについて御説明をいたします。 七十ページ、七十一ページの一款診療収入は三千九十万円で、前年度比で二・五%の減となっております。 四款繰入金は、一般会計及び国民健康保険事業勘定からの繰入金でございます。 歳出につきまして、七十四ページをお願いいたします。 一款総務費は、職員の人件費及び一般管理事務に要する経費でございます。 七十八ページをお願いいたします。二款医療費は、一千七百十四万三千円となっておりますが、この中の一目医療用機械器具費では、平成二十六年度医療機器の購入を予定していないため減額となっております。 次ページをお願いいたします。三款施設整備費は五百三十万円となっておりますが、度島診療所建設事業に係る旧診療所の解体工事費等を計上いたしております。 続きまして、九十一ページからの大島直営診療施設勘定について御説明をいたします。 予算総額は、一億二千二百八万二千円で、前年度予算に比べ六・三%の減となっております。減額の要因といたしましては、職員給与費の減が主なものでございます。 歳入の主なものにつきまして、九十四ページをお願いいたします。 一款診療収入は七千百十万円で、前年度予算に比べ二・〇%の減となっております。 四款繰入金は、一般会計及び国民健康保険事業勘定からの繰入金でございます。 九十八ページをお願いいたします。次に、歳出の主なものについて御説明いたします。 九十八ページからの一款総務費は、職員の人件費が主なものでございます。総予算額の五一・八%を占めている状況です。 百二ページをお願いいたします。二款医療費は、医薬品等の購入が主なもので、前年度比〇・九%の増となっております。 次ページをお願いいたします。三款歯科診療所費は、一千二百三十万四千円で、歯科診療所管理に関する経費及び歯科診療所の医療運営委託に要する経費でございます。 百十五ページをお願いいたします。議案第二六号「平成二十六年度平戸市後期高齢者医療特別会計予算」について御説明をいたします。 予算総額は、歳入歳出それぞれ四億二千六百五万八千円で、対前年度比五・二%の増となっております。また、一時借入金の最高額は六千万円といたしております。 歳入の主なものにつきまして御説明します。 百二十一ページをお願いいたします。一款後期高齢者医療保険料は、二億六千二万一千円で、広域連合の試算によりまして計上いたしております。 三款繰入金は、一億六千五百三十六万一千円で、主に保険基盤安定繰入金として、低所得者に係る保険料軽減分を計上いたしております。 次ページをお願いいたします。 次に、歳出でございますが、主なものとしましては、百二十七ページ、百二十八ページの二款後期高齢者医療広域連合納付金でありまして、四億二千二百七十九万六千円を、広域連合に納付する保険料相当額及び保険基盤安定負担金として計上いたしております。 百三十三ページをお願いいたします。続きまして、議案第二七号「平成二十六年度平戸市介護保険特別会計予算」について御説明をいたします。 保険事業勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ四十三億一千五百八十五万九千円、サービス事業勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ二千八百五十四万三千円であり、前年度予算と比べて、保険事業勘定では八・四%の増、サービス事業勘定では一・七%の減となっております。 増減の主な理由としましては、要介護認定者数の増加に伴う介護サービス事業の伸びにより、保険給付費が三億三千六十万九千円増加している状況にございます。 保険事業勘定につきまして、歳入の主なものについて御説明します。 百四十一ページをお願いします。一款保険料は、特別徴収分、普通徴収分を合わせて五億七千八百二十四万九千円計上いたしております。 保険料につきましては、第五期介護保険事業計画、これは平成二十四年度から二十六年度の三ヵ年間でございますが、それに伴いまして保険料の決定に伴い、介護認定者数及びサービスの事業見込み、介護報酬改定などにより事業量を見込み、試算をいたしております。その結果、基準額は、年額五万六千二百円となっております。現時点では、県内十三市で最も低い額となっております。 三款国庫支出金は、十一億四千五百六十八万四千円で、介護給付費負担金、調整交付金及び地域支援事業交付金として、それぞれ定められた負担率で乗じた額を計上いたしております。 四款支払基金交付金は十二億一千二十二万三千円、五款県支出金は六億二千二百五十三万八千円で、国庫支出金と同様に、それぞれ定められた負担率で乗じた額を計上いたしております。 次ページをお願いいたします。七款繰入金は七億五千八百八十一万八千円となっており、一般会計からの繰入金は、定められた給付費見込み額の一二・五%を計上いたしております。 次に、歳出について御説明いたします。 百四十七ページをお願いいたします。一款総務費は八千八百八十万八千円となっております。主なものとしましては、職員の人件費でございます。 百五十一ページをお願いいたします。三項介護認定審査会費は、要介護、要支援認定の審査判定を行う審査会の運営経費並びに認定調査に係る事務経費が主なものでございます。 百五十五ページをお願いします。五項計画策定委員会費は、平成二十七年度からの第六期介護保険事業実施に向け、基盤となる事業計画の策定を行うための策定委員会運営経費を計上いたしております。 次ページをお願いします。二款保険給付費は四十一億四千五百九十四万六千円で、前年度に比べ八・七%の増となっております。 主なものといたしましては、一項一目の要介護認定者を対象とする介護給付費に三十六億三千三百五十一万円、二目の要支援認定者を対象とする介護予防給付費に二億六千七百三万六千円を計上いたしております。 次ページをお願いいたします。二項一目高額介護給付等費につきましては、利用者負担額が一定額を超えたときに支給する費用八千八百七十五万八千円を計上いたしております。 六十三ページをお願いをいたします。四項一目の特定入所者介護給付等費について、施設介護に係る低所得者の負担軽減を図る費用一億四千六百八万円を計上いたしております。 