大村市議会 > 2016-09-29 >
09月29日-07号

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  1. 大村市議会 2016-09-29
    09月29日-07号


    取得元: 大村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-31
    平成28年  9月 定例会(第5回)◯出席議員は次のとおりである。   1番  田中博文君        14番  三浦正司君   2番  神近 寛君        15番  村崎浩史君   3番  野島進吾君        16番  水上 享君   4番  井上潤一君        17番  村上信行君   5番  北村貴寿君        18番  中瀬昭隆君   6番  岩永愼太郎君       19番  山口弘宣君   7番  田中秀和君        20番  古閑森秀幸君   8番  小林史政君        21番  山北正久君   9番  宮田真美君        22番  永尾高宣君   11番  城 幸太郎君       23番  伊川京子君   12番  大崎敏明君        24番  廣瀬政和君   13番  朝長英美君        25番  村上秀明君◯欠席議員は次のとおりである。   なし◯地方自治法第121条により出席した者は次のとおりである。 市長        園田裕史君     商工観光部長    山下健一郎君 副市長       吉野 哲君     都市整備部長    黒崎広美君 市長公室長     大槻 隆君     教育長       溝江宏俊君 市長公室理事(危機管理監)兼危機管理課長 教育政策監     遠藤雅己君           田中博文君 総務部長      長濱海介君     教育次長      上野真澄君 財政部長      平本一彦君     上下水道事業管理者 朝長 定君 市民環境部長    高濱広司君     上下水道局次長   桑川 満君 福祉保健部長    楠本勝典君     競艇事業管理者   小川完二君 こども未来部長   川下隆治君     競艇企業局次長   馬場宏幸君 農林水産部長    熊 菊徳君     総務課長兼行革推進室長                               渡邉真一郎君◯本会議の書記は次のとおりである。 事務局長      朝長 悟君     書記        松山誠一君 次長        高木義治君     書記        山下大輔君 係長        中村宏昭君     書記        吉原周平君 係長        福江都志君     書記        川添太介君-----------------------------------          第5回定例会議事日程 第7号        平成28年9月29日(木曜)午前10時開議第1 第57号議案の訂正について第2 請願第2号の取下げについて第3 第56号議案 大村市消防団員の任免等に関する条例の一部を改正する条例(総務委員会審査報告)第4 第57号議案 大村市総合計画基本構想の策定について(総務委員会審査報告)第5 第58号議案 公の施設の指定管理者の指定について(市立大村市民病院)(厚生文教委員会審査報告)第6 第59号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大村市体育文化センター)(厚生文教委員会審査報告)第7 第83号議案 工事委託契約の締結について(厚生文教委員会審査報告)第8 第55号議案 新大村駅周辺土地区画整理事業の施行に関する条例(経済建設委員会審査報告)第9 第60号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大村市高良谷牧場)(経済建設委員会審査報告)第10 第61号議案 公の施設の指定管理者の指定について(東浦漁港)(経済建設委員会審査報告)第11 第62号議案 公の施設の指定管理者の指定について(松原漁港)(経済建設委員会審査報告)第12 第63号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大村市民交流プラザ(こども未来館を除く。))(経済建設委員会審査報告)第13 第64号議案 市道路線の認定について(経済建設委員会審査報告)第14 第65号議案 平成28年度大村市一般会計補正予算(第3号)(総務、厚生文教、経済建設委員会審査報告)第15 第66号議案 平成28年度大村市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)(厚生文教委員会審査報告)第16 第67号議案 平成28年度大村市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)(厚生文教委員会審査報告)第17 第68号議案 平成28年度大村市水道事業会計補正予算(第1号)(経済建設委員会審査報告)第18 第69号議案 平成28年度大村市工業用水道事業会計補正予算(第2号)(経済建設委員会審査報告)第19 第70号議案 平成27年度大村市一般会計歳入歳出決算の認定について(総務、厚生文教、経済建設委員会審査報告)第20 第71号議案 平成27年度大村市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(厚生文教委員会審査報告)第21 第72号議案 平成27年度大村市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について(厚生文教委員会審査報告)第22 第73号議案 平成27年度大村市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(厚生文教委員会審査報告)第23 第74号議案 平成27年度大村市病院事業決算の認定について(厚生文教委員会審査報告)第24 第75号議案 平成27年度大村市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第25 第76号議案 平成27年度大村市工業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第26 第77号議案 平成27年度大村市水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第27 第78号議案 平成27年度大村市工業用水道事業決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第28 第79号議案 平成27年度大村市下水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第29 第80号議案 平成27年度大村市農業集落排水事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第30 第81号議案 平成27年度大村市モーターボート競走事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定について(経済建設委員会審査報告)第31 第84号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任について第32 議会第3号議案 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書第33 議会第4号議案 少人数学級の推進などの教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1の復元を求める意見書第34 議員派遣について △開議 午前10時03分 ○議長(村上秀明君)  おはようございます。 出席議員は定足数に達しております。 議事日程第7号により、本日の会議を開きます。 それでは、議事に入ります。 日程第1、第57号議案の訂正についてを議題とします。 理事者の説明を求めます。 ◎市長公室長(大槻隆君)  皆さん、おはようございます。 第57号議案大村市総合計画基本構想の策定についての訂正についてでございます。 お配りしております議案別紙、第5次大村市総合計画基本構想新旧対照表をごらんください。 当初の議案の6ページに記載しておりました基本構想第Ⅰ編第3章(2)大村市の現状に記載しておりました人口に関する記載内容の訂正になります。 ①暮らしの、ア)人口のグラフ中、平成7年及び平成12年の数値に誤りがございましたので、訂正するものでございます。 また、イ)年齢別人口につきましては、国勢調査の数値を記載しており、現段階では平成22年の数値までしか国が公表しておりませんが、5年以上前の数値になりますので、現状に近い平成27年の年齢3区分の数値を本市の推計値としてグラフに追加するとともに、文言を訂正するものでございます。 説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(村上秀明君)  これより質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。 お諮りします。第57号議案の訂正については、これを承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第57号議案の訂正については、承認することに決定します。 日程第2、請願第2号の取下げについてを議題とします。 お諮りします。請願第2号新たな体育館の建設及び武道館の建替えを求める請願の件については、請願者から取り下げたいとの申し出があっておりますので、これを承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、請願第2号の取下げは、承認することに決定します。 日程第3、第56号議案及び日程第4、第57号議案の2件を一括議題とします。 総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(北村貴寿君) 登壇-----------------------------------総務委員会審査報告  第56号議案 大村市消防団員の任免等に関する条例の一部を改正する条例及び 第57号議案 大村市総合計画基本構想の策定についての2件を一括して報告します。 審査結果 原案可決 審査経過について申し上げます。 初めに、第56号議案大村市消防団員の任免等に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回の改正は、大村市消防団の入団資格に市内に勤務する者を加えるとともに、その他、所要の条文整理を行うものであります。 委員会におきましては、今回の条例改正により、近隣市町の消防団員が大村市消防団員として任用され、重複入団となるケースが発生した場合の対応について質問し、理事者からは、国、県に重複入団について確認したところ、法令で制限する規定はないが、望ましくないとの回答があった。そのため、本市においては、居住地での入団状況を確認し、重複入団を認めない方針にしたいとの答弁がありました。 次に、県下市町の消防団員の任用を規定する条例において、今回の条例改正の内容と同様の規定が設けられている状況について質問し、理事者からは、県下21市町のうち、17市町で設けられているとの答弁がありました。 次に、市内に居住する大村市消防団員が、勤務先である近隣市町の消防団員である場合も重複入団に該当すると思われるが、このようなケースにはどのように対応するのか質問し、理事者からは、このようなケースも重複入団になると判断するが、実態の把握は困難だと考えている。消防団との会議を通じて、周知に努めたいとの答弁がありました。 次に、第57号議案大村市総合計画基本構想の策定について申し上げます。 初めに、概要について申し上げます。 本議案は、本市における総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想を策定するため、大村市議会の議決すべき事件を定める条例第2条の規定により、提出されたものであります。 今回、策定する第5次大村市総合計画については、基本構想と基本計画の2層で構成されており、基本構想は、平成28年度を初年度に、10年後の平成37年度を目標年度とし、本市が目指す将来像と基本的なまちづくりの方向性が定められております。また、基本計画は、計画期間を前期・後期それぞれ5年とし、基本構想で掲げられた将来像を実現するための具体的な施策等が示されております。 審査では多くの質疑等が行われましたが、その主な内容について申し上げます。 まず、第Ⅰ編、総合計画の策定にあたってについて申し上げます。 委員会におきましては、第3章、計画策定の背景中、(2)大村市の現状に関し、①暮らしの、ア)人口のグラフにおいて、平成7年及び平成12年の人口の記載は誤りではないのかと指摘したところ、理事者からは、数値については早急に確認するとの答弁がありました。 次に、イ)年齢別人口のグラフにおいて、平成22年度までの推移しか記載されていないが、これでは現状を示しているとは言えない、そのため平成27年度までの推計値も記載する必要があるのではないかと指摘したところ、理事者からは、現時点で国勢調査による年齢別人口の発表があっていないため、推計するのは困難であるとの答弁がありました。 この答弁を受けて、そのような事情は理解するが、本市の現状を示すことを目的としている以上、独自に推計してでも記載する必要があるのではないかと再度指摘したところ、理事者からは、庁内で協議し、検討したいとの答弁がありました。 次に、(3)まちづくりに対する市民のニーズに関し、①市民アンケートの調査結果については、本計画を策定する上で重要な資料の1つになったものと思われるが、どのくらいの頻度で実施しているのか質問し、理事者からは、市民アンケート調査については、第5次総合計画を策定するために実施したものである。また、市民満足度調査については、第4次総合計画の進捗管理のために実施しているもので、毎年実施しているとの答弁がありました。 次に、市民アンケート調査結果において、市民の満足度が低く、重要度が極めて高い分野であると分析されている地場産業の振興と企業誘致については、この分野に特化した施策が大きく反映されているのか質問し、理事者からは、本計画には、この分野に重点を置いた施策を盛り込んでいるとの答弁がありました。 次に、市民アンケート調査の対象者の抽出方法について質問し、理事者からは、基本的に地区ごとに人口割に応じて無作為抽出を行ったが、分析に当たり誤差等が生じないよう、人口が少ない地区については発送数をふやすなど、工夫を行った上で実施したとの答弁がありました。 次に、②市民会議による提案について、どのような資料をもとに会議を開催したのか質問し、理事者からは、市民アンケート調査の結果や統計資料などを基礎資料として開催したとの答弁がありました。 次に、第Ⅱ編、基本構想について申し上げます。 委員会におきましては、第2章、基本目標において、まちづくりの基本目標と都市経営の基本目標を分けている理由について質問し、理事者からは、都市経営の基本目標については行政が担う部分が大きく、5つのまちづくりの基本目標を達成させるための下支えをするものとして位置づけているためであるとの答弁がありました。 次に、第3章、人口推計において、さまざまな人口データがあるが、2025年の人口10万人の目標についてはどのデータの数値と比較することになるのか質問し、理事者からは、人口を示すデータについては住民基本台帳等さまざまなものがあるが、国立社会保障・人口問題研究所の推計人口は国勢調査に基づき出されているため、本計画においても国勢調査における人口を目標としているとの答弁がありました。 次に、第4章、都市構造の考え方において、どのようなコンパクトシティを実現しようとしているのか質問し、理事者からは、各拠点を公共交通機関で結び、各拠点に人口の集積を図る多極ネットワーク型コンパクトシティの実現を目指しているとの答弁がありました。 次に、第5章、政策の大綱中、基本目標1、人を育むまちにおける結婚相談窓口での延べ相談件数について、少子高齢化の進行により、人口が減少し、今後、社会構造が大きく変化するであろうと認識しているにもかかわらず、目標値が低いのはなぜなのかと質問し、理事者からは、現在、県の婚活支援センターの誘致に取り組んでいる状況である。また、目標値の設定に当たっては、全体を通じ、各担当課と相当念入りに調整したとの答弁がありました。 次に、基本目標2、健康でいきいきと暮らせるまちに関し、食育に関するボランティア等の人数の目標値について、基準値と比較し低いのではないかと指摘したところ、理事者からは、現在、食育ボランティアの確保に非常に苦労しているため、現状維持に近い数字を目標としたとの答弁がありました。 次に、健康づくり応援の店の登録店舗数が指標として設定されているが、どのような方法で市民に周知しているのか質問し、理事者からは、本市ホームページで周知しており、また、登録店舗にはステッカーが張ってあるとの答弁がありました。 この答弁を受けて、余り市民に浸透していないと思われるため、現在よりも積極的にPRを行う必要があるのではないかと指摘したところ、理事者からは、担当課に指導するとの答弁がありました。 次に、特定健診の受診率について、受診率を算出する際の対象者について質問し、理事者からは、国民健康保険の被保険者が対象であるとの答弁がありました。 この答弁を受けて、事業所等にも調査を行い、市民全体の受診率を把握する必要があるのではないかと指摘したところ、理事者からは、担当課に指導するとの答弁がありました。 次に、基本目標3、安全・安心なまちに関し、防災対策の推進において、FMおおむらについては、当初重要視されていたにもかかわらず、基本計画に記載がないことから、位置づけが低くなっているように感じる。