• 長崎市議会(/)
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  1. 諫早市議会 2022-03-07
    令和4年第2回(3月)定例会(第7日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午後1時10分 開議 ◯議長(林田直記君)[ 211頁]  皆さん、こんにちは。これより議事日程第7号により本日の会議を開きます。  日程第1「議案第4号から議案第24号」までの議案21件を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。  まず、総務副委員長。 2 ◯総務副委員長(松永隆志君)登壇[ 211頁]  総務委員長報告を行います。総務委員長欠席のため、副委員長、松永が報告いたします。  当委員会が審査した議案及び採決につきましては、提出された関係資料を基に慎重審査した結果、議案第4号「諫早市消防団員の定員、任免、給与、服務等条例の一部を改正する条例」、議案第5号「諫早市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」、議案第6号「諫早市職員育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第7号「諫早市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第8号「諫早市過疎地域持続的発展特別事業基金の設置、管理及び処分に関する条例」及び議案第9号「諫早市まちづくり未来基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも全会一致により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。  まず、議案第4号「諫早市消防団員の定員、任免、給与、服務等条例の一部を改正する条例」について、今回条例を一部改正する具体的な理由は。また、改正の内容を市民に周知することで消防団への入団につながると考えているかとの質疑に対し、出動手当についてこれまでは出動に対する実費という考え方で費用弁償とする位置づけであった。長時間活動しても同じ金額ということで消防団活動はボランティアの意味合いが強かったが、今回、国が実際に出動した団員の活動や労苦に応じて報酬として支払うべきではないかということを検討して活動した分に見合ったものを支払うという考えを示したため、市としても団員の処遇改善を図るため改正するものである。なお、団員にとっても活動時間に対する報酬が支給されるということは活動意欲に直結する改正と思われることから、市民に広くPRしたいと考えているとの答弁がありました。  次に、議案第6号「諫早市職員育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」について、今回の改正内容の育児休業等を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置の義務づけの中で職員に対する育児休業に係る研修の実施とあるが、研修の対象者はとの質疑に対し、全職員を対象として研修を実施することを検討している。なお、令和4年度は新規採用職員の研修の中に育児休業に関する研修を取り入れることを検討しているとの答弁がありました。  以上で、総務委員長報告を終わります。(降壇) 3 ◯議長(林田直記君)[ 211頁]  次に、教育厚生委員長。 4 ◯教育厚生委員長(湯田清美君)登壇[ 211頁]  教育厚生委員長報告を行います。  当委員会が審査した議案及び採決につきましては、提出された関係資料を基に慎重審査した結果、議案第10号「諫早市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び諫早市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、議案第11号「諫早市国民健康保険条例の一部を改正する条例」、議案第12号「財産の減額譲渡について(旧森山保育所土地)」については、いずれも全会一致により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。  まず、議案第10号「諫早市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び諫早市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」についてです。  主な質疑として、パソコン利用による登降園管理などの対応を認めるということは、今後ICT化を推進していくということなのかとの質疑に対し、今後は保育所等においても業務負担の軽減を図るためICT化への移行を進めていくことになる。なお、ICT化を推進していくため、令和3年度補正予算において保育環境整備支援事業として子どもの登降園管理や保育計画の作成を電子化するためのパソコン等の機器を導入する予算を計上し、おおむね設備等の面では整ってきているとの答弁がありました。
     次に、議案第11号「諫早市国民健康保険条例の一部を改正する条例」について、主な質疑として、未就学児の被保険者均等割額についての軽減措置によって市の財政負担はどのくらいになるのかとの質疑に対し、軽減措置に係る負担率は国が2分の1、県が4分の1、市4分の1となっており、市の負担額としては270万7,000円となるとの答弁がありました。  次に、議案第12号「財産の減額譲渡について(旧森山保育所土地)」について、主な質疑として、5割に減額して譲渡する根拠は何かとの質疑に対し、国においては国有財産特別措置法で社会福祉法第2条に規定する社会福祉事業施設の業務の用に供する施設については5割以内を減額して譲渡できるという条項があり、今回はこれを準用した取扱いとしたものであるとの答弁がありました。  以上で、教育厚生委員長報告を終わります。(降壇) 5 ◯議長(林田直記君)[ 212頁]  次に、経済建設委員長。 6 ◯経済建設委員長(北坂秋男君)登壇[ 212頁]  経済建設委員長報告を行います。  現地調査につきましては、南諫早産業団地1号線、2号線(栗面町)におきまして調査を実施いたしました。  当委員会が審査した議案及び採決につきましては、提出された関係資料を基に慎重審査した結果、議案第13号「市道路線の認定について」は、全会一致により原案どおり可決すべきものと決定しました。  なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。  今後、供用開始までに必要な手続とスケジュールはとの質疑に対し、供用開始までには初めに路線の認定により起終点を定めてその後に幅員などを定めて区域を決定するといった道路法に定める手続を踏む必要がある。議会の議決を得て、路線の認定を行った後は、速やかに区域を決定し、供用開始については1工区の進出企業の動向や2工区の造成工事の進捗状況などを見ながら適切な時期に対応したいとの答弁がありました。  以上で、経済建設委員長報告を終わります。(降壇) 7 ◯議長(林田直記君)[ 212頁]  次に、予算決算委員長。 8 ◯予算決算委員長(津田 清君)登壇[ 212頁]  予算決算委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の結果を報告いたします。  本委員会は、議長を除く議員全員が委員でありますので、審査の経過を省略し、結果のみを報告いたします。  