百六十七ページをお願いいたします。三款地域支援事業費は八千六万八千円を計上いたしておりますが、これは、主に要介護、要支援認定者を除く非該当者及び二次予防対象者を対象とするもので、介護予防事業費、地域包括支援センターの所管事業であります包括的支援事業費・任意事業費として計上いたしております。 一目介護予防事業費につきましては、予算額二千七百三十六万四千円、以下、主なものについて御説明します。 説明欄二、介護予防教室事業は、介護予防一般高齢者及び二次予防対象者施設の施策の一環として、転倒骨折予防体操、医療改善、認知症予防、薬の服薬などについて実技、講話を行う予防教室及び認知症予防のための脳の健康教室を高齢者支援センター等に委託して行う事業で、委託料が主なものでございます。 事業欄五、二次予防対象者把握事業は、在宅高齢者の実態把握を行い、保健福祉についての知識の普及を行うとともに、六十五歳以上の高齢者を対象に生活機能チェック検査を実施し、二次予防対象者の把握を行う事業で、委託料が主なものでございます。 次ページをお願いいたします。二項一目包括的支援事業費につきましては、予算額は三千百五十九万七千円で、説明欄二に、地域包括支援センター運営事業につきましては、運営に係る担当職員の人件費が主なものです。 二目運営事業費につきましては、予算額は二千百十万七千円であり、主なものとしまして、説明欄六、食の自立支援事業につきましては、在宅のひとり暮らしの高齢者等が自立した生活を送ることができるよう配食サービスを行い、食生活改善と健康増進を図るとともに、あわせて安否確認を行うものでございます。 百八十三ページをお願いします。最後に、サービス事業勘定について御説明をいたします。 この勘定は、本市が所管する包括支援センターにおいて、要支援認定者のサービス事業に係る介護予防プランを、サービス提供したいとして作成する必要があることから設けている勘定で、歳入歳出それぞれ一千八百五十四万三千円を計上をいたしております。 百八十六ページをお願いいたします。歳入の主なものについてでございますが、一款サービス収入は、要支援認定者からの介護予防プラン作成料、二款繰入金は、一般会計繰入金を計上いたしております。 次ページをお願いいたします。歳出の主なものにつきましては、一款地域支援事業費につきまして、予算額は二千八百五十四万三千円で、介護予防プラン作成事業として、要支援一・二に認定された高齢者に対する介護予防サービスの情報提供及びサービスが必要な利用者に対し介護予防プランを作成し、訪問、評価を行うための経費であり、臨時職員の共済費及び賃金、介護予防プラン作成委託料、派遣職員の負担金が主なものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二八号の説明を求めます。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  百九十ページをお開きください。議案第二八号「平成二十六年度平戸市農業集落排水事業特別会計予算」につきまして説明いたします。 第一条におきまして、平成二十六年度平戸市農業集落排水事業特別会計の予算を歳入歳出それぞれ一千三百二十四万八千円とするものでございます。 第二条の一時借入金につきましては、資金運用上、歳計現金が不足した場合に借り入れられる最高限度額を四百万円と定めるものでございます。 次に、歳入歳出予算の内容につきまして、歳入歳出予算事項別明細書により御説明いたします。 百九十六、百九十七ページをお開き願います。 歳入につきましては、農業集落排水使用料と一般会計繰入金が主なものでございます。 なお、一般会計繰入金につきましては、前年度と比較いたしまして百七万五千円の減額となっておりますが、その要因としましては、後ほど御説明いたします施設の維持管理業務委託料の減額が主なものであります。 次に、百九十八、百九十九ページをお開き願います。 歳出の主なものについて御説明いたします。 二目の施設管理費は、施設の維持管理及び電気料などの施設の管理に要する経費が主なものでございますが、昨年と比較して百十一万二千円の減額となっております。 その主な要因といたしましては、昨年九月に作成いたしました農業集落排水事業の長期改善計画に基づき、施設の維持管理業務におきまして施設建設後、約十年が経過し、施設の状況もある程度安定していることなどから、管理業務の点検回数や点検項目の見直しを行ったことに伴い、減額となったものであります。 次に、二百、二百一ページをお開き願います。一目の長期債元金が五百四十六万円、二目の長期債利子が百七十九万六千円となっております。 次に、二百四ページをお開きください。地方債の当該年度末における現在高の見込みに関する調書につきましては、御一読をいただきたいと思います。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第二九号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第二九号「平成二十六年度平戸市宅地開発事業特別会計予算」につきまして御説明を申し上げます。 ページ、二百五ページをお開きください。二百五ページ、第一条におきまして、平成二十六年度の平戸市宅地開発事業特別会計予算の歳入歳出総額を八百万円とするものであります。 内容につきまして、事項別明細書により御説明を申し上げます。 ページ、二百十一ページをお開きください。二百十一ページの一款財産収入でありますけども、これは、土地売払収入といたしまして二区画分を計上いたしておるところであります。 次に、歳出の内容でありますけれども、二百十三ページをお開きください。 二百十三ページ、一款一項一目総務管理費の主なものでありますけども、グリーンヒルズの管理経費、販売促進経費を計上いたしておるところであります。 次に、二百十五ページは、一般会計繰出金でありまして、土地売払収入の一部を一般会計へ繰り出すものであります。 なお、二百十七ページ、三款予備費につきましては、百万円を計上しておるところであります。