災害発生後においては、避難所の開設など、市民に提供する情報が圧倒的に多く、また、車内での情報の取得も想定される。災害時におけるコミュニティFMの重要性は極めて高く、記載の必要があるのではないかと指摘したところ、理事者からは、担当課と協議し、検討したいとの答弁がありました。 次に、犯罪のないまちづくりについて、空き家対策の条例制定の検討状況について質問し、理事者からは、条例制定については、法で対応できることと条例で対応できることを精査しており、必要性を検討しているとの答弁がありました。 この答弁を受けて、周辺に悪影響を及ぼす空き家については空き家対策特別措置法で対応できるが、有効活用については対応できないため、その視点も含め、条例制定を検討する必要があるのではないかと指摘したところ、理事者からは、移住・定住対策に関する面も含め、総合的に庁内で検討しているとの答弁がありました。 次に、携帯電話等の普及によるインターネットの利用の広がりにより、本市においても中高生がトラブルに巻き込まれる事例が発生しているため、その啓発や対策を記載するべきではないかと指摘したところ、理事者からは、基本目標1、人を育むまちにおける、子育てを支える環境の充実に含まれており、対策は推進していくとの答弁がありました。 この答弁を受けて、現状ではわかりづらいため、明文化する必要があるのではないかと再度指摘したところ、理事者からは、担当課と協議し、検討したいとの答弁がありました。 次に、基本目標4、活力に満ちた産業のまちにおける、企業誘致による雇用創出者数の目標値1,000人について、どのような条件のもとで算出したのかと質問し、理事者からは、新工業団地については平成32年度までの完売を目指しており、完売したとの仮定で算出したものであるとの答弁がありました。 次に、基本目標5、機能的で環境と調和したまちにおいて、将来のまちづくりをイメージする上で、新市庁舎の場所は重要な要素であるが、なぜ記載しなかったのかと質問し、理事者からは、新市庁舎の候補地については、今年度中に4カ所程度に絞り込むこととしており、庁内で検討中である。現在、候補地のみならず、時期についても全く決定していないため、盛り込むことができなかった。市庁舎の場所が将来のまちづくりに大きな影響を及ぼすことは認識しているため、可能な限り前倒して、候補地、時期等については決定したいとの答弁がありました。 次に、基本目標6、持続可能な行財政運営と市民協働の推進に関し、経常収支比率の目標値が90%と設定されているが、80%程度にすることはできないのかと質問し、理事者からは、今後、大型事業がふえていくことを踏まえ、平成26年度の92%から、平成32年度の目標値を90%と設定しており、このような状況で80%とすることは困難であるとの答弁がありました。 次に、ボランティアセンターへ登録している人数について、目標値である500人は少ないのではないかと指摘したところ、理事者からは、現在、ボランティア登録者の新規確保にも取り組んでいるが、登録者の高齢化等により、活動の継続が困難となり、やめられる方が多く、厳しい状況にあるため、このような目標値としたとの答弁がありました。 この答弁を受けて、ボランティア活動をしたくても、登録方法がわからないため、登録していない方もいらっしゃると思われるので、裾野を広げるための取り組みをするべきなのではないかと再度指摘したところ、理事者からは、高校生等の若い人たちのボランティア意欲が高まっているように感じているが、周知徹底できていない現状を認識しているため、担当課には広報面等も含め指導したいとの答弁がありました。 最後に、総合計画全般に及ぶ内容について申し上げます。 委員会におきましては、第5次総合計画のコンサルティング業務の委託先について質問し、理事者からは、公益財団法人ながさき地域政策研究所と契約を交わし、内容に関するアドバイスや、図面、資料の提供を受けながら、策定作業に取り組んだとの答弁がありました。 次に、委託先の選定方法について質問し、理事者からは、公募型プロポーザルを実施し、申し込みは3者からあったが、参加については2者であったとの答弁がありました。 次に、委託先の実績について質問し、理事者からは、長与町の後期基本計画や佐世保市の総合計画におけるコンサルティング業務の受託実績があるとの答弁がありました。 次に、本計画の策定に当たり、第4次総合計画の検証を行ったのかと質問し、理事者からは、平成27年度の結果については現在取りまとめているが、平成26年度の達成率は約64%であった。この結果を踏まえ、庁内で検討し、第5次総合計画の基本目標等を設定したとの答弁がありました。 次に、第4次総合計画と比較して、大きく見直した内容について質問し、理事者からは、昨年12月に策定した大村市まち・ひと・しごと創生総合戦略重点プロジェクトとして位置づけていることが、大きく異なる点になるとの答弁がありました。 次に、本市にはさまざまな分野別計画があり、それらの計画でも目標値が設定されているが、基本計画においても目標値を設定した理由について質問し、理事者からは、第3次総合計画には目標値を設定していなかったが、第4次総合計画の策定に当たって、第3次総合計画の総括をする中で目標値の設定が必要と判断したため、第4次総合計画には設定した経緯がある。第5次総合計画においても、前期5年間の進捗管理をする上で、目標値が必要であると判断したため設定したとの答弁がありました。 次に、地方自治法の改正により、総合計画の策定義務がなくなったが、他自治体の策定状況はどうなっているのかと質問し、理事者からは、策定していない自治体はごく少数であるとの答弁がありました。 次に、余白の部分など、全体的なレイアウトを整える必要があるのではないかと指摘したところ、理事者からは、市民の方にもわかりやすくするよう、イラストや写真をふんだんに挿入するなど、全体を通じてレイアウトを調整したいとの答弁がありました。 そのほか、委員会におきましては、去る8月5日に本委員会主催による総合計画に係る勉強会を開催しましたが、そこで出された意見や指摘に対する市の対応状況についてもあわせて確認し、審査を行った次第であります。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、委員会におきましては、第57号議案について、本総合計画には新幹線を活かしたまちづくりが盛り込まれているが、フリーゲージトレインの導入も不透明な中、新幹線開通による観光客の増や本市への経済効果は期待できず、後世に重い税負担だけを残す結果になるおそれがあるとのことから、慎重に検討する必要がある。 このため、本市のまちづくりの根幹となる総合計画から、当該部分は除外すべきであるとの反対意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定し、第56号議案については、採決の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定した次第であります。----------------------------------- 以上です。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第56号議案大村市消防団員の任免等に関する条例の一部を改正する条例の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第57号議案大村市総合計画基本構想の策定についての質疑を行います。 ◆21番(山北正久君)  市長、にこにこして聞くように、質疑ですから。今、私は委員長報告を聞きながら、総務委員会に大変負担をかけたなと思っているのが事実なんです。3日間にわたり慎重審議をやられたんでしょうが、この総合計画というのは大村市の10年の構想をまとめる非常に大事なものであって、本来は各委員会に分割するべきだったかなと、正直反省をしています。 今、委員長報告を聞いて、大体15分、これは本来30分でも1時間でも足りないぐらい、そういう内容です。大変御苦労さまでした。 それで、あなたはいい経験をされたと思います。チャンスは10年に1回しかないんですから。第3次の総合計画をちょうど今聞きながら思い出しておりましたが、その当時は相当議会で勉強会をして、修正をかけたことを思い出しておったんですけれども。今回は少し私も勉強不足なんですが、これからこれを基本に、各所属委員会でしっかり検討していかにゃいかんだろうというのが率直な感想ですが、実は一番大事な、観光について、私は期待していたんですが、これは国・政府を挙げて、あるいは地方自治体、特に長崎市は観光都市ですから、長崎県も観光立県ということで、相当、今いろんな形の中で構想を上げていますが、我が大村市の総務委員会の中で、観光について質問が出たと思います。その辺の報告はないんですか。僕は一番大事な分野だと思います。補足があれば、どうぞ、委員長。 ◆総務委員長(北村貴寿君)  御指摘の質問については、かなり多岐な分野にわたるため、いろいろな質問があったかと記憶しております。これは手前みそではありますが、車両基地が建設される、車両基地を素材とした鉄道ファンの誘客を観光の目玉としてはというような議論を以前もさせていただいて、実は前市長の時代には鉄の駅--造語なんですけれども、それを総合計画の中に明記してほしいと要請したところ、前市長からは明記するという答弁が議会でなされております。 今回、議決は構想までですけれども、総合計画の中に観光を資源化したいとは記載されておりますが、鉄の駅と明記されておりませんでした。なぜ、外したのかというような質疑をいたしましたが、開通がまだ少し先であるということと、いわゆる鉄の駅という造語が国内で前例がないと、なので10年分の総合計画には少々そぐわないのではないかということで、記載をしなかったというような議論がありました。 ただ、委員の中には、前例がないから、そこに人が集まるんじゃないかというような意見も出されたところではありますが、担当課の判断ということで、了としたところであります。 一部を申し上げましたが、以上です。 ◆21番(山北正久君)  車両基地が観光資源になり得るかどうかということですが、過去の議会の中でもその辺については議論をしたところであって、10年計画ですから、5年計画ならばまだ開通前です。しかし、これは10年計画、前期、後期、当然後期の中にはそれを上げてしかるべきだということです。 これは、担当課の職務怠慢と言っても過言ではないです。基本構想、総合計画というのはそういうものなんです。だから、それが実現不可能だった場合とか、いろんなケースがあるかもわからんけれども、構想には今の問題は絶対上げるべきだと。特に、なぜ今言うかというと、ろう学校もあそこに移転します。虹の原養護学校の関係、あの辺は文教地区です。そして、車両基地がある。そこにはまたいろんな附帯的な施設が出てきます。 だから、そういうことを考えれば、コンパクトシティ--今、4つの拠点づくりを都市計画でやっているけれども、当然4つの中の1つに入って、26年度、国交省が我が大村市を全国11カ所の中の1つに認定したのは、そういう意味合いもあると思うんです。 だから、ここはもうちょっと真剣に考えて、当局にしっかり物を申してもらいたかったと思っております。これは討論でも言いますけれども。 そのほかにもう一つ、歴史観光、これは一般質問で出ているじゃないですか。これについては出なかったんですか。 ◆総務委員長(北村貴寿君)  隠れキリシタンの史跡について、生かしてはどうかというような議論はあったかと記憶をしております。 以上です。 ◆21番(山北正久君)  これをなぜ言うかといいますと、キリシタン大名の大村純忠公、これの関係についてもたびたび質問があっていますし、大村市のまちづくりの専門家からは、終焉の地はありますけれども、小さなものでもいいから、純忠公のそういう何かの建屋をつくってほしいということを何年も前から提案をされているんです。 当局は一つもその気になっていない。これは教育委員会の担当ということになりますけれども、そういう部分を総合計画の中にも審議して入れてもらわにゃいかんと思います。これは、今後、一般質問等々でしっかり攻めていきますから。 そういうことで、歴史観光、そういった現況の観光については、大村市は県下13市の中でも10番内にやっとかじりついているぐらいの状況です。発展途上にあるという、こういうところを担当委員会では今後しっかりやっていただきたいということです。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  これで質疑を終結します。          〔総務委員長降壇〕 これより、まず、第56号議案大村市消防団員の任免等に関する条例の一部を改正する条例の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第56号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第56号議案は原案のとおり決定します。 次に、第57号議案大村市総合計画基本構想の策定についての討論を行います。 ◆9番(宮田真美君)  反対の立場で討論をいたします。 本総合計画の政策5の1に、新幹線を活かしたまちづくりが含まれております。新幹線に関しては、以下4つ、理由を述べさせていただきます。 1つ目、フリーゲージトレインの開発は、1994年以来、開発費に400億円もの金額を投入しているにもかかわらず、いまだに完成しておりません。よって、実用できるかどうか、大変不透明です。 2つ目、費用対効果についても、国と県が出した数値が異なり、国は1対1としておりますが、二十数分短縮に5,000億円、1分短縮に200億円かける価値があるか、大いに疑問です。 3つ目、在来の長崎本線、特急かもめはなくなる予定で、肥前鹿島・長崎間は普通列車のみとなります。いやが応でも、近隣の佐賀県などに行く場合は、料金の高い新幹線を使わざるを得なくなり、市民の負担は大きくなります。 4つ目、工事先にありきと、フリーゲージトレインが完成していない中で工事が進められておりますが、このようなあり方には疑問を感じます。 言うまでもなく、大量輸送手段は安全性が最も求められます。このような事業推進は、安全軽視につながりかねないのではないかと危惧をいたすところです。 以上により、既に動き出している公共事業といえども、メリットがなく、過大な費用、税負担が続くことなどが判断された場合、中止することにちゅうちょすることはないと考えております。 新幹線の建設については一旦停止し、将来的な中止、撤退を視野に、慎重に再検討すべきであるというのが日本共産党の立場です。したがいまして、先ほど委員長報告にもありましたが、大村市の今後のまちづくりの根幹となる総合計画に含むべきではないと考えております。 したがいまして、本議案には反対をいたします。 以上です。 ◆21番(山北正久君)  私は、本議案には賛成の立場でありますが、少し討論をしてみたいと思っております。 9ページにも大村市の将来像ということで、市民のニーズが記載してあるんですが、正直言って、これを見て、市民ニーズは観光については非常に低いんだなということを認識した。それは、行政の市民に対する観光アピール。大村市は先ほどあった大村純忠公のキリシタン大名遺産を含めて、歴史的遺産も世界で初めての海上空港であるとか、多々あるわけです。そういうものを市民アピールをしていないからこそ、市民ニーズがこの程度で終わってしまっているということが結果論です。 だから、当然、担当課については、今後、しっかりこの辺を市民アピールとあわせて、どうやって数値を上げていくか。よそから来た観光客がそのまちを見て、このまちは勢いがあるかないかと判断していくわけです。そういう観点からいきましても、これは大村市を挙げて、この分野には特に取り組んでもらいたい。 この問題については、何回も私も本会議場で、他市に負けておる、素材はいっぱいありながら、何をしているんだということを言ってまいりました。観光振興課の職員も聞いていると思うんですが、ここは10年計画ですから、10年計画の中で数値が、今、観光客数そのものは右肩上がりで少しずつきています。 しかしながら、それは全体的に観光ブームもあります。外国人が押し寄せてきております。そういうことも含めながら、数値の分析ができるんでありますが、もっと私はキリシタン大名という、日本でここしかないものに注視をして、そしてそれを中心に観光客をふやしていく、こういう対策をぜひやっていただきたい。 先ほどの鉄の駅も一緒です。前の市長が申しておりました。それは、一般質問で我々議員から上げられたものについて、そういうものをやっていきたいという、いいものは継承していかなきゃいかん、10年構想の中にそれすら載っていないというのは言語道断であります。 どうかその点を含めながら、全体的にこれから我々もこの内容をしっかり精査し、しっかり勉強してまいります。そして、委員会の中で、あるいは一般質問の中で反映してまいりますから、行政当局におかれてもこの数字に満足することなく、これ以上のものを確立して、それこそ市長、あなたの園田市政がきょうから始まる。 これが可決されて、市長になって、あなたが初めての総合計画基本構想前期、将来はわかりません、後期。10年間の計画、非常に大事なものです。その辺に重きを置いて、しっかり全分野にわたりリーダーシップを発揮されることを強く要望しておきます。 以上です。 ◆5番(北村貴寿君)  当然ながら、賛成の立場で討論いたします。 ちょっとつけ加えでありますが、先ほど21番議員との質疑の中で、鉄の駅の削除についての経過をお話しいたしました。担当課のほうともその話を、私が一般質問した内容で、実はこれは市民の方からの提案なんです。今、非常に鉄道ファンが多いというようなところから発生をしている内容なんですが、検討していただいていたんですけれども、非常に車両基地の整備をする上で、そういったスペースがなかなかとりにくいとか、そういったいろいろな検討をした上で、総合的に福重のフルーツの里とか、そういったものを組み合わせて、車両基地を観光資源化したいという答弁があっております。 