議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」、議案第15号「令和3年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」、議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」、議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」、議案第20号「令和4年度諫早市駐車場事業特別会計予算」、議案第21号「令和4年度諫早市墓園事業特別会計予算」、議案第22号「令和4年度諫早市水道事業会計予算」、議案第23号「令和4年度諫早市工業用水道事業会計予算」及び議案第24号「令和4年度諫早市下水道事業会計予算」につきましては、各分科会で審査を分担し、先ほど開催いたしました全体会において各分科会長の報告を受け、報告に対する質疑を行いました。  その後の採決において、議案第14号、議案第15号及び議案第20号から議案第24号までの議案7件については、全会一致により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  また、議案第16号から議案第19号までの議案4件については、分科会長の報告どおり決定することに異議が表明されたことから挙手採決を行った結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、予算決算委員長報告を終わります。(降壇) 9 ◯議長(林田直記君)[ 212頁]  質疑受付のため、しばらく休憩いたします。                 午後1時26分 休憩                 午後1時27分 再開 10 ◯議長(林田直記君)[ 212頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、各委員長の報告に対し一括して質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。      (「なし」と言う者あり) 11 ◯議長(林田直記君)[ 212頁]  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。                 午後1時27分 休憩                 午後1時30分 再開 12 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案ごとに順次、討論、採決いたします。  なお、討論は、反対討論、賛成討論の順に行います。  まず、議案第4号「諫早市消防団員の定員、任免、給与、服務等条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第4号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 13 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  異議ありませんので、議案第4号は原案どおり可決されました。  次に、議案第5号「諫早市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第5号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 14 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  異議ありませんので、議案第5号は原案どおり可決されました。  次に、議案第6号「諫早市職員育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第6号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 15 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  異議ありませんので、議案第6号は原案どおり可決されました。  次に、議案第7号「諫早市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第7号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 16 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  異議ありませんので、議案第7号は原案どおり可決されました。  次に、議案第8号「諫早市過疎地域持続的発展特別事業基金の設置、管理及び処分に関する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第8号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 17 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  異議ありませんので、議案第8号は原案どおり可決されました。  次に、議案第9号「諫早市まちづくり未来基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第9号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 18 ◯議長(林田直記君)[ 213頁]  異議ありませんので、議案第9号は原案どおり可決されました。  次に、議案第10号「諫早市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び諫早市家庭的保育事業等の設置及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第10号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 19 ◯議長(林田直記君)[ 214頁]  異議ありませんので、議案第10号は原案どおり可決されました。  次に、議案第11号「諫早市国民健康保険条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第11号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 20 ◯議長(林田直記君)[ 214頁]  異議ありませんので、議案第11号は原案どおり可決されました。  次に、議案第12号「財産の減額譲渡について(旧森山保育所土地)」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第12号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 21 ◯議長(林田直記君)[ 214頁]  異議ありませんので、議案第12号は原案どおり可決されました。  次に、議案第13号「市道路線の認定について」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第13号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 22 ◯議長(林田直記君)[ 214頁]  異議ありませんので、議案第13号は原案どおり可決されました。  次に、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第14号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 23 ◯議長(林田直記君)[ 214頁]  異議ありませんので、議案第14号は原案どおり可決されました。  次に、議案第15号「令和3年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第15号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 24 ◯議長(林田直記君)[ 214頁]  異議ありませんので、議案第15号は原案どおり可決されました。  次に、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」に対する討論に入ります。  まず、反対討論から。