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三〇号の説明を求めます。 ◎観光商工部長(松田範夫君)  それでは、議案第三〇号「平成二十六年度平戸市あづち大島いさりびの里事業特別会計予算」について御説明いたします。 二百十九ページをお願いいたします。 歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ一千二百一万円でございます。また、一時借入金の最高額は三百万円としております。 歳入歳出について御説明いたします。二百二十五ページをお願いいたします。 歳入は、一款一項一目一般会計からの繰入金でございます。 二百二十七ページをお願いいたします。 歳出は、一款一項一目運営費、いさりびの里費として、指定管理委託料及び施設の老朽化に伴うロビーカーペットの張りかえなど、施設の修繕費でございます。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三一号の説明を求めます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  議案第三一号「平成二十六年度平戸市電気事業特別会計予算」について御説明いたします。 二百二十九ページをお願いします。 歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ二千二百十二万七千円でございます。一時借入金の最高額は三百万円としております。 歳入歳出の予算につきましては、事項別明細書、二百三十五、二百三十六ページをお願いいたします。 歳入につきましては、売電収入と一般会計からの繰入金を計上いたしております。 次に、二百三十七、二百三十八ページの歳出につきましては、施設の年次点検等の機器保守管理委託料及び施設の修繕料が主なものであります。 次に、二百三十九、二百四十ページの公債費でありますが、当施設の建設費に係る借入償還金の元金及び利子を計上しております。 次の二百四十一ページにつきましては、予備費を計上しております。 なお、二百四十三ページにつきましては、地方債の現在高の見込みに関する調書を記載しておりますので、御一読をお願いいたします。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(吉住威三美君)  ここで十五分間、休憩します。                午後三時 三十分 休憩                ~~~~~~~~~~~                午後三時四十五分 再開 ○議長(吉住威三美君)  会議を再開いたします。 お諮りいたします。本日の日程を終了するまで会議時間を延長したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(吉住威三美君)  御異議なしと認めます。よって、本日の日程を終了するまで会議時間を延長することに決しました。 引き続き、議案説明を行います。 議案第三二号の説明を求めます。 ◎水道局長(田中義則君)  議案第三二号「平成二十六年度平戸市水道事業会計予算」につきまして御説明申し上げます。 具体的な御説明の前に、本予算の概要につきまして若干御説明をさせていただきます。 まず、平成二十六年四月使用分より水道料金が平均八・八%改正をされます。 次に、地方公営企業会計制度について、昭和四十一年以来、約四十七年ぶりに大幅な改正が行われました。今回の改正は、企業会計基準が国際基準を踏まえて見直されていることを背景として、地方公営企業会計についても企業会計基準との整合性を図るという点が特徴となっており、現行の企業会計原則の考え方を最大限取り入れたものとし、かつ負担区分原則に基づく一般会計等負担や国庫補助金等の現状を明らかにする必要があるという地方公営企業の特性等を適切に勘案したものとするといった基本的な考え方に基づき、改正がなされております。 主な改正点といたしましては、まず、第一点目として、貸借対照表上において企業債等の借入資本金を資本の部から負債の部に計上することとなりました。 次に、第二点目に、これまで補助金等により取得していた固定資産の償却制度であります、みなし償却制度が廃止をされております。 次に、将来発生するであろうと考えられる費用について、毎事業年度所要額を引当金として引き当てることとなりました。 さらには、資金計画書にかわるものとして、キャッシュフロー計算書を作成することとなりました。 以上のような点が改正をされておるところでございます。 以上、申しましたように、水道料金改定並びに地方公営企業会計制度の改正に加え、水道事業の基本原則であります安全な水を安定的に供給するために、次のことを念頭に水道事業に取り組んでまいります。 一点目、水道料金の早期収納と使用者負担の公平を期すため、停水措置も活用しながら最大限の収入の確保に努めてまいります。 二点目といたしまして、水道法に基づく適正な水質検査や施設の見回り、維持管理等に職員一丸となって取り組んでまいります。 三点目といたしまして、有収率の向上を図るため、計画的な漏水調査を行うとともに、漏水については迅速な対応を実施し、経費の節減に取り組んでまいりたいと考えております。 以上の点を踏まえ、平成二十六年度水道事業予算を編成いたしております。 それでは、一ページをお願いいたします。 第二条の業務の予定量でありますが、給水戸数につきましては一万四千五百八十五戸を見込んでおります。年間総配水量は三百七十一万三千七百八十三立方メートルを見込んでおります。 次に、建設改良事業でございますが、水道施設改良費で三億七千八十五万円、営業設備費で一千五百十万七千円を予定いたしております。 主な事業の内容につきましては、後ほど御説明をさせていただきます。 次に、第三条の収益的収入及び支出でございますが、この予算は安全な水道水を安定的に供給するための予算であり、収入につきましては十億四千六百四十四万八千円を、支出につきましては十億二百六十八万四千円を計上いたしております。