パブリックコメントも、少ないながら市民の方から出していただいたというようなところでありますから、そういったところも今後10年間の中でしっかりと反映をさせていきたいなと私も思っておりますし、担当課の皆さんにも御努力をお願いして、賛成の討論といたします。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  これで討論を終結します。 採決します。第57号議案を原案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第57号議案は原案のとおり決定します。 日程第5、第58号議案から日程第7、第83号議案までの3件を一括議題とします。 厚生文教委員長の報告を求めます。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君) 登壇-----------------------------------厚生文教委員会審査報告  第58号議案 公の施設の指定管理者の指定について(市立大村市民病院) 第59号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大村市体育文化センター)及び 第83号議案 工事委託契約の締結についての3件を一括して報告します。 審査結果 原案可決 審査経過について申し上げます。 初めに、第58号議案公の施設の指定管理者の指定について(市立大村市民病院)については、指定期間を30年と設定した理由について質問をし、理事者からは、公立病院は安定した経営のもとで良質な医療を継続して提供することが求められており、長期的な経営展望の中で、医師を初めとする医療スタッフを適切に配置できるよう必要な医療機能を整備するとともに、経営の効率化を図り、持続可能な病院経営を目指す必要がある。また、新病院の建設には病院事業債を活用するが、その元利償還期間が平成58年度までであり、この間、指定管理者にも多額の費用負担を求めることとなっている。そこで、確実に事業債の償還を終わらせるため、指定管理期間も同じく平成58年度までの30年に設定したとの答弁があっております。 次に、第59号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市体育文化センター)については、指定管理者を非公募とした理由について、理事者からは、当該団体は、平成10年の本施設のオープン時から現在まで、長年にわたり文化、スポーツ事業など幅広い分野での管理運用体制と豊富な実績があり、また、市との連携も緊密にとられていることから、非公募がふさわしいと判断するに至ったとの説明があっております。 また、指定管理者候補者選定審査会において、当該団体を指定管理者の候補者に決定した際の審査内容は公表できるのか質問し、理事者からは、現在、公表していないが、今後は公表するよう検討したいとの答弁があっております。これを受け、委員会といたしましては、理事者に対し、今後、積極的に公表を行うよう要望したところであります。 そのほか、市直営から指定管理者制度に移行後の運営経費の削減効果や、指定管理者の決定に至るまでの手続の流れについて説明を求めるなど、内容を検討した次第であります。 最後に、第83号議案工事委託契約の締結については、平成30年度中に開館予定の長崎県立・大村市立一体型図書館及び大村市歴史資料館(仮称)の建築主体工事等委託契約を県と締結をするものであります。 委員会におきましては、新図書館及び市歴史資料館関連工事の入札に、市内業者は参入できるのか質問をし、理事者からは、今回の工事は、建築主体工事、電気設備工事、空調設備工事、衛生設備工事、駐車場整備工事、植栽工事の6つに分かれている。県は、当初、この6つの工事を一括発注する方針であったが、県と何度も協議を重ねた結果、駐車場整備工事と植栽工事については市が発注することとなった。今回、県と委託契約を行う残りの4つの工事については、現時点では県において一括発注するか分割発注するか調整中であるため、引き続き、市内業者が参入できるように県と協議を続けていきたいとの答弁があっております。 そのほか、新図書館建設期間中の仮設図書館の設置及び運営、完成後の駐車場の運用方法について確認するなど、内容を検討した次第であります。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、まず、第58号議案については、委員から、民間のノウハウを活用するとともに、経費の節減を図るという指定管理者制度の趣旨から考えれば、できる限り公募とすべきである。なお、本市においては、指定管理者制度を採用している施設の各設置条例の中で指定管理者制度について規定してあるが、個別の設置条例に規定することは事務の煩雑化につながるため、指定管理者の指定の手続等を定めた新たな条例を制定する必要があるとの反対意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定したものであります。 次に、第59号議案については、委員から、5年という指定期間が適切であるか疑問は残るが、今回の指定管理者の指定に関しては瑕疵がないと判断したため、賛成する。しかし、5年の指定期間については見直しを行うべきであるとの賛成意見や、行政の感覚ではなくて、民間の感覚を大事にするという指定管理者制度の原点に戻り、公募とすべきであるとの反対意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定したものであります。 なお、委員会といたしましては、指定管理者制度の運用について、1、市の施設の指定管理者の指定の手続等を定めた新たな条例を制定すること。2、指定管理者は、可能な限り公募により選定することとし、民間のノウハウの活用と経費の節減に努めること。以上2点について要望するものであります。 最後に、第83号議案については、採決の結果、特に異議はなく、全会一致で原案を可決すべきものと決定したものであります。----------------------------------- 以上でございます。
    ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第58号議案公の施設の指定管理者の指定について(市立大村市民病院)の質疑を行います。 ◆19番(山口弘宣君)  市民病院の指定管理者についてですけれども、建設費用を今回提案していらっしゃる予定の指定管理者に半分持っていただくというようなことで、市民病院を建設されていると思いますけれども、その費用を病院事業債で賄うと、それの償還期間が30年、それに合わせて指定期間を30年にするということなんですけども、30年間、建設費用を半分ずつでもって負担し続けて、30年後、市民病院はどちらの所有物となるんでしょうか。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君)  その件に関しましては、委員のほうからも質問がございまして、確認をとりましたら、償還が終わっても建物と土地に関しましては大村市の所有になるという答弁をいただいております。 ◆19番(山口弘宣君)  ということは、30年後、建設費用を償還し終わった後は完全なる市の所有物となって、もし30年後、指定管理者を新たに決めるということになった場合は、今回の指定管理者以外の方になる可能性もあるということで判断をしてよろしいんでしょうか。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君)  委員会の中では、30年後の所有に関しては確認をとりましたが、その後の指定管理に関しての質疑はされなかったと思います。 ○議長(村上秀明君)  次に、第59号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市体育文化センター)の質疑を行います。 ◆21番(山北正久君)  まず、委員長、委員会の採決の状況、賛成が幾らか、反対が幾らか教えて。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君)  賛成4、反対3でございました。 ◆21番(山北正久君)  指定管理者は、本件では珍しく委員会から要望が付されるという状況になったわけです。それで、私も内容はちょっと聞いておりますが、相当時間をかけて、この問題についてはやられたということでありますが、要望は、公募するべき状況に今後持っていくこと、制度化すること、それは当然のことです。 これは二転三転、振興公社から公益財団法人、そして今は一般財団法人ということで変わってきておりますので、その辺を踏まえながら、当然、当局はそれをやっていかにゃいかんと思いますが、1点、これは委員会で話が出なかったのか。 今回、実は管理者である館長、それから事務局長、この2人が入れかわっております。5月末ですか。その辺についての話は、委員会から何も出なかったんですか。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君)  人事に関しましては、一切質問は出ませんでした。 ◆21番(山北正久君)  指定管理者ですから、人事に余り文句を言ったり云々ということはないかもしれませんが、貴重な税金を5年、そして9億以上の指定管理費を出すわけです。そうなってくると、当然、市民からそれぞれの議員にもいろんな話が耳に入ってまいります。それの事実関係がどうかは確認はしておりませんけれども、過去、余り聞かなかったような内容が、私を含め複数の議員に入ってきております。 そうすれば、指定管理者の管理者、館長であるとか事務局長であるとか、こういうところについては委員会でも闊達に、その辺は市が委託しているわけですから、しかも競争なしなんです、随意契約、非常に重大なことにつながってくる。 これは、今はそういうことで、委員長、それは話は絶対出ていないですね、答弁してください。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君)  私の記憶の中には、人事に関して質問はなかったと思っておりますが。 ◆21番(山北正久君)  人事じゃなくて、公募、非公募も当然そうですが、今いる管理者の利用者に対する接客の問題とか、出入りする業者に対する接客の問題とか、行政はこういうものは指定管理者だから知らないよということではだめなんです。それは教育委員会、担当…… ○議長(村上秀明君)  山北議員、討論の中で言ってください。 ◆21番(山北正久君)  それでは、討論でやります。 ◆2番(神近寛君)  体育文化センターの指定管理者制度で重要なことは、ここは特徴的に管理者による自主事業だと思うんです。今回、指定管理者になられる予定のところから、今後5年間の自主事業の計画が示されたのかどうかということと、自主事業による収入の見込み、それについての審議があったでしょうか。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君)  自主事業の内容等についての説明はありませんでした。予算書等々で自主事業に関しての予算がこのくらいだという計画書等はメモでいただきましたけど、内容に関して、新たに5年間で自主事業をこういうようなスケジュールで、こういう名目でというところまではいただいておりません。 ◆2番(神近寛君)  今回、これが公募であれば、既にプロポーザルがあって、それぞれ応募された事業者が自主事業をプロポーザルで表明をされて、審査になるわけですが、今回は非公募ということで特定の事業者ですので、体育文化センターは非常に自主事業が重要だと認識するわけです。 それで、担当のほうに自主事業の計画がどうなっているか、議長、それを尋ねていただければと思いますが。 ◎教育次長(上野真澄君)  自主事業につきましては、これまでいろんな形でやってこられました。現在、新年度以降の自主事業について、一定の方向性の整理をしようと思っています。例えば、この事業については市教育委員会が非常に絡んでいるというか、一緒にしている部分、それとか本来財団のほうでされている部分とか、自主事業の線引き的なものが、市の主催なのか、共催なのかというはっきりしない部分があっているというのも感じております。 そこを新年度からは、市教育委員会の主催的な事業と、財団のほうで自主的に本当にやっていただく事業、ここを整理しながら、新年度以降に整理して取り組んでいきたいということで、今から協議をしていきたいという考えを持っております。 以上でございます。 ◆2番(神近寛君)  本来であれば、時期的に既に自主事業の計画は出ていないといけないわけです。それを受けないままで、指定管理者として指定をするということはいかがなものかというふうに思いますが。 ◎教育次長(上野真澄君)  今回の応募、事業の提案の中では、5年間の自主事業、内容を受けております。この内容につきましては、当然、今までずっと続けてこられた室内合奏団の鑑賞事業とか演劇とか、内容については種々提案を受けております。 ここについて、今、自主事業を本来財団のほうでやっていただく自主事業と、市教育委員会で主体となってやっていく、共催としてやっていく事業、ここを整理したいというふうな考えを持っております。この5年間の自主事業については、年間の基本計画、33年度まで提案はいただいております。 以上でございます。 ◆2番(神近寛君)  議長、理事者とのやりとりは構いませんか。 ○議長(村上秀明君)  いいです。 ◆2番(神近寛君)  今の次長のお話を伺いますと、これまでやってこられたことの延長線上の計画がどうも出されているように感じました。館長も新しくなられ、事務局長も新しくなられて、期待が非常に大きいわけです。そうなりますと、指定管理者制度の趣旨、それを考えると、どうも趣旨にそぐわないのじゃないかと思うわけです。 というのが、指定管理者制度というのは、民間事業者の創意工夫、それから効率的管理手法、こういったことを求めているわけですし、そしてまた大きな課題として、指定手続の透明性の確保、それと第三セク、外郭団体等との関係を整理して、新制度の趣旨に沿った運用を行うということが、この制度が10年を経過して、これは課題になっているわけですね。 そういったことを考えますと、非公募だから、計画を先延ばしにして新年度に入ってからつくるとか、そういったことはなかなか認めがたいものがあると考えるんですけれども、どのように考えて自主事業を進めていこうというふうに思われるんでしょうか。 ◎教育次長(上野真澄君)  自主事業につきましては、事業の提案としまして、鑑賞事業、普及啓発事業、人材育成事業とスポーツ事業等提案があっております。これ以外に、コンサートとか、新たな施設を活用した、また施設以外での部分も含めて、新たな展開もしたいというお話も伺っております。 それをしていく中で、まだここをどうするという方向性を決めておりませんけど、市として教育委員会としてかかわっていく方向性と、自主事業でやっていただく方向性を今後協議して、計画は計画でいただいておりますけど、計画の一部見直しとか、そこも含めまして進めていきたい、よりよい自主事業を進めていただきたいということを考えております。 以上でございます。 ◆2番(神近寛君)  この本会議で、私たちは採決を、賛否を表明しないといけないわけです。その時点において、事業者がこの先5年間の自主事業の計画が、ある程度は示されているにしても、明確な、また特徴的なものがあるようには思えません。 もし、あるとすれば、次長みずから、こういう目玉になるような事業があるんですよというような答弁があってしかるべきだと思うんですけども、それがありませんので、なかなか今のところ自主事業については進展がないのかなという判断をしますが、あと自主事業収入についてはどのように示されているんでしょうか。 ◎教育次長(上野真澄君)  自主事業につきましては、今出されている経過は、今までやってこられたことが中心になっておりますけど、そのほかとしまして、企業、団体、マスコミとの共催による事業を計画していきたいと、これはいただいております。 ただ、これにつきましては、現時点でまだ具体的な計画がないということもありまして、それは収入等には入っておりません。 ただ、ここにつきましては、債務負担行為も予算で計上しておりますので、そこの範囲内で、自主事業をもっと市民の皆様に本当にいい事業ができているなというふうに持っていけるように、今後、話は進めていきたいと思っております。 計画は、この5年間、こういうのをやっていくというのは、ペーパーがここに出ております。 以上でございます。 ◆2番(神近寛君)  指定管理者制度というのは、先ほど申し上げましたように、民間事業者のノウハウ、それから特に財政が厳しい自治体にとっては経済効果、ここら辺が非常に大きなものになります。ただ、そこについてはまだ示されていないということでもあります。 市民の期待も非常に高いということで、特にここは9億、大型なんです。これは税金が投入されるわけです。計画内容、それから財政的な効率性、そういったことをもう少し詳しく知りたいと思います。 動議を提案したいと思いますが、できたら再度、委員会で審査をしていただくことを要望したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(村上秀明君)  質疑を続行することで、しばらく休憩いたします。 △休憩 午前11時11分 △再開 午前11時45分 ○議長(村上秀明君)  再開いたします。 ただいま、神近議員から、第59号議案については委員会へ再付託すべきとの動議が提出されました。 賛成者の方は御起立ください。  〔賛成者起立〕 所定の賛成者がありますので、動議は成立しました。 お諮りいたします。第59号議案について、委員会へ再付託する動議に賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって、本動議は否決されました。 