    25 ◯中野太陽君 登壇[ 214頁]  議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」について、反対の立場で討論をさせていただきます。  反対の理由について3点述べさせていただきます。  一つ目は、4款2項1目障害福祉費のうち社会参加促進事業825万3,000円についてです。福祉タクシー助成事業の助成対象者は、2020年度1,623人いるにも関わらず、400人分の予算計上しかされておりません。しかも、制度上、1人当たり2万4,000円の助成が必要なのにも関わらず、1人1万円分の400万円の予算しか計上をされておりません。利用者からは、使い勝手が悪く利用しにくい、車椅子を利用しなければ歩くのが不自由にもかかわらず対象外となるなどの声がございます。対象要件の見直しなど障害者の声を聞いて、利用促進に向けた制度の改善を求めますと共に、助成対象者に見合った増額予算にすべきではないでしょうか。  二つ目は、同じく4款2項1目の心身障害者福祉医療費支給事業3億3,000万円についてです。2020年度6,115人の対象者のうち4,422人が利用申請実績がなく、利用できていないという実態がございます。現物給付化の実現には約1億1,600万円の予算がさらに必要とあります。しかし、障害者御本人だけでは申請することができないという現在の実態、障害者の御家族がいなくなる事態を考えると現在の償還払い方式では福祉医療支給事業の恩恵を受けられない障害者やその御家族の方々が多いのではないでしょうか。障害者御本人、また、御家族の切実な要望である現物給付化への制度改正を求めると共に予算の拡充をするべきと考えます。  三つ目は、6款4項2目住民登録費のうち個人番号カード普及事務1億2,000万円と、8款1項3目商業振興費のうち個人番号カード普及事務マイナポイント付与支援事業520万円、いわゆるマイナンバーカード関連事業についてです。国は、2022年度末に100%のカード普及を目指しています。しかし、諫早市は、2022年2月の時点で34.7%、4万7,147枚の発行であり、全国平均にも届いておりません。今後保険証や口座とのひもつけを行うとしておりますが、保険証として使える医療機関は、市内にある医療機関、医科、歯科、薬局など259カ所のうち現在39カ所、15.1%でしかないという状況です。便利であれば取得率、取得数も増える可能性はありますが、そもそもなくても不自由がありません。それが取得率が増えない理由ではないでしょうか。  今回の予算案は、諫早市で全市民ほぼ100%のカード取得を目指すという積算根拠をもとに計上がされていますが、まずは実施不可能な目標を立てる制度設計から破綻していると言わざるを得ません。  加えて、昨年9月の議会の決算審査の中でも申し上げましたが、マイナポイントというばらまきで発行枚数を増やそうとする浅はかな事業だと指摘させていただきましたが、まさにそのとおりになっています。カードの普及を進めるために、マイナポイントとして大切な税金をばらまく事業こそ本末転倒であり、税金の無駄遣いの典型で即刻やめるべきと申し上げます。  以上のことを申し上げまして、議案第16号に反対をいたします。(降壇) 26 ◯議長(林田直記君)[ 215頁]  次に、賛成討論。 27 ◯島田和憲君 登壇[ 215頁]  議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」に賛成の立場で討論いたします。  厳しい財政運営が迫られる中、予算編成はスクラップ・アンド・ビルドを念頭に、全ての事務事業をゼロベースからの視点をもって見直しを行い、優先順位を決め、短期的、長期的事業の道筋をつけて、市の当面する諸課題に着実に対応することを基本に配分がなされております。  歳入におきましては、当初予算631億5,000万円、前年度当初予算と比較して4.4%の増、構成比は自主財源41.7%、依存財源58.3%となっております。  歳出の構成比で主なものは、支出割合が大きい義務的経費である人件費、扶助費、公債費が約352億3,000万円、55.8%、消費的経費である物件費、維持補修費等、補助費等が約157億8,600万円、25.0%で、全経費の約81%を占めております。  コロナ禍による市民生活の制約など様々な懸案事項もある中、歳出経費の主な内訳経費を見ますと、西九州新幹線の開業関連事業の交流人口拡大のための事業、移住定住促進のための地域おこし支援事業、小長井地域新生活応援事業、子育て支援のための子育て情報発信事業、防災減災対策のための地域防災力強化事業、消防団員確保対策事業などについて取り組む予算が編成をされております。  さて、反対討論の理由とされました社会参加促進事業福祉タクシー助成事業は、県下各地の状況も踏まえながら事業を推進しており、障害のある方の生活行動範囲の拡大と社会参加の促進につながっているところです。  次に、心身障害者福祉医療費支給事業は、長崎県の福祉医療費補助金の基準に上乗せをして、市の単独事業として要件を拡充して実施するなど、評価できる取組も行われております。  次に、いわゆるマイナンバーカードの普及についてでございますが、反対討論でありましたように普及率が低いという現状はございますが、本市においても広報誌やホームページ等での制度周知や窓口でのPRも充実、休日開庁や延長窓口の実施、無料での写真撮影による申請サポートなど、関係各課で連携して普及促進に取り組んでおります。  今後は企業や施設等への出張申請も本格化するとのことで、普及率の向上を図る取組がなされるものと思っております。  いずれの事業も対象の利用者には定着する事業もあり、そしていずれの事業もPDCAサイクルで継続的に検証し、冒頭申し上げましたようにゼロベースからの視点をもって見直し改善を行い、事業効果が図られるよう対応していること。  結びに、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」は、大型事業や国営事業などを進めながらも、第2次諫早市総合計画と第2期諫早市まち・ひと・しごと創生総合戦略に沿っており、新型コロナを乗り越え、誰もが住み続けられる諫早市を作るための予算編成であること、そして今後も財源の創出にはさらなる工夫を続けていただくことを申し添え、賛成の討論といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇) 28 ◯議長(林田直記君)[ 216頁]  以上をもって討論を終結し、採決いたします。異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第16号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) 29 ◯議長(林田直記君)[ 216頁]  起立多数。