支出につきましては、その収支につきましては四千三百七十六万四千円の純利益となっておりますが、これには消費税及び地方消費税が含まれておりますので、税抜き後の純利益が一千七百二十八万三千円を見込んでおるところでございます。 次に、第四条の資本的収入及び支出でございますが、この予算は水道施設の建設改良事業及び固定資産の購入などについての予算であり、収入につきましては三億三千百二万七千円を、支出につきましては六億五千四百五十四万六千円を計上いたしております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対する不足額三億二千三百五十一万九千円につきましては、括弧書きのとおり補填をする予定にしております。 二ページをお願いいたします。第五条の企業債につきましては、簡易水道基幹改良事業及び統合簡易水道事業の施行に伴い、借り入れる起債の限度額を定めるものでございます。 続く、第六条から第十条につきましては、一時借入金、予定支出、各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、他会計からの補助金及びたな卸資産購入限度額を定めるものであります。 次に、予算実施計画につきましては、三から五ページ、予定キャッシュフロー計算書は六ページ、給与費明細書は七から十ページ、財務諸表につきましては十一から十五ページに、なお、十六ページの注記につきましては、公営企業会計制度改正に伴う注記を記載しておりますので、お目通しのほどをよろしくお願いしたいと思います。 次に、予算の内容につきまして、予算説明書により主なものを御説明いたします。 十七ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出の収入の部でございます。一款の水道事業収益は、十億四千六百四十四万八千円で、前年度と比較して二億五百十七万九千円増加いたしておりますが、これは、四月からの料金改定による給水収益の増額及び公営企業会計制度の見直しにより、従来、国庫補助金等で取得した固定資産について補助金等を除いて減価償却をしていた、いわゆるみなし償却制度が廃止となり、償却資産の取得に伴い交付される補助金等については長期前受け金として負債に計上した上で、減価償却見合い分を順次収益化するようになったため、長期前受金戻入として計上したため増額となったものでございます。 一項一目の給水収益でございますが、前年度と比較して五千九百八十二万一千円増額の八億一千七百二十二万七千円を見込んでおります。増額の主な要因といたしましては、四月からの料金改定に伴う増額が主なものでございます。 なお、料金改定につきましては、合計二十ミリ以下の一般家庭等で二十トン使用した場合、四千三百五十円が四千七百三十円ということになりまして三百八十円の増加となっております。 二項二目の他会計補助金七千三百三十一万八千円でございますが、簡易水道の建設改良に要する経費など、国が定める繰り出し基準に基づき一般会計から繰り入れを行うものでございます。 次に、十九ページをお願いいたします。ここからは支出の部でございます。 支出につきましては、一款の水道事業費用が十億二百六十八万四千円となっており、前年度と比較して一億二千四百六十五万八千円の増額となっております。この増額の主な要因といたしましては、先ほど収益の説明で御説明をしたとおり、公営企業会計制度の見直しによりまして、従来のみなし償却制度が廃止となったために補助金分の減価償却額を計上することとなったため増額となっております。 一項一目原水及び浄水費でありますが、これは取水施設、上水施設に係る委託料、修繕費、動力費、薬品費など施設の維持管理に要する経費が主なものであります。 二目の配水及び給水費につきましては、配水池、中継ポンプ所などの配水、給水に係る各施設の修繕費、動力費など施設の維持管理に要する経費が主なものであります。 二十ページをお願いいたします。 三目総係費につきましては、水道料金の収納に要する事務的経費などの事業運営が主なものであり、内容といたしましては、水道メーター検針などの委託料や料金システムなどの賃借料が主なものとなっております。 二十一ページをお願いします。 三項三目その他特別損失でございますが、公営企業会計制度の見直しに伴い、今年度から新たに賞与引当金を計上いたしておりますが、平成二十六年六月に支払う賞与のうち、前年度の十二月から三月分に相当する賞与引当金を計上をいたしておりませんので、当該未計上分に係る支払い分を今年度に限り特別損失として計上いたしているものでございます。 次に、二十二ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出の収入の部でございますが、一款の資本的収入が三億三千百二万七千円で、前年度と比較して一億六千六百二万一千円の増額となっております。その増額の要因といたしましては、新規事業として、田平地区統合簡易水道事業、度島簡易水道基幹改良事業の施行に伴う企業債及び国庫補助金が増額の主な要因でございます。 三項二目の他会計補助金一億九百九十八万四千円でございますが、これは簡易水道の建設改良に要する経費などとして、繰入基準に基づき一般会計より繰り入れるものでございます。 続きまして、二十三ページをお願いいたします。支出の部でございますが、一款の資本的支出が六億五千四百五十四万六千円で、前年度と比較して二億二千万八千円の増額となっております。増額の要因といたしましては、収入と同様に、補助事業等の増額に伴う委託料、工事請負費の増額が主なものでございます。 一款一項一目水道施設改良費でございますが、三億七千八十五万円のうち、継続事業である田平南部地区簡易水道基幹改良事業及び的山大島地区簡易水道基幹改良事業につきましては、老朽化した配水管の布設がえ工事を、また、新規事業といたしまして、田平地区統合簡易水道事業の測量調査及び送水管、配水管布設工事を、度島地区基幹改良事業として調査費を計上いたしておるところでございます。 二目の営業設備費につきましては、ポンプや量水器等の固定資産購入費を計上いたしております。 二項一目企業債償還金につきましては、企業債の元金に係る償還金を計上いたしております。 