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  1. 平戸市議会 2005-12-01
    12月09日-04号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成17年12月定例会                  午前十時零分 開議 ○議長(竹山初吉君)  出席議員定足数以上であります。 これより議事日程第四号により本日の会議を開きます。 それでは、  日程第一 「議案第三〇号 平戸市過疎地域自立促進計画(後期)の策定について」の訂正の件 でありますが、市長より議案第三〇号の一部を訂正したい旨の申し出があっておりますので、訂正の理由について理事者の説明を求めます。 ◎企画課理事(安田豊君)  おはようございます。 今回議案第三〇号 平戸市過疎地域自立促進計画(後期)の策定について御提案をいたしております議案の中に一部誤記があることが発覚いたしました。大変申しわけなく、おわびを申し上げまして、訂正をお願いいたすものでございます。よろしくお願いいたします。 訂正箇所でございますが、五ページの公共施設整備状況のうち、公営住宅の部分をお手元の正誤表のとおり訂正をお願いいたすものでございます。よろしくお取り計らいのほどお願いいたします。 ○議長(竹山初吉君)  お諮りいたします。議案第三〇号の訂正について、これを承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  御異議なしと認めます。よって議案第三〇号の訂正については、これを承認することに決しました。 それでは、これより日程に従い議案質疑を行います。 議案質疑については、会議規則、申し合わせ事項を遵守いただきますようお願いをいたします。議案質疑は、議題外の問題には触れないこと、特に委員会付託を予定されている議案については、自己の所属する委員会の所管事項についての質疑は遠慮すること。質疑に当たっては意見、要望等は避け、できる限り大綱的に質疑し、細部にわたっては委員会に一任することを定めておりますので、この点十分御配慮の上質疑を行っていただきますようお願いをいたします。 それではまず、承認第一号中専決第一号 平戸市役所の設置を定める条例ほか二百二十三件の条例の制定についてでありますが、便宜上二百二十四件を区分して行います。 なお、質疑の際は最初にページ数を明示してからお願いいたします。 まず、条例第一号から第五〇号の質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  次、第五一号から第一〇〇号の質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  次、第一〇一号から第一五〇号の質疑を行います。 ◆二十二番(川上茂次君)  五百六十一ページ、平戸市部分林設置条例の中に第二条第三項で学校の分収収益金は云々という文言があるわけですが、これは分収林ということで私たちも理解はしてるんですけれども、この学校の増改築のときにこの分収契約している分収林等々の利用はどのようになっているものか、実例があればちょっとお願いしたいんですが。 ◎農林課長石井岩夫君)  今のところございません。申しわけございません。 ◆二十二番(川上茂次君)  これ課長、課長に質問するのはあれですけど、今日平戸旧市内でもいろんな幾多の学校ができたんですね、ほとんど地元の資源は活用してないと思うんですよね。植林してからの年功の問題もあるでしょうけれども。今後本当に分収林を用材として活用する可能性があるものか、あるいは販売をしてその代金等で学校の設備に充足することがあるものか、その点の見通しはどうですか。 ◎農林課長石井岩夫君)  議員御承知と思いますけれども、非常に国内の木材が安うございまして、公社といたしましても非常に困った状態に陥っていることは事実なんです。そういうことで、できればそういう利活用できればと思っておりますけれども、県の方もそういうふうに指導していますので。 ◆二十二番(川上茂次君)  学校林という当初の目的は、恐らく児童生徒というか、それこそ子供たちに植林の大切さとか、そういうことに対する教育もあったと思うんですね、いわば演題としては改築をするときにはその用材を使おうというような二つの目的があったと思うんですけど、今日では学校林という文言がどうかなと思うんですね。かつて私たちがPTAのときも学校林を受けてくれないかとPTAに、そういうふうな話もあったんですよ。しかし、今のPTAは到底学校林を受けて維持管理することは不可能です。そういう意味で、条例は条例としてかまいませんが、今後の学校林の取り扱いについては十分当事者で考えとってもらわなければ、目的を害する、はずれるということになるんじゃないかなというふうに危惧するわけですが、この点いかがですか、考えとしては。助役でも結構ですけど、学校現場でも結構ですが。 ○議長(竹山初吉君)  どなたがやりますか。 ◎助役(尼崎利幸君)  申しわけありませんけれども、私も中身をよく精査しておりませんけれども、ただいま言われましたように、条例をつくった当時と現在の状況というのは非常に変わっておる状況もあるだろうというふうに思ってます。そういう意味でこの分につきましては、今の御意見を受けまして、検討ができる部分については検討させていただこうと思います。 ◆二十二番(川上茂次君)  ぜひともお願いしたいと思うんですね。学校教育の理想達成に協力するというふうな文言が入っとる以上は学校は条例がある以上はタッチせざるを得ない。しかし、今の学校現場では恐らくタッチすることは不可能と思います。だからここは速やかに改正をしてしかるべき最良の方法をとってもらいたいと思います。 ◆二十四番(小川隆友君)  四百五十四ページから四百五十五ページの平戸市工場等設置奨励条例について若干質問をさせていただきたいと思います。 今回の私の一般質問の中でいろいろ資料を出していただいたわけですが、その中で、賃貸料とかあるいはいろんな問題でこの条例外に対応できるようになっていると思うわけですね。特に第八条の件ですが、第八条の二項「これを当該事業の用に供したことに伴って増加する雇用者の数が十人を超えるもの」、これが多分借地の場合は五人以上でいいというふうな条項でなかったかなと思っているわけですね、工場用地を借地をして誘致した場合にですね。そういうふうなところで条例の調整をする必要があるんじゃないか。それから八条の第一ですが、過疎地域の指定を受けた日から十年以内という、こういう制限が入っております。本来この地域は過疎地域指定を受けた日から十年ぐらいでこの地域の過疎が解消するわけじゃないわけです。ですから、私はこの辺の文言について非常に疑問を持ちながら条例を読ませていただいたわけですが、理事者の御説明をちょっとお受けしたいと思います。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  過疎地域の指定については、過疎計画ですね、その文言に従って十年というのがうたっているわけでございます。そしてまた、十人、賃貸の分についての五人ということにつきましては、一応条例上はうたっておりませんで、いわゆる企業誘致促進会議の中で一応申し合わせということで決定をした事項でございます。 ◆二十四番(小川隆友君)  これはちゃんとした設置条例という条例を議会を経て設置をしておるわけですね。これが私は一番機能する問題であって申し合わせによってあるいは市長の判断によってそういうことができるというふうにはなっているかもしれませんが、本来は条例そのものに私は盛り込んでちゃんと整理をすべきじゃないかと思いますが、その辺はいかがですか。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  昨日申し上げましたように、企業誘致促進を図る意味で、いわゆる企業にとって来やすいようなよい条件を提示することが前提であると思います。そういう意味で今後企業誘致を図る、どうすれば図れるか、そういったところで検討を加えていきたいというふうに思っております。 ◆二十四番(小川隆友君)  非常に企業を誘致するということは至難の時代に入っているかもしれませんが、やはりそれだけの思いというものを条例の中に盛り込んだ条例に私は改正すべき条例じゃないかと思っております。今後理事者と協議をしながらこの問題については進めていきたいと思います。
    ◆九番(浦荘藏君)  五百三十一ページ、条例一三六号ですけども、これだけじゃないんですけども、従来からずっと引き継いでおる条例ですね、旧市町村から。それに大概いわゆる経過措置としていつ施行したということがうたってあるわけですけれども、これを例にとった場合に、もうこの附則の中に平成十七年十月一日から施行するということになってますけども、以前はもっと早くから施行されておると思うんですね。これがいつからできたのか、今後ずっと資料として残す場合に、いつ例えばこういう紙漉の里ができたのかとか、こういう条例ができたのかというものを調べる場合に、十七年の十月一日からこれはやってるんかというふうに思うわけですね。こればかりじゃないんです。ほかの条例も全部そういうのがあるわけですけども、そこら辺最初の施行した日付をやはり入れるべきだと思うんですね。そのときにああこういう事業が始まったんだなということがわかるわけですけども、これを見る限り、経過措置が書いてない分についてそういうのが幾らもあるように思われますので、その点総務課長どうでしょうか。 ◎総務課理事松山久與君)  うちの方で履歴を総務課の方ではとって、改正した内容はわかるようにはしてあるんですが、おっしゃるようにですね、例規のこの分に表示がされてないということがございまして、そこら辺についてはちょっと今後検討させていただきたいと思います。〔「はい、わかりました」と言う者あり〕 ◆十五番(松山定夫君)  ページ五百三十八でございますけれども、一応確認をとりたいと思います。 第二条、これは生月の集会施設の位置のことでございますけれども、これは免をですね、壱部の免を取るように協議会の中でやっておりますけれども、この分についてほかの分についてはほとんど取っておりますけれども、この分について何で免が載っているのか、そこら辺の説明をお願いしたいと思います。 その前にも三百五十八ページ、これは既に終わっておりますけれども、これについても一番下の文句ですけれども、平戸市御崎児童遊園、これも壱部免となっております。その点も含めてひとつお願いしたいと思います。 ◎総務課理事松山久與君)  多分議員さんが御指摘のように、生月町の壱部について、字等の変更があったためにその分の修正ができてない分があるんではないかと思うんです。それはこの条例整備につきましては、各部会でそれぞれ所管する部会で事前に検討して第一法規の方に委託をしておりまして、そちらでこの条例の整備をしていただいたわけですが、その決まった時点で修正ができてなかったということだというふうに思います。ですから、今後多分ほかにも議員御指摘のようなそのままの従前の地番で載っている条例もあるかというふうに私も危惧をいたしますので、今後そこら辺十分精査をもう一回しながら改正すべきところについては今後改正をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ◆十五番(松山定夫君)  そうしますと、この分についてはプリントミスというふうなことになりますか。 ◎総務課理事松山久與君)  プリントミスというよりも、多分字が正式に決まった段階で第一法規の方へ通知の行った分が間に合ってなくてそのまま印刷されてると思うんですよ。それでこれが一応告示をされてますので、今後この条例を不具合の分については条例改正案として議会に提案をいたして改正をしていくという手続きを取らせていただきたいと、このように思っております。〔「はい、わかりました」と言う者あり) ◆二十二番(川上茂次君)  三百五十一ページとこの三百六十ページの児童館とへき地保育所ですが、これは双方それぞれ目的が違うというふうに理解してるんですけれども、かつて前平戸市の場合は児童館が一件あったわけですが、それをへき地保育所というふうに条例改正をして機能もそっちの方に移管してると思うんですけれどもね、今後これは旧生月町と旧平戸市のかかわりですから性格は違うと思うんですけれども、今後児童館の取り扱いへき地保育所取り扱いはどのようになさろうと理事者としては考えがあるものか、それはあくまでも目的は若干違いますから、そのまま存続させるものか、この点の考え方を。 ○議長(竹山初吉君)  川上議員、もう終わっているところですが。 ◆二十二番(川上茂次君)  ああそうですか。わかりました。 ○議長(竹山初吉君)  後は委員会でやってください。 ◆二十二番(川上茂次君)  一五〇までですか。 ○議長(竹山初吉君)  一〇一から一五〇までです。ほかにありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは次、一五一号から二二四号までの質疑を行います。 ◆二十二番(川上茂次君)  五百九十九ページの一五四号ですけど、これはかつて獅子漁協地先に生月大橋の橋台ができたときの申し合わせと思うんですけれども、我々特別委員会の中ではこの基金の増勢総額を六千万という文言を見ながら、何かその数字について説明を受けたことがあるんですが、この六千万というのはいわゆる総額基金として六千万ということは間違いないんですね。 ◎水産課長(松本正治君)  これについては基金の総額上限を六千万とすることで、ここにうたっております基金の積立額は、利子等細かいところは定かではございませんが、当初生月町が積んだのは四千万を当初に積んでおります。 以上です。〔「上限が六千万、了解。」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 ◆十八番(八木原友子君)  九百三十四ページの交通船事業の設置に関する条例というので、初めて市が船を持つということになるので読んでみてもよくわからないんですね。特にこの三条のところが差し替えになったので、どうしてこんなふうに変わったのかなと、また、七百万が二千万になってたりしてるので、この辺のところの意味をもう少し詳しく、これは一体どういうことを言っているのかわからないので、三条の説明をしていただきたいと思うんですけども。(発言する者あり)私間違っとる。よかですよね、二二四号までと言ったもん。 ○議長(竹山初吉君)  二二四号までですよ。だからよかと。どうぞ。どなたが答弁。 ◎政策調整課長田島元一君)  お答えいたします。 交通船事業設置等に関する条例の第三条の件ですが、これは公営企業法の中で、予算の中で定めるものを決めた条項があります。それについて差し替えをして訂正させていただいておりますが、これも先ほどのような感じで、こちらから条例を送ったものが間に合わずに訂正がされてなかったということです。七百万が二千万になったということは、町村の場合は自治法の中で七百万以上のものを議会の議決が必要と、市の場合は二千万以上のものというように、地方自治法の中で決まっておりまして、それをここで定めたところでございます。 以上です。 ◆十八番(八木原友子君)  それで三条そのものの意味もちょっとどういう意味かわかりやすく説明してもらいたいと思ったんですが。 ◎政策調整課長田島元一君)  資産の取得とか処分とかする場合には公営企業法の中で予算書に定めてしなさいという条項がこの地方公営企業法第三十三条第二項の規定にあるわけです。その金額は自治法の中で定める額が示されております。そういうことで、公営企業法の中の資産等の処分についての規定をされております。 以上です。 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは専決第一号に対する質疑を終結いたします。 次、専決第二号から第一四号までの十三件の一括質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは専決第二号から第一四号までの質疑を終結いたします。 次、専決第一五号 平成十七年度平戸市一般会計暫定予算の質疑でありますが、便宜上事項別明細書により区分して行います。なお質疑の際は最初にページ数を明示してからお願いいたします。 まず、歳入全部、七ページから二十五ページまでの質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  次、歳出全部、二十六ページから百六十一ページまで、また、第二表債務負担行為六ページもあわせて質疑を行います。 ◆二十四番(小川隆友君)  財政課長にお尋ねしたいんですが、財政課長ですかね、助役ですかね。平戸市の暫定予算の区分じゃなくて、歳入歳出の総額についてちょっとお尋ねしたいと思いますが、歳入が三十八億千九百五十万二千円、歳出が九十億三百八十二万九千円と定めております。そして一時借入金が三十九億七千万円と定めてあるわけです。歳入と一時借り入れを足しても歳出の九十億にならないわけですね。これは費用が必要な場合に歳入欠陥予算じゃないかと思うわけですが、これはどういうわけでこういう組み方でいいんですかね。 ◎財政課理事尾上輝義君)  今議員おっしゃられるように、歳入と歳出との差が生じております。その分については一時借入金というようなことになりますけれども、基本的に支出負担行為をしていないものがありますですね、結局引き継ぎで三ヵ月間の分だけなもんですから、バランスがこの暫定予算の期間中は合わなくてもいいですよというふうなことがあるもんですから、実際上まだ予算には上げておりますけれども、負担行為自体をしないものもあったりするものですから、それで差異が生じておるわけでございまして、なお後ほど御説明申し上げますけど、この分につきましては本予算に統合されると、包含されるという意味合いがございますので、その期間の最低限の歳入の分、歳入で認められる分あるいはそれに伴う支出が当然ございますけど、そこの分で差異が生じておるわけでございます。