よって、議案第16号は原案どおり可決されました。  次に、議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に対する討論に入ります。  まず、反対討論から。 30 ◯西田京子君 登壇[ 216頁]  議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に反対の立場で討論をいたします。  厚生労働省は、高過ぎる国民健康保険料の問題で、子育て世帯の負担軽減を進めるとして、子供の数が多いほど国保料が引き上がる均等割部分の5割を、未就学児に限って公費で軽減する方針を決めました。令和4年度から導入されます。子育て支援に逆行していると全国市長会でも提言され、軽減を求めてきた粘り強い住民運動の成果であり、歓迎するものであります。  社会保障審議会の部会では、全国知事会や全国市長会の委員がそろって賛意を表明、未就学児にとどまらない対象拡大と共に、地方側に負担が求められた2分の1の軽減財源を国が十分に確保するように求めたとの報道もあっております。  本市の予算では、繰入金として保険基盤安定負担金のうち、未就学児に係る均等割の5割を国・県・市で負担する1,082万8,000円が計上されております。この件につきましては反対するものではありません。  さて、2018年4月から国民健康保険の財政運営が都道府県単位となり、都道府県が示す標準保険料率によって、市・町・村の保険料率が誘導されるようになってきております。所得の約2割にもなる高過ぎる国保料に加え、新型コロナ感染症拡大に伴う減収が非正規雇用の労働者や自営業者が多数を占める加入世帯を直撃しております。所得に応じて保険料の減免が行われておりますが、それでもなお滞納せざるを得ない厳しい実態があります。  本市の国保加入世帯1万8,868世帯のうち2割軽減が2,343世帯、5割軽減が3,069世帯、7割軽減が6,565世帯、合計1万1,977世帯、国保加入世帯の約7割が減免世帯です。また、1,000件を超える滞納世帯があり、そのうち約半分の世帯は保険料の減免世帯であると聞いております。  国庫負担の削減など、国保に対する国の責任後退と国保加入者の貧困化、高齢化が進む中で、国保料の高騰が続き、支払い能力の限界を超えております。未就学児に限ってとされた均等割の軽減対象範囲を拡大していくことと併せ、高過ぎる国保料自体を引下げていくことを求めるものであります。  国は、独自の公費繰入で国保料軽減を行う自治体に対し、保険者努力支援制度の交付金を減らすペナルティー措置を導入するなど、公費繰入を抑え込もうとしていることも問題です。削減してきた国庫負担を抜本的に増額し、社会保障である国民健康保険制度を国の責任で拡充することを求めておきます。  このことを申し上げて、議案第17号「令和4年度国民健康保険事業特別会計予算」に反対の討論といたします。(降壇) 31 ◯議長(林田直記君)[ 216頁]  次に、賛成討論。 32 ◯中村太郎君 登壇[ 216頁]  議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に賛成の立場で討論をいたします。  まず、令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算の総額は、歳入歳出ともに166億3,400万円であります。  歳入の主なものにつきましては、保険給付に必要な費用の主な財源である県支出金が124億7,284万3,000円で75%、国民健康保険料が26億5,982万7,000円で16%、また、一般会計からの繰入金としましては14億6,888万円で8.8%となっております。  一方、歳出の主なものは、保険給付費が121億3,369万8,000円で72.9%、国民健康保険事業費納付金が41億3,037万8,000円で24.8%となっております。この納付金は、県が翌年度の医療給付費を見込んだ上で、公費で賄われる部分を除いた額を納付金として市町に求めるものの諫早市分であります。  国民健康保険事業につきましては、平成30年度より県が運営主体となり、県下の市町が共に国民健康保険事業を担っていくこととなりました。これにより、国保事業の効率的な事務の実施による効率化と、地域包括ケアシステムなど保健医療サービス、福祉サービスとの連携が進められており、広域化後の諫早市の保険料については減少傾向となっております。  しかしながら、現状、少子高齢化が進む中で、国民健康保険制度の抱える構造的な問題は抜本的解決に至っておらず、保険者は依然として厳しい財政運営を強いられております。  また、本県の国保医療費の見通しとしては、1人当たりの医療費は年々増加している一方で、被保険者数は減少傾向にあり、今後のさらなる負担の増加が懸念されております。  このように、年々、国保財政が厳しくなる中で、本市における運営状況につきましては、諫早市第2期データヘルス計画に基づいた特定健診・特定保健指導の実施など各種の取組が行われております。  さらに、市民の皆様の健康増進と医療費適正化に向けた取組と共に保険料の収納率向上に向けた努力もされております。  また、所得の低い世帯の負担につきましては軽減措置が講じられており、今議会に上程され、先ほど可決されました議案第11号「諫早市国民健康保険条例の一部を改正する条例」のように、経済的な負担の大きい子育て世帯についても軽減措置を拡大しており、一定の配慮がなされているところです。  現在、このような配慮がなされている中で、保険料のさらなる引下げは、国保被保険者以外の被用者保険の適用者をはじめとする被受益者との公平性等を鑑みれば慎重になるべきであると考えます。  以上のことを踏まえた上で妥当かつ適正な予算編成がなされていると考えることから、議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に賛成するものであります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(降壇) 33 ◯議長(林田直記君)[ 217頁]  以上をもって討論を終結し、採決いたします。異議がありますので起立により採決いたします。  議案第17号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) 34 ◯議長(林田直記君)[ 217頁]  起立多数。よって、議案第17号は原案どおり可決されました。  次に、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」に対する討論に入ります。  まず、反対討論から。 35 ◯西田京子君 登壇[ 217頁]  議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」に反対の立場で討論をいたします。  平成20年4月から老人保健制度が廃止され、代わりに始まったのが後期高齢者医療制度です。国民を年齢で区切り、75歳以上の高齢者を国保や健保から切り離し、別枠の医療保険にして、負担増と差別医療を押し付けるものであります。  保険料は2年ごとに見直され、平成20年以来6回にわたる保険料値上げが繰り返され、高齢者の暮らしを圧迫してきました。  さらに、令和4年度の保険料も値上げです。値上げの内容は、所得割が8.98%から9.03%となり、0.05%の増。所得に関係なく全ての高齢者に係る均等割は4万7,200円から4万9,400円に2,200円の増額です。  また、コロナ禍で高齢者の命と健康と生活をどう守るのかが問われる時に、医療費窓口負担2割の冷酷な政策が強行されます。75歳以上で単身世帯で年収200万円以上、複数世帯で年収300万円以上の方が対象となります。