三項一目他会計長期借入金償還金は、過去に一般会計から借り入れた長期借入金の元金に係る償還金であります。 以上で議案第三二号「平成二十六年度平戸市水道事業会計予算」の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三三号の説明を求めます。 ◎病院局長(吉住龍三君)  議案第三三号「平成二十六年度平戸市病院事業会計予算」について御説明を申し上げます。 本予算は、平戸市民病院及び生月病院に係る病院事業の予算でございますが、病院事業につきましては、地域の医療を担う公的医療機関として、引き続き質の高い医療サービスの提供ができるよう努めてまいりますとともに、医療資源を最大限に活用した医業収益の確保及び経常経費の節減に努めるなど、健全で効率的な事業運営に向けて努力してまいりたいと考えております。 しかしながら、平成二十六年度予算につきましては、水道事業の説明にもありましたように、地方公営企業会計制度の見直しに伴い会計基準の改正があっており、その改正に適切に対応した結果、特別損失として退職給与引当金繰入額など、将来の特定の費用について過年度分の賞与の引き当てを行ったことから、収益的収支に関しましては大幅な赤字予算となっております。予算の中で会計基準の見直しに係る項につきましては、それぞれ随時御説明をさせていただきます。 それでは、予算書の一ページから御説明させていただきます。 まず、第二条の業務の予定量でございますが、病床数は、平戸市民病院、生月病院それぞれ前年度と同じでございます。 患者数につきましては、入院、外来それぞれ平成二十五年度の実績などに基づいて計上させていただいておりますが、入院に係るそれぞれの病床利用率につきましては、平戸市民病院八六・四%、生月病院八三・三%と見込んでおります。 第三条の収益的収入及び支出でございますが、両病院あわせ、収入で二十四億三千七百万円、支出で三十二億四千六百万円を計上しておりまして、前年度当初予算と比較いたしまして、収入で二・七%、支出で三六・八%の増額となっており、収入から支出を差し引きました単年度の損益は八億九百万円の赤字となっております。 今回、多額の赤字を計上することになった要因といたしましては、最初に申し上げました会計基準の改正により、過年度分の各種引当金を単年度で特別損失として計上したことによりますが、その主なものは、退職給与引当金で、市民病院五億三千九万九千円、生月病院二億四千八百三十六万四千円となっております。しかしながら、いずれの引当金も現金を伴わない支出であり、資金収支への影響はありませんので御理解のほどをお願いいたします。 なお、特別利益、特別損失を除いた経常損益では、市民病院三千九十八万円、生月病院四千一万五千円の黒字となっております。 次に、第四条の資本的収入及び支出でございますが、収入では、両病院の資本的収入をあわせ、総額一億九千五百二十八万三千円を計上しており、前年度と比較して二八・二%の減額となっております。 二ページをお願いいたします。 支出でございますが、両病院の資本的支出をあわせまして、総額二億七千七百五十九万一千円を計上しており、前年度当初予算に比べ一三・六%の減額となっております。 なお、収入、支出ともに減額となっておりますが、更新する医療機器の減額によるものが主な要因でございます。 第五条の企業債につきましては、建設改良事業の実施に伴う起債の限度額を定めるものでございます。 また、第六条から九条につきましては、それぞれ一時借入金、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費及びたな卸資産購入限度額について定めるものでございます。 三ページから十六ページにつきましては、予算実施計画、予定キャッシュフロー計算書、給与費明細書、財務諸表について記載しておりますが、このうち従来、添付しておりました資金計画にかわり、予定キャッシュフロー計算書が加わっており、また、貸借対照表につきましても若干変更があっており、さらには、今回新たに注記を添付しておりますので、それぞれ簡潔に御説明させていただきたいと思います。 六ページをお願いいたします。 予定キャッシュフロー計算書につきましては、収益的収支における損益から各活動項目に応じて現金の流れを表示することにより、経営状況を的確に把握することが容易となっており、記載しておりますように、損益におきましては八億九百万円の赤字となっているところでございますが、その要因が引当金等の現金を伴わない支出であり、資金収支的には一千九百七十一万七千円の減少にとどまっているところでございます。 十一ページから十二ページにかけての予定貸借対照表につきましては、企業債について従来の資本から負債に計上され、みなし償却制度の廃止に伴い、その他の資本剰余金の一部を負債の長期前受金として計上とするなどの見直しが主な改正点でございます。 十五ページから十六ページをお願いいたします。 十五ページから十六ページにかけての注記につきましては、重要な会計方針などを記載しておりますが、四項目め、十六ページです。セグメント情報の開示につきましては、病院事業会計が平戸市民病院及び生月病院の二つの施設を運営することから、それぞれの病院ごとの必要事項を記載するものでございます。 続きまして、予算の内容の主なものにつきまして、予算説明書により御説明をいたします。 十七ページをお願いいたします。 まず、平戸市民病院の事業収益でございますが、一項医業収益のうち入院収益を八億二百一万円、外来収益を三億七千百八十一万三千円と見込んでおります。 三目の訪問看護ステーション収益につきましては、訪問看護料に係る収益でございます。 四目の通所リハビリテーション収益については、新年度、開設予定の通所リハビリテーションにおける収益を見込み、計上しております。 五目のその他医業収益のうち公衆衛生活動収益は、事業所健診や予防接種、健康診断等の収益を計上いたしております。また、一般会計負担金につきましては、救急医療の確保に要する経費について繰出基準に基づく負担金を計上しております。 