なおこの分については一応暫定予算につきましては議員さんおっしゃられるように、歳入と歳出とのあれが合わなくてもよろしいですよというようなこともございますので、そういうようなことで、なお一時借入金は一応計上しておりますけれども、そこの分で四市町村の分の収支をそこで図っておるというふうなことでございます。 ◆二十四番(小川隆友君)  問題にはならないんですよということなんですが、これは次の十七年度の本予算の中に全部包含されるようになってるということになっておりますので余り強くいう必要もないかもしれませんが、しかし、予算としてたとえ暫定であれ一時借り入れを含めた歳入総額と一時借り入れを含めた総額がせめて歳出額になるような予算の組み方というのを私はすべきじゃないかと思うわけですよ。どうでもいいと、何とか予算として上げしゃがすれば後はどうなりとなるというような感覚で予算を組んどるんじゃないかと取るわけですたいね。(笑声) ◎財政課理事尾上輝義君)  議員、そういうことは決してございませんので御理解のほどお願いします。 ○議長(竹山初吉君)  本予算で出てくるようですからよろしくお願いします。ほかにありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは専決第一五号の質疑を終結いたします。 次は、専決第一六号から第二三号までの八件は特別会計暫定予算でありますので一括質疑を行います。質疑ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは専決第一六号から第二三号の質疑を終結いたします。 次、専決第二四号から第二六号までの三件は企業会計暫定予算でありますので一括質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  質疑がありませんので、それでは専決第二四号から第二六号の質疑を終結いたします。 次、専決第二七号及び第二八号の質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは、専決第二七号及び第二八号の質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結いたしました承認第一号については委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  御異議なしと認めます。よって、承認第一号は委員会付託を省略することに決しました。 承認第一号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  討論がありませんので採決いたします。承認第一号を承認することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  御異議なしと認めます。よって、承認第一号は承認することに決しました。 次に、議案第九号から第一七号までの九件は条例案件でありますので一括質疑を行います。 ◆三番(田島輝美君)  議案の一二号の平戸市公の施設に係る指定管理者指定手続等に関する条例について少しお尋ねをしたいと思いますが、公の施設というのは、新しく新市になりまして四市町村がなった中で、定義づけできるのがこの民生施設あるいは衛生、体育、社会、宿泊、公園、会館そして病院等というふうにありますけれども、今新市になってこの市が把握している公の施設としている中で、二分の一を出資している公社並びに特別会計で持っている特会の施設があると思いますが、その数字は把握できてますか。 ◎総務課理事松山久與君)  今の御質問の財団法人管理委託をしている施設として、旧平戸市で平戸市振興公社がございまして、平戸文化センター、それから平戸市自然休養村を含めて八施設を平戸市振興公社管理委託いたしております。それから、生月振興公社、こちらの方では生月町博物館の島の館が一つ。それから、田平町の方でありました田平振興公社、こちらの方で田平町のごみ処理場、それから田平港ターミナルビル、それから、公共の宿プチホテルたびらんど、道の駅ビートル館田平昆虫園田平産業会館田平公園売店の七施設が一応財団法人管理委託をしている施設の数であります。 それから、特別会計を設けて管理をしている公の施設につきましては、旧大島村のあづち大島いさりびの里の一つの施設だけでございます。 以上でございます。よろしいでしょうか。 ◆三番(田島輝美君)  この指定管理者制度の日程からいきますと、十二月の議会で基本の条例の制定をする。そうしますと三月の議会で設置管理条例の改正をして指定をしていかなければならない。その中で、この指定管理者調整委員会というのを設けなければならないというふうになっているんですが、この公募とか募集の要項について審査をする。その中で公募によるもの、この条例の中にもありますけれども、それと公募によらずに一社選定の者というふうにありますよね。その中の選定をしていく中で、指定管理者調整委員というのは行政だけ、執行部だけの委員会ですか。それとも一般からの募集とか一般からの採用でこの調整委員会というのをつくるんですか。 ◎総務課理事松山久與君)  選定委員会、〔「選定委員会は十四条にありますよね」と言う者あり〕それは内部です。今言われた調整の分は内部の担当でしますし、調整委員会の方も助役を初めとして関係する施設を担当している所管課の課長を想定をいたしております。 ◆三番(田島輝美君)  そうしますと、国の法の改正で今まで管理委託をしていた制度を十八年九月でもって指定管理者制度にするか直営にするか、二者択一をしなければならないわけですね。そうするとこれだけの公の施設の中で、一般公募をするとなりますと、これ東京、大阪、福岡というふうな企業が一般公募してくるわけですけれども、そういう中で、一番一般公募して出てくるのが公社に勤めている従業員とか、あるいはこの公社の運営方法、そういうことで非常に地域の住民サービスを主になっていた公社とかある程度大島のいさりび館というのは、こういうふうに住民の雇用の場であり、また、サービスの面もあったわけですね。そういう中で、非常に指定管理者制度というのは確かに国が言うように、民間でやれるものは民間でということがありますけれども、この選定の仕方によっては非常に地域的に冷え込むといいますか、その施設の運営によっては危ない部分がかなりあると思うんですよ。だからこういう選定を一社選定、要するに今受け持っている公社並びに地域のNPOあるいは団体がありますよね、そういう中で指定をしていけばそれは確かに地域のこともわかりますし運営方法だってわかります。この選定の方法について今執行部の方である程度調整はしていますか。 ◎総務課理事松山久與君)  具体的にまだ各課から各課が所管している施設をどうするかということについて上がってきておりませんので、内部で具体的な調整というのはまだいたしておりませんが、今議員が御心配なさるようなことも十分私どもも想定をしながら、条例の第二項で「前項の規定にかかわらず、市長等は、次の各号に掲げる理由のいずれかに該当するときは、公募によらないで指定管理者の候補者を選定することができる」という条項を設けておりますので、そのことも視野に入れて十分検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆三番(田島輝美君)  法定合併協議会の中ではこの施設についてはそのまま新市に引き継ぐと、しかし管理についてはという協定項目がなかったんですね。ところが法定協議会の中で施設についてそのまま引き継ぐということは管理についてもある程度今までの補助金とかいろんなすり合わせの中で二、三年かけてやるというふうに私たちは思いこんでそのまま引き継いでもらった。ところが、管理についてはこれ既に十五年の改正の段階でわかってたんですね、多分この合併を控えて新市になってからこの指定管理者制度というのを統一して、その中で施設の管理をやっていこうという形だと思うんですが、どうしてもこれ法的に言えばですよ、十八年の九月までには指定管理者制度か直営かと二者択一をしなければならないわけですから、十分この選定については各施設ごとに議会で議決をした後に多分指定をしていくんですが、そういう中で非常にこのことについては慎重に、それで中をよく施設ごとに検証しながら一社にするか公募にするかという部分と選定の部分については執行部は十分中を把握してから選定していただきたいというふうに要望します。 ◆二十二番(川上茂次君)  情報公開あるいは個人情報保護条例関係についてですが、この審議会と審査会について、いわゆる審議会はこの制度の運用についてあるいは運営について適切な処置をするための御意見番というふうに思うんですがね。第三十一条の不服申し立てを処理する場合の審査会、これそれぞれに五人の委員を構成するようになってると思うんですけどね、しかも市長の指名というかな、委嘱か、これそれぞれ性格が違う審査会、審議会ですけど、ここにあるように、市民の代表者あるいは識見を有する者が審議会ですかな。審査会としては制度に関し識見を有する者というふうになっとりますけれども、どのような方々を想定しているんですか、市内市外含めて。 ◎総務課理事松山久與君)  審議会の方については、市内の識見ある方から五名を想定をしてお願いをしようと思っております。それから、審査会の方はですね、町村会の方で一応県北地区と県南地区二つに分けまして、情報公開の審査会とこの個人情報保護審査会の両方の審査会を設置をされておりまして、そのメンバーが弁護士、それから大学教授、行政経験者、人権擁護委員、それから報道関係者と五名の委員を町村会の方で既につくった経過があります。この町村会がつくっている機関を利用させていただいて、市としてもその方々を委嘱して審査していただく。県北の各自治体も松浦市を含めてこの町村会の審査会の委員さん方を活用するということで、町村もそうですけど、そういう体制で今準備をしておりまして、この条例が通って、四月からはこの皆さん方をまず個人情報の審査会は四月から、情報公開条例は今回承認を受けましたならば町村会の方に申し入れをいたしまして、そちらの方で対応していくということで今準備を進めております。 ◆二十二番(川上茂次君)  条例本体のいわゆる市民の責務第四条、ここにいわゆる他人の権利利益を害することのないよう努めなければならないということで、市民の責務あるいは皆さん方実施機関等の責務というふうにそれぞれつくっているわけですが、特に実施機関の皆さん方は十二分にわかった上で法の制定をなさったわけですが、市民というのは我々も含めてなかなか条例とかこういう法については関心がないと言えば関心がない、理解がないと言えば理解がないわけですね。情報公開条例についてもできたもののなかなか利用者が少ないという悲しみもあるし、これとリンクせにゃいかんということであればこういうふうな啓発はどのようにお考えですか。 ◎総務課理事松山久與君)  条例の施行を四月一日といたしておりますのは、当然この条例を施行するに当たりまして、今申されました市民への啓発、それから職員の研修もまだ十分できてないところがありますし、当然この条例を施行していくためには内部の準備というのが相当出てくるわけです。これはそれぞれの各課が所掌している事務事業の中で個人情報、プライバシーに関する事務事業がどれだけあるかということを全部洗い出して、それを情報公開室の方に市民が来て見たときに自分の個人情報がどの課のどの事業でなされているとわかる資料を全部つくるわけですね。それを情報公開室に置いて市民がいつでも開示請求とか、自分の情報についてそれぞれの各課に情報公開を求めることができる規定になりますので、そういう職員がまず十分この条例を理解をしなければうまく運用できないということがありますし、今言いました準備があります。それと今議員が御指摘のように、住民にも十分このことを理解してもらわなければいけないということがありますので、そういう啓発を含めてこれから先十分そういう態勢をとってまいりたいというふうに考えております。 ◆二十番(近藤芳人君)  先ほどの議案一二号、指定管理者の手続等に関する条例につきまして、田島議員さんからも心配される声、運用に関する心配される声が出されましたが、やはりこの条例自体がうまく利用すればいろいろと活発に運用できるでしょうし、ややもするとちょっといろんな問題を含んでしまうような、運用上が一番難しい部分になってくるのかなと私は思うんですね。で、まずよその地域でも指定管理者に受託した団体が収支の面でどのように自治体側と契約を結びまして、どこまでリスクを負う必要があるかと、その辺をはっきりしないことには収支面でのトラブルに発展しかねないと思うんですね。最初から委託料として幾らとぽんと払って、後は利用料で賄ってくれという形にするとどうしても下手をすると赤字に陥ってしまいますね。その場合に市側がどれだけ負担をするのか、または指定管理者側がどれだけそれをかぶるのか、あまりに市の方がかぶってしまうというふうにしておくと直営と何ら変わらないような発展性のない状況になってしまうでしょうし、逆にそれをすべて向こう側に任せてしまうと果たして受託する人がいるだろうか、また、利害に突っ走ってしまって、公共の施設としての利用のあり方に問題が出てくるんじゃないか、その辺のバランスがまずは難しい部分として出てくると思うんですね。そのあたりをどのように考えていらっしゃるか、御意見をお伺いいたします。 ◎総務課理事松山久與君)  当然指定管理者の公募をする場合に、具体的にこちらでこの施設の目的とか、それから管理の基準、業務の範囲、こういうものとか、それから指定の期間、利用料金があるのかないのか、それから、それぞれの応募資格としてのものを示して、そして応募していただくと、それと当然指定申請書の中に具体的に管理能力、指定管理者としての能力があるかどうかということを判断する資料を提出させて、そしてそれをもとに指定管理者として適切かどうかという判断をする中から議会にこの方を、この団体を指定管理者として指定をしますので条例改正のお願いをするという形になるわけですね。さらに、議会の議決をいただきますと、今度はその指定管理者と具体的にその協定を結んで、そして指定管理者としての業務をしていただくということになりますので、その段階でそこについては具体的に調整をして確認をする。そして協定を結ぶということになろうかというふうに思います。 ◆二十番(近藤芳人君)  今の流れからいうと、議会でその指定管理者としてのある団体を可決して、その後に具体的な契約内容に進展するということですね。ということは、議会が承認してしまえばもう基本的にはその会社と契約を結ぶことになるんでしょうから、その契約をするための駆け引きじゃないですけどね、その事前にある程度決めとかんと、それをもって議会に諮るという形にしないと責任問題としておかしくならないでしょうかね。ある程度どこまで受託した側がリスクを背負って、また、市側がリスクを背負うのかというのがわかった上じゃないと私たちも可決も否決もできないんじゃないかと思うんですが、その順番逆じゃないでしょうか。 ◎総務課理事松山久與君)  一応先ほど申しました指定の申し込みにそれぞれ関係資料の提出をさせるわけですね。そしてそれをもとに指定管理者としてこういう理由でこの団体を指定をしますという説明のときにいろんな団体、複数の団体があって、その中で選考委員会で決定をして議会に諮るわけですけれども、その段階で収支予算書とかいろんな当然書類が出てきますので、それをもとにそれが一つの基本になる。それをもって議会に諮って、それをもとにして協定を結んでいくという形になろうというふうに思います。 ◆二十番(近藤芳人君)  議会に出てくる収支予算書というのが要するにあらあらどういう契約になるかという前提を踏まえた収支契約書ということですね。ですからそこから大きく逸脱した契約にはならないというふうに私たちは信じてやればいいわけですね。〔「はいそうです。」と言う者あり〕わかりました。その点はわかりました。 そして次に、このような契約をしまして、例えば今はこの契約自体は市側がこの施設のこの部分について管理をしてくれと、何をどのようにというところまではある程度決めた状態で管理をお願いするというものですね。これの発展形として、ここにこういう施設があるからこれを上手に活用してくれないかと、例えば空きスペースがこれだけあるのでこれを上手に活用してくれと、そういったアイデアを募集する形での指定管理者制度というのもその発展形としてあり得ますよね、恐らく。例えばお名前出して失礼ですけれども、生月の支所、または田平の支所がこれから空きスペースというのが出てきますね、そういったところをどのように使うかというのはそれぞれの地域でも考えるんでしょうが、そこをどう使えばいいかというアイデアを公募した形で、その人たちに管理運営をしてもらうというふうな、そういったやり方もあり得ると思うんですね。で、またその延長線上にはPFI的に施設に対する資金を出して、その施設を利用させてもらうことで公共の便宜を図ってもらうと、そういった進化形があると思うんです。その辺まで行き着くための私は一つのステップとしてこの指定管理者というのがあるのかなというふうに理解したりしているわけですね。ですから、その二段目の段階、ハードはあります。それをどのように使うかというアイデアを公募するという部分から指定管理者を募るという、そういったところまで考えておられるのかどうか、御意見をお伺いしたいと思います。 ◎総務課理事松山久與君)  今のところ一応指定管理者については原則公募ということですけども、それぞれ設置条例で施設の目的等を定めております。ですから、当然施設の目的に合致するような運営をしていただかないと非常に困るわけで、そういうことをちゃんと明記をして公募するわけですね。ですから現段階では一応その目的に沿った形で当面指定管理者制度については運用していくということで、今議員が御指摘なされたことにつきましてはですね、今回はまだ検討を十分してないというところでございます。 ◆二十番(近藤芳人君)  私も目的を逸脱するような使い方ということは一切申し上げるつもりはございません。あくまでも公の施設ですから、それはもう皆さんの納得のいく、理解の得られるような使い方以外にないわけですからね、そこは誤解のないようにお願いしたいと思います。 例えばイギリスが十年ぐらい前からエージェントという形でいろんなやり方をしてますね。その中で公の施設をどのように使うかというその部分から公募して、実際にその団体に管理運営をさせているというその方式が随分世界的にも今の主流として広がっておりますね。で、そういったやり方が日本、台湾あたりがちょっと遅れているというのがどうも世論でございまして、そういったやり方をぜひ進めていくためにも、この指定管理者というのが追い風になるんじゃないか、そういうつもりで私先ほど申し上げたんですが、この息吹として、この辺から打破していくというふうなことが期待できないかという思いですね。 それからもう一点は、例えば同じような類似施設が各地にあります。例えば公民館が地域に幾つかありますが、中央公民館じゃなくて、類似施設としての公民館がたくさんありますが、それをあるところは指定管理者を置く、あるところは直営というふうなやり方をしたとしましょうか。例えばです。私はそういうやり方というのが一つはありなのかなと思うんですね。やるべきじゃないかな、つまり両方で競わせてみてどっちがいいのかというのを実際にやってみる。比べてみる。私はそういうやり方を一回やってみる必要があると思うんですね。公民館に限らないですね。類似のやつがあった場合に直営で一方はやってみる。もう一方は指定管理者制度でやってみる。どっちがどうなのかというのがはっきりわかってきますから、その比較をやってみる。 それともう一つは、先ほど工場等設置奨励条例という条例がありますが、あれは製造業を中心とした会社をつくるときに対する条例ですね。それがこのようなサービス業についても適用できるのかどうか。もし適用できるのであれば、第三セクターというのがどうしても体質的に黒字になれないというのが全国的な流れですね。それを民間のこういう団体が地元に根づいて、そういう集団がこういう条例を適用した状態で存在できるのであれば私はそれはまた新たな行財政改革になるんじゃないかというふうに期待をするわけですが、この条例が適用できるのかどうか、この二点をお伺いしたいと思います。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  工場等設置奨励条例の中では旅館業ですね、そういうサービス業は想定しているところでございます。〔「つまり、これは。」と言う者あり〕その点につきましては、一応この工場等設置というのは企業誘致にかかわるものでございます。したがいまして、その分については該当にならないんじゃないかなというふうに解釈されますが。 ◆二十番(近藤芳人君)  私もそうだろうと思ってたんですが、逆に言いますと、こういうサービス業を中心とした、特に第三セクターとか、直営にかわる民間がこれからやっていくんだというのを後押しするような条例というのが、そういう意味では必要だというふうな言い方をしてもいいんじゃないかと思うんですね。ここでは余り要望みたいなことは言えないでしょうから、そういったことも含めて今後この指定管理者制度を見守っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。頑張ってください。 ◆二番(住江高夫君)  議案第一四号の平戸市林業開発促進資金貸付条例の一部改正についてお尋ねします。 私も林業行政に関しては初めてですので、多少ずれた質問になるかもわかりませんけどお許しいただきたいと思います。この四十年が六十年になったわけですけど、この背景について、臨時総会において、社団法人の長崎県林業公社の臨時総会において云々というのはわかりますけど、それまでに至る背景がわかっとったら教えてください。 ◎農林課長石井岩夫君)  林業公社におきましてはですね、平成十三年に非常に経営が苦しくなったということで、第五次経営計画を策定して業務の推進を図ってきております。その後の木材の急激な下落によりまして、さらなる経営改善計画を立てたわけですね。その中にいろんなことをやっておりますけれども、まず、平成十六年十一月事業経費、生産経費、管理経費の縮減をやっております。そしてその中で職員給与等の管理費、それも大幅な縮減を行って経営努力してきたわけですけれども、それでもどうしても経営が苦しいということで、二十年間の延長をお願いできないかということで県も平成十六年にそういうことで延長しておりますし、市にも要請があっておりますので、今回御提案したところでございます。 ◆二番(住江高夫君)  ということは、二十年間の間に経営を立て直すというふうなことで、そういうふうに二十年間の延長が決まったということですか。 ◎農林課長石井岩夫君)  貸付金が四十年以内で払っていきますということになってるんですけど、それを償還期間を延長してくださいと、そういうことで経営努力してまいりますからということでございます。 ◆二番(住江高夫君)  それと貸付金の条例の一部改正ということで、貸付金がどのくらいになっておるのか、大体私もこの予算書で調べてみたら、どうも損失補償になっとるような感じなんですね。損失補償ということは、貸付金との違いというか、これは損失を補償しておるわけですから、その辺の貸付金との関係をちょっと教えてください。 ◎農林課長石井岩夫君)  開発促進資金の貸付金は、現在旧平戸市と旧田平町が貸し付けをいたしております。その残額を申し上げますと、今年度末で一億七千九百七十四万四千円になっております。貸付金がですね。議員が言われます損失補償といいますのは、林業公社が農林金融公庫から借りまして、損失補償はですよ、それをもしも返済ができなくなったら長崎県が二分の一補償します。後は関係市町村で二分の一の補償をしてくださいというのが損失補償でございます。今回の貸付金と損失補償は別の問題でございますので、そういうことで御理解いただきたいと思います。 ◆二番(住江高夫君)  わかりました。私も貸付金が予算書の中にも財産あたりで載るのかなと思って調べてみたんですけれども、財産関係は載っとらんからですね、どこに出てるのかなと思って見たら損失補償がですね、四十七年から平成十五年まで続いてますよね。というのは非常に林業も苦しいのはわかります。だからそれに対して公社が農林公庫から借りて、恐らくその損失を県と折半したんじゃないかというふうには理解はするんですけどね。ただ今後において私はその貸付金が一億七千九百万ぐらいと聞いて少しは安心したんですけどね、これは長崎県住宅供給公社の例もありますので、その辺のところでちょっとどうなっとるのかなと思って質問したわけですけど、これでこの貸付金ぐらいでいいとは思いませんけどね、もう少しどんどんどんどん貸付金に見合うだけの林業の営業成績が上がってくれればこれにこしたことはないわけですけど、なかなか難しい面もあろうかと思いますが、ただ、簡単に四十年を六十年に条例改正することについて議会の方も簡単に承認するわけにはいきませんので私もあえて質疑しとるわけですけど、どうかひとつその辺の議会のきょうの意見も公社の方に強く伝えていただいて、これまで以上に経営に対して努力するようにお願いいたします。 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 ◆二十二番(川上茂次君)  また戻りますが、十二号の中でさっきそれぞれ質問がありましたが、この指定管理者制度を採用した場合に特にいろいろと契約事項等、協定の締結事項はあるわけですが、特に教育長部門になると思いますけど、学術研究を要する施設、ここの場合の取り扱いはどのようになるわけですか。例えば県の場合は美術館をこれに出すというような話があるわけですが、巷間学術研究調査等について果たしてこれでクリアできるかなという意見もあるわけですが、この分野としてはどのように対応なさるようなお考えなんですか。 ◎文化振興課長(萩原博文君)  確かに今県の方の歴史文化博物館の方は企業に指定管理者制度を行っております。今のところまだ本市の方も明確にしておりませんが、一応現状では教育、それから学芸的な部門については直営でという考えを基本的に持っております。〔「はい、了解。」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは、議案第九号から一七号の質疑を終結いたします。 次、議案第一八号 平成十七年度平戸市一般会計予算でありますが、便宜上事項別明細書により区分して行います。なお質疑の際は最初にページ数を明示してからお願いをいたします。 まず、歳入全部、八ページから五十ページまでの質疑を行います。 ◆二十三番(尾崎俊光君)  財政課長にお尋ねしますが、この三十二ページ新農山漁村特別対策事業、これは集出荷施設ということでしたが、これが補助金で四十八ページにありますね、過疎対策事業、これが借入金になるわけですか。財政課長お尋ねします。 ◎財政課理事尾上輝義君)  議員がおっしゃるように、補助金とあと残は起債ということで御理解いただければと思います。場所は議員さん今言われる集出荷施設の分でございます。 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 ◆九番(浦荘藏君)  百三十八ページ、これよかですかね。まだですね、すいません。 ○議長(竹山初吉君)  歳入の分です。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  それでは次、歳出第一款議会費から第六款農林水産業費まで、五十一ページから百二十八ページまでの質疑を行います。 ◆二十番(近藤芳人君)  五十六ページと五十八ページです。五十六ページに一番上にCATVに要する経費四百万何がし、それから五十八ページの真ん中あたりにネットワークシステムに要する経費が出ております。この両者についてどのような状況になっているのか、またこの予算の詳細が何なのかお知らせいただきます。 ◎企画課理事(安田豊君)  まず五十六ページのCATVについてお答えいたします。これにつきましては、旧大島村のCATVに要する経費でございまして、まず中身につきましては、取材に対する旅費、それから需用費、編集用のそうした資材等の分、それから電気料ですね。それからそうした保守点検の委託料、それから使用料ですね、これはケーブルの使用料ですけど、九電とかNTTのそうした電柱の使用料等が含まれまして四百三十二万一千円という予算をお願いしているものでございます。 それから、五十八ページのネットワークシステムでございますが、これにつきましては、一応合併に伴うそうした広域的な四市町村の事業費を計上しておるものでございます。これはネットワークにつきましては、HITOネットということで、新市のインターネットの環境、それからメール環境、それからファイルの共有環境とアンチウィルス環境等の情報システムを整備し、全庁的な情報の共有、それから迅速かつ的確なデータの分析を行うということで、そうしたものを一応計上しておるところでございます。 それから、もう一つHITOネットの中の機器の導入事業でございますけど、これにつきましては、公共施設間の電話内線化を図るもので、一応ネットワーク回線を利用することによって通信費用の削減を図るということでこの整備を行っております。このHITOネットワークの構築工事につきましては、行政機関、公的な施設でございますけど、この新市の中で三十五ヵ所、それから小中学校が二十九ヵ所の六十四ヵ所をこの公共施設をつなぐということで工事をしております。その経費といたしまして一応五千三百四十八万一千円、そういうことで計上させていただいておるところでございます。 ◆二十番(近藤芳人君)  田平さんも平戸の本所から見れば離島でして、すべて四つの離島が一緒になって一つになった自治体ですから、このネットワークをいかに早く安くいいものにするかというのがこれから一つの大きなかぎになると思うんですね。早急にこれの利便性を高めるような事業としてぜひ実現していただきたいと思いますが、それを実現する中で、例えば生月の場合は従来光ファイバー網が町内にあるわけですね。公の施設を結ぶインフラとして光ファイバーがございました。大島さんの場合はケーブルテレビの線が入っとるわけですね。それを使おうと思えば使えるわけですね。あと平戸さん、田平さんがどのようなインフラの線になっているのか、また、生月の場合は多分光ファイバーをそのまま利用するでしょうが、大島さんも含めてケーブルテレビをインフラとして使うのかどうか、また、平戸、田平のインフラの状況がどのようになっているかお知らせください。 ◎企画課理事(安田豊君)  申しわけございませんけど、資料を取り寄せてから御答弁させていただきます。 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 ◆二十一番(塚本雅英君)  五十四ページですけど、十八番にアスベスト調査、この前の説明で市内の施設というようなことでありましたが、内容につきましてちょっともう一度お願いいたします。 ◎総務課理事松山久與君)  アスベストの調査につきましては、旧平戸市で十八施設の二十四ヵ所を調査をいたしております。それから、旧生月町分で三施設の四ヵ所、それから大島村の分が一施設の一ヵ所です。それから田平町の施設で一施設の一ヵ所(二百七十七ページで訂正)ということで、全体で二十三施設、三十ヵ所を調査をいたしております。 ◆二十一番(塚本雅英君)  いろいろそれぞれの調査結果も出てくるかと思います。そうした中で、いろいろな患者さんのこともちょっと耳にしたりはするわけですが、これは業者が特定できればその業者からの補償といいますか、そういうことも出てくるかと思いますけれども、長い年月の中でその中皮腫ですか、アスベストの患者さんになった方々が生月も実際診断をされておるわけですよね。ほかの病院、佐世保の病院に行きよるというような話を聞きましたが、そういう国とか行政からのそういう方々に対しての対応といいますか、それに対してはまだ市自体も考えとらんし、これは調査だけのことでしょうけれども、今後そういうふうな状況が発生した場合にはどういうふうな方向性がとられますか。 ◎総務課理事松山久與君)  まずこの施設に現実にアスベストがあるということがわかった施設がございます。ですから、これはこの後補正予算の今議会提案をさせていただくことで議運でお願いをいたしておりますが、その中で今回調査した中でアスベストが含まれているという施設については除去の工事の予算を提案させていただきたいというふうに考えておりますので、まず公共施設関係のアスベストを使った施設については早急に撤去する方向で対応をしていくということで考えて準備を進めておるところでございます。 それから、その他の民間を含めてその分については、なかなか私たちの方でどうのこうのというのはなかなかできにくくて、都市計画課とも調整をしながら県の指導を受けて対応していくということで進めておりますのでよろしくお願いします。 ◆六番(森能範君)  六十一ページ、六十二ページ、国土調査費が出ております。既に生月、田平、大島は終わってるんですが、調査費は旧平戸市のものだと思うんですが、期間的に何年ぐらいかかるもんか。それと費用がどのくらいかかるもんかお尋ねします。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  国土調査につきましては、予定をしておりますのが約四十年から五十年程度かかるのではないかと予定をしておりまして、予算が八十五億程度の見込みでございます。 ◆六番(森能範君)  八十五億のうちに一般財源から出る分というのはどのくらいですか。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  総枠の事業費を概算としておるのが八十六億五千万程度でございます。この分で国費が二分の一ございますので、県費が四分の一、市費が四分の一で、市といたしましては二十二億でございます。ただし、この二十二億のうちの八〇%が特別交付税対応ということになっております。 ◆二十番(近藤芳人君)  先ほどの企画課の方の答弁は後ほどいただけるということでよろしいんですね。 ○議長(竹山初吉君)  できましたか。 ◆二十番(近藤芳人君)  先ほど一緒に申し上げておけばよかったんですが、六十二ページ、六十二ページの下から二番目に市町村合併に要する経費というのが二億何がし出ております。これは電算システムの統合、庁舎改修などというふうな説明があったと記憶してるんですが、それぞれ電算システム統合がどのぐらいのものなのか、それがどういったことをやろうとしているのか。また、先ほどの企画課の方のネットワークの方とどう関係しているのか、全く独立しているものなのか、その辺も含めて御説明お願いいたします。 ◎企画課理事(安田豊君)  先ほどの近藤議員さんの御質問にお答えいたします。 議員おっしゃいますように、一応平戸がNTTの借り上げ回線でございました。それから、同じく田平、大島も借り上げでございます。生月につきましては、光ファイバーの独自の回線があったわけですけど、これにつきましては、新市の方でNTTのワイドラインを結ぶようになっておりますので、それと一応つないで活用するということにいたしておるところでございます。大島も一応NTTの回線の借り上げでございましたので、今度の新市の方のワイドラインに結んで一本化していくということでございます。 ◎政策調整課理事(内山久実夫君)  市町村合併に要する経費二億二千百五十万一千円の内訳といたしましては、旧四市町村で開催した閉市、閉町、閉村式等に要する経費が三百六万円、伊万里・北松広域市町村圏組合電算センターの電算機器リース解約や撤去費などの費用負担金千九百十三万四千円。それと合併と同時に稼働しなければならない電算システムの統合経費のうち四市町村をネットワーク回線で結ぶ通信費用が二百五万八千円でございます。