次に、第83号議案工事委託契約の締結についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔厚生文教委員長降壇〕 これより、まず、第58号議案公の施設の指定管理者の指定について(市立大村市民病院)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第58号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第58号議案は原案のとおり決定します。 次に、第59号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市体育文化センター)の討論を行います。 ◆2番(神近寛君)  第59号議案、本議案に反対の立場で討論いたします。 私ども公明党は、本議案が付託されました厚生文教委員会におきまして、賛成を表明しております。しかしながら、本件に関します先ほどの委員長報告に対します質疑の中で、指定管理者制度の重要な趣旨であります民間業者のノウハウの活用、そしてまた効率的管理、今回の議案でいいますと、自主事業の計画並びに事業収入、これが残念ながら明確に示されることがありませんでした。 大村市は、指定管理者制度を運用方針に沿って運営をされているところであります。これまで、個人的にも議会としても少なからず通則的な条例をつくるべきとの声もありましたけれども、それが実現されておりません。 体育文化センターの指定管理者委託は9億にならんとする大型の指定管理者の選定であります。これだけの財政を要する制度には、非公募はなじまないというふうに考えます。自主事業、もしくは事業収入が明確に示されたのであれば、それもあるかとは思いますけれども、今の状態ではこれは了とするものではありません。 業者の選定は、プロポーザルが基本であることが大原則であります。少しでも多くの民間事業者が参入するようにすることこそが、行政のありようではないかと考えるものです。 以上、意見を述べて、本議案に反対をいたします。 ◆17番(村上信行君)  私も、この議案については反対をいたします。 まず、指定管理者制度の指定の手続について、地方自治法第244条の2に、指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う管理の基準及び業務の範囲、その他の必要な事項を定める条例を制定するように規定されていまして、そこには詳細に11項目にわたって、この内容で条例を制定し、指定管理に遺漏なきよう規定がなされております。 そこで、私は、姉妹都市であります伊丹市はどうなされているかということで調べてみますと、伊丹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例が定められておりまして、次に伊丹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例施行規則が定めてありまして、伊丹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する事務処理要領というものが定められて、基本は公開を原則とするというふうな内容で決められております。 そういうことからいたしましても、公募でやるのが。この法律の趣旨は、民間のノウハウといいましょうか、民間の経営手法を参考にしながら、管理運営の経費を節減するというための目的がこの法律で規定されている趣旨でありますから、そうでありますと、競争によって体育文化センターの管理運営をなさるべきであるというふうに思いますし、実際、体育文化センターの管理運営が市民の立場から見て、あるいは議会の我々から見て、今回の指定管理者の議案を審議する際にも、担当部署、教育委員会は例えばOMURA室内合奏団を強化育成してまいりたいという考えを述べられました。 しかし、実際には、体育文化センターの振興財団は自主事業として、近いところで言いますと、9月19日に市民交流プラザでジャズコンサートを開催されました。これは、昨年から長崎県下のジャズメンバーの方々が、純粋に民間音楽団体として、広く知ってもらおうという音楽活動をなされておりまして、第2回目として9月19日、大村市の市民交流プラザのホールで開催をされたんですが、大村市も共催団体に名を連ねている、そして体育文化センターの振興財団が主催事業としてなされたようですが、その責任者はこう言われたそうです。 大村のまちは、新しい音楽のまち大村、これを目指していきますというふうに、集まった聴衆に対して説明がなされたようでありますが、そうでありますと、私は大村にあります--我々の市民の宝という位置づけを私はしていますが、室内合奏団を中心にして、我がまちのプロコンサート集団だとして、多くの市民の皆様方が育て、そして多くの子供たちにクラシックの音楽に触れさせて、音楽才能を伸ばしていくという市民挙げての取り組みの対象に、私はOMURA室内合奏団はあるべきであろうということからしますと、今後ますます我々が責任を持って育てて、広く市民が育てていく音楽団体で、プロの音楽集団であろうというふうに考えますと、館長がかわって、新しい音楽のまち大村を目指すというならば、今までのクラシックコンサート楽団は否定する方向に行くんじゃないかというふうに危惧されます。 そういうことからして、非公募による体育文化センターの指定管理者制度については、我々の思うところからすると、かけ離れてしまう内容に管理運営がなされてしまう可能性があるということから、反対をいたします。 ◎市長(園田裕史君)  討論の内容に物を申すことではありませんが、今、村上信行議員から討論の中でありました9月19日の事業というのは、大村のビッグ・カントリー・ジャズ・オーケストラの事業でございまして、シーハット、室内合奏団等はそこの事業には関係ないことであると思いますが、御確認と訂正をいただきたいと思いますが。 ◆17番(村上信行君)  参加された市民の方から私は聞いた話なものですから、直接、私が行って確認したわけじゃありませんので、間違っておる部分は訂正をいたします。 ◆11番(城幸太郎君)  59号議案に賛成の立場で討論いたします。 大村市体育文化センターは、平成25年2月に策定された指定管理者制度の運用方針の中で、市が重点的に進める施設や事業を実施する施設については、これまでの管理実績を踏まえ、公益法人、組合法人及び社会福祉法人など、公共的団体を対象に、公募を経ずに指定管理者として指定すると記載されております。 また、当大村市体育文化センターは、該当する施設の中に明記されており、非公募には全く問題ないと考えます。 また、期間の5年に関しても、指定管理業務の一部に、高度な技術や専門職等のスタッフの配置を必要とする施設は指定管理期間を5年とするとも明記されており、今回の指定には瑕疵はないと考え、議案に賛成いたします。 以上です。 ◆21番(山北正久君)  私も、本議案には反対の立場で討論をいたします。 委員会審査の状況も詳しく聞いております。かなり突っ込んだ内容もお聞きをしております。そしてまた、先ほどは2番議員からも動議が提出をされ、残念ながら否決をされましたけども、動議に値する内容であったというふうに思っておりますし、再審査をできればお願いしたかったなというのが私の率直な願いであります。 そもそも県都長崎市の指定管理者制度のあり方を見ておりますと、まさに市民感覚で、いかに税金をうまく活用するか、そしてまた削減していくか、そういう観点に立って、ほとんどマニュアルをつくって制度化して、公募型をやっておられる。 県都の長崎市がいち早くこれをやっておられますから、本来ならば我が大村市も、この体育文化センターについては、前々から複数の議員からも制度化をするべきだというふうな質問もなされ、要望もなされておりますが、今日までできませんでした。 しかしながら、今回、館長、あるいは事務局長等々がかわられ、新しくスタートされたということであれば、当然ながら長崎市のやっておられるような指定管理者制度を踏襲していく。いずれにしましても、5年間で9億弱、年間約1億8,000万、これに貴重な市民の税金を投入するわけですから、ただ市が投入して何も知らないではだめなんです。 先ほど、自主事業の問題については、指定管理者がやることですから、多くのことは言えないかもわからないけれども、情報を共有し合うということは大前提、最低限必要です。 今後、担当課におかれては、もう少し情報を共有するように、ただ指定管理者で任せたからということではなくて、つぶさに毎月の予定等々を担当課がしっかり分析をし、そしてまた連携をとってやっていくべきだと。行政のあり方が、私は怠慢だというふうに思っています。 そういう形の中では、これから5年間、いろいろ先ほど委員長報告の中でも申し上げましたけれども、議長から討論でということでありましたから、風評が出るような体質の指定管理者では困るんです。火のないところには煙は立たずと言われます。 過去、余りそういうふうな話は聞きませんでしたけれども、今回、人事のことについては申しませんけれども、指定管理者のスタッフがかわったことによって、そういう風評が私ども、特に私にも入ってきておりますが、そういうことをまず当局側が指定管理者を選択した、教育委員会で定期理事会もあっているわけですから、理事長もおるわけです。 そういう中で、我々も今から情報をどんどん--これは教育次長の担当だと思いますが、どんどん出してまいりますから、そういう観点からもうちょっと積極的に、以前はそういうことがあっておったと思いますが、どうもここ6月、7月、8月、結果的にはそういうことがなされずに、自主事業のことについても情報を持っていない、スタッフだけそろえた云々ということであろうかと思いますが、そういう形では指定管理者制度としては、指定管理者側にも問題があるけれども、行政体質にも非常に問題があるということで、ぜひ今後は公募型を導入すべきということで、この案件に反対をいたします。 ◆18番(中瀬昭隆君)  私も、反対の立場で討論させていただきたいと思います。 一般質問の中でも申しましたし、今、詳しくほかの議員がおっしゃられたので、私は単純に、要するにせっかくできた指定管理者制度という精神に反するということで、反対をさせていただきたいと思います。 ◆5番(北村貴寿君)  本第59号議案に賛成の立場で討論をいたします。 まず、先ほどるる討論の中でお話がありましたが、人事についての話がありました。私も議員をやっておりますので、そういう話は耳に入っておりますが、まず議会は人事に介入すべきではないというような考え方が1つあると思います。ですから、そういったことを考えずに、非公募、5年間、これが正しいのかどうかというような判断をしなくてはならないと、私は考えたわけであります。 前回は公募でありました。しかし、1者しか手を挙げるところがなかった。シーハットおおむらは、大村の文化の中核であり、担い手であり、リーダーであるのかなという施設だと思っております。文化というものに、競争という観念がそぐわないのではないかという考え方があります。もちろん、市民の皆さんの貴重な税金を使わせていただくわけですから、競争がだめだと言うつもりは全くございませんが、文化というものは育てていかなければならない。 前村嶋館長が非常に多大な功績を残され、九州に2つしかないオーケストラをつくり、大村は文化のあふれる都になったのだろうと思っております。それを最大限に生かすためにも、前回、手を挙げたところがなかったというところも踏まえて、非公募でじっくり腰を据えてやっていただければいいのではないかなというところで、判断をしたわけでございます。 そのような理由から、この議案に賛成をいたします。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  これで討論を終結します。 採決します。第59号議案を原案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第59号議案は原案のとおり決定します。 次に、第83号議案工事委託契約の締結についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第83号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第83号議案は原案のとおり決定します。 しばらく休憩し、午後1時から再開いたします。 △休憩 午後0時05分 △再開 午後1時 ○議長(村上秀明君)  再開します。 日程第8、第55号議案から日程第13、第64号議案までの6件を一括議題とします。 経済建設委員長の報告を求めます。 ◆経済建設委員長(朝長英美君) 登壇-----------------------------------経済建設委員会審査報告  第55号議案 新大村駅周辺土地区画整理事業の施行に関する条例 第60号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大村市高良谷牧場) 第61号議案 公の施設の指定管理者の指定について(東浦漁港) 第62号議案 公の施設の指定管理者の指定について(松原漁港) 第63号議案 公の施設の指定管理者の指定について(大村市民交流プラザ(こども未来館を除く。))及び 第64号議案 市道路線の認定についての6件を一括して報告します。 審査結果 原案可決 審査経過について申し上げます。 まず、第55号議案は、九州新幹線西九州ルートの開業に向け、新幹線新駅周辺を土地区画整理事業により整備するため、土地区画整理法に基づき必要な事項を定めるものであります。 次に、第60号議案から第63号議案までの4件につきましては、いずれも公の施設の指定管理者の指定に関するもので、それぞれの施設の指定管理者として、議案に記載の団体を指定するものであります。 次に、第64号議案は、民間開発による宅地造成に伴い、新たに設けられた11路線の開発区域内道路を市道として認定するものです。 委員会におきましては、まず、第55号議案に関し、換地の方法について質問し、理事者からは、換地前の土地の地積や価格、位置や利用状況などを総合的に考慮し判断するとの回答を得ました。 それに対し、委員からは、植松から小路口町に移る場合、通学区域が変わり、子どものいる家庭には負担が大きいのではないかと質問し、理事者からは、まだはっきり決まっていないが、町名町界の変更や、通学区域外の学校への通学を許可するなど、何らかの対応を考えていきたいとの回答を得ております。 次に、第60号議案について、理事者に対し、敷地内にほかの施設をふやす予定があるか説明を求め、理事者からは、補助を受けている関係で制限があるため、今のところ牧場の区域内で何らかの施設を建てる計画はないとの回答を得ております。 また、委員からは、指定管理者の募集については、なるべく非公募ではなく公募を基本として、公募して申請者が複数いない場合に非公募とすべきである。今後は、公募型を基本にしていく方向性を考えてほしいとの意見が出されております。 次に、第61号議案と第62号議案について、理事者に対し、係船料の収納率について質問し、理事者からは、漁船とプレジャーボートを合わせた係船料の収納率は67%であるとの回答を得ております。 次に、第63号議案について、理事者に対し、当該候補者を決定する際、最も評価が高かったポイントについて質問をし、理事者からは、メディアを使った情報発信に定評があることや、イベントの運営力が高いところが評価されたポイントであるとの回答を得ております。 それに対し、委員からは、イベントや新しい事業の内容について質問をし、理事者からは、アナウンサーによる読み聞かせ、ラジオを使ったPR、男性向けの料理教室や、商店街とタイアップした事業などがあるとの説明がありました。 次に、第64号議案について、理事者に対し、今回の11路線以外に、ほかに市道認定基準を満たしているものがないのか質問をし、理事者からは、開発行為などにおいて帰属を受けた道路のうち、市道認定基準に適合したのは今回の11路線であり、適合しなかった路線は26路線である。また、適合しない理由のほとんどが、接道要件を満たしていないためであるとの回答を得ております。 以上、審査経過を申し上げましたが、議案内容について慎重に審査した結果、いずれの議案も特に異議はなく、全会一致で原案を可決すべきものと決定したものであります。----------------------------------- 以上です。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第55号議案新大村駅周辺土地区画整理事業の施行に関する条例の質疑を行います。 ◆7番(田中秀和君)  条例自体は別に問題ないと思うんですが、参考資料として配られている設計図面でございますが、これは誰が作成したのか、それと今後変更が可能なのかをお尋ねします。 ◆経済建設委員長(朝長英美君)  作成については、担当者からは聞いておりませんが、これに従ってやりますという話だったものですから、変更はきかないと思っています。 ◆7番(田中秀和君)  私は、それを理事者に確認をしていただきたいんですが。変更ができないのかどうなのか。(案)と書いてありますけど。 ◎都市整備部長(黒崎広美君)  土地区画整理事業設計図(案)につきましては、計画道路、公園、区域もそうですけど、これにつきましては都市計画決定をしております。 それと、中の区画につきましては、今からは検討の余地は十分あるかと思っております。 以上です。 ◆7番(田中秀和君)  ということは、要はいびつな範囲は変えられないということですか。 ◎都市整備部長(黒崎広美君)  都市計画決定をしておりますので、今のところは変える予定はございません。 ○議長(村上秀明君)  次に、第60号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市高良谷牧場)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第61号議案公の施設の指定管理者の指定について(東浦漁港)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第62号議案公の施設の指定管理者の指定について(松原漁港)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第63号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市民交流プラザ(こども未来館を除く。))