県内では約16%の高齢者が1割負担から2割負担になると見込まれております。  コロナ禍で精神的にも経済的にも疲弊して追い込まれる高齢者への負担増が受診抑制を招くことは明らかではないでしょうか。命を脅かし、生活実態を顧みない制度改悪です。減らされてきた高齢者医療への国庫負担を抜本的に増額し、差別と負担増の後期高齢者医療制度を廃止して、少なくとも元の老人保健制度へ戻すべきです。年齢で差別し、高齢者に負担増をもたらす本予算には賛同できません。よって、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」に反対の討論といたします。(降壇) 36 ◯議長(林田直記君)[ 218頁]  次に、賛成討論。 37 ◯森 和明君 登壇[ 218頁]  議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」について、賛成の立場から討論いたします。  人口減少の進む中で増え続ける高齢者人口により、高齢化率が急速に上昇している現代社会で、国民皆保険を維持し、いかに持続可能なものとしていくかは極めて重要な課題であります。  後期高齢者医療制度は、若者と高齢者の費用負担関係が不明確といった背景を踏まえ、高齢者と若い世代が公平に医療費を負担しつつ、高齢者に対する医療・介護サービス等の質を維持し、向上させる制度であり、膨らみ続ける高齢者の医療費を、75歳以上の高齢者にも負担能力に応じてその一部を負担してもらい、若い世代の過度な負担増加を避け、全ての世代が安心できる社会保障制度の構築を目指し取り組まれております。  保険料については、所得に応じた軽減措置が行われており、特例措置はなくなったものの、介護保険料の軽減の拡充や、年金生活者支援給付金の支給などの支援も引き続き実施されております。  制度の運営については、都道府県ごとの後期高齢者医療広域連合が組織され、本市においても長崎県後期高齢者医療広域連合と一体となり、連携を図りながら業務が行われているところです。  本予算案については、歳入は普通徴収、特別徴収の保険料と、市の繰入金で賄われ、歳出の98.3%は広域連合への納付金です。徴収事務などの総務費は1.5%に抑えられており、高齢者の医療費に対して適切な運営ができるよう努められております。  少子高齢化が進む現代社会の中で、医療保険制度を維持し、持続可能な制度にするには互いの能力に応じた一定の負担はやむを得ないところであり、高齢者医療広域連合の安定的な運営のためにも本予算案は必要不可欠なものであります。  以上により、私は、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」について賛成をするものです。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇) 38 ◯議長(林田直記君)[ 218頁]  以上をもって討論を終結し、採決いたします。異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第18号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) 39 ◯議長(林田直記君)[ 218頁]  賛成多数。よって、議案第18号は原案どおり可決されました。  ここでしばらく休憩いたします。                 午後2時6分 休憩                 午後2時25分 再開 40 ◯議長(林田直記君)[ 218頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」に対する討論に入ります。  まず、反対討論から。 41 ◯西田京子君 登壇[ 218頁]  議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」に、反対の立場で討論をいたします。  平成12年(2000年)介護を必要とする状況になっても安心して生活できるように介護を社会全体で支えることを目的として介護保険制度が始まりました。介護保険制度がスタートする以前は、介護の費用は全額公費で賄われ、介護保険制度では公費の負担を半分に減らして5割とし、残りの半分を介護保険料として40歳以上の国民に負担させることになりました。  65歳以上の高齢者である第1号被保険者の保険料は3年ごとに見直され、見直しのたびに引上げが続いております。介護保険制度がスタートした平成12年の保険料は基準額で月額3,104円、第8期となる令和3年度から令和5年度の保険料は月額5,970円、約2倍に増えています。今後も高齢化が進み、介護サービス利用者が増えればそれに比例して介護保険料は際限なく上がっていくことになります。  また、補足給付費見直しも行われました。平成12年に介護保険制度が始まった時点では、特別養護老人ホームや老人保健施設など入所施設等でかかる居住費や食費は介護保険給付対象でした。しかし、2006年より居住費、食費が全額自己負担となり、低所得者の負担軽減のために本人に代わって国が一部を負担する補足給付が開始されました。2014年の改正で、補足給付費の条件に資産要件が加わり、2021年8月から補足給付費見直しが実施されております。
     預貯金等資産要件の見直しでは、貯金通帳のコピーの提出、配偶者の所得、遺族年金を収入に勘案するなど行われております。施設入居時に年金の範囲内で利用料の支払いができると安心して入所したが、食費がいきなり2万円増えたのとの事例も聞いております。本人、家族負担を強いることとなり、安心して老後を暮らせません。  本来、低所得者層も安心して使えるように保障されていた制度が、今回の改悪によって家族の経済的負担を我慢してサービスを利用するか、サービスを減らして家族介護負担増を我慢するか、いずれにしても本人、家族負担を強いることになります。  誰もが安心して老後を迎え、手厚い介護を受けられるよう、国庫負担金の増額や抜本的な制度の見直しが必要です。  諫早市としても、上がり続けてきた保険料の引下げを検討されることを求めて、議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」に反対の討論といたします。(降壇) 42 ◯議長(林田直記君)[ 219頁]  次に、賛成討論。 43 ◯福田美子君 登壇[ 219頁]  議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」について、賛成の立場で討論いたします。  令和3年(2021年)9月15日現在、推計で65歳以上の高齢者は3,640万人、総人口の29.1%で過去最高の更新を続けています。急激な高齢化や核家族化によって高齢者の介護は深刻な社会問題となっています。これまで家族が行っていた介護を地域や社会全体で支えること、そしてその人の能力に応じて自立した日常生活を送るために介護サービスを活用することで本人や家族にかかる身体的、精神的、経済的な負担を軽減することを目的としたのが介護保険制度です。  介護保険に係る費用は、利用者が負担する1割とあとは公費と私たちが納める介護保険料で半分ずつ賄い、公費の半分は国が、残りの半分が都道府県と市町村が4分の1ずつ負担となります。  また、65歳以上の介護保険料が高くなり過ぎないように調整交付金制度があり、歳入の4款国庫支出金に組み込まれています。  介護保険制度は、3年を1期とした介護保険事業計画に基づいて運営されています。平成15年(2003年)から令和3年(2021年)までに各種改定が行われ、そのたびに改定の主なテーマが強化され、時代に沿った改定内容でサービス提供体制の構築がされています。  