また、住民記録や税務、福祉などの既存データの統合や業務プログラムの再構築などの委託料が一億四百八十九万二千円、サーバー機器や電話交換機のリース料七百四十万九千円、また、ネットワーク工事、サーバー室改修などの工事請負費が三千六百二万八千円となっております。そしてまた、新市の移行経費としまして、新市の旗や納税通知書等、各種様式変更などに要する事業費が八百万円、会議室など庁舎改修のための工事請負費が二百三十二万円となっております。合併後にかかる経費といたしましては、各種通知書等の変更や館内図の作成、消防団活動服購入などの需用費が一千九百二十三万五千円となっております。議場などの改修工事費が九百万円などでございます。 以上です。 ◎総務課理事松山久與君)  すいません。先ほどのアスベストの御質問の中で、私が田平は一施設の一と申しましたが、調査中のものがもう一件ございまして、田平が二施設の二ということで御訂正をお願いいたします。すいませんでした。 ◆二十番(近藤芳人君)  今の政策調整課の御説明でいうと、電算関係、なんか難しいのがたくさん出ておりまして、ぱっとそれだけで理解するのが難しいんですね。例えばデータ統合一億四百万とかサーバーが七百何十万、ネットワーク工事が三千六百万、この辺がどのようなものなのか。また、先ほどの企画課の方であった五十八ページのネットワークシステムに要する経費とどこでどう切り分けているのか、その違いがまずわからないんですね。どこまでが企画課の領域で、どこから先が政策調整課の領域で、何か同じもののようにも見えるし、これが何か別のもののようにも聞こえてくるわけですが、もう少し具体的な説明ができないでしょうか。 ◎政策調整課理事(内山久実夫君)  合併に要する経費等の電算関係につきましては、県の合併特別交付金を充てる分の予算を政策調整課で計上しております。 ◆二十番(近藤芳人君)  ということは、そこの整理の仕方が課で分かれているというだけであって、目指している、できる成果物としては一つのものであると、そういう理解でまずはよろしいんでしょうかね。 そうしたら、そういう理解で考えますと、この早期に電算を統合して業務を円滑にしていくというのが一つ大事になってくると思いますが、それをいつごろまでにどのようにやっていこうとしているのか、その行程をお知らせいただけますか。 ◎企画課理事(安田豊君)  このネットワークにつきましては、一応合併を十七年十月一日ということで控えまして、合併前に合併してすぐ活用できるような体制でこの整備は一応終わっております。〔「完成。」と言う者あり〕はい、そうでございます。完成いたしております。〔「はい、わかりました。」と言う者あり〕 ◆二十二番(川上茂次君)  六十四ページの、これは総務課所管のようですのであえて尋ねます。 この六十四ページ、いわゆる十七目、離島留学生に要する経費百八十万、これたしか大島村の高校生じゃないかなと思うんですけどね、これの実績とあるいは効果、これ学校教育とはどのような絡みがあるものか、総務課取り扱いになっているものですから、その点のかかわりも含めて。どこが説明できますかな。 ◎学校教育課長(相知眞行君)  離島留学生に要する経費ということでありますが、この離島留学生というのは高校の方ですので、私たちは一切関知しておりませんけど。〔「これは総務課やろう担当課は、予算上は。」と言う者あり〕
    政策調整課長田島元一君)  所管ではありませんが、私が大島で人数だけは把握しておりましたのでお答えをさせていただきます。離島留学生については、一昨年から県の方で始められた事業でありまして、今一年生、二年生、三年生、高校それぞれ留学生が来ております。合計で二十名、それぞれの学年については詳しくは覚えておりませんが、合計は二十名今現在在学中であります。一年生から三年生まで二十名ということに記憶しております。 以上です。 ◆二十二番(川上茂次君)  あなた方が百八十万という金額の予算を計上している。これはどこの課であれ、例えば学校教育の立場であれ、社会教育であれ、自分の予算執行するために予算の審議を我々にお願いし可決をもらわなければいけない。数字は当然わからなければいけない。仮に高校教育が県の事業であれ、市費を出す以上はやっぱりおかしいですよ。そう思いませんか。答弁にならない。総務課所管でしょう。 ◎総務課理事松山久與君)  実績というのをちょっと私が把握してなかったもんで答えきらなかったんですが、予算書としてはですね、今言いました二十名の七万円、実績から言いますと、二十名の七万円の十二月ということで、過去十七年度見込みとして予算を計上してきているわけですけれども、過去の実績が十分私が把握、大変申しわけなかったわけですけれども、実績が把握できなかったために、実績の分は答えられないということでちょっとお願いしたところでしたので、予算については今おっしゃったようにですね、その予定で計上させていただいておりますので、よろしくお願いします。 ◆二十二番(川上茂次君)  今後この離島留学生に関する経費については総務課が扱うわけですか。 ◎総務課理事松山久與君)  一応諸費ということで、総務課で今後予算として計上はさせていただくということで考えております。そして、あと支所の方に配分をしまして、そして支所の方で処理はしていただくということで考えております。 ◆二十二番(川上茂次君)  高校であれ義務教育であれ教育に変わりはない。その教育現場とのリンクは、いわゆる市の教育委員会とのリンクはさせなくてもいいんですか、今後の考え方として。これは昭和三十六年に長野県の八坂村から始まった青木孝安さんという人が山村留学を始めた。その山村留学を今度離島留学に変えているだけなんですよ。たまたま対象が高校生である。これは大島村にとってはいわゆる消費対策、学校教育の衰退を補完するものもあるし、今度は受ける方の現場になれば何がしかの経済効果もある。いろんな思いがあるんです、この離島留学でも山村留学でも。だからそれが総務課所管で果たして切っていいものか。学校教育とのリンクはどうなるものか。当然大島村の小中学生は地元の高校に進学する人が多数と思うんですよ。だから私のところは関係ありませんで通るかなと私は思うんですがね。今後これはやっぱり私は離島留学を行政として、市町村の行政として進める上においては、当然もう少し腰を据えて対応する必要があると思うんです。でなければ平戸市から予算を執行する意味が見えないと思いますが、どうですか総務課長。 ◎総務課理事松山久與君)  今回の本予算が四市町村で当初予算で組んどったものをそのまま引き継いだという形で、大島村でも諸費で組んどったということから総務課の諸費で計上させておりますけれども、今の議員が言われたことも含めて今後内部で十分検討して対応についてどうするか決めていきたいというふうに思います。 ◆二十二番(川上茂次君)  これは離島留学というふうに、離島という限定があるんですがね、今日的には山村留学は今四百自治体で既にやってるんですよ。約四十年の歴史がある。特に海を有するところの長崎県に対しては非常に育てる会の本部は関心があるんです。だから今は高校生かもしれないが、高校生の生徒の減少を歯どめする一つの手段かもしれないが、特にうちの場合は小学生、中学生という問題もあるんですね。これは将来に向けては一つの大きな試金石なんですよ。そういう意味でもう少し平戸市行政も県の教育方針かもしれないが、真摯に対応してもらいたい。私はずっとこれ提案してきたんですけどね、そういう思いでただ単に総務課のお定まりの予算執行でいいのかと言いよるわけです。 ◎総務課理事松山久與君)  先ほどの根拠の説明の中で、二十名の七万というふうに私が申しましたが、実際は総事業費として今年度大島村の分も含めて七百二十万の当初予算で、補助対象額が七百二十万なんですが、それから現在大島村の方で既に支出をしている金額が五百四十万ということで、残り百八十万ということで予算計上を今回させていただいているということであります。 それから、二十名の内訳ですが、一年生が十一人、二年生が五人、そして三年生が四人ということになっておるということでございますので、ちょっと訂正をさせていただきたいというふうに思います。 議員が言われたことを含めて十分内部検討をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。〔「はい、了解。」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 ◆十八番(八木原友子君)  八十四ページの同じ諸費のところなんですけれども、このところ防犯対策のことについて、これが計上するときにはこういった事件も起きてなかったので関心がさほどでもなかったかもしれませんけれども、この防犯ということについて非常にいろんなことが出てきてるんですが、防犯対策の今の状況ですね、この組合の状況、下のは防犯灯だからはっきりわかってると思うんですけれども、この地域で防犯を支えようというような、そういうこともあるので、これがどういった形になっているのか、この防犯組合について少し説明をお願いしたいと思います。 ◎市民課長(田中義則君)  防犯対策に要する経費ということで、防犯灯の設置につきましては、各地区の防犯灯を取りまとめた予算となっておりますけど、あとは江迎地区の防犯協会等に対する負担金とかそういったものでございまして、地区の防犯組合等に対する助成とかという部分でございます。あと各地区において四市町村の中において各々防犯協会がございますので、そこら辺の負担金ということでございます。 ◆十八番(八木原友子君)  防犯対策に要する経費と書いてあるんですけれども、その防犯対策がどういうものが行われて、これ以外には何もしていないものなのか、そこら辺をもう少し具体的にという意味だったんですけれども。 ◎市民課長(田中義則君)  防犯協会というのがございますので、そちらの方とリンクしながら我々としてはその中で活動しているということでございます。 ◆十八番(八木原友子君)  防犯協会というのがどういうことをしているのか、市の実態がどういうふうになっているのかをちょっとお聞きしたいというふうに言ってるんです。お金もですけども、防犯対策がどのようになっていて、助成金を出しているわけだから、そこの部分がどうなっているのかというふうなことを聞いているんです。 ◎総務課理事松山久與君)  私の方でお答えさせていただきますが、防犯対策ということで、今防犯協会、これは民間の旅館業とか、それから料飲業組合とかそういうところで組織をしておりまして、警察の方と連携をとりながら防犯活動をやっております。夜回りとか、例えば花火大会なんかがあるときに防犯の啓発をして見回るというようなことをやっておりますし、それから、一般質問等でもいろいろ御意見がございました子供たちに対するいろんな防犯対策ということで、お互いの情報の交換、それからネットワークづくり、こういうことを含めて予算上の掲示はございませんが、そういう関係機関と連携をしながら防犯対策は進めているというところでございます。 ◆十八番(八木原友子君)  諸費の中の三番の防犯対策については、ぜひこの所管になってる委員会でもう少し突っ込んでしていただきたいというふうに思いますのでよろしく御審議のほどお願いいたします。 ◆十番(平石博徳君)  福祉事務所所管ですが、八十二ページ、老人福祉費の緊急通報に関する質問をしたいと思いますが、利用者が何名ぐらいおって、平戸、生月、田平、大島すべてに網羅されているのかどうか。八十二ページの四番。それと八番の福祉電話との関連を一緒にお願いしたいと思います。 それからもう一点、市民課長に百二ページの風力発電の基数と設置場所を教えていただきたいと思います。お願いします。 ◎保険福祉課長(戸田幾嘉君)  遅くなりましたけれども、緊急装置につきましては、全部で二百三十八ヵ所、平戸が二百七ヵ所、生月が三十一ヵ所、田平が百十八ヵ所、大島が二十五ヵ所です。 それから、福祉電話につきましては、平戸の十七ヵ所のみであります。 以上です。 ◎市民課長(田中義則君)  それではお答えいたします。 風力発電の基数ということでございますが、これは建設を予定している分でございますが、的山大島につきましては十六基予定をいたしております。田平風力発電については一基、供用開始をしております生月につきましては、直営で一基ございまして、第三セクターによる基数が二基でございます。民間で三基ということで、以上でございます。〔「はい、ありがとうございました。」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 ◎保険福祉課長(戸田幾嘉君)  それから、平石議員の中で緊急通報装置の対応事業の内訳と福祉電話の違いがどんなものかということがございましたのでそれをお答えいたします。 福祉電話につきましては、ひとり暮らし高齢者と身体障害者等に対して、いわゆる一般電話を対応しまして回線使用料、配線使用料、機械使用料等を助成することによって在宅高齢者の負担を軽減するというふうなものでございます。 また、緊急通報につきましては、同じようなひとり暮らし高齢者に対してですけれども、いわゆるペンダントみたいなものを緊急装置として貸与しまして、緊急時に委託先のセンターを通じて近隣の協力員や消防署に連絡して速やかに救助を行うというふうなものでございます。 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。〔「議長、何ページまででしたっけ。」と言う者あり〕ページ数は百二十八ページ。 ◆二十二番(川上茂次君)  百十二ページお願いします。久しぶりに文言として農林行政の振興費の中に節の中の説明で十番農業振興対策に要する経費でみかん産地パワーアップ生産対策事業というのが出たんですね。ここ四、五年顔出さんやったですけど、平戸の場合はみかんが全部没したもんですから恐らく田平地区にあるのかなというふうに思うんですが、これはどのように今後取り組むおつもりですかな、この十八万という予算執行は。 ◎農林課長石井岩夫君)  議員が言われますように、これ田平町でございます。それで田平にはみかん農家が二十数戸ありますけど、この事業は要するにみかんは水分を嫌いますので、地面に黒マルチを敷いてなるべく水分を木にやらないというふうな感じで糖度を増すということで、そういう事業をやっとるのが十八万の補助金。 ◆二十二番(川上茂次君)  そうしたときに、この旧田平地区内には二十何軒で面積で幾らぐらい、大体みかんがどのくらい生産されて販売されているんです。課長のキャラクターが好きなもんでつい──いいですそれじゃ。 ○議長(竹山初吉君)  後は委員会で聞いてください。 ◆二十二番(川上茂次君)  先ほど二十三番議員も歳入の中で確認しよりましたが、説明の五番の農林水産物集出荷施設、いわゆる馬込地区の塩漬け土地の対策にもなるんですが、これいつぐらいに入札あるいは着工、完成、どのような手順で、それから去年の我々としては、農協の対応についても条件を課しておりました。百万円の使用料云々というものも含めて、できれば農協もそれなりの出し前をしてもらいたい。一千万円でも二千万円でも農協も出資をしてもらいたい。当然何もかも平戸市がおんぶにだっこですから、今度の場合は。がゆえに百万円だけは使用料もらいたいというふうにならざるを得んですけれども、百万円を出したくないという農家の声があるもんですから、ならば農協が自分の組合員が利用する利便性をこうむる施設としては当然農協法の精神からすれば出すべきであるという要望を委員会は強くしてるんですよね。だから前任課長が再三にわたって農協の組合長、専務とも交渉しとるわけですが、これがどういうふうな経緯を経たものか、やっぱり議会の要望とか議会の申し合わせについてはやっぱり農協もこたえてもらわなけりゃいけない。で、六億円の現在の施設の取扱高に対して二億六千万という割に合わない、悪い言葉を使えば。ある角度から見れば費用対効果があるのかと言われるような厳しい意見もあった中で押し切ったといういきさつもあるんですね。だから当然六億は七億、七億は十億、十億は二十億の生産性を向上させるという約束の中に同意したわけです、議会も委員会も。そういうような経緯があるわけですのでね、ノルマじゃないんですが、生産性を上げて農家の経済をよくするためにという条件で農家を育て、農村を育てるという意味ですけどね、こういうふうな申し合わせがあっとるわけですのでね、農協も仕舞をしてもらいたいという要望もあってるんですよ。これがどのようにクリアされたものか、この三点お願いしたいと思います。 ◎農林課長石井岩夫君)  集出荷施設の件ですけども、入札は三つに分けるようにしております。建築主体、電気と給排水設備工事、その三つを年内には入札できると思っております。〔「いつごろかと言いよる」「完成は。」などと言う者あり〕年内に入札をいたしまして、年度内完成を目指しております。〔「農協は出さんとか。」と言う者あり〕 その件でございますけども、事業主体は市でございます。それで私が聞いておりますところによると、農協の出資はないかとは思っておりますけれども、そういうことで引き継ぎを受けておるつもりですけれども。〔「まあよかです。課長の前ではどうもあんまり言われんもんな。わかりました。OK。」と言う者あり〕申しわけございません。 ◆二十四番(小川隆友君)  同じく百十二ページの有害鳥獣対策事業で少しお尋ねをしたいと思いますが、一般質問の中で大変イノシシの被害で困っているという質問でございます。実は私も有害鳥獣駆除の資格を持って対応しているわけですが、非常に何と言いますか、対応なさる皆さんたちが大変困っておられる問題があるんですね。非常にふえてきているんですが、わなをかけるにしても、箱わなをかけるにしてもくくりわなをかけるにしてもですね、非常に人員的に態勢が少ないと、何とかして特区を申請をしてということなんですが、わずか五人ぐらいしか平戸の方で特区で対応する人がいなかったと、一般質問の中でお話を聞いたわけですね。