の質疑を行います。 ◆7番(田中秀和君)  まず、指定管理者にジョイントベンチャーがなじむのかどうかという疑問があるんですが、出資比率について、どのようになっているかお尋ねします。 ◆経済建設委員長(朝長英美君)  出資比率については聞いておりません。 ◎商工観光部長(山下健一郎君)  資料を手元に持っていませんので、すぐ取り寄せます。 ◆7番(田中秀和君)  私は、3年間の指定管理期間に対して、ジョイントベンチャーで参加するというのがどうなのかという疑問があるんですが、これは指定管理が決定した後、新しい会社として、企業としてちゃんとしていただきたいなというふうな思いが実はあるんです。 ジョイントベンチャーというのは、1つの事業をするために、暫定的に一定期間の組織をつくるわけですので、3年経過して、そこで解散されるのか、その後はどうなるのか、非常に不安な状態です。例えば今は指定管理が決まっていないからとりあえずジョイントベンチャーで参加をして、指定が決まったら、1つの新しい会社としてしっかりやっていかれるのかどうなのか、その辺の確認をしたいんですけど。 ◎商工観光部長(山下健一郎君)  まず、先ほどの出資比率割合ですが、7対3になります。SINCOが7、NBC-SOCIAが3という形になります。 それと、今回のジョイントでございますけれども、私どもとしては、それぞれのビルを管理する部門とソフトを展開できる部分という形で、それぞれの強みを生かした会社がジョイントになっているというふうに考えております。指定を受けた後にどういう会社に統合されるのかというのは、私どももそこまでは聞いておりません。 以上でございます。 ◆7番(田中秀和君)  質問でなくて意見になってしまいますが、指定管理者としてしっかりやっていただくためには、1つの企業として、3年ではなくて、今後もよければ継続してしっかりお願いをしないといけないと思いますので、その辺は業者のほうにこういった意見もあったということで申し入れをしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  次に、第64号議案市道路線の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔経済建設委員長降壇〕 これより、まず、第55号議案新大村駅周辺土地区画整理事業の施行に関する条例の討論を行います。 ◆9番(宮田真美君)  反対の立場で討論をいたします。 新幹線の整備事業につきましては、先ほど第57号議案の討論で反対理由を申し述べたとおりでございます。 新幹線の開通による本市への経済効果が余り期待できない中、多額の税金を投入して新駅周辺の整備を進めることは、後世に重い税負担だけを残す結果となりかねません。 本計画は、中止も含め、慎重に再検討すべきと考えておりますので、本議案についても反対をいたします。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  これで討論を終結します。 採決します。第55号議案を原案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第55号議案は原案のとおり決定します。 次に、第60号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市高良谷牧場)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第60号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第60号議案は原案のとおり決定します。 次に、第61号議案公の施設の指定管理者の指定について(東浦漁港)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第61号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第61号議案は原案のとおり決定します。 次に、第62号議案公の施設の指定管理者の指定について(松原漁港)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第62号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第62号議案は原案のとおり決定します。 次に、第63号議案公の施設の指定管理者の指定について(大村市民交流プラザ(こども未来館を除く。))の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第63号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第63号議案は原案のとおり決定します。 次に、第64号議案市道路線の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第64号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第64号議案は原案のとおり決定します。 日程第14、第65号議案を議題とします。 まず、総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(北村貴寿君) 登壇-----------------------------------総務委員会審査報告  第65号議案 平成28年度大村市一般会計補正予算(第3号)中、総務委員会付託分 審査結果 原案可決 審査経過について申し上げます。 今回の補正予算につきましては、歳入歳出5億6,909万4,000円を追加し、予算総額を392億7,528万1,000円とするものであります。 主な内容について申し上げます。 まず、契約管理システムの改修業務委託料が計上されている入札・契約事業について申し上げます。 委員会におきましては、システム改修の内容に関し、理事者から、資本的、人的関係にある者の同一入札への参加を制限する機能、指名競争入札や一般競争入札において、平成29年度から大村市独自の主観点として、新たに追加する予定の社会貢献度等の評価に対応するための機能、最低制限価格の誤認防止のための機能、この3つの機能を追加するものであるとの説明がありました。 委員会におきましては、どのような基準で社会貢献度を評価するのかと質問し、理事者からは、災害支援協定を締結している業者やボランティア活動をした業者等に、大村市独自の主観点を加え、参加資格の条件としたいとの答弁がありました。 次に、アジア国際戦略等研究事業について申し上げます。 本事業は、市長みずからがベトナムに出張し、現地で収集した情報を今年度中に策定予定の大村市アジア国際戦略に反映させ、また、ベトナムでの事業展開を目指す市内企業に対する情報収集機会の提供や、ベトナムバドミントンチームの東京オリンピックの事前キャンプ地として、本市への誘致活動を行うものであります。 委員会におきましては、今回のベトナム出張期間は1月14日から21日までとなっているが、土曜、日曜日に当たる14日、15日の予定について質問し、理事者からは、今回の渡航スケジュールについては、福岡・ハノイ間の飛行機が木曜、土曜日しか運航していないことから、成田経由についても検討をしたが、コスト面から割高になるため、このようなスケジュールとしたとの答弁がありました。 この答弁を受けて、スケジュール上可能であるならば、松原の真珠養殖との関係がある現地企業のハロンパールの視察を提案したところ、理事者からは検討するとの答弁がありました。 次に、市内企業が参加に要するための経費について質問し、理事者からは、1人当たりおよそ25万円程度になるとの答弁がありました。 次に、ベトナムバドミントンチームのキャンプの期間や回数について質問し、理事者からは、現時点でははっきりとした期間はわからないが、4月に視察に来られたときの話では、東京オリンピック直前だけではなく、日本の夏の気候になれるためにも、オリンピック開催の一、二年前にもキャンプを行うことを検討しているとのことであったとの答弁がありました。 この答弁を受けて、市民などのシーハットの利用にさらに制限が加わるのではないかという懸念が生じるが、どのような対応をとるのかと質問し、理事者からは、過去のベトナムバドミントンチームの出場実績は二、三名であり、補欠の選手を入れても少人数になると思われることから、予約状況や通常利用されている方の利便性を考慮して、サブアリーナを練習会場にするなど、調整する必要があると考えているとの答弁がありました。 次に、消防団運営事業について申し上げます。 本事業は、8月に県消防学校で開催された長崎県消防ポンプ操法大会における小型ポンプ操法の部で優勝した大村市消防団に対し、長野市で開催される第25回全国消防操法大会に出場するための補助金の交付等を行うものであります。 委員会におきましては、25名分、合計30回分の出動報酬が計上されているが、全国大会間近の追い込み時期における訓練回数の増も考慮したのかと質問し、理事者からは、現在、消防団におかれては週に3回訓練されているが、訓練期間を2カ月間、8週として算出したため、6回分の余裕を持たせているとの答弁がありました。 この答弁を受けて、訓練回数が30回をオーバーした場合の対応について質問し、理事者からは、オーバーした場合も出動報酬を支給したいとの答弁がありました。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、委員会におきましては、社会保障・税番号制度推進事業や個人番号カード管理事業等のマイナンバー制度に関連のある事業と、議員報酬の期末手当の引き上げについて、マイナンバー制度についてはこれまでも一貫して反対しているが、情報漏えいなどのプライバシーの侵害や、権力による国民監視につながる危険性がある。また、システムのふぐあいによりマイナンバーカードの交付がおくれていることからも、十分なテストもされないまま見切り発車で始められ、制度のずさんさは明白であり、今後の費用の増大も懸念されている。さらに、9月6日時点の本市におけるカードの交付申請者数も8.9%と、市民の1割にも満たないことから、制度に対する市民の不安が払拭されているとは言いがたい。また、議員報酬についても、高過ぎる国保税や水道料金の値上げなど、市民には重い負担を強いており、また、景気も回復していない中、引き上げるべきではないとの反対意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定したものであります。----------------------------------- 以上です。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔総務委員長降壇〕 次に、厚生文教委員長の報告を求めます。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君) 登壇-----------------------------------厚生文教委員会審査報告  第65号議案 平成28年度大村市一般会計補正予算(第3号)中、厚生文教委員会付託分 審査結果 原案可決 審査経過について申し上げます。 初めに、民生費におきまして、児童福祉対策事業費として、ことし6月に設立された、子どもの未来を応援する首長連合が、11月に開催する定期総会等に出席するための旅費が計上されております。 委員会におきましては、旅費の内訳について質問し、理事者からは、担当課長及び係長が、定期総会及び2回の事務打ち合わせ会議に出席するための旅費を計上しているとの答弁があっております。 次に、衛生費におきまして、B型肝炎ワクチンが法定予防接種になったことに伴う法定予防接種等接種事業費が計上されております。 委員会におきましては、B型肝炎ワクチンの接種の対象等について質問をし、理事者からは、ことしの4月1日以降に生まれた乳児が対象であり、1歳に至るまでの間に3回の接種を行う。1回目は生後2カ月以降、2回目は1回目から27日経過後、3回目は1回目から139日経過後に接種する。ことしの4月から7月までに生まれた乳児については、1回目の接種を早急に行わなければならないため、勧奨はがきを発送することにしているとの答弁があっております。 最後に、教育費におきまして、西大村小学校の校庭に設置している土俵の上屋の新築工事や中央小学校の校舎の防水改修工事を行う小学校校舎等整備事業費が計上されております。 委員会におきましては、西大村小学校の土俵の利用状況について質問をし、理事者からは、市内小学校の持ち回りで開催をしているふれあい相撲及びわんぱく相撲の会場として利用されているほか、子供たちが相撲の練習場所として使用している。なお、小学校に土俵があることで、子供たちが相撲に興味を持つきっかけとなり、相撲の普及にもつながっているとの答弁があっております。 そのほか、体育文化センター運営管理事業におけるシーハット大村スポーツ棟の修繕工事の内容について確認するなど、内容を検討した次第であります。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、議案の内容について慎重に審査した結果、特に異議はなく、全会一致で原案を可決すべきものと決定した次第であります。----------------------------------- 以上でございます。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔厚生文教委員長降壇〕 次に、経済建設委員長の報告を求めます。 ◆経済建設委員長(朝長英美君) 登壇-----------------------------------経済建設委員会審査報告  第65号議案 平成28年度大村市一般会計補正予算(第3号)中、経済建設委員会付託分 審査結果 原案一部修正可決 審査経過について申し上げます。 本議案は、市道、通学路等の安全性の向上のため、市道の舗装補修、側溝の整備、防護柵の設置などを行う市道維持管理事業及び交通安全施設整備事業。近年、増加傾向にある外国人観光客のさらなる誘客を図るため、市内宿泊施設の受け入れ環境の整備促進を図る観光客誘致事業。東大村地区の地域振興対策として、農道の拡幅工事費用が計上されている農道維持管理事業などが主なものであります。 委員会におきましては、まず、市道維持管理事業及び交通安全施設整備事業の工事件数や内容について質問し、理事者からは、市道維持管理事業については地区要望のあった40カ所、交通安全施設整備事業についてはPTA要望のあった17カ所である。また、工事種別のうち、1メートル当たりの工事単価が一番高いのは路側帯のカラー舗装であるとの回答を得ております。 次に、観光客誘致事業における外国人観光客の受入体制の整備内容について質問し、理事者からは、無料公衆無線LANや外国語表記の案内板整備などを行うホテル・旅館に対して補助金を交付する。市内24施設のホテル・旅館に対して要望調査を行い、要望があったのは2件であるとの回答を得ております。 次に、農道維持管理事業のうち東大村地区地域振興策分については、拡幅される道路の場所と工事内容を質問し、理事者からは、対象となる場所は、東大村の農道松尾開拓線である。現在3メートル程度の幅員を、3.4メートルから4メートルまで広げるとの回答を得ております。 これに対し委員からは、ここよりも手前の道路のほうが路面の状態が悪く、人通りも多い。地域振興という目的であれば、別の道路を工事すべきではないか。地域からの要望があって、当該工事の計画を行ったのかと質問したところ、理事者からは、地域からの要望があったわけではないとの回答がありました。 そのほか、委員会におきましては、現地を調査するなど、慎重に審査を行った次第です。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、これらを踏まえ、伊川京子委員、大崎敏明委員の2名から本議案に対する修正案が提出されました。内容につきましては、お手元にお配りしたとおりであります。 修正内容は、農道維持管理事業のうち東大村地区地域振興策分を削除するもので、修正理由は、今回の補正予算において実施予定の農道維持管理事業・農道松尾開拓線の整備については、地元東大村地区の地域振興策の一環という位置づけであった。しかし、今回の農道整備は、地元からの要望がない中で、市が一方的に計画したものであり、地域振興策としては適正を欠いていると言わざるを得ない。よって、農道松尾開拓線の整備に関する予算1,800万円については、認めることができないというものであります。 討論において、委員からは、客観的に見て、これは地域振興策と思えないので、修正案に賛成であるなどの意見が出されております。 委員会におきましては、まず、農道維持管理事業のうち東大村地区地域振興策分を削除する修正案について採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決定し、次に可決された修正案を除く原案について採決の結果、全会一致で可決しましたので、本議案は原案一部修正可決すべきものと決定したものであります。----------------------------------- 以上であります。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔経済建設委員長降壇〕 これより原案及び経済建設委員会の修正案に対する討論を行います。 ◆9番(宮田真美君)  第65号議案原案についての反対討論をいたします。 本議案には、社会保障・税番号制度、通称マイナンバー制度のシステム整備事業予算が含まれております。