二項医業外収益でございますが、三目負担金交付金は、不採算地区病院の運営に要する経費等につきまして、繰出基準に基づく一般会計からの負担金を計上しております。 五目長期前受金戻入は、減価償却額のうち、みなし償却制度廃止に伴う国庫補助金等を収益化するものでございます。 三項特別利益のうち、三目長期前受金戻入は、減価償却費のうち、みなし償却廃止に伴う企業債元金償還に対する一般会計負担金のうち、過年度において収益化できなかった分を今回、収益化するものでございます。 次に、十八ページをお願いいたします。 生月病院収益でございますが、一項医業収益のうち入院収益を四億六百九十七万五千円、外来収益を一億七千八十万円見込んでおります。 三目その他医業収益のうち公衆衛生活動収益及び一般会計負担金につきましては、市民病院と同様でございます。 二項医業外収益でございますが、三目の負担金交付金につきましては、市民病院同様、不採算地区病院の運営に要する経費等の繰出基準に基づく一般会計からの負担金を計上いたしております。 五目長期前受金戻入は、市民病院と同様でございます。 次に、支出について御説明をいたします。 十九ページの平戸市民病院事業費用でございますが、一項一目給与費は、事業管理者及び職員八十三名分の給料、手当、臨時職員の賃金、法定福利費等の人件費でございます。給与の医業収益に対する割合は六五%となっております。 なお、賞与引当金繰入額及び法定福利費引当金繰入額は、平成二十七年六月の賞与に係る十二月から三月までの相当額であります。退職給与引当金繰入額につきましては、平成二十六年度末における退職給与引当見込み額を計上いたしております。 二目材料費は、薬品や診療材料の購入が主なものでございます。 三目経費につきましては、病院運営の一般経費で、人工透析や麻酔等の派遣医師の報償費や光熱水費、修繕費などの維持管理費、また、医事業務や医療機器の保守点検の委託料などが主なものでございます。 二十ページをお願いいたします。 四目減価償却費につきましては、水道事業同様、みなし償却制度の廃止に伴い減価償却費が増額となっており、また、今回、新たにリース資産の減価償却を計上いたしておりますが、これは現在、リース中のもので所有権移転外ファイナンス・リースの売買処理に係る費用でございます。 二項医業外費用につきましては、企業債利息が主なものでございますが、今回の見直しにより建物に係る控除対象外消費税額償却について、従来の繰延勘定から長期前払い消費税勘定償却へ区分変更を行っております。 二十一ページの三項特別損失のうち三目その他特別損失は、将来の特定の支出や損失に備える各種引当金を計上しております。過年度賞与引当金繰入額及び過年度法定福利費引当金繰入額は、平成二十六年六月の賞与に係る十二月から三月分までの相当額でございます。退職給付引当金繰入額は、平成二十五年末での退職給与給付債務から長崎県市町村総合事務組合、いわゆる退職手当組合の積み立ての過不足額を控除したものを引き当てるものでございます。 なお、退職給付債務につきましては、当該事業年度の末日に全企業職員が自己都合退職すると仮定した場合に支給すべき退職手当の総額、いわゆる簡便法で計算をいたしております。貸倒引当金繰入額は、診療費一部負担金などを過去の実績に基づき回収不能見込み額を計上するものでございます。 次に、生月病院の事業費用でございますが、一項一目企業費は、職員四十五名分の給料、手当等及び臨時職員の賃金等、市民病院と同様でございます。給与費の医業収益に対する割合は七一・六%となっております。 二目材料費は、薬品、診療材料の購入費が主なものでございます。 三目経費は、市民病院と同様、病院運営の一般経費でございまして、診療応援に伴う派遣医師の報償費や光熱水費、修繕費などの維持管理経費、また、給食業務や医療機器の保守管理などの委託料が主なものでございます。 二十二ページをお願いいたします。四目減価償却費につきましては、市民病院と同様でございます。 二項医業外費用につきましては、企業債償還利息が主なものでございます。 二十三ページの三項特別損失のうち三目その他特別損失は、市民病院と同様でございます。 次に、資本的収入及び支出について御説明をいたします。 二十四ページをお願いいたします。 まず、平戸市民病院の資本的収入でございますが、一項一目企業債及び三項一目の一般会計補助金は、医療機器購入費等の財源でございまして、それぞれ四千二百十万円を見込んでおります。 二項一目負担金のうち一般会計負担金は、共済償還元金のうち繰出基準に基づく一般会計からの負担金で、また、国民健康保険特別会計負担金は、医療機器購入に対する国保特別会計からの負担金でございます。 次に、生月病院の資本的収入でございますが、一項一目企業債及び三項一目の一般会計補助金は、医療機器購入費等の財源として企業債、一般会計補助金として、それぞれ一千二百九十万円を見込んでおります。 二項一目負担金のうち一般会計負担金は、企業債償還元金のうち繰出基準に基づく一般会計の負担金でございます。 続いて、二十五ページの資本的支出でございますが、平戸市民病院の資本的支出でございます。 一項一目資産購入費は、放射線画像管理システムなど二十品目の医療機器等の購入を予定しており、リース資産購入費につきましては、先ほど収益的支出の減価償却費のところで説明いたしました所有権移転外ファイナンス・リースに係る分を計上いたしております。 二目の建設改良費につきましての主なものといたしましては、既に土地開発基金で取得済みの市民病院に隣接の職員駐車場用地についての買い戻しが主なものでございます。 二項一目共済償還金は、企業債元金の定期償還分でございます。 三項一目貸付金は、議案第一九号でも説明いたしました平戸市医療技術就学資金貸与に係るものでございまして、二十六年度は、短大、専門学校生一名分を計上いたしております。 次に、生月病院の資本的支出でございますが、一項一目資産購入費は、高圧蒸気滅菌装置など十四品目の医療機器等の購入をいたしております。 二項一目企業債償還金は、企業債元金の定期償還分でございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三四号の説明を求めます。 ◎大島支所長(山野上和則君)  議案第三四号「平成二十六年度平戸市交通船事業会計予算」につきまして御説明をいたします。 まず、平成二十六年四月からの消費税率引き上げ分を収益及び支出に転嫁をいたしております。 次に、今回、地方公営企業会計制度が改正されましたので、平戸市交通船事業会計予算につきましても、改正後の制度によって予算編成をしております。 改正の内容につきましては、先ほど平戸市水道事業会計予算及び平戸市病院事業会計予算の折に説明があっておりますので割愛をさせていただきます。 また、平戸市市営交通船事業につきましては、民間航路が運休したことにより利用者数は一時的に増加となりましたが、今後は人口減少、高齢化等によりまして利用者数の減少が危惧されるところであります。燃料価格も不安定な状況にありますので、経費の節減を図りつつ、利用者の利便性の確保やサービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 以上のようなことを踏まえ、平成二十六年度平戸市交通船事業会計予算を編成をいたしております。 それでは、一ページをお願いいたします。 第二条、業務の予定量でありますが、一号、年間運航回数につきましては、一千八百二十回を予定をいたしております。二号、年間輸送人員、三号、年間自動車航送台数及び四号、貨物運送は、前年度の運航実績をもとに推計をし、計上をいたしております。 第三条、収益的収入及び支出でありますが、収入、支出とも二億一千八百七十五万五千円を計上いたしております。 四条の資本的収入及び支出でございますが、資本的収入及び支出の差し引き収支につきましては二千五百六十八万七千円で、増額の不足額が生じますが、過年度分損益勘定留保資金により補填を予定しております。 第五条から第八条につきましては、一時借入金の限度額、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することができない経費及び他会計からの補助金を定めるものであります。 次に、予算実施計画につきましては、二ページ及び三ページ、予定キャッシュフロー計算書は四ページ、給与費明細書は五ページから八ページ、財務諸表につきましては、九ページから十一ページに計上いたしております。 なお、十二ページの注記につきましては、会計制度改正に伴う注記を記載しておりますのでお目通しをお願いいたしたいと思っております。 続きまして、予算の内容につきまして、予算説明書により御説明をいたします。十三ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出の収入の部であります。一款一項一目運送収益は、旅客、貨物とも昨年度の実績をもとに見込みを計上いたしております。 次に、二項一目補助金でありますが、運航経費の欠損分及び離島住民運賃割引制度の国及び県補助金を計上いたしております。 次に、二目他会計補助金でありますが、離島航路補助金の市負担分、離島住民運賃割引制度に係る経費ほか二千百九十五万三千円を一般会計より補充していただくものであります。 次に、五目長期前受金戻入でありますが、地方公営企業会計制度の見直しにより、みなし償却制度が廃止となり、償却資産の取得または借り入れに伴い交付される補助金等については、長期前受金として負債に計上した上で減価償却見合い分を臨時収益化するようになったため、長期前受金戻入として計上するものでございます。 次に、十四ページをお願いいたします。支出の部であります。 一款海上運送事業費につきましては、フェリー大島を運航するために要する経費及びそれに伴う人件費でございます。 主なものについて御説明をいたします。一項一目旅客費及び二目貨物費は、平戸港における旅客、貨物等の売り上げに係る歩金でございます。 三目船員費でありますが、船員五名及び臨時船員五名の人件費及び賃金等を計上いたしております。 十五ページをお願いいたします。六目燃料潤滑油費につきましては、若干の価格上昇分を見込み計上いたしております。 九目賃借料は、傭船に要する経費でございまして、中間検査で十一日分、繁忙期臨時便としまして二十一日分、貸し切り便といたしまして十一日分を計上いたしております。 十一目減価償却費でありますが、先ほど長期前受金戻入説明の折、御説明をしたとおり、地方公営企業会計制度の見直しにより、みなし償却制度が廃止となり、補助金等部分の減価償却額を計上することになったため、一千八百五十五万三千円の増額となっております。 十三目一般管理費でありますが、職員二名分の人件費及び事務経費を計上いたしております。 十六ページをお願いいたします。二項一目支払利息は、船舶建造に係る企業債償還の支払利息であります。 三項二目その他特別損失でございますが、地方公営企業会計制度の見直しに伴い、今年度から新たに賞与引当金を計上いたしておりますが、平成二十六年六月に支払う賞与のうち前年度の十二月から三月分に相当する賞与引当金を計上しておりませんので、当該未計上分に係る未払い分を今年度に限り特別損失として計上をいたしております。 十七ページをお願いいたします。資本的収入及び支出について御説明いたします。 一款一項一目企業債償還金は、企業債の元金償還分を計上いたしております。 以上で「平成二十六年度平戸市交通船事業会計予算」の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三五号の説明を求めます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  議案第三五号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 本議案は、平戸市観光交通ターミナルの指定管理者として、一般社団法人平戸観光協会を指定することについて、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市観光交通ターミナル、指定管理者となる団体の名称は、一般社団法人平戸観光協会、指定の期間は、平成二十六年四月一日から平成三十年三月三十一日までの四年間であります。 