令和4年(2022年)度から団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり始め、令和7年(2025年)度に全員が75歳以上に到達することから、今後さらに介護の必要性が重視されます。  本市でも要介護認定者数が、平成17年(2005年)9月末、5,008人から令和2年(2020年)9月末で2,352人増の7,360人となっています。要介護認定者数の増加に伴い、介護保険料の基準は、平成17年(2005年)の3,241円から令和2年(2020年)、2,729円増の5,970円となっている現状です。  被保険者が要介護状態等になることを予防し、要介護状態等になったとしても可能な限り地域において自立した日常生活が送れるよう各種事業に取り組んでいる予算計上だと思います。  議案第19号に関して、賛成の討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。(降壇) 44 ◯議長(林田直記君)[ 219頁]  以上をもって討論を終結し、採決いたします。  異議がありますので、起立により採決いたします。議案第19号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) 45 ◯議長(林田直記君)[ 219頁]  起立多数。よって、議案第19号は原案どおり可決されました。  次に、議案第20号「令和4年度諫早市駐車場事業特別会計予算」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第20号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 46 ◯議長(林田直記君)[ 219頁]  異議ありませんので、議案第20号は原案どおり可決されました。  次に、議案第21号「令和4年度諫早市墓園事業特別会計予算」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第21号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 47 ◯議長(林田直記君)[ 220頁]  異議ありませんので、議案第21号は原案どおり可決されました。  次に、議案第22号「令和4年度諫早市水道事業会計予算」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第22号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 48 ◯議長(林田直記君)[ 220頁]  異議ありませんので、議案第22号は原案どおり可決されました。  次に、議案第23号「令和4年度諫早市工業用水道事業会計予算」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第23号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 49 ◯議長(林田直記君)[ 220頁]  異議ありませんので、議案第23号は原案どおり可決されました。  次に、議案第24号「令和4年度諫早市下水道事業会計予算」に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第24号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 50 ◯議長(林田直記君)[ 220頁]  異議ありませんので、議案第24号は原案どおり可決されました。  次に、日程第2「議案第25号から議案第27号」までの議案3件を一括議題とし、提案理由について説明を求めます。  なお、同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。 51 ◯総務部長(中田誠人君)[ 220頁]  議案第25号及び議案第26号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  この2議案は、人権擁護委員の推薦につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めようとするものでございます。  まず、議案第25号の候補者は田中一幸氏でございます。田中氏は、平成25年4月から人権擁護委員を3期務められており、令和4年6月30日で任期満了となりますので、再度推薦しようとするものでございます。  略歴等につきましては、裏面に記載のとおりでございます。  次に、議案第26号の候補者は福富力氏でございます。福富氏は、平成28年7月から人権擁護委員を2期務められ、同じく令和4年6月30日で任期満了となりますので、再度推薦をしようとするものでございます。  略歴等につきましては、裏面に記載のとおりでございます。  続きまして、議案第27号「教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  本案は、現教育委員会委員であります宮本峻光氏の任期が、令和4年4月27日で満了となりますので、その後任の任命につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。  候補者は、小野靖彦氏でございます。  小野氏の略歴等につきましては、裏面に記載のとおり、長年医師として医療現場で活躍され、その間、小・中学校の学校医として学校保健の向上にも貢献頂いており、幅広い意見が期待できるものと考えております。人格、識見とも教育委員会委員として適任と存じ、御提案申し上げる次第でございます。  以上で、議案第25号から議案第27号までの説明を終わらせていただきます。よろしく御賛同、御同意賜りますようお願い申し上げます。 52 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  これより、議案ごとに質疑に入ります。  まず、議案第25号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 53 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  なければ、これをもって議案第25号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第26号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 54 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  なければ、これをもって議案第26号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第27号「教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 55 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  なければ、これをもって議案第27号に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号から議案第27号までの議案3件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 56 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  異議ありませんので、議案第25号から議案第27号につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。                 