これに関して、先ほど総務委員長のほうから反対理由は報告がありましたので、繰り返しになりますので省略をいたしますが、日本共産党は一貫して制度の廃止を訴えており、制度の継続には反対をしております。 以上の理由により、本議案には反対をいたします。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  これで討論を終結します。 採決します。 まず、経済建設委員会の修正案について、起立により採決します。修正案に賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について、賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、修正議決した部分を除く原案は可決されました。 よって、第65号議案は、原案一部修正可決されました。 日程第15、第66号議案及び日程第16、第67号議案の2件を一括議題とします。 厚生文教委員長の報告を求めます。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君) 登壇-----------------------------------厚生文教委員会審査報告  第66号議案 平成28年度大村市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)及び 第67号議案 平成28年度大村市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の2件を一括して報告します。 審査結果 原案可決 初めに、第66号議案平成28年度大村市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、平成29年7月からマイナンバーを利用した他の行政機関等との情報連携が開始されることに伴い、必要な事前テストに要する経費に対する国庫補助金の額が明らかとなったため、国庫補助金の受け入れなど関連予算の補正を行うものであります。 次に、第67号議案平成28年度大村市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、マイナンバー制度の導入に伴う介護保険システム改修費の一部に対する国庫補助金の額が明らかになったことによる国庫補助金の受け入れとともに、平成27年度中における介護給付費に対する支払基金からの交付金について、実績に基づいて精算返納金の補正を行うものであります。 以上、議案の内容について慎重に審査した結果、いずれの議案も特に異議はなく、全会一致で原案を可決すべきものと決定した次第であります。----------------------------------- 以上でございます。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第66号議案平成28年度大村市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第67号議案平成28年度大村市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔厚生文教委員長降壇〕 これより、まず、第66号議案平成28年度大村市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の討論を行います。 ◆9番(宮田真美君)  反対の立場で討論をいたします。 先ほど申し忘れておりましたが、今議会に出されております議案に対しましては、マイナンバー制度に関するものが複数含まれておりますので、それら全ての議案に対しては反対の立場を表明いたします。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  これで討論を終結します。 採決します。第66号議案を原案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第66号議案は原案のとおり決定します。 次に、第67号議案平成28年度大村市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第67号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 第67号議案を原案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第67号議案は原案のとおり決定します。 日程第17、第68号議案及び日程第18、第69号議案の2件を一括議題とします。 経済建設委員長の報告を求めます。 ◆経済建設委員長(朝長英美君) 登壇-----------------------------------経済建設委員会審査報告  第68号議案 平成28年度大村市水道事業会計補正予算(第1号)及び 第69号議案 平成28年度大村市工業用水道事業会計補正予算(第2号) 審査結果 原案可決 審査経過について申し上げます。 第68号議案水道事業、第69号議案工業用水道事業は、いずれも平成29年度から平成33年度までの施設等運転管理業務委託の債務負担行為補正であります。 委員会におきましては、委託業務の内容などについて理事者に質問をし、理事者からは、坂口浄水場や池田送水ポンプ所など、各施設の運転管理業務と日常的な点検業務である。平成29年度からは、新たに定期点検業務を追加するとの回答を得ております。 そのほか、委託による経費節減効果などについて理事者に質問するなど、議案内容について慎重に審査した結果、いずれも特に異議はなく、全会一致で原案を可決すべきものと決定した次第であります。----------------------------------- 以上です。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第68号議案平成28年度大村市水道事業会計補正予算(第1号)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第69号議案平成28年度大村市工業用水道事業会計補正予算(第2号)の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔経済建設委員長降壇〕 これより、まず、第68号議案平成28年度大村市水道事業会計補正予算(第1号)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第68号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第68号議案は原案のとおり決定します。 次に、第69号議案平成28年度大村市工業用水道事業会計補正予算(第2号)の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第69号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第69号議案は原案のとおり決定します。 ここで、10分間休憩いたします。 △休憩 午後1時49分 △再開 午後1時58分 ○議長(村上秀明君)  再開いたします。 日程第19、第70号議案を議題とします。 まず、総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(北村貴寿君) 登壇-----------------------------------総務委員会審査報告  第70号議案 平成27年度大村市一般会計歳入歳出決算の認定について中、総務委員会付託分 審査結果 認定 審査経過について申し上げます。 まず、財政部につきましては、市税等の収納状況について、理事者から、平成27年度の総括として、市内のみならず市外に居住する滞納者の捜索や、不動産、給与、預貯金等の差し押さえを積極的に行うとともに、インターネット公売や合同公売会により、差し押さえ財産の早期換価に積極的に取り組んだ。さらに、ファイナンシャルプランナーを活用した生活改善型の納税指導による効果額は、納付予定額も含め約4,330万円となっている。収納率向上対策については、現年度分の収納率向上のため、口座振替を積極的に推進するとともに、ペイジーなどの新たな納付方法の導入など、納税環境の整備に向けた調査研究に取り組みたい。また、滞納者の経済状況の調査を十分に行った上で、担税力に見合った納付計画の作成や滞納処分を行い、早期完納に取り組むとともに、滞納の長期化かつ高額化を未然に防止したいとの報告を受けております。 そのほかにも、宝くじ収益配分金の配分方法、農業集落排水事業における基準外繰出金の額とその意義、軽自動車税のクレジットカード納付の導入予定、申請による差し押さえ財産の換価の猶予の利用実績、市税督促手数料収入が減収となった要因、里道等の市有地の払い下げのあり方、各地域における地籍調査の実施年度などについて質問するなど、内容を検討した次第であります。 次に、市長公室につきましては、デジタル防災行政同報系無線整備事業について、先行配付した聴覚障害者用の防災ラジオの配付状況を質問し、理事者からは、現在、対象者の75%程度配付し、受け取りに来られていない方に対してはこれまでに受け取り依頼の文書を3度発送したが、必要ない旨の連絡を30人弱の方から受けているとの答弁がありました。 次に、屋外スピーカーについては、聞こえないやうるさいなどの声があっていたが、どのような対策を行っているのか質問し、理事者からは、聞こえないという声に対しては、特定の番号にかければ、屋外スピーカーと同様の放送内容を無料で確認することができるテレホンサービスを開始し、また、防災メールでも情報を配信している。さらに、11月から配付する防災ラジオが行き渡れば、これまでよりも情報を受け取る環境が改善されるものと考えている。また、うるさいという声については、最近は寄せられていないとの答弁がありました。 そのほかにも、大村湾横断道路研究事業の取り組み経過と今後の方向性、顧問会議の後継事業である大村の未来アドバイザー会議の現況、国際交流プラザにかかる業務委託費の内訳、地域防災計画や国民保護計画の作成頻度及び配付先、カーブミラー設置の申請件数と設置状況、防犯灯LED化推進事業の進捗状況などについて質問するなど、内容を検討した次第であります。 次に総務部につきましては、ふるさとづくり寄附推進事業について、障害者団体の商品を返礼品とする予定はないのかと質問し、理事者からは、今年度中に返礼品に取り入れる方向で協議している。また、ふるさと納税については、歳入確保のみならず産業振興という側面もあるため、いいものは積極的に返礼品として取り入れたいとの答弁がありました。 そのほかにも、インターネットによる国勢調査の回答率、指定管理者選定審査会の委員数や開催状況、大村市史編纂事業おいて計画があった市史の簡易版等の発行予定、体調不良等による長期療養休暇中の職員数と、当該職員が所属する課への人員補充等の対応状況、時間外勤務の実績と時間増の要因、DV等の相談件数、市女性職員の管理職への登用率と審議会における女性委員の登用率などについて質問するなど、内容を検討した次第であります。 最後に、市民環境部につきましては、畜犬登録事業について、狂犬病予防注射の集合注射の会場が減少傾向にある理由について質問し、理事者からは、動物病院での注射件数が増加する一方、集合注射による件数が減少していること、また、会場付近に適切な駐車場がなく、危険であるため、会場の見直しを図ったことが主な要因である。集合注射については、各地域での必要性は認識しているため、当分の間継続するとの答弁がありました。 そのほかにも、住民主導型地域活性化事業における各地区の交付金の繰越額、ファイナンシャルプランナーによる無料相談の実施頻度、今後の市民スポーツ大会のあり方、温室効果ガス削減の検証、不法投棄の状況とその対応、大村湾浄化のための取り組み、資源物回収業者による回収が町内会等の集団回収に及ぼす影響、ごみステーション整備のための条件や補助額、レアメタル等の希少金属が含まれる使用済み小型家電の処理などについて質問するなど、内容を検討した次第であります。 以上、主なものについて審査経過を申し上げましたが、委員会におきましては、本決算にはマイナンバー制度に関連のある事業が含まれていることから、第65号議案平成28年度大村市一般会計補正予算(第3号)中、総務委員会付託分と同様の理由により反対するとの反対意見がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案を認定すべきものと決定したところであります。----------------------------------- 以上です。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。 ◆17番(村上信行君)  一般職員の超過勤務の状況を調べたという報告がありましたが、1カ月の超過勤務の時間の内容、あるいは件数、お知らせください。 ◆総務委員長(北村貴寿君)  内容、件数等については、そちらのメモで確認をしていただければと思いますが、よろしいでしょうか。 ◆21番(山北正久君)  私どもは、会派調整をやったんです。それで、私は総務のところだけ事情があって出席をしておりませんでしたので、一番大事な問題ですから、今の関連です。会派長にこういう話はあったんでしょうかと聞きましたら、今回、余り突っ込んでやっていないんです。 なぜ、今回、まずやっていないならやっていないでいいですから、私が資料をつくっていただいたものによりますと、平成23年度から平成27年度と比較すると、時間外手当が約9,000万円ふえているんです。御承知のように、今国会、今月から残業時間を規制強化するという、働き方改革というのを、国会で今審議中です。 というのは、先進国の中で我が日本が一番、平均すると週で49時間以上働く人が多いということもあって。委員長、決算ですから、これは本当はもっと突っ込んでやってもらいたかった。決算額が27年度は2億7,209万4,048円、26年度は大体同額、26年度は国体がありましたから、当然そうだろうなと思うけれども。27年度は国体も終わったわけですけど、大体26年同額。そして23年度は1億8,358万ぐらい。さっき言ったように、23年度から9,000万ぐらいふえている。 この要因は何なのかというのは、協議しなかったんですか。 ◆総務委員長(北村貴寿君)  先ほど、17番議員の質問において、状況のリストはいただいておりますけれども、一つ一つについての原因は審査をしておりません。 ◆21番(山北正久君)  別のメモ用紙を私は独自につくってもらったんですが、大事な問題だから言っているんです。本来なら、昔の議会だったら、委員会をやり直してこいと言われるんです。我々は、それほど厳しい委員会を経験してきたんです。議会を経験してきたんです。 だから、これは特にたくさんの課がありますが、少人数の課に実は隔たっている。極端に言いますと、財政課あたりはわずか7人で月平均63時間です。物すごいしわ寄せが行っている。こういう実態がありますから、だから事前に委員長は勉強して、この問題をぴしっとやってもらいたかったから、あえてやっていなかったのかと言っている。やっていないんですね。  〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕 ◆14番(三浦正司君)  今は質疑です。我々の決めている発言の制限、質疑に当たっては自己の意見を述べることができない。自分の意見でしょう。質疑に当たっては質疑をしてください。 ◆総務委員長(北村貴寿君)  21番議員がお手持ちのメモのとおりでありまして、繰り返しの答弁になりますが、一つ一つの原因については精査をしておりませんが、これは機構全体の問題としてあるのではないかと、皆様御承知のとおり、財政課であるとか、長寿介護課であるとか、非常に残業時間が多く出ております。 ですから、事務量において、人員配置に問題があるのではないかというようなことだろうということで認識をしております。 ◆21番(山北正久君)  だから、これの中身を精査したのかどうかと質問しているわけ。していないんだろう。 ◆総務委員長(北村貴寿君)  していないです。 ○議長(村上秀明君)  これで質疑を終結します。          〔総務委員長降壇〕 次に、厚生文教委員長の報告を求めます。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君) 登壇-----------------------------------厚生文教委員会審査報告  第70号議案 平成27年度大村市一般会計歳入歳出決算の認定について中、厚生文教委員会付託分 審査結果 認定 審査経過について申し上げます。 初めに、こども未来部におきましては、今後のこども夢基金の方向性について質問をし、理事者からは、ボート事業の収益を大村の未来を担う子供たちのための投資に充てるという、現在のこども夢基金の位置づけを今後どうしていくべきかという協議を行いながら、こども夢基金から充当して実施している各事業については、まずは事業ごとの必要性を判断した上で、このまま基金を充てるべきなのか、一般財源を充てるべきなのかという議論を進めることとなる。今後も引き続き協議していくが、現時点ではまだ結論に至っていないとの答弁があっております。 また、私立教育・保育施設対策事業の不用額が高額となった理由について質問をし、理事者からは、平成27年4月から新たに始まった子ども・子育て支援新制度は、27年度予算編成時においては、制度の詳細などがまだ未確定であったため、26年度までの実績値を参考とすることができず、概算での予算計上を行わざるを得なかったためであるとの答弁があっております。 そのほか、保育料の収納状況や、母子保健推進事業における母子保健推進員の人員配置について確認するなど、内容を検討した次第であります。 