指定管理者の概要につきましては、次ページに資料を記載しておりますので御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三六号の説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  議案第三六号「指定管理者の指定について」御説明をいたします。 本案は、平戸市ふれ愛センター度島の指定管理者として、度島地区まちづくり運営協議会を指定することについて、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 施設の名称は、平戸市ふれ愛センター度島、指定管理者となる団体の名称は、度島地区まちづくり運営協議会、指定の期間は、平成二十六年四月一日から平成三十年三月三十一日までの四ヵ年でございます。 指定管理者となる度島地区まちづくり運営協議会の概要につきましては、次ページに資料として掲載をいたしております。 以上で説明を終わります。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三七号の説明を求めます。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  議案第三七号「市有財産の無償譲渡について」は、地方自治法第九十六条第一項第六号の規定により、市有財産を無償譲渡することにつきまして、議会の議決をお願いするものであります。 無償譲渡する財産といたしましては、平戸市草積町二百十八番地三に設置しております草積地区活性化施設及び同番地の土地であります。無償譲渡の相手は草積地区でありまして、代表者は区長の林恭三氏であります。無償譲渡の期日は、平成二十六年三月三十一日であります。 この草積地区活性化施設が設置された経緯等につきましては、平成八年度から十三年度にかけまして、平戸市が事業主体となり草積町や上中津良町を中心に団体営中山間地域総合整備事業の一環として、農村活動拠点の整備、農村生活の改善や地域活動の活性化などを図るため、この施設を整備したものであります。施設設置後、約十三年が経過しますが、今後の維持管理面を考慮し、地元と協議を行ってきたところ、無償にて譲り受けて地元で管理したいということで意見がまとまったことと、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づき、財産の処分に関しましては、国より補助金を返納することなく処分することについて承認をいただきましたので、今回の提案となったものでございます。 御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第三八号及び三九号は、建設部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  議案第三八号「道路の路線廃止について」及び議案第三九号「道路の路線認定について」御説明をいたします。 今回、市道の新設道路改良事業を実施するに当たり、市道の廃止及び市道の認定を行いたいので、道路法第十条第三項及び同法第八条第二項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 初めに、議案第三八号「道路の路線廃止について」でございますが、市道釜田線の新設道路改良事業を行うに当たり路線名を変更する必要があるため、既存の市道釜田線を廃止するものであります。 次に、議案第三九号「道路の路線認定について」でございますが、新設改良する道路を市道釜田線として、議案第三八号で廃止する市道釜田線の一部を旧釜田線として新たに認定するものであります。 道路の位置につきましては、それぞれ図面を添付しておりますので御参照をお願いいたします。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  議案第四〇号及び四一号は、市長公室所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  議案第四〇号「平戸市辺地に係る総合整備計画の策定について」御説明いたします。 度島辺地及び深月辺地に係る総合整備計画を策定したいので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第三条第一項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 内容につきましては、別添計画書のとおりでありますが、度島辺地の簡易水道施設及び深月辺地の市道深月線の道路整備事業に伴い、平成二十六年度から平成三十年度までの五ヵ年の総合整備計画を新規に策定するものであります。 続きまして、議案第四一号「平戸市辺地に係る総合整備計画の変更について」御説明いたします。 古梶辺地及び神浦辺地に係る総合整備計画を変更したいので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第三条第八項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 内容につきましては、別添計画書のとおりでありますが、古梶辺地については、市道山の手線の道路整備事業費の変更に伴い、平成二十五年度から平成二十九年度までの総合整備計画の変更をお願いするものであります。また、神浦辺地については、市道神山線道路整備事業費及び診療施設の機械器具整備の事業費の変更に伴い、平成二十三年度から平成二十七年度までの総合整備計画の変更をお願いするものであります。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住威三美君)  以上で議案説明を終結いたします。 これをもって本日の議事日程全てを終了しました。五日の本会議は午前十時より開き、一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。                午後四時二十五分 散会...