午後2時40分 休憩                 午後2時41分 再開 57 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案ごとに順次、討論、採決いたします。  まず、議案第25号に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第25号は、田中一幸氏の推薦に御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 58 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  異議ありませんので、議案第25号は田中一幸氏の推薦に異議なしと決定いたしました。  次に、議案第26号に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第26号は、福富力氏の推薦に御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 59 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  異議ありませんので、議案第26号は福富力氏の推薦に異議なしと決定いたしました。  次に、議案第27号に対する討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第27号は、小野靖彦氏の任命に同意することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 60 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  異議ありませんので、議案第27号は小野靖彦氏の任命に同意することに決定いたしました。
     以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました案件につきましては、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありました場合、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 61 ◯議長(林田直記君)[ 221頁]  異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては議長に委任することに決定いたしました。  ここで、市長から発言の申出があっておりますので、発言を求めます。 62 ◯市長(大久保潔重君)登壇[ 221頁]  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今期定例会は、2月25日から本日までの26日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、各案件につきまして慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定を頂き、誠にありがとうございました。  今期定例会における代表質問、一般質問並びに議案審議で頂戴しました御意見につきましては、今後の市政運営に活かしてまいりたいと思います。  また、追加上程しました人事案件につきましても、特段の御配慮を賜り、誠にありがとうございました。  ロシアによるウクライナ侵攻につきましては、去る3月2日にロシアのプーチン大統領に対し、侵略行為を直ちに中止し、平和的解決への道を探ることを強く求める抗議文を送付したところであります。  また、日本国政府は、人道的観点からウクライナの避難民を受け入れるとともに、日本国内に身寄りのない避難民の受入れや支援を行う意向のある自治体や企業と連携していく方針を発表しました。  これを受け、本市においてはいち早く避難民の方々に住居を提供する意向を表明し、政府などから要請があれば速やかに受入れられるよう準備を進めているところであります。  今後も、核兵器のない恒久的な平和を願う平和都市諫早宣言の理念に基づき、関係機関と連携しながら世界平和の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。  新型コロナウイルス感染症につきましては、3月6日をもって長崎県を対象とするまん延防止等重点措置が解除されたところでありますが、新規感染者数の急速な減少とまでは至っておりません。予断を許さない状況が続いておりますので、今後も市民お一人お一人が感染拡大を防止するための行動を取ることが重要となってまいります。  感染拡大防止の切り札とされるワクチン接種につきましては、市民の皆様の御理解と関係機関の御協力も得て順調に実施することができており、昨年12月から開始した3回目接種におきましては、3月19日現在、18歳以上の対象者11万3,680人のうち約5万9,200人が接種済みであり、接種率は52.0%と全国及び長崎県の平均接種率を大きく上回っている状況であります。  また、5歳から11歳を対象とした小児の接種におきましても、3月7日から小児科を中心とした8つの医療機関で個別接種を開始しており、さらに4月2日からは健康福祉センターでの集団接種も開始する予定であります。特に、小児のワクチン接種につきましては、お子様、保護者、御家族で十分に話し合い、御検討頂きたいと考えております。  先週土曜日に開幕しました第94回選抜高等学校野球大会におきまして、大会2日目に登場した長崎日本大学高等学校が滋賀県の近江高等学校と対戦しましたが、惜しくも初戦突破とはなりませんでした。それでも、最後まで全員野球で諦めない選手たちの姿は、私たちに希望と感動を与えてくれました。選手の皆さんには、ぜひ胸を張っていただき、また次の目標に向かって頑張っていただきたいと思います。  今月12日に、東京体育館において引退イベントに臨まれた内村航平選手でございますが、御両親をはじめ多くの国民が見守る中、6種目やってこそ体操という信念の下、全種目を貫徹し、御自身の体操人生に一つの区切りをつけられました。改めまして、内村選手のこれまでの御功績と御努力に対し、深い敬意と感謝の意を表しますとともに、今後も体操への情熱はそのままに体操競技の普及に向けたさらなる御活躍を期待しております。  来る9月23日、いよいよ西九州新幹線の開業を迎えます。この開業を半年後に控え、諫早駅の交流広場において、今月20日から4月3日までの15日間、諫早駅スプリングフェスティバルを開催しております。このイベントでは、150年前に我が国初の鉄道として新橋・横浜間に導入され、島原鉄道にも縁の深い1号機関車を原寸大の段ボールで複製したものを展示するほか、26日には、20日に引き続き島原半島3市と連携した諫早・島原半島物産展を開催いたします。市民の皆様におかれましては、お誘い合わせの上、ぜひ御来場頂き、地域一丸となって新幹線の開業を盛り上げてまいりましょう。  さて、現在整備中の諫早駅東口の公共交通広場につきましては、ゴールデンウイークの初日となる4月29日の午後1時から供用を開始し、タクシーの乗り入れを開始することとしました。また、これに先立ちまして、当日4月29日の午前中には、交通広場の開通式を執り行いたいと考えております。  なお、諫早バスターミナルにつきましては、5月中旬から路線バスが公共交通広場への乗り入れを開始するとともに、iisaビルの1階では、長崎県交通局が運営するバス待合所がオープンする予定となっております。