次に、福祉保健部におきましては、高齢者ふれあいバス社会実験事業について、平成27年度で終了している本事業の今後の方向性について質問をし、理事者からは、ことしの12月に、県営バスから市に、バスの利用状況データが提出される。今年度中にこのデータの分析を行い、平成29年度中に高齢者の外出を支援する新たな事業を検討し、平成30年度の当初予算に盛り込みたいと考えているとの答弁があっております。 また、飲食店バリアフリー改修事業について、平成27年度の実績が2件しかなかったため、十分な周知はされていたのか質問をし、理事者からは、実施に当たっては、事前に商工会議所、大村近代料理業組合及び大村市料飲業組合に事業の説明を行い、商工会議所のホームページにも事業の概要を掲載していただいている。また、店舗によっては既にバリアフリー化されていたり、事業者からは、補助で賄えない費用を自己負担してまでバリアフリー改修を行う必要性を感じていないとの声が上がっているとの答弁があっております。 また、子ども医療費助成事業について、ことしの3月議会の本委員会において、本事業を安定的な財源で実施するよう求める決議を行ったが、その後何らかの形で対応しているのか質問をし、理事者からは、庁内で協議を行っているが、今のところ、どの財源を充てていくか、まだ最終的な整理ができていないとの答弁があっております。 そのほか、被保護者就労支援事業において就労に至った被保護者の件数や、生活困窮者自立支援事業における業務内容、人員体制について確認するなど、内容を検討した次第であります。 最後に、教育委員会におきましては、小学校施設の非構造部材耐震化事業について、地震が起きた際、老朽化した校舎の外壁が落下するおそれがあり改修する必要があると思われるが、外壁の改修工事に対する国、県からの補助金があるのか質問をし、理事者からは、1校あたり400万円以上の改修工事に対しては国の補助金の対象となるが、400万円未満については市の一般財源で対応することになるとの答弁があっております。 これを受け、委員からは、このようなハードの改修事業こそ、こども夢基金を充てるべきであるとの意見が出ております。 また、奨学金事業における奨学金の滞納に関連して、連帯保証人に納付をお願いしているのか質問をし、理事者からは、連帯保証人は2人となっている。1人は多くが保護者であり、主に保護者に対して納付のお願いをしているが、もう一人の連帯保証人に対しては余り納付のお願いをしていないので、今後は積極的に行いたいとの答弁があっております。 そのほか、子ども読書活動推進事業における学校司書の人員配置や、旧楠本正隆屋敷管理運営事業における施設の老朽化に対する対応について確認するなど、内容を検討した次第であります。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決定した次第であります。 なお、委員会におきましては、子ども医療費助成事業については、安定的な財源により事業を実施するよう検討を続けてほしいとの要望を行った次第であります。----------------------------------- 以上でございます。
    ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔厚生文教委員長降壇〕 次に、経済建設委員長の報告を求めます。 ◆経済建設委員長(朝長英美君) 登壇-----------------------------------経済建設委員会審査報告  第70号議案 平成27年度大村市一般会計歳入歳出決算の認定について中、経済建設委員会付託分 審査結果 認定 審査経過について申し上げます。 まず、商工観光部におきましては、理事者に対して、観光客受入環境整備事業のうちアプリ開発委託について質問し、理事者からは、市内観光スポットや飲食店などを紹介する観光アプリ、おおむらよかトコなびを開発した。現在、ダウンロード数は475件であるとの回答を得ております。 これに関連し、委員からは、公衆無線LANの設置状況について質問をし、理事者からは、大村公園や駅前観光案内所のほか、道の駅や森園公園など、市内の観光スポット9カ所に設置しているとの説明がありました。 これに対し委員からは、恐らくほとんどの市民がこの無線LANの存在を知らないし、知らなければ観光客に対して案内することもできない。環境を整備するだけではなく、もっと周知をしていく必要があるとの意見が出ております。 また、企業誘致推進事業に関して、委員からは、本市はこれだけ交通アクセスにすぐれた立地条件があり、企業誘致しやすい状況にあるので、企業誘致の訪問活動にもっと力を入れるべきであるとの意見が出ております。 そのほか、シルバー人材センターの会員数の推移、松原海水浴場開設事業において実施した工事内容について質問するなど、内容を検討した次第であります。 次に、都市整備部におきましては、理事者に対し、冠水対策事業に関連して、本年7月13日、皆同町立体交差点で起きた冠水の原因と対策について質問をし、理事者からは、大雨は降ったが、ポンプの処理能力は降水量を上回っていたため、通常であれば冠水は起きなかった。ただ、本来は郡川に水を流すはずの近くの用水路から越流した水が流れ込んできたため、今回のような事態が起きた。ポンプ施設自体に問題や原因があったわけではないとの回答を得ております。 また、これに対し委員から、単に用水路やポンプ施設、それぞれのことだけを考えている限り、今後、また同じようなことが起こる可能性がある。1つの部署や施設だけではなく、市全体という視点でまちづくりについて協議し、対策を検討してほしいとの意見が出ております。 そのほか、街路灯等LED化推進事業の進捗状況などについて、理事者に説明を求めております。 最後に、農林水産部におきましては、農業施設維持管理事業に関連して、ため池一斉点検について質問し、理事者からは、この一斉点検は、東日本大震災の際にため池が決壊し、民家や道路に大きな被害をもたらしたことから、ため池の安全性について調査を行うもので、27年度は貯水量1,000トン未満で受益面積0.5ヘクタール以上のため池30カ所について調査、点検を行った。今年度は、0.5ヘクタールより小さなため池について、現在、調査を行っているとの回答を得ております。 そのほか、市民を対象とした森林教育の実施状況、鳥獣被害防止対策について質問するなど、内容を検討した次第であります。 以上、主なものについて審査経過を申し上げましたが、議案の内容について慎重に審査した結果、特に異議はなく、全会一致で認定すべきものと決定したものであります。----------------------------------- ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔経済建設委員長降壇〕 これより討論を行います。 ◆21番(山北正久君)  先ほど、総務委員長の報告の中で触れましたように、ただいま国会が開会されておりまして、9月から働き方改革、長時間労働の是正をやるということで会議が始まっております。その内容を見ておりますと、先ほど申し上げたように、特に民間よりも国家公務員を含めた役人さんたちの残業が、役人というのは要するに行政職の職員を含めて残業が非常に多いということから、ある意味では家庭崩壊にもつながっている。いろんな弊害が出ているということから、改革会議が始まっております。 それで、私も、これが始まりましたので、我が市の状況を過去5年間、23年度から27年度まで見ておりますと、実にこの数字に大変驚いております。23年度が1億8,000万、そして24年度は同等ですが、25年度になりますと2億1,000万、そして26年度、27年度、先ほど申し上げたように2億7,000万の残業をさせているわけです。 それは、基本的には権限移譲による行政事務の多様化ということが要因として上げられますけれども、きのうも出ておりましたけれども、少し人的なものに定数そのものに問題があるのではないか。 この中身をずっと各部各課見ておりますと、例えば財政課、先ほど申し上げましたけども、財政課は副市長が一番よく内容はわかっているはずだから、財政課はこの5年間ずっと平均すると残業が一番多い、これは人員がたしか8名しかいない。それはしわ寄せが行きますよ。 それから、情報推進課、これも多様化で、非常に今はシステム改修等々もありますから、これも4年ぐらい前から一気にふえてきている。これは5人ぐらいしかいないわけですから、それと私も委員会でも言えばよかったんですけれども、私どもの委員会の経済建設委員会の中で、農林水産部の中でもあれだけの補助金を抱えておりながら、非常に少ない人数でやっておる。農林整備課だって9人です。それで、多いときには4,000時間を優に超えている。 全体でいきますと、すごい時間、年収400万ぐらいの職員が50人ぐらいで雇えるような金額ということになるわけですから、それが先ほど言ったようにしわ寄せになってきております。 私が聞くところによりますと、サービス残業は表に出ていませんので、サービス残業を入れるとこんなものじゃないです。市長、あなたは早く帰るかもわからんけれども、私どもは10時、11時、12時に通ったって、市役所の中は教育委員会も含めて明々とついています。それだけ公務員さんたちは、市職員は犠牲を強いられているんです。一般の市民は余り知らない。 こういう数字を出して、初めて市の職員は大変なんだなということが一般市民にわかるわけですから、これはぜひとも国の方向性と合わせながら、徹底した分析をやっていく。そして、人員が足りないところには配置をしていく。そういうふうな施策をとっていかなければ、長期療養をしなければいけないような職員も出てくるわけですから、これは真剣にこの機会に、決算の9月議会を契機に真剣に考えていただきたい。 このことを強く要望申し上げて、本案には賛成いたします。来年、またしっかりチェックしますから、どうかひとつ市長を初め執行部の皆様方、人事権を持っている皆様方がしっかりとこのことを踏まえてください。 以上です。 ○議長(村上秀明君)  山北議員、できれば一般質問でやってもらえば、討論でございますので。 これで討論を終結します。 採決します。第70号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 第70号議案を認定することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第70号議案は認定することに決定します。 日程第20、第71号議案から日程第23、第74号議案までの4件を一括議題とします。 厚生文教委員長の報告を求めます。 ◆厚生文教委員長(城幸太郎君) 登壇-----------------------------------厚生文教委員会審査報告  第71号議案 平成27年度大村市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第72号議案 平成27年度大村市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第73号議案 平成27年度大村市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について及び 第74号議案 平成27年度大村市病院事業決算の認定についての4件を一括して報告します。 審査結果 認定 審査経過について申し上げます。 初めに、第71号議案平成27年度大村市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 委員会におきましては、医療費適正化事業について、レセプトの内容に疑義がある場合の対応について質問をし、理事者から、例えば薬が過剰に処方されていたり、検査内容に疑問がある場合は、国保連合会に差し戻し、同会での再点検を経た後、当該医療機関にその結果が報告されている。また、国保の被保険者のものではないことが判明した場合は、直接当該医療機関に連絡をして確認を行った上で、国保連合会に差し戻すようにしているとの答弁があっております。 そのほか、レセプト点検の人員体制や点検件数などを確認するとともに、内容を検討した次第であります。 次に、第72号議案平成27年度大村市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 理事者から、被保険者数の増加により保険料収入が増額になったことや、基幹系システムの入れかえやマイナンバー制度への対応のために後期高齢者医療システムの改修が必要になり、歳出が増加したとの説明があっております。 次に、第73号議案平成27年度大村市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 委員会におきましては、平成27年度から本格的に取り組んでいる認知症予防対策の成果と課題について質問をし、理事者からは、平成27年10月に認知症専門医やケアマネジャー、看護師等で構成する認知症初期集中支援チームを立ち上げ、認知症総合相談センターで受け付けた認知症に関する相談の中で、特に短期的・集中的な支援が必要とするケースに対応してきた。昨年度の実績は17件と少なかったが、28年度は現時点で約60件もの実績があり、市民の認知症に対する理解が大分深まってきたことを実感しているとの答弁があっております。 最後に、第74号議案平成27年度大村市病院事業決算の認定について申し上げます。 委員会におきましては、新病院建設の進捗状況について質問をし、理事者からは、平成29年4月のプレオープンに向け、工事は順調に進んでいるとの答弁があっております。 また、修繕費の不用額が高額となった理由について質問をし、理事者からは、現在、新病院を建設中であるため、現病院の修繕については必要最低限の箇所にとどめているとの答弁があっております。 以上、審査経過の概要を申し上げましたが、議案の内容について慎重に審査した結果、いずれの議案も特に異議はなく、全会一致で認定すべきものと決定した次第であります。----------------------------------- 以上でございます。 ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第71号議案平成27年度大村市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第72号議案平成27年度大村市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第73号議案平成27年度大村市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第74号議案平成27年度大村市病院事業決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔厚生文教委員長降壇〕 これより、まず、第71号議案平成27年度大村市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第71号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 第71号議案を認定することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第71号議案は認定することに決定します。 次に、第72号議案平成27年度大村市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第72号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 第72号議案を認定することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第72号議案は認定することに決定します。 次に、第73号議案平成27年度大村市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第73号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 第73号議案を認定することに賛成の方は御起立願います。  〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、第73号議案は認定することに決定します。 次に、第74号議案平成27年度大村市病院事業決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第74号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第74号議案は認定することに決定します。 日程第24、第75号議案から日程第30、第81号議案までの7件を一括議題とします。 経済建設委員長の報告を求めます。 ◆経済建設委員長(朝長英美君) 登壇-----------------------------------経済建設委員会審査報告  第75号議案 平成27年度大村市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第76号議案 平成27年度大村市工業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第77号議案 平成27年度大村市水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定について 第78号議案 平成27年度大村市工業用水道事業決算の認定について 第79号議案 平成27年度大村市下水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定について 第80号議案 平成27年度大村市農業集落排水事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定について及び 第81号議案 平成27年度大村市モーターボート競走事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての7件を一括して報告します。 