長崎県も今回特区の申請をしてイノシシだけを、農林課長もわなの資格をお持ちでございますし、試験を受けに行って大変苦労なさったと思うわけですが、この辺にいないような鳥獣とか鳥まで覚えて全部試験に出て大変な苦労をするわけですが、今回はイノシシだけをとるための試験をして資格を与えるということになっているわけですね。そういう中で、猟友会の総会などでいろいろあるんですが、税金を納めなければいけませんね。三万九千円ぐらいですかね、納めるわけですが、その人たちは本当に趣味で、遊びでなさる人たちは税金を納めていいと思うんですよ。キジを撃ったりウサギを撃ったりいろいろ。しかし、実際私どもは農作物の被害がどうもこうもならない。やむにやまれず資格を取って駆除しようというところに税金を払えと言われるわけですが、この前知事との懇談の中でもその県税、これは県税ですからね、県税の免除ができないかという話をしてきたんですが、そういうことを行政サイドでもしっかりとらえて対応していただきたいと思うわけですね。その税金を補助金でやれとか何とか申し上げようとは思いません。私どもも資格を取りに行くときに町から補助金を出しましょうかというお話もあったんですが、それはもらわんがよかと言うてもらわんで行ったわけです。補助金どももらえばここに来てこがんする暇なかってすよ。おまえ補助金もろうてわなの資格取っとるっちゃけんかでイノシシわなかけ来いということでですね。そうなりますので補助金は私は要らないと思いますが、税金についてはこれは免除を県も市も含めて対応できるような方策ができないのか、これをちょっとお尋ねしたいと思いますが。 ◎農林課長石井岩夫君)  言われますように、確かに税金を納めます。それで私も平戸猟友会の総会に参加をいたしましたけども、その中でも税金を補助金じゃなくて免税ができないかという話も聞いております。田平でもそうでした。この前の県北の有害鳥獣の協議会の中でそういう話も、県も来ておりましたけれども、そういう話も出ております。そういうことで、免税ができないかと言うことは県にも届いておるとは思いますけれども、できますというお答えももらっておりませんが、そういうことで、上の方にはつなげていきたいとは思っております。話も出ております。 ◆二十四番(小川隆友君)  それから、できれば特区の申請をして資格を持っている人に大体私どもは三十基はわなを設置できるわけですね。ところが三十基設置しますと見回りを毎日しなければいけませんし、そういう義務が生じるわけですね。そうしますと、自分の生活そのものが成り立たなくなります。これではどうしてもできませんので、できたら地域の人たちの御協力をいただいて、見回りは地域の人たちにお願いをしてわなの管理をする、そういう制度が特区ではできるわけです。ですからぜひそういう制度をつくっていただいて、そしてその中で有害鳥獣の駆除、有害鳥獣と言うよりもイノシシの駆除を徹底してやらなければ、一生懸命田を起こして米を植えて収穫寸前にイノシシから踏みつらかされていっちょんとれんじゃったということが往々にして多いわけですね。そういうことがないようにしなければいけないと思いますので、ぜひ特区の申請、申請というより適用いただいて、ぜひそういう制度を発足させていただきたい。それと、補助をもらえばいろいろ我々は制約がありますから、補助をやったら補助金もらいよるせんおまえたちちゃんとわなかけしろ、ちゃんとイノシシとれと言われると思いますので補助は要りませんから免税をしてください。器具の提供をお願いしたいと思います。そういうことで、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 ◎助役(尼崎利幸君)  確かにおっしゃるようにですね、イノシシの問題というのはいたちごっこみたいな感じで、こちらを追い払えば向こうに行くということで、非常にみんな困惑をされているということであります。小川議員が言われるように、できるだけ皆さんの手でやっていくといいますか、わなを設置すればそれを見回りせんばいかんという話になりますので、そういう意味では非常に御苦労を含めて自分の仕事もできなくなるというのもありますから、そういうものは地域的にできないのかどうか、そういうものを含めて、それから免税の問題につきましては、市長会の方が知事に対してのいろいろ協議する場面もありますので、そういう中でもぜひ知事に対しましてもそこら辺の県税の免除ができないのかということも含めて、これは単なる何と言いますか、先ほど遊びでというお話がありましたけども、余暇でということでやってるわけじゃなくて、生活の中でのやはり問題でありますから、そういう機会をとらえましてそういう方向に持っていけるように市長会等も含めてやってまいりたいというふうに考えております。 ◆十八番(八木原友子君)  イノシシの問題はこの選挙期間中にもたくさん意見が寄せられたものの大きな問題でした。それでこのイノシシのことについては、本当にイノシシ駆除月間ぐらいに日にちをつくったり、鉄砲撃ちの人を全国から寄せてでもメリハリをつけて一ヵ月なら一ヵ月の間に集中的に駆除するというような、そういったやり方もしていく必要もあるだろうと思うし、何か里山がすごく荒れていて、人々と一緒に暮らしていきなさいと農林課長はイノシシと共存していくみたいな話もしていたんですけれども、やっぱり現実的に高齢化になったりして山里の土地のところがすごく荒れて、イノシシが生息しやすいように里山の部分が山深くなってきているということも実態としてあるんですね。だからそういったことも含めていくと中山間の問題もこのイノシシとリンクしてる部分もあるかと思うんです。だからそういったことをもっと根本的に見直して、私たちが自然の中で一緒に暮らしていく部分は暮らしていかなきゃいけないけれども、今まで一生懸命芋つくっていたけれども、イノシシに食べさせるだけの芋づくりになるからもうつくらないとかとおばあさんたちはそういうふうに言いました。だからそういうことがすごく出てきているので、根本的に考えなきゃならない問題なので、ぜひこれには予算を来年度特につけていくような形で徹底的に取り組む必要があると思います。本当に悲しんでるというか、つらい思いをしているというのが実態としてありました。 ○議長(竹山初吉君)  農林課長倍増してくれますね。予算を倍増してくれと言いよるよ。 ほかにありませんか。 ◆二十六番(竹山俊郎君)  百十六ページの農業費の中で、農業集落排水事業会計繰出金が五百八十八万三千円ありますけれども、これ計画段階で加入戸数が何戸で、今実態実際に何戸加入しているのか、それと運営形態をお聞きしたいと思います。 ◎農林課長石井岩夫君)  お答えいたします。この農業集落排水は生月地区でございます。計画人口が三百九十人、計画戸数が八十三戸で事業がなされております。現在加入しておられる方が四十四戸、加入率でいきますと五三・〇一%でございます。今後に向けては加入の促進等を図っていかなければと思っております。 ◆二十六番(竹山俊郎君)  大幅に計画段階からすると加入率が少なかったということで、このような予算の繰出金になっていると思うんですが、今後やっぱり加入者がふえるという見込みはないんじゃなかろうかと思うんですね。しかしながら、五三%加入者の負担を上げるということはいけませんので大変だと思いますけれども、これは今後地域の人とよく協議しながら、なるべくこれからでもいいんでしょうけども、加入者をふやすというような方向性を持って進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(竹山初吉君)  質疑中でありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。午後の会議は一時三十分に再開をいたします。                 午後零時 零分 休憩                 ~~~~~~~~~~                 午後一時三十分 再開 ○副議長(鮎川學君)  休憩中の本会議を再開いたします。 引き続き議案質疑を行います。 ◆三番(田島輝美君)  ページ数で総務管理費なんですが、五十七ページ、──まだ継続中ですよね、この項目は。 ○副議長(鮎川學君)  五十一ページから百二十八ページまでです。 ◆三番(田島輝美君)  七目の情報通信費で先ほども申し出ましたけども、五十八ページのネットワークシステムに要する経費及び同じく総務管理費なんですが、六十一ページの地域政策費の中で六十二ページあります市町村合併に要する経費、先ほど理事の方から説明がありましたけども、合併協議の中で私たちもまちづくりの班の中でこのネットワークシステム化については少し説明を受けておりましたけども、非常に専門的なことで十分に把握できなかったんですが、合併をして二ヵ月が経過しまして、今このシステムによって学校の現場の方で少し問題があるというふうに私認識してるんですが、実は大島小学校、中学校というのは子供たちにパソコンの台数あるいは先生に対するパソコンの台数にいたしましても他の三市町村に比べればかなり進んだ方だと思っております。その中で、合併前に小学校の授業の中で、二学級ぐらいの授業を私もインターネットを使った授業を参観いたしまして、まさに今の時代に即した授業をやってるなという感じがしてたんです。ところが、合併後このネットワークのシステム化によっていろんな規制がかかりまして、今授業の中で子供たちがこのパソコンを使って実際にインターネットの授業の中で、今まで簡単に項目にアクセスできていたのが、いろんな規制が二段階も三段階もかかりまして、自宅でするパソコンに比べれば学校のパソコンを利用したインターネットの授業というのがまるでできてないといいますか、ずっと回避をしてそこに到達をすればできるんですけれども、どうも合併によっていろんな不正なアクセスをしてはいけないということもあって、システム上そうなってる。特に学校の先生方も各教室に自分のパソコンを持ってる。ところが教室の中からそういうのにアクセスできるのは一台か二台ということで、自分のパソコンを利用したり、そういったものができないというふうになっているんですが、これ企画課の理事、こういう規制というのはそこまでやはり強い規制をやらないと学校教育の現場やなんかは難しいものがあるんですか。この現状のところをちょっと説明していただけませんか。 ◎企画課理事(安田豊君)  インターネットの環境についてという御質問でございますけど、今回整備いたしておりますネットワークシステムについては全部の小中学校を結んでおりますが、コンピューターの習得が早い児童生徒にとってはそうしたネットの世界は物理的な壁を乗り越えて世界中の人とコンタクトできる魅力的な空間であるというふうに聞いております。そうした中で、学校の端末からアクセスしても学校という区域を越えた一つの社会、それから幅広い年齢の様々な職業の人がそれぞれの思惑を持ちながら行動しておるということから、そこに有益な情報だけでなく、児童生徒をわなにかけようとする悪意のあるコンテンツ、要するに教育現場にふさわしくない膨大な内容が日々更新されておるということでございます。一見普通の単語で検索してもそうしたアダルトサイトとか暴力、それから過激な内容の情報がすぐに出てくるようになっておりますので、そんなふうなインターネットの負の部分を回避し、本当に必要な情報にアクセスができるように、今回この回線についてはフィルタリングソフトというものを導入してあります、学校関係ですね。そして、現在の設定としてはそうしたソフト、標準の機能にて設定がしてありますので、議員今御質問のことについては、今後学校側の要望があれば特定のネットのサイトには接続できるようにはなります。そういうことで、今後内部運用面において調整を行いながら、円滑な運用ができるように情報班の方で対処していくように予定しております。 ◆三番(田島輝美君)  確かに今のインターネットの世界ですので子供たちが自由にいろんな不正なサイトにアクセスすればいろんなものが見えるということだって確かに学校でもそういう事件もあってますし、こういう規制がかかるのは当然のことながら、特に今後この四市町村の中で子供たちのパソコンの普及、先生方の一人一台のパソコンの普及というのは進むわけですけども、合併によってそういう確かにブロックするのはわかるんですが、今後の授業のあり方として今後学校教育の中で実際に授業に使うサイト、この授業に使うこのサイトは必要なんだという整理をして、やはりインターネットをうまく使って授業を行えるようなシステムにしないと、このままでやらせたらなかなか自分たちの今先生方が自宅で勉強したパソコンを持ってきて学校のパソコンにつなぐということは今はウィルスに汚染されたらだめだということでこれもだめなんですからね。だから学校で教育する部分は学校のパソコンを使用しなさいというふうになってますけども、そういうふうで少しこのことは学校で協議をしながら少し方向転換といいますか、先生方とも協議をして授業に必要なサイトというのは自由に子供たちが見れるように今後方向性を少し修正していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○副議長(鮎川學君)  それでは質疑を終結します。 次に、第七款商工費から歳出の終わりまで、百二十九ページから百九十六ページまで、また、第二表債務負担行為六ページ、第三表地方債七ページもあわせて質疑を行います。百二十九ページから百九十六ページまで。 ◆九番(浦荘藏君)  百三十八ページの二目の道路維持費ですね、説明の欄ですけども、二番の市道維持に要する経費八千九百万、市道維持補修交付金というのがありますけども、現在中野地域の市道工夫が今欠員しておると思いますけれども、この地域の今までやっておられた方がいなくなったために、道路管理が非常に市道の維持管理が悪くなっておりますけれども、この点についてどういうふうに対応されるのか、ちょっと建設課お願いします。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  おっしゃるとおり、道路整備員さんが今中野地区にはおりませんで、今三名平戸地区は道路整備員さんがおられます。北中南それぞれ一人ずつ配置をしておりまして、主にパトロールを行いまして、それと地元の皆さん方からの御要望があったところを重点的に除草だとか維持とか行っておるところでございます。うちの建設といたしましても週に二回重点的に幹線道路を主にパトロールしておりますが、道路数も相当ございまして、なかなか行き届かないところもございます。その場合地元の皆さん方から御要望があったところは即対応したいと思っておりますが、今後ともそういう皆さん方の御協力を得ながら今後とも維持補修には努めていきたいと考えております。それから陰切り等々につきましては、それぞれ業者さんの方に委託をいたしまして、特にバス路線あるいは通学路線については重点的に現在行っておるところでございます。 ◆九番(浦荘藏君)  引き続きかわりの県道工夫とは言わんとでしょうけども、正式名称はどう言うかわかりませんけれども、そういうかわりの方の補充を早急にお願いしたいと思います。 以上です。 ◆二十二番(川上茂次君)  百三十六ページ、この説明の二項の東彼杵道路建設促進に要する経費で、これは負担金で五万五千でしょうけど、これ金額はかまいませんが、この準高規格道路としての整備に向かって進捗状況那辺にあるものか。 それともう一点は、百四十六ページの美しいまちづくり推進事業で説明の二項にあるわけですが、その町並みを整える、いわゆるファサードを整えるということで、今年から二軒ですかな、ファサードを整えるようですけども、この時代考証としては大体どのような時代を再現しようとしているものか、ちょっとその点をあわせてお願いしたいと思います。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  東彼杵道路につきまして、佐世保市が中心となりまして、現在平戸市も副会長ということで県の方に要望しているところでございますが、現在まだ計画路線にも乗ってない状況でございます。引き続きぜひとも計画路線に乗せてほしいということでございます。今西彼杵道路といいますか、第二西海橋を建設しております。そういうことで、先に進んでいるやつを終わってからというようなお話もございますが、それが終わったらぜひ東彼杵道路を佐世保から東彼杵インターチェンジまでの区間を整備してほしいという要望、まだ要望の段階ということでございます。 ◆二十二番(川上茂次君)  この東彼杵インターから通じる準高規格道路が立ち上がったころ、我々が一番危惧したのは西九州がこれが惹起することによって後れをとらないかという不安もあったんでね。だからやっぱりどうしても優先はあくまでも我々はこの西九州道路であると、こういう議論をした経緯があるもんですから、ゆめゆめそっちの方がお留守になってはいかんと思うんですけれども、その点がちょっと気になったもんですから確認したところです。 ◎都市計画課長(長崎屋卓二君)  今年度から本格的に着工いたします美しいまちづくり事業につきましては、現在残っております家屋の現況を利用しながらまちづくりをしていくということでございまして、大体大正末期から昭和にかけてのものを時代考証しているというふうなことでございます。 ◆二十四番(小川隆友君)  百五十八ページの外国青年招致事業についてちょっとお尋ねしますが、予算が九百五十五万円ということで、非常に少ないんじゃないかなと思うわけですね。多分町村では中学校に外国青年をALTとして招致しておる事業だろうと思うんですが、旧平戸市の中学校に配属はしていなかったのかどうか。それから、今後この事業がどのように展開するのか、その辺のところをお尋ねしたいと思います。 ◎学校教育課長(相知眞行君)  お答えいたします。旧平戸市も一名ALTは入っております。〔「一名」と言う者あり〕はい。〔「中学校に一名じゃなくて一名」と言う者あり〕一応中学校にということで入っております。〔「各中学校にですか」と言う者あり〕いえ、全市で。 ◆二十四番(小川隆友君)  今後も四名体制でいかれるおつもりなのか、それとも私はこれからはやっぱりALTを増員をして各中学校に私は一人は配属するような形で対応すべきじゃないかと思うわけですが、平戸の場合はいろいろ別の事業の方からそういうふうなサポートができるような体制があるのかもしれませんが、その辺のところは状況がわかりませんので少し詳しく教えていただけませんか。 ◎学校教育課長(相知眞行君)  私も四月から平戸市教育委員会の方に入っておりまして、聞いておる範囲ではこれまでのALTの指導体制というのは現状維持ということで合併協議会では話し合われておるというふうに聞いておりますが、実はそうなってくると同じ平戸市でありながら、例えば旧平戸市の場合は一名で対応しておりますので、多いというんですかね、平戸中学校には一週間のうち一日、あとの中学校では一日はおりきりません。〇・六日とか〇・五とかという形で半日しかおれないとかという状況であります。ところが、例えば旧生月、田平、大島等でいきますと中学校には大体基本的に三日、各中学校におるような形になっております。で、あとの日にちはどうしているかというと小学校に入ってくれているわけですね。そういうことで、旧平戸市だと小学校には平戸小学校に〇・五日、半日だけであとの小学校には入っていません。そういう不公平感というのがこれからは出てきますので、そこら辺をどうするかというのがこれからの検討課題だと私は思っております。どの子供たちも平等に国際理解、英語教育環境を受けていけるようにしていくべきじゃないかと思っておりますけど、現時点では合併協議会の中ではここしばらくというんですか、現状維持という形で話が進められたというふうに伺っております。 ◆二十四番(小川隆友君)  教育長にお尋ねしたいと思いますがね、合併協議会ではそういうふうな現状ということが前面に出ていると思いますが、改善すべきところはやっぱり早急に改善していいと思うんですよ。改悪でなくていい方向にだったらね。やっぱり市民が比べてみて困るということについてはちゃんと改善をしていくと、それは協議会の中身についても若干の見直しは必要なものについては対応していかなければいけないと思いますし、そういうところで私はALTの招致についてはもっと積極的に進められる方がいいんじゃないかなと思うわけですが、教育長の基本的なお考えをちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎教育長(出口壽徳君)  ただいま議員さんから温かいお言葉をいただきましたけれども、私もできれば増員をお願いしたい気持ちは十分あるわけでございますけれども、ただ合併の段階で各市町村の現状がマイナスになってはいかんというふうな話もちょっとお伺いしたもんですからちょっと遠慮申し上げておったんですけれども、これからはやっぱりあと一名旧平戸市内でも欲しいところなんですね。今小学校の方には国際交流の方がおりますので、その人を小学校から要請があれば各学校に行ってもらっておりますけれども、それも十分とは言えませんので、できれば私どもももう一名欲しいなと、お願いしたいなという気持ちは十分あるわけでございます。そういうことで、関係機関の方で努力をして頑張っていきたい、そういう気持ちはございます。 ◆二十四番(小川隆友君)  これは事教育に関してやはりこれは差別をつけたらいかんと思いますよ。やっぱりどこにおってもちゃんとした教育を受けられる、そういうシステムに、恩恵にあずかる、こういう基本的なところをぴしゃっと押さえていけば私は市民の皆さんたちから合併協議でどうだったから何でそういうことをしたかと、この議員の皆さんたちもそういうことはおっしゃらないと思いますよ。ですから、そういうこと十分配慮して十八年度の予算等については御配慮いただきたいと思っております。 ◆二十番(近藤芳人君)  観光商工課長さんにお伺いします。 ページが具体的に何ページと言えないんですが、今回の予算の中で、今回の定例会の初日に市長のごあいさつで観光商工絡みのキーワードみたいのが幾つか出てまいりました。例えば本物志向ですね、この地にある資源を生かしてこれまでより長く平戸に滞在してもらえるような本物志向の旅行商品の開発を検討していると、本物志向の旅行商品、こういったものが今回の予算書の中でどこに位置づけられるのか。また、同じように、そのキーワードという意味ではマスメディアを最大限に活用した情報の発信、提供、これがどこに位置づけられるのか。さらに、もてなしの心を持っていただくと、そういう接客のためのソフトウェアといいますかね、ヒューマンウェアの部分を教育するといった部分と、そういったもろもろのキーワードが出ているわけです。幾つも出すのも何ですから、その三つについて今回の予算書の中でそれを実現するためにはこういう事業をやってると、そういった説明をいただけないでしょうか。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  今の三つのキーワードでございますけれども、基本的に観光振興を図る上での基本的な我々の取り組み方と申しましょうか、そういうことでとらえておるわけでございますが、やはり議員も御存じのように、まず本物志向、これはですね、やはり今の観光客のニーズというのは、いわゆる本物の、その地域でなければわからないものとか、見えないものとか、そういった意味の本物、にせものではない。だから平戸に来れば平戸のものを食べるとか、そういった考え方でございます。 また、マスメディアにつきましては、やはりこの地域の資源をどのように全国あるいはアジアを初め全世界にPRしていくか、その意味ではマスメディアをどういうふうに活用すればいいのかということで、これにつきましては、県内向けの対策としてマスメディア活用事業が百三十二ページにございますけれども、そのほか観光協会等にはいわゆる宣伝に関する支援をしております。 また、もてなしというキーワードでございますけれども、やはり昨日も申し上げましたように、やはり全島挙げて、全市民上げて観光客をもてなすと、ウェルカムのムードというものをつくり上げなくちゃいけないということで、これは我々も努力目標でもありますし、市民にもそういった観点からお客さんを迎え入れてほしいという要望といいましょうか、気持ちを込めた言葉ということでございます。これにつきましては、県の方もちょっと補足して申し上げますれば、もてなしの宿事業といいまして、やはり個々の宿のもてなし力をアップする、いわゆる顧客満足度を高めるという意味でいろんな研修事業等も行われております。そういったものを市の方としても積極的に支援をしていきたい、そのように考えているところでございます。 ◆二十番(近藤芳人君)  マスメディアについてはわかりました。もてなしの心につきましては、スローガン的には私も非常に大事なことでありますし、重要性はいたくわかります。ぜひこれが実現できると今以上に向上するというのがこの地にとって非常な財産になってくるものであると信じております。ただ、それがやはりスローガンとしては大事だし、皆さんにとってもわかりやすいスローガンなんですが、これを一たんいざ身につけようとする場合に、こんなに難しいこともないわけですよね。その事業として例えば啓発啓蒙、教育、そういったことが何らか長年かけて実施されていかないことには、恐らく身につかないと思います。やはり建物だけ新しくなって立派になっても、そこで働く人のサービス精神というのがないことにはお客さんは喜んでくれないわけですし、それが今この地域がどのくらいのレベルにあるのかというのも私は客観的には評価できないわけでございますけれども、ただ、今以上に伸びるという素養はあるはずであるし、それに期待をするしかないわけでしてね。そのような意味での継続的な事業として、とりあえず十七年度にそういう視点での効果のあるような事業がないのか、そういった意味での再質問にしたいと思います。 それと第一点目の本物志向、これも課長さんの御答弁だと、基本的なスローガンというふうなおっしゃい方をしてましたが、やはり本物志向が実現するための布石としての何らかの事業がこの中にあるとすればそれがどれなのか、どの事業がこの本物志向に位置づけられるものなのか、そういった具体的な、特に百三十二ページにたくさん事業が出ておりますが、このそれぞれの中でそれに位置づけられるものがないのか、そういった意味での御説明をお願いいたします。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  本物志向ということで、やはり本物でなければなかなか観光客にもインパクトを与えられないということで、予算上は観光協会に対する補助事業の一環で申し上げれば、例えば一月からひらめまつりが始まりますですね、これは一月から四月まで平戸ヒラメが解禁されるわけですけど、いわゆる養殖でない天然のヒラメを使おう、それが平戸の本物といいましょうかね、そういったことです。今観光客も目も口も肥えておりますから、そういった意味で平戸では天然物を扱うんだと、そういったことを推進していきたいなということで観光協会等の補助をしているわけでございますが、そういう観光協会等が取り組む商品化に当たっては、そういった観点から商品化を進めてくださいということを我々は強くお願いをしているところでございます。 そしてまた、もてなしの啓発でございますけれども、やはり直接お客様と触れ合う、例えばこの平戸の中心市街地の商店街等がございます。当然商工会の女性部等があいさつ運動をしましょう、そういった、あえてそうしなくても本当はベーシックなものだろうとは思うんですけれども、一応旗印を立ててそういったもてなし、あいさつ運動といいましょうか、そういったものを継続的に展開しておりますし、また、今進めております体験プログラムの開発というものも今まで直接観光客と触れ合う機会がなかったわけですね、農業者にしても水産業者にしても。やはりそこに本物のいわゆるなりわいを観光客に体験させて、そしてこっちの、何といいましょうか、感動を与えるといいましょうかね、そういうふうなものを続けることによって、やはりそういった否が応でももてなしをしなくちゃいけない、そういう気持ちで接しなくちゃいけないということにつながってくるんじゃないかな、そういうふうに考えておるところでございます。 ◆二十番(近藤芳人君)  もてなしの心につきましては、いろんな定着をさせるためのプログラムというのが考えられるとは思うんですが、私は一つ有効な手だてとしてアンケートというのがあると思います。利用者に対してアンケートをとれば、この地で受けたサービスがどのくらいもてなし度が質が高いものだったのか、それをフィードバックしていけば必ずやいいものに徐々に進化していくんではないかというふうに信じております。そういった事業をぜひやっていくべきではないでしょうか。そういった意味での御所見を一つ。 それと本物志向という話も再三出ております。ひらめまつり、また、アラをこれから売り出そうなんというお話もあります。本物志向というのは私もその通りだと思っておりまして、にせものはもう一過性のもので終わってしまいますね。ハウステンボスを見ればわかるように、本物じゃないと生き延びれません。本物というの何かというと、その地で生きる人たちがそのなりわいを胸を張ってそのまんま見せて上げる、それが本物志向であると私は定義したいと思っているんですね。じゃヒラメをこの地でどれだけ自己消費しているか、アラをどれだけ自己消費しているかというと、これはあくまでもお客様向けという視点が強くて、我々の食生活の中にそんなに浸透しているもんじゃないんですよね。逆の言い方をすれば、例えば生月あたりではマンボウを食べたりしますけどね、ああいうのは立派な本物志向なんですね。あそこに行けばマンボウば食わさるっとってばいってね、それが我々の誇りでもあるし、こんなにマンボウがうまいなんて知らなかった。そういった本物志向、ここに住んでいる人間がマンボウを食べることによって胸を張っている。ほう、あそこの人たちってそういうふうね、そういう特色のある生活の仕方を本物志向と私は呼びたいんですね。それをどんどんアピールしていくというのがマスメディアを活用するということであるし、この地のプライドである、誇りであると思うわけです。そういった意味での観光振興をもっと一本筋の通ったものとして十八年度あたりに打ち出していけんでしょうか。十七年度中に事業の中で何かそういう息吹が出てくるならまたいいんですが、そういったことはこの百三十二ページの中でスタートするようなことは不可能でしょうか。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  議員さんがおっしゃったことは一番重要なことだろうと、そういうふうに思っておりますし、予算に当たっては、十八年度に向けても当然そういったことを念頭に置きながら予算要求をしていきたいというふうに考えておりますし、また、観光宣伝に要する経費の中で、平戸の魅力ある旅の創造事業、こういったものについては観光協会に対するキリシタン紀行のものであるとか、いわゆるグルメ開発の部分についての開発経費とそういったメディア対策、そういったものを入れているわけでございます。 また、先ほどもてなしの部分でちょっと補足いたしますけど、観光協会にいわゆるもてなしの研修会というものを観光連盟とあわせて実施をしているところでございます。 それから、最初のアンケート調査のことでございますが、これは観光統計を平戸大橋のところで年に四回、二月、五月、八月、十月実施をしております。その際に入り込み観光客に対してアンケートをはがき大のアンケートですが、どこから来られましたか、何を目的ですか、予算はどれぐらい使いましたか、そういった基本的な条項と、あと平戸の印象、いろんな部分での印象が書き込めるようなアンケート調査を実施しておりまして、それをずっと回収をしてそれをデータベースにしながら、観光振興といいますか、今後の観光施策に役立つように今実施しているところでございます。 以上です。 ◆二十番(近藤芳人君)  最後のアンケートについてのみ言わせていただきますと、旧平戸市の範囲ではそういうことを今までやってきた。今度から合併してますのでもっと広いんですね。平戸大橋のところでほとんどの観光客をそこでキャッチできればそれでほぼ統計的には網羅できるとは思いますが、そうとも限らないわけですね。今度は田平さんもあるし、生月もあるし大島もあるし、そういった状況でアンケートをもっと広く、また、どういった項目を聞いていくのかという内容も恐らく何らか変化してくると思われます。そういったことも含めたアンケートという意味で申し上げておりまして、今のやり方でそれでよしというわけじゃないでしょう。その辺についての御所見をお願いいたします。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  この観光統計をどういうふうにとっていくかということについては、観光課の内部でもいろいろ検討しているところでございます。ですから、専門家にもいろんな意見を聞きながら、やはりきちっとした現実に即したといいましようか、現状がどうなのか、そういったものをどういうふうにすればサンプルとして取れるのか、そこを検討していきたいと思っております。また、やはり御存じのように、田平を通過して平戸に入り、平戸大橋を渡って生月、大島に行く観光客がほとんどです。だからやはり根こそぎ平戸大橋のところである程度そういう情報はキャッチできるんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、やはり生月に行かれる方のニーズ、大島に行かれる方のニーズ、田平のニーズは何なのか、そこをもうちょっと具体的にリサーチしていきたいなと、そういうふうに思っております。〔「はい、ありがとうございました」と言う者あり〕 ◆十八番(八木原友子君)  百四十四ページにプレジャーボートなど利用調整に要する経費というのが計上されてるんですけれども、ここにも出てて、水産のところで旅費、プレジャーボートなど利用調整に要する経費と、二つ違う課で出てきてるんですけれども、これは一体どういう意味でどういうふうな内容なのか教えていただきたいと思います。 ◎都市計画課長(長崎屋卓二君)  今のプレジャーボートの件につきましては、ことしの十月一日から実は港湾が都市計画の方に移りまして、港湾の方で所管しておりました平戸、川内、古江、それから大島とか田平港とか、こういう港湾が都市計画の方に移ってまいりました。漁港の方で所管しておったのはそのまま水産課に残っておりますので、そうしたことで二つに分かれているというふうに御理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ◆二十四番(小川隆友君)  二百六ページから二百二十一ページにわたってずっと林業公社の借入金に対する融資の損失補てんが載っておるわけでございますが、これがですね、すべてがですね、──(発言する者あり)まだですか。 ○副議長(鮎川學君)  結構です。 ◆二十四番(小川隆友君) この中で、いわゆる二万分の二千百とか、いろいろ割合があるわけですが、その中で十七年度から各年度それぞれありますが、限度額に同じということで、すべて表示されておりまして金額が明示されておりませんね。それで実際これは補てんを行った事例があるのか、また、行っているとすれば年間幾らぐらいになるのか、全部合わせて。お尋ねしたい。 ◎農林課長石井岩夫君)  ありません。補てんしたことはありません。 ◆二十四番(小川隆友君)  多分ないんじゃないかなと思いながら質問したわけですが、それと先ほど林業公社の経営のあれが四十年から六十年に条例の改正があったわけですが、それに伴って、損失補てんの各年度の延長は必要ないのか、その辺のところ確認したいと思います。 ◎農林課長石井岩夫君)  先ほど言いましたように、貸付金は旧平戸、田平町が貸し付けて、その返還が二十年長くしてくれと、損失補てんの分は林業公社が農林中央金庫から借りた。そして返済がだめになった場合、長崎県と関係市町村が二分の一ずつ補てんをしますということでございますので、そういうふうに理解していただきたいと思います。 ◆二十四番(小川隆友君)  私の勘違いかもしれませんが、いわゆる林業公社に造林をお願いするわけですね、造林をするために農林中央金庫からお金を借り入れて事業をする。そのことで本来はその木を、育成した木を売って精算をするという事業なんですよ。ところがこれが四十年で切って売りましょうというのが今度六十年になったわけですね、そうすると二十年延んだわけですから、この償還も二十年延ばさにゃいかんじゃないかな。私の勘違いかもしれませんからね、と思いながら見よったもんですから、その辺のところをお尋ねしたところですが、このままでいいんですね。 ◎農林課長石井岩夫君)  そのままで結構です。 ◆二十一番(塚本雅英君)  百三十二ページですが、先ほどから観光本物志向というふうに話が出ておりましたけれども、その中の十七の体験観光の協議会の補助金二百五十万出ております。内容を御説明お願いいたします。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  十七番体験型観光に要する経費二百五十万でございますけども、内訳は生月の体験協議会に二百万円、それと大島の体験協議会に五十万円となっております。 ◆二十一番(塚本雅英君)  それと上の北松浦半島の関係の分が恐らく生月あたりの体験観光の協議会も関係してきておるかと思いますが、聞きますと、次年度生月だけでも高校生の修学旅行生が千名ぐらい来るというふうな話も聞いております。そうした中で、受け皿、今松浦の里ですか、そこを通して体験観光の流れが来ておりますけれども、やはり大島村にしても平戸市の志々伎、ここにおります綾香さんのところにしてもそうですが、そういう体験をさせることによって、その事務的なといいますか、事務処理一本化に早くしたほうが、できることならば早く一本化になって、そして受け皿をもう少し広めて充実したものにしていかなければならないんじゃないかと思いますが、その点いかがでしょうか。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  議員さんが御指摘のとおり、将来的には一本化する必要があると、そういうふうに考えておるところでございます。実はきょうも体験のいわゆる組織のあり方、そういったことについても協議を始めているところでございます。やはり生月、田平、大島、平戸地区とあるわけでございますが、これをやはり一つの事務局でコントロールできるような、そういう組織が予約を受けてどういうふうに分配するのか、そういった観点からも必要でございますので、これ重々今後少し時間がかかるかもしれませんけれども、検討させていただきたいと思います。 ◆二十一番(塚本雅英君)  この事業はやはりこれからの本物志向といいますか、そういういろんな体験を特に漁業関係の体験がかなり人気というふうな話も聞いておりますし、民泊をすることによって、その家の民泊をされる方も含めて、商店も含めていろんな食材から含めて消費が拡大できるというふうなこともなってきます。そしてやはり次年度、十八年度が今のところ千名程度の受け入れと、生月だけでもそういうふうな受け入れだと聞いております。そうしたことがやはり口コミといいますか、こういうことが評判といいますか、効果が上がってくれば上がるだけそういう事務的な体系とか、そういういろんな事務処理的なこと、受け入れの態勢に対しての基本的なこととか、やはりひとつの協議会といいますか、一本化してあっち分散じゃなくして、そういうことでやっていただければと特に思っておりますので、早急に早い時期に立ち上げができますように御協力をお願いします。よろしくお願いします。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  そういう方向性に向けて努力させていただきます。〔「はい、ありがとうございました。」と言う者あり) ◆二番(住江高夫君)  百二十九ページですね、この企業誘致費三十三万七千円が計上されてますね、これについて内容の御説明をお願いします。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  この経費につきましては、旧平戸地区に下中野、迎紐差、それから東中山三地区の企業用地、有効面積で三・三ヘクタールの企業用地を確保しておりまして、そこの維持管理に関する経費、例えば下刈りの人夫さんの経費といいましょうか、そういったものが主なものでございますし、特にほかには県人会等に市長がトップセールスを行いながら、東京辺りの県人会に行って、いわゆる地元出身の社長さんとお会いするときにいろんな企業の経済の情勢であるとか、企業の状況など、そういった懇談をさせるための旅費を計上しておるところでございます。 以上です。 ◆二番(住江高夫君)  きのうの一般質問の中でもこの新市の振興策にはどうしても企業誘致も必要だというふうなことで、旧市においてもそういった熱意のもとに企業誘致を図っているんだなというふうな気持ちでおったわけですよ。この企業誘致費が三十三万七千円については非常に少ないなというふうに受けとめておったんですけどね、この維持管理費というぐらいじゃちょっと企業誘致に対する熱意というか、姿勢というか、そういうのが全然感じられないですよね。その辺のことについてどのようにお考えですか。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  やはり昨今の経済状況を見たときに、いわゆる企業の土地保有意識というのが著しく低下しているわけです。で、やっぱり平戸の置かれた環境、企業にとってはほんとはしにも棒にもかからないといいましょうか、大変厳しい状況にあるわけなんですね。やはりこちらの方としても何とか手当たり次第でも打って出ていきたい部分はあるんですけれども、なかなか例えば東京に行っても企業にも会っていただけない。そういうふうな状況があるわけなんですね。ですから今の戦略といいましょうか、作戦は県の産業振興財団という、いわゆる企業誘致を進める団体があります。そこと綿密に連携をとって、いわゆる平戸は今度賃貸制度も購入いたしましたし、そういったことを今やりよるんだと、十八年度に向けてもやはりハードルを幾らか下げた、企業にインパクトのある制度を設けて努力をしていくから、何とかちょっとでも情報があれば我々に知らせてほしいと、ちょっとでもそういう可能性があればいつでも飛んでいきますと、そういった体制で今いってるわけでございます。そういうことでございまして、ここに三十何万ということで、非常に厳しゅうございますけれども、バックにはそういったことも考えながら取り組んでおります。 以上でございます。 ◆二番(住江高夫君)  言うなれば誘致の営業活動にしても、たまたま市長が上京した折に、東京に行った折に片手間程度に誘致を図ろうたって簡単に今の情勢じゃ来ませんよ。やっぱりそれなりのプロジェクトに近いような形で議会も協力する、そういった体制をとらんことには、今のような特に厳しいような状況で簡単に企業誘致を図れると思いますか。やはりその辺のところをもうちょっとよく考えて、本市の命運を握っとると言っても過言ではないわけですからね。やはりそのくらいの姿勢を強く考えていただきたいというふうに思います。もう一度御答弁をお願いします。 ◎助役(尼崎利幸君)  確かにこの企業の誘致というのは本市にとりましては長年の懸案事項であるわけですね。御指摘のとおりなんです。ですから、前は議会の方も企業誘致関係の特別委員会もつくっていただきまして、いろいろやってきた経過もございます。そういう中にありまして、なかなか俗に言う企業用地が塩漬けの土地に現在なってるわけですね、なかなか誘致企業も来ないという状況の中で。そういう経過も踏まえながら、前にも御説明しましたように、ただ単に売るだけではどうしようもないぞということで貸そうと、これは実際にそういう事例がありまして、そういうのも研究しながら、委員会の中、委員会というのは我々がつくっている委員会なんですが、その中で一定の方向性を決めてやっていこうというふうにしてきたわけです。決して先ほどからいいますように、三十三万七千円ですか、確かに金額的には少額でありますけれども、我々としましては産業振興財団ととにかく綿密に今の状況がどうなのかということの連携をとりまして、かなり情報を持ってるんですね、いろんな意味で。平戸の状況もかなり振興財団の方から全国に発信していただいてもおります。そういうことで、現在は産業振興財団の方と協議をしながら進めておりますけれども、おっしゃられるように、非常に前途は厳しい状況でありますけども、しかし、企業の誘致というのは今後も続けていかなければいけない状況がありますので、十分市長の方とも協議をしながらその点については検討させていただきたいと思います。 ◆九番(浦荘藏君)  百三十ページ、観光商工課長、のどが渇いたと思いますけれども、もう少し。百三十ページの説明の六番、地場産品の活用対策調査事業百五十万計上されておりますけれども、一昨々日から市長が一般質問の中で、いわゆる地産地消をとにかく進めていって、平戸の農林水産業の振興を図りたいということで答弁をいただきましたけれども、ホテルそれから民宿、そういったところでの地元産あるいは給食センターですね、地元産のそういう農林水産物の使用割合はどのようになっているのか、そういう統計的なものが出ているのか。そういうものが出ておれば後でそういうものをいただきたいと思いますけれども、これをやってないとすれば早急に調べていただいて、各ホテル等旅館、そういう給食センターですね、そういうものを調べていただきたいと思いますけれども、どういう考えでしょうか。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  議員さんがおっしゃられた調査、まさしくホテル業者、あるいは農業者、水産業者に対しての地産地消の割合等を調べるためのアンケート調査がこの経費となっております。 ◆九番(浦荘藏君)  そうしたら、まだ今までそういう調査をされてないということでしょうか。それも含めて御回答ください。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  これは十六年度から継続事業二ヵ年で実施をしてるところなんですけれども、今最終段階、十七年度のこの百五十万については、長崎にありますシンクながさきというシンクタンクがございますが、そこに委託をしてその調査員がつぶさにこの市内のホテルとか商店街とか、そういったところに入り込んで今の地産地消の実態を調査してとりまとめをしているところでございます。これが十七年度事業でございますので、最終段階に入っておりますけれども、この結果につきましては、当然議員の皆様方にも提示していきたい、そういうふうに考えております。 ◆九番(浦荘藏君)  それは要するに、例えば米がどのくらい、野菜、こういうのがどのくらいということで詳細に分けるわけですね。 ◎観光商工課長山口龍一郎君)  やはり農産物、水産物、いろんな品目がございますので、その品目ごとに調査をしているところでございます。 ◆二十二番(川上茂次君)  建設課長にちょっとお尋ねしましょうかな。 まず、百三十八ページの説明の三項ですが、地方道路整備臨時交付金事業五千四百万、これ歩道の設置事業ですが、もう少し具体的に今後の事業計画も含めてお願いしたいと思います。 それと一点は、百五十六ページは消防になりますかね、災害対策費。小さな金額ですけど、四目の説明の四項の中に、国民保護計画策定事務に要する経費と、これは国民のセキュリティ関係になるかなと思うんですけれども、これはどういうふうなものができるものか、平戸市とのかかわりについても。この二点お願いします。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  地方道路整備臨時交付金事業といいますのは、公共事業ということで根獅子線と、それから田平土木がやってます下亀蒲田線の改良事業でございます。 ◎総務課理事松山久與君)  先ほどの百五十六ページの災害対策費の中の四項の国民保護計画策定事務に要する経費の三万九千円でございますが、これは御承知のように、国の方で国民の保護のための措置に関する法律が制定をされまして、県、それから市町村でそれぞれ保護計画を策定するようになりました。県の責務とか市町村の責務がその法律で定められております。今年度県の方がその計画書の策定をするということになっておりまして、十八年度に各市町村が市町村の保護計画書をつくるということになっております。そのために県との打ち合わせのための旅費を今回三万九千円計上いたしておるものでございます。 ○副議長(鮎川學君)  それでは、議案第一八号の質疑を終結いたします。 次に、議案第一九号から第二六号までの八件は特別会計予算でありますので一括質疑を行います。──一九号から二六号まででございます。
    ◆二十二番(川上茂次君)  二六号の宅地開発事業特別会計で、グリーンヒルズか、これの販売の実績状況、これは順調にいってるものか、どれだけの実績があるものか、この点も含めて、その点だけで結構ですから、金額── ◎財政課理事尾上輝義君)  私の方から宅地開発事業特別会計の分を御説明申し上げます。 全区画が当初七十七区画ございまして、そのうち三十四区画が今売れておる状況でございます。(三百二ページで訂正)十月一日から私まだもらったばかりでございますのでまだわかりませんけれども、これから鋭意努力して、既にインターネット上、うちのホームページ上あるいは広報ひらど等活用いたしまして販売促進に力を入れているというふうなことでございまして、完売はできませんでも一戸あたりでも売れてほしいというふうなことで頑張っておるところでございます。 以上でございます。 ◆二十二番(川上茂次君)  恐らく販売については年次計画等があると思うんですけれども、その進捗状況、実績については何%ぐらいいってるんですかね、目標設定の。わかりますかな。 ◎田平支所長(太田正喜君)  グリーンヒルズの販売状況ですね、実績を申し上げます。〔「どこかの資料に出てますか」と言う者あり〕それは出てないと思います。 平成十年度に十九件、十一年度六件、十二年度七件、十三年度一件、十四年度一件、十五年度三件です。十六年度は実績はあっておりません。一七年度も今のところまだ実績は会っておりませんが、若干話は来ているところもあるわけなんですけれども、なかなか状況的に経済的にもちょっと厳しいときでございまして、なかなか一世一代の買い物でもあるということで、なかなか実績まで結びつかないところがあるんですけれども、まだ五〇%切れておりますので、販売率がですね。これから本課とも一緒になりまして鋭意努力していかなきゃならないのではないかなと思っております。 ◆二十二番(川上茂次君)  行政が始めたこの計画ですから、恐らく民間のデベロッパー的なところとは手法が違うと思うんですけれどもね、デベロッパーの場合は造成した宅地に上屋までセットという形が結構あると思うんですけれども、この場合は土地だけでしょう。そうしたときに、このいわゆる造成費用といいますか、経費の分は一応ペイしているんですかね。どういうふうに見ればいいんですかね、収支のバランスは。 ◎田平支所長(太田正喜君)  お答えします。まず、面積が二万六千六百四十二平米ですね。これは宅地の部分の面積でございます。それから公園、集会所の用地といたしまして千五百六十二平米、道路に取ってます部分が九千五百七平米、それから調整池二千四百二十三平米、造成緑地五千四百六平米、それから現況緑地といたしまして千四百八十四平米ですね、合計の四万七千二十六平方メートル規模の土地でございまして、事業費といたしましては、総事業費が四億六千六百七万七千八百九十円、そのうち定住促進団地整備事業債、これを五億千三百十九万五千三百九十三円。それと簡易水道事業債でございまして、これが千八百八十万九千七百七円、その他の事業といたしまして四百七十万四千七百四円、合計で十億二百七十八万七千六百九十四円、こうなります。そのうち宅地開発事業債を対象といたしまして、幾らで売るかということを試算をしたわけでございます。そうしますと、平均で五万七千八百三十三円、これで売らなければ四億六千六百七万七千ですか、〔「これは平米ですね」と言う者あり〕五万七千八百三十三円は坪当たりの金額です。平米当たりは一万七千四百九十四円ですね。そういう計画のもとで一区画当たりの坪単価を五万五千円から五万九千円という範囲で大体平均的な坪数といたしまして、一区画百坪ぐらい。それで毎年十区画は売りましょうということで宅地開発の予算を組みまして、大体六千三百万ぐらいのベースで毎年予算を編成してきているわけですが、平成十三年以降やっぱりどうしても販売が落ち込みまして、十年、十一年、十二年で取得しておりました販売経費、それが足りなくなりまして、十三年度から一般会計を少し持ち出すという形になって、最近は販売がゼロという数字でございますので、全額最終的には公債費を持ち出すというふうな形になっております。 以上のような状況です。 ◎財政課理事尾上輝義君)  先ほど三十四戸と申し上げましたけど、これ三十七戸売れておりまして、そのうち三十四戸既に建築されているというふうなことでございます。七十七区画中三十七区画が売れ、そのうち三十四戸が建っているという数字でございます。すいませんでした。〔「はい、わかりました」と言う者あり〕 ◆二十番(近藤芳人君)  今の宅地開発事業に関連しまして、計画してた全区画に対してなかなか売却が苦労していると、そういう状況ですね、この状況は状況としてこれから先どうにかして一軒でも多く早く処分していくと、そういった状況に持っていかないといけないと、そういう役所側のつらい状況というのもよくわかります。一方で、きのう一般質問でだったと思いますが、若い人が住む場所がなくて公営住宅の建設を急いでくれないかと、そういったお話もありましたね。私はこの両方をもっと広く同時に考えることによって、恐らく何らかの解決策が見いだしてこれるんじゃないかというふうな期待をしております。私は本来公営住宅というのは住宅困窮者に対して支給する、そういった意味合いがありますが、住宅困窮者というのを大きく二つに分けるべきであると、そういう持論があるんですね。