これにより、バスターミナルが駅と直結することになりますので、市民の皆様、そして本市を訪れる皆様にとって大いに利便性が向上するものと考えております。  去る2月28日に、諫早市長野土地区画整理準備組合から本市に対し、大型商業施設(仮称)ゆめタウン諫早の立地に関連した地区計画書の提案書が提出されました。提案の内容につきまして、慎重な審査の結果、本市のまちづくりに資する内容であると判断し、令和4年3月18日付でこの提案を採用したところであります。  今後は、市街化調整区域における大型商業施設の立地を含む新たなまちづくりに必要な地区計画を都市計画決定し、事業者において土地区画整理事業による開発の手続などが進められていくことになります。大型商業施設の出店につきましては、地域経済の活性化や雇用の創出などにつながるものであり、早期の実現を期待しているところであります。  現在、国において進められております高規格道路島原道路のうち諫早南バイバス線の長野インターチェンジから栗面インターチェンジまでの約3キロメートルにつきまして、5月末の供用開始が予定されております。この区間が完成しますと、諫早インターまでの約7キロメートルの整備が完了し、移動時間の短縮や交通量の分散による渋滞の解消など、市民生活の利便性が大きく向上するものと考えております。  本市では、この開通を記念するイベントとして、4月24日に、供用開始に先駆けて新しい道路を歩いてもらう市民参加のウオーキング大会を開催する予定であります。地域の方々をはじめ多くの市民の皆様に御参加頂き、新しくできた道路を共に歩いてお祝いしたいと考えております。  全国を花の便りが駆け巡り、春の訪れを告げる中、去る15日には中学校で、また17日には小学校で卒業式が執り行われ、子どもたちは先生や仲間との別れを惜しみつつ、それぞれの夢へ向かって慣れ親しんだ学び舎を巣立っていきました。  また、市職員におきましては、この3月末をもちまして、ここに出席しております中田総務部長、中村政策振興部長、井上議会事務局長、梅林上下水道局次長をはじめとした34名の職員が退職をいたします。長年にわたり市勢の発展に御貢献を頂きました御労苦に対しまして、議員の皆様方とともに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。  令和3年度も残すところ10日足らずとなりました。そして、4月からは新しい組織に新しい人材も登用し、「来てよし、住んでよし、育ててよし!あなたのまち・諫早!!」の実現に向けたチャレンジをさらに加速してまいります。  議員各位におかれましても、より一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(降壇) 63 ◯議長(林田直記君)[ 223頁]  閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  2月25日に開会いたしました令和4年第2回定例会は、上程された各案件につきまして慎重な審議と決定を行い、ここに全ての日程を終了し、本日閉会の運びとなりました。当局におかれましては、審査の過程において述べられました意見等につきましては十分反映されますよう要望する次第であります。  さて、今期定例会におきましては、ロシアによる軍事侵攻により日々緊迫化、深刻化するウクライナ情勢を深く憂慮し、ロシア軍の即時完全撤退を求める緊急決議を行いました。武力により他国の主権を侵害し、人々の自由と命の尊厳を踏みにじり、また核兵器の使用をも示唆するという断じて許し難い侵略行為に対し、本市議会は、被爆県長崎市議会として、また諫早市民を代表する機関として強く抗議し、世界平和の実現に向けて努力してまいります。ウクライナ国民の皆様に一刻も早く希望の光が差し、国家の主権の維持と安息の日が訪れますことを心より祈念申し上げる次第でございます。  今期定例会で可決しました令和4年度一般会計予算につきましては、新型コロナウイルス感染症対策事業、西九州新幹線開業関連事業、少子高齢化及び人口減少対策事業、災害に強いまちづくりのための各種事業など、市長の施政方針に示された主要施策を具現化する予算であり、その確実な実施を求めるものであります。  今後の実施段階においては、より多くの市民の声を反映したものとなるよう、さらに事業内容を精査し、効果的かつ効率的な執行に努めていただきたいと思います。  また、4月1日から11年ぶりとなる諫早市組織機構の大規模な改革が行われますが、日々多様化する市民ニーズや複雑化する行政課題に対応するためには、職員の皆さんが一丸となって懸命に取り組むことが最も重要なことと思います。この機構改革の成果が十分に発揮されますことを大いに期待するものであります。  なお、今月末をもって退職されます職員の皆様におかれましては、各行政部門のプロフェッショナルとして日々研さんを積まれ、長年にわたりその卓越した手腕を発揮していただきました。ここに、改めまして、その御労苦に対し心からの敬意と感謝を申し上げる次第でございます。退職後におかれましても、市勢発展に対し御協力を賜りますようお願い申し上げます。長い間、大変お疲れさまでございました。  さて、今期定例会は、新型コロナウイルス第6波による感染者の急速な増加により、本県全域にまん延防止等重点措置が適用される中での開会となりました。現状においては、新規感染者及び療養者数は減少の傾向にありますが、再び拡大を招くことがないよう、今後も気を緩めることなく感染対策を継続していかなければなりません。  また、ポストコロナ時代を見据える中で、市議会といたしましても引き続き市民生活の安全・安心と地域経済の発展のためしっかりと議論を重ね、適切な支援及び経済活性化策につながる活動を行ってまいります。  また、本市議会が主催して行う「第9回議会報告会、市民と議会のわがまちトーク」を来月4月19日を初日として6日間、市内6地域で開催いたします。今回の議会報告会では、現在3つの常任委員会が市への政策提言を目指して調査研究に取り組んでいる市民生活に直結する市政の重要課題をテーマとして意見交換を行います。今年もコロナ禍の中での開催となり、参加者を限定した実施となりますが、市民の皆様の声を政策につなげる市議会の活動につきまして御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。  結びになりますが、桜の開花の便りも届き始め、春の暖かさを一段と感じる季節となりました。現在、阪神甲子園球場で行われている第94回選抜高等学校野球大会に本市の長崎日本大学高校が23年ぶりに出場されました。全国大会という晴れの舞台での若さあふれるはつらつとした雄姿は、私たち諫早市民に大きな感動と勇気を与えてくれました。ここに、改めて感謝とねぎらいの意を表し、今後の活躍を期待したいと思います。  春の始まりは、まだまだ気温の変化が激しい時期でもあります。皆様におかれましては、くれぐれも体調管理に御留意頂きながら、さらなる市勢発展のため一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げ、閉会の挨拶といたします。誠にありがとうございました。  これをもちまして、令和4年第2回諫早市議会定例会を閉会いたします。大変お疲れさまでございました。                 午後2時58分 閉会  上記、会議録を調製し署名する。      諫早市議会議長   林 田 直 記      会議録署名議員   西 田 京 子      会議録署名議員   相 浦 喜代子 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...