審査結果 第75号議案、第76号議案及び第78号議案、認定      第77号議案、第79号議案、第80号議案及び第81号議案、原案可決及び認定 審査経過について申し上げます。 まず、商工観光部分について申し上げます。 第76号議案工業団地整備事業は、既存工業団地の完売に伴い、雇用の場の確保や定住人口の増加及び商工業の振興を図るため、約2.1ヘクタール(309ページで訂正)の新たな工業団地の整備事業を推進するものです。 平成27年度は用地取得が完了し、平成28年度には土地所有権登記を完了し、造成工事の着手が予定されています。 次に、競艇企業局分について申し上げます。 平成27年度の競艇事業の開催状況は、自場開催レースにおいては前年度比13日増の204日、レースの内訳としては、新スタンド初のSGオールスター競走を開催し、さらにGI九州地区選手権などがあっております。 また、他場開催レース(場間場外発売)については、本場及びミニボートピア等で、前年度と同じく360日間発売しております。 次に、施設整備の状況につきましては、長崎県佐々町と佐賀県鹿島市にボートレースチケットショップをそれぞれ開設しており、その投票機器等の設置工事を実施しております。これにより、場外発売場は合計で12カ所となっております。 次に、決算につきましては、自場開催レースの売上額は498億9,212万円で、前年度の391億6,436万円に比べ107億2,776万円(27.4%)の増となっております。これは過去最高額であり、平成27年3月にスタンド棟建てかえ工事が竣工したため、平成27年度は1年を通じ本場での営業が可能となったことやSGオールスター競走を開催したこと、電話投票や場間場外発売など、広域発売が好調だったことが主な要因であります。 また、他場開催レースの売上額は173億7,791万円、前年度比18%増となっており、これも過去最高額となっております。 経営状況につきましては、業務での損益をあらわす経常利益は11年連続の黒字で、11億224万円となっており、総収支である純利益は11億3,803万円の黒字を確保しております。 これにより、スタンド棟建てかえに伴う固定資産除却損等の特別損失により生じていた累積欠損金の1億5,153万円を全額解消し、利益剰余金は9億8,650万円となっております。このうち3億円を一般会計への繰出金とするものです。 委員会におきましては、理事者に対し、旧スタンドと比較した新スタンドの水道光熱費等の維持管理費用について説明を求め、理事者からは、旧スタンドの平成24年度当時と比較すると、電気料金は9,100万円だったものが5,300万円に、また、水道料金については810万円から550万円に減少しているとの回答を得ております。 それに関連し、委員からは、売り上げについては好不調の波があるので、安定した経営のために、さらなる固定経費の削減に努力すべきであるとの意見が出ております。 これに対し理事者からは、固定経費の削減は経営の基本であり、一番大事なことであると思う。小さなことでも、年間を通して見ると大きな金額になることがある。つい最近も、コピー機の利用の見直し等により経費削減を行った。今後も、当たり前のことでも、常に見直しをしていきたいとの回答を得ております。 そのほか、場外発売場の売上状況や、市民サービスのためのイベントの開催状況などについて質問しております。 続きまして、上下水道局分について申し上げます。 まず、第75号議案簡易水道事業は、平成28年度の上水道との統合に向けて、送水管敷設工事や設備更新工事などを行っております。 次に、第77号議案水道事業は、中期経営計画策定のための委託業務などを行っております。 次に、第78号議案工業用水道事業は、施設の維持管理に努めるとともに、平成26年度に引き続き誘致企業支援策として、SUMCO TECHXIV株式会社に対し日量4,150トン、株式会社バルカー・エフエフティに対し日量150トンの契約水量の減免などを行っております。 次に、第79号議案下水道事業は、管渠調査の委託業務や、老朽化した管渠の修繕などを行っております。 次に、第80号議案農業集落排水事業は、汚水管の修繕など維持管理に努めております。 経営面では、第77号議案水道事業、第79号議案下水道事業、第80号議案農業集落排水事業については、いずれの事業も純利益が生じております。また、第78号議案工業用水道事業は純損失が生じております。 委員会におきましては、平成28年1月下旬に発生した大寒波の影響について説明を求め、理事者からは、水道管の凍結による漏水被害が県内各市で多く発生した。しかし、大寒波が来ることが事前に予測されていたため、それぞれの貯水池を満水にするなどして漏水被害に備えたため、他市に見られたような大規模な断水は回避することができた。 各家庭の水道管凍結による漏水に対しては、直ちに減免の受け付けを行い、年度末時点で1,785件、減免水量は4万6,016トン、金額では999万8,345円の減免を行ったとの回答を得ております。 また、委員からは、工業用水道事業の減免について、この減免がなければ利益が出るのではないか。給水能力に余裕があるので、契約水量を見直し、減免分の4,000トンについては、ほかに水を使用する企業を誘致し、そこに売るべきではないかとの意見が出ております。 これに対し理事者からは、数字上では給水能力と使用水量に開きがあるため、その分をほかの企業に供給できるように見えるが、1万3,000トンの給水を一定の水質を保ちつつ安定して供給し続けていくには、水源によって水質や量が一定ではないため不安がある。それと、この1万3,000トンというのは誘致企業から要望された水量であり、いつあるかわからないが、将来、増量の要望があったときに対応できなくなるという問題がある。そのため、今余っているから、その分を他の企業にということはできないとの回答を得ております。 そのほか、水道事業における管路整備の状況や、農業集落排水事業における汚泥処分業務委託の内容などについて、理事者に説明を求めております。 なお、討論において、委員からは、議案について賛成であるが、工業用水道事業について、減免をして純損失が出ている状況はおかしいので、実際の使用量に基づく料金計算に改めるなど、経営の方向性を見直すべきであるという意見や、農業集落排水事業のうち汚泥処分業務委託について、受託可能な事業者が1業者ということで随意契約となっているが、他市には受託可能な事業者がいるので、公募により受託業者の選定を行うことを検討すべきであるとの意見が出されております。 以上、議案の内容について慎重に審査した結果、いずれの議案も特に異議はなく、全会一致で、先ほど申し上げた審査結果のとおり決定したものであります。----------------------------------- ○議長(村上秀明君)  ただいまの委員長報告に対し、まず、第75号議案平成27年度大村市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第76号議案平成27年度大村市工業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑を行います。 ◆17番(村上信行君)  大村市工業団地整備事業特別会計ですが、私の聞き間違いでなければ、面積を2.1ヘクタールと言われましたが、それは何の面積ですか。 ◆経済建設委員長(朝長英美君)  21です。間違いであります。 ◆17番(村上信行君)  2.1ヘクタールと21ヘクタール、桁違いの大間違いです。私の質問に、あなたは簡単に答えちゃいかんです。議場で全体に委員長報告したわけですから、この議場で正式に訂正をしてください。 ◆経済建設委員長(朝長英美君)  これは、皆さんの前ではっきり21ヘクタールと訂正をさせていただきます。 ○議長(村上秀明君)  次に、第77号議案平成27年度大村市水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第78号議案平成27年度大村市工業用水道事業決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第79号議案平成27年度大村市下水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第80号議案平成27年度大村市農業集落排水事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第81号議案平成27年度大村市モーターボート競走事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔経済建設委員長降壇〕 これより、まず、第75号議案平成27年度大村市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第75号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第75号議案は認定することに決定します。 次に、第76号議案平成27年度大村市工業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第76号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第76号議案は認定することに決定します。 次に、第77号議案平成27年度大村市水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第77号議案は原案のとおり決し、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第77号議案は原案のとおり決し、認定することに決定します。 次に、第78号議案平成27年度大村市工業用水道事業決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第78号議案は認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第78号議案は認定することに決定します。 次に、第79号議案平成27年度大村市下水道事業の利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第79号議案は原案のとおり決し、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第79号議案は原案のとおり決し、認定することに決定します。 次に、第80号議案平成27年度大村市農業集落排水事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第80号議案は原案のとおり決し、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第80号議案は原案のとおり決し、認定することに決定します。 次に、第81号議案平成27年度大村市モーターボート競走事業利益剰余金処分の議決及び決算の認定についての討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第81号議案は原案のとおり決し、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第81号議案は原案のとおり決し、認定することに決定します。 日程第31、第84号議案を議題とします。 提案理由について、理事者の説明を求めます。 ◎市長(園田裕史君) 登壇----------------------------------- △第84号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任について----------------------------------- 御説明いたします。 9月30日をもって任期満了となります砺山和仁氏を固定資産評価審査委員会委員として引き続き選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(村上秀明君)  これより質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔市長降壇〕 お諮りします。本案は、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、本案は委員会の付託を省略します。 これより討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。第84号議案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、第84号議案は原案のとおり同意することに決定します。 日程第32、議会第3号議案及び日程第33、議会第4号議案の2件を一括議題とします。 提案理由について、提出者の説明を求めます。 ◆議会運営委員長(伊川京子君) 登壇----------------------------------- △議会第3号議案 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書----------------------------------- 上記議案を別紙のとおり大村市議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。 提案理由を申し上げます。 学生が安心して勉学に励めるように、納税者である国民の理解も得つつ、返済不要の給付型奨学金の創設や無利子奨学金の拡充など、具体的な経済支援策に取り組まれるよう、国に対し意見書を提出するものであります。 本意見書の内容は、お手元に配付してあるとおりであります。 意見書の送付先は、内閣総理大臣、文部科学大臣宛てであります。 続きまして、----------------------------------- △議会第4号議案 少人数学級の推進などの教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1の復元を求める意見書----------------------------------- 上記議案を別紙のとおり大村市議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。 提案理由を申し上げます。 豊かな教育の保障は、国の社会基盤形成の根幹であり、義務教育の全国水準の維持向上や機会均等の確保は国の責務であります。そのため、教育の機会均等と水準維持向上を図るため、少人数学級の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担割合を2分の1に復元することを含め、教育予算の充実を図るよう、国に対し意見書を提出するものであります。 本意見書の内容は、お手元に配付してあるとおりであります。 意見書の送付先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣宛てであります。 なお、議会第3号議案及び議会第4号議案の2件の意見書につきましては、議会運営委員会の提出であります。 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(村上秀明君)  これより、まず、議会第3号議案返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、議会第4号議案少人数学級の推進などの教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1の復元を求める意見書の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで質疑を終結します。          〔議会運営委員長降壇〕 これより、まず、議会第3号議案返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。議会第3号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、議会第3号議案は原案のとおり決定します。 次に、議会第4号議案少人数学級の推進などの教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1の復元を求める意見書の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これで討論を終結します。 採決します。議会第4号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、議会第4号議案は原案のとおり決定します。 日程第34、議員派遣についてを議題とします。 本件は、大村市議会会議規則第113条の規定により、議員の派遣について議決しようとするものであります。 お諮りします。市民と議会のつどい開催のため、11月17日と18日の2日間、市内8カ所に全議員を派遣することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、11月17日と18日の2日間、市内8カ所に全議員を派遣することに決定します。 お諮りします。ただいま決定いたしました議員派遣について、やむを得ず変更が生じる場合は、議長に一任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議がありませんので、やむを得ず変更が生じる場合は、議長に一任することに決定します。 以上で、本定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。 これで、平成28年第5回大村市議会定例会を閉会します。 △閉会 午後3時13分 上記会議録を調製し署名する。    議長    村上秀明    署名議員  神近 寛    署名議員  水上 享...