それは何で分けるかというと、基本的に今後とも一生と言ったら語弊がありますが、永年住宅を困窮するであろう社会的な困窮者、それと一方で、若いこれから自分の自宅を建設できるであろうまだ収入の少ないこれからの一時的な困窮者、私はその後者の人に対しては公共の住宅を賃貸する場合、期限付きで貸すという形にできないかと思うんですね。そしてそこで少し高めの家賃でも取って、そこから少し基金なり積み上げてあげて、それを退去するときに住宅を建設する頭金になり使ってもらって、こういう宅地を少し優遇した形で売りさばいてあげる。そうすればこの地に今からでも人は残るんですよ。これから公営住宅どんどんつくっていったところで市の負担はふえるばかりです。決して黒字にはなりませんよ。固定資産税とか補修代とか払わなくていいですから、そういう人にとっては安直にずっとそこに居続けるというのが楽になってしまう危険性すらあるわけですね。そうするとそこから出ようとしない。理想的にはこの地に一戸建てを建ててもらうというのが、ここに定住するという意味では一番確実な方策ですから、そういった公共住宅のあり方と宅地の売却のあり方を両方リンクさせて、その人一生のライフサイクルの中で仕組みをつくってあげる、私はそういうのが必要であるんじゃないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。〔「議事進行」と言う者あり〕 ◆二十二番(川上茂次君)  議案質疑ですから自分の意見とかはなるべく控えているわけですが、私ももう少し継続して質疑したいんですよ、この案件については。しかし、今の場合は意見とか要望とか、何といいますか、それでいいならば私もしたいんですけど、それでいかがですか。 ○副議長(鮎川學君)  質問は簡潔にしていただきたいと思います。 ◎都市計画課長(長崎屋卓二君)  住宅建設のあり方ということでの御質問だと思います。近藤議員がおっしゃいますように、もともと住宅の目的というものは、低所得者向けということでございます。しかし、最近は小川議員が先日、昨日ですか、御質問がありましたように、若い人で家賃がいわゆる収入がちょっと多いために入れないとかいうふうな方のために特公の住宅が要るんだとかいうふうなニーズも出てきていると、それは事実でございます。しかし、先ほど近藤議員がおっしゃったように、固定資産税の問題とかいろいろ問題がございまして、一律にこういった方がいいとかいうふうなことは言えませんけれども、私が考えるものはもう一つ選択肢がございまして、行政の役割として、例えば宅地のみを提供して、旧田平町がやっておりますけれども、安く提供して住宅を建ててもらうと、いわゆる民でできるものは民でしていくというふうなことももう一つ選択肢があるんじゃなかろうかと思っております。また、住宅のあり方として、私昔管財というところにいたときに、山林調査をいたしました。そのときに志々伎、ああいう過疎の中でも御老人しかいないというところに行ったときに、おまえたちは何をしに来たんだというふうに言われまして、実は山の市が持っとる土地を調べに来たんだというふうに言ったときに、あと五年、十年するとここは年寄りもいなくなるようなところになるんだぞというふうなことを言われております。そのときにその後建設課に行きまして住宅の方自分なりにまたそういうふうな経験を踏まえて考えましたときに、いわゆる過疎地、こういう平戸の町部とは違って、もう少し離れたところ、中部とか南部とか、そういったところにそういう住宅を建てることで、子供の、赤ちゃんとか、そういった声が聞こえるまちづくりができるようなことも考えて、いわゆる住宅のあり方、その住宅の果たす役割というものがそういうふうなこともあるんだというふうに私は認識いたしております。ちょっととりとめない話になって、質問に的確に答えたかどうかちょっと自身がございませんけれども、以上でございます。 ◆二十番(近藤芳人君)  予算の審議からはずれてしまいますのでこれ以上先の話はきょうは遠慮いたします。いずれ機会がありましたらもう一回まとめて言いたいと思います。ありがとうございました。 ◆九番(浦荘藏君)  どれの予算にもかかわるわけですけれども、この長期債の借入先と利息は何%で借りているのか、その点だけお尋ねします。 ◎財政課理事尾上輝義君)  長期債の分は元利均等の十年とかいろいろございまして、金利二・五%でございます。いろいろ造成事業等あるいは借入先等も当然違いますので幾分違いますけれども、二・二あるいは二・五とかいうふうな利率になります。 ◆九番(浦荘藏君)  非常に今金利の安い時期でありまして、それぞれいろんな金融機関のこともあるでしょうけども、できるだけ安い方がいいんじゃないかと思いましてお尋ねしたわけです。 以上です。 ○副議長(鮎川學君)  それでは議案第一九号から二六号の質疑を終結いたします。 それではここで暫時休憩いたします。十分間の休憩をいたします。                午後二時四十三分 休憩                ~~~~~~~~~~~                午後二時五十六分 再開 ○議長(竹山初吉君)  休憩中の本会議を再開いたします。 引き続き議案質疑を続行いたします。 次、議案第二七号から二九号までの三件は企業会計予算でありますので一括質疑を行います。 ◆二十二番(川上茂次君)  二九号ですけど、これちょっと初めてですのでお尋ねしますが、建造された船舶の機能というんですかね、機能というんでしょうか、いわゆる船の仕組み、どれだけの客員を乗せてどれだけの車両を乗せて、どういうふうなものか、その機能的なものを。 それからここに船舶建造事業として公営企業債が限度額一億五千三百三十万決めておりますが、七%という利率ですね、これは今日の利率ではちょっと高いというふうに感じるんですが、こういうふうな貸付金しかないものか、その点。この二件お願いしたいと思います。 ◎大島村区長(岡村幸夫君)  機能的につきましては、今ここに手元に書類がありませんので、もうしばらく待っていただきたいと思います。 利率につきましては、旧大島村の当初予算で議決いただいた分をそのまま載せております。 ◆二十二番(川上茂次君)  船の構造とか機能については後からいただくとして、今利率の問題については旧大島村の借入金に沿ってということですけど、これは新市としては金利はこれでいいものか、あるいは借りかえができるものかどうか、企業債としての立場上できないものかその辺がわかりませんが、この金利を低めるというふうな作業はできないもんですかな。今日幾らになっとるかな。 ◎政策調整課長田島元一君)  今の利率の件ですが、この予算の中ではこれ七・〇%以内というような予定で予算措置がされております。しかし、実際に借り入れる場合には今現在政府資金が一・一%から一・二%ぐらいで借り入れをされているという状況ですので、大体それぐらいの利率に最終的にはなるのかなというように考えております。 ◆二十番(近藤芳人君)  水道事業会計ですが、平戸と生月の両方の水道事業を一つにまとめた会計になっていると、そういった御説明がありました。病院の方と今奇しくも続けてありますので見比べてみますと、病院の方は平戸市民病院と生月病院、二つの事業を合わせた予算書になってますが、款の中を見ると市民病院の収入支出、生月病院の収入支出が一目でわかるように構成されています。それがこの水道の方は全部ひとまとめになってるんですね。〔「あなたは文教委員」「水道はよかよ」などと言う者あり〕私は病院を聞くつもりじゃなくて水道の方聞きたいので。水道の方は生月と平戸が分かれていない予算書になっておりますが、これはどうしてそのようになっているのか、分けることは不可能なのかという点をお聞きしたいと思います。 ◎水道局長(針尾忠興君)  病院会計につきましては、個々の病院が独立し、それぞれの会計処理を行った方が効率がよいと判断したものと思われますが、水道事業会計におきましては、合併協議会の中でも経営節減を図りなさいというような指導もあっておりました。そういうことで、効率的な運用を行うため、本局と分室の業務分担について水道部会の中で協議を重ねておりましたけれども、やはり会計及び経理の業務につきましては、水道本局で一括して取り扱った方が分室に会計あるいは経理担当の職員を配置しなくても済むこと、さらに会計システム、これは機械設備ですが、そういった設備投資についても経費削減が図られると、そういうことを総合的に判断いたしまして、現在のような予算計上をさせていただいたということでございます。 ◆二十番(近藤芳人君)  例えば三ページを見ていただいて、営業収入というのがありますが、その給水収益、ここは基本的には生月の利用者、平戸の利用者、それぞれの合計がここに一つに表示されとるわけですが、これを例えば二つに分けるというのがどのぐらい費用がかさむものなんでしょうか。例えば我々が質問して全部明細がわかるというんであれば備考のところに書いとってもらうでも私はかまわないと思うんですが、とにかく最低今まで違うものが一つの会計になっとるわけですから、それを分けて見れるような資料として出してもらうような、そういうことはできないですかね。 ◎水道局長(針尾忠興君)  私の方では予算をつくるときに収入については特にわかりやすくなっておりますので、収入については分けることはそう難しくないんですが、例えば費用になりますと、現場配置職員については各々例えば浄水とか配水給水とか、わかりますが、いわゆる会計処理をする場合には総係費ということでうちは計上しておりますが、その係員はすべて本庁に置いております。そうしますと生月の作業に何時間かかったのか、本庁の作業に何時間かかったのか、それの分離が非常に難しくなります。そういったことで、歳入歳出とも合併をしたといいますか、合わせた経常をさせていただいたということでございます。収入についてはすぐわかりますけれどもですね、歳出についてはなかなかわからない。 ◆二十番(近藤芳人君)  企業会計としては直接の経費と間接の経費という言い方をしますけどね、間接経費はどこにかかったかわからないもの、またはオーバーヘッドの部分ですから、そこはどうしようもないですよね。または戸数別に案分して計算するなんて、計算の仕方はあると思いますけど、それは私もどうでもいいと思いますが、少なくとも営業収益とか、はっきりとどこの工事にかかったものかという支出がわかる分については備考で分けてもらうのか、款項目で分けてもらうのか、その辺の整理の仕方はそちらにお任せすることにはなろうかと思いますが、そのような、もっとわかりやすいものとして今後出してもらえるようなことを期待してもよろしいでしょうか。 ◎水道局長(針尾忠興君)  これは決算の折に上水、簡水は旧平戸市の場合分けておりますので、決算の折にはそういうことはできると思います。よろしくお願いします。〔「はい、わかりました」と言う者あり〕 ◎大島村区長(岡村幸夫君)  先ほどの川上議員の質問にお答えをいたします。 トン数が百九十九トン、長さ四十二メーター、幅員九・六メーター、定員が百五十名、それと航送関係ですけど、大型車を二台積んだ場合普通車二台、普通車だけの場合は十二台となっております。 ○議長(竹山初吉君)  いいですか。 それでは議案第二七号から二九号の質疑を終結いたします。 次、議案第三〇号 平戸市過疎地域自立促進計画の策定についての質疑を行います。 ◆二十五番(山内政夫君)  確認も含めてなんですが、十一月十七日付で一応県との正式協議がこの後期計画の協議が終わって、本議会で承認を得れば三大臣の方へ提出されるというように聞いておりますが、それとの関連で、十月、十一月、今も続いておるのかもしれませんけれども、新市におけるヒアリングがあっておるようにも聞いておりますが、もしあったもしくはあっておればそれとの兼ね合いを、ヒアリングの位置づけをお聞きしたいんですが。 ◎企画課理事(安田豊君)  県の方とは十七年の六月の段階でこうしたこの計画の事前協議等はずっと進めてきております。それで、先ほど議員おっしゃいました十一月十七日付で県の方から正式に同意をいただいたということになります。 それから、ヒアリングが行われているということでございますが、これにつきましては、この過疎地域に一応計上されております事業も含めた形で振興実施計画がヒアリングを実施しておりますので、具体的に三ヵ年の事業等についてヒアリングをし、財政計画に合わせたそうした事業の選定を行っておるということで、今現在まだずっと詰めの段階でございますので、後日そうした結果については市長の方のヒアリングも行い、県の方のヒアリングも受けるようになっております。 以上でございます。 ◆二十五番(山内政夫君)  そうすると、一応計画書に載ってある各振興に関係する事業計画のうち、近々三年に実施予定とされるものについてはヒアリングはほぼ済んでいるというふうに了解していいんでしょうか。 ◎企画課理事(安田豊君)  そうでございます。一応十八年から二十年度までの振興計画のヒアリングを進めておるところでございます。 ◆二十五番(山内政夫君)  そうしますと、この三年間のものを含めまして、またヒアリング等済んでない部分もあると思うんですけれども、たくさんの事業計画が載っておりますので、これに関連いたしまして、確認なんですけれども、特にこの事業の中で、新市建設計画、合併時のですね、載っている事業というのがありますが、これについては新平戸市の立場から考えてみて行財政改革という広い大きな視点がありますし、また、ない袖は振れないということもあり得るとは思いますが、基本的には合併協議の中で地域住民に対する約束という意味と、それから合併当事者間、自治体間の約束という意味もあり得るのだというふうに思っておりますので、それについて間違いないかどうか確認をしたいと思います。 ◎企画課理事(安田豊君)  一応この過疎計画につきましては、一応まちづくり事業の中で各旧町村単位で出されている事業を建設事業についてですね、過疎債に該当する部分を大体ここに挙げさせていただいております。今後のまちづくりの計画に上がっております事業については実際に実施する振興計画の中で三ヵ年ローリングの中で十分ヒアリングをして、財政の計画に合わせた分と十分協議をしながら取り組んでいくようにいたしたいと思っております。 ◆二十五番(山内政夫君)  先ほど申しましたとおり、ない袖は振れないということもありますが、基本的には私も含めてですが、先ほど言いましたとおり、地域住民に対する約束もしくは合併当事者、旧自治体間の約束というものを好むと好まざるとにかかわらず、そうとられざるを得ないというふうに私は思っております。そうするとやはり今後財政計画その他いろんなことを考えてみた場合に、その実施の内容とか規模とか、そういうものはやっぱり変わらざるを得ないというふうに思っております。しかしながら、今後のヒアリング等を進めて三ヵ年以降のものを含めてヒアリングをするあるいは事業に乗せていく過程において、ぜひ実現するという前向き、積極的な意味で検討いただきたいというふうに思いますので、一応それで締めます。 ◆十一番(吉福弘実君)  さきの勉強会でこの点については課長よりお話があったんですけど、確認だけしておきますけど、社会情勢によりましていろんな事業が、これにうたってある事業がやはりしなくていいとか、また新しい制度事業が起きた場合、取り入れなければならない、こういうときの例えば変更する場合とか、そういうときの要領といいますかね、これはどういうふうにして変更したり、例えば削除する場合は削除する理由とかは我々議会にも説明があるのかどうか、確認だけしておきます。 ◎企画課理事(安田豊君)  これは議案の説明の中でも申し上げましたとおりですね、そうした社会情勢の変化または市民の要望等の変化、財政状況により計画の変更等が生じた場合は、十分その事業の内容等について県の方とも必要に応じて協議をいたしまして、そうした新しい事業等については振興計画の中で当然十分なる内容を精査いたしまして、また、予算としても議会にお諮りしてその面については追加、変更等は十分あり得るものと考えております。 ◆十一番(吉福弘実君)  そうすると、すべてが県の同意というものが毎回要るということですかね。簡単に市当局の方でできるとか、そういった点もあるわけですかね、計画書そもそもが。 ◎企画課理事(安田豊君)  こうした軽微なものについては、この計画書を提出した後の変更等については、軽微なものについては大幅な事業量の増減、それから計画の全体的に及ぼす影響が大きいものについてはそうした文言の修正または変更等が必要となりますけど、一応軽微なものについては省略してもよいというこの過疎計画の当初の時点で国土庁地方振興局過疎対策室長の方からそうした通知をいただいておりますので、大きなもの以外は軽微なものについては一部は県との修正でもって可能ということになっておりますので、それで対応させていただきたいと考えております。 ○議長(竹山初吉君)  ほかにありませんか。 それでは、議案第三〇号の質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結いたしました議案第三〇号については委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  御異議なしと認めます。よって、議案第三〇号は委員会付託を省略することに決しました。 議案第三〇号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  討論がありませんので採決をいたします。議案第三〇号を原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(竹山初吉君)  御異議なしと認めます。よって、議案第三〇号は原案のとおり可決することに決しました。 これをもって本日の議事日程はすべて終了いたしました。十二日の本会議は午前十時より開き、議案質疑を行います。 本日はこれにて散会いたします。                 午後三時十五分 散会...